平成25年村上市議会第3回定例会会議録(第2号) 〇議事日程 第2号 平成25年9月10日(火曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(24名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    20番   佐  藤  重  陽  君   21番   相  馬  エ  イ  君    22番   大  滝  国  吉  君   23番   大  滝  久  志  君    24番   山  田     勉  君   25番   片  野  鉄  雄  君 26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(2名)   13番   木  村  貞  雄  君   19番   小  林  重  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君 教  育  長 圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    大   滝   和   春   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        財政課長補佐   伊 与 部   善   久   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     佐   藤   憲   昭   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     田   嶋   雄   洋   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        都市整備課参事    東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君 農業委員会 遠   山 昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査 本   間       清   君        事 務 局 長        消防本部次長  伊   藤       功   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    板   垣       裕   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は24名です。定足数に達しておりますので、これから 本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、12番、川崎健二君、25番、片野鉄雄君を指名をい たします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、一般質問を行います。   今定例会の一般質問通告者は16名でした。質問の順序は、お手元に配付の一般質問通告書のとお り行います。   本日の一般質問は5名を予定しておりますので、ご了承を願います。   最初に、5番、本間清人君の一般質問を許します。   5番、本間清人君。           〔5番 本間清人君登壇〕 〇5番(本間清人君) 改めましておはようございます。市民クラブ、本間清人でございます。平成 18年4月に初当選して以来、定例会のトップバッターというのは恐らく、26回今回で一般質問させて いただいておりますが、初めての経験ではないかなと思います。何せトップバッターでありますので、 張り切ってやらせていただきます。よろしくお願いいたします。   今回私の一般質問、3項目でございます。まず、第1項目め、学校教育について。ゆとり教育の 実施から土曜授業が廃止されておりますが、最近の文部科学省の方針や政府の報道などでは、来年度 より土曜授業に取り組む公立小、中、高校など6,700校に補助するという記事が出ておりました。村 上市の義務教育について、教育長にお伺いいたします。   @、村上市として、土曜日の授業についてはどのような考えをお持ちでしょうか。   A、「学力テスト格差縮まる」という新聞記事が出ておりましたが、県内中学3科目は平均を下 回るとなっておりました。村上市の現状はどうでしょうか。   B、今後の村上市の教育ビジョンについてどのように考え、進めていられるのかをお聞かせいた だきたいと思います。   C、政府は、今後教育長の任免権を市長に与える方向のようですが、教育長としての考えをお聞 かせいただきたいと思います。   大きい項目2番目、若者の育成、スポーツ競技などの支援についてであります。最近スポーツ競 技で活躍されている方や団体が市内でも多くなってきております。例えばスノーボードの平野君は、 スノーボードワールドカップで史上最年少での金メダルを獲得し、ソチ冬季オリンピック出場も手中 におさめられる位置に来ております。また、村上桜ヶ丘高等学校野球部は、あと一歩で甲子園出場を 逃しましたが、市民に大きな感動を与えてくれました。ほかの競技におきましても、個人、団体で市 内の児童生徒はすばらしい活躍をしております。   しかし、それを支える保護者や学校、指導者の負担も大きくなってきているようであります。村 上市として何か支援をしていく必要があると思いますが、市長の考えをお聞かせいただきたいと思い ます。   大きい項目3項目め、市内保育園についてであります。市内保育園の数は、公立で20園、認定こ ども園1園でありますが、現在の入園児童数とこれからの推移についてお聞かせください。また、市 では保育園の統合や運営を指定管理で行う方針を示しているところでありますが、市長に改めて保育 園の整備方針をお聞きしたいと思います。   以上3項目であります。市長答弁、教育長答弁の後再質問させていただきます。よろしくお願い いたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、本間議員の3項目のご質問につい て順次お答えいたします。   最初に1項目め、学校教育についてと2項目め、若者の育成、スポーツ競技などの支援について は教育長に答弁をいたさせます。   次に3項目め、市内保育園について、現在の入園児童とこれからの推移についてのお尋ねでござ いますが、本年8月1日現在の市全体の入園児数は、公立の20園の合計が1,393人、私立の認定こど も園が21人の合計1,414人となっております。近年本市の人口動態は少子化傾向にありますが、就労 形態の変化等により共働き世帯が増加するなど家庭を取り巻く環境が大きく変化し、子育て支援に対 するニーズも多様化しております。このため、特に3歳未満児の入園率、途中入園者数が増加傾向に あります。   今後の市内保育園の入園児童の推移に関しましては、少子化に伴い、定員割れの施設がふえるこ とが予想されます。昨年8月に子ども・子育て関連3法が成立し、平成27年4月を目標に質の高い幼 児期の教育、保育の総合的な提供、子育て支援の充実を図ることを目的とした子ども・子育て支援新 制度を施行することになりました。この新制度では、就学前児童及び小学校の保護者を対象にニーズ 調査を実施し、幼児期の教育、保育及び地域子ども・子育て支援事業の現在の利用状況及び今後の利 用希望の把握を行い、分析の上、具体的な定員及びサービスの見込み量の推計を行うこととしており ます。   次に、保育園の整備方針についてのお尋ねでございますが、昨年10月村上市保育園等施設整備計 画検討委員会から今後の保育園のあり方についての答申をいただいております。この答申を受け、子 育て環境のさらなる充実や保育サービスの向上を図り、子どもの最善の利益を考慮した保育を実現す るため、保育園等の適正配置や民間活力の導入を図り、効率的かつ効果的な保育を実現するために、 本年7月、村上市保育園等施設整備計画を策定いたしたところであります。   本計画では、中、長期的な視点に立った子育て支援を進めるためのものであるとともに、計画期 間を本年度から平成28年度までの4年間と定めております。施設整備計画の方針といたしましては、 子どもの利益を最優先に考えながら、地域の実情を踏まえ、多種多様な保育ニーズに対応した施設整 備を図り、安心して子どもを育てられる保育環境の整備を行うこととしております。本計画の具体的 な施設整備につきましては、少子化に伴い、定員割れの施設がふえることが予想され、加えて多くの 施設に老朽化が見られるため、地域の子育て支援の拠点施設として位置づけ、近隣の保育園との統合 を図るなど計画的な整備を進めてまいります。とりわけ上海府保育園につきましては、児童数の急激 な減少化が見られ、就学に向けた集団生活、保育が困難な状況になっているため、発達段階に合わせ た保育環境を確保するために、早期に瀬波保育園に統合する方向で準備を進めることとしております。 また、朝日地区の5カ所ある保育園のうち園児数の少なくなっている保育園におきましては、混合保 育を行わざるを得ない状況となっているため、今後の出生数の推移を見きわめながら、定員を大きく 下回っている保育園から段階的に統廃合を行うこととしております。   さらには、平成29年度以降の計画といたしましては、特に児童数の多い市街地に位置する第一保 育園、第二保育園及び山居町保育園については、施設の老朽化が進んでいる3園を統合し、より質の 高い保育環境を目指して、市内中心部に統合保育園を新設する必要があると考えているところであり ます。運営方法につきましては、来年4月に開園予定のあらかわ保育園の指定管理者の運営状況を検 証しながら、園児や保護者の不安を解消し、安心して子どもを預けることができる環境を整え、統合、 新設する施設から民営化を進める方向で検討を行うこととしております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、本間議員の1項目め、学校教育についての1点目、村上市とし て土曜授業についてどのような考えを持っているかとのお尋ねでございますが、文部科学省は本年6 月28日に土曜授業に関する検討チームの中間のまとめを公表いたしました。それによりますと、子ど もたちの健やかな成長のためにはこれまで以上に土曜日の教育環境を豊かなものにする必要があり、 学校、家庭、地域の3者が連携し、役割分担しながら、学校における授業、地域における多様な学習 や体験活動の機会の充実などに取り組む必要があるとしております。   その上で、土曜授業を学校において子どもたちの土曜日の学習機会を提供する方策の1つとして 捉え、まずは設置者の判断により、これまで以上に土曜授業に取り組みやすくなるよう学校教育法施 行規則の改正等を行うことが考えられるという基本方向を提言しております。文部科学省では、今後 さらに必要な調査や情報収集等を行いながら、中央教育審議会等における議論も踏まえた専門的な検 討を行い、ことしの秋をめどに一定の成果を出すとしております。   本市といたしましては、示されたものを受けて、モデル校を含め検討していきたいと考えており ます。今後本市における児童生徒の土曜日の過ごし方、各校の総合的な学習の時間の取り組み内容、 先進的に取り組んでいる事例等について調べ、その検討資料としたいと考えております。   次に2点目、全国学力学習状況調査の本市の現状についてのお尋ねでございますが、小学校につ きましては国語A、国語B、算数Aは全国平均を上回り、算数Bがほぼ全国並みとなっており、十分 な学力が身についていると受けとめております。   一方中学におきましては、国語A、国語B、数学A、数学Bとも全国平均を上回っており、県と 同じように特に数学Bにおいて大きく下回る結果となっております。   今後詳細な分析を行い、課題を洗い出し、小中学校長会と連携を図りながら学力向上の取り組み を進めてまいりたいと考えております。   次に3点目、村上市の教育ビジョンをどのように進めていくかとのお尋ねについてでございます が、ご承知のとおり、村上市教育基本計画は平成22年度から3カ年の前期実施計画に基づいた事業を 展開し、その3年間の取り組みの状況を踏まえ、平成25年度から28年度までの4年間を見据えた後期 実施計画が策定されております。基本的には、この実施計画に基づいて事業を展開してまいります。 特に教育基本目標の(3)、ここで生きる子ども支援が家庭、学校、地域で互いに支え合い、つなが り合ってともに育つ郷育のまち・村上の実現に向けて努力してまいります。   次に4点目、教育再生実行会議がまとめた教育委員会制度改革の提言案についてのお尋ねでござ いますが、現教育委員会制度で互選された教育長となった者として、発言は控えさせていただきます。   ただ、問題点と指摘されている内容等については、しっかりと受けとめ、改善を図っていきたい と考えております。   以上であります。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇教育長(圓山文堯君) ごめんなさい。申しわけありませんでした。   次に2項目め、若者の育成、スポーツ競技などの支援についてのお尋ねでございますが、先行の ワールドカップスノーボード男子ハープパイプで優勝した村上第一中学校3年生の平野歩夢君をはじ め、近年市内の児童生徒が各種スポーツ大会で輝かしい成績を上げており、このことが市民に大きな 感動を与えると同時にスポーツを愛好する青少年に夢と希望をもたらしたことと思っております。   スポーツは、心身の健全な育成を図るための身体活動であり、人類固有の文化でもあります。と りわけ青少年においては、心身両面において健全な育成を図り、将来をたくましく生き抜く力を醸成 する重要な活動として位置づけられております。こうしたスポーツ活動を行うためには、用具やユニ ホームの購入、遠征費などさまざまな費用がかかります。特に成績が向上することによって上位大会 の出場回数や遠征機会が多くなりますので、これに比例してかかる費用も増加し、議員ご指摘のとお り、保護者や指導者の負担も大きくなっております。   本市では、現在一定の条件を満たして全国大会へ出場する場合の激励金制度や県内大会へ出場す る場合の交通費軽減策として、スクールバスの運行に支障がない限り臨時運行を許可しているほか、 学校、部活動の外部指導者へ支援を行っているところであります。スポーツ大会が広域化する中、今 後はスポーツ振興基本計画にもある奨励金制度の拡充や輸送手段の確保など本市を代表して出場する 選手の支援策を再検討してまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) どうもご答弁ありがとうございました。   それでは、1項目めより再質問させていただきたいと思います。まず、教育長にお聞きいたしま す。   教育長、私今回8月の23、24と第61回日本PTA全国研究大会の三重大会に昨年の京都大会に引 き続き2年連続村上市の村上市PTA連絡協議会を代表いたしまして、この地区からは私1名であり ましたが、県内のPTA関係者の方約40名ぐらいとともに一緒にその大会に参加をしてまいりました。 全国から8,500人ほどの小中のPTAの関係者が集まっていろいろな11分野に分かれてそのPTAの あり方、親業として、また子ども教育に関してということを2日間にわたって研究大会行うわけであ りますが、その大会の開会式の席上で下村博文文部科学大臣のほうからこういった挨拶がございまし た。   大分県豊後高田市の教育の取り組みについて、大臣みずから豊後高田市のほうに視察に行かれた のだそうです。それで、学力レベルが大分県ワースト2位だったその地域が土曜授業や放課後の授業、 そして先生方、地域の方々、ボランティアの方々、保護者の方々、いろいろ地域の協力のもと、学力 レベルが現在大分県ではトップのレベルになったと。これは、8年連続トップだったそうであります が、そういった意味も含めて、来年度より土曜授業に関しては今後文科省としても進めていくという 話をその8月24日の開会式にされまして、そのときに発言された後、新聞等で、日報にもこの土曜授 業、6,700校に補助するというような来年度から普及へモデル校を選定するのだというようなことで 記事にも出されておりました。   その中で、教育長はその豊後高田、当うちの市議会でも昨年総務文教常任委員会のほうでその地 域に視察に行って、本当にいい取り組みだということで、市のほうでもその取り組み方についてどう なのだと。せっかく視察行ったわけですから、議員の視察だけではなくて、ぜひとも教育長、そして 教育委員会の方々も含めてどのような取り組みをしているのだと。例えば校長会も含め、そういった ところの現地視察。実際目で見てくるというのも私は大切なことだと思いますが、教育長としてはこ とし3月まで現職校長でありますから、そこに視察というのはなかなか難しかったのでしょうが、こ れからは教育長の立場として、この村上市教育のトップとしてそういったところの視察、そして土曜 授業に取り組む、その考え方としての教育長としての考え方はいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今ほどの豊後高田市の取り組みについては、一応文部科学大臣の談話等で しっかり把握はしております。地域の力を活用してその土曜授業を行っていると。先生方は、直接教 えるという形ではなく、受け付けとかという形で地域の方々をフォローアップしていると。土曜日の 授業の参加については、一応自由であると。だが、9割方子どもたちは参加しているし、そういう地 域の活用力を使うことによって町おこし、それから地域の力が起きていると。学力についても、トッ プのほうに来ているというような文部科学大臣の談話等については知っておりますが、それ等も先ほ ど先進的事例を学ぶという話をいたしましたけれども、そのような形の高田のその取り組みについて も詳しく調べていきたいというふうに考えております。   ただし、私は週5日制というものは、10年かけて取り組みを進めてまいりました。そして、その ための基盤づくりも十分に行って取り組んできた内容であります。土曜日授業の是非については、こ れから検討してまいりますけれども、その週5日制を取り入れた趣旨、そして今現在置かれている状 況、それ等を勘案しながらこの土曜授業については検討していきたいと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) その土曜授業を進めるに当たっては、当然学校側、先生方、そして一番大事 な校長先生の理解、そして協力が第一の必要条件になると思うのですが、今村上市教育委員会及び校 長会、職員組合などではその土曜授業に関しての考え方や取り組み方などについて研修会なり勉強会 なり、そういった協議はしていらっしゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 少なくても昨年度まで現役にいましたので、小学校の中で校長会等の中で この土曜授業についての話し合いは行われておりません。   この4月から私が赴任してから土曜授業について話はありませんが、ただ中学校で土曜授業につ いて行う、要するに土曜日を学校行事以外で行えることができるのかというような質問が昨年度教育 委員会に寄せられたという話は聞いております。具体的に話し合いを行っている事例は今のところご ざいません。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) これから土曜授業に向けて国のほうで8,700校に対して来年度の4月から補 助を出すというようなことで今進められているようでありますが、当然この地域からも何校かのその モデル校というものが選定されて、そこに補助をして、いわゆる土曜授業が進められていくのだとい うことになると思えば、やはりもうあと半年余りしかないわけです。そうすると、早急に、文部科学 省からの通達がどういうものが来ているのかわかりませんが、教育長並びに校長会など等ではいろい ろ今後協議は当然進められるのだろうという気はするのですが、今の時点ではまだ教育委員会等に文 部科学省の指針ですとかそういった方針などについての通達はございませんか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 先ほど説明いたしましたように、この秋をめどにという報道はされており ますけれども、実質的な通達は来ておりません。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) いろいろそれが実現ということになりますと、国の補助金がどの程度出るの かわかりませんが、当然職員組合の方にしてみれば休日の出勤をして全くのそれがボランティアにな っていくのか、それとも有給として保障されるのか、そういったところも含め、クラブ活動、部活の 問題もありますし、なかなか即座にでは国から土曜授業を制定されたからうちも土曜授業を全学校で 取り組もうということには恐らくすぐになっていくのは難しいのだろうという気はしますが、ただ学 力の面で実例が、どうしても豊後高田市の実例、いわゆる県内でワースト2位だったその学力レベル がそういった放課後授業、ましてや土曜授業の取り組みによって学力レベルが県内トップを8年間も 続けているというそういった実績を見てしまいますと、やはりそういった取り組みも学力を向上させ ていく、そしてこの地域の子どもの学力レベルを上げていくのだという部分では必要な部分もあるの ではないかなというふうに私は感じますが、その辺に関しては教育長はどのように感じておりますか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 豊後高田では、確かに議員のおっしゃるとおり地域の教育力のある方々に 参加していただくことによって土曜授業のあり方を工夫しているようであります。   当村上市において、地域の教育力をその場に活用できるものか、それから今現在考えていますの は、大学のパートナーシップを活用できるものか、そのようなことも一応視野に入れながらこの土曜 授業のあり方について省令が出てきたときに検討していきたいと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 実は、各学校PTA会長、副会長、学年委員長宛てということで、新潟県小 中学校PTA連合会から土曜授業に関するアンケートというものが8月の末に各そのPTA会長、私 も今第一中学校のPTA会長をしておりますので、このアンケートが来ました。それは、土曜授業に 関するアンケートということで、2日までに事務局のほうに出しておりますから、この結果がまとま ってそれがどういう結果になってくるのか、また村上市PTA連絡協議会のほうで協議されるのだろ うというふうに私は思っているのですが、3項目がありました。土曜日等の学校で授業をすることに ついてどいうふうにお考えですか、土曜授業は必要だ、必要でない、どちらとも言えない、お子さん の土曜日の午前に何をして過ごすことが多いですか、塾だとか部活だとかスポーツだとか家で勉強だ とか家でテレビ見ているだとか家族と過ごしている、友達と遊んでいるとかいろいろな項目がありま す。3番目に、お子さんは土曜日の午後に何をして過ごしているのですか。学校の部活や今2項目と 同じような内容でアンケートがこのように出されました。その結果を含めて、またPTAの連合会と しても恐らく各地区の教育長、教育委員会、そして学校関係者とともにその土曜について保護者との 連携、協力、地域の方々の連携、協力も含めた中で進めていかれるのだと思います。   今後私は、土曜授業に関しては、今のところ賛成である、反対であるということもはっきりとし たことを今私も研究しているわけでありませんので、はっきりは言えませんが、学力を向上する意味 では必要な部分もあるのかなという感じもいたしますし、また土曜日の子どもの過ごし方という部分 でもう少し勉強に取り組むという姿勢を植えつける部分では非常にいいことなのかなというふうにも 考えております。今後PTAとしてもいろいろ研究、協議を進めて、教育委員会とともにお互いにい い方向に行くように頑張っていきたいと思いますので、その節は何とぞよろしくお願いしたいなとい うふうに考えます。   それと、3項目めにあります村上市の教育ビジョンについてということでありますが、先ほど教 育長の答弁からその教育基本目標であります「ここで生きる」という郷育教育だというようなことの 中にありましたが、今現在地域との連携、そして郷育の中で具体的にどういったことをやっているの だと。この学校ではこういった郷育教育の中で地域の方とこういったコミュニケーションをとりなが ら教育を進めていくのだというような実例がありましたら教えていただきたいなというふうに感じて おります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 前後の部分を使わせていただきますが、村上第一中学校区の郷育会議にお いては、保育園、それと小学校、中学校で目指す、中学校を卒業するときにどういう子どもになれば よいかという教育目標を持ち、そのために保育園では、小学校では、中学校ではどういうことに力を 入れようかということを話し合い、共通的に取り組む内容を定め、保護者、地域に知らせております。 その上で、地域の方、保護者の方からかりられる力はかりて、その目指す子ども像に向かって取り組 みを進めていくというような形になっています。   あわせてコミュニケーション能力の一番大切なことは、まず挨拶であろうと。挨拶について眼目 に置き、郷育会議の中での話し合いなども通しながら、それを中心に取り組みを進めていくというよ うな形で、地域ぐるみで子どもたちを育てようという醸成が図られていると、このように感じており ます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 前教育長のときにもちょっと私のほうで言わせていただいたのですが、今中 学校の授業で水泳というものが当時廃止をされてというか、なくなりまして、各中学校のプールが非 常に今荒廃している。当時水をずっとためておいて防火水槽用にというような話もございましたが、 今我々の村上第一中学校では水も張っていない。そして、周りの金網もものすごく今荒れて、いつで も中に入れるような穴あいていたり、そこにトラロープ張って、立入禁止とは書いてあるのですが、 非常に危ない状況ではあります。   私前から教育長、前教育長とかにもいろいろ提言をして、あそこにもし壊していただいて更地に していただければそれにこしたことはないのですけれども、当然お金もかかる。その中で、できれば あそこに土を埋めていただいて、そして例えば地域の方と一緒に園芸づくりをお年寄りの方と子ども と一緒になってやるとかもしくはそこをゲートボール場にして、お年寄りの方が日中子どもが授業し ている間でもそこでゲートボールをしながらいろいろ子どもと地域の方が触れ合うような場にもしで きればいいのではないかなというふうに思っていたのですが、そういった部分についての教育長の考 えはどのようにお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 確かに学校の中で地域の方々が入ってきて、そういう地域の方々と生で触 れ合う。これは、とても大切なことでありますし、各校でも行われている内容であると認識しており ます。   今のご意見は、貴重なご意見として承っておきたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひいろいろな方面で、せっかくあるものですから、何かしらいい方法で活 用していただければと思いますので、よろしくお願いしたいなと。予算づけのほうは、当然市長にな ると思いますので、市長もぜひそういったものに関しましてお考えいただければと思います。   4点目、先ほど教育長のほうからは、私は互選で選ばれた人間なので答弁はできないという話で ございました。今後そういった形で、市長の任免権という形で今後市長が教育長を任命していくのだ という方向になっていった場合に、市長としてそういった問題点もしくはこういった面のメリットは あるのだというような部分について、もし市長の考えがあったら市長からも答弁お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 教育委員会あるいは教育長の任免権を市長に任せるというようなことで、今 議論を呼んでいるわけでございますけれども、一長一短が私はあると、そのように考えております。 どこに問題があり、どこに利点があるかということについては、これから私どももしっかりと勉強を しながら対応をしていかなければならない重要な私は事柄だと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひいろいろ進めていただければと思います。   2項目めに移りたいと思います。今スポーツ競技、このたび東京オリンピック2020年の開催が決 定されまして、福島第一原発の汚染水の放出とかそういった問題で世界の方の、外国の方のほうがそ ういったものに関してはシビアなのかなというふうに思っていまして、その辺が1つネックになるの かなとは思っていましたが、東京開催が決まりまして、経済効果も150兆円があるというような話も ありまして、非常にすばらしいことだな、よかったな、それに向かってまた今スポーツとして頑張っ ている子どもたち、またこの地域の子どもたちもそのオリンピックを目指して頑張ろうという気持ち もまた高まるのではないかなということで、非常にこの日本としてはいいことではないかなというふ うには感じております。   その中で、今村上市の子どもたち、また若者、その活躍が非常に今目を引いています。先ほど言 いました平野君なんかは、私と同じ町内に住んでおりまして、学校も今村上第一中学校の在学生であ りますが、ほとんど学校には出席しておりません。世界じゅう強化合宿チーム、いわゆるナショナル チームと一緒にきょうはスイスだ、きょうはオーストラリアだ、いや、きょうはオーストリアだとか ということで飛び回って今活動をして、非常に金メダルをとって、ソチ五輪には非常に今近い位置に あるわけです。   例えばそういった方が今村上市の中で注目をされていますが、実は村上市で注目をしているので はなくて、世界各国もしくはスノーボードを今後やるのだというそういう若者に関して見れば、神様 的みたいな存在なわけです。平野を目指せ、平野歩夢が来ていれば絶対にそこに行って見る。例えば 今蒲萄スキー場にそういった土地があるかどうかわかりませんが、例えばそういったハーフパイプを 蒲萄スキー場にもし設営ができるのであれば、そこを例えば平野歩夢のホームグラウンドにする。そ うすれば、例えばいろんな方々が「いや、あそこに行けば平野君がいるのだ」、平野君のやっている のも見えるし、実際生で教えてもらうことだって可能なのだということになると、いろんな方々がこ の村上に全国から、世界じゅうから集まってくるというようなことだって期待できるわけです。   そういった意味で、市長にちょっとお尋ねしたいのですが、そういった子ども、そういったこと をものすごく今活躍をされている、注目を浴びている子を何とか、出てくるくぎを打つのではなくて、 やっぱり伸ばしていくという行政の姿勢というものがものすごく必要ではないかなと思いますが、そ のあたりについて市長はどのように今後進めていかれるおつもりでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今本間議員のおっしゃったとおりであると認識をいたしております。   平野歩夢さん、今14歳でありまして、来年のソチ五輪の有力候補に挙がってきたということでご ざいまして、2020年の冬季オリンピックになってもまだ21歳であるというようなことでありまして、 そういう世界に名だたる選手、名だたるというか、トップクラスの選手がこの村上にいるということ は、非常にすばらしい私は財産であると考えておりますので、今本間議員がおっしゃいましたように、 幸いにもスキー場が存在している地域であるというようなことも含めてこれから検討をする値がある と、そのように考えておりますが、ただスポンサーがついていますので、その点についても十分に調 査をしていきたいなと、そのように考えております。しっかりと育て、そして育み、そして他地域に、 世界にアピールをしていくようなそういうような方向で取り組みをしていきたい。そのように考えて おります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 平野君も非常にすごいですが、そのほかにもいろいろな競技で今村上市の例 えばチーム、個人で県大会優勝、そして全国大会でもすばらしい成績をおさめているというような競 技も数多く見受けられます。   その中で、実は8月の16、17、18とスポーツ少年団でやっているミニバスケットボールの村上の チームが新潟県で2チーム、そして富山、石川県の7チーム合わせまして9チームで総当たり戦でや って、8試合になるわけですけれども、村上のチームがそこで8戦全勝して北信越大会ですか、で先 日優勝をいたしました。   そこで、そのときにその保護者の方から私のほうにも相談を受けまして、今回輪島市、石川県輪 島市でその競技が2泊3日でやったわけでありますが、やはり交通手段、そういったものを市のほう から何かの補助をいただけないかというような話を受けて、生涯学習課のほうともいろいろ問い合わ せをした結果、スポーツ振興車、いわゆる村上市のスポーツ振興のためにマイクロバスを1台、皆さ んでそのスポーツ少年団やいろんな団体からお金をいただいてマイクロバスを1台買ってあるのだそ うですが、それを使えるようにはなっているのですけれども、たまたま〔質問時間10分前の予告ブ ザーあり〕公式野球のシニアリトルリーグが年間を通してずっと予約を埋めていまして、その日もリ トルリーグが埋まっていたわけですけれども、リトルリーグの稲葉さんと私のほうともお話をして、 こういった事情でミニバスケットボールが今回輪島まで行くので、何とかその今予約している部分を ぜひミニバスケットボールのほうに譲っていただけないかということでお話をしたら、稲葉さんは 「まあ、ぜひぜひそういったことでしたらうち辞退するので、使っていただきたい」ということで話 は進んだのです。   ところが、そのスポーツ振興車を使うには、何か村上市スポーツ振興車運営委員会というものが あるそうで、その村上市スポーツ振興車使用規定などというものがあるのです。その規定には、使用 順位はスポーツ団体、大会規模も全国大会、北信越大会、県大会、その他、使用回数、前年度の実績 が少ない団体、いろんなものが書いてある中に、原則として新潟県内及び隣接県とし、日帰りのでき る範囲とするという非常に使い勝手の悪い規約になっているわけです。では、隣接県ということにな りますと、新潟県の隣接県は山形、福島、群馬、長野、富山、この5県です。でも、石川の金沢まで 行くのに例えばここから車で4時間ぐらい。でも、長野の例えば甲府とか山梨県との境あたりなんか 行くには、もう下手すると6時間、7時間かかるような場所でも隣接県なわけです。そういった部分 のこういう規約があれば、「いや、石川県ですからだめですね」みたいなことでは、俺はちょっと使 い勝手として、本当にそういった子どもたちに対して市として応援しているのか、そういったスポー ツのことに関してバックアップしているのかというと、そういった使い勝手になっていないわけです。   その辺を生涯学習課長にちょっとお聞きしたいのですが、このスポーツ振興車の運営委員会とい うものは何で、どういう方がやっているのですか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 議員おっしゃるスポーツ振興車、今体育協会、スポーツ少年団、ウ ェルネスむらかみ、3つの団体が管理している車でありますが、おっしゃっている運営委員会につい てはそれぞれの団体から2名ずつ代表者が出て、6名の構成での委員会になっております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 私としては、その委員の方に要望書なり今後出そうかなというふうに考えて おります。こういった規約の本当にこういってせっかく今回バス使わなかったのです。それで、料亭 さんからマイクロバスを借りて、それで保護者が運転をして、このバスにしたって運転手つきではな くて、単なるバスを貸す。そして、お金、実費を払わねばならないわけです、2,000円だか、1日幾 らだか。それとガソリンとか、そういうものも全部実費なわけです。そういうものは、やっぱり多く いろんな大会の規約だとか隣県にこだわらず、あいていれば貸してあげるという方向性に私は進めて いただきたいと思います。ぜひそのような方向で生涯学習課も含めてこれからご検討いただきたいな と思いますが、その辺検討する余地はあるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 議員おっしゃること、私本当に十分承知しております。私もその競 技者の一人ですので、いろんな大会に年間出てまいります。議員がおっしゃる部分での支援をもう少 しやりたいなという一方で、今振興車のほうでもこの3つの団体の運営委員会、今の広域化するス ポーツの中あるいは今道路交通網が非常に整備されて広範囲な、いわゆる北信越大会、ブロック大会 等がふえていますので、その時代に合った運行、使用規定に変えていかなければならないということ で、私どものほうからも申し入れいたしましたし、運営委員会のほうでも来年度に向けて規定の改定 に取り組むというふうなことでの情報を得ております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひ本当にやっている子どもたちが、またこれは子どもたちに限らず、ス ポーツ団体でありますと成人の方もいろいろなスポーツクラブがあるわけですから、そういった面で 本当に使い勝手のいい、皆さんが本当にありがたいのだというようなバスの運行ができるように、ま た教育委員会も含めて、今先ほどスクールバスの運行も特別臨時として認めているというようなこと もございましたが、ぜひそういった外部団体とはいえ、別に学校教育とはかけ離れていても、同じこ の地域で住む人間として、スポーツを通じて〔質問時間5分前の予告ブザーあり〕やっているわけで すから、その辺も協議いただければなというふうに考えております。   あとスポーツに関してもう一点、体育協会の決算書を見ますと、例えば各地区で活動助成金とい うものが支出の部で出ております。例えば村上地区のそういった事業費の活動の補助という部分に関 して見てみますと、かなり収入の部で活動助成金が予算額96万6,000円見込んでいたものが決算額と して47万6,600円しか入ってこなかったと。約半分になっているわけです。この助成金というものは、 全く市から来る助成金なのか、それともいろんな各団体または資金提供として寄附金などをいただい たものの集まったものがこの活動助成金になっているのか、その辺お聞かせいただけますか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 議員おっしゃっている村上地区体育協会の決算書、24年度の決算書 だと思いますが、これ村上地区に限らず、私ども市のほうで補助しているもの全て事業費補助になっ ている関係で、いわゆるその事業費補助対象経費に当たらないものについては、若干決算ベースの中 で減額されているということであります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) では、その実績に応じてということで。では、例えば年間これだけの枠だか らということではなくて、それが今回半額に減ったのだよというわけではないわけですね。はい、わ かりました。   ぜひ市の補助でありますけれども、そういったスポーツ少年、ましてやスポーツをする人たちに とって活動しやすいように、多いにこしたことはないので、市長ぜひ予算づけのほうも少し考えてい ただければなというふうにあります。   ちょっと時間もないのですが、最後に保育園についてであります。保育園、市長の先ほど答弁に ありました統廃合も含め、児童数の激減などいろいろあります。村上地区が今1、2、3、4、5、 6、7つの保育園、公立の7つの保育園で600名の収容人数で定員でやっておりますが、定員をオー バーしているものは山辺里90名に対して111名、ほかはほとんど定員割れを全部しておりますが、た だ90名の第一、第二、瀬波、山辺里、山居に関してはそんなに、例えば数名、十何名とか20名とかと いう定員割れしているものはありません。   しかし、やはり朝日、先ほど言いました山北に当たっては、山北2園が170名ということでの定 員数でありますが、107名、朝日地区は415名の定員数でありますけれども、247名、神林は260名に対 して220名、荒川が340名に対して269名、そういった意味から荒川も今回統合という形で進まれるの だろうと思うのですけれども、そこに働く保育士の方も75名いらっしゃいまして、園長さんは各園に 1人ずついるわけですから、そういった方々の就業不安をなくすためにも、私は指定管理にしまして もこういった技能職でありますので、せっかく村上に育っているそういった技能職をなくしてはなら ないという意味から、この方々の就職保障なども含めてぜひ市に考えていただきたいなというふうに 考えておりますが、市長いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今あらかわ保育園が指定管理になるわけでございますけれども、指定管理者 と打ち合わせいたしまして、今荒川3つの保育園で働いていただいている保育士、臨時の方ですけれ ども、それらの方は優先してそこに採用していただくというようなことでお願いをしておりますし、 今後も今働いている方々の継続を最優先に考えて取り組んでいきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ちょっと時間ないので、このことについて少しやりたかったのですが、これ また次の機会で。   ただ、ちょっとだけ私気になることがあります。最近建てられたあらかわ保育園、そして山辺里 保育園、みのり保育園、山北おおぞら保育園なのですが、契約金額が山辺里保育園は本体、外構、電 気、設備合わせまして1億4,000万で上がっているわけです、1,000平方メートルぐらい。同じ山北お おぞら保育園は、同じ平米数ぐらいで、収容人数も同じ90人なのですけれども、こちらが3億3,100 万、あらかわが200名ですが、6億1,000万、みのり保育園は3億9,200万。この非常に契約金額が何 でこんなに違いがあるのだろうと昔から私不思議に思っていました。いい施設にはこしたことないの でしょうけれども、こういった契約の内容についても〔質問時間終了のブザーあり〕今後やりたいと 思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。   これで私の一般質問終わります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 1つ確認の意味で発言させていただきます。   先ほど2点目の全国学力学習状況調査で中学校におきまして国語A、国語B、数学A、数学Bと も全国平均を私は下回っているというふうに述べたつもりでありますが、もし上回っておると発言し たならば訂正させていただきたいと思っております。下回っており、特に数学Bにおいて大きく下回 る結果となっておりますというように訂正させていただきとうございます。   よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 本間議員、ご了承願います。   これで本間清人君の一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。            午前10時53分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、7番、冨樫宇栄一君の一般質問を許します。   7番、冨樫宇栄一君。           〔7番 冨樫宇栄一君登壇〕 〇7番(冨樫宇栄一君) 一般質問2番目でありますが、同じく市民クラブの冨樫でございますが、 よろしくお願いいたします。私の一般質問は2項目でございます。   1項目め、保育園の運営についてでありますが、あらかわ保育園は来年の4月の開園に向けて建 設工事が今急ピッチに進められております。本市初の保育園の指定管理者導入となるわけですが、現 状と今後の課題について伺います。   なお、市の保育園等施設整備計画では、多様化する保育ニーズにきめ細かく対応し、保育サービ スの提供にすぐれた実績を持つ社会福祉法人等に公立保育園の一部を民営化することが有効であると していますが、公立保育園の役割、存在意義についてどのように位置づけているのかを伺います。   2点目、アメリカシロヒトリの防除体制についてでありますが、ことしは例年になくアメリカシ ロヒトリが大発生をいたしました。特に荒川地区だとか神林の南部だとか比較的南のほうに大発生を しているようでありますが、このアメリカシロヒトリの防除については早期の駆除と一斉防除が極め て重要であります。   しかし、その防除については、個人の責任で、そして地域に任されておるのが現状であります。 一斉防除による早期駆除を行うためには、市の支援体制が必要と思われますが、市長のお考えを伺い いたします。   一旦降壇いたします。よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、冨樫議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、保育園運営についての本市初の保育園の指定管理者制度導入についての現状と 今後の課題についてのお尋ねでございますが、5月に指定管理者の公募を行い、8月に指定管理者選 定委員会を開催し、社会福祉法人颯和会が選定をされたところであります。今定例会に上程しており ます指定議決がなされた後に指定管理業者と本市との間に事前協議を行い、26年4月開園に向けた協 定の締結を行ってまいります。   今後の課題といたしましては、引き継ぎ保育、通園バス運営の協議などがありますが、保育士等 が入れかわること等による保育環境の変化が児童に及ぼす影響を最小限にし、開園をより円滑に行う ために綿密な協議を重ねながら計画的に進めてまいります。   公立保育園の役割、存在意義についてどのように位置づけているかとのお尋ねについてでござい ますが、公立保育園は関係省機関との幅広い連携を構築しながら、地域における子育て支援の拠点的 な施設としての重要な役割等があります。これまでに蓄積された経験とノウハウを地域の全ての子育 て家庭に対する支援のために活用していくことが今後の公立保育園の基本的な方向性であると考えて おります。また、私立保育園の役割もこれまで以上に重要であると捉えております。民間における機 動性、柔軟性を生かしたさらなる保育サービスの充実を図るため、指定管理者制度を利用した民間に よる保育園運営をはじめ、認定こども園の普及に努め、保育行政全体の向上を図ってまいりたいと考 えております。   次に2項目め、アメリカシロヒトリの防除体制について、早期駆除と一斉防除が重要だが、個人 や地域への支援体制はどのようになっているかとのお尋ねについてでございますが、議員ご指摘のと おり、ことしは例年になくアメリカシロヒトリが異常に大発生し、特に村上、荒川、神林地区でその 被害が見受けられます。   ご質問の本市の支援体制でありますが、1つ目としては市のホームページによる市民への広報を 行っております。広報の内容については、アメリカシロヒトリの駆除について早期発見と駆除につい てであります。2つ目としては、ことしの異常発生を考慮し、町内単位で一斉駆除を行う場合、本庁 及び神林支所で保有している薬剤散布機の貸し出しを行っているところであります。   なお、町内で一斉防除を行うための支援体制を拡充するため、貸し出し用の薬剤散布機2台を早 急に整備いたしました。これにより貸し出し可能な機械は4台となります。今後も広報等で早期の発 見、駆除を啓発してまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) ご答弁ありがとうございました。   それでは、1点目のほうから再質問をさせていただきます。今議会に指定管理者の提案がされて おりますが、ここではその業者がどうかという議論の場ではありませんので、基本的なことについて お伺いをするものでありますが、今回の公募について応募をされた法人は幾つであったのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 応募団体は2団体であります。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) その中から検討委員会で選定をされたということでありますが、村上市保 育園等施設整備計画では、先ほども言いましたけれども、そこから引用しますと、多様化する保育 サービスにきめ細かく対応し、一時預かり事業の実施や延長保育の拡大、休日保育や病後児保育等の 保育ニーズに応えていくために、これまでの保育園運営の手法を見直し、保育サービスの提供にすぐ れた実績を持つ社会福祉法人等に公立保育園の一部を民営化することが有効であるとされております。   この整備計画からすると、非常に実績が重視をされているというふうに読み取れるわけでありま すけれども、このたび提案されている社会福祉法人颯和会は、設立年月日も2009年の10月29日、認可 保育園の小針パステル保育園ですか、これが22年に開園をしておる。定員は90名ということのようで あります。対象児童は、生後2カ月から小学校就学前までの乳幼児を扱うというふうになっておるよ うでありまして、かなり小さい子どもを預かるなという感じは受けるわけでありますが、このパステ ルグループの一つであるようでありまして、このグループとしては非常に児童館だとか児童センター、 託児所など子育て支援事業には幾つか手広くやっているようでありますが、どうも保育園の運営につ いてはそんなに経験がないのではないかという感じが印象として受けるのですが、その辺についてこ の選んだ理由についてちょっとお聞かせいただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 選定委員会において2つの応募された指定管理業者となろう業者がプレゼン テーションを行ったわけでございます。そして、そのプレゼンテーションによりまして選定委員会の 人たちが採点をいたしまして、よりよいこの颯和会を総合的に点数がよかったということであります ので、決して200名定員の保育園をできるとかできないとかという問題ではなくて、やはりすばらし いプレゼンテーションをしたということではないかなと、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 確かにプレゼンテーションの中では、すばらしいものが主張がされたとい うふうに思いますけれども、やはり現場の保育士さんが200人定員の保育というものは非常に疑問が あると、あるいは難しいのではないかというふうなことが園長をはじめとしてそういう専門家の疑問 が出されたわけです、今までも。そうした観点だとからしますと、どうも保育実績にはすぐれたとい うふうに言うには少し疑問があるように感ずるわけでありまして、そういうことに対する不安を私は 強く感ずるわけでありまして、確かに掲げている方針だとかその理念というものは立派だというふう に思いますけれども、もうちょっと実績というものを重視をして、場合によっては指定管理を今回は 見送るということがあってもいいのではないのかなという感じが非常にするわけでありますけれども、 その辺について実績重視というものが極めて不十分のような気がいたしますけれども、大丈夫でしょ うかという言い方は失礼なのですが、そういう整備計画に基づいてもうちょっと、初めて村上市で指 定管理をやるにはもうちょっと実績を重視すべきではないかというふうに私は思うのですが、いかが でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 選定委員会に対するプレゼンテーションは、会社の命運をかけてプレゼン テーションをやるわけです。オリンピックを決定するときの安倍首相のプレゼンテーションも汚染水 は絶対にないのだと、あったとしてもごく限られた範囲なのだ、何も心配ない。あれがプレゼンテー ションであります。このプレゼンテーションも恐らく業者にとっては自分の会社の命運をかけてどう してもやりたい、成功させるのだと。成功させてもらわなければ困るわけでありますので、そういう 強い意思のもとのプレゼンテーションが選定委員会の心を捉えたあるいは大丈夫だというようなこと ではないかなと。   一部今保育園の園長等が不安がっているというようなことをおっしゃったような記憶があります けれども、であると、それは遺憾なことだと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) プレゼンテーションに対して、その事業者はそれこそ企業生命をかけてや っているということでしょう。そして、立派な提起をすると思いますけれども、特に初めて村上市で 導入するにはもうちょっと慎重であるべきではないかという感じをするということで申し上げている わけでありますけれども、中身が私は聞いたわけではありませんけれども、この中で言われているこ とは確かに立派なあれを持っているというふうに思いますが、しかし実績というふうに言った場合、 疑問が生じるということを言っているわけでありまして、園長さんが言ったというのは、荒川地区で いろいろ広聴会だとかやったときにそういう意見も出ていたわけです。200人規模では少し無理があ るのだということを言っていた園長さんもいるわけでありまして、非常にそういう面では、もちろん 400人、500人、四百何十人という保育所もあるようでありますから、200人がだめだというわけでは ありませんけれども、村上市で初めて指定管理を導入するにはもうちょっと実績というものを重視を して選定をすべきではないかということを私は申し上げているわけでありまして、そのことについて、 この颯和会さんがいいか悪いかということではないのですけれども、今後これから統合、新設してい く保育所については、指定管理を導入していくという方針になっているわけでありますので、特に今 後の問題も含めて実績を重視をした選定というものをしていただくようにぜひお願いをしたいという ふうに思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 選定委員会の皆さんは、そういうような業者の経験あるいは実績等も交えた 中でのプレゼンテーションを行っておりますので、その点については、何回も言うようでございます けれども、その選定された業者は自分たちの命運をかけてやりますので、しっかりとした保育園運営 をやっていくと、やらせるというようなことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 確かにそうだとは思いますが、この施設整備計画ではすぐれた実績を持つ 社会福祉法人等に公立保育園の一部を民営化するというふうに明記をされているわけです。当然我々 とすれば、すぐれた実績を持つかどうかというここがメルクマールになるというふうに受け取るわけ です。そういう観点から我々も果たしてどうなのかというふうに判断をせざるを得ない。議論をせざ るを得ないというふうに私は思うのですが、これをこの場で言うあれはありませんけれども、もっと この施設整備計画に明記をされているように、実績を重視した選定というものを求めるものでありま す。   それでは、その問題については、今後また議論があれですけれども、そういうことを強く要望を しておきたいというふうに思います。   それから、公立保育園の問題については、言われていますように、関係方面等の連携というもの が非常に重視をされるわけでありますが、これはもちろんそういうことが非常に大きな任務として公 立保育園持つわけでありますが、本来の保育実践というものは、これを十分に担った上で、そして新 たなというのですか、そういう各方面、本来の保育実践のほかにさまざま関係方面との連携だとかあ るいは先駆的な保育サービスの研究だとかを通じて市全体の保育水準の向上に取り組むことが公立保 育園に求められているのだというふうに言われているわけでありますが、今後統合、新設をしていく 保育園に指定管理者の導入をしていくと、主要な保育園が民営になっていくと。直営の保育園という ものは、言葉としてあれですけれども、周辺部の保育園を公立で運営するということになるわけです。 そうした場合に、やはり一番主要なところの保育園運営から離れたところで新たな先駆的な保育サー ビスの実践だとか、研究、実践、そして市全体の保育水準を高めるという活動を進めるには、やはり 指定管理の保育園あることは私はあってもいいというふうに思いますけれども、しかし民間と競い合 う、対等に競い合う場を与えられた中で保育実践をやって、その経験を踏まえて水準の向上だとか市 全体のレベルアップだとか、こういうことが公立保育園に求められていることだというふうに思うわ けでありまして、この統合施設等整備計画は、今提起されているのは28年までの4年間のという期間 もされていますけれども、基本的には指定管理を進めていくというふうになっているわけであります が、その辺について非常に危惧するわけでありますが、そういう観点での公立保育園の意義、存在価 値というものをもうちょっと明確に教えていただきたいと思いますが、よろしく。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 民間に委託するというのは、先ほど来申し上げておりますように、いわゆる 公立保育園のよさを加味をしながら、民間における機動性あるいは柔軟性を生かしながらさらなる保 育水準の向上あるいはまた保育サービスを向上させるのがねらいなわけであります。   そして、それらを活用しながら認定保育園等にも普及を進めていって村上全体の保育水準、保育 サービスの向上に努めると、そういうことではないかなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 一般的には、民間活力の導入ということで、柔軟性だとか機動性だとかと いうものは、公立より民間のほうが発揮できるような状況があるかもしれませんけれども、公立保育 園が機動性や柔軟性に欠けているというようなものは、決してその保育園の問題ではなくて、行政が 公務員というようなことで条件を緩和をなかなかされていないということで、やりたくてもできない、 そういう面が非常に強いのではないかというふうに思うわけでありまして、もうちょっと公務員の保 育士さんも自由な活動ができるあるいは勤務形態だとかも自由にできるだとか、こういうことを拡大 をすれば民営にしなくても可能なのではないかというふうに思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 公立保育園がいわゆる機動性を発揮できないとかあるいは柔軟性が発揮でき ないということではないのです。民間に委託することによって、公立保育園をより以上のいわゆる機 動性、柔軟性を発揮し、保育サービスの向上にも対応できるというようなことでなければならないわ けでありますので、そういうものを目指していくということであります。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) いろいろ公立保育園でもさまざまな、民間がやるようなあるいは今後目指 されているようなことも既に実施をしているわけです。それは、ある程度限られたところの保育園で 拠点的なところでありますが、やればできるということだと思うのです。   やればできるのだけれども、枠はめが非常にまだ多いということで柔軟性があるいは機動性が十 分に発揮をされていないというふうにいるのではないかと。そういう面では、指定管理にするのもあ っても結構ですけれども、もっと公立保育園がもう自由な活動ができるようなシステム、法整備だと かもきちっとしていけばもっともっと効率的な保育園運営ができるのではないかというふうに思うの ですが、その辺について公立保育園の条件緩和というのですか、そういうものは今後どのように考え ていますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) どうも質問していることがちょっと理解しかねるところもございますけれど も、いわゆる冨樫議員がおっしゃりたいのは、今の選定したこの颯和会というそれに不満を抱いてい るのかあるいは指定管理そのもの自体を否定しているのか。指定管理、公設民営にしないで公設の保 育園行政をやるべきなのかと言いたいのか、ちょっとその点についてわかりかねるのですが。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 私は、両方ともであります。公立保育園、指定管理に移行することについ ては基本的には賛成ではありません。   でも、だからといって指定管理には絶対反対だというわけではありませんけれども、指定管理の ところがあったり、公立があったり、同じような条件のところで競い合って切磋琢磨してお互いに保 育レベルを向上させていくということはあったほうがいいというふうに思いますので、指定管理もあ ってもいいと思います。   だけれども、指定管理は一定の枠はめというのですか、拡大をしていくことについては慎重であ るべきだというふうに私は思っているわけであります。   これまでの保育園運営については、非常に公立として立派な実績をしてきているわけでありまし て、言われているように、指定管理者の導入というものはどうも保育士の人件費がかなり重視をされ ているのではないかという感じがするわけでありまして、そういう観点では、指定管理は財政問題で はないのだというふうに今まで市長も答弁をしておられたわけでありますが、それはむしろ逆に私は そっちのほうに重点が置かれて指定管理が進められているのではないかという、ちょっとこれ私のう がった見方かもしれませんが、そういう感じが非常にするのであります。そういう面では、もうちょ っと主要なところを民間に任すのではなくて、全体の保育レベルを上げるために、ではどことどこを したほうがいいのかと、こういう検討もされるべきではないかというふうに思うのですが、いかがで しょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) これから指定管理を導入した保育園行政をやっていくのかというようなこと であるとするならば、それは慎重に私どもも取り組みをしていかなければならないということであり ますけれども、今目の前にありますあらかわ保育園を指定管理が適当ではないかという私はそれ当た らないと。   冨樫議員も荒川町からのずっと議員でありまして、荒川町当時からこの問題は引き継いできた事 案でありまして、議決もされておりますし、あらかわ保育園については指定管理、公設民営保育園と してスタートをするというようなところでありますので、撤回するものでも何でもないということで あります。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) しつこく言っているのは、荒川の後は村上地区の3園の統合が指定管理の 予定をされているわけであります。そういうことから非常に危惧をしているということなのでありま すが。   整備計画は、中、長期的な視点に立った子育て支援を進める必要性とともに、社会変動に対応で きるように平成25年度から28年度までの4年間とするのだということで、今後子ども・子育て3法や 幼保一体化の状況を見据えて適宜見直しを行い、変更も可能なものとするとはされておりますが、あ らかわ保育園の指定管理を検証し、場合においてはその後の指定管理をやらないと、予定されている 村上3園のやつについては変更もあり得るというふうに理解をしていいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 同じことを何度も申し上げますけれども、いわゆるあらかわ保育園につきま しては来年の6月から開園するということでありますので、予定どおり開園に向かって努力をさせて いただくということでありますし、これも何度も申し上げておりますけれども、その検証をいたしな がら今後の保育園運営はどうあるべきかというようなものをじっくりと考えて計画をつくっていく必 要があると、そのように考えております。   あらかわ保育園が開園して指定管理が終わった段階で「指定管理したけれども、だめだったでは ないか」と、非常にそういうような苦情があるとするならば、それはその時点でどうあるべきかとい うことを考えていく必要があるのではないかと。もとへ戻すという意味ではないです。そういうこと を質の向上を上げるにはどうしたらいいかとか、もっと別な指定管理者がいるのではないかとか、そ ういうようなことでしっかりとした取り組みをしていく必要があると、そのように捉えています。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) わかりました。今市長のその答弁を聞いて、場合によっては見直す場合も あるということを答弁ありましたので、その点についてはこの辺で終わりたいというふうに思います。           〔「議長」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今見直すということでありましたけれども、あらかわ保育園の指定管理を見 直すということではございませんので、誤解のないようにしていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) もちろんわかりました。それは十分しておりますが、今後の指定管理につ いては場合においては今までの整備計画がそのままずっといくということではなくて、見直す場合も あり得るということを答弁していただければ結構であります。   それでは、次の2点目の質問に入りたいと思いますが、先ほども市長からの答弁もありましたよ うに、ことしはアメリカシロヒトリが非常に異常発生をしているということでありまして、一斉防除 の必要性も十分理解はされておりまして、器具の貸し出しについても4台にして貸し出しているとい うご報告でありましたので、それはそれであれなのですが、発生の当初のときに、特に荒川のほうが 早く異常発生が見られたのですが、そのときに各地区から行政が持っている器具を貸し出してもらえ ないかという声が出されたわけでありますが、荒川についてはかつてはあったのですが、故障して貸 し出しできないと。本庁にはあるけれども、それは貸し出しをしていないのだと、こういうことであ りましたので、その旨言われた皆さんにお伝えをしたところでありますが、その後地区からの強い要 望があってされたようでありますが、荒川では早くから貸し出していたということは、私も詳しい経 緯を知りませんですが、荒川支所長わかったらちょっと教えていただきたいと思いますが、よろしく お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(渡辺正信君) 旧荒川町の、村上市ですと農林水産課、そのときは産業課というとこ ろで、豚舎のコレラの消毒の機械がありました。それは、恐らく、年度ははっきり言えませんけれど も、五十何年ごろの機械だと思います。それを区からの要請がありますと、これらの消毒以外のとき であれば貸すということで、平成22年度まで貸してきました。   ただ、その機械自体が相当古くなったものですから、壊れたというのとあと部品の取りかえがも うできないということで、23年度の8月だと思うのですが、廃棄しました。それ以降につきましては、 荒川支所から区長のほうへの貸し出しは一切行っていないという状況です。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) はい、ありがとうございました。   この荒川のやつもアメリカシロヒトリ対策として器具をそろえたのではないようでありますが、 たまたまそういう機械が行政の中に、買ったのかもらったのかわかりませんが、行政としては持って いた。それを貸し出してきたということで、非常にそれが有効に活用されたというふうに私は理解を しているのでありますが、ご存じのようにアメリカシロヒトリというものは、早目にやればごく一部 分の防除で済むわけでありますが、ちょっと遅れるとどんどん、どんどん拡大をしていくわけです。 今回も防災行政無線を使ったり、呼びかけだとかもされていたようでありますし、市のホームページ にもアメリカシロヒトリについての防除について呼びかけはされておるわけでありますが、非常にこ れでは個人所有の樹木については防除、駆除は行っていませんと、市では。個人で防除していただく か専門業者にご依頼くださいというふうになっておりまして、そうすると結局早くやる人としばらく 構わないでおく人とアンバランスが出るわけでありますし、地区でやろうとすると結局では共同防除 のときの大きな機械をどうするのだという話になるわけでありまして、昨日私の集落でも一斉防除を やったのですが、大変高価な農機具、噴霧器、二百何十万もするのだそうですが、そういう動力式の 噴霧器を使わせてもらって、借りてくるというわけにはいきませんから、操作をする人間にもお願い をするわけでありますが、そういうふうなことをしてせざるを得ない。非常に今ものすごく高いとこ ろまで広がってしまっているわけでありまして、それでもまだ届かないところもあるぐらい広がって しまっているのです。市の管理地でも被害が拡大したところが、場所があるのです。それがその周辺 の自宅の個人の木だけではなくて、もう壁から窓からびっしり虫がついているというふうなところも ありました。それを支所のほうでは、そのことを把握していなかったのかもしれませんが、そういう 事態まで来ているところもあるわけです。そういう面では、市で何百万の機械を備えておけとは申し ませんけれども、早期駆除に活用できるような機械を少なくても支所に1台ぐらい、本庁には4台あ るそうでありますが、それくらい配備をするということを検討をすべきではないかと思うのですが、 いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまのご質問でございますけれども、本当に市としての見回り等 早目に防除してやれば本当に被害拡大が免れたという点は〔質問時間10分前の予告ブザーあり〕あろ うかと思います。それについては、今後早期に発見して、早期に、市の所有の箇所についてはそうい う対応をさせていただきたいと思います。   ただ、個人につきましては、個人の庭木とかそれは個人の財産でありますので、我々いろいろ手 出すことはできかねますので、区長さんにお願いして集団でやるときは貸し出すというような形で対 応をさせていただいておりました。   今後につきましては、本庁と神林支所1台ずつあるわけでありますので、それに今回2台を早急 にもう準備をせというようなことで指示をしまして2台を買わせていただいて4台になりました。来 年度につきましては、もう一台購入をして各支所に配置をして早期にできるような体制をとっていき たいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) はい、ありがとうございました。ぜひ各支所に配備をしていただきたいと いうふうに思います。個人のやつについては、貸し出しというのは、それはできないのはやむを得な い話ですけれども、各集落だとかでやるときにはやはり器具どうするかということが問題になるわけ でありますから、行政のほうから一斉防除をやるときについては借りられるのだと、こういうあれが できれば早目にぱっとできるということになるわけでありまして、この備えというものはぜひしてい ただきたいというふうに思います。   あとこれはどこまで、私もどうかわかりませんけれども、よその市では手動の噴霧器だとか動力 噴霧器を貸し出しをするあるいは高枝切りばさみ、あれがまだ卵のうちだったら枝を切ってそれを焼 却処分すれば駆除できるということで言われていますので、そういうものの貸し出しをしているとこ ろもあるようでありますし、消毒液の無償配布をやっている市もあるようですし、それからこれは五 泉市ですか、防除薬剤の購入に対する助成制度もありますというふうなこともあるようでありますの で、その辺についてはどこまでできるのか、それはご検討していただきたいと思いますが、最低限の 器具を各支所に配備していただくということと、では薬をどうするかというふうなことについてもぜ ひご検討をしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) それらについて、よその市町村の事例等も参考にしながらこれから検 討をさせていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) どうもありがとうございました。   ことしのアメリカシロヒトリも大体今第3期目ではないかと思うのですけれども、普通毎年は2 期で終息するのがことしは3期のふ化まで入っているようでありまして、非常にまだまだ、一旦見て いると葉っぱ全然だめになったなというふうな思ったような木でも薬消毒するとどこからするのかわ かりませんけれども、ぽたぽたと落ちるという状況にあるわけでありまして、まさにアメリカシロヒ トリは早期駆除が絶対必要だということを痛感をいたしましたので、さらに体制を整備をしていただ くようお願いいたしまして、一般質問を終わりたいと思います。   ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで冨樫宇栄一君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時49分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許します。   市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほどの一般質問の答弁の中であらかわ保育園の開園時期でありますが、平 成26年6月と答弁したようでございますけれども、正式には平成26年4月ですので、訂正をさせてい ただきます。 〇議長(板垣一徳君) ご了承願います。   次に、24番、山田勉君の一般質問を許します。   24番、山田勉君。           〔24番 山田 勉君登壇〕 〇24番(山田 勉君) 議長のお許しをいただきましたので、これから一般質問をさせていただきま す。私の質問は3点でございます。   1項目め、アメリカシロヒトリ対策についてお伺いします。各地区でアメリカシロヒトリが異常 発生しており、一般市民はどのようにしたらよいのかわからず困っています。薬剤散布などの地域住 民への駆除対策についてどのように広報しているのかお伺いします。また、以前より各支所では、防 除用機器を保管し、希望する町内、集落に貸し出してもらっていましたが、各町内、集落への支援に ついてどのようになっているのか伺います。   2項目め、空き家バンク(定住化促進事業)について。新発田市の定住化促進事業(空き家バン ク制度祝金)では、空き家の物件情報を登録した売却する方と登録物件を購入される方のそれぞれに 契約成立後に祝金を交付しています。このような取り組みの実施を含め、本市における定住化促進事 業の今後の取り組みについてお伺いします。   3項目め、瀬波温泉の未利用エネルギーの活用について。瀬波温泉の使用されていない施設の温 泉によって、冷暖房のほかに温水プールを含めた健康増進施設、バイオマス施設、温泉熱活用散策路、 そして製塩等に活用することが有効であると考えます。特に健康増進施設については、瀬波温泉の温 排水が浄化センターで集中処理されていることから、それを活用することにより有望な事業とされて います。瀬波温泉は、平均90℃以上の有望な温泉熱に利用エネルギーが存在すると思いますが、これ から取り組んでいくお考えはないか伺います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、山田議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、アメリカシロヒトリ対策について。広報や各町内、集落への支援についてどの ようにしているかとのお尋ねについてでございますが、先ほど冨樫議員の質問にもお答えしましたが、 ことしは例年になくアメリカシロヒトリが異常に大発生し、特に村上、荒川、神林地区でその被害が 見受けられます。   どのように広報しているかについてでございますが、市のホームページによる広報を行っており ます。   支援としては、町内単位で一斉駆除を行う場合、本庁及び神林支所で保有している薬剤散布機の 貸し出しを行っております。さらに、支援体制拡充のため、貸し出し用の薬剤散布機2台を早急に整 備しましたので、各町内、集落等でご利用いただきたいと考えております。   なお、今後も市民に対し早期の発見、駆除を促していきたいと考えております。   次に2項目め、空き家バンク(定住化促進事業)についてのお尋ねでございますが、本市の空き 家バンク制度は平成23年10月に開始いたしましたが、市報8月1日号でご紹介した以降に移住された 世帯を含め、現在5世帯8名の方が移住され、また2世帯5名の方が二地域居住ということで制度を 利用されております。   本市の制度の特徴といたしましては、山田議員がご紹介された新発田市のような特別な支援制度 がないにもかかわらず、本市の美しい自然環境や風土に魅力を感じ移住していただいていると認識い たしておるところであります。   本市の今後の取り組みにつきましては、人口減少問題対策委員会の元気なまちづくり部会の中で 空き家バンク制度の充実も一つのテーマとして議論を進めておりますので、さまざまな支援について 検討してまいります。   次に3項目め、瀬波温泉の未利用エネルギーの活用についてのお尋ねでございますが、瀬波温泉 には7カ所の温泉井戸が稼働しております。休止している井戸については、相当年数が経過している ことから、再利用については慎重に調査、検討する必要があると考えております。   温泉熱エネルギーの活用につきましては、近年全国各地で温泉バイナリー発電の検討が進んでお ります。温泉バイナリー発電は、温泉を利用して水より沸点の低い液体を加熱、蒸発させて、その蒸 気でタービンを回して発電を行う方式であります。既に沸き出している温泉を利用するため、新たな 環境負荷も少なく、温泉の湯量にも影響を与えないとされているものであります。現在新潟県が温泉 バイナリー発電及び温泉熱利用に関する検討勉強会を近く立ち上げる準備を進めておりますので、そ の勉強会に温泉関係者とともに本市も参画し、調査研究をしてまいります。   いずれにいたしましても、温泉熱エネルギーを活用しようとする事業者に対しましては、温泉関 係者と連携を図りながら、既存のデータ資料等の情報提供を行い支援していきたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 大変ありがとうございました。   これだけアメリカシロヒトリが異常発生しており、隣の胎内市ではどのように対策を考えている のかということで行ってまいりました。胎内市では、1台あり、各学校、小学校2台、そして中学校 2台、胎内小学校、きのと小学校、そして中学校では築地中学校、黒川中学と1台、1台置いている ということで、防除用機械を保管して、希望があれば、全部で5台あるので、区長を通して貸し出し をしているそうです。また、聖籠町では、各集落に薬剤を無償に配布しているそうです。防除用機器 を2台保管して、希望があれば貸し出しているそうです。   ことしの天気は、大変な年になりました。来年は、ことし以上に増加すると思っています。なぜ なら、アメリカシロヒトリは年に二、三回ふ化すると聞いております。卵を膜で囲っているために、 消毒しても卵はそのままであることでした。市民から苦情が多いため、坂町区でも区長が先頭になっ て役員全員で1日がかりで消毒をしました。回ってみると、中にはアメリカシロヒトリが家の高いと ころにたくさんよじ登っていました。小型機械、大型機械で回ってみますと、大型機械では1回で済 みますが、小型機械では何回も消毒しなければなりませんでした。   そこで、各支所に恐らく5支所に2台ずつ置かなければ来年は大変ではないかと思っております が、その考えはありますか、お伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) それでは、お答えします。   先ほどの冨樫議員さんの質問にもお答えしましたとおり、今現在村上市には本庁と神林支所に1 台ずつ保有をして貸し出しを実施をしております。大変異常発生したというようなことで、早急に2 台購入いたしまして、計4台で今対応をしているところでございます。   この異常発生については、村上、荒川、神林地区に今のところ限定されております。山北、朝日 では、余り被害がないというような状況でありますので、それらを有効活用してやっていければいい のかなと思っておりますし、来年もう一台購入いたしまして、各支所に配置をして、それぞれその各 地区で融通をし合ってとれる体制をやっていただければありがたいと思っておりますので、そんな対 応で取り組んでまいります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) アメリカシロヒトリに対しては、すごく木が枯れまして、それが特に荒川の 場合は結構大きい木を伐採して重機で運んでいる姿を何カ所か見ました。それだけ大変な危険な、枯 れてくると大変だということでございます。   学校でも廊下にもう入ってきていると聞いていますが、教育長そういうこと聞いておりますか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 今市長、副市長からもお答えありましたように、村上地区から南側 の各学校ほとんどと言ってもいいかもしれませんが、発生していると聞いております。これらのこと については、事務所、それから学校から連絡が入っておりますし、その駆除につきましては事務所の 職員、それから学校の技能員さんを中心に駆除に当たっているということで聞いております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 特に学校関係は、いろんな木がありますから、それが今ことしは何とか、も うだんだん寒くなっていますから大丈夫だと思いますが、来年は本当にその木が枯れると大変な事故 にもつながるので、来年は、先ほど冨樫議員が言いましたように、少しでも早く、要するにお盆前あ たりにもう卵産む前に消毒しないと大変なことになると思いますが、担当課長どのように思いますか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) アメリカシロヒトリにつきましては、一番最初にクモの巣みたいな巣を 組みます。したがいまして、まだ幼虫の段階で駆除することが一番大事でないかと思っております。 来年になりましたら、またその時期になりましたら、各市報等通じまして早目にそれらの木を駆除す るような形を広報していきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今課長言われるように、来年度はどうかひとつ早目に対策をして、そして少 しでもふえないために早急にやってほしいと思います。1項目についてはこれで終わります。   2項目の空き家バンクについてでございます。参考にですけれども、私も新発田市内全域でとい うことで、新発田市内の市役所へちょっと行ってきました。そのときに、売る方、そして買う方、そ れで市外から転入者は10万補助金、そして市内在住者が5万円、新築住宅及び分譲、共同住宅の場合 は購入したら100万、中古住宅及び中古分譲、共同住宅は購入したら50万、また15歳以下の子どもが 1人以上いる子育て世帯に40万、新築住宅等の場合は150万、中古住宅等の場合は90万、いろんなこ とをやって、これから先定住化促進事業に村上市でも今後やっぱりこういうことをしなくてもいろん なことを考えてほしいと思いますが、どうお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 議員、新発田市の例をご説明いただきましたが、新発田市さんにつ きましては実はことし3月の早いころに当市の制度を研究においでいただきました。その中で、当市 はそういった支援制度はやっていないのですが、恐らく持ち帰った中でおっしゃるような補助金的な 支援をすればふえるのではないかというようなことでの対応だったと思います。   今現在調べてみましたが、新発田市さんのほうでこういったお金の面での支援はございますが、 交付の実績はないというようなお話でございました。県内14の市と町で空き家バンクの制度ございま すが、私どものように特に金銭的な補助金制度を用いずに行っているところが当市を含め5市町ござ いました。今まで23年度からやってくる中で、売り買いともに、買いたいということで来られた方が 29、それから売りたいということで来られた方が23ということで、ある程度の実績がございますので、 そんな中でもし今後の検討の中で必要であれば補助制度についてもまた検討していきたいなというふ うに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 先ほど市長から5世帯が村上市に定住したと、移住したということで、年に どのぐらい、決定した内容をちょっと教えてくれませんか、現状。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 先般の8月1日号の市報のほうに載せさせていただきましたが、そ のときには4世帯6人の方が都合をつけておいでいただきました。今現在5世帯8名の方が移住され、 2世帯5名の方が二地域居住ということでおいでいただいているのが現状でございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 村上市でも人口が減少する中で空き家バンク有効活用し、市内に定住増加及 び地域の活性化を図るために空き家の物件情報を登録し、売買契約が成立した後に祝金を交付する考 えはないかお伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 先ほど申し上げましたが、今現在一定程度の申し込みいただいてお ります。実績を上げておりますので、今後の検討の中、また先般も移住された方とのお話し合いもさ せていただきましたが、その中で強く金銭的な部分というようなお話はなかったものですから、当面 今の制度でいきたいなというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 昨年の9月でしたか、空き家バンクが1,505件あると言っておられました。 現在どのぐらいあって、適正に管理しておられますか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 1,500という数字は、空き家調査をしたときの実数でございまして、 私どもが今管理していますのは空き家バンクということで、売りたい方、また買いたい方の登録件数 ということでの把握でございます。           〔「件数」と呼ぶ者あり〕 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 買いたいということで今までお申し込みいただきましたのが29件、 それから売りたいということでお申し込みいただきましたのが23件でございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) これは空き家バンクですから、空き地についてはどのような考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 今のところ空き地については取り上げておらないのですが、今現在 の状況を見ましても、やっぱり土地についてはなかなか投機的な部分もございまして、バンクとして 運営するには問題があるかなということで、今のところ居住を、移住を的確にやっていただけるとい うことで、売りたい方、買いたい方のやりとりのお手伝いをさせていただいているのが現状でござい ます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それでは、3項目めに入ります。   瀬波温泉の未利用エネルギーの活用についてお伺いします。瀬波温泉未利用エネルギー活用地域 熱供給システム事業調査検討委員会というものがこれがたしか平成12年に始まって、16年に1冊の本 になったのご存じでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 存じております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 結構新潟大学工学部の委員長である菅原先生が先頭になって、商工会議所会 頭から漁業組合から農協から、それから観光課長から、それから県の課長から相当それなりのそうそ うたるメンバーで12年から16年にかけて瀬波温泉未利用エネルギー活用の組合といいましょうか、で きて、あれからどういうふうな流れになっているのですか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 平成15年の9月29日から平成16年の3月31日まで今議員がおっしゃ られた委員会が組織されて、その後報告書が出されまして、それからは進んでいないというふうに認 識しております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) こういう1冊のできた資料を市長ごらんになったことはございますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) この中で見た中で、今後90度の熱が温泉の熱があるわけですが、それを何と かしてこういうふうに立派にそれなりに4年間かけて勉強したその成果を見て、今後市のほうで考え ませんか、資料をもとにして。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その段階でもいろいろな問題が提起されておるみたいでございます。まず、 発電量については、さほどそんなに多くないのではないかというようなことも書いてありますし、い わゆる浄化センターで集中処理するということでありますので、それらについては非常に莫大な経費 を要するというような記述もありますので、先ほど言いましたように、県が進めております事業の推 移を見ながら検討していく必要があるのではないかなと、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 特に旧朝日村の保養所でありました寿山荘、そしてまたすずきケ池の温泉が 今利用されていないわけですが、そこで何とかできないかなと思うのですが、担当課長何か考えてみ ませんか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 瀬波温泉の関係につきましては、私のほうで担当しておりますが、 今のところ市としてはこの未利用エネルギーに対して瀬波温泉の温泉を使った新たな活用については 考えておりません。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 先ほど寿山荘ということでございましたので、私のほうからお答え します。   寿山荘については、以前にもお答えしましたように、今ポンプが泥が詰まってくる状態になって しまいまして、ただ単に交換するだけではおさまらなくなってきておりますので、今のところは温泉 くみ上げはしておりません。   今後の部分についても、なかなかこれまでも井戸を洗浄したりしていろいろやっているのですが、 短期間のうちにまた同じような症状が出てきているということで、その対策ということについてもは っきりしたその解決策が見いだしていないという状態でありますので、所管課としては今のところ再 開のことは考えていないという状況でございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 大変お湯のすばらしいものあるわけですから、特に介護とかそういうものに 大いに利用できないものかなと思いますが、どうでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 今ほど申し上げましたように、今後のその対策ということでは、井 戸専門のコンサルタントの方にもちょっとお話を聞いたりいろいろ検討もしてみたのですが、ただコ ンサルタントの方に調べていただくだけでもこれまで以上の経費もかかると。ただ、それを調べたと ころでこれまでのように順調なくみ上げができるかどうかの保証もないですよということでありまし たので、そうすれば多額の経費をかけて再開ということはやはり難しいということで、寿山荘これま で利用されていただいていた方については、ほかの方法を検討していかなければならないかなと、こ ういうことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) これで一般質問を終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで山田勉君の一般質問を終わります。   午後1時45分まで休憩します。           午後 1時26分  休 憩                                                        午後 1時45分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、11番、平山耕君の一般質問を許します。   11番、平山耕君。           〔11番 平山 耕君登壇〕 〇11番(平山 耕君) それでは、ちょうど昼休みが終わって2回目の質問で中だるみする時間であ りますけれども、一生懸命質問をしたいと思います。よろしくお願いします。2項目です。   初めに、新村上総合病院開設に向けての諸問題について。村上総合病院の移転については、よう やく5月に厚生連より移転先が示されました。確かにその建設に向けての工程については、厚生連が 進め、その構想は着々と練られていると推測します。   さて、8月25日の日本経済新聞に注目すべき記事が掲載されました。要約すると、国土交通省は 地方都市のまちづくり政策を抜本的に見直す。病院や介護、商業施設などをまちの中心部に誘導する 仕組みを法律で明確にするとともに、郊外からの移転を国が後押しする補助金や税制優遇策をつくる としていて、2014年度からの実施を目指すとしています。   市長は、以前移転先決定事由の1つとして、コンパクトシティーの創設を挙げておられました。 これにぴったりする政策です。病院建設のインフラ整備に活用できないか検討すべきだと思います。 市長の考えを伺います。   2番目、新病院の開設に向けては、診療科目もふえることから、医師の確保が大きな問題となっ ております。それに地元出身の医師も非常に少ないということも現実問題としてあります。   そこで、地元の優秀な学生が医学部へ進学できやすくするように市が現在実施している奨学金制 度を拡充した新制度の導入を図り、将来地元の病院に就職することを条件にして学生が経済的に自立 できるような援助体制も含めた制度をつくることが将来の医師確保にとって必ず役立つ方策になると 思いますが、市長はどのようにお考えでしょうか、お聞きします。   項目の2番目、支所機能の諸問題について。先ごろ神林地域の区長代表者数人と神林出身議員の 懇談会が開催されました。その席上問題になったのは、支所及び支所長の権限についてでした。いわ く、支所や支所長に幾ら要望しても物事がなかなか前に進まない。彼らには一体どこまでの権限があ るのか。どんな小さな問題でも本庁権限なのかということでした。   市では、2月に組織再編計画を策定しました。それによると、支所組織機能の見直しでは、平成 26年度には各支所とも地域振興課と産業建設課の2課体制となり、さらに29年度にはそれも統合され、 1課体制になります。これらのことが区長会等で憶測を呼び、支所は今後廃止されるのではないかと いうことの話にまで及んでいるような気がします。このことについては、はっきりと協働のまちづく りをさらに推進させるため、支所全体が地域振興の中核であることから、地域活性化を推進できる組 織体制に移行するということを市民に意識づけする必要があると考えますが、市長はどのように考え ているでしょうか、お聞かせください。   以上2項目の質問をして、後で再質問します。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、平山議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、村上総合病院開設に向けての諸問題についての1点目、8月25日に日本経済新 聞に掲載された国土交通省では地方都市のまちづくり施策を根本的に見直すが、村上総合病院建設の インフラ整備に活用できないか検討すべきであるとのお尋ねでございますが、新聞報道によりますと、 国土交通省は地方都市のまちづくりを根本的に見直し、病院や介護、商業施設などを誘導するまちの 中心部を法律で明確にするとともに、郊外からの移転を国が後押しする補助金や税制優遇策をつくり、 郊外に広がった都市機能を中心部に集めるコンパクトシティーを国主導で全国に広げる方針を2014年 度から目指すとのことであります。   このことにつきましては、関係機関に問い合わせをいたしましたが、今のところ新しい制度につ いての情報は入っていないとのことでありました。現時点におきましては、本市は村上総合病院を含 めた村上駅周辺の整備について、国土交通省のまちづくり支援事業であります地方都市リノベーショ ン事業による整備を考えております。ご指摘の政策や新たな制度あるいは現制度の改正がなされた場 合、本市にとって有利な条件等があればその制度の利用を検討してまいりたいと考えております。   次、2点目、地元の優秀な学生が医学部へ進学しやすくなるように市が現在実施している奨学金 制度を拡充した新制度の導入を図ってはどうかとのお尋ねについてでございますが、地元の医師確保 につきましては喫緊の課題であると認識しております。現在新潟県には、新潟県医師養成就学資金貸 与制度地域枠Bという制度があります。この制度は、学生が卒業後に県が指定する医療機関に9年間 勤務することを確約できる方に対し就学資金を貸与する制度であり、平成23年度は54人、平成24年度 は66人、平成25年度は88人の申請があったと聞いております。大変有効な制度と考えておりますが、 残念ながら申請者数に比べ、枠が平成25年度で12人と大幅に不足しているのが現状であります。   しかしながら、議員がご提案のような本市での医師確保に特化した市の奨学金制度につきまして は、市立病院もない状況でありますので、実現は困難と考えます。したがいまして、現段階では県に 対しまして新潟県医師養成就学資金貸与制度の枠の拡大について要望してまいりたいと考えておりま す。   次、2項目め、支所機能の諸問題についてのお尋ねでございますが、支所につきましては組織再 編計画の前期計画では、利用しやすい窓口サービス部門と地域に根差した二次振興部門に重点を置き、 行政内部事務などの集約できるものについては本庁へのさらなる集約を進め、一方地域の課題や地域 自治活動などについては最も身近な支所が中心となって関係づけるよう組織再編を行うとしておりま した。   後期計画においては、これを引き継ぐとともに、協働のまちづくりをさらに推進させるためには、 支所全体が地域振興の中核であることから、支所が身近な行政としての機能を有し、かつ地域活性化 を推進できる組織となるよう移行してまいります。   具体的には、平成26年度に地域振興課と産業建設課の2課、29年度には1課体制とし、職員数は 今年度に比べ各支所平均4人程度減少の34人から39人とする計画であります。1課体制とする意味も 支所全体で地域の活動の中核となり、支所で関係づけるよう組織の再編を行うもので、定員管理計画 に基づき職員数を削減していく中で、支所機能を明確にすることを目的としており、支所の廃止とい う考えは毛頭ございません。   支所におきましても、本庁と同様に事務の決裁権限を有していますが、事務事業によっては本庁 所管課との協議、連携が必要であり、そのために現在は支所だけでは決定できないものもあります。 これらの権限についても、組織再編に合わせて見直してまいります。市民にこれから支所の持つ役割 を周知するために、市報やホームページだけでなく、各地区住民が集う機会等を捉え説明をしてまい りたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 6月議会で相馬エイ議員が地方都市リノベーション事業について一般質問し ました。それに対して、都市整備課長が駅西への取りつけ道路、駅前広場整備、連絡通路、橋上駅、 病院跡地を統合保育園、ジャスコ跡地の緑地化等にそれらの事業を推進するという答弁をしておりま す。そして、その事業には50%の補助を受けられるということがありました。それについては、その ことも念頭にあったわけですか。最初からその事業のつもりでそれを推進に努めたのですか。   都市整備課長に聞きます。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 私6月議会のときにちょっとお休みしたところもありまして、詳 しいところはあれですけれども、リノベーション事業というものはまさしく今村上市が駅の西側に新 しい病院が移転するとなればぴったしの事業でないかというふうなことで、もしできるならこの事業 を採用してやっていくべきではないかというふうに考えていたと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 先般たまたま斉藤国会議員とお話をする機会がありまして、経済新聞のこと についてお聞きしたのです。そうしたら、やはり斉藤議員もリノベーション事業に使いたい事業なの だというようなことをおっしゃっていました。   だから、例えばこれから進展によっては5割補助よりもさらに有利なそういうものが出てくるか もしれません。そんなこともありまして自分が提案したのですけれども、それについていかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) このリノベーション事業も私どもとしましては、そういうふうな 思いはありますけれども、まだ県、国と具体的な協議に入っておりませんので、果たしてこれができ る事業になるかというふうなものもまだ定かではございませんけれども、そういう希望で動いており ます。   それと、今議員がおっしゃるような新しい制度が出てくるとそちらのほうがまた市としてメリッ トがあるとなれば、当然そちらのほうも検討しながらやっていくべきだというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) もちろんこの事業については、市とか県だけではなくて、民間の事業者を対 象にしたものだと私思っています。鉄道駅の半径1キロメートル以内を病院などの都市機能を集める 中心拠点区域とする案を軸に検討していて、中心部の周囲を住宅エリアにして、その外側を郊外と位 置づけるという考え方です。   そして、中心部へ都市機能の移転を促すため、税財政面での優遇制度も新たにつくり、民間企業 などが中心部の未利用地域に介護施設を建設したり、既存の建物に保育所をつくったりする場合、国 と自治体が費用の8割程度を補助するというふうになっています。とすれば、先般市長が保育園を病 院跡地に建設すると言ったことも納得できるのですけれども、それについては市長いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そういうことが根底にありまして構想を立てているということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) そして、これが大事になると思うのですけれども、その病院が移転すると当 然跡地が生まれるのですが、その跡地を売却する場合、その売却益に対しての優遇税制があるという ようなこともこの事業にうたわれております。とすれば、市に例えば村上総合病院とする場合、厚生 連は市に売却すれば別に問題ないでしょうけれども、民間に売却したときにその売却益が無税になれ ば大分厚生連としては助かるのではないかと私は思いますけれども、そのことも思いましてこの事業 は有望なのではないかなと思いますけれども、市長いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 本当にこのリノベーション事業につきましては、今までにないような事業で ございまして、非常に優遇措置をされている事業だなと、あるいはまたいわゆるリノベーションであ りますので、それに沿ったような事業メニューが掲載をされているなと、そのように捉えています。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 先ほど市長のほうから答弁として、今現在県には地域枠Bという制度があっ て、医学部対象にした制度ですけれども、卒業後9年間新潟県に残ることが条件で、それが義務にな っているという制度なのですけれども、それによれば、月額15万円を6年間で計1,080万円をその奨 学金を医学部生に貸与すると。そして、義務年限の9年が過ぎるとこの奨学金の返還義務は解消され るということなのですけれども、1年生だけの数で地域枠Bの学生には現在新大には12名いるそうな のですけれども、そのほかに順天堂大、自治医大に2名から3名、合計16名から17名いるということ だそうです。その方たちが今後9年間新潟で勤務しなければならない義務がありますから、16人掛け る9年で144名の医師が純増するという計算になります。   だけれども、こうした医師の卵と言うべき学生が村上総合病院の勤務を志望するとは限らないわ けでありますし、そんなことで、どうしても今後の村上総合病院の価値を高めていくということは大 事なことになっていくと思いますけれども、それについては何が大事かちょっと誰か。市長ですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら二次救急医療業務を担うことになりますので、この圏域と しては非常に大切な病院になるわけでございまして、何としても医師の確保であろうと、そのように 考えておりまして、病院側は当然のことながら自分たちでも考えておられる、そして計画をつくり、 実行をしていく予定でいると、そのように捉えております。また、看護師も非常に不足ぎみでありま すので、それらの対策もしておるのではないかなと、そのように考えておりまして、市としても積極 的に応援をしていきたいあるいはまた県に対しましても、病院局に対しましても要望活動を続けてい きたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 総合医療、緊急医療では、今現在魚沼基幹病院の中に魚沼大学病院の魚沼地 域医療教育センターをつくることが決定しております。そこには約30名から成る大学の教授、職員を 配置して、初期から高度医療まで学ぶことのできる研修プログラムを実施、実現しますというふうに なっています。   魚沼も村上も地域診療の、端と端ですが、村上の場合。そして、私30の前半のときにB型肝炎で 大学病院に入院したことあるのですけれども、そのときに言われたのは、B型肝炎というものは魚沼 とか岩船が多いのだと。そして、地域の問題もありますよというようなことを言われました。だから、 やっぱりこうした問題というものは、そしてその研究施設が関川にあったのです、大学病院の。だか ら、そうしたものが地域の問題として残るわけですから、やっぱり村上総合病院にもそうしたものの 研究施設のようなものも必要だと私は思っています。   魚沼基幹病院は基幹病院として考えて、それに近いものを村上の総合病院にも考えていく必要は あるだろうということは思いますけれども、市長いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど来申し上げておりますように、この地域にとっては画期的な病院にな らなければならない二次救急医療病院でありますので、それらも含めてどこにも負けないような病院 につくり上げていく、それが村上総合病院の使命であり、私どものお願いでありますし、私どもの願 いでもあると、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 先ほど村上には市立病院にもないし、公的な病院はないので、なかなか奨学 金制度は難しいと言われたのですけれども、県にあるとしても、全員がその奨学金制度を受けられる わけではない。大体約30%ぐらいしか受けてはいないのです、今のところ。やっぱりほかの方は、自 分の力というか、親の力で入学しているわけなのですけれども、そうしたものに対して少しでも足し になるようなことをやはり奨学金制度だけではなくて、考えていく必要あるだろうと。囲い込みをす る必要があるのではないかと思いますけれども、何らかの事業はできないものですか。   市長、どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど答弁いたしましたように、村上総合病院は厚生連村上総合病院であり まして、例えば医師の養成のために村上市が奨学金を出した場合、お医者さんになって厚生連村上総 合病院に9年間は勤めなさいよということで果たしていいのかという問題も出てくるのではないかな と。これが市立病院、市の病院があるとすれば、それは全然また考え方が違ってくると思いますが、 それらも含めますと非常に難しい問題ではあるなと、そのように捉えているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) この地域には、やはり医者を目指すような学生も必ずいると思います。それ らの方に対して、やはり市がだめであれば県の制度も利用するようなことをより学生に広報すること が必要になってくると思います。ぜひともよろしくお願いしたいと思います。   それと、今村上総合病院の進展については、そうは進んでいないみたいなのですけれども、村上 総合病院のインフラ整備を進めるときにおいて一番問題となっているのは、やはり工事用道路の件で しょうか。いかがですか。ちょっと質問があれですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) 村上総合病院整備に関する工事用道路とかについてはあれです けれども、周辺整備の道路につきましてはこれからまちづくりプランの中で幹線道路、周辺道路含め て検討してまいりたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 周辺の農地を所有している農家に対して、稲刈り後に説明会を開くというふ うなことがありましたけれども、それはいつごろ開いて、どんな形で開くような予定ですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) 厚生連との打ち合わせの中では、病院取り次ぎ事務長さんやっ ているのですが、今春に決まったときに地権者に説明会をいたしました。その後期間長くありまして、 お盆で3カ月ぐらいになるのに地権者に対して何の連絡もなしというようなことでは不信感を与えま すし、稲刈り後ぐらいをめどに状況を伝えるための説明会をしたいというようなことを計画して通知 したところではありますが、まだ日にち等について病院との協議はまだなされておりませんので、後 日また書面をもって地権者の方々等にお知らせしたいなと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 今後の事業進展としては、今年中に住民説明会あるとすれば買収は来年の春 ごろまでで、その後工事にかかるわけなのだけれども、大体完成年度はいつごろを目指していますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) 厚生連の説明の中では、土地の地権者等に説明した中では、早 くて4年というようなことで説明されておりました。協議の中では四、五年というようなことでした し、あと用地買収、その他と並行して進める作業もございますので、なるべく並行しながら作業を進 めて、早く会をお願いしたいというようなことでは担当レベルでのお願いはしておりますけれども、 それ以上のことはちょっとまだ進展しておりません。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 村上総合病院が完成しますと、村上の学校法人で看護学校を勧誘したいとい うものがあります。したがって、一刻も早い村上総合病院の建築が望まれると思うのです。それに対 して、やっぱり医師も不足なのですけれども、看護師も非常に不足していますから、それはやっぱり 急ぐと思うのですけれども、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 確かに先般情報センターで田端町の説明会があったときに看護学 校を建てて建設していただきたいということは話が出ました、地域の住民から。今随分になるのです が、村上総合病院にも、当時は村上病院だったと思うのですが、准看、それから新発田にもございま した。今佐渡にあるようでございますけれども、そういうふうなものも私としては必要でないかなと 考えております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 看護師の不足も県内では何かもう非常な問題になっていまして、看護師の養 成の学生を受け入れる学校がないというようなことで、ただ加茂にある暁星高校が2科80人を受ける というようなことがこの前発表があったのですけれども、やはりこの村上でもそうした学校があると 看護師の需要に応えられるのではないかというふうに思います。ですから、村上総合病院の開設とい うものは、一日も早い開設というものは望まれると思うのですけれども、もう一回どうぞ。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 看護師も医師と同様不足している現状でございます。早急に対応 していかなければならない問題だと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 確かに村上総合病院は、厚生連の民間病院です。したがって、市でできるこ とには限りがあると思います。   だけれども、より多くの市民が利用する半ば市民病院の性質は持つ病院であるとも思います。し たがって、より多くの市民が納得できるような病院づくりを目指してもらいたいと切に要望します。   このことには答弁要りません。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 2項目めの質問で、区長会との話し合いの席上で出た問題の中で、行政サー ビスという点で地域間格差は私はないとは思っているのですけれども、現実にはありますか、どうで すか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 地域間格差ということでございますけれども、どういう部門あるいはどうい う面での地域間格差をおっしゃっているのかちょっとわかりませんけれども、我々は地域間による格 差はない行政運営をしていくというようなことで取り組みをしているところであります。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 神林のある区長さんが神林地域は荒川地域に比べて冷遇されているような気 がすると。例えば消雪パイプのことなのですけれども、これは平林区長さんなのですけれども、毎年 のように修理をお願いして運転できるようにしてほしいと要望しているのだけれども、なかなかして くれないと。   ところが、荒川に行くとすぐできるのだと。特に平林、荒川というのは隣同士ですから、お互い に交流が。近いので、そういうことをよく感じているのです。ないとは思うのだけれども、ほかにい ろいろな事情があってできないとは思うのだけれども、そういうことが区長としては一番やっぱり響 く。そういうことを聞いているのですが、どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 消雪パイプの件でございますけれども、平林地区の駅前のこと言っているの だか平林集落のこと言っているのかどうかわかりませんけれども、そんなにほうっておいたという、 冷遇しているということではないと思っておりますし、あるいはまたできなければできないだけの理 由をきちんと説明しているはずでございますので、それらについては担当課長から答弁させますけれ ども、ただそれに比べ荒川地区はすぐできるということではないのではないかな、そのように考えて おります。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 今消雪パイプのお話ございまして、私もちょっと去年そういう話 聞いていまして、最初の段階ではその消雪パイプの中のつもりで考えていたけれども、そこではなく てポンプのほうだったとか、いろいろそういったことがありまして遅くなったというふうなことはあ ったかもしれない。そういうふうなことは聞いております。   ただ、議員おっしゃるような支所ごとに私どもが差をつけているとか、そういったことは一切ご ざいませんし、たまたま私ども本庁としては予算のかかわりでいろいろかかわりありますけれども、 そういった部分は支所の産業建設課長のほうに中心にお願いしているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) それはそうですね。現実的には、支所で決められる権限というものはどの辺 まであるのですか、持っているのですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 具体的な話、きょう持ってきていないのですけれども、会計上の 金額、決裁区分だとか、そういったようなもので決められてはいます。ですから、そういった大きな 額になりますと私どものほうにも当然上がってくるわけですけれども、そこに至るまでに既に各支所 ごとにもう決めてきて、あとは私どもはその決裁の判こを押すような段階でしか来ていませんし、そ ういった意味では支所である程度のことは全部考えながらできるというふうなシステムになってござ います。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 確かにそういう故障箇所については、その故障直りやすいものも直りにくい ものもあるわけですので、一概には言えるとは思わないのだけれども、ただ支所はどこまでの権限を 持っているのだと。我々に聞いても、私だってわからないのです、はっきり言って。それは、だから 多分そうしたものは支所で集めておいて、後で本所で相談して、本所でさまざま地域の要望案件を検 討しながら事業発注していると思うのですけれども、それはわかりますけれども、ただそうしたもの をわかりやすく説明できるような体制をつくってもらたいと思うのだけれども、それはいかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 都市整備課の内部におきましては、支所と、維持管理的なものは 支所でお願いをして、支所の中で計画的に年次計画といいますか、そういったものを立てると。それ を持ち寄って全体で市の都市整備課としての計画をつくっておきまして、それに基づいてやっている わけです。   ただ、緊急的にどうしても必要なものとかはその都度また支所とも話し合いながら解決していま すけれども、基本的に維持管理につきましてはそういう状況でございます。   それと、国費を投入してやるような公共事業、補助事業ですけれども、そういったようなものは 本庁で扱うというふうなことになってございます。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 私どもも毎年区長会と話し合いを年に1回は開いています。その中で本当に よく言われるのだけれども、どうも神林は冷遇されていると、そういうようなことを言われるのです。 だから、まずそうしたことはないとは思っているのだけれども、そう言われればそうかなと思うのだ けれども、支所長どうですか、神林支所長。 〇議長(板垣一徳君) 神林支所長。 〇神林支所長(板垣 裕君) 私に聞かれましたが、決して他の支所に劣っているとは思っておりま せん。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 神林が冷遇されているということではなくて、神林は社会資本整備等に関す るものが本当によく終わっているなということではないかなと、そのように考えているところでござ います。   そして、支所と本庁のあれですけれども、支所だから物事が解決できないということではないの です。本庁と相談しなければならないのは、これはどうしても必要な事業だから本庁と相談してやり ますと、やらせてください、ちょっと待ってくださいと、それでいいのですけれども、そのあれが足 りない、意欲が足りないというところもあるのではないかなと、そのように考えているところでござ います。神林は冷遇ということはあり得ません。   ただ、今言ったように、社会資本整備、インフラ整備といいますか、ライフラインもそうでござ いますけれども、大まか完了に近い、完了しているところにそういう問題があるのでないかなと考え ております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 確かに私もその席上に申し上げまして、神林は他の地域に比べれば、例えば 道路であるとか下水道、水道、全て終わっているのだと。そんなにそんなに直すところはないですよ というようなことは申し上げました。   したがって、皆さんは確かに不満に思うかもしれないけれども、よその地域に比べれば神林はい いのですよということは言ってはあります。   だけれども、そうしたことはやっぱり、区長さん方のやっぱりそうしたものの、身内のわがまま なのかもしれないのだけれども、そうしたことはある程度は仕方ないと思うので、あとは言い方の方 法だと思うのですけれども、その辺を上手によろしくお願いしたいと思います。   これで私の一般質問終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで平山耕君の一般質問を終わります。   午後2時40分まで休憩します。           午後 2時23分  休 憩                                                        午後 2時40分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、21番、相馬エイさんの一般質問を許します。   21番、相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) これより私の一般質問をさせていただきます。質問事項は、1、駅周辺の不 要不急の大型開発事業について。@、6月議会に平成25年度村上市一般会計補正予算(第2号)で都 市計画費の都市計画関係業務委託料として2,800万円が計上されました。以下について伺います。   1、委託先はどこですか。   2、根拠となる業務と金額を具体的に示してください。   A、平成24年6月20日、第10回村上総合病院新築支援検討プロジェクト会議でJR東日本新潟支 社訪問の際の状況報告がされて、駅西駅前広場の整備計画と病院用地の買収計画の方向性について協 議されています。7月25日水曜日、市長とプロジェクトメンバーで西口用地を踏査。用地選定につい ての市長の考えについて説明されています。   7月31日、副市長がJR東日本新潟支社を訪問し、建設候補地になっている村上駅西側のJR用 地についての売却についての意向の確認をしています。具体的にはどのような協議がされたのでしょ うか。   B、村上市は、地方都市リノベーション事業で村上総合病院の移転新築に連動させ、村上駅周辺 整備と駅の橋上化を計画していますが、交付率は50%、残り50%は市負担です。総事業費は幾らにな るのか、財政の見通しはどのようになるのかお聞きします。   C、地域医療を守り、救急医療の充実に今深刻なことが村上総合病院の整形外科医の複数人化で す。村上市としては、どのような計画と展望を持って取り組んでいますか。   D、市民生活は深刻です。実態を具体的にどのようにつかんでいますか。市民の暮らしと安全・ 安心を最優先にした予算の使い方が求められています。市長のお考えをお聞きします。   質問事項の2、全ての学校の給食調理場に冷房装置を設置することについて。市内4共同調理場、 岩船学校給食共同調理場、高南学校給食共同調理場、塩野町学校給食共同調理場、山北学校給食共同 調理場と4学校の単独調理場、村上小調理場、上海府小調理場、金屋小調理場、そして村上東中調理 場です。そちらには冷房設置がありません。調理員さんが働く場に差別があってはなりません。どの ように対応されるのかお考えをお聞きいたします。   ことしの平成25年7月12日、村上南小学校の給食調理場で2時20分、35歳の女性、メフォスの職 員が給食後片づけをしているときに気が遠くなり倒れ、呼吸が苦しくなり、手足がけいれんし、村上 総合病院で点滴治療され、夕方帰宅されたという熱中症で救急車で運ばれた事例がございました。そ の後、村上教育事務所、そして教育委員会、財政課のご努力により村上南小学校の給食施設にはエア コンが設置されたということに関しまして、関係職員の方々のご努力、そして緊急性をしっかりと捉 えていただいたことに感謝申し上げます。   答弁をいただきました後に再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、相馬議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、駅周辺の不要不急の大型開発事業についての1点目、6月議会一般補正予算の 都市計画関係業務委託料2,800万円について、委託先はどこか、根拠となる業務と金額を具体的に示 してほしいとのお尋ねについてでございますが、現時点で2件の委託業務を発注しております。1件 目は、村上駅周辺地区測量業務委託であります。具体的な業務といたしましては、村上駅の東西を結 ぶ連絡通路や駅前広場、駅に接続する道路等の建設や設計の基礎資料となる測量と調査を行うもので あります。委託先は、朝日調査設計株式会社、契約額は525万円であります。   2件目は、村上駅周辺まちづくりプラン基本構想等作成業務委託であります。こちらにつきまし ては、村上駅周辺の施設整備や活性化を図るための基本構想を作成するものであります。具体的な業 務といたしましては、駅周辺の現状と課題の整理、ハード、ソフト事業の検討、将来像の整備、事業 予定、概算事業費の算出等を行うとともに、住民等のご意見をお聞きしながら基本構想を策定するた めの業務委託であります。委託先はNCE株式会社、契約額は876万7,500円であります。   今後発注を予定しております委託業務といたしましては、村上駅の東西通路及び駅前広場の整備 に係る基本的な構想を策定する業務があります。具体的な業務といたしましては、東西連絡通路及び 駅前広場の設計条件の整備案、あわせて概算事業費の算出を予定しております。発注時期につきまし ては、9月中を予定しております。また、村上駅周辺の地区交通計画を策定するための業務委託も発 注する予定としております。具体的な業務といたしましては、移転新築される村上総合病院の利用者 や村上駅の利用者の利便性と安全性の向上、高速道路からのアクセスや主要道路等の検討を行い、駅 周辺地区の交通や道路について計画を策定するものであります。こちらにつきましても9月中に発注 を予定しております。   次、2点目、平成24年6月20日の第10回村上総合病院新築支援検討プロジェクト会議と7月25日 の市長とプロジェクトメンバーでの現地踏査後のプロジェクト会議、そして7月31日に副市長がJR 新潟支社を訪問した際に具体的にどのようなことが協議されたのかとのお尋ねについてでございます が、まず第10回村上総合病院新築支援検討プロジェクトでは、新築候補地の1つである村上駅西側の 用地の検討の中で、どうしてもかかわってくるJRが所有している土地につきまして、まず売却の可 能性や売却できる場合の範囲などについて、6月7日に総務課と財政課の職員がJR新潟支社の担当 者を訪問し、確認してきた内容について報告を行い、それを受け、病院新築支援についての本市とし ての考え方を整理した会議でありました。   次、7月25日に市長とプロジェクトメンバーが現地踏査後に行ったプロジェクト会議では、今後 厚生連に対し本市としての具体的な支援方針を示す必要があることから、その内容についての検討と 9月議会までに取りまとめることの確認を行ったものでありました。   また、7月31日に副市長がJR新潟支社を訪問しました件につきましては、6月に事務レベルで の打診であったことから、用地問題は大変大きな問題でありますので、1度プロジェクトの座長であ る副市長と事務局の立場にあった総務課長が挨拶を兼ねて売却の可能性などについて再度確認を行っ てきたものであります。   次に3点目、村上市は、地方都市リノベーション事業で村上総合病院の移転新築に連動させた村 上駅周辺整備と駅の整備を計画しているが、総事業費は幾らか、財政の見通しはどのようになるかと のお尋ねについてでございますが、さきのご質問でお答えいたしました村上駅周辺まちづくりプラン 構想等作成業務委託によりまちづくりプランを策定してまいります。その中でどのような事業をどの ように実施するかを計画したいと考えておりますが、計画の検討段階におきましては概算事業費や財 政状況を考慮しながら総事業費を算出してまいります。財政の見通しにつきましては、引き続き健全 財政を堅持しながら、限られた財源の中で市民が暮らしやすい、そして活力ある地域づくりを目指し、 中、長期的な視野を持ちながら、優先度、緊急性に配慮し事業を集中し、選択実施していくことにな ります。   次に4点目、地域医療を守り、救急医療充実のためには、村上総合病院の整形外科医の複数化が 重要だが、どのような計画と展望を持って取り組んでいるかとのお尋ねについてでございますが、全 国的な医師不足の中で、当圏域の医師不足は深刻な状況となっております。特に整形外科医の不足が 喫緊の課題であると認識しておるところであります。安心、安全な地域医療を確保していく上では、 医師の地域の遍在、診療科の遍在、若手医師の遍在といったものを解消していく必要があります。地 域が魅力のある親しみやすい環境の構築と医療の充実を図ることが医師確保の遍在を解消することに つながるものと考えております。   新潟県では、県と県内17臨床研修指定病院が共同で本県の医療をになっていただく良医者の育成 のために良医育成新潟県コンソーシアムを設立して、臨床研修指定病院のPRと指導体制の充実を図 る活動を行っております。また、村上総合病院新病院整備構想によると、医師確保では地域の医療レ ベルの向上に向けて関連大学に要請を行うことや臨床研修指定病院としての機能充実を図るため、基 幹型研修、研究指定病院としての体制を整備すると聞いているところであります。この圏域の医師確 保については、県知事をはじめ、県病院当局にも毎年要望しているところであります。新病院の整備 に当たり、整形外科医の複数化についてこれまで以上に国、県へ強く要望してまいりたいと考えてお ります。   次に5点目、市民生活の実態を具体的にどのようにつかんでいるか。また、市民の暮らしと安全 を最優先にした予算の使い方についての市長としての考え方とのお尋ねについてでございますが、市 民生活の実態についてはことし4月から6月の村上市景況調査報告によりますと、市内の景況は持ち 直しの動きが見られるとの判断をしておりますし、またハローワークの雇用統計情報では、有効求人 倍率も1.00倍となっており、国の政策効果が当圏域にも多少なりともあらわれてきているのではない かと思っているところであります。このような状況にありますので、村上総合病院の村上駅西側への 移転新築に伴い、その機能が拡充されることによりまして、市民の皆様の医療面での安心、安全が格 段に向上するものと考えております。また、これまでも説明申し上げております村上駅周辺まちづく りプランにおきまして、村上駅周辺の機能面や利便性の向上、地域の活性化を計画することによって、 市民の暮らしの向上はもとより、市外から来られる方々に対する本市のイメージアップにもつながり、 商業や観光面へも好影響が期待されることから、予算の使い方といたしましては有意義なものと考え ております。   次に2項目め、全ての学校の給食調理場に冷房装置を設置することについては、教育長に答弁を いたさせます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、相馬議員の2項目め、全ての学校の給食調理場に冷房装置を設 置することについてのお尋ねでございますが、現在各調理施設の休憩室には全ての冷房設備が設置さ れておりますが、厨房内における設置数は20施設中12施設となっております。各施設の設備、備品等 の老朽化による更新時期も考慮しながら、今後未設置の施設につきましては施設環境の改善を図るた めにも計画的な設置に向けて努力していきたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) はい、ありがとうございました。では、再質問は、学校の給食施設に関する こちらの再質問からさせていただきます。   学校給食法の第9条、学校給食衛生管理基準の中に、学校給食を実施する義務教育小学校の設置 者は、学校給食衛生管理基準に照らして適切な衛生管理に努めるものとするということで、環境も含 めてこのような責任が載っております。それで、村上南小学校のこの8月の出来事に対しまして、関 係の方々が本当に努力してくださいまして、今年度中、特に夏休み中に急いで対応してくだったこと に関しましては、本当に先ほど壇上でも申し上げましたが、厚くお礼を申し上げます。   しかし、質問で申し上げましたが、教育長も申しましたけれども、まだ給食室にエアコンがつい ていないところがたくさんあるのです。そこで、教育長として、私調理員さんの働く場に差別があっ てなりませんという質問しておりますが、どのように受けとめていますか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 勤務状況、それから勤務の内容、そして環境と、その内容については多く あると思いますけれども、勤務状況について差別があってはならないと考えますし、またその施設、 環境等についても最優先に進めていく必要あると思いますが、その環境が個人の差別までにつながる かどうかについては、私としてはちょっと今ここの場で発言できる内容ではないかというふうに考え ております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 各23年度から25年度の調理場からのエアコン、空調設備設置要望を担当の方 に調べていただきました。毎年のように設置を要望しているのです。   しかし、それを財政課含めて、村上市当局が後回しにしていたと。その結果、6月議会で私は、 3年前ですか、去年、おととし、その前の年に村上南小学校で熱中症で倒れて、そしてその後退職さ れたという方の事例を申し上げて、調理場にエアコンをつくるべきだと一般質問、おととしの9月で したでしょうか、いたしました。そして、6月議会でもそのような事例があるのだということで、し っかりと捉える必要があるのではないかということをこの場から申し上げました。   それで、市長に申し上げます。毎年のように現場からぜひ調理場にエアコンをつけていただきた いという要望が出ている。これを一どきにつけるということは確かに大変でしょう。しかし、同じ学 校の調理場でエアコンついているところで働いている調理員さんもいる。しかし、大汗をかきながら 過酷な労働条件の中で児童の給食を本当につくっている調理員さんもいるというこの実態を市長はそ れでいいというお考えをお持ちなのかどうか、そこをまず聞きます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 一度につけるということはできないと思いますけれども、順次計画をしてい きたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 教育長の先ほどの答弁でもそのような言葉がございました。今市長からの答 弁もございました。本当にそれは、財政上のいろんな問題もございますでしょうが、短期の間に計画 的に、村上市の予算の本当にやりくりをすれば、皆さんの英知をひねり出せばできないことはないの です。やろうという姿勢が今まで欠けていた。私は、そのことを指摘して、教育長と市長の年次的な 計画で実現していきたいという答弁を私はしっかりと受けとめて、その言葉に偽りがないように確実 に今後も提起をしていきたいと思っています。   終わります。   次に、1番目の駅周辺の不要不急の大型開発事業についてということで質問をさせていただきま す。私の6月議会の一般質問の中で市長は、投資計画関係事業委託料を計上させていただいておりま す。この事業には、相当規模の事業費が必要となることが想定されていることから、限られた財源の 中でいかに集中し、選択していくかといった視点が不可欠と考えております。したがいまして、整備 計画につきましては、中、長期的な視点に立って、財政計画も含め検討する必要があると考えており ますと6月議会で答弁しております。先ほどでも同じような答弁がございました。   そこで、質問項目の中に載せておりませんので、通告外だと言われそうなので、私が24年度決算 の地方債現在高を申し上げます。これが今村上市の地方債の実態であります。一般会計約320億、情 報通信事業特別会計約15億、下水道事業特別会計約336億、集落排水事業特別会計95億、簡易水道事 業特別会計27億、一般会計と特別会計の地方債の現在の残高は793億円です。   しかし、これは公債費で返済されていきますと、元金でありまして、ここに必ずや利息がついて きますので、この数字は膨らんでまいります。   債務負担行為、つまり将来にわたり支払いを約束しているもの、これは現在147億。そのうちご み処理場建設と運営費で112億。それらを合わせまして約940億円の村上市は債務負担行為も含めまし て借金がございます。この現実をしっかりと捉え、そして事業をしていかなければならないという立 場に皆さんはいらっしゃるわけです。   そこで市長にお伺いいたします。今これだけの地方債がございますが、この数字を聞きましてど のようにお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上市の起債自体は、着実に毎年毎年減っております。   それと積立金、いわゆる貯金のことは言いませんでしたけれども、財政調整基金におきましても 減債基金におきましても目的別基金におきましても、それ相当に今積み増しをしているという現状で ありますので、先ほど来申し上げておりますように、将来的を見据えた健全財政の堅持に努めてまい りたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) この数字は、ただ口ですらすらと言っておりますが、返していかなければな らない、ここに利息を含めて村上市が返していかなければならない数字でありまして、気の遠くなる ような数字なのです。皆さんは数年後に退職なさいます。市長も数年後には、もう何年間は市長とし てお務めになるかもしれませんが、現大滝市長が市長をやめられた後もこの村上市の莫大な借金は 延々と残っていく。ですから、必要なものしか本当につくってはいけないというこれがまさに市民の 声だと思います。   そこで伺います。7月31日、副市長と先ほどの説明ですと総務課長がJR東日本新潟支社を訪問 しております。そして、JR用地の売却について意向の確認をしておりますということで私通告をし ておきました。そして答弁がございました。   そこで、再度再質問させていただきますが、JR西口の側には保安林がございます。その保安林 について、たしか保安林を切る場合はそれなりの柵を設置しなければならないというようなJRから の要望があるというようなことですが、その辺を具体的にもう少しご報告お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 先ほどもお答えしましたとおり、7月31日にJR新潟支社を訪問をさ せていただきました。その対応については、総務部の企画室室長外1名、2人が対応させていただき ました。私どもの村上総合病院の建設用地として、候補として駅西のJRの土地もかかる可能性があ りますので、それらの売却について打ち合わせをさせていただいたところであります。鉄道林の部分 についても、売却は可能であるということでいただいておりました。また、防護柵につきましては、 防風機能を持っていかなければいけないというようなことで、3メートル程度の防風柵を設置をして、 高さ3メートル程度の防風柵を設置していただきたいというような回答でございました。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) それから、線路沿いに鉄塔がございます、電流でしょうか。あれは、西側広 場のときには障害にならないのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 鉄塔というようなお話ですが、携帯電話の中継塔のことでございま しょうか。           〔「駅の線路に沿って3カ所か4カ所立っているの。電流なのかな」 と呼ぶ者あり〕 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 変電所の恐らくそうすると引き込みかと思いますが、変電所につき ましては、そのとき私も同行させていただきましたが、移転には100億近いお金がかかるというよう なお話がございましたので、この部分については除いた上で、もし西側に計画するとすれば除いての 計画をしたらどうかというふうなお話はそのときにいただいておりました。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) それと、今後の新病院の報告のときに、ヘリポートは屋上に、それから駐車 場は立体駐車場というようなお話を聞いた記憶があるのですが、ヘリポートを病院の脇の広い地面に つくれない理由は何なのでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) まだ詳細な設計ができておりませんので、地上につくるか、また屋上 につくるかというのは、土地の買収がそっちまで広く買収すれば地上でもいいわけでありますので、 その辺のまだ計画ができてございません。そういうもしそこにつくるとなれば、コンパクトにつくる となれば屋上に設置もする計画もあるし、また駐車場についても立体的な駐車場として、用地を最小 限に購入を控えればそういう形で計画するのではないかなということでありますので、まだ具体的な 病院側としての計画がまだ示されておりませんので、それらの対応を今私どもは待っているというこ とでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 線路沿いにその電波塔というのでしょうか、ございます。それから、松山の 集落の裏側の山手に大きな鉄塔が立ってございます。ヘリポートが地面に病院の脇にヘリポートをつ くった場合、あの周辺にはいろんな障害物があるのではないですか。そういうものをクリアして地面 につくることが可能だというふうに行政は考えているのですか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) そこまではまだ私どもも調査はしておりません。あくまでも病院側が どういう形で、どういう施設でどういう形でつくりたいということが出てきて、向こうでも多分そう いうことはしっかりと調査をしてかかると思うので、その辺を待っているということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) もし面積が狭くて地上につくれない、いろんな障害物がある。そうなった場 合、屋上につくるとなると、冬はこの地域は雪が降りますので、常にそこは雪がたまらないようなそ ういうヘリポートの設置というものも今後必要になってくるのだろうと思います。つまり、場所的に 非常に周りに障害物があるということ、そしてヘリポートのヘリが進入する位置が海側あるいは原信 側のほうからしか入れないのではないかと。私は、あの地域の環境からしてちょっとそういうふうに も推測しております。その辺はどうなのでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今議員がおっしゃっているようなことは、当然専門的な立場から、見地から 調査研究しているはずでございますので、それを我々は注視しているということでございます。当然 雪が降るわけでございます。新潟県のドクターヘリも試みたものの、冬は雪が多くて使えない。だか ら、常に雪のないようにしておかなければならないというようなことを今対策をしているという現状 でありますし、また村上の若鮎橋の隣にもドクターヘリポートができておりますので、そこも無雪状 態にしておくということでありますので、専門的な見地から調査あるいは研究をしているということ でありますので、それを私どもは見ているということであります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで、今病院移転に関連づけて駅周辺整備計画がいろいろと調査費もつき、 そして市長の口から、関係課長から出ておりますが、合併の建設計画にはございませんでした。そし て、市の総合計画の中にも載っておりません。ことしの平成25年度の市長の施政方針には、村上病院 移転新築に関して支援していくと、そういう表現はございますが、それに関連づけての駅周辺整備事 業をやりますという言葉は一切ございません。そして、この皆さんのプロジェクトチームのこの会議 のこの流れを見ておりますと、24年度のとにかく4月13日に村上駅西側用地の売却意向を聞きに行っ たと。そして、市長とプロジェクトメンバーで西口用地を見に行ったと。そして7月25日、その後会 議を開いて、そして7月31日に副市長と総務課長がJRに行っているという。   つまり建設計画にもなかった、そして総合計画にもない、市長の施政方針にもない、このような 事業が村上駅総合支援検討プロジェクト会議の中でこのような原案的なものが具体的につくり出され て、そして調査費がついて、本当にある程度具体的に歩き出していくと、こういうことが行政の仕事 上であっていいのでしょうか。   つまりは、市民の税金を使います。もちろん国からいろんな交付金も出るでしょう。先ほど平山 議員が言いましたように、リノベーション事業は何かすごく有利になるそうでございます。しかし、 そうだとしても、100%お金が来るわけではないし、もろもろの他のお金は、先ほど申し上げました ように、村上市の財政の借金は大変な数字になっている。その上、どこにも記録されていない事業が 着々と進められようとするこの今の村上市の仕事の進め方の姿勢。   市長、どのようにお考えですか。当たり前だとお思いですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上総合病院の新築移転あるいは現在地への新築ということは、前から話し 合われたことでありまして、当然この地域に二次救急医療ができる新しい医療機関が必要であること はご承知のとおりであります。それをやらなければならない。安全、安心な医療を享受できる地域に するためには、どうしてもしていかなければならない。そのためには、附属する施設として必要なも のあるいは議員がおっしゃったような新しい国の制度、リノベーション事業という制度のもとにでき るものはないかあるいは将来的なことを考えてやるべきことはないかというのを考えるのは行政とし てのごく自然のことであると私は考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 市長の話聞いていますと手品みたいですね。   そこでお伺いいたします。平成18年11月24日、合併市町村基本計画搭載事業一覧表がございまし た。そこにはJR村上駅周辺施設整備事業費ということで、当初29億がのってございました。しかし、 住民説明会等いろいろ議論もあって、19年1月15日現在の資料では、橋上駅舎建設が10億円が削られ て、地下通路用EV工事1億円ということで減額になって、それで19億というふうになったようでご ざいます。   しかし、6月議会でも申し上げましたが、JRとして負担するのは6,000万か、0.6%しかJRは 負担しないという当時の報告でございました。JR訪ねた方どなたでも結構ですので、JRが負担す る率というものは聞いてきたのだと思いますが、どのようなことを言っていましたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) JRが今現在で幾ら負担してくれるのかとか、まだ事業内容もはっきり決ま っていない段階でそれは答えるべきでもないし、我々聞いても答えていただけないと、そのように考 えています。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そのあたりもちゃんと聞いてこなければ、全額村上市が負担することになる と受けとめられます。副市長行ったのでしょう。その辺は、かつての19年合併前の当時はそういう実 態であったけれども、現在はJRとしてはこのような事業をしたときの、他の自治体でもしているで はないですか。その辺を聞いてこなければ子どもの使いと同じです。どのようなお話をされたのです。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 7月31日に訪問した件につきましては、あくまでもいわゆる通路をど うのこうのということではなくて、その土地を売却していただけるかどうか、それについてのご挨拶 と確認に行ったわけでございます。そういういろいろ橋上化とか連絡通路につきましては、それぞれ いろいろなケースがありますし、また他の市町村の例も今いろいろ入手してございます。それは、課 長のほうから、また参事のほうから答弁させていただきますけれども、いろいろケースバイケースで いろんな形があるので、それを幾らであるということの限定はちょっと私どももそこまでは聞いてお りませんし、今後そういう計画がしっかりとした、まとまった段階でそれをどれぐらいやっていただ けるか。それは、今後の交渉次第であるのではないかなと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 村上市が何の計画にも載っていないのがプロジェクト会議の中で浮上させて きたと。その具体的な計画は、6月議会でも申し上げましたが、事業者が緑町周辺の住民に駅周辺地 区マスタープランということで宅地開発をして、これから第1期開発で売りに出そうというときに、 スーパーも来る、病院も来るということで、ある程度のその構想をつくって住民に説明したものと〔 質問時間10分前の予告ブザーあり〕ぴったり一致するというわけではございませんが、そっくりなの です。   それで、私はこれ合併前のこれを持っておりますが、聞くところによりますと、最近のこのよう な地図と言うのでしょうか、こういう資料を見たという議員さんもいるということです。   ですから、不可解なことがいっぱいあるのです。まさに業者が住宅の土地を売るときにつくった その事業とそっくりな内容が今まさに村上総合病院移転新築に関連づけて突然浮上させてくるという その手品みたいな行政の仕事の仕方、市民の代表として議員を務めさせていただいている一人として 非常に不可解な、そして納得のいかない事業であるということをまず申し上げます。   そこで、時間も大分なくなりましたので、消防長いませんね、伺いますが、今村上総合病院の整 形の実態というか、受け入れ実態は夜間は整形の手術もできないのです。それで、土日に関してはど うなのですか。 〇議長(板垣一徳君) 消防本部次長。 〇消防本部次長(伊藤 功君) 夜間にあっては、今のところオペ等は実際やっておりません。また、 土日にあっても、今現在1名体制ということで、土日にあっても手術はできない状況にあります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) ちょっと私の時間なのですけれども、私もったいないから話します。   そういう実態の中で、本当に村上市民は転んだり、腰の手術なんて本当にできないということで 非常に不安な状況になっていると。それが今話されましたように、平日の昼しか対応されないのです、 それも常勤が1人ということで。この深刻な実態を担当課課長だけではなくて、市長みずから受けと めているということで先ほど平山議員の答弁にも答えられているようでありますが、こういう実態だ ということは、村上市、そしてこの自治体がそれで安住しているということは恥ずかしいことであり ます。   先日9月の4日、日本共産党村上市議会として県知事宛て、そして担当課の課長さん等に要望書 をお上げしてまいりました。1つは、新築に当たって、別紙の厚生連村上総合病院整備基本構想が発 表されていますが、この構想が実現できるよう最大の支援、援助を行っていただきたい。   2、新潟県内の医師不足対策を抜本的に強め、県の責任で医師確保を図っていただきたい。とり わけ当面の緊急措置として、厚生連村上総合病院に整形外科医の増員を図っていただきたい。   3、地域医療に責任を持つ県として、公的医療機関の新築移転に対する県の助成制度を確立し、 助成額の抜本的な増額を行っていただきたいという申し入れを行いました。   市長、病院任せにせず、市長も私どもに対して回答いただきました。しかし、具体的な抜本的な 内容がなく、検討していきますとか検討、相談してまいりますというような形で、積極的な姿勢がな い回答でございました。それではいけないと思います。この地域、村上市民の命、暮らしを守り、安 心して住めるこの地域ということは、病院がそういう整形外科医がたった1人というこのような実態 で本当にいいのでしょうか。一言でいいです、時間がないですから、簡単に。もう本当に頑張ってい かなければ、大滝市長のとき何にもできなかったと永遠に残ります。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) こういう現状だから病院を今つくろうとしているわけでしょう。   そして、安全、安心な医療が受けられるような地域にしようとしているのが今の現状ではないで すか。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そういう市長が……病院が新しく建つのは何年後です。それまで今現在いら っしゃる八木先生だって高齢、それなりのお年でいらっしゃいます。病気もお持ちだそうであります。 その先生がもしものことで体がちょっと医師としての〔質問時間5分前の予告ブザーあり〕お仕事が できなくなったときにどうするのですか。病院が新しくなればそれは解決できますなどと、そんな考 えをお持ちだからいけないのです。今現在、今の村上総合病院でも本当に緊急な課題だと。それは、 病院そのものが真剣に対応していく。当たり前です。   しかし、住民の命や健康をしっかりと守るという観点から、村上市の、今市長が答弁されたよう なそんな人ごとの病院が新しくなれば問題が解決しますみたいな考え持っていたら住民は安心できま せん。そのことを申し上げます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔「私答弁求めておりません。時間がないからもったいないんです よ。それで、先ほど……」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 失礼しました。   村上市の経済の状況が報告されました。しかし、今回は決算議会であります。25年度5月末の市 税の滞納人数、実人数2,949人、5億300万円、国民健康保険税、実人数1,593人、4億5,200万円、後 期高齢者医療保険料119人、385万円、介護保険料、実人数307人、1号保険者1,469万円の収入未済額 が出ております。これだけの方々が、そして金額的にこのような金額、約10億です。これが収入未済 額として毎年のように繰り返される。これが実態であります。こういう実態を真剣に受けとめて市の 事業をしていかなければならないと思います。   時間も残り少なくなりました。村上総合病院の移転新築後の新病院が地域医療、救急医療に責任 を持てる拠点病院になること、そして緊急の課題としての整形外科医の確保を市民は強く望んでいま す。   しかし、市の回答は、具体的な計画と展望がなく、主体的な姿勢がありません。市民の命、暮ら しを守り、地域医療を充実させることは市の責任、そして市のリーダーである市長の責任です。まち づくりは、市民の声、願いがもとにあり、市民の暮らしが守られなければなりません。合併前の建設 基本計画から外れた事業が突然浮上し、不要不急の大型開発公共事業が市民の合意なしでやられよう としている。橋や道路をはじめ、他の公共施設など老朽化は進んでいます。   しかし、点検等は進んだとしても、改修の実施はこれからです。どれだけの道路や橋が安全な道 路、橋をつくるためにこれからお金が必要なのでしょうか。安全、安心のまちづくりにこそ財政は大 事に使われなければなりません。病院跡地の駅前に統合保育園など多くの市民は望んでおりません。 そもそも病院跡地の購入は、事実上病院への追加支援ではないかとの市民の声も出ております。人々 が集まる施設こそ活性化につながると考えます。数年後には、合併により地方交付税も約30億削られ ます。市の財政は、さらに厳しくなっていく中で、借金がふえ、市民の負担が大きくなる計画には反 対です。   市長は、こういう村上市の実態をしっかりと受けとめ、この不要不急の大型公共事業で経済が活 性化すると何回も答弁しておりますが、本当に喜ぶのはどんな人たちなのでしょうか。滞納で苦しん でいる人たちが喜ぶはずがございません。大型スーパーで売り上げ減っている小さい小売業の商店の 人たちが喜ぶはずはありません。このことを申し上げて私の一般質問終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで相馬エイさんの一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会をいたします。   また、明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでございました。           午後 3時30分  散 会