平成25年村上市議会第2回定例会会議録(第2号) 〇議事日程 第2号 平成25年6月13日(木曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(24名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    6番   川  村  敏  晴  君     7番   冨  樫  宇 栄 一  君    8番   小  杉  和  也  君     9番   齋  藤  信 一 郎  君   10番   竹  内  喜 代 嗣  君    11番   平  山     耕  君   12番   川  崎  健  二  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君 19番   小  林  重  平  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君                                              〇欠席議員(2名)  5番   本  間  清  人  君    26番   板  垣  一  徳  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君 教  育  長 圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    大   滝   和   春   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     佐   藤   憲   昭   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     田   嶋   雄   洋   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        都市整備課参事    東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君 農業委員会 遠   山 昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査 本   間       清   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        学校教育課長    板   垣       圭   君        生涯学習課長    高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    板   垣       裕   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇副議長(小林重平君) ただいまの出席議員数は24名です。欠席の届け出のある者1名、遅参の届 け出のある者1名です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇副議長(小林重平君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、6番、川村敏晴君、17番、長谷川孝君を指名いた します。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇副議長(小林重平君) 日程第2、一般質問を行います。   今定例会の一般質問通告者は16名でした。質問の順序は、お手元に配付の一般質問通告書のとお りに行います。   本日の一般質問は5名を予定しております。ご了承願います。   最初に、2番、尾形修平君の一般質問を許します。   尾形修平君。           〔2番 尾形修平君登壇〕 〇2番(尾形修平君) 皆さん、おはようございます。高志会の尾形修平です。   初めに、私のこれまでの人生の中で、くじ引きで1番を引いた経験がない中で、今回初めてその 経験をさせていただきました。小林事務局次長にまずもって御礼を申し上げます。   さて、私の一般質問は2項目であります。1番目として、村上中心市街地の整備計画についてで あります。村上総合病院の移転に伴い、村上駅周辺整備の計画を国のリノベーション事業で進められ ようとしている状況の中で、長年の懸案事項である都市計画道路、泉町羽黒町線及び庄内町・久保多 町地区における伝統的建造物群保存地区制度(以下、伝建制度)の取り組みが遅々として進まない状 況でいる状況に対して、地元住民をはじめ、多くの市民が憂えています。幾度も議会において取り上 げられている案件ではありますが、行政としての方向性を示す時期に来ていると思い、市長のご見解 をお尋ねいたします。   1番目、伝建制度を活用した整備計画を実施する考えはありますか。   2番目、泉町羽黒町線の整備計画について、明確なる整備方針を示していただきたい。   3番目、公民館跡地をはじめ、市役所周辺の総合的な整備計画を行う考えはありませんか。   次に、若者就労支援についてであります。先般の報道で新潟県内には1万1,000人以上の若者が ニート、引きこもり等で就労していないとありました。村上市においても推定で400人以上の若者が このような状況にあるということで、大変危機感を抱いております。このような状況に鑑み、市とし ての取り組みをお尋ねいたします。   市長答弁の後、再質問をさせていただきます。 〇副議長(小林重平君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、尾形議員の2項目のご質問につい て順次お答えいたします。   最初に、1項目め、村上中心市街地の整備計画について。長年都市計画道路、泉町羽黒町線及び 庄内町・久保多町地区における伝統的建造物群保存地区制度の取り組みが遅々として進まない状況に ついて、地元住民はじめ多くの市民が憂えているとのご指摘でありますように、本市といたしまして もそれらのことは十分に認識した上で、伝建制度や道路整備のあり方、さらには市役所周辺の整備な ど、面的、一体的に検討してきたところでありますので、お答えさせていただきます。   まず1点目、伝建制度を活用した整備計画を実施する考えはあるかと、2点目の泉町羽黒町線の 整備計画について明確な整備方針を示していただきたいとのお尋ねについてでございますが、大変関 連の深い質問でありますので、あわせて答弁させていただきます。1点目の伝建制度につきましては、 ご承知のように文化庁による制度であり、伝統的な建造物を保存することを目的とし、都市計画事業 による整備や開発行為と相入れない制度となっております。   そこで、2点目の泉町羽黒町線の整備方針でありますが、この問題につきましては地元住民の中 にいろいろなご意見があることを承知しておりますので、本市といたしましてもここでしっかりと方 向性を示す必要があると考えております。昨年12月の議会でも山田議員に答弁申し上げたように、私 が新市の市長になって以降いろいろ努力をしてまいりましたが、時代の流れで都市計画の前提条件が 大きく変わってきた以上、現在の都市計画として示してある道路幅員16メートルの整備は不可能と判 断したところであります。しかしながら、中心市街地が空洞化していくことは何としても避けなけれ ばならないことから、どのような整備が最適であるかを伝建制度等とともに検討をしてまいりました。 その結果、伝建制度と同様に伝統的建造物を保存することができ、かつほかの事業を取り入れること が可能な地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律、いわゆる歴史まちづくり法を活用し た整備手法を採用するのが最適ではないかと考えているところであります。   次に、3点目、公民館跡地をはじめ、市役所周辺の総合的整備計画を行う考えがあるかとのお尋 ねについてでございますが、老朽化した旧村上地区公民館の解体や跡地利用、公用車車庫解体移転に よる歩道の確保、慢性化した市役所駐車場不足の解消といったことにつきましても、歴史まちづくり 法による整備が可能であれば一体的に取り組んでまいりたいと考えており、担当者による検討会議を 設置し、協議させているところであります。いずれにいたしましても、議会はもちろん、地域住民、 さらには市民の皆様方からのご理解をいただかなければ先に進まない事柄ばかりでございますので、 今後の展開に当たりましては、ご理解とご協力をお願いいたします。   次に、2項目め、若者就労支援についてのお尋ねでございますが、ご存じのように、本市には若 者の就労を支援する村上地域若者サポートステーションがあります。瀬波地区にある勤労青少年ホー ムを拠点として、厚生労働省の委託を受け、平成20年7月から活動を行っております。開設以来の登 録者は400人を超え、そのうち190人が進路決定している実績があります。国の取り組み強化を受け、 昨年度まで3人であったスタッフが本年4月から6人体制で運営されており、特にニートへの未然防 止を図ることを目的として、学校連携推進事業が展開されております。本市では、今後もこのサポー トステーションと連携し、ニート等の対策を進めてまいります。また、若年者就業自立支援ネット ワーク会議を組織し、学校、福祉、医療、教育、労働の各関係機関とのネットワークの強化を図り、 情報収集するとともに、若者の自立支援、就労支援に取り組んでまいる所存であります。   以上であります。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) それでは、再質問させていただきます。   今ほど市長からご答弁いただきましたけれども、伝建制度を活用した整備計画についてでありま す。庄内町、久保多町、加賀町を含め、以前から伝建指定を受けるべく取り組んでこられ、多くの市 民が指定されるものと思っておりました。しかし、文化庁のほうでは、そこだけでは難しく、小町、 大町を含めるのであればというようなことであったと聞いております。生涯学習課長にお尋ねいたし ます。現在までの状況を説明していただきたいと思います。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 伝統的建造物群保存地区制度、いわゆる伝建制度でありますが、今 議員おっしゃるとおり、庄内町、久保多町、そして加賀町の一部をそういった伝建指定に向けた取り 組みが23年ごろ始まりました。23年2月に前文化庁の主任調査官が村上・岩船景観会議の学習会の講 師として来市したわけですが、その折にもと調査官が庄内町、久保多町地区でも伝建、あるいはその 先の重伝建になり得るというお墨つきをいただきました。私どもその後そういった指定、事業化向け て取り組んできたわけですが、23年度につきましては、その指定の前段となる伝統的建造物群の保存 対策調査、この調査に向けて予算化もしましたし、県あるいは文化庁と事務レベルでの協議を進めて まいりました。   しかし、翌24年1月に、今度は現役の文化庁の調査官が参りまして、今議員おっしゃったとおり、 庄内町、久保多町だけではちょっと価値づけが難しいと、価値が低いと、したがって大町、小町を入 れながら、伝建指定に向けて取り組んだほうがいいというふうな話を受けました。さらにその時点で 私ども予算化しておりました保存対策調査、これ国のほうでその予算が補助事業がなくなったという ことで、その24年については対策調査をせずに、伝建の今後の推移を見ながら、今歴史的な景観、行 政全般の中で伝建がいいのか、あるいは歴史まちづくり法がいいのか、そういったものを今模索して きたところであります。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 市長答弁と課長からのお話お伺いしまして、確かに同じ地区で都市計画道路 と伝建の地区がダブっている部分があるという中で、私素人的な考えですけれども、どちらかを選択 せざるを得ないのではないかというふうに考えます。都市計画道路のほうを優先するのであれば、当 然伝建というのは選択肢としてなくなるのだと思いますけれども、その辺は市としての考え方、方針 は出ているのでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 今ほど生涯学習課長のほうから伝建の指定に関する経緯はお話あ りましたけれども、それに引き続きまして、では都市計画道路をこのまま生かすのか、それとも外す のかというふうな議論は確かにありました。その中で一番問題になったのは、旧村上市時代に平成14 年当時から何年かかけましていろいろ議論がなされた経緯があります。その経緯の中では、今のまん まではやはり歩行者のためには危険だという議論もありました。かといって、16メーターにすべきか というと、そこまでは必要ないのではないかというふうなことで、当時の村上市の最終結論といたし ましては歩道も何とか確保できて、それから伝統的な建造物群についても支障を来さないというふう な中で、一応10.5メーターを基本とするような、当時は歴史的地区環境整備街路事業というふうな話 をしておりましたけれども、そういった経緯がありましたので、白か黒か、16かなしかではなくて、 その当時の最終結論に一旦戻るべきではないかというふうに事務方の中では話をしてきた経緯がござ います。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今ほど泉町羽黒町線の計画についてお話しされましたけれども、羽黒町、長 井町、上町までの整備が終わり、大町交差点から以北については平成19年度に幅員10.5メーター、歴 史的地区環境整備街路事業、いわゆる通称歴みち事業で整備する方針が示されて以来、合併後5年を 経過しても、いまだに手つかずの状態が続いております。さきの議会答弁でも、事業主体となる新潟 県は幅員16メーターの整備は難しいと、今ほど市長から答弁ありましたように、不可能であると、都 市計画決定から40年以降たって都市計画道路も見直すというお話で、今ほど課長からいただいたお話 はそのように受けとめましたけれども、そこで質問いたします。   この路線は、名称のように泉町羽黒町線であります。羽黒町から泉町までの北線を結ぶ路線であ ります。現在凍結されている大町、小町だけではなく、庄内町、加賀町、泉町にも関係しますので、 計画どおりの法線で事業が進むのか、その辺を都市整備課長のほうにお伺いいたします。 〇副議長(小林重平君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 先ほど申しました10.5を基本とするという歴みち事業の中の当時 の計画でいきますと、小町の坂を下った庄内町の丁字路ありますが、そこまでの計画が10.5を基本と する。それから先については、塩町のほうに今の道路を10.5にしていくというふうな計画になってい るのですけれども、当時の議論としましては大町と小町を中心とした議論でありまして、それを基本 として平成20年度になったら、地元の方とさらに詰めていきましょうという段階でストップしており ます。その中で、そういった議論を今度は庄内町だとか、加賀町だとか泉町、そういった方向に進め ていく予定でおりましたけれども、そこにはまだ至っていないということであります。   それで、今のご質問にお答えしますと、その当時の計画でいきますと、真っすぐ行くということ ではありません。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 都市計画のマスタープランが平成22年3月に作成されておりますけれども、 そこの中でやはり強調されているのが城下町の歴史的環境の保全に配慮するというふうにあります。 いわゆる村上らしさを守るということです。今ほど課長からお話があった小町のぶつかり、益田本屋 さんからあの坂を下ってという、いわゆる小町坂の部分を残すというような今現在市のほうの方針で あるというふうに受けとめました。その中で、村上市を訪れる来訪者、自動車で訪れる来訪者がまち なかへ流出するというのを抑制するために市街地外縁部に駐車場を整備し、徒歩や自転車で町屋や武 家屋敷を周遊できるような環境をつくるとあります。   以上のことを勘案すれば、やはり都市計画道路の法線が一直線で行くというのは無理だろうし、 私も現状の時代背景等を考えれば難しいのかなというふうにあります。先ほど市長が答弁で明確に16 メーター道路は不可能だというふうな物の考え方の中で、ではこれからその歴まち法に沿った整備を 進める上で、では大町、小町、いわゆる益田本屋さんまでの部分に関しての幅員というのですか、い うようなものについては市のほうでの方針があればお聞かせいただきたいと思います。 〇副議長(小林重平君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 先ほどの繰り返しになりますけれども、平成19年度当時のところ でストップしております。その段階では10.5を基本とするとなっておりますので、一旦そこに立ち戻 るとすれば、そこからスタートということになりますので、今のところは10.5になろうかと思います。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 整備のやり方として、歴まち法に沿って進めるのであれば、市としても歴史 的風致維持向上計画を策定しなければならないというふうに思っておりますけれども、現在市の状況 はどのようになっておりますでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 庁内で関係課で話をしておる最中でございますけれども、今後の 見通しとしましては、まず大町と小町のほうにもう一度19年度末の話を確認した上で、今後こういう ふうにしていくというふうな方向性を示しながら、それで了解を得た上で進めていくと、歴まち法に 基づくそういった事業に進めていくというふうなことになろうと思いますが、具体的にまだどうこう というところまでは行っておりません。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 都市整備課で今進めております景観計画、市内で8地区を重点地区に指定し ており、そのうち武家町地区、そして寺町を含む旧町人町地区が市街地中心部にあります。先ほど市 長答弁にもありましたけれども、旧村上中央公民館も解体されないままの状況であります。これらの 地区を総合的に整備する考えは市としてお持ちなのでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) それにつきましては、ご承知のように、村上地区公民館については老朽 化が進んでいるというようなことで、解体をする必要がございます。そのような関係で、先ほど市長 も答弁申し上げましたけれども、関係する5課の事務レベルで今後どのように進めていくかというよ うなことでただいま協議をしているところでございます。それについて、1点目としては老朽化した 村上地区公民館の解体及びその跡地利用ということとあわせまして、今村上市の公用車が入っている 車庫がございますけれども、これも老朽化していると、その解体とあわせて歩道の整備なんかも必要 だろうということでありますし、また市の駐車場につきまして、特に市場の開催日等につきましては 車庫が不足しているというようなことで、その辺の不足分の解消についてもあわせて整備していく必 要があるというようなことで、ただいまそれについて検討をしているところでございます。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今ほど私中央公民館というふうに申し上げましたけれども、中央公民館ばか りでなくて、あの地区には旧裁判所跡地等もございますし、その辺も一体になった整備の取り組みが 必要なのではないかと思います。今ほど都市整備課長、総務課長からお話ありましたけれども、それ らの事業を推進するに当たって、今現在庁内で検討中であるということでありますけれども、今ほど の羽黒町久保多町線について、今後市のタイムスケジュール的にどのようにお考えになっているのか、 その辺具体的なところがあればぜひお聞かせください。 〇副議長(小林重平君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) いろいろな財政事情等も考える必要もありますし、タイムスケジ ュールというふうな具体的なものまでは、まだ示すようなものは持っておりません。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) タイムスケジュールがない事業というのは基本的にしないというのと同じで はないかというふうに私は思っているのですけれども、この後一般質問でも多くの方が村上総合病院 の跡地問題について質問なされるみたいでありますが、先般の全員協議会で市長が具体的に跡地利用 についてまで異例の早さで言及されたことに対して、私は若干の違和感を感じました。それに対して、 今回私が質問している市街地中心部の問題に関しては、タイムスケジュールがないということ自体が、 私は事業の進め方としていかがなのかなというふうに考えますが、市長、いかがですか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 尾形議員ご承知のとおり、いわゆる大町、小町、泉町、羽黒町をしていくあ の線については、非常に難しくこじれた道路ということでありまして、私も何度もその地元の方々と お話をさせていただいておりますが、一本化になることは非常に難しい道路でありますので、また再 度お話をさせていただきながら、どうやれば前進できるのかと、前進をするには地元の方々の一致し た意向がなければ進まないということでありますので、根気強く説明をし、そして現状を説明し、将 来的なこと、あるいは村上市全体の中の一部、これでいいのかというようなこと等を話し合いをしな がら進めていきたいなと、そのように考えております。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) それでは、逆に質問させていただきますけれども、この路線は先ほど申し上 げましたように、泉町羽黒町線であります。市の方針として小町坂を下った庄内町から北線までの間 に関しては方針が出ているわけですから、逆に事業としてそちらのほうを優先するというわけにはい かないのでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) すみません。久保多町と庄内町とおっしゃいましたか。 〇2番(尾形修平君) 庄内町から北線に出る間に関しては、今の現道の改良をというふうに先ほど 課長おっしゃったと思うのですけれども、そちらのほうを事業として着手するというわけにはいかな いのでしょうかという質問です。 〇副議長(小林重平君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 確かにそういうことも考えられると思いますけれども、まずは今 16メーターの都市計画道路が現実として計画上残っているものですから、それを一旦廃止するなり、 先ほど言った10.5にするなり、そういう作業が必要になります。その上で初めて、ではこうしましょ うということになりますので、その辺を解決してからでないと、その部分だけ改良するとかというこ とには少しならないのではないかというふうに考えております。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ですから、私さっき質問した意図が伝わっていなかったかと思うのですけれ ども、都市計画の見直しをやるというふうに課長は前回も前々回の一般質問に対しても答弁されてお りますけれども、ではそのスケジュールがどうなっているのですかという質問をさっきしたつもりな のですけれども、いかがですか。 〇副議長(小林重平君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 全てうまくいくとすれば、例えば都市計画道路の見直しの作業を 今やっております。そういった中で、それで作業を1年、地元に入って1年だとか、都市計画の変更 で1年だとかというふうに、そういうスケジュールは組めるのですけれども、実際にそこにはいろん なご意見を持っている方がいますので、そういった方々ときちっとした上で、都市計画道路の変更な り、そういった作業が出てきますので、こちらのほうでスケジュールをこんなふうに考えているとい うふうなことが今なかなか言えないということでございます。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 確かに地元のコンセンサスというのは大事なのだかもしれないですけれども、 コンセンサスを待っていると、待って、もうこれだけの時間が経過しているわけですから、やっぱり ある程度の行政のリーダーシップというのが必要だと私は思うのです。その辺、市長いかが考えます か。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然行政としてのリーダーシップは必要だと思っておりますけれども、しか しながらその前に、やはり地元の同意、あるいは地元の協調が第1になってきますので、当然のこと ながら地元の了解を得ながら、できれば一致協力のもとにやっていこうというような機運をつくり上 げていかなければならないのではないかなと、そのように考えていますので、努力をさせていただき たいなと、そのように考えています。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 多分この話していても持ち時間が過ぎるばかりですので、次に進みます。   2番目の若者の就労支援についてであります。6月1日の市報でも紹介されましたが、県内には 5カ所の若者サポートステーションが設置されております。厚生労働省の委託を受けた労協センター 事業団で運営しておりますが、本年度は村上市でも職業相談業務委託料として116万2,000円を拠出し ております。昨年の利用実績で2,200人、相談件数で1,098件ということでありました。このように15 歳から39歳までの若者が就労に悩んでいる事態を市長はどのように捉えられておりますか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 時代背景があるとはいえ、非常に以前では考えられないような現象が起きて いるなと、そのように考えております。その背景にあるのは何なのか、そんなに浅いものではないと、 私は深いものがあると、突き詰めていけば日本の教育自体までいく可能性があると、そのように捉え ておりまして、短絡的にこうやれば解決できるというものではないなと、総合的にそういう糸を手繰 りながらやっていかなければならない事業ではないかなと、そのように捉えております。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 商工観光課長にお伺いします。   今回職業相談等業務委託料として先ほど言いました金額を承知しておりますけれども、具体的に 市とサポートステーションとの連携等についてお話ししていただけますか。 〇副議長(小林重平君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 先ほど議員がおっしゃられた市からの持ち出しの予算につきまして は、国の補助対象に該当しないところを市としてアシストしましょうということでの予算でございま す。そんなことで、国の補助対象にならないところは市で補って、その分を支出して、連携をとりな がら、若者が一人でも多く就職できるように支援してまいりたいというふうに考えております。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 私言ったのは、具体的に金額、金銭面での支援ということではなくて、その 取り組みとして市とサポートステーションはどういうふうな連携をとっているのかということを聞き たかったのですけれども。 〇副議長(小林重平君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) サポートステーションとの連携につきましては、常に職員も私も行 っておりますが、会議等にも行きますし、現場の状況についても逐一報告を受け、あるいは現場に行 きながら確認をして、6人のスタッフが今どのような動きをしているのか、昨年までとは違った形で 動いておりますので、そのことを確認しながら、市としてさらにアシストすることはあるのかという ようなことも話ししながら考えております。特に今大きな問題としては、人数がふえたものですから、 会場となっている勤労青少年ホームがちょっと手狭になっているなといったところが気になっている ところでございます。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ありがとうございました。   本市では次世代育成支援行動計画を実施してまいりました。少子化のもとで子育てを行政として バックアップすることは大変有意義ですばらしいことであると思います。ですが、この計画は義務教 育課程が修了する中学生までが対象となっていて、その後のフォローはないのが現実であります。先 般行動計画の評価委員会の議事録を拝見させていただきましたが、その中に問題を抱えている子供の 情報が市役所内部で共有されていないことや、縦割り行政の弊害で1人の子供に対して適切な指導や 助言、相談に対して対応できていないのが現状であるとありました。この意見に対して、市長どう思 われますか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いいところを突いているなと、そのように思っておりますが、これからサ ポートステーションを中心とした、いわゆるニート問題等も含めまして、非常にメンタルな面を持っ た問題でありますので、サポートステーションと協力しながら対策に当たっていかなければならない なと、そのように思っております。サポートステーションの所長も何度か私のところに来て、いろい ろなことで報告も受けておりますし、また相談もしているという現状であります。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 私聞きたかった内容はそういうことではなくて、行政内部の市役所内部で情 報が共有されていないことや縦割り行政の弊害があるということについて、市長どう思われますか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) よく言われております行政が縦割り行政で、横の連絡体系がなっていないの ではないかというようなことも言われておる中ではありますが、私どもも問題があれば協議の場で議 論したり、横の連絡を密にとるようにというようなことで努力はさせていただいておりますが、一番 やはり行政の弱点といいますか、縦割り的な考えを持った行政を進めることは決していいことではあ りませんので、極力そういうことを避けながら、横のつながりを密にした行政運営に当たっていくべ きであるし、そうしていきたいなと、そのように考えていますので、極力そういうふうな行政運営に 努めてまいりたい、そのように考えております。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) やはり幼少時代から問題を抱えている子供や、義務教育課程で不登校や適応 障害などのある子供に対しては、庁内をはじめ関係機関と情報の共有が必要であると思います。その ような観点から、国では平成22年度に子ども・若者支援育成推進法が制定されております。本市では、 この法律に基づいた地域協議会がいまだに設置されておりませんけれども、県内他市の状況では既に 事業を実施している自治体が多数あります。本市の今後の予定についてお聞かせください。 〇副議長(小林重平君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 今議員おっしゃいました子ども・若者育成支援推進法、それに基づ いて本市では平成23年から事務レベルで取り組んでいるところでありますが、今議員おっしゃったと おり、それぞれの発達段階、年齢に応じて、生活に困難を有する子供たち、若者を支援しようという 体制は村上市でも整っております。片や児童相談室、あるいは子育て支援センター、青少年健全育成 センター、教育センターというふうな、それぞれの分野でサポートはしているのですが、なかなかそ ういった一機能が縦割り的な支援がもう限界に来ているということを受けて、この法律が定められた ということであります。   昨年事務レベルの会議を終えて、昨年はそれの準備段階として、いわゆる窓口のワンストップ化 を目指して、いわゆる支援者育成講座、これは県の民間提案型の事業が採択されて、昨年予想をはる かに上回る50名ぐらいの方が見えられました。非常にそういった子育て、子供育成に関して関心が高 いのかなというふうなことを考えておりますが、そういった支援者養成講座を受けて、今年度はまた それのスキルアップのための養成講座を計画しております。同時に、昨年ちょっとスピードダウンし ました庁内でのさまざまな関係各課が絡んでおりますので、そういった関係各課との調整を図りなが ら基盤整備をしていきたいというふうな今段階であります。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 先ほど私が話ししました次世代育成支援雇用計画というのが27年度で終了す るわけですけれども、この協議会の設置自体はそんなに面倒くさい話ではないと思うのですけれども、 次世代の委員会、協議会をさらにスケールアップした格好で協議会設置というのが可能なのではない かなと思いますけれども、その辺は課長どのように捉えられていますか。 〇副議長(小林重平君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 次世代育成行動計画につきましては福祉課のほうの担当であります が、26年度でその計画が終了して、27年から今度子ども・子育て会議というふうなことで、また新た な展開が始まっていきます。その中では協議会組織が、私ちょっと不勉強であれですが、協議会組織 があるのかどうか、私どもの今やろうとしている子供・若者支援、この関係では確かに協議会があり ます。内部では、将来的に今村上市でいわゆる青少年健全育成の最上位機関の会議である青少年問題 協議会という機関があります。この問題協議会とうまくリンクさせながら、この協議会組織を持って いけないかなというふうなことで、生涯学習課内部ではそういった考えを持っております。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 現在サポートステーションに登録されている方が〔質問終了時間10分前の予 告ブザーあり〕110名ぐらいで、そのほとんどが両親と同居している方々であると伺いました。ご両 親が達者なうちは生活に支障を来さないのでしょうけれども、1人になったときのことを考えると、 どうも心配でなりません。   そこで伺います。経済的に自立できない場合、必然的に公で支援しなければならないと思うので すけれども、現在20代、30代、40代で生活保護の対象となっている方はどれぐらいおられますでしょ うか。 〇副議長(小林重平君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 稼働年齢で今20代、30代、40代ということでの人数でございますけれど も、20代で7名、それから30代で2名、40代で8名、計17名でございます。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) その方が全て就労ができない理由の中に病気とか、さまざまな問題を抱えて いると思うのですけれども、予備軍として、先ほど言いました110名が登録者ですけれども、潜在的 に400名以上の方がこの地域におられるわけですから、本当に就労支援というのは大事なのだという ふうに私は認識しております。   それで、サポートステーションの支援メニューとして、主に相談支援、就労支援セミナー、そし て学び直し、いわゆる学習支援であります。私が事務所に伺ったときに、本棚に小学校1年生から中 学校3年生までのドリルがありました。まさに義務教育課程を卒業して小1のドリルはないでしょう と尋ねたところ、それが結構利用されているということでありました。このことについて教育長、ど のように受けとめられますか。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 不登校傾向の子供、そして不登校の子供が学校へ来れない状態で学力が保 障されないということはあってはならないことではあるというふうには感じておりますが、学校現場 においては不登校傾向のある子、また不登校の子については家庭訪問したり、または学校へ来たとき に補習授業をしたり、そういうことで学力の保障に努めているところでありますが、しかし例えば算 数だけでも九九をしっかり押さえていかなければ次の段階に進めない、それから3位数割る2位数が できなければ、5年生になったときの小数につまずきが生まれるというような形で、積み重ねが必要 であります。そういう部分で、やはり不登校傾向の子供が積み重ねて学習していくということに困難 をしている子がいるということは事実だと思っております。   学校現場はそういうことがないように努めているところでありますけれども、現実的にそのよう な子供がいたとすれば、やはり学校現場のほうでの個々の子供への対応のあり方についてさらに指導 を進めていく必要があるかと、今の言葉を聞いて感じております。   以上であります。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 私が聞いたところによりますと、各学校に不登校等のお子さんが小中含めて 2から3名ぐらいおられるというふうに伺っております。その方々が義務教育課程を9年間で卒業す る中で、本当に義務教育課程の中で身につけなければならない最低限の教育を受けないまま卒業して いるのが多分今現在そうなっているのだろうなというふうに推測されますけれども、その辺の対応に ついて教育委員会としてはどう考えられますか。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) まず、学校現場には不登校を起こさないということが第1の指導のあり方 であります。2番目は、不登校傾向のある子供に対して、先ほど横の連携が足りないのではないかと いうご指摘がありましたが、学校現場においてはそれぞれの福祉課の方からの情報をもらったり、そ れから児童相談所と相談をしながら〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕、それも個々に指導に 当たっているところであります。その不登校の子供が一日も早く学校に来るように努めること、その ことを学校では十分行っておりますし、そのことを指導していくことが教育委員会の第1であると思 っております。   その次の段階については、今段階でちょっとお答えできるところがないのでありますけれども、 ただ、それに応じてもそのような子供が生じているという事実があるならば、その点に当たって今後 やはり学校教育ではそこにならないように指導を進めていくことが学校教育でありますので、そのよ うに教育委員会としては指導を進めていきたいと、このように考えています。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 私今ほどは学力の話をさせていただきましたけれども、本当に私は学力なん て義務教育課程の中で学ぶべき最低限のことがあればいいのではないかというふうに思っております。 確かに学力の向上は必要であると考えてはおりますけれども、やはり人とのコミュニケーション能力 や本当の意味での生きる力を学ばせることのほうが大事なのではないかというふうに考えているわけ です。現在このサポートステーションでも登録されている方の中では、パソコンをさせれば本当に私 なんかよりもはるかに上手であったり、手先が器用な方がいたり、全ての方が学力が低下していると いうことではないのです。やっぱり人との対人関係の中でコミュニケーションが図れないというよう な方が半数近くおられるということでした。その辺をやっぱり義務教育課程の中で学ばせることのほ うが、私は学力というよりも重要なのではないかというふうに考えますが、教育長いかが思いますか。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) まさしくそのとおりであります。文部科学省が今回学習指導要領で述べて いるのは、生きる力ということを述べております。この生きる力は、今尾形議員がおっしゃったとお り、学力だけではなく、人として人とかかわる力、そして自分を表現する力、そしてそれを支える体 力と、知的な知識面だけの学力を文科省が求めているわけではありませんし、学校現場もそれを求め て学力向上に努めているわけではありません。知識的なことも人とのかかわりの中で知的なものはし っかり自分の中に入ってくると思っておりますので、コミュニケーション能力ということは重要視を して学校現場では取り組みを進めていると認識しております。 〇副議長(小林重平君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 教育長に関しての教育方針の質問はこの後たくさんの方がされるというふう に伺っておりますので、私の一般質問はこの辺で終了させていただきます。   ありがとうございました。 〇副議長(小林重平君) これで尾形修平君の一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。            午前10時50分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇副議長(小林重平君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(小林重平君) 次に、13番、木村貞雄君の一般質問を許します。   木村貞雄君。           〔13番 木村貞雄君登壇〕 〇13番(木村貞雄君) おはようございます。鷲ヶ巣会の木村でございます。私の質問は2項目でご ざいます。通告に従って、順次質問させていただきます。   まず、1項目め、@、村上総合病院の移転が駅の西側に決まり、今後のまちづくりにおける周辺 整備について構想を練っているかと思いますが、どのような計画をお考えなのかお聞かせください。   A、市道機関車庫裏線の改良について、駅の西側にスーパー原信ができ、多くの買い物客がマイ カーで往来しています。この機関車庫裏線は幅が狭く、また交通量が多い割に整備はついていってい ない状況であります。病院が移転になれば、救急車も通らなければなりません。また、病院へ通う患 者さん等の車がふえると思います。今後のことを踏まえ、道路の改良が必要ではないかと考えますが、 市長のお考えをお聞かせください。   B、今後開発されようとしている駅西側のJRの部分ですが、一部防風林としての位置づけなの か、林になっています。道路側にはニセアカシアがふえて、最近ではJRでの草刈り等を実施しなく なり、非常に環境が悪化しています。今後JRにお願いするなり、周辺整備の関係から、市としては どのように対応することとしているのか、お考えをお聞かせください。   C、駅前と西側との連絡通路について、連絡通路はどうしても必要と思いますし、まちづくりプ ランで検討していることと思います。これはあくまでもJRとの交渉の関係で厳しい面があろうかと 思いますが、市長の所見を伺います。   D、高速道路インターチェンジからのアクセス道路、県道岩船港線へつなぐためにJRを越える 跨線橋の計画があり、その後何年か経過しております。現在インターチェンジも開通し、非常に便利 になりましたが、ラッシュ時間においては車の渋滞が見られます。このアクセス道路については今後 村上総合病院へ行く際、線路を横断するため極めて重要な路線であると思います。今後どのようにな っていくのか、また市といたしましては周辺整備のお考えはあるのでしょうか。   E、村上総合病院跡地の整備について、市ではリノベーション事業により国の交付金を利用した 中で統合保育園を計画したいとしておりますが、その詳細についてお聞かせください。   F、国道345号のトンネル先線が中断しております。今後の対応策はどのようにお考えなのか伺 います。   2項目め、中国、黒龍江省農墾総局との交流事業について。神林地区においては1994年、平成6 年より中国黒龍江省とお互いに農業、稲作の関係で友好的な交流を行ってきました。田植え指導や稲 作指導を行い、平成9年には農業施策、農協施設、用排水施設研修のために、当時の神林村で受け入 れております。その後、議会でも黒龍江省へ交流事業として行くようになりました。ことしで20年目 になります。事業の主体である岩船国際交流協会の皆さんが、20年という節目の年に神林道の駅に記 念碑の建立を切にお願いするものであります。   今国政においては、中国と領域の関係等で外交がスムーズに進んでいなく、日本経済においても 大きな打撃を受け、マイナス要因となっております。このようなときに地方から中国との信頼を回復 し、地方から発信し、少しでも国交改善につなげていきたいと願っております。市長の英断ある答弁 をよろしくお願いいたします。   ひとまず降壇し、順次再質問をさせていただきます。 〇副議長(小林重平君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、木村議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、村上総合病院の新築移転に伴う周辺整備についての1点目、村上総合病院の移 転が駅西に決まり、今後のまちづくりにおける周辺整備についての構想はどのような計画を考えてい るのかとのお尋ねについてでございますが、村上総合病院が移転新築するに当たり、本市ではまちづ くりプランを作成することとしております。まちづくりプランにつきましては、現在の村上総合病院 と移転先の駅西を中心とした駅周辺の土地利用や活性化策について計画するもので、駅周辺の整備に つきましては駅の連絡通路や駅前広場等の具体的な計画を考えております。また、村上総合病院の跡 地利用の構想といたしましては、統合保育園として周辺の活性化を検討してまいりたいと考えており ます。   次に、2点目、市道機関車庫裏線の整備については、今後を踏まえれば道路改良が必要ではない かとのお尋ねについてでございますが、現時点では市道整備計画において現道での舗装と、一部を拡 幅し、待避所を設置する計画がありますが、これまでの状況とは大きく変化することが予想されます ので、今後作成するまちづくりプランの中で総合的に検討してまいりたいと考えております。   次に、3点目、駅西側のJR所有地にあるニセアカシアがふえ、環境が悪化しているが、市とし てはどのように対処するのかとのお尋ねについてでございますが、ご指摘のとおり、ニセアカシアが 繁茂し、その場所はJRの所有地でございますので、景観上や環境美化の面から、その対応をJRに 要請をしてまいりたいと考えております。   次に、4点目、駅前と西側の連絡通路については、JRとの交渉の関係で厳しい面があろうかと 思うが、市長の所見を伺うとのお尋ねについてでございますが、連絡通路につきましては駅を中心と したまちづくりには必要な施設と考えておりますので、都市計画マスタープランの方針にもあります とおり、駅西口の早期開設を目指し、早々にJRと協議を進めてまいります。   次に、5点目、高速道路インターチェンジからのアクセス道路、県道岩船港線について今後どの ようになっていくか、また市としての周辺整備の考えはあるかとのお尋ねについてでございますが、 村上瀬波温泉インターチェンジからのアクセス道路や跨線橋につきましては、都市計画道路として計 画決定されておりますが、まちづくりプランにおいても駅周辺整備の一環として再検討し、都市計画 道路の変更も視野に入れながら関係機関と協議を進めてまいりたいと考えております。   次に、6点目、村上総合病院跡地の整備について、その詳細についてお聞きしたいとのお尋ねに ついてでございますが、現時点では統合保育園として利用する構想を持っておりますが、今後関係機 関及び市民の皆さんのご意見等をお聞きしながら検討を進めてまいりたいと考えております。   次に、7点目、国道345号のトンネル先線について、今後の対応策はどのように考えているかと のお尋ねについてでございますが、当路線につきましては地元からの何年来の要望がありますので、 まちづくりプランにおいても駅周辺整備の一環として再検討し、関係機関と協議を進めてまいりたい と考えております。   次に、2項目め、中国黒龍江省農墾総局との交流事業についてのお尋ねでございますが、平成6 年から旧神林村におきまして中国黒龍江省との間で田植えや稲作指導など、農業を通しての友好的な 交流を進めておられることについて、まずもって敬意を表するものでございます。また、合併後も岩 船国際交流協会が先頭に立たれ、民間レベルでの交流が継続され、平成26年にはこの交流が20周年を 迎えるとのことであり、日本、中国、両国の信頼関係が危惧される昨今、大変な重要なことであると いうことは申し上げるまでもありません。しかしながら、黒龍江省との交流については、現在民間主 導の交流とすることとしておりますので、記念碑の建立につきましてはあくまでこれまでかかわって こられた関係者の志を一にして実施されるべきものと考えております。   以上であります。 〇副議長(小林重平君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) それでは、再質問させていただきます。   @の周辺整備については全体的な絡みがあるので後ほどするとして、2番目の機関車庫裏線の関 係で質問させていただきますが、この道路は非常に穴ぼこだらけの悪い道路でありまして、村上市で も、あちこち回ってみてもこのような道路はありません。昨年の盆過ぎに何とかしてもらわなければ ならないということで、簡易舗装をさせてもらったのですが、私どもの集落で今農地水の管渠の関係 のやっていますが、あれよりも距離の長い集落だけでやっているので、本当にせつないような形なの ですが、西側の駅前に変電所ができたとき、東北電力さんが仮設道路を撤去するときに舗装してやる からというような話があったのですが、当時の区長さんは今でもそれを言っているのですけれども、 村上市の当局から反対されてできなかったというようなことで、それはそれでいいのですが、この村 上総合病院の関係で、この前現場で職員と会ったのですが、そこを今の担当の職員はもうすぐ自分で 見て判断したのだろうと思うのですが、砕石を敷いてくれて、私は本当に、私が言おうとしていると きにやってくれたということで、非常にすばらしい職員だなということで、再三この議場でいろいろ な損害賠償やら何かで職員のマイナス面ばかり言ってきた議会でもありますけれども、そういったす ばらしい職員があるということを市長はどう思いますか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大変ありがとうございます。   本当にふだん怒られてばかりいますけれども、ここに来て市民からの市長への意見箱、あるいは ほかにもありますけれども、市役所の職員に関しましては非常に姿勢もよくなったし、また住民を迎 え入れる態度等についてもよくなってきているというような意見も聞いておりますが、しかしまだま だ反面、そうでない意見も非常に多くありますので、私は口が酸っぱくなるほど申し上げているわけ でございますけれども、市の職員に対しましては、ある意味でサービス業であるということを忘れて はいかん、来庁者に対しましては当然のことでありますが、おはようございます、こんにちは、どこ に行くかわからない来庁者に対しましては声をかけて、どのようなご用件でまいりましたかというよ うなことで対応をしていくようにというようなことを訓示をいたしておりますし、また今おっしゃっ たように、事業に関しましては真摯に声を受けとめて、できるものはすぐに取りかかるようにと、あ るいは期間がかかるものについてはなぜ期間がかかるのか、あるいはできないものについてはなぜで きないのか、丁寧に説明をするようにと、そのような教育をしております。 〇副議長(小林重平君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) この今の関係で、もう一人ここにいる職員がやはり都市整備から異動した職 員でありますけれども、前にもみずから草刈りの関係でやってくれた職員があるということ。民間で あれば本当に皆さんのいる前でほめてやるのが人材づくりの基本だと私は考えております。特にこれ から関係者に説明会に入る前ですので、一番、私も前から区長の仕事をしてきたものですから、そう いう土地交渉に関係して神経をとがらせている面もありますけれども、やはりそういった以前に、人 間というのは感情の動物でありますので、その辺が大切かなとつくづく感じさせられたところでござ います。   それと、この関係で、前から悪い道路を直してくれというようないろいろと話し進めてきたので すが、合併前というのは、要するに今の私言っている機関車庫裏線というのは松山地内でありまして、 私どもにしてみれば、集落にしてみれば支所の関係ですので、なかなかその辺が対応が、今合併して も松山地区の区長さんから申し出てくれているような格好なのですが、やはりもう合併してしまった のですから、そういう切にお願いしたい関係集落、そういったところから話進めるのが先ではないか と思いますけれども、市長はどのように考えていますか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いわゆる道路の補修とかいろいろな集落の問題、地域の問題等について、ど こから上げてよこしてくれということではなくて、どこから上がってきても自分たちでどういう対応 をすべきかというようなことを考えていくのが私どもの仕事でありますので、どこから上がってこよ うが、その上がってきた段階で自分たちで判断をし、これは支所との関連があるので支所との連絡を 密にしていかなければならないなと、連絡とらなければならないなと、あるいはまた本庁の横のつな がりで、どこかの課と連携をとって問題解決する必要があるなと、そのような対応をとるようにとい うことを申し伝えてありますので、そうでなかったらけしからんということであります。 〇副議長(小林重平君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) JRの部分で、これからそういった環境の悪いところ、実際JRに要望し、 お願いしてもらいたいところでございますけれども、このJR部分についてはこれからまちづくりプ ラン、あるいはその周辺の整備の関係では利用する部分はないのでしょうか、その辺についてお伺い します。 〇副議長(小林重平君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) これからつくるまちづくりプランの中で、土地がJRの土地で ございますので、プランの中で意向があればJRとの協議を進めながら進めていくような形になろう かと思います。 〇副議長(小林重平君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 次に、連絡通路の関係ですけれども、市長のほうからまちづくりプランの中 でというような形なのですが、議会の初日に、平成25年度の一般会計の補正ですけれども、その中で お伺いしますのですが、このリノベーション事業の平成24年度の補正が2,500億近く国のほうから補 正されているのですが、村上市の24年度の地方交付税の111億7,000幾らでしたか、この中には入って いるのでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) ことし予算化しているのが交付税は123億9,000万円でございますが、そ のリノベーション事業の部分は交付税には入っていないということでございます。 〇副議長(小林重平君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) この連絡通路については、まちづくりプランとなりますと、地域の皆さんの 意向といますか、そういった計画で進めていくわけですけれども、年度的に将来何年後とかという、 そういうような計画はどう考えているのでしょう。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この連絡通路につきましては、今始まった案件ではありません。以前から村 上市で話し合われてきた事業でありますので、今村上総合病院の新築移転が決まりましてから、早速 村上駅長とお話をさせていただいておりますし、また19日だったか、JR東日本支社長と私と面会を させていただいて、その中でお願いをしながら、一日でも早く着手できるような方向で話をしてまい りたいと、そのように考えております。 〇副議長(小林重平君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 次に、インターからのアクセスの関係で、これは平山県知事時代から、もう 既に平成に入ってからすぐ青写真が出たわけなのですけれども、今村上市民ふれあいセンターの向か い側のほうに変電所があるわけですけれども、あの変電所の鉄塔、送電線の各路線がその青写真に沿 った、並行して手前のほうに道路が行かなければならないという形で変電所の路線ができたわけです ので、その当時平山県知事のときにいろいろな来たときに、何か要望等があったらということではが きなんかよこして、私も文書としてやったのですが、今開通していますけれども、特に村上のイン ターというのはほかの地区と違って市街地がすぐ近くにあるものですから、集中的に土日とか祭日と かにも混むような格好ですので、できれば開通と同時にそのアクセス道路も開通してもらいたいとい うようなお願いの文書で私も書いてやった経緯がございますけれども、今ほど市長のほうから余りい い話が出てこないのですが、その後県のほうからのそういった関係の話はなかったのでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 今おっしゃるところにつきましては、インターチェンジからの山 居のほうに向けて今道路できていますけれども、それ山居方向に行かずに真っすぐ七湊のほうに行く、 その道路のことについてでございますでしょうか。 〇13番(木村貞雄君) 跨線橋で越えて、今桜ケ丘の合宿しているプレハブのあそこのところに行く のですけれども。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) それにつきましては、当時私も都市計画の係長をしていたときに、 都市計画決定をさせていただいたわけですけれども、山居のほう、市街地だけにアクセスしていいの かという中で、やはり大きいところを結ぶ必要があるのではないかということで、岩船港を目指した、 そういう法線計画がなされて、跨線橋の計画で計画されておるわけですけれども、なかなか昨今の財 政事情等で厳しい中では動きがとれない状況でございました。ただ、今回駅西のほうに病院が新たに 建つということになれば、その辺を今後具体的にどうするかということは検討しなければならないと いうことで、県とも今相談をしているというふうな段階でございます。これから具体的に相談をして いくという段階でございます。 〇副議長(小林重平君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 次に、病院跡地の関係なのですが、市では統合保育園を考えているというこ となのですが、これ保育園はいいのですが、中身について今公設民営化、荒川もそうですけれども、 そういった関係で私心配しているのですけれども、今までですと順調に育ってきたお子さんについて は問題ないのですが、やはり少し手を加えるというか、今の言葉で言うとちょっと遅れている子供な のですが、そこについては保育園の担当の保育士さん、あるいは保育士さん同士で検討会みたいなの あるのでしょうけれども、学校に上がる前にそういった、どの子をそういうふうに、今特殊学級とい う言葉使うのちょっとあれですけれども、そういったところに行く関係で相談しながら見ている状況 なのですが、そして当然学校上がるときは親御さんに相談しなければできないわけですけれども、そ ういった連携というのが心配なのですけれども、そういった民営化になっても、そういうことに配慮 していただきたいというようなことでございます。   それと、私ども合併前は町村ですけれども、常にもそういうことを考えているのですが、市であ りますと、村上市は規模が小さくて本当に税収が少ないですが、例えば大きな長岡とか新潟市になれ ば、やはり今市長が考えている病院跡地の問題でも、市独自の考え方というか、村上市民の中にもそ ういう考えている方もあると思います。ですけれども、私といたしましては、やはり税収がある大き な市においてはいろいろなことも独自にできますけれども、今の村上市の状況ですと、やはり国、県 のそういった有利なものを使うというような形で財政的にやっていかなければならないという。また、 特に合併して5年目になりますけれども、財政的に本当に合併協議会でも話がなかった過疎債という のが非常に有効に使われてきまして、統合保育園、あるいは学校関係にも使われていますか、そうい った…… 〇副議長(小林重平君) 木村貞雄議員に申しますが、通告外の質問のようでありますので、質問の 意図を確認しながらお願いいたしたいと思います。 〇13番(木村貞雄君) はい。そういったことで、独自のという、市民からも考えている方もあると 思いますけれども、今の状況でありますと、やはりそういった国、県の力をかりなければならないの ではないかと、私はそのように思っております。   次に、瀬波トンネルの先線についてですけれども、今までも県のほうへ行ったり、いろいろなこ とを合併前からされてきたと思います。そういうようなことで、都市整備課長にお伺いしますけれど も、今までの経緯、簡単で結構ですので、知っている範囲内でお聞かせ願いたいと思います。 〇副議長(小林重平君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) この件につきましては、この議会でも何回かご質問を受けました し、地元のほうからの要望も受けておりまして、その当時、何年か前ですけれども、県のほうに市の ほうも一緒になって陳情に行ったという経緯がございます。その中で、県のほうからは一回羽越本線 の今瀬波のほうに向かう跨線橋、それをつくっておるので、345号としてはなかなか整備は難しいと、 バイパスとして整備するのは難しいというようなことで来ております。それ以降、まだ要望も来てお りますけれども、なかなかいい打開策と申しますか、そういったものがなく、ここまで来たわけです けれども、今後は駅の西側に病院が建つというふうなことになれば、今までとまた環境も変わってき ますので、そういったところを一つの引き金みたいな捉え方で、県のほうにまた新たな訴えをしてま いりたいというふうにも考えております。 〇副議長(小林重平君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 瀬波トンネルの先線ですけれども、当時は本当に予算を出して、やる気がま んまんだったのですけれども、地元の意向が反対者があったりしてうまくいかなかったのですが、現 在はまるきり変わってきた状況でございまして、今課長が言うように、これから新しく病院が来るた めに変わっていくような状況でございます。海岸のほうから来ると、どうしても陸橋を越えて曲がっ て来なければならない、そのような形でありますので、またもう何年もあそこでストップしていると いうのがどうも違和感を感じてならないのですが、何かいい方法はありますでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 瀬波の先線につきましては、今課長が答弁したように、なぜ先線が必要だか というところから始まっていかなければならないと思っております。いわゆる病院ができたり、ある いはいろいろなものができていって、非常に住宅地もふえ、人口もふえてきた、ですから必ずその先 線は必要なのですよと私たちもそういうふうな時代に入りましたよというようなことをもって、そし て県に交渉していくというようなことになれば、当然必要な道路なのですから、必要な道路と思って 残してあるのですから、物事は進むのではないかと、そのように考えております。 〇副議長(小林重平君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 次に、先ほども言われましたのですけれども、機関車庫裏線についてですけ れども、これからいろいろな地権者と交渉に入る段階で、私は将来そういった道路改良も含めるとい うような、そういったことで交渉に入る前にそういった心づもりで話を進めたほうがいいと思います けれども、市長はどのように考えていますか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 用地交渉を余り私はしたことないのですけれども、当然用地交渉でここをお 願いしますということだけでなくて、将来的にはこの地域はこうなるのですよ、ですからこういうこ とであなたが大切な用地をご提供いただきたいのですよというような、いろいろなもろもろのことを 話ししながら、その用地をご提供していただける意図を説明をしながら納得していっていただく必要 があるのではないかなと、やっぱりそのように考えておりますので、JA厚生連が用地交渉をするわ けですけれども、村上市は当然お手伝いしているわけですけれども、そういうような誠意等をもって 当たっていかなければならない事案であると、そのように捉えております。 〇副議長(小林重平君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 次に、2項目めの黒龍江省との関係なのですが、昨年度スポーツを通しての 中国との交流ということで、これ5年ごとにやっているのですが、昨年は本市の荒川中学校の石山慎 さんと村上中等教育学校の3年、菅井夏葉さん、この2名が卓球の友好ということで交歓大会に行っ てきたわけですけれども、26年度は今回スノーボードで世界2位になりました平野君がソチオリンピ ック参加支援ということで計画をしております。こういったこれからもいろいろな交流があるわけな のですが、市長は先ほど記念碑については協会のほうでというようなことがあったのですけれども、 そういった財源的なものは市におんぶにだっこされるようなことでなくて、そういった道の駅の一角、 そこにお願いできないかということなのですが、いかがでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そうすると、質問の意図ですけれども、記念碑は自分たちで建てるから、道 の駅の市有地をお貸しいただきたいというようなことなのですか、それとも記念碑自体を市が市有地 に建てていただきたいというようなことなのか。ちょっと私は、捉えたのは、記念碑自体を市が建て ていただきたいというようなことをおっしゃっているのかなということでこういう答弁になったわけ ですが、その点をお聞かせいただければありがたいです。 〇副議長(小林重平君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 記念碑は協会のほうでいろいろと努力しながら寄附方々いろいろなやり方あ るのですけれども、どうしても道の駅になりますと市の土地でありますので、その辺の一角をお願い できないかというような、細かいお金のことは載せていなかったのですが、ぜひともその辺のことで お願いいたしたいと思いますが。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そういうことであれば、話は全然違ってきます。道の駅の市有地の一角に建 てたいと、経費は民間の交流団体で持つのだということになってくれば、何も反対をする必要もあり ませんので、関係機関と相談をしながら、どの場所がいいかというようなことを決めてきて、建立す ることは差し支えないのではないかなと、そのように考えております。 〇副議長(小林重平君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) それでは、今ほど市長が言いましたように、財源のほうは協会のほうでいろ いろと努力してやっていくつもりでございますので、市有地の一角をお願いし、今後ますます交流を 深めながら、今それこそ領有権の問題、また尖閣諸島の関係でいろいろと国の先生方の発言やあれで 非常にいろいろな言葉が出ております。前の野中元官房長官の最近の尖閣諸島の棚上げ発言やら、い ろいろともう新聞にも問題になっておりますけれども、やはり地方のほうからそういった交流を深め、 そしてひいては世界の平和と繁栄のために、本当に地方から発信し、国交改善に向けていきたいなと、 そのように考えております。どうか市長の英断で市有地をお願いすることをいたしまして、時間多少 早いのですが、私の質問を終わりたいと思います。   どうもありがとうございました。 〇副議長(小林重平君) これで木村貞雄君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時45分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇副議長(小林重平君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(小林重平君) 次に、8番、小杉和也君の一般質問を許します。   小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。   私の質問は3項目ございます。1項目めは、キャリア教育についてであります。キャリア教育と は、一人一人の社会的、職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、社 会の中で自分の役割を果たしながら自分らしい生き方を実現していく過程を促す教育のことですが、 村上市ではキャリア教育の中心的活動として3日から4日の職業体験を実施しています。今年度はど のように取り組もうと考えていますか。職業体験学習を通じて、生徒たちはどのように育っているの でしょうか。今後はさらなる充実を図るべきと考えますが、その取り組みについてもお伺いいたしま す。この春より新しく圓山教育長が就任され、村上市の教育に対して一生懸命取り組んでおられると 思いますので、さまざまな角度から教育長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。   2項目めは、医療費抑制についてであります。医療費が増大し、市財政にも大きな影響を与えて います。平成25年度の施政方針でも医療費抑制に努めていきますと記載され、健康むらかみ21計画及 び村上市食育推進計画により健康増進を図るとしています。今後はデータ分析や予防医療が重要とな ると考えますが、市では医療費抑制のためにどのように取り組んでいますか、また今後はどのような 取り組みが必要なのかをお伺いいたします。   3項目めは、産業の活性化についてであります。産業を活性化しないと、福祉など、他の施策の 予算が膨らむ部分を支え切れなくなることから、産業を活性化することは村上市にとって急がなけれ ばならないことです。村上市にある農林水産業、自然、文化、食、伝統産業などを生かして産業を活 性化すべきと考えますが、どのように取り組んでおり、今後はどのように進めていこうと考えていま すか。特に観光面では今年度プレ・新潟デスティネーションキャンペーンを行っていますが、どのよ うな状況なのかをお伺いいたします。   以上3項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇副議長(小林重平君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、小杉議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、キャリア教育については教育長に答弁をいたさせます。   次に、2項目め、医療費抑制についてどのように取り組んでいるかとの、また今後の取り組みは とのお尋ねについてでございますが、健康むらかみ21計画及び食育推進計画については、平成22年3 月に策定し、平成26年度までの5カ年計画で、昨年度に中間評価を行ったところであります。医療費 を抑制していく上で大切なことは、みずから健康に意識を持ち、規則正しい生活の中で健康寿命を延 伸していくことであると考えております。健康むらかみ21計画では、「自分の健康に関心を持ち、よ い生活習慣を身につけよう」を基本方針として、市民一人一人が主体的に健康づくりに取り組むとと もに、各種検診、健康教育、健康相談等を実施して、健康増進を図っているところであります。また、 食育推進計画では、食生活改善に向けて県や関係団体と連携しながら、健康万歳運動を推進しており ます。運動の推進につきましては、体力維持はもちろんですが、運動を定着することにより生活習慣 病の予防効果が期待できることから、国民保健事業では、歩こうむらかみプロジェクトや健康ダイエ ット教室などを関係各課や関係機関と連携しながら展開をいたしております。さらに予防対策では、 特定検診、各種がん検診や訪問指導、インフルエンザ予防接種事業助成などを実施しており、昨年度 国民健康保険医療費の生活習慣病に伴う医療費分析をしたところ、高血圧症、糖尿病、高脂血症など の割合が高いことがわかりました。医療費がふえる主な要因は、高度な医療と生活習慣病などが挙げ られます。また、昨年度から実施した医療費通知とジェネリック医薬品の差額通知について分析検証 したところ、昨年度ジェネリック医薬品に切りかえたことにより、約318万円の医療費が抑制されま した。今後の取り組みについては医療費のデータ分析をさらに点検して、疾病要因と予防対策につい て調査研究していく必要があります。いずれにいたしましても、医療費抑制については健康づくりと 予防対策を推進していくことが必須であると考えております。   次に、3項目め、産業の活性化についてのお尋ねでございますが、産業活性化のためには民間企 業の皆様からもご尽力をいただく必要がありますが、本市としても民間企業や団体の皆様に各種支援 策を行っております。その一つは制度融資であります。これは、資金面で企業の皆様を支援するもの で、低利率でご利用いただけるとともに、信用保証料補給などを行っております。   2つ目は、地域資源を活用した新事業の創出を支援する産業等の活性化支援補助事業であります。 平成21年度から実施し、活用いただいております。内容としましては、新商品の開発や販路拡大、商 店街のにぎわいを創出する事業、または人材育成として中小企業大学校が行う研修の一部助成などに 対する補助を行ってまいりました。また、市が主催団体の一員となって支援している事業もあります。 市内農商工連携の推進を図るため、昨年実行委員会を結成し、「うんめもん村上フェア」を実施しま した。村上市地産地消推進協議会においては、農林漁業者による6次産業化で開発販売しているもの に対して、消費者並びに流通販売の専門家が助言、アドバイスを行う村上の逸品発掘交流会を行い、 市内産業の活性化に努めております。さらにことし10月には新潟県グリーンツーリズム大会を本市と 関川村、粟島浦村の合同で開催をいたします。この大会を開催することにより、当地域の財産である 自然、文化、食、伝統産業を活用したグリーンツーリズムの機運を高め、今後も地域活性化の活動と して本市でも推進していくこととしております。   3つ目は、観光パンフレットなどによる販売促進のための宣伝活動があります。越後村上物産会 などを連携し、市外での販売、宣伝活動を行い、本市の特産品を紹介し、活性化のために努力してお ります。全般的に言えることは、今後も関係企業や団体の皆様と連携を深めて、産業の活性化のため に本市としてどのような支援ができるのかを研究を進め、できるものから実施してまいりたいと考え ております。   プレ・新潟デスティネーションキャンペーンの状況については、略してDCと呼んでおりますが、 来年の新潟DCに向けて昨年協議会を設立し、関係団体と協力しながら地元受け入れ企画を協議して まいりました。そして、市内飲食店が取り組み始めた村上茶を使った料理や山菜などを使った田舎料 理、桜スポットの情報など、村上の春ならではの受け入れ企画を掲載した「いいね!春の村上」観光 ガイドブック2013を発行し、2月、3月に開催された首都圏での観光物産イベントなどで配布し、P Rを行いました。また、5月には全国の旅行会社と観光関係者が集結した新潟DC全国宣伝販売促進 会議において、旅行関係者に本市にお越しいただき、市内の観光施設や取り組みについての紹介を行 い、本DCに向けたご提案をいただいております。   今後は春のガイドブックに掲載した内容の検証を行うとともに、市内団体等で新たに取り組みを 始めた事業なども情報収集しながら、来年の本番DCに向けて関係団体と引き続き協議し、事業を進 めてまいりたいと考えております。   以上であります。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、小杉議員の1項目め、キャリア教育について今年度の取り組み はとのお尋ねでございますが、小杉議員のご指摘のとおり、中学校で実施する職場体験学習はキャリ ア教育の中心活動であり、本市でも平成20年度から中学校2年生を中心に職場体験を実施しておりま す。   しかし、キャリア教育イコール職場体験活動とは捉えておりません。小学校段階から働くこと、 職業につくことについてさまざまな活動を体験する中で学ばせ、必要な力や思いを育んでいるところ であります。本年度も生徒が職場体験を通して社会の本物に触れ、働くことの喜びや厳しさを学び、 実感できるようにしていくために、これまでの反省をもとに、協力関係にある事業所との打ち合わせ を行い、生徒が希望する職種での体験を可能な限り実現していくようにすること、また一人一人に対 して事前事後にきめ細かな対応をしていくことが大切であることを確認して取り組んでおります。   次に、職業体験を通じて生徒たちはどのように育っているか、また今後はさらなる充実を図るべ きと考えるが、いかがとのお尋ねでございますが、職場体験の感想には、笑顔でいることの大切さが わかった、本当に仕事をする大変さを実感した、職場体験で学んだことをこれからの生活に生かして 社会に通用する人間になりたいなど、約9割の生徒が自分や職業に対する見方や考え方が深まったこ とを書いています。中学生なりに働くことの大変さを実感したり、今までの自分を振り返り、将来に ついて具体的に考えたりして、職業に対する見方や考え方を深めることができたものと考えておりま す。また、その後の学校生活でも、みずから率先してできることを見つけて活動する生徒がふえた、 挨拶やマナーが一層よくなった、職業の情報に対しての関心が高まったなど、生徒の成長した姿が学 校から報告されております。   次に、職場体験を今後さらに充実させるためには次の2つが重要であると捉えています。1つ目 は、各事業所のさらなる協力拡大です。ここ数年、協力してくださる事業所はスタート時より徐々に 減っており、生徒一人一人の希望に沿う職種の体験を可能にするには、協力していただける事業所を さらにふやす必要があります。これまでも取り組んできましたが、今後も各事業所へのリーフレット や協力依頼の配付、郷育会議と連携した新たな事業所の掘り起こし等を行い、生徒が意欲を持って取 り組めるよう協力事業所をふやしていきたいと考えております。   2つ目は、有意義な職場体験とするための事前指導、事後指導の工夫です。いかに目的意識をし っかり持って職場体験に臨めるか、体験して実感した思いをいかに今後の生活に生かすことができる ように導くことが重要です。この取り組みの趣旨を理解してもらえるよう、事業所への働きかけを強 化するとともに、学校に対しても指導していきたいと考えております。   以上です。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、再質問いたします。   1項目めは教育関係の質問でありまして、4月から新しく圓山教育長が就任されたということか ら、教育長にはさまざまな角度から詳しく質問していきたいと考えておりましたが、きょうはこれか ら質問する川崎議員がかなり詳しく鋭く質問するようでございますので、私はこのキャリア教育の部 分に関してちょっと確認で、教育長になられて現場との違いとか、これからの抱負、目指す姿なんか を教育全般についてでもいいですので、ちょっと確認したいと思います。いかがでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 教育の抱負についてでありますか。それについてはまた後で話すつもりで ありますけれども…… 〇8番(小杉和也君) 簡単でいいですから、どうぞ。 〇教育長(圓山文堯君) まず、後で話すつもりの内容でありますが、重複するかもしれませんが、 私は就任した折に述べたとおり、市民の5つの標語、あいさつ、がまん、あとしまつ、思いやり、そ れからここで生きるということですか、そのことを中心にして、学校教育と家庭と地域で教育を進め ていきたい、このように考えております。   以上であります。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 教育長今答弁されましたように、キャリア教育というのは人間教育の場であ ろうと、こちらの村上市の教育基本計画にも、学ぶ意欲と確かな学力の向上、将来の生き方を考える 教育の推進というような項目のところに載っておりまして、やはり村上市としましても力を入れてい かなければならないだろうと思っております。   事業所の数の件で少し答弁がございましたけれども、昨年度協力ありがとうございましたとホー ムページに出ていた企業数、何回かやっていれば延べ数では多くなると思いますが、企業数を私数え ましたら165でございました。今年度も4月19日までにというようなことで募集はかかっていたよう でございますけれども、今年度の数は幾つぐらいになったのか課長にお伺いいたします。 〇副議長(小林重平君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) ことしの25年度のキャリア教育ももう既に各学校でスタートしたと ころもございます。早いところであれば5月にもう山北中学校、それから神納中学校でスタートして おります。10月のところの学校も3校ほどありますので、今現在トータル的な事業所の数につきまし ては、ちょっと詳細は集計はしてございません。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 締め切りが4月19日となっていますよね。とりあえずそこで出てきた分だけ でもつかんでいないのですか。 〇副議長(小林重平君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 申しわけございません。トータルの数字につきましては10月の分が ありましたので、まだ集計が出されていないものと思いまして、ちょっとつかんでございません。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、感触として去年よりも多いですか、少ないですか、いかがでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 先ほど教育長も申し上げましたが、受け入れの事業所の数につきま しては若干20年のスタート時期よりも減ってきてございます。その辺からいきますと、その分析につ きましては最近の経済情勢だとか、それから受け入れしたいのですが、事業所の事業内容が生徒たち のものと若干合わないというようなところ、各事業所の事情で受け入れができないというようなこと で、若干ずつ減ってきてございます。ただ、24年度、23年度を見ましても、横ばいの数字でございま すので、ことしもほぼ同等数字の事業所は受け入れをお願いできるものと思っております。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 募集の仕方についてお伺いしますけれども、市報やホームページにも載って おりまして、受け入れ依頼ということで、こういうふうにファクスも流してくれというふうなことで 載っていますが、これからの課題なのかもしれませんけれども、私は市の商工観光課、それから会議 所、商工会と連携して、やはりふやしていくべきだろうと思うのですけれども、この辺の募集の仕方 というのは現在のところどうなっておるのでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 私どものほうで担当の嘱託の指導主事がキャリア教育を各中学校の 部分を取りまとめしておるわけでございますが、事業所にお願いする部分については各中学校単位で 各学校が今までの実績、それから各地区にある事業所にお願いをしているというのが実態でございま す。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私は、直接教育委員会のほうからその企業の方に出向くのが熱意を感じ取れ るのかなと思うのです、学校任せではなくて。担当の方、数が多いかもしれませんけれども、1日幾 つかに分けて回れば、いろいろ、なぜだめになっていくかというような分析もできると思うのですけ れども、その辺私は直接行って、お願いでもいいですし、決まった後にフォローでもいいと思います けれども、その辺をすべきだと思いますが、教育長、いかがお考えでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 村上市は、平成20年度にこのキャリア教育スタートしたときに、先進取り 組みとしてスタートしております。そのときの受けとめは教育委員会、それから中学校校長会と協力 をして村上市教育委員会の生涯学習課、それから村上市商工観光課、そして村上市PTA連合協議会、 村上市公共職業安定所、勤労青少年ホーム、それから村上商工会議所、これなどと連携をして、その 事業所にお願いをしてきているという形で県に評価された取り組みであります。そのことが今部分的 に形骸化しているのか、そしてそのことが有効でなくなっているのか検証して、そして小杉議員のお っしゃるとおり、できることであればフェイスツーフェイスでお願いに上がるような形をとれる範囲 で進めていきたいと考えております。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 教育長言われたとおりだと思います。私平成21年の6月にもこのキャリア・ スタート・ウィークのことを質問したのです。そのときにもやはり数というよりは、子供たちの希望 をかなえられる業種が全てそろえられるかという部分をちょっと懸念していまして、このときの答弁 はNPO法人や農業関係との連携により子供たちが自分の希望する事業所に行けるように取り組んで いくというようなことを述べております。去年の参加の企業を見ていましたら、そういう農業関係と かがふえていましたので、それなりの努力はされたのかなと思うのですけれども、やはり数をふやせ ふやせというのが問題ではないとは思いますけれども、言われましたようにさまざまな業種が体験で きるように希望する事業所をふやすべき、そのためにはどうするかという部分をやはりしっかりと、 今答弁されたように取り組んでいただきたいと思っております。   体験学習の反省で9割が、大変生徒たちからはおおむね好評だという部分もありまして、この平 成21年のときにも保護者の方も親の仕事の苦労がわかったと子供が言っているとか、その辺のところ は出てきていたのですけれども、ただ企業のほうに目を向けますと、やはりどうしても挨拶や会話が まだまだ不十分だとか、そういった話も聞こえてきております。この辺、先生方は毎年かわるのです よね。2年生をやっていると、同じ学校にいても担当はかわるわけですので、1年1年でしかないと 思うのですけれども、この辺情報の共有とか、毎年の反省点の部分の申し送りとか、事務的な部分で どんなふうにされているのか、課長にお伺いいたします。 〇副議長(小林重平君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) キャリア教育の担当の先生、異動もしくは同じ学校内でかわったと しても前年の反省等の引き継ぎは各学校でやっているものと思っております。   また、キャリア教育の取りまとめをしている私どものほうの嘱託の指導主事の先生でもそれらの ことについては、各学校の情報を仕入れて、聞いて、各学校のほうに流しておるということでござい ます。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) その辺の連携とか情報の共有をしながら、より充実したものにしていただき たいと思います。充実した取り組みのためには2つと教育長言われました。さらなる協力拡大と事前 指導とか言われましたので、その辺のところをぜひ充実させていただきたいと思います。   平成21年の6月に、私もう一つ提案したのです。そのときには、自分の子供たちが希望する業種 で村上に事業所がない業種があると。それで、このときは人数が645人でしたので、中学2年生が。 ふれあいセンターであれば1,000人規模なので入るであろうと。ふれあいセンターに一堂に会して、 専門学校とかプロの方をお呼びして一日学習したらどうかというような提案をしました。そのときの 答弁は、全体での講習会、可能かどうか検討していくというような答弁でございました。私が以前質 問した議事録なんかは、当然確認しているだろうと思いますので、この辺のところはどのように検討 されたのか、課長にお伺いいたします。 〇副議長(小林重平君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) その21年の6月の小杉議員の質問されたその結果のことの部分につ いては、大変申しわけございません。私詳細は把握はしてございませんが、当然当時の担当、それか ら関係学校、それから嘱託の指導主事の先生交えて、恐らくそのことについては検討されたものと思 っております。   ただ、今現在そのことがなされていないということにつきましては、やはり何かの若干障害があ って、今そのような全体的な活動がされていないということになったのではないかと理解してござい ます。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 山北から荒川までスクールバスを使ってふれあいセンターに一堂に会せばで きるわけですよね。そこで1日あけるというのが、中学校もかなり忙しいですから、難しいかもしれ ませんけれども、朝から集まって夕方まであれば、もういろんな村上にないような業種の方の話が聞 けると思います。今大学なんかも入試の広報活動として中学生の大学見学を受け入れているところが 多うございます。その場合も生徒たちが進路を自分で決める力が養われたと、そういうようなことの 報告もございます。そんなに難しいことでないと思うのです。やはり学校側だって自分の学校の紹介 をしたいと、そういう場があってほしいと。村上市の子供たちにもいろんな業種の仕事というのでし ょうか、例えば専門学校の生徒に実演をしてもらってもいいのかなと思うのです。そういったことで ぜひ私は一堂に会したほうがいいというか、こういうことは絶対やるべきだと思いますが、教育長、 いかがお考えでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 大変すばらしいご提案だというふうに承りました。   ただ、先ほど私はキャリア教育は職場体験だけがイコールではないと、このように申し上げまし た。キャリア教育の位置づけは、中学校の学習指導要領総則に述べられているとおり、要するに道徳 の実戦力を養う場、そして自分の生き方を見詰める場というふうに位置づけられております。   ですので、今小杉議員がおっしゃったような中身について、例えば道徳とか総合的な活動の中で 学校がそういう方を呼んで、要するにキャリア教育の視点でそういう活動を行うというようなことは 可能ではないかというふうに考えております。   ただ、一斉に全員を1カ所に集めて、それを可能にしていくかどうかということについては、先 ほど小杉議員がおっしゃったように物理的な問題、時間的な問題、それから日程調整的な問題等、課 題があると思いますが、そこら辺を含めて今後検討していきたいと、このように考えます。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) こちらに朝日中学校のキャリア教育全体計画というのがあります。今ほどず っと言われているように1年生のときから、例えば1年生の段階では朝日の中の仕事調べみたいなこ とをやっています。今度2年生は、新潟の職業調べ的なことをやっています。当然講師の方なんかも 呼んだりしています。3年生になると、もう東京の仕事調べというふうになっていきます。ですので、 学校はまず取り組んでいると思うのです、指導要領に基づいて。ですけれども、一つ目玉となるもの というのでしょうか、その内容的なものはもうちょっと検討しなければならないかもしれませんけれ ども、ぜひそういったことをやって、意識づけを持たせたいと、そんなふうに思っております。   ここにNSGグループ代表の池田弘さんの本がありますけれども、いろいろまちづくりなんかで も私結構読ませていただいて、参考になることあるのですけれども、私と起業家6人の挑戦というこ とで、自分の道を探す若者たちへということが書いてあります。この中で、早いうちから職業観の醸 成が必要だと。それから、目的を持つことが大切。目標がないと積極的に動けない。目標があれば達 成に向けた努力をより真剣に行うというようなことがあります。学校での取り組みとかもいろいろあ るのですけれども、こういった目玉的なものがあると、より強烈にそういう目標を持つのではないか と、私はそんなふうに考えます。このとき平成21年の6月の市長答弁は、非常に大切なこと。教育委 員会と連携を密にしてやっていきたいというような答弁をされていました。今のやりとりを聞いて、 市長のお考えをお伺いいたします。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、子供たちが職業観を持つことは非常に大事であるということでありま す。1カ所に集めて云々という問題は別といたしまして、昨年私も市内中学校全部で市長とふれあい トークをやりました。その中において、私子供たちにお願いしたのは、今そこに書いてあるようなと おりでございまして、まず目的を持っていただきたい。目的を持つことによってその目的に沿った自 分の行動、あるいは勉強もそうですし、できるというようなこととか、いろいろ話をさせていただき ました。本当に今の子供たちもしっかりとした考えを持っているなというようなことを感じ取ったと ころでございます。   いずれにいたしましても子供たちが早い時期に自分の目的を持ったり、あるいは職業観持つこと がいかに大切かというようなことを痛感いたしておりますし、またそういうことをやることによって、 先ほど来お話しありますような、いわゆるニートとかいろいろな問題も解決に向かっていくのではな いかなと、そのように考えてとらえております。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 次に、医療費抑制についてですけれども、データ分析という部分で、ジェネ リックにしたら318万薬代が浮いたということですけれども、こちらに医療機関は治療、投薬内容や 費用を記載した診療報酬明細書、レセプトを各都道府県国民健康保険団体連合会に送りますけれども、 病名や数値を患者ごとに検索、抽出できる形で受け取り、医療費抑制に生かしている市町村は、こち らの引っ張った資料ですけれども、2012年11月現在207ということでしたけれども、村上市はこうい うデータを受け取っていますでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 国民健康保険団体連合会のほうから分析した結果をいただいてお ります。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) もらっているということで大変いいことだなと。データ分析というのは、こ れから大変大切ですので、広島県の呉というところが先進地ですので、皆さんご存じだと思うのです けれども、患者に安いジェネリックを薦める通知を送ったり、自宅を訪問して、無駄な診療を見直す ように呼びかけたということで、ここに2010年で薬代が、呉は24万人もいますから、村上市の4倍も あるのですけれども、2010年度、薬代が約1億1,000万円減。それから、治療費が1,400万円を減らし たと。   村上市の場合もこういうはがきが来るようになりましたよね。ジェネリック医薬品に切りかえた 場合の自己負担はということで、これは大変いいことだと思います。あと、保険証送付のときにも ケースの裏に入っておりますし、あとこういうピンクの目立つ保険証を送るときにもひとつこの中で 少しでも医療費の負担軽減をということで入っております。大変こういう取り組みはいいことだなと 思うのですけれども、もう少しこの辺のところを何かPRするようなプランがございましたら、課長 にお伺いいたします。 〇副議長(小林重平君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 今議員がお話ししたとおり、これからのPRの方法について、い かに検診につなげていくか、そして医療費を抑制していくかということに尽きると思います。   それで、昨年ちょっと課内で受診しやすい体制ということでいろいろ検討してきました。今セッ ト検診というのがありますけれども、そのセット検診は胃がん、大腸がん、肺がん、前立腺がん、特 定検診ということでまとめて検診するという検診がございますが、中に国民健康保険の加入者である と、やっぱり働いている方が多くて、平日は検診できないということもありまして、土曜、日曜検診 とかにも切りかえて、昨年から延べ14日間検診などをしておるところでございます。ほかにも方法論 があると思いますので、いろんな研究をしてまいりたいと思います。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 予防医療の面からですけれども、今国民健康保険加入の40歳から74歳までの 方の特定健康診査やっておりますよね。先週私も行ってまいりました。これは、内臓脂肪症候群、メ タボリックシンドロームを発見するための健診だと。メタボというと肥満というイメージがあって、 余りいいイメージはないのですけれども、日本人の3大死因のがん、心臓病、脳卒中のこの心臓病と 脳卒中を進行させる動脈硬化の要因にもなるのだというようなことで出ておりまして、私も受診して きて、いろんな指導をいただきましたので、よかったなと思っております。   あと、ここに村上市健康増進計画の中間評価、この間の3月に出たものですけれども、この中に 特定健康審査の受診率載っておりました。平成20年が44.8%、24年が35.7%、26年の目標は65%です よね。この辺のところ、受診率を上げるためにどんなふうに取り組むのかお伺いいたします。 〇副議長(小林重平君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 非常にその受診率向上のために私の課でも今いろんな研究をして いるところなのですが、実は国民健康保険加入者であっても以前は人間ドックを助成をしていた経緯 があるのですが、旧村上市時代に廃止した経緯がございます。   それで、その人間ドックを受診しますと、その結果が返ってこないのです。実際の受診者、今国 民健康保険加入者の特定健診というのは保険者単位に実施することになっておりますので、そのドッ クを受けた方は健診センターのほうからその結果が来ないということで、実際には40%、42%ぐらい いっているのだかもしれません。だけれども、その辺の水面下で見えないところがありますので、そ れをいかにして私どもは受診率の向上につなげるか、その辺もちょっと検討したいなと思っています。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) これ私がその特定健診のときにいただいた、ここに書類が入っていたのです。 何ら変わらない文書なのです。紛れてしまいそうなのです。まず、告知の部分からすべきだろうと、 入り口から。例えばこれをピンクの封筒にするとか、シールを張って何かすぐわかるようにするとか、 その入り口の部分のも大事なのかなと思っております。   あと、それから個別健診が1月31日まで各医院でやられるわけですけれども、それ見ましたら、 昨年までは2,500円だったものが1,500円になったと。1,000円も安くなっているわけですよね。それ で、個別健診、個人の医院に行って受けることもできると思いますので、ぜひそういったことも、余 り小さく書いていないで、もっとどんと押し出してPRすべきかなと思うのですけれども、この辺の ところ市長、いかがでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そういうところが職員の奥ゆかしいところでありまして、けしからぬことだ なと、そのように思っていますので、今おっしゃったとおり、やはりインパクトのある告知、あるい は書類づくりにしていく必要があると、そのように認識しておりますので、今課長聞いていますので、 恐らくそういうことを実践に向けて〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕取り組んでいくと、そ のように信じております。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひ課長、よろしくお願いいたします。   もう一つ、福岡の筑前町というところで、ここも医療費がかさんでいて、特定健診受診率の向上 の取り組みを行ったと。ここは3万ぐらいの市ですけれども、その中でいろいろ分析した中で、福岡 県で慢性腎臓病予防対策支援事業というのをやったそうなのです。そのときにこの筑前町が人工透析 をされている方、その方の実態分析から、新規にそういう透析になる方は糖尿病性腎症によるものが 多いこと、それから健康診断を受けていない人、そういう人が多いことがわかったと。透析は、結構 高額な医療費がかかりますので、この辺糖尿病等の早期発見とか早期治療、重症化防止などに取り組 むべきだろうということの分析がされております、この筑前町では。   その中で、私も余り詳しく知らなかったのですけれども、この筑前町の取り組み、平成22年度は 住民向けに腎に関する学習会というのをやっているのですけれども、この辺村上市ではやっておりま すでしょうか、いかがでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 糖尿病教室とか、こういう関連、高脂血症もそうですけれども、 腎については私ちょっと確認はしていません。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 議員の控室にこういう全国腎臓病協議会で発行している全腎協という雑誌が 置いてありまして、その中を見ていましたら、これは沖縄県の腎臓病協議会の方が慢性腎臓病予防啓 発事業ということで、那覇市で患者さんと一体になった取り組みをやっておるのです。その患者さん が実際に自分の体験談を語って、健康診断の大切さというようなことを自分が語り部としてやってい ると。糖尿病だけでなくて、そういう腎臓的なこともやはり重要なのかなと思うのです。その辺市長 は、いかがお考えでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 糖尿病に限らず腎臓に限らず、全ての臓器が大事なものと思っておりますが、 糖尿病教室はやるけれども、余り腎臓病教室というのは聞いたことないので、いわゆる糖尿病が悪化 していくと腎臓がやられるわけでございますので、その点についてこれから検討をして、どうあるべ きかということを考えていく必要があるのではないかなと、そのように思っております。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) いろいろ先進的なところがありますし、先進にやっているところがございま すし、そんなに難しくもないのかなと、協力さえあれば。   あと、長野県の佐久市では1979年から2007年までに1年間1度も通院しなかった70歳以上の人を 表彰していたというのがございます。ちょっとした風邪くらいでは行かなかったという人も多いのだ ろうと思いますが、これやめたということは何か理由があるのかなと思って探したのですが、ちょっ と見つけられなかったのですが、こういうのも一つのアイデアなのかなと思います。   今回医療費抑制ということでいろいろ調べていきましたら、結果的には自分のためであって、家 族のためでもあったのです。村上市でも先ほど答弁されましたように、毎日食べよう野菜350グラム ですか、健康万歳運動とか、運動の定着も進めています。市長率先して、元気で生き生き暮らせるよ うな村上市を目指すような取り組み、そういったものを後押ししていただければと思います。できる ことからでいいと思いますので、ぜひその辺のところよろしくお願いします。   最後に、産業の活性化についてですが、秋にグリーンツーリズムとかやると。いろんな形でPR していければいいのかなと思いますけれども、いろいろきょう答弁いただいたこと網羅して、それは それでちょっとまた別な機会にもやりたいと思いますが、6月4日の新潟県中小企業団体中央会の通 常総会におきまして立教大学の山口教授は、市場開拓の必要性を私たちに講演されました。ちょっと した工夫で変えられる、目線を変える、ターゲットを変えることで実現できるのだと〔質問終了時間 5分前の予告ブザーあり〕村上市は農林水産業が盛んでございます。医療費の抑制とかを調べていき ましたら、腎疾患者用食品ですか、こういう低たんぱく食品があるというのをわかりました。こうい った食品の中には、特定用途食品というのもございまして、これは消費者庁長官の許可が必要で、手 続も面倒だということがあるのですけれども、その下のほうに消費者庁許可の特別用途食品ではあり ませんと記載して低たんぱく何%との表示は可能だとあります。一々許可をとらなくても、きちっと うたえば大丈夫だと。こういった低たんぱく食品とか低カロリー食品、あと今後需要がふえるであろ う高齢者向けの加工食品なんかをほかの地域と差別して生産するところをつくって、村上市を挙げて こういうことをやっているのですよと。それは、いろんな方のためにもなりますし、こういうことを やっているのだよということで企業をつくっていくというのでしょうか、それでそういう働き口をふ やして、人口の歯どめにもなるというような、連携していくと思うのですけれども、こういったこと、 思い切ったことを市も何か支援してできないかと思うのです。市が支援してそういう産地づくりをす るというようなことも必要なのかなと思うのですが、市長はどのようにお考えでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いつも言っているとおり、今6次産業化を進めていくということで取り組み を強化しているわけでございまして、折しも国においては成長戦略を打ち出しておるわけでございま して、格好の時代に入ってきたなと、そのように考えておりますので、いわゆる村上でなければない もの、村上でなければつくれないもの、村上の土地からでなければとれないもの、そういうものを6 次産業化に持っていって成長戦略にのせていく必要があるのではないかと、そのように考えています ので、関係機関と協力し合って取り組みをしていかなければならないのではないかなと、そのように とらえています。 〇副議長(小林重平君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そうなりますと、やはり人材が必要となってくるのですね。これは、理系分 野です。栄養学科であったり、農学部だったり、食品加工であったり、そういうことの興味を持つた めにもキャリア教育というものも大事なのかなと。   あと、前回私が中一の英語助手というようなことを提案して、自分たちで勉強するのだというよ うな答弁でしたけれども、こういうことを学べる学校というのはどうしても英語が必修なのです。そ こに入りたいけれども、入れないと。小さいころからその積み重ねで、入るための学力を上げていく ということも必要だと思います。受験英語とか数学も必要です。長い目で、村上市には将来どういう 人材が必要かということも含めて先行投資する、それが政治なのかなと私は思っております。   最後に、高齢者向けの加工食品ということで高根地区にはスチームのすばらしい機械がございま す。そういったものを有効に活用しながら、もう少し大々的にできないかなと思うのですが、副市長 に最後、答弁を求めます。 〇副議長(小林重平君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまご指摘のように高根フロンティアクラブの中で鈴木君という のがスチームの加工を今手がけております。まだまだやっぱり研究段階でありますし、本当に2年前 ぐらいから導入をしてやっているのですけれども、なかなか日の目を見ないということもございます。 それにつきっきりでかかるわけにもいきませんし、材料の調達をどうするのだかという、そこら辺の 研究もございます。その中で許可が本当にとれるかどうかというのもあります。   また、今リハビリテーション専門学校で飲食の関係のやわらかい食品をやっぱり患者さんに食べ させるという、そういう研究もいろいろ一緒にコラボしてやっているような状況も伺っております。 その中で今後そういう産業のほうにもぜひ力を入れていきたいと考えております。 〇8番(小杉和也君) 終わります。 〇副議長(小林重平君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。           午後 1時50分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇副議長(小林重平君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(小林重平君) 次に、4番、鈴木いせ子さんの一般質問を許します。   鈴木いせ子さん。           〔4番 鈴木いせ子君登壇〕 〇4番(鈴木いせ子君) 鷲ヶ巣会の鈴木いせ子です。   私の一般質問は、2項目についてであります。1項目め、村上総合病院の建設候補地、駅西につ いてであります。5月2日に厚生連の末武理事長がおいでになり、厚生連経営管理委員会で村上総合 病院の新築移転の候補地を駅西にしました報告がありました。同時に、議員にもその文書はファクス で流れてきましたし、マスコミでは決定されたかのように報道されました。地域医療調査研究特別委 員会では、病院新築に向けての診療科目、建設費用、建設時期等についての村上総合病院の林院長か らのお考えをお伺いしました。   病院の新築をいっときも早くと訴えてきて、それが現実に向かって動き出したのは、市民ととも にとても喜ばしいことだと思っております。50年、100年先を見据えた場所の候補地なのか。そして、 救急医療、災害拠点病院としての機能が発揮できる候補地なのかを危惧しております。以下について 市長のお考えをお伺いいたします。   @、村上総合病院の新築支援については、既に市の支援方針が示されているところですが、これ について厚生連から最初にあった村上総合病院新築についてのお願いの文書の中には、広い土地と資 金援助について支援要請があったようですが、市の支援方針を決定するに当たって、このことをどの ように整理したのか、改めてお伺いいたします。   A、救急医療体制はどのようになりますか。   B、駅西に渡る連絡通路は、どのようなルートを何路線お考えでしょうか。   C、ドクターヘリは、どこで離着陸するのでしょうか。   D、災害拠点病院としての役割を果たすため、どのような体制をお考えでしょうか。   E、用地買収の対象となる地権者との話し合いは行われましたか。   F、山辺里地区区長会の皆様との話し合いでは、どのような意見が出たのでしょうか。   G、候補地「駅西」で一番不都合と思われるところはどこなのでしょうか。   H、「駅西」の建設予定地は住宅地ですが、付近の住民の理解は得られたのでしょうか。   I、厚生連より候補地を「駅西」にするための特に要望されたこととはどのようなことなのでし ょうか。   J、20億円の支援は、どのように使用されるのでしょうか。また、インフラ整備はどの程度行う のでしょうか。お伺いいたします。   2番、公共交通の利用状況について。現在のコースの見直しが行われ、新たに新町を通るコース としたようですが、利用状況をお伺いいたします。   @、まちなか循環バスの各コースの利用状況はどうなっていますか。   A、利用者の声と、利用しない人の声は聞きましたか。   B、のりあいタクシーを利用する人はふえていますか。   C、まちなか循環バスを利用する人数はふえていますか。   以上であります。よろしくお願いいたします。 〇副議長(小林重平君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、鈴木議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、村上総合病院の建設候補地、駅西についての1点目、厚生連から広い土地と 資金援助についての支援要請があったようだが、市の支援方針を決定するに当たってどのように整理 したのかとのお尋ねについてでございますが、本市の支援方針の決定に当たりましては建築予定地の 提供や、新病院建築費の財政支援は多大な財政負担を伴うこと。また、まちづくりに大きな影響を及 ぼすことになることから、安定した財政運営ができることを前提に決定したものであります。そして、 内容的には新病院の整備計画の市民への交渉や支援の限度額の明示。都市計画マスタープランとの整 合性。新築移転した場合や現在地での新築の場合のそれぞれの対応などについて具体的に整理したも のであります。   次、2点目、救急医療体制はどうなるのかとのお尋ねについてでございますが、村上総合病院は 救急告知病院であり、災害拠点病院でもあります。また、病院群輪番制病院の役割を果たしておりま す。救急医療の充実と強化として厚生連の新病院整備基本構想によりますと、救急ワークステーショ ンの設置を検討しており、消防本部と連携の上、救急隊員の知識及び技術向上のための教育研修や24 時間体制の救急医療サービスの充実を図り、高度な2次救急医療機関として機能強化を目指す計画で あるとお聞きしております。   次に、3点目、駅西に渡る連絡通路はどのようなルートを何路線くらい考えているのかとのお尋 ねについてでございますが、連絡通路等の村上駅に関する事項につきましては、今後JRとの協議を 詰めながら、まちづくりプランの中で計画をしてまいります。   次に、4点目、ドクターヘリはどこで離着陸するのかとのお尋ねについてでございますが、今後 用地の取得や新しい病院の設計に入っていくことになりますので、ヘリポートの位置についてはその 中で決定されていくものとお聞きをいたしております。   次に、5点目、災害拠点病院としての役割を果たすため、どのような体制を考えているのかとの お尋ねについてでございますが、新潟県地域防災計画に基づき災害時医療救護活動マニュアル、緊急 時救護マニュアルの中で保健所を窓口に災害医療コーディネートチームを平成19年に設置し、災害時 に迅速な対応ができるよう、昨年から研修及び関係機関との合同訓練を行っております。また、村上 総合病院は災害派遣医療チーム、新潟DMAT指定医療機関として指定されており、災害時対応マニ ュアルにより市町村からの医療救護班の派遣要請に備えているところでもあります。今後もこれらの 体制の維持、強化を図っていく必要があると考えております。   次に、6点目、用地買収の対象となる地権者との話し合いは行われたのですかとのお尋ねについ てでございますが、去る5月14日に厚生連主催で、想定される地権者を対象として村上総合病院新築 候補地についての協力のお願いと事業説明会を開催いたしております。開催当日欠席された方には、 翌15日と16日に厚生連の職員と本市担当が同行し、協力要請と事業説明に伺っております。   なお、5月29日には駅西開発株式会社へも同様の要請と説明を行っております。   次、7点目、山辺里地区区長会の皆様との話し合いではどのような意見が出たのかとのお尋ねに ついてでございますが、去る5月13日午後7時から村上農村環境改善センターにおいて、厚生連から 新病院整備基本構想、本市から新築候補地決定までの経緯及び村上駅周辺整備について説明させてい ただきました。   ご質問の1つとしては、山辺里地区が候補地に選定されなかった理由についてであり、厚生連側 から当候補地には十分な面積はあるが、早期開院に時間を要すること、インフラ整備に多額の経費を 要することなど、総合的に判断した結果とお答えしております。   また、要望が2つほどあり、1つ目は当用地周辺農地の病害虫被害防除のため雑草対策を実施し てほしい。2つ目は、新病院完成後、整形外科を充実してほしいということでありました。この要望 に対しまして1つ目は私から、苦情が出ないよう雑草対策をさせていただく。2つ目は、厚生連から 常勤医師の増員を計画しており、関連大学にも派遣要請をしていくとの、それぞれお答えをいたして おります。   次に、8点目、候補地、駅西で一番不都合の点はどのようなことかとのお尋ねについてでござい ますが、本市としては特に不都合な点ということは考えにくく、むしろ高速道路とのアクセスや村上 駅の連絡通路を整備することによって格段に利便性が向上するとともに、新たなまちづくりの可能性 がある場所だと考えております。   次に、9点目、駅西の建築予定地は住宅地ですが、付近の住民の理解は得られたのかとのお尋ね についてでございますが、これまでに地権者の方や村上地域区長会の皆様への計画の説明と協力のお 願いは厚生連の職員とともに行わせていただいております。今後この計画を進めていくに当たっては、 付近の皆様の理解も不可欠でありますので、厚生連と協議をするなどの中で対応を考えていきたいと 考えております。   次に、10点目、候補地を駅西にするために厚生連から特に要望されたことは何なのかとのお尋ね についてでございますが、駅西を候補地に決定するに当たって厚生連から特に要望されたのは、新病 院利用者のための交通アクセスの整備についてであります。具体的には村上駅の連絡通路、交通アク セスなどについてであります。   次、11点目、20億円の支援はどのように使用されるのかとのお尋ねについてでございますが、村 上総合病院の移転、新築整備に対する本市の財政支援は、既にご承知のとおり用地関係費、新病院建 築費及び用地周辺のインフラ整備費を含め、総額20億円を限度とするとしたところであります。具体 的には、本市が実施する病院用地周辺のインフラ整備、それ以外の財政支援については新病院建築費 に対して補助金として交付する方針であります。   なお、今後厚生連の事務局体制が整い次第、詳細について協議に入りたいと考えております。   また、インフラ整備はどの程度行うのかとのお尋ねについてでございますが、インフラ整備につ きましては、上水道施設と下水道施設の整備を計画しております。   次に、2項目め、公共交通の利用状況についての1点目、まちなか循環バスの各コースの利用状 況はどうなっているのかとのお尋ねについてでございますが、本年3月から5月までの乗車実績は大 回りコースが1,473人、小回りコースが1,862人となっており、着実に利用者ニーズに応えられている ものと考えております。   次、2点目、利用者の声と利用しない人の声は聞いたかとのお尋ねについてでございますが、本 市の公共交通の運行に際し、職員が医療機関等において市民からの聞き取り調査を行い、利用ニーズ の把握に努めております。   また、まちなか循環バスの大回りコースの運行開始につきましては、感謝の手紙が運行の委託先 であるバス事業者に送られておりますし、本年3月からバス運行開始いたしました村上寒川線につき ましても好評をいただいておるところであります。   次、3点目、のりあいタクシーを利用する人はふえているのかとのお尋ねについてでございます が、のりあいタクシーの運行地域により利用実績に大きな差があることから、一概に増加傾向にある とは言えない状況でございますが、持続性のある交通体系の確立のためには、今後もさらなる分析と 研究が必要であると考えております。   最後に、4点目、まちなか循環バスを利用する人数はふえているかとのお尋ねについてでござい ますが、さきの答弁でも申し上げましたとおり、本年3月から新設した大回りコースの利用者が小回 りコースと同様に利用されてきていることや、3月の人形さま巡りにおける利用実績が対前年比250 %となるなど、市民の足として、また観光客の移動手段として着実に増加してきておる現状であると 認識いたしております。   以上であります。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) それでは、再質問させていただきます。   村上総合病院、駅西に候補地を絞ったということですが、厚生連から最初にお願いに来た文書の 中には2つしかなかったように思います。   1つ目は、広い土地の提供をお願いしますと。提供といっても、もらうというよりも貸していた だきたいというような趣旨のものだったかと思いますし、Aは資金援助を申し出たように思います。 この駅西がその条件をクリアしているからこそ、厚生連はこの西側を候補地にしたと市長はお考えで しょうか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もちろんもっと広いところもあったわけでございますけれども、いつも申し 上げているとおりいろいろな観点から駅西の今の場所を厚生連は選定したものと、そのようにとらえ ております。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私は、どう見ても駅西は広い土地であるというふうには思えないし、交通 の不便さもあるように思います。   そして、末武理事長は駅西に向かうためには高架橋の条件は出さなかったのでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そういう条件はございません。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子君。 〇4番(鈴木いせ子君) それでは、ちょっとお伺いしますが、私たちに回されました村上総合病院 移転新築土地候補地選定に係る評価シート、これは市がつくったのでしょうか、厚生連がつくったの でしょうか、総務課長さん。 〇副議長(小林重平君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 前の全員協議会でもたしかお答えしたと思いますけれども、その作成に つきましては厚生連でありますし、必要な資料等については私どもも相談を一部受けたものでござい ます。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) この内容の中には、市で調査したというか、市からのデータというのでし ょうか、それが大きく反映しておりますけれども、これが厚生連がつくったものとすれば、ここの中 に村上駅付近に駅西を選ぶ、とあるわけです。3候補地あったわけなので、現在地、山辺里、駅西と、 この3つを比較した表があるわけなのですけれども、その中で厚生連がこれつくったとおっしゃいま したので、まず市のデータをもとにつくったということですよね。 〇副議長(小林重平君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) それにつきましては、厚生連のほうで作成をいただきました。ただし、 先ほど申し上げましたように、それは資料作成に伴う、厚生連でわからないので、この辺はどうだと いうような相談された部分については、それぞれの担当のほうで相談にはのらせていただきましたし、 そのようなことで最終的には厚生連のほうで作成をいただいたということでございます。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) そうしますと、厚生連としてはこの駅西の一番大事なところに村上駅付近 に東西連絡高架橋設置、これが載っております。ここに厚生連がこの設置を呼びかけておいて、その 要望に出さなかったのは何か意味があったのでしょうか、市長。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 要望の中には、交通アクセスを十分にしていただきたいということでありま すので、その交通アクセスの中に包括的に含まれているものと私どもは理解をいたしております。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 交通アクセスの中にこれも含んでいるとお考え。   それで、きょうも一般質問の中にも、前にお話しされた方の中にもありましたけれども、JRさ んと市長さんが直接お会いになって、全部を含めてお話し合いするということなのですが、それも全 部含めてのお話でしょうか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上駅長さんには、そういうふうになりましたので、ひとつ市としても協力 したいので、JRとしても協力していただきたいというような旨を、まずとりあえず村上駅長さんに お話ししました。   そして、今度は新潟支社長とお会いいたしまして、病院が駅西のほうに行くと決まってから一回 もまだ表敬訪問していませんので、表敬訪問方々いろいろな話をしていきたいということであります し、またとりあえず駅の東と西を結ぶ連絡通路等については、早急な取り組みが必要であるというふ うに認識いたしておりますので、それらの点について具体的なお願いをしたり、どういうような方法 があるかというようなことをJRの支社長にお聞きしてきたいということでございます。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) それで、またこの駅西を選ぶに当たってのあれもありますが、駅西南側道 路の整備、高速道路からのアクセス道路整備というのがこの中に書いてありますが、担当される都市 整備課の方も、このたび人事異動等で職員の数もふえたようですが、これは今現在どのようなことを 考えておりますでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 今鈴木議員のおっしゃるお話というのは、岩船港線といいますか、 養護学校の側からのほうの進入路といいますか、そちらのほうの話でしょうか。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 病院建設に当たっての都市計画道路の考え方はまだ持っていないと、まち づくりの中で検討するというお答えがあったのですが、今の段階ではその程度なのでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 都市計画道路等の変更も含めまして、駅周辺のその病院に関係し て必要となるような道路について今後まちづくりプランの中で検討していくということでございます。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私が間違っていたら済みませんけれども、この評価シートの中でインフラ 整備に1,500万という数字がのっておりますが、これはどのようなことにこのような数字が出てきた のでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) そのインフラ整備には上水道と下水道施設の整備でございます。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 上下水道の予算だけということなのでしょうか。   それから、朝日の件なのですけれども、6月7日に日沿道活用促進朝日地域活性化協議会で温海 までの延伸についての国土交通省の新潟国道事務所長さんがおいでなってお話、挨拶とかありました けれども、市長さんもいらっしゃっていたのですが、その中で所長さんは強い声で言いました。高速 道路の延伸は救急医療の道であると。そのために高速道路を延ばすのだということを何回もおっしゃ っておりましたし、市長は常に高速道は命の道路であるというふうにおっしゃっておりました。今さ ら何を言うかと言うかもしれませんが、私はこの病院の建設で駅西に決まったこと、たとえ自分がわ かっていても、市民の方がこの議会を通してどういう経過をもってそこにいったのかということを私 は言う責任があると思ってお聞きするわけなのですけれども、国土交通省の方も命の道路の高速道路、 そして市長も命の道だというふうに……命の道は市長で、救急医療は国土交通省の方がおっしゃった のですが、どう見ても命の道路から離れる場所の建設というのを、私は市民が考えてもどうもそこに 結びつかないような気がするのですが、市長はどのような工面を考えているのかお伺いします。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今厚生連が決定した場所についてでございますけれども、救急医療について は寸分狂わず命の道として活用できる場所にあると考えております。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私は、だんだん道から遠くなっていくように思うのですが、それは私一人 の考えでしょうか。みんながそうは思ってはいないのでしょうか。私は、このことを一番に市民に伝 える必要があると思って、これを今はお伺いしました。   そして、資金計画についてでありますが、新病院の総事業費は125億、建物に90億、機械に30億、 解体に5億だそうです。厚生連は、この建設のための援助20億をお願いしたのではないかと思います が、市長が先ほど20億はいろんなことに、建設にも使うし、インフラにも使いますよというようなお 話でしたが、最初のお願いはその建設のために20億をお願いしたいというようなお話し合いではなか ったわけ、20億というのでなくて、財政支援20億は後で決まったわけですけれども、支援というのは この建物を建てるためだけの支援をお願いしたいというふうなことでは全然なかったわけなのですか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 一つの病院を建設するということでありまして、その建設に対しての資金援 助を20億いただきたいというお話でありますので、建設はただぽんとできるわけないので、そこまで 至るには用地あったり、いろいろなことがありますので、それらが全てを建築と称するわけでござい ますので、建築に対しての20億というのは、今言ったとおりインフラ整備、あるいは土地の買収、そ れらも含んでいると考えていいのではないかと思っております。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) それと、私がわかっていても皆さんにこの場を通してお伝えしなければな らないのでお聞きするわけですが、駅西の土地は厚生連が買って、現在の跡地は村上市が買うのです か。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 新しい病院が建つ用地については、当然厚生連が求めるわけでございまして、 今建っている病院、解体してからの話になろうかと思いますけれども、それはもし村上市が必要とす るとして、今必要としているわけでございますけれども、当然村上市で求めなければならない土地で あると、そのように認識しています。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) そうすると、また前に戻ってしまうので、今さらと言うかもしれませんが、 広い土地の提供という項目はなくなったわけですね。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上総合病院が求めている土地は3万5,000から4万でありますので、今の 場所についても十分に確保できるというようなことは、前々からお話をしているとおりでございます。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 荒川には坂町病院があり、山北には徳洲会病院がありますが、今後全ての 救急車は新病院、村上総合病院が新しくなれば、もうどこの病院選ぶという時間が大変短縮されると 思うのです。今まで救急車か来ても30分も待ってねばねえというのが現状だったのですけれども、新 しい病院ができれば、救急車といったら、もう村上総合病院というふうな体制になるべく準備をして いるのだとは思いますが、その中で救急医療となると、ドクターヘリが飛んでくるという、そういう 事態が想定されますが、この評価シートの中ではヘリポートの設置には高さを気にしなければならな いということと、住民からの了解が必要と、ここに書いてあります。   それで、ドクターヘリ来た音を市長、聞いたことがありますか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ドクターヘリであっても特別に大きい音を出すというものではないと思いま す。 〇4番(鈴木いせ子君) 村上市に来たそうですけれども。 〇市長(大滝平正君) いや、聞いたことはないですけれども、双発ヘリであればまた別でしょうし、 また今自衛隊が持っているああいうようなヘリとは違って、防災ヘリも見たことあります。乗ったこ ともありますけれども、そんなに普通のヘリと変わりがない。ただ、内装的には内部に医療機器が当 然のことながら入っているわけですので、その程度は理解していますけれども、ドクターヘリだから といって普通のヘリの倍も騒音が出るとか、騒音が大きいということではないのではないかなと、そ のように考えています。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) そして、救急車が呼ばれたら、村上総合病院に真っすぐ行くというのは想 定されるのですが、消防長さんにお伺いしますが、そうすると今村上総合病院では村上市にかかった 119番の約6割が村上総合病院に搬送されておりましたけれども、新しくなれば何割ぐらいの患者さ んを運ばれるのかと、消防長さんお考えでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 私は、新しい病院ができても同じだと思います。近い病院に運ぶのが原則 ですので、例えば徳洲会病院がなくなるとか、坂町病院がなくなるとかということがない限り、やは り患者は一番近いところの医師のもとに運ぶというのが原則ですので、今村上総合病院が61.5%ぐら いの割合を占めております。それが大幅にふえるということは私は余りないと思います。ただし、お 医者さんをそれなりにふやしたり、それから診療する科目が充実してくるということがあれば、たら い回しという、言葉悪いのですけれども、そういうことがなくなって、いち早く患者が医師から診ら れる可能性はどんどん高くなると、充実してくるという格好にはなると思います。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) ワークステーションができたり、それに診療科目も6科目新設されるとい うような林院長さんのお話でしたので、今まで以上に患者さんはそのためにも新病院を要望している わけなのですが、患者さんがストレートに、早く、今まで5分かかっていたところも、その病院探す のにかかった時間が短縮されれば、そして医者も中核病院であれば、今までは村上総合病院であれば 外科の先生の担当であったり、小児科の先生の担当であったりで、なかなか受け入れ困難もあったの ですが、今後はやっぱりそれに対応した準備が進められると思うので、きっとたくさんの救急車が病 院に着くと想定されると思います。 〇副議長(小林重平君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 今議員おっしゃったとおり、ワークステーションというのが病院のほうで 整備されたとなれば、通常救急隊というのはワークスーションのところに24時間体制で詰めていると いうのが基本ですので、そういうことを考えると救命率の向上、救急救命士の24時間、お医者さんと 看護師さんのところでも常時いるということで、常に研修を受けているという格好で、そういう救命 率の向上というのは非常に高くなるということが考えられます。   それから、医師の数、先ほどもおっしゃったとおり、医師の人数の増員、それから科目の増とい うことになると、特に整形のほうのお医者さんなんか入っていただければ、村上総合病院のところで 常時今度は診ていただけるということで、そういうのがふえてくればおのずと患者が、新発田に行か なくてもよくなる。新潟に行かなくてもよくなるということでふえる可能性は出てきます。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) はい、わかりました。   次は、村上総合病院には職員が400名ほどいると、この前、林院長のお話でした。   そして、夜勤もあり、交代もあるので、駐車場は約300台ぐらいは使っているそうなのです。そ して、外来は600人から700人だそうです。入院患者は、ベット数が263ですから263です。そして、林 先生のお話し合いの中にもあったのですが、面積が少なければ立体駐車場が必要になりますと、ここ に書いてあるのです。だから、これだけの人の駐車場を用意するには、やはり面積が狭ければそのよ うなこともしなければならなくなるのでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上総合病院、私どもお願いしているのは、何回も言うようですけれども、 3万5,000から4万平方メートルが欲しいということを言っていますので、その中で立体駐車場に持 っていくのか、あるいは平面駐車場にするのかということについては、今検討しているのではないか と思います。林先生がどういうお答えをしたかわかりませんけれども、林先生からいろいろ聞いてい るわけでしょう、この前、勉強して。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 地域医療懇談会で聞きましたけれども、私は自分がわかっていても、やは り市民の方にお知らせするために、わかっていることも聞きましたので、市長そこはちょっと了解く ださい。すごく狭いところで大変だなと思うだけでございます。   それで、新病院は診療科目がもう6科追加されるということと、リハビリ機能の強化、がん医療 の充実とか、今までに本当に心配された村上市の医療がこの病院が出ることによって医療の充実した、 大変いい村上市になると思いますので、ぜひこの新病院にかける市長の強い思いを最後にお伺いした いと思います。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ご承知のとおり、この下越圏域につきましては新発田病院が3次救急医療病 院として整備されました。今私どもに必要なのは、2次医療機関です。それを一手に担うのは、新し くできる村上総合病院であるというようなことでありますので、これからは安心して医療を受けられ る、そういう病院が新築されるということだと思っております。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 本当に市長の腕にかかっていることがたくさんあると思いますので、ぜひ 村上市のために、いい病院の建設のために頑張っていただきたいと思います。   それでは、公共交通の利用状況についてお伺いいたします。先ほど市長の答弁の中に、少しずつ ではあるが改善しているということなのですが、市内でなくて、私は朝日地区の出身なのですが、朝 日地区の方々は余りいい声が聞こえないのです。不便だ、金が高い、そういう声が聞こえてくるので すが、新しく新町の医療機関を追加したことによってその状況は大幅な改善がされたのでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 大幅と言いますのは、語弊あるかもしれませんが、実は4月から個 人医院にのりあいタクシーを走らせることにいたしました。その結果、今まで10人とか15名、月使用 していた利用人数が40名から60名ほどふえてというか、最終的には〔質問終了時間10分前の予告ブ ザーあり〕この5月の段階で62名になっております。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私も前にもこの公共交通を取り上げてみたのですが、利用しない人の声を 聞くべきだと思います。利用している人は、それで満足しているのですけれども、利用しない人の声、 私たちが聞くのは利用しない人の声を聞いているわけなのですけれども、やはり村上総合病院一本で いくわけですよね。村上総合病院の通院と行き帰りのということなのですが、私たちもいろんなとこ ろに勉強に行っていますけれども、登録、タクシーを呼ぶにも前もって何日も前から予約しなければ ならないという、そこを利用している人は1時間前に予約すれば着くという。年配の方は、その予約 ということに大変、手間取るというか、そういうのを感じているわけなのですし、そして乗り合いす るところ、今までのバス停、その一軒一軒のうちに行くというのではなくて、成功しているところは。 村の中の公民館の前とか、押し車でも行かれるような場所を用意していただくと、大変みんなが便利 だと言っていますし、それから料金もバス料金で乗られればいいなという、そんなふうな考えもあり ますし、時間の問題も、2日前に予約するのではなくて、定期的に10時になれば来るとか、9時にな れば来るとか、そういうようなことと、そのようなことは考えに入れて再度検討したわけなのでしょ うか。 〇副議長(小林重平君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) たしか昨年9月の定例会でも鈴木議員様からご質問があったと思い ますが、そのフルデマンドの活用方法については恐らく三条市の一部の地区のフルデマンドの活用だ と思います。   今現在のりあいタクシーで便数、行き1便、帰り2便走らせているわけですが、朝日地区におい ては。大体1人当たりの経費といたしまして2,000円から6,000円ほどかかっております。これは、大 幅にのりあいタクシーを増便するとなりますと、タクシー業界、本来のタクシーの業務が損なわれる という可能性もございますし、また1人頭の経費も高くなってくるということもございますので、今 現在こののりあいタクシー走らせておりますが、これが最終型の姿ではないというふうに思っており ますので、ご提案のありましたことを検討しながら、よりよいのりあいタクシー及び公共交通を構築 していきたいというふうに思っております。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) その研修に行ったときもそのバスを利用するのは病院通院のために7割使 うのだというようなお話ししていまたけれども、私も乗っているバスを見ると、みんな医者へ行く人 ばかり乗っているのだ。今学生は、ほとんど親が送り迎えしているものだから、乗るのはばあゃん。 だから、ばあちゃんが利用するということと、医療機関にもっといっぱい、新町だけでなく、もうち ょっと医療機関をふやして便利になればいいなというふうに思うのですが、そういう検討をされては もらえないでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 検討はいたします。検討いたしますが、ちなみに25年の4月分の データでございますが、朝日地区ののりあいタクシーですが、使った人数が、ご利用なさった人数で ございますが、延べ人数で52名おいでになりました。そのうち個人医院の利用が1名でございました。 それから、5月でございますが、62名の延べ人数、利用されておりますが、個人医院の利用者は6名 でございます。   そこで、先ほどのご質問に戻るわけでございますが、利用しなかった方の意見としまして、おう ちの方に送ってもらっているから、今のところはいいですよというふうなご回答が非常に多かったと いうことでございます。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) それから、循環バスの巡回コースなのですけれども、朝日であれば片町か ら行って、ずっと同じコースを〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕歩いているのですけれども、 大変失礼なのですけれども、今片町、庄内町、久保多町行くのでしょうか、南線へ行けばなおのこと、 そんなに乗り降りするような場所もないようなのですけれども、その循環バスのコースもそっちのほ うへ回れば、私もいつ見ても本当に風を運んでいるようなバスが走っているなというふうに気をつけ て見ているのですが、そのバスのコースの検討はなかったのでしょうか。 〇副議長(小林重平君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 現在検討しておりまして、今新町経由で定時定路線のバス、1便ご ざいます。これは、縄文の里から出るバスでございますが、それが1便、新町経由で参りますが、ほ かは片町経由で北線を通って駅へ来るという路線でございます。   ただ、私どももそのうち何便か新町経由でもいいのではないかというふうに検討はしたわけなの ですが、やはり利用状況を見ますと、どういうわけか、片町のバス停でおりる方がおりますので、一 気に変えるというわけにはいかなくて、なかなか難しいところでございますが、さりとてそういう要 望もなきにしもあらずでございますので、今回北中線から猿沢経由で来るバス、このバスについては 新町経由というよりも、今国道7号を経由して、原信から村上のほうに入ってくるような、通学の支 援もあわせた形でのコースの検討も行っておるところでございます。順次検討していきたいというふ うに思っています。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 料金についてもコースについても再度検討して、皆さんに親しまれる公共 交通であっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 〇副議長(小林重平君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) その点についても検討してございまして、特に学生、高校生でござ いますが、定期券がJR等、かなり金額が張っておりますので、この辺も子育て支援の一環として安 く乗車券の設定を考えていきたいなというふうに思っております。 〇副議長(小林重平君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) これで私の一般質問終わります。 〇副議長(小林重平君) これで鈴木いせ子さんの一般質問を終わります。   午後3時10分まで休憩します。           午後 2時53分  休 憩                                                        午後 3時10分  開 議 〇副議長(小林重平君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(小林重平君) 次に、12番、川崎健二君の一般質問を許します。   川崎健二君。           〔12番 川崎健二君登壇〕 〇12番(川崎健二君) 議長のお許しを得ましたので、私は次の2点についてお願いいたします。申 し遅れました清流会の川崎健二です。   その1点目、村上市の教育行政についての@、教育長を選択した根拠について。現職の校長を退 職して、教育長の道を選んだ理由について質問させていただきます。   あなたは、定年を2年残して村上南小学校の校長を退職されました。多分私が思うに、あなたは 教育長の話がなかったら、村上南小学校の校長はやめなかったのではないかと思うのですが、いかが ですか。   あなたは、何をやりたくて、校長を退職してまで教育長の道を選んだのか。校長では、こういう ことができないからだということも含めて、教育長を選んだ理由と、教育長になった今、あなたがや りたいと思っている教育行政は何か。また、それをどのように進めようと考えているのか、具体的に お聞かせください。   A、教育基本構想に基づく5年間の村上市の教育成果と課題について。教育基本構想に基づく5 年間の村上市の教育成果と課題を中心として、3点質問させていただきます。   村上市では、合併した旧5市町村の住民は同じ村上市民なのだと、一体感を醸成するために郷育 のまち・村上を目指した教育をこの5年間進めてきたわけです。   その1、あなたはこの5年間、寺社さん、工藤さんの2人の教育長が進めてきた郷育のまち・村 上の教育をどのように評価しているのか。その成果と課題、さらにはそれを受けて、今後あなたはど こをどのように改善して取り組んでいくつもりか、具体的な方策についてお聞かせください。   2、私はこれまで次のようなことを耳にしてきました。それらについて教育長の見解をお聞かせ ください。   学校現場には、教育基本構想なんて全く知らない教師がいるということと、学力を向上させるに は家庭学習の充実が大事だという教育長の指導では、現場で苦労している先生方にやる気が出ないと いうことです。これに対して教育長はどう思いますか。   先生方にやる気を出してもらわなければ困るわけですが、あなたは先生方にやる気を出してもら うためにどうしようと考えていますか、お聞かせください。   3、あなたは教育長に就任したとき、現在学校ではいじめ、不登校、自殺、体罰、学力向上など の教育課題が山積しています。家庭、地域、学校が連携し、それぞれが分担して行うことを明確にし ながら問題解決に当たっていきたいと抱負を述べております。あなたは、どのようにして家庭、地域、 学校を連携させたり、分担させたりしていくつもりですか。   また、あなたは現場の思いと空気を教育委員会と教育行政に生かしていきたいとも述べています。 現場の思いと空気、これはどういうことを言っているのでしょうか、私には理解できません。   また、現場の思いと空気を教育委員会と教育行政に生かしていくというのは何を、どのようにす るつもりなのか、具体的に説明してください。   次、2項目め、白砂青松「お幕場森林公園」について。白砂青松100選のお幕場森林公園をハイ キングやウオーキングなどで利用する方々が年々増加し、憩いの場として利用価値も上がってきてお ります。   そこで、次の2点について質問させていただきます。   @、市の一大イベントであるお幕場茶会が先月26日開催され、1,700人もの大勢の方が来場され たそうです。実行委員会はじめ、この茶会にかかわった方には敬意を表するものでありますが、茶席 の専門家は、風光明媚な野外の茶会としては全国でも珍しいことであり、ますます盛んになることを 願っていると話しておりました。   昨年6月の定例会でも質問しましたが、これだけのイベントになりますと、市全体としてのイベ ントとして育てていかなければならないと思いますが、市長の考えをお聞きします。   また、市長の答弁で、市のかかわり方は開催場所の森林公園の維持管理や茶会の前に実施する会 場整備への参加等を継続して実施し、イベントを支援したいということでした。もちろん施設整備も 大切でありますが、村上市では現在地域の活性化を目指した協働のまちづくり事業が実施されていま す。このまちづくりの事業の一環として取り組む方法について検討することで茶会と地域の活性化に つながると思いますが、いかがでしょうか。   A、お幕場駐車場の舗装についてですが、昨年も質問しました。市長答弁では、県単独事業での 整備を要望しているとのことでしたが、その要望をどのような形で行い、その回答はいかがだったの でしょうか。   また、利用頻度を調査するということでしたが、その結果はいかがだったのでしょうか。   この前の茶会では、市長もご存じと思いますが、ことしのように好天が続くと、ほこりがひどく、 せっかくのイベントに水を差すことになりかねません。ぜひ早急にお願いいたします。   一旦降壇して、再質問させていただきます。 〇副議長(小林重平君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、川崎議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、村上市の教育行政については教育長に答弁をいたさせます。   次、2項目め、白砂青松「お幕場森林公園」についての1点目、お幕場茶会を協働のまちづくり 事業の一環として取り組むことで茶会と地域の活性化につながるのではないかとのお尋ねについてで ございますが、お幕場茶会はことしで26回を数え、集客数も大変多く、神林商工会が中心となった実 行委員会による地域活性化イベントとして、また本市を代表するイベントの一つとして定着してきて いると認識いたしております。   市民協働のまちづくり事業は、各地区に設立された地域まちづくり組織を主に、地域の実情に応 じた事業計画に基づき主体的に取り組みを進めていただいております。地域内の各事業との連携を進 めることは大変有効とは思いますが、各地域組織の事業計画を踏まえ、かかわる地域住民の皆さんが 主体的に検討し、活性化に結びつけることが重要と考えます。   次、2点目、お幕場駐車場の舗装についてのお尋ねでありますが、このことにつきましては県に お願いして県営治山事業による要望を行ってきたところでありますが、引き続き治山事業も含めて観 光事業、あるいは県のほかの事業が採択できるような事業はないかということで今調査をいたしてお るところでございます。その結果、県の事業として採択する事業がないというようなことであるとす るならば、市単独事業として実施する方向で考えてまいります。   以上であります。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、川崎議員の1項目め、村上市の教育行政についての1点目、教 育長を選択した根拠のお尋ねについてでございますが、市長から教育委員とし、議会に提案したい旨 のお話があり、これまで校長及び県の教育行政にかかわったキャリアを生かし、村上市の教育行政に 貢献できると考えて承諾いたしました。   次に、2点目、教育基本構想に基づく5年間の村上市の教育の成果と課題についてのお尋ねでご ざいますが、基本構想にあるここで生きるをテーマとし、ここで生きることに喜びと誇りを持ち、輝 いて生きる人々が育つための取り組みを推進してきたところであります。特に市民が家庭、学校、地 域でいつでも、どこでも取り組むことのできる教育的な働きかけとして共通取り組み事項を標語にし て提示し、取り組んでまいりました。具体的な内容は、あいさつ、あとしまつ、がまん、思いやり、 生きることの喜びであります。これらの標語は、すぐに行動できる内容としてすぐれ、この5年間に おいて市民に浸透してきているものと評価しています。   また、各学校においては、この共通取り組み事項を受けて、自校の教育の基本構想であるグラン ドデザインがつくられております。私は、各学校にこの共通取り組み事項が具体的取り組みとして実 践されるよう指導、支援をしながら、将来の村上市を担う児童生徒にしっかりとした教育理念が浸透 していくよう働きかけていきたいと考えております。   次に、学力向上をさせるには、家庭学習の充実が大切であるということの指導のあり方について でありますが、工藤前教育長の指導は早寝、早起き、朝御飯、そして家庭学習というものでありまし た。これは、基本的生活習慣の大切さを訴えてこられたものと受けとめております。学力の向上は、 日々の授業改善なくしては図れません。しかし、基本的生活習慣や家庭学習が学力向上に欠かせない ものであることは周知の事実です。家庭は、児童生徒が家庭学習を行える環境を整えること。学校は、 児童生徒に学習意欲を高めることの相乗効果でそれが図られるものと考えております。   次に、教育長就任時の抱負の具体的内容についてのお尋ねでございますが、先ほど郷育のまち・ 村上の市民標語を重視して進めていきたいと述べました。指針が具体的であるので、目指す方向性が 明確になること。連携すること。分担することが明確になることなどがその理由です。   その具体的内容については、各学校の環境や課題内容に応じて異なってくるものと考えますが、 本市の教育全体の方向性は同じものになると考えております。その連携、推進の場として各中学校区 に設けられている郷育会議、いわゆる郷育会議ですが、を大切にしていきたいと考えます。   最後に、学校現場の実情をどのように教育行政に生かすかということでありますが、物の見方を 大切にしていきたいということであります。学校現場では、課題がなぜ解決できないのかという見方 ではなく、課題解決を困難にしている要因は何かという物の見方です。そのことにより具体的な支援 が図られるものと考えております。   以上であります。 〇副議長(小林重平君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   それでは、再質問させていただきます。ただいまの教育長の答弁の中に、はっきりしない点や、 よくわからない点がありましたので、確認する意味で再度質問させていただきます。   まず、第1点ですが、私が聞きたいのは、あなたは教育長になって何をやりたいかということで す。私の質問に対してあなたから、校長経験を生かしたいとか、村上市の教育行政に貢献したいとか、 だから教育長を引き受けたという答弁がございました。その答弁では、何をやりたいのかという目的 というか、あなたのやりたい夢とかあったわけでしょう。まさか、ああ、俺教育長やめるから、今度 おまえなれやなんてといって、わかりましたなんていって引き受けたわけではないでしょう。あなた にもやっぱり目的とか、それから夢があったと思うのです、私は。だから、よし私が村上市の教育長 としてやっていこうと、そういうあれはあったと思うのですけれども、それ一つ教えてください。   それと、私が聞きたいのは、あなたは南小学校の校長を退職してまで教育長になったわけですが、 あなたには教育長になって、こういうことをやりたいという目的とか夢、絶対あったはずです。それ を聞きたいのです。具体的に説明をお願いします。   また、あなたが答弁した県の教育行政にかかわったキャリアを生かすとか、村上市の教育行政に 貢献するということは、あなたが何をやりたいのかはっきりさせた、その後の話だと思うのです。私 は素人ですので、素人の私にもわかるように詳しく説明をお願いいたします。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 教育長になって、これから村上市の教育をどのように進めていくかをより 具体的に答えてほしいということとして受けとめてよろしいでしょうか。 〇12番(川崎健二君) はい。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、私はこの村上市の児童生徒が教育目標の教育基本法にある、や はりここで生きることに自信と誇りを持ち、みずからの進路を切り開いていくことのできる実力、先 ほど学力は知的な一面だけではないというお話ありましたが、知力、気力、体力、特性これをしっか り育てていきたいと、このように考えています。より具体的に言えば、私は村上南小学校の校長時代 は、ここで生きることに誇りを持つということは具体的にどういうことかというふうに考えておりま した。村上南小学校の子供がここで生きることをどう具体化していけばいいのか。一番できることは 何かと考えたとき、私は村上南小学校の校歌をしっかり歌えること。大きな声でいつまでも村上南小 学校の校歌が歌えるような子供をつくること。それが村上南小学校に誇りを持つことであり、村上南 小学校に誇りを持つということは、村上市に誇りを持つことであり、それがここで生きることの大事 なポイントであると考えています。   そのここで生きるということを私はやっぱり大事にしていきたいし、ここで生きていくことに誇 りを持つ児童生徒、そのようなことを具体的につくり上げていくよう、つくり上げるのは学校であり ますので、学校現場に支援していきたいと、このように考えております。   1点目、よろしいでしょうか。もう一点なのでしょうか、抱負と。 〇副議長(小林重平君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) もう一点は、要するに県の教育行政にかかわったキャリアを生かすとか、村 上市の教育行政に貢献するということは、何をやりたいのかということをはっきりさせたその後の話 だと思うので、私にも詳しく説明してくれという質問です。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 県の教育行政にいましたので、学力向上の取り組み、それから生徒指導の 対応等については経験値があります。その経験値、それと県がどのようなことを求めてきたかという ことについて、県行政が求めてきたものは経験値としてありますので、そのことが村上市の教育に生 かせるものと考えております。   ただ、私は県の行政にかかわっていたとき、県はどうしても結果しか見えてきません。例えば数 値の結果、それからどのような問題が起きているか。結果で私は学校現場を評価していいものとは考 えておりません。   その反省をもとにして、今教育行政の最前線にいる市の教育委員会として学校現場が、先ほど何 かの結果だけを物にしなくて、その要因は何かということを探っていきたいと。そこを支援していき たいというふうに話したように、その結果の裏に何があるのかというのを教育委員会としてしっかり ふだんから見ていくようにし、そしてその要因についてお互いに協力し合いながら指導を進めていく。 学校とパートナーシップをとりながら教育を進めていきたいと、これが私が県行政にかかわり、そし てその中で自分自身が感じ、得たことを市の教育行政に生かしたいということの具体的内容でありま す。 〇副議長(小林重平君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 今校長時代に村上南小学校の校歌を最低覚えてもらうと、こんなの当たり前 でしょう。私瀬波中学校卒業して何十年もたちますけれども、あるいは村上桜ケ丘高校の校歌歌えと 言えば、まだ歌えます。こんなの当然、もちろん鼓笛やっていたり何かしていれば、今の子は全部覚 えていると思います。それは、人それぞれ考え方がいろいろあるので、わかりました。   次、2点目行きます。2点目は、村上市の教育課題は何かということです。私も今回質問に当た り、この教育基本構想を何回も読みました。そして、一般質問ではこういうことだという、買ったこ とのない本も買っていろいろ勉強させてもらいました。今の答弁を聞いても教育長の考える村上市の 教育課題が何であるかがいま一つはっきりしません、はっきり言って。教育長の答弁を聞いていると、 あいさつ、あとしまつ、思いやり、がまん、それと生きることの喜び、この5つの市民標語を徹底さ せることが村上市の課題と聞こえるのですが、違いますか。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) これは、教育指針を具体的に教育標語として取り組みを進めた内容であり ます。この教育標語を具体的にして、市民と学校、家庭、地域が取り組みを進められるようになるよ うにこの標語でした、私わかりませんが、これつくられた人の。ただ、その裏づけは私が見る上では 教育基本法で第13条でしょうか、今回新たに家庭も地域も学校もそれぞれの責任において分担して子 供の教育に当たっていくべきであるということが新たに設けられております。それを受けて、この教 育基本構想の中に家庭、学校、地域が分担して取り組む内容としてこれが挙げられていると、このよ うに受けとめております。   先ほどからお話ししているように、これはどれをとっても大切な中身であると考えておりますし、 あいさつは当然、基本的生活習慣の中に大事なものであります。がまんは、今の子供たちに耐性とい う部分で足りない部分であります。それから、あとしまつということもこれも基本的生活習慣にかか わってくることでありましょうし、または道徳的な心情でもあるかもしれません。ただの片づけだけ ではなく、全ての物事についてはきちっとあとしまつを心がけていくという心情を養うことにもつな がるのではないかと考えております。思いやりの心を育むということは、これは当然徳育部分で、学 校教育で大事にしている部分であります。   最後の生きることの喜びというのは、これはここで生きることの喜びということと、あわせて生 命尊重がその裏づけにはあります。これは、全て今教育現場に置かれている課題をクリアしている指 針であると、このように受けとめ、私はこの言葉を大事にして進めていきたいと、このように考えて おります。 〇副議長(小林重平君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 先ほどの答弁で郷育会議を大切にしていきますとか、どの学校でもこの5つ の市民標語が浸透するような取り組んでいくように働きかけていきたいと聞こえるのです。それが村 上市の教育課題ですか。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 教育課題は、先ほど申し上げましたように学校自体においてそれぞれ違い はあると思います。私は、先ほどから村上市の目指す方向としてこの5つの標語を大事にしていきた いと。村上市の教育の目指す方向性として大事にしていきたいと、このように考えています。   もう一つ、先ほど保護者とか地域の力をかりてという形は、私は郷育会議、郷育会議と呼んでい ますけれども、別名郷育会議でありますが、ここに学校支援地域本部でしょうか、それぞれにコーデ ィネーターがおります。学校が今学校だけではなかなか解決できない部分、それから地域や保護者の 力をかりる部分について、このコーディネーターが中心になって学校現場を助けてくださっています。 私は、これはとてもすばらしい制度であるというふうに考えております。この制度を積極的に取り入 れているのは、私が知る限りにおいては新潟市、それからこの村上市、あと五泉市もそうだったでし ょうか、ここら辺はちょっとあいまいなところありますので、何市かこれに積極的に取り組んでおり ます。   村上市は、平成20年度からこのことについて取り組んでいると思いますが、これは私が学校現場 におりましても大変子供たちの学力や、それから総合的な力、地域の郷土を愛する心、それに対して 有効なものであるというふうに考えております。   郷育会議は、先ほど言ったように中学校区にありますけれども、中学校区で9カ年、村上第一中 学校区は保育園を含めて取り組みを進めてまいりましたが、9カ年を卒業したときにどういう子供を 中学校区では育てたいと考えているか。   そして、そのことについてそれぞれ郷育会議には区長さん、いろんな方がいらっしゃいますから、 こういう力をおかりしたい、またはこういうことを一緒に進めていきたいというような形を共通に理 解し、同じように進めていける中身であるというふうに考えております。ですので、この郷育会議は 村上市の教育の大事な取り組みとしてこれからも大切にしていきたいと、このように考えます。 〇副議長(小林重平君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) それでは、3点目、学校現場では教育基本構想なんて全く知らない教師がい る。このことに対してどのように取り組んでいくつもりですか。   また、先生方にやる気を出させ、学校を元気にするためにはどのようにするつもりですか、もう 一度端的にお聞かせください。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) まず、そのことはあり得ないと考えます。工藤前教育長は、他市から来た 教職員に辞令交付式の後、村上市の教育についてお話をされております。本年度は、教育長不在のた めその部分が行われておりませんでしたが、その際に教育基本構想をもとにしてお話をされています。 ですから、全く耳にしたことがないということはあり得ないというふうに認識いたしております。   あわせて、学校はこの教育基本構想を受けて各校長はグランドデザインをつくっているはずであ ります。ですから、教員一人一人が教育基本構想のこの詳しい中身を読み取っているかいないかは別 として、それを受けた具体的内容の取り組みを教職員は行っているはずであります。   2点目のやる気でありますが、やる気を職員に持たせるということは、先ほどの木村議員のおっ しゃる人材づくりの基本、褒めてやること、これが一番であると思います。教員も子供も自己有用感、 自分がやってきたということについて認められるということが教職員も子供もやる気が出る中身であ ります。学校現場は、子供たちのよさを少しでも見つけるよう、その違いが少しでも出たときに、そ のときに褒めてやること、それがその子供たちを伸ばしていくことであるとして教育を進めておりま す。教職員においては、管理職がその役目を果たしているわけでありますが、議員の皆様からもそれ ぞれの学校の取り組みがよさがあったり、教職員のよさがあれば、校長に褒めていただければ、人は 間接的に褒められることがより自己有用感につながると思いますので、そのようなよさを学校現場に 伝えていただければありがたいと、このように考えます。 〇副議長(小林重平君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 確かに人間褒められて、嫌なことはないと思います。   それと、あり得ないということですけれども、先生方が忙しいのはわかります。わかるけれども、 教育長の答弁にもあったように、村上市の教育はこの5年間基本構想に基づいて進められてきたわけ ですが、それなのにこの基本構想があることさえ全く知らない先生いるらしいのではないですか。大 変困った問題だと思います。教育長から、先ほど辞令のときにこうだということを言っておらました けれども、そういう先生をなくするように頑張ってもらいたいわけです。   また、村上市の教育課題の一つに、学力の向上があることは私も知っていますが、口をあければ 学力を上げるためには早寝、早起き、朝御飯、そして家庭学習が大事ですよと、前の教育長は言って おられました。現場で苦労している先生方から、俺たちの苦労を知らないのだよなとか、やる気が出 るわけないよな、あんなばかなこと言って。というのは、私も耳にしました。そうでしょう。早寝、 早起き、朝御飯、そして家庭学習、こんなの学校で先生教えることでなくて、家庭でやることでしょ う。違いますか。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 先ほど話したとおり、そのとおりであります。家庭の役割を前教育長は、 PTAの集まりや、いろんな場で訴えてこられております。学校の教師相手にこれを私は教育長が言 っていることは認識していません。我が校に来たとき、研修に来たときに早寝、早起き、朝御飯、家 庭学習が大事だ、これを進めていけなんていうことを教育長が言ったということは記憶しておりませ ん。これは、あくまでも家庭に向けて、家庭があなた方はこんなことをやってくださいと教育長みず から、家庭に口が酸っぱくなるほど投げかけてきた内容であると私はこのように受けとめております。 〇副議長(小林重平君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) その先生方の声に、先ほどやる気が出るわけないよね。俺たちの苦労を知ら ないのではないか、教育長はというような声ありましたそうですけれども、その先生方の声に対して 教育長はどのように取り組んでいくつもりでございましょうか。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 先ほどから申し上げておりますが、私は学力の向上は授業改善、ふだんの 授業を改善していくこと、このことが一番であると考えております。ですから、ふだんの授業を具体 的に教育委員会として支援していくこと。このことを大事にしていきたい。そして、あわせて各学校 訪問を通して、今どういう授業が行われているのか。そこのところを認識すること。それから、学力 が低い要因は何なのか。今教研式標準学力検査NRTが今、53と来ていますけれども、でもそれでい いのか。中学校へ行くと、確かに成績は下がる。そうすればその要因はどこに来ているのか、そこの ところを分析することを通して教育委員会として先生方に具体的に支援していく中身が見えてくると、 このように考えます。   また、先生方はまじめですし、一生懸命であります。その授業を通して、よい部分はよしとして、 しかしどういう部分が足りないのかということについてはしっかり話し合いをしていきたいと。教育 委員会としては、指導がぶれないように嘱託指導主事で、これから指導に当たってはどういうことを きちっと我々は指導していく、我々が指導していくのは不易の部分であろうと。教育技術の不易の部 分については若年層、新採用含め、そしてベテランを含め、ベテランは今までの授業のあり方を振り 返ること。新採用は、これからの授業でどういうふうに進めていけばいいのか。そういう具体的内容 について、不易なものを中心に指導を進めていきたいと嘱託指導主事たちと話しているところであり ます。 〇副議長(小林重平君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) もう一つ、村上市の教育課題の一つに不登校児童生徒をなくするということ があると聞いております。ご存じでしょう。5月現在で30日以上の不登校児童生徒数、何人ぐらいお られますか。   また、昨年度よりも不登校の児童生徒の数を減らす方策についてお聞きします。 〇副議長(小林重平君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) それでは、今ほど出ました不登校の児童生徒の数でございますが、 4月末の時点での数を申し上げます。これ各学校から月報という形で出てきたものの集計でございま す。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇学校教育課長(板垣 圭君) 各学校から月報という形で出てきたものでございます。不登校、さ まざまなケースがございますが、例えば学校へ来て、教室に入らずに保健室に入るとか、それから図 書室のほうに入るとかということも含めてです。そういうのも不登校というようなことでカウントし てございますが、小学校で4月末現在で14名、それから中学校で23名の児童生徒が集計値として上が っております。 〇副議長(小林重平君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 小学校で14、中学校で23、中学校というと、もう社会人になる人もいるし、 あるいは上の学校に行く人もいるのですけれども、こんなことで将来どうするのだろうということを 考えると、恐ろしいです。そういう不登校の児童生徒数を減らす方策について、教育長はどのように 考えていますか。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) まず、日々の把握が第一であろうと。〔質問終了時間10分前の予告ブザー あり〕要するに兆候を見逃さないようにすること。学校現場は、毎日欠席管理をしております。それ から、どのような理由で休んできたのかという便りももらうように方策をとっております。休んだ場 合は、必ず電話等でも、それから3日以上の場合は実際に出向いて、どうですかというような形で子 供たちに対応するように方策がなっております。   一番大切なことは、そのことを気づく目と、それから共有すること、この2つが大事であると私 は考えます。毎日欠席管理の表が必ず保健指導主事から、その学校について違いはあると思いますけ れども、それから教務主任、教頭、校長という形で欠席管理が来ているはずであります。そこの段階 で気になる子供たちというのは、必ずチェックされます。早目の段階でその子供がどういう形で休ん でいるのかということについて予防していくこと、このことが、まず予防して、その子供たちが不登 校が起きないようにしていくこと、この予防策を私は大事だと思っておりますし、これはあくまでも その一つでありますが、予防策を大事にしながら指導を進めていくように学校を指導していきたいと、 このように考えております。 〇副議長(小林重平君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 最後に、先生方にやる気を起こさせ、学校を元気にするために圓山教育長は 何を、どのようにして取り組んでいくつもりか、圓山カラーのある力強い決意をお願いします。 〇副議長(小林重平君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今述べてきたとおりでありますけれども、元気を出して、それから教育委 員会が元気がなければ、学校現場には元気が届きませんから、教育委員会そのものが元気になって、 そして自信を持って学校現場を指導し、支援し、学校がより元気になること、学校が元気になれば、 当然子供は元気になりますし、子供が元気になれば、保護者は学校への信頼関係が増しますし、保護 者の信頼関係が増せば、地域が学校を信頼してくれます。そういう信頼関係が構築できるように努力 していきたいと、このように考えます。   以上です。 〇副議長(小林重平君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 教育委員会がもちろん元気になればと言いますけれども、残念ながら教育委 員会で挨拶もできない人がいるのです、今、教育委員会の委員で。私に言わせれば、どうしてそんな 人たちが各学校の人たちに教育できますか。これは、私あなたにけんかしかけるわけではない、きょ うは。   それで、あなたの言うことわかりましたので、私はこの質問を終わります。   次に、白砂青松「お幕場森林公園」について市長にお尋ねします。協働のまちづくり事業にかか わる地域住民の皆さんが具体的に検討し、活性化に結びつけたことだとの答弁ですが、それでは、市 内には各種団体イベントがたくさんありますが、そのイベントには協働のまちづくり事業で支援して いるイベントはどのくらいございますか。 〇副議長(小林重平君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、基本的に地域の人たちが元気を出して自分たちでやろうではないかと。 このお幕場もそうです。神林商工会がやっていると。非常にいいことなのです。今こういうことを村 上市はやろうとしているわけです、協働のまちづくりで。ですから、こういうのをどんどん、どんど ん、市がやるのではなくて、市と一体となった取り組みの中で自分たちのできるものは何か、自分た ちの地域では何があるのかというようなことを模索しながらやっていただくというような施策をこれ からも講じていきたいと、そのように考えております。 〇副議長(小林重平君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) この神林地区では、数少ないイベントの一つであります、このお幕場茶会と いうのは。観光面、地域活性化の貢献度としても大事に育てていかなければならないと思いますし、 ぜひ市からも絶大なる〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕支援をお願いいたします。お金の面 でもひとつよろしくお願いします。   それと、駐車場の件でございますけれども、これは県の事業がなければ市単独でやってくださる ということで、ありがたいお言葉をちょうだいいたしました。ぜひ早急にお願いしたく、これで私の、 要望だけして終わります。どうもありがとうございました。 〇副議長(小林重平君) これで川崎健二君の一般質問を終わります。                                              〇副議長(小林重平君) 本日はこれで散会いたします。   また、あすも午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   本日は、大変ご苦労さまでございました。           午後 3時56分  散 会