村上市有害鳥獣被害防止対策協議会平成27年度事業

記事ID：0047740 更新日：2016年1月14日更新印刷ページ表示

はじめに

村上市有害鳥獣被害防止対策協議会（事務局：村上市農林水産課）では、市内山間部地域を中心に、有害鳥獣による農作物被害が増加し、深刻な状況にあることに鑑み、被害防止に向けた対策を検討し、総合的かつ効果的な施策を図っております。

推進体制の整備への取り組み
個体数調整の取り組み
被害防除への取り組み
鳥獣被害防止施設設置への取り組み

推進体制の整備への取り組み

村上市有害鳥獣被害防止対策協議会　総会

平成27年度総会の様子　平成27年度総会の様子　2

　平成27年4月27日に実施しました。議案内容は以下のとおりです。

「平成26年度事業報告および決算報告・監査報告について」
「平成27年度事業計画（案）および収支予算（案）について」　などです。

個体数調整への取り組み

テレメトリー調査の実施

　檻設置の様子　メスザルに装着した発信器

サルに発信器を装着し、発信器から発する電波を受信して行動範囲や移動特性を把握しています。今年度は約20群れ程度を対象としております。

被害防除への取り組み

有害鳥獣被害防止重点集落説明会・ワークショップなどの開催　事業

有害鳥獣による農作物被害に困っている市内集落の中で、重点集落を設定し、有識者による講演・提案を基に、集落の住民の皆様が有害鳥獣による被害防止に関心を持ってもらい、集落が一丸となって取り組んでいただく、意識啓発のための取り組みです。

平成27年度は、河内集落（神林地区）を重点集落に設定し、各種事業を展開しました。

6月16日（火曜日）　集落説明会を開催しました

説明会に参加された住民の皆様　ご講演された山本准教授

河内集落の住民を対象に、有害鳥獣被害防止や今後の取り組みなどについての説明会を開催しました。
講師に長岡技術科学大学の山本准教授をお迎えし、各地での有害鳥獣被害対策についての説明や鳥獣の生態などについての説明がありました。

7月11日（土曜日）・7月21日（火曜日）　集落環境本診断・ワークショップを開催しました

　現地踏査の様子　ワークショップの様子　作成した図面

　集落の中で鳥獣被害がある場所、あるいは今後警戒しなければならない場所などを集落住民が一丸となって把握するため、集落内を踏査する環境診断を行いました。
その後、図面に場所を落とし込み、具体的にどのような対策が必要かについてワークショップを行い、意見を出し合いました。

平成27年10月1日（木曜日）　カワウ対策研修会を開催しました。

　現地踏査の様子　カワウのコロニー　説明会の模様

近年全国各地においてカワウによる漁業被害が発生しており、本市においても三面川・荒川において漁業被害に対する対策に苦慮されているとの声があります。そのため、カワウの生態や被害状況、被害防止対策などを長岡技術科学大学准教授の山本麻希氏にご教授いただき、カワウによる漁業被害の低減を図るための研修会を開催しました。