平成26年村上市議会第2回定例会会議録(第4号) 〇議事日程 第4号 平成26年6月16日(月曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  諸般の報告 第 3  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    19番   小  林  重  平  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(1名)   12番   川  崎  健  二  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    高   田       晃   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     大   滝   一   芳   君        税 務 課 長    板   垣   喜 美 男   君        市 民 課 長    佐   藤   勝   則   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     佐   藤   憲   昭   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    東 海 林   則   雄   君        会 計 管 理 者    忠       芳   夫   君        農業委員会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   米   山       聡   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は25名です。欠席の届け出のある者1名です。定足 数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、11番、平山耕君、24番、山田勉君を指名をいた します。ご了承願います。                                              日程第2 諸般の報告 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、諸般の報告を行います。   理事者から報告をお願いをします。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。一昨日発生した市営希望ケ丘住宅の火災につ いてご報告をさせていただきます。   一昨日、午後7時ころに発生した火災は、市営希望ケ丘住宅から発生したもので、公営住宅の住 民はじめ、周辺の皆様、さらには市民の皆様に大変ご心配をおかけし、また消火に当たりましては多 くの皆様方からご協力いただきました。それらに対しまして心から感謝を申し上げます。残念ながら、 火元である住民お一人がお亡くなりになりましたので、ご冥福をお祈りし、あわせて関係者の皆様方 に火事見舞いを申し上げるところであります。   なお、この火災は4階が火元でありましたので、階下の住宅等につきましても水損のため、修繕 を加えないと住める状態ではありません。したがいまして、他の公営住宅等に仮住まいをさせていた だくなど、緊急避難的な対応をとらせていただいているところであります。   今後早急な住宅の修繕等が必要となりますので、その対応についても議員各位の格段のご理解を お願いいたしまして、報告とさせていただきます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わり、諸般の報告を終わります。                                              日程第3 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第3、13日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は、4名を予定をしております。ご了承願います。   最初に、21番、相馬エイさんの一般質問を許します。   21番、相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) これより私の一般質問をさせていただきます。   質問事項は、1、道路の美化対策についてであります。村上市は、城下町村上の歴史と町屋巡り のみちが美しい日本の歩きたくなるみち500選の中に入っています。観光客も年々ふえ、観光のま ちとして頑張っています。しかし、最近市内あちらこちらの道路脇の雑草が目につきます。枯れ葉も 固まっています。町内やボランティアの方々のご協力できれいに手入れされているところもあります が、美化対策はどのようになっていますか。市として本気の対策が求められています。美しいまちは 足元からではないのでしょうか。市長の見解をお聞きいたします。   2番目は、医療・介護総合法案についてであります。医療・介護総合法案が参議院に送られまし た。1、要支援者の訪問・通所介護を保険給付から外し、市町村の地域支援事業に置き換えられます。 1、特別養護老人ホームへの入所を原則として要介護度3以上に限定されます。1、利用料の2割負 担の導入、低収入で介護施設に入所する人に対する補足給付が縮小されます。1、都道府県主導で病 床の再編・削減を推進する仕組みです。村上市として具体的にどのような対応が迫られていますか。 保険料を納めてサービスなしが現実となるのではありませんか、伺います。   3つ目、村上駅周辺まちづくりプラン等策定委員会についてであります。第5回村上市村上駅周 辺まちづくりプラン等策定委員会が、去る6月3日開催されました。議事の内容はどのようなもので すか。今後の方向はどのようなものですか。村上総合病院の建設計画が厚生連の財政計画にまだ載っ ていないのに、この委員会の果たす役割は何ですか。市長のお考えをお聞きいたします。   答弁をお聞きしました後、再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、相馬議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、道路の美化対策についてのお尋ねでございますが、道路維持の関係につきま しては、おかげさまで環境美化の一環として道路の除草・清掃等のボランティア活動を続けていただ いている町内や個人の方々がおり、大変感謝をいたしておるところであります。この場をお借りしま して、改めて厚くお礼を申し上げます。   さて、道路や街路樹などの維持管理につきましては行政の役割としているところでありますが、 ひところのように自分の玄関前は自分で掃除する、清掃する習慣が、近年の交通状況や社会情勢等に よって少なくなってきており、きめ細かな行き届いた管理を行うことはなかなか困難な状況となって おります。それを補っていただいておりますのが、ボランティアによるさまざまな団体や各町内で行 われている清掃等の活動であります。まちづくり協議会等においても、このような問題点について話 し合われているようでありますので、本市でも国のボランティア・サポート・プログラムや県の「う るおいの郷土はぐくみ事業」、いわゆる歩道・路肩帯の清掃、花壇の植栽・樹木の手入れ活動等を参 考に、より多くの方々に参加していただくためにはどのようなことが必要なのかを検討の上、より積 極的なボランティアによる環境美化活動の取り組みができるような仕組みづくりやその支援づくりを 進めていかなければならないと考えているところであります。   次に、2項目め、医療・介護総合法案について、村上市として具体的対応策はとのお尋ねについ てでございますが、まず1点目、要支援者の訪問・通所介護を保険給付から外し、市町村の地域支援 事業に置きかえられるにつきましては、訪問介護及び通所介護を地域支援事業の中で実施していくこ ととなりますが、利用者は当面現行のとおり利用できるようにしたいと考えております。   次に、2点目、特別養護老人ホームの入所を原則として要介護度3以上に限定されることにつき ましては、市内の特別養護老人ホームにおいては既に要介護度重度の方を入所の対象としているとこ ろもあります。軽度の方であっても、相応の理由がある場合には入所されている状況であることから、 対応につきましては現行と同様に考えているところであります。   次に、3点目、利用料の2割負担の導入、低収入で介護施設に入所する人に対する補足給付の縮 小につきましては、低所得者の保険料軽減を図る一方、保険料上昇を抑えるため、一定額以上の方を 対象に2割負担を導入することとしており、低所得者の利用については現行どおりと考えております。 本市では、システム改修の必要性と補足給付の要件に資産や非課税年金が追加されることにより、そ の確認作業が必要となると考えております。   次、4点目、都道府県主導で病床の再編・削減を推進する仕組みであるにつきましては、本法案 における医療法関係の概要は、医療機関が担っている医療機能を都道府県に報告すること、2次医療 圏ごとに各医療機能の必要量等を地域医療ビジョンとして地域計画の中で策定すること、医師確保の 支援を行う地域医療支援センターの機能を法律で位置づけることなど、地域医療を推進するための整 備を行うというものであります。今後県は新潟県医療計画を策定するに当たり、病院の新規開設、増 床への対応、医療機能の支援などについて市町村の意見を聴取することとなっておりますので、本市 としてしっかりと回答したいと考えております。また、今年度から公的病院等の特別交付税措置に伴 う財政支援を行うこととしておりますので、今後も地域医療の資源確保のため、支援を行ってまいり たいと考えております。   次に、5点目、保険料を納めてサービスなしが現実となるのではないかについてでございますが、 確かに施設入所を申し込んでも入所待ちであったり、短期入所サービスを利用したくても空きがなか ったりして、利用したいときに利用できない状況が生じていることは理解しております。しかし、全 くサービスを受けられないという状態ではないと思っております。また、介護予防事業を実施してお りますので、多くの方に参加していただきたいと考えております。   次に、3項目め、村上駅周辺まちづくりプラン等策定委員会についての1点目、第5回村上市村 上駅周辺まちづくりプラン等策定委員会の議事の内容と今後の方向性についてのお尋ねでございます が、第5回策定委員会につましては、去る6月3日に開催され、村上駅周辺まちづくりプラン基本構 想の検討についてというテーマで、前回までの議論を踏まえ、村上総合病院移転後の跡地の活用につ いて協議をしていただきました。内容的には、跡地に持たせたいメインの機能とサブ機能について、 現実的な組み合わせとして4つのパターンを示させていただき、病院移転後の跡地を新たな交流の拠 点として活用することを検討していただきました。その際、キーワードといたしましては公共性、共 存、調和、活性化、費用対効果といった5つのキーワードから評価や今後検討すべき課題、配慮事項 などについてご意見をいただいております。現在のところ、最終的な方向性が見える段階までには至 っておりませんが、策定委員会による議論があと数回程度必要ではないかと考えております。   次に、2点目、村上総合病院の建設計画が厚生連の財政計画に載っていない中での同策定委員会 の果たす役割はとのお尋ねについてでございますが、平成26年第1回定例会の一般質問でもお答え いたしましたとおり、厚生連の具体的な建設計画の方向性が明確になるのが、ことしの秋ごろになる という話をことし2月、末武理事長から伺っておりますが、本市といたしましては、現在できること を確実に取り組んでいくことが必要と考えております。策定委員会では、村上駅周辺の現状や住民及 び利用者の意向を把握し、課題を整理して、村上市都市計画マスタープランにのっとり、施設整備と 活性化やにぎわいを検討するという手法をとっておりますので、本市のまちづくりにとりまして、こ の委員会の果たす役割は非常に大きいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) ありがとうございました。   まず最初に、道路の美化対策についてお伺いいたします。なぜ私がこの一般質問、要望がいっぱ い数ある中でこれを今回取り上げたかといいますと、去年、ある市内の方が、この市役所の建物と、 それからかつての公民館との間の道路を通っていたとき、2人、女性の観光客の人がすれ違ったのだ そうです。それで、汚いまちねと、こう言ったというのです。それをその方は耳にして、多分おしゃ ぎり会館に行く途中だったのか、帰ってくる途中だったのかわかりませんが、そういう言葉を発した と言って私に教えてくれたのです。垣根の枯れ葉と草等が観光客が通るところにきっとあったのでし ょう。ですから、いろんなところを観光で尋ねているその方たちは、やっぱりついきっとその言葉が 出たのだろうと思うのです。村上は、自然豊かなまちで、そして物産、お酒も魚も、海の幸、山の幸、 そしてお米もという、その特産もあるという、本当に他のまちにないすばらしいものをたくさん持っ ているまちです。ですから、小さいけれども、歩いて、そしてゆっくり楽しめるまちだということで、 本当に年々観光客がおいでになっているのだろうと思うのです。それで、本当のおもてなしの心とい うか、本当の美しいまちというのは、私は足元からなのだろうと思うのです。建物が歴史があって、 建物が立派でも、その観光施設の周りがもしかして草ぼうぼうだったりしたら、このまちの人たちの 何か思いはどうなのだろうというようなことで、ちょっとやっぱり感じるのだろうと思うのです。   そこで、先ほど答弁の中に、国のボランティア・サポート・プログラム、県の「うるおいの郷土 はぐくみ事業」というのがあるというのもお聞きいたしました。そこで、その担当の課長にお伺いい たします。こういうのがあるのですけれども、まだまだ利用されている町内、あるいは団体等は数少 ないのです。こういうのをやっぱりもっともっと周知していく、いろんな機会を通じて周知していく ということが大事だろうと思うのですが、どのようにお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 相馬議員おっしゃるとおりだと思っております。私どもも周知不 足でありましたけれども、その前に私どもの中でもこの制度をまだしっかり確定していない部分もあ りますので、今後国、県のそういう取り組みをよくお聞きして、それを参考にしながら、市の考え方 ををはっきりし次第、そういう周知に努めてまいりたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 自治振興課長にお伺いいたします。   村上地域まちづくり協議会が活動がそれぞれの地域で進んでおります。特に私は旧村上の、この 村上の地域まちづくり協議会についての質問とさせていただきます。総会がありまして、平成25年 度のいろんな事業の報告がありました。美しい町並み事業というのがありまして、平成25年度は5 町内の利用状況でした。その反省を含めて、さらにふやしていきたいというか、さらにこの美しい町 並み事業の内容について、それぞれの町内に周知をしていきたいというようなことでありましたが、 平成26年度に入って、この美しい町並み事業は変化が起きていますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(大滝一芳君) こちらのほうについては、平成26年度、11の町内から申し込みが あります。平成25年度については5町内が実施しておりますが、そちらのほうについていろいろな 事業に取り組んでおりますので、例えばプランターの設置とか、草刈りとか、そういう形で取り組ん でおります。   また、もう一つ例としてなのですが、環境部会というところがあるのですが、そちらのほうで堆 肥の設置する事業ありまして、そちらのほうは平成24年度から取り組んでおりますが、平成24年 度2カ所、平成25年度につきましても5カ所、また平成26年度についても4カ所というふうに取 り組んでおりますので、そちらのほうの事業は順調に進んでいると思います。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 聞くところによりますと、落ち葉等の堆肥化木枠の設置で村上第一中学校 が今回手を挙げたという話をちょっと聞いたのですが、学校として学校に置いておくというのは初め てのケースだと思うのですが、間違いありませんでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(大滝一芳君) このものについては、平成25年度にも村上小学校にも設置してお ります。また、平成26年度には、相馬議員おっしゃたように村上第一中学校にも予定しております。   以上です。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで、学校教育課長にお伺いいたします。   村上市には観光計画がございますよね。そこで、観光計画があるのですが、その中に行政だけで は取り組めないわけですので、行政、市民、そして企業等の一体化によって環境をさらに推し進めて いくというような文章があると思うのです。しかし、特に環境といってもいろんな広い分野の捉え方 がされていると思うのですけれども、特に道路の環境という点では都市整備課が担当かもしれません が、環境課としても私は関係ないのではないだろうと思うのですが、その点ではどのような受けとめ 方をしていますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 私ども各小中学校でも環境学習、それから地域の環境教育、非常に 大事なものと思っております。 〇21番(相馬エイ君) 環境課と聞かなかったか…… 〇学校教育課長(板垣 圭君) 環境ですよね。 〇21番(相馬エイ君) 私どう言ったろう。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長に聞くのですか。 〇21番(相馬エイ君) はい。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 今相馬議員おっしゃったように、村上市環境基本計画の中の基本目標の 中に、環境の保全に市民、事業者、行政が一体となって取り組むのだというような形での目標があり ます。   その中で、今現在たくさんの方々にボランティアとして道路等、また海岸等の清掃を行っていた だいております。その中で、全体で301団体が昨年ボランティアで道路等の空き缶とか草とかの整 備を行っていただきました。その中で317カ所を行ったうち、173カ所の道路をいろんな形で整備 をボランティアで行っていただいております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) すみません。せっかく前向きに答弁されようとなさいましたので、学校教 育課長にお伺いいたします。   村上市の環境基本計画の中に、環境教育、環境学習の実施というところに、学校教育においては ……きょういくのまちというのではなくて、これ何と読むのでしたっけ……           〔「きょういく」と呼ぶ者あり〕 〇21番(相馬エイ君) きょういくでいいのでしたっけ、すみません。「郷育のまち・村上」を通 じて地域の自然環境及び生活環境への関心を深め、環境教育を積極的に推進しますというような文章 が載っているのです。ですから、学校の生徒のときから先生と一緒に学校の周りの草取りとか、ちょ っとした掃除を一緒に共同作業するというのは、大きくなってからの何げない行為であったとしても、 大人になるに当たっての大事なことなのではないかと考えますが、その点どのように思っていらっし ゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) すみません。先走って申しわけございませんでした。   確かに相馬議員おっしゃったように、小さいころからの環境に関する意識を持っていくこと、非 常に大事なことだと思っております。今現在でも環境計画の中にもありますように、環境学習、それ から地域の環境についての教育を各中学校単位でもやっております。地域の環境の美化奉仕活動だと か、それから海岸のクリーン清掃だとか、それにつきましては小学校のことも巻き込んでやっている 中学校区もあります。こういうことで、小中学校の時代のころから地域の環境美化についての関心を 深めていってもらえればありがたいなと思っております。 〇21番(相馬エイ君) そこでお伺いいたします。   今何人かの関係する課の課長さんにいろいろとお伺いいたしました。これは、例えば私は特に道 路に絞って、道路の美化ということで今回一般質問しておりますが、1つの課や2つの課の問題意識 ではないのだろうと思うのです。村上市の全体の課が本当に美しいまち、足元から美しいまち、それ が本当のおもてなしの心なのだろうと思うのです。そこを全行政の職員して、私ども市民も一緒にな って、そして忘れてはならないのは空き地、空き家の、そして企業の前の歩道の草とかが非常に目立 つのです。やっぱりそれは行政の仕事だろうと思って、その企業は自分の会社の前の歩道が草ぼうぼ うであっても問題意識を持たないというのが村上の実態で数多くあるのです。ですから、市長にお伺 いいたしますが、機会がありましたら、本当に足元から美しいまちで観光客の人をおもてなしする、 そして私たち市民、ここに住む私たちが本当にこのまちを誇りに思えるようなまちにこれから少しず つやっぱり問題意識を持って変えていくという、そのことが大事だと思うのです。そのリーダーが市 長だと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 思い出せば、私ども小さいころは道路掃除というような役割、きちんとあり まして、出席すると丸をつけていって、自分たちの通っている道路はみんなで掃除をした記憶がござ います。一つには、そういう心がなくなってきているということであるとするならば、非常に残念な ことである、自分の住んでいる、自分が通学している自分たちの地域の道路に対する愛着がなくなっ てきている傾向があるとするならば、やはりもう一度それが原点であると私は考えております。その 小さいころのそういう習慣がなくて、大きくなってからボランティアやりなさい、あるいは自分の住 んでいるところをきれいにしなさいといっても、それは無理な話ではないかなと、そのように考えて おります。   そうしますと、必然的にそういう仕事といいますのは行政に来るわけでございまして、先ほど来 申し上げておりますように、行政としても限りがあります。しかしながら、これだけ村上がある意味 でメジャー的な存在になってきますと、そうはいかないということでありますので、できる限りの英 知を結集し、横断的な取り組みをやりながら、村上の街路等について美しいまち並みにつくり上げて、 あるいは守っていかなければならないなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) ありがとうございました。   次に移ります。介護高齢課長お伺いいたします。平成26年度のごく最近の数字で、要支援1と 要支援2の人数はどのぐらいになっていますか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 平成26年3月現在でありますけれども、要支援1の方が261人、 それから2の方が297人であります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) ごく最近の実数でいいのですけれども、どのぐらいの方が特別養護老人ホ ーム待機者になっていますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 平成25年10月現在の数値でありますけれども、待機者が598人 であります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) それで、要介護1と要介護2の入所者は現在どのぐらいでしょうか、実態 を教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) すみません。ちょっと数値のほうを押さえておりません。 〇21番(相馬エイ君) こちらの調査では、要介護1が57人、要介護2が101人、現在入所して います。しかし、国がこの法案は原則ということで、原則3以上ということで、現在いろんな事情で 要介護1、2の方も入所されていますけれども、原則という言葉がしっかりとついていますので、こ れから厳しくなることは間違いないと思います。   そこで伺います。補足給付の縮小ということですが、具体的にはどのようなこと。さっき答弁に もあったようですが、再度伺います。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) その前に、相馬議員さんが先ほど介護1と2の方の入所者数と言わ れましたけれども待機者数ではないかなというふうに思っています。 〇21番(相馬エイ君) わかりました。失礼しました。そうですね。待ちの方です。失礼しました。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) すみません。補足給付。 〇21番(相馬エイ君) はい。たしか市長の答弁にもあったのですが、再度。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 補足給付の要件に預貯金も追加される予定であります。 〇21番(相馬エイ君) ほかには。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) あとは年金で非課税になっている遺族年金とか、そういったもので あります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) それと、配偶者が課税されている場合は補足給付の対象外になるというこ とで、今まで所得の低い方に対してこういう支援する制度があったのですが、それも厳しくするとい うことで、大変な法案の中身になっています。   そこで伺います。都道府県の病床計画に病院が従わない場合、どのようなペナルティーがありま すか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) ご承知のとおり、この法案につきましては今参議院で審議中でご ざいまして、私詳細については承知しておりません。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) これは、日本共産党の国会議員が委員会で質問しましたときに、厚生労働 省は都道府県の病床計画に病院が従わない場合、医療機関名の公表、各種補助金や融資対象からの除 外などの制裁措置をとるとし、懐に武器を忍ばせていると答弁しています。こういう答弁を国会でや っているのです。   それで、まだ確かに国会は通っておりません。しかし、この法案は多くの高齢者を介護サービス の対象から除外し、入院患者の追い出しをさらに強化する大改悪法案です。今でも介護のために40 代、50代の人が仕事をやめて親の介護をしなければならないというような現実が出ております。そ ういう本当に保険料を取られて、受けるサービスなしというのがまさに現実になってくると、非常に そういう危惧を覚えております。まだまだこの問題はこれからも続くと思いますので、次の質問に移 らせていただきます。   3もご答弁いただきました。そこで伺います。第5回の策定委員会は6月3日開かれて、基本構 想の検討ということで、病院移転後の跡地を、それからも含めた地区の位置づけということでいろい ろ議論されたようであります。まちづくり策定委員会がつくられたときの当時の説明は、まちづくり プランについては村上総合病院が駅西側に移転を契機として駅周辺の整備及び活性化を図るための計 画であるというふうにはっきりと述べられております。村上総合病院はいつ移転するのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども答弁書の中で申し上げましたが、平成24、25、26年の計画には厚 生連の事情で載せられなかったということでございまして、その次の計画、3カ年ずつの計画立てて いるみたいですが、平成27、28、29年の運営計画、あるいは経営計画の中に載せていきたいという ようなことでございまして、末武理事長に市役所においでいただきまして、その旨を確認いたしてお りますし、それはいつごろあれですかというような私どもの問いかけに、ことしの秋ごろまでにはは っきりとした予定が立つというようなことでございました。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 村上総合病院の移転後の跡地の計画をまちづくり委員会ではご相談されて いるわけです。村上総合病院跡地の面積は幾らでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 借地も含めて、約1万5,000平方メートルございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 跡地の面積の概算は幾らぐらいでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 借地をしていない部分を除いてということでしょうか。約1万 3,000平方メートルぐらいだったと記憶しております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 面積はさっき聞きました。この1万5,000というのは借地、借りている土 地も含めてこの面積なのですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) はい、そうでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこに何を建てるか、何をというのはまだ具体的には決まっておりません が、そこを結局買うのですか、借りるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 厚生連のほうの方針がまだ確定しておりませんので、そこまでの協 議は行っておりません。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) しかし、不思議ですよね。その段階の話が全然されていないで、活性化と いう言葉を枕言葉にして、何を建てるかと。建物はどういう建物を建てるかは今後の問題として、そ の土地を買うか買わないかも見通し立てていないで、その上に建つ建物の協議をしているのですか。 それはおかしいと思いませんか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上厚生連病院が移転をするというような話が出たときに、議会を通して、 移転をするときには跡地利用をもうしっかりと計画を立てなさいというようなご意見をいただいてお ります。当然のことながら、村上総合病院が移転した場合には、その跡地を何にするのだと、どうい う活用方法をするのだということを計画をし、案を練っておくのは当たり前の話だと私は考えており ます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) だから、計画を立ててよろしゅうございますと、それは言ったでしょう。 ですけれども、無償提供してくれるのですか、それとも買ってくださいという思惑があるのですか、 そこはどうなのですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは相手のある話ですので、これから具体的な方法、方策が見えてきた段 階で、解体もしなければなりませんので、それらも含めて土地はどのくらいで貸してくれるのか、売 ってくれるのか、あるいは無償でいただけるのかというような話し合いになってくると考えておりま す。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 無償にはしないでしょう。駅西は民間地権者の土地を約20億支援のうちの 半分ぐらい用地代として買わなければならないのですよ。それなのに、今建っている病院の跡地を無 償提供するほど厚生連はお人よしではないと思います。   そこで伺います。あの病院の周辺の路線価は幾らですか。 〇議長(板垣一徳君) 税務課長。 〇税務課長(板垣喜美男君) 大変申しわけありませんが、路線価の数字は今お持ちしておりません ので、後ほどお知らせします。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 税務課のほうでは課長がわからなくても、まちづくり協議会の仕事をして いる関係の課は今までプロジェクトチームでも協議してきたわけです。路線価ぐらいわかるでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 把握はしておりますが、きょう用意しておりませんので、後ほど回 答させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) では、ジャスコ跡地の面積はどのぐらいの面積ですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 約1万平方メートルでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) あそこ今村上総合病院の駐車場になっていますが、あそこはもう利用につ いてアンケートもとり、そしてまちづくり協議会でもいろいろ協議の対象になっています。そこは買 うのですか、借りるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今駐車場として利用しておりますジャスコ跡地につきましては、将来的なこ とを考えて、村上市でジャスコ側にお願いして、買い取る方向でいきたいと、そのように考えており ます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) では、このジャスコのところの路線価もわからないということですね。そ こはわかりますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ジャスコ跡地につきましては、恐らくは今ちょっとこちら手元に資料がない ということでございますけれども、ジャスコ跡地については、路線価は路線価として、いわゆる土地 自体、土壌自体がああいうふうな土地でありますので、それはもう交渉していくしかないなと、その ように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) この第5回まちづくりプラン等策定委員会で、今回は議題に載っていない ようですが、これまでの策定委員会の中で、駅の連絡通路、あるいは橋上化というのが会議の資料に 載っております。JRの土地は、市の計画を実施するとしたらどのぐらいの土地の面積が必要と考え ているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 具体的に何平方メートルというような形までは出していませんが、 おおむねここら辺、この範囲の土地が必要かなということでの協議はしております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 答えてください。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 詳細の面積につきましては、今手元にはございませんので、後ほど 報告させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) こういう通告しているのですから、もしかしてこういうことも聞かれるな と想像するのが普通ですよね。だって、委員の人を会議に寄せてというか、実際そういう話をしてい るのです。具体的な土台になるものも数字も委員会のところではもしかして公にしていないかもしれ ないけれども、資料としては当然担当課、あるいは今までプロジェクト会議にかかわってきた人たち は当然資料として持ち合わせているはずです。   では、伺います。JRの土地がどのぐらい必要かも資料として持っていないで、駅の橋上化です とか、駅前の東西の広場とか、そんなことを議論してこれまで来ているのですか。そういう仕事ぶり っておかしいのではありませんか。市長、どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今検討委員会、あるいは策定委員会で検討しているということでございまし て、数字というのはおおむねどのくらいか、あるいは概算でどのくらいか、金額もそうでございます が、そういうことは私ははっきりしない段階で言うべきものではないと。一回言ってしまった数字と いうのは、数字がひとり歩きするのです。ですから、まだ計画を立てる段階、検討している段階であ りますので、それがしっかりしたらお示ししたいということでありますので、ご理解をいただきたい と思っております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで伺います。   駅西の西口開発業者の持っている土地、かつての前田製管の土地の土壌調査はどこが、村上総合 病院、厚生連がやったのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 駅西のほうの調査でございますか。 〇21番(相馬エイ君) ええ。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) まだ事業に着手しておりませんので、やっておりません。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 土壌調査は、業者はやったとしても、その後きちんとしなければならない ということを議場で答弁していますよね。ですから、それは具体的な決定にならないということで、 まだ土壌調査をしていないということですか。前の担当の課長は、いろいろとこれからいろんなこと を、こういう仕事がございますというようなことで説明しているのですよね。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 今後事業が動いてくれば、当然必要になってくることでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで伺います。   まちづくりプラン策定委員会は、当初3月末で基本計画を策定する予定でしたね。しかし、厚生 連もいろいろな財政事情の関係で延びていると。あと数回ということですが、いつをめどに協議計画 がつくり上げられるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 3月ということでおっしゃったように、当初計画をしておりました が、厚生連の都合というより、委員の皆様方の議論が大体座長の先生のご都合もあわせてでございま すが、月1回程度というような形になっております。それを考え、また夏休み期間中の先生の出張等 も入っておりますものですから、あと数回ということの予定ということしか今の現在では申し上げら れませんが、予定よりも遅れているということはおっしゃるとおりでございます。〔質問終了時間5 分前の予告ブザーあり〕 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) その議論の中で、市民のアンケート、それから田端町が独自にとったアン ケートで、病院の跡地は統合保育園は反対だというのが圧倒的に多いのです。しかし、子どもを対象 にというようなことで、そのような内容も議論されていると。その辺は行政主導なのではないですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 現在の議論は、跡地周辺については交流の中心地といったことを想 定しておりまして、人口減少だとか少子化が進む中で、どういった場所にすべきか、どういった場所 になればいいのかということを委員の皆さん方で意見を出し合っていただいているということでござ います。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで、時間も少なくなりました。市長にお伺いいたします。   去年の5月13日の全員協議会で、JR村上駅西側、駅西に移転する県厚生連村上総合病院の跡 地に統合保育園を建設する構想を明らかにしたということで、5月14日付の新潟日報に載っており ます。末武理事長が来庁されて、そして駅西を病院建設の候補地として決定いたしましたと報告が5 月2日にされました。しかし、13日の全員協議会では、もう統合保育園を建設する構想を市長みず からの言葉でしゃべっております。つまり統合保育園を、あそこをしたいという構想は、いつごろか らプロジェクトの会議では浮上していたのですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、先ほども申し上げましたが、いわゆる厚生連病院が移転するという場 合には、その移転跡地についてもどういう利用方法をするかということも、その時点においてある程 度明示していただきたいというようなことでありましたので、私どもはその段階から何がいいかとい うことを模索していたということ。そして、今の現状を鑑み、将来的なことを考えると、村上に3つ ある保育園、山居町保育園、肴町第一、第二…… 〇21番(相馬エイ君) それはわかります。 〇市長(大滝平正君) そうですか。その3つは、将来的には統合が必要であろうというようなこと を考えると、3つの保育園を新しくするには1万平方メートル以上の市街地に土地が必要だというよ うなことになってくると、そこしかないのではないかというようなことでありまして、私はそのよう な方向性でいくべきというようなことを打ち出したと。それは、何も私どもが考えていることであり ますので、住民の皆さん、あるいは議会の皆さんが、いや、そうではないということであれば、それ はそれでまた話し合う必要があるのではないかと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 今行政がまちづくり策定委員会を隠れみのにして、病院が移るかどうかも まだ決定されていないのですよね。候補地として駅西を選んだ。しかし、もし駅西が条件的にとって も建設の場所には合わないということがいろんなことから成った場合、別なところを希望するか、も しかしたら今のところで部分的に建て替えをしていくか、それも未知のものなのです。それなのに、 病院跡地に何をつくるか、どう駅前を活性するか、そしてもちろん基本計画ができた段階では概算を しっかりと市民、議会にお知らせするでしょう。しかし、村上市はそんなに財政が豊かなのでしょう か。今本当に50%しか国の補助金が出ない、リノベーション事業を使って、行政主導で駅中心にし た大型開発事業をしようという、行政主導、大滝市長がトップとして、リーダーとして引き進めてい るこの駅周辺の大型公共事業、不要不急の事業としか言いようがありません。どのぐらいの予算がか かるかということも真剣に市民に知らせて〔質問時間終了のブザーあり〕これからいくでしょう。と ても不安を感じております。問題が余りにも大きいということを指摘して終わらせていただきます。 終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで相馬エイさんの一般質問を終わります。   午前11時10分まで休憩します。            午前10時53分  休 憩                                                        午前11時10分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   理事者から発言を求められておりますので、これを許します。   介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 先ほど相馬議員さんのほうから特別養護老人ホームの要介護1、2 の入居者数はというお尋ねがありました。   要介護1につきましては13人、それから要介護2については26人であります。平成26年3月 現在であります。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 同じく、先ほど相馬議員からのご質問いただきましたことにつきま してお答え申し上げたいというふうに思います。   最初に路線価でございますが、田端町の路線価とジャスコ跡地でございますが、路線価というこ とで平成26年が3万7,004円、それからジャスコ跡地周辺の路線価ということで、同じく平成26 年が3万4,710円。それから、面積でございますが、村上駅東側が、今現在東側の駅前広場という のですか、駅前の用地として使っているところが約4,700平方メートルあります。それから、西側 につきましては、現在具体的なところまでの詳細な計画はできておりませんが、ほぼ同じぐらいの面 積になるのかなということでありますが、まだ具体的なところまでの積算には至っておりません。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) ご了承ください。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、7番、冨樫宇栄一君の一般質問を許します。   7番、冨樫宇栄一君。           〔7番 冨樫宇栄一君登壇〕 〇7番(冨樫宇栄一君) 市民クラブの冨樫でございます。通告に従いまして一般質問させていただ きたいと思います。   私の質問項目は2項目でございます。1項目め、荒川総合体育館建設についてであります。荒川 総合体育館は築後40年となり、老朽化が著しく、雨漏り、外壁や内装の傷みが目立ち、早期の建て 替えを望む声が強くなっています。市のスポーツ施設整備計画では、平成29年度に基本実施設計を 行い、平成30年、31年に本体工事をやるとなっているようでありますが、具体的な建設計画があり ましたらお伺いしたいと思います。   なお、建設に当たっては、施設の規模や建設場所など、利用者や地域住民の方々との十分な協議 が必要と思われ、具体的に検討を着手する時期に来ていると思いますので、市の計画についてお伺い いたします。   2項目め、地域の介護施設の現状と問題点についてお伺いいたします。厚生労働省が行ったこと し3月の集計では、特別養護老人ホームの入所希望者の待機者が全国で52万人を上回った。前回の 集計、2009年12月より10万人ふえたということであります。新潟県でも待機者は1万9,369人で、 前回より約1,300人増加しているということであります。その一方で、国が普及促進をしている小 規模多機能型居宅介護サービスについては、新潟県の事業所の7割が定員割れをしている状況という ことであります。本市の現状と、その対策についてお伺いするものであります。   一旦降壇後、再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、冨樫議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、荒川総合体育館建設については教育長に答弁をいたさせます。   2項目め、地域の介護施設の現状と問題点についてのお尋ねでございますが、市内の特別養護老 人ホームの待機者は平成25年10月1日現在598人となっております。また小規模多機能型居宅介 護サービスは、市内に4カ所あり、5月31日現在、登録者数は83人、定員の83%という現状であ ります。特別養護老人ホームの待機者の解消がなかなか進まない中、小規模多機能型居宅介護サービ スは、在宅の要介護者には重要なサービスの一つであると考えます。   しかし、小規模多機能の特徴である「通い」と「宿泊」と「訪問」を組み合わせた利用形態の有 効性を利用者も事業者も生かしきれていないと見受けられます。今後住民への周知はもとより、利用 しやすいサービスに向け、事業者への指導なども検討してまいります。また、本年度は第6期介護保 険事業計画を策定する年度であり、整備計画においても研究してまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、冨樫議員の1項目め、荒川総合体育館建設についての具体的な 建設計画のお尋ねでございますが、荒川総合体育館は、昭和49年4月1日に建築されており、満40 年経過している施設であります。経年劣化によって全体的には老朽化しておりますが、日常の維持管 理を適切に行っており、多くの市民の皆様から愛好者の交流を深める場として、また各自の健康づく り等で活発にご利用いただいているところであります。   冨樫議員ご指摘のとおり、本市スポーツ施設整備計画で荒川総合体育館については、今年度から 平成28年度までの3年間で新たな総合体育館の建築に向けて検討し、平成29年度に基本・実施設 計を行い、平成30年度と平成31年度で本体工事を行う計画になっております。本市といたしまし ては、この計画に基づき、施設の整備や建設場所等について、地域住民の皆様や体育関係団体等と協 議しながら進めてまいりたいと考えております。具体的な日程等については内部で検討している段階 であります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 大変ありがとうございました。   通告の順にしたがって再質問をさせていただきたいと思いますが、荒川総合体育館の建設につい ては、個人的にも私のところにさまざまな意見をいただいておりますし、先日開催されました市民と 議会の懇談会の中でもそういう質問が出されましたので、あえて取り上げたわけでありますが、今教 育長の答弁をいただいて、計画どおりに進めるということをお聞きいたしまして、まずは安堵という ことでございますが。   この体育館は維持管理が適正に行われておって、大勢の方々に利用していただいているという今 教育長の答弁がありましたけれども、改めて私も現地を見させていただきましたけれども、適切な管 理をしているのでしょうが、とても床のタイルが剥げていたり、雨が降ると雨漏りをして、2階の観 覧席の周りに屋外コートがあるのですが、そこのところにも大きなたらいが置かれていたり、びっく りしたのは注意書があるのですけれども、そこには雨天時に走路がぬれているところがあります、滑 らないように注意してご利用くださいという注意書の看板があるのです。それでも利用者が大勢いる ということは大したすばらしいものだなというふうに思うのでありますが、床も剥げているし、雨降 りのときになると滑るので、管理者は大変けがしたりすると困るなんていうことで気を使っていると いうことでありましたが、そういう面では早急な建て替えが望まれているということでありますが、 非常に建物が古くて老朽化してはいるのですけれども、非常に体育をやるには非常に都合のいいよう というのですか、うまくできているという施設のようであります。   確かに何かのイベントがあるときになれば、音響効果が全く考慮されていないということで、そ っちのほうの方面は余りよくないのでありますが、体育の施設としては非常にすぐれている建物だと いうふうに言えると思います。そういう意味では、単に荒川地区だけではなくて、周辺の地区の皆さ ん、関川村だとか胎内の方々も利用されているということでありまして、あそこの管理している人の 話だと、これで修理して普通に使えるようになるのであれば、このままでいいですけれどもねという ようなことも言われていましたけれども、そういう意味では、この村上の各地にある体育館の中では、 体育する施設としては非常に希望的なものもあるのでしょうが、非常にいい施設であって、大事な施 設だということで、ぜひとも新しく建て替えする場合については利用者の声を十分聞き入れた施設を つくっていただきたいという声が非常に強く出されていました。   それで、今言われたように平成28年まで検討期間ということでありますが、住民の皆さんが一 番心配しているのは、もう一定の設計図ができて、皆さんどうでしょうかとか、そういう形になった のではちょっとまずいので、設計の始まる段階で、前に住民の声を十分に聞き入れてもらうような取 り組みをぜひ強くお願いしたいという声が出されておりまして、いろいろそういう取り組みを十分検 討されておるのでしょうけれども、あえて今までの例の生涯学習推進センターだとかのときもいろい ろありましたけれども、確かにいろいろな声をさまざまな団体から聞くのですけれども、その辺をま とめた文書化をして、あとは設計事務所にお任せというのですか、コンペをやって、行政が選ぶとい うことがやり方だと思うのですが、もっと、もう少し声を具体的にまとめて設計に入るというような 取り組みをできないのかという声が出ていますけれども、その辺についてはどんなお考えをお持ちで しょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) これにつきましては、今まだ白紙の状態でございますので、今議員 がおっしゃられたようなご意見を取り入れながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) はい、わかりました。   ただ、利用者のご意見を拝聴するという段階については、それは極力さまざまな方法を考えてあ れしていただきたいということなのですが、計画を早めるというふうにはなかなかできないでしょう けれども、現実問題あれを適正に維持管理をするのは結構経費がかかるという実態でありますので、 遅れれば遅れるほど無駄な経費がかかるというふうに言えると思いますので、ぜひ計画どおり、ある いは極力、財政事情もあるでしょうけれども、前倒しにできたらそういうふうに事をご検討お願いし たいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。   それでは、次の2項目めについて再質問をさせていただきたいと思いますが、特別養護老人ホー ムへの待機者は村上市でも、今言われていましたけれども、五百何人の待機者がおるわけであります が、全国で待機者が50万人を超えたということで、2009年12月に行った前回の調査から約4年の 間に10万人、24%もふえているということだそうでありまして、その待機者の3分の2は要介護3 から5の中度、重度の方だということが新聞で報道されていました。さらに、その内訳を見れば、要 介護4、5の重度の人で21万8,000人も全国でおられるということでありまして、さらには重度の 方が4割近い8万6,000人も自宅で待機をしているということだそうでありまして、まさに急激に 進んでいる高齢化に特別養護老人ホームの整備が追いついていないという現状が浮き彫りになってい ると思います。新潟県の待機者も1万9,369人で、前回のときより約1,300人もふえているという ことでありまして、全国で7番目に多い増加数だそうであります。県の場合もそのうち要介護3から 5の中重度の方が1万3,714人、待機者の7割を占めているというのが現状だそうであります。ち なみに、新潟県の特養の定員は今現在1万4,472人で、前回よりは2,400人ぐらい特養の定員はふ えているのだそうでありますが、にもかかわらず待機者は前回より1,300人もふえているというこ とであります。確かに入所がなかなか難しいということもありまして、早目に申し込みをするという ケースもあると聞いてはおりますが、要介護の3から5の中度、重度の方、待機者が1万三千七百幾 ら、4、5の重度者の待機者でも県内で3,600人もおられるということでありまして、財政的な制 約も当然あるわけですけれども、現在の社会の状況からすれば重要な課題であり、早急に対策を講ず る必要があるというふうに思うのでありますが、その対策で政府は施設入所から在宅介護への移行を 促しているということでありまして、先ほどの同僚議員の質問の中でもありましたが、2015年度か ら特養への入所を原則要介護3以上に限定するという方針だそうでありますが、今回の調査結果では 特養での介護を望んでいる高齢者が依然多いことを示しているのであって、政府の方針とのギャップ が明らかになっております。やみくもに特養をつくるわけにはもちろんいきませんけれども、施設入 所を望む声が社会のニーズであるというふうに言えるのではないかと思いますけれども、市としては この問題についてはどういうふうにお考えなのかお伺いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 冨樫議員ご承知のとおりだと思いますけれども、国の方針では特別養護老人 ホームはもうつくらないのだという方針を明確にしておりますので、在宅介護あるいはさっき申し上 げたような通所介護、多機能型介護等にシフトしていく必要があると、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 確かに今市長から答弁ありましたように、そういう方向に進まざるを得な いのが現状ではあるかもしれませんが、今日本は大変な勢いで高齢化が進んでおりまして、65歳以 上の人口が3,000万を超えていると、国民4人に1人が65歳以上だと、そして2042年には3,900 万になりピークに達して、その後も75歳の人口割合は増加を続けるということが予想されています。 私よりちょっと若いぐらいの団塊の世代の人たちが現在800万人もおられて、この方々が75歳以上 に達する2025年以降はさらに医療や介護の需要がふえるというふうに予想されているわけでありま す。総務省の発表では、日本の総人口は昨年10月時点で1億2,728万人、前年に比べて21万7,000 人も減っていると、3年連続で減っているということで、そのうち労働力の中心となる15歳から64 歳のいわゆる生産年齢人口が8,000万人を割り込んだということでありまして、65歳以上の人は比 較できる統計のある1950年以降初めて25%を超えたと、こういう日本の情勢があるわけです。し たがって、在宅介護を進めなければならぬということはわかるのですけれども、在宅で介護をやる人 が少なくなっている、こういうのもこれまた現在の日本の社会の情勢ではないかというふうに思うわ けでありまして、新潟県を見た場合は全国平均よりもっと大変なわけでありまして、ついに新潟県も 250万県民が今は233万になってしまったと。減少率は全国で11番目と、生産年齢の人口は59% まで落ち込んでいるということだそうであります。そして、高齢者の割合が28.1%だということが 新聞に報道されていました。ちなみに、村上市の65歳以上の人口はどれくらいか、それと生産年齢 人口はどれくらいかお聞きしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 誰に聞きたいのか。 〇7番(冨樫宇栄一君) どこで統計を集約しているのかわかりませんけれども。わからなければ、 県でまとめた調査を引用して言っているわけで、村上市として独自にやっていなければやっていなく て結構ですけれども、村上市が新潟県の中で特別にいいということは決して言えないわけでありまし て、今申し上げたような状態、あるいはそれ以上に厳しい状況に村上市はあるのではないかというふ うに思いますので、在宅介護を進めるためには何が必要なのかということが問題になるというふうに 思うのであります。厚生労働省の方針では、2025年をめどに高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援 の目的で、可能な限り住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、 地域の包括的な支援、サービス提供体制、いわゆる地域包括ケアシステムの構築を推進するというふ うに厚生労働省の方針が打ち出されておりますが、この地域包括ケアシステムは保険者である市町村 や都道府県が地域の自主性や主体性に基づいて、地域の特性に応じてつくり上げていくのが必要なの だというふうになっているようでありますが、村上市としてはどのように経過を考えているのかお聞 かせいただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) この地域包括ケアシステムにつきましては、介護、医療、生活、住 宅、そういったものの連携を図るシステムということであります。それで、在宅介護には、あるいは 施設入所も含めて必要なものというふうに認識しております。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 必要なことは当然わかるわけでありまして、そういう方向に進まざるを得 ない状況というのはあるでしょうけれども、しかし今申し上げたような状況、ちょっと介護事業をや っている人のお話を聞いたのでありますが、訪問介護がなかなか進まないというのですか、需要がな いのだということが現実あるのだそうでありまして、いろいろ事業者は努力をされているようであり ます。近くの人たちを職員として採用して、それで顔見知りの人たちが介護に向かうだとか、あるい はデイサービスのときに知っている地域の顔見知りの人を中心にして介護をするだとか、そういうふ うなことで努力をされているようであります。私の友達も退職してからちょっと介護施設の運転手に 来てくれないかというようなことで、では運転ぐらいだったらということで行ったら、その人にどう してもホームヘルパーの資格取れと言われて取ったというより取らされたと。そのうちに今度は運転 手で頼んでいたはずが介護の仕事を実務でやる、まして男だものだから夜の仕事のやつも中心的にや らざるを得なくなっているというようなことも言っておりましたが、そういうふうにしながら何とか 小規模多機能の施設の登録者をふやすために奮闘されておるようでありますが、現実的にはやはり訪 問介護となると……小規模多機能の場合は介護度に応じて1カ月の料金が幾らとかと一定の料金が決 まっていて、デイサービスに行ったり、たまにショートステイに行ったり、それから夜の訪問介護を やったり、そういうものをセットにして、うまく機能すればいい制度なのだけれども、訪問介護とな ると受け入れるような家庭の状況というのですか、住宅の事情というのですか、そういうものも含め てなかなか普及しないのだということを言っていましたけれども、そういう現実を踏まえて市として これを普及させる努力をしていかなければならないと思うのですが、そういう取り組み、あるいはそ れに対する国、県の指導だとかはどんなふうになっておるのかお聞かせいただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 冨樫議員がおっしゃいますように、この地域は地域の特色として訪問介護等 については本当に理解が薄い地域である。1つには恐らく自分のうちに介護する人が入ってくるのを、 嫌う、とは語弊がありますけれども、そういうところが非常にあるのではないかなと思っております が、そんなことも言っていられませんので、国の厚生労働省の方針が地域包括ケアシステムをこれか ら重点にやるのですよということでありますので、私どももその方針に従いまして整備をしていく必 要があると、そのように捉えています。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) ようやくそういう方向が決まったということでありましょうけれども、こ のシステムが机上の空論なんて言っては大変失礼なのですが、現実的には、地域的には可能なところ もあるのでしょうけれども、20分以内で回れるようなところを一つの範囲として考えているようだ なんていうふうに言っていましたけれども、24時間介護の形を組み合わせながら介護していくとい うふうなことで、一見理論的には非常にいいようなのですが、現実問題としては都会だったらどうな のか知りませんけれども、それだって施設の人が訪問介護に来てくれるのにうちの人が寝ているわけ にはもちろんいかぬでしょうし、あるいは鍵をかけたまんまではだめだとか、そういうこともあるわ けですし、自分のうちに自由に施設の人といっても受け入れるということはなかなか難しいというの が現状の地域の風潮だろうというふうに思うわけでありまして、非常に現実的には難しい事業だなと いうふうに今感じておるわけでありますが、ちなみに小規模多機能型居宅介護事業者は県内で145 の事業所があるのだそうで、アンケート調査をした結果、回答を寄せた125の事業所、全事業所の 86%だそうでありますが、その全登録者が2,627人ということでありまして、そのうち187人が6 カ月以上も連続して宿泊をしている長期利用者だそうであります。小規模多機能の事業所は宿泊介護 は最高で30日なのだそうでありますが、30日すると1日だけ出て、あるいは出なくても出たことに 名目上して、翌日からまた再入所という形をとりながら継続をして特養の入所を待っているというこ とのようでありまして、そういうことをしながらも小規模多機能型の事業所の74%は登録定員を下 回っているということで、募集してもなかなか定員いっぱいは集まらないのだということでありまし て、経営状態も3割の事業所では開設以来赤字が続いているという回答だったということが、これは 新聞で載っていましたけれども、国の進めていることと現状というのがマッチをしていないというこ とを本当に実感するわけでありますが、特養を今後はふやすということはないのか、あるのか、ちょ っとお聞きしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど来申し上げておりますように、国においてはいわゆる特別養護老人ホ ームはもうつくらないという方針でありまして、先ほども申し上げましたが、地域包括ケアセンター、 小規模多機能とか、そういうようなところにシフトしていくと。もちろん国においては財政的な問題 もあるわけでございますので、それらをしっかりと私どもも受けとめて対処をしていく必要があると。 村上市においてもその方針でいきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 小規模多機能型居宅介護事業者に対するアンケート調査の結果では……そ の結果に基づいて出ているのは、利用する人も、そしてそれだけではなくて、介護施設を紹介するケ アマネージャーですか、行政ですか、そこを紹介する皆さんも地域包括ケアシステムについて、ある いは在宅介護に移行していく、そういう現在のやり方について理解していないのではないかというよ うなことがアンケート調査の中で出ていたということでありまして、それとあとは介護職を確保する のが難しいと、施設をつくるにしても必要な介護者を集めるのが難しい。これも地域でなるべく近く の顔見知りの人たちを余計職員として採用していくということのようでありますから、それに従って 事業計画を進めていくと介護者の確保自体が難しいということが言われているというようなことであ りましたが、利用する人の理解が不十分だというのは、これは行政だとかケアマネージャーだとか説 明する人が説明を十分すれば可能なのでしょうけれども、その当の紹介する機関だとか担当者がまだ サービスについて理解していないのではないかというようなことが言われているということは、この 問題は非常に大きい。やっと始まったばかりだから、そうなのかもしれませんが、ここをちゃんと理 解して、介護者本人だけではなくて、家族に対しても意味だとかそういうことをきちっと伝えられな ければこのシステムは成功しないわけでありまして、その辺に対する市の指導についてはどのように やっているのか、これは介護高齢課長でしょうか、お聞きしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) ケアマネージャーさんが介護計画を立てるわけでありますので、ケ アマネージャーさんは小規模多機能については十分理解されているというふうに思いますし、またケ アマネージャー連絡会もありますので、そういったいろんな勉強でありますか、そういったことも含 めてやっておりますので、その辺は大丈夫かというふうに思います。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 十分理解されているのかもしれませんけれども、これも新潟日報に載って いた記事から引用しているのですが、そういうのが事業者からの調査の結果として、声として出てい るということが載っていました。そして、それに対する県の担当者のコメントでは、居宅介護を普及 させたいのだが、事業の参入の難しさだとか認知度の低さ……システムが〔質問終了時間10分前の 予告ブザーあり〕周知されていないということなのでしょうけれども、そういう課題が見えてきてい ると。さらに、小規模多機能への宿泊が長期化をしておるのを見えて、本来の目的とずれている部分 もあって、セミナーを開くなどして理解を広げていきたいというのが新潟県の担当者のコメントとし て新聞に載っていました。やっと県がこんな状況なのでしょうから、市はなかなかまだまだ不十分だ というのはやむを得ないのでしょうが、特別養護老人ホームにあきが出て入るときには査定委員会と いうのですか、検討委員会だかで順番を決めるのだそうでありまして、その場合は私らの素人考えと して見れば自宅で待機する人の中から緊急度の高い人から入れていくのかなというふうに思ったら、 決してそうとは限らないで、現に施設へ入っている人から入れたりする場合が多いそうで、だけれど もその人を今度特養があきましたので、どうぞあなたの番ですというふうに言ったけれども、そこを ではすぐ穴埋めできるかといえば、別に……その紹介がうまく進んでいないというのですか、それは ケアマネージャーも大勢おりまして、さまざま組織に属しているようでありまして、有効的に機能し ていない面があるようで、事業者からすれば自分のところの大事な登録介護者がぽっと特別養護老人 ホームに持っていかれると、その穴埋めに対するフォローがないということで、これでは小規模多機 能の普及というのは難しいのではないかというような声も、これはごく一部の人の話を聞いたのです が、そういうことも言われていました。そういう意味では、ケアマネージャーの紹介というのですか、 活動というのですか、これが極めて重要だというふうに思うのでありますが、そのケアマネージャー を指導する担当課が指導をどうやって強化をしていくべきか、課長はまだ着任して少ないから、なか なか十分あれかもしれませんが、ケアマネージャーの指導というのは包括支援センターの機能を強化 するためにどういうことをする必要があるのか、お考えがありましたら聞かせていただきたいと思い ます。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) ケアマネージャーさんの指導については、先ほども答弁いたしまし たけれども、ケアマネージャー連絡会がございます。そこでいろんな情報を交換したり、勉強して深 めているところであります。そして、地域包括ケアシステムをこれから立ち上げるに当たってもケア マネージャーさんのかかわる重要度というのはすごく高いわけでありますので、今以上に連絡会を通 して勉強する、あるいは研修する、そういったことに取り組んでいきたいというふうに考えておりま す。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 今の答弁にありましたように、地域包括ケアシステムを機能させるという のですか、成功させるため、これがひいては現在の介護事業をうまく進める鍵になるというふうに思 いますので〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕、包括支援センター、ケアマネージャー、これ に対する指導、これがまず最重要課題ではないかという感じがいたしますので、そのことに今後十分 力を入れていただいて、この村上市が住みやすいというのですか、介護を必要とする人を抱えながら、 ここの村上で住んでいてよかったと言えるような市にするために一層の努力をお願いいたしまして、 私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで冨樫宇栄一君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。            午前11時58分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、2番、尾形修平君の一般質問を許します。   2番、尾形修平君。           〔2番 尾形修平君登壇〕 〇2番(尾形修平君) 皆さん、ご苦労さまでございます。それでは、通告に基づきまして私の一般 質問をさせていただきます。   本市において急速に加速する高齢化の諸問題についてということで、人口減少が進む中、団塊の 世代の大量退職をはじめ、村上市においては急速に進む高齢化に突入しておりますが、次の点につい てお聞かせください。   @、平成24年度に村上市高齢者保健福祉計画及び第5期介護保険事業計画が本年度までの計画 期間として策定されており、いわゆる健康寿命を延ばす保健・介護予防対策事業が計画されておりま すが、現状の進捗状況はどのようになっているかお尋ねします。   A、前期高齢者の生きがい対策として本市が取り組んでいる事業に対してお聞かせください。   B、経済的な観点からこれだけ多くの生産人口の減少は村上市の経済にも少なからず影響を与え るものと考えます。また、健康であれば年金・医療など社会保障制度が不安定な状況下で老後の生活 資金としての収入を得る方策が必要であると考えますが、市長のお考えをお聞かせください。   C、市役所職員も同様に、今後かなりの退職者が出るわけでありますが、市が現在進めている協 働のまちづくりの観点からも、市役所職員には地域のリーダー的存在として、今後ますます活躍して いただきたいと願っておりますが、市長のご見解をお尋ねいたします。   それでは、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、尾形議員のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、本市において急速に加速する高齢化の諸問題についての1点目、健康寿命を延 ばす保健・介護予防対策事業が計画されているが、現状の進捗状況はとのお尋ねについてでございま すが、本市の健康づくり推進については、健康むらかみ21計画に基づき、市民の健康寿命の延伸と 生活の質の向上を目指して事業を展開しているところであります。健康づくり事業では、運動の必要 性と生活習慣の改善に向けて、歩こうむらかみプロジェクトの支援や健幸バン菜運動を推進しており ます。また、関係機関と連携しながら、食育推進計画をもとに、幼児から高齢者まで幅広く食育推進 活動を行っております。各種健康診査では、生活習慣病を中心とした疾病予防対策を重視して、健康 診査や保健指導を実施しております。各検診の目標値を定めて事業実施しておりますが、平成25年 度の検診受診率は胸部レントゲンと喀たん検査を除いて全てがアップすることができました。今後、 未受診者の分析を行い、受診行動に結びつく要因について検討していきたいと考えております。本年 3月に第2次健康にいがた21計画が策定されましたので、本計画と整合性のある計画推進に向けて 事業展開してまいりたいと考えております。また、介護予防対策事業においては、65歳以上の運動 機能の低下が見られる方に対し、各地区で機能改善を図るための教室や体力づくりを目的とした事業 などを実施しております。参加者の中には体力の向上が見られた方もいらっしゃいます。さらに、地 域包括支援センター職員や保健師、民生委員等の訪問活動により、機能低下が見られる高齢者を把握 し、介護予防事業に参加していただいております。一方で機能改善の行動に移せない方もおりますの で、今後も訪問や啓発活動を継続し、要介護状態にならないよう取り組んでまいります。   次に2点目、前期高齢者の生きがい対策として本市が取り組んでいる事業についてのお尋ねでご ざいますが、生涯学習活動では文化芸術活動への参加を促すとともに、高齢者学級及び趣味の各クラ ブ活動等を実施し、現代社会の諸問題等に対応できるように知識や技術を高めていただいております。 さらに、生涯学習推進センター、各地区体育館や公民館・地域の集会所等を会場に高齢者の健康・介 護予防教室の開催、あるいは自主グループ活動として軽スポーツの集いや地域の茶の間の活動等が行 われており、本市として市民の参加を呼びかけているほか、必要に応じて保健師等担当職員を出張さ せ、出前講座や生きがい対策事業を支援・実施しているところであります。また、長寿社会における 老人クラブの活動は元気高齢者の育成には大きい存在であることから、各地区に組織されている単位 老人クラブや村上地域老人クラブ連合会へ事業費補助金を交付して活動支援を行っております。趣味 サークルなどの団体から新規の単位老人クラブを立ち上げることも可能としており、老人クラブでの 生きがいづくり増進を図っております。   次に3点目、老後の生活資金としての収入を得る方策についてのお尋ねでございますが、高齢者 が長年培ってきた知識や経験を生かして、生活の安定や社会参加を推進するため、村上地域シルバー 人材センターに対して、補助金を交付して運営面の支援を行っております。今後、高齢者の就業確保 のため、シルバー人材センターとの連携を図り、事業の拡大やコミュニティービジネス等によりお年 寄りの出番づくりを今後検討していきたいと考えております。   次に4点目、協働のまちづくりの観点から市職員が地域のリーダー的存在として活躍すべきと考 えるがいかがかとのお尋ねについてでございますが、私の訓辞の中でも常に職員は率先してまちづく りの活動に参加、協力すべきことを言っておりますが、本市が推進している市民協働のまちづくりで は市民が主体者であるとしており、在職、退職者を問わず、職員も市民として包含されるべきものと 考えております。業務として本事業に携わる職員はもとより、全職員が地域の一員であるという認識 のもと、まちづくりに積極的に参画していくことは当然のことであると考えており、その中でリーダ ー的存在になるということは妨げるものではありませんが、むしろまちづくり活動の中で市民の皆様 が持つ経験や能力を十分発揮していただけるよう、職員が率先して潤滑剤となることを期待している ところであります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ご答弁ありがとうございました。今回の一般質問でも多くの議員が取り上げ ている少子化に伴う人口の減少対策につきましては、喫緊の課題であると認識しております。それと 同時に、超高齢化が進行している本市にとってこの高齢化の問題は深刻な課題であると考えます。今 回策定されている高齢者保健福祉計画、第5期介護保険事業計画の最終年度に当たるわけであります が、既に高齢化率も3割を超え、3人に1人が65歳以上の高齢者となっております。とりわけ山北 地域におきましては42%を超えている状況になっております。今後の村上市の財政面でも国民健康 保険、後期高齢者医療、介護保険等の比重が高まってくるものと考えられます。自主財源が減少する 中で、いわゆる健康老人をつくることこそが村上市にとって最善最良の施策であると考え、それに沿 って再質問させていただきます。   内閣府の高齢社会白書によりますと、今後労働力人口の減少が見込まれる我が国においては、成 長力を高めるために高齢者を含めた国民全てが意欲と能力に応じ、労働市場やさまざまな社会活動に 参加できる社会、つまり先ほど市長が答弁されましたように出番と居場所をつくる必要があるとうた っております。そして、退職希望年齢を見ますと65歳までに退職したい人は3割、残りの7割の方 は70歳以降まで、または働けるうちはいつまでもというふうに答えております。本市におきまして は、このような意向調査を行った実績はありますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 介護高齢課では、こういった意向調査は今まで行っておりません。 しかし、昨年65歳以上の高齢者の方を対象に高齢者生活実態調査を行いました。その調査項目の中 に収入のある仕事についているかというような質問がありまして、週1回以上あるというふうに答え た方が11.1%、1,937名の方がおられました。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ありがとうございます。先ほど市長答弁にありましたように、高齢者の就業 の受け皿としてシルバー人材センターがあります。本日お配りしました資料1には、平成25年度の 事業実績をまとめたものです。会員数を見ると、関川を除くと890名ほどになりますが、年々減少 傾向にあるみたいです。高齢者人口がふえている中でなぜこのようなことになっているのか、市長は どのように受けとめられますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) シルバー人材センターは、経営的には非常に難しい現状を抱えております。 といいますのは、何年前でしたか、民主党政権のときだったと思いますけれども、補助金をカットさ れたときがございました。それから非常に運営が難しくなってまいりまして、加えて仕事の量が減る ということはいろんな仕事を頼む人も少なくなってきているというような現状の中で、シルバー人材 センターは非常に厳しい現状であるということは認識をいたしております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) シルバー人材センターというのは、発注者からのオファーがなければ成り立 たない事業であります。契約実績を見てみますと、公共の部分が約3割となっておりますけれども、 指定管理でいろんな施設の宿直とかバスの運転手とかということが指定管理でシルバー人材センター から紹介されたということは認識しておりますけれども、今後行政として発注量をふやすというよう なお考えはないでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ふやしたいのはやまやまなのですけれども、いわゆる業種的にもそんなにふ やせるような状況ではないと考えております。といいますのも議員もおっしゃったように、我々は 我々で指定管理とかいろんな方法で経費の削減に努めているという現状も鑑みまして、何でもかんで もシルバー人材センターにお願いするというような時代ではないというようなことでございまして、 ふやしたいのはやまやまでありますし、シルバー人材センターに頼んでいいものはお願いしてまいり たいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 私の以前の一般質問で木の駅プロジェクトということを提案させていただき ました。本市では、いまだにまだ実施されておりませんけれども、初めての課長さんもおられますの で、木の駅プロジェクトの中身について多少説明させていただきます。   木の駅プロジェクトとは、林地残材、いわゆるC材、D材を高齢者でも運べる長さ、50センチ 以上、末口であれば5センチ以上の木材を地域で指定したヤードに集積することです。それを1トン 当たり6,000円相当の森券、この森券というのは地域通貨券になりますが、それと交換する仕組み です。ただし、6,000円の半額は補助を入れなければなりません。なりわいとしては非常に難しいで すけれども、畑仕事の帰りとか軽トラ一台積んできて3,000円の森券と交換して、それを晩酌代に 充てるとか、さまざま所得の増加にはつながると思います。そして、最大のポイントは、この森券を 地域通貨として地域でお金を回すということです。そして、集まった材を売却し、チップ、ペレット、 まきとして地域エネルギーを地産地消するということです。本年もプレミアム商品券を発行して、単 にばらまきにしかなりませんが、仮に同じ金額、すなわち3,000万円をこの森券に投資すれば山に 残された木材9,000トン余りを資源として生かせるのです。このプロジェクトは山元に資金を還元 すること、そして森林所有者にちょっとでもやる気を起こしてもらう、そういう事業になります。将 来的には公共施設、一般住宅、農家のハウスボイラーなどにも普及していけばかなりの経済効果が見 込めると思いますけれども、例えば今お話ししたようなこういうふうに行政が雇用の場をつくり出す ような取り組みを市の施策として行う考えはありませんでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今木材に限ってのことですか。 〇2番(尾形修平君) 例えばそういう木の駅プロジェクトみたいにちょっとお金を入れて、高齢者 の就業の場をつくるというようなことを市の施策としてお考えはないでしょうかという質問です。 〇市長(大滝平正君) 木材に限ったことでないということでございますので、非常にいいアイデア でありますし、また高齢者にとっても非常に助かるものであります。それの一番いい例がいわゆる道 の駅等にお年寄りが野菜あるいは果樹等をつくって持ち寄って朝市等で売っているというようなこと が各地で行われておりまして、非常に盛況を博しているというようなことでございまして、もうかっ ていると言っていました。そのようなことで、そういう面からいけばお年寄りの方々というのは自分 の得意なわざを使ってそういうような賃金にかえていくということでありますので、そういうところ には非常に力を入れていかなければならないなと、そう思っております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 前向きなご答弁ありがとうございました。ただいま市長おっしゃられたよう な道の駅で農産物を販売するということが、例えば農家の方であればできますでしょうし、一般の市 民の方が農地を借りてというふうになるとなかなか難しいのではないかというふうに考えますけれど も、市のほうで今後いい施策を考えていただいて実行に移していただければというふうに考えており ます。   それでは、次の質問なのですけれども、新潟県のシルバー人材センター連合会では55歳からの 雇用、就業を支援する事業としてシニアワークプログラムといった、例えばフォークリフトとか調理 補助員とか介護職員初任者研修、いわゆるヘルパー2級になりますけれども、そのほかに介護補助員 など無料で技能講習を受けられる制度があるのですが、市長はご存じでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 知っております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 市長から知っておりますという答弁をいただけるとは思わなかったのであれ なのですけれども、実はこの技能講習はほとんどが開催地が村上ではないです。村上では1カ所ぐら いの開催しかなく、ほとんど県内の新潟、長岡、上越地区で行われているようでありますけれども、 例えば村上市が支援の方法として市の公用車を提供するなど、より多くの方が受講されやすいような 環境をつくってやることなんかはできないのでしょうか。いかがでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) といいますのは、例えば長岡で技術講習会があったときに市のマイクロバス 等を出してやったらどうかというようなことでございますけれども、それはできないことはございま せんけれども、状況等をよく判断しまして、行く人がどのくらいいるかなのですけれども、一考して みる価値は十分にあると、そういう事業だと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 先ほど市長が市の行政のほうで高齢者の方に就業の場を提供する機会がなか なかないのだということをおっしゃっているのは、私なりに理解しています。ただ、健康な方であれ ば、例えば今申し上げましたシニアワークプログラムを使って介護補助員であるとか、調理師の補助 員であるとか、そういう資格を取って、資格がなければできない仕事でありますから、そういうもの を取って、健康なうちは、働けるうちは働きたいという意欲がある方が大勢おられるのですから、何 とかそういうふうに市のほうでちょっとでも協力して資格を取っていただけるお手伝いができれば裾 野が広がっていくのではないかというふうに私は考えているのですけれども、市長から今前向きな一 考されるというお考えをいただきましたので、この件に関しましてはよろしくお願いしたいと思いま す。   次に、労働、雇用という観点からすると今シルバー人材センターの所管は介護高齢課になってい ると思います。例えば講習なんかのハローワークとの連携が非常にある事業なのであります。そうい う観点からすると、私は商工観光課に所管を移すべきではないかというふうに考えているのですけれ ども、市長のお考えをお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは一長一短があると思っております。そういう観点から、今尾形議員が おっしゃったような観点からいけば移すべきだろうし、またそうでない、いわゆる健康管理とか、そ ういう面からいくとやっぱり今までどおりの所管のほうがいいのではないかというようなことであり ますので、一概にどっちがいいとか、どっちが悪いとかということではなくて、最善の方法をとって 所管をそちらのほうに置いているということで理解していただきたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 現実問題として、村上市の場合におきましては高齢者の高い就業継続意欲に 対しても実際の就業に結びついていないのが実態であると考えます。市として民間事業者にこの件に 関しまして要請していくようなお考えはありますでしょうか。雇用の継続について。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず1つには、本当に65歳以上、あるいは年齢支給まで今67になるわけ ですけれども、それ以降の方々が勤労意欲があるかということが一番ではないかなと思っております。 尾形議員もご存じのとおり、今グラウンドゴルフ、ゲートボール、非常に盛んでございまして、山が 荒れたり、畑が荒れているのはそのせいだなんていう人も最近国会議員から出てきまして、そういう 観点から本当に勤労意欲がどこまであるかというようなことを確かめていく必要、一回検証してみる 必要があるのではないかなと、そのように考えておりますし、また企業がそういう人たちを例えば 70歳まで、あるいは75歳までいていただきたいというようなことを私どもからお願いする立場では ないのではないかなと、そのように考えています。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 先ほど冒頭に私質問した勤労意欲の調査に関しましては、村上市で行ってい ないということであれば、国の調査であれば7割以上の方が働けるうちは働きたいというような結果 が出ているので、市長も今おっしゃったように当市においてもそういう調査も含めた労働実態、勤労 意欲のものに関しましてのアンケート調査とか、そういうものを行っていただきたいというふうに思 います。先般ある報道番組で、70歳以上の高齢者で無職の人と就業している人では、国民健康保険 の医療費が就業している人は無職の人と比べると3分の2になっているとありました。つまり平均 90万かかる医療費が60万で済んでいるということであります。本市においては、このような調査は 行ったことはございますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) この今の実態調査というのですか、実施はしておりませんけれど も、確かに運動している方、就労している方をしていない方と比較すれば運動している方、就労して いる方のほうが医療費も安くなるということは私も雑誌等で読んだことがございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 村上にはどなたかのご発言にもありましたけれども、本間キイさんというい わゆるスーパー老人がおられますので、ぜひああいう方がより多く出ることは健康寿命を延ばすこと につながるでしょうし、医療対策、医療費の抑制にもつながるのではないかというふうに思っており ます。   それでは、次に進みます。老人クラブの活動支援についてお尋ねします。本計画には今日の長寿 社会を健全で明るく豊かなものにするための担い手として老人クラブの存在は大きいことから、単位 老人クラブ、老人クラブ連合会の活動に対する支援を行います。また、生きがいの創出と社会参加の 促進を図るために老人クラブと協働した事業展開を図るなど、会員の参加促進と組織の強化を支援し ますとありますが、具体的に説明してください。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 単位老人クラブに対しましては、各老人クラブに会員数によりまし て45人以上であれば5万円、34人から44人まで4万円、それから29人以下のクラブに対しては 3万円、これを事業費補助として支給しています。それから、老人クラブ連合会補助金といたしまし て105万円を補助しております。それから、生きがいの創出と社会参加の促進というようなことで、 地域の見守り対策といたしまして安否確認を行うということで友愛訪問活動、これに対して100万 円の補助を行っております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今、介護高齢課長説明されたのは、先般いただいた資料に織り込まれた補助 金のやつで、私も知っているつもりだったのですけれども、具体的に先ほど答弁された地域の見守り 対策等の事業内容についてご説明願えればと思います。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 各老人クラブさんおられるわけですけれども、老人クラブで組をつ くって、それで見守りが必要な方のところを全地区拡大いたしまして訪問を行っているというような ことであります。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) この105万円というのは、連合会に対しての補助金でありますから、当然 5地区あるわけであります。その中で単純に割ると、1つの地区に対して約20万ほどの事業費にな ろうかと思いますけれども、この事業の内容が今課長説明されたように老人クラブの組織というか、 地区で組織をつくって、健康な老人の方がひとり暮らし、また老人世帯を訪問する、全ての対象者を 訪問するというような認識でよろしいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 全てというのは恐らく不可能だと思います。老人クラブのない地区 もおられますし、やはり隣近所、両隣、向こう三軒両隣といいますか、そういったような見守りも当 然必要なわけでありますので、全地区、全員というわけにはいかないかなというふうに思っておりま す。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) そうすると、村上市には現在65歳以上の高齢者の方が約2万2,000人いる というふうに私は認識しているのですけれども、老人クラブのない地区が約半数あるわけです。そん な中で全世帯をやるのは無理だということになると、例えば行くところは何回も行くし、行かないと ころはゼロであるということが果たして事業としての公平さからいっていいのかなというふうに考え ます。また、市のほうでは保健師、栄養士によって訪問指導ということでされているかと思いますけ れども、保健医療課の所管になると思いますが、事業の内容についてご説明ください。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 私どものほうでは、保健師、栄養士さんをお願いしまして、全地 区、支所も入れまして訪問活動を実施しております。ちなみに、昨年の平成25年度の実績ですと、 3,807世帯を訪問しております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) では、保健師、栄養士さん、あと例えば介護高齢課の看護師さんなんかを含 めて、実態としてどのぐらいの人員で行われているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 先ほどの保健医療課長が答弁いたしました保健師、栄養士の訪問等 についても包括支援センターのほうでも実は訪問しております。訪問回数につきましては、4,575件 になっております。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 先ほどのご質問の保健師、栄養士の体制なのですが、地区別でよ ろしいでしょうか。村上地区ですと保健師、介護士と栄養士さんを入れまして13名で活動しており ますし、荒川地区ですと4名の保健師さん、神林地区ですと栄養士さんを入れて5名、それから朝日 も5名、山北も5名という体制でございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) そうすると、単純に計算すると22名の体制のもとで、昨年の実績で3,807 世帯を回ったということでありますけれども、さっきから私が聞きたいのは全てのところは不可能だ と言っていますけれども、地域の見守り隊の方が回るところは年2回も3回も回る。保健師の方も看 護師の方も回るところは何回も回るというのではなくて、やっぱり年に1回や2回ぐらいは全ての世 帯を訪問して状況把握であるとか、そういうものが必要なのではないかというふうに私は捉えたわけ です。そういう事業をやっているのだと思ったわけです。今お話聞くとそうではないみたいなので、 実態としてこの人数では多分不可能だろうというふうに私も思います。どうですか、課長。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 議員さんのおっしゃるとおり、今の人員体制では全部は回り切れ ないと思います。地区担当を決めておきまして、各支所、それから本庁でも地区、町内、集落に回っ てはおりますけれども、さまざまな事業展開しておりますので、全世帯を回ることは不可能だと思い ます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) この一般質問の趣旨にもありますように、これからどんどんと加速度的に対 象人口がふえていくわけです。それに対して、やっぱりある程度の今言われている保健師さんとかい うような手当ても今後していかなければならないというふうに私は考えるのですけれども、市長いか がですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 保健師だけということではなくて、老人クラブは今60歳から老人クラブに 加入できますので、ばりばりですので、そういうような老人クラブにお願いをしながら、少なくとも 1年に1回はひとり暮らし世帯、あるいはまた老人のみ世帯等を巡回していくような体制をとってい く必要があるのではないかなと、そのように考えております。幸い老人クラブは、新潟県の老人クラ ブ会長が神林から出ていますので、そういう点もお願いしながらやっていきたいなと、そのように考 えています。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 確かにそうなのですけれども、この資料3にありますように村上市の第1次 総合計画では策定時が9,200名おりました老人クラブの会員数、それが平成24年度には9,300人、 平成28年度には9,400人になるだろうということで総合計画が策定されているわけでありますけれ ども、現状の数字見ますと6,994人と大きく目標値とは乖離しているというふうに思うのです。特 にこんなことを言えばあれですけれども、荒川地区の老人クラブの活動が非常に鈍いように思うので すけれども、これは支所長にお聞きすればよろしいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(渡辺正信君) 荒川地区の老人クラブの活動については、詳細について私のほうで把 握していないものですから、ちょっと説明できません。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 時間もなくなってきたので、それでは次に行きます。   会員の拡大には、やっぱりある程度インセンティブというか、動機づけというのが必要であると 考えますけれども、市長はどういうふうにすれば有効に会員数を増加できるというふうにお考えでし ょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず1つには、当然のことながら老人クラブの意義を理解してもらうという ことと、もう一つはやっぱり補助金だと思います。いろいろな事業をやるときに、例えば見守り等に ついても補助金、委託金とか、そういうような形で潤沢に回してやるということが必要なのではない かなと。聞いた範囲ではそうです。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 確かに地区の半分しか老人クラブというのが組織されていない現状にある中 で、例えば市の老人福祉センターの入浴料、今250円でしたっけ、を全額免除するというのではな くて、例えば50円でも100円でも老人クラブ会員割引みたいな格好で割り引きしてやるのも一つの インセンティブを与える方法ではないかなと私は考えているのですけれども、市長いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいま申し上げましたように、そういうようないわゆる老人クラブに入っ ていればこういう特典があるし、こういうことができるのですよと、そして老人クラブの皆さんを私 ども村上市民は必要としているのだというようなことをこれからもお願いをしながらいかないと〔質 問終了時間10分前の予告ブザーあり〕、例えばどこかに会議へ行くにも自腹を切ってみんな行かな ければならないというようなことで非常に困っているというようなことでありますので、そういう点 も含めて抜本的に老人クラブの改革をしていく必要があるなと、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ありがとうございます。ぜひお願いしたいと思います。   次に、学習、スポーツ活動について質問します。健康や一般教養など、学習活動を通じて仲間づ くりを推進し、高齢化の積極的な社会参加を促します。また、現代的課題に対する教室、講座などを 提供し、豊かな人生を送ることができるように支援しますとあります。また、スポーツ活動では総合 型地域スポーツクラブにおきまして年齢や体力に関係なく、いつでも、どこでも、誰とでもスポーツ に親しめる環境づくりを強化しますとありますが、具体的にご説明ください。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 学習活動の面では、長寿大学や出前講座あるいは歴史講座などを開 いて学習をしていただいているというところでございますし、総合型スポーツクラブを通してスポー ツ的な行事としては軽スポーツといいましょうか、エアロビ教室ですとかウオーキング、あるいは軽 登山、ハイキングといった教室も開いておりまして、定期的なものもございますし、単発的なイベン トを開き、中高年の皆様に健康づくりをしていただいているというところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今生涯学習課長に答弁いただきましたけれども、介護高齢課のほうでも例え ばシニア健康づくり教室とか、これは私ウエルネスむらかみの資料を使ってやらせてもらっておりま すけれども、介護予防教室とかをやられているという、そういう中で、参加者を見ると女性が8割、 男性が2割と非常に男性の参加率が悪いというふうに聞いてきました。男性の参加率を上げるために 何が必要だと思いますか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) やはり夫婦で参加していただければ一番いいかと思うのですが、夫 婦の中でそういったスポーツの大切さといいますか、そういったのがあれば一緒に参加しようという ふうになるのだろうなというふうに思います。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 次に行きます。   市長の施政方針でも今後団塊の世代が高齢化する将来を見据え、介護が必要になっても住みなれ た地域で安心して暮らし続けることができるためには先ほど来お話あります地域包括ケアシステムの 構築が急務であります。本年度は同システムの円滑な運営を目指しながら、体制強化を図るとともに、 基盤づくりの一環としての買い物支援事業の導入や給食サービスの拡充に向けた検討を進め、次期の 6期の計画を策定しますとあります。本事業の5期の事業と6期の事業の違い、特筆すべきものがあ ればお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 詳しくは課長から答弁させますけれども、まず1つにはやはり健康寿命を考 えていく必要があると。健康寿命と平均寿命の差が十二、三あるのですが、結局健康寿命を上げてい かないとどうしても立ち行かなくなるということなので、そういう点についておっしゃったような事 業を取り入れながら、健康教室等を取り入れながら健康寿命の年齢を上げていくということでありま すし、また包括支援センター等を通じまして多機能型の介護、できれば終局的にはやはり在宅介護が 一番いいのではないかなと、そのように思っております。内容については、課長から答弁いたします。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) まず、介護計画につきましては今国のほうで制度改正〔質問終了時 間5分前の予告ブザーあり〕されているわけでありますので、そこをしっかり見きわめて計画のほう をつくりたいと思いますし、また介護予防については高齢者になってからそれ以上進まないようにと いうような事業でなくて、できるだけ早い段階からそういった介護予防に取り組むというような、そ ういった計画になればなというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今お話聞いていると、特筆すべきことはないように聞こえたので、次へ進み ます。   最後になりますけれども、今後市役所の職員におきましても大量に退職者が出るわけであります。 同様に今まで市外で就業されていた方も退職を機に村上に戻ってこられるケースが最近ふえているよ うであります。今回の私の一般質問は、高齢者対策ということでさせていただきましたけれども、村 上には市長が先ほどからおっしゃっているようにたくさんの技術、知識を持っておられる方が多いと 思います。例えば先生を退職された方が子どもたちに勉強を教える、趣味で釣りをやっている方が釣 りを教える、あと例えばロープの結び方とかさまざまな技術を教える、カテゴリーとすれば本当に多 くあると思いますが、それを人材バンクという格好で登録していただき、必要としている方に指導、 伝授することができれば将来的な生きがい対策、社会参加の観点からもすばらしい事業になると考え ますが、市長はいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それが理想の社会だと、そのように考えていますので、今おっしゃったよう に非常に多くの有能な方々が戻ってきておりますし、また市役所を退職された方もいますので、それ らを包括的にそういうような制度的なものをつくり上げていくのが理想社会だと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 県内の状況を見ますと、県内では長岡市さんがされているようであります。 これは長岡市のやつですけれども、まちの先生ということで、これは年齢を問わずにやっている事業 でありますけれども、全国の自治体を調べますと担当が生涯学習課になっておりました。多分村上市 もやるとすれば生涯学習課になるのだと思いますけれども、課長の所見をお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 今現在市内の小学校等で土曜日あるいは放課後にボランティアの皆 様から指導をしていただいている実践をしているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) それはわかるのです。先生の場合はわかるのですけれども、さまざまな職種、 カテゴリーがあるわけです。それを1つにまとめて、より多くの必要とされている市民の方に情報を 提供するということを生涯学習課のホームページになるのか、なんかでやってもらいたいのですけれ ども、その意気込みについてお聞きしているのです。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 今おっしゃられたことはわかりましたので、人材バンクの登録制度 について検討を進めたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 先ほど余り急いだので、資料1の説明を忘れてしまいましたけれども、最後 に資料1見ていただきたいのですけれども、就業の実績ということで日数が平均100日前後、配分 金が1回当たり3,500円程度、1カ月であると3万2,000円程度、年間にすると約40万ちょっとの 収入になるわけです。ですけれども、私が見た中で最高に稼いでいる方は年間190万ほどのシルバ ー人材センターからの配分金を受けておられる方もあります。ですから、やる気になれば、居場所を つくってあげれば高齢者の方もどんどん稼いでいただいて、村上市の経済に参画できるわけでありま すから、そういう場の提供をお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありが とうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで尾形修平君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。            午後 1時50分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、6番、川村敏晴君の一般質問を許します。   6番、川村敏晴君。           〔6番 川村敏晴君登壇〕 〇6番(川村敏晴君) それでは、本日最後になります。市政クラブの川村敏晴でございます。ただ いま議長よりお許しをいただきましたので、一般質問を早速始めたいと思いますが、きょう午前中か ら傍聴いただいております皆さん、大変ありがとうございます。最後の質問になりますが、一所懸命 やらせていただきますので、よろしくお願いいたします。   それでは、通告に従い質問させていただきます。1項目め、村上市における個人情報保護対策に ついてでございます。第三者が戸籍謄本などを取得した場合に、本人に知らせる本人通知制度を胎内 市や新発田市では既に導入しておりますが、村上市のお考えについてお伺いします。   2項目め、村上市における地域消防団や自主防災組織などへの支援策に対する市の取り組み姿勢 について。昨年末、消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律、いわゆる消防団支援法 が施行されましたが、村上市として同法の施行を受けて、消防団や自主防災組織などに対する支援体 制についてのお考えをお聞かせください。   3項目め、市道の道路排水路清掃の実態について。市内各地域において主に春先に地域ごとの市 道に沿って敷設されております道路排水路の清掃が実施されておりますが、その排水路のほとんどが 1枚数十キログラムもあるほどの重いコンクリート蓋が敷き詰められており、それを手作業で取り外 してから排水路の清掃を行い、清掃後は再び手作業で重い蓋をもとに戻す作業が必要となっておりま す。高齢化や勤務形態の多様化により、下水路清掃に従事する方々が年々高齢化し、このような作業 が大変大きな健康被害や大けがを引き起こす原因となりかねません。村上市として対策は検討されて いるかをお伺いいたします。   市長答弁の後、関連について再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、川村議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、村上市における個人情報保護対策についてのお尋ねでございますが、本市にお いても、住民票の写しや戸籍謄抄本等の不正請求、不正取得の防止、抑止を目的に本人通知制度を導 入し、8月1日からの実施に向けて現在準備を進めているところであります。このため、7月1日に 広報、市ホームページにて市民へ制度を周知いたしております。   次に、2項目め、村上市における消防団や自主防災組織などへの支援策に対する市の取り組み姿 勢についてのお尋ねでございますが、近年全国各地で頻発する局地的な豪雨、土砂災害等において住 民の生命・財産を守るために、地域の実情を熟知し、献身的に活動する消防団の重要性が改めて認め られているところであります。この災害活動時に消防団が必要な活動服、救命胴衣、革製の手袋、安 全靴など安全確保のための装備や無線機、投光器、発電機などの救助活動用資機材の充実を図るため、 消防団と協議して年次計画により配備・更新をしてまいりたいと考えております。また、団員の確保 につきましても引き続き消防団活動を理解していただくための広報活動や団員を雇用している事業所 へ協力をお願いする消防団協力事業所表示制度のさらなる普及に努め、団員が働きながら消防活動に 取り組むことができる環境づくりに努めてまいりたいと考えております。   次に、消防団員の処遇改善といたしまして、団員が消防団を退職した場合に勤続年数や階級に応 じて退職報償金を支給していますが、平成26年4月1日から勤続年数、階級に関係なく一律5万円 を引き上げております。団員の報酬、出動手当につきましては、国で示した単価及び県内、他市町村 消防団の報酬単価と比較しても適正な単価と認識いたしております。   自主防災組織への支援につきましては、毎年自主防災組織の方や町内・集落の皆さんにも参加を していただき、自主防災セミナーを開催し、地域における自主防災組織の必要性や自助・公助のあり 方について学習してきたところであり、これまで村上地区の会場で開催してきましたが、ことしは山 北地区を会場に開催することにしております。また、これまでどおり、資機材の購入に対する補助も 継続させていただきます。なお、法律の施行を受けてということではございませんが、今年度は地域 の防災リーダーを養成するため、7月末に防災士養成講座を開催いたします。   最後に、地域防災力の向上のためには、地域防災のかなめとなる自主防災組織と消防団、相互が 連携を密にして協力し合うことが重要でありますので、今後も安全装備品等の整備を計画的に促進し てまいりたいと考えております。   次に、3項目め、市道の道路排水路清掃の実態についてのお尋ねでございますが、本市では生活 環境保持のため、市民の皆様と協働により側溝清掃を実施しております。ご指摘のとおり、側溝の蓋 上げは重労働であるため、高齢化や作業従事者不足により簡単に行える作業とは言えなくなってきて おります。本市では、コンクリート蓋を簡単に上げることのできる蓋上げ機をふやすなどして、町内 会等でより多く利用していただき、労力の軽減や事故防止等に努めてまいりたいと考えております。 また、ご要望により集積された土砂の運搬処理も行っておりますので、その辺りもあわせて周知しな がら、今後も協働という中で側溝清掃をお願いしてまいりたいと考えております。なお、側溝の改修 時に合わせ、蓋の軽量化に取り組んでいく必要もあると認識いたしております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ご答弁ありがとうございました。それでは、項目1番に沿って関連について 再質問させていただきたいと思います。   まず、本人通知制度、村上市においても8月1日からこの制度を取り入れて開始するというご答 弁でした。ありがとうございます。胎内市、新発田市でも同様の取り組みをしている中で、村上市と してもそういうお考えはもともとあったということなのでしょうけれども、ここでこの問題が提起さ れてきた背景についてちょっと振り返ってみたいということで質問させていただきたいと思うのです が、まず本人に知られず自分の戸籍情報、住民票情報が自治体からとられるということが多々あった ということで、これは私もこの話を聞いてびっくりしたわけでありますが、こういう問題が表ざたに された背景にはプライム事件ということが大きく取り沙汰されたということですが、この件について は担当課長ご承知でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) はい、知っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 当然といえば当然なのでしょうけれども、概要について、ちょっと蛇足かも しれませんけれども、お話しさせてもらいますが、このプライム事件ということは3年くらい前なの でしょうか、プライム総合法務事務所という司法書士業を看板に上げて事業をしている会社が司法書 士の業務特権である職務上請求書を不正活用して、全国の自治体から全く見ず知らずの他人の戸籍や 住民票を取得し、1件当たり数万円という価格でこの情報を買い求める組織に売っていたというふう なことが発覚したということです。この情報がもとで脅迫や嫌がらせ、そしてストーカー行為、そし てまた振り込め詐欺などの実害も発生してきたことが明らかになり、大きな問題として新聞紙上やテ レビにも取り上げられ、本人通知を求める声が高まっていったというふうなことであります。弁護士 や司法書士等の法律家の方々の正当な請求行為として許される請求権だそうですが、心ないこのよう な有資格者の方たちの卑劣な行為が何の落ち度もない一般市民の私たちの日常生活に大きな不安と恐 怖をもたらしてしまったわけでありますが、このような個人情報不正取得事件は名古屋市だけで判決 が下ったものでもおととしの間に二十数件となっているようです。ここでお伺いしますが、私たちの 個人情報の基礎とも言える戸籍謄本や抄本、住民票などの本人以外の人が本人に知らせることなく取 得できる場合、いわゆる法律家の職務上請求権、これはどのような場合権利を行使できるのか、課長、 教えていただいていいですか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) 主に次のような場合があるかと思います。債権者が債権回収のために債 務者本人の住民票の写し等を取得する場合、それから債務者が債務の履行のために債権者本人の住民 票の写し等を取得する場合、また国や地方公共団体が公共用地取得のために関係人の住民票の写し等 を必要とする場合、それから弁護士等が法令に基づく職務上の必要からみずからの権限として関係人 の住民票の写し等を取得する場合などが考えられます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) それでは、私先ほどから戸籍謄本、抄本、住民票が対象にというふうに申し 上げておりますが、これを含めてこのような本人に知られないでとる情報の中にはほかに何かござい ますか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) 住民票、戸籍謄本、抄本、あと戸籍記載事項証明書というようなところ があります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) それでは、情報をとられた側に対して、村上市も8月1日から個人通知制度 を施行するということですが、どのような方法で知らせるのか教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) 住民票等の第三者交付に係る本人通知制度として、この制度は住民票の 写しや戸籍謄本等の不正請求及び不正取得及び個人の権利侵害の防止を図る目的として住民票の写し 等、本人の代理人、または第三者に交付したときに、その交付した事実を事前に登録した方に対して 通知するということで、希望される方が事前に登録していただくということです。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) これは、他市もそのようになっているところが多いようなのですが、本人通 知制度を登録しないと無断で情報をとられても通知をしてもらえないということでしょうか。登録す る必要があるということのもう少し具体的な方法について教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) 本人が登録を申請しないとわからないので、登録していただかないと通 知できません。代理人とか来られない方は郵送とかでも受け付けするような対応をしていきたいと思 います。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) どちらにしても自分が本人もしくは他人が本人通知制度は登録制なのだとい うことを理解した上で、村上市のほうに書面を用いて登録する必要があるということなのだと思うの ですが、この場合、先ほども申し上げましたが、個人情報を悪用される側の多くは振り込め詐欺等に おいてはひとり暮らしの高齢者が狙われやすいという背景もあると思うのですが、逆に言うとそうい う方々はこういう情報を通知制度ができたのだよということを知ることの難しさ、そしてまた登録制 度であるということの理解と登録行為、非常にここについてはかなり行政側で細かい丁寧な広報活動 とこれに対しての積極的な運用、登録を進めていかないとなかなかこの内容については周知、理解、 登録行為にまで進んでいかないのではないかなと、こんなふうに考えますが、それについては何か対 策は考えられていますか。先ほど市長答弁で広報とホームページというふうなことは聞きましたが、 それ以外に対策は考えられていたら教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) 広報、ホームページということで先ほど市長のほうから答弁いたしまし た。私としても考えられるところでは、窓口のほうにその制度についてお知らせのように出したいと 思います。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) できれば登録制度にしないで、本人もしくは代理人が請求をした以外の情報 を行政側が提供しなければならないケースについて、自動的に情報を取得された方にその事実をはが き等でお知らせするということにしていただければ非常に安心であると、こんなふうに私は考えるの ですが、それは無理なのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) 交付につきまして戸籍法及び住民基本台帳法に基づいて行っているとこ ろもありますので、正当な権利行使とのバランス等を考慮いたしますと登録制にしたいと考えており ます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 今のご答弁を聞けば、必ずしも登録制にしなくても通知を出すことができる のではないかなと、これは行政側の判断によるのだろうと思われるのですが、先ほども言いますが、 私ども業務上この情報をとる方たちがプライム事件というのは正当な権利として情報を求めてきてい るのです。それに対して、各自治体は当然のこととしてその情報を提供して、本人には知らせていな い。ただ、その情報が不心得な方たちの行動によっていろんな犯罪に結びついていっていると。そう いうものが自分の身に起こっているのだよということをいち早く確認することができれば、いろんな これに類似する犯罪が水際で防止する可能性というのが非常に高まるのではないかなと、こんなふう に私は考えるのですが、この辺については首長判断が大きな効果をもたらすのではないかなという思 いがあるのですが、市長、どうお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この登録制についてですけれども、私どもが今聞いていても余りよく理解で きないなと思って、私は理解していますけれども、ということで川村さんおっしゃるのは登録制をし ないで全部やったらどうかと、そういうことなのでしょう。全部やるということも私は疑義があるな と考えております。やはりまず第一義的には登録制をするということがどういうことなのか、登録制 ということはどういうことを言っているのですよということを説明をして、市民に納得をしていただ くのが先ではないかなと。そして、それで登録制でやってみて、登録制ではなくて全部やったほうが いいのではないかということになってきたらその方向に進んでいくのも一つの方法であろうかと思い ますが、まず登録制というのはどういうことなのかということを説明を徹底的にしていく必要がある なと、そのように考えています。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) では、この件についてはもう一点、これは課長でしょうけれども、今言う登 録制でなくて自動的に情報発信をしてくれということに対してなのですが、ちなみに村上市でご本人 もしくは代理人として戸籍関係の情報をもらいに来るということは申請書に書かれているからわかる と思うのですが、それ以外今ここで言う法的権限のある第三者がこのような情報を取得する件数とい うのは年間どの程度発生しているものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) 第三者による証明書の交付請求件数は、わかればよろしいのですけれど も、それについては集計しておりませんので、数字はつかめていないです。ただ、印鑑証明を除いて 戸籍関係で平成25年度中に発行いたしました証明書は3万1,000件、住民票関係で約2万9,000件 であります。これが第三者の証明とか不正目的だとか、そういう目的で申請されたかどうかというの はわからない数字です。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) かなりの件数であるなとは思いますが、ただ今住民票を交付するに当たって 全部コンピューターを使って管理されているわけですが、その中に本人が取得に来た、第三者が来た というのをチェックする項目がないのもおかしいなと、この昨今の時代背景を考えれば、その辺はコ ンピューターの管理会社との調整も含めて、ここはぜひ本人なのか、第三者が取得したのか、コンピ ューターによる管理が難しければ合計5万件、1件1件そこの違いは担当部署で管理し、把握してお く必要がある時代に入っているのではないかなと思うのですが、課長、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) 確かに今現在ではプライム事件のような、このような不正取得、不正請 求等ありますので、その辺はちょっと心配されるところはかなりあります。ただ、第三者ということ で職務上請求書というようなところで、正当な職務上必要とするような請求のところについては、私 ども把握し切れないところはたくさんあります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 交付のときに機械的に本人取得なのか、第三者なのか、項目をつくっておけ ばパソコン上で幾らでも管理できる簡単な作業ではないかなと思うのですが、ぜひそういうふうな方 向性を取り入れながら、我々も基本的な権利であります住民戸籍情報、ここについてやはりしっかり とした行政側の管理体制、管理意識、そして万が一起きてはならないような事件が発生した場合、速 やかに取得先が明確に判断できる、ここは行政側がしっかり管理すべきだと思います。これも新聞情 報ですが、この本人通知制度を導入している自治体に対してはいまだに個人情報を取得して、売買し て活用しているという犯罪行為はなくなっていないのです。皆さんご存じだと思いますが。これに対 してこれらのブローカーといいますか、組織の面々はこういう通知制度を活用している行政の物件に 関しては情報の買い取りが依頼があってもとりに行くなというふうなことが業界の申し合わせ事項に なっていると、新聞報道にそんな記事が載っておりましたので、ぜひとも本人通知制度についてしっ かりとした広報を市民の皆さんに発信し続けて、できるだけ本人通知制度に登録することがまずは自 分たちの身を守る大きな方法であるということをご理解いただくように、行政の皆さんにも努力して いただきたいと思います。   それでは、2項目めの再質問に入らせていただきたいと思います。これは、3月定例会で同僚議 員が同様の内容の質問をされていたので、大方は把握しているつもりなのですが、少し私なりに気が ついた点についてお聞きしたいなと思っております。まずは団員が不足しているという状況について、 各消防団の方も苦慮しておりますし、消防署のほうとしてもいろいろ苦慮していることとは思います が、特に消防署として若年者を消防団へ導く、このために特に対策をとっているというふうなことが あったらお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) 先ほど市長も申し上げましたが、消防団協力事業所表示制度というのがあ りますが、その普及を図りながら若者の入団促進を図りたいと思います。それで、消防団活動をご理 解いただくために区長会等でも消防団への加入の呼びかけ、そしてもう一つはみずからの地域は自分 で守るという意識の啓発を図りたいというふうに思っております。その活動内容については、広報等 で紹介したりしてみたいなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) その意識が若い方たちにも伝わっていけるようにぜひ周知してほしいと思い ますが、今、消防団協力事業所表示制度について取り組んでいると、3月の答弁では全部で79社と いうふうに答弁されていたと思うのですが、この79社というのは村上市内にある事業所数というふ うに理解していいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) 79社の数はわかるのですが、村上市内と認識しております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 本当に地域の勤労者が消防団の活動において平日出動ということは、私も経 験ありますが、まずはそうそうないのかなと、夜間の火災だとか休日の火災のときには自宅にいる団 員が招集されて活動するというケースはございましたが、あるとすれば各種大会等で郡市大会、県大 会、全国大会と平日勤務もしくは日曜勤務の方もいらっしゃるので、そういうときに仕事を休ませて いただくというふうなケースが主ではないかなというふうには理解しているのですが、それにつけて も消防団に入ると何かと業務に支障があるので、入るなよというふうな事業所間のそういう意識があ らわれているとなるとなおさら消防団入団が非常に後退するというふうなことで、非常にいい制度で はあると思うのですが、これは市長にお伺いしたいのですが、もっと積極的に消防団に社員を誘導し てくれた、もしくは今の協力制度というのは消防団歴5年以上で3名以上の企業というふうなことに なっていますが、今後もしくは1名でもこういう事業所に協力事業所として大きなステッカーなり出 していただいて、そしてやっぱりこういう方々には法的なメリットというか、財政的なメリットとし て事業税を何%か減免するだとか、もしくは市内業者が79社あるというのであれば、その業務にも よると思うのですけれども、物販関係であれば……いろんな事業所の内容によりますが、入札で市の 仕事を取得しているような業者であれば入札に対しての何らかの特例措置でメリットをつけるという ふうなことがあってもいいのではないかなと思うのですが、この辺については市長はどんなお考えで しょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 消防団の入団者が非常に少なくなってきているというようなことでございま して、今川村議員おっしゃいましたけれども、消防団員は夜だけの出動ではないわけでございまして、 特にこの村上市内の消防団は操法競技が非常に強いところがありまして、全国大会まで行ったりする と3カ月くらい年がら年じゅう練習しなければならないというようなこともございまして、非常に企 業の皆さんあるいは消防団員にはご苦労をかけているなというような点があるわけでございます。今 おっしゃったように、消防団に加入をしている事業所に対しましては、後ほど入札委員会の委員長を している副市長から答弁させますけれども、入札に点数的に配慮をしている現状でございます。多分 請負が主ではないかなと。今川村議員がおっしゃったように、物販についてはまだそこまでいってい るかどうかも含めて答弁をさせますが、いずれにいたしましても大変な事業所の負担があるわけでご ざいますので、それら特典をどうやって考えていったらいいかなと、そのように考えていきたいと思 っておりますし、問題は事業所はもとよりでございますけれども、本人なのです。消防団に入る本人 自体が消防団に入る意義、あるいは消防団に入ることによってどういうようなことがあるのだかとい うようなことを、全然我々の若いときと違っているなと、何のために入らなければならないのだとい うような考えの子が多いというようなことも非常に悩みでありますので、その点についてもこれから 教えていかなければならないというか、お願いしていかなければならないなと、そのように考えてお ります。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) それでは、入札の関係で私のほうから答弁をさせていただきます。   この消防団協力事業所につきましては、3人以上5年以上たっているというようなことでありま すけれども、その中で地域貢献度ということで、登録のときに点数がありますけれども、その点数を 10点加算をして受け付けをしております。その点でA、B、Cのランクづけが生じるわけでありま すけれども、そういう得点を与えて入札に取り組んでいます。ただ、物販についてはそういう制度が ございませんので、これからいろいろ検討課題かなと思っておりますので、よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 入札に関してよくわかりました。協力制度、あくまでも3人という縛りでは 非常に厳しいのではないかなと思うのです。やはりお一人でも消防団がいたら協力事業所であるとい うふうな認定をされてもいいのではないかなと思いますし、また事業税についてはどのようにお考え ですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 事業税の減免については可能なのかな……担当課長、どうぞ。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) 事業税については、私来る前にインターネットで調べてまいりました。今 日本で事業税の減免をしている県は静岡県と長野県、あくまでも事業税は県税でありますので、県が しないとなかなかできないのかなと思います。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ぜひとも県に働きかけていただきたいと思います。消防団についてもう二、 三お聞きします。   男女平等叫ばれてもう数十年たちます。村上の消防署においても女性職員は四、五人いらっしゃ るように見受けられますが、消防団においても地域消防団の中に女性の部隊というのではなくて、そ れぞれの消防団の中に入団を強く希望する女性がいたら認めてもいいのではないかなと、こんなふう に思うのですが、女性がまじってはまずいような法律とか規則はあるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) 女性を採用できない規則はございません。現在村上に女性消防団員は6名 ほどいます。その6名については、広報活動を中心に活動していただいておりますし、今議員おっし ゃったように各団で女性が入ってもいいのかという話でございますが、各地区においてほとんどの若 い人たちは消防団に入っていると思いますし、女性が入るとなると夫婦で入るということもあろうか と思います。夫婦で入った場合には、また災害があったときにはうちを守る人がいなくなったりしま すので〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕、その辺も重々相談しながら団と調整をしていき たいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 女性の方でも、消防団ということではないのですが、最近中学校の野球部で も女子の方が入部されて男性と一緒に活動されたりとか、そういうのをちょこちょこ目にするように なったので、やっぱり強い地域を守ろうという意識がある女性が独身、既婚でもいいのですが、いな いとは限らないので、その辺の門戸を開いているのだというふうなところがやはり広報していけたら いいのではないかなと、こんなふうに考えております。   荒川地区の春季の操法演習を先般見させていただいたのですが、先ほど装備については安全靴だ とか革手袋等々、いろいろ順次そろえていきたいというふうなことで、そこは一気にというのは無理 だとは思うのですが、私ども議員もことしから夏用の薄手の防災服を着せていただいて春季演習は参 加させてもらいましたが、私ら現役のときは、火災消火のときは必要なのだろうと思ってあれなので すが、夏場の暑いときは大変だったので、今まで我々議員が着ていたのと同様の厚手のものをまだ着 用している方もいたようなのですが、その辺は私ら荒川しか見ていないのであれですが、村上市内の 各分団において夏と冬と防災服というのですか、消防服については2タイプ分けて支給されているも のかどうかお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) 現在村上市では、活動服として冬服ですか、厚い服を皆さんに配付してお ります。それと、副方面隊以上には夏服、団員の皆さんは余り着ることはないかと思うのですが、行 事あった場合に着る薄い、私が着ているような服が配付されております。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) さっきの女性消防団の件ですけれども、山北消防団には過去に3人くらい在 籍をいたしておりますし、役場職員もその中に入っていた経緯がございますので、何ら女性が入って いても弊害がないということではないかなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ありがとうございます、市長。ただ、なかなかないので、女性も可能だよと いうふうな情報発信があってもいいのかなと、そういう強い意思のある女性ですよ、強引に勧誘する とかいうことではなくて、あくまでもそういう方がいたら大いにというつもりで申し上げております。   今の服装の件ですが、そうすると通常の団員までは夏、冬分かれた衣類の支給はないというふう なことですね。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) そのとおりでございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) これも私ども着てみて非常に感じたので、やはり季節ごとに消火活動といろ いろあるのかもしれませんが、特に演習だとかに関しては見た目の服装がそろうということの大切さ と着ている本人の苦労も考えて、これも経費のかかることかもしれませんが、夏、冬分けた防災服の 支給というふうなことで努力していただきたいと、こんなふうに思います。   もう一つ、操法のときに感じたのが、競技に出る方たちが1秒でも2秒でも早く放水をしたいと いうことでそれぞれ運動靴だったり〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕、地下足袋だったり、 ズボンの裾をきゃはんみたいので巻いているのはまだいいのですけれども、ガムテープだったりいろ いろあったのですが、こういう競技に出る方たちに対してですが、そろいのものを支給するというよ うなことはできないものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) 今現在競技に出る者については、各分団にお任せしております。放水とか の部分でズボンとかがばらばらになる部分については編み上げ靴を今年度から全団員に配付する予定 でございますので、操法のほうは各分団でお願いしたいなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 市長も時折お話しされますが、全国大会に出場できるほどの操法技術を持っ ている団もあるわけですから、やはり有事のときはそういう規律がみずからの身体、命を守る、大き な要因になると思いますので、操法の競技そのものも大切にしていく必要があるなと。その上でそう いう着衣がそろうということも必要なのだろうと思いますので、ぜひともそれについては各方面隊に 徹底して、消防団支援法で金銭的な支援も可能になってきているのではないかというふうなお願いし ておりますが、よろしくお願いします。   それでは、時間もなくなっていますが、3項目めの下水掃除のときのコンクリート蓋、これにつ いては現在市内で総延長はどのくらいありますかというふうに聞いたらお答えできますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) まことに申しわけないのですが、延長までは把握しておりません。 とにかく4メートル以上ぐらいの道路になりますと基本的に幅30センチぐらいの側溝になりますと ほとんどがそういう重い蓋になっているかと思います。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 先ほど軽量の蓋に改修をしてというふうな答弁もありましたが、荒川地区に おいてもそのようなものに変わってきているところもところどころ見受けられます。この蓋を取り外 す器具……地域に十分にというふうな答弁でしたが、この器具が近年新しいものになっていればいい のでしょうけれども、非常に使いづらい、特に私がやっているエリアでは、荒川地区では使いづらい し、数が少ないというふうなことで、素手では上げられない年齢になっていますし、この辺について 早急に現状把握をしていただきながら何とかしてもらいたいと。   あとは、従来は家庭排水が混入していたので、地域の自分たちの清掃ということでそういう認識 が強かったのですが、下水道が完備されて家庭排水が全く入らない、雨水のみ、道路排水のみみたい なところもふえてきているわけです。この辺については、市としてはどのような、清掃の義務だとか 管理上の責任の部署だとかはどんなふうに捉えているかお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 基本的に道路の側溝でありますので、私どもの管理となります。 ただ、家庭の雑排水が今まで入ってきていたものが今度下水の普及によって入らなくなってくるとい うことは考えられますけれども、基本的に砂とかほこり、土砂関係がやっぱりたまると思いますので、 においの関係で1年に1遍、側溝掃除をしていたものが2年に1遍とか3年に1遍とかというふうな 回数は減ってくるのだと思いますけれども、やはりその辺のところは基本的に地域の方々に今までど おりお願いしていくというふうな考えを今のところはとっております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ありがとうございました。これも地域協働の考え方でいかざるを得ないとい うふうには考えておりますが、できるだけ〔質問時間終了のブザーあり〕安全にできるように努力し ていただきたいと思います。   早目に終わるつもりが時間いっぱいになりましたことをおわびして、私の一般質問を終わらせて いただきます。ありがとうございます。 〇議長(板垣一徳君) これで川村敏晴君の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会いたします。   また、明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでございました。           午後 2時56分  散 会