平成26年村上市議会第1回定例会会議録(第2号) 〇議事日程 第2号 平成26年2月26日(水曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  平成26年度村上市施政方針及び議第11号から議第21号までに対する代表質問         議第11号から議第21号まで委員会付託                                                                   〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(24名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    8番   小  杉  和  也  君     9番   齋  藤  信 一 郎  君   10番   竹  内  喜 代 嗣  君    11番   平  山     耕  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   佐  藤  重  陽  君   21番   相  馬  エ  イ  君    22番   大  滝  国  吉  君   23番   大  滝  久  志  君    24番   山  田     勉  君   25番   片  野  鉄  雄  君    26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(2名)    7番   冨  樫  宇 栄 一  君    12番   川  崎  健  二  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    大   滝   和   春   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     佐   藤   憲   昭   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     田   嶋   雄   洋   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        都市整備課参事    東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        農業委員会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   本   間       清   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    板   垣       裕   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は24名、欠席届け出のある者2名です。定足数に達 しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いを いたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、11番、平山耕君、24番、山田勉君を指名をしま す。ご了承願います。                                              日程第2 平成26年度村上市施政方針及び議第11号から議第21号までに対する代表      質問        議第11号から議第21号まで委員会付託                 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、これから平成26年度村上市施政方針及び議第11号から議第21 号までの11議案に対する代表質問を行います。   代表質問は、配付してあります代表質問通告者一覧表の順に行います。   最初に、鷲ヶ巣会の代表質問を許します。   23番、大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) 鷲ヶ巣会の大滝久志でございます。よろしくお願いを申し上げます。私が これから申し上げることにつきましては、1番目に、1年ほど前になるのですが、高速道路のお話を いたしました。その点について市長とちょっとかみ合わない点がございましたので、その点を自分な りに整理をしながらやってきた経緯がございますので、その点についてお伺いをしたいということが 1つでありますし、いま一つは……           〔「議長、マイク使って」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) マイクもう少し、マイクに近づいてください。 〇23番(大滝久志君) 大変すみませんでした。   2番目に、今初めて出てくることになるのでしょうけれども、地域協力隊、このことについて若 干お伺いをしたい。700万そこそこですので、金額的には大したことなのではないかなと思うのです が、この村上市を支えていく一つの根拠となる大事なことなのではないか。あるいはまた、市長が進 めております人口増の問題含めてお伺いをいたしたい、そのように思っておりますし、3番目に、防 災対策、このことについていろいろな面で今問題にされ、あるいはまた気象庁の出し方あるいはやり 方、いろいろなことで日本中が混乱するような雪の問題、雨の問題、いろいろあるわけですが、その 点についてお伺いをいたしたいと。時間があれば、農業問題についてお伺いをいたしたい、そのよう に思っておりますが、まず第1番目に、先ほど終わりましたソチのオリンピックにつきまして、日本 中がメダルがとれなくて困って大変だ、そんな思いの中で平野歩夢君が本当に日本の代表選手として しっかりとやってくれた。そしてまた、予選においてもあれだけの成績を出した。そしてまた、その ときに非常にアメリカの強い選手がございました。その中においても、彼に勝ちたいのだという信念 のもとに一所懸命自分は練習してきた。その成果を出したい、そういうふうに言っていたことを私は 心の中に思っております。そしてまた、本当に日本中の国民が期待していた突破口を開いていただい た、このことについて私は非常に喜んでおりますし、まだまだ競技人生長いと思います。その中にお いて、率直に市長はどのような感想を持っておられるのか、率直な意見をお聞かせいただきたいと思 います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 1つには、お疲れさまでしたとねぎらってやりたい。もう一つは、よく頑張 ってくれたと。実は、大会後発表されたのですけれども、捻挫をして治療しながらの本番出場であっ たと私ども知っていましたけれども、それでも押して出場してあれだけの競技ができると。並大抵の 精神力ではないなと。そして、自分が一番今まで温存していた技を出さないであれだけの得点を獲得 したということは、非常に15歳でありながら並大抵な精神力を持っている子ではないなと。やはり 世界を転戦して闘ってきた価値が十分に発揮されたのではないかと。   そして、この村上という市、本当にある意味でメジャーな市にしてくれたなと、そのように心か ら感謝をするとともに、今までの頑張りにねぎらいを差し上げたいと、そのように考えております。 〇23番(大滝久志君) ありがとうございました。   私も、そのように思っておりますし、教育長いかがなものでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 私も、今ほどの市長さんと同じでありますが、きょう「めざましテレビ」 に彼が出ておりました。一つ一つの言葉、丁寧に受け答えをしている姿、そしてキッズですか、子ど もたちに接する視線の温かさ、彼の人柄というものが出ていると思います。   これから彼が銀メダリストとしていろんな場で出てくると思いますけれども、その後輩に与える 影響は強いものと感じておりますし、またそれが村上の教育にも役立っていくのではないかと、この ように感じております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) メダルをとってからのお話になるのですが、市長は市民体育館のことにつ いても、直接私が聞いたわけではございません。新聞紙上で載っておりましたので、どういうお考え と今後の構想についてどのような考え方を持ちやっていくのか、この点についてお伺いをしたいと思 います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 市民体育館をお貸ししてスケートボードをやっているわけでございますが、 ご案内のとおり非常に危険な建物であるというようなことでありますので、いずれの時期には結論を 出さなければならないなと、そういうような感じを持っていたわけでございますけれども、今こうな ってみますと、非常にその場所にもスケートボードをやりたいという人がふえているというようなこ とも聞いておりますし、できれば解体をしながら新しい施設をつくり、そして村上に大勢の人たちが 来ていただくような施設づくりをやはり構想として持って、そして検討していくべきではないかと。 これは、県にもお話をしていかなければなりませんので、あるいはまた関係機関と相談してやってい く必要があるなと。当然やっていくべきだと私は捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) 大変ありがとうございました。   いろいろな話の中で、県との協議もあるということで、建物もこういうふうになっている。そん な中において、やはり平野君がやってくれた、やった、そのことについての貴重な前向きなお話であ ったというふうに思うわけですが、県との協議、そのようなことはなされておったのでしょうか。も しわかる範囲でお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 正式に知事あるいは関係部局と面談したわけではございませんけれども、正 月早々知事と何回かお会いする機会がございまして、そういう話題になっております。その中で、知 事も当然のことながら応援していきたいというようなことでありますので、これから知事を含めて関 係部局の皆さんとご相談を申し上げたいと。   あれだけ言ってくれたのですから、何らかの前向きな検討はしていただけるのではないかなと。 中身見たこと大滝議員もあるかと思いますけれども、あれは新潟県で越後杉を使った施設であります ので、そういう面からも非常に県も力を入れていっているというようなことでありがたいことであり ますので、積極的に働きかけを行っていきたい、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) 今は、本当にまだ終わったとはいえ興奮終わらない時期でございますが、 これをやはり長く村上市のために今後の発展のためにつなげていっていただければありがたいなと、 そのように思っております。   それで、新聞紙上の中で蒲萄スキー場にハーフパイプのゲレンデをつくってもいいのではないか というようなニュアンスの市長の談話がございましたが、この点についての見通し、見解等について お伺いをしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) これも、当然のことではございますけれども、村上市には蒲萄スキー場がご ざいます。蒲萄スキー場をどうやって活性化させていったらいいかというような議員からのご意見、 そこにハーフパイプをつくってもいいのではないかという議員のご意見もございましたが、そういう ことを参考にしながら、これだけメジャーな市あるいはメジャーなスノーボードのハーフパイプ競技 になりましたので、やはり何らかの形で蒲萄スキー場がありますので、そこにそういう設備を整える ことによって、蒲萄スキー場の活性化あるいは村上市の全体の活性化に、あるいは人口、交流人口の 拡大等につなげていく、そういうような施策を講じていくのが行政としての仕事ではないかと、その ように考えておりまして、まだ構想は練っておりませんけれども、そういうような心意気でこれから 取り組みをやって、どうすればそこに到達できるのかというようなことも含めて検討をするのが行政 の仕事であると私は思っております。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) 具体的なお話はなかったわけでございますが、今後できる方向で努力をし ていくというふうに捉えたいと思いますし、ぜひそういうふうにしていただきたい。   そしてまた、私は認識が悪いのかわかりませんが、いろんな面でスポンサーになってくれている 会社あると思うのですが、この会社については、どなたかご存じな方はおいでになりますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 所属しているメーカーがいわゆるアメリカのスノーボードの板のトップメー カーでありますバートンという会社でございまして、当然何かをやるときにはそこの会社との交渉も 当然のことながら必要ではないかなと。今村上で非常にまだ熱冷めやらぬということでございまして、 当初からいろんなものをつくったり、張ったりあるいは新商品を発売したりというようなこともやっ ているみたいでございますけれども、それとて何らかの形でひっかかっているというようなこともあ るやに聞いておりますので、その点も非常に大きなクリアしなければならない問題ではないかなと考 えておりますので、その点も含めて果たして本当にそういうのがそのメーカーとして許可できるのか と。所属していますので、その人に命名権とか何かありますので、その点も含めて当然のことながら 前向きに検討をしていきたい、そのような考えであります。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) ありがとうございました。   そのような方向で進んでいただければ、本当に村上市民として誇りに思いますし、今後の期待も できるところでございますが、1つにはやはりこの地域に、私ははっきり言ってこのスノーボードの 競技、4年前、その前から始まったというのは知っているのですが、村上市にある市民体育館のスノ ーボードのスケボーですかというのは、認識が悪いと言われればそうなのかもしれないですが、アメ リカのスラム街で余りよくない少年たちがやっている競技かなと、いろんな思いを持っておりました が、今回のこの快挙をもって本当に自分なりにああ、村上市民としての誇りであり、よくやってくれ た。これを長く続けていってほしい。やらなければいけない。伝統的にスケートが強いというのは、 北海道か長野です。今ここで花開いたものをどのように市長として育てていくつもりなのか、この点 についてお伺いをしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど来申し上げておりますように、銀メダルをとったスノーボードハーフ パイプの地が村上にあり、そしてその基礎を築いた練習場が村上にあるということであります。   しかし、体育館にあるスケートボードは、基礎をつくるには非常にすぐれているわけでございま すけれども、エアが出せないのです、体育館が狭いために。ですから、そういうのが難点であります ので、そういうのを克服しながら第2の……第2といいましても、まだ平野歩夢選手は15歳であり ますので、これからどんどん、どんどん強くなっていくでしょうし、またその後にも平野君に負けな い選手もいるという話も聞いておりますので、そういう観点からしますと、非常にこれから底辺が広 がっていく可能性があり、そしてそこから優秀な選手が出る可能性があると。その可能性をやはり 我々は結果として出していくような、そういうような行政をしていかなければならない、そのように 考えていますので、そういう取り組みを進めてまいりたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) 大変ありがとうございました。   蒲萄スキー場にも、ハーフパイプの練習場ができるように期待をいたしたいと思いますが、今期 1年休んでからの蒲萄スキー場の入れ込み状況あるいはまた今後の見通し、あと何日もないかと思う のですが、その点についてお聞かせを願いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 詳細については、担当課長に説明いたさせますけれども、つい二、三日前も 蒲萄スキー場で婚活をやったと。それ6組の方々がその場で仲よしになったというような話も聞いて いますので、その点も含めて担当課長からご説明をいたします。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 正確な数字は別といたしまして、入り込みのほうは、市内の各小中 学校の授業が例年よりも多く参加していただきましたので、それらの数字がふえている関係で、過去 の2年前の数字を上回る結果になるだろうというふうに思っております。   それから、リフト等の使用料収入なのですが、今現在予算額に対して93%くらいの使用料収入 があるということで、3月9日までの予定でございますが、大体予算額に近づく、あるいはそれを上 回るのではなかろうかなというふうに考えているところでございます。   それから、市長がおっしゃったように、2月22日の日に婚活イベントがございまして、男性が 12名、女性が10名参加したのでありますが、その中から6組のカップルができたというようなこと でございました。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) 大変ありがとうございました。   私は、この蒲萄スキー場で婚活のイベントがあったというのはきょう初めてお聞きをいたしまし た。しかし、やはり市長としてやるべきことはやるのだ。やらなければいけないのだという意思のも とにやっている一つの大きなものなのかな、そのように思っておりますが、ただ1つ今までどおりの 学校行事、その中でスキー教室をこなしていくというものではなくて、今新しく就任された旧温海町 の出身の方の協力あるいはまたそのようなものが非常にあったというふうにお聞きをしておりますが、 その点についての経済効果はいかがだったのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 正確な経済効果は、はっきりと見えるものではございませんが、蒲 萄スキー場に来ているお客様の層を参加者からお聞きしているのですが、鶴岡や酒田市方面からの参 加者がふえているということがございます。   それから、営業的に新潟市方面を重点的にかけたのですが、新潟市のほうからやってきたという 方が今までにない顔ぶれが見えているということで、広がっているものだというふうに感じておりま す。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) 大変ありがとうございました。   この点については以上で終わりますが、次に高速道路の関係について、先ほど私が冒頭に申し上 げましたが、市長が山北町長時代に旧温海町と県境を越えた期成同盟会をつくってやられてこられた、 このようなことで非常にマスコミ関係につきましても、話題を呼んだところであり、本当にこれが成 果を得るのかなと思いながらも、私も一所懸命にそれなりにやってきました。その中で、ちょうど去 年の今ごろですが、代表質問のときに市長にお伺いをしました。そのときに、かみ合わなかった点と いうのは、何のために旧温海町と期成同盟をつくって、ここが遅くなるのでは困る、そういう意味合 いの中から東北地方建設局とか北陸地方建設局とか、そういうものを排除をして努力することによっ て、この一日も早い日本海沿岸東北自動車道が開通するのかなというふうに私は思っておりました。 しかし、市長の答弁の中には、地方建設局があってそれを超えることはできないようなお話をなさい ました。非常に同盟会を持ちながらやってこられた。続けて、今までも、今も続けているそのものに ついて、もうちょっと整合性のあるやり方、私はこの前鷲ヶ巣会の会派のことで鶴岡市にも行ってま いりました。そのときに、東北地方建設局とか北陸地方建設局とか関係なく、こういう期成同盟会が あるのだから、あなたがたも私らも一所懸命になって両方から攻めていって、少なくても北中の地内 あたりがちょうど真ん中ごろになるのでしょうけれども、やっていただけませんか。いや、それにつ いては努力をしましょうというようなお話もありました。その観点について、非常に市長と昨年はか み合わない意見となりましたが、お話になられましたが、今どのようなお考えなのかお伺いをしたい と思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私も、この仕事をしてちょうど30年目になりますけれども、当初からこの 高速道路には携わってまいりました。   今おっしゃっていますように、国の行政には手順があります。国土交通省があって、その下に北 陸地方整備局があって、新潟国道事務所があって、羽越河川工事事務所があるというようなことでご ざいまして、やはりあれだけの大規模な高速道路工事を手がけるには、中抜きをして直接国に行って いいものではないと考えております。そして、今工事を進めるために村上地内に新潟国道事務所で村 上営業所をつくるということでありますので、期待をいたしておるところでございます。いずれにい たしましても、国土交通省があって、その下に北陸地方整備局があって、あるいは東北地方整備局が あって、そして新潟国道事務所があって、酒田国道事務所があるということでありまして、地域を一 番よく知っているのはその方々なのです。現場でよく熟知して図面を引いているのがその方々であり ますので、やはりそこから進んでいかなければならないのではないかなと。   皆さんご承知のとおりでございまして、村上市からも優秀な職員を1人新潟国道事務所に派遣を いたしておりまして、もう2年過ぎたか、非常に有望視されている職員でありまして、一所懸命に働 いているというようなことでございまして、その手順を中抜きして、では国に国土交通省に直接行っ たらできるかということになってきますと、それはできないと私は考えております。やはり下から順 番に行って、積み重ねの上にどうしても必要ですというようなことでお願いに行く。そして、最終的 には国会議員の方々にお願いせざるを得ないということになるのではないかなと、そのように捉えて おります。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) いろいろお話はお伺いしましたけれども、私から言わせたら1年前の議論 と今の議論と同じような感じで、要するに行政単位を超えて物事はできないのだと。物の考え方、で は一体今まで二十数年間も続けてきた同盟会はいかがなものなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 二十数年間近く続けてきた同盟会が一所懸命最初は羽越工事か河川工事から 行って、新潟国道事務所行って、北陸地建に行って、そして国土交通省に行って、国会議員に行って と。そして、地元でイベントをやり、そして地元の喚起をするようなことをやってきたからこそ、今 の着手命令、着工命令が出たと、私はそのように捉えております。   もちろん地震の影響もあります。国土強靱化、国土保全という観点から、どうしても必要だとい うような機運が高まってきたところに我々が一所懸命にやっている姿を見て、よし、つくろうと。昔 みたいに1人の国会議員がよっしゃ、よっしゃ、ここをつくるのだというようなことではないのでは ないかなと、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) 話はよくわかりましたし、でも私の言っていることもわかると思う。理解 していると思います。その点において、やはり今後協力をしながらしっかりと一日も早い高速道路の 開通を願ってやまないものであります。   次に、地域協力隊についてお話をしたいと思いますが、今回初めて地域協力隊というようなこと で、平成の21年から始まりまして、ことし1,000人近い人間というのですかなっておりますが、こ の点について今初めて村上市として導入しよう。そしてまた、この予算額にしても769万ですか、 8万ですか、そういう金額になっておるわけでございますが、この点について例えば皆さん若い人を 希望していると思うのです。年齢、性別は問わないというふうなお話も聞いていますが、そこいら辺 の具体的なお話をお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) この地域おこし協力隊の受け入れ先といいましょうか、隊員の出身 地につきましては三大都市圏、それから政令指定都市、それから過疎とか山村であるとか、要するに ハンディキャップ法のかかっていない地域からの転入が特別交付税の対象になります。   それで、募集につきましては、年齢制限は加えないということが大前提でございますが、一応募 集した中で当市で書類審査と面接を行って、最終的に市長が決定を下すということになっております ので、当然ながら高齢化が著しい地域等に今回導入するわけでございますので、その辺は加味して検 討したいというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) お話は私も聞いておりますので、大体のことは知っているつもりでござい ますが、ただこの地域おこし協力隊、このものが始まってから一回りし、今2期目なのですか、2回 目ですかに差しかかってこようとする中で、このものについて特別交付税で3年間交付されるという ふうなお話も伺っております。その中で、では3年間ここに若い人を希望するのであれば、それなり の市としての覚悟あるいは今後の見通しそのものについてしっかりとした考え方を持っていないと、 この地に来る方々に対して2人、山北と朝日だそうでございますが、やはりそのもの、人たちにしっ かりとした村上市の夢を見せてあげなければいけない、そういうふうに私は考えているのですが、課 長いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 議員おっしゃるとおりであります。   でありますので、地域おこし協力隊としてこの本市においでになる方、その方の人生がかかって おるわけでございますので、3年間終わったらありがとうございましたというわけにはいかない。当 然全国の地域おこし協力隊員のアンケート調査を見ますと、7割が残りたいという申し出があります ので、その後3年後の3年間の後の対応を一緒になって考えていきたいというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) つけ加えさせていただきますが、大滝議員もご承知のとおり、山北で山熊田 地区において機織り、しな織りの織り姫を募集いたしまして、今おっしゃったようなことで募集した のですが、地域に根差して、そして地域の人と結婚をして、今お子さんが2人いて山北に在住してい るということでありますので、そのような形になっていただければ最高だなと、そこまで私どももや るというような覚悟で臨んでいく必要があるのではないかなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) 私も、市長と同じ圏域に住んでおりまして、よくその話はわかりますし、 そしてまた山形県の今合併になりましたけれども、鶴岡市の朝日村ですか、いろいろな方がいろいろ な体験をしながらそこに定住するというような形の中で、今この地域おこし協力隊の2人がどういう 形で来るのかは、今これから募集をかけてやるということでございますが、この点についてもやはり 先ほど課長の話によりますと、7割の人がここに住んでもいい、ここにいたいのだという協力表明を されて住んでいるというお話がございました。やはりそれには、それなりの方向とやり方が私はある のではないかと思うのですが、ここで私は市長に1つの決断と言ったらどうなのかなと思いますが、 3年間は特別交付税で交付されますよと。その後について、やはり責任を持った市長としての考え方 お伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大滝議員がおっしゃるとおりだと思っております。   アンケート調査をしましても、あるいはまた私がふれあいトークを中学生とやり、あるいは子ど もたちとやっても、まずこのまちが好きだというのです。ただし、卒業すればいなくなってしまう現 状があるというようなことでありまして、今の地域おこし協力隊の方についても、3年ということで はなくてできれば腰を据えてこの地にとどまっていただければありがたいなと。行政としてそのよう な手助けをしていく必要がある、あるいは施策をとっていく必要があると、そのように捉えておりま すし、またさっき織り姫の話をしましたが、高根地区におきましても、3月1日に都会、横浜だった か、横浜から来た人たちが定住すると、ご夫婦で。そういうような事例もありますので、極力そうい うような方向づけをしていかなければならないのではないかなと。そのための地域おこし協力隊であ りますので、地域おこし協力隊というのは3年で終わるとかというものではないと、そのように捉え ておりますので、ご理解をいただきたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) 大変ありがとうございました。   今市長から〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕お話がありましたので、その協力隊の身 分の保障についても十分に村上市として考えていくという方向で捉えていきたいなというふうに思っ ていますし、2人おいでになるその方々が本当にこの地に住んでよかった、いてよかった言われるよ うなやはり行政としてのシステムをつくっていきたいというふうに私も思いますし、市長もそう考え ていると思います。   この中に、ただ私見ていまして、新潟県において十日町市さんが格別多い人数となっております が、この点についてはどんなことだったのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 十日町市におきましては、全国的に有名になりました池谷地区を抱 えている市でございまして、こちらの地区のほうに都会から若い女性の方ですとか、男性も含めて多 数希望して入っておられるということがございます。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) 大変ありがとうございました。   いろいろな中で行政でいち早く取り組んで、そういう方々に来ていただいて、これから行きます と19人ということでありますから、もう15人ほどは定住しているのだろうなと、そのように思っ ているわけでございますが、このものについてもやはりしっかりと今後やっていただければなという ふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。   次に、防災対策についてお伺いをいたしたいと思います。地域あるいはまた職場において、防災 リーダーの活動が見込まれる方々に対して、いろいろな研修を受けていただくというようなお話がご ざいましたし、きのう協議会の中で財政課長のほうから50人とかというお話がございましたが、そ の割り振りといったらあれなのでしょうが、行政から何人とか、あるいは職場から何人とか、地域か ら何人とか、そういうふうなものはあるのでしょうか、お伺いをしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) お答えを申し上げます。   現在当市におきましても、各地区、集落におきまして自主防災組織を立ち上げていただいており ます。そのような中で、今妙高市等でも取り組んでおりますけれども、いざ災害あった場合に、一番 大事なのは迅速な避難活動であったり防災活動でございます。そのような意味で、本来であれば東京 あたりで研修を受けるわけでありますけれども、より多くの方に参加いただきたいというようなこと で、当市において50名以上であればこちらのほうに来ていただけるというようなことでございまし て、まずはこの〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕各町内あるいは集落の防災組織のリーダー を育てたいというような意味合いで、今年度からできれば5カ年程度継続して各地区、集落でお一人 ずつのリーダーを育てていきたいというようなことで考えておりますし、その中で私ども職員につき ましても、この研修あるいは県の研修等に参加していろいろ研究を重ねてまいりたいと考えておりま す。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) 課長の答弁でいろんなことがわかってきました。   しかし、やはり職場ではなくて行政の方々、これだけ広い村上市というふうになりますと、職場 も大切ですし、行政においてもいろいろ果たす役割はあると思うのです。その中において、この防災 リーダー、このものについて課長として養成していく、あるいは研修を受けていただいてしっかりや っていくのだというふうなものはあるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 先ほど申し上げたとおりでございまして、行政としても私ども職員、県 あるいは国の研修等を通じて勉強させていただきますし、またそれぞれの地区におきましても、先ほ ど申し上げましたように、災害に対応する能力といいますか、力といいますか、そういうのをつくっ ていただくという意味でこの経費を通じてリーダーとして育っていただければなというふうに感じて いるところであります。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) いろいろ議論したい面が防災関係ではございますが、今学校施設、これ避 難場所になったりあるいは施設になったりしておるかと思うのですが、何%ぐらい指定されておりま すか。100%ですか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 文教施設、いわゆる学校については、ほとんどの地区の学校が避難 所の指定を受けているものと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 大滝久志君。 〇23番(大滝久志君) 私が申し上げたいのは、学校施設が100%近く避難場所、避難施設という ふうになっております、そういうお話がございました。その中で、市長一番ご存じだと思うのですが、 山北の北小学校あるいはまた山北中学校、指定になっております。   しかし、あの場所については、支所のある近くに備蓄がしてあります。しかし、洪水あるいは津 波が発生しているときに、あそこの場所が孤立する可能性というのは十分考えていることだと思いま す。その中において、もう時間がありませんので、終わりますが、やはりあそこは洪水があっても津 波が来ても、避難場所としていい悪いは別としまして、孤立する地区、地域、場所ということは市長 一番よくご存じのことだと思いますので〔質問時間終了のブザーあり〕しっかり子どもたちを守るた めに食料や水、毛布等の配備をお願いをいたしまして、代表質問を終わらせていただきます。ありが とうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで鷲ヶ巣会の代表質問を終わります。   午前11時15分まで休憩します。           午前10時56分  休 憩                                                        午前11時15分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、清流会の代表質問を許します。   19番、小林重平君。 〇19番(小林重平君) 清流会を代表いたしましてミスター自由民主党、小林重平が質問をさせて いただきます。   まず、冒頭に大変失礼なことだと思いますが、市長にお伺いしたい。最近市長元気がないのでは ないか。病気ではないのかということを私に対して議員の皆さんは、おまえが代表して聞いてくれと いうことでありますので、その辺をまずお答え願いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私とて人間でありますので、気分がすぐれないとき、あるいはまた議会でも エキサイティングするときとあるいは静かなときとありますので、ご心配をおかけする方々がいまし たら、私の姿を見て判断していただければありがたいなと、そのように考えておりますので、ご安心 をいただきたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) ぜひ心強いご答弁をお願いいたしたいと思います。   それでは、1945年8月15日正午において、昭和天皇のお言葉によって日本は終戦をいたしま した。26年ぐらいまででしたか、連合軍に当時支配をされていたわけでありますが、復興を目指し て国を挙げて、国民を挙げて欧米に追いつき、追い越せと頑張ってきました。脅威的な発展を遂げた わけであります。そして、気づいてみれば日本は、GDPはアメリカに次ぐ世界第2位になっていま した。経済大国になったわけであります。夢も希望も、そして国も地方も元気があった時代が続いた わけであります。しかし、近年は忘れられた10年、20年、30年と言われております。円高株安が 続き、日本中が不景気を負っていました。新潟村上間を遊ぶ羽越線、SLの汽笛が不景気、不景気と 聞こえてきたものであります。こういうようなように低迷が続いてあきらめムードが続いて、完全に 日本はたそがれの国になったわけであります。2流とも言われた国になったわけであります。市長は、 こういう政治の世界に身を置いて30年近くなるわけでありますが、このことをどのように思ってい るのかお聞かせいただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず1つには、政権交代が目まぐるしく起きたということに尽きるのではな いかなと。私は、政権がかわっても継続していくべき事業、あるいは継続していかなければならない 国策、それは必ずあるはずでございます。いかなる政権になろうとも、それは守っていかなければな らないと考えておるわけでございまして、今自民党政権でありましたが、公共工事等によりまして、 今のところはです。非常に景気の上向きが期待されているということであります。   そのようなことで、再度申し上げますけれども、政権がかわろうとも、例えば村上市においても そうだと思います。市政がかわろうとも、村上市としてやっていかなければならないこと、やらなけ ればならないことは継続してやっていくべきだと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) おっしゃるとおりであります。   そして、私は、政治の世界であれ経済界であれ、それぞれの組織単体であれ、この間忘れられた 10年、20年、30年の間には、やはり強いリーダーは不在であった、そう思っております。そして、 政権交代もございました。確かに1年交代もございました、政権が。そして、何が起きたか。それは、 決めることができない、決断することができないということがやはり大きかったのだろうと思ってお ります。リーダーによって国が、地方が、企業が繁栄し、伸びていくということでは、やはり強力な リーダーが必要であるわけであります。そこで、村上市のトップリーダーである大滝市長、この新市 村上になって6年間その任を務めているわけでありますが、その思いをお聞かせいただきたいと思い ます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、私のことを心配していただきましたが、元気な声で元気な姿を見て安 心いたしました。頑張ってください。   私が就任したのは20年4月でございます。やはり一番苦労したのは、合併という5つの違った 市町村が1つになったということが非常に大きくのしかかってまいりました。その中で、どのように して一体感の醸成を図っていくかというようなともありますし、また合併前に約束したことがござい ます。それらをいかにして実行していくかというようなことでございまして、やはり私はトップとし て一番必要なのは決断と実行、それだと思っております。いかなる苦しい場面においても、あるいは いかなる反対があろうとも、正しいものには決断をしていかなければならない。そして、実行をして いくという強いリーダーシップが私は必要であると、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) そうです。全くそのとおりだと思います。また、苦渋の判断もせざるを得 ないということも、トップとしてはあるのだろうと思っております。   そこで、いつの時代でも、名リーダーと言われる方には必ず名参謀がいました。戦国時代であれ ば、今NHKの大河放送でやっております軍師、黒田官兵衛、まさしくこの方も、いろんな方がいま すけれども、その一人だと思っております。そして、日本の歴代内閣では、私の一番インパクトが強 いのは、やはり中曽根総理の時代の官房長官、カミソリと言われた後藤田正晴先生であろうかと思い ます。まだまだやはり当時は、自由民主党にも軍師はいっぱいいました。金丸信、あくの強いのいっ ぱいいました。ですけれども、必ずいたのです。そして、この名参謀というのは何をやったか。何を 考えたか。それは、主君のため、村上市であれば市長のためにいろいろなことを先を見通し、足元を 見詰めながら必ず戦略を練っていた。そして、自分は目立たず、主君を立てていたわけであります。 こういうことで考えますと、我が村上市の名参謀というのは、私は鈴木源左衛門さんだと思うのです が、市長それはどのようにお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もちろん副市長でありますので、今おっしゃったような事柄をすべからく把 握し、そして私に提言をし、そして意見を述べて市を発展させていくというのが副市長の鈴木副市長 であります。 〇議長(板垣一徳君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 市長のそういう行政を進めていく中で、鈴木副市長の名参謀のもとで今市 政を運営していると私も思っております。   しかしというか、その中で一番市長が頭の中に最優先していかなければならないのは、危機管理 だと思うのです。危機管理が一番の大切なことだ。村上市、市民を守っていくためには、危機管理が 必要なのです。そして、危機管理というのは、決して自然災害ばかりではないわけであります。あり とあらゆるところに存在がしておる。問題が発生するわけであります。そのために、それを解決する ために速やかに指導するのが市長であろうかと思います。ところが、私は、職員の皆さんには大変失 礼ですけれども、その危機管理の意識が薄いのではないかと思っておるのです。なぜか。それは、議 会のたびに報告されます職員の不祥事や事故であります。今回はなかったので、ああ、よかったなと 思ったら、誰が考えたのか専決処分の中に潜り込ませておったということであります。これは、テク ニックの問題ですからいいとしても、そういうことで職員が危機管理意識を持っていない。どこかた がが緩んでいるとすれば、例えばあの東日本みたいな災害が来たときに、果たして村上市の機能が機 能するのだろうか、こう考えざるを得ない、そう思っております。この職員の中に、どういう点が問 題点があるのか。市長のリーダーシップが足りないのか、その辺は市長どのようにお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 毎回議会のあるたびに、いわゆる軽微なものから、あるいは大きいものから あるわけでございますが、年頭の挨拶、各支所、本庁を全部回りました。その中においても、こうい う状態が続きますと、いわゆる氏名を公表をせざるを得ないというところまで考えていかなければな らないというような訓示をいたしております。   言いわけになるかもしれませんけれども、同規模の自治体において、決して多いほうではないの です。そうすると、何言っているのだと言われるかもしれませんけれども、ゼロになっていくのが一 番いいのですけれども、そういうような状態の中でやはりゼロに近づける、そういうような職員のい わゆる資質、考え方を持っていただきたいというようなことは、再三再四申し上げております。その ような中で、突発的にあるいは偶然的に起きる事故もあります。それはそれとして、ふだんのいわゆ るそういうような態度、考え方が一大事が起きたときに本当にそういうような対応ができるかという と、やはり問題があると考えております。釜石の奇跡と言われた釜石市でありますけれども、絶えず 訓練をやり、避難訓練をやることによって、いざというときにはそれが体で覚えているということで、 いちはやく逃げたというようなことで釜石の奇跡と言われたのですが、それと同じく常日ごろやはり 危機管理意識を持っていないと、いざというときに大丈夫だということではないというような認識の もとに、これからも徹底した職員教育をしていきたい、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) ぜひ市長の強いリーダーシップを期待しているところであります。   しかし、私この組織の危機管理の問題というのは、本来今私が申し上げました名参謀である副市 長のこれは務めなのです。きちんと職員に対して指導管理を徹底すべきだと思うのです。そして、組 織をびりっとさせ、市民の生命、財産、安全、安心を市民の方に与えるべきだと思っておるのです。 ところが、どうもその名参謀である副市長の動きが見えない。姿がよく見えてこない。どこにいるの だろうと私が言っているのでなくて、市民の方が言っております。その点副市長はどのようにお考え ですか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 上げたり下げたりということで、大変戸惑っているところであります けれども、私の役目は市長を補佐をし、庁内をまとめるということの任務であります。   本当に市長にも言えぬような、そういう軽微ないろんな事案が発生してまいります。課長からそ の事案をいろいろ報告された中で、どういう解決法があるのか、その辺をじっくりと検討し、また判 断をして指示をしております。こういうところは、本当に見えないところでありますし、いろんな面 で私が見えないというのは、それはそれでいいのか。余り出しゃばりますと、いろんなまたうわさも 流れますので、それは私は控えていきたいと思っております。   また、危機管理につきましても、庁内でも私のほうからもう最後に発破をかけながらしっかりと やるようにというような指示もさせていただいております。また、各支所におきましては、年2回私 が出向きまして補佐以上、室長以上に訓示をし、またいろんなその中での問題点をいろいろ出してい ただいて、その中でどういう解決法があるのか、その辺も指示をさせていただいているところであり ます。十分本当に職員は非常に優秀でありますし、そういう危機管理は十分持っているものと私は感 じております。職員を信頼をしながら、危機管理の対応についても十分今後ともしっかりとした市民 の安心、安全を守るための職員ということでしっかりと指導をしてまいりたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 副市長は、本当にこんなことを言っては失礼ですけれども、優し過ぎるの です、あなたは。一生懸命、名参謀なのです。ただ、あなたは、優しさがあまりにもあり過ぎるので す。そこは、やはり危機管理を徹底するには心を鬼にしてやってもらわなければ困る、そう思ってお ります。   それから、副市長が参謀とすれば、その市長、副市長のブレーンというのは、総務課長を筆頭と する課長の皆さんだと思うのです。その代表して総務課長お伺いしますが、職員の組織のその指導、 危機管理に対するいろいろなものを含めて徹底しているのか。徹底していない部分も見えるような気 がするのですが、その辺はどうでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 議員おっしゃったとおり、毎回議会で不祥事あるいは事故等について報 告をさせていただいているわけでございますけれども、私ども常々会議いたしましては指導している ところでありますけれども、今おっしゃいましたように、私ども管理職員改めて襟を正して、再度こ んなことのないように気を引き締めて指導してまいりたいと考えているところであります。 〇議長(板垣一徳君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 本当に総務課長は、一番職員の総代表ですから大変でしょう。ですけれど も、今こうやって私が質問をしておっても、そのひな壇にいる課長の皆さんでしょうか、中には人ご とみたいな顔の人もいるのだ、正直言って。もっとぴしっとしなければいかぬ、はっきり言って。そ うでしょう。皆さんは、公僕なのです。そこ忘れないでしっかりと私の言うことに耳を傾け仕事に励 んでいただきたい、そう思っております。今言ったの、でかい声出すとみんな私を見ました。それだ けあなた方たるんでいる、私から言わせれば。そういうことではだめだ。   余り文句言うと評判が悪くなるので、この辺でやめますが、行政政策についてちょっと市長にお 伺いしますが、1月28日に新潟日報で新潟大学の馬場教授の声が載せられております。これ、市長 も見たと思うのですけれども、行政サービス維持するには、市街地への集中が必要だ。求められる地 域の核……これ1枚ありますので、ちょっと。ちょっと読んでみますけれども、合併10年でどうな ったかということが言われております。地方交付税などの財源が合併しなかった小規模な自治体にと っては厳しくなっていることは明らかで、対等合併したところはまあまあだろう。ただ、吸収合併し たところには、やはり中心部に資金が投下されるようになってきている。しかし、対等合併したとこ ろも、いずれ中心部に金も物も集中するのだろうと言われております。そして、いろいろ書かれてお りますが、人口が減少進むと集落が分散し、ばらばらに住んでいる現状では行政効率が悪くなる。こ れはもっともだと思う。そこでどうするかというのは、集落をやはり再編していくしかないだろう、 こういうふうに言われております。しかし、そこにはいや、小林重平、海老江はもう限界集落になっ ているから、坂町のほうへ出てこいと言われても、これやはり自分の先祖の生まれたところを捨てて 出ていくわけにはいかない、この問題もあると思います。しかし、これは今我が村上市にとってこの 問題は、ここに書かれておる問題は、全く村上市のことを指していると思うのです。その点市長、市 長がよく言われてしたいわゆるコンパクトシティ、これが一番のやはりこれから取り組む仕事でなか ろうかと私は思っているのですが、市長はいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 将来的な見地からいっても、やはり村上市の現状を鑑みたときには、コンパ クトシティを目指していくべきだろう。   反面、ではいまおっしゃったように中山間地はどうするかというようなことを考えていかなけれ ばならない。これ、非常に大きな問題になってくると考えていますが、やっぱりコンパクトシティを 目指していくべきであると、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) これは、本当に切実なる問題だと思っております。   今そこで、こんなことを言うと恐らく有権者からお叱りを受けるでしょう。それは覚悟で言いま すが、今市長がきのうの施策の発表の中でも、また村上市の基本構想の中にもいろいろ書かれて、合 併時においての登載事業等も含めて計画が出されております。しかし、あれは広く薄くという部分が、 私は合併に至った経緯から仕方のない部分があると思うのです、その地区、地区の問題がありますか ら。ですけれども、もうそういうものも、夢も必要でしょう。しかし、市民の方にはやはり現状とい うもの、これからの村上市というものをきちんと説明する必要があろうかと思います。   例えばこの限界集落も含めてそうなのですけれども、25年においては、団塊の世代が後期高齢 者を迎える。これも大きな問題です。そして、40年問題においては、村上市が4万1,000から 2,000人ぐらいになるとシミュレーションが出ております。市長は、そうならないように懸命な施策 を講じております。しかし、これも厳しい現実としては、やはり避けて通れない問題だと思っており ます。そうすれば、もうこの今政策推進課で進めておるそのものを進めながらも、市民の皆様にはき ちんとその方針をこれはやれる、これはだめなのだとか、市民に夢も与えながら、やはり負担も背負 っていただかなければならないことを市長は発信すべきだと思うのです。市長どうでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上の今現在あるいは近い将来、遠い将来を考えたときには、今おっしゃっ たように選択と集中、これに限ると思う。これをしていかないと、村上は成り立っていかない、その ように捉えております。   選択と集中をやるということは、相当な理解を得る必要があるというように考えておりますので、 その理解を得ながら未来永劫村上市をやっていくには、選択と集中を積極的にやっていく必要がある と、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) いや、全くそのとおりなのです。   具体的に今市長に言えば、お互いにもう再来年選挙ありますから、余り変なことも言えないので、 あれですけれども、ただ言わなければならないのです、これは。市長ばかりではない。我々も、議員 も人ごとではない。やはり私なんか特にそうですが、物を頼まれると、はい、はいとすぐ相川音頭で はないのですけれども、すぐ引き受ける。こういうことではもういけない。やはりそれは、市民の方 に〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕いろいろ相談されても、いや、それはこうです。これ はだめですよ、これをきちんと言わなければ、やはり村上市そのものが成り立っていかない、そうい うことだと思うのです。決して、私は市長だけではない。我々議員も、その辺のことをきちんと市長 になったつもりで村上市の展望を考えながら有権者の負託に応えていくべきだと、私はそう思ってお ります。ですから、市長にもより一層その強い、言葉で出してくれとは言いませんが、今先ほど答弁 いただきましたけれども、そのとおりだと思いますが、いま一度その市民の方に理解を得るためには、 相当の憎みというか、あれを感じると思うのですが、それらへの覚悟はいかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、私が行政を預かる身といたしましても、皆さんが議会議員としての地 域における活動にしても、まず我々というのは、皆さんもそうでございますけれども、物を頼まれた ときはできるか、できないか、できる場合はいつできるのか、できなかった場合はなぜできないのか、 これをやはり説明する必要がある。そして、納得させる必要があると、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) おっしゃるとおりだと思います。   それから、その中で今公共施設、市にたくさんございます。特に大きいものは荒川、神林、朝日、 山北にありますけれども、野球場、総合グラウンド、それから屋内体育館、それがたくさんございま す。これらも、やはり高齢化、今のところは地域のコミュニティの場、または健康増進の場として使 われているわけでありますけれども、それらも今後やはり市民の方にこれとこれはこうする、そして こういう別なものをつくるとか、そういう説明をしていかなければならないと思うのです。   例えば私荒川ですけれども、恐らくお叱りを受けると思うのですが、私は今あのいろいろ生涯学 習課のほうから要求したのですけれども、特に屋内体育館は問題ないのですけれども、一番最初に考 えられるのは野球場です。ほとんど使われていない。それが現状なのです。そして、総合グラウンド、 これも幾らも使われていない。確かに市民の健康増進のためには、朝使っている方もいるようには見 受けられますけれども、それほどでもない。とすれば、私は極端な例を言うのですけれども、それで は屋内体育館は別として、野球場、陸上、総合グラウンドはもう荒川と神林が1つにしてもいいので はないか、私はそう考えております。ただ、朝日と山北の場合は、そうするかと、これは無理はだと 思うのです。なかなか距離的なものもあるし、いろいろなものがあると思います。ただ、そういうふ うにそういったものをやはり先を見据えて統廃合を進めていかなければならない。これ、財政課長一 番わかるでしょう。維持管理が大変でしょう、これからこれ維持していくには。そのためには、これ からも統廃合によって出てくると思うそういう施設を生かすのか、やはり先を見据えた場合、必要と しないのかという判断をする時期に来ていると私は思っているのですが、市長はいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 例えば荒川の野球場、非常に国体のときに整備いたしましたので、公式野球 もできる野球場でございます。また、神林の野球場も、非常にすばらしい野球場であると。将来的な ことになりますと、2つ1つしてもいいのではないかということでありますけれども、その2つを1 つにするのもそれは結構でございますけれども、そのときにではどうなってそこまで行く手段を考え ていくべきかと、そこまでやっぱり行政としては考えていかなければならないのではないかなと。そ して、結果的に1つにできるということになってくると、最初から1つにして後はあなた方行きたか ったら行けやということではないなと。やはりそこまで考えて、その上で〔質問終了時間5分前の予 告ブザーあり〕1つにするならするというようなことを考えていかなければならない。   今グラウンドの話がありましたけれども、全てそうです。学校もそうです。消防署もそうです。 そういうような問題がいっぱいありますので、そういうような対応をとりながら、結果的にこうする のだというようなことを示していかなければならないのではないかなと、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) その中で、きょう市長も見たと思うのですが、解体撤去費を特例で新年度 から75%起債を認めるという方針が出ております。   やはりこれを機会に、この起債を認めていただける。ですから、このいい事業を取り入れて、や はり今言うようにすぐではなくて、丁寧に説明をしながら、理解を求めながらそれぞれの施設を統廃 合を進めていくべきだろう。今だと思うのです。これを先を伸ばせば伸ばすほど、村上市の財政は人 口が減ってくれば当然地方交付税も減ってくるわけであります。ですから、こういう機会にぜひ計画 を立てて、市民の方に説明を求めながら統廃合、こういったものを進めていただきたいと思いますが、 市長いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、きょうの新聞に出ておりました解体の件ですが、いわゆるおっしゃっ たように全国津々浦々にそういう問題がいっぱいあるということで、政府が取り上げて配慮していた だいたということでございます。   村上市においても、今現在使っていない、解体をしなければならないというのがごまんとあるの です。まず、村上市は、そこから手をつけていかなければならないと考えております。見たとおり、 数えただけでもおわかりのとおりだと思っております。そこから手をつけていって、その後どうする かということを考えていく必要があると、そのように考えております。解体については、今現在解体 しなければならないものから順次解体をしていくということでございまして、統合をして要らなくな ったものを解体するというのは、その先の話だと捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 特に本当に目の前に解体するもの、一番大きいのはまず桧原に新しくでき るごみ焼却場ができれば、ここが一番早く解体しなければならない。合併以前の荒川一部事務組合に あるごみ焼却場、これらも当然解体しなければならない。特にこの2つの施設は、ダイオキシンの問 題がありますから、相当の工事費が、解体費がかかると思います。ぜひこれを機会にこの起債を認め ていただけるわけでありますから、これを利用しながらぜひその整理をしていっていただきたいと、 このように思います。   まだ時間はあるのですが、最後に市長にお伺いしますが、市長というのは大きな権限、権力を持 っています。そして、大きな責任も持っているわけであります。しかし、この権力というのは、間違 うと暴君とも言われます。ワンマンとも言われます。独裁者とも言われるのです。市長は、そういう ことはありませんから心配はしておりませんが、どうかその市長の権限、権力の中でこれから先ほど 申し上げましたように、村上市の行政をやっていく上でいろいろ今議論やってきましたが、やはりト ップである市長が決めなければならない、決断しなければならないと私は思っております。そして、 先ほど副市長にも言いました。優し過ぎる。市長もそうなのだ。心が優しいのです。顔見てもわかり ます。私は鬼みたいな顔していますけれども、市長は本当にいい顔しています。ですけれども、市長 〔質問時間終了のブザーあり〕これで、もっとしゃべりたいことありましたが、とにかく頑張ってく ださい。   終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで清流会の代表質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時53分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、市民クラブの代表質問を許します。   15番、小池晃君。 〇15番(小池 晃君) 市民クラブ4名を代表して代表質問をさせていただきます。   まずもって、さきに開催されました冬季オリンピックソチ大会において、村上第一中学校、平野 歩夢選手の大活躍、記録づくめの大活躍に心からお祝いを申し上げる次第でございます。同時に、心 からお祝いを申し上げ、ともに全市民に感動を与えていただいたことに対して、これまた感謝を申し 上げる次第でございます。市長も市の関係者も、マスコミ対応などで多忙をきわめられたのではない かと拝察をいたしておりますが、平野選手の活躍で一躍県北村上市が全国にその名を発信できたこと は、一市民としても大変ありがたく、誇りに思っているところでございます。私の認識では、ウイン タースポーツの中にあってスノーボードは、スキーやスケートに比べますと、割とメジャーな種目で はないのではないのかとの認識がありました。それは、今でもそうなのでしょうか。スキー場によっ ては、スノーボードを禁止しているスキー場もあるという話を聞いたことがあります。ところが、今 回のソチオリンピックでは、一躍注目されて一気にメジャー種目に押し上げたと思っております。そ の意味でも、平野選手の活躍、功績はすばらしいものがあったのだと改めて思います。もうマイナー などとは言わせません。立派なメジャーに押し上げてくれたと思っております。その平野選手の原点 となったと言われる日本海スケートパークを県と協議しながら改修をしたい。また、市営の蒲萄スキ ー場のゲレンデを精査をしながら、ハープパイプの設置など村上をこの聖地にとのことでありますが、 市長が抱いている具体的なイメージについて、先ほど鷲ヶ巣会からもございましたが、いま一度その 決意のほどをお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、瀬波にあります体育館の中にあります日本海スケートパークでござい ますけれども、あれが原点だと言われているのです。基本だと言われておりまして、平野選手がエア で高く跳べるのも、ちょっと私専門的なことはわからないのですけれども、この一番上の高いところ のエッジをわずかなところから蹴って上がると、それがそのスケートボードで鍛練した成果であると いうようなことも言われておりまして、それがあったからあれだけの高いエアができるのだというよ うなことが言われておりまして、その後非常に問い合わせも多くあるそうでございまして、子どもた ちも非常に多くの子どもたちがそこに行きたいと言っているというようなことでございますし、また 日本海側にも余りないのです、ああやって1つの体育館をそういう使っているところというのは。そ ういう観点からいっても、次の平野歩夢選手を後継を育てるにも、やはりこの際危険な建物というこ ともありますが、建てかえるべきではないかというようなことを今村上単独ではということでありま すので、県とご相談をしながらつくっていきたいなと、そのような構想を練っているところでござい ます。   蒲萄スキー場につきましては、せっかく蒲萄スキー場があるのですから、やはりそこに今メジャ ーになっております、特に村上がメジャーになっておりますので、そこにハーフパイプの何らかの形 のゲレンデをつくったら、誘客にもなりますし、また人口交流の拡大にもなるというようなことであ りますし、また競技スポーツの強化にもなるというようなことで計画をやるべきではないかというよ うな、今のところはそういう段階でございますので、具体的にでは場所はどこかというようなことに なってきますと、まだそこの段階ではないということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) ありがとうございました。   柏崎が水球の聖地にということで、さまざまな活動をされております。二、三年前だったのでし ょうか、青柳勧さんなんていう方からご講演をいただいて、ブルボンなんかも協力しながら本格的に 水球の聖地にというようなことで今さまざま活動されているようでございます。スケボー、それから スノーボード、せっかく蒲萄スキー場がありますので、蒲萄スキー場の活性化という観点からも、ぜ ひ実現をしていただければありがたいなというふうに思っているところでございます。   もう一つ、山形県の小国町に横根スキー場というのがありました。これ、何回もテレビで紹介さ れておりましたし、もう一つはスケボーとやっぱりスノーボードはどこか共通するところはあるので しょうけれども、やっぱりスケボーとは違うのでしょう。あそこにスケートボードのハーフパイプの コースがあると。完備されているということで、非常に小さいころからあそこに通って腕を磨いてき たということが何回もテレビで紹介をされておりました。その横根スキー場、あそこは民間で経営し ているようでありますけれども、ぜひこれに負けないような設備で、これからメジャーになってくる とやっぱり子どもたちも、大人もそうでしょうけれども、このスケートボードのスケートボーダーと いうのがふえてくるということも予想されます。それの受け皿というか、設備がないことにはなかな かうまくいきませんし、やっぱりやるのはこの条件、環境のある村上市蒲萄スキー場ではないのかな、 こんなふうに思っておりますので、ぜひ前向きにすばらしいものができるようによろしくご検討をい ただきたいというふうに思っております。   次に、スポーツ団体育成経費の関係でお伺いをしたいと思います。新たにサンスマイルあらかわ と山北総合スポーツ協会が設立の運びとなりました。さまざまな困難を乗り越えて設立にこぎつけた ことに対して、関係者のご努力、そしてご支援に感謝を申し上げたいというふうに思います。これで、 5地区それぞれに総合型地域スポーツクラブができたわけでございますが、今後は一層その連携を深 められて、ともに発展していくことを期待をしているところでございます。関連して、朝日地区の総 合型地域スポーツクラブ愛ランドあさひも今年度、26年度から朝日総合体育館ほか7つの体育施設 の指定管理を受けるということでございますが、総合体育館から少し離れたところに朝日保健センタ ーというのがございます。建物も立派で、ロケーション的にも大変恵まれたところであります。唐突 ではありますけれども、これも指定管理の対象にならないのかなということでお伺いしたいと思いま すが、あの施設、皆さんご存じかと思いますけれども、駐車場も大変広うございます。前は、包括支 援センターですかもあって、大変立派な事務所でもあります。まだまだ新しい、すばらしい施設でご ざいまして、愛ランドあさひも体育活動、さらに文化活動、講演会だとか講習会、あるいは子どもた ちを集めたキッズダンスなんかも活発にやっておるわけでございますし、多様な活動を展開しており ますが、その中で必要によってはこの施設もお借りすることがあるというふうに伺ったわけでありま すが、必要によってお借りするのと、それからみずから管理するのとでは、おのずからちょっと違う のだというふうに思っておりますが、指定管理の対象とはならない施設なのかどうかお伺いしたいと 思います。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 朝日の保健センターでございます。   今現在朝日地区の地域福祉課、それから関係で活用しておりまして、例えば乳幼児健診もやって ございます。予防関係、予防教室、それから特定健診とか、主に保健事業、母子保健事業関係で使わ せていただいておるところでございます。維持管理は、朝日の地域福祉課のほうにお願いしていると ころでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) いろいろメニューはあると思うのですけれども、利用頻度などというもの を把握しておられましたら教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 利用頻度につきましては、1年を通してさまざまな保健事業で使 っておりますので、広く市民に使っていただいているところですけれども、先ほどの指定管理できる かどうかというご質問でございますけれども、今現在のところあそこに常駐している職員はいないわ けでございます。   ですので、今後の活用方法は、これまでどおり幅広く、介護も含めて使っていきたいとは思いま すけれども、指定管理のことは今検討はしておりません。 〇議長(板垣一徳君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) 前は、包括支援センターがおられまして、常駐されていたわけですけれど も、それが支所のほうへ移られたのでしょうか、通るたびにどなたもいなくて、何かどうかならない のかなというような思いもあったものですから、ちょっとお聞きをしたのですけれども、性格が違う というか、利用目的が違うということでのその指定管理はちょっとということのようでありますが、 今後は施設の有効利用という観点からも、ぜひご検討をいただければ大変ありがたいなというふうに 思っております。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 小池議員のおっしゃるとおりだと思っております。   指定管理も含めてこれからどうあるべきかということ、管理体制を考えていく時期に来ているな と、そういう感じを持っておりますので、取り急ぎ検討してまいりたいと、そのように考えておりま す。 〇議長(板垣一徳君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) 大変ありがとうございます。   大変ロケーション的にも本当にすばらしい、あの一画というのですかありますし、先ほど申し上 げましたように、その施設の有効利用という観点からぜひご検討をいただきたい、前向きなご答弁を いただきまして本当にありがとうございます。   次に、総合計画の後期実施計画のことでちょっとお伺いしたいのでありますけれども、みどりの 里屋根つき広場の修繕が平成26年度に計画されておりました。これが屋根つきドームの人工芝のこ とだというふうに思っておりましたが、ことしの議案書の中でも保健体育施設費だというふうに思う のでありますけれども、ちょっと中身のところまでわかりませんでしたが、今回はここに入っている のでしょうか、おわかりでしたら。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 議員のお話しのある朝日地区にあります屋根つきドーム、合併後再 三地元の皆さん、あるいは中学校の部活動の方々から、何とか人工芝化にしてほしいというお話はご ざいました。   私どもも、そのころからいろいろ検討してなったわけですが、そのうち株式会社まほろばのほう で指定管理を受けた施設というふうになりまして、昨年度も議員からもいろいろお話があった経過を 踏まえて、人工芝をした場合の金額約2,900万ほどかかるわけですが、2,900万円の財源を有効に使 えるような補助金がないかどうか。一昨年荒川のテニスコートを改修工事をしたときのいわゆるスポ ーツ振興くじ、totoの助成は受けられないかどうか、その辺も検討してまいりました。残念なが らtotoのほうは面積要件がありまして、受けられないということになったわけですが、もう一つ はあのドームを人工芝化したことによって、何か不都合な点がないか。あるいは、今まで使っていた 方が使えなくなったりはしないかというふうな部分も昨年度調査をいたしました。それと、人工芝の 芝の長さによっては、いわゆるゲートボールは使えるけれども、テニスが使えないとかいうふうな部 分での不都合がまた生じてくる。もう一つは、やはり一番大きな問題は、いわゆる今指定管理を受け ているドームを今度また直営に変えて、そして人工芝の工事をしてオープンしたとなった場合に、あ のぐらいのドームですので、かなりの大きい参加者集めた大会が、あるいは事業ができるということ になったときに、駐車スペースをどうやって確保するか。隣には民間のまほろばの施設がありますの で、そういった部分とかいろいろ今後調整がまだ進められていないものが多くあるということで、平 成26年度1年かけてその辺の調整をしながら、次年度以降の事業実施に向けて計画を進めていると いうふうな段階であります。 〇議長(板垣一徳君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) 総合計画の中では、平成26年度に実施をしたいというのがのっているのだ けれども、ただいま課長のお話があったように、1件目が1つはお金の出どころがちょっと見つから なかったというようなことだとか、さらには人工芝をすると、なかなか使い勝手が悪くなるのではな いのかというようなこともあったのかもしれません。人工芝にすることによって、できなくなること があるというようなことの心配だとか、そういった部分、あるいは駐車場のスペースだとか、指定管 理されている関係だとか、いろいろあったわけでありますけれども、私も特にそのところが人工芝に することによって、非常に使い勝手がよくなるのだというのが一番頭にあって、それを期待している ところも非常に多いということだと思うのです。   なかなか今土のグラウンドになっています。屋根がかかっているものですから、雨が降ってもぬ れないわけでありますし、歩くと本当に赤土なものですから、汚れるというようなところもあります。 確かに人工芝して何かしたときに傷ついたり焼けたりというような心配も、それはなしとしないわけ ですけれども、ただそれは使い方によっては、何ぼでもクリアできるのではないかなというふうに思 ってございます。今関係方面との調整だとか、そういったことだというふうに伺いましたけれども、 指定管理を受けている株式会社まほろばさんが管理しているわけですけれども、あれの使用料です。 使用料をいただいているのですけれども、なかなか電気代にもならないよというふうなこともござい ます。さらには使用料、消費税上がってもそのままという方針もございます。そんな関係で、できれ ば直営に戻してというようなふうに私はちょっと受け取ったわけでありますけれども、その辺も踏ま えてぜひこれは早期に実現するようにひとつ考えをしたいなというふうに思っている点であります。   見通しとしては、ちょっとどこがああいうふうになっているのかいろいろあるので、ほかの問題 だとかあるのですけれども、今年度中にはいろんな調査をしながら、来年度は何とかしたいというよ うなことなのかどうなのか、その辺のところはいかがでしょうか。総合計画にのっているという関係 もございますので、ぜひひとつご答弁お願いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) あの屋根つきドームにつきましては、以前下のほうがあいていたのです。そ して、冬になると吹雪が入ってきてだめだというので、それは計画にのっていなかったのですけれど も、そうだなということで全部扉をしてやって予算を計上した経緯がありますし、人工芝については、 計画にのっているということでその捻出をどのような補助金から該当になるかというようなことを精 査をいたしまして、のっている以上はやらなければならないわけでございますので、そういう点も含 めて検討をさせていただきたいというような補助事業を今探しているということでございますので、 ご理解いただきたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) ありがとうございます。   それで、私去年の3月の一般質問にもこれさせていただいたわけでありますけれども、さっきの 歩夢君の話ではありませんけれども、ぜひ冬期間の体力づくりだとか、本当に屋外が使えないときの 非常に有効な施設だというふうに思っております。そこに人工芝を張ることによって、さらに数倍の その利用価値が上がってくるのだろうということで、前回の一般質問の中でもそばにある宿泊施設だ とかのその相乗効果だとかというお話も伺ったわけでありますので、ぜひひとつ早期にこれが実現す るようにご努力をお願いいたします。   次に、先ほど来お話があります地域おこし協力隊の話でありますけれども、ことしから山北地区 と朝日地区ということで、朝日地区については館腰、長津地区、ちょうど私の居住しているところで ございます。これが指定されまして、大変期待をしているところでございます。御多分に漏れず長津 地区、4集落あるわけですけれども、ここは高齢化というか、本当になかなか厳しい地域でございま す。そんなこともあって、一昨年度ですか、長津笑楽講という長津4地区のそのまちづくりの組織が できました。笑楽講というと、学校の小学校ではなくて、漢字で書くと笑う楽しい講座の「講」です。 ちょっと遊び心も入れながら命名した長津笑楽講というまちづくりというか、地域おこしの団体がご ざいます。これと連携をしながら、ぜひ趣旨に沿った、3年間ということでありますけれども、本当 に地域住民は期待をしているところでございますので、行政のほうからもぜひ特段のご指導、ご支援 のほどをこの場をおかりしてお願いをしておきたいというふうに思っております。課長、何かござい ますか。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 大変ありがとうございます。   朝日地区のその館腰地域まちづくり協議会の導入の目的なのでございますが、議員承知している と思いますが、地元の食材を中心とする資源を生かした産物の加工や販売と。6次産業につながって いけば、活性化にもつながるかなということで大きく期待しているわけでございますし、また協力隊 におきましては、お一人でこの地域に入っていくわけでございますので、孤立しないような格好で支 援をしてもらいたいと思いますし、また受け入れる長津地域の皆様方には、本当にご迷惑といいまし ょうか、ご指導、ご協力をいただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたしま す。 〇議長(板垣一徳君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) ありがとうございます。   まちづくり組織の長津笑楽講、市から閉校した長津小学校……何だかややこしいのですけれども、 閉校した長津小学校の校長室と教務室をお借りして今その活動の拠点となっている〔質問終了時間 10分前の予告ブザーあり〕わけであります。そこで、地域おこし協力隊の方は、地域に空き家なん かを利用してということ、活動されるということでありますけれども、あそこの拠点としております その長津小学校のお借りした事務室なんかは、大変広くして立派なところでございますので、活動の 拠点に地域の人を集めたり何かをやるときには有効に活用していただいて、目的達成のためにぜひ尽 力をいただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。   次に、ちょっとあさひチャンネルのことでお伺いをいたします。設備を更改して放送内容を充実 するということでありますが、この中身についてもう少し詳しくお伺いしたいのですけれども、これ は政策推進ですか、お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) あさひチャンネルにつきましては、設備を設置しましてから6年を 経過しております。   今の設備につきましては、今デジタル化の時代でございますが、例えば取材をしてデジタルの映 像を撮ってきたものを今設備されているスタジオがデジタルではなくてアナログの設備になっており まして、デジタルで取材したものをアナログで編集とか処理したものをもう一回デジタルにして配信 するというような状況が続いてきたものですから、どうしても画像的に劣化してしまうというような ことで、そういったもの、問題をまず解消したいということと、今のようなアナログ処理の作業をし た上での番組を編集しているものですから、どうしても手間がかかって、速やかなその配信ができな いというような状況があるものですから、その状況を改善したいということでこのたびの改修になっ たわけでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) ありがとうございました。   設備の老朽化というのですか、こういった機器というのは日進月歩でございまして、ただデジタ ルとアナログではやっぱり非常にぐあいが悪いということだと思いますので、ぜひ今回デジタルの設 備になって、それで放送を充実ということは画面がきれいになるとか、そういうことなのですか。今 1日にどれくらい放送しているのか。大変身近な人が出てきたり、地域の話題が放映されております ので、本当に楽しみにして見ておられる方もおりますが、今よりも放送時間がふえるとか、あるいは 内容的にこんなふうに充実してというようなことではなくて、ただアナログからデジタルへというこ とがこの放送内容の充実ということなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) あさひチャンネルにつきましては、番組の内容についてご検討いた だく組織がございまして、各地域からの代表の方、学校の先生をはじめ出ていただいているわけでご ざいますが、その方々からいろんなご意見をいただいております。   身近な情報というようなご指摘ございましたが、地域の学校ですとか保育園といったところの取 材は、また地域の行事、事業なんかについても取材させていただいて皆さんにご紹介するというよう なことにしておりますので、よりそういったものを充実させていきたいということで、取材等お願い している方にお願いをして、より身近なものをリアルタイムに放映、提供できるようにということで 今お話をしているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) ありがとうございました。   ぜひ〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕設備の更改と、それから充実に一層ひとつお願い をしたいなというふうに思います。   それと、地域活性化推進事業の関係でお伺いします。地域審議会が企画した事業を3地区で荒川、 神林、山北でほたるの里づくり事業、それから(仮称)地域活性化懇談会の実施、神林、夏祭りイベ ントの実施、山北と、この3事業をやると。地域審議会が企画したものですよということでこの3事 業をやられるわけであります。ちょっと私勉強不足でよくわからないのですけれども、このまちづく りとの関係についてはどのようになっているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 地域審議会が各5地区にございますが、その5地区の活動について この2年間どういった形で事業展開していけばいいかということで審議をしてこられまして、このた び荒川地区、それから神林、山北の各3地区の皆様方が協議検討、また各支所が中に入りまして検討 の中に入っているわけですが、今年度この事業をやりたいということで計画したものが今回ご提案さ せていただいている3つの地域の事業でございます。 〇議長(板垣一徳君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) これは、毎年こういった地域審議会が企画して要望して実施していると、 こういう事業なのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 各地域約50万という予算の中で3年だったですか、3年をかけて 1度に行うのもよし、分けて事業を展開するのもよしということでご検討いただいたものでございま して、今回上げておりますものが提案のこの事業費の中身のとおりの金額のもので実施するというこ とでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) わかりました。ありがとうございました。   ちょっと時間もなくなってきたので、最後に1つだけ。昨年からなのでしょうか、成人歯科診療 の関係でお伺いいたします。成人歯科検診は、40から70までだったですか、5歳刻みでやっている ということのようでありますけれども、これの受診率なんていうものは把握されておりますか。成人 の関係です。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 申しわけございません。受診率は、ちょっと今把握していない状 況です。   ただ、今年度、平成25年度からの歯科保健計画を策定いたしまして、3月中には議員さんのほ うにお配りしたいとは思っておりますけれども、その中でも特にその成人歯科保健につきましては、 事業承認も入って力を入れていきたいということで考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) ありがとうございました。   特に成人の歯になりますと、抜けて初めてあれだということでありますので、ぜひこれも力を入 れてやっていただきたいなと思います。   時間が参りましたので、これで質問を終わりますけれども、円安株高によって経済全体では回復 基調にあると言われておりますけれども、市長の施政方針にも述べられているように、実感できるま でに至っていないのが実情であります。都会との〔質問時間終了のブザーあり〕タイムラグもあるの でしょうけれども、実感している人もあるかもしれませんが、しかし実感できる、できないにかかわ らず、4月1日には消費税が5%から8%に上がります。どうか向こう1年間、生活者の目線で気配 り、目配りをきかせた施政方針をお願いを申し上げまして、市政クラブの代表質問を終わります。あ りがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで市民クラブの代表質問を終わります。   午後1時55分まで休憩します。           午後 1時39分  休 憩                                                        午後 1時55分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、市政クラブの代表質問を許します。   8番、小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市政クラブの小杉和也でございます。うちの会派2人でございますので、持 ち時間が少ないので、早速質問させていただきます。   新規の事業、継続の事業いろいろとございますけれども、市長が来年度一番力を入れたいこと、 全てだと言うかもしれませんけれども、あえて1つ選ぶとしたら何でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 1つと言われますと、非常に難しいです。   一番は、個別の事業ということではなくて、いかにしてこの地域を活力ある地域にしていくかと いうようなことを念頭に置きながら事業をやっていくべきではないかと、そのように考えています。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それがこの施政方針にあらわれているのだろうと思いまして、私たちの会派 は、この施政方針の中から少し質問させていただきたいと思います。   まず、日本海沿岸東北自動車道も事業化されまして、現在のところの一番新しい情報でどういっ たところまで状況が進んでいるのかをお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まだ予算づけ等について具体的に入ってきておりませんけれども、まず1つ には村上地内に先ほども申し上げましたけれども、新潟国道事務所の営業所を設置をして万全の体制 で臨んでいくということでございますし、今年度中には測量をできれば大須戸地内を通り過ぎて蒲萄 の手前まであたりまでは行くのではないかと、そのような期待をいたしておるところでございます。   いずれにいたしましても、新潟県分は1,600億円でございますので、莫大な事業費であります ので、そろっともう予算ついてくるのではないかなと思っておりますが、そのような状況でございま す。順次進んでいるということは、間違いないところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市民の方の関心も、やはりその辺のところにあると思いますので、できるだ け新しい情報が入りましたら市のほうから発信していただきたいと。私たちにも、議員にも教えてい ただきたいと思います。よろしくお願いします。   それから、さっきから各会派の方出ています地域おこし協力隊です。先ほど食材を生かした6次 産業というのをやってもらいたいのだということを言われていますけれども、もう少し活動の具体的 な内容というのでしょうか、その辺どう想定されているのかお伺いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) それでは、詳細については今各地区2地区ございますが、そちらの 受け入れる地域でもって詰めておるところでございますが、山北地区におきましては、地域資源の調 査、それから地域資源の活用方法を検討すると。そのほかに、交流連携事業、地域情報の発信という ことで、居住地は小俣集落を予定してございます。空き家を利用したいということでございます。   それから、朝日地区におきましては、業務内容といたしまして地域産物の調査、地域産物の活用、 同じく商品開発、それから情報の発信ということで、居住地につきましては、長津地域の空き家を利 用したいということに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) これは、一応3年を想定して、ある程度のゴール地点が3年ということでよ ろしいでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 3年間ということでございまして、3年度ではなくて3年間でござ います。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そうしますと、1年1年目標があって、1年目はここまで行くよ、2年目は ここまで行くよというものもはっきりと行政のほうとしては想定はしているのでしょうか、ある程度。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 具体的なスケジュール等はまだでございますが、一応のタイムスケ ジュールは想定してございます。   ただ、地域おこし協力隊員の身分、それから勤務体制ありますので、経済活動がもし起きるので あれば、当初は地公法の17条の臨時雇用ということで考えておりますが、経済活動、産業関係がも し発展するとなると、地公法の3条の非常勤の特別職扱いで地方公務員法の適用除外ということを考 えていきたいというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 先ほど面接とかして決めるというふうに言われていましたけれども、予算の 絡みもあるのでしょうけれども、いつ面接されて、いつからこの方をお願いするのでしょうか、いか がでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 具体的な受け入れ体制は、今現在進行中でございまして、議会の議 決終了後に総務省の外部団体であるJoinという機構ございますが、こちらに募集をかけます。あ わせて、新潟県の表参道にありますネスパスのほうにも情報発信をして、協力をお願いする手はずを とってございます。   それで、一応新年度入って募集をかけますので、6月ぐらいに第1書類審査、それから2次面接 ということになりますが、面接についてはご自分の個人の負担で村上市においでになって、自分たち が働くところはこういう地域だよということを見ていただいて面接をしたいというふうに考えており ます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひ有効にこういった制度が機能することを祈っておりますし、期待してお りますので、よろしくお願いします。   続きまして、県立坂町病院の医師確保ということが書いてあります。医師確保に努めてまいりま すということが書いてありますが、この辺のところはどういったことを想定しているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 県立坂町病院の医師確保についてでございますけれども、毎年非常に難しい 問題であるわけでございまして、私どもは新潟県に対しても要望を行っておりますし、また新潟大学 の医局にも直接出向いてお願いしているという現状でありますが、なかなか厳しい状況であることは 間違いないというようなことでございまして、新潟大学から回していただくというような手だてをお 願いをしているということでございますし、また県立新発田病院のいわゆるサテライト的な、補完的 な病院の位置づけになっておりますので、その点も含めて医師の充実を図っていきたいなということ で活動をしているということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) この施政方針に書くということは、力を入れていきたいということだと思い ますので、やはり今年度よりも来年度は力を入れていただきたいと思いますが、頻繁に回数行くとか、 その辺市長の心構えというのでしょうか、もう一度お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいま申し上げましたように、坂町病院につきましては、特に南部地域で す。坂町、神林、関川あたりが非常に多くの方々が利用されているというようなことでございまして、 そして先ほど申し上げましたように、特に県立新発田病院の補完的な役割は非常に大きなものがあり ますので、それらも含めて県に要望を、何回行くとかということではなくて、ポイント、ポイントで 行きたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) また、ここに医療費抑制策に関する事業も展開してまいりますということで、 インフルエンザなんかの予防接種の費用なんかも一部助成を継続していきますとありますけれども、 改めて医療費抑制策に関する事業を展開するとここに記載したこの辺の理由をちょっと教えてくださ い。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 医療費抑制策につきましては、さまざまな抑制策を展開している わけでございますが、例えばジェネリック医薬品の、後発医薬品ですか、これを今年度も実施させて いただき、さらに後期高齢者医療でも今年度秋に1回実施させていただくという予定にしております。   また、医療費の重複多受診の訪問指導、これも実施しております。また、保健事業として健康増 進事業といたしましては温泉活用とか、それから健康万歳運動とか、糖尿病予防教室とか、さまざま な保健事業にも事業展開をしておりますので、さらに今年度は深く事業展開してまいりたいと思って おります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) こういったいい政策も、知らないと何にもなりませんので、今年度ですか、 赤字で書いて案内のところに必ずあけてくださいとか、いろいろ工夫されたと思うのですけれども、 またさらにことしもそういうふうに目立つようにというのでしょうか、皆さんにわかっていただける ような工夫も考えていらっしゃるのでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 昨年小杉議員さんのほうからさまざまなご指導いただきまして、 封筒にちょっと赤字で記載させていただいて、回収率も若干ふえたような状態がございます。   さらに、この健康診査の調査が受診率を向上するためにもやはり皆さんから健康診査に関心を持 っていただき、「健幸e通信」というのがやっておりますけれども、この中でもやはり早目に予防を して、早期発見されて役立った、健康を保持しているというような情報も市民に啓発してまいりたい なと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続きまして、高齢者支援の充実の面ですけれども、地域包括システムの構築 が急務というふうにございまして、できれば市内の要支援、要介護施設の通所、入所状況を市の包括 支援センターが積極的に管理して、パソコン等を活用して施設のあき状況と利用者の希望を瞬時に検 索できるようなタイムリーな情報提供ができればいいなと思うのですけれども、どのようなことを構 築というのは考えていらっしゃるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 具体的な部分では、今議員がおっしゃられたところまでは想定はし ておりません。   ただ、前にもそういったリアルタイム的な情報がというようなお話もいただいております。確か にそこまでできればすばらしいことであるのですが、ただ一番問題なのは、その情報の更新がうまく いくかどうか、そこら辺が取り組みとしてもそこのところをやっぱり十分検討した上でないと、せっ かくのものがただつくっただけみたいなことになってはもったいないということで、その辺は慎重に 考えたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 政策推進とか、結構情報に長けた方がいらっしゃるので、うまく縦割りでは なくていろいろな連携の中で取り組んでいただければと思います。   最後のところに、参加しやすい介護予防事業を展開していくということがありますけれども、参 加しやすいというのは、どういったことを指しているのでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 地域に入っていっても、なかなか今のところそんなに困っていない からいいのだというような方が結構おられます。   そうしたところを考えたときに、ただ単に身体的に問題ないだけなのか、事業としての魅力とい うのですか、そういったところもなきにしもあらずというようなところも考えれば、そういったとこ ろを今後は十分検討して、内容もやはり見直していきたいと、こんなふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 子育ての支援の充実の面ですけれども、乳児紙おむつ処理支援事業というこ とで、新規事業でございますけれども、こういったものが出てきた背景というのはどういったことで しょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 人口減少問題対策委員会で、各作業部会でどういった事業考えられ るかということで検討してきたわけですが、その中でも子育て支援部会の中で、特にその小さい子ど もをお持ちのお母さん、ご家庭では紙おむつの処理にごみ袋というのですかをかなりお使いになるの ではないかということで、生まれたときの届け出を来られたときに、出生届に来られたときに、市民 課、それから保健医療課、福祉課の連携の中でそういったセットにしたものを、ごみ袋だけではなく て生まれた子どもを今後育てていく上で必要なものについてセットにしたものをお渡しをして支援に つなげていきたいということで考えたものでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) この紙おむつの部分は、水分が多く燃えにくい一方、一旦燃焼を始めると一 気に燃える性質があり、焼却炉を傷める原因にもなると。   これは、回収した紙おむつをペレット化しているのが鳥取県の伯耆町というところでございます けれども、環境課のほうで環境課の方がその紙おむつの部分の部会に出ておられたかちょっとわかり ませんけれども、こういったことも含めていろいろと包括的に考えていくことが必要なのかなと思う のですが、環境課長いかがでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 先般の一般質問でも同じような質問出ましたけれども、そのときもお答 えしましたけれども、それらも含めて今これから先検討していくということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) やはりせっかく横断的に委員会をつくったのです、人口減少の。そういった いい点は生かしながらいろいろ複合的に考えていければと思いますので、その辺も含めてぜひ検討し ていただきたいと思っております。   続きまして、病児・病後児保育というようなのがございますけれども、これについてちょっと詳 しく教えていただけますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 病児・病後児保育というものにつきましては、病気でお子さんが保育園 に通園できないというふうになったときに、病気の回復期に至っていない児童を一時的に施設へ預か るということでの病児対応型というのが1点ございます。それから、病気の回復期にはあるけれども、 集団保育が困難な児童を一時的に預かるということで、病後児対応型という型がございます。それか らもう一つは、保育中に体調不良となった場合に、保育園で緊急的な対応というようなことで預かる ということで、体調不良児対応型という分類に分かれております。   あらかわ保育園につきまして、この体調不良児対応型を開園と同時に開設したいということで計 画しております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 朝から晩までということなのでしょうけれども、この辺体制的な部分という のはどんなふうになっていますか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 今ほど申し上げたあらかわ保育園でやろうとする体調不良児対応型とい うのは、これは保育中に病気になるということでございますので、嘱託医のお医者さんのほうに行く 体制をさせていただいておるということであります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続きまして、自然環境の保全についてですけれども、新たに防犯灯のLED 化に向けた調査事業を行うとありますけれども、これについてお伺いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(西村 治君) これにつきましては、平成25年2月に村上市新エネルギー推進ビジョ ンというものを策定いたしましたが、その中で省エネルギーの推進ということで、防犯灯のLED化 を推進するというふうにしてございます。   内部でも検討し、平成〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕27年度から順次、年次的にな ろうかというふうに考えておりますが、LED化していくということで、その前に1年かけまして既 存の防犯灯約8,700灯ありますが、このもののLED化ができるかどうか、いわゆる設置されてい る柱等の構造的なものとか、あるいは電力のどういう電力番号というか、電力のものから配線が来て いるかということで、その先東北電力との照合作業、台帳の突合ありますので、そのために事前に調 査を行うということで来年予算を計上したものでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ESCO事業なんかも想定されているのでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(西村 治君) ESCO事業についても、どういう導入をしようかということで検討し たのでありますが、ESCO事業については、かなり大きな建物とかいわゆるエネルギーの削減効果 が極めて高いというものにつきまして、削減保証をつけてというようなことで、そういう内容であり ます。   防犯灯の省エネ化につきましては、ある程度ESCO事業でなくてもその他の方法、例えば長期 メンテの契約のあり方も検討したのでありますが、今のところは市の予算、過疎債なんかも活用して 何年か年次的にできるだけ短期間に更新化を図りたいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続きまして、林業の振興についてですけれども、切捨間伐に対する支援を拡 充するとあります。これについてお伺いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 今まで切捨間伐につきましては補助、補助のほうでやってきたので すけれども、さらに補助の拡充をしていきたいということで書いてございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 国策とか県の政策とかで、何か新しい有利なものというようなことの位置づ けでここに書かれたのではないのですか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 今までその地域の中で搬出するのと切り捨てするのとひっくるめて なのですけれども、切捨間伐についても単独で出せるというふうな状況になりましたので、その部分 についても支援していきたいということになります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 村上市は、いっぱい資源がありますので、森林に関しましては、ぜひとも有 効なものがありましたらどんどん取り入れていただきたいと思います。   続きまして、商工業の振興ですけれども、ここに新たな工場導入地域の創設に向けた研究という のを進めますとあります。これについてお伺いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) これにつきましては、今人口減少問題の検討会などを通しましてま た研究を進めてまいりたいということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) もう少し何か一歩進んだような考え方というのはないのでしょうか、いかが でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 今市で管理している土地を何とかこの導入地区にすることができな いかという検討でございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続きまして、道路の整備ですけれども、市道桃川牧目線の整備を継続してま いりますということがございますけれども、現在までの状況と今後の見通しについてお伺いいたしま す。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 平成25年度、実は今現道の脇に水路があるわけですけれども、 それにちょっと手間取りまして足踏みした状態でありますが、鉄道部分、JRの部分の踏切も含めま して平成28年度ぐらいには何とか全線開通になるような見込みで今動いているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 平成28年度ですね。   近隣の方々にも、区長さんを通してでもいいのですが、そういった見通し的なものというのは全 部報告されているのでしょうか、いかがでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 先般も地元牧目の方々には、そういった工事の状況等踏まえまし て〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕そういった話をしているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続きまして、学校教育の充実についてですけれども、望ましい教育環境整備 ということで村上市立小・中学校望ましい教育環境整備検討委員会というのを立ち上げると、条例化 するということで今定例会にも上がっておりますけれども、この部分は今後あるべき教育環境という のは、メインとするのがソフトなのかハードなのか、その辺のところのお考えはいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) メイン的には、ソフトのほうが重点になろうかと思います。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市の方針としまして、こういったことも期待しているというようなことはご ざいますか、何か。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) この委員会を立ち上げまして、現在の小中学校の児童生徒数の減少 等のことも踏まえ、そしてではどういう形で学校の統合も含めてですけれども、あるべき姿があれば いいのかなというようなこと、いろんなことを含めてこの委員会でご議論いただければありがたいな と思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続きまして、生涯学習の充実ですけれども、子ども図書推進計画を練ると、 策定に着手するということがございますけれども、この読書活動というものを村上市はどのように捉 えているかというのを教育長にお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 読書活動は、大変重要なものというふうに受けとめております。   各学校においては、朝読書の時間を設けたり、読書活動を行っています。そのことが教科全般に わたって力をつけるものというふうに考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) スポーツの振興ですけれども、村上市スポーツ施設整備計画ということで、 計画的に整備を進めていくと。いろいろ市民会館の話なんかも出ていますけれども、この辺の考え方 というのでしょうか、劣化が進んでいるところからというのはわかるのですけれども、この計画を進 める考え方をちょっと教えていただけますか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 昨年度策定しましたスポーツ施設整備基本計画の考え方ですが、議 員おっしゃるとおり今の五十数カ所ある体育施設、古いものでは昭和30年代に建設されたという建 物もあります。   いの一番に私ども考えているのは、利用者の安全性を確保するために危険性のあるものについて は修復をしていくと。あるいは、解体をしていくというのが一番であります。その上で、選択と集中 の理論の中で必要性に応じて修繕をし、そして新設については計画にはのっておりませんが、その市 民会館も同じような考え方になろうかと思いますが、あくまでも有効な財源確保しながら新設要望に ついては実現を図っていきたいというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ちょっと戻りまして観光の振興についてですけれども、村上市いろんなメデ ィアに踊りまして、交流人口の増加が期待されるところではございますが、4月から始まる新潟デス ティネーションキャンペーン(DC)です。これ昨年までとちょっと違うのか。どんなような取り組 みをされるのかお伺いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) これにつきましては、昨年度試行というような形でプレDCでござ いましたが、昨年試したことをことしは本格的に見直しをして、レベルアップをして、磨き上げをし て行いたいというような取り組みを各団体にお願いしたいということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 県内での連携というのはどんなふうになっていますか。それ、今の部分は村 上市ですけれども、県内の市町村との連携はいかがでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) これにつきましては、各地域間の競争といいましょうか、連携とい う部分では一緒にはやっていますが、各地域の魅力の出し合い、これによっての誘客争いというよう な状況でございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひとも交流人口増加のために皆さん頑張っていただきたいと思います。   以上で終わります。〔質問時間終了のブザーあり〕 〇議長(板垣一徳君) これで市政クラブの代表質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、高志会の代表質問を許します。   2番、尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ご苦労さまでございます。それでは、高志会を代表いたしまして、私のほう から代表質問をさせていただきたいと思います。   まず初めに、先ほどの小杉議員と若干かぶるかもしれませんけれども、市長にお伺いします。こ の平成26年度の当初予算編成に当たりまして、市長が今年度最重要視されて行う新規事業について 1点お聞かせ願いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほどもお答えいたしましたが、まず地域の活性化に向けた事業に取り組ん でいきたい。あるいは、地域の衰退、地域の元気力を発揮していきたいということで事業に取り組ん だということでございます。   もう一つ言わせていただければ、4月1日からの消費税増税に対しまして、やはり相当な経済の 低迷、停滞あるいは購買力の減退が来るだろうというようなことを想定いたしまして、それらに対応 した処置をとっていかなければならないなと、そのように考えております。そのことが市全体に波及 していくと非常に困りますので、それらについて予算化をしたということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) それでは、この施政方針に沿って質問していきたいと思います。   (仮称)村上市まちづくり基本条例、いわゆる自治条例でありますけれども、この条例は本市に とっては最高規範になる条例だと思います。制定に向けての市長の豊富をお尋ねいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) おっしゃるとおり、これは村上市にとりましてまちづくりの基本的な計画で あるということでありまして、何といっても基本になるのはまちづくりをどうしていくかということ でありますので、これらをもとにしっかりとした村上市のまちづくり計画をつくっていかなければな らない。   先ほどもちょっとお話ありましたが、いわゆるまちづくりをどのような形で再現していくのかと いうようなことも含めて計画を策定していかなければならないと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) この条例制定に当たりましては、いろんな方から多くの議論をいただきなが ら進めていかなければならないと思うのですけれども、私考えるに単年度ではなかなか難しいのでは ないかというふうに思っておりますけれども、スケジュール的なものが市長のほうでもしあれば、教 えていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) スケジュール的なことに関しましては、担当課から詳しくお伝えします。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 昨年策定いたしました村上市民憲章、それから今お話しの(仮称) 村上市まちづくり基本条例につきましては、昨年の5月に制定いたしました市民憲章等審議会の皆様 方にお諮りをしてご審議いただいて制定するということで進めているわけでございます。   ご承知のとおり、市民憲章の審議にかなりの時間を要したということで、本来であれば当初の説 明では3月までに制定を目指していたのでございますが、市民憲章の審議検討が昨年末までかかった ということで、年末も議論しましたが、年明けからかかるということで、つい先週も市民憲章の審議 会の皆さん方にお集まりいただきまして議論したところでございます。まだ具体的にはいつまでに、 どんなスケジュールでというところまで至っておりませんで、今現在市民の皆さん方から考える行政 へのかかわり、それから意見のいただき方、向こうに、市民にしてみれば、どんなふうな形で提供し たいというようなことのお考えを今聞いているところでございまして、今そういう意味で始まったば かりということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) そうすれば、26年度中の一応策定を目指すという認識でよろしいのでしょ うか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 策定目指して今スタートしたということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) わかりました。   それでは次に、主要事業に沿って質問してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたしま す。まず初めに、支え合い、安心して暮らせるまちづくりから、自殺予防対策事業について、外部委 員会を設置し、26年度中の条例制定を目指すとありますが、条例制定に向けての市長の所感及び思 いなどがあればお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 尾形議員も、この事業に対しましてはご尽力いただきまして、感謝いたして いるところでございます。   ご案内のように、非常に最近自殺者が多い。特に若年層の自殺者も非常にふえていると。その中 でも、新潟県がワーストクラスに入っているというようなことを考えますと、この地域においてもう かうかしていられないというようなことでございまして、やはり助けが必要であるというような人は、 潜在的にかなりいる可能性があるというようなときに、その命の電話とかそういうような駆け込み的 なものが近くにあるというようなことが非常に助かるということも言われておりますし、また何らか の形で近くになければ、新潟にもありますし、近くに、新発田にもありますので、そういうところを 利用をしながらそういう人たちに手を差し伸べてやる、そういうようなことをやることによって、自 殺まで行かなくて食いとめることができるのではないかと。水際でとめることができるのではないか と、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今まで市長おっしゃいましたように、新潟県も昨年度ワースト2位というこ とで、新発田市が県内では先行して条例制定しております。昨年末には阿賀野市も制定し、村上市が 本年度できるとすれば、全国で5番目の条例制定自治体になるというふうに私は思っております。   そんな中で、やっぱり自治体がこの条例を制定するというのは、広く市民に、村上市からは自殺 者を出さないのだという強いメッセージを発信する意味が大きいかというふうに私思っております。 ただ、残念ながら新発田の実例見ますと、条例制定後、制定翌年には27人だったのが37人にとい うふうに増加しているのが実態であります。条例制定がいいのではなくて、その後何ができるかとい うことを行政、市民を含めた中で考えていくというのが私は重要かと思いますので、何とぞよろしく お願いしたいと思います。   続きまして、自然と景観を守る環境に優しいまちづくりから、汚水処理対策の推進について伺い ます。25年度で荒川地区の公共下水道事業は完了するということでしたが、昨年度の補正予算の相 当額下水道事業には充てられたと認識しております。残りの村上地区の整備事業は、当初予定の平成 30年よりも早期に完成するのか伺います。   また、水洗化率は現在どのぐらいで、今後接続向上に向けての取り組みはどのように考えておら れるのかお尋ねいたします。 〇議長(板垣一徳君) 下水道課長。 〇下水道課長(中村則彦君) お答えします。   まず1点目の平成23年度に下水道事業が完了するのかということでございますが、議員おっし ゃいましたとおり、平成14年度に大型の補正予算をいただきましてこれを充当してございます。そ の以前は、震災の影響を受けまして、ちょっと足踏みをしていた状況でございましたが、この予算を 充当したことにより今現在順調に工事が推移してございます。   このたびの上程させていただいております平成26年度の予算につきましては、国への要望どお りの内示がいただければ、施工延長で5.6キロ、そして25ヘクタールの整備が完了します。これに よりまして、おおむねでございますが、国道7号より西側の市街地の部分はほぼ完了見込みでござい ます。27年度からは、国道を横断いたしまして、仲間町、坪根、そちらのほうに入っていく予定で ございます。集落のほうは、1集落約2年から3年で整備を行っておりますので、これまでの進捗状 況から考えますと、平成30年につきまして若干余裕があって終わるのかなというふうなことで見て おります。   続きましてでございますけれども、現在の水洗化率というようなことでございますので、お答え します。現在の水洗化率につきましては、市全体で68.1%でございます。地区ごとに申し上げまし ょうか、地区ごとにも。 〇2番(尾形修平君) はい。 〇下水道課長(中村則彦君) 村上62.1%、荒川55.9%、神林地区でございますが、76.9%、朝日 地区が75.1%、山北地区が88.6%でございます。村上地区及び荒川地区につきましては、今事業展 開中でございますので、若干低くなってございます。   それで、これからのどう水洗化率を上げていくかでございますが、やはり個別訪問を重視してご ざいます。個別訪問につきましては、供用開始後3年経過して60%までいっていない集落あるいは 町内を重点的に個別訪問しておりますけれども、これから村上地区及び荒川地区につきましては、重 点的にこの個別訪問を進めていって水洗化率を上げていきたいというようなことを考えてございます。   あわせて、大規模な企業をこちらのほうもお邪魔して下水道に加入をお願いしたいというふうな ことで考えてございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 開業している神林、朝日、山北につきましては、本来であれば100%を目指 すべきなのでしょうけれども、やっぱり諸般の事情でなかなか接続できない方もおられるという中で、 今後村上市、村上地区、荒川地区に関しては、個別訪問ということで大変な労力を要すると思うので すけれども、やはり下水道の使用料は今年度の予算見ると5億9,000万ぐらいしか見込んでいない と。やっぱりそれを上げていかないと、なかなか事業費の回収というのもできないのでしょうし、市 民の負担がふえるばかりなのではないかなというふうに考えておりますので、できれば集落の区長さ ん等にもご協力いただいて、水洗化率を上げていくような努力を進めていっていただきたいなという ふうに思っております。   続きまして、活気に満ちたにぎわいのまちづくりから、商工業の振興についてお尋ねします。プ レミアム商品券発行事業として、本年度3,200万を計上しておりますが、昨年度は当初予算では計 上しておらず、6月補正で対応いたしました。本年度に限って言えば、消費税アップによる消費低迷 の観点から、私は致し方ない部分も理解できますが、市長はこの事業をどのように捉え、いつまで継 続するつもりなのかお尋ねいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今おっしゃったとおり、4月1日からの消費税増税によって消費減退が起き るだろうという見込みのもとに当初予算で計上したわけでございます。   場合によっては、落ち込みがとまらないというような場合には再度補正を組ませていただきたい、 そのように考えておりまして、この事業は消費税の増税分に関する事業という位置づけをしておりま すので、それらが解決したら打ち切るということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今の市長の答弁ですと、来年度以降はその社会情勢によって判断するという ことでよろしいのでしょうか。   それであれば、今年度のプレミアム商品券発行事業につきましては、担当課にお伺いしますけれ ども、実施時期はいつごろを予定しておられますか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 議決をいただきましたら直ちに準備に入りまして、目安としては遅 くても6月には何とかできればというふうに考えているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) なるべく早期に実行できるように頑張っていただきたいと思います。   続きまして、安全で快適な住みよいまちづくりから、都市計画道路泉町羽黒町線の整備手法とし て、歴史まちづくり法によるものと方針が示されました。合併から6年が経過して、結局平成19年 度の当初の計画にさかのぼったわけでありますけれども、このことを市長はどのように捉えておられ ますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私、平成20年の4月に市長に就任したわけでございますが、そのときには 長井町、上町等を見るにつけ、やはり道路は広くてバリアフリーになっていて、そのほうが使い勝手 もいいし、あるいはまた火災時における防護壁みたいな役割を果たすのではないかというようなこと で、かといって重要なものを壊すということでもないというようなことで、そういうようなことで県 にお願いをしてまいりましたが、どうしてもいわゆる都市計画道路等の見直しは致し方ないというよ うなことで、断念せざるを得ないというような結論に私自身は達したというようなことでございまし て、今後については景観を生かしながら、歴史の街並みを生かしながら伝統的建造物群保存地区ある いは歴史まちづくり法等を事業を取り入れながら村上の歴史を守っていきたいと、そういうようなこ とが一番いいのではないかというところに到達したということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 地域住民にとってみれば、空白の6年間が出てしまったわけなのですけれど も、昨年の私の第2回定例会においての一般質問でもまた市長はそのように答弁されたと記憶してお ります。   その後、地域住民の方からいろんな動きがありました。市として今後地域住民の合意形成に関し ましてどのように携わっていくつもりなのかお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 地域住民の方とは何度も会合は持っておりますけれども、一堂に会して議論 もしたこともございませんので、一方的な方々と話をしているわけでございますので、今後につきま しては市としての方針を打ち出しましたので、この意向を新年度に入りましたらお伝えをしながらご 理解をいただいていくしかないなと、そのように考えているところでございます。   今までも、いろんな新しい道路、拡張した道路が必要だとかという人たちと話し合いまして、県 の譲れる範囲はここまで、市が出せる範囲はここまでというようなことでも話をしてきたのですけれ ども、なかなか合意には至らなかったというようなことでございますので、そういうところをまたま た振り出しに戻ったようなわけでございますけれども、しっかりと合意形成をしていかなければなら ないなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 市の方針が出たわけですから、今後のスケジュールといたしまして、都市計 画の変更と歴史まちづくり法における歴史的風致維持向上計画を並行して策定していかなければ、タ イム的な、時間的なものは詰まらないのではないかというふうに私は考えておりますけれども、この 事業を推進するに当たりまして、どの課が所管をさせるつもりなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、具体的な事業に入るまでには、先ほど申し上げましたように、まず地 域住民の方々の、地域に住んでいる方々の合意形成が必要であるというようなことで、しっかりとそ の合意形成を確認する必要があるというようなことをしながら、恐らく1課でこの事業をやるには非 常に難しいと考えておりまして、2課にまたがってやるような形になりますので、新たな室とか係を 設けていかなければできない事業と捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 私も、市長今おっしゃられたように、1課では難しいと。まちづくり推進室 のような特別推進室を設けてやっていただきたいというふうに思っておりますし、歴史まちづくり法 を使うとなると、都市整備課で言っている景観条例のいわゆる重点地区が全てカバーされるというふ うに思っておりますので、その辺もただ道路だけの問題ではなくて、お城山周辺の整備、市役所周辺 の整備も含めて広くこの歴史まちづくり法の整備手法を使うというふうになると思っておりますので、 都市整備課と多分生涯学習課、文化行政のほうとというふうになるのだと思いますけれども、特別室 をつくっていただいて事業の早期の進展を図っていただきたいというふうに思っております。   また、この件に関しましては、私どもの会派の佐藤重陽議員が一般質問でも取り上げますので、 次に進ませて〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕いただきます。   次に、豊かな心と文化を育むふれあいのまちづくりから、スポーツの振興についてお伺いいたし ます。今定例会に指定管理の指定で朝日地区の体育施設の愛ランドあさひに指定管理者をお任せした いと議案上程されております。村上地区、神林地区に続いて3番目となるわけですが、今後山北、荒 川地区においてもそうなるものと思っております。いずれの施設も、先ほどからお話出てありますよ うに経年劣化が激しく、特に今回指定される朝日総合体育館の雨漏りは、私も現地を見させていただ きましたが、とんでもない状況でありました。この件に関しましては、教育長も現地のほうを見られ たということで伺っておりますのですけれども、あくまでも市の施設なわけですから、本来民間的な 考え方からすれば、指定管理に出す前にある程度の大規模な修繕等に関しては、市が実施してからや るべきではないかというふうに私は思っているのです。この指定管理にかかわる資料を見ますと、愛 ランドあさひからの提案要旨を読ませていただきますと、村上市スポーツ振興基本計画に基づき、行 政と連携しながら計画的な修繕や施設の維持管理を行い、施設を常に安全で快適な状態で地域住民に 提供しますと。現在もうその安全で快適な状態でないわけなのです。だから、その辺をどう考えてお られるのか、これ市長になるのか教育長なのか、お答え願いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) それでは、私のほうからお答えさせていただきますが、指定管理を 出す前に当然壊れたものを指定管理に出すとか、不備なものを出すとかというふうなことは、私ども のほうでも最善の注意を払っているところであります。   朝日総合体育館あるいはほかの体育施設についても、十分私ども点検してかなり高額な予算を使 って修繕はしたつもりですが、先般議員にご指摘された部分については、若干年次的に少し早めて危 険な状態を回避したいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 確かに朝日体育館いてバケツ、洗面器が50も60もギャラリーに並んでい る状況を見ると、これが村上市の施設として本当にいいのかなというふうに思っておりますし、先ほ ど来話しされています市民会館のスケートパーク及び蒲萄スキー場に関しましても、一部の特定の方 が利用される施設でありますので、この体育館は不特定多数の市民の方が利用される施設、そんな中 でどういうふうに予算の優先順位をつけていくかということにも、市長の手腕がかかっていると思い ますので、何とぞ早急の改修をお願いしたいと思います。   次に進みます。簡素で効率のよい行政経営についてであります。昨年の一般質問でも伺いました が、若手職員の資質、能力保全に関して、例えば先ほど市長がおっしゃいました新潟国道事務所に1 名出向させているということでありましたけれども、さらに国、県の行政機関に出向させるお考えな どはありませんか、伺います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 場合によっては出向をさせていきたいと、そのように考えておりますが、ど ういう分野で必要としているか、あるいはどういう分野で勉強させて出向させて、戻ってきて活動し ていただくというようなことも慎重に考えていかなければなりませんので、その点も含めて必要であ れば出向させて高度な技術、高度な能力を身につけさせたいと、そのように考えています。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ぜひそのようにしていただきたいと思います。   新卒採用で市役所に入ってから、その市役所の内部しかわからない人間にとっては、それが全て なわけであります。やっぱりいろんな職場環境を経験させていかなければ、これからのそれこそ市民 と行政の〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕密着した市長おっしゃるようなまちづくりができ るかなというふうに私は懸念しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。   さらに、後期実施計画も終盤に向かっておりますけれども、施設見直しについてもう残り2年の 計画を本年度でもいいですが、見直す計画はございませんでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことではございますけれども、4年間の計画をつくったわけでござい ますが、時代の流れあるいは行政の流れ等によりまして、見直すべきところも出てまいりますので、 その点については見直しを含めて見直して議会にお諮りしたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 私本当に後期の実施計画見ていまして、もっと見直す点があるのではないか というふうに感じておりますので、申し上げさせていただきました。   最後に、市民と行政による行政運営についてであります。先ほど来質問が出ております地域協力 隊についてであります。公募によって2名の方を採用するとのことですが、全国では先行事例として もう既に350以上の自治体が導入しております。成功事例と失敗事例がありますが、失敗事例を調 べましたところ、さまざまな事例がございました。その一つとして、受け入れたい人材像が行政とし て描けているのか。また、受け入れ地域で趣旨、目的を十分に理解しているのか。さらに、定住も視 野に入れて3年後の勤務体制、雇用体制というのが確立しているのか等について伺いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いろんな問題点が指摘されておりますが、やはり私は、何でもそうでござい ます。県、国の補助事業になりますと、2年とか3年で、あるいは長いので5年くらいで補助事業が 打ち切られます。その後行政で何をするか、どうしてやるか、何を求めているのか、それが一番大事 になってくると思いますので、その点をしっかりと目的意識を持ったまちづくり協力隊にしていきた い、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ぜひとも山北地区、朝日地区の方々の地域住民の方に受け入れられるような 人材が来ることを私も切望しますし、その方が定住できればというふうにも思っておりますので、募 集に当たってもその村上市にとって必要な人材、確かに何人応募されるかというのもまだわかりませ んけれども、厳選して選んでいただきたいというふうに願っております。   最後になりますけれども、私これ政策推進課長のほうに何回かお願いに行ったのですけれども、 先ほど清流会の小林議員のほうから、市のいいところだけをPRするのではなくて、市民の方にいろ いろと負担していただかなければならないことはしてもらわなければならないと。そういう観点から、 やっぱり市の財政を我々議員もそうですけれども、もっとよく知る必要があるというふうに私は考え ております。そこで、市のホームページに全国の自治体で導入している借金時計というものがあるの ですけれども、そういうものを介して、今現状村上市の財政に関して広く市民に訴えるようなものが 必要なのではないかなと。毎年決算の翌月に、11月1日号の市報になりますが、財政報告出てきま すけれども、あれだけではなくて、もうタイムリーな借金の状況を知らせる必要があるのではないか と考えますけれども、市長いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そのとおりだと思っております。   公開をしていく必要があるなと考えておりますが、私も年に何十回かいろんなところで1時間な いし30分とか40分話をしてくれと言われております。そのときには、事実を話をさせていただい て、現状はこうですよと。こういうことでありますので、将来的にはどういうことに気をつけていか なければならないというようなことも話をさせていただいておりますので、タイムリーな〔質問時間 終了のブザーあり〕……タイムリーといっても1週間に1回、1カ月に1回出すということでもない わけですので、できるだけ公開していきたい、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 最後になりますけれども、私平成20年から全部の施政方針を読ませていた だいて、今年度の施政方針に関しましてはすごく評価しております。   ぜひこの内容が実行できますように、行政の皆さんのお力を最大限に発揮していただきますこと をお願い申し上げまして、代表質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで高志会の代表質問を終わります。   午後3時10分まで休憩します。           午後 2時57分  休 憩                                                        午後 3時10分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、凛政の風村上未来の代表質問を許します。   17番、長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 凛政の風村上未来の代表質問を行います。あと、私どもと共産党の2つ の会派だけになりました。2つとも若干やかましいかもしれません。よろしくお願いしたいと思いま す。   最初に、大正3年11月1日、この日はどういう日か市長ご存じですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 存じ上げておりません。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 商工観光課長。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 羽越本線が新発田から村上駅まで開業になりまして、村上駅開業の 日でございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで、坂町駅もことしの11月で100年ですか。そうしますと、岩船 町駅、平林駅、そして村上駅と、これ100年になるわけですよね、開駅。そのためのセレモニー等 というのは、村上市の駅としては考えていないのですか。予算とか全くのっていないのだけれども、 どういうふうな考え方しているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 坂町駅と岩船町駅とそれから村上駅は開業100年でございますが、 平林駅はその後にできた駅でございまして、100年を迎えておりません。   それから、このイベントにつきましては、村上駅につきましては村上市観光協会を中心とした実 行委員会を組織してイベントを行おうということで準備をしているところでございますが、具体的に まだ会議は進んでおりません。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 荒川支所長にお聞きします。   荒川地区では、その坂町駅についてそういうような考え方はしておりませんか。 〇議長(板垣一徳君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(渡辺正信君) しておりません。   今のところ何も聞いておりませんし、支所の中でもそういう話は出ておりません。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 神林支所長にお聞きします。   神林支所ではどういう考え方していますか。 〇議長(板垣一徳君) 神林支所長。 〇神林支所長(板垣 裕君) 神林支所のほうでは、特に西神納地区を中心にしまして、岩船町駅が ちょうど100周年ということで何かのイベントをしたいということなのですが、名前の由来からも 神林地区だけでなくて岩船町のほうにもお声をかけしまして、今発起人会を立ち上げまして、これか ら実行委員会を立ち上げて事業を何か実施したいということで検討しております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 岩船と西神納のほうのメンバー、まちづくり協議会が主催になってやっ ているのだと思うのですが、何か岩船町駅に祈念碑を建てるみたいな話で今話を進めているというこ となのですけれども、では村上駅に関しては、観光協会が中心になってやるということで、村上市の 予算というのは全く出ないと。ですから、施政方針には全くうたっていないという考え方でいいわけ ですね。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 観光協会に対する補助金を入れておりますので、それで対応したい というふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) せっかく3月1日にそのむらかみ旅なび館ですかできるわけですから、 新発田での100周年の記念セレモニー結構にぎやかにやっていたような感じもするので、その辺も う遅いのかもしれないですけれども、やはりある程度にぎやかにしていただければなというふうに考 えておりますけれども、商工観光課長どうでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 村上駅長を含めて、何とか11月1日にはにぎわいのあるイベント をしたいというふうに考えているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ありがとうございます。   1ページの村上市産業元気プランの策定準備が進んでいると、これ仮称なのですが、進んでいる ということなのですけれども、この平成26年度の産業元気づくり事業ということで、前に私募集要 綱というのもらったのですけれども、この中では平成25年5月1日から10月31日までの、これは 対象事業が平成26年度のもので、平成26年度4月1日から平成27年度3月までに実施する事業が 補助対象となりますということで、25年度に産業元気づくり事業の補助金の募集要綱というのはで きていましたよね。これは、どちらのほうがこれ募集要綱はつくったのだ。商工観光課ですよね。ち ょっと教えてくれます。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) うちのほうでつくりましたのは、産業等の活性化補助金の事業のこ とでなかったかというふうに考えておりますが。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) (仮称)村上市産業元気プランの策定準備というのと、この平成26年度 の産業元気づくり事業というのは結びつかないのですか、全く。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) ここの施政方針に載せてございますのは以前村上市、合併前の村上 市でございましたのですが、現在農商工連携だとか農林漁業の6次産業化というようなことが叫ばれ ているわけでございますが、そんな中で例えば雇用の創出ということで企業誘致だけでなくて、起こ すほうの支援だとか、広範囲に向けての企業支援をどういうふうにやっていくのが一番活性化につな がっていくのかということの計画づくりを今後やっていきたい、そういった起こすほうの企業の補助 制度も含めて全般的な活性化プランをつくっていきたいということに着手するということでありまし て、ちょっと名前、ネーミングが紛らわしいところございまして、混乱するところございますが、こ こに掲げております(仮称)村上市産業元気プランにつきましては6次産業化、それから農商工連携 ということも含め雇用の創出、それから産業の活性化に向けてのプランづくりの準備をしていくとい うことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) この平成26年度に関しても、中身見ると村上市商工観光課とまたは農林 水産課ということで、同じような中身のこと書いてあるわけです。   例えばではこの5月1日から10月31日まで、産業元気づくり事業のこの補助金の募集に対し て幾つ応募ありましたか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 今ほど議員がおっしゃっておられる(仮称)村上市産業元気プラン につきましては、今人口減少問題検討委員会の中の私どもの雇用創出部会のほうで検討してまいった 内容でございまして、先ほど政策推進課長がおっしゃったように、農林水産業の6次産業化ですとか、 こういった事業に新たな企業のことも含めて検討している内容でございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) さっき政策推進課長から聞いて、その紛らわしいけれども、中身は違う のだというのわかったからいいのです。   それで、平成26年度の募集要綱というのが産業元気づくり事業というのあるわけでしょう。そ の中で、5月1日から10月31日までの募集期間があったわけで、それに対して幾つ応募があった のですかと聞いているのです。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 企業の見本市などでは、4団体の応募がございました。   それから、まちづくりのほうでは2団体の、補助金の内容が別項目でございますので、そんな形 に分かれて応募がございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 平成26年度にその取りかかる事業としての予算は幾らになっているので すか。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) いいです、もう。   結局その紛らわしいことで、私もちょっと勘違いしていたところもあるけれども、でも同じよう にその産業元気するのだとかプランとかづくりとかにするのだったら、ある程度やっぱり別々の考え 方ではなくて、同じ重複させた中でパワーを発揮できるような政策にすべきだと私は思うのです。や やこしいのだけれども、市民が見たらこんな同じ事業やっているのではないかとしか思えないでしょ う。だから、そういうことを言っているのです。まあいいです。   次に、地域おこし協力隊は、各会派の皆さんがお聞きしましたので、ちょっとだけ教えてもらい たいのですが、これは都市部の方がこちらに来て地域おこしに応募してもらいたいということなので すけれども、もし村上が忘れられなくて村上出身の人が向こうである程度事業とかをやって経験豊富 な人が戻ってきてこの地域おこしに協力したいといった場合には、その人でもいいわけですか。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 大丈夫です。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 大丈夫ですか。わかりました。   次に、6ページの林業の振興というところでちょっとお聞きします。これは、私もちょっと議員 の友達の福島の方がちょっと困ったことが起きたのだということで教えてくれたのですけれども、こ の前県内の北中の山を所有していた人が後継ぎとかが見つからないということで、北中集落へ寄附し てくれたというようなことがあったのです。それは、それで私はよかったなと思うのですけれども、 でも今日本の企業の中に隠れて、それを隠れみのにして中国企業とかが山を買うというのがあるらし いのです。それで、その福島の方がいや、自分たちのところもそういう目に遭っているのだと。どう いう目的かわからないのだけれどもということなのですが、例えば朝日地区とか山北地区の場合に、 全部村上市の方が山を持っていれば、そういうようなことないと思うのだけれども、朝日にでも秋田 の方が持っている山とかもあるわけですよね、副市長。そういう方がもし万が一そういうふうに日本 の企業が隠れみのになって、中国とかに買われるというようなことがこの辺ではそういうことはない のか。それとも、仮にもしあったとしても、こういうような対応で絶対大丈夫なのだよというような、 そういうような面についてお話しできるのでしたら教えてもらえますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいま話ありました北中の問題ですけれども、確かにそういう話がありま して、北中の所有になっております。   といいますのは、柏崎の方です。大きな木材屋さんでございまして、往時は北中に事務所を構え ておりまして、営業をやっていた経緯がございます。300町歩くらいですか。           〔「700です」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 700町歩でございまして、それをこういう時勢になったので、北中の集落の 人たちに無償で差し上げたいというようなことございまして、北中の集落で話し合った結果、いただ くというようなことでございまして、それらについては何ら問題ないと考えておりますし、中国の問 題ありますけれども、それだけの大きな面積になりますと、何らかの届け出等が必要なのではないか なと思っておりますけれども、その点については課長から答弁いたさせます。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 市のほうでは、特にその売買についての届け出としてはあれなので すけれども、新潟県のほうで今水資源の、ちょっと忘れたのですけれども、打ち切ったのですけれど も、その届け出をせねばないという、新たに中国とかでないのですけれども、そういう山を売買する ときになったらその届け出をするという、県のほうでそんなふうに条例の部分を今やろうということ でやっておりまして、最終的には市町村に来るのだと思うのですけれども、そんな形で恐らくそうい う対策ではないかと思うのですけれども、そこまで行っていませんけれども、そういう形で山をもし それ売買があったときには届け出せねばないという部分がありますので、恐らくそんな形で心配され る部分は何とかなるのかなというふうには思っておりました。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) わかりました。なるべくそういうようなことのないようによろしくお願 いしたいというふうに思います。   それで、9ページの村上駅周辺まちづくりプランについてお聞きしたいのですけれども、この構 想は私の一般質問等で3月末までに構想ができ上がるということなのですが、それで間違いないでし ょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) 策定委員会を2回ほど開催しておりまして、先回の21日の日 の2回目の策定委員会のところで、委員長のほうから基本構想をまとめるにつきましては、もう少し 検討審議が必要なのでないかという意見が出まして、その後委員の方々の意見もあわせますと、3月 にはまとまらないような状況に今なっていまして、構想がまとまるのは4月に入るような見込みの状 況でございます。   まとまり次第議員の皆様には報告したいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それは、まずそれはそれで私わかりましたのですが、ちょっと私前々か ら不自然だというふうに思っているのは、駅西に村上総合病院が移るということは、運営審議会等で 話、院長先生が旧ジャスコの跡地がだめになったときに、3つのうち一番土地の確保が駅西が簡単に できるのだということで、まず駅西にしたということをおっしゃったということをあるところでいろ いろ調べてお聞きしたのですけれども、その後土地の買収等が非常に進んでいないということと、そ れから民間の土地がたしか企業体のほかにすみ分けると2カ所の部分があって、その中のその部分に 対してはことしの耕作者、つまり地権者と耕作者というのは違うわけで、その耕作者に対してはこと しもその土地を使って耕してもいいというようなことの文書が出たようなことをお聞きしました。   それで、私が一番あれなのは、こんなに宅建業者がいるのにかかわらず、病院とその宅建業者が 契約書も一個も結んでいないという状態なのではないかと思うのです。普通ですと、宅建業者だと土 地契約に関しては〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕例えばいつまでに、値段は別にして買 うのだという、そういうような契約があるのが私は常識的なものだと思うのだけれども、東海林参事 は村上市はその土地の買収にはかかわっていないと前言いましたよね、全員協議会で。ですから、病 院側に全部を任せているという考え方でいいわけですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) 病院と一緒に進めているということで理解してもらいたいと思 いますけれども、直接の買収とかなりますと、厚生連のほうで買うことになりますということでよろ しいでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今ちょっと理解できないのだけれども、では例えばいろんな案内とか地 権者とかの案内とかいろんな文書には、村上総合病院と村上市の両方の名前が書いたような文面でそ の例えば地権者とかそれから耕作者には行くという考え方でいいわけですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) そのように文書は出しておりますし、厚生連の準備室とも相談 しながら、文書の名前は村上市と厚生連という名前で出しております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 私別にとやかく言うのではなくて、平成29年度に完成するというのがど うも遅れそうだということを考えたら、一番のネックは何なのかといったら、やっぱり土地がきちん と決まらない限りは、この事業はなかなか前に進まないのでないかと思うわけです。   だから、宅建業者だって誰かを信用して何も契約書とか結んでいないわけだから、だからその平 成29年に開院を目指すというのがこれは遅れるのでないかというふうに私は考えているのですけれ ども、市長どうなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ご心配いただくのはもっともだと思っております。   それで、私どもも何でこんなに進まないのだろうということで、去る19日に厚生連の末武理事 長と、それからもう一方常務理事か何かと、それから村上総合病院の室長、市長室においでいただき ました。どうなっているのですかというようなことをお聞きしたわけでございますけれども、この次 の一般質問にもあるようでございますけれども、要するに厚生連側の事情であるということでござい まして、1つには話を聞きますと、厚生連は3年計画で経営計画をつくっているのだというようなこ とでございまして、本来であれば平成26年度までの経営計画にのせる計画でしたけれども、いわゆ るその財政事情の都合により平成27年度からの経営計画にのせていきたいというような答弁でござ いまして、ではその旨をはっきりと地権者にも、あるいは関係機関にもお知らせしなければならない のではないですかといったら、そうしたい。末武理事長は、自分が行って説明してもいいしというよ うなことでありまして、平成27、28、29の3カ年の厚生連の経営計画にしっかりとのせていくとい うような返事でいただいております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) やはり市民は、場所が決まったのだったら早くつくってきれいなのを建 ててもらいたいというのは、誰もの願いだと思います。ですから、なるべくそういうような形で市も 協力してあげていただきたいというふうに思います。   次に、11ページの生涯学習の充実でちょっと課長にお聞きします。この前からお願いしておき ましたのですが、村上地区の公民館の事業を行っている方、そして長寿大学とかそういう方がある程 度〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕集まったときに、その会議をする場所がないと。できれ ば、小さくてもいいから事務所を設けていただきたいという話をいろいろな人からの要望であったの ですが、4月1日以降にそういうふうなものをつくるというふうに課長言われました。それは、事務 所としての部屋というふうに考えていいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 議員おっしゃっている村上地区公民館の協力員的な方々がおるわけ ですが、生涯学習推進センターが完成して旧公民館がいわゆる代替施設として、生涯学習センターに 隠れるような形になったと。当然事務室にはそこに村上地区公民館の館長さん、あるいは社会教育指 導員の方々がおるわけですが、議員からもいろいろお話がありましたし、私どものほうにも直接協力 員の方々からもお話を受けました。   それで、何とかその方々が会議するとなれば部屋があるのであれなのですが、いろんな事業の企 画をしたり、相談をしたりというふうな部屋があればいいというふうな要望を受けましたので、4月 以降私どもその要望に応えていきたいなというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ありがとうございます。よろしくお願いします。   それと、8ページの港の活性化についてちょっとお聞きいたします。岩船地区で塩谷の方とか釣 り船友の会の方とかいろんな方が集まってワークショップを2回ぐらい開いていますが、都市整備課 長はもう一回やるのだというようなことを前話聞いたのですけれども、今後の展開としてどういう考 え方でやられるのか。   それとあと、これある程度委託しているわけですよね。その委託は、いつでき上がってくるのか ということをお聞きします。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 2回ほどワークショップ行いまして、3回目を3月7日の日に予 定しております。   そのときに、1、2回目で話し合われたものをまとめるような結果でご報告させてもらって、そ こでまた意見をいただいたものを最終的にコンサルタントのほうでまとめてもらって、3月中に成果 品を出していただくというふうな形を考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ありがとうございます。   最後に、三役を除かれますと今ここに26人の課長と参事がおられますが、このうち勧奨退職さ れる斎藤課長を含めますと、9人の方が退職される……           〔「10名」と呼ぶ者あり〕 〇17番(長谷川 孝君) 10人。   失礼しました。10人の方が退職されるとなると、3分の1以上がもういなくなられる。3月31 日でいなくなって、退職されるということになれば、この優秀な人材がもうこれは私議員になって初 めてこんなに課長がばっといなくなるということになると、組織的に非常に大丈夫なのかなというふ うにまず思っているのですけれども、その辺について市長、組織的な面を含めてどのように考えてい るのか、最後にお聞きします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 端的に申し上げますと、組織は永遠に継続するものであると、そういうよう に思っております。 〇17番(長谷川 孝君) わかりました。   では、心強い答弁をいただきましたので、私の代表質問を終わらせていただきます。ありがとう ございました。 〇議長(板垣一徳君) これで凛政の風村上未来の代表質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 最後に、日本共産党の代表質問を許します。   21番、相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) では、伺います。   まず最初に、安全なまちづくりの推進について、それで消防職員の体制についてお伺いをいたし ます。合併になる平成19年度と、それから現在の平成25年度の本庁、それから山北から朝日、神 林、荒川の分署の職員を見てみますと、荒川が2人ふえ、あとほかのところが16人から14人に減 っております。そして、機器に関しましては、それなりの体制がしっかりととられているようであり ますが、合併になりましたこの村上市では、非常に面積が広いし、特に村上から山北までには距離が あるというか、1時間もかかるわけですよね。それなのに、現在2人も減った。それから、朝日も2 人が減っているというその体制をどのようにお考えですか。こういう現状でよろしいとお考えでしょ うか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) それでは、お答えさせてもらいます。   確かに合併当時平成19年の年から現在平成25年と比べますと、各分署については、荒川を除 いて2名ずつ減になっております。ただし、この5年間の間にポンプ車両、救急車等が非常に高度に なっております。救急車については、普通救急車から高規格救急車、それからポンプ車については、 タンクつきのポンプ車という格好での配備をさせてもらっておりますので、その分人員が減っても、 私は今の現在の対応で十分だというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) それで、今度高速が……高速というよりも、荒川が2人ふえたというのが 高速の関係で2人ふえましたですよね。その関係があって、たしか支弁金でしたっけ、その関係もあ っていろいろと支援がされていたというふうにたしか前に委員会で聞いております。しかし、村上に 今度長くなったわけですよね。その点で、その現状が今までのどおりでいいとお考えなのでしょうか。   そして、今後さらに山北、鶴岡のほうに高速が延長されますと、今のまんまでは本当に大変な状 況が想像されると私は考えるのですけれども、その点では今後の対策等はお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 確かに議員おっしゃるとおり、荒川地区に現在他の分署より2名の増員を したというのは、議員おっしゃるとおりでございます。   高速道路が当時荒川までしか来ていないということで、荒川分署に支弁金というものを道路公団 からいただいて、現在まで2名ふやしてきたというのが現状でございます。そういうことも、その支 弁金については議員ご存じだと思うのですけれども、年間平均して4,000万ぐらいのお金が来てい ます。そして、ちょっと今細かい資料下まで持ってこなかったのですけれども、5年間については 4,300万ぐらいが平均になっております。平成27年度からは、約200万ぐらいの金しか来なくなる と、これもそういう規定ですので、先般道路公団のほうに平成24年の年に私がお話しに行きまして、 当時の事情と違って、今高速道路は神林、村上、それからまほろばまで延びているという現状ですの で、荒川の分隊をふやす必要ないのではないかと。どこからでも高速道路乗れると、事故があった場 合。高速道路で事故があった場合、私たちはどこからでも乗れますので、荒川分署をふやす必要ない ということで話をしたら、道路公団のほうもそれを理解していただきまして、当然その分私は、私の 計画ですけれども、その中での計画ですけれども、荒川の分署を減らす予定にしております。できれ ば、平成27年度からその分を減らして、山北という分署に……山北分署です。当然救急隊が1回出 ると、村上まで、鶴岡まで運ぶとなると1時間、帰ってくるまで2時間空白状態になるものですから、 できれば荒川にある2台の救急車のうちの1台を山北に配備したいと。増員2名の分を山北のほうに 配備したいという、今のところ構想は持っております。 〇21番(相馬エイ君) わかりました。   もっと細かしいことも聞きたいのですけれども、ちょっと時間も気になりますので、また細かし いことは委員会で聞かさせていただきます。すみません。   次に…… 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) すみません。   次に、平成26年度の施政方針のはじめにのところで、移転候補地が決定した厚生連村上総合病 院に対する支援につきましての具体的な構想、計画づくりを進めてまいりますということで、簡単な 言葉で述べられております。この具体的な構想、計画づくりとは具体的には何を指すのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども少し触れましたけれども、いわゆるいつごろからその用地関係の交 渉に入って、いつごろから設計をして、そして着工し、完成して開業までというようなことがどうな るかというようなことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 去年の6月議会の私の一般質問のときに市長は、駅西に行くということは 決定しました。用地買収今しているさなかだと思いますのでと議事録に残っておりますが、あのよう に発言したということは、何を根拠に発言されたのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど申し上げました。当初は、村上厚生連病院につきましても、早期に着 手したいというような意向でございましたが、ただいま先ほど申し上げましたように、3年間のその 計画にはいわゆる厚生連の事情で経営計画が成り立たないというようなことで、のせることができな かったというようなことで、平成27、28、29の3カ年計画にのせていきたいというようなことであ ります。当初は、もっと早くやる予定であったということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) それで、確かに候補地として駅西を選定いたしましたという文書が村上市 に届きました。   そして、そこであの文書が正式な契約ではないですよねということで、委員会あるいは全員協議 会で確認をとりました。そこで、市長に再度確認をさせていただきます。もし順調に手続がある程度 進んで、正式な厚生連との支援等の関係の手続は、具体的にはどれが正式な手続になるのでしょうか。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇21番(相馬エイ君) いや、いいです。わからなければこっちで言います。   委員会のときに、あの文書が正式な決定と受けとめていますと担当が言ったのですけれども、そ の後副市長が訂正されて、正式な契約書が結ばれて初めて村上市と厚生連のその支援、そして病院が 駅西に建てるという正式な決定になりますというその委員会で副市長でおっしゃいました。それから、 全員協議会のときに財政課長がさらに丁寧に、たしか覚書書を交わしてその後協定書結んで、初めて 村上市と厚生連とのあの駅西に行く、建つ、そして村上市からの財政支援もしっかりと約束をすると いうように私は受けとめたのですが、副市長間違いありませんか。財政課長、間違いありませんか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) そのとおりであります。   これからある程度構想がしっかり決まって、今厚生連のいろいろ事情でその経営計画を策定して いるということで、秋口にはその計画の中に盛り込まれるのではないかというような報告をいただい ております。それをまたそれによりまして、村上市と村上総合病院側との、厚生連側との覚書になる のか、協定書になるのか、それが交わして初めて予定地といいますか、まだ本当に候補地ということ の解釈でよろしいかと思いますけれども、それが正式に決まれば、予定地というようなことになるか と思っております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで、伺います。   25年度の施政方針の中で、厚生連村上総合病院の建設支援という言葉だけでございました。と ころが、4月1日付の人事と各課の位置づけの中で、都市政策室5人体制ができまして、その中、そ の仕事の中身は1、村上駅周辺整備計画に関すること、2、村上総合病院新築支援に係る投資施設に 関することという形で、もう建設支援という言葉での表現でしかないのに、具体的に都市政策室5人 の体制の仕事はこういうものという形で、4月1日付人事の配置をしております。そして、6月議会 の補正予算で2,800万の調査費がつきました。そこで、伺います。村上駅周辺地区測量業務委託、 8月2日、朝日調査設計と契約して525万の業務委託をしておりますが、この業務委託はもう終わ ったのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) その業務委託は、12月に終了しております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 調査費がついて業者に委託されていますので、これは情報公開の対象にな ると思いますし、また議会の報告はされるものと私は当然のことと思いますが、そのことはどんな形 で議会に報告されるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) まちづくりプランをまとめる、作成するための駅周辺の測量等 業務、その他につきましては、まちづくりプランの中に通念でありますとか、内容とかが盛り込まれ ていく予定でございますし、成果そのもの自体は、測量から図面から膨大になっていますので、今議 員おっしゃられるように情報公開で見せてくれということになれば、それは成果ですので、見せるこ とになろうかと思います。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そのアンケートは、業者がつくったというか、業者がほとんど主体となっ てつくったアンケートの結果は、議会にも報告され、市報にも公開されていますよね。ですから、こ ういう調査費は、当然公開していくのが私は筋だと思うのです。   それで、伺います。まちづくり策定等の条例がつくられて委員会が出発いたしました。その前に、 座談会が1月21日、1月29日、2月6日、3日間非公開で30人参加、そのうち10人は公募で開 かれました。これは一切議員、私どもにも、そして市民の皆さんにもこういう会議が開かれるという ことは公開されませんでした。2月12日、第1回、2月21日、第2回のまちづくり策定委員会が 開かれましたが、私はこのまちづくり策定委員会の日程は、いつどういうふうにして知らせています かと聞いたときに、担当は答えられませんでした。そして、インターネットを見ましたら、2月5日、 私がその質問を直接したその日だったでしょうか、その次の日だったでしょうか、2月12日の第1 回の会議の案内が載っておりました。そこで、第1回、2月12日の会議に出された資料等は、たし かインターネットにも載っておりますが、そこでの議論された委員の質疑の項目というのですか、質 疑の内容はまだ出ていないようですが、なぜ出ていないのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) 会議録の取りまとめにつきましては、私どものほうでは質問に 答えたりなんかしまして、一応コンサルのほうで取りまとめをしているわけでありまして、まだ成果 そのものがうちのほうには届いてございませんでしたので、そのまま資料のみホームページに公表し ておりました。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 費用弁償も出しているのです、この会議は。それなのに、どんな話がされ たかというのも、一切知らせないというのは不誠実です。   そして、2回目がもう既に開かれているのです、21日に。それ、きちんとそういうのは費用弁 償で払って、委員の皆さんで会議をしてもらっているのですから、当然公開で会議もしているわけで すし、どのようなことが議論されたかというのは、業者に催促しなさい。そして、ちゃんとしっかり と載せなさいよ。できますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) 会議の記録も、調い次第載せていく予定にしておりますので、 そのようにご理解願いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) それで、市長に伺います。   去年の6月議会、駅の橋上化うんぬんと東西通路ということで私にご丁寧に反問権をしてくださ いまして、そして私への答弁と竹内議員の答弁が矛盾があるということでいろいろと時間をとられて、 そして結果的に市長は私は橋上駅という意味ではございません。あくまでも、連絡通路の橋上化を目 指していきたいと考えておりますと訂正というか、はっきりと議場で申されました。ところが、まち づくり協議会のその資料2のその中のマスタープランの中に、橋上駅化も視野に駅西口の開設を目指 しますとはっきり載っております。これは、具体的にはなぜこのような形になったのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上市としては、東と西を結ぶ通路については、歩行者だけ通れるいわゆる 自由通路というような形で、あくまでもそれでJRのほうにお願いに行っていた経緯がございます。   その後、いろいろな話し合いの中で、なかなか難しいというようなJR側の回答でありますので、 であるとすれば、駅の橋上化も視野に入れていかなければならないのではないかなというようなこと でございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 今市長が答弁されたのは、12月18日の全員協議会でJRでは通路だけの 単独では認められないと言っている。駅講内でエレベーターの乗りかえを利用し、橋上化を考えてほ しいとJRは言っていると、これを若干言葉は違いますが、市長がこのことを今答弁されたと受けと めてよろしいですね。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) JRとすれば、村上駅に限らずこういうような事案が出てきたときには、通 路については自由通路という形だけではなくて、やはり駅自体も橋上化をお願いしているというよう なことでありまして、何度かうちは通路しか要らないのですというようなことを申し上げましたが、 こことここまで行けばできるよというようなことも言われましたけれども、そのこことここまで行っ たところはとんでもないところでありますので、あくまでもJRとすればそういうようなことでお願 いをしたいのだというようなことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 先ほど長谷川議員が質問して、まちづくり策定の委員会が少し先になる、 今までの議会に対してのご報告は、3月まで基本計画を策定したいと。そして、市民の皆さんからご 意見を聞いて、そして国、県とも交渉して、平成27年の3月には正式事業化したいというような話 をずっとされてきました。   しかし、委員会の中でも矛盾が出ているようであります。私傍聴した人から聞きましたら〔質問 終了時間10分前の予告ブザーあり〕農協の集まりのとき話があったが、資金の問題で全く話はつい ていない。先になるのではないかというような発言もされたということは、さっき市長が言った財政 的な面から27年から先の計画にならざるを得ないというようなことがある程度浮き彫りになったの だなと私は思っております。そういう背景がある中で、行政主導で不要不急の大型公共事業をなぜす るのかと今まで私言ってきましたけれども、急ぎ過ぎなのではないかと思うのです。病院が結果的に 病院独自の調査、そして病院と一緒に調査をかかわっていますと言うけれども、では担当は実際一緒 にやっていると答弁していましたけれども、具体的にどのような調査をされていたのですか。その調 査は、ある程度どのようなところまで行っているのですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) 今病院との調査というような件でございましたけれども、厚生 連のほうとは実際そこは宅地開発等する場合に、いろいろ調べることとか調査が出てきます。   例えばどういうことだかということですので、例えば排水をどこに流すとか、村上市はここに流 してもいいですよとか、今中にある道路は細かいのいっぱいありますけれども、それはどうなるので しょうとか、ここはどんな地域でしょうとか、そういう細かい打ち合わせを現場のほうでは詰めてい るということでございます。それ…… 〇21番(相馬エイ君) いいです。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) つまり厚生連がいろんな調査に基づいてあの環境で、あの面積で本当に病 院が望むような建物が建てられますといって、正式に協定書も交わしていないのに、なぜ村上市はそ の病院が向こうに行くことが決まったからというような形で、現に市長は昨年の私の質問に行くこと に決まりましたと断定していましたので、そしてこのまちづくり委員会で基本構想を策定しようとい うのは、余りにも私は急ぎ過ぎですし、行政主導と言われても仕方がないのだろうと思うのです。   根拠がまだそこで確定していないし、正式な協定書も結ばれていないのに、つまり跡地利用、J Rの周辺の東西通路、車の整備とか、病院が行くということが本当に決まらなければ、それはそうい う計画は何のためにするのだということになるのです。ですから、しばらくこの計画は先延ばし、あ るいは委員会でももっとじっくりと結論を急がないで進めるというような考えはありませんか、市長。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 候補予定地として決まった以上は、私たちはその環境を整えるようにするの が、計画をつくっていくのが行政としての当然の私は仕事であると、そのように考えております。   建ててから、では行政何やるのだということではないと。不急不要という言葉がありましたが、 それは相馬議員のおっしゃっていることであって、やはり病院がそこに行きたいのだと。厚生連は、 本当はもっと早くやりたいのだと言っているけれども、いろいろの事情で遅れているのはそれは致し 方ないなと思っておりますので、そういう場合において、行政としては当然のことながら計画を立て ながら協力をし、そして環境整備をしていくと。計画ですので、やるかやらないかというのは、また これからの話であります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで、時間も最後になりますが、この平成26年度の施政方針の最後に、 簡素で効率のよい行政経営のところで、合併特例期間の終了による普通交付税の削減が明らかな中、 本市には多くの課題が残されておりとあります。多くの課題が残されておりという言葉の具体的な内 容はどういうことでしょうか、財政課長。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 財政的な意味合いでいけば、今おっしゃったように交付税の合併算定が えが、特例措置が平成27年度終わります。それから、5年間で減っていきますが、今現在そのため の準備基金としてようやくこの〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕平成25年度末で20億を 達する見込みとなりました。   それで、影響額というのは28億でございます。それらも、将来の計画を見通ししてしっかりと 準備していかなければならないと思っておりますし、後期の今の総合計画についても、この第2次の 基本計画の中でそれらも解決していかなければならないので、さまざまな課題がございます。そうい う意味の課題ということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) これからどんどんと村上市の人口は減ってまいります。4月から消費税、 そしてまた来年10%の消費税が上がりますと、市民の暮らしは本当に大変な状況、商店は多分個人 の商店はやめるところもどんどん出てくるでしょう。   そういう中で、先ほどどなたかの質問で、村上市の古い老朽化した施設で、解体しなければなら ないのだけれども、今すぐできないというような公共施設がいっぱいあるというようなことを市長は 答弁されていました。ですから、そういうところにも、それから橋の長寿化でしたっけ。とにかく今 は審査の段階で、これから具体的に危険な橋の工事等も出てくるわけです。ですから、財政が厳しく なる、大変だということを常に頭に置いて、そして病院がまだ正式な決定にもならないのに、どんど ん、どんどん、病院が向こうに候補地を決めたからといって、どんどん業者に頼んでプランをつくり、 まちづくり委員会をつくり、そしてそれを形にしてどんどんと自分たちが考えているようなことを推 し進めるという、それはどこに何をつくりました。何をしました。しかし、借金だけはたくさん残し ましたと。つまり立派な市長、本当にまち、村上市が持っている豊かな自然、文化、そしていろんな 職人の技等を本当に生かしてこそ、村上はすばらしいまちになるのであって、建物をつくれば、そし てどこか工事をすれば、それがすばらしい村上市になるのではないと私は考えております。そして、 大滝平正市長がすばらしい市長だったと後世言われるかどうかは、これからの若い人たちに借金を残 さないことです。今よりもどんどんと人口は減るのです。そのことを行政にかかわる皆さんは、何か をつくれば自分がやったとそれは誇れるでしょう。しかし、その裏にはお金が、財政がかかっている のです。お父さんが立派なことを言っても、そこの家の財政が大変だったら、苦しむのは子どもであ り、お母さんです。つまり、そのようなことをしっかりと考えて、市長として私はまちづくりに当た っていただきたい、そのように最後に申し上げます。そして、何か私ちょっときついこと申し上げま したが、感想いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 感想も何も、お話を聞いていますと、村上市政が後退をし、夢も希望もない 村上市の将来になってしまうのではないかと。   やはり村上市というものは、希望を持って若い人たちが元気で、そして将来に向かって進んでい く、そういう村上市を目指していかなければならない。何でもやめればいい、何でもつくらなければ いいというものではない。必要なものはつくる、必要なものはやっていくというような姿勢でこれか らも臨んでいきます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 若い人たちが本当に誇れる村上市というのは、やっぱりここに雇用がある か、そして誇れる祭りが本当に続いていけるか、そんなようなまちです。   物をつくったからと、決して若い人たちは喜びません。とにかく私は、借金をどっさりつくるよ うな市長は、名市長とは後世言われないということを申し上げまして、私の質問を終わらせていただ きます。 〇議長(板垣一徳君) これで日本共産党の代表質問を終わります。   以上で代表質問を終了します。   ただいま代表質問の対象となりました議第11号から議第21号までの11議案については、平成 26年度予算付託表のとおり、会議規則の規定によって各所管常任委員会に付託をいたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 以上で本日の日程は全て終了をいたしました。   本日はこれで散会をいたします。   なお、28日から本会議を開き、一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでございました。           午後 4時10分  散 会