平成22年村上市議会第1回定例会会議録(第4号) 〇議事日程 第4号 平成22年3月5日(金曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(29名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長        企  画  部                   菅   井   晋   一   君        情報政策課長        市 民 部 長    阿   部   正   一   君        市  民  部                   増   子   要   作   君        環境衛生課長        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        福 祉 保 健 部                   遠   山   た   つ   君        保健医療課長        福 祉 保 健 部                   西   村       治   君        介護高齢課長        産業観光部長     増   子   太   平   君        産 業 観 光 部                   本   間   誠   一   君        農林水産課長        産 業 観 光 部                   瀬   賀       功   君        商工観光課長        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        上下水道部長     渡   辺   成   一   君        上 下 水 道 部                   田   島   正   昭   君        下 水 道 課 長        会 計 管 理 者    吉   川       強   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農 業 委 員 会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    工   藤   泰   則   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        教  育  部                   斎   藤   敏   夫   君        スポーツ振興課長        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    田   村       豊   君        朝 日 支 所 長    佐   藤   健   吉   君        山 北 支 所 長    富   樫   昌   平   君        消  防  長    佐   藤   秀   明   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    伊   藤   良   子           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は全員です。定足数に達しておりますので、これから 本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、4番、板垣栄一君、27番、大滝久志君を指名いた します。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   最初に、5番、川村敏晴君の一般質問を許します。   川村敏晴君。           〔5番 川村敏晴君登壇〕 〇5番(川村敏晴君) 皆様、おはようございます。また、傍聴の皆様、大勢の皆様に傍聴に来てい ただき、ありがとうございます。このように大勢の中で一般質問するのは初めてでございますので、 頑張って質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。   それでは、議長のお許しをいただきましたので、私の一般質問をさせていただきます。私の一般 質問は2項目でございますので、通告に従いお聞かせ願います。   第1点、市民活動の足ともなる市所有バスの運行規定についてでございますが、青少年育成活動、 文化、芸術活動、スポーツ振興活動、高齢者の生きがい活動などにおいて、合併前は5地区それぞれ において活発な活動を促す意味でも行政の所有する車両の有効活用がなされてまいりました。合併後 に制定される利用規定においては、市民と行政の協働による行政経営の視点から見ても、各地区が長 年培ってきた生活文化を否定するかのような内容となっていると聞き及んでおります。その具体的な 運用規定についてお伺いします。   2番目、新ごみ処理場の今後のタイムスケジュールは。昨年末に議会に示されました新ごみ処理 場の建設事業の工程表によれば、平成21年度中に基本計画が制定される予定となっていると思います が、国の地球温暖化対策基本法など地球環境に配慮する法案が多数提案されることが予想される中、 村上市の新ごみ処理場建設の基本スタンスを伺うものであります。   答弁の後再質問を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、川村議員の2項目のご質問につい て順次お答えをいたします。   最初に1項目め、市民活動の足ともなる市所有のバスの運行規定についてのお尋ねでございます が、ご承知のとおりバスには道路運送法の許可を受けた営業用の緑ナンバーのものと自家用の白ナン バーのものがあります。市町村が所有するマイクロバスは、自家用バスという扱いになり、運送に対 して報酬、実費などを徴収する有償での使用や市町村が主催する等の行事、事業以外での使用も道路 運送法で制限されております。適正な使用範囲を超えた運行は、道路運送法に抵触することになり、 民業を圧迫することになりかねないことも考慮しなければなりません。旧村上市において、以前には 運送業者から適正な運行についての申し入れがあったとも伺っております。市町村が所有するバスに は、このような制限があることをまずご理解をしていただかなければならないと思っております。   合併前の各市町村では、外郭団体の使用もされてきておった経緯もあり、それぞれの所有台数も 関係し、その対応も大きく違ってきておりました。さきには議員も同席され、市内のスポーツ団体か ら市所有バスが利用できるようご要望をいただいております。現状を十分精査し、また他の自治体の 状況も研究しながら、バスの適正な使用範囲を定める必要があると考えております。   新市となり、スポーツ団体に限らず、文化、福祉、地域活動など各種団体数も多くなり、すべて の団体への配慮も必要なことから難しい判断を求められております。このようなことから、まだ具体 的な運用規定が固まっていない段階でありますので、さらに検討を重ねてまいりたいと考えておりま す。   次に2項目め、新ごみ処理場の今後のタイムスケジュールはとのお尋ねについてでございますが、 新ごみ処理場建設事業につきましては、昨年の12月定例会で予算措置をいただき、現在新ごみ処理場 建設に係る一般廃棄物処理基本計画を策定いたしております。この計画につきましては、国の循環型 社会形成推進基本計画(平成20年3月改訂)及び第2次新潟県廃棄物処理計画(平成18年3月改訂) に基づき策定しておりますが、この中でごみの減量化等の目標値が示されております。   その内容を具体的に申し上げますと、1つには1人1日当たりのごみの排出量を平成27年度にお いて平成10年度比で10%削減、2つ目は1人1日当たりの生活系ごみの排出量を平成27年度において 平成12年度比で20%削減、3つ目は最終処分量を平成8年度比で50%削減となっております。策定中 の一般廃棄物処理基本計画においては、これらの目標値に沿ってごみの減量化、資源化を進めること とし、新ごみ処理場の計画規模の縮減を図ってまいります。   以上の考えに基づいた計画策定を進めておりますので、新ごみ処理場の計画規模についてはおお むね1日95トンになると思っております。また、地球温暖化対策につきましては、(仮称)地球温暖 化対策基本法案の国の動向も今後注視してまいりますが、現時点では現在2カ年計画で作業を進めて おります本市の地球温暖化対策地方公共団体実行計画が平成22年度に策定されますので、策定後は計 画に基づく施策を着実に実行し、ごみ処理場の負担軽減を図るとともに、温室効果ガス排出抑制に努 めてまいります。   今後のタイムスケジュールにつきましては、一般廃棄物処理基本計画が今年度3月末に策定され ますので、策定後計画内容を議員の皆さんに説明させていただきながら、その後国、県への交付申請 を行いたいと考えております。また平成22年度は、地権者のご理解とご協力を得ながら、建設用地の 取得を行うとともに、あわせて国からの交付金内示を受けまして、さらには必要となる関係予算を議 会へ提案し、予算措置後速やかに環境影響調査、処理方式及び整備方式の検討、基本設計、発注仕様 書作成などの業務を実施していきたいと思っております。   手順といたしましては、新年度に処理方式及び整備方式を検討するため、環境や経営関係の市民 代表にも構成員になっていただき、新たな検討委員会を立ち上げたいと考えております。そして、予 算措置後、環境影響調査業務を発注し、これとあわせて処理方式及び整備方式の検討に入っていきた いと考えております。その後、処理方式及び整備方式の方向性が固まり次第基本設計、発注仕様書作 成業務を発注し、建設促進に向けて取り組んでまいります。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) ご説明ありがとうございました。   それでは、1の項目より再質問をさせていただきたいと思います。市の所有バスの主な利用団体 の代表として、体育協会、スポ少、総合型地域スポーツクラブ、3施設ありますが、と一緒に私も協 議会出させていただいたわけでありますが、そのときも申し上げたことなのですが、今の市長の説明 によりますと、市の所有バスはすべて自家用車であると。よって、自家用車の運行規定に沿った利用 しかできないと。   これは承知していることでありますが、一番の問題点は、これらの団体、また言いますと体育協 会、スポーツ少年団、総合型地域クラブ、そして青少年育成会議、文化協会等々ございますが、これ らの設立経緯、これを私考えますと、特に体育協会などは各5地区で三十数年前、旧村上市だと35年 くらいになると思うのですが、それぞれ同じような年代にスポーツ振興と健康、国の施策により県、 そして各地方自治体に協会型でスポーツ振興を図ろうということで、トップダウン形式でおろされて、 いろんな個々にやっていたスポーツ団体を1つにまとめて組織しようと。それが地域のスポーツ活性 に、同時にその後にできたのが体育指導員制度、このような団体と協力しながら地域のスポーツ推進、 この中には健康増進だとか本来行政が担っていかなければならないそういう事業を一緒にやっていこ うということだったと思います。同じくスポーツ少年団については、体育協会に遅れること20年後く らい、今15年くらい経過していると思います。総合型については、6年くらい前でしょうか、各地区 に総合型を立ち上げるといことで準備室ができ、特に一番早く立ち上げたのが神林地区の希楽々であ ったということで、当時我々もスポーツ関係者として荒川地区においても総合型の準備のための体育 指導主事というふうな方が常駐していろいろご指導に当たってくださったことを覚えておりますが、 非常にこれは行政側としてはすばらしい考え方で、地域にスポーツと健康、そして地域コミュニケー ション、これを根づかせる大きな効果があったと思います。そしてまた、そういうものを根底に今も 脈々とその体制が息づいていると。青少年育成活動や文化活動、それらについても、やはり同様な趣 旨で国、県からの指導で立ち上げたものであります。   いわゆる私が言いたいのは、今それぞれの立場で自立運営を求められて一生懸命に活動している ところでありますが、基本的にはすべて、今合併しましたので市と言いますが、市の主催事業に該当 するものであろうと、このように思っておりますし、これらの団体の運営に当たっている人たちは、 すべて市の行政と一緒になって地域づくりをしていくのだという気持ちで取り組んでいるものであり ます。さすれば、今申し上げた自家用の範囲の中で、市の主催、共催というふうな位置づけで考えて いただければ、特にこのバスの所有については今までどおり利用させてもらっても問題ないのではな いかなと思います。   運行業者からの指摘があったと、このようにお話しされていますが、今までもそうですけれども、 運行業者の運営を大きく妨げるような利用はそんなにされていないという認識であります。このよう な利用状況はもう十数年続いているわけです。その中で運行業者さんが大きな経営に支障を来したと いうふうなことは、我々かつて荒川地区においては聞き及んだことはございませんし、そのような活 動の中で、市の今後の規定の作成の中でこれらの事業をどうとらえるかということが一番の問題だと 思います。どうか市民協働のすばらしい地域づくりをする上で不可欠であるこの市民団体の活動を円 滑にするために、市の共催事業であるとの認定をもって臨んでいただきたい、このように考えますが、 この辺についてのお考えをお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども申し上げました。新しい市となりまして、非常に広い圏域を持って いるわけでございまして、その中にはスポーツ団体も当然あるわけでございますし、また文化団体、 福祉団体、そして地域団体、老人クラブ等非常に多くの団体が村上市には存在をしていると。その中 において、今まではそれぞれの地域で別な角度で、別な方法でそれぞれにやっていたものを前向きに 今度1つの新しい方法を見いだしていきたいと、そのような方向で、後退することという意味ではな くて、前向きに検討をして、そして新しい統一した制度をつくり上げていきたいと、そのように考え ています。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) わかりました。前向きな検討ということで、後退なき規定を考えてくださる というふうなことで。   ただ1つ注文つけさせていただくとすれば、この規定の策定に当たって、やはり行政からの独断 でこれをつくったよというふうなことで示されるのでなく、その利活用をしている団体のやはり現状 をきちっと認識していただく上でも、それなりの意見交換、協議会をやはり重ねた上で策定を進めて いっていただきたい、このように思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そのようにしたいと思っておりますけれども、そのいわゆる話し合いといい ますか、懇談の場でやはり譲るべきところは譲って、市としてできることは精いっぱいやっていただ くと、やらせていただくというような姿勢で臨んでいきたいと思っておりますので、その点について もよろしくこれからお願いをしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) ぜひそういう方向でお願いしたいと思いますが、この件でもう一点、先般の 代表質問の際にも私から投げかけさせていただきました。この市の所有バス、車両も含めますが、こ の運行について、今言う自家用であることが非常に制約、利用についての制約がなされる原因である というふうなことで、NPO法人で運行する主体をつくり、そこに市の車両を移管して、そのNPO 法人にはやっぱり地域の運送事業者にも一緒にメンバーになってもらう必要あると思いますが、これ によってやはり行政側もそのバスだとかを料金を払って使うと、民間団体も料金を支払いながら使わ せてもらうと。要は土日だとか休んでいる間の車両の有効活用というような観点で各団体の方が利用 をおっしゃっているし、それについては自家用という制限があって使えないという行政側の意向があ るという中で、やはりそれがそういうものできるのであれば、地域の雇用の創出にもなり、適正な料 金の中で行政も民間団体も活用できるのではないかなと、このように思っておりますが、その件につ いてはどのようなお考えか、お聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今川村議員がおっしゃいましたNPO法人という団体をつくってそこに任せ る方法もあると思っておりますし、またそうでない、例えばこの団体を本当に全部の要望にこたえる だけのことができるだけの台数を保有しているのかというところにも非常に私どもは考えていかなけ ればならないわけでありまして、1つの方法は補助金を出しながら民間の運送業者、緑ナンバーの車 も利用しながら適切な運営をしていくのも1つの方法ではないかなと、そのようなことで、総合的に どれが一番いいのか、どうしたら団体の皆さんのお力になれるかというようなことが一番基本で、大 切であると思いますので、それらを十分にこれから考慮をしていく必要があるなと、そのようなこと で話し合いの場あるいは協議会の場を設置していっていただければありがたいなと、そのように考え ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 今の方向性に非常に希望を持っておりますので、ぜひともそういう流れで進 めていっていただきたいと、このように思います。   それでは、次の2項目め、新ごみ処理場の件について、今市長からるるご説明をいただきました。 今後のタイムスケジュール、この中に検討委員会の立ち上げをして、市民も交えて意見を聞いていき たいというふうなことがございました。これについては、12月末に行政側から我々に説明があったタ イムスケジュールからいえば、今月中に計画を策定していくというふうなことになっていたと思うの で、私のほうにも大勢の市民の方から、やはり総工費120億前後、そしてまたでき上がれば稼働年数1 5年か20年ということでありますが、ケースバイケースのようですが、どういう設備にするかにもよ って違うようですが、毎年1億から3億のそのランニングコストといいますか、必要経費がかかって くる事業であります。やはり慎重な審議、計画を立て、村上市の将来のためになるものにしてほしい という、そのためにしっかりと行政のほうに確認をしていってほしいのだということでお伺いしてい るわけでありますので、この検討委員会のあり方ですが、それと前回示されたタイムスケジュールで いくと、建設についての具体的な手法については4月以降早々に出てくるような形でありましたが、 この検討委員会の設立をするプロセス、そして検討委員会の進行方法、その流れの中でいつごろ具体 的な設計が立ち上がってくるのか、この辺について具体的にお聞かせ願えればと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 詳細については、担当課長が来ておりますので、担当課長から答弁をいたさ せます。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境衛生課長。 〇市民部環境衛生課長(増子要作君) ただいまの検討委員会の設立のプロセス、それから進行の方 向、その辺のご質問かと思いますけれども、ただいま市長のほうから申し上げましたとおり、新年度 に入りまして、処理方式並びに整備方式の検討をするための検討委員会を市民の環境団体の代表の方 とか、それから経営関係に明るい方だとか、そういうような方に入っていただいて、当然議会の皆様、 それから内部の方々、それらの方たちに入っていただいて検討委員会を新たなものを立ち上げたいと 思っております。   それで、現在ごみ処理場建設中の他市の例なんかも、検討委員会の例なんかも参考にさせていた だいて、今後それを立ち上げていきたい、そんなふうに思っております。   それで、具体的には、先ほど市長が申し上げましたとおり、新年度に検討委員会を立ち上げ、そ してその前に議会のほうに一般廃棄物処理計画が3月末に策定されますので、その基本計画の概要を 説明させていただいて、その後県、国のほうに計画を出して交付金申請をやっていきたい、そう思っ ております。交付金の内示を受けた後に予算措置をいただいて、具体的には処理方式、整備方式の検 討、それから環境影響調査の発注が一番先になるかなと思っておりますけれども、それらの手続を踏 んで、その方式とか処理方式、整備方式が方向性が固まり次第基本設計、そして発注仕様書の作成等 の業務に入っていきたいと思っております。   よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 4月に入ってから検討委員会を立ち上げるということでございますが、この 検討委員会というものが、要は行政がつくった計画を考えてきて了解を取りつけるような形の検討委 員会であっては、やはり市民の願いがなかなか反映されないところがあるのではないかなと思ってお ります。   先ほどごみ処理計画と地球温暖化の地方自治体の計画をつくっていくというふうな中で、もう一 つ、昨年の6月に公布されていますバイオマス活用推進基本法というものがあると思うのですが、こ れについても自治体のほうで計画の推進を図っていくように進めなければならないというふうな条文 があったと思いますが、これについては村上市としてはどのような方向性を持っているか、お聞かせ ください。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境衛生課長。 〇市民部環境衛生課長(増子要作君) ただいまのバイオマスの計画ということでございますけれど も、今ごみ処理場の建設に関係いたしましては、ごみ処理場で焼却するごみの対象物といたしまして は、燃えるごみ、それから燃えないごみ、燃えないごみは焼却できないわけですけれども、それから 下水道の汚泥、その辺も処理の対象物としております。今後そのバイオマスの市全体の計画等が出て くるというようなことであれば、それらについても一緒に検討をしていきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今バイオマスタウン構想の関係でございますが、今市の総合計画が やっとできたばかりでございます。私どもとしては、木質系バイオマス含めたものでエコタウン計画 を作成しながら循環型社会に対応するようなことで対応したいということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 先ほど市長も申していましたごみの減量化、その中に生活ごみだとかの減量 のパーセンテージ出ておりましたが、このバイオマスタウン計画についても、やはり今この焼却場を 建設するに当たって、村上市から発生するごみ、この種類に応じて焼却すべき量、そしてバイオマス 化によって循環型処理をする量と別々なものではないはずです。村上市の中で一体にあるごみの量、 総体的なものの中から焼却場によって焼却しなければならないもの、そしてそうでない方法で焼却を していこうと。これは、あくまでも政府から発信されている地球温暖化に対する各自治体の取り組み として義務づけられてくる法律だと私は思っていますが、やはりそのようなものを計画、このごみ処 理の計画の中に入れて計画をしていかなければ、15年、20年先の村上市のごみ処理計画というものは なかなか立ち上がらない、ふぐあいが大きく発生していくるのではないかなと、このように思います。   12月定例会でも申し上げましたが、120億からかかる事業、そして年間経費が3億前後かかると すれば、それをやはり、この建設費は地元に落ちる分も多いのでしょうけれども、ランニングコスト についてはメーカーさんに、例えば溶融型にしたとすれば、ほとんどがメーカーに落ちていくもので あるというふうに聞き及んでおりますので、それを数量を半分、焼却量を半分にすることによって、 その経費を地域のバイオマス処理といいますか、循環型処理によって地域の雇用の創出に向けていけ るのであれば、やはり我々の税金の使い方としてはベストな方法になるのではないかなと、このよう な考え方で何度も聞かせてもらっているのですが、あくまでも政府が求めている地球温暖化に対して のそのバイオマスタウン構想と今の焼却場の設置というものはセットで考えていく必要があると、こ のように考えますが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然ごみ処理場ができたとしても、ごみの減量化あるいはバイオマス化、エ コの推進等については、当然整合性を持ちながら進めていかなければならない問題であると、そのよ うに認識をいたしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 先ほど市長が1日の処理量90トンとおっしゃいましたが……           〔「95」と呼ぶ者あり〕 〇5番(川村敏晴君) 95。この12月定例会で課長にお聞きした100トン未満の想定の中での、広域 で計算していたのが125トンというふうなところからどの程度設備費に係る事業費が削減できるかと いうふうなことでお伺いして、トン当たり6,000万くらいの数値が、概算ですけれども、出されてい ましたが、この95トンという算出に当たって、今言った生ごみをバイオ、循環型処理をする数量計算 等はしっかり計算されてはじき出された数量なのでしょうか、その辺をお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境衛生課長。 〇市民部環境衛生課長(増子要作君) 市長のほうからは95トン規模、おおむねという答弁をいたし ましたけれども、この95トンに処理規模を計画するに当たっては、今現在策定中なわけでありますけ れども、それについては先ほど申し上げましたように、県、国の目標とする数値、これに従って村上 市においては減量化、資源化、それから最終処分量の減量化、その辺を進めるという考え方で計画を 組んで、そしてそれをごみ処理場設置と同時に、計画策定と同時にそれを実行していくというような ことであります。   そして、新年度予算にも計上させていただいておりますけれども、プラスチック製容器包装につ いても、新年度22年度からまだ未実施の3地区において実施していきたい。その計画に基づいて減量 化、それから資源化、その辺を確実に進めていく必要があると思っております。特に村上市、本市に おいては、ごみには家庭から直接排出されるごみ、それから直接ごみ処理場へ搬入していくごみ、こ れはどちらかというと事業系のごみなわけですけれども、特に事業系のごみの減量化等については、 今後一層啓発を図って進めていく必要があると思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 今の95トンというものは、あくまでも想定ということで、今後の検討委員会 の中の協議を進める中でこの建設全体の処理方法によっては変わっていく可能性があるというふうな とらえ方でよろしいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境衛生課長。 〇市民部環境衛生課長(増子要作君) いろいろ議員おっしゃられましたとおり、大きな事業費規模 で、そしてつくった後においてもランニングコストが何億とかかる大きなごみ処理場でございます。 そんなことを考えますと、やはり広域事務組合で策定した125トンの規模を何とか国、県の方向も減 量化に進んでおりますので、縮減できないかと、そんなふうなことで検討しておりますので、おおむ ね95トンについては何とかそんな方向で今後検討委員会等に諮っていきたいと、そんなふうに思って おります。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 以前大体広域で出された計画の検討の中では、汚泥処理をどうするかという ふうなこともどちらか選択するような様式になっていたかと思うのですが、これらのことについて今 これから立ち上がる検討委員会でも検討される事項となってくるというふうにとらえていてよろしい のでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境衛生課長。 〇市民部環境衛生課長(増子要作君) ごみ処理場の処理の対象として、下水汚泥を計画しているわ けでございますけれども、当時平成十四、五年ころだったと思いますけれども、下水汚泥について広 域で計画したらどうかということで検討がいろいろなされたことを記憶しておりますけれども、その 結果、ごみ処理場の建設がすぐ近い、そんなことから下水道汚泥についてはごみ処理場とセットで考 えたほうがいい、そういうような結論に終わっていたかと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 最後にもう一点だけお聞きします。   何度も言いますが、市民の代表も入った検討委員会でありますが、これについてはオープンな形 での検討委員会であってほしいと、こんなふうに考えておりますが、再度検討委員会の運営のあり方、 どのようなスタンスで開催をする予定なのか、この点をお聞かせ願って終わりたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 検討委員会につきましては、先ほど来申し上げておりますように、市が決め たものをそこで審議していただくというような、協議していただくというようなものではなくて、委 員の皆様の意見も最初から十分取り入れていきたいと、そのように考えておりますし、そして市民の 皆様にもごみというものはこのくらい金かかるのですよというようなことを訴えていきながら、そし てごみの減量にお願いをしていかなければならない時代に入っているというようなことも十分これか らお願いをしてまいりたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで川村敏晴君の一般質問を終わります。   午前10時55分まで休憩します。           午前10時40分  休 憩                                                        午前10時55分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、3番、本間清人君の一般質問を許します。   本間清人君。           〔3番 本間清人君登壇〕 〇3番(本間清人君) 改めましておはようございます。民主党の本間清人でございます。私もこの たびの定例会をもちましてちょうど16回目、丸4年、議員をさせていただきまして4年目を迎えるこ とができました。これもひとえに村上市民の皆様のご支援と、またご支持をいただいている皆様のご 協力のおかげと感謝を申し上げます。また、普通ですと、任期4年、私もまだまだ新人議員でござい ますが、選挙ばかりはなぜか3度もさせていただいておりますので、大変皆様と違ったいい経験をさ せていただいていることも感謝を申し上げる次第でございます。議員番号も3番、まだまだ新人議員 として、きょうは謙虚な気持ちで質問をさせていただきたいと思いますので、市長も笑顔をもってご 答弁いただきますようよろしくお願いを申し上げます。   私の今回の一般質問に関しましては3項目でございます。まず、1番目の質問でございます。山 辺里地区圃場整備事業についてであります。長年にわたり工事がなされてきました。平成7年度から の工事でございますけれども、この事業もいよいよ本年度には本換地となりますが、途中に事業の変 更等がなされ、平成13年、14年当時県の農地課が土地改良区などの受益者であります農家の方々に対 して行った説明どおりの工事でしたでしょうか、お聞きしたいと思います。   2点目、当時は神林方式なる7分減歩で行っている事業ですが、その減歩の分はどこに充てられ ているかをお尋ねしたいと思います。   3番目、事業費では総額幾らになり、計画どおりの事業費で終わったかをお聞きしたいと思いま す。また、国、県、市での負担額はそれぞれ幾らになるか、お伺いします。   4点目、本換地に関しましては、何の問題もなく換地の手続が行われていましたでしょうか。   質問項目2点目、企業誘致でございます。柏崎市では、電気自動車産業でまちづくりと企業誘致 に商工会議所の会員企業と職員が中心となり、東芝の電気自動車のバッテリーなどをつくる工場の建 設が決まったと先日新聞報道をされました。当市も商工観光課などにもいろいろな事例が紹介されま したり、また何らかの勉強会などの機会はあるのでしょうか。   質問項目3点目、観光についてでございます。村上市の場合は、「300万人観光都市」を掲げて いるわけでございますが、具体的な施策はどのように考えているかをお聞きしたいと思います。   市長ご答弁の後再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、本間議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、山辺里地区圃場整備事業についての1点目、農家の方々に対しての説明どおり の工事であったかとのお尋ねについてでございますが、県営圃場整備事業村上山辺里地区につきまし ては、担い手育成基盤整備事業として平成7年度に受益面積422ヘクタール、総事業費75億2,600万円 で事業採択をされ、その後平成15年度に事業計画の変更を行い、受益面積450ヘクタール、総事業費9 8億7,000万円で県営事業により実施をしたものであります。14年間にわたりました圃場整備事業も本 年度で事業完了を迎え、換地処分について現在手続を進めている状況でございます。   村上山辺里地区については、平成13年、14年当時地元要望による受益面積の除外などや新潟県に よる事業費変更等の説明の後、地元同意のもとに手続を実施し、平成15年度に事業計画の変更を行っ ております。新潟県及び三面川沿岸土地改良区に確認をいたしましたが、事業計画の変更に基づいた 工事がなされたとの回答でございます。   次に2点目、7分減歩で行った事業であるが、減歩の分はどこに充てられたのかとのお尋ねにつ いてでございますが、平成7年度に事業採択するに当たり、地権者の方々には1%の自然減歩と地元 負担金分についての6%の特別減歩として事業実施の同意をいただいたところであります。特別減歩 につきましては、6%の土地を提供していただくことにより、地元負担金について市が負担すること で旧村上市では平成7年度に債務負担行為の議決がなされており、公共用地の取得及び受益者の負担 軽減を目的に実施したものであります。減歩していただいた分につきましては80筆、約28.5ヘクター ルの創設非農用地として公共用地として利用することとし、うち売却分として高速道路用地や県道用 地などに53筆、約18.5ヘクタールが売買され、債務負担の償還などに充当されております。また、未 売却分としては27筆、約10.0ヘクタールがあり、今後売却や利活用についての関係機関と協議、対応 を検討したいと考えております。   次に2点目、工事費の総額は幾らになり、計画どおりであるのか、また国、県、市の負担額はそ れぞれ幾らになったかとのお尋ねについてでございますが、冒頭にご説明いたしましたが、村上山辺 里地区につきましては総事業費98億7,000万円で事業を実施しておりますが、平成21年度事業費が確 定いたしますと97億2,929万4,000円の総事業費となる見込みであります。うち国が事業費、事務費50 %負担で48億6,464万7,000円、県が事業費30%、事務費25%負担で29億92万円、市が事業費1%、事 務費1.25%負担で9,818万6,000円であります。また、減歩方式による地元負担金分の債務負担につき ましては、2月末現在で元金借入額18億3,848万7,000円となり、うち16億7,050万1,000円について償 還し、現在の債務は1億6,798万6,000円となっております。最終的な債務負担額の確定につきまして は、平成21年度事業費分の借り入れ日が3月24日であり、その後に額が確定する予定でございます。   第4点目、本換地に関しまして、何の問題もなく換地手続が行われていくのかとのお尋ねについ てでございますが、換地処分につきましては県が業務を行っており、現在換地処分に向けて法的な事 務手続を進めている状況とのことでございます。換地処分につきましては、面整備も完了しているこ とから、関係権利者に権利確定が早くなされるよう県に要望していく所存でございます。   次に2項目め、企業誘致について何らかの勉強会などの機会があるのかとのお尋ねについてでご ざいますが、毎年県が主催する市町村企業誘致担当者会議において、産業立地に係る各種補助金や県 税の優遇制度を含めた企業誘致活動方針や立地企業への各種のフォローアップ等について意見交換を 行っております。昨年9月には、村上商工会議所、建設工業・交通運輸部会と企業誘致の制度や市の 取り組みに関する研修会を行い、委員各位からさまざまな意見をいただいたところであります。昨年 5月には、企業立地に頑張る市町村20選に選ばれた福島県相馬市への行政視察を行い、企業誘致プロ ジェクトチームなどのサポート体制、業務内容を学んできたところでもございます。   誘致活動の一環として、県のホームページに空き工場の情報を掲載し、何件か問い合わせもいた だきました。しかし、誘致には至っておらない現状であります。今後も機会あるごとに学習会に参加 し、現に立地されている企業のフォローアップを行いながら誘致活動に努めてまいりたいと考えてお ります。   次に3項目め、観光について、「300万人観光都市」を掲げているが、具体的な施策はとのお尋 ねについてでございますが、平成20年度の観光入り込み客数は221万9,000人で、ピーク時の平成13年 度の283万1,000人に比べますと61万2,000人も減少してきております。   しかし、この300万人という数字は、決してクリアできない数字ではなく、これを達成するため には、市民皆様と協働の観光振興が大きな要素となってくるものと考えております。   具体的には、昨年日本を代表する有名人の来市効果や、村上に来た効果です、今では全国的に定 着している町屋の人形さま巡りに見られるように、いかに全国に村上市の名前を売り出すか、これが 一番重要であると考えておるところであります。また、村上市全体のイメージを高めることが重要で あります。   平成22年度中には高速道路が朝日まほろばインターチェンジまで開通する見込みであります。村 上市がより身近に感じられるよう宣伝することも重要であろうかと思います。それとともに、「瀬波 温泉」、「鮭のまち」、「城下町」、「三面川」、「荒川」、「吉祥清水」、「鈴ケ滝」、「岩船産 コシヒカリ」、「地酒」、「村上茶」、「村上牛」、「朝日豚」、「柳カレイ」、「笹川流れ」、 「大池の白鳥」などなど多種多様で豊富な資源がたくさんありますので、これらの資源の付加価値を 高め、村上全体のイメージアップを図り、村上に行ってみたいと思われる施策を展開することとし、 本年度観光振興計画を策定いたします。   さらに、観光業界が企業努力をして、おもてなしを高めていくことは当然ですが、観光業界のみ ならず、市民が一丸となって観光客を温かく迎えることができる地域づくりが必要であろうと考えて おります。また、私が常々申し上げておりますように、県下では一番面積が大きい地域で、観光資源 も豊富に点在していることから、これら点在している資源の連携を深め、点と点を結び線へ、線を網 羅して面的な広がりを持たせ、全体的な広がりを持たせていかなければならないと考えております。   現在事業進行中の2泊3日以上の連泊を基本として整備を進めている日本海きらきら羽越観光圏 の事業や本年度行いました新潟県大観光交流年に引き続き、平成22年度実施予定のポスト大観光交流 年などと連携しながら300万人観光の誘客を進めていかなければならないと思っております。   高速道路でございますが、きょう山辺里地区の皆さんがお越しでございます。この3月28日に神 林岩船港インターチェンジまで開通をいたします。そして、その後村上瀬波温泉インターチェンジ、 村上山辺里インターチェンジ、朝日三面インターチェンジ、そして先ほど申し上げました朝日まほろ ばインターチェンジまでも平成22年度中、今年度中でございますので、来年の3月31日には完成する ということでございます。   以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ご答弁どうもありがとうございました。通告は1番、3番とありますが、再 質問は逆に3番目から質問させていただきたいと思います。   300万人観光に向けての取り組みにつきましては、おおよそ理解させていただきました。ピーク 時であります13年度283万人ということでありますが、現在は61万2,000人減少しているということで ございますけれども、その13年当時というのは、観光が一番メインといいますか、一番多く誘客でき ている観光スポットといいますか、そういった部分はどの辺に当たるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 13年あたりはまだまだ景気が後退していない時期かと思います。そのような ことで、企業、団体の観光がありましたでしょうし、そしてまたアウトドアの観光もまだ盛んな時代 ではなかったかなと思っております。   その逆に、今日はいわゆる企業、団体の観光ブームといいますか、観光客が激減をいたしており まして、個人志向が強くなっている傾向にあります。また、ご案内のとおり、アウトドアの観光、海 水浴、スキー等については、非常に最近お客さんが少なくなっている、少子化も影響していると私は 考えているのですが、そのようなことではないかなと、そのように推測をいたしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) その当時、もし具体的な場所がわかれば、商工観光課長、その13年当時とい うのは、例えば村上祭りが一番多いとか、やはり海水浴場が多いとか、そういう何か資料お持ちです か。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) すみません、今資料トータルの数字しか持ち合わせなか ったので、申しわけありませんけれども、今市長申し上げたように、当時団体旅行が最盛期を迎えて いたと。だんだんと農協観光とか、それから郵便局の簡保、だんだんと減ってきたという、温泉の旅 館の皆様に聞いても、たった先般までは簡保の旅行が最後の団体旅行と。今もう団体旅行というもの はなくなりまして、先ほど市長申し上げたように中小の旅行になって、小団体とか家族旅行になりま して、そんな形でなってきているという状況で、海水浴客とかも当時に比べますと相当激減しており ます。今の若い人たちがそういうアウトドア的なものがなくなってきまして相当減っているという状 況でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 市長先ほど年内には高速のほうも完了し、来年の3月で工事も完了だという お話をいただきました。   私出身が旧中条町でございまして、中条の親戚等にちょっとお話を聞きますと、当時高速が中条 でとまっているときというのは、やはりそこが最終点ですので、どうしても車がそこでおりなければ いけない。ですので、国道7号やら、その地域にありますショッピングできるところとか結構お客が 入っていたと。しかし、今荒川まで伸びましたら、結局はもう素通りが多くなりまして、ほとんど7 号沿いのあれだけのショッピング街をせっかくつくったのだけれども、ふだん平日などはほとんど車 がとまっていないというような状況を聞きました。   高速ですので、当然市長が掲げているつながらなければ道ではないという、本当に私もそう思わ れますが、今後この日沿道がずっと1本つながりまして、もうずっと山形、秋田、青森というふうに つながりました場合に、やはりどうしてもここに観光村上ということであれば、車を下車させる手段 として、その辺がこれからいろいろ考えなければいけないのだろうというふうに思うのですが、その 辺は何かお考えございますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりでございまして、これからネットワーク化されて、今現在は 朝日まほろばまででございますけれども、県境部分を挟みまして、温海まで行くわけでございますの で、並大抵の努力ではいかないと思いますけれども、この後の高速道路の質問にもお答えしたいと思 っておりますが、かつて山形新聞、荘内日報で報道されました。小沢幹事長と新田社長の会談で4年 をめどにつなげてやるのだというような発言も出ておりますので、ひとつ民主党の本間議員には特段 のご尽力をお願いしたいなと思っております。   それで、全部つながった場合、どうやってインターにお客さんをおりていただくか、これが一番 やっぱり問題なのだと私は思っております。魅力がなければおりないわけでございまして、地域の魅 力、そして地域の力をこれからみんなで考えて、地域づくり、観光でそこにおりたい、行ってみたい、 あそこに行って何かを食べてみたい、何かを買ってみたい、散策してみたい、そういう地域をつくっ ていかなければ素通りされる可能性が非常に高いということであります。   しかしながら、この地域は私は非常に恵まれている地域だといつも言っております。海岸線には 北前船の帰港地と栄えた集落、そしてまちの中心部には城下町としての町屋風情を残しているところ もあります。そして、中山間地、山手部分には出羽街道、松尾芭蕉の足跡等がありますので、それら をこれから地域の皆さんが磨きをかけて、それらを売り出していくことによって十分に下車していた だく可能性があると、そのような指導をしていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) せんだって私知人に村上の今ブランド化に力を入れています柳カレイを桐箱 に入ったやつで岩船の港の直売所から送らせていただきました。   私も認識不足というか勉強不足というか、地元にいながら初めてわかったのですが、村上ブラン ド柳カレイというものは、11月にとれる卵の入ったその柳カレイがブランドなのだそうです。ブラン ド柳カレイというものはこれだけなのだと私はご説明を受けまして、本当にこのぐらいの大きいカレ イで、身も厚くて卵がぎっしり入っていて、それが四、五枚入って四、五千円という。本当によく食 べに行きますと、旅館で朝七輪にちょっとあぶったみたいな、私ああいうものが柳カレイかなと思っ ていましたが、全然違うのだなということを勉強しまして、やはり地元の方でもその地元の名産品が 余りご理解できていないというのが今現状ではないかなと。もし外にそういったものを発信するので あれば、もっともっと地元の方にご理解をいただいて、やはりそういう贈答品にはそういったものを お送りいただくとか、そういった何か商工観光課でも手段いろいろこれから考えるべきなのだろうと。 そういった面では何かご努力されていますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、柳カレイもそうでございますし、いろいろな地域にいろいろな名産が あります。例えば夏になりますと岩ガキなんかもそうでございますが、私がいつも申し上げておるの ですが、よそに出すのではなくて、食べに来ていただくような方法をとりなさいと。例えば柳カレイ もそうです、4枚入って4,000円か5,000円。本当に食べたい人は、ここに来て食べるのです。岩ガキ もそうです。そういうように、外に出したら幾らにもならないものをやはりここまで足を運んできて、 そして付加価値をつけて、1,000円でよそで食べるものがこっちに来たらそれと同じ値段で食べても らったら、それだけものすごく利益が上がるわけでございますので、やはりそういうようなこれから は指導をしていくべきだろうと。よそに出さない、食べたい人は来てください、来て食べてください というような取り組みを積極的に推奨をしていきたいと、そのように考えておりますし、また土産品 は土産品でそれなりの価値がありますので、それらについても努力をさせていただきたいと、そのよ うに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ぜひ観光300万人に向けてご尽力いただきたい。また、私らも市民としてで きることがあればいろいろこれからも協力をしていきたいと思いますので、何とぞよろしくお願いい たします。   企業誘致のほうに移ります。今民主党の新潟県連には、前もお話ししましたが、農業の農村地域、 そういった農業対策ワーキングチームというチームと中小企業対策ワーキングチームという2つの チームがございまして、私はその中小企業対策ワーキングチームの委員でございます。昨年の9月に は、村上市に県会議員、そして市町村議員が十数名集まりまして、この村上市をいろいろ私が案内を し、大洋酒造さんであるとかジャムコさんであるとか笹川流れの遊覧船も乗っていただいたり、いろ いろ永徳さんの塩引き鮭であるとかいろいろ見ていただきました。   ただ1つ残念だったのは、今回柏崎のほうには商工会議所が会場になりまして、会頭さん、副会 頭、そしてその専門部の部長さんなどが本当にお願いをするように説明をし、そして何とか力をかし ていただいて柏崎の電気産業をつくり上げたいのだという気持ちを本当に切実に訴えていらっしゃい ました。   これは、私が段取りして昨年の9月に商工会議所にそういった旨をお伝えしたところ、村上の商 工会議所では政治色の強いそういう団体を受け入れることができないと、そういう返答で、やむなく 産業観光部長にお頼みを申し上げまして、この村上の市役所の会場をお貸しいただいたわけですが、 どうもそういった観点が何か違うのではないかなと思うのですが、当時産業観光部長いろいろお世話 になりましたけれども、今回ご勇退でございますので、一言そのときのご感想などをいただければと 思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 雇用を担当しているわけでございますが、今現在も非常に厳しいの が実態でございます。議員から言われるとおり、市役所で商工会議所の青年の方々と議員の先生方と たまたま論議をさせていただきました。本当にありがとうございました。   私は、政治色とか何かでなくて、この地域がどうしたら生まれ変われるのかあるいは雇用ができ るのかというものが基本でございますので、含めて会議所とまた十分詰めて対応していきたいという ことでございます。   本当に雇用対策につきましては、雇対協はじめ私ども一生懸命やっているつもりですが、まだ高 校生も8割程度しか就職決まらないという現状でございますので、以後31日までまだ時間十分にあり ますので、じっくりさせていただきたいと思います。ありがとうございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 今度ぜひ柏崎に何か市長、また理事者側の皆さんも、また議員の皆さんもそ うなのですが、柏崎に行く際がありましたら、柏崎タクシーが今試験的に2台電気自動車、軽自動車 とハイブリッドカーの今問題になりましたプリウスを2台入れておりまして、ナンバーも国土交通省 さんがいきなはからいをして、いの1番というそういうナンバーをつけております。三菱の今軽自動 車でその電気自動車が非常にまだ高いのです。あれ1台450万ぐらいするそうです。それで、今は買 い取り販売というものはしていなくて、必ずリースなのだそうです。当然エンジンがありませんので、 車検もあるのですが、その専門店、どこの自動車屋さんに出しても車検が通るというものでもない。 ましてバッテリーの充電をしましても、走行距離にしてまだ約100キロぐらいしか走らないのだそう です。ただ、その社長さんともお話をしましたが、商売ということでやる分には多分採算は全く合わ ないと。100キロですから、もう近場しか、途中でバッテリー切れてお客さん乗せているときにとま るということも考えられますので、お助けマンなどという車にバッテリー充電器を積んだ車も1台用 意して、万が一のときにはそれが走っていくというような。そして、市内にはガソリンスタンドです とか市役所にその電気自動車のバッテリーする機械も4カ所ぐらい備えているのだそうです。非常に そういった1つの産業に対してしつこく力を入れているのです。それには、当然近くにあります原子 力発電所、またそういった電気に対する取り組みがもうまちぐるみだというような部分があるのでは ないかなと思いますので、ぜひいろんな意味の参考、勉強に私もなりました。ぜひ市長もよろしけれ ば、何か行く機会ありましたり、会議がもし柏崎等でありましたらお話聞かれてはいかがかと思いま すので、よろしくお願いしたいなと思います。   時間的にもあれですので、きょうのメインであります山辺里の圃場事業整備につきまして少しご 質問をさせていただきたいなというふうに思うわけでございますが、今回意見書で土地改良区に対す る仕事の半分にされたので、もう少し出してくれよみたいな意見書が今回出されました。   そして、先般の代表質問では、ある議員からうちの小沢一郎幹事長と野中広務元自民党幹事長の 確執の問題で仕事がなくなったのだという方もいらっしゃいましたが、全くそれは違うことだと。個 人のそういった確執でのことではなく、この32年当時、昭和32年4月12日に参議院の会議録、そこに 農林水産委員会というものがありまして、ここで当時決まられました土地改良法の一部を改正する法 律案というものが提出されております。この文面、またこの議事録、そういったものを少し読んでお りますと、その当時のその土地改良のやった工事であったり、その手法が非常にずさんだったのだと。 例えばいわゆる手抜き工事であったり、例えば何センチ土盛りをしなければいけないところを薄くな ったりとか、そういった工事が見受けられると。ましてやその当時の補助金を獲得するために、300 町歩以上にすれば県営になるのだと。そして、したがって補助金率も違っているということで、無理 に改良地区を拡大してというような手法が見られるというような、こういったいろいろなことが書い てあります。ここにその当時三面川あるいは佐渡の羽茂の問題というようなというようないろいろな 問題、全部読みますとちょっと時間かかるので読みませんが、こういった記事を私見つけました。   今この現在に応じてそういった工事はほとんどないのかなとは思いますが、これは県営圃場整備 事業ですので、村上市は全くその工事自体については関係ないのかもしれませんが、農林水産課とし ては、例えばこの工事についてのチェックであるとか、その当時行われた説明どおりに工事が完了さ れたのかというような点については確認はされなくてもいいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 工事につきましては、平成7年からやってきているわけでございま すが、村上山辺里地区圃場整備事業推進協議会というものを立ち上げて事業の推進に当たってきてお ります。この中には換地委員が40名、工事委員が36名、互助委員が21名というようなことで、そのほ かに運営、歴代の市長が該当になって運営委員として県の関係者あるいは土地改良の関係者というよ うなことで組織した協議会あるわけでございます。   結果的には、工事の検査については、当然新潟県があるいはその後会計検査院がというようなこ とで工事の検査していくわけでございますが、物があれば市のほうへも来れば、市のほうから県のほ うへ面的な整備あるいはここはこういうことでだめだというようなことで私どもも県のほうへは十分 説明あるいは物は申し上げているつもりでございますし、当然地区の工事委員がきちっとしたもので 工事管理をしているというようなことで理解しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ちょっとかなり昔の話で、そのころ私も村上に住んでおりませんでしたので、 ちょっとその内容的にはよくわかりませんが、平成7年のその工事が始まった当初、事業計画の概要 というものが出されまして、その当時422ヘクタール地区面積、その区画で暗渠排水が217ヘクタール、 そして事業費が71億ということで初めこういう概要が配られた。そこには、着手平成7年度、完了予 定が平成11年度というふうに書かれているのです。それが同じ422ヘクタールで総工費は今度75億2,6 00万円に変更され、そして15年度には受益面積450ヘクタールで98億もの金額に増額をされている。 こういった変更につきましては、当時どういった問題があり変更されたのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) 平成11年の変更がありましたが、これにつきましては西 興屋の区域変更が編入になったということで、面積が大きくなっております。当初422町歩でしたの が460町歩になったと、そういうことでございます。   それから、平成15年にもう一度変更認可をいただいております。これは、事業費が10%を超える 増になったということで2回目の変更認可をいただいていると聞いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 工事そのものの完了はもう既に済んでいらっしゃるのでしょうか。それとも 現在もまだ何か暗渠排水の工事やっている地区もあるみたいですが、その辺はいかがなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 21年度に面的な工事、簡易農道の舗装等含めたもので終わる予定で ございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) その当時、地元要望による受益面積の除外とありますけれども、その除外さ れた地域というのはどこの地域なのでしょうか。           〔「議長」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ちょっと探している間にもう一点先に質問させてもらいます。   当初の説明では、その完了予定が平成11年度には完了予定なのだという説明でございました。と ころが、今21年、10年もその工事期間が延長になったと。その最大の理由というものはどういった理 由なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 予算のつきぐあいの関係かと思われます、事業を延長しなければな らなかった理由は。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、今受益者の負担分ということで、それを当時神林方式なる7分を減 歩しまして、それを事業費に充当するという方式で多分この事業が計画されたのだろうと思いますが、 先ほど市長の答弁では、残り債務負担の7年度に金額の入っていない債務負担行為の議決をいただい ていると、議会で。そして、残りの金額が先ほどの説明でいきますと1億6,000万ぐらいですか、そ れが残りの債務なのだというふうに答弁されておりましたが、その1億6,000万の残りの債務は今後 はどういうふうに処理されるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 現在の債務は1億6,798万ということで市長申し上げましたが、こ こにはまだ利子が確定していない部分ありますので、利息分は若干上乗せになるかと思います。これ につきましては、私ども計画当時の創設非農用地で、まだ今大栗田村上線についてはかなり県から買 収を受けたということでございますが、未買収の部分まだ相当あるわけでございます。山田川の改修 関係の用地とかあるいは上山田山辺里線の改良とかそんなもの予定されておりますので、これが順調 に県で買収が進んでくればこのもので償還できるというような考え方でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 一番今売却されていない土地の中で天神岡の運動公園といいますか、当時私 もその資料を調べてみますと、どうも陸上競技場を設置するということでこの土地利用がなされると いうような形で何か報告されているようでございますが、この2万坪以上あるその土地、今後はどの ように活用されるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) おっしゃったとおり日下に運動公園として当初計画から 創設された約7町歩がございます。それから、門前川、山田川の下流に約0.5町歩のゲートボール場 として計画したものがあります。これについては、昨年6月に市の土地利用委員会でいろいろな利用 方法を検討しておりますが、いまだまだ利活用については決定しておりませんので、当初計画どおり 運動公園ということで認可をいただいておりますので、そういうことで今のところは土地改良事業の 計画は搭載してございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) いろいろな方、また風聞等でちょっとお聞きしているのは、その土地が市が 買わないと、土地改良区から今2万坪の土地を買わないとこの事業が成立しないのだというような方 もいらっしゃるようです。その話は本当なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) 平成7年の3月議会におきまして、債務負担行為の議会 の議決をいただいております。その中で、圃場整備の特別減歩6%を土地関係者が提供すると、それ の工事についてはすべて市が債務負担として受益者には負担をいただかないと、そういうことで聞い ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ところが、今回本換地をするに当たりまして、その受益者でありますその農 家の方々、今山辺里地区では九百数十軒あるのでしょうか、その方々、その本換地にとりましてお金 が逆に戻る方、それと今仮換地として使われているその田んぼをそのまま本換地に移しますと、逆に お金を支払わなければならない方、その辺のちょっとバランスがとれていないところが出てきている ようなのですが、その辺の問題は何か今お聞きでございますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今現在この圃場整備の受益者は533人と聞いております。中に今議 員言われるように増になった部分、減になった部分、これについては土地改良区では清算金として、 余計もらった人は土代を出すのだよと、それから少ない人はもらうということで、台帳面積から6% 減歩したもので確定面積を出して、増減については清算をしていくというような考え方で今土地改良 区で事務を進めているわけでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) その換地の今後の手続につきましては、今憲法の公告が終わりましたので、 その公告の翌日から20日間以内に異議申し立て等を出すことができると。そして、その異議申し立て、 換地計画に不服があってその異議申し立てをすることができると書いてありますが、今その本換地に 関しまして、この山辺里地区ではそういった異議申し立て、ちょっとこの換地には不平不満があると いうような方はどのくらいいらっしゃいますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 換地計画の一覧につきましては、10月21日からやっておりますし、 異議申し立てについては11月19日から新潟県で受け付けているというようなことで、私どもとしては 中身については掌握しておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 過去の日本の圃場事業整備の中で、いろいろな換地に関しての不服、不平と いうことで裁判ざたになっている件数が何件か事例で紹介されておりました。ほとんどが国が勝訴し て、もう一つだけが今公判まだ今続いているということでありますけれども、今その地域の問題を抱 えているのに県が、当然ここは県営圃場事業整備でありますから県なのだということでありますけれ ども、やはり村上市が直営といいますか、地元の役場でございますので、そういったものに関しては 全く県がやっていることなので、村上市はちょっとわからないということではいかがなものかと思う のですが、その辺はいかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 甚だ情報不足で大変申しわけありませんでした。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、この換地に関しまして、当初説明をされていたその換地計画の事業 内容と全く異なった事業がなされているというような場所はございませんでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) 全く異なるということは聞いておりませんが、事業に係 る変更等については、三面、県と土地改良区のほうで受益者に説明しながら工事をしているというこ とは聞いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 当然今まで小さかった田んぼの面積を例えば5枚にしたり3枚にしたりとい うことで、大きくしたほうが当然機械の効率もいいし、作付もいいということでのこの圃場事業整備 が第1点目の考え方だったと思う〔質問時間5分前の予告ブザーあり〕のですけれども、当時暗渠排 水のその断面図、設置、そして標準区画割図というものが配られておりまして、横の幅、縦の幅、そ の横の幅が何メートル以上にしなさいというような規定は多分当時あったと思うのです。その規定に 反するような田んぼも何枚かはあるような話も聞いておりますが、その辺は市のほうとしては把握し ていらっしゃいますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) 大変すみません、把握しておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 現実的には、各集落に工事委員、換地委員いるわけでございますし、 恐らく検査になれば当然工事関係であれば工事委員が立ち会いするというようなことで、私どもは不 合理はないというようなことで解釈しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 確かにそうなのです。各集落に換地委員の方が結成されておりまして、私も 実は県のほうに行っていろいろ話を聞きました。   そうしますと、県のほうも換地に関してやっぱりちょっとメンタル的な、その土地にいろいろあ ったり、地元の方の考え方の違い、また今まであった現地換地であればいいのですけれども、全く違 う形になるものですから、いろいろな問題が生ずるだろうということで、県も一切その換地に関して はノータッチなのだと。いわゆる地元の換地委員会の方々に地元で、いわゆる集落は集落で換地は任 せているので、我々は知らないというような、余りタッチしたくないというか、そういう部分がある ようですが、やはり市の農地課、また農林水産課のほうもそういった考え方と全く同じような考え方 なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 結果的には、所有権の権利がそこに生まれてくるというようなこと で、できれば行政側としては地域は地域で換地をしていただきたいというようなことで、深入りはで きかねるという考え方でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ここに土地改良区連合の名簿というものがございまして、新潟県の中で三面 沿岸土地改良区2,986ヘクタールありまして、その会員の方が3,016人いらっしゃる。非常に県内でも 結構組合員数の方が多い地域であるなというふうに感じるわけでございますが、この土地改良区で行 っている事業、また県で行っているこの圃場事業整備に関しまして、本当にその地域の実際に使われ ている農家の方々が本当にいい工事なのだと、本当にこの圃場整備事業というものは我々にとって大 事な事業なのだということが思われている事業なのか、それとも土地改良区の仕事をただつくって、 いわゆる土建屋さんに仕事をつくるためのこの事業なのか、その辺についてはいかがなものでしょう か。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) 事業につきましては、地元から要望が上がりまして、そ して土地改良区、また圃場事業については市も関与して実施しておりますので、地元からの要望でや っている事業がすべてだと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 本当にそういうことであればいいのですが、中には本当に泣き寝入りしたり、 言いたくても言えないような農家の方も中にはいらっしゃるのではないかなというような気もいたし ます。ぜひ市としましても、この換地に関しましては一番受益者である農家の方々が本当にいい米を つくっていただくためにこういった事業をやっているわけですから、その辺もう少し市のほうとして もきちっと対応していただき、今後県との連携も密にして、本当にこの圃場事業整備はよかったのだ と、今後担い手の事業として非常によかったのだということの思える事業にしていただくようにご尽 力をお願いしたいと思いますが、市長どうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、土地改良事業といいますのはこの地域の農業にとって非 常に大切なものでありますので、これからも私どもは農業の振興のためには必要不可欠な事業という ことでとらえておりますので、積極的に指導してまいりたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) そういったことをいろいろまた今後も問題出るかもしれませんが、何とぞよ ろしくお願いをいたしまして、私のきょうの一般質問を終わらせていただきます。   ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで本間清人君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時45分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇副議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(三田敏秋君) 次に、16番、姫路敏君の一般質問を許します。   姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) 議長の許可が得られましたので、これから姫路敏の一般質問を行います。私 の一般質問は2項目でございます。   1つは、高速道路の整備促進と今後の対応についてでございます。高速道路の整備が進み、本年 3月28日には神林岩船港インターチェンジが開通いたします。また、来年度中には朝日まほろば、そ して今後の高速道路体系に対応する村上市のビジョンを具体的に示していただきたいと思います。   2番目として、私が独自に行った市民アンケートについてお尋ねいたします。私が独自に行った アンケート結果を去る2月12日、新生会として取り上げていただきながら、要望書に添えて提出した わけでございますが、次のアンケート結果についてどのように考え、今後の行政運営に反映させられ るものなのかどうかも含めて市長に問うていきたいと思います。   以上、この2点でございます。市長答弁の後に私また再質問いたしますので、よろしくお願いい たします。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、姫路議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、高速道路の整備促進と今後の対応について、市の具体的なビジョンはとのお尋 ねについてでございますが、さきの施政方針においても述べさせていただきましたが、日本海東北自 動車道の延伸は、本市の産業、物流への効果や交流人口の拡大、市民の通勤圏の範囲拡大など地域や 経済の活性化につながるものと期待をいたしております。   本市の恵まれた自然、歴史、文化、またこれらを生かした観光産業のほか、ブランド化を進めて いる特産品など本市の魅力を積極的にPRすることで交流人口の拡大と生産物販路拡大に努め、各種 産業の活性化はもとより、企業立地面などからも大いにPRに努め、市全体の活性化を図っていくこ ととしております。また、朝日まほろばインターチェンジ以北の延伸についてでございますけれども、 東北日本におけるラダー型高速交通体系の確立が図られるよう積極的に整備促進を働きかけ、県を超 えた地域間連携の強化を図り、あわせて東北圏域に向けた物流交流の拡大を図りたいと考えておりま す。   全国的に高速道路の延伸や開通によりまちが通過点となった事例や都市部への人口流出といった 事例を聞きますが、本市においては高速交通体系の整備による救急救命率の向上やこれからご審議い ただく子どもの医療費助成の拡大などにより、市民が住みやすい環境づくりを進め、市民協働のまち づくりとあわせて、総合計画の重点プロジェクトにあります定住の里づくりを構築することとしてお ります。   次に2項目め、姫路議員が独自に行ったアンケートについてどのような考え、今後の行政運営に 反映させるかの1点目、「山北支所建設は大金をかけた新築工事をしないで旧村上高校山北分校の施 設を有効利用したほうがよい」という点についてでございますが、山北支所の建設に当たっては、現 在地に建設した場合と旧村上高校山北分校校舎を利用した場合の種々の比較がなされるべきものと考 えております。支所庁舎の果たさなければならない役割と機能、そして支所庁舎の規模と費用の比較、 さらには長期的な観点からの建設効果、これらを比較しながら支所建設はどうあるべきかを考えるべ きものと考えております。   まず、支所庁舎の果たさなければならない役割と機能についてでありますが、合併して広大な面 積を有する市となった現在、特に山北地域は他の地域と比べ本庁までの距離は遠く、支所が拠点施設 として果たす役割は、今後ますます大きくなるものと考えられます。地域の拠点施設とならなければ ならない支所は、行政サービスの拠点施設としてではなく、防災、安全の拠点施設、地域のコミュニ ティーの拠点施設、高齢者の多い地域においては高齢者に優しい施設として多機能な役割を果たさな ければならない施設と考えております。   また、庁舎の規模と費用についてでありますが、合併時の計画では現在地に新庁舎を新築し、職 員100人規模を見込み、事業費が6億3,500万円となっておりますが、ご案内のとおり組織再編により まして職員数は50人、将来的には35人程度を見込んでおりますが、程度に見込まれることから、建物 の構造は地元産材を活用した木造平家建てを考えており、事業費においては当初計画の3分の2程度 まで圧縮できるものと考えております。   そして、旧山北分校を改築し、支所庁舎として活用する場合には、大規模な耐震改修と内外修繕 工事が必要となってきますし、学校という構造上間仕切りも多いため、これらの撤去と窓口業務のス ペースの確保は困難と考えられます。加えて昇降機を設置するなどのバリアフリーへの対応も考慮し なければならないと思います。柱を1本抜いただけ、間仕切りを1つ取っただけでもさらなる耐震補 強が必要となると考えられます。これらを総合的に判断いたしますと、新築するのとそれほど大きな 差がない費用を要するものと考えております。   さらに、長期的な観点に立った場合、旧分校校舎は昭和55年に建築されており、既に30年を経過 しようとしており、近い将来にはさらなる改修が生じてくるものと考えられます。これらのことを十 分考慮しなければなりませんので、検討に当たっては地域住民も加わった検討委員会を立ち上げまし て、いただいたご意見を参考にしながら、よりよい効率的な支所庁舎の建設に当たってまいりたいと 考えております。   次に2点目、「職員の集落派出所常駐制度を行うべきである」についてでございますが、本市の 高齢化率は上昇傾向にあり、町内、集落単位において深刻な問題となっていることは承知しておりま す。高齢化による各町内、集落が抱える課題は、行政サービスの分野に限らず、地域コミュニティー の衰退による個別の文化、風習の伝承や住環境の維持など多岐に及ぶものととらえております。その ため、今後進めます市民協働のまちづくりにおいて、本庁及び各支所単位に職員を配置して地域コミ ュニティーが抱える課題を市民の皆様とともに解決していきたいと考えております。   次に3点目、「合併処理浄化槽の維持管理は利用料金制度に改めるべきである」についてでござ いますが、さきの12月定例会の一般質問でも姫路議員にお答えいたしましたように、合併浄化槽の維 持管理については基本的には個人で行っていただくものと考えております。   しかしながら、神林地区の一部で使用料を徴収している個別合併浄化槽の維持管理を市が行って いる例もありますので、今後十分に検討してまいります。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ご苦労さまでございます。   それでは最初に、議員さんと理事者側のほうにこのアンケートの結果というものを添付資料で手 元にお渡ししておきました。これは、2月の12日の日に市長に手渡したものと同じものですので、つ け加えておきます。   最初に、その前に高速道路の話から始めていきたいと思いますが、高速道路の延伸に伴ってどん どん整備がされていく。来年度にはまほろばまで行くということでございますが、観光誘致に関して みれば、先ほど本間議員とのやりとりの中で私も聞いておりましたので十分わかりました、221万8,0 00人の観光、約222万人、今現状。それを市長が300万人まで押し上げていきたいという市長のその方 針も理解できましたので、それ以上のことは聞きませんが、1つ、観光には車で来られる方も、それ とあと鉄道というかJR関係で来られる方ございますが、一応JRで来られる方々というのは大体人 数的には、きのう商工観光課のほうに私ちょっと問い合わせて、JRとのやりとりの中で聞いた数字 なのですけれども、坂町駅と村上駅と府屋駅とこれをトータル的に足していくと……商工観光課長ち ょっとお願いします。 〇副議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) せっかく私調べさせてもらったので、私のほうから説明 します。   JR利用観光客について調べてくれと言われましたので、数字を申し上げますが、坂町駅が毎日 1,660名、村上駅が4,000名、府屋駅が290名、トータルで5,950名でございます。それで、そのうち常 の定期券利用者というものが7割ありますということで回答受けております。それで、トータル5,95 0人でありますけれども、その3割が一般乗降客になるわけですが、3割を掛けますと1,785人になり ます。1,785人がすべて観光客かと申しますと、恐らく一般の乗降客がありますので、そこから285人 ぐらい引きまして、おおよそになりますけれども1,500人ぐらいが観光客であろうということになり ます。それに365日を掛けますと54万7,500人が年間の観光客のJR利用者かなということでございま す。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) きのうちょっとJR関係調べていただいて、その資料をちょっと今なくして しまって、JRの利用者というものは約55万人という数字が出てきます。これもすごくアバウトなの で、それが正確かどうかというところまでいくとちょっとクエスチョンマークもありますが、そんな にぶれないだろうなとは思います。約55万人がJRに乗ってくるということでございます。高速道路 延伸に伴って、車で来られる方が相当ふえるという見込みもされているのでしょうけれども、一応J Rも使う方もいらっしゃるということを1つつけ加えておきます。   それで、私が一番ちょっと心配なこと、延伸に伴って。市長は、観光誘致も含めて、他市に負け ないようにどんどん、どんどんいろんなことを事業化して引っ張ってくる、そして将来つながったと きには、ここでおりて、そしてここの観光を楽しめるような場所にしていきたいと熱心に語られてお りましたけれども、1つはこの6月から無料化になります、新潟まで料金が。そうすると心配なこと、 土日になれば若者が皆新潟に行くのではないかと。つまりどういうことかというと、ストロー現象、 吸い込まれる、新潟のほうに。私は、このほうが今直近の問題としては大きいのではないかなと思う のです。新発田にジャスコがございましたが、今大分ちょっと少ない、お客が。どこ行くかというと、 亀田のインターのわきに大きなジャスコがあるのです。そっちにみんな行ってしまうのだ。そうする とどういうことかというと、そこのジャスコが少なくなる。ここにもジャスコとプラザとジャスプラ というものもございますが、土日になって若者がそこではなくて、日用雑貨も含めて、無料になると いうことは。そっちに走ってしまうのではないかなという心配があります。観光客は、それはそうい うチャンスに恵まれるのでしょうけれども、この辺の対応というものを市長どうですか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今おっしゃったような現象が現に庄内地方で起きているのです。といいます のは、高速道路の延伸によりまして、鶴岡市の人たちが山形を越えて仙台にみんな行くと。山形はち ょうど中間地点にありますので、鶴岡から仙台まで高速道路と。そうしますと、山形が本当に空洞化 している現象があるというようなことでございまして、今おっしゃるように6月から無料化になると 私は想像以上の車が高速を利用するのではないかなと、中央ジャンクションまで。そうすると、必然 的に若い人たちの買い物志向も新潟まで行く可能性が否めないと考えております。   その対策といたしましては、1つにはやはり商工会議所、商工会を通じまして、やっぱり個々の 店の魅力をやはり出していくような、特色を出していくような、新潟へ行くよりもこの品種において はこの村上のここがいいのだ、どこどこのここがいいのだというようなやはり個々の商店のあるいは 企業の努力もこれから非常に必要になってくると、そのように考えていますので、その点もこれから 指導と言ってはおこがましいですけれども、言っていく必要があると、提言をしていく必要があると、 そのように考えています。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 本当に6月になって無料化になるでしょう。そうすると、土曜日、日曜日思 ったより人がみんな新潟に行ってしまっているというそういう現象が何かこの辺に浮かび上がるので す。   考えたときに、逆に無料化を利用した中で何がこの村上市でできるのかをちょっと私なりに提案 してみます。それと、この朝日まほろば、そして山辺里のインターから含めて山辺里地区、こうやっ て考えると、いい住宅地なのです。したがいまして、新潟でお仕事なさっている人、若手をこちらで 家を建てて住宅建設をしていただく。そういう方々には、例えばです、例えばの話、そういう方々に は固定資産税10年間免除するとか、なおかつその住宅を建てるときには、地元の大工さんを頼めば補 助金が出るとか地元のスギトピア岩船、それこそああいったところの杉を使って、木材を使えばまた それに補助金が出るとか、そういった中で、ベッドタウン化と言ったら大げさですけれども、そうい うことで呼んでくると、逆に。その方々は、常に新潟へ行っているので、ちょっとした雑貨品とかは もうジャスプラのほうへ来ていただく、逆に。いわゆるこういうような作戦を立てて、戦略的に。そ して、新潟の企業あたりを回るのです、職員が。そうすれば、非常に村上に住んでもらおう。   そして、市長、何よりもこの村上のいいところ、市長もご存じだと思いますけれども、新潟大き な地震あると言いながら、ここはないではないですか、地震も。台風などといっても、私は思うので すけれども、太平洋側と四国あるいは九州の方々というのは、大変申しわけないですけれども、相当 毎年大きな被害出ておりますが、ここというのは余りないのです。だからといって雪がばか多いかと いうと、そうでもない。私は、この自然災害のことを考えれば、その歴史を全部出して、こんな地震 にもずっとその被害がないところなのだということを逆に今PRすることが一番いいのかなと思うの です、この高速道路を利用して人口をふやす手法として。ちょっとその辺の市長、何とか頭ひねくり 出して考えていただきたい。そういうことも考えられる部署で考えていただきたいと思いますが、い かがですか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全く私も同じ意見でございまして、高速道路ができますと、いわゆる通勤範 囲非常に広くなります。新潟まで通勤が可能な時代に入ってまいりまして、この村上という地は居住 空間にすぐれていると、そういうものをつくり出していく必要があろうと考えております。住むのは この村上、そして勤めるのは新潟でもやむを得ない、新発田でもやむを得ないあるいはまた鶴岡でも やむを得ないというような、そういうような居住空間にすぐれた地というものを売りにしていく必要 もあると。それには、やはりまず医療、安全、安心で暮らせる地域でなければならないわけなので、 医療がしっかりしていること、学校がしっかりしていること、あと防犯がしっかりしていると。それ らをこれから重点的にやっていけば可能な地域であると私は思っております。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 高速道路の延伸はどんどんこれから進んでまいります。そして、その中でこ の村上が生き残っていく、確かに観光も大事です。観光は相当進んでおりますが、これからまたどん どん励んでいただければなおかつよくなると思います。人が減っては困るので、その人をよそから持 ってきて住んでいただく。これをぜひ行政としてとらえていただきたいなと思います。高速道路延伸 に伴う具体的なビジョン、人が住める、住宅が建つ、こんないい話はないですから、よろしくお願い したいと思います。   次に、高速道路の話は終わりまして、私のアンケートについて。市長のほうで先ほど具体的に答 弁もなされました。そこで、私このアンケートで他の議員さんでもちょっと信憑性とかあるいはアン ケート結果が本当に正しいのかという部分で非常に私も困惑しております、気持ち的に。   きょう、アンケートの件なのですが、例えばこれをこんなふうに全部つづってあります。そして、 きょうの資料の裏側のほうには、当然そのコメントの部分だけを出させていただきました。362名で 1月で締め切ったのです。その後十数名返ってきたのですが、それはカウントしていないです、もう 集計して始めましたので。名前も入っているものですから、この名前の人に一部聞いたら、「姫路さ んだから書いた。ほかの人に見られたくない」という人も中にいました。したがいまして、これを全 部公表をできないので、もし見たいという方あれば、私が目の前にいた中でやってもらいたいと思い ます。こういうぐあいに私のほうで集計して、どんどん書いて、その裏にも書いてあるのです。ぜひ 信憑性というか、これを書いてきた人の気持ちにもなっていただきたいなと思います。それだけちょ っとPRしたいなと思っておりました、全部ファイリングしておりますので。   それで、アンケートというものは、例えばどこかの新聞社が電話アンケートあるいは何かの新聞 でのアンケートとる、どこかの報道機関がアンケートをとる、調査をする、よく言うではないですか、 テレビのどこかの日本テレビで電話調査した結果。あれだって、よくよく考えれば、本当にそんな答 えがあったのというようなもの、突っ込んでいけばそこまで至ってしまうわけだ。行政だってそうで す。行政が調べた結果、本当にそれという数字が出ないこともない。だから、私は大事なことは、私 が大好きな人にだけ出してアンケートちょうだいと言ったわけではない。私のやったことは、1月の 8日に新聞のチラシで全部出して、皆さん平等の条件の中でいただいたということです。そこで熱の ある方が来た。すごい私の非難の言葉もあります、中に。「何考えているのだ、おおまえは」という 声もあります。これもすべてアンケートの結果なのです。それを私は集計したのがこのたびのこのア ンケートの結果なのです。   そこで、私思ったのですけれども、アンケートの一部、お住まいなのですか、お住まい。やっぱ り山北の方々、362名中山北出身の方々が159名と4割を超えております。旧村上市の方々と合わせる と、やっぱり相当出ます、もう8割くらいまでいきますので。やっぱり興味のあるところそこなのだ ろうなとは思いますが、この方々が全員が、山北の方々の回答してきた9割が賛成と言っているわけ ではない。全部、要するに賛成というのはどういうことかというと、山北の新築庁舎を建てかえない で、既存の施設を使ったほうがいいのではないかということに賛成、要するに建てないほうに賛成と いうようなことではない。全体の中で9割があったと。そういうふうにちょっと勘違いされている方 が中にいらっしゃるので、ちょっと私今補足説明いたしました。   そしてもう一つ、市長にこれ聞いてもらいたいのですけれども、私が12月の定例会で6億3,500 万円という数字はどこから引っ張ってきたかというと、合併基本計画に載っている数字なのです。合 併協議会で審査されて、審議されてなった数字なのです。だから6億3,500万という数字あります。 そして、山北の新庁舎建設があります。これはやるのですかと市長に聞いたのです。市長さんは何と 答えたかというと、山北の切望でもありますし、防災の拠点としても必要なので、ぜひやらせていた だきたいのだと、こういう答弁が出たのです。そのときは4億などという金額なんか全然市長の口か ら出てきません。だから、私は6億3,500万で計画どおりやるのですよということを住民に情報公開 したのです。そして、6億が、7億が、ある議員は8億、9億、ひとり歩きすると。それは、ひとり 歩きするのはそれしようがないことでしょう。でも、私はその数字をごまかしたりということは全く しておりません。だから、そこを勘違いなさられると困るなと。4億と言い出して、聞いたのはかわ ら版が出た後なのです、私の。市長が私にも言ったし、また要望書出しに行ったときにも言っていま した。何かつじつま合わせのように金額も走り出すというのは私は納得ができない。だから、6億3, 500万で建てる予定だったことを私がさも何か大げさに取り上げたような口調を言われる方もいらっ しゃいますけれども、そうではない、その数字のままを私は述べているだけ。この辺いかがですか、 市長。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 姫路議員と同じで、私も合併協議に携わった者でありますので、金額という ものは合併協議の基本計画の中には多分載っていないはずです。附属資料、同じですけれども、附属 資料として……           〔「載っている」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) いや、本当の冊子には載っていないはずなのです。附属資料として……           〔「附属資料じゃない」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) ご提案した……それは後でいいですが、それでそれをその数字を出している のは私は間違いでないと思っています。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長、附属資料ではない。合併協議会のときには、その資料を見て賛否を問 いていた、賛成か反対か。そんなもの附属資料だ……そしてそんなもの全部、あれだけの膨大な資料 あの冊子の中に全部入りますか。入るわけないのです。そこに全部載っています、審査したときのや つが。ちゃんとお値段も載っているのです、みんな。そして、そこで「おい、こんな安いのだめだ」 とか「高いのだめだ」も審査しているのだから、一緒に。それはいいとして。   とりあえずそういうことで、それで行革の課長にちょっと私行革大綱の中で組織再編計画の中で、 後期計画に向けては支所は35人にすると言っているのです、市長は50人、将来は35人と言っています けれども。35人で間違いないですよね。 〇副議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 今議員言われたのは、行革の大綱の中に組織再編についての 計画というものを載せました。これは、前期計画でありますけれども、大いにその後も関係あるので、 あえて後期計画についてという項を起こしまして、この計画の目標である28年度の末ですから、29年 の4月1日の姿は、各支所おおむね35人を目指すのだというようなことで、利用しやすい窓口のサー ビス部門、それと地域に根差した自治振興部門の2つの柱でいくべきだという方針を上げてあります。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) だから、50人ではなくて35人なのです。そんなところで市長がまた50人など と言えば、50人かと思うではないですか。支所は、将来的には35人体制をとっていくのならいいので す。だから、35人体制の中に4億円の庁舎が必要かという発想に変わっていくでしょう、今度。   私は、合併協議会で審査された、私も審査で委員で出ていきました。その合併協議会の中では、 何があって協議がなされたかというと、今決める、そのときに、基本計画の搭載事業は合併した後に そのときの社会情勢、財政状況によって十分に変わり得ることができるのだという担保をとって審査 しているのです。市長の言い方だと、合併協議会で審査された基本計画を守らなければならないとい うのが約束なのだと言うのですけれども、そうではない。合併協議会で基本計画をつくり上げるとき には、合併した後に社会情勢、財政状況で変わることもあるのだということを担保して審査している。 大きな違いがあるのです、そこに。今財政こんなに厳しい、楽でも何でもない。私は、ぜひ山北分校 のあの施設を、間仕切り切れば耐震弱くなるなんて決まっている。そんなことすぐわかるわけだ。そ のまま使えるようにしていれば、しかっとした庁舎として可能だろうということなのです。中条工業 高等学校、三幸製菓とまるこう食品さん、ああやって買い取っていますよね。あれ全部再利用してい ます。これこそが行政でもなぜできないのか。ここなのです、私は。だれが聞いてもおかしいでしょ う、それ。今緊迫している状態で新築の家建てます。常識からしておかしい。これどう思いますか。 市長、どうですか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど申し上げたように、非常に山北分校という建物自体新しく庁舎を建て るのと山北分校を利用したという場合において、そう大きな差異がないということになってきますと、 築30年、先ほども言いましたけれども、たっているわけです。そうしますと、近い将来においていま 一度改修をする必要が出てくるだろうということも十分に考えながら、先ほど来言っておりますよう に、ご意見を参考にしながら、今後地域の人たちの検討委員会も設置いたしまして、どうあるべきか を検討していきたいと、そのように考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それこそ検討委員会に市長の好きな人ばかり並べてきて、「どうだ」と言っ たら、「はい、オーケーです」と言うに決まっているのだ、そんなもの。わかりきっているような検 討委員会つくらないでもいいです、そんなもの、私に言わせれば。   私が言っているのは、既存の施設を使うのに新築と同じぐらいかかるのだって、かかるようなこ と言えばかかります、かけようと思えば。発想の転換です。いかにして有効に使えるようにするかと いうのが我々税を預けられた行政のトップの仕事でしょう。何とか金かけないようにできないものか を考える。金かけるようにするといったら、だれでもできるのです。私は、ここが全然違う、考え方 が。   それで、また要望書を置きに行ったときには、生涯学習センターをつくるということも将来考え ていると。山北は、山北町のときにあそこの施設を買っているわけです、分校を。ここに議事録載っ ています。山北分校の跡地利用については、総合コミュニティーセンターと生涯学習の支援及びコミ ュニティー活動を推進するために役立てていただきたいと市長が述べているのだ。議員は、それに賛 成と言って賛成したのだ。金額は4,865万ですか。それで買うということを決めているのだ。そして、 生涯学習センターにする。生涯学習センターにしたって耐震構造とかいろいろ絡んでくるわけです。 同じことです。市役所に行く職員の人は耐震構造のところに温かくいる、生涯学習センター、おまえ らはそれでいいと言われますか。言われないでしょう。生涯学習センターやるとしても、そこにお金 かかるのだから。だから、私何かそこら辺がちょっとおかしいなと思うのだ。   それともう一つ、山北町は山北の庁舎を建てるために、山北町時代に基金を積み立てていたので す、目的基金を。平成15年の末では2億円あったのです。山北支所長ご存じですか、この経緯は。 〇副議長(三田敏秋君) 山北支所長。 〇山北支所長(富樫昌平君) 承知しております。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 山北支所長、それが何で16年から切り崩されていくのですか。どうして、何 に使ったの。あなた山北の支所の長として何かある、わかる。教えてください。 〇副議長(三田敏秋君) 山北支所長。 〇山北支所長(富樫昌平君) この基金につきましては、いろいろと当初おっしゃるとおり2億基金 があったわけなのですけれども、その後16年取り崩しがされております、17年も18年もそうなのです けれども。   その前に、平成16年の2月の議会で山北庁舎建設基金条例の一部を改正する条例を提案いたしま して、その理由といたしましては、経済事情の急激な変動等により著しく財源が不足する場合におい て、その一部を処分することができるということで議会の議決を得て基金を減額したということであ ります。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長、15年の末に2億円あったものが19年に100万円です。こんなのありま すか。   私の言いたいのは、16年度から合併協議が本格的にスタートしています。山北は、今まで庁舎を 建てるために積み上げてきた基金が2億円あるのだと、だから何とか今回を利用して合併した後の山 北の庁舎をキープしていただきたいというのであればわかります、合併協議会の場でも。合併が決ま った途端切り崩しているのではないですか、これ。そんなこと、簡単に切り崩せるのですか。   これ、財政課長、いろんな基金あろうかと思いますけれども、どうですか。これは切り崩せるの ですか、簡単に。 〇副議長(三田敏秋君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 現在の村上市の基金条例では、目的基金については原則目的に沿 った場合処分できるということでございますが、例外として、今ほど山北の支所長がおっしゃったよ うなことがあれば例外的に処分できるかと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 総務課長、あなたは山北出身ですね。平成15年度終わって、16年度からどん どん切り崩されていく基金についてはご承知していましたか。 〇副議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 財政のほうにもかかわっておりましたので、切り崩しの内容につ いては承知しております。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) これは大事な話なのです。これから山北の新庁舎を建てようと言ったときに、 山北でためていたお金を合併前に全部使い切ってしまって、合併したら新市で面倒見てもらうなどと んでもない話だ。私は本当そう思います。こういうことをするからコンプライアンスと言われるので す、もう一度考え直してくれと、コンプライアンスを遵守してくれということになるのです。   山北の支所長、ことしで勇退されるそうです。おめでとうございます。その前に、この切り崩し で幾らどこに使ったかをしっかりと資料として上げてください。できますか。 〇副議長(三田敏秋君) 山北支所長。 〇山北支所長(富樫昌平君) そういうふうなご依頼があるものであれば私のほうでできるだけ調べ るようにいたします。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 私の言うのは、山北で庁舎新築のためにためていたお金が湯水のごとくなく なって100万円しかなくなってしまった、合併する前に。ほんの二、三年の間です。そういう行為が どこに使われたのかはしっかりとそれは市民に公開しなければならないです。それからです。   市長、どうですか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 確かに平成15年には2億円の基金がございました。そして、平成16年から保 育園について1つ新築計画がありまして、それに取りかかりました。そして、その後立て続けに統合 保育園についても新築にかかったということで、非常に財政が逼迫しておりました。そして、苦渋の 選択でこの基金を取り崩して新築にさせていただいた。   そして山北分校、先ほど県から四千幾らで買ったと。それも事実でございます。そして、そのグ ラウンドに今のにじいろ保育園をつくっているというようなことでございますし、そしておおぞら保 育園についても、この財政事情の困難なときにこの基金を取り崩させていただいて、そして土地の購 入、新築に取りかかったというようなことでございまして、本当に苦渋の決断ではありましたが、そ ういうような保育園を2つつくらなければならない事態になっていったというような時代背景を考え まして、議会にお願いして取り崩してその基金を使わせていただいたということでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) いや、せつなかったのでしょうね、そのときは。それらは、みんなあなたが やってきたことではないですか。あなたが行政に携わってきてやってきたことではないですか。関川 村の平田大六村長一生懸命やっています。粟島浦村の村長も一生懸命やっています。合併が決まった 途端それです。こんなことはあってはならないことです。   私は、そういう背景もかんがみながら考えると、今切望である防災拠点だと市長は幾ら何言って もその言葉はもう宙に浮いてしまうのです。そういうのであれば、もっと早くやるべきだったでしょ う。つくるべきだったでしょう。1億円でも2億円ででもいい、予算の範囲で、あった範囲で。それ が優先されるものが出てきた。それこそ保育園とかであれば、合併してからでもいいではないですか。 保育園とかつくらせてくれ、合併してからというところもあります、村上だって統合小学校やってい るのですから。新庁舎に関してみれば、これだけためてきたのだから頼むと言われたほうがよほど説 得力あります。全部使って建ててくれと。おかしい、それ。おかしい、おかしい、おかしいなと、こ れは本当におかしいです。   だから、そういったことをしっかりと私は住民に公開して、私はいつも会報で公開するといろん なことが出てきます。いろんな話が出てきます。それをしっかりと行政としても把握していただきた い。逆に言えば、アンケート調査をしっかりと見ていただきたい。これ362名の結果ですが、恐らく 1万人になっても大差ないと思います。1度やってみてください、山北の新築庁舎建てていいですか、 それとも山北分校の耐震補強したほうがいいですかと。ほとんどの人は耐震補強のほうがいいと言い ますよ。私は、そういうところを押してもらいたい。   そしてまた、アンケートのもう一つ山場があります。これは、まず今の支所の件ですけれども、 もう一つ。合併処理浄化槽の件ですが、80を超えたおばあちゃんが、いいですか、どこかの業者さん とメンテナンスの契約をしなければならない、そんなこといつまでもやらせておくべきではない。市 長の答弁でも言うように、河内地区あります、神林の。あそこはメンテは行政、ただし上水道と同じ ような形で、それをひねったらそこでメーターカウンターしています。これこそが本当の行政の合併 浄化槽を入れさせた、入れさせたという表現します、入れさせたところへの行政のサービスではない のですか。   何度も言います。さきの委員会でも副市長にも話しました。副市長もそのことには納得しており ます。でも、何らアクションが起きない。副市長、どうなのでしょう、これ。あなたは、いつも必要 性をしっかりと言うのですけれども、何にも動かない、あなたは。どうなのですか。 〇副議長(三田敏秋君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 合併浄化槽につきましては、以前の各旧市町村でその補助、また設置 の基準等がそれぞれに決められていた経緯もございます。それらを今整合性を図りながら今これから 今後十分に検討してまいりたいということで今検討しています。   また、料金改定の絡みもございますので、今すぐできるとは申しませんけれども、十分今検討し ている最中でありますので、もうしばらくお待ちをいただきたいと思っております。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 副市長、それって同じ答弁がずっと繰り返されていくのです。これ来年にな っても「いま一つ検討しながらもう少しお待ちを」などと言っていれば、どうなるのですか、これ。 早く検討して、本当に実情に合った現場を見ていただいてやっていくべきだろうと私は思います。   ぜひ市長、前向きにとらえてください。本当にお願いします。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 言うことは本当によくわかっているのです。   ただし、〔質問時間5分前の予告ブザーあり〕旧市町村単位、市は違いますね、旧町村単位で神 林と山北がそういうものを取り入れて、そのときに山北は自分で管理するのですよということで、姫 路さんに言わせると強制的におまえら押しつけたのではないかと、そういう言い方をしていますけれ ども、我々はそんな気持ちないです。善意で合併処理浄化槽を6万円だけいただいて、120万円の補 助金をやってつくって、管理はあなた方するのですよと、それでやっていただけませんかと。神林は 今度違いますよね。今おっしゃったように料金体系に切りかえたというようなことで、同じ市になっ て、それを統一するのはやはりごく自然のことなので、これからやはり何らかの時期にいい方法を見 いだして1つの方法にしていくということではないかなと、そのように考えています。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そういうことで、合併処理浄化槽を使いなさっている方々、これは行政が水 洗化を伴ってどんどんアピールしてきた、PRしてきたのだ、説明会も開いて。そうすれば、「おま えさん方には管はいかないけれども、浄化槽形でどうだ」と、「そうすればいいさ、それでやってく ださい」と。   そんな善意でなどと、善意で……市長、善意という言葉は、それはおかしい、市長は。市長が市 民に善意などと。だから、その感覚がおかしい。もし市長が善意でという感覚していたら大変なこと になります。市長、私に善意と言っていましたけれども、市民に対しての善意だなんて、あんなばか げた話ありません、私にしてみたら、善意なんて。やらなければならない、それはもう義務です、善 意ではなくて。   山北の支所長、資料大丈夫なのですか。あなた3月30日で終わりなのでしょう。出せますか、そ れ。 〇副議長(三田敏秋君) 山北支所長。 〇山北支所長(富樫昌平君) 基金が減額した理由については、先ほど市長が申し上げたとおりであ ります。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) その基金が何に使われて減額されたかを年度ごとに出してくださいと言って いるのです。平成15年の末には2億円あったものが16年に1億円、その後どんどん減らされて100万 円になるまでの何に使ったかというものをちゃんと議事録とともに出してくださいよと言っているの だ。できますか。 〇副議長(三田敏秋君) 山北支所長。 〇山北支所長(富樫昌平君) 先ほど市長が言いました、私もそう思うのですけれども、保育園の整 備等に使用したものというふうに思われます。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 基金から出ていくときは議会通すなり何なりしていますよ、全部出ています から。そのぐらい行政マンならわかるではないですか。できますか。出せるのですか。 〇副議長(三田敏秋君) 山北支所長。 〇山北支所長(富樫昌平君) 調べてみます。           〔「えっ」と呼ぶ者あり〕 〇山北支所長(富樫昌平君) 調査してみます。           〔「えっ」と呼ぶ者あり〕 〇山北支所長(富樫昌平君) 調べてみます。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長、そのぐらいのことの議事録から全部追っていけばみんな出るわけでし ょう。当たり前のことです、こんなもの隠すものでも何でもない。市長から言えば出るのではないで すか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) さっき申し上げたように、議会で条例改正案をお願いして、そして通してい ただいて、そして保育所の建設について3年間くらいの間に2つくらいつくったのかな、ちょっと今 何年につくったか……。   それで、恐らく一般会計に繰り入れているはずです。           〔「だからね、ちょっと時間もないんであれですけども」と呼ぶ者あ り〕 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 基金から使われていったその足跡をきちんと出してくださいと言っているの だ。簡単な話でしょう。これ出せないというのはおかしい。わかりますよね。出してください。   こんなことして言っているけれども、きょう本当に市民部長、産業観光部長、消防長、朝日支所 長、そして今言った山北支所長、そして企画部長、勇退です。ご苦労さまでございました。ご苦労さ までございました。これからは一市民として頑張っていただきたいと思います。   山北支所長、最後によろしくお願いいたします。よろしいでしょうか。   これで私の一般質問を終わらせていただきます。お願いいたします。 〇副議長(三田敏秋君) これで姫路敏君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩といたします。           午後 1時51分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇副議長(三田敏秋君) それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(三田敏秋君) 次に、24番、瀬賀秀雄君の一般質問を許します。   瀬賀秀雄君。           〔24番 瀬賀秀雄君登壇〕 〇24番(瀬賀秀雄君) 私の一般質問は、去る3月の1日大滝市長から示されました平成22年度の村 上市施政方針全般についてお伺いをいたします。その中から要点として4項目ほど挙げさせていただ きました。   1つは、暮らし応援プロジェクトについてであります。今進められている村上市の公共交通活性 化、これに伴う委員会が協議会に移行したという話は、既にホームページ等でアップされております。 この件について、交通媒体であるバス会社あるいはタクシー、ハイヤー会社等との整合性、どういう 話で進んでいるのか、お聞きをしたいと思います。   このプロジェクトの中でもう一つ、今年度で新しく市の木、花、鳥、そして市民憲章の制定とい うところに取り組みたいというふうに述べられております。その具体的な取り組み方法お尋ねをいた します。   2つ目といたしましては、就業・雇用支援、これについてであります。ハローワーク村上管内な かなか上がってきません、雇用の率が。こういう中で、市長はふるさと雇用再生特別基金あるいは緊 急雇用創出事業等これによる直接雇用と民間の委託事業によって約70名ほど創出をしたいという話を されています。この取り組みとはどのようなものなのか、お答えを願います。   3つ目ですが、これは高度情報化の促進、これについてであります。今年度完成予定であります 神林地区の情報通信基盤の整備についてでありますが、既に供用開始されている朝日、山北地区との 今後の互いにリンクした有効活用はどのようにしていくのか、取り組み方法をお尋ねいたします。   そして4つ目、市民と行政の協働、ともに働くと書く、協働による行政経営、これについてお尋 ねをします。平成22年度今年度は、村上市が新しく事務嘱託員手当、いわゆる区長さん手当と普通言 いますが、これについて大幅な減額の話が昨年夏に出てきて、相当議論を醸しました。これについて は、さまざまな話がありましたけれども、とりあえずは今年度激減緩和策をとって何とかご理解をい ただいて、来年度23年度に完全施行したいと、こういうお話だそうでございます。こういうところを 踏まえながら、行政経営の上で各区長さん方との連携というものはどうしても必要になってきます。 昨年夏に1度切れかかったお互いのきずなが果たしてもう一回太く取り戻せるのかどうか、ここら辺 もあわせて、この協働、ともに働くというものをどのようにしていくのか、お聞きをいたします。   一たん降壇いたします。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、瀬賀議員のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、平成22年度施政方針全般についての1点目、暮らし応援プロジェクトの1つ目、村上市 公共交通活性化検討委員会の進捗状況と既存交通媒体との整合性はとのお尋ねについてでございます が、本市の公共交通が抱える問題解決を図るために、今年度国の公共交通活性化総合プログラム事業 を活用し、村上市公共交通活性化検討委員会を設置いたしました。そこで、公共交通の利用実態の把 握等を目的にアンケート調査を市内全域の高齢者と高校生5,000人を対象に、また高齢化率が高く、 公共交通の利用ニーズが高いと考えられる山北地区については全世帯を対象に実施し、同地区ではア ンケート調査をもとに住民懇談会を開催いたしました。   今年度は、検討委員会を4回開催し、課題の整理、今後の方向性等について検討し、去る2月9 日に開催しました第4回の検討委員会において村上市公共交通総合連携計画の策定母体となる法定協 議会の設置をし、国等の支援制度を活用し取り組んでいくことが決定をされたところであります。ま た、既存交通媒体との整合性についてでございますけれども、既存交通の運行改善や連携策など平成 22年度の村上市公共交通総合連携計画策定時に検討していくことといたしております。   次に2つ目、市の木、市の花、市の鳥、そして市民憲章の制定に関しての具体的取り組みについ てのお尋ねでございますが、本事業は市民の一体感や連帯感の醸成につながる重要な事業としてとら えております。特に市の木、市の花、市の鳥につきましては、市民の関心が高く、思い入れも強いも のでありますし、市民憲章は市の憲法であり、今後制定を予定しております市民協働のまちづくりの 規範となる自治基本条例の指針となるべきものであります。このため、4月早々に識見を有する市民 で組織する慣行制定委員会を立ち上げまして、市民の声の反映手法や具体的な制定方法などを検討し、 議会の議決をいただき、平成22年度中に制定したいと考えております。   次に2点目、就業・雇用支援について、ふるさと雇用再生特別基金、緊急雇用創出事業等による 直接雇用と民間委託事業で約70名の雇用創出とはどのような取り組みかとのお尋ねについてでござい ますが、これらの事業は現下の厳しい雇用失業情勢にかんがみ、国の交付金を受けて県が基金を造成 し、市町村がそれぞれ事業を計画、実施するものであります。本市におきましては、平成21年度もこ れらの事業を活用し、ふるさと雇用再生特別基金事業で5人、緊急雇用創出事業で94人、合わせて99 人の雇用を生み出してきました。引き続き22年度も各部においてさまざまな事業を計画しております。   具体的には、スポーツ施設や児童福祉施設などの整備をはじめとする直接雇用12事業、村上城跡 の遺構整備や猿害、猿の害、被害防止対策をはじめとする委託事業11事業、総事業費9,809万9,000円 を投じて直接雇用39人、委託事業35人の雇用創出を行うものであります。   今春の高等学校新規学卒者の就職状況を見ましても、1月末日現在の就職内定率が84.1%と採用 内定に至っていない生徒も少なからずいることから、新規学卒者から中高年まで幅広い方を対象とし た事業実施に配慮し、今後も事業の掘り起こしを行い、地域の雇用創出に努めてまいりたいと思って おります。   次に3点目、高度情報化の推進について、告知端末の有効活用をもっと検証、推進すべきではと のお尋ねについてでございますが、既に整備済みの朝日、山北地区の告知端末機については、両支所 をはじめ、小中学校、集落総代、町内会長宅や施設から生活に必要な地域の情報を定時放送のほか、 内容に応じて随時一般放送や緊急放送を行うとともに、暮らしのガイドを要約して掲示する住民ポー タルなどにより有効に活用されております。さらに、IP技術を利用した双方向の通信機能を活用し、 高齢者の安否確認を行う高齢者安心ネットワーク事業を実施しているほか、市民の意向把握や市民協 働の意識醸成などを図るアンケートの配信などについても検討を進めているところであります。この 告知システムは、さまざまなコンテンツの配信ができるため、告知放送だけでなく、さまざまな分野 で応用できる可能性を秘めています。具体的なコンテンツの開発には、新たな経費を要する場合もあ りますが、さらなる有効活用の推進に取り組んでまいります。   次に4点目、市民と行政の協働による行政運営についてのお尋ねでございますが、議員おっしゃ るとおり市政を円滑に運営していくには、とりわけ区長さんのご理解、ご協力は不可欠であります。 本市の恵まれた自然や歴史、文化などの地域特性を生かした市民の参画によるまちづくりはますます 重要になってまいります。特にこれから進めようとしている市民協働のまちづくりでは、地区や町内、 集落に存在するこれらの資源やこれまでの活動を生かした地域づくりをより強力に支援していこうと いうものであります。こうした取り組みは、町内、集落等の自治会や各種活動団体などと協力、連携 を深めながら進めていかなければなりませんが、特に自治会の代表である区長さんは地域のリーダー 的な存在でありますので、お力添えをいただけるよう今まで以上に連携を深めてまいりたいと考えて おります。   区長さんの報酬等については、議員おっしゃるとおり非常に難儀をいたしましたが、何とか落地 点を見いだしたところでございます。私も何度かいろいろな区長さんとお会いして趣旨を説明し、ご 理解をいただいたところでありますので、激減緩和措置が講じられた後もスムーズにいくものと期待 をいたしておりますし、またその努力もさせていただきたいと、そのように考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) それでは最初、区長さんとの協働、協力して働くというこの協働のお話から お聞きをしていきます。   市長今おっしゃったとおり、昨年の8月、市行政サイドから全区長さんに案が示されました。8 月に示された内容というものは、正直申し上げて旧村上市の中心部の区長さんよりは4つの郡部の区 長さん方から相当の批判というよりも、まずこれは受けられないという内容の声が上がったというふ うに私も聞いております。実際さまざまな資料も見せていただきました。着地点は何とか見いだせて 今現在に至っているのだというような市長のお話でした。合併から3年の間に一つの方向性を示しま しょうということで合併協議の中でこれも取り上げられたという事業の一つだというふうに聞いてお ります。   しかしながら、3年間、昨年の8月区長さんにこの数字が具体的に示されるまで何かの形で特に 郡部の区長さん方にはお話はあったのでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 細部については、総務課長が担当していましたので、総務課長から答弁いた させますけれども、連絡協議会等を通じて何とか皆さんでいいような話し合いの中で方向性を見いだ していただきたいというお願いは以前からやっていたと聞いております。   細部については、総務課長から答弁をいたさせます。 〇副議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 区長さんとのお話の経過でございますけれども、20年度におきま しては見直しをするということについてのお話をさせていただいて、区長さんも十分承知をしており ました。   その手順につきまして、まず村上市全体の区長会の連絡協議会をつくろうではないかということ で、その取り組みをして、各旧村単位に5人の区長さんの代表者の方々で検討を進めている中で区長 会の区長報酬につきましても私どもの現状をまずご理解をいただくよう内容を説明をさせていただい て、その中でご意見を賜ろうということで、20年度からそういう話をさせていただいて、21年度にお いて具体的な提案をさせていただいたということでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 21年度に具体的な数字を示されたと。それが私さっき言った8月ということ ですよね。   その数字というものがその当時の区長さん方は初めて目の当たりにしたわけです。いわゆる村上 市としてこういう数字でやるのだと。つまり22年度ですから、今年度から……失礼、次年度になりま すけれども、やりたいのだという数字が8月に出たわけです。その以前は、今のお話だと協議をさせ ていただきたいというようなお話だったと。これも区長さん方が皆さんそうおっしゃっていました。   一番大事なところというものは、数字が出て初めて皆さん方がさてと考えるわけです。区長さん 方というものは、さまざまな集落、先ほど総務課長にも数字もお聞きしましたけれども、行政区とし たら277の今現在村上市には行政区があって、事務嘱託員、区長さんとあえて言ったほうがいいので しょうか、その方たちは273人、兼務されているとかあるいは区長さんのいない行政区もあるという ことなので、273人の区長さん方が初めて見たと言ってもいいわけです。そういう中であの数字とい うものは、相当な自分たちが考えていたよりは大きな減だったというふうにとらえた区長さんが多か ったのです、それは特に郡部が、特に大きな集落が。なぜかというと、市長も部長も課長もご存じの とおり、それぞれの集落というものはずっと長い歴史の中で育ってきた集落がいっぱいあるわけです。 その中で、区長さんのそれぞれの手当というものは、単に行政サイドが考える事務嘱託員手当という ようなものではないのです。それぞれの各自治の、いわゆる長、長という立場での手当というものも 十分その中に含まれているわけです。そういうことからかんがみると、今まで何十年あるいは100年 以上もかけて、それ以上かけてさまざまな地域の中で話し合われてきたその数字というものが行政サ イドから出たものは、このペーパーを見ると、事務嘱託員と文書配布という非常に簡単なくくりの中 でしか考えられない。もっとも数字というものは、削るとき、特に行革はそうでしょう、削るときと いうものは余り過去の歴史とかを考えるとできないというのが世の常だそうです。恐らく課長のほう でもあの数字を出すときは相当悩んだと思うのです。ただ、数字を出すときには、やはり段階的に皆 さん方にご説明して、本当に平成22年からあれを導入したかったのだったら、もう少し早目に、つま り20年の後半あるいは21年の頭、ここにまず提示をして、各集落でよくもんでくださいというような 時間的なそういうアロワンス、余裕を与えてもよかったのではないか。   市長、あのぱっと出てきた数字の、何か拙速に出てきたような感じがしたのですが、ここら辺は 長としてどんなふうにお考えですか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この問題は、絶えず課長から連絡を受けておりまして、早い段階でいわゆる 市の方針等を示したほうがいいのではないかということも申し上げましたけれども、主体的に区長さ んたちがどういう考えを持って、どのくらいのあれを、自分たちで本当は決めていただければある程 度、そして市もそこに入っていってやればいいのではないかなと思っていましたけれども、8月とい うものは、そのころになりましてどうしても自分たちではあれなので、市からまず数字だけ市の考え 方を示していただきたいと、そういうような申し出があったということで出させていただいたと担当 からは伺っておりまして、瀬賀議員おっしゃるように期間的には非常にもっと早くお示しして、そし て協議をいただくべきではなかったかなと、そのように思っております。 〇副議長(三田敏秋君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 先ほど私申し上げましたけれども、いわゆる区長というこういう呼び方と行 政サイドでよく言う事務嘱託員という呼び方の中には大きなくくりの大小が私は市長あると思うので す。区長さんというものは、その地域の中で単なる行政サイドから伝わってきた文書を皆さんに配る、 お見せする、伝えるというだけではなくて、その地域をまとめていくという大きな任務というと何か 申しわけないですが、そういう力もその人には与えられているし、そういうまた地位の方であるわけ です。そういう方々にとって、数字だけをぼんと先に見せられて、「はい、わかりました」というの はなかなか恐らくいかなかったはずだと思います。   そこで、我々議会サイドにもさまざまな話が区長さんから上がってきて、市長も相当悩まれたと 思います。そこで出てきたのが激減緩和という対処方法だったというふうに思います。この緩和策は、 いいか悪いかきょうは議論はしませんけれども、あえて言うならば、緩和策があってよかったのだろ うと。これがなかったらまだまだ大もめにもめてどんなふうになっていたか。   私は、きょうの議論の中で進めていかなくてはいけないのは、市長がおっしゃっている協働、協 力して働くということを掲げています。その中でどうしても区長さんのお力は必要なのです。そうす ると、行政サイドが考えていらっしゃる文書配布、それから事務嘱託員というようなそういうくくり だけではないというところはよくおわかりだと思うのです、その区長という立場の意味合いは。市長、 どういうふうに区長さんというものを考えますか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その話し合いをしていく中においても、市長が考える区長というものはどう いうことなのだというような質問も受けております。   さっき瀬賀議員がおっしゃったように、区長というものは総代とも言いますけれども、その集落 をまとめる役目あるいは集落をいい方向に導いていく役目、いわゆる集落の長と言っても過言でない くらいの仕事を求めているところもありますし、またそういう仕事をしているところもあるというふ うに認識をいたしておりまして、その点が非常に大きく違う点であると私は思っております。   そうでない、都市部あたりは結構そうでないわけです。町村部、周辺部に行きますと長という意 味合いが強いなと、そのように感じておりますし、もう一つは、277集落において、いわゆる手当が 自分のところに入るものとあるいは集落に入って、集落からまたもらうとかいろいろな仕組みが非常 に入り組んでいたというようなこともありまして、その整理にも非常に難儀したということでありま す。 〇副議長(三田敏秋君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 私の集落も含めて大半の集落、自治体が、行政が考える会計年度とは違って、 12月末で、1月1日から変わるという集落多いように感じます。うちの集落もそうでした。1月で総 会を開いて、新しいいわゆる総区長さん、私の集落ではそう言いますけれども、区長さんが決まりま した。行政サイドから見ると事務嘱託員という方になります。そういう方が決まったということにな ると、この新しく決まった方々に昨年度これだけさまざまもめたいわゆるこの区長さん手当、事務嘱 託員手当の議論の中身というものをいま一度お示しする話というものをやっぱり伝えなくてはいけな いと私は思います。それが次のこの協働、協力して働くという市長の大事なお力添えになっていただ けるわけですから、区長さんが。その話し合いあるいはそういうことは、当然これから4月になれば やるのでしょう、年度変わりにやるのでしょうけれども、市長、これはぜひ市長がそのところに必ず 行って、過去の今の平成21年8月にこれだけの話があったということは、新しくなられた区長さんも 含めて説明すべきだと私は思いますが、いかがですか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりでございまして、新年度にならなくても、今までも例えば神 林区長会あるいは荒川区長会、村上区長会、いろんな区長会あります、岩船区長会とか山北区長会、 朝日区長会、それに私も出席させていただきまして、今までの経緯等も話をさせていただきまして、 お願いもしておりますし、また新しくなっていくその集落、その区長会等についても私が出向いてい って当然のことながら経過を説明し、ご理解をいただいて、お願いをしてまいると、そのように考え ております。 〇副議長(三田敏秋君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 今回示された数字の中で、いわゆる基本額、各集落に画一的に12万という数 字を示された。これについても、さまざま異論、議論があったと思います。10人、20人の集落でも12 万、100人、200人、300人の集落でも12万、このいわゆる基本線という数字の出し方にも多少難があ るというふうに私は思います。今後の話の中でどんなふうにしていくのか、この数字で平成23年度は これをベースに最初市が決められた数字で追っかけようとしているわけですから、ここら辺もぜひこ の22年度にもう一回整理して、もう一回議論をしていただきたい。私は切に思います。それでなけれ ば、協力して働くという協働という言葉は区長さんの口から出てこないというふうに思いますので、 これは市長心してかかる必要があるというふうに思います。   情報化の問題で、神林がいよいよ整備にかかるということであります。当初地デジの問題でこれ も少し紆余曲折した部分があります。地デジ化の話の中で幾つかの難視聴の集落に関しては特別措置 を講じてという話が既に出ております。これは、関係集落は全部知っている集落です。そういうこと で、今回のこの整備される神林地区の情報基盤とあわせて、既に供用開始された朝日、山北、この3 つの地区のこの機械を大きく発展させ、有効活用するためにはどういうふうにすればいいかと。今市 長からも話がちらっとありました。ただ告知だけの端末では非常にこれだけの整備をした機械として はもったいないと。行政サイドから住民の方々にさまざまな情報を提示するのもこれも大事なこの機 械の役目でありますし、なおかつ安否確認、これも本当に大事な端末の一つの機械の目的でもあろう というふうに思います。   先ほど時間前にちょっと支所長さんともお話をさせていただいて、今朝日、山北地区ではもう既 にいわゆる広告が始まっているというふうに聞きました。私は、実はその広告こそこれからも進めて いくべきではないのかなというふうに思いました。市長、この端末の広告に関して、市長の口から今 進めている内容もしわかれば具体的に。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、今の情報基盤整備の一番特徴あるのは、双方向であるということが一 番魅力があるわけでございます。   今おっしゃった点については、ちょっと私詳しくあれなので、担当から説明をいたさせます。 〇副議長(三田敏秋君) 情報政策課長。 〇企画部情報政策課長(菅井晋一君) 広告放送につきましては、昨年4月に条例をつくったときに 広告を載せて手数料をいただく条例をつくりました。それで、運用につきましては、ことしの1月の 末にホームページで運用の方法とかを整備しまして公開してスタートをいたしました。各企業とか民 間の会社のチラシ、広告を告知端末機の画面と、それからあさひちゃんねるの実施放送を使って広告 を流すという2通りの手法がございます。   それで、今現在3件ほど1月にスタートして広告が載りました。告知放送の管理しているその会 社のモニター広告と、それから農協、それから自動車屋さんの宣伝の広告と3つスタートしておりま す。1画面500円で、大体その制作費も少しいただきますので、1回放送すると1週間告知端末機の ボタンを押すとその広告が見られるという状態になっております。そして、料金は1画面500円とな っております。それで、手数料とか含めると多いところで3,000円ぐらい、少ないところで500円ぐら いの手数料収入が入っております。   簡単でありますが、以上であります。 〇副議長(三田敏秋君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) ことしの1月からですね、始まったのは。始まったばかりですから、まだ3 社ほどというようなお話ですね。私も実際まだ朝日地区、山北地区でのその告知広告の画面というも のはまだ拝見していないので、近々お邪魔して見させていただこうというふうに思っております。   この告知広告というものがいわゆる端末の大きな魅力でもあるというふうに思います。双方向と 市長が先ほどおっしゃったとおりなので、発信する、受ける、両方からこれができるということです ので、ぜひこれは私は進めていくべき。そうすると、神林地区でもこれが整備されていけば、こうい うことに興味を示してくださる企業さんは、少なくともこの告知端末を使って告知広告をするという ことは、山北地区、朝日地区、神林地区、この3つの地区で自分のところの広告が流せるということ になってきます。この広告の値段が今言ったように1画面500円がこれからいいのかどうかも踏まえ て今後議論していくべきだというふうに思いますので、これはぜひ続けていっていただくと同時に各 村上市の企業にも市としてのPRが必要だというふうに思います。私自身この告知広告は見ていなか ったので、今後改めてゆっくりと1回見させてもらいますけれども、ぜひ続けていくべきだと私はこ れは思います。   神林地区の告知端末これからでき上がっていきます。先ほど地デジ対応の話をさせていただきま した。議員の全員協議会の中で、この神林地区でも地デジ対応どうしても難視聴の部分があるから何 とかしなくてはいけないのではないかという話が全員協議会の中でも出ました。市長は、できるだけ 善処はという話があって、その善処がこの8集落ですか、光ファイバーでテレビをつなぐというとこ ろが導入されるということになりました。今後ほかの地区でも難視聴が出てきたら、今後はどういう ふうにしていくのですか、この光ファイバーとの関連の中で。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、神林地区に限ったことですか。           〔「そうです」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 難視聴のいわゆる基準があるわけでございまして、幾つでしたか。           〔「51デシベル」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 51デシベル。それで難視聴だと判定をして今やらせていただいておりますの で、そういう家庭、地域等が出てきた場合には、当然のことながらやはり対処をしていかなければな らない問題であると私は認識をいたしております。 〇副議長(三田敏秋君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) それで、その数字はいいのです。出てきたらどうしますかということなので、 対処してくださるということですから。実際に名の挙がった集落以外にも「もうおれのところは見え ないぜ」というところも実はあるのです。ここを今後市としてどうしますかということを聞いたわけ なので、対処するというふうにおっしゃっていただいたので、ではこれはもうぜひやっていただこう というふうに思います。           〔「ちょっと待ってください」と呼ぶ者あり〕 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 例えば51デシベル以上、100デシベルあって、それでもアンテナを回すのは 面倒だとかそういうようなことでちょっと見えないのだよというようなことがあったとすれば、それ は問題ないということでお願いをしたいと。あくまでもいわゆる51デシベル以下のところであれば私 どもはやっぱり対処しなければならないということなので、例えばここにあるものをこっちへ持って いくのは面倒くさいから、それで映らないというようなことでは困るというだけは理解していただき たいと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 見えるか見えないかというものは、アンテナの向きをどうするか、そんな話 ではなくて、見えないのは見えないわけです、市長。   ですから、見えなかった場合、では行政としてどういうふうにするのですかと。既にこの8つの 集落に対しては、光でつなぎましょうということを結論出しているわけですから。今後出てきたらど うしますかということなので、それは見えなかったら、これは見えるようにしてあげなくてはいけな いということになりますので、行政としてそれは取り組んでいただけますねというお話をしたら、 「わかりました。取り組みます。考えます」ということですので、そういうことでお願いいたします と、こういう話だったので、それでよろしいですね。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いや、あくまでもその数値をクリアしていたところで見えないということで あれば、やっぱり行ってまず指導をしなければならないと思うのです。十分にこれは見える範囲だな というところも時と場合によっては「いや、見えづらいのだ」というようなこともあろうかと思いま すので、そういうときには私どもが行って話を聞いて対処をしていきたいと。見えないところをやみ くもにどこでも「わかりました。はい、やります」ということではないということだけは理解してい ただきたい。 〇副議長(三田敏秋君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) ここで2人で見える、見えない話してももう全然話が詰まらないので、とり あえずその今の話の中で、当然地デジ対応というものは国も進めている総務省の大事な問題ですから、 大きくとらえていっていただきたいというふうに思います。   市の木、そして花、鳥、市民憲章、5つの自治体が合併したわけなので、市長ご存じのとおりそ れぞれの市町村には旧市、旧町、旧村にはそれぞれありましたね、木とか花とか。鳥があったのかど うかは別として……ありましたね、旧朝日地区には鳥がありました。あと村上から荒川、神林、山北 は鳥はなかったのですけれども、それぞれ花、木、そして市民、町民、村民憲章というものがござい ました。新しくこれを委員会を立ち上げて22年度には制定をしたいのだというお話です。   旧市町村にそれぞれ思いを込めたシンボルあったわけなのですが、ここら辺との整合性、もう過 去のものは過去のものとしてさっぱり捨て去って、新しく何かをつくっていくという考え方なのか、 もちろんそれも大事でしょうけれども。その旧市町村に合ったそれぞれの木、花、鳥、市民、町民、 村民憲章、これについては市長どういうふうに考えていかれますか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) これを見ますと、木は杉とか松が多いのですけれども、それから花ははまな すとか、荒川町はないですね、あとユリが多いです。   あと市民憲章は、当然のことながらこれは新しく私はつくるべきではないかなと、過去にこだわ ることなく。5つあって、5つのそれぞれの市町村民憲章があるわけですが、それらを取り入れなく ても、新しく市が誕生したのですから、新しい市のもとで市民憲章をつくるべきではないかなと考え ておりますが、これを見ますと木とか花とか鳥は相当類似したようなものがありますので、話し合い の中でやはりそれらも出てくるのではないかなと、そのように考えております。これにとらわれるか とらわれないかということは、私どもからその委員会に対して言うべきことではないのではないかな と、そのように考えています。 〇副議長(三田敏秋君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 委員会の立ち上げ方というものは、市長どういうふうに立ち上げるのでした か。市長のほうから任命するのですか、それとも何かもう委員会のメンバーというものはこういうと ころから選んでいくのだという青写真みたいなものが決まっているのですか。 〇副議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 市の木、市の花等については、合併後周年記念に合わせてや るというようなことを、議会のほうからも早いほうがいいのではないかと、それから市長のほうから も強い意向がありまして、今のように22年度中に策定したいというようなことで方向を定めたもので あります。早々に慣行の検討委員会を開きますけれども、これらのあり方についても今詰めておりま して、このようにするというところを今申し上げる段階ではございません。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 委員については、今ほど申し上げたようなところで、場合に よっては委員の公募等も検討はしなければならないかなとは思いますが、いずれにしても募集は公募 の形も含めてやっていますけれども、今現在このような形でスタートをするというようなところ、確 たるものを今持っているわけではございませんで、事務の段階で今調整しております。 〇副議長(三田敏秋君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 委員の選定方法は、市長からの示される委員会になるのですか、それとも今 言ったように公募、どっちなのですか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今課長が言うように、これからそれをどうしていくかということも含めて、 公募がいいのかあるいはある程度5つの旧市町村単位で適任と思われる方をお願いしたほうがいいの か、それも含めて検討をしていくということでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 市民憲章は、当然のように新しい市ですから、旧町民憲章とか旧村民憲章と か当然それにこだわる必要なんかないのであって、新しい市ができたわけですから、それに伴う我々 約7万人弱の市民がみんなでよしと思うような憲法をつくるの、これは当たり前の話です。   さっき言った木とか花とあるいは鳥とか、こういうものはそれぞれの旧自治体に思い入れがあっ たわけです、みんな制定しているものは。そういうものを十分かんがみて、その委員の方々も含めて、 地元からさまざま選ばれるのであれば、こういう旧市町村単位であったものというものもよく考えて、 大事にした上で決めていく必要があろうというふうに思います。   今ここでそれぞれの松はどこがあれだったかなどということを言っている時間もありませんので、 確かに市長おっしゃったように松とか、花であればユリとか、こういうところが確かに多い我々の旧 市町村であります。ぜひ公募にしろあるいは市長からの任命にしろ、我々住民7万人が本当に「ああ、 こういうものが我々の新しい市のシンボルなのだな」というようなものをぜひつくり上げていただき たいというふうに思います。   最後に、新しい公共交通のあり方ということについてであります。先ほどお話の中でありました。 検討委員会からいよいよ法的なものに移行する段階に入ってきて、協議会がもう立ち上がったという ことであります。大変いいことです。村上市のホームページにもこの地域の公共交通活性化協議会と いう項目でホームページにもアップされております。ごらんになっている方も多いと思います。   さまざまな取り組みの中で、今まで協議4回ほど活性化委員会ではなさってきたように議事録が 残っていました。さまざま皆さん方いろんな話をされていたようです。議事録、こんな分厚い議事録 だったので、きょうは持ってこなかったのですけれども、私もホームページで読ませていただきまし た。   さまざま地域でこの公共交通のあり方というものはとらえて協議をされていて、また実証もされ、 実地もされています。当市の場合は、本当にこれだけの広い面積を持った自治体であります。我々会 派で昨年3カ所ほど実施されている自治体を、この公共交通の自治体を見に行ってきました。どれも 我々の村上市から比べれば、面積的には3分の1なりあるいは5分の1なりというそういう面積の中 で10万あるいは15万という住民の方々が住んでいらっしゃると。そうすると、そういう交通形態から いくと、ほとんどがいわゆるシャトル的にぐるぐる、ぐるぐる回るシャトル的な形態で十分公共交通 というものは成り立っていたように思います。   しかしながら、この村上市はこれだけの広大な面積の中で、我々住んでいる場所というものがも う本当点在しているわけです。そこをいかにして結ぶか、それも効率的に、これもコスト的な面も含 まれてですけれども、結ぶかということが一番難しい部分だというふうに思います。   政策推進課長のほうでもいろいろ今度このおまとめになられましたホームページの中で地図も添 付されていて、これも私もホームページから拝見しました。ちょうどこの示されているこの地図が私 あるところから引っ張った資料と合致したところがありまして、たまたま交通ジャーナリストで鈴木 文彦さんという方いらっしゃるのですけれども、その方がこれは長野県の木曽町というところでうち の市がこれからやろうと思っているこの案に非常に近いものをもう実施されているのです。これをこ の方はゾーンバスシステムと言うのだそうです。幹線は大きなバスで回して、そこに拠点を設けて、 支線、枝路線を持ってきて、枝からもっと外れた、本当の集落のもっと小さい〔質問時間5分前の予 告ブザーあり〕集落の方々のところにはいわゆるデマンドで向かってというふうに集約的にこの幹線 に結びつけようという案がありました。私は、推進課長考えられたこの案は非常にうちの今の市に合 っているのだろうというふうに思います。今後このシステムを踏まえた上で、今度は協議会に移行し たわけなので、これは今度公開される協議会だそうですね。近々にいつ開かれる予定なのか。ぜひ私 もこの協議会を傍聴させていただきたいと思っておりますので、まず近々の協議会、それから今後ど ういうふうにして進めていかれるのか、これもあわせてお聞かせ願えればというふうに思います。 〇副議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) まず、今議員言われたジャーナリストの方、たしかその方だ と思いますけれども、1度村上に来たいということで、地域を担当の者がご紹介した方だというふう に今聞きました。   それで、これだけ広いエリアでありますので、今ほど議員言われたような幹線とそれぞれの地域 を結ぶいろいろな形のネットワーク考えていく必要があるということで、十幾つかのパターンを今現 在考えまして、それをもとに練っていこうというようなことで想定しております。   国のこの計画をつくるものが3月中に、今月ですね、今月22年度の事業の申請については局と相 談して申請をしなさいという日程になっておりまして、今月末には出したいというようなことがあり まして、審査には新年度に入りまして約1カ月超かかるだろうというふうに思っております。そうし ますと5月の連休明けに認定いただけるものと思っておりますので、その後直ちに委員会を発足して 動き出したいと。   その前段として、今年度4回やった委員会についても、実は公表して、いつでもどうぞというよ うな呼びかけはしていたのですが、PR不足もありまして、毎回何人かの傍聴の方はおられましたけ れども、進めてきました。これからももちろんであります、広く公開された会議で進めたいというよ うなことで、回数は数回、年度内にまとまるまで想定しておりますけれども、その中でいろいろな部 会を設けまして具体的に詰めていこうというような段取りで今進めようというふうに思っております。 〇副議長(三田敏秋君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) ぜひこの交通システムは、我々のこの広い面積を持った村上市には本当にな くてはならない足になろうかというふうに思います。   そして大事なことは、これからご高齢の方がふえていきます、この市は。そうなった場合、免許 証を返納される方も当然出てきます。その方にとっても大事な足になりますから、免許証を返納され た方がこの公共交通システムをいかに利用してもらえるか、ここも取り組みの中で入れていかないと、 つくったはいいけれども、乗る人が少ないということになろうかと思いますが、そこもぜひ頭に入れ て、なおかつ体のご不自由な方、障害を持っている方々、この方々をこの公共交通システムの中でど ういうふうにとらえていくのか、ここも重要なことになってこようというふうに思いますので、ぜひ あわせて会議の中で検討していく必要があろうかというふうに思います。   きょうの私の質問に際し、担当部課長さんはじめ支所長さんからさまざま資料をいただきました。 ありがとうございました。   以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 〇副議長(三田敏秋君) これで瀬賀秀雄君の一般質問を終わります。   午後3時10分まで休憩といたします。           午後 2時55分  休 憩                                                        午後 3時09分  開 議 〇副議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(三田敏秋君) 次に、17番、長谷川孝君の一般質問を許します。   長谷川孝君。           〔17番 長谷川 孝君登壇〕 〇17番(長谷川 孝君) 一般質問を行わせていただきます。私の質問事項は3項目ございます。   1番目、神林岩船港インターチェンジ開通に向けた対応は万全かについてであります。去る3月 28日には、神林、岩船地区待望の日本海東北自動車道神林岩船港インターチェンジが開通いたします。 ゴールデンウイーク、夏休みには相当な観光客が村上市を訪れるのではないかと期待されるわけです が、その準備は万全なのか、その取り組み、具体策についてお伺いいたします。   @、神林地区、岩船地区の観光資源や岩船港利用促進のアピールについて。   A、インターチェンジ周辺の観光案内看板などの設置について。   B、村上市ホームページの活用について。   2項目めは、学校と地域のかかわりについてであります。1月31日に村上市民ふれあいセンター で岩船小学校の学習発表会が開催され、会場が保護者、地域住民で満席になったことが新潟日報に載 っておりました。この学習発表会は8年目を迎え、子供たちの堂々とした発表に涙ぐむ保護者の姿も 多く見られました。それぞれの地域の子供たちが伝統、文化を研究した学習成果を地域に披露するこ とでふるさとへの愛情がはぐくまれるわけですが、各小学校の取り組み状況をお伺いいたします。   3項目めは、村上市の福祉温泉施設の利用状況についてであります。各地区にある温泉施設は、 市民の健康づくりに欠かせない施設となっておりますが、その利用状況についてお伺いいたします。   @、ゆり花温泉、まほろば温泉と老人福祉目的施設の現在の利用者数と料金、そして送迎バスの 運行について。   A、湯ったりチケットの利用状況について。   以上であります。市長答弁の後再質問いたします。よろしくお願いします。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、長谷川議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に第1項目め、神林岩船港インターチェンジ開通に向けた対応は万全かについてであります が、この岩船港インターの港がついた経緯でございますけれども、これは岩船の区長会、そして漁業 関係者が熱心に要望したたまものであります。   1点目、神林地区、岩船地区の観光資源や岩船港利用促進のアピールについてのお尋ねでござい ますが、瀬波温泉の旅館、ホテルでは、営業担当者を中心に「平成22年3月28日に神林岩船港イン ターチェンジが開通し、インターチェンジをおりて10分程度で瀬波温泉に到着できるようになりま す」と宣伝をいたしております。   首都圏の旅行業者へは、その年の秋、冬の商品は2月に、春、夏の商品は9月に商談会が行われ ており、先月24日に開催された新潟県観光協会主催の「新潟県観光商談会・うまさぎっしり新潟・観 光交流会」で首都圏旅行会社を対象の商談会にも参加し、高速道路が延伸し、短時間で村上市街地へ 来ることができるようになり、利便性が高まってきていることを紹介してまいりました。また、今年 度認定を受けました「日本海きらきら羽越観光圏」や瀬波温泉・温海温泉・笹川流れ観光開発協議会 のパンフレットやホームページなどでも高速道路のアクセス向上をアピールをしてまいります。特に 岩船地区、神林地区周辺では、特定地域振興重要港湾の指定を受け、公園緑地や漁師食堂、魚介類、 地場農産物の直売所が設置された岩船港や岩船海水浴場、岩船大祭、大池の白鳥等について、観光協 会とも連携し、パンフレットに掲載するとともに、商談会にも参加し、誘客に向けた宣伝活動をして おります。また、岩船港は粟島への玄関口として重要な役割を担っていますので、離島航路、にぎわ い空間の港、瀬波温泉をセットとした観光展開を進めてまいりたいと考えております。   次に2点目、インターチェンジ周辺の観光案内板などの設置についてのお尋ねでございますが、 インターチェンジからの道路案内標識には、観光案内にもつながるように瀬波温泉等の文字を入れて いただくよう関係機関に要望し、具体的な打ち合わせも行っております。既設の道路案内標識や観光 案内看板との連絡がスムーズにいくように準備を進めております。また、現在策定中の観光振興計画 でも日本海東北自動車道開通によるアクセス道路の完成に伴う案内看板等の整備や外国人観光客を意 識した数カ国語の案内看板の作成に向けて調査、検討を行うこととしておりますので、市内の観光案 内誘導看板の新設と見直しを含めた全体計画の策定に向け準備を進めてまいります。特にインターチ ェンジが新たな玄関口なることから、インターチェンジをおりてからの誘導に支障が起きないよう準 備を進めるようにしております。   次に3点目、村上市ホームページの活用についてのお尋ねでございますが、特に市外、県外の方 へのアピール手段として効果的な活用が求められます。既に村上市ホームページにおいて開通のお知 らせを行っておりますが、今後も開通式やプレイベントなどの情報を随時発信する予定であります。 また、開通後も高速道路の効果的な利用が図られるよう観光協会と連携して観光情報を発信するとと もに、市内の各種団体と協力しながら、産業、救急、労働など多岐にわたって情報を発信してまいり ます。   次に2項目め、学校と地域のかかわりについては、教育長に答弁をいたさせます。   次に3項目め、村上市の福祉温泉施設の利用状況についての1点目、ゆり花温泉、まほろば温泉 と老人福祉目的施設の現在の利用者数と料金、そして送迎バスの運行についてのお尋ねでございます が、本年2月末までの関係施設の延べ利用者数は、ゆり花温泉が6万466人、まほろば温泉が5万6,7 07人、寿山荘が3,262人、あかまつ荘が9,037人となっており、利用料金については、ゆり花温泉が大 人250円、子供100円、まほろば温泉が大人400円、子供250円、寿山荘が60歳以上400円、これ以外の 人450円、あかまつ荘が60歳以上300円、これ以外の人400円となっており、ゆり花温泉、まほろば温 泉では入湯税100円をこの利用料金に加算をいたしております。   次に、送迎バスの運行については、ゆり花温泉ではゆり花会館を使用して行うゆったり塾や老人 クラブが利用する場合にまほろば温泉では朝日地区、村上地区を対象にシャトルバスを運行しており、 また寿山荘では老人クラブが利用する場合に、あかまつ荘では20人以上の団体で利用する場合に送迎 バスを運行いたしております。   次に2点目、湯ったりチケットの利用状況についてのお尋ねでございますが、湯ったりチケット の平成21年度の交付枚数は、国保分が4,793冊、後期高齢分が1,976冊、合計6,769冊でありました。 これは、前年度の交付数6,939冊を2.5%下回っております。しかし、1月分の利用状況では7,763件 の利用があり、前年度の利用件数7,635件を1.7%上回っていますので、交付冊数が少なかったのは前 年度にチケットの交付を受けても利用しなかった方が今年度は請求しなかったためと考えております。 湯ったりチケットは、国民健康保険の医療費抑制を目的とした温泉活用による健康づくり事業として 実施をいたしておるところであります。国民健康保険の事業という性格上、社会保険に加入している 方には交付できませんが、これらの点を考慮した上、本来の事業目的を検証する意味でも事業の実施 方法等について再検討が必要な時期に来ているとも考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは2項目め、学校と地域のかかわりについて、ふるさとへの愛情が はぐくまれるような各小学校の取り組み状況はとのお尋ねについてでございますが、村上市の小中学 校では郷土のすぐれた伝統、文化、自然、産業、歴史、人物等について、体験を通して学ぶ郷育プロ グラムを作成し、教科や総合的な学習の時間に特色ある郷土学習を実施しております。そして、どの 学校におきましても、郷土学習の成果を学校単位もしくは中学校区単位で保護者や地域の皆様を対象 に発表しております。   議員からお話がありましたように、郷土学習の成果を保護者や地域の皆様に発表することは、子 供たちに郷土村上を愛し、誇りに思う気持ちをしっかりとはぐくんでいきますとともに、学習した事 柄をわかりやすく相手に伝えたり、人前で堂々と発表する力の育成としても重要な学習の機会となっ ております。また、このような発表会を通して、地域の皆様から子供たちの教育についての関心や郷 土への思いを高めていただき、地域の子供は地域みんなで育てる取り組みがより一層推進されること を願うところであります。   このようなことから、教育委員会といたしましても、施策に郷土学習推進事業を位置づけ、各校 の郷育プログラムによる教育活動の充実に向けた支援に力を入れているところであります。   以上です。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 答弁ありがとうございます。再質問をやらせていただきますので、よろし くお願いします。   1番目の神林岩船港インターチェンジ、これに関しては、市長が先ほど演壇でお話ししましたよ うに、岩船港というインター名を神林の後ろにつけていただいたことに関しては、行政の長でありま す市長さん、そして一番私は感謝申し上げたいのは、神林の住民の皆さん、そして6名の議員の皆さ んに心から感謝申し上げます。というのは、やはり合併をしたから神林岩船港インターというスムー ズな名前である程度落ちついたのではないかというふうに思っておりますので、非常に感謝しており ますので。   きょう岩船地区の私の町内の恵比寿クラブという元気な老人クラブの方が6名来ていただきまし た。もし私の一般質問がよかったら、岩船地区のほかの老人クラブにも声をかけて、もっといっぱい 団体で来るからということで、きょう試されている面もありますので、一生懸命に一般質問をやらせ ていただきますので、よろしくお願いします。   岩船地区、そして神林地区には、それぞれやはり非常にすぐれた観光施設があるというふうに思 います。岩船の場合は、自慢するわけではないですけれども、夏場になりますと夕日がおりるころに 釣り人がいっぱいいて、それでそこを、岩船港周辺を散策する観光客とかもいっぱいいます。それで、 道路のすぐそばにありますから、皆さんがおりて、すごくいいところだねと、こんなに道路のすぐそ ばに落ちついて過ごせる空間があるということは珍しいところだねというふうに皆さんが言っていか れるということは、やはりこれからますます伸びるような要因があるのではないかというふうに思っ ております。   神林地区においても、大池周辺、お幕場、そして平林城跡、そして塩谷の町屋といろいろあると 思いますが、私はここで1つ提案したいというのは、ポーラースター神林という施設があると。それ で、星が非常によく見えるということであります。私も余りよく最初は知らなかったのですけれども、 ホームページ等で調べますと、1996年ぐらいには空がすごくきれいだということで全国2位になった というふうに載っておりました。その辺のことを、これは神林支所の産業課が所管だと思いますので、 支所長に今のその利用状況、そして開館日、そのようなことについて教えていただきたいというふう に思いますので、よろしくお願いします。 〇副議長(三田敏秋君) 神林支所長。 〇神林支所長(田村 豊君) それでは、ポーラースターの入場者数とか、それから開設日等々をお 知らせいたします。   毎年4月から11月までの間、12月から1月の間は休館ということで、降雪がありますので休館し ております。それで月2回、第2、第4金曜日を開館日としております。年間にすると、通算すると 22回ほどになるのでしょうか。ただ、天候のぐあいもございますので、昨年度の実績で申しますと14 回、8回ほど天気が悪くて開館できなかったということであります。   それで、入場された方ですけれども、大体平均すると20人くらいかなという感じですけれども、 トータルすると446名であります。それで、一番人数が大きいのがお盆休み、14日に開館しますので、 そのときは100名以上の方が遠くから来られるそうであります。それで、地元の方ももちろん来られ ますけれども、どちらかというと遠い方、新潟とかそちらの方が結構リピーターみたいな方が来てお るような話も聞いております。   以上であります。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 星というものは、私も胎内の星まつりとか前によく行ったのですけれども、 ちょっとマニアックなところがありまして、本当に好きな人は全国から集まってくるのです。ですか ら、この利用者、入館者数が446名というのは少ないというふうに思うかもしれないですけれども、 結構いろいろなところから集まってくるということと、それから好きな人は本当に星というものを好 きだということだと思いますので、これちょっと私の提案なのですけれども、実は川村議員の会社の ある隣に堆朱のふじいさんというものがあるのです。それで、今までずっと閉めていたのですけれど も、2代目の方か何かがもう一回今あけて、それで何とか神林、村上市全域の情報をある程度発信し たいというふうに今頑張られているので、ギャラリーをつくるというような話も伺っております。行 政のほうにも頼みながら、星に関する、沼澤さんという非常に優秀な方が、地元にいるのかどうかは 私もちょっと今わからないのですけれども、そういう方がいるということですので、何とかそこを利 用しながら、ポーラースター神林のいい面を発信できるようなことが考えられるのではないかという ふうに思うのですが、市長その辺どんなものか、ちょっともしコメントありましたらお願いします。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) このポーラースター神林、沼澤さんが非常に有名な方なのですけれども、ひ とつこれから市として改良いたさなければならないのは、まだ行ったことないでしょう。           〔「どこですか」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) ポーラースター。           〔「行ったことありますよ」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) ああ、そうですか。あの道路なのです。非常に道路が悪いということで、こ れは何とかして解決をしていかなければならないなと。せっかく高速道路が来て便利になったにもか かわらず、ポーラースターまで行くには非常に難所と言ってもいいくらいの道路を通っていかなけれ ばならないので、とりあえずはまずその道路をやはり何とかしてやって、もう少しこのポーラース ター、非常に沼澤さんも有名な方なのですけれども、行きやすいようにしていく必要があるだろうと 私は考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それは、議会から請願も上がっているのですから、行政もある程度きちん とした対応をしてもらいたいというふうに思っておりますけれども、それではなくて、確かに殿岡、 南大平に関して行くというのは、私も夜行ったこともありますし、あそこに入って星の観察もしたこ とありますから全く知らないというわけではないですけれども、せっかくつくって、やはり450ミリ かな、それと350ミリという2つがあるというのは非常に全国的にも珍しいというところなのです。   ですから、本当にその辺が、私は何でこれにこだわるかというと、やっぱりこの地域は森林とか そういうものが多いということで、エコということを考えた場合に、確かに温泉に入りに来る人の観 光客とかも大切なのですけれども、やはり空気がきれいとか星がすごくよく見えるとか、そういうも のもこれからやっぱり観光資源になるのではないかというふうに思いますので、ぜひとも道路の件は 行政に何とかしてもらいたいというふうに住民の皆さんのほうからも出ているし、議会でも採択して いるので、何とかしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。   それと、岩船港の利用に関しては、市長も利用協議会の会長でありますし、一生懸命に何とか企 業誘致しようというふうに何度も頑張っているというのはわかりますが、先回の私の一般質問で相馬 港という話をしたときに、観光課長外3名ぐらいで相馬港を見に行ってくれたということがありまし た。ちょっと岩船港を何とかしたいということを踏まえた中で行っていただいたと私は解釈している のですけれども、その辺について課長何かありましたらお願いします。 〇副議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) 長谷川議員から先般前に一般質問の中で相馬港を視察し てこいということで、行ったら非常にいいところだよという話を伺いまして、昨年の5月20日に私と 企業対策の係長、その担当と施設物産の係長、4名で視察をしてまいりました。   目的としましては、長谷川議員からの一般質問でもぜひとも視察せよということで、企業誘致の 参考にしたということでありますし、この相馬市につきましては、平成19年の経済産業省による企業 立地に頑張る市町村20選に選定されていると。福島県相馬市の企業誘致の手法を参考にしながら、本 市の企業誘致策につなげたいということで視察をさせていただきました。   長谷川議員の紹介もありまして、相馬市の市長さんと、行きましたら市長室に通されまして、約 1時間ほど相馬市の自慢話を聞かせていただきました。市長さんは、非常にうちの市長と同じで気さ くな人で、非常にリーダーシップがある人だなというふうに感じてまいった次第であります。   相馬市の概要につきましては、福島県北東部に位置しまして、西に阿武隈山地が連なり、東は太 平洋に臨むと、冬期は温暖で、降雪は少なく、全国に知られる相馬の野馬追など個性あふれる文化も 継承されておりました。全国屈指の規模の相馬中核工業団地を持ち、製造出荷額は1,398億円、これ は平成18年です。それで、年々増加しているという状況でございました。人口は3万9,000人で、面 積が197.67平方キロということでございました。   視察の内容につきましては、企業立地推進プロジェクトチーム、平成19年12月にここは副市長を 統括リーダーとする企業立地推進プロジェクトチームを立ち上げたと。プロジェクトチームには、企 業誘致推進部門として用地班、製造調査班、情報収集班の3班が誘致企業サポート班として、御用聞 き班、それから誘致企業連携班の2班が設置されました。総勢25人で、工場分譲面積353ヘクタール という広大な相馬中核工業団地に立地した15企業をはじめ、既存企業のフォローアップを行っていま した。誘致には、相手企業の事前リサーチを綿密に行って、最も有効的なトップセールスを実施して いるということでありました。企業への支援策は、固定資産税の3年間の免除と、私ども市と同じで ございます。立地までの手続を迅速にすべきということで、ワンストップサービスを行っているとい うことでありました。また、企業は家族という理念のもと、信頼関係構築に力を注いでおりました。 県や東京事務所、地元出身者の情報なども活用しているということでありました。企業の求める人材 確保のための奨学金制度、これも私ども市と同じで、大学入学者に対して4年間で総額450万円を無 利子で貸与しているということでございました。   相馬港を利用した企業誘致ということであります。相馬港は、昭和49年重要港湾に指定されてお ります。港に隣接している相馬中核工業団地は、独立行政法人の中小企業基盤整備機構が手がける全 国の工業団地の中でも最大級の面積規模であったということでありまして、ちょっと急いで、これ大 事なところでありますのでちょっと……相馬市と隣接する新地町にまたがる臨海型の東地区と内陸型 の西地区で構成されておりまして、造成当初は重化学工業の企業を中心とした企業誘致を進め、港湾 の利用促進につなげる予定でありましたけれども、分譲当時にはその業種の衰退が始まって、その後 には業種にこだわらず誘致を進めたと。平成21年4月には、念願であった定期航路が開設され、週1 便、内航コンテナフィーダー船が寄港しているということでありました。企業誘致には、港を中心と した業種だけでは難しいとの担当者の感想がありました。   最後に、すみません、まとめとしまして、パークゴルフの話もあったのですけれども、長谷川議 員からパークゴルフもという話ありました。           〔「いいです、いいです」と呼ぶ者あり〕 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) それで、まとめとしまして、市長をはじめとする企業誘 致プロジェクトチームという画期的な体制をまちづくりの中心に据えた企業誘致に積極的に取り組ん でいるという状況でございましたし、また企業は家族という理念に基づいた定期的企業訪問とその課 題を迅速に解決する姿勢に立地企業と共同し、立地を発展させていく重要性を学んだということでご ざいました。今後も学んだことを生かしながら、企業誘致及び立地企業のフォローアップをしながら、 関連企業の誘致に努めてまいりたいというふうに思っております。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ありがとうございます。   なかなかやはり簡単には企業誘致というものは進まないのではないかということですので、参考 にしながら岩船港をうまく利用した企業誘致に、市長も一生懸命に頑張るということなので、たゆま ぬ努力をよろしくお願いしたいというふうに思います。   それで、2番目のインターチェンジに関しては、瀬波温泉ということに対してある程度アピール していくということと、それから外国語の看板を設置していきたいという話を市長答弁でありました。   その中で、私3番目とちょっとダブる面、重複する面あるのですけれども、観光ウェブサイトと いうものをつくっていますよね、今。その中で外国語、つまりホームページを観光客とか業者とかい ろいろな方が見るわけですよね、インターネットですから全世界につながっているわけですので。そ れで、実は29日の日に私ども会派で富山県の南砥市というところに行くのですが、南砥市市民の会と いう会派と意見交換会するために行くのですけれども、南砥市のホームページ見たのです。そして、 平成16年にこれは8町村が合併して南砥市という、砺波地方という有名なところなのですけれども、 そこの新しく南砥という市ができたのですけれども、そこは世界遺産の五箇山の合掌づくりの集落が あるところなので、世界遺産があるからという問題ではないのですけれども、ホームページが非常に うまくできていて、それで韓国語とそれから中国語と英語にホームページが変わるというようになっ ておりますので、今の村上市のホームページ、私ももう少し創意工夫が必要なのでないかということ で、企画のほうに電話でちょっとお話ししましたら、あれは旧神林のときに使っていたホームページ を今お金がないからそのままそれを使っているということなのですけれども、私は前々から言ってい るのですけれども、もう少し観光地にふさわしいようなホームページにならないものかどうかと思う のですが、その辺ちょっと相馬課長ですか、企画部長でしょうか、どっちでもいいですが、お願いし ます。 〇副議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 市のホームページにつきましては、新しい市になりましても う少し工夫すべきだというようなことでこの場でも何度かご指摘をいただいて、それなりに内部の情 報を広げてきた経緯もあります。   ただ、今議員言われるように、もととなるシステムが限度といいますか、そのものもありまして、 そのソフトを使いまして我々職員が手分けしてつくっているというような状況で、今この高速の延伸 に絡めて、今議員言われましたように、例えば市の顔のところに観光についてのバナーがありますけ れども、その辺で例えばネーミングが「車でお越しの皆さん」みたいなものがあって、そこから入る と観光であったり企業誘致でだったりとかというような仕組みを今検討すべきだというようなことで、 内部で整理をしております。できるだけ早く、完璧とは言えないかもしれませんが、充実したものに 内容をしていきたいというふうに思っております。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今何か新しいソフトだとアクセスした人が県外だとか県内だとかそういう ものわかるようなソフトとかいろいろあって、それを資料にすると観光客がアクセスしてどのぐらい ホームページを見ているかとかというものがわかるようなものがあるということなので、何とかそう いうものをなるべく利用しながら、これから観光村上市の戦略を練っていただきたいというふうに思 いますので、よろしくお願いします。   それから、2番目の学校と地域のかかわりについては、これは教育長が言われたように、自慢話 ではないですけれども、岩船はちょうどコンパクトにまとまっているというところで、ほかのところ を参考にせと言ってもなかなか参考にできないところもあるし、大体岩船小学校、中学校の校長先生 が来たら、岩船の住民の皆さんは転勤させないのです。それぐらいその地域とのかかわりを重要視し て、そのかわり私みたいに酒飲めない人は、校長先生とかというのは余り相手にしないみたいなので すけれども、結構一緒になって悩んだり、そういうことをしています。   私の小さいときの話しますと、吉川英次校長先生のときに私生徒会長やったときに、何か小学校 でおもしろいやり方あなたたち考えなさいと言ったときに、ではあのころはもう町内がいっぱい子供 いたから、では町内対抗で野球大会やろうぜと言ったときに、もうすぐ校長先生が乗ってくれて、そ れでそういう大会をずっとやったということもありますし、今でも元気にしていて懐かしく思ってい るのは、澤田芳子先生という、40歳ぐらいになったら自分は児童相談の人間になるのだと言ったら、 本当に市役所に一時はいて、児童相談員やってくれていた澤田先生というのが1年、2年のときに習 ったときに、非常にその先生のことをみんなが懐かしく思っているということは、やっぱり地域で先 生を大事にするという風習があったというふうに思います。   ふれあいセンターとか借りて、ある程度大きい場所で自分たちの地域のことを発表するというこ とは、非常にいいことだと思うのですが、ほかのところでふれあいセンターとかを利用してやるとい うようなことはやっぱりできないものなのでしょうか、その辺ちょっと教えていただきたいというふ うに思います。 〇副議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 岩船小学校すばらしいことをやっていてくださるわけなのですが、その施 設の貸借につきましては、課長から答弁させますので、お願いします。 〇副議長(三田敏秋君) 教育部長代理・学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) それでは、お答えしますけれども、先ほど教育長申し上げま したように、各学校でつくったこの教育プログラムに沿いまして各地区でそれぞれの特色ある取り組 みをしております。そんな中で、中学校区で発表会やっているのは神林地区でやってございます。ま た、ほとんどが学校単位で保護者、特におじいちゃん、おばあちゃんなんかも呼んで、またその中で お互いに演芸とかそういうものも交換等している部分もございます。   地区の大きな施設でということでありますけれども、その辺については市直営であるものについ ては当然使用できるはずでございますし、またそれらにつきましては各学校でこんなことをしたいと いうことであれば、私どものほうでできるだけできるような形で努力してまいりたいと考えておりま すので、よろしくお願いします。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 自慢話ばかりして申しわけないのですけれども、岩船の場合には60歳にな ると寿文庫といいまして、60歳の還暦の人たちがみんな図書を学校に寄附するとか、それから建設関 係にお勤めの皆さんがその壊れたところとかそういうようなところもみんなきれいにするとかいって、 地域でもってやはり学校を大事にするということがやっぱり子供たちにつながって、そういう地域の 伝統、文化とかというものをやっぱり守って、いいところはやっぱりお互いにあれしていこうという ようなところがどこの地域でもあると思いますので、そういうようなことを大事にした教育方針でず っといていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。   それから、3番目の温泉施設等に関しては、2つのことをちょっとお聞きしたいのですが、まず 最初に湯ったりチケットなのですが、これは平成19年ですと12枚つづり、そして20年になりますと10 枚つづり、平成21年になりますと8枚つづりというふうにだんだん、だんだん少なくなってきている ように思います。前は、旧村上市のとき始めたのは、これは国のある程度の補助金みたいなものが入 るということで始めたような気がするのですが、その辺今どのようになっているのか教えてください。 〇副議長(三田敏秋君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) お答えいたします。   この事業は、平成15年から始まりまして、温泉を活用しまして体のちょっと足腰の弱いような 方々が身体機能を回復する。そのことによって、温泉にゆっくり入ることによって健康になって、そ して医療費が削減できるということを目的にして始めたものでございます。   それで、その当時はかなり国のほうから補助金がついておりましたが、数年で補助金が切れまし て、現在は補助金は全然入っておりません。全額国保のほうの予算でございます。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今遠山課長が答弁していただきましたのですけれども、今後のやっぱり、 市長の答弁ですと今後考えていかなければだめな部分があるということは言われましたけれども、続 けていく上にやはり難しい面もあるのではないかというふうに思いますが、その辺将来にかけてはど ういう形にしていくという方針なのでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 湯ったりチケットにつきましては、今ほど担当の課長のほうから目 的等申し上げましたけれども、どうも最近入浴割引券というような考え方にとらえられて利用されて いるというふうなことも見受けられるというのが現実であります。そういったことも含めて、市長も 言いましたけれども、継続を考えながら、これから方法については検討していきたいと、こんなふう に思っております。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) これは、今配布というものは各支所とかでやられているのですか。 〇副議長(三田敏秋君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) はい。12月から1月の末までの間に配布を各支所と本庁 で行っております。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) これを受け取るときに、前私どもは運転免許証か国民健康保険証かどっち か見せればということで理解していたのですけれども、今はどのようになっていますか。 〇副議長(三田敏秋君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 国保のほうにいらっしゃって国保であるということがわ かればそこで持っていってもらいますし、今度温泉で使う場合もそのような保険証なりを見せてもら えれば、本人であるということを確認して用意していただくということになります。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) では、運転免許証はだめだということですか。 〇副議長(三田敏秋君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 国民健康保険の方であるということがわかれば、まず。 国民健康保険の方と後期高齢者医療の方が対象ということになっております。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 実はクレームついて、あるところで免許証見せたら、どうしても保険証で ないとだめだと言われたということで、もうそんなのだったら要らないというようなことまであった ということなので、そういうような部分をやっぱりきちんと支所だったら支所、連絡所だったら連絡 所ということできちんと対応できるような形をとっていただきたいというふうに思いますので、よろ しくお願いします。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それと、一番問題に今したいというのではないのですけれども、ゆり花会 館、まほろば温泉、寿山荘という、あかまつ荘、荒川いこいの家。荒川いこいの家についても、これ から今直して、そろそろ開館するのですが、寿山荘の利用者を見ますと、教えていただいた部長の資 料によりますと、朝日地区の方が100%なのです。それで間違いないですね。 〇副議長(三田敏秋君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 担当から間違いないというふうに聞いております。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇副議長(三田敏秋君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 担当のほうからそれで間違いないというふうに聞いております。〔 質問時間5分前の予告ブザーあり〕 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで、前この改装するときに、合併して村上市になったのだから、何と かほかの地区の方も利用できるようにしなければせっかくお金かけた意味ないのではないですかとい うことで対応していただいたと思うのですが、結果的には朝日地区の方が全員だったということにな りますと、私のこの平成22年度の予測が6,200人だとなると、365日いつも開館しているというわけで はないかもしれないですけれども、20人弱ですよね、1日。それで、運営費がどれだけかかるのかわ からないですけれども、効率的に余りよくはないのではないかというふうに思います。   それで、荒川のいこいの家がこれからできて、平成22年度の開館したら5,080人。これもまたそ の利用がこれしか利用目標みたいなものがないとなると、やはりこれ地域に限定してつくったと言わ ざるを得ないところがあります。せっかく合併して、瀬波温泉にある寿山荘、荒川いこいの家はなか なか遠くて、関川村にあるわけですから使い勝手が悪いというふうにも思うかもしれないですけれど も、やはり村上市民7万来ていますけれども、約6万8,500人、この人たちが平等に利用できる施設 でなければ、1億円もかけて新しくした意味がないというふうに私は思うのですが、その辺について 市長どのように考えていますか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) どこのふろに行っても悪いということはないのです。ご自由に荒川いこいの 家、寿山荘へ行こうが、それからあかまつ荘に行こうがどこに行ってもいいのですけれども、やはり その地域地域の人たちは、自分のいつも行きなれているところがいいなと。そして、行くとその人た ちの集落と言えばいいですか、地域の人方しかいない、そしてそこにほかの人が行っても入りづらい というような傾向は、それはあると考えています。   例えば荒川のいこいの家が休館したときにあかまつ荘に行ってもやはりなじめない、行けないと いうようなことでありますので、非常にそれはメンタルでデリケートな部分でありますので、それを どうやって解消していって、解消したら、では違うところに行くのかというようなことになってきま すけれども、やっぱり方法を考えて、共通券とかそういうものを出す方法も一つあろうかと思ってお りますし、それは今後の課題であると考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 確かにメンタルな面だというふうに思ってはいます。   でも、我々が委員会で審査していいだろうというふうにしたときには、私が特に言ったのですけ れども、余りにも地域に特化しないでやってもらいたいと、使っていただきたいというふうに思いま す。というのは、送迎バスがやはり出ていれば、その人たちが中心になるというのは当たり前だと思 います。   でも、何らかの方法で使い勝手のいいようなほうに持っていくというのも行政の一つの考え方だ と思いますので、どうしても地域に特化してもいいのだという市長の考え方と私はちょっと相入れな い部分がありますので、なるべくやはり村上市の全市民の財産として有効利用するというのが本来の 姿だと思いますので、その辺について行政でもある程度きちんと努力していただきたいと。その努力 の結果がだめだったというのだったら、それはそれで私も納得しますけれども、今できてすぐ、そし て今できそうだというところに対して、そういうふうにある程度の考え方だとやはりなかなか全市民 に同じような形で施設を利用するというところにはちょっと欠けているのではないかと思いますので、 それを指摘して私の一般質問を終わります。   ありがとうございました。 〇副議長(三田敏秋君) これで長谷川孝君の一般質問を終わります。                                              〇副議長(三田敏秋君) 本日はこれで散会いたします。   3月8日は、午後1時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでございました。           午後 4時00分  散 会