平成20年村上市議会第1回定例会会議録(第2号)   〇議事日程 第2号 平成20年6月6日(金曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  平成20年度村上市施政方針及び議第34号から議第54号までに対する代表質疑      議第34号から議第54号まで委員会付託                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(26名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    11番   平  山     耕  君   12番   川  崎  健  二  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(4名)   10番   齋  藤  信 一 郎  君    19番   小  林  重  平  君   21番   岩  倉  幸  治  君    30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    渡   辺   成   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長        市 民 部 長    阿   部   正   一   君        市民部税務課長    佐   藤   昭   一   君        福祉保健部長     小   田       均   君        福祉保健部                   遠   山   た   つ   君        保健医療課長        産業観光部長     増   子   太   平   君        産業観光部                   竹   内   友   二   君        農林水産課長        産業観光部                   瀬   賀       功   君        商工観光課長        都市整備部長     須   田       徹   君        上下水道部長     鈴   木   文   雄   君        会計管理者      吉   村   澄   子   君        消  防  長    佐   藤   秀   明   君        教  育  長    寺   社   四   男   君        教 育 部 長    小   野   泰   三   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        荒川支所長      平   野   俊   之   君        神林支所長      田   村       豊   君        朝日支所長      板   垣   一   弘   君        山北支所長      佐   藤   壮   一   君        選管委書記長        監査委員       佐   藤   正   幸   君        事 務 局 長        農業委員会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 議 〇副議長(三田敏秋君) ただいまの出席議員数は26名、欠席の届け出のある者4名でございます。 定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願い申 し上げます。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇副議長(三田敏秋君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、4番、板垣栄一君、20番、小田信人君を指名しま す。ご了承願います。                                              日程第2 平成20年度村上市施政方針及び議第34号から議第54号までに対する代表質疑      議第34号から議第54号まで委員会付託 〇副議長(三田敏秋君) 日程第2、これから平成20年度村上市施政方針及び議第34号から議第54号 までの21議案に対する代表質疑を行います。   代表質疑は、配付してあります代表質疑通告者一覧表の順に行います。   最初に、鷲ケ巣会の代表質疑を許します。   29番、板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) おはようございます。新生村上市になりまして、鷲ケ巣会7名を代表しまし て歴史に残るトップバッターとして市長提案の平成20年度村上市施政方針、一般会計予算について質 問をさせていただきますことに厚く御礼を申し上げるとともに、光栄に思っているところでございま す。   質問に入る前に、私ども会派名の鷲ケ巣会のご紹介をさせていただきたいと存じます。鷲ケ巣山 は、旧朝日村三面地内に標高1,093.3メーターと非常に高い山です。建久年間1190年に開山をした山 で、13体のさいの神が祭られ、前の岳、中の岳、奥の院と三方から成り立っており、その峰々からは 合併されました私ども村上平野、旧山北町、朝日村、神林村、荒川町、そして日本海が一望に見える すばらしい景観の山であります。鷲ケ巣会は、越後富士とも言われておりまして、いろいろな方から 愛され、旧朝日村で小中学校の校歌4校、村上桜ヶ丘高校の校歌にも愛され、歌い続けられておりま す。   私ども7人は、このすばしい山の名前を借りて、新市村上市の広大な土地を見下ろしながら、7 万人の人々と毎朝顔を合わせ、心と心をつなぎ、新市村上市の発展のために議会活動をやりたいとい う思いから、会派7人全会一致で決めた名前でございます。今後ともどうぞよろしくご指導、ご支援 を賜りますようお願いを申し上げます。   副議長、1つすみません。さっきこぼしましたので、順番遅れましたが。 〇副議長(三田敏秋君) 時間ないですので、整理をしてお願いします。 〇29番(板垣一徳君) 大変失礼しました。   それでは、まず最初に行政改革について市長にお伺いをいたします。合併は、最大の行政改革と も言われておりまして、市町村長5人が1人になり、議員74名が30人になり、教育長5人が1人にな り、あらゆる役職員が減少をされました。さらに、職員も減少をしなければなりません。このように 行政改革は、できるところから早急に進めていかなければなりません。しかし、その陰には住民サー ビスを低下させてはなりません。   そこで市長にお伺いをいたします。各支所のいわゆる支所長あるいは本所も含めてでありますが、 職員に対する指導はどのような指導をされているのか、お伺いをしたいと存じます。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お答えをいたします。   以前にも申し上げましたように、まず1つには、私はじめすべての職員、住民に対するサービス 業であるということを徹底して訓示をいたしております。そして、お祭りあるいは地域の行事等に職 員自ら積極的に参加して、地域との一体感を持つようにと、そういうことも訓示をいたしております。   そして、支所におきましては、当然のことではありますが、町村長があるいはそれにかわる副市 長、副町村長もおりませんので、支所長におきましてはその町村長の職務を代理するような気持ちで 頑張っていただきたい、そのようなことを申し上げておりますし、また支所の職員におきましてもそ の支所長を助けるように一丸となって、支所が衰退しないような取り組みをしていっていただきたい、 そのような訓示を今いたしておるところでございますので、お願いいたします。 〇副議長(三田敏秋君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 6月の2日の日の施政方針の中で、早急にできるだけ早く行財政改革推進プ ロジェクトを立ち上げたいと、こういう説明がございました。どのようなメンバーで、構成員は何人 なのか。早い時期と申しますが、いつ走り出すのか、その辺について。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お答えいたします。   実は、昨日6月5日でございますが、村上市行財政改革推進本部を立ち上げております。詳細に つきましては、担当部から説明をいたさせます。 〇副議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 具体的なプロジェクトの中身でございますので、私のほうか らご説明いたします。   市長が先ほど申し上げましたように、昨日本部を立ち上げいたしました。この中には、これまで の合併基本計画で住民の皆さんに、こういうまちをつくっていくというお約束したものを忠実に履行 して、それとこの厳しい財政の中でどういうふうにしてそれをまとめ上げるかというところを中心に これからやっていくということで、行政改革大綱をまとめ上げ、具体的にそれを実行する実行計画を つくっていくのだというようなことで計画をしております。   まず、本部の組織でございますけれども、こちらのほうは市長自ら本部長に当たるということで 編成をしております。本部委員には、庁議メンバーのいわゆる部長クラスの者が本部委員となるとい う組織をつくりまして、その下にそれぞれの部門、例えば組織、職員の改革部会あるいは財政改革、 そういう部会を設けまして具体的に詰めるというようなことを検討しております。   それで、今計画しているのは、当然行革の委員会というようなものも附属機関であるわけでござ いますので、そういう諮問をいたしまして、答申をいただく中でまとめ上げますが、先ほど議員のご 質問にもありますように、できるものはもうすぐにでも取り入れるというようなことで、最終的には 大綱を今年度中にはどうしてもつくり上げたいということと、それに伴います具体的な実施計画につ いては遅くとも21年度中までにはまとめたいということで初回の会議を進めたところであります。詳 細については、今後詰めていくことになります。 〇副議長(三田敏秋君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 今年度中に大綱要綱をつくるということでありますから、なるべく住民サー ビスも踏まえて、遠いところでは私ども旧山北町の役場に行きますと、国保の財源はほとんどありま せん。そのような現状になっております現況でございますので、住民サービスを余り怠らないように ひとつ財政行政改革をやっていただきたいとお願いを申し上げます。   次に、次代を担う人づくりの中で、これは3ページですが、独自の奨学資金制度と学習支援にか かわる指導員の有料ボランティア制度を取れ入れたいと、こういうことで6月2日の日市長からお話 がございました。市長、その点についてもう少し詳しく、奨学資金であればどういうような構想を持 っておられるのか、その辺ちょっと説明していただきます。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お答えいたします。   6月2日の日にもお答えをいたしておるわけでございますが、この後の一般質問にもご質問があ るようでございますが、早急に未来ある子供たちの将来を考えあるいはまた勉学に励みたい、しかし ながら経済的に非常に困難であるというような子供たちのことを考えて、市といたしまして市独自の 奨学資金制度をつくっていきたいと考えて、今教育委員会との話し合いをしている段階でございます。 でき得れば……でき得ればというか、どうしても新年度の予算には、来年の新年度の子供たちから適 用していきたいと、創設していきたいと考えています。詳細については、部局から説明をいたさせま す。   もう一つでございますが、学習の有料ボランティア制度でございます。これにつきましても、非 常に昨今クラスの崩壊あるいは学習についていけない子供たちが多い。そしてクラス担任が1人でク ラスを支えていくことができないというような現状が多く見られますので、特定の教科に限ってその 時間だけ教員免許を持ったOBあるいはそれに類した方々を些少のボランティア料金でございますけ れども差し上げて、そしてお願いをしながら学習の効果、人間性を高めていくような教育に取りかか っていきたい、そのように考えていますので、ご理解をいただきたいと思っております。 〇副議長(三田敏秋君) 詳細説明は、教育長ですか、教育部長ですか。   教育長。 〇教育長(寺社四男君) それでは、板垣議員にご答弁申し上げますが、今市長からも話ありました とおり、市長の大きな公約の1つでありますので、教育委員会といたしましてもいろんな面で難しい 面があるようであります。今までの村上市あるいは旧山北町独自の制度があるわけでありますけれど も、新しい大きい市になりますので、財政面だとかいろんな方法の面もありますので、策定委員会を 立ち上げまして、市長が公約している、できたら来年度から取り入れたいというようなことでありま すので、各分野の皆さんからご意見を聞きながら、いろいろ基金の問題だとか非常に面倒な面もあり ますので、精力的に取り組んでまいりたいと、そんなふうな今の段階で、これから取り組む準備に入 っております。   よろしくお願いいたします。 〇副議長(三田敏秋君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 私は、山北町の奨学金制度については、従来のあり方で、非常に大学生ある いは高校生、多額のお金を貸し出し制度を基本的にはつくったわけであります。大学に7万というあ るいは短期大学月5万円、こういう広大な額になりますと、今村上市の中学校の生徒の数を見ますと、 来年卒業される方が655名いるのです。この方が利用していただく方法等にもあります。所得のある 方には出せないとか、そういうことは別としまして、大勢の方々に利用していただけるようなあるい はこの回収できるまで、いわゆる高校3年、大学4年となりますと、7年、さらにはいわゆる償還期 間を1年なり2年据え置きますと、12年ころでないと返ってこないわけです。ですから、そういうこ とを十分、今のお話ですと検討委員会、策定委員会をつくるということでありますから、ぜひとも慎 重にこれしていただきたい。教育は、これは大事なことは皆さんご承知のとおりでございますけれど も、余り財政破綻にならないように、ひとつその辺有効にみんなが使われるようにご配慮した策定委 員会で審議していただきたいと、こうお願いをいたします。   次に、地域審議会について、これは市長の3ページでございました。これは、市長の説明聞いて いきますと、地域の意見を政策に反映できるような仕組みづくりを行ってまいりたいと、こう言われ ております。   そこで市長、例えば地域審議会というのは、市長の諮問機関であります。あるいはその地域審議 会でお願いが来たことを市長が判断して、いわゆる行政に反映していくのか、これ随分違うと思うの です。いわゆる向こうから案をかけるのと市長から諮問するのでは、行ったり来たりの違いですから、 その辺をちょっともう少し詳しく教えていただきたいと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お答えいたします。   この地域審議会につきましては、各市町村からそれぞれの委員が出てまいりました。その中で、 その地域にどのような位置づけの地域審議会を目指すのかということでございますが、私どものいわ ゆる行政に対して、当然のことでありますが、意見を具申していただいたりあるいは私どもがつくっ た基本計画あるいは行政改革大綱等についての意見を述べていただいたり、また地域がどのようなこ とで今進んでいるのかというようなことあるいは地域がこのようなことで困っているので何とかして いただきたいというような非常に多くの分野にわたってご意見をいただいていくようなそういう機関 と私はしていきたいと考えています。 〇副議長(三田敏秋君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 地域審議会もう発足しているのだと思いますが、恐らく全旧市町村でつくる のだと思いますが、このメンバー構成の数というか、そういうものがわかりましたら。 〇副議長(三田敏秋君) 企画部長。 〇企画部長(小田貞明君) 今市長が申し上げましたとおりでありますが、基本的にこの地域審議会 につきましては、いわゆる市の附属機関という位置づけでございます。そうした中で、その役割につ きましては、市長からの諮問ももちろんでございますが、審議会として独自に必要な調査、検討をい たしまして、具体的なその提案を市長に対して出すこともできるというような広範な役割を持たせた ものになってございます。   それから、各旧市町村の区域5カ所に設置をいたします。その人数につきましては、一応規則上 15人以内という表現がされてございますが、自由な意見をいろいろ出し合って、さらにはその結論が 得やすいといいますか、話の議論のまとまりとかそういったものを考えたときには、12名が最善では ないかというような考え方の中で、現在5協議会につきましてそれぞれ12名ずつの委員を委嘱いたし まして、近々第1回目の協議会を開催する日程調整をしているところでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) その審議会は、ぜひその地域から声が上がってくるように、またいろいろ地 域の事情がこの本所でわかるようにひとつしっかりと指導していっていただきたいと、こう思います。   そこで、市民、いわゆるこのメンバーが出ているわけなのですから、小さく言えば旧町村も議会 でもいいから、そういう方々のいわゆる市民に教える方法、なるべく早い時期にそのことも教えてい ただきたい、何らかの形でいいです。市の配分人数の中で5人、ひとつ教えていただきたいと、こう お願いを申し上げます。   次に、交付税についてお伺いをしたいと思います。一般会計の交付税ですが、今年度113億7,700 万だということで、新聞にも載りましたし、施政方針の中でもございました。いわゆるこの交付税と いうのは、6月、いわゆる5月までの皆さん方の推測によって算定された交付金額113億7,700万とい うこの交付税の金額、今予算ができたわけですね。総額298億8,000円予算ができておりますが、この 交付税がこれから増すということは考えられるのでしょうか。その辺、市長どうですか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お答えいたします。   増すか減るかあるいは特別交付税がこれからどのような経緯で推移していくかというようなこと については、担当部局から説明をいたさせます。 〇副議長(三田敏秋君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) 交付税が増えるか減るかということでございますけれども、交付 税そのものは毎年の地方財政計画の中で定められるものでございます。今年度は、若干国のほうでは 予算というのですか、増えておりますけれども、実際村上市のほうに配分されるのかどうなるかは7 月、今年度の算定結果を見なければわからないのが実情でございます。 〇副議長(三田敏秋君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 普通7月中にいわゆるこの調整をしてきちっと決まるわけです、交付金は。 それで、これは県が最終的には調整すると、こういうことになるわけですが、私の質問したいのは、 この予算の中で財政調整基金を4億取り崩しているのです。それで、交付税が増した場合、この財政 調整基金に戻すのか、それとも新しい事業を考えているのか、その辺はどういうふうに考えています か。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お答えいたします。   交付税が増したりあるいは事業等で余剰ないわゆるお金が出てきたら、財政調整基金に戻し入れ をしたいと考えています。 〇副議長(三田敏秋君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) ぜひ財政調整基金が減れば減るほど運営がしにくくなるわけでありますから、 ぜひそういうような予算づけをしていただきたいとご要望申し上げます。   次に、下水道についてお伺いをいたしますが、ごらんのように5月27日の新潟日報に新潟市の下 水道のいわゆる接続率、これしかし大きな見出しで、しかも私ども見まして、これから下水道を経営 していく、補っていくということになりますと、非常に私どものこの地域も心配をされる点がありま すので、下水道のこの接続率についてお伺いをしたいと思います。   それで、これは担当部長でもいいのですが、村上市今全体の接続率を見まして、まあまあこれな らいいわとか、いやいや、もっと運動して接続してもらわなければ困ると、このままであれば破綻す るとか、そういう感触を、市長でもいいのです、担当部長でもいいですが、どう考えているか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全体的なことを私から申し上げまして、細部については部課長から説明いた させます。   ご案内のとおり下水道整備率については、5市町村非常に大きな差があるわけでございます。特 に旧村上市と旧荒川町においては下水道の普及率が非常にまだ低い状況でありまして、これから予算 が配付されておりますが、多くの予算を投入していく事業の1つであるというようなことでございま すけれども、しかし同じ市になって下水道の普及が進んでいるところと進んでいないところが差があ るということは決していいことではありませんので、早急に下水道をこの旧村上と旧荒川の事業を進 捗していきたいと、そのように考えております。   普及率は今言ったとおりでございますが、接続率、要するに下水道事業ができたけれども、接続 して加入しているかどうかというご質問だと思います。それでよろしいのですか。           〔「はい」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) それでは、担当部課長から説明をいたさせます。 〇副議長(三田敏秋君) 上下水道部長。 〇上下水道部長(鈴木文雄君) それでは、旧村上市の全体の接続率、水洗化率と言っていますけれ ども、これは19年度末の見込みで61.5%と見込んでございます。それで、市長も申し上げましたとお り、整備はいたしましても接続しなければ下水道の効果が出てきませんので、その辺の加入促進につ きましては我々のほうで皆さんに加入を一日でも早く加入していただけるように努力してまいりたい と思います。 〇副議長(三田敏秋君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 部長、加入を促進するということは、なかなか問題があるから新聞に出るの だ。いわゆる昔の浄化槽を持っている方あるいは例えば旧山北町に話を戻しますと、いわゆるひとり 暮らし、ふたり暮らしの世帯が多くなってきているのです。そうしますと、加入したくとも加入を新 しくできない状況に陥っているのです。これを皆さんが行って、手振ってもあるいは頭を百度下げて もなかなかつないでもらえないというのはあろうかと思うのです。それが新潟のこの新聞なのです、 新潟日報、新潟新聞。   それで、私もきのう、おととい、市から資料もらったのを見ますと、いわゆる朝日村ですらまだ 63%です、全体加入率が。そうしますと、これは経営にならないでしょう。特に荒川町、村上、これ 悪いのです、現実。私の旧町を言うわけではありませんけれども、山北町は53年から下水道に取り組 んでいまして、長い時期に100%加入しているのです。ですから、加入率が81%いっているのです。 しかし、これから村上も普及させなければならないです。市長も言うように、下水道整備は、これは この市の私は最も急ぐべき、金さえあれば、早くやるべきだと思っています、そういうことですが。 何としても加入を促進しなければ、接続してもらわなければ、これ市の財政をどんどん食べてしまう のです。ですから、その辺を再度市長にお聞きしますが、どういう……今部長さんの話もよくわかり ましたけれども、ただお願いする、それだけで本当に普及率を80%まで全体村上市というものを上げ ていくには並々ならない努力だと思うのです。その辺いい方法を市長考えあったらひとつ教えてくだ さい。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今仰せのとおりでございまして、議長の出身、私の出身である旧山北におき ましては八十数%の加入率、残っている世帯は老人のみ世帯あるいは、また将来引っ越すので要らな いといった方々で、ほぼ100%に近い加入率になっておるわけでございます。そこに持っていくため に、非常に多くの労力を使い、そして努力をしてようやくなったわけでございますので、今旧村上市 61.5%、決して高い数字ではない、低いほうの数字であるということでありますので、何としても下 水道部で、係で、全体で加入促進をお願いしていかなければならない、まずそれが第一であろうと。 足で行く必要があると考えておりますし、それではもうだめなようであれば、やはり何らかの形で委 員会等をつくるなり、民間も交えた中で加入促進をしていくべきではないか。議員おっしゃるとおり、 非常に足かせになる可能性があります。幾ら私どもが財政改革して節約いたしましても、こういうと ころで足かせになると非常に行財政が圧迫してまいりますので、徹底的にやる必要があると、そのよ うに考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 民間もというお話ございましたけれども、ぜひとも区長さん、総代さん、そ ういうところに声がかりをしていただいて、一軒でも多く接続していただくような努力をしていただ きたいと、このように申し上げます。   次に、活力と魅力に満ちた都市づくりということで、いわゆる農林漁業、いわゆる1次産業、そ れで今まで国県行政でやってこられた振興策は、これは2日の日市長から施政方針でお聞きしました。 私は、この新村上市、これは新潟県一を占める市なのです、いわゆる面積は。これ11万7,400ヘク タールあるのです。その中で、山林の面積、いわゆる植林された面積、これはちょうど旧山北町が田 も家も川も砂浜もちょうど埋まったとき2万8,000ヘクタールですか、植林されているわけです。そ ういう中で、田は7,000町歩あるのです、7,000町歩、7,000ヘクタール。それが圃場整備をされて岩 船米の産地としてこの地から米が送られているわけでありますが、それからまた一面、漁協、これは 日本海に面して50キロの海岸持っているのです。その中で岩船漁港あるいは 寝屋漁港、大きな漁港 2つありますし、そのほかに市の漁港結構ありますよね。その中で水揚げされている量は新潟県一と も言われるわけだ。それで、従来今までやってきた、いわゆる昔の市町村でやってきた1次産業の考 え方、経営を、1次産業に対する考え方を国、県に頼った方法でいいのかどうかというのが私は疑問 なのです。   いわゆる市長に聞きたいのは、独自のこの村上市という市の中で、市の独自の1次産業をこれか ら活力つけるあるいは付加価値をつける、これは合併市の基本計画にも20ページに載っているのです、 このことは。なかなかそれから合併してもこの問題は大変な問題だよと取り上げられている。このこ とについて市長は、新しい方法をこの1次産業、農林漁業、このものについて考え持っていますか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お答えいたします。   全く仰せのとおりでございます。5つの市町村が合併いたしまして、中心地である村上が栄える のも商店街が栄えるのも周辺の第1次産業であります農業、林業、漁業が活況を呈すことが私は第一 条件であると考えております。   農業については、私はやはり米をつくることは知っております。そして、それをいかにして付加 価値をつけて、1,000円でも2,000円でも高く売る組織をつくるべきだと提案をいたしております。行 政、農協、生産者、3者が一体となって岩船米を1,000円でも2,000円でも高く消費者に届ける、どう して売っていったらいいか、そういう組織を3者で立ち上げようと今呼びかけているところでありま す。   私が経験をいたしましたところ、やはり岩船米はまだまだブランド化にはなっていない、薄いと いうことでございまして、しかしながら村上市岩船郡からよそへ出ている、日本全国に出ています。 そういう人たちをターゲットにしたら、そういう人たちはやはり岩船産米を食べていただく可能性が 非常に高いというようなことも聞き及んでおりますので、まずその人たちをターゲットにして私は岩 船産米を売る方法を考えていくべきだろうと、そのようなことを今JAさんと話し合っているところ でございますので、それらについて取り組みを強化していきたいなと、そのように考えております。   林業についても、非常に厳しい現況であります。しかし、この林業につきましても、県内屈指の 生産地でございます。越後杉のほとんどを60%以上70%近くをこの圏域から搬出しておる地域でござ いますので、これらについても予算にも上げておりますけれども、いわゆる地域産材を使った場合に は奨励補助を出すというような取り組みもしていかなければならないと思っておりますし、また公共 事業等についてもやはり木材を使っていく必要があろうと、そして消費を拡大し、そして林業の元気 さを取り戻していかなければならないのではないかと考えております。   また、漁業につきましては、ご案内のとおり今新潟県1つの新潟漁業協同組合になりました。し かしながら、この圏域のいわゆる漁獲につきましては、非常に高い漁獲量を誇っております。特に寝 屋漁港につきましては、自前水揚げが非常に第1位に近い水揚げをやっているというようなことで、 一生懸命に取り組んでおりますので、私どもも港の整備あるいは漁場のいわゆる稚魚を放流したり、 そういうところにも力を入れて協力態勢をとって、何としても第1次産業の活況を呈していきたいと、 そのように考えていますので、ご理解をいただきたいと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 私は、この米一粒にしましても、例えば粉にしていいのかもちにしていいの かたくさんあると思うのです。木でもそうです。魚もそうなのです。加工していいのかあるいは今市 場で自分たちがとってきた魚が思うように高く売れない。私は、そういういわゆる付加価値をつける 1次産業、米も木も魚も付加価値をつける、そういうことを研究するプロジェクトをつくっていくの です。そして、この加工なりあるいは生産されたものを付加価値をつけるやはり私は工場をつくるべ きだと思うのです、それがいいのかどうかは別です。プロジェクトをつくって本気になって取り組ま ないと、これは1次産業は大変なことになります、この村上市は。このいわゆる一つの会社というか 加工場をつくることによって、雇用の場も創出するのです。そういうことが私は考えられますが、市 長としてそのプロジェクトチームとか、そういう今言う組合とか農協とかそれは聞きましたけれども、 ただ漁協、森林組合、農協だけではなくて、専門的な分野から、金出してもいいですから、新潟大学 のれっきとした人、地元の優秀な人、若い人、そういう人を入れて、そしてこの新村上市〔質問終了 時間5分前の予告ブザーあり〕の農林業をどうするかということが私は賢明だと思いますが、市長ど う考えますか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりだと考えております。   米価につきましても、非常に今低いような状況でありますが、しかしながら今最近脚光を浴びて いるのが米パンとかそういうようなものもつくれる、つくっても売れる、おいしいというようなこと を聞き及んでおりますので、担当部局を通じまして早急に関係者との協議をいたすような体制に入っ ていきたいと、そのように考えていますので、よろしくお願いをしたいと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) これは要望ですが、時間が来ましたので、要望しますが、昨年までは3月定 例会でこの予算が成立をされておりました。いわゆることしは合併のために3カ月遅れているのです、 予算成立が。   そこで、いろいろいわゆる労働者も企業者も商社も大変困っておる。ですから、ぜひこれ6月の 定例会で予算が成立した際には、できるものを早期発注、そして失業されている労務者ももう7月か ら働けるようにね、そういう仕組みをつくっていただきたい。   それから、市長も含めて、職員の皆さんに申し上げますが、安い経費で最大の効果を出すという のは、今始まったことではないのです。これは昔からなのです。ですから、この気持ちを忘れないで、 予算をつくるときもあるいは予算を執行される際にもぜひとも再点検をして、我々銭から始まるので すから、ぜひとも大事に私は使っていただきたいと、こう思うわけです。   それから、合併は手段であります。これからが大変なのです。私は、新村上市の発展と市民7万 人の幸せを進めるためには、行政の皆さんはもちろん、もちろんでありますが、行政も私ども議会も 市民も一体となった市づくりをやらないとこれはとんでもないことになりますので、私は最後にこの ご要望を3点を申し上げまして、鷲ケ巣会の代表質疑を終わらせていただきます。   本日はありがとうございました。 〇副議長(三田敏秋君) ご苦労さまでございました。これで鷲ケ巣会の代表質疑を終わります。   午前11時まで休憩といたします。           午前10時45分  休 憩                                                        午前10時59分  開 議 〇副議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(三田敏秋君) 次に、清流会の代表質疑を許します。   11番、平山耕君。 〇11番(平山 耕君) それでは、清流会を代表して質疑を行います。   先ほど板垣さんが会のいわれについて説明をしましたので、私もそれに倣って若干説明を申し上 げたいと思います。私どもの会は、村上の中に流れております荒川と三面川のいわゆる清流がありま すけれども、そこから取りました。その川の流れのようにとうとうとした中で、村上の議会の本流に なりたいという願いを込めてつけたものであります。きょうは、会の会派の長が議長ということで議 長席に座っておられますので、私がかわって質問を行います。   市長は、施政方針表明の中で、ことし7月、北海道洞爺湖において主要国首脳会議が開催され、 その主要テーマの1つである環境、気候変動に連動して、地球の環境問題が大きく取り上げられよう としているが、地方都市においても生活の利便性の向上と二酸化炭素排出量削減のバランスをとるこ とが大変重要な課題として受けとめなければならないと述べておりますが、これについて質問します。   所信表明の中で、今年度において環境基本条例の制定を予定しており、条例制定後は速やかに環 境基本計画及び地球温暖化防止地域実行計画の策定に着手しますと結んでいますが、具体的にはどの ような形で進められるのか教えてください。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 環境問題は、非常に今全世界、そして日本、大きな問題となっておるわけで ございます。当然まだまだ大丈夫かなと思っているこの私たちの村上市もそうは言っていられない。 早急に対策を講じていかなければならないということで、今おっしゃるような方向で進んでいきたい と考えております。   詳細については、部課長から説明をいたさせます。 〇副議長(三田敏秋君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) それでは、お答えいたします。   今の議員のおっしゃったことにつきましては、し尿関係、ごみの処理の関係につきましては、や はりこの排出業者、処理業者につきまして適正な処理の推進と再利用の促進というものを掲げながら 実施していきたいと思っておりますし、し尿関係につきましても収集業者、浄化槽の維持管理業者の 指導に努めるということでございます。これらを含めて、この条例をつくりまして、計画をつくりま して実施していくという運びになっております。 〇副議長(三田敏秋君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) それについて、ごみだけの問題ではなくして、例えばこの間については多分 環境衛生課が中心となってまとめていくものと思いますけれども、そこに農林水産課とか政策推進課、 都市計画課、商工観光課、建設課、教育課、各課の横断的なメンバーで、それとそれにいわふね地域 エコセンター等の民間有識者も交えた策定メンバーにして、その専門的な知識を生かしながら条例を 策定すべきではないかと思うわけです。   というのは、多分これからの村上市において、このことが大変重要な問題になってくるのではな いかと思われるわけなのです。また、二酸化炭素削減というものすごい重要テーマがあるのですけれ ども、それについての具体的な取り組みについてはどのように考えておられるのか質問します。 〇副議長(三田敏秋君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) それでは、私のほうから森林林業あるいは農業関係についての取り 組みをご報告申し上げます。   この法律は、平成15年から20年まで10カ年の計画の中で6%削減していこうというようなことが 京都議定書に盛り込まれたわけでございます。そんなことで、私ども林業関係につきましては健全な 森林の整備ということで森林交付金の関係の事業あるいは間伐対策、これらを含めて林業における二 酸化炭素の吸収抑制をしていこうというような考え方で今取り組んでいるわけでございます。6%と 言いましても、現在は6%をはるかに超えているようなものが現実だそうでございまして、これらを きちっと林業は林業なりでひとつ目標数値を上げながら、具体的には総排出量の3.8くらいは林業で 吸収していこうという県の方針も出ていますので、これらに向けた施策を展開していきたいというこ とで考えております。   以上です。 〇副議長(三田敏秋君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 先ほど申し上げた二酸化炭素削減の問題なのですけれども、具体的に例えば 以前私神林議会におったときにいろいろかつてのことで質問したことあるのです。この岩船地方の海 岸線というのは、非常に風力発電に適した地域であるのです。現実に旧紫雲寺町ではやっていますけ れども、ただ採算ベースに乗らないというのが非常に欠点でありまして、なかなか難しい問題で、そ のときは話だけで終わったのですけれども。今こうした環境エコの問題にものすごい風が吹いている わけですので、今がその風力発電をやるときではないかなというような気がするわけであります。   以前東北電力と鹿島建設でもって共同で調べたことがあるのです、風についての。十分風につい ては風量、風速とも十分であるとの結論が出ているのですけれども、そのインフラ整備とかあるもの ですから、なかなか事業化には至らなかったという経緯があります。そういうものをこれから考えら れないかということと、例えば庁舎の中に使われる車をガソリン車からエコカー、いわゆるハイブリ ッド車とか電気自動車に変える考えはないのかどうかというのを聞きたいのですけれども。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 風力発電についてお答えをいたします。   風力発電は、風がなければ発電しないわけです。どこで調査したのかはわかりませんけれども、 例えば山北地区、旧山北町でも全部調査結果がございます。該当するところは余りなかったです。多 分ほかの市町村でもそれなりに調査結果があるのではないかと思います。あれは風が余り強くてもだ めなのです。ちょうどいい手ごろの風が吹いてくれなければならないというような条件があるはずで あります。もし適地があって、発電量が多くて、公共施設にそれを使って、そして残りを売電できる、 そういうようなところがあれば、やはりそれは考えるべきことであると私は考えておりますので、早 速旧市町村単位でそういうような調査結果が出ているのか、神林は出ているのですか、ちょっとわか りませんけれども。私どものまちはもうやっておって、それは採算ベースに乗らないし、ちょっと無 理だと、この風力では無理だという結果が出ているので、早速5つの市町村の調査結果があるのかな いのかも含めまして調査をしてみたいと。もし適地があるということであれば、今お知らせいただけ ればその地域を中心に調査をしていきたいと考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) ご質問の風力発電のことについてでございます。議員具体的 に岩船の周辺の前の取り組みの話をされましたので、それに関連しましてちょっと私のほうから申し 上げます。   確かに業者を含めまして、地元の方が調査をされました。すこぶる風の方向が一定で、それなり にいい条件であるというようなデータだと業者のほうからも話ありました。この近くでは、糸魚川の 周辺、それから北では酒田を中心とした最上川周辺のところ、数多くの風力発電を今実施しておりま す。当時地元でそのエコの取り組みの象徴としてその風力発電をやりたいのだというグループがござ いまして、当時の村上市のほうにもご相談に来られました。最終的には、議員言われるように経営的 に成り立たなければならないわけでございますので、事業主体となるところの、いわゆる発電量を幾 らで買っていただくというところの折り合いが最終的に東北電力等の売電の単価が安くなったもので すから、それにかわるいわゆるグリーンの政策でそれを自分のところがクリーンなエネルギーを使っ たことができるという、企業に買っていただくというようなこともあわせ持って検討いたしました。 その折り合いがつかないのが1つ。   それから、東北電力のほうが抽選で売電を定めるというようなことがございまして、すべて手を 挙げたところが東北電力買っていただけるという状況に当時ございませんでした。十幾つあった中で、 ここは幾つかプラン出した中で抽選自体にも漏れたということと1,500キロワットのつなぎ込みの電 力等の処理がいま一つ整理がついていないというようなことで、当時立ち消えになった経緯がござい ます。   今先ほど申し上げましたように、いろんなところでその風力発電のものまたは規模の大きいもの でなくても、公共施設のところにつける等の設置は今後も検討していかなければならないと思います けれども、大型の風力発電については、最近の建築基準法の改正等ございまして、一定の面積以上の 柱のあるものについては、超高層ビルと同じような事前の調査が必要、それをクリアしなければなら ないという形に今現在になっていまして、ここ一、二年計画した風力発電自体が計画までなかなか年 数がかかる、申請認めていただくまでになかなか難しい条件になってきたという状況もございます。 それらの全般検討して、先ほど部長言われたこれからつくる環境基本条例等で方向性を出して、具体 的な実施計画の中にそれらを整理していくことになるのだろうというふうに思います。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もう一点でございますが、エコカー、全くいいことです。やります。   というのは、この後小田信人議員からいわゆる家庭用廃油あるいはスーパーの廃油、大型商店の 廃油を利用して、それをガソリンのかわりに使っている、使える時代になったということでご提言が ありますので、その中で詳しくご答弁をさせていただきますけれども、当然のことながらそういうよ うな感覚のもとにやっていきたいと、そのように考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) NPO法人のいわふね地域エコセンターは、理事長、加藤治郎さんを中心と して、EM菌を利用した水の浄化に取り組んでおります。村上市にあります清水川あるいは大竜寺川 の浄化等に一定の成果を上げられております。また、上海府の海岸沿いに大量のEM菌を投入したと ころ、昭和30年代後半においてとれなくなっていたテングサが復活するという明らかに自然環境の改 善向上に異変が生じたという例もあります。   現在市は、村上ロータリークラブの協力で石川の浄化に取り組んでおられます。川の上流3カ所 から温泉熱を利用してバイオしたEM液を流し込んでおります。その目標は、石川下流において昔、 昭和30年代とれたシジミ貝の復活なのです。その効果はまだ見えていないわけですけれども、また大 河の一滴にしかすぎないかもしれませんが、これが2年後、3年後において本当に実現したら、河川 浄化の全国的な一つのモデルになるだろうと思うのです。それというのは、そのことが地域住民また はあしたを担う子供たちの啓蒙活動に大きく貢献するだろうと思われるのです。要は、その事業その ものが目的ではなくて、いかに地域住民に自然環境の大事さをわかってもらうこと、啓蒙活動を図る こと、これが大事ではないかと思われるのです。一つのモデルをつくり、全市民がそれを目標にしな がら環境問題を考えていくのではないかという次第なのです。   広大な面積を持つ新村上市のキーワードは、全市民が一丸となって取り組む環境への配慮と循環 型社会への構築であると思いますけれども、市長の考えは。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりであります。私もEMについては非常に興味を持ちまして、 以前から取り組みをしていきたいなと思っておりまして、今おっしゃいました取り組みをしている 方々に敬意を表したい、活動に対しまして感謝を申し上げたい、そのように思っております。その活 動については、私ども市といたしましても協力できるところは協力をしていきたいと考えております。   しかし、子供たちが使うプールにEM菌を入れたら非常にいいというお話がありまして、それを 試行しようと思ったのですが、非常に問題がまだあるのです。まず、試験結果がないということです。 調査結果もない。そして、それ入れることによってアトピーが治る子供たちもいるでしょうけれども、 逆にその作用が出てくる子供たちがいたらどうするかというような大きな問題も障害になりまして、 やっているところもありますが、私どもはしなかった経緯があります。   しかし、河川とかいろいろな面あるいは農業とか非常に多く使っている方々がいますので、それ こそ循環型あるいはそういう環境を考えるときには、手段の一つであるということは間違いないわけ でございますので、これからもその方々と連絡を取り合って、協力できるところは協力していきたい と、そのように考えています。 〇副議長(三田敏秋君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 今のことについては、ぜひとも全部というか、環境課ばかりでなくて、各課 の職員にも指示徹底されるようにひとつお願いします。   環境に関してのもう一つのかぎは水だと思うのです、水です。先日4日の日でしたか、山北地区 大毎集落の吉祥清水が平成の名水百選に選ばれました。そのほかにも日本一の清流荒川やそれに劣ら ぬ三面川、そしてその伏流水を使った水道水は文句なしに一級品であります。全国的にも誇れる財産 だと思います。そして、このおいしい飲み水、特に村上の水はおいしいのです。おいしいと思います。 これはだれもが認めております。この大切な水資源こそが新生村上の大きな武器になり得ると思うの です。しかし、これとて地域住民の意識の向上がなければ守れるものではないわけです。   私が知っています福井県大野市は、村上と非常によく似た町並みですし、まちなのですけれども、 非常に水を大切にしておりまして、条例により、雪深い地域なのですけれども、消雪パイプが禁止さ れております。そして、井戸水が水道水に使われており、冬行っても非常に温かい水が……温かいと いうか、水が飲めます。非常においしいです。そして、まちの真ん中に飲めるような清流の小川が流 れているのです。そこでやはり洗い物とかもしているわけです。例えば山北の大毎集落の、言ってみ ればそこに流れている水が村上のまちの真ん中に流れていると思っても過言ではないと思います。そ れは、すべてやはり地域住民、その条例は何でつくったかというと、地区の主婦の方たちが地下水が 枯渇して、これではいけないということで立ち上がって、市議会に請願してその条例をつくったと、 制定したというような経緯があるそうです。だから、それを見ても、水は悠久のものでもないし、い つまでもこの状態が続くわけがないと、こう思います。そんなことで、この村上の大きな宝である水 を守っていく、次の世代につなげていくというやはりものの取り組みも必要でないかと思いますけれ ども、市長、考えをお聞かせください。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 水がなぜおいしいか、なぜ名水百選に選ばれたような水があるか。これは、 大毎地区だけではなくて、ほかの地域にもあると思います。まだまだ多くあります。おいしい水が出 る、清水があるということは、とりもなおさず地域の人たちが山を守っているからなのです。山を守 り、森林を守っている。そして、そこに森ができるのです。森ができるということは、多くのミネラ ルもそこからわいてくるのです。それでおいしい水が確保されている。   そして、もう少し話をさせていただくと、それが川を伝って海に行くのです。ミネラルを豊富に 含んだ水が海に入って、今度は魚、海草、すべての海洋植物の我々の地域はえさになっておる。です から、この地域の魚はおいしいということになってくるので、非常に平山議員がおっしゃるとおり大 切な水であります。   大毎集落では、もう行政がやる以前にそういうようなしっかりとした水に対する基本的な集落の おきて、今おっしゃった条例みたいなものをしっかりと持っているのです。そして、水を守っている のです。そういうところが各地にもあると思います。   ただし、村上市街地でそういう条例をつくってやったらどうかという話になってくると、これは 非常に難しい問題が私はあるのではないかなと考えております。あるいはまた、村上市街地ではなく ても、中心部、例えば山北であれば府屋地内で今言ったいわゆる消雪パイプをやめて水を守ろうでは ないかというようなことになってくると、非常に難しい問題があるし、大毎のような名水を村上市街 地に流そうとしてそういった条例をつくったらいいかということでございますけれども、それにも非 常に多くの問題が私は生じてくるということで、今ここで「はい、そういうふうにいたします」とは とても言えるような状態ではありません。   しかしながら、そういうような地域地域ごとに自分たちの地域にある宝である水、それを守って いる、そういうような条例を規定をつくってやっているところがあるということは間違いありません ので、そういう地域がどんどん、どんどん多くなるように行政としても指導していきたいし、お願い をしていきたい、そのように考えていますので、どうか議員の地区でもそういうような活動をしてい ただきたい、そのように考えています。 〇副議長(三田敏秋君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 環境問題はこれくらいにして、次に高度情報基盤整備について伺います。施 政方針の中では、地域間の格差是正に大きく貢献する重要な社会基盤であることから、電気、通信事 業者等の協力を得ながら順次整備を進めていくとありますけれども、今年度については継続事業であ る山北地区にしか予算配分がされておらず、同じく継続事業であり、合併協議会の基本計画に登載さ れていて、平成20年から21年、2年かけて整備予定の神林地区には予算がされておりません。神林の 場合、平成14年から16年にかけて光ケーブルの架線を敷設し、本局、支局、子局等の整備がなされて おります。学校間とか子局のある集落センターには配信されていますけれども、各家庭までには光 ケーブルは引かれていません。これでは「仏をつくって魂入れず」ということわざがありますけれど も、住民にとっては何にもならない施設になっていまして、それでいて年間1,200万以上もの管理経 費がかかっているわけでありまして、一日も早い整備が待たれるわけです。財源不足でできないのは よく理解をしておりますけれども、そのほか何か理由があるのでしょうか。また、整備はいつころに なるのか、そしてそのめどはあるのかどうか教えてください。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 神林地区においては、決してやらないということではないのです。お金がか かるからとかそういう問題ではなくて、今平山議員がおっしゃったように、神林地区はそろっている ものはそろっているのです。電話はまず農集電話が全部の家庭に入っているところです。今おっしゃ ったように光ファイバーも拠点拠点までは入っている、あるいは防災無線についてもそうだと。です から、効果的にやるには、効率的にやるにはどうしたらいいかということをもう一回神林地区の皆さ んと話し合って計画する必要がある。そして、効率よく着手していく必要があるということで、計画 をつくらせていただきたいということでございますので、詳細は部局長から説明をいたさせますが、 決してやらないということではないので、非常に進んでいるところは進んでいるのです、神林地区は 今でも。必要ないものもあるのです。その点を整理統合をして、新しい計画のもとにやる必要がある のではないかということでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 企画部長。 〇企画部長(小田貞明君) 神林地域の関係につきましてでございますが、議員おっしゃるように神 林地区にはいわゆる地域イントラネットと言われるものが整備されております。これは、いわゆる公 共施設を結んだ情報通信基盤ということになりまして、すべて公共施設を光ファイバーで結んで高度 な超高速のインターネット等のサービスが既に開始されているわけでございます。   次の段階で、神林地域、当時の神林村の計画といたしましては、次の段階に各世帯までそれを延 長するというような基本的な方針、構想のもとに整備をしてきたというふうに聞いておりますが、い ろいろ財源の問題等で先送りになってきたというふうに理解をいたしております。   合併協議の中でその積み残しのものを合併後新市の中で取り組んでほしいということで協議なさ れまして、議員おっしゃるように基本計画、合併市町村の基本計画の中にも位置づけをしたことはお っしゃるとおりでございます。   しかしながら、新市の初年度の予算編成に当たりまして、平成20年度の予算に計上しなかったわ けでございますが、その主な理由としては何点かありますが、基本的なその事業の実施方針、実施計 画、詳細な事業内容がまだ決められていなかったというところがございます。さらには、利用料金あ るいはランニングコストの積算、そういったものについてまだ基本的な整理がされていないという状 況の中で、平成20年度に直ちにこの事業に着手するということは非常に問題が多いと。財源となるも のにつきましては、今のところ地方債等に頼らざるを得ない状況でございますので、地方債等の申請 といいますか、協議の中で県等のご指導もいただきながら、今年度20年度の予算に計上しなかったと いうことでございますので、ご理解をいただきたいと思います。   また、今後のことにつきましては、先ほど市長が申し上げましたように、情報通信の基本的な計 画を今年度中に策定をいたしまして、その中でさまざまな問題を総合的に検討をした上で実施計画を 立てて取り組んでまいりたいというふうに考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) それはあとどのくらいかかるわけですか。ある程度住民説明の仕方もあるも のですから、おおよそでいいですから何年後とか、今のところわかった段階で教えてもらいたいので すけれども。 〇副議長(三田敏秋君) 企画部長。 〇企画部長(小田貞明君) 朝日地域、それから山北地域で実施されました事業がございますが、そ れと同等のものを整備すると仮定したときに、およそ7億円の事業費を予定されてございます。ただ、 今ほど申し上げましたように、基本計画を策定の中で具体的に検討させていただきますので、実施年 度等につきましては今のところ申し上げられる段階ではないということでご理解をいただきたいと思 います。 〇副議長(三田敏秋君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) はい、わかりました。   最後に、雇用対策の推進についてでありますけれども、当地域の最大の問題点は若者が意欲を持 って就業できるような雇用の場が余りにも少ないということです。そのために仕方なくニートやフ リーターになっている前途ある若者が大勢います。そのことがひいては結婚難や少子化につながって おります。   施政方針の中で、新たに全国75カ所で国が進める地域若者サポートステーション事業の一つに認 められ、市内高校や企業、NPO法人などと連携を図り、国と協調しながらより実効性の高い事業を 実施していくということがありますけれども、それは具体的にどのようなことを指すのか教えてくだ さい。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 仰せのとおりでございまして、この管内非常に求人倍率が低い地域でござい ます。それを何としても解決をしていかなければならないということで、まず1つは工場誘致をする ことも当然のことながら考えていかなければならないと思っておりますし、また今既存している企業 に対してもっと雇用の拡大をできないかということもやはりお願いをしていく必要があると。積極的 に取り組んでいきたいと考えております。   後段については、部局長から説明をさせます。 〇副議長(三田敏秋君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 今ほど議員がご質問されました地域若者サポートステーション事業につ きましては、18年度から国でニート、フリーターの若者の職業自立支援というようなことで、NPO あるいは企業等に委託を〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕しまして、その事業を展開してい ると。当地域においても、株式会社アルプスビジネスクリエーション新潟という会社なのですが、そ ちらが国の委託事業を受けて、勤労青少年ホームを拠点にさまざまなカウンセリングあるいは自立支 援セミナー、保護者の相談会等々を開催をして、若者の雇用に結びつけるという事業を展開するとい うことであります。なおかつ市としても、それらの事業と一体になりまして、市独自でも自立支援の ための予算を計上しながら実施をしていこうということで、この7月1日からそのサポートステーシ ョンを開設するという予定で今おります。 〇副議長(三田敏秋君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 時間もないのですけれども、手短に言いますけれども、朗報として、村上工 業団地にあります新潟ジャムコが増設または新設工事が終わりまして、6月中に竣工の運びとなり、 男子雇用型企業としては久しぶりに100人規模の雇用が生まれる。また、中国や東南アジアへ進出し た企業も日本回帰の動きもあると経済紙等で報じられておりますので、どうかひとつ企業誘致をして もらいたいと。また、その土地についても、交通の利便性の高い神林地域に工業団地があるわけです ので、あらゆる機会をとらえて、またあらゆる人脈を使ってぜひとも男子雇用型、女子雇用型の大き な会社を誘致してもらいたいと切に願うわけですけれども、市長、最後の答弁をお願いします。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 平山議員と同じ考えでございます。頑張ります。 〇副議長(三田敏秋君) よろしいですか。 〇11番(平山 耕君) 以上でいいです。 〇副議長(三田敏秋君) 大変ご苦労さまでございました。これで清流会の代表質疑を終わります。   午後1時まで休憩といたします。           午前11時37分  休 憩                                                        午後 零時59分  開 議 〇副議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(三田敏秋君) 次に、かけはしの代表質疑を許します。   7番、中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 議長の許しを得ましたので、会派かけはしを代表し伺うものであります。   なお、初めてでございますので、かけはしの名前でありますが、合併当初ということもございま して、市民、そして行政、議会と、そのかけ橋の役を担うということから命名をさせていただきまし た。また、先ほど来からの質問と重複することもあろうかと思いますが、ご容赦をいただきたいと思 います。   まず初めに、市長の施政方針の中に行財政改革の徹底と健全財政の堅持とあります。私は、いつ の時代でも行財政改革や健全財政は当然のことであり、民間であれば当たり前のことであると思って います。そしてまた、行財政改革に終わりはないはずであります。今回市長は、改めて庁内に行財政 改革推進プロジェクトを立ち上げるとありますが、具体的な計画等につきましては先ほどご答弁をい ただきました。このプロジェクトにどんな活動を指示しているのか伺います。また、その活動の中で 数値目標があるのかどうか、そしてまたそれらを糧として内部の意識高揚にどのように役立てるのか あるいはまた市民への情報提供はいかにするのか、まずお伺いをいたします。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お答えをいたします。   先ほどのご質問にもお答えいたしましたが、昨日に村上市行財政改革推進本部を設置をいたしま した。詳細等につきましては、関係部局から答弁をいたさせますが、この推進本部はすべての行政改 革、組織改革を網羅しております。非常に厳しい、時としては痛みを伴う改革になるという覚悟のも とで設置をし、そして検討をしていくという覚悟でございます。 〇副議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 午前中のご質問にもお答えしたわけでございますけれども、 議員のほうから数字の目標設定等あるのかということも踏まえた中で少しご説明いたします。   市町村合併の基本計画の中で行財政の取り組みについてはうたってあるわけでございますし、な お基本計画の後段のほうの財政計画の話の中に職員のありようについても触れてございます。ここで は、おおむね退職、先ほども大量退職あるというようなお話も申し上げたと思いますが、大量の退職 が今後見込まれる中で、採用についてはそのおおむね3割程度の採用にとどめるというような方針を 掲げてございますので、これらをもとにして、私どもではこの行革を進める中でまずもって、こうい うことをしていかなければならないでなくて、今申し上げたようなものが既に新しい市になるために うたってあるのではないかということがありますので、1つは持続可能な組織づくりをしていくのだ ということ、10年後においても。そういうものを目指した中で、市民にお約束いたしました3割補充 等によりまして、10年後にはおおむね人口100人に対して職員1人ぐらいを。そうしますと当然なる わけでございますので、これをやっていけるような職員体制を実現したいということをまず1つうた ってあります。そのためには、本所、支所を含めました事務職員の体制、保育園のあり方、消防、現 場、それぞれのところがどうあるべきかというのをまずもって検証しなければなりませんので、それ らを具体的に詰めるということでございますし、また何度も市長の答弁に出ていますように、広範な 市域でございます。これを市民サービス低下なくやっていくための組織というのはどうあればいいの かというところを組織のあり方を十分検討していくと。先ほど申し上げた職員の体制と相まって考え ていこうというようなことでございますし、さらに行政が自らやるだけでなくて、やらなければなら ないものを地域または市民の方にお願いしていることで、金銭的な支援をしている、補助金等がある わけでございますが、このありようについてはどうあればいいかというようなものも全般を含めまし てまずやろうということで午前中申し上げた大きくは4つの部会で具体的に進めるというようなこと で、確実な到達点を見いだせるような形でこの行革を進めたいというふうにきのう発足したところで あります。 〇副議長(三田敏秋君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 午前中ご答弁いただいた内容でありますけれども、先ほど申し上げましたよ うに内部の研修、意識高揚だけでは物足りないわけです。やはり一体感という説明をしているわけで ありますから、それを市民にもわかっていただくと。座談会なりあるいはいろいろな機会をとらえな がら市民への情報提供も必要ではないのかなというように思っております。   そこで、また1つ提案なのでありますが、現在市役所の経理処理が特別会計の上水道事業を除い ては単年度の収支のみをあらわす単式簿記であろうかと思っています。これを収支状況あるいは財産 の状況、また負債の状況等などすぐ読み取れる複式簿記を特別会計のみならず、一般会計にも導入し、 職員の意識改革はもちろんのこと、バランスシートの作成や財政改革につなげながら、市民の目や耳 にも訴えられる思いがするわけでありますが、複式簿記の導入等についてどのようにお考えなのか、 お聞かせいただきたい。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいまのご質問にお答えをいたします。   今採用しているのは単式簿記でございます。おっしゃいますように複式簿記となりますと、会社 の複式簿記と行政の複式簿記大きな私は違いがあるだろうと考えております。会社の複式簿記みたい に端的に数値が出てくるものでないものも多く含まれている、例えば道路とか財産とか。そういうも のも含めまして、やはりこれからはバランスシートあるいは損益計算書等をつくるような行政自治体 でなければ、つくれるような行政自治体でなければならないのではないかということは共通して認識 として持っておるわけでございます。特に特別会計におきましては、それが可能な特別会計もあろう かと思いますので、十分にこれから検討に入るだけの価値のあるものであるし、そういうふうでなけ ればならないと思っております。   ただ、企業会計みたいに純然たる複式簿記にできるかということになってきますと、非常に難し い面がありますので、それらも含めまして検討をしていかなければならないと、そのように考えてい ます。 〇副議長(三田敏秋君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) もう既に東京都あたりでは、特別会計でありますけれども、こういった複式 簿記を採用しているわけでありますので、ぜひともそういった方向でご検討いただければというよう に思うわけであります。   次に、長寿化社会の福祉、介護施設についてお伺いをいたします。村上市の高齢化率も現在新潟 県の平均と比べますと5%近くも上回っているわけでありますし、29.9%と言われております。また、 ひとり暮らしの老人や高齢者のみの世帯が年々多くなっております。さらに今後とも上昇が見込まれ るわけでありますが、これらの中にそういった介護施設への入居を希望されているいわゆる待機者が かなりおられるわけであります。   今国や県では、介護施設の建設については消極的と伺いますが、施設の建設について市長の考え を改めてお伺いしたいと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) このくらい高齢化が進んでまいりますと、行政自治体として支えていくこと が非常に困難な時代に入るのではないかと考えられます。福祉は、基本的には私は在宅介護が基本で はなかろうかなと、そう思っておりますが、しかしながら地域性を考えたりあるいはいろんなことを 考えた場合はそうはいかない。やはり施設介護に走りがちな傾向があるわけでございます。施設介護 が増えるということは、とりもなおさず行政、財政に圧迫が来るわけでございますので、それらの相 対関係をよく見きわめた上で施設の充実、建設等を考えていかなければならないのではないかなと、 そのように考えております。私は、基本的には介護は在宅介護が基本であるという考えでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 市長は、先日開催されました医療フォーラムの席上でも介護は金のかかるも のであり、今後は在宅介護を中心として、介護施設の不足するところは民間事業に頼らざるを得ない というふうに発言をされておりました。   今民間事業者でも、きのうの新聞あたりを見ますと、かなり小規模であれば小規模なとここそ赤 字にあえいでいるわけであります。確かに住みなれた我が家で、そしてまた家族同士での在宅介護が 理想であろうかと思いますが、現実問題2割、3割を超えるひとり暮らし世帯あるいは高齢者世帯の 中で、当然として在宅介護は無理があろうというふうに思うわけであります。   ただ、施政方針の中で市長は、在宅生活ができるように見守り態勢を強化するというふうにうた ってあります。具体的にはどのような体制をとられるのか、お伺いいたします。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず1つには、どうしても元気なお年寄りの多くいる地域にしていかなけれ ばならないと考えております。元気なお年寄りをいかにして多く、どういう表現がいいのか、はぐく む、育てていくということではないかと思いますけれども、そういうような施策を積極的に講じてい かなければならない。元気で年をとっていく、加齢をしていくような地域社会の構築こそが今望まれ ている福祉施策であり、高齢化福祉であると思いますので、積極的な元気なお年寄りが多くいる地域 づくりに邁進をしてまいりたいと、そのように考えております。それにはいろいろなものがあります。 ゲートボールをやったり、ゆったり塾をやったり、今取り組んでいる多くの事業もありますし、また 新しくどのような事業に取り組んで元気なお年寄りが多くいる地域にしていくかというようなことで 取り組みをやっていきたいと、そのように考えています。 〇副議長(三田敏秋君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 今元気なお年寄りはそれで事済むのでありますが、いわゆる施設を求めてい る待機者がかなりおられるわけであります。そういった中で、ぜひそういった見守り態勢といいます か、やはり従来の向こう三軒両隣といったような環境づくりが先ではないのかなと。そういう地域へ の声かけ運動もそうであります。そういったものが重要視されてくるのかなというふうに思っており ます。理想とする在宅介護をさせる前に、そういった環境づくりを手がけていただきたいとお願いを 申し上げるところであります。   次に、非常備消防組織、消防団についてお伺いをいたします。地域にとっては、消防団はなくて はならない大切な頼もしい存在であるわけであります。私の地域、平成17年の大須戸地域の集中豪雨 では未曾有の被害を受けてしまいました。当時の消防団の活躍によって、人的被害もなく、すばらし い対応をしていただきました。今消防団員は、それぞれ自分の仕事を持ちながらの活動であります。 しかも、朝日地域の団員につきましては、6割近い団員が朝日地区以外に勤務をしております。この ような中で、施政方針の中に団員の確保に向けて努力をするとうたってあります。具体的にどのよう な施策を講じて団員の確保をねらうのか、お伺いいたします。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず1つには、勤めている企業の理解をいただかなければならないのではな いかなと、そのように考えております。本当に仕事を持ちながら、有事の際あるいは予防消防、訓練 等に必死で努力をいただいておるわけでございまして、心から敬意と感謝を申し上げるわけでござい ますが、どうしても消防団員を確保するには職場の理解が得られなければ確保ができない現実でござ います。職場等を通じまして理解をいただき、そして当然のことながら本人が防災意識を持っていた だくということが大切でありますので、消防団を通じましてそういうような意識を持っていただきま して、積極的に消防団に参加をして、入団をしていただくというようなことを考える必要があると、 そのように考えておりますし、また防災組織、集落の防災組織等についても力を入れていかなければ ならない施策の一つであると考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ぜひとも各企業、事業所に、幸い施政方針の中に企業回りをするというふう にうたってあります。そんな機会をとらえながら、ぜひともそういったご協力をお願いしていただき たいというふうに思うわけであります。   次に、農林水産業の振興対策で、先ほども質疑がございました米についてお伺いをいたします。 現在泉田県知事が発したBL米について論議を醸しているところでありますが、昨今の食べ物をめぐ る偽装から輸入食品の安全問題などが食に対する不信感として高まっております。消費者は、当然の ことですが、安全、安心なものを求めているわけであります。当地域でも昨年コシヒカリの買い入れ 前渡金が大幅に変わりました。政府の買い支えや放出で米の値段も大きく乱高下をし、変化をしてお ります。   そこで伺います。市長は、規模は小さいのでありますが、鳴子の米プロジェクトというものをご 存じでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 残念ながら、勉強不足で申しわけございません、存じておりません。 〇副議長(三田敏秋君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 先ほどは米の売る体制づくりということで、JA、行政、農家を含めた組織 を立ち上げたいというふうに声かけをしておられるという答弁がございました。   この鳴子の米プロジェクトは、大きな農家、そしてまた小さい農家、さらにはホテル等の観光業 者あるいは女性グループ、当然JAや役所もその中に加わっております。立場を超えて、同じ地域に 暮らす人たちが地域のことを考えながらつながっていた組織であります。当時60キロ当たり1万3,00 0円の米がこのプロジェクトの立ち上げによって農家の手取額60キロ当たり1万8,000円であります。 消費者には60キロ2万4,000円の金額で協力を願うと。要は、これが農家が安心してつくれる価格で あり、そしてまた食べる人が買い支えのできる仕組みであるというふうに言われております。こんな 仕掛けを行政主導でできないものかなというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今鳴子のお話がございました。すばらしい取り組みでございます。勉強をさ せていただきたいと思っておりますし、また部を通じまして調査もいたしますし、検討もいたしてま いりたいと思っておりますが、今でもそれが続いているのかどうかも調べさせていただきたいと、そ のように考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 今も続けられております。その価格での動きがされているようであります。   そしてまた、大崎市になるわけでありますけれども、鳴子町の温泉街がありますが、観光客83万 人というふうに言われておりまして、毎朝観光客におにぎり2個を提供すると。その消費量が140ヘ クタールになるということであります。   当地村上市におきましても、希望する観光人口300万人を目標とするわけでありますから、これ らにおにぎり2個というふうになりますと、60キロで1万5,000俵の米が必要になってくるというよ うな数字もなるわけであります。ぜひともこういった形の組織づくりを重ねてお願いを申し上げたい と思います。   次に、私の議員選挙の公約の中に地域の活性化を挙げさせていただきました。その原点は、人と 人との交流だろうというふうに思っております。今物を生産する第1次産業、それらを加工する第2 次産業、それを提供、販売する第3次産業、これらを連携させて第6次産業が叫ばれております。当 市村上も大変広大な地域であります。そしてまた、豊かな自然の中に持つ特色ある衣、食、住などあ ちこちにあるわけであります。こういった宝物を発掘しながら、産業観光として広げられたらという ふうに思っておりますが、市長の考えをお伺いいたします。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりでございまして、まず自分の住んでいる地域、自分の住んで いる集落、それを好きにならなければならないと考えております。いわゆる愛郷無限であります。そ ういうような人間形成をいかにしてつくり出していくか、それが私どもがやってきました魅力ある集 落づくり事業であります。自分たちの住んでいる集落の光を自分たちで探し、自分たちで磨いて、自 分たちで売り出していこう、そういう取り組みが今後ますます必要になってくるのではないかな。そ して、集落単位あるいは地区単位等のコミュニティビジネス等に発展をさせていきまして、自分たち の地域でとれたもの、自分たちの地域が特色あるものを掘り出していくようなコミュニティビジネス にも手がけていく必要があると、そのように考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 次に、学校施設についてお伺いをいたします。学校施設は、子供の安全確保 はもちろんでありますが、災害発生時において市民の大事な避難先であります。   そこでお伺いをいたします。圏域の学校施設で耐震対策の整った施設の割合をお聞かせいただき たいと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ちょっと詳しい数値的なことでございますので、担当部局から説明をいたさ せます。 〇副議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 今震災等が続いておりまして、非常に問題になっておりますので、基本的 な取り組みだけを私のほうからお話しさせていただいて、数字的な面は担当課だと思いますが、数字 だけでよろしければ……どちらにしましょう。           〔「はい」と呼ぶ者あり〕 〇教育長(寺社四男君) 数字だけでいいですか。 〇副議長(三田敏秋君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 市内の全小中学校29カ校ございますが、そのうち耐震化の必要な部分に つきましては22カ校ということでございます、22。 〇副議長(三田敏秋君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 今国では、耐震対策の整っていない約1万校あるというふうに報道されてお ります。この1万校を今後5年間で耐震化をさせたいという旨報道があるわけであります。また、先 般この5年間を少しでも繰り上げて対策を講じようという動きがあるようでありますが、圏域の耐震 の年次計画といいますか、年次計画等についてお聞かせいただきたい。 〇副議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 今回の震災等が続くために、さらに国のほうでも耐震に対する補助の関係 等あるいは時期を早めよというような方針であります。それに沿って計画を立てておりますが、耐震 のこの評価値をIs値とかと言うのでありますが、これが0.3以下の場合は3年以内とか、そういう 基準があるようでして、早速平成20年度の耐震あるいは設計、実施設計、工事の要諦といたしまして は、体育館の関係でありますが、金屋小学校はこれもう既に継続で改築のほうに入っておりますし、 それから耐震補強の工事でありますが、門前谷小学校、上海府小学校、村上第一中学校、それから第 2次診断のほうでありますけれども、今度はこれは耐震のほうの実施設計のほう、岩船小学校と平林 小学校を取り組んでいきたいというようなことでありますし、それから校舎の関係でありますが、村 上の南小学校が予定されております。あとは耐震補強の実施設計のほうで山北北小というようなこと で、いずれにしましても0.3以下の極めて危険というのは3年以内、それから残りは予算の関係もあ りますけれども、危険な状態あるいは住民の皆さんの避難所になっておりますので、予定どおり5年 の間にはすべてを完了したいというような方向で取り組んでおります。   以上であります。 〇副議長(三田敏秋君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 施政方針15ページの中にその本年度の事業計画等は載っているわけでありま すが、この後でありますよね、国から出た繰り上げるといったことあるいは従来の補助率をアップす ると。したがって、該当市町村の負担率が20%から10%に軽減されるという情報もあるようでありま す。こんなものを含めて、その5カ年計画あるいは3カ年計画と、国でも5カ年計画を3カ年計画に 置きかえるような動きがあるわけでありますけれども、その辺を含めて見ますと、本年度ではなくて、 これからの年次計画の中でどのように対応されているのか伺います。 〇副議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 私の立場からは、それこそ3年以内に全部できれば一番いいのであります し、そういうふうな姿勢では臨んでまいりますが、いずれにしましても補助率等の緩和措置はあって も、財政が伴いますので、その辺執行部の財政ともよく協議しながら、いずれにしてもできるだけ早 い対応が必要でありますので、検討させていただきたいと、こう思います。 〇副議長(三田敏秋君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 大事な子供の場所あるいは災害の避難場所ということでありますので、市長 の考えをお伺いいたします。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 子供たちが毎日毎日暮らしている学校、勉強している学校でありますので、 何よりも大切な場所であると私は考えております。   先ごろ起きた中国の大地震であれだけ悲惨な報道がなされておりますので、できる限りの努力を させていただいて、一年でも半年でも早くしっかりとした耐震構造がなされた校舎で子供たちが伸び 伸びと遊んだり勉強できるような環境づくりを心がけていきたい、そのように考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ぜひそういったことで、5年と言わず、3年、2年の中で整備をしていただ きたいというふうに思うわけであります。   先ほどの繰り返しになりますが、介護施設について改めてお伺いをいたします。介護施設等につ いては、民間事業あるいは公のものとなるわけでありますけれども、民間の施設でありますと、個人 差もあるのでありましょうが、月額12万ほど必要とするというふうに言われております。介護の程度 等にもいろいろあろうかと思いますが、平均的なものというふうにとらえて月額12万というふうに言 われておりますが、公のものについては平均的にどのくらいの金額であるのでありましょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 公のものといいますと、この辺であれば岩船福祉会等がやっている施設を指 していると思いますが、数値についてはちょっと私今把握しておりませんので、関係部局から説明を いたさせます。 〇副議長(三田敏秋君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) 特別養護老人ホームであれば5万円ぐらいでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 民間の施設が12万で、そういった公、公的なものが5万と。これだけの差が あるわけでありますから、当然そういった施設への待機者と、希望者というものがかなりの数字おら れると。朝日村については約80名おります。5つの市町村になるわけでありますから相当な数になる かと思いますが、ぜひともそういった〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕差額の解消といいま すか、そういったものを含めていま一度頑張っていただきたいなというふうに思うわけでありますが。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今民間と村上岩船福祉会が運営している施設等についての料金のお話がござ いました。村上岩船福祉会の特老施設が平均5万円といいますのは、やはりそこには行政としての手 厚い助成等があっての話であるということでございますので、そういうものをどんどん、どんどんふ やしていくということになってきますと、非常に行政の財政が圧迫される懸念もあるというようなこ とも懸念されますので、それらをよく考えつつ取り組む必要があるのではないかと、そのように考え ております。 〇副議長(三田敏秋君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 金のかかる話、確かにわかるのでありますが、民間施設に入居をする人にと れば生活が破綻するのです。行政の破綻の前に生活が破綻してしまうのです。これだけの金額の差が ある中で、当然として収入の道が年金しかないわけですから破綻してしまうということになるわけで ありますので、ぜひともその辺を踏まえて、民間施設を利用されている方々にもそういった手だては できないのかなということを申し上げて、質問を終わります。   ありがとうございました。 〇副議長(三田敏秋君) ご苦労さまでございました。これでかけはしの代表質疑を終わります。   午後1時50分まで休憩といたします。           午後 1時37分  休 憩                                                        午後 1時49分  開 議 〇副議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(三田敏秋君) ここで教育部長から発言を求められていますので、これを許します。   教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 先ほどのかけはしの中山議員のご質問の中で、耐震化が必要な学校数と いうふうなことでご質問いただきまして、22カ校と実は申し上げました。その22カ校という部分につ きましては、校舎が14カ校、体育館が8カ校ということで、学校数では実質14校ということでご訂正 をさせていただきたいと思います。   大変申しわけありませんでした。 〇副議長(三田敏秋君) それでは、次につきさらクラブの代表質疑を許します。   18番、滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 大変ご苦労さまです。つきさらクラブ3名を代表して、市長提案の平成20年 度村上市施政方針及び一般会計予算案等を中心に会派としての質疑事項や考えをまとめながら代表質 問を行いたいと思いますので、よろしくお願いします。   私は、市長とマンツーマンで話するのはこれが初めてなものですから、ひとつお手やわらかにお 願いしたいというふうに思います。また、今までずっと3人の会派代表の質疑の施政方針にほとんど 限られていたように思いますので、私も施政方針についてはやりますけれども、まずちょっと目先を 変えて一般会計等の会計部分を先に質疑に供したいというふうに思いますので、よろしくお願いしま す。   まず、大変分厚い予算書をいただきました。大変特別会計も多いわけですので、これまでの村上 市、去年までの村上市の予算書と比べますと非常に分厚いということにまず感じ取らせていただきま した。   ところが、この予算書を見てこれから各常任委員会が内容についてあるいはその構成についてい ろいろ検討されるのだと思うのですが、果たしてこれで審査ができるのかどうかという私は一番最初 に心配をしました。というのは、前年度との比較、大体前年度と比較して今年度はここに重点がある のだなとかこれは一つの事業が終わったからここは減額されているのだなということがおおよそ見当 がつくわけです。ところが、全部1ページから最後のページまで前年度という項はゼロになっている わけです。そうすると、一体何を基準にして、何をもとにして今年度のこの数値を適正あるいは不適 正と判定したらいいのかというところがわかりませんでした。   恐らく5市町村合併以前の19年度の当初予算、今回の20年度の新しい村上市の予算を組むに当た って、恐らく5市町村、例えば市民税だったら市民税ということでトータルの数字は出ていたのだと 思うのです。農業費でもしかり、あるいは公債費でもしかりです。ところが、そういうことが提示さ れないものですから、下手をすると誤解を招くような数字の受けとめをされるのではないかと思いま すが、これまで5市町村、19年度の各市町村の予算案をどのように参考にし、どのようにまとめて考 えたのか、これは財政担当が中心でしょうから、市長よりも担当部課でお答え願いたいと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) 平成20年度の新市の予算につきましては、おっしゃるとおり新し い村上市でございますので、前年度予算というのは持っておりません。来年度、21年度以降その欄に は前年度予算というふうに載ってきますので、その辺は合併の影響と言えば言葉がおかしいかもしれ ませんけれども、ということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そうではないのです。来年まで待てない、すぐもう来週の後半からもう常任 委員会の審査が始まります。そのときに何を手がかりにしてことしの予算、新しいのですから今年度 の予算をどう見たらいいのかと。例えば私は、もうそういう資料がありませんので仕方ありません。 私の持っているのは19年度の村上市一般会計予算ということでいきますと、それをもとにしか手だて がないわけです。村上市の去年のものは102億5,700万でした。ことしは298億8,000万円と。その差が 2.915なのです。19年の村上市の予算に、それぞれ項目同じですから当てはめていくと、今年度の村 上市であったらこうなるのだがなというのが出てくるわけです、旧村上市。そこで誤解を招くのでは ないかということを先ほど言いましたけれども、村上市の、これは至近の例でいきますけれども、市 税の場合です。市税の場合、今回74億6,716万6,000円という計上されています。村上市の昨年の予算 は35億1,978万2,000円と。先ほど言いましたように、単純に掛ける2.193でいくと103億くらいになる のです。誤解を招くと悪いというのはここにあります。村上市であれば、去年の村上市と同じであれ ば、ことしの新村上市のものは75億くらいですから、随分減ったではないかという理解をされかねな いと。これは、農業費でもしかり、林業費でもしかりです。そういう誤解を生まないためには、この 分厚い予算書の中に入れるということは到底無理でしょうから、別冊でも構わぬのです。5市町村の 19年度のものはこれくらいだったのですというようなものがなぜ出せなかったのかと。審査は、もち ろんこの20年度のものでやりますけれども、20年度のものを適正に判断するにはそれくらいの資料が 必要だったのではないかと思うのですが、そこのところを私は聞いているのですが、いかがですか。 〇副議長(三田敏秋君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) 委員会の審査のときに必要であれば、5市町村の昨年度の19年度 の当初予算の歳出のほうでは目的別にお出ししますし、歳入であれば款ごとにまとめたものを、きょ うは間に合いませんけれども、委員会のときまでには用意をいたします。 〇副議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) いろいろ事情があったのでしょうけれども、私はこれから常任委員会で恐ら くそのことがいろんな形で出てくると思うのです。何でこんなに余計になったのだとか何でこんなに 減らしたのだとか、減らした根拠は何なのだと。そういうときに、今の答弁では私は耐えられないの だろうと思うのです。それは、私はそうあってほしかったというふうに、せっかく恐らく予算を積算 するときにそのことについてはいっぺんそのところを通ったはずなものだから、今のようにそういう 資料は誤解を生まないためにどうしたらいいかということを考えながら提示すべきだったのだろうと いうふうなことをお話しします。   もう一つは、ちょっと困ったなというのは、やっぱり市税です。昨年までは、例えば現年度分で あっても、均等割はこういう金額の人はこれだけいて、それでこれだけの数値になりますと。それか ら所得割だと、所得割でこういうふうにして、しかも一番大事な収納率、これすらもここにはないの だ。100%やるのだろうなというふうに受けとめられたらどうしますか。 〇副議長(三田敏秋君) 税務課長。 〇市民部税務課長(佐藤昭一君) 確かにご指摘のように昨年度の村上市の予算書から比べれば積算 根拠というのが記載がございません。たまたま私ども合併時の市税のこの積算をするに当たりまして は、5市町村の18年度と19年度の決算及び決算見込みをもとにして数字をはじき出したものですから、 議員ご指摘のような足らない点がございました。その点はおわび申し上げたいと思いますが、可能な 限り私どものほうで説明できるところはしていきたいというふうに考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 担当としては苦しいところなのだろうと思うのです。   しかし、私は市民の皆さんからいただく税金がこのように考えて、このように計数をはじいたと いうことは非常に大きな私は問題だと思うのです。先ほど言いましたように、人数もわからない、分 類もわからない、収納率もわからないということでこの市税の審査ができるのかどうかと私は非常に 疑問を思ったので、質問をしました。   もう一つは、せっかく税務課長いますからお伺いしますが、都市計画税。都市計画税というのは、 地方税法に基づいてこれは徴収されるのだろうと思うのですが、まだ市民の皆さんの中には都市計画 税村上でやっていたのだそうだけれども、今度は例えば山北でも荒川でも今度自分のところには都市 計画税というのが入ってくるのかなということで、都市計画税そのものについての理解がなされてい ないというふうに思うのですが、せっかくの機会ですから、都市計画税の収税の目的といいますか、 そういったことについてお伺いしていいですか。 〇副議長(三田敏秋君) 税務課長。 〇市民部税務課長(佐藤昭一君) 都市計画税は目的税でございますので、現在旧村上市の一定の区 域について課税されております。都市計画に基づきまして事業をやるものということでいただいてお る税目でございます。   これらの見直しについては、合併時につきましてもお話を申し上げましたが、これから都市計画 区域の見直し等を踏まえまして議論する論点ということで考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そうすると、都市計画区域というのは19年度までと変わらないと、20年度に なっても対象地域は変わらないというふうに判断できますね。 〇副議長(三田敏秋君) 税務課長。 〇市民部税務課長(佐藤昭一君) 私どもは、都市計画税の賦課のほうでございますので、所管外で はございますが、20年度につきましてはこのままということでお考えいただければと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そこで、所管課ということで、これは都市計画のほうですか。たしか8款6 項3目に都市計画についての支出が計上されていますよね。そこでお伺いしたいのですが、今のよう に都市計画税というのが都市計画地域……都市計画税というのは地方税法に基づいて、都市計画法に 基づいて行う都市計画事業または土地区画整理法に基づいて行う土地区画整理事業に要する費用に充 てるため、都市計画区域に指定された市街化区域内に所在する土地、建物の所有者に税を課するとい うことになっています。   ところが、先ほど言いましたように、8款6項3目を見ますと、全然目的税としてのとらえ方も されていない、特に3項の公園の関係。例えば前坪公園あるいはパルパーク、そこに南大平ダム、お 幕場、本庁公園、荒川支所、神林支所とありますね、公園費として。この都市計画税の徴収目的とこ の都市計画費の中のいわゆる登載項目、金額、これはどのように整合性を持たせたらいいのか、私は ちょっと理解できなかったので、これは全体にかかわる問題だというふうに思いますので、お聞かせ ください。 〇副議長(三田敏秋君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(須田 徹君) お答え申し上げます。   今ほど議員言われるように、都市計画税の課税をする区域というのは市街化区域内というのが原 則でございます。したがいまして、旧村上市で言いますと、旧村上市もそうですし、現村上市におき ましても都市計画区域のエリアの設定はこれから作業に入りまして、1年ないし2年かけてその作業 を行います。   しかし、都市計画区域のエリアは定まりましても、市街化区域、市街化調整区域という、線引き という言葉使うのですが、これはございません。新しい村上市においても、その線引きを設けるとい うことはありません。これは、法によりまして、人口がたしか10万以上だったと思いますが、この区 域、この都市はその線引きを設けなさいという規定がございまして、現村上市でもそれはありません。 では、どこでその区分けをするのかといいますと、それに準ずるものとして、用途地域の指定という のがございます。この用途地域の指定の受けている旧村上市部分について都市計画税の課税の対象の 区域になっているということであります。   しからば、その徴収をいたしました税金についてはどこに使うのかということですが、先ほど税 務課長が申しましたように、この税金は目的税でございます。今ほどの議員の公園のところには見え てこないというお話ですが、具体的に申し上げますと、旧村上市の都市計画の道路事業を行っており ます。そういう道路事業のところに都市計画道路事業に充てる。それから、一番大きな充当先という のは、下水道事業になります。話があちこち行って恐縮なのでありますが、都市計画事業として大ざ っぱにわかりやすく言いますと、今ほど言いました道路事業、街路事業、それから公園事業もありま す。それからもう一つ、下水道事業というのもこれは都市計画事業の一環でございます。したがいま して、ほとんどはその下水道事業のところに充当しているというものであります。 〇副議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今の区分けとその内容についてはわからんでもないのです。ただ、公園費と して7,300万くらいあるのです。そのうちの恐らく5,000万円くらいは、いろいろな公園の関係で指定 区域外、私はそう思うのです、そのためにこの都市計画税が使われるということになると、都市計画 税というのは一体何のために納めるのだと。1億6,000万の都市計画費があって、そのうち5,000万も 今までの指定区域でないところの公園、ここに5,000万も費やすというのは、都市計画税を払うほう の立場になったら、一体どういうことなのだと、ここが私は絶対理解できないと思うのです、何ぼ言 っても。今のように街路事業とか公共下水道とか、そういったところに使うのは、これはその区域に ありますから、これは理解できると思うのです。それは、今までの19年度までの村上市の予算の組み 方だったと思うのです。私は、公園費は要らないとは言わないのです。ここに置くこと、都市計画費 から支出をするというところに問題があると。この2の前坪からずっと十幾つまである……9つまで ですか、あるこのことについてはもっと精査して、別な、都市計画とは切り離した形のところに計上 すべき内容ではないかということを言いたいのです。決して公園が不必要とかつくらなくてもいいな どということは考えていないのです。そこのところを、今まで公園費というのが都市計画費にあった ものだから、そこにあれもこれもとみんなそこに集約したのではないかと。そして、合計すると都市 計画税で入ってくるお金と大体イコールになる。何かどこかで官庁でありますよね、そういうのがあ ったですよね。本当に目的外のものを目的らしく装うことは、私は会計執行上あるいは予算編成上非 常に大きな問題だと思うから今のことを聞いたのですが、やはりこの公園のところ、公園費について 都市計画税以外のところに計上するということは考えなかったのか、またそういう項目がないのでで きなかったのか、その辺いかがです。 〇副議長(三田敏秋君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) 税とこの予算というものを分けるというのですか、税の計上場所、 費目の計上場所と税の充てている場所とは、予算上では一体となっておりません。先ほども都市整備 部長が申し上げましたように、都市計画税につきましては一番大きい充当先は下水道事業、それから 都市計画街路事業でございまして、この前坪公園とかには充てておりませんので、その辺はご理解を いただきたいと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 理解できないから聞いているのです。   先ほど言ったように、市民の皆さんが、特に都市計画税を目的税として納税している皆さん方か らは、私は都市計画税の約4割から3分の1くらいが目的外の場所の目的外のものについて執行され るということについては理解できないから今のようにお話をしているのです。先ほど聞いたように、 こういう項目をどこかに移すことはできなかったのかあるいは考えなかったのか、それを聞いたので すが、そのことについては答えておりませんので、もう一度聞きます。 〇副議長(三田敏秋君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) そこまで考えて予算計上すればよかったのでしょうけれども、こ の部分については都市計画事業だからここに載せる、これについては別なところだからというふうな、 この予算の費目の関係でここに載せているだけでございますので、その辺はご理解をいただきたいと 思います。 〇副議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) どうもすれ違っているようでわかりませんけれども、私はもし今のように都 市計画費のところに入れるのであれば、都市計画税で徴収した金額にプラスして公園費の分が上積み されていればこれは理解もできるのです。先ほど言うように目的税、なるほど入湯税と同じように、 入湯税で入ったから旅館とか温泉の皆さん方にそれがそのままいくということにはなっていない、こ んなことはわかるのです。   だけれども、市民の皆さんが理解できないような予算の組み方と、それから予算の入れ方につい て私は非常に大きな疑問を思うと。ぜひ市民の皆さんが理解できるような説明をお願いをしたいと思 います。こればかりやっていられませんので、今度は施政方針について若干お伺いします。   2ページのところに合併後の行政運営に対する不安が感じられると。市民への周知が十分でなか ったようにという表現があります。こういうことが生じたあるいは市長として感じられるのは、合併 協議においてどんな点でやはり不足だったのかなとかあるいは協議が行政運営についての理解を得る 手だてが不十分だったためにこんな状況が生まれたのかなというふうに思いますか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 非常に広い圏域の合併になったわけでございまして、中山間地域から沿岸部、 平場、それから都市部と言ったほうがいいのか中心部と言ったほうがいいのか、そういうような広い 圏域の中の特に中山間地域等に行きますと、冬期間のことでありましたけれども、非常に除雪体制あ るいは自分たちの生活、これから合併しても今までどおり大丈夫なのでしょうかねというような声が 非常に多く聞かれたわけでございます。合併前の合併協議においてそこまでは私どもも深く入ってい けなかったわけでございますので、合併して新しい新市ができましたけれども、皆さんの生活はある いは除雪体制は今までどおりにやっていくのですよ、ですから安心していただきたいと思っておりま すと、またおひとり暮らしのお年寄りがいる家庭あるいは老人のみ世帯の家庭等につきましても、今 までと同じような施策のもとに、安心して暮らしていけるようなことをやっていくのですよというよ うなことが合併前の協議ではそこまでは行き届かなかったわけでございますので、それらについて安 心をしていただくような説明をこれからしていく必要があるということでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 何回も住民説明会なんかをやりましたよね。そういったところをカバーしよ うとしてきたのだろうと思うのですけれども、やはり実際になると今のようなやっぱりひずみといい ますか、不十分さ、不安感というのがどうしても出てくるのは、これは否めないと私も思います。   そして3ページに、そういった中にあって、広大な面積であってもその地域の個性を大事にした 総合的、一体的な地域づくりをしたいということは、前提になる幾つかの問題が解決されないと、今 の不安もそうですけれども、努力されるのだろうと思うのですけれども、そのことが非常に難しいと 思うのです。これは、前の代表の方がお話しされたように、ぜひその辺を念頭に置きながら、しっか りした行政運営あるいは市民への語りかけをやっていただければと思います。   5ページのところに子育ての関係のものがあります。この子育ての、これは予算にもかかわるの でしょうけれども、支援の悩みや負担の軽減、特に負担の軽減というのは、やはり子育ての中には時 間的あるいは経済的な負担というのがどうしてもあるというお話をたくさん聞きます。今市長になら れて、それぞれ市町村によってこれまで乳幼児あるいは小学校までぐらいですか、入院とか通院に係 る負担、これは何とか軽減をしたいというふうなことがいろいろ言われてきたのですが、特に子供の 医療費について書いてなかったのですけれども、例えば年齢制限の引き上げとかそういったことにつ いてはいかがですか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕この点につきましては、合併協議 の中で決定事項としてございますので、数値的なことについては担当部局から説明をいたさせます。 〇副議長(三田敏秋君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) ただいまのご質問の件ですけれども、幼児の医療助成につきまして は、外来については就学前、それから入院につきましては小学校6年生までということで拡大し、か つ所得制限を撤廃したということで経済的負担の軽減を図ったということでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 一緒に、その6ページになるのかな、障害者福祉等負担軽減という関係、大 変障害者の皆さん方ご苦労されているのですが、負担が一昨年でしたか、1割負担になったと。前の 村上市では、1割負担の1割を補助をするということで、非常にその面では経済的に感謝されてきた 部分があるのですが、そういったことについての今の流れと同じように話し合ってきているとかある いは今回の予算に計上されているというようなことはございますか。 〇副議長(三田敏秋君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) 障害者福祉につきましては、いわゆる障害者自立支援法の中で、身 体、知的、それから精神障害というふうなことでありますけれども、この経済的な負担の軽減につき ましては、精神障害者の入院費、入院に対する助成を行ったと。今まで旧村上においては、そういう 精神障害者の方の医療費助成はなかったわけですけれども、これに入院費の3分の1、上限はござい ますけれども、そういった新たな制度を設けたということでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) もう時間がありませんので、最後に市長に、17ページ、一番最後のほうにス ポーツを全市で奨励するという方向をとっていきたいということがあります。至近な例ですけれども、 先般桜ヶ丘高校野球部が県大会で優勝して、今度北信越行くのですか。そういった県立高校であって も、やっぱり地元の皆さんが「いや、すばらしいものだね」というようなことを受け取ったら、やっ ぱり市としてもそういったことにきちっとこたえていくような即応性といいますか、そういったこと がスポーツのやっぱり奨励ということにつながっていくのだろうと思うのですが、その辺はいかがで すか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりだと考えています。私も桜ヶ丘高校が優勝してすぐに報告に 来ていただきましたし、また激励会も行ってまいりました。ぜひ夏は勝って甲子園に行っていただき たい。お金のことは余り心配しないようにというようなことも申し上げましたので、議員各位におか れましても初の甲子園出場になりましたら、どうかお許しをいただきまして、ご決定をいただきたい。 そのことをお願い申し上げたいと思っております。 〇副議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) いい話を聞いたところで終わります。 〇副議長(三田敏秋君) ご苦労さまでございました。これでつきさらクラブの代表質疑を終わりま す。   午後2時40分まで休憩といたします。           午後 2時25分  休 憩                                                        午後 2時40分  開 議 〇副議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(三田敏秋君) 次に、新生会の代表質疑を許します。   16番、姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ご苦労さまでございます。それでは、代表質疑ということでやらせていただ きますが、我が会派新生会は会長に小野七五三議員がいらっしゃいます。そして、山田勉議員さん、 そして私姫路ということでございます。3名で成り立っておりますが、いずれも小野七五三議員さん も神林村の議会議長の経験もございますし、また山田勉議員も荒川町の議長経験者でございます。私 から見れば大先輩でございますが、「姫路行ってこい」ということで質問に立たせていただいている 次第でございます。   それでは、最初にお聞きいたしますが、合併協議会で協議なされて、財務状況等を協議なされた と思います。ずっとやってきました。さあ、大滝市長が市長誕生して、そしてこの村上市の財政を今 現状を見た上で、そしてこれからかじ取りをやっていくわけですが、大きく変わった部分あるいは今 の合併協議会での机上でのものと今実務とどのような違いがあるか、ちょっとお話しいただきたいの ですが。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 合併協議をやっている中でも楽だなどと決して思ったことは一度もございま せん。厳しいだろうと思って合併協議を進めてまいりましたし、また合併基本計画をつくる上におい ても非常に厳しい財政事情のもとでの計画になるだろうと。途中で変えなければならないことも出て くるだろうというような思いで合併協議をやってまいりましたし、合併基本計画をつくってきた。   そして、入りまして、予算編成に当たりまして、殊のほか厳しい財政事情であるということを改 めて認識をいたしておりますし、肝に銘じていかなければならないなと、そのように考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そこで、私の前の質疑された議員さんの方々のものをちょっと聞いています と、例えば神林村の情報の整備、高速情報基盤の整備、これらが本年度計画は合併協議の中ではあっ たのですが、1年、2年、ちょっと具体的には年数はわからないけれども、少しその部分で検討し直 しだということが出てまいりました。つまりもう既に合併協議会で計画したものとはちょっと違って きていると、違うものがもうそうせざるを得ない状況だということでございますけれども、それにつ いて見れば、今後市民にしっかりと、いわゆる神林地区に住んでいる方々は早く通信網が我々のとこ ろなるのだと期待したままで待っているわけです。あれはたしか神林と山北一緒で、山北のほうはも うできているのですか、これから半分までいっているのですか、わからないですけれども、そういう 状況で、神林は後回しだよと。「何だよ、それは」という声が出てきたときにどう対応すればいいの か、行政が。   したがって、何を言いたいのかというと、計画変更を恐らくこの実務を見てやらざるを得ないと ころまで来ていると思うのです。それをいつ、どの時期に市民にわからせるように発表するのか、開 示していくのか、ここをちょっと教えていただきたいのですが。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 神林の情報基盤整備につきましては、合併協議の中では本年度から計画、立 案に入るということでございましたけれども、先ほど来ご答弁申し上げておりますように、いろいろ な問題、経費の問題あるいは方法の問題等もいま一度精査する必要があると。財政面だけではないわ けでございますので、その点については何らかの方法で神林村民にはもちろんでございますけれども、 変更をして、そして計画を今立案する段階にあるというようなことをお知らせしなければならないと 考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 財政面だけではなくて、状況というのは、市長になられてから初めてわかっ た部分というのがいっぱいあると思うのです、何だったのだよと、何だよ、これと、あるいはそうだ ったのかと逆に納得してオーケーしたり。ですから、実務について予算組みをしていく段階で変わっ てきている部分というのは多々あるかと思うのです。だから、それは早い段階のうちに、予算組んで いるということはもうわかっているわけですから、市民に開示して知らせていくというのが急務な仕 事なのだろうと、こういうふうに私は思っているわけです。   市長の施政方針を聞いた中で、非常に私は合併の不安解消とあるのですが、まず最初に大滝市長 がトップについて、そしてやらなければならないことは人事ですね、人事。人選をどう持ってくるの か。自分の側近にだれをどういうふうに置いていくのか。内閣もそうです。内閣総理大臣ができたら、 どういうふうに担当の大臣がつくのか。これは、国民の目の見張るところなのです。非常に私は残念 だったのは、教育委員も含めて、教育長も含めて、私は残念に思っています。そしてまた、特別職と して副市長を2人にする。非常に残念な人事をやられている大滝市政があるということは、やっぱり その市政をつかさどる者の運営状態を見るには、その人事をどうあるべきか、どっちに向いているの だ、市民のほうに向いているのか、内に向いているのか、どこにあるのか、これを判断するには人事 だと思うのです。この人事が私はとても納得のできない人事をやられているので、非常に心配で、合 併後の不安を解消するというよりも、不安を醸成しているような状態であると、私はこんなふうに思 っております。私の考え方です、これは。   したがいまして、今後は副市長も1名ということでやってもらいたいなと私は思っていますけれ ども、その辺の施政の方針の中では市長はどのようにお考えですか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいま姫路議員は、自分の考えを述べていただきました。それはそれで結 構だと私は思っています。   私どもは、人選に当たりましては、提案理由にも申し上げたとおりそれなりの考えを持って当然 上げていくわけでございます。この前副市長2人制について、議会が同意いただけなかったわけです が、私は議会議員たりとも市民の代表でございます。それはそれで謙虚に受けとめるべきであると。 これからの新しく開かれた議会というのは、それで私はいいのではないかと思っております。提案さ れて、「おい、ちょっとおかしいのではないか、だめなのではない」、そうしたらやはり否決をして、 そしてやり直せと。そしてあるいはまた、議会から逆に提案をしていただくような開かれたこれから 自治体運営が近代的自治体運営ではないかと、そのように考えておりますので、副市長については2 ではだめだと、1にしなさいと、住民代表の議会の皆さんがそういう結論を出したのですから、私は 最大限それを尊重をするべき事柄であると、そのように考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ありがとうございます。いや、本当にそうだと思います。2名というのは、 先ほど言うように、教育長きついようなこと言っていますけれども、私の考え方なのでよく聞いてい ただきたいと思います。わかりました。そういうことで今後期待したいとは思います。   それで、この財政的なところを見たときに、交付税として113億、それで財政の基準財政収入額 というのは、74億のこの財政の自前で持ってこれる部分、これのことを言おうかと思うのですが、ど うなのですか。   そして、そこで基準の財政需要額、財政基準の収入額74、需要額というのはどのぐらいなのです か。 〇副議長(三田敏秋君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) ことしの予算をつくるときに試算をいたしました中では、182億9, 000万ほどに私どものほうでは試算をいたしております。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏議員。 〇16番(姫路 敏君) つまりこの行政の中では182億で動くと、最低限それが必要だということで すね、結局。182億がなければ動かない。約300ぐらいの予算で、あとは国県の補助金、そして負担金 等も入って動いているということですので、それでよろしいかとは思いますが、ここで予算書を見て いくと補助金がたくさんございます、補助金、補助金という充て構えが。それで、私補助金そのもの というのが、この国の補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律という法律あるわけです。こ の法律をずっと眺めていくと、私興味津々なのは、第14条、これは法律です。実績報告というのがち ゃんと書かれている。村上市に補助金についての運営の何かがないのかということで、先般財政の課 長のほうに問い合わせたら、補助金等の交付規則というのがあると、本規則なのだと、条例ではない のだと、条例ではないのだと、規則なのだと。規則の中にも実績報告というのがございます。そうで しょう。公金を出した団体がその交付金を有効に活用した上で、実績報告を上げていただくのは当然 のことです。そういったことで、今後村上市にもきちんとそういった部分では条例的なものもできて もいいかなとは思うのですが、市長はその辺どう思いますか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、補助金を出した団体につきましては収支報告きちっとし たものを提出をしていただかなければならないと考えておりますし、またその中で余剰金が多くある ような団体等については、やはりそれは補助金を出して余剰金があるということは非常におかしい話 でありますので、その点も十分に考慮する必要があると思っておりますし、条例化して果たしていい かどうかにつきましては、今後検討課題であると私は思っておりますし、今ある要綱ですか、それで 足りない部分は何か、条例を制定しなければならない部分は何かということを検討する必要があると 考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 村上市には補助金等の交付規則、これは旧山北町、旧朝日村全部のものを トータルしてつくられている規則でございますので、今新たにできたものでも何でもない、前からそ れを精査してやられているのだろうとは思いますが、この補助金を交付すると、市として交付してい ろんな事業をなさっている団体がいらっしゃるだろうし、そういう事業をなさっている団体に補助金 を交付する。   ところが、その団体がしっかりと健全な運営をされているのかどうか、ここはやっぱり市として もちゃんと見ておかなくてはいけない部分だと思うのです。つまりが、例えば公共事業に入る例えば 建築会社、そういったものが公共事業を取りに来ますよね、当然入札に。では、その企業はAランク、 Bランクいろいろあります。ちゃんと納税されているのだろうね、ちゃんと収支が合って、納税とい うのは、よく建築会社の人は税金払っていなければ仕事もらえないのだとよく言われます、どこで会 っても。だから、そういうようなことの中できちんとした健全的な経営がなされていて、そして恩恵 として我々市民あるいは国に対して税金が支払われ、そういったいわゆる健全経営なされているとこ ろにしっかりと交付がされて当然だと思いますが、市長はこの辺どうですか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もっともそのとおりだと考えております。企業である以上、公の工事に参加 する以上、やはりある程度の利潤を上げて、そして市に税金を納めていただいている企業である方々 が市の発注する工事の受注をしてしかるべき問題ではないかなと、そのように考えておりますが、そ うでないこともあるかどうかはちょっと私把握しておりませんので、基本的にはそのとおりであると、 同感でございます。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) わかりました。   そこで、ちょっとこの村上市当初予算の概要というところでご質問をいたします、6ページ。6 ページの一番下から3行目、林業振興一般経費、森林整備地域活性支援交付金3,454万8,000円、これ の財源を見ると、国、県の支出金が2,591万円と、一般財源で863万8,000円を支出してこの支援金を やろうと。いわゆる交付金、補助事業をやるのかなと思われますが、これの内容について教えていた だきたいと思いますが、お願いいたします。 〇副議長(三田敏秋君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) それでは、お答えします。   森林整備活性化支援補助金、これは県と国から補助金を受けまして、ある民有林を、面積にしま すと6万9,000ヘクタールを整備する事業でございます。市の負担分については25%ということで、 国が50、県が25、市が25というような決まりで交付する内容でございます。   なお、事業内容としましては、施業区域の明確化、森林の区域の明確化とあるいは歩道の整備、 その歩道を通した間伐の促進等さまざま山の森林を活性化するための事業というようなことで、国の 支援を受けながら整備するというような事業内容になっております。今まで山北と朝日だけやってき ましたが、合併において村上市と神林も含めて整備していきたいという考え方でございます。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ちょっと内容が違うのですが、ちょっと待って。   大きな予算書の161ページ、163ページでございます。私は、補助金の話を出しているわけです。 1,253万1,000円、161ページ、一番下から2行目、木材製材業育成振興事業補助金、それと村上市産 材利用住宅建設奨励事業補助金、これらがございます。これらをひっくるめていくとここの中に入っ てくるのかなと、計算をすると、ございますが。それで、私思うのですけれども、これはどこ向けの 補助金なのですか、これ。 〇副議長(三田敏秋君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今前段申し上げましたのは、森林整備事業の関係ですが、今議員か らお話あった木材製材業の育成関係、これは県の補助事業でございまして、県の補助事業を県の木材 林業協議会へやりまして、その部分を市が補助金として受けると。それにつけ足してやる事業でござ います。要は、木材製材業の足腰を強くする事業というような事業内容でございます。   交付先は、岩船地域木材業協同組合ですか、こっちのほうへ、新潟県北部木材協同組合のほうへ 出していきたいという内容でございます。   なお、ちなみに補助率は、県が50%、それに対して市が25%をつけ足してやるような事業内容と なっております。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 何で私こういうことを聞くかというと、もう市長もまず行政の職員さんも 我々もそうですし、市民もみんなものすごく心配していることがあるのです。どういうことを心配し ているかというと、本当にこの何とか財界何とかというものに3ページにもわたってこのいわゆるス ギトピアということに対して話が載っております。これを見た市民が私のところに……行政にも行っ ていないですか、そういう電話が。私のところにもよく来るのです、「どうなっているのだ、これ は」と。つぶれる会社に補助金出すのかとか、こんなことまで言われるのだ。大変な私も心外なので す、これは。   だから、ここでしっかりとそうではないのだよと、この内容違うのだよと言ってもらわないと、 私はどう言ってその市民に返せばいいのか、こんな内容違うのだよということを言ってもらわないと。 これは雑誌なので、こんなものは風評ですよ、風評。そうとも考えられますけれども、こんなことま で書いてある。「何でも大滝市長ができれば、誕生すればという意味か、6月に村上市のお金をつぎ 込んでくれるという約束があるらしいです」なんて。どういうことなのだと。これで市民が「何なの だ、これは」と。こんなようなことが書かれてまで村上市のこの財政運営が失墜します、こういうこ とを書かれると。こういうことを書いた、こういう記事を書いたところを訴えるぐらいの勢いで否定 してもらうか何かしてもらわぬと困るのです、村上市は。山北町の時代から引っ張ってきたものをこ ういうふうにされては困る、村上市にとってみれば。だから、私は補助金というのはどういう規定の 中で動いているのだと、どういう規定の中であり得るのだと。言いますよ、つぶれる会社に補助金出 して助けるのかと。こんなことまで言う人います。大変な騒ぎです、これ。だから、そこをしっかり と聞きたい。市長の口からきちっと聞いておきたい、そんなことではないのだよと、こうなのだとよ と。先ほども言っていました、きちんと健全経営しているのだと、納税もされているのだと、そして ちゃんとしたことの中でやっているのに何で、こんなことは心外だと市長の口から言ってもらいたい のです、否定して。あるいは今後の政策の中でどういうふうにこれが出てやったらいいのかを市長の 政策の中で示していただきたい、納得できるように。いかがでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今姫路議員がおっしゃった件でございますが、その今おっしゃった木材コン ビナートの件については、大きな県が力を入れてこの圏域の林業活性化のためにつくり上げた、そし て組合をつくってやった事業でございます。確かに経営は非常に苦しいと聞いております。   しかし、県も挙げてこの圏域の木材産業、木材の活性化のために何としても生き返らせていかな ければならないということで今取り組んでいると聞いております。   そして、こういう事業を村上に引っ張ってくるなというようなことでございますけれども、この 事業は私ども山北町だけがやった事業ではないわけでございます。6カ市町村、7カ市町村です、粟 島も入れて。全部が取り組んで、全員が参加した事業であるわけでございますので、私どもは県と協 力して、何としてもこの地域の林業を守るためにも何としても再生をさせていく必要があるのではな いかと、そのように考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ということになれば、市長は再生を考えているのだと、地域の活性化、林業 の活性化のためにも、苦しいということも聞いていると。確かに苦しいのでしょう、これだけ書かれ るということそのものは。   では、その補助金もそこに入るということになれば、これは一つの情報を開示していただかない といけない。つまり決算内容も含めてしっかりと開示していただかないといけない。これがもしでき ないようであれば、これは議会のほうからの監査請求ということにも変わってきます。行政側からし っかりとその内容を開示した上で議会に示していただく、これが必要だろうと思います。   なぜそうなのかというと、私はこの会社を何なのだと言うためにここで立って言っているのでは ないのです。市長の今の答弁からはどういうことが聞き取られるかというと、責任の不在のあいまい さ、いわゆる責任の所在をだれかさんに向けているとしか言いようのない答弁なのです。私が聞きた い答弁は、であったとしても、住民は大滝平正市長が責任を持ってこの組合を立て直し、そして住民、 市民のためになる森林の振興をやっていくのだという政策があって当然なのです。それが全然聞こえ てこない。あすかあさってにでも本当に倒れそうな気がしてくる、答弁を聞いていると。そのときの 責任の一端は、山北町だけでやったのではないのだ、これは近隣の市町村も含めてやったことなので はないかと、こういうふうにしか聞こえない。これは、市長、どう考えてもこれはもう少し前向きに とらえてやってもらわないといけない。特にこういう補助金等をつけるに当たっては、事務方のいろ いろな努力が必要だったと思います。どうですか、所管の農林水産関係も含めて、どういう状況でや っていたのか。さっきの部長、課長、ちょっと答えてみてください。 〇副議長(三田敏秋君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) それでは、今その木材製材業の関係でございますが、これは以前か ら県が支援をしてきております。   ただ、今ことしになって要綱を変えながら、要は企業に対する補助とあるいは人的、人間を減ら すための施策と両方一緒になった中で木材製材業を県下のものを支援していこうという施策が今県の ほうで打ち出したわけでございます。それに乗りまして、私どもも市としても支援していこうという ことで、県から来る部分につけ足して支援していこうという考え方で今進んでいるわけでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) では、課長のほうはどういうふうにお考えですか。 〇副議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(竹内友二君) お答えしますが、今ほど市長、また部長が申し上げまし たように、この事業につきましては県、国の補助事業の絡みでございますので、それらの指導のもと で私どもは一緒にまさに林業振興に向けて取り組んでいるところでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それと、先ほど都市計画税等々出ましたけれども、これの辺は私の一般質問 の中で市長の政策を聞く、問う部分があります。そこでも若干触れますので、もしあれだったら税務 関係と市政関係ちょっと頭整理しておいていただきたいなと、こういうふうに思いますが。   市長、選挙が行われて、市長1万7,000票くらいですか、獲得……7,000くらいですか。あとは惜 しくも落ちられた二方、佐藤度さん、そして佐藤順さんと。この方々の票を単純に足すと3万票を超 えているわけです。私何言いたいのかというと、市長は今もう市長になられたわけですから、この7 万人市民のための市長でなければいけないわけです。1万7,000票を入れた人のための政治をしたら、 先ほど言いましたけれども、持続可能な財政と言っておりました、持続可能な政治ができなくなる。 つまり真摯に受けとめていただいて、反対された、大滝平正氏に入れなかった3万何がしかの票の人 のことも踏まえて村上市があるのだということをしっかりと胸に抑えて市政運営をしていただきたい。 どうですか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりでございます。   姫路議員からあえて今言われましたけれども、選挙終わった日からそのとおりのことを考えてや っているつもりでありますし、またこれからもやっていきたい、そのように考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それでは、大体私のほうの質問はこのように終わりましたけれども、〔質問 終了時間5分前の予告ブザーあり〕とりあえずその補助金等を出す相手先のその組合の情報の開示、 そしてその相手先のこれからの方向性、これらも含めてしっかりと行政側も把握した上で進めていた だきたいと思います。   これは、このように雑誌に載っている限り相当なことを、この雑誌が本当だかうそだかわかりま せん、私は。しかしながら、何か本当らしいような話も聞こえてきますし、その辺も含めると、しっ かりと私も調べていきたいと思います、今後。どんな状態なのか、その決算も含めて、ちゃんと補助 金を交付されるだけの団体なのかどうかも含めてやっていきたいと思います。   一応こういうことで今回の私の代表質疑、新生会を代表しての代表質疑を終わらせていただきま す。ありがとうございました。 〇副議長(三田敏秋君) ご苦労さまでございました。これで新生会の代表質疑を終わります。   午後3時25分まで休憩といたします。           午後 3時12分  休 憩                                                        午後 3時25分  開 議 〇副議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(三田敏秋君) 産業観光部長、都市整備部長から発言を求められていますので、これを許 します。   先に産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) それでは、先ほどの姫路議員の質問の中でございますが、この概要 書の6ページの下から3行目、森林整備地域活性化支援交付金という項目の質問ございましたが、私 6万9,000というような面積申し上げましたが、6,909.6ヘクタールというようなことで、4地区で実 施する予定でございますので、訂正しておわび申し上げます。 〇副議長(三田敏秋君) それでは、続きまして都市整備部長。 〇都市整備部長(須田 徹君) 私のほうは、そのさきの滝沢議員からの質問で、都市計画区域内の 線引き地域の法的な規制といいますか、法律で定められた要件に人口が10万以上と申し上げましたが、 50万以上の間違いでありました。おわびをして、訂正させていただきます。 〇副議長(三田敏秋君) ただいまの説明でご承認願います。   それでは、次に村上未来の代表質疑を許します。   17番、長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 村上未来を代表いたしまして代表質疑を行いたいと思います。   村上未来は、規約が3つありまして、そのうちの一番重要な規約というのが地域間格差を生ずる ことのない新村上市の礎を築くために、市民の目線に立った政策提案を行うというのが私たちの会派 の最大の目的としているところでありますので、市民の目線から代表質疑をさせていただきたいとい うふうに思っています。   最初に、どなたかも聞かれたのですけれども、行財政改革プロジェクト、2ページなのですが、 この部分のどのような改革をするつもりなのかということで、先ほども答弁いただきました。20年度 に大綱をつくり、そして21年度に計画を策定すると。非常に厳しい財政内容であると。10年後に100 人に1人の職員体制として、そのころになれば6万5,000人ぐらいになるのではないかというふうに 推定されるのですけれども、650人ぐらいの市の職員の体制になるのであろうというふうに思ってお りますが、現在のサービスの確保、市民に対する住民サービスの確保が改革がどのぐらいの必要性で 確保できるのかというのが市民にとって最大の知りたいところではないかというふうに私は思ってお ります。市長は、その辺についてどういうふうに思われているでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 何度も申し上げておりますように、改革はやっぱり痛みも伴います。それを いかに市民と共有した形で改革を進めていくか、それが一番大事なことではないかと、そのように考 えております。   これから策定するわけですが、できることは早速やっていくというようなことも話し合っていま すので、なるべくというか、極力住民サービスを維持しながら健全財政の堅持、改革がなされないか どうかも含めて当然検討を加えていくということでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) きのうテレビ見ますと、大阪市の知事さんの考え方、つまり施設の廃止、 存続を含めた中で、その上に職員の人件費まで踏み込まなければ大変なのだと、それぐらいの危機的 状況というのもあるわけなのですが、村上市の場合には、今私ども旧村上市では特別会計で荒川のゴ ルフ場とかみどりの里、蒲萄のスキー場等の特別会計というのは今までなかったわけなのですけれど も、こういうような施設の見直しを含めた中できちんとこれからやっていく腹づもりなのか。その辺 の危機的な状況というものがなかなか市民には理解できないという部分もあるわけです。つまりは、 20年度に大綱をつくって、21年度に計画を作成して、答申を受けてというようなそのようなスローな 形でやっていっていいのかというぐらいの気持ちを持っている市民の皆さんもいると思いますが、そ の辺について市長の考えはどのような考えでございますか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 危機的な状況で、今すぐどうこうなるというものではないのです。ですから、 余り危機的な状況とかそういう言葉は余り私は使いたくない。   しかしながら、健全財政を堅持していかなければならない。そのために組織改革、行財政改革を やっていくのだということでありますので、何か議員のお話を聞いていますと、来年にもおかしくな るというような感じに聞こえますので、決してそんなことはあり得る話でございませんし、させては いけないわけでございますので、余りそうやってあおりたてないでいただきたいなと。ですから、特 別会計ももちろんそうですし、それも含めた中で、施設も含めた中でしっかりとした財政計画、組織 改革をやっていかなければならない。それを今から始めて来年度から、そんな簡単なものでは私はな いと考えています。先ほど言いましたように、できることはすぐにでも新年度から、新年度に限らず、 早急にやっていく必要があろうと、そのように考えています。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 私も末期的な状況だというようなつもりで言っているわけではないのです。 非常に財政的に、これから市税の話とかさせてもらいますけれども、やはり非常に滞納というものも ふえていますし、きちんとやっぱりやっていかなければ、いや、あのときこういうふうに早く手を打 ったほうがよかったのでないかというときが必ず来る可能性もあるわけです。ですから、そのつもり で、市長は3人の激戦を勝ち抜いて、私は今の新市の市長は自分の身を挺してでも市民のために一生 懸命に尽くすのだというそれぐらいの覚悟がなければだめだというふうに私は思っております。です から、その辺の覚悟を踏まえてやはり市長に答弁してもらいたいというふうな気持ちで言ったまでで すので、気にしないでもらいたいというふうに思っております。   次に、コミュニティバスについて、3ページなのですけれども、これから少子高齢化の対応のた めに、効率的な市民の交通手段としてコミュニティバスを確保しながら、ネットワーク化を検討して いくというふうに言われております。これらについて、もう少し何か具体的な、どういうふうなこと をやろうとしているのか、もしわかりましたら教えていただきたいというふうに思います。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 3ページ、どこの3ページですか。           〔「すみません、施政方針の3ページです」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 前段の質問に答えさせていただきますが、そういう覚悟でここへ座っており ますので、ご理解をいただきたいと思います。   コミュニティバスの件でございますけれども、当然今非常に公共交通機関に対して厳しいいわゆ る乗車率等が課せられておりまして、ご案内のとおり1億以上のお金を要しないと今の公共交通路線 が維持できない現状であります。これは、決して放っておくことができないわけでございますので、 いかにして安く、そして便利であるコミュニティバスを活用していくかというようなことでこれから 検討に入っていかなければならない。先進地で新発田、菅谷地区もありますので、それらも参考にし ながらやっていきたいと。   もっと詳しく説明を部課長からいたさせます。 〇副議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) この交通手段の確保につきましては、施政方針にも述べてあ ります。今市長も申し上げたとおりであります。昔はもっともっと多く路線バスが走っていたわけで ありますけれども、いろんな社会の進展によりまして、あの路線、この路線と減りまして、もう維持 できないというようなところで、ほとんどのところが赤字の路線なわけでありますけれども、そこに 手を加えて、今生活交通の確保の法律がございまして、交通事業者の赤、いわゆる不足分を自治体等 で補うというような仕組みの中で運行しているのが実態でございます。今ほど市長申し上げましたよ うに、この圏域の支出の合計は1億を超えていまして、幾ら国の特別交付税あるとは言いながら、こ の市も相当の持ち出しがあるわけでございます。   そこで、この広い圏域の中で、やはりこれから高齢化、少子化の中でやはり交通手段の確保とい うようなものは欠かせないのではないかというようなことで、施政方針にも述べてあるとおりでござ います。これは、この地域に合った形のバスの運行等考えられないかというようなことを早急に検討 しなさいというようなことで指示も受けてありますので、そのような方向で、今市長が例に出しまし た新発田の例もございます。隣の福島県で行ったまちづくりに走らせたバスの例等とか新潟の政令市 で走らせているバスの例とかいろいろありますので、私どもの地域に合ったような、そして市民の皆 さんに理解していただけるようなバス運行、交通手段の確保を検討したいというふうに思っておりま す。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今の市のバス会社への補助金の件なのですけれども、旧5市町村ですと村 上で3,000万近く、そして朝日村で4,000万強、山北町で3,600万ぐらい負担し、あと荒川町と神林村 が700万、600万ぐらいで、実際バス会社への補助金という形で市から、県の負担分も合わせて1億2, 000万ぐらい出ているわけです。   それで、ちょっと資料つくってもらったのですけれども、ちょっとわからない面もあるというこ となのですが、旧村上市のものだけをちょっと出してもらいました。運行経費全部で1億4,814万ぐ らいの運行経費がかかる。それに対し、料金収入が6,263万、あとの分は欠損額ということで、その 分をまず補てんするという形の補助金になっているのではないかというふうなことですから、非常に はっきり言えば民間がやっている割合に非効率的なやり方をしているということになるわけです。   それで、私は何でこれ、市民の本当の気持ちを今の民間のバスさんがもう少し考えながら運行で きないものかなということで、きのう担当の政策推進室の職員の皆さんに聞きましたら、1年に1回 8月にある程度の1年間のことの計画は立てるということなのですが、それでいいのでしょうか、課 長。 〇副議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 議員が言われるとおりでありまして、秋、10月から翌年の9 月までの運行の計画を8月ころまでに計画を策定し、それを認めていただくというような流れになっ ております。ですから、自治体の支出の年度と若干ずれもあるのですが、そのような計画をもとに、 それからもう一つ足させていただきますと、先ほど旧市町村の負担の話もありました。例えば神林の ほうから村上のほうに来る路線、それから朝日のほうから来る路線あります。これを計画して、ここ に市も支援したいのだというようなことで認めていただくと、朝日村の走っている距離、それから村 上に入ってからの距離、これで持ち分が決まってくるので、そういう意味では全部集まる村上の中心 のところと距離の長い自治体のほうの負担が大きくなっていると、そんな仕組みでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今は全部1つになったので、ある程度1億2,000万というのは全部この村 上市が賄わなければだめだという金額になるのではないかというふうに思っているのですが、その中 でちょっと本当に市民のために考えた民間の運行なのかなというのがちょっと疑問に思ったのがある のです。   ということは、大体バスを利用される方というのは、通学されている学生さんか高齢者の方で、 日中、朝早くとか病院に行くという方が多分多いのではないかというふうに思います。それで、厚生 連の今瀬波病院にはバスは行っていないわけです。それで、瀬波温泉の吉田屋さんのところから皆さ ん高齢者の方が歩いていかれると。もう歩道もないし、坂道だと。夏は暑くて冬は寒いと。もう病院 にかからなればだめなような患者さんがあの環境の悪い坂道をおりたり上ったり、700メートルか800 メートルぐらいあるのでないかというふうに私は思っているのですけれども、そういうようなやり方 をするのではなくて、何とか厚生連瀬波病院のほうに巡回させるとか、そういうことをやっぱり考え なければ、コミュニティバスも大切なことだと思います、事業として。成功しているところも確かに あります。赤谷地区、我々も視察に行きました。   しかし、今例えば1年にいっぺん8月に直せば、その1年間である程度のダイヤ若干改正すれば できる可能性もあるところに対して、今まで何かそのような改正等してきましたか。それをちょっと 教えてもらいたいと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 詳細は今現在手元にございません。ですけれども、これまで の経緯から見まして、交通の流れ、それから人の流れ等を見まして、朝日方面から村上中心部に来る 路線の変更をした経緯がございます。それと、これは県の補助はつかないのですが、上海府地区、こ れは朝の通学、帰りの足の確保ということで、一部市単独のものも含めまして増設した経緯がござい ます。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 手前みそで岩船地区の場合には、ふれあいセンターのほうのバス何とか走 らせてくれとかいろいろあるのです。   でも、一番やはり高齢者とか弱者に対して優しいような形というのは、できれば市長、今回コミ ュニティバス走らせるというのは時間かかると思います。検討してから、また何かいろいろな委員会 つくりながらやるとなれば、もうそんな簡単にはできない。でも、今の既存のダイヤ改正を若干する ことによって高齢者の人たちが「ああ、助かった」というようなところも出てくる。そういうような 創意工夫というものもやっぱり必要でないかと思いますけれども、今の厚生連瀬波病院のほうに小さ なバスでもいいですから、大型だとあそこ曲がり切れないというところもあるかもしれないですけれ ども、何とか回して、10分ぐらい遅くなるかもしれないですけれども、またもとに戻ってくるとかと いうようなことは考えられませんでしょうか、市長にお伺いします。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、今走っている公共交通機関に対してそういうような要請をしてはど うかということでございますか。           〔「そうです」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) それは、当然のことながら、あそこ吉田屋さんまでバスが来て、ほんのわず かのところを……瀬波病院はバス行っていないのですか。ということであれば、やはりそれは話をし て、「そこまで行っていただけませんか」と。難しい問題があるかもしれません、我々ではわからな い、いわゆる運輸局管轄ですので。それらも含めてお願いをしていきたいということで政策担当に話 をしていただきます。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 8月である程度そういう考え方をしなければだめなのだったら、もう今か ら検討してもらいたいというふうに思っておりますので、まずよろしくお願いします。 〇副議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 今のご質問には市長がお答えしたとおりでありますけれども、 今の公共交通のこのシステムを使って瀬波病院となりますと、ご承知のとおり55人乗りですか、あの 大きな銀バス走っての経路を計画しておりますので、道路がそれにうまく回れるものか、その辺も含 めまして十分検討することになろうかと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 55人のバスに2人や3人しか乗っていないという現状もよく考えてもらわ なければだめだというふうに思いますので、その辺もきちんと民間のバス会社のほうに要望をお願い してください。 〇副議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 今の件については、当然担当のほうから毎年この経費の話の 中で、例えば朝日から来るもう10キロ、20キロの距離に2人、3人しか乗っていないではないかと、 小型のバスの運行で経費を削減すべきだというような話は当然申し上げています。   だけれども、今あるものを償却して使わないともっと経費ふえますというようなとんでもない返 事が返ってきたりとか、実際にはそういうものがあります。新たな経費をかけてこの運行を行ってい いのですかというようなものもありますので、その辺も含めてというようなことで検討いたします。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) わかりました。   次に、予算の中の5ページになりますけれども、市税についてお伺いしたいのですけれども、74 億円見込んだ予算となっているということなのですが、今聞くところによりますと、国民健康保険も 合わせた滞納税額が10億5,000万ぐらいになっているというふうに聞いております。徴収対策はどの ようにこれから行っていくのかということについてお伺いしたいのですけれども、市長でなくても、 税務課長でもどちらでもいいです。 〇副議長(三田敏秋君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) それでは、長谷川議員にお答えいたします。   徴収対策でございますが、市税の徴収確保対策は税の公平性を守る重要な施策であり、合併に伴 いまして次の点に考慮して進めてまいります。   第1点目としましては、税務課に徴収対策室を設置するとともに、徴収の嘱託員3名を配置して 体制を強化しました。   2点目としましては、インターネット公売等新しい滞納処分方法を導入して換価に努めておりま す。   3点目としましては、旧市町村間の徴収にばらつきがございました。今回1つになりましたので、 それらを収納会議等を定期的に開催してまいりまして、その一定化を図りたいということに努力して まいります。   4点目、最後でございますが、やはり納税者が納めやすい条件を整えると、環境づくりをすると いうことの意味から、コンビニの収納、クレジットカード利用などの新しい収納方法を研究してまい りたいと考えております。   以上でございます。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そこで、吉村会計管理者にお聞きしたいのですけれども、きょう実は商工 会議所の商業部会で矢祭町に、この前一般質問した商品券の納税についてしましたところ、視察に行 っているのです。私も議会なければ一緒に行きたいなと思っていたのですけれども、そういう商品券 の納税意識を高めるということと、それからクレジット等も手数料取られるのだから、ある程度商品 券の手数料を取られながらも、荒川町の商工会とかも一緒になって商品券の納税が可能な限り検討し てもらいたいという話したと思うのですけれども、その辺については今後どのような形になっていく 予定なのでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 会計管理者。 〇会計管理者(吉村澄子君) この件につきましては、旧村上市の3月議会で長谷川議員さんから提 案がありました。実際きょう矢祭町のほうにうちの職員と商工観光課の職員も同行させていただきま して、矢祭町の状況なんかも聞いてきていただくことにしております。   3月の議会にも申し上げましたとおり、商品券の本来の目的が商店を利用していただくためのも のでありますので、その辺で各商工会の会員の意向を十分に確認させていただく必要があるかなと思 っております。実際合併町村のほうの各商工会のほうにそういう商品券の発行があるのかどうかとい うところまでは確認しておりまして、荒川町と山北町にはスタンプ券、商品券の発行があるようでご ざいます。そこまでは把握しておりますが、実際会員の皆様のご意見を聞くまでには至っておりませ んので、今後その制度導入の可能性等を十分研究してまいりたいと思っております。   以上です。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) よろしくお願いします。   次に、6ページの第4期高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画もことしでまず第3期というの が終了して、来年から第4期に入るのではないかというふうに思っておるのですけれども、市長の先 ほどからの代表質疑の答弁をお聞きしましたら、施設をこれ以上は無理だと。私もそう思います、は っきり言って。もう1人当たり1部屋の1ベッドつくるのにもう何百万もかかるようなそういうよう な時代では私はないと思います。でも、実際のこと言いますと、何人もの方が90歳ぐらいのお年寄り を面倒見ている60歳過ぎ、つまり65歳ぐらいの高齢者の方が面倒見ているという現実があるわけです。   それで、在宅医療、在宅介護を市長は中心にしなければだめだと。私もそのとおりだと思います。 でも、残念ながら言葉だけ在宅介護を中心に村上市はやっていかなければだめだと、それだけではだ めなのです、これ。きちんとしたネットワークをつくって、どういう形にしなければだめなのかとい うことを決めていかないと非常に難しいと思います。これからこの後の救急救命医療体制のことも関 連してくるのですけれども、民間のお医者さん、特に開業医さんの協力なくして在宅医療、在宅介護 というのはほとんど不可能だと思いますけれども、その辺について市長は強い意思、そういう強い意 思の答弁を、在宅介護、在宅医療はこういう形でやるのだという形の考え方ありましたら示してもら いたいと思うのですけれども。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 誤解をしないでいただきたいと思っておりますけれども、私は施設整備がこ れ以上必要でないとは言っておりません。簡単に施設整備をして、そして施設介護が簡単にやるよう になったら非常に大変な時代が来るということで申し上げているわけでございまして、基本的には自 分のお年寄りは自分の家族が中心になって見るのが本来の姿であるということを申し上げているわけ でございます。当然ですよね。自分の親は自分たちの手で見ていただくような気持ちをみんなに持っ ていただくことがまず大事ではないかと。今そうではないと私は考えております。ちょっと難しくな ってくるとすぐ施設にお願いするというような、そういうような気風が生まれてくることが一番私は 警戒しなければならないと考えています。   例えば在宅介護をできないというようなことを言われている家でも、確かに同じ町内には兄弟、 あれがいないかもしれませんけれども、ちょっと離れたところにいる家庭も非常にあるわけでござい ますので、基本的な考え方とすれば自分の親とかそれは自分で見るというような意識を持っていただ くことが一番大事なことではないかなと、そのように申し上げておるわけでございますので、では市 長、あんたは在宅介護をきちっとした形でどうやってどうするのだというようなことではないという ことでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 私が誤解したということになれば、では市長としては例えば村上岩船福祉 会、今ほとんど市町村、関川と粟島さんも入っているのだとは思うのですけれども、ほとんどは今の 村上市がその今までの補てんをしていかなければだめだという現状にあるわけです、全部の施設。   それで、部長にお聞きしますけれども、今待機者というのはどのぐらいいるのですか。 〇副議長(三田敏秋君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) お答えします。   全体的なものをちょっと把握していないのですけれども、旧村上においては、これは重複の申し 込みもあるのですけれども、大体特養であれば500人強いらっしゃいます。また、老健とか有料型の 病床群も入れれば合わせて700くらいはいるのではないかと思われます。 〇副議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そこで、市長と私の〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕考え方がち ょっと違うというのは、施設、市長は否定しかなったということになりますよね。私は、こんなにい っぱいこと待機者がいるのにつくれないという現状があるわけですから、本当にネットワークとして 看護師さんとか保健師さんとかホームヘルパーさんとかのネットワークをきちんとつくれるというよ うなシステムをやっぱり立ち上げなければだめだというふうに私は思うのですが、その中にはもちろ んNPOとかも入らなければだめだし、それがこういうふうな形で村上市の福祉というのは今市長が 言われましたように子供が親を面倒見るのだというような形をつくり上げていかなかったら、これは 施設に入ればいいというのは何でかと言うと、先ほど言いましたように、グループホームだったら12 万から14万かかるのが5万ぐらいで済むのだったらみんな預けます。私だって在宅で家のおふくろを 8年間面倒見ましたけれども、それでも7万ぐらいかかるのです、在宅介護で。その厳しさというの は、やっぱりやってみなければわからない。ですから、どっちにするのだと中途半端なやり方では私 は無理なのではないかというふうに思いますので、それは私の考え方ですから、市長の考え方と違い ますので。   それで最後の、これが一番大事なので、あと3分ぐらいしかないので、ちょっと急いでやります けれども、救急救命医療体制の整備と。整備するというのはわかるのです。地域医療審議会等で頑張 ってくれればいいと。ですけれども、私が一番親しくしている市長さんが、あるところの市長さんが いるのです。この人の公約は、地域医療の救急体制の講習を市民に25%、つまり4人に1人を救急救 命ができる、つまり万が一自分たちの周りの人で突然倒れたときに、救急救命の講習を受けていて、 救急車が来るまでに助けるという一つの手段を考えられるというもののために4人に1人をその救急 救命の講習受けさせているという公約を立てたところ、4年たたないうちに25%を30%にしたという 市長がいるのです。市長はそういうようなところまで、お医者さんに頼る、病院に頼るというのも一 つのやり方です。でも、市民からきちんとやっぱり啓蒙しながら、市民の方にもそういう命の大事さ、 大切さというものを考えたやり方の施策をとってもらいたいと思うのですけれども、最後にこの答弁 だけいただいて終わります。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) すばらしい市長ですね。感心いたしました。私も見習うようにします。 〇17番(長谷川 孝君) 終わります。 〇副議長(三田敏秋君) ご苦労さまでございました。これで村上未来の代表質疑を終わります。   午後4時15分まで休憩といたします。           午後 4時01分  休 憩                                                        午後 4時14分  開 議 〇副議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(三田敏秋君) 最後に、民主むらかみの代表質疑を許します。   3番、本間清人君。 〇3番(本間清人君) それでは、早速でございますが、本日最後の代表質疑をさせていただきます。 私、民主むらかみを代表いたしまして、我が会派は小池晃議員を代表に、私と2人会派ではございま すが、正しいことは正しい、間違っていることは間違っているということできっちり勇気を持って言 える会派ということで、2人少数ではございますが、頑張っていきたいと思いますので、何とぞよろ しくお願い申し上げます。   早速でございますが、皆様とかなり重複をしておりましたので、その部分を省いて端的に質問を させていただきます。   最初に、村上施政方針のほうから質問をさせていただきたいと思います。施政方針のページでい きますと3ページになります。この3ページにおきましては、新卒者の採用割合がふえていると、大 学等への進学率も伸びてきているということで書いておりますが、その裏にいきますと、実はこの上 から7行目、「また、大学等で専門知識などを得ても、それを生かし切れない現状もある」と。何か 矛盾されているものが2つ載ってきているわけでございますが、この2とは違う面で、この企業誘致 を進めてまいると。この企業誘致、そのことにつきましては市長の何か具体案とか具体策はございま すでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 具体的にではどういう企業を持ってくるのだとか何があるのだということは 今のところはございません。   しかし、積極的に出向いていって、幸いにも高速交通体系が整備されつつありますし、また岩船 には商業港があるというような立地の中で、積極的に出向いていって探してくる必要があると、そう いうふうに考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 先般新聞等、また私も一般質問で言わせていただいたことがあるのですが、 新幹線の「トランヴェール」ですか、雑誌がありますね、自由にお持ち帰りください。あの雑誌の後 ろに中条の中核工業団地、そういったものが中小工業機構でしたか、何かそのようなものに属してい て、いろいろなPRが出ておりました。村上も工業団地、合併をいたしまして、神林ですとか、朝日 にはあるのかちょっとあれですが、工場を誘致する土地は結構あるかと思うのです。そういった機構、 いろいろなところに今後村上市として属するような考えはお持ちですか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、新潟県には東京事務所がございます。そういうところを積極的に活用 いたしまして、そういうところに私はもちろんですが、担当者も足を運んで、そういう方々との情報 を交換しながら、雑誌等にももちろん必要であれば掲載をする必要もあろうかと思いますが、まずそ ういうような県の出先機関とか、そういうような東京事務所あたりにしょっちゅう出向いていって何 らかの情報を得てくるのが一番いいのではないかなと、そのように考えています。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それでは、次の質問に参ります。   3ページでございますが、先ほど第1番目に質問をいたしました板垣議員の中から地域審議会と いうものについての質問がございました。私もちょっとその地域審議会につきまして市長にご質問を させていただきたいと思います。   市長、先ほどの板垣議員の答弁の中には、この地域審議会を行政改革などの意見を聞く場だと。 これは、市長の諮問機関でございますので、各旧市町村単位で12名、計60名の配置でやるという答弁 でございましたが、その中で村上市条例の中に、これ37ページに地域審議会の設置に関する協議書と いうのがございます。その中に地域審議会、この第3条ですが、地域審議会は次の各号に掲げる事項 について市長の諮問に応じて審議し、答申するものとすると。これは1番から6番まであるのですが、 市長が先ほど言っていました行政改革などの意見を求めるという部分については何も載ってこないの です。この中に入っているのは、合併市町村の基本計画の変更に関する事項であるとか基本計画の執 行状況、あと地域振興のための基金に活用するに関する事項、予算編成の際の事業等の要望に関する 事項、基本構想、各種計画の策定、変更、あと6番目はその他市長が必要と認める事項とはなってい ますが、その市長が明確に答弁されている内容は一切この中には出てこないのですけれども、その辺 はどうなのでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 行政改革とか財政改革というのは、すべてのものに相通じるものであります ので、地域審議会の中でその条例にうたってありますような審議の中でそういう意見も当然出てきて しかるべきと思っております。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、私一番心配しているのが各旧市町村単位で12名、60名という方々が その各地域を代表して審議をされるわけですが、議会に対しての報告等は今後どうなるのか。   市長が先ほど12日にはもう第1回目の会議をされるという答弁でございましたが、そのメンバー すら私ら議員には何も報告がされていない。これは、市長の諮問機関ですから、議会に報告する必要 はないと市長は思っているのか、それとも忘れているのか、それとも議会を軽視しているのか、その 辺は市長のお考えはどうでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、議会を軽視しているということは決してございません。忘れていると いうこともないし、議会に本来であればやはり必要でなくてもこういう審議会メンバーになりました よと、プリントでもいいからやるのが普通ではないかなと思っておりますけれども、ちょっと担当課 から説明をさせます。 〇副議長(三田敏秋君) 企画部長。 〇企画部長(小田貞明君) 地域審議会のことにつきましては、先ほども説明させていただきました が、いわゆる市の附属機関として設置をしているということでございまして、委員につきましてもそ れぞれ12名委嘱をさせていただきました。   議会に報告すべき内容かどうかということにつきましては、そこまで大変申しわけありませんが、 私どものほうとしても気がつかなかったと申しますか、別に秘密にする何物もございませんが、言わ れれば配慮が足りなかったのかなというふうに思いますので、必要な資料はお上げをしたいというふ うに思っております。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) その12人のメンバー、計60名というのは、もう12日に第1回目の会議を開く ということは、すべて60名決まっているのですか。 〇副議長(三田敏秋君) 企画部長。 〇企画部長(小田貞明君) すべて12名委嘱をさせていただきました。   ただし、会合につきましては、今日程調整をしておりますので、早いものはもう日程が決まった かもしれませんが、既に開催したということではございません。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それでは、そのメンバー等を別に情報を非公開というか、秘密会議ではない はずですので、ぜひとも議会側にも報告はいただきたい。そのメンバーがどういう人で決まったのか ということ自体も一応市長の諮問機関であれ議会に報告をしていただきたいと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 早速、きょうはちょっと間に合いませんので、10日からですか、本会議、一 般質問が始まりますので、そのときに配付をいたさせるように命じておきます。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) よろしくお願いします。   それと、今後審議会自体がなぜかひとり歩きをしない、もう議会よりも市長に対して意見を言う ことができる機関だということになりますと、議会は何なんだというような形にもなろうかと思いま す。初めてやることですし、私らもその経験がございませんので、今後その審議会を通した中でやは りいろいろ議会としても全員協議会や何かでやっぱり話し合いをする必要性があるのではないかと思 います。その辺も踏まえて、今後よろしくお願いしたいと。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 議会は、決してそうではないのですが、この審議会が市に対して、市長に対 して圧力団体にならないようなやはり説明をしていかなければならないと考えておりますので、その 点についても十分に配慮しなければならないなと、そのように考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それでは、審議会につきましてはその辺でよろしくお願いをいたします。   それと、12ページに入ります。12ページの中にこの若者の職業自立支援対策、雇用問題等いろい ろ述べてあるわけでございますが、その13ページにいきますと、地域若者サポートステーション事業、 そういったものもいろいろ書いてございます。若者の地元定着というものがありますが、生活ができ ないまちにはなかなか住めないのはこれ現状でございます。働く場がない、また生活をするためには 当然、日本は物々交換ではございませんので、経済力が必要である。それが一番第一条件となるわけ でございますが、少子高齢化を解消する一番の私はもとは、20代、30代の方々がこの地域に定着をし ていただいて、子供を私のようにいっぱいつくっていただいて、地域のために貢献すると。   ところが、その一番大事な20代、30代の方がこの地域で生活をできないがために各都市部に移動 すると。そうすると、残った自分の実家にはおじいちゃん、おばあちゃんしかいないという悪循環に なっていると思うのです。この辺を早急に何とかしていただきたいというのが我々若い世代の声もあ ります、もう私も若くはないですが。   そういった中で、この若者の定着、先ほど大学の進学率も上がっている。ところが、その裏を返 すと、せっかく学んだ技術や知識をこの地域に生かす場がないのだという逆の発想もあります。その 点を具体的に市長何かございましたら、お願いいたします。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まずもって少子化対策にご貢献いただきまして、心から感謝を申し上げます。   お説のとおりでございまして、学校を出ても地元に帰ってこれない、地元で職業につけないとい うのが現状であろうかと思います。これは、この圏域に限ったことではございません。新潟県におい ても非常に人材が流出しているというようなことでございまして、例えば今高速交通体系が整います と、通勤範囲が非常に広くなる可能性もございます。そのような中で、住むのはやはりこの圏域に住 んでいただいて、働く場所が少し遠くても通勤可能な今時代に入ってくるというところにも活路を見 いだしていきたいと思っておりますし、また当然のことではありますが、この地場に企業あるいは働 く場をいかにつくっていくかということもこれから喫緊の課題でありますので、取り組みを強化して いきたいと思っておりますし、まず若い人が住んで、結婚して子供を……結婚しなくても子供を産む 人もいるでしょうけれども、基本的には結婚して子供を産み育てる環境をつくる必要もあるというこ とで、短絡的にどれとどれをやったらいいということではなくて、少子化対策をあるいは雇用、少子 化対策をやるにはやっぱり最初の結婚から産まれてくる子供の働く……親の働く場とかそういう環境 をトータル的に整えていく必要があるというようなことではなかろうかなと思っておりますので、努 力をさせていただきたい、そのように考えています。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) わかりました。   それでは、次参ります。16ページでございます。16ページの中に食育の推進について書いており ます。これ、地産地消という言葉が出ております。前に私旧村上市の給食の地場物につきまして、そ の地産どの程度使われているのかなということでお聞きしたことがあります。そのときの答弁は4% ぐらいしか地場物は使っていないという答弁でございました。   合併をされて、5つの旧町村のほうの数字がわかりませんが、旧町村部のほうではどの程度その 地産地消が進んでいるのか、お聞きしたい。   それと、これから何かそういったようなものでの計画があるのであれば、それも含めてお聞きし たいと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことであろうかと思っております。子供たちの給食に岩船産米コシヒ カリを食べていただくのは当たり前の話でありますし、港でとれた魚あるいは地元でとれた野菜を使 っていただくのがごく自然で、当然しかるべきことであると考えております。   数値については、今担当部局から説明させますが、もし少ない利用率であれば、当然のことなが らこれから考えて、そういうような方向で進めていきたい、そのように考えています。 〇副議長(三田敏秋君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 地産地消の関係で地元産の給食に占める割合というようなご質問であり ます。村上地域全体では7.7%ということで、19年度の学校給食のデータが県から示されてございま す。その中で一番数値が高かったのは、旧朝日村の13.8%という状況にございます。当然私ども教育 委員会といたしましても、地元産の食材を使ってもらえるようにその努力をしていきたいと思います し、今議会の予算の中にも地元産のコシヒカリの米飯給食につきましても、旧村上市が実施されてい なかったということで、ぜひこの9月から実施をさせていただきたいということで予算の計上もさせ ていただいております。   以上であります。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ありがとうございました。   それでは、時間も限られておりますので、施政方針につきましてはこのぐらいにさせていただき たいと思います。   平成20年度の予算書のほうにつきましてご質問をさせていただきたい。まず、全体で一般会計予 算が298億8,000万円、それで平成19年度の5市町村の合計を見ますと、これは決算まだ出ておりませ んので、数字は変わるかもしれませんが、287億3,700万という数字になるのでしょうか。その差が19 億4,300万円減であればいいのですが、増になっております。その中に財政調整基金を18億あるうち から4億を取り崩して予算に組み込んでいると。この全体の予算を見ました中に、市長はこれでいい ということで当然出してきたわけですが、ここまで11億4,300万円も増にして出す予算の一番の原因 は何だったのでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 合併当初、そういうことでありまして、いろいろ約束した事業もありますし、 また継続事業も盛り込まれているというようなことでございますので、約3.9%でしたと思いました が、増の予算編成になっているということでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 先ほどの長谷川議員の質問の中にもありました。きょうも朝ニュースで泣き ながら訴えている大阪府知事、橋本さんのあのニュースが出ておりましたが、非常に1,100億円を削 減するに当たりまして、385億円といういわゆる人件費、これを削減するのに非常に四苦八苦をされ ている。今私は、村上市の職員の方の例えば給料を下げなさいと言うつもりはありません。   でも、この財政調整基金をわざわざ取り崩してまで4億を計上し、これを何とか各部長、各課に お願いをして、この4億を崩さない、せめての制限をしてくれということぐらいは市長としてできな かったものかという。本当であれば、この場で各所管の部長さんから自分のところがつくった予算に ついてどうなのだということで説明させるのが一番いいのですが、それは特別委員会もございますし、 常任委員会もございますので、そちらで審議していただければいいことであります。全体を通して、 それを執行する市長としてどうなのかということをお聞かせいただきたい。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、泣いて皆様のご理解をいただけるのであれば、私もここで泣きたい気 分でございます。そうもいきません。   今の予算は、4、5、6、暫定予算を組んで、そして6月から9カ月分の全体予算を組んだとい うようなことで、先ほども申し上げましたとおり、旧市町村単位の継続事業、そしてまた約束した事 業等もございます関係で予算上には3.9%増の予算編成となったということでございますが、ばらま きしたとか、決してそういうことではございません。前段でも申し上げましたとおり、交付税も確定 をいたしておりませんし、全部このとおり使っていいということではないと。できる限り節約をして、 一円でも多く財政調整基金に戻していけるような、そういうような執行を心がけていきたいと、その ように考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 時間もないので進みます。   いろいろ質問したいことはあったのですが、ちょっと飛ばして、この予算書の中の57ページ、こ ちらの財政一般管理経費の中に地方公営企業等金融機構出資金とあります。これは920万と計上され ているのですが、これは一体どういった機構なのでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) 公営企業金融公庫にかわります機構を国のほうでつくるわけでご ざいますけれども、そこに対する出資金でございます。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、同じページでございますが、その中のこれは5項目めでしょうか、 その中に保険料1,350万円という金額が出ております。これは何の保険料のことなのでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) 市が持っております建物とか、それから車とかの関係の保険料で ございます。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、次のページに移ります。59ページ、こちらの説明欄の生活交通確保 対策バス運行事業費補助金、こちらが1億2,434万7,000円という金額でございます。これは、どちら に補助金がいくのでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 先ほど長谷川議員のご質問にもありましたこの地域の路線バ スの運行経費の補てん分でございまして、運行している交通事業者への支出となります。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 続きまして、61ページに移ります。61ページのほうに各この項目の中にちょ っと私全然勉強不足で理解できない部分があります。それは、通信運搬費という項目でございます。 これを荒川支所が464万2,000円、朝日支所が600万、神林支所が658万5,000円、山北支所が366万5,00 0円、これを合計しますと2,089万2,000円という金額になります。この通信運搬費というのは何をあ らわすのですか。 〇副議長(三田敏秋君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) これは、ほとんどが郵便料でございます。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 郵便料で2,000万、これはいろんなもの当然あるので、別に高いとか安いと かというのはちょっとよくわかりませんが、これが庁舎のほうにもありまして、荒川支所庁舎が201 万6,000円、それと神林支所庁舎、これは該当なし、そういった項目が出てこない。朝日支所庁舎、 これも該当なし、そういった項目が出てきません。山北支所庁舎が240万。これも合計して441万6,00 0円という金額になります。これは、何で出てくるところと出てこないところが出てくるのかという のを。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ちょっと時間がないので、後で調べておいていただきたいと思います。ちょ っと先へ進みます。   次、この同じ項目の中に運転代行委託料という249万5,000円というのが上がっています。これ、 実は公用車のリース料、これが荒川支所ですと107万8,000円、朝日支所が197万2,000円、神林支所は 該当なし、山北支所が398万5,000円、合計しますと、この公用車リース料で703万5,000円という金額 が支所だけで上がってきます。これの保有している台数、それとどういったもののリース料なのか、 その辺をお答えいただきたい。           〔「暫時休憩」と呼ぶ者あり〕 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、ではつけ足しまして、神林支所の運転代行委託料、これが249万5,0 00円と載っております。この運転代行委託料というのは、どこに委託をして、どういう金額なのか、 この辺の3点。   もし今わからないようなのであれば、議長、暫時休憩をして資料を提出していただきたいと思い ます。 〇副議長(三田敏秋君) 暫時休憩いたします。           午後 4時42分  休 憩                                                        午後 4時55分  開 議 〇副議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              会議時間の延長 〇副議長(三田敏秋君) ここでお諮りいたします。   会議規則第9条第2項の規定によって、本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめこれを延 長したいと思いますが、これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇副議長(三田敏秋君) ご異議なしと認めます。   よって、本日の会議時間を延長することに決定いたしました。                                              〇副議長(三田敏秋君) それでは、答弁願います。   財政課長。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇副議長(三田敏秋君) それでは、暫時休憩といたします。           午後 4時56分  休 憩                                                        午後 5時09分  開 議 〇副議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(三田敏秋君) 今後理事者側は、チームワークよく、早急に、明確に答弁されるよう申し 入れます。   それでは、答弁願います。   財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) 大変時間をとらせまして申しわけございませんでした。   庁舎管理経費の中での通信運搬費でございますけれども、荒川支所、それから山北支所につきま しては電話料でございます。それから、神林とか朝日村につきましては一般管理費のほうに一括して 計上してございます。   それからリース料につきましては、朝日支所が3台、それから山北支所が6台、荒川支所が3台 でございます。   それから、神林の運転代行委託料でございますが、これにつきましてはバス3台のシルバーへの 運転を委託しているものでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 一番大事なのは、この予算書をすべて代表質疑でできるということ、この数 字を上げているのも理事者側であるということ、その資料も持っていないでここの席にいるというこ とが何かおかしいのではないかと。どの事項にも私は質問できるわけです。その辺は今後、市長、代 表、一番責任者としてしっかり教育していただきたいと思いますが、どうですか。〔質問終了時間5 分前の予告ブザーあり〕 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりでございまして、深くおわびを申し上げます。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、もっとここについて聞きたいのですが、また飛ばします。   73ページ、ここの庁舎情報システム管理経費の中に機器保守等委託料、これが8,271万5,000円と 計上されております。この委託は、どちらさんに委託をされているのでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 企画部長。 〇企画部長(小田貞明君) 委託先の詳しい資料については持ち合わせておりませんので、調査をさ せていただきたいと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) たった今言ったばかりなのにあれです。   でも、ここまでやったので、暫時休憩で調べてください。 〇副議長(三田敏秋君) 暫時休憩をいたします。           午後 5時12分  休 憩                                                        午後 5時20分  開 議 〇副議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(三田敏秋君) それでは、答弁願います。   企画部長。 〇企画部長(小田貞明君) 重ね重ねまことに申しわけありません。   お尋ねの電算業務の委託先でございますが、何社かございます。日立製作所、日本電気、日本ユ ニシス、富士通サポートシステム、エヌ・ユー総合物流というような会社でございます。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ほかにもいろいろ細かい数字あるのですが、またわからないという答弁にな るかどうか、1つ聞いてみます。   91ページ、この5番、ひとり親家庭等医療費助成経費3,904万1,000円とあります。今現状村上市 のひとり親家庭というのは大体何世帯対象になっているのでしょうか。 〇副議長(三田敏秋君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) 今の村上市の統計からいけば大体300ですけれども、ちょっと今全 体的な把握はしてございません。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) でも、ここに上がっている当然予算は全体の予算ですよね。旧村上市だけの 予算ではないですよね。また調べると時間、まあいいです。今度のときまでちゃんと調べておいてく ださい。   それと、では時間もありませんので、最後の質問にさせていただきます。ほかにもまだ本当はい っぱいありますが、市長、最後。   先ほど4億円のいわゆる調整基金を姫路さんの答弁でしたでしょうか、余剰金やら助成が余った 場合に戻すという答弁でございましたけれども、村上市条例のこの村上市財政調整基金条例の中には そういう使い方はできないのです。第1条で、本市は、財政の健全な運営に役立て、災害復旧、地方 債の繰上償還、その他財源の不足を生じたときの財源に充てるため、村上市財政調整基金を設置する という規定になっているのです。だから、予算が足りないから財政調整基金を使いました、それをた だ戻しましたということではないはずなのです、この条例の規約は。その辺、市長どうですか。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私は、そういうことではないと認識しておりますけれども、今までも私ども は行政をやる上でそのような方法をとってきましたので、後でよくじっくりとそれを解読させていた だきたい。財政調整基金というのは、私はそういう意味ではないかなという認識を今までいたしてお りました。 〇副議長(三田敏秋君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) 財政調整基金に市長は戻すという言葉を使いましたけれども、通 常私ども戻すという言葉を使っているのですが、予算は計上してあっても、実際には執行しないで年 度末まで、ぎりぎりになるまで執行しないで済むかどうかという、その1年間の財政運営の中でそれ を見きわめながらやっていくということでございます。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) そういう答弁なのです。   いわゆる今例えばここが震災があって、地震があったので、急遽使わなければいけないときには 財政調整基金は取り崩せるのです。だから、今言ったように帳面上は載っていますけれども、実際お ろす行為をしていないということなのです。だから、戻すとか何とかという言い方は、市長の答弁で は絶対おかしいはずなのです。だから、私も勉強している途中ですが、その辺市長もよく勉強したほ うがいいと思います。 〇副議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(大滝平正君) さっき申し上げましたが、今まではそういう言葉遣いでやってきましたので、 よくいま一度解読をしていきたいと、そのように考えております。 〇副議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 大変時間をとりましたが、これで私の代表質疑を終わらせていただきます。 どうもありがとうございました。 〇副議長(三田敏秋君) 大変ご苦労さまでございました。これで民主むらかみの代表質疑を終わり ます。   以上で代表質疑を終了いたします。   ただいま代表質疑の対象となりました議第34号から議第54号までの21議案については、付託表の とおり、会議規則の規定によってそれぞれ所管常任委員会に付託をいたします。   なお、予算付託表で修正があった場合は議長に一任を願います。                                              〇副議長(三田敏秋君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。   本日はこれで散会といたします。   長時間大変ご苦労さまでございました。           午後 5時26分  散 会