平成26年村上市議会第1回定例会会議録(第6号) 〇議事日程 第6号 平成26年3月5日(水曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君 15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君 17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君 19番   小  林  重  平  君   20番   佐  藤  重  陽  君 21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君 23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(1名)   12番   川  崎  健  二  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    大   滝   和   春   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     佐   藤   憲   昭   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     田   嶋   雄   洋   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        都市整備課参事    東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        農業委員会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   本   間       清   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    板   垣       裕   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は25名です。欠席の届け出のある者1名です。定足 数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、3番、板垣千代子さん、16番、姫路敏君を指名 をいたします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は2名を予定しております。ご了承ください。   最初に、5番、本間清人君の一般質問を許します。   5番、本間清人君。           〔5番 本間清人君登壇〕 〇5番(本間清人君) 皆様、改めておはようございます。本日トップバッターであります。きょう 最終日でありますが、しばしおつき合いいただきたいと思います。市民クラブの本間清人でございま す。   私の今回の一般質問の項目は、2項目でございます。1項目め、議員や行政の視察についてであ ります。議会では、常任委員会や会派などで所管に関する行政事務調査として、閉会中に現地視察な どを行います。村上市内に限らず、県外視察も行ってまいりました。行政では、どのような視察を行 っているのか、お聞きいたします。   @、過去の議員の行政視察等に基づき、一般質問等の機会に提言された施策で、現在の村上市に 生かされている事業などはありますでしょうか。   A、市では、企業誘致の施策の検討がされているようですが、それにあたり他の自治体などを参 考にしましたでしょうか。もし参考にした自治体などがあれば、どこの自治体か、お聞かせいただき たいと思います。   B、市では、訪れる観光客の入込数の増加や、通年型観光地の形成などを見据えた観光振興に取 り組んでいるところでありますが、所管する商工観光課では、どのような観光地を視察しているか、 お聞かせいただきたいと思います。また、その成果をお聞かせいただきたいと思います。   2項目め、スポーツ施設についてであります。@、村上市には武道館がなく、サッカー場や体育 館、陸上競技場なども市内各地区にあるわけではありませんが、本市においては、県大会や北信越、 全国大会レベルで使用できる施設はどの施設か、お聞かせください。   A、新聞に平野歩夢君の活躍で蒲萄スキー場にハーフパイプのコースの設置を考えるという記事 がありました。本当にその意向があるか、お聞かせいただきたいと思います。   B、スケートボード施設として利用している旧市民会館の整備をすることも報道されておりまし たが、具体化されるか、お聞かせいただきたいと思います。   C、村上市のスポーツ功労賞の表彰式を見ますと、さまざまなスポーツが盛んで、活躍している 選手も多いようでありますが、施設建設の要望などはございませんでしょうか。   D、村上市では今後スポーツ施設の建設や整備などを考えておられますでしょうか。   E、新潟リハビリテーション大学に廃校となった旧神納中学校のグラウンドを無償で貸しており ますが、現在どのような使い方をしているか、教えていただきたいと思います。   以上の項目であります。市長答弁の後、再質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、本間議員の2項目のご質問につい て順次お答えいたします。   最初に1項目め、議員や行政の視察についての1点目、過去の議員の行政視察に基づき、一般質 問等の機会に提言された施策で、現在村上市に生かされている事業などはあるかとのお尋ねについて でございますが、議員各位の行政視察に基づいて、多くのご意見、ご提案等をいただいており、その 都度関係各課において実現できるものから有効に活用させていただいておるところであります。具体 的に生かされている事業といたしましては、大学等と連携した市民講座のご提案をいただきましたこ とから、生涯学習課では新潟リハビリテーション大学と連携した認知症予防のための市民講座を実施 いたしました。また、紙おむつのペレット化によるリサイクルのご提案をいただきましたので、現在 実用化の可能性について研究をさせていただいておるところであります。   次、2点目、企業誘致の施策を検討する際に、他の自治体を参考にしたかとのお尋ねについてで ございますが、単体の自治体を参考とはしておりませんが、県内各市町村の施策を比較、検討するな どして、本市の企業誘致施策を構築いたしておるところであります。今定例会で提案しております企 業設置奨励条例の改正案は、こうした県内各市町村の企業誘致施策状況を参考にして作成しているも のであります。   次、3点目、観光客の入込数の増加や通年型観光地の形成を見据えた観光振興のために、所管す る商工観光課ではどのような観光地を視察しているかとのお尋ねについてでございますが、商工観光 課として単独で視察研修を行うこともありますが、主に観光協会や観光ガイド会等の関連する団体等 で視察する際に職員も同行しております。視察する目的もありますが、視察先で目的以外の情報収集 も行うように心がけております。なお、同行した職員は視察後、復命書を作成するとともに、必要に 応じて報告会等を行い、関係者で情報共有を図っているところであります。   また、現地へ視察に行かず、新聞、雑誌、インターネット等により県内外の各観光地での取り組 み情報を得て、観光誘客施策を検討する際に参考とする場合もあります。成果の一つといたしまして は、平成24年度に六斎市の活性化を図るための施策を検討する目的で、三条市で行っている「三条 マルシェ」に商工観光課として単独で視察研修を行いました。その視察をもとに、市場組合の役員の 皆様と数回相談し、事前広報を行い、昨年9月7日には六斎市の一角に特別イベントとして初めて 「フリーマーケット」を実施いたしました。その結果、定期市に出店しているお店とは別に、11の 団体や個人が出店し、六斎市がにぎわいを出したことがありました。出店された皆さんからもアンケ ート調査で好評を得たことから、今後、市場組合との役員会で相談し、平成26年度には六斎市の折 に年2回程度「フリーマーケットコーナー」等を実施して定着させてまいりたいと考えているところ であります。   次、2項目め、スポーツ施設についての1点目、3点目、4点目及び5点目につきましては、教 育長に答弁をいたさせます。   2点目の新聞に平野歩夢君の活躍で蒲萄スキー場にハーフパイプのコース設置を考えるとあった が、本当にその意向であるかとのお尋ねについてでございますが、蒲萄スキー場にハーフパイプの設 置が可能かどうかも含め、関係者から事情を収集して、検討してまいりたいと考えております。具体 的なことは、今のところ未定であります。   次、6点目、新潟リハビリテーション大学に旧神納中学校のグラウンドを貸与しているが、現在 どのような使い方をしているかとのお尋ねについてでございますが、新潟リハビリテーション大学か らの報告では、グラウンドの使用については大学開設当初より文部科学省から保育園側の安全確保徹 底という指導があり、主に陸上や野球、サッカーサークルの基礎練習等、軽度の運動のみの使用とし てきたところであります。さらに、幼児の飛び出し等、予期せぬ事故への対応を考慮し、使用時間帯 を限定するなど、保育園側と覚書を交わし、安全の確保に努めているところであります。また、この ようなことからグラウンドの利用率はかなり低い状況でありますが、大学主催で毎年恒例行事として 開催しているペタンク大会は、老人クラブ連合会とペタンククラブの後援のもと、学生と地域の人々 との交流の場という観点から大変意義のある使用となっているものであります。なお、グラウンドの 維持管理においては、芝生敷設、フェンス設置、草刈りをはじめ補修工事を実施するなど、適正な管 理に努めているとの報告であります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、本間議員の2項目め、スポーツ施設についての1点目、本市に おいて県大会や北信越、全国大会レベルで使用できる施設はどの施設かとのお尋ねについてでござい ますが、競技種目や参加選手数のほか競技日程や使用施設数など、運営方法によって実施可能な施設 があると思っております。先ほど開催された北信越国体やトキめき新潟国体など、過去に本市で開催 された実績から考えますと、相撲や柔剣道など多くの競技スペースを必要としない格技系競技や、コ ート数が限定されたり複数施設を使用して実施できる球技系の大会であれば本市でも可能であると考 えますが、選手以外の観客数なども開催可否の判断材料になると思われます。   次に3点目、スケートボード施設として利用している旧市民会館の整備の具体化についてのお尋 ねでございますが、さきの川村議員や山田議員にもお答えしたとおり、旧市民会館につきましては、 日本海スケートボード協会の皆様がご尽力され、平成15年3月に日本海スケートパークとして生ま れ変わり、現在は子どもから大人まで多くの市民が利用している日本海側最大の室内スケートボード 場であります。今回ソチ冬季オリンピック、スノーボード男子ハーフパイプで銀メダルを獲得した平 野歩夢さんの活躍の原点がこのスケートパークであります。今後は、新年度早々に検討委員会を立ち 上げ、本市がスケートボードのメッカとなり、第2のオリンピック選手が育つよう、新潟県や関係者 とも相談しながら、環境改善に向けた整備方針について検討してまいりたいと考えております。   次に4点目、スポーツ施設建設の要望などはあるのかとのお尋ねについてでございますが、新市 になりましてスポーツ関係者からはサッカー場やグラウンドゴルフ場、武道場などの建設要望をいた だいております。   次に5点目、今後スポーツ施設の建設や整備などを考えているかとのお尋ねについてでございま すが、今後の本市におけるスポーツ施設整備につきましては、昨年度策定いたしましたスポーツ施設 整備計画をもとに進めているところですが、本計画は施設改修を中心としていることから、老朽化等 の理由で廃止となる施設の代替施設の建設計画はありますが、新規建設の計画はございません。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ご答弁どうもありがとうございました。   1項目めから再質問させていただきたいと思います。いろいろ議員の視察、そして行政の視察等 で各地に出向いて、井の中の蛙にならないようにいろんな情報を集めて、よきものは取り入れる、そ してこれはまずいのではないかなというものは改正していくという形で視察もどんどん、どんどん行 っているわけでありますけれども、その視察の中でこれは議会側も承認をして協議をしなければいけ ないことでありますが、私も議員になってからいろいろ各市に常任委員会等で視察をしているわけで ありますけれども、この視察の意味が本当に村上市の施策と、また市長の提言されている基本の姿勢 等に関しまして、何かしらの役立てるような視察になっているのかなということを常々考えておりま す。先般村上市にもいろいろな各市の行政もしくは議員さんが村上市に視察に今参っているわけであ りますが、この間たまたま私がちょうど来ましたら、どこの市だったかちょっと忘れましたけれども、 その議員の視察だけではなくて、議員さんと同行して担当課の職員、そして市長さんまで一緒に来て 視察に来ているというのを拝見いたしました。私は、前からできれば、例えば今私は市民厚生常任委 員会にいるわけですが、その常任委員会の視察に関しまして、やはり執行権があるのは理事者側であ り、我々議員側には何の執行権もないわけですから、できれば議員の視察に市長も一緒に同行という わけにもいかないかもしれませんけれども、例えば担当課であります環境のことを今回視察に行くの だ、例えば去年であれば福島のグリーンパークなんかも行っただけですから、そういうときに担当課 の環境課長が一緒に同行して、どういったものかを一緒に議員とその中で懇談をする。もしくは介護 関係だとか福祉関係のことであれば、そういった担当課も一緒に行って、視察で議員とともにやって、 その担当課が直接庁議だとかで市長に提言していくというような形がとれれば、本当はその視察もも っともっと私は有効になっていくのではないかなというふうに思うのですが、これはまだ議会側でも 今後担当課を連れていこうとかそんな議論をしていませんので、まだ何ともそういうことは言えませ んが、市長のお考えなんかはどんなものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大変貴重な意見だと思っております。以前は、私町長していたころには、議 員と同行して視察に行ったものでございます。といいますのは、やはり全体で行きますので、常任委 員会ごとということではないので、全体で行きますので同行できたというようなことでありますが、 委員会ごととなると非常にちょっと難しいなという面がありますが、今本間議員がおっしゃいますよ うに、担当課あるいは副市長等をご視察に同行させていただきまして、見聞を広めるということは非 常に大切なことだと考えていますので、議会側から要請をしていただければその準備はしていきたい と、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ありがとうございます。ぜひ我々議会側もそういったことをこれから検討し た上で、やはり執行権のある方を連れていかないと、我々議員だけで行っても何となく茶番劇で終わ ってしまうのかなという気がしますので、今後考えていきたいなという感じしております。   また、過去の議会側の視察先の一覧表などを見てみますと、今回議案に提案されているものとか、 いろいろな条例等で関係するものが結構あるのです。例えば総務常任委員会、これは1期目のことで すので、当時は常任委員会が4つでありましたが、総務のほうでは平成21年度に松戸と八王子等に 行っておりまして、そのときに最新消防救急車の導入とその実情などを松戸でやっているみたいです。 あとは八王子市で日本機械工業株式会社、そちらのほうで最新の消防、防災車両の製作ということで その視察先に行っているようであります。今回朝日の分署に昨日、消防車見せてもらって、泡噴いた りという説明も我々昼休みに受けて、3,600万円する車両をじっくり眺めさせていただいて、大変す ばらしい車両だなと、できればこれが消防団の各分団ごとの消防団にもああいうのがあればなという ふうに本当に思うのです。私も消防団の一員でありまして、ポンプ活動でこんな機械で回すポンプで はなかなか水も上がってこない。そして、あの水ではなかなか消火活動ができない。実際に火を消す のではなくて、延焼を抑えるために隣のうちにかけていくのが精いっぱいなような消防活動になって いるわけです。その辺でこういった視察もやっているにもかかわらず、今回ああいうのを導入した際 にも、議員さんはこうやって平成20年に既にそういった最新施設を見に行っているのです。そうい った情報などは、消防長と、例えば当時20年ですから消防長はなかったかもしれませんが、そうい ったのが議員との間で何かしらのコミュニケーションといいますか、議会では議会側と理事者側と対 峙するものがあってもいいと思うのです。いろいろこれは議論の場ですから、これは違うのではない かとか、いいのではないかとかという議論はあってもいいと思うのですけれども、もともとは同じ村 上市民として、この村上をよくしようという気持ちは議員だろうが理事者側だろうが同じなわけです。 そういった中で、もっともっと議会側と理事者側といろいろな面での協力する部分というのもあって もいいのではないかなと思うのですが、そういった情報などは例えば消防長、こういったところで行 っているのだがどんなものだったかちょこっと教えてくれないかなんていう、そういうのはありまし たでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 残念ながら私もそういう情報、議会のほうから伝わっていなかったので、 できれば今本間議員おっしゃるとおり、私たちのほうでも一緒になってそういうところ見たり聞いた りという機会があれば幸いと思っております。できれば本当にそういう機会が今後あれば最高だと思 っております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) これは、私が言っておきながら、議会側の恥をさらしている部分も若干ある かもしれません。本当は、議会側からこんなの見てきたのだが、消防長どうだ、ちょっと参考にこう いうのを見てみないかというのを議会側から本当は提案しなければ、本当は理事者だってそういうと ころに行っているかどうかもわからないわけです。だから今後これは、議会側でも検討するべきもの だと私も思っていますので、今反省している部分も含めて皆さんの前でこうやってお話をさせている ということをご理解いただきたいと思います。   また、市民経済常任委員会では、平成20年に佐賀県の有田町に行ってきまして、そのときに企 業立地促進特区による企業誘致の取り組みについてなどをやっているわけです。今回その企業誘致設 置条例というのが条例として改正案が出てきております。そのほかには、厚生文教常任委員会では複 合施設あかしあについてなどということで、その福祉サービス施設等公設民営方式の保育園の複合施 設などを北海道の江別市のほうに行って勉強したり、あとは平成21年には小中一貫教育の先進地で あるその成果の確認ということで、福岡県の宗像市などにも行っております。また、平成22年には 認定こども園等保育園の公設民営化の取り組みについてということで、広島県の尾道市なども行って いる。今まさに村上市で起きているような問題がもう平成22年、21年、20年と先に議員さんは勉 強しに行っている。にもかかわらず、なぜか理事者とのコミュニケーションがないために、議会側だ けでストップしているというのはものすごく俺は不合理だと思います。そういった意味で、もっとも っと理事者と議会側とせっかくお金をかけて議員が勉強しに行っているわけですから、やっぱり理事 者側との接点をもっと密にして、いいことはいいことで理事者側と手を組んで、この村上市のために 貢献していきたいなというふうに考えておるわけでありますが、こういった厚生文教常任委員会の問 題にしましても、今まさに荒川の統合保育園が初めて村上市で民間委託という形になっていくわけで あります。福祉課長、こういったものをずっと前から議員さん行っている。そのことについても今消 防長と同じように、何かしら福祉課長と議員さんの間であったでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 議員のおっしゃるとおりでございますので、もしそういう機会があれば 大変ありがたいというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) また、建設企業常任委員会のほうでは、平成20年、21年、23年度と今下 水道の料金いろいろやっております。平成20年には、福岡県の福津市というのでしょうか、合併に 伴う上下水道料金の統一について、そして有田町、あと長崎のほうで歴史を生かしたまちづくりにつ いて、歴みち事業についてなどを視察しております。平成21年には、小樽のほうで景観計画につい て、富良野市のほうで中心市街地活性化基本計画について、平成23年度には彦根と亀岡市のほうに 行っていまして、景観行政の取り組みについてなどをやっております。都市整備課長、また下水道課 長、こういった料金統一、今問題になっておりますよね。その中で平成20年にこの上下水道の料金 統一について、議員さんこうやって行っているのです。そのとき本当にもっともっと議会と理事者側 がそういったことに関しての協力体制密になっていれば、その次はどういった合併に伴って料金統一 どんなふうになっているのだろうという参考にした例なんかはもう平成20年のときに行っているわ けですから、もっともっと参考例なんかいっぱいあったと思うのです。その辺いかがに考えますか。 〇議長(板垣一徳君) 下水道課長。 〇下水道課長(中村則彦君) 今ほど皆様方が視察に行かれたという話は今初めて知ったわけでござ いまして、もしそういうふうな情報的なことをいただければ、それなりに私どものほうも参考になっ たかなと、そういうふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) これから議会の視察も恐らくまた本年度も来年度も続いていくのでしょう。 その中で、議会側の常任委員会の視察は、どうしても所管の委員会に関しての視察になってしまいま す。そのことについて、やはりこれからせっかく常任委員会では所管の課長さん、所管の担当課も常 任委員会に出席されて議論を交わしているわけですから、協議会に移ったときに例えばことしの視察 はどういったことを議員さんのほうは視察に行かれるのだろうか、そういった視察に関しましてもし よければ我々理事者側のほうにも情報をいただきたいなんてことが一言でもあれば、もっともっとこ の視察について、いろんな担当課との協議がもっと密にできたのではないかなというふうに感じます。 これは、本当に先ほど何回も言うように、議会側も悪い。でも理事者側に関しても、議員がどこ行っ ているかわからなかったなんていうような答弁では、大変お粗末なのではないかなというふうに考え ております。我々だって市の税金を使いながら視察に行っているわけですから、もっと理事者側もそ の辺敏感になって、アンテナを立てて、今回議員、我々の所管の課は担当の議員はどこどこに行って どういう勉強をしているのだから、そのことについては課長から例えば、おい、係長、例えば主査、 議員とちょっと接点持って、そのことについて資料もらったり、ちょっとそのことについて勉強して こいやと言ってくれるのがやっぱり上司の役目ではないかなというふうに考えておりますので、その 辺最後一言市長、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりだと思っております。議員あるいは我々行政側も視察いたし ますが、コミュニケーションをとるべきだなと、そのように考えております。議員さんのご視察につ いては、我々耳にするのは本当に一般質問でどこどこの市町村はこういうことをやっているがどうか とか、そういうことで初めて知るようなわけでございますので、それではいかんなと、そのように考 えていますので、前もってどこへ行って、どういうような行政視察をするのだというようなこと知っ ておく必要がありますし、またできれば先ほど申し上げましたように派遣要請をしていただきたいな と、そのようにお願いをいたします。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひいいことなので、お互いに協力し合って、やはり申しわけないのですが、 そちらにいる理事者側の方々は、やはり学校を出られてから公務員としてずっと30年、40年やられ てきているわけです。でもこちら、議員側は、恐らく今まで議員になる前までは、生まれてから議員 もいませんし、生まれてから市長、生まれてから社長なんてどこの国もあるわけないのです。何かし らの経験を積んできて、今のポストにいらっしゃる。我々に関しましては、公務員出の方もいますが、 やっぱり一般企業であったり、例えば農家をやっていたりとかという方々、いろんな経験を持ってい る方が今ここに26人いるわけです。そういった知恵だとか、いろんな人のつながりというのは、や っぱり申しわけないのですが、こちらのほうがいろんな人のつながりもあろうかと思います。そうい ったものもつてとして考えていただければなというふうに考えております。   また、昨日の新潟日報の朝刊にも掲載されました。この議会で言ったから新潟日報が取り上げた のかよくわかりませんが、ジャムコ胎内に進出、中条中核工業団地、来月県と契約へという、こうい う見出しが出ていました。中をちょっと拝見いたしますと、その一角で約3万平方メートルを県から 購入して、取得費のほうが2億4,000万円の見通しであるということであります。3万平方メート ルですから、坪数にしますと約9,000坪でしょうか、それを坪計算にしますと約坪2万6,000円ぐ らいになっているのです。ここでちょっと質問なのですが、前、議員さんのほうからこのことについ ても質問された方いらっしゃいました。市長の答弁では、なかなかそれだけの用地を確保することが 村上市内の中では難しかったのだという答弁で、それはそれでいいのでしょうけれども、工業団地、 中条のほうは坪計算しますと坪2万6,000円というふうに今出ていますけれども、村上市の工業団 地は坪幾らぐらいなのですか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 坪というよりも平方メートル当たり中条の場合8,000円ほどでし たが、うちのほうはそれよりもほんの少し安い7,500円から8,000円くらいの間でございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 中条というか、胎内市の企業設置促進条例というものをちょっと引っ張り出 して見てみたのですが、その条例から照らし合わせますと、今回ジャムコさんが胎内のほうに進出す る際に、土地取得助成金というのがありますよね。これは、村上も当然あるのでしょうけれども、こ れが1億円を限度に15%以内ということになりますから、15%、これ1億円を限度ですけれども、 2億4,000万円の取得という見込みであれば、計算しますと15%で約3,600万円の助成金を出すと。 これは、そうすると残りが約2億円ほどでジャムコさんのほうは取得できるというふうになってきま すと、その助成金を除きますと、坪2万二、三千円になっていくのです。そうすると、村上市の今言 っている単価よりもまた下がってくると。では、村上市は今まさに今回設置条例を改正しようという ことで提案されてきているわけですが、新しい条例に基づいていったならば、同じ条件でもし村上市 内にこの9,000坪の用地ができて、そしてジャムコさんが、いや、ここに村上にどうせ工場もある のだから、倉庫もここに建てましょうといった場合に、村上市に照らし合わせたら村上はどのくらい になるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) すみません。今村上市にあてはめた場合、ちょっと計算しなければ ならないので、お時間必要でございますが、まず村上市の現在の条例では20%の補助をいたします ので、上限5,000万ですから、例えば2億5,000万で取得したという場合、5,000万が補助で2億円 で業者の方はその負担で済むというのが現在の条例でございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 2億円で済むということになっても、結局では正直中身の数字の違いやら決 め方は違っても大体似ていますわね。今胎内さんのほうだって、その条例15%、1億円を限度に助 成しますということなのですけれども、その取得の15%を補助しましょうということですから、そ の計算からいくと胎内にしても約2億円で済むわけです。そうすると、大体似たり寄ったり。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 今現在は、先ほどお話ししたように20%なのですが、このたびの 改正案で村上市はさらにそれよりも有利な条件にして、こちらに企業進出していただけないかという ことで、20%の助成を30%にしようというのが今回の改正案でございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) わかりました。   本当によそと同じでは、なかなか魅力も何もない。ただ、申しわけないのですけれども、この条 例は上越のも私引っ張ったり、いろいろやっぱり県内のを参考にしましたけれども、全国どこでもそ の工業団地、そういったものを持っているところは、余っているところもあろうし、用地的にいっぱ いだというところもあろうかと思います。でもその条例見ますと、大体似通っている部分が多いわけ ですけれども、その条例が設定されて、村上市はこういう条件だなんて、ただ条文だけいいものをう たい込んだとしても、そこに一所懸命魚のいないところにただ釣りざおを下げていって魚は食いつき ませんよね。その辺で恐らく市長さんもジャムコさんの本社へ出かけたり、いろいろな県の東京事務 所に出かけたりしているのだろうけれども、これ前から私議員になってからずっと歴代の市長にも言 っているのですが、議員のほうにもいろいろな企業関係のつき合いで、下手すればすごい人を知って いるかもしれない。意外とこうやって人と人とのつながりではないですか。例えばの話、「本間ちゃ んが村上にいるんであれば、俺んとこちょっと会社出そうと思っていたんだけども、できればじゃ本 間ちゃんいるっけ村上出そうかな」、こんなものでも決まる場合ってあるわけではないですか。でも 逆に言ったら、そういうことで決まるほうが私は多いと思う、仕事って。私も商売も長年やっていま すけれども、そんなものでしょう。例えばA社もこの仕事をするのに2,000万、B社も同じ2,000 万、それになったときに、「いや、本間ちゃん、おめさんとは長年のつき合いだから、向こうも 2,000万だけども、同じ金額でおまえに出すわけいかねっけ、おまえんとこ悪いけど、2,000万から 3万円でもいいっけ切ってくれっしゃ」と、「そうすればおまえんとこに発注するから」、こんなも のではないですか。そういうことを考えると、議員のそういった人脈だとかもフルに利用しながら、 例えば市長が単独でジャムコに行くときに、市長にしたって議会側に、もしかしたらジャムコのいろ んな方と知り合いの方もいるかもしれない。もしくはジャムコの関連で、あきる野市なんかにはジャ ムコの関連会社もあります。そこの社長さんと実は知り合いだというのもいらっしゃるかもしれない。 私もそこの常務と飲んだりする仲間ですので、そういうのがちょっとあれば、例えば市長行くとなれ ば、ちょっと俺のことも連れていってよと、俺こういうところ知っているから、ではそこに市長のこ とも連れていくのでというようなふうになっていったほうが私は話は早いし、もっともっと進んでい く。こんな条例で村上市はやりましたので、何とか来てくださいと、例えば行ったとしてもそんなこ とで、おお、わかったよ、村上行くかなんてことに俺絶対ならないと思う。その辺のことを市長はい かがに思いますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 行政と議会が両輪のごとくという言葉を使っておりますけれども、まさにそ れがそうではないかなと、そんなふうに考えているところでございます。26名の議員の皆さんがい らっしゃいますので、それぞれに人脈等を持っているはずでございますので、何らかの形でそういう 場面があったらよろしくお願いしたいと思っておりますし、また私どもも議会事務局を通じながら、 そういうような情報を集めていきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) そんなことでこれからいろいろ、いいことはやっぱり理事者側と仲よく村上 市のために私もやっていきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思いま す。   2項目めに移ります。2項目めに関しましては、私が15番目でしたので、先の議員さん本当に このスポーツ関連に関しては、やはり今回のソチ五輪に関してのこともありまして、かなりの質問者 いらっしゃいました。重複する点もあろうかと思いますが、もしご了承いただきたいと思います。   その質問に移る前に、このたび皆様いろいろ言っています。冬季ソチオリンピックに関しまして は、私と同じ町内に住みます南町2丁目の平野歩夢君、私個人的にもラインつながりや、おいなんて いうような仲ではありますが、その平野歩夢君が本当に日本の代表として、そしてこの地に銀メダル をもたらしていただいたことに関しましては、本当に敬意を表します。一番私が感じているのは、本 人のご努力はさることながら、やはりPTAの私も今村上第一中学校の会長を務めさせていただいて おりまして、やはり親の力というのはものすごいな。私も高校野球、中越高校へ行って甲子園目指し て頑張ったわけですが、私35年前に村上第一中学校を卒業しまして、当時のスポーツ選手がスポー ツ留学ってものすごくはやった時代だったのです。推薦だ、特待だということで。私も試験なく、も う中3の夏休みのときには受験番号3番とともに合格通知書が来たというような、そんな時代でした。 そのころというのは、非常に問題になったのです、社会的に。スポーツ留学というのはどういうもの なのだろうと。それでいろんなところに下宿生活で過ごして、いろんなプレッシャーだとか、まして 周りは知らない人ばかりだったり、公の場で余り言えませんけれども、やっぱり上下関係というのは 非常にああいうところは厳しいわけです。私が行ったときには、もう150名の野球部員でしたので、 1年なんていうのは3年と口も聞けないような、そんな上下関係でした。何かすれば、もう2年生か らちょっと変な言葉かもしれませんが、絞められるというか、そんな時代が当たり前のような時代で あったわけですが、今そんなことしたらとんでもないことになってしまうわけでありますけれども、 そういった目指す中で本当にあのころの高校野球でも監督が99%なのだと、もう生徒の力というの は1%なのだと言われたときに、私も実はそのときショックだったのだけれども、今考えると私も今 子どもが4人いて、3番目の娘も娘3人なぜかずっと皆さんテニスやっていて、今回ソフトテニスで 1月に北信越大会に行って、私もずっと3日間同行していったわけですが、本当にレベルがわざのレ ベルとかなんて大して変わらない。あとは本当に精神力だったり、監督の力だったりというところが もう見え隠れして、プラスアルファになっていくのだなというのをよく感じました。ですので、例え ば今市長が言っている蒲萄スキー場にハーフパイプをつくるといっても、ここに平野歩夢君が常駐し て指導しているのだということになると、多分全国各地から歩夢君に教わろう、歩夢君に習おうとい うことでなるのでしょうけれども、ただハーフパイプをつくっても、どうせ行ったって歩夢はアメリ カ行っているではないか、スイス行っているではないかなんてことになれば、つくってもそうそう俺 そんなに全国から人は集まるものではないのだな。逆につくるのであれば、歩夢君がもう競技を引退 されて、もう三十数歳になって、もう私は競技を一切引退するのだと、あとは後継を育てていくのだ というときに村上にそういったハーフパイプの競技場をつくって、歩夢君にそこに常駐していただき ながら後継者を育てるというふうになればまた違うのだろうなというふうに感じますが、その辺市長、 いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ごもっともなご意見だと思っております。まず、親が本当に〔質問終了時間 10分前の予告ブザーあり〕大変な思いしないと、オリンピックでの活躍あるいはメダルまで届かな いなということがつくづくわかりました。平野歩夢君もそうでございますし、平岡卓君の両親が5時 間かけて練習場まで連れていくというような努力も報じられたわけでございます。ただいまの蒲萄ス キー場の件でございますが、それも含めてそういう今本間議員がおっしゃられたようなことも含めて、 やはり検討をしていく必要があるなと、そのように捉えておりますので、包括的に考えていきたいと、 そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) どうあれ今全国で一番注目されている村上市になりました。そして全国で恐 らく数ある中学校の中で、村上第一中学校というのは今や日本で一番有名な中学校になりました。そ この同窓会長もさせていただいておりまして、PTA会長もさせていただいている私にとっては、本 当に感無量の幸せであります。また、町内まで同じだと、本当に何から何までうれしい限りでありま すが、35年前、私がいた村上第一中学校というのは確かにあのころも全国で村上第一中学校は有名 になりました。しかし、ちょっと悪いことで有名になりましたので、それから比べると非常にありが たいなというふうに感じております。   この間の日曜日、本当に市のご協力いただいて、あれだけのことをしていただきまして、本当に 担当された所管の職員の方々には御礼を申し上げる次第であります。本当にありがとうございました。 その日の夜、我々は祝勝会に行っていましたけれども、うちの子どもたちもそういうこともあったの で、すしでも食いに行こうということで、何かうちの女房とか子どもは全員で神林の回るすし屋に行 ったのだそうです。そしたら、もうネタが何もないのだそうです。あれだけの人が来られて、県外、 県内各所から来られて、帰りに寄ったのでしょうか、やっぱりあそこはおいしいのだというのがあっ て寄ったのでしょう。夜行ったらブリはない、何もないみたいな、本当にあるのはいなりとのり巻き ぐらいしかないというような、そんな感じだったそうです。そこでうちの息子がいいこと言ったそう です。お母さん、これってアベノミクスではなくてヒラノミクスだねみたいなこと言ったのだそうで す。全くそのとおりだな。   私も今考えるのは、市長にこれを提案したいのですけれども、先日そのパレードが終わってから 報告会をやりましたね。そのときに入り口にオリンピックのときに着たユニフォームというのでしょ うか、スーツ、それとボードなんか展示されておりました。今こうやってちょうど人形さま巡りだっ たり、秋には屏風だったりとか、村上の町なかも今いろんな活性化をしているわけですが、できれば その歩夢君のそのときのスーツとか例えば銀メダルをちょっとその期間だけでも市でお借りして、例 えばイヨボヤ会館あたりに設置をして、そしてそこも一つの何か報道のパンフレットに銀メダリスト 歩夢の展示中とかというふうになるとまた違うのではないかなというふうに考えるのです。これは、 無料の施設であれば一番いいのですが、やはり村上市もあれなので、例えば入場料が300円でも 500円でも取れるところに設置すれば、もっともっと相乗効果でいいのではないかなというふうに考 えるのですが、市長、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 本当に日曜日には、皆さんからご協力いただいておりまして、感謝いたして おるところでございます。先ほどおすしの話がありましたが、村上市内の飲食店はすべからく満員だ ったというようなことでございまして、非常にあれだけの人が集まったのだからだったかもしれませ ん。   ただいまの件でございますけれども、私どももそういうことは考えていきたいなと思っておりま すけれども、課長これ今詳しく説明いたさせますけれども、スポンサー企業がついておりますので、 その関係がどうなるかということが一番問題ではないかなと。メダルをそこにどうやって展示するか、 もしなくなったら大変なことになる可能性がありますので、その点については担当課長から詳しく答 弁をいたさせます。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 議員のアイデア、非常にいいアイデアだなというふうには感じてお りますが、今平野歩夢君は市長のお話にもありましたとおり、IMGというアメリカのマネジメント 会社の所属であります。そして、スポンサーには大手のメーカーがついておりますので、一つは平野 歩夢君がいろんな行動をする上での制限が加わる、もう一つは〔質問終了時間5分前の予告ブザーあ り〕銀メダルについてはJOCの制限がありますので、そういった部分での展示が可能かどうか、日 本オリンピック委員会との調整が必要だというふうに感じております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ありがとうございました。それは、一つのアイデアとして言っただけであり まして、もしできればそんなふうになればいいなというふうに考えております。   また、市長もおわかりになるでしょうか。村上市というのは、歩夢君もすごいですけれども、そ のほかにもすごい子いっぱいいるのです。サッカーでは、本間至恩君という神納中学校の1年生、ア ルビレックスのU15、中学校の部に所属して、学校が終わってから、アルビレックスというのは学 校が第一優先ですので、学校を休ませて試合に行くということはまずあり得ません。学校を終わった、 授業終わってから放課後わざわざアルビレッジに行って練習をして、そして8時ぐらいまで練習をし て帰ってくる、こういう子がいます。この子はアジアでも、多分恐らくいずれはプロサッカー選手に なるだろうという子がいます。あとは、女性では藤井つむぎさん、村上桜ケ丘高校2年生、この子も アルビレックスのU18レディースに所属している。あとソフトテニス部のほうでいきますと、因京 将君というのは、中学校、村上東中学校時代に県大会や、北信越では星野君と組んで本当に無敵の力 を誇りました。今その子は、能登高校の1年生として能登で頑張っております。ほかには、村上東中 学校、村上高校、村上桜ケ丘高校などのソフトテニスでは、北信越、私の娘も今回北信越に村上桜ケ 丘高校のほうから個人戦で出させていただきましたけれども、本当にこれはごく一部の例で、ほかに も例えば生涯学習課長がやっている少林寺にしたって、本当に優秀な子いっぱいいるでしょう。ぜひ そういった方々にもいろいろな力を注いでいただいて、これを機に本当に各方面のスポーツが盛んに なって、村上はスポーツ大国だなと言われるようなまちづくりもひとつ一考に考えていただければと いうふうに考えております。   また、もう一点、ちょっとこれ苦言なのですが、心配していることがあります。余りにも歩夢ブ ームに乗って、今、後援会活動をやられて本当にありがたいことであります。その中で、会費3,000 円、2,000円というふうに集めてやっておられます。今横浜ベイスターズなんかですと、やっと公式 ファンクラブつくりまして、BSNが主体となって公式ファンクラブというのがありますね。あれが 会費2,000円、年間。そのかわりその2,000円払った人には、優遇してチケットを優先してとった りとかというのがあるわけですが、歩夢君に対しての後援会費、それは別にそれでいいのです。ただ、 それに便乗して、今こんな世の中ですから、詐欺まがいの人がいっぱいいるわけです。歩夢ブームだ、 歩夢ブームだというふうな感じで、もしそんなふうになると、何か非常に歩夢君自体も悲しむだろう し、ぜひそういったことがないようなご配慮だけはお願いしたいなというふうに感じております。そ の辺いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 確かに私どもも一番心配しているのは、その点であります。先ほど 言いましたとおり、歩夢君マネジメント会社に所属しておりますので、商業ベースに乗った行為、そ れに便乗したような例えば各企業がそれをもとにして商売をやるとかいうのはもうかなり制限があり ます。あとは、彼も今までずっと2カ月も本当にマスコミの対応等で心労がたえなかったと思います ので、静かに今後の活躍を見守っていくための体制は、行政としても整えていきたいというふうに考 えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひともよろしくお願いしたいなと思います。   最後本当に私もこの4年間に、6年間ですか、新市になって議員させていただきながら、会計管 理者の百武さんの本当に答弁聞いたことなくて、議員さんのほうからいろいろご指名いただいて答弁 していただきまして、本当に私のほうもそれを考えていたのですけれども、今さらやっても仕方がな いのでやりません。   また、ずっと聞いていますと、だんだん、だんだん答弁うまくなってくるので、そのうち俺退職 したら市会議員に立候補するなんて言われると困ってしまうものですからやめておきますが、10人 の今回退職される皆様、本当に今まで公務員として議員から言われたことに腹も立てたでしょうし、 市長からいろんな市長に、多分歴代の市長、何人にも仕えたと思います。自分との考え方も違いなが ら、やっぱり上下関係の中で縦割りの行政で、聞かなければいけなかったこともなかったかもしれま せん。本当に苦労した30年、40年を過ごされたと思います。公務員一筋でやっている方も本当に大 変な気持ちもわかりますが、これからも郷土村上のためにご尽力いただくことをご祈念申し上げまし て、私の一般質問を終わりたいと思います。   ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで本間清人君の一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。            午前10時51分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              発言の訂正 〇議長(板垣一徳君) ここで商工観光課長から発言を求められておりますので、これを許します。   商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 先ほど本間議員の質問に対しまして、工業団地の土地の値段につい てでございますが、平方メートル当たり7,500円からというような答弁をさせていただきましたが、 現在神林地区と山北地区にある工業団地で売れ残っている土地につきまして、法面があることや面積 が狭く、それから形が悪いというようなことから、平方メートル当たり5,200円から5,800円程度 でありましたので、訂正させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) ご了承ください。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、21番、相馬エイさんの一般質問を許します。   21番、相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) これより私の一般質問をさせていただきます。   最初の質問事項は、就学援助金の拡充についてであります。就学援助金のクラブ活動費支給と基 準額の見直しについて繰り返し要望してまいりました。平成25年3月議会で「クラブ活動費の算定 方法や基準額見直しのため、情報を集め検討、協議します」と答弁しています。生活保護基準引き下 げで、就学援助などに影響が出ないよう配慮を求めてきました。県内の調査はされましたか。検討、 協議の結果、基準額の見直し等はされたのでしょうか。   2つ目、福祉灯油の実施について。平成25年11月12日、村上生活と健康を守る会は、村上市 に対し、福祉灯油の実施を要望しました。新潟県は、平成26年度、灯油購入費助成事業を創設しま す。村上市でも満65歳以上、非課税世帯、障がい者世帯、ひとり親世帯、生活保護世帯に対し、福 祉灯油の実施をすべきと考えますが、市長のお考えをお聞かせください。   3つ目、村上駅周辺まちづくりについて。去る2月12日、村上市村上駅周辺まちづくりプラン 等策定委員会が開かれました。村上市は、厚生連と正式な協定書は結んでいないのに、行政主導で不 要不急の公共事業で、市の財政を深刻にしようとしています。村上市の姿勢を問います。市長のお考 えを伺います。   答弁をいただきました後、再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、相馬議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、就学援助金の拡充については、教育長に答弁をいたさせます。   次、2項目め、福祉灯油の実施についてのお尋ねでございますが、新潟県では平成26年度から 生活保護世帯を対象に、灯油価格が急激に上昇した場合に灯油価格を助成する事業の創設に向け準備 を進めていると聞いております。本市といたしましては、今後の灯油価格に注視しながら、対象者を 含め検討してまいりたいと考えております。   次、3項目め、村上駅周辺まちづくりについて。村上市は、厚生連と正式な協定書を結んでいな いのに、行政主導で不要不急の公共事業で、市の財政を深刻にしようとしているが、市長の考えはと のお尋ねについてでございますが、昨年5月に厚生連から村上総合病院の村上駅西側への移転の計画 が示されたことから、本市では村上駅東側の市街地が空洞化や衰退することがないようにとの目的で、 病院移転後の跡地利用や駅周辺の土地利用、活性化策等について検討を進めるため、村上駅周辺まち づくりプランの策定に取り組んでいるところであります。このプランは、基本的には村上市都市計画 マスタープランの方針にのっとり、ハード面の整備と地域活性化のためのソフト事業について、市民 の皆さんの意向を踏まえながら、村上駅周辺まちづくりプラン等策定委員会においてご審議をいただ くものであります。   また、このプランの実施に当たっては、当然本市の財政状況や社会情勢等を十分に考慮し、実施 時期、事業の選択と集中などに配慮するとともに、国、県の支援制度等についても十分活用してまい りたいと考えております。なお、村上総合病院の新築移転に係る厚生連との協定書については、今後 詳細な協議を進め、締結することになりますが、厚生連の新築移転計画とこのプランの実施時期の整 合性も十分考慮する必要があると考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、相馬議員の1項目め、就学援助金の拡充についてのお尋ねでご ざいますが、クラブ活動費の支給は県内20市のうち4市のみが実施しております。実施していない 市の理由としましては、クラブの種類により活動費が大幅に違うこと、個人負担額の判断が困難なこ と、また同じクラブ内でも個人個人により負担する額に差があり、平等性に欠けることなどでありま した。本市においても、現段階ではクラブ活動費については他市の状況を見きわめながら、今後も検 討を要するものと考えております。   また、就学援助の認定基準の見直しについては、県内の他市とほぼ同等の基準額となるよう見直 しを行い、必要な経費については新年度予算に計上させていただいたところであります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) まず、順番によって再質問させていただきます。   クラブ活動費は、いろいろ事情があるということで、今回は実施できないという、その答弁わか りました。それで基準額を県内で調べていただきたいということで前々から言っておりました。そこ で村上市は、実態としては中から下のほうなのでしょうか、それとも上位のほうだったのでしょうか、 その辺は簡単でいいですから、お答えください。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 中位、上位というとちょっと説明しにくいのですが、就学援助の基 準からいいますと、他市よりも若干厳しいかなという状況にございました。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで伺います。   文部科学省は、市町村に対して生活保護の引き下げに連動して、就学援助の認定基準を下げるこ とのないように通知をしています。それから、1月10日、文部科学省は消費税増税に対応して、就 学援助の支給金額を引き上げるとの通知を出しております。1月15日付で県から各市町村に連絡の 文書が届いていると思いますが、届いていますですよね。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) その2つの文書とも私どものほうでは目にしております。ただ、そ の1月の消費税がアップになる部分については、まだ予算案の段階ということでの通知でございます。 まだ正式な通知ということの捉えはしておりません。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) それで文部科学省がこの支給金額を引き上げるということで、実際数字的 にはわずかなのですけれども、上げて各市町村には届くわけですよね。そうしますと、国からはそう いう形で通達が来て、金額も上がってきていると。ところが、実際に就学援助を受けている保護者に 対しては、上がった金額で支払いをするのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 今回の認定基準額の見直しとあわせて、また4月1日現在というこ とで金額の改定もあわせて行われる予定でございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 県内20市ございますが、全部調べるのは私もちょっと大変だったので、阿 賀北の村上、新発田市、胎内市、阿賀野市を比べてみました。2人世帯、親と子の2人世帯で村上市 は総所得額が140万となっています。しかし、新発田市は213万、阿賀野市は196万になっており ます。それから、4人家族、父、母、子2人、小中でしょうか、村上市は240万、新発田市は307 万円、胎内市は273万、阿賀野市は299万、三条市においては300万という数字になっています。 市長、教育分野、就学援助は教育分野といいましても、実際は財政との関係もございますので、今私 が読み上げました阿賀北の中でも2人世帯でも50万も違うのです、基準額が。今回どのぐらい上げ てくれるのかちょっと確認今これからしますけれども、50万も違うのです。これが就学援助を受け ている子どもたちの実態なのです。これで少子化対策とか、若い子育てのご両親たちが本当に安心し て子育てができるまちなんて言えるのでしょうか。市長、この数字を聞いてどのようにお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それぞれの自治体には、それぞれの事情があってそういうふうになっていま すので、それは別といたしましても検討をしてまいりたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) この2人世帯で140万、これをどのぐらいの割合で引き上げるというお考 えなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 私どものほうで市のホームページに上げております就学援助のお知 らせのところに、基準額のおおよその金額のものが載せてあります。そこの部分で今回の就学援助の 認定基準を見直したとすればということでただし書きがつきますが、一番最初にあります2人世帯の 部分、今相馬議員がおっしゃいました140万、今現在140万というところにつきましては180万程 度にはなろうかということで、約40万の基準の見直しをできるのではないかなということで計算し ております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) わかりました。   前工藤教育長のときから、とにかく他市よりも低いと、こういう環境でいいのかということで再 三一般質問で取り上げてまいりました。今回努力をしていただきまして、こういう引き上げという形 で答弁していただきまして、ご努力に感謝申し上げます。   次に、福祉灯油につきまして答弁いただきました。今後検討していくということであります。近 くの胎内市は、昨年の11月1日から平成26年2月17日まで、1世帯において非課税世帯で5,000 円を支給するという形で福祉灯油をもう既に実施しています。つまり弱者に温かい政治というのでし ょうか、つまりわずかな金額で本当に住民が困っている人たちが喜ぶのは、どんどんとやっぱり他市 に先駆けてやっていく、それがやっぱり職員の方の英知をこういう分野で発揮していただきたいと、 私はそう思います。前向きな検討をしていくということでしたので、それはそんなふうに受けさせて いただきますが、胎内市では既に県が平成26年度実施する前に、独自に5,000円の金額でやってい るという、そのことを皆さんにお伝えしておきたいと思います。   次に、時間もありませんので、3番目の質問に入ります。平成26年度の村上市の施政方針の初 めに、「また、移転候補地が決定した厚生連村上総合病院に対する支援につきましての具体的な構想、 計画づくりを進めてまいります」という文章になっております。厚生連村上総合病院に対する支援と ありますが、かつて議会に報告したのは、用地代、用地の周辺のインフラ整備、そして建設費を含め て村上市は財政が困難なので、総枠20億円の支援としたいというのを厚生連に村上市は出していま す。支援につきましての具体的な構想、計画づくりを進めてまいりますとありますが、この20億円 と違う具体的な構想、計画づくり、これは村上総合病院に対する支援、具体的には何を指すのでしょ うか。市長の施政方針ですので、市長に答えていただきたいのです。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上市としては、前からおっしゃっておりますように、私が言っているよう に、20億円の補助金をお出ししますということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 20億円のそれは、20億円を受け取った厚生連が用地代、用地の周辺のイ ンフラ整備、そして病院の建設費にその20億円使うという、総枠20億円の支援は聞いております。 しかし、病院に対する支援につきまして、具体的な構想、計画づくりを進めてまいりますと。つまり これは、20億円プラス何かが村上総合病院新築に対しての支援という、この文章から受けとめられ ますが、何を具体的な構想、計画づくりが村上総合病院の支援なのですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 厚生連村上総合病院が新築をされるということでありますので、先ほど来申 し上げておりますように、村上市は議員の皆様にもお諮りいたしまして、20億円の支援をすると。 そして、先ほど申し上げましたように、移転した後の問題あるいは移転した新しい土地の地域の活性 化あるいはいろいろなインフラの整備等については、当然市として考えていかなければならない問題 であると、直接村上総合病院に支援するものではないと、そういうことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 確かに直接の村上総合病院の支援ではありません。しかし、病院の跡地に 統合保育園という市がアンケートの誘導的な言葉にもありました。つまり無償ではないわけです。病 院の跡地を当然市が買うわけですよね。ですから、どうもおかしい、おかしいと何か前から思ってい たのですが、総枠20億円と言いながら、病院が駅西に移転する、それが候補地として決まったから と、どんどん、どんどんかつて合併建設計画で浮上しましたけれども、市民が反対、おかしいと、金 がかかる、そして最終的には県が認めなかった事業とそっくりなのが突然25年度になって登場して きたのです。つまり表現は確かに直接の支援ではないかもしれませんけれども、議会に総枠20億円 と言いながら、実際はもっと村上総合病院のためにやるというふうに受けとめる市民もいるのではな いですか。とにかくおかしいということを指摘しておきます。   そこで伺います。平成24年の6月7日、総務課職員と財政課職員が2人JRに訪ねています。 総務課の職員と財政課の職員が行った理由は何でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 私とそれから財政課の管財担当の職員が行ったわけでございますが、 その当時村上総合病院の移転候補地の一つとして駅西の場所があったものですから、駅西となります と当然JRの所有する土地とのかかわりも出てまいります。そういったことからJRの所有する土地 について、もし駅西に村上総合病院が移転することになった場合には、売却処分というのですか、そ ういったものが可能なのかどうかということをお聞きに上がったということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) どなたの指示でJRに伺いましたか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 村上総合病院新築支援プロジェクトという組織がございましたので、 そこの中での話し合いの中で私と財政課の職員が行くということになったわけでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そして、その後、6月20日の第10回のプロジェクト会議でその2人、職 員がJRを訪ねた報告をされています。そして、そのプロジェクト会議では、もう駅西、駅前広場の 整備計画と病院用地の買収計画の方向性についてということを議論しています。それから、7月25 日、第11回プロジェクト、市長とプロジェクトメンバーで西口用地を踏査しています。そして、そ の後のプロジェクト会議で用地選定についての市長の考え方を説明しています。市長は、そこの会議 でどのような考え方を表明したのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今時系列で質問されていますけれども、具体的にかなり前のことであります ので、はっきりは覚えておりませんけれども、7月の25日のプロジェクト会議において、その前に 7月25日に当然私はその候補地であるところを見に行くのが当たり前の話であります。どういうと ころなのか、あるいはまた障害があるのか、あるいは可能性があるのかと、市長として当然のことで ありますので、それを見に行って、いろいろな問題点があるかどうかこれから調査をするべきだと、 そういうことを申し上げておると。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 先ほど候補地の一つに駅西があるのでということですが、一つに駅西があ るということですが、候補地に駅西をテーブルの土台に上げたのはどの課ですか。他人の土地を候補 地の一つに上げる、それはどの課で候補地としてその文書作成をされたのでしょうか。前回の議会で も申し上げましたが、日下は村上市の土地ですから、候補地として当然上げてもいいでしょう。しか し、候補地として上げた駅西は、それのまだその段階では駅西開発業者の残りの土地の約2万平方メ ートルかな、飛び地も含めて、それしか対象にしていないのです。地権者15人という議論にはなっ ていないのです。他人の土地を候補地の一つに上げる、それはその仕事はどこでしたのですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 私もその病院の支援のプロジェクトのメンバーの一人でありまし て、それで都市計画のマスタープランの立場から未利用地であります駅西のほうのそういう手つかず の状態の土地、そういったものがありますので、そこは私のほうからそこもひとつ候補にはなるので はないかというふうに出させてもらったと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) では、未利用地があると、それは市として未利用地、ここを生かせばもっ と開発できると考えたかもしれません。しかし、他人の土地です。西口開発の残った土地です。そこ をなぜ候補地の一つとしてテーブルの皆さんの議論の中に上げたかと。誰かから命令されましたか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 誰からということではなくて、国の方針としましてコンパクトシ ティーというふうなことが示されている中で、村上市も平成22年ですか、こういったマスタープラ ンをつくっております。その中で村上市も郊外に施設をなるべく持っていかないというふうなことで、 今現在ある用途地域内の中のそういう未開発といいますか、未利用地を活用すべきだという方向を打 ち出しておりますので、その中で私のほうではそういう場所もあるよということで、決して他人の土 地だからとか何かということではなくて、土地利用の観点からそういうふうな位置づけで話をさせて もらったということであります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) ただ、幾ら未利用地の土地があるからと、そしてまちづくりからの観点か らと言うけれども、他人の土地です。そこをまず行政がそういう、片方は市の土地、片方は西口開発 業者の残りの土地、そして現地点でも対照が載っていますけれども、そういうことは何を根拠に公務 員としてできるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ちょっと勘違いしているとは思うのですけれども、最初、当初4つの 候補を説明しましたよね。その中でジャスコ跡地、日下の用地、そして今の山居町のちょうど高速の 入り口、そして西口、その4つを上げて、第1候補としてそのジャスコ跡地を最優先にやろうという ことでしましたところ、土壌整備の問題があって、それがなくなって、その3つの候補に絞られたわ けです。旧ジャスコ跡地もまだジャスコの土地でありますし、高速道路の入り口も市有地といろいろ 民間の土地もあるか、その辺ちょっと定かではないのですけれども、候補地として選定しただけで、 勝手に上げたとかそういうことではなくて、それを土台に検討をして絞っていった、それだけの用地 が建てられる用地があるかどうか、それらが検討の材料としたわけであります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 私がかけていないのにだらだらとしゃべられると、時間がもうなくなるの です。私またいらいらしてきますので……           〔「そういう経緯があったからなのでしょう」と呼ぶ者あり〕 〇21番(相馬エイ君) 経緯があったと言いますけれども、ジャスコ跡地は当時厚生連が地域振興 局の一部も含めてあそこに建てたいと、厚生連が最初選んだのです、ジャスコ跡地を。だけれども、 いろいろ工場の跡だからということで、汚染土壌調査等がありました。ですから、あそこは厚生連が 当初選んだのです。だからジャスコ跡地は他人様の土地であったとしても、それはいいでしょう。し かし、私が今聞いているのは、厚生連が最初に駅西のあのちょっと狭いけれども、もっと耕作地なん かも含めればあそこがいいなと、最初にあそこを候補地にしてくださいと来たわけではないですよね。 来たわけではないです。平成25年の何日でしたっけ。5月2日か、厚生連が駅西を候補地として選 定いたしましたと来たのは。それで初めて来たのです。そして、前回の議会では、その厚生連が駅西 を平成25年の5月2日に選んだ。選びましたと報告があった。その後、関係業者、そして周辺の地 権者に報告をいたしました。地権者は、当然後で足りないからもっとふやさなければならないという ことになって、多分それはそれとしてわかるのですけれども、厚生連が駅西がいいなという話を村上 市に持ってこないのに、どんどんと行政がJRの新潟に行って、用地買収が本当にできるのかとか、 どういうのが障害になるのかとか、せっせせっせと足を運ぶと。7月31日には、私の前回の一般質 問では副市長と総務課の職員2人がご挨拶をかねてJR新潟支社を訪問しましたと、そういう答弁を しておりますが、ご挨拶で済むのですか。既にどのぐらいの土地を売ってもらえるのかとか、どうい うものが障害になるのかとか、そこまで話を詰めているのです。ですから、私は他人の土地を候補地 の一つに乗せて、そしてせっせせっせと関係者がJR新潟に行って、土地をどのくらい売ってくれる とか、そういう話に行っている、その姿勢が私はおかしなことだといって、ずっと去年の6月議会か ら指摘してまいりました。   そこで、ちょっと次のことを聞きます。26日の代表質疑で、長谷川孝議員、そして私の質問に 対して、市長は2月19日の件について答弁をしております。もう一回ご答弁をお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 2月19日の答弁、何の答弁ですか。 〇21番(相馬エイ君) 2月19日、お忘れになりましたか。2月19日。 〇市長(大滝平正君) 末武理事長、はっきりそうやっておっしゃってください。 〇21番(相馬エイ君) はい、わかりました。言葉足らずで申しわけありません。   末武理事長さん、田中部長さん、それから準備室長さん3人を市長室においでいただいて、一体 どうして遅れているのだということを尋ねられましたね。そうしましたら、厚生連はどのように答え られましたか。 〇市長(大滝平正君) そのときに代表質問にもお答えしたとおり、1つには厚生連の事情で3年計 画ずつのスパンでつくっているというようなことで、平成27、28、29のこの計画区間に盛り込んで いきたいと、そういうような答弁でございました。それについては、ことしの秋口までにはいつから の計画に入るか、平成27年度入るか、平成28年度入るか、平成29年度に盛り込むかということを はっきりさせますというようなことでございましたし、また地権者については、もし必要であれば自 分たちのほうから出向いていってお話をさせていただきたい、そのようなことでございます。いずれ のいたしましても、非常に厚生連自体が経営審査委員会、ちょっと今正式な名前忘れましたけれども、 経営運営委員会か何かに諮り、そして国の農林水産省の認可を得る。認可を得るためには、当然マイ ナスの計画を出すわけにはいきませんので、プラスの計画を出さないと認可が受けられないというよ うなことも話をされていました。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) つまり当初考えていた平成24、25、26の3カ年の計画にはのせられなか ったということで、平成27、28、29の計画にはのせていきたいというお話でしたが、それもまだ未 定であります。そこで伺います。2月12日、村上駅周辺まちづくり策定委員会が開かれました。そ して、2月21日、第2回が開かれました。担当の方にお聞きいたします。コンサルタントに早く2 月12日の議事録を作成していただきたいと催促しましたですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) 先回議員のほうからお話ありましたので、コンサルとの打ち合 わせの中でそういうことも伝えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そのコンサルタントは、NEC株式会社ですね。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) はい、そのとおりでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) いつごろまでに作成するという報告を受けていますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) 話の中では、なるべく早くというようなことで、時期はいつい つということはその中では出ませんでした。早々にというようなことでお願いしたところでございま す。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) お金を出して委託しているので、そしてその会議にも出ていて、当然テー プも撮っているのでしょうから、そういうものはプロです。プロだからこそこういうところに委託を 引き受けているのですから、きちんと催促して早く載せなさい、インターネットに。それは、再度申 し上げます。   次に、2月21日の第2回のまちづくり策定委員会で、今ほど市長が言った厚生連の事情につい て報告はしていますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 策定委員会の中では、厚生連のその事情についての説明はしてお りません。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) どうしてしなかったのでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) 最終的には、厚生連の事業計画というようなものも関連しなが ら、まちづくりプランはまとめていくことになりますけれども、予定しておりました第2回目の限ら れた時間の中で、一応こういうことについて検討しようというようなことのテーマを設けながら話し しておりましたので、その中では厚生連のことは申し上げられませんでした。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 第3回の日程は、決まっていますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) ただいま調整中でありまして、中旬というようなことで、17 日、初週の先生の都合を聞きながら、候補の日程を上げて調整中でございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 田端町まちづくりの町内アンケートが田端町で独自にとりました。それは、 多分手元に入っていると思うのですが、受け取っていますか。田端町が独自にとったアンケート。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課参事。 〇都市整備課参事(東海林則雄君) 田端町の区長さんのほうから市のほうへいただいておりました ので、うちのほうにもあります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 「病院跡地利用について統合保育園とする考えは」は反対が78.7%、「ジ ャスコ跡地、緑化、公園とする考え」は反対62.2%という形で非常に意見をはっきり意思表示して いるということで、全部申し上げませんが、やっぱり田端町独自の住民の皆さんの願いというのは、 しっかりとこのまちづくりプラン策定委員会の中ででも反映されるべきだと私は思いますが、担当は どう考えていますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ちょっと参事では難しい答弁でありますので、根幹にかかわる、市政にかか わる問題でありますので、私から答弁をいたします。   当然アンケート結果、住民の意向結果については大切にしなければならない、そんなのごく当た り前の話です。しっかりとそういう意見を踏まえてやるべきところはやる、そして訂正をしていくと ころは訂正する、やらなくていい事業はやらない、それを今考えて計画を進めているということであ りますので、誤解のないようにしてください。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) それで私が6月議会のときでしたっけ。村上市議会初めて市長は私に反問 権をお使いになられました。私どうもおかしいと思って、後で議長に聞いたのです。ああいう反問権 の使い方は正しい反問権かと言ったら、違いますと。議長が制止しませんでしたので、そのまま市長 の言われるままに答えておりましたが、あの中で市長は反問権を使いますと言って、あなたは病院が 駅西に行くのは反対ですかという質問をし、それから橋上駅が悪いのかとか、それから自分は連絡通 路を考えているのだというようなことで延々と私に反問権をお使いになられました。しかし、ああい うやり方は間違っているということを私いつか機会があったらお伝えしようと思っていたのですが、 きょうここで言わせていただきます。   そして、そこで代表質疑でも言いましたけれども、橋上駅は考えていません。連絡通路という私 は受けとめをしているのですとおっしゃいました。しかし、まちづくり策定協議会の委員会の中で、 資料として橋上駅も視野に駅西口の開設を目指すというふうにして、はっきりと資料として載ってい ます。それは、JRが連絡通路だけは認めないと、橋上駅をつくってほしいということを強く言って いるからということをたしか答弁されましたが、どうしてJRの言うことを聞こうとするのです。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、反問権のことでありますけれども、何も相馬議員から私の反問権につ いてとやかく言われる筋合いのものではない。許可を得て私は反問権を使わせていただいたというこ とでありますので、誤解のないようにしていただきたい。   橋上駅の件でございますけれども、橋上駅の件につきましては、当然私は当初通路、〔質問時間 10分前の予告ブザーあり〕連絡通路をお願いをしたいということでJRの新潟支社まで行ってお話 をしているわけでございますが、その段階で橋上駅、自由通路というのはJRでは許可をしていない のだと、もし東と西とつなぐのであれば、駅の橋上化も含めた事業を取り入れてもらわなければ許可 できませんというようなことでありますし、また連絡通路も可能なことは可能だという言い方をして おりましたけれども、駅構内の連絡通路ではなくて、とんでもない離れたところだったらいいよとい うようなことでありますが、それは連絡通路にならないのではないですかというようなお話でありま して、JRの方針がそうであるというようなことでありますので、それ言うことを聞いたとか聞かな いとかの問題ではなくて、JRの方針はそうですよというようなお話をいただいたということでござ います。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 都市再生リノベーション事業を使って、全国どこでも本当に駅の橋上化で 駅を2階に上げて、そして駅周辺にいろんな公共事業をつくる、まちづくり、いろんなところでやっ ています。村上市も個性あるまちづくりではなくて、本当に他市と同じような駅をつくろうとしてい る。それは、外見何かをすればと考えるのかもしれません。しかし、1965年、3,921人村上駅の1 日平均利用者がおりました。しかし、2011年、1,797人に減っております。これからどんどんと学 生も減りますし、人口も減ってきます。ですから、村上駅の1日平均利用者はもっと減っていくでし ょう。それで2回、それからあるいはメール等でいろいろとJR新潟とはいろいろ連絡をとっている ようですが、そういう何平方メートルあるいは何坪の土地を売却可能というようなところでお話をさ れてきたのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 具体的にどこの土地を何坪買って価格は幾らか、そんな話はしておりません。 橋上駅についてもこれから精査をしていくわけでございますけれども、今おっしゃったように、将来 的なことを考えて、必要がないのではないかというようなご意見も多く聞かれるようであれば、それ はやっぱり考え直すべきだろうと、そのように考えております。しかしながら、リノベーション事業 というのは、東と西を結ぶというのが大前提になっているということでありますので、その点も含め て非常に難しい判断がこれから迫られてくると。何をつくり、何をどうしていったらいいかというこ とを取捨選択をしながら取り組んでいかなければならない非常に難しい事業になってきます。そして、 跡地についてもそうございます。それもリノベーション事業の一環でありますので、そういう面も含 めますと、これからまちづくりプランができてきまして、そこには当然のことながら財政も金額も入 ってきますので、村上市としては本当に大丈夫なのかというようなことも含めて真剣に議会の皆さん と私どもあるいは市民の皆さん等も含めて検討をして、そして趣旨選択を迫られるということになっ てくると思います。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 24年の8月24日、あっち行ったりこっち行ったりで申しわけありません が、第14回プロジェクト会議の候補用地比較表というのが項目に載っております。そこでは、日下 というのでしょうか、天神岡でしょうか、ここは下相川日下4号線、下山田線、取りつけ道路、水道 施設、下水道施設、救急車退出路まで載っております。ところが、駅西は私どもが厚生連が決めまし たというときの資料には、水道施設と下水道施設、それで1,500万、それから日下のほうでは6億 から7億という数値が出ています。ところが、この24年の8月24日〔質問時間5分前の予告ブザ ーあり〕の資料では、取りつけ道路、JR補償工事という項目も出ています。これだけ議論していな がら、厚生連運営審議委員会の資料には、下水道工事1,500万、なぜこんな手品みたいなことが出 てくるのでしょうか。プロジェクト会議の話し合いには、取りつけ道路、JR補償工事というのも出 ているのです。今まで延々と、なぜJRに尋ねたかとかといろいろ聞きました。つまりそれは、駅西 に行けばJRも駅西の土地を買わなければいろいろと不便だということがあるから、ここに当然載っ ているわけです。取りつけ道路だって、今あるあの2つの原信に入る道路、それからしゃぼんのとこ ろの道路、あそこから建設工事用の車がどんどんと出入りはできないはずです、建てるになったとし ても。そうすれば、当然建設関係の車が出入りする道路をどこかにつくらなければならないはずです。 ですから、取りつけ道路ということもここに載っているのです。それなのに、20億の中で下水道工 事1,500万しかかからない、そして片や6億から7億、いろんなのをつくればというような形で、 ものすごい対比の仕方がおかしな対比になっていると。そして、先ほども最初に聞きましたけれども、 厚生連の支援は20億です。用地代、インフラ整備、そして建築費も含めて。にもかかわらず、まち づくり策定委員会でも審議これからされようとしていますけれども、とにかくコンパクトなまちづく りというのがあるからといいながら、どんどん、どんどん村上市独自の事業をしようとしている。行 政の人って頭がいいのでしょうか、それとも議員を上手にごまかしているのでしょうか。なぜこうい う形で、私は残念ながらきちんとした数字は私の手元には出てきませんけれども、議論しているでは ないですか、金額についても。病院移転に必要な最低限の整備として、JR補償工事、取りつけ道路 というのもついているのです。それなのに厚生連が選びましたというあの資料には、1,500万しか、 水道、下水道工事しか載っていないという、そこを私は今回時間もありませんので、今後さらにこの 部分では質問していきたいと思っています。   そこで、最後時間がありませんので、市長が代表質問のときに最後に言いました。予定した以上 環境を整えるのが行政の仕事だ。建ててから何をやるのだとなる。早くやりたい。計画だ。やるかや らないかは後の話だというようなことで、とにかく早くやりたい、計画を早くつくりたい、なぜそん なに焦るのですか。もう厚生連の財政事情で、計画は平成27年度からの計画、本当にそれにのるか どうかもまだ未定です。それなのになぜ周辺事業を急ぐのですか。誰のために急ぐのですか。市民は 望んでいません。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 何も急ぐとか急がないとかの話ではないでしょう。要するに、そういうよう な村上総合病院という建築物が建つということであれば、では建てたときにどうするかということを 当然前から計画をし、建てたときの準備をしておくのが行政としての役割ではないですか。そして… … 〇21番(相馬エイ君) それは、この前聞きました。同じこと繰り返さないでください。 〇市長(大滝平正君) そして、そうなったときに村上市をどういう市、駅前周辺を東口も含めたど ういう市をつくっていくのかということも検討しなければならないのではないですか。それを今計画 しているのがそれであります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) その言葉も代表質問で聞きました。しかし、候補地と選定しただけで、厚 生連と村上市と覚書書も交わしておりません。そして、正式な協定書も結んでおりません。にもかか わらず、関連の事業を〔質問時間終了のブザーあり〕どんどんと進めようとする。許しません。   終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで相馬エイさんの一般質問を終わります。   以上で今定例会の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会をいたします。   なお、明日から各常任委員会が開催されますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでございました。           午前11時56分  散 会