岩船大祭には、9台のおしゃぎりが出ます。 岩船大祭は、田楽の流れをくんだ笠鉾(かさぼこ)や踊り(ねりもの)ばかりで、おしゃぎりはありませんでした。石船神社の記録によると、今からおよそ260年前は、上岩船の寄り合いのおしゃぎりと、下岩船の寄り合いのおしゃぎりの2台でした。 昔、庄屋さんであった伴田家の文書によると、1739年(元文4年)、初めてしゃぎりが登場しました。このときもまだ、お船様を乗せたおしゃぎりと、上浜町のおしゃぎり、下岩船の下浜町と下大町の寄り合いおしゃぎりの3台でした。しかし、江戸時代半ばになり、町人の経済的な力が付いてくるとともに、現在のような9台のおしゃぎりが曳き回されるようになりました。 江戸時代後半になると、祭りはまずます豪華になってきて、現在のような祭りになっていったのではないかと考えられます。 特に岸見寺のお船様は、明治29年、地蔵町の渡辺万助が棟梁となって制作されたと言われております。その原図が残っていますが、このような図面一つですばらしい船を造りあげる技術に驚かされます。
上岩船 上 町…御神酒徳利(おみきとっくり) 上大町…大黒天像(だいこくさま) 横新町…御神馬(ごしんめ) 上浜町…武内宿弥像(たけのうちのすくね) 惣新町(縦新町、中新町、新田町)…花傘下岩船 下大町…福禄寿(地域の人は、外法(げほう)様と呼んでいます) 地蔵町…諏訪大明神 岸見寺町…明神丸(お船様) 下浜町…恵比寿(えびす)像