平成25年村上市議会第4回定例会会議録(第4号) 〇議事日程 第4号 平成25年12月9日(月曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                                                     〇欠席議員(1名)   19番   小  林  重  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    大   滝   和   春   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     佐   藤   憲   昭   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     田   嶋   雄   洋   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        都市整備課参事    東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        農業委員会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   本   間       清   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    板   垣       裕   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 会 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は24名です。遅参1名、欠席の届け出のある者1名で す。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、8番、小杉和也君、20番、佐藤重陽君を指名をい たします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、12月6日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は5名を予定しております。ご了承願います。   最初に、21番、相馬エイさんの一般質問を許します。   21番、相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) これより私の一般質問をさせていただきます。   質問事項は、村上駅周辺整備事業について。「村上市は、村上駅周辺の施設などの整備やにぎわ いのあるまちづくりを推進するため、村上駅周辺まちづくりプランを作成します。このプラン作成に 生かすため、市民の皆さんから村上駅の利用状況や駅周辺の課題などについてのご意見をお聞きする アンケート調査を実施します」と10月15日付市報お知らせ版で知らせ、10月末に実施しました。   @、アンケートの結果はどのようになっていますか。   A、アンケートはJR村上駅周辺利用、村上総合病院跡地利用、旧ジャスコ跡地利用についての 設問になっていますが、それぞれの地権者との協議はいつ、どなたが対応し、どのようになっている のでしょうか。   B、村上駅周辺整備事業については、いつのプロジェクト会議で決まったのでしょうか。市長の お考えをお聞きいたします。   質問事項の2、介護保険について。厚生労働省は、要支援への保険サービス(予防給付)の全廃 を撤回しました。サービス切り捨てに反対する世論と運動に押されたものです。しかし、訪問介護 (ホームヘルプ)と通所介護(デイサービス)については、あくまで市町村に移管するとしています。 対象者はどのくらいで、村上市と利用者への影響はどうなりますか、お聞きいたします。   3、社会福祉主事の研修費をつけるべきです。社会福祉法第15条第6項に「第一項第一号及び第 二号の所員は、社会福祉主事でなければならない」とありますが、なぜ村上市社会福祉事務所には一 人もいないのでしょうか。資格を取るための研修費をきちんと予算化すべきと考えます。市長のお考 えをお聞きいたします。   答弁をお聞きしました後、再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、相馬議員の3項目のご質問につい て順次お答えいたします。   最初に1項目め、村上駅周辺整備事業についての1点目、村上駅周辺まちづくりプランの作成に 際して実施したアンケート結果はどのようになっているかとのお尋ねについてでございますが、今回 のアンケートは一般市民、駅周辺市民、駅利用者、周辺の高校生を対象に約5,000通配布いたしてお ります。11月27日現在の回収状況は、一般市民が約45%、駅周辺居住者が約53%、駅利用者が約36% になっており、現在集計作業を行っているところであります。なお、集計につきましては、今月中旬 をめどに速報を作成する予定であります。   次に2点目、アンケートでは村上駅周辺用地、村上総合病院跡地及び旧ジャスコ跡地利用の設問 になっているが、それぞれの地権者との協議はどのようになっているかとのお尋ねについてでござい ますが、さきの第3回定例会における相馬議員の一般質問でもお答えいたしましたが、村上総合病院 の新築候補地の一つでもありました村上駅西側の用地を検討する上でどうしてもかかわってくるJR 所有地につきましては、売却可能な範囲などについての確認のため、平成24年6月7日に総務課と財 政課の職員、また同年7月31日にはプロジェクトの座長である副市長と事務局である総務課職員2人 が挨拶を兼ねてJR新潟支社を訪問しております。これを受けて、同年10月10日にJR新潟支社から 売却可能な範囲の概要及び一般的に想定される条件などをいただいております。   次に、村上総合病院跡地につきましては、本年1月に総務課職員がJA新潟厚生連を訪問した際 に、厚生連独自としての跡地利用に関する計画は特に考えていないこと及び処分方法も含め、跡地の 利活用などについては村上市と協議をしながら検討を行っていく意向である旨の確認を行っておりま す。また、ジャスコ跡地につきましては、今般のアンケート調査を実施するに当たり、地権者であり ますイオンリテール株式会社に対し調査の趣旨及び内容を説明いたしまして承諾をいただき、調査を 実施したものであります。ご案内のとおり、現在村上駅周辺まちづくりプラン策定に向けて取り組ん でいるところであり、計画の内容及び必要となる用地の取得など、具体的なことにつきましては今後 議会にお示しをしながら進めてまいりたいと考えております。   次に3点目、村上駅周辺整備事業についていつのプロジェクト会議で決まったのかとのお尋ねに ついてでございますが、村上駅周辺の整備につきましてはまちづくりプラン策定の中で検討すること としており、整備手法としてリノベーション事業を活用していくことを5月9日のプロジェクト会議 で確認しております。   次に2項目め、介護保険についてのお尋ねでございますが、平成24年度に介護予防訪問介護を利 用した要支援1、要支援2の方は延べ1,195人、同じく介護予防通所介護を利用した方は延べ2,098人 となっております。本市と利用者への影響につきましては、現在国の社会保障審議会の介護保険部会 において介護保険制度の見直しに関する意見の取りまとめが行われているところであり、取りまとめ の後に具体的な内容が示されるとのことでありますので、見直しの方向性を注視している状況であり ます。   次に3項目め、社会福祉主事の研修の研修費の予算化についてのお尋ねでございますが、ご指摘 のとおり現在社会福祉事務所に社会福祉主事の辞令を発令している職員はおりません。社会福祉法第 15条第6項に基づき、査察指導員及び現業員に社会福祉主事を配置するため、同主事の資格取得に必 要な経費を平成26年度予算に計上したいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) どうもありがとうございました。再質問は、2と3からさせていただきます。   今数字を教えていただきましたが、要支援1と2の数字を3月末で知りたいのですが、さっき言 った数字は私が聞いたのよりもちょっと人数が大きいような気がするのですが、ちょっともう一回。 何の数字だったのでしょう。ちょっと早口で聞こえなかったのだ。申しわけありません。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 市長答弁で申し上げました数字は、平成24年度の年間通しての要支 援1と2の方のサービスを利用した総件数になります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 対象者がどのくらいでということで、私が聞きたかったのは、要支援の1と 2は介護給付から外されるという方向が出たわけですよね。それで、要支援1の人が何人で、要支援 2が何人ということで数字を知りたいのです。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 認定されている方ということで申し上げますと、要支援1の方が26 1人、それから要支援2の方が259人の合計で520人の方が認定を受けられているということでござい ます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 厚生労働省が考えている介護保険給付から要支援の1と2を外すという方向 が今出ているわけですけれども、そうしますと市の負担は平成24年度の決算でどのくらいの金額が実 際市の負担になるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 市の負担というか、その人たちにかかわる給付費ということでお答 えさせていただきます。   訪問介護のところでは、要支援1の方については約962万8,000円、要支援2の方については1,62 0万円と。それから、通所介護のほうになりますと、要支援1の方で1,767万円、要支援2の方で4,78 1万3,000円というような数字になると。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そうしますと、自治体としては非常に大変になるわけですよね、この合計が。 市で負担するということになりますと。そして、今現在要支援の1と2の人たちの受けているサービ スというのは村上市が事業主体になるわけですけれども、サービスは確保されるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 今議員が心配されている部分については、全てが市の持ち出しにな るということではないという国のほうの考え方もあります。ですから、地域支援事業の交付金の関係 で今国のほうでもいろいろ考えているということでございます。基本的には、このことによって新た な保険者の負担というのはないようになるべくしていきたいということの考え方があるようです。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 報道されているところによりますと、現在の訪問介護、通所介護の報酬以下 の単価にするということも明らかになっておりますし、そうしますと介護職員の処遇の低下とか事業 所の撤退というようなことも起きかねない。そして、利用者の負担割合についても一定の所得のある 人は要介護者の利用料負担が1割を下回らないこととして引き上げだけを認めるというようなことと、 そういうことがいろいろと考えられているようです。そうしますと、自治体によってサービスに格差 が生まれないか、利用者はこれまでのようにサービスを使える保証が本当にあるのかどうか。事業者 の報酬は安くなり、労働者の処遇も引き下げられるということになりますと、保険料を取られて介護 なし、今でもそういう現状が、入りたくても入れない、施設が足りない現状の中で要支援1、2がま さにこういう状況で、自治体の責任でやるようになると、今私が申し上げましたようなことで非常に 保険料を取られて、まさに介護なしという実態になるのではないかと私は危惧しています。そういう 点では、私が言っていることに間違いはあるでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 議員ご心配の部分、まるっきりそれがないということにはならない かとは思いますが、ただ、今現在サービスを受けている要支援1、2の方についての今後の部分につ いては、やはりこれまでの部分は最低限やり、何らかの形でやっていかなければならないと。国のほ うの考え方としては、基本的に市町村の裁量でと、事業も展開していくのだということですので、そ ういった部分からすれば若干出てきてしまう部分は確かに心配はされております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 今課長と時間かけて再質問するつもりはございません。とにかく今削減あり きといって、消費税も来年上がります。しかし、その上げたお金は社会保障にというようなことを言 っているようでありますが、実態はどんどんと国が責任を放棄して自治体任せ、まさに自治体も大変 な状況に陥る、そして住民も大変な状況に陥るというのは間違いないと、そのことを申し上げて次の 再質問に移ります。   社会福祉主事の研修費、平成26年度から予算化ということでありがとうございました。村上市は 一人もいなかったと。何人分の予算を市長、計上されるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 平成26年度予算につきましては、1名分の予算計上を予定しております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 国の基準は、1人当たりのケースワーカー80世帯が基準になっていますが、 村上市のケースワーカーさんは1人何世帯を受け持っていますか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 1人当たりの件数は、平均で70.6件でございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 人事のほうにお聞きいたします。   こういう社会福祉法の法律できちんと第15条で位置づけられているのに、どうして村上の社会福 祉事務所にはこういう資格を持った人をきちんと位置づけていなかったのでしょうか、お聞きいたし ます。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) おっしゃるように、これまで配置されていなかったということでござい ます。職員の中に何名かおりますけれども、その職員についてはまだ属している部分もあるのですけ れども、ほかの部署に異動したということで、今回県の指導等もあるということで、次年度から必要 となる予算についてお願いしていくというようなことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) つけないよりはありがたいと思っております。そういう点では、一人もいな いということはやっぱり村上市の自治体として恥ずかしいことだということをしっかりと認識してい ただきたいと思います。次に移ります。   村上駅周辺整備事業について伺います。今ほど市長から報告がございましたが、西口開発業者と の話し合いはいつ、どなたがされたのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 西口業者への話し合いということはどういうことでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 候補地になっていた土地の日下のほうは村上市の土地ですよね。それで、駅 前は村上総合病院のものですけれども、西口を村上市は候補地にしましたよね。つまり民間の業者の 他人の土地です。それを勝手に村上市が候補地として指定しますなんて、話もしないでするなんてい うのは商業法、商業上というのですか、おかしいことです。ですから、村上市が候補地に指定したと いうことは、きちんと候補地にしたいという話を誰かがいつかしているはずです。いつですか。誰が 行きました。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 私のほうから答弁をさせていただきます。   ことしの5月2日に正式に厚生連のほうから来庁しまして、記者発表もさせていただきましたけ れども、新病院の候補地が決定ということで通知をいただいております。それを受けて、5月の7日 には田端町地区の説明会、そして……           〔「そんなこと聞いていません。西口……」と呼ぶ者あり〕 〇副市長(鈴木源左衛門君) でありますから、生涯学習推進センターにおいて、5月14日でありま す、七湊集落センターでの用地関係者との説明会、その中にその西口開発の皆さんも入っております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 不思議ですね。ちゃんと、西口開発の人たちは怒らないのですか。平成25年 の5月14日まで一切新病院建設の用地の指定になっているのに知らぬ顔していて、そして5月14日に 用地の説明会のときに地権者と一緒に初めて聞くのですか。そんなことないでしょう。まず、ではそ れはおかしいと。そんなことで、今の副市長のそんな答弁が通用すると思ったら大間違いです。時間 がないから次進みますけれども。大間違いですよ、そんなことでごまかそうと思ったら。   まず、市長に聞きます。総合計画の前期計画、後期計画のどこに駅周辺の整備事業という言葉が 入っているのでしょうか。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇21番(相馬エイ君) ないのだよ。いいです、いいです。時間がもったいないから。探している時 間がありません。総合計画の後期計画の中には一切入っておりません。財政的な裏づけもされており ません。   では、市長に伺います。平成25年度の村上市施政方針、そこの中には厚生連村上総合病院の建設 支援とあります。早期建設に向けた取り組みを積極的に進めてまいりますとありますが、ご自分が行 った施政方針のどこに駅周辺の公共事業をやりますという言葉がありますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 厚生連村上総合病院のほうから、このままではどうしても第2次救急救命セ ンターとしての役割を果たす病院としては建物を建てかえなければならないというようなお話があり まして、それは早急に私どもも協力しなければならないというようなことで施政方針に盛り込んだわ けでございまして、それから、では厚生連が行くのであれば駅周辺はどうするというようなことで、 跡地もありますので、そういう関係で当然のことながら跡地利用とかいろいろな問題が出てきますの で、そういうような点を踏まえて当然のことながら計画をつくる必要があると、そういうことではな いかなと。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 幾ら市長であろうとも、総合計画にもない、施政方針の中にもないものが、 村上総合病院が西口の候補地を選んだからといってそれ幸いと駅周辺のいろんな事業を浮上させると いうのは、市長は手品師ですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) あくまでも村上駅の新築が必要であるという判断のもとに我々は協力しなけ ればならない。そしたら跡地も出てきますし、当然のことながら計画は、ではどうするというような ことになってくる。それが行政であります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 5月の18日に村上総合病院新築支援検討プロジェクト会議設置要綱というの ができております。この要綱は、5月18日から施行するということでつくられております。その目的 は、ちょっと約しますが、厚生連村上総合病院が新築されるに当たり、医療のさらなる充実と住民の 福祉の向上に資するため、本市としての支援のあり方を検討すべく、庁内に村上総合病院新築支援プ ロジェクト会議を設置するとあります。そして、会議の性格は、市長の特命を受け設置されるもの、 そして検討事項はいろいろありますが、つまりこの中には村上総合病院の新築支援はまさしく言葉で 載っております。しかし、駅前、駅西の広場、それから通路とかというのは、このプロジェクトチー ムの役目というか、目的というか、責任ということでは一切言葉で載っていません。どう説明するの ですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 先ほどの総合計画のかかわりでございますが、総合計画の中にはま ず一番に村上総合病院の関係、医療の関係で、保健医療の充実ということで地域医療体制の充実、安 心できる地域医療体制を構築し、関係機関と検討を進めますという項目がございますし……           〔「いいです、いいです。聞いてない。あんたにかけてないからい         いの。もったいない」と呼ぶ者あり〕 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 計画の中、計画内というお話ですので。           〔「病院はある」と呼ぶ者あり〕 〇政策推進課長(渡邉欽也君) ええ。           〔「病院はあるけど、駅周……」と呼ぶ者あり〕 〇政策推進課長(渡邉欽也君) これからまちづくりの推進ということで、政策の推進体制という役 割の中に都市計画マスタープランの策定と推進がございますし、総合計画を受けまして、定住の里づ くりアクションプラン、これもお示しをしてございますが、その中に……           〔「だから、いいって言ってるでしょう」と呼ぶ者あり〕 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 地域活性化に向け各地域で取り組みをしていく方向性の中に村上地 区の、村上駅周辺の活性化ということで、地域交通の拠点である村上周辺の活性化策を講じ、にぎわ いのあるまちづくりを進めますというようなことを書かれておりますので、これが一つの根拠になっ ております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) では、政策推進課長に聞きます。   そこについてあるというのだったら、具体的な事業の中でなぜ出さないのですか。そして、総合 計画に書いてある事業は財政的裏づけもきっちりみんな載っているでしょう。言葉でそういう中に含 まれていますなんて言ったって、そんなのは行政の職員は頭がいいから何でも上手に言えるのです。 あなたが答える必要ない。私はあなたにかけていないから。   そこで聞きます。この一連、情報公開制度を利用して日付を追ってこうしていっていますと、平 成24年8月に村上市の行政の動きがもう明らかに、おもしろいぐらい、小説のごとく見えてくるので す。まず、平成24年、昨年の選挙後、8月24日、村上総合病院新築に係る市の方針、そして村上総合 病院候補用地比較というようなことでそろそろ仕事がされております。そして、その中には対比表が ございますけれども、西口は業者のほかに何件かの地権者もいるようでありますが、新築対象用地区 ですか、そこは新築候補地として1万4,000平方メートルと飛び地の4,800平方メートル、これしか候 補地としてないのです。つまりこの段階では西口の業者の残りの地だけを上げていると。あとその下 はまだ未定ということなのでしょうけれども、しっかりとした面積もそういうものも出していないと、 そういうことから始まっています。   そして、聞きますが、この段階でもう既に対比表の中では駅西は評価シートというのが出ている のです。その中に、西口は上水道、下水道1,500万円しかかからない。山辺里は、上水道、下水道、 市道改良3路線、取りつけ道路、橋梁、救急車退出路とか吹き払い柵とかというようなことで6億円 かかるという形になっているのです。駅西がたった1,500万円、こういうような数値が出ているのに、 なぜいろいろとどんどん、どんどんいろんなのが言葉で出てきているのでしょうか。私は、それが不 思議でなりません。そして、皆さんは、8月24日のプロジェクトチームの資料の中ではちゃんと比較 表が出ていて、そこには私には情報公開で見せたくないということで消してありますけれども、合計 も出ているのです。例えば初期整備概算工事費で、駅西は取りつけ道路、水道施設、下水道施設、J R補償工事とまで載っているのです。補償工事と載っているということは、つまりどのぐらいJRの 土地を求めなければならないかと、広場をつくるために、そういうことも含まれているのです。そう いうことを協議しているのです。そして、一番私はあっと思ったのは、いつの資料かわかりませんが、 駅西は土壌調査も必要か、付近に無線の鉄塔がある、市費12億円を投入すればハード整備はほぼ可能 となると。どこの課で出したかはわかりませんが、こういうものも出ているにもかかわらず、「一切 計算はされておりません」と行政は答弁している。余りにも市民をばかにしたやり方だと私ははっき り申し上げます。   そこで、8月24日に村上総合病院新築に係る市の施政方針の第1回の案がつくられました。そこ には、本市は第1次村上市総合計画の基本計画であるコンパクトなまちづくりを目指すことを原則と するので、市街地から郊外への移転には承諾できないこととする。そして、4として、1、2、3を 実施するに当たっては市民に説明を行い、十分に納得を得た上で実施することというのがあります。 ところが、8月27日の次の案では、病院の市街地から郊外への移転は検討しないこととするというふ うに変わって、そして市民に説明を行い、十分に納得を得た上で実施するとあって、9月の18日の最 終の案では新病院の建築予定地は市街地を優先として検討するとあって、市民に説明を行うとともに 理解が得られるように努力するということで、十分にというような表現はとにかく抜けていると。そ して、9月の26日、村上市の施政方針が私たち議会、そして市民に報告されました。それで、これま での間、村上市はとにかく市長を先頭に西口の現場を見に行っています。そして、副市長をはじめ関 係の職員がJRに交渉に行っています。そういうことをしておきながら、議会には一切の説明も何に もない。そして、厚生連は11月19日ごろから必死になって新築候補地に対する問い合わせ、11月21日 から約1カ月間の間にインフラ整備内容、許認可関係についてとか、日下の創設非農用地についての 説明とか、インフラ整備内容と事業費の提示を要望したり、日下の創設非農用地における用途計画変 更、農地転用についてとか、とにかく用地選定作業の協力依頼というような形で必死になって対比表 を行政に求めているのです。それがこの流れの中でわかります。そして、ここでちょっと注目したい のは、村上総合病院は問い合わせをやっているわけです、村上市と。そして、「12月議会に新築用地 の決定を報告するのか」、そうしますと大滝総務課長は、「協議をしながら決定していくとは言った が、それまでに材料がそろい、説明の必要があると判断されれば考える。はっきりした段階で会議に は示す」と、次に村上総合病院のほうでは「市では候補地について考えはあるか」、市は「病院側は、 本部との確認もあると思う。私どもは言えない」、そして病院は「運営審議委員会で候補地を決定し たい。11月29日の午後6時から開きたいが、市長は出席できませんか」、それで市は「市長は、29日 は上京しており、無理です」というようなことで、村上総合病院はこの平成24年の11月29日のころに 運営審議委員会を開きたいという考えがあったようであります。そういう流れの中でとにかくどんど ん、どんどんと進んでいくのです。それで、平成25年の1月18日、瀬波地域の区長さん方からJR村 上駅西地区に新築移転の要望書が提出されました。そこに、細かしく内容を聞きたいのですけれども、 ご本人たちがおりませんので聞きませんが、すばらしい文章で、私から言えばつくられた文章だなと いうように受けとめますけれども、載っております。そして、その後1月21日、厚生連村上総合病院 新築についての説明の後、収用法や税金や事業認可について担当が県の担当のところへ行ったりして いろいろと相談をしております。つまりこの平成25年の1月21日の段階で、西口の土地を病院が買う 場合どういう対応ができるかとかというような具体的な相談をしているのです。それで、その流れを 受けて、1月28日の第19回プロジェクトチームでは、用地決定は@として事業者はあくまで厚生連で あり、決定は厚生連ですることが筋だ、A、市が決定や誘導した場合、厚生連から何らかの条件や新 築後の要求が考えられるというようなことが議論されております。そして、12月議会で説明できたの ではないかという説明が議会から出るのではないかと、説明することにより混乱と誤解を招く可能性 が大きいということで、結論として3月議会終了に、運営審議委員会が終わった後に議会には候補地 決定をするというような流れを相談しております。つまり自分たちは平成24年の市長の選挙後着々と 駅前の周辺開発事業、そして駅西を早々と市長は決めている、市長の考え方を説明しているのです。 そして、私たち議会に報告されたのは、運営審議委員会が5月13日全員協議会で、厚生連が5月2日 に候補地決定の報告を村上市に持ってきましたということで、議会には正式に平成25年の5月13日報 告がありました。そして、そのときにいろいろ議員の質問の中で、市長の口から「病院跡地は統合保 育園。そして、駅西に病院が行くので、通路も必要だろう」、「できれば橋上駅」という言葉も確か に出しました。「そして、駅前、駅西に広場をつくり、ジャスコ跡地は公園にしたい」ということが とうとうと市長の口から述べられたのです。私は、この情報公開で何十枚もののを見ていますと、本 当に平成24年度の市長選挙の後にもう自分たちはプロジェクトチームで着々と計画を立てているにも かかわらず、議会には一切報告しないで、平成25年の5月13日に初めて病院が選びましたというよう なことを報告しているという、そういう村上市のプロジェクトチームにかかわった、そしてその会長 というのでしょうか、座長をした副市長、今私が時間がもったいないから私一人で延々としゃべりま したけれども、プロジェクトチームの責任者はあなたです。しかし、村上市の一番の責任者は市長で すよね。それで、まずプロジェクトチームの責任者として、今私が延々としゃべったようなことを リードしてきた責任者としてどのように感じていますか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 本当に村上総合病院新築については二十数回昨年から協議をさせてい ただきました。村上市にとりましては、本当に総合病院というのは大変必要でありますし、大変老朽 化をしてきまして、なかなか医療も進まない、また本当に……           〔「それはわかるんです。病院新築支援はわかるの」と呼ぶ者あり〕 〇副市長(鈴木源左衛門君) だから、一生懸命に取り組んでおりますし、あくまでも厚生連病院の ほうで新築ということでありますので、市営で病院を建てるわけでございません。そういう中で、い ろんなJRの土地を必要とするかとか、そういう情報を得て、それを厚生連側に伝え、そしてどうい う場所がいいのか、その辺の協議の中、また厚生連の中でいろいろ運営委員会、また理事会等にも諮 ってそれを決定して、我々としてはその支援として、では何ができるかその中で検討してきたところ でありますし、あくまでも主導されておるのは厚生連ということで理解をさせていただいております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 駅を中心にしたこの事業は、合併の登載事業に一旦のったのです。合併前に。 しかし、村上市民の、特に旧村上の市民の反対が非常に大きくて登載事業から外されたのです。それ は市長も副市長もご存じだと思います。しかし、合併前の当時の市長のところに選挙後西口開発業者 の幹部の方々が分厚い資料を持って訪ねられたのです。私それをたまたま見たのです。それからです、 登載事業という形で合併の計画にのってきたのは。ですけれども、市民は余りにもお金がかかり過ぎ るということで、それもその内容が西口開発業者があそこを〔質問時間10分前の予告ブザーあり〕宅 地分譲するときに地域の住民に配ったこの駅周辺地区マスタープランそっくりの中身になっていると。 今まさにプロジェクトチームがいろいろとご苦労して考えていることだってまさにこの図面そっくり のことを考えているではありませんか。私は不思議でならないのです。行政の方々は、村上市が合併 で一本算定になってこれから25から28億も交付税が減らされるのです。人口も減るし、消費税が上が れば市民の所得も減ります。そうすれば当然村上市に入る財源も厳しくなります。そういうことを皆 さんは考えているのですか。何年後に退職するからあとは知らない、そんなこと考えていたら責任持 って市民の暮らしをしっかり守る行政の幹部、そして市長、副市長として私は情けなく思います。だ って、リノベーション事業を使うというけれども、半分は市の財政です。そして、自分たちが考えて いるいろんな事業、大体総額幾らぐらいかかるかなんて一切言わないではないですか。そして、策定 委員会を隠れみのに基本計画をつくらせて、そうして来年そこに事業をして、そうして一気に国、県 と交渉して、市民が余りわからないうちに今の自民党政府のやり方みたいに一気にこれを、自分たち が考えているこの事業をリノベーション事業に持っていきたいと、そんなのもう見え見えです。           〔「議長」と呼ぶ者あり〕 〇21番(相馬エイ君) まだかけていません。   市長に聞きます。平成24年度の借金幾らになっているかわかりますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 平成24年度の起債残高については、財政課に答弁をいたさせます。 〇21番(相馬エイ君) だめですよ、市長。市の責任者がそんなこともわからないでどうするのです か。答えなさい。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 起債残高については、財政課長に答弁をいたさせます。 〇21番(相馬エイ君) では、財政課長答えてください。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 319億5,268万2,000円でございます。 〇21番(相馬エイ君) それは一般会計だけでしょう。 〇財政課長(菅井晋一君) はい。 〇21番(相馬エイ君) 借金というのは、いろんな特別会計も債務負担行為も含めて市が最終的に払 わなければならない借金なのです。幾らですか。用意していませんか。私が言いましょうか。時間が もったいないから、言います。一般会計約320億、情報通信事業と下水道と集落排水、簡易水道特別 事業、合わせて473億。債務負担行為、将来にわたり支払いを約束しているもの147億。合計940億。 これが市の借金なのです。天からお金が降ってくるのではないのです。これに利息をつけて村上市は 延々と払っていかなければならないのです。それなのにリノベーション事業、国が大いに使ってくだ さいと言うから、市民が望んでもいないような駅周辺の大型開発事業を平気でやろうとする大滝市長 のその姿勢が私は本当に腹が立ちます。今半分苦笑いというか、笑い顔になっていますけれども、こ んなことをあなたは、幾ら市長だからって平気でやろうとしているのです。2,800万円の6月議会の 補正予算、4つの事業で今関係する課で取り組まれております。1つは、駅周辺地区測量業務委託。 中身は、JR駅構内とその周辺の測量及び調査。2つ目、村上駅周辺まちづくりプラン基本構想と策 定業務委託。中身は、まちづくりプラン基本構想と都市再生整備に関する計画案の作成及び合意形成 支援。それから、3つ目、村上駅東西連絡通路及び村上駅東西広場基本構想策定業務委託。〔質問時 間5分前の予告ブザーあり〕中身は、JR村上駅に東西を連絡する歩行者用の通路と駅の東西口に広 場を整備するための基本構想を策定する。4つ目、村上駅周辺地区交通計画策定業務委託。中身は、 駅周辺地区について新築病院や駅利用者の利便性、安全性の向上、まちづくり推進のための地区交通 計画を策定ということで、合計約2,800万の調査費をつけました。4年間自分が市長だからと。私は、 今まで延々と述べてきましたような施政方針の中にもないような事業を病院が駅西に行くからといっ てそれに関連づけて一気に、合併の登載事業からも外されたような事業を延々とリノベーション事業 が使えるからということで実施しようとする大滝市長のその考え方、思想が余りにも悲し過ぎます。 これから村上市の財政がいかに大変になるか。先ほど答えられなかったではないですか、市長であり ながら。村上市の総額の借金。それも頭にないようだから、どんどんと無駄な行政主導で住民を無視 して、住民の声を聞きますと、それは聞くでしょう、形だけ。アンケートだって、アンケートとりま したという形だけです。そして、行政の人たちは、着々と私たちが幾ら議会で一般質問で取り上げて 追及しても知らん顔して延々とこの事業を進めるのです。幹部の皆さん、心が痛みませんか。           〔「議長」と呼ぶ者あり〕 〇21番(相馬エイ君) 答える時間与えません。そうですよ。悲しいです。だって、さっき答えなか ったけれども、西口開発業者と話ししないで西口を候補地にするわけないでしょう。副市長、あなた プロジェクトチームの責任者ではないですか。そんなことで言いわけ済むと思っているの。その前に どこかで西口を候補地にしたいが、いいかねと言っているはずです。それはいつですか。誰が話しし ましたか。議長、答えさせてください。だって、山辺里は村上市…… 〇議長(板垣一徳君) どなたが答弁するのか、名指してください。 〇21番(相馬エイ君) 副市長、答えなさい。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) いつ話をしたと言われましても、そういう候補地として当初はジャス コ跡地が第1候補として進めてきました。ただ、土壌汚染があってそこではだめですということで3 候補地を指名をして、それがどうですかということでいろいろ調査をしてやってきて、その結果とし て村上総合病院が正式にそちらのほうにということの要請があって、それからそれをもって説明する のが筋でしょう。だって、来ないのに当初からどうですかということは地権者に対して大変失礼では ないですか。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そういうごまかしはききません。平成24年の6月ごろ、病院の建設場所の考 え方についてとプロジェクトチームで話ししています。そして、プロジェクトチームで西口を見に行 っているのです。それからです、一気に動き出したの。他人の土地を話もしないで病院の候補地にな んて、そういうことができる関係があるのですか。だって、日下は村上市の土地です。だから、ここ の土地いかがですかと言えます。しかし、一回も候補地にさせてくださいとでも話もしないで、村上 総合病院が選んでから西口関係者に正式にご報告しますなんて、そんなことができるわけないでしょ う。社会の常識が通らない村上市政なのですか。いつなのですか。いつ行ったのですか。答えられな かったら、暗黙のうちに西口も候補地にしてもいいというあなたたち、市長、副市長の考えがあるの ですね。だから、そういう候補地にさせてくださいというお願いに行ってないのですね。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 行ってございません。〔質問時間終了のブザーあり〕 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) わかりました。こういう行政の仕事をするのですね。あきれました。びっく りしました。私は悔しいです。このような人たちが村上市の幹部だなんていうのは情けないです。   終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで、相馬エイさんの一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。             午前10時51分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、6番、川村敏晴君の一般質問を許します。   6番、川村敏晴君。           〔6番 川村敏晴君登壇〕 〇6番(川村敏晴君) おはようございます。市政クラブの川村敏晴でございます。議長のお許しを いただきましたので、早速私の質問に入らせていただきます。   まず1項目め、消費税率アップに伴う契約関係への対応についてお伺いします。平成26年4月か ら消費税が3%アップされます。本市と取引や契約関係にある各種企業や団体に対する対応について お伺いします。   @、本市との契約行為により、年間の契約金額が確定された企業や団体との間の今後の契約行為 に関する消費税の増額分はどのような対処をしますか。   A、契約業務内容においては、営業的利益を発生できないもしくは極めて発生しづらい事業につ いて、その事業遂行に係るもろもろの経費に消費税の増額負担が発生してくると思われますが、それ らに対する対応は考えられていますか。   B、消費税アップに対し、全体として市としての対応策はお持ちでしょうか。   2項目め、電気自動車の普及と充電器設置の推進についてです。市内に設置予定の電気自動車の 充電器の設置について、その設置数も徐々にふやす計画とされております。本市の基幹産業との連携 に対する考え方についてお伺いします。   @、電気自動車用の充電器設置を進めることの意義と市民生活や各種市内産業に与える効果やデ メリット等について市としての見識をお聞かせください。   A、神林と朝日の道の駅内に充電器の設置が決定されておりますが、設置時期と充電器の使用に ついて改めて教えてください。   B、市内に15基の充電器の増設計画があるとのことですが、設置箇所や時期の今後の見通しをお 聞かせください。   C、市内の基幹産業の一つに観光業が挙げられますが、観光産業との費用対効果の観点から、電 気自動車の充電器の設置について市としてはどのようなお考えをお持ちですか、お聞かせください。   D、市民に対する電気自動車の普及に関して市としてどのような見識をお持ちか、お聞かせくだ さい。   市長答弁の後、関連について再質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、川村議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、消費税率アップに伴う契約関係への対応についての1点目、市との年間契約金 額が確定された企業や団体との間の今後の契約行為に関する消費税の増額分はどのような対処をする のかとのお尋ねについてでございますが、本市と既に契約を締結している平成26年度以降の履行を含 む長期継続契約、債務負担行為による複数年契約並びに繰り越しとなる契約のうち、改正消費税法の 適用により8%となる契約につきましては、平成26年4月1日付の変更契約により対処することとし ております。   次、2点目、契約内容においては営業利益を発生できないかもしくは極めて発生しづらい事業に ついて、その事業遂行に係るもろもろの経費に消費税の増額負担が発生してくると思われるが、それ らに対する対応は考えているかとのお尋ねについてでございますが、1点目にお答えいたしました内 容と同様となりますが、継続契約、協定等に係る平成26年度以降の業務につきましては、一部の改正 消費税法の特例を除き、受託者等の取引に係る消費税が3%の増税となることから、これらに相応す る費用分については変更契約、変更協定等により対応したいと考えております。   次、3点目、消費税率アップに対しての市の対応策についてのお尋ねでございますが、平成26年 度予算編成において、歳出予算では増税による影響額を加算して対応することとし、歳入では利用者 から納めていただく公共施設の利用料、使用料などに増税分を加えるかについては、今後他市の対応 状況等を踏まえながら決定いたします。   また、1点目、2点目のご質問でお答えいたしましたとおり、既に契約しているところ、既契約 に係る増税分につきましては、受注者側の直接負担とならないよう十分対応してまいります。今後消 費税増税に伴う景気の冷え込みも懸念されることから、国の政策等を十分に注視し、対応していきた いと考えております。   次、2項目め、電気自動車の普及と充電器設置の推進についてのお尋ねでございますが、ここで いう電気自動車についてはプラグインハイブリッド車を含むものとして答弁をさせていただきます。 最初に1点目、電気自動車の充電器設置を進めることの意義と市民生活や各種市内産業に与える効果 についてのお尋ねでございますが、本市では地球温暖化対策として温室効果ガス排出量を削減すると ともに、環境保全に資するものとして電気自動車の普及促進を進めており、電気自動車に必要不可欠 な充電設備の整備を進めているところであります。充電設備の整備が進むことにより、電気自動車の 普及が促進し、市民生活の利便性が向上することはもとより、市内観光施設への誘客も期待されるも のと考えております。   次、2点目、本年度道の駅神林と道の駅朝日に設置する充電器についてのお尋ねでございますが、 道の駅神林の充電器につきましては普通充電器を整備することとし、11月に市内電気工事業者と工事 請負契約を締結し、3月末を完成予定として進めております。また、道の駅朝日の充電設備につきま しては急速充電器を整備することとし、今月の入札、3月までの完成を予定しております。   次に3点目、本市に計画されている15基の充電器についてのお尋ねでございますが、この15基と いう充電器の数につきましては、国の補助金を有効に活用するために新潟県が次世代自動車充電イン フラ整備ビジョンを7月に策定し、補助対象となる充電器を市内に15基計画しているものであります。 そのうち本年度整備を予定している2基を含めた4基を本市が整備する充電器としており、残りの11 基については民間が整備することで計画しているものであります。本市が本年度整備する箇所は、村 上地区と山北地区を予定しております。また、民間が整備する11カ所につきましては、新潟県がビジ ョンを策定する際に市内の民間業者に設置の可能性の有無を確認したものであり、現在民間施設にお いてそれぞれ検討しているところであります。   次に4点目、本市の観光産業との費用対効果の観点から、電気自動車の充電器設置についてどの ような考えをお持ちかとのお尋ねについてでございますが、充電器を利用する観光客がどの程度の買 い物をするかは推測することは難しいことから、費用対効果を算出することは困難であります。充電 設備が充実していることで、電気自動車をお持ちの県内外の方が安心して本市を訪れることができる ようになり、観光施設への誘客にも寄与され、観光産業の活性化に結びつくものと期待しているとこ ろであります。   次、5点目、市民に対する電気自動車の普及に関してどのような見識をお持ちかとのお尋ねにつ いてでございますが、電気自動車の県内の登録台数は3月末現在で727台であります。市内に登録さ れている電気自動車は10台であります。4月以降市内で販売される台数は、聞き取り調査によると5 台販売されており、電気自動車の普及は市内においても少しずつではありますが、進んでいるものと 思われます。現在電気自動車の1回の充電での走行距離は、150キロから220キロメートルと言われて おります。走行距離は伸びてきておりますが、まだまだ充電箇所が不足しているところであります。 引き続き充電インフラ整備を進め、電気自動車のより一層の普及促進を図りたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ご答弁ありがとうございました。それでは、私のほうの再質問は余り激高し ないようにソフトにやりたいと思いますので、よろしくご協力をお願いいたします。   今3%増税については、既契約においてもその増額分を市で補填されるというふうに理解してよ ろしいでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 変更契約して、3%分は変更契約で対応するという方針でございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 当初契約の指定管理料に対して単純に3%を上乗せをする変更契約のみとい うふうな考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 今回の消費税率アップに関連するものについてはそのとおりでございま す。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ある指定管理されている方からのちょっと不安の声を受けて今回質問させて いただいたわけですが、通告にも申し上げたとおり村上市内の指定管理を受けているほとんどの事業 所、企業については、みずから利益を求められる指定管理団体、そういう業態が非常に少ない環境に あると、こんなふうに考える中で、3%の消費税がアップすることによって施設を利用する方たちか ら利用料をいただいたり、また会費をいただいたりしている団体が3%の使用料のアップすることも 条例変更が必要になったりするというふうなことで、すぐ対応できない環境にある。その中で、事業 を遂行する上に当たってもろもろの経費、人件費から全て消費税が賦課されてくるわけですが、その 経費についてを通常の年間指定管理の3%プラスの変更契約だけで果たして運営費の消費税アップ分 が補填されるのかどうか、非常にその辺が不安視をされているわけですが、団体によっては体育館の 指定管理をしているところだとか介護施設だとかいろいろあるわけですが、やはりもろもろ消費税の アップに対して経費に上乗せをされる金額、これをしっかり計算上たたき出した上でその補填が図ら れなければ必然的に指定管理を受けた企業、組織、団体の経費増につながっていくのだろうと思って いるものですから、今財政課長からのご答弁だけではちょっと不足なのではないかなと、こんなふう な思いがしているのですが、その変更契約に対しての細かい変更内容の試算のようなものはもう既に でき上がっているものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 指定管理の関係だと思いますが、まずその指定管理に係る施設の市民か らいただく使用料につきましては、国からも今回の消費税アップに伴いまして公共施設の利用料金を 適正に引き上げるようにというようなお話もございますので、まず使用料についても3%上げていく ような方向で今検討しているところでございます。   なお、これには当然条例の規則の改正も必要でございますし、市民の皆様への周知期間も必要で ございますし、あと細かい端数の処理をどうするかとかさまざま検討するべき課題もございますので、 その辺他市の対応の状況も見ながらこれから決めていく方向でございます。それから、当然先ほど申 しましたように施設の維持管理費が全て消費税増額分の影響を受けるわけでございますので、その分 については消費税を加算していくというような方向で今、予算編成においてもその方向で進めている というところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 当市においては、現在各地区、集落で指定管理されているものを除いても生 活基盤関連として斎場、し尿処理場などが4カ所、それから医療福祉関連で18カ所、産業振興関連で 30カ所、教育、文化関連で9カ所、スポーツ関連で21カ所が民間企業やNPO法人、それら地域団体 等で指定管理をされているというふうに村上市のホームページのほうでは発表されています。数ある 団体がぞれぞれの課によって所管が分けられているわけですが、財政課主導でひとつそこは同時期に 同様の平等な措置をしっかりとやっていただきたいと、こんなふうに考えております。   最後にもう一点この消費税についての質問をさせていただきますが、蛇足に当たるかもしれませ んけれども、平成26年に8%に引き上げられた消費税が、経済状況を勘案して判断すると政府が発表 しておりますが、平成27年度にはさらに2%増税ということも当然視野に入れておく必要があると思 いますが、その辺については同様の措置をというふうなことで考えられているのだろうと思いますが、 いかがお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 同じく国の施策による税率のアップでございますので、同じような方向 で取り扱いすることになるかとは思います。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ありがとうございます。市内の今申し上げた各指定管理団体については、や はり行政とタイアップしながら市民の福祉を守ったり、充実させたり、いろんな行政事業を補完する 役目を担う業務をつかさどっているわけでございますので、その団体の運営が決して現在十分なもの であるというふうな認識は私も持っておりませんし、過去の特にスポーツ関連のNPO法人関係の人 件費等については市長答弁にも課長答弁にも多々出てきますが、十分なものであるというふうな認識 ではない、これから市内でしっかりとした過程を築く上でもそこは充足をさせていく必要があるとい うふうなご答弁が何回もなされているわけですので、まずはこの消費税、今までの経費に負担がかか る分を速やかに行政対応で取り去っていくようなスピーディーな措置をお願いしたいと思います。   それでは、次の2項目めの電気自動車、いわゆるプラグインハイブリッド車についての再質問を させていただきたいと思いますが、今市長答弁の中でまずはなぜ導入を進めるのか、これについては 環境対策の観点を強く第一に挙げられておりました。そして、または市民生活で普及されることによ ってさらに環境安定を高める、そしてまたそういう施設がふえることによってプラグインハイブリッ ド車を利用する観光客の誘致数が増えていくというふうな市内産業に対しての効果も期待していると いうふうな考えであったというふうに受けとめております。   そこで、神林道の駅と朝日道の駅内に2カ所3月末までに設置を予定している充電器について、 普通充電器と急速充電器2タイプあるというふうなご説明ですが、前にもこれ説明がなされていたよ うな気もしますが、改めてお聞きしますが、普通充電器と急速充電器の仕様の違い、または設置経費、 ランニングコスト、この辺の違いについて教えていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) その前に電気自動車につきましては、本来の本当の電気だけで走る電気 自動車と、プラグインハイブリッドといいまして、ハイブリッド車に電気で充電できるものというよ うな形の2通りございます。その中で、今回市長答弁しました電気自動車とプラグインハイブリッド 車が含まれたものというふうな形でご理解していただければと思います。なおまた、今議員のご質問 のやつなのですけれども、電気自動車の充電器には今議員おっしゃいましたように普通充電器と急速 充電器がございます。大きな違いは、普通充電器ですとおおむねゼロから100近くにするまで7時間 から8時間くらいの充電時間が必要であります。それに対しまして、急速充電器はおおむね30分とか 45分くらい。それぞれの電気のパワーによって若干の違いは出てきますけれども、それだけの大きな 違いがございます。なおまた、設置費用につきましても普通充電器につきましてはごく家庭用のもの 程度から考えますと数万円程度から、また同じ普通充電器でも俗にパブリックという、要するに公共 性のあるようなところにつけるものにつきましては、やはり二、三百万円するものまでいろいろござ います。なおまた、急速充電器につきましても100万円から五、六百万円ぐらいという、これも電気 とかそれぞれのものによって違うような状態であります。   あと維持管理費なのですけれども、維持管理費につきましても普通充電器でありますと電気代で、 それぞれの使う頻度によって違いますけれども、今現在私どものほうで計画しております神林と朝日 のほうで計算いたしますと、神林のほうで1日平均2台使うというような計算をしますとおおむね5 万7,000円ぐらいですし、急速充電器も同じように1日2台充電するというようなことを考えますと5 7万円ぐらい、10倍程度違うような形になります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ちょっと整理させていただきます。私もプラグインハイブリッド車と電気自 動車、メーカー出していいか悪いかちょっとあれなのですが、一番テレビで目にするのが日産のリー フというのですか、あのタイプは100%電気で走っているというふうに理解しているのですが、あれ は今課長がおっしゃったどっちのタイプになるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 今議員おっしゃったのは、電気自動車100%という形で電気自動車です。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) そうすると、いわゆるプリウス、これはプラグインハイブリッド車という理 解なのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 当初発売になりましたプリウスは俗に言うハイブリッド車という形であ りますし、その他今各自動車メーカーでもハイブリッド車というやつがいっぱい出ております。そし て、プラグインハイブリッドというのは、ハイブリッドにプラスして電気で充電できると、そういう。 普通のハイブリッド車というのは電気で充電できなくて、走りながら電池に充電するという形ですし、 プラグインハイブリッドというのは自宅でもしくはそういう充電設備があるところで電気を使って、 そこに電池に充電できると、そういうような形で違いがございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) プラグインハイブリッド車は、電気以外の、モーター以外のガソリンだとか の動力も併用されている車という理解でいいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) はい、そのとおりです。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) もう一回確認です。普通充電器と急速充電器のコスト面なのですが、いずれ も1日2台充電をしたとしてという前提だったかと思うのですが、神林に設置されるものについては、 予算で2台分なので幾らなのかはっきりわからないのですが、設置金額についてははっきり明確にわ かりませんでしたが、コストについては1日5万円程度かかるという、そしてまた朝日地区について は急速充電器、これ1日10倍、約50万くらいの経費がかかる。月だったのでしょうか、日だったので すか、そこを。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 今の金額は、おおむねですけれども、年間でございます。1年間でござ います。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 急速充電器については、設置費用は2つ合わせて約400万円近い予算計上を されていますので案分なのかもしれませんけれども、コストとしては急速充電器は年間50万円かかる というふうなことで、ちょっと私も意外だったというか、結構なコストがかかってくるなというふう なことを感じたので質問させていただきますが、どうしても市の施策、環境についての施策なのか、 観光についての施策なのかというところと朝日につける急速充電器、50万円年間コストがかかってい くわけですが、これがやっぱり費用対効果という捉え方をせざるを得ないというところで質問させて いただくのですが、まず当市には全国の議員連盟で創設している全国森林環境税創設促進議員連盟の 事務局を担っているというふうな立場があるということは、市長は当然だと思うのですが、所管であ る環境課長さん、ご存じですよね。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) はい、存じております。 〇6番(川村敏晴君) 商工観光課長さんについてはいかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 聞いております。 〇6番(川村敏晴君) ありがとうございます。市長答弁に総括されていたことではあると思うので すが、やはり環境を重視するために、これも蛇足になるかもしれませんけれども、全国森林環境税創 設を何でやっているかというふうなことは、地球環境規模で温暖化を阻止していく、そのために各国 でCO2の削減に取り組もうというふうなことが従来から進められていることですが、特に民主党政 権下に京都議定書の策定において日本のCO2削減のパーセンテージが鳩山内閣から示されたわけで ありますが、それを受ける前からこの活動は続いているもので、やはりまず特に日本においては国内 のCO2を削減し、吸収し、きれいな空気にしていく、吸収源対策費用を国の公助的な税金として森 林整備をすることによって空気環境を正常化していこうというふうなことのために繰り広げられてい る活動でありますし、全国の議員の活動を事務所管しているのが村上市議会であると。板垣議長が会 長になられているわけでありますが、これは私も何回かいろんなネーミングライツ等でも申し上げて いますが、非常に日本の政治機構の中では大きなことを担っている活動であるというふうに感じてい るわけです。そこに今村上市が年間55万円もの経費をかけて充電器を設置、さらにまた県の補助事業 を活用しながらとはいえ各地に充電器設置をしていく予定であるというふうなことを考えれば、この ことについてはもっと積極的にやはり堂々と進めていくべきだろうというふうに考えております。そ こには多額の経費がかかってくるわけでありますが、この残り15基の設置について、まずは村上と山 北地区に5つ設置というふうにさっき環境課長がおっしゃっていましたが、その場所については今観 光産業の観光客誘致を含めて検討するというふうな答弁があった中で、明確な設置場所の基準といい ますか、それについてはしっかり協議をされておりますか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) もう一度数字的なことを確認させていただきたいかと思いますけれども、 今新潟県のビジョンにのっております村上市での台数は15台であります。そのうち今年度2台、来年 度2台を村上市で予定しておりますし、残り11台は民間のほうで計画しているということであります。 先ほど市長答弁でも申し上げましたけれども、この11台につきましては県のほうでビジョンをつくる ときに希望するような方ありますかというような形で手を挙げた方々でありますので、必ずしも11台 がつくというような確定した数字ではございません。これは、ことしの2月末までに県のほうを通し まして申請いたしまして、来年の2月までに申請して来年の10月までに建設するというようなことが 義務づけられているもので、今一応手を挙げている台数が11台あるというふうな形でご理解をお願い したいと思います。   なお、設置の基準でございますけれども、今回道の駅につけさせていただきました。朝日と神林 でございますけれども、充電設備そのものにつきましてはゼロから満杯にするという考え方ではござ いません。当然電気自動車に乗ってくる方はどこに次のやつがあるのかということをみんな計画して まいります。それで、例えばの話、新潟からこちらのほうにおいでいただいたときにある程度減りま すので、例えば神林道の駅に寄って食事なさったりしたときに1時間程度で何分の1かを充電しても らうと、そしてまた次行ったときにどこかの場所でしてもらうというような考え方でおります。なお また、それですと非常に時間がかかりますので、本来であれば急速充電のほうがいいのかもしれませ んけれども、先ほど私申し上げましたように維持費が非常に高い、10倍ぐらいかかるような形であり ますので、なかなかそれも難しいというような形で、今どちらにすべきかということで検討している ところもあります。なおまた、道の駅朝日のほうにつきまして急速充電にしましたのは、高速道路の 終点でありますし、その高速道路を通ってきたときにその前にあるのが黒崎のサービスエリアでござ います。そこからこちらのほうにございませんし、また、では朝日過ぎるとどこにあるかといいます と次鶴岡までございませんので、そんな形を考えまして道の駅朝日には急速充電にさせていただいた というような形であります。また、今ほど議員さんお話ししましたとおり、観光施設、またそれぞれ 人が寄りやすいようなところ、そういうようなところを考えまして次の充電の場所について検討して います。先ほど市長答弁ありましたように、村上地区と山北地区に計画しておりますけれども、場所 につきましては今それを管理者と協議中でございます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 観光的な側面を考えれば、急速充電器1カ所設置する経費を考えれば普通充 電を何台か数を多くしたほうがいいのではないかなというふうな感覚は持ってしまいますが、商工観 光課長、この辺は商工観光課としてはどんなふうな捉え方をなさっていますか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 市長の答弁にもありましたように、まず市内により多く普通充電器 があって、それぞれのところで30分から1時間程度充電しながら次の場所へ移動していただくという ことが設置する費用の面、それからメンテナンスの維持管理の面からもよろしいのではないかなとい うふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 私も同感です。これも行政の皆さんは当然ご存じだろうと思いますが、イン ターネット等充電器の普及について探っていますと、ソフトバンクテレコムなど国内10社が飲料自動 販売機を活用した電気自動車用充電器の国内インフラ普及事業を開始すると。これ2011年の記事では ありますが、こういうものが宣伝をされておりますし、私のところにもこういう事業を活用して観光 都市を目指す村上市に充電器の配備を促進してはどうかというふうな案内も来ております。この件に ついては、販売機のあるところにソフトバンクモバイル等の会社が充電器を無料で設置をし及びイン フラ、年間を通した電気料だとか、設置費用ですか、メンテナンスを含めて全部その方たちが負担す るというふうな内容であろうかと思いますが、これについては市長、課長のほうにも案内をしたとい うふうに業者の方には聞いたのですが、これを活用することによって村上市の、今聞けば朝日、神林 の道の駅に設置費用で400万、ランニングコストで毎年60万弱かかっていくわけですが、県費、県の 補助金を使ったとしてもこれから市の持ち出しがどんどん増えていく環境の中で、数が増えれば観光 的にもメリットが出るだろう、環境的にもメリットが出るだろうという考えはわかるけれども、先立 つ予算についてどうやって捻出するのだと。さっきの質問にもあったように、多額な財政借金を抱え ている当市の中では一円たりとも無駄にできないこの情勢の中で、こういう民間企業の提案する事業 案を活用することは非常に当市の財政的にも、観光都市を目指す行政策としても有益なことではない かなと私は考えているのですが、この辺については市長、どんなふうなお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、経費がかかるから市としての事業としてどうかなということですけれ ども、恐らくこの事業は先ほど私提案理由の説明で申し上げましたようにこれからの日本の社会の構 造を見ますと相当増えてくるだろうなと、そのように捉えていかなければならないのでないかなと考 えております。そのような中で、経費がかかるからやらないと、ほかの市はやっているということに なってきますと非常に観光面で大きな打撃を受けるということになってまいりますし、今先ほど年間 50万円という話でございましたけれども、これは恐らく相当安くなるか、補助事業採択に入ってくる のではないかと、そのように捉えております。民間企業でそれをやるということであれば、ひもつき でなければ、それをやってやるから何かをしろということであればそれは困りますけれども、そうで ない限りは民間でそういうようなものを取り入れていくということであればやはり参入すべきではな いかなと、そのように捉えております。いずれにいたしましても、ジリ貧にならないように、憶病に ならないようにしていく必要があると、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 市長から非常に前向きなご答弁だったと私〔質問終了時間10分前の予告ブ ザーあり〕感心しておりますが、やはり民間が一行政の財政に恩恵を提供するような内容については 非常に行政の皆さんは二の足を踏む部分が多いのかなという気はするのですけれども、しかし既にこ の事業を活用して国内多くの市が例えば大勢の人が来るアリーナだとか、文化ホールだとか、そうい うところで設置を導入しているというふうなお話も聞いております。商工観光課長にも話をしに行っ たというふうなことは聞いておるのですが、そこは環境という側面の所管課長として、こういう民間 の制度を活用するに当たって、今市長はこういう答弁されましたが、いかがお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 議員今お話しになったことは、業者の人が来て私もお話を聞きました。 民間のほうでそういうような整備をしてくれるということは非常にありがたいことだなというふうに 感じておりますけれども、ちょっと1つだけ疑問というのですか、ちょっと考えなければいけないと ころがありまして、そのお話からいきますと、今自動販売機を設置しているわけですけれども、その 設置が結構村上市内の業者の方が設置しているのがございます。その設置の権利をそちらのほうにお 渡ししなければいけないというのがあるみたいで、市内から自動販売機を納めている方がちょっと不 利益をこうむるおそれがあるので、その件については私どものほうについてはいま少し検討が必要か なと。ただし、それらの方がいいのですよということであれば、それは非常に進めていただくことは 結構なことでないかなと私は思っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 私も大ざっぱなシステムの概要しか理解していないという立場ではあります けれども、飲料メーカーさんいろいろありますが、大手飲料メーカーさんが自動販売機を、設置会社 さんがまた別口にあるようなのですが、直営で設置しているところもあると思いますが、それを紹介 する、いわゆる村上市内の紹介業者さんというのが地元業者というふうに今課長がおっしゃっている 方々ではないかなと思います。大手メーカーさんについては、環境面だとかいろんな面で充電器を自 分たちの販売機の脇に設置されるということは、そこに貢献したいというふうなことで企業イメージ のアップだとかいろんな効果があって導入について積極的であるというふうなことです。設置を代理 店としてやっている地元業者さんの方の従来の手数料メリット等に対して大きな減益になるようなこ とはいかがなものかという思いもありますが、ただ当市の今後の観光についてのインフラ整備の一つ、 環境についてのインフラ整備の大きな目玉とするのであれば、やはりそこは地元業者、そしてまた提 案事業者さんとの橋渡しを行政がしっかりつけてやってもいいのではないかなと。情報提供だとか、 少なからず当市における観光客が大勢来る施設というのは指定管理されている場所が多くあるわけで すが、直接的には市の管理する場所が多いわけです。まずは、そこに短期間に多くの充電器を導入進 めていく上で、県の事業も併用しながら取り組んでいくべきでないかなと、こんなふうに考えており ますが、ここは環境課と商工観光課が今のところ直接関係することになるのだと思うのですが、市営 の荒川ゴルフ場について同じこのシステムを導入して充電器の設置が決まったというふうに私は聞い ておるのですが、これについては商工観光課長〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕いかがです か。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 今議員おっしゃるように、業者さんがお客様の大勢おいでいただけ る場所ということで、こんなところどうだろうかということで指定管理者を何カ所か回った中にゴル フ場との交渉もして、設置する方向で話が進んでいるということは聞いております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) その方向性において、大きな市に対してだとか、指定管理者に対してだとか、 デメリットというのは発生する可能性は高いのですか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 聞いている範囲内では、デメリットはほとんどないというふうに判 断しております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) そこで、今度は環境課長、ちょっと似ているのでかんでしまいますが、やは り業者のほうから聞くとなかなか行政サイドでは自分たちの主張というか、システムに対しての、前 に進めるためのやりとりがかみ合わないというふうなことも聞いております。もう少し担当課で、市 長の答弁もあります、特に問題のない事業であればしっかりとそのよしあしを検証して前向きに進め るべきであると私は考えていますが、その辺今後の課題として情報収集等検証をしていくおつもりが あるかどうかお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 先ほども申し上げましたけれども、民間業者で充電器をすることには非 常にいいことだと思います。ただし、1つ気をつけなければいけないのは、既存の市内の業者の方が 自動販売機を設置していて、そこから何がしかの利益を得ているわけです。その権利をそちらのほう にお渡ししなければいけないというところでちょっと考えなければいけないところがあるので、今実 際に納めている方がいいですよということであればこれは非常にいいことでありますので、進めてい ただきたいと。そして、おいでになった業者の方にも皆さんでそれぞれのところを回ってお話しして いただければ非常に結構ですというふうな形でお話ししてありますので、私どものほうからそれをと めているとか、そういうことではございませんので、ご理解をお願いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 契約については個々の事業所同士というふうなことでありますが、特に完全 に民間のホテルだとか民間が経営して設置しているものについては行政がはまる余地は当然ないわけ ですが、今言ったような指定管理先に設置されている自動販売機について、これは市内業者の方が設 置をお願いしてという箇所も何カ所かあるというふうなことですが、それらについては施設管理の総 括責任を持っている行政側がやはりいろんな情報提供を介在することは何ら不都合はないのだろうと 思うので、どこにかかればわからないのでは話にならないというようなことではなくて、そこは判断 するのは個々の民間業者さんであっていいかと思いますが、しっかりとした情報提供のできる環境整 備、ここは所管の課としては行政サービス上必要なことでないかなと、このように考えますが、この 点についていかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 今ほど申し上げましたように、私どものほうとしましてはその件につき まして営業に行くなというような話もしておりませんし、そちらのほうに行ってお話ししてください というような形でやっております。また、もし必要であれば指定管理している担当課のほうとまた話 し合いをしたいなと、こういうふうに思います。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ありがとうございます。まずは、ただだから怖いというふうなことではなく てしっかりとした、民間も民間で一生懸命生き残ろう、そのために地域貢献になる事業をというふう な側面もこれからいっぱい出てくると思います。それをしっかり行政サイドもやはり民間の事業の活 用をできるだけしっかり情報収集と理解力を持ちながら〔質問時間終了のブザーあり〕村上市民のた めに頑張っていただきたいと思います。   私の質問これで終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで川村敏晴君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時55分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 18番、滝沢武司君の一般質問を許します。   18番、滝沢武司君。           〔18番 滝沢武司君登壇〕 〇18番(滝沢武司君) 市民クラブの滝沢であります。議長の発言許可をいただきましたので、以下 2項目についてお伺いいたします。   第1の項目は、市の介護支援事業と介護予防事業の現状と今後について伺います。その1は、急 速に超高齢化社会へ進行する状況にあって、市の介護支援事業、介護予防事業のうち特に地域包括ケ アシステムや地域包括支援センター等の取り組みや施策をどのように設定し、どのような点を重点化、 具体化しようと考えているか伺います。   2点目は、当市の介護予防や要介護度の重度化防止の施策を進めるに当たっての問題点をどのよ うに受けとめ、改善しようとしているかであります。   3点目は、住民組織による見守りや支援は介護保険事業を補完する上で大変大切な活動と考えま すが、このほかに介護保険事業等で賄えない部分をどのような施策で補っていこうと考えているか伺 います。   4点目は、元気高齢者に対する健康維持や増進に関する事業はどのように行われており、その成 果をどのように評価しているかであります。   5点目は、当市の介護関係の環境や現状から、今後の介護保険事業計画や高齢者保健福祉計画の 拡充や改定に当たって、特にどのような点を強化あるいは特化しなければならないと考えているか伺 います。   2項目めは、来年度の学校教育予算編成への対応と特別支援教育(障害児教育)施策の今後につ いてであります。その1点目は、来年度の学校教育予算編成に当たって、本年3月まで学校教育現場 の直接責任者であった経験を踏まえて特に強化、充実したいあるいは新たな発想で臨みたいと考えて いる点についての所信を伺います。   2点目は、本市の特別支援教育について伺います。(1)、市立小中学校での特別支援学級の設 置数と入級児童生徒数を伺います。   (2)、10年前と比較しての入級児童生徒の数的、障害内容的に見た動向や傾向をお聞かせくだ さい。   (3)は、本市の特別支援教育の今後の対応や重点として進めたい具体的な方針について伺いま す。   答弁をいただいた後、関連する質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、滝沢議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、市の介護支援事業や介護予防事業の現状と今後についての1点目、地域包括ケ アシステムや地域包括支援センター等の取り組みや施策をどのように設定し、どのような点を重点化、 具体化しようと考えているかとのお尋ねについてでございますが、医療、介護予防、住まい、生活支 援サービスが切れ目なく提供される地域包括ケアシステムの現在の取り組みとして、在宅医療推進の ための多職種連携研修会などにより、医療、介護の連携体制の構築を図るための準備を行っておりま す。一方、介護予防、住まい、生活支援等については、地域ケア会議やこれから行う村上市高齢者生 活実態調査を通じて地域の課題やニーズを把握し、この地域に不足するサービス等について検討して まいりたいと考えているところであります。また、地域包括支援センターは、高齢者が住みなれた地 域で安心して生活できるよう地域包括ケアシステムを運用する役割があり、機能強化を図る必要があ ると考えておりますので、業務内容の見直しも含め検討しているところであります。   次、2点目、介護予防や要介護度の重度化防止を進めるに当たっての問題点をどのように受けと め、改善しようとしているかとのお尋ねについてでございますが、介護予防事業等を進めるに当たっ ての問題点としては、多少不自由さはあっても特に問題となっていないから参加しないという方も少 なくないことが考えられるため、市民を対象とした介護予防の講演会などを通じて元気なうちから介 護予防に取り組むことの重要性を啓発しているところであります。また、地域包括支援センターの機 能を強化することで地域における活動を充実させ、生活機能が低下している高齢者を早期に発見し、 対応してまいりたいと考えております。要介護度の重度化防止については、介護支援専門員を中心と するサービス関係者が自立支援を強化したサービス提供を意識したプランづくりができるよう支援を してまいりたいと考えております。   次に3点目、住民組織による見守りや支援について介護保険事業等で賄えない部分をどのように 補っていこうと考えているかとのお尋ねについてでございますが、高齢者等への見守りや支援につい ては単位老人クラブを中心とした組織による訪問活動の継続や社会福祉協議会への安否確認委託事業 により訪問活動を実施しております。今年度から市内全域に拡大したところであります。また、配食 サービス等の高齢者生活支援事業の内容を再検討し、安否確認や支援サービスの充実を図ってまいり たいと考えております。   次、4点目、元気高齢者に対する健康維持や増進に関する事業の成果をどのように評価している かとのお尋ねについてでございますが、高齢者を対象とした介護予防事業として運動、口腔、栄養改 善を含む総合型介護予防教室や転倒予防教室、生活機能の低下や閉じこもりを防止する通所型の教室 等を直営及びNPO等に委託して実施しております。いずれの場合も検査や計測、健康観に関するア ンケート等を教室開始前と終了時に実施し、評価を行っております。なお、成果や評価については毎 年県や国に報告しております。   次に5点目、今後の介護保険事業計画や高齢者保健福祉計画の改定に当たって特にどのような点 を強化、特化しなければならないと考えているかとのお尋ねについてでございますが、国の社会保障 審議会の介護保険部会において介護保険制度の見直しに関する意見の取りまとめが行われているとこ ろでありますので、国の動向を注視するとともに、村上市高齢者生活実態調査の結果を踏まえ、強化 するポイント等を明確にしたいと考えているところであります。   次、2項目め、来年度の学校教育予算編成への対応と特別支援教育、障害児教育施策の今後につ いては教育長に答弁をいたさせます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、滝沢議員の2項目め、来年度の学校教育予算編成への対応と特 別支援教育施策の今後についての1点目、予算編成に当たって現場の経験を踏まえて特に充実したい、 新たな発想で臨みたいと考えている点のお尋ねについてでございますが、2点目の3つ目、本市の特 別支援教育の今後の対応や重点として進めたい具体的な方針とあわせてお答えいたします。   本県では、特別支援学級在籍者数が過去5年間でおよそ1.5倍になると同時に、特別な支援を要 する児童生徒個々の教育的ニーズも多様化しております。本市においても特別支援教育の視点に立っ た学校運営のさらなる充実が必要であると考えております。また、文部科学省の平成24年通常の学級 に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果による と、小中学校の通常学級において学習面や行動面で著しい困難を示す児童生徒の割合は6.5%という 結果が示されております。この事実を真摯に受けとめ、次の3点の取り組みが大切であると考えてお ります。1つ目、教職員で発達障害に関する研修を実施し、その共通理解に基づく指導、支援、その 2、関係機関との連携による一貫した指導、支援、3つ目、地域の相談支援ネットワークの充実と活 用であります。この中で特に重点としたいことは、教職員の研修であります。普通学校の教員全てが 特別支援教育や発達障害に関する専門的な知識を持って指導しているわけではありません。そのため、 これまで培ってきた生徒指導や学級経営のノウハウを駆使してもうまくいかず、学級崩壊に至るケー スも少なくないと聞いております。発達障害の種別によって困難の内容は違いますが、その児童生徒 の困っていることや障害の特性を十分に知って丁寧に対応する必要があります。そのために事例等を もとにした研修が大切であると考えております。このようなことから、次年度は次のような研修を進 めてまいります。研修会には全ての小中学校から最低1人の参加をお願いし、全ての教職員に研修内 容が周知されるようにいたします。なお、教職員の繁忙等を考慮し、夏期休業中や冬期休業中の開催 を予定しております。また、これまで勤務の関係から研修を受けられなかった市の臨時職員である介 助員や教育補助員に対しても研修会を実施する予定であります。あわせて、個々のケース会議、教育 相談、中学校単位等の研修において各学校の特別支援教育コーディネーターを核とし、地域の相談支 援ネットワークの強化と拡大も図ってまいりたいと考えております。   次に2点目の1つ目、市立小中学校での特別支援学級の設置数と入級児童生徒数のお尋ねについ てでございますが、小中学校別にお答えいたします。平成25年5月1日の時点で、小学校においては 知的障害学級は17学級で在籍65人、自閉症、情緒障害学級が10学級で在籍42人、肢体不自由学級が1 学級で在籍1人であります。合計で28学級、在籍108人となっております。中学校においては、知的 障害学級は6学級で在籍27人、自閉症、情緒障害学級が5学級で在籍21人であります。合計で11学級、 在籍48人となっております。   次に2つ目、10年前と比較して入級児童生徒の数的、障害内容的に見た動向や傾向についてのお 尋ねについてでございますが、合併時の平成20年との比較でお答えいたします。数的動向としては、 小学校では約1.6倍、中学校では約1.7倍と増えております。障害の内容的傾向といたしましては、同 じ障害においても個々の課題が多様化していること、知的障害傾向、自閉症、情緒障害傾向が重複す る児童生徒が増えていることが挙げられます。また、本年度肢体不自由学級も新設されております。 現在我が国では、障害のある子どもとない子どもを同じ学校に通わせて、可能な限り同じ内容の教育 を受けさせるというインクルーシブ教育が推進されつつあります。本市においても特別支援教育の一 層の充実を図り、全ての児童生徒がともに学び、ともに伸びる教育を推進してまいりたいと考えてお ります。そのためにもこれまで述べてきた本市の特別支援教育の現状を勘案して、できる範囲での介 助員、教育補助員の配置にも努めてまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) ありがとうございました。質問の順番に従って再質問したいと思います。   一番最初の地域包括支援センターの関係ですけれども、今センターはこの市に幾つ設置されてい るというふうに捉えればいいですか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 包括支援センターは、センターとしては1カ所でございます。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) それは、社会福祉協議会への委託というふうに捉えていいのですか、それと も市が直接その仕事というのかな、運営にかかわっているか伺います。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 本庁、私ども介護高齢課の中に地域包括支援センターがございます。 あとそのほか支所については、その包括の業務を担っていただいているという職員が配置されている ということです。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) この問題も非常に保育園とか、いわゆる乳幼児に対する扱いと同じように、 市がやっぱり十分に責任を持って対応する必要があるのだろうというふうに思います。非常にいろい ろな介護施設等が民間委託される中にあって、このようなことは特に重要なのだろうというふうに思 います。   介護支援事業ということにかかわっては、1つは地域包括支援の推進ということと、もう一つは やっぱり介護環境の整備ということが非常に大事なのだろうと思うのです。そういったことで、よく 聞くのは予防プランとかいろいろなこと、いわゆる計画の段階に非常に力がかかっていてあるいはお 金の面でもかけられていて、実際に相談とか、それから機能をしっかりと進めていくというあたりに まだまだ不足があるのではないかという指摘がされますが、担当としては今の点はどのように受けと めていますか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 議員おっしゃられるとおり、最近特に相談の内容も種類的にも多く なってきておりますし、1件当たりの内容の関係も複雑にもなってきて、時間もかかるようにもなっ てきております。これは市内全域にも言えることでございますので、そういったところはやはり体制 を強化しながら相談に応じていきたいというふうには考えております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 昨年のちょうど今ころを中心にして、私の妻が介護保険の関係でいろいろお 世話になった。特に担当職員の皆さん方とか、あるいはサービス提供事業所というのですか、そうい ったことに本当に真剣に向かっていただいたことに改めて私は感謝をしたいと。そういったことを踏 まえながら、やはりこれからいわゆる超高齢化社会という中で、この問題はもう本当に避けて通れな いというよりも積極的な対応が必要だと思うから、今回質問に取り上げさせていただきました。これ からの税と社会保障の関係とかいろいろな関係で、この問題は非常にシビアな面がいろいろ聞かされ ています。特に社会保障制度改革国民会議ですか、そこでは要支援サービスを市町村に、いわゆる地 方自治体に任せようとか、そういうことになると、介護予防あるいは介護の重度化というのは質問に もしましたけれども、非常に大きな問題になってくると。市としてもこれに対する対応が本当に迫ら れるのだろうというふうに思います。このような要支援の段階は各地方自治体にというような方向づ けになると、そのことについて市としても財政的にもあるいは制度的にも非常に大きな問題を抱える ことになると思うのです。そういったことで、今そういう問題が出ていますから、それについていろ いろ検討はしているのだと思うのです。仮にこういうふうなことになったとしたら、一体市町村とし てはどんな対応が必要なのだろうということを総括的な面から市長にお伺いをしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そういうような介護度1とか介護度2の人は市町村に任せるというようなこ とであるみたいですけれども、当然それには財源が伴ってきますので、裏づけがあると私どもは信じ ています。障害者自立支援法のときもそうだったのですけれども、国においては悪い言い方をすれば 面倒くさいのは丸投げしてあるというようなことではないかなと、そのように捉えていますが、そう なったらどうするかというようなことでございますけれども、それは国あるいは県との調整の中でし っかりとした対応ができるようなものであってほしいというようなことを要望し、そして財源も当然 ついてくるというようなことで要望してまいりたいと、そのように考えています。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) やはりみんなで支え合うあるいは問題を直視するという観点からは、今要支 援になっていない人も要介護のほうに進まないように、段階が進まないようにするためのことを考え ていくのが筋であって、財政の関係でこれは切り離してよそのところに預ければいいというような問 題ではないだろうと私も思います。   そういった関係で、もう一つはやはり地域でのいろいろ支え合いといいますか、見守りといいま すか、先ほども言いましたけれども、非常に重要な部分を抱えているというふうに思います。先般村 上地区の区長会の研修会がありまして、村上地区の市議会議員もいろいろその研修の中に加えさせて もらったのですけれども、そこで区長会長は特に自分の地域あるいは町内から孤独死というのですか、 それをもう出さないようにみんなで支え合っていきましょうという非常に力強い話がありました。非 常に大事な言葉なのですけれども、重要な点で、市がやはりサポートしないと地域の活動が本当に地 についたものにならないというおそれがありますので、その辺についてはぜひ市としても、これは村 上ばかりでないと思いますので、各地区の皆さん方へのしっかりした支援体制を組んでもらいたいと いうことを先ほどのBの質問のところで、1のBで質問したことの答えに加えさせていただければと いうふうに思います。特に見守りという関係で、市としてこういうふうなところにもう少し力を入れ ていきたいと、そうやって区長さんや地域の人が一生懸命に頑張ろうとする姿勢があるわけですから、 どのように今後サポートをしていったらいいのかということについてお考えがあったらお伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 見守り、支え合いの一番大きな力となっていただいているのは、や はり老人クラブの皆さん方がチームを組んで訪問活動等をしていただいていると。それから、社会福 祉協議会さんのほうからもまた、委託事業ではございますが、見守りをしていただいているというと ころでございます。そういったことに関しましても、先ほど市長答弁にもありましたように拡大をで きるだけしていきたいというふうに考えております。一方では、配食サービスとか、そういった事業 の中でも食事を配達していただいていることとあわせて安否の確認をしていただいたりというような ことでも取り組んでおります。これらにつきましても、内容等も見直しをしながらさらに進めていき たいと。もう一方は、最近ちょっと話が出ているのは御用聞き的なことで訪問をしていただいて、必 要な品物等の届けをしたりとか、そういったことを手がけている事業所も出てきておるようでござい ます。そういったところも村上市としてできる方法を探りながら、今後はそういった方面も考えてい きたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) その点ひとつよろしくお願いをしたいと思います。   また、その反面、いわゆる介護保険サービスを受けていないと、受けなくてもいいと言ったほう がいいのかもしれません、大体保険者のうちの約80%はいわゆるご厄介にならなくてもいいという高 齢者がいると。ここのところは、やっぱりこれからの向かい方として非常な大事な点なのだろうと思 うのです。いわゆる1のCでお聞きしたように介護度が進まないあるいは支援度が進まないと。その ために健康の維持、増進をどう図るかと。増進までいかなくても、せめて現状を維持していくという いろいろな対策をとっているのはわかるのですが、やっぱりそれを扱うセクションが多岐にわたって いると。今答弁いただいている介護高齢課を中心にして、健康関係であれば教育委員会の生涯学習課 にかかわったり、あるいは福祉もあるでしょうし、保健医療もあるでしょうし、いろいろなことをか かわっている、いわゆる多岐にわたっているということから、元気なお年寄りをこれまでどおりに介 護保険にかかわらない、かかわらないということは市としても相応にお金を出すことが減っていくわ けですから、それぞれ元気なお年寄りの方に対する対応が、今言ったようにいろいろな分野があるも のですから、連絡とか、あるいは調整とか、あるいは協働、いわゆる一緒に動くという、そういった のがどういうふうになっているのだろうということがやっぱり見えてこないのです。この問題だった らどこに、健康を維持するためにこういうことをやりたいのだけれども、どこにというようなことが 担当が非常にはっきりしない部分が感じられるのですが、こういったそれぞれ役割が分担されている ものを一本にまとめて何かプロジェクトとかいろんなことでやっている動きなり、行政としての対応 はどのようになっているのかお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 今のご質問の点になりますと、まさに地域包括ケアシステムという 中で、やはりこれから特に関連のあるところとの連携をさらに深めながらやっていかなければならな いというふうに考えております。ただ、今実際上は議員おっしゃられるようにどこへ行ったらいいの かというようなところは多少確かにあるかと思います。そんなことで、これからの部分では特にまた 力を本当に入れていかなければならぬというふうに感じております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 以前に、3年か4年くらい前に介護保険あるいはいろいろな介護関係での健 康維持の関係でも質問したときに、国民健康保険調整交付金というのがあると。これは、県からそれ ぞれのいろいろな項目にポイントがして、そのポイントに応じて予算を傾斜配分をするのだというこ とで、まだまだ十分な対応のできていない、いわゆるポイントの低いところがあるのだと、これから 頑張っていきたいということを当時の保健医療課長が話をされました。こういうよそから市がお金を 活動に相応に持ってくるというような一つの制度なのだと思うのです。この辺は現在はどうなってい ますか。大体今やっているのかもどうかもちょっとわかりませんので、そこからお聞きしたいと思い ます。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 今議員お話しのように、県の調整交付金というのがございます。 国民健康保険事業でです。その中には、今健康の分野でいけば歩こうむらかみプロジェクトとかいろ んなのがさまざまな健康事業でやっておるわけですけれども、今私どもでは計画的なものでいけば歯 科保健分野でいけば計画づくりを策定すればポイントが入るということで、1ポイント20万円になる わけですけれども、そういうふうな健康づくりに対して活動的に頑張ればポイントが加点されていく という制度は今でも実施しております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 活動すればそれに見合ったやはり対応があるということなのでしょうから、 ぜひきちんとした計画のもとに強力な実施を続けていただきたいということで、これまで介護保険制 度14年たちましたか、その間2回法改正があって、4回の制度改正があったと。そしてまた、再来年 に新たな年度を迎えるということで、これから計画づくりをするという段階になるのだろうと思うの ですが、そこで先日、私も今76歳なものですから、市の介護高齢課から高齢者生活実態調査表という のが参りました。これです。私の名前で来ました。この中を見ますと、やはりこれでいいのかなとい うのがちょっとあるものですから、お伺いしたいと思います。まず、個人名を書いてくださいという のがあります。調査をします。個人名で回答をもらうという場合、一番気がかりなのはいわゆる個人 情報の関係なのです。こういうのが果たして、この内容からいくと相当欲しがる人も出てくるような 内容が書いてあって、しかも個人名で回答するということですから、なおさら。それで、私はどうか なと思ったので、このことについてちょっと調べてみたのですけれども、これは内容からいくと65歳 以上の人全員に配られたわけですか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 今回は、65歳以上の方全てにお送りしております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 何人くらいになります。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 約2万1,000人ほどに。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 前回の第5期の計画を立てる準備に比べると相当大規模なのでありますが、 2万人の人の情報が集まるわけです。   そこで、これ見てちょっとあれと思ったのは、この調査はプライムテック株式会社に委託して行 っておりと。そうすると、この情報は民間会社へ行くわけですよね、集計のために。個人情報の保護 の関係でどれだけの手だてがなされているのか。これ漏れたらえらいことになります。私は、この辺 にもちょっと問題があるなというふうに思ったのです。その辺についてはどんな手だてをとっている のですか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 今手元に契約の関係書類持っていませんけれども、当然議員心配さ れるように個人情報についてはきちっとした取り扱いを契約にも盛り込んでおったかと思います。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 保護条例にもいろいろ書いてありますので、それ見てもそのとおりでやるの だろう、やったのだろう、考えたのだろうとは思いますけれども、一つ間違うと本当にえらいことに なると思うのです。例えば家族関係はいいとしても、持ち家ですかどうかとか、年金の種類は何です かとか、それから暮らしの状況は経済的に見てどう感じているかとか、ずっと見ていくと、あれ、こ ういうことまで本当に調べなければならぬのかなという。介護を受けている人はこういう介護を受け ていますというようなことをチェックしてくださいとかいろいろあるのです。その人の健康のことか ら。私は、そういった面で中身を見て非常に心配をしました。どうしても市も調査をするのに〔質問 時間10分前の予告ブザーあり〕個人名が必要なのだという理由は何ですか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) この調査自体については、介護保険事業計画の策定のためだけでな くて、今後のいわゆる先ほど来議員からも質問いただいた介護予防等についての掘り起こしというの ですか、問題点の把握とかさまざまございますし、あと個人名につきましては特にこういった調査か ら支援が必要な方については個別な対応がどうしても出てまいりますので、そうしたときにお名前等 がわかればその辺の対応もしやすいというようなことでそういった対応をしております。中にはお名 前を出したくないという方もいらっしゃいますので、そういった方については無理にはどうしてもと いうことではなくて、差し支えない方についてはお送りしたものをそのまま返してもらっているとい うことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) おまけに、回答をいただけない場合は業者から電話で連絡させていただきま すまで書いてあるのです。本当にここまでの調査というのは必要なのかどうかです。必要だからやる のでしょうけれども、そこまでしなければならない、しかも電話をするのは業者からしますよと。そ こまでの、ちょっと問題があるし、私は答えたくないという人だってあると思うのです。その人にま で業者から電話が行くというような対応の仕方というのはやっぱり問題があると。本当にこの点は恐 らく今ご注意申し上げる中からお考えのように、要するに対応の間違いのないやり方をしてもらいた いということで、まだ問題あるのですが、ちょっと教育長が待っていると悪いので、次の教育の問題 に入りますけれども、先ほど質問で申し上げましたように3月まで現場の校長として勤務をされてこ られて、今度教育長になられた。6月の定例会でも、ぜひ圓山カラーを出してほしいと。カラーの一 番出るのは予算なのです。ですから、これから予算編成をやるのに、なるほど今までとはこういう点 が違った、なるほどやっぱり現場からすぐ行ってよかったなと、そこまで言うかどうかはわからない にしても、そういう色合いを出してもらいたい。今までこうだったから、その枠に乗せて、例えば介 助員とか指導員がふえるから、ほかのところは若干でも窮屈にしなければならぬかなというのは、今 までの枠づけの発想からやっぱり離れないとカラーというのは出てこないのだろうと思うのです。そ の辺で、できるだけの応援しますので、平成26年度の教育予算ではこんな新たな観点から新たな使い 方をしますよというのがわかるようにぜひお願いをしたいのですが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 非常に大事な点だと思っておりますので、今次年度予算に自分の思いが少 しでも反映できるように、それを皆様がどのように感じ取るかわかりませんが、ただ私は圓山カラー というよりも、やはり大事なことは学校現場が今何を必要としているのか、何が一番問題となってい るのか、その支援をどうすれば一番よいのかというところが私は一番大事な点であると思っておりま す。それが前年度の踏襲であったとしても、その中で軽重つけながら予算組みをしていきたいと〔質 問時間5分前の予告ブザーあり〕考えておりますし、今滝沢議員のお話も大切に承りながら予算編成 に当たりたいと、このように考えます。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 先ほどの答弁にもありましたけれども、そのうちでも特別支援教育、これは インクルーシブ教育ということでの観点もあるのでしょうけれども、早期発見、早期療育というのか な、指導よりもやっぱり養育だと思うのです。それは必要だと。先月総務文教常任委員会で、村上小 学校にありますこころとことばの教室を現地視察させてもらいました。いろいろ説明を聞かせてもら ったのですが、やはり大きく5年前、10年前と違っているのは障害に対する保護者の皆さん方あるい は地域の家族の皆さんの理解が進んできているために、なるべく早目に対応したいということで乳幼 児の障害相談といいますか、そういったのが非常に多くなってきているというふうなことがあります。 特に発達障害、この点でも、先ほども出ましたけれども、問題があります。今村上市、岩船郡には通 級学級が村上小学校に3学級分ですか、あとはないと。障害を持っていろいろ相談をしたり、治して もらいたいと思っても、そこへ子どもたちを連れていかなければならぬ。子どもは1人で行けないか ら親御さんがついていくと。遠いところだともう半日がかり、1日がかりになるわけ。それをもっと 数をふやして、例えば荒川、関川、神林だったらそこに1つやれば、村上へ来るよりもずっと近くな る。山北、朝日で1つ置くという、学級を開設するということで負担が少なくなる。そういう向かい 方が私は必要だと思うし、ほかの県内の状況から見ると村上市、岩船郡は平成22年かな、そのころの 新潟日報に村上市、岩船郡は空白地帯だという評価までされているのです。ぜひその辺のところをも っと学級を増やしながら保護者の皆さんあるいは子ども本人のために考えてほしいと思うのですが、 その辺はいかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 貴重なご指摘だと思っております。私は、先ほど申し上げましたように、 まず第一は通常の学級における発達障害の傾向にある子どもたちが目の前にいるということ、その子 どもたちへの対応を一人一人の教師が行うということ、これが第一だと考えております。その上で、 複数の教員の見取りや傾向を見て療育相談をし、本当にその子にとってのふさわしい教育はどうある べきかという早期発見が第一であろうと。その受け入れの特別支援学級が充実していくことが大事で あると。この2つの点については、私は大事に進めていきたい、このように考えております。   3点目の通級指導の教室が村上1カ所では足りないのではないかというご指摘については、今 ニーズ、それから通級指導の数等を勘案しながらこれから見て、それについても検討をしていく必要 があれば検討をしていく所存であります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 聞くところによると、県教育委員会でも対応をする意向にはあるというよう にも聞いていますので、ぜひ手を挙げていただきたいと。一緒に。相談室に伺ったときに、児童生徒 よりもいわゆる乳幼児の相談が非常に多い。2倍、3倍になっているということになると、学校教育 課だけの問題ではないと思うのです。福祉の関係でもぜひ〔質問時間終了のブザーあり〕この点につ いては見過ごさないで対応していただきたいということをお願いして、私の質問を終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで滝沢武司君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。            午後 1時50分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、8番、小杉和也君の一般質問を許します。   8番、小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。私の質 問は3項目ございます。   1項目めは、市道の管理についてであります。道路は現在ではなくてはならないものですが、古 くは農耕を始めて集団で定住し、人の往来が激しくなったことで草木がかき分けられ、踏み分けられ て自然発生的にできた踏み分け道でしたが、軍事的な面や交易、産業振興の流れから整備が進みまし た。現代では、自動車などの車両が移動できるように整備され、地域住民の日常生活の安全性もしく は利便性の向上、または快適な生活環境の確保を図るために車道と歩道ができて、線や段差で区切っ てあります。道路法では、高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道に該当するものを道路 と呼んでいますが、道路法において市町村道の管理はその路線の存在する市町村が行うと定められて いますので、お伺いいたします。   @、市道の管理体制はどうなっていますか。   A、街路樹の管理はどのようにしていますか。   B、今年度の市道除雪はどのように取り組むのですか。   2項目めは、市施設の管理についてであります。合併による普通交付税の算定替特例が縮減され、 本来の算定によって交付されるようになってくることから、将来を見据えた経費の縮減を図っていか なければなりません。本庁舎や支所、市有施設において光熱水費関係の管理はどのようにしているの かをお伺いいたします。   3項目めは、子どもや高齢者の安心、安全についてであります。今の社会情勢から、子どもたち や高齢者を事故や事件という危険に巻き込まれないように見守るにはさまざまな施策が必要であると 思います。   そこで伺いますが、@、平成24年6月の一般質問で「通学路の安全性についてどのように対応し、 今後はどのように進めていくのか」と質問したところ、「市内全ての小中学校で通学路の点検、安全 指導をした」との答弁がありましたが、点検後の安全対策はどのように進めているのでしょうか。   A、通学路のほかに子どもたちを事故や事件から守る取り組みは何かしていますか。   B、学校での安全面の管理体制、点検は十分なされていますか。   C、高齢者を事故や事件から守る取り組みはどのようになっていますか。   以上、3項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、小杉議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、市道の管理についての1点目、管理体制についてのお尋ねでございますが、本 市においては都市整備課管理室が支所と連携しながら市道の認定、変更及び廃止に関すること、道路 台帳の整備に関すること、道路占用、使用、施工承認等をはじめ道路の点検、補修、清掃等維持管理 を行っております。もちろん冬期においては市道除雪も実施しているところであります。   次、2点目、街路樹の管理についてのお尋ねでございますが、街路樹は主に市街地の幹線的な植 樹帯のある道路に植えてありますが、キ市の美観の向上、道路環境の保全、歩行者等に日陰を提供す るなどの目的で設けているものであります。夏場の繁茂する時期には、歩行者の通行に支障を来さな いことや道路標識等が隠れないように刈り込みや剪定を行っております。また、街路樹に発生する害 虫駆除等を適宜に行っているところであります。   次に3点目、今年度の市道除雪の取り組みについてのお尋ねでございますが、例年同様消雪施設 を併用し、機械除雪を行って冬期道路交通の確保を図ることとしております。除雪体制に関しまして は支所単位で行うこととしておりますが、市全体では77の業者に委託したところであります。本年は、 早目に消雪施設の点検や修理を行うため、消雪パイプ等の通電を一月早めて実施するとともに、除雪 業務委託についても12月1日に全地区統一し、除雪の早期体制の確保を図っております。なお、各支 所とも万全を期すべく除雪会議を開催し、除雪に関して必要事項を確認したところであります。   次、2項目め、市施設の管理についてのお尋ねでございますが、本市の施設の光熱水費につきま しては、一般家庭や民間企業と同様に施設の規模等によってそれぞれの会社が定める一般、大口事業 所等の料金区別に応じた料金を支払っております。本庁舎を例にいたしますと、上下水道料金は本市 の条例に規定する料金、電気料金は東北電力との高圧受電契約に基づく料金となっております。また、 集中管理となっている冷暖房の空調設備は都市ガスを燃料としておりますので、新発田ガスとのオフ ィスビル、ホテル等で年間を通じてガス空調を使用する場合の空調用A契約に基づく料金となってお ります。冷暖房の運転につきましては、労働省令の事務所衛生基準規則の室温を17度以上、28度以下 に努めなければならないとの規定及び経済産業省の夏期の節電メニューと冬期の節電メニューをもと に、冷房は室温が28度以上のときに、暖房は18度を下回ったときに運転をしております。冷暖房に限 らず、光熱水費につきましては省エネと経費節減の観点から、年間を通じて節電等に努めているとこ ろであります。   次に3項目め、子どもや高齢者の安心、安全についての1点目から3点目につきましては、教育 長に答弁をいたさせます。   次、4点目、高齢者を事故や事件から守る取り組みはどのようになっているかとのお尋ねについ てでございますが、高齢者の交通安全対策につきましては、主に春、秋の全国交通安全運動や夏、冬 の交通事故防止運動期間中に村上警察署、交通安全協会各支部と連携、協力しながら、主要道路等で の街頭指導や反射材、事故防止のチラシ等を配布して注意喚起の啓発を行うとともに、交通安全教室 等を開催して事故に遭わないよう交通マナーの徹底を図っております。さらに、高齢者を振り込み詐 欺等の被害から守る取り組みにつきましても、村上警察署と連携して被害防止のチラシを配布すると ともに、村上市消費者生活センターにおいても広報や出前講座を活用して啓発に努めているところで あります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、小杉議員の3項目め、子どもや高齢者の安心、安全についての 1点目、通学路の安全点検後の対策をどのように進めているかとのお尋ねについてでございますが、 昨年度関係機関が協働して通学路の合同点検を行い、その結果63カ所の内容について公表いたしまし た。それらの安全対策につきましては、事業主体である道路管理者等で工事等を実施し、既に対策を 終えている箇所もあります。今後順次改善に向かうものと考えております。   次に2点目、通学路以外の安全対策に関する取り組みについてのお尋ねでございますが、スクー ルガードリーダーによる見回りを実施すると同時に、この方々が中心となり、学校、通学ボランティ ア等と連携して児童生徒の安全確保を図っております。また、学校でも交通事故や不審者対策等に関 する指導を発達段階に応じて随時行っております。   次に3点目、学校での安全面の管理体制、点検について十分なされているかとのお尋ねについて でございますが、十分になされていると認識しております。学校では、日常的な管理箇所点検や定期 的に実施する安全点検等で、複数の目による安全管理体制がとられております。県教育委員会が行う 管理主事訪問でも安全管理に関して良好であるという評価をいただいております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、再質問いたします。   市道の管理の部分で、市長の答弁にはなかったのですが、委員会の中で、今までの中でパトロー ルをしているとか、その辺のところ出てきていると思うのですけれども、どういう体制でパトロール をしているのか、課長にお伺いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) それぞれ先ほど市長の答弁にありましたとおり支所単位で管理に ついては行っております。それで、荒川支所のほうの取り組み等につきましては、例えば2名体制で 原則月に2回ほどパトロールをしているというふうなことであります。本庁のほうにおきましても、 月に2回程度はやっております。朝日だとかも月に2回程度やっておりますし、大体年度初めに打ち 合わせ会議を開きまして、大体こんなことをやるというふうなことで同じような取り組みをしている ところでございます。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 月2回ということですけれども、市道といってもかなり広いです。それで、 よく損害賠償で上がってくるのがふたが外れてとか、そういったことが結構上がってきます。それは、 やはり月2回のパトロールだけではなかなかその辺の状況をつかめないのかなと思うのですけれども、 やはり地元のことをよく知っているのは地区の区長様だったりしているわけですけれども、そういっ た区長様方から地域の情報をということの流れとかシステムというのはないのでしょうか。いかがで しょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 特別流れというふうなものはございませんけれども、私ども区長 会の会議とかに行った折には機会を見てそういうふうなことで、変なところがあったら教えていただ きたいというふうなことは常々話をしております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 一度今度投げかけてみてはいかがでしょうか。そういうシステムも区長様方 にまた手を煩わすというのもあるかもしれませんけれども、自分の地区のこんなところがやっぱりち ょっと不備だよとか、そういう情報はリアルタイムにわかるのでないのですか。いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) よりきめ細かくそういったところを見守っていくということに関 しましては、そういうふうな方法も必要かと思います。ただ、今現状で申しますと、そういった変な ところがあればすぐ区長さんを通して連絡が入ってきていますので、今後ともさらにその辺は十分注 意してまいりたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 政策推進課長に伺いますけれども、ホームページリニューアルということで 今進められていると思うのですけれども、特に降雪とかいろんな形で市道がこんなになっているよと いうようなことを投稿するというのでしょうか、そういうような状況を逐次市のほうに送ってもらう ようなシステムみたいなのも少しあったらいいかなと思うのですけれども、その辺の考えはいかがで しょう。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 特にまだ降雪情報についての掲載は計画はしておりませんが、今ご 意見いただきましたので、内部で検討をしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それから、市道の管理の部分で今定例会の委員会でも市道認定ということが 上がってきていますけれども、11月22日、村上地区の区長会の研修会に私たちも地区の議員がお招き いただきまして、参加させていただきました。市道認定基準というものがあるのですけれども、なか なかその辺のところが、市の中には基準はあるのですけれども、マニュアル的なものがあればもう少 し地区の区長様方、例えば市道という部分に対しての意識なんかも少し高まってくるのかなと思うの ですけれども、この辺についてはいかがでしょうか、キ市整備課長。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 今のご質問は、維持管理上のマニュアルということではなくて、 市道を認定するためのマニュアルということでございましょうか。私どものほうに来れば、市道認定 をするにはこういうふうなことでというふうなものは私ども持っていますけれども、それを区長様方 には特に、相談に来られたりすれば示させてはいただいておりますが、積極的に全部市道にしていた だくというふうなことでは私ども考えていませんので、そういったようなものまではまだ配布はして おりません。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そんなに難しくないと思いますので、総務課長、そういう区長会とかもあり ますよね、そういったときにぜひ配布していただいて、市道か私道かという区別もいろいろあります し、その辺の情報をもらうためにもそういったマニュアル的なものを少しお渡しするのも一つの手か なと思いますので、よろしくお願いいたします。   続きまして、街路樹についてですけれども、道路法で街路樹は道路の附属物とされ、道路管理者 が維持管理を行うとあります。市長の答弁にもありましたように、沿線環境や景観の向上をはじめ車 道、歩道の分離などによる交通安全機能、日陰をつくる、季節感を出す、心理的な安らぎなど多くの 役割を担っておりますけれども、幹線にこういう街路樹があるということですけれども、ちょっと具 体例を出して聞いていきたいと思いますけれども、南線、通称「ナンセン」、駅からずっと延びる道 路でございますけれども、イチョウは黄葉するときれいですけれども、イチョウが植えられた経緯に ついてわかりましたらお伺いいたしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 私のこれまでの中で聞いたところでしかないのですが、要はイチ ョウがこの地域の気候条件とかにも適しているというふうなことと、それから植えた当時の街路樹と してあちこちでそういうイチョウが植えられていたというふうなことで、この村上市でも最初に南線 あたりから始まったと思いますが、そのときにイチョウあたりを中心に植えたというふうなことで伺 っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) このときに将来的なことを考えていたのかという部分ちょっと気になるので すけれども、当時ですと行政が一方的にという言い方は失礼かもしれませんけれども、行政が考えて 植えられたのではないかなと。その後のことを考えずに。例えば私の住んでいる長井町であれば、あ そこは県道ですけれども、街路樹何がいいですかというようなことで打診がありまして、葉っぱが落 ちないもの、高さがないものということでドウダンツツジを植えさせていただきました。あとお茶も 一部ございます。そんな形で、ことしは風も強くてイチョウの葉が随分落ちて、雨も続きました。非 常に滑りやすかったと、そんなお話もよく聞きました。この辺の現状を知っていたはずだと思うので すが、そのときの対応について課長に伺います。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 私もことしの落葉の仕方というのでしょうか、例年になく非常に どさっと落ちてしまったという感じを受けまして、それでそういった滑りやすいという連絡も入った ということでありましたので、現地を見させて、それで一部清掃をさせたところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今一部という答弁ありましたけれども、一部というのはどういうことでしょ うか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 実際に沿線の方々で自主的に掃除をやっているところもあるもの ですから、そういったところは割かしきれいになっておりましたので、本当に誰も手入れのついてい ないようなところにつきまして例外的にことし市のほうで清掃をさせていただいたということでござ います。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 一部で沿線の方がやってくださっている。私はそうは思いません、ことしの 現状を見ますと。ひどかったです。これ毎年ですよね、葉っぱが落ちるの。今の時期だけですよね、 11月から12月にかけて。この辺落ち葉の管理というものについての対応というのはどんなふうにされ ているのですか。何か取り決めでもあるのでしょうか。いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 特にございません。私どもといたしましては、なるべく地域の 方々のご協力のもとで今までやってきていただいたと思っておりますので、できればそういうふうに お願いしたいというふうには思っていたわけですが、ことしは本当にぱらぱらという感じではなくて 一気に落ちてしまったようなところもありましたので、その部分について道路管理者として通行の安 全上を考えた上で必要なところを掃除をしたということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 協力というからには、協力してもらうような体制がやっぱり必要です。これ 市道ですし、街路路は市の附属物でしたか、道路の。ということですので、やはりこの辺きちっとし た取り決めは必要だと思うのです。地域の方がきれいに掃除をしていても、落ちた葉っぱをどうされ ているかわかりますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 私どものほうからごみ袋だとかを提供させていただいているケー スもあります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それは多分申請があってだと思うのですけれども、そういうことではなくて、 協力してもらうのだったらきちっとそういう体制をつくっていかなければだめだと思うのです。例え ば葉っぱが落ちる前に区の方に市のほうから幾つくらい要るのですかとか、そういったことも必要な のではないのですか。いかがでしょうか、市長。いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど来課長が答弁しておりますように、ことしは非常に集中的に落ちたと いうようなことでございまして、例年はそういうことはないのですけれども、しかし今おっしゃって おりますように、例えば市役所のある三之町の町内はボランティアで全部、まちづくり事業か何かで やっているのかわかりませんけれども、出ていただいてやっているところもありますし、あと自分の 庭先というか、道路に面したところは自発的にやっていただいている方もあると。しかし、先ほど来 お話ありますように、市が責任を持って街路樹の葉っぱ、落ち葉を処理しなければならないというよ うなことでありますので、前もって何らかの計画をつくる必要があるとするならばつくっておかなけ ればならないのでないかなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長今答弁されましたように、計画は必要だと思います、私は。ぜひその辺 の検証をしていただきたいと思います。   それと、南線はイチョウが植えられています。それで、その枝が伸びていくところにちょうど電 線が通っているのです。山居町保育園のところはケヤキですか、かなり大きいのですけれども、歩道 の後ろのところに電線が通っていますので、電線が邪魔になるというようなことは余りありません。 それで、剪定も行っていると思うのですが、今葉っぱが落ちましたので、皆さんごらんになっていた だければわかるのですが、右と左で長さが違います。北側と南側で長さが違います。どのように剪定 されているのかわかりませんけれども、街路樹が伸びて電線に触れてとか、そういうようなことの危 険性というのはないのでしょうか。いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 電気のほうと、それから電話線のほうがあると思うのですけれど も、電話線のほうが下のほうにありますので、電話線が支障になるということがございます。それで、 NTTさんのほうで支障になれば自分たちで切っているというふうなところもありまして、ですから 南線でもNTT側のほうはことしかなり低く抑えて切られていると思いますが、そういった形で高さ にちょっと均衡がとれない部分があるというふうなことは事実でございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 沿線の方々も好意でというのでしょうか、自分のところの前が本当に葉っぱ が落ちて滑りやすくなっていると悪いということで、好意的に掃除をしてくださっているのですけれ ども、その方々も年齢がどんどん上がってきて、かなりやっぱりこれが苦痛になってきていると。毎 年毎年この時期。朝掃いてもまた午後から掃かなければならないと、そんな状態にもなるのだという ようなことを言っています。イチョウをあんなふうに剪定しているのですけれども、いっそ街路樹を かえてほしいと、そういうような声もあります。根が張って歩道の面を根が上げたりとか、それこそ 後で質問の中にもありますけれども、高齢者の安心、安全どころではないです。歩道を歩いていてけ がした、管理者は誰だ、村上市ですよ、そういったことも含めて街路樹のそのあたりをもう少し考え ていただきたい。市民から、一度調べてみてください、市長。南線の沿線の人たちの話を実際聞いて みてください、どんなだったか。私は全部市でやれというのは難しいとは思いますけれども、その種 類をもう少し検討するということも一つの考え方でしょうし。景観を生かしながら。羽黒町ですと、 あそこも今村上市道ですけれども、低いヤマボウシですか、なっています。あと北線、あれも今県道 ですけれども、あそこはナナカマドですか、十分街路樹として景観的にもきれいですし、やっていけ ると思います。市だけでなくて市民に協力してもらう、地域住民に協力してもらうのであれば、やは りそういうきちっとしたシステム、お願いするのであればきちっとお願いするための体制づくり、そ ういったことが必要だと思いますので、よろしくお願いいたします。   続きまして、除雪の件ですけれども、支所単位でやっているというようなことで、77業者ですか、 消雪パイプの通電を早くしたというふうに出ていましたけれども、これ去年の反省みたいなのは生か しながら計画づくりはしているのでしょうか。いかがでしょうか、課長。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 毎年いろんな除雪終わった後反省をしまして、それに基づいて、 ではことしは少し消雪パイプの点検等を早くやろうとかということで、一月早めて電気の方を通しま してやらせていただいたというふうなことで、毎年何がしか反省点を踏まえながらは改善をしている ところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 支所単位ということですので、その境目、お互いどっちがやるのだみたいな 境目って結構難しいと思うのです。ここまでだといって片方でやめてしまったりする場合もあると思 います。前の事例ですと、新町の坂を上がって高速のインターまで行くと、上がり切った後下ります よね。あそこはそれでカーブになっていますよね。あそこが支所と本町の境だと思いますけれども、 あそこは下り坂ですし、幅も狭くて、大型がすごくすれ違いとか大変でした。それは認識しています でしょうか、課長。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) あそこにつきましては消雪パイプのあるところだったと思います ので、消雪パイプがうまく機能しなかったせいか、少し去年そういったところで苦情が入って、神林 支所のほうとこちらのほうの連携がうまくなかったというふうなことは承知しております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そういうところがもう市内で何カ所もあると思いますので、ぜひそういった ところは徹底的に検証して、お互いこんなこと譲り合ったってしようがありませんので、きちっと除 雪だけはしていただきたいと思います。   次に、市施設の管理について伺います。予算書を見ますと、各支所の光熱費の予算かなり違って いるのですけれども、この辺設備とか人員とか面積の関係で予算が違っているのか、総務課長でしょ うか、財政課長でしょうか、伺いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 各支所あるいは本庁の光熱水費につきましては、今議員おっしゃったよ うに、例えば本庁であれば空調についてはガスでありますし、ほかのところについてはまた違う方法 でやるということとあわせまして、それぞれの……           〔「支所同士。支所同士で違う」と呼ぶ者あり〕 〇総務課長(大滝和春君) 支所同士につきましても、施設の大きさ、それから設備によりまして異 なっているということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 仮に社会情勢の変化によって原油がかなり上がってしまったというようなと きには、光熱水費は当然上がりますよね。そうしたときに、予算が不足したら補正予算を組んでいく というような考え方でよろしいですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 今現在の施設でありますので、一応考え方としてはそんなことでお願い をしていくことになろうかと思います。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そうしましたら、指定管理に出している施設についての考え方はいかがです か。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 指定管理につきましても、今回の電力、電気料金なんか大分大幅に上が りましたけれども、それについては当然施設によって異なりますけれども、大幅に上がったというよ うな場合につきましてはその辺の協定の変更等についても考える必要があるのかなというふうに考え ております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 基本協定書って結んでおりますよね、指定管理の場合は。その中に、やむを 得ない原因としてというようなことがあるのです。指定管理料見直しの部分で。そういったこともや はり考慮すべきではないかと思うのですけれども、市長の見解を伺います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もちろんそうだと思います。やむを得ない事由、社会の動向によっては当然 変更を余儀なくされるということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) その辺財政課長、よろしくお願いいたします。しっかりと見てやってくださ い。   それで、私も管理面で何とか管理経費を減らせないかということで総務課の危機管理のほうにも 行きまして伺ったのですけれども、お昼電気を消したりとか、結構皆さんも努力されているなという 思いはありました。その中で、何かないかなと探しておりまして、こちら資料を皆さんに配付させて いただいたのですけれども、電力小売市場の自由化ということで経済産業省のほうから出ている資料 でございます。こちら経済産業省のほうに電話しまして、議場で使ってもよいかということで確認し ましたところ、公表されている資料なのでいいですよということでこちらを用意させていただきまし た。電波法の改正案が先月衆議院と参議院で可決されまして、2020年ですか、平成32年に家庭を含む 全ての電気を使う人に販売できる小売全面自由化という発送電分離が完了するわけですけれども、現 在のところ2000年の3月、平成11年度の末に改正の電波法が施行されまして、電力自由化から段階を 経て平成17年、2005年以降は高圧、50キロワット以上の契約ならば大手の電力会社である一般電気事 業者、これ東北電力とかですけれども、この中の資料を見ていただくと、左上のところ、とは別に新 電力、PPSというのですけれども、パワープロデュース・アンド・サプライヤーというのですけれ ども、これ真ん中のちょっと下寄りのほうにあるところ、この新電力と契約できるようになりまして、 50キロワット以上であれば契約ができるということでございます。平成25年の9月10日現在、新電力 の会社は100社以上あるそうですけれども、この新電力の会社は小型水力であったり、風力発電であ ったり、バイオマス発電だの、再生可能エネルギーを利用している会社も多いと聞きます。いろいろ 調べていましたら、東京都は今まで30施設を新電力と契約していたが、ことしの10月1日に全体で30 4の施設を見積もり競争したと。結果、新電力と契約し、そのコスト削減高は、東京都でかいですか ら、1億9,000万円にも上るということです。こんなに多額の効果は期待できないにしても、私が用 意した資料の3ページ目、4ページ目にもいろいろな効果ということで出ておりますので、後でごら んになっていただければと思うのですが、村上市のほうではこの新電力、PPSの導入については何 か取り組んできたのか、どのように考えているのかをお伺いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 新電力については承知はしてございますけれども、これまでは取り組ん でおりません。私どものほうもこれについても今後縮減を図る必要が当然ございますので、果たして 施設としてどうなのか検討してまいりたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 経費削減とか再生エネルギーの推進という意味からも、やはり市でまず取り 組むべきかなと。モデルケースでもいいので、一部施設に導入してその辺の動向を見てもいいのかな と思うのですが、市長はこの辺のところについて、お考えをお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) PPSについて私も十分知っているつもりでございます。村上で契約できる のかな。いずれにいたしましても、村上で契約できるところがあるのかどうかということも含めて検 討をする必要があると、そのように捉えています。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 50キロワットということですので、条件も合いますし、業者は県内にもあり ますので、その辺のところは可能かなと思いますので、前向きにぜひ検討していただければと思いま す。   もう一つ調べていましたら、もう一枚の資料のほうございますけれども、こちらESCO事業と いうのですけれども、エナジーサービスカンパニーという略だそうですけれども、こちらもいろいろ 何かいい資料がないか調べていたのですけれども、協議会の資料よりはこの埼玉県の資料が私わかり やすかったものですから、埼玉県のほうにも一応確認をとりまして、使っていいですよということで したので、こちらを用意させていただきました。こちらは、この表にもありますように新たな財政負 担がなくて省エネルギー設備を導入できて、光熱費の削減と二酸化炭素排出量の削減に効果がある事 業でございます。こちら、スキームというところを見ていただければわかるのですけれども、いろん な形で減らした分メリットが出ると。あとESCOのサービス料というのは、これは事業者の負担で あったり、返済分、金利とか初期投資をこの事業者が行いますので、その分であるということでござ います。それで、どこか導入しているところがないか調べておりましたら、燕市で6月21日に防犯灯 LED化、これは約1万2,000灯だそうですけれども、ESCO事業者と契約を締結したと。この事 業導入における使用料の削減量、今までの3分の2だそうです。つまり3分の1しか電気を使わない と。シェアード・セイビングス方式という事業方式なので、私のこの資料の裏面にもありますけれど も、地方自治体のように民間金融機関からの借り入れが難しい場合に適用されていますということで、 こういった方式がとれるようでございます。燕市の場合もこういった方式を取り入れて契約しており ます。こういったやり方は、村上市のほうでは検討されたのでしょうか。いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(西村 治君) 今防犯灯の話が出ましたので、燕市の事例、それからその前に妙高市で もESCO事業を取り入れて防犯灯のLED化を進めたようでありまして、これから私どもで管理す るのも約8,800灯ありますので、これにつきまして、これも一つの方法ですし、あとどういうふうに して、ほかの方法も含めて、ESCO事業もそうですし、その他の方法も含めて今後検討してまいり たいというふうに考えています。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長、こういった私が用意した資料とかをごらんになって、かなり効果ある のかなと思うのですが、市長の見解を伺います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 効果は、当然のことながらこれ資料を見てもわかるとおりあると思いますの で、今使っている電力と比べてどのような効果、あるいはデメリットはないのかというようなことも 含めて検証をする必要があると、そのように考えています。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今私燕市防犯灯を例に出したので、市民課長が答弁されたと思うのですが、 いろんな形で結構考えられると思いますので、総務課長、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) これについては、確かに浮いた部分のうちから相手方に金額を支払うと いうものでありますけれども、例えば本庁に導入する場合においては期間が少し長くなるというよう なことでありますので、その辺の部分についても検討していく必要があるのかなというふうに考えて 〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕おります。いずれにしても、今後検討してまいりたいと思 います。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 検討、検討はいいのですが、ある程度その検討をすぐにというのでしょうか、 検討しますと言って長い場合がありますので、その辺のところはぜひ前向きに取り組んでいただきた いと思いますし、市長も前向きな答弁を私はいただいたと思っていますので、ぜひそのような取り組 みを検討していただきたいと。きょうは、皆さんにもわかっていただきたくてこの資料を用意させて いただきましたので、ぜひごらんになっていただければと思いますので、よろしくお願いします。   最後に、子どもや高齢者の安心、安全についてですけれども、ちょっと順番逆にしまして、3番 目のB、学校での安全面の管理体制、点検は十分なされていますかということで、教育長の答弁は十 分していると、複数の目で見ているのだということでございましたけれども、ちょっと私いろんな学 校でいろんなことがあるのだと思うのですけれども、一番よく卒業式、入学式とかでも行く村上小学 校を例に出させていただきますけれども、村上小学校のプールかなり老朽化していると。プールの底 がかなり傷んでいると。それだけだったらいいのです。けが人が多く出ている。足を切るということ でしょう。そういったことがあるのだというようなことを伺いました。保護者のほうでも、うちの子 どもプールでけがしてというようなことを聞いたことがあります。この辺のところを教育委員会では つかんでいますでしょうか。いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 村上小学校のプールの関係でございますが、私どものほうにその関 係のことの連絡が入りましたのが夏休み始まる直前でございました。学校側でもいわゆる水泳大会の 練習をしていて、何か児童が足の裏がやけどをするような感じになると。プールの縁石の関係でそう いう形になっているのかなというようなことで、学校側もやけどの一種かなということで認識してい たというようなことでございます。でも、どうも状況が違うというようなことでよく学校側でも原因 を調べたら、プールの底面の部分の塗装が若干古くなったせいによるものではないかということで、 水泳大会がもうすぐでしたので、そこの部分まではプール授業というのでしょうか、プールの大会も 近いので、それはやっていましたということで、それ以降につきましては当然開放もしておりません し、状況的には私どものほうでつかんだのが7月の後半ということで、対策につきましては来年度の 予算のほうで何とか対応できるように対応してまいりたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私が聞いたのは中学生の保護者の方ですので、ことしだけではなかったので はないかと、以前からやはり傷んでいたのでないかというふうに思います。今、予算でというような ことを課長がしっかりと言われましたので、その辺のところの改善はできるのだろうなと思いますけ れども、市長、村上市の学校の施設なのです。けがをしてしまうプールなのです。この辺のところど う考えますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然村上市が管理しているプール、教育委員会が管理しているプールであり ますので、そういう不備があってはならないと、そのように考えています。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) この辺のところ、今プールを例えに出しましたけれども、案外、十分してい ると言われていましたが、なお再確認、細かいところまである程度チェックをしていただきたい。学 校から、現場におられたので、学校忙しいというふうにお答えになるかもしれませんけれども、やは り子どもの安全を守るためには大事なことですので、その辺のところはしっかりと報告していただい て、改善できるところは改善する、すぐまずやるところはやるということをしていただきたいと思い ますが、どうでしょうか、教育長。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今の件認識不足でありました。ただ、学校は先ほど申し上げましたように 管理箇所の人間〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕が毎日その点検をすること、それから日直 が回って点検を行います。そして、その上管理職は朝、夕点検を行っております。1日に何度も点検 は行われておりますし、月に1回ではありますけれども、安全点検もして全員で一斉点検をしておく と。その際に、学校によっては子どもと一緒に点検を行っている学校もあります。子どもの目から見 てどのようになっているかと、そして高学年がみずから注意できるようにとか、それは学校によって 違いありますが、いろんな形で安全点検の工夫を行っていますので、その点について抜かりのないよ うに再度指導するとともに今後も安全点検にしっかり努めていきたいと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひその辺のところよろしくお願いします。   続きまして、3項目めの@、私が平成24年の6月に一般質問しました。特にあのときは村上南小 学校区の山居町のフラワー美容室の前、特に高速道路のアクセス道路ができてからもうひどいのです。 朝なんか車とまりません、子どもたちが待っているのに。その辺のところも道路管理者と協議して63 カ所公表しているというふうには説明あったのですけれども、来年度具体的にどんなふうにしていく というような方向性というか、具体的な案は出ているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) それでは、私のほうから全体的なことで申し上げます。   今教育長もお答えいたしましたが、去年の他県の事故、多発の事故を受けまして緊急合同点検を いたしました。その結果、63カ所の箇所が対策が必要だろうということで国、県、警察、それから道 路管理者である都市整備課、それから市民課、それから学校、PTAになりますが、合同の点検をい たしました。平成24年度中に対策が済んでいるところがそのうち12カ所ございます。平成25年度中に 対策を予定しているというところが20カ所ございます。これは、ことしの春の県のほうに報告した数 値でございます。なかなか信号とか、そういう横断歩道とかということで難儀な部分もございますの で、その部分につきましては平成26年度以降の予定ということでグループ分けがされております。 個々の部分については若干わかりません。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 結構数も多いので、予算もかかるのかもしれませんけれども、緑町のムラネ ンの前、歩道の部分だけカラー舗装しました。あれ県道ですので、県のほうに確認しましたら、あそ こはできれば歩道を設置したいと、ただしとりあえずの応急なのだけれども、色をつけたのだという ようなことを言われていました。あと若鮎橋から村上東中学校に曲がるところ、カラー舗装、T字路 のところされました。カラー舗装だけでもかなり違うのです、見た目。ですので、カラー舗装、あと は何かこう道路に塗ってあるのですけれども、飛び出ているように見えるとか、そういったいろんな 取り組みができると思いますので、事故があってからではやはり遅いと。しっかりと箇所を確認した のですから、まずとりあえず信号の設置だったり、歩道の設置だったら一番いいのですが、ある程度 できることはそんなふうにして対策を練っていくというのが必要だと思いますので、その辺のところ をぜひ進めていただきたいと思います。あと高齢者の部分では、本当に南線、イチョウが滑りやすか った、そういったことの改善をぜひお願いしたいと思います。最後に市長の見解を伺って終わりにし たいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いろいろご意見を伺いましたので、それらについて所管課と協議をいたしま して、対応できるところから対応をしていくと、そういうことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 最後に本当に力強い言葉いただきましたので、ぜひともすぐ、スピーディー に取り組んでいただきたいと思います。   以上で私の一般質問を終わらせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。   午後3時10分まで休憩します。           午後 2時55分  休 憩                                                        午後 3時10分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、24番、山田勉君の一般質問を許します。   山田勉君。           〔24番 山田 勉君登壇〕 〇24番(山田 勉君) 議長のお許しをいただきましたので、ただいまから一般質問をさせていただ きます。ことし最後の一般質問ということで大変緊張しておりますが、いろいろな面でひとつご指導 をお願いします。   嫁婿対策についてお伺いします。少子化対策の一環も担っている非常に大事な問題です。若い世 代は、これからの生活を考えて結婚できない人が多くいると思います。人口減少問題対策委員会が設 置されていますので、これからの取り組みについて伺います。また、新年度予算要求期限も11月中ま でとのことでしたが、人口減少対策としての婚活イベントは早期に着手できると思いますが、いかが ですか。   2項目め、除雪対策について。昨年は大雪に見舞われ、除雪作業が思うようにいかなかったと思 うのですが、昨年度の反省点や問題点を検証したいと思いますが、住民からの苦情がないように的確 で安全な作業を行っていただきたいと思います。また、ひとり暮らしの高齢者世帯や障害のある方な どの世帯への対応が非常に困難をきわめている状況にあると思います。このことについて市ではどの ような対策を考えているのか伺います。   3項目め、村上市体育施設、荒川総合体育館と山北総合体育館について。荒川総合体育館、山北 総合体育館など老朽化が進んでいます。特に山北の場合は新潟国体のときまではよかったのですが、 最近は雨漏りのため体育館のところどころに苦労している状況ですが、耐久性診断をしたことがある のですか。とるべき安全対策についてお伺いします。   降壇して再質問させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、山田議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、嫁婿対策についてのお尋ねでございますが、嫁婿対策につきましては配偶者確 保対策事業として人口減少問題対策委員会の元気なまちづくり部会において、具体的な検討を進め、 平成26年度当初予算へ計上する予定としております。早期にできるとのことでありますが、行政だけ でなく、広くさまざまな皆さんからのアイデアをいただいて平成26年度実施事業として取り組みたい と考えております。   次に2項目め、除雪対策について住民からの苦情がないように的確で安全な作業を行っていただ きたいとのことでございますが、山田議員からは昨年の定例会でも同様のご質問をいただき、そこで もお答えいたしましたが、ここ二、三年の特徴として朝方にまとまった雪が降り出すことが多く、通 勤等に支障を来すなど、除雪作業が思うように任せないということがしばしばございました。先ほど の答弁でも申し上げましたとおり、本年は早目に消雪施設の点検や修理を行うため、消雪パイプ等の 通電を一月早く実施するとともに、除雪業務委託についても12月1日に全地区統一して除雪の早期体 制の確保を図っております。なお、各支所とも万全を期すべく除雪会議を開催し、除雪に関して必要 事項を確認したところでありますが、自然が相手の作業でありますし、道路の交通確保ということを 原則としておりますので、各戸の玄関先等きめ細かな除雪まではかないませんこともお含みいただき、 ご理解をお願いいたします。   また、ひとり暮らし高齢者世帯や障害のある方などの世帯への対策についてでありますが、昨年 の一般質問でもお答えいたしましたように、高齢者除雪費援助事業につきましては対象者を高齢者世 帯に加え障害者世帯にも広げ、援助額も1回につき上限6,000円を1万円とし、回数も制限なしから これまでの実績により3回まで援助することとしております。   次に3項目め、荒川総合体育館と山北総合体育館の安全対策については教育長に答弁をいたさせ ます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、山田議員の3項目め、荒川総合体育館と山北総合体育館の安全 対策についてのお尋ねでございますが、市内体育施設の中には建設から相当の年数が経過し、老朽化 が激しい施設があることから、昨年度村上市スポーツ施設整備計画を策定して長期的な視野に立った 整備方針を定め、年次計画に沿って効率的な整備を進めているところであります。山田議員ご指摘の とおり、山北総合体育館につきましては以前より雨漏りが発生しており、これまでも何度か修繕を行 ってまいりましたが、改善に至っておりません。現在雨漏り箇所がギャラリーに集中していることか ら、張り紙をして利用者へ注意喚起を行っているほか、ランニング等で利用される方が滑らないよう 走路に滑りどめなどを施し、安全対策に努めているところであります。なお、山北総合体育館につき ましては、平成26年度に耐震診断を実施する予定であり、この折に雨漏り調査を行い、原因を究明し た後に改修工事を実施する計画であります。なお、荒川総合体育館につきましては、体育館の建てか えを計画していることから、耐震診断は予定しておりません。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。元気なまちづくり部会では、単発ではなく長年を 通した行事企画や共同作業等の参加型のイベント実施のほうが成功につながるのではないかと言って おりましたが、その後はどのようなお話がありましたか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 人口減少問題の対策委員会の中では、委員会、それから調整会議を これまで3回開催しておりますし、4つの作業部会の中で都合17回の会議を重ねてまいりました。前 にも申し上げましたように、平成26年度から行えるもの、それから平成27年度以降に中長期的に取り 組めるものということで整理を今進めておりまして、ようやく平成26年度から行えるものについての 大まかな調整が整ったというところでございまして、できれば今定例会中ということで、18日の日で しょうか、議員の皆様方に大枠についてのご説明をする機会を今お願いしているところでございます。 その中で、婚活ということでございますが、現在考えておりますのが婚活イベントにつきまして行政 の発想ではなくて、行政以外の方のいろんなアイデアを駆使したイベントができないかなということ で現在検討しているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今現在委員の中に入っている方、どなたが委員の方でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 課ごとに申し上げまして、自治振興課ですとか生涯学習課、それか ら保健医療課等の職員が入っております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 何名おられるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 11名でございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 嫁婿対策は、少子化対策の一環も担っている非常に大事な問題であります。 とにかく前向きに対応していただきたい。前回も富山県の南砺市の取り組みについて、全国から注目 されて大変効果を上げている事業の話をしました。今回は、レタスで村おこしをしている長野県川上 村では、村を挙げて高収入、村人の婚活を支援している。1人の年収は平均2,500万円、村を挙げて 婚活している。この村の具体的な取り組みについては、役場に問い合わせるだけで高収入、村人を紹 介してもらえたり、農業にふなれな人を支援する若妻会という仕組みを設けていたりする。レタスで 村の高収入、村おこしをしている川上村です。このことについて、担当課長はこういう場所を視察す る考えはございますか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) その前に、先ほどの人数でございますが、事務局を含めて12名とい うことでございます。   それから、今のご提案でございますが、詳細調べた上で視察についても考えてみたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 地方が再び活力を取り戻し、住民の生活が豊かになれば、内需拡大につなが り、同時に少子化にも歯どめがかかります。実際に村では出産率が高水準を維持していますと言って いるのですが、これを聞いて担当課長はどう思われますか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 内容をよく精査した上で、取り入れるべきところがあれば検討して みたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) いろんな面で大変な、カップルが誕生しない、なかなか人口が増えないとい うことで困難だったら、困難なりにうまくいく市町村に学んで、どうしたらうまくいくか、1組でも 2組でもカップルが誕生するように関係者の方々に努力を重ねて期待したいと思いますが、今の質問 に関しては同じ答弁ですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) よく勉強させていただきまして、取り入れるべきところがあればぜ ひ採用したり、また検討したりということで考えていきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 荒川商工会のほうで婚活をする企画を今現在やるという情報を聞いています が、担当、商工観光課長のほうでその情報を教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 12月14日の土曜日に荒川の駅前地区で婚活イベントが行われる予定 になっているということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それはあくまでも独身者で、離婚した人も、また年齢は幾つから幾つまでな んてあるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 資料によりますと、20歳以上の未婚の方で、男性は村上市関川村在 住の方で、男性25名、女性25名を募集して行うと。男性の参加費は5,000円、女性の参加費は3,500円 で、12月14日土曜日の午後6時にスタートするということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) どこかこういう、商工会でもようやく婚活に目を向けたということでこれか ら期待していますが、特にうちの議会の中にも独身者がいるみたいですから、どうかひとつ大いに参 加してもらって、よろしくお願いします。   それから、三条市、新発田市の人口も10万人を割ったと聞いております。ただ、粟島浦村だけが 人口が増えている。びっくりしました。新聞見てびっくりしたのですが、昨年の11月には337人、こ としの11月には348人、11名が増えています。私も粟島へ行ってみればよかったのですが、電話等で 粟島浦役場にお聞きしましたところ、ことしから県外教育、しおかぜ留学、小学校4年生から中学3 年生と言っておられましたが、1年契約でそういう教育をやっていると、毎年やるのだということだ そうですが、これまさか担当のほうでなくて教育委員会のほうでこうしたのか、教育長のほうで、も し村上に例えればどんな考えでしょうか。人口を増やすという前提になれば。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今粟島浦村がしおかぜ留学ということで、そのような取り組みを行って成 果を上げているということは認識しております。ただ、内容はやはり粟島という自然環境を生かして いるということ、中学校の少人数できめ細やかな学習ができるということ、それから今馬ですか、粟 島の馬ということで馬を育てて、動物と触れ合うことで優しい子に育てることなどを一つのメインと して行っているようであります。ただ、やはり寮生活でありますので、中学生がほとんどではないか と。当地区の中学校でそのような形で受け入れるようなことはやはりちょっと難しいであろうと、こ のように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) よく私も質問する中で、市長が週末百姓やってみ隊という事業を私のほうで 事業費としてちょっと参考に質問しますが、平成12年に776万円を投資していますし、平成13年には9 15万5,000円、農林水産省から補助金が164万円、そして平成14年1,160万、農林水産省から補助金が3 14万、そして平成15年には625万3,000円、平成16年度は552万2,000円、平成17年度は481万円、平成1 8年度は423万5,000円、平成19年度には398万5,000円、合計すると5,188万円。うち農林水産省補助金 が478万円、山北単費としては4,710万円。8年間の実績成婚は7組でございます。1組が離婚してい ますが。また、新村上市におきましては、平成20年度290万3,000円、平成21年度は283万5,000円、平 成22年度は280万1,000円、平成23年度は285万2,000円、平成24年度は280万2,000円、平成25年度は28 7万2,000円、合計すると1,709万4,000円。年間平均すると284万9,000円をしていますが、山北町と新 村上市合計すると6,897万4,000円。現実には6組。1組当たりの成婚にかけた費用は1,149万5,000円。 結論として、これだけの予算を使って離婚したのを含めると6組しかなかったわけですが、これにつ いて市長、どう思われますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それだけ難しい問題であると、そのように考えておりますし、それは結婚だ けではございません。地域の自然を愛してもらい、地域の風土になじんでもらい、そういうことも トータルに含まれている予算でありますので、決して惜しいとは思っておりません。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 反対に皆さんから見ればこれだけ使って1組まとめる、かえっていろんな方 法あるのではないですか。このぐらい使うのだったら、芸能人を使ったり、いろんな方法あるのでは ないかと思うのですが、やっぱり週末百姓やってみ隊のほうがいいですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 伝え申し上げたように、それは結婚は大前提ですけれども、申し上げたとお り地域の歴史、風土、そして地域を愛してもらう、地域となじんでもらう、地域のリピーターになっ てもらう、ひいては定住まで考えていただくと、そういうのが目的であります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今荒川の商工会がいろんな企画をして初めて婚活をやるわけですが、かえっ てそういう方に大いに、若い人に企画して、若い人にこうやるのも一つの方法ではないかなと。そし てまた、これは悪いとは言いませんけれども、それだけ平均284万9,000円年間使っているわけですか ら、それをやっぱりちょっと考えを変えることによって少しでも結婚できる方が増えるのではないか なと私思うのですが、市長、やっぱり同じ考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 同じことしか答弁できませんけれども、婚活だけであれば今言った荒川その 通りですし、ついせんだっては神林の希楽々と神林商工会が主催して婚活事業をやっておりますし、 また今週の14日でしたかな、私どもふれあいトークとして婚活についてふれあいトークをしていきた いと、そのように考えておりますので、婚活だけとっていくとすれば事業をどうするべきかはやっぱ り考えていくべきではないかなと。何度も言いますように、私どもの今まで取り組んできた事業は婚 活のみではないということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 反対に人口を増やすということを考えると、結婚しなければ子どもできない 人もいるかもしれません。一般的には、結婚して初めて子どもさんができて人口が増えるわけですか ら。また、反対に言うと余り早く結婚すると離婚率も相当あると思いますが、いろんな面を考えてこ れからの新しくできた元気な村上にいろんな面でやっぱり協力してもらっていい方法を考えてもらい たいと思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことであると思っています。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 1の嫁婿対策については、この辺で終わりたいと思いますが。   2の除雪対策についてお伺いします。先ほど小杉議員からもいろんな質問ございましたが、高齢 者のひとり暮らしや高齢者のみの世帯、特に屋根の雪おろしなどを補助したのですが、昨年同様に、 先ほど市長から1万円上限で3回となっていましたが、昨年と同じような考え、そしてまた雪おろし してくれる業者がいなくなって大変困った声が多かったように聞きますが、ことしはどのようにお考 えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 高齢者の関係の除雪対策については私どもで所管しておりますので、 お答えいたします。   まず、この助成制度については昨年改正をしたばかりというようなことで、これで完全というこ とではございませんが、ただやはりこの形でしばらくやって、それでのまた検討事項があればという ことで考えております。   それから、一方の業者さんの関係ですが、これも市民の皆さんに情報提供という形で除雪をやっ ていただける事業所の方等とのまた募集もしてございます。昨年には15の事業所から登録をいただい ておりました。これらの方については、引き続き登録を継続していただきたいということでお願いを しておりますし、また新規の方についてもぜひともお願いをしたいというようなことで広報もしてお るところです。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 15の業者が昨年は頑張って、また再度引き続いてということですが、恐らく あとこの倍昨年考えると必要になると思いますが、やっぱり業者はこれ以上は増える可能性はないの でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) どちらかといいますと、冬場に本業のほうの仕事がそう多くないと いう方が除雪の作業をしてもいいよというような事業所の方がほとんどですので、そういったことか らいけばなかなか、屋根の雪おろしということでいろんな部分もありますので、そんなに多くの登録 というのは望めないのかなというふうには思っています。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 何でもやっぱり早目に、早目に今言われたように15業者プラスもう少し、一 応アフターフォローする意味で何とか人を増やしておいて、いつ来ても大丈夫だというところまでや はりいかないとこれから大変だと思いますが。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 議員おっしゃるとおりで、私どもも早目にそういった年度、年度の 計画を立てて広報をしたりというようなことでやっております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それから、消雪パイプの面では、市長が言っておる早目に対策を考えてやっ たということで全部の点検、もう全部終わりましたか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 先ほど答弁申し上げましたとおり、11月にことしは電気のほうを 通しまして早目の点検をしたところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) やっぱり業者、当然終わりましたという報告があると思います。その管理を しているのはやっぱり村上市だと思います。水の出具合からみんな、それは点検して確認しています か。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) それぞれ担当の者が行って確認をしております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それから、除雪についてでございますけれども、通勤、通学に一般の方から 苦情が来ないように、朝の出入りについて時間的には何時ごろからやっている。時間はないのですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 除雪会議の折に、業者さんのほうには一応7時半をめどに作業が 終わるようなことで申し伝えております。ですから、その日の状況、パトロールの状況によって、雪 の多い少ないで多少出発する時間が変わってくるかとは思いますけれども。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それでは、パトロールの体制はどんなふうな方法で。支所、支所でやってい るのですか、それとも全体的にこうやっているのですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) それぞれの支所のほうで職員が何班体制かでやっておりますし、 業者さんのほうでも委託の中でパトロールをして、それでその日の状況を見て出動するというふうな ことになっております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それこそ夜中降る場合もありますから、本当に夜中の時間、今24時間体制で 緊急な発令、要するに早く、何センチ出たからすぐ出動お願いしたいという情報はどこから出るので すか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 基本的には、業者さんのほうがパトロールをして基準設けており ますので、その基準に従って出動をしてもらうと。基準が判断が難しいというふうなときは、当然市 の職員のほうの担当の者に連絡が来て、相談の上出動するというふうなことになります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 雪は山北と、また村上市と荒川のほうでは雪の深さというか、違うと思うの ですが、どこを基準に何センチになったかすぐ情報を提供するのですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 道路の車道部分につきましては、海沿いと山沿いでは全然降り方 が違いますけれども、10センチを超えた場合は出るという基準になっておりますし、歩道の場合は20 センチというふうな基準でやっております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 山北の山熊田なんていうのは相当雪降ると思うのですが、あそこはもう毎日 除雪しているのでしょうね。センチ降る前には。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 降り続いているときは、それなりにやっぱりパトロールをして、 私ども道路を管理する立場で交通の確保を基本にしておりますので、交通がうまくいかないようなと ころについては随時また除雪をするというふうなことで、パトロール次第ということです。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 除雪の場合は、特に運転する方によって除雪が決まるという話が結構来るの です。だから、当然やっぱり免許を取った人と、また反対に言うと何年もやっている人とは除雪がや はりベテランと新人は違うと思うのですが、新人の方はどんな教育をご指導しているのですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) やはり時間が限られていますので、そういったときはベテランの オペレーターの方はうまくいくのでしょうけれども、新人というか、取りたての方についてはそうい う日中の少し落ちついた時間帯で少しずつなれてもらうとか、そんなふうなことをやりながらやって いるのではないかというふうに思います。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 除雪するには大変だと思いますけれども、運転の方は2人必ず乗っているの ですか。1人の場合もあるような感じ受けますけれども。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 運転できる方2人ということではございません。1人オペレー ター、運転手と、もう1人は保安要員といいますか、何かあったときに後ろのほうで車をとめるとか、 そういうことで、必ず2人で除雪車に乗るようにというふうなことは指導しております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それは、それこそ運転手は特殊いるでしょうけれども、では脇の人は女性で もどなたでも資格は要らないということですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 資格は特に必要ございません。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それでは、2項目めの除雪対策についてはこれで終わりたいと思います。   3項目めの村上市体育施設、荒川総合体育館と山北総合体育館についてお伺いします。荒川総合 体育館、これ昭和49年度に建設されたと思っているのですが、来年度でちょうど40周年になると思い ますが、タイルがところどころ剥がれたり、階段などは滑りどめがなくなって大変危険であります。 また、水漏れも常時あちらこちらにあり、荒川中学校側のテラスなどはセメントが崩落した状態で、 ガードして使用しているとのことですが、大きな地震が来たら大変なことになると思いますが、運動 する廊下側、ガラスなどサッシがたがたの状態です。今後荒川総合体育館についてどのような。新し く計画されるという話は聞いていますが、そのほかございましたら。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 議員おっしゃるとおり、荒川総合体育館、来年で40年ということに なります。ご指摘のとおり、今までも外壁の落下あるいは、雨漏りはちょっと聞いていなかったので すが、いろんなところの階段の部分、それとカーテンの部分、いろいろ利用者の方々あるいは地元の 皆様からご意見いただいておりました。その都度安全対策としてロープを張ったりしてやってきまし たが、なかなかもう荒川総合体育館については建て直す時期だろうということで、昨年策定いたしま した施設整備計画の中では平成29年にいわゆる建て替えのための事業に着手したいというふうに考え ております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 当然やっぱり平成29年と、また今25年ですからあと4年あるわけで、その都 度いろんな箇所が、危険な場所も多分あると思います。やっぱりそれは当然直すとか、危険な状態で あればということでやっていくのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) その都度、荒川総合体育館だけでなくてまだまだ老朽化している施 設がありますので、随時その年度で緊急性、優先順位をつけながら修繕をしているところであります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 本当に体育館でこれからオリンピックを目指す、東京でも7年後にはオリン ピック、そしてまたここからも村上市から誰か運動することによっていい選手ができるかもしれませ んから、施設については十分危険のないようにお願いしたいと思います。   また、山北総合体育館はたしか昭和58年に建設されたと聞いておりますが、来年で32年ぐらいに なると思いますが、ここも大変な状態だと聞いております。これについてどんなお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 先ほど議員お話しのとおり、新潟国体の前年に正面の玄関の壁面、 それと南側の壁面についても多少壁が崩れているということで大規模修繕をさせていただきました。 その後最近になって体育館の、特にギャラリーの部分が中心なのですが、雨漏りが始まってきたとい うことで、今までも合併前にも山北町時代に工事をしてきましたが、残念ながら数カ所雨漏りの箇所 があるということで、今安全対策の面で利用者に事故が起きないように万全を尽くしているところで あります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 本当に事故あってからでは遅いわけですから十分気をつけていただいて,ま た何かあったら即対応してあげていただきたいと思います。   それから、先ほど荒川の総合体育館で29年度に建てかえということがあってお話聞きましたので すが、今の体育館を壊してやるのか、それとも計画はまだされていないかもしれませんけれども、ま た運動公園へ持っていくのか、また別な場所とか、何か計画はあるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 建設につきましては、平成29年に事業着手するということでありま すので、まだ具体的には私どものほうで場所についての設定はしておりません。ただ、それまでの間 に地元の皆さんあるいはスポーツ関係者の皆さんと十分意見交換をしながら適地を見つけていきたい というふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) どうぞ、あの両体育館はすばらしい体育館ですが、たまたま年数が古くなっ て大変な状態になっているわけですが、どうか事故のないように、そしてすばらしい体育館で選手が 出るようにどうかひとつお祈り申し上げまして、私の一般質問をこれで終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで山田勉君の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会をいたします。   明後日からは各常任委員会が開催されますので、定刻までにご参集くださるようお願いをいたし ます。   大変ご苦労さまでございました。           午後 3時50分  散 会