平成25年村上市議会第3回定例会会議録(第6号) 〇議事日程 第6号 平成25年9月30日(月曜日) 午前10時開議                       第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  副議長辞職の件                                  第 3  請願第 7号 新聞の軽減税率に関する請願書                    第 4  議第112号 損害賠償の額を決定し和解することについて                   議第113号 村上市行政改革推進委員会条例制定について                   議第114号 村上市指定管理者選定委員会条例制定について                  議第115号 村上市市民憲章等審議会条例制定について                    議第116号 村上市生涯学習審議会条例制定について                     議第117号 村上市防災会議条例の一部を改正する条例制定について              議第118号 村上市災害対策本部条例の一部を改正する条例制定について       第 5  議第119号 村上市人権教育・啓発推進計画策定委員会条例制定について            議第120号 村上市急患診療所運営委員会条例制定について                  議第121号 村上市健康づくり推進対策委員会条例制定について                議第122号 公の施設に係る指定管理者の指定について               第 6  議第123号 村上市農業振興地域整備計画審議会条例制定について               議第124号 村上市産業等の活性化事業審査委員会条例制定について              議第125号 村上市蒲萄スキー場外部委員会条例制定について                 議第126号 村上市観光案内所条例の一部を改正する条例制定について             議第127号 村上市蒲萄スキー場条例の一部を改正する条例制定について            議第128号 村上市合併処理浄化槽設置整備事業に係る個別浄化槽の設置及び管理に関             する条例の一部を改正する条例制定について                   議第129号 村上市下水道条例の一部を改正する条例制定について               議第130号 村上市都市計画事業受益者負担金徴収条例の一部を改正する条例制定につ             いて                                     議第131号 村上市集落排水処理施設条例の一部を改正する条例制定について          議第132号 村上市集落排水事業分担金徴収条例の一部を改正する条例制定について       議第133号 村上市上水道条例の一部を改正する条例制定について               議第134号 村上市簡易水道条例の一部を改正する条例制定について              議第135号 市道路線の認定について                            議第136号 市道路線の変更について                       第 7  議第137号 平成25年度村上市一般会計補正予算(第5号)                 議第138号 平成25年度村上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第2号)           議第139号 平成25年度村上市介護保険特別会計補正予算(第1号)             議第140号 平成25年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第1号)            議第141号 平成25年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第1号)      第 8  議第142号 平成24年度村上市一般会計歳入歳出決算認定について              議第143号 平成24年度村上市土地取得特別会計歳入歳出決算認定について          議第144号 平成24年度村上市情報通信事業特別会計歳入歳出決算認定について        議第145号 平成24年度村上市蒲萄スキー場特別会計歳入歳出決算認定について        議第146号 平成24年度村上市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について        議第147号 平成24年度村上市国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算認定につい             て                                      議第148号 平成24年度村上市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について       議第149号 平成24年度村上市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について          議第150号 平成24年度村上市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定について      議第151号 平成24年度村上市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について         議第152号 平成24年度村上市集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について        議第153号 平成24年度村上市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について        議第154号 平成24年度村上市上水道事業会計決算認定について          第 9  議第155号 村上市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定に             ついて                               第10  議員発議第12号 新聞への軽減税率適用を求める意見書の提出について             議員発議第13号 「森林吸収源対策及び地球温暖化対策に関する地方の財源確保」のた               めの意見書の提出について                         議員発議第14号 地方財源の充実確保を求める意見書の提出について              議員発議第15号 私立高等学校の学費と教育条件の公私格差是正にむけ、私学助成の増               額・拡充を求める意見書の提出について                   議員発議第16号 私立高等学校の学費と教育条件の公私格差是正にむけ、私学助成の増               額・拡充を求める意見書の提出について              第11  議員発議第17号 村上市議会会議規則の一部を改正する規則制定について       第12  議員発議第18号 消費税の増税を施行する前に実態経済を十分把握し「景気条項」を最               大限尊重することを求める意見書の提出について          第13  議員派遣の件                                                                                〇本日の会議に付した事件                                  日程第 1  会議録署名議員の指名                             日程第 2  副議長辞職の件                                追加日程   議会選第1号 村上市議会副議長選挙について                  日程第 3  請願第 7号 新聞の軽減税率に関する請願書                  日程第 4  議第112号 損害賠償の額を決定し和解することについて                   議第113号 村上市行政改革推進委員会条例制定について                   議第114号 村上市指定管理者選定委員会条例制定について                  議第115号 村上市市民憲章等審議会条例制定について                    議第116号 村上市生涯学習審議会条例制定について                     議第117号 村上市防災会議条例の一部を改正する条例制定について              議第118号 村上市災害対策本部条例の一部を改正する条例制定について     日程第 5  議第119号 村上市人権教育・啓発推進計画策定委員会条例制定について            議第120号 村上市急患診療所運営委員会条例制定について                  議第121号 村上市健康づくり推進対策委員会条例制定について                議第122号 公の施設に係る指定管理者の指定について             日程第 6  議第123号 村上市農業振興地域整備計画審議会条例制定について               議第124号 村上市産業等の活性化事業審査委員会条例制定について              議第125号 村上市蒲萄スキー場外部委員会条例制定について                 議第126号 村上市観光案内所条例の一部を改正する条例制定について             議第127号 村上市蒲萄スキー場条例の一部を改正する条例制定について            議第128号 村上市合併処理浄化槽設置整備事業に係る個別浄化槽の設置及び管理               に関する条例の一部を改正する条例制定について                 議第129号 村上市下水道条例の一部を改正する条例制定について               議第130号 村上市都市計画事業受益者負担金徴収条例の一部を改正する条例制定               について                                   議第131号 村上市集落排水処理施設条例の一部を改正する条例制定について          議第132号 村上市集落排水事業分担金徴収条例の一部を改正する条例制定につい               て                                      議第133号 村上市上水道条例の一部を改正する条例制定について               議第134号 村上市簡易水道条例の一部を改正する条例制定について              議第135号 市道路線の認定について                            議第136号 市道路線の変更について                     日程第 7  議第137号 平成25年度村上市一般会計補正予算(第5号)                 議第138号 平成25年度村上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第2号)           議第139号 平成25年度村上市介護保険特別会計補正予算(第1号)             議第140号 平成25年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第1号)            議第141号 平成25年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第1号)    日程第 8  議第142号 平成24年度村上市一般会計歳入歳出決算認定について              議第143号 平成24年度村上市土地取得特別会計歳入歳出決算認定について          議第144号 平成24年度村上市情報通信事業特別会計歳入歳出決算認定について         議第145号 平成24年度村上市蒲萄スキー場特別会計歳入歳出決算認定について        議第146号 平成24年度村上市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について         議第147号 平成24年度村上市国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算認定に               ついて                                    議第148号 平成24年度村上市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定につい               て                                      議第149号 平成24年度村上市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について          議第150号 平成24年度村上市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定につ               いて                                     議第151号 平成24年度村上市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について         議第152号 平成24年度村上市集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について        議第153号 平成24年度村上市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について        議第154号 平成24年度村上市上水道事業会計決算認定について        日程第 9  議第155号 村上市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制               定について                           日程第10  議員発議第12号 新聞への軽減税率適用を求める意見書の提出について             議員発議第13号 「森林吸収源対策及び地球温暖化対策に関する地方の財源確保」                 のための意見書の提出について                       議員発議第14号 地方財源の充実確保を求める意見書の提出について              議員発議第15号 私立高等学校の学費と教育条件の公私格差是正にむけ、私学助成                 の増額・拡充を求める意見書の提出について                 議員発議第16号 私立高等学校の学費と教育条件の公私格差是正にむけ、私学助成                 の増額・拡充を求める意見書の提出について          日程第11  議員発議第17号 村上市議会会議規則の一部を改正する規則制定について     日程第12  議員発議第18号 消費税の増税を施行する前に実態経済を十分把握し「景気条項」                 を最大限尊重することを求める意見書の提出について      日程第13  議員派遣の件                                                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(1名)   19番   小  林  重  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    大   滝   和   春   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     佐   藤   憲   昭   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     田   嶋   雄   洋   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        都市整備課参事    東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        農業委員会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   本   間       清   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    板   垣       裕   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は25名です。欠席の届けのある者1名です。定足数に 達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いを いたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、4番、鈴木いせ子さん、16番、姫路敏君を指名を いたします。ご了承願います。                                              日程第2 副議長辞職の件 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、副議長辞職の件を議題といたします。   副議長、小林重平君から副議長の辞職願が提出されておりますので、会議規則第146条第2項の 規定に基づき報告をいたします。   まず、辞職願を朗読をいたさせます。   議会事務局長。           〔事務局長 橋邦芳君登壇〕 〇事務局長(橋邦芳君) それでは、命によりまして朗読いたします。   辞職願。   私こと村上市議会副議長を辞職いたしたく、村上市議会会議規則第146条第1項の規定に基づき 辞表を提出いたします。   平成24年5月9日、村上市議会2期目の副議長として選挙で決定され、これまでの間、村上市議 会基本条例の本旨にのっとり、真に村上市民に信頼される議会としてその役割を果たすべく、副議長 として日々精励してまいりました。また、本市議会の融和を第一に、議員間の調整にも努めてきたと ころであります。   しかしながら、ここに来て持病治療のため本会議を欠席し、また公務を欠席する事態を生じさせ ていることは非常にふがいなく、副議長としての職責を全うできないことについて、まことに遺憾に 思っているところであります。   ついては、今後の本市議会の円滑かつ安定した運営を維持するためにも、私が副議長の職を辞し、 新たな体制に移行していただくことが最良と考えているところでありますので、このたび提出いたし ました私の辞職の件については、何とぞ今定例会において許可くださいますようお願い申し上げます。   平成25年9月11日、村上市議会副議長小林重平。   村上市議会議長板垣一徳殿。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) お諮りいたします。   小林重平君の副議長の辞職を許可することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、副議長の辞職については許可することに決定をいたしました。                                              追加日程 議会選第1号 村上市議会副議長選挙について 〇議長(板垣一徳君) ただいま副議長が欠員となりました。   お諮りいたします。この際副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これにご 異議はございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) ご異議なしと認めます。   よって、この際副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行います。   議案を配付させますので、お待ち願います。           〔議案配付〕 〇議長(板垣一徳君) 追加日程第1、これから副議長の選挙を行います。   選挙は投票により行います。   議場を閉鎖します。           〔議場閉鎖〕 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は25名です。   投票用紙を配付します。           〔投票用紙配付〕 〇議長(板垣一徳君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 配付漏れなしと認めます。   投票箱を改めさせます。           〔投票箱点検〕 〇議長(板垣一徳君) 異状なしと認めます。   念のため申し上げます。投票は単記無記名です。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に 応じて順次投票を願います。   点呼を行います。   事務局長。           〔点呼により順次投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票漏れはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 投票漏れなしと認めます。   投票を終わります。   議場の閉鎖を解きます。           〔議場開鎖〕 〇議長(板垣一徳君) 開票を行います。   開票立会人は、会議規則第31条第2項の規定によって、4番、鈴木いせ子さん、16番、姫路敏君 を指名します。   両君の立ち会いを願います。           〔開  票〕 〇議長(板垣一徳君) それでは、選挙の結果を報告をいたします。   投票総数25票、これは先ほどの出席議員数に符合しています。そのうち有効投票25票、無効票な し。   有効投票中、三田敏秋君  17票         滝沢武司君  6票         大滝国吉君  1票         齋藤信一郎君 1票   以上のとおりです。   この選挙の法定得票数は6票です。   よって、三田敏秋君が村上市議会副議長に当選をいたしました。   ただいま村上市議会副議長に当選されました三田敏秋君に対し、本席から会議規則第32条第2項 の規定により告知をいたします。   三田敏秋君から副議長就任のご挨拶をお願いをいたします。   三田敏秋君。           〔14番 三田敏秋君登壇〕 〇14番(三田敏秋君) 改めましておはようございます。ただいま議員皆様から多数のご推挙をいた だきまして、前小林副議長のピンチヒッターとして副議長に選任を賜りました。   もとより浅学非才の身ではございますけれども、皆様方のご協力を得ながら、円満な議会運営、 そして円滑な議会運営、そして板垣議長の補佐役として市政発展に力を尽くしてまいる所存でござい ます。何とぞよろしくお願いを申し上げ、一言ではございますけれども、就任のご挨拶にかえさせて いただきます。   ありがとうございました。(拍手)                                              日程第3 請願第7号 新聞の軽減税率に関する請願書 〇議長(板垣一徳君) 日程第3、請願第7号を議題といたします。   本件は、総務文教常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、委員長から審査報告書 が議長宛て提出されております。   委員長から審査の概要について報告をお願いをします。   総務文教常任委員会委員長。           〔総務文教常任委員長 木村貞雄君登壇〕 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) おはようございます。ただいま上程されております請願第7 号は、去る9月17日の総務文教常任委員会において審査を行いました。その審査の概要と経過につい てをご報告申し上げます。   請願第7号 新聞の軽減税率に関する請願書を議題とし、紹介議員に補足説明を求めましたが特 になく、審議に入りました。   委員より、新聞は情報を正確に知ることのできる国民にとっての必需品、採択して意見書を出す ことに賛成という意見がありました。   また、委員より、消費税そのものに反対ということで反対意見が1件あり、そのほかさしたる意 見もなく、討論を求めましたが討論なく、起立採決の結果、起立多数で請願第7号は採択すべきもの と決定しました。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   5番、本間清人君。 〇5番(本間清人君) ご苦労さまでございます。   この請願に対しては新潟県内の新聞紙上で18市町村で可決されているということで大分出ており ますが、委員長報告のイの中のさしたる質疑はないということでありましたけれども、新聞といって も先ほど情報を知る必要性があるということでしたが、全世帯がとっているわけでもありません。と っている方もいればとっていない方もいらっしゃいます。新聞といったって株式会社でありますので、 利益を追求する企業に対してのことであります。そのことに対してそこだけが軽減となりますと、ほ かの部分に関しても軽減措置というものがいろいろ多発するのではないかというおそれがあるのです が、そういったことに関しての質疑応答は何もございませんでしたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務文教常任委員会委員長。 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) その件に関しては、特別審査の対象となりませんでした。 〇議長(板垣一徳君) ほかにございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから請願第7号について討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   16番、姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) それでは、新聞の軽減税率に関する請願に反対する討論を行います。   たまたまなのですが、私2年ぐらい前に大学のほう行ってまして、そこで国、地方自治の財政と いうところをそれなりに勉強してきたのですが、その中で消費税と福祉、それと消費税と軽減税率と いうことに関してもさまざまな資料を取り寄せて勉強させていただきました。その経緯からもちょっ と反対するということでおります。   このたび出されました新聞の軽減税率に関する請願書の内容を拝見しますと、政府に対して複数 税率の導入、いわゆる軽減税率の導入を強く要望するものになっております。あわせて軽減税率の導 入の対象を食品関係だけでなく、新聞にも適用させてくださいよというものであります。ご存じのと おりだと思います。つまり1番目として、消費税アップ時に軽減税率を導入すること。2番目に、そ の導入された軽減税率に新聞も適用させてくださいという、この2つからこの請願は成り立っており ます。   さて、それでは最初に軽減税率の導入について考えてみましょう。昨年の12月29日に政府、そし て自民党では来年の4月からの消費税8%段階での軽減税率の導入はしないと明言しております。公 明党を無視した考え方かなとは思いますが、そういうことで表明はされております。その上で平成27 年10月の消費税10%の引き上げまでの間に、政府与党内での調整を諮っていくこととしますというこ とを言っております。また、政権発足後に自民党内では対象品目を線引きすることへの調整に時間が かかり過ぎる、あるいは事務手続が煩雑になった上で、肝心の税収増につながらないなど、軽減税率 導入には慎重論も根強くあります。さらに、自民党の幹部からは軽減税率導入のハードルとしてイン ボイス方式がセットになることを上げております。つまり軽減税率導入で納税事業者にかかる新たな 事務負担分を、どのように事業者に理解していただくかが必要になるとの認識を示しております。   皆様もご存じのように、日本の消費税は一律5%課税となっております。これは事業者にとって も消費者にとってもわかりやすく、また納税の簡素化も強味であります。反面、低所得者などへの逆 進性が問題視されることもあります。その対応策として食品や生活必需品に軽減税率を導入し、低所 得者への配慮を行うことも考えられております。このたびの新聞の軽減税率導入もまさにその要望の 一環であると考えます。   さて、日本は平成元年に消費税の3%導入を行い、平成9年から現行の5%にアップし、消費税 導入から約25年間ずっと帳簿方式による納税システムを構築してまいりました。中小企業の多い日本 では当初簡素な帳簿方式でさえ抵抗のあった事業所が、ここに来てやっと消費税の計算も理解し、納 税にもなれてきたところでございます。   ここで軽減税率を導入するためには必須とされるインボイス方式について若干触れます。軽減税 率を導入すると品目によって消費税率が違うため、これまでの帳簿方式では消費税算定することが極 めて煩雑となります。そこで少しでもその作業を簡素化させるために、事業所間同士での取引時に消 費税額が記載されたインボイス、日本語では税額控除表といいますが、この伝票を企業間で発行する 仕組みのことをインボイス方式といいます。伝票が1枚、2枚ふえてまいります。そしてインボイス 方式では事業者はインボイスを集計することによって、消費税納税の際には控除できる仕入れ税額を 計算する仕組みになります。これをインボイス方式、これを導入しないと軽減税率はできません。い かがでしょうか。恐らく政府や自民党が軽減税率導入には慎重であると考えられる要因には、消費税 導入から25年間会計システムの整備とあわせて、納税にやっとなれてきた事業所は軽減税率を導入す ることで、新たな会計システムの導入を図ることになります。さらに、納税の際、税額控除を受ける ためには日常伝票の整理と管理も必要とされることになるのです。そのことを懸念されるのではない でしょうか、自民党は。   皆さんに伝えたいことは、この軽減税率を導入することでこれまでと違った新たな消費税の納税 方式が発生することを十分に理解する必要があるのです。   私は、消費税アップに係る低所得者対策は、軽減税率を設けて消費税の中で行うのではなくて、 社会福祉や所得税減税などの中で行うべきだと主張します。つまり消費税がアップされても、新たな 事務手続をふやすのではなく、現行どおりの帳簿方式による納税システムを維持するべきであると考 えます。新聞についても同じです。例えば新聞社が消費税アップ分を講読者の新聞代金に上乗せしな くても経営できる環境が整えば、消費税の軽減税率を導入しなくても済みます。例えば報道減税など、 軽減税率にこだわりを見せなくても、総体的な納税システムの中で検討されるべきであると考えます。   また、皆様に知っていただきたいことは、税制調査会の答申によると、税の三原則であります公 平性、中立性、そして簡素性の観点から、軽減税率の導入は可能な限り避け、極力単一税制の維持が 望ましいと答申されていることも知っておいてください。   以上のことを踏まえて、一旦軽減税率を導入するともとには戻れません。いま一度ここで慎重に 考えなければならないのです。軽減税率導入の際は消費税アップを行うときの国民反感を和らげるた めの政治的な鎮静剤でしかないと私は考えております。実際にヨーロッパ諸国ではその線引きと事務 量にヨーロッパの行政でも大変な苦労をしているのです。事実として知っておいてください。また、 どうしても事務が煩雑となり、税率の偽装犯罪や税の滞納も多く発生しております。恐らく新聞関係 報道者はそういったところは、軽減税率の悪いところは報道していないと思います、しないと思いま す。ちなみにヨーロッパでは消費税という言葉は使いません。付加価値税と言います。導入のスター トは日本よりもずっと古くて、そもそもぜいたく品に税をかけるのです、ぜいたく品に。その発想か ら生まれております。逆を言うと生活必需品には税をかけない、課せないという性格のものでありま す。日本の昔の物品税に似た性格を持っております。皆様もご存じだと思いますが、物品税の線引き にどれだけ苦労したことか、日本は。どこまでがぜいたく品でどこまでが生活必需品なのか、当時テ レビに足がついていれば物品税がかかる、足がついていなければ物品税はかかりませんということで、 家電各社が一斉にテレビから足を取ったのもご存じだと思います。   私は地方議員の一員として、周りにいる中小企業、零細企業者が軽減税率が導入をされ、インボ イス方式による消費税計算システムが変わり、わけのわからない伝票整理に追われて、事務量をいた ずらにふやすよりも、税率がアップされても現在のままの帳簿方式でシンプルに消費税納税が行われ るのがスマートであると考えております。報道各社の新聞を軽減税率の対象にしていただきたい気持 ちは十分に理解できますが、先ほども言いましたけれども、どこまでが新聞で、どこまでが雑誌でい ろいろとあります。したがいまして、今回の軽減税率にまず賛同してくれということにはどうしても 賛同できません。   そしてまた新聞社の私どもを軽減税率の中身に入れてくれというのも、どうも私は賛成できませ ん。つまりこの請願には賛成できないということになります。皆様もいま一度しっかりと状況を把握 した上で賛成、反対をしていただきたいと思います。   以上でございます。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで討論を終わります。   これから請願第7号を起立により採決をいたします。   本件の委員長報告は採択です。本件は委員長報告のとおり決することに賛成諸君の起立を求めま す。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、請願第7号は採択することに決定をしました。                                              日程第4 議第112号 損害賠償の額を決定し和解することについて              議第113号 村上市行政改革推進委員会条例制定について              議第114号 村上市指定管理者選定委員会条例制定について             議第115号 村上市市民憲章等審議会条例制定について               議第116号 村上市生涯学習審議会条例制定について                議第117号 村上市防災会議条例の一部を改正する条例制定について         議第118号 村上市災害対策本部条例の一部を改正する条例制定について  〇議長(板垣一徳君) 日程第4、議第112号から議第118号までの7議案を一括して議題といたしま す。   本案は、総務文教常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものですが、委員長から審査報告 書が議長宛て提出されております。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いをします。   総務文教常任委員会委員長。           〔総務文教常任委員長 木村貞雄君登壇〕 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) ただいま上程されております議第112号から議第118号までの 7議案について、その審査の概要と経過についてご報告申し上げます。   去る9月17日及び18日の両日午前10時から第1委員会室において、委員9名、副市長、教育長、 担当課長及び担当職員、議会事務局長出席のもと、さきに報告しました議案に引き続き審査をいたし ました。   初めに、議第112号 損害賠償の額を決定し和解することについてを議題とし、担当課長から説 明を受けた後、質疑に入りました。   質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第112号は原案のとおり可決すべきもの と決定しました。   続いて、議第113号 村上市行政改革推進委員会条例制定についてを議題とし、担当課長から説 明を受けた後、質疑に入りました。   質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第113号は原案のとおり可決すべきもの と決定しました。   続いて、議第114号 村上市指定管理者選定委員会条例制定についてを議題とし、担当課長から 説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、新市になってからは副市長が委員長で5人編制の委員会でやってきて、2人の専門委 員というのはわかるが、いつから副市長が委員長でなくなって、誰が委員長かわからないままに来た のではとの質疑に、選定委員会の流れは平成22年度まで部制をとっていたときは、各部ごとに5名で 選定委員会を設置し、その後1つで編制、そのときに7名に人数をふやし、平成23年から行っている との答弁でした。   委員より、今回から専門委員を入れることにしたのか、それとも6月のときからなのかとの質疑 に、6月の規則の改正にあわせたとの答弁でした。   また、委員より、規則の改正は議会に諮ることのないのはわかるが、我々が審査するときに必要 であり、従前のものを知らせる必要があるのではとの質疑に、今回のことについては従前はこんな取 り扱いであるということを説明すればよかった。今後はそのようにしていくとの答弁でした。   委員より、副市長は選定委員に入るのか入らないないのか、それが大きい。平成24年度はどうな っていたのかとの質疑に、平成23年、24年については要綱で附属機関の見直しで整理して、附属機関 の位置づけで別表に加え、その案については委員会にお示ししている。その委員の中に副市長は加え ていませんとの答弁でした。   また、委員より、2人の専門委員を置くことはわかるが、保育園というものの専門的なものがよ くわかる人なのか、行政としてそこにはかかわらず、選定委員会で提案されたものというのは逃げて いる理由ではないかとの質疑に、行政側が入ると誘導になるのではないか、そういう公平性を保つに はしっかりと資料も配って、しっかり学習した上で、しっかりとした判断ができるようにした上で最 終的に判断は市長が諮問を受けて判断するとなっていますので、行政として選択して上程したとの答 弁でした。   質疑を終結し、討論を求めましたが討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第114号は原案の とおり可決すべきものと決定しました。   続いて、議第115号 村上市市民憲章等審議会条例制定についてを議題とし、担当課長から説明 を受けた後、質疑に入りました。   さしたる質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第115号は原案のとおり可決す べきものと決定しました。   続いて、議第116号 村上市生涯学習審議会条例制定についてを議題とし、担当課長から説明を 受けた後、質疑に入りました。   委員より、今回条例化しているそのほかにどういうものがあるかとの質疑に、青少年問題協議会、 社会教育委員の会、公民館運営審議会、スポーツ推進審議会、文化財審議会、郷土資料館の運営委員 会がありますとの答弁でした。   また、委員より、社会教育委員とのかかわりについてはとの質疑に、それぞれの守備範囲を明確 に区別して組織の運営を図っていく。そして将来的に整備していくとの答弁でした。   委員より、社会教育委員のメンバーであっても社会教育委員の考えを反映させるという考え方で はないということですかとの質疑に、当然社会教育委員として知識等は反映されると思うが、下部組 織からということではなく、生涯学習全体を審議する場なのだと考えていますとの答弁でした。   質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第116号は原案のとおり可決すべき ものと決定しました。   続いて、議第117号 村上市防災会議条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当 課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、この条例により羽越工事事務所も入るのかと質疑に、県の関係、自衛隊、国土交通省、 海上保安部、羽越工事事務所も含まれているとの答弁でした。   また、委員より、三面川や荒川など対応したような委員会になるのかとの質疑に、それらも含め てお願いしている。有事のときには連携して対応するとの答弁でした。   そのほか質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第117号は原案のとおり可決す べきものと決定しました。   続いて、議第118号 村上市災害対策条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当 課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第118号は原案のとおり可決すべきもの と決定しました。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決をいたします。   最初に、議第112号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第112号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第113号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第113号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第114号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第114号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第115号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第115号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第116号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第116号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第117号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第117号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第118号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第118号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第5 議第119号 村上市人権教育・啓発推進計画策定委員会条例制定について       議第120号 村上市急患診療所運営委員会条例制定について             議第121号 村上市健康づくり推進対策委員会条例制定について           議第122号 公の施設に係る指定管理者の指定について          〇議長(板垣一徳君) 日程第5、議第119号及び議第122号までの4議案を一括して議題といたしま す。   本案は、市民厚生常任委員会に付託して休会中審査を願ったものですが、委員長から審査報告書 が議長宛て提出されております。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いをいたします。   市民厚生常任委員会委員長。           〔市民厚生常任委員長 山田 勉君登壇〕 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) おはようございます。さて、当委員会に休会中審査を付託さ れました案件は、委員会審査日程記載のとおり、議第119号から議第122号までの4議案で、その審査 の概要と経過についてご報告申し上げます。   去る9月19日及び20日の両日午前10時から第1委員会室において、委員8名、副市長、総務課長、 税務課長、環境課長、市民課長、福祉課長、保健医療課長、介護高齢課長及び関係職員、議会事務局 長出席のもと委員会を開催いたしました。   最初に、議第119号 村上市人権教育・啓発推進計画策定委員会条例制定について、担当課長か ら説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、委員会15名の割り振りはとの質疑に対して、団体の方から3名、行政に関係する団体 から3名程度、教育委員会から2名程度、民間団体から2名、企業関係者から2名との答弁でした。   委員から、同和教育、人権教育の方も入っているのかとの質疑に、人権啓発同和教育の方も計画 づくりの中に関係団体の方も加えていきたいとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立による採決を行った結果、議第119号は起立全員にて原 案のとおり可決すべきものと決定しました。   ただいま上程されています議第120号 村上市急患診療所運営委員会条例制定についてを議題と して、担当課長から議案の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、診療所を利用した人の声を集める手段等はとの質疑に対して、審議する医療診療所の 運営管理の中で毎日日誌を先生がつけて患者の意見を等の答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立による採決を行った結果、議第120号は起立全員にて原 案のとおり可決すべきものと決定しました。   ただいま上程されています議第121号 村上市健康づくり推進対策委員会条例制定についてを議 題として、担当課長から議案の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、会議の回数で条例の目的とする事情が大事なものとして進むのかとの質疑に対して、 委員がおっしゃるとおり、市民の健康が第一なので、必要があれば1回だけでなく、複数回開催する との答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立による採決を行った結果、議第121号は起立全員にて原 案のとおり可決すべきものと決定しました。   ただいま上程されています議第122号の公の施設に係る指定管理者の指定についてを議題とし、 担当課長から議案の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、今回の候補者は2つ、あと2つは市内、市外教えてほしいのと質疑に対して、1つは 村上幼稚園、荒川幼稚園ですとの答弁でありました。   委員から、颯和会パステルグループ、パステル保育園、小針パステル保育園、社会福祉法人の中 に幾つかの保育園が入っているかわかる範囲での質疑に対して、小針クレパス保育園、24年の4月に 名称変更、NPO法人と颯和会をあわせたものがパステル保育園との答弁でした。   委員から、愛宕福祉会、両方のホームページを調べるとあるところにリンクする。新潟福祉大学 NSGグループ、両方がこういう2つの団体が指定管理を競った。突きとめて調べたことがあります かとの質疑に対して、そこまで突きとめたことはないとの答弁でした。   委員から、応募され、選ばれた団体、愛宕福祉会、颯和会、決算書等も出され、委員の目に触れ ているかとの質疑に対して、そのとおりとの答弁でした。   委員から、選定基準、市民の平等な利用の確保、特定の団体等を優遇するおそれはないのかとの 質疑に対して、颯和会と愛宕福祉会のプレゼンテーションが行われた。愛宕福祉会は新卒を採用する、 颯和会は臨時保育士を採用するとの答弁でした。   委員から、この指定管理に係る資料についての質疑に対して、単年度で5年間で8億5,000万円 との答弁でした。   委員から、正保育士、臨時保育士の数、把握しているのかとの問いに対して、200人定員、保育 園の配置、規模の保育士の人員、主任、38名、職員が必要と考えている。正規は20人、パート6時間、 5時間、2時間との答弁でした。   委員から、指定管理者選定委員会第1回が7月12日にありましたが、今までは副市長が委員長を して、担当課長が入っていたのですがとの質疑に対して、より公平性、外部の方に審査をいただくほ うが、このような形で専門委員について青陵短期大学の准教授、もう一人は主任児童委員、また保育 園勤務経験がある者との答弁でした。   委員から、昨年液状化の関係で工事が2カ月遅れたためにスムーズな移行ができなかったのでは ないかと心配している。十分な引き継ぎがないと支障を来すおそれはないのかとの質疑に対して、順 調に進んでいる。また、指定管理議決後において保護者、区長会、地域の住民を対象に説明会を予定 して、代表者の引継ぎ連絡会、今現在保育園の3歳児、4歳児の交流会を開催していますとの答弁で した。   また、委員から、職員は引き続き統合保育園で働き続けられるのかとの質疑に対して、一般質問 でも答弁したが、職員は業者の保育にはかかわらない。別な保育園に異動。新たな臨時保育士につい ては今地元の候補選定の目玉、地域の雇用指定管理にかけているところ。市の職員については他の市 内の保育所に配置との答弁でした。   委員から、他の自治体がほとんどやっていない新潟県20市で2市、佐渡市と魚沼市だけが指定管 理している。たったの2市だけで私たちに言わせると行政の放棄です。安上がりの保育園行政、国か らの予算が大変になって、大事な子どもの成長を指定管理を受けるところは利益を出さなければなら ないがと質疑に対して、行政改革で職員が3割補充で減っていく中で保育士も入っている。正保育士 の50%を切る。民間活力保育も必要だと、指定管理を推進、検証しながら、少数化の中で職員を採用 する、多大な人数になる。行政としては民間活力を市が管理する、施設の内で営利目的などもしっか りと管理していきたいとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、賛成の討論1名、反対討論4名で、起立による採決を行った結果、議第12 2号は起立少数にて否決すべきものと決定しました。   なお、委員より、少数意見の留保を求められ、出席委員1人以上の賛成がありましたので、これ を少数意見として留保します。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   17番、長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 委員長の今の報告の中で、ちょっと間違いがあったような気がするのです が。私も同じ委員会なのでちょっとお聞きしますけれども、現地説明会が4団体あったと、そのうち の2団体は今回公募したのだけれども、そのほかの2団体について教えていただきたいと言ったとき に、村上幼稚園と荒川幼稚園と言われましたよね。違っているのではないですか。 〇議長(板垣一徳君) 市民厚生常任委員会委員長。 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) 荒川幼稚園と村上幼稚園というふうに聞いていましたけれど も。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 聞いたのは、委員長はそういうふうに聞いたかもしれないけれども、我々 は村上幼稚園と荒川幼稚園、北都健勝学園の両方で現地説明会を受けたのだというふうに聞いていま すけれども、違いますか。 〇議長(板垣一徳君) 市民厚生常任委員会委員長。 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) 颯和会とそれこそもう一つ愛宕保育園と、2つの業者と聞い たものだから、そういうふうに私も聞いたのですけれども。 〇17番(長谷川 孝君) 議長、ちょっと休憩して、ちょっと調べてもらいたいのですけれども。 〇議長(板垣一徳君) 副委員長、相談してもいいですよ。どうぞ副委員長、委員長と相談してくだ さい。   市民厚生常任委員会委員長。 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) 北都学園、私のほうで荒川と村上一緒に出したということで、 大変ご無礼しました。北都健勝学園です。すみません。 〇17番(長谷川 孝君) わかりました。 〇議長(板垣一徳君) 16番、姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 私は委員会は全然見ていないので、ちょっと委員長の報告だけで今ずっと目 をつぶって状況を聞いていたのですけれども、これは保育園が指定管理者の今の契約が今なされなか った場合、いわゆるその指定会社はだめだよという議会判断が出た場合、この取り扱いについては来 年の春からの開業と開園とか、そういったいわゆる状況的にいってできるのかどうかも含めて、そう いった議論は一切なかったのですか。 〇議長(板垣一徳君) 市民厚生常任委員会委員長。 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) 委員会では当然否決されましたけれども、そういう話はして いません。それに対してできるかできないとか話はしておりません。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 議案ですから、その中でそこの指定管理者になるところがいいか悪いかだけ の判断なのでしょうけれども、とりあえず状況から見れば、それがだめになれば、もしだめになった ら、今後行政としてどんな形でもう一度やり直すのかということは、全く委員長の頭にはないという ことですか。 〇議長(板垣一徳君) 市民厚生常任委員会委員長。 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) 最終的には本会議で決めていただきたいということで。 〇16番(姫路 敏君) わかりました。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) 25番、片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 委員長、ご苦労さまでございます。   少数意見の留保というお話ありましたけれども、少数意見というのはいわゆる賛成意見のことと いうふうに捉えてよろしいのですか。 〇議長(板垣一徳君) 市民厚生常任委員会委員長。 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) いわゆる行政の適正判断として賛成ということで留保したの ですか。 〇25番(片野鉄雄君) はい、終わります。 〇議長(板垣一徳君) ほかにございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   11時20分まで休憩します。           午前11時05分  休 憩                                                        午前11時20分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開をいたします。                                              発言の訂正 〇議長(板垣一徳君) ここで市民厚生常任委員会より発言を求められておりますので、これを許し ます。   市民厚生常任委員会委員長。           〔市民厚生常任委員長 山田 勉君登壇〕 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) 先ほど指定管理やっているところ、佐渡市と「魚沼市」とい うことを言いましたのですが、「南魚沼市」と訂正します。   おわび申し上げます。 〇議長(板垣一徳君) ご了承願います。                                              〇議長(板垣一徳君) これから順次討論の後、起立により採決をいたします。   最初に、議第119号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第119号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第120号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第120号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第121号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第121号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第122号について討論を行います。   最初に、通告のありました原案に反対の討論を許します。   5番、本間清人君。           〔5番 本間清人君登壇〕 〇5番(本間清人君) ただいま上程されております議第122号 公の施設に係る指定管理者の指定 についてでありますが、反対の立場から討論をさせていただきます。   保育園の指定管理は単なる箱物や施設の管理ではありません。地域や市の財産であります幼児を 預かる、教育するものであります。民間に委ねるべきではないと考えます。私が以前から主張してお りますように、ほかの自治体では指定管理を全て公営に戻す自治体もあり、小泉政権の三位一体の改 革をも見直す方向性を考えるところもあるようです。都会のように子どもが少なく、職員の余剰が懸 念されるような事例と、村上市のような地方とでは全く違うと思います。大滝市長にしましても、子 どもは地域の宝、財産と位置づけております。ならば行政が責任を持って預かり育てる、そういう姿 勢こそが大切であり、保護者の方々も安心して預けられると思います。   また、保育園に勤める園長先生や保育士さんも公務員として勤めるのと、会社員では待遇も福利 厚生も違います。大学や短期大学で専門知識を学び、最近では男性の保育士さんもふえている状況で、 市としては専門技術職として市職員として育成するべきであります。   なお、皆様ご存じのように委員会では否決であります。委員会審議を重視する村上市議会として 本会議でも否決していただけるものとは思いますが、仮に指定管理が通ったとしましても、実績も浅 く、経験も短く、200人規模の幼児教育を行ったことのない今回の指定管理者には不安も感じます。 ならば行政の指導のもと、地元の福祉法人を育てていく方向も考えるべきではないでしょうか。統合 した大規模保育園は村上市でも初めての施設であり、当初は市がしっかりとした管理運営のもとに幼 児教育を進めることが大切であると思います。行政が進めることに賛成していくのが議員としての役 割ではなく、しっかりと市民の皆さんの意見を聞き、安心、安全に生活ができるように考えるのが議 員としての役割であると考えます。   議員の皆様のご理解をよろしくお願いを申し上げまして、反対討論とさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告のありました原案に賛成の討論を許します。   25番、片野鉄雄君。           〔25番 片野鉄雄君登壇〕 〇25番(片野鉄雄君) ただいま上程されました議第122号 公の施設に係る指定管理者の指定につ いて、賛成の討論をさせていただきます。   本案件につきましては、市民厚生常任委員会で否決となりましたので、その理由について調べて みますと、1つは提案されている指定管理者となる団体は経験が浅く、実績が少ないこと。したがっ て、200人規模の保育園運営は無理ではないか。また、地域に根差した保育園経営でなくなるのでは ないか。とりあえず平成26年度は直営でやったほうがよい。2番目として、2次審査に合格した2つ の団体は類似点が多くあり、問題がある。また、保育士、看護師は外から全部連れてくるのではなく、 若い人にUターンしてもらって、人口減少対策にもつなげていくべきではないか。さらに大きな反対 理由として、今ほど討論がありましたように、保育園は公営でやるべきで、指定管理者制度で民間へ 委ねるべきものではない、そういう要旨であったかと思います。   私の所管外の事案でもあり、以前からの流れもありますので、市のホームページなどいろいろと 調べてみたのでありますが、反対者の方が誤解をしている点もあるように思いました。平成15年6月 の地方自治法の改正に伴って始まった指定管理者制度については、村上市でもこれまで150を超える 施設に導入されており、平成23年6月には村上市指定管理者制度運用ガイドラインをつくり、現在ま で進めてきたわけでありますが、内容を見ますと、具体的に大変よくできていると私は思います。多 様化する住民ニーズに効果的、効率的に対応するため、公の管理に民間のノウハウを活用し、住民 サービスの向上と経費の節減等を図るという目的から、考慮すべき事項としては1、公民協働の確立、 2、公共性の担保、3、制度の周知、4、管理者指定の透明性と公平性の確保、5、チェック機能の 強化が規定されております。   さらに、指定管理者が実施しなければならない内容として、1、利用遂行の記録と自己評価、2、 利用者の満足度調査、3、次年度事業計画、4、事業報告書の提出とあり、市は日報、月報記録状況 の確認のほか、利用者から苦情が寄せられた場合は管理者が実施した対応状況を確認するとなってお ります。そして年度終了後、市は管理運営の評価シートをつくり、総合評価をまとめ、市のホーム ページ等で公表することとなっております。   また、指定管理の取り消しについては、1、施設の管理業務を適正かつ誠実に実施することがで きないと認められる場合、2、規定に関し不正の行為があった場合、3、法令等協定書記載の条件に 違反した場合は業務の停止や指定の取り消しを行うことができるというものであります。既に指定管 理を受けた各団体の管理運営評価シートは現在市のホームページに公表されております。   議会のほうの対応としましては、平成23年6月の全員協議会の場で(仮称)あらかわ統合保育園 の指定管理者についてという内容で説明がされています。また、本年平成25年3月議会で村上市保育 園条例の改正が提案され、指定管理者による管理の条項が加えられ可決をしました。23年の2月から 3月にかけて、地元荒川地区3保育園の保護者に対してアンケートを行い、それを受けて平成23年5 月に各地区で説明会や質問の回答などを行い、その内容についても市のホームページに公表をしてお ります。   今回私がいろいろ調べさせていただいた結論としましては、先般8月1日に市長に指定管理者選 定委員会が答申しました答申内容を是とするものであります。選定をした理由として、特に1、個性 を尊重した保育と子どもの視線に立った保育を目的とした提案であること。2、保育サービスの量、 質ともに評価が高いこと。3、地域の連携に対しては積極性がうかがえること。4、統合前の3保育 園に従事してきた臨時保育士を積極的に採用すること。5、園児個々の育ちに配慮した質の高い取り 組みを目標にしていることを高評価しております。   以上、今回提案されました議第122号につきまして、皆様の賢明なるご判断を心からお願い申し 上げまして、私の賛成討論とさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告のありました原案に反対の討論を許します。   7番、冨樫宇栄一君。           〔7番 冨樫宇栄一君登壇〕 〇7番(冨樫宇栄一君) それでは、原案に反対する立場から討論をさせていただきたいと思います。   本件は、本市で初めて保育園運営に指定管理者を導入する、そのモデルケースとして指定されて おるわけでありまして、この扱いは慎重にするべきであるという立場で反対をするものであります。   多様化するサービスにきめ細かく対応し、一時預かり事業や病児・病後児保育などの保育ニーズ に応えるためとしています。多様なニーズに応えるためには民間でなければ対応できないわけでは決 してありません。公立保育園が機動性に欠けるだとかということで十分ではなかった面はありますけ れども、それは保育園や保育士さんに問題があるわけでは決してありません。行政がそれをやらなか っただけ。有能な保育士さんが大勢おるわけでありますので、十分な保育士さんの活動ができるよう な、そういう行政の取り組みさえあれば十分さまざまな保育ニーズに対応は可能であります。言うま でもないことでありますが、保育園は生まれ落ちた人間が初めて家庭外の社会に接する場であり、子 どもの命を預かるところと言われております。三つ子の魂百までと言われるように、人間形成の重要 な場所であり、養護と教育から成るその保育の質は保育士さんの重層的な経験に依拠するところが大 であります。保育内容は文書や形であらわすことで比較できるものでは決してないというふうに思い ます。市が責任を持って市の子どもたちを育てていく、そのためにいかにあるべきかという観点から 論議をするべきであります。   現在保育園の職員状況は、正職員より臨時職員の比率が高くなっており、クラス担任にも臨時保 育士を配置せざるを得ない状況になっている。保育士の資格のある臨時職員の確保が難しくなってい るとも言われています。それが民営化、指定管理の導入の理由の1つにもされておるわけであります。 しかし、それは保育士さんの必要数を無視をした市職員の削減政策の結果であって、これが保育園の 民営化の理由にするのは本末転倒であると思うわけであります。公務員として一生の仕事として保育 業務に精励をし、長年経験を積んでこられたベテラン保育士さんから若い保育士さんまで、多様な年 代の保育士がチームを組んで保育実践をしてきた公立保育園は、地域に根差した公立保育園として保 護者や地域の方々に信頼をされ、安心をして子どもを任されてきたわけであります。   保育園の民営化は財政問題が第一ではないと市長も言われておりますが、緊迫した市の財政状況 を踏まえ、効率的な保育サービスを図るために民間活力の導入の名のもとに指定管理者導入がされよ うとしているわけでありますが、事実上は財政問題にウエートが置かれていると言わなければなりま せん。保育園の運営費の八、九割は人件費だと言われており、民間経営にしても保育士さんの数は園 児の数に規定をされるわけであって、民間経営だけにしても効率化の余地は限られているというふう に言われております。そういう意味では財政的なメリットがそう大きなものではないと言えます。も ちろん財政問題を無視してよいわけではありませんが、望ましい幼児保育、幼児教育はどうあるべき かを慎重に検討する必要があります。今回のあらかわ保育園の指定管理者導入は、今後の村上市の保 育園の民営化のモデルケースであり、慎重な検討をするべきというふうに思います。   選定委員会の皆さんの努力は認めますけれども、選ばれた団体や事業者が実績面でやはり不安が あると、疑問があるというふうに言わざるを得ません。社会福祉法人颯和会は、平成21年の10月に社 会福祉法人を設立をし、22年4月から新潟市小針に認可保育園を開園したということであります。そ の保育園も定員は90人ということだそうであります。施設の規模、管理経験など本市の初の200人定 員の規模の保育園を委ねるには不安がどうしてもつきまとうわけであります。村上市保育園等施設整 備計画でも民営化は保育サービスの提供にすぐれた実績を持つ社会福祉法人等にと明文化されており ます。提案された事業者の理念は大変立派だというふうに思います。しかし、理念は実績ではありま せん。質の高い保育を目指している、地域の子育て支援策が期待できる、子どもの育ちに配慮した保 育の実施が考えられる等が選定の大きな理由になっているのであります。掲げる理念と経営実績、管 理運営の実績は全く別物であります。保育サービスにすぐれた実績を持つ社会法人という観点から、 今回はこの指定を見送るべきであるというふうに思います。   よって、この指定を見送り、200人規模の保育園は市が責任を持って運営し、その中で検討し、 その先に指定管理を導入するかどうかを検討されても遅くは決してないというふうに思います。そう いう意味ではこの原案に反対をするものであります。   よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告のありました原案に賛成の討論を許します。   6番、川村敏晴君。           〔6番 川村敏晴君登壇〕 〇6番(川村敏晴君) 私は、本案に対して賛成の討論をさせていただきます。   まずもって今回のあらかわ保育園を指定管理に移行することは、さきの3月定例会において議会 承認をされました村上市保育園条例の一部改正において、既に了承され、それに基づいて実施された 公募により指定管理先が決定したものと理解しており、今回は指定管理先となった颯和会においては、 地域の求める保育環境の充実に向けてしっかりとした運営を行ってほしいものと考えており、私たち 議員もその運営のあり方をしっかりと見定めていくことが大切であると考えております。   ただ、一言つけ加えさせていただくならば、今本案に反対をされている方々のご意見をいろいろ お聞きすれば、本市の行う保育園事業において指定管理制度そのものに反対をする方、または指定管 理制度には必ずしも反対ではないが、今回の指定管理者として颯和会の保育園の運営実績が余りにも 少な過ぎる、このことに不安を感じているというふうな方もいらっしゃいます。いずれにしても、本 市で初めて実施する公設民営の保育園事業に対して、不安をぬぐい切れないことが大きな要因である と思います。これは保育園運営を受けられる指定管理先の事業所の実態がよく見えてこないことが原 因であり、指定管理者を選定したプロセスがこれもまたよく見えていないところもある。言いかえれ ば、村上市が担当課がやろうとしていることに不安をぬぐい切れない、こう言えるのではないかと、 このように考えますが、私が何度か一般質問で好事例として紹介をさせていただいております南魚沼 市の浦佐認定こども園について再度お話を申し上げますが、この公設民営保育園、認定こども園につ いては、今まで保育園事業を一回もやったことのない事業所が全国から数多くの視察を受け入れるほ どのすばらしい保育園運営を展開しているところでございます。私どもも会派で視察をさせていただ き、そのすばらしい運営についてを目の当たりにしてまいりました。これは運営を担う医療法人が地 元の医療法人であり、それとまたこの園の運営スタッフは園長はもとより、多くの職員が地元の正職 の保育士であったり、臨時保育士である方たちが担っている、これが地元の方々、保護者の皆さんの 大きな信頼をかち得て、すばらしい保育園運営を行っているということに尽きると、このように感じ ております。   このように公設民営の指定管理先は地元村上市に受け皿をつくってから市内業者に受けてもらう よう、私もたびたび申し上げてまいったことではございますが、その考えは今でも変わりありません。 市長も地元村上市から意欲のある組織が誕生して公募に参加してほしいとおっしゃっております。今 後は村上市内において第2、第3の公設民営の保育園運営が進んでいくことを考えれば、今回の公設 民営の保育園運営を議員として、村上市議会としてしっかりと見定め、今後の村上市にそぐう指定管 理者制度による公設民営運営保育園のあり方をもっと向上させていくことを考えていくべきと、本案 に対しては賛成を申し上げ、村上市議会議員の皆様のご賛同を賜りますようお願いを申し上げ、私の 賛成討論を終わらせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告のありました原案に反対の討論を許します。   21番、相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) 議第122号 公の施設に係る指定管理者の指定について、反対討論をいたし ます。   議第122号は、何と反対討論4人、賛成討論5人と、合併後の村上市議会では初めてのことであり ます。毎議会がこのように活発な議論が行われるならば、市民は市民のための議会になったとさぞか し喜ぶことでございましょう。   平成25年8月1日に村上市指定管理者選定委員会委員長、伊藤三五郎さんより村上市長に答申さ れ、あらかわ保育園の指定管理者の候補者として社会福祉法人颯和会が選定されました。社会福祉法 人颯和会は、平成21年10月に設立、平成22年4月認可保育園小針クレパス保育園を開設、その後パス テルグループに参加し、平成24年4月小針パステル保育園、定員90名であります。名称を変更してお ります。3年数カ月の保育園運営の颯和会に、村上市で初めての統合保育園、定員200人を、指定管 理者として平成26年4月1日から平成31年3月31日まで5年間、指定管理料8億2,476万5,000円で委 ねることに不安を感じております。   3月議会でも反対討論で申しましたが、指定管理とは企業にとっては自治体が税金を使って建設 した公共財を利潤追求の道具にできる、先行投資の要らない、安全でもうけが期待できる格好の市場 なのであります。県内でも保育園の指定管理は慎重で、佐渡市と南魚沼市2市しか実施されておりま せん。村上市はまず自治体の大事な仕事である保育の公的責任を放棄するのでしょうか。子どもは地 域の宝と一方で言いながら、安上がりな子育て支援、保育行政の犠牲は子どもたちです。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告のありました原案に賛成の討論を許します。   3番、板垣千代子さん。           〔3番 板垣千代子君登壇〕 〇3番(板垣千代子君) それでは、122号、公の施設に係る指定管理者の指定についてについて、 賛成討論をさせていただきます。   今まで多くの議員の方から賛成、反対の討論がございましたが、私がここまで来ていろいろお話 をさせていただいても重複することばかりと思いますので、一言賛成に至ることに関してお話をさせ ていただきます。   それはちょっと視点が違うかもしれませんが、村上に中等教育学校が来たときです。本当にあら ゆる場所の説明会に伺いました。どんな学校になるのだろう。全然わからない、ではどうするのだと いうときには、6年生になっていた娘が私はそこに行くと決めましたので行きましたけれども、今回 に関しては保育園ですので、その意見はちょっと通らないような気もしますけれども、では母親たち はどういうふうに感じているかということに関しまして、本当に今までの保育園で何の不平、不満が なかったかといいますと、大変多くの不平、不満がございました。これは現在の保育園に関してもあ ったことでありますし、皆さんの賛成意見もわかります。反対意見に関してもわかります。本当に小 さい子どもたち、保育園の子どもたちを守っていくのは誰なのか、教育していくのは誰なのかという ことに関しまして、本当にこうやって賛成反対討論が重なるということは、私も相馬議員とともにい いことだというふうに感じております。   ただ、今までの保育園事業ではできなかったことをこれから認定こども園ではできていく、ゼロ 歳から5歳までの本当にかわいい、かわいい村上の宝を育てていってくれる、この認定こども園を成 功させていくためにはどうしたらいいのかという討論をこれからはしていかなければいけないのでは ないかというふうに感じております。   本当に実績うんぬんということを上げれば、同じ討論になりますので、これで終わらせていただ きますが、指定管理にしたからといって村上市が一切手を出さないというようなことはないというふ うに私も願っておりますし、これから本当の宝を育てる認定こども園の成功を願うということで、賛 成討論を終わらせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告のありました原案に反対の討論を許します。   18番、滝沢武司君。           〔18番 滝沢武司君登壇〕 〇18番(滝沢武司君) 議長のお許しをいただきましたので、本件に対する反対討論をさせていただ きます。   まず最初に、基本的なこの問題に対する姿勢についての反対の趣旨を述べます。統合あらかわ保 育園の公設民営化については、これまで何度となく私は村上市保育園の今後のあり方等を含めて質問 をし、理事者の考えをただしてきましたが、市立保育園の公設民営化については質の高い保育を行う ためという、非常に抽象的な答弁、またそれが市としてできない理由や説明がないまま今日に至って いるのではないでしょうか。質の高い保育とは何なのでしょうか。市が保育行政として行ってこなか ったのはなぜなのでしょうか。私は市財政問題や職員定数削減を計画どおりに進めるためであるとし か、つまるところありません。よく市長が言う村上市の将来を担う子どもたちは市の宝であり、子育 ては施策の重要課題だという考えには私も同感いたします。しかし、その宝である子育て、すなわち 保育の基本的な事柄を財政問題や定数問題のために保育園を民営化しようとするような考え方には私 はどうしても賛同できません。なぜならどの市町村も苦しい財政状況の中でも頑張って市民のニーズ を考えた延長保育、一時保育、土日休日保育、病児・病後児保育、保育相談などを市民の地域の皆さ んと一緒に理解を得ながら、自治体の責任で乗り越えよう、全うしようとする姿勢が非常に多く、ほ とんどといっていいほどこの努力は続けられているというふうに考え、これが自治体の責務だと考え るからであります。   私は、市立保育園の民営化が総合計画に登載されていない、この問題の指定管理者制度の導入に は問題が多過ぎる、市民の理解が得られないと反対の態度と指摘をしてきました。このようなことか ら本当に市民の気持ちが市立保育園を民間団体に委託してよいと理解していると思っているのでしょ うか、納得できる説明は行われているのでしょうか。今回の民間委託は保内地区3保育園の老朽化を 理由にして統合し、財政削減の一方策としたいと考えることに加えて、その運営も民間に委託してさ らに経費を削減しようということになります。統合そして民間保育はいたいげない子どもたち、二重 の財政負担の犠牲を強いることになるのではないでしょうか。公の施設に係る指定管理者制度は必要 でしょう。しかし、他の自治体が努力を重ねながらも、子育ては自治体の重要課題だとして頑張って いる現状を見たときに、余りにも短絡的な公設民営化への村上市の態度は、評価されるよりも安易な 方便とさえ映ることになるのではないかと思います。   また、この指定選定の経過と手続についても幾つかの問題が感じられます。1点目は、21年に策 定された村上市総合計画で突然あらかわ保育園の統合、民間委託についての問題が発生しました。民 間委託に対する受託対象としての法人や団体がこの地域に見当たらないにもかかわらず、市民への理 解も説明も不備を抱えたままこの計画が先行し、総合計画にあるからという理由でこれまで推し進め られてきたのは、大変残念なことであります。そのため、統合保育園の建設計画の合意はできても、 運営の受託対象団体や法人が見つからないために今日まで2年間も計画が延長されてきたことも、こ のブレが大きかったこともわかると思います。   2点目は、今回提案の指定選定の手続にも多くの問題があると考えます。ご承知のように、これ まで多くの公の施設の指定管理選定では、副市長を委員長とする選定委員会で協議、決定を経て議会 に提出され、決定されてきました。しかし、今回のあらかわ保育園の民間委託の指定選定では議会へ の選定委員会の構成や組織の説明もなく、副市長を委員長とする内部のメンバーで検討されてきたこ れまでのことが、平成23年度から外部委員も含めて7人に構成するということで進めてきました。全 く進め方が違ってきたことに、そしてこれからこのあらかわ保育園の指定選定に当たって副市長は私 の質問に対して、去年までは私が選定委員会の委員長を務めてきたが、今回からは行政が入るとどう かということで私は一切かかわっていないので、ご了解をいただきたいという答弁でした。このこと はまた私の所属する総務文教常任委員会の質問の中からも明らかになってきております。選定委員会 が内部組織から外部委員を含めた組織に変更された段階で、市政執行が条例主義ですから、条例や規 則での位置づけが必要になります。それもなしに、またこのあらかわ保育園の指定管理選考から副市 長が選定委員長を離脱することになった経緯も議会にも何の説明がないまま、今回に至っております。   3点目は、指定選定の議案でも残る問題として幾つか上げられます。平成24年度決算では村上市 の全体の保育経費は約12億4,000万円で、園児1人当たり約87万円になります。あらかわ保育園の200 人規模で計算しますと1億7,500万円、選定予定法人の申請年額は1億6,500万円、その差は約1,000 万円であります。この質問に市が行っていない保育を含めるからということの答弁もありました。市 の保育園運営の経費の約80%は人件費です。民間委託で市が行っていない保育を含めることになれば、 今以上に新たに経営する保育士の人件費を削らなければ、経営は成り立たないようです。民営化後の 人件費の削減は奉仕や犠牲的精神を除けば、当然子どもたちの保育の質にかかわる大きな問題となり ます。質の高い保育という考えと民間委託との実質的な差をどのように考えたらよいのでしょうか。   4点目は、これまでの説明にない部分での心配があります。仮に園児の事故が生じた場合の責任 の所在についてであります。小中学校児童生徒でも保育園園児でも同様だと思いますが、残念ながら 万全の対策をとっても子どもに事故はつきものと言われます。現在の市立保育園の場合は市が全面的 に責任を持つ一元的な対応ですが、民間委託の場合はどちらに責任があるのか保護者、家族にとって は大きな問題であります。これまで大した事故がなかったからという安易な取り組みの考え方では恐 らく納得できないでしょう。安全神話や想定外ということは許されません。その点が曖昧な説明で民 間委託はどうしても認めるわけにはいきません。子どもの事故に対して保護者はもちろん社会全体が シビアであります。議会としても十分考える必要があることです。   市総合計画に登載した事項として老朽園舎の改築を機会に新しい園舎をつくる、それには3保育 園を1保育園にするということで施設整備園舎新築を名目にしながら、今回の提案の経緯がここまで やってきたわけであります。これらの不安と問題、受託法人の経験と実績の不足等を抱えた本提案に 対して、本市議員各位が当該する子どもさんやお孫さんがあったとしたら、喜んで、しかも率先して 入園させようと考えるでしょうか。仮に今回否決されたとしても、市の保育行政は継続するわけです から、子どもたちが200人規模の環境になれる時間が生まれます。市はどの方法で保育園を運営する ことが適切なのかを比べながら考えることができます。また、どうしても指定管理者制度を導入する としても、地元の受託できる組織を育成する余裕が生まれます。急ぐ必要はないと思います。急いで 転ぶよりもまず足元をよく見ながら子どもたちのために進める施策が妥当かと思います。   最後に、さきに議会が付託した市民厚生常任委員会では2対5で説明されたと聞きます。村上市 議会は委員会主義をとり、議会が付託した議案を委員会が専門的に議案を審議し、議会もその審査結 果を最大限に尊重することがこれまでのならわしであります。村上市議会基本条例の目的を改めて思 い起こし、付託常任委員会決定の重さを考えながら、本案に対する議員の皆様方の意思決定を望むも のであります。   なお、本件については会派でも対応を協議してきたところが多いかと思いますが、この問題は単 に一会派の問題ではないと考えます。議員個々が本件にかかわるしっかりした意思を持って臨むべき 案件ではないかと思います。その意味から採択方法は無記名投票で行われるよう提案して、私の反対 討論を終わります。 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告のありました原案に賛成の討論を許します。   13番、木村貞雄君。           〔13番 木村貞雄君登壇〕 〇13番(木村貞雄君) ただいま上程されております議第122号 公の施設に係る指定管理者の指定 について、賛成の立場から答弁をさせていただきます。   まずはあらかわ統合保育園が指定管理に移行するために今まで努力しながら積み上げてきました。 私は行政の手続は適正と判断し、賛成します。委員会では否決されましたが、私は委員会の傍聴には 来られなかったのですが、聞くところによりますと、反対する四名の委員の方みんなが指定管理その ものに反対するという意見が強くあらわれております。この件につきましては、3月議会の議第42号  村上市保育園条例の一部を改正する条例制定で、平成26年4月1日開園予定の(仮称)あらかわ統 合保育園について、指定管理者制度を導入することに伴い、保育園を指定管理者に管理を行わせるこ とができるよう所要の改正を行うもの。加えて大津保育園、坂町保育園、および荒島保育園を廃止す るもの、この改正する条例制定が委員会で審査され、可決されておりますし、最終日の本会議で可決 されております。   また、反対する委員全員が相談したのか、同じ意見で指定管理者となる社会福祉法人颯和会が経 験浅いとか、また不安を感じるとか、問題があるとか、あくまでも責任のない勝手な想像を先行させ ており、社会福祉法人颯和会には何一つ過失はないはずであります。勝手な想像で颯和会の名誉にか かわるような発言は、私ども議会人として言うべきではなく、謹むべきであります。   また、指定管理者の選定につきましても、6月議会の議第89号、総務文教常任委員会で審査いた しまして、全員賛成で可決すべきものと決定しましたし、本会議におきましても全員賛成で可決して おります。指定管理者選定委員会の委員の方に対しても、人権を侵害するような発言は議会人として 謹むべきかと思います。   また、村上市議会基本条例の第22条に、議員は市民全体の代表者として理性、倫理性を常に自覚 し、品位の保持に努め、行動しなければならないとなっておりますので、そのように行動していただ きたいと思います。   また、200人規模の経験不足と言っておりますが、どのような分野においても最初は小さいもの からやっていくということは、社会的にも常識の範囲であると思います。地元で業者を育てる場合も 経験不足から始まります。   最後に、子育てにつきまして言わせていただきますが、子育てを保育園や学校に丸投げとはいか なくとも、ほかの責任として押しつけないで、やはり保護者はしっかりと育てなければいけないこと をつけ加えまして、私の賛成討論といたします。   どうか議員各位のご賛同を切にお願い申し上げます。 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告のありました原案に賛成の討論を許します。   22番、大滝国吉君。           〔22番 大滝国吉君登壇〕 〇22番(大滝国吉君) ご苦労さまです。それでは、議長のお許しをいただきましたので、議第122 号に賛成の討論をさせていただきます。   今ほどいろいろ皆さんからご意見がありましたけれども、私はこの件については今までも慎重に 審議をしており、議会においても全員協議会や委員会に事あるごとに丁寧に報告をしながら説明をし ていただいております。議員のご意見や提案についてもきちんと対応し、それらのことをこの件に生 かそうと努力をしながらお願いをしてきたと私は思っております。また、指定管理選定委員会の中で も数回にわたり調査をしながら慎重に審査をしております。このような経過を経て今回の提案になっ ているものと私は思っておりますし、そういうことから賛成を私はしたいと思いますので、よろしく お願いします。 〇議長(板垣一徳君) これで討論を終わります。           〔「議長」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 16番、姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 今の木村貞雄さんの討論で非常に不可解なところがあって、人権を侵害する ような発言とか、そういったことを言われました。私は今討論を聞いていて、一切そういうことはな いと感じておりますが、この分でいくと反対討論をされた方は人権を侵害するような発言をしている ということになってしまいます。したがいまして、木村貞雄さんにはどの部分が人権に触れているの か、そういうことをはっきりと申し上げて、そのことを申していただかないと、これは反対討論した 人の逆に人権にかかわります、議員としての。私は一切なかったと私は信じておりますけれども、そ の辺いかがなものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 木村議員は今反対討論をしたことが人権にどうということではなくて、委員 会の内容についての発言。 〇16番(姫路 敏君) 議長、色をつけないでください。木村貞雄議員は今賛成討論をしたのはここ で紛れもない事実です。反対討論をした方々について人権を侵害するような、議員として許しがたい ような発言をしているようなことを言っておりました、確実に。これは今まさに反対討論という場の 中で行われていることですので、それをご理解ください。しっかりと判断する材料として木村貞雄議 員にはどこが人権侵害するのかをはっきりと言ってもらいたいと思います。でないと、反対討論をし た方々全てに対するいわゆる人権侵害とまでいいますか、そういう発言に変わってしまいます。お願 いします。 〇議長(板垣一徳君) 皆さんに申し上げます。   非常にお昼どきを過ぎておりまして、議員の皆さんも腹のほうもしっかりしていない状況でござ います。これから休憩をとります。その後休憩中に議会運営委員会を開きまして、この問題について 協議をしていただきまして、そして皆さん方にご報告申し上げたいと。説明できるところがあれば姫 路議員、説明していただくように、私のほうで配慮していきますと、こういうことでご理解していた だきたいと思います。   それでは、1時20分まで休憩します。           午後 0時19分  休 憩                                                        午後 1時30分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開をいたします。   午前中に姫路敏議員からご発言いただきました件につきまして、1時から議会運営委員会を開会 をいたしました。その結果につきまして大滝久志議会運営委員会の委員長からご報告願います。           〔議会運営委員長 大滝久志君登壇〕 〇議会運営委員長(大滝久志君) どうもご苦労さまでございます。   午前中の討論の中に木村議員の発言の中で、賛成討論の中で不適切な発言があったのではないか ということで、議会運営委員会で1時から協議をいたしました。その結果、簡易的な議事録ではござ いますが、起こしまして皆さんとご協議をいたした。   まず1つ目でございますが、反対する「4名」の委員という言い方をされておりましたが、正し くは「5名」ということでございますし、いろいろ話が進んだ中で、「また反対する委員全員が相談 したのか同じ意見で、指定者となる社会福祉法人颯和会が経験浅いとかまた不安を感じるとか、問題 があるとか、責任のない勝手な想像を先行しており、社会福祉法人颯和会は何一つ過失はないはずで あります。勝手な想像で颯和会の名誉にかかわるような発言は私ども議会人としてやるべきではなく、 謹むべきであります。」というこの部分、これが2点目でございます。   3点目として、「指定管理者選定委員会の委員の方に対しても、人権を侵害するような発言は議 会人として謹むべきかと思います。」と、この3点について不適切な発言ではないかということで議 長に対し注意をして勧告するようにお願いをしたところでございます。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 議会運営委員長の報告についてご質疑ございましたら。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) なければ、よろしゅうございますね。   それでは、木村議員に議長から申し上げます。   今ほど議会運営委員会の委員長からるるお話がございました3点について、木村議員に議長から 訂正の勧告をするものであります。                                              発言の訂正、取り消し 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。           〔13番 木村貞雄君登壇〕 〇13番(木村貞雄君) 今ほど議会運営委員会の委員長から報告がありましたように、議会運営委員 会で3点について訂正ということでまとまったということで、私はあえてそれを別にどうのこうの言 うわけではございませんので、訂正して差し支えないと思います。   不適切な言葉で大変迷惑をおかけしまして、どうもすみませんでした。 〇議長(板垣一徳君) 木村議員、訂正して削除するということでよろしゅうございますね。 〇13番(木村貞雄君) はい。 〇議長(板垣一徳君) 皆さん、そのようなことでご了承していただきたいと思います。                                              〇議長(板垣一徳君) これから議第122号を起立により採決をいたします。           〔「議長」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 5番、本間清人君。 〇5番(本間清人君) 投票でお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 無記名ですか。 〇5番(本間清人君) 無記名。 〇議長(板垣一徳君) 賛同者おられますか。挙手してください。           〔賛成者挙手〕 〇議長(板垣一徳君) ご異議あり、無記名投票の声があります。この場合の要求の成立には会議規 則第71条第1項の規定により、3人以上を必要といたします。今挙手された方、3人以上でございま すので、無記名が成立いたしました。   これから議第122号を無記名投票により採決をいたします。   議場の閉鎖をします。           〔議場閉鎖〕 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は議長を除き24名です。   投票用紙を配付します。           〔投票用紙配付〕 〇議長(板垣一徳君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 配付漏れなしと認めます。   投票箱を改めさせます。           〔投票箱点検〕 〇議長(板垣一徳君) 異状なしと認めます。   本案に対する委員長報告は否決です。したがって、議第122号は原案について採決をいたします。   念のため申し上げます。投票は本案を可とする者は賛成と、本案を否とする者は反対と記載の上、 点呼に応じて順次投票を願います。   なお、会議規則第73条第2項の規定により、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票 は否とみなすことになっておりますので、その点ご注意を願います。   点呼を行います。   事務局長。           〔点呼により順次投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票漏れはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 投票漏れなしと認めます。   投票を終わります。   議場の閉鎖を解きます。           〔議場開鎖〕 〇議長(板垣一徳君) 開票を行います。   開票立会人は、議会が行う選挙の方法に準じ、会議規則第31条第2項の規定によって、4番、鈴 木いせ子さん、16番、姫路敏君を指名をいたします。   両名の立ち会いを願います。           〔開  票〕 〇議長(板垣一徳君) 開票の結果を報告します。   投票総数24票、これは先ほどの出席議員数に符合しています。   そのうち、賛成  14票        反対  10票   以上のとおりです。   よって、議第122号は原案のとおり可決されました。                                              日程第6 議第123号 村上市農業振興地域整備計画審議会条例制定について          議第124号 村上市産業等の活性化事業審査委員会条例制定について         議第125号 村上市蒲萄スキー場外部委員会条例制定について            議第126号 村上市観光案内所条例の一部を改正する条例制定について        議第127号 村上市蒲萄スキー場条例の一部を改正する条例制定について       議第128号 村上市合併処理浄化槽設置整備事業に係る個別浄化槽の設置及             び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について         議第129号 村上市下水道条例の一部を改正する条例制定について          議第130号 村上市都市計画事業受益者負担金徴収条例の一部を改正する条             例制定について                           議第131号 村上市集落排水処理施設条例の一部を改正する条例制定につい             て                                 議第132号 村上市集落排水事業分担金徴収条例の一部を改正する条例制定             について                              議第133号 村上市上水道条例の一部を改正する条例制定について          議第134号 村上市簡易水道条例の一部を改正する条例制定について         議第135号 市道路線の認定について                       議第136号 市道路線の変更について                  〇議長(板垣一徳君) 日程第6、議第123号から議第136号までの14議案を一括して議題といたしま す。   本案は、経済建設常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものですが、委員長から審査報告 書が議長宛て提出されております。最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いをいたしま す。   経済建設常任委員会委員長。           〔経済建設常任委員長 川崎健二君登壇〕 〇経済建設常任委員長(川崎健二君) ただいま上程されております議第123号から議第136号までの 14議案について、その審査の概要と経過についてご報告を申し上げます。   去る9月24日、25日の両日午前10時から第1委員会室において、委員8名、副市長、担当課長及 び担当職員、議長、議会事務局長出席のもと経済建設常任委員会を開会しました。   初めに、議第123号 村上市農業振興地域整備計画審議会条例制定についてを議題とし、担当課 長より説明を受けた後、質疑に入りました。   さしたる質疑もなく、討論もなく、起立による採決を行った結果、議第123号については起立全 員で原案のとおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第124号 村上市産業等の活性化事業審査委員会条例制定についてを議題とし、担当課 長より説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、第3条の審査委員は11人で組織すると言っていますが、1から6まで6人ですが、ほ かはどういうことで選定するのかとの問いに、商工会議所会頭及び商工会長の代理として村上商工会 議所会頭、同じく山北商工会会長、観光関連団体の代表としまして村上市観光協会会長、越後村上物 産会会長、農林水産団体の代表としまして新潟岩船農業協同組合常務、岩船森林組合代表理事組合員、 新潟漁業協同組合岩船港支所支部長、学識を有する者で朝日まゆの花の会代表、NPO法人都岐沙羅 パートナーズセンター理事長、その他農林水産課長、商工観光課長の合計11名ですとの答弁でした。   委員より、第3条で各団体の長、その団体からの申請についての除斥等についてはとの問いに、 関連する場合は審査の段階で除斥してもらっているとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、議第124号については起立全員で原案のと おり可決すべきものと決定しました。   次に、議第125号 村上市蒲萄スキー場外部委員会条例制定についてを議題とし、担当課長より 説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、確定はしていないだろうが、4名の委員を名前を教えてくださいとの問いに、NPO 法人スノーパーク小出の事務局長、森山裕さん、新潟医療福祉大学の西原康行教授、中小企業診断士 の武田浩昭さん、株式会社モアクリエイションの柴田光栄さん。なお、森山さんは魚沼市、その他の 人は新潟市の人ですとの答弁でした。   委員より、もう一人はどんな方向性かとの問いに、体育協会関係を考えて交渉しているとの答弁 でした。   その後さしたる質疑もなく、討論もなく、議第125号につきましては、起立全員で原案のとおり 可決すべきものと決定しました。   次に、議第126号 村上市観光案内所条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当 課長より説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、具体的に建物のイメージはとの問いに、町家造りの外観で1階は案内スペース場、待 合室、トイレ、2階が事務室と多目的ルームであるとの答弁でした。   委員より、11月が3月になったことの地元の説明はとの問いに、指定管理者として観光協会を限 定に説明を考えているとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めたが討論もなく、起立による採決を行った結果、議第126号に ついては起立全員で原案のとおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第127号 村上市蒲萄スキー場条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担 当課長より説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、ナイター照明を廃止するということですが、ナイターの要望はなかったのかとの問い に、全くないということではありませんという答弁でした。   委員より、料金、リフト券がかわるたびに議会の了承を得ているが、法律上できるかわからない が、料金規程を作成して、その中で運営委員会があって定めることとすれば、私たち素人の議会の審 査を必要かもしれないが、臨機応変に変えられないのかとの問いに、使用料もほかも全て条例になっ ているので簡単にはできないとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、議第127号につきましては起立全員で原案 のとおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第128号 村上市合併処理浄化槽設置整備事業に係る個別浄化槽の設置及び管理に関す る条例の一部を改正する条例制定について、議第129号 村上市下水道条例の一部を改正する条例制 定について及び議第131号 村上市集落排水処理施設条例の一部を改正する条例制定についてを一括 議題とし、担当課長より説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、合併浄化槽の件で前から何度も言っているが、朝日と山北の浄化槽はどのように切り かえたのかとの問いに、昨年の委員会でも平成26年度から予算化し、制度設定を進めている。考え方 としては2次管理の助成をしようと、下水道の使用料と浄化槽が耐用年数を迎えて使えないことに助 成し、プロワー等への修繕支援をし、市と管理業者と所有者が連携し、下水道と対応できるようなマ ニュアルをつくり、トラブルを解決したいとの答弁でした。   委員より、毎年のように料金改定をしていくわけですが、これに伴う事務的なものは毎年発生し ています。システムの簡単な操作ができるのか、費用的に見込んでいるのか。これは毎年になってい るが、事務経費削減のために総額で変わらないので、隔年でもよかったのではないかとの問いに、シ ステムについては設定するだけで対応できるし、金銭的な事務的な影響はさほどないとの答弁でした。   委員より、従量料金は現行のままでいくと説明を受けたが、以前から言われていた件で大口の使 用者についてはある程度以上になったら料金の減免等考えられないのかと言われていたが、その辺は 今回の料金改定につき考えなかったのかとの問いに、下水道料金の場合は基本料金プラス従量料金、 従量料金についても逓増型といいまして、少ない人は安く、大量の水を使う人は高く料金を設定する というのが普通の考えで、例えば塩引きをつくっている方はそんなに汚くないので安くできないかと 言われているので検討している。それ以外の大口に使っている人は従量料金を統一する際に詰めてい きたいと考えていますとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、第129号に賛成討論がありました。起立による採決 を行った結果、議第128号、議第129号及び議第131号については、起立全員で原案のとおり可決すべ きものと決定しました。   次に、議第130号 村上市都市計画事業受益者負担金徴収条例の一部を改正する条例制定につい て及び議第132号 村上市集落排水事業分担金徴収条例の一部を改正する条例制定についてを一括議 題とし、担当課長より説明を受けた後、質疑に入りました。   質疑もなく、討論もなく、起立による採決を行った結果、議第130号及び議第132号については、 いずれも起立全員で原案のとおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第133号 村上市上水道条例の一部を改正する条例制定について及び議第134号 村上市 簡易水道条例の一部を改正する条例制定についてを一括議題とし、担当課長より説明を受けた後、質 疑に入りました。   委員より、旧5市町村を比較し、30立方メートル各家庭で使用して比較した場合、村上は400円 高くなる、荒川は300円高くなる、神林は200円高くなる、朝日は450円も安くなった、山北は1,600円 も安くなる、この差はなぜこのようになるのかとの問いに、23年度実績の基本料金全地区を平準化し、 その当時の戸数2万4,530戸で割って1,400円と基本数量を出しています。ただ、山北地区については 地域性からして簡易水道だけなので、今まで負担を伴っていたということですとの答弁でした。   委員より、なかなか皆様は下水道に対しても上水道に対しても苦労されていると思うのですが、 今後村上と荒川は現実的に上がることになるが、安定経営していかないとまた上がるのかということ になると問題になると思うが、今後の見通しについてはとの問いに、浄水は荒川は3次計画が28年度、 村上は4次計画27年度、それに当たりまして財政収支計画を毎年度県に提出し、県からチェックを受 けている。財政計画にのっとった上で今の料金体系でまず30年度までいけると考えているとの答弁で した。   以上で質疑を終結し、討論を求めたところ議第133号に反対討論がありました。起立による採決 の結果、議第133号は起立多数、議第134号は起立全員で原案のとおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第135号 市道路線の認定についてを議題とし、担当課長より説明を受けた後、質疑に 入りました。   委員より、学校町5号線の件ですが、29.2メートルで市道認定の場合だと50メートル以上という 規定があると思うが、4号と一括で考えたのかとの問いに、市道路線のつけ方にもよると思うが、例 えばここに住んでいる方が4号線の一部と5号線を一括にして1路線とすれば、50メートル以上にな るでしょうと言われれば、確かにそうなりますし、幅の基本の4メートルは満たしておりますので、 市道名のつけ方はこちらのほうで管理しやすいものとしてつけさせてもらった。   以上で質疑を終結し、討論を求めたが討論もなく、起立採決の結果、起立全員で原案のとおり可 決すべきものと決定しました。   次に、議第136号 市道路線の変更についてを議題とし、担当課長より説明を受けた後、質疑に 入りました。   委員より、坂町30号線の件で川沿いのものが市道から外れるが、外れた路線の管理はどういうふ うな扱いになるのかとの問いに、もともと堤防と兼用だったということで堤防のほうに管理がかわる かと思いますとの答弁でした。   それは県がやるのかとの問いに、市道ではなくなるが、通路として通り歩きできるので、県と協 議していくとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めたが討論もなく、起立採決の結果、議第136号につきましては 起立全員にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。   以上で報告を終わります。                  〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   16番、姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 委員長、ご苦労さまです。   議第134号が全員一致でということ、議第134号、簡易水道条例は私反対しているのです。だから 立ってないの。だから賛成多数ということでの採択ということになると思いますが。           〔「俺何て言った」と呼ぶ者あり〕 〇16番(姫路 敏君) 全会一致、何て言ったって、そこに書いてある。あなた何て言ったのですか。 議第133号と134号は私は立っていないのです。だから133号は反対しています。134号もこれ同じなの です。反対しているのです。 〇議長(板垣一徳君) 経済建設常任委員長。 〇経済建設常任委員長(川崎健二君) 大変すみませんでした。   私の聞き間違いだと思います。申しわけありません。訂正しておきます。 〇議長(板垣一徳君) 2番、尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) それでは議第133号の今委員長報告の中で、村上地区の料金と荒川地区の料 金が、村上地区が400円、荒川地区が300円上がるということで報告がありましたし、神林の料金が20 0円上がるという報告がありましたけれども、200下がるの間違いであります。朝日地区もマイナス40 0円下がりますし、山北地区は1,600円下がるということで私らは説明を受けたかと思います。 〇議長(板垣一徳君) 経済建設委員長。 〇経済建設常任委員長(川崎健二君) 私は今は村上市400円高くなると、それと荒川は300円高くな ると、神林は200円安くなると、朝日は450円も安くなかったと、山北は1,600円も安くなるという報 告をしているのですけれども。 〇2番(尾形修平君) 神林が200円上がると、さっきはおっしゃいました。 〇経済建設常任委員長(川崎健二君) 失礼しました。   後で訂正しておきます。 〇議長(板垣一徳君) 10番、竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは質問を申し上げます。   議第129号の下水道条例の一部を改正する条例制定についてであります。委員長報告では加入金 についてお話ございませんでした。料金統一はされていく、下水道の場合は全く統一ということにな っていくわけですが、神林の場合、加入金取らないということでまいりました。私神林時代に加入金 取るなということで一般質問をして加入金取らないような制度になっておったわけですので、非常に 注目するところであります。いかがでしょうか。しなかったらしなかったでいいよ。 〇議長(板垣一徳君) 経済建設常任委員会委員長。 〇経済建設常任委員長(川崎健二君) しなかったらしなかったでいいよと言われればあれだけれど も、そういう記憶は私のところにはありませんでした。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 議第133号についてもお伺いをいたします、上水道条例。   先ほどの委員長報告で山北は今まで給水の負担が大きかったからこの際引き下げるのだという基 準で統一料金設定したというふうに聞こえましたが、それで間違いありませんでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 経済建設常任委員会委員長。 〇経済建設常任委員長(川崎健二君) 私の発言は、山北地区につきましては地域性からして簡易水 道だけなので、今まで負担を伴っていたということですとの答弁でしたということでございますけれ ども。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 今まで議論されてきたのは、水道料金の格差というのは要するに山北とか 朝日とか、神林もそうですけれども、広い面積に給水しているところでは当然経費がかかるわけだか ら高く設定されても仕方がないのだというような説明でした。ところが朝日の場合は上水道の面積が 少なくて、簡易水道の面積が大きいのです。何で朝日ばっかり高くなるのですか。そういうことは審 議されましたか。 〇議長(板垣一徳君) 経済建設常任委員会委員長。 〇経済建設常任委員長(川崎健二君) そういうことは別に出ませんでした。 〇10番(竹内喜代嗣君) 議長、終わります。 〇議長(板垣一徳君) 5番、本間清人君。 〇5番(本間清人君) 委員長、お疲れさまでございます。   市道認定の135号なのですが、先ほど委員長報告に対しまして、29.2メーター、学校町5号線で す。これは今まで市道認定に関しましては幅員4メーター以上、延長50メーター以上という規定があ ったはずでありまして、その中で質疑に対しまして、4号線と5号線を生活道路の一体化と見れば1 本として認定していくのだという答弁でありましたが、正直そういうことが今後通ってきますと、例 えば今回4号線にしても、例えば26メートルしかなかったと。ところが、この5号線が袋小路であっ ても26メートルあったので、足して50メートル以上になったので、市道認定なるよという、そういう のが今後通っていくのであれば、今までの見解とか今まで私が、議員さんもいろいろここ市道認定に してくれよという相談があったときに、延長線上としてないのでということでだめだった部分がいっ ぱいあったはずなのですが、そういったものも今後変わってくる気がするのですけれども、そういっ たものに関しての委員会の質疑等は何もございませんでしたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 経済建設常任委員会委員長。 〇経済建設常任委員長(川崎健二君) 今回はそういうあれはございませんでした。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 経済建設常任委員会委員長。 〇経済建設常任委員長(川崎健二君) すみませんでした。お答えします。   4号線と5号線一体での寄附がございまして、こちらのほうで管理しやすいように分けたという 答弁でした。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 私この原案に対して反対とかするわけではないのですが、今後私もいろいろ 市道認定、ほかの議員さんも賜ると思うので、今まで延長線ということしかなかったものですから、 この道路に関しては50メートルないのでだめですよというような見解でしかなかったので、今この案 が通っていくということになりますと、今後はそういう例えば袋小路と一体となっている丁の字みた いな、そういう道路も一体として寄附を受けるのであれば、例え延長線がその線上で、例えば5号線 のように29.2メートルであっても、一体だったら寄附を受け付けて市道認定にしていくということで の行政の判断でいいということの見解でよろしいわけですね。 〇議長(板垣一徳君) 経済建設常任委員会委員長。 〇経済建設常任委員長(川崎健二君) そういう議論は委員会の中でございませんでしたので、何と も言えないですけれども。その件に関しては答弁できません、ありませんでしたので。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) これちょっと委員会の委員長に対する質疑しかできないからちょっと困った。 これに対して今度賛成するか反対するかということになりますと、これ本当に認めるとなれば、今後 の問題とか今までやったのが取り消された問題とかにもかかわってくるものですから、そういったの をここで担当課に答弁なんか求めることできないし、どうすればいいでしょう。 〇議長(板垣一徳君) できません。 〇5番(本間清人君) どういう判断もできないわけですね。今の委員長報告の判断でしろというこ とですね。 〇議長(板垣一徳君) そのとおりです。   ほかにございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから順次討論の後、起立による採決をいたします。 最初に、議第123号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第123号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第124号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第124号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第125号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第125号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第126号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第126号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第127号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第127号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第128号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第128号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第129号について討論を行います。   通告にありました原案に反対の討論を許します。   10番、竹内喜代嗣君。           〔10番 竹内喜代嗣君登壇〕 〇10番(竹内喜代嗣君) 私は議第129号 村上市下水道条例の一部を改正する条例制定について反 対意見を表明いたします。   理由は、先ほどもお尋ねしましたが、加入金はどうするのか、どう統一していくのか、全く議論 も説明もされなかったということが判明いたしました。神林地区の加入金は徴収しないということで 今まできたのですが。そしてそのかわりに高い下水道料金ということで設定をしてまいりました。そ の結果、合併前までの年次に加入した世帯については、村上地区と比べても加入金以上に支払うとい うようなことが現実に達成できたということを質問の中で伺っております。今回の条例改正では統一 料金に近づくということで積極的な側面はあるのですが、私は料金統一についてはやはりもっと拙速 にやるべきだったと、早くやるべきであったというふうに考えております。   後ほど上水道会計の問題で発言もいたしますが、こうして住んでいる住民が全てひとしく同じ恩 恵をこうむるという、自治法の精神にのっとったことが速やかに行われることが一番必要なことかと、 求められることかと思います。また、上水道料金でも言えることではありますが、市民の意見、今パ ブリックコメントと申しますが、一切そういう市民の意見を聞く場も設けずにこの改定に至っており ます。このことも反対の理由につけ加えさせていただきます。遅きに失した、そしてまたパブリック コメントを求めずに行った、これでは納得できないということであります。   反対討論を終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで討論を終わります。   これから議第129号を起立により採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議第129号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第130号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第130号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第131号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第131号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第132号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第132号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第133号について討論を行います。   最初に、通告のありました原案に反対の討論を許します。   16番、姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君)  議第133号、そしてまた私は議第134号も同じものでございますので、反対 をいたす所存でございますが、その反対討論を行います。   今回の議第133号の上水道料金の改正とあわせて、今定例会では下水道の料金の改定も先ほど行 われました。先ほどの下水道並びに集落排水処理施設の料金改正もありましたが、下水道関係につき ましては、10立方メートルまでの基本料金を平成30年度までの間に統一するものであります。そして メーンであります従量料金につきましては、平成30年までの基本料金の統一するまでの間で十分にま た検討するとの回答が出ておりますので、私はその件については賛同いたしました。   しかし、上水道の場合は今回の条例によると、来春から一気に料金の改正が実施されることにな りますが、そのことは特段の私は不満を持っているわけではございません。料金の改定の度合いが地 域間の不平感をあらわしているように思います。   例えば先ほど委員長報告でもございましたが、水道管の口径が13ミリ、一般家庭で。平均的な水 道料金が30立方メートルの場合をまず考えてみることにしますと、村上地区では現在そうだと3,500 円ですが、今度3,900円になります。400円のアップ。荒川地区では3,200円が今度3,500円になります。 300円のアップ。神林地区では現在4,900円が4,700円となって200円の減額。そしてまた朝日地区では 現在5,550円が5,100円となって450円の減額。そして最後に山北では現在5,000円が今度3,400円、一 番安い金額になります。1,600円もの減額になります。   上水道の提供に至っては村上、荒川はもともとほかの地域よりも安価な料金で提供できておりま したが、アップすることに何ら私は問題は感じておりませんが、それにしても荒川と村上が同じ料金 になったほうがよろしかったのではないかなと、私は思いました。同じアップするも村上が例えば3, 900円となるのに、荒川では現行の今の村上の3,500円になるわけです。これは村上地区の人からちょ っと不満が出るのではないかなと思います。ですから、2つあわせて同じ線で同じ料金でやるという のが私は料金統一の目的かなと、こういうふうに思います。あとせめて村上と荒川は3,700円で統一 するというのが私の考え方にあります。   また、神林、朝日、山北、3つのところ。これはそれぞれ減額でありますけれども、今言ったよ うに金額差が大きゅうございます。神林は4,900円が4,700円に、朝日は5,550円が5,100円に、何度も 言いますが、山北が5,000円が3,400円に、神林200円減額、朝日450円減額、それなのに山北だけが1, 600円もの減額、これはまさに山北だけが合併したことによって、上水道も棚からぼた餅みたいな話 になってしまうのではないでしょうか。   市長、市長が地元山北をこよなく愛していることはわかりますが、こういうふうな料金ではひい きの引き倒しとなり、本当に住民感情の反感をあおるだけではないでしょうか。恐らく各地区でこの 料金の説明に行ったとき、私が今言ったような本当に不満が住民から出てくるような気がいたします。 せめて朝日、山北、神林の3地区も統一して、例えば4,700円に統一するとか、こういったぐあいで 今まで簡易水道をメーンでやっていた朝日とか神林、山北も4,700円、もともと高かったわけです、4, 700円。そして荒川と村上は一緒にするというようなことがやれれば、料金の統一に少しでも近づい ていくのではないかなと、こういうふうに思う次第でございます。   このようなことからなぜ検討を重ねてきた料金改正がこれほどに違いが出るのでしょうか、不思 議でなりません。再度煮詰めていただきまして、もう少し検討して正常な料金改正をこの12月の議会 にでも、本当に差をもうちょっと協議していただいて上げてきていただければ、思い切って本当に来 年の4月から賛同できるなと、こういうふうに思いました。   私は料金の統一、今やろうとしていることを否定しているのではないのです。今出された議案が 余りにもばらばら、内容が、料金が。もう少し近づける努力もなさってもいいのではないかと、こう いうぐあいでやっていることを否定しているのではないのです。ぜひ来年の4月1日からすばらしい 料金で何とか近づけれるように、もう一度ここ二、三カ月努力していただいて、料金改定の方向性に 進んでいただければなと。   そして議員我々も住民にきちんと説明のできる、言われます、なんで山北は1,600円も減額する のって言われますよ。これはやっぱりかえてもらいたい、こういうことで私は反対討論しております。 議案そのものを全部だめと言っているのではないのです。もう一回さらに出し直していただきたい、 こういうことでございますので、議員皆さんの考え方をひとつよろしく反映させていただきたいと思 います。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告のありました原案に反対の討論を許します。   10番、竹内喜代嗣君。           〔10番 竹内喜代嗣君登壇〕 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは反対討論をいたします。   4点の問題を指摘したいと思います。1つ目は、下水道条例の改定でも申し上げましたが、パブ リックコメントが一切なく断行された改定計画だということであります。   2つ目は、私も説明文書等をよく読みまして驚いたのですけれども、全く料金統一にはならない、 5年後にもばらばら、これでは10年間料金が別々という、恐らく全国でもまれな合併に伴う料金統一 の形態だと考えます。これでは全くコンプライアンスから考えておかしい。   全く同じことでありますが、3つ目です。地域で料金が違うということは、市長は全然はなもひ っかけてくれませんでしたが、私一般質問で料金が違うということでは最高裁の判例がありますよと、 それ違法なのだという判例があります。普通公務員というのは憲法や最高裁判例を尊重して法令を遵 守して仕事をするのが当たり前でありますが、当市ではそんなことは全く問題になりません。   最後に、料金改定案を提出するに当たってコスト管理がまるで不明確。これから5年間どのよう な設備投資をするのか、私上水道局長に直接お尋ねをしました。そうしたところ、多額の投資がこれ から計画をされていくそうであります。しかし、そのことが委員会では一切報告もされない。おかし いのではないでしょうか。多くを述べてもしようがないので、この4点にわたりまして私は納得でき ないので、反対をいたします。   簡易水道改定についても同じ料金が設定をされますので、同じく反対をしたいと考えております。   以上、反対討論といたします。 〇議長(板垣一徳君) これで討論を終わります。 これから議第133号を起立により採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議第133号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第134号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議第134号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第135号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第135号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第136号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第136号は委員長報告のとおり可決されました。   2時50分まで休憩します。           午後 2時37分  休 憩                                                        午後 2時50分  開 議 〇議長(板垣一徳君) それでは、休憩前に引き続き会議を再開をいたします。                                              日程第7 議第137号 平成25年度村上市一般会計補正予算(第5号)            議第138号 平成25年度村上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第2号)      議第139号 平成25年度村上市介護保険特別会計補正予算(第1号)        議第140号 平成25年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第1号)       議第141号 平成25年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第1号) 〇議長(板垣一徳君) 日程第7、議第137号から141号までを一括して議題といたします。   本案は、関係所管常任委員会に付託して休会中審査を願ったものでありますが、各委員長から審 査報告書が議長宛て提出されております。   最初に、総務文教常任委員会委員長から審査の概要についてご報告をお願いします。いわゆる13 7号から141号まで一括して議題にしますので、141号まで委員会の経過説明をしていただきたいと、 こういうことでございますので、3常任委員長さん、ご了承願いたいと思います。   総務文教常任委員会委員長。           〔総務文教常任委員長 木村貞雄君登壇〕 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) ただいま上程されております議第137号 平成25年度村上市 一般会計補正予算(第5号)のうち、当委員会所管分について、さきに報告しました議案に引き続き 審査をいたしました。その審査の概要と経過についてご報告申し上げます。   初めに、歳入全款について担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   歳入については質疑なく、続いて歳出に移り、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、総務費の一般管理費、例規データベース更新業務委託料で例規集の改正とホームペー ジの改正が終わっていないとのこと。どうして遅れたのかとの質疑に、契約のタイミングが遅れた点 と、新しい業者も含めた上での入札をかけていたので、新しい業者と既存の業者の両方が可能になる 日程で調整し、9月いっぱいまでかかり、今まで3カ月かけて更新させていただいていたのですが、 次回以降はそれよりも早くなるということで更新させていただいておりますとの答弁でした。   委員より、消防費の災害対策費で津波避難場所標識設置委託料の関係で、ハザードマップができ ないのにここだけ早目に実施したのかとの質疑に、今年度津波ハザードマップを作成し、配布するこ とになりますし、県から詳しいものはまだ来ていないが、前もっていただいたデータも持っています ので、海辺に近いところ、とりあえず7カ所設置し、県のデータ全部そろったところで全体的な計画 を作成し、整備していただくことになりますとの答弁でした。   そのほかさしたる質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第137号のうち、当委 員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決定しました。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   次に、市民厚生常任委員会委員長から審査の概要について報告を願います。   市民厚生常任委員会委員長。           〔市民厚生常任委員長 山田 勉君登壇〕 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) ただいま上程されています議第137号、平成25年度一般会計 補正予算(第5号)についてを議題として担当課長から議案の説明を受けた後、質疑に入りました。   歳入について、委員から、今後2カ所という話だがの質疑に対して、道の駅神林と道の駅朝日と の答弁でした。   委員から、これから電気自動車がふえると思うがの質疑に対しまして、県のビジョンにおいて来 年度は15台を予定しているとの答弁でした。   委員から、公的な施設だけれどもという話だがとの質疑に対して、民間も同じ。ただし、来年の 2月末まで申請しなければならないとの答弁でした。   歳出について、委員から、工事が終わっていますかとの質疑に対しては、前倒しで5月に終わっ ている。山北支所の建てかえ、カーブミラー、NTTの事故が多く、許可をしないことの答弁でした。   委員から、昨年の9月、山北において撤去されるが、わかっていたか。何で今なのかの質疑に対 して、山北支所の担当から急遽協議があって担当者同士のやりとりで、私が聞いたのは工事が終わっ てからでしたとの答弁でした。   委員から、NTTから今使用している場所はどのぐらいあるのかの質疑に対して、どのぐらいあ るかわかりませんとの答弁でした。   委員から、新エネルギーの関係の業者はこれからとの質疑に対して、電気関係の業者にお願いし て入札になりますとの答弁でした。   最後に、第15款について、委員より、補助金の支え合いについてどのような関係者が入っていま すかの質疑に対して、医師会から医師、総合病院から精神科医、介護事業所、病院の相談員、介護者 の代表、そして行政、内容的なものをつくっているとの答弁でした。   委員から、ファイルと言ったのは介護高齢課で保管するのかとの質疑に対して、ファイルと言っ たのは、必要な事項を認知症、家族の方、傾向、病院でファイルで情報を見て常に持ってもらうとの 答弁でした。   歳出、第3款について、委員より、人工肛門の装着する方がふえているのかの質疑に対して、人 数は1人ですとの答弁でした。   委員から、何年使うのか、入院中だけなのかの質疑に対して、一生ですとの答弁でした。   委員から、福祉バスはどこで使用しているのかの質疑に対して、山北地区で使用していますとの 答弁でした。   委員から、ラジエーターの故障はなぜ急に取りかえなければならないかの質疑に対して、このバ ス自体古いので、当初から見込めるものではない。年式もたっているとの答弁でした。   委員から、子宮頸がんワクチン受けている方、今現在の質疑に対して、6月末では33、7月が12 人、8月は6人ですとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対討論があり、起立による採決の結果、議第137 号は起立多数によって原案のとおり可決すべきものと決定しました。   ただいま上程しております議第139号 平成25年度村上市介護保険特別会計補正予算(第1号) についてを議題とし、担当課長から議案の説明を受けた後、質疑に入りました。   さしたる質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、議第139号は起立全員にて原案のとおり可 決すべきものと決定しました。   以上です。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   2番、尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) お尋ねします。   今委員長の報告の中で、冒頭に申し上げた歳入についてなのですけれども、歳入について2カ所 であると、何が2カ所なのかというのは聞いている側にとっては主語がないとさっぱりわからないの で、説明していただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市民厚生常任委員会委員長。 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) これから電気自動車がふえるがということで、大変ご無礼し ました。電気自動車の充電器です。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 21番、相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) すみません、委員なのでまとめ委員長にお任せしましたけれども、反対討論 がありというところに、さしたる意見なくと、反対討論が簡単に反対討論があったというだけ報告さ れているのです。それは私なのですが、やっぱりいろんな事業はみんな認めるけれども、あらかわ保 育園の指定管理料が5年間ここについているので、ほかのものは認めたのだけれども、反対させてい ただきますと、ちゃんと言っているので、その辺やっぱり委員長としてしっかりと言っていただきた いです。全てを否定して反対したかのように受けとめられますので、その辺はよろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市民厚生常任委員会委員長。 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) わかりました。 〇議長(板垣一徳君) ほかにございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   次に、経済建設常任委員会委員長から審査の概要について報告願います。   経済建設常任委員会委員長。           〔経済建設常任委員長 川崎健二君登壇〕 〇経済建設常任委員長(川崎健二君) それでは、議第137号 平成25年度村上市一般会計補正予算 (第5号)のうち、経済建設常任委員会所管分及び議第138号 平成25年度村上市蒲萄スキー場特別 会計補正予算(第2号)について、続きまして議第140号 平成25年度村上市下水道事業特別会計補 正予算(第1号)について、さきに報告した議案に引き続き審査をいたしました。   歳入につきましては、質疑はございませんでした。   次に、歳出について、第4款衛生費、第5款労働費、第11款災害復旧費につきましては質疑はご ざいませんでした。   第6款農林水産業費について、委員より、農地・水・自然管理支払い費を13団体からふえた理由 の説明をとの問いに、18団体活動し、国2分の1、県4分の1、市4分の1、これは田んぼの水路が 古くなり、水漏れをしないように改良したりするものですと。18組織ありましたが、5組組織追加で、 現在は23組織に交付金の配付しているとの答弁でした。   委員より、昨年12月に桑川の里山保存会が水路の確保をお願いに行きました。5月に常任委員会 で現場を見に行きました。そういう人たちにはそういう団体に入らないのかとの問いに、農振地域に 入っていなければならないということが前提になっていますとの答弁でした。   その後さしたる質疑はございませんでした。   第7款商工費、委員より、工業団地経費のうちで案内看板設置について、ブルボンの入り口につ いてはどうなりましたかとの問いに、国土交通省の村上維持出張所にお願いして言ってきた。要望と して承りましたという段階ですとの答弁でした。   その後さしたる質疑はございませんでした。   第8款土木費について、委員より、水辺の学校はどこにあるのかとの問いに、神林の荒川の橋を 渡る手前上流側にあるとの答弁でした。   委員より、お幕場森林公園の約1,000坪の駐車場はいつごろから取りかかるかとの問いに、予算 決議後の10月から取りかかり、年度内に、3カ月ですね、完成予定ですとの答弁でした。   その後さしたる質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で、議第137号、村上市一 般会計補正予算(第5号)のうち、当委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決定し ました。   次に、議第138号 平成25年度村上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第2号)を議題とし、担 当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、420万円のリース料は高過ぎる。大原鉄工所さんから借りるわけですが、その後交渉 しましたかとの問いに、正式にはこれからですとの答弁でした。   委員より、見積もりをとって420万円を下げる努力をしてくださいとお願いしたが、いまだかつ てやっていない。行政としての仕事が遅いというふうに感じますが、いかがですかとの問いに、予算 がついた後で値段についてはさらなる交渉をしていく予定ですとの答弁でした。   その後さしたる質疑もなく、討論もなく、起立による採決の結果、議第138号につきましては起 立全員で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第140号 平成25年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題とし、担当 課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、長寿命化計画の600万は瀬波の場合ですと、特定環境保全公共下水道事業のもの、今 後も出てくるはずですが、全体の計画はどのように捉えているのかとの問いに、浜新田のポンプ場か ら松林に向かって圧送管を入れているが、この圧送管の腐食が進んでいるので修繕をするものです。 これは特別な例で、パイプにつきましては50年の耐用年数と言われているので、特別に考えなくても いいと思います。なお、マンホールのふたは耐用年数で30年、今後長寿命計画をつくり、国に承認し ていただいて、その都度補助金を入れて直していく予定ですと。府屋処理区が一番古いので、そこか ら直していく予定ですとの答弁でした。   その後さしたる質疑もなく、討論もなく、起立による採決の結果、議第140号につきましては起 立全員で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第141号 平成25年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を議題とし、担 当課長より説明を受けた後、質疑に入りました。   さしたる質疑もなく、討論もなく、起立による採決の結果、議第141号は起立全員で原案のとお り可決すべきものと決定しました。   以上で報告を終わります。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決をいたします。   初めに、議第137号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告はいずれも可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸 君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議第137号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第138号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第138号は委員長報告のとおり可決されました。   最初に、議第139号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第139号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第140号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第140号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第141号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第141号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第8 議第142号 平成24年度村上市一般会計歳入歳出決算認定について         議第143号 平成24年度村上市土地取得特別会計歳入歳出決算認定につい             て                                 議第144号 平成24年度村上市情報通信事業特別会計歳入歳出決算認定に             ついて                               議第145号 平成24年度村上市蒲萄スキー場特別会計歳入歳出決算認定に             ついて                               議第146号 平成24年度村上市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定に             ついて                               議第147号 平成24年度村上市国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算             認定について                            議第148号 平成24年度村上市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定             について                              議第149号 平成24年度村上市介護保険特別会計歳入歳出決算認定につい             て                                 議第150号 平成24年度村上市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認             定について                             議第151号 平成24年度村上市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につ             いて                                議第152号 平成24年度村上市集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定に             ついて                               議第153号 平成24年度村上市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定に             ついて                               議第154号 平成24年度村上市上水道事業会計決算認定について     〇議長(板垣一徳君) 日程第8、議第142号から議第154号までの13議案は、平成24年度各会計の決 算認定についてであります。これを一括して議題といたします。   本案は、いずれも関係所管常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものでありますが、各委 員長から審査報告書が議長宛て提出されております。   最初に、総務文教常任委員会委員長から審査の概要について報告をお願いします。   総務文教常任委員会委員長。           〔総務文教常任委員長 木村貞雄君登壇〕 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) ただいま上程されております議第142号から144号までは、9 月17日、18日の両日にわたり審査いたしました。その概要ついてご報告申し上げます。   議第142号 平成24年度村上市一般会計歳入歳出決算認定についてのうち、当委員会所管分を議 題とし、初めに歳入について担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、地方交付税の合併算定額の資料をお願いしたのですが、平成19年度ベースで当時のそ れぞれの市町村交付税額よりも、平成24年度ベースで合併算定額を計算してもらった資料を比べると、 交付税がふえているのではないかとの質疑に、いろいろな要素があり、地方交付税の制度も変わって いますし、過疎債の元利償還金は7割が交付税に算入されますので、それらが積み重なっていきます と、ふえている状況でございますとの答弁でした。   委員より、教育費県補助金の被災幼児就園支援事業補助金はどんな形で支援しているのかとの質 疑に、市内幼稚園の3人が対象で、保育料の全額を県から補助として該当者に補助金として出してい るとの答弁でした。   そのほかさしたる質疑なく、次に歳出の審査に入りました。歳出全款について担当課長から説明 を受けた後、質疑に入りました。   質疑は款ごとに行い、第1款議会費、第2款総務費、第9款消防費について質疑を諮りましたが、 質疑なく、第10款教育費に移りました。   委員より、学校スクールバスの運転業務委託料、入札で毎年単価が下げられているようですが、 バスの運転者の賃金はとの質疑に、通学業務委託料はバスを含めた部分で、運転業務委託料はバスの 運転手だけの委託料です。3年間の長期継続契約の入札でその中で業者選定されております。運転手 さんの賃金については会社によって違うのでつかんでおりませんとの答弁でした。   委員より、生涯学習推進センターの施設管理委託料で警備会社になるのか、主に人件費なのかと の質疑に、委託については清掃委託になっております。発注する仕様書については面積の大きさや回 数が基準となっておりますとの答弁でした。   委員より、体育施設経費で設備維持管理委託料はスポーツクラブに支払われている委託料の一部 分になっているのかとの質疑に、設備維持管理委託料は指定管理をしていないところの分ですとの答 弁でした。   また、委員より、働いている人の労働条件、年収はとの質疑に、ウェルネスむらかみは給与4名 で876万円、人件費で1,083万円ですとの答弁でした。また、ウェルネスむらかみも希楽々もただ4等 分しているのではなく、資格によって4名の給与に差が生じてきますとの答弁でした。   委員より、教育振興費の言葉と心の相談室で、療育指導員報酬は何人かとの質疑に、2名の報酬 ですとの答弁でした。   また、委員より、同じところに保育士賃金、この方も一緒に勤務されているのかとの質疑に、こ とばとこころの相談室には市の職員1名、療育指導員2名、保育士臨時2名の5名がおりますとの答 弁でした。   委員より、相談は出向いてするのか、訪ねてきてしているのかとの質疑に、主に村上小学校にお いでになってやっているとの答弁でした。   また、委員より、広域になって悩みを持っている人が広範囲になってきている。村上小学校でだ け相談するということであるが、山北中学校もありますとか、いろんなことを考えなければならない のではとの質疑に、ことばとこころの相談室には保護者が行くということが前提となっています。今 後これが広くニーズがより高まっていくことが予想されないわけではありません。運営のあり方を検 討していくことが必要であると思っています。現在ことばとこころの相談室からその問題は指摘され ておりませんとの答弁でした。   ほかにさしたる質疑なく、次に、12款公債費から財産に関する調書までを一括して質疑に入りま した。   質疑なく、討論を求めましたところ、賛成討論1件あり、起立採決の結果、起立全員で議第142 号のうち当委員会所管分については認定すべきものと決定しました。   続いて、議第143号 平成24年度村上市土地取得特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、 担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第143号は認定すべきものと決定しまし た。   続いて、議第144号 平成24年度村上市情報通信事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題 とし、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第144号は認定すべきものと決定しまし た。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   次に、市民厚生常任委員会委員長から審査の概要についてご報告を願います。   市民厚生常任委員会委員長。           〔市民厚生常任委員長 山田 勉君登壇〕 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) ただいま上程されております議第142号 平成24年度村上市 一般会計歳入歳出決算認定についてのうち、市民厚生常任委員会所管分を議題とし、担当課長から説 明を受けた後に質疑に入りました。   歳入について、委員から、チェック体制を見直すと言っておりますが、今回の決算審査では24年 度は返していない、山北では未収ではなかったか。どこかで見つけられないかとの質問に対して、こ れまでの事務の流れに正規職員、月額5,000円徴収事務担当者に持ってきてもらう。本庁、支所銀行 窓口に入金、今回は4月、5月、6月入金している。7月から未納、毎月調定という形で決算の時期 まで私どものほうで未納だと確認ができなかったとの答弁でした。   委員から、不祥事は不祥事、合併当時からルーズ決算では未収金として今回は保育所事務が緩く なっているところがある。償還しなければならないとの質疑に対して、おわびを申し上げる。保育士 現金をさかして天引きするか、現金を取り扱うか徹底する。今後このようなことがないようにとの答 弁でした。   歳出について、委員から、寿山荘とあかまつ荘で利用されたあかまつ荘を施設を拡充して充実さ せて、今以上に立派にするのかとの質疑に対して、寿山荘の再開の予定はない。あかまつ増設の部分 を検討していた。あかまつ荘自体の利用、老人福祉施設として利用できない部屋も、また朝日地区の 人の利用も温泉療法の利用で考えているとの答弁でした。   委員から、健康づくり自治体の核をつくる保健師の担当何人ぐらいとの質疑に対して、地区にも よるが山北では2,000人、村上では4,000人との答弁でした。   委員から、今現在母子会があった。今の会員数はの質疑に対して、減少のため解散していますと の答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立による採決を行った結果、議第142号は起立多数にて原 案のとおり認定すべきものと決定しました。   ただいま上程されております議第146号 平成24年度村上市国民健康保険特別会計歳入歳出決算 認定についてを議題とし、担当課長から議案の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、国保運営審議会の前議員が出ていた国保運営審議会、原則公開質疑に対してお知らせ はしていない。非公開とはいうわけではないのと答弁でした。   また、委員から、交付金減額になっていく。基金がたまっても一般会計の繰入金が限りなくゼロ にならないとの質疑に対して、繰入金現在国保特別会計4億程度、全て交付税の法律で定められてい る分、補填分としてもらっているとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立による採決の結果、議第146号は起立多数にて原案どお り認定すべきものと決定しました。   ただいま上程しています議第147号 平成24年度村上市国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決 算認定についてを議題とし、担当課長から議案の説明を受けた後、質疑に入りました。   さしたる質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、議第147号は起立全員にて原案のとおり認 定すべきものと決定しました。   ただいま上程されております議第148号 平成24年度村上市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決 算認定についてを議題とし、担当課長から議案の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、保険証、国保でやっていた記憶はあるかとの問いに対して、75歳以上の方は後期高齢 者で、以下の方は国保でとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立による採決を行った結果、議第148号は起立多数にて原 案のとおり認定すべきものと決定しました。   ただいま上程されています議第149号 平成24年度村上市介護保険特別会計補正予算歳入歳出決 算認定についてを議題とし、担当課長から議案の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、地域の茶の間全国大会があるとの質疑に対して、具体的な案内はないとの答弁でした。   委員から、この地域に介護にかかわる現場でご苦労されている意見交換についての質疑に対して、 具体的な民営、福祉会、そちらのほうで年1回向こうから要請で懇談、事務所、事業所と直接ケアマ ネ連絡会などの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立による採決を行った結果、議第149号は起立多数にて原 案のとおり認定すべきものと決定しました。   ただいま上程されております議第150号 平成24年度村上市介護サービス事業特別会計補正予算 歳入歳出決算認定についてを議題とし、担当課長から説明を受けた後に質疑に入りました。   委員から、この4月から上海府の雪割草指定管理業者と連絡としていますが、支え合い生活協同 組合との質疑について、業者と連絡はとっていませんとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立による採決を行った結果、議第150号は起立全員にて原 案のとおり認定すべきものと決定しました。   以上です。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   21番、相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) すみません、また委員で申しわけないのですけれども、委員長の議第142号 の平成24年度村上市一般会計歳入歳出決算認定の報告の中で、保育士現金というか、保育士の現金と いう表現があったのですが、それは歳入の民生雑入の正式には保育園保育士等給食費負担金のことで はないかと思うのですが、保育士現金だけでは何を言っているのかわからないのです。ちょっと原稿 を確認してほしいのですけれども、私は保育士現金と聞こえたのです、ちょっと見ていただけません か。 〇議長(板垣一徳君) 市民厚生常任委員会委員長。 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) 今言ったとおりです。 〇議長(板垣一徳君) 1番、渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) ただいまの委員長報告の中に議第149号と議第150の中で補正という言葉使わ れていましたけれども、決算認定でありますので、それを訂正をお願いしたいと思いますが。 〇議長(板垣一徳君) 市民厚生常任委員会委員長。 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) 了解しました。 〇議長(板垣一徳君) ほかにございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   最後に、経済建設常任委員会委員長から審査の概要について報告を願います。   経済建設常任委員会委員長。           〔経済建設常任委員長 川崎健二君登壇〕 〇経済建設常任委員長(川崎健二君) 議第142号 平成24年度村上市一般会計歳入歳出決算認定に ついてのうち当委員会所管分を議題とし、担当課長から説明を受けた後、歳入についての質疑に入り、 歳入についての質疑終了後、歳出についての説明を受けた後、歳出に入りました。   歳入については、さしたる質疑はございませんでした。   次に、歳出について、第5款労働費、第8款土木費、第11款災害復旧費に関しましては質疑はご ざいませんでした。   第4款衛生費、委員より、高速アクセス道路の整備事業で高速道路への乗り口で荒川胎内イン ター左折も信号待ちをしなくてはならない。常時左折できるようにできないものかの問いに、荒川の ところは地元からも要望があり、県に要望に行ってきた。胎内市と連名で要望を上げるが、今後詰め ていきたいとの答弁でした。   その他さしたる質疑はございませんでした。   第6款農林水産業費について、委員より、村上牛の話があったが、昨年と変わったことがない。 予算面での配慮がないのはいかがかとの問いに、昨年と変わったところがないということ、事業補助 金を1頭当たり2,000円補助していたが、何とかしたいということで今年度は倍の4,000円とし、少し でもカバーしていきたいなと思っている。いろいろなアイデアを出しながら指導しているが、解決策 が出てこないと。後継者対策が問題で、来年度に向けて指導していくとの答弁でした。   その後さしたる質疑はございませんでした。   第7款商工費、委員より、海水浴場経費について、村上市に海水浴場はどのぐらいあるのかの問 いに、現場作業員の賃金が出ているのは山北、瀬波温泉、岩船との答弁でした。   委員より、瀬波温泉の監視員に駐車場整備もしてくれと回された。それでよいのかの問いに、海 水浴場の監視のみだが、1日中混でんでいたのでそのようなことがあったかもしれないとの答弁でし た。   委員より、海水浴場が混んだ日には監視員をふやさないとの問いに、よくわかりました、了解し ましたとの答弁でした。   委員から、村上の海開きは7月の大体16から17で夏場1カ月の勝負です。舞鶴では6月に入ると すぐ海開きをする。夏至の日をめがけて海開きをすると2カ月ありますと。経済効果を考えればそう いうやり方もよいのではないかの問いに、検討したいとの答弁でした。   その後さしたる質疑はございませんでした。   以上で質疑を終結し、討論を求めたが討論もなく、起立よる採決を行った結果、議第142号のう ち当委員会所管分については起立全員にて原案のとおり認定すべきものと決定しました。   議第145号 平成24年度村上市蒲萄スキー場特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、担 当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   さしたる質疑はなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第145号は原案のとおり認定 すべきものと決定しました。   次に、議第151号 平成24年度村上市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、 担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、歳入の不納欠損額173万円というのがありますが、負担金ということは20万円の口か との問いに、20万円の口ですとの答弁でした。   その後さしたる質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第151号は原案のとお り認定すべきものと決定しました。   次に、議第152号 平成24年度村上市集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題と し、担当課長より説明を受けた後、質疑に入りました。   さしたる質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第152号は原案のとおり認定 すべきものと決定しました。   次に、議第153号 平成24年度村上市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題と し、担当課長より説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、水道管を家の脇まで持って行くのは行政が持って行くのかの問いに、基本的にはその とおりです。簡易水道事業につきましては、家の道路までの管布設は行政で行うとの答弁でした。   その後さしたる質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第153号は原案のとお り認定すべきものと決定しました。   最後に、議第154号 平成24年度村上市上水道事業会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、 担当課長より説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、下水道使用料の欠損額、水道料金、同じ方が滞納していると思うが、横の連絡はして いるのかの問いに、徴収については上下事業会計において行っております。下水道から委託を受けて やっていますので、十分に把握していますとの答弁でした。   委員より、片方だけ払って片方払わないという人はいないと思うが、滞納している人は徴収員に 任せてどういうような取り立てを考えているのかの問いに、滞納1カ月後督促状、2カ月、3カ月後 には催告書、その後給水停止予告、最後には給水停止。払えない人には確約書また誓約書を書いても らって停止を解除しているとの答弁でした。   その後さしたる質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第154号は原案のとお り認定すべきものと決定しました。   以上で報告を終わります。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから順次討論の後、起立により採決をいたします。   最初に、議第142号について討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   10番、竹内喜代嗣君。           〔10番 竹内喜代嗣君登壇〕 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは、24年度一般会計決算認定についての反対討論を申し述べます。   9月議会の任務は前年度の決算を精査して、来年度予算を展望することにあると私は考えます。 それでは24年度は市民の要望にどう応えたのでしょうか。4つの大きな問題があったというふうに私 は考えます。   1つ目は、ごみ処理場の建設の問題であります。発電設備は過大な施設であり、今後考えられる ごみの減量化やあるいは地球温暖化に対応するようなごみ対策が考えられるときに、私は過大な施設 であるということで指摘をいたしました。   2つ目は、一般質問でも申し上げましたが、24年度に区長要望で市道橋の補修要請を行っており ます。それを昨年12月にできない、ひどくなれば通行どめと文書回答しています。その一方で24年度 には道路等の陥没や側溝のふた等の整備不良による瑕疵での通行者への損害については弁償責任があ るとする態度でありました。これには大きな問題があると考えます。   3点目、市民の防災対策では石川に流れ込む岩船上大町排水路、正式名称私よくわからないので、 こういうふうに呼ばせていただきますが、この出口に逆流防止設備が壊れたままになっていると、石 川が増水すれば石川の増水した水が岩船の市街地に流れ込むというふうなことを放置していたという ことが明らかになりました。これでは岩船地区に対する防災対策に重大な問題があったと考えます。   そして最後の4点目、村上市事業の指定管理という名の民間委託と、500人を超える臨時職員の 増加はとまりません。業務に携わる臨時職員は5年で首であります。正職員化するか解雇するかの選 択でありますから、当然首でありましょう。若者たちが結婚をして子どもを産み育てるような待遇が これで保証されていると言えるでしょうか。まさしく官制ワーキング・プアを市みずからがつくり出 していると言えるのではないでしょうか。指定管理制度でも市側の対応に問題があると私は考えます。 法では指定管理者に市が指揮命令はできません。指定管理者が労働者の就労条件をどのようにするか は指定管理者に法違反がない限り、市は干渉できません。これらは自治法通達で明らかであるという ことを私一般質問で、公契約条例の制定が必要だということで指摘をいたしました。   しかしながら、今議会におきましても指定管理について議論はされていますが、まるで欠落をし ている。指揮命令をしてあらかわの統合保育園の委託を遂行するというような態度表明をしています。 これらについてはしかるべき公的機関の判断を仰ぐ必要があると私は考えております。24年度決算に はこのような点が大きな4点があるかと考えます。   そしてこの問題点を踏まえた上で今年度に、そして26年度に何が必要か明白ではないでしょうか。 防災と福祉に強い政策への転換が必要だと考えます。その大きな分かれ道、問題点は、駅周辺の開発 事業は断念をすべきではないかということであります。なぜそのことを訴えるかと申し上げますと、 第1に合併合意事項にない事業であります。ちなみに私調査いたしましたら、亀田町では120億円の 予算で亀田駅の橋上化と周辺整備を行いました。駅の橋上化には35億円の市の負担ということだった そうであります。その結果、今10年後どうなっているかと言えば、亀田町の駅前商店街では経済効果 はゼロという結論が出ています。口々に商店街の方は何の効果もなかったとおっしゃっているという ことでありました。何がよかったかと言えば、駅裏の専門学生が鉄道を利用して乗り降りするわけで ありますが、その人たちが便利になった程度ということだそうであります。村上駅の橋上駅というの は、これはつまり橋でありますから、全て自治体負担となります。待合室もありません。わかりやす く言えば、歴史と文化のまちの玄関がなくなってしまいます。駅周辺で大事なことだということで、 移転する村上総合病院のためというのであれば絵に描いた餅、医者のいない病院にならないような施 策に今全力を挙げて協力すべきではないでしょうか。   そして最後に駅周辺事業が自転車と歩行者の歩道橋をつくるということであれば、どれだけの経 済効果があるのか、私は理解できません。したがいまして、今急ぐべき判断は駅周辺開発事業は断念 すべきだと考えます。   以上、24年度一般会計決算に対しての反対討論といたします。 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告のありました原案に反対の討論を許します。   21番、相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) 議第142号 平成24年度村上市一般会計歳入歳出決算認定について、反対の 立場で意見を申し上げます。   決算額、歳入329億5,050万7,590円、歳出317億9,798万7,669円、差し引き残高11億5,251万9,921 円、差し引き残高は平成23年度より2億4,631万3,762円少なくなっています。収入未済額は5億3,73 9万2,678円、不納欠損額は2,947万1,856円、負債残高は319億5,268万2,000円となっております。市 税は収入済額67億4,628万6,768円、徴収率92.7%、収入未済額5億312万9,184円、4.9%減少してお ります。滞納者実人数2,949人、不納欠損額2,838万148円、16.0%減少となっております。平成24年 度は国の扶養控除の見直しにより、ゼロ歳から15歳、33万円控除が廃止され、対象は予算時の試算で 5,814名、16歳から18歳まで45万円控除が33万円に下がり、対象は予算当時試算で1,485名、約1億2, 580万円の増になる見込みと予算の反対討論で述べましたが、現在約1億1,212万円の増となりました。 つまり市民の暮らしに負担増が重くのしかかったのです。   次に、事業面で述べさせていただきます。公害対策で臭気測定検査委託料があります。観光のま ちであるのに、朝に夕に風向きで嫌なにおいがします。市民から苦情がたくさん来ています。一部で は集落の方と市職員、県の普及センター指導員で立ち入り調査をし、点検し、業者の協力で改善に努 力しているところもあるようですが、抜本的に問題解決のため関係する課の間で真剣に解決のために 取り組んでいただきたい。   次に、畜産振興の村上牛生産振興ですが、高齢により後継者がなく廃業した方が数名おられるそ うです。ブランドとしての村上牛は関係者の今日までの努力の積み重ねの結果です。行政として今な すべきことは何か、先を見据えた政策、支援が求められております。   次に、道路対策事業で橋梁長寿命化修繕計画策定業務委託料があります。857橋あり、平成24年 度末時点で573橋が点検、計画済み、平成25年度予定で162橋、次年度以降予定で122橋残っておりま す。現在緊急対応を要する橋梁は3橋、今後さらにふえていくことでしょう。安全、安心できるまち づくりのためにも点検は急ぐべきと考えます。   次に、歳入の民生雑入で保育園保育士等給食費負担金1,598万2,750円があります。しかし、山北 2つの保育園分、平成24年度7月から平成25年の3月まで127万4,000円、延べ273人分が実際は収入 未済額、つまり未納でした。平成25年7月下旬に職員の不祥事が発覚するまでなぜ山北支所も福祉課 も気づかなかったのでしょうか。このことは市民厚生常任委員会でも指摘されましたが、事務処理、 現金の扱いに甘さがあったのではないのでしょうか。決算審査に当たって保育園保育士等給食費負担 金実績表をつくっていただきました。表のようなものがつくられていたならば、平成24年7月に気づ いたのではないでしょうか。なぜ不祥事がこうも続くのでしょうか。合併前の住民説明会では、合併 すれば専門知識を持った職員や技術者がふえ、職員の政策能力、そして資質向上になると市民に話さ れていたのではないでしょうか、一体どうなっているのでしょうか。   次に、監査委員からの審査意見書の結びには、少子高齢化が今後ますます進行してくることが予 測される中、限られた財源で多様化する行政需要や新たな行政課題に対応するためには、将来を見据 えた計画的で弾力的な行政運営が求められる。合併関連特例措置の終了も目前に迫っている中で今後 の財政運営についてはさらに厳しい状況となることが予測されるが、村上市総合計画と村上市行政改 革大綱に基づいた計画的な事業の推進及び予算の効果的な執行により、地域の活性化と無駄のない簡 素で効率のよい行政の運営、安定的かつ健全な財政基盤の確立を重視していかねばならないとありま す。財政課資料から普通交付税の合併算定替え期間終了による影響額は、平成33年度には約26億5,00 0万円が減らされます。地方自治体の本来の仕事である住民の安全、健康、福祉を守る、このことを 忘れてはなりません。2040年の村上市の推計人口は約4万1,000人となっており、少子高齢化が今後 ますます進んでまいります。財政には限りがあります。市債を無責任にふやすことは許されません。 市民不在、不要不急の行政主導のまちづくりに進むことは許されません。市民への奉仕者であること の自覚を市長みずから全職員が今こそ認識しなければならないと考えます。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) これで討論を終わります。   これから議第142号を起立により採決いたします。   本案は各常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議第142号は原案のとおり認定することに決定をいたしました。   次に、議第143号を採決いたします。   本案は総務文教常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第143号は原案のとおり認定することに決定をしました。   次に、議第144号を採決をいたします。   本案は総務文教常任委員会委員長の報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第144号は原案のとおり認定することに決定をいたしました。   次に、議第145号を採決いたします。   本案は経済建設常任委員会委員長の報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議第145号は原案のとおり認定することに決定をいたしました。   次に、議第146号について討論を行います。   通告のありました。原案に反対の討論を許します。   21番、相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) 議第146号 平成24年度国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定に対する反 対討論を行います。   村上市は国民健康保険税を平成22年、23年と2年連続で引き上げました。本年度決算では歳入75 億7,901万2,000円、歳出74億5,974万5,000円、差し引き残高1億1,926万7,000円が繰り越されており ます。国民健康保険税の徴収率は76.6%、収入未済額は4億5,250万5,000円、平成23年度比で2.2% 減、滞納者実人数1,593人、不納欠損額は1,819万7,000円、43.3%減となっております。滞納処分の 執行停止などの納税緩和措置を行っていただいていることはありがたいことです。   国民健康保険給付等準備基金は2億210万6,000円となっております。平成22年、23年度と2年連 続で引き上げるときの説明とは現在全く違っております。つまり無理に引き上げ、市民に負担を押し つけたということではないのでしょうか。国保税の均等割が赤ちゃんから18歳未満の子どもにも3万 5,900円かかります。収入のない子どもですので、家族には大変重い負担となっております。軽減を 訴えてきましたが、市長は決して実施するとは言いません。愛知県の一宮市では均等割の18歳以下の 子どもを3割減免を実施しております。国民健康保険法第44条の窓口での一部負担金減免は、村上市 はモデル事業に手を挙げ、その後実施されておりますが、市民への周知が不十分です。この制度をも っと多くの市民に知らせる工夫をするべきではないのでしょうか。   村上市は負担軽減のために一般会計からの繰り入れはやっておりません。なぜしないのでしょう か。ちょっとさきの数字ですが、県内9市4町2村では一般会計からの繰り入れをやっております。 払いたくても払えないという市民の悲痛な叫びが市長には聞こえないのでしょうか。   厚生労働省は医療保険制度改革の今後のスケジュールを発表いたしました。2014年度に70から74 歳の医療費窓口負担を1割から2割に引き上げる。高額療養費については負担の上限額を見直すため 70から74歳の高齢者には窓口負担の2割とあわせてダブルパンチとなります。憲法25条の精神に基づ き、社会保障制度として国民の健康を守る国保税の会計はどこの自治体も現在申告になってきており ます。国庫負担金の引き上げを国に強く要望していただきたい、このことを望みまして反対討論とい たします。 〇議長(板垣一徳君) これで討論を終わります。   これから議第146号を起立により採決をいたします。   本案は市民厚生常任委員会委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議第146号は原案のとおり認定することに決定をいたしました。   次に、議第147号を採決をいたします。   本案は市民厚生常任委員会委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第147号は原案のとおり認定することに決定をしました。   次に、議第148号について討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   21番、相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) 議第148号 平成24年度村上市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定に ついて、反対の討論をいたします。   この制度は、75歳以上の高齢者が医療で差別され、現代のうば捨て山になると、不安いっぱいの 中、実施されました。年間18万円以上の人は年金より徴収され、特別徴収といいます。年間18万円以 下の人は納付書で納めることになります。普通徴収といいます。収入未済額は385万6,000円、滞納実 人数119人、不納欠損額は60万9,000円となっております。わずかな年金で質素に暮らしているお年寄 りを苦しめる、この制度の一日も早い廃止を望みます。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) これで討論を終わります。   これから議第148号を起立により採決をいたします。   本案は市民厚生常任委員会委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議第148号は原案のとおり認定することに決定をしました。   次に、議第149号について討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   21番、相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) 議第149号 平成24年度村上市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について 反対討論をいたします。   平成24年度の介護保険特別会計は、介護保険料の引き上げを前提とした予算であり、決算でした。 収入未済額は介護保険料の第1号被保険料1,469万2,000円、滞納実人数307人、不納欠損額は同じく 介護保険料の第1号被保険料248万9,000円となっております。厚生労働省は一定以上の所得がある人 の介護保険の自己負担を現在の1割から2割に引き上げる方針を決めております。年金収入が年間28 0万円以上か290万円以上の人を対象とすることで検討を進めています。また、厚生労働省は介護保険 で要支援と認定された高齢者に対する保険給付(予防給付費)の廃止を打ち出しました。2015年度以 降段階的に市町村任せの新しい地域支援事業に移すというもの、財源の規模はどんどんと縮小する仕 掛けとなっております。住みなれた地域や住まいで尊厳ある自立した生活を送ることができるよう、 質の高い保健医療、福祉サービスの確保、将来にわたって安定した介護保険制度の確立などと言葉だ けは言われておりますが、保険料を取られてサービスなしの深刻な実態の解消に今こそ行政、そして 関係者のご努力を望みます。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) これで討論を終わります。   これから議第149号を起立により採決をいたします。   本案は市民厚生常任委員会委員長の報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議第149号は原案のとおり認定することに決定をしました。   次に、議第150号を採決をいたします。   本案は市民厚生常任委員会委員長の報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第150号は原案のとおり認定することに決定をしました。   次に、議第151号を採決いたします。   本案は経済建設常任委員会委員長の報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議第151号は原案のとおり認定することに決定をしました。   次に、議第152号を採決をいたします。   本案は経済建設常任委員会委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議第152号は原案のとおり認定することに決定をしました。   次に、議第153号を採決をいたします。   本案は経済建設常任委員会委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第153号は原案のとおり認定することに決定をしました。   最後に、議第154号を採決をします。   本案は経済建設常任委員会委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議第154号は原案のとおり認定することに決定をしました。                                              日程第9 議第155号 村上市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する             条例制定について                     〇議長(板垣一徳君) 日程第9、議第155号 村上市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部 を改正する条例制定についてを議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) お疲れさまでございます。ただいま上程をいただきました議第155号につい て提案理由のご説明を申し上げます。   本案は、村上市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定についてであり ます。本定例会初日の諸般の報告で申し上げました職員による不祥事につきましては、議員各位並び に市民の皆様方に大変なご心配とご迷惑をおかけしたことに対しまして、改めておわびを申し上げる 次第であります。   この件に係る市長及び副市長としての責任を痛感し、私と副市長の給与についてこれまで行って まいりました減額の状況や他自治体の事例などを参考に算定いたしまして、平成25年10月より3カ月 間、それぞれ10%を減額するものであります。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(板垣一徳君) これから質疑を行います。   21番、相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 伺います。総務課長に聞けばいいのかな。   附則で条例の改正は何年の何月何日から施行するという、村上市常勤の特別職職員の給与に関す る条例の一部を改正する条例って、何回ぐらい施行するというのがあるものですか。私ちょっと条例 見てくるの忘れたのですけれども、わかりますか。   つまり不祥事があるたびに市長と副市長減給でこういうふうにして附則でいつから施行するとあ るでしょう。合併になってから何回ありますか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 今回で3回目であります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) たしか蒲萄スキー場の不祥事のときにも、このような形で3カ月の100分の1 0に相当する額と同じ金額をたしか提案されたようです。そのときに少ないのではないかと、私市長 に質問したのです、何回も繰り返されると。それでご本人たちは痛いかもしれないけれども、やっぱ り二度とこういうことを起こさないためにも金額をもっと、そこまではっきりは言わなかったのです。 言わなかったのですけれども、少ないというか、期間が短いというか、どっちか。とにかく軽いので はないかという表現をしたと思っているのです。それに対して市長は、ではどうだったらいいのです かと、私に再質問みたいな形で言われたのですが、私はそういう決める権限も何もございません。   そこで市長に伺いますが、不祥事があるたびにこういう形で一部改正が出されます。思い切って 額をもう少し金額をいっぱいにすると。つまり市長や副市長が本当に大変な思いだということを職員 にわかるようにしなければならないのです。後ろの川崎議員笑いましたけれども。つまり職員の受け とめ方が軽いのです。ですから、繰り返されるのです。市長、どのようにお考えでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず私と副市長が事あるごとに減額をさせていただいておりますが、職員は 決してそれに対して軽いとかそういう意識は持っていないと考えております。本当に職員たりとも申 しわけないなと、二度としないというような意識のもとに職務に励んでいることと思っております。   金額でございますけれども、先ほど提案理由で申し上げましたが、いろいろな手段等を考慮して 私がこの額あるいは月数が適当であるという判断のもとに提案しているものでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 現に蒲萄スキー場の問題がこの議会で議論されているとき、市長と副市長が 申しわけないと、この議場で謝っているときに、元山北の職員は2年間にわたって不祥事を働いてい たわけです。そしてそれがほかの部署でわからないで今日まで来たと。本庁に転勤になってきて初め て発覚したいという、そういうことがあるということで、私はやっぱりこの一部改正というのが軽い のだと思います。ですから、前回のときも軽いのではないかと言いました。   以上、申し上げて終わります。賛成はするつもりですけれども、やっぱり副市長と市長にこうい うことを何回繰り返すのだと、繰り返すのだという、そのことを問いたいわけです。ですから、軽い のではないかと、再度声を大きくして言わせてもらいます。   終わります。 〇議長(板垣一徳君) 16番、姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ご苦労さまです。3カ月ですね、これ見ると。10月、11月、12月と。合計金 額幾らですか。市長幾らで副市長幾らですか。減額される額。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) それでは、金額を申し上げます。   給料のほうでございますけれども、市長が23万5,800円、副市長が18万900円、そのほか12月手当 がございますので、この分で市長が14万105円、副市長が10万7,485円、合計で市長が37万5,905円、 副市長が28万8,385円でございます。           〔「合計」と呼ぶ者あり〕 〇総務課長(大滝和春君) すみません。今ちょっと合計を出していなかったのですが。市長の金額 については最後に申し上げた金額です。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そうすると、副市長で28万の市長で大体37万の66万ぐらいですかね、お二方 の。   私は、反対しようと思っているのです。軽いなというふうに判定しております、この判断は。そ もそも今相馬議員の答弁でもございましたけれども、3回目。3年ほど前に職員さんの時計の質屋へ 売って金銭にかえたという事件、これが第1回目だと思います、時計を、盗みを働いた。2番目、昨 年の蒲萄スキー場の件、そして3回目で今の公金の件。   尾形修平議員の質問に対して市長は告訴はしないということを言われていました。私は何が必要 かというと、市長、副市長のトップリーダーとして一番大事なこと、ガバナンス、この組織でガバナ ンスをどう構築するかが、もうそういう時期に来ています、3回目で。市長、副市長の給料が一時的 に下がればいいという問題ではないと思うのです。私は市長に言いたい。ガバナンス構築のために今 回の公金事件の件は告訴はしないという判断は市長の判断で、それはそれで私は認めます、いいです。 ただし、内部においてのほかのものがないか、相当なものに対して、今の公金横領に対しては特別調 査委員会を外部の方を入れて、例えば警察OBとか弁護士さんとか司法書士さんとか、そういう特別 な職についている方々を入れて、そして今回の公金横領についてしっかりと調査する。そしてそれを 市民にしっかりと公開する。それでどこが悪かったのか、今後こういうことのないためにはどうやれ ばいいのかということを、その外部の委員の人たちにしっかりと方向性を出してもらう、こういった 気はないですか、市長は。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 事件発覚後、副市長に命じてそれぞれの部署、当然でございますけれども、 支所、本庁に対しまして改めて徹底して調査をするように命じておりますし、もちろんガバナンスに ついても職員に徹底させるようにというようなことで命じて調査をいたしております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) コンプライアンスというのは、やっぱり遵守するその機運が高まらないと、 どうしても後々になってまいります。それにはガバナンスをどう直していくか、これがトップリー ダーとしての役割だと思うのです。旧村上市時代にいろいろとありますが、収賄事件ございました。 それは刑事告訴もされました。刑事に逮捕もされました。その中にいるときに特別委員会というのを トップリーダーが構築して、今後どうやったら職員のそういうガバナンス、コンプライアンスを守っ ていけるのかということで、それを直す意味でやったのは、もう旧村上の職員であればわかるとおり です。それからずっとよくなりました。市民に対するサービス向上も、そして組織としての対応も。   私が何を言いたいか。ここで市長、副市長がたかが3カ月、10%の給料を減額しても何も変わら ないと思います、そんなことしたって。そのお金を逆にそういったところの職につけれるような人に 委員会を立ち上げていただいて、そして我が身を外から直していただくというぐらいの迫力がない限 り、絶対おさまりません、ガバナンスを構築できません。そういうことを肝に銘じてやってもらいた いのですが、どうですか、市長。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいま申し上げたとおり、そういうようなことも含めまして徹底した調査 あるいは職員に対する意識等を植えつけていきたいと、そのように考えております。 〇16番(姫路 敏君) 終わります。 〇議長(板垣一徳君) ほかにございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。   姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) 討論を行います。   討論は議第155号、市長、副市長の給与を3カ月、10%減額することに反対いたします。なぜ反 対か、少な過ぎます。先ほど私、質疑席で言いましたが、このようなことで終わるのであれば簡単な 話です。減額すればいいのです、また出たら。そうではないです。もう既に皆さん3回目です、3回 目。減額するのは別に10月からでなくてもいいではないですか。一度取り下げていただいてもう一度 慎重に検討していただいて、1月からでもいいではないですか。私はこの減額した分のお金を外部の 調査委員の人たちにしっかりと報酬として与えて、そしてその方々に一度村上市の組織の職員として のガバナンスを見ていただこうではないですか。たとえそれが100万かかれば、その分減額すればい いです、市長、副市長の給与を。私はそういう考えです。それで初めて私はしっかりとしたコンプラ イアンスの形成が立ち上がるのだろうと思います。したがいまして、私は今回3カ月、10%をやる分 には、約65万円分ぐらいのものには反対していきたいと思います。   追加議案ですので、いろいろ考え方ありましょうけれども、いま一度そうかい、わかったよでは なくて、もう少し真剣に考えようではありませんか。3回目です。3回目にきたのが公金横領です。 ぜひ議員の皆さんの最良な判断をお願いしたく思っております。一度下げていただいて、もう一回検 討して出してもらおうではないですか。   よろしくお願いいたします。以上です。 〇議長(板垣一徳君) 賛成討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) なければ、反対討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。   討論を終わります。   これから議第155号を起立により採決をいたします。   本案は原案のとおり可決することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議第155号は原案のとおり可決されました。                                              日程第10 議員発議第12号 新聞への軽減税率適用を求める意見書の提出について        議員発議第13号 「森林吸収源対策及び地球温暖化対策に関する地方の財                源確保」のための意見書の提出について              議員発議第14号 地方財源の充実確保を求める意見書の提出について         議員発議第15号 私立高等学校の学費と教育条件の公私格差是正にむけ、                私学助成の増額・拡充を求める意見書の提出について        議員発議第16号 私立高等学校の学費と教育条件の公私格差是正にむけ、                私学助成の増額・拡充を求める意見書の提出について  〇議長(板垣一徳君) 日程第10、議員発議第12号から議員発議第16号までの5議案について一括し て議題といたします。   提出者から提案理由の説明をお願いいたします。   6番、川村敏晴君。           〔6番 川村敏晴君登壇〕 〇6番(川村敏晴君) それでは、皆様お疲れのところもうしばらくおつき合いを願います。   ただいま上程されております議員発議第12号から第16号については、いずれも当委員会で付託さ れた請願及び陳情に基づく意見書の提出でございます。   最初に、議員発議第12号についてでございますが、このたびの消費税増税に当たっては、新聞、 書籍などの果たす国民の知的レベルの維持向上を担保するため、複数税率の導入及び新聞への軽減税 率適用を強く要望するというものでございます。   次に、議員発議第13号については、当市議会の板垣議長が会長を務める全国森林環境税創設促進 議員連盟からの陳情に基づく意見書の提出についてでございます。昨年制度導入された地球温暖化対 策のための石油石炭税の税率の特例措置については、引き続き排出減対策のみに税財源が充当されて いることから、本市をはじめとした全国の市区町村が抱える山村地域の振興策を図るため、当該税財 源の一部を吸収源対策、いわゆる市区町村の保有する森林面積に応じて譲与する仕組みの構築を強く 求めるというものでございます。   次に、議員発議第14号については、本年5月に開催されました全国市議会議長会定期総会で決議 された、基礎自治体である市において住民サービスやまちづくりを安定的に進めるために、地方税財 源の充実確保を強く求めるというものでございます。   次に、議員発議第15号及び議員発議第16号については、私立高等学校の学費と教育条件について、 その助成の増額及び拡充を求める意見書でございます。本県においては、県独自の学費軽減制度を設 けているところでございますが、これの拡充及び私立高校の運営に係る経常費に対する助成の増額、 拡充を新潟県知事に、また国に対しては就学支援金制度の拡充及び私立高校の運営に係る経常費助成 の増額、拡充を要望するというものでございます。いずれも意見書例に記載のとおりでございます。 関係機関に対して意見書の提出を行いたいというものでございます。   以上、それぞれ会議規則第14条の規定により提出するものでございます。   賛成者については、それぞれ議案ごとの署名のとおりでございます。提出者はいずれも私、川村 敏晴でございます。一括して提案理由の説明を申し上げましたが、ご審議の上、ご決定賜りますよう よろしくお願いを申し上げます。 〇議長(板垣一徳君) これから一括質疑を行います。   16番、姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 議員発議の第12号です。私軽減税率は先ほども申し上げたように反対の立場 で討論いたしましたが、この意見書にはだから賛成はできませんが、ここで川村議員にお聞きしたい のですが、軽減税率を設けた場合、今あなたの複数税率の導入と新聞への軽減税率適用実現に向けて ということで一生懸命あなたが書いたのか、誰が書いたのかわかりませんが、書かれておりますけれ ども、インボイス方式が必要と考えられますが、そのことについて事務負担が相当ふえてまいります。 そのようなことの解釈はどういうふうにあなたは考えておりますか。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 先ほどの姫路議員の反対討論にも意見出ておりましたインボイスについての 件については、当委員会で意見書を作成する間に大きな問題として出てこなかったのも事実でござい まして……。 〇16番(姫路 敏君) あなたの考え方を聞いているのです。 〇6番(川村敏晴君) 委員会においてそのような意見もなかったものでございますので、私につい ても大きな深い思いというものについては、あなたほどないなという思いでおります。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) もう少し勉強していただきたいですね、私は、大変失礼な言い方ですけれど も。インボイス方式を取り入れるということは、非常に事務負担が多くなってくるというのは認識し ていただきたいのです。それはひとつ。   もう一つ、新聞の講読者が減っているのは、果たして消費税のせいだけなのでしょうか。新聞そ のものは今テレビでも今いろんなニュース番組がございます。ニュースキャスターみたいなのが出て きて。あるいはインターネットでもどんどん発信されて、無料サイトでどんどんいわゆる若者を取り 入れ込めるという状況にあります。ある議員も言っていましたけれども、企業努力もその一つなので はないかということも言われておりました。私は、この企業努力という部分なのですが、もし新聞に だけ、新聞にそういうのをやらせたら、軽減税率を導入されたら、それではいろいろな雑誌あります よね、書籍も今載っていましたけれども、そういったところの部分のどこで線を引きますか。いわゆ るハウツー本もあります、いろんな本があります、書籍とあなたここに書いてありますけれども。ど の書籍までは軽減税率の対象にしますか。ここだけ意見書を強く言うということは、どれとどれとど れと具体的に言えるぐらいのあなたには意見は持っているわけでしょう。それを教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) あくまでも委員会において意見書を提出しようということに基づいて、他市 の意見書等を参考にさせていただきました。議員指摘の書籍うんぬんについてはやはり他市の表現を 活用させていただいております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 議長、答弁になっていないのですよ。意見書の提出者は川村議員ではないで すか。委員会、委員会とかと言いますけれども。あなたが提出者でしょう、賛成者がだっと並んでい るわけでしょう。これ確かに委員会の人たちだかもしれませんが。基本的には意見書はあなたが提出 者なのです。だから委員会ではとか何とかではなくて、私は提出者であるあなたに対して質疑をして いるわけです。だからどこまでが書籍でどの部分の書籍に軽減税率が該当になって、どの新聞ならい いのか。例えば赤旗はだめだよとか。いわふね新聞はだめだよとか、新潟日報はオーケーだけれども、 読売はだめだよとか、いろんなものがある。新聞と名がつけば全部一緒なのか、それとも。書籍は小 説ものはだめですよと、しかしハウツー本はいいですよと、物事を教えてくれるから。いろんなもの があるのです。その線引きはどこにしようとしているのですかと、書籍という文字を使っているので す。   私は反対します、絶対に。こういう気持ちではないですから、私そのものは。だからそれを教え てくださいと言っているのです。わからなければわからないでしようがない。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 先ほども申し上げましたように、あくまでも細かい、委員会でも出ておりま したが、新聞に対しては大手大衆紙、それに類する書籍というふうなことも出ておりました。私自身 もどこからどこまでが線引きできるかということについては明確なものは持ち合わせておりません。 あくまでも意見書としての文書を作成するに当たり、他市の提出されたものを参考にさせていただき ました。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 最後に、企業努力ということを先ほど私も言いましたけれども、企業努力、 新聞社も先ほどある議員さん言われていましたけれども、やっぱり株式会社ではないか。いろんな意 味で講読者を広めていくことに努力していかなければならないのでしょうということからいうと、私 は新聞だけというわけではないと思うのです。そうやって考えてみると食品関係だってそういうこと は言えるだろうし、だからその辺の見解を考えたときに、企業努力というのと新聞社の立場というの はあなたはどういうふうに考えておりますか。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) やはり企業努力については、いかなる業種においても最善の努力をすべきで あると思いますので、新聞業界においても書籍業界においても最大の努力をすべきであると、このよ うに考えています。 〇16番(姫路 敏君) 軽減税率を入れなくても済むように努力していただきたいということも含め て、よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) ほかにありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから順次討論の後、起立により採決をいたします。   最初に、議員発議第12号について討論を行います。   姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) お疲れのところ大変申しわけないです。この軽減税率については複数税率の 導入も含めて賛成できるものではございません。本当にそういうものです。ヨーロッパのほうでも日 本に見習えというぐらいに日本の税率はすばらしいのです、5%でも。ヨーロッパのほう25%でもあ るところでも、もし日本の税率が10%にいくと、恐らくヨーロッパの総体的な消費税の税額以上に、 25%いったぐらいに日本は税収は上がるだろうと言われております。なぜかというと一律制です。そ してまた皆さんご存じのようにやっと消費税に、25年でなれてきました。したがいまして、私は新聞 社には、きょうもいらっしゃいますが、大変申しわけないのですけれども、軽減税率そのものにどう も賛成はできないということで。この意見書も村上市議会でというのは非常に私は切ないなと思って おります。そういう意味でいうといま一度考えていただいて、もう賛成になっていますから、請願の 時点で。どうにもならないのでしょうけれども、それでもいまいち考えていただいて、この意見書の 提出は少し見送っていただきたいなと、こういう意味で反対討論をいたします   以上です。 〇議長(板垣一徳君) ほかに討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。討論を終わります。   これから議員発議第12号を採決をいたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議員発議第12号は原案のとおり可決されました。   次に、議員発議第13号について討論を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。討論を終わります。   これから議員発議第13号を採決をいたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議員発議第13号は原案のとおり可決されました。   次に、議員発議第14号について討論を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。討論を終わります。   これから議員発議第14号を採決をいたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議員発議第14号は原案のとおり可決されました。   次に、議員発議第15号について討論を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。討論を終わります。   これから議員発議第15号を採決をいたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議員発議第15号は原案のとおり可決されました。   最後に、議員発議第16号について討論を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。討論を終わります。   これから議員発議第16号を採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議員発議第16号は原案のとおり可決されました。                                              日程第11 議員発議第17号 村上市議会会議規則の一部を改正する規則制定について 〇議長(板垣一徳君) 日程第11、議員発議第17号 村上市議会会議規則の一部を改正する規則制定 についてを議題といたします。   提出者から提案理由の説明をお願いをいたします。   5番、本間清人君。           〔5番 本間清人君登壇〕 〇5番(本間清人君) ただいま上程されました議員発議第17号について、提案理由の説明を申し上 げます。   本市議会ではこれまでも本会議のインターネット中継の導入、議員の賛否の公表の実施など、議 会基本条例に基づきより開かれた議会を目指して議会改革の取り組みを進めてきたところであります。 これのうち押しボタン式投票の導入については、議会中継システムの更新の際に、今後の導入に向け て議会にご協議を申し上げ、システム更新事業で設備を設けたところでありますが、このたびその運 用方法についてはさきに議員各位にご協議申し上げたとおり、次の議会から導入することといたした く、このたび会議規則に所要の改正を行おうというものであります。   改正の内容については、議案書別記に記載のとおりでありますが、第70条、起立による表決に、 新たに第3項として、押しボタン式投票の規定を加えるというものであります。   このたびの議案提出に当たっての賛成者は川村敏晴議員、平山耕議員、長谷川孝議員、相馬エイ 議員、大滝国吉議員、大滝久志議員でありますし、提出者は私、本間清人でございます。   以上、会議規則第14条の規定により提出するものであります。ご審議の上、ご決定賜りますよう よろしくお願いを申し上げます。 〇議長(板垣一徳君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから議員発議第17号について討論を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。討論を終わります。   これから議員発議第17号を採決をいたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議員発議第17号は原案のとおり可決されました。                                              会議時間の延長 〇議長(板垣一徳君) ここでお諮りいたします。   会議規則第9条第2項の規定によりまして、本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめこれ を延長したいと思います。これにご異議はございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) ご異議なしと認めます。   よって、本日の会議時間を延長することに決定をしました。                                              日程第12 議員発議第18号 消費税の増税を施行する前に実態経済を十分把握し「景                気条項」を最大限尊重することを求める意見書の提出に                ついて                       〇議長(板垣一徳君) 日程第12、議員発議第18号 消費税の増税を施行する前に実態経済を十分把 握し「景気条項」を最大限尊重することを求める意見書の提出についてを議題といたします。   提出者から提案理由の説明をお願いいたします。   25番、片野鉄雄君。           〔25番 片野鉄雄君登壇〕 〇25番(片野鉄雄君) 遅い時間すみません。ただいま上程されました議員発議第18号につきまして ご説明をさせていただきます。   今回私が消費税増税の問題を意見書として急遽取り上げさせていただきました点につきまして、 消費税は国政の場での話であるわけでありますが、村上の市会議員は消費税増税のことについては何 も考えていないのでしょうかという声を市民から多くいただきました。消費税がアップされますと、 当然地元の企業や市民の日常生活にも直接関係し、影響を与えますので、あえて急遽発議し、提案さ せていただいた次第であります。その点何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。   賛成議員は大滝久志議員、渡辺昌議員、鈴木いせ子議員、そして提出者は私、片野であります。   それでは、原案を朗読し、提案理由の説明とさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) ちょっと待ってください。機械が故障したみたいなので、暫時そのまま休憩 願います。           午後 4時57分  休 憩                                                         午後 4時57分  開 議 〇議長(板垣一徳君) それでは、休憩前に引き続き再開をさせていただきます。   片野議員。           〔25番 片野鉄雄君登壇〕 〇25番(片野鉄雄君) 消費税の増税を施行する前に実態経済を十分把握し「景気条項」を最大限尊 重することを求める意見書(案)であります。   10月1日夕方に安倍晋三内閣総理大臣が消費税の税率を来年の4月から5%を8%に引き上げる 方針を正式に表明する、と報道されています。   また、景気の腰折れを防ぎ成長戦略を強化する経済対策も併せて発表するとの事であります。   最新の世論調査を見ると、9月17、18日にフジニュースネットワークFNNと産経新聞社が合同 で行った調査では、57.4%が消費増税に反対で、79.6%の方が景気の回復を実感していないと答えて います。   また、9月24、25日に行ったANN、朝日ニュースネットワークの調査でもやはり、過半数の方 が消費増税に反対で、75%の方が景気の回復を実感していないと答えています。   私たち村上地域においても、さまざまな方に経済についてお聞きすると、景気が回復してきたと いう実感は殆どなく、仕事はあっても賃金単価が安く、給料は上がらず、むしろ経費が嵩んできて生 活が厳しい、という話が大方でした。   経済は、景気が回復し、会社も個人も所得が向上し、その結果納税額が増え、国の税収が増加す るのが本来の姿であると思います。   安倍内閣総理大臣、麻生財務大臣及び茂木経済産業大臣並びに関係省庁幹部の方々におかれまし ては、ぜひ、ようやく立ち直りかけてきた日本経済が、来春予定の消費税増税により「デフレからの 脱却」に失敗することにならないよう万全を期していただきたいと思います。   具体的には、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一 部を改正する等の法律、いわゆる消費税増税の法律であります。附則第18条第2項「消費税率の引き 上げに係る改定規定のそれぞれの施行前に、経済状況の好転について、名目及び実質の経済成長率、 物価動向等、種々の経済指標を確認し、前項の措置を踏まえつつ、経済状況等を総合的に勘案した上 で、その施行の停止を含め所要の措置を講ずる」という、いわゆる「景気条項」を十分尊重し、対処 されることを強く望みます。   以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   提出先は、内閣総理大臣、財務大臣、経済産業大臣であります。   よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) これから質疑を行います。   相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) ご苦労さまです。片野議員に質問させていただきます。   消費税の増税を施行する前にというこの最初の意見書の言葉がございます。つまり安倍首相は来 年の4月から引き上げるという考えを持っておりますが、その増税を施行する前にということは、4 月1日からという、その前にしなさいと、そういうことですか。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) その前にしなさいという意見書の内容ではございません。4月1日から実施 される以前に実態経済の状況を、さまざまな物価指数とか設備投資の動きとか、有効求人倍率とか、 そういった数値がはっきりあらわれる、そして感覚的にも景気がよくなったという、そういう実態経 済を十分把握し、そして実施していただきたいと、そういう意味でございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 引き上げる前に景気の条項を時間をかけてしっかりと各分野の状況を把握す ると、そのこと自体は大事なことだと思います。安倍首相は6カ月あるいは1年でも本当に少ないと 思うのです。それを強引に来年の4月から引き上げようとしているわけですけれども、今の片野議員 の説明ですと、消費税増税の施行を、4月1日以降に延ばすという言葉がない限り、つまり4月1日 以降に十分景気条項を調査しても、4月1日からの延期という言葉がない限り、そのままやられます よね、景気の調査はされたとしても。そこはどうなのでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ですから、それは政府がその実態経済状況をこれならいけるというふうに判 断すれば、それは4月1日からの完全実施ということになるでしょうし、私が今主張しているのは、 景気条項というのは停止することもできるという条項になっておりますので、それを十分尊重して慎 重にお願いしたいと、そういう意味でございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 曖昧だと思うのです。そういう本当に消費税が上がれば困るのだと、そうい う市民の思いに立つならば、今でも商売をやって赤字になっている。それでも消費税は払わなければ ならない。実際消費税は税務署に滞納しているという、苦しんで商売している人がたくさん市内にも いるのです。そのことを考えますと、今もちろん景気をしっかりと把握するということはわかるので すけれども、来年4月から引き上げるということをまず延期すると。安倍首相の取り巻きの方たち、 相談役の方たちも今の来年の4月、国民の所得が本当に上がってもいない中で消費税を引き上げると いうことは大変なことになると。そのことを言ってやっぱり心配している方々も安倍首相の周りにも たくさんいるのです。ですから、4月1日からの実施を延期せよ、消費税の考え方はいろいろあると 思うのです。消費税は大事だと思っている方も、消費税は困ると思っている方も、とにかく4月1日 から実施は延ばしてほしいと、4月1日からするべきでないと、その声を今しっかりと国に上げてい くのが私は市民の願いに応えることだと思うのです。   ですから、景気条項をしっかりと調査せいだけでは非常に、調査したとしても安倍首相が実施し ますとなれば、実施されるわけです。ですから、非常に意見書の内容が曖昧過ぎるのではないかと思 います。再度お伺いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) この文面につきましては、どのように受けとめても結構でございますが、冒 頭申し上げましたように、大胆な財政出動、それから金融緩和、そして成長戦略と、さらにまた第4 の矢を打つという、そういう手順で順次来たわけでございます。これで完全にデフレから脱却しない とまた腰折れになってしまうという懸念が十分あるわけでございまして、今相馬議員がおっしゃるよ うな考え方ございますが、私はこの文面のとおりのことを主張しているわけでございます。そういう ふうにご理解願いたいと思います。 〇21番(相馬エイ君) 終わります。 〇議長(板垣一徳君) 10番、竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 1点確認をしたいことがございますので、提出者にお尋ねをいたします。   景気条項を尊重して慎重に判断ということだそうでありますが、しかしながらあすにも安倍総理 が、そしてまたさきに財務省並びに日銀総裁は景気が回復しているという判断を表明しているわけで あります。判断を表明しているのに何を慎重に対応してもらうのか、お答えを聞きたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 景気は世論調査とか、それから物価指数、それからあす発表になりますID というのですか、景気の予測といいますか、これがプラスになったとしても、またこれ2カ月後、3 カ月後に変わるものなのですよ、景気というのは。それで世界経済で大きな、リーマンショックみた いなあるいは中国の経済のバブルがはじけたりとか戦争が起きたとかいろいろあれば、たちまち日本 経済にも波及してきますので、必ずしも日本経済が回復したと、そのときいったとしてもデフレを脱 却したと、そういうふうな意味には私は、当事者も政府の主要な方もとってはいないと思います。常 に変わるものですから、そこを敏感に見ながら進めていくのが経済のかじとりではないかと思ってお ります。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 何だか水かけ論争になりましたけれども、もう一度だけ確認します。   総理、財務省、日銀総裁が景気は回復しているという判断で、市民の皆さんの1カ月分の給料あ るいは年金生活者の1カ月分の所得が吹き飛ぶような、こうした消費税増税が行われるわけでありま すが、総理、財務省、日銀総裁は景気が回復しているという判断をしているのですが、なぜ中止とい う判断には至らないで、最大限に景気条項を尊重することを求めるという意見書になるのでしょうか。 簡潔に述べてください。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 消費税そのものを廃止せよという……。           〔「中止」と呼ぶ者あり〕 〇25番(片野鉄雄君) 中止せよという意見もございます。でも私はそうではなくて、やはり日本経 済が本当に力ついてきたのであれば、消費税をアップしてもそれはやっていけますので結構だと思い ますが、そこのところを慎重にお願いしたいと、そういう意味でございます。 〇10番(竹内喜代嗣君) 終わります。 〇議長(板垣一徳君) 2番、尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 相馬議員と竹内議員の質問にかぶるかと思うのですけれども、この意見書の 中身を読ませていただくと、やっぱり非常に具体性がないというふうに私思います。片野議員は基本 的に消費税のアップに対して賛成なのか反対なのかを答弁いただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 賛成、反対とか、物事によりますけれども、消費税というのは非常に微妙な 大きな問題でありまして、私の考え今ここに、下段に具体的にはという景気条項、この考えで。要す るに実態経済がよくなれば消費税アップすべしと、そういう考えでございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 基本的にアップすべしの立場であれば、今ほど竹内議員もおっしゃいました けれども、自民党、安倍総理が10月の半ばにということで、これが果たしてあすの夕方に発表になる かどうかは別問題としまして、本当に景気は上がってきているというふうに判断しているわけですか ら、今さら村上市議会として景気条項を十分に尊重して対応をされることを望みますと政府に出すこ とは、私としては賛成しかねるのですけれども、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) そういう考えの方もいても結構だと思います。 〇2番(尾形修平君) 終わります。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ご苦労さまです。消費税の上がる予定の来年の4月からなのですが、ここに に先ほど尾形議員も言っていましたけれども、具体性に欠けるという部分ございますけれども、例え ば消費税が上がっても住宅減税など、そういった部分について景気が損なわれない手法をとってくだ さいと、こういうことを言いたいわけですか。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) いえ、私そこまでちょっと勉強しておりませんので、そういうことを言って いるのではありません。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ここには出てきていないのですけれども、片野議員さんは軽減税率は賛成で すか。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 先ほど起立いたしました。 〇16番(姫路 敏君) 軽減税率に賛成。 〇25番(片野鉄雄君) 賛成に起立しました。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 私思うのですけれども、消費者にとっても事業者にとってもわかりやすい税 制をやっていただきたいということに対しての意見書であれば、出てくることであれば賛同できます が、このたびは賛同できません。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ご苦労さまです。この文面は片野議員本人が考えた文面ですか。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) そうでございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 最初のところを読むと、例えば消費税に反対が75%とかというのだから、 これから見ると消費税に反対するような文面だと思うのだけれども、さっき尾形議員の説明だと上げ ることには反対はしていないのだと。それで景気条項を最大限に尊重するということだと、ちょっと 矛盾があるのではないかと思うのですけれども、その辺についてはどう思っているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 反対のパーセントは59.1%とか60%弱が出ております。75%というのは景気 が回復したというのは実感として湧いていないというのが3分の2でございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 私もちょっと矛盾感じるので、これはちょっと反対させてもらいます。 〇議長(板垣一徳君) ほかに質疑ございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑終を終わります。   これから議員発議第18号について討論を行います。   竹内喜代嗣君。           〔10番 竹内喜代嗣君登壇〕 〇10番(竹内喜代嗣君) お疲れのところ恐縮です。   この議員発議に対しては、私はこういう曖昧なことではなくて、市民の皆さんの大変な実情を酌 んで来年度の消費税増税については中止をすべき意見書となすべきだと考えます。先ほども申し上げ ましたが、総理大臣や財務省、日銀総裁まで景気が回復しているなんて言っているわけでありますか ら、我が村上市民の方から一体村上市議会はどうなっているのかという恐らく怒りに近い疑惑が湧い ているかと思います。こうした中で今さら景気条項を取り上げてというのは私は賛成できません。   以上、反対討論といたします。 〇議長(板垣一徳君) ほかにございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。討論を終わります。   これから議員発議第18号を採決をいたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数であります。           〔「何対何」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 13人賛成でございます。   反対の人も立ってもらえますか。反対の人立ってください。           〔反対者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 11人です。数値が合っています。   よって、議員発議第18号は原案のとおり可決されました。                                              日程第13 議員派遣の件 〇議長(板垣一徳君) 日程第13、議員派遣の件を議題といたします。   お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第167条の規定により、お手元に配付 の議員派遣の件のとおり議員を派遣したいと思います。   なお、内容に変更が生じた場合は、議長にご一任を願いたいと思います。これにご異議はござい ませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) ご異議なしと認めます。   よって、議員派遣の件は別紙のとおり決定し、その内容の変更については議長に一任をされまし た。                                              〇議長(板垣一徳君) 以上で本日の日程はすべて終了しましたので、会議を閉じ、平成25年第3回 定例会を閉会をいたします。   長時間にわたりまして大変ご苦労さまでございました。           午後 5時18分  閉 会