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収れん火災にご注意を

記事ID:0028362 更新日:2017年4月28日更新 印刷ページ表示

収れん火災について

「収れん」とは「光を1点に集める」という意味の言葉です。凸レンズ状の透明な物体、あるいは、凹面鏡状の反射物によって、一点に集中した太陽光が、可燃物を発火させることにより発生する火災です。皆さんも小学校の理科の実験で、虫眼鏡で光を集めて紙を焦がした経験があるのではないでしょうか。あの現象が何らかの理由で意図せずに発生し、火災を引き起こしたものを「収れん火災」と呼びます。

収れん火災は、日差しの強い昼間、あるいは夏に発生しやすいと思われがちですが、夕方あるいは冬にも比較的多く発生します。夕方や冬の方が、昼間や夏に比べて太陽の高度が低いため、室内に太陽光がより差し込みやすく注意が必要です。

収れん火災を引き起こす可能性のある身近なもの

  • 水を入れたペットボトル
  • 水を入れたガラスの花瓶
  • ステンレス製のボウル
  • 金魚鉢
  • ガラスに貼り付けるタイプの透明な吸盤
  • メガネ、凹面鏡、ルーペ
  • 水晶球
  • ビニールハウスの屋根(水が溜まって垂れ下がったもの)

直射日光が入り込む室内に、上記の物を何気なく置いたままにしていませんか。この機会に室内に置いたままの物をチェックしましょう。

          収れん火災

収れん火災を防ぐには

収れん火災は、条件がそろえば大きな火災に発展する恐れがあります。収れん火災を発生させないために、建物の周囲にはペットボトルやステンレスボウルなどは置かないように注意してください。また、室内では太陽の光が差し込む場所に凹面鏡や金魚鉢などを置かないようにしましょう。

収れん火災は、太陽の高さや日光の当たる素材、季節や時間帯など、さまざまな要因の組み合わせで引き起こされる火災ですので、通年を通して注意してください。

今一度、家の中や周囲を点検して、思わぬ所での火災発生の防止に努めてください。

          消太

皆さんも、レンズの役目をしそうなものが、日差しの届く場所に置かれていないか、天気の良い日に家の内外を見回してみましょう!


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