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小児(5歳~11歳)の新型コロナワクチン接種は、ファイザー社の小児用ワクチンを使用します。このワクチンは、日本で特例承認されたものであり、承認時において長期安定性に係る情報は限られているため、製造販売後も引き続き情報を収集中です。また、予防効果の持続期間は確立していません。
令和4年9月6日から、5~11歳の子どものワクチン接種について、本人とその保護者に努めていただくことになりましたが、あくまでも本人と保護者の意思に基づいて判断いただくもので、接種を強制するものではありません。
日本小児科学会では、新型コロナワクチンに関する有効性と安全性に関する情報が多く蓄積され、特に、小児におけるCOVID-19の重症化予防に寄与することが確認されたことをふまえ、メリット(発症予防や重症化予防等)がデメリット(副反応等)を上回るとし、健康な小児へのワクチン接種を「推奨する」こととしています。
接種にあたり、感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について、正しい知識を持っていただいたうえでお子さまと相談していただき、接種をご検討ください。
日本小児科学会 5~17歳の小児への新型コロナワクチン接種に関する考え方(外部リンク)
10月から初回(1・2回目)接種を終えてから5か月経過した人を対象に追加(3回目)接種を実施します。
また、初回(1・2回目)接種についても、引き続き実施します。
予約・接種に必要な接種券について、追加(3回目)接種の対象者には、追加接種用の接種券を接種可能時期に応じて発送します。
初回(1・2回目)接種を希望される人で、接種券をお持ちでない人は、コールセンターにお申し出ください。後日接種券をお送りいたします。
接種の予約は、接種券をお手元に準備の上インターネットまたはコールセンターで予約してください。
村上市新型コロナワクチン接種コールセンター
電話 0570-001186 午前8時30分~午後5時00分(日曜日と祝日は休業)
新型コロナワクチンの小児接種の対象は、原則、日本国内に住民登録のある5~11歳の人です。(国籍は問いません)
慢性呼吸器疾患、先天性心疾患等、重症化リスクの高い基礎疾患(※)を有する人
接種にあたっては、あらかじめかかりつけ医等と、よく相談してください。
(※)日本小児科学会では、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが高い疾患の一覧等を公表しています。
日本小児科学会「新型コロナウイルス関連情報」
区分 | 初回(1・2回目)接種 | 初回(3回目)接種 |
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ワクチン | ファイザー社(5~11歳用) | ファイザー社(5~11歳用) |
接種回数 | 2回 | 1回 |
接種間隔 | 通常、3週間(※1) | 2回目接種後5か月 |
対象年齢 | 1回目接種日に5~11歳(※2) | 3回目接種日に5~11歳 |
(※1)1回目の接種から間隔が3週間を超えた場合、1回目から受け直す必要はありません。すみやかに2回目の接種を受けることについてご検討ください。
(※2)初回接種については、1回目の接種時の年齢に基づいて判断します。1回目の接種時に11歳だったお子様が、2回目の接種時までに12歳の誕生日を迎えた場合、2回目接種にも1回目と同じ小児用ワクチンを使用します。
ファイザー社の新型コロナワクチン接種についての説明書 (小児(5~11歳)接種用) [PDFファイル/1.02MB]
ファイザー社の新型コロナワクチン接種についての説明書 (小児(5~11歳)追加(3回目)接種用) [PDFファイル/1.05MB]
・インフルエンザワクチンは、新型コロナワクチンと同じ日に接種を受けることができます。
・前後にインフルエンザ以外の予防接種を行う場合、原則として新型コロナワクチン接種と13日以上の間隔を空けてください。
全額公費で接種するため、無料となります。
・予診・接種に同席ができる保護者(親権者または後見人)の同伴が必要です。
※保護者が特段の理由で同伴することができない場合は、お子様の健康状態を普段から熟知する親族等で適切な人が、保護者から委任を受けて同伴することが可能です。
・当日は、すぐに肩を出せる服装で来てください。
・37.5度以上の発熱や、体調不良の場合は、ワクチン接種を受けられません。
・忘れずにお持ちください。
本人確認書類(マイナンバーカード、健康保険証等)
市から郵送されて封筒(接種券や予診票が送られてきた封筒)の中身一式
・母子健康手帳(接種を受けるお子様の接種履歴を管理しているため)
【新型コロナウイルス感染症の発症・重症化を防ぐ効果が期待されます】
オミクロン株出現以前の2021年6月から海外で行われた試験では、以下の結果が出ています。
1 5~11歳の小児に対するワクチン2回目接種から1か月後の新型コロナウイルスに対する中和抗体の量(抗体価)は、成人と同等であった。
2 2回目接種後7日以降の発症予防効果は、5-11歳全体で90.7%であった。
【薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づき有効性、安全性を審査した結果、2022年1月21日にファイザー社製ワクチンが薬事承認されました。】
<注意事項>
・接種後においても基本的な感染予防対策の継続が必要です。
・十分な免疫ができるのは、2回目接種から7日後以降です。
ワクチン接種の後、数日以内に現れる症状は、注射した部分の痛みが一番多く、1回目で74%、2回目で71%でした。接種したすぐ後よりも、接種した日の夜や次の日に痛みを感じる人が多いです。疲れた感じや発熱などは1回目よりも2回目の後の方が多くあらわれ、38度以上の熱は1回目で2.5%、2回目で6.5%でした。ワクチン接種の後の症状は、ほとんどが軽度または中等度であり、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められないと判断されています。
症状 | |
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注射した部分の痛み、腫れ、発赤・紅斑 | 頭痛 |
下痢 | 筋肉や関節の痛み |
疲労、寒気、発熱 |
※注射した部分の痛みは、接種したその日にあらわれ、2日程度続くことがあります。
症状 | |
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皮膚のかゆみ、蕁麻疹、紅斑、皮膚の発赤 | 腹痛、吐き気等 |
視覚の異常 | 声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ等 |
蒼白、意識混濁等 |
症状 | |
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胸の痛み | 動悸 |
むくみ | 息苦しさ |
息切れ | 荒い呼吸、速い呼吸 |
※心筋炎、心膜炎はワクチン接種後4日程度の間に出ることが想定されます。こうした症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診することをお勧めします。
※米国での解析結果によると、5-11歳の男性における新型コロナウイルスワクチン接種後の心筋炎の報告率は、12-15歳及び16-17歳の男性より低いと報告されています。
新潟県小児科医会「新型コロナウイルスワクチン接種の手引き(12~15歳)」令和4年2月改訂版より
・新型コロナウイルスに感染しづらくなる。
・万が一新型コロナウイルスに感染しても症状が出にくくなり、また咳や鼻水が出にくいことで飛沫を飛ばす機会が減り、人への感染リスクが減る。後遺症の発症リスクを減らすことができる。
・万が一新型コロナウイルス感染症を発症しても、重症化のリスクを大きく減らすことができる。
・無症状で済んだとしても新型コロナウイルス感染後2~6週で発症しうる、小児多系統炎症性症候群(MIS-C)の発症リスクを大きく減らすことができる。
・ワクチン接種後、数日間は肩の痛み、頭痛、倦怠感、発熱といった副反応が出ることがある(特に2回目の接種後)。
・ワクチン接種後に極めてまれに心筋炎を起こすことがある。武田・モデルナ製のワクチンの2回目を接種した男性に比較的多い(若年男性はファイザー製ワクチンを選択することでリスクを減らすことができる)。
⼦どもに新型コロナウイルスワクチンを接種する メリット、デメリット [PDFファイル/573KB]
厚生労働省小児接種リーフレット [PDFファイル/3.73MB]
厚生労働省小児接種後の注意点 [PDFファイル/1.03MB]
ファイザー社のワクチン(5~11歳用)については、印字されている有効期限よりも実際に接種することができる有効期限が長い場合があります。
詳細については、「新型コロナワクチンの有効期限の取扱いについて」に掲載しています。
5~11歳の子どもへの接種(小児接種)についてのお知らせ(外部リンク)
5~17歳の小児への新型コロナワクチン接種に関する考え方(外部リンク)
5 歳~11 歳の新型コロナウイルスワクチン接種にあたって(令和4年1月19日)
Tel ナビダイヤル 0570-001186 8時30分~17時00分(祝日を除く)