平成24年村上市議会第4回定例会会議録(第5号) 〇議事日程 第5号 平成24年12月11日(火曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(1名) 19番   小  林  重  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 課 長    大   滝   和   春   君        財 政 課 長    佐   藤   昭   一   君        政策推進課長     斎   藤   甲   三   君        自治振興課長     佐   藤   憲   昭   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    本   間   誠   一   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長                   建   部   昌   文   君        補佐        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君 農業委員会 遠   山 昭   一   君        事 務 局 長        選管委書記長        監 査 委 員    加   藤   正   志   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        教  育  長    工   藤   泰   則   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    板   垣       裕   君        朝 日 支 所 長    増   子   要   作   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    鈴   木       渉        書     記    小   田   朋   子           午前10時02分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は25名です。欠席の届けのある者1名です。定足数に 達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、7番、冨樫宇栄一君、20番、佐藤重陽君を指名を いたします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は、4名を予定しております。ご了承願います。   最初に、5番、本間清人君の一般質問を許します。   本間清人君。           〔5番 本間清人君登壇〕 〇5番(本間清人君) 改めまして、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、私 の本日の一般質問させていただきたいと思います。   その前に、議長からもう一つお許しをいただきました。本日村上南小学校の6年生の皆さん、議 会傍聴をしていただき、社会科の勉強をしっかり勉強してください。少し、議長からもお許しいただ きましたので、議会について説明させていただきたいと思います。皆様さんから向かって真っ正面に 見えるこちらが市役所の職員、そして市長、副市長、教育長をはじめとする市の三役です。皆さんか ら見て背中を向けている方々が、今回4月の一般選挙で当選されました市会議員の皆さん、26名でご ざいます。村上市議会は、3月、6月、9月、12月と年に4回の定例会を行いまして、皆さんの大切 な、市の大切なことをこの議会で決めていく、そういった機関であります。皆さんの小学校も改修さ れて、耐震工事この間までやっておりましたけれども、そういったこともどの業者がやってどういっ た金額でやるのかというようなことをこの議会で決める場であります。どうぞ、きょうはしっかり勉 強していってください。また、きょうはこの中に私のせがれもいるので、非常に緊張しておりますが、 きょうは終始大人の質問でいきたいと思います。市長もその辺気を使っていただきたいなというふう に思いますので、よろしくお願いいたします。   本日の項目、2項目であります。まず、第1点目、村上市新ごみ処理場建設事業等についてでご ざいます。現在新ごみ処理場については、建設に向けて事業に着手しておりますが、先日市民厚生常 任委員会において現地視察を行いました。現在の進捗状況や今後の進め方など、次の点について確認 します。   @、平成27年3月稼働を目指し、工事に着手しているようですが、今後の地域住民や市民への説 明はどのように考えていますか。   A、先日の視察の際、環境課長から「今後土地調査や追加での事案は一切出ません。それらも含 めてDBO方式で契約している」との答弁でしたが、契約内容の変更や契約金額の増はないとの理解 でよいのでしょうか。   B、現在ボーリング調査をしているようでしたが、結果はいつごろ出ますか。   C、現時点での問題点はありますか。   D、桧原、板屋越の2集落に対して平成26年度中に1世帯16万5,000円、現時点での世帯数210世 帯で積算すると3,465万円の施設周辺集落環境対策交付金を交付するようですが、金額の基準や内容 は住民の方々とどのように決定されましたか。   次に、ごみ袋の売上金は年間8,000万円ほどとお聞きしておりますが、その歳入財源については どのように使っていらっしゃいますか。   大きい項目2番、協働のまちづくりについてであります。村上、荒川、神林、朝日、山北地区に おいて発足したまちづくり協議会に対して、今年度は5,000万円の交付金を交付し、各地区において まちの活性化に向けた取り組みを進めていただいております。その内容について、現在の取り組み状 況や事業内容についてお聞かせください。   以上、2項目でございます。市長答弁の後、再質問させていただきます。よろしくお願いいたし ます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。大変ご苦労さまでございます。それでは、本 間議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、村上市新ごみ処理場建設事業等についての1点目、今後の地域住民や市民へ の説明はどのように考えているかとのお尋ねについてでございますが、造成工事開始時から桧原、板 屋越の地元2集落について毎月1回工程表をお届けの上、現在の進捗状況や予定についてお知らせを しているところでございます。来年春から本体工事の着手の予定でおりますが、地元2集落について はこれまでどおり対応を継続するとともに、市民の皆様には工事の進捗にあわせ、市報やホームペー ジでお知らせしていきたいと考えております。   次、2点目、DBO方式で契約しており、契約内容の変更や契約金額の増加はないとのご理解で よいかとのお尋ねについてでございますが、建設工事については入札時に示した要求水準書等に基づ いた事業所からの提案により工事を行うことから、基本的に変更の予定はありません。ただし、工事 開始後、事前に予知しない大規模な地中障害物が発見された場合や天災が発生した場合などについて は協議することとなっております。また、消費税率の引き上げなど、法改正により変更が必要となる 場合については、契約金額の増加や契約内容の変更が想定されます。   次、3点目、現在ボーリング調査をしているようだが、結果はいつごろできるのかとのお尋ねに ついてでございますが、本市では入札に当たり平成22年11月から平成23年1月までの期間で建設予定 地内の2カ所の地質調査を行い、入札時に資料を提示しております。現在実施している調査について は、建設JVが設計に当たり追加で自主的に行っている調査であり、年内には結果が出る予定である と聞いております。   次、4点目、現時点で問題はあるかとのお尋ねについてでございますが、契約締結後、基本的に 月2回の工程会議を行い、提案内容について詳細な設計協議を重ね、進めてきているところでありま す。現段階で特に問題はございません。   次に、5点目、施設周辺の集落環境対策交付金の金額の基準や内容は住民の方々とどのように決 定されるのかとのお尋ねについてでございますが、交付金につきましては平成12年度から平成13年度 に実施したダイオキシン類対策工事の際に、旧岩船北部衛生組合から桧原、板屋越の2集落に交付し た交付金1世帯当たり5万5,000円をもとに、現施設の事業費規模40億円に対し、新施設建設には約1. 5倍の60億円程度が見込まれることや、ダイオキシン類対策工事実施後の稼働年数が10年の見込みに 対し、新施設の建設後の稼働年数は2倍のおおむね20年であることを考慮し、算定基準を1世帯当た り16万5,000円とし、新施設の稼働年度に対し区に対して交付することで、平成21年10月18日、桧原、 板屋越の両集落で開催の集落臨時総会で説明、同意について議決をいただいたものであります。交付 金につきましては、新施設の稼働の年度である26年度末に1回に限り桧原、板屋越の両区に交付する 予定としております。   また、ごみ袋の売上金はどのように使っているかとのお尋ねについてでございますが、ごみ袋の 売り上げ収入はごみ指定袋で大、中、小の3種類と処理券の売り上げで平成23年度決算では約7,830 万円となっており、ごみ袋の作製、取扱手数料、収集委託料に充当しております。予算項目では、4 款衛生費、2項清掃費、2目塵芥処理費の中のごみ清掃対策経費に計上しております。   次、2項目め、市民協働のまちづくりについてのお尋ねでございますが、昨日の一般質問にもお 答えいたしましたとおり、具体的な取り組み状況といたしましては、各種団体と連携による地域課題 解決に向けた取り組みや集落支援による避難路等の整備を進める安全、安心対策や伝統行事の復活、 新たな地域おこしや地域資源の発掘による元気な地域づくりに向けた活動、さらには地域リーダーの 育成など、多種多様な地域活動活性化に向けた活動が芽生えつつあります。この財源としてはまちづ くり交付金であり、この交付金の算定においては人口数、行政区数等で積算しておりますので、小さ い協議会などにおいては集落等からの負担金をいただきながら事業展開を行っている組織もございま す。また、単年度事業に固執することなく、今後3カ年計画で活動拠点整備や郷土史の編さん事業、 伝統文化保存事業に着手する協議会もございます。各地区の協議会設立と活動においては、地域住民 の熱い郷土に対する思いが原動力となっております。協議会発足からまだ1年を経過していない現状 でこのようにすばらしい事業展開が進めていられることは、各協議会の会長はじめ、役員各位のご努 力もさることながら、地域のきずなの強さがあればこそであると考えております。ただし、各種事業 を進める上での課題等も見えてきておりますのも現実であります。これらの課題を克服し、地域がま すます輝くため、地域と行政がともに手をとり、ともに同じ汗を流すことが重要でありますので、今 後も市民協働のまちづくり事業の拡充をさらに進めてまいる所存であります。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) どうも市長、ご答弁ありがとうございました。   それでは、再質問をさせていただきたいと思います。まず最初に、村上市のごみ施設、施設条例、 その条例をちょっと私見て引っ張ってきたのですが、その中に荒川郷ごみ処理場、そして荒川郷最終 処分場という名称もまだこの施設の条例の中に載っているようでありますが、今荒川のごみ処理場、 そして最終処分場稼働していないとお聞きしましたが、あの施設に関しては今どのようになっていら っしゃるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 今稼働しておりませんし、水処理とか、そういう維持管理はしておりま す。行く行くは解体して処理すると、そういう計画でございますが、まだそういう実行計画に入って おりません。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) あの施設に関しましても、関川とかそれぞれの負担金があって当時建てたの かちょっと私そのころ勉強していませんけれども、今、今後はそれ解体してするという予定でありま すが、その負担金を各市町村に当時戻した際に、その負担金からその解体工事を進めようとか、そう いったお話は当時何もなかったのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 戻したというよりも、解体のときには関川を除くほかの市町村について は合併しておりますが、関川からは解体費に相当する部分は負担をいただくと、そういうことでござ います。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) そうすると、ここに荒川郷の最終処分場というのも載っているわけでありま す。今、この間環境課長のほうから、うちの常任委員会で現地で視察して、その説明の際に、今後荒 沢の最終処分場も今のペースでいきますと15年から20年ぐらいで満タンになるというようなことのご 説明の中から、この荒川郷の最終処分場という、まだその最終的な処分する余地というのはあるので すか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) スペース的にはございますが、地元の方々からそれを埋めるのはいかが かという、そういう意見も出ておりますので、その辺は今後なお協議をして決めていくことになるか と思いますが、原則的には持ち込まないというような方針でございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 先日のその課長のご説明の中に、焼却灰リサイクル施設ということで埼玉の ほうに、いずれいっぱいになる、そういったことも予測されるので、DBO方式でやられるSPCの 会社のほうがこういった提案をしてきて、最終の燃焼灰をリサイクル施設のその埼玉のほうに運搬し て向こうで処分をするのだというようなお話も聞かせていただき、こういうパンフレットもいただい たわけです。そのとき、出雲崎であるとか、そういった最終処分場は県の施設もあるわけですが、そ ういったところでの各自治体での受け入れができないのかなということをちょっとお聞きしたのです けれども、その辺の結果は聞いていらっしゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 出雲崎のエコパークということで議員から提案がございました。調べた ところ、焼却灰は持ち込みができます。ただ、今現在持っていくというか、そういう状況でございま せんし、技術提案の中にありました埼玉のほうに持っていくというのはSPCの計画で、20年間その 量を確実に30%を持っていくというような、そういう契約の中でございますが、県のエコパークにつ いてはそういう20年間とか、長期にわたり受け入れるとか、そういうものもございませんし、そのと きにあいている部分について持ち込めるかなということでございます。ただ、県のそういう処理施設 もかなり満杯になってきておりますので、また別なところにそういう県運営の処理場ができたとすれ ば、その辺で受け入れるということになればSPC以外の、うちでそういう荒沢を延命化するために ほかのところに持っていって処理できるとし、また安価であればそういうことも議員提案のとおり考 えていきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 市長にお聞きします。   今課長から答弁あったように、その30%分の焼却灰を今SPCのほうの提案で埼玉に運ぶのだと いうお話でございました。ただ、その20年間という長いスパンの中では、今後最終処分場についても 県や国もどのように考えていくかというのがこれからまた変わる可能性もあるわけですね。それを今 稼働されてからその30%分をもうすぐに埼玉にただ運ぶのだということになりますと、当然運搬量や らいろんなものもかさんできます。20年ぐらいは今の最終処分場で何とかなるのだということであれ ば、そのスパンの中で考えていく、勇み足みたいにもうこうなることを予想して初めからその3割分 は埼玉に運ぶのだというのはいかがなものかと思うのですが、市長、その辺のお考え方どんなもので しょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然いずれは満杯になりますので、それを見越して今から30%を向こうにや りながら今の最終処分場の延命を図っていくというようなことでありますので、その点についても地 元の皆さんと話し合いながらやっていく必要もありますし、また今本間議員がおっしゃったようにと りあえずは全部やったほうがいいのではないかと、そういう考えもあろうかと思いますけれども、私 どもはその30%はやはり向こうのほうにやって、そして幾らでも長く最終処分場がもつようにという ような計画をつくっているということで了承しているということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 30%埼玉に持っていくというのは、新たな経費がかかるのでなくて、今 入札している運営経費の中でSPCが自主的に持っていくということで、入札金額の中に入ってそう いう資源化をすると、そういう提案があるということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) その30%分をここのリサイクル施設のほうに持っていって、例えば人工砂と か、そういったものに変更されて、例えば舗装工事であるとか、そういったところに使う多分リサイ クル施設になるのだと思うのですが、こういったリサイクル施設というのは全国でどのくらいあるの ですか。この近くだと、一番近いのがこの埼玉になるわけですか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 全国全ては調べておりませんが、山形にもあると聞いております。今の 受注業者が埼玉に持っていくのが一番最良ということで提案されたものだと思います。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) はい、わかりました。   今後その20年間という長いスパンなので、どういった施設が、また新潟県内にももしかしたらこ ういった施設ができる可能性だってあります。それをわざわざ埼玉の遠いところに持っていかなくて、 県内でもしそういった施設ができるのであれば県内に処分するのもそれは一つの策かと思いますし、 またそのSPCの会社と今後協議を進められて、27年度の稼働の際には、まだまだ27年までもう時間 あるわけです。その中で、そういった計画も出てくるやもしれません。そのときにはぜひともそうい った考え方をしていただければなと思いますが、その辺もいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) そのとおりでございます。新潟県のそういう安価で処理できるところが あればそういうところを活用しまして、荒沢の最終処分場をなるべく延命化していきたいと、そのよ うに考えております。ありがとうございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) それと、今ホームページ上でこういった新ごみ処理場ニュース、今第6号ま でこういう新聞形式でホームページに掲載されております。その中に、第3号を出した、これ昨年の 2月に出したやつですが、その中で地質調査、「施設を建設するために当たり、今後の設計、施工に 必要な基礎資料を得るために地質調査、ボーリングを行いました。れき質土を主体とした地盤構成と なっており、建設に問題はありませんでした」というふうになっております。ちょうど見に行ったと きに2カ所ぐらいですか、業者のほうで今地質調査を行っていたようでありますが、当時、これ平成 22年の11月から平成23年の1月までその地質調査した際には、当然これは市のほうで委託という形で 業者選定して地質調査したと思うのです。そのときの結果がここの新聞ニュースには何も問題ないと なっておりますが、どのような結果が出ていたのですか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 事前に要求水準書をつくる段階で、2カ所を市の予算で地質調査させて いただきました。国道側と川側2カ所をしたわけですが、国道側がGL、地盤から約12メーターの深 さ、それから川側が11メーターの深さでございます。その調査内容では、12メーター、それから11 メーターの下のほうには支持地盤があると、そういうことで、N値が30を超えているということが数 値が出てきております。N値が30を超えれば良質な支持層とみなしてよいというような、そういう技 術指針がございます。ただ、要求水準書の中には、設計に当たり荷重による偏重による不等沈下が生 じないようにというような、そういう要求水準がございますので、今設計実施に当たりJVが自主的 にそのごみ処理場の用地、荷重のかかるところをもう一度調査をしているものでございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) その平成22年の地質調査業務委託、実はその資料ってこれなのですよね。あ る業者が実は私のところに市役所のほうに、市の行政側に出した資料と同じもの、こういうカラー刷 りのコピーで、ちょっと業者も入っているので、あれなのですが、この資料からいきますと、今問題 ないというふうにおっしゃいましたが、最終的な資料の判断からいきますとちょっと問題あるのでは ないかなってこの業者は指摘しているのです。その辺に関しては液状化現象のおそれがあると。最終 的に。地下水は、表面層からいきますと4.5メーター、いわゆるこの天井よりも低いぐらいのところ に今地下層が走っている。地下水の層がある。そういった中で、例えばその止水どめとか、あとは土 が崩れないような土盛りというのですか、そういった工法をとらないとまずいですよというようなこ とをここの最終的に地質調査した当時の会社は指摘しているのですが、今は何も問題ないということ は、例えば先般(仮称)荒川統合保育園にしてもそういった液状化現象で、建築基準法も私調べまし たが、確かに建築基準法では何もそういったものがございません。ただ、そういった地下水もしくは 地盤の緩い場所においては、それに対するちゃんとした処置をとりなさいというような建築基準法で は文言が載っていないのですが、それでも今回3,000万の追加をして支持工を向こうの工事は発注し ているわけですね。ところが、今回のごみ焼却場の施設は、保育園なんていうものではないわけです よ。建物の規模、大きさ、高さ、重さ、重量。そこにプラントの機械も設置される。そういった中で、 この地質調査ではちゃんと最終的な結果の中に「液状化現象が起因、その水の障害、地下水の障害が 懸念される。したがって、山どめも根入れ、深度の検討に際しては掘削底面の安定とあわせて、山ど め、壁自体の安定性を総合的に評価して決定する必要がある」。これはどういうことですか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 調査結果につきまして簡単に説明させていただいたので、ちょっと説明 不足かと思いますが、良質な支持層とみなしてよいという文言の後ろには「ただし、れき層ではれき をたたいてN値が最大に出る傾向があるので、支持層の決定には十分注意が必要である」とか、そう いう文言、今議員がおっしゃるそういう調査資料でのデータ、また液状化の懸念、そういうものも全 て調査書に出ております。この調査書は、設計業者に全て行って入札していただいておりますので、 DBO方式でこれを設計、そして技術提案をするときにはそういう不等沈下がないような設計をして くださいよということでいただいておりますので、そういう不等沈下のない設計に今の入札金額の中 で設計が見られていると、そういうことでございますし、もしそれにまだ足りないということであれ ば業者が今やっている試掘、ボーリングで最適な基礎地盤が出てきたとすればそれに変更はなります が、請負金額の変更は最初の要求水準書にのっとって、市がやったこの試験ボーリングの結果を踏ま えて設計していく、そういう中の要求水準を満たすということでございますので、最終的には契約金 額の変更はないと、そういうことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 金額の変更云々の前に、その安全性がちゃんと保たれるのですかということ を私ちょっとお尋ねしたいな。今何も問題がないという答弁の中に、でも当時の地質調査している会 社がこれだけの資料でちゃんと細かくこういった地質層も、弥生時代がどうだとか、そういうことま でちゃんとここの結果には出ているわけです。そして、最終的な、その液状化現象も含めそうなので すが、いわゆるここはもと川だったのでしょうか。れき質層が多い。いわゆるれき質層というのは小 石ですよね。砂利質なものがたくさんある。その中で、そのれき質層というのが地盤的に悪いという ことを言っているわけではなく、それはもう別にそれでいいのです。その最終的なここの会社の判断 では、「地下水供給が豊富であると予想されるため、地下水の水位低下工法の採用に際しては、民間 井戸等の有無を事前に調査し、周辺に与える影響について検討することが重要である」と。そうする と、地域住民の方々には、地下水を使っている方々に対しても何かしらの影響が出る可能性があるの だということをここで言っているのですよね。でも、この市の広報では、何ら地質調査、そういった ものに関しては問題ありませんということを受ければ、周りの住民の方は何も当然不安はないわけで す。ところが、この調査結果では、周辺に与える井戸水の影響もあるのだよと、そのことも十分に調 査しなさいというふうにうたっているわけですが、その地下水に関しての調査はどういうふうになっ ているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 地下水の調査については、特段していないかと思います。ただ、集落か ら下方の、高根川の下のほうでございますので、生活井戸には支障ないのかなと、そういうことでご ざいますし、それが消雪パイプ井戸みたいに地下水をくみ取るとか、そういうものではないと、そう いうことでございますし、総体的にその全ての調査資料がJVのほうに行って今設計をしていただい ております。そして、その設計提案が出てきた時点でうちのほうの全都清、それからコンサル、その 辺と協議しながら、それで安定のある基礎であるかないか、そういうことを判定していただいて、そ れで決定していくということでございますので、設計には、建築には問題がないかと、そういうふう に考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 例えば高速道路の建設に関してあれだけの盛り土をしているわけですけれど も、その際には試験的に何カ所か最初に盛り土をしておいて、いわゆるそれがこの重みもかかるとい うことはどこかに負担がかかってどこかが浮いてくる可能性が、隆起してくる可能性があるというこ とで、そういった試験をしながら盛り土を進めていくのが高速道路の建設のやり方です。特にこの地 域では高速道路が通っているところはほとんどが耕作田んぼ地でありますので、そういった中でやっ ぱりどうしても地質が弱い、それにそれだけの重みがかかるということはどこかしらが負担になると いうようなことで試験をしております。ただ、こういった場所にもそれだけの重量物、それだけの建 物がこういった液状化、そして地下水が豊富にある、そういう土壌の中でそれだけの重みをかけた場 合に、どこかにやっぱりひずみというか、その障害が来るのではないかなと私は思うのですけれども、 そういった試験的なものとかもとらずに今回の建設は進めてよろしいものなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 技術的にその全国都市、全都清ですか、そういう方と、それから専門の 設計建設コンサルタント、その辺と相談しておりますし、またJVの設計でも問題ないかと思います。 ただ、それを決定するときには、議員おっしゃられるとおり十分注意して、そういう技術系の方々と 相談して決定していきたいと、そんなふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) このことばかりちょっとやっていると時間もあれなので、これから何か委員 会のほうにいろいろな資料も随時提出して、設計書であるとか、また契約書であるとかも全て提出を されるというようなことを委員長からも聞きましたので、これから私も所管の委員でありますし、少 しその辺に関しては注視しながら見ていきたいなと。   また、液状化現象に関しては、その液状化現象をしているところで物を建てる場合にいろいろな そういった対策、そして工法があるのだそうです。グラベルドレーン工法だとか、ペーパードレーン 工法だとか、サンドドレーン工法だとかというような、そういう工法があります。これは、当然私よ りも設計士の方がプロだとは思いますので、そういったもののどういった形で基礎工事を行っていく のか、また地盤に関しての支持層が11メーターと先ほど言いましたように12メーターというところに あるわけで、ということはそこまでやっぱり支持ホウを立てて、くい打ち工事になるのか、そういっ たかたい地盤まで当然おろすのだろうとは思うのですけれども、そういった資料もまた後で私のほう も確認したいなと思いますので、何とぞよろしくお願いしたいなと思います。   それと、16万5,000円の件でありますけれども、その基準は先ほど説明したダイオキシンの何か どうのというお話を聞きました。今回その交付になる対象が桧原と板屋越ですか、2集落ということ になっております。これは、例えば建設するごみ焼却場から半径何メートル以内とかという、そうい った基準でやっているわけではないわけですね、では。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 一応建設地の関係集落ということで、桧原と板屋越ということでござい ます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) うち委員会でこの間行政視察で福島のごみ焼却場、あらかわクリーンセン ターというところ、駅から3キロにしかないところにあります。向こうの駅から反対側の3キロ地点 にも2つある。福島市は行政的にも大きい、一般会計にしたって全然問題、比になりません。また、 交付金も、あそこは国営競馬場がありますので、恐らく交付金の対象額もかなり違う金額が入ってく るのだろうと。ですので、ごみ処理のものに関しては、福島市民は無料なのだそうです。ごみ袋を有 料化にしないで、全て無料。持ち込みにしたごみに対しても、福島市民であれば無料なのだそうです。 だから、今問題は違う市の方が福島市内にごみを置いていくというようなことが問題になっているそ うなのですが、その辺から考えますと駅から3キロ以内、そこで建てている福島のごみ焼却場に関し て、例えば私質問したのです。その周辺の方に何かそういったお金を与えるというか、交付金を交付 して、何か迷惑料みたいな形でお話進められたのですかと言ったら、そういった金額は一切支払って いませんということなのです。こういった確かに迷惑施設みたいに思われるものが、全国的にもそう いった交付金をやっぱり支払わなければいけないというような何か条例とか、そういうのあるのでし ょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) この桧原のごみ処理場につきましては、以前からそういう北部衛生組合 でしたか、そこでつくっているときから補償をして、補償というか、そういう交付金を出して実施し てきたという経緯の中で、今回もそういう必要があったと、そういうふうに認識しております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 副市長にちょっとお聞きします。   副市長は、当時その地域のトップリーダーである村長を務められていて、各集落の話し合いに行 く際に、大分前に私のほうで指摘しました。その集落の説明会にお酒を10本ずつ持っていったという ね。その10本持っていって、どういう意味での10本なのかよくわかりませんが、お酒を持っていって その集落との説明会、そういったときに、何かその集落の方々からこういった迷惑料としてお金くれ やとか、例えば集落としてこういったことをしてくれやというような要望は、当時副市長に対して何 かしらの要望ってあったのですか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) このごみ処理施設、新しい施設につきましては、合併前からの懸案事 項でありました。その中で、我々北部衛生組合の関係市町村長が一体となっていろいろ方策を練って きたわけであります。その中で、当初ダイオキシン対策のときには、そういう形で集落のいろんな、 迷惑施設というようなことで、環境整備というような名目で区にやろうというようなことで、皆さん にその根拠を示しながらご理解をいただいたということであります。これは、それをしなければいけ ないとか、そういうことではありません。その地域の合意をするためにこういうことが必要だという ようなことで、この北部衛生組合の理事会、その中で決定をしたということで私も記憶をしておりま す。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひ、その金額うんぬんを支払う、支払わないは別にどうでもいいことで、 どうでもいいというか、それはそれでそういう方法なのだと、何かしらのある方法の中の一つとして の選択がそういった交付金を各世帯にお渡ししましょうということなので、それはそれでいいのでし ょうけれども、一番心配しているのは後で何かしらの問題があったときにあなたのところにこれだけ のお金支払ったのだから、そんなこと言うなよというようなことにだけはならないようにしていただ きたい。いわゆる口どめ料みたいな。その辺いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) そういうことは一切ないということで、これから鋭意いろいろ問題が 生じたときには本当に説明をしながらご理解をいただくようなことでありますので、それが口どめ料 とか、そういうことではございませんので、ご了解をいただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 福島のその建物を視察をした際に、その敷地のすぐ脇でちょうどグラウンド みたいな、公園みたいなところを併合されている施設がありまして、福島は住民にそういった交付金 を渡さないけれども、地域の住民要望として公園や運動施設をつくってくれということで、その施設 の隣にそういった運動公園等施設があって、トイレなんかも完備されている施設がつくられていたの です。〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕それで、今ちょうど表面層を削って、いわゆる除染 の作業をしていました。いつかの議員さんの中からでも、除染の費用だけで今交付金が年間400億も 来ているという、そういった福島市でありますが、例えば今、今回住民との協議、打ち合わせの中に、 副市長は今そういった記憶がありますということでおっしゃいましたけれども、そういった交付金以 外に福島では公園つくってもらいたい、運動場をつくってもらいたいというような要望があって、そ れを市のほうでは、ではその要望におこたえしましょうということで今つくったわけです。この地域 の方々に関しては、そのお金のみなのですか。例えばこういった施設つくるその説明会に当たって、 例えば道路、あそこを、混んでどうしようもないので、何メートルか何キロ間ぐらいは何とか国道を 4車線にしてスムーズに入れるようにしてくれないか、もしくは村上側から来て施設に入る際は右折 は禁止にして、左折のみで入るようにしたほうがあそこの渋滞はなくなるのではないか、それをする には右折専用レーンを道路としてつくってくれとか、もしくはうちの集落内の水道工事、そういった ものに関してもう少し整備を整えてくれないかとか、そういった具体的な地域住民の要望というのは ないのですね。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 当初最初のごみ処理場につきましては、今あるまゆの里、温泉施設を つくっていただきたいというようなことがちょっと条件だったような記憶をしております。現在のと ころ、まだ建設を始めたばかりであります。その後解体作業も必要ですので、その辺まだまだできる までには非常に時間がかかるというようなことで、今現時点ではそういう要望はございません。ただ、 1つ、直売所を簡単につくっていただきたいというような要望はいただいております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) では、集落の方々から、例えば集落整備に関してはその辺を何とか優遇して くれとか、そういったものは今のところ何もないということでの理解でよろしいかと……よろしいわ けですね。           〔「いいです」と呼ぶ者あり〕 〇5番(本間清人君) はい。   あとは、今回そのごみ焼却場の迷惑料みたいな形でありますが、こういった施設はごみ焼却場に 限らず、し尿処理場ですとか、例えば瀬波にあります下水道処理場なんかも、私は建設の常任委員会 がずっと長くて、今回市民厚生という委員会は初めて所属して、今まではもう建設ばかりだったもの ですから、その下水道処理場も下水処理場も視察に行ったのですけれども、非常に臭気があるのです。 多分あの近くの住民の方々は恐らくあのにおいが困っている方多いのではないかなと察するのですが、 そういったところだって同じ意味で考えれば迷惑施設の周りの住民なわけですね。そういった方々に 対するものに関しての例えばこういった交付金は、今のところ何も多分支払っていたとかって私記憶 はないのですが、今後こういった形で1カ所のごみ処理場の方には16万5,000円を支払うという実例 をつくってしまいますと、例えば下水道処理をお持ちのそういった地域住民の方々は、おいおいおい、 それおかしいのではないかなという話になりかねないのではないかなと私は思うのですが、その辺の ことがもし地域住民から出された場合には当然、朝日の方々には出していますので、では瀬波地区の 方々にもお出ししましょうということになるわけですね。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、その建物を建てる場所等によっても大きく違ってくると思います。 そういうようなところに、住民の方々がいらっしゃるところに建てて、そういうようなことで迷惑施 設で困るというようなことであればやはり何らかの対処をしていく必要があると、そのように捉えて います。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 一つのそういった実例をつくってしまうということは、これからまた新しい 施設が建っていったときにその周りの住民のことをそういった形でなっていかなければいけない。だ から、その辺はやっぱりしっかり行政側としても、一旦そういった交付金を今回で実例をつくってし まったわけです。だから、次そういった場合にはやはりそれと同等の対処をしていかなければ、私は やっぱりそれは不公平に当たるのではないかなというふうに感じますので、その辺の対処をお願いい たします。〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕   それと、最後に質問しましたごみ袋の売上金で、先ほど答弁ありましたその手数料、そしてごみ 袋の作製料、そのほかに関してはごみ処理分の委託料に充てているのだというお話です。ここにその 様式第1号の申請書類があります。ごみ指定袋等取扱人指定申請書。こういう申請書を出せばそのご み袋、セブンイレブンさんですとか村上市内の商店にはごみ袋が設置されております。そこで住民の 方が大、中、小と買われるわけでありますが、この手数料というのは、例えば置いた店側にはどの程 度入るのですか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 手数料として10%、消費税で5%ですので、15%交付しております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) そうすると、今約8,000万ぐらいの年間売り上げのその手数料分として15% ということは、約1,200万ぐらいはその手数料で今店側とかいろんなところに、何百円単位の方もい るでしょうし、何万単位の方もあるでしょうが、そういった手数料が行っているということですね。           〔「はい」と呼ぶ者あり〕 〇5番(本間清人君) はい。   例えばこれ一つの提案なのですけれども、各町内の例えば組長さんであるとか区長さんとかにそ のごみ袋の権利を持っていただいて、町内のごみ袋、町内の例えばその手数料が収益金としていただ けるのであれば、少しでも町内の会費に上乗せというか、その収益金で例えばごみのステーションを 新しくするだとかごみの収集箱、今駅前なんかではごみの収集箱なかなか設置する場所なくて、網だ けかけているような場所もございます。特に私が所属する六部の消防小屋の前は、電柱のところに網 だけかけている。それも夏場なんかですと、たまに消防訓練等で行くとごみが散乱していたり、猫に やられたりという状況があるのです。そういったのも何かしら、1,200万ぐらいですから、それ大し たことはないといえば大したことないかもしれないけれども、そのお店にしたってそんな収益金、た だ利便性として置いているというようなものであって、その売上金を目当てで恐らくそういったごみ 袋を置いているわけではないと思うのですが、それを町内とかも、区長さん、組長さんからもそうい ったものが買える、その手数料が町内に入るとなればそういったごみステーションの建設費用なんか にも少しでも私は回せるような気がするのですが、そういった考え方はお持ちではございませんか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 今は商店とか、そういうところで販売していただいているところが282 カ所で販売しております。その辺区長さんとか、そういう方々が可能であるか、そういうことはまだ 検討しておりませんので、今後検討してまいりたいと、そんなふうに考えております。 〇5番(本間清人君) ぜひいろんな面で検討されていただければありがたいなと思います。 〇議長(板垣一徳君) 本間議員…… 〇5番(本間清人君) 時間もないのですが、最後に1点だけ。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今ほどのごみ袋の件ですけれども、ごみ袋だけ買いに行くということでは、 やっぱり商店ですので、別な商品も買っていただくというようなことで、商店側とすればやはり扱い たいというようなことではないかなと、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 最後、まちづくりについてなのですが、きのう三田議員のほうからもあれだ け詳しくその各地域のことについてもご説明いただきましたので、再質問するつもりはないのですが、 ちょっと1点だけ。   村上のまちづくりの方の中に、商工会議所の青年部の方、会長が在籍して、私のところに相談来 たのです。たった1日のイベントだけに使っていいのだろうかと、何か違うものがないかなというこ とで、私は例えば夏の間4時から4時半まで全員市民の方が打ち水をするだとか、毎月1日には家に あるちょうちんをぶら下げるとか、何かそういったものでまちの統合性やら意識を一致にしているよ うなことにも、お金もかからないのだし、そういったふうにも考えてみたらというようなアドバイス したのですが、そういった部分について市長はどう思われますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今おっしゃったことがそれこそ協働のまちづくりの第一歩であると、そのよ うに捉えていますので、ぜひともそのご相談に行った方々に実行してくれというようなことで働きか けをしていただければありがたい、そのようにお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) どうもありがとうございました。これで一般質問終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで本間清人君の一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。           午前10時53分  休 憩                                                        午前11時04分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、6番、川村敏晴君の一般質問を許します。   川村敏晴君。           〔6番 川村敏晴君登壇〕 〇6番(川村敏晴君) おはようございます。市政クラブの川村敏晴でございます。ただいま議長の お許しをいただきましたので、これから私の一般質問を通告に従い、やらせていただきます。   私の質問項目は3項目でございます。第1項目め、当市におけるネーミングライツ事業に対する 考え方についてお伺いします。都道府県立や市町村立の施設への命名権の売却は、今や全国各地に広 まっております。先月総務文教常任委員会では、市有サッカー場の命名権を売却している九州地区の 鳥栖市に行政視察を行い、鳥栖市でもう一カ所の建物ではない生活環境保全林の命名権を売却し、市 民の憩いの場として整備を続けている事業について詳しく伺ってまいりました。我が村上市でも、幾 つもの体育施設のほかに二子島森林公園などの施設や豊富な森林資源があります。また、当市では、 地球環境の改善におけるCO2削減のため、森林環境税創設を訴える自治体で構成する全国森林環境 税促進連盟と、同じく全国の議会で組織する議員連盟にともに加入をしており、しかも議員連盟にお いてはこの村上市に全国の事務局があり、村上市議会の板垣議長がその全国組織の会長を務めており ます。CO2削減が世界的な目標になっている中、これらの我が村上市特有の環境を活用し、森林整 備事業に対しての命名権売却などによりネーミングライツ事業を検討すべきではないか、市長のお考 えをお伺いいたします。   2項目め、村上市教育情報センターと(仮称)村上市生涯学習センターの今後の施設利用のあり 方についてお伺いします。市の学校教育機関においては、学力向上に精力的に取り組んでいるところ でございますが、さらに学力の向上と文武両道の精神を有した子供たちを育てるために、村上市内に 在住するさまざまな分野に精通された方々のお力をおかりすることや、村上市教育情報センターと (仮称)村上市生涯学習センターの連携した事業の推進、また各地区にある市所有施設を有効活用し、 「郷育のまち・村上」をさらに拡大し、多方面において優秀な人材を生み育てる手法を検討するお考 えはないかを教育長にお伺いいたします。   3項目め、保健医療や介護保険分野における市の財政負担の増加に対する対応についてお伺いし ます。改選前の4年間は、厚生文教常任委員として、保健医療や高齢者介護の分野も所管の一つとし て村上市の現状を長年伺ってまいりました。@として、第5期介護保険事業計画では、次年度以降29 床の通称ミニ特養が2カ所計画されておりますが、実施に向けた今後の取り組み計画はどのようにな っているかをお伺いします。   A、特別養護老人ホームへの入所を希望する待機者が増加する中、代替施設とも言える各地区に 点在する小規模多機能型介護施設などのそれぞれの運営の状況についてお伺いします。   B、医療費の削減のためにジェネリック医薬品の利用が効果を示しているとの報道もある中、最 近燕市の取り組みが効果を上げていると新聞報道にありました。村上市における今後のジェネリック 医薬品への取り組み方針についてをお伺いいたします。   市長答弁の後、関連についてを再質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたしま す。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、川村議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、ネーミングライツ事業に対する考え方についてのお尋ねでございますが、森 林公園や市行造林を含む民有林造林事業の経済的な活動基盤を強化するため、補助金等の公的資金以 外に市が企業等と森林所有者を仲介し、ネーミングライツスポンサー契約により民間資金を森林整備 に活用することは、先進的な事例もあり、一つの手法として参考になりますが、本市で行うには公園 施設利用者や森林所有者の意向、事業に適した山林について研究をさせていただきたいと思っており ます。   次、2項目め、村上市教育情報センターと(仮称)村上市生涯学習センターの今後の施設利用の あり方については、教育長に答弁をいたさせます。   次に、3項目め、保健医療や介護保険分野における市の財政負担の増加に対する対応についての 1点目、第5期介護保険事業計画で計画されているミニ特養2カ所の実施に向けた今後の取り組み計 画はどのようになっているかとのお尋ねについてでございますが、29人以下のミニ特養と呼ばれてお ります地域密着型介護老人福祉施設につきましては、平成24年度と平成25年度に各1カ所を整備する 計画であり、平成24年度分は事前協議書の採択が終わり、建設準備を進めているところであります。 また、平成25年度分につきましても、新規に社会福祉法人格を取得したい事業所も応募できるように るために前倒しで10月に募集を終え、事前協議事業者を決定し、事前協議に入る段階となっておりま す。   次、2点目、特養ホーム代替施設とも言える各地区に点在する小規模多機能型介護施設などの運 営の現状についてのお尋ねでございますが、小規模多機能型居宅介護事業所は村上地区と神林地区に 各1事業所、荒川地区に2事業所があります。定員の合計は100人でございますが、11月末時点での 登録者数は77人となっております。そのうち宿泊を連続して利用している方は9人であり、多くの方 は通いサービスを主に利用され、短期の宿泊を定期的に利用されている状況でございます。このほか に、本市が指定する事業所としてはグループホームがあります。定員は、村上地区3事業所54人、荒 川地区と神林地区で各1事業所9人、朝日地区で1事業所18人、山北地区で2事業所27人の合計117 人となっております。全ての事業所で定員どおり利用されている状況であります。   次に、3点目、医療費削減のための今後のジェネリック医薬品への取り組み方針についてのお尋 ねでございますが、ジェネリック医薬品は後発医薬品とも言われており、成分、効能は新薬とほぼ同 じもので、先発医薬品より薬の価格が安いのが特徴であります。新潟県では、ジェネリック医薬品差 額通知の取り組みについて今年度27市町村が実施しております。本市でも、国民健康保険に加入して いる方に医療費通知及びジェネリック医薬品差額通知のお知らせを今年度10月から3月までに5回通 知する予定でおり、既に2回通知した段階では市民の関心が高く、電話での問い合わせが数多く寄せ られております。このお知らせの目的は、医療費の抑制と患者本人の個人負担の軽減を図り、適正な 受診により健康管理への意識を高めてもらうために実施しているものであります。今後差額のお知ら せ結果について検証することになりますが、少しでも医療費の抑制につながるものと期待しておりま す。来年度についても実施していく予定であります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、川村議員の2項目め、村上市教育情報センターと(仮称)村上 市生涯学習センターの今後の施設利用のあり方についてのお尋ねでございますが、滝沢議員のご質問 にもお答えしたとおり、生涯学習センターは隣接する教育情報センターと一体的な利活用を図ること でさまざまな機能を有する生涯学習ゾーンとして本市の新たな生涯学習の推進を図ることができるも のと考えております。議員ご指摘のとおり、さまざまな分野に精通される方々のお力をおかりするこ とや多方面において優秀な人材を生み育てることは、地域の教育力を高め、活力に満ちた「元気“e まち”村上市」を築く上で非常に重要なことであると考えております。現在各地区公民館やスポーツ 少年団、総合型地域スポーツクラブでは、地域の方々を講師に、バレー、野球、柔道、少林寺拳法、 伝統料理教室、ふるさと探険隊、わんぱく自然塾など、地域の自然や歴史、文化を学び、伝承する事 業のほか、木工教室や手芸教室などの物づくり活動を実施し、文武両道の子供づくりをしながら成果 を上げているところであります。   また、優秀な人材を育てるためには、有能な指導者の発掘と育成が重要になってまいります。現 在多方面で指導者の育成事業を行っているところですが、来春開設する(仮称)生涯学習センターで は知の循環型社会の構築を図るため、学習成果還元事業や地域の知的財産を再生、循環することがで きる事業を検討しているところであります。これは、従来の知識集積型で終わっていた事業を発展さ せ、個人や団体で得られた知識や技能、成果を社会に還元し、地域の教育力を高めようとするもので あります。こうした事業を通して、経験や知識に裏づけされた実践的指導者を育成し、活用すること で、子供たちや地域住民へ生きた教育を受ける機会を提供できるものと考えております。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 市長に教育長、ご答弁大変ありがとうございました。   ちょっと再質問の順番を変えさせていただきたいと思うのですが、最初に最後の3項目め、保健 医療、そして介護分野についてのことを再質問させていただきたいと思いますが、お許しください。 まず、このミニ特養が今年度、そして来年度1カ所ずつ建設予定であるということでございますが、 設置に向けたその場所というのはもう既に決定されているのでしょうか。もしあれであればお聞かせ ください。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 24年度分につきましては朝日地区でございますし、25年度分につい ては荒川地区ということで予定をしております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) これについては、もう事前協議がスタートしているということでございます が、もう選定事業所は決定済みというふうに理解してよろしいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 先ほど市長答弁申し上げましたように、事前協議に入っているとい うことになっておりますので、当然その事前協議をする事業者を決定しているということでございま す。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 差し支えなければ、その事業者名をお聞かせ願えますか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 24年度分につきましては、社会福祉法人の回生会さんでございます。 それから、25年度分については、今事前協議入るところでございますが、新発田市にあります社会福 祉法人真心福祉会さんということでございます。   なお、ホームページにも決定事業者は公表しております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) たびたび指定管理、こういう施設の設置企業選定については意見申し上げて いるところでございますが、荒川地区においては地元業者の入札参加といいますか、はなかったので しょうか。決定に至るまでの経緯の中で。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 荒川地区の事業所からは、今のこのミニ特養に関してはなかったで す。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 荒川に限らず、村上市においてということでお答えください。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 市内にあります社会福祉法人の……           〔「民間企業も含めて」と呼ぶ者あり〕 〇介護高齢課長(川内信一君) はい。   このミニ特養につきましては、社会福祉法人格を有しているところのみが設置、開設できるとい うことでございますので、市内の社会福祉法人、それから市外の社会福祉法人ということで要望をい ただいておりました。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) はい、わかりました。ありがとうございます。   この2つのミニ特養で合計54名の入所が可能になるというふうな状況になろうかと思いますが、 この施設が完成した後の当地区の特養に入所を希望している方たちの待機状況はどの程度改善すると いうふうなことを考えていらっしゃるかお答え願えますか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) ミニ特養2カ所で58人の定員になりますので、まずはその人数は解 消できるのかなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 毎回というか、毎年これらの施設の待機者の数についてはどなたかが質問さ れたりして出ているので、現在1,000人に近い人数になるのかなというふうに思っております。重複 申請もあるという中で、58人のベッドができたとしてもなかなか大幅な改善にはならないのだろうと いう中で、その代替施設として小規模多機能型の施設も活用すべきであると、こんなふうに何回か私 も言ってきたつもりがあるのですが、先ほど入居状況を聞くと4施設ある中で、100人の中で77人と、 宿泊が9人というふうなことで、宿泊施設があるにもかかわらず人数が少ないかなというふうなこと を考えているのですが、なかなか小規模のほうは民間の方が経営している中で非常に運営に苦慮して いるというところもあるというふうに聞いている中で、この辺の情報、行政側のその入居希望者の情 報の提供といいますか、それらについてのお考えをお聞かせ願いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) この小規模多機能型に限らず、市内等にあります施設については、 ガイドブックというものを作成しておりまして、窓口に来られる方についてはそういったところでご 説明をさせていただいたりもしております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 待機者のその人数の軽減をする上では、まだその宿泊施設のキャパを考えれ ば活用の幅はかなり残っているのではないかなというふうに考えられるのですが、それらへその待機 者及びその家族の介護への不安だとか負担を軽減する上ではもう少し活用を進める必要があるのでは ないかと考えますが、その辺は担当課長としていかがお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 確かに施設の状況を見ればまだあいているというところでございま すので、ただそれぞれ施設によっては料金的な部分とか、利用の形態等も若干違うところもあります ので、なかなか全ての方に向けられるというところもまいらぬ部分もございます。ただ、特に市内の 民営で運営されておりますこういった介護施設の事業所間でも、今後はその事業者間で連絡もとり合 いながらなるべく利用を埋めていきたいと、こんなことも動きもあるようでございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 担当課としては、こういう施設もできればフルに活用していくのだと、いき たいのだというふうなお考えであるというふうなことでよろしいですか。理解して。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 当然せっかくのこういったいわゆる泊まりもできる施設ということ でございますので、できるだけ活用をしていっていただきたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) あるこの小規模多機能の施設の会議で、運営会議というところに市の福祉課 職員も参加して会議を進めているところがあると聞いていますが、その会議の中で、参加している市 の職員からこの小規模多機能的な民間の施設の入居者募集についての営業といいますか、は極力しな いでくれというふうな発言をされたということで、この施設の経営者のほうから非常に驚きと憤慨の ことは私のほうに持ってきていただいたのでありますが、その職員に直接私ただしたわけではないの ですが、もしこれが事実であるとすればやはり今課長がおっしゃるような行政の担当課が捉えている こととは真逆の発言になっているのではないかなというふうに思えるのですが、この件については課 長、承知していらっしゃいましたか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 私も聞いておりました。ただ、その辺になりますといろいろ営業活 動の自由という部分もありますし、また話の持っていき方によってはその利用をされる側の方も周り の方も誤解を生じるというところもあるのかなということで、そういったときには慎重な行動をして いただきたいというようなことをお話をさせていただいておりました。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) やはり財政的な面で非常に介護施設利用者がふえることが市の財政圧迫につ ながるというような、そういう思いもあったのかなというふうな気はしますが、しかしながら今介護 のために家族の方も本人も非常に不安を覚えている中で、空き施設があるのであればそこをやはり有 効に活用すべく、行政担当者としてもそういう心構えで対応すべきではないかと思いますし、またこ のような財政を何とかというふうなことであればやはり介護予防、そしてまた健康増進等で、この後 申し上げますが、医療費削減、これらについて本気に取り組んで介護費用、施設を利用するなと、営 業するなというふうな発言にならないように公務員の本質を貫く姿勢で取り組んでいただきたいと、 こんなふうに考えますが、市長はどうお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、こういう施設につきましては市が許可をしてつくってい るわけでございまして、想定して定員を決めておりましたので、その定員を満床になるのは当然のこ とではなかろうかなと、そのように考えております。今川村議員おっしゃったようなことは、恐らく 端的にその言葉だけを捉えて言えばそうかもしれませんけれども、その前後には恐らく何らかの話し 合いの中でそういうのが出てきたということでありますので、言葉だけではないのではないかなと、 何かやっぱり思い入れがあって、そういう意図で言ったのではないと、私はそのように考えておりま す。いずれにいたしましても、市は計画的に施設をつくっておりますので、その施設が満床になるこ とは想定して計画を財政も含めて計画しておりますので、満床になることを私どもは考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ありがとうございます。市長ともども担当課、課長、職員以下、今市長のお っしゃったような姿勢で、ぜひとも市民に不安を与えない介護施設の運営に取り組んでいただきたい、 こんなふうに思いますが、今言ったように医療財政を何とか改善させたいというふうなことでジェネ リック医薬品について質問したところ、市長のほうから村上市としてもその差額の通知を10月から始 めているというふうなことをお伺いしまして、まずはほっとしましたが、私この圏域で介護状態にな って月に1度医療施設に通院している方の医療費、医薬品の診療報酬の控えをちょっと頂戴してきた ので、ご報告、お話ししてみたいと思いますが、ジェネリックにしてほしいというようなことでご家 族の方が医療機関に何回か申し出したところ、薬局のほうにというふうなことで、薬局では医療機関 へというようなことでなかなかすぐ了解がとれなかったというような中で、ようやく12月の分がジェ ネリック適用になったというふうなことで、従来よりも840円安くなったというふうなお話です。こ の方は80歳以上なので、自己負担は1割というふうなことで計算しますと、行政が負担する負担分と いうのがざっくり計算して、これ合っているかどうか後であれなのですが、行政負担分の9割が国保 負担というふうなことであれば月7,560円安くなったと。そして、これが年間だとすると掛ける12で 9万720円、この分がジェネリック医薬品を使うことによって削減されたというふうな結果になるの ですが、この方は薬12種類も使っているのです。半分を後発品、ジェネリックにかえたところこうい う効果が出たというふうなデータで、領収書関係、薬品明細を見せていただいてお話ししているので、 間違いはないと思いますが、燕市でも取り組んでいるということで新聞で見てあれなのですが、やは り高齢者、そして容体の悪い方といいますか、そういう方がこういう薬をかえてもらうことによって それなりの効果があらわれると、大きな効果があらわれるというふうに感じるのですが、課長にまた お聞きしますが、このジェネリック医薬品を使うということは新聞報道でもこれ全く新薬と同等品で あるので、問題はないというふうに報道されているのですが、村上市としては、担当課としてはどの ような見識であるかお聞かせ願いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 保健医療課といたしましても、国の指導もございまして、国では 30%を普及させていただきたいという目標がございます。その中で、今年度からスタートしたわけで ございますが、私どものほうもできる限りこのジェネリック医薬品の普及啓発に努めてまいりたいと、 このように思っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) どんな方法を使って普及をしていこうというふうな具体的な方策があったら お聞かせ願いたいと思うのですが。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 普及の啓発でございますけれども、私ども医師会のほうにも積極 的に会議に参加させていただいて先生方のご了解もいただいたところなのでございますが、1つはこ ういうふうなジェネリック医薬品でお願いしますという、こういうカードがあるのですが、これを被 保険者が先生もしくは薬剤師さんに提示していただくというふうなことでやっております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ちょっと直接医療機関にかかわっている方でないとそういう情報は目にしづ らいのかもしれませんが、やはりもっと大勢の目につくような広報の仕方を考えていただきたいと思 いますが、最後に1つ、このジェネリック医薬品を使うことで困る方はいるものなのでしょうか。そ の辺のところをひとつ教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 先ほど市長から答弁ございましたけれども、このジェネリック薬 品については後発医薬品ということで先発医薬品と同等の医薬品になっておりますので、特段患者さ んが困るということはないと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 困る方ということでございますけれども、患者さんは困らないわけですよね。 どちらかというと医療機関が困るほうではないかなと、そのように考えてもいいのではないかと思い ます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) それは私も多少なりとあるのかなと思いますが、せっかくの市長のご答弁な ので、それに関しては今課長もおっしゃったように患者負担も減り、行政負担も減る。行政負担とい うのは当然国民負担でございますので、その辺は医療機関及びその薬局関係に対しての行政側からの お願いといいますか、ご理解を求めていくような活動は今後続けていただくことは可能でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 一番大きいのは、ご承知のとおり病院ありますので、それらについても医師 会を通じてそういうようなことで後発医薬品をお願いしたいのだというようなことを機会あるごとに やはりお願いしていくべきだなと、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ありがとうございました。ぜひさらなる理解の活動を進めていただきたい、 こんなふうに思います。   それでは、1番のネーミングライツについての再質問をさせていただきたいと思います。市長か らも、この事業への理解はあるものの、当市に該当する施設がないのではないかというふうなご答弁 だったというふうに感じておりますが、なかなか施設があっても命名権を買ってくれる企業がなけれ ば成立しないところでございますが、鳥栖市の取り組み、これについてはサッカー場も持っていて、 ここについては五、六千万円の大きなネーミング料で契約されているのですが、鳥栖市で持っている その山といいますか、これちょっと確認し忘れたのですが、市の所有の山なのか、国有林なのかちょ っと確認し忘れてきましたが、いずれにしても市のほうで管理をして市民の憩いの場にするというふ うなことで、これコカコーラさんが命名権を買ってくれて事業化しているというふうなことでありま した。村上市においても、先ほども申し上げたように森林環境税を導入して地域の森林整備、そして 地球のCO2削減に対する貢献をしていこうというようなことで、行政も含め議会としてもともに活 動しているのは市長も当然ご承知だと思いますが、23年度に国のほうの閣議決定で、この森林環境税 ではないのですが、地球温暖化対策暫定事業として100億円規模で森林整備をしている地方財政のほ うにそれぞれ所有する森林面積に応じて交付金が財源分配されておりますが、村上市に対しても1,55 0万相当が交付されたというふうに私認識しているのですが、これについては市長もご存じでしたで しょうか。はい。こんなことで、森林を整備をすることがやはり我が村上市にとっても大きな効果を もたらす一つの財源になってくるのではないかなというふうなことで、限りある施設ではありますけ れども、この事業を進めることによって村上市が積極的に森林整備をし、地球環境の保全に活動して いるというふうなことを世の中にアピールすることで、その事業そのものに、地元の企業なのか、大 手がそこに飛びついてくるのかというか、その宣伝の仕方というか、事業の取り組むアイデアといい ますか、そういう姿勢が必要でないかなというふうに思っているのでありますが、これらを総合して 村上市として具体的な取り組みへのお気持ちは今のところいかがなものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大変考えなければならない問題であると、そのように捉えております。CO 2の削減、今回も話し合われているようでございますけれども、日本はかなりの削減を迫られており ますので、そういう中において森林整備についていわゆるネーミングライツ事業はこれからはやっぱ り考えるべきだなと、そのように思っております。しかしながら、私どもの地域でお金になるスポン サーがいるかというと、非常にそれは問題だなと、問題があるなと、難しいなと考えるのがいいので はないかなと思っておりますけれども、ただ企業側にしてみれば非常にイメージがアップする面もあ りますし、またカーボンオフセット制度もありますので、それらについても企業にとってはメリット が出てくるような方向性を見いだしていく必要があるのではないかなと。今現在では、副市長います けれども、高根にTOTOの森というのがございます。TOTOとは、東陶陶器。それは無料でやっ ている。今副市長から説明させますけれども、そういうような取り組みをこれからもやりながら、や はり大手企業も自分たちの企業のイメージアップにつながるような取り組みでありますので、お金は 別として、そういうような森林をあるいは森林公園を整備するまででもなく管理していただいてネー ミングをつけていただいても結構なのではないかなと、そのように考えているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕 〇副市長(鈴木源左衛門君) 今市長からありましたので、私から答えさせていただきますけれども、 高根の共有林を、共有地を、牧場の跡地でありますけれども、それがまだ荒れ地になっております。 そこにTOTOさんが来て、植林を一緒にやろうということで今植林と、あと宿泊したりして交流を 深めております。そこの森をTOTOの森というような命名をして、TOTOでも参入するときに10 0万ぐらいの寄附をいただいて、それを今後の運営費に充てるというようなことで、企業イメージを アップさせるということで、そういうことも今盛んに行われております。そんなことで、今後これが ネーミングライツになるかどうかというのはわかりませんけれども、そういう地域と企業の交流、こ ういう非常に水資源、土地がいっぱいあるものですから、そういうことも今後考えてもいいのではな いかなということは考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 先月荒川地区のまちづくり協議会の育成部でこの地域の活動している事業所 を回らせていただいたときに高根フロンティアさんのほうにもお邪魔させていただきまして、このお 話についても聞かせていただいて、これ立派なネーミングライツ事業だと思います。小さい、大きい はまず別として、そういう方向で姿勢を、方向性をつくり出し、それをやっぱり大きく世間にアピー ルしていくというふうなことが次につながっていくのではないかなというふうに思いますので、ぜひ とも行政の方々いろんな知恵を絞って発想を豊かにしていただきたいなと、こんなふうに思います。   それでは、次の項目についてご質問をさせていただきます。情報センターと生涯学習センターの 連携です。これ一般質問冒頭に滝沢議員からも質問出ておりましたので、別な角度でちょっと私から は聞かせていただこうかなと思っております。きのうも平山議員から同じくその総務文教の視察先だ った豊後高田の学びの21世紀塾、この取り組みについてを題材にいろいろ質問されておりましたが、 私も本当にこの豊後高田の話を聞いて非常に感銘を受けてきました。ただし、村上市でも同じことを やっているなというふうな思いを持ってきたのです。それで、ぜひとも今回その新しい生涯学習セン ターが教育情報センターと連結されていく、そしてまた教育長からお話がありました生涯学習課を新 しい施設に移すというふうなお話も出ておりましたが、社会教育の充実をさらに広げていき、この地 域の小中学生の学力向上だけではない、いわゆる文武両道の精神の子供たちを育てていく施設に大い に活用していただきたいなと、こんなふうに願っているところでありますので、お聞きをいたします が、体育関係については私も市の体育協会の一員として行政側の取り組み、そして地域の皆さんの取 り組みを一緒に参加させてもらって非常に先進的な部分がいっぱいあるなというふうに思っておりま すので、申し分ないというか、そんな感じなのですが、あとその学問的な部分、これについてどうな のだろうというふうな思いが若干あります。わからないので、あれなのですが。ことしも10月に小中 学生の自由研究の発表会が教育情報センターでございましたが、そこをちょっと私ものぞかせていた だいて、非常に小中学生の発想力の豊かさ、その研究に対するしっかりとした時間のかけ方〔質問終 了時間5分前の予告ブザーあり〕だとか発表方法なんかをすばらしいなと思ってはきたのですが、情 報センターの中に理科センターという施設があったというのをそのとき初めてお恥ずかしながら認識 いたしまして、今定例会にここの職員の費用弁償を村上市から出すというふうな条例改正の議案も上 がっております。これについて、この理科センターの何たるか。時間もないので、教育長から手短に ちょっとご説明をお願いしたいのですが。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 理科センターは、目的は教職員の理科の実験技能を磨くところなのであり ますが、そればかりでなくて、最近は地域の方々、子供たちの自然愛好のためにいろいろと行事をや っております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ありがとうございました。もうちょっと丁寧かと思ったのですけれども。   大体理解できましたけれども、先生方に理科教育の指導を充実させるために指導するというとこ ろも入っているというふうなことのようですが、村上市内の中にはスポーツ関係もいっぱいあります が、私が聞き及んでいるところでは、いろいろ自然科学を愛好している団体、そしてまた天文的な知 識を持った方々、また医療関係も含めていろんな能力、理化学的な分野で能力を持った方々が在住し たり、勤務されたりしているというふうに聞いておりますが、この理科センターを村上市からもノー ベル化学賞を受賞できるような、育て上げるために、せっかく村上市が費用弁償を払っていくわけで すから、もう少し有効な活用の仕方がないものかというふうに感じるのですが、教育長のお考えをお 聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 今のところ、幸いに生物学の平田先生がおり、そして神林には星で有名な 沼沢さんがおり、それから微生物学で富樫先生がおったりする、その人たちの今までやってきた知識、 技能、そういうものを市民や子供たちに波及させる、学んでもらうというようなことで岩船自然愛好 会というようなものをこれからつくり上げて、一体となって子供たちのためにやっていこうという会 が今生まれつつあります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) きのうの平山議員の質問に、山北中学校の例を出して教育長お話しされてい ました。かなり高いレベルの成果を出されて。集中力であるというふうな、早い話が。集中力はス ポーツにおいても学問においても本当に大切なことであると、こんなふうに私も同感しておりますが、 ぜひその集中力を養う上でも、自由研究の発表会を見ていて子供たちのらんらんとした目の輝き、一 つのものに深く入っていかなければなかなかああいう研究というのは出てこないのかなというふうに 感じております。どうかそういう分野の児童生徒も発掘する、育て上げるような機会もこの情報セン ターと生涯学習センターの連携の中で築き上げていっていただきたい、こういうふうなことをお願い しまして私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで川村敏晴君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時54分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 議長にお伺いいたします。   きょうの朝、きのうの本間清人議員からの私の質問に対しての質疑がございまして、おかしいと いうことで、きのうの夜ですか、調べていただきました。その結果、間違いないということで報告が ありましたけれども、たしか議事録載る前に議長はおっしゃったと思いますけれども、間違いないで しょうか。たしか一般質問のブザーが鳴る前に「開会前でありますが」ということで報告をされまし た。そうしますと、きのうの質疑は議事録に載って、きょうの結果の報告は議事録に載らないという ことになりますが、それはおかしいと思います。それ確認をいたします。 〇議長(板垣一徳君) ただいま相馬エイさんからご発言がございますように、私午前中に開会前に きのうの本間清人君からの訂正の旨のお話をさせていただきました。改めて開会をさせていただきま したので、私は報告をさせていただきたいと思いますが、それでよろしゅうございますか。 〇21番(相馬エイ君) してください。 〇議長(板垣一徳君) 午前中に開会前に確認をしたのでありますが、再度私から議員の皆様方に申 し上げます。   昨日の相馬エイさんの一般質問の際に、本間清人議員から不適切な発言があったのではないかと して発言内容の訂正を求める発言があった経緯について、録音の音声を確認させたところ、相馬エイ さんの発言内容に不適切な表現はなかったので、私からご報告を申し上げます。相馬エイさんにご了 承を願いたいと思いますが、よろしゅうございますか。   相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 了承はいたしますが、本間清人議員からは控室ですみませんでしたって謝ら れました。しかし、議場であのようなご自分の聞き違いで質疑をされたのですから、この場で一言謝 っていただく、それが本来の筋ではないかと申し上げます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君、自席で結構でありますので、きのうの発言について訂正をして、 おわびを申し上げていただきたいと思います。   本間清人君。 〇5番(本間清人君) きのう相馬エイ議員の発言に際して、私の聞き違いで「盲学校」という表現 ではないかということを確認しましたら「小学校」ということでありました。私の勘違いで勇み足過 ぎて、ちょっとかっとしたものですから、動議という形にしてしまったことを大変深くご本人に対し ても、またこの議場でそういった時間をとらせたことに関しましてもおわびを申し上げ、ここに謝罪 をいたします。どうもすみませんでした。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん、ご了承願えますね。 〇21番(相馬エイ君) はい、わかりました。                                              〇議長(板垣一徳君) それでは次に、3番、板垣千代子さんの一般質問を許します。   板垣千代子さん。           〔3番 板垣千代子君登壇〕 〇3番(板垣千代子君) 公明党の板垣千代子でございます。一般質問に入る前に一言話をさせてい ただきます。   先日神林地区の方からこのような話をお聞きいたしました。山北支所の対応がすばらしい、一度 見てきたほうがいい、そしてほかの支所、本庁にも見習ってもらいたいとのことでした。早速山北支 所へ行ってまいりました。山北支所は新築であり、明るく、きれいでした。しかし、それにも増して、 玄関に入ると女性職員がすっと立ち上がり、明るい声と笑顔で「いらっしゃいませ」、「こんにち は」と迎えてくださいました。当たり前といえば当たり前ですが、それでも人の心を打つものがある と感じることができました。山北支所長にどのような指導をされているのかお聞きしましたが、謙遜 をされ、職員たちの自発的なものと言っておりました。皆さんも時間があればぜひ山北支所に立ち寄 っていただきたいと思います。   それでは、議長のお許しをいただきましたので、私の一般質問をさせていただきます。1項目め、 小さな声が届く市政へ。障害者が地域で安心して暮らせる社会の実現。障害者保健福祉施策は、平成 15年度からノーマライゼーションの理念に基づいて導入された支援費制度により充実が図られました。 しかし、次のような問題点が指摘されています。本市の状況についてお伺いします。   @、身体障害、知的障害、精神障害といった障害種別ごとに縦割りでサービスが提供されており、 施設、事業体系がわかりにくく、使いにくいと聞いております。この点について、本市は利用者のご 家族にはどのような説明をされているのか伺います。   A、サービスの提供体制が不十分な地方自治体も多いと聞いていますが、本市のサービスについ ては十分とお考えか伺います。   B、支援費制度における国、地方自治体の費用負担のルールでは、ふえ続けるサービスの利用の ため財政を確保することが困難であると聞いていますが、この点本市ではどのように解決されている のでしょうか伺います。   質問項目2、高齢者らを守る命のネックレスについて。ひとり暮らしの高齢者などが倒れた際に、 救急隊が患者の名前や住所などの個人情報を確認できる救急情報ネックレスには次のようなメリット がありますので、村上市でも取り入れてはどうかということです。   @、急病や事故などで話すことができない状態になっても、駆けつけた消防隊員が消防本部に登 録番号を伝えれば名前や住所、持病、かかりつけ病院などの個人情報がわかり、適切で素早い救急処 置に結びつけることができる。   A、このシステムの構築には、災害など緊急のときに地域の助けを希望し、個人情報の開示に同 意した高齢者や障害者らが登録をしています。   B、日常生活での身につけやすさを考慮し、肌ざわりがよく、入浴時も外さずにつけておけるシ リコン製を素材としている。   以上です。市長の答弁の後、再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、板垣議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、小さな声が届く市政へのお尋ねについてでございますが、障害者福祉施設の うち支援費制度につきましては、平成15年度から平成17年度に行われた障害福祉サービスの制度とな ります。この制度により、サービス事業希望者はサービス提供事業者と対等の立場で契約に基づいて サービスを受けることができるようになりました。これにより利用者も大幅にふえ、サービスの充実 が図られたことは事実であります。この支援費制度の中で、議員がご指摘のとおり制度上の課題が出 てきたため、平成18年4月から障害のある人が利用できるサービスを充実し、一層の推進を図るため、 障害者自立支援法が制定をされております。現在では、新たな制度によりサービスを行っております ので、支援費制度での問題点はある程度解消しているものと判断をいたしております。制度移行に当 たっては、サービス利用者等への説明会を実施し、制度の周知を図ってきたところであります。   次、2項目め、高齢者らを守る命のネックレスについてのお尋ねでございますが、高齢者の緊急 事態の際の対処者情報、いわゆる緊急連絡先やかかりつけの病院などの把握方法については、身につ けるタイプのものと宅内に設置するタイプのものがございます。それぞれに長所と短所があり、身に つけるものは出かけた際にも確認が可能なことが利点でありますが、ネックレスやキーホルダーを毎 日好んでつけていただけるかが難しいところであります。一方、宅内の決められたところに設置する ものは、一度設置すると管理や修正が簡単であることが長所ですが、外出されたときは確認できない などの短所もあります。本市では、外出機会の少ない高齢者等が簡単に取り組みやすく、わかりやす い冷蔵庫などへの貼付掲示方式を中心に検討しているところでございます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございました。   それでは、第1項目め、小さな声が届く市政への中で、障害者のことについていろいろお聞きし たいと思いますので、よろしくお願いいたします。私のほうにご相談をいただいている障害者につい ては、知的障害の親御さんの相談が多いかなというふうに思っております。それはどういうことかと いうことですが、本当に待ちに待ったかわいい我が子が生まれたとき、障害を持って生まれたと。そ のときは、これからこの子を必死に育てようという心構えで育ててきますが、ご自分が60代に差しか かると不安が出てくるというふうにお伺いしております。それはなぜかといいますと、やはり年齢的 にいいましても子供さんより自分が先に死ぬのだということが目の前に来ます。そのときに、兄弟、 親戚の方に何とか面倒を見てほしいということはなかなか言えるものではないということなのです。 そのことを、何とか市としてこの子供たちを自分たちがいなくなった後面倒を見ていただけるという ことをお約束してもらえないかということを相談をされます。その件につきましては、何度か福祉課 に行きまして課長のほうからもお話を聞いておりますが、その点もう一度詳しく話をしていただけれ ばと思います。福祉課長、お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 今議員のおっしゃられた関係でありますけれども、今制度としてはグ ループホーム、ケアホームというものがございますけれども、このものについては知的障害者あるい は精神障害者、あるいは身体障害者が世話人等の支援を受けながら、地域のアパートでありますとか 一戸建てでありますとか、そちらのほうに複数で共同生活をする居住の場を提供しているということ で現在やっております。現在2カ所このグループホーム、ケアホームがございます。その1カ所は、 社会福祉法人の岩船福祉会でやっておりますあかね寮と、それから飯野3丁目にございますいいの ホーム、この2カ所で実施しております。あかね寮につきましては、以前は村上市手をつなぐ育成会 で運営を委託をしてやっておったわけですが、平成11年の10月から今現在の村上岩船福祉会で運営を されておるというところでございます。入居の状況ですが、今現在6名の方、これ全て女性というこ とでございます。それから、いいのホームでございますけれども、ここは平成22年の4月から運営を 開始しておりまして、現在男性5名の方が共同生活を送っておるということでございます。したがい まして、早朝、それから夕方に世話人の方が来られ、食事の準備等を行っておるということでござい ます。夜間につきましては、村上岩船福祉会の浦田の里の職員が寝泊まりをしておるという状況でご ざいます。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 今現在このあかね寮に女性が6名、それといいのホームのほうに男性が5 名ということですけれども、この先この知的障害の方はふえるような見込みなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 狙いとしては、やはり地域に帰って生活をしていただくという考え方が ありますものですから、将来的にはやはり増設の設置方向が検討をしなければならないというふうに 今考えております。しかしながら、今現実としてどこどこの施設で設置をするというような計画はご ざいませんけれども、実は平成22年度に村上、それから関川村、それから粟島浦村のほうでやはりそ ういう障害者のネットワークの構築に向けてということで村上岩船地域自立支援協議会というのを立 ち上げました。その中に専門部会3つあるわけでございますが、その一つの暮らし部会において、い ろいろニーズ調査等を実施しながら関係機関と今現在協議を行っているという状況でございます。参 考までにですが、参考というよりはあれですけれども、今阿賀北福祉会のほうでこのグループホーム の設置についてちょっと検討しているというようなことをお聞きしております。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 今現在浦田の里ですとかやまやのほうに通所されている子供たちがいると 思いますが、その人数はどれくらいでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) そこまでの数字、大変申しわけないのですが、ちょっと把握をしており ませんでした。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 現在通所されている方たちの親御さんが亡くなったり、年をとられてこの 先見れないとなったときには、このグループホームに入所することになりますね。そういうときに、 このあかね寮とかいいのホーム、この人数の大きさで十分なのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) あかね寮につきましては、実は平成23年度でありますけれども、2部屋 増築をしておるということでございます。今後の件に関しましては、先ほど申し上げた自立支援協議 会の中でまた検討していく部分になるとは思いますけれども、そういうふうに事業所、岩船福祉会の ほうでもそういうふうな受け入れ態勢について整備を進めているというふうなことで福祉課のほうは お聞きしておるところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) この浦田の里、やまやにつきましては、通所されている方が仕事のできる 方には仕事をしてもらっているというふうに聞いておりますが、どのような仕事をしてもらっている のか教えていただければと思います。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 今の現在の障害者自立支援法においては、日中は活動の場、それで夜は 居住の場というふうなことで再編されているわけでありますけれども、その中で具体的に日中どのよ うな仕事というふうなことでございますけれども、具体的にその施設によってちょっと若干のそうい う部分があるかと思いますけれども、主に創作活動的なものをやっておるというふうに受け取ってお ります。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 創作活動といいますと、ちょっと大き過ぎてわからないのですけれども、 具体的にお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 創作活動、いろいろ物をつくったりという部分になるのでありますけれ ども、具体的にその施設のほうでどういうものをつくっておられるかについては、そこまでちょっと、 申しわけないのですけれども、把握しておりませんでした。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 私のほうで少しだけ耳にしております。それはアルミ缶です。アルミ缶を 潰して業者に渡しているというようなことも聞いております。その仕事をすることによって、1カ月 なのですか、2カ月なのですか、ちょっとそのあたりわかりませんけれども、300円ですとか200円で すとかという賃金の支払いをしているというようなことも聞いております。その子供たちも、仕事を してお金をもらったということにとても興味がありまして、うちに帰ってお金もらってきたよととて もうれしそうにお母さんたちに話をするそうなのです。お母さんが、ああ、よかったねって、ではど れどれってもらおうとするのだそうです。そうしますと、あ、だめだと、これは自分が働いたお金な のだから、これは自分の貯金箱に入れると言って貯金をするということを聞いています。本当にその 働くことに対しての喜びというのですか、それが知的障害とはいうものの、やはりよくそのあたりが わかっているというようなことを聞きまして、本当にこれからこの子たちができる仕事をもっとふや してほしいと、もう社会に出ていくこと、自分を認めてもらうような、ただ施設に行って遊んでいる とか体操をしているというのではなく、自分のやったものが賃金としてはね返ってくる、難しいこと はわからないにしても、それがありがとうという形になってきているということは子供たちが肌で感 じる、わかる、家に帰ってお母さんにそのお金を見せるとよかったねとまた褒められるということが ありまして、本当にこの子たちの成長の一つになっているのですという話も伺うことができましたが、 その点課長はどのように思われますか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 確かにそういう障害を持たれた方が一つの喜びということで働いた分を お金にしていってくれれば大変うれしく思うのも、私どもも大変それはすばらしいことだなというふ うには思っておりますし、そういうふうな活動を通しながら今後自立に向けてまた一努力をしていた だきたいというふうなことを思っておるところであります。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。本当になかなかこの子たちにけがのないように仕 事をさせるというのは職員の方たち大変なことだと思います。その中で、やはり1つでも2つでもま た新しい仕事をふやしていっていただきたいというふうに思います。私もこの施設のほうに文化祭と いいますか、行きましたときに、アクリルのお茶わん洗いのものをつくったり、雑巾を縫ったりして、 3つとか4つ束にして100円ですとかというふうな形で販売をしているというようなこと、またその 販売にも子供たちが携わって売っているというその生き生きとしたものを見てくることが何回かあり ました。本当にその一つ一つは売り物かな、それとも趣味かなというようなものですけれども、その 一つ一つの努力が見えるということを本当に大切だなと思ってきましたけれども、そのような形でま た好きなものをどんどん取り入れて子供たちを伸ばすようなことをしていただければなというふうに 思っております。課長は、その文化祭というか、浦田の里祭とかいうような催し物に出席されたこと はございますか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 全てというわけではございませんけれども、やまやの里のほうの納涼祭 等には参加をさせていただきました。ほかの文化祭等々については、申しわけなかったのですが、出 席はしておりません。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 本当になかなか皆さんお忙しいですから、そこまで行って見てくるという ことはできないかもしれませんけれども、こうやって福祉の課長として、またほかの方たちも職員と して働いているのであれば、やはりこの村上市の福祉がどんな状態かというものに対して出席して見 てきていただきたい、子供たちが一生懸命走っている姿、また歌を歌っている姿というものもごらん になっていただきたいと思います。   もう一つなのですけれども、この施設の職員さんたちも毎日大変な思いをされて子供たちのこと を見てくださっていると思います。でも、やっぱりその職員の方たちも、自分の心に余裕がないとこ の子たちを叱ってしまうのですよね。体罰まではいきませんけれども、大きな声出したり、やはり子 供たちがびっくりするような声を出されるというようなことを聞くことができました。そのことがな ぜわかるかというと、やっぱり母親ですね、家に帰ってくる、お母さんが早いのか、子供さん早いの かわかりませんけれども、とってもがっかりと、もう肩を落としている、もう顔には笑顔がないとい うような姿を何度か見ていると。それで、もうあしたは学校には行かない、幾らなだめても行かない、 行かないというふうに言われるそうなのですよね。この子供たちというのは本当に敏感だと思います。 ばかにすれば、してしまえば気づかないことかもしれませんけれども、この子供たちというのは本当 に先生方、また親の顔を敏感に受けとめています。そういうこともあるので、職員の方たちに毎日笑 っていなさいとは言えない部分もたくさんありますけれども、もう本当に子供たちはよく先生方の顔 を見ていますよと、声を聞いていますよというふうな指導もしていただければなというふうに思って おります。その点課長、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 議員のおっしゃるとおりだと思いますし、私どものほうも今後施設等に 出向きまして職員のお話あるいは利用されて、そこに入所されている方の様子を伺いながら、また今 後もできる部分のことはやってまいりたいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。本当に職員の方たちも大変な思いをされて、毎日 毎日子供たちにけがをさせないように、少しでも笑顔になってもらうようにということで努力をされ ているということに対して本当に感謝をしております。皆さんに本当にその気持ちを伝えていただけ ればなというふうに思っております。   また、ちょっと早いのですけれども、2項目めの高齢者ですとか障害者の命を守るネックレスと いう項目に移っていきたいと思います。先ほど市長の答弁からも、このネックレスにつきまして、ま たペットボトルを冷蔵庫に入れておいて、その中にどのような薬を飲んでいるかというような細かい ものを書いたものを入れておく、それでもし緊急の場合は消防署員が冷蔵庫をあけ、それがあるかな いかを確認して救急搬送をしてくださるということです。これについては、私も公明党でやった一つ の政策ですので、皆さんのところ、とにかくこういうものを冷蔵庫に入れておいてくださいというこ とでお願いしてきたものでありますので、よくわかっております。また、冷蔵庫の中に置くというこ とになりますと、家の中にいなければなかなかそれも活用できないということもありまして、その中 で先ほど消防署の局長に、局長と言えばいいのですか、消防長にお伺いしたときに、家にブザーです ね、緊急の場合ブザーを鳴らすことのできるもの、それを貸し与えているというような話も聞きまし た。ペットボトルであってもブザーであっても、それは自宅にいるからこそ使えるものであって、こ の地域ですと本当に年配のおじいちゃん、おばあちゃんは畑に行ったり、山に行ったりというような 形で、なかなか自宅で座っているというようなお年寄りの方は少ないと思います。本当に働き者の方 が多いので。   それで、ことしの夏も暑かったですけれども、畑に行って熱中症になったというようなときでも、 通報をどなたかがすると消防署のほうから救急車が駆けつけて、それでネックレスを見て適切な処置 をすることができるというようなことをしていくのではないかというふうに考えております。この点 につきましては、介護高齢課の課長にお伺いすればよろしいのでしょうか。消防長でしょうか。よろ しくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) まず、高齢者の関係ということで私のほうから答弁をさせていただ きますが、確かに利用しているように外出をされているときについては今議員が言われたような方法、 身につけるものが一番いいのかなという感じはいたしております。ただし、先ほど市長の答弁にもあ りましたように、高齢者の方ですとなかなか身につけるということ自体が行き渡るのかなというか、 その考え方的に行き渡るのかなという部分がやっぱり心配されると。せっかくのものですので、うち に置いておいて外出してしまったのではこれまたという部分あるものですから、村上市としてはまず は外出機会の少ない高齢者の方のということで、先ほど議員もちょっとおっしゃられましたように、 ペットボトルとかというような話をされておりましたけれども、これについては情報キットというよ うなことで、こういう筒状のところにそういう情報書いたものを入れておくということなのですが、 これにもなかなか普及しているようで普及もまだされていない部分があると。というのは、私どもの 高齢のほうの担当も言っていたのは、やはり冷蔵庫の中に入りますとそれがいつの間にかほかのもの が入っていたりとか、高齢者の方が2人、3人いるとその2人分、3人分、2本、3本というような ことで入れなければならないというようなことからしても、なかなかこれもまた難しい部分があるの かなということで、うちのほうで今考えておるのは、それであれば冷蔵庫の扉、外から見える部分に その情報を書いたものを張り出すということのほうがむしろいいのかなと。救急隊員にしても一々冷 蔵庫をあけなくても見てわかるというようなところも考えれば、むしろそういった取り組みのほうが まずはいいのかなということで考えております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 全てに関して難しいですよね。新しいことをするということは全てに関し て難しいと思います。まして、ご高齢の方が新しく始めるということに関しては難しいことだとは思 いますけれども、やはり市民の命を守るということに関してはもう一つ一つこつこつとやっていくし かないのではないかというふうに思っております。このネックレスに関しては、本当にシリコン製で 首にかけていると血行もよくなって、動脈硬化ですとか、あとは高血圧症に効くということもありま すので、何とか、好き嫌いがあるとなればご高齢の方は頑として聞かないところもありますけれども、 やはりどちらをとるにしても一つ一つこつこつと話をして取り入れていくしかないのではないかとい うふうに感じております。この点市長はいかがお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今までの意見を聞いていまして、両方すればいいのではないかなと思ってい ます。今はやっているのは、いわゆる冷蔵庫のさっき言ったとおり扉のところに正面に情報キットと して張りつけておくというようなことが報道されておりましたし、外に行くときはネックレスでホル ダーみたいにして、恐らく何かに入れておくのでしょうけれども、それを両方準備しておけばよろし いのではないかな、どっちがいいということではないのではないかなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。   介護高齢課長、市長が両方をとればいいのではないかと。その点について、予算のほうも何とか つけてくださるような雰囲気がありましたけれども、いかがでしょうか。課長、お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 今市長からうれしい発言もありましたのですが、ただいずれにして もその情報管理の部分まできちっと考えた上でないと、どんな方法でもやはりせっかくの情報がうま く生かされるようなシステムづくりというのですか、そこまで考えたところでその方法をとっていか なければならぬかなと、こんなふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。   それでは、消防長のほうに1つお伺いしたいと思います。10月の30日の日から新潟県でも防災ヘ リですか、が入っておりますけれども、この防災ヘリ、一分一秒を争う患者さんを搬送するというこ とですけれども、やはりその中で個人の情報があるとないとでは大きくこの人命救助に関しては違っ てくるかと思いますが、その点プロの目線、またお考えをお聞きしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 板垣議員、ドクターヘリでございますか。           〔「ああ、失礼いたしました」と呼ぶ者あり〕 〇消防長(本間善和君) 私のほうにすれば、現場のほうを預かっているという格好で救急隊員、特 に高齢者という格好で、この地区は急病という格好で出動する機会が多くあります。今回の議員のご 質問の中に、特に高齢者についてお話ししますと、私たちが急病で運んでいる60.2%、約61%でござ います、それが高齢者という格好で救急車搬送されております。その点から考えますと、非常にこう いうものは私たち現場を預かる者にすれば持病、それから今飲んでいる薬、かかりつけの病院等が即 座にわかるということで、非常に有効な器具ではないかとは思っております。特にどちらの、現場か ら見ると室内にいる高齢者、屋外にいる高齢者、〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕圧倒的に これは室内のほうが多いわけですので、今どちらかといえば室内のほうを完備し、屋外のほうでも対 応できるものが両方あればというのは望んでいるところでございます。   それから、ドクターヘリの運航、確かに10月の30日から運航しました。これも一秒も早くお医者 さん、看護師さんに診てもらうという格好で救命率の向上につながる、それから後遺症を少なくする という格好で運航を開始したわけでございますが、やはりこれも命の大切さという格好から運航を開 始したということで、今のネックレスについても命の大切さ、同じものがあるのではないかと、そう 思っているところでございます。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。本当にどれもこれも大切なもので、どれか一つと いうようなことはあり得ない、市長がおっしゃったように室内、また外ということで両方必要なのだ ということに尽きるかと思います。その点で、やはり福祉に関する課、また高齢者に関する課の課長 の皆様にはこのあたりよくよくご検討していただき、また勉強していただき、高齢者が喜んでいただ く、命を守っていくのだということをこつこつと説明されていっていただければなというふうに思っ ておりますので、よろしくお願いいたします。   少し早いのですけれども、あと一つ質問をさせていただいて私の一般質問は終わらせていただき たいと思います。このたび山北支所が新築されまして、私が何年前から言ってきました障害者の方た ちのための屋根つき駐車場というものを言ってきまして、今回それこそ山北支所で4つの支所全部に この屋根つきの障害者用の駐車場が建設されました。あとは本庁だけです。市長は、どのようにお考 えになりますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 本庁がまだないというのは全く遺憾なことでありますので、これから計画を して、場所もありますので、例えば玄関から離れた場所に屋根つき駐車場を置いても果たして効果的 にどうなのかなということもございますので、それらも十分に勘案しながら、ほかの支所があるのに 本庁がないということは非常に余り好ましいことではないので、検討をさせていただきたいと、その ように思っております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 早目に本庁のほうにも設置をしていただきたいということをお願いいたし まして、私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで板垣千代子さんの一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。           午後 1時47分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、8番、小杉和也君の一般質問を許します。   小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。   私の質問は3項目ございます。1項目めは、村上駅の周辺整備についてであります。平成25年度 には、村上市の観光協会の拠点となる村上駅前観光案内所が完成する予定です。観光客は、その土地 にふなれな場合、駅か役所に行って情報収集することが多いと考えられます。日本海東北自動車道の アクセス道路が開通したことにより、駅前通りの通行量もふえ、300万人観光を目指す村上市にとっ て村上駅の周辺整備は欠かせないものと思いますが、緑町など村上駅西側住民や瀬波温泉区住民が希 望している西側自由通路の設置を含め、今後村上駅の周辺整備をどのように進めていこうと考えてい るのかをお伺いいたします。   2項目めは、観光誘客についてであります。2014年度に北陸新幹線が開通することにより、北陸 方面を訪れる観光客が増加することが考えられます。乗車客数が減ることで上越新幹線が減便される 心配もあり、新潟市以北の羽越本線沿線の誘客のための取り組みの重要性が増しますので、市民全員 でPRし、首都圏からこの地域へ観光客を呼び込むことが急務です。市では、山形県庄内地方との連 携をどのように進めるのですか。また、JRグループ6社と地元観光業者等が共同で実施する大型観 光キャンペーン、新潟デスティネーションキャンペーン(DC)に向けての取り組みはどうなってい るのかをお伺いいたします。   3項目めは、市職員の人材についてであります。(仮称)村上市生涯学習センターと村上市教育 情報センターをつなぐ渡り廊下は高低差が75センチもあり、設計当初からこの段差がわかっていなか ったのか不思議で、専門的な知識を持つ職員が不足している理由からなのかと心配してしまいます。 専門的知識を持つ市職員の人材確保はどのようになっていますか。また、さらにスキルアップさせる ために職員の研修制度はどのようになっているのかをお伺いいたします。   以上、3項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、小杉議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、村上駅の周辺整備についてのお尋ねでございますが、議員ご指摘のとおり観 光客にとって駅は情報収集の場でもあると捉えております。したがって、単に乗降客の利用に限らず、 あらゆる面で利用勝手のよいスペースであることが望ましいものと考えております。本市では、現在 平成25年3月までの予定で村上地区の都市計画用途地域の変更手続を進めているさなかでありますが、 村上駅周辺の用途地域につきましては、駅周辺の未利用地の有効活用、交通結節点としての機能、観 光の窓口としての利便性、駅東、西間を一体的に利用できる環境づくりなどを踏まえて変更しようと するものであります。用途地域変更後の次のステップとしては、駅周辺整備を前提とした東西駅前広 場の都市計画決定等が必要となるものと考えております。   次、2項目め、観光誘客について、2014年度に北陸新幹線が開通することにより、観光客が北陸 方面へ流れることが危惧され、観光客の誘客に向けた努力が必要であり、庄内との連携をどのように 進めるか、また新潟デスティネーションキャンペーンの取り組みはどうなっているかとのお尋ねにつ いてでございますが、庄内との連携につきましては秋田、山形、新潟3県の10市町村で構成する日本 海きらきら羽越観光圏推進協議会で、滞在、周遊の促進、旅行商品の造成や観光情報の発信を進めて まいりたいと考えております。特に首都圏の誘客については、これまでも首都圏の旅行業者やマスコ ミ等を訪問し、旅行商品の造成や情報の発信をお願いしてきており、引き続き誘客促進に努めてまい ります。また、羽越本線沿線地域の9市町村で構成する羽越本線沿線観光振興連絡協議会でも、JR 東日本と連携し、沿線観光ガイドマップの作成やジョイフルトレイン「きらきらうえつ」の運行にあ わせたおもてなし事業などを行い、首都圏からの誘客に努めてまいります。新潟デスティネーション キャンペーン、いわゆる新潟DCについては、平成25年4月から6月までがプレDC、平成26年4月 から6月まで本DC、平成27年4月から6月にはポストDCが開催される予定であります。これに合 わせて、新潟県観光協会では新潟の魅力を全国に集中宣伝するため準備を進めております。本市にお いても、観光協会や商工会議所などの観光団体と、仮称ではありますが、「うまさぎっしり村上」春 のキャンペーン推進協議会を設置し、3年間重点的に村上の春をPRしていきたいと考えており、現 在準備作業を進めているところであります。   次に、3項目め、市職員の人材についてのお尋ねでございますが、本市の建設系の技術職員数は 限られており、土木等の部署に優先的に配置していることから、全ての部署に配置することは困難な 状況であります。そのため、各課において施設等の建設事業を実施する場合、コンサルタント業者等 を活用するなどにより対応を図っております。なお、今後退職等により土木技術職の不足が生じるこ とから、継続的な採用に努めてまいります。   また、職員のスキルアップのための研修制度についてでありますが、従前のとおり採用後の職員 はその職責に応じて階層別研修を受講させ、職員としての基礎知識の習得に努めさせております。そ の他の専門知識の習得については、新潟県等で実施している専門研修を受講させ、各専門知識の習得 に努めさせております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、再質問させていただきます。   村上市議会の一般質問の順番は、通告順ではなく抽せんでございます。9月議会で、一般質問の 順番が私は1番でございました。議長に感謝しながら一般質問したのを覚えております。12月議会は 19番目で、今定例会の最後でございます。いい言い方をすればトリを務める。皆さんからは「よく締 めろ」と言われました。そういえば今常任委員会の副委員長を仰せつかっておりますので、いろんな 会合の中でも最後の締めの挨拶をすることが多くなってまいりました。しかし、定員が30名から26名 にこの春から変わりまして、19名の一般質問者といいますのは最多でございます、今までで。26名の 定員になってから。ということは、私が新記録の19番目ということになりますので、これも感謝しな がら一般質問しなければならないと思っております。12月議会、村上市議会が一般質問の一般質問者 数が村上市議会議員数26名でございまして、19名でございます。議長を除きますと、割合では76%。 ちなみに、他の市議会もちょっと調べましたら、新潟市議会56名中18名、議長を除く割合で約33%、 長岡市議会38名中11名、これも議長を除く割合で約30%、新発田市議会27名中18名、議長を除きます と約69%、阿賀野市議会20名中14名、議長を除くと約74%、胎内市議会18名中8名、議長を除くと約 47%となっております。視察先でも一般質問の数の多さに驚かれることがございます。   では、本題に入らせていただきたいと思います。まず、市長に伺いますけれども、村上市は都市 計画のマスタープランにおいて「コンパクトな市街地形成を目指している」とありますけれども、村 上駅周辺におけるコンパクトな市街地形成というものの市長のイメージはどんなものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 郊外に出ているあるいはこれから出ようとする、あるいは郊外に活路を見い だしていこうとするものではなくて、いわゆる村上駅あるいは町なかを中心とした都市型のまちづく りをするべきではないかと、そういうことであります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 来年度駅前の観光案内所ができる予定でございますけれども、10月に経済建 設常任委員会で視察に行きました奈良県五條市もこういった観光の拠点がしっかりと整備されており ました。今測量設計も終わりまして、今定例会で、請け差だと思うのですけれども、減額の補正も出 ております。こういった駅前の観光案内所の設計図とか図面とか、市長は見ておられますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然見ています。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) それでは、その図面とか設計図から見れるイメージというのはどんなもので しょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今村上市の町なかで行っておりますいわゆる村上の歴史あるいは城下町とし ての家並み、風土を生かしたつくりそのものが駅前の観光案内所として完成すると、そういう感じで ございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 市長も見ていますから、当然副市長も見ていますね。イメージも湧いていま すね。いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 私も見ております。 〇8番(小杉和也君) イメージを。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) やはり町屋を生かした、またそういうつくりということで、木造2階 建てというようなことであります。非常に地域にマッチした看板になるのではないかなと思っており ます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) この駅前観光案内所ができると、当然村上を訪れる人はここにまず最初に立 ち寄るという形になると思うのですけれども、ここでちょっと問題になってくるのが、今タクシー会 社さんの隣のところに用地も取得しましたし、来年度建築が進んでいくわけですけれども、私が一番 気になっているのは人の流れです。動線というのでしょうか。現状では、本当にタクシーの待機場所 が近いですから、訪れてくる人、この新しくできる観光案内所に来られる方がもし車で来られたとき にその動線が悪くて、行きづらくてわかりづらいというような、こういう心配があるのですけれども、 この辺のところ市長のお考えお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 確かに車で来られる方にとってはちょっと寄りづらいあるいはわかりづらい かなと。駅からおりた人は、すぐ目の前に左側にあるわけですから、それは何も問題ない、一番いい 絶好の場所だなと思っておりますが、その車で来られた方の対応については一考を要するのではない かなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) あと、やはり歩いていくので、車の出入りとか、その辺のところって気にな りませんか。いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 車の出入りというのは、タクシー会社の出入りのことですか。 〇8番(小杉和也君) も含めて。 〇市長(大滝平正君) 駅から出ますと左側に歩道みたいな、駅の歩く通路みたいなところがありま すから、あそこを左に行って、行けばあそこに着くのではないですか。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) しっかりとしたものはございません。ですので、その辺の心配が私はあるの です。市長も今いろいろと検討しなければというような趣旨のことを言われていましたので。こちら に平成22年の12月11日に、2年前ですよね、JR村上駅周辺をはじめとした村上市のまちづくりを考 える講演会とシンポジウム「駅から広がるまちづくり」、主催、これは会議所でございました。共催 が村上市でございました。教育情報センターで開催されまして、市長もそのとき出席されていますよ ね。東京大学の今副学長になっておられます西村先生が基調講演されまして、「新たに来る人にとっ て、駅がスタートライン。飛騨古川駅では、駐車場やロータリーなど車はサイド、改札口から歩いて 直線でまちに出られ、バスターミナル兼ね備えた観光案内所がすぐ脇に併設されており、人の動線を 中心に考えられたつくりである。もとの構造は今の村上駅に似ているので、参考にしてはどうか」と あのとき語っておりました。   提案ですけれども、市長が「考える必要がある」と言っていましたけれども、駅前観光案内所が 来年度できるのをきっかけに、都市計画で用途地域の変更とかもいろいろ今やっているということで すけれども、これをきっかけに駅構内の配置をよりいいものにしたらどうかというような考えあるの ですけれども、私なりには、その辺はいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、それらも含めたいわゆる駅前のプランをつくっていると、 つくっていくということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 都市整備課長に伺いますけれども、この辺のプランづくりのタイムスケジ ュール的なものというのでしょうか、どんなふうに進んでいくのでしょうか。いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 先ほど市長の答弁にありましたとおり、今都市計画の用途地域の 見直しをしております。それが一段落しましてから、次にその駅の西側を含めて両方の駅前広場とい うふうなものを今議員おっしゃるようなことを含めまして検討して、最終的には事業化を前提として 都市計画決定をすると、駅前広場の都市計画決定に持っていくというふうなことになろうかと思いま す。ただ、今の時点で何年までやるとかというふうなことはまだちょっと具体的なものは見えていな い段階ですので、返事ができない段階であります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 私が考えますに、今駅に向かって左側が駐車場で、右側がタクシーの待合所 とかですよね。駅から出てきて真っ正面のところバスのロータリーになっていますけれども、むしろ それを入れかえて、駐車場を観光案内所側に持ってくると、そのようなことにすればある程度動線的 にもうまくいくのかなと思うのですが、この辺については市長、いかがでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは小杉議員の考え方ですので、これから当然のことながらコンサルを使 ったり、いろいろな角度から研究し、よりよい駅前広場をつくっていくような計画、プランづくりを していくということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 今コンサルって言われましたけれども、コンサルだけで、地元の方とか、そ ういった観光関係の方も入れたものでつくり込んでいくということでよろしいですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もちろんそうです。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) もう一つ。駅前の広場をいろいろこれから考えていかなければないわけです けれども、もう一つに駐輪場の整備、これをちょっと強く訴えたいと思います。坂町駅前自転車等駐 車場には屋根もございます。現状で村上駅前自転車等駐車場には……村上駅前自転車等駐車場ですね、 これが正式な名前のようですので。には屋根がございません。観光の玄関口、スタートラインの駅、 どうしてもこれイメージが悪い。比べるわけではございませんが、中条のほうは今こういう周辺整備 事業というのをやっていまして、整備調査業務委託というのも7月にやっていますね。そういったこ とで、ひとつ駐輪場の部分もその整備の中に一体に加えていったらどうか、屋根つきを含めてですね、 この辺のところは市長のお考えをお伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その屋根つきの駐輪場については以前から問題視していたわけでございまし て、あれはJRの用地でありますけれども、それも含めてその計画の中に織り込んでいきたいなと、 そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 22年の3月につくられたこちらの村上市都市計画マスタープランにもちゃん と、35ページ、「駐輪場などを整備する」というふうに書いてあります。ぜひともこの辺のところも 含めて、現状で、私はちょっと恥ずかしいなと思うのですが、市長はどうですか、現状。今。駐輪場 を見て。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 恥ずかしいという表現がいいのかどうかわかりませんけれども、適切ではな いなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 適切でないと。現状では適切でないということでよろしいですね。隣のとこ ろがJR貨物の駐車場になっていますよね。不動産のところで。今の駅のロータリーのところで手狭 であれば、そういったところも含めて少し考えていったらいいのかなと、整備すべきなのかなと思っ ております。   それから、この都市計画は今後20年、市が行う都市計画、見直しがあるかもしれませんが、実施 するのが前提だと私は読み取っております。この計画は、審議委員会を経て平成22年に制定されてお ります。合併前の計画を集めたわけではございません。このマスタープランの中に、「JR村上駅に ついては、近年駅西側で商業施設や住宅地整備により都市機能の充実が進められていることから、駅 の西口の開設を目指す」とあります。そして、第1次村上市総合計画の中でも、「駅周辺の回遊性を 高め、利便性の向上、アクセスの向上を図るため、東西自由通路などの公共基盤の整備を」と書いて あります。あと、もう一つ、あの駅のところで結構人が行くところ、「汽車」の碑のところですね、 割にあそこで人がいっぱい写真を撮っているのです。ちょっと傷んだところを今直したりもしていま すけれども、かなりあの辺に人が行くので、さっき言った動線ですけれども、そういったことも含め ていろいろと一体的に考えていただきたい。そして、そういういろんな声を吸い取って、あの辺の整 備のところ、観光地として誇れる村上の玄関口としての村上駅の位置づけ、あのJRとの協議の余地 もあると思いますので、その辺のところしっかりと詰めていただいて進めていただきたいと思います が、市長、いかがでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そのとおりだと思います。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 次に、観光誘客についてですが、庄内地方との連携とかDCについては、き らきら羽越圏とか、さっき市で春のキャンペーン実行委員会をつくって進めていきたいというような ことでやるということでわかりました。   やはりPRが大事だと思うのですよね。通告書の中にも書きましたけれども、「市民全員でPR し」ということがやはり必要なのかなと思っております。村上市の観光キャラクターで「サケリン」 がおりますけれども、この辺なぜつくられたかというのの経緯的なものも含めて商工観光補佐にお伺 いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長補佐。 〇商工観光課長補佐(建部昌文君) 観光キャラクターの「サケリン」についてですけれども、これ 実は日本海東北自動車道が朝日まほろばインターチェンジまで開通したわけでございますけれども、 それに合わせまして日東道供用開始に伴う観光振興協議会という協会を立ち上げております。その協 議会で、日東道朝日まほろばインターチェンジ開通後に、観光PRを行うために観光キャラクターを 作成いたしました。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 先日ゆるキャラのグランプリ2012がありました。全部で865キャラクターが 登録されまして、そのうち397位です。半分よりも上でしたが、そこに投票する形でポイントが加算 されるのですが、1日1回しか1人の人ができないのです。なので、私は毎日、ほぼ毎日「サケリ ン」に何とか上に行ってほしいなと思いまして投票しておりました。そのポイントが1,262。1,262回 しか投票されなかったのですよね。余りにも低い。関心がないなって思います。市長は、この辺につ いていかがお思いでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 成績的には真ん中より上位だということでありますので。ただ、しかしやは りせっかく出るのですから、もう少しおっしゃるとおり地元の投票でもいいし、やはりもっと宣伝す るべきではなかったかなと。この前申し上げたのですけれども、私中学校8校にふれあいトーク行っ てきまして、いろいろな話の中から「サケリン」を知っている人手挙げてくれと言ったら、第一中学 の子供たちが四、五人挙げた程度で、ほとんど知らなかったというようなことで、帰ってきて担当課 にしっかりとやはり「サケリン」をある学校の行事等にあるいは市内で行われる行事等に参加させる べきだと。あそこの中入るのが非常に大変らしいのですよね。暑いし、体力要るし、体格のいい人じ ゃないと入れないと。だったら、そういう人を専門的に時間給で頼めというようなことを言って、や はりある程度のPR、一番効果あるのはやはり子供たちなのです。子供たちが口々に「サケリン」、 「サケリン」って言っていただければ、非常に興味を持って地元の人たちも応援してくれるという部 分がありますので、そういうことで今回のゆるキャラの投票についてはいささかちょっとお粗末だっ たなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 私も携帯に「サケリン」のストラップをつけて、事あるごとにPRをしてお ります。あの「サケリン」の中には夢と希望が入っているそうですので、市長、くれぐれもよろしく お願いいたします。   そこで、教育長にちょっと提案ですけれども、観光のために学校に行くのではなく、「サケリ ン」は鮭、酒もありますものね、情けの部分はちょっとあれですけれども、食育の教育にもつながる のかなと。1月ころに給食週間もありますよね。地元の食材を使ったようなメニューが出たりとか。 ですので、「サケリン」を食育に絡めて何か授業とかその辺のところで子供たちにPRできないかと 思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) いきなりだったので、思い当たるところはないのでありますが、大変申し わけないのですけれども、生涯学習課長、どうです。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) では、生涯学習課長、お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 私もいきなりでしたのであれですけれども、生涯学習の中でも「サ ケリン」、今までも例えば縄文の里の夏祭りですとか、あるいは元旦マラソンですとか、各種イベン ト等には活用しているところであります。   あと、議員おっしゃるようなもう少し幅の広い観光の宣伝に通じるようなものあるいは小中学生 の学習に通じるようなものという機会をまた検討していきたいというふうに考えています。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 「サケリン」のバッジもございますので、市長、ぜひどこか行かれるときに はいろいろそういったものでPRしていただきたいと思います。今自治振興課長が何かまちづくりの バッジをつけているようでございますので、それも私目が合って何だと聞きました。そういったこと から話題が広がっていく場合もあります。市長は本当にトップセールスでいろんなところ行かれてい ますので、ぜひとも市長みずから、そして子供たちにもぜひ「サケリン」をPRして、地元のPR、 そういったものをぜひしていただきたい。   12月8日に、東京で東京村上市郷友会の平成24年度三面川の鮭を食べる会というのがございまし て、私も堆朱組合を代表しまして、8月にオープンした村上木彫堆朱会館のPRをしてまいりました。 教育長も市長の代理ということで出席されておりました。そこに観光協会のパンフレットも配布され ておりまして、今観光パンフを送ってくれ、送ってくれというところがすごく多いのです。近年かな りふえてきたと思うのですが、商工観光補佐、いかがでしょうか。パンフレットは、以前に比べてか なり送ってくれという要請が出ていると思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長補佐。 〇商工観光課長補佐(建部昌文君) 今議員おっしゃるとおり、今年度総合パンフレットというのを 初めてつくりました。これは、村上市内5地区の観光スポットを集めたものでございますけれども、 非常に最近いわゆる村上が今メディアで紹介されるということもありまして、かなり電話等での問い 合わせ、それからパンフレット送付の要望がありまして、かなりふえている状況でございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 要請も多いのですけれども、それから今村上では塩引鮭が全国にかなり発送 されております。宅急便の方は「本当に忙しくて」なんて言っていますけれども、例えばそういった 鮭加工の販売をしているところと提携してその塩引きを送るところにパンフレットを入れてやるとか、 その方は村上の塩引鮭が食べたくて送っていただくわけですから、村上に関しては関心があると思う のです。そういったことで、そういう箱の中に村上のパンフを入れてやることもPRの一つだと思う のですが、こういう考え方は市長、いかがでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 塩引きの中に、パンフレットの種類にもよりますけれども、それに見合った ようなパンフレットを入れてやることはやぶさかではないと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) むしろすごくPRになるのではないかなと私は思っております。   それで、かなり観光協会のほうでも予算をいただいてパンフレットとかつくっているわけですけ れども、かなり出ていくものですから、その辺のところ、現状のままではなかなか部数とか枚数が本 当にきゅうきゅう言っているのが正直なところでございます。この辺のところ、印刷物の予算とかも、 その辺市のPRにもなるわけですので、そういったこともぜひしっかりと見ていただきたいと思いま すけれども、市長、いかがでしょう、この辺は。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) パンフレットをつくるのにきゅうきゅうしているという話は余り聞いたこと ないので、例えば1万部つくろうが2万部もつくろうが、そんな変わりないわけなので、観光協会の ほうに言って思い切って部数をつくるようにと言ってください。 〇8番(小杉和也君) 予算は。 〇市長(大滝平正君) だから、予算は、予算もどのくらいかかるか言っていただければ、そんな大 したものではないと、今まで3万部つくっていたのを5万部つくったっていささかの問題ですので、 そのように話ししていきたいと思いますし、話をしてください。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 本当に力強い言葉、必ず伝えますので、よろしくお願いします。本当に部数 がもうぼんぼん出ていって、それだけ人気のバロメーターということなのかもしれません。あと、関 心があるのかなと思っております。来年の4月からはプレDCですので、こういったことが一つのき っかけにもなると思うのです。また、村上には、それこそ鮭、酒、情けではないですが、人情もあり ますので、また来たいとリピーターが多いのが村上の特徴でございますので、そういったきっかけづ くりのためにやはり情報提供というのは必要なのだろうなと思います。インターネットで出ています よというのも一つなのですが、やはりまだ紙ベースというのも必要なものでございますので、よろし くお願いします。   あと、観光という捉え方だけでなくて、市長もよく言われています交流人口をふやすというよう な面で、いろんな業種がかかわってくるなって私は思うのです。観光、観光っていいますと、その観 光業者とか、ちょっと前までは温泉の業者の方とか、そういうイメージだったのですが、今観光協会 の中で越後村上生業文化圏創造プロジェクト特別委員会というのを設置しまして、生業文化百物語の 創造ということで100個のプログラムづくりを進めております。これ生涯学習のあたりで体験メニ ューとかいうものもベースになっていますけれども、最近は食という部分も大変人気がございます。 例えば以前もやられていたようですけれども、村上でとれたイチゴを使ってケーキ屋さんが外から来 られた方にケーキづくりを教えると。村上の気候、風土でとれたイチゴをどのようにつくってきたか というようなことのストーリーとか苦労話をまぜると、これがなりわいになるのですよね。その辺は 山北のほうではかなりメニューも多いですし、この辺生活のための、生活を営むための仕事がなりわ いだということでございます。こうなると、あらゆる業種が関係してくるなと。若者にも対応できる ように、スマートフォンでの対応もこのプロジェクトで検討しております。ですので、受け入れ態勢 も大事、こういったメニューづくりも大事。一番私たちが、私たちがというか、私が経済建設の常任 委員会で行ったときに感じたのが観光ガイドの方の受け入れ、こういうのの育成が急務だろうと。今 もいらっしゃるのですが、かなりまだまだ少ないかなと。こういった部分は、こちらの村上市の総合 計画にも観光振興のところで観光ガイドの育成、それから観光振興計画ございますね、こちらのほう でもインストラクターの養成というものがございます。この辺の養成が急務だと私は考えます。前に 市長も何か言っていたのではないのですか、人は来たからいいけれども、がっかりさせてはいけない というようなこと、ですので受け入れ態勢はやはりしっかりしておくべきだと思うのですけれども、 市長この辺についてどのようにお考えかお伺いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 本当に最近村上はどちらかというとマイナーなイメージはなくて、メジャー のイメージに非常に強くなってきた感がいたしておりますので、来た人が本当に喜んで帰っていただ ける、そんなまちを目指さなければならない、そのためには当然まちの案内をしていただくような人 たちを育てていく必要があると、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) ぜひとも市長からもそういった人材の育成を急ぐべきだ、急がなければなら ないと、そういうことを強く訴えていただきたいと思います。副市長、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 全くそのとおりであります。先般7月に観光座談会というのが石田屋 でありました。そのときに、各地区で観光に携わっている人たちのいろいろ観光にかける意見をいた だいたのですけれども、このボランティアのガイド、またインストラクターにつきまして、育成もそ うですけれども、横のつながりの協議会をつくって連絡調整、また養成をしていきたいというような、 そういう設立を目指しているというような話も伺いました。そんなことで、今後その動向を市として どう協力していけばいいのか、その辺検討をしてまいりたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) ぜひとも力強いバックアップよろしくお願いいたします。   最後に、人材の部分ですけれども、まずちょっと前段で生涯学習センターと教育情報センターを つなぐ渡り廊下、高低差75センチあるのですけれども、市長はこれいつの時点でわかったのでしょう か。先ほど観光案内所はまだ工事する前、設計の段階でもうイメージまでわかっていましたよね。こ こについてはいかがでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 外観ができて中に入れるようになったときであります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 設計図とか、そういった図面とかは見ていないということですか。いかがで すか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 設計図は見ましたけれども、そのときには気がつかなかったといえば、何と なく見ていたということであります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕 〇8番(小杉和也君) 副市長、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) はっきりした記憶はございませんけれども、設計の段階で、プレゼン のときにはそういう段差までのあれはなかったと思います。設計図ができ上がってはっきりしたもの で示されたのではないかなと想像しています。確かな記憶はございません。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 財政課長に伺います。   契約関係財政ですが、この辺のところはいかがでしょうか。いつわかりましたでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 契約のほうでは、設計図は見ておりません。外観の建屋の立面図等を見 させていただいただけでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) では、生涯学習課長も余りわかっていなかったのでしょうか、こういったこ とは。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 平成23年2月26日の公開プロポーザルで、いわゆる業者が決まって 基本設計が決まったと。その後、実施設計までの間に、いわゆる建設予定地のさまざまな調査、地質 調査も含めてですが、その中でいわゆる電波障害的には問題なかったのですが、どうしてもやっぱり 日照権の問題がクリアできなかったと。最念寺線、いわゆる北側の民家がありますが、そこの日照権 を確保するために70センチ上を下げたというふうなことであります。ただ、我々も専門的な知識がな い中でいろいろ設計業者と検討を重ねながら、その75センチを解消するための方策として、いわゆる 渡り廊下で75センチのスロープで解消したと。ただ、これも福祉のまちづくり条例を準拠したような 形で、いわゆる高齢者にも車椅子の方にも通れる傾斜だということで、そこで解消させていただきま した。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 日照権というのを私今初めて聞いたものですから、平成23年の4月と8月の 全協で示された私たちの資料にも、平面図はあるのですが、立体図がなかったのですよね。そして、 平成24年の1月のもう契約の締結の段階になって立体図が出てきて、この高低差は何だということで 私は質疑をさせていただいたのですが、あくまでも1人3回だったものですから、その辺のところ少 し不思議だなと。今回の質問は、こういった専門的な職員がいて、その部署でもあればいいのかなと 思ったのですけれども、常にこういった工事があるわけではなくて、その人を専属で置くことはでき ないというふうなちょっと説明を受けましたけれども、しっかりと、今回の職員の採用予定でも募集 はかけたのだけれども、応募がゼロだったということはございます。継続的に採用を考えていかなけ ればないと。全てに配置できるわけではないという市長の答弁もございましたけれども、こういった 人事面、この辺のところ副市長はいかがお考えでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) (仮称)村上市生涯学習センターにつきましては、プロポーザルをや りまして、やはり情報センターと一体的な連絡通路があって一体的に利用できるということで、それ が非常に最大のメリットでありました。それが皆さんから協賛を得てその決定したわけであります。 その詳細、それからの詳細設計については、その設計者の提案でありますので、そこでチェックでき るとかできないとかという問題ではありません。そういう金額の中で出してくるものですから、それ に対してそういう専門的な知識でどうこうできるとか、そこまでのやはり本当に専門的な知識、職員 にしてもそれだけの能力はちょっとないのではないかなと思っております。ただ、そういう土木、ま た建築のスペシャリストを育てる、そういう人材はこれからもしっかりと確保していきたいなと考え ております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) この辺採用については総務のほうですが、総務課長、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 今現在技術職につきましては〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 36名ほどおりますけれども、今後この中に管理職の職員もございますので、退職等によりましてまた 不足が生じないようにまた上司と相談しながら順次採用について検討していきたいというようなこと で考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 日照権等があったのであれば大変残念でありますけれども、そしてまして生 涯学習の場でありますので、いろんな方が来られると思うのですよね。スロープをつけて手すりもつ けるって言われましたけれども、オープンしてからいろいろとその辺のところ、何か不便がないかと か、そういったことも常に気にとめていただいて、もう少し何かいい方法があるのであれば、例えば マットを何かかえるとか、そんないい方法があればぜひともその辺のところを少し考えていただきた いと思いますが、生涯学習課長、いかがでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) オープンしてから本当に利用者が支障のないようにしたいと考えて おりますし、今おっしゃったそのスロープの部分についてはいわゆるノンスリップの樹脂での廊下の 床材というふうなことを考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 最後に、スキルアップの部分ですけれども、階層別研修とか県の専門研修を というふうに市長から答弁ありましたけれども、平成23年の12月、1年前ですね、私は似たような質 問をしているのですが、このときに市長は、私が市職員の方に民間企業での研修をすべきではないか という質問に対して、市長の答弁は「民間ノウハウは非常にすばらしいものがありますので、派遣は もちろん必要だ」と答えています。その後、どんなふうに検討されたのでしょうか。市長にお伺いし ます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そういうことでいろいろな部署、民間に限らず、各社団法人とか、そういう ところにも研修に行っていただいておりますし、また国の機関とか、そういうところにも研修に行っ ていただいていると、もちろん民間にも行っていただいているということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 規模は違いますけれども、県職員は民間に行っているのですよね。直接民間 に行った県の職員の方に話を聞きましたら大変よかったと、今まで自分が感じていたこととやっぱり 角度が違うと。ですので、あのとき去年の12月に私言ったのです。今までの研修、県の研修とかはギ アを磨く研修だと、民間の研修はちっちゃくてもいいから、ギアを1つつける研修だと、それでまた 新たな部分ができる、自転車であれば新たなスピードが考えられると、そういったことだと思うので すけれども、ぜひともこの辺のところ、民間への研修という部分は、市長みずからでもいいと思うの ですよ。よく言われていますよね。「庁内に来たら挨拶をしろとか、そういうのは口酸っぱく言って います」というふうに12月のときも言っていたのですよ、私の質問に対して。その辺のところ、市長 が言うのも一つ、あと外で経験してくるのも一つだと思いますけれども、この辺についてはいかがで しょう。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もちろん民間には民間のいいところがあります。公務員には公務員のいいと ころがあるということでございまして、お互いに補完をする意味では当然のことながら公務員は民間 に、民間の方は公の施設にスキルアップするための研修を行うべきでありますので、積極的にこれか らも職員を派遣をし、研修をさせていきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 最後に、じゃ民間の研修も市長みずからやはりぜひ進めたいというような理 解でよろしいですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私みずからということは、私が行くということですか。 〇8番(小杉和也君) いえいえ、市長がみずから音頭をとってということ。 〇市長(大滝平正君) それは、私が民間の企業に研修を、機会を設けるようにというようなことで、 もう副市長はじめ部下に命じていきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。  〇8番(小杉和也君) 総務課長、よく聞かれましたでしょうか。ぜひとも市長の前向きな答弁を生 かしてください。よろしくお願いします。これで私の〔質問終了時間のブザーあり〕一般質問終わり ます。 〇議長(板垣一徳君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。   以上で今定例会の一般質問終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会いたします。   なお、明日から各常任委員会が開催されますので、定刻までにご参集を願います。   大変ご苦労さまでございました。           午後 2時56分  散 会