平成26年村上市議会第1回定例会会議録(第4号) 〇議事日程 第4号 平成26年3月3日(月曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(24名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君 15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君 17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君 19番   小  林  重  平  君   20番   佐  藤  重  陽  君 21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君 23番   大  滝  久  志  君   25番   片  野  鉄  雄  君    26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(2名)   12番   川  崎  健  二  君    24番   山  田     勉  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    大   滝   和   春   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     佐   藤   憲   昭   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     田   嶋   雄   洋   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        都市整備課参事    東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        農業委員会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   本   間       清   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    板   垣       裕   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は24名です。欠席の届け出ある者1名、遅参の届け 出ある者1名です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              発言の訂正 〇議長(板垣一徳君) ここで福祉課長から発言を求められておりますので、これを許します。   福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) おはようございます。28日の川村議員の保内学童保育所の建設場所に ついてのご質問に対して、現在の場所に建設させていただきたいということで答弁いたしましたけれ ども、候補地として申し上げたところであり、今後地元区長様と協議をしながら進めてまいりたいと いうことで訂正させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) ご了承願います。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、1番、渡辺昌君、14番、三田敏秋君を指名をい たします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、28日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は、5名を予定をしております。ご了承ください。   最初に、11番、平山耕君の一般質問を許します。   11番、平山耕君。           〔11番 平山 耕君登壇〕 〇11番(平山 耕君) 朝日みどり小学校の皆さん、きょうは議場で社会科の勉強をよくしていっ てください。   このたびのソチオリンピックで銀メダルを獲得した平野歩夢君の快挙には、心からの拍手を送り、 そのお父さんの労苦に対しても深い感動を覚えるものであります。2人に大きな心よりの拍手を送り たいと思います。それでは始めます。   項目は、3つに分かれています。1番目、人口減少問題について。本市では、昨年人口減少問題 への具体的な取り組みに着手いたしました。新年度からは、婚活支援事業補助金や子育て支援メール 等の新たな事業に取り組むとともに、産業振興の面からも農林漁業の第6次産業化や農、商、工連携 を推進する具体的な計画として、「(仮称)村上市産業元気プラン」の策定準備を進めていくとのこ とですが、具体的にはどのような事業になるのか伺います。   次に、市民協働のまちづくりについて。各地域にある地域まちづくり組織の活動が3年目を迎え、 新年度からは「地域おこし協力隊制度」を導入し、コミュニティービジネスの構築に向けた基盤づく りに取り組んでいくとともに、「地域活性化推進事業」については、荒川、神林、山北の3地域で実 施するとのことですが、その予定されている事業とはどういうものか伺います。   3番目、市内日下にある創設非農用地の活用について。本市日下には、ほ場整備事業で創設した 遊休地6.9ヘクタールがあります。その用地の使用目的は、運動公園用地として確保したもので、他 への転用は難しい問題があることは承知しています。しかし、市町村合併がなされて6年、市全体で 一体感を持つようになった現在、類似の施設は市内に何カ所もあるわけで、必要とはされにくい状況 にあります。そこで、違う用途、それも工場用地として使える方策を考えるべきだと思います。今ま でも村上総合病院移転用地として検討された経緯があります。市有地の有効活用になり、雇用状況の 改善につながる工場や倉庫用地として、売却あるいは賃貸に供することができるならば、市財政にも 寄与することになるので、ぜひ検討すべきであると考えますが、市長の方針を伺います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。きのうは、大変ご苦労さまでございました。 心から感謝を申し上げます。朝日みどり小学校の6年生の皆さん、大変ご苦労さまでございます。し っかりと勉強していってください。   それでは、平山議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、人口減少問題について。農林水産業の第6次産業化や農、商、工連携を推進す る具体的な計画である「(仮称)村上市産業元気プラン」とは具体的にどのような事業になるのかと のお尋ねについてでございますが、人口減少問題対策委員会では、雇用の確保には企業誘致のほかに もみずから業を起こす、いわゆる起業に対する支援策が必要であり、本市の基幹産業である農林水産 業を生かした農、商、工連携及び農林漁業の6次産業化を推進する必要があるとの議論を進めてまい りました。「(仮称)村上市産業元気プラン」につきましては、その実現に向け後押しとなる産業等 の活性化補助制度の拡充を含めた具体的な計画を策定するものであります。   なお、旧村上市におきまして同様な産業活性化に向けた計画を策定し、現在も着実に事業を展開 しているところでありますので、その策定手法、計画体系等を参考にしながら、平成26年度は市内 部で関係課によるプロジェクトチームを結成し、平成27年度からの官民一体となった計画づくりに 向け準備作業を進めてまいりたいと考えております。これから検討を進める段階のため、まだ具体的 にはご明示できませんが、広大な面積と多種多様な産業、地域資源を有する本市の特性を最大限に生 かしたプランの策定を進めてまいりたいと考えております。   次、2項目め、市民協働のまちづくりについてのお尋ねについてでございますが、まずコミュニ ティービジネスの構築に向けた基盤づくりへの取り組みですが、地域おこし協力隊の導入を予定して いる山北地区においては、地域に存在する資源を生かした交流事業を、朝日地区においては地域食材 の資源を生かした産物の加工や販売による地域活性化を目的にさまざまな活動を計画しております。 また、隊員の受け入れにより地域コミュニティ活動の活性化や隊員相互のネットワークにより、地域 の魅力の発信や定住・交流に至るまで大きな成果を期待しているところであります。   次に、地域活性化推進事業につきましては、各地区の地域審議会において、昨年度から2カ年に わたり慎重審議をいただき提案された事業であり、新年度においては荒川、神林及び山北地区におい て事業化するものであります。具体的に予定されている事業といたしましては、荒川地区においては 地域のイメージを高めるため、ホタルが飛び交うきれいな里山と清流を目指し、荒川地区総合運動公 園内にホタルが生息できる環境を整備するホタルの里づくりを進めます。神林地区においては、地区 の魅力の再発見とその魅力の共有化を進めてまいります。最後に、山北地区においては、地域住民の 融和と交流を目的とした夏祭りを計画しております。なお、村上及び朝日地区におきましては、地域 審議会の審議がまとまり次第、順次事業化を進める予定であります。   次、3項目め、市内日下にある創設非農用地の活用についてのお尋ねでございますが、平山議員 がご指摘のとおり、旧村上市で当該地が創設された時代から市町村合併という大きな社会情勢の変化 が生じており、かつ本市の重要な政策課題となっている雇用の確保の面からも、約7万平方メートル という広大な用地の有効活用が不可欠であると考えております。昨年複数の議員の一般質問の際にも 必要性を十分認識しながらも、実現には国及び県との変更協議に相当な時間を要する旨の答弁をさせ ていただいたところであります。しかしながら、定住人口の拡大には企業誘致による雇用の確保が最 も大きな効果が期待できますので、当該創設非農用地の有効活用を生命線と捉え、平成26年度から 実現に向けた具体的な手法の研究に取り組んでまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 人口減少問題なのですけれども、どこの地域でもあらゆる取り組みがなさ れているのですけれども、ちなみに糸魚川市の事例なのですけれども、糸魚川市でもすごい人口減少 に悩んでおりまして、人口減少対策検討チームを臨機に設置して、2008年度に設置されたわけです けれども、それからさまざまな減少対策プランがなされています。実施されています。そして、その 対策プランの最も大事なコンセプトは、夢を育むまちづくりを目指す基本方向として、愛着から育つ 生きる力、それは子育てのことですね。郷土愛に支えられた人間力、地域限定のブランド力、3つの 柱を掲げています。その子育てにかかわる施策の中に、少子化対策や第1子促進に寄与する婚姻活動 支援があります。つまり未婚、晩婚化を解消するためには、結婚を応援する活動が必要としており、 そのために未婚男女の出会い促進をするほか、結婚に至るまでのスキルアップ講座を開設します。つ まりは、結婚のそうした取り組みが施策としてもはっきり流れとして持っているということです。婚 活にかかわる主な事業は、ハッピー出会い創出事業で、結婚を希望する独身男女にとっての出会いと なる場を提供する団体に対し事業費の一部を補助するという事業があります。イベントの要件は、参 加者の総数が10人以上で、20歳以上の男女の比率は少ないほうで30%以上というのがなっていま して、そのほかに50%以上が市内の在住者であるということです。2008年からこれまで年3回ほど のペースで行われており、結婚に至ったケースが大体16組あるそうです。それが多いか少ないかと いうのは非常にありますけれども、村上市でもことしから取り組むことなのですけれども、具体的に はどういう方向でいくのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 婚活事業ということで申し上げますが、今年度新たに、平成26年 度に新たに村上市婚活支援事業補助金というものを設置いたしまして、市が行うイベントではなくて、 市内の企業ですとかNPOなどの皆さんが行う婚活事業を支援しようということで計画をしておりま す。内容的には、20歳以上の独身男女を対象としました交流イベントへの補助ということで考えて おります。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 糸魚川市でもやはり同じように、企業とか労働組合の男性職員を対象にし たイベントを開催するときにこの事業が使われているそうです。   もう一つは、縁結びコーディネート事業がありまして、これは独身男女の情報を持ち、その男女 の出会いのきっかけづくりを推進する人に縁結びコーディネーターとして市に整備してもらい、活動 をするという取り組みでありまして、その活動は独身男女の出会いを支援するほか、出会った男女の 結婚に関する相談を行っておりまして、年3回程度開催されているそうです。それと、あとコーディ ネーター間の情報交換会のそういうのも頻繁にやっているそうなのですけれども、そういうのも取り 組んでいくつもりですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 糸魚川市のほうでのツバイという結婚紹介会社との契約によりやっ ているという事業については、十分把握しております。村上市としては、今申し上げた婚活事業への 補助ですとか、それから先般先生も申し上げましたが、実際若い皆さんがどういったことを求めてい らっしゃるのか、どういったことをお考えなのかということを十分把握した上で、市のほうで率先し てやるというよりも、皆さんのお考えを十分聞いた上で、求められている出会いの場だったり事業だ ったり、そういったものを計画していきたいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) そのほかにも、婚活のほかにも子育て支援に関してさまざまな事業がされ ていまして、糸魚川市の200近くにもなる事業の協賛店や協賛企業を市民が利用する際に、市が発 行しているさんさん子育てカードを提示することで、割引などの各種サービスを受けることができる と。そのカードの対象になるのは、市内に住所があり、18歳未満の子どもと同居している世帯の住 人で、交付対象世帯であれば誰でもがカードを持つことができ、現在までに1,800世帯、約5,000 枚のカードが交付されているそうです。そうした取り組みもやっているということです。村上市でも ことしから子育て支援ということで電話相談やるのですけれども、そうした取り組みの中では政策推 進課長が発案したのですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 平成26年度の子育て支援としての事業としては、大きく2つ考え ておりまして、1つは子育て支援メールマガジンということで、登録を事前にやっていただいた方に 子育てに関する情報、子どもの健康診断だとか伝染病情報、それから予防接種等の情報をお届けする というようなことを考えております。それから、乳幼児の紙おむつ処理支援事業ということで、乳児 1人につきまして中のごみ袋60枚、1年分ということで転入、出生届の際にお渡しするようなこと をすくすくファイルという子育て情報の冊子があるのですが、それと一緒にお渡しするようなことを 考えております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 糸魚川市に限らず、他の地域でもさまざまなサービスを提供しているので すけれども、変わったところでは結婚相手を紹介するサービス会社と提携した婚活支援事業というの は、先ほど課長が言いましたけれども、これも糸魚川市でやっているのですけれども、その入会費6 万3,840円を全額市が負担するという制度なのです。そのほかに変わった取り組みとしては、同窓 会支援事業というのがありまして、これは市内で同窓会を開催する際に、その経費の一部を補助する というもので、親しい友人との懇親を深める中で定住施策等の情報を話題にしてもらうことによって、 同窓会がUターンをより現実的に考えるきっかけになればというのが市の狙いなのだそうですけれど も、これについてどう思いますか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 非常に有効な方法だと思っておりますが、現在村上市で検討してお りますのは、今申し上げたような事業でございますが、十分参考にさせていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) もう一カ所、兵庫県の加西市というところでは、ふるさと婚親会というの を企画しているのだそうです。それは、独身者の親同士を引き合わせ、そうした会を定期的に催すこ とによって、その独身者の情報を得るという取り組みなのだそうですけれども、結構の親御さんが登 録していまして、合計で男性20人、女性20人という方が継続的に婚親会を行っているそうです。 そこから結婚に結びつけばいいなということなのでしょうけれども、その辺も参考にしていただけれ ばと思いますけれども。   あとこの3月の末に40代から60代の独身男女を対象にした大人の恋活というのが瀬波温泉の 大観荘で開かれるみたいなのですけれども、これについて情報ありますか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 主催者の方からチラシをいただいたり、お話を伺ってはおります。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) これらがもし成功すれば、次年度から、新年度からもう継続していくと思 うのだけれども、その辺に対して補助金を出すとか、そういうのは持っていますか、考え方としては。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 先ほど申し上げましたように、民間の方、会社とかNPOとか、民 間の方が実施、計画されるものについての補助制度ということで、婚活支援事業補助金を計画してお りますので、その内容を十分見せていただいた上で対象になるようであれば補助していく、支援して いくというようなことになろうかと思います。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 全国には、さまざまなそういう取り組み事例があると思います。それら多 くの事例を探しながら、有効な手だてをもって取り組んでもらいたいと思いますけれども、よろしく お願いします。   次に、協働のまちづくりなのですけれども、このことについては一応もう事業は出ていますので、 特に聞くことはないのですけれども、今後の取り組みとして地域まちづくり活動支援事業として1年 間に6,000万の予算がついているのですけれども、これ2年間続きますよね。平成26年、27年と。 どういったものを対象と考えているのですか。市長どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この市民協働のまちづくりでございますけれども、2年経過をいたしまして、 非常に大きな私は成果があらわれてきているなと思っております。地域によっては、地域の特色のあ る行事あるいは昔ながらの行事を復活させたり、あるいは新しい取り組みをして、その地域らしさを 全面的に出したような取り組みが非常に今盛んになってきているというようなことで、ようやく協働 のまちづくりの意味あるいは効果等があらわれてきているなと意味を理解し、効果があらわれてきて いるなと、そのように感じておりますので、引き続き継続をしてまいりたい。そして、地域の元気力 を発信をさせていきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 3番目は、創設非農用地のことなのですけれども、聞いた話によると、ジ ャムコでもってそういう土地を探していたのです。それで結局ジャムコは、中条の工業団地に倉庫を 建設するというので決まったらしいのだけれども、一旦はでも本当は、社長は村上につくりたいとい うのがあったらしいのです。でもなかなか土地も見つからないし、もっと大事なのは働く人が少なか ったというのが原因だったらしいのだけれども、もしそこにあの土地を使い込んでいければ多分そこ に建設されたのではないかなと思うのですけれども、市長いかがです。聞いていますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら聞いておりますし、私も村上の社長、そして東京の社長と もお会いしてお話を伺ってきております。ジャムコさんは、今立川に倉庫を持っている、ストックヤ ードを持っていますので、非常に高い土地のところに建っているというようなことでありますので、 こちらのほうにストックヤードをつくりたいと。村上工場だけではなくて、いろんなところから運ん できて、そこでストックをしておくというようなことでありまして、それは今すぐにでもつくりたい のだということでありますので、そんな期間を置いて1年後、2年後ではないのだよということであ りますので、非常に今の工業団地内に用地を確保できないかというようなことも含めて相談をさせて いただきましたが、非常に大型トレーラーが入る条件があるとか、そういうような条件のもとで非常 に難しいというようなことでありまして、当然そのときの話で日下にあります創設非農用地について も非常にいい場所だというようなお話もいただいておりますので、積極的なこれから営業活動を展開 していきたいなと考えております。しかしながら、先ほど述べましたように、あそこの土地は総合運 動公園の建設予定地というようなことでありますので、それらについてこれからどういうような手法 を用いながら理解を得て、別な用途にしていくかというようなことを考えていく必要があると、その ように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) いずれにしろ残念というか、残念でもないのだけれども、これからそうし たことが必要になると思うので、ぜひとも工業用地に転用することを望んでおります。さらには、工 業用地を創設する考えはないですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上市におきます工業用地につきましては、ほぼ今満杯状態であります。坪 根にあります工業用地もそうでございますし、山北、神林ともにもう余裕のある土地というのはほん のわずかくらいしかないなというような状況でありますので、やはり村上市としては工業団地を新た に造成をして準備をしていく必要があるなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 意外なことに、村上市には男子のそういう進出してくる会社に就職したい という方が何か少ないそうなのです。それで何か変だなと思ったのだけれども、やはり本当は中条に 移るジャムコさんは50人ぐらいのあれを予定しているのだけれども、なかなか集まってくれないと いうようなこともあって中条に行ったと聞いたのですけれども、そのことについてどう思われますか、 市長。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上に労働力がないので向こうのほうに行くということではないと、そのよ うに理解をいたしております。50人ジャムコさんが応募をいたしたわけでございますけれども、働 く人と頼む人のところに溝があると、ミスマッチが起きているというようなことも大きな原因ではな いかなと。労働力がないということではないのではないかなと、そのように捉えております。その溝 を埋めるにはどうしたらいいかというようなことをこれから考えていく必要もあるなと、そのように 捉えておりますし、また例えば新卒採用、新卒採用で建設業の求人に対して、高校生の新卒者が2人 しか応募がなかったというようなこともありますので、その点についても非常に業界の皆さんも頭を 抱えている状態でありますので、いずれにいたしましても労働力があるにもかかわらずミスマッチが 起きているというような現状を打破していかなければならないと考えております。幸いにも村上の坪 根にあります工業団地にある会社の一つ系列会社が国道7号の旧マルイ洋服店のところに新しく今進 出してまいります。今工事をやっておりますが、そういう点も含めまして、そういうようなミスマッ チが起きないようなこれからハローワークと相談しながら、あるいは高等学校と相談しながら事業を 進めていかなければならないなと、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 村上には、何か男子雇用型の企業はあるのだけれども、女子雇用型の企業 が少ないように見受けられるのですけれども、この点についてはいかがです、市長。 〇市長(大滝平正君) そうでもないと思いますけれども、今弱電関係はどうかわかりませんけれど も、例えばブルボンありますし、三幸製菓等もありますし、女子型の企業が少ないということでもな いのではないかなと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) なぜこんなことを聞くかというと、一番最初に質問した中で、婚活のこと なのですけれども、村上地域でもって20歳から50歳までの男女差というのは、たしか1,400人ぐ らいだと聞いたのですけれども、これ本当ですか、政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 詳細なデータは持っておりませんが、そういった状況はあるという ふうに聞いております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) やはり何か女子がいないのです。さっきの婚活の話なのだけれども、女子 がいないから結婚できないというようなことがあって、これはもっとも村上だけではなくて、あちこ ちの地域で生じている問題で、地域間の競争みたいな感じなのだけれども、やはり女子を育てていか なければなかなか結婚に結びつかないというようなこともあって、女子雇用型の企業をぜひとも誘致 してもらいたいという話なのですけれども、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 女子の従業員を主に雇う企業を誘致ということでございますけれども、さっ き申し上げたほかにスーパーとかはほとんど女子なわけでありますので、一概にそういうことではな いのではないかなと、そのように考えております。結婚というのは非常に難しくて、私もこの前若い 人たちと一緒に話をしましたけれども、結婚したいという気持ちはあると。あるけれどもということ です。我々の時代と違って、もう結婚に対する結婚観が大きく変わってきているなという感がいたし ておりますので、それらをどういうふうに私どもは捉え、そして政策としてつくり上げていくかとい うふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 本当に我々の時代とは全然変わっていまして、特に35歳以上の独身男性、 女性が多いなというようなことを耳にもするし、感じております。結婚する気がないのです、大抵。 そうしたメディア、結婚なんていうのもわからないわけでもないなということはあります。   工業用地のことでありますけれども、工場用地については、まだ神林の工業団地にも若干の余裕 がありますけれども、そうしたものをぜひともこれからも創設して、新しい企業を呼び込むような仕 事をしてもらいたいと思いますけれども、政策推進課長、どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) ご提案いただいた内容につきまして、十分に精査させていただきた いというふうに思います。 〇議長(板垣一徳君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) このことについては、結婚難の解消とかもつながるし、これから考えてい く過疎地域の自立支援活動にもつながることでもありますので、ぜひとも連動して考えてもらいたい というふうに思います。   これで、まだ時間たっぷりあるのだけれども、そんなに質問してもしようがないからこれで終わ ります。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで平山耕君の一般質問を終わります。   午前10時50分まで休憩します。            午前10時35分  休 憩                                                        午前10時50分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   山田勉議員から本日の本会議を欠席する旨の連絡がございましたので、ご報告を申し上げます。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、4番、鈴木いせ子さんの一般質問を許します。   4番、鈴木いせ子さん。           〔4番 鈴木いせ子君登壇〕 〇4番(鈴木いせ子君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。朝 日みどり小学校の皆さん、一生懸命勉強していってください。   私の一般質問は、3項目についてであります。1項目め、村上総合病院の建設計画の進捗状況に ついてであります。昨年3月14日に村上総合病院・瀬波病院の運営審議委員会で、村上総合病院の 移転候補地を駅西としました。それを受けて、5月2日に厚生連の末武理事長がおいでになり、厚生 連の経営管理委員会も駅西を候補地にすることを了承したとのことでありました。それと同時にマス コミは、駅西で決定されたかのように報道されました。   厚生連が候補地とした要因は、インフラ整備がほかの候補地に比べて少なく、建設までの期間が 早くなるためとのことでした。今あれから1年になろうとしています。私には、その進捗が見えてき ません。   新潟県内では、病院の新築を計画しているところが多くあります。新築に伴う医師確保も80人 を予定していると報道されている病院もあります。今の進捗状況では、村上総合病院の新築と医師確 保はますます遅れていくのではないかと危惧しております。つきましては、以下のことについて市長 のお考えを伺います。   @、救急搬送の人数と搬送先について、平成24年と平成25年の実績を教えてください。   A、10月には村上総合病院新築準備室が昨年の10月ですが、村上総合病院内に設置されました。 3人体制で準備も進めているようですが、市長に対し進捗の報告は細かくあるのでしょうか。   B、村上総合病院新築準備室と村上市の準備室とはどこまで話し合いが進んでいるのでしょうか。   C、用地買収にかかわる地権者との話し合いはどこまで進んでいるのでしょうか。   D、国道345号からの乗り入れ、駅西に渡る連絡通路の構想はまとまりましたか。   E、厚生連が村上市に土地の提供と資金の援助をお願いされた時と現在では、東京オリンピック の開催決定による建設資材の高騰や品不足、そしてことし4月からの消費税増税など状況が変化して おります。これを踏まえ、厚生連に対する支援についてどのようにお考えでしょうか。   2項目め、村上市の農業施策の取り組みについてであります。政府与党は、5年後の減反廃止の 方針を固めておりますが、農家は米余りの現状の中でこの施策が農家を滅ぼすのではないかと心配し ております。当面の対策についてお伺いいたします。   @、平成25年産米の等級・数量・品質はどうだったのでしょうか。   A、平成25年と平成26年の減反配分面積の割合はどのようになったのでしょうか。   B、カントリーエレベーターの利用率はどのようになっておりますか。   C、農地・水保全管理支払はどのように変わりましたのでしょうか。   D、国においては「新たな農業・農村政策が始まります」と銘打ち、農地中間管理機構の創設な ど4つの改革を進めておりますが、それを踏まえた農業振興の取り組みについて大きく変わったとこ ろをお伺いいたします。   3項目め、寿山荘の現状と今後の対策についてであります。@、寿山荘は、旧朝日村のときから 老人の憩いの施設として長年喜ばれてきました。たび重なる修理もしましたが、現状はどうなってい るのでしょうか。   A、使用できないとしたら、それにかわる施設はどのようにお考えでしょうか。   B、寿山荘の今後の計画についてお伺いいたします。   よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、鈴木議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、村上総合病院の建設計画の進捗状況についての1点目、救急搬送の人数と搬送 先について、平成24年と25年の実績はとのお尋ねについてでございますが、過去2年間の救急車 の搬送人員は、平成24年が2,447人、平成25年が2,515人と毎年増加の傾向にあります。また、 救急患者の搬送先については、過去2年とも患者の大半を村上総合病院で受け入れている現状であり ます。   2点目、村上総合病院新築準備室が設置され、準備を進めているようだが、市長に対し進捗の報 告はあるかとのお尋ねについてでございますが、村上総合病院移転新築準備室とは連携を図りながら、 進捗の状況や情報等をいただいております。2月19日に厚生連本部から末武理事長、田中総務部長、 船山準備室長が来庁し、私を含めたプロジェクトメンバーに進捗状況の報告がありました。報告いた だいた内容でございますが、厚生連全体の3カ年計画と監督官庁に提出する財政計画を現在作成中で あり、ことしの秋ごろにはこれらの計画について説明できる見込みとのことであります。新築移転の 計画もより具体的に示されるものと考えております。   次、3点目、村上総合病院新築準備室と村上市の準備室とはどこまで話が進んでいるかとのお尋 ねについてでございますが、移転新築準備室では建設に係る用地を確定するための調査や検討を実施 中であるとのことで、あわせて開発に伴い想定される許認可関係の事前調査や申請のための準備を進 めていると伺っております。本市といたしましても、今後も移転新築準備室と連携を図りながら、新 病院建設に向け協力してまいります。   次、4点目、用地買収に係る地権者との話し合いはどこまで進んでいるかとのお尋ねについてで ございますが、昨年の5月に説明会を実施以降は、書面をもって進捗状況を伝えており、地権者との 直接の話し合いは行っていない状況であります。直近では、昨年11月8日の地権者への書面による 報告で、説明会以降多くの協議、調査や調整に時間を要し、まだ地権者の方々に説明できる内容まで 至っていないので、いましばらく時間をいただきたい。また、農地の耕作については、平成26年度 も従来どおり行っていただきたいとの状況報告を行っていると聞いております。   次に5点目、国道345号からの乗り入れ、駅西へ渡る連絡通路の構想はまとまったかとのお尋 ねについてでございますが、新築移転候補地周辺の交通計画やJR村上駅の連絡通路等につきまして は、現在村上駅周辺まちづくりプラン等策定委員会で検討中であります。当初3月末までに基本構想 を策定する予定としておりましたが、策定委員会から検討・審議にもう少し時間を要するとの報告が あり、基本構想の策定には新年度に入る見込みであります。   次、6点目、東京オリンピックの開催決定による建設資材の高騰や品不足、そしてことし4月か らの消費税増税などに伴う厚生連への支援についてのお尋ねでございますが、平成24年9月26日 に厚生連にお示しいたしました村上総合病院新築に係る村上市の支援方針の第1項目めには、村上市 の支援可能額については、用地関係費、新病院建築費及び用地周辺のインフラ整備も含め、総額20 億円を限度とするとしております。鈴木議員ご指摘の状況も理解しておりますが、今後もこの方針に より支援をしてまいりたいと考えております。   次、2項目め、村上市の農業施策の取り組みについての1点目、平成25年産米の等級・数量・ 品質はどのような結果だったかとのお尋ねについてでございますが、新潟県農産物検査協会によると、 12月31日までの検査で本市のうるち米の一等米は85.6%、作況指数が岩船地域で104となってお ります。しかし、先般日本米穀検査協会から発表された食味ランキングでAの評価となっております。   次、2点目、平成25年度と平成26年度の減反配分面積の割合はどのようになっているかとの お尋ねについてでございますが、去る12月24日に新潟県より平成26年産の市町村別生産数量目標 2万5,851.18トン、面積換算値で4,859.24ヘクタールが本市に配分されました。平成26年産米の 配分数量は、平成25年産米の配分数量に比べ、前年比99.7%と県下でも減少率が2番目に低い数値 となっております。   次に3点目、カントリーエレベーターの利用率はどのようになっているかとのお尋ねについてで ございますが、平成25年産米のカントリーエレベーターの利用率につきましては、JAにいがた岩 船、JAかみはやしから聞いたところ、村上のカントリーエレベーターが約64%、荒川が81%、神 林の第1、第2が50%、朝日の第1が38%、第2が62%、山北のカントリーエレベーターが42% となっております。   次、4点目、農地・水保全管理支払はどのように変わったかとのお尋ねについてでございますが、 平成26年度より日本型直接支払制度に名称が変わります。変更内容としては、現在共同活動支援で 農振農用地の維持保全を向上活動支援で施設等の更新を実施しておりますが、日本型直接支払制度に なった場合は、現行の共同活動支援交付金の取り組み内容が2つに分割され、資源向上支払と農地維 持支払に分かれます。資源向上支払では、水路・農道・ため池の軽微な補修又は植栽による景観形成 を実施し、農地維持支払では農地の草刈り・水路の泥上げ・農道の敷砂利等を実施するようになりま す。また、向上活動支援は取り組み内容は変わりはありません。   次、5点目、国が農地中間管理機構の創設などの4つの改革を進めているが、それを踏まえ農業 振興の取り組みがどのように変わったかとのお尋ねについてでございますが、鈴木議員もご存じのと おり、国では農業を足腰の強い農業としていくために、その政策として農業・農村の有する多面的機 能を維持・発揮するための政策を車の両輪として推進し、関係者が一体となって問題の解決に取り組 むことにしています。その改革の一つとして、次の4つの取り組みを行うというものです。   1つ目が農地中間管理機構の創設であり、これにより農地の有効利用や農業経営の効率化を進め る担い手への農地利用の集積・集約化を行うものであります。2つ目が現在の経営所得安定対策の見 直しであります。従来の制度では、一律の支払いなど構造改革にそぐわないということから、広く意 欲ある農業者が参加できるような制度としています。3つ目が水田フル活用と米政策の見直しであり ます。現在の主食用米偏重の生産体系から大豆、飼料用米、加工用米などの需要のある作物の生産を 振興し、農業者みずからの経営判断で作物を選択できるような制度を実現することであります。これ までの米政策の行政による生産数量目標の配分から、国からの情報に基づき農業者みずからの判断に より生産が行えるような体制整備を行うとのことであります。最後に、日本型直接支払制度の創設と なっております。先ほども触れましたが、農業の多面的機能の維持・発揮のための地域活動や営農活 動を行うもので、多面的機能を支える共同活動を支援するために、農地維持支払が創設されます。ま た、現行の農地・水保全管理支払を組みかえた資源向上支払、さらに現行制度の中山間地域等直接支 払い並びに環境保全型農業直接支払制度が維持されます。   次に、3項目め、寿山荘の現状と今後の対策についての1点目、寿山荘の現状はどうなっている かとのお尋ねについてでございますが、これまで毎年揚湯ポンプの交換等を行いながら維持管理して まいりましたが、平成24年度に入ってからはポンプに泥が付着するようになり、ポンプの寿命も極 端に短くなってきたことから、井戸の専門業者と検討したところ、原因を把握し、対策を講じるには 多額の調査費用や設備費用がかかること、また経費をかけても従来のように安定した温泉の量が確保 できるかどうかの保障もないとのことから、温泉井戸の復旧は中止し、寿山荘の温泉施設利用につい ては休止しているところであります。   次、2点目、使用できないとしたらそれにかわる施設はどのように考えているかとのお尋ねにつ いてでございますが、これまで利用していただいている朝日地区老人クラブの方々には、平成25年 2月からあかまつ荘、荒川いこいの家に振り分けて送迎し、利用していただいているところでござい ます。また、平成26年4月からは朝日地区老人クラブからのご要望もあり、山北地区勝木地内にあ ります交流の館八幡を代替施設として追加して利用していただくこととしております。   次、3点目、寿山荘の今後の計画についてのお尋ねでございますが、1点目でもお答えいたしま したとおり、再開するには多額の経費を要することから、指定管理の期間が満了する平成26年度末 をもって用途廃止する方向で検討することとしております。なお、平成27年度以降につきましては、 交流の館八幡の利用状況等を見ながら、新たな委託事業として利用を継続できるよう内容等の検討を してまいりたいと考えているところであります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) まず、質問に入る前に、きのう平野歩夢君の凱旋パレード、大変すばらし かったと思いますし、市長の想像もつかない人数が集まったのではないかなと思いますが、本当に盆 と正月、お祭りが一緒に来たような、大勢の方の応援がありました。市長もきっと喜んでいると思い ますが、その喜びの声を一言聞きたいと思いますが。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) これもひとえに皆さんのお力添えのたまものと深く感謝をいたしております。 ありがとうございました。 〇4番(鈴木いせ子君) ちょっと少ないようでしたね。それでは、質問に入りたいと思います。   まず、消防長さんにお伺いいたします。患者数が年々増加の傾向にあるとお答えですが、増加の 原因は何にあるとお考えでしょうか。そして、搬送者のさっきちょっと六十何%が村上総合病院とい うようなこともありましたのですが、搬送者の年齢構成を教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 原因については、やはり高齢化社会という格好で、やっぱりお年寄りが多 くなったせいと私は捉えております。   それから、年齢構成ですけれども、平成25年の資料によりますと、18歳以下の方が152名、 6%でございます。18歳から65歳までの方が719名、29%になります。65歳以上の方が65%、 1,643名になります。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 次に、搬送先の病院について、大半が村上総合病院ということでしたが、 どの病院にどの程度の搬送がされているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) これも平成25年度について述べさせてもらいます。   上位のほう4つほど述べさせてもらいますが、村上総合病院に1,528名、62.44%でございます。 次に多いのが県立坂町病院でございます。365名、14.92%でございます。3番目に県立の新発田病 院でございます。279名でございます。11.4%。4番目としまして、徳洲会病院になります。117名 でございます。4.78%。以上、あと細かく数字が出ますけれども、全てまでは報告させてもらいませ ん。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) そうしますと、村上総合病院の搬送が大半を占めているということになり ますが、現場を預かる消防長としまして、村上総合病院の意義と申しましょうか、そういうのをどの ようにお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 村上総合病院については、当県北地域の2次の医療機関の中核的な役割を 果たしていると思っております。また、搬送人員も62.44%ということで、やはりこの地域にはなく てはならない病院、そして我々消防署においては救急救命士の現場の研修の病院でもある。また、医 療懇談会等の懇談会が開催してくれるということで、非常に私は重要な病院と捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 市長は、どのようにお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この圏域におきましては、第2次医療を担う非常に重要な位置にある病院と 位置づけていいのではないかなと、そのように考えております。そういう観点のもとに、今年度から 公的病院の役割に対して特別交付税で補助金を差し上げるというようなことに踏み切ったということ でありますので、非常に大切な医療機関であると、そういう認識をいたしております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 村上総合病院の新築準備室とは、10月からどのくらいの担当者がお話し しているのでしょうか。都市整備課参事さんでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) 準備室できましてから、いろいろそういった話を進めさせても らっていますけれども、地権者の対応でありますとか、状況でありますとか、その都度、その都度行 ったり来たりしていますので、何回ということではないですけれども、事あるたびに情報交換をして いる状況でございます。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 村上総合病院の新築移転の準備室の室長さんの顔、市長わかっていますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 知っております。 〇4番(鈴木いせ子君) ああ、そうですか。はい、わかりました。知らないかと思いまして。   次に、平成26年度の市長の施政方針の中で、移転候補地が決定した村上総合病院に対する支援 につきましては、具体的な構想、計画づくりを進めますとありました。13ページの中の2行しか書 かれておりませんでした。西側を候補地とした割には、2行だけで終わることではないと私は聞いて おりました。2行しか書かなかった理由というのは、何かあるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 何回も説明しておりますように、それらに付随したまちづくりプランを今作 成中であるというようなこともありますので、具体的には病院の本体自体は厚生連が主体となって進 めていく事業であるという認識をいたしておりますし、またそれらについて新築した場合、より機能 的に、より充実した病院になるようにと私どもは配慮していきたいというようなことでありまして、 2行の中にはそういうようないっぱいいっぱいの思い入れが詰まっていると、そういうことでありま す。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私は、やはり施政方針というのは市長が大きく訴えたいこと、思っている ことはいっぱい書き、余り思わないことは少ししか書かなかったのかなというふうに捉えたものです から、お聞きしました。   厚生連は、佐渡総合病院の次は村上総合病院と計画しておりました。そして、年度も平成24年、 25年ごろに設計して、平成26年、27年ごろには建設されるのではないかというような計画をもっ てこの村上総合病院の建築に臨みました。その間に小針病院が入り、水原郷病院が入り、しかも水原 郷病院は阿賀野市で建設して、指定管理だけを受けると聞いております。平成25年度には、厚生連、 魚沼病院、市立小千谷病院を統合した病院の設計に入っております。これは、村上総合病院の建築の 計画を立てた時点においては、この魚沼と小千谷の病院の計画はなかったのでありますが、その中に 割り込んできております。このことについて市長はどのようにお考えなのですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 決して割り込んできたということではないのではないかなと思っております。 最初からそういうような計画があったと思っておりますけれども、先ほど申し上げましたように、厚 生連におきましては、ご承知のとおり3カ年の計画を立てるというようなことでございまして、その 3カ年計画の中に監督官庁に出す財政計画、これが問題だと思っております。そこでオーケーをいた だかなければ進めないというようなことでありまして、平成27、28、29の3カ年計画に盛り込んで いきたいということでありますので、厚生連が立てるということでありますので、私どもは一日も早 くつくっていただきたいと。しかしながら、この3カ年計画に経営運営委員会だったかな、そこでつ くるということでありまして、さっき言ったように監督官庁に提出するというようなことであります ので、その推移を見守っていくしかないと、そういうことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 二十二、三年ごろからでしょうか、この厚生連も村上市に対して病院の建 設を具体的ではなかったかもしれないけれども、いろいろとパトロールしてきていたかと思うのです が、そして具体的になって、厚生連は建設予定地の提供及び新病院建設費の財政支援を要望してきま したのですが、その要望書の中で議員にも示されたのですが、土地については最初のころは無償貸与、 正式には厚生連の土地の提供という言葉だったようですが、最初のころもお話し合いの中には、土地 は無償貸与をお願いしたいと、そのほか建設費の財政支援をお願いしたいと、このようなことで市に アプローチしていたかと思うのですが、西側を候補地とし、土地の提供はなくなりました。建設費の 財政支援も土地代になくなってしまうような現状のようですが、ますます私が先ほど病院がいろいろ 入ってきましたよというのも、そういうようなぱっぱっぱと決まっていればもうちょっと村上総合病 院の建設も今ごろにはしっかりと決まっていたのではないかなと思っております。そういう厚生連の 意向と市の意向がかみ合わないことによって、この病院の建設が遅れているのではないかと、私はそ のように考えておりますが、都市計画の担当参事さんはどのようにお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) 私どものほうでは、候補地というようなことの意向をいろいろ 作業を進めておりますけれども、村上市全体の部分については市の政策的なことになりますので、私 のほうではそこまでちょっと申し上げることできない。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) では、市長にお伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当初おっしゃるとおり、土地代無償、建設資金の30億というお話でありま したが、私どもが精査して村上市はそれでは財政的にちょっと大変だというようなことで、最終的に はさっき申し上げたように20億円を限度とするというようなことで進んできたわけでございます。 その後、ジャスコ跡地が適切な場所ではないかというようなことで、そこを適地として両者で合意し たわけでございますけれども、ご承知のような結果であったということで、新たなスタートラインを 切ったというようなことで今日に至っているわけでございます。   そうした中で、遅れたということでありますけれども、3カ年計画にどうしてものせなければな らない、そして財政計画をつくらなければならないというようなことでございまして、それらについ ては私ども関与できない部分であると考えておりまして、そしてましては今村上市は先ほど申し上げ ましたように、公的病院の役割を果たしているという観点から、1億数千万円の両病院に対して補助 金を差し上げるというようなことでありますので、村上市としては最善の努力、できる限りの努力を しているという現状であると捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 今私もさっき申し上げたのですが、消費税がアップされます。それと、東 京オリンピックの開催がその時点においては恐らく決まっていなかったと、決まっていないのもちろ んですけれども、そういうのも計画の中には、頭の中にはなかったような気がします。でも今そのこ と、資材の高騰、品不足、そういう問題が大変建設費を上げている要因になっているのではないかと 思いますが、その中で厚生連としましても今までの計画の金で大変なことだなとは思っておりますが、 それは厚生連がすることだから関係ないわと言えばそれまでなのですけれども、市長は新病院の建設 を何年ごろに設計ができて、何年ごろに建設になるかというお考えをお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、非常に建設費、今言ったとおりオリンピックのことによって資材が高 騰、建設費が高騰していくだろうと予想されるということであります。消費税の問題もありますが、 あと加えて農協自体が今農業改革、先ほど公立病院の質問にもありますように、大改革を迎えている というような中での新築でありますので、大変なことは大変だろうなと、そのように捉えております。 ことしの秋に説明ができるということでありますので、平成27、28、29、この3カ年計画に入れる ということでありますので、計画に入れてから4年かかると言われているのです。ですから、例えば 平成27年の計画に入れると、平成27、28、29、30、28年度計画に入れると平成28、29、30、31、 31年、平成29年計画に入れると平成32年ということになるのではないかなと、そのように捉えて おります。計画に入れてから4年は見ていただきたいというようなことをおっしゃっていましたので、 そういうことからいくとそういう計算になってくるということであります。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) それを先ほどの計算からいけば、27に4足していけば、28に4足してい けばというのは当たり前の話なのですけれども、私は根本的な見直しが要求されるのではないかなと 考えております。ぜひ市長も頑張って、なるべく早い時期に建てていただくようにお願いしたいと思 います。   次に、農業問題について伺います。私がこの前農協との話し合いにも参加していたのですが、特 AからAに変わったという、これは岩船米にとっては非常事態だと私は捉えております。特Aになる ための努力をまず計画立てて進むべきだと思いますが、農林水産課長さんにお伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 本当に残念なことでありまして、今まで7年間特Aを取得してきま して、今年度Aであったということで非常に残念な形でありました。農協の人たちも私たちもどうす ればいいのだという話をした中では、やはり地力の向上が一番ではないかということでありますので、 それに向けて皆さんと一緒に努力していきたいというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 農地の問題、そういうところに市としても何かちょっと補助金でもやって、 一生懸命地力づくりをさせてみたいななんていう考えはないのですか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 昨年一等米比率が下がりまして、3年間、それをどうしようかとい う話の中で、地力、それぞれの落ちたところの地力をいろいろはかって見ていたのですが、そのマッ プをつくろうということで話ありまして、市のほうでも出しますよという話の中で、まだマップもそ の話もまだこちらのほうにお金出してくれという話も来ていませんし、これからもしJA等とお話を しながら、必要であれば何らかの市のほうとしても手助けをしていきたいなというふうに思っており ます。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 一番大きな農協改革は、農地中間管理機構の創設だと思います。これによ って、行政の事務量が莫大になるように私は思うのですが、農林水産課長さん、この人数でこの機構 を維持していけるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 本当に実際のところ、まだ具体的な細かい内容が示されていないの です。農地中間管理機構というのは、新潟県に1つ、各県に1つをつくって、その各県から県のどこ なのだかわかりませんけれども、今新潟県農林公社でないかという話が出ていますけれども、そこに は決まっていないみたいですし、そこから市町村等に委託できると。要するに、それぞれの市町村が 市町村なりJAなりになるのか、前に新聞で万歳会長がJAでやりますという話をしましたけれども、 そういうわけにはいかないのではないかというふうなこともありますし、市町村に仕事がおりてきま すと莫大な仕事になるのかなと。私どもとしては、JAといろいろと仕事を分担しながらできればい いかなというふうに〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕思います。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) さっきの答弁の中で、経営安定対策というようなお話もあったのですが、 その中で多分これは1万5,000円から7,500円になるということの、そのほか麦、大豆等の収入減 少緩和対策のようですが、それも民主党のときは認定農業者というのが余り出てこなくて、みんな平 等のような政策だったのですが、今は27年度からは認定農業者集落営農対象にという言葉が出てき ております。これについて、今まで認定農業者、民主党の間は認定農業者の数をそんなにふやす努力 をしていなかったようなのですけれども、今ここに来て認定農業者の名前が多く出てきておりますの で、これ認定農業者対策というのでしょうか、それはどのように考えていますか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) そのお話も人・農地プランという話の中で、要するに国は大規模化 をしようと。今大規模農家というのは、国の言い分では5割だと、それを8割まで持っていこうとい う中で、ではその認定農業者は何かということになりますと、村上市では青色申告を当然しているの が認定農業者だろうということで、そういう条件の中でこれからしようというのも聞きますけれども、 そういう人たちがこれがそして規模を拡大していこうと。減らすのではなくて拡大していこうという 人たちをこれから認定農業者として認めていこうということになっておりまして、村上市としてもや はり国に倣って大規模化していって、やっぱり農業の施策なり地域間競争に勝っていくしかないのか なというふうに捉えておりますので、そんな形で考えております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 去年の10月31日の新潟日報なのですが、ここに市長、減反政策につい てアンケートのところに出していますよね。減反廃止はバツで、補助金を大規模農家に限定するとい うところにはマルと言っていましたよね。このマルと三角、バツをつけた市長のお考えをお伺いしま す。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず1つには、村上市は立地的に非常に中山間地が多い地帯、農業地帯であ りますので、それをやられると耕作地放棄が進んでいく可能性が非常に高いと考えられます。また、 平場においては大規模化することによって農業の振興が図られるというようなこともあるというよう なことで、そういう結果、考えのもとにアンケートに答えたということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 本当に5年後の減反廃止というのは、農業者の生き残りをかけた問題であ るかと思います。今米が余っているのにみんなつくらせるというのは、それは農家の人が勝手に考え てつくればいいみたいな今の施策のふうに見えてきますので、まだ本当に農林水産課長がおっしゃる ように、具体的になってきていないので対策も難しいとは思いますが、大変なことだと思うので、村 上市にとっても第1次産業を揺るがすので大変な問題だと思いますので、しっかりと考えていただき たいと思います。そして、その情報を農家にもいち早く伝えてあげていただきたいと思いますので、 よろしくお願いします。   最後になりますが、寿山荘の問題についてであります。何回も話の中で老朽化しているというこ とは、朝日の老人会の皆様も大分承知してきたようではありますが、今度そうすればどこ行けばいい のだということになっていますので、12月には何か老人会の会長さんとのお話し合いもあったよう ですが、具体的にはどのような進め方を考えておりますか。〔質問終了時間5分前の予告ブザーあ り〕 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 老人クラブの会長さんはじめ役員の方々とは、その時点から寿山荘 の復旧、再開についてはまずはできないということでご理解をしていただきました。今議員がおっし ゃられましたように、ではどうするのだということの中で、私どももいろんなところ、方向から検討 いたしました。最終的には、先ほど市長答弁にもありましたように、今ある施設で何とか利用できる ところというようなことで考えまして、山北地区にあります交流の館八幡、こちらのほうが日中の利 用が比較的しやすいというようなこともありましたし、温泉自体もいいお湯が出ているというような ことで、老人クラブの会長さんも非常にそこであればまあまあいいのかなというようなご理解をいた だいておるところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) さっきあかまつ荘というお話も出てきていたようなのですけれども、もし あかまつ荘をこれからまた利用していくためには、あのままではだめだと思うのですが、市としては もうちょっと整備しようかなという考えはあるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) あかまつ荘の関係につきましても、先ほど申し上げましたように、 その検討の中でどうしていくかということを考えておりました。ただ、今の時点では具体的に、では いつごろどうするというところまでの結論は出ておりません。当面はあかまつ荘、それから荒川いこ いの家、今ほど申し上げました山北の交流の館というところを平成26年度は利用していただいて、 その利用状況等を見ながら、また平成27年度以降の部分を早目に結論を出していきたいというふう に思っています。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私の一般質問は以上なのですけれども、会計管理の百武さん、なぜかとい うと私は議員になって一番早く相談したのが百武さんだったのです。ああ、いい人だなと思いまして、 それでもう議場でお聞きすることはないと思いますが、村上総合病院について一言ご感想をお伺いし ます。 〇議長(板垣一徳君) 会計管理者。 〇会計管理者(百武勇一君) どうもありがとうございます。村上総合病院について一言ということ ですが、私も早く村上総合病院は新しいのを建てていただきたいという気持ちでいっぱいです。確か に村上市もこれからどんどん高齢化が進んでまいりますし、この地域を支える大切な病院であるとい うことで、こういうふうな皆さんの期待に応えるような病院になっていただきたいということをお願 い申し上げます。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 百武課長さんの応援大変ありがとうございます。しっかりと胸におさめて 頑張りたいと思います。   これで私の一般質問終わります。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで鈴木いせ子さんの一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。            午前11時39分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、25番、片野鉄雄君の一般質問を許します。   25番、片野鉄雄君。           〔25番 片野鉄雄君登壇〕 〇25番(片野鉄雄君) 鷲ヶ巣会の片野でございます。議長のお許しをいただきましたので、一般 質問をさせていただきます。   まずもって、平野歩夢君のソチ冬季オリンピックの銀メダルを心よりお祝い申し上げます。凱旋 パレード、報告会、祝勝会と企画開催した市当局の積極的な対応を評価するところであります。さら に、今定例会より村上市議会におきまして、初めて議場に日の丸が掲げられました。これもひとえに 板垣議長の指導のたまものであり、これまた深甚なる敬意を表する次第であります。僣越ではありま すが、私は右寄りでも右翼でもありません。連日マスコミの先鋭した論調に接していますと、世の中 全体が左に傾き、左翼的風潮になっております。当たり前の真っすぐなことを言っている人が右寄り に見えるわけであります。おわかりでしょうか。戦後の自虐史観から脱却し、正しい歴史認識を持つ とともに、国旗を大切にすること、国家、君が代を大切にすることは、日本国に対する礼儀であると 私は思います。日本人として当たり前のことではないかと思う次第であります。   さて、最初の質問は、蒲萄スキー場についてであります。質問要旨に通告しましたとおりであり ますが、蒲萄スキー場が再開され、関係者が運営に努力されていますが、今年度売上額が予定どおり 1,000万に達しても一般会計から繰出金が4,000万円以上必要となります。この先何年も赤字が累積 されるようではよろしくないと思います。以下、今後の営業方針等についてお伺いいたします。   1、小学生のスキー教室の場合、初心者コースはわかぶなスキー場、中級上級コースは蒲萄スキ ー場というようにわかぶな高原スキー場とタイアップし、蒲萄スキー場は中級上級コースに特化する 戦略を考えてはどうでしょうか。   2、ロッジの利用実績を分析し、上のほうのロッジを閉鎖し、経費の節減を検討してはどうでし ょうか。   3、女子利用者の増加策として、トイレを改修する考えはないですか。   4、シーズンオフのときもスキー場とその周辺施設等を生かした地域活性化の方策が必要と考え るが、いかがでしょうか。   5、過去に経営破綻したアルツ磐梯の新しい経営者が利用者のスキー技術が向上し、レッスン内 容に満足しなければレッスン料金を全額返金しますという方針で、社員一丸となって取り組み、売上 高・利用客とも倍増させ、設備はそのままで3年で黒字回復をさせた例がありますが、スキー指導員 の充実についてはどのような方策を考えていますか。   6、今後蒲萄スキー場に指定管理者制度を導入し、民間の発想、アイデアで地元の活性化を図る 考えはないですか、お聞きいたします。   2番目に、都市計画道路「泉町羽黒町線」についてであります。羽黒町から北線道路までの都市 計画道路「泉町羽黒町線」は延長1,082メートル、幅員16メートルで、昭和36年に都市計画決定 されました。これまでに村上市に対して中央商店街と大町区から道路拡幅と歩道整備の要望が昭和 38年、昭和46年、昭和48年、昭和50年、平成元年に、また街路事業の要望が大町区、小町区、 上町区から平成2年、平成3年、平成5年、平成14年に、また土地区画整理事業推進要望が中央商 店街、大町区、小町区、上町区から平成8年2月に、さらに中央商店街から平成10年と平成11年 にまちづくり要望書が出されました。   それに対して市は、長井町、上町のほうが完成してから順次進めますと説明してきました。さら に、平成16年12月議会に早期整備の請願が提出され、議会で採択、平成17年11月と平成18年 5月には大町小町区間を現行計画どおり早期整備促進の嘆願書と要望書が住民署名つきで提出されて います。これらの要望書のほか、昭和54年の商業近代化地域計画報告書の提出以来、平成14年の 村上市中心市街地活性化基本計画まで、出された各種の報告書や計画書は実に34にも上っています。 このように過去、大町小町道路問題に費やされた市をはじめ関係者の労力と経費の負担は莫大であり ます。さらに、平成14年に村上市長が交代し、道路拡幅反対の人の意向を酌み、歴みち調査を導入 し、平成18年1月、市長は16メートル拡幅は不可能と打ち出しました。そして、市も県も地元の 意見が一本化しなければ街路事業の導入は無理との見解で現在まで推移してきたと思います。今は過 去に早期実現を訴えていた方々の子息が引き継いで要望活動を行っています。市長も何人もかわり、 担当課長も次々退職しました。昔から住み続けている地区住民の心情や察するに余りあります。以下 お伺いいたします。   今後歴史まちづくり法による整備手法で進める場合、今までの考えと異なる点は何ですか。   2、整備案に地元の関係者が100%同意した場合、長井町、上町同様、県の街路事業を導入する ことが可能ですか。   3、都市計画道路の幅員や路線の変更に関係者全員の同意を得られた場合、都市計画審議会を経 て正式決定するまでの手順と日数についてお伺いします。   4、過去、道路拡幅賛成者と反対者の対立で今日まで来てしまったところがありますが、双方共 通の利益となる目標を立て、お互いに妥協点を見いだすよう市の担当者は汗をかくべきと考えるが、 今後の予定についてお伺いします。   大きい3、6次産業化と地域ブランドづくりについてであります。市長は、施政方針の中で地域 資源を活用した新商品の開発と地域ブランドの構築などに力を入れ、地域産業の活性化を支援してい くとうたっています。お隣の鶴岡市では、平成24年度に鶴岡市農業6次産業化ガイドブックを作成 し、積極的に取り組んでいます。村上地域で生産された新鮮で良質な農林水産物を製造加工すること により、付加価値を高め、流通販売を行う6次産業こそ重要であると思います。以下についてお伺い いたします。   1、村上市でも村上市6次産業化ガイドブックをつくる考えはないでしょうか。   2、鶴岡市では、県と協力し、6次産業化に取り組む場合の助成制度や農業生産者と製造加工業 者と販売業者との異業種連携、さらに首都圏料理人の農業生産現場への招聘事業など熱心に取り組み、 成果を上げています。村上市でも大いに参考にし、今後取り組む考えはないでしょうか。   3、先月1月15日、これは先々月ですね。岩船農業振興協議会などの主催で地域資源を活用し たブランドづくりの講演がありました。村上市自体のブランド力が必要で、誰にどんな価値を提供す るかターゲットを絞ることや、品質がよいだけでなく、行ってみたいと思わせる、食べてみたいと思 わせるオンリーワンの情報を発信することや、世界から村上に鮭を食べに来るようにする話など大変 勉強になり、多くの聴講者が感心していました。この際、講師の水津陽子氏を村上市の地域振興、地 域ブランドづくりのアドバイザーとして要請することを検討してはいかがでしょうか。   大きい4番目、定住自立圏構想についてであります。総務省が平成20年より進めている定住自 立圏構想の支援を平成26年度から大幅に拡充する方針を決定したと伝えられました。県内では、既 に長岡市と糸魚川市が指定を受け、先般1月29日に燕市が中心市宣言をし、弥彦村と来年度から共 生ビジョンをまとめる方針です。村上市も中心市としての要件を備えていますので、関川村、粟島浦 村と連携し、国の財政支援を受けて、広域観光の推進や交通網の整備などお互いにメリットのある連 携強化を図ってはどうでしょうか。前向きに考えるように下記についてお伺いいたします。   1、村上市が(仮称)「村上・岩船定住自立圏」の中心市宣言を平成26年度中に行う考えはな いでしょうか。   2、鶴岡市の場合、「庄内南部定住自立圏」の中心市宣言を平成24年3月に行い、1年後の平 成25年3月に共生ビジョンをつくり上げ、発表しています。村上市もそのくらいのスピードで進め る考えはないでしょうか、お伺いしたいと思います。   以下、質問席より再質問させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、片野議員の4項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、蒲萄スキー場についての1点目、小学生のスキー教室の場合、初心者コースは わかぶな高原スキー場、中級上級コースは蒲萄スキー場というように、わかぶな高原スキー場とタイ アップし、蒲萄スキー場は中級上級コースに特化する戦略を考えてはどうかとのお尋ねについてでご ざいますが、一般的に蒲萄スキー場は急斜面が多く、どちらかといえば初心者よりは中級・上級者向 けのスキー場であると認識いたしております。しかしながら、生まれて初めてスキーに挑戦した小学 生でも蒲萄スキー場で楽しくスキー授業を体験することができ、また行きたいと感想を述べられた学 校もあることから、他のスキー場と区分けすることは考えておりません。今後もスキー初心者の小学 生が蒲萄スキー場を会場に、スキー授業でいかに楽しく体験できるか、指導方法を含め、指導者の先 生とも連携し、研究してまいりたいと考えております。   次、2点目、ロッジの利用実績を分析し、上のロッジを閉鎖し、経費の節減を検討してはどうか とのお尋ねについてでございますが、上のロッジは地元集落が経営しているもので、本市は施設の使 用料をいただいて、貸し出しているものであります。このロッジ経営に伴い、地元の冬場の雇用や地 域産物を食材として提供していることなどから、経費節減のために閉鎖するというのではなく、常に 関係者と十分な話し合いを進めて、スキー場のよりよい運営を進めてまいりたいと考えております。   次、3点目、女子利用者の増加策としてトイレを改修する考えはないかとのお尋ねについてでご ざいますが、今年度スキーセンターの男子・女子の洋式便器に温水シャワー便座を設置いたしました。 今後もトイレなどを含め、順次施設の改修を計画的に進め、若い女性にもおいでいただける快適なス キー場にしてまいりたいと考えております。   次、4点目、シーズンオフのスキー場と周辺施設の活性化の方策が必要と考えるがどうかとのお 尋ねについてでございますが、この件については昨年からスキー場の運営や今後の活性化策について、 ワークショップや外部委員会等を実施していることから、地元の関係者等との話し合いを進めて検討 してまいりたいと考えております。   次、5点目、アルツ磐梯の新しい経営者が新たな方針で3年で黒字回復させた例があることから、 スキー指導員の充実についてどのような方策を考えているかとのお尋ねについてでございますが、現 在蒲萄スキー場には常設のスキー学校はなく、したがってスキー指導員はおりません。今後スキー愛 好者をふやし、蒲萄スキー場を活性化するためには、初心者にも親切丁寧に指導できる指導者が必要 だと感じております。スキークラブ等と話し合いを進めて検討してまいりたいと考えております。   次、6点目、今後蒲萄スキー場に指定管理者制度を導入し、民間の発想、アイデアで地元の活性 化を図る考えはないかとのお尋ねについてでございますが、蒲萄スキー場の活性化に向けて今後外部 委員会からの答申も出ることから、指定管理者制度の導入も視野に入れ、いろいろな角度から検討し てまいりたいと考えております。   次、2項目め、都市計画道路泉町羽黒町線についての1点目、歴史まちづくり法による整備手法 で進める場合、今までの考えと異なる点は何かとのお尋ねについてでございますが、まず初めに歴史 まちづくり法とは、正式名称を「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」と申しまし て、文部科学省、農林水産省、国土交通省が一体となってつくられた法律であります。この法律に基 づき、本市の「歴史的風致維持向上計画」を作成し、国の認定を受けることによって、道路単発での 事業に比べて事業が進めやすくなるというものであります。また、この計画は重点地区という面的な 捉え方で策定していくことになりますので、必要な道路整備を歴史的風致の維持向上につながる計画 に位置づけされれば、これまで示した内容とさほど異なる点はないものと考えております。   次、2点目、整備案に地元関係者が100%同意した場合、長井町、上町同様に県の街路事業の導 入が可能かとのお尋ねについてでございますが、先般も県は大町区の要望に対し、まずは市としての まちづくりの方針が示されるべきであるとしているところであり、このたび本市では整備手法の具体 的なスケジュールづくりをしていくとしたわけであります。したがいまして、整備手法を詰める段階 において、県と市の事業のすみ分けも必要となりますが、従来のように単純に街路事業を導入という ふうにはならないものと考えております。   続いて3点目、都市計画道路の変更に関係者全員の同意が得られた場合、都市計画審議会を経て 正式決定するまでの手順と日数についてのお尋ねでございますが、最初に都市計画を決定するまでの 一般的な手順を進めさせていただきます。都市施設等の変更や決定に際しましては、まず素案を関係 機関等と協議しながらつくった上で、地元説明会などを通じてコンセンサスづくりを行い、原案とし、 それを公告・縦覧したりしながら、市や県の都市計画審議会の答申を受けて決定されていくものであ ります。したがいまして、都市計画審議会が開催される前までの手順や日数的なものは、その計画内 容にもよりますので、一概に申し上げられません。また、都市計画審議会の答申次第によっては、再 度の都市計画審議会開催もあり得ますので、日数に関しては答えがたいところでありますので、ご了 承をお願いいたします。   次、4点目、道路拡幅賛成者と反対者の双方共通の利益となる目標を立て、お互いに妥協点を見 いだすよう、市の担当者は汗をかくべきではないかと考えるが、今後の予定について伺うとのお尋ね についてでございますが、私も市長就任以来、これまで何度か妥協点を探してまいりましたが、妥協 点を見いだすに至る状況にはなかったものと認識いたしております。しかし、今後は本市の方針を丁 寧に説明しながら、ご理解を得られるよう事を進めてまいりたいと考えております。   次、3項目め、6次産業化と地域ブランドづくりについての1点目、鶴岡市のガイドブックのよ うに村上市6次産業化ガイドブックをつくる考えはないかとのお尋ねについてでございますが、鶴岡 市農業6次産業化ガイドブックは、国や山形県鶴岡市関係団体等の農業の6次産業化に関する補助金 支援策がまとめられたものであります。現段階でガイドブックをつくる考えはございませんが、6次 産業化の振興のために各支援策等、相談窓口で常に最新の情報提供ができるように体制を整備してま いりたいと考えておりますし、新潟県6次産業サポートセンターが昨年4月1日から相談窓口として 設置されましたので、利用を進めてまいりたいと考えております。   次、2点目、鶴岡市を参考にして6次産業化に取り組む場合の補助制度や農業生産者と製造加工 業者と販売業者との異業種連携事業等に取り組む考えはないかとのお尋ねについてでございますが、 現在取り組んでいる事業では、本市の地域資源を活用した新商品の開発・地域ブランドの構築による 産業活性化支援策として、産業等の活性化支援補助事業を実施し、新商品開発や販路拡大に係る経費 などに補助を行い、市内事業者の方々にご利用をいただいているところであります。また、商業者と 農業者の連携を促進するため、本市と商工会議所、市内4商工会、農協、漁協などで農商工連携フェ ア実行委員会を組織しておりますが、先般、学習会として市内事業者を対象とした農商工連携のため の講演会を行いました。この学習会には、新潟大学の協力も受けており、産・学・官の連携事業とし ても取り組みを進めているところであります。今度も定期的な学習会を通して、異業種交流等を図っ てまいりたいと考えております。   農商工連携フェア実行委員会では、村上地域振興局とも連携をし、11月に農商工連携イベント 「うんめもん村上フェア」を行い、大勢の方々にご来場いただき、市内農商工連携のPRを図ってま いりました。また、越後むらかみFOOD(風土)プライド食のモデル事業では、山北地区育ちであ り、世界の料理人1,000人に選ばれるなどの世界で活躍している鶴岡市のイタリア料理店「アル・ ケッチャーノ」の奥田オーナーシェフをお招きし、地産地消に関する講演会や地元料理関係者を対象 とした地元食材にこだわった料理教室を行いました。また、地産地消協議会では、奥田シェフと村上 出身で県内初の野菜ソムリエである木村氏を村上うんめもん大使に任命し、今後村上の食をアピール することとしております。こうしたイベント等を通して、新商品や村上の食を紹介するとともに、将 来的には商談会等へも出店できるよう商品開発や体制づくりを行ってまいりたいと考えております。   さらに、人口減少問題対策委員会でも産業等の活性化支援事業の補助金支援内容の検討を行い、 さらに地域振興や雇用の創出につながる支援策を高めてまいりたいと考えているところでもあります。 今後も引き続きこうした活動を継続して、6次産業化の振興を図ってまいりたいと考えております。   次、3点目、水津陽子氏を本市の地域振興、地域ブランドづくりアドバイザーとして要請するこ とを検討してはいかがかとのお尋ねについてでございますが、先ほども申し上げましたように、現在 うんめもん村上大使として2人の方を任命し、農林水産物の消費拡大、利用促進などで提言や協力を いただいております。今年度任命し、活動を始めたばかりでありますので、新たな方をアドバイザー として要請することは現段階では考えておりませんが、講演内容が観光振興につながるような貴重な お話でありましたので、機会がありましたら観光協会などに講演をお願いするよう進めてまいりたい と考えております。   次、4項目め、定住自立圏構想についての1点目、村上市が(仮称)村上・岩船定住自立圏の中 心市宣言を平成26年度中に行う考えはないか、また2点目の村上市も鶴岡市と同じようなスピード で進める考えはないかとのお尋ねについてでございますが、定住自立圏構想制度は中心地と周辺市町 村が相互に連携し、人口定住のために必要な生活機能を確保するために役割の分担を行い、圏域全体 の活性化を図っていく制度で、国から財政支援が受けられる制度であることは承知いたしております。 本市及び関川村、粟島浦村は、合併前の旧岩船地域広域事務組合において、ふるさと市町村圏計画に 基づき、広域連携による圏域の活性化事業に取り組んでおり、定住自立圏を形成する基盤は整ってい ると考えておりますが、合併後の本市及び関川村及び粟島浦村のまちづくりの推移や将来像等、検証 すべき事項も数多くあるものと考えております。   また、中心市宣言するには中心市と連携する周辺市町村の意向に配慮することも必要と考えてお りますので、お尋ねの平成26年度中及び鶴岡市のようなスピード感を持った中心地宣言については、 現段階では考えておりませんが、研究を進めさせていただきたいと思っております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ありがとうございました。   時間もあれですから、手短に行きたいと思います。まず、蒲萄スキー場についてでありますが、 先ほどのご答弁で上級、初心者コースとか分ける考えはないというようなこととかありましたけれど も、今後指定管理者制度を導入するかどうかについては、外部活性化委員会ですか、そういった意見 も聞きながら、外部委員会ですね。蒲萄スキー場外部委員会、それで視野に入れて研究もしていきた いと、こういうことでございました。蒲萄区でやっている上のほうのくらした食堂というのですか、 下のほうのレストハウス峠ですか、これ。この利用状況の数字はいいのですけれども、おおよそ例え ば10のうち上のほうが4とか、下のほうが6とか、そういう感覚はどんなものでしょうか。課長、 わかりませんか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 正確な数字はわかっておりません。ただ、それぞれのロッジの経営 者に聞いたところ、上のほうのロッジについては2年前よりも少し営業は落ちているというようなこ とを言っておりました。それから、下のほうのロッジも2年前と比較して、2月末段階のものでござ いますが、状況としてはとんとんから少し悪いかなというようなことを言っておりました。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) やはり蒲萄区の関係もございましょうけれども、ことし、今年度予算で運 営費が8,700万ぐらい上げています。これは、もちろん圧雪車とか、そのほかの工事費なんかも入 っていますので金額かさんでいるのですが、それにしてもそのぐらいだけの売り上げ1,000万、さ らに昨年5月に再開に当たっての資料をいただいた、平成25年から平成34年まで毎年売り上げ 1,000万で計算しまして、市からの繰出金が3億4,000万と、これは課長、この時点での数字でよろ しいですね。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 先般お示しした資料のとおりでございます。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ですから、毎年3,000万、4,000万出してもいいのだったらあれですけれ ども、有効に生かされて、地域のやっぱり活性化につながらないと市民の間からもいろいろ声が聞こ えてくるのではないかと思いますので、ぜひその辺を工夫してもらいたいと思います。例えば冬だけ ではなくてシーズンオフの時期もバードウオッチングとか、それから山菜とか、写真撮影会とか、そ れからカタクリの散策コースとか、何かいろいろやっているところもあるようなので、その辺ぜひ市 長どうですか。先ほどは前向きにそういったこと視野に入れて検討していきたいということですが、 シーズンオフのときの活性化のアイデア、そういったものやっぱりぜひ必要かなと私は思うのですが、 いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) さきにも説明を課長からいたしましたけれども、今年度から非常に多くの学 校の子どもたち、随分多くの学校の子どもたちがスキー授業ということで蒲萄スキー場に来場してい るというようなことでございまして、非常にそういう意味では子どもたちの健康管理あるいは冬の健 康管理、スキー授業については順調に伸びているなと、取り組んでいるなという感がいたしておりま す。シーズンオフの対策については、いろいろなご意見をいただきながら、蒲萄スキー場に合った、 あるいはその周辺に合ったようなシーズンオフ対策をとっていく必要があるなと、そのように考えて おります。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 指定管理者制度、ぜひ視野に入れていただきまして、やはり民間であれば どうしたらお客様がふやせるかとか、いろんなアイデア必死に、もちろん役所の方も考えているので しょうけれども、会津磐梯の話、実際の話でしたので、どうすればお客様が来るかということを研究 したら、お客様が一番望むのはスキーが上手になりたいということだったので、そういうことでもう 一丸となって取り組んだということがありましたので、やはり民間の発想を重視するような、そうい う今後進め方を私は検討してもらいたいなと思っております。   それから、順序入れかわってすみませんが、6次産業化の地域ブランド、鶴岡のようにガイドブ ックをつくる考えはないけれども、サポートセンターを窓口に県の充実させていきたいというお話で ございました。この県のサポートセンターというのは、窓口というのは、農林振興部かどこかにある のですか。どこにあるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 農林公社のほうにございます。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) その農林公社、すみません、私勉強不足で、どこにあるのでしたっけ。村 上ですか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 私も1回しか行かなかったのですけれども、県庁の脇にあったと思 います。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 県庁の脇、ああ、そうか。商工会館とかあの辺ね、農林公社。そうすると、 そこまで電話は通じるのでしょうけれども、やっぱりそれはちょっと弱いのではないですかね。昨年 の11月25日、村上市の地域農業活性化検討会なんてありまして、建議が、建てる議論の「議」で すね。農業施策に関する建議というのが市長宛てに出ています。この中に農畜産物のブランド化によ る地域の活性化に力を入れていただきたいというものが出ておりました。それから、冒頭申し上げま したように、市長の施政方針の中で商工業振興、それから地域資源を活用した新商品の開発、地域ブ ランドの構築に力を入れるというようなことをうたってありますので、これはぜひとも実は会派でそ のことも勉強に行ってきたのですが、これカラー刷りなのです。鶴岡の6次産業化というガイドブッ ク。非常によくできております。そして、よそはよそと言えばそれまでですけれども、すぐ隣の市で 人口倍ぐらいはあるのですけれども、鶴岡市独自の支援制度、農産物の販売強化に関する事業とか、 農業を開くビジョン実現に向けた事業とか、グリーンツーリズムに関する事業とか、3分の2までお 金出すのです。団体の場合は20万、個人の場合は10万と。6次産業というのも成功させるのは、 やはりそんな簡単でなくて、交渉力とかリサーチ力、調査力、そういったもの非常に大事だと言われ ております。鶴岡市の場合は、国の制度、県の制度、市の制度うまく使って、それで指導しています。 私らも説明聞いてきたのですが、マッチング相談会にある異業種間の連携というのもやっています。 これは、生産者の農家と加工製造する業者と販売する業者がそういった会合、相談会すると。農商工 連携なのでしょうけれども、これは6次産業化ということで取り組んでおります。   それから、首都圏の料理人を招聘するというのは、これも担当者が話ししてくれたのですが、最 初に市の職員の方が1人か2人でしょうか、首都圏の料理屋さんに売り込みに行くのです。何か縁が あるところに行くのでしょうけれども、30店舗ほど訪問しまして、ぜひ現地の鶴岡のほうの野菜畑 を見に来てくださいということで来てもらうのです、料理する料理人を。それでこれまでにも2回も やって、15人も来てもらって、現地の畑を見て、野菜とか見て、ああ、これだったらいいというよ うなことで連携して鶴岡の農産物を売り込むということがいろいろ、あるいは庄内飛行場ありますか ら、その関連の企業に売り込んだりとか、いろいろなことをやっております。ぜひ市長、これブラン ドというのは農業の活性化にもつながりますし、ガイドブックをもう少し前向きに、窓口が県庁の脇 にあるらしいのですけれども、ちょっと遠いですよね。まず、ガイドブックぐらいは市でつくったら どうでしょうかね。どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今のご意見もあわせまして、村上も食に関しましては非常にブランド力のあ る食がありますので、それらについて検討をさせていただきたい、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 先ほどうんめもん大使の話出ました奥田政行氏も何か世界1,000人の料理 人の1人に選ばれて、もう世界中回っているらしいのですが、それからもう一人、木村正晃さん。野 菜ソムリエですか、私も話聞きに行ったのですが、大使に2名村上市も任命しましたね。奥田さんの 場合は鶴岡市でも任命されて、食の都庄内ということで、もうどんどんいろんなタウンページとかそ こに料理を紹介したり、非常に鶴岡の資料を見ても活躍されています。村上市として、今後はうんめ もん大使にどんなことをしていただく予定、例えば経費みたいな、大使の活動経費とか、そんなのは 出せるものですか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) たった今ほどお願いしたような形でございまして、予算的には地産 地消推進協議会から任命したという形でございまして、これからどんな形がいいかということでまた 検討してまいりたいというふうに思っております。奥田さんは、この前の講演会の中では料理の講習 会もあったのでありますけれども、地元の素材は絶対使うということでマダラを使ったのであります けれども、その日、前の日とか非常にしけて、なかなかどうせとれないという非常に大変なことがあ りましたけれども、何とか地元のタラを見つけてきて、岩のりも地元の岩のりでなくてはだめだとか、 絶対地元のものを使うということでやりまして、地元の料理屋さんの板前さんを相手にやったのであ りますけれども、非常に喜んでいただきましたし、これから地元の素材を生かした形の宣伝をお願い していければと。木村さんにつきましても、よくこちらのほうに来られてやっておられるみたいです し、FOOD(風土)プライドむらかみのほうでも今ホームページを立ち上げたりということで、木 村さんにお願いしながら、地元の野菜とか魚関係も大いに宣伝していただくというふうなことになっ ておるみたいでございますので、ご理解いただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ぜひ課長にそのように力入れていただきたいと思いますが、お話の中では 村上の食材マップもつくりたいというような話確かありましたね。そういったこともぜひ研究してい ただければありがたいと思います。   それから、水津陽子さんの話で、特別アドバイザーとして依頼する予定はないけれども、観光協 会の総会とかに頼むと、はっきりはまだ言いませんでしたけれども、そういうことも考えられるとい うことですが、市長非常に話よかったのです。それでこれちょっと私整理してみたら、村上市のブラ ンド力というのがどのぐらいあるかということ、資料には出ていませんで恐縮ですが、これお聞きし たいのですが、このブランド総合研究所が調査した全国1,000の自治体で一番魅力度があるところ、 村上市は1,000の自治体のうち何番ぐらいか、それから新潟県で1番はどこかというの、その辺ち ょっとおわかりでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大体講演なされる方というのは、悪いことは言わない。失礼ですけれども、 1回だけです。この方がオンリーワンということではないと私は思っていますので……           〔「いいです、いいです。わかった、わかった」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) いいですか。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) いや、私、では課長にお聞きします。ブランド総合研究所が2013年で統 計をとった全国1,000の自治体中、魅力度が村上市は中位か上位か下位か、どの辺だと思いますか。 新潟県がどこが一番だと思いますか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 今おっしゃった魅力度534番ということで中位ですね。新潟県内 で一番高いのが魚沼市で111番ということで、なかなか低いということであります。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) さすが農林水産課長です。そういうことなのですよね。それで情報接触度 というのありまして、これは何回村上のことを聞いたかとか、見聞きしたか、そういうことなのです が、それも魚沼市が県内では1番、村上市は1,000の自治体のうち712番なのです。結構宣伝して いるようだけれども、まだまだ真ん中より下です。だからこの情報ブランド力の評価、そういうこと あります。   それから、まだ話があったのですが、日本で2番目に高い山、3番目に高い山はわかりませんか なんて、私もちょっとわからなかったのですけれども、1番は富士山で3,776ですか、これ大体わ かるが、2番目、3番目というのはちょっと出てこないです。市長ご存じですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いや、存じておりませんが、先ほどの質問で村上の知名度もこの二、三日で 恐らく相当にアップしたと、そのように捉えています。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 要は、2番目は山梨県の山で、3番は長野とか岐阜とかとあるのですが、 やっぱりナンバーワンでなければならないですけれども、オンリーワンでなければだめだと言ってい ます。品質がいいだけではなくて、行ってみたいと思わせるとか、そういったこと実際必要ですし、 お客様を呼ぶには何が必要かという、それも具体的に指導してくれるわけですけれども、1つは集客 看板ということです。それから、誘客PR、それもう一つは送客動線というというようなこと、それ 具体的に戦略立ててそういったことを指導されるので、ぜひ水津陽子さんに〔質問終了時間10分前 の予告ブザーあり〕お話を聞いてもらうといいのではないかなと、具体的に実績をたくさん有してい るそうでございますので、前向きにご検討いただければありがたいと思います。   それから、都市計画道路、ちょっとあとまだありますから、定住自立圏でございます。これは、 先ほどのご答弁で今後研究していくというレベルでございましたけれども、平成20年12月26日に この要綱が決定しまして、平成22年の4月30日付で各市町村の担当課のほうに総務省のほうから 自立応援課から定住自立圏構想推進のための地方財政措置についてという通達が来ているのですが、 これ村上市ではどんなふうに受けとめたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 合併間もなくだったということがあったかどうかわかりませんが、 その後具体的な検討は、私の知る範囲内ではしていなかったというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) こういった国の新しい動きとか、これ平成22年ですよね。合併が20年で すから2年ぐらいたっている、平成20年4月ですから。こういう地方財政措置支援しますと、こう いうことでございます。これなんかぜひ国のいい施策とかそういうものは積極的に進めるべきではな いかと思います。鶴岡市の場合は、冒頭話したとおりでございまして、すぐ取り組んでおります。鶴 岡市と三川町と庄内町、ここ定住自立圏構想、これも会派で行ったときに全部資料をいただきまして、 どんな手順でどんなことをしてどんなふうにやったというようなことを研究させていただいたのです が、医療関係、福祉関係、教育関係、産業振興関係、道路インフラ関係、地産地消関係、地域内の交 流とか職員の交流、こういったことをビジョンを立てましてやっております。そうすることによって、 総務省から中心地には1年間に4,000万程度の支援があると、周辺町村に対しては1,000万、それ からインフラ整備に関して総務省の関係で充当率90%ですけれども、交付税算入率が30%、過疎債 みたいのを使えるということもありますし、農林水産省、経済産業省、国土交通省、文部科学省もみ んな連携していますので、それぞれホームページも出ておりますが、例えば農林水産省であれば食と 地域の交流促進対策交付金というのがあります。これ何か今の地産地消なんかのブランド関係なんか にも合致するのではないかと思いますが、あと経済産業省からは成長産業・企業立地促進等事業費補 助金と、国土交通省は公共交通確保維持改善事業と、文部科学省からは学校給食施設整備費補助金、 こういったものもありますので、国からそういう通達とか来た場合には、市長どうですか。村上市も 見落としたりしないで、ぜひ積極的にアタックするようにお願いできませんでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども申し上げましたけれども、私どもと関川村、粟島浦村におきまして は、合併前に岩船地域広域事務組合を形成しておりまして、その中におきまして市町村圏計画という のを立てております。ふるさと市町村圏計画。その中でいろいろな話し合いをしてきておりますので、 合併してから関川村さん及び粟島浦村さんのまちづくりの推移あるいは将来像についてしっかりとし た認識を持っていかなければならないということもありますので、簡単に、はい、わかりました、で は一緒になってやりましょうというわけにはいかないということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) でもそういった交付金とか補助金出る制度は、できるだけ活用されるとい いのではないかと思いますが、ぜひ今後ご研究いただきたいと思います。   最後に、道路の問題でございますが〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕先ほどご答弁で歴 史まちづくり法であってもさほど変わらないと、それで街路事業はちょっと考えていないようなお話 ございました。しかし、以前の県の街路事業の場合は、市の負担が5%とか10%あったのですが、 この前お聞きしましたら100%県の予算で事業を進めるということです。この資料にもお示ししまし たように、全体の4割ぐらいはもうでき上がっているのです。それでこちら方面から見ますと、こう いう状況になっているのですが、一つの考え方としては現在大町は6.5メートルです。歩道をとって、 現道8メートルにした場合、12メートルぐらいになります。文化財とかそういったものをバックし ていただく、そういうこともしなければなりませんけれども、都市計画道路を諦めたというようなこ と何かちょっと話出ていましたけれども、これは16メートル、そうすると都市計画道路を見直すと いうことですか、それとも完全に今後地元に説明していくというお話ですが、その内容について、そ れ具体的に市民に説明していくというお話でしたけれども、それで関係住民の同意をいただくと。継 続か変更か廃止か、具体的にどういうふうな方法を考えていらっしゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 都市計画道路を現在計画決定されているわけですけれども、それ に関して申しますと、継続はあり得ないということになると思います。ただ、変更するか廃止にする か、その辺につきましては今後地元の方々とまた私どもこれから進めようとしている歴史まちづくり 法に基づくその事業を見ながら、方針を示す中で話し合いをしていく、そこで決まっていくというふ うになってくると思います。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 16メートルは無理だろうというお話でございますけれども、この要望書、 昨年の11月に議会のほうにも出されたのですが、この中見ますと上町道路のまちづくり協定を結ん で整備してほしいのだと、それで組員で議論をして、大方の組員は安心、安全なまちづくりのために 現行の都市計画道路に協力して一日も早く整備を完成させたいと。これは、区長以下議員の方載って いますけれども、今まで拡幅に反対してきた方も含めてこの文書でよろしいということで提出された と私は伺っております。こういったこともやっぱり十分配慮して、新潟県の都市計画道路見直しガイ ドライン、平成18年出ましたけれども、この中に防災空間としての重要性ということで出ておりま す。要するに、火災の延焼防止、地震のときの避難とか、たまたま平成7年に兵庫県で起きた地震の ときに幅員が12メートル以上の道路が非常に延焼防止に寄与したということございます。そのよう に、防災上のことも考えなければなりませんし、現在現道が6.5メートル、小町が7メートル、ただ これでは私はいかにもやっぱり防災上もよろしくないのではないかなと。それで1つの案としては、 こういった案があるわけでございますが、課長は地元に説明する場合に今のお話ですと……もう時間 ありませんね。変更か廃止かと、この2つだと言いましたね。よろしいですね。今の現状のままの継 続はないということでしょう。その場合に、継続ありませんよ、いいですよと皆さん了解とらなけれ ばならぬわけです。それでやっていくわけだ、これから。何メートルにしましょうとか、その辺いつ ごろから始まりますか。連絡ができますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 歴史まちづくり法をこれから計画づくりしていくわけですけれど も、そちらのほうは私どもだけで単発でいくわけにいきません。ただ、大町区から出ておりました 〔質問時間終了のブザーあり〕要望に対しまして、これからお答えをしていくというふうな段階です。 〇議長(板垣一徳君) これで片野鉄雄君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。            午後 1時50分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、17番、長谷川孝君の一般質問を許します。   17番、長谷川孝君。           〔17番 長谷川 孝君登壇〕 〇17番(長谷川 孝君) 一般質問を行います。   私の一般質問は、3項目です。1項目めは、村上市ハザードマップ完成後の危機管理体制につい てです。新潟県が平成23年度に実施した津波浸水想定での想定震源の中で、津波高が最大となる秋 田県沖、山形県沖、新潟県北部沖地震が連動して発生した地震を設定し、今年度で村上市津波ハザー ドマップが完成するということですが、これを踏まえて、これからの危機管理体制についてお伺いし ます。   @、東日本大震災発生から3年を迎えますが、津波避難反復訓練の重要性が指摘されています。 ハザードマップ説明会を各地区で開催していますが、地元住民への意識づけはどのように行っていく のか、お聞かせください。   A、避難ビル・避難タワー整備の必要性については、どのようにお考えですか。   2項目め、子どもたちの可能性を育むスポーツ環境整備についてです。ソチ冬季オリンピックで の平野歩夢選手の活躍は、地元村上市に大きな希望と勇気、そして感動を与えていただき、市民の一 人として大変誇りに思っております。そして、子どもたちの潜在能力を開花させるためには、環境整 備が重要であることを実感した次第です。このことは、他の競技、サッカーにも当てはまります。岩 船には、中学校の部活でなく、地域の指導者に恵まれ、驚異的な成績を残しているサッカークラブが あります。サッカー団体による施設整備の署名活動を行っているとも聞いております。子どもたちの 可能性を育むスポーツ環境整備について、市長のお考えをお聞きします。   3項目めは、あらかわ保育園の木材使用についてです。去る2月10日に私たち市民厚生常任委 員会で完成間近のあらかわ保育園を視察してきましたが、ふんだんに木材を使用しているとは残念な がら感じられませんでした。木造のノウハウがあり、地域産材の活用を進める村上市として、設計や 建築の段階で全ての壁面に木を使うなどの指導ができたのではと考えますが、市長のお考えをお伺い いたします。   市長答弁の後、再質問をお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、長谷川議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、村上市ハザードマップ完成後の危機管理体制についての1点目、地元住民への 意識づけはどのように行っていくかとのお尋ねについてでございますが、具体的な浸水区域や浸水ま でに要する時間などが表示されていることから、家庭や地域でより有効に活用していただけるよう地 区説明会や防災出前講座などの開催を通して周知に努めてまいります。また、これまでも毎年8月末 の防災訓練にあわせて津波を想定した避難訓練を各地区で行っていただいておりますが、ことしは新 たなマップに基づき、第1次避難場所や避難経路の再確認を含めた避難訓練を実施していただくこと がより身近な災害への備えにつながるものと考えております。   次、2点目、避難ビル・避難タワーの必要性についてはどのように考えているかとのお尋ねにつ いてでございますが、本市の場合、最も近い震源として新潟県北部沖が想定され、第1波の到着まで 時間が短いため、遠くまで避難することが困難な状況にあります。そのため、高台へ避難できない地 域においては、津波避難ビルの指定や津波避難タワーの設置が減災の有効手段と考えております。な お、津波避難タワーの設置につきましては、今後、規模を含めた必要性を検証しながら、本市の全体 構想をまとめ、建設用地や財源の確保、地質の調査などを進めてまいります。   次、2項目め、子どもたちの可能性を育むスポーツ環境整備についてのお尋ねでございますが、 長谷川議員ご指摘のとおり、ソチ冬季オリンピックでの平野歩夢さんの快挙は、地元村上市民はもと より、日本中に大きな感動を与えてくれました。このことは、とりわけスポーツに励み、将来を夢見 る青少年に大きな勇気と希望を与えたことと思っております。子どもたちが持つスポーツの可能性を 育むためには、指導環境や施設環境、支援体制など総合的なスポーツ環境の整備が重要であると認識 いたしております。本市といたしましても子どもたちの競技力向上や選手強化を図るため、優秀な指 導者の育成や一貫指導体制の整備に取り組んでいるほか、スポーツ少年団活動への支援を行っている ところであります。いずれにいたしましても、このたびの平野歩夢さんの活躍を本市のスポーツ振興 を図る絶好の機会と捉え、子どもたちの能力を最大限伸ばすことができるよう、学校や関係団体と協 力しながら、環境整備に向けた有効な支援策を検討してまいります。   次、3項目め、あらかわ保育園の木材使用についてのお尋ねでございますが、あらかわ保育園建 設工事につきましては、柱やはりなど、主要構造部に地域産材をできる限り使用し、地域産材の利用 拡大、地域資源の有効活用に取り組んでまいりました。可能な限り木の特性を生かしながら、健康に 配慮した材料を使用することで、子どもたちが安定して落ちついた生活を送れるよう、そしてやすら ぎ感のある保育施設として整備を進めてきたところであります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 答弁ありがとうございます。   では、1項目めから再質問を行いたいと思います。村上市のハザードマップについてなのですが、 総務課長ですか、今回の新潟県が出したのに先回私ども全員協議会の中でいただいたというのは、村 上市のきちんとしたやつに関しては、まだできていないのだけれども、これから完全に完成するのが つくられるというふうに理解していいわけですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 議員の皆様には、概要ということでお示しをさせていただきましたけれ ども、いま少し完全なものにしてということで、微調整でありますけれども、現在その作業を進めて いるところでありますし、関係の皆様には遅くても5月上旬までには配付をさせていただきたいとい うことであります。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 5月末に完成するということではなくて、では完成予定はいつぐらいな のですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 大変失礼しました。4月中には完成をします。それで遅くとも5月上旬 には関係する町内会、集落の皆様にお上げしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 先回岩船の区長会とかにも説明されたというところもあるわけですよね。 そのときには、まだきちんとしたものでないということを前提でお話ししていただいたということな のですが、この海岸線がだだっ広い、村上市において4月末に完成したのを各地区、区長会とかにお 話しする場合に、どれぐらいの日程を要するかというのもあるのですが、その辺のこれからの考え方 がもしもう決まっているのでしたら教えていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 具体的な関係集落とか関係機関への周知につきましては、まず第1点に は一昨年でございますけれども、各集落等に説明をさせていただいております。今回示したものと大 幅に違うところについては、当然私どものほうから出向いて説明をさせていただきますし、また各集 落あるいは町内会からご要望があれば、行って丁寧に説明をさせていただきたいと思います。   なお、細かな日程については、今整理をしているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで具体的な話をちょっとお聞きしたいと思うのですが、今やはりこ れだけ高齢化が進みますと、要援護者というのですか、どうしても例えば津波が来て5分ぐらいで海 岸に到達するとなれば、要援護者をいかにして各町内が把握して、それで一緒に避難するということ になるわけなのですけれども、その辺、あるところですと、例えば海から3キロ以内で標高が6メー トル未満、つまり我々の場合でも海抜というのを表示しているところも多くなってきているのですけ れども、海抜6メートル未満にあるところに対して、例えば津波発生の際に周辺に避難できる高台、 山とかそういうのとか建物がないところというのは、やはり相当大変なのでないかというふうに言わ れております。事前に村上市がこの辺をもし把握して、そういう地域が現に存在するというようなこ とがわかるかどうか、その辺についてもし調べられているのでしたら教えていただきたいというふう に思います。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 今ほど話ありました部分につきましては、私どものほうで今具体的には 拾い上げているところであります。前にも申し上げましたけれども、今話ありましたように、お年寄 りあるいはお子さんなんかの避難には、十分使用していく必要があるというようなことでありまして、 平場のところにつきましては、高台のあるところにつきましては、避難タワー等の設置についても考 えていきたいということで今取り組んでいるところございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ということは、やはりそういう場所はあり得るという考え方でいいわけ ですね。現在存在するということで理解していいですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 津波の到達時間までに高台がないと、あるいは逃げる場所がないという ところについては何カ所かございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そのところに小学校とか中学校の建物というのは存在しますか。今言わ れた条件の中に。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 具体的に今細かなもの持ってきてございませんけれども、例えば議員の 出身地でございます岩船地区でございますけれども、半分といいますか、どういうふうに表現したら いいのでしょうか、川のほう、要は北側になりますけれども、そこの海岸部あたりでありますけれど も、岩船小学校が避難所になってございますけれども、その辺のところがございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 岩船小学校は、第1次避難なのだけれども、避難訓練今やっていて、も っと海抜の高い岩船中学校のほうにすぐ避難するということでなっているのですけれども、岩船と限 定しませんで、例えば小学校、中学校しかそういう高台もなくて、小学校、中学校しか高い建物がな いとした場合に、そこに避難階段、つまり屋上に行くための避難階段の設置とかというのが必要なの でないかということで今聞いているのですけれども、そういうようなところは現に存在するのかどう かというのは把握していますか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 具体的には、今出されたデータをもとにしまして、各地区のほうに再度 網羅していただきまして、避難路でありますとか、今議員言われました公共施設への階段等の設置に ついても具体的に検討していきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ちょうど何か3月の1日の新潟日報で、新潟地震と同じ規模のものが仮 に起きたとした場合に、最大の津波高というのがやっぱり一番大きいのは村上市となっていますし、 そして現に新潟地震のときの津波の高さで一番高かったのが村上市の桑川の4.93メートルというこ とで、これも新潟県の中では断トツの津波の高さだというふうに新聞には書いてありましたけれども、 こういうようなことで本当に万が一、本当に1,000年に1度あるかないかという可能性は、そんな ものかもしれないし、来年来るかもしれないし、再来年来るかもしれないということで、やはりきち んとした避難については、反復訓練をずっとしていかなければだめなのだというふうに思っておりま すので、その辺を周知徹底して、速やかに減災に向けて頑張っていただきたいというふうに思います。   それと、今の日本海沿岸東北自動車道で山北地区のインターチェンジにある程度そういうような 機能を持ったインターチェンジにしてもらいたいというような話があるように聞くのですけれども、 その辺市長、教えていただきたいと。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ご案内のとおり、朝日まほろばから温海温泉の区間、これは国土交通省の全 くの直轄事業でやる事業でございまして、それと荒川胎内インター、そこは新直轄でやった事業でご ざいまして、無料区間でありますので、国土交通省は高速道路内にはサービスエリアをつくらない、 あるいはトイレもつくらないという方針であります。なぜかといいますと、地域におりていって上っ てきても無料ですので、地域の活性化を図るためにもそのほうがいいのではないかというふうな方針 であります。そこで今地域、それぞれのインターを持っている地域は、こぞって結局将来的なことを 考えて、自分たちの地域は何とかしなければならないということで協議会をつくったりしてやってい るわけですが、山北地区のインターチェンジにおきましては、防災道の駅という構想を打ち出してい るということでございまして、それについては私も国土交通省と話をしたのですけれども、非常に可 能性の高い事業ではないかと。余りないのです、防災道の駅というの。ただ、それを防災の拠点に、 大災害のときには防災の拠点にするような道の駅をつくるというような構想を持って、今協議会設立 しましたので取り組んでいるということでございまして、非常に実現可能だなと私はにらんでいるの ですけれども、そのような構想をつくり出しているということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで3キロ圏内といえば、例えば田んぼのところも海岸から3キロ以 内のところも結構あるような気がするのですが、そうしますと今市長が言われたように、山北につい てはそういうような防災道の駅みたいなことできると同時に、今東北沿岸自動車道が村上市を海岸線 の部分のところでないところもありますけれども、近いところを通っている、例えば神林のところの 石川から津波が押し寄せて、例えば田んぼに相当影響あって、それで小口川とかその辺の方が平野な ものだから、避難するのが例えば日本海沿岸、高速道路の上でしかないとかということもあり得ます ので、そういうようなところもちゃんと協定を結ぶような形というのは、市長できないものなのでし ょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ご案内のとおり、東日本大震災のときも高速道路が非常に大きな役割を果た したと、あれが防波堤になって助かった命も非常に多いというようなことでありますので、国土交通 省あるいはまた東日本高速道路株式会社等ともそういう連携は十分にとれると考えておりますので、 そういう連携もとる必要があるなと、そういう認識でおります。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 次に、津波の避難タワーについては、ある程度これから考えていきたい ということなのですが、避難ビルに関しては、例えば今現存するビルとかをある程度お願いしますと いうような形で、いざというときに避難ビルとかということで提携しているようなところというのは どのくらいあるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 具体的な数まで今ちょっと資料持ってきていなかったのですが、今避難 タワーとあわせて議員おっしゃいました避難ビルについても、今示された津波高をもとに拾い出しを 行って、お願いをしていきたいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 何か岩船だと協力していただきたいなんて事前に話があったみたいなと ころもあるということなのですが、まだ全くそういうような避難ビルに協力していただきたいという ような話は、全域ではまだ取りかかっていないというふうに理解していいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 今一部町内あるいは集落のほうに説明をしておりますけれども、その中 でそのようなお願いのほうもあわせて行っているところであります。なお、今後については拾い出し を行いまして、再度所有者の方にお願いしてまいりたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで先ほど各地区の例えば町内単位の要望とかもお聞きしたいという ようなことを言われたのですけれども、例えば岩船の場合は本当に公民館の海抜が一番低いところで 下町公民館1.8、一番高いところですと八日市公民館ですと11.7という、本当にもう低いところは 低い、もう2メートルにいかないようなところも結構ありますし、先ほど言いましたように要援護者 とかの場合に、今各町内でも車椅子を用意したり、車椅子ではちょっと1人しかあれだからリヤカー を用意しようとかなんていう町内も出てきていまして、そういうようなときに急にやはり高いところ にもう要援護者を援護しなければだめだというときに、各町内とかが独自でこういうようなことをや っていただきたいのだけれどもというようなことが要望があったら、ある程度お聞きして、できるこ とは取り組んでいくということで理解していいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) これから要綱説明に回らせていただく中で、いろんな要望のほうあると 思います。それぞれの地域に合ったような形で市民の方々が避難できるような形で、どこまでできる か今具体的には申し上げられませんけれども、そんなことでご意見を頂戴していきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) よろしくお願いします。   次に、2項目めに入ります。子どもたちの可能性を育むということで、今回の平野歩夢選手の活 躍は本当に、私もちょっと不幸とかあって、うちの女房の実家の新発田あたりに行って、東京あたり の人も相当来たりしていても、平野歩夢君て村上出身なのだねというふうなことで、全国どこの方も 知っているような、非常に村上をこんなに誇らしく思えるということはなかなか今までなかったので すけれども、本当に感動と夢を与えていただいたというふうに思っております。   そこで先ほど市長答弁ですと、サッカーのことを何にも触れてくれなかったので、サッカーのこ とをちょっとお話しさせていただきたいと思うのですが、岩船には岩船中学校の部活でないサッカー クラブがありまして、そこで指導者も一生懸命にやられていて、昨年の平成25年7月から11月ま での新潟FC新チーム全試合の成績というのをいただいてきましたが、公式戦で19戦16勝3引き 分け無敗という、チーム総得点が50点で失点が9という非常にすばらしい成績を残しているのです。 それで部活ではないのですが、岩船中学校の部活ではないのですけれども、こういうふうに岩船中学 校の各種の大会結果ということで載せていただいておりますので、部活と同じように岩船中学校も対 応してくれているというのは本当にありがたいことであります。   それで平成25年度の村上市サッカー協会のU15選抜選手というのがあるらしいのですが、これ は生涯学習課長、どういうことなのだかわかります。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 議員おっしゃるU15というのは、アンダー15の15歳以下のチー ムの選抜チームだというふうに理解しておりますが。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで何か20名ぐらい選抜されるということで、そのうち岩船中学校か ら8名が選抜されているというぐらい非常に優秀な成績を上げております。それでやはりサッカーに ついても、本田選手みたいにACミランに行ってもう世界で羽ばたくとか、いろいろな方がおられる ように、可能性は本当にあるような気がするのです。それで何とか今サッカーの団体とかがサッカー の芝の専用グラウンドが欲しいということで一生懸命に頑張っているのですけれども、そこでまだ署 名集まったものは村上市には届いていないのですよね。届いていませんか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) まだ署名活動しているという動きは認識しておりますけれども、届 いてはおりません。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇生涯学習課長(高田 晃君) そこで村上市の平成25年の3月に村上市スポーツ整備計画という のが出されましたよね。そこで屋内、屋外53施設のうち残念ながら30年以上たった施設が58%と いうふうに書いてあります。専用施設として野球場が5地区に5カ所、ゲートボール場はちょっと若 い方ではないのですけれども、それも専用で4カ所あります。そこで当時は、30年前ぐらいは野球 が一番全盛期のときで、野球場を各地区でつくったというのは、それはそれでそういう時代背景があ ったのだと思うのですが、今やはりこれだけ岩船でさえもサッカーをやる方が子どもたちがものすご く多いので、できれば村上球場が昭和58年、この前国体のときに改装したり、部分的にはしている のでしょうけれども、それが利用者が2,811人、朝日球場が昭和52年で平成23年度の利用者が 1,773人、山北球場が昭和55年で2,387人ということで、これが多いか少ないかというのは別にし まして、この例えば荒川球場と神林球場は高校野球の大会とかもありますから、そこはそこで専用球 場、野球の球場でいいと思うのですが、その他の部分のところにサッカーの芝生を張りめぐらせて、 サッカー場として機能させるというようなことは、サッカー場を新しくつくれというのはなかなか大 変だと思うのです、今の時代。ですけれども、私も素人なのでわからないですけれども、芝を全面サ ッカーできる大きさで張るということでもやっぱり相当なお金がかかると思いますけれども、サッカ ー場を1つつくるのよりは多分安上がりなのではないかと思うのですが、そういうようなことでこれ から将来を担う子どもたちがやはりサッカーでもすばらしい指導者と施設があるのだということで潜 在能力を高めるという意味で、そういうようなことを今考える時期なのではないかと思うのですが、 生涯学習課長か市長か、市長ですか、お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 岩船のサッカーチーム、非常に優秀だということも存じ上げておるところで ございまして、非常に期待をいたしているところでございます。同時に、村上市にこれだけの市にサ ッカー場がないというのも事実でありますので、何とかしなければならないと考えております。今長 谷川議員がおっしゃったように、野球場のあるいはトラック、陸上競技場、多目的グラウンド等の真 ん中、フィールド内を芝を、人工芝でもいいと思うのですけれども、張れば可能なのではないかとい う見方を、あと俺岩船につくれと言われるのかなと思ってびっくりしたけれども、そういうようなフ ィールド内に人工芝でつくるというのは一番理想的ではないかなと、そのように考えておりまして、 サッカー場がないというのは本当にどこへ行っても子どもたちあるいはサッカー好きから言われてお りますので、検討をしなければならないなと、そのように捉えて考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 市長の今の答弁、力強い答弁だと私は思いますので、なるべくそういう 時代背景がある程度野球専用、野球場が5つあってサッカー場がゼロというのも、これはやっぱり時 代背景からいってちょっと合わないのではないかなというような気がします。   それと、昨年春も非常に副市長もすごく一生懸命にやった村上桜ケ丘高校の、私も新発田から全 部見に行って、最後の決勝まで全部見に行きました。私別に村上桜ケ丘高校出身でもないのですけれ ども、やはりあれだけの感動を与えていただけると、やっぱり見に行きたいなというふうに、全ての 試合を見に行ってきました。あのときも私の隣に日本文理の何か指導者のOBみたいな方が村上には やっぱり村上桜ケ丘高校の専用野球のグラウンドがあって、それから強くなったのだよねと、やっぱ り子どもたちに対しては環境整備というのがものすごく大事なのだというような話をしていましたの で、やはりそういう意味で子どもたちの潜在能力というものを高めるには、それなりの環境整備とそ れから指導者というものが本当に大事なのではないかなというような気がします。教育長、一言もし コメントありましたらお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) まさしくそのとおりだと思いますけれども、子どもたちにはそれぞれの可 能性があります。それを生かしていくすべ、今議員がおっしゃったように、環境、指導者、その辺に おいて環境が整えるように努力はしていきたいと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ありがとうございます。よろしくお願いします。   それから、3項目めのあらかわ保育園の木材使用について、これは私素人なので本当に確かに数 字を見ますと、それなりに地域産材、県産材を使っているというのは、福祉課長とかそれから山北の 支所長とかからあおぞら保育園とかそういうのを資料をもらって、それに負けないぐらいあらかわ保 育園も地域産材を使っているのだなということは理解したのですが、私どもが2月の10日に視察に 行く前に、2月の頭に村上市の製材業者さんが見に行って、それで私のところに電話よこして、本当 に地域産材を使った建物だったらああいう建物にはしないのでないかと言われたのです。それはどう いうことかというと、遊技場にやはりクロスで張るとか、それから壁面にまた白いクロスを張るとか、 そういうことはやっぱりしないのでないかなというようなことを聞きました。やはり材木のよさとい うのは、生きているのだから呼吸させなければだめなのを何でまたつり天井みたいなのつくって覆っ てしまうのだというようなことを言われたのですが、そういうようなつくりにしないで、私はやはり 例えばの話、それは寒いのかもしれないのですけれども、山北南小学校とか見ると、やっぱり木材が 全部表面に出ていて、すごく自分たちが本当にそこで勉強したり遊んだりすると気持ちがいいという のか、気分がすぐれるというような感じがしたものですから、そういうようなつくりではなくて、何 でクロスで覆ったりするのかなというのがちょっと気になったもので、この3項目めに質問させてい ただいたのですけれども、その辺についてはどういうふうな考え方なのでしょうか、お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 議員のご指摘の件でありますけれども、私どものほうもこの建設に当た りまして、設計業者のほうと何回か打ち合わせをさせていただいているわけでございますけれども、 やはり県産材の地域産材を使用した形での建設を進めていこうということでさせていただいたわけで ございますが、やはり事業費等の兼ね合い等もございまして、その中でやはり子どもたちに優しい、 そして木のぬくもりを与えられるような形の中で設計等々を組まさせていただいたわけでございます けれども、予算の部分がやはり見ていただいたとおりの現在の使用になったというようなことで、表 面にはちょっとなかなか出なかったのですけれども、現在のクロス張りの壁面になったというふうな ことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 私は、壁面をクロスでするのと、そのまま木材、例えば集成材を板であ れするのと、そんなに値段違うのかなと思うのですが、やっぱり相当違ってくるものなのですか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕 〇福祉課長(斎藤 勉君) 単価的にちょっと調べておかなかったので何ともあれですけれども、単 価的にはやはり当然違ってくるのかなとは思いますけれども。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) その集成材使えば木が呼吸しているのを妨害するような形になるのだっ たら……ごめんなさい。集成材ではない。クロス張りにして材木の呼吸を困難にするような形になる のだったら、私は材木、木材をもうもろに見えるような形のつくりにしたほうが若干高くついたとし ても、やはりここの地域はこういうふうに材木の産地、製材の産地なのだということで、今の形から 見たらどこの保育園の建物とそんなに変わりないのでないかなというような気がして、木材を使った というの見えるところをわざわざ見えなくしているような気がしてならないのですが、こういうこと の木造のやっぱりノウハウは、行政が私は村上市は持っていると思うのですが、市長やはりこういう つくりしかできないものなのでしょうか、教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私も何度か見させていただきましたが、あらかわ保育園、特徴は柱とはりに どおんと大きい木材を使ったということで、おっしゃるとおりあのはりと柱は見えないところにも本 当にいっぱい入っているのです。それが特徴だといえば特徴で、おっしゃるとおり壁面をどうするか ということだったのではないかなと、そのように考えておりますが、木材については非常に大きいは りと柱を主体に、床もそうですけれども、そういうような使い方をしたなという点では、今まででき たにじいろあるいはあおぞら、みのりとはちょっと違うなという感じでございますが、ただダイナミ ックさはあると感じております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) はりとかもやっぱり隠しているのがもったいないような気がするという ことは、専門家が製材業者とかが言っているので、もう少しやっぱりうまいつくり方があったのでは ないかなというような気がするので、これからの一つの検討の課題にしていただきたいなというふう に思います。   これで3項目の一般質問終わりますが、私も実は10人の今回定年退職される方で、百武さんに 最初に指名をしていたのです、実は。それを姫路議員を先頭にみんな何か邪魔をして、それだけやっ ぱり百武さんは仁心があるのではないかなというふうに思いますが、私が議員になった当時、議会事 務局で次長として一緒にお仕事をさせていただいた百武さんに、やはりこの市役所にずっと一生懸命 に市政反映のために励まれて、それで今回定年退職を迎えるに当たって、百武さんにぜひ感想などを 聞きたいということで、5分余り残させていただきましたので、その時間内にお話をしていただけれ ばというふうに思いますので、よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) せっかくの機会でありますので、会計管理者さん、どうぞ5分間利用してく ださい。 〇会計管理者(百武勇一君) どうも長谷川議員には大変気を使っていただきまして、ありがとうご ざいます。5分間というのちょっと長いのですが、このたび定年退職となりまして、これまで議員の 皆様には大変多くのご支援やご指導をいただきまして〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕深く 感謝を申し上げるところでございます。私は、これまで数々の職場を経験させていただきました。今 ほど長谷川議員がおっしゃるように、中でも議会事務局の在職時には議員の皆様の視察などの随行な ど、貴重な経験をさせていただいたことは大変いい思い出となっておりますし、経験的にも大変一生 に一度あるかないかのところも行かせていただきました。それ以来ご縁があって、長い間おつき合い させていただくことになりまして、これも本当によかったかなというふうに思っているところでござ います。   どうぞ議員さん皆様におかれましては、今後とも健康に留意されて、一層のご活躍をされますこ とをお祈り申し上げる次第でございます。   大変長い間ありがとうございました。(拍手) 〇17番(長谷川 孝君) 以上で私の一般質問を終わります。   ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで長谷川孝君の一般質問を終わります。   午後3時5分まで休憩します。           午後 2時51分  休 憩                                                        午後 3時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、20番、佐藤重陽君の一般質問を許します。   20番、佐藤重陽君。           〔20番 佐藤重陽君登壇〕 〇20番(佐藤重陽君) それでは、本日一般質問2日目のトリを務めさせていただきます。高志会 の佐藤でございます。よろしくお願いいたします。   一般質問に入る前に、皆さんおのおのもう既にお話でありましたが、平野歩夢君のソチ冬季オリ ンピックの活躍のおかげで、我々村上の市民にも大きな元気と活気をいただいたというふうに思って おります。そしてまた、その中非常にお疲れさまでした。試合当日もそうでありますが、きのうの凱 旋パレード、出場報告会と、市が率先して対応したおかげで市民の皆さんが多く喜びをあらわす場、 元気を出していただく場を持っていただいたというふうに思っております。これからも事あるごとに、 こんな元気がまちの中ににぎわいが起こればありがたいなと、そんなときに市が率先して協力してい ただければと、応援していただければというふうに思います。本当に昨日は、皆さんご苦労さまであ りました。   私の一般質問は、2点ございます。1点目は、歴史まちづくり法に取り組むことについてという ことであります。2点目が本庁と支所間における今後の機能・組織強化についてということでありま す。1点目の歴史まちづくり法に取り組むことについて、市長は施政方針の安全で快適な住みよいま ちづくりの中で、良好なまちづくりの施策推進を図る手法として、村上地区の旧町人町に歴史まちづ くり法の導入を進める考えを示しました。今後具体的なスケジュールづくりに着手するとのことです が、対象地区の方々とのコンセンサスづくりはどのように進めていこうとお考えなのか、お聞かせく ださい。   2点目の本庁と支所間における今後の機能・組織強化については、本年度、簡素で効率のよい行 政経営を目指した将来の市役所組織再編を見据え、各支所の4課体制を2課体制に移行します。今後 の村上市行政が住民サービス向上にさらなる機能・組織強化を図るため、行政経営に関わるお考えを お聞かせください。   また、長年にわたり職責を全うされ、この3月定例会を最後に退職される課長、支所長、事務局 長が10人おられます。心から感謝とお喜びを申し上げます。まだまだ当村上市においては、ご尽力 いただきたい方々ばかりであります。2月28日の一般質問の市長の答弁の中、本年10名の課長退 職者がいるが、市政運営に影響はないのかというような質問に対して、市長は組織は永遠に続いてい くというような答弁がございました。私もそうあるべきと考えております。そうあるためにも、最後 に退職される皆さんから一言いただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、佐藤議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、歴史まちづくり法に取り組むことについての対象地区の方々とのコンセンサス づくりはどのように進めていくのかとのお尋ねについてでございますが、これにつきましては長年懸 案となっておりました都市計画道路「泉町羽黒町線」の整備手法とあわせて慎重に検討を進めてまい りました結果、このたび歴史まちづくり法による事業の導入を目指すために、具体的なスケジュール づくりに着手するという方針を示させていただいたものであります。したがいまして、まずはこの都 市計画道路に面する沿線住民にご理解をいただくことが重要であると考えておりますので、沿線住民 にはこれまでの振り返りを行うとともに、歴史まちづくり法による計画等のご理解をいただきながら、 段取りを踏んでコンセンサスづくりを進めてまいりたいと考えております。   次、2項目め、本庁と支所間における今後の機能・組織強化についてのお尋ねでございますが、 ご承知のとおり本市においては、これまで平成21年度に策定し、平成24年度に見直しを行いまし た組織再編計画前期計画に基づいて実施した部制の廃止等により、組織の簡素化を図りましたが、さ らなる職員総数の減少に対応した組織体制の確立を目指しております。具体的には、平成26年度に は現在支所に置かれている地域振興課、市民生活課及び地域福祉課を統合し、各支所とも地域振興課 と産業建設課の2課体制とし、平成29年度においては支所を1つの課として機能するよう移行いた します。このたびの新体制への移行は、本庁においては支所の事務の集約化を可能な限り図り、迅速 かつ効率的な事務処理体制を目指した職員体制とするものであります。また、支所においては、利用 しやすい窓口サービス部門と協働のまちづくりをさらに推進し、柔軟な住民対応を可能とするために、 縦割りを排除し、地域振興の中核である支所で完結できるよう横断的な組織体制の確立を図るもので、 これらにより本庁及び支所機能の充実を図ってまいりたいと考えております。   また、機能強化のためには、本庁・支所における情報の共有化を図るとともに、職員の資質・能 力向上が不可欠であり、階層別研修や専門研修など、各種研修を実施し、さまざまな市民ニーズに対 応できる職員の育成に努めるとともに、長年職員として培ってきた知識と経験を十分市政に還元する ため、定年退職者の再任用制度を活用し、住民サービスの維持向上を図ってまいりたいと考えており ます。   職員数につきましては、定員適正化計画の後期計画のとおり、変化する住民ニーズに対応するた めに、時勢を的確に捉え、変化に柔軟に対応できるような定員管理を行ってまいります。これら行政 経営に係る基本的な考え方は、行政改革大綱後期実施計画のとおりであり、この計画の着実な推進と 進行管理に努めてまいります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 大変ありがとうございます。   2点ございます。また、1点目の歴史まちづくり法につきましては、ここに至るまで代表質問、 また前までの一般質問の中でも中に何人かの方が質問されておりますので、そう深くこの後質疑する ことはないのでありますが、私の心配しているのは、ここに至るまでの時間が余りにも経過している ということ、それは市長も重々承知なわけでありますが、そういう中で今度こそといいますか、実の ある事業にというか、事業に入っていけるような実のある進め方をしていただきたいなということが 一番なのであります。   そういうことで、1点ちょっとお尋ねしたいのですが、これ課長になるかもしれませんが、事業 そのものに大町小町沿線住民の皆さんの理解をということなのでありますが、特に大町、小町の沿線 の皆様の中では、街路事業16メートル道路で進めていただきたいという方と、いまだやはり伝建地 区指定を受けた中で事業取り組んでいただきたいという方々がおられるわけでありますが、そういう 方々の考え方とまだ歴史まちづくり法を導入する場合には考え方に開きがあるのでないかなと。とい うのは、私は大方の方は市の丁寧な説明の中で理解される方がこのたびは出てくるのでないかなとい うふうに思っているのでありますが、しかしながら逆に伝建地区指定を受けたいという方々にとって は、今までは街路事業というのは絶対的受け入れられないものであったけれども、この歴史まちづく り法に至ってもやはり少し違っているのかなと。その伝建地区指定を受けたい方々にとっては、やは り今の事業ということになると相入れない部分があるのでないかなというふうに感じているのですが、 その辺どうなのでしょうか、ちょっとお聞かせ願いたいのですが。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 今議員おっしゃるとおり、非常にそういった問題は抱えているか と思います。ただ、私どもがこれまで私自身も平成21年度に都市計画課長になって、いろいろ過去 の報告書、そういったものを全部読ませていただいて、中でいろんなそういう話があった中で一応折 衷案みたいな形でできた、前回も片野市議が議場に持ってきたこの計画ですけれども、これが歴史的 環境整備街路事業調査の報告書になっていますが、これがその辺の両方を組んで歩道も必要だという 方々と、それと歴史的な町並みも必要だという方々がいらっしゃいまして、それで何年かかかってこ ういうまとめをしたわけですので、これに基づいてもう一度じっくり話をしていけば、このとおり全 部やるというわけではないのでしょうけれども、当然これは都市整備課側のほうでつくった当時の計 画書でありますので、今後歴まち、歴史まちづくり法というふうなことで、先ほど市長の答弁にあり ましたけれども、片野議員のときの答弁にあったとおり、国土交通省と文部科学省と農林水産省の3 省で進める計画でありますので、そちらのほうといろいろやりとりも必要になってきます。ですから、 そちらのほうでも簡単ではないのですが、私ども都市整備の立場としては今までの都市計画道路の経 緯がありますので、その辺をひとつこんなことで変更になるのか、廃止になるのか、その辺まだはっ きりあれですけれども、そういったところから入ってコンセンサスづくりを進めていきたいというふ うに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 今私も課長の言われるような形で、事業は進んでいいのではないかなとい うふうに思っている一人なのでありますが、ただここに至るまでの昨年からこの3月まででしょうか、 の中の動きの中で、沿線住民の方々からまた新たな要望、新たなというのは改めての街路事業に対す る要望が出て、一つの区切りとして市長、市の考え方を沿線住民の皆さんに伝えたと。その中で、私 は住民の皆さんもこの辺で本当に新たな提案ではありますが、やはりそろそろ考え方を変えていかな ければいけないかなと、そういう中で実際にいつまでもこのまま足踏みをするのではなくて、事業に 入っていただきたいと、事業を進めていただきたいという考え方の方がふえてきているかなという気 はしております。そういう意味では、私も少しこれで事業の動き、動く可能性が出てきたのかなとい う期待をしながらも、ただここに来るまでもなかなか数が多いから、少ないからではなくて、少数で もやはり考え方のかたい方といいますか、おられるわけでありまして、そうしたときに歴史まちづく り法であれば今言われるように皆さんの考えること、私はまちの全体像として頭の中で浮かべるとい うのでしょうか、イメージは皆さんそう変わらないのですが、具体的なポイント、道路の幅だとか歩 道の問題だとか入ると、各論的なところにいくと相入れない考え方が入って、いつまでも一緒になれ ないでここまで来たというふうに感じているものですから、そういう方々が本当にこのたびの歴史ま ちづくり法の取り組むことによって、逆に言えば大多数の方よりも少数で今までずっと同じ考え方を 持ってきた方々が逆に歩み寄ってもらえるのかなと。住民のほとんどの方は右往左往されてきたけれ ども、今の私は歴史まちづくり法の考え方に乗ってくださるというふうに信じているのでありますが、 ただまたその中で少数の方とはいえ、まだまだ根強いまちに対するまちづくりの考え方に相入れない ものを持っている方々がどうやって歩み寄って、一緒にやっていこうと、地域のことを考え、町内の ことを考えて一緒にやっていこうというふうになれるのかなということを考えているわけであります。   そういう中で、市のほうにお願いをして、近いうちにといいますか、住民に対するまず市の基本 的な考え方の説明会の機会を設けると、こういうことを聞いているのでありますが、それは具体的に 日程的なものは決まったわけでありますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 先ほど片野議員の質問の中で、尻切れとんぼになった部分あるの ですけれども、大町区のほうから去年の暮れに県と市のほうに要望書が出されております。その中で、 市は今度歴史まちづくり法に基づいたような形でやっていくというふうな方針をある程度伝えて、具 体的に4月になったら説明をしに参りますというふうなことで、大町区に対してはとりあずそういう 要望が出ていましたので、まずお話をさせていただこうと思っております。順次都市計画道路、先ほ ど市長の答弁にもありましたとおり、都市計画道路に面するところの沿線の方々にはそういった話を、 総論的な話最初なると思いますが、そんな話でいって、徐々にでは事業を起こすとすればどんな事業 になってくるとか、そういった中で各論に入っていく中で、いろいろまた議員ご指摘のような難しい 問題も出てくるかもしれませんけれども、そういう具体的な中で住民の方とキャッチボールしながら、 歴史まちづくり法に盛り込めるような計画にしていきたいというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 大変な作業になろうかなというふうに思いますが、よろしくお願いいたし ます。   2点目の本庁と支所間における今後の機能、組織強化についてということでありますが、市長か らいろいろご答弁いただきまして、私も大筋というか、異論のないところなのでありますが、その中 で横断的組織をつくるために支所の機能、要するに4課を2課にし、最後はそういうもの取り払って というのでしょうか、表現が違うかもしれませんが、横断的な組織でそこに間に合うような窓口にし ていきたいということであります。そして、職員の定数の適正化を計画どおり進めていくのだという ことなのですが、私大いに結構なことだとは思っております。ただ、2点ありまして、1点はやはり 横断的な組織というと非常に幅も広く、応用力があっていいかなというふうに思うのでありますが、 ただそこの受ける職員というのは、逆に本庁には本庁の中に組織が細分化されたものがあるわけであ りますが、支所が幅広い間口を持つことによって職員の負担が大きくなるのかなと、対応し切れるの かなというようなことが心配であります。そんなことについて配慮していただきたいなというふうな ことが1点と、あと職員を適正化に持っていくということは非常に必要なことだというふうに考えて いますし、ただ必要なところには必要だということもやはり考えなければいけないのかなと。将来の、 私、昨年9月、12月と一般質問の中で、子育て支援の中で保育園の話に何度か触れておりますが、 やはり保育園の未満児保育に対応し切れない問題、またその定数の問題、受け入れの狭隘の問題で必 ず問題になってくるのが、やはりそこに職員が足りないのですと、職員が集まらないのだという話が 出てきますが、その職員が集まらないというのは、臨時さん、パートさんで補っていこうとするとや はり限界が出てくるのかな、やはり必要なところには必要な適正な職員を確保していかないと対応し 切れない。12月にも言いました。たった5人、6人の子どもさん、時によっては1人の子どもさん の受け入れについて福祉課が頭を悩ませている、現場が頭を悩ませてしまう。そんな状況だけは、や はり回避しない限り、安心した子育て支援というふうには行政として行っていけないのでないかなと いうことを考えると、職員定数化の波の中で適正人員として減らせるところは減らす、しかしどうし ても減らせないところに対しては、やはりそれなりの職員の手当をせざるを得ないのでないかなとい うふうなことを思っているのでありますが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) それでは、今2点ほどいただきましたけれども、1つには今後支所の組 織の見直しを進める上で、業務の増大が想定されるというようなことでご意見を頂戴しました。これ につきましては、市長の答弁にもございましたけれども、今後今支所で進めております業務等につき ましても、本庁のほうに集約できるのは集約していくというようなことでございますし、それともう 一点は地域の特色を生かしたような取り組みについて支所全体でカバーしていくと、取り組んでいく というようなことでございます。詳細については、平成29年の4月1日を見据えながら、また進め ていく必要があろうかというふうに考えております。   それと、もう一点でありますが、人員適正化計画を進める上でも今議員おっしゃいましたように、 子育て支援の部分等につきましては非常に重要な部分だと、必要なところには当然職員の配置が必要 だということで、ごもっともなご意見だと思います。これにつきましても前から申し上げております けれども、民間のお力をおかりできる部分はそれらの技術をおかりして、ご協力をいただきながら、 当然必要な部分についてはこれからの状況を見据えながらですけれども、配置をしていくというよう なことで考えております。いずれにしましても、職員一体となって取り組んでいく必要があるという ふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ありがとうございます。よろしくお願いしたいと思います。   ここで演壇からもお願いしましたように、せっかくの機会であります。余りまた余計なこと私 長々しゃべっていると、大切な退職される10人の皆さんに一言いただく時間がなくなるので、長い 間お世話になった方、またこの私2年の間しかおつき合いのない方もおられますし、議場の中では言 葉も交わしたことないまだ課長さんたちもおられます。そんなことのないまま終わりたいと思ってお りますので、一言最後にお願いしたいと思います。   初めに、本間善和消防長からひとつお願いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) まず最初に、佐藤議員には貴重な一般質問の時間を割いていただき、今回 10名の退職者を代表し、心から感謝申し上げます。   私ごとで大変恐縮ではございますが、公務員として務めさせていただきまして37年間、最後の 締めくくり消防業務に携わり、一日一日が大変有意義な日を過ごさせてもらったと強く感じておりま す。思い起こせば3年前、3.11がありました4月に行政職から私消防職ということで就任いたしま した。消防の技術等については専門のプロパーにお願いし、私は特に公務員としての消防に、消防職、 また消防職のチームワークの大切さというものを重点的に人づくりについて努めさせてもらったと思 っております。現在140名の職員がおりますが、現在どの職員も私誇りと自信を持って毎日の業務 に携わっていると確信しております。また同時に、村上市消防団についても、私の業務のほうに預け ていただき、消防職員、消防団員、非常に連携のとれた私組織体制になったのではないかと思ってお ります。また、このことが村上市民の安心、安全につながっていること、私は確信しております。議 員の皆さんにおかれましては、消防団員、消防職員、たまには叱ったり褒めたりということで温かい 目で励ましていただければと、そう思っております。   最後になりますが、村上市の永遠の未来についてこの議場での活発な議論を期待し、皆様のご活 躍をご祈念申し上げ、退職の挨拶といたします。   大変長い間ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ありがとうございます。   余計な話は、最後に時間が残ったらさせていただきたいと思いますので、続いて百武勇一会計課 長にお願いしますが、先ほど来売れっ子なようですので、どうぞ余り大変であれば簡単で結構ですの で。 〇議長(板垣一徳君) 会計管理者。 〇会計管理者(百武勇一君) どうもありがとうございます。   あと28日をもちまして定年退職となりますが、皆様には大変長い間お世話になりまして、あり がとうございます。これまで私在職42年間、大過なく過ごしてこられたのも多くの方々からの叱咤 激励を受けまして、またよき上司とそれから同僚、それからよき部下に恵まれたことと、これが一番 よかったということで感謝いたしております。また、これまで数々の職場を経験させていただきまし て、自分なりにそこで足跡を残すことができたということも幸せなことだなというふうに思っており ます。市町村合併におきましては、これは歴史的に大きな場面の中でまた仕事ができたことも、その 当時は大変でしたが、今となってはよき思い出となっております。職員、議員の皆様からは公私にわ たりいろいろご支援、ご指導をいただきました。これは、大変な大きな励みとなっていたことも私は 感謝を申し上げるところでございます。私たちは、もう退職いたしますが、残った職員、市勢発展の ために頑張ってまいりますので、議員の皆様からも今後とも温かいご支援、ご指導賜りますようお願 いいたします。   大変ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) その時々にご迷惑をおかけしました、相談に乗っていただきました伊与部 純夫税務課長、ひとつお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 税務課長。 〇税務課長(伊与部純夫君) 議員の皆様方には、大変お世話になりまして、短い間ではございまし たけれども、大変ありがとうございました。私は、担当事務のほうの立場から思いを述べさせていた だきたいと思います。   私ら税務ということでございますので、歳入の面から見ますと約20%の一般財源を市税で確保 しているというような立場でございます。今アベノミクス効果によりまして、景気は回復基調だとい うように言われておりますけれども、当市におきましては大きく税が伸びるという要素は余りないと ころでございます。これからも一層厳しいような状況が続くと考えられるところでございます。そん な中、公正公平に賦課した税につきましては、確実に収納するということが重要になってくるという ふうに考えるところでございます。収納率を0.1%伸ばすことによりまして、600万の財源が確保さ れるという事実がございます。納期内完納をしている大半の市民の方等のバランスを考えましても、 今後も一層滞納の額の縮小のために税務職員が一丸となって取り組んでいくという思いでございます。 議員の皆様方もこれから厚いご指導をよろしくお願いいたしまして、私の退職に臨みましての思いを 述べさせていただきました。   大変お世話になりまして、ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 続きまして、窓口として大変業務幅広く苦慮していただきました西村治市 民課長、お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(西村 治君) 議員の皆様方には、まずもって長い間お世話になりまして、ありがとう ございました。私のほうからの窓口部門の話として、私が平成23年度から市民課に参りまして、行 政改革の特に窓口サービスの向上ということで努めてまいりました。このことは、市民の方々が窓口 に来られて、市役所も変わったなというようなことで気持ちよく迎えて挨拶をしまして、懇切な対応 をし、そして帰られるときには十分納得して、理解して帰っていただくというようなことで、やっぱ り市役所に来て相談してよかったというように思えるような窓口サービスのあり方を求めて努めてき たつもりです。窓口サービスの担当部署の上司が一生懸命取り組みしていただきまして、問題があっ たと都度集まって、ミーティングをして、どこに窓口対応で問題があったのかもいろいろ検討する中 で、職員の意識向上、一人一人の意識を高める中で、そういうチームとしての取り組みができたかな ということで、大変ここに来て成果もあったのかなと思います。今後ともさらなる向上を願い、そし てまた議員の皆様からのさらなるご指導をいただくことをお願いしまして、挨拶とさせていただきま す。   議員の皆様方には、大変お世話になりました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 続きまして、なかなか話す機会がございませんでした板垣裕神林支所長、 お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 神林支所長。 〇神林支所長(板垣 裕君) 議員の皆様には、大変長い間お世話になりまして、本当にありがとう ございました。   私は、おかげさまといいましょうか、神林時代からずっと支所一筋でございました。そんな中で 合併という行政マンとしては非常に大きい経験をさせていただきました。神林村の閉村、それから新 市のスタートということで、そんな中で仕事をさせていただきまして、非常に思い出多く残っており ます。今まさに支所の問題がクローズアップされております。議員の皆様からも盛んに支所が元気な い、あるいは特に神林地区が元気がないというようなことで、大変私の力不足でそんなことになって いるかと思いますが、これから合併から一番支所が人員も削減されてきましたし、課もどんどん少な くなってきたというようなことで、それ自体でもちょっと寂しくなったのかなというような部分もご ざいますが、これからは先ほど答弁ありましたように、本庁に集約できるものは集約していただいて、 地域で元気を出すような、そんな取り組みに市長は全職員で取り組んでいこうというようなことで今 新たに決意をしているところでございます。これからは、それぞれの地域が特色のあるような支所活 動をやっていけるのではないかというようなことで期待しております。   大変長い間お世話になりました。本当にありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 続きまして、やはり時々におかしな問題を持ち込んでお世話になりました 川内信一介護高齢課長、お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 介護高齢課長の川内でございます。皆さんすばらしい挨拶の中で、 私だけちょっと程度の低い挨拶になりますが、お許しをいただきたいと思います。   退職前のこの3年間、取っておきの介護高齢課長という席を与えてくださいました市長、副市長 には感謝を申し上げます。本当に重要なポストでありながら、議会の一般質問等ではわかったような わからないような答弁で終始いたしましたし、また発言をとめられた場面もございました。そんなこ とで、本当はもっと優秀な職員が課長というところでございますが、後任にはまた私以上のすばらし い課長が配置されるものと思いますので、変わらぬご指導をお願いをいたしますとともに、私もお世 話になりましたことを感謝申し上げます。   本当にありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 続きまして、それこそここしばらく一般質問となると、少子高齢化の先頭 に立って答弁をしていただきました斎藤勉福祉課長、お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 大変長い間お世話になりました。合併後、今日まで6年間福祉という大 変幅の広い、奥の深い担当をさせていただきました。この間政権が変わり、制度が変わり、また時代 の流れの中でやはりその制度の見直しをさせていただいたところではあります。その一翼を担当させ ていただいたことにも感謝したいというふうに思っておりますし、また毎回定例会に一般質問を受け させていただきまして、皆様から温かいご指導のもとにさせていただいた、これもひとえに議員各位 のたまものというふうに思っておるところでございます。   確かに保育園の問題につきましては、これから初めての試みである指定管理、それからあらかわ 保育園の建設というようなことで担当させていただいたけれども、これも大変貴重な私どもの経験な のかなと、そんなふうに考えておるところでございます。本当に議員各位、皆様方にはその都度ご指 導等を賜りましたこと、重ねてお礼を申し上げたいというふうに思いますし、また今後退職後は今度 新しい課長が福祉課のほうに参って頑張っていただけるというふうに期待をさせていただいていると ころではございます。長い間でありましたけれども、本当に皆さん方にお世話になりましたことをこ の場をおかりして再度感謝を申し上げて、挨拶とさせていただきます。   本当にありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 私も監査委員を拝命いたしまして2年たちます。その間毎月毎月例月出納 検査などで、また定期監査などでご面倒いただきました太田薫水道局長からお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 水道局長。 〇水道局長(太田 薫君) 今ほどお話のありました定期監査、また例月監査、大変お世話になりま してありがとうございました。また、議員の皆様におかれましては、大変長い間いろいろご指導受け まして、ありがとうございました。   総花的な内容になるかもしれませんけれども、今後についても市民皆さんの満足度が得られるよ う、市民の視点に立ち、成果を重視した行政サービスの展開をしてまいると思ってございます。   また、私水道局長を拝命しまして3年目でございます。入所以来34年ほどたちますが、最後に 3年間水道局という任務を拝命いたしました。その間におきまして、この前年になりますが、9月定 例会において皆さん議員のご承認、ご理解いただきまして、懸案事項でありました上下水道料金の統 一、これをさせていただいたことは本当に感謝申し上げる次第でございます。   また、〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕本議会におきましても消費税の増税アップの 提案をさせていただいております。その件につきましてもまたお願いしたいと思っております。本当 に私水道局長で3年間でございましたが、議員皆様にはご指導、ご支援をいただきまして大変ありが とうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ありがとうございます。   続きまして、ことし1年間私それこそ監査の中で大変お世話になってまいりました本間清監査事 務局長からお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(本間 清君) 佐藤議員につきましては、本当に1年間という短い監査のほ うでありましたが、監査の補佐をする立場でありながら、自分自身がそこに至らない部分があって、 大変ご迷惑かけたかと思いますが、大変どうもありがとうございました。   私は、昭和51年に旧山北町役場に入庁したのですが、今の監査委員事務局、選挙管理委員会事 務局までの勤務で通算38年になりました。この間本当に議員の皆様方、住民の皆様方から多くの協 力と叱咤激励をいただいたことにつきまして、心から感謝を申し上げる次第であります。   思い起こせばこの38年間、本当に苦しいこともあったのでしょうが、何か楽しいことがいっぱ いあったような気がします。本当にこれも皆様方のおかげかなと、このように考えております。これ から村上市もいろんな難しい問題があって、行政自体も大変になってくると思いますが、職員が一人 一人その課題を共有して、そしてその問題を解決していこうという道筋ができ始めれば、この壁とい うのは解決できるのかなと、こんなふうに考えております。また、そういう姿勢が職員には求められ ているのかなと、こんなふうに考えております。   最後になりますが、村上市の職員はどんな困難な中でも必ずやこの壁を乗り切れる力を持ってい ると思いますので、安心しております。本当に一言で言ってしまえば簡単ですが、皆様方には本当に 長い間お世話になりました。本当にありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ありがとうございます。   いよいよ10番目の課長になります。いろいろそれこそご迷惑をおかけしてまいりました大滝和 春総務課長から最後お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) それでは、私ども10名今ほどそれぞれ話ありましたように、3月末を もちまして退職させていただくわけでございますが、本当に長い間お世話になりました。私も40年 になりますけれども、これまできょうまで進めてこれましたのも先輩方、また同僚の皆さん、そして 議員の皆様のいろんな面でのご支援があってきょうを迎えられるということで、本当に心から感謝を 申し上げる次第であります。   振り返りますと、いろいろあるわけでありますけれども、特に合併後の5年間、もっと言います と最後2年間につきましては、本当にいい意味での緊張感を持ちながら仕事をさせていただきました。 本当にありがとうございました。また、4月からは違う立場でいろんなことをやっていきたいと考え ておりますので、引き続きいろんな面でご指導いただければと思います。   本当に長い間お世話になりまして、ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ありがとうございました。   それぞれ10人の課長さんは、三十数年、40年にわたる間、この行政の中でさまざまな経験、ま た働きをしてきた方々であります。今後の村上市に行政運営について、また市政運営についてのヒン トをこの最後の挨拶の中でいただいたのでないかなというふうに思っております。そんなことに本当 に残念でありますが、これはやはり人生の流れであります。そして〔質問終了時間5分前の予告ブザ ーあり〕大切なことは、皆さんは40年近く行政でお務めをしてこられたわけでありますが、これか らも40年ほど人生があるように思われますので、これから一層若返って頑張っていただきたいなと いうふうに思っております。   そんなことを申し上げて、私の一般質問を閉じさせていただきます。ありがとうございました。 (拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで佐藤重陽君の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会をいたします。   明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでございました。           午後 3時51分  散 会