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下水道に接続しよう 『川がきれいになってきた』Part2

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年1月11日更新

下水道に接続しよう『川がきれいになってきた』Part2 神林編

下水道整備も進み、市の汚水処理人口普及率は、ようやく90パーセントを超えました。 
下水道ができてから、私たちの身近にある小川などの水質環境はどう変化しているのでしょうか。
昨年は、村上市街地を流れる大竜寺川などで、下水道が整備される前と整備が進んだ現在との水環境の変化について調査したところ、下水道の整備が進んでいる川の水はきれいになっていて、たくさんの魚たちが川に戻ってきていたことがわかりました。
※汚水処理人口普及率とは、総人口対して汚水を処理できる人口の比率です。(公共下水道、農業・漁業集落排水、合併処理浄化槽)
※ 平成22年度に実施した村上市街地を流れる川の調査結果はこちら。

 調査の内容

  • 神林地区(東神納処理区)の七湊集落を流れる川で水質調査を実施し、下水道が整備される前の昭和59年から下水道整備が進んだ現在(平成23年)までの水質の変化を確認しました。(表1)(表2)(グラフ1)
  • 対象河川の排水区域内における下水道水洗化率を確認しました。(表3)

 位置図

調査河川の位置図

位置図を拡大してご覧になることができます。
調査河川の位置図 [PDFファイル/310KB]

調査結果

  • 昭和59年から平成23年までの28年間における七湊川の水質を調査した結果、川の水質は少しずつ良くなっていることがわかりました。(表1)(グラフ1)
  • 平成11年3月1日に神納東処理区が供用を開始して下水道が使えるようになり、平成23年3月31日現在の下水道の水洗化(接続)率は81.0%です。(表3)
  • 七湊川の水質は下水道ができる前からも少しずつ良くなっているため、下水道が使えるようになってからの各年ごとに大きな変化はありませんでしたが、下水道ができる前の水質検査の平均と下水道ができた後の平均での比較では、水の中の汚れのもとになる成分が約半分になっていることが確認できました。(BOD54%減)(表1)(グラフ1)

→下水道ができて、川の水がきれいになっていることがわかりました

水質調査結果

表1昭和59年から平成23年までの水質検査(BOD)結果
下水道ができる前【A】水質検査年度59年60年61年62年63年平成
元年
5年6年7年8年9年10年
BOD
(mg/l)
4.41.22.13.32.52.52.12.63.72.40.71.5
平均下水道ができる前のBOD平均2.4mg/リットル
下水道ができた後【B】水質検査年度11年12年13年14年15年

16

17年18年19年23年 
BOD
(mg/l)
1.31.61.91.71.31.60.61.50.50.9
平均下水道ができた後のBOD平均1.3mg/リットル

※記載のない年は水質検査を実施していません。
※BOD(Biochemical Oxygen Demand):生物化学的酸素要求量
水の中の有機物(汚れの原因)を微生物(好気性微生物)が分解するのに使われた酸素の量のことで、有機物による汚れを示す代表的な数値です。BODの数値が高いほど、水の中にたくさんの有機物が含まれています。

生活環境の保全に関する環境基準による分類

環境基準法による公共水域の水質汚濁にかかわる環境上の条件に基づき、生活環境を保全する上で維持することが望ましい基準としているもので、AA~Eまで分類されています。

  • AA:BOD1mg/l以下→水道1級
  • A:BOD2mg/l以下→水道2級、水産1級(ヤマメやイワナなどの貧腐水性水域水産生物用)
  • B:BOD3mg/l以下→水道3級、水産2級(サケ科魚類やアユなどの貧腐水性水域水産生物用)
  • C:BOD5mg/l以下→工業用水1級、水産3級(コイやフナなどの中腐水性水域水産生物用)
  • D:BOD8mg/l以下→工業用水2級、農業用水
  • E:BOD10mg/l以下→工業用水3級

平成23年七湊川水質検査結果

表2平成23年七湊川水質検査結果表
水質検査項目透視度PHBOD
(mg/l)
COD
(mg/l)
SS
(mg/l)
DO
(mg/l)
n—ヘキサン大腸菌群数NPN全窒素m(g/l)全りん(mg/l)
平成23年9月27日50以上7.20.93.83100.5未満49,000NPN/100ml0.720.034

グラフ1 七湊川の水質(BOD)グラフ

グラフ1七湊川の水質(BOD)グラフ

グラフを拡大してご覧になることができます。
七湊川の水質(BOD)グラフ [PDFファイル/450KB]

 七湊川の排水区域内における下水道水洗化(接続)率

表3七湊川の排水区域内における下水道水洗化(接続)率(%)
年度供用開始11年12年13年14年15年16年17年18年19年20年21年22年
水洗化率平成11年3月1日15.1 44.6 50.1 62.6 64.8 67.1 72.0 75.4 78.2 79.7 80.9 81.0

※数値は、年度末(3月31日現在)のデータです。

まとめ

今回調査した七湊川は、今では三面川と同じ位の水質になっていました。川はイワナやヤマメが生息し、源氏ボタルが飛べるほどのきれいな水に戻っていました。
これは、早くから水環境の保全に取り組んでいただいた皆さんの活動や、下水道への接続に協力いただいている家庭、そして、自然に対する意識の高まりなどにより、その成果が現れてきているものだと思われます。
最近は、私たちの身近な小さな川でも遡上する鮭の姿を見かけるなど、下水道が整備され水洗化(接続)が進んだ地域の川は、七湊川と同じように少しずつですがきれいになり、昔のような自然の川に戻ってきていると思われます。
下水道は、より衛生的で快適な生活ができることはもとより、このように川や海などの私たちの大切な自然環境を守ることにも大きな働きをします。
しかし、市全体の下水道の水洗化(接続)率は64.7%とまだ低い状況にあり、下水道への接続が進んでいない区域の川や排水路ではいまだに汚れた水が流れています。

下水道の整備が完了したら早めに下水道に接続しましょう。(クリックすると「下水道が普及し、使用可能になったら接続しましょう」のページへジャンプします)

大池の白鳥(村上市北新保地内)源氏ボタル(村上市川部地内)源氏ボタル(左:メス、右:オス)

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