平成26年村上市議会第3回定例会会議録(第5号) 〇議事日程 第5号 平成26年9月17日(水曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(24名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君   10番   竹  内  喜 代 嗣  君 11番   平  山     耕  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   佐  藤  重  陽  君   21番   相  馬  エ  イ  君 22番   大  滝  国  吉  君   23番   大  滝  久  志  君 24番   山  田     勉  君   25番   片  野  鉄  雄  君 26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(2名)    9番   齋  藤  信 一 郎  君    12番   川  崎  健  二  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    高   田       晃   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     大   滝   一   芳   君        税 務 課 長    板   垣   喜 美 男   君        市 民 課 長    佐   藤   勝   則   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     佐   藤   憲   昭   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    東 海 林   則   雄   君        会 計 管 理 者    忠       芳   夫   君        農 業 委 員 会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選 管 ・ 監 査                   米   山       聡   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は24名です。欠席の届けのある者2名です。定足数 に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、6番、川村敏晴君、19番、小林重平君を指名を いたします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は2名を予定しております。ご了承願います。   最初に、10番、竹内喜代嗣君の一般質問を許します。   竹内喜代嗣君。           〔10番 竹内喜代嗣君登壇〕 〇10番(竹内喜代嗣君) おはようございます。それでは、日本共産党の竹内喜代嗣でございます。 それでは、通告いたしました4項目について一般質問を行わせていただきます。   最初に、子ども・子育て支援新制度についてでございます。1点目、私立の保育園では、職員が やめてしまう問題があります。待遇改善が課題になっているのではないでしょうか。   2つ目、子育ての困難さが問題です。経済的な不安定さを抱える家庭が今ふえています。多動傾 向やパニックを起こすなど、配慮が必要な子どもがふえていると言われています。5歳児保育を準備 教育としての教育時間が設けられます。学童保育については、省令で面積・指導員の基準を示しまし た。現行体制で問題はありませんか。   3つ目、市は、自治体としてどうやって子育てを支援できるかということを基本にすべきではな いでしょうか。   大きな項目の2つ目、医療・介護法成立による介護保険制度の変更についてでございます。5月 の国会で医療・介護法が成立して、介護保険が大きく変わりました。市の対応を伺います。要支援者 への訪問・通所介護が保険給付から外れ、市の支援事業に置きかえられます。特別養護老人ホームへ の入所が原則として要介護3以上に限定されます。特例入所の要件(勘案事項)をどのように考えて いますか。また、年金収入280万円以上の世帯では、介護保険の利用料が1割から2割に値上げさ れます。   大きな項目の3つ目、旧荒川郷ごみ処理場の撤去についてでございます。「荒川」は、3年連続 で水質日本一に輝き、平成20年6月に環境省が発表した「平成の名水百選」に選定されました。こ の荒川にごみ処理場が解体されずに残っているのは問題です。洪水時に有害物が流れるのではないか と心配です。国の補助措置も決まったということなので、早急に実施をしていただきたい。このこと を市長に伺います。   大きな項目の4つ目、洋上風力発電についてでございます。岩船沖に展開したいとする民間主導 の洋上風力発電事業について伺います。@、名古屋大学洋上風力利用マネージメント寄附研究部門が 利害関係調整を主導しています。ノルウェーの国営石油会社が洋上風力発電を国内で展開、日立造船 と提携、と日経電子版で報道されていました。岩船沖は、風車を海底に固定する着床式という構想で す。日本が原子力発電から再生可能エネルギーに転換していくことは、最重要課題として理解をして います。建設・維持管理のバックヤードを村上市にということですが、慎重な対応が必要と考えます。 市長の見解を伺います。   2つ目、東日本に2015年にも着工すると報道されています。これは、粟島も候補地と理解して よいのでしょうか。   B、洋上風力発電への外資参入は日本で初めてであり、風力発電の買い取り価格は1キロワット 当たり32円と間違って掲載してしまいましたが、これは陸上で22円、それに対して14円高いとい うことで、したがって36円でありますので、おわびをいたしまして訂正させていただきます。これ で実際採算がとれる事業なのでしょうかということであります。   4つ目、ドイツのブレーマーハーフェン市を例に出し、村上市の飛躍的発展の可能性を言います が、幾つかの疑問があります。バックヤードの港湾整備は地元になりますが、岩船港をそのまま利用 とはなりません。新たな整備が必要ではないでしょうか。   降壇をして再質問をしたいと思います。積極的なご答弁をよろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、竹内議員の4項目のご質問につい て順次お答えをいたします。   最初に1項目め、子ども・子育て支援新制度についての1点目、私立の保育園では、職員がやめ てしまう問題があるが、待遇改善が課題ではないかとのお尋ねについてでございますが、現在国から 示されている、子ども・子育て支援新制度における公定価格では、処遇改善等加算をこれまでよりも 約3%上乗せすることとしております。また、職員配置の改善として、3歳児に対する職員の配置基 準をこれまでは園児20人に対して職員1人だったものを、新制度では園児15人に対して職員1人 の基準とするとしており、このことにより、保育の質の向上を図るとともに、保育における職員の負 担の実務的、実質的な軽減につながるものと考えております。   次、2点目でありますが、経済的な不安を抱えている世帯に対する対応については、世帯の収入 の階層区分に応じた保育料としており、さらに母子世帯等や在宅障害児(者)のいる世帯、要保護者 等、特に困窮していると認めた世帯に対しては、軽減措置を講じております。多動傾向やパニックを 起こすなど、配慮が必要な子どもがふえているとのことでありますが、保育園におきましては、クラ ス担任以外に、加配の職員を配置して保育に当たっているところであります。また、5歳児保育を準 備期間としての教育時間が設けられるとのことでありますが、まだ国、県からどのように進めていく か示されておりませんので、今後の情報を注視してまいります。   学童保育の面積・指導員基準が現行体制で問題がないかとのことでありますが、現在の学童保育 所におきましては、国の基準を満たして運営を行っており、また、新たな基準となる本議会に提案し ております「村上市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例(案)」にお いても、現行の国基準に準拠しているため、現行体制で問題がありません。   次、3点目、市は自治体としてどうやって子育て支援をしていくのかとのお尋ねについてでござ いますが、来年度からスタートする子ども・子育て支援新制度の基本的な考え方は、急速な少子化の 進行並びに家庭及び地域を取り巻く環境の変化に鑑み、子ども及び子どもを養育している方に必要な 支援を行い、一人一人の子どもが健やかに成長することができる社会の実現に寄与することを目的と しております。仕事と子育てを両立する保護者がふえる中、それぞれの家庭の状況に応じた子育て支 援が必要となってまいります。子どもたちが健やかに育つよう新制度をスタートさせ、親が子育てに 責任と喜びを感じ、子どもとの生活に安らぎや夢を持ち続けられるよう、子育てに関する不安の解消 や経済的支援など、全ての子育て家庭への支援という視点に立った取り組みを推進してまいります。 いずれにいたしましても、村上で子どもを産み、育てたいと思えるようなまちにしていきたいと考え ているところであります。   次、2項目め、医療・介護法成立による介護保険制度の変更について、要支援者への訪問・通所 介護を保険給付から外し、市の支援事業に移行されるとのお尋ねについてでございますが、現在利用 されている方が不安にならないよう、今利用している事業所をそのまま利用できるよう調整をいたし ております。   次、特別養護老人ホームへの入所を原則要介護3以上に限定するとのお尋ねについてでございま すが、市内の特別養護老人ホームでは、これまでも要介護3より重度の方から入所されており、来年 度以降に影響があるとは考えておりません。また、特例入所の要件をどのように考えているかとのお 尋ねについてでございますが、県が改定する特別養護老人ホーム入所指針に従い、透明性、公平性を 確保しつつ、必要性の高い方が入所できるよう、入所者を検討する場で確認したいと考えております。   次、年金収入280万円以上の世帯では、介護保険の利用料を1割から2割に値上げされるとの お尋ねについてでございますが、介護保険制度を持続可能なものとして、低所得者の負担軽減のため、 現役並みに所得のある方の負担を引き上げるものと理解しております。   次、3項目め、旧荒川郷ごみ処理場の撤去についてのお尋ねでございますが、竹内議員ご指摘の とおり、現在荒川地区には、旧荒川郷衛生一部事務組合で整備し、平成14年9月末で稼働を停止し たごみ焼却施設が解体せずに現在に至っております。これまで施設の早期解体に向け検討してまいり ましたが、解体には多額の経費を要することから、実施には至っておりません。   廃棄物処理施設の整備等に係る国の補助制度は、環境省所管の循環型社会形成推進交付金となり ますが、本交付金では跡地での施設整備と一体で行われる解体事業などに限定しており、解体のみを 行う場合については認めておりません。この交付金の要件緩和については、全国市長会など各種要望 活動において、各市町村から同様の要望が出されておりますが、要件の緩和には至っておりません。 しかし、国では地方財政法の改正により、平成26年度から公共施設等総合管理計画に基づいて行わ れる公共施設等の除却についても地方債を認めることにしております。これらの地方債について、償 還費に対する財政支援措置がないなど課題もあることから、これらの適用も併せ、早期の解体実施に 向け検討してまいります。   次、4項目め、洋上風力発電についての1点目、建設・管理のバックヤードについて、慎重な対 応が必要ではないかとのお尋ねについてでございますが、メンテナンスのバックヤード基地を本市に 置くことで、新たな企業の進出や雇用の創出が期待されることから、バックヤード基地は本市に設置 されるよう要望していきたいと考えております。   次、2点目、東日本において2015年に着工するとの報道があるが、粟島も候補地かとのお尋ね についてでございますが、粟島浦村での洋上風力発電の構想については、浮体式と聞いておりますが、 着工年度等の具体的なことについては承知をいたしておりません。   次、3点目、洋上風力発電は採算がとれるかとのお尋ねについてでございますが、事業の採算性 につきましては、事業者が算定して判断した上で、事業参入を決めていくものと考えております。   次、4点目、バックヤードになる岩船港の整備についてのお尋ねでございますが、バックヤード 基地となる岩船港の整備につきましては、どのような整備が必要になるのか確定しているものではあ りませんが、整備が必要な場合は、国、県と協議をしながら対応してまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは、再質問させていただきます。時間配分上、最初に洋上風力発 電の再質問を行いたいと思います。   慎重に進めるべき課題として、私が考えております4点にわたってお伺いをしたいと思います。 最初に、研究会で洋上風力発電研究会で懸念事項ということでありました、塩谷の海岸侵食への影響、 それから鮭漁がどうなるのだろうかというような不安がございました。この影響を環境アセスメント の項目に入れてもらうように村上市が進めるお考えはないでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) それらの懸念事項につきましては、環境アセスメントで調査していただ く予定にしております。 〇議長(板垣一徳君) 10番、竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) この事業は、日本の法整備が追いついていないというふうに考えており ます。現行の法律では、公有水面埋立法ということだそうでありますけれども、これでは対応できま せん。国の法整備も注視するべきではないですか。一言付言をすれば、今国境を接する離島の所有の 問題で争いがございますが、大陸棚や非排他的海域の開発の問題等もございます。日本がこういった 法整備必要になるのは当然のことだと思いますが、これに注視をして同期を図るという進め方が適切 ではないでしょうか。環境課長。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 現在計画されているところは、一般海域というところであります。一般 海域につきましては、国のほうでの所管省庁がまだ決まっていないということであります。それらに つきまして、今ほど竹内議員がおっしゃいました法整備ということでありますけれども、これは名古 屋大学の先生によりますと、法整備はこれから10年、20年かかると。それらの先進的な形として、 村上市及び岩船地区等が行った形で、それらをもとにした形で法整備がなされていくと。他の地域、 いろんなのも大体そのような形で進んでいるというふうな形ですので、法整備を待っているのではな く、我々が先進的な形でやって、その後に法整備が追いついてくるというような形で考えているそう です。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 先ほど私一般質問の文章で、36円、34円というふうに間違ってしまい ましたけれども、今後2年間の環境アセスを経れば7メガキロワットの1基当たりの発電能力という ふうなことも説明されていました。これが50基ということになれば、世界最大の風力発電変電所と いうことになるかと思います。つまり私が調べた2010年度の時点での資料でありましたが、5メガ キロであっても世界第2位というふうになるかと思います。そういう世界有数の変電所の設備が日本 近海では、50メートル以下の水深の遠浅の海があるのはこの岩船ということで選ばれているかと思 うのですが、それで申し上げます。イギリスでは、大陸棚の所有権は王室にあるので、その開発につ いては当然王室の管理会社が対応するということであります。それから、入ってくる会社がノルウェ ーということでありますけれども、北海の油田開発、石油掘削事業でも同じような方式をとっている と。工区を設定して、工区ごとにリース契約を入札により決定しているということであります。こう いったヨーロッパでの経験を参考に、村上でも進めるべきではないですか。課長、お伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 今ほども申し上げましたけれども、管轄する、所管する省庁がはっきり と一般海域においては定まっておりません。それらにありまして、実際に参入事業者が参入したいと いうような形があれば、私どものほうとしましては、利害関係者がどういう状況とかいろいろござい ますので、それらの人たちで協議会をつくって、利害関係についても検討を行う。また、それらの参 入事業者は、国、県に対してのいろんな形での許認可を探っていくというような形で進めていくので はないかなと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 風力発電会社とのリース契約というのが妥当ではないかなと私は思うの ですけれども、その契約当事者は漁協だけでよいのでしょうか。要するに、法律がないわけでありま すから、今課長は先進的にここでやっていくのだということをおっしゃったわけです。これ市長にお 伺いしたいのですけれども、村上市今条例をつくりまして、契約当事者になるべきではないでしょう か。市長、お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その点につきましては、今の事業が進むにつれて、順次どういう問題がある のか、あるいはその問題をどうやって解決をしていかなければならないのか、それらについて十分検 討し、そして協議をしてまいりたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 最後に指摘をして、次の質問に移らせていただきます。   契約ごとは、双方がウィンウィン、両方がよいというところが落としどころだと考えます。日本 で初めての取り組み、完成をすれば世界最大の風力発電変電所になる可能性もあるわけであります。 ですから、調査をして慎重に協議をしていく必要があるのではないでしょうか。さっき市長お答えに なったようですけれども、そのことを指摘して、次の質問に移らせていただきます。   子ども・子育て支援新制度についてでございます。先ほどもお答えありましたけれども、確認を しておきたいので、質問いたします。これまでの独自の保育料軽減措置の継続や拡大、また障害児、 乳児保育の保育士加配などは図れないでしょうか。これは、福祉課長ですかね。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 軽減措置につきましては、今現在も継続する方向で検討しております。 また、障害児、乳児保育の保育士についても、必要と思われる加配は行っていくように考えておりま す。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 学童保育の基準面積でありますが、最低基準は1人当たり1.5平方メー トルということであります。しかしながら、これはその学童保育所の施設全部を含めたものです。で すから、これでは狭いのではないかと私考えます。この議会では話ししたことないのでお話しします が、学童保育の先進例としては、新潟市がございました。二十数年前に私の友人が学童保育士をやっ ておりまして、その学童保育所に訪問をしたことがございました。びっくりしたのは、ナイフを使っ て……子どもたちが帰ってくる様子からお話ししますと、「ただいま」と言って元気に帰ってくる。 みんなで宿題をやる。そして、何と凧をつくっていました。空に上げる凧です。ナイフを使って竹を 削って、凧をつくるという作業をやっていました。田舎の子どもが今やらなくなったようなことをや っているなと思って、本当に感激いたしました。また、夏休みには学童保育の仲間で父兄会を中心に して、キャンプも計画しているというようなお話も聞きました。本当にこういった学童保育が、私当 時は神林村でございましたが、やられるようになればいいなということで議会で提言もさせていただ いてきました。   そこで1.5平方メートルということですが、準備室なんかも含めて全部の面積ということですか ら、これがかなり人数がふえてくると、みんなが遊んだり、そういった何か工作をしたりとかいうこ とでは狭くなるのではないでしょうか。福祉課長、お伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 今回提案させていただいております基準条例の中で、遊ぶ場所あるいは 生活の場として、そういうような形で想定している場所についての分析について、国の基準のとおり 1.65平方メートルというようなことで実は規定しております。ただ、市内の学童保育所につきまし ては、私ども3.3平方メートルということで目安で定員の設定をさせていただいておりますので、そ れは市の考え方としては3.3平方メートル、ここは大体考えに置いて進めてまいりたいと思っており ます。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 子育て支援の保育園の問題でお聞きをします。   あらかわ保育園が統合保育園ということで民間経営なのですが、これが先行しているわけですけ れども、この新しい条例、来年度から始まる保育によって、施設や事業によって格差が持ち込まれる のではないでしょうか、お伺いします。課長、お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 荒川統合保育園につきましては、民間経営というのと微妙に違うと思っ ておりまして、私どものほうで一応経営しているというような考え方に立つと思うのですが、指定管 理ということで、私どもの考え方のもとに管理運営していただいておるということでご理解いただけ ればと思っております。   それで保育に格差ということで議員のほうから今質問あったわけですけれども、私どものほうと しましては、保育の内容そのものというのは変わるわけではありませんので、今までと変わらない形 で進めてまいりたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 市民の要望では、低年齢児の保育需要が高いと言われています。ゼロ歳 児保育でしょうか。こういった市民要望に対して、事業計画では来年度から始まる新制度、新しい条 例での計画ではどうなっているでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 現在策定中の計画でありますけれども、昨年度ニーズ調査させていただ いておりまして、その結果をもとに今現在見込み量、そういう方々の見込みどの程度になるかという ようなこともいろいろ考えの中に入れておるわけですけれども、その中の数字を申し上げますと、や はり人口全体が減っていくような状況というのが見られておりますので、どうしても微減というよう な形でその数字はあらわれてきておるわけでございますけれども、ただそちらに対する力というのは どうしても入れていかなければならないと考えておりますので、その辺はその結果、あるいは周りの いろいろな状況を考えに入れまして、計画の中に反映していきたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 新制度では、手続がもう一つ必要になりまして、認定書というものが申 請手続としていただかないと入所申し込みできないということなのですが、他市では申請手続と入所 申し込みを同時にやるというような動きがあるようであります。つまり保護者の皆さんに負担をかけ ないような形で、今までと同様に速やかに手続ができるようにという取り計らいだと思うのですが、 これは村上市ではいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 私どものほうでも同時に行う方向で考えております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 介護保険の来年度からの変更についてお伺いをいたします。   要支援者への訪問、通所介護サービスがどうなるのかということであります。最初にお聞きをし たいのは、これが保険から外れて市の事業に全部なるということですから、財政課長にお伺いしたい のですけれども、これから団塊の世代が後期高齢者に突入するときには、医療介護の危機が訪れると いうようなことがよく言われるのですけれども、つまりサービスがふえていくと考えるのですけれど も、交付税措置はどうなるのか教えていただけないでしょうか。お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) これからの福祉の事業に対して、交付税がどうなっていくのかというこ とでありましょうか。国は、消費税も今8%に上げました。それらは、やっぱり子育てとか福祉に重 点的に配分するのだというお話をされておりますので、そういった面からもやはり地方にはそういう 交付税というような形で、そういう対策費が今後見込まれてくるのかなというふうに思っております。 ただ、具体的にそういう通知は特に今のところは来ておりません。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 国会で議論がありまして、この医療介護法が成立する際に、日本共産党 の小池参議院議員が反対討論を参議院で申し上げました。その討論内容、そして参議院での審議内容 を見ますと、国はこのサービスが現行よりも平成35年には半分くらいに減るだろうという予測をし ているわけであります。そうしますと、国はサービスが減るということを想定しているということは、 実施をする自治体が自分の自主財源で対応すればいいというような考え方だと思うのであります。で すから、今財政課長、交付税措置があるのではないかというような希望的なお話ございましたが、国 会での議論ではそれはないということであります。   そこでお伺いをいたします。介護高齢課長でしょうか。利用料金は、現状維持されるのでありま しょうか。地域支援事業での専門的サービスは、2025年度には5割程度になり、量、質ともに低下 すると言われています。村上市ではどうなりますか、あわせてお聞きします。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 来年度から地域支援事業に介護予防給付が移行されるということで ありますけれども、その中で専門的なサービス、いわゆるヘルパーさんを使ったサービスあるいはデ イサービスで機能訓練といったようなもの、それから多様な担い手によるサービスといいますか、比 較的誰でもできる掃除、洗濯、ごみ出しと、そういった事業といいますか、サービスを分けられると いうふうに思いますけれども、その中で地域、その多様な担い手によるサービスであれば料金は安く なるだろうなというふうに思います。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 具体的な料金設定では、現行でサービス、ヘルパーさんに訪問介護に来 てもらったり、あるいはデイサービスに通所されている方の料金はどうなるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) その専門的なサービスを利用するということであれば、今までどお りの料金ということであります。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 利用料金が一番心配なわけでありますけれども、今後要支援になられる 方というのは、残念ながらふえていくと思います。どんな人でも人生を終える前には、よく2回人の 世話になって人間は生きていく、終わっていくと言われますけれども、必ず人の手にかからなければ ならないときが来るかと思います。今後の方向性について、市長にお伺いします。現行の料金体系を 維持してサービスを継続していただけないでしょうか、お伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それには、まず1つとして健康なお年寄りを多くつくり上げていかなければ ならないということではないかなと思っています。ご案内のとおり、平均寿命が非常に延びておりま すが、逆に健康寿命と平均寿命の差が男性と女性とも10歳以上差があるというようなことでありま すので、これからは健康寿命を1歳でも延ばすような方策をとりながら、サービスの提供をしながら、 そして介護保険料を上げないように、そういうような施策が必要ではないかなと、そのように捉えて おります。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 特養ホームへの入所要件が変更されて、要介護1、要介護2はごく一部 しか認めないというのが正確な表現だと思うのですが、全国介護高齢課の担当者の会議があって、厚 生労働省が示した特例入所の判断基準要件というものがございます。紹介をいたしまして、村上市も このように行う考えはあるのかどうかをお伺いをしたいと思います。   特別養護老人ホームへの特例入所の要件(勘案事項)の案。1つ目、認知症であることにより、 日常生活に支障を来すような症状、行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られ、在宅生活が困難な状態 であるか否か。2つ目、知的障害、精神障害などを伴い、日常生活に支障を来すような症状、行動や 意思疎通の困難さ等が頻繁に見られ、在宅生活が困難な状態であるか否か。3つ目、家族等による深 刻な虐待が疑われる等により、心身の安全、安心の確保が困難な状態であるか否か。4つ目、単身世 帯である同居家族が高齢または病弱である等により、家族等による支援が期待できず、かつ地域での 介護サービスや生活支援の供給が十分に認められないことにより、在宅生活が困難な状態であるか否 か。   次に、施設が特例入所を決定する際の手続案を示しております。1つ目、特例入所の判断の主体 は、現行の入所判定の取り扱い同様施設とし、入所申込者の状況等を十分に勘案した上で、各施設が 特例入所の判断を行うこととする。2つ目、一方、特例入所の判断に当たっては、入所判定の公正性 を確保するとともに、地域の在宅サービス等の提供体制の状況などを踏まえる必要があることから、 その判定手続においては、市町村の適切な関与が必要。ただし書きがありまして、要介護3以上の方 の入所判断については、現行の優先入所指針による従来の判定手続の取り扱いを変更するものではな く、市町村の関与までを求めるものではない。次に、市町村の関与の具体的な方法については、市町 村の事務負担にも配慮しつつ、施設の特定入所の判断に地域の状況を的確に反映できる仕組みとする。   次に、手続の案です。1つ目、要介護1または2の方が指定介護老人福祉施設への入所を申し込 むに当たっては、特例入所の要件に該当し、指定介護老人福祉施設以外での生活が著しく困難な理由 を入所申込書に付記の上、申し込むものとする。A、施設は、要介護1または2の方からの入所申し 込みがあった場合には、入所検討委員会を開催する前に市町村にその状況を報告するとする。3つ目、 施設は要介護1または2の方からの入所申し込みについては、入所検討委員会で特例入所の対象者と して検討するに当たっては、市町村(住所地特例の対象となるものである場合は、施設所在市町村以 外の保険者である市町村も含む)に意見を求めることができることとするというふうにあります。こ ういった厚生労働省が示した特例入所の要件等を村上市でも同様に扱うお考えがあるのかどうか、介 護高齢課長、お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 施設入所の考え方としましては、施設でなければ生活できないとい いますか、そういった考えになるわけであります。そういったことで、市としましても〔質問時間 10分前の予告ブザーあり〕国で示されたとおりやっていくつもりでございます。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 要介護1や2の低所得者の方の行き場所がなくなるのではないかと心配 をしています。これが正しいのかどうか、私自身も確信はないのでありますけれども、老健施設など でも生活保護受給が可能になるような施策が必要ではないでしょうか。福祉課長、お伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 生活保護につきましては、例えば施設に入所されている方であれば、そ のかかる経費、またその方の収入とか、その辺は勘案させていただきまして、保護を受けるか受けら れないか、その辺を判断してやっております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 時間が少し余りましたので、洋上風力発電の問題でもう少し問題点を指 摘して提案をしたいと思います。   とにかく洋上風力発電は、どうやら世界最大の規模になる変電所になる可能性が非常に高いと。 それから、具体的にではどういうことを決めてどうするのかということもはっきりしないと。契約交 渉ごとでありますから、向こうは100%の要望、要求を言ってきている。つまり、では一体幾ら、リ ース契約というふうにイギリスとか北欧、ヨーロッパのほうではなっているということでありますか ら、私が考えるリース契約というのは1年幾らとか、20年間の契約とかいうことになるかと思いま す。   それから、調べたところによりますと、風力発電の扇風機みたいなプロペラのついた発電設備で すけれども、専門の工作船というのが正しいのかもあれですけれども、で1時間かからないで建てて しまうのだそうであります。ですから、50本建てるとしても、建てることそのものは着床式であれ ばそんなに時間はかからないと、あっという間にできてしまうということになるかと思います。その ことと、それから洋上風力発電の問題で質問された方が皆さん市長のこの事業に対するお考え、構え をお聞きしましたが、私は私見を述べまして、市長のお考えもまたお伺いをしたいと思います。   私どものこの日本海の沿岸は、本当に冬の暴風、防雪、すごい風が吹くところで、鉛色の空と吹 きつける雪や風、これに悩まされてきたところでありました。しかし、その一方、塩谷でも北前船の 伝統が語られていますけれども、岩船にもあります。瀬波にもあります。かつては、日本海この沿岸 に北前船の交流ルートがございました。かつては、利尻昆布が不老長寿の妙薬として中国大陸まで沖 縄を経由してでしょうか、渡っていたということでございます。私は、日本海が平和の海として栄え ていくこと、今までは風や風雪の苦しみに私たち耐えてきたわけでありますが、これが膨大なエネル ギーを生む、そういうものに転換する可能性が出てきたと。今原子力発電が人類が制御できない欠陥 を持つものであったことが明らかになっています。私どもの議会の議論の中でも、議員の議論の中で も〔質問時間5分前の予告ブザーあり〕かつて不幸な戦争あったわけでありますが、侵略戦争であっ たことで深く反省をしなければならないと考えておりますが、エネルギーが自前のエネルギーを持た なかった日本ということが問題ではなかったかと考えます。ですから、私が言いたいのは、村上市は 非核平和都市宣言を行っています。かつての東南アジアやあるいは中国までも俯瞰するような交流ル ートがあったこの日本海沿岸、ここに壮大な風力発電事業を展開するということに対しては、私は大 賛成であります。詰めなければならない事柄は慎重に詰めていく。明治維新の前後に不平等な国際条 約を結んだために、日本が苦しんだということも忘れてはならないかと思います。富岡製紙工場のよ うな世界遺産になることをこの岩船沖の風力発電がなることを私は望んでいます。慎重かつ大胆、か つ丁寧に進めていくお考えを世界の人に投資をしていただいて、ここに風力発電を建設するというよ うな構想のようでありますから、開かれた村上市、そして開かれた事業としてのお覚悟を市長にお伺 いをして終わりたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この風力発電につきましては、きのう一部の議員から、自分が質問したので 始まったというようなことで、決してそんなことはございませんでして、かなり前から日本海側、秋 田沖から始まりまして、ずっと調査をしていたのです。NEDOも加わりまして。そして、最終的に 適地はどこかというようなことで、慎重に作業を進めながら、あるいは調査を進めながら、そして県 とも綿密に連絡をとりながらやってきた事業でありますので、降って湧いたような事業では決してな いということをまず申し上げたいと思っております。ようやくここまで来るには、いろいろな段階を 踏んでようやくここまで来たということでありますし、またこれからも公開をしながら、皆さんの意 向を重視しながら、そして関係機関の意見を聞きながら、遺憾のないような取り組みをして、そして 村上の風力発電、洋上式をPRしていきたい、そして完成に向かって推進していきたい、そのように 考えております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 最後に一言だけ申し上げまして、一般質問を終わります。   市長のお覚悟をお聞きしました。まだまだ慎重に事を図らなければならないかと思います。何よ りも懸案事項として上げられている海岸侵食の問題や鮭の回帰に影響するのではないかというような 事柄に対して前向きの解決策が示されて、なおかつ契約もお互いによいと。イギリスでの契約内容知 らないで走ってしまうようなことがないように、それではありながらもお互いによいという契約をぜ ひ結んでいただきたいと思います。   以上、慎重な事業展開を求めまして、一般質問を終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで竹内喜代嗣君の一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。            午前10時50分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、21番、相馬エイさんの一般質問を許します。   相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) これより私の一般質問させていただきます。   質問事項は、1つ、職員の国内研修の予算化について。村上市総合計画では、豊かで活力があり、 人が輝き集う優しさのまちを目指しています。まちづくりは、人づくりです。職員の意識向上、政策 能力向上にかかっています。職員の国内研修の予算化をきちんとすべきと考えます。市長の見解を伺 います。   2、まちの美化について。6月議会で「市内まちなかが道路脇の雑草や枯れ葉等で汚い。対策を」 と質問しました。市長は、「英知を結集し横断的な取り組みで、美しい町並みをつくり守らなければ」 と答弁しています。その後の対応を伺います。   3、認知症を障害者手帳の対象にすることについて。@、要介護者に対しての障害者控除適用に ついての実態とその周知について伺います。A、精神障害者保健福祉手帳の実態と周知についてどの ようにされているのでしょうか、伺います。   答弁をいただきました後、再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、相馬議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、職員の国内研修の予算化についてのお尋ねでございますが、職員が企画・立 案・政策能力向上のため、研修を受けることは重要なことであると認識いたしております。勤務能率 の発揮及び増進のために、研修を受ける機会が与えられなければならないと地方公務員法第39条で も規定されており、本市においても研修に必要な予算措置を行い、毎年数多くの職員が多種多様な研 修を受講し、能力向上に努めているところであります。お尋ねの国内研修の予算化については、来年 度から取り組む方向で検討いたしております。   次、2項目め、まちの美化についてのお尋ねでございますが、まず、さきに問題となっておりま した市街地の街路樹についてでありますが、近年全体的な剪定が行われてこなかったため、付近の住 民にもご迷惑をおかけするようになってまいりました。また、落ち葉量も多く、落ち葉の範囲も広が るなど、交通面にも支障を来すようになってまいりました。そこで、そのような街路樹については、 大々的な剪定を行うこととし、このたび予算を計上いたしております。なお、まちの美化に関しては、 協働のまちづくりの一環として、村上地域まちづくり協議会の剪定講座に参加された地域の方々やボ ランティアの方々のお力をおかりしながら、試験的に歩道の低木街路樹の剪定作業を協働で行いまし た。除草や清掃活動については、行政にも限界がありますので、今後もまちづくり協議会の方々や関 係の方々のご意見を伺いながら、その有効な仕組みづくりを検討してまいります。   次、3項目め、認知症を障害者手帳の対象とすることについての1点目、要介護者に対しての障 害者控除適用についての実態とその周知についてのお尋ねでございますが、平成25年度「障害者控 除対象者認定書」の交付は219件ありました。また、制度の周知については、市報の12月1日号の お知らせ版に掲載するとともに、ホームページや介護保険サービスガイドに掲載をいたしております。 また、新規の介護保険認定者には、判定結果通知書と一緒に障害者控除についてのお知らせも同封い たして周知をしているところであります。   次、2点目、精神障害者保健福祉手帳の実態と周知はどのようにされているかとのお尋ねについ てでございますが、精神障害者保健福祉手帳の交付状況は、平成25年度末で1級、53人、2級、 251人、3級、25人で合計329人となっております。また、平成25年度、新規に手帳を取得した 人は24人であります。周知の方法につきましては、ホームページに掲載しているほか、障がいの支 援制度を説明した福祉のしおりを障がい相談にかかわる相談支援事業所、社会福祉協議会、介護ヘル パーステーション、介護ケアマネ、保健師、保健所等に配付しており、相談があった場合は周知して いただくようにしております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) ご答弁ありがとうございました。そこで質問順序は、1、3、2とさせて いただきます。   それでは、ちょっと言葉が最後のほう、市長の答弁確認とれませんでしたので、来年度から検討 しますとおっしゃいましたでしょうか。では、何かもにゃもにゃと聞こえたものですから、来年度か ら予算化すると言ったのだなというふうには受けとめましたけれども、ちょっともう一回。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お尋ねの国内研修の予算化については、来年度から取り組む方向で検討をい たしますというふうに答弁しております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 私がこの質問を取り上げようと今回思いましたのは、合併前、旧自治体が あったときには100人以上のそれぞれの自治体に職員がいらっしゃいました。しかし、例えば今例 を述べてみますと、荒川町合併前115人、町外ちょっと除きますね。ちょっと総務課からいただい た数字で115人、ところが現在支所36人、神林旧の自治体120人、それが現在35人、朝日181人、 現在支所38人、山北旧の町122人、現在山北支所35人という形で、今後さらに職員の数が少なく なろうとしているわけです。それで確かにそこに自治体がなくなり、議会がなくなり、予算がなくな ったとしても、そこに住む住民はそこに永遠と生活をしているわけです。ですから、支所、それから 本体である村上の本庁の果たす役割というのは本当に大変になってくると。まさに職員が少ない中、 今までどおりの仕事をやっていればいいのだという時代ではないと思うのです。やっぱり本当に、も ちろん応対あるいは言葉遣い、それから資質向上はもちろんとして、政策能力が問われてくるのです。 将来のこの村上市が本当に財政が破綻して、市民が負担が多くなって大変な自治体になるのか、それ よりも人口が少しはふえたとしても、そんなに人口が多くふえないにしても、小さくても活力あるま ちになるのかどうか、それはまさに職員の皆さん方の、皆さん間もなく何年後かに退職されます。し かし、後輩の職員の腕、能力にかかっているわけです。そのことを考えますと、自主研修というもの がいかに大事かということを私はこの一般質問の場をかりて申し上げたいのです。委員会等でも申し 上げましたが、本当にまさにそのことは大事なことだと思います。   それで職員の職員提案というものが平成24年度から平成25年度とされております。それぞれ 10件提案があったようですが、平成24年度は職員10件で10人提案のうち採用になったのは2件、 それから平成25年、10人提案のうち採用になったのは1件、何百人もいる職員がたった10人しか 提案をしないという、まあしなくてもいいだろうという考えがあるからたった10人しか提案をして こないのだと思うのです。それで、自主研修というのが本当に大事かということは、当然知っていら っしゃるのだと思うのです。しかし、予算の関係でなかなかつくれなかったのではないかと思います が、そんなことは言っていられないと、私は市長の決断、副市長の決断が本当に大きいものだという ふうに思っています。   この合併の最初の取り組みの先進地として、たしか兵庫県の篠山市が話題になりました。そちら では、総務課に職員課というものが置いてあるのです。6人のうち研修構成担当2人ということで、 そして「職員の自主研修の流れ」というきちんとしたこういう冊子をつくって、「自学の促進」とい うテーマになっているようです。それで4月に職員課から各課へ研修実施通知を出す、職員がみずか ら作成した研修計画書を職員課へ提出、それから提出された研修計画書を職員課で審査、研修経費補 助金の交付を決定、個人やグループで研修を実施、1人当たり上限4万円の研修経費補助金を交付と いうようなことで、この流れ等が載ってございます。まさに職員の本当に政策能力がいかに活発にな るか、そのことを私は今回最初の質問で訴えました。市長の見解を再度お聞きいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当市の職員が劣っているとは私は考えておりません。資質面あるいは政策能 力についても、非常に他市と比べても見劣りするものではない。これから持たなければならないのは、 いかにモチベーションを高く持っていくか、高めていくか、そして自分自身をどうやって磨いていく かというようなことでありますので、今おっしゃったような研修等を通じて、潜在的に持っている資 質の向上等を磨いていく必要があると、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) ぜひ予算化実現できるように、その点では財政課長、金庫を握っているの は財政課長ですので、どのようにお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 今ほど市長がおっしゃられた方針にのっとって、予算編成に当たりたい と思います。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) よろしくお願いいたします。   次に、3つ目の質問を伺います。そこで今ちょっと数字をお聞きいたしました。そこで重度の認 知症、介護度4か5とか3の方がいらっしゃると思うのですけれども、重度の認知症で介護度の数字 の高い方で精神障害者保健福祉手帳をイコールで申請して持っていらっしゃる方の実態というのなん かは、つかんだことあるのでしょうか。どちらの答弁になるのかな。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) ございません。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 認知症の方でも精神障害の度合いによっては、きちんと手続をお医者さん の診断等も含めて診断すれば、このさっき言った手帳の対象になるのです。それは、厚生労働省の手 帳の判定基準の説明でも認知症は精神障害の一つと認められています。このことをしっかりと受けと めて、まだまだ障害者手帳の対象になる方がご自分あるいは介護している方の所得の控除のときに、 もしかしたら控除の対象になっていない方がいらっしゃるかもしれないのです。ですから、こういう ことが可能だということで、とにかく周知を徹底していただきたいのです。確かに介護の認定を受け られた方に、あるいはそれから障害者手帳の交付を受けられた方等に、こういうお知らせ等を出され ます。それでちょっと福祉課長にお伺いいたします。この障害者手帳発行の方に、こういういろいろ と福祉制度のご案内という丁寧な冊子が届けられるようでありますが、そこの8ページ、今持ってい るのかな、持っていないかな。持っていますか、持っていません。まあいいです。聞いてください。 そこに8、税金とあって、所得税、県市民税、所得控除(1)とあるのです。障害者が所得税、県市 民税の納税義務者本人または納税義務者の控除対象配偶者、扶養親族である場合、控除が受けられま すという2行の文章になっているのですけれども、手帳の何級の人がどういう所得控除が受けられる かというのは、この2行の言葉ではわからないのです。ですから、せっかくこういう細かしい手帳の 交付を受けられた方でといって、控除の対象になりますということで文章、言葉が載っているのです から、せめてこういうところをもう少し、こういう手帳のお持ちの人の何級の方はこういう控除の対 象ぐらい、少しわかりやすい表現をしていくべきではないかなと、そんなふうに考えるのですが、福 祉課長、どのようにお考えでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) この部分につきましてですと、所得税、県市民税で所得控除の額が変わ っておるとか、そういうこともあるかと思います。ただ、議員ご指摘の事項もいろいろ考えの中に入 れまして、よりよい冊子にしていくように努力してまいりたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) はい、伺います。   介護度の要介護認定された方が障害者控除の対象になるというのは、ある程度浸透してきたのか なと。介護の認定のときに、こういうお知らせを出されます。65歳以上の要介護認定者の皆さんへ、 所得税確定申告等における障害者控除についてという説明がございますし、それから答弁にもありま したように、確かに市報等でもお知らせはしているようであります。それで、認定書をもらって、控 除のときの申告のときの控除を認めてもらうという形をとっていますけれども、ご本人あるいは家族 の方々への周知というのはまだまだ薄いのだろうと思うのです。こういう制度があって、ご家族が高 齢により認知あるいは体のご不自由になった方々がこういう制度を知らなければ手続等もしないし、 控除の対象になるにもかかわらず控除の対象にならないということはあってはいけないことだと思い ますので、関係する機関にも保険者あるいはケアマネジャーと、それからデイサービスの事業者とい ろいろなところに多分ご説明はされているのだろうとは思いますが、さらに徹底したこういう制度を 関係者の皆さんに周知をするということが住民サービスへの大事なことだと考えますので、福祉課長、 それから介護高齢課長、ぜひ今私が大事なことを指摘いたしましたので、その点しっかりと今後の仕 事の上で改善していただきたいと思いますが、それぞれ簡単でいいですけれども、お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) そのように周知のほうを徹底していきたいというふうに考えており ます。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 介護高齢課長申し上げましたとおりでありますけれども、両課の連携を 深めまして、対応していきたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 認知度の高い人が精神障害者保健福祉手帳の手続を受けることができると いう点では、認知されていましたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 私どものほうでは、先ほどの市長答弁にもありましたとおり、いろいろ な形で広報しているつもりでございます。もし何かここにも出したほうがいいというようなご意見あ れば承りたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 前向きな改善をするということで間違いないと受けとめました。よろしい ですね。   では、次に2番目のまちの美化について伺います。では、最初市長にお伺いをいたします。私が 6月議会、まちの美化について質問をいたしました。観光客が「汚いまちね」という声を発していた と、それで本当になぜか最近というかここ数年、まちが汚くなっている。こんなまちで観光のまちと 言えるのかと思い、6月議会、まちの美化について、道路の美化について質問いたしました。市長は、 「英知を結集し横断的な取り組みで、美しいまち並みをつくり守らなければなりません」と答弁して います。6月議会後、市長は各課長に対して庁議でどのような対応をされたのでしょうか。どのよう な言葉を発したのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 横断的に担当をする課、例えば都市整備、環境、その他の課と関係ある課は 連携をして、まちの美化あるいは所管の美化に努めなさいと、そういうような話し合いをして協議を しなさいというようなことで指示をいたしております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 私この一般質問の通告をする前に、私の6月議会の質問を受けて、市長が 各課、それぞれの課でできることを考え、そしてしっかりと美しいまちにするための努力をしなさい という庁議で言葉を聞きましたか、それから議事録にその言葉は残っていますかと秘書に確認してい ます。私がこの9月議会のこの質問するまで、市長は一言もそういう言葉を言っておりません。です から、今おっしゃいました言葉は、していることとは違うという答弁だと指摘します。ごめんなさい ね。本当に確認したのです、私。庁議のときに市長からこういう言葉が発せられましたかと、そして それぞれの課ではそれを受けてどのような対応をしましたかというようなことをちょっと全部の課で はないですけれども、確認しているのです。ですから、よしわかったと。では、まあ雑草で6月議会、 9月議会、2回も繰り返して質問するというのは、本当にいろんな問題が多い中、私としては非常に 残念なのです。ですけれども、こういう行政でいいのかなと、行政の姿勢でいいのかなと思ったから、 再度秘書に議事録に残っていますかと確認もしています。ですから、そういうことは言っていないと いうことで、ただ市長の思いはあるのだということは受けとめます。ごめん。かけていませんから。 かけていません。市長が本当にこういうことは大事だという思いがあるから、6月議会でそういう答 弁をされたということは、私もしっかりと受けとめます。   そこで……だって事実と違うのだもの。違うという否定……           〔「発言していいですか」と呼ぶ者あり〕 〇21番(相馬エイ君) まあ許します。だけれども、うそを言ったということだけは指摘しておき ます。どうぞ。かわいそうだからどうぞ。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 庁議だけが連絡会議でないのです。連携をとるといいますのは、さっき申し 上げたとおり、各都市整備をはじめ環境課等の関係ある課内で連絡調整をとりながらまちの美化に進 めるようにと、そういうことを申し上げたと。庁議で言ったなんて一言も言っておりません。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) では、関係課とは、どの課とどの課の課長を呼んで、どのように指示をさ れたのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 都市整備課長に命じて、関係課と連絡をとりながらやっていただきたいとい うようなことを申し上げました。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 伺います。   横断的な取り組みでということは、都市整備課だけの問題ではないと私は受けとめています。つ まりこの村上市の行政の中に、道路の美化、道路の管理は都市整備課だという意識があるからです。 あるから任せておけばいいという意識が全体にある。そこで伺います。市長からきちんと対応をしな さいと言われた後、課長は担当課とどのような相談されて、どのようなことを実践されましたか、あ るいは計画をしていますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 6月議会後、市長からそんな話がありまして、私ども市道のとこ ろが中心というふうなことで私にその話があったのだと思いますけれども、なかなか私どもだけでも できかねる部分がありまして、今後まちづくり協議会だとかとも連携しなければいけないのかなとい うふうなことで自治振興課長とその辺のところも話をいたしました。それから、私どもが掃除したり、 一般の方々が掃除してもそうなのですけれども、そういう方たちに環境課のほうでごみ袋を配付した りというふうなことは今でもやっておりますので、そういった形の中で環境課ともお話をさせてもら いました。今後どんなふうにというふうなこともちょっと今お尋ねあったと思うのですが、私どもも 6月に私答弁させてもらったと思うのですが、国の制度、ボランティアサポートプログラムというふ うなものが国のほうであるということで、その辺を調べながら参考に進めたいなと思って、いろいろ 研究はしてきていましたけれども、この間議会初日の補正予算に対しての一般質問のときにもちょっ とお話ししましたけれども、私ども道路管理者としてそういったことを呼びかけるのに非常に何か抵 抗があるなと。と申しますのは、自分たちやることを何で住民に押しつけるのだみたいなこと言われ ないかとか、その辺のところをどんなふうにしてやったらいいのかなということでいろいろ考えてい たところ、たまたま村上地域のまちづくり協議会の環境整備部会の部会長さんが私のところに来まし て、何かそういうふうな話し合いを持つのがいいのではないかというふうなことを言われましたので、 ぜひそういったところと一緒になって住民のできるところ、それから市がやらなければならないとこ ろ、そういったところをもう少しいろいろ話し合ってみたいなというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) つまり今皆さんのところにこの写真をお上げいたしました。どこの場所か も書いてあります。こういうまち、村上で屏風まつりが始まりました。イベントが始まって、ここを 観光客が車で通り、歩くのです。これが村上のまちの道路の実態です。ここまでになるには、6月あ るいはお祭り前にきちんと草取りあるいはここの泥をしっかりととらないからなのです。つまり悪循 環なのです。秋になって枯れて、枯れ葉が土になる、そしてそこをきれいに道路を清掃しないものだ から、春になるとそこから雑草が生える、そうするとまた立ち木があるところはこのように落ち葉も 落ちるわけです。つまりその時期、お祭りにもこのような状態でした。そして、7月、8月と暑い天 候が続きましたし、雨も降りました。ですから、草はどんどん、どんどん成長するわけです。   それで私この質問通告をする前に、都市整備課長と担当と、確かにあなたたちだけでこのまちを 美化しなさいとは言わないと、だけれども、駅前、田端町、南線ジャスコ駐車場横、それから田端町 はこれは八百金さんから向こうに、病院のほうに行く通りです。そして、南線病院横、これが歩道の 草もぼうぼうです。約1メートル近く伸びているでしょう。ここは、駅におりた観光客が歩くのです。 それでとにかく駅のジャスコの駐車場周辺、それから北線のイヨボヤ会館への歩道、ここは観光客が ここを歩くのだよと、そしてその左のイヨボヤ会館への排水溝、これは向こうに歩道と車道の真ん中 に大きい草が生えています。これが北線(イヨボヤ会館への排水溝)という、これがこの草なのです。 排水溝からこれだけ草が生えているのです。つまりこの下に砂がたまって、土がたまって、そこから 顔を出している。この排水溝から30センチ、40センチ草が伸びているということは、その地面とい うか、地面をプラスすれば約1メートル近くこの場所伸びているということではありませんか。つま りこれだけ草が伸び放題まできちんと道路の管理、そしてまちの美化に村上市全体がやろうとしない。 そして、屏風まつりも始まっています。それでもこういうまちの実態でも皆さんはのほほんとしてい る。恥ずかしいですよ、観光のまち。そして、おいしいもの、立派なのがいっぱいあるといって、ブ ランド化をしようとかといろんな点で市民の人たちも頑張っています。そういう中で、こんなまちの 実態。そこで聞きたいのです。これがつまり排水溝がこんなだと、ここにごみがたまりますよね。そ うしますと、これから消雪パイプの水がどんどん、どんどん流れます。そうしますと、雨水あるいは 消雪パイプの水の流れがこんな状態でうまくいくのでしょうか。都市整備課長。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 排水が処理できるような形で対応したいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) それでイヨボヤ会館への通り道と駅前のこの信号の周辺、ここはとにかく 村上弁でめぐさいと言うのですが、すみません。恥ずかしいよと、とにかく急いで対応しなさいよと 言ったら、課長は担当に何とか費を使ってそこだけでも早急にしたらどうだみたいな相談をしていま したが、それは9月議会の補正予算が議決されなければ、こういうところも草刈り、そして排水溝の 泥の撤去みたいなのはできないのですか。屏風まつり中、このままにしておくのですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 議員ご承知のとおり、その場で私指示したと思っております。そ れで緊急にやらなければならないというところで、駅前のとにかく玄関口であるところはみっともな いので、そこだけは早急にということで、私も朝確認してきたのですが、郵便局の通りまでは草刈り は一応やっているということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) では、ジャスコの横と地域振興局の前と、そして病院側の郵便局の向かい 側まではきょうきれいになったということですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) はい、そのとおりでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) あれからきょうが16日、ですから私たちが話ししてから2週間以上も…… 失礼。きょう17日。たしか9月初めだったような、何日ですか、とにかくこの質問を出す前に何と か対応できないのかと言って、それから十何日もかかって、私この写真早く撮っておいたからこのみ すぼらしい姿を皆さんにお見せすることができるのですが、なぜきょうまで対応できないのですか。 すぐやる課という自治体もあるのです。すぐやる課と。こういう指摘は、例えばすぐやる課という課 はありませんけれども、そこのすぐやるかといって、それがなぜこんにち、十何日もかかったのです か、指示してから課長が、担当に。そこは、どういう経緯があったのでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 私の記憶では、1週間ぐらい前かなと。先週だったと思うのです けれども、それで私どものほうで業者にお願いする関係もありまして、業者に見てもらったりとか、 そういうふうなことをしていますと1週間ぐらいたってしまったというふうなことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 財政課長にお伺いいたします。   ちょっと私わからない部分もあるのですけれども、今都市整備課長が業者に連絡したけれども、 きょうになったということですが、例えばこういうめぐさいというか、このような場所を緊急にシル バーさんに頼んで、土砂の多分下のは草刈りだけだったと思うのです。草刈りを都市整備課からシル バーさんに依頼して、緊急にこういう場所だけでも早急に草刈りを依頼するなんていうことは、財政 上の何か縛りでもあるのでしょうか。財政課長に伺います。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 緊急性とか必要性があれば、十分可能なことだと思います。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そうなのです。業者に頼もうという意識があるから、業者が忙しければす ぐ対応できないのです。何だかんだで、見積もりだ何だということなのでしょう。だから本当に緊急 性で、ここの例えば信号は危ないなとか、そういう場所があったら、課としてシルバーさん依頼して、 樹木の伐採あるいはこのふたをあけてそこの泥を撤去するというのは、確かに関係するその仕事がで きる業者しかできないでしょう。ですけれども、草刈りぐらいはシルバーさんに依頼したってできる ではないですか。そういうところが今までどおりのことしかできないという指向がある。   そこで市長にまず、ちょっと余り市長にもかけておりませんので、伺います。このような草の実 態、枯れ葉の実態はほんの一部です。私全部写真撮れませんので。そこで説明いたします。市役所横 の信号のところのこの枯れ葉、市役所までの歩道のこの枯れ葉と雑草、今はないはずです。16日の 朝、私、口だけでは議員として役目を果たせないと思いまして、車に七つ道具を入れております。そ こで1時間かけてここの枯れ葉と雑草はきれいにいたしました。見てください。このような恥ずかし い実態にはなっておりません。それから、細工町の元酒屋さんの前、この穴があいていますけれども、 これ下が見えないのです。私この近くの草刈りをしたときに、何だこれはと思って、ちょっと木の棒 で突っ込んでみました。そしたら、石、草、土が全部埋まっていたのです。そして、土を掘ったので すけれども、まだまだ下というか、すとんと落ちないのです。ですから、土も相当ここにたまってい るのだろうと思います。それから、このイヨボヤの会館への排水溝、これも草がこれだけ伸びている と。その上のこの排水溝は、ちょっと私写真撮ったのですけれども、どこだったかちょっと忘れまし た。とにかく、それから田端町のジャスコ駐車場の駅側、これも排水溝から1メートル近く、ちょっ と1メートルと言えばオーバーかもしれませんが、このように雑草が伸びているのです。こういうま ちの実態、それも屏風まつり、イベントが始まってから業者に頼んで雑草の刈りを仕事するというよ うなこのような実態、この観光のまちで生きる村上市として市長はどのようにお考えでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 決していいことでないなと、そのように思っております。昔は、商工会議所 あるいは商工会の婦人部等が美化運動ということで一生懸命取り組んだ経緯もあります。そういうよ うなものをもう一回復活していただきまして、市と一緒になって美化運動、そしてまちづくり協議会 等も含めて、自分たちの住んでいるまちは自分たちできれいにしようというような機運を盛り上げて いく必要あるなと、そのように捉えております。県道についても同じでございますけれども、そのよ うに考えています。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで伺います。   今都市整備課長だけに質問してきましたけれども、私は例えば商工観光課長もやっぱりまちの美 化、観光できるまちだったらこんな汚い、汚れているまちでいいと思っていらっしゃるか。だけれど も、観光課として何か関係する企業等にできることはあるのではないかと思うのですが、その辺何か お考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 今ほど市長が申し上げましたとおり、商工会議所等、地先、お店の 前、横のご協力をいただきながら、市民みんなで〔質問時間10分前の予告ブザーあり〕きれいな観 光地としての村上市を築き上げていきたいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) いきたいという答弁がございました。6月以降、そのような会合のときに 言葉を発せられましたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 残念ながら発しておりません。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) つまり道路の問題だという意識がそれぞれの課長の皆さんのところにある のです。そのことを私は今回本当に強く指摘しておきたいのです。   生涯学習課長に伺います。2日の日でしたっけ、朝たしか何人かの職員が一斉に町内の雑草、枯 れ葉の清掃をしました。それは、職員からの提案だったのでしょうか、課長からのやろうよという呼 びかけだったのでしょうか、伺います。手短にお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 私の周りの施設が草がひどくなってきましたので、職員の室長会議 の折に草取りしないかという提案をいたしました。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこでいろいろ調べていくうちに、平成13年度旧村上市の合併前の村上市 で、環境美化推進委員の会議の次第がございました。そこでのテーマは、「まちをきれいにする運動」 ということで、各企業、それから町内からの推進委員の方々のご協力で、まち全体でまちの美化に努 めているという実施記録が残っております。その会議は、それぞれの区で力を入れて取り組んでいる 環境美化、清掃活動をお書きくださいということで求められております。それから、努力しているこ と、困っていることなどをお聞かせくださいということで、今後への課題等、それから困難事項等に ついての実態を出していただいております。このように、かつての旧村上市にはこういう環境美化推 進委員というのがいて、推進会議というのがあったのです。つまり、まち全体でこの村上、私たちの 住んでいるまちをきれいにしようという取り組みがあったのです。残念ながら合併後、この旧村上で やられたこの会議は続けられておりません。それぞれの町内で、南町2丁目のように、町内の方々が 年3回ぐらいでしょうか、参加していただいて、まちの美化、街路樹等の環境の美化等に一生懸命や られている町内もございます。それから、市長もおっしゃいましたが、個人でボランティアで清掃活 動している方が私たくさん知っています。つまり、部分的には本当にそういう活動をされているので すけれども、やっぱり村上市全体がきちんとしたその方針を持っていないというところに私は何かが 欠けているのだろうと思うのです。   そこで私の6月議会の質問後、6月20日、村上第一中学校の生徒さんが体育館、それから市役 所の周辺で草取りをしていたのです。「どこの学校の生徒さんですか」と聞きましたら「一中です」 と、「クラスで来ているんですか」と言ったら、「いや、部活で来ています」と、そして「自分たち で行く場所を決めて、こういう活動をしています」ということでした。そこでこのスチューデントア クションプランというのを村上第一中学校ではやっているようであります。それで狙いは、1、地域 や学校に対してできることを考え、実践することで役立つ喜びを味わう。2、生徒みずから活動内容、 企画、運営することで自主性を伸ばす。3、部活や委員会など、学年の枠を越えた協調性と協力性を 養うということで、第1回は6月20日、5、6限に実施、それから第2回は9月の放課後の予定、 第3回、11月の放課後の予定、第4回、2月の放課後の予定ということで実施をされています。   そこで、その行動に参加した生徒さんの何人かの感想をお借りしてきました。何人かの感想を紹 介いたします。ふだんは気にせず歩いている道もやっぱり細かく見れば、ごみとかがたまっていてび っくりしました。いつもありがとうという気持ちで掃除ができたのでよかったです。同じところを一 緒に協力してくれた友達にも〔質問時間5分前の予告ブザーあり〕感謝の気持ちでいっぱいです。次 にまたSAPをするときも頑張りたいです。次に、1年生や2年生のときもやっているのですが、地 域に貢献するというのは何度やっても充実感があります。今後もこのような活動などがあったら積極 的に参加していきたいと思います。次に、私は地域の人に挨拶するたびに、「ご苦労さま」などと言 ってくれる人がいて、自分たちのしていることに改めていいことなのだなと思った。次は、もっと細 かいところまでよく見てごみを拾いたい。次、ごみを捨てる場所ではないのにたくさん落ちていて、 ちょっと残念だった。でも今回自分たちが拾ってきれいにできて役に立てたかなと思った。次に、バ ドミントン部は村上体育館周辺のごみ拾いと草刈りをしました。学年ごとに分かれて活動したのです が、1年生のごみ袋はぱんぱんになりました。最後には、市体育館の職員の人にお礼を言ってもらえ てうれしかったです。次のSAPもお礼を言ってもらえるように一生懸命やりたいですという生徒の 感想があります。   市長、今村上第一中学校の取り組みをご紹介いたしました。市長と副市長、どんなお気持ちでい らっしゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 経験をしなければ、そういう文章は書けません。そして、すばらしい経験を することによって、自分たちの地域を愛する心が生まれてきたなと、そのように感謝をいたしており ます。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 自主的にそういう活動をされるというのは、非常にありがたいなと思 いますし、それだけやはり地域にやっぱり愛着を持っているのかなと感じております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 教育長にもお聞きいたします。   村上第一中学校の例を紹介いたしました。生徒の感想もご紹介いたしました。この雑草取り、ご み、枯れ葉の掃除、これは本当に教育的にも、人間を形成する上でも大事なことと考えます。感想を お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) すばらしい感想だったなと思っています。生徒は、自己有用感を持てたの ではないかなと。この自己有用感というのが一番大事な自信になりますので、大変すばらしいと思っ ています。ただ、村上第一中学校だけではなく、村上東中学校も地域貢献活動をやっておりますし、 各中学校でこのような活動を行っていることを申し添えておきます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 私たまたま体育館のところでやっていた生徒さんと出会って、ご苦労さま と声かけたものですから、今回村上第一中学校の活動を紹介させていただきました。その点では、ご 理解いただきたいと思います。   つまりこんなに遅れるというか、予算の面でも厳しいのか、それとも私が思うのは、こういうの は住民の安心、安全な環境づくりの大事な仕事だと思うのです。ですから、以前より確かに予算はふ えていますと担当ではおっしゃいます。しかし、こんなになっていても9月議会の9月で補正が認め られなければできませんと返事が来るような道路の環境の仕事ではいけないと思うのです。やっぱり こういうのは、毎年のきっちりした経常経費なのだと思うのです。そして、その分、多分春に使って しまったのかもしれませんが、夏に雨が降って太陽が照れば雑草は必ず生えます。そして、お祭り前 とか屏風まつりとか、イベント前にしっかりときれいなまちにするという意識、そのためにはお金が どうのこうのだと言っている自治体ではどうにもならない、そう考えます。財政課長、その点では今 私が6月議会、9月議会と両方使って問題点を指摘いたしました。予算がないから作業ができないな んていうことを言わせておくこと自体がおかしいことだと思います。その点では、最後ですので市長 に伺いましょうか。予算がないなんて担当が言っていて、こんな恥ずかしいまちで平気でいられる、 こんな村上市をぜひ変えていただきたい。市民にも協力は当然今後呼びかけてくださると思いますが、 市長の決意を最後にお聞きいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 予算うんぬんの以前の話であると、そのように捉えております。まちを美化、 これ村上市だけではないです。いろいろな旧市町村もそうですが〔質問時間終了のブザーあり〕それ を市で指導しながら、前段に申し上げたようにそういうような意識を醸成していかなければならない なと、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 体制づくりがとにかくなっていないということを申し上げて終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで相馬エイさんの一般質問を終わります。   以上で今定例会の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会をいたします。   なお、明日18日から第1委員会室において一般会計決算審査特別委員会が開催されますので、 定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでございました。           午前11時56分  散 会