平成26年村上市議会第1回臨時会会議録(第2号) 〇議事日程 第2号 平成26年4月23日(水曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  議第75号 公の施設に係る指定管理者の指定について                第 3  議第76号 平成26年度村上市一般会計補正予算(第2号)                                                          〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    19番   小  林  重  平  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                                                     〇欠席議員(1名)   12番   川  崎  健  二  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    高   田       晃   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     大   滝   一   芳   君        税 務 課 長    板   垣   喜 美 男   君        市 民 課 長    佐   藤   勝   則   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     佐   藤   憲   昭   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    東 海 林   則   雄   君        会 計 管 理 者    忠       芳   夫   君        農業委員会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   米   山       聡   君        事 務 局 長        消防本部次長     伊   藤       功   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時06分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は25名です。欠席の届けのある者1名です。定足数 に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いを いたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、6番、川村敏晴君、19番、小林重平君を指名を いたします。ご了承願います。                                              日程第2 議第75号 公の施設に係る指定管理者の指定について 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、議第75号 公の施設に係る指定管理者の指定についてを議題と いたします。   本案は、経済建設常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものですが、副委員長から審査報 告書が議長宛て提出されております。   最初に、副委員長から審査の概要について報告をお願いをいたします。   経済建設常任委員会副委員長。           〔経済建設常任副委員長 小杉和也君登壇〕 〇経済建設常任副委員長(小杉和也君) 皆さん、おはようございます。ただいま上程されておりま す議第75号の審査の概要と経過についてご報告申し上げます。   4月22日午前11時40分から第1委員会室において、委員7名、副市長、担当課長及び担当職 員、議長、議会事務局長出席のもと審査をいたしました。   議第75号 公の施設に係る指定管理者の指定(笹川流れ夕日会館、桑川駅前広場駐車場)につ いてを議題とし、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、4月10日に開催された指定管理者選定委員会において、公募したほうがよいという 意見はあったのかとの問いに、公募の方向の話は出たが、公募となると、その期間が相当かかり、5 月の連休、夏の繁忙期に対応できず、イメージダウンにもなるとの答弁でした。   委員より、市の管理不行き届きについて、執行者としての責任や管理不備についてはどのように 考えるかとの問いに、意思疎通が希薄だった。こういう問題点は、長年にわたる慣例がこのような結 果になった。深く反省しながら副市長の私がしっかりチェックして指導していきたい。職員の処分に ついても今後検討して、指導していきたいとの答弁でした。   委員より、指定管理者の会社は同族が株を多く所有している。地域貢献のために指定管理者とし て指定するとしているが、20年前の設立当初の経緯があるからかとの問いに、それも一つの理由で はあるが、従業員がこのことをきっかけに地元のための夕日会館として再スタートしようとしており、 リピーターもふえてきているとの答弁でした。   委員より、次回は公募するということだが、どういうことからかとの問いに、冬場赤字の月もあ るが、3年間で立て直してもらいたいという意味で、今回指定管理者として指定し、指定先には3年 後には公募にすると話してあるとの答弁でした。   委員より、公募イコール現在の会社に指定しないと受け取る人もいるが、公募することは今まで やってきたことを見詰め直し、市民も納得できる内容で指定するということだ。議案撤回してから変 わったところは、期間が5年から3年になったことである。もう少し短い期間の指定にして、今の会 社が次の指定管理の指定を受けるべく努力すべきではないかとの問いに、指定先は会社だが、会社を 運営するのは人であり、今の従業員が一致団結して3年間頑張ろうとしているので、これを酌み取り たい。ただ、公の施設は最少の経費で最大の効果を得られるような指定管理のあり方を検討していく との答弁でした。   委員より、入り口のタイルが十数枚剥がれており、お年寄りがつまずいている光景を見た。たっ たタイル十数枚直すのに業務連携がうまくいっていない。コミュニケーション不足が議案撤回につな がっているのではないか。腹を割って話したのかとの問いに、4月早々に全部の施設に挨拶回りをし、 事務引き継ぎで過去の経緯、要求、要望を聞いてきた。市として手を差し伸べていないところもあっ たようなので、そうならないように夕日会館と一緒になって取り組んでいくとの答弁でした。   委員より、先ほど職員の処分についても検討していくと言っていたが、いつ行うのかとの問いに、 前例を踏まえて、臨時議会終了後に処分を検討するとの答弁でした。   委員より、事業者も不平不満があると言っている。民間であれば、採算の合わない冬期間は休む。 事業者の要望も受けるところは受けて、よく聞いて、改善できるところは改善して、修正して議案を 出してほしかった。本来は、よい機会であり、1年間のうちに協定の中身を差しかえて提案してもら いたいとの問いに、これを機会に真摯に受けとめ、承認された後は業者と膝詰めで話し合うとの答弁 でした。   質疑が終了したところで、会議規則第101条の規定に基づき、議第75号に対して尾形修平委員 から修正案が提出され、急施事件として直ちに議題としました。修正案提出者から、1年間の期間を 決めて、お互いがよかったと言えるような指定管理制度にしてほしい。事業者にとっても負の事業と ならないように、十分に議論して、来年度公募によってほしいことから、指定の期間を平成27年3 月31日までとするとの提案理由の説明がありました。   提出者に対しての質疑で、委員より、修正案の最大のメリットは何かとの問いに、行政に対して の要望を出し、お互いがよかったと言えるような指定管理制度になり得るとの答弁がありました。   以上で質疑を終了し、討論を求めたところ、もろもろの経緯を総合判断して、妥当との原案に賛 成の討論があり、次に選定委員会では撤回という重みを感じて、状況を見きわめて、公募が妥当とい う話も出ていた。今までの指定管理者を指定するならば、指定期間を1年でやるべきとの修正案に賛 成の討論がありました。   まず、議第75号の修正案に対する採決を行い、起立採決の結果、起立少数で議第75号の修正 案は否決すべきものと決定しました。修正案が否決されたことから、次に議第75号の原案に対する 採決を行い、起立採決の結果、起立多数で議第75号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしま した。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの副委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   議第75号に対しては、地方自治法第115条の3及び村上市議会会議規則第17条の規定に基づ き、尾形修平君外2名から議長宛て修正案が提出されておりますので、これを議題といたします。   修正案提出者に提案理由の説明をお願いをいたします。   2番、尾形修平君。           〔2番 尾形修平君登壇〕 〇2番(尾形修平君) 皆さん、おはようございます。ただいま上程されております議第75号 公 の施設に係る指定管理者の指定についてに対する修正案を別記のとおり地方自治法第115条の3及 び村上市議会会議規則第17条の規定により提出します。   賛成者は、佐藤重陽議員、姫路敏議員、そして提出者は私尾形修平であります。   修正案の内容につきましては、別記資料のとおりであります。   それでは、提案理由について述べさせていただきます。本議案は、去る3月定例会において撤回 された議案であり、今回提案されている内容は指定期間を5年から3年に短縮されただけで、中身に 関しましては一切変更はありません。そして、指定管理料は現行の倍額となっております。また、3 年間と期限を定めたことに対しても、市長から答弁いただいた調理師ほか人材の確保が困難なためで は合理性がなく、整合性がとれていないなど、私は納得できるものではありません。私としては、本 来であれば直ちに公募して事業者を選定するべきだと考えますが、本年はデスティネーションキャン ペーンの年でもあり、村上市の観光の一翼を担っている夕日会館の一部休業は、これからの観光シー ズンの到来に当たり、マイナスのイメージが大きく働くものであると危惧しており、諸般の事情を考 慮すると、とりあえず1年間限定で管理運営を行わせることが最良であると考えます。   先般開催されました経済建設常任委員会の閉会中事務調査では、管理会社からの市に対しての要 望、改善提案もあるということでしたが、今回の協定内容、仕様書にはその内容等が反映されている とは思えません。今年度中にそれらも踏まえ、昨日の本会議でも提案されましたが、今後の協定内容、 営業形態、指定管理料も含め、十分に議論して、運営会社も行政側も、そして何より市民の皆さんが 納得できる形で運営できる体制を構築することが最善の策であると考えます。   昨日の委員会では修正案が否決となりましたが、議員の皆様の良識あるご判断と、ぜひともこの 修正案にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、上程とさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 修正案に対する質疑を行います。   5番、本間清人君。 〇5番(本間清人君) ご苦労さまでございます。ちょっと私きのうの委員会傍聴もできなくて、こ ういうことを言うのも失礼なのですが、何か委員会のほうではこの修正案が否決されたと、尾形議員 のほうから出されて、委員会では否決されたのに、またこの本会議場で同じ提出者であるその委員会 の尾形議員がこうやって提出してきているというのはどういうことなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 昨日の委員会では賛成者が2人、修正案に対して反対が4名でありました。 委員が1名欠席している中の採決でありましたので、委員会での否決が本会議で議員の皆様の考えと 異なる部分があるのでないかというふうに私は判断しまして、本会議での上程とさせていただきまし た。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 今指定管理者制度、こちらの制度自体は歴史はまだ浅いわけでありますが、 その中でいろいろ全国的にも問題点という中にこういうものがあるのです。指定期間の満了後も同じ 団体が管理者として継続して指定を受けられる保証はなく、選考に漏れるなどによって管理者が変更 した場合はほとんどの職員が入れかわってしまうことも考えられる。また、指定期間は3年から5年 程度と短期間であれば、正規職員を雇用して配置することが困難となるなど、人材育成が極めて難し くなり、職員自身にも公共施設職員としての自覚や専門性が身につかない。また、指定期間の短さは、 人材育成と同時に、設備投資や運営面での長期的計画も拒んでいる。特に教育、娯楽関連の施設では、 経費削減のために場当たり的な運営しかできなくなることで、集客力が減少し、それに伴う収益の減 少によって必要経費も十分捻出できなくなり、結果としてさらに客足が遠のくといった悪循環に陥る 可能性が高いということが指摘されているわけです。この中では、3年から5年でも短期間であると 言っている。また、さらにそれを1年にしようという、今その理由も説明はされましたが、例えばそ の短期間、短期間で、また公募をして、また1年、1年ということになりますと、非常にその職員の 方もここの施設に勤めたってどうせ1年でまたかわらなければならないではないかと、要は心配にな っていった場合に、果たして運営的に会社の経営としてうまく成り立っていくのかなということを私 は心配しているのですが、その辺はいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今のご意見は、ごもっともだと思います。その中で、私は今回原案として提 案されている3年間を否定するものではないのです。昨日の本会議の中でも本間議員のほうから今の 営業形態がいいのか、指定管理制度そのものがいいのかも含めて、本来であればよく事業者と話し合 って、その話し合った結果、業務形態が変わる、営業形態が変わった中で今度指定管理を1年後に5 年間で提案されれば私は賛成しますし、それが仮に10年間であっても、その業務内容、営業形態が 変わっていれば、それはそれで賛成します。だから、今回3年間を引っ張ること自体が、今のまま引 っ張ること自体がおかしいのではないかということで、1年間とさせていただきました。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) そういう内容では、例えば指定管理の短期にするとかというよりも、いわゆ る指定管理者との契約の中での内部規約みたいな、きのうもちょっとそのことを市長ともお話ししま したけれども、例えば今回問題になったのはレストラン営業が閉まっていたと。でも、採算性の合わ ない時期に幾らレストラン開いたってこれ仕方がないのではないかなと。例えばそれは今後の市と協 議の中で、学校給食を今委託しているメフォスさんとかは、いわゆる夏休みの期間はないわけですね。 一番夏休みの期間がそのレストランが一番繁栄するわけだから、例えばレストランに関してはメフォ スさんとその指定管理者が契約をして、そしてその夏休みの期間だけメフォスさんの職員を配置する とか、そのほかの期間は土日営業にして、あとはもう一切休業とか、いろんな方法はあると思うので す。それが、その指定管理の短期間にすればいいとか、長くすればいいとかという問題とは違うよう な気がするのですが、その辺はどのように感じますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ですから、まさしく今本間議員がおっしゃったとおりなのです。レストラン を通年営業すること自体がいいのか、その辺も全て含めて1年間の中で協議していただきたいという のが私の提案理由であって、決して本間議員がおっしゃっていることに関して私は反対もしませんし、 まさしくそのとおりだというふうに認識しておるのです。 〇5番(本間清人君) 終わります。 〇議長(板垣一徳君) ほかにございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   議第75号については修正案が提出されておりますので、議第75号の修正案及び原案について、 あわせて討論を行います。   討論の順序は、初めに原案に賛成の討論、次に原案及び議第75号の修正案に反対の討論、次に 原案に賛成の討論、次に修正案に賛成の討論の順に行います。   これから議第75号の修正案及び原案について討論を行います。   初めに、原案に賛成の討論を許します。   25番、片野鉄雄君。           〔25番 片野鉄雄君登壇〕 〇25番(片野鉄雄君) ただいま上程されました議第75号 公の施設に係る指定管理者の指定につ いて、賛成の討論をさせていただきます。   笹川流れ夕日会館と桑川駅前広場駐車場を有限会社笹川流れ夕日会館を指定管理者として管理し てもらうというものでありますが、この件につきましてはさきの3月定例会で議第64号として提案 した後、管理運営の状況の把握が不十分なまま指定管理者委員会に諮問し、もっと十分な調査が必要 なためとして議案を撤回した経緯があります。ほかの指定管理の場合もそうでありますが、指定管理 に指定すれば、それで市は済んだのではなく、市にはその指定管理の状態が支障なく運営されている か管理監督する責任があるのではないでしょうか。夕日会館指定管理者の業務仕様書に明記されてい るように、利用者のサービス向上が図られているか、地域住民の雇用に努めているか、地元特産物の 販売が優先的に行われているか、さらに市と密接に連携を図っているかなどの視点から担当者は現場 の状況を見て、地域の活性化を図る観光拠点にするという使命感を持って管理指導する責任があった はずであります。このたびの件、当事者はもちろん、責任ある立場の市当局には深く反省し、教訓と していただきたいと私は思います。   当初の議案撤回後、4月10日、再度指定管理者選定委員会が現地で開催されたわけであります が、その議事録を見ますと、公募のやり方にするまでの期間について、市から、業務改善の指導を踏 まえ、直営期間を差し引いた3年間としたいとの提案がされ、それに対して7名の選定委員の審査の 結果、了としております。また、議会への市の説明でも、1年では従業員に雇用の不安を与えないた めにも3年でお願いしたい旨、説明がありました。平成5年に夕日会館ができてから、順調な時期が あったものの、赤字経営を余儀なくされ、出資者が次々と離れていき、保険金でやっと黒字を出して いる状況です。公募までの期間については、今回マスコミ報道による夕日会館のマイナスイメージを 払拭するためにも、官民一体となって業務改善を進め、3年後に公募による指定管理としたほうがよ いのではないかと私は考えるものであります。   また、夕日会館がレストラン休業分の指定管理料20万円を返納し、3月19日夕日会館から市 長宛てに出された業務改善計画の中で、特に指定管理者業務仕様書と指定管理基本協定を遵守し、業 務を遂行します。不祥事再発防止のため、従業員教育の徹底を図りますと打ち出されています。私は、 管理責任者である市が夕日会館の指導監督を実行することを信用すると同時に、現地調査、所管委員 会との話し合いの折、夕日会館の社長が地元の雇用を最も重視し、経営に当たっていると話をされて いました。以前から見ると、桑川地域の民宿もかなり減少したと聞いております。人口減少と過疎の 進む中にあって、夕日会館にはぜひ笹川流れ観光の拠点として頑張ってもらいたいと思うのでありま す。今後、会社一丸となって付加価値向上と経営改善を進め、夕日会館が繁盛し、地域全体が活性化 することを強く望み、賛成討論とさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 次に、原案及び修正案に反対の討論を許します。   10番、竹内喜代嗣君。           〔10番 竹内喜代嗣君登壇〕 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは、提案された原案に対して反対討論を行います。   3点の反対理由を申し述べたいと思います。大きな項目の1つ目は、夕日会館の指定管理契約が 履行されていなかったことであります。そして、委員会審議等で明らかになったことは、夕日会館の 契約が公募によらず決定されており、その代表が市長の山北後援会長だったということであります。 さきの3月議会で私は市のバス運転委託の問題で、毎年賃金が下がるような状況はほっておくべきで はないということで臨みましたが、今起きている現象は全く市民の皆さんがこの状況を聞いて納得で きる事柄だとは考えられません。市長に対して近い存在の立場の者は有利な契約が結ばれ、まるで市 民であるバス運転手の労働者の皆さんが毎年毎年契約が更新されて賃金が下がっていくようなことが ほったらかしにされる。この2つの事実を市民の皆さんが聞いて、この原案に対して賛成される方い らっしゃるでしょうか。   2つ目であります。明らかになっていることは、市が管理監督を怠っていたということでありま す。   そして、最後の理由の3点目、再発防止の深い分析や対策が提示されていないことであります。 行政が経費削減を優先させて、経済的に苦しむ労働者を生み出すということは、指定管理者制度本来 の趣旨に鑑みて、本末転倒と言わざるをえません。市は、指定管理者による管理運営が適正に行われ ているかどうかを点検、評価するため、指定管理者に利用者モニタリングや利用実績等を分析、点検 をさせ、その点検結果については市へ報告するように求め、市はその点検結果を受けて、業務の実施 状況や利用状況のほか、管理の目標にかかわる達成状況などについて点検し、改善が必要な場合は実 地調査を行い、指定管理者に指示をすることが求められています。それなのに、この実態は一体何で ありましょうか。   次に、私は幾度も幾度も提案申し上げておりますが、具体的に申し上げたいと思います。公契約 に従事する労働者の下限報酬額の明記、受託団体が変更となった場合は新たな受託団体に希望者の雇 用継続を要請するなど、制度運営の改善のための条例をつくり、指定管理者が運営する施設に従事す る従業員の労働条件を改善すべきです。安定運営、専門職育成などの観点からも必要だと思います。   以上の理由から原案に対して反対の意見を表明させていただきました。 〇議長(板垣一徳君) 修正案に反対の討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 次に、原案に賛成の討論を許します。   19番、小林重平君。           〔19番 小林重平君登壇〕 〇19番(小林重平君) 私は、賛成の立場で討論をさせていただきたいと思います。   当施設は、笹川流れ夕日会館は、平成5年12月に竣工いたしまして営業をやってまいりました。 その間、23年までですか、旧山北町の業務委託ということで運営を行ってきたわけでございますが、 平成20年、合併によって新市村上が誕生し、平成23年から市の指定管理として引き続き運営を行 ってきたわけであります。   スタートした当時は、高度成長時代の名残もあり、多くの方が県内外から訪れて、笹川流れの中 心的な役割を果たしてきたわけであります。しかし、近年は景気の低迷もあり、営業期間が5月の連 休からせいぜい10月ぐらいまでであるということは、運営的には大変厳しいと思われるわけであり ます。しかし、この指定管理を受けた有限会社笹川流れの方は、スタートしたときの目的である地域 産業の振興、雇用の創出、そのことをしっかりと受けとめて、苦しいながらも運営をしてきたわけで ございます。   しかしながら、ことし1月に入り、板前さんが病気で倒れるというアクシデントがあり、時期的 にも冬期間であり、お客様も少なく、休んでもいいだろうというような甘えとなれ合いがあったとい う点も考えられます。しかし、今指定管理者として市側に報告義務がなかったということは、これは 批判されてもいたし方のないことだと思っております。   しかし、笹川流れは、頼三樹三郎さんがうたっておりますように、松島はこの美麗ありて此の奇 抜なし男鹿はこの奇抜ありて此の美麗なしとうたわれております。県内でも有数の景勝地であります。 訪れる皆様に心の安らぎと、そして感動を与えていく笹川流れ、その中心的な役目である夕日会館、 笹川流れは引き続き運営をしていっていかなければならない、そう思っております。指定管理者にお いては、今回のことについて大いに反省をしていただいて、夕日会館ならではのグルメ等を考え、営 業努力をしていただくようお願いをいたしまして、原案に賛成をいたします。 〇議長(板垣一徳君) 次に、修正案に賛成の討論を行います。   21番、相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) 修正案に対して賛成の立場で意見を申し上げます。   今回問題になっておりますこの案件は、3月議会、行政から、現在まで有効な運営管理を行って いた経緯があることから、指定管理者として指定をするものですという初日に提案があり、そして委 員会で審議がされ、委員会で問題になった後、最終日に理事者から議案の撤回の申し出があり、撤回 された案件、その案件が昨日臨時議会で、期間を5年だったものを3年間という形で修正され、そし て同じ事業者に対して、公募でなくという形で3年間の指定管理に指定するという案件でございます。   今回、昨日も議論の中で、4月1日から4月25日まで市直営ということで、山北道の駅管理経 費が150万支払われております。副市長は、議員のいろんな質疑の中から幾度となく、これからは 私が厳しくチェックし、業者、職員も含め、指導監督していきたいと話しておりますが、副市長がこ れからは私が厳しく指導監督をしていくという言い方をされたのは初めてではないかというふうに私 はちょっと考えております。そうすれば、山北支所の産業建設課、そして本庁の商工観光課の責任、 監督等はどうなっていくのでしょうか。それらの課の上に副市長が位置するという形は、余り聞いた ことがございません。これほど今回の指定管理3年間にしたいというこの案件は、それほど副市長が みずから乗り出さなければならないという形で行政が反省をし、これから改善していきたいというこ との一つのあらわれかもしれませんが、それにしてもおかしなことではないかというふうに受けとめ ております。   そして、4月25日までは市の直営という表現でございました。私たまたまきのう山北まで用事 がありましたので、夕日会館の売店のほうに寄りました。まず、入ろうとしたとき玄関で、非常に中 がどのような、売店という表示はございますが、余り中がどのようになっているかわかりませんでし た。入りましたら、暗かったです。そして、非常に売店の中が暗いという印象を持ちました。それで、 2人若い店員さんがいましたが、1人の方はいらっしゃいませと声をかけてくれましたが、その後す ぐ私の顔を見るまでもなく、何かの仕事をしておりました。1人の人は、私のほうに尻を向けて何か の仕事をしておりました。あっ、これはだめだなと思いました。仕事をしている場所で、そして地元 の品物を売っているというこの場所で、こういう職員が応対をする、これは市の直営と言いながら、 市がしっかりと、たとえ1カ月間であろうとも、しっかりと指導していないというあらわれだという ことを実感いたしました。   それで、今後は業者としっかりと膝詰めで話し合うということであります。しかし、委員会の中 でも参考資料として出された指定管理者の選考委員会のやりとりの中で、指定期間当初から口頭によ る簡単な報告は受けていましたが、文書によるものは3カ月周期での提出でしたというように、口頭 による簡単な報告ということは、つまりメモもないということであります。このような行政の対応が 何年間もされていた、今後いろいろな問題が本当に今回は浮き彫りになりました。そのことをしっか りと受けとめ、そして本当の意味であの夕日会館を生かしていくという観点から、私は5年間を3年 間にただ変えただけということでは、本当の改善にはならないということを強く思っております。   確かに1年間では指定を受ける方は大変かもしれません。しかし、今まで指定管理を受けながら 契約をしっかりと守って報告もしてこなかったという、その契約違反をやってきたという、その責任 から、そして行政がしっかりと監督をしてこなかったというその責任から、私は市長、副市長を筆頭 として、当然みずからの処分もしっかりと考えるような今回の市の前向きな姿勢が私は必要だったの ではないかと感じ、まず1年という修正案をしっかりと受けとめ、そしてその中で今後大いにあの場 所を改善するには相当な知恵と努力が必要だということを指摘しまして、修正案に賛成をいたします。 〇議長(板垣一徳君) 次に、原案賛成の討論はありませんか。   6番、川村敏晴君。           〔6番 川村敏晴君登壇〕 〇6番(川村敏晴君) 私は、議第75号に関しまして賛成の立場で意見を述べさせていただきます。   今回の議案が3月議会で取り下げられた、これについては指定管理者であります有限会社笹川流 れ夕日会館が指定管理期間中に管理者である村上市に報告をせず、臨時休業したことが発端になって おります。このことに関しては、指定管理者である有限会社笹川流れ夕日会館が休業せざるを得ない 事情が発生したときに速やかに管理者である市の担当者に報告し、それらについての相談をすべきで あったということは言うまでもございません。しかしながら、管理者としての市の担当課としまして も、常々指定管理者の運営状況を確認、管理すべきであったことは当然でありますし、それを怠って いたということは、行政としても大きな失態があったと言わざるを得ないのではないかと、こういう ふうに思っております。   ただし、今回臨時議会を招集し、一度取り下げられた案件を再度上程し、再び同じ有限会社笹川 流れ夕日会館に指定管理を指定しようという提案がなされているその背景は、もう来週から始まろう とする日本の行楽期の絶好機であるゴールデンウイークにおいて、当村上市にとっては数少ない観光 資源の一つであります名勝笹川流れの景観や物産を全国に発信するための大切な施設であるこの夕日 会館の運営を円滑に行わせることが地元自治体としての責任であるという裏づけであると思いますし、 我々議員としましても、その運営を阻害するような判断をしてはならない、私はこう確信をしており ます。仮に今回公募による指定管理の選定を行ったとしましたら、その準備と手続等で既にゴールデ ンウイークは過ぎてしまうことになります。また、それによって、せっかく笹川流れを訪れた観光客 の方々には、駅舎を兼ねたこの夕日会館、地元、笹川流れの顔としての夕日会館が閉鎖しているとい うふうな状況はとても残念なことであり、当地の観光産業のアピールに対しても大きなダメージを与 えてしまうことになります。   また、今回の指定管理期間を来年の3月31日までとする修正案を出されておりますが、今から 1年も満たない期間で、この笹川流れ夕日会館にかわってこの施設を円滑に運営できる組織が誕生す るとは私は考えられません。   市長は、3年後の次回指定管理選定には公募によることを明言されております。私は、次期選定 にはぜひとも公募によって決めていただきたい、この意見については大歓迎をしているところでござ います。なぜなら、今この指定管理者に地元の顔として夕日会館の運営に対して、今まで以上に緊張 感と集客力アップへの意欲を持ちながら、さまざまな経営努力を傾けていただきたい、このように思 っているためでありますし、村上市に拠点を置く、今の指定管理者と同等の力を持つ別な組織が生ま れてくることを切に願っているものであります。それが村上市の観光のさらなる発展につながってい くものと私は信じております。そのためにも、今回は、いたずらに公募をしたり、また新たな受け皿 組織の誕生の芽を摘むおそれのある指定管理期間を極端に短縮するということには、私はどうしても 賛同することができません。   昨年公募が行われて、今運営が開始されているあらかわ保育園の指定管理の公募に関しても、私 は地元村上市に受け皿をつくり出すためには指定管理の延期を市長に訴えてまいった経緯がございま す。このことが示すように、しかしながら指定管理は地元企業が希望を持ちながらも、準備をする期 間もなく、指定管理が公募により実施され、今村上市以外の企業の方が運営をしている現状でござい ます。   このような観点から、次の公募に対しては、しっかりとした準備期間となる3年間は決して長い ものではないと私は考えております。この3年間の間に、管理者として、行政側もこのような利益を 求める施設の指定管理者についての運営管理のあり方を、さらに現状に合った形につくり上げていく 必要があると思われますし、指定管理者の有限会社笹川流れ夕日会館においても、3年後にはライバ ルがあらわれる可能性が十分あるわけですので、どのような好敵手が出現したとしてもこの夕日会館 の運営は譲れないという覚悟で、これからの経営を行っていただきたいと心から願いながら、原案に 賛成の意を表させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 次に、原案及び修正案に反対の討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 次に、修正案に賛成の討論はありませんか。   16番、姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) 修正案に賛成の討論を行いますが、何か修正案に賛成したり、修正案の提 案をすると、何か笹川流れとか夕日会館、そしてまた有限会社笹川流れ夕日会館を否定するような人 たちというような感覚にしかとられないことが私は非常に残念に思うのですけれども、決してそうで はありません。この修正案そのものというのは、期間が3年のところを1年にしようではないかとい うものでございます。提案者の理由からいっても、まさに私はそのとおりだなと思うところが多分に あるわけで、賛成者として討論いたしますが、5年から3年に指定期間が今縮められたと、当初3月 の議会で5年だったのが今回3年になったということでの提案が出されたわけですけれども、3月議 会で撤回であったことをひとつ思い起こしていただきたいのですが、1番目にレストランが届け出が なくそのまま休業していた。これは、考え方によれば、民間企業であれば、人の来ないとき休業して いてもしようがないではないかと、確かにそれもわかります。しかしながら、指定管理料いただきな がら運営しているわけですから、もしそのようなことになるのであれば、早目に担当課とお話をして、 議会にも説明して、それなりの措置があったはずです。その辺が怠っていたということと、あと2番 目に、担当職員がとにかくその事実を知っていて、何もアクションを起こしていなかった、議会で審 査あるまで、ずっと何もアクション起こしていない、これが1つ問題です。2つ目です。3つ目に、 さらに指定管理者は業務報告書、1カ月ごとにやるものが、それがなされていなかった、これも指摘 されておりました。4番目に、その事実を指定管理者選定委員会が全くわからなかった。これらの4 つの理由をもとにして、撤回ということになったわけです。今回上程されましたけれども、本来1カ 月前に撤回された議案が再び上程されるためには、今申し上げた4つのことは何とかクリアして、説 明できるような状態にならないと難しいのではないかなと、私はそのようには思いました。   一応今回上程した、何で上程したのだということに対して大きな理由の一つは、まず5月の連休 に間に合わないと、ゴールデンウイークに間に合わないとイメージダウンにつながってしまう、これ が1つ。もう一つは、3年という期間を設けたのは、いわゆる先ほども言っていましたが、従業員さ んの雇用の安定につながってこない。課長の説明を議事録で見ると、長ければ長いほど雇用の安定に なるのだということを申し上げているみたいですけれども、私はいささかそういうところには賛成し かねるのですが、まずゴールデンウイーク、連休中に再開するということは、この修正案を出してい る方も私も賛成でございます。大いに繰り広げて、客を集客して、いっぱいもうけていただいて、村 上市のために尽くしていただきたいというのがこの修正案の尾形議員の一つの考え方でもあるし、私 もそれに賛成できます。   ただ、指定管理が長ければ長いほど雇用の安定につながるとの説明は、これは長ければ長いほど 雇用の安定につながるということにだけは私はおかしいなと。それは、どういうことかというと、資 本主義の原則があるのです。資本主義という原則、いわゆる雇用の安定イコール企業の存続と成果な のです。企業の存続と成果がなくして雇用の安定にはなりません。いわゆる従業員さんが社長と一丸 となって成果を出してもらえる。その成果を評価するのは、期間が短ければ短いほど容易にその成果 の達成にはつながる可能性が十分あります。ですから、例えば来年の春前にこの指定期間が1年で終 わったとしても、その後、例えば市長さんは今公募にすると言っておりますけれども、例えば公募に なったとしても、その公募の中で夕日会館の右に出る、笹川流れ夕日会館の会社の右に出る企業は出 てこれないだろうと、そのぐらいの勢いで従業員が一丸となっていって成果を上げることが雇用の安 定につながる。こういう解釈をしていかないと、何でもかんでもそこにいればいいのだというわけで はなくて、成果があって初めて雇用の安定につながるというのを、これ資本主義の鉄則でございます。 これを皆さんに理解していただきたいと思います。   私は、そういう意味でいうと、この1年間の間でもう一度、例えば休業についても冬場の冬期間 の間は土日だけの営業にするとか、そういう柔軟性のあることをこの1年間の中でその夕日会館の指 定管理者とよく行政が話し合って、それらを盛り込んで4月から出発すると。それから、この1年間 の間に成果を出していただいて、そしてもし公募ということで市長が言われるのであれば、私は公募 には賛成しますけれども、公募の方向性の中でやっても夕日会館が十分に選定される企業として、こ の1年間の間に生まれ変わって、そしてやると。そのためには、今3年ではなくて、1年という中で 機会を与えてやっていくことが大事だなと、こういうふうに思っております。したがいまして、雇用 の安定のためにも1年間の期間を設定して、そして修正案に賛成できるように私は思っております。   以上、修正案についての賛成討論といたしたいと思います。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) ほかに討論はございますか。何の討論ですか。           〔「修正案に賛成の討論です」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) それでは、またもとへ戻りまして、原案に賛成の討論はありませんか。   5番、本間清人君。           〔5番 本間清人君登壇〕 〇5番(本間清人君) お疲れさまです。私、平成5年の時期というのは村上に住所を置いてありま せんので、そのころは当然旧山北町、村上市、この5市町村はばらばらだったわけであります。その 平成5年の時期に恐らく旧山北町と、いわゆる笹川流れの観光拠点として、駅と、いわゆるJRさん とも協議をしながら、恐らく拠点をつくろうということでその時期に協議をされたのだろう。この有 限会社笹川流れ夕日会館というのは、多分そこを業務委託として町から直接受けて、そのためにのみ つくった会社なのだろうというふうに考えます。   私は、以前から指定管理制度そのもの自体に反対をしておりまして、市長のきのうの答弁では、 これからは指定管理者制度そのもの自体の見直しも含めて考えるということでありました。これは、 見附市さんなんかも全て今後は指定管理者制度をやめて、今契約しているところもその契約期限が切 れた時点でもう指定管理者を公募しないという今自治体もふえている中で、村上市がただ、ただその 指定管理者制度の中でということなのだろうとは思うのですが、私はこの施設に関してのみ言えば、 これからこういう施設をつくって、そこに指定管理をするので、公募としてやっていきましょうとい うのと、20年の歴史の中にどういった思いでこの施設を運営していこうか、そして地域の活性化、 そして地域の山北、笹川流れの観光の拠点としてつくっていくのだということがやっぱり20年の歴 史の中にあったのだろうというふうに考えます。社長も3人ほどかわっておりますが、その業務内容 にしても、正直その単体、夕日会館だけで見れば本当に厳しい状況であることは間違いありません。 それをやはり今回の問題は、行政も私は問題がある。やっぱりその行政が業務委託している時期から、 旧山北町時代から、そういった流れの中で、なあなあな関係になっていたのだろうなというふうに感 じます。ですから、その業者にしてみれば、以前の20年間やっている中で同じ感覚で、ただだらだ ら、だらだらやっていたのかなという感じがしますので、今回ここでこういった問題を機に、やはり その業者に対して我々も全面的に応援をしていくという立場になるのが私は必要なのだろうなという ふうに感じておりますので、この原案に対して賛成とさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 次に、原案及び修正案に反対の討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 次に、修正案に賛成の討論はありませんか。   20番、佐藤重陽君。           〔20番 佐藤重陽君登壇〕 〇20番(佐藤重陽君) 修正案に賛成の立場で討論をさせていだたきます。   私の基本的な考え方は、今ほど原案に賛成討論いたしました本間清人議員と非常に似ております。 修正案と原案の違いというのは何かと、修正部分というのは指定管理の期間を3年にするか、1年に するかのこの違いであります。そして、私はなぜ修正案がよりよいのかなという点で話をさせていた だきたいと思いますが、今ほど話がありましたように、夕日会館の平成5年からの設置からここに至 るまでの経過を見ると、やはり行政の指導、管理、監督、その責任が大変大きいと考えます。   そういう中で、私は昨日の上程のときにも質疑の中で少し申し上げましたが、やはり地場、地元 の零細中小企業は行政が育て守る必要があるのだというふうに考え方を持っている人間であります。 このたびの修正案の提案理由とちょっと違う部分であります。ただ、議案としては、修正案としては 3年か1年かの1年というところに私は賛成しているのでありますが、提案理由で少し違うのは、そ ういう中で、大切な零細事業者の方々も商売そのものが雇用の場につながるわけであります。そうい う商店、企業がなくなることが他への雇用の場を求めることになってしまうわけであります。やはり 大切な就業の場、雇用の場として何とか今までの経過を見る中で、行政の責任として本来指導、管理、 監督をしていく必要があった。そのものの怠慢に対してやはり行政は襟を正さなければいけないとい うふうに考えているものであります。   そういう中で、私は実際にはこの1年間に何をしていただきたいかということなのでありますが、 やはりそれこそ修正案の提案理由の中で尾形議員が申し上げておりますが、私の考えとしては、業者 選びのための期間を置く、また他の業者を入れる余裕を見ての1年ということではなくて、協定の内 容、業務仕様書の整備、そういうもののこれからの、業務委託であろうとも、指定管理であろうとも、 業務のあり方に対する契約についての内容についての整備の期間として1年あれば十分なのかなと。 そういう期間を経て、私はできることであれば、特に公募によらない指定であってもいいのでないか なと。いわゆる最初に戻りますが、この二十数年の実績と、やはりいいときもあれば悪いときもある、 そういうものをやってきた中の苦労した地元の事業者をわざわざ競争の波の中に飛び込ませるのでは なくて、逆に力をつけて、また営業として健全な営業ができるような形の準備期間として1年間を持 たせて、その上で新たな業務仕様書、協定内容を整えて契約をすべきなのでないかなと。その期間と して、私は3年でなくて、1年でも十分なのでないかなという考えで、実はこの修正案に賛成してお ります。   そういうことで、私はどちらかというとこのたびの問題は、この事業者の問題もさることながら、 行政の責任が大きかった、そのことの反省の中に立って、事業者を責めるのではなくて、やはりどう やったらこの地元の零細中小企業を育てられるかということをあわせた考え方の中で、今後の契約、 今後の指定管理のあり方を考えていただきたいと、そういう意味での今回修正案に対する賛成であり ます。   皆さんもいろいろ考えがあるでしょうが、私は最善のものとして考えたときに、その業者を選ぶ 公募の期間、公募をするための期間ではなくて、やはり今後の健全な経営をするために市と地元の事 業者とのあり方、そういう営業のあり方、その辺のところの準備期間としての1年間をぜひ設けてい ただきたいと、そんな思いで今この討論をさせていただいております。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) ほかに討論はございますか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで討論を終わります。   最初に、議第75号の修正案をボタン式投票により採決をいたします。   投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票を締め切ります。   賛成少数です。   よって、議第75号の修正案は否決されました。   これから議第75号の原案についてボタン式投票により採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。   投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票を締め切ります。   賛成多数です。   よって、議第75号は原案のとおり可決されました。                                              日程第3 議第76号 平成26年度村上市一般会計補正予算(第2号) 〇議長(板垣一徳君) 日程第3、議第76号 平成26年度村上市一般会計補正予算(第2号)を 議題といたします。   本案は、経済建設常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものでありますが、副委員長から 審査報告書が議長宛て提出されております。   最初に、副委員長から審査の概要について報告をお願いをいたします。   経済建設常任委員会副委員長。           〔経済建設常任副委員長 小杉和也君登壇〕 〇経済建設常任副委員長(小杉和也君) ただいま上程されております議第76号の審査の概要と経 過についてご報告申し上げます。   4月22日、第1委員会室において、委員7名、副市長、担当課長及び担当職員、議長、議会事 務局長出席のもと、先ほど報告しました議案に引き続き審査を行いました。   議第76号 平成26年度村上市一般会計補正予算(第2号)、債務負担行為の補正を議題とし、 担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、桑川駅前広場駐車場はJR東日本から幾らで借りているのかとの問いに、1年間で 38万5,700円を支払っているとの答弁でした。   そのほか質疑なく、討論なく、起立採決の結果、起立多数で議第76号は原案のとおり可決すべ きものと決定いたしました。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの副委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。   これから議第76号をボタン式投票により採決をいたします。   本案に対する副委員長報告は可決です。   投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票を締め切ります。   賛成多数です。   よって、議第76号は委員長報告のとおり可決されました。                                              〇議長(板垣一徳君) 以上で本日の日程は全て終了いたしましたので、会議を閉じ、平成26年第 1回臨時会を閉会をいたします。   大変ご苦労さまでございました。           午前11時14分  閉 会