平成26年村上市議会第1回定例会会議録(第3号) 〇議事日程 第3号 平成26年2月28日(金曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    19番   小  林  重  平  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(1名)   12番   川  崎  健  二  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    大   滝   和   春   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     佐   藤   憲   昭   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     田   嶋   雄   洋   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        都市整備課参事    東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        農業委員会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   本   間       清   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    板   垣       裕   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時02分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は24名です。欠席の届け出のある者2名です。定足 数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、13番、木村貞雄君、25番、片野鉄雄君を指名を いたします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、一般質問を行います。   質問の順序はお手元に配付の一般質問通告表のとおり行います。   なお、今定例会の一般質問通告者は16名でしたので、本日の一般質問は5名を予定しておりま す。ご了承願います。   最初に、10番、竹内喜代嗣君の一般質問を許します。   10番、竹内喜代嗣君。           〔10番 竹内喜代嗣君登壇〕 〇10番(竹内喜代嗣君) 皆さん、改めましておはようございます。一般質問1番目ということで 少々緊張しておりますが、よろしくお願いいたします。   本題に入る前に、私1番目でございますので、日本共産党の竹内喜代嗣として、2014年ソチ冬 季オリンピック、スノーボード男子ハーフパイプ銀メダル獲得、平野歩夢選手の快挙に対して心より お祝いを申し上げたいと思います。   それでは、通告いたしました事項に基づきまして質問を申し上げたいと思います。大きな項目の 1つ目、市政から取り残される地域をなくすべきではないでしょうかということであります。1つ目、 日本海沿岸東北自動車道神林インターから国道7号までのアクセス道路の整備をなぜこんなに遅らせ るのでしょうか。私が理解している範囲では、高速道路のインターチェンジが1桁台の国道とアクセ スできないようなインターは記憶にございません。なぜこんなに遅れるのでしょうか。このことをお 願いする理由といたしまして、ちょうど国道のアクセスする場所の予定地には神林道の駅がございま す。神林道の駅の直売所は神林地区の安全、安心な農産物や加工品を販売しております。皆様から高 い評価もいただいております。道の駅の参加者の皆さんはあるいは商工会の皆さんは、道の駅に観光 バスが入り込めるようにと、一刻も早く入り込めるようにと熱望をいたしております。市長はこのこ とに対してどう受けとめられているのでしょうか、お伺いをいたします。   アクセスの問題で2つ目であります。JR踏切の拡張協議の進捗状況はどうなっているのであり ましょうか。牧目からつなぐということであれば、当然大型自動車が通過するには現在の現況の踏切 では狭くなるわけであります。そうしますと、踏切の拡張というのはどうしても必要かと考えます。 当然協議がされているのではないかと想像するところでありますが、しかし村上駅の橋上化の協議は なされていても、牧目踏切については協議すらされていないのが事実ではないでしょうか、お聞きを いたします。   次に、村上瀬波温泉インター付近の神林地区の開発は、水道料金格差が障害になっているのでは ないでしょうか。一刻も早い水道料金の統一をお願いいたします。同じ村上インターの付近には、大 規模スーパーがございますが、このスーパー、村上地区にもございますし、神林地区にもございます。 同じスーパーで水道料金が違うのです。合併して6年にもなるのにこんなことが続いています。神林 地区に私は同じ村上市として一体となって発展する必要性を考えれば、水道料金の格差というのは最 大の障害になるのではないかなと考えております。一刻も早い料金統一をお願いいたします。   具体的な提案を申し上げます。上水道会計で利益を上げている神林地区の水道料金については、 消費税の増税分は引き下げをして値上げをやめていただきたい、このことをお願いしたいと思います。   それから、私は議員の皆様にも提案をしたいのでありますが、私どもの議会の議事録は基本的に 永久保存であります。ですから、この議場の場で発言をしたことは、それだけ重みのある言葉であり ます。もし軽んじての発言があれば訂正をするのが常識だと考えます。私が神林地区の水道料金問題 を何回も議論をしていますが、市長から料金格差についてはあって当然かのごとく、できない、合併 とはそういうものだというような発言ございました。さらに、水道法による料金格差は違法だけれど も、これも仕方がないのだというふうに議会答弁をしています。改めてはっきりさせておきたいと思 います。市長、答弁を訂正する考えはありませんか。   次に、取り残される地域の問題、3点目、山辺里地区の運動公園予定地の有効活用についてであ ります。代表質問の議論にもございましたけれども、山辺里地区の運動公園、これからの総務省、国 の政策方針を見ても大規模なこういった運動公園予定地というようなことでは、合併してもう6年も たっているのでありますから、完全に計画が宙に浮いてしまっているわけであります。今ある施設で すら国は統廃合を進めていくというような方針を打ち上げているわけでありますから、これを有効活 用していくということは焦眉の課題、重要な課題だと考えます。   具体的な内容に入ります。厚生連に対する村上総合病院建設予定地の説明で、山辺里地区の創設 非農用地(運動公園予定地)は、土地改良法に基づく事業で用途変更が難しいと全員協議会で説明し ました。しかし、国が公的病院と今指定しているのであり、村上市が公的病院としての支援を求めれ ば、用途変更はすぐにも認可されるはずであります。県知事がもろ手を振ってすぐ用途変更の印鑑を 押すはずであります。どういう意図で、どういう理由で変更は難しいと説明されたのでありましょう か。   次に、山辺里地区の運動公園予定地に、病院建設では道路等の整備が必要で、補助が出ないかの ような説明もありました。これはどのレベルのどの担当者の県の意向だったのでありましょうか。お 答えをお願いいたします。   そして、駅周辺のリノベーション事業についてであります。私は今周辺開発について先ほどの論 点から言っても、駅西はどうかという問題も含めて私は考え直すべきではないかと考えるものであり ます。ですから、リノベーション事業の展開ではなく、住宅リフォームや商店街リフォーム事業を村 上市全域に進めて、元気で活力のある村上市。今後の未来の日本を支えるのは中小企業と言われてお ります。ですから、これからの若い人たちにそういうチャンスを与える、そういう意味からもこうし た事業展開は必要ではないかなと考えております。   次に、具体的な問題で、亀田駅の橋上化と周辺再開発は、地元住民や商店街では経済効果はゼロ とされています。村上の周辺整備とどこが違うのでしょうか。   次に、リフォーム事業は経済効果が大きく、地域全体への波及効果も高いので、ぜひ実現を検討 していただきたいということであります。   それから、市が発注する工事費等の設計単価改定についてでございます。ごみ焼却場建設維持管 理のDBO方式による契約にも適用するという説明があったということでございます。この問題では、 1つ目、さきに運営期間中の維持管理について金額を決めたのだから、まずもって契約履行を求める べきではないですか。   2つ目、先方からの契約破棄の申し入れがあってから対応すべきではないのでしょうか。   3つ目、結論として直営の維持管理より高額となるのではないでしょうか。後段に触れますが、 村上市の直営の仕事、職員はこのままでいくと3割ぐらいになって、臨時の人が7割ぐらいになりそ うな勢いでありますが、こういうやり方で直営をやれば、これほど安上がりになることはないのでし ょうか、今の話は蛇足でありますが。   次に、公共工事の単価改定は地方交付税収入にも波及をすると考えられます。一方、市の運転委 託業務、現場で働く方からの困っているのだよという声をお聞きしました。毎年委託会社がかわる、 契約単価がかわる、どんどん運転員の賃金が引き下げられる。とても困ってしまう、これでは生活で きない、こういうお話を伺っております。DBO方式ではどんどん契約単価を改定する、設計単価を 地盤が軟弱だからといって上げるようなことをいつも展開してくるわけでありますが、目立たないと ころでは村上市民の労働者の皆さんがこれではやっていけないというようなことを平気で一方では契 約をしてやっている。村上市は市民である労働者の賃金はどうでもよいということなのでありましょ うか。   最後に、公契約条例を制定し、実際に働く零細事業主や労働者の賃金が保障されるようにすべき ではないですか。これが保障されれば入札をしても不成立というようなことはなくなるかと考えます。 村上市の土建業の皆さん、喜ぶと思います。何でこのことができないのでしょうか。お願いをしたい と考えます。このままでは単価改定が全部元請け企業やスーパーゼネコンのもとにいってしまって、 実際に働く企業の利益にならないのではないでしょうか。村上市経済にこれでは波及効果がないので はないでしょうか。   最後の大きな項目、3つ目です。地産地消の推進と村上市での産業循環の確立ということであり ます。タイトルは大きいですが、中身は具体的です。米余りが言われ、国も農政を大転換しようとし ています。市は加工用米の契約販売に力添えをいただけないかということであります。私も県内の農 家の皆さんと販売会社を結成をいたしまして、昨年加工用米の契約を契約受注で酒米でどうかという お話がございました。そのときに初めてわかったのですが、お酒というのは酒米だけではなくて、掛 け米というお米も使って、それで日本酒ができ上がると。日本酒というからには当然原料は100%日 本製のはずであります。これははずでありますでとどめます。これから総理大臣も日本食、そして日 本酒は世界に輸出をするブランドにするのだということであります。村上市の鮭は有名でございます が、村上市で生産されるお酒が村上市のお米で生産されたもの、岩船米で生産されたものとなるよう に、加工用米契約にお力添えをいただけないかということでございます。   以上、大きな項目で3つの提案を申し上げました。積極的な回答をよろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、竹内議員の3項目のご質問につい て順次お答えいたします。   最初に、1項目め、市政から取り残される地域をなくすべきではないでしょうかとのご質問の1 点目、日本海沿岸東北自動車道神林岩船港インターチェンジから国道7号までのアクセス道路の整備 をなぜ遅らせるのかとのお尋ねについてでございますが、まず初めに私は決してこの道路整備を遅ら せているものではありません。むしろ何とかして予定よりも早く完成させたいと思っておりますので、 誤解のないようご理解賜りたいと思います。   また、これに関連し、道の駅に観光バスが入り込めるようにと、神林地域の人たちは熱望してい るがどう受けとめているかとのお尋ねについてでございますが、これについても私自身も同じ思いで ありますので、現在インターチェンジから国道7号までの道路を懸命に整備しているところでありま す。平成25年度は現道脇の水路の関係を見直す作業が必要となったため、工事が足踏みした感じも ありますが、地元の了解もいただき、ようやく工事に入れる状態となりましたので、近々工事を発注 するところであります。   また、JR踏切の拡張協議の進捗状況はどうなっているかとのお尋ねについてでございますが、 当該部分につきましてもJRと協議を済ませ、平成26年度から27年度にかけて工事を完成する予 定となっております。   次、2点目、村上瀬波温泉インター付近の神林地区開発は、水道料金格差が障害となっているた め、一刻も早い料金の統一をお願いするとのお尋ねについてでございますが、村上瀬波温泉インター 付近の神林地区における開発については、承知していないところであります。また、料金の統一を一 刻も早くということでございますが、昨年12月の定例会で答弁いたしましたとおり、水道料金の統 一につきましては、最初に基本料金を統一するものであり、使用者の急激的な負担を考慮するなど、 段階的に調整を図り、平成30年度の統一を目指すものであります。従量料金につきましては、基本 料金が統一される前年度ころに検討するよう考えております。   次に、1つ目、上水道会計で利益を上げている神林地区の水道料金の消費税増税はやめていただ きたいとのお尋ねについてでございますが、消費税は適正な転嫁を基本としており、転嫁を通じて消 費者が最終的な負担者となることが予定されている税であります。このことを踏まえ、今定例会にお いて上水道、簡易水道条例の一部を改正する条例制定を提案しているところであります。   次、2点目、2つ目、もうけ過ぎの神林地区水道料金引き下げについて、市長はできない、合併 とはそういうものだと言い、水道法では料金格差は違法だが、仕方ないと答弁しているが、訂正する 考えはないかとのお尋ねについてでございますが、竹内議員がご指摘のとおり、できない、合併とは そういうものだということにつきましては、昨年9月の定例会においての答弁を引用したものと思わ れますが、当時の答弁は合併というものは、つまり旧市町村時の債務の多少も含め、もろもろの格差 について弱いところ、強いところと表現したものであり、これらの格差を平準化してスタートし、発 展していくものと申し上げたものであります。また、水道法では料金格差は違法だが、仕方がないと いうことにつきましては、昨年12月の定例会において水道局長が答弁したとおり、ある自治体の水 道料金の改定に当たり、別荘給水契約者と別荘以外の給水契約者の間に料金の大きな格差が生じたこ とについて、最高裁では地方自治法上の観点から違法としたものです。   なお、水道法では公正な水道料金の確保、差別的取り扱いの禁止などが定められていることは承 知いたしております。   次に、3点目、山辺里地区の運動公園予定地の有効活用についての1つ目、土地改良法に基づく 事業で用途変更はどういう意図で難しいと説明としたのかとのお尋ねについてでございますが、ご指 摘の創設非農用地区域の用途変更には、関連する制度との調整が必要となります。関連する制度には 農地法の農地転用許可や都市計画法の開発許可などがあり、都市計画マスタープランの見直しが想定 されます。用途変更する面積が4ヘクタールを超えるため、国の機関である北陸農政局との協議が必 要となります。   関連する制度や本市の上位計画との調整、具体的な資料の作成など、県や国との協議を要するた め、短期間での用途変更は難しいと考えております。また、農業農村整備事業の影響についても十分 調整する必要があります。当用地は第1種農地であり、転用は原則不許可ですが、例外的に許可でき るものもあり、具体的な計画を持って県、国との協議が必要となります。そのようなことから、今ほ どご説明いたしました関連制度の調整や協議等が必要となります。   次に、2つ目、山辺里運動公園に病院建設では、県の道路整備等での補助が出ないという新潟県 の意向だったのかとのお尋ねについてでございますが、当地区において本市による道路整備を実施す る際の補助金等については、県に対し具体的な相談を行っておりませんので確認しておりません。   次、4点目、駅周辺リノベーション事業ではなく、住宅リフォーム・商店街リフォーム事業の展 開をの1つ目、亀田駅橋上化と周辺再開発は村上の周辺整備とどこが違うのかとのお尋ねについてで ございますが、亀田駅については周辺地区に福祉施設を整備するなど、体の不自由な方やお年寄りに 優しい空間と、利便性や安全性の向上を目指して駅舎や駅周辺の整備を行ったものと聞いております。 村上駅の周辺整備は、村上総合病院の新築移転計画及びこれに伴う移転跡地の既存低未利用地の有効 利用、駅周辺の活性化といった課題に対応すべく、村上市都市計画マスタープランに掲げる方針にの っとり、交通利便性を活用した都市機能の整備や交通結節点としての機能向上を目指すことになりま す。   次、2つ目、リフォーム事業は経済効果が大きく地域全体への波及効果も高いので、ぜひ実現を 検討いただきたいとの点につきましては、これまでも何度となくご答弁申し上げていますとおり、本 市においては経済対策として過去5年間プレミアムつき商品券を発行してまいりましたし、新年度に おいても予定しているところであります。なお、参考までに今年度発行いたしましたプレミアム商品 券の販売実績では、市の小売業に65.9%、住宅リフォーム等建設業関連に24.2%、大型店に8.3% 利用されており、プレミアム商品券による住宅リフォーム活用ができているものと考えております。   また、市産材利用住宅等建築奨励事業におきましても、今年度見込みで68件、1,900万円の利 用となっており、リフォーム事業にも対応しているものと捉えております。   次、2項目め、市が発注する工事等の設計単価改定についてのお尋ねでございますが、1点目の ごみ焼却場建設維持管理のDBO方式による契約にも適用する問題点についての1つ目、運営期間中 の維持管理についてでございますが、運営期間中の業務委託料については、運営業務委託契約により 法改正による業務内容や設備の変更が必要な場合など、特別な場合を除き、消費者物価指数を指標と して年1回改定することになっております。したがいまして、設計単価の改定によって委託料の改定 が生じるものではありません。   次に、2つ目、契約破棄の申し入れについてのお尋ねでございますが、契約解除の要件に当たら ないことから、契約破棄の申し入れの必要はないものと考えております。   次に、3つ目、直営維持管理より高額となるのではないかとのお尋ねについてでございますが、 DBO方式は設計から運営維持管理まで一貫して民間事業者のノウハウの発揮が期待されることによ り、コスト削減が図られることから、近年のごみ処理施設の整備に多く取り入れられております。物 価上昇など経済状況の変化については、直営の場合でも影響を受けることであり、直営に比べDBO 方式が高くなることは考えておりません。   次に、2点目、運転業務委託で委託会社が変わり、運転手の賃金引き下げが行われており、この ような企業は入札に参加させるべきではないのではないかとのお尋ねについてでございますが、本市 におきましては入札の透明性、公平性の確保に留意しながら、入札参加資格審査により登録された業 者の価格競争において契約の相手方を決定しているところであります。地域の雇用にかかわる業務委 託等につきましては、契約の相手方に対して地元からの雇用や待遇について配慮をお願いしていると ころでありますが、今後とも一層配慮についてお願いしていくとともに、労働者の待遇を考慮した契 約の方法として、価格競争だけにこだわらないプロポーザル方式等による選択方法についても検討を してまいりたいと考えております。   次に、3点目、公契約条例を制定し、実際に働く零細事業主や労働者の賃金が保障されるように すべきではないかとのお尋ねについてでございますが、2月に市場労務単価等が急激に上昇したこと から、技能労働者への適切な賃金水準を確保するために、本市においても2月17日付で建設工事請 負基準約款に基づき、国、県に準じて特例措置やインフレスライド条項を適用したところであります。 公契約条例の制定により、市が発注する工事や業務委託で働く労働者の賃金保障を図り、公共工事や 公共サービスの質の向上とともに、地域経済の活性化に寄与するという趣旨については十分理解して いるところでございますが、平成24年第4回定例会でもお答えしておりますとおり、適正な予定価 格の設定や最低制限価格制度の活用により、適切な価格による契約を推進していくことが最優先であ ると考えており、公契約条例の制定については考えておりません。   次に、3項目め、地産地消の推進と村上市での産業循環の確立をとのお尋ねについてでございま すが、竹内議員もご承知のとおり、国では農業を足腰の強い産業としていくための産業政策と、農 業・農村が有する多面的機能を維持・発揮するための地域政策を関係者が一体となって取り組もうと いう改革を進めようとしています。この中で水田における主食用米の生産調整を行政主体の取り組み から需要に応じた主食用米の生産、需要のある大豆、加工用米、飼料用米などの生産を意欲ある農業 者等が自らの経営判断で選択できる環境を整備するとしています。   また、市内の酒造会社で使う酒米、掛け米を地元の米を使うよう行政が主体となって進める考え はとのお尋ねについてでございますが、市内の酒造会社が使う酒米、掛け米は県の酒造組合を通じて 地元の酒米等を調達し、利用していると聞いております。引き続き市内産の米を活用するよう、関係 者とともにお願いしていきたいと考えております。   また、加工用米の生産販売についても意欲ある農業者等が、需要に応じた取り組みを行えるよう、 関係者とともに引き続き推進してまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは、再質問を行いたいと思います。   最初に、ちょっと順番を変えて質疑をお願いしたいと思います。最初に、地産地消の推進と村上 市での産業循環の確立をということで、市内の酒造会社においても地元のお米が使われているのだと いうようなご説明ございました。もうちょっと具体的な内容で担当課長に説明をお願いしたいのです が、私が言いたいのは県の酒造組合を通じてということでありましたが、やはりその辺は県の酒造組 合の考え方もあるのでしょうけれども、私の個人的な考え方でもしかしたら間違っているのではない かなと思いますが、村上ブランド、岩船ブランドで例えば鮭とセットでブランドをイメージアップし ていくというようなことを考えれば、商品ラベルあるいはPRするときにそういうふうにアピールで きるようなやり方が大事ではないかなと思いますが、その辺課長、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 竹内議員おっしゃるとおりだと思います。越後村上物産会等の加盟 店で酒と例えばお茶とかセットで販売するというふうな店もございますので、米も入れた中で販売で きればというふうには思っております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 次に、市が発注する工事等の設計単価の改定について具体的にお伺いを したいと思います。   先ほど市長の答弁にもございましたが、農林水産省及び国土交通省が平成25年10月に実施し た公共事業労務費調査に基づき平成26年2月からの公共工事の工事費の積算に用いるための公共工 事設計労務単価改定を決定したということで、これ国土交通省が公示したそれに基づいての種々の事 柄だと思われます。具体的にこれも担当課長にお伺いをしたいのでありますが、きょうの議論を聞い ている方にはわかっていただきたいのは、私が何で公契約条例が必要なのかと力説をするのかの理由 についてであります。私二十数年前に建設関連の一般労働組合の役員をしてございまして、政府にも 積算単価の問題で交渉もしたことがございました。その際わかったのは、労務費調査というのは具体 的にその工事現場で働いた人たちが幾らもらっていたかというのを調査するわけであります。鮮明に 覚えているのは、今から二十数年前でありますけれども、その当時は新潟県の労務単価というのは高 かったのです。山形県より高かったのです。ところが、この問題が起きまして、2月何日だかの発表 の国土交通省のホームページ見に行ったら、積算単価表が出ているわけですけれども、山形県と新潟 県と変わらなくなっているのです。なんでこうなったかというのは、二十数年前の政府交渉のときの 話し合いを思い出しますけれども、新潟県というのは、日本の建設事業というのは多重構造、下請構 造になっていてというお話がありますけれども、その中でも多重下請の仕組みがひど過ぎるのだとい うことがございました。簡単に言えばピンはねがひど過ぎるということではないかなと思います。実 際に働く人の賃金が安い、したがって調べるたびに単価が下がっていく、どんどん、どんどんらせん 状に下がっていくという結果になって、今こういう現状なのではないかなと思います。   土木建設業の方どなたに伺っても単価が安くて大変なのだとおっしゃいます。この状況を打開す るには実際に働く労働者あるいは実際に働く、その仕事を請け負った建設会社の労働者の賃金が改定 されていかない限り、逆スパイラルというのですか、逆に下がっていくような状況というのは改善さ れないかと思います。労務費の積算単価の調査とか改定について、私の見解についてどう思いますで しょうか。担当課長誰に、建設工事費単価になると総務課長なのだろうか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 労務単価につきましては、竹内議員お話のとおり、2月1日で国からそ ういう通知が参りました。早速村上市でもいち早くこれに対応できるように2月17日付でこの改正 を実施いたしました。関係業界の方々に来ていただきまして、速やかにこれを実施できるような体制 をとるように進めておりますので。常に単価を見直しして、適正な労務単価になるような、そういう 方針で進めております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 財政課長が担当したということでありますから、ですから積算単価とい うのは実際に働く労働者の賃金を、昔は3省と言ったのですけれども、経済通産省と農林水産省と国 土交通省だったと思ったのですけれども、発表が2つになっていたのですが、これらの調査が単価を 決めていくのですから、実際に働く労働者の労賃が維持されることが大事だと思いますが、これはい かがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 村上市の工事発注については、地元発注ということで直接賃金が、なる べくゼネコン等が入らないように、できるだけ地元発注に努めているところでありまして、下請につ いてもそのような指導を元請会社にきちんとしているという状況でございます。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 今ほどの議論を通じて、市長はだめだと言うのですけれども、ぜひとも 公契約条例を当村上市でも実施をして、条例を実現をして公共サービスやあるいは公共工事において は、実際に働く人々の労金が保障される仕組み、ぜひとも実現をしていただきたいことをお願いいた しまして、次に進みます。   次に、市政から取り残される地域をどうなくしていくかということであります。日本海沿岸東北 自動車道のアクセスの問題であります。参考資料でお示しをいたしましたが、実は神林道の駅の、今 本当に集中豪雨、とんでもない雨がいきなり、それもピンポイントで降ったりするような状況ござい ますので、確かに神林道の駅付近で大雨が降った場合に、その排水をどこに流すかという点で、きょ う聞いている方ちょっとわけわからないかもしれませんが、簡単に言えばその水をどうするかという ことで今道路の進捗が遅れているということだと考えます。私の提案は、お示しいたしました資料の ように、実はこれ神林道の駅の、私目で見てですから、4分の1ぐらいの面積あるのではないかなと 思うのですが、5反歩や6反歩の面積、60アールぐらいの面積はあるのではないかなと思うのです けれども、間違っていたらごめんなさいですけれども、かなりの面積の土地が未整備で残されていま す。はさ木が立っていますけれども、そのあたり三角の土地で片側は百川、片側が桃川岩船線で、反 対側が整備された道の駅の土地なのですけれども、未整備のまま残されています。   私、それで再質問でお願いをしたいのは、排水路の問題で牧目集落と協議と、土地改良区では  雨が降ったときにその水が流れ込んで水害が起きるようなことでは困りますよと、そういう心配をな さっているということが担当者からご説明ございました。振り返って現場を見てみましたら、たしか あそこに池みたいなのがあったよなと思って改めて行ってみたのですけれども、全く今平らになって いまして、ただの土盛りになっていました。はたまたちょっと調べてみましたら、今インターネット で見れますので、よその地域の道の駅どうなっているのかと思いまして、貯水池を持っているような 道の駅ないのかなと思って見ましたら、ありました。道の駅というのは国土交通省が整備をするもの でありますから、お願いしづらい部分はあるのかもしれませんが、25年度補正で、今年度の補正予 算で総理大臣は大盤振る舞いすると言っているわけでありますし、なおかつほぼきょうで予算が上が りそうだというような報道もされています。手を挙げるのだったら今だということで、ぜひとも、大 体土盛りしたままで完成していない道の駅なんて、全国でもまれだと考えます。道の駅に調整する池 をつくっていただいて、大雨のときにはそんなに広い面積ではないのですから、あの地域の道の駅の 周辺の水がそこに一旦流れ込んで、時間をかけて流れ出すように仕組みに国土交通省と相談されては いかがでしょうか。国土交通省にお願い、相談する考えを市長にお伺いしたいと思います。〔質問終 了時間10分前の予告ブザーあり〕 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ご案内の桃川牧目線につきましては、その問題も解決いたしまして、今工事 の入札をやるということでありますので、ご理解をいただきたいと思っておりますし、またこの土地 をただ水をためる池にするというのは非常にもったいない話ではないかと思っております。活用方法 はいかようにもあると考えておりますので、その点につきましては今のご意見も参考にしながら、地 元の人たちとよく話し合ってから結論を出していきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) ぜひとも25年度補正で完成していない道の駅は新潟までの道の駅見ても ないわけでありますから、ぜひともこの話はちゃんと段取りを踏んで頼みに行けばそんなに難しいこ とではないと思いますので、よろしくお願いをいたします。   次に、山辺里地区の運動公園予定地の有効活用について再度お伺いをしたいと思います。現在ま ず最初に改めて確認をしたいのですが、国が公的病院として厚生連村上総合病院を指定しているとい うことについて再確認をしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 厚生連村上総合病院におきましては、医療法に基づきまして指定 されております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 次に、農地転用の問題でありますから、これは農業委員会の課長にお聞 きしたいと思います。   農地転用についてでありますが、こういった公的な病院、公共の病院等の建設に対しての農地転 用というのは、公共性の至便を考えて、利便を考えて速やかに行われるものだと考えますが、いかが でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 農業委員会事務局長。 〇農業委員会事務局長(遠山昭一君) お答え申し上げます。   速やかという期間の考え方あるかと思いますけれども、一般的に転用を図るということになりま すと、先ほど市長の答弁にもありましたように、他法令をクリアした中で具体的にどういう、病院で あれば病院をレイアウトのもと、また資金等とか建設の具体性を持って計画を立てたもので相談に伺 うということで、そういったことで期間的にも相当病院等はかかるかと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 次に、この問題で山辺里に広大な遊休地が出現をしているという認識は 市長ありますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 遊休地、創設非農用地の遊休地と。           〔「スポーツ公園予定地」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 創設非農用地7万ヘクタールあるわけでございますけれども、それは旧村上 市で基盤整備事業の事業採択を受けるときに、運動公園用地として確保していきたいというようなこ とで許可を得たということは聞いております。   訂正させてください。7万平方メートル、申しわけございません。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 〇10番(竹内喜代嗣君) 時間もないですけれども、私始めでありますから。   それでは、今後運動公園として整備できる可能性はおありと考えておられるのでしょうか、市長、 いかがでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) つい先ごろも坪根、仲間町あるいはその前は山辺里地区の区長会がございま して、そのときにもお話をさせていただきましたが、やはり地元の方々がどういう意向を示している のか、あるいはまたそれらに関係した方々等の意見調整をしながらいかないと、私どもで今すぐ何に する、工業団地にしたいあるいは別な用途に使いたいという問題ではないのではないかと。経緯を踏 まえながら慎重に、これは地元の合意を得ながら、過去の経緯を踏まえながら進めていく事業の一つ であると。非常に難しい事業になってくると、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 山辺里に病院をつくった場合に6億円ぐらい用地整備にかかるというふ うなお話もございました。あるいは道路建設等も合わせての回答だったかちょっと忘れてしまいまし たけれども、そのことも今お聞きしたいと思いますけれども。結局西側に病院を持っていくという点 では、先ほどから申し上げている水害対策等の問題もネックになりまして、広大な地域の開発、山居 町付近の水害対策も考慮すれば、遊水地を造成をすることあるいは排水路を確定すること等も必要に なるかと思います。広大な土地、用地を確保すること、さらにJR周辺を買い取る義務、橋上駅を村 上市がほぼ全額負担をして整備をしなければならない。   それに対して仮に山辺里に7ヘクタールの遊休地と、あえて私は呼ばせていただきますが、この 土地を有効活用すれば、ほぼ用地費についてはただで提供できるわけでありますし、その部分を医療 設備について新潟県で最新の設備を導入することができる。どんな微小ながんでも、どんなというの は語弊があるようでありますが、例えばペットCTというような、新潟県内に1カ所しかない、がん センターにしかない、がんが見つからなかったけれども、がんセンターに行ったら見つかった、こう いった設備を村上総合病院に導入をして、県内の厚生連病院から全部患者さんが来る、あるいは隣接 の山形県からも患者さんが来るような、最新鋭の設備を導入すること、こういった医療設備の充実も 予算購入にお金をかけなければ可能なわけであります。そしてまた駅前の病院跡地についての、これ はリノベーション確かに必要かと考えます。このリノベーションを考えるときの資金をどうするのか。 この資金は病院に20億といったわけでありますから、このことも活用することが可能になるのでは ないかなと考えます。   簡単にお聞きをします。これは永久保存になりますので、6億円程度であるいは10億でもいい でしょう。山辺里の運動公園が病院用地として整備される。それに比べまして橋上駅をつくる、周辺 の土地を買い上げる、さらに周辺のリノベーション開発にお金をかける。この開発にどのぐらいの予 算が必要かと市長お考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 駅西側、東側のいわゆるまちづくり事業につきましては、今ご案内しており ますように、計画ができ次第皆様方にお示ししたいと思います。ただ、計画でありますので、それを やるとかやらないとかは、その後の話であります。そのようなことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) あと10秒であります。選択と集中であります。そして決断と実行、村上 市民全員が輝くような市政展開……〔質問時間終了のブザーあり〕財政展開をお願いいたしまして、 一般質問を終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで竹内喜代嗣君の一般質問を終わります。   11時10分まで休憩します。            午前10時53分  休 憩                                                        午前11時11分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、3番、板垣千代子さんの一般質問を許します。   3番、板垣千代子さん。           〔3番 板垣千代子君登壇〕 〇3番(板垣千代子君) 一般質問に入る前に、一言このたびのソチオリンピックの銀メダリスト、 平野歩夢選手の快挙に対しお祝いを申し上げます。   公明党の板垣千代子でございます。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていた だきます。私の一般質問は1項目となっております。1、消防団の処遇改善について。近年局地的な 豪雨や台風などの自然災害が頻発し、地域防災の力、防災力の強化が喫緊の課題となる中、消防団の 重要性が改めて注目を集めています。消防団は消防署とともに火災や災害への対応などを行う消防組 織法に基づいた組織であり、全ての自治体に設置されており、団員は非常勤特別職の地方公務員とし て条例により年額報酬や出勤手当などが支給されています。火災や災害の発生時にはいち早く自宅や 職場から現場に駆けつけ対応に当たる地域防災のかなめです。   特に東日本大震災では団員みずからが被災者であるにもかかわらず救援活動に身を投じ、大きな 役割を発揮いたしました。その一方で、住民の避難誘導や水門の閉鎖中に198人が殉職し、命がけ の職務であることが全国に知られました。しかし、その実態は厳しく、全国的に消防団数の減少が顕 著になっており、1965年に130万人以上いた団員は、2012年には87万人に落ち込んでいます。そ の背景には高齢化に加え、サラリーマンが多く、緊急時や訓練の際に駆けつけにくい事情も団員減の 要因とされます。   震災被災地のある団員は、地元を守るという使命感とボランティア精神で何とかやっているが、 現場の実情は本当に厳しいと、胸の内を明かしています。こうした実態を受け、昨年12月に消防団 を支援する消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律、消防団支援法が成立、施行され ました。同法は消防団を将来にわたり地域防災力の中核として欠くことのできない、代替のない存在 と定義し、消防団の抜本的な強化を国や自治体に求め、団員の処遇改善や装備品、訓練の充実に向け た予算が確保されました。   具体的には階級や在職年数に応じて設けられている退職報償金は、全階級で一律5万円を上乗せ するほか、報酬、出勤手当の引き上げについて、各自治体に条例改正を強く求めているのが特徴です。 さらに自治体職員の入団はこれまでは自治体の裁量にゆだねられてきたのが、職務に支障がない限り 認めるよう義務づけています。団員の減少に歯どめをかけようと全国では高校生への1日体験入団や 団員OBに再入団を促すなど事例も見られます。消防団支援法の成立で消防団のあり方が見直され、 各地域で防災力強化に向けた取り組みが一層進むことが期待されています。村上市ではこの消防団支 援法をどのようにお考えか、またどのように見通していかれるかお伺いいたします。   市長答弁の後、再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、板垣議員のご質問についてお答えをいたします。   消防団の処遇改善についてのお尋ねでございますが、ご承知のとおり、日本の消防団の歴史は古 く、明治27年の消防組からスタートして昨年には120年式典を迎えるなど、改めて先人の皆さんの ご尽力によって今日の日本消防団があり、広く国民の皆さんの信頼を得る存在になっていると痛感し ているところであります。特に阪神・淡路大震災や東日本大震災、また近年頻発する局地的な豪雨災 害等の中で、住民の生命・身体及び財産を災害から守る地元消防団の献身的な活動の重要性を改めて 深く認識しているところであります。   このような中、平成25年12月13日に消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律 が制定されました。本市といたしましても、制定されました消防団を支援するこの法律を重視し、大 災害時に消防団の対応力を強化するため、26年ぶりに改正された新たな装備品の基準に基づき安全 対策、救助、情報通信等の装備品としてライフジャケット、革製の手袋、投光器、無線機、安全靴等 の装備品について、消防団と協議を重ね年次計画により配備する予定であります。   また、団員の確保につきましては、特に山北方面隊に欠員が生じているため、機械器具の配備計 画の見直しに合わせ、整合性のとれた団員数を消防団と協議を重ね、検討しているところであります。 しかしながら、村上市消防団全体としても今後ますます団員の確保については困難が予測されること から、消防団への加入を推進するため、消防団活動をご理解いただくための広報活動や消防団員を雇 用している事業所へ協力をお願いする消防団協力事業所表示制度の普及などを行い、消防団員が働き ながらも消防活動に取り組んでいただける環境づくりに努めているところであります。   次に、消防団員の報酬、出動手当等の処遇改善については、国で示した単価及び県内他の市町村 消防団の報酬単価を比較しても、適正な単価と認識をいたしているところでございます。   最後に、地域の防災力の強化は自主防災組織、消防団、行政等がそれぞれの役割を分担しながら、 相互に連携、協力して取り組むことが重要と考えていることから、今後も消防団活動における安全装 備品の整備は、計画的に促進を図ってまいります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございました。ただいま市長の答弁の中で、サラリーマンであ る消防団に対して、その企業のほうに改めて消防団の活動ができるように依頼をしているということ ですが、それは以前に私は消防団のことについて一般質問をしたときに、そのことを質問をいたしま した。そのときに私の会社には出さないでほしいという団員もいるので、よく考えさせていただきま すというような答弁がありましたが、それからそういう団員さんはいらっしゃるのですか、それとも 少なくなったのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、基本的に今の若い人たちは消防団に入っていただけない。消防団を理 解していないと言ったら語弊があるかもしれませんけれども、我々若いときは消防団に入らないと一 人前ではないというような感じでみんな入ったものですけれども、今はそうではないというようなこ とでございまして、企業の皆さんにおいてもでかい企業であればまだしも、中小零細企業になります と、そこから2人、3人消防団に入団していますので、何かあった場合には非常に仕事に支障を来す と。あるいはまた非常にこの地域、操法競技、おわかりでしょうけれども、強い地域でありますので、 操法の全国大会等に出ますと、本当に毎日のように早退しながら練習しているというような現状の中 で、何としても事業所のご理解をいただかなければならないというようなことでお願いに参っている のが現状でございます。   その中におきまして、今ご質問のありますように、消防団に入りたくない団員は、うちの企業に は、会社には来ていただきたくないと、お願いに来ないでくれというようなことがあるかどうかにつ いても含めて、消防長から答弁をいたさせます。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 引き続きですけれども、ちょっと詳細を述べさせてもらいます。   現在消防団協力事業所制度というのがありますけれども、ご存じだと思うのですけれども、この 制度については事業所にお願いをして、3名以上消防団として5年勤めているという社員がいました ら、この制度の対応になります。そういうことでできる限り消防団にご協力を願いたいという格好で、 全国的にこの協力をお願いしている制度でございます。   我々の村上市の消防団については、今約2,300名余りいますけれども、その7割から8割がサ ラリーマンです。被雇用者ということで、非常に事業所のご協力がなければ成り立たないということ があるので、本当に今現在大きな事業所、市長が申したとおり、大きな事業所が特にご協力をいただ いているということで、現在79の事業所がこの認定を受けております。年々この件数はふえており ます、事業所は。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。以前に同じような一般質問をして、出さないでく れという団員の方もいらっしゃるというようなことで、そのときはわかりましたということだったの ですけれども、その質問終わった後でやはり団員さんのところに行くことがありましたときに、俺は そんなことを言っていないと、ぜひ会社のほうに依頼文書を出してもらいたいのだということが、話 を受けましたもので、今回また同じことをお願いしているわけなので、本当に大変のことだとは思う のですけれども、協力をしたい団員さんのことを大事に上げていってもらいたいなというふうに感じ ておりますし、団員になりたくないというような市長の答弁もありましたけれども、本当にこれから、 地域のことは消防団の方でなければわからないということは今も昔も同じだと思うのです。その中で やはりこれだけ気候も変化しておりますし、いろんな面で災害も大きくなってきているということを 考えますと、一人一人の団員さんを大切にしていかなければ、それこそ老齢化になっている地域では 大変なことになってしまうのではないかということを危惧しております。   ちょっとはみ出させていただきますけれども、防災リーダーということで消防団、区長さんを中 心として防災リーダーということをやっていくのは正しいやり方かなというふうに考えていますが、 消防長はどのようにお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 今お尋ねの件については、消防団員が防災のリーダーとしてということ でしょうか。 〇3番(板垣千代子君) そうです。 〇総務課長(大滝和春君) それにつきましては、全くそのとおりであると考えております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。総務課長がそのとおりということですので、主要 事業説明書のほうで防災士の育成という項目が上がっております。昨年2月私が最初に防災士の講習 を受けてきまして、これは早急に村上市でたくさんの方が勉強していって、防災士の資格をとってい ただきたいという思いで、昨年の2月防災士の一般質問をさせていただきましたが、今回防災士の育 成ということで各町内会からの推薦により50名の受講者を募集するとありますが、どういう方たち を募集するのか、詳細についてお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 千代子さん、今あなたのタイトルはいわゆる処遇改善ということでありまし て、防災士ということが質問の趣旨を見ましても載っていませんので、通告外になろうかと思います ので。 〇3番(板垣千代子君) わかりました。ちょっと消防団ということでかけ離れてしまったというこ とですので、項目を変えたいと思います。   消防団が減少しているということに関しまして、通告書のほうにほかの自治体では高校生を1日 入団体験をさせているところもある。また、団員のOBの方にもまた声をかけて入団を促していると いうようなことがあります。私それこそ30年も前の話になりますけれども、消防団の方たちへ婦人 会の皆さんに消防の放水訓練、それを年に1回させてもらっていましたけれども、本当に勉強になっ たということがあります。消防団の方たちが会社勤めをして実際家にいらっしゃらないときにもし火 災があったときには、格納庫からホースを出して放水を何とかできるというような訓練を毎年1回で すけれども、やはりやったやらないでは大違いではないかなというふうに思います。毎年1回防災訓 練が各地でありますけれども、そのときには本当に子どもたちからご婦人方、また高齢の方が集まっ ていただきますけれども、なかなか手にとってやるということが少ないもので、お客様というような 形でぞろぞろと行進をしているというような形になっております。その点やはり女性だけの消防訓練 というのですか、それも今思うと大切なことだったなというふうに感じましたので、その点また復活 できればなというふうに感じておりますし、その点どのようにお考えかお聞きいたします。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 非常にありがたいことだと思います。私たち消防団預かっているほうとし ましても、事務局としましても、やはり消防団というのは一番地元に身近な人材という格好で、地域 のやはり防災のリーダーとなっていかなけれはならない役割をしていると思います。それで各方面隊、 郡部になりますけれども、皆さんのところには消火栓、格納箱があります。やはりあの格納箱、消火 栓については初期消火という非常に大きな役割を果たしているものですから、消防団が指導者になっ て、これは女性だけではなく、各地域のお昼、日中、消防団員がお勤めになっているときにいち早く 消せるようにという格好で、特に日曜日が重点になってくるのかな、取り扱い訓練ということ、消火 栓の取り扱い訓練ということで、消防団のほうには地域の皆さんのことを教えていただきたいという 格好で取り組んでいる現状でございます。これからもこれは引き続き重要視していきたい事業の一つ と考えておりますので、ひとつご協力をお願いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。その中で防災訓練または火災のときに、邪魔にな らないように私も火災のときにはいち早く駆けつけるようにはしていますけれども、その中でホース、 どちらに行ってもホースがピューピュー、ピューピューと噴水のように出ているというような、かな り劣化したホースを使っているというふうに感じているのですけれども、そのあたりはどのようにお 考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 確かに火災現場に行くと、私も現場に行くと団の消防ホースが穴があいて 水が出ているというのを見かけることがあります。ただし、私のほうでもことしの25年度もそうな のですけれども、26年度も消防団のホースの入れかえという格好で年間約600万ぐらいの金を投資 しております。本当に消防団には100%いつでも新しいものをやればよろしいのですけれども、やは りそういうわけにもいきません。1本数万円するホースですので、やはり各消防団のほうでそれぞれ 悪くなったものから順次という格好で、穴があいたものから順次という格好で取りかえさせてもらっ ているという格好で今現在進んでいるところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。年間600万のお金をそちらのホースのほうに、 ホースだけですか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 細かく言いますと、ホースとか乾燥とか吸管、消防団が使う消耗品、衣類 は別という格好で。安全装備とかそういうものでなく、水を出すためのホース、吸管、筒先等でござ います。これは5つの方面隊ありますけれども、それの全部の合計で年間消耗品という格好で約600 万からの金を毎年お願いして取りかえております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 細かいところもあると思いますけれども、ホースの長さと本数はどれぐら いになるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) ホースの長さについては1本20メートルという規定があります。それか ら、購入する本数26年度の予算の見積もりちょっと話してもらいますが、160本ほど計画しており ます、購入計画に入っております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。各分署というのですか、1分署、2分署……違い ますか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長、説明してやってください。 〇消防長(本間善和君) 消防団ですので、方面隊、山北方面隊、朝日方面隊、神林方面隊、荒川方 面隊、当然村上方面隊、方面隊という格好で大きく分かれております。その下に分団、それから部、 班となってきます。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 方面隊のほうに、1方面隊に現在の現状を見て何本というふうに決められ ていくわけですね。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 5つの方面隊ありますけれども、均等割にはしておりません。各方面隊か らうちのほうではホースについては何本欲しいとか、別の方面隊ではうちのほうはことしは吸管が欲 しいとか、やはりそれぞれ必要なところを要求してきますので、そういう格好で配備させてもらって いるという格好です。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。済みません、なかなか詳しくないもので申しわけ ありません。   消防団の増員を考えている中で、これからはこういうことをしたいと思うことがあれば教えてい ただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 私たち消防団の幹部のほうでちょうど今論議しているのが、消防団の団員 の定数でございます。今現在2,422名という格好の条例定数になっております。この条例定数を変 えるにはやはり議会の皆さんのご承認も必要なわけでございますので、現状として先ほど市長も話し たとおり、山北方面隊、正確に言いますと420名の条例定員に対して、313名という格好で約100 名ほどここで減になっています。実はこの条例全部合わせると先ほど話したように2,422名という 格好になるわけですけれども、これが本当に妥当なのかということが非常に今消防団の中でも論議し ているという格好です。現実的に入らせようとしても、山北にはもうそういう若い人がいないと、も とがないという格好で非常に条例定員数を見直す時期に来ているのではないかという格好で今論議し ているところです。   当然条例定数を見直すとなると、機械の配備もあわせて論議しなければならないことなので、皆 さんでちょっと時間をかけながら妥当な線を、そして消防力が下がらない配備方法をという格好で、 両面で今論議しているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。なかなか現場から駆けつけるというのは大変な仕 事だと思いますし、操法の訓練となるとそれこそ今お聞きしたように、毎日練習しないといけないと いうようなことを聞いております。その中で毎日夜遅くまでやっていますけれども、時間帯は決めら れているのですか、訓練の時間帯。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) うちのほうからは何時から何時まで訓練せいという時間は決めておりませ ん。操法ですので、皆さん職場から帰ってくる時間等がそれぞれの部、班で違ってくると思います。 また、練習場所も違ってくるということで、皆さんの各班に、独自に任せているという格好です。た だし、警戒とか点検とかという格好で、こちらの本部のほうから指示しているのは、1日と15日、 必ずこれは点検していただきたいと、機械器具の点検という格好で。この日だけはうちのほうから指 示しております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。本当に仕事で疲れて帰ってきている。また、仕事 が終わってから兼業農家の方は田んぼに走らないといけないということもありますし、本当に大変な ことだと思います。その中で頑張ってくださっている消防団の皆様には感謝し切れない思いでおりま すが、先ほどの市長の答弁の中で現在の消防団に対する金額、これは適正だというふうに答弁ござい ましたけれども、消防長も適正だというふうにお考えなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 新潟県には22の消防団があります。全て県内全部の団の数数えますと。 その中で団員に年報酬という格好で支払っているわけですけれども、私の手元にある平成25年の資 料によりますと、報酬というのは団長、副団長、分団長、副分団長、部長、班長、団員と7階級にな っているわけですけれども、7階級で手当は違うのです、年報酬が。それで一番高い団長というクラ スでいきますと、22のうち村上市はナンバーワンです。1番の高額を払っています。それから、真 ん中をとって部長という格好で、7階級ありますので、部長でいきますと、これも1番でございます。 それから、一番下の階級ですけれども、団員になります。団員ですと残念ながら2番でございます、 上からです。上から2番という格好で非常に、はっきり言えば恵まれた団員報酬を出しているという ふうに捉えてもよろしいのではないかと思います。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。ほかの消防団のところはかわいそうですね、もっ とぐっと低くなるということが考えられるわけですね。私としても調べさせていただければと思いま す。   消防団に関して一応通告書出していますけれども、消防に関してこれも主要事業説明で消防救急 無線整備経費という項目があります。ここで新たな緊急通信指令というのですか、無線局がつくられ ますけれども、先日1月の17日だったと思います。朝日地区のほうで救急車をお願いしたと。そう しましたら、出発するまで……。 〇議長(板垣一徳君) 千代子さん……。 〇3番(板垣千代子君) これもだめですか、わかりました。 〇議長(板垣一徳君) あなたは消防団について聞いている、救急車は消防署のほうでございますの で、通告外になります。 〇3番(板垣千代子君) わかりました。申しわけありません。気をつけます。   それでは、団員の減少が100人も減っているという山北のことについては、この数が420名と いう山北方面隊のほうで適正かどうかということの話し合いが必要な時期になってきたということを 伺いましたが、ほかの4方面隊のほうではまだそこまでは行っていないということですね。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) ありがたいことにことしの今の実数ですけれども、ちょっと参考に述べさ せてもらいます。   村上方面隊については定員が709名に対して707名、2名の減でしかありません。それから、 次に荒川方面隊、311に対して295、マイナスの16名。神林方面隊、431に対して435、これプラ スです、ふえていると、オーバーしているという格好です。それから、朝日方面隊が550名の定数 に対して531、19名です。山北が420に対して313、107人の減と。トータルで2,422名に対して 2,282名、現在140名の減ということで、大半が山北方面隊という格好です。ほかの方面隊のマイナ ス2とか10ぐらいのところはその年によって前後しますので、この辺のところはほとんど問題ない と思います。   そのほかに1名いました、団長1名という格好で。1名に対して1名という格好になって、定数 で2,422名になると思います。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 先ほど議長にとめられましたけれども、消防団に対しての防災士の講習を させるお考えはありますか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 今防災士の取り組みという格好で各地域等にお願いをするという、26年 度の仕組みでございます。その地域というのはうちの消防団員もその地域の一員ですので、その中の 地域の中でお話し合いがあれば、消防団員の出席も参加も私はいいことだと思います。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。防災に関しては、やはり消防団、消防署、また地 域の区長さん方の力を集めてやっていかないといけないものと考えておりますのて、ぜひ多くの皆さ んに防災士の養成講座を受けていただけるようにご指導をお願いしたいと思います。   済みません、10分ほど早く終わることになりましたが、私の一般質問は以上とさせていただき ます。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで板垣千代子さんの一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。            午前11時51分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、6番、川村敏晴君の一般質問を許します。   6番、川村敏晴君。           〔6番 川村敏晴君登壇〕 〇6番(川村敏晴君) 市政クラブの川村敏晴です。ただいまの議長のお許しをいただきましたので、 私の通告に従い、一般質問をさせていただきます。   第1項目め、村上市における防災対策について。@、近々当市の津波ハザードマップも全世帯に 配布予定とのことですが、この津波ハザードマップを見て、浸水区域の方々や老人福祉施設や学校等 においては行政に対して万が一の対策を望む声が大きくなることが予想されます。市として今後の津 波対策はどのように進めるかお伺いします。   A、平成26年度の市長の施政方針の中に、防災士の育成事業に着手するとされておりますが、 具体的にはどのような対応をお考えでしょうか。   B、大災害の発生時やその後の救済活動には自衛隊の活動は不可欠なものとなっております。胎 内市では今年度に入り、総務課所属で防災専門員として自衛隊勤務中に防災士の資格を取得した元自 衛官を選任し、胎内市の防災対応力の向上を図っているとのことですが、胎内市のこのような取り組 みに対して村上市として防災対策のための職員体制はどのようにお考えかをお聞かせください。   2項目め、行政施設の跡地利用に対する考え方についての@、荒川地区の統合保育園開園後に閉 園となる3保育園の今後の利活用に対する市の考え方をお聞かせください。   A、荒川保内地区で学童保育所として利用している施設は、閉園となる3保育園よりも建設時期 が古く、学童保育所としての利用には限界が来ているものと思われます。今後の対応策についてのお 考えをお聞かせください。   B、平野歩夢選手のソチオリンピック銀メダル獲得の原点とも言える旧市民会館について、今後 の活用方針についてお聞かせを願います。   なお、この場をおかりしまして、平野歩夢選手のこのたびの快挙に対しまして、心からお祝いと 敬意の意を表させていただきたいと思います。   なお、市長ご答弁の後、関連質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げま す。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、川村議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、村上市における防災対策についての1点目、今後の津波対策はどのように進 めるかとのお尋ねについてでございますが、地区説明会や防災出前講座などの開催を通して、ハザー ドマップの周知に努めることはもちろんのことでありますが、津波発生時においてはできるだけ早く 避難できるよう一時避難先や避難路について訓練などへの参加をお願いしながら、有事の際の初動体 制を身につけていただけるよう努めてまいります。また、施設や学校につきましては、これまでどお り避難計画の作成や避難訓練の実施に取り組めるよう協力してまいります。   なお、津波対策として海抜標示板等の設置は継続して取り組んでまいりますが、避難路や避難場 所につきましては地元のご意見や要望を賜りながら、順次整備をしてまいりたいと考えております。   次、2点目、防災士の育成事業についてどのような対応を考えているかとのお尋ねについてでご ざいますが、将来的には各集落や町内で1人以上の方に防災士の資格を取得していただきたいと考え ておりますが、初年度につきましては50人を対象にした防災士養成講座を市内で開催することにし ております。対象者は区長または自主防災組織の長からの推薦をもとに選定し、受講後は地区住民と 実際に歩き、地区の危険箇所をまとめた防災マップの作成や地区の防災訓練の協力をお願いしたいと 考えております。   次に、3点目、市として防災対策のための職員の体制はどのようにお考えかとのお尋ねについて でございますが、東日本大震災以降、これまで以上に災害発生に備えた事前の対策や減災対策に重点 を置くようになり、実効性のある計画の策定が重要になってきております。多種多様な災害に対応す るため、危機管理監や防災専門員など専門的な職員を配置している市町村もございますので、本市に おいても専門職の導入や再任用による経験者の配置などについて検討してまいりたいと考えておりま す。   なお、本市においては合併により面積が広くなったことから、本庁だけでは災害現場への到着に 時間がかかるため、今後も支所を含めた防災要員の育成と体制の整備を図ってまいります。あっては ならない災害ですが、その備えはできる限り万全を期さなければなりません。今後とも災害はもちろ んあらゆる危機に際し、市民の命、財産を守り抜くことができる安全、安心なまちづくりを進めてま いりたいと考えております。   次、2項目め、行政施設の跡地利用に対する考え方についての1点目、閉園となる3保育園の今 後の利活用に対する市の考え方とのお尋ねについてでございますが、閉園後の利活用につきましては 具体的には決定しておりませんが、今後地区区長会や地域の方々と協議を行い、施設の有効利用を図 ってまいりたいと考えております。   次、2点目、荒川保内地区の学童保育所の施設は、その利用について限界が来ているものと思わ れるが、今後の対応策はとのお尋ねについてでございますが、保内学童保育所につきましては築46 年を経過し、老朽化が著しく、緊急に施設整備が必要であることは十分に理解しておるところであり、 第1次村上市総合計画後期実施計画の中で、平成27年度に建築工事を実施することとしております。 現在国の子ども・子育て会議において放課後児童健全育成事業、いわゆる学童保育所の基準が協議さ れており、定員の規模、施設、整備等の基準が平成25年度末に示される予定であることから、その 基準により計画を策定し、平成26年度中に設計に入りたいと考えております。   なお、3点目の平野歩夢選手のソチオリンピック銀メダル獲得の原点とも言える旧市民会館の今 後の活用方針については、教育長に答弁をいたさせます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、川村議員の2項目め、行政施設の跡地利用に対する考え方につ いての3点目、平野歩夢さんのソチオリンピック銀メダル獲得の原点とも言える旧市民会館の今後の 活用方針についてのお尋ねでございますが、ご存じのとおり旧市民会館につきましては、日本海スケ ートボード協会の皆さんがご尽力され、平成15年3月に日本海スケートパークとして生まれ変わり、 現在は子供から大人まで多くの市民が利用している日本海側最大の室内スケートボード場であります。 今回ソチ冬季オリンピックスノーボード男子ハーフパイプで銀メダルを獲得した平野歩夢さんの活躍 の原点がこのスケートパークであります。今後は新年度早々に検討委員会を立ち上げ、本市がスケー ドボードのメッカとなり、第2のオリンピック選手が育つよう新潟県や関係者とも相談しながら、環 境改善に向けた整備方針について検討をしてまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ご答弁ありがとうございました。それでは、1項目めから順に再質問をさせ ていただきたいと思います。   ハザードマップの配布後の市の対策ということで、それぞれの避難訓練等の対策をしていかれる というふうなことでございます。その辺は漏れなくしっかりと対応していただきたいと思いますが、 ここでちょっと確認の意味で聞かせていただきたいと思いますが、配布予定のハザードマップについ ては、当然教育長及び学校教育課の皆さんも確認済みと思いますが、市内の小中学校または保育園や 幼稚園、それからいわゆる高齢者施設が、ちょっと私も確認していないので大変申しわけないのです が、これらの施設で津波が浸水されるというふうに予想区域の中に入っている施設というのは、実際 のところどの程度数あるのか把握していらっしゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) このたび県のほうで示された津波ハザードマップの浸水区域にある 学校施設ですが、4校ほど色塗りの中に入っております。岩船小学校、それから上海府小学校、山北 北小学校、山北中学校、この4校でございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 想定でありますので、ハザードマップの想定値は想定し得る最大規模のもの というふうなことでなっていますので、浸水区域外の施設については大丈夫だとは言えないにしても、 浸水区域に入っている4校に比べればまずは緊急性については少し後でもいいのかなという感じはし ますが、4校についての、いわゆるおととしの東日本の大災害の被害の経緯を考えても、やはり早急 な避難対策が必要であると考えていますが、その辺に対する準備についてはどのような対応を考えて おられますか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) この4校だけではなくて、全ての学校、緊急の災害時、当然火災も ありますし、地震もあります。そしてまたこのような津波の関係もございます。おのおのそれぞれ災 害に応じた避難訓練については年内に2度、3度各学校で、自分の命は自分で守るということを前提 にして避難訓練はされております。当然今ハザードマップに色塗りされた範囲内にある学校について は、当然東日本大震災後にこのようなことも想定されますので、改めて津波に対する訓練は各学校で おのおのの条件に応じた訓練をされているものということで思っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) だんだん東日本の震災も2年を過ぎて、その恐怖が薄れてきつつあるなとい うふうに思われますが、直後にいろいろと報道された中で特に学校施設、それから幼稚園、保育園、 これら保護者との関連が、連携といいますか、そこが非常に綿密性に欠けていたというか、想定でき ない状況であったからだと思いますが、やはりその辺を今後新たな避難対策として構築するならば、 保護者が迎えに来れる、来れない、またそのようなものを担当者、先生方がかわろうが、どうしよう が、やはりきちっとしたマニュアル化されて、施設に常に目の届く場所に設置されている必要がある のではないかと、こんなふうに思っていますが、その辺の対策については現段階ではどんなお考えで しょうか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今ほど課長が申し上げましたが、各学校においては避難訓練等で工夫を行 っております。今川村議員がおっしゃった問題については、確かに今までの避難訓練の中で弱かった 部分であります。一番弱い部分が児童生徒の引き渡しについての具体的な訓練事項がなされていなか ったということは事実であります。この3月11日の大震災をもとにして、各学校においては避難訓 練のときの引き渡し訓練も想定して訓練を行っている学校がふえてきております。また、実質的に津 波が来た場合、どこに避難をするか。学校においても工夫がされております。先ほど申し上げました ように、岩船小学校は上のほうに上がっていくとか、山北小学校、山北中学校は側道から上に上がっ ていって工場跡地にいるとか、普通の学校においては、例えば南小学校では3階のところに一応避難 をして、そこで実質的に子どもたちの掌握ができるかとか、そのような形で、より具体的なことを想 定した訓練、そしてマニュアル等を駆逐しているところであります。   もう一つ大事なところは、避難所を開設するところであると考えておりますが、学校においては 避難所となるときに誰がどのような仕事をするか、避難所開設についてのマニュアル等も各学校工夫 して作成しております。市と連携を図って危機管理に備えていきたいと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ありがとうございます。今ハザードマップができて、それらの避難対策につ いてはやはり状況、状況に応じたベストなものの積み重ねというのが必要になってくるのだろうと思 います。今教育長のお話にあるように、皆さんの対策に対する姿勢をしっかり確認させていただきま したので、今後ともさらに万全な対策を進めていっていただきたいというふうに思います。   Aのほうについて再質問させていただきたいと思います。防災士の育成についてでございます。 ただいま各地区で全体で50人規模というふうなことで想定しているというふうなことでしたが、こ の防災士についてちょっと調べますと、日本防災士機構というふうなNPO法人になっているところ の講習を受けて、試験に通って初めて防災士という称号が与えられるというふうにされております。 また、経費についても6万強かかるというふうになっていましたが、これらの体制で50人全て東京 のほうに研修を受けに行ってもらうにつけても大きな経費等がかかるのですが、具体的にはどのよう な内容で実施される予定でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) ただいまの件でありますが、通常でありますと、日本で5カ所でありま すけれども、東京、大阪、名古屋、仙台、札幌だったと思いますけれども、ここに行って受講するわ けでございますけれども、そうすると今言われたような交通費、経費もかかるということで、これに ついては50人以上であれば現地のほうに来ていただいて研修を受けられるということでございまし て、今回お願いしている部分については、直接私ども村上市のほうにおいでいただいて研修をしてい ただくというようなことでございまして、それに要する経費についても全部公費で持つような形で予 算のほうもお願いしてございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) そうですか、50人まとまればということで、ちょっと私も情報収集してい ませんでしたが。そうすると、村上市で1回でやる必要がありますよね、50人以上、各地区、50人 ということですと、それこそ各集落に1人という人数では到底及びませんが、ある程度全地区均等に 防災士たる人を配置されることが望ましいというふうに私思いますけれども、区長さん等の推薦とい うふうなことでありますが、事前に荒川地区何人、山北地区何人とかという割り振りをつけての推薦 を考えているということでよろしいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) これについては前にも申し上げましたけれども、50人規模で受講して いただいて、できれば5年程度続けていきたいということでありますし、人数の割り振りについては 今現在どこが何人ということは考えてございませんけれども、議員言われましたように、全域でカバ ーしていく必要がありますので、市内全域での選出のほうをお願いしたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) それなりの経費をかけて防災士としての認定を受けるというようなことであ りますが、防災士に認定を受けた方々の身分といいますか、村上市にとってどういうふうな位置づけ で活動を強制されるだとかいろいろあろうかと思うのですが、その辺についての細かいところはお考 えになられているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) これについては各町内あるいは集落で自主防災組織を立ち上げていただ いております。有事の際には大きな役割を担っていただくわけでありますけれども、その中のリーダ ー的な存在として災害時における初動対応等についていろいろお願いしていきたいなというふうに考 えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 大切なことだろうと思います。午前中に消防団についての質問もありました が、やはり防災士さんについても日ごろは自分の仕事をしながらという体制になろうかと思います。 そういう高い防災意識、そして地域貢献の意識はあっても、現状仕事だとかいろんなことで思うよう に体が動かないというふうなことは当然想定されます。せっかく身につけた知識、経験をやはり最大 限有益に市の防災活動に活躍してもらうためには、やはり防災士をまとめる人材、組織が必要になっ てくるのではないかなというふうなことで、B番に対しての再質問をさせていただきたいと思います が、先ほど専門員も必要だろうと、市長の答弁にございました。今後意見を集約しながら検討してい きたいというふうなご意見でございました。   胎内市の例をとらせていただいたのは、やはり昨今胎内市を含めてこの村上市でも局地的な突風、 強風、そして豪雨、これによってその地域が孤立状態になるというふうなことも、昨年高根地域にも ありましたけれども、やはりこのような特異な天候変化みたいなのが近年多いなというふうに感じて おります。そんな中でやはりそれを専門とする職務を持った人材が市の職員として市の中にも必要だ ろうというふうに私は痛感しているわけなのですが、胎内市の専門員さんにお聞きしたところ、在職 中にみずから防災士としての資格を取るようにというふうなことで、自衛隊の中でそういう要請があ り、しかも一般の防災士とは違って自衛隊員ならではの実地研修等も課せられる、ちょっとハードル の高いものだったというふうなことで、自衛隊さんとしては地域要請に応えるべく、このような体制 をとっているのだというふうなお話を聞くことができました。   そういう意味ではやはり当市としても消防団から抜粋する各地区の自主防災の方からといっても、 これまた民間の方でありますし、やはりせっかく防災士を毎年50人ずつ育成していくという方針が 固まったのであれば、それをまとめていくためのしっかりとした知識と経験を有した職員体制が必要 だろうと、こんなふうに思っておりますので、そこは強く市長にももう一歩踏み込んだ検討をしてい ただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 防災士、今胎内市の例を出してお話をいただきましたが、自衛官上がりとい うようなことでございまして、自衛官というのは早いのです、退職が。五十二、三、四、五になると 退官をせざるを得ないというようなことで、そういう方をお願いしていると思っているのですけれど も、そのほうがいいのか、あるいは職員の中に危機管理的なものを担当する職員を置いたほうがまと まりやすいのか、その点は見きわめる必要があるなと、そのように考えているところでございます。 自衛官は自衛官として専門的な知識を持っているわけでございますので、災害があったときには県が 普通であれば自衛隊要請をするのですけれども、市町村長も派遣要請ができるということに変わって おりますので、その点も含めてどうしたらいわゆる防災士、ことしは50人ですけれども、だんだん ふえていきますので、それを機能的に活動ができるようにするにはどうしたらいいかというようなこ とも含めて取り組む必要があるなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 市長もおっしゃっていましたが、県知事でなくて各市町村長が最寄りの自衛 隊に緊急時の救済要請ができるというふうなことで、私も一員にはなっていますが、村上地域の自衛 隊協力会というふうな組織が長年ずっと継続されております。市長もそのトップにいるわけですが、 その中でよく協議されるのは、地元の有事の際、やはり地元の自衛隊、新発田を含めて新潟もそうで すけれども、すぐさま救済の手を向けられるような体制づくりを持つ必要があるというふうなことは たびたび言われてきております。トップ、市長と自衛官のトップとの連携、ただそれだけでなく、常 日ごろ自衛隊と人的なネットワークをつくっていく上でも、やはり自衛官は60定年でございません ので、50歳過ぎると先のことを考える必要がありますということは、年齢的にもまだ非常に行動力、 判断力等十分備わった体勢であるというふうに考えてもよろしいかと思いますし、また自衛隊という 職務上、やはりいろんな緊急時のとっさの判断力、これを養うような訓練を長年続けてきているわけ ですので、失礼な言い方になるかもしれませんけれども、庁内の職員の方でその職を担当された方は 2年後、3年後にまた担当がかわるというふうな立場であるのと、また専門な経験を積み重ねた人が 何年に1回、在職中に起きるか起きないかわからないような災害のときに、一つの判断をしなければ ならない。これはやはりかなりの能力が必要になると思いますし、またその背景には経験も必要だろ うと、こんなふうに思っております。今後検討していくというふうなことでございますので、ぜひと も胎内市の例をよく確認しながら、自衛隊さんのほうの情報収集をされて、ぜひとも適任者を雇用で きるような、そういう方向で行っていただきたいと、これはお願いしておきたいと思います。   それでは、2項目めの行政施設の跡地利用について伺いたいと思います。@番になります。この 4月から村上市初めてとなる指定管理による民間運営の保育園が開園されるわけでありますが、それ に伴って古い3つの保育園の施設が空き状態になるというふうなことで、市長も地域の人たちと協議 を重ねていい方向を検討していきたいというふうなご答弁でございました。既に荒川地区のまちづく り協議会の一つの事業として、昨年末から3回シリーズで3つの空き保育園を現地を見たり等しなが ら、その利用についてのワークショップを重ねてきております。参加者は荒川地区全域を対象として、 公募で集まった方たちであります。40人ぐらいでしたけれども。これについてある程度の方向性が 出たということですが、市長のほうには報告は上がっていましたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 正式な報告ということではございませんけれども、区長会の折とかいろいろ な折に、例えば荒島であれば荒島の集落の方々が何らかの形で活用していきたいということをおっし ゃっていましたし、あと大津と坂町については非常に住宅地として適しているのではないかというよ うなご意見も伺っておりますが、正式に協議会としてこういうふうに活用したいのだというような文 書はまだいただいておりません。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) せっかくなので、荒川支所長のほうがご存じだったら、ちょっとご説明願え ればありがたいのですが。 〇議長(板垣一徳君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(渡辺正信君) 議員が今おっしゃったように、ワークショップを3回しまして、その 3回のまとめをとりあえず活用策とアイデアを地域の思いという形にして、協議会の理事長を通して 市のほうに提案したいと。それで今市長答弁にありましたように、細かい点はあれですけれども、荒 島を主体的な考え方にして進めるのがいいのかなというところまではある程度いっていると思います。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 大体のところはそんなところだと思います。私も公募に参加させてもらいま して、3回ワークショップ出させていただきましたが、3つの保育園、それぞれ現地を見て地域性を 考えながらこういう形がいいねというふうなことで、全部を地域の憩いの場にしていきたいというふ うな意見も結構あったのですが、ワークショップを重ねていく上でやはり一つを拠点として、特にま ちづくり協議会の運営も継続する上では支所の2階ではなくて、拠点施設が必要だろうというふうな ことで、隣に運動公園もある荒島保育園の跡地が一番ベストなのではないかなというふうな意見が多 かったかなと思います。大津については、やはり住宅地がどんどんふえている場所ということで、更 地にして人口をふやせるような若者向けの宅地化にしたらどうだというふうな意見が多く出ていたよ うに思います。また、坂町についてはやはりもう既に住宅街となっている場所でもありますし、あそ こには高齢化している住宅もあればまた核家族化した若者世帯も混在しているところですので、異年 齢の方たちが自由に交流できて、地域コミュニティが活性化できるような活用ができたらいいのでは ないかというふうなのが意見としては多かったかなと思います。この辺については協議会のほうでき ちっとしたまとめを作成するというようなことで、参加者にその結果を方向するとともに、やはり所 有者である市のほうに地域の意向として活用についてのお願いをしていくのだというふうなことでご ざいましたので、ぜひともこれについても地域全体に発信して公募して参加した人たちの、いわゆる やる気のある人たちがいろんなことを考えて動いている結果でございます。今旬の活動になっている というようなことで、一つのいい答えを出していただくのであれば、今でしょうというタイミングだ と思いますので、ぜひとも平成26年度早々には一つの方向性を見出していただきたい、こんなふう に考えております。   次の学童保育所について、これ非常にありがたいご答弁を頂戴したと思います。26年度から設 計に入り、27年度には新築を予定されているというふうにお聞きしましたが、建築場所について現 在のところなのか、その辺についてもし方向が定まっているのであればご説明をお願いしたいと思い ます。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 建設場所につきましては、これまでもいろいろ内部等々でも議論させて いただいているところでございますが、一つは学校の近くというようなことと、それから今現在学童 保育所として利用している敷地ということで考えているわけですけれども、今の段階では26年度中 に設計に、先ほど市長の答弁がありましたように、入るというふうなことで、今予定させていただい ているわけですけれども、場所につきましては今現在の学童保育所のところに建設を計画をさせてい ただく予定でございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 非常にありがたいご答弁だと思ってお聞きいたしました。何とぞ今だんだん 学童保育所を利用する子どもたちもふえている現状でありますので、予定どおりに進んでいくことを 切にお願いしたいと思います。   次に、B番目になります。今それこそ旬の話題であります平野歩夢選手の銀メダルの獲得の原点 ともなった旧市民会館のスケートパークの今後の運営について、教育長からいろいろと県とも協議を しながらというふうなご答弁でございました。平野選手の銀メダル獲得を想定したとは申し上げませ んが、私所管します総務文教常任委員会、昨年10月に行政視察をさせていただいた秋田県の角鹿市 においての視察内容、ちょっとだけ紹介させていただきます。   こちらも数名いる地元出身のオリンピック選手の活躍を一つの活性剤に利用してと言うと言い方 が非常に汚いですけれども、スポーツ行政をしっかりとやっている、非常にすばらしい運営をしてい るところであります。まずアトランタ五輪のマラソンで代表になりました浅利純子選手、北京オリン ピックで長距離走の代表となった松宮隆行選手、また世界陸上等の高橋健一選手など、そのほかにも 大勢陸上で有名選手を何人も輩出しているところであるそうです。浅利選手については昨年で7回目 だそうですが、浅利純子杯争奪駅伝大会が毎年開催されているというふうなことと、また隣接する十 和田湖周辺を駅伝でつなぐ、これも古い昭和初期からの大会だそうですが、これに各全国の有名大学 の駅伝チーム等を誘致したりして、国内的に非常に注目を浴びる大会として継続しているというふう なことで、これが継続できるのも角鹿市で県の予算を活用しながら、市内に大きなスポーツアミュー ズメントアルパスというふうな総合施設を五、六年前に建設されて、そこには当然ながら400の陸 上競技場、それから距離スキーの練習にもなるローラースキーのコース〔質問終了時間10分前の予 告ブザーあり〕それから4つのジャンプ台があるスキー場、それから100名を収容できる近代的な トレーニング設備を整えた合宿施設、これが1カ所に集まった施設であります。   それから、ウインタースポーツのノルディックのスキーのための練習用にローラースキーで角鹿 市の市内、商店街の道路をローラースケートで競技をする、これ全国から子どもの選手から大勢参加 されているというふうなことで、角鹿市の交流人口の拡大に大きく貢献をしているというふうなこと でありました。   上を見れば切りがありませんが、当市においても銀メダルを獲得した平野選手の原点たるスケー トボード、これが夏冬、四季を通じて活用できるスポーツというふうなことで捉えていいのではない かなというふうなことで、せっかく旧市民会館を手直しうんぬんというふうなことがあるのですが、 当市のスポーツ施設整備計画によりますと、29年度には今荒川地区にあります総合体育館、これが 建てかえ期に来ているというふうなことで、新たにつくりかえるというふうな計画になっております。 荒川の総合体育館は築年数は40年を迎えるぐらい古いものではありますけれども、構造的に見ると、 素人目でしか私も言えませんけれども、上部は鉄骨で屋根があって、あとは2階になるのですが、ギ ャラリーの部分が鉄筋コンクリートというふうな格好で、外に出ているコンクリート部分がちょっと 崩落したりして危険であるというふうにされておりますが、中身は非常に中でやる競技をギャラリー から見学する等で非常に使いやすい施設だろうと思います。今のスケートボードの競技を総合体育館 の中でやっている姿を思い描いてしゃべっているのですが、解体費用と耐震との改築費用との比較論 もあろうかとは思いますが、やはり県に大きな予算を捻出していただく上でも実現可能な計画という のが非常に大切なのではないかなと、こんなふうに考え、また交流人口を多く呼び込むには大きな大 会を開催していく。平野歩夢選手のネームバリューを活用しながら、そこに大会を開催できる施設を やはり持つというふうなことが、大きな交流人口の拡大のかなめになるのではないかなというふうに 考えていますが、唐突な話のようにも聞こえるかもしれませんけれども、ここは課長、どんなもので しょうか、荒川総合体育館を更新時期に迎えて、それをスケートボード専用の競技大会が開けるよう なものとして、そこはそこで残し、体育館建設はまた別なところというふうな捉え方で検討はできな いものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 私どもも平野歩夢君が銀メダルを獲得した。これを市のスポーツ振 興の絶好の機会と捉えて、新たな振興策を今考えているところでありますが、川村議員おっしゃる荒 川総合体育館、やはり築40年たっているというふうなこともありまして、村上市のスポーツ施設整 備計画の中では29年度には新たな施設、代替施設としての〔質問終了時間5分前の予告ブザーあ り〕設計をやるのだということで、来年度から地元の皆さんと協議に入るというふうな方向で進めて おります。   いずれにしましても、今の荒川総合体育館でのスケートボード場についても、教育長答弁いたし ましたとおり、来年度早々には検討委員会を立ち上げて、実現可能な方向性を示していきたいと思い ますので、選択肢の一つとしていただいておきます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ぜひ専門的な調査を入れてみていただきたいと思います。県のほうで新しい 施設をどんとつくってくれるよというふうなことであれば、角鹿市みたいな格好で運営できればすば らしいことだと思いますが、なかなか銀メダルの勢いがそこまで続いてくれればありがたいと思いま すが、実現可能な選択肢の一つとしてぜひともしっかりとした計画を練っていただきたいとお願いし まして、私の一般質問を終わりたいと思いますが、最後に今年度をもちまして勇退をされる職員の皆 様には、長年の市政に対してのご尽力に対して心から感謝を申し上げ、そしてまた今後はますますの ご活躍をしていただくとともに、当市に対するさらなるお力添えをお願い申し上げまして、一般質問 を終えたいと思います。   どうもありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで川村敏晴君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。            午後 1時47分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、16番、姫路敏君の一般質問を許します。   16番、姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) このたびは平野歩夢君の銀メダル獲得、本当におめでとうございます。心 からお祝い申し上げます。   それでは、一般質問に入りたいと思います。私の一般質問は2点でございます。まず最初に、健 康診査についてでございますが、村上市の健康診査には肺がん検診、胃がん検診、大腸がん検診、子 宮頸がん検診、乳がん検診、基本・特定検診の大きく6つがございます。しかし、受診率が低い状態 です。その現状をどのように把握しておりますか、聞かせていただきたいと思いますが、中でも乳が ん検診の内容についてどのような内容で検診が行われているのか、お聞かせください。   2番目として、地域性を生かした行政運営についてでございます。現在の行政組織は旧村上市役 所を本庁として各支所、山北、朝日、神林、荒川で構成されております。しかし、これまでに「支所 に活気がない」「支所に要望しても返事がなかなか返ってこない」などの問題点も過去には浮き彫り になってきております。そもそも市町村合併の一番の目的は、地方自治の自立であったはずです。国 は地方分権を進める中、いかにして地方自治体が自主性を持って、地域主権を確立していくかでござ います。それには効率のよい行政運営は不可欠であり、同じ自治体で共有しているような施設や組織 などを統合させて、市町村間に潜在する無駄を排除していくことが大事な要素でありました。   その大きな例が議員定数の削減です。5市町村は合併前に100人近い議員を有しておりますが、 新市となった現在では26人となり、70余人の議員定数が削減されました。そして情報通信網を利用 した行政運営も確立されるなど、時代の潮流の中で旧町村の役場であった現在の支所も、徐々にその 役割も変化してきているように思います。そのような中でも今後地域に活気を取り戻して、地域の声 を生かすためにはどうしたらよいのか考えていかなくてはなりません。その方法の一つとして、本庁 に行政組織の中枢を集約させた上で、地域密着型の行政連絡所を旧町村(山北、朝日、神林は5カ所 ずつ、荒川に2カ所)単位に設置し、地域住民の声が直接本庁に伝わるような行政組織を構築するべ きであると考えますが、その考え方をお聞かせください。   また、そうした場合、現在設立されているまちづくり協議会の区割りとの関係からも、改めてそ のあり方について検討することが必要だと考えますが、まちづくり協議会の設立に当たっては地域の 自主性に基づき設立の際の区割りを決定した経緯も含め、市としての考え方をお聞かせください。   この2点でございます。よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、姫路議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、健康診査について、村上市の健康診査には肺がん検診、胃がん検診、大腸が ん検診、子宮頸がん検診、乳がん検診、基本・特定検診の6種類があるが受診率が低い。その現状を どのように把握しているかとのお尋ねについてでございますが、本市で実施している健康診査は毎年 市民の皆さんに健康診査申込書(兼受診状況調査書)を送付して、市の健診を希望するか、他の医療 機関で受診するか、受診希望はないか、申込書に記入し、提出していただいておるところであります。   姫路議員ご指摘のとおり、受診率が全体的に低い現状となっており、受診率向上のためにセット 検診、土日検診、未受診者検診の実施、検診料金の統一など、市民の方が受けやすい検診体制づくり を行っております。   また、乳がん検診がどのような内容で行われているかとのお尋ねについてでございますが、新潟 県乳がん検診ガイドラインに基づき、対象者は40歳以上の女性、2年に1回行っております。本市 では当該年度、偶数年齢の人から申し込みをいただき、受診希望者にご案内をしておるところであり ます。検診内容は、問診及び乳房エックス線検査、いわゆるマンモグラフィで、施設検診と車検診で 実施をしております。   次、2項目め、地域性を生かした行政運営について、市町村合併の一番の目的は地方自治の自立 であり、地方自治体が自主性を持って地域主権を確立していく中で、今後地域に活気を取り戻し、地 域の声を生かすための方法の一つとして、本庁に行政組織の中枢を集約させ、地域密着型の行政連絡 所を旧町村単位に複数箇所設置して、地域住民の声が直接本庁に伝わるような行政組織を構築するべ きと考えるがいかがかとのお尋ねについてでございますが、現在の本市の行政組織は、主に本庁に本 市全体の組織機能を有し、各支所には所管する地区にかかわる業務を主体的に行う組織を置いて、行 政サービスに努めているところであります。また、来年度には各支所の現在の4課体制から、地域振 興課及び産業建設課の2課体制へと移行するとともに、平成29年4月には2課を統合し、支所総体 としての1課体制へと再編する予定でおります。   これらの組織再編は定員適正化計画を進めていくものでありますが、先ほども申し上げましたよ うに、支所全体でその地区にかかわる業務を担う受け皿として、担当部門だけにとらわれず、業務を 横断的にとり行うことで、職員一人一人が地域住民のより身近な総合窓口として行政サービスを提供 していく体制へと推進していくものであります。   なお、今後につきましても、嘱託員の皆様をはじめ地域審議会、まちづくり協議会等のご意見も 拝聴しながら、地域に根差した支所体制の構築に努めてまいりたいと考えております。   次に、まちづくり協議会設立の際の区割りの経緯と、市としての今後の考え方についてのお尋ね でございますが、まちづくり協議会の区割りを決定した経緯につきましては、平成22年度に各地区 の地域審議会から区割りに関するご意見をいただき、このご意見をもとに各地区の区長会、総代会に お諮りし、素案がまとまりました。その後、平成23年度に本庁及び支所に設置いたしました自治振 興室において地区別に関係者や住民懇談会等により慎重な審議を重ね、現在の17のまちづくり協議 会が発足された次第であります。今後はまちづくり協議会の伸展により区割りの再構築も考えなけれ ばならない場面もあろうかと思われますが、現時点におきましては各まちづくり協議会の活動に対し、 温かく支援をしてまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ありがとうございます。それでは、健康診査から再質問いたしますけれど も、私の質問でちょっと担当課以外にもいろいろな部分でのお声を聞く場合もございますが、よろし くお願いいたします。   まず、最初に資料1の表側を見ていただきたいのですが、資料1の表側で上の上段、これは村上 市の保健医療課のパソコンの中に入っているデータなのですが、いわゆる個人情報なので名前とか全 部伏せて、その人に了解をとって出しているものでございますので、ご安心ください。それで平成 25年の10月、昨年の10月に乳がん検診を受けたら悪性だということで、今治療中でございます、 この方は。平成23年、そして平成21年と2年置き、偶数年数ですので、平成21年のときには乳腺 のあたりがおかしいということで再受診ということで再検査を行った結果、良性で、がんでないです ということでよかったと。その後平成23年度は、これは判定2になっております。判定2というの はマンモグラフィで先生がここまでだったら大丈夫だろうという判定が下されて判定2と。ですから、 本人には異常ないということで伝わっていないわけです、これ。ここがちょっとポイントなのですが。 そういう経緯をたどってきているものでございます。   そして今回というか、10月に検診に行って、再受診に行ったときに、本人にほらこの写真、い ろいろ石灰化されて影がいっぱい見えますねと、つぶつぶ。これ2年前の写真、ちょっと4つぐらい ありますよねと言われたのです。そこで彼女がちょっと私にご相談あって、2年前の写真、2年前だ って異常なしだから何も聞いてないし、異常ないと思っていたのという話。ですから、2年前に聞い ていたらもっと違う方法があったのではないのという話。市長、どう思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども答弁いたしましたけれども、乳がんは1年置きの検診でいいですよ というような指針が示されているということでありますので、どう思いますかと言われても、非常に 困りますけれども、どう思われますかと言われても答えようがないのですけれども、毎年やっていれ ばいいのになと、そうは思います。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ここで申し上げたいのは、2年前の検診でエックス線にお医者さんは影を 見ているのです。いわゆる粒が4つぐらい、ぽん、ぽん、ぽんとあったことはお医者さんは確認して いる。お医者さんは確認して、その結果市のほうに上げてよこした返答は良性、いわゆる影は見える が良性として判断できる。だから判定も2です。判定の1というのは異常なし。判定の2は影は見え るけれども、良性だろうと、お医者さんが判定したわけです。それでそれのお医者さんの判定には問 題もないし、間違いもないわけですけれども、ただその判定の結果が判定2でしたという結果が本人 には伝わっていない。本人に何も伝わっていないので異常ないと思っている、本人は。ここに問題が あるのだろうと、こういうふうに思います。   ですから、判定1は異常ないのですけれども、判定2は影が見えたりしているわけですから、そ の結果をきちんと本人にもっと伝えるべきだろうと、こういうふうに思うわけですけれども、保健医 療課長、どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 良性の異常なしということになりますと、今議員がおっしゃるよ うに石灰化の場合はなかなか難しい判定で、読影が1人の医師ではなくて2人で読影しているという ことを聞いておりますので、なかなか難しいところはあるとは思いますが、良性の異常なしでも出し たほうがいいかなと、私は思います。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 指導の中では判定2は異常なしと同じ分類に入るような、今仕組みになっ ているのですよ。ですから、判定2の人には教えなくてもいいというわけではないですけれども、教 えていないわけです。そうすると、その彼女は親も兄弟もがんで亡くしているから、どうしてもがん についてみればシビアに自分にやっぱり持ち帰って、そしてしっかりとやらなければいけないという 意識があるから、2年置きに毎年彼女は受診率低い中でも受けているわけ。もし彼女が2年前に異常 ないと、そして4年前に何かあって調べたけれども、がんではなかった、大丈夫だったと。2年前に は何も言ってこない、異常ない。もしかしてことし受けなくてもいいかなと思ってさぼってしまった。 あとは2年後しかないわけです。もしかしてそうなったら大変なことになってしまいますよね、逆に 考えれば。その逆もあるわけです。もし2年前にちょっと影が見える。判定2なのですけれどもと教 えたら、即座に恐らくもう一回診てもらおうと思ってみて、そうすればもっと違う治療方法があった かもしれない。村上総合病院では全摘出、切らなければいけないと言われました。でも新潟の病院の ほうに行って、部分切除だけで済んだということでほっとしているのですけれども、それだけやっぱ りがんについてみれば敏感に反応する人は反応するわけでございます。   私思うのですが、判定2の人にもぜひ、お医者さんは影見えているわけです、本人はわからない です。でもお医者さん影見えて判定2なのです。保健医療課長、判定2となっていて、そして教えて ないですよね、判定2は異常なしですから。何人ぐらいいらっしゃいます、判定2の人。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 本年度、平成25年度は確定数値がまだ1月末まで検診が続いて いたものですから、確定数値が。もちろん要精検の方には結果が出次第、保健師が対応しまして、ご 本人とお会いしていますけれども、それ以外651人です。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 600人ぐらいです。600人が判定2なのです。その人たちが今は市から連 絡行っていないでしょう、市から連絡行っていないですよね、その人たちは。受けたのだけれども、 市からは連絡行っていないですよね、どうですか、課長。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 1が異常なし、2が良性異常なしということで、異常なしという 判断のもとで、いわゆるご本人のほうにはご案内通知するときに異常なしの場合は連絡しませんよと いうことで通知しております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ですから、本人には伝わっていない。異常ないと思って喜んでいるわけで す。でも判定2。ここをもう一度村上市の中で考えていただいて、そしてそこら辺をしっかりと伝え られるような仕組みをつくれば、もっともっと早期発見につながるのだろうと。本人にもそういう自 覚をしてもらうことができるのだろうと、こういうふうに私は思います。   それで市長、受診率今低いのですけれども、受診率と県の交付金との関係わかりますか。わから なかったらわからないと言ってもらえれば。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 国民健康保険調整交付金の配分額といわゆる受診率の関係については、資料 をいただいております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) これ市長言うように交付金の目的として健康づくり事業や健康ビジネスに 熱心に取り組んでいる市町村を支援するというのが県のほうにあるわけです。県の中では点数をつけ ていくわけです、自治体によって。村上市は新潟県30市町村のうち22番目、1人当たり2,114円 の交付金が入ります。1番は新発田市、1人当たり2,381円、30番目は刈羽村1,668円。要するに 交付金の金額が熱心にやっているところとやっていないところでは違ってくるということも一応了承 しておいてもらいたいなと、こういうふうに思っております。わかってはいますけれども、そのため には受診率アップのために頑張っていただきたいと、こういうふうに思いますが、私の資料の中で資 料1の表の下のほうに佐藤泰治先生の「乳がん検診マンモグラフィと超音波の検査」でという文献が 載っております。佐藤先生に了解をおとりして、そして資料に使わせていただくということで了解し ているものなのですけれども、これは要約いたしますと、マンモグラフィだけが100%の機械ではな いと。やっぱり若く乳腺のしっかりはじけるようなお乳と言ったら失礼な言い方ですけれども、そう いう方々にはなかなかマンモグラフィは白くなって見えにくい。超音波のエコーを一緒にやると有効 だと、こういうことが書かれております。今学会のほうでもそういうことに取り組んでいまして、そ れで将来がんの検診の方向性からはマンモグラフィ、それと今言った超音波のこの2本立てでいくこ とが望ましいということになってくるだろうということなのです。   そこで市長、佐藤先生が今検診もやっておりますけれども、乳がん検診のあり方、どういうふう にやっているか、ご存じですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 両立してやっていると思っています。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そうなのです。佐藤先生のほうは市は40歳代はマンモグラフィも2方向、 縦と横ありますけれども。ところが50歳代になると1方向、横だけだと思うのですが。それでお支 払いされているわけ、お金は、市として財団の健康のところからお医者さんのほうに払われるのです けれども、そんな高いものでもないです。それなのに4,500円で佐藤医院さんは両方向、そして超 音波の検査、これもやられております。そしてまた市の検診で来られた方、年齢問わず、全て同じよ うにしますということでやっておられます。そしてその日のうちに診断を患者さんとお話しして、待 っていてもらって、それでお帰りになってもらう。その結果は市のほうには伝えますけれども。です から、異常があろうがなかろうが患者さんと受診に来られた人とお話をしてやっていると。非常に乳 がん検診についてみれば、質の高い取り組みをなさっているわけですけれども、副市長、どうですか、 このような検診のあり方というのは。本当に私どもにしてみればありがたい話なのですが。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) いろいろ検診の方法、個人で集団検診やるところ、また施設で受診さ れる方、いろいろ方法はあろうかと思います。その中で佐藤医院さんが市の検診について二重でやっ てもらっているというのは大変ありがたいなと、感謝をしているところであります。また、マンモグ ラフィと超音波検査についてもいろいろ長所と短所がございまして、マンモグラフィについては石灰 化というのが発見できる、また超音波検査では細かい石灰化の形状は余り確認できない。いろいろ双 方長所、短所あるわけであります。併用すればいいことはいいのですけれども、ただ検査体制が今の 検診の数に全て賄えるかというのがひとつ問題でありまして、その辺もちょっとどれぐらいの日にち でやられるか、その辺もちょっと調査をさせていただきながら、よりよい検診の方法を見出していき たいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それぞれ短所、長所あるので、2つやれば短所を補える、長所を発揮でき るということで、早期発見という課題には随分と近づけるなと。そして早目に治していただく。あと 早目に受診して、早目に治していただくのは本人の自力でございますから、市としてみればそれをい わゆる後押しするような、こういうシステムを構築していただければと、こういうふうに思っており ます。   それにしても財源的なところもあります。私今回の過疎地域自立促進計画の中に、ちょうどペー ジにして27ページに各種がん検診というのもあるのですね、事業として取り組むということで。た だ、ここに書いてあるから全部予算に充てているわけではないのですが、財政課長、これの部分を財 政として例えばよりよい充実した検診をやるためにという、何かいろいろな事業をつくれば県のほう にもそういうのを訴えて、引っ張ってこられるようなことが可能なのでしょうか、どうでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 今のがん検診ですか、これおっしゃるとおり過疎地域自立促進計画のと ころに載っております。過疎債を充当するにはまず過疎のメニューに載っているということと、それ から市町村の過疎計画に掲載されているということが前提となります。それでこういう検診事業なん かは過疎債の中でもハードではなくてソフトの部門になるわけですけれども、それで今現在はこれも ソフトの枠がございまして、村上市の場合はおよそ1億5,000万から2億ぐらいの範囲だというふ うに聞いておりますが、なるべくその枠を多く獲得するためには、やはり過疎対策として法の趣旨に のっとって有効なものがやっぱり評価がありますので、さまざまな事業を選択していくことになりま すので、そういう観点で起債を充てているということで、この検診も該当はするということでありま す。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 過疎対策という意味ではがん検診だって人口減少に今なっているわけです から、少しでも早期発見して健康になっていただきたいという観点からいうと、過疎債の一番の焦点、 ポイントは人口減少、それと人口密度なのです。この2つが加わって計画ができて、それをどう自治 体で補うかの応援をするのが過疎債の一番いいところでございます。ありがたいところでございます。 100%充当で70%が交付税で返ってくるわけですよね、市長も十分わかっていますけれども。平成 22年度からは今言うようにソフト事業にも使えるようになった。旧山北町、旧朝日村のときには施 設整備に限られてきたのですけれども、合併した後は平成22年度からソフト事業にもやれる。そし て実質の起債の中での実質の制限には入らないと、いわゆるあの中にカウントされませんから、随分 いいものですので、ぜひそれも含めて、財源的な部分も含めて乳がん検診の充実度を図っていただき たいと思います。いま一度検討していただきたいのですが、市長どうでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今実質公債費比率にカウントされないということだと思うのですが、そのと おりでございまして、政府がこういうソフト事業を手がけたのがやはり人口減対策なのです。いかに してそういうような、今おっしゃっているようなことを防止していくかと、そして人口減に歯どめを かけていくかというようなことで過疎債適用も可能ですよということでありますので、十分に私ども も検討をする必要があると。そして実施に向けて取り組む必要があると、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 保健医療課長、ぜひ判定2で600人ぐらいにまだ異常なしでわかっていな い人も中に本当にいると思います、まだ。そういう方々に少しでも返答ができて、その結果がお知ら せできるような充実した検診を試みていただきたいなと、こういうふうに思っております。   次に、地域性を生かした行政運営ということなのですが、地域性を生かした行政運営を話すに当 たって、資料2の表側をちょっと見ていただきたいのですが、どうしても集落の現状を把握するとい う意味で資料をつくってまいりましたけれども、資料2の表側の、これ限界集落、もうわかりきって いるかと思いますが、ウィキペディアというインターネットの資料から引用してきたものでございま すけれども、いわゆる中山間地域や離島を中心に過疎化、高齢化の進行で急速にふえている、このよ うな状態となった集落では集落の自治、そして生活道路の管理、冠婚葬祭など共同体としての機能が 急速に衰えてしまい、やがて消滅に向かうとされております。共同体として生きていくための限界と して表現されている限界集落には、もはや就学児童など未成年者の世代が存在せず、独居老人やその 予備軍のみが残っている集落が多く、病身者も少なくない。非常に厳しい、何かあわれなような概要 になっておりますけれども、その集落の区分として存続集落、これは55歳未満の方が半分以上人口 でいらっしゃるところを存続集落。いわゆるまだまだ次代を受けて継いでいかれる人がいると。準限 界集落、55歳以上の方が半分以上、50%以上、そして今言った限界集落というのは65歳以上の方 が人口比の50%以上を占める。それで超限界集落、これは定義はないのですが、よく言われるのは、 8割、9割、65歳以上だと言われているところらしいですけれども、村上市には右側のほうの資料、 これは村上市の自治振興課で作成したものですけれども、全体で277集落のうち、いわゆる限界集 落と名を持っているところが11集落、そして準限界集落、これが140という結果でございます。   そしてその裏側のほうの表の2、資料の2の裏なのですが、ここに書かれているのは限界集落、 準限界集落でない集落、やっぱり限界集落、準限界集落は抵抗あると思うので、でない集落を上げて おきましたので、これを後でご自分の集落見ていただいて、自分のところはまだ大丈夫かみたいな話 なのではないですか、それをちょっと確認もとっていただきたいと思いますが、村上地区では112 集落のうち68集落約6割、荒川地区では31集落のうち19集落ということで61%、朝日のほうが 47のうち18で38%、そして神林で40のうち19で47%、そして山北49のうち4集落だけが今の ところ存続集落というような位置づけになっておりますが、非常に厳しい状態でございます。   私は、このような状態にあるという現実を捉えた上で、今後行政の組織をどうあるべきかという のを考えていかなくてはいけないと、こういうふうに思っています、現状を把握した上で。その中で 集落への行政としてのアプローチ、これ見てわかるように山北地区へのアプローチと村上地区へのア プローチはやっぱりそれぞれ違うはずです、やらなければいけない政策もそうですし、手の出し方も そうです、行政のアプローチとして。私はそういうふうに考えておりますけれども、これ特に消防関 係でも先ほど出ておりましたけれども、消防長、どうですか、消防関係から見てもそんなようなこと を思いませんか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 私もこの表を改めて見させてもらって、消防団の団員確保、それからコミ ュニティ、消防団というのは地域のコミュニティを維持していくという観点からも非常に問題視され る点だと、同感しております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) これが現実ですから、ぜひそれに合ったようなということで、私が私なり に考えていることが、この資料2の裏側の右側です、これが地域密着型行政組織ということで、下の 図にあるように、これまず最初に各支所の職員の配置です。きのう時点で荒川が41人、神林支所が 39人、朝日支所が42人、山北支所が43人、各臨時さんが3名ずついらっしゃるということなので、 人の数だけ見れば44、42、45、46というふうになりますが、これは適正化計画の中に平成29年度 には34、34、35、38と、このぐらいの人数になってしまいます。そこで支所を中心として集落への アプローチというのは私はもう限界に来ているだろうと思います。だからといってふやすわけにもい かない。さあどうすればいいのだということから、情報通信網が整備されておりますので、先ほど言 いましたように例えば山北地区だと大川谷地区、そして中俣地区、そして黒川俣、そして八幡地区、 下海府地区、恐らくこれ昔の集落ごとの、そこで生活のパターンがあったと思うのです。例えば上海 府地区と中俣地区での生活パターンというのはやっぱり違うと思うのですよ、海のほうと山のほうで は。そういうところを細かく分けてあげて、そこに連絡所を持っていって、そしてそこで職員さんの 配置をして、ここにも書いておきましたけれども、連絡所は空き家が空き店舗などを用いて職員の配 置を行って、地域密着型で高齢者にも優しい、地域の特色ある自治組織を確立するということができ たらなと、こういうふうに思っております。   そして例えば職員さんが現職の職員さんと、それと嘱託で職員のOBさん、嘱託なんかでまた頑 張っていただいて、そういう方々が地域の集落、何集落か固まっていますけれども、御用聞きに回っ たり、あるいはたまには高齢者をワゴン車に乗せて買い物に村上の町場のほうに来てみたり、こうい うことをできるような、いわゆる地域密着型の組織が必要なのではないかなと、こういうふうに思っ ております。本庁とのやりとりも通信網発達していますので、その地域での連絡所と本庁と常に連絡 し合って、そしてやりとりをしていく。私は今後はそういうことも考えながらの行政の組織運営が必 要ではないかなと、こういうふうに思っております。これはいろいろ今期で退職なされる税務課長、 税務のあり方でもいろいろと回ったりはしているかと思いますが、いかがですか、今の考え方そのも のは。 〇議長(板垣一徳君) 税務課長。 〇税務課長(伊与部純夫君) 今ほど姫路議員のほうからご提案ありましたところ、私のほうも税務 の業務自体につきましても本庁でやる事務、それから支所でないとできない事務ございます。また、 地域におきましては、山北地区のほうでは広範囲にわたる部分もございますので、例えば今やってお ります申告なんかはその地域に出ているというまだ状態もございます。そういう点から見ましても、 やはり本庁でやるものと支所でやるもの、またそれを細分化していくということも今後考えていくこ とも必要になってくるのかなと。どうしても本庁だけ、支所でも同じようなことだけやるという時代 もだんだんと変わってきているのかなという感じは、私個人的にはそのような感じも受けております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そうやって考えたときに、連絡所というか今支所の人数を平成29年度で 34、34、35、38と40人全部切ってしまいますよね、今の計画でいくと。それを例えば支所をなく するのかという話になってくると、ちょっと心もとないところはありますけれども、例えば連絡所に 人数が4人ぐらいずつ正職員さんがいらっしゃって、そこで〔質問終了時間10分前の予告ブザーあ り〕職員さんのOBさんとかそういった人たちを嘱託あるいは区長さんにもう少し働いてもらうよう に嘱託費上げてもいいので、そこに来ていただいて、今私が最初に言ったような業務に携わってもら う。それでもどんどん、どんどん限界集落に近づいていくパターンもあり得ますので、そういう場合 は次の手段を行政として考えていかなくてはならないなと思いますけれども、今言いたいことは支所 にあって、例えば朝日の支所にあって、そして支所で会議するからみんな来いやって支所に集めるの ではなく、行政が足を見て連絡所というか、そういうふうな形の中で集落のほうに行政が足を向けて いく。それは職員さんではできないところもいっぱいあるので、そういうことを嘱託員とかにも結び つけてやる。これもまたお金のかかる話なので、そういうときこそ今の過疎計画に入れた中で過疎債 の対象として100%充当ですから、3割で実際できるという形を組んでやっていけると、非常に地域 性のある特色のある自治ができ上がってくるのではないかなと、こういうふうに思います。   そこでまちづくり協議会、先般私9月の一般質問のときちょっとお話ししましたけれども、山北 が一つになっているし、荒川も一つになっているし、もしできればその経緯は先ほどの説明でわかり ました。住民の声を聞きながらやってきたのだ。わかるのですが、いま一度そういうことを含めてみ ると、地域性、地域性を改めて考えてみると、まちづくりという趣旨から言うとそれのほうが取り組 みがよろしいのかなと思いますけれども、いかがですか、自治振興課長。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 今この段階でそうですというわけにいきませんが、今後担当職員等 でいろいろ検討を重ねていきたいというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 中にはどうしても荒川出身の方からちらっと聞いたのですけれども、荒川 のほうではいわゆる保内と金屋と、本当の昔はちょっと余り仲がよくなかったけれども、やっと一つ になって荒川というのができたのだぜという話も聞いております。ですから、今またそれを分けてと いうことになると、ちょっとのうという、そういう声もあったりもします。それは荒川町ができると きの経緯なのでしょうけれども、今もうちょっと考えてみると、昔にちょっと戻って、そしてその集 落でどんな状態なのだかと、そこに連絡所をつくれば、またけんかするわけではないですけれども、 そういう形でやっていくのも一つかなと。   実を言うと旧村上市でも5地区になっております。村上地区は大きいですけれども、どっこいど っこいのところが瀬波と岩船と山辺里、上海府少し小さいですけれども。岩船、瀬波、山辺里の中で 岩船の人であれば瀬波であんないい育成会事業をしているではないか、岩船でもできないかと。ある いは瀬波のほうでもいやどこにも負けないものの事業をやっていこうよと、岩船には負けてられない ぜみたいな話で、けんかするわけではなくて切磋琢磨してより地域性を醸し出していくという部分も あると思うのです。そういう意味からすると、保内と金屋ももしかして、よし金屋に負けてられない ぜと、これはもうちょっとまとめて消防団から入ろうやと、消防団のまとまりから入っていこうやと いうふうな、お互いにそういう声をかけ合いながらまとまっていくと、地域性が醸し出されていくよ うな、そんな気がするのですけれども、副市長どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) いろいろ行政運営についてはご意見もいろいろあろうかと思います。 また、姫路議員のこういう組織というものも非常にすばらしいなという感じはいたしております。た だ、今まちづくり協議会がスタートしたばかりでありますので、その中でやはり住民同士が〔質問終 了時間5分前の予告ブザーあり〕どんなまとめの中で地域づくりを模索している段階でありますので、 それらの推移等を我々行政サイドの、どうすれば住民に対してサービスが行き届いて、本当に安心、 安全な地域になれるか、その辺も含めてこれから徐々に醸成させていきたいなということで考えてお ります。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) きょうは本当に乳がん検診をはじめがん検診で受診率の低い村上市がある わけですから、ぜひ受診率を上げていって、そして健康を促して、そして特にがん検診であればいわ ゆるもう少し充実したがん検診、よその自治体でやっていないようながん検診を施していくのも、い わゆる村上市の魅力を醸し出すということにすればよろしいのかなと、こういうふうに思っておりま す。   私今回で会計監理者、百武さんもずっと長いことそこに座っていらっしゃって、余り話したこと ないかと思いますけれども、もしよかったらがん検診いかがですか、その辺ちょっと会計管理者とし てお話いただければ。 〇議長(板垣一徳君) 会計管理者。 〇会計管理者(百武勇一君) 確かに検診のことで姫路議員おっしゃられるように、少しの疑いでも あれば、これは総合的に異常なしとなった場合でも、やはり検査を勧めるということを促すのは大切 なことだというふうに感じております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ありがとうございました。きょうは今定例会では最初冒頭に市長の元気が ないという話もあったりもしましたけれども、ぜひ市長、元気出していただいて、まだまだずっと頑 張っていただきたいと思います。それには私のこの政策も少し思って、どんどん取り入れてやってい ただきたいと思いますが、いかがでしょうか、今回の。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 50分間にわたりまして姫路議員の持論を聞かせていただきました。持論は 持論ですので、恐らくいい点あるいはまた検証をしなければならない点多々あろうかと思っておりま すので、参考にさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで姫路敏君の一般質問を終わります。   午後3時10分まで休憩します。           午後 2時53分  休 憩                                                        午後 3時10分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開をいたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、8番、小杉和也君の一般質問を許します。   8番、小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。   私の質問は3項目ございます。1項目めは、定住・交流人口を拡大させる施策についてでありま す。当市において人口減少問題はすぐにでも取り組まなければならない課題となっており、市役所内 部においても村上市人口減少問題対策委員会を立ち上げ、さまざまな角度から施策の検討に入ってい ることと思います。その中でも定住・交流人口を拡大させる施策はどのように考えているのかを政策 推進の立場からお伺いいたします。また、来年度においてすぐに取り組むものがあればお聞かせくだ さい。   2項目めは、村上市のホームページについてであります。村上市のホームページが平成26年3 月よりリニューアルされる予定です。ホームページのリニューアルにおいて心がけたことは何でしょ うか。また、市のホームページをどのように活用していくのですか。ホームページには市民がメール で問い合わせることができるなど、さまざまな機能をつけていますが、有効に活用されているのかを お伺いいたします。   3項目めは、瀬波テニスコートについてであります。3月の定例会において公の施設に関する指 定管理者の指定の議案が提出されていますが、以前は指定管理に出していた瀬波テニスコートが指定 管理から外されています。どういった経緯から指定管理者の指定施設から外したのでしょうか。今後 指定管理に出していたものを市直営に戻そうと考えている施設はあるのかをお伺いいたします。   以上、3項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、小杉議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、定住・交流人口を拡大させる施策について。村上市人口減少問題対策委員会 で検討している定住・交流人口を拡大させるための施策はどのように考えているか。また、来年度す ぐに取り組むべきものは何かとのお尋ねについてでございますが、本市では昨年4月村上市人口減少 問題対策委員会を設置し、3回の対策委員会、4回の調整会議を開催いたしました。また、子育て支 援部会、雇用創出部会、元気なまちづくり部会、影響調査部会の4つの作業部会では、これまで延べ 23回の部会を開催し、検討を進めてまいりました。それにより平成26年度に実施できるものと、平 成27年度以降に中長期的に取り組むものと整理を行い、昨年12月定例会最終日の全員協議会でそ の進捗状況についてご報告させていただいたところであります。   この中で、平成26年度に実施計画しているものは、大きく7項目ほど計画しておりますが、特 に定住・交流人口の拡大につきましては、広い意味では人口減少対策の全ての取り組みが定住・交流 人口拡大につながっていくとの考えのもと、子育て支援メールの配信、紙おむつ廃棄袋の無料配付、 企業設置奨励条例の拡充による企業誘致の推進、企業立地促進法の産業集積地域基本計画の策定、成 人式での地元産業PRブースの開設、婚活支援事業補助金の創設、臨海学校の誘致などを計画してお ります。   次、2項目め、村上市のホームページについて。平成26年3月のホームページのリニューアル  において心がけたことは何か、またどのように活用していくかとのお尋ねについてでございますが、 このたびのホームページの全面リニューアルにつきましては、合併後初めてのものであります。ただ、 新しいホームページの供用開始が当初3月3日を予定しておりましたが、現在のページから新しいペ ージへの移行作業に予想以上に時間を費やしていることから、現在のところ3月下旬を予定しており ますので、ご了承いただきたいと思います。   さて、現在のホームページにつきましては、利用者の皆さんからは情報が探しにくい、見た目が ばらばらで見づらいなどのご意見をいただいておりました。このためリニューアルに際しましては、 利用される方と作成者である行政側の両方の視点からコンセプトを定めました。まず、利用される方 の視点では、訪れた方の誰もが知りたいと思う情報に到達できることを目指し、全体のレイアウト、 メニューの種類や配置、個別のページの見やすさについて配慮し、アクセス性を高めました。また、 機能面では例えば利用される方がトップページを経由しない検索サイトからのアクセスが多いことに 着目し、各ページには検索キーワードを設定するなど、検索エンジン対策にも力を入れております。 このほか情報のバリアフリー化ということで、視力に障がいがある方があれば、みずから文字を大き くしたり色を反転させられるメニューを配置し、アクセス性に配慮いたしております。あと行政側の 視点では、情報発信が誰でも簡単に、そして効果的に行えるということに重点を置いて更新を行いま した。   また、ホームページには市民がメールで問い合わせることができるなど、さまざまな機能をつけ ているが、有効に活用されているかとのお尋ねについてでございますが、現在のホームページでは入 力フォームから担当課に直接メールで問い合わせができるようになっており、それに対して担当課で は直接速やかに回答する仕組みとなっております。新しいホームページにつきましても、これまで同 様、入力フォームによる問い合わせが可能となっておりますので、有効に活用されていくものと考え ております。   次に、3項目め、瀬波テニスコートについて。瀬波テニスコートが指定管理の指定施設から外さ れた経緯につきましては、教育長に答弁をいたさせます。   次に、今後指定管理に出していたものを市直営に戻そうと考えている施設はあるかとのお尋ねに ついてでございますが、現時点で指定管理者から市直営による管理運営に変更する予定の施設を計画 しているものはございませんが、指定管理者の更新時において効果的、効率的な管理運営が見込めな くなってきている場合には、直営も含めた管理方法の検討が必要になってくるものと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、小杉議員の3項目め、瀬波テニスコートについて。以前は指定 管理に出していた瀬波テニスコートが指定管理から外された経緯についてのお尋ねでございますが、 現在瀬波テニスコートはNPO法人総合型スポーツクラブ、ウエルネスむらかみを指定管理者として 管理運営を行っております。テニスコートの利用期間は4月から11月までの8カ月間で、年間多く の市民が利用しておりますが、そのほとんどが個人利用の形態のため、直接コートで申請することか ら、利用者の利便性を考慮して、受付業務等については隣接する勤労青少年ホームがかわって行って おります。ウエルネス村上での指定管理者が行う業務として改善するため、申請方法や人員配置計画 などを検討してまいりましたが、利用者の利便性を考慮した改善に至らないことから、利用料金併用 型となる平成26年度の更新を機会に、瀬波テニスコートを指定管理施設から除外したものでありま す。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、再質問をさせていただきます。ちょっと順番を変えまして瀬波テニス コートのほうからちょっと質問をさせていただきたいと思います。   施設の見直し計画、後期の。これによりますと、瀬波テニスコートのほうは指定管理者による指 定管理から直営での管理運営に変更して、地域団体やボランティア等の協力も得ながら、アウトソー シングの推進をすることにより、管理経費の縮減を図るというふうにございます。個別の項目では青 少年ホームへ事務委託を行ったほうが効率的であるというようなことが言われております。今の答弁 でも、教育長の答弁の中でも利便性を考慮したというようなことがあるのですけれども、この辺のと ころ、行政側の進め方もわかるのですが、利用者の声というのでしょうか、その辺もある程度聞きな がら、こういった取り組みを進めていったのかお伺いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 先ほど教育長の答弁で利用者の利便性を考慮してという部分であり ますが、利用するその日にコートに行って申請をして利用するというふうな形態ですので、これが例 えばのお話、ウエルネスがある事務所で申請をするということになると、かなり利用者にとって不便 を生じるということで、利用者からもそういう意見はいただいておりました。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 個別にもらっていたかもしれませんけれども、そういったいろんな使用団体 とか結構ございますよね。そういったところの長とかそういった方からの意見聴取というのですか、 その辺のところはやってこられたのでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 瀬波テニスコートを管理運営を委託しているソフトテニス連盟、こ ちらともお話し合いはしていると思いますが、私どもが今現状やっているものが、利用者にとっては ベストな方法だというふうに聞いております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今やっている方法がというのは、これから変えようとするほうがベストだと いうことですか、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 指定管理施設から26年度は除外するわけですが、利用者にとって 利用する方法は変わりはないというふうなことであります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) これ直営ということですよね、業務委託、受付とかやるにしても。受付業務 だけではないと思うのです、指定管理を受けていたところの業務というのは、その辺のところはどう なっていくのでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 指定管理を受けているウエルネス村上につきましては、当然施設の 維持管理、補修保全、そういった部分と、あと事務的な調整業務、もちろん受付申請、そして許可申 請業務、さまざまな業務をやっております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 指定管理に出さないということは、ですからその管理的な部分は市がやって いくということですよね。今まで指定管理出していてやってもらっていた部分は、市で今度直営でや るという理解でよろしいですか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) おっしゃるとおりです。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そうしますと、利用している人は常にコートとか見ていますので、状況とか もわかりますし、例えば申し込みのときにウエルネスに行ったときに、これこれこうだったよという ようなことも言えると思うのですけれども、今度はしっかりとした監視体制と言えば変ですけれども、 そういったものが必要になってくると思いますけれども、その辺のところはどう考えておられますで しょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 今までも便宜上といいますと、これは合併前からの話でありますが、 隣接する勤労青少年ホーム、前は地区公民館がありましたので、こちらのほうである程度管理をして いただいておりました。当然利用者からの要望あるいは意見等についてもそこで吸い上げて、そして 生涯学習課、担当課に来るというふうな方法になろうかと思います。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そういうのが上がってきたらきちっと市のほうで対応するのですね、その辺 はいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) それは瀬波テニスコートだけではなくて、いろんな施設についても 同様に対応させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ここにアウトソーシングに至っての留意すべき事項というのがありまして、 やはり市民サービスの水準が維持されていかなければならないと。指定管理は現時点では戻そうとし ているものはないという答弁でしたけれども、こういった形で変更していく場合に、ある程度市の方 向性だけではなくて、いろんな利用者からもいろんな意見を聞いてどういう姿がいいのかと、そうい った形で丁寧に進めていくのがやはりいいのかなと思うのですけれども、この辺のところ、副市長い かがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) おっしゃるとおりであります。更新する際に今までの利用形態またそ の利便性とか、そういうことも考慮しながら、期間もそうですけれども、どういう形が一番ベターな のか、その辺も考慮して検討して決定をしていきたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) その辺のところ、すぐ何カ月前とかではなくて、ある程度市の方向性が出た ら、更新の日にちというのはわかるわけですので、その辺のところを少し前にじっくり丁寧に進めて いただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。   続きまして、定住・交流の部分で質問させていただきます。2月の28日に開催されました村上 商工会議所と市との市政懇談会におきまして、各種団体の若手と市職員の行政の若手が一堂に会して 話し合える場をといった意見に対して、市長は積極的にそういった場に出るように再度促していきた いと回答されたそうですけれども、人口減少の部分でやはり一番影響があるのは今の若い世代30代、 40代ぐらいが担っていかなければなりませんので、若い世代が一番影響があるのかなと思うのです けれども、これについて市長のお考え、そういう場に積極的に出るようにというふうに言った部分も 含めて市長のお考えをお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その意味合いはいわゆる集落、地域での政あるいは祭祀事について、市の職 員も積極的に参加をしていただきたいというような趣旨の発言がございましたので、当然のことなが ら自治振興課あるわけでございますが、その職員はもちろんでございますけれども、そのほかの職員 についても常日ごろそういうような地域あるいは集落の祭祀事等については積極的に参加し、地域に 入っていって地域の声、そして地域の問題点等を共有するようにというような指導をしていますので、 再度またその旨をお伝えするというようなことでお話をいたしました。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そうしましたら、これから政策推進の課長にもちょっと聞いていきたいので すけれども、その前に何か音頭を取って市内の若手の方と市職員の方が一堂に会して意見交換をする 場というのについてはどう思われますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そのときの発言は若手に限ったことではなかったですよ。 〇8番(小杉和也君) 私は今若手。 〇市長(大滝平正君) 商工会議所青年部とかとは頻繁に、頻繁と言ったらおかしいですけれども、 年に何度かそういう会合を持ちながら、地域のことを話ししている現状であります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、政策推進課長にお伺いしますけれども、12月議会の全員協議会でい ただいた資料の中に、12月14日に青年層14団体から18名が参加して若者が集う組織の結成に向 けて意見交換を行ったとありますが、この辺のことについてちょっとお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 昨年12月に行いました集まりにつきましては、婚活事業を市でこ れから考えていくに当たって、実際市内の若い人たちが婚活事業自体についてどういったお考えをお 持ちなのかということを知りたいということで、商工会議所の青年部ですとかJCの代表の方ですと か、それからスポーツ団体、NPOの方々にお集まりいただきまして、3つの班に分かれていただき、 私どもの職員がコーディネートする中でざっくばらんな話を伺ったということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ここに元気なまちづくり部会の(仮称)村上若人サークルというのでしょう か、これ出ているのですが、これの内容と今のがダブっていくのでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 今現在こちらとして思っているのが、そういった婚活事業そのもの を市が率先して企画したりするのではなくて、そういった若い人たちが昔の青年団みたいな感じで横 のつながりを持ちつつ、未来の村上について考えられるような場面ができないかなということで今考 えているところでございます。まだ、そういったお話は昨年12月にしたばかりでございますので、 その後うちの職員等も何度かお話し合いを進めさせていただいておりますのですが、まだそれを結成 するとかそういった状態までには機が熟していないという状況でございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) こういった組織を利用して市長、もう少し幅広い若手の方の意見を集めて、 各代表というのではなくて、少しある程度ざっくばらんな意見交換をしませんかみたいな形の呼びか けというのはどうでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ざっくばらんに広く呼びかけても、大体来る方々というのは決まっていると いうようなことでございまして、やはり去年やったように底辺から集まっていってそして盛り上げて いって、最終的には多くの人たちが集まっていただくと、そして話し合いをしていただくと、そうい うようなやり方をしていかないと、頭から大勢の人たちを対象にしたということではちょっと難しい のではないかなと、そのように考えておりまして、非常に去年やったああいうようないわゆる底辺か らの盛り上がりを見て、そして最終的には全体的に盛り上がっていくと、そういうのがいいと思いま す。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 青年団的な集まりにしていきたいと、課長から答弁ありましたけれども、婚 活という切り口で今回はいったのでしょうけれども、今後どっちかというと内部で詰めているような のが余計ですよね、この1年間は。ですので、今度もう少し外部からいろんな意見を聞いてというよ うな流れになってくるのでしょうか、いかがですか、政策推進課長。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 内部が多いというようなご指摘でありますが、やはりただ飛び出し ていってどうですかみたいなこともうまくないのではないかなということで、内部でじっくり詰めた 上で、これについてはどこの団体にお伺いして、どういった方にお話を伺おうとかということで、ス トーリーをつくっておりますので、次の平成26年度はそこに書いてありますような事業を具体的に 進めるものも抽出しておりますので、今後具体的なものになっていくかなというふうに思っておりま す。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) できるだけ今たたき台ができたわけですよね。今後はもう少し幅広くいろん な方の意見を聞いて、内部で自己満足しないで、方向はある程度決めていかなければならないですけ れども、その辺のところ外の人の意見もやはり聞いていただきたい。特に若手同士であれば何かざっ くばらんな意見交換ができるのかなということもございますので、その辺のシステムづくりもぜひ政 策推進のほうでやっていただきたいと思います。   むやみに呼びかけても同じ人しか来ないというようなことは市長からありましたけれども、その 辺はうまくつくり上げてって、いろんな方の意見を吸い上げていただきたい、ぜひともその辺のとこ ろをお願いいたします。   それから、定住人口部分に限って言えば、働く場がどうしてもやはり必要だなと思います。来年 度取り組むものとしまして、企業設置奨励条例の拡充、今定例会でうちの委員会に上がっております けれども、この辺のところ市長はどのようなトップセールスをしているのか、企業誘致に関して、お 伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、基本的なトップセールスといたしましては、新しく新規にこの土地に 工場を建設していただきたいというようなセールスではございません。今現に村上で操業をして、そ してある程度好調な業績を上げている企業等に訪問をして、でき得ればそういう企業というのは子会 社等いっぱい持っていますので、できれば村上に来ていただけませんかというようなことをやってい るのが現状でございますし、またこの前もお話ししましたように、いろいろな方と接触しております ので、洋上風力とかあるいはもっと別な話とか、いろいろな話が入ってきておりますので、それらを 整理しながら随時進展させていきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 新規でなくて、村上に操業しているというふうに今答弁ありましたけれども、 本社とか東京のほうですよね。それで東京に例えば何かいろんな関係のことで出張したときに、1日 ぐらい滞在を延ばしていろいろな形で営業をしているというような理解でよろしいですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 直接出向いていくこともありますし、直接出向くということは余りないです。 今おっしゃったように会議とか何かあったときに1日延ばして、例えばジャムコさんに寄ってくると かあるいは県の東京事務所に寄ってくるとか、そういうようなことをやっているということでござい ます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) やっぱり市長が行ったと行かないでは違うと思いますので、できるだけ、お 忙しいでしょうけれども、何か行った折には1日ぐらい滞在を延ばしてでもセールスをしていただき たいと思っております。   商工観光課長はどんな動きをされていますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 私のほうは計画を立てて首都圏のほうに企業訪問をさせていただき まして、ぜひ村上のほうに操業していただきたいというお願いに行っております。   それから、市内の企業のほうもできるだけ時間をつくって現場を確認させていただきながら、工 場見学をするとともに、企業の景気動向などについて話し合いをさせていただいて情報収集しており ます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今計画を立ててというようなことでございましたけれども、ある程度ターゲ ットとかも絞っていかなければならないと思いますので、その辺のところはどんなふうな計画を立て て取り組んでおられるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 今現在は坪根のほうにおいでになったところの会社の協力会社とか、 連携をされている会社に訪問させていただきまして、こちらのほうにおいでいただきたいというお願 いをしましたところ、ことしの4月に新しく1社が仲間町地内に進出していただけるということで、 現在改装中ということが1つ得られた成果でございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 皆さんぜひトップセールスをして働く場をぜひつくっていただきたいと。や はり村上市にある企業もそうですが、新規の部分もいろんな情報がありましたら、ぜひともアプロー チをしていただきたいと、そんなふうに考えております。   もう一つ、定住の部分で、ちょっとこれは提案になるかもしれませんけれども、村上の出身の人 で新潟市あたりに賃貸で住んでいる人に対して、パークアンドライド方式によって市が駅前のあたり に、ジャスコ跡地にかなり広い駐車場ありますので、安い価格でこれを提供して、新規に新潟に住ん でいる人が村上に住んで、村上から新潟に通うとか、仕事が新潟の場合。そんなようなこともひとつ 検討してもどうなのかなと思うのですけれども、この辺のところは市長いかがでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全く同感でございます。村上の立地、地形、そして環境等を鑑みますと、住 むのは村上に住む、そして勤務するのは例えば新発田、新潟、通勤圏でありますので、これから日本 海沿岸東北自動車道が延びていけば鶴岡、酒田というようなところまで通勤可能になるというような ことでございまして、やはり住むのは村上が一番いい。そして働くのはちょっと1時間ぐらいかかっ てもいいというような時代が来ると私は思っておりますし、そういうような村上市を目指していかな ければならないと考えております。そのためにはしっかりした医療の充実したまち、あるいは教育が しっかりしていること、安全で安心なまち等が望まれますので、私どもはそういうようなまちづくり プランをこれから策定をしながら、何が必要かということを集中と選択によりやっていく必要がある と、そして村上の魅力を発信していかなければならない、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私も本当にそう思います。これ新潟日報さんに出ていたやつ、新発田市の来 年度予算ですが、子どもの学力向上を図ることで子育て世代を呼び込みたいというふうに出ていまし た。施政方針がどんなふうになっているのかちょっと見たかったのですが、ホームページには残念な がらアップされていませんでしたので。村上市のほうはすぐアップされていましたので、ぜひ読みた かったなと思うのですけれども、公教育を充実させること、新発田の場合は子育て世代を呼び込みた いというようなことがあるのですけれども、人口減少に歯どめをかける意味でも、転出を防ぐ意味で も公教育を充実させるということは大事だなと、今市長も言われましたけれども、教育長いかがでし ょうか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今ほど市長が述べたとおり、私も大事だと思っておりますし、学力向上、 子どもたちがここで学ぶことに誇りを持って生きれる子ども、それを育てることが大事であると、こ のように受けとめております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) これも出ていたことですけれども、私は結構英語力を強化すべきだと、公教 育で常に言っているのですけれども、新発田市は英語は外国人英語指導助手を指導する専門職員を採 用すると出ていましけれども、こういった情報とかは入っていたのでしょうか。あと村上市は何かこ んなことを検討されたことがあるのでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) そのことは事前には私のほうには入ってきておりません。新聞記事を私も 見ましたので、具体的にその内容がどんなものかということは尋ねましたけれども、ALTに対して 英語の堪能な嘱託指導主事を雇って、ALTに対する指導を行うというふうなことを聞いております。 それは確かかどうかはわかりませんけれども、情報として。   もう一つ、英語教育について村上市としてどのように取り組むかということについては、今英語 化ということについて文部科学省は取り組みを強化しております。文部科学省の取り組みの中に先進 地の取り組みを進めていくというようなものがあると承知しております。県の高校教育課のほうにそ のようなものが入ってくるというふうに聞いておりますので、私としては県教育課のほうにお願いを して、村上市の教育のためにそのようなものが活用できるかどうか今探っているところであります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私もぜひ注目していきたいと思いますので、その辺の研究もぜひ進めていた だきたいなと思っております。   定住と来て今度交流ですけれども、交流人口の部分、本当に平野歩夢選手、銀メダル本当によか ったなと、おめでとうございますと、本当に言いたいと思います。3月2日の凱旋パレード、多くの 人が訪れると思います。パブリックビューイングから本当に担当課では忙しい中、準備してこられた と思うのですけれども、多分村上市の1日の交流人口のピークが平成26年3月2日になるのではな いかと、私は何か思っておりますし、半分怖い部分もございます。といいますのは、多くの人が訪れ たときに、ある程度不手際があったりしますと、何だと、一度印象が悪くなると、なかなか来てくれ なくなるというのもあると思いますが、その辺のところ、パレードの準備的な部分、担当課のほうで はどのようにされているのかお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 先ごろ新聞のチラシにも掲載させていただきましたが、今3月2日 に向けて一番はやはり議員おっしゃるとおり、安全にパレードが終了すること、そのために300人 態勢で沿道の警備をするということになっております。一部は市の職員、そして本職の警備員、警察 も協力的でして警察でも20人ほど、JR村上駅の職員が15名ぐらい出るということで、非常に今 回は市を挙げてあるいは関係機関挙げてこのパレードに取り組んでいくというふうな状況であります ので、当日本当に3月2日が大勢の方が来れるように頑張っているところであります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長はこの辺のところ、パレードについてはどんなふうにお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私どもが考えていたよりも、平野歩夢選手は人気があるのですね、びっくり しました。関東方面からも追っかけと言ったら語弊があるかもしれませんけれども、そういうような ムード、今漂ってきているというようなことでございまして、非常に平野ブームが起きているような 感じがいたしまして、県内はもちろんでございますし、県外からもそういうような人たちが大勢来る のではないかと、そのように考えておりまして、おっしゃったように3月2日は今までないような人 であふれかえってくるのではないかなと、そのように期待はいたしておりますし、そうなるのではな いかなと思っておりますので、警備態勢については十分にとるようにというようなことでやっており ますので、期待をしていていいのではないかなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 本当に駐車場の部分も心配ですし、どうやって皆さん来られるのかという部 分がありますので、本当に警備のほうとかはしっかりと準備をして、しっかりと安全に終わるように よろしくお願いします。   村上に来るときの交通手段の観点からですけれども、例えば新潟から来られる人、以前は特急に 乗れて乗車券がついているS切符という往復割引切符があったのです、村上の場合は。それが今燕三 条、長岡、浦佐、越後湯沢とかと新潟というのはS切符があるのですけれども、残念ながら村上のほ うにはないと。今乗車券だけのワンデーやツーデーの切符はあるのですけれども、特急を利用しよう と思うと特急券を買わなければならないと。北陸新幹線があと1年ぐらいで開業するのでしょうか。 そうすると、いなほはこの辺走っていますけれども、特急に乗る人数が減ってしまうと、減便される のではないかというおそれも少し心配としてあります。今市長が言われましたように、平野選手の効 果で村上を訪れる人がすごくふえるかもしれません。今がチャンスというとちょっと申しわけないで すけれども、こうやって村上が注目されているときに、そういった切符があればということで、JR のほうにも相談してみる価値もあるのではないかと私は思うのですが、市長はどのようにお考えでし ょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 駅長とはそういう話もさせていただいていますし、また当日のいわゆる乗降 客をJR村上駅の駅長はじめみんな見ていると思いますので、あるいはまた村上市がこれからどうい うような方向づけをしていくかというようなことも見ていると思いますので、本当に問い合わせもい っぱい来ているみたいですし、いわゆるスケートボード。そういう面を生かしながら、交流人口の拡 大とともに、次のオリンピック選手が非常に可能なところまで来ているのではないかなと、そのよう に捉えていますので、できる限り今言ったようにちょっと利用させていただくというとすごい語弊が ありますけれども、このブームに乗っていって交流人口の拡大あるいは選手の育成に努めていく必要 があるのではないかなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 駅長とは話をしていると言いましても、どの程度の話なのかわかりませんけ れども、村上市としてぜひそういった切符、定住・交流人口をふやす意味からも、あと特急の乗降客 をふやすような意味からも、ぜひとも村上市としてはそういう割引切符、S切符という名前になるか どうかわかりませんけれども、そういうのをぜひつくってほしいのだと、そういったことをぜひ言っ ていただきたいと思うのですけれども、市長いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その前提としてJRも民間企業でありますので、見込み、それらが立たない とやはりしていただけないということもありますので、それらについてこれから私どもも注視してい かなければならないと思っておりますし、それを見ながらまた駅長にお願いをしながらいくべきでは ないかなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ある程度データがそろって〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕見込 みがあるとなれば、本当に新潟支社のほうにぜひ出向くような心づもりでそういったことを提案して いただきたいと思います。いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然村上駅はもちろんでございますけれども、新潟支社長ともお会いしてい ただいて、それらのムードに乗せていきたいなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひともよろしくお願いいたします。   それから、施政方針にも書いてあったのですが、臨海学校、埼玉の高校でしたか、海がない埼玉 県でございますので、この辺のところは非常に取り組むとなれば有効なのかなと思うのですけれども、 この辺施政方針にも上げたということで代表質問のときはちょっと聞けなかったのですが、今ここで 臨海学校の誘致の部分についてお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 昨年度から埼玉県立浦和高校が参りまして、昨年度と今年度おいで いただきました。今年度はそこにさらに埼玉県立ふじみ野高校がおいでいただきました。浦和高校は 人数で言いますと大体500名ぐらいでございますし、ふじみ野高校はスタッフを入れて大体100名 程度ございます。浦和高校が3泊4日、ふじみ野高校が2泊3日でございます。この2つの学校は来 年度もおいでいただける予定でございまして、来年度はさらにそこに東京都市大学の今度は中学生が 3泊4日で、人数はまだ確定しておりませんが、おいでいただけるように準備が進んでいるというふ うに聞いております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 子どもたちがこんなふうにして楽しい時を過ごせば、大人になっても行って みようというようなことにもなりますので、この辺のところはしっかりとPRしていただいて、窓口 が温泉組合でしょうか、ほうともしっかり連携しながら、取り組んでいただきたいと思います。よろ しくお願いします。   最後に、市のホームページについてですけれども、いろいろと私も通告書には3月リニューアル ということを書いたのですが、何かちょっと遅れるというようなことも聞きましたので、予定という ふうに読ませていただきましたけれども、いろいろと工夫されてバリアフリー化で文字とか色も変え られるとか、見たい知りたい情報がすぐ入るというようなことで楽しみにしておりますので、こちら のほう更新されましたら、ぜひゆっくり見させていただきたいと思いますけれども、市長の答弁の中 で入力フォームがあって速やかに回答するシステムというのがあったのですけれども、私議員になる 前だったかちょっと、なかなか返信が返ってこなかったという苦い思い出がございまして、どうなっ たのだろうというようなことがございました。現在のところは返信のシステムというのはどんなふう にされているのか、市長答弁よりも詳しく聞かせてください、政策推進課長。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 以前はメールをいただきますと、回答書をつくり決裁を経てそれか ら発信というふうなことにしていたものですから、なかなかメール送ったのに全然返事来ないみたい なお声もいただいていたのですが、現在まずいただいたということでのご連絡をさせていただいた上 で、内部で要望またご意見についての検討をした上で回答するというような形でやるように今してお ります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それはどのぐらいのスピードで返信されるのですか、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 内容によりまして1課だけで検討ができるものと、複数課でいろん な検討をしないと回答まで至らないというものもございますので、その内容によって違ってくるかな ということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ですけれども、受け取りましたということぐらいは返せるのではないですか。 そうすれば安心するのではないですか、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) おっしゃるとおりだと思いますので、〔質問終了時間5分前の予告 ブザーあり〕そこら辺がまだ徹底されていない部分があるようであれば、再度指導をしていきたいと いうふうに思います。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 簡単なことだと思いますので、市長どうですか、ここでもうそんなのは、ま ず受け取りましたぐらいはすぐ返すと、市民の人に。それから検討した内容を返すというようなこと のシステムをやれと言えばできるのではないですか、市長。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大変重要なことだと思っております。受け取りました。その後にもう一言、 返事を出すまでどれぐらいかかりますとか、それが一番重要なことではないかなと。発信した人もそ うやっていただければものすごくいい感じで受けとめているのではないかなと、大変重要なことだと 考えています。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 重要なことはわかるのですが、やらせるのでしょうか、やらせないのでしょ うか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 重要なことというのはやらせるということです。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) やらせるというふうに理解しますよ。よろしいですね。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) やらせます。時期については政策推進課長から答弁をいたさせます。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 速やかに徹底するようにいたします。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) やはり報連相というのがありますよね。そういったのは行政でも私はあると 思います。内部だけでなくて外部の人に対してもそんなふうな形でぜひ、市長から心強いやらせると いう言葉をお伺いしましたので、期待していますので、お願いいたします。   今年度多くの課長さんが本当に退職されて、先ほど姫路議員が会計管理者ということで本当に余 り答弁する機会がなかったなと思っております。先ほど急いで会計室のページを見ましたら、関連メ ニューも3つしかないのです、ほかのところはだっと出ているのに。それでホームページがリニュー アルされて、会計管理という部分、会計室というものを余りアピールすることはないと思いますが、 こんなことも少し生かしてもらえたらというものがありましたら、ぜひお答え願えますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 会計管理者。 〇会計管理者(百武勇一君) 会計課のページ、確かに私もよその市のものをたくさん見ていますけ れども、こちらのほうのページはちょっと貧相だなという感じがしておりますので、リニューアルす るときにもう少し内容を充実したいと思っております。どんな内容かについてはよその市のものを参 考にしたりして、これから取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ありがとうございます。また数多くいる中から本間選管・監査事務局長、余 り選挙のこととか市民の方、情報発信の部分というのは難しいかもしれませんけれども、何かこうい ったことをぜひリニューアルするときにアピールしてもらいたいというのがあれば一言お伺いしたい と思います。 〇議長(板垣一徳君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(本間 清君) ただいまのご質問ですが、他市のものを私も見ておりますけ れども、結構新潟市なんかは非常に細かく出している部分もあります。うちの部分につきましては、 確かに不足している部分があると思いますので、できるだけ選挙の情報につきましては、もちろん監 査も同じなのですが、公開をするというのが原則になっていますので、そういうところに及ぶような 手法を使いながら、できるだけ情報は流していきたいと、こんなふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ほかにもまだ皆さんいらっしゃるのですが、本当に長い間お疲れさまでござ いました。地域に戻りましても村上市のことをぜひともよろしくお願いいたしたいと思います。   政策推進課長、いろんな意見が今出ましたので、ぜひとも速やかに、特にいろんな課からの要望 等もございますので、なかなかリニューアルな部分が目が行っているのではなくて、内部からの発信 もぜひともやっていただきたいことを申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。   ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会いたします。   また、3月3日は午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間、大変ご苦労さまでございました。           午後 4時00分  散 会