平成20年4月1日に誕生した「村上市」は、海、山、川の豊かな自然環境に恵まれ、長い歴史と誇り高い文化を有し、多様性を持った特色ある地域で構成されています。
私たちは、この愛する郷土を成熟させ、「合併して良かった」と真に実感できるようなまちづくりを行い、次代に引き継ぐことが使命であり、最大の責務です。このため、合併による不安を解消し、均衡ある地域の発展に取り組んでいるところでありますが、この度、合併後最初となる第1次村上市総合計画を策定し、豊かで活力があり、ひとが輝き集うやさしさのまちに向けた取り組みを本格的にスタートすることとなりました。
本計画では、「自然と伝統を守り、歴史と郷土を愛するまちづくり」「人と文化を育み、ふれあいと活力あるまちづくり」「暮らしやすい社会を築き、優しさで輝くまちづくり」を基本理念とし、まちの将来像を「元気“e(いー)まち”村上市」として定め、この実現に向けた取り組みを積極的に推進いたします。
また、行政の将来像としては「協働と自律 ムダのない行政」を掲げ、自治の原点に返り、市民の力を結集した「市民協働のまちづくり」を推進し、地域の底力を最大限に発揮し、特色ある地域づくりを推進いたします。
今日の社会経済は、デフレーションが進行し、明かりが見えない道をさまよっており、市民の台所や就業活動にも暗い影を落としております。一方、人間とは思えない理不尽で凶悪な犯罪が横行しており、国家や日本人としての品格が失われつつあることにやり場のない憤りを感じています。このような時代だからこそ、人を愛しみ、思いやり、そして自分には厳しく、自然と共存した人間性あふれる人づくりやまちづくりが大切であり、本計画により、私たちの心から豊かさを感じるまちづくりが全国に発信できるものと確信しております。
最後に、本計画の策定にあたり、貴重なご意見やご指導をいただきました村上市総合計画審議会ならびに各地区地域審議会の委員各位をはじめ、多くの市民のみなさまに対しまして、心から感謝を申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。