平成26年村上市議会第3回定例会会議録(第3号) 〇議事日程 第3号 平成26年9月12日(金曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(1名)   19番   小  林  重  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    高   田       晃   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     大   滝   一   芳   君        税 務 課 長    板   垣   喜 美 男   君        市 民 課 長    佐   藤   勝   則   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     佐   藤   憲   昭   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    東 海 林   則   雄   君        会 計 管 理 者    忠       芳   夫   君        農業委員会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   米   山       聡   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時01分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は25名です。欠席の届け出のある者1名です。定足 数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、4番、鈴木いせ子さん、17番、長谷川孝君を指 名をいたします。ご了承願います。                                              発言の訂正 〇議長(板垣一徳君) ここで理事者から発言を求められておりますので、これを許します。   最初に、保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 昨日小杉議員の答弁の中で、肺炎球菌ワクチンの契約形態をA契 約と答弁いたしましたが、正しくはA契約、村上市岩船郡医師会とB契約の県医師会との2種類の契 約となります。訂正させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 次に、政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 昨日山田議員からご質問のありました未婚者の数についてご報告を 申し上げます。   市の住民基本台帳では、未婚か既婚かということでの登録は行っておりませんので、未婚者の数 につきましては直近の国勢調査による数字となります。このため、平成22年に行われました国勢調 査による数字を申し上げます。平成22年10月1日現在の20歳から39歳までの未婚者ということ でお話をさせていただきます。男性が3,371人、女性が2,368人、合計5,739人でございます。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) ご了承ください。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は、5名を予定しております。ご了承願います。   最初に、5番、本間清人君の一般質問を許します。   本間清人君。           〔5番 本間清人君登壇〕 〇5番(本間清人君) 皆様、改めておはようございます。市民クラブの本間清人でございます。私 の一般質問をこれから始めさせていただきたいと思いますが、最近ちょっと朝晩非常に寒くて、気候 が落ちついておりませんが、皆様、お体のほうをご自愛いただきたいと思います。   また、あす私がPTA会長をしております村上第一中学校、朝6時から50キロウォーキングと いうチャレンジ50というのをやります。沿道の方はぜひご声援を賜ればありがたいなと思います。   私の今回の一般質問は4項目でございます。まず、第1番目、除雪や市道認定についてでありま す。昨年度は小雪で、我が家の家の前の市道も二、三回の除雪車の出動で済みましたが、ことしも小 雪とは限りません。大雪になりますと、担当課にも除雪の依頼や苦情等も多くなると思いますが、対 策や今後の課題についてお聞きいたします。@、現在、村上市が保有しています除雪車の種類や台数 をお聞かせください。   A、除雪委託業者は何社で、全数でどのくらいの除雪車の台数がありますか。また、各地域にど のように配置するかお聞かせください。   B、生活道路として利用されている私道であっても当然除雪は必要となりますが、市道に認定し てもらいたくても規定外のため、私道のままのところは多いと思います。市道認定基準の見直しを行 うことはできませんか。   大きい項目2番目、防災についてであります。先月の集中豪雨で、特に広島市では土石流が発生 いたしました。被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福を衷心 よりお祈り申し上げいたします。村上市にもそのような危険箇所は多いと思いますが、今後の対策を お聞きいたします。   大きい項目3、村上市の観光資源についてであります。@、村上市を代表する河川、三面川は世 界初の鮭の人工ふ化に成功した川として有名ではありますが、現在の三面川鮭産漁業協同組合員は何 人おりますでしょうか。市内、市外、県外の組合の数もわかれば教えていただきたいと思います。   A、臥牛山の整備は今後どのような計画ですか。   大きい項目4番、中小企業の事業継承などについて。最近の報道で、中小企業の企業継承者の有 無について実態調査が行われ、上中越地方では60%超え、下越地方では55%超えの中小企業で継承 者が不在という結果が出されました。このままでは、先々に事業所の閉鎖や解散が出てくるとのこと です。地方を支える中小企業を行政として支援することは不可欠でありますが、中小企業の抱える問 題は経済的にも厳しいのが現状です。村上市も中小企業に対する支援策をどのように考えているか、 人口減少問題対策にも中小企業を支えていく必要があると思いますが、市長のお考えをお聞かせいた だきたいと思います。   以上4項目でございます。市長答弁の後、再質問させていただきたいと思いますので、よろしく お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、本間議員の4項目のご質問につい て順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、除雪や市道認定についての1点目、村上市の保有する除雪車の種類や台数に ついてのお尋ねでございますが、本市では除雪ドーザー等リースを含めて60台、ロータリー除雪車 15台、歩道用等のハンドガイド式のものが1台の合計76台を所有しております。   次、2点目、除雪委託業者は何社で、どのくらいの除雪車があり、各地域にどのように配置する かとのお尋ねについてでございますが、今のところ、委託業者は全部で77社を予定しており、その 所有する除雪車はドーザー等が94台、ロータリーが2台、グレーダーが1台、ハンドガイド式が6 台となっております。   また、各地域にどのように配置するかについてでございますが、受託業者別では、村上地域には 18業者、荒川地域14業者、神林地域13業者、朝日地域20業者、山北地域12業者を予定しており ます。地域別に配置する除雪機械数ですが、貸与除雪車も合わせて村上地域には44台、荒川地域21 台、神林地域22台、朝日地域40台、山北地域20台を予定をしております。   次に、3点目、生活道路として利用されている私道も除雪が必要となる。市道認定基準の見直し を行うことはできないかとのお尋ねについてでございますが、本市では生活道路となっている私道に つきましても除雪を行っていることから、今のところ見直しは考えておりません。   次に、2項目め、防災について、村上市にも広島市のような危険箇所は多いと思うが、今後の対 策についてはとのお尋ねについてでございますが、近年、国内では気象変動の影響、とりわけ短時間 に降る雨の増大により、8月の広島市での土石流をはじめ、土砂災害の発生が増加傾向にあると言わ れております。先日の片野議員の質問にもお答えしたとおり、本市には、新潟県で調査した土砂災害 危険箇所が市内全域で約650カ所存在をいたしており、そのうちこれまでに299カ所が土砂災害警 戒区域として指定をされております。   本市では、土砂災害警戒区域として指定された町内・集落について順次、避難場所等の確認とあ わせて土砂災害ハザードマップを作成し、関係住民に配布いたしております。また、本年8月31日 の本市防災訓練におきましては、南町3丁目の土砂災害警戒区域に指定されている箇所の……           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 南町2丁目ですね。箇所の住民を対象に避難訓練と情報伝達訓練を実施した ところであります。土砂災害は他の災害に比べ、過去の発生履歴や予兆で発生を感知することが非常 に難しいことから、このような訓練や日ごろの備えが大変重要であると認識をいたしております。今 後も、順次ハザードマップの作成を進めるとともに、警戒区域の住民に対して、避難場所の確認や避 難訓練などの必要性を周知してまいります。   次に、3項目め、村上市の観光資源についての1点目、三面川鮭産漁業協同組合の組合員数につ いてのお尋ねでございますが、現在1,317人であり、内訳として市内1,204人、県内58人、県外55 人となっております。   次に、2点目、臥牛山の整備は今後どのような計画かについては、教育長に答弁をいたさせます。   次に、4項目め、中小企業の事業継承などについての中小企業に対する支援策をどのように考え ているかとのお尋ねについてでございますが、後継者不足により事業所数が減少していくことは、本 市にとりましても大変憂慮される問題であります。後継者問題は、中小企業のみならず、農林水産業 や観光産業に至るまで大きな社会問題となっており、具体的かつ効果的な対策がないのが現状であり ます。このような現状の中、一方策として、新たな企業立地や事業高度化に対する支援、企業立地に 係る規制緩和を目的とした企業立地促進法に基づく基本計画の策定に取り組んでおります。また、本 市全体で中小企業を支える仕組みづくり構築のために、中小企業振興基本条例の制定に向けた内部検 討を開始したところであります。いずれにいたしましても、本市の経済を支える中小企業に対し、既 存中小企業等に対する支援策見直しも含め、多面的な総合支援の検討を積極的に進めてまいりたいと 考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、本間議員の3項目め、村上市の観光資源についての2点目、臥 牛山の整備は今後どのような計画かとのお尋ねについてでございますが、村上城跡の石垣は積み上げ てから400年以上経過しており、随所に破綻が生じており、石垣の損傷が顕著となっております。 史跡村上城跡整備基本計画に基づき、平成12年度以来、文化庁の補助金を有効に導入し、整備を継 続してまいりました。現在は、史跡の保全と利用者の安全確保の両観点から、大地震や集中豪雨など の際に崩落が懸念される箇所の石垣の修復を中心とした整備を行っております。平成15年度から本 丸出櫓台跡石垣の修復工事を継続しておりますが、平成27年度に竣工する予定です。その後は、出 櫓台と機能が一体化している東側の黒門跡石垣の修復を平成28年度から複数年で修復する予定であ り、さらにその先の修復計画については、現在実施している石垣危険度判定調査の結果をもとに決定 したいと考えております。   石垣修復工事以外には、これまで通常の環境整備として遺構顕在化や眺望確保のための草刈りや 樹木の伐採、登山道の補修、不要物の撤収、各種案内板の設置等を実施してまいりました。今後につ いても地元の方々や村上城跡保存育英会等と連携を深めながら、さらに利便性を向上させ、ひいては それが観光客、地元利用者の増加や児童・生徒の学習教材の場となるよう努力してまいりたいと考え ております。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ご答弁大変ありがとうございました。   それでは、1項目めから再質問をさせていただきたいと思います。まず、何度かまた同僚議員の 方も毎年のように除雪に関しましていろいろなご質疑をされておるわけでありますが、協力業者さん の保有台数も今お聞かせいただきまして、77社の協力業者、そして94台の除雪車とローダーが2台、 そして何かが1台のハンドタイプが6台という台数であります。そのほかには、恐らく保有しなくて もリースとかで使っているのだと思いますが、このほか、この台数だけが今出動している台数なので しょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 業者の持っている機械というのは、ふだん建設に使ってたりもし ていますし、実際にこれが全て冬場に稼働するかどうかというところまでは正直わかりませんが、マ ックスでいきますとこれだけの台数で稼働するということになると思います。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 除雪に関しましては、各町内とか自主防災組織などが設立されて、今いろい ろな小型の除雪車を、除雪機というのですか、それを各町内で持っている町内も何町内か出てきてい るわけでありますが、前も私のほうでいろいろ質疑している際に、個人でいろいろ持っている方が町 内の道だとか、ごみステーションの前だとか、村上第一中学校の玄関口とかをもう個人でやられてい る方がいらっしゃるわけです。これは、どこの町内にも個人でボランティア的に協力していただいて いる方がいらっしゃると思うのですが、前の都市整備課長のときに保険の問題とか、そういった問題 もあるので、なかなか市と契約することは難しいのだということをおっしゃっていましたが、今はそ の辺の考え方というのはどのようになっていらっしゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) もし私の答弁の中で、またほかに部署もありますので、補足して もらうこともあるかもしれませんけれども、私どもとしまして個人の方が除雪をする場合に、やっぱ り保険という1つ大きな問題もありますけれども、そのほか実際に公的な部分で使われているのか、 自分のところの前だけをやっているのかとか、その辺の線引きが非常に難しいと思います。それで、 なかなかそういったところまでの支援というふうなものに踏み切れないという部分があると思います。 それで、数年前、去年、おととしあたりですか、ああいうふうな形で集落単位だとか、ある程度の団 体でみたいな形で申し込みがあれば、そういったものには制度ができましたので、しばらくそれで様 子を見ているというところであります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 数年前にちょっと私もPTAの代表として参加いたしまして、村上南小学校 区のときのPTA会長のときに通学路に対しての除雪の何か協議会みたいなのでちょっと集まって、 いろいろ協議されていたときがありました、今もやっているのでしょうけれども。ただ、村上小学校 区、特に岩船港線から北西に抜けるところなのですけれども、なかなか朝のスクールゾーンの除雪が されていないという状況なのです。その辺で、確かに生活道路として道路主体というのはわかるので すが、子どもの安全、安心した通学というものを確保するためには、やはり歩道の除雪というのもも う少し優先、もう少し人員をかけられないものなのかな、もしくはかけられないのだったら、今のよ うなそういう個人の方、もしくは町内のそういう保有している除雪機などを利用して、その町内にお 願いをしながら何かしら行政として協力体制ができないものなのかというふうに思っているのですが、 その辺はいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) ごもっともなことだと思っております。私どももそういうふうな 形でご協力を得られるようであれば、なおその辺も検討をさせていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ところで、その協議会みたいなもの、スクールゾーンのやつって今も毎年や っていらっしゃいます。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) ちょっとその辺までは、私確認しておりませんでした。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) もしそういったのをやっていらっしゃるようでしたら、ぜひその中でそうい った意見があったよということで、各町内または区長会等の集まりのときにでもそういったお願いを していたたければと思います。それがボランティアなのか、それとも町内に対する少し交付金という か、補助金を支給してでもやっていただきたいというようなことを強く申し入れいただければ、あり がたいなというふうに考えております。   除雪の問題はこのぐらいにいたしまして、市道のほうの認定の問題でありますが、いろいろな市 の市道認定基準、規定というものをちょっと調べてみたのですけれども、新発田市はその規定が、ど こかにはあるのでしょうけれども、ちょっとなかなか私のほうで探せませんでした。それで、胎内市 の規定を見ますと、その規定の中に幅員はやはり村上市と同じ4メートル以上というのが出ておりま す。ただし、延長何メートルというような基準は設けていないようであります。例えば今回の議案に 出ております市道認定の基準でも、村上市の今の基準認定は幅員が4メートル、延長が50メートル 以上というふうになっておりますけれども、今回のやつが49.1でしたか、50メートルいっていなか ったと思います。その辺の解釈の仕方なのです。50メートルというふうに決めておきながら、50メ ートル未満でも49メートルだったらいいのではないかとか、では4メートルの中で3.8メートルで あったらいいのでないかとかというふうになってきますと、この基準自体の認定基準が全くもって意 味なさないわけです。今おっしゃっていらっしゃるように、私道であっても生活道路として除雪はさ れていると、確かに除雪はします。しかしながら、そこは私道でありながら自分のところだけが使う 道路ではなくて、いろんな方の通る道路だっていっぱいある。そして、そこに側溝もありというふう になりますと、その維持管理というのも、やはり私道となりますと個人の負担が多くなってくる。で すので、何とか市道として認定していただけないかという部分って結構あると思うのです。   私も去年、おととしあたり相談を受けた大関の認定してもらえないかという道路なんかにしても、 全くそこが全部3軒、4軒とも玄関がこっちになっていて、裏が市道になっているのですけれども、 玄関先のほうが市道認定になっていない、まだ私道のままだと。おばあさんが倒れたときに救急車が 入ってきたのですけれども、救急車がどうしてもその裏のほうに行ってしまって、表のほうの道に来 なかったというような状況があります。除雪にしても、やはり今お年寄りの方しか住んでいないよう な家が非常に街中にしたって多いわけですから、そこを私道で自分でとなりますと、なかなか非常に 大変なものもあるのだろうというふうに考えます。そこに全ての配管、そして水道、ガス、全部生活 ライフラインというのも私道の中に入っているにもかかわらず、その幅員がたまたま3,600、3,500 ということで、4メートル以上とってほしいと。そうすると、こちら側が人の土地の田んぼで、こっ ち側の自宅の1メートル近くを削らなければないというような状況になってきますと、何か餅代より これは絶対笹代のほうが高くなってしまうねと、そしたら自分でかえって舗装してやったほうがいい ねというふうになるわけですが、ただ舗装しただけでも、それは除雪は楽になりますが、生活道路と してそういった緊急車両、そういったものが入ってくるということになりますと、なかなか厳しい問 題があるわけです。だから、その辺の基準をこの4メートルイコール延長が50メートルという網か けしてしまいますと、なかなかその辺の基準がどうなのかなという部分があるのですが、その辺いか がなものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) おっしゃるところも十分理解はするわけなのですが、まず根本的 に市道というのは不特定多数の方が通れる公道であります。もともとは、公道は公道から公道につな がっていなければだめだよというふうなことでやってきたわけですけれども、それをもう少し緩和で きないかと、いろんな要望がありまして、では幅員は4メートルで延長が50メートルと、その中で 50メートルにはおおむねというふうなつけ方をしております。本来きちっとやるには、50メートル で区切るというふうなところもあるのでしょうけれども、やはりいろんな事情もあったりするし、そ ういった中身を聞きながらやることも必要ではないかと、かたい役所にならないようなことでおおむ ねというふうなものをつけたと思っております。   ちょっと長くなりますけれども、よろしいでしょうか。その50メートルにしたところというの は、およそ開発行為を行うには、村上市の都市計画区域内ですと、3,000平方メートル越えるとそう いう開発の申請が必要になります。そういったものと照らし合わせると、延長的にはやっぱり50メ ートルぐらいは必要になってくるだろうと。それと、幅員ですけれども、先ほど本間議員おっしゃる とおり、緊急車両が4メートルなければなかなか入りにくいというふうなことがあって、幅員はこれ はなかなか譲れる線ではないということで、きっちりと4メートルうたっております。これは建築基 準法だとか、いろんなところで4メートルがありますので、そういうところから来ていますので、先 ほど市長が答弁したように、なかなか今簡単に見直すというふうなところにはいっていないというこ とでご理解をいただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) わかりました。なかなか、村上地区の区長会に昨年出席した際にも、いろん な区長さんから市道認定のことについていろいろ問い合わせがありました。できれば見直しとかも含 めて緩和をしていただきたいというようなこともありましたので、またこれから区長会の方、また住 民の方々といろいろな調整をしていただいて、できるだけ住民生活に支障のないような市道認定方法 をまたやっていただければありがたいなと。今聞くと、その4メートルというのは崩せないなという のは、確かに緊急車両、消防車、救急車、そういったものが入ってくるとなりますと、夏場雪がない ときはいいのですが、やっぱり雪があるときというのはもう全然路肩がどこだかもわからないような 状況で、なかなか緊急車両が入るというのは難しいのだろうなというふうに考えますので、その辺行 政としても協力できるところはぜひ協力して、例えば側溝の脇に棒を立てるとか、そういう境界線が わかるような方法はしていただければありがたいなというふうに考えております。それも私道だとな かなかできないというふうになってくるのでしょうから、市道認定につきましては市長、副市長とも どもぜひとも何か考えていただければありがたいなというふうに考えております。   1項目めはその辺にいたしまして、2項目めの防災のほうに移りたいと思います。最近この地域 でも、きのう、おとといにしても夜いきなりあれだけの大雨が降ったり、突発的な集中豪雨というの が今日本全国どこということなく、きのうは北海道もそうでありますし、全国的に豪雨での水被害と いうのが今非常に多いわけであります。その中で、先ほど市長答弁にもございました、村上市には何 とそういった箇所が650カ所ありまして、299カ所が警戒区域に指定されているのだというお話で ございます。8月31日に行われました南町2丁目の防災訓練に関しましては、当然私も地元消防隊 員でありまして、そこに参加をしてきたわけでありますが、訓練はやっぱり訓練でやらなければいけ ないのはわかります。ところが、いざそういうことになったときにあのように落ちついて当然行動は できないわけでありまして、逃げるのもどっちに逃げればいいのだろう、どこに逃げればいいのだろ うと、多分現場は騒然たるものになるのだろうというふうに考えております。そのときに冷静に、的 確に判断せいなんていうこと自体が逆に俺は難しいのだろうというふうに考えているのです。今例え ば羽黒町、南町、山居町には、そういった県から指定されている急傾斜の危険区域という地域がござ いますね。ああいうところに例えば1時間何ミリ以上降った場合にはもう避難していただきたいのだ というような、そういった規定なんていうのはあるものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 今議員ご質問の指定されている場所、いわゆる危険区域、危険区域にも 2種類がありまして、特別警戒区域等あるのですが、今ご指摘の羽黒町、南町等の急傾斜地において は2種類、警戒区域と特別警戒区域に分類されています。今おっしゃった基準は、この警戒区域、特 別警戒区域にかかわらず、いわゆる最大瞬間雨量等で避難準備、避難勧告、避難指示というふうなこ とになっております。ただ、その中にも前日までの雨量がどの程度降ったのかというふうな基準があ りまして、それによって今現在50ミリあるいは100ミリというふうなことで、その前日の雨量によ っては若干避難指示、勧告が違うというふうなことになっております。先ほど市長答弁にもクリティ カルラインというふうなあれがありましたが、それが基準になっております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) それは、全国一律なのでしょうけれども、今村上市の中では1時間何ミリ以 上の降雨となっていますか、降雨量。1時間何ミリ以上の降雨量となっていますか、その基準という か。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 当日の雨量でいきますと、当日の一日雨量が50ミリを超える場合と80 ミリ、100ミリを超える場合がありまして、先ほど言いました前日の雨量によっては、その段階で避 難準備にするのか、避難勧告にするのかということで変わってまいります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ありがとうございました。   なかなかその基準で、では40ミリだったから、まだ大丈夫だろうということで、裏にある山の 状況とか、今山居山なんかのトンネルのときもそうですし、今のアクセス道路もそうでしたけれども、 真っすぐなかなかつくれないのです、S字になって。なぜかというと、山が何か動くというような話 で、工事が終わってからもいろいろなパイプ埋めている工事なんかもずっと進んでいました。そうす ると、山が動くってどういうことか俺もよくわからないのですけれども、そんなところの地盤が、も しそれだけの雨が大量に降って、やはり土砂災害につながるおそれはあるのかな。でも、長年なかな かこの地域って、村上市内特にそうなのですけれども、そういった災害が結構少ない。これは昔の城 下町というか、大体日本のお城のあるところ、私も城好きなので、結構お城のあるところ行くのです けれども、お城のあるところというのは意外と何か災害少ないなという、やっぱり昔の人のそれは知 恵なのかなという、そういうところにお城を建てたのかなというふうな感じもするのですが、ただこ ればかりは、災害はいつ本当に起こるかわかりませんので、いろいろこれからも警戒に努めていただ きたいなと。   いま一点、きのう片野議員からもいろいろお話ございまして、ちょっと重複するかもしれません が、今回の広島の土砂災害の八木地区につきましては防災スピーカーが未設置だったと、そしてサイ レンも作動せずというような報道が出されておりました。今こういった箇所、今防災とかハザードマ ップだとか、いろいろ県や市も防災について、新潟県もなかなか災害地域でありますので、力入れて いるのはわかるのですが、そういった箇所は当然村上はないと信じていますけれども、ないですよね。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 防災スピーカー、私どもでいえば防災無線の屋外子局と言われるもので すが、市内には今約220カ所設置しております。今議員ご心配の部分、全てのところに聞こえるよ うなところに設置しておりますので、警戒区域あるいは特別警戒区域の方々にも情報が伝わるという ふうになっております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) これは、一つの私の経験なのですけれども、12年前ぐらいでしたでしょう か、三条とか中之島が非常な集中豪雨で、五十嵐川が決壊されたというあれだけありました。その年 は、10月に今度中越地震という非常に災害の多かった年。その年に実は私、村上の商工会議所青年 部の会長をしておりまして、1週間ボランティアで、中之島のちょうど川の決壊したところにお寺が ありまして、そのお寺が全部流された。そこに毎日約100人ぐらい入って泥出しの作業をやってい たのです。ところが、ボランティアに行っているにもかかわらず、高速でとにかく入り口で1時間以 上も待たされるのです、ずっとつながって。それで、ちょうど日本海沿岸東北自動車道の期成同盟会 がその後、村上のふれあいセンターであったときに、たまたま私が意見発表をさせていただきまして、 ボランティアで行っているのだから、仕事やレジャーと違ってボランティアで行っているのに、高速 道路はかかる、ガソリン代がかかる、行くのにだけで往復で1万もかかるような、そんなボランティ アないだろうということで、高速は国のやつなのだから、ボランティアで行った際にはせめて無料に していただきたいというようなお願いをして、今はもう地元の警察署に行って警察マークのステッカ ーと申請書類書けば、ボランティアの場合は今高速道路が全部無料になります。そのとき山口県から 来ていた方も、もう本当に高速道路代だけですごいのだと、これ何とか、ボランティアで来ているの だから、高速道路代だけは無料にすればいいのになというような話からそんなふうに今なっているの ですが、今村上もこれからいろんな命の道として日本海沿岸東北自動車道の開通が決まったわけです けれども、全線開通までにあと何年かかるか、10年近くはかかるというお話ですので、今期成同盟 会でも早目に予算化していただいて、少しでも早くつなげていただきたいということの活動を一生懸 命やっているのは、本当に敬意を表するところであります。本当にそういった意味から、高速道路と いうのは非常にそういった意味でも大切な道路なのだと、早目にこの地域でも全線開通を願うばかり であります。そういった教訓も踏まえ、村上市も本当に災害がなかなか少ない、本当に安心して住め るようなまちなのではありますが、本当にいつ訪れるかわからない災害に対しまして、行政としても いろいろご配慮をお願いしていただきたいなと思います。   3番目の項目に移ります。村上市の観光資源ということで、三面川のほうから入りたいと思いま すが、先ほど三面川の組合員数は市内が千二百数名、県内が五十数名、県外も五十数名という報告を いただきました。三面川は、皆さんご存じのように2級河川、全長が41キロメートルで水源が朝日 連峰から注いでいる、本当に三面川とは地元の母なる川として、そして鮭の人工ふ化の成功を世界で 初めてしたという青砥武平治さんの、こういう歴史のある川でございます。その水源にしましても、 水質にしましても、そういったものの維持管理に関しては今どのようになっていらっしゃいますでし ょうか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 水質維持管理といいますと、県管理の河川なものですから、県のほ うで管理しているような状況でございます。三面鮭産漁協が漁業権をもらっておりますので、漁協の ほうでアユとれないとか、水が濁っているとか、石がちょっと黒くなっているとかという部分につき ましては、漁協のほうから県のほうにいろいろとお話し申し上げているというふうな状況でございま す。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 一部の団体が種川をもっときれいにしようということで、何かEM菌のだん ごを投げたりして、うちの村上第一中学校の野球部の人も前引っ張り出されて、野球部だから、投げ てくれなんて言って投げたりしたことありました。今ああいう活動というのは、どうなっていらっし ゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) EM菌につきましては、今のところ私がここの担当になってからは お聞きしておりません。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) あのやつで大分やはり効果というのは上がっているとか、そういった報告は 何か来ていらっしゃいます。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 種川でなくて、大竜寺川の関係は大竜寺川の河口のほうでEM菌を 入れているということで都市整備のほうでは聞いているとは思いますが、種川につきましては聞いて おりませんので、効果についても確認してございません。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) それと、三面川、これだけ世界初の人工ふ化、そして鮭でも有名だとは言い つつも、まだまだ知名度的には弱い部分がございます。いろいろ観光としてお魚、鮭、川好きな人、 本当に三面川に来ていただければありがたいなとは思っているのですが、そういった意味で三面川を 全国にPRする方法なんかは何か今鮭産組合とか、もしくは農林水産課のほうでは何か考えていらっ しゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 三面川につきましては、伝統漁法であります居繰り網漁がございま す。今まではイヨボヤ会館というか、イヨボヤの里開発公社に委託をしておりましたが、鮭産漁協さ んのほうで高齢であって対応できかねるということで、今年度からは保存会を組織しようということ で今立ち上がりまして、まだ保存会は結成はされていないのですが、今年度は10月の25日から11 月の末まで、30日までですね、予算、それから人の都合がありまして、丸一日というわけにはいき ませんけれども、午前中居繰り網漁をやりまして、観光資源としても活用したいということでござい ます。昼からになりますと風の方向が変わりますので、なかなか難しい面もありますし、天候がよく ても観光客になぜやらないのだという苦情もありますので、ことしは午前中でやっていきたいという ふうに考えております。そして、そういう意味でも三面川を全国的にPRしていきたい、なおかつ居 繰り網漁としても保存していきたいということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 私の所属するライオンズクラブでも、毎年1回三面川の河口を清掃でやるの ですけれども、ほんの1時間ぐらいでも非常にすごいごみの量、多いのはやっぱり缶なのですけれど も、そういうのが出てきます。ぜひその保存会が立ち上がったら、我々もライオンズとして、いろん な団体ももう入っていただきながら、そういったPR活動をする傍ら、汚い川というイメージを当て たくないものですから、川の美化活動に関してもやはり力を入れていただきたいなというふうに考え ます。   時間の関係上、この辺で三面川終わりますけれども、続きまして村上城址ありますお城山、臥牛 山ですね、そのことについてちょっとお聞きしたいと思いますが、こちらは高さが135メートル、 村上では本当にシンボルと言われるようなお城山であります。今はどうなのか、私らが小さいころは 遠足に頂上に行って、お弁当を広げて、それこそ花見の時期にはいろんな人が花見に来られてという 憩いの場としてあったわけですが、今現在はどうも頂上のほうが余り整備されていなくて、なかなか ござ敷いたりというような感じになっていないなという気がするのです。それは、市のものではなく て、やはり育英会のものでありますので、なかなか市としても口出したり、金出したりするのが非常 に難しい。ましてや文化財に指定されたので、木一本すら切ることが難しいというような状況はわか るのでありますけれども、高速道路で新潟方面から来て、トンネルを抜けて村上インターに行くとき に、トンネル抜けるとすごく山のいい形が真正面に見えるのです。あの石垣に本当に天守閣があった らどんなにいいかなというふうにいつも考えます。〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕逆に、 朝日のほうに向かうときには、ちょうどブルボンさんの裏あたり通ると、また違った表情の臥牛山が 見えるわけです。あのときに本当に石垣が、本当はもう二の丸のほうまでずっと続いている石垣があ るはずなのに、せめて建物がなければ、あの石垣でもずっと見えるような風景だったらさぞかしいい のになというふうに考えます。お亡くなられました前の高久理事長さんとちょっといろいろお話をし たときに、前は育英会の運転資金として裏のほうの、国道側の杉を関川の森林組合と契約をして、そ れを伐採して、その金額で何とか運営してきたのだと、だから高速から見ると本当に村上市内側と国 道側と全く木の種類が違う山なのです。ところが、木材が全然売っても、切ってもらっても逆につけ 足しするような時代になってしまって、まるっきりそういう利益につながるようなことにならないか ら、今はもう全然ほったらかしなのだというような状況だったのです。これは、育英会の方もなかな か今会員の方は大分高齢化されていまして、その中でも市も行政として、村上のシンボルとして本当 にふさわしい山にするにはやっぱりいろいろ手かけていかなければいけない部分はわかるのですが、 せめて石垣だけでも見えるような、私も商工会議所の青年部のときはあそこにライトアップしたりし て、一生懸命あの石垣の草刈りしたりしてやった時代もありましたけれども、何とかそういったこと ができないものか、行政として。その辺いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) これにつきましては、保健保安林の指定などもあり、一度に切れる 木の制限などもされておりまして、気持ちは私も石垣が見えるようになって、顕在化することができ れば大変ありがたいなというふうに思っております。毎年わずかですが、雑木については少しずつ切 ってはおりますが、それについてもなかなか目に見える切り方ができないという現状でございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) やっぱり文化財に指定されますと、私今、実はケーブルもずっと当時のライ トアップのためにやったのです。1回1回あのケーブルも全部取っ払ってくれというふうに言われて から、青年部で多分あれからライトアップやめてしまったのです。土台もあって、今でもライトアッ プしようと思えばできるのです。でも、あの水銀灯をみんな下から我々担いで、それでライトアップ しても石垣が見えないとだめなので、あの辺の木を当時は我々で刈ってやった記憶があります。天守 閣のところにしたって今ほとんど草で見えない、石垣にも草へばりついてしまっているというような 状況下でありますので、せめてそのぐらいは何とかできないかなというふうに思うのでありますが、 その辺育英会の方と、育英会にやってくれというのではなくて、もし、育英会の方だってご年配の方 が多いので、その辺我々若いような連中のいろんな会がこぞってボランティアとしてやろうというふ うになればいいなと思っているのですが、その辺いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 毎年春のちょうどお花見前になりますと、東北電力さん、それから 地元の二之町さん、育英会も当然でございますが、私のほうの職員なども参加し、一般の市民の方も ボランティアも参加して、石垣に張りついている草あるいはツタなども取ったりしているのでありま すが、ちょうど高さのあるところですと、やはり危険も伴うので、そこは取りづらいと。それから、 下のほうになりますと、なかなかやはりもう何年もたっていまして、ツタの根っこも太くなっていて、 なかなか切るのに、一度切ってもすぐまた出てしまうというようなことで、年に1回やってはおりま すけれども、入る頭数といいましょうか、人数の足りなさもあるのかもしれませんが、これからも引 き続き関係者と相談しながら、石垣の美化に努めてまいりたいと思っています。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 整備にお金かけてばかりではなくて、PRという部分での美化に関してもぜ ひお力を入れていただきたいなというふうに思います。   時間も少ないので、4番目に移ります。中小企業の事業継承につきましては、きのう片野議員の ほうからも若干触れていたようであります。〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕本当にこの問 題は、我々のような地方のまちに住む中小企業の経営者としては非常に頭の悩む問題であります。私 も端くれながら、一中小企業の経営者としていろんな会に出たり、同業者との集まりでいろいろ話し しているのは、やめられる人は本当にいいな、商売やめられる人は、俺らなんか借金あるから、もう それ返すだけのことで、とにかく自転車操業ではないのだけれども、回していくしかないのだという 経営者は非常に中小企業は特に多いのです。私らは、もう工事屋として職人抱えていますが、今ゼネ コンさんからは全て社会保険に入れだとか、雇用保険に入れだとかという、いわゆる下請業者を使う にしてもそれだけの福利厚生を今後はしていかないと、現場の中には入れないというようなことを言 われていきますと、ではその分の金額が工事の中に入っているのかよという部分が非常にありまして、 なかなか厳しい現状であるのは確かなのですが、それでもたとえもう70過ぎてもまだまだ引退され ないというような人が次の代に譲りたくても、せがれはもう東京行ってこっちに帰ってこない、では うちの若いからといったって、いや、この会社これだけの借金あるのに、そんなの継承していられな いというような部分がいろいろやっぱり問題あると思うのです。これは、村上もそうでありますが、 全国いろんな地方自治体の中にあります中小企業、ほとんどがそういった問題あると思うのです。   1点、秋田の商工会議所、これ何年か前に私この場でお話ししたことあるのですが、秋田の商工 会議所では、事業の経営の後継者を探すのに東京とか、都内から学生さんとか、いろんな方の募集を かけたりして、それで事業継承、いろんなまちには小さい商店ありますよね。時計屋さんや洋服屋さ んや八百屋さん、魚屋さん、いろんなそういう小売業とか、小さい規模の商店を守るためにそういう のを募集したりして、結構秋田に来られて、今その事業を継承しているという方が結構多いのです。 そのような取り組みとか、あと秋田では今、第1回今回やります事業継承セミナー個別相談会参加無 料とかって、こういうようなこともやったりしているわけですが、村上のほうは今そういった取り組 みは、商工会議所及び商工観光課のほうと連携して何かやっていらっしゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 雇用対策協議会が主となるわけでございますけれども、継承者問題 等については特記したものを現在行っているということはないと思います。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 県内でもこの間の新聞に出ていたのは、三条の余裕を持って継承ということ で、後継者問題シンポ、経験者らが助言してと、三条信用金庫などの18機関でつくる県央中小企業 支援プラットフォームが主催してこういったものもやっていますし、また県のほうでも円滑な事業継 承支援ということで、士業ネットセンターを設立して、弁護士や税理士さんなどでつくるNPO法人 にいがた士業ネットが新潟事業継承支援センターを立ち上げたということで、そのような企業の資産 鑑定だとか、労務管理、登記など、それぞれの得意とする業務を分担して県内中小企業の円滑な事業 継承をサポートするという、こういうのがどんどん、どんどんあちこちで立ち上がっているわけです。 もし村上独自でそういったものがなければ、こういったものも情報発信をぜひ、例えば法人会である とか、商工会議所であるとか、各商工会であるとか、当然そういった組織に加盟している方のほうが 多いわけですから、ぜひこのような情報を発信していただいて、いろいろなそういった窓口を広げて いただければありがたいなと思うのですが、その辺いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 実際個々の事業につきまして先ほど特化した事業はないと申し上げ ましたけれども、人材育成支援事業というのがございまして、これは三条のほうで行う事業でござい ますが、これに出席する場合に補助事業として1人頭最高額1万円の補助を行っている事業がござい ます。   また、そのほか、事業継承ではございませんが、当市の場合、県も含めて市の単独補助事業、支 援事業がございますので、その事業も、先ほど市長から申し上げましたが、見直しもあわせて検討し てまいりますし、〔質問時間終了のブザーあり〕また企業立地促進法の基本計画によりまして、低金 利の融資をいただくことを考えておりますので、そんなことで積極的な支援をしてまいりたいという ふうに思っております。 〇5番(本間清人君) どうもありがとうございました。   これで一般質問を終わります。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで本間清人君の一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。            午前10時53分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開をいたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、2番、尾形修平君の一般質問を許します。   尾形修平君。           〔2番 尾形修平君登壇〕 〇2番(尾形修平君) 高志会の尾形修平であります。通告に基づきまして、一般質問をさせていた だきます。   私の一般質問は2項目であります。1項目め、日本海沿岸東北自動車道の整備に伴う対応・対策 についてであります。昨年の5月に着工命令が出て、国土交通省においては着々と事業が進められて おります。今年度は約19億円の予算がつき、測量・概算設計業務が完成すると聞いております。先 月には、猿沢地区及び塩野町地区において用地交渉等を円滑に進めるための朝日温海道路推進協議会 が設立され、11月の末をめどに会議が開催されるとのことです。先般、高速交通等対策特別委員会 で日沿道活用朝日地域活性化促進協議会などの皆様と意見交換をさせていただきましたが、その中で 村上市としての具体的な計画や要望内容が定まっているのか等のご意見をいただきました。今後事業 が進捗していく中で、国・県等に対しても強く地元要望をアピールしていく必要があると考えますが、 市長のご見解をお尋ねいたします。   2項目め、ふるさと納税についてであります。昨年の第4回定例会におきまして、このふるさと 納税に関しまして一般質問をさせていただきました。私の提案として、ご寄附いただいた方に対して 地域の特産品を送るなど、他自治体が既に取り組まれている件に関して、本市でも実施するお考えは ありませんかとお尋ねしました。市長からは、制度の趣旨と異なるので、積極的な返礼は控えるが、 何らかの御礼は検討したいとの答弁でしたが、その後どのような検討がなされたのかをお尋ねいたし ます。   市長答弁の後、再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、尾形議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、日本海沿岸東北自動車道の整備に伴う対応・対策についてのお尋ねでござい ますが、尾形議員ご承知のとおり、今年度は約19億円の予算がつき、現在新潟県側全線について測 量の作業中でありますし、地質調査や道路設計の作業も順次進めていられるということであります。 国によりますと、このように長い区間の事業が認められたことで、事業予算も膨大となり、これまで のような作業の進め方では間に合わないと聞いております。そこで、本市といたしましても、複数の 集落をくくりとした推進協議会を設置し、道路設計の地元協議、用地買収等が円滑に進められるよう 努めているところであります。   さて、この事業が進捗していく中で、国・県等に対しても強く地元要望をアピールする必要があ ると考えるが、見解はとのお尋ねについてでございますが、これまでに地元で組織された日沿道活用 朝日地域活性化促進協議会や日沿道山北地区活性化促進協議会からの要望事項は伺っておりますので、 本市といたしましても国・県等関係機関には、その旨働きかけをしているところであります。特に国 土交通省では、無料区間の高速道路における「道の駅」の設置を進める方針という情報もありますの で、地元の構想等をお聞きしながら、事業主体等も含め、実現できる具体的な方策を見いだしながら アピールをしていかなければならないと考えているところであります。   次に、2項目め、ふるさと納税制度についてのお尋ねでございますが、ふるさと納税につきまし ては、本市では平成20年度から「ふるさと村上応援寄附金」としてスタートをし、平成25年度ま での6年間に計83件、寄附金の総額で879万6,000円のご寄附をいただいております。尾形議員か らは、昨年の第4回定例会の一般質問におきまして、ふるさと納税としての寄附される方の底辺拡大 と自主財源の確保のため、地域の特産品の返礼について再検討してはどうかとのご提案をいただきま した。その際の答弁で申し上げたとおり、本来、ふるさと納税というのは、自分のふるさとやぜひ応 援したいという市町村に対して寄附するものであるという認識は変わっておりません。したがいまし て、この制度本来の趣旨から、本市としては積極的に特産品などの返礼はしておりませんでしたが、 しかしながら、先般、市内の物産関係団体から、ふるさと納税への返礼として本市特産品を利用する よう要望書をいただいておりますことから、物産振興や地域活性化の面から考えていかなければなら ないなと、そのように捉えているところでございます。ふるさと納税制度を利用できないか検討をし ていくよう今指示をしたところであります。したがいまして、具体的な対応につきましてはもうしば らく時間をいただきたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ご答弁ありがとうございました。   昨年高速交通等対策特別委員会で、市内9地区におきまして市民公聴会を開催いたしました。各 地区からはさまざまな要望、ご意見が出されました。今後事業着手される朝日地区、山北地区では同 じような提案がなされております。以上を踏まえて再質問をさせていただきますので、よろしくお願 いします。   また、日沿道促進大会もことしで26回目を迎え、地域の悲願でありましたこの道路はようやく 開通のめどがついたわけであります。実際に開通したときにこんなはずではなかったと言わないよう に、本市においても準備を進めておかなければならないと感じますが、具体的に市長のほうにもこの 要望書等がお手元に届いているかと思いますけれども、具体的な例を挙げて、本市として進めておか なければならない事業に関してお答えいただければと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、1つには、先ほど申し上げましたとおり、いわゆる国土交通省の意向 が変わったと。どういうふうに変わったかといいますと、今まで無料区間ゆえにサービスエリアはつ くらないのだというような方針でありましたけれども、有識者会議におきましてそれはおかしいので はないかと、無料区間においてもサービスエリアをつくるべきだというような意見が大半を占めたた めに、いわゆる無料区間においてもサービスエリアはつくる方法で検討をしていくというような結論 が出ましたので、それに基づきまして、この先の延伸に伴いまして、まずそれをどうするかというこ とを考えていかなければならないなと、そのように考えております。   もう一つは、今ある道の駅等に対しまして、その道の駅まで高速道路からどういうアクセスをと っていくことが一番道の駅を利用しやすい、お客さんが足を運んでいただける、そういうような道路 になるか、それを最優先に考えていく必要があると、お客さんがどうしてもそこに寄らなければなら ないような道路線形をお願いしていく必要があるのではないかなと、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 市長が今言われた国土交通省の無料区間に対しての道の駅と、サービスエリ アというふうに市長おっしゃいましたけれども、サービスエリアと基本的に道の駅は違うと思うので すけれども、具体的に国土交通省から出された方針、たしかこれは6月25日だったと思いますけれ ども、市のほうにも情報が来ておるようでありますから、都市整備課長のほうから簡潔に方針の内容 を説明していただければと思います。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 今ほど議員おっしゃるとおり、6月に社会資本整備審議会という のでしょうか、国のほうのところに国土交通省のほうから無料区間にも道の駅的なものを整備してい くというふうなことを提案いたしまして、その辺からそういう方針になってきたというふうなことで、 今市長答弁にありましたけれども、サービスエリア、パーキングエリア、ちょっとごっちゃになりそ うなのですが、ちょっと整理しますと、サービスエリア、パーキングエリアというのは高速道路の敷 地内に設ける施設であります。ですから、今回、無料区間は一旦おりてというふうなことになります ので、道の駅ということになるのだと思いますが、そこで道の駅というふうなものを今国土交通省が 打ち出してきたというふうなものは、地方の創生の拠点にしたいというふうなのが趣旨のようであり ます。それで、これからそういった先駆的な取り組みをモデル化しようというふうなことで、関係機 関が連携して総合的に支援していきますよというふうなことになっております。事業としては、農林 水産省、経済産業相、国土交通省、観光庁、そういったところのメニューを集めながら道の駅を地方 の拠点化していくというふうなものだというふうに理解をしております。こういったことが今動き出 そうとしておりますので、議員の質問にありますような道の駅関係もこれから国のほうの情報をさら に仕入れながら検討していければというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ありがとうございました。   本市では、既に神林穂波の里、朝日みどりの里があるわけですけれども、今後新たに設置すると いうのは難しいと思うのです。というのは、サービスエリア、今課長が言われた道の駅はおおむね 50キロメートルに1カ所というような制約がなされております。この審議会の内容を聞いています と、それも大分緩和されて25キロメートルから50キロメートルというようなふうに変わったとい うふうに私認識しております。先般開かれた鶴岡市との私ども高速交通等対策特別委員会の合同委員 会でも、鶴岡市さんは今鼠ケ関地内にあるしゃりん、道の駅をマックスバリュがある(仮称)鼠ケ関 インターのほうに持ってくるというような計画が既になされているわけであります。当委員会で行っ た公聴会においては、既にあるみどりの里、穂波の里はもちろんでありますけれども、山北地区に関 しましても防災道の駅的なものを建設していただけないかというような要望もいただきましたし、ま た荒川地区におきましてはインターの残地を利用した道の駅的なものができないかというような各地 区からさまざまな要望が出されているわけです。私、何でこれ今回の一般質問に対して言っているか といいますと、国土交通省では本年度中に、概算設計ではありますけれども、終わるわけです。そう すると、着実にもう事業は進んでいくと思うのです。当市として、道の駅に特化して今回質問させて もらいますけれども、どのように考えておられるのか、本当にやりたいこととできることというのは 実際違うので、その辺を市長のほうからご答弁いただければと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、1つには、道の駅今あります神林、それから穂波の里、あるいはみど りの里等については、これは当然既存の施設というふうな捉え方をしていいと思います。もう一つ今 手を挙げているのは、山北地区におきます防災道の駅、おっしゃったとおりでございます。日本海沿 岸東北自動車道をよくこうやって見ますと、日本海沿岸東北自動車道で海の見えるインターチェンジ というのは、府屋の野球場のあるところにインターができるわけですが、そこしかないのです。そこ を着目をしているというようなことでありますし、もう一つは、いわゆる今おっしゃったように、そ こにつくった場合には今度しゃりんと競合してくるというようなこともありますし、また荒川の国有 地、いわゆるトランペット型のインターをつくるのをダイヤモンド型に変えたということで、非常に 莫大な面積が残ったということで、会計検査院から要らないのだったら売却しなさいというような指 摘も受けているというようなことでありますので、それらを整理をしながら、なるべく競合をしない ような、競合といいますのは、同じようなものを置かないというようなものをつくっていくような取 り組みをこれから強化をし、そして検討していく必要があるのではないかということで地元には説明 をしております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今市長がおっしゃったように、私も新たにつくるというのは、荒川のインタ ーを利用した残地に関してはなかなか難しいのではないかというふうに思いますし、穂波の里に関し ましては、今桃川牧目線の整備が進んでおりますし、あれを代替というか、案内板等を十分にすれば 神林地区は間に合うのだというふうに思っております。今後の事業着手される朝日山北間に関しまし て、朝日に関しては国土交通省のほうからロングランプで、進入路までは国でやっていただけるとい うふうに私は聞いているのですけれども、山北の先ほど市長が申し上げた防災道の駅、防災道の駅に 特化してやるのであればいいのでしょうけれども、私どもの公聴会でやったときには、やっぱり山北 地区は山北地区で物産販売的なものの施設もつくりたいというようなお話もいただいております。先 ほど言ったように鼠ケ関との競合もありますし、本市として2カ所、3カ所の物産販売の施設が可能 なのかどうかというのも私は疑問に思います。その辺、市長のお考えいただければと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今朝日みどりの里から県境まで、防災道の駅をつくりたいというところまで はかなりの距離がございます。それは、もう十分に距離的にも離れていますので、可能な道の駅がで きるのではないかな、あるいはサービスエリアも含めたものができるのではないかなと、そのように 考えているところでございます。山形のしゃりんについては、私ども関与する出来事ではありません ので、そうやって整理していくと、それらについては十分に可能な施設、そして朝日のみどりの里に ついては、尾形議員おっしゃるようにロングランプで、市の事業になるかもしれませんけれども、み どりの里に入りやすい、入らなければならないような、そういうようなロングランプからの線形を考 えていく必要があるのではないかと、そうすればそんなに競合することもなくやっていけるのではな いかなと、そのように捉えています。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今市長が言われたランプからのアクセスに関して、市長のお手元にもこの株 式会社まほろばまちづくり委員会で出した魅力あるまちプロジェクトということで、先般勉強会させ ていただいたときに私どももいただきました。この資料に基づいて若干質問させてもらいますけれど も、6ページになりますが、今言われたロングランプから7号、みどりの里にアクセスするものに関 して、当初計画されているロングランプに関しましては、市長手元にお持ちですから、見ていただけ ればと思うのですけれども、青線で引かれたものであります。この要望書の希望、ロングランプとい うことで、赤線で引かれているものがあります。今ほど市長は、この進入路に関しては市の事業にな るのではないかというふうにお話ししましたけれども、本当にこの赤線でやるのであれば、今後さま ざまなクリアしなければならない問題が出てきますし、現状市長のお考えとしてどちらを計画されて いるのか、お聞かせ願いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この場で具体的に青線のほうがいいか、あるいは赤線がいいかということは 差し控えさせていただきたいと思っておりますが、もう既に国土交通省側とは交渉に入っているとい うようなことでございまして、朝日地区の皆さんがつくった魅力あるまちづくりプロジェクトに沿っ たような、意向に沿えるような形で国土交通省とこれから交渉をしていきたいということでございま す。国土交通省とは既に話し合いに入っているということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 市長が今おっしゃっていただきましたように、この赤線のほうにするという ことになると、確かに今現状の駐車場エリアは、開通した暁には本当に手狭でだめなというか、収容 台数が少ない状況だと思いますし、ある程度その駐車場エリアを広げるためには、やっぱり私も朝日 の皆さんが希望されている前の川に沿ったほうに道路を持っていったほうがいいのではないかという ふうに考えます。   ただし、先ほど言いました今国土交通省から出された方針によりますと、道の駅に関しての駐車 場は多分、私の感覚ですと、国土交通省でやっていただけるのだというふうに思っておりますけれど も、その他の施設、朝日みどりの里ももう25年以上経過して、かなりの老朽化した施設になってお りますし、今のままの施設を市長として開通に向けて利用するつもりなのか、それとも新たな施設の 建設等も含めて考えておられるのか、1点お聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然ロングランプからの道を今言ったようなところに持っていくということ は、将来的なことも捉えて考えているわけでございますので、今ある施設を全面改修するとか、新た な施設をどういうふうにつくっていくかということは、これから地域の皆さんと、あるいは関係者と 話をして決めていくことであると、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 先ほど進入路に関して、ここでいうところの赤線ということなのですけれど も、でもこっちのほうに持ってくる、駐車場を拡大するということになると、そこ農地になっている わけなので、農地転用とか、さまざまな条件を今後クリアしていかなければならないと思うのですけ れども、その時間的な余裕というのは私はあるのかなというふうに感じているのですけれども、その 辺いかがお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) この答弁は、私でいいのかどうかあれなのですけれども、まず農 地転用、今までのいろんなケース見てきますと、具体的でないと許可はおりないというふうなことに なりますので、簡単ではないかと思います。いつ誰がどのようにしてやるかというふうなものがきち っとしたものがないとなかなか難しいと思いますので、そういうことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 農地転用は、多分そういうことだと思いますし、施設に関しては今朝日みど りの里が指定管理の公募を進めております。指定期間が平成27年4月から平成30年3月1日とな っておりますけれども、その間に関しましては、施設の新たな改修及び新設というのは当然できない わけなのですけれども、その後、3年というのは多分そういう思いもあって3年にしたのだと思いま すけれども、その後この朝日のみどりの里は今後も指定管理として、将来的に整備が終わった段階で も指定管理としてやっていくつもりなのか、その辺市長にお伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 基本的にはその考えでいきたいと思っておりますけれども、その時点でどう いうような組織体ができるのだろう、できる、つくる可能性もありますので、それらも捉えながら考 えていく必要があると。とりあえず今我々がやらなければならないのは、ロングランプからの動線、 それをどこに持っていくかというようなことをまずとりあえずは急いでやらなければならないと考え ています。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) わかりました。 次に、今度公聴会で出された要望に添って質問をさせていただきたいと思いますけれども、この 公聴会では本当にいろんな意見が出されました。現在、荒川以北の無料区間に関しましては、いわゆ る低速車、遅い車に対しての追い抜きレーンが設置されていないわけであります。今後整備される朝 日、山北区間に関しましては、そういうレーンをとっていただきたいというようなご要望もいただい ておりますが、市としてのお考えをお伺いしています。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然今おっしゃったように、荒川の地内においては追い越し車線が少ない、 その上にいわゆるのろのろ運転をしている車両がいると渋滞を起こすというようなことが考えられま すので、新しい朝日から温海温泉の間の道路につきましてはそのようなことがないようにと、そうい うようなことを十分に話し合いをしていきたいなと思っておりますし、またできれば庁舎内に専門の 部署を設けて、いわゆる設計協議、あるいは用地買収、今言ったような、そういうような諸問題に対 応するような、対応できるような職員を配置をしていきたいなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今後のスケジュール調整等を含めて、専門部署を入れてみて、総合的な計画 の取りまとめを行う部署をつくるのだということですけれども、具体的に今各地区から出されている 要望等の取りまとめを国、県に要望していく際に、私本当に日前がないのではないかなというふうに 思っています。それだけ国の事業の進捗スピードが早い、早過ぎているのではないかと思っています。 既に測量設計がもう終わっているわけですから、今後何つくってくれ、これつくってくれという要望 を出すにはタイミングを逸してしまうと、本当に地元の皆さんの要望が反映されない格好になると思 うのですけれども、その辺市長の認識いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 要望2つの地域から出ていますけれども、これを全部国土交通省にやってく れというわけではないわけでございますので、この中から取捨選択をして、これとこれはお願いした いというようなことでやっていきたいなと思っておりますし、私も頻繁に国土交通省と連絡をとりな がら、あるいは足を運んで連絡をとってお願いもしておりますので、遅れることなく追随をしながら 地元の意向を伝えていきたいなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) では、具体的に市としての私先ほどから言っています要望、意見等の取りま とめ、市長、いつぐらいまで市としての方針まとまりますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今年度は設計と、それから……           〔「測量」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 測量、それから協議、そして年を越すと若干用地買収に入れるかなというよ うなことを考えていますので、新年度に入ると、予算が幾らつくかということが非常に大きくかかわ りを持ってきますけれども、それらについて市としての取りまとめは、それらの事業を見ながらやっ ていかなければならないなと。決して遅れることなく要望をしていきたいと思っておりますし、また 国土交通省の皆さんにもいつごろまでこういう問題は市として解決をして出せばいいですかというよ うなことも伺っておりますので、それらに沿って取り組みをしていきたい、そのように考えておりま す。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ありがとうございました。この件に関しましては、地元朝日地区の渡辺昌議 員が特化して質問なさるようですので、バトンタッチして次に進みたいと思います。   続きまして、ふるさと納税についてであります。先ほど市長から答弁いただきましたけれども、 報道では県内20市中返礼を実施していない自治体は加茂市、南魚沼市、五泉市、そして村上市とな っており、昨年度県内トップである十日町市では寄附件数で2,491件、金額ベースで6,215万であ り、本市では13件、金額で106万となっておりました。政策推進課長、間違いございませんか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 平成25年度の大筋でございますが、件数で13件、金額にいたし まして105万5,000円というのが実績でございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 本会議初日にも本年度の4月から8月までの件数で5件、金額ベースで9万 円となっておりました。先ほど市長から地元越後物産会さんから市長宛てに要望書が出たのだという ことで伺いましたけれども、具体的に要望の内容はどのような内容だったのかお聞かせ願えればと思 います。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) かいつまみますと、村上市でもふるさと納税の返礼として、地元特 産品の宣伝効果もあることから、それを使っていただきたいという要望でございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 地元の物産会から要望が出て、市としても対応を考えようかというのは、私 は行政のスタンスとしておかしいのではないかというふうに考えます。市長は、昨年度答弁されまし た趣旨、制度と違うと言っていますけれども、県内で、新潟県も含めて県内20市中16市がそうい う制度のもとに実施しておるわけです。来年度、安倍政権では地方創生を目指して、まち・ひと・し ごと創生本部において、年収や世帯構成において控除額は異なるが、現行では住民税の約1割を上限 としているが、これを来年度から2倍に引き上げると報じられておりますし、手続も簡素化するとい うふうになっております。そうすると、今までの地域でやっていた競争がますますこれをもって激化 すると思うのです。市長がおっしゃられる制度、趣旨と違うといっても、ふるさと納税といっても実 際寄附なのです。寄附をする個人が自分が生まれた出身地に寄附する、なければ先ほど言われたよう に応援したい自治体に寄附するというのは当たり前だと思うのです。その御礼を、謝礼を目当てにと いうのは別にしても、この制度自体を推進していって、去年市長答弁いただきましたけれども、今ま でいただいた方に関しても何らかの御礼はしたいということで答弁いただきましたけれども、具体的 にその御礼はなされたのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほどの答弁で申し上げましたけれども、ふるさと納税の本来の純粋な意味、 何のためのふるさと納税なのですかと、自分が本当に応援したい市町村、自分が生まれたところに純 粋な気持ちで頑張れよと、応援するよというのが趣旨だったはずでございます。それがいつの間にか マスコミに取り上げられ、1万円寄附すれば6,000円か7,000円分の特産品が来て、減税をされて、 おもしろ半分にやっているような報道がされております。そこに私は疑問を覚えるということであり まして、しかしながらそうばかりも言っていられないなと、そんな意地を通しても仕方ないなと思っ ているわけでございまして、物産会から来る以前にちょっと考えなければならないですなということ で、対策を検討をしているところに物産会からも来たということでございます。そして、村上市にふ るさと納税をした方々に意向を聞きますと、そんなに求めていないです、見返りは。そういうことが ありまして、はがきとかパンフレットとか、そういうような、あと丁寧にお礼文を差し上げたという ことでございます。余りにも、政府も今度関与してきて、今おっしゃったように、減税2割にすると か、あるいは寄附の上限を引き上げるとか、何か操られているなという感じはいたしますけれども、 そうも言っていられないなというのが本音でございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ぜひとも市長、ようやくという言い方をすれば失礼だかもしれないけれども、 本当にこれは地域間競争なのです。来年度からは、地方創生の方法として地方の熱意や実勢を基本に 自治体間の広域連携や民間の創意工夫を後押しするとうたっておりますが、逆説的に言えば頑張る地 域は応援するけれども、そうでないところは知りませんと言っているように私は感じるのです。市長、 いかが思いますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 頑張る地域を応援するのは、もう政府としては当たり前のことでありまして、 政府に操られる自治体になってはいかぬなと、そのように考えているところでございます。この裏に は必ず何かがあるなと私は考えております。今でも、本当に純粋にやはりふるさと納税というのは自 分の好きなところ、あるいは応援したいところに純粋な気持ちでやるのがふるさと納税だなと、そう いうふうに思っておりますけれども、何回も言うようですけれども、時代の変遷ともに、やはり意地 だけを通していられないというのが正直なところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 先ほどの市長答弁の中で、昨年第4回定例会で返礼品の検討をする という答弁をした後のことにつきまして若干お話ししたいと思いますが、市長のお話にもありました ように長い、4年、5年とか、10万単位のご寄附をいただいている方が数名おられます。その方に 対して何らかのお礼の気持ちを示したほうがいいのではないかということでの検討をしておりました。 その中で具体的には、今市長から話ありましたように、観光の絵はがきがどうかとか、感謝状がどう かというような検討はしておりましたのですが、具体的にそれを実施するまでは実は至らなかったと いうのが現実であります。実際その電話のやりとりの中で、寄附のお電話をいただくわけですが、本 当にその方がそういったものを求めているのかどうかというのがつかみ切れないと、そこまで考えて いないというような感触を持っていたものですから、何かやるにしてもちょっともう少し考えなけれ ばないなということで今に至っておりまして、その中で今の物産協会の話やら、予算の助成も加味し ながら検討を今進めているところでございます。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ですから、私前回も言いましたけれども、全ての方にやる必要はないのです。 選択肢が当然あればいいわけです。俺は、要りませんという選択肢もその一つなの。だから、全てよ その自治体本当に参考にしていただければいいと思います。全国でもうやっていない地域、県内でも 本当に4市しかないわけなので、16市の状況を〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕十分に調 査していただきたいというふうに私は思っております。来年、本当にこの住民税のやつが現在1割の やつが2割になると、昨年も質問しましたけれども、本市から逆に出ていく分に関してもあると思う のです。それ昨年の税務課長の答弁で、市の申告支援システムによりますと、平成22年が4件で82 万、平成23年、2件で48万8,000円、平成24年が2件で5万円ということでありました。昨年の 実績に関して、税務課長お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 税務課長。 〇税務課長(板垣喜美男君) 平成25年中の実績としまして8人、55万7,000円であります。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 来年以降、他自治体に寄附した分に関しては、今のところ税収減のおそれが ある自治体に関しては地方交付税で配慮されるというようなお話がありますけれども、そのような情 報がもう当市にも来ておりますか、財政課長。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 今のところ、そういう具体的な情報は入っておりません。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) もう一点、先ほど聞き忘れたのですけれども、来年度以降手続が簡素化され るというようなことも報道されておりますが、具体的にどのような手続が簡素化されるのか、税務課 長、おわかりでしたら教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 税務課長。 〇税務課長(板垣喜美男君) 今お話しの件ですが、新聞報道等だけですけれども、今所得税のほう では所得控除、それから住民税のほうでは税額控除というふうになっております。それが控除を受け るためには確定申告をしなければならないというふうに規定されておりますが、今新聞等で報道され ている内容からいきますと、所得税のほうの控除を廃止して住民税に全て振り向けるということであ りまして、そしてその簡素化という部分につきましては、受けた自治体がその住所地の自治体にその 額等を通知することによってかえることが一番有力ではないかというふうに言われていますけれども、 2割に上げることも含めまして、年末における税制改正の検討の中で議論されて、決定されれば平成 27年の税制改正の中で条例改正、法律改正というふうな形に進められていくと思います。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 市長が先ほどから言っているように、制度の趣旨と違っているのは私も十分 にわかりますし、市長が言われることは正論だなというふうに思うのです。ただ、さっきから言って いるように、こういうふうに国の制度がなってきている以上、来年本当に住民税の2割になると、村 上市民の方からもよその自治体に出ていくお金というのが私はふえると思います、間違いなく。です から、その部分を、その部分という言い方は失礼だかもしれないけれども、自主財源を確保する上で も、村上のサポーターを、応援団をふやす上でも、このふるさと納税という制度を地域物産の販路拡 大のツールとして私は本当に使う必要があるというふうに思っていますけれども、所管の商工観光課 長、いかがお思いですか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 所管課としてお答えさせていただきますが、確かに宮城県のある市 では半日で160万という、これはクレジットカードを使ったふるさと納税でございますけれども、 それだけでなくて、やはり村上市も特産品、また特産品をもらった方が村上行ってみたいということ で来訪する客がふえていただければ、これにこしたことはないなということで、観光面から申し上げ ます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 報道でも、三条市さんも本年度から返礼を実施するというふうにありました。 國定市長は、月間300件を目指すとありました。〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕本市に おいてはもう既に1周か、2周か遅れているわけですから、市長、本当に断腸の思いかもしれないで すけれども、ぜひ村上市のために制度を実施していただきたいというふうに思います。最後に市長か ら思いをお話ししていただければというふうに思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほどから申し上げておりますように、本意ではございませんけれども、自 分の指針を捨てて、そして1つには産業振興、できれば村上に来ていただいて、そして村上にお金を 落としていただくような返礼ができないかというようなことも主眼に置きながら取り組みをやってい くということにしていきたいと、そのように考えています。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) それも含めて、昨年私も、名字でいう村上さんが全国に38万4,000人いる わけですから、村上さんから寄附いただいたときには例えば返礼を1割プラスするとか、2割プラス するとかのプレミアムをつけて、やっぱりつながらないことには、村上に市長がおっしゃるように来 ていただくということは、なかなか難しいかと思うのです。本当に全国津々浦々の自治体が知恵と創 意工夫して出し合って地域間競争をしているわけですから、ぜひ他自治体に引けをとらないような行 政運営をお願い申し上げまして、私の一般質問を終わります。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで尾形修平君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時52分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開をいたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、13番、木村貞雄君の一般質問を許します。   木村貞雄君。           〔13番 木村貞雄君登壇〕 〇13番(木村貞雄君) 鷲ヶ巣会の木村貞雄でございます。私は、2点について一般質問をさせて いただきます。   1、子育てと学校教育について。@、子育てと学校教育は非常に関連性がありますが、国のほう では厚生労働省と文部科学省に分かれております。近年、幼稚園と保育園が一体化して、認定こども 園として認可を受けている施設もあります。質の高い保育を実現するためにも、幼児教育と幼児保育 に大いに期待するとともに、学校教育のさらなる向上と、将来モラルの高い社会人を育てるためにも、 幼児保育と幼児教育は学校教育課で所管したほうがよいのではないかと思います。以前にも質問した ことがありますが、改めて教育長のお考えをお聞かせください。   A、村上市立小・中学校望ましい教育環境整備検討委員会の進捗状況と今後の方針についてお聞 かせください。   B、旧神林村では、平成19年度に小・中学校の統合について教育長に答申しており、合併後教 育長が代わってもそのまま引き継がれております。今後どのような形で進めていかれるのか、お聞か せください。   C、ことばとこころの相談室で、昨年よりも充実した点はどのようなところか、お聞かせくださ い。   D、各小・中学校の事務費(消耗品費)の平成26年度予算が減額されて、学校では困っている ようですが、どのような理由で減額されたのかお聞かせください。   E、本年度、教育委員会事務局職員の中で、指導主事が1人増員されました。その目的、また活 動内容や効果等についてお聞かせください。   2番目、下水道事業について。@、村上地区の下水道の終末処理場(村上浄化センター)は、施 設が完成した当初から悪臭があり、関係地区の皆さんから苦情等があったと思いますが、まだ解決さ れておりません。ほかの地区ではこのような悪臭は発生していないと思いますが、どのような理由で 悪臭問題が解決できないのかお聞かせください。   A、終末処理場の維持管理を行っている会社は、当初から随意契約で委託されておりますが、悪 臭の問題等については、どのようなお話し合いをされているのかお聞かせください。   以上であります。ひとまず降壇し、答弁の後、再質問させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、木村議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、子育てと学校教育については教育長に答弁をいたさせます。   次に、2項目め、下水道事業についての1点目、村上地区の下水道の終末処理場(村上浄化セン ター)の悪臭問題解決についてのお尋ねでございますが、村上浄化センターは平成10年12月に供 用開始をした施設であり、供用開始後における苦情につきましては、平成14年ころに村上浄化セン ターから搬出する下水汚泥の運搬途中に発生した臭気について、苦情を受けております。この対策と いたしましては、汚泥運搬車両を密閉度の高い車両に変更するなどの対策を講じ、その後におきまし ては臭気に対する苦情はいただいておりません。また、ほかの処理施設におきましても臭気の発生は ありますが、処理人口や処理方式の違いにより臭気の発生度合いも異なりますので、今後もそれぞれ の処理施設に応じた対策を講じてまいります。   次に、2点目、村上浄化センターの維持管理を行っている会社と、悪臭の問題等についてのどの ような話し合いをなされているかとのお尋ねについてでございますが、維持管理を委託している会社 は村上浄化センターに流入する下水の性質を熟知しており、施設全体の維持管理を行っております。 臭気対策といたしましては、においの原因となる硫化水素濃度の測定を場内29カ所、臭気強度につ きましては場内で5カ所、場外2カ所の7カ所で毎月測定を行っております。また、平成23年度と 平成24年度の2カ年において、施設内外で感じる臭気について詳細な調査を行い、硫化水素を抑え るための抑制剤の注入や、排気口には活性炭を設置したりなど、臭気の発生源に応じた対策を施して おります。これら一連の協議・打ち合わせによる取り組みを継続し、改善の効果を得ております。な お、今後も臭気の低減に努力し、下水道施設の適正な維持管理に努めてまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、木村議員の1項目め、子育てと学校教育についての1点目、幼 児保育・幼児教育の所管を教育委員会に含めたらどうかとのお尋ねについてでございますが、昨年度、 長谷川議員に答弁したとおり、現在は、現体制で行える行動連携を進めております。具体的には、教 育会議、郷育会議ですが、において中学校区単位に「幼・保・小・中連携プログラム」等を作成して 取り組みを進めております。幼保・小連携の取り組みでは、幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続 を目指し、小学校入学後の指導に資するための共通資料の作成、幼児・児童の交流活動、小学校教 員・校長による保育参観、保育士・園長による授業参観、校長、園長による情報交換等を行っており ます。このような具体的な行動連携を図る中で、地域の方の力も借りながら取り組みを進めておりま す。このような行動連携をさらに充実させていくように、福祉課と連携を図りながら支援を進めてま いりたいと考えております。なお、文部科学省は、第2期教育振興基本計画の中で、子どもの成長に 応じた柔軟な教育システムの構築を具体的方策に挙げて取り組みを始めております。この動向を注視 しながら、既に取り組みを進めている他市の事例も参考にしながら研究を進めてまいりたいと考えて おります。   次に、2点目、村上市立小・中学校望ましい教育環境整備検討委員会の進捗状況と今後の方針に ついてと3点目、旧神林村の統合に関する答申についてをあわせてお答えさせていただきます。検討 委員会の委員につきましては、各地区の区長会やPTAからのご推薦をいただいた委員、また学識経 験者、公募等の委員、計19人を委嘱し、7月28日に第1回の検討委員会を開催いたしました。こ こで、本市における児童・生徒数の現状と今後の推移、平成20年に出された、県の望ましい教育環 境整備検討会議の報告書、また、国の教育再生実行会議の第5次提言等を提示し、今後の検討委員会 の検討、議論の資料としていただくよう説明をさせていただきました。また、合併前の旧神林村の統 合に関する答申についても提示させていただき、このことも踏まえて今後の検討、議論としていただ くようあわせて説明をしたところであります。国においては、ことしの秋をめどに学校統廃合に関す る指針を約60年ぶりに見直すという情報もありましたので、その見直しされた指針がこの検討委員 会においては重要なものになるということの認識も確認しておりますし、今後答申に向けて重要な案 件の審議をしていかなければならないという共通理解のもと、大まかな日程も確認しております。今 後は、この検討委員会においてさまざまな観点、角度から活発な議論がなされ、答申に向けた検討が 進むものと思っております。   次に、4点目、ことばとこころの相談室の昨年よりも充実した点についてのお尋ねでございます が、年々ことばとこころの相談室の役割が増してきていると思われます。支援等が必要な子どもの早 期発見、対応等については、その子どもたちと常に接する方の知識・理解度を深めていくことが必要 と考えております。そのためにも、相談室が行う保育士、教員、保健師等を対象とした研修会が重要 となっております。ことしは、夏休み期間中に事例検討を重視し、子どもについて課題設定を行い、 具体的支援方法を学ぶ、より実践的な内容とした研修会を3回開催いたしました。また、子どもたち と接する方の知識を深めていただくことも重点を置くことは必要と思われますが、相談室の業務が多 くなっていることを踏まえ、今後は相談業務の充実を図るため、体制の強化も図っていかなければな らないものと考えております。   次に、5点目、各小中学校の事務費(消耗品)の平成26年度予算についてのお尋ねでございま すが、前回の定例会でもご説明いたしましたが、本年度の小・中学校管理経費の消耗品費に関する予 算額は、ほぼ前年どおりの予算額となっております。これら消耗品の予算内容は、学校配当による執 行分と教育委員会が執行し、物品として各学校へ配布する消耗品分の合計額となります。今年度は、 予算の効率的な執行が図られるよう、また学校間での不均衡が発生しないように配慮を行い、当初の 学校配当分については全額配当せず、後日教育委員会執行分の執行状況を確認しながら調整して追加 配当する予定でしたが、その後、当初教育委員会で執行したほうが効率的で有効に執行できると、予 定していた予算内容についても極力精査・捻出して、学校執行分として全額配当しております。今後 も各学校の執行状況を確認しながら、効率的かつ有効な予算執行に努めてまいりたいと考えておりま す。   次に、6点目、指導主事を1名増員した目的、活動内容、効果についてのお尋ねでございますが、 ご承知のとおり、学力向上は本市の喫緊の課題であります。これまでの取り組みから、小学校におい ては成果が見られますが、中学校においては、小学校ほどの成果が上がっておりません。そこで、中 学校へのよりきめ細かな支援・指導が必要と考えて、主として中学校を担当する指導主事として配置 いたしました。このことにより、本年度、県と連携して取り組みを開始した中学校数学プロジェクト、 学習意欲、英語力の向上、郷土を愛する心の育成を目指した小・中・高連携事業の「ハブスクール事 業」等の研修事業の中心として仕事を進めております。また、学力向上と生徒指導は表裏一体である と認識しております。指導主事を1人増員したことにより、各学校への支援がより一層図られてきて いるものと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) それでは、順序不同になるかもしれませんが、再質問をさせていただきま す。   @ですけれども、私はこの@が非常に重要であり、私の信念として言わせてもらいますけれども、 一つの私としての教育改革と名づけて、今そういう決意のもとで質問をさせていただきたいと思いま すが、国のほうでも平成27年度から新制度が開始されますし、また他の市では既にもう先行して学 校教育課で行っているところもあります。そういった関係で、私も3月まで総務文教常任委員長とい う役職で、青少年の問題協議会にいっぺんだけ出席させていただいた経緯がございます。そこには市 長、副市長と教育長も一緒におられました。私が一番最初に、副市長に指名されたのかどうか定かで ないのですが、そういった子育てのことで私も話しした経緯がありますので、市長は挨拶してすぐ帰 ったわけでありますけれども、本市においてはお子さんが生まれる前にいろいろな、福祉関係ではも う徹底した看護婦さんが、看護婦というか、保健婦さんが各地区回って、非常にきめ細かい、それは 大変結構な話で、すばらしいことなのですけれども、最近の母親というのは昔みたいに、これは本当 に子育てというものは親が子に教え、その子が親になってまた子どもに教えるという、それが基本で、 こんなこと言うのは本当に恥ずかしい話なのですが、そういうことが薄れてきて、順調にいかない家 庭が出てくると、そこで何か狂ってしまうわけでありますので、そのことで母親の力というものは大 であるというようなことを話ししたのですけれども、その当時県の振興局長さんも、佐々木さんもそ ういった私と同じような意見で3人ぐらいおったわけでありますけれども、本当にそういうもう親が 自分の好きなように衣服でも選んだり、髪型でも、食べ物でも影響してくるわけなのですが、そうい ったことで、保健婦さんがそういうふうなきめ細かな指導をしているような、もう既にまだ生まれる 前からそういった教育に関してできたらいいなというような私も話しした経緯がありますので、教育 長にお伺いしますが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) おっしゃることは、そのとおりだと思っております。子どもの教育につい て、幼児期、それから乳幼児期からいろんな支援をしていくことが大切だと、このように考えます。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 市長はいかがですか、この話で。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、子育てというのは生まれたときから学校に上がるまで全 てにおいて重要な親としての役割があると、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 今年度、SS事業ですか、村上小学校がモデル校になったわけですけれど も、SSSとかいって、スーパー食育スクール事業ですけれども、私も去年あたりから食育の問題も 常々教育長ともお話ししたことがあるのですけれども、この食育にしても、義務教育から教えるので はもう遅いと思うのです。ですから、私も孫がいるのですけれども、娘の孫もいるし、自分のところ の嫁さんの孫もいるのですけれども、一生懸命にやると好き嫌いもなくしていくし、やっぱりやり方 次第であって、いかに小さいときからやったほうが理想なのだということは本当につくづく実際感じ ておりますが、前にも教育長にそういう話ししたのですけれども、やはり学校教育課がはまるという ことは、今現在保育所ですと福祉課の関係で、半分は臨時職員いますけれども、そういった将来的な 人間を育てていく、そういったことでなくて、親御さんが働きに行く間に安心して預かるというよう な意味合いで育てるわけですけれども、私はこの点についてすごく不思議に思っているわけですが、 やはり小さいときから教育委員会の方針としてはまって、そしてそういった人間性のことを考えなが ら育てた場合に、将来的に先ほども申したようにモラルの高い人間が育つというようなことで、非常 に違うかなと思って、私このことで一生懸命に自分の議員の期間のうちにこれはどうしてもやってほ しいと、そういう意気込みで私今言っているのですけれども、教育長、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) お話のとおり、食育はじめ基本的生活習慣をきちっと確立していくという ことは、大事なポイントだと考えております。先ほど行動連携をしているというお話をいたしました が、その中身で例えば睡眠時間、それから読書の時間の持ち方、そして食育ももちろんでありますけ れども、それ等について共通にこういうことは大事にしていこうと、それは保育園の園長先生、校長 先生を中心として進められております。その部分については、私は今の行動連携の中で十分ではない かと。一番大事なところは、文部科学省が今一番大事に言っているところは、3つの自立ということ を言っています。今議員がおっしゃったことが根本になりますけれども、要するに幼児期から児童期 に学びの自立、生活上の自立、精神的な自立、この3つの自立をしっかり育てていかなくてはいけな い、そのために円滑な接続を図りなさい、そこのところがうまくいかないと、小1プロブレムといっ たように小学校1年生の段階で授業をしっかり聞けなかったり、動き回ったり、そういう子どもたち があらわれてきていると、そこの部分の接続をしっかり行うことが大切ですよというふうに文部科学 省は話しています。この内容については、行動連携の中で私は取り組みが進められているというよう な形で、今現在の体制で私は行えていけると考えております。ただ、先ほど申し上げましたように、 今文部科学省は六・三制の見直しも考えています。5歳教育を保育園で行うと、5歳教育については 無償化して、義務教育のところに置くというような話も出ております。まだ具体化はされておりませ ん。それぞれの動向を踏まえながら、今議員のおっしゃるように本当に保育園、幼稚園も、幼稚園は 学校教育課ですが、保育園を学校教育課にするか、所管をどういうふうにするか、それぞれについて 考えていかなければならない時期が今後来るとは思っておりますが、現時点では現体制で行える内容 をしっかり取り組んでいきたいと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) この問題は、特に私も常々考えているところでございますが、今日本の犯 罪の中で、若い人のこんな犯罪が起きるのかというような犯罪がちょこちょこ起きております。常々 私もそういったことと関連しながら考えているのですけれども、やはり一旦犯罪をしたときにはほと んどの方があの子はいい子だったのにと、こう言われる。犯罪者ですけれども、言われてきました。 そして、テレビか何か報道を中身聞いておりますと、やはり最後には人と余り交流不足のような人た ちで、輪の中には入らないような、真っすぐ自分の考えでいくような人間性ってとられるのですが、 そういった関係で私申しておるのですけれども、教育委員会ではまって、やはり今ほど教育長が言わ れましたように、ほかと交流して、親も親同士ほかと交流し、また子どもらも子どもなりの交流を広 げていって、そしてすばらしいモラル性のある社会人をつくり上げたならば、最終的に日本の今の犯 罪も少しでも減らせると思うのですけれども、市長、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) おっしゃるとおり、本当に毎日のように悲惨な犯罪が報道をされております。 それも非常に低年齢化して凶悪化しているというようなことで、木村議員さんと私どもの時代では考 えられなかったような犯罪が起きている。その背景には何があるかというようなことであるわけでご ざいまして、今おっしゃっているとおり、教育現場ではしっかりとした教育をしていかなければなら ないと思っておりますし、また家庭も非常に大きな役割を果たしているのではないかなと、そのよう に考えているところでございまして、本当に不思議だなと、なぜこれだけ凶悪な犯罪、親が自分の子 どもを殺したり、兄弟が殺し合ったり、あるいは食べ物を与えなかったりと、到底考えられないよう な震撼させる事件ばかり起きていますので、どこかにひずみができているなということは間違いない。 それを正していかなければならないなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 教育の関係で、私本当に教育というものは大切で、歴史をたどってもやっ ぱりその当時の教育に熱心な時代は何かが起きています。新しく改革しております。そういった関係 で、私も今もう70になっている年でございますが、ちょうど終戦で生まれて、日本が、私のうちも 2人戦死しておりますけれども、戦争に負けたということは、そのときからアメリカに修身というも のをとられてしまったわけです。この一番大切な日本人のモラル性のある修身というものがとられて しまって、その後教育関係については割と社会主義的な左寄りの人たちがやってきた経緯があります けれども、それはそれでよしとして、最近日本人が日本人らしくなくなったと私感じているのですけ れども、それは、あらゆる国の考評入っておりますけれども、慰安婦問題にしかり、今それこそ問題 になっています河野談話の発表から20年以上たっておりますけれども、これが鎮静化するどころか、 むしろ日韓間の最大の外交の大きな懸案になっておりますね。これも一つでありますし、また東京裁 判って教育長、わかりますか。東京裁判。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 存じ上げております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) その東京裁判も公平な裁判でなかったということなのですよね。その当時 は勝者が、勝った国の連合国が負けた日本の人を、敗戦国の人を悪者にしているわけです。そういっ て、その中でいろいろと調べてみますと、その当時国々の争いの中での条約の中で規則がありまして、 やはり平等、公平になるような裁き方のあれが約束されているのですけれども、その当時はルーズベ ルト大統領とマッカーサー元帥のもとで規則が決められて、もう勝者が敗者を裁いているような格好 で、不公平なわけです。それを今の現代社会に持ってきて、そういった物事を教えている。メディア も悪いのですけれども、きょうは新潟日報の記者がいるか、それは知りませんけれども、特に新潟日 報は最近何か変わってきたなと私常々、余りおもしろくないのですが、そういった教育は大切なこと ですので、今米基地問題とか、そういう学校の教科書つくるにはやはりアメリカの許可がないと出版 されないというようになっておりますが、そういったことも込めまして、本当に日本人らしくなくな ったなと困っているところでございますので、これからはやはりそういった教育というか、教育委員 会が先になって子どもらに教えていってほしいなと、このように思っております。   この問題ですが、さっき教育長がよその市でやっているということで、私一番近い聖籠町へ行っ てちょっと調べてきたのですが、聖籠町では今まで学校教育課であったのをそっくり子ども教育課に 移管したわけでございます。その目的というのは、やはり平成27年度の新制度の関係で、その前に 平成26年度の10月に平成27年度の募集するわけですので、そういったことを目的にしたわけです けれども、この移管する業務は児童手当、健やか子育て支援金、チャイルドシート購入費助成、児童 扶養手当、特別児童扶養手当、心身障害児通園通学交通費助成、児童クラブ、児童館、保育所、子ど も・子育て支援事業計画、児童遊園、児童広場、夏季における障がい児児童クラブ、子ども家庭相談 支援業務、こういうふうになっておりますけれども、組織体制についてはそっくり子ども教育課にな って、その中で学校支援係に、聖籠町小さいので、正職員が5名と臨時が1人おります。子ども・子 育て支援係というのが正職員3人の臨時1人、そのほかに子ども家庭相談センターというのを設立し ております。これは、保護者の相談ですけれども、こういった体制なのですけれども、私どもこれか ら例えばやるとすれば、一番いいのは今まで教育委員会でやってきた、その前は広域事務組合で、昭 和46年でしたか、岩船地区のほうでやってきた、今ことばとこころの相談室という名前変わってお りますけれども、これはものすごくよその市より充実しているので、その辺をうまく取り入れていっ たらすばらしい方法になるのではないかなと、そのように思っております。これから新制度になって、 多分そういうふうになっていくと思うのですけれども、今現在の教育長の話ですと、今の現行体制に して福祉関係とか学校長、あるいはあらゆる関係機関と連携を密にしていくと言われますけれども、 その一番大切な子どもらを教育する保育士さん、そこが問題なのです。ですから、私はそういった1 つの一貫して学校教育課で見たほうがいいと言っているのです。保育士さんがどのように子どもらに 教えていくかが一番重要で、それは大いにこれからまだ研修しなければならないと思うのですが、教 育長、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 保育園の園児の指導に当たっては、保育園の先生方は一生懸命なさってい ると私は認識しております。私が前任校の南小学校の校長として保育園との連携事業で保育園行った ときに、その指導の様子、それから保育園のそれぞれ毎日の日誌、そして個々の子どもたちについて いろんな日誌を書いて、それを引き継ぎというような形で、非常に細やかにきちっとなさっていると、 私はそのように認識しております。ただ、大事なところは、保育園は保育園、小学校は小学校ではな くて、そこのところに1本線がつながっていくことが私は大事であろうと、その部分について行動連 携を図っていくことが私は大事であるというふうに考えております。他市の先進的かどうかわかりま せんけれども、子ども教育課等を行っている教育委員会の指導内容を見ますと、先ほど私が申し上げ た園児の交流活動とか、それから校長との交流とか、それが支援内容、具体的内容になっております。 もちろんそれぞれの教育委員会、工夫されているとは思いますが、私はやっぱり今そこのところを充 実させていきながら、保育園、小学校の連携、あわせて中学校との連携、ここのところを大事に取り 組みを進めていきたいと、このように考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) それでは、1番目で終わると悪いので、移らせていただきます。   次に、Dの小中学校の事務費ですけれども、今ほど答弁ではうまく配当しているというような話 聞かされたのですけれども、学校側でやはり、ある学校では昨年度より、昨年度を100として84% とか、またあるところの話聞くと、そんな84%ならいいほうだと、半分近くになっているというよ うな大きなところもあるそうですし、またある学校では、これは事務職員に私ちょっと話ししたので すけれども、なかなか、教育委員会からどういうふうに言われているのかわからないのですが、数字 は教えてくれないのです。確かに減額されているということは承知しておりますけれども、そういっ た隠しているような、そういうことがちょっと私はおかしいなと思うのですが、いかがですか、教育 長。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 木村議員とその学校のやりとりがどういうやりとりだったかはちょ っと定かでございませんので、何とも申し上げられませんが、確かに平成26年度、ことしの学校配 分の予算につきましては、先ほど教育長が述べたとおりでございます。学校管理経費につきましては、 全て学校関連の予算内容となっております。全て学校執行をしていければよろしいのですが、それす るためには非効率という部分もありますので、学校執行分と、それから教育委員会執行分に分けてお ります。ことし、平成26度分につきましては、その振り分けた部分で教育委員会執行部分にウエー トが乗ったのかなということで理解しております。その部分で各学校のほうに配分してございますの で、いわゆる現在減額感のある学校もあるものと理解しております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) この問題は、もし当初予算で足りない場合はどうするのですか。学校側に も私話ししたのですけれども、もしかして資金が足りないということで、PTAのほうに何とかお願 いなんていう、こんなことできないでしょう。どうですか、課長。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 当初分の学校側への配当したときにもお願いしてございますが、で きるだけ年間の〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕執行計画を立ててお願いしたいというこ とを申し上げております。先ほど申し上げました教育委員会執行分の執行が終われば、当然総額で、 集めた額で執行いたしますので、それなりに執行残も残るわけですので、その分については執行後に また学校のほうに配当したい、配分したいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 事務費についてはその辺で終わらせますけれども、6番目の指導主事1人 ふやした件の関係であれですけれども、本市においては嘱託主事が今現在8人いるわけですけれども、 それもたしか工藤教育長さんのときに最初は4名で、次に8名にした経緯があるわけなのですが、今 現在本当によその市と比べると、新発田市さんなんかはその半分で、夏休みなんかも休ませておりま すけれども、本市の場合は夏休みも休みもとらないでまず一生懸命今頑張っているわけですけれども、 それなりの仕事があるわけなのですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 新発田市が休ませているというのはちょっとわからないところであります けれども、また新発田市がうちの半分ということもちょっと私認識していないのでありますが、ちょ っと認識が違うようなところがありますが、当市の取り組みとして嘱託指導主事が各地区に1名ずつ おります。嘱託指導主事の役目として各地区の適応指導教室、要するに不適応な問題を起こしたお子 さんが指導を受ける教室の指導員とともにその子どもたちの指導に当たる、もう一つはそういう困っ ている学校とのつなぎ役をしていると。これだけ広い地区でありますので、5地区に指導主事がいる ということは、私は大変ありがたいことだと思っております。今新潟市が各地区に教育委員を1名ず つ配置いたしました。そこの各教育地区にはそれぞれ教育事務所があり、そこにやはり嘱託指導主事 2名、もしくは指導員というような形で行っております。各地区への細やかな指導をとり行うために は、私はその5名は大変必要であろうと。その次、嘱託のほかの指導主事、こちらにいる指導主事で ありますが、当市の取り組みの一番大切な取り組みである郷育教育、キャリア教育等についてそれぞ れ手伝いをしていただいております。そのことから効果を上げてきているものと考えましております。 非常に手厚くしていただいているということは事実でありますし、このことについては市長部局に感 謝申し上げる次第であります。この指導主事、嘱託指導主事を大切に使いながら教育効果を上げてい きたいと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 今ほど言われましたように、嘱託指導主事の仕事の内容を話されましたけ れども、割と一生懸命はやっていると思うのですが、嘱託ですと権限がないのです。私、前に工藤教 育長にも話ししたことがあるのですが、それだったら専門の人を入れたほうがいいのではないかと思 うのですが、その辺はいかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 指導主事を配置すれば、それは大変すばらしいことだと思います。ただ、 嘱託指導主事は非常勤職員であります。給与的には、市の非常勤職員と変わらない給与で勤めていた だいております。中には4時で勤務を終了できず、生徒指導を担当すれば5時、7時までかかる場合 もございます。それも一生懸命してくださっております。そのような形から、今現在行える体制の中 で私はベストな体制をつくっていただいているというふうに感謝しております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 時間もありませんので、下水道を全然しなかったというふうになると悪い ので、課長にお伺いしますけれども、悪臭の関係ですが、市長答弁には〔質問終了時間5分前の予告 ブザーあり〕においは終わったというような話なのですが、いや、においはあるはずなのです。その 辺、課長のほうから答弁していただきます。 〇議長(板垣一徳君) 下水道課長。 〇下水道課長(中村則彦君) お答えします。   1つは、場内はにおいはします。どこの処理場行ったって、これはにおいします。その中で村上 の浄化センターが若干におい強いというようなことは、大きく2つの原因がございます。1つは、処 理方式でございます。村上浄化センターは標準活性汚泥法、標準法というふうな処理方式を使ってご ざいます。一方、小規模な下水処理場あるいは集落排水の処理場につきましては、オキシデーション ディッチ処理法です。これがOD法と呼ばれます。この処理方式を使っておるわけでございます。村 上浄化センターにつきましては、処理水量が余計なために標準活性汚泥法を使っております。これは、 県内の大きな処理場はほとんどこの方式を使っております。この標準活性汚泥法でございますが、1 つは池の数が多いです。それと、構造が複雑になってございます。それと、屋外に開口部が多くあり ます。これらのことから臭気リスクがあります。一方、平林浄化センターとか朝日の浄化センター、 こちらのほうなど13カ所でございますけれども、オキシデーションディッチ法を使ってございます。 このオキシデーションディッチ法というのは池の数が少なくて、構造がシンプル、そして行った方は ご存じかと思いますが、水槽部の上部は覆蓋してございます。覆ってございます。その関係でにおい の発生は少ないと言われております。そのことで、まず構造的なことで差があるということ、1つご ざいます。   もう一つは、水量的なことがございます。ご存じのとおり、村上浄化センターは非常に大きな水 を処理してございまして、例えば一例挙げますと、平林浄化センターの5倍の水量を処理してござい ます。山北に今川浄化センターがございます。これもOD法ですけれども、そこの133倍を処理し てございます。それらの関係で、いろいろ対策はその都度講じてございますけれども、臭気のリスク が大きいというふうなことが原因視されてございます。           〔「課長、時間がないんで、簡単に」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) その話は、次の機会にさせていただくとして、最初の1番目に私言ったよ うに私の信念でもありますし、教育の関係でどうしてもこれからいっときも早く教育委員会がかかわ るような方式にしてもらいたい。そして、ひいては日本の子どもが大きくなって、世界のリーダーシ ップを発揮するような子どもらに育ててほしいとお願いして、私の一般質問を終わります。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで木村貞雄君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。            午後 1時49分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開をいたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、6番、川村敏晴君の一般質問を許します。   川村敏晴君。           〔6番 川村敏晴君登壇〕 〇6番(川村敏晴君) 市政クラブの川村でございます。ただいま議長のお許しをいただきましたの で、早速一般質問をさせていただきます。   1項目め、市所有マイクロバス等の運用についてお伺いします。村上市が所有しているマイクロ バスや学校、保育園の送迎等に使用している大型車両の運行についてお願いいたします。私も過去の 一般質問でお聞きしたこともあり、また他の議員からも質問されておりますが、その際、合併前の5 地区により運用状況がまちまちであり、新たな運用規定を策定する旨の答弁がなされてきました。担 当課としては、いまだ策定途中とのことですが、運用規定を策定するに当たっては、村上市民の今ま での利便性を損なうことなく、市民協働の精神が十分保たれた内容となることが望ましいと考えてお りますが、いかがお考えかお伺いをいたします。   2項目め、政府の有識者検討会で発表された日本海側の津波想定値についてでございます。先月 26日に、日本海における大規模地震に関する調査検討会で日本海側の津波想定について発表されま したが、その推定値は昨年新潟県が発表した数値を大きく上回るものでありました。既に村上市も新 潟県発表の数値をもとに防災計画と津波ハザードマップが作成、配布されておりますが、今後、国と 県との数値の違いを村上市としてどのように対処していくのか市のお考えをお聞かせください。   3番、岩船沖洋上風力発電についてでございます。岩船沖洋上風力発電計画については、村上市 議会においても全員協議会で報告をされましたが、このことについて村上市としての考え方、そして また地域関係者や村上市民の捉え方について、市としてどのように受けとめているかをお聞かせくだ さい。   市長答弁の後、関連について再質問をお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、川村議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、市所有マイクロバス等の運用について運用規定を策定するに当たり、市民の 今までの利便性を損なわず、市民協働の精神が十分保たれる内容となることが望ましいと考えるがと のお尋ねについてでございますが、現在、適正な使用範囲と本市全体で統一した基準を定めるため、 バスの運行状況調査や基準案の策定作業を行っております。ご承知のとおり、本市が所有するバスは、 道路運送法上、自家用バスという扱いになり、本市の行政目的達成のために、みずから主催、共催す る行事や事業に使用するものであり、有償、無償を問わず、行政目的以外に使用することはできませ ん。新たなバスの運行基準の策定に当たっては、今までの利用実態に配慮しつつ、法令の範囲内で適 正利用が図られるよう進めてまいりたいと考えております。   次に、2項目め、政府の有識者検討会で発表された日本海側の津波想定値について、今後国と県 との数値の違いを村上市としてどのように対処していくのかとのお尋ねについてでございますが、片 野議員のご質問でもお答えいたしましたとおり、本市の津波ハザードマップについては、国の想定と ほとんど変わらない数値が示されていることから、現時点で新たな対応は考えておりません。なお、 今後は、県の対応方針を参考にしながら、国から本市沿岸における各地の津波高などの資料が示され た時点で、ハザードマップの修正等が必要かどうかを判断したいと考えております。   次に、3項目め、岩船沖洋上風力発電について村上市としての考え方と、地域関係者や村上市民 の捉え方について市としてどのように受けとめているかとのお尋ねについてでございますが、この件 につきましても片野議員にもお答えいたしておりますが、岩船沖洋上風力発電に関する本市の考え方 といたしましては、岩船沖洋上風力発電の実現は、地球温暖化対策としてはもちろんのこと、地域経 済の振興及び観光に結びつき、本市活性化の起爆剤として極めて有効なものと捉えております。また、 地域関係者や村上市民の捉え方についてのご質問でございますが、地域関係者で構成した研究会で導 入の可能性について検討を重ねてまいりましたところ、可能性は高いことから導入を積極的に推進す べきとのご意見をいただきました。また、関係地域での講演会や一般市民向けの講演会を開催し、市 民からいろいろな意見をいただいたところでございますが、一部慎重な意見はあったものの、参加し た皆様からはご理解をいただいたものと思っております。このことから、本市といたしましては、漁 業関係者及び地域の関係者並びに市民の理解と協力のもと、岩船沖洋上風力発電の導入を推進してい きたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ご答弁ありがとうございました。   1項目の市有バスの運行規定について、今策定中というふうなことでございました。基本姿勢と しては、法令遵守をした内容でというご答弁だったとご理解しておりますが、もちろん法令を破って くれと、破ってまでうんぬんというふうな気持ちはございません。ただ、やはりこの件については、 平成22年に1度私からも同じ内容で質問をさせていただきました。その折よりやはり市民の利便性 に合った、利便性を損なわない形で策定していきたいというふうな姿勢を示されていたと思います。 その後、我々市民生活については、やはり環境的に市民の健康維持、そしてまた市内の子どもたちの 健康や学力向上、そのために各種団体、例えばスポーツ少年団や高齢者の団体等、それぞれ今言った ような目的に向かって活動をしているわけであります。これは、かつては行政が主導してそれぞれの 活動団体の活性をさせてきた経緯があるということは、市長もご承知いただけることと考えておりま す。そしてまた、現在これらの活動を担う団体、これについては、特にスポーツについて言えば、各 地区に今成立をしました地域総合型スポーツクラブ、これが少年だけでなく、高齢者に対しても健康 維持やいろいろなことを活性させ、この地域を元気にしようというふうなことで活動をしているわけ でありますが、この団体の設立についても、やはりもとは行政主導で地域の活力をつくり出そうとい うふうなことを目的としてつくられてきたものであると、このことも否定はなさらないと考えており ますが、ただ今この市の車両を運行するに当たって、市の自主主催事業であること、そしてまた少な くとも共催事業であることということが運輸局のルールにも寄り添うものだというふうなことで計画 を策定されているというふうに聞いております。しかしながら、今言ったような団体が一生懸命やれ ばやるほど、これはみずからの事業として、自主事業としてその姿を変えていっているというのも現 状であります。このことは、以前市長が市民の利便性を損なわず、この市のバスを運行していく規定 をつくっていくよというふうなことに対しては全く真逆の方向に行っているのではないかと、こんな ふうに感じてしまうのでありますが、このことについては市長として、いわゆる整合性といいますか、 市民の利便性を損なわずにこの市有バス等の運行規定をつくっていく、ここに関してどのような手だ てを考えているかお聞かせ願いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この市所有のマイクロバスにつきましては、非常に利用がかなり多くなって きているというようなことも踏まえまして、それらに対応すべく、やはり緑ナンバーの車もお願いを しながら対応をしていく必要があるのではないかというようなことで担当課に命じて、それらの対応 も含めて検討をするようにというようなことで取り組んでおります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 緑ナンバーの車を活用するというふうな、もうちょっと具体的に、例えば観 光業者の車両を利用するのだとかということなのかなというふうに感じたのですが、緑ナンバーを市 で所有するということも考えられるのかなというふうなところ、ちょっと明確なご答弁をいただけれ ばありがたいなと思うのですが。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いろいろな方法はあると思いますけれども、具体的にはやはりそういうよう なものを業としている、なりわいとしている業者にお願いをしていくのも方法の一つということで、 検討をしているということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 単純に考えれば、今の今まで市のマイクロバスを使わせていただいて各種大 会に参加させてもらっていたスポーツ少年団、来年からは何とか観光さんのバスで運行するというこ とになると、その経費について、私らもそういうケースがあったのでありますが、非常に車両の買い 上げ経費といいますか、その辺お高い料金になってしまうのですが、全額それは補助していただける というふうな考え方でよろしいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それらも含めて検討をしているということでございます。このままいきます と、とても市所有のマイクロバスだけでは回り切れないというようなことになってまいります。そう しますと、市でマイクロバスを何十台も保有しなければならない。当然そこに人件費も係ってくるわ けでございますので、それらも含めてどういう体制をとれば一番効果的で、また安全かということを 考えていかなければならないと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 策定途中ということもあって、なかなか明確なご答弁ではないのかなという ふうに感じますが、今私懸念しているのは、この事業については、では観光バス使ってもいいよと、 ただこれはだめだよと、使える事業、使えない事業、来年度から出てきたとして、ただ今までは両方 市のバスを使わせてもらっていたのだと、これがいわゆる市民の利便性を損なうことになってしまう だろうということを危惧しているわけで、そこのところの考え方といいますか、もう少し具体性を持 ったご答弁というのはできないものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 今概略市長からお話をされましたが、今私どもで調整していますのは、 川村議員ご承知のとおりスポーツ活動、特にスポーツ少年団等が市外に遠征をする、あるいは大会に 出場するという部分がどうしてもこの規定を当てはめると除外されてしまうと、そういった方々が不 利益をこうむらないような方法の一つとして、例えば今市長が説明した緑ナンバーのバスを利用して もらう、あるいはそれに特化したようなバスを購入するというふうな、その話も今検討段階では出て おりますが、今現場でスポーツ少年団活動を担当している課と協議しながら、もう少しいい案がない か、方法がないか、今検討している段階であります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 今課長のご答弁で少しはあれなのですが、スポーツ少年団の活動、保護者が 遠くまで遠征で送迎をすると、我々もスポーツ少年団等の活動にかかわって、非常に保護者サイドの 負担が大きいというふうな声は常に聞こえてくるところであります。昨今については、スポーツ少年 団の指導については大体平日の夜間、もしくは野外スポーツについては土日というふうなことがほと んどなのですが、この平日の夜間、土日について、どうしても保護者サイドも仕事を持っている方も 今非常に多ございまして、なかなかスポーツに参加したいのだけれども、送迎をしてくれる親の都合 がつかない等で参加を諦めている子どもさんたちもたくさんいるというふうな情報が入ってきて、何 とか手を打てないのかというふうな非常に切実な願いは聞こえてくるのですが、それにつけても今市 のほうでいろいろすばらしい運行規定を検討中なのだというふうな返事はするのですけれども、どう も内容からすれば逆行してしまうのかなというふうなことで、どうしても懸念が払拭されない現状で ありますので、質問させていただきましたが、4年前、さっきも申し上げましたが、平成22年の3 月の議会で私の質問で今と同じような質問をしましたが、そのときに、今市長が緑ナンバーの活用を おっしゃっていますが、このときに私NPO法人等で市の教育委員会の学校送迎バスも含めて法人所 有にしてしまって、そこに教育委員会、そしてまた市で事業をする運行に関して全て業務委託で利用 するような運行組織をつくってはどうかと、その運行については今観光事業で運送をやられている皆 さんとは競合しないわけですよね。そういう意味ではどうだろうというふうな意見に対して、それを 含めて関係者と協議を進めていきたい、協議会のようなものを設置して話を詰めていきたいというふ うなご答弁をされていたのですが、その後、その運行規定をつくるに当たってなかなか今の今まで明 確なものが出てこなかったこともあって今回お聞きすることになったのですが、今課長からも出た関 係者との話をしているというふうなご答弁ではありましたが、その辺は私が今提案するような運行業 者も含めて、協議会を持つというふうなことはなさっているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 平成22年当時の話はちょっと私承知しておりませんが、今現在神林の 希楽々と、それと村上地区のウェルネスむらかみ、これは議員ご存じのとおり、自前でバスを購入し た、あるいはウェルネスの場合は市が補助してマイクロバスを購入して、スポーツ活動に使っている というふうな現状でありますので、議員がおっしゃるような協議会をつくって、そこで事業委託を受 けてやるというふうなことも一つの方法かなとは思っておりますが、いろいろ同業者との競合の問題、 あるいはここもやはり道路運送法に係ってきますので、その辺クリアできるかどうか検討していきた いと思います。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) これもやはり平成22年当時から市民の新たな足となるコミュニティバスで すか、村上市内をめぐるバス、そして山北各地デマンド型等のバス運行を今試験運転といいますか、 されているわけですが、これについては市内の運送業者さんと利用者等と協議会を立ち上げて、しっ かりとした形で国の予算も頂戴しながら進めているわけですが、やはりこのような考え方で進めてい けるのではないかなと、この件に関しては。要は、朝日中学校をベースにして、あそこに朝日地区の 学校送迎のバスが五、六台ありますし、あとは運行業者のバスを借りたりして、冬場は送迎用の運行 をしているわけであります。とりあえず教育委員会にも大型バスが数台ある、市の管轄としてもある わけですから、それをベースにして新しい運行組織、法人化した運行組織に売却し、それを学校送迎 用、もしくは市の事業と言える、主催、共催と言えるようなものについてリーズナブルな利用料金で 運行を、今までガソリン代と運転手代は持ってくださいよという地域もあったはずです。そのような ものを基本的な料金として、まず市民の今までの利便性を損なわないような料金を設定した中で、各 方面で今まで運行を求めてもなかなかできなかったところまで運行をしていくというふうなことを真 剣に考えてシステム開発をしてもらえば、これはなかなか無理な話ではないのではないかなというふ うに私常々考えてはいるのですけれども、そういう発想に市長、方向を持っていくことはできません か。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 川村議員おっしゃるように、日々のいわゆる部活とか、あるいは体育行事等 に送迎の方がいないから、そういうものも利用して、そういうような形態をとってくれということに なると、非常に難しいと私は考えます。それらも検討の材料にはしていきたいと思っておりますが、 そんな簡単なものではないと私は考えています。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 前回若干この市の運行規定について勉強会をしました。その際、他市といっ ても数ありますが、インターネットで数点よその県、市の運行規定をちょっととってみたものがある のですが、皆さんやはり行政側の自主事業、共催事業のために供するというふうなことが当然前提と してありまして、ただほとんどはその管理者、首長もしくは管理する所管の長、この方たちが必要で あると認めた場合は、その限りではないというふうな規定がみんなついています。そんな中でほとん どの市が運用されているのが現状なのだろうと思います。今私が提案した新しい組織形態の検討、時 間もかかるだろうし、大変なことだということは私も承知していますが、今の運行の状態を平成27 年度から新しいものにどうしても変えなければならないというものではないのだろうというふうに言 っておられる中で、今先ほども話しました村上市の循環、新しいバス運行組織のあり方を手本にしま して、教育関係とこの地域の活性のための各種事業、これにかかわる事業の運行についてはこの組織 の運行でいくのだよと、できるのだよというふうなことで組織づけをしていく準備を1年、2年かけ ながらしっかりとしたものをつくっていかれるほうが、やはりその都度予算を心配しながら観光バス の手配をできる、できないというふうなことをやりとりするよりは、将来的に非常にこの村上市にと って有益なことになるのでないかなと思います。   今スポーツ少年団の活動に親が車を出すのは当然だろうという基本的な考え方が市長にもあるの だと、私ももちろんそういう考え方も当然持たなければならない、そのかわりに運行のための経費は 負担するよという考え方を示しているわけであります。昨年の平野歩夢選手の快挙、これに類似する、 今村上市に大勢の少年の活躍が顕著に出てきております。村上桜ケ丘の野球部しかり、その辺市長も ご存じだと思います。それこそ少林寺でインターハイで優勝した女子の高校生もおります。村上市か ら優秀なこういう選手を輩出させていくためには、やはりそういう練習環境の一つである足回りの整 備、これは非常に重要なことになるのではないかなというふうに考えておるわけであります。大変な ことは承知でありますが、あすから新しい規定に基づいてうんぬんしなければならないというもので ないだろうと思うので、ぜひともそこはもう少し時間をかけて、早急に関係者、運送業者も交えてバ ス利用にかかわっている方々を集めて、早急に協議会等を立ち上げて、将来展望を構築していってい ただきたい。再度市長にお聞きしたいのでありますが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 検討することはやぶさかではございません。あべっ車とか、今交通システム を確立してやっていますけれども、それとは別な問題であるなと私は考えております。今の問題はか なり広範囲、山北から朝日、村上、神林、荒川とありますので、それをどうやって網羅するかという ようなこともありますし、また本当にそれだけの広範囲なところをそうやって、お金さえ出せば誰か やってくれるところはあるかもしれませんけれども、そういうのも含めて一応テーブルには考えとし て取り上げていきたいと、そのように考えています。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 失礼な物の言い方をしますが、4年前も協議会を立ち上げるというご答弁を いただきながらきょうに至っております。ここは、きちっと詰めさせていただきますが、今年度中に やっぱりそういう準備会を立ち上げていただけたら非常にありがたいと思いますが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今言ったそのことに特化して協議会を立ち上げることは考えておりません。 先ほど課長が申し上げたように、どうあればそういうようなことが可能になるかというような議論の 中でやっていきたいということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 今その議論の枠、それはどのような、庁内ということではないだろうという ふうに私理解していますが、先ほど希楽々、ウェルネス等も出ました。その方たちからも当然でしょ うが、やはりもっと今バスの運行を切望している方々からの意見も拾い上げることをぜひともお願い したいと思うのですが、そういう意味では話し合いをする枠組み、その辺についてもう少し具体的に 構想をお聞かせ願いたいのですが。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 実は、昨年度1回各利用団体の方々と、公式ではないですが、非公式に 相談をさせていただいた経緯があります。ただ、我々が今新しい運行規定をつくっている段階ですが、 その規定をつくったときに、先ほども私申し上げました、どうしても外れてくる団体がおられる。そ の団体の方々は、どうやったら今までのように大会に行くときにそういったバスで行けるかというふ うな方法を、今後は当然個々に意見を聞きながらやっていきたいとは思うのですが、多分いろんな団 体の方々口をそろえて言うのは、今までどおり使わせてほしいというふうな要望が一番だと思います ので、その辺に答えられるようにまた検討をしていきたいなというふうに思っています。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 堂々めぐりになるので、ここでやめますが、ぜひとも今その話し合い、協議 の場をもっと広く、非公式でなくて、公式にやはり数回協議を重ねる、こういうスタンスで進めてい ただきたいと強くお願いを申し上げて、次の項目、2項目めの再質問をさせていただきたいと思いま す。   市長ご答弁にもありましたとおり、昨日の片野議員の質問に対してのご答弁で私9割は承知いた しました。ただ、やはり国の想定値が村上市にとってはそう大きな差がないというふうなことではあ りますが、海岸線においては1メートルの津波高が陸に上がってくると、それが数十倍に膨らむのだ と、そういう脅威があるというふうなことでございます。特に笹川流れ沿岸の切り立った山を背にし た地域にとっては、本当に1分、2分の差が命を左右することになると、そこに対してはやはり津波 の想定に対してどのような避難計画を、また対策をとるかということが非常に重要な問題であるとい うふうに認識をしておりますし、各地区に二、三分で津波を回避できるような頑丈な避難塔のような ものがあって、そこに高齢者から子どもたちまで速やかに大勢の方が避難できるような体制があれば 一番いいのだろうと思いますが、なかなかその体力だとか、いろんな関係で、予算的なものもあって、 すぐさまそういうものがつくれるということではないと思いますが、そこで一、二点私なりに臨時的 な避難の方法、これをやっぱり市のほうにしても検討材料にしてもらっていいのではないかなと思う ものがあったのですが、きのう片野議員から資料として出されたところにも載っておりました。3年 前の東日本の大津波においても奇跡的に命を取りとめた方のテレビニュースの紹介の中で、やはり港 にあった船を心配して沖合に持っていったと、沖合で津波を回避することができたというふうな案件 が何回か紹介されておりましたが、この笹川流れ地域においても、各種大小の違いはあるけれども、 多くの漁船が停泊されております。それらの船を活用して、津波警報の種類と時間にもよるのでしょ うけれども、やはり体のぐあいで高台に上ることが難しいような方々に対して、こういう船を利用し て沖合に一時しのぎをするというふうな回避の方法なんていうのは従来あったものかどうか私わかり ませんが、そのような計画というのは市のほうではなされているものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 漁船を津波が来たときに沖に出すというのは、あくまでも漁船を守るために、 横波を受けないように、縦波、波に向かっていって漁船を守るというようなことでそういうような処 置をとっているわけでありますので、人命を、人を乗せて沖に出て縦波に対向していくか、できるか というと、非常にそれはよしとは言えないのではないかなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ちょっとこれも、私にしても市長にしても、細かいいろんなルールだとか物 を検証を得ないでしゃべっていることかなという感じはしたのですが。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 私からもちょっとお答えをさせていただきますが、昨日、片野議員の資 料にも確かにそういったものがありましたが、あれはあくまでも沖に出ている船が地震に遭遇した場 合に港に戻らないで沖に行くのだというふうな場合、あるいは今市長がおっしゃったように、船を守 るために沖に出ると。今回の国、県の地震の想定でも10メートル近くの津波が7分、8分、この短 時間で来るわけですので、例えば海岸地域に住んでいる方々がその時間で船に乗って沖合に出れるか という時間的なことを考えても、ちょっと難しいかなというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) たまたまきのうの片野議員の資料で、私が頭にあったものと一致したものが 配付されたものですから、こういう方法というのは有効なのではないかなというふうな思いをしたの で、1つ追加で聞かせていただいたわけでありますが、数分という、例えばそういう緊迫したときに は、ルール上できないにしても、実際こういう方法で助かった方がいたという事実は事実でございま すので、それが避難計画として載せられないものであればやむないのですけれども、何かのあれとし て心にとめておくことも必要なのかなと思いました。   それでは、3番目の項目で一、二点聞かせていただきます。洋上風力発電、これはきのうの答弁 にもありましたし、そのままけさの新潟日報にも市長の答弁として載っておりました。私も非常に大 きな将来性を感じる事業であるというふうなことで期待している、推進を大いに、村上市としても速 やかにそういう意思表明をしていただいたことに対して非常によかったなと思っている一人でありま すし、また当村上市議会としてもやはり行政と一体となってこの計画の誘致に前向きに対応していく 必要があるのだろうと、このように思っている一人であります。〔質問終了時間10分前の予告ブザ ーあり〕とりあえず若干の不安要素を訴える方もいたということでありますが、市民及びその関係団 体の方たちはおおむね了解をしていたというふうな答弁でございますが、我々と20キロ前後の距離 で相対する粟島浦村の方々の関係というのは、非常に村上市と同一的なところもあるのだろうと思っ ておりますが、この件について村上市として粟島浦村さんと同一歩調をとるというか、そういう協議 をしているというふうなことはないのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 粟島浦村につきましても村上市と同時期な形でお話がありました。その 中でも粟島浦村は、私どものほうで今計画があるのは着床式といって埋めるやつですけれども、粟島 浦村で今計画があるのは浮体式といって海の上に浮かせる形であります。そんなところで方法も違っ ていますし、また対象となる業者というのですか、そのエリアもまた違っていますので、村上は村上、 粟島浦村は粟島浦村というような別個な形で話を進めております。また今後連携が必要な形が出てく れば、連絡協議会みたいな形でもできればなというふうな形では考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 粟島浦村に働きかけをしている事業主体と当市にしている方々は違う団体だ というふうな捉え方でいいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 粟島浦村も村上市もまだ事業主体としての形は一切なっておりません。 両方とも名古屋大学の先生が地域の合意形成ができるかどうか、その辺の研究をしている最中であり ます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) わかりました。いずれにしても粟島村長の新聞報道を見れば、やはり洋上に 対する各種自然エネルギーの取り組みについては非常に推進をしている表明だったというふうに私感 じておりますので、ここは同一地区の、同じ経済圏の仲間でありますし、ともに洋上風力をつくるこ とになればそこに共通の経済効果も出てくることだろうと思いますので、そこの辺はやっぱりしっか りと必要な連携をとりながら今後進めていただきたいことをお願いしまして、私の一般質問を終わら せていただきます。   ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで川村敏晴君の一般質問を終わります。   午後3時5分まで休憩します。           午後 2時48分  休 憩                                                        午後 3時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開をいたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、20番、佐藤重陽君の一般質問を許します。   佐藤重陽君。           〔20番 佐藤重陽君登壇〕 〇20番(佐藤重陽君) 高志会の佐藤重陽でございます。本日最後の一般質問を務めさせていただ きます。   私の質問事項は3点ございます。1点が子育て支援の推進について、2点目が高齢者の安全・安 心を守る見守り事業のサービス向上を図ることについて、3点目が災害対応用高所作業車の新規導入 についてでございます。   まず初めに、子育て支援の推進について。村上市の人口減少をいかに食いとめるか、その手だて の一つに若い子育て世代の支援に行政としてどう取り組むかという課題があります。若い両親であれ ばあるほど夫婦共稼ぎを強いられるケースが多いものと承知しています。そのため、ゼロ歳から2歳 児までの受け入れ施設、また下校しても保護者が留守がちな児童の放課後対策などが行政に求められ てきます。私は、子育て支援を推進するための受け入れ態勢を整えることが急務と考えます。現在、 子育て支援を行う施設では、正規職員を大きく上回る臨時職員の方々が施設の運営に従事しています。 しかし、その臨時職員の待遇は決してよいものではありません。そのため、有資格者の確保に困難を きわめ、保育士・教員資格のない方々が施設の運営に従事しています。保育園などは、年度途中に未 満児1人の受け入れを要請されると、職員の確保に苦労しているのが現実です。保育園、学童保育所、 児童館、子育て支援センターの人員体制を整えることは大切です。子育て支援を進めるには安定した 職員の確保が必要であり、正規職員の配置割合の改善と有資格者の配置割合の改善に取り組む必要が あります。あわせて、臨時職員の待遇改善が必要と考えますが、県内他市との比較も交え、今後の村 上市の子育て支援の取り組みをお聞かせください。   2点目、高齢者の安全・安心を守る見守り事業のサービス向上を図ることについて。ひとり暮ら しの高齢者など、見守りが必要な高齢者のための緊急通報システムを消防署の業務から切り離して民 間企業に委託し、見守りサービス事業の拡充を図るべきと考え、提案します。現在、消防署には140 人を超える職員が在籍し、業務に従事しています。消防業務は間口が広い上に、特殊勤務の体制がと られているため、多くの職員が在籍するにもかかわらず、慢性的な人員不足の状況にあるとお聞きし ております。大きな災害などが発生すれば、職員全員体制ということもありますが、通常業務の中で も火災や事故、救急業務が重なるだけで人員の不足が生じてきます。24時間の人員体制を組むため、 職員数は多いようですが、初動態勢をとれる人員に限りがあるのです。この際、消防業務を見直し、 「大切な高齢者の見守り事業の民間委託」を進めることで、少しでも消防業務の向上に努める必要が あると考えます。あわせて、高齢者の見守り事業を民間に委託することで市民サービスの向上が図ら れ、費用対効果も高くなるものと考えることから、市長の考えをお尋ねします。   3点目、災害対応用高所作業車の新規導入について。6月定例会で「災害対応特殊化学消防ポン プ自動車」と「消防団消防用ポンプ積載車及び小型動力ポンプ」購入の契約が議決されました。大切 な市民の生命、財産を守り、安全・安心な暮らしの確保に必要な車両・機材であるため、高額な費用 はかかりますが、全会一致で認められました。しかし、残念なことに、去る6月14日、市内若葉町 で発生した市営住宅4階の火災において、市が保有する大型はしご車や救助工作車をうまく活用する ことができず、消火活動に困難を来したと聞いております。そのときの尊い人命を失うことになった 要因は、いろいろあると考えます。しかし、消防機材の配備などの問題で被害が大きくなる不安をな くす必要があります。この際、狭い道路沿いなどに立ち並ぶ中高層建造物に対応する「中型の高所作 業車」の導入を図るべきです。あわせて、緊急時に消防職員の不足から消防・救急車両の出動が遅れ るような事態の回避を図る必要があると考えることから、市長の考えをお尋ねします。   以上でございます。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、佐藤議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、子育て支援の推進についてのお尋ねでございますが、近年共働き世帯の増加 や雇用形態の変化など、家庭や地域における子育ての環境は大きく変化してきております。このため、 保育における需要も多様かつ複雑化してきており、特に年々ふえ続ける低年齢児の保育ニーズに対応 するため、保育の担い手である保育士等の確保が課題となっております。この課題を解消するために、 保育士の人材確保策の一環として、平成25年4月に本市臨時職員の賃金は保育士資格がない場合1 時間当たり835円、保育士の資格がある場合は900円とし、近隣市町村の賃金水準を参考に保育に 従事する臨時職員の処遇改善を行い、質の向上を図ってまいりましたが、依然として保育士確保には 苦慮しているところであります。平成27年度にスタートする子ども・子育て支援制度に向けて、現 在、その準備を進めておりますが、特に低年齢児の保育ニーズがふえていく中、保育士の確保は重要 な課題となっており、村上市子ども・子育て会議において委員からも保育の質の確保、特に正規保育 士の確保の必要性につきましては、保育士が安心・安定して雇用を継続できる環境を整える必要があ ることから、臨時保育士の配置、無資格の保育補助員の配置には一定の制限を設けることも検討すべ きであるとの提言も含め、本市の子育て支援に対し、さまざまなご意見をいただいているところであ ります。   また、本年度、子ども子育て家庭を対象として、本市が今後進める施策の方向性や目標等を定め ていくため、平成27年度から平成31年度までの5年間を計画期間とする「村上市子ども・子育て 支援事業計画」も策定作業を進めているところであります。本計画では、質の高い教育・保育の総合 的な提供、教育・保育の量的拡大及びその確保方策を定めておりますが、これを実現可能にするため には、市内保育園を含めた子育て支援施設の適正な規模を判断し、施設の集約及び再配置はもちろん のこと、同時に保育士の確保が重要課題となっていることは申し上げるまでもなく、昨年7月に策定 した「村上市保育園等施設整備計画」に基づいた施策を進め、量と質の両面を大切にしながら子育て 支援の充実に努めてまいりたいと考えております。今後も保護者や関係者のご意見・ご要望等を参考 にしながら、子どもの最善の利益が実現される社会を目指し、さらなる保育の質の向上に向けて、保 育士の確保や処遇改善に取り組んでまいりたいと考えております。   次に、2項目め、高齢者の安全・安心を守る見守り事業のサービスの向上を図ることについて、 緊急通報システムを民間企業に委託してはどうかとのお尋ねについてでございますが、緊急通報装置 貸与事業は、ひとり暮らしや高齢者のみの世帯で、生命に危険な症状の発生するおそれのある疾病を 有する方や、寝たきり状態である方などを対象に、急病、災害その他の緊急時に迅速かつ適切な対応 を図ることを目的に緊急通報装置を貸与し、消防本部に通報するシステムであります。昨年の実績で は、12月現在で対象者は116人、年間の救急要請は9件でした。また、緊急時に通報ボタンを押し て通報するシステムでございますが、誤報、誤操作が昨年は38件にも上りました。消防本部の司令 室には年間平均して4,700件余りの119番通報があり、緊急通報システムとあわせて限られた人員 で管理して対応しております。近年は、救急要請等が増加傾向にあり、消防業務は複雑多様化してき ております。他市の設置状況を見ましても、民間委託がほとんどとなっており、また相談業務や安否 確認のサービス等を行っている市もあることから、本市でも民間委託を含めた緊急通報装置貸与事業 の見直しを検討をする必要があると考えております。   次に、3項目め、災害対応用高所作業車の新規導入についてのお尋ねでございますが、現在の消 防活動方針としては、狭い道路、電線障害などによってはしご車が活動できない建築物にあっては、 3階建てまでは3連はしごで対応しており、他の中高層建築物ははしご車で対応しております。佐藤 議員ご提案の高所作業車の導入についてでありますが、消防活動上は効率的かつ有効的な活動が行え るものと思っております。しかしながら、消防用高所作業車となりますと、消火及び救助活動が同時 に行える装備を備えた車両となりますので、今後必要性について十分検討してまいりたいと考えてお ります。   次に、緊急時の出動態勢についてでございますが、現在は各災害の種別に応じた出動態勢となっ ております。また、必要に応じて非番招集を行っております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ご答弁ありがとうございました。   1点ずつお話をさせていただきますが、子育て支援の推進については、市長が言われるようにと いうよりも、行政と言えばいいのか、市長も保育士、また子育て支援のための人材の不足については 窮しているわけでありまして、それは一緒なのであります。いかにではその人材を確保するかという ところがやはり問題なので、その辺が簡単なようで簡単でないところが難しいなというふうに思って いるのであります。市長が言われるように、昨年4月からですか、臨時職員の保育士に係る処遇、待 遇を改善されました。改善したことによって、年間通じて勤務した場合を考えると、他市と比べた場 合に決して低いものではなくて、いいところに来ているのかなと。ただ、若い人の感覚として、私も 聞いた中で思ったのは、やはり一時金というのが、村上市の場合は17条と22条でしたっけ、雇用 体系が臨時職員に対してありまして、その中での違いなのか、一時金が村上市の場合は適用されてい ないのであります。意外と私考えるに、やはりどうしても待遇になろうかとは思うのですが、資格を 持った若い人であればあるほど当然やはり正規の職員として働きたい、これが当然だと思うのです。 専門的な教育を受けて、ようやく社会に出るときに臨時職員だ、パートだというよりは、やはり正採 用を求めて職を探すわけであります。そのせいで有資格者が村上市に残る率が少ないと、若い方で有 資格者、保育士の例えば資格を持った方であれば、市外、県外へ職を求める方がどうしても多くなっ てしまうと、こういう現実があろうかというふうに思うのです。そういう中でも、やはり子育てで一 旦退職してまた復職したい方、またはある程度の年齢になって、家庭が落ちついて、有資格者で、も う一回現場に復帰してみたいという方もおられないわけではないわけであります。そういう方々に職 業の負担というのでしょうか、仕事の割にどうもやはり待遇が軽く感じているのでないかなというふ うに思うのであります。   端的に所管の課長にちょっとお尋ねしたいのでありますが、課長の感触の中でやはり一番有資格 が確保しづらい要因は何だとお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) やはり資格を持っている方ですと、4月に向けまして大体仕事につかれ ている部分の方が多くおられると思います。それで、私どものほうとしても、議員おっしゃるように 正職員ということでありませんので、正職員というような職を求めた形で、そちらのほうへ流れるよ うな形になっておりまして、どうしてもそこから仕事につかれなかった、また何かの理由でつかなか ったというような方の中から探しておるわけですので、なかなか人数的に確保するのが難しくなって いると、そんなふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 総務課長になろうかと思うのですけれども、地方公務員法の中の任命の方 法という中に、先ほどちょっと私も触れましたけれども、17条の職員と22条の職員というものが分 けてありますね。そのものと、私、そういうことがどこにも触れていないので、関係あるのかどうか わからないのですが、先ほどの一時金の話私しましたが、一時金の支給をする職員というのは17条、 22条、どちらか、村上市の場合は前に、昨年ですか、やはり私委員会か何かで聞いたときに、17条 の職員採用しているため、県や他市のような一時金というものがないのですというような説明を受け たような記憶があるのですが、その辺いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 佐藤議員おっしゃるとおり、村上市の場合は任用根拠法令としては地方 公務員法の17条を適用しております。今の一時金のことにつきましては、ちょっと私まだ不勉強で ありますので、また後ほどもしお示しできればというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) どうしても実はお願いするときには産休であるとか、短期間の最低限の契 約で臨時雇用をされるのだろうと思うのです。ただ、その後も続けていただきたいというのが、職員 が不足しているわけでありますので、実際には継続して勤めていただきたいと、しかしなかなかそれ が続かなくて、入れかわったり、その次の新たな職員の確保に苦労しているという実態だと思うので す。そういう中で、私はやはり継続した中で、昨年実は委員会で聞いたのは、県の臨時の職員の方々 というのは一時金というのがかなり大きな額出ているので、それは県と市の差があるからということ もあるのでしょうけれども、それはそれとして、一時金が6月、12月ですか、支給があるというこ とというのは、働く人にとってのやはり意欲につながるのかなと。決して低い時給換算で、村上市の 保育士の臨時職員の雇用条件は悪いものではないと思います。確かに悪くはないのですが、年間を通 じて見たときにやはり一時金があるなしの差は出てきているのかなというふうに他市との状況を見る と感じますし、かえってそれよりも何よりも、他市はともかくとして、村上市としては子育て支援を 進める上での職員のまずマンパワーでありますので、子育て支援の事業にかかわるものというのは、 ほとんどやはり大きなのは人件費的なものなのだろうというふうに私は思っておりますので、そうい う意味では村上市ならではの雇用条件をつくった中で職員の確保をすることも考えてもいいのでない かなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 議員おっしゃるとおりだと思います。保育現場でも有資格者の確保が難 しいと、今後少子高齢化が急速に進展する中で、やはり子育て環境を確保していくためにも当然重要 なことでないかというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) その辺よろしくといいますか、ぜひとも具体的に形にしていって、事業に つなげていっていただきたいなと、子育て支援につなげていっていただきたいなというふうに考えて おります。   あわせて、ここでどうしても保育園、保育所が中心になってしまうのですけれども、今村上市の 事業の中には、子育て支援の中では学童保育所、児童館、子育て支援センターという事業がほかに3 つ別に設けてあります。私も実は9月の5日の日ですか、金曜日、午前中連絡をとっていきなり行っ たら、驚いたのですが、忙しくて、職員の方にとても話を聞くような状態でなかったので、様子を拝 見させていただいて、山辺里の子育て支援センターにちょっとお邪魔してきたのですが、話を聞くよ うな状態ではなかったのです。とても忙しくて、お母さんたちと子どもたち、子どもたちがたしか私 が行った時点では十七、八人、お母さんたちが15人ぐらいですか、それくらいだった。子どもさん を2人、3人連れていっている方もおられたのだと思うので、お母さんのほうが少し少なくて、子ど もさんは十七、八人いたなというふうに私は思ってきたのですが、職員の人がそのとき1人休みで、 保育園から保育士さんが1人応援に来ておりました。男の子というか、男性でありましたが、保育士 さんが応援に来ておりましたが、職員がたしか5人おられたのですけれども、その保育士さんが正規 職員以外、あとみんな実は資格があるか、女性1人は資格があると言っていましたが、ほかの3人の 方が有資格者かどうか聞くような状態ではなかったのですけれども、てんやわんやと言えばいいのか、 しながら、それでもお母さんたちも子どもたちも元気にいろんな活動というのでしょうか、1つのほ んの部屋でしかないわけですが、そこに遊具があったり、身体測定の器具があったり、身体測定をし ながら、またお母さんたちが指導員の方々にお話を聞きながら、そこで子どもたちを遊ばせながら子 育てを楽しむというような雰囲気に見えました。ああ、とってもいいなというふうに私感心してきた のです。こんなことがやはりこれから当たり前に求められているし、施設がちょっと小さ過ぎるなと いうふうな思いで帰ってきました。あとは、たしか一時預かりのところではまだゼロ歳児、乳飲み子 が1人、専従で職員の方が別に1人ついて見ておられました。こういうことがこれからの村上市にど んどん、どんどん求められてくるのだということを実感していたわけでありますが、そこにおられた 方々の職員の方の待遇というのは、私特に今回考えてもいなかったのですけれども、保育士、保育士 と言いますが、保育士ということになると、保育園に従事している方々の待遇は保育士の時給換算か もしれませんけれども、子育て支援センターであるとか児童館だとか学童保育所におられる職員の 方々の時給条件というのはどんなふうになっているのですか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 学童保育のほうで説明させてもらえればと思います。学童保育につきま しては、大体村上地区におきましては非常勤特別職ということで、正規の指導員を1人あるいは2人 という形で配置しております。この方々は、時給ということではなくて、月に14万4,500円とか、 十四万幾らの金額でこちらのほうをお願いしておるところでございます。それで、入所している施設 の人数、規模に応じまして、そこに臨時の指導員ということで、これは保育士さんの資格を持ってい たとすればその金額、保育資格なければその金額の時間数で指導をお願いしております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ということは、学童保育所や支援センターにおられる臨時の方々も月とい いますか、長期雇用の方は今言う十四万何がしの雇用条件で、時間対応というのでしょうか、確かに 私は午前中だけなのですという方がおられたので、そういう方々というのは、保育士さんの資格があ れば、先ほど市長が言われた時給940円でしたっけ、の換算でお願いしていると、こういうことで すか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) そういうことです。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) では、私の聞き方が悪かったのかもしれませんけれども、私、保育園の保 育士さんは市長の言われた時給940円だけれども、それ以外の施設は普通のというか、臨時職員と 同じ待遇だって聞いたような気がしたのですけれども。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) ただいま福祉課長がお話しした学童保育の臨時の指導員の場合は、資格 を持っている方で815円、資格がない方で775円です。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) わかりました。であれば、保育士さんのさっきの一時金の話でないですが、 待遇もさることながら、言ったように子育て支援センター、私さっき言ったのは、非常に忙しいし、 あれは保育士さんに求められる仕事も子育て支援センターに勤めている方が求められる職務もそう変 わらないと思うのです、忙しさの中では、また仕事としての仕事量を考えたときに。それが今総務課 長が言われる時給であれば、ちょっとやっぱり低いのではないかなと。保育士さんであれば、保育士 の資格を持ちながら保育所に臨時で勤めれば時給940円で、仕事の内容的に私は変わりがないと思 っているのですけれども、それは運動会だとか、いろんな行事もあって、そんなことにも保育士さん は仕事として、職務として持っているのだよと言うかもしれませんけれども、私は子育て支援センタ ーの様子を見る限りは、それこそ運動会や遊戯会はないかもしれませんけれども、それ以上にフル稼 働されている時間というのは、非常に仕事量は多いと思うのです。間違ったら、もしかしたら保育士 さんよりも、時間的には学童保育所なんかは短いかもしれないけれども、仕事の内容としては、酷で というのはハードでと言ったほうがいいのですね、大変なのでないかなと思って見ているのですが、 そう考えたときに、やはり同じ子育て支援の考え方の中で、保育士さんの臨時と例えば学童、子育て 支援センターにいる臨時の職員の方々の待遇に差があるというのはいかがなものだろうなと思うので すが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) わかるのです。学童保育所は午後からだし、子どもたち、小学生の低学年、 今は6年生までなったのですけれども、仕事の内容を見ると、だから子育て支援という考え方の中で、 そこに従事する職員の方々の仕事を見たときに、保育士の臨時と、例えば言いたいのは、違う仕事は わかるのだけれども、子育て支援センター、学童保育所、児童館のところは少し待遇を考える必要が あるのでないかなと、こういうことをお聞きしたいのです。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 実は、支所まわりしたとき私も神林の子育て支援センターに行ってまいりま した。非常に多くの子どもたちがお母さんと一緒に遊んでいました。遊んでいたというか、子育て、 いろいろなことをやっていたという現状でありまして、子育て支援センターには原則的にお母さんが ついているわけです。それで、その中でママ友になったり、いろいろな話をしているというようなこ とで、業務的にはそんなに、お母さんもいますので、お母さんと一緒に遊んでいるなというようなム ードでございまして、要望か何かありますかと言ったときにも、そのような賃金についての要望はほ とんどなかったです。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) ちょっと整理させていただきますが、佐藤議員がおっしゃっている子育 て支援センターの職員と先ほど福祉課長がお話しした学童保育所の職員の賃金単価は違います。子育 て支援センターの臨時は保育士と同様の900円、資格がない方は835円であります。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) そうしたら、子育て支援センターにいる職員の方々は保育士さんと一緒だ と、そういうことなのですね。           〔「はい」と呼ぶ者あり〕 〇20番(佐藤重陽君) では、私はそれこそそこでごっちゃにしていたのは、学童保育所の従事し ている方と子育て支援センターの方は、同じ施設でやっているからというわけではないのですけれど も、待遇は一緒なのかなというふうに思っていたので、そうすればそれはまずいいのかなと、いいの かなということはないですけれども、そんなふうに、決して今低いわけではありませんので、いいの かなと。ただ、でも言ってみて、学童のほうもそうなのですけれども、それは学童と今度金の出どこ ろが違うといえば、あれは教育委員会ですか、学童保育所は。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 学童保育は、福祉課のほうで所管しております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) そうすると、それをそろえると言ったらおかしいですけれども、あそこに おられる方、学童保育所の資格というのは、もしかして私、学童保育所というのが始まった当時は、 小学校の先生を退職したような方だとかが多くたしか従事されておりましたよね。だから、教員資格 でも要るのかな、要らないのかななんていうふうに思っていたのですが、今は持っている資格という 意味では保育士さんのほうが多いみたいですよね。多いみたいで、資格のない方もそれこそやはり、 資格がない方のほうが多いのでしょうけれども、ただそうしたときに、学童保育所というのも私、こ こで書いてある子育て支援の中ではやっぱり保育園もそうだ、子育て支援センター、児童館、学童保 育所というのはみんな大切なものだと思っています。そういうことで考えたときに、その中に待遇の 違う職員の方がおられるというのはどうなのだろうなと思って私は、実を言うともっと先へ進むと、 そこの職員の方々が固定し過ぎると、二、三私も話をいただいたのは、子育て支援センターではなく て、学童保育所に対するちょっと苦情めいたことを聞いたことがあるのです。それは何かといったら、 その職員の方がある意味では固定化して長くなっているのです。その中で、指導員の方によっての違 いだとか、やっぱり今の時代ですから、いろんな親御さんがおられますので、全部が全部親御さんの 言うとおりではないので、話は半分ぐらいにして聞いたほうがいいのかなと思いながら聞いている部 分もあるのですけれども、それにしてもこんな苦情もあるのかなというようなことを聞いたことがあ るのです、2度、3度ほど。聞いてみると、やっぱり職員の方が固定化して長くなり過ぎているなと いうことが一つの要因かなと私はその話の中で思って見てきました。それは、ちょっと前の話なので すが、そう考えたときにやはりその学童保育所、児童館、子育て支援センターの中で有機的に人が、 施設は関連しているような配置をされているわけですから、その中で職員の方々の異動ができないの かなと、そういう意味では私は待遇は同じにしなければいけないのではないかなと、その中での異動 を考えていたから、できたら待遇は同じにするべきではないのかなというふうに考えていたのですが、 そういうわけにはいかないものなのですか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 私どものほうの学童保育所ですと、村上地区の場合になりますが、施設 はまずそういう形で変わりないわけですけれども、異動という形ではさせてもらっています。正指導 員、臨時ともども何年かに1度はそんな形で異動をさせております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) そういうことであれば、そういう考え方を今の状況でも持てるのであれば いいのですけれども、ではよく中をちょっと点検してみてください。固定化している方がやっぱりお られると思うのです。長く、入ったときからもうそこ、または私が見た中では、ただやっぱり子育て 支援センターと学童保育所の中では行ったり来たりをしていたのかな。同じ学童保育所、同じところ に設置されている学童保育所の中と子育て支援センターの中では異動されているのを確認できました けれども、でも本当入ってからずっと異動なくという方もかなり、かなりという言い方は大げさかも しれませんけれども、おられるはずなので、それもよくやっぱり見てあげたほうがいいのかなと。要 するに固定化して、その人が悪いわけではないのですけれども、どうしてもやはり長くなることによ っての弊害というのもあると思うのです。施設間の、施設の中での職員間の問題もあるでしょうし、 子どもさんと職員の方の関係もあるでしょうし、職員と親御さんの関係というのもどうしても出てく るので、その辺をよく見ていただきたいなと。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) ただいまのご意見でございますけれども、学童保育所のほうの指導員に つきましては、確かに長年そういった形で非常勤特別職として勤めておいでの方がおられます。ただ、 施設のほうは何年かに1度異動させております。子育て支援センターと学童保育につきましては、学 童保育のほうは非常勤特別職ということで、なかなか雇用形態が違っておりまして、そちらと行き来 するということはなかなか難しいものかと、そのように思われます。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) わかりました。言っていることはちょっとわかってきました。だとすれば、 くどいですけれども、やっぱり私が言っているのは、長いというのは、非常勤職員として長いのは、 実は二之町の児童館にももう開設以来おられる方もおられます。その方たちのことを言っているわけ でも何でもないのです。そういう方たちはそういう方たちで、もうベテランとしての域に達している から、いいのですが、そうでなくて、例えば子育て支援センター、学童保育所が一緒に設置されてい る場合には、そこの監督というのは学童は学童、子育て支援センターは子育て支援センターでそこの 責任者はいるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 学童保育所と子育て支援センター併設ということになりますと、神林の 子育て支援センターのことかと思うのですが、こちらは子育て支援センターには正規の職員1人配置 しておりまして、そこに補助の保育士の資格を持っている方、その方を配置して対応しております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) そうすると、そこの神林の学童保育所はやはり正規職員が配置されていて、 その職員が学童保育所も管理監督ということになるわけですか。 〇議長(板垣一徳君) 神林支所長。 〇神林支所長(鈴木芳晴君) 議員のおっしゃるとおりでございます。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) そして、もう一つ、またちょっと戻しますけれども、確認したいのは、そ こで学童保育所の臨時職員は、先ほど言いましたけれども、待遇面では時給は〔質問終了時間10分 前の予告ブザーあり〕940円ではなくて八百幾らだと、こういうことですね。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) ええ。学童保育のほうは815円、資格のない方が775円ということで す。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ちょっとそこで時間とり過ぎましたが、その辺のところ、待遇面ではやは りより勤めやすい環境づくりということで、子育て支援を進めるにしたって受け入れ態勢ができない 限りは子どもさんを、または子育て支援を事業として進めるわけにいかないわけでありますので、そ の辺のところをご考慮願いたいというふうに思います。   次、2点目でございますが、先ほど市長の答弁の中で、締めくくりのほうで見守り事業といいま すか、お年寄りの見守り事業について、私は早い時期にもう切り離すべきだと思うのです。できるだ けやはり消防業務を精査した中で、ただでさえ間口が広いと、こう言われているわけでありますので、 精査した中で、そしてお年寄り見守りサービスは、ことしなんか見てもそうです。それは、何もかに もつけたら大変なことになるのかもしれませんけれども、広報を使って地方のお年寄りの方の捜索的 なもの、市民に対する呼びかけも何度かありました。そういうことがそういう民間委託することによ って、場合によっては、契約の仕方にもよるわけでしょうけれども、解消されるものも出てくるわけ であります。だから、ほとんど県内他市がもう消防署でこんな業務をやっているところはないよとい う現実があるわけですし、そして何よりもかによりも、消防署でやるにはもう今の通報システム以上 のサービスを求められても困るのだろうと思うのです。いかがですか、消防長。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) 議員おっしゃるように、消防本部では見守りシステムのセンター装置を管 理しております。それが救急の業務の電話等と重なることがたびたびありまして、やっぱり支障を来 しております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ちょっと先を急ぎますが、市長、どうですか。先ほども見直しの必要があ るというふうに言われていましたが、できるだけ早期に消防署の今のお年寄りの見守り事業のサービ スといいますか、事業を消防署から切り離して、民間委託の、しかも幅の広いサービスを少し検討す るようなことで進めていただきたいと思うのですが、最後に改めてお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 消防本部の意見等を聞いて対応してまいりたいと、そのように考えています。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ありがとうございます。   あと、3点目、先を急ぎますけれども、災害対応用の高所作業車ということで、先ほどの答弁の 中では、全ての作業をこなせるような形の作業車になると大変なのだと、こういうことでしたが、私 はやはりある程度限定した中で、消防署の職員の初動態勢がとれるようなということは最低条件であ りますが、そういう体制の中で、大がかりなものでなくても少し、簡易だなんて言い方したら、消防 長はそんなのなくてもいいのだよと言うかもしれませんけれども、やはり高所を作業するための作業 車というのは必要なのだと思うのです。だから、あればあったにこしたことがないと言われてしまえ ばしようがないのでありますが、それを活用できるような3連ばしごでやはり3階までの火事には対 応できるよと、こういうことでありますが、それはそれだけの能力は、当然いろんな形があるわけで すので、消防署の職員の方々にはそういう作業は身につけていただかなければいけないですけれども、 現実の作業としては、より機動的でより安全な形の作業をするためには、高所作業車を近い将来考え てもらいたいなと。というのは、やはり高額なということもありますし、今消防署の、この6月のと きに配付されましたけれども、消防団の車の入れかえ、また消防署の作業車の順次入れかえというこ とが計画的にもう年次計画が立っているようでありますので、その中にまた新たなものということは 大変な予算が〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕またかかると、こういうことなのでしょうけ れども、しかし近い将来そういうものがない消防署のほうがおかしいのでないかなと言われることに ならないように、村上市もやはり万全の体制は整えておいていただきたいと思うのですが、いかがで すか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) 議員おっしゃるとおり、高所作業車があると非常に、市長答弁にもありま したようによろしいわけでありますが、消防車両については年次計画で更新の計画がございます。議 員からご提案ありまして、私高所作業車の価格を調べてみますと、13メートル級で8,000万、消防 用の放水できる高所作業車になりますが、救助もできますし、そういう形になりますと8,000万と いう価格になります。その辺は、十分必要性を検討しながら検討していきたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) これ以上質問してもというのですか、いいところはご答弁いただいたと思 って、不満はないのであります。ただ、これ以上細かいところに入るとまた時間を越してしまうよう なので、これで私の一般質問は終わります。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで佐藤重陽君の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会をいたします。   また、9月16日午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでございました。           午後 3時52分  散 会