平成27年村上市議会第1回定例会会議録(第4号) 〇議事日程 第4号 平成27年3月2日(月曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  一般質問                                                                                  〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君 7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君 13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君 19番   小  林  重  平  君   20番   佐  藤  重  陽  君 21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(1名) 12番   川  崎  健  二  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市長職務代理者                   鈴   木   源左衛門    君        副  市  長        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    高   田       晃   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     大   滝   一   芳   君        税 務 課 長    板   垣   喜 美 男   君        市 民 課 長    佐   藤   勝   則   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     佐   藤   憲   昭   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    東 海 林   則   雄   君        会 計 管 理 者    忠       芳   夫   君        農 業 委 員 会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選 管 ・ 監 査                   米   山       聡   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は24名です。欠席の届け出のある者1名です。遅参 1名です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、6番、川村敏晴君、18番、滝沢武司君を指名を いたします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問                               〇議長(板垣一徳君) 日程第2、27日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は、5名を予定しております。ご了承ください。   最初に、13番、木村貞雄君の一般質問を許します。   木村貞雄君。           〔13番 木村貞雄君登壇〕 〇13番(木村貞雄君) おはようございます。議長のお許しが出ましたので、私の一般質問をさせ ていただきます。   私の質問は3項目であります。1項目め、@、子育てと学校教育は非常に関連があります。近年、 認定こども園として認可を受けている施設もありますし、また、学校教育課を子ども教育課への組織 体制を変えて子育て支援に力を入れている自治体もあります。質の高い保育を実現するためにも、幼 児教育と幼児保育に大いに期待するとともに、学校教育のさらなる向上と、モラルの高い社会人を育 てるためにも、幼児教育と幼児保育については、学校教育課で所管したほうがよいのではないかと思 います。以前にも質問したことがありますが、改めて考え方をお聞かせください。   A、小中学校の統合については、村上市立小・中学校望ましい教育環境整備検討委員会において 検討されております。その進捗状況をお聞かせください。特に平成19年度に旧神林村において答申 された小・中学校統合については、合併後もそのまま引き継がれております。国では教育改革を進め ておりますが、整備統合について今後どのような形で進めていかれるのかお聞かせください。   B、文部科学省では、教科に格上げする道徳の小学校、中学校の学習指導要領改定案を公表して おります。今までの教材を読むだけの読み物道徳から、考え、議論する道徳への転換を図りたいとし ているようであります。この実施は、2018年度以降としておりますが、文部科学省では2015年度 から新指導要領の内容を先取りした授業も可能とのことですが、教育長はどのような考え方で進めて いかれるのかお聞かせください。   C、防災教育について、新潟県防災教育プログラムが昨年完成し、小中学校に配付され、みずか ら生きる力をはぐくむ防災教育が始まっておりますが、実際の市の取り組みについて詳しくお聞かせ ください。   D、低所得世帯の子供の進学や学力向上を後押しする動きが全国で広がっておりますが、本市に おける児童・生徒のいる生活保護対象世帯数と、またどのように支援されているのか、支援策につい てお聞かせください。   2項目め、村上総合病院の新築移転と周辺整備について。@、村上総合病院の計画がおくれてお りますが、その要因をどのように考えておられますか。   A、村上駅の東西のまちづくりが進められておりますが、将来的なことを見通した道路計画、ま たそれに対して、現在の道路の活用の方法等はどのように考えているのかお聞かせください。   3項目め、上水道事業について。@、神林地区(南大平・指合・河内簡易水道)上水道統合計画 の概要と総事業費についてお聞かせください。   A、市で未改良の水道管(石綿管)の延長はどのくらい残っていますか。また、その整備計画は できているのかお聞かせください。   以上でございますが、一たん降壇し、再質問させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。           〔市長職務代理者 副市長 鈴木源左衛門君登壇〕 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) おはようございます。それでは、木村議員の2項目 めの3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、子育てと学校教育についての1点目から4点目につきましては、教育長に答弁 いたさせます。   次に5点目、児童・生徒の生活保護対象世帯数と、その支援策についてのお尋ねでございますが、 小学生から高校生のいる世帯は26世帯、人数は小学生21人、中学生10人、高校生11人、合計42 人であります。生活保護制度において、小中学校のいる世帯には教育扶助として学校で必要な経費、 教材代、給食費などを支給しております。また、高校進学率の高まりや子供を自立、就労させていく ためには、高校就学が有効な手段と考え、生業扶助として高等学校等就学費用を支給しております。 ここ数年の生活保護世帯の高校進学率を見ますと100%であり、生業扶助により高校進学につながる ものと考えております。   次に、2項目め、村上総合病院の新築移転と周辺整備についての1点目、村上総合病院の計画が おくれているが、その要因をどのように考えているかとのお尋ねについてでございますが、先日も大 滝久志議員の一般質問でもお答えしましたとおり、新潟県厚生連からの説明では、厚生連や医療を取 り巻く情勢が変化し、厳しい状況であるとの内容でありました。具体的には、消費税の影響や建設資 材の高騰等の社会情勢、監督官庁である農林水産省との協議に時間を費やしているとのことであり、 新築移転の計画に必要な厚生連全体の経営計画や財務状況によるものと考えております。   次に、2点目、村上駅の東西のまちづくりが進められているが、将来的なことを見通した道路計 画、またそれに対して現在の道路の活用方法等はどのように考えているかのお尋ねについてでござい ますが、病院移転後の跡地利用や駅周辺の都市施設の整備、あるいは活性化やにぎわいなどにつきま しては、「村上駅周辺まちづくりプラン」(基本構想)が3月末に答申される予定であります。実施 すべき施策や取り組みにつきましては、答申をいただいた後に検討することになりますが、道路の詳 細計画や基本設計を作成する上では、利便性や安全性を考慮し、現在の道路や都市計画道路などと調 整を図りながら、その活用方法も含め検討する必要があると考えております。   次に、3項目め、上水道事業についての1点目、神林地区(南大平・指合地区・河内地区簡易水 道)上水道統合計画の概要と総事業費についてのお尋ねについてでございますが、南大平、指合地区、 河内地区の両簡易水道とも水源が表流水であるため、降雨時に濁度、色度が上昇することや、冬期間 の維持管理に問題があることなどから、安定した水質と水量の確保を図るため、平成26年度から平 成28年度までの3カ年計画で上水道区域統合整備事業を実施しております。事業の概要は、小出地 内に上水道の送水ポンプ場を設置し、南大平と河内を結ぶ市道わきの高台に新設する配水池まで送水、 送水地からは自然流下で配水を行います。管路整備延長は6.7キロメートル、配水池1基送水ポンプ 場等の整備のほか、災害時の重要施設である消火栓の対応も考慮した配水計画となっております。現 在計画どおりに事業が進んでおりますので、予定どおり平成29年度には供用開始できる見込みであ ります。総事業費につきましては、5億8,444万2,000円を予定しております。   次に、2点目、未改良の水道管(石綿管)の延長はどのくらい残っているか、また整備計画はで きているのかとのお尋ねについてでございますが、石綿管の残存延長につきましては、上水道地区で 約6.3キロメートル、簡易水道地区で約5.6キロメートル、合わせて約11.9キロメートルでありま す。整備計画につきましては、年度ごとの詳細な整備計画はございませんが、全体的な水道管更新計 画をもとに、毎年漏水箇所や緊急性の高い老朽管から順次改良を進めております。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、木村議員の1項目め、子育てと学校教育についての1点目、幼 児保育と幼児教育の所管を学校教育課に含めたらどうかとのお尋ねについてでございますが、昨年9 月定例会でもお答えしたとおり、現在は現体制で行える行動連携を進めております。具体的には、郷 育会議において中学校区単位に「幼・保・小・中連携プログラム」等を作成して取り組みを進めてお ります。幼保小でのいろいろな行動連携を図る中で、地域の方の力もかりながら取り組みを進めてお りますし、このような行動連携をさらに充実させていくように、福祉課とも連携を図りながら支援を 進めてまいりたいと考えております。   また、文部科学省は、第2期教育振興基本計画の中で、子供の成長に応じた柔軟な教育システム 等の構築を具体的方策に挙げて取り組みを始めております。既にこの取り組みを進めている他市の事 例も参考にしながら、よりよい方向に向けての研究を進めてまいりたいと考えております。   次に、2点目、村上市立小・中学校望ましい教育環境整備検討委員会の進捗状況と今後の進め方 についてのお尋ねでございますが、検討委員会につきましては、これまで2回の検討委員会を開催い たしました。先般ようやく国から「学校の適正規模・適正配置等に関する手引」が示されました。こ の手引書を各委員に配付することとしておりますし、その後委員会を開催する予定としております。 この国の統廃合に関する考え方を見据えながら、さまざまな観点、角度から活発な議論がなされ、来 年度中の答申に向け、検討が進むものと思っております。   次に、3点目、道徳教育についてのお尋ねについてでございますが、道徳教育は、本来学校教育 の中核として位置づけられるべきものでありますが、その実態には多くの課題があり、文部科学省で は平成30年度から道徳の教科化を行う予定としています。それまでの移行期間につきましては、本 市でも道徳の教科に向けた準備をきちんと進めていくことが大切であると考えます。そのためには、 道徳教育の目的である道徳性の育成に向けて、各学校の道徳教育の目標や内容を見直すとともに、効 果的な指導がより確実に展開されるよう教育課程を改善していくことが必要です。また、多様で効果 的な道徳教育の指導方法へと改善できるように、各学校で授業改善を行っていくことが大切であると 考えております。   次に、4点目、防災教育についてのお尋ねについてでございますが、防災教育については、新潟 県から配付された防災教育プログラムに沿い、各学校において実態に合った取り組みが進められてお ります。各学校においてその取り組みを確実に行うことが大切であると考えますし、今後も各学校で 実効性のある防災教育が実施されているか確認してまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 教育長は、この前もそうですけれども、幼・保・小・中連携プログラムを 作成してやっていると。校長先生あたりから話聞いても、そういう取り組みをやっているということ は確かにわかるのですけれども、その小中の小学校、中学校という流れの中の連携はいいのですけれ ども、私が一番言いたいのは、幼児教育、幼児保育という、幼い時期に力を入れてもらいたいという、 小学校へ入る前にしっかりした人間形成というか、将来社会人になるための基礎を、そういうものを 築くような流れをつくってほしいと、そういうことで私質問しているわけですけれども、食育にして も、やはり小学校に入ってからは間に合わないのではないかというような、そういうことで、しかも 成長期の一番重要な時期に体力づくりに影響してきますので、やはりスタートから順調に体づくりを し、そして心身ともにたくましい体にしてもらいたいと、そういったことで幼児教育、幼児保育とい うような、幼い時期に重点にしていったことによって、知、徳、体の調和のとれたたくましく生きる 子供に育ってほしいということを常々考えているわけなのですけれども、そういった幼い時期という のは、昔から当たり前のことで、親が子供に教えて、その子供が親になって、順繰り順繰りと循環し ていくのが理想なのですけれども、ある時期にそういった循環が崩れる場合があるのです。親がうま く子育てできない場合とか、また忙しくて割と手をかけられないとか、そういう環境があるわけです ので、子供にしては親は選べないわけですので、幼児期に順調に過ごせなかった子供が、例えば1人、 2人いることによって、小学校に入学した場合にクラスの中でもまとまりのないような場合が出てき ますので、いろいろと先生方も悩んだり、ひどいところでは学級崩壊に近いような場合もありますし、 そういったことで現在、幼小中一貫教育を行っているところもありますし、私の一番言いたいのは、 小中の連携の前に、まずは幼児期にもう少し、福祉課の今やっているやり方以上に、教育的な面を取 り入れた教育をやっていただきたいということだが、教育長いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 議員のおっしゃること、確かだと思っております。小中の連携は、確かに 前から大きく取り上げられておりましたし、取り組みも進んでいると私ども認識しております。それ に比べ保小の連携は、若干おくれているのではないかという議員の指摘も確かにあると思っておりま す。先ほど文部科学省も、その点について非常に危機感を持ち、本年度1月に、今議員がおっしゃっ たところを大切にしたスタートカリキュラムというものを各学校に配付しております。また、保育園 に向けても「子供の学びと育てをつなぐために」という冊子を配り、各学校においてこのことがきち っと行えるという話をしております。先ほど述べましたように、今小学校においては、その学びのつ ながりを大切にした保小の連携をしていってほしいと。そして、前回木村議員にお話しした、子供の 幼児期に大切なことは、学びの自立、生活上の自立、精神的な自立、この3つの自立が大切であると いうふうに9月のとき答弁をいたしました。文部科学省のほうも、その辺で安心と成長と自立という 形を3つのキーワードにして連携を取り組みを進めてくださいと。そのためにカリキュラムをきちっ と編成しておきなさいというような具体的なものを示しております。市教育委員会といたしましては、 今までそれぞれの中学校区に任せていた保小連携、すなわち実態に応じた連携を進めてくださいと、 このように取り組みを進めておりましたが、これを一つの基本線として保小中連携を、取り組みをさ らに強化していきたいと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 村上市で一番私褒めてやりたいというほどいい教室があるのですけれども、 ことばとこころの相談室がありますけれども、これは歴史のある合併前から広域事務組合でやってい たわけなのですけれども、村上小学校の一部を使っているのですが、細々とやっているといえばあれ ですけれども、ほかの自治体ではそういったところがないので、今そういう幼保、そういった連携し ているところの学校では、そういう相談センターのようなものを取り入れて一緒に組み入れているわ けですけれども、こういったすばらしいのが村上市にあるわけですけれども、これは所管が教育委員 会でありますので、そういったことと組み合わせていければ本当に理想なのかなと私なりに思ってい るのですが、この中にもう一つ、子育ての関係で問題があるのは、やはり子供たちを教えるのは確か なのですけれども、その以前に保護者のほうがそういった子育てにうまくやっている人とうまくやっ ていない人というのが物すごく格差があるのではないかと、そういうふうに思うのですけれども、そ ういう観点で村上市においてはパパママ何とか教育というのがあるのですけれども、そういった母親 が子供を持つ前の、以前にそういった指導的なことといいますか、そういう教育に関して教えたらい いのかなと思いますけれども、福祉課長はいかがですか、そういう点については。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 私どもの事業のほうでは、特にそういった事業は用意されてはおりませ んけれども、保護者の方の中には確かにいろいろな方おられるとは思っております。それと、生まれ る前にいろいろな教育ということでありますけれども、そちらのほうになりますとなかなかまた私ど も単独でできるものではないと思っておりますので、そちらに問題があるとしたら、市全体でまた考 えていかなければならない部分かなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 今ほど教育長からいろいろと連携のこと話がありましたのですが、今福祉 課でやっている保育士さん、福祉課長にお伺いしますけれども、そういった保育士のいろいろな研修 とかはどんなふうにやっているのですか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 保育関係の研修、年にかなりの数ありまして、そちらのほうはすべてみ んなに満遍なく行き渡るような形で研修を受けてもらうような形にしております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 時間のあれもあるので、次に移りますけれども、小中学校の統合について 今ほど教育長のほうから適正規模が示されたということで、これは合併前の当時、平成19年度にも そういった統合の計画の中で適正規模というのがいろいろと研究されてきたわけですけれども、また 改めてそういった適正規模というのを示し、そして答申を進める予定なのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 適正規模というのは、大きく今回変わっていません。今後まだその点につ いて文部科学省は具体的なものは示してきておりませんが、小学校12学級から7学級でしょうか、 前示された表の中身のとおりであります。ただ、僻地、複式学級等についても見直しは今後図られて くるだろうということは示されております。今回の文部科学省が示したものについては、適正規模の ものについてはそのままとし、そしてそれを取り組みを進める上でやはり必要なことについて、例え ば通学距離を見直しをするとか、そういうものが示されております。また、文部科学省が今回示した ものは、やはり適正規模で子供たちの学習を進めることは非常に大事であるという一方で、小規模の よさも大切であろうと。ですから、小規模校をそのまま生かすのであれば、地域住民の声を生かして 進めていくならば、そのデメリットをいかに改善していくかが大事であるというような答申内容にな っております。ですから、このことを受けながら、どちらにもメリット、デメリットあるけれども、 文部科学省としてはそれぞれの市町村、自治体においてそのことを受けながら、目の前の子供につい てよく話し合いを進めてほしいというような形で答申が出されております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 旧神林村では、当時保育園もよその地区から進んでいるわけですけれども、 保育園の統合、それで保育園で早目に学校よりも統合進めておりますので、例えば保育園に上がった 児童が、今西神納地区、神納地区、東神納地区が一緒に保育園で統合しているわけですけれども、一 たんそこで友達とかなれてきたのに、小学校行くと今度また分かれてしまうのですよね。それぞれの 小学校に3つに分かれてしまうのです。それで、何か変形しているようなあれが数年続いているわけ ですので、やっぱりその当時神林村では、そういった学校統合も踏まえて保育園も統合したと思うの です。ですから、今の時点では変形しているようなやり方なので、合併してから7年目ですか、それ でもうそろそろその時期に来ているのではないかと思うのですけれども、その辺教育長から何か考え ありましたら。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今の件でございますが、当然少子化は、先に訪れてくるのは保育園である ということは先でございますので、保育園が先に進んできているということは、これは否めない事実 であります。村上市教育委員会としては、今までは小規模校のよさを生かした教育を進めていこうと いうことで取り組みを進めてまいりました。その点において、保育園が先に統合等を進めた、その部 分についての問題点が出てきているとすれば、その点については非常に反省していなければいけない 部分かもしれません。ただ、学校とすれば、それ等も踏まえた上で子供たちを受け入れているわけで ありますので、私今現在は大きな問題はないと考えております。ただ、今後望ましい教育環境を考え る委員会におかれて、そのことも踏まえて検討がなされると、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 今回アベノミクスで総合戦略、地方総合戦略の関係で、本市もその総合計 画を見直しするというような話なのですけれども、そういった今回の総合計画の見直しの中には、そ ういったこれからの学校統合についてはそこに組み入れるあれはあるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡寞ヤ也君) 先ほどの教育長答弁にもありましたように、検討が進められている 事項でもございますので、十分考慮する必要はあるかなというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) それでは、次に移りますけれども、道徳の教科化というようなことなので すが、これはいじめ自殺問題を受けて政府で教育再生実行会議が教科化を提言して、有識者会議でま とめてそういうものを進めたわけですけれども、そういう教員の指導力の向上が重要だと思うのです けれども、教員養成や現職教員の研修の充実とかはどんなふうに考えておられるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 道徳教育についての研修について、これからどのように進めていくかとい うご質問でしょうか。 〇13番(木村貞雄君) はい。 〇教育長(圓山文堯君) 先ほども言いましたように、私は道徳教育は今までもきちっと進めてきて いるというふうに認識はしております。大きな差違はないと認識しております。ただ、文部科学省が 今回特別の教科、道徳と示してきた背景の中には、今まで我々教職員が行ってきた指導の反省が込め られているのではないかと、このように認識しております。すなわち我々の指導の足りない部分につ いて、ここは大事だよというふうに示してきていると。その部分について研修をこれから進めていく ことが大切であると、このように認識しております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) この前も同僚議員がこの質問をされたと思うのですけれども、その中で修 身の話も出たのですけれども、道徳と修身は違うわけですので、日本は戦前、修身というのに力を入 れてきまして、それはある程度抑えつけるような教育で、確かにまとまりはあったのですけれども、 その後戦争に負けてからは、アメリカの勝戦国といいますか、そこで修身というものは排除されたわ けなのですが、今回安倍総理が進めている教育改革の中で、道徳の関係で外国文化についての学習と いうような新聞記事に載っていたわけなのですけれども、そういう小学校の1年から3年までに早め たのですが、そこに日本を愛する態度の育成も前倒しするという記事があったのですけれども、そう なりますと外国文化ということは、やはり歴史のあるものですから、今日本で一番悩んでいるという か、歴史認識の関係でいろいろと問題があるのですが、そうしていきますと、なかなか先生方も大変 だと思うのですが、その辺はどんなふうに捉えていますか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 日本の教育の中で、今グローバル化ということは大切な教育の視点である というふうに認識しております。それは道徳だけではなく、すべての教科においてグローバル化につ いて意識を進めていくことが必要であると。世界全体を見るとき、まずよその国の人間を愛する、よ その国を理解するためには、私は自分の国のことをしっかり理解できずによその国は理解できないと いうふうに認識しております。すなわち日本の国のよさをしっかり認識することによって、そのよさ と他の国を比較したり、考えたりすることが大切であると。ですから、日本の国のすばらしさ、よさ、 それ等をきちっと認識することが大事だろうと。また道徳、この間述べました私たちの道徳の中に、 世界の人々とつながってというところが、今議員がおっしゃった中身であると思いますけれども、こ の中にも日本人としての自覚を持って、私にできることは何だろう、私たちがやらなければならない ことは何だろうということであります。要は世界全体の中で、我々日本人は、ではどうあるべきなの だと、そのことによって世界を考えていくというような考え方であります。ですから、最初このよう な考え方で取り組みをきちっと進めていけば、グローバル化的な教育もしっかり進めていけるものと、 そのように認識しております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 時間もあれなので飛ばしますけれども、2項目めの村上総合病院の関係で 再質問させていただきますけれども、同僚議員もこの前病院のことで、厚生連が計画、そういったも のを出してくる前に、何か積極的にやれないかというような話があったのですけれども、私もその点 でどうしようかなと思って通告したのですけれども、要するに市でやるものであればいいのですけれ ども、厚生連のやっているのに対して口を出すというか、そういうのがうまくないというようなこと で通告は除外したのですけれども、やはりこれからやってほしいというようなことに関しては、もう 少し考え方を変えていかなければならないのかなと思っているのですが、要するにあらゆる事業が計 画された場合に、一番最初に考えられるのが、私は素人ですけれども、土地の確保というのが一番最 初に出てくる問題ですので、その土地の確保ができれば、どんな方でもこれから始まるのだなという 想像ができますけれども、まだ今になっても何ともそういう出発点が見出せないというのが一番問題 なのではないかなと思っているのですけれども、今回は職務代理者でありますので余り追及はしませ んが、副市長、何か意見がありましたらお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 私どもも、やはり村上総合病院の新築は喫緊の課題 だということで、平成23年から動いていました。〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕本当 に当初旧ジャスコ跡地、あそこであれば非常によかったなというのはあるのですけれども、いろいろ 有害物質があったということで、それは断念せざるを得ない状況でした。その辺からちょっと場所の 問題についてもいろいろ紆余曲折ありましたけれども、その中で鋭意厚生連としても状況も大分以前 の状況と変わってきたというようなこともあります。そういう意味で、3月末にははっきりそういう のが示されるということでありますので、私どももそれに応じてしっかり体制整備を整えながら、そ の時点で市としてできることは最大限やっていきたいということでございますので、ご了解をいただ きたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 先ほども厚生連の財政面、医療を含めて全体的な財政面が厳しいというよ うな答弁があったのですけれども、これについても私は合併後、佐渡の厚生連が建設されるに当たっ て研修に行ったときに、佐渡の市としての対応の、やはり村上市と同じように市で30億ですか、あ のときは補助したわけなのですが、そのときにやはりこれぐらいのお金は準備しなければならないの かなと思っていたのですけれども、それで本市といたしましては20億のお金を出すと、そういった ことで進めてこられたわけですけれども、今まで誰もそんなこと言ってこなかったのですけれども、 私は今の村上市で一番重要視されているのは、やはり村上総合病院の建設であると考えています。と いうのは、合併当初からいろいろなアンケートを見ましても、とにかく病院を建ててほしい、そうい う医療に力を入れてほしいというのが大半の希望であったし、今現在でもどなたに聞いても、やはり 一番注目されるのが、この村上総合病院の建設であると考えております。そういった観点から、今の 村上市の財政状況も考えながらですけれども、合併してから一本算定でやっているのが、ことしの平 成27年度まではいいのですけれども、その後そういった一本算定になるのが心配で、そういう基金 も20億もためておりますし、また国の方向としても、思ったよりも段階的に、最終的に7割程度に おさまるのかなというような情報も聞いていますし、そういったあらゆる観点からしても、例えば村 上市で10億をふやして、そういった話の中でも進めていければいいかなと、そんなことを思ってい るのですけれども、これは職務代理者には質問しませんけれども、そういう考え方で、ぜひとも早目 に村上総合病院を建設してほしいという、その気持ちで私今、別に答弁はいいのですが、そういうこ とであります。   それともう一点は、西口のほうなのですけれども、西側ですか、西側のほうなのですけれども、 今水道局長しておられます課長が前に担当していたのですが、あそこの道路が非常に今現在悪くなっ ているので、そういったこれから病院の話が進んでいく中において、もう少し整備してほしいと思う のですが、これは都市整備課長、いかがですか。〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 今木村議員おっしゃるのは、市道機関車庫裏線という道路のこと だと思いますけれども、これも前にもお話ししたとおり、このまちづくりプランの中で一緒に整理と いいますか、課題を整理していくというふうなことでやってきておりますので、その答申を受けた後 にそういったものを見ながら、また検討してまいりたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 時間もありませんので、3項目めの上水道事業の関係で、南大平、指合、 河内地区が上水道の計画にのっとり、これから進められるということは本当にありがたく思っている のですが、それで1点お伺いしますのですけれども、上水道になりますと水道管大きくなりますし、 この上水道化に伴って、これは消防のほう聞けばいいのか、総務課の防災のほうあれですけれども、 消火栓も簡易水道だと小さいわけですが、これからそういった点で消防のほうの関係で、75ミリの 消火栓にしていかなければならないし、そういった計画というのはあるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 水道局長。 〇水道局長(東海林則雄君) 今上水統合する水道の計画の中には、配水量とかその他計算する中で、 消火栓を地元からの50ミリの消火栓を7号にしていただきたいというような要望ありましたので、 水道を消火栓に水を送る部分についての計画がなされております。あとは消火栓のことについての要 望は、状況が進んでいったときに、これからの改築の計画になっていくと思います。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) そういう計画があるということなので、ぜひとも早い時期に順次計画を立 てながら進めていってほしいと思います。   以上をもちまして私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで木村貞雄君の一般質問を終わります。   11時5分まで休憩します。           午前10時50分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、5番、本間清人君の一般質問を許します。   本間清人君。           〔5番 本間清人君登壇〕 〇5番(本間清人君) 市民クラブの本間清人でございます。議長のお許しをいただきましたので、 私の一般質問をさせていただきたいと思います。   今回の質問項目は3点でございます。まず1点目、火災や災害などの対策と支援についてであり ます。本年度の出初め式において、村上市消防団長から火災ゼロを目指すとの力強い挨拶がありまし たが、残念ながら火災が発生してしまいました。火災予防については、地元消防団、町内会、自主防 災組織などでも啓発活動を行っておりますが、各家庭で気をつけていただくしかありません。そこで、 被災者救済の立場から、行政として火元の方や被災された方などへの支援はどのようになっているか お聞きいたします。   2項目め、介護サービスについて。2月11日に新潟市江南区曙町にある株式会社イシカワの住 宅展示場において、社会福祉法人夢のみずうみ村という山口県山口市でデイサービスセンターを運営 する会社が、新潟に来年度フランチャイズ化して施設を開所するための説明会があり、友人の紹介で 行ってまいりました。施設の運営方針は、利用者自身の能力を伸ばす「生きがい養成所」であり、利 用者個人のプログラムが中心となった介護メニューに対応するためスタッフ育成に取り組んでおり、 一般の介護施設とは全く違う印象を受けました。村上市も高齢社会の中で介護サービス事業は欠かせ ない事業の一つですが、職員の教育や業者の研修などはどのように行っているのかお聞きいたします。   3項目め、市長職務代理について。市長の病気療養の間、副市長が市長職務代理者となりました が、告示には当分の間となっております。予定期間などの詳細は公表されないのでしょうか。また、 市長職務代理者としての事務執行の際、支障になるようなことはないかお聞きいたします。   以上、3項目であります。後ほど再質問させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。           〔市長職務代理者 副市長 鈴木源左衛門君登壇〕 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) それでは、本間議員の3項目の質問について順次お 答えいたします。   最初に、1項目め、火災や災害などの対策と支援について、行政として火元の方や被災された方 などへの支援はどのようになっているかとのお尋ねについてでございますが、一般的には個人で加入 している火災保険等による対応が基本でありますが、延焼または消防活動に伴い、住宅等に被害を受 けた場合には、村上市災害見舞金の支給に関する要綱により見舞金を支給いたしております。また、 市税や介護保険料、保育料等の減免、火災により発生したごみの処理料金の免除などの支援を行って いるほか、火災により住むところがなくなった方には、市営住宅への一時的な避難の相談や、災害用 備蓄品の提供も行っております。これとは別に、天災等により15世帯以上に及ぶ大規模な火災が発 生した場合は、村上市災害救助条例により救助等を行うこととなっております。   次に、2項目め、介護サービスについて。介護サービス事業所の職員の教育や業者の研修はどの ように行っているかとのお尋ねについてでございますが、介護サービス事業所の職員の研修は、介護 サービス事業者が行う施設内研修と、職員が研修会に出かける施設外研修がありますが、介護サービ ス事業所では必要に応じ各種研修に取り組んでおります。職員が受講した研修内容については、県や 市が行う実地指導の際に確認をしております。本市では今年度、介護支援専門員を対象に介護サービ ス計画作成についての研修会を実施いたしました。また、国や県からの研修会開催に関する情報提供 があった場合には、その都度、介護サービス事業者へ情報の提供を行っております。   次に、3項目め、市長職務代理についての1点目、予定期間などの詳細は公表されないのかとの お尋ねについてでございますが、けが等とは違い、いつまでという終期のめどが立ちにくいことから 当分の間としているもので、復帰時期については、治療による健康状態によって判断されるものと考 えております。今後復帰時期について、具体的になり次第公表してまいります。   次に、2点目、市長職務代理者として事務執行の際、支障となるようなことはないかとのお尋ね についてでございますが、地方自治法第152条の規定によって、職務代理者が市長の職務を代理で きる範囲は、原則として市長の職務権限のすべてに及ぶものの、市長の身分や資格を要件として長に 付与された職務権限についてまで、職務代理者の代理権が及ぶものではないと考えられております。 このことから、個別の事案の内容等を勘案し、慎重に対処しており、行政運営について支障がないよ う職務を遂行しているところであります。よろしくお願いいたします。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ありがとうございました。   では、1点目から早速再質問させていただきます。今職務代理者のご答弁ですと、基本的に村上 市の場合は個人の保険などが基本だと。そのほかに災害に遭った方々への見舞金並びに市営住宅への 相談、備品などの貸与というのですか、そういったものの相談を受けるということでございました。 総務課長にちょっとお聞きいたします。災害支援法などの施行によって救済措置、被災者支援制度と いうのがいろいろ国のほうでも法的に確立してきたわけでありますが、村上市の中にはそういった被 災者に対する支援制度、そういったものに関しての制度一覧みたいなものというのはございますか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 個別な制度一覧というものは、私承知しておりませんが、条例上は整備 されております。ちなみに災害救助法適用される場合の市としての条例につきましては、先ほど言い ました、見舞金のほうは別ですけれども、いわゆる災害の救助に関する条例、それと弔慰金に関する 条例等があります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 村上市も災害は少ないといえども、ちょくちょく火災でもたびたびございま す。教育長も数年前、ご自分の裏、塩町の10件も火災された際に、私も筒先持って消防活動してい たわけでありますが、最近も火災起きていますし、きのうは旧亀田町の商店街で7棟が全焼するとい う火事がございました。いろいろ調べてみますと、各自治体でそういう被災者の支援制度というのが 確立しておりまして、例えば今治市さんなどの例を見ますと、これは総務部防災危機管理課が当然担 当となってやっているのですが、その火災、そのほかに自然災害いろいろありますが、それを全部対 象としたこういった一覧表の中に、例えば市民税、こちらは震災、風水害、火災、その他これに類す る災害の場合に、税額の8分の1から全額の免除をすると、そういったものをちゃんと明記されてい るのですね。あと国民健康保険税に関しましては、所得税所得割、資産割額の10分の5から全額の 減免、介護保険料に関しましても、保険料の4分の1から全額の減免、固定資産税は、その日以降の 納期にかかわる固定資産税の額の100分の40から全額を減免、災害弔慰金にしましても、生計を主 として維持していた場合は500万円、その他の場合は250万、これは自然災害により死亡した場合 とかの遺族に対する弔慰金でありますが、あと災害障害見舞金として、こちらも250万とか125万 とか、火災に応じてある部分でいきますと、今回通告が火災でありますので、例えば障害福祉サービ スの利用者負担、こちらも火災が入っておりまして、通常10%である利用者負担額を12カ月を限度 としてゼロ%から5%に減額、その他障害者生きがい活動通所事業利用料、こちらの利用料も全部ま たは一部を減額し、または免除する。介護サービスの利用者負担額にしましても、通常10%である 介護サービスの利用者負担額を6カ月間ゼロ%から6%に減額、あとは介護保険給付制度なども、介 護保険給付の支払い方法変更の対象外、介護保険給付額減額措置の中止、そういったようないろいろ な細かなです、ごみの一般廃棄物処理手数料を減額し、または免除するだとか、これは村上市も今そ うだということでありました。下水道、それから市営住宅への入居、これは公募に行わず、市営住宅 に入居させることができるというようなこと。または、幼稚園などに関しましては、入園料及び保育 料の全額を免除、今治市奨学金に関しましても、申請による1年更新で市長が認める期間、奨学金の 返済を猶予、全額またはその都度市長が定める額を免除するというようなことがきちっと、こういう 被災者支援制度という一覧の中に明記されています。村上市も災害は少ないとはいえ、例えば火災を、 火元でもあり、また自分のところは火元ではないのだけれども、塩町のように10件もああいう火災 に遭ってしまった、お年寄りの方しか住んでいないうちもあれば、小さいお子さんもいらっしゃる家 族もいるでしょうし、また近くに親族ですとか、ご兄弟がいらっしゃる方ばかりであればいいのです が、私のように村上の出身でもなくて、親戚も少ないということになりますと、身寄りもなければ、 そういう当てがあって、そこに仮住まいをするということもできないわけですね。であれば、例えば 空き住宅であるとか、空き家ですとか、または市営住宅を何とかやはり確保しておきながら、いざと いうときの対応を私はするべきだと思うのですが、その辺市長職務代理者に質問すればいいのか、総 務課長に質問すればいいのか、どちらかご答弁いただけますか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 今の今治の例、私も初めてお聞きしました。先ほど言いましたように、 見舞金の支給に対する要綱あるいは災害救助条例、それらについても今治とは若干違いますけれども、 私どもでも税制の免除あるいは保育料、ごみの関係ありますので、もし私どものほうでそういった整 理がなされていないのであれば、それを参考にしながら、市民の皆さん、被災された皆さんがより支 援できるような部分で一覧等をつくって対応していきたいなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 先般火災が起きました、同時に鋳物師地区、鋳物師の火災とです、朝日地区 の下新保でしょうか、そこの火災の際、どっちとも私の知っている方でありましたものですから、ち ょっとお話を聞きますと、やはり行政の主導のもと、一番全焼となりますと、当然家財から着るもの から何もないわけです。そのときにやっぱり一番必要なのはお金であり、また住むところであり、そ れを何とか市のほうでそういう制度を確立していただきたいと。いろいろ調べてみますと、ちょっと その辺引っ張れなかったのですが、ある自治体では、そういう火災が発生して全焼になった場合に、 見舞金というわけではないのですけれども、生活をやっぱりどうしてもしなければいけないわけなの で、現金の支給をしているような自治体もございます。ただ、村上市の場合は、そういった貸付制度、 被災に遭った場合の貸し付け、例えば10万は上げますよとか、あとはそのお金に関しましては、例 えば300万まで3年間の措置期間置いて10年間の返済だとかというような市もございます。そうい った制度自体、そういったものも村上市には今ございませんか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 村上市の場合ですと、先ほど言いました災害の弔慰金の支給に関する条 例、これがございます。ただし、これは自然災害によって死亡なされた、あるいは障害に遭った、あ るいは住宅が火災で大きな損害を受けたという場合については、今おっしゃるような形での弔慰金、 障害の場合は障害見舞金、住宅の場合は住宅の貸付制度がございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 総務課長とちょっと以前お話をさせていただいて、私もご相談したことがあ ります。市営住宅の4階の火災、昨年度ございましたね。その際に、火元は上で、鉄筋コンクリート 造ですから、当然その延焼は意外と防げるわけですよ、木造住宅の続き家ではないわけですから、大 体1世帯で、マンションですとか集合住宅の場合は、その1区画で延焼は抑えることはできるわけで す。ところが、あれだけの水をばんばん、ばんばんかけますと、当然ながらその下にいる、3階、2 階の方にまで家財やその道具一切が水浸しになってだめになるわけですよね。そういった場合に、ど ういった補償制度等があるのか、またその火元ではない、3階に住まわれている方にしてみれば、全 然自分のところに過失がないのにかかわらず、一切のものがだめになるわけですよ。それを今言って いるような個人の家財保険だとか個人の保険だけで対処しろというのは、いかにも酷なのではないか なというふうに思うのですが、その辺村上市としてはどのような対応をとっていらっしゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 今ほどの市営住宅の件でありますが、確かにあのとき議員といろいろ相 談しながら、職務代理者の答弁にもありましたとおり、市営の住宅の転居についてできる限り支援を していったという経過がありますが、市営住宅の場合は、保険は、当然市の持ち物ですので、こちら で入っております。ただ、中の家財等については、やはり原則的には個人が家財保険に入って対応す るというふうなことで、今段階についてはそういった制度はございませんが、ただ見舞金制度の中に は、確かに延焼あるいは消防活動等によって家財が損害を受けた場合の見舞金の制度はございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) このことばっかりやっているとあれなので、最後にこういった記事が出てお りましたのでご紹介させて、まとめさせていただきたいと思いますが、これは本年度の1月3日、正 月早々三が日に早朝の火災が起きた、これは産経新聞の記事なのです。見出しは、「焼け出されたの に家賃払え」と。被災者側としては、「市は冷たい」という見出しであります。これは「豊岡市の対 応は被災者に冷たい。2人が死亡した城崎温泉街の大規模火災、大切な店や住宅を失った被災者の生 活再建は始まったばかりだが、焼け出された人たちは市の対応に不満を募らせる。市は5日から被災 者を対象にした説明会を順次開催している。内容は、ごみの搬出方法や上下水道の費用軽減、固定資 産税などの減免措置などの手続が主で、今のところ被災者再建に向けた具体的な公的支援策は見えて こない。市によると、火災で別の住宅への避難を余儀なくされた人は11世帯、36人、市営住宅や提 供を受けた地元旅館の従業員寮家族宅に仮入居している。火災に遭った人が市営住宅に入居する場合、 緊急措置として半年間利用できる。1カ月分の家賃は無料となるが、引き続き利用を希望する人は、 通常入居の手続を行う。被災者の大半は、家財道具などの被害を受けており、生活は一からスタート となるのが実情で、月々の家賃は被災者にとって大きな負担になりそうだ。市営住宅に仮住まいをし ているコンビニ経営の岡隆幸さん、38歳は、家の中から放水できるように協力したのに公的な支援 もない、私は店があるからまだ生活は大丈夫ですが、被災者は年配の人が多いのに、市営住宅の家賃 を払えというのは余りにも酷ですよ、市の対応は冷たいと強い不満を漏らしている。また、被災女性 の一人は、6年前に城崎町に転居し、翌年にリフォームした。家電製品はすべてだめになった。私の 力だけで家の再建はできません、これから先どうしたらいいのかと途方に暮れている」という、こう いう記事なのです。   やはり災害、そういったものはいつ来るかわかりません。これは自然災害もそうでありますが、 やはり行政としてしっかりそういった弱者救済というか、そういった支援策、私は先ほど言った奨学 金制度も村上市は今あるわけですから、その返済猶予、そういったものに関してもやはり細かな災害 に関する支援策をきちっと打ち立てた村上市の施策の中で、一覧表を今後は作成するべきだと私は強 く思いますが、その辺、きょうは市長がいないので、本当は市長がいれば一番そういった執行権のあ る方の答弁をお聞きしたいのですけれども、いませんので、職務を代理している副市長にお聞きしま す。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 議員ご指摘のとおりだと思います。自然災害につい ては、ある程度の国の助成、またいろいろ条例でも決まっておりますけれども、その中で村上市とい たしましては、今防災計画というのがようやくちょっとつくって、皆さんにお示ししたとおりであり ます。今後それらの対応のほかに、やはりこういう支援制度等も一体性を持ったものが必要ではない かなと考えておりますので、それに向けていろいろ各課とも協調しながら、そういう方向で検討をさ せていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひともよろしくお願いしたいと思います。   それでは、2項目めに移ります。介護高齢課長、福祉課長、総務課長あたりにお聞きしますが、 先ほど紹介しました社会福祉法人夢のみずうみ村という山口県山口市でデイサービスセンターなどを 経営して、今全国にもです、富山であるとか、秋田であるとか、いろんな方向にフランチャイズ化し ている施設なのです。こちらが内閣府もいろいろその内容につきまして推奨しておりまして、テレビ でありますと「ミヤネ屋」とか、あと「ガイヤの夜明け」などにもこの施設の運営方針であるとか、 代表の方々がテレビに出たわけですが、ご存じでしたか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) テレビの内容については承知しておりませんけれども、インターネ ットでこの夢のみずうみ村の内容については把握しました。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) そのインターネットで引っ張った内容について、私がこれからいろいろ説明 とか言うわけですが、その前にお調べになったということですけれども、介護高齢課長はそれを見て どのように感じていますか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) できる力を最大限に引き出して、それでできないところだけお手伝 いするというか、できる力を伸ばす、そういう施設だなというふうに感じました。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 私も正直2月11日に展示場に行って、そこの説明会はそこに勤める方とか、 募集をして、例えば今別な施設に勤めているのだけれども、ここに移る、もしくはそこの幹部職にな る候補生みたいなものの説明会だったのです。私は当然そこに座るわけではないのですけれども、た またま主催している方々が南魚沼市の職員の方々もいまして、そこに私の友人がいたものですから、 おまえ市民厚生常任委員会で、その辺の重点なこともやっているのだろうけ、今後の参考のためにち ょっと来てみないかということで行ったのです。そして、イシカワ住宅の社長さん、石川社長さんが、 どうしても最後、自分がこれだけ商売やってきたけれども、今までお世話になった部分を恩返しの意 味で何か人助けというか、人のためになる仕事をしてみたいということで最後にこれをやりたいのだ と。その住宅展示場が3つあるのですけれども、1つがショールームがあって、それを全部これから 改修して、そのデイサービスセンターと、あとは障害児童の通所事業を併設して、そこにちゃんとお 医者さん、看護師さんを置いてです、広い敷地でありましたけれども、そういうふうにしていくと。 そして、その山口県のみずうみ村の方針をフランチャイズ化して、そのような経営方針でやっていく ということでありました。   私が行って一番感じたのは、今までのよくあるデイサービスセンターでありますとか、そういっ た介護施設というのは、訓練漬けですよね、いわゆる集団同時一斉方式、はい、これからおやつです よ、はい、これから御飯ですよというような感じです。すべてがもうバリアフリー化、すべての階段 やすべての廊下には手すりがばっちりついているという施設です。ところが、ここの施設というのは、 山口県にあるそのデイサービスセンターは、毎日大体300人ぐらいがそのデイサービスセンターを 利用しているのですね。社長に聞いてみましたら、当然デイサービスですから、迎えに行きます。そ して送り迎えするわけですけれども、中には県外から新幹線乗って、わざわざ地元近くのデイサービ スではなくて、その山口県のみずうみ村で私は行きたいのだということで、新幹線に乗ってこられる 方も何名かいらっしゃるのだそうです。それだけすごく内容が充実している。それは何かといいます と、本人、もしくはご家族の方とちゃんと契約を交わして、いわゆる施設内はバリアフリーは一切な いのです。わざと段差をつけて、手すりも一切ない。いわゆる自分で普通の生活に対応できる、生活 するという、ですからいわゆるみずうみ村の方式というのは、自己選択自己決定方式でありまして、 行くと何時から何時まではどうしますという予定表のホワイトボードに自分の名前があって、そこに 自分でいろんなシールがあるのですけれども、そこにきょうは10時から何時まで私はマージャンし ます、11時から何々まで私寝ます、12時からは御飯食べます、そういったものを自分で自分の好き な時間帯に決定していくというやり方なのです。それで、何かの手伝いをした場合に、その中で通所 内の通貨、ユーメというお金がありまして、その施設内しか使えない通貨ですね、それをやることに よって幾らかもらえて、その通貨を持ってマージャンしたり、花札したり、いろんなメニューがある のですが、それを自分で選んでやっていくというやり方なのです。廊下なんかにも、普通こういう蛍 光灯で電気押せばぱんぱんぱんとつくのを、わざわざ廊下に普通の日本間にありますぶら下がり型の あのやつをひもでこうやる、それを10個ぐらいばあっとわざとぶら下げて、それをつけるのだそう です。そうすると、あるお年寄りの方はもったいない、もったいない、もったいないと言って消して いく、それをまた園長先生が逆につけていく、そうするとまた後ろからもったいない、もったいない、 もったいないと言って消していくのだそうです。そういった歩く歩行のそれもまた練習になるし、こ ういう訓練にもなるという、いわゆるただ預かって時間内、ほやほやほやというのではなくて、本当 に自立していくのだと。それで、普通の生活になれ親しんでいくのだというような方針でやっている のです。本当にこういった施設だといいなと、いずれ私らもそういう立場になったときに、もしくは そういう施設を利用することにもなる可能性は当然あるわけですから、こういった施設が村上にもあ ればなというふうに感心したわけです。   ぜひとも村上市のそういった介護職員、もしくはその事業所さんいっぱいありますけれども、何 か機会があったとき、来年一応今開所目指す予定です。わざわざ山口県に行かなくても、今度は新潟 市内にそこができるわけですから、できた際にはぜひとも研修の一つに入れて、その方針、取り組み などのちょっと参考にしてみたらいかがかなと思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) ぜひ参考にさせていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひよろしくお願いします。本当にすばらしいです、その考え方。私は、障 害児童に関する通所支援、そこに先生を置いて、いろいろお母さんやお父さんなどの悩みの相談を受 けたり、本当に心のケアをしっかりやっていただいております。そういったものも含めて、ぜひご検 討いただければありがたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。   続きまして、3点目に移ります。今、市長職務代理につきまして、その公示期間に関しましては けがやそういった事故とは違ってめどが立たない、健康状態によって後ほど告示するというお話がご ざいました。先週の姫路議員の質問の中でも、市長が本当に1週間に一遍でも元気な姿を見せれば、 同じパーキンソン病にかかっている方々にも、市長はこうやって頑張っているのだということを見せ られるので、ぜひともそういった姿を見せてほしいという、私も全くそのとおりだと思います。思い ますが、パーキンソン病、私の知り合いにも何名かその病気にかかっている親がおりまして、なかな か正直難病でありますね、どうすれば完治するというような部分がなかなかわからない、日に日に悪 くなっていく一方だということをお聞きいたしました。普通のけがですとか、例えばちょっとがんの 腫瘍が見つかって、その摘出手術するのだということになりますと、普通の市長さんはどうしてもや っぱり議会が第一優先になりますので、例えば3月と6月の議会の間の4月、5月あたりに二、三週 間の入院を設けて、議会には支障のないようにするというようなのが大体執行者の立場の方は、どこ の自治体の首長さんもそういった形でやるのでしょうけれども、今回の市長の病に関しましては、い つになれば当然治るとかもわからない、どういう状況になっているかもわからないという話がありま すけれども、ある方のちょっとお話を聞いてみますと、議会当日初日の24日の前日に、職務代理と して16日からは副市長がなっていますが、23日は登庁されているらしいではないですか、その辺い かがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) そのとおりであります。病院からちょっと来ており ます。それは、やっぱり決裁も気になるというようなことで、決裁もいろいろたまっておりましたの で、私が16日からいろいろそういう決裁もやっていますけれども、以前のものもかなりありますの で、私ができないものもありますので、それらの決裁で来ております。今ほどお話のとおり、いつま でということも今のところめどは立ちませんけれども、市長はしっかりと病気を治して早く登庁した いということであります。その辺の判断については、医師の判断、そして自分の判断、それらであり ますので、それらをしっかりと治療に専念して、復帰していただきたいなと望んでおります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 当然一番苦しんでいるのは大滝市長、本人だと思います。そういった、まさ か自分がそのような病にかかるとは当然誰しもが思わない。そこにそういった病と今後闘っていかな ければいけない、やはり一番心身ともにご苦労されるのは市長だというのは十分に承知しているので すが、二元代表制のこの地方自治体に関しましていきますと、やはり議員は26名の中で、たとえ1 人、2人欠けたとて議会は定数満たしていますのでということで進んでいくわけです。ところが、や っぱり首長さんというのは、それだけの職務権限が全く我々とも違うし、執行権も一番握っていらっ しゃる方です。そういった方が、例えば3月欠席した、6月欠席した、9月も欠席した、来年どうせ 改選だからそれまで延ばせばいいというような形ではどうかなと思うのですね。これは、きょう市長 がいないので、本当は市長に聞ければ一番いいけれども、そういうわけにはいかない。ましてや23 日に登庁して決裁できているのであれば、足1本ないとか、ベッドでもう動かれないというなら別で すけれども、ご自分の力で歩いてきているのに、次の日は初日で、自分の大事な施政方針と自分の来 年に向かった予算を皆さんに説明する場にも出席できないほどなのかなと。にもかかわらず、23日 は仕事をされている。何か矛盾しているなというふうに思うのですが、そんな決裁やご自分の執務は できていて、議会で初日ぐらい、自分の施政方針演説するぐらいもできないのですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 私も本人ではないのでお答えをできませんけれども、 本人としては、やはり病院にいるだけでは治療にはならない、やっぱり多少いろんなところに出向い て、その中で自分の気持ちとしてのやはりそういうものを高めていきたいということであります。そ んなことで、今本当に復帰を目指して頑張っておりますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 議会の初日の前日に登庁されて職務をやっていて、しかし市民に対する公示 は、職務代理者として16日から当分の間、鈴木源左衛門副市長に職務の代理をゆだねるという、あ あいう告示が市役所の前の看板に出ましたよね。それでもそうやって職務をされている。元気であれ ば、それにこしたことはありませんが、私は病の方を別に責めるわけではありません、本当にそんな こと言うと何なんだ、おまえ、病気で闘っているのに責めるなよという方もいらっしゃるかもしれま せんが、それだけ市長の職務というのは責任も重いし、やっぱりそれだけの激務でありますので、や はりそれに耐えがたいようなものであれば、ご自分から身を引くべきなのだろうと私は考えておりま すし、また議会の初日に、その前日にそういった職務をされていて、初日には欠席されているという ことは、議会に対する意欲がないのかなというふうにしか考えられないのです。ぜひ副市長は、市長 から任命を受けた役割でありますので、ぜひその辺は市長とご相談されて、いずれはやはりそういっ た病でありますので、例えば前にも村上市の市長でがんになられた市長さんもいらっしゃいました。 二、三週間の手術をして退院してという形になりましたので、議会と議会の間の休会中にそういった 手術を受けられた市長さんもいらっしゃいます。やはりこうやって病名も世間に公表されて、市はこ ういった職務代理者を置いて今執行しているわけでありますので、その後の経過、もしくは今行って いる病院からです、やはりどういった形での今状況なのか、先生の診断書、そういったものもやっぱ り提出して市民に公表するべきと私は思いますが、その辺副市長、いかが考えますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 現在でありますけれども、退院をしておりまして、 自宅で薬物による治療と、いろんな運動等によるリハビリといいますか、そういう治療に専念をして いるというような状況でございます。議会に来れなかったという、そういうのは医師のやはり判断で ありますので、その診断書についてはしっかりとって、どういう理由で、期間は限定しませんけれど も、その間職務は難しいというようなことの診断書は提出をさせていただいております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひよろしくお願いします。決して責めているわけではない、病にかかった のはどうしようもない。ただ、どうしようもないのだけれども、やはりよく議長は、理事者側と我々 議会は両輪のごとく進んでいかなければだめなのだとよく言っていますよ。でも、その両輪のうちの 今片輪がパンクしてしまったわけです。こういう物の言い方は大変副市長に失礼かもしれないけれど も、そのパンクしてしまったタイヤは、結局今スペアタイヤをはめているわけですね。そのスペアタ イヤで走っているのですけれども、いつまでたってもそのスペアタイヤで走るわけにはいかないわけ です。そのタイヤのパンク原因がくぎぐらいだったらそのまま直して復帰できます。でも、バースト してしまってもう一切これは直せない、新しいタイヤにしなければだめなのだとなった場合には、や はり新しいタイヤをつけて走っていかなければいけないわけです。やっぱり行政として、市政として、 とめるわけにはいかないわけですから、その辺はしっかりと側近であります副市長、いろいろご相談 されて、今後の道筋ちゃんと決めていただきたい。本当に復帰されて、6月からまた元気な姿でそこ にお座りいただくのだったら、私はそれで十分結構です〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕 その辺はしっかり進めていただきたいなと思います。   それともう一点、また別な意味で心配があるのですが、副市長、先週からちょっとかなりせき込 んでいますよね、苦しそうで。職務代理もまた職務代理なんていうことにならないようにしてくださ いね。今村上市の公式ホームページに出ている職務代理についてのお話なのですが、これは地方自治 法(昭和22年法律第67号)152条第1項の規定により、次の者が市長職務代理者となりますとい うお知らせ、今ホームページで出ていますよね。村上市は、この地方自治法の152条1項による規 定でしか今のところ村上市の規約はないのですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 地方自治法の152条ですが、村上市においては職務代理者及びその順 序を定める規則というものがございます。これにつきましては、自治法の152条の2項の適用した 規則であります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) そうすると、そういった規約が村上市にもあるということは、よその自治体 で、例えばちょっとご紹介しますけれども、一番近い、ここから近いわけではないのですけれども、 村上市と今姉妹提携友好を結んでおります鯖江の規約などは、鯖江市長及び副市長の職務代理者に関 する規則というのがございます。この中に市長及び副市長にともに事故があるとき、または市長及び 副市長がともに欠けたときは、総務部長の職にある職員が市長の職務を代理する、こういったものも 規定の中に入っています。そのほかの、ちょっと紹介すると、自治体では、これは秋田市なのですけ れども、秋田市においては、職務代理者にも事故があるとき、または職務代理者の欠けたときは、部 長の職にある職員のうち、事故がある者を除き給与の最高者が市長の職務を代理する、この場合にお いて給与の同額者が2人以上いるときは、在職期間の長い者とするという、こんな規約までつくって いる市もある。この辺の規約というのは、村上市も同等なものが何かあるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 先ほど申し上げました市にある職務代理者、その順序を定める規則、こ れもいわゆる自治法の152条の2項でありますが、いわゆる根拠法になっている自治法の1条には そういった記載がございます。したがって、村上市の場合も仮に副市長制度を置かない場合は、その 職務代理者は総務課長になるということであります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) それは、自治法上でそうなっているという、例えば鯖江市長及び副市長の職 務代理者に関する規則という、これ昭和30年2月15日に規則第1号として鯖江市の場合やってい るわけですが、そういう規則自体もこういう第何項、第何項というのが村上市もあるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 村上市にありますのは、あくまでも市長の職務代理をする場合総務課長 ということでありますし、その後、例えばその総務課長がまた事故ある場合は、今言ったように給料 の関係ですとか、在職年数の関係ですとか、そういったものの定めはこの規則にもあります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) もしそういったのがあったら、後で私も一度見せていただきたいなと。とい うのは、今後です、今回の議案にも出ています、教育長がこれから市長の任命になるということにな りますと、恐らくほかの自治体もそういった規約の改正が出てくるかどうかわかりませんが、最高順 位からいきますと、今後は市長の任命で、今までは教育委員会の互選でありましたが、今後は市長の 任命制になるわけですから、そうすると市長に何かがあった場合はに当然副市長にいき、副市長に何 かがあった場合には、今後教育長というのも入ってくる可能性はあるのかなというふうに考えるので すが、その辺総務課長、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 今ほどの質問でありますが、今本議会に上程しております教育委員会関 係の条例改正であります。あれについては、今おられる教育長、任期の間は今までの従来の方法でい くということですが、仮に市長が新たに教育長が交代したときには、当然議員おっしゃるような市長 が〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕任命するというふうな形になろうかと思いますが、そう なった場合に、では今の件がどうなるのか、ちょっとその辺についてはまだ承知しておりません。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 当然今まだこれから施行になるわけですから、その後いろんな自治体の動き を見ながらです、本当はこんなことばっかりになっては困るわけでありまして、市長はやっぱり健康 で、ずっと任期中務められるのが一番それにこしたことはないのですが、やはり人間生身の体であり ます、いずれどうなるかわかりません。また、副市長にしましても、先週からかなりせき込んでいて 大丈夫かななんて私実は心配していたのですけれども、もし副市長にしたってその職務代理の期間中 に、突如として事故に遭われたり、例えば病にかかれたりと、これは仕方がないわけですから、そう いった規約、その順位とかもきちっと今村上市がなっていれば、別にこしたことはないのですけれど も、先ほどの火災などと同様に、やはりきちっとした規約制定、その文言等はきちっとつくっておく べきなのだろうというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいなと思います。   いろいろ行いましたが、ぜひ最終的に市長が元気な姿で、またこの議会は全部欠席するという話 でございましたけれども、議会終わってからでも元気な姿を皆さんの前に見せていただいて、来年ま であと1年しかありませんので、その間しっかりと務めていただければいいと思いますが、そういっ たことでこれからの新年度、これからのスタートにやはり大事な人が今欠けているというのは、少し この3月議会としては寂しいなという気がします。元気になられて、早く執行していただければあり がたいので、そのことも伝えながら、ぜひ副市長、これからまた職務代理としていろいろご苦労ある と思いますけれども、頑張っていただきたいなと思います。   また、今回で退職される課長さん、本当に長い間お疲れさまでございました。最後の議会に首長 がいないという施政方針になりましたけれども、これからもいろんな意味で村上市発展のためにご貢 献していただければありがたいなと思います。   時間内ですが、私の一般質問をこれで終わります。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで本間清人君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時52分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 ここで、理事者から発言を求められておりますので、これを許します。   生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 先日の山田勉議員の質問で、荒川総合体育館の平成19年度と26 年度の光熱水費を報告していただきたいという連絡を受けておりました。平成19年度の決算につき ましては、ほかの体育施設と合算された決算でしたので、詳細な資料がなく、一部分につきまして月 割りの平均額等を出しまして計算をさせていただきましたので、参考金額としてご報告をさせていた だきます。なお、平成26年度についてはまだ最終結果が出ておりませんので、平成25年度の光熱 水費を報告させていただきます。平成19年度は、電気料が251万9,057円、上下水道料が9万732 円、合わせまして260万9,789円でございます。平成25年度の決算額は、電気料が296万2,264円、 上下水道料が14万4,460円、合計309万6,935円。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) ご了承ください。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、20番、佐藤重陽君の一般質問を許します。   佐藤重陽君。           〔20番 佐藤重陽君登壇〕 〇20番(佐藤重陽君) それでは、高志会の佐藤重陽でございます。一般質問を行わせていただき ます。   私の一般質問、質問事項は、地方版総合戦略と村上市総合計画の関係についてということであり ます。施政方針冒頭で、国で制定された、「まち・ひと・しごと創生法」を受け、地方版総合戦略の 策定作業を進め、あわせて第1次村上市総合計画の見直しを行うと述べております。その見直しに当 たっては、地域間競争に勝ち抜き、若い人たちが明るく、生きがいのある未来を抱くことのできるよ うな、思い切った施策を盛り込みたいと述べています。策定される地方版総合戦略と見直しされる村 上市総合計画の関係について、また今後の具体的な作業工程についてお聞かせください。   また、長年にわたり公僕として職責を全うされ、この3月定例会を最後に退職される課長、支所 長が12名おられます。心から感謝とお喜びを申し上げます。まだまだ当村上市において、ご尽力い ただきたい方々ばかりであります。そこで、職責を通した経験をもとに、退職される方々から最後に 一言、質問席よりお聞かせいただきたいと考えております。   以上、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。           〔市長職務代理者 副市長 鈴木源左衛門君登壇〕 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) それでは、佐藤議員のご質問について順次お答えい たします。   地方版総合戦略と村上市総合計画の関係についての1点目、策定される地方版総合戦略と、見直 される村上市総合計画の関係はとのお尋ねについてでございますが、平成20年4月に合併いたしま した本市は、「定住の里づくり」を第1次村上市総合計画の重点戦略に掲げ、まちづくりを進めてま いりましたが、人口減少に歯どめがかからない状況にあり、その対策が喫緊かつ最重要の課題である と認識をしております。このたび「まち・ひと・しごと創生法」に基づき策定する地方版総合戦略に つきましては、まさしく定住の里づくりを達成するための具体的かつ戦略的なプロジェクトとなりま すので、総合計画の重点プロジェクトの位置づけで策定してまいりたいと考えております。   次に、2点目、今後の具体的な作業工程はとのお尋ねについてでございますが、策定には住民代 表や産業界、行政機関、教育機関、金融機関等で構成する組織で審議することが重要であると位置づ けられていることから、実質的な審議は本定例会で設置条例を提案しております村上市総合計画審議 会の中で活発な議論をお願いしたいと考えております。また、平成28年度以降の交付金に関する情 報が未確定でありますが、申請事務に要する時間等を考慮すると、地方版総合戦略について優先して 作業を進める必要があると考えております。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 職務代理、大変ありがとうございます。ここしばらくというのでしょうか、 日刊新聞などを見ておりますと、毎日のように必ず国の「まち・ひと・しごと創生法」にかかわる記 事が載ってきております。きのう、おとといなども全国知事、また市町村長の行政のアンケートなど を見ていても、非常に期待は大きい事業でありますが、このまち・ひと・しごと創生法という事業は、 全国自治体の中では非常に期待される一つの国の事業であるというふうに捉えていいのだろうと思う のであります。反面です、職務代理からも言われたように、今すぐ取り組まなければいけないもの、 また近々に年度内にというのですか、これから2015年度の中で計画策定を終わらせなければいけな い問題、非常に大きな問題を短期の中で計画を立てなければいけないと。そういう中で、非常に不安 を覚えておられる行政が多いのであります。新潟県内のアンケートの中でもそうでありました。当村 上市がどういうふうにお答えしたかはわかりませんが、非常に記事などを見ておりますと、単年度の 策定は非常に困難であると、将来を左右する大切な計画であるために、余りにも国が急ぎ過ぎること によって各地方自治体では間に合わないのではないかと、そういうような不安を覚えるというような ことがアンケートの中で答えられております。そして、これはやはり村上に限らず、全国が同じテー マで苦しんでいるのだと。地方都市が上位3点出てきているものが、雇用の確保、人口減の問題、移 住定住の問題、これが3本柱のように読んでとれます。当村上市も、先ほどの話の中でもあったよう に、平成20年から取り組んできた定住の里づくり、これがやはりこれからの、今までもそうであり ますが、これからより一層の重点事業として取り組まなければいけないということなのだろうという ふうに伝わってまいりました。   そういう中で、総合戦略審議会の中で諮っていきたいと、こういうことでありますが、素案的な ものはやはり行政のほうから出ていかなくては、たたき台はしようがないのだろうというふうに思う のですが、そのたたき台などについては、今どんな状態でありますか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡寞ヤ也君) 今回「まち・ひと・しごと創生法」で求められておりますのは、地 方版人口ビジョン、それから地方版総合戦略ということで、大きな2つの柱がございます。特に人口 ビジョンにつきましては、国の地方ビジョンと同じ、2060年というのが基本期間というふうになっ ているというふうに言われておりますが、そういったものも加味しながら、現在人口ビジョンの作成、 それから総合戦略についての今準備をしておりまして、詳細な項目、形がほぼ出そろっておりますの で、今国との協議を進め、後日全員協議会の中でお示しできるようになっておりますので、もうしば らくお待ちをいただきたいというふうに思います。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) あと私の今回の質問事項であります、市としては通常村上市総合計画とい うものの中でいろいろな事業が具体的に展開されていくわけであります。市の事業を行うための上位 法的なものなのだろうというふうに私は理解しているのでありますが、そうしたときに、地方版総合 戦略というものは、私の考えるところとしては、その総合戦略の中の市の総合計画の中の一つの具体 的な事業として総合戦略というものが入ってくるのか、それとも総合戦略を立てることによって、村 上市総合計画の見直しをしなければいけないと、こう言っているわけでありますから、もしかして総 合戦略というものが、市の将来ビジョンを考えた総合戦略というものが、逆に言うとこれからしばら くは上位法的な、上位法ではないのですけれども、上位法的なものの取り扱いがなされ、そのもとに というか、横に村上市総合計画が並ぶようなことになるのか、位置づけとしてどういうふうになるの かなというふうなところがちょっと気になるのですが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡寞ヤ也君) あくまでも総合計画は、上位法であることは変わりはございません が、その中で今回出てまいりました総合戦略というものがございます。いずれも先ほど答弁の中にも ありましたように、人口減少といったものが大変大きな課題であり、テーマとして捉えられているわ けでございますので、それをそれぞれの整合性をとりながら、今回たまたま総合戦略ということで国 からの大きな支援をいただけるという制度が全国的に展開されているわけでございますので、そうい ったものにおくれることなく、市のほうでも総合戦略を取り入れつつ、総合計画の中で人口減少問題 にどう取り組んでいくかということを整理していく必要があるかなというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) あともう一点、まだ具体的には決まっていないわけでありますが、総合政 策審議会というものができると。産業界初め、村上市の各界の代表の皆様方においでいただいて、実 務的な方々においでいただいて審議しようと、こういうことだろうというふうに思うのでありますが、 今課長が言われました検証作業というものもあるわけでありますね、その辺も含めた政策審議会と、 こういうことになるのでしょうか。それとも当初計画を立てるための政策審議会と、こういうふうな 理解をしたらよろしいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡寞ヤ也君) ご指摘のように、この総合戦略につきましては従来の産・学・官に 加えまして、金融機関だとか労働団体だとかメディアだとか、広く意見を伺うような形で審議検討し ていきなさいというような指導がございます。そういったものを踏まえ、今回提案させていただいて おります総合計画の審議会でございますが、その中で総合計画とともに総合戦略につきましてもご検 討いただくことを考えているわけでございますが、この審議会の目的自体が総合計画の策定とか変更 というようなことで、今回議案に示させていただいたとおりでございますので、当初からある程度の 意見をお聞きし、それから十分に行政だけが先行することなく、住民の皆さん、また関係団体の皆さ んの意見を十分に踏まえた上での計画にしていく必要があるかなというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) お願いします。これから始まる事業ですので、今大体どんな感じで市は取 り組もうとしているのかと、その辺が私は理解できれば十分だなというふうには思っていたのであり ますが、やはり報道なんかの中で出てきております、このたび各行政が一番危機として捉えているの は、先ほど3点だというふうに申し上げましたが、私はやはりある程度のことがこの人口減の中から、 人口減少の中から問題が発生するのが多いのだろうなというふうに捉えているわけであります。当村 上市も先ほど言いましたが、平成20年に合併をして、定住の里づくりということを基本構想、基本 目標の中で取り組んできたと、こういうことでありますが、実はそこで得ようと思った、その合併の ときにです、平成20年の合併のときに、これは村上市だけではないのでありますが、いろいろと思 ったのは、やはり合併することによって行政の効率化、住民サービス性の低下をなきように、向上す ることが一番でございますが、やはり少なくても今より住民サービスが低下するようなことのないよ うにということで始まった合併だったのではないかなと私は感じているわけであります。   ところが、結果的に今やはり合併効果というものを検証していくと、新潟県の中でもそうであり ますが、余りにも人口減が、結局合併した効果を、それをすべて帳消しにしてしまっているというの が今現実なのだと。せっかく効率的な行政運営、そして財政改革、行財政改革をやっていこうと、こ ういうことの目標で始まった合併が、結果的には余りにも急激な人口減少で、当初に得られた効果と しては、社会資本の整備的なものは計画の中で淡々と進められてきたわけでありますので、それなり の効果を上げてくれたと。ところが、大事な人口的なものが、いわゆる村上の目標としました、安定 した村上で暮らしてくれる方々をふやしていこうと、そういう考え方の中で立ったものが、なかなか 思うように人口減少を抑えることができなくてうまくいっていないというふうに言われております。 その辺のことについていかがお考えでしょうか。村上市の現状を見たときに、やはり一般的な、私が 言いました合併効果を今の人口の激減が帳消しにしていると、そのような兆候がやはりこの村上市に もあるのだろうかというふうに私も感じる部分はあるのですが、行政に取り組まれる皆さんとして、 その辺いかがお感じになっているかお聞かせ願えたらというふうに思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 全体的なことは私が申し上げたいと思いますけれど も、平成20年に合併して、5つの市町村が合併しました。その1つの要点は、将来を見越した、や はり人口減少もそうですけれども、やはり地域の活性化等も含めて、いろんなスケールメリットを生 かして何とかいいまちづくりができないかということで合併をしたわけであります。その効果はそれ ぞれいろいろ賛否両論あるかと思いますけれども、今本当にこういう時代になって、やはり合併した 効果といいますか、それが本当に合併しなかった場合に比べてどうなのかなと。やはり職員の減もそ うですけれども、財政的には非常に豊かとは言いませんけれども、ある程度スケールメリットを生か した行政の効率化ができているのではないかなと私自身考えております。これからもずっと続くわけ でありますので、やはり目先5年、10年ではなくて、その先を見越した中で、大変いい決断であっ たなということを思えるような、そういう施策をこれからもやっぱり打っていかなければいけないと 思っております。個々の課長の皆さんの考えあろうかと思いますけれども、私としてはそういうこと で考えております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 職務代理がお答えいただいたので、課長さん、皆さんがおのおの考えがあ れば、機会の中でお聞かせ願いたいなというふうに思うのですが、結構です。私もやはり今職務代理 が言われた、将来を考えた中で合併したのだということは、そのとおりだと思うのです。私今非常に、 せっかく合併した効果が人口減少によって帳消しになっているというような言い方をしましたが、こ れがまた合併をしていなかったら、ではどうなったのかということを考えたときに、やはりこの7年、 6年とやってきた行政の歩みは間違いではないなと。ただやはり、というものの、今の時代の流れの 中での人口減少に対してどう取り組むかということが、やはり地方版総合戦略と、これからの村上市 の総合計画に大きく影響してくる、そういう問題ではなかろうかというふうには考えているわけであ ります。そこで、心意気といいいますか、心構えというところなのですが、先ほども言いました、演 台で申し上げましたが、見直しに当たっては、地域間競争に勝ち抜き、若い人たちが明るく、生きが いのある未来を抱くことのできるような思い切った施策を盛り込みたいと述べているわけであります が、本当にその心づもりとしてはそうだと思うのです。しかし、なかなか全国どこの自治体も同じよ うな問題を抱えた中で取り組む事業になるわけでありますので、この地方版総合戦略を中心とした村 上市の総合計画の見直しというのは、やはり本当の意味で思い切ったもの、同じ事業でも、例えば聖 籠ではありませんけれども、子育て支援のために保育料は無料にしようではないかというような、や はり行政として英断するような思い切ったような施策を考えていかなければいけないというふうに思 うわけであります。そんなことで、非常に頭が押さえられたような計画ではなくて、やはり何が飛び 出すかわからないような、それがもしかして新しい村上市をつくるかもしれないと、そのような期待 ができるような、同じ物事に取り組むのでも、取り組み方としては思い切った事業に本当にやってい ただきたいなというふうに思うわけであります。その辺の心意気だけちょっとお聞かせいただきたい と思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) あした、あさって、4日の全員協議会にいろいろあ る程度の案は出せると思いますので、それまでちょっとしばらく猶予をいただきたいということであ ります。総務省、国のほうともやりとりをして、やはりその中で何でもいいというわけではなくて、 やはりある程度縛りがかけられております。その中で鋭意これはこうで、こうだということでやりと りしながら、今策定作業、大変難航しているようでありますけれども、その中で考えております。そ の中で、やはりこの地域、人口増というのはなかなか厳しい問題でありますので、この地域の観光戦 略を一つの目玉みたいな形でやっていきたいなということで、その中のできるものをいろいろ取り入 れながら、鋭意策定作業にしているということでありますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) よろしくお願いします。非常に期待をしておりますし、やはり議会も一緒 になって考えなければいけない一つの大きなテーマではなかろうかというふうに思っておりますので、 私ども議会にもいろいろご相談をいただきながら、お互いの立場の中でいいものをつくれたらなとい うふうに願っております。   それでは、演台でも申し上げました、私の質問はこの辺にさせていただいて、せっかくこの機会 でありますし、私としては本会議の中で今回退職される課長さんたちに一言ちょうだいしたいという ふうに思っております。恐縮であります。大変毎月毎月例月出納検査などでお世話になってまいりま した、忠芳夫会計管理者から一言いただきたいと先に思います。 〇議長(板垣一徳君) 会計管理者。 〇会計管理者(忠 芳夫君) 議員には大変お世話になりました。昭和48年に旧神林村職員として 奉職いたしまして、42年間勤めてまいりました。最後の1年、会計管理者という立場で大変重責を お預かりしました。残り1カ月でございますけれども、気を引き締めて最後1カ月頑張りたいと思っ ております。また、会計監査のほうでも議員には大変監査委員としてお世話になりました。どういう 説明をするかということを毎月補佐と話をしまして、余り長いか短いかなんて、そんな話もしてきた のですけれども、42年間のうち一番感慨深い出来事と申しますれば、平成20年に合併当初第1回の 臨時会、議会職員といたしまして、村上市議会の黎明期携わらせていただきました、大変感慨深いも のがございます。42年間、そろばんできないものは電卓、それからコンピューター、字の下手なも のはパソコンになり、今コンピューターと、そういう事務機器進歩してまいりましたけれども、一番 の大事なことは対市民との心の行政と、そういう気持ちでやってまいりました。大変長い間お世話に なったわけでございますけれども、これからも村上市民の一人として村上市の発展に協力していきた いと、そんなふうに考えてございます。大変お世話になりました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ことしは大変多くて恐縮であります。続いて、板垣圭学校教育課長から一 言お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) この3月をもって一区切りとなります。議員の皆様には大変長い間 お世話になりました、ありがとうございました。心から御礼申し上げます。   採用から38年となります。今日きょうまで来られましたのも議員の皆様、それから職場の先輩 方、そしてまた同僚の皆さんのいろんな面でのご指導、ご支援、ご協力があったからこそと、ここま で来れたものと思っております。この間いろんなことがございました。やっぱり一番なのは20年の 合併でしょうか、それから7年たちました。最後の3年間の部署というのは、かかわる裾野が非常に 広くて、自分一人ではどうしようもない案件もありましたし、いい意味での緊張感を持って毎日の仕 事をさせていただきました。改めていろいろと支えてくださった方々に心から感謝と御礼を申し上げ ます。4月からは違った角度の目で見させていただき、そしてまたいろんな立場で何らかの形でかか わっていければなと思っております。大変長い間お世話になりました。ありがとうございました。 (拍手) 〇20番(佐藤重陽君) ありがとうございます。続きまして、吉村和昭環境課長、お願いいたしま す。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 私も昭和52年に採用以来、38年間勤めさせていただいております。最 後環境課長というような重責を担いまして、しかもまた先輩方がいろいろと苦労されてまいりました ごみ処理場の建設も、この3月22日が工期でありまして、また竣工式です。議員の皆様にも竣工式 のご案内を差し上げているところでございますけれども、午後には一般の市民を対象に一般公開もし ますので、いっぱい来てくれればいいなというふうな形で考えておりますけれども、大きな事業のご み処理場建設にもかかわらせていただきました。また、今一番のあれが洋上風力発電というような形 が平成25年度からかかわらせていただきまして、ようやく事業予定者というのが決定いたしました。 まだまだこれからいろんなことがあろうかと思いますけれども、事業者の予定ですと、総事業費 1,430億円というビッグクプロジェクトです。先ほど佐藤議員さんもおっしゃいましたけれども、人 口減少問題の一つの解決策になるのではないかなというふうに思っております。また、今現在CO2 の削減というのが非常に国を挙げて、また地球を挙げての大問題になっていると思いますので、それ らのためにも再生可能エネルギー、洋上風力ばかりではなくて、いろいろとやっていかなければいけ ないのかなというふうな形で思っております。今後また私も自分なりの形でCO2の削減に努めてま いりたいと、そのように考えております。どうも長い間いろいろお世話になりました。ありがとうご ざいました。(拍手) 〇20番(佐藤重陽君) 続いて、林与市次保健医療課長、お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 保健医療課に来て3年となりました。いろいろ議員の各位の皆様 には大変お世話になりました。私も旧村上市役所、小町にあったわけなのですが、あそこで採用され まして42年間職責を全うしてまいりました。保健医療課の3年間の思い出だけをお話しさせていた だきますが、非常に健康づくりについての大事さ、しみじみと実感させていただきまして、運動と、 それから栄養のバランス、これは絶対両輪でいかなければならないということを実感させていただき ました。運動は、日ごろ退庁時でも歩くとか、いろいろな運動がございますけれども、その運動が非 常に大事だということ。それから、食生活の栄養のバランス、これをなくしてはなかなか健康寿命に つながらないということであります。私も介護保険のお世話にならないように、健康寿命を延伸して まいりたいと思っております。また、今後も皆様方の村上市のために何らかの形で支援してまいりた いと思っております。ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 続いて、斎藤寿昭山北支所長、お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 山北支所長。 〇山北支所長(斎藤寿昭君) 少し議会になれてきたところで退職となります。大変お世話になりま した。非常に合併してから目まぐるしく仕事も職場、職員環境も過ぎていった感じがいたします。例 えば仕事とか職員の育成につきましては、本当は立派なゴボウを、根を深く生やしたゴボウ、土地の 味がするゴボウをつくりたいのでございますけれども、回転が早くて収穫量が多い、ただし根が浅い、 そういう葉物野菜を育てるにとどまったような気がいたします。本当にその土地のにおいが出て、ど んな事業にも合う人材、これを育てるには大変時間が必要かと思います。そして、気候や土の深さ、 その辺の環境がとても大切かと思いますので、どうぞその辺を議員の皆様方ご理解いただきまして、 今後の後輩職員の育成にご協力いただきますようお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。 ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 続けて恐縮です。本間誠一朝日支所長、お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(本間誠一君) 昭和49年に採用されまして、41年間勤めさせていただきました。な お、合併後7年間は、議員の皆様からいろいろな提案をいただき、貴重な勉強をさせていただきまし た。その都度一生懸命、また精いっぱいの対応をさせていただきましたが、市民の方々にもそのよう な対応が絶対必要と、そういうふうに考えております。最後の2年間は、朝日支所で支所のかじ取り をさせていただきました。市民サービスのさらなる向上と、安全安心ということで、親切、丁寧、迅 速にという、そういう3本柱を掲げまして、市民の皆様には納得できる行政、そして市民と職員が信 頼関係を構築できるように取り組んでまいりました。また、職員の職場管理につきましては、人事交 流でいろいろな地区から朝日支所に来ていただいております。そういうことから、情報の共有と、そ れから職員同士がコミュニケーションがとれるようないろいろな飲み会の設定とか、そういうことを 心がけ、ストレスの解消に心がけてきました。そして、一人一人が自覚を持って、やりがいの持てる、 そういう職場になるよう努力させていただきました。本当に長い間お世話になりました。大変ありが とうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 続いて、瀬賀功農林水産課長、お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 議員の皆様には本当に長い間お世話になりました。私も課長になっ てもう10年近くなるのでありますけれども、本当に合併前からです、合併の少し前は広域の教育委 員会ありまして、また郡部の皆様とも顔見知りにならせていただきまして、合併後も仲よく仕事させ てもらったかなというふうに思っております。本当に感謝いたしております。   私、いつも思っているのは「初心忘れるべからず」、役所入るときに市長から職務の宣誓をして 入るわけですけれども、その気持ちをいつも忘れないようにということでおりました。その中で私ど もの新しく入ってくる職員につきましては、そのようなことでいつも自分が最初に辞令を受け取った ときの気持ちを忘れないで仕事をするようにということで、いろいろと言っております。鉄は熱いう ちに鍛えろということで、皆様にも十分に熱いうちに鍛えられないと、自分の殻だけでいくと、なか なかその殻がもうできてしまいます。その前にきちっとみんなでです、みんなから鍛えていけばいい 職員ができると思いますので、ぜひともその辺もお願いしたいなというふうに思っております。私、 最後は農林水産課長を3年間させていただきました。政権がかわって非常に厳しい時代になったなと いうふうに思っております。一番大きいのは、個別所得補償制度があって、その後に今1万5,000 円が7,500円になって、もう4年すればそれがゼロになると、すごい金なのです。3億、7億ぐら いのその金が来ていたのですが、それが半額になって3億5,000万、それがまた4年後になればゼ ロになるわけです。7億ぐらいがもう入ってこなくなるわけです、国から。それにかわりとして、こ れから、あした質問がありますけれども、代替措置の部分が出ますけれども、非常に厳しい農政であ るというふうに思います。生産調整もこんなふうになれば廃止になります。そうしたら、米だけつく っていればいいという時代はなくなります。私は、その4年後が心配で、本当に何とかしたい、した いと思いながら退職を迎えるわけでありますけれども、ぜひとも議員の皆様にもご理解いただきなが ら、国の政策であります、これに対して市がどういうふうに取り組んでいくかというのは、皆様と一 緒に頑張っていければと思いますので、ぜひとも皆様のご協力をお願いしたいなというふうに思って おります。   また、もう一つだけ、地産地消ですね、今地方についてばかりやります。地元でもとれたものを 消費できるように、またそれもお願いできればというふうに思っておりますので、ぜひともよろしく お願いいたします。退職後は、一市民として業者の皆様の少しでも役に立てればと思いますので、協 力してもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手) 〇20番(佐藤重陽君) ありがとうございます。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 次に、船山三喜雄都市整備課長、お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) このようなお礼を述べる機会を設けていただきまして、大変あり がとうございます。私は、合併後新市の村上市のマスタープランづくりに携わさせていただきました。 それから、景観計画を定め、その後昨年からそれをルール化するということで条例化させていただき ました。その都度議会の皆様方のご理解を得ながらやらせていただきまして、こういったものが、仕 組みづくりができたということに改めて感謝申し上げたいと思います。   それで、きょうの佐藤議員のこの通告にあります地方版総合戦略と少し関連づけてお話しさせて いただきたいと思うのですが、ぜひ新しくでき上がった都市計画のマスタープランあるいは景観計画 をですね、1つでも2つでも実現できるように、私もまた別な立場で応援してまいりたいと思います ので、今後も戦略的な部分もいっぱいこの都市計画マスタープランの中にも種が詰まっていると思い ますので、改めて見直していただければ幸いであります。本当に長い間ありがとうございました。 (拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 続いて、大滝一芳自治振興課長、お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(大滝一芳君) 議員の皆様には大変お世話になりまして、ありがとうございました。 私、山北町役場に昭和50年に就職しまして、3月末で丸40年という長い間お世話になります。こ の自治振興課におきまして大変お世話になりましたが、おかげさまで市民協働のまちづくり、こちら のほうの協議会が3年を経過しようとしております。地域の伝統の継承、それから地域課題の解決等 に非常に成果が出ております。今後も引き続き地域に根差した活動を実施していただけますよう議員 の皆様のご支援、ご指導をお願いしたいと思います。   なお、私のほうですが、在職中の中では平成20年の4月の合併のときに、合併事務局の約3年 間、それから平成21年に開催されました第64回新潟国体の事務局としての2年間、特に印象に残 っておりますが、議員の皆様には本当に大変ご指導とご支援をいただきました、大変ありがとうござ います。   最後に、退職するこの年度、1年間でございましたが、この議場におきまして議員の皆様からも 大変ご指導いただきました、大変ありがとうございます。本当に長い間大変ありがとうございました。 お世話になりました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 続いて、渡寞ヤ也政策推進課長、お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡寞ヤ也君) 大変お世話になりました。私は〔質問終了時間10分前の予告ブザ ーあり〕昭和53年の入庁でございますが、それから37年間勤務させていただきました。先ほどお 話のありました市町村合併が20年にあったわけでございますが、私は平成18年の7月から21年度 末までの約4年間、公益財団法人のイヨボヤの里開発公社のほうに派遣ということで、庁外での仕事 となりました。ちょうど指定管理者制度が走りの時期でございまして、市の観光施設をどう皆さんに 喜んでもらえるような観光施設につくり上げていくかということの指定管理者としての業務に奔走し ていたわけでございますが、その間ほかの職員の皆さん方にとっては、市町村合併をどう結実させて いくかということでのご苦労があったのではないかなということを感じておりまして、実は22年に また本庁のほうに戻ってまいりましたときには、非常に合併時のことが私としてはブランクになって おりまして、当時の苦労話だとか、議論というものが頭に入っていなかったものですから、非常に混 乱した覚えがございます。平成22年には部制での税務課長、それから23年、24年には総務課での 参事2年間を経て、最後の4年間、政策推進課長ということで重責を務めさせていただきました。非 常に心もとないところがございましたが、皆様方からのご支援をいただきまして、何とか務めること ができたかなというふうに考えております。特に最後の2年間でございましたが、今の人口減少問題 を初め、村上総合病院の問題もそうでございますが、大変大きな課題、重責がある中で、何とか務め させていただきました。これからまたより大変になってくる中での退職ということで心苦しいところ はございますが、議会と、それから職員、行政側と理事者側とで両輪となって、力を合わせて進めて いっていただければなというふうに考えております。大変お世話になりまして、ありがとうございま した。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 続いて、菅井晋一財政課長、お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 今の私の気持ちを述べさせていただくならば、この3月定例会に集中す ること、それだけでございます。あとこの議会が終われば、静かにその日を待ちたいと思っておりま す。大変お世話になりました。ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 最後になります。高田晃総務課長、お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) こんなに気楽な気持ちでこのマイクの前に立つのは最初で最後だと思い ます。私、昭和54年に市役所に入って、36年間であります。この間36年間のうち、半分は教育委 員会の畑を歩んできました。先輩からご指導を受けながら引っ張られ、同僚、そして後輩から押し上 げられて、何とか36年、つらいことも、苦しいことも、楽しいことも、振り返ってみれば有意義な 役所人生ではなかったかなというふうに考えております。   私ごとで恐縮ですが、市役所に入った54年、同じ時期からこの村上の地で少林寺拳法を始めて、 36年間両立できたことが非常にうれしく思っています。この少林寺拳法の道場は、私自身の心身の 育成、そして後輩たち、子供たちを教える指導者として育ててくれた場所かなというふうに思ってい ます。そういった意味では、この議会は、私に対して職員として、あるいは管理職として日々この議 場の中で、あるいは議場外でも議員の皆さんから叱咤激励、激励は余りなかったと思いますが、いた だきました。そういった意味では、ここも私の第2の道場かなというふうに思っております。きょう ここでお話しした12名、この3月末で退職しますが、しっかりと後輩たちにたすきをつなげていき たいと思います。来年度からは、この半数メンバーがかわりますが、またこの議場の中で、議員の皆 さんと議論を交わしながら、ぜひとも明るい輝かしい村上市の未来のための〔質問終了時間5分前の 予告ブザーあり〕村上市をつくっていただきたいというふうに思います。本当に長い間お世話になり ました。そして、ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 大変ありがとうございました。12人の課長さんたちには、私にとっても役 所の中に限らず、役所の中において、また時には外でいろいろご協力いただいたり、またアドバイス いただきながら、思うところ聞いていただいて、お力添えをいただいた、そんなふうに思っておりま す。そして、今ほどは大変内容の濃い皆様からお話をちょうだいしました。この4月以降、皆様本当 にこの村上市に対して陰に陽にアドバイスをいただきたいなと、そしてやるように少しでも明るい村 上市を創造していきたいというふうに思っておりますので、この後もお力添えをお願いして、私の一 般質問を皆さんのありがたいご意見をちょうだいしたところで終わりたいと思います。ありがとうご ざいます。 〇議長(板垣一徳君) これで佐藤重陽君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。           午後 1時48分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、6番、川村敏晴君の一般質問を許します。   川村敏晴君。           〔6番 川村敏晴君登壇〕 〇6番(川村敏晴君) 市政クラブの川村敏晴でございます。議長のお許しをいただきましたので、 早速質問をさせていただきます。   1項目め、地方創生のための交付金に対する本市の取り組み方についてを伺います。国の経済対 策の柱とする地方自治体向けに新しい交付金の一つである地域生活等緊急支援のための交付金(地方 創生先行型)について、具体的な市の取り組みについてをお伺いいたします。   @、この先行型については、申請期間が短く、事業申請に苦慮していると聞きますが、具体的な 申請事業とは何ですか。   A、各支所単位においても、地域活性としてそれぞれ目玉と思っている事業があるのではないか と思われますが、支所ごとに申請事業の精査はなされたのでしょうか。   B、今後5カ年計画を策定するに当たって、市民から地域おこしのアイデアを募るようなことは ないのでしょうか。   2項目め、市内体育施設の活用の今後のあり方についてお伺いします。本市においては、小中高 生の各種スポーツ大会における県大会や全国大会、世界大会まで進出し、上位に入賞するなど、大変 目覚ましい成果を上げる大勢の選手たちが出現しております。しかし、市内各地に存在する各スポー ツ施設は、経年により施設修理や建てかえ期を迎えている施設もあり、地域のスポーツ振興と今後の 施設管理についてのお考えをお聞きいたします。   @、地域においては、スポーツ少年団や体育団体等で施設利用の希望が希望どおりできないなど の練習不足への不満の出ているところもあります。市内にある県立高校の体育館等の市民開放はなさ れているのでしょうか。   A、荒川総合体育館の建てかえ計画が市総合計画に登載されておりますが、利用頻度の多い地区 体育関係者との意見交換はなされているのでしょうか。   3項目め、村上市の子育て支援のあり方についてお伺いします。本市でも「子ども・子育て支援 事業計画」を策定し、子育て支援の充実を主張しておりますが、未満児保育の受け入れ施設の不足等 で、子育て世代に不安の声も聞かれます。本市の現状をお聞かせください。   @、3歳未満児のお子様を育てながら、ご両親が仕事をしていたり、仕事を探しているご家庭で 保育を希望される場合、希望する時期や保育園で保育が可能な状態でしょうか。   A、出産時に未満児を連れて里帰りされるご家庭で、一時預かりを希望される場合の本市の対応 力はどの程度でしょうか。   以上、答弁の後、再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。           〔市長職務代理者 副市長 鈴木源左衛門君登壇〕 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) それでは、川村議員の3項目の質問について順次お 答えいたします。   最初に、1項目め、地方創生交付金に対する当市の取り組み方についての1点目、具体的な申請 事業とは何かについてのお尋ねについてでございますが、国の総合戦略の基本目標であります地方に おける安定した雇用を創出する、地方への新しい人の流れをつくる、若い世代の結婚・出産・子育て の希望をかなえるという3つの基本目標で、地域資源や伝統産業を生かした産業の活性化、魅力ある 観光地づくり、若者の出会いと触れ合いの場の提供、出産から子育ての継続的な支援等を盛り込み、 合計で13事業を予定しております。現在、国との最終調整作業を行っている段階のため、3月4日 に開催されます市議会全員協議会におきまして、その概要を説明させていただき、本定例会の最終日 に、平成26年度一般会計補正予算として追加提案させていただくこととしております。   次に、2点目、支所との申請業務の精査はなされたかとのお尋ねについてでございますが、大変 短期間での取りまとめ作業となりましたので、システムにより全職員に対し周知するとともに、所属 長に対し検討を指示し、支所から提出された事業も含め、精査したものであります。この地方版総合 戦略につきましては、各地域に特化された事業と比較しますと、どちらかといえば全市的な事業展開 の色が濃く、今回の先行型交付金も全市にわたる事業を掲載しておりますが、各地域の課題解決に向 けた事業を取り組む際には、地域、関係団体等との十分な合意形成が必要と考えております。   次に、3点目、今後5カ年計画を策定するに当たって、市民からの地域おこしのアイデアを募る ようなことはしないのかとのお尋ねについてでございますが、先ほど佐藤議員への答弁のとおり、交 付金の申請時期等を考慮すると、大変厳しいスケジュールとなり、住民代表の方にも参加していただ く村上市総合計画審議会や、市議会での審議が中心となりますが、総合計画に関する市民アンケート も予定していることから、その中で取り組めないか研究させていただきます。   また、さきの全員協議会におきましてご説明させていただきましたとおり、成果指標を大きく変 更しない限り、実施する事業の入れかえは可能となっておりますので、毎年実施される検証作業の中 で地域おこしのアイデアを募るのも一つの方法かと考えられます。   次に、2項目め、市内体育施設の活用の今後のあり方については、教育長に答弁いたさせます。   次に、3項目め、村上市の子育て支援のあり方についての1点目、3歳未満児の育児をしながら、 両親が仕事をしていたり、仕事を探している家庭で保育を希望する場合、希望する時期や保育園で保 育が可能な状態かとのお尋ねについてでありますが、平成27年4月からの保育園入園児童の1次募 集につきましては、昨年11月4日から開始し、1,408人の申し込みがあり、そのうち保育の必要性 の基準を満たした1,394人に対して入園承諾を行っているところであります。保育の必要性の基準 を満たし、各施設の年齢別の定員を超過していない場合は、希望する時期に希望する保育園への入園 が可能となりますが、定員を超過する場合は利用調整を行い、希望の保育園にあきが出るまでお待ち いただくか、他の保育園や4月から新たに認可し、事業をスタートさせる小規模保育事業所、事業所 内保育事業所などを紹介する対応を行っています。今後も保育士の確保に努めながら、特に利用希望 が多い3歳未満児の受け入れに努めてまいりたいと考えております。   次に、2点目、里帰り出産の一時預かりの利用についてのお尋ねについてでございますが、一時 預かり事業の利用者は、本市に住所がある方が対象となっておりますが、状況に応じて市外からの里 帰り出産の方も受け入れております。市内には一時預かり事業を実施している施設は、公立保育園で 6カ所、私立の認定こども園が1カ所ございます。今年度これまでの利用件数は、公立保育園で2件、 認定こども園で3件となっています。今後も引き続き、保護者の皆様が利用しやすい子育て支援がで きるよう対応してまいりたいと考えております。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、川村議員の2項目め、市内体育施設の活用の今後のあり方につ いての1点目、市内の県立高校の体育館等の開放はされているかとのお尋ねについてでございますが、 学校体育施設の開放につきましては、現在市内の小学校20校、中学校8校の全28校と、県立の高 等学校3校、中等教育学校1校の計4校、合わせて32校で行っており、平成25年度で約9万8,000 人の方がスポーツやレクリエーション活動などに使用しております。このうち県立学校につきまして は、新潟県教育委員会及び当該校のご理解をいただき、体育館が3校4施設、ナイター施設を含むグ ラウンドが2校2施設を開放、体育協会加盟団体やスポーツ少年団等、平成25年度で延べ約9,500 人が使用しており、本市のスポーツ振興に寄与いただいているところであります。   次に、2点目、荒川総合体育館の建てかえ計画で、地区体育関係者との意見交換はなされている かとのお尋ねについてでございますが、荒川地区の体育館の整備につきましては、平成26年第2回 定例会の冨樫宇栄一議員の一般質問にお答えしておりますが、整備に当たっては地域の皆様のご意見 も伺いながら進めてまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ご答弁ありがとうございました。   それでは、1項目より再質問させていただきます。1項目めの件については、先ほど佐藤議員の 質問でもあったとおり、今のご答弁にありましたが、4日の日の全員協議会で細かいお話が聞けると いうことでございます。ただ、この村上市で国のほうに申請をした事業の計画を出す過程に当たって、 それぞれ各支所からも意見を取り上げたように、今ご答弁あったと思いますが、具体的にはいつごろ からそういう支所、職員のほうに意見の聴取といいますか、吸い上げ活動がなされていたのでしょう か。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡寞ヤ也君) ちょっと案内の文書を持ってきてはいないのですが、おおむね1月 の下旬から1週間から10日程度の期間だったというふうに記憶しております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 期間のない中でというご答弁は前からお聞きしているので、非常に具体的な 計画がすぐ出るという状況ではなかったのだろうと、こんなふうには理解はしておりますが、従来各 地域ごとにまちづくり協議会と、その前からいろいろ地域ごとで特色のある地域活動がいろいろなさ れているという事実があるわけなので、その辺が地域おこしの起点になり得るのではないかなという ふうな考え方から、この地域創生先行型の事業申請に絡めていくことが、やはり各地区の地域おこし に非常に有効な手だてになるのではないかなというふうな考え方から、こういう質問をさせていただ いているのですが、今ご答弁をお聞きするところ、各地区ごとの特色のある事業申請は皆無なのかな というふうな感じでご答弁をお聞きしたのですが、この辺について具体的にもうちょっとお話ができ るのであればあれでしょうか、山北だったら山北、朝日云々、1事業くらい事業申請がしてあるとい うふうなものがあったらお聞かせ願いたいと思いますが。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡寞ヤ也君) この地方版総合戦略という性格上、各地域的なテーマというよりも、 先ほどの答弁にもございましたように、全市的な観点からの取り組みが中心になってきているという のが事実でございます。現在国との調整中でございますので、中途半端な段階での答弁することによ って、むしろ混乱を招くことも考えられますので、何とか4日の日の全員協議会までお待ちいただけ ればというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 要はこの地方版総合戦略先行型についていただいた資料等を見ている限り、 やはり雇用を創出するだとか、定住人口を促進するため若者の流入だとか、いろいろそれぞれ各地域 で取り組んでいる、小さいながらもと言いますが、取り組んでいる事業が多いのではないかなと思う のです。だから、そういうものを積み重ねていくことが、村上市のやはり戦略的な事業に結びつくの だろうというふうな、頭からどんとこういうことで新たにやっていこうというよりも、そういう底辺 でやっているものを膨らませながら、村上市の事業として一体化させていくような積み上げ型の計画 がやっぱり必要なのではないかなというふうな思いから申し上げていますが、今のこの事業もです、 入れかえが可能であるというふうなことで、先ほど職務代理者からも地域からの意見も吸い上げる可 能性が若干にじんでおりましたので、今後この事業のあり方、内容、そして進め方についてはしっか りと確認をさせていただきながら、地域のいろんな意見を吸い上げていただくべく我々もしっかり見 ていかせていただきたいと、こんなふうに考えております。   それでは、2項目めの質問に移らせていただきます。市内の体育施設の活用の今後のあり方とい うことで、県立高校の、特に体育館、グラウンド等の利用について今お知らせいただきました。すべ ての学校で、まずは利用させていただいているという現状であります。特に我々荒川地区においての ことになりますが、非常にありがたいことに地域の、先ほども申し上げましたが、スポーツ少年団か ら高校生に至るまで非常にすばらしい成果を出してきている昨今、その理由にはスポーツ少年団の活 動の安定的な、長期間活動が継続されているというふうなことが要因にあると思うのですが、高田課 長の少林寺もしかり、しっかりとした下支えする体制が確立しているのも事実なのですが、残念なが ら市民のスポーツに対する理解と利用が広がることが、逆に今度そういうスポーツ少年団等の活動す る場が狭まっていくという、これは痛しかゆしの現状にはなっておりまして、せっかくある県の施設 なので、ぜひ有効に使わせていただきたいということで、まずは荒川地区においては、荒川高校さん の体育館をぜひ使いたいということで、利用申し込みをさせていただいたところです、土日について はガードマンが常駐しているので、体育館への出入りについてはしっかりとした管理に基づいてやっ ていただければ可能であるが、平日夜間についてはちょっとガードマンが不在となるため、荒川高校 さんの施設の構造上、体育館の出入りと一般校舎等の出入りが一体になってしまう構造にあるので、 いろんなセキュリティーの関係より、平日夜間については遠慮してほしいと、使えないというお返事 だったのですが、スポーツ少年団の指導者、そのものも皆さん仕事を持ちながら、仕事が終わった夜 指導するという時間帯が主でございまして、できたら平日夜間使えるような体制がとれないものかと いうことで、ここは県の施設ですので、なかなか利用者団体が直接お願いに行っても難しいというこ とで、ぜひ市としてです、一つの県の施設の利用拡大を県のほうに申請して、働きかけていただくこ とが可能かどうか、その辺のお考えをお聞かせ願いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) この件につきましては、荒川地区の体育関係者だけではなく、市の 体育協会やスポーツ少年団といった体育関係者の皆様ともご相談させていただきながら対応してまい りたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) その団体のまとまった要請があれば、県のほうに村上市として要請をしてい ただけるというふうな捉え方でよろしいでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 私の段階では、そんなふうに考えておりまして、皆様とじっくりご 相談させていただいて、皆様のほうからもぜひ要望しましょうというようなことであれば、市として もご一緒に要望してまいりたいというふうに考えているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) わかりました。ありがとうございます。各団体のほうに、課長の答弁の報告 をさせていただきたいと思います。   次に、荒川総合体育館の建てかえに関して、先ほどことしの第2回定例会の冨樫議員の質問の答 弁で、検討していくというふうなご答弁があったわけでありますが、実質的に検討されたという事実 の確認が私はとれていないのですけれども、現状どのようなやりとりがあったのかお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 具体的にです、地元の方々とご相談をしたということはございませ ん。今段階では、まだ何も話し合っていないという段階でございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) そういう協議を持つよというご答弁でございましたので、やはり速やかにそ ういう協議を持ち、やはりこれも今申し上げましたように、荒川高校の体育館の利用も含めて、非常 に利用を求める人口がふえていって、年齢層、いろんな分野で施設の利用を希望する声が広がってい く中で、やはり建てかえにおいて生じる施設の利用ができない状況になるだとか、いろんなことが想 定されるわけですので、やはりそういう地域の利用者の不満や不安を取り除く意味でも、そしてまた、 市の施設の将来に向けて、10年、20年先の将来像を見据えた建築のあり方を探る上でも、やはり早 目に地域の声を聞きながら、いろんな側面から検証を入れて、利用価値の高いものにしていく必要が あると思うので、ここについては早急な地域との懇談会のスタートを強く望むものなのですが、具体 的にいつごろというふうなお考えがあったらお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 今現在は、具体的な日程を立てておりません。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 3月で人事の異動もあり、なかなかこの段階で難しいのだろうとは思います が、方針としては平成27年度早い段階とか、やはりせめてそのくらいのスピーディーさはあっても いいのではないかなと、今の課長の立場からそのようなことを考えているというふうなご答弁があっ てもしかるべきではないかなと思うのですが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 平成27年度中には何らかの形で地元に公表をする必要があるなと いうふうに感じているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ありがとうございました。   それでは、3項目めの質問に入らせていただきます。村上市の子育て支援のあり方について、先 ほど細かいご答弁いただきまして、大体状況はつかめました。一つ気になったのは、ご答弁の中で、 保育申請を希望しながら、6人の方が結局認可にならなかった計算になると思うのですが、この方た ちは現段階も保育を希望しながら保育施設に入れない状況なのか、それとも何らかの形で解消されて いるのか、その辺ちょっとお聞かせ願えますか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 先ほどの答弁の中にもありましたとおりでありますけれども、定員を超 過する場合はということで、利用調整の中で入っていただいた方は、こちらの1,394人ということ でございます。ただ、そのほかの方につきましては、4月から新たに認可して、事業をスタートさせ ることになります小規模の事業所とか、あと事業所内保育所のほうでも受け入れしているところがあ りますので、そちらのほうへ回っていただくようなこともやっております。また、中には取り下げと いう方もあったように聞いております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 認可を受けなかった6人については、あくまでも村上市として保育の現状を 把握できる状況ではないというふうな考え方ということでしょうか、今の、例えば事業所保育園に入 った、どこに行ったとかというような追跡的な確認はしていないということなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 現在のところです、まだそこの追跡まではやっておりません。これから また3月中になりまして、いろいろ状況が変わってくることもありますので、その辺も勘案した中で いろいろ進めてまいりたいと思っておりますが、ただこの1次募集の決定については、現在このまま で動かない予定になっております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 昨年暮れに、ちょっと私のほうにご相談受けたケースは、11月から申請が 始まったので、申し込んだ段階では、父親が仕事をしているのだけれども、母親が仕事を探している 状態で、1歳と3歳のお子様を2人、同じ保育園に入園希望をしたのだけれども、結果的には通知が 来たのが12月末だったということで、1人は希望の保育園だったのですが、下のお子さんについて は、1歳のお子さんについては同じところで入園できず、認可の民間の託児所のほうを勧められたと いうふうなことで、その時点では母親のほうも仕事が見つかって、仕事についている段階だというこ とで、同じ2人の子供をそれぞれ朝夕別な施設に預けなければならない、その苦労を非常に述べられ ていたのですが、この辺についての当然調整のあり方なさるのだと思うのですが、できるだけ子供2 人というふうなときに、別々にならないような調整をする努力はなさっているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) そういう形での調整は、現実にさせていただいております。私どもの考 え方としても、なるべくであればその2人預けられておれば、2人一緒の保育園が望ましいとは考え ておりますが、ただどうしても保育園のほうには定員ございまして、保育士の配置の関係もあります ので、どうしても受け入れができない部分もありますので、そういったときにそういう形の調整をさ せていただいているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 入園希望の数と現状の、3月で定年を迎える保育士さんもいらっしゃるでし ょうし、その辺は当然保育を希望する人数と保育士の数、要は保育士1人に1歳児だったら何人保育 できるだとかという決まった人数があろうかと思いますが、当然そこは希望数をある程度受け入れい ただけるような保育士の確保ということが行政サービス、子育て支援には大きな要点ではないかなと 思うのですが、そういう観点から見て、現有保育士の数というのは十分な数と言えるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) そういった定員に見合った形で、正職員あるいは臨時の保育士というと ころをお願いして対応しているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) そういう状況であればです、先ほど言ったような兄弟がばらばらで別な保育 園に行かなければならないとかという理不尽な状況というのを何とか解消するような努力が、やはり なされているというふうにはちょっと受けとめがたいところがあるのですが、そういう意味でお聞き しているのですが、適正な保育士の人数が村上市の保育行政の中で確保されていないという現状なの でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 保育士の人数に関しましては、一応定員から見ますと足りているような 形にはなっておるわけでございます。ただ、どうしても未満児のほうになりますと、実際園児に対す る保育士の割合が高くなっておりまして、臨時の保育士探す段になりましては、なかなか状況的に難 しい場合も経験しているところであります。そういった意味で、どうしてもご希望の保育園というよ うなことからいけば、その辺はそういうこともあるのかもしれませんけれども、市全体で保育園の配 置の中でいろいろ定員とあわせて考えた中で、現状では足りているという、そういう状態でございま す。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 保育を希望する方々の生活あるいは居住区と、そしてまた保育園はあるのだ けれども、なかなかそこの居住する人たちの人口等で、多い保育園、少ない保育園というのがあるの だろうと思いますが、やはりある程度一定距離のところで住んでいる人には、やっぱり地元というか、 近間の保育園で保育をしていただくということが一番ベストなのだろうと思いますが、やはりその段 においてです、もともとの建物の定員数から見れば、どの保育園もまだ十分入園できる、スペースは あるのだけれども、ただ保育士の数がそこに達していないというふうに数値を見れば見えるのですが、 定員の数に対して、今の園児数という中では、まだ余裕がある施設ばかりなのです。荒川保育園がか つかつという感じなのだろうと思うのですが、その中でやはり当初段階でといいますか、絶対数保育 士の数がやはり余裕人、受け入れ園児の余裕人数を幅を持たせるだけの保育士の数が、やはり勤務し ていない状況が各保育園にあるのではないかなというふうな見方ができると思うのですが、その辺に ついてはどのようにお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 現在です、定員を超えておる保育園です、そんな形で超えているのは、 実際川村議員おっしゃるとおりあらかわ保育園、実は超えておりまして、そんな中でも対処をお願い しているところでございますけれども、村上地区においてはやはり山辺里保育園のほうもなかなか要 望が多いところでございまして、若干超えている部分があるわけでございますけれども、場所という のも、実は未満児の場合はいろいろありまして、その場所と人間という部分で、なかなか苦労してや っておるところであります。ただ、実際あいているところも多くあるわけなので、その中で何とか調 整でお願いして、現在対処させてもらっているところでありますので、何とかその辺でご理解いただ けているものと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) なかなか現場と利用を希望する方たちの思いというのは一致していない部分 が多いなというふうには、今お話から推察されるのですが、やはりその辺についてです、利用者の方 にご理解をもらうには、やはり希望する保育園でない場合の理解を得る、説明努力だとか、その辺が 必要なのだと思いますが、ぜひそこは丁寧な利用者に対する市のほうの現状説明と、利用に対する考 え方をしっかり伝わるような説明をなさっていただきたいと思いますが、もう一点、里帰り出産にお ける一時預かりについてですが、これについてもやはりどこの保育園でそういう状況が発生するかと いうのは決まったわけではないので、発生した時点で希望する保育園が一時預かりができるかできな いか等もあろうかとは思いますが、ちょっと私が聞いた話だと、一切シャットアウトされてしまった と、平成27年度からは一時預かりについては受け入れがちょっと厳しいねというふうな説明もされ たというふうに私には伝わってきたのですが、再確認の意味で、今のご答弁であれば、やはり居住、 住まいを村上市に持たない里帰りの方の出産のために一緒に来たお子さんを、一時的に預かる施設と いうのは村上市は提供しているのだよということだと思いますが、公立で6カ所あるというふうなこ とで、前回平成26年度は2例あったということですが、私立で3例あったというふうな、これをお 聞きすれば、ちょっと定員が満杯で断ったということではなかったのだと思いますが、この場所につ いては平成27年度も同様に一時預かりは可能だよということで理解してよろしいでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 一時預かりを〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕行っている保 育園の場合は、平成27年度も変わりありません。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) この辺もです、やはり利用される方が非常に何らかの理由で緊迫した状況で 市のほうに支援を求めていっているのだろうと。そのときに、やっぱりきちっとした理解を得れるよ うな状況がなかったのかなというふうな感じがいたします。平成27年度施政方針の中でも、子育て 支援を充実していくというふうなことが大きく提唱されているわけでありますし、やはり保育園の入 園希望の充実を求める子育て世代の声、年々この地域でも多くなっているわけであります。やはりし っかりした入園を希望をかなえていくためには、余裕あるやはり保育士の確保を常にしていっていた だく必要があるのではないかなと、こんなふうに感じておりますので、ぜひともここについてはそう いうスタンスで今後とも取り組んでいただきたいと、こんなふうに思います。   先ほど佐藤議員の一般質問の際、12人の退職される課長の皆様に長年の思いを聞かせていただ き、私も目頭が熱くなった思いでございますが、これからもですね、退職後も村上市の市民として、 市政運営にぜひともご尽力を賜り、ともに村上市の活性にお力をいただきますことを心からお願いを しまして、私の一般質問をこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで川村敏晴君の一般質問を終わります。   午後3時5分まで休憩します。           午後 2時48分  休 憩                                                        午後 3時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、17番、長谷川孝君の一般質問を許します。   長谷川孝君。           〔17番 長谷川 孝君登壇〕 〇17番(長谷川 孝君) きょうの最後になりましたけれども、一般質問を行います。皆さん眠い 時間になりますけれども、ちょっとご辛抱のほどよろしくお願いします。   私の一般質問は2項目です。1項目め、子育て支援についてです。人口減少対策として、子育て 支援は重要な施策の一つであり、その一環として、子ども医療費助成の対象範囲が今年9月から満 18歳に達する年度の3月31日まで拡充されることは非常に喜ばしいことであります。このたび村上 市子ども・子育て支援会議において、2年をかけ「村上市子ども・子育て支援事業計画」が策定され ました。子供を生み育てるという希望をかなえ、すべての子供が健やかに成長できる地域実現のため の村上市独自の支援策についてお伺いいたします。   2項目め、4年前の東日本大震災の教訓について。去る1月27、28日の両日、宮城県仙台市、 そして本市が災害時相互応援に関する協定を結んでいます多賀城市の両市へ、災害発生時・発生後の 議会対応について視察をしてきました。その説明の中で、間もなく4年を経過する東日本大震災の大 惨事について、改めて深く胸に刻んできたところであります。   そこで、本市の津波対応についてお伺いします。@、東日本大震災発生後、私の一般質問で津波 避難タワーについて場所の調査などを進めるとの答弁をいただいて数年が過ぎていますが、これまで の取り組みについてお聞きいたします。   A、村上市ハザードマップによる津波警報により災害が予想される場合、沿岸部の車いす・寝た きりの方など身体が不自由な方の避難はどうするのでしょうか。   B、沿岸部地域の津波対策についての要望への対応は万全でしょうか。   以上、2項目について市長職務代理者答弁の後、再質問を行います。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。           〔市長職務代理者 副市長 鈴木源左衛門君登壇〕 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) それでは、長谷川議員の2項目の質問について順次 お答えいたします。   最初に、1項目め、子育て支援について、子供を生み育てるという希望をかなえ、すべての子供 が健やかに成長できる地域実現のための本市独自の支援策についてのお尋ねについてでございますが、 本市独自の支援策のうち、主な事業についてお答えいたします。初めに、子ども医療費助成制度であ りますが、この制度は、少子化対策や子育て環境の充実の一環として、子供たちが安心して必要な医 療が受けられるよう医療費の一部負担金を県と市で助成する制度であります。本市では、これまで入 院、通院ともに満15歳までを対象範囲としていたものを、本年9月から満18歳までに引き上げる よう条例改正案及び予算案を提案させていただいているところであります。これにより県内ではトッ プレベルの手厚い内容となります。   次に、家庭児童相談事業ですが、専任の家庭相談員を2人配置し、児童を取り巻く家庭の問題や、 DV等に関する相談業務を行っております。近年相談内容が複雑化しており、ほとんどが長期間にわ たり継続してかかるものとなっております。   次に、乳児紙おむつ処理支援事業ですが、本事業は人口減少問題対策チャレンジプランに位置づ け、昨年4月から実施した事業であり、乳児の紙おむつ処理を支援するために、指定ごみ袋を支給す るものであります。   次に、メールによる子育て情報配信事業です。本事業も人口減少問題対策チャレンジプランに位 置づけ、昨年4月から実施した事業であり、子供の健康診断や保育園情報、子育て世代を対象とした 講習会やイベント等、子育てに関する情報を毎月1日に配信しております。保健分野では、離乳食赤 ちゃん教室、妊婦無料歯科検診、パパママ応援教室などの事業を実施しております。今後も子育て世 代の方々が安心して妊娠、出産、育児ができるようニーズを的確に捉え、より効率的かつ効果的な施 策を実施してまいります。   次に、2項目め、4年前の東日本大震災の教訓についての1点目、津波避難タワーについてのこ れまでの取り組みはとのお尋ねについてでございますが、ご承知のとおり本年度5月に沿岸部の住民 に対して、村上市の津波ハザードマップを配付し、各地域での津波対策を協議しておりますが、津波 避難タワー建設の要望があった荒川地区においては、建設場所や地盤の液状化の影響から、現在は日 本海沿岸東北自動車道の路肩避難場所の設置及び荒川バスストップわきへの避難の協定等を結ぶこと により、避難計画を変更している状況であります。他の地域では、お示しした浸水想定をかんがみ、 避難場所の確保を考えているため、現在は避難タワーの建設は計画しておりません。   なお、本年度夜間休日等の避難場所の開放に対応するため、震度5弱以上の地震が発生した場合 に開くかぎボックスを沿岸部の小中学校に優先して配置し、津波避難ビルとしての役割を担ってもら うこととしております。   次に、2点目、身体が不自由な方の避難対策についてのお尋ねでございますが、本市では災害時 要援護者名簿を作成し、区長や民生委員を通じて1人で避難できない方を把握し、本人やご家族の同 意を得て、「災害時見守りカード」を作成しております。見守りカードは、災害時の避難支援者を登 録し、日ごろの声かけや災害時の安否確認、避難の手助けをお願いをしております。また、避難支援 者は、まず自身を守り、家族の安心安全を確認した後、担当する要援護者の支援をお願いするととも に、日ごろから地域での支え合いを呼びかけていただいております。加えて自主防災組織では、身体 の不自由な方への担当者を割り当てているほか、リヤカー等の補助具を購入しており、地域が協力し て要援護者の避難に対応する体制を整えてまいります。   次に、3点目、津波対策の要望対応についてのお尋ねについてでございますが、本市ではこれま でも地域からの要望に対して、避難場所及び避難誘導看板、海抜表示板の設置や、避難路への手すり の設置等を実施しているところです。今後も優先度等を考慮した上で、避難路の改修や避難看板の設 置を進め、防災環境の整備に努めてまいりたいと考えております。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 一通り答弁をいただきましたので、再質問を行わせていただきます。   先ほど市長職務代理者のほうから、村上市、本市独自の子育ての支援策ということで5点挙げら れたのですけれども、メール配信事業というのがありますが、この前のときもちょっと聞いたのです けれども、今登録されている方と、それからそのメールに対しての相談件数とか、そういうのは把握 されていますでしょうか、ちょっと教えてくれますか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 登録件数につきましては、1月末時点でございますが、377件でござい ます。ただ、その相談、その他につきましては、大変申しわけありませんが、資料を持ち合わせてお りませんでした。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ということは、一方通行ではなくて、ある程度メールでもって返信もす るような機能はついているということで理解していいのですか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 私どものほうのメールでございますので、ご意見あった場合は福祉課の ほうのメールでも結構でございますし、そちらのほうにあったかはちょっと私記憶してございません でした。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 一番大事なのは、一方的に村上市からのメールの情報提供ではなくて、 こういうことで例えば相談があるのだという、今どき若い人たちが市役所に来て相談するというのよ りも、やっぱりメールで相談するほうが手っ取り早いというのがありますので、回答とか、そういう のをメールで返信できるような機能がついているのかついていないのかもわからないでやっていると いう事業は、ちょっとおかしいのではないかと私は思うのですが、その辺について返答できないよう な状態では困りますねと思いますのですが。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 大変申しわけありません。これについては、メールということであれば、 私どものほうの福祉課のホームページにもそういう部分がございますし、そちらのほうでできる、で きないという点、後で確認させていただきまして報告させていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 私の町内で若い子供を育てる方と時々懇談するときに、このメールの件 も出るのです、話。ところが、やはりそういうような機能は何かないみたいなことを言っているので、 もしお金がそんなに金額的に張らないのだったら、ある程度受け答えができるような機能もつけばい いというふうに私は思っているのですが、ちょっともしあれでしたら検討してください、お願いしま す。   そして、今回子ども・子育て支援会議で2年間やられたというふうに考えて、今多分最終的な子 ども・子育て支援事業計画がもう少したつと議会にお示しするのではないかと思うのですが、今大体 案はまとまっているということで、今冊子にかかっているというような状態だと思うのですが、この 子育てに関するニーズ調査というのは、就業前児童の保育保護者2,300人、小学校児童の保護者 2,400人にやられていますよね。例えばこの事業計画の中に、こういうニーズ調査とか、それからア ンケート調査もやっています、それからパブリックコメントもやっていますが、そういうようなこと をどういう形で生かしたのかというのが一番気になるところなのですが、そういうようなところを踏 まえて事業計画ができたと思うのですが、子ども・子育て支援会議ではそういうような面も検討され て、協議された中ででき上がった事業計画なのでしょうか、教えてくれますか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) この計画のほうでございます。まず、保育園の部分につきましては、ニ ーズ調査の結果を十分使用させていただきまして、どういった事業展開をしていくというような形で、 そういった形のものをこちらの行動計画のほうにのせてございます。また、ニーズ調査の中でいろい ろな課題も見えてきたところがありまして、その課題について、まずこの計画の中にまたのせてござ います。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) もちろんこの子育ての支援分野というのは、消費税の財源を充てるとい うことで、地域のニーズに基づいた子育て支援の計画をつくるということで、この支援事業計画がで きたのではないかというふうに思うのですが、実は私、自分インターネットでブログやっていろんな ことを、議会の様子とか自分の議員活動とかということを市民の皆さんに発信するときに、この一般 質問の通告、この時間にこういうような要旨、通告でやりますということを出しましたら、2人の市 民の方からメールが返ってきまして、それでその1人の方が、実名で来るのですけれども、実名をち ょっと控えさせてもらって、それでちょっと今ご披露させてもらいたいのですが、子育て支援策の村 上市の独自のものは今のところ特にないのではないでしょうかということなのですね、だけれども、 先ほど5つぐらい挙げられたのに、それはそれで承知しましたけれども、ですけれども、おかげさま で学童保育が高学年まで延長されたことは非常にありがたく思いますと。子育てアンケート等出され た要望は、それにどのようにこたえる計画を作成したのか、ここが一番重要なのだけれども、子育て アンケートなどで出された要望について、どのようにこたえる計画をつくったのかという質問をして いただきたいと。例えば子供の遊び場が欲しい、遊び場があっても道具がない、五十公野公園のよう な総合公園がない。村上地区、朝日地区は臨時保育士に代休をとらなければいけないため、保育園の 運動会や遊戯会を平日に行っている。見に行く父兄は休みをとらなければいけない。指定管理された あらかわ保育園は非常に評判がよく、申し込み定数の30人もオーバーしたと聞いています。根底に は臨時保育士の問題があるようです。他も指定管理にという考えもあるかもしれませんが、やはり正 規職員をふやすべきだと思います。若い子育て世代においては、村上市は子育て環境がよくないと思 っている人が少なくありません。地域の子供は地域みんなで育てようという郷育のまち村上の精神を 大切にしていきたいものですというメールをいただいております。この地に全部が当てはまっている とは私は申し上げませんけれども、実はパブリックコメントというのがありましたよね、たしか平成 26年の7月1日から22日間ぐらいですか、パブリックコメント公募したの。この公募したパブリッ クコメントの、してくれた方というのは何人いましたか、覚えていますか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 済みません、7月のパブリックコメントですと、条例案についてのパブ リックコメントであります。それで、こちらのほうの計画のほうにつきましては、たしか11月から 12月の期間だったと記憶しております。大変申しわけないのですが、その件数につきましてはちょ っと記憶してございません。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 子ども・子育て支援新制度に関する条例案に対するパブリックコメント というのを、平成26年7月1日から22日までやっているはずなのです。意見は何人、どういう意 見がありましたかということを聞きたいのだけれども、実際承知していないということなのであれで すが、その中にもです、これ多分1人しかいなかったのではないかと、パブリックコメントしてくれ た人が1人で、5つぐらいの要望をされたというものの一つに、保育、子育て支援で働く人の処遇を 改善すべきではないかというのがあったのだよね。その中で市の回答が、保育士などの処遇改善の施 策を進めていきますとあります。そしてまた、職員のスキルアップにも取り組んでいきますとありま すが、この平成26年の7月1日には、保育士の、臨時保育士なのですが、この人たちの待遇改善は もう行われた後ですよね、総務課長、そうですよね。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) おっしゃるとおりです。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) その中で、もっとやっぱり改善すべきではないかという人もいるのだろ うとは思うのですが、それはそれで別にして、子育て支援に今現在村上市でなくて、民間とかNPO とか、そういう人たちが、保育とか子育て支援にかかわっている団体というのはどのぐらいあるか教 えていただけますか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 子育て関連の団体ということでよろしいのでしょうか、済みません、そ れちょっと数数えてきておりませんでしたので。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それ事前に言っておかないからわからないかもしれないのですけれども、 例えば山北の学童保育を運営しているのは、多分NPOだと思うのですが、山北支所長、そうですよ ね。 〇議長(板垣一徳君) 山北支所長。 〇山北支所長(斎藤寿昭君) 私どもNPOも入っております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そういう人たちの、多分ここのあれだとやっぱり働いている人たちに入 っているわけだから、そういう人たちの処遇改善とかの話も多分つながっているのではないかという ふうに思うのです。それで、臨時保育士さんが、今東京都のある区では臨時保育士が保育園の7割を 占めているというようなところもあるぐらい、非常にやはり保育士不足のところもあるのです、現に。 村上市も、私も常任委員会で所管ですので、大体半分半分ぐらいですよね、正保育士と臨時保育士の 比率というのは半分半分ぐらいでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) それでは、そちらのほうお答えさせていただきます。   平成26年の4月1日時点でございますけれども、正規の保育士と、あと7.5時間の臨時保育士 の比率ということで説明させていただきますが、正規の職員のほうが44.7%ということでございま す。実は臨時職員のほうが多くなっている状態でございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そうすると、7時間半以上、例えば4時間とかの人もいるということは、 村上市だって7割近くが臨時保育士が賄っているというふうに理解していいのではないですか、違い ますか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 短時間の方とか計算の中に入れますと、本当に議員おっしゃるとおりの 数字に近くなるかと思います。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そこで、先ほどのメールの中にありました村上地区が、岩船のほうの意 見はそうではないみたいなのですけれども、村上地区とか朝日地区で、臨時保育士が代休をとらなけ ればだめなために、平日に運動会とかはやっているというのは本当に現実なのですか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 理由の一つにそれもあるのかもしれませんけれども、地域の方と相談し ながら進めているのではないかと思っておりますが。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 平日が休みの人がいっぱいいれば、それはそれでいいのですけれども、 今やっぱり子育て支援も大事だけれども、若い両親が2人とも共働きというのがいっぱい多い時代な のに、これが理由の一つだったら、やっぱり考え方がちょっと子育て支援を強力に進めていきたいと いうのには逆行しているような気がするのですが、市長職務代理、どう考えますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 保育士の確保については、今の臨時職員と正規職員 の差がここまで来ているというような状況で、本当に子育て環境につきましてはなかなか厳しい状況 だというのは認識をしております。今の平日の運動会というのは、その地域のいろいろな面でどうし ても職員、臨時、代休とらなければいけないということでは必ずしもないということだと思うのです けれども、その辺どういう形でなされていくか、またそこらも含めて今後日曜日がいいのか、土曜日 がいいのか、その辺のニーズもやはりありますので、その辺を聞いて対応してまいりたいと考えてい ます。本当に合併以来、人員適正化計画ということで3割補助というようなことでありました。保育 園の制度ができて、すぐ採用された方が非常に多くて、もうどんどん減る一方であります。あったよ うな気であります。そんな中で、やはり保育の環境を充実させるのは大切でありますし、今未満児と か、そういう需要もふえております。その中で、やはり対応がなかなか、小さい人数になりますと3 人に1人とか、そういうことでありますので、その辺も含めてちょっと保育のニーズが変わってきた 状況でありますので、その辺のニーズも把握をしながら、何とか保育園、安心して子育てできる環境 を整えていきたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今できる範囲がこの辺が、これ以上例えば、では臨時保育士ではなくて、 正職の保育士をふやせばいいのではないかというのは、また逆行するという部分もあるので、その辺 についてはお話は控えますけれども、やっぱり一番大事なのは、子育て環境とか、それから親の人た ちが育児休暇とかをとりやすい環境というのが、まず必要だと思うのです。ですから、保育所とか幼 稚園だけが子育て支援に対して非常にいろいろな形でやったとしても、親たちがやっぱり会社を休み にくいとかになると、なかなか社会的な面で進んでいかないのではないかと思うのですが、今村上市 の男性の育児休暇取得率というのは、この子育ての資料でもわかるのですが、2割ぐらいですよね、 2割ぐらいだと思いますけれども、またわからないと悪いから、2割ぐらいなのです。それで、その 2割ぐらいなのを、例えば5割にするとか、いろいろなやり方をしていったときに、企業とやっぱり 協力体制をつくらなければだめだと。女性でもなかなかとりにくい環境の中で男性にとってもらうと いうのは、よっぽど進んだやり方をしなければだめだというふうに思っているのですが、そこで三条 市の国定市長は、自分の子供が市長のときに生まれたりして、非常に子育て支援に対して積極的な市 なのですが、そこでふと、やはり一番大事なのは、子育てに対する応援宣言市民運動とかというのを もう4年前ぐらいからスタートさせているのです。企業とかにもなるべく男性でも育児休暇をとって もらいたいとか、それから女性でももちろん働きやすい、子育てのしやすい職場づくりとかというこ とを提言しながら、三条市全市で子育て支援にかかわっていこうというふうなことをやっているので すが、例えば市長職務代理者が企業に対して、取得率とか育休を男性でもとってもいいのだよという ような積極的な市としてのかかわりとかということを考えていくような将来的な施策というものは、 政策推進課長でもいいですが、そういうようなものに関してはどのような考え方を今しているのでし ょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) それでは、私のほうで全体的な考え方を申し上げま すと、企業に対しても、やはり育児休業の推進、またいろんな面で事業所内保育所の設置等、それら も含めて積極的にPRといいますか、そういう活動をさせて、会あるごとにそういう積極的な会をお 願いをしたいと思っております。また、保育環境につきましては、土曜保育も、来年度から神林の学 童保育所で土曜保育もしていくということで、土日の保育もやはりこれから大事なそういう子育て支 援の方策の一つではないかなと、その体制も含めて検討していく必要があろうかなと思っております。 詳しい内容については、課長から答弁いたさせます。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡寞ヤ也君) 先ほど来お話ししております総合戦略の先行型の中で、現在子育て 支援の項目につきましても検討しております。国とのやりとり中ということで、4日の全員協議会の 際に詳しいお話をさせていただきたいというふうに思います。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) はい、わかりました。では、よろしくお願いしたいと思います。   次に、2項目めについてお願いします。この前にです、東日本大震災の被災地でありました仙台 市と、それから多賀城市に行ってまいりまして、多賀城市は災害時の相互応援協定を結んでいる市で あります。その災害相互応援に関する協定書の中にです、第6条の中に、正常時の相互の連絡体制や 地域防災計画などについての情報交換をあらかじめ行うものとするとありますけれども、今までにこ の災害協定に関する協定書を結んでから、災害に関するお互いの交流というのはありましたか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 多賀城市のほうとの応援協定ですが、平成24年10月に協定されまし て、その後人的な行き来はたしかないように思うのですけれども、常に情報交換等やっている状況で あります。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで、やはりこういう災害というのは起きないとなかなか実感がない というのもあるかもしれないのですけれども、やっぱり防災的な意味からいいますと、いろいろなや り方をすべきではないかと私は思っているのです。先ほど津波の避難タワーに関しては、荒川地区か ら要望あったけれども、一応つくらないという形で、かわりに別なやり方をするというようなことあ りましたが、今現にです、例えば市町村との相互応援協定とか、それから物資協定、1次避難場所の 協力協定とか、それから災害時のいろいろな形で民間とかと協力体制で、この協定書を結んでいるの は村上市としてはあるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 県内では、見附市ともやはり同じような、この多賀城市と同じような協 力の協定を結んでおりますし、先般柏崎刈羽、あれは原子力の場合ですけれども、そこでの遠隔地で の避難の協定を結んでいます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 言葉不足で申しわけないのですが、そうではなくて、それはそれで、今 答弁いただきましたがわかりましたが、村上市の民間の、例えば建物、温泉のホテルとか、それから どこかの高層ビルとか、そういうところと津波とか、災害時に泊まるところがないから、そこに来て 宿泊してもらいたいというようなことで、お互いに協定書を結んでいるようなところはありますかと いうふうに聞いている。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 公共施設以外の民間のそういった施設ではないと思いますが、ちょっと 私今承知しておりませんので、後ほどまた確認してお知らせします。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 多賀城市では、例えば物資協定とかというのは、ここも結んでいるとこ ろもあると思うのですが、1次避難場所等でです、23件と、それから民間で72件、これ全部協定を 締結しているのです。ですから私も、例えば岩船は津波タワーはつくらないけれども、新潟リハビリ テーション大学の建物を一時的に、集中的に、岩船中学校だけでは4,200人を泊めるわけにいかな いから、例えばいわくすの里の隣の新潟リハビリテーションの教室も使ってもいいですよというのを お互いに協定を結びながら、市民の安心安全を確保するというのも一つのやり方ではないかなという ふうに思うのですが、総務課長どうでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 以前の長谷川議員の一般質問でもそういった質問があったように記憶し ておりますが、本当に必要であればリハビリテーション、まだ協定のほう結んでいる状態ではありま せんので、必要であればその辺についても協定に向けて検討していきたいなと思っています。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 津波最悪の場合に来た場合に、車いすとかそういう要援護者というもの は、800メートルで40分が限界だというふうに、この防災の中、津波のハザードマップでもそうい うような形で避難の徹底を告知しているようなところもあるわけですので、例えば瀬波温泉の人たち が、万が一のときにはどこに行けばいいかといった場合に、やはりそういうホテルとか旅館とかと事 前に協定しておくのも〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕災害のための防災に関する一つの やり方ではないかなというふうに私は思うので、その辺についても検討をお願いしたいと思います。   それと、最後になりますが、一番私がここで言いたかったのはですね、車いすとか、それから寝 たきりの方が、岩船だけで調べてもらいましたら、寝たきりで121人の、車いす24名、合計145名、 これはいわくすの里がありますので、それをあれしても大体60人ぐらいの人たちが車いすと寝たき りで、4,000人ちょっとのところにその方がおられます。万が一のときです、本当に安全なところに 行けるかというのは、自分の身も大切なわけですから、そういう人たちをスムーズに避難できればい いのですが、できないこともあり得るわけですよね、今までの東日本の大きい災害を見ますと。そこ で、船山課長のところの横新町のほうから、もう2年前ぐらいから自分のところの公民館の後ろに避 難の階段があるのだと、昔できていた、それが避難のための階段だかどうかはわからないですけれど も、そこから今横新町から秋葉神社あるところには、もう6メートルぐらいどんとすぐ上がれるので す、上がるとしたら。そのためにそこを車いすとか寝たきりの人たちをスムーズに運ぶために、そこ にスロープ式の坂の階段をつけてもらいたいという要望がずっと前から区長さんのほうからあるので すが、それは総務課長ご存じですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) ただいま初めて聞きました。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) こういうのとか津波タワーの建設とかは、東日本の大震災が発生してか らすぐにそういうような要望が各地区から、例えば町内単位なものだから、岩船区長会全体の要望書 の中にも入らないけれども、そういう個人的な町内別に要望というのがあって、それを何とかしても らえればなということで、今回3月でその区長さん別な方にかわる予定なのですが、そういうような です、万が一のときの要望みたいなのを聞いて、それを検討しているのか、それともいや、今後例え ばいろんな国の施策の中で、こういうような今回のいろいろな補助金の要綱の中のこの部分に入れら れるから何とかしますよとかです、そういうような答えが欲しいのだけれども、ずっと今まで待って いても、検討した結果が全く伝わってこないというのがあるので、そういうようなことも踏まえてで す、やっぱり防災というような意識を住民が持っていた場合には、それになるべく要望にこたえられ るような体制をつくってもらいたいと思うのですが、その辺についてどう感じておられるでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 今長谷川議員おっしゃるような各地区からの要望、私の知る範囲の中で は24年から26年の間で、17の集落から24件ほどの要望が出ています。そういった要望について、 一挙に全部やるというわけにもいきませんので、平成24、25、昨年までこのうち今14カ所ほど整 備済んでおります。残り10カ所あるいは11カ所については、平成27年度、その優先順位、優先度 を考慮しながらやっていきたいというふうに考えております。議員おっしゃるこの横新町の〔質問終 了時間5分前の予告ブザーあり〕階段修繕というのも、平成27年度以降には入っていますが、これ が今おっしゃったのか、それともスロープを階段にするというのかちょっとわかりませんが、そうい ったものも将来構想には入っています。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今横新町の階段と言いましたか。 〇総務課長(高田 晃君) はい。 〇17番(長谷川 孝君) そうすれば、それ平成27年度にやってくれるということですから、わか りました。理解しました。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 平成27年度に予定しているのが、まだ数がありますので、予算の範囲 で、この中で優先度を勘案しながらやっていきたいというふうに考えています。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それとですね、私一番その多賀城市で聞いてきてなるほどなと思ったの は、例えば災害あったときに、私どもも新潟地震のときには岩船中学校の体育館に寝泊まりしたり、 6月でしたから、松の下とかで寝たというような記憶があるのですが、そのときにやはりみんな困っ ているために、いい場所というのは、例えば教室みたいな個室を使える場所というのは、先に行った 人がみんな取ってしまうということは、若い人が中心になって占拠されて、高齢者の人たちが一番体 育館の真ん中辺にいるというのはちょっと忍びないということで、そういう部分の細かいことまで優 先順位を、例えば教室は高齢者の人たちに使用してもらうのだというような、優先順位までつくって いるというところが、実際多賀城市みたいにあるわけなのです。ですから、もう少しきめ細かく市民 が安心安全に暮らせるようなまちづくりとかと考えるならば、そういうような具体的なところまで考 えた中で、やっぱり防災計画を立てていただきたいと思うのですが、最後に総務課長、ことしの3月 で定年退職になり非常に残念ですが、その辺のことを答弁いただきまして、ぜひとも何とか形のある ようにしてもらいたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。コメントしてくれますか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 本日2回目のコメントでありますが、総務課長になりまして1年、自分 では一生懸命頑張ってきたなと思いますが、いかんせん限られた時間ですので、どこまでやったかち ょっと不安なところもあります。今議員おっしゃったような、本当に災害、この地域は何十年も大き な災害がなかった地域ですので、多少そういった意味では、我々も含めて防災意識が薄れてきている のかなというふうなこと、震災直後はやはり日本全国どの地域でも防災に関しての関心は高かったの ですが、それから4年、5年たつにつれて、やはりまた薄れてきているのかなというふうに思います。 幸い今多賀城市と応援協定を結んでおりますので、多賀城市のように経験したところのいろんな整備 計画、それらを参考にしながら、何かあったときに本当にきちっとした救助ができるような環境づく りに整えていければなというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで長谷川孝君の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会をいたします。   明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでございました。           午後 3時54分  散 会