平成26年村上市議会第2回定例会会議録(第3号) 〇議事日程 第3号 平成26年6月13日(金曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    19番   小  林  重  平  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(1名)   12番   川  崎  健  二  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    高   田       晃   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     大   滝   一   芳   君        税 務 課 長    板   垣   喜 美 男   君        市 民 課 長    佐   藤   勝   則   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     佐   藤   憲   昭   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    東 海 林   則   雄   君        会 計 管 理 者    忠       芳   夫   君        農業委員会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   米   山       聡   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は23名です。欠席の届けのある者1名、遅参2名。 定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、10番、竹内喜代嗣君、23番、大滝久志君を指名 をいたします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は、5名を予定をしております。ご了承願います。   最初に、24番、山田勉君の一般質問を許します。   24番、山田勉君。(拍手)           〔24番 山田 勉君登壇〕 〇24番(山田 勉君) おはようございます。鷲ヶ巣会の山田勉でございます。議長の許しをいた だきましたので、これから一般質問をさせていただきます。   私は、2項目について一般質問させていただきます。1項目め、市職員の体調不良による長期休 暇について。市職員の中で、うつ病やその他の病気のために長期間休んでいる人が少なくないと話を 聞きました。市では、退職者の3割を補充する定員管理を行っていることから、当然職員個人に対す る業務負担がふえています。結果、そのことが一因となり、業務についていけない職員が長期休暇に なっているのではないかと思うのですが、本庁及び各支所において長期間休んでいる職員はどのぐら いいますか。   2項目め、小中学校の消耗品について。各小中学校の消耗品に対する予算が少なくなっているた め、やりくりが大変だとの話が聞こえてきます。市長は、みずから学校教育に関して力を注いでいる わけですが、消耗品に関する各小中学校の現状についてお伺いします。   答弁の後、再質問させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、山田議員の2項目のご質問につい て順次お答えいたします。   最初に1項目め、市職員の体調不良による長期休暇について、本庁及び各支所において長期間休 んでいる職員はどのくらいいるかとのお尋ねについてでございますが、6月5日の調査時点において、 医師の診断のもと、休職処分としている職員が4人おります。この4人のうち、身体の故障による者 が2人、精神疾患の理由で休職している者が2人おります。特に後者の2人については、休職の期間 も合算すると1人は11カ月、もう一人は3年と長期にわたっております。これら以外で精神疾患の 理由で療養休暇を取得中の職員が1人おり、医師の診断では自宅療養2カ月を要するとされておりま す。   ご質問の中で長期休暇の理由として、職員の業務負担増加を危惧されておりますが、要因は個々 の職員で事情が異なるため、一概に特定することはできないものと考えております。   次、2項目め、小中学校の消耗品については、教育長に答弁をいたさせます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、山田議員の2項目め、小中学校の消耗品についてのお尋ねでご ざいますが、本年度の小学校管理経費の消耗品費に関する予算額は3,720万円、中学校管理経費の 消耗品費の予算額は1,790万であり、ほぼ前年どおりの予算額となっております。これら消耗品費 の予算内容は、学校配当による執行分と教育委員会が執行し、物品として各学校へ配付する消耗品分 の合計額となります。予算の効率的な執行が図られるよう、当初の学校配当分については、全額配当 せず、後日教育委員会執行分等の執行状況を確認しながら追加配当する予定でしたが、学校側の要望 もあり、現在は学校執行分として配当できる予算については、全額配当しております。今後も各学校 の執行状況等を確認しながら、効率的かつ有効な予算執行に努めてまいりたいと考えております。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それでは、職員適正化計画についてお聞きします。   何年までの計画で、最終的に職員は何人になるのですか。また、平成26年度からの定員数を教 えてください。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) それでは、定員適正化計画についてお答えいたします。   計画は、平成29年が最終年度になっておりますが、最終的には職員数は733人であります。平 成26年度からの定数というふうなご質問でありますが、消防あるいは技術職、これら全部含めての 数字でありますが、今現在797人であります。平成27年度以降につきましては767人、平成28年 度になりますと748人、そして最終年度、目標年次であります平成29年度、733人ということにな っております。この定員適正化計画におきましては、前期において計画の着実な実践によりまして、 目標計画数値を上回る職員数の削減を達成しております。しかし、この間、東日本大震災による防災 意識の高揚あるいは本市で今進めております協働のまちづくり事業、これらの推進など、さまざま住 民のニーズが多様化してきております。市といたしましても、こういった時世を的確に捉えた定員適 正化計画が今後必要なのではないかということで、この後期計画の中で従来実施してきました退職者、 3割補充等につきましても再検証していくというふうな予定であります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それで各支所の人数はどうなっていますか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 支所の人数につきましては、後期計画では今現在これ支所によって地域 性あるいは業務の内容等によって若干人数が違っておりますが、今現在、平成26年度、2課体制に なりまして、38名から40名、平成27年、平成28年につきましては36人から39人、最終年度、 平成29年は1課体制予定しておりますので、34名から38名の体制になるということになります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 支所の人数が減りますが、職員の負担がふえるのでないかと思うのですが、 いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 前期計画においては、支所では利用しやすい窓口サービスの部門、それ と地域に根差した自治振興の部門、こういった部門を重点的に組織の再編をして、そして業務の分担 をしてきたわけですが、後期におきましては先ほど申し上げましたとおり、本市で進めております協 働のまちづくり、これを進めるためには、やはり支所が中核拠点になろうというふうに考えておりま すが、これまでと同様の業務を本庁、支所とも人員が削減する中ではできないことですので、今現在 本庁、支所の役割分担あるいは業務の見直しを図りながら効率化を図っていきたいと。また、昨年度 からこういった本庁、支所との集約作業に入っております。これは、本庁、支所だけでなくて、課同 士あるいは課内、こういった内部においても業務の集約あるいは見直し作業を実施しながら、住民サ ービスの低下にならないように健全な行政運営をしていきたいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 先ほど市長のほうから休んでいる方はこうだという話が出ていましたが、 その対策として本人どういうふうな指導をしておられますか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 今現在休んでいる職員、そして以前に休まれていた職員、そういった 方々のケアについては、今医療機関受診されている方は、なかなか我々専門家でないので、指導とい うわけにはいきませんが、終わって復帰されてからの職員については、余り負担のないような部署に 配置をしたり、あるいは所属する課の所属長あるいは職員に対してのフォローについてお話をしてい るところであります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それでは、2項目の小中学校の消耗品についてお伺いします。   昨年度の予算の差額は、総額で小学校では130万、中学校では60万の減額ですということで聞 いておりましたが、間違いございませんか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) そのとおりでございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 校長会でも何の説明もなく減額されたと聞いておりますが、本当ですか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 事前の説明は、確かになかったかもしれませんが、学校配当の部分、 ことしの平成26年度の予算確定時につきましては、教頭先生、それから学校事務の先生を集めまし て、その辺の説明をしております。後ほど校長会でも最終的にご説明を申し上げ、ご理解を得るもの と思っております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 学力向上が第一と思うのですが、各学校ではプリント代まで困っている。 これからも予算を減額するのですか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 必要に応じて予算を要求し、そして査定を受けているわけですが、 私どものほうでも十分学校現場の意見を吸い上げながら、予算の査定に臨みたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 私もこういう質問するので、各学校と連絡とりました。そうしましたとこ ろ、その方からも、いろんな方から、今後急な支出に対応できなくなる、そういうお話。それからも う一つは、教育活動に支障を来すのではないか。また、教育予算はこれから村上市を背負う大切な子 どもたちの予算です。何とかしてもらいたい。また、公費の減額は、保護者の負担の増加をいう、家 計の苦しい中より負担もかけるのではないでしょうかという話がございましたが、担当の課長はどう いうふうに考えますか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 確かにことしの学校予算、学校執行分の消耗品につきましては、以 前合併時のあたりのことから申し上げますと、地区間でかなり学校間の幅があったと聞いております。 このことについては、年々解消に努めてきました。最終的に全てが均等にということには至らなかっ たわけなのですが、ことしにつきましてはある程度の基準を明確にした中で、学校規模等により算出 することとしておりますし、特殊な事情が起きてきた場合につきましては、それは学校側と協議をし ながらやっていきたいなと思っております。その意味でも、ことし当初配分の予算につきましては、 3割程度私どもの手元のほうに残して、そして最終的に各学校の執行状況、それから今おっしゃいま したような緊急時のようなことが起きてきたときの対応のために3割程度残しておいたわけですが、 学校側とすれば年間の執行の計画を立てるために、その部分も当初からお願いしたいというようなご 意見がありまして、今私どものほうにありますものは、教育委員会として学校全体の例えばプールの 薬品だとか、そういう消火器だとか、そういうものの一括して私どものほうで執行したほうが有利だ ろうと思われるものの予算を確保してございます。その部分につきましては、当然請け差が出てまい りますので、その請け差が出た場合につきましては、その部分については学校側へ再配分というので しょうか、をしたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今平成26年度ですが、その前の3年間の消耗品の予算教えていただけませ んか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 私どもで今手元にありますのは、去年の部分でございますが、先ほ ど申し上げたように昨年度の部分につきましては、先ほど私申し上げました教育委員会の執行部分に ついても、ある程度圧縮をして学校側のほうへの配当をしておりましたので、ことしとの比べが若干 同じではないということを念頭に置いていただきたいと思いますが、昨年度の当初の配当につきまし ては、3,000万強の配当をしてございます。総額でですが、小学校でですけれども、3,000万強の配 当をしてございます。ことしの時点で、今段階の配当につきましては2,600万、2,700万強の予算の 配当を総額でしております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今のを聞いているだけでも毎年下がっているわけです。今後やっぱり同じ ように上げる考えはございませんか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 先ほど申し上げましたように、学校側の特殊な要件も当然あります し、そういう部分は別としまして、学校側の意見も十分拝聴しながら、査定に臨みたいと思っており ます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) これから予算面とかいろんな面で大変だとは思うのですが、どうぞ一般の 子どもたちがこれから村上を背負う人たちでございますので、少しでも勉強しやすいように、負担に ならないように、どうかひとつよろしくお願いしまして、私の一般質問を終わります。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで山田勉君の一般質問を終わります。   議員の皆さんにお諮りしますが、少し早く終わりましたので、このまま継続して次の一般質問に 入りたいと思いますが、よろしゅうございますか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕                                              〇議長(板垣一徳君) それでは、次に4番、鈴木いせ子さんの一般質問を許します。   4番、鈴木いせ子さん。(拍手)           〔4番 鈴木いせ子君登壇〕 〇4番(鈴木いせ子君) 急に番が来まして、焦っておりますが、私の一般質問をさせていただきま す。   私の一般質問は、3項目についてであります。1項目め、村上総合病院の移転新築にかかわる進 捗状況についてであります。   @、厚生連は、平成27年から平成29年までの3カ年計画の中で、村上総合病院の建設計画を 決定するということです。佐渡総合病院では、透析を受ける患者さんがほかの外来患者さんの方々と 顔を合わせなくてもよいように、出入り口を2階に設けているようです。村上総合病院の本体及び検 診センターの建設規模や患者さんへの配慮といった内容検討など、現時点の進捗状況について教えて ください。   A、村上市の提案した20億円の支援とコンパクトシティの考え方に基づき、厚生連の3カ年計 画の中に建設地を駅西とした病院建設は組み込まれるとお考えでしょうか。   B、本市における救急医療・災害拠点病院として、また健康診査施設として、多くの医療関係者 が新病院建設を待ち望んでいます。建設を急がねばならないと思いますが、厚生連との話し合いや厚 生連に対する要望書の提出等のお考えについてお伺いいたします。   C、診療科目については当初発表いたしましたが、その後話し合いは行われたのでしょうか。   D、救急体制はどのように変わり、そして新築後は村上市内の救急患者は全て受け入れてもらえ るのでしょうか。   E、村上市の健康診査を全て村上総合病院で受け入れていただけるような体制整備等について、 計画はしているのでしょうか。   F、新病院建設地に駅西を想定した道路整備計画は進んでいるのでしょうか。   G、厚生連がこれまで建設した17の病院は、行政が用意した場所に建設されているとお聞きし ます。行政が用意しない土地を建設候補地としているのは、村上市が初めてであると聞こえてくるこ ともあります。これが新病院建設が遅れている原因ではないかと危惧します。   2項目め、健康診査について。村上市は、近隣の市町村に比べ特定健診の受診率が大幅に少なく なっております。第2期特定健康診査・特定保健指導実施計画において計画最終年度である平成29 年度の特定健診の受診率の目標値を60%と定めているようです。続いては、下記のことについてお 伺いいたします。   @、平成24年度の特定健診の受診率は、村上市は35.6%、関川村は48.4%となっておりまし た。受診率の低さをどのようにお考えでしょうか。   A、セット健診の年齢を65歳から70歳まで伸ばすことはできないのでしょうか。   B、特定健診で希望者が追加で受けられる眼底検査と心電図検査の受診率を教えてください。   C、検診を受け入れてくれる県内の健診センター等の数を教えてください。   3項目め、学校給食共同調理場の現状について伺います。学校給食共同調理場の老朽化が進んで いるようです。現状について伺います。   @、村上市には、幾つの学校給食共同調理場がありますか。   A、直営と委託の割合を教えてください。   B、今後の運営についてどのように考えますか。   C、食べ残しは多いですか。   D、老朽化に対する今後の対策はどのように考えますか。   以上についてよろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、鈴木議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、村上総合病院の移転新築に係る進捗状況についての1点目、村上総合病院の 本体及び検診センターの建設規模や患者さんへの配慮といった内容検討など、現時点での進捗状況は とのお尋ねについてでございますが、平成26年第1回定例会の一般質問でもお答えいたしましたが、 ことし2月に厚生連の末武理事長に確認をいたしましたところ、厚生連では現在、厚生連全体事業の 3カ年計画と財政計画を策定中であり、ことしの秋ごろにはこれらの計画について明確になるものと 考えているとのことでありました。新病院の本体及び検診センターあるいは患者さんへの配慮につい ても、これからの計画をもとに、また既に示されております村上総合病院新病院整備基本構想を踏ま えて、より具体的な整備計画が示されるものと考えております。村上総合病院内の移転新築準備室は、 現在、新築に係る用地を確定するための検討や事業計画の再検証を行っていると伺っております。   次、2点目、本市の20億円の支援方針とコンパクトシティの考え方に基づき、厚生連の3カ年 計画の中に建設地を駅西とした病院建設が組み込まれると考えているかとのお尋ねについてでござい ますが、村上総合病院は村上・岩船地域の中核病院であり、救急医療や災害時の拠点病院としての重 要な役割を担っております。老朽化が進む村上総合病院の早期建築と医療体制の充実の必要性につき ましては、本市はもとより、厚生連自体でも痛感していると聞いておりますので、必ずや3カ年計画 に組み込まれるものと期待をいたしております。   次、3点目、新病院の建設を急ぐため、厚生連との話し合いや厚生連に対し、要望書等提出は考 えているかとのお尋ねについてでございますが、先ほど申し上げましたが、ことし2月、厚生連の末 武理事長が来庁されたときにも、私から新病院の早期建築を強く要望しております。また、要望書に つきましては、厚生連の3カ年計画策定状況や監督官庁との調整などを見きわめながら判断してまい りたい、そのように考えております。   次、4点目、診療科目について、当初発表したその後、話し合いは行われましたかとのお尋ねに ついてでございますが、診療科目につきましては、村上総合病院新病院整備基本構想の中で新たに神 経内科、呼吸器内科、緩和ケア内科、心療内科、救急科、総合診療科の6診療科についての整備が登 載されているようでありますが、新病院での具体的な診療科目については、今後具体的な整備計画が 策定される中での協議事項と考えておりますので、現段階では具体的な話し合いは行っておりません。   次に、5点目、救急体制はどのように変わり、新築後は村上市内の救急患者は全て受け入れても らえるのかとのお尋ねについてでございますが、救急医療体制につきましては、村上総合病院新病院 整備基本構想の中に救急ワークステーションの整備やヘリポートの整備が登載されているようであり ますので、新病院の救急患者の受け入れについては、2次医療機関であり、救急告知病院である村上 総合病院、県立坂町病院、山北徳洲会病院と3次医療機関である県立新発田病院との連携を図りなが ら救急患者を受け入れていくこととなりますので、全ての救急患者を村上総合病院だけで受け入れる ことは困難と考えます。もちろん市民の生命を守るため、一刻も早く対応していただくことが第一で あることは言うまでもありません。   次、6点目、村上市の健康診査を全て村上総合病院で受け入れていただけるような体制整備等に ついての計画はとのお尋ねについてでございますが、本市の健康診査は各種がん検診や特定健診など、 市内の病院や下越圏域の検診センターに委託して実施おります。村上総合病院では、市の健康診査以 外でも、各事業所の保険者による健診を受け入れていることから、市の全ての健康診査を行える状況 とはなっておりません。また、病院新築後に体制が整備された場合でも、本市の健康診査全てを受け 入れるという計画は聞いておりませんが、今後、具体的な整備計画策定の中で調整を図ることになる と考えております。   次、7点目、新病院建設地に駅西を想定した道路整備計画が進んでいるかとのお尋ねについてで ございますが、現在村上駅周辺まちづくりプランを策定しているところでありますので、その中で道 路整備を含めた施設整備や公共交通などを検討しております。なお、村上駅周辺まちづくりプラン基 本構想の策定には、もう少し検討・審議の時間が必要と思われます。   次に、8点目、厚生連がこれまで建設した病院のうち17の病院は、行政が用意した場所に建設 されている。本市が土地を用意していないことが新病院建設が遅れている原因ではないかとのお尋ね についてでございますが、厚生連に確認をとりましたところ、病院用地につきましてはほとんどの病 院におきまして厚生連が取得したものとの答えでありました。最も新しい佐渡総合病院につきまして も、用地の約半分を佐渡市から無償で貸付を受けているとのことで、その他この10年間の新築移転 に係る病院用地につきましては、厚生連が個人地権者、土地区画整備組合などから取得しているとの ことでありました。したがいまして、本市が新築用地を用意しないことは、新病院建設の時期が影響 しているものではないと考えております。   次、2項目め、健康診査についての1点目、平成24年度の特定健診の受診率の低さをどのよう に考えているかとのお尋ねについてでございますが、平成25年度から平成29年度までの第2期特 定健康診査・特定保健指導実施計画による国の指針である平成24年度までの目標数値であった特定 健診実施率70%、特定保健指導実施率45%の目標を維持し、達成に努めることとなっております。 対象者は、40歳以上74歳までの国保加入者が対象となっており、本市の実施計画では平成25年度 特定健診実施率の目標数値を40%として年次ごとに目標数値を引き上げ、平成29年度には60%と 定め、受診率の向上に向けて努力しているところであります。受診率の低い要因といたしましては、 40歳代の受診者が低い現状であります。本市の平成24年度特定健診受診率は35.6%であり、平成 25年度は受診者数が増加しております。確定数値ではありませんが、受診率39.7%と目標数値をほ ぼ達成することができる見込みであります。集団、施設健診の料金統一や国保対象者への全員発送な どの改善が少しずつ効果が出てきているものと考えております。健康に関心を持っていただくために、 今後もより一層啓発活動に取り組んでまいる所存であります。   次、2点目、セット健診の年齢を65歳から70歳まで延ばすことができないかとのお尋ねにつ いてでございますが、現在40歳から64歳を対象にセット健診ということで、特定健診、胃がん検 診、大腸がん検診、前立腺がん検診、肺がん検診、肝炎ウイルス検診、追加検診として心電図、眼底 検査などを1日で検診できるように実施しております。対象年齢を延ばすことについては、65歳以 上の団塊の世代がふえてきている現状を踏まえ、検診期間との日程調整や会場、スタッフ体制などの 多くの課題がありますので、今後、これらの課題について研究してまいりたいと考えております。   次、3点目、特定健診で追加検診を受けられる眼底検査と心電図検査の受診率についてのお尋ね でございますが、平成25年度の実績数値で眼底検査と心電図検査の受診率は47.9%であります。   次に4点目、検診を受け入れてくれる県内の検診センター等の数についてのお尋ねでございます が、県内において35施設ほどあります。本市で委託している検診センターは、下越圏域を入れて5 施設あります。   次に3項目め、学校給食共同調理場の現状については、教育長に答弁をいたさせます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、鈴木議員の3項目め、学校給食共同調理場の現状についての1 点目、市内には幾つの学校給食共同調理場があるかと、2点目、直営と委託の割合はとのお尋ねにつ いてございますが、市内には現在19の学校給食調理場があり、そのうち5カ所が共同調理場として 複数学校の給食を調理しております。内訳は、直営の調理場が3カ所、業者委託の調理場が2カ所と なっております。   次に3点目、今後の運営についてどのように考えるかとのお尋ねについてでございますが、現在 本市では平成20年の合併以来、技能員について新規採用は行っておりません。調理業務に当たる調 理員の退職による人員補充についても同様です。その対応策として、臨時調理員の採用や多くの調理 場で行っております調理業務の業者委託の検討も必要であると考えております。また、今後の児童・ 生徒の減少により、調理場の統廃合なども検討課題としていかなければならないものと考えておりま す。   次に4点目、食べ残しは多いかとのお尋ねについてでございますが、給食の残量については、そ の日の献立や季節などによって大きな違いがあり、他と比較する数値もないため、その多寡を判断す ることは難しいと思われます。各学校においては、食育の取り組みや給食時に献立の栄養素について 放送したり、生産者との交流を通し食材の大切さを学んだり、給食の残量の減少につなげる取り組み を実施しているところであります。   次、5点目、老朽化に対する今後の対策についてのお尋ねでございますが、昨年度の施設の耐震 診断の結果、耐震化が必要であると判断された高南学校給食共同調理場については、現在補強設計中 であり、来年度に国の補助金等を活用しながら、改修工事が実施できるよう準備を進めております。 また、施設の必要な営繕及び修繕工事につきましても、他の施設も含め、関係部署と協議を行いなが ら実施してまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) ありがとうございました。   それでは、村上総合病院についてお伺いいたします。実は、5月18日、市民と議会の懇談会が 行われました。そのときに、市民の方々、村上総合病院が場所は決まったようだけれども、全然、進 んでいるところとか内容とかの問題が私たちには伝わってこないというご意見をいただきました。そ の場でも私はお答えしたのですが、もし私が6月の一般質問にしますので、それを聞いていただけば 一番よくわかるというふうに返事したものですから、多くの項目について伺いました。私はわかって いても、市民の方々にわかっていただくためにこれだけの項目をお願いいたしました。   市長にお伺いします。このように市民の方々は、いっときも早く病院の新築を願っております。 いま一度そのことについてのお考えをお伺いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然村上市として、村上総合病院の新築は必要不可欠なものと考えて取り組 んでおるわけでございまして、一日も早く新しい病院が建てることを願って、私どもも協力体制をと っているわけでございます。しかしながら、建てるのは厚生連でありますので、厚生連の恐らく鈴木 議員が一番よく知っているでしょうけれども、今の農業、農協を取り巻く現状を考えますと、非常に 厳しい風が吹いているというようなことでございまして、監督省庁をはじめそれらについて調整が必 要になってきているのではないかなと、そのように捉えておりますが、いずれにいたしましても私ど もは用地も候補地を上げましたし、あるいは20億という予算も計上はしておりませんけれども、差 し上げるというようなことでありますし、また用地買収についても村上市としても積極的に職員を派 遣してお手伝いをしていくというようなことでございますし、また体制も整えて、いつでもオーケー ですよという準備は滞りなくやっているということでございますが、いかんせん本体であります厚生 連、中央会等が計画を立てて、そして監督省庁の許可をいただかない限りにおいては前に進まないと いうことでありますので、先ほど申し上げましたように、末武理事長を村上市長室においでいただい て、どうなっているのですかと、いっときも早く建てるようにしてによりいただきたい、それが市民 の願いですということも伝えてありますので、また再度、時あるごとにそのような方向で進んでいき たい、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私も病院新築については、これ以上市長に問いただしても無理なことを十 分承知しておりますので、これでやめたいと思います。   次に、健康診査についてお伺いします。私もことし健康診査を受けまして、1日目にバリウムを 飲む胃の検診がありました。その次に、1週間もしたら今度胸のレントゲンがありました。そしてま た、その次にまた1週間もしたら身長、体重を測る一般健診がありました。それが終わったら、今度 大腸がんの検診に来てくださいと、その間に大腸がんの容器を買いに来てくださいと。何でこんなに 4日も行かなければ健診が受けられないのだろうかなと思いまして、今一般質問に取り上げさせてい ただきました。この日程を私も時々忘れることもあるのですけれども、これ皆さん、セット健診であ ればこれ1日にやっているわけですね。1日にやっているのですけれども、今一般健診を4日かけな ければ、容器買いに行くと5日もかけなければいけないという、そういう村上市の現状を自分が行っ てみて初めてわかったのですが、これでは連絡する事務量も大変だろうなと思いました。1回に案内 が来るのですけれども、そのたびにデータ修正をする、集めるだ、何するだって事務量も人もそのた びに看護師なんかもいるようでございますし、大変だろうなと思いましたのですが、これ私が考えて も4日でなくて2日でもできるような健診がいいかなと思うのですが、課長さんいかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 今議員ご指摘のとおり、今、がん検診関係は40歳以上、特定健 診も40歳以上から実施しております。セット健診の場合は、今現在40歳以上から64歳までという ことで実施しております。議員おっしゃるとおり、年齢を拡大していただきたいというご意見も一部 ございました。お電話もありましたけれども、私どももいろいろとこの間も内部で協議はしておりま すけれども、何せ検診センターとか受け入れ態勢の問題とかいろいろございまして、現在ちょっと調 査中でございます。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 身長とか体重のときに胃の検診もやっておりましたので、わざわざ胃の検 診をしなくても、あそこで半分短縮できて、何とか来年からはやっぱり、まだ働いている方もいるの です。そうしたら4日も休まれないというような声も聞こえてきますし、行政側の事務量にしても受 ける側の市民にしても、これお互いに考えねばならない事態だなと思いましたので、ぜひ検討くださ い。   それに一般健診になると、問診にも大した人間がいますし、血をとるのも大した人間がいるので すけれども、だからこれを合わせれば、そんなに2日も頼まないで1日にできるのになというふうな、 経費の面が一番私は気になりましたので、ぜひ検討願いたいと思います。   そして、ふれあいセンターに1カ所に集めてやっているようなことをお聞きしたのですが、それ はどことどこを集めてやっているのですか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 現在村上地区、それから荒川地区、神林地区、この3地区が市民 ふれあいセンターを会場に実施しております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) それは、4日かかっているのですか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) この3地区合同の健診につきましては、10日間かけて実施して おります。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 受診する人は、何回行けばいいのですか。ずっと10日間やっていても、 4日行った分は1日行けばできるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 先ほども市長のほうから答弁のありまして、がん検診、胃部検診 やらレントゲン関係、胃部検診もやっていますけれども、できないのが女性特有のがん、子宮頸がん とか、それからほかに乳がん検診、こういう検診は別口検診をしておりますので、それ以外のもので あればセットで検診が受けられます。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) では、朝日と山北は同じことはできないのですか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 現在も山北は1日のセット健診実施しておりますし、朝日は3日 かけてセット健診を実施しております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) セット健診のことでなくて、普通の健診を、セット健診は3日かけても地 区割りにしているから3日かけているのだと思いますけれども、私は短縮できないかということをお 伺いしているので、ぜひ検討していただきたいと思います。   それで、市長にお伺いしますが、新しい病院ができたときには、そういう検診センターを設ける というのをやっているところもあるそうです。そして、もっと進んでいるところは、その案内を病院 から出しているというようなところもあると、調べたわけではないけれども、そういうところもある よとお聞きしたのですが、だから村上総合病院が新しくなるときには、そこまで進んでお考えになっ たらどうかなと思って、この質問をさせていただきました。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりだと思っております。今村上総合病院で行っている健診、私 も行ったことがありますけれども、全て外来を通っていかなければならない。外来を通っていくとい うことは、いろいろな人と会うわけです。本来検診センターというのは、外来を通らないで健診専門 に受けるというのが今近代的な健診であるわけなので、村上総合病院にはその旨は伝えておきました。 やはり検診センターは別建てで健診を受けられるというようなことにしていただかないと、プライバ ーシー等がございますので、十分に配慮した体制をとっていただきたいというようなことは申し上げ ておりますので、そういうような完成後はなるのではないかと、そのように考えておりますし、また その健診を案内等を厚生連、村上総合病院で健診者に出すというようなことについては、これから検 討課題とさせていただきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 普通の健診はそのようになりますけれども、普通の検査をするのも機械と かそういうデータをとるのに大変容易でないそうですので、車の数がそれで今おっしゃいましたよう に5つのセンターにお願いしてやっているのだと言いましたけれども、その健診、普通の健康診断も そうですけれども、地区に入る健診の車の整備とか人の整備も常にそこでやって、そして再検査です か、再検査もなかなか難しいそうですけれども、再検査もスムーズにいくように課長さん考えていた だきたいと思いますが、再検査も大変なのですよね。疑いのあるところ通知した人。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 再検につきましても、乳がんとかそれから胃がんにおきましても 1人で検診するのでなくて、見るのでなくて、2人体制という医師のもとで確認の中でやっています ので、各病院もさまざまな最新、市の健診だけでなくて、事業所、会社関係の健診もたくさんござい ますので、なかなか容易でないとは聞いております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) データというのは、わからないで聞くのですけれども、市役所にはあるの ですか。まとまってあるということではなくて、その健診のもとというのは検査したところにあるの ですか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 検査機関で、もちろん守秘義務もありますけれども、検査機関で 管理しております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) ぜひこれは、改革していくというか、もう取り組むべき問題ではないかと 思いましたので、よろしくお願いいたします。   次に、学校給食の共同調理場についてお伺いいたします。実は、私も直営の共同調理場の改修要 望書を教育長さんと市長へPTA会長、区長とともに出した、先月お出ししましたのですが、教育長 さんは現場ごらんになりましたか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 見させていただきました。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) どのように感じましたか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) ご指摘の排水については、なかなか難しいものがあるというふうに感じて まいりました。あとその他の部分については、できるところはできる形で手を打つようにというよう な形で指示いたしました。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) ただいまもありましたように、平成26年度の耐震にあわせて改修してい ただけるということですので、ぜひそれを期待して待っていたいと思います。   保健所の検査もあるかと思うのですが、そういう検査の対応も十分ですよね。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 保健所の検査につきましても、定期的に各調理場入っております。 その中で、さまざまなご指摘を受けておりますので、その分につきましては早急にやるべきもの、そ れからしたほうがいいもの、さまざまございますが、優先順位をつけて対応してまいりたいと思って おります。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私も現場を見て、この要望書の提出に加わった1人なのですけれども、や っぱり調理場のドライ化というのでしょうか、ドライ化とやっぱり働く人の冷房対策、どこの施設も これは絶対に必要なものだと思います。予算がないでは済まされない問題だと私は現場を見て感じま した。ぜひ市長も一緒になって、ぜひドライ化と冷房だけでも完備させていかなければならないなと 思いますので、どうぞ教育長さん、よろしくお願いします。   その中で、地産地消という問題もあるのですが、どうもこの地産地消については、私も調理場の 検討のメンバーに入って会議に2回ほど行っているのですが、地産地消の問題についてもどうも栄養 士任せで、皆さんは外で見ているような感じなのですが、みんなでやはりこの地産地消という問題に は取り組んでいかなければならないと思いますが、教育長さん、どう思いますか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 地産地消について、栄養士任せということはないと思っておりますが、栄 養士、栄養教諭等集まりの中で地産地消についての取り組み内容、それ等も教育委員会で共有してお ります。ただ、地産地消に関しましては、その数がその場であるかとか、企画とか、いろんな問題点 がございます。今回村上小学校がスーパー食育を受けておりますけれども、その中でも地産地消の中 身も取り組む内容になっております。農林水産課とそこら辺あたりは共同で取り組みを進めていきた いと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 地産地消について、農林水産課長さんからもちょっとお伺いしたいと思い ます。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 私どものほうも国の補助を受けまして、旧村上管内の小中学校の地 産地消を取り組んでいくということで、補助も今6月補正に上げておりますので、順次取り組んでま いりたいというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 順次ではないのです。今すぐしなければならなかったと私は思いますが、 具体的な対策はないのですか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 具体的に予算が通りましたら臨時の栄養士を採用しまして、取り組 んでいくということでございますので、今年度その事業取り組みます。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 大変ありがとうございました。   これで私の一般質問を終わります。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで鈴木いせ子さんの一般質問を終わります。   それでは、次の方が今遅参しておりますので、午後1時まで……           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) いや、傍聴者の関係もありますので、午後1時まで休憩します。            午前10時59分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、25番、片野鉄雄君の一般質問を許します。   25番、片野鉄雄君。           〔25番 片野鉄雄君登壇〕 〇25番(片野鉄雄君) 鷲ヶ巣会の片野でございます。議長のお許しをいただきましたので、一般 質問をさせていただきます。   人口減少対策は、待ったなしであります。過疎地域自立促進計画が昨年の3月に変更されまして、 その問題点あるいは対策も漏られております。そして、ことし人口減少問題対策チャレンジプラン、 対策委員会をつくりまして、子育て支援、雇用創出、元気なまちづくり、それに環境調査ですか、審 議を重ねまして、それで一般にチャレンジプランをつくりました。つくりましたけれども、これで終 わったわけではございませんので、ややもすると計画とかそういうつくって、それで一安心というよ うな感が否めないのでありますが、そうでなくて、あらゆるチャンスを捉えて人口減少対策に立ち向 かっていかなければならぬと思うわけであります。   それで質問の要旨といたしまして、このままくと26年後には村上市の人口が4万1,000人にな ると予測されています。人口減少を食いとめる対策として、以下お伺いします。   1、日下地内の創設非農用地約7ヘクタールについては、教育長より体育施設の保有状況やスポ ーツ環境などの変化から、総合施設の見直しが必要との前回の答弁いただいております。見直しをす ることの地元への説明の見通し、また土地を塩漬け状態にしておかないで民間企業の誘致など活用策 をもっと積極的に推進すべきでないか、お伺いいたします。   A、さきの3月定例会の一般質問で、村上市を中心市として関川村、粟島浦村と連携した(仮) 「村上・岩船定住自立圏」をつくってはどうかと提案させていただき、前向きのご答弁をいただきま した。指定された場合のメリットと今後の方向性をお伺いします。   B、(仮)中小企業振興基本条例を村上市で制定することについて、一昨年12月議会で市長よ りこれから検討させていただくとの答弁をいただきました。ご承知のように、新潟市議会では現在パ ブリックコメントを実施し、6月定例会に議会の総意として発議提案する予定であります。新聞報道 によりますと。中小企業を振興させることが地域経済にとっていかに大切であるか、村上市あげて認 識すべきと考えます。前向きに検討された結果と考え方をお伺いします。   C、港の施設・空間・景観を生かし、地域住民や来訪者の憩いの場として活用する、既存の施設 を活用し、イベントや地域活動に生かし、誰でも気軽に利用できる交流の場にするなどをコンセプト とした「みなとオアシス」制度があります。岩船港を申請登録し、登録の申請ですね。岩船と村上市 の情報を全国発信してはどうかという質問であります。   D、海水浴客の増加は、瀬波温泉の活性化に不可欠と思います。昨年は、浦和高校から約500 人、ふじみ野高校から約100人など、実に約18万人の海水浴客が瀬波温泉海水浴場に来ました。こ としの5月4日に上越市上下浜海岸で長野県から行楽に来た子ども3人と大人2人が水死するという 痛ましい事故が起きました。これからの海水浴シーズンを控え、次についてお伺いいたします。1、 村上市内の海水浴場の安全管理体制はどのようにされていますか。2、瀬波温泉海水浴場の水難救助 員の増員は考えているでしょうか。   E、ソチ五輪スノーボードハーフパイプで銀メダルに輝いた平野歩夢君に市民は熱狂し、村上市 の名前も全国に大きく発信されました。日本海スケートボード協会理事長、平野英功氏の提案、日本 海スケートパークを改修し、バグジャンプなど、エアマット施設ですね。オフシーズンにも利用し、 トレーニングができるようにしたらどうか。これは、地域とのタウンミーティングでお話しされてい ました。についてどのような計画を考えているか、お伺いします。   大きい2、村上市の道徳教育について。村上市内の小中学生に正直の大切さ、マナー、礼儀の大 切さ、友情の大切さ、生命の大切さ、国旗への敬意などは指導されているでしょうか。   A、論語は、約2,500年前の孔子の言行録ですが、鶴岡市教育委員会では市内全部の小学1年 生から中学3年生まで全員に「親子で楽しむ庄内論語」を副読本として配付し、活用しています。村 上市でも道徳の時間に子ども用にそのような論語を副読本にしてはどうでしょうか。   B、教育の目的は、実社会に出たときによい仕事ができる人物に育てることと思います。手本と なる村上市偉人集を市内小学校全生徒に副読本として配付してはどうですかということであります。   大きい3番目、公務員の職務の中立性について。憲法第15条に、全ての公務員は全体の奉仕者 であるとされており、その行政行為、運用は公正中立が求められます。鎌倉市では、平成26年度、 今年度から職務の中立性から市役所内での特定政党の機関誌の勧誘、配付、集金することを禁止しま した。村上市役所でも職員から、議員から機関誌の購読の勧誘されれば断れないとの声が聞こえてき ます。このことについて市長の見解をお伺いいたします。   以下、再質問させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、片野議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、人口減少対策についての1点目、創設非農用地の計画見直しについての地元へ の説明の見通しと活用策を積極的に推進すべきとのお尋ねについてでございますが、当該地につきま しては、これまで何人かの議員の方からご質問をいただいておりますが、県営ほ場整備事業により屋 外運動施設を整備する用地として創設されたものであります。創設目的を変更するには、農地に関す る各種変更手続が必要ですが、約7ヘクタールという広大な面積のため、変更できるかどうかも含め、 国との十分な事前協議が必要であります。変更するには、何点かクリアしなければならない課題があ り、新潟県の関係部局と具体的な協議を進める中で、その状況により地元等へ説明できる時期を見き わめてまいりたいと考えております。   なお、ことし3月に策定いたしました「人口減少問題対策チャレンジプラン」に「新たな工業団 地の確保の研究」ということで登載し、既に関係課によるプロジェクトを設置して、今後の具体的な 進め方等についての検討を開始いたしましたが、本市の意向だけで手続きが進む事業ではありません ので、新潟県の関係部局と連携を密にしながら推進してまいりたいと考えております。   次、2点目、定住自立圏形成によるメリットと今後の方向性についてのお尋ねでございますが、 定住自立圏を形成する目的は、中心市と周辺の市町村が相互に連携を図りながら、広域的な観点から 地域の活性化等に資する施策を展開する中で、中心市においては都市機能が集約的に整備され、定住 の促進が図られるものであります。大きなメリットといたしましては、定住自立圏共生ビジョンを策 定した中心市及び周辺市町村の取り組みに対して、国からの財政措置が講じられることが考えられま す。財政措置の形態は、幾つかありますが、特に定住自立圏共生ビジョンに基づき実施する事業経費 の財政措置として、中心市については年間8,500万円程度、近隣市町村については年間1,500万円 を上限として特別交付税措置されるというものであります。今後の方向性につきましては、関川村、 粟島浦村との調整を要しますので、先進地視察等を実施し、実現するための手続き等について、具体 的に研究するよう指示したところであります。   次、3点目、中小企業振興基本条例の制定についてのお尋ねでございますが、市内事業所の多く は中小企業であり、片野議員が言われるとおり、中小企業の振興は本市の経済にとって大変重要だと 認識いたしております。このため、今年度「企業立地促進法に基づく基本計画」を策定し、融資制度 の拡充や規制緩和を図るとともに、行政と関係機関の明確な役割分担により、きめ細かな中で効果の ある支援策を検討してまいりたいと思います。   また、お尋ねの中小企業振興基本条例の制定につきましては、全国で110の自治体が制定し、 産業間の連携や特産品の開発に加え、トータル的な企業支援に至るまでその成果を上げているところ であります。本市といたしましても、地域経済の発展のため、平成22年に閣議決定されました「中 小企業憲章」を尊重しながら、関係機関と連携し、検討を進めたいと考えております。   次、4点目、岩船港を「みなとオアシス」制度に登録し、岩船と村上市を全国に発信してはどう かとのお尋ねについてでございますが、昨年度、岩船地区で開催されました岩船港の未来を語る座談 会でもそのことが話題となったところでありますし、座談会のまとめとしても立派なパンフレットが 仕上がりましたので、それらをもとに本市といたしましても協力してまいりたいと考えております。   次に5点目、村上市の海水浴場の安全管理体制はどのようにされているかとのお尋ねについてで ございますが、本市内に海水浴場は村上地区に4カ所、山北地区に6カ所の計10カ所が設置されて おります。毎年海水浴場開設前に、各海水浴場関係者、警察及び消防等の関係機関による安全対策連 絡会議を開催し、災害発生時の連絡体制や海水浴場の連絡体制などについて確認しているとともに、 各海水浴場には監視員を配置し、安全管理に努めております。   次に、瀬波温泉海水浴場の水難救助員の増員は考えているかとのお尋ねについてでございますが、 瀬波温泉の海水浴場については、ベテランの監視員と学生で監視を行っております。例年監視員の確 保には苦慮しており、安定的な監視員の確保と増員が課題となっていることから、大学等に積極的に 働きかけてまいります。   次に、6点目、日本海スケートパークを改修してバグジャンプなどをオフシーズンにも利用し、 トレーニングができるようにしてはどうかとのお尋ねについてでございますが、今回の冬季ソチオリ ンピックのスノーボードハーフパイプで銀メダルを獲得した平野歩夢選手が活躍できた背景には、子 どものころからスケートボードで鍛え、身につけたわざが大きく影響していると聞いております。そ のため、本市から平野選手に続く選手を育成するためには、片野議員がご指摘のとおり、オフシーズ ンにも利用できるトレーニング施設ができることは、トップ選手の誘致や育成等で多方面にわたる相 乗効果が生まれることも期待できるものと考えております。こうした専用施設の建設や維持管理には、 それぞれの資格を有したスタッフや指導者等が必要であります。今般、関係団体において、屋外の大 規模なトレーニング施設の建設に向けて準備が進んだことから、本市としては施設建設に対する補助 金を計上し、今後のオリンピックメダリストの育成に向けた支援をしてまいりたいと考えているとこ ろであります。また、本市としても今後どのような支援ができるかについて、庁内に検討委員会を設 置し、検討を進めているところであります。   次に、2項目め、村上市の道徳教育については、教育長に答弁をいたさせます。   次、3項目め、公務員の職務の中立性についてのお尋ねでございますが、鎌倉市の事例について は、報道で知るのみであり、その事実関係等詳細については存じておりません。機関紙等の購読は、 職員の自由意思で行われており、購読すること自体は制限されるものではありません。本市庁舎等管 理規則において、庁舎内での物販等について一律に禁止しているものでありませんが、物販等によっ て公務の執行が妨げられるような場合は、制限の対象になりますので、実態を確認し、必要な対応を してまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、片野議員の2項目め、村上市の道徳教育について、お尋ねの1 点目でございますが、誠実さ、マナー、礼儀、友情、生命尊重、国旗への敬意などの愛国心は、道徳 で指導すべき内容として学習指導要領にも示されており、道徳の授業で指導しています。また、これ らの内容は、この4月に文部科学省から全児童・生徒に配付された「私たちの道徳」にも全学級で指 導できるよう、発達段階にあわせて内容を示されています。道徳の授業以外でも、例えば、運動会で の国旗の掲揚指導を通じて、国旗への敬意について指導するなど、他の内容についても全教育活動を 通して指導を進めております。   次に2点目、論語を道徳の副読本にしてはいかがとのお尋ねについてでございますが、論語は国 語で指導を行っておりますが、鶴岡市のような取り組みは行っておりません。論語は、多くの示唆を 含むものですが、子どもの発達段階や実態により必要に応じて活用すべきであると考えております。 各学校や学級の実態、授業や行事などの内容に応じて、各学校で工夫して活用していけばよいと考え ております。   次に3点目、村上市の偉人集の配付についてのお尋ねでございますが、市内小中学校へは学級で 使ったときに全員に行き渡るよう、各学校の最も人数の多い学級にあわせて配付する予定であります。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ありがとうございました。順次お伺いいたします。   まず、日下の創設非農用地、プロジェクトチームをつくって推進していきたいと、県関係と、当 然そういうことだと思うのですが、いろんな農振法だとか農地法だとかこの問題を、結局逆の手続し なければならぬと思うのですが、土地を塩漬けになっているということは、もっと土地を生かして人 口増加対策にぜひ生かすと。その企業の進出を求めるにしても、アイデア、有効活用のアイデアをも っと広く市内、県内、場合によっては全国規模で活用とか企業募集とか、何かもっと経済界のアイデ アを広く募る方法なんかどうかなと。既存の工業団地の関係もありますから一概に言えませんが、7 ヘクタール全部を活用するような企業が進出してくれた場合には、固定資産税を20年間免除すると、 特例措置、例えばそういった、経済界のそういった方々の発想とかアイデアをぜひ盛り込んでもらい たいなと私は思っておりますが、いずれにしろプロジェクトチームをつくって検討を始めたというこ とですが、ぜひどんどん前向きに取り組んでもらいたいと思いますが、この点はお願いして終わりま す。   それから、定住自立圏でありますが、これも先ほどご答弁で中心地に8,500万、周辺に1,500 万、これは1回限りなのですか、どうですか。毎年来るのではないのでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 特別交付税措置でございますが、まだ正式な公表はなされていないので ございますが、毎年継続して措置されるものと、そういう情報でございます。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 具体的にそれは研究していくというお話ですが、例えば主要面をちょっと 載せさせてもらいましたけれども、平成5年に、20年ぐらい前になりますが、県でつくった新地方 生活圏計画、これ村上地方生活圏というやつですよね。これ新潟県でつくったやつで、これがもう村 上市、岩船郡が一つの生活圏だということで、というような計画出ております。市長これごらんにな っていらっしゃいますか。前に見ましたね。ぜひ関川村さん、粟島浦村さん連携して、積極的に進め てまいりたいと。その知恵を出し合って、人の交流、物の物流、お金の動き、そういう情報、こうい ったものは多量に、頻繁に動くというのが経済の活性化につながるわけです。ぽつんと孤立している と、それがさっぱり外部刺激がなければとまってしまうようなものですから、今後の予定、具体的に 研究していくということですが、もう一度内容について、所管とかプロジェクトチームをつくるのか、 あるいは関川さん、粟島さんあたりとも協議を進めてきたのかどうか、その辺お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) ことし4月の中旬でありますが、関川村と粟島浦村の総務課長さん、 担当職員の方との検討というのですか、は始めております。今後につきましても近隣に先進事例もご ざいますので、そういったものについても研究していくようなことで今検討しているところでござい ます。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ぜひそんないい話は、ぜひほかの事例もあって、手順もみんなホームペー ジなんかも出ていますので、自立圏共生ビジョンというものをつくって進めてもらうと。総務省の支 援のほかに財政措置、農林水産省、これは交付金、定額の、それから経済産業省、それに国土交通省、 文部科学省と、やっぱそういう財政的な、例えば文部科学省であれば学校給食施設の整備に関する経 費の一部を補助すると、2分の1ですけれども、こういう制度ありますので、ぜひ定住自立圏をつく って、こういった活用をしてもらいたいなと思いますが、中心市宣言する段階というのはいつごろ、 どういう手順になりますか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 国の要綱にもございますように、村上市が仮に宣言するにしても、 勝手にできるわけではございません。関係の自治体との十分な協議まで意思確認をした上でというこ とになりますので、具体的にいつというようなことでの明言は、今のところできかねます。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 県内で長岡、糸魚川、それから燕、これことしになってやったわけですが、 ぜひ村上市もその状況を備えておりますので、順次積極的にお願いしたいと思いますが、市長この辺 は先ほどの答弁で進めていきたいということですが、期待してよろしいでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 片野さん言われるように、そんなにおいしいことばかりではないのです。一 気にというわけにいきませんので、しっかりとその点を中心地である我々は考えてから取り組んでい かないとならない事案だなと。村上市だけこれ定住圏構想をやって、手挙げてもいいのですけれども、 それも含めてこれからやはりちょっと研究していかなければならないなと、メリットが何だか、デメ リットが何だか、デメリットもかなりやっぱりあると想定していますので、その点についても十分に 検討を加えていく必要があると、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) それを制定することによって、規制が強まったりとか、ほかの悪影響出る ようなことでは困りますけれども、ぜひメリットとその辺デメリットとよく研究して、積極的に、よ そでもやっているわけですから、よく研究してもらいたいと思います。   それから、中小企業家同友会の資料もちょっと載せさせてもらいましたが、これらの基本条例の 果たしている役割、先ほどのご答弁で、これ大事なことなので、中小企業の振興は大事なことなので、 関係機関と協議して進めていきたいというお話でございますが、ぜひ積極的にと思います。   議会のほうでも昨年10月に、中小企業振興基本条例の制定、「中小企業の発展を」というテー マで経済建設常任委員会と中小企業家同友会の役員の方と話し合いがありました。これでぜひ進めて くださいというお話でしたが、今後も所管でも十分そういったことを研究し、あるいは勉強して取り 組んでいきたいと思いますが、ぜひこれについても前向きにご検討願いたいと思います。   人口減少を食いとめるには、何としても雇用の場が一番ですから、後継者がいなくなって事業を やめたり、店じまいしたり、そういう話だけでは困りますので、その一環としてもぜひとも力入れて いただきたいと思いますが、これは担当は商工観光課ですか、課長のその辺お考えをお聞きしたいと 思います。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 平成24年の12月に市長答弁でもありますように、今の日本が頑 張ってこられたのは中小企業のおかげだということで答弁されておりますので、本市としても条例制 定に向けて前向きに検討していきたいと思っております。ただ、まちづくり基本条例のほうもまだ制 定前でございますので、その辺の整合性もありますので、あわせて検討していかれると思っておりま す。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 新しい課長さんに期待していますので、よろしくお願いします。   それから、みなとオアシスでございますが、これについても何かさっきのお話では、何か岩船の 未来を考えるとか何とか、そこからの話で行ったということ私知らなかったのですけれども、たまた ま鼠ヶ関行ったらあそこはそういう指定になっていましたので、こういう制度はいいなと思ってちょ っと取り上げさせてもらいました。この岩船港のパンフレットを見ますと、十分みなとオアシスに該 当するといいますか、適合する状況は備えているのではないかなと思います。この辺登録申請しなけ ればならないわけですけれども、地元の方等の意見も聞きながら、課長もう少し具体的にこの進め方 について、もし考えあったらお聞きしたいと思います。市長でも。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 片野議員もご承知のとおり、今岩船を機に大規模な洋上風力発電をつくろう というようなことで調査をしている段階でありますので、岩船の方々あるいはその沿線の方々におき ましても、それをやはりもう少し見きわめる必要があるのではないかと、そのように捉えていますの で、それらも含めまして取り組んでいく必要があるなと、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ぜひその辺もやっぱり捉えながら、前向きに検討していただきたいと思い ますが、やはりこれが登録されますと、シンボルマークが無償で使えるとか、あるいはホームページ やパンフレットに載せてもらって、全国的にPRしてもらえると。それから、イベントの参加協力な ど、みなとオアシスで用意しますと、公的地図への掲載もしますということが出ておりますので、だ からいいことは大いに取り込んで、人口減少対策の交流人口をふやして、だから情報を発信するとい うことは非常に大事だと思います。きのうも岩船港にミサイル艇「うみたか」ですか、これ入りまし て、これご承知のようにホームページ、新潟地方協力本部のホームページ見ますとばっと出てきます。 そうすると、興味ある方は結構あちこちから来るわけです。それで食堂寄ったり、物を買ったりもす るし、乗務員は全国から来ていますから、会いに来るという家族もありますし、やはり情報を、知ら なければ誰も来ませんし、そういう情報を発信するということ非常に極めて大事だと思いますので、 ぜひとも前向きに取り組んでいただければありがたいと思います。余りできなければ、また聞きます。   それから、海水浴客のことですが、安全対策はとっておられるということですが、この観光協会 のパンフレットを見ますと、瀬波温泉海水浴場は波消しブロックによる波穏やかな海水浴場で、隣接 する瀬波温泉街からビーチサンダルで歩いて行けますと、環境省選定海水浴場百選に選定されており ますというようなことうたわれております。それで監視員なかなか確保が厳しいけれども、大学のほ うに働きかけていくというお話ですが、監視区域なのですか、瀬波温泉に関して。監視区域は、どこ からが監視エリアになっていますか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 具体的には、大清の裏からビューホテルの裏ぐらいまでが瀬波温泉 の監視区域だと思っておりますが。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 今のちょっと聞きますと、実際に大清の外れから大観荘の露天風呂のほう までと。ところが、市のほうではそうでなくて、ホテル瀬波観光のところから南口のトイレというこ とをやるのだそうですが、そうすると大体南北1キロぐらいの距離になって、監視員をもっと増員し なければとてもできないと。それで目の届く監視区域以外のところは、この先は監視区域外なので十 分気をつけてくださいという何か看板なんか出しているというお話聞きましたけれども、この辺も安 心して来るというのが非常に大事なところでありまして、何かお聞きしますと、今まで38年間のデ ータ見ますと、最高12万人ぐらいだったのが地震の結果、福島、いわき、茨城のほうからそういう 来るようになって18万人だと。昨年が15万人ですか、そういう状況なので、これはやっぱり観光 を瀬波温泉売りということになれば、安全監視員の体制をもっと強化する必要があるのではないかと 思います。それで現場の実態等をもう少し把握する必要あるのではないかなと思いますが、駐車場も あそこ監視本部があって、ふだんはゲートを閉鎖していますよね。ところが、土日になるととてもで はないけれども、車がいっぱい来て、実質的には担当者にやっている人に聞いたのですが、本部が見 渡せる範囲まではとにかく北側のほうも駐車してもらって、それで監視の妨げにならないように駐車 禁止のコーンというのですか、ああいうもの並べたりして工夫しているというお話ございますが、こ の辺本部北側に駐車場を新たに設けるというような考えはございませんか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) その前に、瀬波温泉の海水浴場の範囲につきまして、記憶が定かで なくて申しわけございませんでした。今の北側の駐車場の件なのでございますけれども、再三温泉の ほうとは協議はしておったようでございますが、温泉組合、温泉地域の方との折り合いがつかなくて、 なかなか済んでいないという状況でございます。   それから、今話があった車どめの関係なのでございますが、基本的には車を入れさせないという ことで、県のほうで整備されたわけでございますけれども、浜茶屋の関係でそれを撤去して、駐車に 使用しているということで、暗黙といいましょうか、許可はしておらないのですが、そういう格好で 利用されているということで、非常に危険なこともありますものですから、そういったことで監視員 も誘導に立たざるを得ないような状況もなっております。今後その駐車場も含めて検討してまいりた いと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) だから実態をよく現場を見て、そこでやっぱりやっている方のお話をよく 聞いてもらったほうがいいのではないかと思います。旅館組合のほうでは、海岸のほうにばかりお客 様行くと困るなということが前ちょっと考えもあるというようなことで聞いたのですが、それではや っぱり瀬波温泉の発展に本当に、それでいいのかということになりますので、やはり監視区域の問題、 今言ったように駐車場の問題、それから監視員の問題、これはやはり予算措置必要であれば予算措置 すると。観光文化都市ですか、村上市は、観光に力入れるということですから、予算も必要であれば 予算措置するということ必要かと私は思うのですが、市長その辺お考えいかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 金が惜しいからしないということでは決してございません。もし本当に瀬波 温泉あるいは監視している方々がそういう現実があるということであれば、幾らでも予算措置をして 安全対策に徹底していきたい、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) とにかく安全な瀬波温泉というイメージがやっぱりありますから、特に隊 長の本間さん、テレビに出たり、民報、しょっちゅう本に出たりやっていますので、非常にそういう 瀬波温泉にとっては大事な看板みたいになっておりますので、イメージとしてはいいと思います。ぜ ひよくお話を聞いてもらえばありがたいと思います。   次に、スノーボードの件でございますが、先ほどのお話で検討委員会をつくって、いろいろ支援 もしていきたいというような、支援するといいましたか、前向きに進めていきたいということですが、 資料にもちょっと載せておきましたけれども、今市民会館の体育館、それから一部の駐車場ですか、 あそこを契約しているわけです、日本海スケートボード協会ですか、契約しているので、一部市民な んかやっているようですが、県とも協議して、タウンミーティングのときにも出ていましたけれども、 南魚沼市ではとにかく世界規模のそういうハーフパイプをつくると。また、スケートボードの練習場 もつくるというような計画進んでいるようでございます。こちらのほうもやはりそういった今のとこ ろ改造というか、建て直すのかもしれませんけれども、して、大いにやるべきだと思うのですが、こ の後ろ側、この県民いこいの森ありますね、1段高くなって。これは、県の土地だと思いますけれど も、こういったところもうまく活用して、1つほかにない施設、それから広域性があるということ、 それから戻り性があると、それで地域の振興に資するというような観点からそういった発想も必要で はないかと思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいま南魚沼市がそういう話が進んでいるというお話でございましたが、 決してそんなことはないということでございまして、今県はどういうスタンスとっているかといいま すと、メダリストが3人誕生したわけです、新潟県から。過去ないことでありますので、これを一過 性のものに終わらせたくないということで、強化選手を育てるような施設をつくるということでは間 違いないと思っております。それらどこにつくって、県全体をバランスのとれたというようなことに していくにはどうしたらいいかというようなことを今模索している段階だと私は認識いたしておりま す。また、今、議会終わったら県に行って、いろいろお話をしてきますけれども、そういう観点から 強化選手をつくるような施設、強化施設をつくることは間違いないと考えていますので、それらにつ いて村上はどういうスタンスでどういうようなものをつくっていったらいいかというようなことも含 めて、これから村上市としても検討してまいりますし、また県に具申をしながら、県の意見もお伺い しながら、よりよいものにつくり上げていきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 市長の前向きなご答弁だと思いますが、これは何か検討委員会というお話 さっきありましたけれども、〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕どこが担当することになり ますか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) このたびの補助事業についての窓口は、商工観光課のほうが金額的 には窓口になりますが、事業の実施の段階になりますと、うちのほうが相談に応じてまいると……失 礼しました。生涯学習課のほうが全て窓口担当でございます。失礼いたしました。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) どこでもいいのですけれども、やる気のある方でどこでもいいのだけれど も、総務課長が私また担当だと思ったのですけれども、全体生涯学習課ということで、商工観光課が 一応主体になって……           〔「生涯学習課」と呼ぶ者あり〕 〇25番(片野鉄雄君) 生涯学習課が主体になって、はい、わかりました。ぜひ期待しております。   次に、論語でございます。これ庄内論語ですが、見ましたね。市長も見ましたね。鶴岡、隣。こ れ致道館にあるのです。それで先ほどのご答弁で、こういったマナーとか友情とか生命とか国旗のこ と含めて、これは学習指導要領で指導されていると。全教育活動の中で指導していきたいと、そうい うお話でしたね。わかりました。村上市で論語のことを取り込むことは、各学校で必要であればやっ てもらえばいいと、こういうことですね。そうですね。随分いいこといっぱい書いてあるのです。こ れは、ご承知のように荻生徂徠ですか、朱子学がほとんどなのだけれども、鶴岡の場合はそういう流 れになっているのですが、これに書いたやつコピーさせてもらった。資料に載せておいたのですが、 子曰く。己が欲せざる所人に施すことなかれ。在邦怨むること無く在家怨むること無し。これの荘内 日報見ますと、鶴岡市の小学校で児童808人、発表会年に4回ぐらいやっているのです。体育館の ところ上がって、弓を射ったり、全校生徒で一節を読み上げると、こういうことをやっているわけで す。この本そのものは、平成24年にできたのです。最近なのです。そこは、そこそこのやり方と言 えばそれまでですけれども、今やはりいろんな社会的な事件とか、よく殺されたり何かさまざまある。 村上もそうだということではないけれども、やっぱり道徳というのは非常に大事なのではないでしょ うか。そんなことでそれなりに力入れてもらいたいと思いますが、それからもう一つ、偉人集、これ はもうできてあるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今作成中で、もうすぐでき上がるはずであります。校正中のはずです。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) もうすぐということで期待していますが、そしてそれは小学生、中学生に、 全生徒にやるのではなくて1クラスにやると言いましたっけ。ちょっともう少し、できた暁にはどう いうふうにすると言いましたっけ。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 学校の中で、一番多くの人数のある学級分を配付する予定でいます。そう すれば、その本を活用して、全児童生徒が活用できると、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) そうすると、それ副読本にして、先生によってはそんなのは必要ないよと 言って、使わないこともできるのでしょう。それどうですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) その活用のあり方については、学校に任せざるを得ません。道徳で活用す る場合もあるでしょうし、小学校の場合、小学校4年生で共同学習がありますから、共同の中で活用 する場合もあると思います。それについては、各学校に任せるというような形としたいと今のところ は考えております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 教育とか徳育とかいろいろ言われますが、論語も〔質問終了時間5分前の 予告ブザーあり〕別の人が何が一番大事ですかと言ったら、情ということが出てきました。それで思 いやる心というのは道徳教育で、村上市の教育の中ではどこで教えていますか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今の言葉、夫子の道は忠恕あるのみ。ですから、忠恕ということが根本で あるというふうに捉えています。忠恕は、今議員がおっしゃるとおり、思いやりの心、それから真心 であります。それは、道徳の中で当然取り上げられておりますし、それは学校教育活動全体を通じて 行う内容であると、その精神は生きていると、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ぜひそうしていただきたいと思いますが、時間なのですが、馬子の正直と いうの教育長ご承知であると。馬の子の、要するに馬でもって人運んだり荷物運んだりする、そして たまたま何百両の金、その大事な金をくらにくくりつけて、それで宿着いたらもう引き揚げていない ものだから、もうあと切腹するしかないと。それで夜中、宿で悶々としていたら届けに来てくれたわ けです。それわかるでしょう。ばか正直なものだから、ぶったまげたわけです。何でおまえそんなこ とするのだと言ったら、中江藤樹という人がいて、近江聖人か何か、その人がそういうことを教えて いるからということで、聞いていた熊沢蕃山、これが弟子になったと。これ道徳の教科書に載ってい るのです。それで外国の方が、今中国の方でも日本に来て財布を落としたけれども、ちゃんと出てき たとかとびっくりしているわけです。そういう風土がずっとありますので、ぜひそういったことも含 めて道徳にはやはり大事にしてもらいたいなと思っております。教科全般の中でされているというこ とでありますので、わかりました。   最後に、特定政党の機関紙については、それは本人の自由だからなお実態を確認して、必要に応 じ対処していくというようなたしかご答弁でしたね。そうですよね。それ実態確認するということは、 例えばどんなふうにして確認するのです。具体的にどんなことですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 先ほど市長答弁いたしましたとおりでありますが、公務に支障のあるか ないかが一番ポイントになると思いますが、今現在も村上市の庁舎等の管理規則というものがありま す。そこでは、禁止行為あるいは物販等全てを禁止しているわけではありませんので、その物販の行 為に対しての許認可もしております。今現在庁舎の中にも物販を既にやっている、これは利用者の利 便あるいは職員の利便、それらも含めての話ですが、そういったものがありますので、もう一回事実 を調査しまして、この規則に抵触しているものであれば制限をしていくということになると思います。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 仕事中に、民間なんかは間々あるかもしれませんが、物売りに来たり、集 金に来たり、あるいはPRに来たり、そういうのはやっぱりうまくないのでしょう。どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) この規則にありますのは、円滑な公務の執行を妨げるような場合におい ては、これは制限せざるを得ないだろうと。ただし、物販全て禁止しているものではありません。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) いろいろ議会にも何か似たようなの出ていたようでございますが、今後も またよく注意していきたいと思います。   以上で終わります。ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで片野鉄雄君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。            午後 1時50分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、5番、本間清人君の一般質問を許します。   5番、本間清人君。           〔5番 本間清人君登壇〕 〇5番(本間清人君) 議長のお許しをいただきましたので、私の一般質問を始めさせていただきた いと思います。本日5人の一般質問予定されておりまして、そのうち4人が鷲ヶ巣会の先生方という 中で、私一人市民クラブの本間清人でございますが、これから一般質問をさせていただきたいと思い ます。   私の一般質問の通告は、今回3項目でございます。まず1番目、街中の活性化についてでありま す。村上市だけの問題ではありませんが、全国の地方の商店街や街中では、人口減少、空き家の増加 など、活気がなくなっているのが事実です。現在、村上市では、空き家対策や人口減少に歯どめをか けるべく取り組みを進めておりますが、再度その中身についてお伺いいたします。   @、市内中心地の空き家の状況は、どのようになっているか、お聞きいたします。   A、各町内の人口減少率や商店などの減少率、現在の産業別の中小企業、商店の数などをお聞き いたします。   B、村上小学校や村上南小学校も年々新入生が減少しております。今後の推移やこれから会議が 行われます「村上市立小・中学校望ましい教育環境整備検討委員会」では、小中一貫校などの検討も 行われるのでしょうか。   大きい項目2つ目、瀬波温泉の活性化について。観光産業としては、村上市には瀬波温泉がある わけであります。観光協会、瀬波温泉旅館協同組合、宿泊施設ごとなどに入っております取引業者な どでも瀬波温泉の利用者数増加や活性化に向けて検討を重ねていると思いますが、行政ではどのよう な支援、対策を考えているか、お聞かせください。   3項目め、合併後のさまざまな問題についてであります。合併して6年が過ぎ、交付税の特例措 置も終わりに近づいてきました。総合計画に基づき市政運営を進めているわけでございますが、さま ざまな問題もあると思いますので、その対策や市長の考えをお聞かせください。   @、村上岩船地域5市町村合併協議会で協議され、5市町村により合併がなされ、現在に至って おりますが、市長が考えていた合併となりましたでしょうか。   A、5月15日に県の「平成の市町村合併に関する懇談会」が開催され、市長も委員として参加 されておりますが、懇談会の目的や今後どのように懇談会が進められてくのか、お聞かせください。   B、少子高齢化を解消させるには、若い世代を定着させて、子育ての支援と職場が大切になりま す。人口減少問題対策委員会を立ち上げ、子育て支援なども検討しておりますが、今後の方針や具体 的な対策をお聞かせください。   C、旧市町村別の人口の推移などあればお聞かせください。   D、人口減少に歯どめをかける決め手は、なかなかないとは思いますが、市長としての考えをお 聞かせください。   以上、3項目でございます。市長答弁の後、再質問させていただきます。よろしくお願いいたし ます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、本間議員の3項目のご質問について、順次お答えをいたします。   最初に1項目め、街中の活性化についての1点目、市内中心地の空き家の状況はどのようになっ ているかとのお尋ねについてでございますが、平成23年度の調査データによりますと、市内中心地 の空き家状況については、利用の可否を問わず、村上南小学校区内で119戸、村上小学校区内で 244戸、合計で363戸となっており、町内によっては28戸もの空き家が存在しており、この数は増 加傾向にあります。   次、2点目、各町内の人口減少率や商店などの減少率、現在の産業別の中小企業、商店の数につ いてのお尋ねでございますが、まず各町内の人口減少率についてでございますが、平成20年4月の 合併時点と平成26年4月1日現在の外国人を除いた住民基本台帳人口で比較しますと、全ての地区 で減少し、村上地区が6.12%、荒川地区が3.94%、神林地区が7.53%、朝日地区が9.67%、山北地 区が12.88%で、市全体で7.26%となっております。   なお、村上地区の市街地においては、田端町、山居町1丁目など、7町内のみが増加しているも のの、他の町内は減少率27.27%を最大に全て減少しており、人口減少対策は本市の喫緊の課題であ ると認識しているところであります。また、企業、事業所、店舗につきましては、経済産業省が実施 しております経済センサスから、平成24年の調査を基準に平成21年のそれと比較いたしますと、 本市では件数にして244件、率にして6.4%、新潟県の減少率よりも高くなっております。   次に、現在の産業別の事業所数につきましては、同じく平成24年、経済センサスによりますと、 市内事業所の総数は3,550件であり、産業別では卸売業、小売業が最も多く、件数にして942件、 率にして26.5%と全体の3割近くを占めております。次いで、建設業が480件で13.5%、生活関連 サービス、娯楽業が376件、10.6%と続いております。なお、従業者数は全体で2万5,479人とな っております。なお、1点目でもお答えした空き家同様、空き店舗がふえてきておりますので、活用 による地域活性化と定住人口対策の面からもチャレンジプランに位置づけており、実現可能な具体策 の構築に向けて現在調査及び検討を行っているところでございます。   次、3点目、村上小学校、村上南小学校の新入生の今後の推移と望ましい教育環境整備検討委員 会では小中一貫校などの検討も行われるのかについては、教育長に答弁をいたさせます。   次、2項目め、瀬波温泉の活性化についてのお尋ねでございますが、瀬波温泉は本市の最も重要 な観光拠点であり、おもてなしの集大成であることは周知のとおりであります。特に宿泊などに伴う 観光消費額が大きいため、誘客人口の伸展は本市経済に大きな波及効果があることから、本市といた しましてはこれまでもさまざまな支援を行ってまいりました。一例を挙げますと、ハワイアンフェス ティバル、瀬波温泉花火大会の事業支援、東京での観光商談会や大宮駅、新潟市などのイベントPR に加え、臨海学校誘致のための旅行会社訪問、施設の維持管理に関する支援として、瀬波温泉周辺の トイレ、駐車場等の清掃、瀬波温泉駐車場の管理などを行ってきております。瀬波温泉は、村上のす ぐれた観光資源と同様に、潜在的な魅力を有しており、さらなる誘客資源として活用が期待できる拠 点と新潟県観光協会などから評価を得ております。本市におきましても、瀬波温泉を広域観光圏の核 と捉え、国内外の誘客と活性化に向けて関係機関と連携しながら、積極的な支援並びに協力を行って まいりたいと考えております。   次、3項目め、合併後のさまざまな問題についての1点目、5市町村による合併が市長の考えて いた合併となってきたかとのお尋ねについてでございますが、合併前の5つの市町村が市町村長及び 各分科会ごとに協議を積み重ねてまいりましたので、それらの協議結果を踏まえ、着実に合併後の将 来像に向かって進んでいるものと私自身は理解をいたしております。   次、2点目、県の平成の市町村合併に関する懇談会の目的や今後の進め方についてのお尋ねでご ざいますが、ご質問の懇談会は住民、合併市町村の首長、そして有識者から成る9人の委員で構成さ れ、県知事からの依頼を受け、私も委員の一人として参加いたしております。本間議員もご承知のと おり、新潟県は平成の大合併により、全国で最も自治体の減少数が多い県となりましたが、県ではこ の合併がどのような形で県民に影響を与えたかの検証作業に着手をいたしておるところであります。 本懇談会は、各委員のそれぞれの立場からの意見を通じ、合併に至った背景や合併後の地域の変化等 をたどり、合併の効果や課題を明らかにするために設置したとお聞きいたしております。また、今後 の進め方につきましては、今後3回程度の懇談会を開催し、報告書としてまとめる予定と聞いており ます。   次、3点目、人口減少問題対策委員会の今後の方針や具体的な対策についてのお尋ねでございま すが、本間議員ご指摘のとおり、少子高齢化を解消するためには、若い世代の方を定着させるための 子育て支援と雇用の確保に向けた取り組みが最も大切であると認識いたしております。人口減少問題 対策委員会におきましても、子育て支援と雇用創出の作業部会を設け、両課題に特化して議論を進め てきたところであります。今後の方針及び具体的な対策につきましては、人口減少問題対策チャレン ジプランとしてまとめ、平成26年度当初予算へも計上させていただいたところであります。一例を 申し上げますと、子育て支援では子育て支援メール事業、雇用の確保については企業設置奨励条例の 拡充や企業立地促進法に基づく基本計画の策定等について、事業化または作業に着手しております。 また、今後の方針につきましても、取り組めることから取り組むことを基本方針といたしまして、第 2次村上市総合計画も視野に入れながら、早期の事業化を目指してまいりたいと考えております。   次、4点目、旧市町村別の人口の推移についてのお尋ねにつきましては、先ほどの1項目めの2 点目でお答えしたとおりであります。   次、5点目、人口減少に歯どめをかける決め手はとのお尋ねについてでございますが、この問題 は本市に限らず、国及び全国の地方自治体におきましてもその対策に頭を悩めており、本間議員のご 質問にもありますように、決め手はなかなか見つからないというのが現実であると認識いたしており ます。先日提示された、国の経済財政運営の指針でもある骨太方針の骨子の中にも人口減少問題の対 応が取り上げられております。本市といたしましても、こういった国の動向も見きわめながら、こと し3月に策定した村上市人口減少問題対策チャレンジプランの推進、そして今後策定する第2次村上 市総合計画におきましても最重要課題と位置づけ、継続性のある事業を市民の皆様の意見を聞きなが ら、積極的に展開してまいりたいと考えております。地道で息の長い取り組みとなりますが、議員各 位のご協力をお願い申し上げます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、本間議員の1項目め、街中の活性化についての3点目、村上小 学校、村上南小学校の新入生の今後の推移や望ましい教育環境整備検討委員会では、小中一貫校など の検討も行われるのかとのお尋ねについてでございますが、まず両小学校の今後の新入学児童の推移 についてですが、今年度の村上小学校の新入学児童は37人でした。今後平成32年度までの新入学 児童数は、各年度40人弱の児童数が見込まれております。また、村上南小学校においては、今年度 46人、平成32年度までは各年度52人から64人の新入学児童の入学が見込まれております。なお、 学校全体の児童数については、村上小学校が今年度283人、平成32年度には215人、村上南小学校 では、今年度が312人、平成32年度には342人となる見込みです。   次に、望ましい教育環境整備検討委員会における小中一貫校などの検討についてですが、最近の マスコミ報道では、文部科学省は市町村の判断で公立の小中一貫校を設置できる制度の導入に向けて 検討を始めたとありました。どのような制度となるかは、今後注視してまいりたいと思っております が、この委員会においても本市における望ましい教育環境のあらゆる方向性について検討されるもの と考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) どうもご答弁ありがとうございました。   最近一般質問の中では、どの議員さんも人口減少という問題に関しては、喫緊の課題ということ で、とりわけ今回の議会でもその人口減少問題取り上げている議員さん多いわけでありますが、私も 今回人口減少に関しまして、若干いろいろな例なども含めて、市長といろいろ今回やりたいなという ふうに考えております。   今回1番目の街中活性化、そして3番目の合併後さまざまな問題という中にも重要な問題が人口 のことでありますので、少しその辺ダブる形での再質問になりますが、その辺はご了承いただきたい なというふうに考えております。   まず、第1点目の再質問でありますが、街中の活性化ということで、これは例えばこの近辺であ りますと、胎内市さん、そして新発田市さんなんかもよく行きますと、非常に旧商店街であるところ がほとんど人も歩いていない。シャッター通りになっていて、商店もあいていない。そして、お休み の日曜日なんかは、逆にもう全部店が閉まっているというような状況が、これは村上市の中でもあろ うかと思います。前にも何かの機会に言ったことありますが、村上市の今六斎市というのがものすご く注目を浴びて、2のつく日と7のつく日、六斎市やっているわけです。市長に前、駐車場の件なの ですが、きのうも六斎市を開催されていて、2人の方がついていて、看板に市場の方はだめ、役所に 用事のある方だけ、なんていうことではやっていますけれども、関係なく入れているというのが今の 現状なのだから、あの2人の部分なんか必要ないのではないかと私言ったことあろうかと思います。 私は、逆に言ったら、どうぞ村上市の市場なのだから、逆に市役所の駐車場を使ってでもどうぞ来て くださいと言うべきなのだろうというふうに考えておりますが、その辺の何か対策は考えていらっし ゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 本間議員もご承知のとおり、旧村上の公民館を今解体する予定でおりまして、 そこを当分駐車場として利用するというようなことを考えておりますので、幾らかは六斎市の駐車場 の問題も解決するのではないかなと、そのように考えております。市役所の駐車場を自由に使わせた ほうがいいのではないかということでございますが、市役所に来る方々も非常に多く来庁されますの で、あそこに六斎市の方々が全部とめておかれたら、市役所に来る方々が非常に困るというようなこ ともありますので、それについては今までどおり六斎市に来る方々については、別な駐車場を利用し ていただくということで対応していきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) これ1つのアイデアなのですけれども、例えば今、先ほど空き家ですとか空 き店舗というお話がございました。大町、上町、小町、この辺の、安良町も含めてなのですけれども、 旧商店街というのは非常に中央スタンプなんか集めて、昔はウルトラマン呼んだりとか、それこそ山 口百恵さん呼んだりとか、いろんなにぎやかな活気なまちでありまして、その今やっている商店がほ とんどシャッターになっている。そこを何とか市場の方の開催をあの通りで、その空き家を利用して ということになれば、一々テント建てたりする必要もないし、雨降ったときの心配もないわけですが、 何かそういうようなことに展開していくような方向というのはできないものなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) その点につきましてもチャレンジショップというふうな形で、今チ ャレンジプランの中で検討していきたいということで考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひともそうすれば、その間今までずっとこの通りだったので、その方々に もいろんな恩恵あったのか、それともご迷惑かけたのかわかりませんが、すぐにどうのこうのという わけにいかないのでしょうけれども、ぜひいろんな方と協議されて、逆に街中でやっていただいたほ うが活気もあるだろうし、いろんな今まで閉めていた商店の方も市場の日だけはあけようという形に もなろうかと思いますので、ぜひいろんな方向で、できれば街中で市場を開催するという方向へ持っ ていっていただければなというふうに考えております。   時間もなくなりますので、次に進んでいきますけれども、先般新聞で若年女性県内18市町村で 半減という記事が出ておりました。これは、新潟日報の記事でありますけれども、その中で政策推進 課の渡邉欽也課長はということで、課長記事載せていらっしゃいますよね。残念なことに、この18 市町村で、市の中では村上市が61.8%と最も20歳から39歳までの女性の数が減少する率が一番高 かったわけです。10年の人口でいきますと、若年女性ですが、今の10年が5,667人、それが予測で いきますと、40年にはこの女性方が2,202人まで減少するという非常に不名誉な推移を出されてい るわけです。でもこれってどういった形でこういう推移が出てくるのか。やっぱり若い女性方、若者 に村上市というまちってやっぱり魅力がないのかなと、そういうふうに感じるわけです。その分、今 横ばい、もしくは若干上がろうとしているところが聖籠町さんと弥彦というふうになっていましたよ ね。聖籠町さんは、何で人口が下がっていかないのか、若年層が下がっていかないのかというと、子 育て支援とか、やっぱり子どもを育てる環境として、どうせ新発田市に住むのだったら、どうせ胎内 市に住むのだったら、勤め先は新潟なのだから、では聖籠町に住んだほうがいいねというのが多いの ではないかなというふうに私は思うのです。私の知り合いも実際に、例えば二男坊とか三男坊、新発 田市なのだけれども、新発田にうち建てたところで別に実家は長男継ぐのだから、私は聖籠に建てた ほうが絶対に税金にしても子育て支援にしてもそっちで育てたほうが育てやすいのだから、聖籠町に 行こうというふうな感覚になるのだなというふうに考えているのです。となれば、逆に村上市は村上 市で育てるのがいいまちなのだというまちにしなければいけないわけです。ということは、これを予 測している人がどういう人が予測したかわからないけれども、村上は全く魅力ないのだということで す。その辺市長、どう思われます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その新聞読んだときには全く驚愕したわけでございますけれども、そういう 全く魅力ないということではないのではないかな。どういう統計でそういうような数字になってきた かということでございますけれども、しかしながら間違った統計ではないだろうなと、専門家がやっ ているのですから。どうやったら女性、若い20代から40代の女性がいなくなるということは、子 どもを産む女性がいなくなるということでありますので、人口減につながってくるわけでございます ので、今本間議員がおっしゃったように、聖籠町の例をとりましたけれども、聖籠町は財政が豊かで ありまして、保育料が無料というようなことをやったり、いろいろな特典があるというようなことで、 若い人たちが聖籠に住むというようなことでございますが、やはり村上を若い人たちが住む、あるい は子育てするには一番いい環境にある市だというようなことをこれから計画をしていく必要があるな と、そうしないとやはり取り残されていく可能性があるというようなことをひしひしと感じておりま す。   いつも私思うのですけれども、人口減、これは私どもだけではなくて、国、県、全て今問題にな っているわけでございますので、国がこの辺の抜本的な人口減対策を打ち出していかないと、このま ま東京一極集中でやっていたら、地方なんていうのは本当に過疎になってしまう可能性があるという ようなことで、やはり国が本腰上げて抜本的な政策を打ち出して、そして地方に活力を、地方に人口 減の歯どめをかける政策をとる必要があるなと、そのように考えております。   1つには、私はいつも思うのですけれども、大学は東京でなくてもいいと、一極集中、多極型分 散のときに省庁を地方にという話がありましたが、それはちょっと無理なのではないかなと。大学は、 地方でも勉強するには一向に差し支えないというようなことで、大学を地方にどんどん、どんどん分 散させていく政策をとる、そのほうが私は国としての政策としては正しい方向ではないかなと、その ようにも考えておりますので、今後機会あるごとに私もそういうようなことで発言をしてまいりたい と思っておりますし、また前の総務大臣であった増田さんが本を出しております。それらも参考にし ながら、いかにしたら地域に若い人たちが残れる、魅力を感じる市はどういう市なのだろうというこ とをこれからチャレンジで検討してまいりたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 村上市は、青砥武平治さんが見つけたサケの回帰性、4年で帰ってくるとい う、結局分母を多くすれば、そのうちの数%、1%に満たないのでしたかね、その数しか帰ってこな いわけです。ということは、ここにいる子どもの数がやっぱりふえていかない限り、当然人口は俺は 減ってくるのだろうなというふうに考えるわけですが、そこで副市長、今回市報か何かに電源立地地 域対策交付金の使い道で、朝日地区の2つの保育園に交付金事業として何かやりましたよね。旧朝日 村の時代から電源立地地域対策交付金来た金額というのは、大体保育園等に充当されてきたのですか、 今まで。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) この電源立地地域対策交付金につきましては、やはり三面川の沿線の 各集落のいろんな事業、公民館を建てるときにそれを充てるとか、そういう事業があったわけであり ます。今回は、保育園のその人件費に充当するというようなことで考えて今やっております。そうい ういろな方法で地区のそういう整備もしておりますので、それに限ったようなことではなく、広くそ ういう形で事業に充てているということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) それと、話戻しますけれども、出生数の関係なのですが、これもまた6月5 日に新聞に報道されておりましたように、出生数が最少102万9,000人ということで、人口統計し てから最少の数になったわけであります。ただ、人口減とその自然減に関しては、お年寄りがやはり 高齢化社会ということで多くなった分、その自然減に関してもまた最大だったようであります。新潟 県内も最少で、前年比に比べて410人の減と。やっぱり子どもをだんだん産んでいかない、もしく は結婚しなければいけないと考えているような若者も最近減っているのだそうです。もう別に結婚し なくてもいいのではないかと、このままシングルでずっといたほうが型にもはまらず、別に誰に気兼 ねもなく自由に満喫できるのではないかというような考え方の方が多いみたいで、そんな特集もこの 間テレビでやっておりました。その中で、またひとつ活性化の実績で、交付税の増というのが今あり ますよね。これ15年度から制度の拡充へということで、自治体に推進を促す。交付税の加算の仕組 み等いろいろ出ているわけですが、その中で地域の元気創造事業費の中の職員削減や給与カットに努 力した自治体を優遇したり、農産物や工業製品の出荷額の伸び率が高い自治体を優先したりというこ とで、その交付金の交付税の配分率を変えていこうというようなこと今動きがあるようです。財政課 長、この辺では、村上というのはこの活性化の実績というのは、どの辺のレベルというか、どういう ふうになってくるのでしょうか、村上市は。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) ご承知のように、村上市は行政改革が合併以来、きちんとした計画にの っとり粛々と進められております。そのようなカウントで非常に大きなポイントを占めていると思わ れます。そんな意味で、がんばる地域の交付金とか、そういった交付金制度とかに反映されて、今回 もがんばる地域の交付金が県下で一番大きな金額になったわけでありますが、その辺も加味されてい るのかなというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひこれからもその元気活性化事業に関しては、やはりまちのやっている事 業がアピールできれば、国のほうとしてはそれを評価して、交付税として優遇するというふうに言っ ているわけですから、村上は元気あるぞ、まちづくりに関しては非常に村上は全国的にも、あれは国 土交通省ですか、の大臣賞も受けたり、非常にまちの方が頑張っているところは頑張っています。し かし、その分、元気事業に関して、その団体以外も頑張っている方は多いわけでありますけれども、 その辺もまた行政もいろいろ協力しながら、活気ある、本当にいいまち村上にするために、これから もぜひ行政も含めて頑張っていただきたいなというふうに考えております。   それと、先ほど空き家の中で、私通告しまして、課長といろいろお話をさせていただきました。 どういった形での空き家の増加を気にしているのだということで、先ほど答弁にありましたように、 村上南小学校区で119と、村上小学校区で244と、合わせまして363棟の空き家があるということ であります。私前から教育長等にも話ししてありました、村上の市議会議員の中でも常任委員会で視 察に行っております豊後高田市なのですが、その後教育長、豊後高田市行ってきましたか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 残念ながら、行ってはおりません。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) もしよかったら、ぜひ私と行きませんか、ことし。非常に豊後高田市という のは、教育関係だけではなくて、空き家だとかいろんなものに取り組みが非常にすばらしいのです。 たまたまこの間BSのガイアだったかNHKだか、ちょっと俺その番組は忘れたのですが、豊後高田 市がちょうど出ておりまして、昨年、一昨年前かな、31歳の元国会議員の秘書だった方なのですけ れども、その方が婚活で豊後高田市の女性と結婚をされて、それで国会議員の秘書をやめられて、豊 後高田市でその方と結婚されて、今、豊後高田市に住んで、その事例というか、それが本人の映像な ども出ながら出ていたのです。空き家バンクの関しての利用価値とか、そういったものがものすごく 豊後高田市って進んでいるのです。それで魅力がある。例えば縁結びしませんかということで、私が、 教育長がもし独身で、教育長に村上の俺の例えばいとこにこういう女性がいるのだけれども、結婚し てみないかと。結婚したとすると、紹介した僕に10万円もらえるのだそうです。それまちから。縁 結びの神様みたいな。そういった何か非常に、そうなると、どこにもいますよね、世話やきのおばさ んみたいなの。10万もくれるのだったら、おいおいおいとなりますよね。年間10人もし紹介したら 100万なわけですから、もう一生懸命頑張ろうなんていう、そういうのも一つの何かアイデアなのか な。だから非常に豊後高田市ってそういった面で、空き家も空き家に登録しているところに新婚にな った方々を月2万円で貸すのだそうです。水道料、電気料、ガス料とかそんなのも全部免除なのだそ うです。そして、教育も、土曜日、この間言っているように、ボランティアで寺子屋、塾やっていま すよね。これ村上の塾で経営している方にそんなこと言ったら、経営を邪魔するなと怒られるかもし れないけれども、そういうボランティアで充実して、県でワースト2位だった学力レベルが十数年も 今県下トップになっているという、そういう教育市でもあり、なおかつそういう縁結びでそういうこ ともあり、そして空き家を2万円でというふうになれば、やっぱり近隣のまちに住んでいる方は、豊 後高田に住んだほういいのでないのというふうになるのではないかなと思うのですけれども、市長ど う思われますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今いろいろな例を挙げて豊後高田市を紹介していただきましたが、見習うべ き点は非常に多いということでございますが、結婚につきましては私どもも以前結婚相談員という制 度を設けまして、5人くらい各地区においてやった経緯がございます。当初はそれなりの成果があら われましたけれども、やっぱり結婚というのはプライベートなところがいっぱいありまして、非常に 中まで入っていけないというようなことで、じり貧になってしまった経緯もございますので、それら についても例えば子育て祝金もそうですよね。いろいろな自治体でやりましたけれども、やっぱり現 金を上げてもさほど効果がないというようなことでありますので、その点についても今おっしゃった ような、ほかの県については非常に参考になりますので、これから私どもがいろんな事業を進めてい く上で検証させていただきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 例えば粟島浦村さんなんかは、今小中学生を県外から合宿させてやっていら っしゃいますよね。職員も埼玉とか、20代、30代の若い職員何名かが来ていらっしゃいます。あん な形で村上市もいろんな、県外からの人を職員にとか、もしくは学校に夏場の夏期セミナーで村上で 開催するというようなことになりますと、そういった子どもたちが大きくなって、いずれ子どもがで きたときでも、村上遊びに来たりとか、もしくはその職員が村上っていいところだよとあちこちでア ピールをしていただいて、例えば旅行でも来たりとか、それが定着に結びついたりというような、何 かしらのきっかけがないと、どうしてもただ文面に書いて机の上だけでやったって、俺は全然そんな 人口なんか進まないと思うので、何かしらの手だてをするためにも何か一つ、村上はここなのだみた いな、村上って子育てにいいのだよねというような部分があればいいなというふうに考えているので す。   もっとすばらしいところありました。奥多摩町というところなのです。これもまた非常に子育て に充実しておりまして、人口が今、年々ふえているのです。その子育て支援の一例として言いますと、 14項目ありまして、産後健康診査等充実事業、産後の費用を助成します。インフルエンザ、あとは ファミリーサポートセンター、保育園の保育料の助成事業として、保育園の保育料を2人目以降全額 助成すると。学童保育育成料助成金ということで、子どもの多い家庭等に関しては、学童保育の育成 料を助成します。あとは、ひとり親、あとは子どもの多い家族に関しては、ごみ手数料を全額助成し ます。そのほかに、高校生等の通学費支援事業、当然奥多摩ですから結構遠いわけですけれども、そ の高校生などの通学費を全額町のほうで助成します。あとは、公共交通不通時高校生通学支援事業、 高校生がいる家庭にタクシー料金の一部もしくはガソリン券を助成します。学校給食費助成事業とい うことで、小中学校の給食費の半額程度を助成します。あとは、入園・入学・進学支援事業として、 保育園等の入園、小中学校の入学、高校進学時に費用の一部を支援します。不妊検査、不妊治療など の助成事業として、それにかかわる費用を助成します。高校生等の医療費の助成、子宮頸がんワクチ ンなどの助成事業ということで、非常に子育て支援としては充実したまちなのですが、それを細かに 詳細にしたのがありまして、非常にいいなといったのが定住応援なのです。   この定住応援というのは、新築〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕の家を例えばそのま ちで建てた場合に、事業費が500万円以上かかった場合には、最大160万円まで補助するというの です。例えばリフォームする場合の事業費が250万円以上だったら、その事業費の2分の1以内を 補助するという、そういうのがあります。あとは、住宅購入などの資金を借り入れする場合に、これ 年齢は20歳から50歳以下の方なのですけれども、その利子の補給が受けられて、融資金額が500 万円以上の場合に、そしてプラス償還が10年以上の償還した場合には、その借り入れ利率の2分の 1、年間30万円を限度として、36カ月ですから3年間は補助しましょうというやつなのです。子育 ての支援としては、非常に充実しています。そのごみ袋の購入費、先ほども言いましたように、水道 料金なども免除とか、小中学校の給食費なんかも半額免除とか、子どもを育てやすい環境を非常につ くっている。だから近隣のまちからでは、この町に家を建てるという方が多くなっているのだそうで す。   これシミュレーションも出ておりました。1つの例なのですが、夫婦2人で夫が30歳、妻23 歳で奥多摩に移住し、3人の子どもに恵まれた場合の例です。子どもは、例として4歳、2歳、ゼロ 歳。家を新築しました。土地は400万、家は建築費として1,000万、そうすると1,400万でありま すけれども、そのうちの今の補助金などを全部利用しますと、定住補助金が160万、そして利子補 給が3年間として……ごめんなさい。これ3年間で45万円になっていますけれども、これで合計、 家の場合205万円が町のほうから補助を受けられる。定住後の今度子育て支援としては、産後の健 康健診として3人掛ける1万円で3万円の補助、インフルエンザが3人の2,000円掛ける18年とし て10万8,000円、ファミリーサポートセンター利用として3人掛ける7,000円の10年間の21万、 保育園の保育料の助成として、3人全員が1歳から入園した場合に141万6,000円の補助、学童保 育育成料の助成として21万6,000円、ごみ袋、水道料、この金額ちょっと時間もないので飛ばしま すけれども、一番大きいのが学校給食費の助成なのですけれども、小学校で24万4,200円プラス中 学校で15万8,400円掛ける3人、これで120万7,800円の補助、入園、入学など36万円、そうい ったものもろもろ含めて補助金額がどうなるかというと470万7,800円、そうすると住宅とこれと 合わせますと、もう700万近い補助を町が出して子育て支援をしていると。これ私合併を反対して きた理由って、ここなのです。これ単独村上市、旧であればこの事業をやったら、恐らく山北、朝日、 神林あたりから村上市に移住しようという人多かったと思います。今合併してしまったからどうしよ うもない。でもこの地域でこれからこうなったら、ではどこから来るかというと、どこから来るのか なというふうに、なかなか難しい事業だと思います、これは。今私思うに、大きい企業、例えばブル ボンさんだとかジャムコさんを誘致しようなんてしたって、なかなか今難しいです。それで1,000 人規模や100人規模の就労をつくってなんて、そんなことよりも勤め先は、新潟や新発田や、もし くは山北の方は鶴岡でもいいではないですか。でも定住として村上市に家を建てて、村上市にずっと 定住するのだというふうなことの補助を充実したほうが、私は子育ての支援としてこの地域に根づく のではないかなというふうに考えておりますが、市長の考えはどんなものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そのとおり、私も同感でございます。今高速交通体系が確立されつつありま すので、新潟あるいは南のほうは鶴岡、北のほうは鶴岡、酒田あたりまで通勤可能です。今おっしゃ ったように、仕事場はそちらでもいい。しかし、住むには村上が子育てあるいは住宅事情が非常にい いというようなことで、住むには村上が最適だと、そういうような特化した事業〔質問終了時間5分 前の予告ブザーあり〕にお金をつぎ込んでいく必要があるのではないかなと。大賛成です。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 時間もないので、急ぎます。   これは、商工会議所の会員外の方に関してはわかりませんが、商工会議所というのは中小企業の 会員数の中で、平成10年、このころは1,092の会員数がございましたが、今現在は900そこそこの 会員数であります。約200ぐらいの会員数が減っている。その商店、でも商工会議所に関連してい る会員数、いわゆる法人、個人の店を入れたとしても、1,000近い方が今加盟をしている。このほか の加入していないところだって入れれば、何千になるか私はよくわかりませんけれども、3,000ぐら いなのかわかりませんが、そこに何かしらの中小企業の助成をして、例えば新しい方を採用した場合 には、半年間1人12万円ぐらいの給料であればそれを全額補助しますとか、そういうような大胆か つ企業にとってもいいような施策を打ち出したら非常にいいなと思うのです。そのうち例えば3分の 1の300社がそれを利用したいといったって、300人ふえるわけです。そういうような何かしら大 胆な施策というのは、打ち出せないものでしょうか、市長。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 非常に難しいと思います。1つには、相手の受け皿といいますか、相手の企 業の一番は、やはり私はやる気だと思っております。一時的にそういうような助成をやっても、それ は余り効果ないのではないかなと。やるのだったら継続してやっていく事業にしていかなければなら ないと考えておりますが、それは余り効果が期待できない事業であると、そのように考えています。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 突っ込むのはやめます。時間もないので。   あともう一点、瀬波温泉の件なのですが、非常に瀬波温泉の今街灯が暗いのだというクレームが 来ているのです。あれを市民課かどこか確認したら、市でつけている街灯と何か組合の方、協議会で つけた街灯とは違うのだそうです。その組合でつけた方が組合員も少なくなって、年会費も集まらな くなってきたから、今何本かに1本ずつ抜いているらしいのです。でも交付金があるわけです。交付 金ではない。入湯税。入湯税というのは、その地域のその目的税なわけでありますから、今村上市に したって7,000万前後の入湯税があるわけです。それを利用して、そういう電力だとかそういう施 設に使ったっておかしくないわけです。もっともっとそういった形で温泉場を充実すると言っている 割には、だんだん、だんだん、暗い暗い温泉になっていく、その辺のことについて市長、どう思われ ますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その街灯の話、今初めてお聞きしましたので、よく調査して取り組んでいき たいと思っておりますが、いずれにいたしましても先ほど来、提案理由の説明で申し上げましたよう に、瀬波温泉は大切な私どもの施設でありますので、しっかりとこれから振興していくような施策を 講じていきたい、それには変わりございません。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ありがとうございます。   あと瀬波温泉は、旅館からホテルからはだしで海岸に行けるという、ハワイのワイキキビーチみ たいなものなのです。今せっかく先ほど答弁の中に、先ほどの片野議員さんの答弁で、ハワイアンフ ェスティバル、フラダンスの何かやったりしていますよね。もっともっとあれをアピール、何か行政 といろんな団体も含めて、私村上って自分のところだけよければいいのだというような人多くて、も っともっといろんな団体も含めて、もっといろんな方と一緒になって全部で村上市、ましてや瀬波温 泉をよくするという考え方にならないと、非常にこのまちって難しいなという気がします。その辺も 含めて、いいところをやっぱりもっともっとみんなでアピールしましょうよというようなまちにして いただきたいなというふうに考えております。その辺市長、最後答弁いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほどからいろんなご意見を賜りまして、私も同じ考えを持っている1人で ございますので、しっかりとご提言を受けとめて、これから対処してまいりたい、そのように考えて おります。 〇5番(本間清人君) どうもありがとうございました。これで私の一般質問を終わります。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで本間清人君の一般質問を終わります。   午後3時10分まで休憩します。           午後 2時55分  休 憩                                                        午後 3時10分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、1番、渡辺昌君の一般質問を許します。   1番、渡辺昌君。(拍手)           〔1番 渡辺 昌君登壇〕 〇1番(渡辺 昌君) 鷲ヶ巣会の渡辺昌でございます。きょう最後の一般質問であります。議員の 皆様、理事者の皆様、最後までよろしくお願いいたします。   私の一般質問の項目は、大きく2項目であります。1項目め、市役所職員の人材育成について。 @、村上市人材育成基本方針の中で、目指すべき職員像が挙げられていますが、職員の現状について どのように認識されていますか。   A、職員の選考・採用に当たって、行政経営の担い手となるすぐれた人材の確保のために、どの ような方針で、またどのような対策がとられていますか。   B、人材育成のための職場の環境づくりは大変重要ですが、具体的にどのような取り組みが行わ れていますか。   C、職員の意識改革を図るための研修で、参加者の人数やその成果など、課題となる点はありま せんか。   D、女性職員の能力や意見をより一層政策形成に生かすため、女性職員の職域の拡大や管理職へ の積極的な登用が必要ではないですか。   E、人事考課制度の導入が当初の計画より遅れていますが、その理由は何ですか。   項目の2項目め、本庁と支所のあり方について。@、各支所が4月より地域振興課と産業建設課 の2課体制となりましたが、2カ月が経過してどのような評価をされていますか。   A、平成29年度からの支所の1課体制に向け、さらに職員の減員が計画されていますが、これ までの各支所の業務の一部を本庁に集約するなど、業務の効率化を図ることも必要ではないですか。   B、支所間の人事異動に比べ、本庁と支所間では少ないように思います。職員の意識改革を図る ためにも、それぞれの職場を経験することは重要であると考えますが、いかがですか。   市長答弁の後、再質問させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、渡辺議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、市役所職員の人材育成についての1点目、目指すべき職員像と現状についての お尋ねでございますが、平成23年3月に定めた村上市人材育成基本方針において、地域の声を聞き、 みずからも問題意識を持って取り組み、高い専門知識と実務能力を持つ職員を育成することを目的に 設定いたしました。現在のところ、これに沿って人材育成を行っているところであります。   次、2点目、すぐれた人材確保のための方針とその対策についてのお尋ねでございますが、職員 採用については、地方公務員法第17条の規定に従い、競争試験を実施しております。具体的には、 筆記で行われる第1次試験で、成績上位であった者を抽出し、面接による第2次試験を行っており、 この中でこれからの村上市を担っていける人材であるかどうかを見きわめております。   次、3点目、人材育成のための具体的取り組みについてのお尋ねでございますが、職員が仕事へ の意欲を高め、それぞれの能力を十分に引き出せる環境を形成することは、非常に重要であると思っ ております。そのためには、適切な人員配置と事務事業の見直しを行い、業務の効率化を図るよう取 り組んでおります。具体的には、在籍年数を勘案しての人事異動、あらかじめ希望を聴取した研修の 受講割当、また行政改革大綱の実施計画で取り組んだ事務の見直しなどを行っております。   次、4点目、職員研修の状況と課題についてのお尋ねでございますが、研修所における階層別研 修や専門研修のほか、市独自の危機管理研修、接遇研修等、時期や人員など計画的に受講させており ます。業務遂行に必要な知識、技術などを身につけ、その成果も上がっているものと認識をいたして おります。課題となる点としては、より多くの研修機会の確保やより効果的な短時間研修の設定が挙 げられます。   次、5点目、女性職員の登用についてのお尋ねでございますが、渡辺議員ご指摘のとおり、女性 職員の能力や意見を市政運営に反映させることは重要なことであり、現在も女性職員の積極的な登用 に努めておるところであります。   次、6点目、人事考課制度の導入が遅れている理由についてのお尋ねでございますが、行政改革 大綱の実施計画に基づき、平成22年度から導入に向け準備を進めてまいりました。制度において使 用するシートや評価方法の簡略化、見直し、手引書の改訂などを行ってきたため、今年度までは試行 として取り組んでおり、検証を経て、来年度から本格運用を始めたいと考えております。   次、2項目め、本庁と支所のあり方についての1点目、2課体制になったことの評価についての お尋ねでございますが、このたびの支所2課体制への移行は、利用しやすい窓口サービス部門と協働 のまちづくりをさらに推進し、柔軟な住民対応を可能とするために、縦割りを排除し、地域振興の中 核である支所で完結できるよう横断的な組織体制の確立を図るための改革です。2課体制に切り替わ って間もないこの2カ月間では、新体制の効果はまだ明確にはあらわれてきておりませんが、スター ト時としては大きな混乱が生じることもなく、スムーズな移行ができたと評価しているところであり ます。   次、2点目、支所業務の本庁への集約と効率化についてのお尋ねでございますが、これまでと同 様の業務では、本庁、支所ともに人員減と組織再編に対応できないことから、本庁、支所の役割分担 の明確化や業務見直しによる効率化を進めてまいります。また、このたびの体制移行の検証と並行し、 時期を定めて本庁、支所間だけでなく、各課間、各課内での業務の集約や見直し作業を実施する予定 であります。   次、3点目、人事交流についてのお尋ねでございますが、一定の経験を積んだ職員について、人 事交流として本庁、支所職場間の異動を行っており、現在ここにおります課長職を見ましても、30 人のうち半数以上、17人が合併後、本庁、支所の両職場を経験しており、双方の経験を生かした業 務を進めているところであります。本庁、支所等のさまざまな職場を経験することは、多様な視点で 業務を見直すことや、特定の職場で培われたノウハウが別な職場でも生かされるなど、職員全体の資 質の向上につながることから、今後も可能な限り本庁、支所、それぞれを経験できるような人事交流 を進めてまいります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) ありがとうございました。   それでは、再質問させていただきます。村上市、最初の質問通告とダブる質問でありますけれど も、もう一度お願いしたいと思いますので、お願いいたします。   村上市人材育成基本方針の中には、目指すべき職員像としまして、地域の変化や市民の声を行政 の意思決定過程に取り組み、政策形成にすることができる職員、自発的に問題意識を持って自己啓発 に取り組む職員、高い専門知識と実務能力を持つとともに、相互支援ができる職員、この3つの点が 目指すべき職員像として挙げられていますけれども、改めて現在の職員の状況を見まして、市長はど のように感じられているか、お聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 目指すべき職員像はそういうことでございますので、到達している職員もい ますし、到達していない職員については、それに目標に向かって到達できるように研修を、研さんを 積み重ねていっていただきたいと、そのように思っております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 今回この一般質問するに当たりまして、村上市の人材育成基本方針、そして 他の県内の同規模、人口10万人以下ぐらいの自治体の人材育成基本方針、それと比べた中でちょっ と感じたことを述べさせていただきます。   まず、村上市のこの基本方針の中で、眺めまして一番残念だったことは、女性職員の登用という 項目がなかったことであります。ほかの自分が見た他の自治体の基本方針の中には、この女性職員の 登用という項目が必ずありました。また、この1年後に作成されております村上市男女共同参画、そ ういう政策も行われたことでありますので、なぜこの女性職員の登用という項目がないのか、その辺 もし感じるところがあればお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 今ほど議員ご指摘の女性職員等についてでございますが、この人材育成 基本方針、平成23年度に作成されております。私どもの中では、今の行革の中で組織再編計画、こ ういったものも今、後期計画をつくっておりますが、明確にはこの女性の登用等については明記され ておりませんが、私どものほうでは今国でもそういった附属機関、要は審議機関の中での女性の登用 3割以上というふうな指導を受けております。村上市においても、今課長級の中では残念ながら女性 はおりませんが、係長級、副参事級にはかなりの女性がその職についているというふうな状況でござ います。具体的には、今課長補佐級であれば11名、副参事級では7名、係長級では14名の女性職 員、27.8%ぐらいこういった部署に、こういった職に女性を登用しております。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 今総務課長さんおっしゃいましたように、理事者側には女性の方がいらっし ゃいません。以前はお一人いらっしゃったそうでありますけれども、ただ例えば委員会の様子を見ま すと、常任委員会の様子を見ますと、委員会室に入られている説明員の方、私が前所属しておりまし た市民厚生常任委員会では、女性の方10人前後いらっしゃったと思います。それが経済建設になり ますとゼロ、総務文教でありますと教育事務所の女性の方が1人いらっしゃったと思います。かなり 女性職員、管理職の方が配置されている職域といいますか部署、かなり限定されて、限定というか、 ある程度狭いところにしか配置されていないように感じますけれども、その辺の理由は何でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 今委員おっしゃる委員会での女性の構成比といいますか、比較的厚生常 任委員会のほうは多いということですが、ちょっと詳しくは今どの部署に女性が配置されているか、 そういった資料は私手元にございませんが、ご指摘のようにやはり現業的な部署については、女性が やはり少ないのかなということでありますが、特にこの部署であれば女性はだめとか、この部署であ れば女性はいいとかいうふうな区別は、私どもはしておりません。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 先ほど述べました男女共同参画を見ますと、男女の別なく平等に社会参加と いうか、そういう配置というのですか、そういうことがうたわれていますので、今後どのように配置 については考えていらっしゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいま総務課長が申し上げたように、その部署によっては女性の方々、案 外敬遠する部署もありますし、また適していない部署もあるわけでございますので、それはそういう ところにどうしても行けというわけにはいかないということもありますし、もう一つは私どもが幾ら 男女共同参画社会といって、女性を例えば課長、以前は部長もあったわけでございますけれども、そ ういう部署に配置しようとしても、嫌がる女性が非常に多い。職員が課長にどうですかといったとき に、いやあというようなことも多々あるということでございますので、人事担当、副市長がしており ますので、その点詳しく今副市長から説明させますので、よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) それでは、私に振られましたので、答弁させていただきますけれども、 やはり女性の適材適所といいますか、窓口にはやっぱり女性の職員が優しく接するというのが基本で ありますし、イメージもそういう形でやはり来やすい、また相談しやすいそういうものもございます。 また、保健福祉関係につきましては、やはり女性のいろいろの問題も多いわけでありますので、その 辺に女性の気持ち、また女性目線で仕事ができる、そういう配置を主にさせておりますので、その辺 でそちらのほうに女性の登用は多いという形でしております。ただ、やはり現場を見るとか、農水関 係とか土木関係、そういう関係につきまして、やはり現場のもありますし、やはり技術的なものもご ざいます。そんな中で、やはり女性にはちょっと厳しいところもございますので、その辺を配慮しな がら適正に配置をしているところであります。ただ、やはり女性につきまして、私も村長時代を経験 しまして、補佐クラスになって、課長に適任だなと思って考えておりますと、その時点でもうやめて しまうというのが現状でありまして、その辺が本当にやはり個人の能力もありますし、やっぱりそこ の責任感とかそういうことも加味しながら、そういう面でしっかり女性を支えるやはり職場全体のそ ういう登用の雰囲気をつくっていかなければなかなか難しいのではないかなということで、どんどん 私どもも登用をさせて、今後は進めていきたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) ここ数年でも優秀な女性職員の方が定年を前にやめられている事例もあるよ うでありますけれども、そのような優秀な方が定年を前にやめられるというのは、村上市にとっても 大きな損失ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今副市長がおっしゃったとおりでございますけれども、やめられるというの はそれなりの理由があってやめるわけでございましょうし、今副市長がおっしゃったように、ああ、 このままいけば自分が課長の番に来るのではないかなというようなことを考えたりする場合もなきに しもあらずというようなこともありますので、定年退職前にやめる事由については、私どもが一々全 部掌握しているわけでございませんので、それぞれの理由があって退職するということではないかな と、そのように認識いたしています。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 男性職員、女性職員に限らず、例えばいろんな理由で定年を前にやめる方が いらっしゃいます。例えばその職責が身体的、精神的に苦痛と感じる職員の方や、家庭の事情でその 職責を果たすことが困難であるという方がいれば、希望降任制度、こういうところを採用している自 治体もありますけれども、この制度についてはどのように考えますか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 希望降任制度でしょうか。私その制度については、ちょっと承知してお りません。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) そんなに多くの自治体で制度として採用しているわけではないですけれども、 例えばいろんな事情で定年を前に、なかなか管理職の役を続けていくのが難しいといった方の場合に、 その本人の希望で役職を下げるというのですか、降任……例えば課長職を課長代理とか係長まで、そ ういう制度を取り入れている自治体もありますけれども、そういう制度についてはどのように考えま すか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 今村上市では、そういった制度を活用して、今の職を下げるということ だと思うのですが、そういった事例はございませんが、いろんな今後勧奨退職される方も出てくる中 で検討していきたいなというふうには思っております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 次に、職場で職員の方がやる気、職場に対してのやる気を持たれるために、 職員提案制度というのを取り入れている自治体もありますけれども、村上ではそういう制度はありま すか。職員の方が職場で、例えば職場の改善とか、何らかの提案をした場合に積極的に管理職の方は それを聞いて、よければ採用するとか、そういう制度としてはありますか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 職員の提案制度はございます。いろんな案が出てきて、現在も数はあ れですけれども、十数件出てきております。その中で、やはり採用できるものは採用して、今実施を していることもございます。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 今回いろいろそういう資料集めていましたところ、長野県の須坂市、これ人 口5万人ぐらいの市でありますけれども、そこの事例でありますけれども、若手の女性職員の方が市 民サービスの向上のためには、まず初めに職員同士の挨拶から始めなければならないのではないかと いう提案をしまして、職員の方がことしの仕事始めの日に通用口に立って、8時から8時30分まで 挨拶運動をしたそうであります。それを聞いた理事者側の方が、市長はじめ理事者何人出たかはわか りませんけれども、一緒に挨拶をされたそうであります。大滝市長も通用口に立って一緒に挨拶して くれとは言いませんけれども、このような事例についてどのようにお考えになりますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ちょっと今の質問理解できないのですけれども、職員同士が挨拶するという のは、担当か何かを決めて職員が登庁するときに玄関で待っていて、おはようございますとかと挨拶 するという意味ですか。そういうの定例的にやっていると。           〔「運動として。継続してやっているかは別」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 挨拶運動みたいにして、職員同士でやっているということですね。それと似 たようなことで、例えば恐らく課に入るときには、おはようございますとみんな入ってくると思いま すし、私が訓示をするときは必ず挨拶は徹底してしなさいと、来庁者に対して挨拶の徹底を言ってお りますし、また来庁された方々がどこに行くべきかわからないというような人を見たら必ず声をかけ ていただきたいというようなことは徹底して言っております。そういうことでありますので、あえて 登庁するときに門のところに立って職員同士が挨拶をするというのは、果たしていかがなものかなと。 それと同じことをやっているのが現状であります。そこに私が立っておはようございますと言うのは また別な話でございまして、それはこれからるる考えてみなければならないなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 余りにも基本的なことではあるとは思いますけれども、実際来庁者に対して の挨拶できないという話は、この議会でも時折議題になっておりますけれども、実際職員の方でも挨 拶ができていない話は、何人かの方に聞きました。やっぱり人と人とのコミュニケーションというこ とで考えれば最低限のものでありますし、朝気持ちよく挨拶すれば職場の雰囲気もよくなると思いま すので、大の大人に挨拶しろというのはあれですけれども、やはりそういうコミュニケーションもあ るということを考えていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 職員の話でありますので、課長きょう30人もいますので、何名か指名して、 あなたの課はどうですかと聞いてみてください。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 聞きたいところですけれども、時間がありませんので、次へ行きます。   今回人材育成について一般質問取り上げた最大の理由は、職員採用試験のことについてでありま す。5月に入りまして、平成27年度4月からの採用の職員の方の案内がホームページに載りました ので、見てみました。そうしましたら、村上市の場合には日程と採用職種、採用予定人員、受験資格 というのが書いてありまして、そこに受験案内と受験申し込み様式、A4の紙に直せば2枚ぐらいの ものが載っておりました。結構市の職員の採用の案内としてはあっさりしているものだなと思いまし たので、他の自治体のことを見ました。そうしましたら、大体似たようなものでありましたけれども、 ほかのところはその自治体の人材育成基本方針から、私たちの市ではこういう職員を求めますという 項目が書いてあったり、初任給が幾らだとか、勤務条件みたいのを書いてある自治体もありましたけ れども、村上市の場合はそういうもの一切書いてありません。特に力を入れている自治体が自分が見 た中では燕市でありました。これは、白黒でありますけれども、実際はカラーで、16ページのもの でありまして、平成26年度燕市職員採用案内となっていまして、目次を見ますと、燕市の重点政策、 燕市職員として目指す職員像、平成26年度燕市の主要事業、先輩職員インタビュー、人材育成プロ グラム、勤務条件、福利厚生制度、平成26年度職員採用試験概要、採用スケジュール、職員採用試 験実施状況、市役所の組織機構、燕市ってどんなところ、こういうのが16ページにわたって書いて あります。ただ、これは燕市は4月に就職を採用を希望する方のガイダンスということで、そのとき に配られる資料であります。ただ、このほかにも市のホームページ上には、受験を希望される方のた めに、これと同じ内容、ダブるものではありますけれども、いろいろ燕市の状況を受験者の方に提供 してあります。村上市の場合も将来の村上市のこと考えれば、優秀な人材を確保しなければならない わけで、もう少しこういうことに力を入れてもいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 議員ご指摘のとおりだと私も考えております。総務課長になりまして、 今回の新採用においての告知、そして今の要綱の作成の折にも、私も同時期に、燕市はちょっと拝見 できませんでしたが、三条市あるいは長岡市、いろんな市町村のホームページを見させていただきま した。やはりその市町村によっては、本当にやる気のある人をいかにしてとるかということで、工夫 されているなというふうな印象を持ちましたので、私どもの今採用試験に向けての要綱等もそういっ た他市町村のものも参考にしながら、今よりよい人材を確保するためにちょっと勉強してみたいなと いうふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) なぜ燕市がこんなに人材の確保に力を入れているかと自分で考えましたけれ ども、燕市、立地条件が隣が三条市でありますし、新潟市、そしてちょっと離れますけれども、長岡 市と接しております。また、事業所の多いところでもありますので、みずから積極的に人材確保の働 きをしなければ、優秀な人材がみんなそちらに流れてしまう。多分そういうおそれがあるので、そう いうふうに力を入れているのではないかと思います。村上市の現状を見れば、村上市の場合は立地的 に新潟県の県北外れであります。市の職員となろうとする方も、希望する方も、あくまでも地域のた めに働くという意識ももちろんあるでしょうけれども、どちらかといえばここで生活するための仕事 の一つとして市の職員という職業を選ぶのではないかと思いますけれども、それでも倍率を見れば 10倍から20倍の倍率ありますので、ぜひともそういう人材確保、受け入れる型があるということは 当然ですけれども、もうちょっと広く他の地域からも来てもらえるような努力をしてもよいのではな いかと思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 前の議員のご質問にもお答えしたとおり、人口減少する中で、やはり村 上市の健全な行政経営あるいは行政運営をするためにも優秀な人材が必要だと。これから定員の減っ ていく、その中でそれを補うにはやはり個々の能力を高めることが大事なことだと思いますので、他 市町村のものを参考にしながら、来年度に向けて準備を進めていきたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ちょっと参考として、私ども今考えていることもちょっとお話しさせ ていただきますと、来年度の採用は採用で今集中していますけれども、やはり専門職、土木関係、建 築関係につきましては、やはり就活というのが2年前ぐらいからやっている事例もあるようで、それ ぞれ1年前になると、もう決まっているような職種もございます。そんな中で、やはり来年、再来年 度採用する、そういう告示もしていかないと、やはり優秀な人材が集まらないのではないかというよ うなことも今研究をさせていただいて、前倒しといいますか、予告的なそういう職員採用の案内もこ れから検討をさせていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 次に、人材育成という観点で、人材育成基本方針の中にも触れてありますけ れども、職員の能力を高めるための研修、その中には職場研修とか職場外研修というのはありますけ れども、一番の基本は自己啓発という意識ではないかと思いますけれども、村上市の場合は職員の事 故啓発ということに対して何らかの対策といいますか、政策というのはありますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 今市の職員の研修については、階層別の研修あるいは専門的な研修、そ して市独自の研修で、年間200人から300人の職員が研修を受けているわけですが、その中で議員 おっしゃる自己研修、自己啓発といいますか、職員自身が問題意識を持って、そして自己の能力を高 めていくというふうな部分では大切なものでないかなと私も思っておりますが、今職場研修、これは 実際に自分が職場の中でOJTというやり方なのですが、上司から、あるいは同僚からいろんな仕事 上の指導を受けながら、そして自分を高めて、そして研修能力を高めていくというふうな方法をこの 基本方針の中にもとっております。役所の中ではそういった部分で、若い職員についてはそんな方法 で育成しているという状況であります。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) この自己啓発、職員の自己啓発ということでありますけれども、見附市では 見附市の人材育成基本方針の中には、能力開発の基本は自己啓発であると明記して、そのための対策 として、施策として、希望する職場で積極的に奨励支援を行うということで、自己啓発を進めやすい 職場風土の形成を図り、職員の取り組みを奨励し、向上していくことが管理監督者としての職務であ ると規定し、さらに自己啓発援助制度の充実ということで、職員の方が国内で研修する場合には、2 人から3人までのグループに対して1人当たり4万円以内の助成、また自主研修グループをつくって 自己啓発に取り組むグループに対しては、5人以上のグループに対しては3万円の限度で助成、また 希望する職員に対しては、通信教育、イーラーニング、これはインターネットを利用した学習形態だ そうでありますけれども、それに関して積極的な活用を検討しているということがありました。また、 この自己啓発の活動に対しての援助に対しては、燕市でも今検討されているようでありますけれども、 今後このような職員のもっと勉強したいという希望に対して、市として何らかの助成なり対策をとる ようなお考えはどうでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 議員今お話しの自己啓発を目的とした〔質問終了時間10分前の予告ブ ザーあり〕グループ研修のようなものは、以前合併前に旧村上市時代に実施しておりました。今合併 後、そういった方法での研修事業をやっておりませんが、今職場内でも自己啓発等を含めた上司から 指導等を行っているところではありますが、そういった部分についても今後また検討してみたいなと いうふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 次に、人事考課制度について伺います。   この人事考課制度、来年度から本格運用されるようでありますけれども、この制度の導入という のは、これまでの年齢や勤続年数による年功序列型の人事から能力主義的な人事制度へ移行するもの と考えてよろしいでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) これ試行を導入した当初においては、人事考課制度によった評価、評定 によって、昇級、昇格にも影響してくるというふうなお話を私も聞きました。ただ、やはり市長答弁 にもありましたとおり、試行を何年か繰り返しているうちに、実は実績評価と能力評価と2段階評価、 実績評価の場合は係長以上級、それ以下の場合は能力評価ということで、それぞれにシートをもって 年度末で第1次評価、第2次評価をしていくわけですが、そのシートも多少不備があったもの、ある いは場合によってはその職場によっては第1次評価者がなかなか部下の仕事の状況を見れない、把握 できないというふうな問題等があったことで、若干正式に人事考課を採用する期間がずれ込んでいく というふうなことであります。今この評価をもう一回再検証しながら、議員おっしゃるようにこの結 果が何に反映するのかという部分も含めて平成27年度実施していきたいというふうに考えておりま す。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 職員の方の大部分は、公務員としてきちんと仕事をされていると思いますけ れども、一番の問題は決められた職責以上にもっと高い意識で地域のため、市民のために仕事をし、 またそしてその結果を出している職員の方と給料をもらうためだけの最低限をしない、市の職員とし て最低限の仕事をしない職員の方、それが今の村上市に5人いらっしゃるのか、ゼロ人いらっしゃる のか、それはわかりませんけれども、一生懸命やっている人と最低限のことしかやっていない方の職 員の差、それをこの制度によって何らかの形で差をつけるというのがこの制度の目的の一つではない かと思いますけれども、その辺はどう考えますか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 確かにおっしゃるとおり、この人事考課制度の目的は、個々の能力を高 めるということと、さらにやはりその能力をさまざまな面で波及、発展していくというのが目的だと 思います。ただ、この人事考課制度のその制度、先ほど私が言いました評価者が被評価者を能力で評 価する、あるいは実績で評価する、そういった部分でなかなかこういった自治体にはちょっと厳しい かなというふうな個人的な感想もございます。ですが、やはりこういった制度を使いながら、今言っ たように本当にみんな頑張っているとは思うのですが、その頑張り方によって差が出てくるというこ とのないようにこれを生かしていきたいというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) きょうこれまで〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕人材育成について いろいろ述べてきましたけれども、1年生議員である私がいろいろ言うまでもなく、理事者側の皆さ んは十分に取り組むべき課題を認識されていると思います。大滝市長には、さらなる人材育成の取り 組み、職員一人一人が自信とやる気を持って仕事を行える職場づくりに努めていただきたいと思いま すが、お気持ちをお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今までいろいろなご意見をいただきましたので、参考にさせていただきたい と思っておりますが、職員で一番大事なのは、いかにモチベーションを高く持つかと。モチベーショ ン高めていくか、それが一番大事なのではないかなと。そして、その中で職責を果たしていくという ようなことをこれからも言っていきたいと思っておりますし、また実践していきたいと、そのように 考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 時間もありませんので、次に移ります。   私が所属します鷲ヶ巣会では、昨年に引き続き会派による各支所の視察を行いました。各支所長 様には、いろいろご協力いただきまして、ありがとうございました。そして、その視察した感想であ りますけれども、4月から2課体制となったことで職員が減少し、そのことを受けてそれぞれの支所 長が先頭になってリーダーシップを発揮して、職員の意思疎通を図るようないろんな取り組みをされ ているのがわかりました。昨年よりも活気があるように私は感じたところであります。ただ、平成 29年度から1課制になりますので、さらに職員が減ることに対してかなりの不安を抱いているよう な、不安視されているように感じました。支所の職員がどんどん体制が変わって、支所の職員が減っ ていく一方で、本庁と支所の業務というのは関係があるはずなのに、支所のほうだけ職員が減ってい って、本庁のほうにはさしたる体制の変化もないというのは、ちょっと不思議な感じもするのですけ れども、その辺はどのように理解したらよろしいでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 各支所、会派で訪問したというのは私も聞いております。そして、そ の後私が毎年5月と11月に支所を訪れて、補佐級以上、室長以上といろいろ懇談会といいますか、 その問題点等話し合い、また聞くやっぱりそういう機会を今持っております。その中で、1課体制に なるやっぱり不安、どうなるのだろうというようなことの不安は非常にありました。その中で、今後 縦割りのいろいろ農業は農業問題について、本庁と支所との役割分担、業務の役割、それらをしっか りこれから検討するようにということで全庁的に指示をさせていただきましたので、そういう方面で 人員も含めてそういう体制を今組もうとしているところであります。   また、支所だけが減っているのではなくて、やはり本庁もそれなりに人員も減っておりますので、 支所だけそれをみんな減にしているということではございませんので、ご理解をいただきたいと思い ます。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 本庁と支所の職員の体制のことについて、内部のことは説明を受ければそう いうものなのかなと受け取れますけれども、私が一番心配するものは、建物の外側の例えば草とか、 道路の歩道の脇にある草とか敷地内の草が支所と本庁では、支所もやっていないわけではないですけ れども、手入れの回数が違うことでかなり支所のほうは荒れているような印象を受けるときもありま すので、その辺のところも気を配っていただきたいと思います。   以上で終わります。〔質問時間終了のブザーあり〕ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで渡辺昌君の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会いたします。   また、6月16日午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでございました。           午後 4時00分  散 会