平成26年村上市議会第1回定例会会議録(第5号) 〇議事日程 第5号 平成26年3月4日(火曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    19番   小  林  重  平  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(1名)   12番   川  崎  健  二  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    大   滝   和   春   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     佐   藤   憲   昭   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     田   嶋   雄   洋   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        都市整備課参事    東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        農業委員会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   本   間       清   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    板   垣       裕   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は25名です。欠席の届け出のある者1名です。定足 数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、2番、尾形修平君、15番、小池晃君を指名をい たします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は4名を予定しております。ご了承ください。   最初に、18番、滝沢武司君の一般質問を許します。   18番、滝沢武司君。           〔18番 滝沢武司君登壇〕 〇18番(滝沢武司君) おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、これから私の 一般質問を行いますので、よろしくお願いします。   これまで代表質問あるいは一般質問で多くの議員の皆さんが第22回ソチ冬季オリンピックスノ ーボードハーフパイプで銀メダルを獲得した平野歩夢君の快挙に惜しみない拍手が送られたことは、 ご承知のとおりであります。私もその一人に加えさせていただければと思っております。   特に先日の凱旋パレードあるいは報告会で示された市民の熱き思いや行動は、現皇太子妃雅子様 のご成婚の際に、旧村上市民約3万人の慶祝のときにも増して熱狂的な市民の皆様に迎えられたこと は、何物にもかえがたいものがありました。改めて皆様とともに歩夢選手の一層の飛躍を願いながら、 支援の輪を広げていくことが必要だと感じております。   また、間もなく迎える3月11日は東日本大震災の3年目を迎えるわけです。改めてとうとい命 を失った方々の冥福をお祈りするとともに、3年間、約1,000日を超える日々を耐えてきた被災者 の皆様方に心からの激励のエールを送り、一日も早く昔あったとおりのふるさと、家族の団らんを取 り戻すことができる復旧、復興ができるように祈念してやみません。   私の一般質問の第1は、冒頭にも述べました平野歩夢選手の快挙にかかわってでありますが、中 国の古いことわざに井戸の水を飲むときは井戸を掘った人の苦労を思い起こせという言葉があります。 そこで私は今回の十数年にも及ぶ歩夢君の努力をたたえる意味からも、まず第1番に銀メダル獲得に 対する村上市長としての率直な感想を伺いたいと思います。   2番目に、オリンピックでの銀メダル獲得の活躍と努力に対して、村上市としてはどのような形 での顕彰を今後に残したいと考えているか、現時点で結構ですので、お考えをお伺いいたします。   3点目は、本市の中学生である平野歩夢君の活躍による本市学校教育に与える影響を、市教育長 としてどのように感じ取っているか伺います。   4点目は、これまでの平野歩夢君の努力や活動をどのように市内児童生徒の心に訴えていこうと 考えているか伺います。   2項目めは、あらかわ保育園の出発に当たってということであります。少子化の波の中で家族構 成での兄弟姉妹の数がどんどん少なくなり、同世代の子供たちの触れ合い、競い合い、支え合いが減 っていることを考えると、また昔のような生活様式と大きく変わっていることなどから考えると、施 設が新しく、充実した保育ができるようになることは大変大切なことと考えますが、新たな運営方式 に対する心配も多いことをご理解いただいて若干の質問をさせていただきます。   あらかわ保育園園舎が3月16日に竣工式を迎え、4月からの保育園運営が村上市としては初め ての市直営型保育園から公設民営型保育園として新たなスタートをするに当たって、次の点について 伺います。   第1点は、あらかわ保育園の保育園運営が市直営から民営に移行するに関する園児や保護者等の 心配や疑問などを解消するために、今年度これまでどのような手だてをとってきたのか、具体的な事 例で説明いただきたいと思います。   2点目は、4月からあらかわ保育園入園時保護者と村上市の関係は、直接から間接的なかかわり になると考えますが、特に心配される園児に事故があった場合、市として責任のとり方やその対応は 園児保育者への理解が十分得られていると考えているか伺います。   3点目は、今後、あらかわ保育園運営を行う指定管理者が変更に仮になるような場合、指定期間 に勤務した職員の雇用関係や指定期間中に購入した備品・機器等はどのようになると想定しているか お考えを伺います。   市長、教育長の答弁の後、関連する質問を行いたいと思いますので、よろしくお願いをいたしま す。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、滝沢議員の2項目のご質問につい て順次お答えいたします。   最初に、1項目め、平野歩夢君の冬季オリンピックでの快挙にかかわっての1点目、平野歩夢君 のソチ冬季オリンピックでのスノーボード男子ハーフパイプ銀メダルの獲得に対する村上市長として の率直な感想についてのお尋ねでございますが、このたびのソチ冬季オリンピックでの平野歩夢さん の快挙につきましては、諸般の報告でもお話ししたところでありますが、弱冠15歳の少年が世界を 舞台にして、まさに歴史を変える偉業をなし遂げたことに驚きとともに敬服の念を抱いております。 同時に、村上市民に大きな感動と希望を与えてくれたことに感謝いたしております。2月11日から 12日にかけて行われたスノーボード男子ハーフパイプ競技には、私もパブリックビューイングの会 場で大勢の市民の皆さんとともに声援を送らせていただきました。深夜に行われた決勝で銀メダルを 獲得した瞬間は、会場の皆さんと感動を共有することができ、歩夢さんが育った地元市長として大変 名誉なことであると感じております。   また、今回平野歩夢さんが獲得したメダルは銀色のメダルでしたが、冬季オリンピック日本選手 最年少記録であり、新潟県勢初の快挙でもあります。私としては金メダルにもかえがたいものだと思 っております。そしてこのメダル獲得はご本人の並々ならぬご努力のたまものであると同時に、ご家 族をはじめ関係者の温かい支えがあってなし得た成果だと、改めて実感いたしているところでありま す。   次、2点目、オリンピックでの銀メダル獲得の活躍と努力に対して、村上市としてはどのような 形での顕彰を今後に残したいと考えているかとのお尋ねについてでございますが、先ごろ平野歩夢さ んの功績をたたえ、村上市スポーツ特別栄誉賞を贈らせていただきましたが、このたびの表彰はソチ 冬季オリンピックにおける銀メダル獲得という快挙をなし遂げたことに対する表彰であります。今後 は本市のほう賞制度等との関係を整理しながら、スポーツや文化芸術活動等で国際的に偉大な功績を 挙げられた市民をたたえるための、新たな顕彰制度の創設を検討してまいりたいと考えております。   なお、3点目と4点目につきましては、教育長に答弁をいたさせます。   次に、2項目め、あらかわ保育園の出発に当たっての1点目、指定管理への移行に対する園児、 保護者等の不安や疑問などを解消するために、どのような手だてをしてきたかとのお尋ねについてで ございますが、昨年10月16日に指定管理者の運営に関する住民説明会を、11月5日に新規入園希 望者説明会を、12月18、19、20日の3日間、統合する3園を対象に引継ぎ保育説明会を開催いた しております。指定管理者制度導入に伴う新たな保育サービスや保育内容、保育料、手続等に関して 説明を重ね、不安な点や疑問点などについての解消に努めてきたところであります。   次、2点目、園児に事故があった場合の市と指定管理者との責任分担についてのお尋ねでござい ますが、あらかわ保育園指定管理者業務仕様書に本市と指定管理者との責任分担を定めておりますが、 園児も含め施設利用者への損害賠償については指定管理者の責めに帰すべき事由により利用者に損害 を与えた場合、不適切な施設管理による利用者のけが等がこれに該当しますが、この場合は指定管理 者が責任を負うことにしており、それ以外の場合は本市が責任を負うこととなっております。   1点目でもお答えいたしましたように、それぞれの事案に係る本市と指定管理者の責任分担につ きましては、昨年10月以降に開催した指定管理者の運営に関する住民説明会、新規入園希望者説明 会、統合される3園を対象として引継ぎ保育説明会で説明を行っているところであります。   次に、3点目、指定期間満了後における職員の雇用関係や、備品等の取扱いについてのお尋ねで ございますが、まずあらかわ保育園の開園に伴い、採用された職員の雇用関係でございますが、法人 による採用であるため、当然法人との労働契約に基づき継続雇用あるいは解雇という形にならざるを 得なく、本市が介入すべき性質のものではありません。しかし、本市としての配慮は当然に必要とな ることから、指定管理更新の際は、応募条件にあらかわ保育園に勤務する職員の雇用を優先的に行う よう配慮すべき努力規定を設けるとともに、今後の運営の検証結果によりますが、指定期間の更新も 視野に入れるなど、保育の質の継続性とさらなる雇用の安定化に配慮したいと考えております。   次に、備品・機器等の取扱いについてでございますが、指定管理者募集の際の仕様書に規定して おりますが、本市があらかじめ備えた備品等については、更新されたものも含め本市が指定するもの に対して引き継がなければならず、指定管理者により調達された備品等については指定管理者の責任 において撤去・撤収することになります。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、滝沢議員の1項目め、平野歩夢君の冬季オリンピックでの快挙 に関わっての3点目、本市学校教育に与える影響及び4点目の歩夢君の努力や活動をどのように児童 生徒の心に伝えていこうとしているかとのお尋ねについてでございますが、あわせてお答えいたしま す。   身近な中学生である歩夢さんの快挙であることから、本市の小中学生に与える影響は大きいと考 えております。テレビを見ておりますと、歩夢さんのようになりたいと、スケートボードを練習する 多くの子どもたちの姿がありました。児童生徒一人一人には大きな可能性が秘められています。しか し、その可能性に気づかない子や簡単に諦めてしまう子が多いということも事実です。夢を持ち、そ の実現に向けて自分の可能性を信じて努力することの大切さを歩夢さんの快挙を通して学んでほしい と切に願っております。可能ならば、歩夢さんに体験談を語ってもらう機会ができればと考えており ます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) ありがとうございました。先ほども申し上げましたように、やはり市を代 表する役職の皆さんがどのように今回の快挙を受けとめているかと、今市長から大変丁寧な説明があ りましたけれども、それが今後の市政あるいは学校教育にかかわる一つの大きな施策のベースになる のだろうというふうに思うものですから、あえて率直な感想をということでお伺いしました。あるい はそういう点では、これまでも何回となく同僚議員の質問に答えてきたことと重複し、失礼な部分あ ったかもしれませんが、そういった意味合いで首長の思いというのがやはりその自治体の今後の政策 実行に大きくかかわるかなめであるということから、お許しをいただきたいと思います。   このことは今教育長の3項目、4項目あわせてということと考えますと、私はやっぱり市長の答 弁と同じように教育長として、いわゆるこの市内の教育の一番トップとしての感じ方あるいは受けと め方をお聞きしたかったと。また後で触れますけれども、4番目というのはそれをもとにして学校現 場ではどのようにそれを浸透といいますか、根づかせていく手段となるのかというあたりで、今のよ うに市長あるいは教育長の直接的な見解を伺った意味は、そこにあるということをご理解をしていた だきたいというふうに思います。   先般の一般質問の答弁の中で、旧市民会館、日本海スケートボード協会が使用している建物につ いて、今後どうするのだという話が出た際に、私はちょっとうなづけなかったのは、今後のあの建物 の改廃あるいは改修等についてはという質問に対して、市教育委員会のほうから新年度検討委員会を 立ち上げてこのことについては対処していきたいと、考えていきたいという答弁があったように私は 受けとめたのですが、お伺いしたいのはこれまであの建物、あの財産は教育財産でなくて、いわゆる 行政財産として管理されてきて、財政課の担当の問題なのだろうと。それの答えが教育委員会から出 るというあたりにちょっと合点がいかない部分があったので、その辺のかかわりについて若干説明を お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) おっしゃるとおり、あの体育館は普通財産、行政財産であるわけでございま して、教育委員会が申し上げたのは、ただ単に私ども財政だけではなくて、あるいは市長部局だけで はなくて、教育委員会部局も含めた横断的な話し合いのもとに進めていきたいというような答弁の趣 旨であったというふうに理解していますので、その点についてはそういうふうに理解をしていただけ ればありがたいなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そういうことでいいのだろうと思うのですけれども、やはり市の財産につ いては手続をとっていろいろ変更をしたり、移譲したりしているわけですから、その辺が誤解を生ま ないような、やはり今後の対策が必要なのだろうというふうに感じましたので、お伺いをしました。   もう一つは、今回を機会にスケートボードの村上市をメッカにしていきたいと、やっぱりそれだ けの大きな今回の影響があった快挙ですので、当然と考えて私もいますけれども、そういった関係で 今すぐですから、特別こうしたいとかああしたいとかここをこうするというような細かい構想はつく り上げられていないのだろうと思うのですけれども、やはり今後の検討委員会での検討あるいはいろ いろな構想についての市民への説明といいますか、そういった機会は非常に大事になるのだろうと、 今本当に市民の皆さんが燃え上がっている最中でもありますので、そういった機を失わないようなや っぱり対応をしていただきたいというふうに思いますが、特にこれまで同僚議員の一般質問につけ加 えて、ここをこうしたいとかあるいはこうしたいのだがというようなことがあったらお伺いしたいと 思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、あそこの旧体育館ですか、あれはスケートボードの施設でありまして、 歩夢選手がスノーボードハーフパイプで今の銀メダルを獲得したのも、基本的には小さいころからス ケートボードをやってきたと、エアの高さというのはそっから出てくるのだというようなテレビでも 解説をいたしておりましたので、その点がひとつ考えられることでありますし、またご案内のとおり 全国放送で何回が放送されましたが、非常にあの体育館は危険、外観見ておわかりのとおりでござい まして、当然解体あるいは躯体がどうかこれから調査をしていきたいと思いますけれども、何らかの 形で改修、解体をしなければならない危険な建物であるということもございます。そしてこれほど盛 り上がっていますので、何とか村上市をそういうような子どもたちあるいはオリンピックに夢を抱く ような青少年の皆さんあるいは選手の皆さんに、何とかそこで練習をしたり訓練をするというような 施設ができないかというようなことで、県とも当然のことながら今相談をしていきたいと。そして市 民の皆さんがどういう意向を示しているのかというようなことも考えながら、総合的な判断をしてい かなければならないなと、そのように考えているところでございます。   いずれにいたしましても、非常に今前段で申し上げましたように、基本はスケートボードをやっ たというようなことで、あれ以来非常に県内ですけれども、あるいはまた県外からも来ているみたい ですけれども、そこへ行って滑ってみたいあるいは習いたいというような子どもたちが非常にふえて いるというようなこともお聞きしておりますので、それらも含めて総合的な判断をしていかなければ ならないと、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今後に待つところが大きいのだろうと思いますけれども、やはりよく何を するかということで、入り口でなかなか迷って、実際の具体的な活動あるいは構想の実現に本当に時 間がかかるというようなことがあって、せっかく燃え上がった火がいつの間にか消えてしまうころや っと出てくるというようなことでは、やはり今回の場合非常に大きな出来事ですから、その辺もひと つしっかりと考えていただきたいというふうに思います。   私も歩夢君兄弟、それからお父さん、お母さんがあそこで協会の皆さんと一緒にコースをつくっ て頑張ってこられた11年前ぐらいから、ずっとその様子を見させていただいてきたのですが、本当 に涙ぐましい努力がこの間続けられてきたのだということを、やっぱり私たちはしっかりと受けとめ て、今後に期待したいというふうに思います。   教育長にお伺いしますけれども、やっぱり同じ村上市の学校の児童生徒であるということをしっ かりと指導する、あるいは心に受けとめさせるということは、私はこれまでも何回も言ってきたので すけれども、学校教育での市民としての一体感ということに大きくつながるから、今回私はあえてこ の問題について触れさせていただきました。同じ市内の児童生徒であるという立場、これは本当に子 どもたちにとっては、映像あるいは凱旋パレード等に参加した子どもたちはもちろんですけれども、 そうでない子どもたちにとっても大きなやっぱり刺激になったというふうに私は受けとめています。 そういったことで一体感を醸成をするという立場から、教育委員会としては先ほどの説明に若干触れ てはいますけれども、もう少し細かい点でのお考えを伺いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 議員のおっしゃるとおり、身近な存在であるということはものすごく大切 な部分があると。子どもたちに大きな影響を与えると思っています。要はテレビの向こうにいる人は 特別な人ではない。ついこの間まで一緒にいた人だ、または同じ同級生である、または同窓生である。 この思いというのは子どもたちそれぞれはそれぞれに可能性や夢を持っていますけれども、遠い存在 のものとして受けとめている場合はどうせできっこないやとか、そういう思いで諦めてしまう子ども たちがいっぱいいるのではないか。それが身近であるだけに、自分も努力すれば頑張れるのだ、そう いう思いを強く感じることが歩夢さん自身の姿から私は子どもたちが学び取ることができたのではな いかと、このように受けとめております。それを子どもたちにどう伝えていくかというのが教育のあ り方である、それをどう意味づけして子どもたちに伝えていくか、これは学校教育の大事な部分であ ろうというふうに考えております。   具体的には総合的な学習の時間で、例えば2分の1成人式というのがございます。10歳のとき に自分は20歳になったとき、どういう夢を持って頑張ろうかと決意をする式とか、または6年生で は自分の将来をどのように進めていくかというふうに、自分の人生設計を考える活動もあります。こ れはキャリア教育の一環でありますが。もちろん中学生のキャリア教育もございます。そのような中 で自分の夢を実現するためにどのようなことが大切であるか、そして努力がまたは我慢が、彼の言葉 からいろんなものが学び取ることができると思うのです。それを意味づけ、その中に意識づけで教育 を進めていくこと、それが歩夢さんの快挙に応えることではないかと、このように考えております。 そのような面で学校教育に生かすように教育委員会としては指導を進めていきたいと、このように考 えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 私は4点目で児童生徒の心に伝えていこうと考えているかという質問をし ましたけれども、やっぱり通り一遍の指導ではなかなか心に訴えるものあるいは自分が今感じている、 あるいは見たそのものについての深まりがなかなかできないだろうというふうに思います。年度末、 学年末ですから、なかなか指導の時間というのは非常に窮屈な中であろうかと思うのですけれども、 学年相応のあるいは学年段階相応の指導については、また教育委員会でもいろいろ手だてを考えてい ただきたいなというふうに思っております。その辺で低学年には低学年なりに、中学生は中学生なり に教えるとか考えさせる一番大きな問題は、私は継続は力というもの、今までは私なんかは通り一遍 に聞こえたあるいは言ってきたことが、本当に身近にその問題を私たちに話題を提供してあるいはそ の様子を見せてくれたことがありますので、そういった点をぜひいろいろな学年段階を考えながら指 導していくのが、今後の村上市のためにあるいは村上市学校教育のために必要だと思いますが、いか がですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 議員のおっしゃるとおりだと思っておりますが、議員の今おっしゃったこ とを参考にしながらこれから進めてまいりたいと、このように思います。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 先日ちょっと聞いたところによりますと、歩夢君が7日の日は卒業式を迎 えるということで、今後進学をするということになるのだろうと思うのですけれども、村上にそのま まいるのかどうかというのも、競技の環境とか練習の環境から考えると、なかなか厳しいものがあろ うかと思うのです。そういった意味でちょっと性急ないろいろな申し上げ方をしたのもそういった意 味合いで、仮に今後の活躍が村上市を拠点として行われなくても、そのことが今回の快挙が市として 継続的にまた重要な問題として持ち続けてもらいたいという意味合いからお話を申し上げました。   7日の村上第一中学校の卒業式には式場には報道陣は入れないという学校の態度だそうです。あ あそうかと、また聞き返したらやっぱり卒業式は歩夢君だけのためのものではないと、卒業するみん なのためにあるいは学校としても大事な行事なので、そういう方向をとりたいのだということであり ます。本当に大きな出来事に対する本当に細やかな対応ができているなというふうに私は思いました。 そういった意味合いでやはり学校だけでなくて、市の行政あるいは市全体にかかわる一つの方向づけ なのだろうと思いますので、紹介させていただきました。   今学校教育についていろいろお伺いしましたけれども、今回の件は学校教育だけの問題ではない と。特に私が本当にこの機会というのは千載一遇のチャンスだということから見ますと、今後の村上 市の商工観光的な部面での大きなポイントになるのだろうというふうに思っています。そういった意 味合いから商工観光課長にお伺いしますけれども、今回の非常に恵まれたあるいは村上市の名前を全 国的に広めた今回の影響について、特にこんな点を考えているとか、あるいはこう考えていかなけれ ばならないのではないだろうかというような、まだ確たるものはないかもしれませんが、現在の段階 で心組みといいますか、感じられていることについてお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 今般2月の11、12日以降に私どものほうの課で首都圏等に企業訪 問に行ってまいりました。この折にもやはり村上と言えば平野歩夢選手の話題になりました。そのほ かに物産展等にも出かけました。この折にも村上という名前だけでオリンピックの銀メダルというこ とで、今まで声がかからなかった、初めて新潟県村上市というのがオリンピックで場所もわかったと いうような感想を、いろんな立場の方からお聞きいたしました。これは今議員がおっしゃったように、 村上を売っていくチャンスだろうと思います。それから、平野選手が帰ってきて何を食べたいという 報道の中で、お母さんの鮭を食べたいというようなことが報道されまして、こんなこともまた鮭のま ち村上をアピールするチャンスにつながったなというふうに思っておりますので、これからもタイミ ングよく、今何をするということではないのですが、やはり鮭のまち村上、そしてまたソチ冬季オリ ンピックで銀メダルをとった平野歩夢選手の育ったまちというのをPRしてまいりたいというふうに 考えております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 質問が逆だったかもしれませんが、市長はどのようにお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 平野歩夢君のメダルにあやかりたいというようなことでは、大変失礼なお話 になろうかと思いますけれども、本当に今課長がおっしゃったように、全国津々浦々に新潟県村上市 というイメージが浸透をしたのではないかなと。本当に東京から電話かかってきたり、大阪から電話 かかってきたり、多くの方々から電話がかかってくるというような状況の中で、これからそれをどの ようにして村上市として生かしていくか、これから大きな課題になってくるわけでございます。経済 効果と言ったら本当に失礼な話になりますけれども、できれば経済効果がどのぐらいあったのかなと いうことも、できれば結果が出るようであれば調査をしてみたいなと、そのように考えているところ でございます。   いずれにいたしましても、これほど村上という地がどこにあって、そしてどんなところだろうと いうことが興味を持ったわけでございますので、恐らく足を運んでみようという全国からの観光客も いると思いますので、それらを関係機関と連携をとりながらいろんな面で生かしていきたい、そのよ うに考えているところでございますので、よろしくお願いをいたします。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 時あたかもおひな様まつりとちょうどドッキングしていますので、いろい ろなところからいろんな方が、これまでと違った目線で村上を見ていくのではないだろうかと、見に 来るのではないだろうかと思いますので、ぜひ今いろいろお伺いした基本は、やはり今回の快挙に対 してしっかりと受け答えするには、鉄は熱いうちに打てということわざのとおり、できるだけそのこ とが市民にとっても本当にともに喜び合えるようなものにしていただきたいということをお願いして、 2番目のあらかわ保育園の関係に移ります。   あらかわ保育園が4月1日から開園するわけですけれども、これまで年中さん、年長さんはその まま上がっていくのだろうと思うのですけれども、新たに入園希望されている、あるいは入園希望を 許可したというような人数はどのようになっていますか。定員数が90ですか、ちょっと200人のう ちの3分の1ですから、その程度の人数かと思うのですが、お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 4月から開園の予定のあらかわ保育園の入園の児童数でありますけれど も、定員が200名ということで、人数が203名の予定でございます。内訳としてはゼロ歳が5名、 1歳児が17名、2歳児が31名、3歳児が47名、4歳児が56名、5歳児が47名の〔質問終了時 間10分前の予告ブザーあり〕内訳になっております。新規の方が人数までちょっと資料お持ちしな かったのですけれども、11月の5日の日に説明会を開催させていただきましたけれども、約50名の 方に参加をいただいておりましたので、50名近くの方が今回新規の方で入園を希望されたのではな いかというふうに推測をしております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今在園している、小学校に移る子どももいるわけですね、年長さんで。在 園している年中、年少の子どもたちがあの建物にもう入っているのかもしれませんが、あと1カ月も ないものですから、どんなふうなスケジュールでいわゆる施設になれるという観点から手だてをとる のかということについて、ちょっと説明できたらお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 今現在私どものほうと、それから指定管理者である颯和会さんのほうで 引継ぎ保育という形ですので、各保育園を回りながら実施しておるわけでございますけれども、一応 卒園式が今月の26日ということで予定しておりますので、当然26日までは既存の保育園で保育を 実施すると。それから、27、28日につきましては体験保育というふうな位置づけの中で、新しいあ らかわ保育園のほうで実際に保育を体験していただこうというふうなことで今計画をさせていただい ております。登園につきましてはこれまでの保育園に登園していただいて、そしてそこからあらかわ 保育園のほうに通園バスで行っていただくと。そこで約午後3時までの間、保育していただいて、そ してまたこれまでの保育園のほうに戻るというふうな形で、保育園になれていただくことを今現在計 画をさせていただいておるという状況でございます。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 2点目に事故の関係での質問をしました。答弁をいただきました。やっぱ り事故は、学校でもそうなのでしょうけれども、やっぱりあって当たり前というような感覚で事に対 処しないといけない部分があると思うのです。いろいろな防災対策はあることを想定して避難をする、 あるいはいろいろ対応を考えるということで、それでようやく成り立っているというような側面があ るわけですから、事故についてもやっぱり保護者はもちろんですけれども、一般の皆さん方にも新た なスタイルでの運営なものですから、誤解と不安のないような説明の仕方をしていないと、いざ事故 が不幸にして発生したような場合、不必要な誤解が生じる心配がありますので、そういったことにつ いて民営化になってもこういう点では対応を市として、直営と同じように対応するので、大丈夫なの ですよというようなアピールの仕方をしておかないといかぬと思うのですが、その辺はどういうふう に考えますか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) これまでも住民説明会の折に、先ほどの市長答弁でもございましたよう に、その部分に関しましてもご説明をさせていただいたところでございますし、また指定管理者であ る颯和会さんのほうも実は入園のしおりというものに基づきまして、今そういった園児のけが等々に ついても十分説明をして、ご理解をいただいてきたところではございます。〔質問終了時間5分前の 予告ブザーあり〕 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 保育園の運営については、これまでもいろいろ手だてをとってはきている のですけれども、条例の改正を1年半前ですかにようやくするというようなこともあって、なかなか、 特に施政方針でも示されているように、土曜の保育あるいは休日保育、延長保育、そういったことに ついても今あらかわ保育園がスタートをするにあわせてという表現は語弊があるのかもしれませんが、 何かやっとそこまで来ているというような受けとめ方を感じます。まだまだ十分なニーズに合った保 育ができているとはなかなか思えない部分もあるのですが、これを機会にぜひしっかりとした村上市 の保育実績を上げていただきたいというふうに思います。   なお、直営から民営に変わるということで、どのような連携を民営化された保育園ととっていく のかということで注目していかなければならない部分があろうかと思いますが、きのうの一番最後に 10人の今回勇退される皆さん方の挨拶を聞いて、斎藤課長もその中に入っていたので、うまく次の 段階への引継ぎをしっかりとやっておいていただかないと、斎藤課長の気持ちが伝わらなかったなん ていうことになると大ごとですので、その辺ぜひしっかりと引継ぎをやっていただきたいなというふ うに、甚だ僣越ですが、思っておりますので、よろしくお願いします。   私は例年この3月定例会では、一般質問を終わるに当たってその年度末に勇退されている皆様方 にお別れの挨拶をしてきたのですが、きのう佐藤重陽議員から非常に粋な計らいで挨拶をしていただ く機会を設けてもらって、今回は10名の皆さん方が今後とも村上市の発展のために力を添えていた だくことをお願いし、またご健勝にお過ごされますように祈念しながら、私の一般質問を終わらせて いただきます。   ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで滝沢武司君の一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。            午前10時50分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開をいたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、24番、山田勉君の一般質問を許します。   24番、山田勉君。            〔24番 山田 勉君登壇〕 〇24番(山田 勉君) おはようございます。鷲ヶ巣会の山田勉でございます。議長のお許しをい ただきましたので、ただいまから一般質問をさせていただきます。   1項目め、市内スポーツ分野への支援について。村上市出身で中学3年の平野歩夢君がソチ冬季 オリンピックで銀メダルを獲得しました。冬季オリンピックの日本勢で初、そして冬季オリンピック 史上最年少のメダルを獲得したのであるとともに、本県出身選手としても初めてのメダリストでもあ ります。私もスポーツ関係に携わる身としては特に喜ばしく、そして市民として大変誇らしく思い、 心から敬意を表するものであります。   旧市民会館をスケートボード施設として利用している「日本海スケートパーク」を改修する旨の 報道がなされているところでありますが、この施設で平野選手が幼いころから重ねてきた努力、そし てこれまでのご活躍を思えば、市として何らかの支援が必要ではないかと考えるところであります。 また、これを機に本市のさまざまなスポーツ分野への支援は考えられないものか伺います。   2項目め、市内小中学校の現状について。1、登校拒否、学力低下やいじめなど子どもたちを取 り巻く問題に対し、どのように対応しているのか伺います。   2、市内にはスイミングスクール等で水泳を学ぶ多くの子どもたちがいますし、小学校であれば 小学校のプールで水泳の授業が行われます。しかし、中学校になると学校にプールがなく、授業もな いことからせっかく学んできた水泳をすることができないと嘆く声が聞こえてきます。このことから 中学校のプールの設置についてのお考えをお伺いします。   答弁の後、再質問させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、山田議員の2項目のご質問について、1項目めの市内スポーツ分 野への支援についてということでございますので、教育長に答弁をいたさせます。   次に、市内小中学校の現状についても教育長に答弁をいたさせます。   よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、山田議員の1項目め、市内スポーツ分野への支援について。日 本海スケートパークの改修などの支援が必要ではないか、またこれを機に本市のさまざまなスポーツ 分野への支援は考えられないものかとのお尋ねについてでございますが、さきの川村議員にもお答え いたしましたとおり、旧市民会館につきましては日本海スケートボード協会の皆さんがご尽力され、 平成15年3月に日本海スケートパークとして生まれ変わり、現在は子どもから大人まで多くの市民 が利用している日本海側最大の室内スケートボード場であります。今回ソチ冬季オリンピックスノー ボード男子ハーフパイプで銀メダルを獲得した平野歩夢さんの活躍の原点がこのスケートパークであ ります。今後は新年度早々に検討委員会を立ち上げ、本市がスケートボードのメッカとなり、第2の オリンピック選手が育つよう、新潟県や関係者とも相談しながら、環境改善に向けた整備方針につい て検討してまいりたいと考えております。   また、今後のスポーツ分野への支援につきましては、このたびの平野歩夢さんの活躍を本市のス ポーツ振興を図る絶好の機会と捉え、関係団体の皆様と連携を密にしながら有効な支援策を検討して まいります。   次に、2項目め、市内小中学校の現状についての1点目、登校拒否、学力低下やいじめ問題への 対応についてのお尋ねでございますが、いじめ、不登校、学力低下は市内全小中学校で重要課題と捉 え、全校体制で課題解決に当たるよう、繰り返し指導しているところです。まず、いじめ、不登校へ の対応については、毎月の学校からの報告をもとに実態を把握し、地区担当の嘱託指導主事が中心と なり、解決に向けた継続的なサポートに努めております。また、必要によっては県教育委員会や関係 機関と連携した取り組みも行っております。   次に、学力低下への対応については、毎月の校長会議で指導主事訪問や毎月実施しているウェブ 配信診断テスト等の結果をもとに、授業改善のポイントを指導しています。また、今年度は県教育委 員会と連携した学力向上に向けた研修会や授業研究を複数回実施しておりますし、新年度においても 引き続き実施してまいりたいと考えております。   次に、2点目、中学校へのプール設置のお尋ねについてでございますが、中学校学習指導要領の 保健体育の内容に水泳はありますが、必修ではありません。実施期間が短いこと等から考え、現在市 内8中学校では水泳授業は行っておりません。また、このことに対して学校からの要望もありません。 現在のところ中学校へのプールの設置は考えておりません。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。スケートボードの新しい施設をつくると言って おりましたが、県知事と会うということで話し合いをしましたか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、きょう傍聴席に村上地域振興局から、どこに移るのだろうというよう なことで、ぜひとも県の力をいただきたいなと、よろしくお願いしたいと思っております。   県知事とこの前会ったかということでございますけれども、正月過ぎ何度か知事ともお会いをい たしておりますし、また私だけではなくて、いろいろな方々にメダルを取る前からあるいはメダルを 取ってからもそうでございますけれども、やはり県としても大きな力を注いでいかなければならない のではないかというような発言をされているというようなことで、非常に力強く思っているところで ございます。そういう観点からこれからまず市でいろいろな詳細を検討しなければなりませんので、 その上で県にお願いできること等をお願いをしながらやっていく必要があるのではないかなと、知事 の前に当然のことながら村上振興局がありますので、振興局を通して知事のほうにお願いに行かなけ ればならないのではないかなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。ハーフパイプを蒲萄スキー場につくると言って いますが、このスキー場の活性化につながると思いますが、多くの子どもたちや次の平野君を目指し て見学に来ると思いますが、今後どのような展開をしていくべきか、いつごろまでを予定しています か、市長の考えがありましたら。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) つくるとは言っておりません。当然のことながら蒲萄スキー場がありますの で、普通から考えてこれだけの非常に国民的にもスノーボードが認知されたわけでございますので、 蒲萄スキー場がありますので、蒲萄スキー場を使って可能かどうかというようなことをこれから精査 していく必要があるのではないかと、そのようなことを申し上げているのであって、いつつくるとか まだそういう段階ではないということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) いろんな方からの質問も関係してありましたけれども、やっぱり市長が私 はつくると言ったような気したものだから、つくるのならいつまでつくるのかなという考えでいたの です。これだけ盛り上がるとやっぱり立派な蒲萄スキー場に、冬だけではなくて年中練習できるよう なものをつくってほしいと思いますが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) スノーボードのハーフパイプですので、当然雪が必要です。夏も滑れるよう なものということでございますと、そういうのもありますけれども、非常に人工芝を敷き占めたり、 莫大な経費がかかりますし、あと管理面、運営面等も含めて考えていかなければなりませんので、そ んなに簡単にどっかの物を買ってくるというようなわけにはいかないと考えていますので、その点に ついてこれから構想を練っていくということでありますので、誤解のないようにしていただければあ りがたいなと、そのように思います。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) きょうは県の振興局がじっくり聞いてくださっているということで、市長 が先ほど言っておられましたけれども、こういう面でもやっぱり大いにアピールして、これも日本の トップになったわけですので、どうかひとつやっぱり大変でしょうけれども、予算も相当使うかもし れないけれども、それも一つの活性化になるし、村上の発展につながる。今の平野君の名前が全国に、 村上市の名前が全国に知れ渡っている、この機会を利用してやるのがやっぱり市長の役目ではないか なと私は思うのですが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私の役目であることは間違いないわけでございまして、多額の資金が必要に なってまいります。どういうような補助事業があるのか、それらについても十分にこれから検討をし ていかなければなりませんし、全部県でつくってくれるというのならまた別ですけれども、そうでは ないと思いますので、それらについて早くつくれ、早くつくれという山田議員のあれですけれども、 そういうものでもないということでありまして、順序を踏んでしっかりとした計画のもとに県とも相 談をし、あるいは場合によっては国の補助事業等も取り入れながらやっていく必要があるのではない かなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 市長も多額な資金、市長、多額の資金ってどれぐらいのことを言うのです か。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まだ何もつくるとか、どういうものをつくる、どの規模のものをつくる、そ してシーズン的にはどういうシーズンをねらっていくか、オールシーズンでやるのかといった、何も まだ検討していないわけでございますので、今4月1日に人事異動がありますので、そこからスター トいたしまして、横断的に先ほど申し上げましたが、庁内あるいは市民、そして県、国のご意見等を いただきながら、建設に向けて準備に入っていくということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 大変でしょうけれども、頑張ってよろしくお願いします。   それから、4年後のオリンピックも村上市からメダルラッシュになる可能性もあると思うのです。 これからの選手は県外に行ったり、海外に行ったり、反対に言うと勉強の面では恐らくなんとかなる なと思いますが、小学校、中学校を卒業するまで各学校の義務教育、時間、例えば国語、英語、数学、 決まっているのですか、卒業するまでの義務教育の。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 小中学校義務教育でございますから、それぞれの学習指導要領の中でここ まで学習をしなさいというものは定められておりますし、そのためにこれだけの時間を使いなさいと いうことも定められております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 私は簡単に言うと、私も運動をして別な分野でもプロとしてもちょこっと やってきましたので、簡単に言うとプロからスカウトというか、プロの契約をしているわけですから、 そういう面でも勉強が恐らく、個人的に勉強教えるのもそれも単位として、個人教育も単位として海 外へ行っても脇についている人が教えればそれで単位になるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 義務教育でありますので、高校のようにこれだけの点数をとらなければだ めであるとか、そういう内容はございません。最終的には校長がその子どもがそれだけの学力を有し ているというふうに認めれば進級することはできますし、卒業することもできます。最終的には学校 の学校長及び担任等の判断に応じて、ふさわしい学力を有しているか有していないかというような判 断になると考えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   それでは、第2の市内小中学校の現状についてお伺いします。いじめ、不登校の問題につきまし ては、市内全地区小中学校の村上市立小中学校望ましい教育環境整備検討委員会をして、今後あるべ き教育環境等について検討してまいりますと言っておりましたが、どのような方法で委員会を持って いくのか、現在どのようになっているのかお伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 今定例会に村上市立小中学校の望ましい教育環境の整備検討委員会 というのを条例案を提案させていただいております。これにつきましては、今までの村上市における 児童生徒の減少と、それがいろんな意味でのいわゆる学校における生徒に対する環境のことについて、 いつも大きな問題につきましては統廃合のことが一番大きなことではないかなと思っておりますが、 そのようなことも含めていろんな子どもたちに対する環境のことについての整備を、この委員会を立 ち上げて検討していただこうということで、今回今定例会に提案をさせていただいたものでございま す。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 委員の中に何人、どなたが委員に入っていますか、お伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) まだ正式に議決をいただいたわけではありませんが、今回提案いた しました委員会の部分で申し上げますと、20名以内の方に委員にお願いしようかということでご提 案申し上げております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 次に、時代や社会の変化を映して難しくなりつつある児童生徒一人一人の 生きがい、心を見詰め、熱意を持ってきめ細かな指導ができる教職員を育てる研修体制の整備に力を 入れていると思いますが、どのような指導をしているのかお聞きします。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 先ほど述べましたが、一番の大事なポイントは、私は授業であると、この ように考えております。これは学力向上も生徒指導もあわせてであります。日々の授業の改善なくし て、学力向上も生徒指導の問題も解決はしないと、このように考えております。それには一人一人の 児童生徒にいかに向き合って、いかに声を聞いて、いかにその児童一人一人に沿った教育を進めてい くか、この時点が大事であると。そのための授業のあり方、そして構え等について教育委員会として は学校現場に指導を進めております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) これからの学校教育に対して、教育は将来の地域社会を担う人材育成を目 的として、学校、家庭、地域が三位一体となり進めていかなければなりませんが、教育長としてお考 えをお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) そのことについては、私が一番大事に進めていこうという中身であります。 6月の議会でも述べましたが、学校、家庭、地域がどういう子どもを育てようかと目標を共有化して、 ベクトルを同じにして進めていかなければ私は効果が薄いと、このように考えております。その一つ の場として郷育教育の会議等を活用しながら、目指す子ども像に向けて家庭、学校、地域が協力し合 って進めていくことが大事であろうと。ただし、その中心となるのは学校であろうと。そのために学 校としてどのように進めていくかをきちっと明確にして、家庭にお願いすること、地域にお願いする こと、ともに進めていくこと、それらを明らかにして活動を進めていくようにお願いしているところ であります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   全国学力テストは村上市小中学校の結果はどのようなものですか。また、他市町村との教育差が あってはならないと思いますが、どのように考えていますか。やはり基本は学校であります。子ども たちが落ちついた環境の中で熱意のある先生により学習に取り組み、学校を拠点として連携を図るこ とが重要であると考えますが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) まさにそのとおりだと思います。全国学力テストの結果等については、前 回の議会で本間議員にお答えしたとおりでありますが、小学校においては全国平均を上回っておりま すが、中学校においては全国平均を下回っている現状にあります。   9月の段階からその内容等について分析を進めております。やはり一番大事なものはどの子もわ かる状態にしていくこと、要するに二極化、平均というのはちょうどこういう真ん中になって山なり になれば一番いい状態でありますが、それはできる子がいて、できない子も大勢いると平均には平し ますが低くなります。できない子ども、要するに学習がしっかりとその時点で勝ち得ずに次の段階に 行くとこの子たちがふえていくと思います。この子たちをどのようにして中学校へ送り出すか。中学 校の平均が低いのは、中学校だけの問題ではありません。それは小学校からの積み重ねの問題であり ます。ですので、この低い子どもたち、要するにわからない状態で次の学年へ送り出すことを少なく していくこと、それが村上市の学力向上につながっていくことであろうと、このように考えておりま す。そのための授業の工夫、これは教員が資質向上として図らなければいけない内容であります。   教育委員会としては、よりきめ細かな指導ができるような補助、教育補助員とかまたは介助員と か、それ等を通しながら、きめ細やかな学習を進めていけるように環境整備をすること、これは教育 委員会のもう一つの立場であると考え、そのようにして次年度も取り組みを進めていきたい、このよ うに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   小中学校の生徒において今現在携帯電話を持つ児童がふえていますが、学校としての指導はどの ようになっているのかお伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 携帯電話については、学校としては不用な物は学校には持ってこない、こ れが規則であります。携帯電話は学校の活動に不用な物として捉えておりますので、学校には持って こないということが原則となっております。ただし、どうしても必要な子ども、児童生徒、例えば帰 るときにどうしても連絡をしなければいけないとか、そういう事由があった場合については、学校と 個々に連絡をとり合っているというような形になっております。   ただし、携帯電話を所有している児童生徒が大勢いることは事実であります。そのことがいじめ 等に発展しないような指導を進めることは大切だとして教育委員会では指導を進めておりますし、家 庭、保護者に対しても正しい携帯電話のあり方、そして持つことについての必要性等についてPTA 活動や学校として指導を進めているところであります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 携帯電話というのはポケットに入れればわからないわけですが、現にやっ ぱり児童が携帯を持っているか確認するのですか、それとも見た時点で注意するのですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 中学校においては持ち物検査している学校もあるかもしれませんけれども、 現時点においては私はそこまで把握しておりません。申しわけありません。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今ALTという英語の外国人を2年に1回、村上市ではALTは何人ぐら い今現在いるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 外国人の英語助手ということでALTを6名お願いしております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 6名の配置はどのように。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 村上地区にお二方、あとの地区についてはお一方ずつでございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 話によるとなかなか2年に1回なものだから、集まらないというような話 も聞くのですが、そういうのはございませんか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 私どものほうでは3年を最長としてお願いしております。今のとこ ろ幸い人が、ALTの方が不在になったということについてはありませんし、そのようなことは当市 においてはないのかなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   次の各小学校の水泳が各学校であります。特にいろんな大会があったのです。今現在も小学校で は交流大会とか郡大会とか、県大会どうかわかりませんけれども、あると思うのですが、中学校はど こもないと言っておられましたが、当然やっぱり大会で前は中村真衣なんて新潟県の出身の方がメダ ルを取った、これはスイミングクラブでご活躍しながら、オリンピックに出た方ですが、村上でもや っぱりそういう中学校であることによって、またそういう面での水泳の分野、特に村上市は海が多い ですが、そういう面でも海でも泳げますし、いろいろな面でもこれはこれからやっぱりつくるべきな のかなと私は思うのですが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 水泳というのは、とても大切なものであると、このように認識しておりま す。日本は海に囲まれておりますので、自分の体を守るためにも泳ぎができるということは大事なこ とであろうと。小学校段階においてそのことをしっかりとなし遂げることが大事であろうというふう に考えております。幸いなことに村上市はまだ地区ごとの水泳大会があります。5、6年生はそれに 向けて練習を進めています。その中で特訓等を重ねて5、6年生の多くは最低25メートルは泳げる ような形で卒業してまいります。そのことが私は大事であろうと。中学校は残念なことに今現時点に おいてプールは一切ございません。しかし、過去においては荒川にもそれから村上にもプールはござ いました。しかし、先ほど申し上げましたように、なかなか授業としての中での活用のあり方、部活 動のあり方等で衰退していったものではないかと、これは推察しております。現時点において中学校 等においてはプールの必要性、重要性を教育委員会に来ておりませんので、私は現時点においてはよ ろしいのではないかと。水泳も自転車も一度覚えたことは忘れません。ですから、小学校段階でしっ かり身についたものは大人になっても大切になっていくのではないかと、そのように考えております。   クラブチームで参加する大会等はございますので、村上にもスイミングクラブございますし、中 条にもございます。それ等を活用して伸びていく子どもたちには伸びていってもらいたいと、このよ うに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今ほども中学校でもプールがあったことも過去にはあったと、なぜ中学校 のプールがなくなったのか、もう一回、原因はあるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 申しわけありません。調べておけばよかったのですけれども、それがなぜ なくなったかということについては、私存じ上げておりませんが、しかしやはり水泳の時間が限られ た時間で使用頻度が少なく、そのための経費等が多くかかること等が考えられるのではないかと、こ れは推察いたします。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 市長、同じ質問ですけれども、中学校でみんなプールあったのですよね、 山北も多分、中学校にあったと思いますが、なぜいつの間にかなくなったのか、その原因はわかりま すか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 原因についてはわかりませんけれども、今教育長も答弁いたしましたように、 いわゆる本当に使用期間が短いというようなこと、あるいはそれらに伴って教員配置も必要になって くるというようなことで、あくまでも推測ですけれども、そういう理由で廃止したのではないかと考 えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   いろいろな面で前もってちゃんとこういう質問をするということを言っておけばよかったのです が、ついついできませんでした。   これで私の質問を終わりますが、退職される10名の方に長い間大変ご苦労さまでした。今後体 に気をつけて村上市のためにご指導をよろしくお願いしまして、一般質問を終わります。   ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで山田勉君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。            午前11時38分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開をいたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、13番、木村貞雄君の一般質問を許します。   13番、木村貞雄君。           〔13番 木村貞雄君登壇〕 〇13番(木村貞雄君) 鷲ヶ巣会の木村貞雄でございます。質問に入る前に、まずもってこのたび ソチオリンピック、スノーボードハーフパイプで見事銀メダルを獲得されました平野歩夢さんに、お めでとうと言わせていただきますとともに、心からお祝いを申し上げます。   また、2日の日曜日には凱旋パレードで今までにないにぎわいで村上市は元気が出ました。きょ うはまたこのように大勢の方から傍聴に来てくださいまして、大変ありがとうございます。   それでは、質問に入らせていただきます。私の質問は3項目です。1番目、学校統合について。 @、神林地区においては合併前に設置された学校統合準備委員会において、当時の村長の諮問に基づ き小・中学校の統合に向けた新たな方向性を検討し、平成19年10月23日に答申書が提出されてお ります。村上市が合併して6年になりますが、この件についてこれまでの経過をお聞かせください。   A、市では望ましい小・中学校の教育環境はどうあるべきかについて検討されるようですが、少 子化が進む中で、学校経営の観点から学校統合については避けては通れない検討課題であると考えま す。現状をどのように捉え、どのように対応しようと考えているのかお伺いします。   B、市の総合計画に学校統合についてはどうして組み入れなかったのでしょうか。   C、学校統合の観点から地震補強及び大規模改修について、次の点を伺います。(1)、平林小 学校、神納小学校、そして平林中学校は老朽化しており、耐震基準を満たしていないため、早急に耐 震診断を行い、改修を実施しなければならないと、当時の学校統合準備委員会における問題点の中で 検討されてきております。しかし、神納小学校と平林中学校は平成27年以降に地震補強及び大規模 改修が予定されているようですが、早急に改修をお願いしたいと思います。教育長の見解をお聞かせ ください。   (2)、地震補強及び改修の実施により、統合の進捗が遅れるようなことがあってはならないが、 その点についてお伺いします。   (3)、小中学校の校舎は災害時の避難所としての役割もあります。学校統合した後の施設利用 等も含めると、改修の考え方が変わってくるのではないかと考えますが、市の考え方についてお伺い します。   D、村上・朝日地区の学校統合については、今後どのような考え方で進められるのかお伺いしま す。   大きい2番目、公民館活動と協働のまちづくりについて。@、協働のまちづくりが始まってから 公民館の活動と市民の参加する場所が狭まれているのではと思いますが、いかがでしょうか。   A、公民館(社会教育部門)と協働のまちづくりの職員体制をお聞かせください。   B、今後の公民館活動とまちづくり協議会の活動の位置づけについてお聞かせください。   C、社会教育委員・公民館運営審議会委員の選出区分の変更理由についてお聞かせください。   D、平成26年度から導入しようとしている地域おこし協力隊制度とのかかわり方についてお聞 かせください。   大きい3番目、子育てと特別支援学級について。@、児童生徒が減少している中において、こと ばの発達遅れや集団の中で気になる子がふえております。本市では昭和60年からことばとこころの 相談室を開設し、ニーズに応じた専門的支援指導を行っております。その成果と今後の方針について お聞かせください。   A、平成26年度からあらかわ保育園が開園しますが、発達障がい等を抱える児童への対応を考 えた場合、保育士の研修や就学時における連携はどのように対応しようとお考えなのかお聞かせくだ さい。   B、発達障がい等を抱えた児童生徒への支援は、福祉課と学校教育課の2課にまたがっており、 縦割り行政の弊害など複雑なところもありますが、今後予算等も含めて保育から学校教育へとどのよ うにうまく連携していくのでしょうか、お聞かせください。   C、妊婦さんとその夫を対象にした「パパママ応援教室」の内容についてお聞かせください、   以上でございますが、きょうは大勢の皆さんが来ておりますので、理事者の皆さんは愛想のない ような答弁ではなく、心のこもった答弁をお願いし、ひとまず降壇し、再質問に入らせていただきま す。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、木村議員の3項目のご質問について、誠意を持って順次お答えを させていただきます。   最初に、1項目め、学校統合については教育長に答弁をいたさせます。   次、2項目め、公民館活動と協働のまちづくりについての1点目、協働のまちづくりが始まって から公民館の活動と市民の参加する場所が狭まれているのではないかとのお尋ねについてでございま すが、第1次総合計画並びに行政改革大綱に基づき、市民協働のまちづくりに着手し、この推進母体 として各地区にまちづくり協議会が関係各位のご尽力により平成23年度末に設立をされております。 この間、市民協働のまちづくり指針をもとに検討、協議を重ねてきたわけでございますが、木村議員 ご指摘のとおり公民館事業との重複も避けられない状況から、平成21年度から各地区の公民館事業 との調整を行ってまいりました。公民館制度の長い歴史に加え、各地区における特色ある事業展開に より、統一した事業調整は難しいため、各地区公民館事業とまちづくり協議会事業との連携をお願い してきた次第であります。   しかしながら、公民館事業とまちづくり協議会事業の切り分けを危惧する声があることから、昨 年担当課レベルで協議を行ったところであります。さらには新年度当初までに公民館職員とまちづく り協議会担当職員とで意見交換会を実施し、連携強化を図ってまいります。   次、2点目、公民館(社会教育部門)と協働のまちづくりの職員体制についてのお尋ねでござい ますが、担当職員といたしましては、各地区公民館担当職員1人ずつ、各まちづくり協議会に1人ず つを配置しております。   次に、3点目、今後の公民館活動とまちづくり協議会の活動の位置づけについてのお尋ねでござ いますが、市民協働のまちづくりの推進母体としてのまちづくり協議会は、地域の課題解決や産業の 活性化に至るまで幅広い活動が想定をされておりますが、設立後の事業においては親睦や融和を出発 点として、集落活動支援やイベントなど重点を置いた活動もあり、地域によっては公民館事業と重複 する場合もあります。このため1点目でもご説明いたしましたとおり、関係課において十分な協議、 検討を進めてまいります。   次、4点目、社会教育委員・公民館運営審議委員の選出区分の変更理由については教育長に答弁 をいたさせます。   次、5点目、平成26年度から導入しようとしている地域おこし協力隊制度との関わり方につい てのお尋ねでございますが、地域おこし協力隊はまさに地域振興や地域おこしの起爆剤として隊員と 地域住民がお互いに支え合う活動であります。このため地域行事はもとより、公民館活動やまちづく り協議会活動への積極的な関わりを持っていただくことを基本と考えております。   次に、3項目め、子育てと特別支援学級についての1点目、ことばとこころの相談室の成果と今 後の方針については教育長に答弁をいたさせます。   次、2点目、平成26年度からあらかわ保育園が開園するが、発達障がい等を抱える児童への対 応を考えた場合、保育士の研修や就学時における連携はどのように対応を考えているかとのお尋ねに ついてでございますが、保育士の研修につきましては、あらかわ保育園は新設保育園であり、さまざ まな保育環境で育った保育士が集まるため、内部研修の充実と市が主催する障がい児童研修等にも積 極的に参加していただき、公立保育園と連携しながら発達障がいの理解と対応について研修を深め、 保育の質の向上に努めてまいりたいと考えております。   また、就学時における連携については、発達障がい児や保護者には乳幼児期から学童期に切れ目 のない支援が必要でありますので、福祉課が所管である障害児療育推進委員会や教育委員会が所管す る就学指導委員会において就園・就学の情報交換を行い、連携を図っておりますので、あらかわ保育 園の児童についても同様に対応をしてまいりたいと考えております。   次、3点目、発達障がい等を抱えた児童生徒への支援は、今後予算等も含めて保育から学校教育 へとどのように連携していくのかとのお尋ねについてでございますが、現在保育園と小学校、中学校 の園長、校長懇談会等において、双方における生活・学びの実情や子どもたちの育ちと見通しについ て共通理解を深めております。特に発達障がい等を抱えた児童については、保護者を含め関係等で円 滑な支援につながるよう連携を図っております。   なお、教育委員会の取組みについては教育長に答弁をいたさせます。   次、4点目、妊婦さんとその夫を対象にした「パパママ応援教室」の内容についてのお尋ねでご ざいますが、「パパママ応援教室」は妊娠中と産後の生活や妊娠中の食事、調理実習などを研修する 「わくわくコース」、産後のお風呂の入れ方、着替え方、お父さんの役割などの研修をする「すくす くコース」のメニューで、春コースから冬コースまでの年間8回実施をいたしております。この教室 は大変好評であり、ことし2月現在で79人の方が受講されております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、木村議員の1項目め、学校統合についての1点目、平成19年 10月23日に提出された神林村学校統合準備委員会の答申書を受けての経過についてのお尋ねでござ いますが、合併後学校関係者の方々にご意見等を伺いましたが、教育委員会として具体的な方向性を 見出すまでに至っていなかったのが現状であります。工藤前教育長は、合併直後は安定した学校経営 を図ることが第一と考えて統合問題を取り上げず、小規模校の利点を生かした学校経営を進めるよう 支援してまいりました。しかし、このたびの退任の引継ぎに当たって、合併して5年経過したこと、 児童生徒の数が減少し、今後の入学者数を見ると学校の配置を整備していかなければならない実情に 置かれていることや、保育園が統合していく中で学校が現状を維持していくことに難しさもあり、統 合を検討する委員会を立ち上げる必要性があると伺っておりました。   次に、2点目、望ましい教育環境について、現状をどのように捉え、どのように対応しようと考 えているかとのお尋ねについてでございますが、5点目の村上・朝日地区の学校統合についてのお尋 ねとあわせてお答えいたします。教育委員会としましては、今まで統廃合を含めた児童生徒の望まし い教育環境について十分な話し合いを行ってこなかったことから、昨年5月から学校の望ましい教育 環境等について研修・話し合いを進めてまいりました。その結果、長年にわたって地域の文化施設と して機能してきた学校の統廃合については、保護者や地域住民の意思を十分尊重した審議、検討が必 要であると考え、今定例会に村上市立小・中学校望ましい教育環境整備検討委員会の条例制定を提案 させていただきました。この委員会からの答申を受け、学校統合についての方針を策定し、対応して まいりたいと考えております。   次に、3点目、市の総合計画との関係についてですが、第一次村上市総合計画における学校統合 については、本市の学校統合の方針が未確定なため、市民、関係者への説明、コンセンサスを得るま でに至っていないこと、また学校施設の耐震補強・大規模改修を優先することとしたことにより、登 載を見送った次第であります。   次に、4点目、学校統合と地震補強等についての1つ目、神納小学校と平林中学校の地震補強、 改修についてのお尋ねでございますが、両校については平成26年度に実施設計を委託し、平成27 年度に国の交付金等の制度を活用しながら、耐震補強工事等の実施を予定しております。   2つ目、地震補強等の実施と統合の進捗についてのお尋ねでございますが、学校施設における耐 震改修工事については、学校の統廃合と関連づけをせず、児童生徒の安全を考え、最優先事業と位置 づけをし、平成27年度末までの完了を目標に計画を進めているところであります。   3つ目、避難所としての学校施設についてのお尋ねでございますが、耐震化工事等の実施設計に あたっては、避難所指定を受けた施設として災害時の児童生徒及び地域住民の安全確保を図ることを 第一に捉え、設計にあたっております。今後も引き続き国の目標である平成27年度末までに学校施 設の耐震改修工事が完了できるよう事業を実施してまいります。   次に、2項目め、公民館活動と協働のまちづくりについての4点目、社会教育委員・公民館運営 審議委員の選出区分の変更理由についてのお尋ねでございますが、社会教育委員及び公民館運営審議 委員につきましては、公民館活動も含めて社会教育事業全般について審議していただくために、社会 教育委員は公民館運営審議委員を兼任しております。現在の委員構成につきましては、公募による委 員3人、学校関係委員2人、各地区公民館より2人ずつの合計15人を選任しております。これは合 併前の旧市町村によって社会教育事業や公民館活動の状況が異なっていたことから、地域事情を反映 させるために各地区から複数委員を選任してきたところであります。しかし、合併後6年が経過しよ うとする中、地域事情だけでなく、多様化・高度化する市民の学習ニーズに対応できる社会教育の推 進が求められることから、来年度からは定員をそのままに各地区公民館から選出する委員を1人とし て、残る委員を公募や学校関係のほか、新たに家庭教育、文化活動、スポーツ、まちづくりなど幅広 い分野から選任することにいたしました。   次に、3項目め、子育てと特別支援学級についての1点目、ことばとこころの相談室の成果と今 後の方針についてのお尋ねでございますが、相談室が開設された昭和60年から個別に配慮を要する 子どもについての相談は年々ふえ、開設当時は94件だった相談件数が、平成24年には328件と約 3.5倍に大きく増加しております。この相談件数の増加は、個別に配慮しなければならない子どもが ふえているとも言えますが、個別に配慮を要する子どもを専門的な視点から見つけ、実態に応じた対 応が早期に、適切に行えるよう、保育園や幼稚園を回って巡回相談などを行ってきた成果であると考 えております。今後も専門的な視点から一人一人に応じた適切な支援や指導、相談を一層充実させる とともに、特別な配慮を要する子どもを早期に発見し、適切に対応できるよう、関係機関と連携を図 りながら、取り組んでまいりたいと考えております。   次に、3点目、発達障がい等を持った児童生徒への支援と保育園と学校との連携についてのお尋 ねでございますが、発達障がいを持った子どもへの適切な支援を行うためには、保育園・幼稚園と小 学校の連携は大変重要であると考えております。そこで本市では小学校に入学する子どもに対して、 それぞれの特性に応じた支援ができるよう、関係機関や有識者から成る就学指導委員会を設置し、保 育園の情報などをもとに障がいの種類や程度による入学後の対応を協議し、情報を各学校に伝えてお ります。また、嘱託指導主事が必要に応じて各保育園を訪問し、そこで得た情報を小学校入学前に適 宜各学校に伝えております。   入学後もそれぞれの障がいをもった子どもたちが学校生活に適応できるよう、保育園や就学指導 委員会等から得た情報に基づき、必要に応じて介助員を配置し、個別に配慮した支援を行っておりま す。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。  〇13番(木村貞雄君) 学校統合については前向きということで、時間の関係ありますので、3番 目のほうから私再質問させていただきます。   3番目の質問項目ですけれども、私はここで障がいという言葉を使っておりますけれども、ある 程度障がいの方はあれですけれども、私の思うには少し手のかかる子どもということでご理解をして いただきたいと思います。   私はなぜ子育てと特別支援学級、この支援学級、本来は支援学級ではなく、学校教育にしたかっ たのですが、ここに村上市教育委員会一本でやっているのが、今村上小学校でやっておりますことば とこころの教室なのです。ここは2歳から中学生まで、要するに保育園の子どもも学校の生徒も一緒 なのです。これが村上市で実際教育委員会のほう一本でやっている仕事でございます。要するに、何 を言いたいかと言いますと、私は幼児から学校まで学校教育課の一本でやってほしいということであ ります。その心は1人の人間を育てるにはやはり学校教育課、教育委員会の考え方で、将来社会人に なるまで、一人前になれるように、本当に心の豊かな人材を育成していくのがよいと思っております。 保育園は福祉課です。現場の保育士さんは何とか世話をしますが、集団から落ちこぼれにならないよ うにとか、教育面は余り深く考えないと思います。それで福祉課の職員は全くそのような教育という か、そういう観点では得意ではないと思います。福祉課長にお伺いしますけれども、保育園を福祉課 でやらなければならないという法律はございませんよね、どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 保育園を福祉課サイドでやらなければならないという法律はないと思い ますし、今現に20市の中でも教育委員会で保育園をされておられる市もあるということでございま すので、それはないと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 保育と学校教育を一本にして、福祉課の保育係を要するに切り離して、保 育園を係の職員を入れた部署を学校教育課の下につくり、そして今の村上市で行っています、ことば とこころの教室をこれ以上に充実させて、そして心身ともに健康な心の豊かな人として育てていきた い、そういう私の思いでございますので、教育長いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今ほど福祉課長が申し上げましたように、学校教育課とともにしている市 町村もあることは存じております。長谷川議員の質問に答えましたように、現在のところ私自身は考 えておりません。今現在学校と保育園は保小連携、もしくは中学校ととともにできることはともにや っていこうと。例えば読書について読書週間は保育園も小学校も中学校も一緒にやっていこう、挨拶 運動もともに進めていこう、それからお互いのことをよく知り合おう、例えば夏休みに小学校の教員 が、できるところはですが、保育園に行くなど行動連携を図っております。私は行動連携をまず進め ることが第一であると考えております。行動連携を図った上で、所轄が違うことが問題点が大きく生 じるようなことがあるのであれば、その時点で考えていこう。まず行動連携を図り、円滑な保小連携 を進めていくこと、これが第一であると私は今現時点ではそのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 市長、どんなふうに思っておりますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど答弁をさせていただきましたが、いわゆる保育園と小学校、中学校に おいては、今教育長が答弁いたしましたとおり、園長あるいは校長懇談会等、双方で生活の学びの日 常や子どもの育ち、見通し等について共通理解を深めている現状であります。そのような中でいわゆ る保育園を教育委員会の管轄にするというようなことでございますが、今のところはしなくても十分 にその機能を果たしているのではないかなと思っております。そして一番大きいのは、保育園は厚生 労働省でありますし、小学校、中学校は文部科学省の管轄であります。それを一体的にやったほうが いいのではないかというような今取り組みも、例えば今中1ギャップという言葉があるのですけれど も、それらを解消するために小学校と中学校を小中一貫校にしようという動きも三条市あたりでは行 っておりますけれども、そういう観点からも考えていかなければなりませんけれども、今のところは 保育園と小学校、中学校はお互いに連携をとりながら、横のつながりもしっかりとしているのではな いかなと、そのように捉えておりますので、今のところはその必要性については差し迫ったところは ないと、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 今福祉課では乳幼児保育を進めておりますけれども、前に同僚議員から乳 幼児保育を進めるというか、奨励したいという、そういう話が出ておりますけれども、福祉課長はど う思いますか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) やはり保護者の就労形態が多様化しているというふうな状況の中で、や はり私どものほうの保育に欠けるお子さんがふえているというのが実情なわけでございますので、や はりその中に乳児の申し込みも年々ふえているというのも実態であります。そういうことから、やは り乳幼児保育につきましても今後公立でできるもの、あるいは認定こども園等々に連携をさせていた だきながら充実を図ってまいりたいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 今本市では赤ちゃんが生まれる前から、福祉課では保健師さんがきめ細か に回ってきます。ところが、今の若い人は生まれてから子育てに関して余り上手ではないと私思うの ですけれども。この前もたしか青少年の会議に私出させていただきました。その中でいろいろな話あ ったのですけれども、村上市でもそういうふうに保健師さんが回っているのですけれども、本来であ れば、私の思いですけれども、そこでやっぱりそういう学習、先ほどパパママの学習と言いましたけ れども、そのところでも妊婦さんにこれからの子育てのことを学習を教えるところがあればなと、そ んなふうに思っているのですけれども、市長いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今の村上市の乳児保育の状況を見ますと、非常に多くの方々がゼロ歳児から 保育所にお願いする方々がふえてきているのが現状であります。それでゼロ歳児が満杯状態になって いるわけでございますけれども、できればお家で見れる方は本来であればやはり母親が小さいころは 見てあげるのが一番いいのではないかなと、そのように考えておりますけれども、しかしながらそう もいかない、働いている方々を優先に恐らくゼロ歳児保育をやっているわけでございますけれども、 今木村さんおっしゃったように、母親あるいは父親としてもう少し育児の知識等を備えたほうがいい のではないかというようなことでございますけれども、それはごもっともなご意見であるわけでござ いますが、でも今の若い人たちを見ていますと、我々のときと違って役割分担をしっかりとやって、 我々のときには男は何もしなくていいというような感じでいたのですけれども、協力してやっている 姿を見ますと、すごいなと、感心をいたすところもありますので、引き続き先ほど言いましたように、 パパママ教室等を中心といたしまして教育の徹底を図っていきたい、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 時間の関係で次に、公民館活動と協働のまちづくりについてなのですが、 公民館の予算が年々少なくなってきて、仕事が減ってきているのですが、これも要するに生涯学習課 と自治振興課の関係で、今市長の目玉商品といいますか、一生懸命に進めている協働のまちづくり、 これは特に今年度は過疎計画の変更までしてこれを拡充していくという熱意があるわけでございます が、その観点から過疎債ということで人口減少が進んでいる地域に国で特別な措置をするものである わけですけれども、それを過疎計画をつくり、そしてお金を借りて事業を行うと、国から充当率 100%で、70%が交付税で返ってくるものであります。村上市は合併前までは村上地区と荒川地区が 過疎法の対象地区ではなかったはずです。ところが、合併することによりまして、特例措置で村上市 の全域で活用することにより、市といたしましても財政的に本当に恵まれてきたわけでございます。 本当に特別会計の下水道はもちろんのこと、山辺里小学校、生涯学習センター、あらかわ保育園、あ らゆるところに活用し、本市の財政健全化のために役立ってきたところであります。   財政健全化といいますと、今の大滝市長の公約の1番目であります。ただ、ここで問題なのは一 応借金するわけでございますので、そのことを私も合併後、常に注意して見てきたつもりでございま すが、その借金についても残高が19年から20年と比較してまいりますと、年間最初の年は15億 9,000万、それから15億、16億、一時四、五億ぐらいのこともあったのですけれども、23年度に は21億円も残高が減っているところでございますが、このようなことを踏まえまして、市長は今後 協働のまちづくりに一番財政的に高率な過疎債を使うということで一生懸命前向きに進めております。 これが本当に成功すれば本当に大したものだなと、私はまちづくりに反対ではなくて、むしろこれが 成功していくとなると、かつての神林地域の神林村長がやったほ場整備の村上方式のような、非常に いいものになるのではないかと、このように考えるのですけれども。ただ、今道半ばで私も質問して いますけれども、その辺のすみ分けといいますか、迷っているような状況でございますが、やはり地 域の人に任せておくだけではなく、ここまで拡充してきますと、専門的なやはり知識のある人を入れ てやっていただきたいと思いますが、自治振興課長、いかがでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤憲昭君) 大変ありがとうございます。平成26年度の予算に一応委託料とい うことで、これはNPO法人の中間支援組織でございますが、こちらのほうに委託を行いまして、人 材育成等を図っていきたいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 先ほどから言っておりますけれども、公民館が要するに薄れてきているの ですが、これも本来であれば〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕一本にしてほしいところで ございますけれども、今荒川地区にも大きな公民館がありますけれども、その辺で私お伺いしますけ れども、利用状況はいかがですか、生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 荒川地区の公民館の利用状況について詳細な数字は今つかんでおり ませんが、地域の方々さまざまな分野の方々に利用されているというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 市長は今年度に過疎計画を変更して、協働のまちづくりに過疎債を使おう としているわけでございますけれども、その関連で財政課長に少しお伺いしたいのですが、過疎債は 時限立法で平成27年度までだったのですけれども、時限立法で5年間延長してもらったわけでござ いますが、ちょうど本市は今盛んに新聞等で報じられておりますけれども、平成の大合併で合併した ところ、皆関係あるのですが、ちょうど算定替えの年に近づいてまいりまして、平成28年度からは 段階的に5年間で減額されていくわけです。そうしたときに、平成32年度には28億円がマイナス になるような状況ですけれども、今協議会をつくって全国の組織が運動をして何とか減額の分を減ら すという運動をしておりますけれども、その関係で本市はそのために基金を目標20億ということで 進めてきたのですが、今回の補正が通れば後あと少し20億に、4億円ですか、そのような状況です けれども、この過疎債は、課長にお伺いしますが、今後またいろいろな面で延長されると思いますか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 過疎債の制度につきましては、昭和45年からスタートしておりまして、 10年刻みでの時限立法だということで現在まで至っております。議員お話のように、32年までとい うふうなことになっておりますが、恐らくこういった地域の声が国に伝わって、また10年延長にな るのではないかというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) それでは、1番目の学校統合についてお伺いします。   いろいろと合併した経緯聞かせてもらったのですが、教育長もかわってきたのですけれども、前 工藤教育長は今ほど申し上げましたように、小規模校を目指していたと。今回途中で変わったわけで ございますが、いろいろな思いもあろうかと思いますけれども、それはそれとして私余計なことは聞 かないことにしているのですけれども、今の教育長本人の考え方はいかがでしょうか。統合に対して。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 先ほど申し上げましたように、教育委員会としてこの5月から学校統合を 含めた話し合いを進めてまいりました。私自身その中で小規模校、大規模校の利点、問題点はあるけ れども、児童生徒の人数の減少を見ていって、このままの状態では好ましい教育は進めることは難し いのではないかと考えております。しかし、それはあくまでも教育委員会内での私の考え方でありま す。正式には学校統合整備検討委員会で話し合いをされたことに基づいて教育委員会として再度考え ていきたいと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 前工藤教育長は少人数という考え方であったのですが、〔質問終了時間5 分前の予告ブザーあり〕少人数であれば一人一人の特性をよく把握できて、きめ細かな指導ができる わけでございますけれども、しかし少人数であるとやはり集団活動を体験する機会が少ないこと。ま た、人間関係が決まっているので多様な物の見方、考え方が要するにそういう接する機会が少ないデ メリットがあるわけです。将来大きくなってからやはり一人前になるまでのいろいろなそういった接 し方、鍛えられていかなければしっかりとした大人になれないわけです。そういうようなことを考え ると、その当時から県のそういったまとめの中見ますと、やはりそういうふうな格好で適正化規模と いうのは出ているわけですけれども、その中で今回そういう望ましい教育環境整備という名目が出て おりましたので、私はこれは本当にこれから統合を目指しているのだなと、自分なりに判断してきた わけでございます。   時間も迫ってきましたので、最初の福祉課をやめて学校教育課に保育園をというその話は、まだ 議論が残っておりますので、次の機会にさせていただきまして、最後に今年度3月末で勇退されます 10名の課長さん方に大変ご苦労さまでございました。今までの経験を生かして、また第二の人生で ご活躍なされますことをご祈念申し上げ、私の一般質問を終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで木村貞雄君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。           午後 1時48分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開をいたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、1番、渡辺昌君の一般質問を許します。   1番、渡辺昌君。           〔1番 渡辺 昌君登壇〕 〇1番(渡辺 昌君) 鷲ヶ巣会の渡辺昌でございます。議長のお許しをいただきましたので、私の 一般質問をさせていただきます。   私の質問項目は大きく2項目であります。1項目め、消防団と自主防災組織の連携について。全 国の多くの自治体において消防団員の減少、新たな団員の確保が問題となっています。本市において も現在全体の定員が2,422人に対し、実員が2,282人となっています。本市の現状をどのように認 識し、対策をとられているのかお聞かせください。   また、地域の防災を考える上で、市内の町内や集落の約7割で結成されている自主防災組織と消 防団との連携が今後必要になってくるのではないかと思いますが、市の考えを伺います。   大きい項目の2項目め、庁舎のユニバーサルデザインについて。ユニバーサルデザインとは高齢 者や障がい者のみならず、性別や年齢、国籍などを問わず全ての人が使いやすい設計(デザイン)の ことであります。本庁舎には村上地区以外の市民の方も多く訪れますが、庁舎内の案内表示が大変わ かりにくいとのご指摘をいただいております。市民をはじめ来庁者にとってわかりやすい、親しみや すい庁舎とするために改善すべき点が多々あると思います。バリアフリーについてもあわせて本庁舎 の現状についての認識を伺います。   市長のご答弁の後、再質問させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、渡辺議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、消防団と自主防災組織の連携についての全国の多くの自治体において、消防 団員の減少と新たな団員の確保が問題となっているが、本市の消防団の現状をどのように捉え、対策 をとっているかとのお尋ねについてでございますが、渡辺議員ご指摘のとおり、平成26年2月1日 現在、本市の消防団員数は2,282人で、条例定数2,422人に対し、充足率は94.2%となっており、 一部の方面隊で団員不足が生じております。これは消防団に入団する適齢人口の減少や就業形態の変 化など、社会環境及び若者の意識の変化などによるものと考えております。このため本市といたしま しても、消防団への加入を促進するため、市民の皆様に消防団活動をご理解いただきくための広報活 動や区長会等で消防団への加入呼びかけ、消防団員を雇用する事業所へ協力をお願いする消防団協力 事業所表示制度の普及などを行ってきているところでございます。   次に、今後地域の防災を考える上で自主防災組織と消防団との連携が必要となってくるのではな いかとのお尋ねについてでございますが、自主防災組織と消防団は地域の防災を担う中核であり、そ れぞれが連携し、活動することは地域の防災力を高める上で非常に重要なことであると考えておりま す。現在も防災訓練などの際に協力して初期消火訓練や避難誘導訓練を行うなど連携を図っておりま すが、今後も消防団員が自主防災組織の訓練等に指導的な役割が担えるよう、連携を深めてまいりた いと考えております。   次に、2項目め、庁舎のユニバーサルデザインについてのお尋ねでございますが、本庁舎の市民 ホールにある庁舎案内図は、課名のみの表示であること。中央のらせん階段を使うことにより、方向 感覚を失いやすい構造であることなどがわかりにくい要因となっているものと考えられます。住民窓 口をなるべく2階に配置する、窓口に番号をつける、案内表示だけでは不十分なので、総合窓口を設 置し、職員を配置するなどの対策はさせていただいておりますが、今後も皆様の声を聞きながら改善 させていただきます。   庁舎のバリアフリー化につきましては、エレベーターを車椅子が入るように改良、2階に身体障 害者用トイレを設置、窓口で使用する受け付けカウンターをそれまでの立った状態に対応するものか ら、椅子に座って対応できるローカウンターに変更、車椅子利用者に対する議会傍聴につきましては 市民ホールのテレビで傍聴など、できるものから対応をいたしておるところであります。   なお、本庁舎は昭和49年の竣工であり、築40年を超えていることから、建物はもとより設備 も老朽化してきているため、大きな改修は困難でありますが、引き続き市役所を訪れる方にとって親 しみを感じていただけるような環境づくりに努めてまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) それでは、再質問させていただきます。一般質問の初日に消防団についての 質疑がありましたので、重複した質問するかもしれませんけれども、ご答弁のほどよろしくお願いい たします。   1項目め、消防団と自主防災組織の連携についてであります。私は消防団の経験ありません。高 校を卒業してすぐ上京しましたので、帰ってきてからも特に150軒ぐらいある集落ですので、その 後も一回も消防団に入らないかと誘われたことはありません。ただ、地元では消防小屋と言っていま すけれども、ポンプ車を格納している小屋が私の家の1軒隣にありまして、消防団の方が集まってき て、シャッターをあけて、そして終わればシャッターを閉めて帰って行く、シャッターをあけ閉めす る音が聞こえますので、きょうは消防団の方活動されているなというのを耳で感じております。また、 冬になりますと、私たちのところは、ことしは雪は少なかったのですが、平年ですとやっぱり1メー トル50ぐらい積もります。雪が積もるたびに消防団員の方は自分の受け持ちのところを消火栓の周 りや防火水槽の上の除雪をしております。なかなか大変な活動だと日々感じておるところであります。   さて、ことしに入りまして、新聞報道によりますと、国の方針として3年前の東日本大震災で津 波の監視のため消防活動を行っておりました消防団員の方が、停電のため携帯電話が使えず消防車か ら離れたときに津波に襲われたり、逃げ遅れて多くの消防団員が亡くなっておりますけれども、それ を受けて国として無線装備の配置をするという記事がありましたけれども、本市においてはどのよう な形でその対策をとられるのかお聞きいたします。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) それでは、お答えさせてもらいます。   現在私たちのほうに配備してある消防団の車両等があるわけですけれども、車両等には今現在ポ ンプ自動車が10台、それから小型積載車という小型のポンプを載せて走る車でございます。それが 現在118台あります。そのほかに手引きという小型のポンプもあるわけですけれども、車で走るや つが全部で128台という格好になります。これについて全部今無線機が配備されているという格好 になります。それで特に今議員がおっしゃっている津波でやられたという格好で亡くなられた、殉職 した人がいるということで、国のほうが特に消防団に携帯用の無線機を持たせるという事業を新たに 車両だけではなく、そういう事業を推進したいという格好で取り組んできたという格好で、実は私の ほうでもその恩恵を一部受けております。実は市の予算ではないのですけれども、これから先般の議 会の答弁のときにもお話ししたように、市のほうでもこういうものを全団員には配備することはでき ないですけれども、津波等のおそれがある部班のせめて班長クラスだけにでも配備していきたいとい う格好で、年次計画でこれ配備する計画でございます。それ以前に実は今年ですけれども、国のほう から無償で携帯用の無線機、個人が持つ、身につけて持つ無線機を10台無償で配備されました。こ れもやはり市町村がこれを皮切りに配備していってくれということの手本を見せたものと私は思って おります。そんな格好でこれからも計画的に市の予算でも配備していきたいと、そう思っております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 今の10台については、例えば海岸線の消防団を中心に配付されたわけでし ょうか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) まだ団のほうには、先般来たばかりなので、一切配備はしておりません。 この3月中、ちょうど入れかえがありますので、団のほうに今月中には配備したいと、そう思ってお ります。特にやはり海岸部を持つ班に優先的に配備していきたいと、そう思っております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) さきの一般質問で消防団のそれぞれの方面隊の定員と実員について報告があ りましたけれども、消防団の方に聞きますと、名簿上は団員として載っているけれども、なかなか活 動に参加されない方もかなりの数上るのではないかという話を聞きましたけれども、実員の中にそう いう方というのは含まれているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 消防団になる条件というのが条例でこれ決まっております。18歳以上、 それから住所が村上市にあるという格好で、2,422名私全部チェックするわけにはいかないのですけ れども、住所は間違いなくこちらのほうであるということは確認しておりますし、あと班の中で方面 隊、それから部、班と下がってくるわけですけれども、一番下の班になると各集落にお任せしていま す、班長に。そちらの班長のほうで勤めで、例えば遠くにお勤めになっている。住所は夜ここにある のだけれども、遠くのほうにお勤めになっているため、活動に参加できないという方は、均等に参加 できないという団員はいると思います。ただし、全く幽霊団員は私はいないと確信しております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 方面隊ごとの定員と実員を見ますと、山北地区では定員420人に対し実員 が313人、約100人定員より少なくなっているわけですけれども、やはり中には消防団員がいない 集落もあるということでした。山北地区の地域審議会というのが開かれていまして、その資料が市の ホームページで見られるようになっていましたので見ましたところ、参加者の一人の意見として、山 北地区は消防団員が少なくなっているということで、消防職員をもっと山北地区に配置してくれない かというふうな意見ありましたけれども、それに対しての対応というのはどのような感じになるので しょうか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 私の考えでは、消防団員が少ないから消防署員を、山北分署もあるわけで すけれども、そちらのほうに多くしなければならないという考え方は今のところありません。先般ち ょっとお話しした件で、配備がえというのは救急車の問題で署員ごと、救急車並びに署員を配備がえ するとともに、署員を増員しなければならないという考えはありますけれども、消防団員が不足して いるから署員を多くするという考えは今のところ持っておりません。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) さきの一般質問で消防団員の見直しについて検討するような言及がありまし たけれども、それは村上市全市を見直すという意味なのか、それとも定員の少ないところを見直すと いう意味なのか、それを教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 初日のときもちょっとお話ししたのですけれども、私は山北方面隊以外は、 私今3年間消防長として見させてもらっておりますが、ほかの方面隊については毎年のように消防団 員を確保しているという、私は認めております。そしてそれがもう妥当で皆さんもそこのところに人 員もいるというふうに感じておりますので、山北方面隊だけについては今現在先般もお話ししたとお り、なっていただきたい団員もいないという状況になっております。集落の中探しても、そういう人 がいなくなったという格好になっていますので、私とすれば420名の定員をやはり見直す時期に来 ているのではないかと、そう思っております。当然それに伴って機械の配備等についても配置がえ等 を考えていかなければならないと、これは当然それに伴うものですので、一緒な考え方で今検討して いるというところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 本間消防長は山北地区にお住まいなですけれども、例えば現役の消防団とし て務められる年齢層の人はいないけれども、例えばOBとかそういう方たちというのはどんなものな のでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) できれば私とすれば、確かにそういう団を上がる人、山北方面隊ですと、 今団を卒業するというのは45才ぐらいになっています。これお任せしているのですけれども。45過 ぎた人というのは私はいます。そういう方々はどちらかというと、自主防災組織に入っていただくと いう格好で、各集落の自主防災組織のほうでお手伝いしてもらうというほうがベターではないかと思 っております。やはり消防団となると、けがをしたときの補償の問題とかそういうものが非常につい てまといますので、団員の報酬等も絡んできます。そういうことから非常に簡単にはOBに入っても らうというのは、なかなか理解を得なければできないことではないかと、そう思っております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 今回消防団の減少問題について調べましたこと、他の自治体の例があります ので、ちょっと紹介したいと思います。   今OBの件を話しましたけれども、ある自治体では消防団員の活動の範囲を狭めて、限定した上 で消防団員として参加してもらっているところもあるそうです。また、ほかのところでは市の職員の 採用の面接の際に、職員になったら消防団に加入できるか確認するようなことをやっている市もある そうです。村上市の場合、そこまでやる必要はないと思いますけれども、一応全国的に消防団の減少 というのは問題になっていて、団員の確保というのは難しくなっているのではないかと思います。   それと消防団員の減少を考える上でもう一つ考えなければならないことは、昼間の間、集落に消 防団の方が誰もいないことが最近ではほとんどでありますけれども、その点についてはどのようにお 考えになりますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 確かに、特に山北地区についてはほとんど若い人の働く場所もないという ことで、昼間になれば団員がいないという集落がほとんどでございます。そういうことから私にすれ ば消防署、火災の場合を想定しまして消防署員が行くまで、それこそ自主防災組織で消火栓の取り扱 い訓練をそのためにやらせているという格好で、消火栓で初期消火に当たっていただきたい、そのよ うな格好で消防団の人たちも自主防災組織の皆さんについて一番協力をお願いしたい、それから訓練 を一緒にやっているというのは、消火栓の取り扱い訓練です。そういうことから日中についてはでき る限り早く火を消す、減災するという格好で自主防災組織の消火栓取り扱い訓練とかを重視していき たいと思っております。   それから、やはり署としてもこれから入れる消防自動車、ポンプ自動車です。きょうもごらんい ただいたように水槽つきという格好で、いち早く火を消すという装備のポンプ車等を考えていきたい と、そう思っております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 消防団につきましては、後で自主防災組織の関連でもう一回戻りますけれど も、次に自主防災組織について伺います。   自主防災組織の本市においての結成率を見ますと、市全域ではことしの2月現在で約76%であ ります。世帯数で見ますと、村上地区が約70%、荒川、神林地区で93%、朝日が79%、山北地区 で51%となっております。自主防災組織の設立に関して担当課ではどのように町内や集落に働きか けを行っているのか、教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 自主防災組織の結成につきましては、今議員おっしゃったとおりでござ いますし、先般の大震災を受けまして私どものほうでも区長会等を通じまして、事あるごとにお願い しているところでありますし、各支所においてもそのような取り組みを、そしてまたあるいは地域の 皆さんにお願いしているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) それで地区ごとに見ますと、荒川、神林地区で93%とかなり高い率になっ ているわけですが、やはり私が想像しますに、この地域では過去に羽越水害として大きな災害を受け ておりますので、災害に対する認識が高いことから、このような高い数字になっているのだと思いま す。一方で山北地区については51%となっているわけですけれども、これもやはり先ほどの消防団 員と同じように、なかなか若い活動できる方が少ないということで、多分このようになっていると思 いますけれども、先ほどの山北地区の地域審議会の会議録を見ますと、やはり山北地区の自主防災組 織率が低いことについて述べてありました。それは消防団員がほとんどいない現状の中で、自主防災 組織を立ち上げても結局は活動する人がいない、結局そのため自主防災会組織の立ち上げには二の足 を踏むというふうな発言がありました。   そしてその地域審議会の議事録の中でもう一つ、住民の防災意識が低いからではないかという発 言がありましたけれども、支所長さんはどんなふうなお考えでしょうか、山北地区の自主防災意識に ついて。 〇議長(板垣一徳君) 山北支所長。 〇山北支所長(斎藤寿昭君) 組織率が非常に低いということは前々から気にしておりました。それ で今渡辺議員おっしゃるとおり、先立ちをする防災組織という名前での活動はしておりませんけれど も、従来地区の総代はじめ役員の皆様が防災に関することのみならず、全般に面倒を見ていただいて いると。その中でおっしゃるとおり、実際現場で活動する人員が少ないということもありまして、区 長さんになりますと、各種組織のほとんど4つ、5つの代表を務めているというふうなことで、会の 名前が違ってもいつも集まる顔ぶれは同じというふうな状況が続いております。そんな中で私どもも 機会あるごとに、今回のハザードマップの説明会等でも自主防災会の設立について説明し、お願いし ているところでございます。さらにハザードマップの完成の説明等でも組織率をアップするように努 力いたします。確かに防災意識的には、私どもも昭和48年の大洪水の災害等を経験しておりまして、 必要性はわかっておりますけれども、組織率が目に見えて進まないという部分、非常に私も残念でご ざいますので、今後ますます努力していきたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 私も特に山北地区の方が防災意識が低いと思いません。ほとんど村上市にお いては過去に災害を実際受けた、体験した方以外のところはほとんど防災意識というのはこの地域で は似たり寄ったりだと思いますけれども、さきの東日本大震災であのような、実際津波の大きな被害 見ますと、山間部と海岸部ではかなり意識違ってきているのかなとは思いますけれども、例えば山北 地区の海岸部と山間地域の差というのは感じられることはありますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 山北支所長。 〇山北支所長(斎藤寿昭君) 3.11の大震災から特に海岸部の皆様は防災意識が高く、海岸線に沿 って集落が点在するものですから、その背後地が急峻な岩山という関係上、各集落の皆様は避難所を どこにするか、これについては大変真剣にご提案もいただいておりますし、ハザードマップの避難所 の指定の関係でもお邪魔した際にも多くのご意見を頂戴しております。集落独自での避難路設置ある いは急峻な山の上までの避難が非常に大変だという実情の中で、おのおのが工面しながら現在は集落 ごとに一応避難所を決めていただいている次第でございます。   また、山間集落におきましては、ある程度、昭和48年の沢々が全部出水して土石流の被害をこ うむったわけでございますけれども、それから月日もたっておりますので、若干海岸よりは防災意識 がちょっと低いのかなという感じは個人的に持っております。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 今回自主防災組織についての一般質問をするにあたり、会う方、会う方にご 自身の住んでいるところの自主防災活動について話を伺いましたけれども、ほとんど8月末の市の防 災訓練のときに一緒に消火訓練とか避難訓練するだけで、それ以外はほとんど活動していないという ところがほとんどでした。中には区長さんが率先して取り組んでいるところも確かにありますけれど も、全体的にはごく一部だと思います。そんな中で年に1回市主催の防災フェスティバルがあります けれども、ほとんど来ている方を見ますと、区長さんや集落、町内の役員の方と思われます。確かに 大事な活動でありますけれども、もっと防災に関しては行政側も自主防災組織だからということで余 りはまらないというよりは、やはりこれからはハザードマップもできるわけですので、災害の恐れの あるところに関しては、めり張りつけて地域に対して働きかけ、行政から働きかけをしていくべきだ と思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) そのとおりだと思います。また、私どものほうでも8月の防災訓練ある いは11月の今お話ありました防災フェスティバル等々を通じまして、また各集落、町内会のほうに お願いをしてまいりたいと思いますし、各地域の防災組織につきましては行政では担えない細かな部 分についての対応を今後ともしっかりお願いしていきたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) この項目のまとめになりますけれども、現状では自主防災組織の活動では実 際に災害が起きた場合に、十分に対応することは不十分であると思います。行政からの働きかけや情 報提供が必要です。また、消防団員の減少、昼間の団員の不在を考えれば消防団と自主防災組織、そ して行政、消防本部との連携は必要なものであります。今後とも重ねて言いますが、地域において想 定される災害は異なりますので、その地域に合った防災への働きかけ、情報提供を行政にはぜひお願 いしたいと思います。   次に、2項目めに移ります。庁舎のユニバーサルデザインについてであります。ユニバーサルデ ザインといいますと、耳なれない方、余り聞いたことがない方も多いかもしれませんが、ちょっと説 明させていただきます。ユニバーサルデザインとは、バリアフリーを進化させた概念であり、例えば 誰にでも使えて手に入れることができること、柔軟に使用できる、使い方が簡単にわかる、使う人に 必要な情報が簡単に伝わる、少ない力で効率的に楽に使える、使うときに適当な広さがあるスペース、 このようなことが原則として上げられています。   昨年11月に開催しました市民と議会の懇談会の中である地区の区長さんから、議会では重箱の 隅をつつくような質問をしないで、もっと村上市の将来を考えて議論すべきであるとの意見をいただ いたところでありますけれども、私も2年議員としてやっておりますけれども、本会議でやるには細 かいことではありますけれども、以前より感じていることを、このユニバーサルデザインという形で 今回まとめましたので、質問をさせていただきます。   まず初めに、以前から気になっていたことでありますけれども、本庁舎の正面玄関の入り口に設 置されております点字ブロックであります。黄色いぶつぶつの、でこぼこのついたものでありますけ れども、一応点字ブロックではありますけれども、あの設置の仕方は現在の基準に合っておりません。 視覚障がい者のための設置であるのに何ら役立っておりません。また、でこぼこがあるために高齢者 やベビーカーを押す人にとっては、それが逆に障害となっていると思われます。さらにその上にじゅ うたんを敷いて滑りどめ行っているように感じられますけれども、正面玄関の今言った現状について 行政側では何らかの話し合いとか議論とかありましたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 先ほど市長答弁で申し上げたところでありますが、いろいろご意見等を 頂戴している部分については順次改修をしてきたところであります。ただいま議員ご指摘の点につい ては私ども特にこれまで細かな検討はしておりませんけれども、早速今後検討してまいりたいと考え ております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 参考までに点字ブロックには2種類ありまして、1つは線状ブロック、誘導 ブロックといいまして、四角の中に縦に筋の入ったものであります。そしてもう一つが警告ブロック といいまして、正面玄関に設置されているぶつぶつのついたやつであります。本来警告ブロックとい うのは例えばドアの前とか階段の前とか注意を促すところに設置されるべきものが、正面玄関全体に 広い面積に設置されております。ぜひ調査して本庁舎の正面玄関でありますので、もし必要であるな らばきちんとした点字ブロックを設置するべきだと思いますので、よろしくお願いします。市長、答 弁ひとつお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 貴重なご意見をいただきましたので、早速点検検査をいたしまして、対応さ せていただきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) それにもう一つ細かいことなのですけれども、議員となってずっと気になっ ていたところがもう一つあります。それは職員の方が身につけております身分証明書というのでしょ うか、これは身分証明書なのでしょうか、名札なのでしょうか、その辺のところを教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 一応来られた方にどこの誰が対応したかわかるように名札でございます。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 村上市の服務規程というのを調べましたところ、職員は勤務に従事中または その他必要があるときは名札を上着の左胸部に着用しなければならない。つまり左胸につけなければ ならないと書いてありますが、現状はどうでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 先ほど申し上げましたように、来られた方が誰がどのような対応をした かということがわかるようにということで、確かにこういったものだと左の胸のところであります。 ただ、これにつきましては私はたまたま左につけておりますけれども、少し激しい動きをすると落下 するというふうなことで、議員ご承知のように首からかけてと、2種類今職員はしていると思います。 機能性等を考えまして首から下げているというものでございます。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 確かに男性職員であれば上着つけておりますので、ここ比較的かたくなって も下げても問題ないと思いますけれども、例えば夏場のワイシャツとか女性の職員であればなかなか ここにつけるのは難しい面もありますので、私は必ずしも首から下げることを否定しているものでは ありません。ただ、職業柄名札のデザインが〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕かなり気に なりまして、ちょっとしゃれた感じにするために青い線とか赤い線とか入れていますけれども、それ を入れることによってかなり見にくくなっております。また、活字も本当に明朝体でいいのか、明朝 体にするのであれば太字にするとか、文字の間をもうちょっと工夫して、見た目本当に相手に見せる のでありますので、もうちょっとできましたら工夫して、おしゃれなものでなくてもいいと思います ので、きちんと相手に伝わるものにしていただければと思います。余り細かいことを言うのも何です けれども、よく行政視察で他の自治体に行くことがありますので、そういうときによその方見ますと、 確かにわかりづらい名札つけているところもありますし、わかりやすいところもありますので、ぜひ 工夫していただきたいと思います。   例えば点字ブロックのことと名札の件、細かいこと言いましたけれども、この質問を書くに当た ってひとつ思ったことがあります。それは結局市の政策でもそうですけれども、細かいことでもあり ますけれども、誰のために、何のためにやるかということをきちんと押さえなければ、幾ら政策をや っても効果なかったり、何にも役に立たないとは言いませんけれども、効果は下がると思いますので、 ぜひ何かをやるときは誰のため、何のためというのを常に肝に銘じて行政運営をしていただければと 思います。市長、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 議員になってから2年目ということでございまして、できればもっと早くそ ういう意見を述べていただければ早速改善をさせていただいたと思っております。今おっしゃったよ うに、何のためにやるのか、誰のためにやるのか、これ非常に重要なことでありますので、しっかり とそれを認識し、そして実行してまいりたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 細かついでにもう一つ、最後にひとつ、庁舎内大変殺風景であります。構造 的になかなかポスターとか何かを展示するというのは難しいと思いますけれども、もうちょっと例え ば観光ポスターなり、できれば美術作品、書道の作品でもいいですので、庁舎の中で絵飾ってあるの は市長室の前の待合室に2つかけてあるだけで、ほとんどそういうものを見かけません。ぜひ伝統と 文化のある村上市でありますので、庁内の中にもそういうふうな気を遣ってやっていただきたいと思 います。   時間余りましたけれども、私の一般質問をこれで終わります。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで渡辺昌君の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会いたします。   明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間、大変ご苦労さまでございました。           午後 2時49分  散 会