平成25年村上市議会第3回定例会会議録(第3号) 〇議事日程 第3号 平成25年9月11日(水曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君 17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(1名) 19番   小  林  重  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君 教  育  長 圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    大   滝   和   春   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     佐   藤   憲   昭   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     田   嶋   雄   洋   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        都市整備課参事    東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君 農業委員会 遠   山 昭   一   君        事 務 局 長        選挙管理委員会 磯   部   康   次   君        委  員  長        選管・監査 本   間       清   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    板   垣       裕   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時01分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は25名です。欠席の届け出がある者1名です。定足数 に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、1番、渡辺昌君、13番、木村貞雄君を指名をいた します。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は5名を予定しております。ご了承願います。   最初に、16番、姫路敏君の一般質問を許します。   16番、姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) 姫路敏です。一般質問を行います。   私の一般質問は2項目ございますが、1番目に地域まちづくり協議会について。村上市は、地域 ごとにまちづくり協議会が設置され、今年で2年目となりました。現在17の協議会が活動しておりま すが、その活動状況と成果はどのようになっておりますか、聞かせていただきたいと思います。   2点目ですが、人口減少問題でございます。村上市人口減少問題対策委員会が設置され、動き出 しております。その組織には、子育て支援部会、雇用創出部会、元気なまちづくり部会、影響調査部 会の4作業部会が設置され、現在活動をしていると聞いておりますが、これらの作業部会を設置した ことからもわかるように、人口問題はその与える影響が村上市行政の多岐にわたります。各作業部会 の状況を含めて、現在の人口減少問題対策委員会の活動状況について聞かせてください。   この2点でございます。市長答弁の後、再質問いたします。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、姫路議員の2項目のご質問につい て順次お答えいたします。   最初に1項目め、地域まちづくり協議会についてのお尋ねでございますが、地域まちづくり協議 会は、本市の重点戦略である定住の里づくりを推進するため、地域住民と行政が協働で進める市民協 働まちづくりの推進母体として、区長、総代の皆様及び関係各位の皆様の大変なご努力により平成23 年度末に組織され、翌平成24年度からその活動を多岐にわたり進めておるところであります。活動の 一例を挙げますと、集落支援による伝統文化、行事の存続や復活、地域の宝の発見や保全活動、食文 化にスポットを当てた郷土の再発見に加え、新たな地域おこしや地域の安心、安全対策に至るまで、 地域の特色や資源を最大限に生かした幅広い元気づくりを実施しております。   現段階の成果といたしましては、これらの活動を通し、これまで行政が進めてきた一律、画一的 なまちづくりではなく、地域に根差した特色ある地域づくりを進める機運の高揚と地域の課題解決に 向けたその動きもあらわれておりますし、空き家利用の提案や活動など地域活性化に対する地域住民 の主体的な参画意識と行動がふえてきたことであります。   しかしながら、地域まちづくり協議会は歩み始めたばかりでありますので、活動や趣旨が浸透し 切れていないのも事実であります。このため、計画した支援事業に対して応募が少なかったり、ある いはまた事業が計画どおりに執行できなかったりといった主催者側の苦労も多くあります。そこで行 政といたしましても市民協働の精神から、柔軟な財政支援と人的支援を行ってきたところであり、今 後とも地域まちづくり組織の発展と地域の元気づくりのために同じ汗を流していきたいと考えている ところであります。   次2項目め、人口減少問題についてのお尋ねでございますが、村上市人口減少問題対策委員会は、 全庁議メンバーで構成する委員会のほか、実質的な事業計画を議論する4つの作業部会と副市長、教 育長、そして各部会の正副部会長で組織する調整会議で議論を進めているところであります。これま で委員会及び調整会議を各2回、各作業部会を2回から4回の計11回開催しております。各作業部会 のうち子育て支援部会、雇用創出部会、元気なまちづくり部会の3部会では、検討すべき事項の抽出 及び分科会の設置、市民の皆さんからの意見の聴取手法等について協議し、特に平成26年度から実施 できる事業を最優先に議論を進めているところであります。また、影響調査部会では、人口減少によ る影響につきまして、現行制度が存続されるという条件のもとではございますが、市税、地方交付税、 医療費等推計が可能な範囲内で影響調査の作業を終え、作業を中断しておりますが、必要により再開 することとしております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ありがとうございます。   それでは、地域のまちづくり協議会の件から随時再質問いたしますが、私この資料をつくってき ました。資料ナンバー1なのですが、これは17協議会の決算収支なのです。平成24年度の決算の状況、 そしてあと予算とかも事業内容とかもそれぞれいただいて、私なりに全部チェックした上で決算をノ ミネートしてここに上げたということです。これちょっと説明すると、村上地域というのは村上、瀬 波、上海府、岩船、山辺里と。それで朝日のほうは、塩野町、猿沢、高根、舘腰、三面、神林のほう は神納、西神納、神納東、砂山、平林、山北と荒川だけはそのまま1つということになっております。 それで例えばこれ横軸に活動費というのございますよね。例えば村上でありますと、活動費が山辺里 地区は133万7,888円、収入に対して39.2%の仕事をしていると、こういう見方をしてもらえば結構か なと思うのです。私なりにはじき出したのですが、それみんな数字は合っているかと思います。基金 が村上の村上の場合だと290万基金に入れ込んでいる。32.5%が基金に入ってしまっている。それで 山辺里のほうも30万基金はございますが、8.8%、比率として。その繰越金、事業は終えて翌年度に 繰り越したという金額、これの3割以上あるのが村上地区だと上海府地区、事業し切れないままに繰 り越したという判断がよろしいかと思いますが、下のほうに繰越金と基金と2つ合わせたのが3割以 上のところ、これを黒い網かけになっておりますので、例えば村上323万9,830円、36.3%、そして上 海府が30.9%、それと山辺里が30.4%、こんな見方を随時村上、朝日、神林、そして山北、荒川と、 こういうふうにやっていきます。その前に、右下の一番下の@番、A番の足し算、私これエクセルで 表計算やっていますので、計算は間違っていないのですが、表にはみ出た分の@とAの足し算が間違 っておりました。そこには1,540万2,592円と書かれておりますが、1,524万2,119円でございました。 つまり@とAを足せばその数字になります。つまりどういうことかというと、これは5,187万7,426円、 これはその前の年の準備資金も含めて交付金と合わせた収入額全体が5,187万7,426円ありまして、繰 越金と基金で合わせて約3割が残っていると。企業にすれば内部留保みたいなものです。5,000万投 入して1,500万が残ると、こういう見方もあり得るのかなと、こういうふうに思います。こうやって 横に並べてざっと見ていくと、その動きというのはその地区、地区ごとに特徴があるかなというのは 捉えられるかと思いますけれども、自治振興課長はどういうふうに、こういうふうにまとめて見たこ とありますか、それともどういうふうに思います。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) お答えします。   まずその前に、上海府の繰越金のことでございますが、これは交付金の繰越金ではなくて、以前 の上海府のまちづくり推進委員会、これは以前からあったわけでございますが、これの町内の負担金 の運動会の繰り越し分の積み上げでございます。ですので、上海府におきましては、この繰越金につ いては交付金の繰り越しではございません。   それから、大変議員におかれましては、集計大変ありがとうございました。私どもとしましても、 繰越金及び基金のあることは重々承知してございます。ただ、平成23年度におきまして、各協議会の 発起委員会ということで区長様、総代様、それから関係各位のご協力をいただきまして、毎晩のよう に検討いただきまして、24年度の事業計画と予算を決定したわけでございます。先ほど市長からも答 弁ありましたが、実際事業をやってみますと、なかなか思うように進まないということで、そういう こともあり得るだろうということで、事業の変更計画やら予算の流用等もいたし方なしということに したわけでございます。   なお、この基金等につきましては、当初村上地区であれば30…… 〇16番(姫路 敏君) 基金の話ではなくて、表の話を聞いているのです。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 失礼しました。大変わかりやすくまとめていただきまして、ありが とうございました。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 基金がある、繰越金がある、その辺の状況は、その協議会ごとにいろいろな 思惑がそこに存在しているのだろうし、しかしながら1つにまとめ切ると非常に見えてくるものがあ ります。例えばすばらしいのは、何といっても神林地区。この神林地区、神納、西神納、みんな5地 区とももう基金なんかためる余裕はございません。事業を目いっぱいやっております。比率から見て もわかるように、活動費あたりもほとんど5割以上いっています。それで繰越金も例えば砂山地区で あれば、繰越金10万円しかないのです。本当に6.6%、ですからもうありったけの財源を利用して、 そして報告書も見ると相当な動きをしております。なぜかなと考えたときに、これちょうど見ていく と神林は小学校区ごとにまとまっているのです、まちづくり協議会が。小学校の子どもたちとの何か を一緒にやっていると、その地域、小学校を中心に。そうすると、協議会が活性化されているのかな というふうに、私はそういうふうに思います。すばらしいなと、こういうふうに思います。そうやっ て考えたときに、この事業への交付の仕方、2種類あるわけです。つまりどういうことかというと、 何々事業をやると、その何々事業というのに30万かかるとか、例えば。30万かかるのだけれども、悪 いけれどもまちづくり協議会から半分の15万交付してくれないかというつくり方をしているところ、 岩船なんかそういうつくり方しているのです。まるっと全部そのお金をもらって使うために事業をす るのではなくて、何かの事業を起こそう、そうすればお金もかかるし、でもみんな集めて出し合って も例えばこれしかいかない、ではちょっとそこに足してもらおうではないかという事業の計画、私は こういう計画こそ本来の目指すまちづくり協議会の計画なのだろうと思います。その辺いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) おっしゃるとおりだと思います。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それでは、基金についてちょっとお聞きしたい。この表をもとにして、これ そのままのこと書かれているのですけれども、村上地区の村上地区、そこが290万円の基金をやった。 内容は、拠点整備100万円、地域づくり支援事業190万円で合わせて290万円を基金としてやったと。 この事業は、拠点整備あるいはこの2つの地域づくり支援事業、これはどんな事業なのですか、具体 的に。何をやろうとしていることにお金をためているのですか。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) まず、190万円の基金のほうでございますが、これは計画当初町内 数39町内に対して地域課題解決型及び町内で新しい事業を起こすための助成金として39町内分を確保 したと。当初申し込みがあったのが2町内でございまして、残りの分を基金として積み立てたという ことでございます。それから、100万円の拠点整備事業につきましては、当然まちづくり協議会が活 性化していきますと、どこの協議会もそうなのでございますが、活動拠点が必要になってございます。 それは、町屋の空き家ですとか空き店舗を利用しての拠点整備かもしれません。そういったことで拠 点整備等につきましては、行政が最小限の整備をする予定にしてございますが、何分村上地区につい ては人口も余計だということで、備品等の購入のために費用を積み立てたということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) まちづくり協議会というのは、地方自治体ではないのです。やっぱりそこの 地域に密着して活性化を促すための協議会なのです。拠点整備事業として基金を100万ためるとか何 とかというのは、これは私はちょっと違うのではないかなと思うのです。本来の目的からずれてくる のではないかなと思うのです。39町内の交付金の残り分をため込んだみたいな、そんな雰囲気にしか 聞こえてきません、課長の説明。やっぱり基金をためるのであれば、最低限期限は5年以内とか、例 えば収入の5%以内で基金を積み立てるとか、そういう基金についての規則というのですか、規定も しっかりとつくらないと、野放図と余ったのが繰越金に行ったり、基金に行ったりということでは、 どうも見えないというか、そういうところがあるのです。この基金について見れば、ちゃんとここに 規定の中で定められております。ためることができるというふうにしか書いていない。繰り越すこと ができるということしか書いていないのですけれども、もうちょっと具体的にちょっと示したほうが よろしいかなと思うのですが、その辺いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) おっしゃることごもっともでございまして、ただこの基金につきま しては、全ての協議会が5年以内に使い切る予定でございます。ただ、そのガイドラインについては、 今変更で作成中でございまして、より基金等については使い勝手のいいといいましょうか、実効性の あるものにしていきたいというふうに思っています。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それでもう一つ、活動費がやっぱり全体のボリュームの中で活動するために 交付していくわけですから、活動費が50%以下というのはやっぱり考え方を少しそこで変えていかな ければいけないなと。いや、少なくても60%、65%ぐらいいってくれれば、そのお金を消費するため に活動するという、そういう場合もあるかしれませんけれども、それでも活動することによってそこ の活性化が図られるのであれば、それでもよろしいかなと思うのですが、その辺いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 大変ありがとうございます。   確かにそのとおりだと思います。冒頭市長が申し上げましたように、24年から事業が始まったば かりでございますので、その辺十分周知等を行いながら、活動を活性化させていきたいというふうに 思っております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) なぜこういうことを私言うかというと、財政のほうにちょっと確認いたしま すけれども、きのうもちょっと聞いたのですけれども、行政は年度内に処理できない事業費が生まれ た、発生した場合、繰越明許費という形で翌年度に繰り越しますよというのを議会の承認を得ないと 認められないのです。そうですよね、財政課長。どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 地方自治法でそのように定められております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それと、事業をやって残金が発生した場合、残金が発生した場合は予算の減 額補正あるいは決算時において不用額として戻さなければならないのです。これは、決算が承認され る、認定ありますので、両方とも議会承認が必要ですが、間違いないですか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) はい、そのとおりでございます。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ですから、まちづくり協議会が基金にため込んだり繰越金になったりという のは、本来はその自治法の精神からいくと、全部終わった事業で、余ったのは一たんお返し願えなけ ればいけない、本来は。でも便宜性を図るためには、今やられていることも結構なのでしょうけれど も、そういう部分からいうともう少し詰めた考え方の中でお金の活用方法を考えていただきたいなと 思うのです。そこでこれ提案なのですが、監査、しばらくの間自治振興課の中で監査をやられたらい かがかなと思っている。例えば瀬波なら瀬波。瀬波の中で会計を動かしていく、瀬波の中で監査委員 を設けて監査してもらう。結構なのでしょう、それでも。しかしながら、やっぱり監査の意味からい うと、指導的な立場で持ってきてもらって、お金の使いよう、事業の上げ方、その辺をアドバイスす るという形の中で振興課の中に監査があるといいなと思うのですが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) その辺についても今検討中でございまして、毎月月締めした例えば 収入、支出命令書ですとか出納簿帳については当然チェック体制をとりたいなというふうに思ってお りますし、また行政監査といたしまして、自治法の199条の第7項に基づく監査を随時監査になりま すが、監査委員事務局と協議している最中でございます。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 自治振興課のほうでも事に携わって、一生懸命やっています。そして17の協 議会をまとめていくの容易でないとは思います。しかしながら、行政がその辺を指導する立場でやっ ていかないと、住民がそろってやっているところというのは、やっぱりそういう指導を入れていった ほうがいいなと、こういうふうに思います。   それでもう一つお願い事というかあれなのですけれども、村上の場合もどんなものなのでしょう か。村上、瀬波、上海府、岩船、山辺里と。この瀬波、上海府、岩船、山辺里というのは小学校区で 成り立っておりますが、それを村上も村上南小学校と村上小学校で分けて、これ余りにも組織が大き 過ぎるかなと思うのです。2つに分けて、村上南小学校区の中でのまちづくり協議会というか、あと は村上小学校の中でのまちづくり協議会というか、そういったような形にするとフットワークもよく なるし、やっぱり子どもの行事にあわせて大人が動くみたいなところありますが、その辺もちょっと 検討していただきたいのですが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 大変ありがとうございます。   当初この協議会をつくる上でも学区で分けたほうがいいのではなかろうかとか、それから町屋と 武家町を分けたほうがいいのでなかろうかとか、また新興住宅地と分けたほうがいいのでなかろうか と。また、お祭りで分けるような格好もあるのではないかといういろんな話が出ました。結果的にこ ういう一つの協議会になったわけでございますが、今後協議会の皆様方と話をいたしまして、例えば 部で分けるとかというふうな手法も考えられるかなというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それで、そうすると山北も北と南の小学校ございますので、山北1つではな くて、例えば荒川も金屋と保内と2つありますので、その辺も含めて考えると非常にフットワークが よくなると思うのです。山北1つにすれば、もとの自治体ですよね。大きな自治体がすとんと、そこ にまちづくり協議会といっても、おそらく下海府の海辺に住んでいる方々と山手側に住んでいる方と やっぱり何か協議するにも何するにも、活動するにもやっぱり若干違うところがあると思うのです。 その辺も踏まえてもう少しこまめに分けると、協議会がより一層密着して活性化になるのかなと思い ます。それでも2つでも大きいかなと思います。朝日のほうは5つ、これは小学校区というよりも、 以前の地域で5つに分けております。以前の地域って、朝日村になる前の地域がこれ5つ固まって朝 日村になったわけです。山北のほうも5つぐらいございますよね。八幡地区とか下海府とか府屋とか、 そういったようなところで分けるのも一つの手法かなと思います。余り小さくなり過ぎてもあれです けれども、その辺も踏まえてちょっと考えていただきたいなと思いますが、どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 山北、荒川につきましても、地域審議会等のご意見をいただきなが ら、いろいろ検討してまいったわけでございます。結果的には1つといった組織になりましたが、お そらく思い入れもその地域によっては違うのだろうというふうに思っていますので、地域の独立性を 考えていきたいというふうに思っています。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そうやって少しこまめにつくり出すと、いろんなことが事業が実際見えなか ったのが見えてきたりしますので、よろしくお願いしたいなと思いますが、市長どうですか、そんな ふうにして協議会を少し、今2年目なのですが、3年、4年、5年と徐々にうまくなっていくのでし ょうけれども、その辺も含めてちょっと感想を述べてください。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この事業は、今お話があるとおり、24年度から始めた事業でありまして、非 常に24年度には戸惑い等も、何をやればいいのだと、どういうことなのだというようなことから始ま ってきたわけです。ようやく今2年目を迎えて、何となくわかってきた。将来に向けて何かをやらな ければならないのだなというような段階ではないかなと、そのように捉えております。しかしながら、 確かな地域を何とかしなければならないという芽は生まれてきているなという感じがいたしておりま すので、今までのご意見等を参考にしながら、よりよい地域づくりのために地域の人たちと私どもが 汗を流して元気な地域をつくっていくと、所期の目的の達成のために取り組んでいきたいと、そのよ うに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ぜひ頑張ってまちづくり協議会がより一層発展していくように、年に1度で も横のつながりのために、みんな17協議会集まって報告会するのも一つの手なので、それもひとつや っていただければとは思います。よろしくお願いします。   それでは次に、人口減少問題についてを再質問いたしますが、5月に人口が減ってきて容易でな くなります、大変ですということで、対策委員会を立ち上げたいと思いますなんてファクス1枚流れ てきて、おいおい、おいおい、頑張るのかな、頑張ってもらわなければ困るなと、逆に今さら何言っ ているのだというところもございましたけれども、資料に私してみました。4月起点にこの資料の2 です。これ見ると、数字をやっぱりグラフ化すると非常に見えてくるわけです。平成20年度に7万人 いたのが平成25年度の4月、ことしの5年で6万6,000、ぴったり4,000人。800人ずつ、本当におも しろいぐらい800人ずつ減っていく。それで一番減っていっているのが市長の足元であります山北地 区でございます。10.6%でございます。その次に減っているのが朝日地区で、鈴木源左衛門副市長の 足元であります。7.4%でございます。市長さんの地元、そしてまた朝日のほうと、大変その人口が 減少しているのが目立っているなと思います。ぜひ頑張っていただいて何とかしていただきたいなと、 こういうふうに思っておりますが、市長、人口減少をとめるこれだというのひとつ何かありますか。 あるようであれば言ってください。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今の人口減少の一番大きなのは、社会減少、社会減と自然減、私どもの地域 では自然減が非常に多いわけでございますので、亡くなる方よりも生まれてくる数のほうが非常に少 ないということで、やはりこれだというのは少子化対策に尽きるのではないかなと、そのように考え ております。少子化対策イコール若い人たちが住み、そして教育し、生活する。子どもを産み育てる と、そういうような環境をつくっていくことが一番いいのではないかなと、そのように考えています。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そのとおりでございます。私もそう思っております。それに向かっての政策 を今度具体的に市長のほうから上げてもらえばありがたいのです。先ほども言ったように、データで 見ると800人ずつ減少している。この減少の状況を見ると、今市長から言われるように、自然動態、 それと社会動態、この大きく2つございます。自然動態は、ちょっと若干ざくっと、1,000人死んで4 00人生まれるのです、村上市は。1,000人死んで400人。そうすると、600人が減少する。これが自然 動態のまあまあ見た中での、ざくっとですよ。それで社会動態は、1,400人どこかに行って、1,100人 がどこから来る。合わせて200人減少する。800人の内訳は、600人が自然動態、亡くなる、200人がど こかに行ってしまう。この200人というのは、専門学校、大学とかそういうことになるのかなと思っ ておりますけれども、簡単なのです。どうすればいいか。死ぬ人と生まれてくる人を同じにすればい い。少なくとも出産を現在の倍以上に上げればいいのです。簡単な話。死ぬ人と生まれてくる人の数 を同じにすればいいのだ。さあ、どうすればいいのですか。政策推進課長、あなた人口問題の担当の 課長でしょう。どうすればいいの。同じにすればいいの。死ぬ人と生まれてくる人同じにすれば減ら ない。算数でわかる。どうすればいいのですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 現在先ほど市長の答弁にございましたように、検討委員会を設けま して検討しているわけですが、1つには生まれるほうをふやす、それから亡くなる方を減らすという お話ですので、1つには子育て支援部会ですとか、それから雇用の面でいかに生みやすい、育てやす い環境をつくっていくか、それから長寿のほうに向けて健康面での支援、長寿化に向けての取り組み が必要になってくるかなというふうに思っております。健康な老後というのですかを過ごしていただ くような取り組みが必要になってくるかなと思います。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それもそうなのでしょうけれども、そうやって今やっているのでしょうけれ ども、死ぬ人を減らせばいいですよね、1つは。高齢者の死ぬ方を減らす、あるいは生まれてくるの をふやす、このどっちかに、どっちか両方とかやればいいわけ。死ぬ人を減らすというのは、かなり 年とって自然体になっていくわけですから、生まれてくる人をふやすというほうが何か先の見えるよ うなところありますよね。そうしたら簡単なのです。行政の職員さんみんなして20代、30代の若い夫 婦のところにお邪魔して、悪いけれども、もう1人、もう2人頼むと拝んでくればいいのです、みん なが出かけていって。毎日ように来ると。しまいに若いお父さんが、いやいや、わかった。何とかし よう。そのかわり学童保育充実させてくれよ、保育所を無料にしてくれないかとか、こういうことを 言い出しますよ、条件を。みんながその若いお父さん、お母さんのところに行って拝んで頼んでくる。 そうすると、条件出してもらえるでしょう。その条件をクリアすればいいの。簡単ではないですか。 そうすればいっぱい産んでくれる。そのかわりが出てくる。それは、できることとできないことあり ます。でも一生懸命頼んでくれば何とかなるというのは、私は思います。一生懸命頼んでいけば。ど うですか。何かの委員会で検討、協議しているのも大事ですけれども、みんなが出かけていってそう いうふうにするのも1つの手だと思いますけれども、どうですか、市長。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 姫路議員の話、いとも簡単にできそうなような感じですが、決してそうでは ないと私は考えております。まず、結婚している人のところというお話でしたけれども、まずいつも 私言っているのですけれども、少子化対策は短絡的な施策では解決しないと、総合的な取り組みをし ていく必要があると捉えております。まず1つは、いつも問題になっております、結婚をしていただ くと、そこからスタートしなければならないわけでございます。頼み行っても、ひとり者のところに 頼み行ってもそれは難しい話でありますので、まず結婚していただいて、そして子どもを産んでいた だいて、そして働きながら子どもを産み育てる環境づくりに私どもは取り組んでいく必要があるだろ うと。当然教育にはお金かかりますので、今奨学金制度をつくっておりますけれども、そういうよう な総合的な子育て施策というようなものをつくっていく。それによって結婚難が解消されたり、ある いは2人産んでいるところをもう一人頑張ろうかとか、大丈夫だとかと、そういうような環境が整っ てくるような施策を講じていかなければならない、そのように認識をいたしております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) この少子化と結婚の話は、私にふさわしくないという人がいるのですけれど も、だからこそ一番ふさわしいなと。だから思って一生懸命話ししていますけれども、今回4作業部 会委員会でつくられて、各委員会一生懸命やっていますけれども、子育て支援部会からちょっと言っ ていきますと、議事録見せていただくと非常にいい議論はしているのですけれども、中が少し小さい なと、どうしても自分の配置のポジションのことが出てくるのかなと思いますけれども、やっぱり今 市長も言われるように、1つのキーポイントとして何を上げるか。子育て世代の負担軽減なのだろう なと思います、私は。そこにひとつターゲットを絞って、どうやってやっていくか。この辺は、端が 見えていない中で議論していますので、いろいろあろうかと思いますけれども、それもひとつ参考に していただきたいなと思います。   それともう一つは、雇用創出部会の議論、雇用創出部会、中村課長さんも一生懸命話もされてお りますし、それでまたここに配置されている方というのは、田嶋課長さんもそこに入って一生懸命や られていますね。まず思うのですけれども、職場誘致、企業の、製造業、特に。今ジャムコさんあた り大変忙しく787でやっておりますね、ボーイングの。もう何年、10年も20年も先の仕事量を確保し ているというのが今あります。その辺にお伺いして、その本社、立川の本社の一部をもうちょっとこ っちに来れないか。おそらくもう工業団地そのものは目いっぱいなので、また違う方法もあろうかと 思いますけれども、その気持ちにならせるインセンティブを行政が出せばいいのです。雇用創出助成 金、企業進出のための雇用創出助成金みたいなのを村上市独自でつくって、雇用すればお金になる、 そうすれば従業員の給料も安定する。進出してきて設備をつくれば、その分だけそのお金がかかる部 分の補助金を出すとか、これは職業安定所通じて国のやつにはあるのですけれども、最近は何かすご く余りない、どっちかいうと障害者を雇ったらどうだとか、そういうことは大事なことなのですが、 企業進出にしたくなるようなインセンティブをつくればいい。していただきたいなと、こういうふう に私は思います。〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕   時間がだんだんなくなるので次にいきますけれども、それとあと元気づくり、元気なまちづくり 協議会、これは自治振興課長、先ほどのも入っていますけれども、まちづくり協議会とうまくやって、 婚活運動あるいは空き家のまちづくり協議会の中で何とかそれにかかわるような事業をしてくれない かということで促すのもこれ1つなのでしょう。婚活もそうなのです。婚活というと、きのう山北の 支所長にちょっとはじいて計算してもらいましたけれども、百姓やってみ隊、山北の平成12年から19 年まで総額5,188万円投入して7組の成婚を見たと。1組ちょっと今何だかんだとありますけれども、 そうやって考えてみると、割り算と、1組の成婚に740万かけているのです。でも百姓やってみ隊は、 活性化のためには違う角度から見ると役立っているのかなと。合併してからは約300万ぐらいずつ投 入しておりますけれども、今のところゼロという形ですよね。総額ずっと来た中で6,897万4,000円を 投入しております、百姓やってみ隊に。今のところ6組ができ上がった。お金かければどうだという 意味ではないですけれども、やるのであればそのぐらい徹底してやっていったほうが企業の進出にも という意味合いを私言いたいのですけれども、婚活もそうです。婚活の場合は、おそらく後で質問さ れる方もいるかもしれませんけれども、行政に窓口をつくっていただくと、こんなような形も必要な のではないかなと思いますが、どうですか、政策推進課長は。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 婚活につきましても、元気なまちづくり部会での最大の検討項目と いうことで今協議を進めているところであります。また、市だけでいろいろ考えるよりも、やっぱり 足を運んでというようなご提案も以前いただいておりましたので、いろいろなところ出てまいりまし て、話も伺ってまいりたいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 人口が1人減ると、総務省のデータによると120万個人消費がなくなるそう です。平均ですよ、日本の。120万です。そうして4,000人が減った。どうなるか。48億円です。48億 円の経済損失が出ているのだろうなと。5年間に800人ずつ減っていくとするならば、1年目、9億6, 000万の経済損失、2年目、19億2,000万円、3年目、28億8,000万円、4年目、38億4,000万円、5年 目、48億。合併してここ5年間で経済損失の累計、144億円となります。村上市は、合併して5年間 で144億円の個人消費をなくしてしまった。大変なことなのです。おかげさまでいろんな商店街苦し んでいますよね、人口が減れば。だんだん、だんだん地域のほうの田舎のほうに行けば行くほど商店 はしまっていくみたいな状態になってしまっています。何とかここでてこ入れてやってもらいたいと いうのがありますが、商工観光課長、企業進出なんかあなたはどんなふうに考えていますか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 商工観光課といたしましても、企業の誘致のためにさらに力を入れ て取り組んでまいりたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ちょっと話が変わるというか、人口減少の影響出ているの、この前上海府地 区の区長会に行ってまいりまして、そこで出たのが上海府の保育園です。保育園が平成28年度で統合 すると、瀬波保育園と、というお話を一生懸命なさっておりました。これ人口の減少で仕方ないので しょうけれども、そういう話で区長さん〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕もそういう話を聞 きながら、これ村上市保育園等施設整備計画、ことしの7月に出されたものから発信しているのです けれども、来年の小学校の入学、保育園卒業して入学1人。1人ですよ。来年小学校を卒業する方、 子ども7人中学校に行ってしまう。合わせて24人になってしまう、30人から6人減って。その次の年、 3人は小学校に入るけれども、3人卒業するので24人。次が大変です、その次が。1人入って7人卒 業。そうすると、18人になってしまう。これは、もう上海府のまちづくり協議会やら上海府の区長会 やらで話す問題ではない。やっぱり行政として、特に教育行政がどのようにして上海府小学校のほう のあり方を考えていくのか。以前に教育長にちょっと話聞いたときには、地元の熱意とか地元の話が あれば、教育委員会はそれを受けて検討しますよと言っていますけれども、そういう問題ではない。 教育委員会が先頭を切ってどういうふうにするかを考えねばならないと思うのですが、どうですか、 教育長。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今姫路議員がおっしゃったことについては、教育委員会として人数の変遷 については把握しております。今まで教育委員会として答弁してきた工藤教育長の答弁内容が現時点 の教育委員会の内容となっております。それについては、4月の教育委員会において、今までの統合 等の考え方について確認をしたところであります。しかし、人口減少問題、それから保育園の整備関 係等を勘案して、このままでよいのかという議論に達しております。それに向けて児童生徒がどのよ うな形が一番望ましい教育環境であるか。もちろん上海府も1つでありますけれども、村上市全体を 見渡して、児童生徒がどういう教育環境がよいのだろうかということについて、今教育委員会の委員 協議会で研究中であります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 教育委員会としての行政に来る教育長として、やっぱり手腕を発揮してもら いたい。人がどうだだの、元の教育長がどうだだのではなくて、あなたがどうするか。あなたがどう いうふうに考えて教育委員長と話しして進めるか、手腕の見せどころです。ここ3年ぐらいの間に本 当にこれだけ減少してしまう。区長さん方には、もうできる範囲を超えています。市長、本当にそう いう状況です。だから統合するのだということではなくて、どういうふうにしていくのか。これを職 員に考えさせるではだめなの、市長は。市長が考えないと。あらゆる資料を持ってこいと言ったら、 私もうできる限りで持ってきますので、ゆっくり今度その辺をお話ししたいなと思いますけれども、 市長どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) さっきからの数字を見る限りにおいて、1つの学校としての組織体ではなく なると私は考えていますので、教育委員会にお話をしまして、教育委員会とともにその対策をとって いかなければならないと捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) わかりました。   きょうは、資料を今回は2枚、この資料1の裏側のほうはハローワークの求人状況。7月が最新 です。8月のは9月の末になって出てくるということなので、これホームページから引っ張り出して きた。求人もどんどん少しよくなってきます。1に近ければいいのです。1を超えるともっといいわ けです。そういう見方。求人倍率が1で求人が1人、求職が1人。1より小さいと求人が求職より少 ない。求人がいっぱい出始めているという傾向にあるということです。ぜひ頑張ってもらって〔質問 時間終了のブザーあり〕お願いしたいと思います。   これで一般質問を終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで姫路敏君の一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。           午前10時54分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、3番、板垣千代子さんの一般質問を許します。   3番、板垣千代子さん。           〔3番 板垣千代子君登壇〕 〇3番(板垣千代子君) 公明党の板垣千代子でございます。私の一般質問は、2項目となっており ます。   1項目め、期日前投票における手続の簡素化について。期日前投票制度とは、日本の選挙または 国民投票における事前投票制度の一つであり、公職選挙法第48条の2において2003年、平成15年12月 1日から設けられました制度及び日本国憲法の改定手続に関する法律第60条において設けられた制度 です。以下についてお伺いいたします。   @、期日前投票は、平成15年12月にスタートし、以来ふえ続けているとのことでありますが、こ とし7月21日投票の参議院議員通常選挙の本市の最終的な期日前投票数をお伺いいたします。   A、近年仕事やさまざまな事由で期日前投票される方が増加傾向にあります。投票所では、宣誓 書に氏名、住所などを記入しますが、投票所入場券に宣誓書を印刷して郵送することによって、自宅 などで前もって宣誓書に記入でき、投票時間の短縮と事務手続の簡素化につながると思いますので、 ぜひ取り組んでいただきますよう提案いたしますが、市のお考えを伺います。   質問事項2、いじめ防止対策推進法の制定を受けていじめ根絶の取り組みについて。国がいじめ 対策を本格化させてから初となるいじめ防止の法律、いじめ防止対策推進法が公明党の主導により本 年6月21日に成立し、同28日に公布、3カ月後の今月9月28日に施行されます。本法律では、いじめ の定義を対象にされた児童生徒が心身の苦痛を感じているもの、インターネットを通じた攻撃も含む と規定しています。その上で重大ないじめが発止した場合は、学校が事実関係を調査し、その内容を いじめを受けた児童生徒とその保護者、地方自治体に報告することを義務づけています。また、重大 な被害を及ぼすおそれがある場合は、直ちに警察に通報することも明記し、必要に応じて加害側の子 どもの出席停止についても定めています。村上市におかれましては、9月の法施行に当たり、いじめ 根絶の取り組みについてお聞かせください。   市長の答弁の後、再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、板垣議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、期日前投票における手続の簡素化については、選挙管理委員会委員長に答弁を いたさせます。   次2項目め、いじめ防止対策推進法の制定を受け、いじめ根絶の取り組みをについては、教育長 に答弁をいたさせます。 〇議長(板垣一徳君) 選挙管理委員長。 〇選挙管理委員会委員長(磯部康次君) 選挙管理委員長の磯部康次と申します。よろしくお願いい たします。   それでは、板垣議員からの質問の1項目め、期日前投票における手続の簡素化についての1点目、 7月21日執行の参議院議員通常選挙の期日前投票所における投票者の数についてにお答えいたします。 ご存じのように、参議院議員通常選挙の期日前投票所の開設期間が公示日の翌日から投票日前日まで の16日間という長期にわたっていますが、今回の参議院議員通常選挙から支所においては従前の各選 挙における期日前投票所の利用者実績数と支所の職員体制を勘案して、期日前投票所の開設期間を8 日間に短縮しました。そのような中、全体の投票者数は選挙区で6,330人、比例代表では6,331人とな りました。選挙区の内訳では、村上本庁が3,038人と最も多く、1日平均投票者数で189人、次に荒川 支所では1,261人で1日平均投票者数が157人、神林支所では712人で1日平均投票者数が88人、朝日 支所では663人で1日平均の投票者数が82人、山北支所では658人で1日平均投票者数が同じく82人と なっております。なお、参考までに申し上げると、平成22年7月11日執行の参議院議員通常選挙では、 期日前投票で投票した人が全体で5,612人でしたので、今回支所の期日前投票の開設期間を短縮した にもかかわらずこの数字になったということは、期日前投票所を利用する人が確実にふえている傾向 にあると伺います。増加の要因は、この制度が選挙人にとってとても簡易で、かつ便利だというのが 主な理由だと思いますが、選挙管理委員会としては単に期日前投票所での投票者数アップにとどまら ず、当日投票所における投票率のアップにも努力して、全体的な投票率を上げる取り組みをしていか なければならないと考えております。   次に2点目、宣誓書をあらかじめ送付し、記載したものを持参していただく方式についてのお尋 ねでございますが、宣誓書は公職選挙法施行令で選挙人が期日前投票をしようとする場合においては、 掲げる事由のうち選挙の当日みずからが該当すると見込まれる事由を申し立て、かつ当該申し立てが 真正であることを誓う旨の宣誓書を提出しなければならないとなっているもので、投票当日の投票所 にはありません。そして投票管理者は、宣誓書を提出した選挙人が本人かどうか、選挙権がある人か どうかなどを選挙人名簿と照合して確認し、投票用紙を交付する仕組みになっています。ただ、ご存 じのとおり現在使用している入場券がはがき大の規格ですが、反対に現在の宣誓書はA4判となって います。この宣誓書を入場券と一緒にし、はがき大の4の1に小さくして印刷すると、当然のことな がら文字も小さくなるため、大変読みづらくなり、誤って記載することがふえる心配もあります。特 にお年寄りには不便だと思われます。しかし、期日前投票所で投票される場合には、事務従事者がき ちんと説明をしながら本人に記載していただくので、間違いは少なくなります。また、はがき大の規 格からA4判の規格に切りかえた場合には、どうしても封筒代や郵送料などの経費がふえるという問 題もあります。加えてもう一つの問題は、宣誓書はあくまでも本人が記載して、宣誓の内容に誤りが ないことを申し出るという性格のもので、万一家族等の誰かが全て書いてしまうということになると、 本来の原則からも外れてしまうことにもなりかねません。県内では、既に上越市や柏崎市でははがき 大の規格のものに切りかえており、今後これらの市に聞き取りをしながら、どのような方法が最もい いか、選挙管理委員会としても検討していきたいと考えます。   以上でお答えを終わらせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、板垣議員の2項目め、いじめ防止対策推進法を受け、いじめ根 絶の取り組みをについてのお尋ねでございますが、いじめを根絶し、安心、安全な学校とするため、 本市では道徳教育の充実、いじめ見逃しゼロに向けた学校体制づくりの2つの面から取り組んでいま す。道徳教育の充実では、道徳授業を中心として、学校の教育活動全体で子どもたちが日常生活のさ まざまな場面でいじめやいじめにつながる事例について具体的に学ぶようにしております。各校で体 験的な活動や異学年での交流活動などを意図的、積極的に設定するとともに、既存の行事でも道徳的 な視点から見直し、活動する中で、友達やさまざまな人とかかわりながら自尊感情を高め、周りの人 たちのよさを認め、大切にしようとする意識を高めるようにしております。   また、市内の各中学校区では、いじめ見逃しゼロスクール集会を行い、中学生と小学校5、6年 生が一緒になっていじめについて考え、いじめをなくす方法を真剣に話し合っております。学校体制 づくりでは、いじめを早期に発見し、適切に対応することが大切です。そのために、日常的に子ども たちの様子を全職員で観察し、細かな変化を見逃さないようにしております。また、各校で年間数回 のアンケートを実施し、それをもとにした教育相談を行って、細かな把握に努めております。いじめ を発見した場合には、担任だけが対応するのではなく、校長を中心として教職員全体で組織的に対応 し、事実確認を行い、いじめを受けた子ども、いじめを行った子どもの保護者へも連絡し、学校と家 庭が協力しながら対応するようにしています。また、必要に応じて関係機関とも連携を行っておりま す。教育委員会としても各校の実態の把握と適切な支援という観点から、毎月各校から報告を提出し てもらい対応するとともに、いじめ事案等については指導主事がかかわり、その解決に当たっており ます。さらに、今年度は夏季休業中を利用して教育支援センター主催の生徒指導研修会を2回開催し、 学級経営やいじめについての研修を行い、指導力の向上に努めております。今後は、インターネット を通じて行われるいじめについての研修の充実を進めてまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ご説明ありがとうございました。   それでは、最初質問の1項目めにつきまして再質問をさせていただきます。今ほど選挙管理委員 長のほうからご説明をいただきましたが、この期日前投票ということで、各全国または新潟県では柏 崎ですか、柏崎、上越のほうではもう始めているということですか。 〇議長(板垣一徳君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(本間 清君) こちらの調査においては、既に上越市並びに柏崎市のほうで は実施をしておるということで、その参考のはがきも一応コピーをしていただいて、いただいており ますが、実際やっております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 先ほど局長のほうからちょっと立ち話をさせていただきまして、はがきで すと文字が小さくなって高齢者は見えにくいということでした。また、では期日前の投票所に来て宣 誓書に氏名を書くわけなのですけれども、そこでする分には今までの選挙をやっていたときの費用で 賄えますけれども、はがきで郵送するとなると、またはがきは今までどおりですか、それともこのA 4判の宣誓書を一緒に送るということになりますと、金額がかなりかかってしまうというお話でした けれども、そのことについて金額はどれぐらいになるという見積もりだったのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 選挙管理委員長。 〇選挙管理委員会委員長(磯部康次君) ただいまのご質問も事務局のほうから答弁をしていただき ます。 〇議長(板垣一徳君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(本間 清君) 具体的にまだ細かな試算はしておりません。ただ、A4判に なりますと、はがきで一緒に送ることはできませんので、当然郵送料がはがきだと50円ですが、切手 になりますと80円ということになりますので、1通当たりの差額が出てくるということと、それから 現在使っている入場券は4人まで使えるようになっているのですが、今度それが宣誓書が入ることに よって2人しか入れなくなります。そうすると、その分またページをふやすという形になってきます ので、当然様式も変わりますし、ページもふえるということで、そちらはがきにしても印刷はふえる というふうに見込んでおります。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ご説明は、よくわかります。ただ、毎たびの選挙で投票率が下がっている、 それにもかかわらず期日前の投票は上向きだという、これは村上市だけではなく、全国的にそうなの だということをよく選挙管理委員会の方は把握をされていらっしゃいますし、郵送に対してはメール 便なんていうのが今ありますよね。それは、使ってはいけないわけなのですか。 〇議長(板垣一徳君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(本間 清君) メール便も確かにありますが、一応今の基本的な考え方とし ては郵便によるものということで、送付の場合は郵便を使うということにさせていただいております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 費用がかさむからできない、またはがき大になると文字が小さくて見えな いということに関してはとてもよく理解をしておりますけれども、お金がかかるからできないという 判断はどうかなというふうに考えておりますが、そのあたりはどのようにお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(本間 清君) もちろんお金のことだけで考えるということは、するのは問 題があるかと思います。やはり先ほど申し上げたように、文字が小さくなることによって、本当に読 みづらくなって誤りがふえてしまうということになれば、せっかく自宅のほうで書かれてきてもその ところで、また期日前の投票所で斜線を引いたり、新しいものに書いていただくということも出てく ると、結果的に時間がかかってしまうということにもなりかねませんし、そのあたりも含めて何がい いのかということ、今実際やっている上越、柏崎については問題点というのはまだ聞いておりません し、今後それについても委員会でも全然この件については論議はしていませんので、今後導入に当た って問題点とそれから利点ということを整理しながら、できるところから取り入れていきたいと、こ のように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 選挙管理委員会の皆様は、事務的なことでお考えだと思いますけれども、 私たち議員とすれば身に迫ってくるものがあるわけなので、選挙管理委員会のほうの努力も必要かと 思いますが、やはり一票でも多くの票、また選挙していただける市民の皆様の票をふやしていってい ただきたいなというふうに思っております。この期日前の宣誓書に関しまして、本当にちょっと心配 な面も多々あるかと思います。ダブって投票をされるのではないかとか、さまざまご心配な点がある と思いますが、現在今この時点でどのような心配をされていらっしゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん、訓練放送終わるまで暫時そのまま休憩します。           午前11時29分  休 憩                                                        午前11時29分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(本間 清君) 問題点につきましては、先ほど申し上げたように、1番は文 字が小さくなることで、しかも欄がすごく小さくなるわけですが、それの書き間違いがあるかないか ということが1点、それから2つ目につきましては、本来宣誓書は自筆をしなければならないわけで すが、先ほども委員長のほうの答弁にありましたように、家族が書いてしまうということになると、 それは本人の意思というのはちょっと当然確認がとれないわけですので、この2点が課題としてちょ っと上がってくるのかなと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 村上市も高齢者が多くいらっしゃいますし、文字が小さいというのは難点 かなというふうに私も感じております。そのあたりで投票用紙、また宣誓書に関して封筒で送ること ができるようであれば、なるべくそのような形をとっていただきたいなというふうに思っております。 総務省の文書を見ても、やはり二重投票の防止ということもかなり心配されているというふうに書か れておりますし、また高齢者、それとか障害者の方、その方たちが小さいはがきに書き切ることがで きるかという心配もあります。その点で入場券を全てのお宅に封書で届けるということは、考えてい らっしゃいませんか。 〇議長(板垣一徳君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(本間 清君) 現在はがき大ということで、ちょうどことし今6年目になる わけなのですけれども、これから高齢者がふえてきて、利用しづらいということになっていけば、当 然そのことも含めて形の変更ということも考えていかなければならないのかなと、このように思って おりますが、大体今現在につきましては、当初字が小さいということで苦情をいただいたケースもあ りますけれども、期日前においでになる方については、A4判のところに記載をしていただく格好に なりますし、枠も広くなるので、文字が小さいというようなご指摘はまず今のところいただいており ません。その辺も含めて、今後委員会のほうでまた検討して、先ほども申し上げたように、どれがい い方法なのかということを今実際やっているところもありますので、その例も含めていい点と、それ から悪い点ということを比較しながら委員会として決めていくのが妥当かなと、このように考えてお ります。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) それで期日前投票がこれだけふえているということになりますと、当日投 票、この人数がかなり減っていると思うのですけれども、このあたりはどんなふうに見ていらっしゃ いましたか。 〇議長(板垣一徳君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(本間 清君) 今回参議院議員につきましては、全国投票率が非常に低いと いうことで、村上市も前回に比べると10%ぐらい落ちているという格好になっております。ご存じの とおり、今回の参議院通常選挙のほうからインターネットの解禁ということで、若者向けにいろいろ とツイッター、フェイスブックを使った選挙運動ということも可能になったのですが、残念ながらそ れを導入したにもかかわらず、今回のようなこのような数字になっているということは非常に残念で す。一応村上市としても選挙管理委員会のもちろん広報もありますし、チラシ等での有権者への働き かけもございますが、そのほかに明るい選挙推進協議会というのが各地区にございまして、その方々 によって投票前に街頭活動ということで投票を呼びかける活動もやっております。全部の地区でやっ ておりますが、それでも選挙に来られる方が少ないということは確かに問題あるかと思いますし、全 体のやはりさっき委員長の答弁にもありましたように、底上げということは当然していかなければな りませんので、期日前が上がって当日の投票が下がるということでは困りますので、それら含めて今 後の啓発運動をどのようにしたら強化できるかということで考えていきたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) それこそ事務局長のご説明は、とてもよくわかります。その中で、今まで の入場券こんな小さかったです。あれでは本当に選挙に対する気持ちも小さくなってしまうのではな いかというような部分もありましたけれども、やはり30円の郵送料の違いはありますけれども、いろ いろな説明とかを封筒に入れて、それで投票所に向かう気持ちを起こさせていだきたいというふうに 思います。本当に今ほどおっしゃいましたけれども、インターネットの選挙運動ができるということ もありましたけれども、今回若い方たちはインターネットで投票できるというようなことで間違って それを感じていた。ええ、投票できないのですかと、ただ候補の情報を得るというだけのインターネ ット選挙運動ということでしたので、そのあたり若者たちの気持ちとかなりづれていた選挙運動だっ たのではないかというふうに思っております。   また、今回からですか、成年被後見人制度ということで、そんなに数は多くなかったと思います けれども、そのことも新たに入ったというふうに聞いて、実際選挙できたという方のコメントも書か れておりました。本当に自分が投票所に行って選挙するということに対しての自分を認めてもらった ということを言われていました。私も議員になる前は、ホームヘルパーをやっておりまして、お宅に 伺ったときに「今度の選挙は行きますよね」とか、そういう話題で話をすると、「俺のことなんか誰 も気にかけてくれない。全然頼みに来る人も一人もいない」というような話を何軒かで伺ってくるこ とができました。その中で本当にもう自分は選挙を頼みに来る人もいない、自分を必要としている人 なんかいないのだというような話が出ていたということをよく覚えております。そういう中で、本当 に障害者の方、高齢の方がまだおれには選挙権があるのだ、選挙に行って1票入れてこれるのだとい うものを持っていただきたい。それで本当に高齢者の方は真面目ですから、必ず選挙に行かれるとい うことを思っておりますし、ぜひ上越、柏崎、進めていらっしゃる自治体のほうの選挙管理委員会の 方たちとよく相談をしていただいて、もっともっと選挙に興味のあるような形をつくっていただきた いというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。   それでは、2項目めのいじめ防止対策推進法に入らせていただきます。先ほど教育長のほうから ご答弁いただきましたけれども、このことを再質問させていただきます。このいじめ防止対策推進法 ということで、もう村上のほうではこの防止のいろいろな方針がありましたけれども、先ほど教育長 のほうからご説明ありました道徳教育、それですとか見逃しがないようにということをおっしゃって おりましたけれども、今月9月28日の日にいじめ防止対策推進法を発表されるということなのですか、 教育のほうで。 〇議長(板垣一徳君) 千代子さん、質問の内容をもう少し詳しく。 〇3番(板垣千代子君) よろしいですか。申しわけありません。ちょっと舌足らずでした。   いじめ防止対策推進法の中で基本的施策、いじめ防止等に関する措置ということで、まず@とし まして道徳教育の充実をどういうふうに図っていくのか、また早期発見のための措置、あと相談体制 の整備、これは説明ございましたけれども、あとはインターネットを通じて行われているいじめ、こ れに対してのどのような措置をされているのかということ、またいじめ防止の対策に従事する人材の 確保をしていかないといけないということになっていますけれども、そのあたり、また調査研究の推 進、これは月に1度、また3カ月に1度集まって勉強会をするというようなお話だったと思いますけ れども、そのあたりの詳しいこと、あとは…… 〇議長(板垣一徳君) 千代子さん、一問一答で。混乱しますので。 〇3番(板垣千代子君) はい。では、基本的な施策についてご答弁お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今回のいじめ防止対策推進法の内容は、これまで文部科学省が通知として きた内容と大きく違いはないと、このように認識しております。よって、先ほど説明いたしましたよ うに、通知に基づいて行われてきた道徳教育、それから早期の発見、そして教職員全体で取り組む内 容等について、今までの取り組みをさらに強化して取り組みを進めていくと、このように考えており ます。ただ、インターネットを含めたいじめも今回規定されてまいりました。インターネットについ ては、今までそれぞれの教育事務所にネットパトロールというものがありましたけれども、今……申 しわけありません。下越教育事務所や中越教育事務所、上越教育事務所にネットパトロールという部 署があり、そしてインターネットにチェックしておりました。本年度からそれが民間移行されて、民 間のほうでそれについてチェックをしていると、それなどの情報は教育委員会を通して学校に指導し ているところであります。ただ、近年インターネットの中で携帯電話のチャットとか、それからいろ んな形でなかなか把握できないものもあります。先ほどインターネットの検証を進め〔質問終了時間 10分前の予告ブザーあり〕なければいけないということは、児童に対して、児童生徒対して、それか ら保護者に対して、その恐ろしさと、それから決して使ってはいけないというような内容の研修をき ちっと進めるように学校に指導を進めていきたいと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) また、このいじめの中身、無視をするというようなこともよく言われるの ですけれども、無視をしないと、学校に行ったけれども、一日誰からも一言も話しかけられなかった というような、無視をされて本当に自分をどう持っていっていいかわからないという子どもたちの悩 みも多かったと聞いております。その中である学校では、とにかく1日100人と言っていましたけれ ども、せめて自分のクラスのお友達、同級生には必ず挨拶をするというような対策をとっている学校 もありました。村上市の教育委員会のほうでは、それこそ前教育長から早寝早起き朝ごはんというよ うなこともありますし、各学校に行きますと、その挨拶運動というようなことはよく書かれておりま す。その中で、やはり最低でも自分のクラスの子どもたちとは1日1回挨拶をするというような形を とっていくのも防止の一つではないかと考えますが、いががでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 確かにいじめの問題、人間関係の構築ができていないというところがやっ ぱりいじめ問題の深い根であろうと。それは、やはりコミュニケーション能力が不足していることが 大きい原因でもあるというふうに認識しております。今の中学生あたりは、親友というような子ども たちはつくれるとは聞いていますけれども、その以前の友達との関係がやはりうまく関係がつくれな いというような形になっていますとも聞いております。やはり今議員がおっしゃったように、挨拶と いうのはコミュニケーションの第一でありますので、どの学校も挨拶については取り組みを進めてお りますし、教育委員会としてもコミュニケーションの第一歩としての挨拶について取り組みを大事に して進めていってほしいと各学校にお願いしておりますし、今後もお願いしてまいりたいと、このよ うに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 私の自宅では新潟日報をとっておりますけれども、きょうの新聞にもいじ めの記事が載っておりましたけれども、教育長はお読みになりましたか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 読ませていただきました。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) この記事によりますと、大きな見出しで「いじめを学校が口どめをしたの ではないか」というようなことが書かれています。これは、以前の5月にいじめを受けた子どもさん が自宅で自殺をされたということに対して、学校のほうで保護者の方に口どめをするために電話をし ていたというようなことが書かれておりましたけれども、これに対して今回のいじめ防止対策推進法 にはこれはとても当てはまらないことと思っておりますけれども、この件に関して教育長のお考えを お聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 本日の新聞記事の内容等について、一番最後に教育委員会として自分たち の真意が伝わらないという部分も書いてありましたので、今回の新聞記事についている論評について は、ここでの発言を控えさせていただきます。ただ、今回のいじめ防止推進法が〔質問終了時間5分 前の予告ブザーあり〕できたときには、各学校にそれぞれ専門委員を入れた協議会、常設した協議会 を設けなさいということが1項目、それから地方自治体においては、何か重大な事案が起きたとき、 それについての検討する委員会をつくりなさいと、この項目が設けられております。これ等について、 各学校でも今何かがあれば専門委員を含めてケース会議等が行われておりますが、それが常設化委員 会となりますので、その部分できちっと検討したこと、要するに事実関係を保護者にきちっと知らせ る、この部分が学校として一番大切なことでございますから、その部分がより強化されていくものと 認識しております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。   本当にただのいじめということもないのでしょうけれども、ちょっとからかったぐらいのことで あっても、相手側が3人、4人の友達から言われて自分1人となってしまいますと、これは本当に重 圧がすごいのです。無視されることも言われることも、本当にいじめだと感じた子にはもう重大な問 題です。それをうちに帰って親に話すかといえば、親に心配をかけたくないから黙っていたというよ うなこともよく聞きます。そういう中で、やはり親と同じように先生方も自分のクラスの子どもたち を毎日よく見ていらっしゃいますし、毎日見ているからこそわかる違いというものを先生方のそれこ そ繊細な目、気配りをお願いをして、この村上市、また村上市外でもそうですけれども、いじめでこ ういう悲しい結果を起こさないような形をこれから村上市はとっていきたいというふうに願っており ますので、ぜひお力をおかしいただきたいと思います。   以上で私の質問を終わらせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) これで板垣千代子さんの一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。            午前11時54分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、18番、滝沢武司君の一般質問を許します。   18番、滝沢武司君。           〔18番 滝沢武司君登壇〕 〇18番(滝沢武司君) 市民クラブの滝沢でございます。質問の許可をいただいた議長に感謝し、一 般質問を行いたいと思います。   その前に、平成23年3月11日の東日本大震災及び福島原発事故からきょうでちょうど2年半の歳 月が流れました。しかし、震災の復興、復旧の大幅な遅れ、放射能汚染除去の未解決の状況が多々聞 かれる中、新潟県にも約5,000人の被災者の方がお住まいであるというふうに思い、心を傷めている ところでありますが、被災された皆様方の一日も早い心の晴れる日が来られることを願わずにいられ ません。それでは、私の一般質問をさせていただきます。   私の一般質問は、2項目ございます。1項目めは、市の所有する歴史的、学術文化的資料や文書 類等の管理と保管などについてであります。その1は、市町村合併以前から続く市の所有する歴史的、 学術文化的な各種資料及び貴重な文書類等は、失ってはならない重要な遺産であると考えますが、現 在どのように管理され、保管、保全されているのか、伺います。   2点目は、合併前に所有していた各市町村の美術工芸品等は、合併後どのように管理、保管され ており、どのように市民へ紹介しようと考えているか、伺います。   3点目は、現状を顧みて、これからの貴重な市の財産である資料等を今後どのように確実な手だ てで保全しなければならないと考えているか、その具体的な方策を伺います。   2項目め、まずあらかじめおわびいたしますけれども、Bの2行目の7億4,994万円とあります けれども、私の誤記でありまして、7億4,970万円というのが正確な数字でありますので、おわびし て訂正させていただきます。2点目は、あらかわ保育園の民間委託をはじめとする市立保育園の運営 等についてであります。その1点目は、あらかわ保育園の民営化に伴う指定管理者候補として社会福 祉法人颯和会を選定した理由を伺います。   2番目は、社会福祉法人颯和会のこれまでの事業内容から見て、200人規模の保育園経営を行っ た実績がないように受けとめるが、大規模保育園運営の指定候補とした理由を伺います。   B、市総合計画後期実施計画の試算では、指定管理料、先ほど訂正いただきました7億4,970万 円が申請指定管理料では8億2,475万6,000円となっているが、この差はどのような点で差が生じたと 考えるか、伺います。   4点目、あらかわ保育園は、竣工、即統合という現状から準備のなさが心配されるが、統合まで に解決しなければならない諸課題をどのように克服する必要があると考えているか、伺います。   D、あらかわ保育園の民間運営は、事後のモデルケースとして実施し、そのために十分検討、検 証、状況の協議をしていくという前の答弁の姿勢が見られておりませんけれども、変わっていないか 伺います。   通告の質問書は以上でありますが、答弁をいただいた後、再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、滝沢議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、市の所有する歴史的学術文化的資料や文書類等の管理と保管などについては、 教育長から答弁をいたさせます。   次2項目め、あらかわ保育園の民間委託をはじめとする市立保育園の運営等についての1点目、 あらかわ保育園の民営化に伴う指定管理者候補地として社会福祉法人颯和会を選定した理由について のお尋ねでございますが、議第122号 公の施設に係る指定管理者の指定についての議案資料に記載 のとおり、指定管理者選定委員会において当該法人の提案について審査、採点を行い、施設管理に加 え、次代を担う子どもたちの成長に係る保育事業にあって、個性を尊重した保育、子どもの視点に立 った保育を目指し、乳幼時期における保育園が抱える保育サービスの量、質に対する取り組みが高く 評価され、選定されたものであります。   なお、具体的な理由といたしましては、1つ目は当該法人が運営する保育園や新潟市で指定管理 者として実施している児童館、民間団体から事業委託を受けている子育て広場などの実績があります。 2つ目は、子育てにおける地域との連携に対する積極性であります。3つ目は、統合前保育園の臨時 保育士の積極的な採用と正規保育士の比率向上への期待であります。4つ目は、障害児や個別指導を 必要とする園児に対する加配保育士の配置や特別保育事業についても、保護者の利便性だけに偏った 保育サービスにならないよう、保護者の仕事と子育て両立支援など、園児個々の育ちに配慮した質の 高い保育への取り組みを目指しているところが選定の理由であります。   次2点目、社会福祉法人颯和会のこれまでの事業内容から見て、200人規模の保育園経営を行っ た実績がないようだが、大規模保育園運営の指定候補とした理由についてのお尋ねでございますが、 指定管理者の募集に際しては、あらかわ保育園と同規模の運営実績を有していることを条件の一つと はしておりませんので、先ほどの選定理由の質問にお答えさせていただきましたとおり、現在管理運 営をしている保育園や児童館、民間施設の事業委託の実績に加え、子育てにおける地域との連携や園 児個々の育ちに配慮した質の高い保育サービスへの取り組みなどが評価され、選定されたものであり ます。   次に3点目、市総合計画後期実施計画の試算での指定管理料は7億4,970万円が申請指定管理料 では8億2,475万6,000円となっているが、その差はどのような点で差が生じたと考えているかとのお 尋ねについてでございますが、後期実施計画においては、通園バス運行経費、休日保育事業経費及び 病児・病後児保育事業経費について、保育園運営経費と切り離し、個別の事業名で計上しておりまし て、それぞれの事業経費を合計すると、申請指定管理料とほぼ一致するものであります。   次4点目、あらかわ保育園は、竣工、即統合という現状から準備期間のなさが心配されるが、統 合までに解決しなければならない諸課題をどのように克服する必要があるかとのお尋ねについてでご ざいますが、諸課題の中の一つに保育内容の引き継ぎ及び引き継ぎ保育が上げられます。その対応に つきましては、指定管理の指定議決後、速やかに指定管理者、市、保護者代表の3者による引き継ぎ 連絡会を開催し、指定管理期間の保育に関すること、引き継ぎ保育に関すること、その他運営に関す ることを協議してまいります。また、引き継ぎ保育につきましては、子どもたちにとって少しでも保 育環境の変化が負担にならないように引き継ぎ計画を作成し、実効性を高めてまいります。例えば人 的環境につきましては、現在荒川地区の保育園に就労している臨時職員の雇用を優先的に行うことや、 物的環境については3月に入り新園舎での遊びを経験することなどを計画し、円滑に移行できるよう 協議を重ね、進めてまいりたいと考えております。   諸課題の中の2つ目として、通園バスの運営についてが上げられます。統合する3保育園は、現 在通園バスの運行を行っておりますが、今後の利用希望状況によりあらかわ保育園の運営に即した運 行経路及び運行時間を決定する必要があり、現在の実績を勘案して、利用しやすく、安心、安全な運 行計画を指定管理者と協議してまいります。   次に5点目、あらかわ保育園の民間運営は、事後のモデルケースとして実施し、そのため十分に 検討、検証、状況の協議をしていくかという前の答弁の姿勢が見えないが、変わっていないかとのお 尋ねについてでございますが、保育園の民営化についての具体的な考え方は、これまでも答弁してま いりましたとおり、あらかわ保育園の運営状況の検証を行い、保育園の保護者並びに地域住民等関係 者の意見を十分に聞き、合意を得ながら進めるとともに、国の保育情勢や社会情勢を勘案しながら、 今後統合、新設する施設から民営化を進める方針で検討してまいります。本年7月に策定いたしまし た村上市保育園等施設整備計画についても、この方針に基づき推進をしてまいります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、滝沢議員の1項目め、市の所有する歴史的、学術文化的資料や 文書類等の管理と保管などについての1点目、これらの貴重な文書類等は現在どのように管理され、 保全、保管されているかとのお尋ねでございますが、本市が所有する古文書等の歴史資料につきまし ては、教育委員会で管理、保管を行っております。現在これらの資料は、村上市郷土資料館に4,293 点、荒川地区公民館に3,000点が保管されております。古文書などの歴史資料の保管につきましては、 特にカビや防虫の対策は必要であることから、現在両施設とも書庫内で保管されており、カビや害虫 の発生も見られず、良好な状態で保管されております。   次2点目、美術工芸品等はどのように管理、保管されており、どのように市民へ紹介しようと考 えているか、その具体的な方策についてのお尋ねでございますが、教育委員会が所管する施設で所有 している絵画や工芸品につきましては、学校教育施設や生涯学習関連施設で展示されており、児童生 徒や市民へ公開しておりますが、スペースの関係で一部倉庫に保管されているものもありますので、 今後は各施設への分散展示や美術展、文化祭等の開催機会を通じて広く市民へ紹介したいと考えてお ります。なお、文化財関係資料につきましては、村上市郷土資料館、村上歴史文化館、縄文の里・朝 日の展示施設において、テーマに沿って随時展示を行い、公開活用を図っているところであります。   次に3点目、これらの資料を今後どのように保全していくか、具体的な方策についてのお尋ねで ございますが、歴史的、学術文化的な資料を保全し、後世に伝承していくことは、歴史から将来を展 望するという観点からも非常に重要なことであると考えております。これら古文書等の歴史資料を確 実に保全するためには、保管資料の再整理とデータベース化などにより散逸防止を図ることと定期的 な状態の確認や必要に応じて薫蒸等の防虫処理を施し、劣化などから防ぐことが大切な作業であると 思います。今後も適切管理を行いながら、貴重な資料の保管、保全に努めてまいりたいと考えており ます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) ありがとうございました。   教育長の答弁された部分からお伺いしたいと思います。私もあえて今の質問の際にも、行政文書 とそれからそういう歴史あるいは資料的な文書については「モンジョ」という表現で区別していかな いと、今の行政の文書とそういう歴史的な文書とがごちゃごちゃに受けとめられると困るからという ことで、まず「モンジョ」という言葉でまとめさせてもらったということをご理解いただきたいと思 います。   今いろいろ市には財産があるわけですけれども、行政財産とかあるいは一般財産とか、今のよう に教育財産とかいろいろあるのだけれども、それは一括してということではないのでしょうけれども、 教育委員会が所管するものというのはどの辺までのことを、この「モンジョ」という範囲で考えたら どの辺までのことの範囲を考えればいいのですか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 私ども教育委員会が所管しておりますものは、合併時におきまして 各市町村において、村上市であれば市史を編さんしたり、それらの市町村史、それらで集積した資料 あるいはそれらの市町村が所有していた古文書関係、そういったものを今荒川の公民館と郷土資料館 に保管しているということであります。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) その現在の保管については、今教育長から答弁がありましたけれども、おそ らく村上市史編さんにかかわったような資料についてはおしゃぎり会館のほうに行っていると。ある いは荒川の町史だったら荒川のここにまとめてあると、それ以外のところは教育委員会の所管、いわ ゆる教育事務所が所管するという形になりますよね。やっぱり各支所長さんにお伺いしたいのだけれ ども、具体的にいろいろな書類と一緒に村史あるいは町史の関係の膨大な資料というのは、所管でな くて保管は支所でやっているというふうに見るのですけれども、その辺はどのように、今教育長が答 弁することとの違い、所管と保存といいますか、その違いをちょっと説明してもらえますか、それぞ れ違うようですので。荒川の場合は聞きましたので、おそらく全部行っているのかどうかわかりませ んが、その辺から含めてお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 支所長に聞くのですか。全支所長に。 〇18番(滝沢武司君) 順番にお願いします。 〇議長(板垣一徳君) それでは、神林支所長からお願いします。   神林支所長。 〇神林支所長(板垣 裕君) 私どもの村史にかかわった資料につきましては、教育事務所のほうで 発掘等の書類と一緒に保管しております。 〇議長(板垣一徳君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(渡辺正信君) 荒川のものにつきましては、要するに荒川の地区公民館のほうに保管 しております。 〇議長(板垣一徳君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(本間誠一君) 朝日支所の場合は、支所内に学校教育課、またこの前まで生涯学習課 もありましたので、そちらのほうで保管、管理しております。 〇議長(板垣一徳君) 山北支所長。 〇山北支所長(斎藤寿昭君) 山北支所の場合は、教育事務所の保管庫の中に一括して保管しており ます。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 合併して6年で、それまで本当に村史、町史、市史を編さんするに非常に大 勢の方が汗して集積した資料だ、あるいは文書だと思うのです。これがそれぞれ分かれている。これ 分かれて保管されているというのはやむを得ないとしても、今後のことを考えると、人が移る。今ま でだったらAという村だったらAという村の中で職員がいろいろご苦労を見聞したり、みずから携わ ったという経験をお持ちですから、そうめったやたらなことはしないというふうなのです。今度は広 域の人事異動なものですから、これに類するものはほとんどその価値を見いだせない人にとっては、 言い方悪いかもしれませんが、廃棄物と同様というような受けとめ方をされる可能性がある。これは、 今までもいろいろな形であると思うのです。そういったことで私は、今のままではとても先人がご苦 労して集積した資料や文書が散逸してしまうのではないかという心配を、またいつの間にか捨てられ てしまうのではないかということを心配するから、このことを質問の第1項目めに上げました。今の ようなことの本当に心配のないのかどうか、教育長、それぞれ4つにも5つにも分散保存されている と、保管されていると。その保管も直接教育事務所の職員が担当するよりは、あるいは支所にご厄介 になっているというような格好もあるようですので、今後のことについてこのままでいいのかどうか。 ほかの例えば前の三面中学校のところにある遺跡などは、本当に見れば形がありますから、これは価 値あるものだなと誰もが認めるのだけれども、文書、いわゆる「モンジョ」になっているものはなか なか価値を見いだせないことが多いと思うのです。そういった現状からして、本当にこのままで十分 だというふうに考えておられるのかどうか、そこを伺いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 滝沢議員のおっしゃるとおり、散逸等はあってはならないことであると思 いますし、文書等なので散逸するおそれがあるのではないかというお考えもうなずくところあります けれども、各教育事務所においてきちっと保管されている旨でありますので、そういうことのないよ うに確認して保管に努めてまいりたいと思いますし、その保管されているものについてもいま一度再 度確認をいたしまして、重要度等を勘案して、その教育事務所に保管しておいてふさわしいものなの か、もっと郷土資料館等のところに保管したほうが望ましいものなのか、整理などをしながら散逸防 止に努めていきたいと、このように考えます。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 今教育長お話ししたとおりでありますが、先ほど各支所長がお話し したことと私ども生涯学習課での調査がちょっと違っているものですから、再度お答えしたいと思い ますが、村上と荒川地区の先ほどの資料の保管場所、それとあと朝日、神林、それと山北につきまし ては、たしかに町村史発行しております。そのときに発行するときの資料、当然古文書等も使って作 成したわけですが、あくまでも私どもの調べによりますと、個人所有の古文書を資料として編さんに 使ったと。その町村資料発行後、個人の所有でありますので、個人に返している。したがって、各支 所あるいは事務所にあるものは、それらをコピーしたもの、複製したもの、あるいは写真で保存して いるもの、そういった資料がそれぞれの事務所に保管されているというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そういうところ携わる人は、非常に理解をもって非常に大切さを認識してお られるのですけれども、私は失礼ですけれども、職員どの人が当たってもそういう認識で対応できる というふうに、ちょっと自信持てないというか、そういったことと、非常に卑近な例で申しわけない のですけれども、市役所の前に村上地区公民館がありました。そこの生け垣、ごらんになった方はわ かるかと思うのですけれども、もう丸坊主というと悪いかな。枝だけになって、もうほとんど再生不 能のような刈り込みをやっているわけです。ご承知のように、この地域は景観指定の区域なのです。 そこであれほどの刈り込みをやる。市では一生懸命にこうします、ああします、ああしてくださいと 言うのだけれども、実際市がやっているのがそういう格好で、これ一体どうなっているのだと。古し いものあるいは歴史のあるものについては、用が済めばこんなものなのかというふうな指摘を私が受 けました。私も言いました。あそこには、立ち木も非常に歴史的な立ち木で、もとの本町学校から続 く樹木もあります。そういったものが人が変わる、環境が変わると途端にもうまさに厄介者になって しまうという私は例だと思うのです。これは、おそらくあれほどひどい刈り込みをやるのは、市の持 っている方針から見ると、本当に村上の言葉で言えばおやげないなというふうに思います。そういう ことがあるから、私は今のように古しいものは大事にする、このことが必要なのだと。このことは、 教育長も先ほど言いましたように、四文字熟語でいけば温故知新ということで、やっぱりそのほかの 絵画もそうですけれども、大事にしてもらいたい。大事にするにはどうするかと。私は、1つあると 思うのです。文書館的なものをやはり村上では整備する必要があるのだとうと。そしてそこでしっか りと責任をもって保管をする、次の世代につなげるということが私は必要だと思うのです。場所がな いわけではないのです。例えば廃校の校舎とか、あるいは各支所のところにも広々とした議場をはじ めあいているところがたくさんあるわけです。やろうと思えばできます。このことは、私の提言とし て今後検討をお願いをしたいと思って、2番目のあらかわ保育園をはじめとする市立保育園の運営に ついてお伺いいたします。   まず、きのうの一般質問で当会派の本間議員、冨樫議員がこのことについて質問をされました。 総括的な部分についてが多かったようですけれども、私はもう少し具体的に、この議案にもかかわり ますので、お伺いをしたいというふうに思います。また、私はその議案を審査する所管の常任委員で はありませんので、この場でお伺いしたいということを考えました。まず、指定選定の経緯というこ とでお伺いをします。この附属資料といいますか、それには特に何社が応募したとかそういったこと は書いていないのですが、応募された団体あるいは法人は幾つあったのですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 経緯、日時についてはここに記載のとおりでございますけれども、応募 された団体については2つの社会福祉法人でございます。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) これは、選定委員会にかかわりますので、副市長が委員長でありますので、 お伺いすることが多くなるかと思いますが、この2つの今の法人、両方とも法人ですか。法人で、大 きく違ったという点はどの辺にありましたか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 去年までは選考委員会の委員長を私が務めておりましたけれども、今 回からは行政が入るといかがなものかというようなことで、私は一切そういうことにかかわってござ いませんので、ご了解をいただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 前の議会以前の体制で受けとめていたものですから、大変失礼をしました。   そうすると、総務課長がその扱いをすることに、役所のほうとしては責任者ということではない のかもしれないけれども、トップになってやっているということで説明をお伺いしていいですか、今 の点。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 一応私ども担当でございますので、お答え申し上げたいと思いますが、 大きく違う点というのは、その選定の方法でしょうか、それともこの2つの法人の違いのこと、両方 でしょうか。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇総務課長(大滝和春君) それでは、まず選定の……           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇総務課長(大滝和春君) 担当総務課でありますので、私で結構であります。失礼しました。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 2つの法人、応募された法人での評価というのについては、特に細かい説明 はなかったのですけれども、指定管理をするということで、規約3条の2に専門家による考察という のがありますね。ここの議案資料にもそのように書いてあります。この場合、これは2名ですか。2 名のどういう方が専門員として選ばれたのですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 今回の2名の方、この荒川統合保育園につきましては、2名の方にお願 いしております。1名の方につきましては、児童委員でありまして、前職としまして保育士の経験も ある方、現場に非常に明るい方でございます。もう一名の方につきましては、大学の助教授というよ うなことで、それについて非常に精通しておる方ということで、2名の方にお願いをしてございます。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) もう一つ私のわからないのは、去年の10月に先ほども市長答弁の中にありま したけれども、村上市保育園等施設整備計画というのが答申が出されて、そしてそれにのっとってい ろいろ保育園運営をやっていくのだと。すぐ間近に整備計画をつくった10人の委員さんがいるわけで す。それがそうするとそのお二人は専門委員となった場合、答申を出すにいろいろ検討した、あるい は10人のメンバーの意見なんかもみんな受けとめながらこういう仕事にかかわれる、私は絶好のメン バーになるのだろうと思うのですけれども、それをあえて整備計画をつくった人でなくて、また別な 整備計画では指定管理という方向も出していますから、あえて別な人を立てることでよかったのかど うかということをまず伺います。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 先ほど申し上げました二方のうち、お一人大学の助教授ということでお 話し申し上げましたけれども、この方につきましては、今ほど議員おっしゃいました委員会の委員長 をされていた方でございます。そんなことで、その統合に関するものについてもこの方が非常に詳し いということで、その部分についてもご意見もお聞きしながら、選定のほうをしたということでござ います。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) やっぱり応募される方があるのかどうかという非常に心配をした時期から応 募されることが軌道に乗ったという経過については、私は一応理解しますけれども、やはり保育園と いう、保育園の子どもたちへの保育あるいは指導、あるいは行く末という格好の中のこの種の問題は、 例えば公園を地元の人に、これは前にも言ったのですけれども、地元の人に管理をお願いするとか、 あるいは今まであった施設をどのように、例えばイヨボヤ会館とかおしゃぎり会館のようにあった施 設をさらに発展させるためにやっていくにはどうしたらいいかと、こういうそこに市民がかかわらな い、子どもがかかわらないような施設の民営化というのは、私は質が違う、内容が違う、土台のこの ことについては本当に根本的な精査から始めなければならないのが、もう21年からこうやって突っ走 っていることについて私非常に大きな問題を持っているものですから、今のような質問になるのかと 思いますが、民営化するということについては、指定選定基準の5つの項目ありますけれども、その うちやっぱりどれをとっても非常に難しい問題ですけれども、当てはまるのは2つだと思うのです。 1つは、経費の問題、もう一つは目的や性格に応じたよりいい、市長答弁で言えば質の高いという表 現をされていますけれども、そういった点にあるのだろうと思うのです。   この3番目にもお伺いしていますけれども、指定管理の管理料、これだけのことであったら市で できないのかということをまず一番最初考えるのです。例えば先ほどの後期実施計画でいけば、7億 5,000万くらいと。ところが、実際に24年の決算で保育園の人件費関係をトータルしますと……間違 いました。人件費や運営費、通園バスの運行費、いわゆる子どもたちに直接かかわるのをトータルし ますと、12億5,000万円くらいかかっているのです。〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕その うちのそれは幼稚園児1人、約87万5,000円くらいということになっているのです。これを見通して 実施計画、後期計画では、先ほど言いましたように7億5,000万と。これ大した間違いですから、私 はそういう点では、ああ、経費もそうかと、経費もやっぱり相当違うのだなということを考えますけ れども、やはりこうやって予定した金額よりもざっと勘定して1億から8,000万くらい違うと、一体 計画というのはどうなのだというふうな考えです。ぜひこの辺のところをやっぱり十分な説明をして もらわないと納得ができないということ。先ほど一応説明ありましたから、それを了としてもなかな か納得できないと。   もう一つは、質の問題。この質の問題では、一般の人は、ではそのことは市営といいますか、市 立ではできないのかと、私立でないとできないのかというふうに考えますので、その辺もひとつ十分 な理解を得るための手だてをとってもらいたいというふうに思います。このままずるずるいくといつ の間にか決まってしまうような格好になりますので。   もう一つ大事なこと忘れていました。この颯和会では、パステル保育園というの、これ私立でし ょうね。パステル保育園というのを経営しているということなのですが、選定に当たって、あるいは 担当のほうでこのパステル保育園という施設を参観なり、あるいは実地見聞なりされているか伺いま す。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 今現在颯和会さんのほうでは、小針パステル保育園を運営しております けれども、そこには9月3日の日に行って視察させていただいております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 何人くらいの規模なのですか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 定員は、90人でございます。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 保育でも学校での指導でもやはり経験あるいは経験に裏打ちされた指導の方 法、内容は非常に大事なことだというふうに思います。果たして90人の経営から200人の規模の経営 に携わるということについては、本当に大丈夫なのかなというふうに心配をする点が多いので、その 点はひとつ保護者の皆さん方に十分説明をしてもらいたいということと、やっぱり移行期間がないと いいますか、移行についての手だてが当初構想されたものと大違いになってきたと。当初はやっぱり そこへ行って、ここはこうですよということで、自動車でいけばならし運転みたいなをやる予定で説 明を受けました。それが即竣工というか、竣工、即開園だということについては、大きな心配があり ます。ぜひこの辺もただ、今の保護者だけでないのです。3年でもどんどん変わっていきますから、 1年ごとに変わっていきますから、今お話しした人が卒園するかもしれないし、新たに入園するとい う非常に難しい説明の場になろうかと思うのです。そういった〔質問終了時間5分前の予告ブザーあ り〕こと頭に入れながら、ぜひ理解できる説明あるいは住民の方の納得のできる説明をこれからも、 また開園後もやってほしいなというふうに、今の段階で私はこの件について、指定管理の選定された 段階では言わざるを得ないというふうに思います。   私は、平成7年から9年まで保内小学校に勤めたものですから、その子どもたちが今ちょうど保 育あるいは子育ての最前線にいる年代になっているのです。ですから、当初から荒川のことを何で村 上という方もあるいはあったかもしれませんけれども、やはり何がしかの責任をもってこの問題につ いては対応してきたというふうに自分で考えております。せひその子どもたちが本当に村上市の子育 てのいろいろな施策、方策、手だてを十分理解し、安心して子どもたちを保育園に入園させることが できるようなバックアップを私はぜひお願いをしたいと。また、この保育園と施設整備計画、まだ私 はやっぱり納得できないのは、施設の整備計画に何で保育内容といいますか、保育の仕方、システム まで入ってくるのかというのは、これは施設運営整備計画だったらこれわかる。施設整備計画だった ら、これも学校だったら、もう学校建てるということでこの計画は終わるのです。学校の中の仕事、 学校の運営はこうしなさいとか、こんなふうに変えますよというのはないのです。ここがやっぱり疑 問なところなのですが、その辺のところはいろいろお考えがあるのでしょうし、またお伺いしたいと 思います。   もう一つは、この計画のところを見ますと、アンケートに答えているという結果が書いてありま すけれども、非常にやっぱりこれ見ると、指定管理ということそのものについての十分理解されてい ない部分が多いと、こういうふうにも書いてありますけれども、そういう中でこの計画を進めていく ことにいささかまだ自信を持ち、また今回の指定選考の道筋あるいはその内容、それからもう一つは 子どもがけがをしたときあるいは事故を起こしたときにどのような責任体制なのかということが全然 最初から触れられていない。子どもは、本当にけがをするのが当たり前と考えてもいいと。学校です と、ちょっと長ったらしい名前なのですけれども、通称学校保健会ということでいろんな保証をして います。しかし、この保育園については、例えば子ども同士でもあるいは内的な要因、あるいは外的 な要素でのけがをしたというような場合に責任がどこにあるのか、誰が負うのか、どうするのかとい うことがさっぱり運営といいながら書いていない、一番中心的な課題が。そういったことについても これからまだまだ説明をすることが多いかと思いますが、ひとつ十分議案でも審査いただくと一緒に、 その結果についても決まったからということだけでなくて、注目をしていきたいというふうに思いな がら、私の質問を終わります。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで滝沢武司君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。           午後 1時50分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、6番、川村敏晴君の一般質問を許します。   6番、川村敏晴君。           〔6番 川村敏晴君登壇〕 〇6番(川村敏晴君) 市政クラブの川村敏晴でございます。早速通告に従い私の一般質問をいたし ます。   第1項目めでございますが、新ごみ処理場の建設進捗状況と完成後の運営及び市内の経済効果に ついてお伺いします。@として、建設計画は順調に推移していますか。A、建設業務に当たって、村 上市内の業者がかかわっている受注比率はどの程度になりますか。B、施設完成後の施設運営に当た って、労働力の確保に対する考え方はどのようなものですか。C、運営費において、市内業者がかか われる受注比率はどの程度になりますか。D、現在市では、今後のごみ収集のあり方についてを検討 していると聞きましたが、新ごみ処理場の処理能力と住民要望のある収集回数増についてはどのよう に考えていますか。E、鳥取県伯耆町では、使用済み紙おむつを燃料ペレットとして再利用する機械 を導入し、高齢者介護施設などのボイラー燃料として活用するリサイクルシステムを確立していると のことですが、村上市でも同様の取り組みはできませんか。   2項目め、村上市の空き家バンクの現状についてお伺いします。@、8月の市報に当市の空き家 バンクを利用して4世帯6人の方が移住されていることが掲載されておりましたが、現在までの空き 家バンクの活用状況をお聞かせください。A、今後さらに市内への移住人口をふやすためにも、さら に充実した空き家バンクの広報が必要だと考えられますが、これからの新たな取り組み計画などは検 討されていますか。   3項目め、市内総合型地域スポーツクラブの現状と今後の推移についてお伺いします。@、現在 山北地区と荒川地区において、総合型地域スポーツクラブの設立を目指していますが、その進捗状況 についてお聞かせください。A、2地区のクラブを円滑に立ち上げるために、必要な行政支援につい てのお考えをお聞かせください。B、市内のクラブ運営を充実させ、行政事業の担い手になってもら うためのよい方策はありますか、お聞かせください。   理事者答弁の後、関連について再質問を予定させていただきます。よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、川村議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、新ごみ処理場の建設進捗状況と完成後の運営及び市内の経済効果についての1 点目、建設計画は順調に推移しているかとのお尋ねについてでございますが、昨年6月に本契約を締 結後、設計協議を進めるとともに、昨年度現場では造成工事を施工いたしております。本年度に入り、 本体工事に着手し、10月後半にはプラント工事にも着手する予定となっており、工程どおり順調に進 んでいるところであります。   次2点目、建設業務に当たっては、村上市内の業者がかかわっている受注比率はどの程度になる かとのお尋ねについてでございますが、今回の工事はプラント機器、特殊な設備、機器に係る割合が 大きい工事でありますが、建設企業では市内業者あるいは県内業者で担える業務については、可能な 限り地元業者で発注する意向のもと、これまでも進めてきているところであります。受注比率の算定 は困難ではございますが、8月末現在でのプラント機器を除く工事では、下請業者39社のうち県内業 者37社、うち市内業者が12社となっております。今後も工事の進捗にあわせ、可能な限り地元企業に 発注されるよう要請をしてまいります。   次3点目、施設完成後の施設運営に当たり、労働力の確保に対する考え方はどのようなものかに ついてのお尋ねでございますが、施設運営に当たっては、地域人材の活用として地元採用の提案もさ れており、来年秋から予定の試験運転やその後の本稼働に向け準備を進めていると聞いております。 しかしながら、施設の安全稼働、安全確保が最優先となることから、当初は自社の専門的知識を持っ た人を中心に運営を行い、その後の状況を見ながら人数や雇用形態を判断していくと聞いております。   次に4点目、運営費において市内業者がかかわれる受注比率はどの程度になるかとのお尋ねにつ いてでございますが、ごみ処理場の運営においては、プラント機器の維持補修など、特殊な業務の割 合が大きく、現在のごみ処理場の運営においても、市内企業で賄えるものはできる限り市内企業へ発 注しておりますが、運営費に占める割合はおおむね15%程度になっております。新ごみ処理場の運営 につきましては、市内業者優先で発注する提案がされており、今後工事の進捗にあわせ運営開始まで に運営企業で発注先を決定することになりますが、市内業者への発注の拡大が図れるよう要請してま いります。   次に5点目、新ごみ処理場の処理能力と住民要望のあるごみの収集回数の増についてどのように 考えているかとのお尋ねについてでございますが、現在本市では一般ごみ、可燃物と不燃物の2種類 と瓶、缶、ペットボトル、紙などの資源ごみ10種類の計12種類に分別して収集しております。近年市 民より寄せられる要望として、夏場の可燃ごみの収集回数の増、資源ごみについてはプラの収集回数 の増についてであります。現在本市では、平成23年度に作成した村上市一般廃棄物処理基本計画に基 づき、適正な処理、効率的、効果的な収集方法を検討すべく、ごみの収集量を含めた排出量の把握、 廃棄物収集運搬業者との情報交換などを行っております。仮に可燃ごみの収集回数をふやした場合で もごみの排出量について変動はないと推測され、資源ごみであるプラスチック類の収集回数をふやし た場合は、可燃ごみの排出量は減少すると推測しましたので、新ごみ処理場の処理能力については、 特に影響はないものと考えますが、市民の皆様にごみの分別、減量化に協力をお願いしてまいります。   次に6点目、使用済み紙おむつを燃料ペレットとして再利用し、リサイクルシステムを確立して いる自治体もあるが、村上市でも同様の取り組みはできないかとのお尋ねについてでございますが、 高齢化社会が進み、介護施設や家庭から出る紙おむつの処理は、新たなごみ問題として自治体に直面 しています。最近では、使用済みの紙おむつを燃料ペレットとして加工する装置が開発されておりま す。議員おっしゃるとおり、鳥取県の伯耆町では2年前に装置を導入し、病院や介護施設で回収を行 い、燃料ペレットに加工し、同町の清掃センターで可燃ごみを処理する際の助燃剤として利用してい るとのことであります。ほかにも回収した紙おむつを水や分離剤とまぜて分解し、建築資材の原料と なる再生パルプなどにリサイクルして販売している自治体もあります。本市の取り組みはとのことで ございますけれども、紙おむつの再資源に取り組んでいる事例も少ないことから、当面は情報収集を 行っていきたいと考えております。   次2項目め、村上市空き家バンクの状況についてのお尋ねでございますが、1点目の活用状況に つきましては、昨日も山田議員にも答弁いたしましたとおり、本市の空き家バンク制度は平成23年10 月に開始し、現在は市報8月1日号でご紹介した以降に入居された世帯を含め、5世帯8名の方が移 住され、また2世帯5名の方が2地域居住ということで制度を利用されております。移住された5世 帯の出身地は、関東圏から4世帯、県内から1世帯が移住され、2地域居住は奈良県、東京都の2世 帯であります。年齢層といたしましては、第二の人生楽しむため、新たなライフステージを求めてこ られた50代から60代の方となっております。また、地域別では村上地区に6世帯、朝日地区に1世帯 となっております。バンクに登録している物件数につきましては、村上地区で2件、荒川、神林、朝 日、山北地区で各1件の計6件となっております。9月中にさらに2件の登録申し出があり、準備を 進めているところであります。これまで延べの数で39件の物件の見学があり、うち7件が契約成立い たしましたが、これ以外のものにつきましては、売買希望価格や建物の構造、立地条件等により契約 には至っておりませんでした。   次2点目、さらに充実した広報への取り組みについてのお尋ねでございますが、これまで物件の 登録につきましては、市報、ホームページのほか、市外在住の固定資産税、納税者への情報提供やダ イレクトメールによる登録移行の確認を行ってまいりました。また、利用者募集の広報につきまして は、ホームページや移住、定住関連の全国情報紙へ掲載してまいりましたほか、昨年度は東京のネス パスで開催されたにいがた暮らしセミナーに参加をいたしております。現在契約が成立している7件 のうち2件は、情報紙をごらんになった方とにいがた暮らしセミナーへおいでになった方であります。 いずれにいたしましても、川村議員のご指摘のとおり、空き家バンク制度は移住人口拡大の有効な施 策と考えており、広報の充実と不可欠でありますので、制度の充実とあわせて検討してまいります。   次に3項目め、市内総合型地域スポーツクラブの現状と今後の推移につきましては、教育長に答 弁をいたさせます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、川村議員の3項目め、市内総合型地域スポーツクラブの現状と 今後の推移についての1点目、山北地区と荒川地区の総合型地域スポーツクラブ設立の進捗状況につ いてのお尋ねでございますが、両地区とも地元スポーツ関係団体等との事前協議を経て準備委員会を 立ち上げ、現在設立するクラブの理念や活動目的、組織体制などの協議に入っているほか、今年度は プレ事業として各種大会や教室などスポーツ事業を実施しているところであります。   次に2点目、2地区のクラブを円滑に立ち上げるために必要な行政支援についてのお尋ねでござ いますが、2地区クラブの立ち上げには3年の準備期間をかけ、これまで地区の推進体制の整備と将 来のクラブスタッフとなり得る人材の養成を行いながら、地元関係団体への説明会やワークショップ、 先進地視察などを実施し、意見、調整を図ってまいりました。今後も準備委員会の皆さんと合意形成 を図り、スムーズな設立ができるよう、地区教育事務所と連携を密にしながら最大限の支援を行って いきたいと考えております。   次に3点目、市内のクラブ運営を充実させ、行政事務の担い手になってもらうための方策につい てのお尋ねでございますが、既存の3クラブにつきましては、スポーツ関連事業をはじめ保険や福祉 事業、文化的事業などさまざまな分野の事業を積極的に実施しており、市民の健康、体力づくりや元 気“eまち”づくりに寄与しているところでございます。また、村上地区と神林地区の2つのクラブ につきましては、スポーツ施設の指定管理者として施設の安全な管理運営を行っているほか、管理施 設を拠点とした市民の交流活動へも積極的に取り組んでおります。現在クラブ間の連携協力体制をさ らに強化するためのネットワーク組織を準備し、事業連携や人材交流など、効率的かつ効果的な運営 が図られており、本年5月の全国クラブ会議を開催できましたのもネットワークの成果であると思っ ております。今後は、5地区全てに総合型地域スポーツクラブが整備されることから、5クラブのネ ットワークをさらに強化して、多様化する市民ニーズに対応したスポーツサービスの提供や市民との 共同事業の実施ができるよう支援していきたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) どうもご答弁ありがとうございました。   昨日の一般質問で山田議員のほうから空き家バンクについての質問があり、ご答弁ありましたの で、再質問についてはちょっと順序を変えさせて質問させていただきたいと思いますが、まず3項目 め、ただいま教育長よりご答弁いただきましたが、地域総合型スポーツクラブの現状、そして今後の 行政支援のあり方、丁寧なご説明いただきましてありがとうございました。私もスポーツ関係者の一 人として、この2地区の運営についてはそれなりの情報を入手はしております。しかしながら、やは りまだ立ち上げ途上というふうな中で、行政のしっかりとした下支えがなければ、やはりほかの3ク ラブ、希楽々、ウエルネス、あさひ愛ランド、これらと同様なところに持っていくにはちょっと不安 なところがいっぱいあるなというふうなことで、行政支援のしっかりとした形をお願いしたいという ようなことで質問させていただくわけでございますが、まずもって今この2地区の立ち上げに対して 一番やはり懸念されるのは、人材の育成と確保、これについて荒川地区も山北地区もtotoの申請 を一応期待をして人件費を予定しているわけでありますが、これはあくまでも事業活動を計画を上げ てtotoに申請し、それが受理されなければ確保できるものではありません。これについて、万が 一totoの申請が受理できなかった場合、この辺の市の支援体制をお聞かせ願いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 川村議員のご質問でありますが、今2つのクラブ、来年の3月の設 立に向けて準備を進めており、今お話があったスポーツ振興くじの助成も受けるというふうな計画で おりますが、ご存じのとおりスポーツ振興くじの再配分、これは全国への配分でありますが、少し落 ち込んでおります。さらに、冬季オリンピックが決定したことによって、そちらのほうにまた流れる、 あるいは震災復興に流れるということで、若干補助を受ける枠も減ってきているというのが現実であ ります。来年度この2つ対してのtotoの申請、これが減額あるいは採択が受けられなかったとい う場合につきましては、事業費補助等で対応していくということで今生涯学習課のほうでは考えてお ります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ほっとしたご答弁をいただいたというところであります。まずもってtot o、スポーツ振興くじの補助で各クラブ2名のクラブマネジャー、そして補助のマネジャーの人件費 を当面維持できるというふうなことで聞いておりますが、やはり希楽々さんを見たり、ウエルネスさ んの活動状況を目にすると、2人ではどうにもならない状況であろうと。先ほど教育長のご答弁の中 に、事業支援の中でやはり教育的、文化的な、または健康的な事業のほかに指定管理というふうなも のが上げられるというふうなことでおっしゃっておりましたが、特に指定管理を受けていく段になる と、やはり一つの企業組織としての形態を整えていく必要があろうかと考えられますが、クラブマネ ジャー、サブマネジャー2人でやはりそれを運営するということは、なかなか厳しい面があろうと思 います。市のスポーツ施設の管理計画においても、やはり荒川地区の体育館についても、今後指定管 理の方向性が打ち出されているわけでありますが、やはりその中でクラブ自体の自立を目指していく 必要はあるかと思いますが、やはり明確な事業を行政側から打ち出してもらい、そこに必要な人材、 これをしっかりと確保できる体制づくりがやはり何と言っても必要だと思いますが、まだまだ民間企 業として成り立っているわけではないので、そこはやはり行政支援等を裏づけにしながら、地域の支 援力を結集していくというふうな流れが必要なのだと思いますが、この辺についてtotoの申請が 受理された26年、27年、28年にかけて人材の確保、あくまでも2人分しか補助金がtotoから出な いということの中で、ではどうやって3人目、4人目の人件費を捻出するのかというふうな部分につ いての行政側の具体的な支援策はないものでしょうか、その辺についてお伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 今既存の3つのクラブにつきましては、村上のウエルネスが平成21 年、翌年に神林の希楽々、そして来年度、朝日の愛ランドが指定管理を受けるわけですが、設立した 当初はこの3つのクラブとも事業委託を受けて、今議員おっしゃるとおり、totoの申請を受けた ところもありますし、初めから市の事業委託で行ったクラブもありますが、2名の人材を確保しなが ら事業をやってきたと。指定管理を受けますと、その分施設の管理運営の部分が当然入ってきますの で、その管理部門での人材をプラスするというふうな形になろうかと思います。私どもの計画、そし て施設見直しの中では、荒川、それと山北につきましては、平成28年ぐらいには指定管理に持ってい きたいなというふうな計画でおります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 先ほど教育長答弁にもありました、ことしの5月開催されました地域総合型 スポーツクラブの全国大会開催されたわけでありますが、私もそこに参加をさせていただきました。 各県の大勢の運営者の方と情報交換することができたわけですが、いずれもやはりクラブ運営のため の人材確保事業資金というふうなところが課題だというふうなことであります。しかし、各方面のク ラブの方が非常に有能な人材を確保してつなぎとめているというふうなところが多くあったことに非 常に私自身驚いております。専門的な知識を大学、またはその上の大学院まで行ってクラブ運営に参 加しているという方もいましたので、やはり個人個人の大きな地域、自分たちが住んでいる地域に対 する思いが一つの形になっているのだなと。ただ、それを実現させるためには、やはり受け皿となる こういう組織が充実することが大切であると。そのためには、やはり行政のしっかりとしたフォロー がやっぱり不可欠であると思います。今市長にちょっと質問させていただきますが、私の以前の一般 質問の中で、保育園の話を出して恐縮ですが、指定管理の受け皿としてNPO法人化した村上市内の 組織が健全な経営が見込まれるようなことであれば、私そのときに総合型スポーツクラブを例にとっ て言ったのですが、やはりこれは受け皿として十分考えていけるというふうなご答弁をされておりま したが、それについては今も同じようなお気持ちでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 保育園についてですか。 〇6番(川村敏晴君) そうです。25年3月定例会で、指定会議の公募のときに地元に受け皿をとい うふうな中で、組織をつくるために保育園の運営をさせる市内業者の育成でそういう組織に参加をで きないかというふうなことに対して、市長は、大切な子どもたちを任せるには、しっかりとした法人 格(NPO法人)でもいいというふうなことで、そういう組織であれば委ねるべきと考えていると。 地元にそういう組織を育成していく考えがあるのだよというふうなことで私は受け取っているのです が、そういう気持ちについてどうかと。 〇市長(大滝平正君) 保育園となるとまた別問題ですので、今ご質問されているスポーツクラブ等 については、そういう考えでいきたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) これは、今後の課題として後日の機会に主張させていきたいと思っておりま すが、やはり地元の雇用先の拡大、企業としてこの総合型スポーツクラブの育成ということがやはり 大きな力になっていくのだろうと、このように私考えておりますので、この件についてはまた別の機 会にやらせていただきたいと思います。   それでは、1項目めのごみ処理場に関してですが、再質問させていただきます。なかなか数字的 なところはアバウトのようですが、ちょっと聞き落としたのですが、Aの建設業務に当たって、下請 業者の中に県内業者が20社で、市内業者が10社とか20社、ちょっとはっきり聞こえなかったのですが、 村上市内業者は何社かかわっているわけでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 受注比率のことですよね。           〔「はい」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 下請業者39社でございます。県内業者が37社、うち市内業者が12社と答えて おります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 完成までの残工事高、経費としてどの程度というのはぱっと出ますか、担当 課長。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 昨年度末で18.9%の完成でございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 工事費で幾ら残っているというふうな数字は、出なければいいです。後で計 算しますので。   それでお聞きしたいことは、完成後は村上環境テクノロジーさんが運営をするというのは、これ は昨年度来から決まっていたことではありますが、やはり先ほど市長もおっしゃっていましたが、運 営当初は専門技術のあるメーカーさん主導になろうというふうなご答弁でありましたが、その辺は明 確な、何人くらい地元雇用が発生して、どういうふうな年度で雇用人数が推移していくというふうな ことは、担当課長把握されていますか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 全体的でありますけれども、日勤者が13名、交代勤務者が16名の計29名 で運営したいというふうに聞いております。そのうち地元雇用者は17人程度お願いしたいというふう な形でありますけれども、いつから何人採用するかというのは、今会社のほうで検討しているところ であります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 交代要員、日勤でありますが、地元雇用17名は正職員としての立場で雇用さ れるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 今のところは全員が正職員というような形でなくて、臨時も含めてとい う形でお話を聞いております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) そこでちょっと気になるのが全て村上環境テクノロジーさんが運営を進めて いく段になりますと、従来ごみ処理場及び最終処分場がございますが、そこにかかわってきた方々は どのような処遇になっていくのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 今まで技術職の皆さん方につきましては、学校関係で今臨時の方かなり お願いしてございますけれども、そちらを主に勤務のほうお願いしたいと今現在は考えているところ でございます。市の職員についてでございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 市の職員の立場は変わらず、ただ持ち場が焼却場管理から学校管理、いわゆ る用務員職ということですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 今時点では、主にそちらのほうにお願いしたいなということで考えてお ります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) たしかこのDBO方式で管理されるのは、焼却場だけだったように私理解し ているのですが、そのほかに荒沢と荒川のところに最終処分場があるわけですが、ここの管理につい ては担当者はいなくなるわけでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 議員おっしゃるとおり、荒沢と荒川郷の処分場につきましては、あとそ のほか今使用はしておりませんけれども、板屋越の最終処分場も管理しております。それらにつきま しては、今後も市のほうで管理しなければなりませんので、管理のこれからまた総務の人事のほうに ご相談しなければなりませんけれども、何人か残していただくような形でお願いできればなというふ うに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) まだはっきりしていないということのようですが、やはり最終処分場につい ては、特に荒沢についてはまだ40%ぐらいの許容量が残っているというふうなことで、かなりの年数 管理が必要なのだろうと、こんなふうに考えております。これらについても、やはり焼却処分と一体 の流れで行政が責任を持って管理すべきことだと思いますので、やはり適正な管理をするためには、 その管理力のある人材を確保する必要があるのだろうと思っております。ここは、市長にしっかりと した管理をお願いしたいと思います。   それで市内の新しい焼却場ができることによって、1日当たり90トンまでの焼却能力を持つもの が2炉つくって交互で動かすというようなことで、万全の体制であるというふうなことでありますが、 私市の担当の方に昨年夏場、生ごみがなかなか回収、収集日に間に合わないで非常に悪臭を放ってと いうことで、回数をふやせないかというような質問をしたこともあり、現状を聞いたところ、検討の 最中であるというふうなご答弁をいただいて、答えをいただいていたのでお聞きしますが、90トンと いうとかなり燃やせるのだよと、従来の一般質問の中では認識していたので、逆にごみがなくなると いうことは、その燃料が足りなくなることもあるのかもしれませんが、先ほどの市長の答弁だと、や はりもっと減量化を進めていくということを市民にも理解してもらうというようなご答弁でしたので、 さらにお聞きしますが、減量化と収集回数のうんぬん、また焼却、ごみを集める段階で焼却場に持っ ていくごみ、一般ごみとあとは企業から出る廃棄物の中で、やはりかなり可燃性の高いごみだけの業 者もあれば、逆に水が多いのもあるでしょうし、その辺の整合性といいますか、燃焼効率のいい焼却 の仕方をしなければならないのだろうと思いますが、今言った家庭ごみを収集回数をふやすような方 向性での検討というのは進んでいるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 可燃ごみの減少のためには、今何が一番必要かといいますと、プラが非 常に排出量が多いので、プラを、プラスチック類ですけれども、減らさなければいけないということ と、あともう一点は紙類を、今例えば包装紙だとか、このちっちゃい子どもたちが食べているような お菓子だとか、そういうものを可燃ごみのほうにまぜている方も結構多いのですので、それらを減ら していくことがごみの減量化につながると、そういうふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ということは、要は生ごみ、悪臭を発する、夏場の、これらの回数をふやす 方向性というのは余り検討にのっていないというふうなことで理解すればいいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 市民の皆様からは、夏場だけでも3回にしてほしい。今旧村上市内は、 夏場、6月から9月までは3回行っていますし、それ以外は年中通して2回ですけれども、週3回に してほしいという要望が出ておりますので、それが物理的に可能かどうか、これは運搬業者の車の台 数等もありますし、また金額的な問題もございますので、物理的に可能かどうか等も含めまして業者 のほうといろいろと相談しながら、また財政当局等とも相談していかなければならないことだと考え ております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 地域要望はあるのだよというご理解の上で検討しているというふうなことで すよね。課長に釈迦に説法になるかもしれませんけれども、可燃ごみであれ何であれ、廃棄物の収集 においては廃棄物処理法にのっとった運用がなされているというふうなことだろうと思いますが、あ くまでも今村上市としては、直営部隊というか、車は一台もないわけですから、100%業者に委託を せざるを得ない状況であるというふうなことで、これについては委託をしようが直営であろうが、や はり廃棄物処理法から言えば、収集に当たってのごみ処理については行政が全ての責任を負うという のが廃棄物処理法の趣旨であるというふうに理解しているのですが、間違いないですか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 議員おっしゃるとおり廃棄物処理法第6条の2におきまして、廃棄物に おきましては市で責任を持って処理しなければならないというふうな形になっております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 心配するのはというか、収集そのものも全て全部業者委託になっているわけ です。今度は、焼却そのものも全て第三者組織に委託をするというふうな流れで、やはりお互いに利 益も当然考えなければならない方たちが収集をして焼却をする、その中でやはりごみの収集回数だと かうんぬんが逆行していくこともあるだろうし、その焼却については条件のいいものが集中して集め られたりというふうなものがちょっと心配されるのかななんて思うのですが、その中にあってやはり 行政側が余計今まで以上にしっかりとした発生するごみの量、そしてまたそれを焼却していく最終処 分の管理、これらについては今まで以上にさらにしっかりとした管理が必要になってくるだろうとい うふうに考えられるわけですが、聞くところによると南魚沼市の市長さん、大平悦子さん、女性市長 ですが……南魚沼ではないですね。魚沼市ですね。こちらの市長さんが市のごみ処理計画を策定に当 たり、市長みずからパッカー車に乗り込んで市内のごみの収集〔質問終了時間10分前の予告ブザーあ り〕状況を確認したというふうな話も聞いておりますが、私は市長にパッカー車に乗れとは決して言 っていないのですが、やはり従来以上に担当の方には、課長にも乗れとは言っていないですが、しっ かりとした地域要望と現状を把握しながら、ごみ処理計画をぜひ立てていただきたいというふうに思 います。   もう一つ、さっき市長が情報収集をしていくとおっしゃっていました鳥取県の伯耆町の使用済み 紙おむつの燃料ペレット化、伯耆町では高齢者施設のボイラーに使っているというふうなことでした。 電話で聞いただけなのですけれども、ここで新しい焼却場の、これも燃料として重油も使うわけです が、これらの紙おむつをそのまま投入すると、やはり有効な燃焼物、ごみにはならないのではないか なというようなことで、燃料ペレット化したものを重油のかわりといいますか、そういうふうな使い 方というのはできないものか。今そういう情報がなければ、今後ぜひともそういう情報収集に努めて、 今後どんどん発生量がふえていくだろう紙おむつの取り扱いについても、これは福祉のものと連携が 必要になってくると思いますが、収集のあり方についてもぜひとも情報収集をしっかりとしていただ きたいと思いますが、いかがですか、課長。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 議員ご指摘のとおり、紙おむつ今子どもたちというのですか、幼児の紙 おむつからお年寄りの紙おむつまで相当数が出ているというのは事実でございます。なお、そして紙 おむつそのまま汚物も入っていますので、なかなか燃えにくいというのがございます。また、これ一 たん燃えますと、反対に非常によく燃え過ぎるというのもあるそうでありますけれども、またそれら の収集をどういうふうにするか、それらがこれからの一番の課題でありますし、またそれをつくる、 ペレットにするための施設もまた必要になってきますので、その辺につきまして他市の状況をこれか ら十分に情報を収集してまいりたいと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ぜひそのようにして進めていただきたいと、こんなふうに思います。   最後に1点だけ確認の意味でお聞きしたいのですが、ごみ収集に当たっては、村上市もホーム ページに分別ごみの計画等掲載されておりますが、他市をちょっと比較すると一般廃棄物処理実施計 画というのが毎年載せられているところのほうが多いのですが、これはごみの分別だけではなく、今 言うような焼却施設の運用も含めて長期的な計画を今年度ごとに出してくるものというふうに理解し ているのですが、これは実は昨年の私の一般質問で、生ごみを焼却数をふやしてというふうなときに、 当時の担当課長が5町村合併時の集荷をそのままの体制でやっているので、合併後なのでそういうき ちっとした計画がなされていないというふうな私捉え方で聞いてしまっていたのですが、分別がある のだけれども、一般廃棄物処理実施計画というようなものについては、今年度は作成されてあります か。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 一般廃棄物処理計画につきましては、平成23年に作成しております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) これもできればホームページ等で閲覧できるようにしておいていただきたい と、こんなふうに思います。   次に、空き家バンクについての部分で少し時間がありましたので、確認の意味でお聞かせ願いま す。先ほど市長答弁で、5世帯8名のほかに2世帯の方が〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 二地域居住というふうな表現をなされましたが、この二地域居住というのは多分実家もあってこっち にセカンドハウス的にというふうなことなのでしょうけれども、これは5世帯8名の方とはまた別に 2世帯の方がそういう住居を構えたということでよろしいのでしょうか。非常にきのうの山田議員の 質問の答弁を聞いていれば、新発田市ではお祝金を出したりしているにもかかわらず、制度の運用が 遅いせいもあるのでしょうけれども、実績がまだないというふうな中で、当市については非常にそこ にやっぱり5世帯の方も8名の方も村上市に来ていただけるということは、先ほど市長がおっしゃっ ていた情報紙、そしてまた東京での活動等が目にとまり、またこの村上の地域に対してのやはり評価 をしていただいた結果だろうと、こんなふうに思います。そこでお祝金が要るか要らないかはまた別 な問題として、さらにこの地域のよさをいろんな方面で観光的なところの活動でも他県に発信してい るわけですから、そのところにおいでなさいというか、空き家バンクの存在等もあわせて広報してい ったほうがいいのではないかなと、こんなふうに思っております。   そこで1点お聞きします。県外から来ていただくことももちろんでございますが、市内の中で流 出をさせない意味でも、市内の中での空き家バンクを活用して、例えば他地区にいい物件があったら 移り住みたいとかいろいろあるのだと思いますが、その辺についてはこの空き家バンクを活用してい る方というのは、現状あるのでしょうか。これは、担当課は。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 今行っております空き家バンクの制度自体は、移住者を対象として おりまして、市内でもその動きまでは想定しておりません。ただ、県内には市内の移住についても可 としている制度をお持ちの市町村もございますので、そういったことにつきましては今後検討を進め る必要があるかなというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 私も、我が家もというあれなのですけれども、自分の子どもたちが勤め始め、 今後行き先をまだはっきりしていませんが、やはり我々の感性からいくとどうしても家を売るだとか 土地を売るというふうなことがよいこととは捉えない世代でありますし、親もそうなのですが、ただ 現実問題、だからといって空き家のままで放っておくその地域自体がやはり閑散としてしまい、寂れ ていく、そこにやはりいろんな方を呼び込んでいく、これは県外に限らず市内の中でもそういうこと がやはり安心してできるような取り組みをこれからこの空き家バンクの制度の中にぜひとも取り入れ ていっていただきたいなと思います。土地を売る、家を売ることが必ずしも悪でない。すばらしい建 築物を他人の方に引き継いでもらう、そして地域の歴史、文化を継承していくというふうなことが自 然に理解されて引き継がれていくような、そういう感性をこの地域の方にも少しずつ持っていただけ るような、そんな方向性を持てる空き家バンクの制度にさらにしていっていただきたいなというよう なことでお願い申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。   ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで川村敏晴君の一般質問を終わります。   午後3時10分まで休憩します。           午後 2時54分  休 憩                                                        午後 3時10分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、17番、長谷川孝君の一般質問を許します。   17番、長谷川孝君。           〔17番 長谷川 孝君登壇〕 〇17番(長谷川 孝君) 一般質問を行わせていただきます。きょう最後ですので、もうしばらくの 間辛抱のほどをよろしくお願いします。   私の一般質問は3項目です。1項目め、人口減少問題について。6月定例会でも質問しました、 4月23日に設置した村上市人口減少問題対策委員会を中心に再度お伺いいたします。@、設置された 4作業部会の取り組みの進捗状況について教えてください。A、各作業部会のタイムスケジュールは 決まっているのですか。B、6月定例会の私の一般質問において、人口減少問題の対策として婚活イ ベントは早期に着手できる事業であり、優先的に議論を進めると答弁していますが、その後どうなり ましたか。   2項目め、子どもたちの教育環境などについて。村上市教育基本計画・後期実施計画では、地域 の宝である子どもたちを地域みんなで育てるため、より積極的な取り組みを推進することとしていま す。特に幼保小中の連携が大切だと考えることから、保育園、幼稚園の所管を村上市教育委員会に含 めたらどうか、教育長のお考えをお聞かせ願います。   3項目めは、文化財の保管状況についてです。村上市の文化財的価値のある埋蔵文化財、歴史的 文献資料などがどのぐらい存在し、その保管状況はどうなっているかお尋ねいたします。   以上、市長並びに教育長答弁の後、再質問いたします。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、長谷川議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、人口減少問題についての1点目、4作業部会の進捗状況についてのお尋ねでご ざいますが、姫路議員に答弁いたしましたとおり、これまで委員会及び調整会議を各2回、各作業部 会を2回から4回の計11回開催しており、現在は平成26年度から実施できる事業を最優先に議論を進 めているところであります。   次2点目、各作業部会のタイムスケジュールは決まっているかとのお尋ねについてでございます が、1点目で答弁いたしました最優先で議論している平成26年度から実施できる事業につきましては、 平成26年度当初予算編成作業との関係がありますので、例年の予算要求期限であります11月末までに 事業計画を完成する目標で進めてまいりますとともに、第2次総合計画を視野に入れた中長期的に取 り組むべく項目、事業等につきましては年度内で方向性を出してまいりたいと考えております。   次に3点目、6月定例会で長谷川議員が提案された婚活イベントの検討状況についてでございま すが、この問題につきましては、人口減少問題対策委員会の元気なまちづくり部会において、優先し て議論を進めている配偶者確保対策事業の一つとして検討してまいりました。テレビ放送等を拝見い たしますと、何組かのカップルが成立しているとの認識をいたしておりますが、テレビ局関係者のお 話を聞きますと、市全体における共通の後継者不足対策等ストーリー性のある企画が重視、優先され ており、そういう意味では本市にとりましては非常にハードルの高いものであるとのことであります。 作業部会におきましては、本市で実施する場合の課題等を整理いたしましたところ、一つ目といたし まして、本市は広大な面積を有し、各地域においてそれぞれの課題解決に向け、地域を挙げての市民 協働のまちづくりを進めている段階にあるため、配偶者確保対策の方法及び必要性や課題がそれぞれ の地域で異なっており、市共通ではなく、地域の実情に合った事業の推進が望ましいのではないか。 2つ目といたしまして、単発的な出会いではなく、年間を通した行事企画や共同作業体験等の参加型 イベントの実施のほうが成婚への道が開かれるのではないかとの議論があり、現段階では議員が推奨 されるイベントの実施は、本市の状況からするとそぐわないと判断をしているところであります。   次2項目め、子どもたちの教育環境などについてと3項目め、文化財の保管状況については、教 育長に答弁をいたさせます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、長谷川議員の2項目め、子どもたちの教育環境などについて、 保育園、幼稚園の所管を教育委員会に含めたらどうかとのお尋ねでございますが、現在のところ考え ておりません。議員ご指摘のとおり、村上市教育基本計画・後期実施計画、幼保小中連携事業で、幼 保小中が連携した教育活動、学校が一体となって取り組む活動及び支援を事業内容に上げ、推進して いるところであります。具体的には、郷育会議において中学校区単位に幼保小中連携プログラム等を 作成して取り組みを進めております。幼保小の連携の取り組みでは、幼児期の教育と小学校教育の円 滑な接続を目指し、小学校入学後の指導に資するための共通資料の作成、幼児、児童の交流活動、小 学校教員、校長による保育参観、保育士、園長による授業参観、校長、園長による情報交換を行って おります。このような具体的な行動連携を図る中で、地域の方の力もかりながら取り組みを進めてお ります。今後このような行動連携を進めていく上で、所管が違うことが支障となり、課題が浮かび上 がってまいりましたら、その課題解決に当たりたいと考えます。今後も福祉課と連携を図りながら、 支援に当たりたいと考えております。   次に、3項目め、文化財の保管状況についてのお尋ねでございますが、現在本市で保管している 文化財関係の数量につきましては、埋蔵文化財の出土品がパンケース約2万8,030箱、民具が2万100 点、古文書などの歴史資料が約7,300点であり、非常に膨大な量となっております。それぞれの保管 状況についてでありますが、埋蔵文化財の出土品及び民具につきましては、廃校後の旧小中学校や保 育園、支所倉庫などに保管しております。埋蔵文化財出土品は、遺跡ごと、書類ごとに分類し、パン ケース等に収納しております。民具については、種類ごとに棚あるいは床にじか置きで保管しており ますが、場所によっては紫外線を遮断する等の対策を講じております。また、古文書などの歴史資料 は、カビや防虫の対策が必要であるため、現在村上市郷土資料館及び荒川地区公民館の書庫で良好な 状態に保管されております。埋蔵文化財の出土品及び民具を保管している施設の中には、職員が常駐 していない施設が多いため、定期的に巡回を行っておりますが、今後もこれらの資料を良好な状態で 後世に残すため、保管、保全に努めたいと考えております。なお、これらの資料につきましては、村 上郷土資料館、村上歴史文化館、縄文の里・朝日の展示施設においてテーマに沿って随時展示を行い、 公開活用を図っているところであります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 答弁ありがとうございました。   1項目めから再質問をさせていただきます。@の設置された4作業部会の取り組みの進捗状況に ついて、前回の場合ですと、想定される事業の救出作業に着手したというふうに答弁されているので すが、今各作業部会はどういうような取り組みをしているのか、具体的にもう少し教えていただきた いと思います。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 4つの部会がございますが、その中の一つに子育て支援部会がござ います。そちらのほうでは、次世代育成支援行動計画の点検作業を今現在実施しております。今月25 日には第4回の作業部会を行いまして、その具体的な分を詰めていくという予定にしております。   それから、雇用創出部会におきましては、企業設置奨励条例の内容の確認、今のままでいいのか どうか、もう少し優遇措置を拡大することについて検討したらどうか、また雇用と採用側のミスマッ チについてどうなっているのかということの分析作業を行っております。また、空き地ですとか空き 店舗を何とか活用できないかというようなことで今検討しておりまして、今期間限定のチャレンジシ ョップといったものも考えてみたいなというようなことで考えております。   それから、元気なまちづくり部会のほうでは、配偶者確保対策事業ということで、短期的、それ から長期的な婚活イベントはどうなのかということ、それから婚活の支援制度をメニュー化できない かというようなこと、それからアンケートということで、先般成人式におきまして職員が出向きまし て、新成人の意識調査を行いました。また、5月には職員の意識調査を行いましたし、先般8月には 40歳以下の職員の結婚観というのですか、結婚に対する意識調査も実施をしております。また、商工 会議所の青年部の皆様方と情報交換を行いたいということで、今、日程調整をしているところでござ います。それから、刊行誌を活用して婚活イベントの検討というようなことも今考えております。そ れから、空き家の有効的な活用ということもできないかと。先ほど空き家バンクのお話もさせていた だきましたが、人口増という切り口での空き家バンクのあり方についての今検討を始めたところであ ります。   それから、影響調査部会のほうにつきましては、税のほうを中心に今2040年ということでありま したが、余りに遠い先のことなものですから、2020年を一つの目標としての推計を今出したところで ございます。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) わかりました。ありがとうございます。   これらの実施に当たっては、スケジュールも年内例えばこのようなことのある程度の精査やって、 平成26年度の予算である程度実施に向けてやるというふうに理解していいわけですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) ただいま申し上げました検討事項につきまして、どれを優先してや るのか、予算的なものもございますので、26年度予算には11月末ぐらいまでは事業計画を固め、また 予算についても精査していく必要がありますので、その中で11月末ごろまでをめどにまとめ上げたい というふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 3番目の、先ほど市長はテレビ番組自体には応募しないけれども、元気な まちづくり部会では婚活イベントができないかどうかを今考えているというふうに政策推進課長は言 われたのですけれども、そういうふうに婚活イベントは今後検討するけれども、テレビのナインティ ナインの番組には応募しないというふうに理解していいということなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 議員からさきの議会でご提案いただきましたナインティナインの 「お見合い大作戦」という番組、先般も私拝見してびっくりしましたが、愛知県田原市の事例であり ましたが、41人の男性に800人を超える女性が全国からというようなことで、かなりえりすぐられた 男性軍が集まったというような内容でありましたが、これの内容につきまして作業部会のほうで精査 したのですが、先ほど市長の答弁にもございましたように、これだけ広い地域で一つの問題に絞って、 若者の婚活というような形に絞るのが非常に難しいのではないかというような議論がありまして、テ レビ番組へのエントリーは差し控えということですが、かといって婚活の対策が不要ということでは なくて、先ほど申し上げました、例えば新成人ですとか職員、それから先ほど申し上げた商工会議所 の青年部の皆さんが果たしてどういったことを考えておられるのかというようなことを膝を交えてお 話しした上で、ではどんなものをやったほうがいいのかということの検討、模索から始まりますが、 進めていきたいということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 確かにストーリー性は、この広域で広い面積からしたら難しいとは思いま す。でもストーリー性を考えるということも私は必要なのではないかというふうに思うのです。とい うことは、これはテレビ番組の誘致とかにはかかわらず、8月の31日の日経新聞によりますと、婚活 を国が支援していくというようなことが出ております。これは、新潟県のほうにおりてくるのでしょ うけれども、各都道府県から提案を募り、10程度の自治体に補助金を出すというふうになっておりま す。この前我々が行ってきました南砺市の富山県は、県自体がもうイベントやるたびごとに10万円補 助金を出しているというふうに、非常にやはり国自体が応援するというぐらい非常に今少子化対策と いうのは厳しいのだというふうに認識しなければだめだというふうに思います。   50歳までに一度も結婚していない人の割合が2012年に男性が20人、5人に1人が結婚していない という状況もありますし、実際05年よりも女性も11%と各4%ずつ上昇しているという現状を考えま すと、村上市のよさというのはやっぱり例えば今の旧村上市のところの人形さま巡りとか、そういう のに照準を合わせてまち婚、まちでやるそういうまち婚を中心にやろうと思えば、私はできないこと はないというふうに思っているのです。はっきり言って岩船の人でも協働のまちづくりとかに出てい くと、いや、何とか岩船だけでもやりたいねという話何人もします。ですから、全体的にできないの だったら、例えば企画力のあるところだけにでもちょっとやらせてみるということも私は大切なので はないかというふうに思うのです。このままいくと、やはり非常に厳しいような状況というのは見え ています。それで解決策というのは、先ほど朝の議員の方は非常に簡単だと言っていますけれども、 そういう人を市長にしたいぐらい、もう本当に簡単だったら市長になってもらいたいぐらいなのだけ れども、そう簡単にこの問題は解決しないというのが現実なのです。ですから、簡単にはいかないと 先ほど市長答弁にありましたように、簡単にはいかないけれども、でもどこかに突破口をやっぱり可 能性を持っていかないと、ずるずる、ずるずるいってしまうということを考えますと、やはり何とか そういうところに力を入れていかなければだめなのではないかというふうに私は思います。   それでニッセイの基礎研究所にも基礎研究の中で、自治体の婚活支援は少子化対策の切り札にな り得るかというレポートがあるのです。そこの中でもやはりこれから合計特殊出生率を考えた場合に、 自由意思を妨げない範囲の取り組みは、十分その自治体として取り組んでいかなければだめだという ような結論が出ていますので、何とかそういうふうに職員の総意も含め市民の協力も得て、何とか少 子化対策に一つの波紋を広げるような、そういうような施策をお願いしたいと思いますが、市長、ど のように考えますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) これは、長谷川議員おっしゃるように、そんな一朝一夕でいく問題ではない と。国が補助金出したり、県が補助金出したり、市が補助金出して、では成婚までいくかというと、 そんなものでも私はないのではないかと。根本的な何かあるのです。生活様式の変化あるいは女性の 結婚観に対する考え方、あるいは子育てに対する考え方等があってこういうふうになっているのだな と、根本的なところに目をつけていかないと、ともすると何も成果が上がらないということになって きます。本当に出会いの場、めぐり会いの場がないのかといえば、私はそうでないと思うのです。35 まで、あるいは40まで生活していて、出会い、めぐり会いがないということはあり得ない。そこには、 やっぱり意識の違い、価値観の違いが非常に大きく社会に広がっているのではないかなと、そういう ところをメスを入れていかないと、結婚しろと言ったって、そんな簡単に、はい、わかりました、子 ども産めと言ったって、はい、わかりましたと産めるものではないなと思っております。ましてや今 結婚して生まれた子どもとそうでない子ども、同等の権利があるというようなことまで言われている 時代でありますので、それらを考えますと非常に難しい問題ではありますが、ただ手をこまねいてい るわけにはいかないというようなことで、できることから長谷川議員おっしゃるように、やってみる 価値はないわけではないと、そのように捉えて、できるところからやっていきたい、そのように考え ています。しかしながら、根底にはそういうような深い私は社会的な構造があると、そのように考え ています。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) いろいろな問題、デリケートな問題もありますので、一応この問題に関し ては終わりますけれども、何とかやはり人口減少に歯どめをかける施策というのは非常に重要になり ますし、皆さんが感じているように、いろいろ交付税の問題とか景気、経済とかそういうのに影響は 必ずするということを考えますと、2040年に4万1,000人にならないように、やっぱり皆さんで英知 を尽くして頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。   それから、2項目めについて教育長にお尋ねします。先ほどあっさり考えていないということで ありましたので、実は教育長が教育長にならない前の3月定例会で、市内学校施設の今後の方向性と かということと同時に、小中学校の教育環境について今と同じような質問していますので、そのこと を踏まえてちょっとお聞きしたいことがございます。このときには、教育委員会の教育長が議場に入 っていただきまして、私に答弁した中身がございます。今教育長が不在で、教育長職務代理者が板垣 学校教育課長が務めているわけですが、新年度に入りましたが、後任の教育長もまた教育委員が選ば れると思いますので、新年度に入ったら新しい組織のもと、教育委員会として方針をどのようにする か話し合いたいと思いますということの中身は、今後市内小学校施設も小学校の統廃合は考えている かということに対して、考えておりますという話をされたのです。これは、教育委員会として前教育 長が、私はこの問題について何度も岩船小学校でも今市内20校のうち5番目に学童数が一応は多いの ですが、それでも岩船地区の中では今後小学校どうなっていくのだろう、中学校どうなっていくのだ ろうというふうに心配している方が結構父兄の中でも多かったので、教育長、前教育長に何度もこの 話を一般質問等でしたことがございます。その中では、自分が教育長でいる限りは統廃合はありませ んと、考えていませんという話でした。それで教育長がやめられたのかどうかは別にして、3月にな りましたらこの統廃合含めて考えておりますというふうに教育委員会の委員長が私に答弁しているの です。しているのです。これ議事録にあるのだ。ということは、教育長がかわれば、やめたりすれば、 教育委員会の全ての考え方が変わるのか。そういうことがあり得るのか。教育委員会を全部集めてそ の問題を集約するのは、私は教育委員会の委員長の仕事ではないかというふうに思っているのだけれ ども、前教育長の名誉のために私は聞くのです、実を言うと。せっかく自分が教育長のときにはそう いうような考え方していたのが、教育長を辞職された後すぐにそういう統廃合もあり得るというよう なことを教育委員会の委員長の言葉の中から出るということはどうなのかなと思うのですが、その後 現教育長が教育長になられて新年度に入ったわけですが、新しい組織の中でその統廃合の問題につい て話し合いはされましたでしょうか。もし話し合いをしたのだったら、どういう結論が出たのかお聞 かせください。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 統廃合についてのご質問になりますね。それでよろしいですね。統廃合に ついて、教育長としてどのように進めているか、どのように考えているかと受けとめてよろしいでし ょうか。           〔「話し合いをしたかということ」と呼ぶ者あり〕 〇教育長(圓山文堯君) 話し合いをしたか。はい、わかりました。   先ほど……先ほどではございません。午前中姫路議員のところでお話しいたしましたが、工藤教 育長が議場で述べられてきたことについて、4月の教育委員会において確認はいたしました。それが 今現在の教育委員会としての公式的見解であると、これは確認いたしました。その次に、ただし、今 後教育委員会としてこのままでいいのかどうなのかということについて話し合いを持ちました。それ については、人口減少問題もありますから、今後の児童生徒数の変容、それから社会のいろんな要請 等踏まえて、この村上の児童生徒のよりよき教育環境はどうあればいいかということについて、教育 委員会内でまず話し合い、検証を進めていこうと、そしてその上で今後どのように進めていくかを明 らかにしていこうという形で今話し合いを進めているところであります。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) では、今話し合いをしているということは、まだ結論は出ていないという ふうに、例えばの話、一番朝の一般質問等で問題になりました上海府の今児童数が30人なわけですけ れども、その問題もまだ統廃合を進めていくというふうに教育委員会の教育長が3月定例会に言った こともまだ決定はしていないというふうに理解していいわけですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 先ほど4月の段階で前教育長がこの議場等で公式的に発言していることが 教育委員会の考えである。小規模校のよさを生かして児童の教育に当たる。そのよさを生かしたこと の事業展開を今現在上海府小学校では行っているわけでありますので、その点については考えはあり ません。ただ、今後については、上海府だけではなく、村上市全体の小中学校の児童数、生徒数の変 容と、それから今国が求めている児童生徒像等を勘案しながら、この村上市の子どもたちの教育環境 についてどうあればいいかということを先ほどは申し上げましたけれども、話し合いをしております。 ただ、ずっと話し合いをしているわけでは結論出ませんので、ある時期に教育委員会として今現在こ のように考えているということは、申し上げる時期が来ましたら申し上げたいと、このように考えま す。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) なかなか私の頭の悪いのでは理解できない、うまく話されているなという ふうに思うのですが、前もそういうような言い方をしたのです、実は。でも子どもたちのためを考え ると、やっぱり早急に決めなければだめではないですかと私が最後に教育委員会の委員長にお願いし たのは、前教育長は小さくても、生徒数少なくても、それなりのウエブテストとか上海府の小学校の 学童は非常にいい点数もとっているのだと、それから粟島で自分が教育現場にいたときにも、今も粟 島なんか5人ぐらい留学とか何とかで受け入れてやっているということを考えると、もう一つ言われ たのは、校長先生が少なくなれば地元の経済効果、それは私ちょっと子どもたちのことを考えるので はなくて、学校の先生のことを考えているのだなということで、それは余りちょっと合わないのでな いかというふうに思ったのですが、いろいろな理由を述べられて、その中でやはり小規模の小学校で もある程度残したいという考え方だったわけです。私は、決して小規模の学校を残してくれと言って いるのではないのです。岩船でもそういうような問題が起きている現状を考えた場合に、市内の小学 校、中学校の教育環境はこれでいいのですかという話をしたときに、そういうお話をされたのです。 逆に今、前教育長がまだ教育長になられていれば、同じようなことを言うと思います。それで上海府 のやり方として、いろいろなところから学生を留学させればいい、なんて言うかもしれない。だけれ ども、前教育長の名誉のためにお話しするのですが、教育委員会としてそのちょうどいいタイミング で、3月のそのタイミングで変わったということではなくて、まだ全く白紙の状態でこれから考えて いくのだと、その上海府小学校についても、そういうふうにまだ結論は出ていないのだというふうに、 教育委員会の考え方はそういうふうな形なのだということを再確認したいのですけれども、それでよ ろしいわけですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) そのように受けとめていただいて結構であります。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで今回の本題に入らせていただきたいのですが、課題があったら考え ると言われましたよね。課題なんか私のところにも何個も来ています。まず1つ、幼保一元化、認定 こども園の問題。これは、去年認定こども園1つ市立幼稚園になりました。そのときも所管の窓口、 これは福祉課だか教育委員会だかわからないような状況が続いていました。それで最終的に福祉課長 のほうで話を進めていったのですけれども、そのようなこともありました。それと、県立特別支援学 校、これを9時から始まるわけです、学校自体が。そのときに、少し早く子どもを送らないと仕事が できないので、何とか面倒を見てもらえませんかというときも福祉課長にもお願いしたし、前教育長 にもお願いして県にかけ合ったりしていただきました。これもまず1つ。それから、先回の保内小学 校の学童保育所の問題、細かいことは言わないですけれども、この問題も地域で子どもを育てていく というのだったら、学校の授業内の時間だとか、授業終わった時間だからとかなんていう問題よりも、 もっと大切なことがあるのでないかと私は思うのです。そういうことを考えた場合に、一番いい方法 は、教育委員会の中に子ども課とか設けて、幼児から学童、児童、そういうようなのを一つのくくり にして教育委員会で所管にしたほうが私はいいのでないかということを課題もあったから言っている わけなのです。だから課題がないということは、今までそういうのに気づいていないということを意 味するのではないかと私は思うのですが、今教育長なられたばかりなのであれですけれども、教育課 長、福祉課長、今私が言ったこういうような問題をお互いに話し合ったことってありますか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 今ほど議員さん挙げられました3点の中で、特別支援学校の開始時 間のことについては福祉課長とお話ししたことは記憶ございますが、あと幼保一元化、それから学童 のことについても若干情報交換はさせていただいております。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 今学校教育課長が答弁したとおり、県立特別支援学校、それから保内学 童保育所の関係につきまして協議をさせていただいたということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 協議して、結果的にある程度の方向づけできたからこのままでいいという ふうな考え方なのか、教育長はなられたばかりだし、まだその辺まで全部きちんと把握した、これ教 育委員会の中で議題にして話された結論ですか、今話ししたのは。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 教育委員会の委員協議会の中で、保育園と小学校の連携のあり方について 話題になったことは事実であります。しかし、このことが保育園を小学校の所管にするということに ついての話し合いはしておりませんが、保小連携のあり方、そして今進めていること、このことにつ いては教育委員会で話し合いをしておりますし、それについての効果も出てきていると。私が先ほど 申し上げた課題という中身は、保小連携の中で、その活動を行っている中での課題が浮かび上がって きたら、それについて具体的に対応するという話をいたしたわけで、その他のことの課題ということ を受けとめてはおりません。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 教育委員会、教育長の考え方そうだということを考えた場合に、市長も同 じ考え方というふうに理解していいですね。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、基本的に国の組織を見ても、厚生労働省と文部科学省というようにす み分けされておるわけでございまして、非常に末端組織が我々自治体なわけです。そうしますと、い ろいろなところに弊害があったり、いろいろな問題が生じてくる可能性が非常に高いと考えておりま して、事これは私の考えるところによると、我々が所管がどうとかうんぬんとかいう前に、やはりそ ういうようなところから考え方を抜本的に考え直していく必要があるのではないかというふうに考え ております。非常に例えば今長谷川議員がおっしゃるようなこと〔質問終了時間10分前の予告ブザー あり〕も非常にいいことだと私は思います、考え方によっては。しかし、いろいろな申請手続あるい は補助事業とかそうなってきたときには、非常に混乱を来すのではないかと、そのように考えます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そういう補助事業とかいろいろなことというのよりも、三条市の國定市長 ですか、あの方がいじめとか不登校とか、そういう原点を市長みずからが考えて、実質的にこういう ふうな組織にしている部分もあるのです。ですから、ちょっとの考え方がまずそういうふうに今市長 答弁だと、やっぱりなかなかそういうふうに考えられないなというようなところに行き着くのですけ れども、小中一体校とかいろいろな話もまだあるのですけれども、一番あれなのは、やっぱり教育委 員会の中の部署のところに本当の3歳児とかそういう子たちが遊べるようなスペースつくったりして、 何となく全部の子どもは地域の宝なのだから、子どもに関することは全部教育委員会に任せたという ような考え方をしているところも現実的にあって、それがいいか悪いかは別なのだけれども、今教育 長の考え方からして、全く考えていないのだから、今さら私が何言ってもあれですからやめますけれ ども、そういうところの今事例が多くなってきていて、いろいろな問題をクリアするのには、そうい うような手法もあるのではないかということで提案したわけですから、それが考えていないというの ですからやめます、この問題に関しては。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 全く考えていないとは発言しておりません。現在のところ考えてはいない と、このように発言いたしました。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 最後に温かい言葉をつけ加えさせてもらってありがとうございます。これ から少子化が、人口が歯どめがかかるということは思っていないと思います、皆さん。そうすると、 子どもたちの教育環境というのはどういうふうになるのかと考えた場合に、いや、学童保育所をつく らなければだめだというふうになったときに、幼稚園のところにこの前姫路議員がヨコミネ式保育園、 教育長もご存じだと思うのだけれども、そこに学童保育所をつくっている。現にそういうところもあ るわけです。それを考えた場合に、やっぱり子どもが最初に自分たちの親を離れていったところ、そ こは保育園であり、幼稚園であるわけ。そこに学童保育所を集約してもいいのでないかということを 考えながら、私は言っているわけ。だから単にああだからだめだとかいうのではなくて、いろいろな 視野の中で、子どもたちのための、子どもたちにどれが一番いいのだかということを考えながら、教 育委員会もこれからいろいろ考えていただきたいというふうに思うわけでございますので、よろしく お願いします。   3項目めの文化財の保管状況については、先ほど滝沢議員にもお話があったように、郷土資料館 と荒川地区公民館に文献資料というのですか、そういうものが行っているということなのですが、例 えば1700年代の徳川時代の明和のころの資料を見せてくれといった場合に、すぐ見れるような状態に ありますか。〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 滝沢議員のご質問にも教育長が答弁したとおり、今後古文書関係に つきましては、整理保管はされていますが、まだそういった1700年時代のものといってすぐ出せるか というふうな部分にはなっておりません。整理はしておりますが。ですので、今後はその再整理をし ながら、データベース化を図ることによって、そういった要望にも応えられるのではないかなという ふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) これは、非常に大切なことだと私は思うのです。私も今歴史に興味持って いて、岩船の江戸時代の上岩船町の庄屋さんと下岩船町の庄屋さんがいて、下岩船町の庄屋さんは火 災で焼けて何にも文献資料ないのです。だけれども、上岩船の庄屋さんは、伴田邸、伴田様のところ に全部残っています。それを13年前に筑波大学の教授が自分の学生、一緒に学生を連れてきて、全部 その資料を整理して、今全部ほとんど、まだ2割ぐらい残っているみたいですけれども、何時代の何 なのだというのだっとした資料をつくってくれているのです。それで9日の日にその学生だった方が、 今大東文化大学の教授になった方、田中教授という方、私会わせてもらって、一緒にいろいろなこと をお聞きしたのですけれども、そういうふうに岩船にとっては非常な宝物だということの民間のもの もそういうふうになっているのに、行政の財産である宝物が何年のものありますかと言っても全く整 理されていないというのは、私はナンセンスだと思いますので、それはいつぐらいまでにちゃんとで きるのかということをやっぱり考えなければだめだと私は思います。決して文献資料、埋蔵文化財も 大切なものいっぱいあると思いますけれども、文献資料も非常に村上市の宝だというふうに私は思い ますので、そういう考え方をいつまでぐらいにきちんとした整理ができるのかということを答えてい ただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 先ほどお答えした、すぐ出るかという質問でしたので、全く整理を されていないというふうな状況ではありません。特に郷土資料館におきましては、専任の所員がおり ますので、ある程度の年代別、種類別の整理はされております。今私が再整理と言いましたのは、先 ほどの滝沢議員のお話もありましたとおり、各地区にもある程度集積資料等がありますので、その辺 も再確認しながら、やはり貴重な資料ですので、後世に残しておくことという使命感を持ちましてや っていきたいと思います。できればそういった保存計画等もつくって、今年度中あたりには再整理の 方向性をつけたいというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 最後に、岩船文化博物館の資料も全部村上市が引き取って保管されている と思うのですが、どういうふうになっているか教えてくれますか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 岩船文化博物館のものにつきましては、民具関係は約1万5,000点 ほどありますけれども、そちらについては郷土資料館と、それと旧門前谷小学校、旧門前谷保育園、 古文書関係につきましては全て郷土資料館のほうに保管されております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ありがとうございました。   教育長には大変失礼な聞き方した面もあるかもしれませんけれども、子どものことを考えた上で の話なので、お許し願いたいと思います。   以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで長谷川孝君の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会いたします。   また、明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでございました。           午後 3時59分  散 会