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下水道に接続しよう 『川がきれいになってきた』

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年4月1日更新

村上市街地を流れる川で、下水道が整備される前と下水道の整備が進んできた現在との水環境の変化について、調査を実施しました。
大竜寺川ではサケが遡上し、アユやコイが群れをなして泳ぐようになりました。

調査の内容

  • 村上市街地を流れる川や排水路で水質調査を実施し、下水道が整備される前の昭和63年と、下水道整備が進んだ現在(平成22年)との水質の変化を確認しました。 (表1)
  • 平成元年度から現在までの下水道の接続人口と大竜寺川下流の水質状況をグラフに示し、関連性を確認しました。(グラフ1)※公共下水道は、瀬波温泉地区で昭和63年度、村上地区は平成10年度に供用を開始
  • 大竜寺川などに生息する魚類などの生息調査を実施しました。(表2)

区域図

調査河川 :赤線
調査河川に関連する川や水路:緑線

調査河川の区域図

区域図を拡大してご覧になることができます。
調査河川区域図 [PDFファイル/358KB]

調査結果

  • 市街地5箇所の河川・排水路のうち、大竜寺川のBODが大幅に減少し、水がきれいになっていました。また、他の排水路でも22年前から比べるときれいになっていることが確認できました。(表1)
  • 大竜寺川下流での毎年の水質検査結果を近似曲線(視覚的に表現)に置き換えると、緩やかですが減少傾向にあります。また、下水道の接続人口に比例してBODの数値が減少し、水がきれいになっていることが確認できました。(グラフ1)
  • 上記の結果を裏付けるけるように、大竜寺川では鮭が遡上し、アユや鯉が群れをなして泳ぐようになっていました。(表2)

→少しずつですが、川に自然が戻ってきていることが確認できました

水質調査結果

表1水質調査結果から見る昭和63年と平成22年の比較表
調査地点昭和63年調査結果
(1988年8月18日)
→棲める魚
その後平成22年調査結果
(2010年10月12日)
→棲める魚
BOD
増減率
1大竜寺川(下流)BOD 9mg/l (E類型)
→魚はほとんど棲めない水質
BOD 2mg/l (A類型)
→イワナ・ヤマメが棲める水質
-78%
2大竜寺川(中流)BOD 7mg/l (D類型)
→魚はほとんど棲めない水質
BOD 2mg/l (A類型)
→イワナ・ヤマメが棲める水質
-71%
3大竜寺排水路BOD11mg/l (類型:対象外)
→魚はほとんど棲めない水質
BOD 7mg/l (D類型)
→魚はほとんど棲めない水質
-36%
43号都市下水路BOD16mg/l (類型:対象外)
→魚はほとんど棲めない水質
BOD 6mg/l (D類型)
→魚はほとんど棲めない水質
-63%
5金平川BOD13mg/l (類型:対象外)
→魚はほとんど棲めない水質
BOD11mg/l (類型:対象外)
→魚はほとんど棲めない水質
-15%
6田端町・肴町
排水路
BOD33mg/l (類型:対象外)
→魚はほとんど棲めない水質
BOD10mg/l (E類型)
→魚はほとんど棲めない水質
-70%

生活環境の保全に関する環境基準による分類

環境基準法による公共水域の水質汚濁にかかわる環境上の条件に基づき、生活環境を保全する上で維持することが望ましい基準としているもので、AA~Eまで分類されています。

  • AA:BOD1mg/l以下→水道1級
  • A:BOD2mg/l以下→水道2級、水産1級(ヤマメやイワナなどの貧腐水性水域水産生物用)
  • B:BOD3mg/l以下→水道3級、水産2級(サケ科魚類やアユなどの貧腐水性水域水産生物用)
  • C:BOD5mg/l以下→工業用水1級、水産3級(コイやフナなどの中腐水性水域水産生物用)
  • D:BOD8mg/l以下→工業用水2級、農業用水
  • E:BOD10mg/l以下→工業用水3級

大竜寺川に棲む魚類などの調査(目視調査2010年10月10日、捕獲調査2010年10月23日)

表2生物生息確認一覧表
生息を確認した魚類など
  • サケ
  • ハヤ(ウグイ)
  • アユ
  • タナゴ
  • モッコ(ゴリゴ)
  • ドジョウ
  • ウキゴリ(グンズ)
  • ヨシノボリ
  • コイ
  • フナ
  • ニゴイ
  • ハゼ
  • ワカサギ
  • セイゴ(スズキの稚魚)
  • ブラックバス
  • 川ガニ(モクズガニ)
  • アメリカザリガニ

グラフ1下水道の接続人口と大竜寺川の水質状況

下水道の接続人口と大竜寺川の水質状況のグラフ

グラフを拡大してご覧になることができます。
グラフ1下水道の接続人口と大竜寺川の水質状況 [PDFファイル/124KB]

まとめ

今回の大竜寺川などの水質調査や過去の水質検査から、そして、川に生息する魚類の変化からも、川の自然環境が少しずつ改善してきていることがわかりました。 
これは、早くから水質環境の保全に取り組んでいただいた各団体の皆さんの活動や、下水道への接続にご協力いただいているご家庭、そして、自然に対する意識の高まりなどにより、その成果が現れてきているものだと思われます。
しかし、市街地付近の川や排水路ではまだ魚の棲めるような水環境には戻っていないようです。
村上市でも、下水道整備を進めながら、皆様方には水洗化をお願いしているところですが、下水道などに接続している割合(水洗化率)は、市全体で63.6%(平成22年4月1日現在)とまだ低い状況にあります。
下水道の接続は、より衛生的で快適な生活ができるようになるとともに、このように川や海などの公共用水域の水質保全と自然環境を守ることにもつながります。

下水道の整備が完了したら早めに下水道に接続しましょう。(クリックすると「下水道が普及し、使用可能になったら接続しましょう」のページへジャンプします)

川や海からの「ありがとう」が聞こえるように・・・

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