平成26年村上市議会第2回定例会会議録(第5号) 〇議事日程 第5号 平成26年6月17日(火曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(24名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    19番   小  林  重  平  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君                                              〇欠席議員(2名)   12番   川  崎  健  二  君    26番   板  垣  一  徳  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    高   田       晃   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     大   滝   一   芳   君        税 務 課 長    板   垣   喜 美 男   君        市 民 課 長    佐   藤   勝   則   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     佐   藤   憲   昭   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    東 海 林   則   雄   君        会 計 管 理 者    忠       芳   夫   君        農業委員会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   米   山       聡   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇副議長(平山 耕君) ただいまの出席議員数は24名です。欠席の届け出のある者は2名です。 定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇副議長(平山 耕君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、13番、木村貞雄君、25番、片野鉄雄君を指名い たします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇副議長(平山 耕君) 日程第2、昨日に引き続き、一般質問を行います。   本日の一般質問は2名を予定しております。ご了承願います。   最初に、16番、姫路敏君の一般質問を許します。   姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) 姫路敏です。これから一般質問を行います。   私の今回の一般質問は3項目ございまして、最初に人口減少問題について。人口減少問題につい ては、何度か一般質問を行ってまいりましたが、それら全体を質問の対象といたしますが、とりわけ 現在チャレンジプランを作成して取り組んでいるということですので、その現況を教えていただきた いということでございます。   2番目、福祉と医療について。健康診査の受診率のアップの取り組み、そしてまた子ども医療費 助成の現況を聞かせていただきたいと思います。   3番目、村上総合病院新築についてですが、移転新築に係る現状を聞かせていただきたいと思い ます。   この3項目でございます。よろしくお願いいたします。 〇副議長(平山 耕君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、姫路議員の3項目のご質問につい て順次お答えいたします。   最初に1項目め、人口減少問題についての人口減少問題対策チャレンジプランの状況はとのお尋 ねについてでございますが、先日の長谷川議員の一般質問でもお答えいたしましたとおり、平成26 年度から取り組む事業として計画した9事業につきましては既に事業開始または事業実施に向けた準 備作業に着手しておりますし、中長期的に取り組む事業として計画した15事業のうち一部の事業に つきましては平成27年度の予算計上、あるいは平成26年度中の補正対応を含め準備作業に着手し ている状況であります。   次に2項目め、福祉と医療について、健康診査の受診率のアップの取り組みについてのお尋ねで ございますが、特定健診では受診者の負担軽減を図るため、平成25年度から健診料金の引き下げを 行っております。また、セット健診を実施して受診回数の負担軽減を行うとともに、勤務している方 の利便性を図るために土曜、日曜日も健診日とするなど受診しやすい体制づくりを実施しております。 平成25年度から特定健診の受診者がふえてきており、確定値ではありませんが、受診率が目標値を ほぼ達成できる見込みであります。また、各種がん検診においては胸部レントゲンと喀たん検査を除 き、全ての検診で前年よりアップしております。市民の健康増進のために今後も受診率向上に努めて まいります。   また、子ども医療費助成の現況についてのお尋ねでございますが、平成25年9月からは対象児 童を入院・通院ともに小学校卒業までとあったものを中学校卒業までとして制度の拡充を図ったこと もあり、平成25年度の医療費助成実績としましては助成延べ人数7万6,513人、助成金額1億 1,823万円となっております。これは、平成24年度実績と比較しまして、4,121人、563万4,000 円の増加となっております。   次に3項目め、村上総合病院の新築について、移転新築に係る現状についてのお尋ねでございま すが、先日の鈴木議員や相馬議員の一般質問でもお答えいたしましたとおり、厚生連では現在、厚生 連全体の3カ年計画と財政計画を策定中であり、ことしの秋ごろにはその内容が明確になってくる見 込みとのことであります。内容的には厚生連全体の財政状況や事業計画であり、当然村上総合病院の 新築につきましても検討されていると聞いております。また、村上総合病院内の移転新築準備室にお きましては、病院新築に係る用地を確定するための検討や事業計画の再検証を行っているとのことで あります。なお、本市といたしましては早期の新病院建築のため、厚生連と連携を図りながら今後も 対応してまいりたいと考えております。   以上であります。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ありがとうございます。それでは、再質問させていただきますが、人口減 少とか福祉、医療の問題は各課全般にわたる問題だと私は思いますので、担当部署以外にでもいろい ろとご意見を賜る場面があろうかと思いますので、よろしくお願いします。なお、答弁は明瞭に、簡 潔に行っていただきたいと思います。   最初に、私資料を用意しましたが、資料の1番をごらんいただきたいと思います。これは、3月 議会でも出したのですけれども、これ乳がん検診の平成25年度の村上市の福祉と保健78ページ、 乳がん検診の平成24年度の実績をここに挙げておりますけれども、ここで平成24年度の1万8,986 人が対象者数となっておりますけれども、この対象者数というのは偶数年齢の申し込んだ人と希望し ない人、またそこにプラスして奇数年齢の人、奇数年齢の人は最初から案内は行きません。41歳と か43歳、45歳。偶数年齢の人に案内が行くわけですが、この奇数年齢の人は未提出という位置づけ になります。私これ担当に聞いていますけれども、未提出という位置づけ。そこで、あとプラスされ るのがほかで受診しますと言っている方々2,420人。合わせると、対象者とすべき数は2万1,406人 になるのだろうと、こういうふうに思っております。それともう一つは、受診率が悪いといいながら も奇数年齢の人を未提出のことに含めてしまうということは、幾ら頑張ったって全員偶数年齢の人が 受診しても50%にしかならないと思うのです。その辺の計算のあり方そのものがちょっとおかしい のではないかなと、こういうふうに思いますけれども、保健医療課長、これどういうふうにお考えで すか。 〇副議長(平山 耕君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 偶数年齢、奇数年齢の関連につきましては、今姫路議員がお話し したとおり、ちょっと精査するところがあると思いますが、他で受診というのがあるのですが、これ はうちのほうとしては市の検診で受けた方を対象にしているということで解釈しております。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市の検診で受診した人の受診率というよりもその中に入っている年齢の人 がどういった形でがん検診についての受診を行ってきているか、いわゆるほかで受診という方々もい らっしゃいますが、ほかに受診したという人の状況もやっぱり把握していかなければならないだろう と、こういうふうに思います。また、奇数年齢の人には案内もしていないですよね。案内していない のに未提出者として決めてしまって、一つの数字に入れてしまっている。これは、どう考えても受診 率がアップしていかない一つの要素になっているのではないかなと思います。だから、正確な数字を 出す必要性があるのではないかなと、こういうふうに思っておりますが、いかがですか。いま一度そ の辺検討してみませんか。 〇副議長(平山 耕君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 3月に議員からそのお話がありまして、精査しておりますけれど も、奇数年齢も確かに案内というよりは県単の事業で奇数年齢者も受けられる日がございますので、 その辺も含めてちょっと精査させていただきます。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 正確な数字で受診率というのを出すべきだろうと、こういうふうに思って いるわけです。資料2をちょっとごらんいただきたいと思いますが、これは3月の議会でもやりとり した内容ですが、例えば乳がん検診の結果というところなのですが、平成25年度で当初判定2が 651人、あれは1月だったのであれですけれども、3月締めたところで705人となっております。 平成24年が974人、平成23年度が1,044人という数字がこういうふうに出ております。今年度か ら何か改善したという話を聞いておりますが、これはどういうふうになったのですか。要するに判定 1と判定2はお知らせしなかったわけですよね。しかし、県のガイドラインではちゃんと通知しなさ いよと、通知した上で、それで次回の検診をまた受けなさいよというふうに言っていってくださいと いうふうになっているのですけれども、これは村上市としてどういうふうになったのですか。 〇副議長(平山 耕君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) その後検討した結果、順次案内を通知するということにさせてい ただきました。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 案内をするのではなくて、受診の結果、判定1、判定2はその結果をお知 らせしなかった、判定3以上はお知らせして再受診しなさいと、要精検ですよということだったので、 要精検ではない1と2に対してみれば異常なしも何もお知らせしないと、お知らせしないのは異常な しということになっていたはずなのですが、これはどうなったのですか。 〇副議長(平山 耕君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) ちょっと伝わらなかったかと思いますが、判定1、2とも異常な しの通知につきまして順次実施することにしました。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 判定1も判定2も異常なしをやるの。判定1は異常なしでしょう。判定2 はエックス線でお医者さんが影が見えるのだけれども、このぐらいであれば良性だろうという判定を しているのが判定2なのです。だから、判定2の人は通知が来なければ異常ないということだったの でしょう、今まで。そうすれば、判定2の人は自分がどういう状態だかわからない、異常ないと思っ ているわけです。これではいけないということで、県のガイドライン見たら、その県のガイドライン では判定1も2もちゃんと教えなさいよ、通知しなさいよとなっているから、それを指摘しているの です。それどうなりましたかと聞いている。 〇副議長(平山 耕君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) ですから、通知をご本人に順次することにいたしました。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そうすれば、判定1も判定2の人も、判定1は異常なしです、判定2の人 は、あなたは判定2ですよと、判定2というのはどういうこと、影が見えるけれども、お医者さんが オーケーしたやつですよというふうにお知らせするという判断でよろしいのですか。1回でわかるよ うに説明しなさいよ、あなた。 〇副議長(平山 耕君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 良性の異常なしが判定2なわけです。判定2の良性の異常なしに つきましては、私どもは県指導課のほうにも聞きましたけれども、異常なしで通知していいという判 断でございましたので、異常なしで通知させていただくことにしました。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それはおかしいでしょう。判定2というのは、お医者さんが見て、これは 影が写っている、これはおかしいなと、でもこのぐらいであればお医者さんの見解としてみれば良性 だと言っている事実を伝えないといけないでしょう。判定1は、これは異常なしと、何もないですよ と。だから、判定1と判定2の人はその状況を知らないということでしょう。判定2の人の正しい状 況を教えてやるのが仕事ではないの。市長、どう思いますか。 〇副議長(平山 耕君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 判定1と判定2をどうするかという議論でございますけれども、判定1につ いては問題ないということでありますので、判定2につきましては何らかの形で今おっしゃっている ようなことをどこかに記していくと、そういうような結果を出せばいいと、そのように考えています。 そういうふうにさせていきたいと思っています。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そうですよ。判定2だったら、お医者さんはそれは見てわかっているわけ です。その事実を知らせてやれば、判定2の人はあとは心配だから半年後行こうか、今行こうかと、 それは考えればいい話。常識的なところをもう少し整理していただきたいなと。私3月からそのこと を言っているのです。そういうところをしっかりとやっていただきたいなと、こういうふうに思って もいますが、資料3にとりあえず乳がん検診の茨城県の実施している指針があります。非常に進んで いる指針でございます。ここについてどうだこうだでなくて、一応参考にまでして見てもらいたいな と、こういうふうに思います。どういうことかというと、せっかく受診しているのだから、受診の結 果を正確に受診した人に伝えてあげるということがとりあえずは大事なことなのではないかなと。前 回も述べましたけれども、判定2の人が2年後に受診に行ったら、自分は判定2だったのが2年後に わかっているということ自体が、影が見えているのだったらもっと早く教えてよという事実があった ことを取り上げて言っているわけです。保健医療課長、そういう事実を私は持ってあなたに検討して くださいと3月には言っているのですけれども、その内容が今市長が言うのがわかります。本当に判 定2の事実を少しコメントしてやればそれで済む話、それをやるべきだと思います。いかがですか。 〇副議長(平山 耕君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) おっしゃるとおりだと思うのです。まだ県内の20市なども良性 の異常なしは通知していなかったものですから、それらも整合して答えたことでございます。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) せっかく受診している人もいて、受診率アップを考えているのであれば、 その事実をしっかりと伝えるというのは大事な仕事の一つです。それともう一つは、究極なところ、 人間ドックというのが検診の最たるところだなと私は思っているのですけれども、人間ドックは村上 市には今現在ありますか、保健医療課長。補助金がありますか。助成制度が。 〇副議長(平山 耕君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 現在ございません。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 資料の4を見ていただきたいのです。これ胎内市の人間ドックの状況、人 間ドックの助成の実態です。胎内市では3分の2の助成をしております。3分の2ですよ、市長。そ れで、胎内市のほうは受診者が平成25年度で989人です。2,348万円出費しております。CTが 288件で224万円、喀たんが51件で11万5,500円。胎内市の助成には脳ドックもあるのです。脳 ドックは平成25年度では7件、16万1,700円を助成しているという胎内市の実態です。それで、胎 内市だけ特別なのかなということで、私いろいろとちょっと調べてみました。そしたら、人間ドック の助成、新発田市も3分の2の助成をしております。あと、阿賀北4市、阿賀野市は1万5,000円、 75歳までは助成、75歳以上は1万円ということでございます。ですから、いわゆる北のほうの市、 4市は一生懸命取り組んでおるわけです。ぜひ村上市でもこういった形の中で助成というか、そうい う人間ドック助成もひとつ考えていただきたいと思うのですが、市長、どうですか。 〇副議長(平山 耕君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 以前はやっていた経緯があるのです。それが合併を機にやめてしまったとい うことでありますので、検診をして、そして病気を早期に発見をし、そして健康で医療費を減らし、 そして健康寿命を上げていくと、そういう観点から到底必要な事業であると、そのように認識してお りますので、保健医療課と打ち合わせしながらそういう体制ができるようにしていきたいと、そのよ うに考えております。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ぜひ前向きに考えていただきたいのです。それで、ちょうど平成23年7月 21日、市長と市民のふれあいトークというのがございまして、神林の改善センターでこういう質問 が出ているのです。近隣の市では国保加入者が人間ドックを受ける場合に助成をしていますが、村上 市にもやってもらいたいと。3年前です。そのときの答弁、市長が答弁したのか、誰が答弁したのか わかりませんけれども、村上市ではセット検診を実施しています。セット検診はどこでも今はもうや っていますが。現在国保加入者の人間ドックに対して助成はありませんが、今後考えて検討してまい ります。こういうことを言っていて、その後のコメントはない。ちょうど5月の18日、村上のクリ エート村上で議会との市民懇談会のときにでもどうか人間ドックをやるのに助成制度をつくってもら えないかと数年前からも訴えているのだけれども、村上市は振り向いてくれない、何とかしてもらえ ないかという声が出ていました。今市長答弁もございましたが、前向きにつくられるような方向性、 今言ったように人間ドックに助成してもその後の医療費の抑制につながればこんないいことはござい ません。保健医療課長、どうですか。少し考えてみませんか。市長言われるように。 〇副議長(平山 耕君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 受診率の向上につながることですので、検討させていただきたい と思います。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ついでに山北町時代はあったのです。合併とともになくなりましたけれど も、山北は一生懸命1万3,000円から1万8,375円もやっていたわけですから、市長のお膝元でそ ういうふうにやっていたわけですから、ぜひ復活してやっていただきたいなと、こういうふうに思っ ております。   次に、子ども医療費助成についてですが、この子ども医療費助成、資料5を見ていただきたいの ですが、これは平成25年度の助成の実績です。先ほど答弁にもございました。平成25年度は1億 1,823万180円、これが助成されております。この金額をもとにして、では内容はどうかというと、 下のほうにちょっと小さく書かれているのですが、県の交付金の中では6,229万4,783円、その中 で県が出している分が3,114万7,392円、2分の1です。あとの2分の1は市が出している。もう一 つ、半分はそのまんま市が出している。こういう実態の中で5,593万5,397円の実態に対してこの たび過疎債を1,000万減らして5,500万になったわけです。6,300万から5,225万円に、これはみん な過疎債事業でやっておりますので、これは過疎債でいいと思うのです。それを棒グラフにしたのが 2番目です。就学未満児、これが3万7,851、通院も入院も。そのうち括弧内402件が入院の人です。 小学生が3万417人、通院、入院とも、括弧内がそのうち入院93。小学生のほうが5,481万9,058 円、未満児よりもちょっと上がります。これは薬の量とか、そういったことなのだろうとは思います。 ただ、ここで今後の検討材料として1足す2足す3は平成25年度の実績の数字と一緒です。当たり 前ですけれども。1足す2足す3ダッシュは平成26年度の予算概要から中学生は今度全員中学卒業 するまで助成しますので、その分を入れると1億2,400万ぐらいになります。私がこのたびこれを 提案をしたいというのは、高校生まで、18歳まで持っていったらどうなるか。これ中学生並みの医 療費で件数で試算した場合、これ福祉課で試算したやつですね。中学生並みになった場合、2,146万 7,500円、C番です、が発生するでしょうと。そうすると、1億4,549万5,495円になるだろうと。 だろうの話です。そうすると、その分だけ負担はふえるけれども、でも子育てという部分からすると 高校卒業までの手助けも必要なのではないかと、こういう観点からいくとどうなのだろうと。今現在 県のほうで18歳までの補助になっている内容を福祉課長、教えてください。 〇副議長(平山 耕君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) ただいまの質問ということになりますが、県のほうでは平成28年度ま でについて2年間につきましては高校生の医療費も半額補助をするというようなことで申しておりま す。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 人数に関係なしですか。よく県で言われる3人目とか、そういうことを言 われる場合ありますけれども、その辺はいかがですか。 〇副議長(平山 耕君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 昨年の9月時点では、第3子までだったわけなのですけれども、平成 26年2月だったと思うのですが、それが追加ということになりまして、2年間だけ第1子、2子も 一応補助の対象に入れますというようなことに発表がありました。ただ、私どものほうでは人数的な もので制限が若干かかっておりますので、第3子以降の分ということで捉えられても金額的にそう動 くものではないと、そういう認識をしております。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 県のほうもそういうことで、少しずつではありますけれども、前向きに捉 えて、そうすると18歳までの間の医療費補助も採用しようではないかという動きでございますね。 平成26年4月、ことしの4月から高校卒業まで同じ助成をしていきましょうよと言っているところ、 関川村、粟島浦村、これは確実に高校卒業まで見ましょうと、助成しますと。ここで言いたいのは、 私合併するときの慎重論者だったです、合併する前は。でも、今こうやって合併したのだから、ああ、 合併してよかったという村上市をつくるためにいかにすればいいのかということをずっと考えていま す、合併以後。合併前は、私は慎重だったのです。でも、合併からせっかく合併したのだからいい合 併ではないと困る、いいようにしていこうと。ところが、関川村と粟島浦村は今やったようにそうい う県の発信をきちんと受けて、そして高校生までいち早く助成を上げているわけです。村上市は何に もしていない。よく市長が言う合併のトータルメリット、スケールメリットを大きくしていこう、だ から合併してよかったのだと、そのためにはやっぱり合併してよかったというのであれば関川村、粟 島浦村よりもずっと充実した子ども医療費助成ができてもいいのではないですか。教育長、どうです か。教育の観点から。 〇副議長(平山 耕君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今のお話で高校生まで助成をしていくという形でありますけれども、私の 範囲は義務教育でありますけれども、それが広がっていくということは保護者への負担軽減という意 味ではいい考えではないかなと思います。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長、どうでしょうか。まだまだ遅くはないので、今からでも高校生まで 助成の幅を広げようという、市長が提案すればすぐです。ぜひやってもらいたいのですが、よろしく お願いします。どうですか。 〇副議長(平山 耕君) 傍聴者に申し上げます。静かにしてください。   市長。 〇市長(大滝平正君) 子ども医療費助成でございますけれども、関川、粟島浦村の例がありました が、前からそういうような優遇策をとっておりますので、それは別といたしまして、村上も中学校卒 業まではやっておるわけでございます。今県が発表したのは高校まで2年間だけやると。2年間たっ たら、では高校生なくなるのですかと私ども言いたいのです。2年後はどうするのですかと。2年後 は各自治体で持ちなさいということですかと。やはり県も本当にそれをやる気であったら前もって市 町村長や市町村に相談するとか、どうですかとかということでなければ、いい制度でありますので、 何で2年間にしたのだろうなと不思議でならないです。これが継続的にやっていくということであれ ば大賛成です。みんな手を挙げたのですけれども、思いつきでやったのかな、どうかわかりませんけ れども、15日の新聞に大きく出ていましたけれども、何で2年間なのだと、おかしいではないかと、 2年後は、では各市町村自体でやれということなのですかと言いたいので、いい制度であるので、そ ういうことは取り入れていきたいのですけれども、問題はそこなのです。それをちょっと今県と折衝 しているということです。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 頑張っていただいて、2年間はあるわけですから、ぜひまずやってみて、 あと2年間の間に市長が県と県議などを通してそれを持続させていただきたいという交渉を市長の大 きな裁量の中でやっていただければなと、私はこのように思います。それにしてもいい制度ですから、 ぜひ活用して前向きに考えていただきたいなと、こんなふうに思っているわけです。   人口減少問題にこれから入っていきますけれども、人口減少問題でチャレンジプランの中をめく っていくと子育て支援作業部署というのもございますが、今年度乳幼児のおむつとか、あるいはメル マガとか、2つ事業に上げておりますが、これは全部新規事業でしょう。 〇副議長(平山 耕君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) はい。おっしゃるとおり、子育て支援メール及び紙おむつの処理支 援事業については新規でございます。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 新規事業も確かに大事です。みんなでいろいろと政策をぶちながら、アイ デア出しながらでって大事なのです。既存の今やっている、例えば子育ての支援ってどんなものがあ るのだいと、もう少しそこのところを幅広げたらいいのではないか、もう少しこうしたらよくなるの ではないかというような物の考え方も必要なのではないか。新しいことは新しいことでいいのですけ れども。というのは、先ほど資料5も見たように、入学の前で3万7,851件もあるのです。相当な ニーズですよね。これなくなったら、これ全部金額各家庭で払っていなければいけない金額です。で すから、何を言いたいかというと今現存の助成金、あるいはやっている事業をもう一度眺めていいと ころを伸ばしてあげるということもチャレンジプランの中に今後考えてもらいたいのですが、どうで すか、政策推進課長。 〇副議長(平山 耕君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) このたびのチャレンジプランの策定に当たりましては、議員さんに 最初にご説明申し上げたときに、とにかく市民の皆さんの意見をよく聞きなさいというようなご指摘 をいただきましたので、極力職員が健診の現場ですとか、それから母子手帳の交付の現場ですとか子 育て支援センターの現場ですとか行きまして、今一体何が不足しているのか、何があればいいでしょ うかねということを小まめに聞き取りまして、それを具現化していくということで今つくっているわ けですが、特に中長期に取り組む事業といたしまして挙げたもの、例えば子育て支援センターの開設 日の拡充だとか、それから家庭児童相談員の体制強化といった今近々に迫られている問題について掲 げております。今おっしゃったような件につきましても、各担当の部署で具体的な検討をする必要は あろうかと思います。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ぜひお願いします。新たな角度、それと今既存の中での違う角度から見て どうあるかも含めて、作業部署でちょっと指示していただいて、その辺も練っていただきたいなと、 こういうふうに思います。このチャレンジプランの中の企業設置奨励条例の拡充による企業誘致の推 進とございます。これはいいことだと思うのです。これで企業のやる気を起こすという部分でいいの ですが、商工観光課長にお聞きしますけれども、求人倍率ってどのぐらいだかわかっていますか。 〇副議長(平山 耕君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 3月までは1を超えていたのですが、この4月若干下がりました。 5月については、まだデータが来ておらないと。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) さすがです。見ていますね。4月までの情報は最新としてあるけれども、 昨年の7月から1を超えて、12月には1.36、これは何を意味するかというと人手不足なのです。今 新しい企業もわかる。こうやって推進条例をやって、誘致を持ってくるのもわかる。既存の企業が人 手不足に陥っているという現状をよくつかまないと。私は知り合いに聞いて、ジャムコさんも含めな ぜ胎内市に行ったか、その一番の要因となっているのが人なのです。働く人が村上では来ない。少し でも新潟寄りのところに行って、そこで求人をすれば何とか集まるのではないか。それで、時代背景 もございまして、せっかくジャムコさんをはじめ関連企業もたくさん今そのおかげで潤っております。 しかしながら、その企業はどんどん募集しているのだけれども、猫の一匹も来ない。こういう状態。 やっと正社員で入れて、そしてOJT3カ月ぐらい組んで、そして仕事が習えるようになった。製造 の仕事は私もやっておりましたので、大体ピーク時で48人ぐらい女性軍使ってやっていた時代がご ざいます。資材の管理から始まって、それで頭から入って、ベルトコンベアーでもあれですけれども、 前工程、中工程、後工程、検査工程、出荷と。私取引しているときには、ソニーさんの取引だったの ですけれども、ソニーのラインを1日とめると、1時間とめると100万円だよなんておどされてや っておりましたけれども、後工程につながるようにどうしても前工程つくっていかなければならない。 そうすると、どういうことになるかというと、前工程の人が例えば10人編成とします。その中で8 人で今までやって10時、11時まで当たり前のように残業してやっとつくっていた。それで、新人が 2人入ってきて、これで10人になって、そして残業もやっと2時間削れて8時までの残業で何とか なるようになった。ところが、3カ月、半年したらその新人の2人のうち1人がやめてしまった。ま ただんだんもとに戻ってくる。これを労働、悪のスパイラルという。製造業の中で。何ぼやっても間 に合わない。これが今の工業団地も含めて、協力工場も含めての現状だと思うのです。そして、募集 をかけても来てもやめてしまう。ですから、人手不足と定着がしない、これが今の問題点の大きな問 題点。では、行政として何をすればいいのだということになりますけれども、私は市長みずからがも う高校回り、学校回り、いわゆる進学校以外の学校にでも回って、そして引き寄せてくるような営業 をせいというのはおかしな言い方ですけれども、人を呼んできて、ジャムコさん、あるいは関連企業 さんにご紹介できるような環境をとるべきだろうと思うのです。どうですか、市長。 〇副議長(平山 耕君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私が行かないまでも結構各学校には行っております。おっしゃるとおり、昨 年建設関連企業で高校生、大学生を募集したら2人しか来なかった、それが現実でございますし、ま た雇用の場の確保、雇用の場の確保と叫んでいますけれども、今おっしゃったように、ではいざ募集 してみると応募がないという現実があります。ジャムコもそうでございますし、三幸製菓につきまし ても非常に多くの人を求人をお願いしたいのだけれども、雇用の量がないのではないかというような ことでありますので、非常にその辺にミスマッチが起きている傾向があるというようなことでござい まして、今我々は担当となぜそうなっているのだろうと、雇用の場がほしいと〔質問終了時間10分 前の予告ブザーあり〕言っている割には募集しても来ないということは何なのだろうというところを まず追及していかなければならないなと、そのように考えているところでございます。いずれにいた しましても、これは人口減の問題もあるわけでございますが、人口減の問題についてはこの前も言い ましたけれども、国策として国がしっかりと国の政策としてつくり上げていく、そういうような時代、 時期に来ているのだと、そのように感じております。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 確かにそういった意味で国もそうなのですが、地方自治体は自立して頑張 って政策を打っていってもらいたいなと、こういうふうに思います。中小企業がやっぱりこの中で多 いわけです、村上市で。先般の片野鉄雄議員も言われておりましたけれども、そういったときこそ中 小企業振興基本条例とか、そういったものを村上市で制定して、中小企業、そして行政、そして住民、 雇用されている人を含めてどうあるべきか、どうやってやっていくべきかというのを考えていくのが 今こそ大事だなと思いますけれども、商工観光課長、どう思いますか。 〇副議長(平山 耕君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 中小企業振興基本条例につきましては、今後検討させていただきた いと思いますし、昨年平成25年12月に市長が答弁しておりますように、中小企業こそがこの日本 を立ち上がらせてきたということでございますので、その辺はしっかりと支援策を充実してまいりた いと思っております。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ぜひ頑張ってもらいたいのですが、最後に村上総合病院の件です。昨年の 5月に厚生連のほうから発表ございました。村上駅の西側のほうに建てるよと。それから受けて、村 上市は2,800万円をかけて村上周辺まちづくりプラン基本構想の業務委託などをやってきました。 昨年の12月の議会全員協議会の席で、私進展しない中で村上総合病院さんは本当に大丈夫なのかい と、やる気あるのかよと申し上げました。もしかして2,800万円の村上市でプランを立ててお金出 しているのにしないということになればみんな水の泡になるのではないかと、村上総合病院さんと契 約を結んだほうがいいのではないかと、こう申し上げましたら、政策推進課のほうで契約というより も1つは最初に覚書、その後現実のところで協定書の締結なども考えられるということを言われてい ましたけれども、覚書は結びましたか。 〇副議長(平山 耕君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 覚書は結んでおりませんけれども、さきの議員の答弁にもお答えいたしまし たとおり、厚生連から末武理事長にご足労願って、その点についてもしっかりと話をさせていただき ました。まさか新築移転をやめるなんていうことではないでしょうねと言ったら、いや、それはない ですと、平成27、28、29年の経営計画あるいは財政計画の中にしっかりと盛り込んでいきたいと、 そのように信じてくださいと言わんばかりの言葉でしたので、それでも建てなければ覚書になるので しょうけれども、今現状はそういうことでありますので、平成27、28、29年の厚生連の計画の中に は確実に盛り込んでいくということで返答をいただいております。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長、平成27年、28年、29年の厚生連の計画の中に村上総合病院新築の 話が入らなかったら、市長どうしますか。どう責任とります。一生懸命考えた末、村上総合病院は西 側に行くのはこの3カ年の中ではとてもできないという結論が出されたら市長はどうします。 〇副議長(平山 耕君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いや、その結論は考えておりません。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) では、その3カ年の中に入ると言ったら入るのだと、それしかないという ことでよろしいのですね。でも、覚書そのものはやっぱりきちんととっておくべきだろうと私は去年 の12月のときに言いましたが、そういうことでございます。私、去年の12月でなく、その前の12 月の議会のとき、もしかして村上総合病院、日下の方面のほうを〔質問終了時間5分前の予告ブザー あり〕考えているのではないですかという話が私にちょっと聞こえてきたものですから、それで市長 にどうですかと聞いたら、市長は、いやそんなことはない、聞いていないということのやりとりだっ たのですけれども、日下のほうに行くとなれば村上総合病院としてみれば土地の用意はまずとりあえ ずは要りませんよね。土地は村上市で持っている土地を提供すればいいのですから。大体民間企業か ら考えれば、土地を一から取得するということから始めるよりも、土地はそこにあるものを使わせて もらえればすぐにオーケー出ますよね。大きな財政負担がなくなるわけですから。よくよく考えてみ ると、村上総合病院が西のほうに建てると言ったおかげで自分たちでみんな今度土地の買い占めから 始めなければいけない。こういう状況になれば、二の足を踏むのは民間企業であれば当たり前だと思 うのです。よくよく考えれば、それが足かせになって、今度の建設費用のほうの負担にかかってくる。 確かに厚生連の場合は固定資産税は取れません。でも、私は民間企業の主とした考え方の中にはそれ があるのだろうと。例えば阿賀野市の水原郷の病院を市で直して、そして厚生連に運営を任せたよう な形とは違うわけです。厚生連一から全部、そういうのであればいっそのこと私思うのですけれども、 西側の土地を進まないのであれば必要な分村上市で買ってしまったらいかがですか。買ってしまって、 その上でどんとやりましょうよと言った方が早いのではないですか。そうすればものすごくスムーズ に前に進むような気がします。厚生連に物事をさせているのではなくて、村上市で買ってしまって用 意したらどうですか。市長、それどうですか。 〇副議長(平山 耕君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 理由は、今姫路議員がおっしゃったような理由ではないと私は捉えておりま す。ご承知のとおり、農協は非常に岐路に立っています。農協改革あるいはTPP、いろんな問題を 抱えて、恐らく経営的にもこれからの将来的なことを考えてどうするというようなところまで来てい るということを考えて、いわゆる経営計画、財政計画が立てられないというようなことで平成27、 28、29年の3カ年に建てるということだと思っております。土地は市で買うとか、自分たちが買う とかという問題ではないなと。厚生連が土地を求めるにしても簡単に求められると思います。 〇副議長(平山 耕君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) すみません。時間がないので。市長、今市長が答弁されていますけれども、 経営が財政上圧迫している困難だからこそ、日下であれば土地が買わぬでもいいからうまくいくと思 うのです。でも、今厚生連が考えている形が来年度以降も経営的に厳しいのだと、TPPもあるのだ と、その中で農協が株式会社化もされるのではないかという不安材料もあるのだと、環境が違うのだ というのは二、三年で直る話ではないではないですか。そうすればもっと厳しくなるということは、 村上総合病院の建設はもっと遠くに行ってしまうということでしょう。よくよく考えてみれば、土地 の件でもしかして進まないことなのであれば、それがもしかして財政上に無理がきているのであれば、 それは市としてよくよく話し合って、用意できるところの土地は用意するべきなのだろうと、こうい うふうに私は申し上げたいのです。この答弁は要りませんけれども、一応そこもひとつ考え方の一つ にとっておいてもらいたい。私今回、もう時間もないので、一般質問してきましたが、今の受診率ア ップ、子どもの医療費助成、これは近隣の市町村でやっている話ですから、ぜひ前向きに捉えて、そ して人口減少に伴ってのチャレンジプランの中での中小企業関係の話し合いの場を設けるような条例 制定、これはしっかりとやってもらいたいと、このように思います。ぜひ頑張っていただきたいと思 います。   これで一般質問を終わります。 〇副議長(平山 耕君) これで姫路敏君の一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。           午前10時51分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇副議長(平山 耕君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(平山 耕君) 次に、18番、滝沢武司君の一般質問を許します。   滝沢武司君。           〔18番 滝沢武司君登壇〕 〇18番(滝沢武司君) 議長のお許しをいただきましたので、私の一般質問を行いたいと思います。 今定例会の最終バッターとしてこれから質問するわけでありますが、質問の前にちょうど50年前の きのう、私は岩船小学校の4年生を担任しておりました。ちょうどお昼休みが終わって教室へ入ろう とするやさき、非常に大きな地震が起きまして、早速避難計画どおり子どもたちをグラウンドに集め、 そして点呼をする、あるいは校舎内外の検索をするというようなことで、一応落ち着こうとしたやさ き、今度は津波が来るということで、第2次の避難として今の岩船中学校の脇あたりの砂山のところ に連れながら避難をいたしました。ほとんど岩船のまちの皆さん方がもう既に集まっていました。中 には本当にまさに着のみ着のままという格好で集まっておられましたが、しかし幸いなことに大した 被害もなく、人的な被害もなく終始したことにまずもって私は感謝をしたいというふうに今でも思っ ております。いざとなって本当に子どもを守り、あるいは学校を守りということの厳しさ、難しさを そのとき感じました。以来50年、3年前の東北大震災をはじめ、いろいろな災害があります。また、 3年後には羽越大水害の年が50年を迎えようという今日、私は今後の特にこれまで勤めてきた関係 から子どもたちのこと、あるいは学校のことについては非常に重く感じながら、村上市の発展の礎と なる子どもたちの教育のためにいろいろお聞きをしてまいりました。今回もそのことについては後段 質問したいと思いますが、以下私は通告書のとおり3項目についてご質問したいと思います。   まず1項目めは、介護保険法の改正と村上市の対応についてであります。今月末にも国会通過が 予定されている介護保険法改正は、本市第6期介護保険事業計画の策定及び今後の村上市介護保険行 政にとってどのようなメリットがあり、どのような問題点を持っているか伺いたいと思います。   2点目は、平成25年度第4回定例会で質問した村上市高齢者生活実態調査の結果から、村上市 の高齢者の生活実態をどのように捉えているか、またそのために必要な対応をどのように考えている か、その概略についてお聞かせください。   3点目は、市民の高齢化と介護保険制度のかかわりから地域包括ケアシステムの急速な構築が急 務と考えますが、当市のシステム構築・改善に当たって高齢者の介護意識の変化をはじめ、対応する 制度支援・地域医療との連携・介護施設の充実・住宅環境や配食などの生活支援・市民の介護支援の あり方の不十分さをどのように捉え、どのように改善しなければならない点があるかをお伺いいたし ます。   2項目めは、自殺予防対策についてであります。全国的にも新潟県民の自殺が多いことは報道さ れていますが、本市の実状はどのようになっているかということであります。   2点目は、市民の自殺の要因をどのように分析しているか伺います。   3点目は、それらの状況を踏まえて、これまでどのような行政的な対応をしてきたのか、具体例 をもってお示しいただきたいと思います。   3項目めは、市教育行政の現状と対応についてであります。1項目めは、今年度、市教育予算決 定により市立各小中学校の今年度の運営と活動が進められていますが、予算配分に当たって特に留意 した点があったらお示しください。   2点目は、子どもたちに直接かかわる経費のうち、特に保護者負担の軽減には常に心配りが必要 と考えますが、今年度の予算執行に当たって保護者負担の軽減のために努力した点及び努力をしたい 具体的な点をお聞かせください。   3点目は、社会教育関係団体の認定申請において、特に補助金等を受けていない団体にとって不 必要な書類提出を求められているなどの煩雑さがあるという指摘を聞きますが、なぜそのような状況 になっているのか伺います。   ご答弁をいただいた後、再質問をさせていただきます。 〇副議長(平山 耕君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、滝沢議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、介護保険法の改正と村上市の対応についての1点目、介護保険法改正は本市第 6期介護保険計画の策定及び今後の村上市介護保険行政にとってどのようなメリットがあり、どのよ うな問題点を持っているかとのお尋ねについてでございますが、今国会で審議されている、地域にお ける医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律により、介護保険 法が改正されるわけでありますが、地域包括ケアシステムの構築と介護保険制度の持続可能性の確保 の2点を基本的な考え方として、1つ目にはサービス提供体制の見直し、2つ目には費用負担の見直 し、3つ目には2025年を見据えた介護保険事業計画の策定となっております。メリットとしては、 全国一律のサービスから市が地域の実情に応じた取り組みができる介護予防事業を行えることや、低 所得者の保険料を軽減するため、軽減割合の拡大や標準9段階を採用することにより、これまで以上 にきめ細かな対応ができることであります。反面、特別養護老人ホームの新規入所者を原則要介護3 以上に限定されたり、一定以上の所得のある利用者負担が1割から2割になる補足給付の要件に資産 や非課税年金等が追加されることになります。本市といたしましては、第6期介護保険事業計画を策 定する際の準備として村上市高齢者生活実態調査を行いましたが、今後、調査内容と介護保険制度の 実績を詳細に分析し、さらに市内の事業所との意見交換会などを行いながら整備目標を決定したいと 考えております。   次、2点目、村上市高齢者生活実態調査の結果から高齢者の生活実態をどのように捉えているか、 またそのために必要な対応をどのように考えているかとのお尋ねについてでございますが、昨年12 月に実施いたしました村上市高齢者生活実態調査につきましては、市民の皆様からご協力をいただき、 1万7,414人、83.8%の回収率でした。詳細な分析はこの後になりますが、介護が必要になった場合 の暮らし方の質問では、56.6%の方が自宅と回答しております。反面、日常生活に対する不安も見受 けられ、住みなれた地域での生活を継続していくための支援策を講ずることが急務であると考えてお ります。   次に3点目、地域包括ケアシステムの構築が急務であるが、システム構築・改善に当たって高齢 者の介護意識の変化をはじめ、対応する制度支援、地域医療との連携、介護施設の拡充、住宅環境、 配食などの生活支援、市民の介護支援のあり方などの不十分さをどのように捉え、どのように改善し なければならないと考えているかとのお尋ねについてでございますが、地域包括ケアシステムは早急 に構築しなければなりませんが、医療、介護の連携をはじめ、地域の見守り体制など整備しなければ ならない課題が山積している現状であります。その中で地域性や現実性などを見据えながら、第6期 介護保険事業計画策定の際に検討してまいります。医療・介護サービスの充実を図るということも重 要でありますが、一番は近所や地域の見守りなどで、高齢者を地域全体で支えていこうという思いを 市民みんなで共有することの啓発活動も含め、村上版の地域包括ケアシステムを構築していきたいと 考えております。また、配食などの生活支援につきましては、制度内容や委託事業者を見直し、制度 の拡充を検討してまいります。   次、2項目め、自殺予防対策についての1点目、全国的にも新潟県民の自殺が多いことが報道さ れているが、本市の実情はどのようになっているかとのお尋ねについてでございますが、本市でも自 殺率が高い水準であることから、今定例会に関連条例制定について提案しているところでございます。 本市の自殺者数は、内閣府の地域における自殺の基礎資料によりますと、平成22年は27人、平成 23年度は18人、平成24年度は27人の尊い命が失われております。   次、2点目、市民の自殺の要因をどのように分析しているかとのお尋ねについてでございますが、 自殺の要因については、特定することはできませんが、その背景には経済や生活問題、健康問題、家 庭問題、失業問題、勤務問題などさまざまな社会的要因があり、精神的に追い詰められ自殺につなが っております。今後これらを分析しながら、自殺につながらないような取り組みを検討していく必要 があると考えております。   次に3点目、その状況を踏まえて、これまでどのような行政的な対応を行ってきたかとのお尋ね についてでございますが、市報などで広報啓発、まちかど保健室での啓発パンフ配布、健康講座では 出前講座や地区集会講座、講演会では新潟いのちの電話の講演会、こころの悩みセミナー、相談・研 修では電話相談、特定健診時にうつチェックの実施と相談、こころのゲートキーパー養成研修会、家 族会の支援などを実施しております。   次に3項目め、市の教育行政の現状と対応については教育長に答弁をいたさせます。   以上であります。 〇副議長(平山 耕君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、滝沢議員の3項目め、市教育行政の現状と対応についての1点 目、教育予算配分に当たって特に留意した点と、2点目、保護者負担の軽減のために努力した点、努 力したい具体的な点をあわせてお答えいたします。   今年度の予算においては、児童生徒に対して学校のきめ細かな指導体制の充実を図るため、教育 補助員、介助員の増員を行い、各学校に配置を行っております。あわせて、学校への全体的なサポー トを行うため、主に中学校を担当する指導主事を1人増員し、2人体制としたところであります。   また、特に今年度からは、経済的な理由から就学が難しい小中学生のため、学用品や給食費等の 支払いを助成する就学援助制度の助成対象となる世帯の認定基準額の見直しを行っております。この ことにより、保護者負担の軽減につながるものと考えております。当然のことですが、例年同様に今 年度の全体の予算執行につきましても公平に、そして効率的かつ有効に執行してまいりたいと考えて おります。   次に3点目、社会教育関係団体の認定申請のお尋ねについてでございますが、本市教育委員会で は市内の各種団体で社会教育関係団体として認定を受けようとする場合、申請書のほかに団体の会則 または規約、会員名簿、事業計画書及び予算書、事業実績及び決算書等の資料の提出を求めているも のです。社会教育関係団体として認定を受けますと、社会教育施設を利用する際に規則に基づき施設 使用料の減免を受けることができます。滝沢議員のご質問では、補助金を受けていない団体にとって 不必要な書類提出を求められる等の煩雑さがあるとのことですが、施設使用料の減免は財政的支援で あり、社会教育関係団体として認定審査するための資料の提出は必要だと考えております。なお、現 在、社会教育関係団体のあり方、認定基準、減免率などについて検討を行っております。   以上であります。 〇副議長(平山 耕君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 大変ありがとうございました。幾つか答弁を聞いて問題点を感じますので、 関連して質問をさせていただきたいと思います。   まず、第1番目の介護保険法の改正という点については、今若干市長のほうからも触れましたけ れども、この改正がなぜ行わなければならなかったかという点があります。これから約10年後を見 据えますと、ちょうど団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になるというような背景、それから高齢 者のケアニーズが非常に増大しているという点、それから高齢者の単独世帯といいますか、そういっ たことが今非常にふえているというような、また同じように認知症の高齢者がふえていると幾つかの いろんな問題を抱えながら恐らく今回の改正になったと思うのです。その改正のメーンになるのは、 やはり地域包括ケアのあり方、システムをどう構築するかという点にあろうかと思うわけです。私は、 この特別養護老人施設といいますか、高齢者に対する施設というのが満杯で入所待機者が非常に多い ということを一番、やっぱり保険として考えた場合には保険料を取って運営しているという関係から 非常に大きな問題なのだろうというふうに思います。したがいまして、地域として今後できるだけ在 宅という方向を持ちながら考えられているのだろうというふうに感じ取っています。そのために地域 包括ケアということで24時間365日の訪問看護ですとか、あるいは家族や連れ合いに負担をかけな いような住環境、それから24時間365日の介護体制と3食365日の配食ということもあるのだろう と。もう一つは、一番私が心配するのは、やっぱり不安のない医療機関との連携の強化というのが感 じられます。そういった必須的な条件を持ちながら、システムというのが本当にこれからこの村上市 で有効に機能するのか、連携するのかということについて私は一番心配しますが、このケアシステム の関係で特に現在の状況の格差とか、あるいは現実的な問題との差といいますか、隔たりを大きく感 じておられるのは特にどういう点にあるのか再度お聞きしたいと思います。 〇副議長(平山 耕君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 今回の改正につきましては、ケアシステムを構築するための取り組 みを本格化していくということでありますが、それで例えば配食サービスであっても週に2回しか配 食しないとか、そういったいろんな問題もあるわけでありますけれども、介護審査、ケアマネージャ ーさんでありますけれども、サービス計画をつくる方であります、その方たちが一番よく介護を受け られる方の状態、あるいは家族の関係、そういったことも把握しておられますので、そういった方を これから地域包括ケアシステムを構築するためにいろんなお話をお聞きしながら、市に対して何が足 りないのか、実際直接タッチしている皆さんでありますので、そういった方から意見を聞きながら進 めていきたいなというふうに考えております。 〇副議長(平山 耕君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 非常にハードルは高いのでしょうけれども、行政としてやろうと思えばや れる部分というのはこの中に幾つかあると思うのです。住環境問題とか今の配食の問題とかあるので すけれども、やっぱり一番大きな問題はこの法改正の中でも幾つか出ているのですけれども、かかり つけのお医者さん、いわゆる自分の健康にかかわる部分というのが非常に色濃くこれから出てくるの だろうというふうに思うのです。そうして見ますと、一旦かかりつけのお医者さんとか、あるいはい ざとなったら呼んできてもらえるような医療機関との連携というのは非常に大事だと思って今質問を したわけです。なかなか行政としてもできない部分をどうこれから構築していくのかと。システムで すから、一つ欠ければ全体が機能しないということも起こり得るわけですから、そういった点につい てはぜひこれからの計画をつくる段階できちんとその辺の方向づけについて、あるいは市民あるいは 高齢者への理解を求めていくようなきちんとした手だてが必要かと思いますので、ぜひその辺を十分、 これは本庁だけの問題でなくて、これから包括支援システムというのは支所の一つの大きな仕事にも なっていくのだろうというふうにも思いますので、その全体部分とのかかわりを十分にやっていただ きたいというふうに思います。   2番目に、村上市高齢者生活実態調査というのも始めてから半年くらい時間が過ぎているかと思 いますし、またこれから事業計画をつくる上でも非常に大きな参考になるのだろうというふうに思い ます。この分析とか傾向とかまとめということについては、いつか公表するような要因はあるのです か。 〇副議長(平山 耕君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 介護計画作成に当たって、いろんな制度のお知らせとかございます ので、そういったときとあわせて仕事を一緒にお知らせできればなというふうに考えております。 〇副議長(平山 耕君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 来年度第6期の計画をつくるということになると、まだ発表されていない、 残る時間は半年しかないということになりますと、半年もないですかね。いろいろな……4月1日か ら始めることになると時間がないと思うのだけれども、いつまでも手元に持っているだけでなくて、 徐々につくる上での環境整備の関係で、こういったことについてはできるだけ、まとまった部分から でも結構ですので、やはり皆さんにお知らせをすることが必要だと思うのですが、いかがですか。 〇副議長(平山 耕君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) できればそのようにしていきたいというふうに考えております。 〇副議長(平山 耕君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) この問題については、去年の12月議会でも若干前段となる部分についてお 伺いしていますので、2項目めの質問に入らせてもらいます。   今市長の言うように、今定例会に条例制定と、それから委員会設置についての提案がありました。 前からこの問題について、私の友達が新潟県は全国でも率の上ではワースト上位のほうなのだという ことを報道されているけれども、新潟県の中でも村上市というのは相当多いのだよと、多いのでない だろうかということを、各担当の方に話を聞くのを総合するとそういう結果になっているようなのだ よということを聞きました。まさかそんなではないだろうと思っていましたけれども、今具体的に3 年間の数の報告がありました。やはり相当多いのかなと思いますけれども、村上市だけの問題として これだけの数がありますということを聞いただけではちょっと全体的なかかわりがはっきりしません ので、新潟県の中では村上市の、3年間だったら3年間の数値というのは多いほうなのか、それとも まあまあなのか、いや、よそから比べて非常に少ないのだよと、この3つに分けたらどの辺に入るの ですか。 〇副議長(平山 耕君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 議員ご承知のとおり、新聞報道でも報道されていますけれども、 全国でいきますとワーストツー、ワーストスリーというような現状でございまして、非常に新潟県は 自殺率が高いということでございます。 〇副議長(平山 耕君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今回の条例制定とか委員会の設置というのが、やはりかなり唐突に出てき たように受けとめられる方が多いと思うのです。やはり今までのような傾向があるということをわか っていたら、このことに対する対策が必要だったのではないだろうかと。しかも、その対策が例えば 今市長の答弁にあるように原因がいろいろありますから、保健医療課長が話していた部分もあるのか もしれません。あるいは、人権の関係で市民課にかかわるようなこともあるかもしれません。医療ば かりではないと思いますので、そうするとこのことに対する対応というのは今までも必要だったので はないかと思いますが、市長、いかがですか。 〇副議長(平山 耕君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほどの答弁でも申し上げましたが、要因がいろいろあるということでござ いまして、非常にこれはデリケートな問題なのです。どういう対応をしたら防止につながるか非常に 難しい問題ではありますけれども、やはり根気強く我々はそれに自殺防止ということに取り組んでい く必要があると、そのように考えています。方策としては先ほども申し上げましたが、いろんな相談 に乗ったり、あるいは一人にしないとかというようなことを含めまして取り組む必要があると思って おります。 〇副議長(平山 耕君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今市長の言われるように非常にデリケートな問題で、余り声を大きくして このことを取り上げるということについては何がしかの揺れがあろうかと思いますけれども、自殺と いう言い方でなくて、自死という言い方をするくらい気を使っている問題だというふうに思いますが、 やはり市民の状況、苦しみ、そういったことについては事のよしあしは別にして、きちんとした対応 をしないと、何で今村上市が条例で設置しなければならぬとか、委員会をつくらなければならないか ということの背景が見えてきませんので、今後これらの問題について、あるいはさわりたくない事柄 についてもぜひ理解を求める方策をとっていただきたいというふうに思います。   3番目の教育関係のことですが、私は最初はここに書いたように非常に穏やかな聞き方といいま すか、例えば予算配分の努力とか、あるいは保護者負担の軽減というようなことにとどめようかなと 前から思っていたのですが、ところが聞いてみるとそんなことで済まないような今の教育現場、各学 校の様子が何人もの人から聞くということになると一体どうなっているのだろうということで、私な りに皆さん方に資料を許可いただいて配付したような様子が見えてきたということです。特にありま すように、平成26年度、今年度の配分は、例えば一番上ですから村上小学校ですと年間192万 7,000円と。去年は249万9,000円と。実に23%もダウンしていると。私は、去年非常に豊かな配 分がされていて、学校で余ることはないのでしょうけれども、そう苦しまなくてもいい配分であった と。それならば私は削減率というのは了とします。しかし、毎年、これは覚えているかと思いますが、 平成21年の第2回の定例会のときの寺社教育長さんと、それから大滝学校教育課長さんにこの点に ついて聞いています。依然財政苦しいので、本当に学校現場の要求どおりに配分できないのは残念な のだけれども、学校もひとつそういう工夫をして配分の消化してほしいという話でした。つけ加えて 言いますと、今の村上小学校でいくと平成25年度、去年249万9,000円と、これがいわゆる市の当 初予算の教育委員会の事業費の消耗品費全額かというとそうでないわけです。そのことについては、 このずっと下のほうに書いてあるように、去年も配当の80%しか各学校には配っていないと、それ をさらにことしは22%削っているという格好になるわけです。ほぼ65%くらいですか、本来これで いけば各学校に配分されるべき65%、ではあと35%、約3分の1というのはどうしているかという と教育委員会が持っていると。これは、この前やはり同じような疑問と市民の皆さんからの声を聞い て、山田議員がお伺いしていました。そうすると、学校配分分と教育委員会が手持ちで教育委員会が 執行する分と、この2つの方法でやっていますという説明でしたから、私は教育委員会が持つなとい うことは言いませんけれども、去年の22%もさらに減らして3分の1も自分の手元に置いて一体何 に使うのだと、そのことが現場の校長さんなり、あるいは教頭さん、担当の方、そういったことに理 解ができていればいいのです。なるほど、そうかと、ではことしはこれでいこうやという納得ができ ていればいいのですけれども、説明会は開かれたようですけれども、質問も意見も一切受けないとい うような受けとめ方をしているわけです。まず、配分についての学校の皆さん方の声がどんなものが あったのか伺います。 〇副議長(平山 耕君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 今滝沢議員さんの資料の部分でございますけれども、平成26年度 配分分、今村上小学校を例にとってお話しいただきましたが、この部分については今現在の学校側の ほうに配分している金額とは若干異なります。私どものほうで今各学校に配分をしてある最終的なも のにつきましては、例えば村上小学校であればここに192万7,000円とありますが、今時点では 215万2,000円の配分をしております。トータル的にいいますと総額で2,398万9,000円でございま すが、約2,680万の配当をさせていただいております。先ほどお話出ました学校側の配分は64.5% というお話ですが、残りにつきましてはということですが、その分につきましては全学校にかかわる 部分ということで、先般山田議員のときもお答え申し上げましたが、小学校であればプールの薬品代、 これは当然全学校で購入になる部分でございます。それから、消火器の入れかえ、買いかえの部分だ とか、それから机、椅子等の入れかえの部分にかかわる部分でございます。ここの部分については、 各学校で執行するよりも教育委員会で一括で執行したほうが当然有利に働きますし、当然執行残も多 く出ますので、その部分につきましては再度執行残、いわゆる〔質問終了時間10分前の予告ブザー あり〕残った部分については学校のほうに再配分をするというような予定で現在考えております。そ れから、説明会でのお話でございますが、学校側のお話、結構いろいろな話が出ました。当初私ども のほうとすれば…… 〇18番(滝沢武司君) 私はこう聞いたのです。説明会をやったはずですよね。そこで現場からこ の配分を見てどんな意見や質問があったのかを聞いているのです。教育委員会がなぜ持っているかの そんなのはわかりますから。 〇副議長(平山 耕君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 学校側からの意見はこれから申し上げようと思いました。いろんな ご意見をいただきました。年間の執行に当たって非常に不安があるというようなお話もございました。 ということで私どものほうに執行残の予定されている部分について、全て学校側のほうに配当をさせ ていただいたということでございます。学校側からは、かなりいろんなご意見がございました。 〇副議長(平山 耕君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今の答弁というのは、ちょっと私の聞いているのと違うのです。これだけ 減らされれば必ずなぜこんなに減らすのだと、これだったらやっていけないではないかと、やってい けないというのは学校運営と子どもたちの指導にかかわるのです、消耗品というのは。それは十分お わかりだと思うのです。それがどんどん、どんどん狭められていって、今のように学校裁量として消 耗品、それこそわら紙とかいろんなのは共同購入するのかもしれません。だけれども、実際毎日使う、 子どもたちが使うもの、そういうものが減らされていることで、校長さんでも、それから教頭さんで も文句の一つも出ないことは絶対ないと思うのです。そういう観点で私はもう一度お伺いしたいので すが、教育長にお伺いします。もし今現場でこの数字、去年もこれだけ、ことしもこれだけというふ うに提示されたら、仕方がないやとか、その辺の感想をまずお聞かせください。 〇副議長(平山 耕君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) まず、誤解のないようにお話ししたいと思いますが、今滝沢議員が示され たものについては、第1回の説明会でこういうふうにして、今回算出基準をはっきりするような形に 改めたという形で事務員さんとお話をして、そこで各学校の算出基準を明確にして、そしてお渡しし ますと、その納得のもとでこの金額を示したと。ですから、その金額に対して学校側からこれではと ても大変ではないかというお話を伺ったことは事実であります。教育委員会が今持っている、今課長 が話したように教育委員会自体が持っているお金の残りの部分について、去年の実態を見てもう一度 見直しを図るという形で、先ほど課長が申し上げた金額を再配当しております。これについては、校 長会で説明を申し上げました。教育委員会の形として消耗品がどのような形となっているか、そして 今回どういう基準でそれを示したか。しかし、前年度と比べてそれが非常に学校側に容易でないとい う実態のお声を聞いたので、今我々で持っているものをもう少し引き下げてそちらのほうに配分いた しました。このように校長には説明したところであります。各学校においては、非常に消耗品が大変 であることは私も重々承知しております。わら紙も裏紙を使っておりますし、ファイル等も活用して います。一番大きなのは、コピーが何枚以上はコピーではなくて印刷機にしてくださいとか、いろん な努力をしていることも事実であります。それ等も勘案して、私も十分事実はわかりますけれども、 その中でも年々厳しくなってきているわけでありますから、その点あたりきちっとしていきたいと。 あくまでも今回やりたかったのは、今までは合併前の配当予算が実績配分で実績に基づいて教育委員 会は〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕予算を差し上げていました。それを何とか一つの基準 を各学校規模で示したいと、そこのところは今年度大きな違いであると、このように課長から聞いて おります。 〇副議長(平山 耕君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 意図的ではないのでしょうけれども、お二人とも私の質問から外して話し ていますね。私は、現場の校長だったらどうこれを受けとめるかと聞いて、教育長としてこういうふ うなことは全然聞いていないのです。そういうように非常にこの問題については、実際にもうこれで はやっていけない、この消耗品の配当ではことし中、年度中にもう消化して、1、2、3、その辺に はほとんど使えないだろうという見通しを持っている人が大変多い。では、その削減したのをどうし てカバーするかということで、教育長もおわかりのように学校から地域とか保護者に対する学校だよ り、これを大体あんなところでやっていると思うのです。これを減らさざるを得ないと、学校から学 校だよりを出すだけのお金が回らないと、こんな様子になっている。また、これではとてもやってい けないから、保護者の皆さんから1,000円ないし1,500円、別に消耗品のためにお金を集めなけれ ばやっていけないというところまでいっているのです。私もわら紙の裏紙を使うとか、そういう時代 にもいましたからよくわかるのです。それは財政が非常に厳しいということは我々も、現場の職員も わかっていたから、何とか協力をしようと、そうやってきたわけ。ところが、全体の財政がどうこう でなくて、あるいは教育委員会の全体の予算の中でどうこうというよりも配分の問題、各学校へどれ だけやるかということ、これはもう教育委員会の裁量でしょう。しかも、3分の1教育委員会が手元 に持っていて、それをどのように使って、どのように学校へ戻すかと、配分するかということを計画 があれば、今は学校裁量としてこれだけ配分しますと、その後教育委員会としてあなたの学校は教育 委員会執行としてこれだけ出しますという計画がなければ3分の1も自分のところへため込んでおか れないわけでしょう。そういうことをいうのです。今そこまで来ている、子どもたちのことやいろい ろな学校の運営についてどう考えているのだろうというところが私は直接そういう言い方はしません けれども、いろいろな方がそういう考えをお持ちのようだ。そこを私は言うのです。教育委員会が3 分の1持っていても、それは私は構わぬと思うのだけれども、それが次にこういう手だてでこういう ことで学校には消耗品が行きますよと、現物で配分しますよと、それがないものだからこういう問題 になる。そこのところを私は去年の今の議会、第2回の議会のときにぜひ現場でのいろいろな考え方 を大事にした圓山カラーを出してほしいとお願いしたわけ。これを見たら本当に私はやる気をなくす るというのか、これで本当に学力向上とかなんとかと言われてほしくないみたいな気持ちになっては 困るわけ。教育長、笑い事ではないのです。責任は教育長にあるわけです。ぜひその辺のことをもう 一度、この配分については現場とよく相談をしながら、教育委員会の持っているいろいろな考え方を 直接ぶつけながらやってほしいということをお願いして、社会教育関係はちょっと時間がないので、 また機会が〔質問時間終了のブザーあり〕あったらお願いします。   終わります。 〇副議長(平山 耕君) これで滝沢武司君の一般質問を終わります。   以上で今定例会の一般質問を終わります。                                              〇副議長(平山 耕君) 本日はこれで散会いたします。   なお、明日18日から第1委員会室において各常任委員会が開催されますので、定刻までにご参 集ください。   大変ご苦労さまでした。           午前11時55分  散 会