平成28年村上市議会第3回定例会会議録(第2号) 〇議事日程 第2号 平成28年9月8日(木曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  一般質問                                                                                  〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   小  杉  武  仁  君     2番   河  村  幸  雄  君    3番   本  間  善  和  君     4番   鈴  木  好  彦  君    5番   稲  葉  久 美 子  君     6番   渡  辺     昌  君    7番   尾  形  修  平  君     8番   板  垣  千 代 子  君    9番   鈴  木  い せ 子  君    10番   本  間  清  人  君   11番   川  村  敏  晴  君    12番   小  杉  和  也  君   13番   姫  路     敏  君    14番   竹  内  喜 代 嗣  君   15番   平  山     耕  君    16番   川  崎  健  二  君   17番   木  村  貞  雄  君    18番   小  田  信  人  君   19番   長 谷 川     孝  君    21番   佐  藤  重  陽  君   22番   大  滝  国  吉  君 23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君 25番   板  垣  一  徳  君   26番   三  田  敏  秋  君                                              〇欠席議員(1名)   20番   小  林  重  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    高   橋   邦   芳   君        副  市  長    忠           聡   君 教  育  長    遠   藤   友   春   君        総 務 課 長    佐   藤   憲   昭   君        財 政 課 長    板   垣   喜 美 男   君        政策推進課長     渡   辺   正   信   君        自治振興課長     川   崎   光   一   君        税 務 課 長    建   部   昌   文   君        市 民 課 長    尾   方   貞   一   君        環 境 課 長    中   山       明   君        保健医療課長     菅   原   順   子   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    加   藤   良   成   君        農林水産課長     山   田   義   則   君        商工観光課長     竹   内   和   広   君        建 設 課 長    中   村   則   彦   君        都市計画課長     東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    早   川   明   男   君        水 道 局 長    川   村   甚   一   君        会 計 管 理 者    中   村   る み 子   君        農業委員会                   小   川   寛   一   君        事 務 局 長        選挙管理委員会                   佐   藤       廣   君        委  員  長        選管・監査                   木   村   正   夫   君        事 務 局 長        消  防  長    長       研   一   君        学校教育課長     遠   山   昭   一   君        生涯学習課長  田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    小   川       剛   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    齋   藤   泰   輝   君        山 北 支 所 長    五 十 嵐   好   勝   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    田   邉       覚        事 務 局 次 長    小   林   政   一        係     長    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(三田敏秋君) ただいまの出席議員数は25名です。欠席の届け出のある者1名です。定足 数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程はお手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願い いたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(三田敏秋君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、10番、本間清人君、23番、大滝久志君を指名い たします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(三田敏秋君) 日程第2、一般質問を行います。   今定例会の一般質問通告者は13名でした。質問の順序は配付の一般質問通告書のとおりに行い ます。   本日の一般質問は5名を予定しております。ご了承願います。   最初に、4番、鈴木好彦君の一般質問を許します。   鈴木好彦君。(拍手)           〔4番 鈴木好彦君登壇〕 〇4番(鈴木好彦君) おはようございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、これよ り質問をさせていただきますが、清流会の鈴木好彦でございます。4月の選挙で議席の末席を汚すこ とになりましたけれども、今回質問としての初めての登壇でございます。どうかよろしくお願いいた します。   質問に先立ちまして、このたびの台風10号の襲来により、甚大な被害に見舞われました被災地 の皆様、特に北海道、岩手の被災地の皆様には心からお見舞い申し上げる次第でございます。一日も 早い復興をなし遂げられるようご祈念いたします。また、不幸にして亡くなられた方々のご冥福をお 祈りいたしますとともに、ご遺族の皆様にはお悔やみを申し上げます。さらには、いまだに連絡がと れていない方々の一日も早い発見、生還を願うものであります。   お話は変わりますけれども、忠副市長におかれましては、9月1日よりご就任のよし、まことに おめでとうございます。4月からの件でございますので、満を持してのご就任、今後のご活躍にご期 待申し上げます。不肖私もチーム村上が市民第一の集団であり続けられるよう微力ながら尽力してま いりたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。   前置きが長くなりましたが、通告書に従い私の質問を行ってまいります。まず最初に、児童・生 徒を取り巻く危険の把握についてですが、市内各学校における学校内や登下校時の児童生徒の危険回 避・危険除去については、日ごろより適切な対策あるいは対応をとられていることと思います。しか しながらこの問題、これでよしとかこれで十分というような着地点を見出すことがなかなか難しいと、 大変困っている問題だと思います。そこで、以下の点についてお伺いいたします。1つは、各学校ご とに危険箇所の把握のための活動は行われているのでしょうかという点でございます。2つ目としま して、前の質問の答えが実施しているという前提にはなりますけれども、その結果の情報の共有化が 行われているのかという点についてお尋ねしたいと思います。   次に、大きい項目の2つ目として、新設消雪パイプの取り組みについてお尋ねいたします。各地 区の区長さんより、消雪パイプの新設要望をかなえてもらえないというようなことを耳にします。か なえてもらえないというよりは、ニュアンス的には受け付けてもらえない、こんな印象でございます。 この件に関しては、今後も各地区の区長さんにとっては避けては通れない問題として、何度となく直 面していく問題かと思いますが、この問題は今後要望しても無駄なのか、あるいは希望を持って取り 組める問題なのか、市の方向についてお伺いしたいと思います。   最後に、3項目めとしまして、市内に点在する史跡の調査・保存等についてお伺いします。平林 城跡保存の取り組みについては、過日総務文教常任委員会の閉会中事務調査で視察させていただき、 丁寧な説明をお聞きして大変勉強になったところでございます。そこで、市内にあるほかの史跡につ いては、今後どのように取り組んでいかれるのかについてお伺いしたいと、そのように思います。   以上、この3点についてお伺いするとともに、ご回答の後に再度質問させていただきます。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) おはようございます。それでは、鈴木好彦議員の3項目のご質問につきまし て順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、児童・生徒を取り巻く危険の把握については、教育長に答弁をいたさせます。   次に、2項目め、新設消雪パイプの取り組みについて、新設の要望がかなえてもらえないと聞く が、市の方向性はとのお尋ねについてでございますが、新たな消雪パイプの設置につきましては、建 設コストや維持管理コスト等を勘案すると、機械除雪による費用のほうが安価になることや、地下水 等にも制約があることから、現在は交通量の多い幹線道路や急勾配などで凍結が著しいなど、特別な 状況がある箇所を除き一般生活道路等の新設は行っておりません。消雪パイプが設置されることによ り、沿線での利便性が高まるため、各地区からのご要望が多いことも承知はしておりますが、これら のことからなかなかご要望にはお応えできない状況になっております。以上のことから、一般生活道 路につきましては、今後も機械除雪での対応とさせていただきたいと考えております。   次に、3項目め、市内に点在する史跡の調査・保存等の今後の取り組みについては、教育長に答 弁をいたさせます。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) おはようございます。それでは、鈴木好彦議員の1項目め、児童・生徒を 取り巻く危険の把握についての1点目、各学校における危険箇所把握のための活動は行われているか とのお尋ねでございますが、各学校では教職員とPTAが合同で危険箇所点検を行っております。通 学路、河川等の危険箇所及び児童生徒が立ち寄りそうな危険箇所につきましても、直接現地を見なが ら点検を行っております。   なお、通学路につきましては、教育委員会が主体で警察初め道路管理者、PTA、学校など関係 機関が一堂に会して地区ごとに合同現地検討会を定期的に開催し、交通安全面につきまして検討して おります。   次に2点目、情報の共有化はどのように行われているかとのお尋ねでございますが、各学校では 危険箇所につきまして、教職員、児童生徒への周知はもちろん、PTAには年度当初や長期休業前の 会議等で、また地域住民に対しましては学校便りやPTAの広報紙に掲載したものを配付して周知を 図っております。あわせて、児童生徒に対しましては、不審者対策も含めて「自分の命は自分で守る」 という観点から、自分たちで安全マップづくりを行ったりして安全指導に努めているところでありま す。   次に3項目め、市内に点在する史跡の調査・保存等の今後の取り組みについて、どのように取り 組んでいくのかとのお尋ねでございますが、現在市内には国指定史跡として平林城跡と村上城跡があ ります。また、山元遺跡について国の答申が出ており、間もなく本市で3番目の国指定史跡となるも のと期待しているところであります。県指定史跡としましては、荒川地区の馬場館跡、朝日地区の大 葉沢城跡の2カ所があり、市指定史跡は4カ所あります。平林城跡につきましては、先般の総務文教 常任委員会の閉会中事務調査の際にご説明させていただきましたように、遺構の顕在化を図るため、 杉の間伐を行っております。また、今後は土塁の復元や案内板の設置、駐車場及びトイレの整備を計 画し、史跡の保存活用に取り組んでいくこととしております。   村上城跡につきましては、これまで主に石垣の調査及び修復工事を実施してまいりました。今後 も石垣の調査と発掘調査の成果を参考にしながら、崩落危険の高い箇所から優先的に修復工事を継続 してまいります。これと並行して、倒木の危険性や遺構の顕在化を図るため、樹木の伐採を実施する 計画にしております。また、利用者の利便性を高めるため、駐車場の整備を計画しているところであ ります。   これらの史跡につきましては、国庫補助事業を活用しながら、保存活用を進めているところであ り、近年は補助金の縮減により事業を長期化せざるを得ない状況にありますが、市のシンボルとして これらの史跡の保存活用を継続的に取り組んでまいりたいと考えております。県及び市指定史跡につ きましては、管理者や保存会等に委託して草刈りなど維持管理をしております。さらに、遺跡台帳上 では、埋蔵文化財を含む遺跡が本市に約650カ所あり、その中には文化財に指定されていない城館 跡や塚・古墳などがあります。そうした史跡の中に、地元有志の皆様で維持管理をしているところも あり、文化財に指定されていない史跡等につきましては、管理者や地元有志保存会等で維持管理をし ていただきたいと考えております。   以上です。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木好彦君。 〇4番(鈴木好彦君) ご回答ありがとうございます。   実は、きょうの質問を準備している期間中に、猿沢小学校の6年児童が不幸にも交通事故に遭う という事態が起こりました。一報を聞いて、新聞で承知したわけですけれども、意識不明と知ってか らは非常に残念といいますか、もったいないといいますか、そんな気持ちに襲われたものでありまし た。しかしながら、聞くところによりますと、意識不明状態を脱したと伺い、まずは安堵の気持ちと ともに一日も早い回復と元気な姿で同級生の待つ学びやに戻られることを願っております。   今回の事故のことについては、詳しいことは承知しておりませんけれども、因果関係について確 かなことは申し上げられませんから、せめてあの交差点の状況と現状から推測するに、せめて押しボ タン式の信号があったらと今になって思うわけでございますが、こう思うのは私一人ではないという ふうに思います。この信号機の件については、今後何かの形で動き出すということで信じております けれども、その行動のきっかけはこのような児童の事故がきっかけになるということは、まことに残 念でならないというふうに思っております。このように、何かが起きてから行動する、何かが起きて 後悔して行動を起こすと、そんなことがないように、その前に児童の危険回避あるいは除去策の一つ を提案させていただきたいと思います。   それは、猿沢小学校の児童が登下校時に利用する国道7号の車道と歩道を分離するところにガー ドレールを設けてはいかがかと、いかがというよりはぜひお願いしたいという要望でございます。皆 さんの記憶の中にもあるかとは思うのですけれども、今から4年前ですか、平成24年4月23日に なりますけれども、京都の亀岡市において無免許運転であり、さらにはゲーム疲れで居眠りをしてい た軽乗用車が児童の列に飛び込んで、児童2人、それから付き添っている保護者がお一人、さらには そのおなかにあった胎児の命が奪われております。それから、平成27年5月20日には、大阪の豊 中でやはり居眠りの車が児童を襲っております。このときは、1人は重体ということで、亡くなられ た方はおらなかったようでございますけれども、やはり痛ましい事故が起きております。それから、 ことしの4月の27日にも長野の佐久市でも起きておりますし、ついこの間、27日には兵庫県の加古 川でも起きています。これらを例をとってみましても、子供には何の落ち度もないわけですが、たま たま通学環境がうまくできていなかった。詳しく調べてみますと、地元ではそれなりの対策はとって いたというのですけれども、かくのごとく児童は無力でございます。このような実例を見ましても、 やはり児童を守る我々は何かの手を打たなければならないのではないかということを痛切に思うわけ でございます。   今ガードレールをお願いするという区間についてでございますが、この先塩野町小学校と猿沢小 学校の統合が行われますので、徒歩による通学の区間が若干見直されていくのかとは思いますけれど も、ただ現実として国道7号を通学するという実態は残ろうかと思います。統合を待ってという形で 待っているわけにもいきませんので、何とか腰を上げていただきたいと思うのですけれども、区間に ついては南のほうは鵜渡路の交差点から上野の入り口までと、それから北のほうにつきましては猿沢 三差路より板屋越までという形になろうかと思いますけれども、特に北側、板屋越方面に向けては高 速をおりた車がここを通るしかない状況にあり、交通量も非常に多くなっております。そんな中、子 供たちは危険な中、まさかと、こんなことはないということを信じながら通っているわけでございま すけれども、過去に事故に遭った子供たちも我が身に降りかかってこようなどとは決して思っていな いはずですが、いつ何どきこういう形で子供たちの身に降りかかってくるのかわかりません。このよ うに、事故が起きてから後悔する前に、何度も申し上げますけれども、我々で何とかしてあげなけれ ばいけないというふうに思うわけでございまして、このような国道にガードレールを設置してほしい とか、あるいは実際に設置したとか、こういう実例は過去にはあったものでしょうか、知り得る範囲 内で結構でございますので、お聞かせいただきます。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 先ほど答弁させていただきましたが、教育委員会が主体となって学校関係 者、それからそのほか関係機関の方と通学路を点検をさせていただいてもらっております。必要に応 じていろんな方から要望があった場合、警察並びに道路管理者に信号機、それから横断歩道、ガード レールの設置等の要望はしていくことがあると思います。ただ、知り得る範囲ではガードレールの設 置を要望したということはございません。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木好彦君。 〇4番(鈴木好彦君) ありがとうございます。そしたら、我々今度第1号になりたいと思いますの で、よろしく。   もう一つですが、通学路の問題で、子供たちが毎日通う通路の一部にふたのかからない側溝があ りまして、約60メートル大きく口をあけていたわけでありますが、これも今ではきれいに整備され、 ふたの上も通路として利用できるようになっております。対策前よりも広くなり、市の対応に感謝す るわけでありますが、実はこの工事のきっかけが路線バスの雪道のスリップによる脱輪だったわけで ございます。幸いは、時間帯がずれていたというのでしょうか、児童を巻き込むものではなかったの ですが、この例を取り上げてみても対策、対応のきっかけが何かが起きてからでは子供たちにとって は遅いわけでございますので、ぜひほかの件とは違う、子供たちの件については未然の対策という認 識で当たっていただければと思います。   実は、この通学路まだ問題ありまして、全域にわたってふたをかけているのですが、一部にすき 間が残っているところがあります。雪が降る前であれば視認できますので、危険の回避はできますけ れども、雪の時期になりますと雪に埋もれて見えなくなる危険性があります。この件につきましては、 当区の区長よりふたの支給をいただいた上で我々で対応しましょうかと申し出たのでありますが、役 所側より役所でやるという返事をいただいておりますので、冬までには危険の除去ができるという運 びになっておりますので、このように我々が気づけば自分たちでやることは取り組んできています。 しかし、いかんせん国道7号のガードレールについては、我々の力では何ともしようがないと。いか がでしょう、このガードレール設置について取り組むお気持ちがあるのかないのか、決意のほどをお 聞かせいただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今の議員ご指摘の通学路を中心とした児童生徒の安全側のお話であるわけで ありますけれども、これはいずれの市民全体の考え方に立たなければならないということだろうとい うふうに思っております。また、何か事が起きてからそれに対応するという形はいかがなものかとい うご指摘もありました。まさにその気持ちは、我々も一緒であります。ただ、いかんせんいろいろな 制約の中で取り組む内容でございますので、これにつきましては国道の事案でありますので、道路管 理者にしっかりとそのことは伝えたいというふうに思っております。   実は、今市内でも幾つか取り組みを進めていただいておりますけれども、要するに国道であった り県道であったり、そういうところの通学路安全点検確保という視点からの事業が幾つか進んでいま す。こんなところの取り組みも踏まえて、そういうことについては対応が可能でありますので、そこ のところをしっかりと取り組みを進めるよう我々としても要望をしていきたいというふうに思ってお ります。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木好彦君。 〇4番(鈴木好彦君) 早速の前向きのお答えありがとうございます。必ずや子供たちにとって安全 な環境が整備されるものと信じて、この件については終わりまして、次の質問に入らせていただきま す。   消雪パイプの件ですが、基本的には新設の消雪パイプ、これは対象地が広い、あるいは井戸水の 問題と、そういう問題を抱えているので、なかなか推進するには難しい環境にあるので、除雪車対応 で今後いきたいというふうなお答えでございますが、幹線道路とかそういうところについては、確か に市長さんお答えになられるとおり、実情を踏まえればそうならざるを得ないのかなと思っておりま すけれども、住みやすい生活環境の整備というのは、公用車にとっても活動範囲の確保という点で健 康寿命を延ばすということに大いに貢献されることではないかと思います。消雪パイプもこの延長上 にあるものとして、市内生活の範囲という部分についてはご配慮いただければということをお願いす るわけでございますが、この健康寿命の延長ということの効果があらわれてくれば、私詳しいことは 存じ上げませんけれども、健康保険の会計、それから介護保険の会計にも多少は寄与していくのでは ないかなというふうにも考えられますので、消雪パイプという形でお聞きしますと、担当課の方にな ろうかと思いますけれども、市長の立場で全市のオール村上という形でご判断いただければと思いま すが、市長お考えいかがでございましょう。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 我々、私も含めて市民の皆さんがこれから人生を生き抜く中にあって、その 健康寿命という視点は非常に大切でありますし、今議員ご指摘の例えば医療費そのものについても大 きく軽減の効果があらわれるのだというのは、これは具体的に全国各地でそういう事例が明らかにな っておりますので、それは確かにそういうことが言えるだろうというふうに思っております。この健 康寿命の部分につきましては、現在我々人口減少対策も含めて、その中に向けて市民が等しくやはり ここでしっかりと生活をしていける、そういう人生を謳歌できるという仕組みの中で各施策を取り組 んでいるというところであります。その一つとして、冬場における生活環境の確保という視点での消 雪パイプ、これは先ほど申し上げましたとおり、その効果は私も認識をしております。しかしながら、 そのトータルで考えたときに、市の方向性を考えたときに、そこの部分については現在機械除雪に頼 らざるを得ないというところがあるということであります。そのところを踏まえまして、より必要な ところに重点的に手当てをしていく。先ほど議員のお話の中で、ということは受け付けてもらえない というニュアンスなのかというご発言があったわけでありますけれども、事情につきましては全てお 聞きをしております。その中で、今私が申し上げたような形でのお願いをしているということであり ますので、そこのところはご理解をいただきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木好彦君。 〇4番(鈴木好彦君) 私の発言の中の表現の中で、事実と異なる部分があったということであれば 訂正いたします。区長さんとの懇談の中で、肩肘張らない中でのお話の中で聞いたお話ということで ございますので、細かい事実関係についても私も承知は、聞き及んでいなかったものですからああい う表現になってしまった。これについて、もし間違いあるのであれば訂正させていただきます。   ただいま市長さんからもご回答あったとおり、単に消雪パイプの設置あるいは不設置という問題 ではなく、市民の健康、健康寿命の延長という視点でも捉えられているということであれば、私もそ の辺では満足するところがありますので、今後もそういう視点でぜひお進めいただければと思います。   次に、史跡調査保存についてですが、お答えいただいた細かいこの市の史跡、国の史跡、県の史 跡あるいは市が管理している史跡といろいろお答えいただいたわけでございますけれども、なかなか この事業、市民にとっては目立たないといいますか、日の当たる仕事ではないかと思いますので、な かなか気持ちが折れるというようなこともあろうかと思いますが、少なくとも私一人は見ております よということで、意を強くしていただいて作業に邁進していただければと、仕事に邁進していただけ ればと思って応援させていただきます。   それで、平林の城跡を視察した折に、遺構の各所で本来築かれていたであろう構築物の説明を受 けておりまして、私想像をたくましくしていろいろと思い描いてみたのですが、いかんせんこの年で ございますので、なかなか当時をしのぶには至りませんでした。史跡入り口に今後史跡を説明するよ うな施設の計画があるというふうに聞きましたので、その施設の概要については詳しくは存じ上げま せんけれども、もしそのような施設ができるのであれば、その折には最近のテクノロジーを駆使しま したバーチャルリアリティーというのでしょうか、簡単に言えばイメージ的にはスマホを掲げると何 もないところにこういう門が見えますよとか、こういう館の姿が見えますよとかというようなことが できる時代になっているのだそうでございます。そういう構想を計画に加えられてはいかがでしょう かというようなご提案をしてみたいと思うのですが、取り組みについてはどんなお気持ちがあるか、 ちょっとお伺いしたいと思います。どうぞ。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 今ほどのすばらしいご提案ありがとうございます。平林城跡につき ましては、国の史跡ということで指定されている関係で、どこまでできるかわかりませんが、そうい った技術を駆使できるものであれば取り組むことができればいいなというふうに思っておりますので、 これから関係の職員と検討してみたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木好彦君。 〇4番(鈴木好彦君) 前向きに検討していただけるということで、ぜひその方向でお願いしたいな と思います。   私の持ち時間大分残してですけれども、初めての質問、足ががくがくしながらの質問でございま したけれども、これで終わりたいと思います。どうもありがとうございます。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで鈴木好彦君の一般質問を終わります。   午前10時45分まで休憩します。           午前10時32分  休 憩                                                        午前10時44分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、19番、長谷川孝君の一般質問を許します。   長谷川孝君。(拍手)           〔19番 長谷川 孝君登壇〕 〇19番(長谷川 孝君) おはようございます。新政村上の長谷川孝です。今回私どもの会派は、 5名の一般質問を行うことになっていますが、私が一番最初になりました。よろしくお願いします。   私の一般質問は3項目です。1項目め、東京オリンピック・パラリンピック開催に向けてのスケ ートパーク構想について。先月、ブラジルで開催されましたリオデジャネイロ・オリンピックでは日 本選手の大活躍もあり、多くの感動が生まれました。そして9月7日から、きのうから開催のパラリ ンピックでも多くの日本選手の活躍が期待されています。4年後の2020年開催の東京オリンピッ ク・パラリンピックではその成功を願う一人として、日本人らしい作法を取り入れた「おもてなし」 の心で開催されることを楽しみにしております。8月末の市長の定例記者会見では、旧瀬波ビーチラ ンド跡地にスケートパーク建設が計画されました。スケートボードの東京オリンピック競技種目決定 を含め、その聖地として大いに期待が持たれるところであります。そこでその準備を含め、次の点に ついてお伺いいたします。   @、平成30年にスケートパークを完成させたいとのことですが、東京オリンピックまでの約1 年半、合宿先として世界トップクラスの国々へ誘致活動を展開してみてはどうでしょうか。   A、2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合の進捗状況 はどうですか。   次に、2項目め、市民のボランティア活動への対応についてです。このたび、岩船地区で長年継 続して取り組んできました「一斉清掃」が「海の日」海事関係功労者として国土交通大臣表彰を受け ました。「浜掃除」と呼ばれていた時代から50年以上も続いており、その功績が認められ、今回受 賞となったもので非常に誇りに思っております。このように、地域各団体のボランティア活動は国県 などの表彰を含め大きく扱われますが、地域では個人ボランティアも大きな力となっております。こ のような個人ボランティアに対し、市としての対応はどのようにしているのか、お伺いいたします。   最後に3項目め、岩船地区周辺の悪臭対策についてです。岩船地区では、年間を通して何度か悪 臭に悩まされてきていますが、この夏は特に毎晩のように悪臭が続きました。この要因はどこにある のか、その解決策についてお伺いいたします。   以上、3項目について市長答弁の後、再質問を行わせていただきます。よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、長谷川議員の3項目のご質問につきまして順次お答えをいたしま す。   最初に1項目め、東京オリンピック・パラリンピック開催に向けてのスケートパーク構想につい ての1点目、スケートパーク完成後、東京オリンピックまでの約1年半に合宿先として世界トップク ラスの国々へ合宿誘致活動を展開してはどうかとのお尋ねについてでございますが、東京オリンピッ ク・パラリンピックの開催に向けた合宿誘致活動につきましては、現在組織委員会等が推進活動を行 っているところであります。本市におきましては、スケートパークの整備計画がありましたので、ス ケートボード競技の合宿について県とも協議をいたしましたが、スケートボード競技は2020年、東 京オリンピック・パラリンピックの追加種目として8月に決定したばかりであり、大会に向けた合宿 の基準等がまだ示されていない状況であります。しかし、2014年、ソチ冬季オリンピック銀メダリ ストの平野歩夢選手が育った地として今後県とも協議し、検討をしてまいりたいと考えております。   次に2点目、2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合の 進捗状況についてのお尋ねでございますが、本年4月から首長連合事務局を担当しております経済産 業省サービス政策課へ職員を派遣し、本市が持つ魅力を生かし、東京オリンピック・パラリンピック を契機に地域活性化が図られるよう取り組みを進めているところであります。地方創生加速化交付金 を利用した「新虎通り活用事業」につきましては、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催 時に選手村とスタジアムを結ぶ通りの一部となる東京都港区の通称「新虎通り」で来年2月から歩道 上に常設ブースと週末仮設ブースを設置し、2カ月ごとのテーマに適した自治体が旬の食や物産を出 店する計画であります。7月には、出店コンテンツを各団体から収集するなど準備を進めているとこ ろであり、本市からも地酒や村上牛、村上木彫堆朱などの情報を提供いたしております。また、この イベントの調査事業といたしまして、今月21日、22日の2日間、新虎通りでクラフトビールをテー マとしたプレイベントを開催する予定となっております。なお、首長連合では、経団連を中心とした 民間企業で組織されました「オリンピック・パラリンピック等経済界協議会」との連携事業などの実 施も予定されており、オリンピック・パラリンピックをキーワードとした地域活性化推進のため、今 後も取り組みの拡大を図っていく方針であります。   次に2項目め、市民のボランティア活動への対応について、個人ボランティアに対する市の対応 はどのようにしているのかとのお尋ねについてでございますが、まずもってこのたび国土交通大臣表 彰を受賞されました岩船地区の皆様には、まさに地域が誇りとする功績であり、深く感謝を申し上げ ます。岩船地区の海岸一斉清掃のような地域活動におきましては、環境美化の取り組みのほか、地域 の安全・安心を守る取り組みなどでも個人ボランティアでの参画が大きな力となっております。この ような地域活動における個人ボランティアに対する表彰等につきましては、地域団体のボランティア 活動同様に、該当となる場合には関係機関へ推薦や市ほう賞として表彰を行っております。また、各 課のさまざまな事業におきまして、団体や個人のボランティアにご協力をいただいており、深く感謝 をいたしております。今後もますますボランティア活動への関心が高まり、さまざまな分野のボラン ティア活動が展開されますよう、参加意識の醸成に努めてまいります。   次に3項目め、岩船地区周辺の悪臭対策について、悪臭の原因と解決策はあるのかとのお尋ねに ついてでございますが、岩船地区の近隣には以前から多くの畜舎が存在し、これら畜舎から発生する ふん尿が悪臭の主な要因と考えられます。本市では、住民からの苦情や臭気測定結果に基づき、環境 保全と畜産指導の両面から畜産業者に施設及び作業内容の改善による適正管理を指導してまいりまし た。今後も関係機関と連携しながら、粘り強く継続実施していくとともに、臭気測定の箇所数、回数 をふやすなど、監視及び指導を強化してまいります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 一通り答弁をいただきましたので、再質問させていただきます。よろし くお願いします。   1項目めの東京オリンピック・パラリンピックに向けたスケートパークの今後の、私は世界とい うことをキーワードにして発信していただければというふうに思っておりますが、先ほどの市長の答 弁の中では、県が組織委員会を立ち上げたのだけれども、スケートボードについての考え方がまだ定 まらないということなのですが、例えば組織委員会というのは、その種目、オリンピック種目、パラ リンピックの種目、いろいろあるのですけれども、そういうような具体的な話にはまだ行っていない というふうに理解していいわけですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) もう既に正式種目には決定しておりますので、鋭意作業は進めています。合 宿地としての要件を満たすためには、これだけの要件を満たしてくださいというような、そういうも のがあるのですけれども、それの整理がまだしっかりとできていないというふうにお聞きをしており ます。現在その作業を進めておりますので、それができたタイミングでは当然我々はそれに合致する ものであれば積極的に提案をしていきたいというふうに思っておりますけれども、そこのところを今 見きわめているという状況であります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 実は、この前の8月27日だと思うのですけれども、新潟日報の朝刊に東 京オリンピックの誘致、これはたしか島根県の邑南町というところだと思うのですけれども、そこの 女子高生がリオのオリンピック終わった直後にフィンランドかな、もう誘致活動に行っているのです。 これは、何でか私もちょっと忘れなかったというのは、その帰りにちょうど北朝鮮のミサイル発射の 画像をその女子高生が撮ったというのが新聞に載っていましたものですから、何で女子高生が飛行機 に乗っていたのだという、その理由が邑南町では東京パラリンピックの視覚障がい種目であるゴール ボールというのがあるそうなのですけれども、そのゴールボールの外国人チームの合宿地として誘致 に行っているということで、非常にやはりこれは何でかというと、五輪開催を地方創生につなげると いうことで、島根県ではホストタウンに登録するのだということで、新潟県の場合は組織委員会とい うことなのですけれども、ホストタウンというところに登録して、それでそこに登録したところは世 界に誘致活動ができるのだというやり方していて、もはや進んでいるというところに対して新潟県が ちょっとおくれているのでないかという気がするのですが、その辺村上市長として何とか早目に、特 に村上市の場合はスケートボードというのが正式種目に決定したので、このチャンスはやっぱり逃し たくないという気持ちがあるものですから、その辺についてもう少し積極的に取り組むというような 姿勢を県のほうにお願いしたいと思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 組織委員会、これはJOCでありますので、日本はオリンピックを運営する ための組織委員会が提案をしたホストタウンになりたい自治体につきましては手挙げてください、手 挙げ方式でありますので、これについては我々のところにもそういう要請が来て、現段階でそれには 対応し切れないということで手は挙げていません。それは何でかというと、先ほど申し上げた理由も 一つであります。今議員おっしゃられる、まさに私自身の感覚の中には、やはりスケートボード、こ れについては日本における我が村上市はパイオニアになれるだろうというふうに思っております。で すから、スケートパークのリニューアルも含めて、国内で最大規模になると思いますけれども、屋内 の競技場というふうな形の提案を今したいなというふうに考えているわけでありますけれども、そん なところは非常にセールスポイントとしては大きいというふうに思っておりますので、そのことも踏 まえて県のほうともいろいろな側面があると思いますので、そういうものを含めて協議をしていきた いなというふうに思っております。既に新潟県内でも幾つかホストタウンとして手を挙げて、それで 決定されているところもたしか決まっているのではないかなというふうに思っております。いずれそ ういう形になれるようなポテンシャルがあると思いますので、ぜひ取り組みは進めさせていただきた いというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 生涯学習課長にお聞きしますけれども、今現在の旧市民会館で使われて いるスケートボードの練習する施設ですけれども、そこではやはり県内外の方とか結構来ているとい うふうに私はお聞きしているのですけれども、今の状況はどのような形でしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 今現在の旧市民会館の施設は、一部その中には日本で最大級の練習 施設がありまして、近くですと山形、福島方面の方は日帰りで来ている実情がありますし、埼玉や関 東方面から宿泊を兼ねてきている方がおります。特に夏休み中は、今回随分と子供たちの利用があっ たというふうに聞いております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 市長、そこでこの種目というのは若い子が中心ですよね。今の若い人た ちというのは、例えば住むのはまずそんなに問題、どこに住んでもいいというのだけれども、趣味と かこれに対しては非常に考え方が、これがあればというものが非常に強いところがありまして、私も このスケートボードの新しい建設についていろいろな人の話聞くと、うちの町内でもほかのところに 遠征して子供連れで行ったり、群馬県あたりに行ったりしているのが結構いるのです。それで、本当 に新しいスケートボードの建設ができればこっちに来てもいいという子供たちというのか、若者もい るということなので、そういうのを含めまして世界から人が来るような聖地になれば、何とか若い人 たちがこちらのほうに振り向いてくれるという可能性もあると私は思っているので、その辺について やはりできれば余りアドバルーン上げるというのはどうかと思うのですけれども、決して今昔みたい にリオのオリンピックが経済効果にどれだけあれしたとかというような、2020年の東京オリンピッ クに関してもそんなに経済的に日本がもう再浮上するというようなことよりも、やはそういう地方で いろいろなことをアクションを起こしたことが結果的に将来につながるということも私はあると思い ます。ですから、その辺のことをやはり考えながら、何とかスケートボードの聖地としていろいろな 試みをしていただきたいと思いますが、もう一度お願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 議員今お話しされたことと非常に共感をいたします。私も直接できれば、県 外の方なのですけれども、そういう形でできて受け入れる体制があれば、できればこっちで住みたい のだよねという方を何人もというお話もさせていただきました。ですから、潜在的には非常にこれは 可能性を秘めているなというのが基本的にベースにあります。2020年東京オリ・パラが大きなター ゲットになっているのは当然なのでありますけれども、この協議というのはオリンピックの競技とい うのみにとどまらず、世界的にはさらにそれよりもカテゴリーが高いというか、エックスゲームとい うところを目指しているそういうジュニアの世代がいっぱいいますので、そうするとそこのプロモー ションの仕方がまた違ってくるのですけれども、そうすると2020年のオリンピック、パラリンピッ ク、大きなターゲットにしながらその先に進められる、そういう可能性も秘めているなというところ も視野に入れながら、これからしっかりとやりたいというふうに思っています。特にこの前、それこ そ県外の方とお話をする機会があって、ちょっと話ししたのですけれども、村上の日本海スケートパ ークで練習している子供たちって常に国内の大会ってトップレベルだよねという話を聞きました。そ れが地元の子も含めて、よそから来ている子も含めて、結果的には日本海スケートパークで技術を磨 いている子供たちが日本のトップレベルに何人もいるという状況が今現にあるわけですから、そこを しっかりと見据えて対応していきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 期待しておりますので、よろしくお願いいたします。   次に、2020年の東京オリンピックを活用した首長連合についてちょっとお聞きしたいのですけ れども、平成28年度の予算では負担金として一般会計で10万円、それとあと市職員を先ほど経済 産業省のほうに派遣しているということなので、私もこの前からずっと気になっていて、どういうよ うなイベントとか今までやってきたのかなとかということで、村上市のホームページを何回も検索す るのだけれども、実際何も出てきません。まだそういうような状況でないのだとは思うのですけれど も、あれだけ三条市長、国定市長がこの連合の会長になって、何とか新潟県を中心に東京オリンピッ クを契機にいろいろなことで注目していただきたいということで始めたのだろうと思うのですが、も う少し市の職員も派遣しているのだったら、中身について情報公開等ができないのかどうかというの が気になっているものですから、その辺についてお聞きいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 会員になっている村上市として、私が言及するのがいかがなものかの部分も あるのですけれども、実際総会行くとなかなかそのメニュー、コンテンツが出てこないよねという話 も実は会員の皆さんからも出ています。それで今回、9月の21、22日のイベントについては、連合 のほうでその情報については提供しているというふうな仕組みになっているわけでありますけれども、 市としてもこういう動きだよ、特に事務局に職員を派遣している立場として、少しその辺のコンテン ツの提供の仕方を考えていきたいなというふうに思っています。いよいよこれが実を言いますと、コ ンサルそのものが非常に大規模なところのコンサルティングやっているものですから、非常に国家レ ベルでの、国レベルでの取り組みというふうなところになっています。その中で地元の率直な意見、 気持ち、願い、そういうものが何とかそこに織り込められるような仕組みって考えてほしいよねとい うような思いもありますので、それは国定市長、会長を含めていろんな形で提言をさせていただきな がら、議員の皆様方にも目に見える形でその情報が発信できるような仕組みに早急に持っていきたい というふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 確かに大きい組織で、森ビル関係者とそれから国の経済産業省が中心に なって企画しているということをお聞きしますけれども、今後はやはり補正予算とかも伴うわけなの です。その辺について教えてくれますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) トータルの首長連合会としてのプロモーションのやり方という、そのスキー ムができますので、そこの中で年明け、2月以降の2カ月2週間のスパンでのいろんな提案型のマル シェ型というのですか、ああいう形をやっていきますので、そこには積極的に手を挙げていくという ふうな形でいます。今回リオのオリンピック、パラリンピックのタイミングもこの首長連合会として こういう形で日本を、各地域を、各市町村をPRしていきたいというような、そのプロモーションに も着手しておりまして、そこにも我が村上市のフォトグラフというか、写真、村上をイメージできる ような写真、複数点現在リオのほうで展示をさせていただいているというようなこともありますので、 今後2月以降のイベントの中で村上の提案するものが採用されていく場合、これについては当然予算 も必要になっていきます。市には、第一義的には首長連合会の予算の中でやるということであります けれども、そこに持っていく提案をしたものとして、我が村上市が手当をしていかなければならない ものも今後出てくるというふうに思っています。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) ぜひとも村上市のPRにつながるように頑張っていただきたいというふ うに思います。   続きまして、質問事項の2項目に移らせていただきます。皆さんに参考資料でお上げしましたの について、若干説明させていただきたいと思います。実は、これ地元の住民のほうから2012年の6 月13日の写真というのは、そこに皆さんのところにはないのですけれども、こういうふうに市長草 ぼうぼうのところだったのです。それで、6月の13日の日にある市民がずっと草取りをやってくれ て、もう5年近くやってくれていると。これを見ますと、何かお寺さんのお庭みたいですごいきれい なのですけれども、実際はこれほっぽり投げておくと草ぼうぼうになっているところなのです。それ で、ある女性からこの写真一式と手紙が来ています。一番最初が「新生村上結成おめでとうございま す」というのですけれども、これは別にして、八日市の主要道路の交差点のところにある草刈りにつ いて、一度感謝の気持ちを持って議題に取り上げてくれないかということなので、決してボランティ アで表彰すれというような意味ではなかったのではないかというふうにも理解しています。それで、 当事者が私岩船にいながら、その当事者をどなたなのですかと聞きましても結構わからない人だらけ で、それで前の区長さんの奥さんにいろいろ調べてもらいました。ようやくわかりました。名前はち ょっと控えさせていただきたいのですけれども、事前にこの議題、一般質問で取り上げるということ なので、本人に何も言わないで取り上げるわけにいかない。匿名、名前とかは控えますからというこ とだったのですけれども、実際その市民のボランティアというのは決して表彰してもらいたいために やっているというのではないことをまず最初理解していただきたいと思います。ですけれども、私も 地元の人からこういうようなこと言われて非常に感謝申し上げておりますのでということでご挨拶し ましたら、いや、私暇な限りは自分で好きにやっているのだから感謝状とかというのは一切要りませ んと、ですけれども、もし自分がリタイヤしてもうできないとなったら、そのときにはそういうこと も考えてもらえばということなので、中には感謝状もらってもまだずっとやっているという人もいま すけれども、やはりできる限りは自分でボランティア活動をやりたいということです。ですから、表 彰してくれとか、そういうようなことでやっているのではないということをまず理解していただきた いと思います。   ですけれども、これは建設課の方にもお願いしたのですけれども、ここの管理、維持管理という のはやっぱり県のあれなので、県としての考え方を聞いてもらいたいということでお聞きしました。 県としても何とかこれやっぱり1回、例えば1年間これ全部草むしりするの2人とか3人とか、1日 や2日かかるわけですから、予算もかかるわけです。それを1人でやってくれているということのあ りがたさというのだか、感謝している気持ち、こういうものはやはりどんどんふえれば地域というも のは自分たちで何とかしねばだめだという気持ちが醸成されるような気がしますので、その辺につい て市長、もしあれでしたら、決して大きい言葉で高らかに言わなくてもいいですけれども、その地域、 地域である程度そういうようなお話を聞いたら、そういう方もいっぱい市民の中におられますと、日 ごろから感謝しておりますの一言ぐらい言っていただければと思うのですけれども、いかがでしょう か。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) まさに大切な部分だというふうに思っております。今回の長谷川議員宛てに お届けになられたお手紙の趣旨も多分そうなのだろうというふうに思っております。やはり殊さらボ ランティアだということもなく、自然と自分の気持ちがストレートにそこに出てくる活動、こういう ことをやられている方は市内にもたくさんいらっしゃいます。私もその方々にお会いするたびにお礼 も申し上げますし、感謝もお伝えをします。そのことを踏まえて、今議員が今回取り上げられてこの 議場においてご発言されていることというのは、率直なその人に対する感謝であったり、そういうも のをお伝えをしたいという気持ちなのだろうと思います。私も同様に、そういうふうに思っておりま す。そういうふうな形で、ただ国、県、市もそうなのですけれども、いろんな形で表彰規定というあ る程度のルールづけの中でそういうものがあります。そんなものというのは、ルールの中でははかり 切れない部分というのがあるわけなので、私はお会いをする機会があったり、また地域の皆さんとお 話しする機会がありましたら、積極的にその行為についての感謝とお礼を申し上げたいなというふう に思っております。   ありがとうございます。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 建設課長に県のほうにそういうようなことでお願いしてくれというよう なこと言ったのですけれども、実は黄色いパトロール車みたいな方がおりてきて、県の職員だと思う のだけれども、その方に、いや、県でいつもお世話になっていますと、それで県で表彰しなければだ めなのだと思いますと言ったらしいのだ、この前聞いてきたら。そしたら、いや、自分はそういうつ もりでやっているのではないですから結構ですというふうに言ったということなので、何でもかんで も県にお願いするというのもまた考え物だと私もつくづく今回のあれで反省しているところもありま す。ですから、それのボランティア活動の精神というのはそれぞれ違うのではないかというふうに思 います。この方は、自分の近くの近所のところにあるから、自分が本当に自分の庭だと思っていつも やっているのではないかというような気持ちもしますので、ボランティアの精神というのはそれぞれ 違うということも含めてお話しさせていただきました。よろしくお願いします。   次に、3項目めに入らせていただきます。環境課長、この悪臭の場所というのは特定されている のでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 岩船地区の臭気につきましては、豚舎のにおいであるということで、気 象状況とか気圧の低下によりまして変化しているところでございまして、通常岩船地内では昼は海か らの風が吹いている、それで夜になると陸からのダシ風が吹くというようなことから、小口川地内の 畜舎かまたは松喜和地内の畜舎ということで想定しております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) ことしの夏は、ダシの風が本当に吹いたのかどうかわからないのですけ れども、非常に毎晩のようににおいがしたのです。それで、時間帯もある程度夜中の11時とか12 時ぐらいになると結構するものですから、何か作業とかしているのではないかなというような気もす るのですが、この臭気指数というのは年間2回か何かはかられていますよね。その臭気の数値を教え ていただきたいのですけれども。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 神林地区におきましては、本年度7月に実施しておりまして、その臭気 指数につきましては小口川地内の豚舎におきまして16になってございます。また、松喜和地内の豚 舎では14の数値が出ておるところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 前に同僚議員の鈴木いせ子さんのところの鶏ですか、あそこは。その中 原の数値というのは幾つでしたか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 中原地内の数値でございますが、平成26年度2回測定してございまし て、7月が20、11月が13、それから平成27年度におきましては7月が18、11月が15という数値 になってございます。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) これは、撤去しないときの数字ですよね。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) そのとおりです。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 中原のほうで問題になったときに、大体18とか20ですよね。それで、 小口川の場合には16、結構やっぱり悪臭としては、臭気指数の数値が16とか18とか20とか言わ れてもどのぐらいなのかわからないものですから、今中原のほうの数値をお聞きしたのですけれども、 それに近い小口川の数値ですので、やはりこの数値はこれから岩船地区の区長会のほうからもこの件 で要望書が幾つかの要望書の中の一つとしてことし上げるということを言っていましたので、これに ついては市長でも環境課長でも結構なのですけれども、どういうふうにこれから対応していくかとい うのを教えていただきたいというふうに思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 非常に悩ましい問題であります。畜産事業者の皆さん方は、経済活動をやっ ているわけでありますから、そのスキームで物事を進めます。市としては、臭気測定を事業を営んで いるところの周辺でまずやります。今議員ご指摘の岩船地区でにおいがして、それが困るよというこ とでありますから、これは人間の感覚としてもう既にそこで臭気を感じているということであります から、この測定値を下げるのは当然でありますけれども、果たしてその基準以下に下げてやってもや はり臭気は出るのだろうなというふうに思っております。抜本的な対策としては、事業所におけるふ ん尿の処理を全くこれが臭気が出ない形にすればいいのですけれども、それがでは経済活動と折り合 いがつくのかというところの問題だというふうに根本的には思っています。ですから、関係機関と連 携をしながら、まず指導をします。そういうところの指導効果を上げていくために、周りの環境の状 態としての臭気測定であるとか、時期であるとか、そういうものもやっていくわけでありますけれど も、これはトータルでそういうことも含めながら事業者にご理解をいただきながら進めていくという ことがまず必要だなというふうに今考えています。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 本当にこれは市長、簡単な問題ではないというふうに私は思っておりま す。市のホームページの中、悪臭防止対策というのが出てきて、そこの中では山北と神林地区という のは、この規制基準というのはないのですが、例えば岩船の場合には1と2に該当するのですけれど も、この場合第1種規制地域というのは臭気指数10、第2種の場合は12、それ以上なわけですので、 何とかしてもらいたいという岩船住民の皆さんの考え方も確かにわかると、市長もわかるのではない かというふうに思います。ですけれども、逆に事業者というのですか、経営されている方から見たら、 自分たちが開業したころは人なんか住んでいなかったと、それがだんだん、だんだんそういうふうに なったということも考えられますし、では簡単にやめられるかといったら、やっぱり事業者にとって みればそれは大きい負担になるわけですから、やめるということもできないというふうになると、こ れはお互いに話し合いながらいろいろな解決方法を見つけていく以外にないというふうに私は考えて いるのですが、それもましてや中原のほうの土地があって、地元なのです。地元の方がやっているの です。ですから、地元の方がやっているというところを踏まえて、環境課長が専門なのか、農政の課 長が専門なのかは別にして、今のところは環境課長にお聞きしますけれども、これからの対応の具体 策を教えていただきたいというふうに思います。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 今現在苦情があったり、それから臭気測定をした後の数値を事業者のほ うに示しながら、除ふんとか清掃の指導を関係機関と一緒になって事業者〔質問終了時間10分前の 予告ブザーあり〕のほうに指導している状態でございます。これは、引き続きやっていきたいと思い ますし、今ほどおっしゃいましたように、事業者の方との話し合いも今後していく必要があるのかな というふうに考えているところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 市長、EM菌とかなんて使えない。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) それも一つの手法としてテーブルに上げることは必要だろうと思っておりま すけれども、いずれにしましても原因はほぼ特定はされているのだろうというふうに思っております。 やはりふん尿の処理をしっかりやること、もとがなければ臭気は出ないわけでありますから、ただそ こにはコストがかかる、これが事業者としての悩みです。市としては、生活環境としての臭気もしっ かりと確保していかなければなりませんけれども、事業者の生活をしっかりと支えていく、ましてや 村上の特産品、農産物を生産していただいているわけでありますから、それは経済活動も支えなけれ ばならない、この両面からいろんな、今課長申し上げましたとおり手法を県とも協議をさせていただ きながら、少しずつそれが改善できるような形で対応していかなければならないなというふうに思っ ております。ただ、いかんせんこれが劇的に変わるということがなかなか難しい問題ではありますの で、非常に悩ましいところだというふうに理解をしております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) なるべく誠意を持って事業者とお話し合いをしていただきたいというふ うに思います。   これで私の一般質問は終わるのですが、最後に副市長になりました忠さんに一言お話を聞けたら と思います。私も30年ぐらい前に会社お互いに取締役とか役員とかやった時期もありますから、全 く知らないわけではないのですけれども、副市長になってこれから一番取り組んでいきたいこと、そ して村上市民に対しての思い入れ等もしありましたら、お話ししていただきたいというふうに思いま す。 〇議長(三田敏秋君) 副市長。 〇副市長(忠  聡君) ご指名まずありがとうございます。初めてこういう形でお話をさせていた だきますけれども、議会初日のご挨拶でも申し上げましたとおり、私の前身は農業経営に従事してい たというふうなことで、先ほどのご指摘いただいた課題にもいささかの関心を持っていることも確か でございます。本市はこの第1次産業を中心とした、これ大変自然豊かなところを活用した産業とい うことで、重要な産業の一つとして位置づけられているわけでありますし、そういったものから産出 されるものをさらに付加価値の高い形で、市民初め市民以外の方々にも広く提供していくことがまず 大事なのだろうというふうに思っております。そのことによって、地域の経済が少しでも活性化され て、市民の皆様方が幸せ感を享受できるような、そんな部分に対して微力ながら尽くしていきたいと いうふうに思います。市全般の業務につきましても、まだまだ不勉強でありますけれども、一つ一つ 時間をかけながらも勉強しながら、皆様方のために尽くしていきたいというふうに思います。   どうぞよろしくお願いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 誠意を持って、気持ちを込めて副市長の任務に当たっていただきたいと いうふうに切にお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。   ありがとうございました。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで長谷川孝君の一般質問を終わります。   昼食休憩のため午後1時まで休憩します。           午前11時29分  休 憩                                                        午後 0時59分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、8番、板垣千代子さんの一般質問を許します。   板垣千代子さん。           〔8番 板垣千代子君登壇〕 〇8番(板垣千代子君) 公明党の板垣千代子でございます。議長のお許しをいただきましたので、 一般質問をさせていただきます。   私の一般質問は、2項目となっております。1番目、無料訪問歯科健診について。新潟県と新潟 県歯科医師会では、介護が必要な方や重度心身障がい等で歯科医院へ通院することが困難な方で、入 れ歯のぐあいが悪いなど歯科治療が必要な方や歯磨きの方法などについて相談したい方は、訪問歯科 健診事業を利用できますが、村上市は利用者が少ないように思われます。利用者に対してどのような 周知指導をされているのか、伺います。   2番、障がい者と高齢者のための災害時支援について。近年の豪雨・地震などにおいて障がい者 や高齢者などの要援護者の方が数多く被災され、かつ過酷な避難生活の中で亡くなられたり、症状が 悪化するなどの状況がうかがえます。本市の災害時要援護者対策の取り組みについて伺います。   市長答弁の後、再質問をさせていただきます。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、板垣千代子議員の2項目のご質問につきまして、順次お答えをい たします。   最初に1項目め、無料訪問歯科健診について、利用者に対しどのような周知指導を行っているか とのお尋ねについてでございますが、無料訪問歯科健診は平成15年度から新潟県在宅要介護者等歯 科保健推進事業として行っております。対象者の在宅要介護者等は、介護認定を受けている人が多い ため、本市では介護支援専門員連絡会を通じて制度の周知を行っております。また、昨年度から市の 歯科衛生士が養護老人ホームや認知症カフェ等を通じて健康教育を行っており、現在の内容は高齢者 の具体的な口腔ケアの指導が主体となっているため、今後は機会を捉えて制度の周知に努めてまいり ます。   次に2項目め、障がい者と高齢者のための災害時支援について、災害時要援護者対策の取り組み はとのお尋ねについてでございますが、本市では毎年「避難行動要支援者名簿」を作成しているほか、 区長や民生委員を通して災害時に特に避難支援が必要な要支援者の把握に努めております。この要支 援者の方につきましては、ご本人やご家族の同意を得て「災害時見守りカード」を作成し、災害時の 避難支援者をあらかじめ定め、迅速な避難の確保を図るとともに、平時には地域からの声かけや安否 確認が行われるようお願いをいたしております。そして、災害時避難支援者は、先に自身を守り家族 の安全を確認した後、担当する要支援者の避難支援を行うこととしており、いざというときには避難 支援者だけでなく、地域全体で支える体制づくりを区長へお願いをいたしているところであります。   また、避難所における要支援者の生活につきましては、ケアスペースを確保し、心身に負担がか からないよう配慮するとともに、健康状態に応じて一般の避難所から福祉避難所へ移っていただく措 置をとることも考えております。なお、心身等のケアにつきましても、避難所の環境や心身状態を注 視し、適正な支援を行うとともに、関係機関との連携を図り、健康管理に努めてまいります。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) ありがとうございました。   それでは、皆様のお手元に「お口の健康」という印刷したものが置いてあると思います。本当に 口の中のケアというのがとても大切で、私も介護の仕事をしていたときに自宅のほうのヘルパーとし て伺ったときには、必ず口の中のお掃除をするというようなことをやってまいりました。この印刷物 の中で6点書いてありますけれども、このお口の中をきれいにすることによってよく食べ物をかんで 食べれるようになる、また食事の幅が広がる。やわらかいものだけではなくて、ちょっと歯でかまな ければ食べれないというようなこともできるようになっております。食べ物が御飯がおいしければ、 体力向上になるというようなことも言われております。また、口臭が減るということなのです。これ は、ご家庭で介護をしている方が本当におばあちゃん、おじいちゃんの口の中臭くなくなったわとい うような言葉が出ております。また、言葉自体もはっきり言える。入れ歯をちゃんとケアしておくと、 おしゃべりもはっきりとお互いできていくというようなことになります。それでもう一つ、これが大 変重要なことなのですけれども、口の中がきれいになっていきますと、誤嚥、間違って気管のほうに 食べたものが流れていくというものを防いでくれます。そのことによって、本当に健康を守っていく というようなことなのです。本当にわずかなことなのですけれども、毎日の生活の中でこの口腔ケア をしていくということがいかに大事かということを皆さんに知っていただきたいなというふうに思い まして、今回の一般質問はこのようなものを取り上げさせていただきました。   口腔ケアについては、皆さんよくご存じだと思います。私たちは、自分で歯磨きをして歯の健康、 また口内の健康を守っていくことができますけれども、寝たきりの方、また障がいを持った方につい ては、なかなか上手にできないというようなこともあって、心配なこともありますので、この点につ きまして、これは国というか県のほうの仕事で1回だけなのですけれども、歯医者さんが訪問をして お口の中を見てくださるということが今できております。こういういいケアに対して、村上市ではお うちの方にどのようにお知らせをしているのかということをお聞きしたいと思います。なぜかといい ますと、保健所のほうにこれは聞いていただいて、村上市はこの無料口腔ケアに対して何人の方が要 望されて無料訪問をもらっていたかということに対してお聞きさせていただきました。この点につき まして、介護のほうの課長にお伺いしたいと思います。この人数について知っていらっしゃいました か。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 7人というふうに聞いております。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) この7人ということに対して、本当に課長はどのように思われましたか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 少ないというふうには感じました。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) この7人しか利用していないということに関しまして、在宅の方、ご家族 の方はこういう無料の口腔ケアをしていただけるということに対してご存じなのでしょうか。そのあ たり私が心配しましたもので、お聞きいたします。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 市長答弁にもありましたけれども、私ども在宅でおられる方につい ては介護認定を受けているということで、ケアマネさんを通じて周知しておりますけれども、ただご 家族の方に対する周知というのはこれまでやってきておりません。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) 済みません。最後のほうちょっと聞き取れなかったのですけれども、ご家 族の方は知っているかどうかわからない、十分知っている、どちらでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) ケアマネさんには周知していますけれども、特に家族の方には周知、 市報を通じた周知というのはしていないというふうに思います。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) ぜひこの無料口腔ケアに関しては、ご家族の方に十分な周知をお願いでき ればと思います。本当に口の中がさっぱりしていると、ご本人が本当に喜ばれるのです。御飯もおい しくいただけるということで、御飯がおいしくいただけると体力向上にもなります。そんなことある のかと思われるかもしれませんけれども、それぐらい口の中をきれいにするということは、もう寝た きりの方というのは一つ一つ新しいものを発見することができるというようなことを課長のほうも知 っていただければなと思います。この中で、また介護3以上の方が無料健診を受けられるというふう になっていますけれども、予算の面でこういうふうになっているのかもしれませんけれども、本当に せめて1カ月に1度ぐらいは口の中見てもらえればいいなというような私の勝手な考えです。また、 歯科医院に行きまして、どうですか、お宅では。無料歯科健診は多くの方から注文というか、お声が けはありますかと聞いたところ、全然ないというようなことなのです。本当にこの無料歯科健診とい うのは、1回しますとどれぐらいの金額が必要になってくるものでしょうか。課長、わかりますか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 済みません。把握しておりません。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) 市長は。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 通常の訪問診療の額そのものについて幾らということ、私承知はしておりま せんけれども、通常の口腔ケア後の訪問診療というのは、通常の歯科医院に行って診療を受ける金額 と同様の金額だというふうに承知をしております。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) ああそうなんですか。私は、訪問の旅費はただで、治療費は保険で賄われ るものだと思っていましたので。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) お医者さんがご自宅に行って診療しますので、歯医者さんに患者さんが行っ て診療するのと同じ診療報酬が発生するという意味で言いました。ですから、診療に係る経費という のは、歯医者さんに行っても自宅に行っても同じだというふうに理解をしております。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) 訪問に係るお金は無料だと、ではない。課長は、どんなふうにお考えでし た。 〇議長(三田敏秋君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(菅原順子君) この在宅要介護者等の訪問歯科健診事業なのですけれども、これは 個人、お宅に伺って歯科健診したり、ブラッシング指導したり、そういうものは無料になります。そ して、治療になれば保険で行うという形になります。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) ありがとうございます。   介護高齢課長、もう寝たきりになっている方の診療をするということに関して、1回だけで十分 だと思われていましたか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) この無料訪問歯科健診については、健診のみでありますので、1回 が適当なのか少ないのかということは何とも言えませんけれども、あくまでも健診ということで、こ の制度は非常にいいのだろうというふうに思います。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) 本当に負担が少なくて口腔ケアをしていただけるということに関しては、 いや、すごいありがたいなと私も思っていました。ただ、その時期ということを見ればいいのか、そ れとも1回であとはおしまいというようなことでいいのか、1年に1回ぐらいは口腔ケアをしてもら えるような形がいいのかというようなこともいろいろ考えましたけれども、課長はどのようにお考え ですか。介護高齢課長。 〇議長(三田敏秋君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(菅原順子君) この事業は、1年に1回は受けられるという事業ですので、1年に 1回無料の歯科健診受けていただき、そして必要であれば歯科医の先生が訪問して治療もしてくださ いますので、とてもいい事業だと認識しております。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) では、先生一度お見えになって健診をした場合、ちょっとこのままではと いうようなときは、歯科の先生が2度、3度と来てくれるということも考えてよろしいわけですね。 もちろんお金は発生しますけれども、それで治していく。また、介護で寝たきりとなると随分口の中 も汚れていくので、なかなか自分の歯というわけにはいかないと思いますけれども、その点は7人し かいませんので今の時点でどうのこうの言えないというふうに思いますけれども、これからは介護高 齢課長、多くのケアマネジャーのほうに自宅で訪問歯科健診を受ける方をつくっていっていただけれ ばなと思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 今月にもケアマネの連絡会がございますので、その場でこの制度に ついてより周知を図りたいというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) 私は、もう1回しか、それこそ長きにわたっても1回しか無料健診をして もらえないものだと思っておりましたので、毎年1度は無料で健診をしていただけるということなの で安心しました。これが年に1回無料健診ができるというのであれば、本当にほっとしました。もし 1回だけで後は何もないですよと言われるのであれば、市長にお願いして年に1度ぐらいは無料健診 市でも取り組んでいただければというふうに思っておりましたので、これは県のほうで年に1回無料 健診あるということですので、本当によかったなと思っております。   それから、介護の方だけというか身体障がい者の方、やっぱり歯医者さんまで連れていくのが大 変な方、こういう方のところにも年に1回健診に来てくださる、お願いすれば来てくださるというこ とで思っていいわけですね。 〇議長(三田敏秋君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(菅原順子君) 対象者の中に療育手帳Aとか、身体障がい者手帳1級、2級の所持 者というふうにありますので、こういう方たちは対象になると思います。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) ありがとうございました。   本当に在宅の方というのは、外に出るというのはご家族の方も大変な思いをします。それと、在 宅で1人につき1回の健診を無料でしますというふうになっていますし、あとはその年数に関しまし て、ことしまずきょうであれば9月8日にしたと、無料健診1回目をしたということであれば、来年 の9月7日ぐらいにはもう一度新しい年になりますのでできるというふうに考えてよろしいのでしょ うか。 〇議長(三田敏秋君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(菅原順子君) 1年に1回と書いてありますので、多分年度中に1回という意味で はなかろうかと思います。           〔「年度中に。4月1日から3月」と呼ぶ者あり〕 〇保健医療課長(菅原順子君) そうではないかと思われますが。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) わかりました。ありがとうございます。   ケアマネの方にも周知していただき、ご家族の方にも周知していただいて、ぜひ介護される方が 気持ちよく暮らしていけれるような状態にしていっていただきたいと思います。ありがとうございま した。1番目の質問は、これで終わりとさせていただきます。ありがとうございました。   あと次、2項目めに移らせていただきたいと思います。通告書のとおりでありますけれども、近 年豪雨、地震等が頻繁に起きています。毎回台風ですとか地震とか全国でありますけれども、いろん な災害ありますけれども、直接来ないということで、本当に村上市はありがたいなと思っております。 前回台風10号、またそこで北海道ですとか岩手のほうで災害がありまして、介護施設のほうでたく さんの方がけがをされたり亡くなったりしていらっしゃいます。その中で、本当に施設の方は必死に なって利用者さんを助けようとしておりますけれども、なかなか夜中だったり、きょうのニュースで は午前4時ぐらいに川がはんらんしたというようなことも朝来る前に聞いてきました。その中で、本 当に夜、夜勤の方というのが施設の中では1人か2人しかいないというようなことで、突然の災害に 見回られたときに助けようがない。本当に必死になって助けていても、利用者さん1人を救うのがや っとだというようなことも聞いております。また、何とか被災した方たちが学校の体育館ですとかに 逃げ込んだとしても、その介護の人たちをそこでずっと見守るということはできません。もう周りの 方に迷惑をかけないように、おむつ交換もしないといけません。食事も本当に流動食の方も多いです。 その中で、本当にいろんなことをできる範囲で頑張っていただいておりますけれども、その中で多く の方が体衰弱をされたり、お亡くなりになったりというようなことを目の前にして、もう途方に暮れ るというような介護士さんも多いというふうに聞いております。その中で、私自身は健常者にお願い して防災士という資格を取ってもらっておりますけれども、この介護士さんの皆さんは年に1度でも 防災の訓練をやっていられるのか、そのことについてお聞きしたいと思います。介護高齢課長。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 施設では、年2回程度避難訓練等をやっているということでござい ます。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) 避難訓練をして、それこそ今どういう状況なのかということをどんなふう に把握をしているわけですか、介護高齢課長。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 介護施設の方が把握しているということでよろしいですか。 〇8番(板垣千代子君) 市のほうで今こういう状態だと、どこどこの堤防が壊れて水が出ていると、 早く逃げなさいとか何かというようなことは逐一施設のほうに報告、連絡をしているわけですか。 〇議長(三田敏秋君) 市の要は災害のやつを介護施設にどういうふうな伝達でやっているかという ことなのですか。 〇8番(板垣千代子君) はい。 〇議長(三田敏秋君) 伝達方法だな。これを市民全部に周知しているわけだから、総務課長、その 辺できないの。   総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) いろんな準備情報とか警戒情報をお出ししておりまして、警戒体制本部 を設置しますと、各部ごとに分かれておりますので、その部長から各施設、所管施設等に連絡が行く ということになってございます。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) それでは、消防長にお聞きいたします。年に2回防災訓練を各施設で実施 されているということで今答弁ありましたけれども、その中に消防署のほうでは入っていらっしゃる のですか、防災訓練。 〇議長(三田敏秋君) 消防長。 〇消防長(長 研一君) 私どものほうに特に協力の依頼とかある場合であれば、そちら手伝うこと もありますけれども、ここにない場合はそういったところに行っておりません。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) では、今までで施設のほうから依頼があったという件数は、どれぐらいあ りましたか。 〇議長(三田敏秋君) 消防長。 〇消防長(長 研一君) 大変申しわけないのですけれども、件数については特に調べてきておりま せん。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) 申しわけありません。本当にちょっと消防署でも施設に関しては余り手は 入れられないという部分があるわけですね。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) それぞれ介護福祉施設関係ですと、私の経験則から申し上げますと、例えば 夜間の招集訓練ですとか、これは職員がどのくらいのタイミングで招集に応じて駆けつけることがで きるかの訓練とか、実際に支援を要する患者さんをどのように避難をさせるかという具体的な訓練と か、日中、夜間含めて今までやった経験もあります。その際に、例えば身体に障がいがあるので、こ れは緊急にそれに手当てをしなければならない、消防等のそういう救急の手が必要な場合についてを 想定した訓練、そういう想定の中でいろんな仕組みで各施設やっていると思います。災害の場合、い ろんな形で、村上市広いのですけれども、どこに避難準備情報ですとか避難指示、避難勧告が出るか わかりません。そういうときに備えて、いろいろな、ということはここは全然雨降っていないのだけ れども、ここは大変な状況にあるということが昨年の8月にもあったわけです。ですから、そういう ときにはそのピンポイントに対して手当てができるような仕組み、これを常に訓練をしているという ことなので、個別の災害の状況に応じてそれぞれ対応する仕組みも変わります。対象も変わります。 それに応じた形のシミュレーションを持って訓練を重ねているということだというふうに理解をして おります。 〇議長(三田敏秋君) 板垣千代子さん。 〇8番(板垣千代子君) ありがとうございます。   避難判断のおくれが今までのニュースの報道なんかでも犠牲者を多くつくってしまったというよ うなことがあります。その施設で利用者の方を守るというのは、本当に難しいことだと思います。日 中でも多くの介護士の皆さんがいても、なかなか一人一人自分の力で歩けるということになりますと 厳しい面がありますので、本当に大変な災害になってしまうのだなというふうに思っております。   また、私の委員会、市民厚生の委員会のほうで施設のほう見て歩いたのですけれども、見せてい ただいて、いろいろお話も聞いてきました。本当に私が数年前に見せていただいたときよりとてもき れいになっていましたし、においもそんなに嫌なにおいもしていませんでしたし、ここまでよく来て くれたなというふうに感謝の思いでしたけれども、やはりその各病室に入る手前のところが階段なの です。これがスロープであれば、もう少し避難させるときに便利なのではないかなと私勝手に思って きたところもあります。でもなかなかそれも難しいところもあるのだなというふうに思われましたの で、説明をしっかりと聞いてきたので終わらせていただきましたけれども、本当に施設のほうでSO S出すときに、ボランティアの方がもしいて、1人より2人、2人より3人というような形で利用者 の方を避難させるような形ができていればもっといいのかなというふうに思われた部分がありました。 これは、私個人の思いだけだと思いますけれども、これから弱い立場、施設の利用者さんをまず第一 番に考え、命を救っていくというような形をこれから一つ一つとりながら頑張っていっていきたい、 私もできればお役に立たせていただければというふうに感じてまいりました。そんなことで課長、市 長は本当にどれもこれも全部把握していて、これからの村上市の市民の命を守っていくというような 力強いものがあると思いますので、これからもまたよろしくお願いしたいと思います。   きょうはありがとうございました。以上で私の一般質問終わらせていただきます。ありがとうご ざいました。 〇議長(三田敏秋君) これで板垣千代子さんの一般質問を終わります。   午後1時50分まで休憩します。           午後 1時38分  休 憩                                                        午後 1時49分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、6番、渡辺昌君の一般質問を許します。 渡辺昌君。           〔6番 渡辺 昌君登壇〕 〇6番(渡辺 昌君) 鷲ヶ巣会の渡辺昌です。本日は、朝日地区の議員3番目として一般質問いた します。どうぞよろしくお願いいたします。   私の質問項目は、大きく2項目であります。1つ目、学校統合と地域の活性化について。現在、 「村上市立小・中学校望ましい教育環境整備計画方針」により、学校統合にかかわる地域において、 保護者や集落区長の方々との統合検討会が行われています。そこで、次の点について伺います。   @、複式学級の解消が学校統合の大きな目的となっていますが、既に小学校4校で複式学級とな っている現状を見れば、計画立案の取り組みが遅かったのではないですか。   A、朝日地区の小学校統合では、現在の5校を3校とする計画であり、児童数の減少傾向を考え れば将来の再統合が大いに懸念されます。市はどのように認識されていますか。   B、短期間のうちに保育園と小学校がなくなってしまう地域では、地域の将来を心配する声が多 く聞かれます。地域の不安に対処すべく、統合計画とあわせて、地域と行政が一緒になって、廃校と なる施設の活用など地域の活性化を考える取り組みを早目にすべきではないですか。   大きな項目の2項目め、選挙及び投票について。@、投票所での投票終了時間の繰り上げや、本 庁と各支所との期日前投票の期間の違いなど、どこに住んでいるかによって、投票する権利に不公平 感が生じているように思いますが、選挙管理委員会の考えを伺います。   A、今後さらに、若者の投票率を上げる対策や、高齢者などに配慮した投票の環境整備を進める ことが必要であると考えますが、新たな取り組みの検討や研究をされていますか。   答弁をいただいた後、再質問いたします。よろしくお願いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、渡辺議員の2項目のご質問につきまして順次お答えをいたします。   最初に1項目め、学校統合と地域の活性化についての1点目、複式学級の解消を目的としている が、現状を見れば計画立案の取り組みが遅かったのではないか及び2点目、児童数の減少傾向を考え れば将来の再統合が懸念されるが、どのように認識しているかにつきましては教育長に答弁をいたさ せます。   次に3点目、統合計画とあわせて地域と行政が一緒になって廃校となる施設の活用など、地域の 活性化を考える取り組みを早目にすべきではないかとのお尋ねでございますが、保育園については平 成29年4月に村上地区の上海府保育園を瀬波保育園に、朝日地区の三面保育園を舘腰保育園に、塩 野町保育園を猿沢保育園にそれぞれ統合を予定をしております。統合される保育園の施設利用につき ましては、地区区長会や関係団体等と話し合いを持ちながら、その地域にとってよりよい利用方法に つきまして検討しているところであります。   なお、上海府保育園につきましては、休園中であり、山辺里保育園の改修増築工事に伴い、この 間を子育て支援センターとして利用しておりますが、利用者からは好評をいただいております。現在 子育て支援センターについてのアンケート調査を実施しており、その結果を踏まえながら今後の施設 利用につきまして取り組んでいきたいと考えております。   また、朝日地区の統合となる2園につきましては、それぞれ施設の状況を踏まえながら、施設利 用につきまして検討をいたしているところであります。   次に2項目め、選挙及び投票については、選挙管理委員会委員長から答弁をいたさせます。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) それでは、渡辺議員の1項目め、学校統合と地域の活性化についての1点 目、複式学級の解消を目的としているが、現状を見れば計画立案の取り組みが遅かったのではないか とのお尋ねでございますが、学校統合につきましては、合併した平成20年度において、旧神林村教 育委員会の計画がありましたが、合併直後ということで各地区の調整等も必要であることや、地域性 を大切にした中で教育を進めたいということから、全市の統合計画がされてこなかったと認識してお ります。その後、5年経過し、複式学級編制学校が上海府小学校1校から三面小学校、塩野町小学校、 さんぽく北小学校にも生じることが見込まれたことから、教育委員会では市立小中学校の適正規模に つきまして検討が必要であるという認識に至り、平成26年度に望ましい教育環境整備検討委員会に 諮問を行ったものであります。取り組みが遅かったとのご指摘でございますが、検討委員会の答申を 受け、直ちに「望ましい教育環境整備計画方針」を策定し、学校統合に取り組んでおります。   次に2点目、児童数の減少傾向を考えれば将来の再統合が懸念されるが、どのように認識してい るかとのお尋ねでございますが、朝日地区の小学校の児童数の推移を見ますと、ほぼ確実な児童数が 見込める平成33年度におきましては、小学校5校の児童数を合計すると、現時点では329人となり、 この児童が一緒に学ぶためには校舎増築等が必要となります。現段階で校舎の増築等は検討しており ませんので、一刻も早く複式学級の解消を図るために、小川小学校と三面小学校及び猿沢小学校と塩 野町小学校の学校統合を推進すべく計画を進めているところであります。なお、今後も少子化が進む ものと予想されますので、将来を見通せる適切な時期に再統合も検討されることになると思われます。   次に3点目、統合計画とあわせて地域と行政が一緒になって廃校となる施設の活用など地域の活 性化を考える取り組みを早目にすべきではないかとのお尋ねでございますが、現在進めております統 合計画の検討会等でも同様のご意見、ご要望をいただいております。教育委員会といたしましても、 新しい学校の教育計画を策定していく中で、廃校となる学校やその地域で実施できる教育活動を検討 してもらうことで、地域に子供の姿が見え、声が聞こえる状況をつくり出せるものと考えております。 また、廃校となる校舎・校地の有効活用につきましては、地域の活性化に向けた地域の方々のご希望 やご要望を大切にしながら、今後のまちづくりも考え合わせ、関係部署も交え、統合準備と並行して 検討いたしていく予定であります。   以上です。 〇議長(三田敏秋君) 選挙管理委員長。 〇選挙管理委員会委員長(佐藤 廣君) 選挙管理委員長の佐藤廣でございます。よろしくお願いい たします。   それでは、渡辺議員の2項目め、選挙及び投票についての1点目、投票所での投票終了時間の繰 り上げや本庁と各支所との期日前投票の期間の違いが投票する権利に不公平感が生じているのではな いかとのお尋ねについてでございますが、本市の投票所閉鎖時刻は午後5時に閉鎖する投票所が9カ 所、午後6時に閉鎖するところが60カ所、午後8時が12カ所となっております。投票所閉鎖時刻 につきましては、平成20年の市町村合併以降、旧市町村の閉鎖時刻で行ってきましたが、この4月 の市議会議員選挙から本庁・支所からおおよそ10キロメートル離れた有権者数100人未満の投票所 につきましては、昼ごろまでに大半の人が投票を済ませ、午後5時以降の投票者が少ない状況にあり、 投票率への影響が少ないことから閉鎖時刻を午後5時までといたしました。また、支所の期日前投票 期間につきましては、国・県の選挙の場合、本庁よりも期間を短くし、8日間としておりますが、市 長選挙・市議会議員選挙につきましては、本庁と同じ6日間となっております。期日前投票につきま しては、国・県の選挙の場合、約16日間と期間が長く、支所での期日前投票が告示日から1週間程 度は投票が少ないことなどから、平成25年の参議院議員選挙から支所の期日前投票期間を短縮した ものであります。公職選挙法では、投票時間につきましては、選挙人の投票に支障を来さないと認め られる事情のある場合は繰り上げができるとし、期日前投票については2以上の期日前投票所を設置 する場合にあっては、1の期日前投票所を除き市町村の選挙管理委員会が指定した期間に限り設置す ることができると規定されております。閉鎖時刻につきましては、指定された投票所での投票ですの で、投票する権利に不公平感が生じているのではないかと問われますと、全くないということではあ りませんが、その繰り上げした時間帯で投票行動が大方終了しているとして、地元からの要望や地域 の了解を得て繰り上げ投票をしてきたものでございます。その地域事情に合ったものと考えています。 また、期日前投票につきましては、投票区といういう概念はなく、どの地区の人でもどの期日前投票 所でも投票ができるものでありますので、投票する権利の不公平性はないと考えております。   次に2点目、若者の投票率を上げる対策や高齢者に配慮した投票環境整備を進めることの検討や 研究がされているのかとのお尋ねでございますが、国は投票率向上のために共通投票所の設置や期日 前投票等の利便性向上に向けて法整備を進めております。本市では、スロープの設置など高齢者に配 慮した投票環境の整備を行っておりますが、若者の投票率を上げる啓発活動をどうしたらよいのか、 投票管理者・立会人の選任が困難になってきている小規模の投票所をどうするのか、期日前投票所を 人が集まる場所等に設置できないのか、任意性のポスター掲示場でいいのかなどさまざまな課題があ ります。そこで、選挙管理委員会では、期日前投票所の充実、若者の啓発のあり方、効率的な執行体 制など、選挙全体について昨年から議論を始めたところであり、本年3月から6月にかけては市内高 等学校3校で「明るい選挙出前授業」を行い、投票率の向上に努めているところであります。   以上でございます。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) それでは、再質問させていただきます。   初めに、学校統合と地域の活性化についてであります。七、八年前から私も地元の小学校の卒業 式、入学式に参加させていただいております。7年前に最初に卒業式に伺ったときは、在校生徒、卒 業生も含めて120人ぐらいいたと思いますけれども、ことしの卒業式、そして入学式と行きました けれども、在校生、新入生入れて六十何人ではなかったかと思います。もう7年間の簡単に言えば半 分。なぜ短期間で少なくなっているかといいますと、卒業生は20人、25人ぐらいいたのですけれど も、新入生が昨年は4人、ことしは5人だったと思います。結局その繰り返しで急に減ったと思いま すし、ただ来年からはまた10人ぐらいに戻るような状況であります。そういうことも考え合わせ、 将来的に学校統合はいたし方ないのではないかと考えております。環境整備検討委員会では、議論に ありましたように、切磋琢磨する多様な考えに触れる全然別な意見と考えを交流させるというような 生き方を育む、育てるという意味では、ある程度の人数が必要だというのは同感であります。今回の 一般質問に当たり、合計9回開かれた検討委員会の会議録を見てまいりました。私は、統合について は賛成の立場でありますけれども、学校統合に向けて気になる点について質問させていただきます。   まず、複式学級の早急な解消のため、学校統合の対象となっている地域において、統合合同検討 会が実施されていますけれども、地域の方のご意見や反応について教育委員会ではおおよそどのよう に受け取っておられるか、伺います。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 今議員おっしゃられたように、おおむね両校においては統合しなければ、 子供たちの望ましい教育環境整備のために統合しなければいけないということは了解していただいて いるものと思います。ただ、どちらのどういう統合形態にするのか、それからどちらの校舎を使うの か、校名、校章、校歌等はどうするのかという具体的なそういう話になると、なかなか簡単にはご了 解を得ることはできません。現在そういうところを合同検討委員会で随時検討しているところです。 現在そういう状況です。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) 今の説明ですと、いつごろ学校統合が決定されるかというのはまだ先が見え ないというか、おおよその検討がついているのか、その辺はどうでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 市内の今統合対象になっている中学校については平成31年4月に、それ から小学校については神林地区について現在平成31年度4月に予定しているのですけれども、中学 校と同時に進むということにちょっと懸念が生じているところもありますので、神林地区の小学校に ついては平成32年4月ということも含めて検討しておりますが、いずれにしても平成31年4月に 新設校として統合が進むように、それはしっかり自覚しながら話し合ってもらっているところです。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) 実際統合する目安については、計画方針に書いてありますけれども、例えば その間の準備期間、統合に向けて実際の準備期間が必要であると思いますので、時間的なあれでいつ ごろまでにその住民の地域の方、保護者の方の了解が得られなければならない期限というか、その辺 のところはどのように考えていますか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 今年度中にとにかくその合同検討委員会において、さらにその後に統合推 進協議会という正式な統合に向けて、その委員会で協議会で決定するということを取り決めるわけで すけれども、今年度中にとにかく決定ということを確証を得たいと思って進めているところです。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) 今回の整備計画方針では、複式学級の解消が具体的な取り組みの一番最初に 上げられていますけれども、検討委員会の第1回が開かれたのが平成26年の4月でありますけれど も、おおよそその半年後に国が統合の手引きというのでしょうか、示されていますけれども、その国 の示した方針と村上市の方針どのようにかかわっているのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) その検討委員会でも国の新しい、約60年ぶりに改定されたのですけれど も、新しい手引きがどのようなものになるのかというのを待っていたところもあります。それに基づ くように、私たちの望ましい教育環境整備の計画も合致するように作成したところであります。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) 最初の質問、この一般質問通告書にありますように、複式学級の解消につい てでありますけれども、検討委員会が置かれたのが平成26年7月、今年度複式学級が4つ、上海府 小学校については合併前からであります。この方針、国の方針もそうですけれども、市の方針も複式 学級の解消がかなり強く解決しなければならないと言われておりますけれども、検討委員会つくられ る前、先ほど合併当初はいろんなすり合わせとか必要だから統合については統合しない方向だという 説明ありましたけれども、1年、2年の差であるかもしれませんけれども、例えば今年度複式学級に なった塩野町とかさんぽく北などについては5年前から複式になるのわかっているわけでありますの で、1年、2年の差であるかもしれませんけれども、もうちょっと検討なり研究なり、そういう動き というのは市にはなかったのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 複式学級になるかならないかというのは、本当に微妙な子供1人の差で複 式学級になったり通常学級維持できたりするのです。転校生が1人あったとか、来たとか、そういう ので非常に将来この学校に複式ができるというのは難しい判断があったのだと思います。それから、 私たち今学校統合を考えるに当たって、決して複式学級の解消だけを、大きな目的ではあるのですが、 目的としているわけではありません。あくまでも20人以上の学級が保てるようにということで、現 在それに満たない学校を複式学級の解消とあわせて望ましい環境にしているというところで、統合計 画を検討しているところです。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) 教育環境の整備というのは、学校統合の取り組みだけではないと思います。 実際検討委員会では、国が示した先進事例として小中一貫校、学校運営協議会制度、コミュニティ・ スクール、ICTなどについて言及されていましたが、今回の整備計画方針にはこのようなことが示 されておりません。そのような先進事例の取り組みについて、教育委員会では今後どのような考えを 持っておられるのか、伺います。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 現在教育委員会では、第2次総合教育計画の検討を図っているところです。 その中では、例えばコミュニティ・スクールを今後どうしていくとか、それを5年計画で検討してい くということも現在のところ検討しているところです。それから、ICT教育についても、やはり環 境整備をしていかなくてはならない、そういう検討もしております。   以上です。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) 次に、学校統合と地域のかかわりについて伺います。   検討委員会では、統合後の学校と地域のかかわりについていろんな意見が出されていたと思いま す。今回それとは別の視点で、ちょっと述べさせていただきたいと思います。地元の朝日地区につい てですけれども、明治34年に現在の地区の名前の由来になります5つの村ができました。舘腰村、 三面村、高根村、猿沢村、塩野町村、これが100年以上前です。それが昭和29年の合併により、そ の5つの村が合併して朝日村となりました。今現在でもこの枠組みというのでしょうか、多少ほかの 地域でもそういう雰囲気は残っているかと思いますけれども、特に朝日地区においては5地区の境目 というか、その塊といいますか、枠組みといいますか、そういうのかなり強く残っています。例えば 最近ですと選挙、そのときになりますと、やはり地区代表みたいな感じで選挙が実際行われています し、余り地区、地区と言いましたらほかの地区の議員から今まだそんなこと言っているのかという指 摘を受けたところでありますけれども、実際にはそうであります。今までも朝日地区では、蒲萄小学 校、長津小学校、高根小学校、茎太小学校の統合をしておりますけれども、これは全て同じ地区の統 合でありましたので、枠組みを変えての統合ではありませんでした。今回この朝日地区の三面小学校、 塩野町小学校は、他の地区との統合になります。朝日中学校は、できて25年以上になりますので、 若い方の意識の中にはそれほどその地区の意識というのは薄いかもしれませんけれども、私を含めて 年配の方というのは今でも生活圏といいますか、地区の枠組みというのはかなり強く残っております。 今回自分のところから学校がなくなるという心配というか、そういう気持ちも強いのですけれども、 1つは地区の枠組みが今までとは変わったものになるというのがやっぱりどこかひっかかる面が多い と思います。こういう意識というのは、教育長さんにはご理解いただけますでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 例えば小川小学校、それから三面小学校の統合検討会に参加した折にもそ の三面地区と旧舘腰地区が一緒になるのだと、その傾向は今までとの統合とは違う認識ですよと地区 の区長さん方言っておられました。ということで、私もこの広い地域での統合ということの難しさは あると認識しております。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) 検討委員会である区長さんからの、朝日地区については将来のこと考えれば、 5校を2校にするのではなくて、1校にしたほうがいいのではないと意見出ましたけれども、やっぱ りこういう枠組み、例えば言い方悪いですけれども、地区がごっちゃになったような枠組みよりは、 一層のこと1つにしたほうがいいのではないかという、そういう気持ちも多少あるのかなと私は理解 いたしました。そこで、朝日の小学校1校の考え方に関連するのですけれども、この計画方針の中身 に詳しい将来の生徒数の数ありますけれども、岩船中学校と山北中学校、これ資料によれば平成37 年、それぞれ63人と69人となっています。今回の計画方針の基準には当てはまっていると思うの ですけれども、その先すぐかなり厳しい状況にはなるのではないかと思いますけれども、教育委員会 ではどのようにこの2つの学校の人数見ていますでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 議員おっしゃるとおり、厳しい状況にあるということは認識しております。 神林地区の中学校の統合でも、岩船中学校はどうするのだというご意見も頂戴しました。村上教育事 務所などとも問い合わせて、岩船地区の方からそういう声が上がっていないかということも確認する 中で神林地区の中学校の統合は進めているところです。現在のところ、地区のほうからそういう声は 上がってはいないのですけれども、教育委員会としては今後本当によく地域、保護者の声を聞きなが ら、検討対象に含めていかなければならないとは思っております。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) それと、これも検討委員会の議事録に載っていたのですけれども、統合後の 問題としてクラブ活動を理由とする学区外の就学についての問題というのがありました。そのときの 教育委員会教育長の答弁では、今の決まりはそれは認められていないという説明がありましたけれど も、例えば学校が小さくなってきてやりたいクラブ活動ができないといった場合かなり起きてくると 思いますけれども、今後こういう要望がたくさん上がってきた場合に教育委員会としてはどのように 考えられますでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) 今の中学校の部活動につきましては、人数の少ない学校が非常に今 多いわけですので、神林地区とか総合型スポーツさんが主体になりまして、何校かを合わせた形で大 会等に備えたりしているところもありますし、吹奏楽等は関川も含めた4校でというような形で対応 しているところもございます。その辺につきまして、学区を超えたそういった活動というよりは、何 校かが一緒になった活動ということで今現在行われていると認識しております。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) 今回の学校統合の問題といいますか、課題によって、学校がなくなると地域 の活力がなくなるのではないかというご意見もいただいておりますけれども、私はちょっと違うと思 います。子供たちは、昼間は学校へ行っているかもしれませんけれども、夕方には帰ってきて土日は うちにいます。夏休み、冬休みになればまたうちにいます。そのときに、その地域のどうかかわるか によって、地域の活性化というのはまた別な面で出てくると思います。いかにその地域の持つ力が出 せるかといいますか、地域の持っている力が試される場面になったのではないかと思います。この1 項目めについては最後になりますけれども、学校統合に当たっては地域の合意形成に十分努めること が方針で示されております。ぜひそのように学校統合を進めていただきたいと思いますが、教育長に はお約束お願いできますでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 子供の望ましい教育環境整備をとにかく重点に掲げながら、地域の声、保 護者の声には十分耳を傾けて、よりよい統合にしていく所存です。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) ありがとうございました。   次に、2項目め、選挙及び投票について質問いたします。今回一般質問するに当たり、平成23 年の12月議会におきまして、きょうは欠席されていますけれども、小林重平議員と当時の選挙管理 委員長との議論について議事録見てまいりました。このときの議事録を見てから、現在のこういう投 票所のあり方、制度になっていることは理解できました。そして、特に今回、今まで余りよく見てこ なかったのですけれども、選挙に係る費用、これの経費、かなり選挙に係る費用自体は大事なことで すから、必要なものではあると思いますけれども、そこに係る人件費の割合というのでしょうか、こ れかなり大きいのかなという印象を持ちました。この議会に当たり配付されました決算書、平成27 年の決算書見ますと、昨年度の市長選挙の経費の総額がおよそ3,130万でした。そして、時間外勤 務手当、これは職員の方のものだと思いますけれども、1,200万、投票管理者報酬、そして投票立会 人報酬として投票当日分として280万ありましたけれども、これ人数というのはどのくらいか、お 願いします。 〇議長(三田敏秋君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(木村正夫君) それでは、詳細なことですので、私のほうから答弁をさせて いただきます。   人件費でございますが、投票に関する部分ですが、事務従事者分ですが、今回2票投票と1票投 票で従事者の人数が変わってきますが、今回の参議院選挙用のちょっと手持ち資料を持ってこなかっ たので、それで答弁させていただきますけれども、参議院選挙、2票投票でございましたが、市の職 員、投票事務には371人、あと民間の人を15人で386人が投票事務に従事してございます。また、 投票管理者並びに立会人でございますが、81の投票所、当日投票所がございます。そこに投票管理 者1人、それと投票立会人2人という形になりますので、当日投票で投票管理者81、投票立会人で 162名で、報酬としては243人という分でございます。   以上です。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) かなり人件費かかっているように思うのですけれども、それが投票所の数と か、数はそんなに変わっていないですけれども、時間の繰り上げとか、そういうところに影響してい るということはないのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(木村正夫君) 投票立会人並びに管理者は報酬ですので、低額でございます。 投票事務従事者については、1時間当たり幾らという時間外勤務になりますので、そこに勤務時間数 がかかってきますので、上がっているというのは多分年々の人件費の増分、1時間当たりの増分が上 がっているのかなというふうに思っています。当然その人件費の中には、投票が7時から8時まで投 票やるところもありますし、また6時で終わるところもありますが、その時間数になります。また準 備も含めます。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) 2年前の衆議院選挙、これについての投票時間繰り上げの記事がありました ので、新聞の記事がありましたので、ちょっと説明します。投票繰り上げ、投票時間の繰り上げを行 っているところは、全国の全投票所の33%に当たるのだそうです。これは、9年前の1.5倍、福島 県と群馬県ではほぼ全ての投票所で繰り上げが行われているそうであります。自治体の作業軽減など が狙いと見られると記事には書いていますけれども、どうでしょうか、市の選管としては。 〇議長(三田敏秋君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(木村正夫君) 繰り上げのほうは、今ほどうちの委員長が答弁しましたよう に、繰り上げをしていない投票所が12投票所、それ以外については6時と5時ということで投票所 を繰り上げをしております。国・県の選挙の場合、県選管と協議が必要ですので、原則は8時ですよ というのが県選管の考え方になりますので、そこから逆に言えば全部を繰り上げ〔質問終了時間10 分前の予告ブザーあり〕時間短縮するのは難しい部分も、国・県選挙では難しい部分はあるのかなと いうふうに感じています。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) 先ほど委員長さんの説明ありましたように、繰り上げの理由についてありま したけれども、以前であれば投票所から開票所までの距離があるような場合などが理由となっている ようですけれども、今はそんなことはないですよね。 〇議長(三田敏秋君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(木村正夫君) その距離的な部分でございますが、先ほど委員長も答弁しま した、今回の市会議員の選挙からおよそ10キロ、本庁から支所が10キロ離れたところについては、 また小さな投票所、有権者数100人未満については市議会議員選挙から1時間、6時を5時にした という経緯がございます。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) 以前に比べますと、期日前投票の制度といいますか、その運用が投票する側 にとっては大変やりやすくなっていると思いますけれども、例えば今現在村上地区では8時までの投 票時間になっていますけれども、考え方によってはさらに期日前投票の制度をうまく柔軟に運営して、 市全域で繰り上げ投票時間を、投票の閉める時間を6時にしたらいいのではないかという考えもでき ますけれども、その点についてはどのように考えますか。当日の閉める時間を市全域で6時にしたら どうでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(木村正夫君) その時間、投票所の閉鎖時刻については、これまでの一般質 問の中でいろいろ議論があったところでございますが、その考え方については現在も今のところ当日 投票については、それを踏襲をしているというところでございます。また、先ほども申し上げました が、国・県の選挙については、県の選挙管理委員会との協議が必要ですので、全部を6時にするとい うのは法の趣旨からちょっと違うのではないかという県の考え方があるというお話を聞いております。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) 私ども議員は、選挙の当事者といえますし、選挙と切っても切れない関係に あります。選挙は、政治の根幹となるものであります。今後とも市民にとって、議員にとってもより よい選挙制度となるよう努めていただきたいと思いますが、もっと工夫できるところは工夫していた だきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 選挙管理委員長。 〇選挙管理委員会委員長(佐藤 廣君) ただいまのご質問ですが、選挙管理委員会は4人の合議制 の委員会です。その件につきましては、委員会で話し合いを今まで持っておりませんので、ここでの 答弁は差し控えたいと思います。   よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) きょう原稿で用意してきたのはここまでなのですけれども、市長と全然質疑 していないのでちょっといいですか。   若干きょうの学校教育でも選挙制度でも同じなのですけれども、最近ずっと議員になって思って きたことがあります。それは、合併して同じ制度、全市同じ制度ということで、例えばきょうも区長 さん方いらっしゃっていますけれども、区長手当含めていろんなことが合併前ばらばらだったものを 同じにしています。ただ、これがそれが本当に制度としては平等なのですけれども、市民の住んでい るところに公平なのかなと、そんなように意識を持っているのですけれども、余り難しいことを言わ れてもわからないので、わかりやすく市長の考えお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 特に学校統合の問題なんかで見てみますと、地区にこだわる必要ないという のは私も議員と一緒の考え方であります。やはりその時代背景によっていろいろと変わりますから、 また人口も変わります。その中でどれが一番適正な形なのかというところをまず〔質問終了時間5分 前の予告ブザーあり〕一番大切にしなければならない視点だと思います。あわせて、そこでもう一つ 大切なのが誰のための学校であるべきかということだろうというふうに思っております。地域から公 共の施設がなくなるということは、非常にじくじたる思いでそれを受けとめなければならないという 気持ちは十分わかります。わかりますけれども、子供たちはそれ以上に必要とされる望ましい環境に ない状況の中でもし教育を受けなければならないのであれば、そこを解消していくという、そういう ことが絶対大切なのだろうと思いますので、そんなところを含めて考えていけばいいのかなというふ うに、私はさっきよりちょっと話を、議論を聞いていてそういうふうに思いました。   また、選挙管理委員会の委員長さんのご答弁の中で、私が申し上げるべきところはないわけであ りますけれども、選挙制度、私自身も当事者の立場からいろいろ考えるところもあります。議員がお っしゃるとおり、工夫をされるところは工夫をし、よく言われている、それこそ投票率を上げていく 仕組み、これから18歳にまで選挙権が引き下げられました。この若い世代の意見をどう取り入れて いくのかということも非常に大切だ。今回選挙管理委員会の取り組みで、各校に18歳の選挙権を有 した方を対象に、いろんな形で啓発活動をやりました。それが功を奏して、その部分の投票率は非常 によかったということも聞いておりますので、やっぱり何かアクションを起こすことがしっかりとそ ういう物事が変化することにつながるのだなというふうに思っておりますので、今後もそういうふう な形で取り組みを進めたいと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 渡辺昌君。 〇6番(渡辺 昌君) ありがとうございました。   これで私の一般質問を終わります。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで渡辺昌君の一般質問を終わります。   午後2時50分まで休憩します。           午後 2時37分  休 憩                                                        午後 2時49分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、9番、鈴木いせ子さんの一般質問を許します。   鈴木いせ子さん。(拍手)           〔9番 鈴木いせ子君登壇〕 〇9番(鈴木いせ子君) 鷲ヶ巣会の鈴木いせ子です。どうぞよろしくお願いいたします。朝日地区 の議員がきょう4人一般質問ありまして、私が最後となりました。どうぞよろしくお願いいたします。   私の一般質問は、3項目についてであります。まず初めに、新村上総合病院建築基本構想につい てであります。県北地域の基幹病院として、急性期医療及び回復期・慢性期医療が可能となる診療体 制の整備に取り組み、地元行政並びに地域内外の医療機関との連携の強化を図りながら、新潟県地域 保健医療計画にのっとった医療体制の構築に努めるとともに、医療・保健・介護・福祉の総合的一体 的なサービスの提供に取り組むという診療機能の基本的な考え方が示されました。これに沿った運営 審議委員会での内容と思いますが、下記について伺います。   @、平成28年9月に設計業者と契約締結し、基本計画・基本設計に着手するとのことですが、 その内容を伺います。   A、9月5日開催の地元地権者との説明会の内容について伺います。   B、平成30年夏ごろの着工と平成32年新病院開院の日程は、厚生連と村上市の双方で了解し たものでありますか。   C、村上市の村上総合病院周辺の整備予定は示されていませんが、どうなっているのでしょうか。   次、2項目め、朝日中原地内の鶏舎について伺います。中原地内にある鶏舎の悪臭については、 周辺の多くの市民から苦情が寄せられ、私も昨年9月と12月議会に一般質問をいたしました。その 後において、会社が倒産するなど紆余曲折があったようですが、現在どのような状況にあるのか、下 記について伺います。   @、市ではどのような対策を講じてきたのですか。   A、現在はどのような状況になっているのですか。   B、今後はどのようになっていくのでしょうか。   大きな項目3番目、ふるさと納税について。平成28年度は新しいカタログも作成し、大きな目 標に向かいスタートしましたが、下記について伺います。   @、8月末現在の納税額とその反響について伺います。   A、新しい取り組みを計画したようですが、どのようになっているのか伺います。   以上、よろしくお願いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、鈴木いせ子議員の3項目のご質問につきまして順次お答えをいた します。   最初に1項目め、新村上総合病院建築基本構想についての1点目、平成28年9月に設計業者と 契約し、基本計画・基本設計に着手するとのことだが、その内容はとのお尋ねについてでございます が、厚生連では新病院の設計業者を選定するため、プロポーザル方式により本年6月から作業を開始 し、8月26日に開催されました経営管理委員会で設計業者を選定・承認されたとの報告がありまし た。9月中に厚生連と設計業者が契約を締結し、基本計画と基本設計に着手すると伺っております。 基本計画の内容でありますが、このたび見直された基本構想に基づき、施設や工程等についてより具 体的に示す基本的な方針を計画するものと伺っております。また、基本設計の内容につきましては、 基本計画で作成された事項から病院本体の規模や規格、構造等を設計し、設計に関する概算の数量や 概算事業費などを算出すると伺っております。   次に、2点目、9月5日開催の地元地権者等との説明会の内容についてのお尋ねでございますが、 9月5日月曜日の午後7時から村上市民ふれあいセンターの研修会議室におきまして、新病院の建築 用地として想定される地権者や関係者並びに周辺道路整備に係る地権者と関係者を対象といたしまし て、村上総合病院移転新築及び周辺道路整備についてのご協力と事業説明会を開催をいたしました。 厚生連の出席者は、五十嵐代表理事専務、加藤常務理事、総務部長、村上総合病院事務長、以下全7 名で、本市は私、副市長、政策推進課長、保健医療課長、都市計画課長、以下担当の全9名が出席し、 本市発注の周辺道路整備の測量業務と設計業務の受注業者も出席して開催をいたしました。説明会で は、これまでの「経過について」、厚生連による病院の「移転新築事業について」、そして市からの 新病院の「周辺道路整備について」説明をさせていただきました。今回の説明会では、平成25年度 に想定される地権者を対象に説明会を開催いたしましたが、それ以後3年につきましては、直接地権 者等にお会いし、新たな状況報告や事業につきましての説明ができなかったことのおわびと、平成 32年に新病院を完成させ、同年10月に開院することの報告や、本市の周辺道路整備における測量業 務等での用地への立ち入りにつきましてご了解をいただきました。また、計画どおりに新病院が建築 できるよう地権者と関係者に改めて事業のご理解とご協力をお願いをしたところであります。   次に3点目、平成30年夏ごろの着工と平成32年新病院開院の日程は、厚生連と村上市の双方 で了解したのかとのお尋ねについてでございますが、新築の着工年度と時期や開院日程につきまして は、8月2日に開催されました「村上総合病院・瀬波病院合同運営審議委員会」におきまして承認さ れたものであります。当運営審議委員会の構成委員は、委員長であります、にいがた岩船農業協同組 合代表理事組合長と副委員長のかみはやし農業協同組合代表理事組合長、委員といたしまして、にい がた岩船農業協同組合副組合長理事、同常務理事が2名、関川村長と粟島浦村長、そして私でござい ます。この委員により審議し、承認をいたしておりますので、本市におきましても了解したものと判 断をいたしております。   次に4点目、本市の村上総合病院周辺の整備予定は示されているのかとのお尋ねについてでござ いますが、平成26年度に答申をいただいた「村上駅周辺まちづくりプラン(基本構想)」により、 村上総合病院が駅西側に移転新築されることを計画し、村上駅周辺についての都市施設の整備活性化 策、跡地利用策などを含めたまちづくりの構想を策定をいたしております。計画期間は10年を想定 しておりますが、移転新築の時期が決定されていない状況でもありました。このため、本市の財政状 況や社会情勢を考慮し、検討することといたしております。これからの整備計画につきましては、新 病院の平成32年10月開院を考慮し、必要性の高いものから、また事業実施が可能なものから着手 いたしたいと考えております。   次に2項目め、朝日中原地内の鶏舎についての1点目、どのような対策を講じてきたのかとのお 尋ねについてでございますが、本市では数年前から中原地内の養鶏業者に対し、新潟県及び周辺集落 の住民代表者等の関係者と共同で毎月1回以上の定期視察を実施し、堆積した鶏ふんの処理と汚水処 理の指導をしてまいりましたが、抜本的な解決に至っていない状況が続いておりました。その後、本 年1月にはその養鶏業者の代表者が病気により亡くなられ、破産手続後、新発田市に本社がある別の 養鶏業者から地元集落の合意を条件として悪臭の原因となっていた鶏ふんの処理を行うとともに、新 鶏舎を建設し、養鶏事業を継続したい旨の意向が示されました。本市といたしましては、この事業計 画を精査した上で、地元説明会開催への協力や事業開始に向けた調整など、新たな養鶏業者に対する 支援策を講じてまいりました。   次に2点目、現在はどのような状況になっているのかとのお尋ねについてでございますが、鶏舎 内の鶏ふんは全て撤去されており、残存しているトンパックに入った鶏ふんはコンポストを建設し、 今年度中には全て処理したいという養鶏業者の意向であります。なお、この養鶏業者により6棟あっ た鶏舎棟と採卵棟1棟の建物につきましては、上屋部分は全て撤去されており、今後は基礎等のコン クリート部分も全て撤去され、更地になる予定と伺っております。   次に3点目、今後どのようになっていくのかとのお尋ねについてでございますが、新たな鶏舎に つきましては、1棟7万羽収容のものが5棟で、35万羽規模の鶏舎に加え、事務室と集卵棟1棟の 施設となり、平成29年度春から工事に着手する予定と伺っております。本市といたしましては、以 前の養鶏業者に対しまして、新潟県と一緒に指導してまいりましたので、今後につきましても臭気調 査等を継続し、必要に応じて指導をしてまいりたいと考えております。   次に3項目め、ふるさと納税についての1点目、平成28年8月末現在の納付額とその反響につ いてのお尋ねについてでございますが、8月末現在での納付額は1,456件、3,511万4,002円となっ ております。今年度当初の4月、5月の実績は、それぞれ約250万円となっておりますが、お礼品 カタログを一新した6月は約1,400万円、7月では約800万円となっており、お礼品に新たに加え た瀬波温泉の旅行券も申し込みをいただくなど、反響は大きいと捉えております。   次に2点目、新しい取り組みについてのお尋ねでございますが、カタログの更新に当たりお礼品 の見直しを行っております。特に今回は、瀬波温泉で使える旅行券を新たに加え、直接本市への誘客 につながるよう取り組んでおります。また、さらなるPRと首都圏への周知を図るため、あす9日か ら11日の期間、東京日本橋の「ブリッジにいがた」及び「方舟銀座インズ店」を会場に、村上市ふ るさと納税フェア物産展アンド宣伝事業と題しまして開催を予定をいたしております。さらに、新た なインターネットサイトの追加や、昨年度寄附をいただいた方や職員からの紹介による親戚や知人へ のダイレクトメールの準備も進めているところであります。本市物産の魅力を大勢の皆様に知ってい ただき、「村上市」の認知度を高めていけるようふるさと納税を活用した物産及び観光の振興に今後 も取り組んでまいります。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) まず初めに、9月5日に開かれました地元地権者との説明会の雰囲気につ いてお伺いしますが、反対とかそういう答えとか、何かちょっと大きな想定外の出来事があったとい うようなことはなかったでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 特に地権者の皆様方から直接的なお問い合わせは、その説明会の場ではなか ったというふうに記憶をしております。ただ、周辺道路整備の部分につきまして、関係区長さんのほ うからその安全側の対策でありますとかそういうもの、これからの事業進捗に合わせてどういう形の 工事が進められるのかというような、その工事に着手するまでの間のイメージみたいなものの質問は いただきましたけれども、特段それに対して特に支障があるような、そういうご質問等はいただかな かったというふうに記憶しております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) 地権者の了解は得られたというふうに思えばよろしいのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) それにつきましては、今後個別にまたそれこそ今は周辺道路整備の測量に入 っているとき、まだ地権者の皆様方の土地に入るわけでありますので、またそれぞれ個別に話をして いきますし、これで終わったわけでありませんので、実際に今進めているところを経過を報告をして、 今後の進捗をお話をさせていただきました。今後具体的に入っていくときに、その時期も含めてお話 をさせていただきましたけれども、皆様方からはおおむね了承、理解をいただいたという認識で今い ます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) 今ほどというか、全員協議会でお話もあったようですが、平成28年9月 設計業者と締結、それも厚生連の経営管理委員会で了解を得たということですが、これはどのような 建物になるとか、診察室は例えば1階に集中するとか、ワークステーションはどこにするとか、そう いう細かいことの設計の、設計業者が決まったということですので、それも何社かあったうちの1社 に決まったのだろうと私は想像しますが、その中に市長はどの程度中のことをご存じでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これまで厚生連の病院の建設に携わった経験がある業者さんだというふうに 聞いております。詳細については、私は承知をしておりませんが、実際に今議員おっしゃられたよう な細かな病院の仕様、これにつきましては今後、今回のプロポーザルで決定をしたのは、それも含め てこれから基本計画を練っていく業者を選定するプロポーザルということでありますので、今後周辺 道路整備の区画が確定をして、実際の面積が確定し、その中にどういう設備を落とし込むのかという のを基本構想に掲げた診療科目で必要なものがそこの中に絵として書かれていくという作業になるの だろうというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) そうすると、そういう細かいところまではまだ村上市に連絡は来ていない ということですね。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 多分、想像で物を申し上げるのは恐縮でありますけれども、厚生連自身も病 院のそういう青写真はまだ上がっていないというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) 今は平成28年度ですし、契約をするわけだから、平成29年度はもう実 施計画というふうになっておりました。それで今どのようなスタイルでできるかというのは、そうす ればまだ市としては把握していないということですね。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今議員おっしゃるとおり、平成29年の夏ごろに基本設計を完了した後、実 施設計を開始するという形でありますので、ここの中でその部分については明らかになっていくのだ ろうなというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) 平成30年実施計画完了、夏着工となっておりますが、地権者との合意は やや得られたという市長の答弁でしたが、この2年間の間で急ピッチで病院の建設は進む道は開かれ たのですよね。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) せんだっての事業説明会のときにお示しをしたタイムスケジュール感、これ で十分それが進捗できるという判断のもとに地権者の皆様に示しておりますので、この中で事業はき ちんと進められるものだという理解でおります。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) そして、平成32年10月の開院ということを市長おっしゃいましたが、 日にちまでは決まっていますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 日にちまでは特定をまだされておりませんので、平成32年の10月という のが今のところ公式な発表だということで理解をしております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) ヘリポートの問題が先回の全員協議会でもいろんな方から質問があったか と思いますが、僻地医療拠点病院と災害拠点病院というのを重点として建てる病院ですので、ヘリポ ートはその設計図の中に多分全部ついていると思うのです、私は。でないと、災害拠点病院にはなら ないから、私ヘリポートは屋上についた病院が建つと確信しているのですが、いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 全員協議会の中でもお話し申し上げました。現在でも災害拠点病院に指定を されております。これから新たな、今現状ヘリポートは病院の屋上にはないわけでありますけれども、 今後新しい施設をつくるに当たっては、そのことについては今回構想からは外れましたけれども、基 本計画の中ではしっかり盛り込んでくれということを改めてお願いをしておりますので、そのような ことで配慮されるのだろうなというふうに思っております。ただ、これは思っているだけではだめな ので、しっかりとそういう形の仕様にしてくださいということをまた強く申し入れをしたいというふ うに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) 私は、厚生連の設計図の中にはちゃんとヘリポートはついていると思いま す。大丈夫だと思います。市長、安心してください。   救急ワークステーション、これ消防長さん念願でしたよね。前の消防長さんもおっしゃっていま したけれども、ワークステーションが附帯されるということは、大変消防にとっては先が見えたよう な気がするのですが、私たちの説明の中にもワークステーションはつくというふうになっていました が、もし消防長さん何かお考えがあれば。 〇議長(三田敏秋君) 消防長。 〇消防長(長 研一君) 私どものほうからも救急ワークステーションにつきましては、要望という 形で出させていただいております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) それも多分つくだろうと思いますけれども、やっぱり新しい病院をつくだ ろうでなくて、やはり市長さんもしっかりと確認していっていただきたいと思いますのです。つくの ですか、つくのですかと、厚生連を強く攻めていったほうがいいと思います。そうしなければ、人口 減少というのは病院が余りいい病院でないと人口はふえないし、また教育も充実していないと人口は ふえない、この2つは人口減少の2つの大きな問題だと思いますので、ぜひこの点は力を入れてよろ しくお願いします。そして、病院の道路は大体何月ごろまで道路のつくという計画は市としてやって いるのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 若干事業説明会のときにもそのお話出たのでありますが、今駅西側の開発行 為を行うに当たって、そこにアプローチをする道路、前JRさんが工事をされたときに七湊側の線路 沿いのところに仮設の道路をつくったというようなお話ありましたけれども、それよりもこの前お示 しした図面のところにあるあの赤い部分のエリアになろうかと思います。あそこを一応ターゲットに していますので、そこに至る松山1号線ですか、あそこの部分の工事用道路としての使い込みも含め て、少しその辺を変化させながらやるのだと思うのですけれども、最終的な線形のでき上がりはこう なりますよというのは、もう少し今の地権者、この前の説明会のところでは待ってくださいというこ とをお話をさせていただきました。それは、現在測量をやって実際に固めた上でやりますというふう な話をさせていただきました。それと、当然周辺道路、病院にアプローチをする道路の完成というの は、病院の開院に間に合っていなければこれはなかなか容易でないというふうに思っております。た だ、周辺にあります軌道、要するにJRの線路、これとの関係の取り合いについては、今県としっか りと協議をさせていただいておりまして、県は非常に村上市の今の考え方に沿った形で真剣に取り組 んでいただいておりますけれども、いかんせんJRとの関係がありますので、そこの部分については まだ正確にはお示しできる段階にはないというところであります。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) それは、県の計画と市と両方で道路は計画するのですよね。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然地域の幹線道路としての県道、市道とのかかわりがあります。それと、 以前にお話し申し上げましたとおり、瀬波トンネルの部分がありますので、その辺をトータルで駅周 辺のトータルの道路整備として今考えています。その中に病院があるわけでありますから、そこにス ムーズにアプローチできる、そういう環境整備をしていきたいということで、県と市とそれぞれの役 割分担で協議をさせていただいているということであります。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) 厚生連も今新潟県に17病院あります。県立病院より厚生連病院のほうが 多いと思います。今まで厚生連と話ししたときには、今までの病院がださいと、村上総合病院は東京 よりも立派な病院建てたいというようなお話ししていましたので、すばらしい設計図ができていると 思いますが、ぜひすばらしい設計が示されましたら、みんなに早く夢を持たせていただきたいと思い ますので、どうぞ市長、よろしくお願いします。それでは、村上総合病院の新築についてはこれで終 わりたいと思います。   次に、中原地内の鶏舎というのは、私は中原の出身であります。だから自分の村のことを話すわ けなのですが、私も去年9月と12月に一般質問しました。そのときに私が議場から出たときに、あ る課長さんが言いました。「鈴木議員、おめえの話聞いたら俺服みんなくそなったわ」と言われまし て、ああ、迫力あったなと自分でそう思ったのですが、そのぐらい皆さんに知ってもらったかなとい うふうに私は思いました。そして、最近にまたその課長さんから「あれくらい臭かったんどうなった んだや」という質問を受けましたので、今それを伝えるにはちょうどいい時期だなと思って、私はこ の鶏舎の問題、同僚議員もきょう私の名前を出してお話ししていたようですが、本当にこの問題が普 通のレベルではなかったのです。7年間ふんがたまっていました。7年間たまっていましたし、学校 教育課長さんご存じのとおり、中学校で勉強できないくらい、窓あけて勉強できない、村の人は洗濯 干しておけばみんな鶏ふんのにおいがする、とてもではないけれども、朝窓あけてごはんなんて食べ られないという非常に厳しい鶏舎でありました。それが運がいいというか、新しい鶏舎を引き受けて くれる人が運よくあったというか、それでそこまで来るには私も一緒に理事者の方と同じ道を歩いて きましたけれども、住民説明会というのが一番重要な点でありました。説明会を何度となく開き、そ してこの鶏舎が生まれ変わるに当たって、ご苦労をかけた朝日支所長さんに一言このことについてお 伺いしたいと思います。急にかけて済みません。 〇議長(三田敏秋君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(齋藤泰輝君) 昨年度以来、この問題が非常に住民からの苦情が大きかった、反響が 大きかったものですから、いろいろ取り組んでまいりましたが、なかなか改善策が見つからなかった。 そして、今度新しい業者のほうがあらわれまして、鶏ふんを片づけることを条件に継続はしてもいい というお話が出てきましたので、ここにやはりこれをやらないとこの中原地内の公害はいつまでも消 えないという気持ちで一緒にやったつもりでございます。その間堆積した鶏ふんにつきましては、結 局は中原の農地に農地還元させた部分が大きかったです。その分中原の集落の方に逆にまたにおいの ご迷惑をおかけしたと思っておりますが、これは期間ある話でございました。ですから、中野、中原、 岩沢の3集落の住民におかれましては、十分理解してもらって、大分臭かった時期があるかと思いま すが、おかげさまで今は全部鶏ふんが片づきまして、においは何もないという状態来て、まずはほっ としている状況でございます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) そのふんのことについてですが、もしあのふんを市が片づけるとすれば、 3から4億かかるということでした。環境課長さん、ただごとではなかったと思うのですが、何かと このことについてご苦労された感想をひとつお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 私昨年の4月からこの担当になりまして、畜舎の状況をつぶさに見たわ けでございますけれども、非常に口で言いあらわせないような状況だったというのが当時の状況でご ざいます。私だけでなくて、市の担当それぞれがこれは何とかしなければいけないという状況をその ときは皆さん思っておりまして、いろいろな取り組みを県と一緒になってしてきたというところでご ざいます。幸い新しい事業者があらわれまして、こういうことになりましてほっとしておりますけれ ども、今後につきましても臭気の測定等やりながら、緊張感を持って取り組んでいきたいと思ってお ります。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) ありがとうございます。   そして、農林水産課長さんにも大変ご努力いただきました。何かこれについて一言お願いします。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 昨年度から私もこちらに来まして、その状況を確認させていただき ました。非常に大変な状況でございました。それを今の状況に改善していった地域の方々の理解と、 そしてご協力によるものだと思いますし、何よりも議員皆様方のご支援があったものと考えておりま す。大変どうもありがとうございました。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) 私もきのうも見に行って、確認してきたのですが、市長の今の答弁ではこ れからブロックというか、基礎の部分を壊すということでしたけれども、全部壊してありました。あ と集卵ですか、卵を集めるところだけが残っていて、きょうぐらいには全部更地になっていると思い ます。1トンパックも2,000個あった、その現場から全部撤収して、もう広場みたいに砂が埋まっ てきれいになっておりましたし、それもコンポストを用意して全部片づけるということでした。本当 に皆さんで知恵を出して、時間をつくってここまで来たことを私はあれだけ臭い、臭いと言ったこと が無事に解決して、ありがとうございました。この新しい鶏舎についてなのですが、普通は同じもの が建つだろうという考えだった人が多いと思いますが、今の鶏舎は設備がよくてそんなににおいもし ません。それで、そのために何回も両集落の区議員の皆様も現場に行って説明して、見て聞いて、そ してこの了承を得ることができました。公害協定は結んだのですよね、支所長。 〇議長(三田敏秋君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(齋藤泰輝君) ちょうど今手続中といいますか、まだ最後までの4集落との三者協定 書までは行っておりませんが、ただいま作成中という状態であります。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) きちんと公害協定も結んで、このようなことのならない鶏舎が建設される と思います。私も鶏ふんを片づけるかわりに新しい鶏舎を建てるということを非常に考えるところが あったのですが、実際見に行って、その卵は、言っていいよね。キューピーマヨネーズに全部行くの です。個別に卵を売るのではなくて、全部キューピーマヨネーズに行くということでした。というこ とは、経営が安定しているということですし、キューピーマヨネーズからも検査が入るわけです、そ の鶏舎に。だからこれは、心配したよりは無事に行くのかなというふうに思いましたし、今問題とな っている鶏ふん、鶏ふんはペレットになってロシアに輸出されているそうですので、そのにおいとい う問題はこれで解決するのかなと思いまして、これは皆さんのおかげでなったなと思いますが、市長、 お考えをお伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今お話のあった件につきましては、私昨年就任後、ちょっと拝見をさせてい ただきまして、本当に悲惨な状況だなということがありました。その後、そういう形で今の事業者さ んのほうがそこをいろいろな条件を経た上で引き継いでいただけるということで、本当にありがたい なというふうに思っておりますし、私もご連絡いただいて直ちに現在の事業者さんが経営されている 施設を見に行かせていただいて、非常にクオリティーの高い鶏舎でありました。全然においも臭気も なかったものですから、「まさかここに入っていないのですね」と言ったら、もう既にそこに7万羽 入っている鶏舎が3棟、さらに増設で2棟という形でつくっていて、非常にこれだったら普通の製造 工場のような、そういうクオリティーの高さだなということで、ぜひこれはもし来ていただけるので あれば何とかということで取り組みを始めた経緯がありますので、そのことがこういう形で実って、 皆さん方に喜んでもらえているということは非常にありがたいなということで、私自身も喜んでおり ます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) では、これで鶏舎の問題は無事に解決しました。次に移ります。   ふるさと納税についてであります。ふるさと納税は、先ほど説明がありましたし、ふるさと納税 は金額はわかったのですが、ベストスリーというのは何だか課長さん、お聞きしたいのですが。 〇議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡辺正信君) 1位が米です。2位が村上牛、3位が鮭です。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) この順番は、ちょっと変わりましたね、去年と。でも今市長説明あったよ うに、新しいカタログになった6月に1,400万とかぱっと上がったというお話でしたので、やはり きれいなカタログがよかったのかなと思います。それで、私も農業新聞とっていて、ふるさと納税で 沸く直売所というのが載っておりましたのですが、佐藤錦、サクランボ、この人はもう2,450件の 注文があったというふうに書いてあります。それで、1品目で1億円を売り上げると書いてありまし た。私にいがた岩船の常務さんのところへ行って、米何ぼ売れたと聞いたら、俺のところ50件と言 っていました。2,450に対して50件は少ないなと思ったのですが、これからはふるさと納税用の商 品開発というのが私はこの新聞を見ながら、必要なのでないかなというふうに考えました。この先も いろんなイベント、温泉というのは何件あったのですか。 〇議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡辺正信君) 瀬波温泉の旅行券につきましては72件、金額で349万円です。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) それはよかったですね。来たい人はまた来ますし、瀬波温泉というのは、 新しい企画でいいなと私も思いました。本当に。私がきょうなぜふるさと納税を取り上げたかという と、私はほかに言いたいことがあって取り上げたのですが、朝日ではふるさと会というものがあるの です。課長もご存じですが、それで年1回、4月の第2土曜日に東京で朝日のふるさと会をやるので す。毎年70人から80人集まります。私も議員になって、選挙のないとき以外は全部休みなく行っ ていたのですが、集まる人の年齢がその人たちが年とっていくだけで、新しい人が入ってこないので す、ふるさと会も。だから何とか〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕ふるさと納税の中で、 そのふるさと会を支援する新しい会員を集める、そのために補助金というか、そんなにいっぱいでな くてもいいけれども、朝日にいたときは相当の補助金をしてそのふるさと会を育てましたよね、支所 長。 〇議長(三田敏秋君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(齋藤泰輝君) 昭和60年代からそのふるさと会を結成しておりまして、その当時か ら100万以上の補助金をやって継続はしておりました。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) 補助金をやっぱり投じたから今まで続いているのだと思うのですけれども、 関東辺に行っている村上の人はいっぱいいると思うのです。だからふるさと納税の中から商品返礼も いいけれども、ふるさと会を形成しているところに補助金というのは考えられないものかなと思って 今提案しましたのですが、そしてそのお金でこれから行った人たちにもパンフレットを出したり、ふ るさと納税のパンフレットを出したりして、そしてふるさと会を盛り上げていけば、それは活性化に もなりますし、このまたふるさと村上をもう一回行ってみようかななんていう気持ちにもなるのでは ないかなと思いましたので、返礼品とあわせてそのふるさと会への援助というのはどのように考えま すか、市長。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 特定のふるさと会ということで今のお話があったのかと思いますけれども、 そのふるさと会に対する補助金を投入することがどういうふうな形でそれが広がっていくのかなとい うのがちょっとイメージできないので、それわからないのですけれども、私が就任後何回か東京郷友 会でありますとか、関西県人会でありますとか、そういうところに行って、ああいう県人会ごとの中 にも地域のそういうふるさと会があります。その方々って全部村上出身の方ではなくて、それに村上 っていいところだよねということで、どんどん、どんどん会員をふやしていっているというのが東京 村上郷友会の今のあり方でした。現在そこに補助金は投入していないわけでありますけれども、やは りふるさとを離れて都会に行かれたり、いろんなところ行かれた方々がふるさとに思いを寄せてくれ るという、その思いのつながり、これがやっぱり大切なのだろうというふうに思っております。それ 村上市の事業として何かをやるときに、郷友会であり、ふるさと会をターゲットにしてやるときには、 当然資金を投入するのはいいのだろうと思いますけれども、その会そのものを維持するために補助金 を出すというのは、どういう効果があるのかなというのがちょっとわかりませんので、私は今の段階 では考えていません。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) いや、朝日ふるさと会だけでなくて、私調べなかったのです。朝日だけで なくて、そういうふるさと会を大事にしていけば、このふるさと納税とまた村上を出ていった人の集 まりがもっと大きくなると私思いますので、だめですと言わないで、市長、検討しますと言ってくだ さい。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 一旦合併の際に、姉妹都市とふるさと会等も含めて整理をさせていただいた 経緯があります。その後、今後の村上市の将来設計をつくるときに、そういうものとのかかわりをし っかり検討はしていきたいというふうなことは、以前にも私申し上げたことがあったと思いますので、 その考え方に変わりはありません。それこそ旧山北町は神奈川の山北町ですか、そういうところで、 今現状も旧荒川町は荒川区という形で民間ベースを通じて連携をしています。そこには、少なからず 職員がサポートに回りますので、当然公費も入っているわけですよね。そういう形で今でもきちんと その継続は図られているというふうに思っておりますので、そこがどういう形でもう少しスキルアッ プしていくことができるのかというところは、研究をさせていただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇9番(鈴木いせ子君) どうぞ研究してみてください。朝日のふるさと会は、本当にまとまりもい いけれども、同じ人が年齢をとっていく、会が年齢とっていって新しい風が吹いてこないのです。 〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕だからそういうのをやっぱり探して、そうすればもっと村 上市を思う心が広がるのではないかなと思いました。どうぞやめないで検討してみてください。   これで私の一般質問を終わります。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで鈴木いせ子さんの一般質問を終わります。                                              〇議長(三田敏秋君) 本日はこれで散会いたします。   また、明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   ご苦労さまでございました。           午後 3時35分  散 会