平成24年村上市議会第3回定例会会議録(第4号) 〇議事日程 第4号 平成24年9月11日(火曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君 11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(1名)   19番   小  林  重  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 課 長    大   滝   和   春   君        財 政 課 長    佐   藤   昭   一   君        政策推進課長     斎   藤   甲   三   君        自治振興課長     佐   藤   憲   昭   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    本   間   誠   一   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     田   嶋   雄   洋   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君 農業委員会 遠   山 昭   一   君        事 務 局 長        選管委書記長        監 査 委 員    加   藤   正   志   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君 教  育  長    工   藤   泰   則   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    板   垣       裕   君        朝 日 支 所 長    増   子   要   作   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    菅   井   晋   一        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は25名です。欠席の届け出のある者1名です。定足数 に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、11番、平山耕君、24番、山田勉君を指名をいたし ます。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は、5名を予定しております。ご了承を願います。   最初に、6番、川村敏晴君の一般質問を許します。   川村敏晴君。           〔6番 川村敏晴君登壇〕 〇6番(川村敏晴君) 皆さん、おはようございます。市政クラブの川村敏晴でございます。ただい ま議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、早速一般質問をさせていただきます。   1項目めは、ショベル除雪ができない小道に対する除雪対策についてでございます。私が3月定 例会で質問をしました、ショベルカーなどの機械除雪ができない生活道路に対する支援策について、 市長は次年度に向け、さまざまな観点から考えたいと答弁をされていましたが、この冬の小道に対す る除雪対策についてお伺いします。   2項目めは、夏場の生ごみ収集日程の改善の検討についてでございます。近年の夏は、毎年最高 気温が更新されるほど猛暑が続きますが、この暑さで家庭から発生する生ごみの腐敗の進みぐあいも 早く、1週間で2回のペースでは、家庭内で保管することが衛生環境上も大変であり、市民からせめ て収集回数を1回ふやせないかとの要望を受けております。また、足腰の悪い高齢者の方からは、夏 の暑いときにもつらいことですが、雪道で重い生ごみをごみ収集所まで運ぶのがとてもつらくなって いるとの声も聞こえております。生ごみ処理は、地域環境や住宅立地環境によっても違いはあると思 いますが、市内の衛生環境の維持管理は行政の責任で行われるべきであると思います。今後の方針を お聞かせください。   3項目めは、災害時における村上市の非常食等の備蓄量は万全かを伺います。防災訓練でも配布 されました、当市における災害時の非常食の備蓄量の考え方や、その保管方法、消費期限後の処分方 法については、どのような対応を行っているかをお伺いします。   ご答弁を聞いた後、再質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、川村議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、機械除雪機ができない小道に対する除雪対応についてのお尋ねでございます が、これまでも各町内、集落内の私道については、区長や総代を経由し、除雪の要請があれば、市職 員が現地確認を行った後、担当業者に連絡をし、手押し式の除雪機で対応してまいりました。しかし ながら、積雪量の多いときは除雪までに時間を要することから、地区住民の方々が自主的に除雪する というケースも見受けられました。   そこで、高齢化が進む中、地域の皆さんが力を合わせて細い小路や高齢者世帯の玄関口の除雪な どの活動を行おうとする町内、集落への支援策としては、本市では村上市除排雪自主活動補助事業補 助金交付要綱を制定し、町内や集落で小型除雪機を購入した場合は、60万円を限度として75%を補助、 除排雪自主活動に対しては、上限を1万円として補助することとし、今定例会に補正予算として提案 させていただきました。   次、2項目め、夏場の生ごみ収集日程の改善についてのお尋ねでございますが、本市の可燃ごみ の収集につきましては、市内全域で週2回となっています。ただし、村上地区においては、6月から 9月の期間に限り週3回収集しております。現在、村上地区は全域で月曜日と金曜日の週2回、荒川 地区は3地区に区分され、1地区は月、木曜日、2地区は火、金曜日、3地区は水、土曜日となって おり、月曜日から土曜日まで毎日どこかの地区で可燃ごみの収集が行われております。朝日地区、山 北地区においては、荒川地区と同様に3地区に区分され、実質週6日の収集、神林地区は2地区に区 分され、実質週4日の収集となっております。   ごみ収集回数をふやすことにつきましては、回数の増加による本市の財政負担や、委託業者の車 両、人的な体制の確保等の課題もあります。今後、各地区の実情等を考慮し、検討してまいります。   ごみ収集場所の件につきましては、旧市町村から引き継いで現在に至っております。また、村上 市廃棄物の減量化及び適正処理等に関する条例に基づき、ごみステーションに関して、場所の確保、 設置及び維持管理は、各自治会に行っていただいております。現在の設置場所等で問題が生ずるので あれば、各自治会で対応していただくことになりますので、ご理解をお願いしたいと思っております。   次に、3項目め、災害時における村上市の非常食等の備蓄についてのお尋ねでございますが、備 蓄量については、平成17年10月に新潟県防災局で示された市町村備蓄目標数量より定められており、 本市では流通備蓄を含んで、主食は1万6,600食、飲料水は2リットル換算で5,300本となっておりま す。現在、本市における備蓄は、アルファ米や乾パンなどの主食が1万2,200食、飲料水は2リット ル換算で2,300本と、目標量には足りませんが、流通備蓄としてコメリ災害対策センターを含む5つ の民間事業者と協定を結んだことにより、必要量の確保を図っております。また、備蓄品は各地区に ある18カ所の備蓄倉庫に分けて保管してございます。   主食については、消費期限が5年のものが多く、消費期限が到来する前に、村上市総合防災訓練 や各地区の防災訓練等の機会に試食用として配布をいたしておる現状であります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ご答弁ありがとうございました。それでは、1項目めより再質問させていた だきたいと思います。   1項目ですが、これについては昨日の板垣千代子議員の質問にもご答弁されておりました、今も ご答弁いただきました、各自治体に対する除排雪自主活動事業費補助というふうなことで、今定例会 で600万円の補正が計上されております。この市の取り組みを聞いた際には、3月に福祉の観点から も検討を入れるとご答弁されていました市長の言葉どおり、小型除雪機を各集落に配備できる環境が 整ったということで、非常に私も安心し、ありがたく評価をさせていただいているところでございま す。しかし、きのうの板垣議員もご指摘ありましたように、機械が整っただけでは除雪ができないわ けで、その除雪作業の当たる方々に対する組織づくり、これが課題になってくるだろうと、こんなふ うに考えております。   そして、もう一つ、私問題点として感じているところは、これが残念ながら75%の補助というこ とでありまして、せっかく福祉の観点から配慮された事業でありますので、ここを100%にできなか ったのはなぜかということでお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) お答え申し上げます。   今、ご質問のございました補助率の関係でございます。これについては、昨日もご答弁したわけ でありますけれども、町内会の自主活動に対する補助というようなことで、この補助率については、 いろいろ各課と協議する中でご意見あったわけでありますけれども、まず県内の他の自治体の状況な ども調査しまして、一番高いところで2分の1相当額、ほかの市町村についてはそれより低かったと いうような部分の中で、当村上市につきましては、特に山間部なんかについては雪が多い中、小さな 集落もございます。また、機械についても安いものでも30万、高いものだと80万ぐらいするというよ うなことで、小さな集落でも、あるいは町内でも取り組めるようにというようなことで、個々の金額 は大きいものですから、他の市町村では2分の1相当額でございましたけれども、その辺を勘案させ ていただいて、議員おっしゃるように100%であれば一番いいわけでありますけれども、75%という ようなことで決定をさせていただいたところであります。よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) そこなのです。小さい集落、特に小さい集落においては、マックス60万円と いうところについては問題ないと思うのですが、60万円の補助をもらうには80万円、20万円持ち出し が必要になってくるというふうなことになりますが、非常に20万円を区の経費から捻出するというよ うなことが厳しいというふうに聞こえてきておりますし、今も課長答弁されたように、50万円前後の 機種であれば除雪能力だとか、整備点検等についても何とか使用に耐えられるのではないかというふ うなことでございますので、できればその50万円というふうなことで、補助率の上限を下げても、補 助率を95%とか、そういう方向で財政的な調整をするだとかというふうなことで、せっかくの事業で ございますが、改善をする余地はないのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 今申し上げたようなことで、まず75%ということであります。この意図 につきましては、当然行政側も支援させていただくし、また各集落あるいは町内会でも、高齢化社会 を乗り切るために一緒に努力をしていただきたいというような意味合いも込めて、25%ですか、ご負 担を願うということでございます。   なお、今議員おっしゃいましたように、その辺の部分については、75%で出発して、将来的にま た皆さんのご意向等をお聞きしながら考えていく必要はあるのかなというふうには考えておるところ でございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) というのもですね、実は荒川地区の話になりますが、まちづくり協議会にお いて育成部という部で、荒川夢ファンド事業ということで、地区内の自立できる事業を起こそうとい う人たちに支援をしていこうということで、今回まちづくり協議会からいただいた200万の原資を配 分しようと、この17日にプレゼン予定をしているわけですが、その中に2集落がたまたま同じ、小型 除雪機を導入して地域の除雪のしづらいところに除雪活動をしようというふうな申請が上がってきて おります。その申請後、この市の事業が情報として入ってきて、区長さんも同様なのですが、まちづ くり協議会としても、やはり広範囲にいろんな地域活性を促す事業として名乗りを上げてもらいたい、 ことし4月スタートの事業でありますが、周知するのにやはり時間がかかっているので、なかなか申 請数は少ないのですけれども、そういう意味では、この除雪については行政側の事業に取りかえも可 能ですよというようなことで、一応そういう打診をしたところではあるのですが、やはり補助率がネ ックになっています、正直。50万相当の機械という前提は、これでよしとしているのですが、荒川地 区でも小さい集落ではないのですが、毎年区の会計上、20万円という金額、20万円でなくても、十数 万円という金額が右から左に動ける金額ではないというふうな強い要望といいますか、そんなことで、 とりあえず夢ファンドのほうに申請を優先したいというふうなことでございましたので、今課長のほ うから、今後検討もというふうな声があったので、少し期待は持っておりますが、ぜひ各地区、区長 会、区長さん等のご意見を確認していただき、生きた補助事業にしていただきたい、こんなふうに痛 切に願っているところでありますので、この問題については最後にもう一度ご答弁願えればありがた いと思います。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) ありがとうございました。議員おっしゃるような形で、私どももこの事 業が生きた補助事業になるように、またこの高齢化社会の中で、地域の皆さんと一緒に対応していけ るような形でしてまいりたいと思いますので、今後ともひとつよろしくお願いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 補助率の改善については、大いに期待をしておりますので、何とぞよろしく お願いしたいと思います。   それでは、2項目めを再質問させていただきたいと思います。今市長答弁にございました、村上 地区の、これは住宅密集地ということだと思うのですが、生ごみ収集、例外的に3回行っているとこ ろもあるということで、あとはすべて収集2回であるというふうなことなのですが、私のほうにも何 とか、猛暑が続く近年、夏場に対して回数ふやせないのかというふうな声が届いているのですが、こ れについては担当課長さんのほうにそういう市民からの要望等は直接入っているものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) ことしの夏、異常な高温であったわけですが、うちのほうに収集回数を ふやすというような苦情は入っておりません。   なお、先ほど市長も申しましたとおり、6月から9月まで4カ月間、村上市は週3回のところが あるわけですが、ほかの資源ごみについては、ほかの地区が毎月12カ月集めてございますが、村上地 区については2カ月に1回とか、3カ月に1回とかという収集の、資源ごみの種類別にそういうふう な集め方をしているところもございます。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 私のほうに要望来たのは、荒川地区の方であるのですが、荒川支所のほうに はそういう要請、要望は入っているものでしょうか、支所長。 〇議長(板垣一徳君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(平野俊之君) 私、直接は聞いておりません。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 数名というふうなことなのかもしれませんけれども、我が家でもあることで すけれども、週2回、1回生ごみ出す日を忘れてしまうと、4日、5日たまってしまうというふうな こともありますし、ぜひご検討願いたいという思いでお聞きしますが、この生ごみも含めて一般ごみ の収集については、廃棄物処理及び清掃に関する法律、いわゆる廃棄物処理法に基づいて各自治体が 廃棄物処理計画を立案、策定して、ごみの収集を責任持って行うことが義務づけられているというふ うに私認識しておりますが、これについてはこのような理解でよろしいのでしょうか、課長。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) そのとおりでございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 昨日、渡辺昌議員の大変すばらしい質問の中でも取り上げられておりました、 新ごみ焼却場の稼働が平成26年4月からという予定でございます。これについては、私もたびたび質 問させていただいてきましたが、最終的には処理能力1日90トン規模というふうなことで稼働される というふうなことになったわけでありますが、これから村上市の今後の人口推移、そしてまたそこか ら推計されるごみの排出量、そして今、きのうも問題視されていましたが、民間業者や一般家庭での 生ごみの処理、これらの普及などの予測を総合して、今言ったごみ処理計画を短期的、中長期的に作 成をしていく必要があると思いますが、これらについては処理計画というものはもう作成済みという ことでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 新ごみ処理場を建築のときに計画してございます。年々減少していく、 そういうような資源ごみに切りかえていくような、そういうふうな計画でございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) そのごみ処理計画の中では、当然今問題にしております生ごみの発生量、そ れに対しての処理の仕方等も細かく規定はされているものなのだろうなというふうに推察はされるの でありますが、今市民から大きな問題として取り上げられていない状況なのかなという思いもあるの ですが、やはりこの猛暑と、また村上や荒川地区における住宅密集地においての、きのうも渡辺議員 からも出ていましたが、コンポストや生ごみ処理機によるごみ処理をなかなかしづらいと、地域環境 的にはしづらい箇所についてのごみ収集の回数の見直し等も含めて、各地区ごとの細かな収集計画と いうものについては、これは我々議員のほうにも、ちょっと私も確認した記憶がないのでお聞きする のですが、配布はなされていたものなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 現在実施しております収集回数、それからそういう曜日等につきまして は、合併前の収集体制が基本となっており、今それ以外の要望が現在出ていないと、そういうことで それを踏襲させていただいております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) この問題のもう一点、今後これも私のほうにわずかですが、ひとり暮らし等 で非常に体調の悪い方が、特に夏というよりもこれ冬なのですが、非常にごみを収集置き場のほうに 持っていくのが大変だというふうなことで、何らかの改善はできないものかねというふうな話が出て いた中で、先ほど市長答弁にもありましたように、自治体による対応ということが第一段階的にはそ れもしかりなのかなというふうに思わないではないのですが、このような状況について担当課として は何かお考えのところがありましたら、ご答弁いただければと思います。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 今ごみステーションについては、市内に1,169カ所ございます。自治体 でごみステーションを設置するということでご要望があるときには、基準として約10戸程度を一くく りにしてステーションを設置してまいっております。ただ、距離的問題とか、そういう場合にはご相 談させていただきまして、そのステーションの数を設定したいと、そういうふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 今後高齢化等が進む中で、やはり今の除雪の問題等、同様な対策が今後必要 になってくる可能性があるかなと、こんなふうに考えますので、ぜひともそのようなことに対しての 予測的な対応もとっていただければありがたいなと思います。   それでは、3項目めについての再質問をさせていただきますが、昨年の3.11東北大震災、そして また、それ以外の震災等の状況を思い起こしてみますと、まず災害発生後、初期的な危機から命を守 るためには、いろいろな食糧や水、そしてまた季節によりますけれども、体を保護するための衣類関 係などの補給が速やかに行われることが非常に重要だというふうに報道等を通じて感じているところ でございますが、それらについても国内においては、大体被災から1日もしくは2日程度で自衛隊等 の救済活動により、大体の方は避難所等に移行できるような状況にあるのかなと、こんなふうに考え ておりますが、その中でもいろんな悪条件が重なって、救済時間がもっと長くかかってしまうという ふうな方たちをいかに守れるか、守るかということも自治体としては大きな視点を持つ必要があるの かなとは思うのですが、これについても本当に予測が難しいところではありますが、今ご答弁いただ きました、市内18カ所に対して備蓄をしているというふうなことでございますが、この18カ所につい ては大体どのようなところでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) ところというのは場所でしょうか、それとも地区割…… 〇6番(川村敏晴君) そうですね、地区割及び場所です、それは高台なのかうんぬんかというよう なことを確認したいということでお聞きしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) まず、18カ所の地区別の数でありますけれども、村上地区が5カ所、荒 川地区が6カ所、神林地区が2カ所、朝日地区が1カ所、山北地区が4カ所、合計18カ所でございま す。場所的なものについては、各学校あるいは保育園、これは旧の学校、保育園等でございます。あ と村上地区におきましては、庁舎のすぐそばにもございますけれども、プレハブのものでございます が、その辺あるいは旧森林組合の倉庫というようなことで、これまで活用されていたものが必要なく なった部分等に、主に倉庫として使わせていただいているものでございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 先ほど備蓄計画量については、食糧についても若干不足であるというふうな 数字でございましたが、本当にこれについても、ただ単に危機感をあおるということで聞いているつ もりはないのですが、やはり口に入るものについては、適正な場所に保管し、それを適時運搬、配布 することが必要になるわけですので、空き場所があるからそこにというふうなことというよりも、や はり標高、海抜調査をした結果も出ているわけですので、今後そのような方向づけの中で適地を選定 していただければありがたいなと思っております。   また、今食品等については、消費期限ですか、これが5年程度のものが主流であるというふうな ことが述べられておりましたが、8月26日に市内で防災訓練が行われ、私も荒川地区において参加を させていただきました。その際、いわゆる今言った備蓄、食糧として備蓄されているアルファ米とい う、これが参加者に配布され、また職員が調理したものをおにぎり等で配布され、試食というふうな 形で提供されておりましたが、これについても消費を過ぎる前に適正な配布の仕方であるとは思って おりますが、ここで感じたことなのですが、防災訓練に参加しているのはほとんど大人が主でして、 子供の参加が余り多くなかったというふうな、ことしはそういう状況でしたけれども、この備蓄米、 特に私らがいただいたアルファ米というのは、熱湯だと5分で普通の御飯に戻るというふうなことで ございましたので、簡単な調理でまず急場をしのげるというふうなものでありますし、これからどん どん備蓄されていく、この1万2,200食がどういうふうに全部毎年消化されているのかというような ことはわからないのですが、ぜひともこれを学校の児童生徒等にも直接自分で調理をする経験を持っ てもらう等の使い方があってもいいのではないかなというふうなことで、大人については読めばわか る的なところがありますが、やはりいざというときに子供だけで孤立する可能性もないことはないと 思いますので、そのようなときにみずから調理をするというふうなことを体験上覚えておく、そして またそれらをお子さんたちというのは、まじめにとらえてくれると家庭に対してもそれを伝播してい ってくれる効果もあるのではないかなというふうなことで感じたわけでありますが、この備蓄米を消 費限前に適正に消費する中で、そのようなことが可能な量なのか、計画的にはどうなのかお答え願え ればと思います。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 大変ありがとうございます。これまで5年が一応目安というのが非常に 多うございます。その部分については、これまで防災訓練等全体のもの、あるいは集落単位でするも の等で、要望があればそちらのほうに使っていただいております。今ご提案いただきました各学校等 での自分たちでつくってするというのは非常にいいことだと思います。その辺については、量的なも のもございますけれども、今後教育委員会のほうとも相談をさせていただきながら、できるだけの対 応をしていきたいと、こんなふうに考えております。よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ちょっと教育長には余りささいなことかなと思って、通告はしていなかった のですが、教育委員会絡みのことでもありますし、議長のお許しがあれば、今の学校においてこのア ルファ米の調理実習的なものについて、教育長のお考えもお聞かせ願えればと思いますが、よろしい でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 消防法で、年2回以上防災訓練をしなければならないという規定がありま して、その法律に基づいて学校では防災訓練をやっているわけであります。その防災訓練のときに、 このアルファ米なるものを子供たちが調理したりして食べるということになれば、一層臨場感が高ま って、そして実のある防災訓練ができるのではないかなというふうに私は考えます。そのようなこと で、総務課からこういうふうなことでその米を使ってくれないかと言われれば、喜んで防災訓練の一 つの子供たちの体験の場として利用させていただきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 突然の振りで申しわけございませんでしたが、ありがとうございます。今教 育長もおっしゃるように、学校環境でこういうことが活用できるということであれば、また備蓄米の ほうも不足分の調整等を図りながら、ぜひとも有効な防災訓練であり続けるようにご配慮願えればと 願いながら、これで私の一般質問を終わらせていただきます。   ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで川村敏晴君の一般質問を終了いたします。   午前10時55分まで休憩します。           午前10時36分  休 憩                                                        午前10時55分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、16番、姫路敏君の一般質問を許します。   姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) 一般質問を行います。私の一般質問は3点ございます。   都市計画道路の環状3号線について。平成22年7月に環状3号線建設促進期成同盟会は、瀬波温 泉トンネルから先の瀬波小学校までの早期開通について、新潟県知事に陳情に行ってまいりました。 しかし、新潟県としては「当該未整備区間の将来計画に当たっては、まず地元村上市が将来の沿線の 土地利用計画を検討するべきであり、それを踏まえて事業化の可能性を検討するべきである」との回 答でした。したがいまして、この未整備区間は県に整備の要望をしていくのではなく、村上市が独自 で土地利用計画を考えて道路整備を行うべきであると考えておりますが、その方向性を聞かせていた だきたい。   2番目、山居町交差点から瀬波温泉トンネルまでの間は、跨線橋の設置も計画としておりますが、 今後どのような整備を考えているのか聞かせていただきたい。   大きな2番目、社会福祉協議会のあり方について。村上市社会福祉協議会を介護予防を事業主体 とした組織にするべきだと思いますが、考え方を聞かせていただきたい。   3番目、一般競争入札について。一般競争入札の参加資格要件として、「村上市に主たる事業所 を有する者であること」、いわゆる「本社がある」という記述を盛り込むべきだと思いますが、どの ように考えているのか聞かせていただきたい。   この大きな3点でございます。よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、姫路議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、都市計画道路環状3号線についてのお尋ねでございますが、ご承知のように この道路は、昭和60年代に新潟県は国道345号のバイパスとして、瀬波小学校方面からと松山方面か らの整備を進めた経緯があり、村上市としても必要を要望をしてきた道路であります。その後、用地 関係等の紆余曲折で時が流れ、近年の事業費削減により、結果的には国道345号荒川地区の旭橋をは じめ、同市で同一路線の中で何カ所もの事業実施が困難となってきたことが、新潟県のこのたびの回 答につながってきたものと捉えているところであります。   そこで、議員お尋ねの村上市が独自で土地利用計画を考えて道路整備を行うべきと考えるが、そ の方向性についてお聞かせいただきたいとのことでありますが、前段の経緯でも述べましたとおり、 また先日、片野議員への答弁でも申し上げましたが、本市としては何とかして新潟県の力もおかりし ながら計画を進めたい、そのように考えているところでありますので、ご理解をいただきたいと思っ ております。   しかし、これまでのように、単にお願いするだけでは理由が立ちませんし、県にも納得するよう な理由が必要となりますので、そのような意味では、議員がご指摘のようなことも含めてさまざまな 角度から検討が必要となってくると思っております。   2点目、山居町交差点から瀬波トンネルまでの計画についてのお尋ねでございますが、現在都市 計画決定されている当該区間は、昭和36年に幅員12メートル、延長1,480メートルで、岩船町街道踏 切より村上駅方面に100メートルほど寄った位置に跨線橋でつなぐ計画とされているものであります。 ご承知のとおり、山居町交差点からJR羽越本線までの間は、既に住宅が建ち並んでしまっているこ とや、県立村上特別支援学校わきの県道岩船港線が都市計画道路とほぼ同規格で整備済みであること から、この間の事業化は難しいと考えなければならないと思っております。   そこで、当該区間の中では、まず未整備区間である松山地内と七湊地内について整備を進めてい くことが、瀬波温泉と村上瀬波温泉インターチェンジをつなぐ経済的かつ現実的な方法ではないかと も考えているところであります。   次、2項目め、社会福祉協議会のあり方についてのお尋ねでございますが、最初に介護予防につ いては、その重要性については十分認識し、本市といたしましても、地域包括支援センターにおいて は運動機能向上や、認知症予防を中心とした事業に取り組んでいるところであります。お尋ねの社会 福祉協議会を介護予防を事業主体とした組織にすべきとのことにつきましては、社会福祉協議会全体 としての問題と捉えておりますので、今すぐに結論を出せるものではないと考えております。   次に、3項目め、一般競争入札についてのお尋ねでございますが、現在建設工事における一般競 争入札につきましては、制限つき一般競争入札として高度な技術を必要とする工事や、一定金額以上 の工事を除き、事業所の所在や地域貢献度の有無の条件等、いわゆる制限を付しての入札執行を行っ ているところであります。そのうちの事業所の所在の条件で、村上市に主たる事業所を有する者であ ることの制限を付してはどうかとのご意見であり、いわゆる入札の参加を市内に本社がある業者に限 定をしてはどうかとのお考えかと存じます。原則的には、本市におきましても、市内業者優先の考え 方を基本として、一定の条件を付す制限つき一般競争入札を実施しているところでございますが、村 上市に主たる事業所を有する者であることのほかに、市内の営業所であっても、5年以上の長年にわ たり営業実績を有し、市内の除雪の受託や災害応援協定の締結等の地域貢献度を有する者については、 市内の本社と同等とみなす者として入札の参加を認めている現状であります。   今後につきましても、市内本社のほか、営業所等であっても本市に一定の貢献をいただいている 者については、市内本社と同様とみなし、入札の参加を認めていく考えでございます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ご苦労さまでございます。   それでは、再質問させていただきますが、市長をはじめ、皆さんのところに資料を配付してあり ますので、その資料をごらんになりながら進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたしま す。ただ、私も時間の関係で、答弁が長くなったりするときにとめる場合もございますので、あらか じめご了承いただきたいと思います。簡潔にしていただきたいと、こういうふうに思っております。   瀬波温泉トンネルの先線ですが、この陳情、昨年3月に議会にかかりして、陳情という形で願意 了承されております。それで、この中でうたっていることをちょっと読ませていただきますが、黒い 線でアンダーラインを引いておりますので、わかるかと思いますが、「都市計画道路環状3号線は、 村上市の産業・観光進展において極めて重要な道路であることから、これまで、県北地域振興協議会、 国道345号線改良促進期成同盟会、村上市(地区)区長会などにおいて要望されてきました」。平成1 9年には約9,000名の署名を添えて、県知事に陳情してございます。また、20年には、村上市議会が早 期改正を求める意見書を県知事に出しております。しかも、これは合併の登載事業です、合併基本計 画の登載事業にノミネートされている唯一の道路なのです。何ら進んでいない。幾らいい答弁もらっ ても、全然進んでいない。本気になっているのかどうか、市長どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然必要な道路とは認識いたしております。しかしながら、やはり県の力を かりないと、市単独の事業としては非常に難しい面があると、そのようにとらえております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そこで、県に力をかりるというわけですけれども、県のほうに22年の7月に 行ったときに、県でどういう回答をよこしたかというと、ここにも書いておりますが、「まず、地元 村上市が将来の沿線の土地利用計画等を検討するべきであり、それを踏まえて事業化の可能性を検討 するべきである」と。いわゆる県は、事業の主体性を村上市でやってくださいよと、こういう回答を 出してきたのです。しかも、そのときに行ったメンバー、瀬波の区長会をはじめ、当時の都市整備の 課長さん、部長さん五十嵐さん、それと県議、これらで行って、しかもそのとき大野副知事さんがで す、幾ら来られてももうこれは整備の計画はないのだと、県には。県では整備しないのですと。ただ し、村上市で事業主体をして、土地利用計画を立ててくるならば、その中で県が後押しできるところ を探そうではないですかと。だから、県にこのまま頼んでいても進まない、何も。市がつなげてくだ さい、つなげてくださいと言っていたところで進まないということはわかるはずですが、都市整備課 長、その辺いかがですか、そういう回答をいただいてきたのをあなたはご存じですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 引き継ぎでも重要事項として受け継いでおりますし、当時の五十 嵐部長が一緒に陳情に行ったときのその復命書も見ておりますので、そういったことは十分承知して おります。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 私ちょっと耳が悪いのかわからないのですけれども、都市整備課長のマイク が少し小さいように聞こえるのですが、すみません。   それで、それを受けて、今度瀬波の区長会の要望の内容の視点が変わってくるわけです。これが 資料1の右側の要望にかわります。アンダーライン引いてあります。「県ではなく市による道路整備 の事業化を強く要望いたします」、つまりこれは今まで県に我々が言っていたのだけれども、県では なくて、市がやらないと県は応援してくれないのだと、こういったぐあいでわかってきます。これが 要望です。ところが、市からのその回答書、ここにアンダーラインしてあります。重要な部分だけノ ミネートしたアンダーラインしています。「具体的土地利用計画が必要となります」、必要だったら 市でつくればいいではないですか。「道路の事業化を目的とした市街地拡大を図る土地利用計画は困 難な状況と考えております」、全くやる気がないのか。下の方、「上述の理由と具体性に欠けるため、 土地利用計画を進めるには難しい状況となっております」、難しい、難しい、難しい、難しいと言う だけで逃げていっている。最終的にどういうことか、「市街地の渋滞を分散させる意味でも国道345 号線・瀬波温泉先線の必要性について、再度検証してもらえるように県に要望してまいりたいと考え ている」、だからできないと言ったのに、これを回答するということがどんだけ矛盾しているか。ど うですか、都市整備課長、恐らくことしも上がってくるでしょう、これが、同じように。同じ回答し たらおかしい、こういうことになりますが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) この路線につきましては、市長も答弁したとおり、重要な路線と いうふうに私も認識しております。それで、県のほうから土地利用をきちっと市のほうで考えてとい うふうなことで、私どもも土地利用を考えるというふうなことでいろいろ検討してみたのですが、実 は市の都市計画のマスタープラン上は、市街地の空洞化を避けると、市街地を埋めて、外にはまちを 広げないというふうな、そういう方針を出しておりまして、そういった観点で、ただ道路をつくるた めにそこに絵をかくというようなことは非常に難しいのだろうというふうなことに突き当たったわけ です。そういうことが一つ、ここで「難しい」という表現であらわさせていただいたのでございます が。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それが難しいなら次の手、あの手この手と考えるのがやっぱりプロフェッシ ョナルの仕事でしょう。それで、職員としてやっぱり仕事をしていくべきで、資料1の裏面、この環 状3号線の瀬波温泉トンネル先線から点々、点々と瀬波小学校に行きますよね。ここで私が考えてい るのは、私の考えですよ、市長がよく言う、それは姫路議員の考えでしょうという私の考えです。右 側がいわゆる住宅地、商業地でも言うのでしょう、住宅、左側が観光農園とか観光茶園とか、例えば です。それで、瀬波温泉に近うございます。今観光茶園とかは、イヨボヤ会館のわきにございますが、 こういったところに、瀬波温泉に近いところに茶畑もございますし、それを有効に使って、こんなふ うに土地を考えているというのが私の考え方の中の一つにございます。   先般、片野鉄雄議員のところに、交付金事業というのは今なくなって、この右側のこれではない かなと思うのです、社会資本整備総合交付金、いわゆる社会整備事業として位置づけると。これまで の中よりも新しい交付金のものがいろいろございますが、非常に自治体が、いわゆる地方自治体の優 位性を持って計画性を立てられるように変わっております。こういったところを利用しながらプラン を立てていって、このプランの中で国県のほうに、いわゆるその中で道もつないでいくのだというこ とでの後ろ盾をいただくという考え方を出してはいかがなものかと。これ同じことを堂々めぐりでや っていても何も進まない、何かこういったことで一応事業プランを立てて進んでいってはいかがかと、 こういうふうに思いますけれども、都市整備課長、どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) おっしゃるとおりでございます。この制度も22年度あたりからの 制度でありまして、私どももこの点には着目をして、いずれにしましても、こういったものをつくっ て、県がヒアリングの相手になりますので、そこでその土地利用はどうなのだという話だとか、いろ んなことをひっくるめて、こういう交付金の事業に乗れるかどうかというようなことを検討しなけれ ばなりませんので、今村上振興局の地域整備部の方々とこの辺のことについては親身になって相談を させてもらっているところであります。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ぜひ前向きにとらえて、そしてそういう土地の有効プランを考えて、県のほ うは区長さん方と行ったときに、私は行っていないのですけれども、話だと、大いに支援するという 勢いは、意気込みはあったみたいです。ただ、県でその道路だけつなげるような事業はできませんと、 こういうことでございますので、しっかりその土地の有効計画プランを立てていただいて、それで持 っていくと。   ちなみに、そこのところの固定資産税とか、そういうことをちょっと申し上げると、これは税務 課で大体調べていただいて、私のほうもそれに試算したものですけれども、この右側のほう、将来住 宅地と言われる部分、これざっと見ると大体40万平米あります、40万平米。今現在40万平米で、1平 米当たり評価額が約52円です。53円だったり、51円だったりしますが、52円です。そうすると、これ 全部の評価額にしても2,080万円、そこから上がる固定資産税100分の14掛けても、29万1,120円でし かありません、今現在。それはそうです、畑とか、そんなものです。ところが、宅地に変わっていく と、その4地点で平均していきます。そうすると、そこが1万8,000円ぐらいになります、宅地だと 評価額、平米。そうすると、40万掛けると72億円、評価額。72億円まるっと来ませんので、1,000分 の14掛けてやれます。そうすると、そこが宅地化されていくと、いきなりではございません、全部が うまくいくと約1億円という金額が市に入ってくるようになります。そういうこともこのプランの中 に考えて、いわゆる道路だけつなげる、土地だけの利用、そこにその費用対効果も出てくるのだとい うことを裏づけて、ぜひつながるように頑張っていただきたいと、このように思いますが、市長どう ですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、愚痴になりますけれども、今ごろになってから県が、県ではできない から市でやれと、とんでもない話だと私は思っております。それもいたし方ないのかなと思っており ます。今姫路議員がおっしゃったようなことは、私も十分認識をいたしておりますし、道路の必要性、 重要性も認識いたしております。ただ、今おっしゃったように、土地利用計画において宅地造成とい うような話がございましたが、果たしてそれでいいのかという問題も私は生じてくると思っておりま す。莫大な金額を投資していかなければなりませんので、それがいいのか、あるいはまた別な方法が いいのかということも含めて検討はし、研究する必要はあると、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 合併してから、旧村上市の都市計画道路は何ら一点も進んでおりません。待 ち望んで合併したはいいけれども、できているところは想像に任せます。   それで、私思うのですが、ここのところ、市長が今いきなり、いわゆる県に言っているのだけれ ども、県でやると要望していて、いきなりおまえたちでもやれよというのはいささかちょっと合点が いかないようなことを言っておりますけれども、合併登載事業にのっているのです、市長。これつな げるという、あなたはそれを仕事として持っているわけです。合点がいかない、県でやるべきだとは 言いますけれども、この辺についてどうですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然その登載事業は、県の事業あるいは県の大きな後押しがあってやるとい う意味での登載事業であると、そのように認識をいたしております。その登載したときから、まち単 独でやる事業とはとらえておりません。しかしながら、何度も言いますけれども、必要かつ重要な道 路でありますので、市としてできることをやっていって、そして県の力をやはり最後にはお願いしな ければならないと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それと、もう一つ、この地図見ていただけますか、資料1の。この2つ線が あって、これ高速道路からインターでおりてきて山居町線ですね、そこから点々、点々で環状3号線 が瀬波温泉トンネル先線まで行く、これ本来計画として、道路としてあったわけです、都市計画道路。 今課長の答弁だと、いわゆる県道の岩船港線がきれいにできているので、それとの兼ね合いもあると いうようなことを言われていましたけれども、この黒い線、おりてからずっと黒い線行って、角銀の ほうへ行ってぐっと回って瀬波温泉行くわけですけれども、今これがインターは村上瀬波温泉イン ターとなっております。インターでおりた観光客は、そのまま真っすぐ来て、そこのところをよぎっ てずっとこの黒い線のとおりに道案内されているのです。瀬波温泉インターです、普通インターから おりて瀬波温泉の道標ですーっとあれば、この環状3号線ができていればすーっと通れるではないで すか、左に折れれば、山居から。12メーター道路です、計画では。これいかがですか、都市整備課長。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 議員おっしゃるとおり、インターチェンジ名が「村上瀬波温泉イ ンターチェンジ」となっておりますので、本当にこの環状3号線が通ればスムーズに瀬波温泉とイン ターチェンジをつなぐというふうな道路にはなるかと思います。それで、アクセス道路もここにタッ チしたものというふうに考えておりますけれども、先ほど市長の答弁でもありましたとおり、環状3 号線につきましては、今この計画で図面になっていますけれども、松山と、とりあえず七湊のほうで す、結んでやれば現実的な話ではないかなというふうなことで考えております。既に特別支援学校の わきの道路もきれいになっておりますので、まずそこにつなげてやるのが第一段なのではないかとい うふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) もし路線を想像して変更するのであれば、しっかりとそれをプランを立てて やるべきだろうと。いつまでも残しておけば、市民だって期待もするし、そこら辺もよく考えて、で はなくせばいいという問題ではないのですが、しっかりそれを、時代とともに変わっていくわけです から、その辺もしっかりとお願いいたしたいと、こういうことでございます。   では、次にまいります。社会福祉協議会についてです。これは、資料の2をまず見ていただきた いと思いますが、これは本年度の「村上市の福祉と保健より」というところから抜粋して、数字を並 べてわかりやすく棒グラフにしたものです。これ見ておわかりのように、毎年介護認定数が100人ず つ増えているのです、ほぼ100人ずつふえている。それで、多くなっているのは、ずば抜けて多いの は要介護1でございます。次に要介護5、重症患者が今度上に出てきますよね。そんなことで、要支 援関係は250人前後と少のうございますが、介護保険給付費、右肩にどんどん伸びております。平成2 0年度に53億9,000万円だったのが、何とことし61億2,522万7,000円、1年間に2億4,500万ずつふえ ている計算になります。これは、もしかするともうちょっと過去にさかのぼれば、もっと年間ふえて いるのかなとは思いますが、この状態の中で私思うのですが、何とかこれを減額させる方法はないの か、給付費も含めて。   私、着目したのが社会福祉協議会でございます。今社会福祉協議会は、正職員とパートさん合わ せて217名ございます。デイサービス関係に所属しているのが115名、デイサービスいろいろございま すが、指定管理者でやっているところではございますが、115名。それで、私思うのですが、このい わゆるデイサービスというのは、以前は介護といえば行政、福祉といえば行政、ところが今最近は、 民間でもどんどん、どんどん参入してきています。恐らくこの福祉協議会も民間とのライバル同士で、 いろいろと競り合いながらやっているところがあろうかと思いますが、その中で私は、このデイサー ビスから、これは民間でできるものは民間でやっていただいて、施設も民間でもし開放して使えるよ うなら民間で使っていただいて、この115名が予防を志した介護、予防介護、介護予防、こちらのほ うに専念していただくと。いわゆる認定者数をふやさない、給付費をふやさない、介護給付費だけで も61億ありますけれども、国民健康保険のほうを合わせると給付費で51億プラスなります。だから、 112億円から村上市は、いわゆる給付費払っているわけですけれども、2つ合わせると。ここを改善 できるような組織体として、彼女らというか、彼らに動いてもらえるような、いわゆる民間と争って そこでやるのではなくて、民間でできるところは民間でやっていただいて、そして彼女ら、彼らがそ ういう予防介護に当たって、その数字を目がけて目標を立てて事業プランを行っていくと。こういっ た形でできないものだろうかと。介護高齢課長、どうですか。 〇介護高齢課長(川内信一君) 介護高齢課長でございますが、方法論としては、今議員おっしゃる とおり民間の事業所もかなりやっていますので、できないことではないとは思います。ただ、それが すぐにできることかというときになれば、またこれは話が別だと。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) いきなりはできないと思います。ですから、例えば村上地区から始めていく、 徐々にシフトしていく。村上地区にお勤めの福祉協議会の、しかもデイサービスにお勤めの方々と村 上市が一体になって予防介護にできるように、恐らくこれは生涯学習、あるいは体育館の方々とも一 緒な活動につながってくるのだろうと思います。みんなこぞって給付費の削減、それと認定者数の減 るように努力する、市長いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この問題は、事は介護に限ったことではないと考えております。社会福祉協 議会のあり方はこれでいいのかというようなところから入っていく必要があるのではないかなと、そ のように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 今、社会福祉協議会の職員さん、一生懸命頑張っております。だから、それ で悪いとは言いませんけれども、ただ言えるのは、やっぱりデイサービスなんかもう民間でもどんど んやっているわけです、民間ではない、社会福祉協議会もある意味では民間なのですけれども、いわ ゆる公的な手の中で行えるというのは、採算度外視の部門といったら予防です。予防には、いわゆる そこから収益は出てきませんので、どっちかというと予防介護のほうは、いわゆる本当の公的な福祉 という意味で行えるのかなと、こういうふうに思っております。そんなこんなで、福祉課長どうです か。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 議員の言われるとおりだと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それでは、次に入札についてお聞きしたいと思います。   これ資料3になりますけれども、これインターネットから引っ張られるものですから、これ公告 が終われば随時インターネットからも消えていきますけれども、たまたまそういうので私がやって、 新発田と胎内市と、裏のほうに村上市と、みんな同じ工事というのはあり得ないのでまちまちになっ ていますけれども、いわゆる新発田のAランクは、ここにBランクと書いている、Aランクはその他 営業所がある者だけでもいいのですけれども、Bランク以下は、すべてこれです「新発田市内に主た る営業所を有する者」、これ必ずついています。つまりどういうことかと、本社がなければできない。 新発田には、村上の本社のある企業はお仕事を取りに行かれない、これがあるから。次、資料の3の 右側、胎内市ですね。胎内市でも私もアンダーラインしている、「公告日現在において、胎内市に主 たる事業所を有する者であること」、ランクもあるでしょう、でもこれが最初に載ってきています。 つまり村上市に本社のある企業、幾ら胎内市に営業所を持っていてもお仕事ができない。村上市、村 上市は、下にアンダーライン引いてありますけれども、裏ページです。「次のいずれかの営業所を有 していること」、いずれかですから、@かAかどちらかだよということ。村上市内に主たる営業所が ある。もしなかったら、Aですよということです。つまり村上市は、ここに本社がない営業所もどん どん受け入れてやりましょうというのが村上市の構えではないですか、いいですよということ。これ 何で「主たる営業所」というのを村上市の場合はここにつけられないのか、この辺ちょっとお聞きし たいのですが。市長どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 一般競争入札の資格条件につきましては、各市まちまちだというのは認 識しております。村上市の場合は、主たる営業所がある場合であっても、地域貢献度等で制約をつけ ておりますので、いわゆる非常にハードルの高い中身になっているのではないかというふうには考え ております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) わかりました。それは、貢献度というのは、どこの自治体もあるのです、ど この自治体も。副市長、まだ入札関係のトップだと思うのですが、いかがですか、その辺。なぜ村上 市が「主たる事業所」、大きなAランクとかはまだあれですけれども、B、Cのレベルでも同じよう なことをしている、この辺です。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまのランクづけでの入札の参加資格でございますけれども、市 長も申し上げましたとおり、市内の業者で応援協定、除雪、また災害応援協定、それらの地域貢献度 を有している市内の本社、営業所がある場合同等とみなすというふうなことで掲げて、今やっている ところであります。これについては、5年以上営業所として営業しておりますので、地域に十分密着 した、また地域の雇用も生まれている事業所でございます。そんな観点から、Bランクまでというこ と、Aランク、Bランクということの表示でありますので、そういうことで一緒に指名競争入札をし ている現状でございます。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 指名競争入札ではない、一般競争入札の話している。   いわゆる胎内市でも、新発田市でも、現実その事業所がいて、お断りして帰ってきているのです、 追い出されているのです、いろんな意味で。やっぱり考えてみれば、私はどうあろうと本社がここに ある事業所というふうに限定していくべきであると、こういうふうに思います。やっぱり地域貢献も さることながら、確かにやっているところもあります、大きな企業で、どことは申し上げない、2つ ぐらいありますか、それが今度もうちょっと、例えば2,000万とか3,000万ぐらいの仕事をぽんぽん、 ぽんぽん取り始めていったら、今度市内の業者が取れなくなる、下請しかできなくなる、こういうこ とでございます。ある意味では、そういうところもしっかりと構えて守っているというのも、あなた たちを守っている、守るのです、攻められるから。そういう体制も必要だなと、こういうふうに思い ます。   そこで、入札通知書というのがありますね、これ指名競争入札、これは防災無線関係です、いわ ゆる物品のことになってきますけれども、指名競争入札、11社ほどあって、10社が市内業者、1社は 市内ではない業者〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕ということで、取ったところが藤島無線 工業株式会社、長岡に本社のあるところでございます。それが100台、防災無線1台当たり4万7,250 円税込み、取っております。間違いないのですか、これ。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 議員おっしゃるとおりでございます。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そして、ではその藤島無線が、村上市のどこに営業所あるのか、私行って写 真撮ってきたのです、営業所の。これ写真、2つ。議員さんもよく見ていてください、これ2つ、写 真です。これどう考えてもふつうのうち、住宅ですよ、これ。これ営業所に見える方いらっしゃいま すか、もし営業所に見える方いらっしゃったら、一言お願いしたいのです。これは、住宅ではないで すか。ここが営業所になって、村上市の、しかも指名競争入札で11社あった中の1社だけが長岡の方 で、村上市の税金で買うものを持っていくと、これおかしいと思いませんか。これ看板もないのです、 道しるべもない、ただのうち、これ藤島無線の村上営業所です、違いますか、見てきましたか、これ。 答えてください。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 大変申しわけございませんが、現地は確認してございません。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長、やっぱりどう考えてもおかしいではないですか。指名競争入札で11社 のうち、1社だけが長岡出身のところをわざわざ指名しておいて、ここのところに取ってやらせたい 思惑があるとしか見えないでしょう、こんなもの、私にはそうしか見えない、どう考えても。三菱の 代理店もやられておりますね。そうすればです、どう考えても恐らくこの藤島無線からほかの営業所 なんかは、本店ある電気屋さんなんか入れるのではないですか、物品をもしかして。これ勝てるわけ ない。しかも、同じようなデジタルの無線の戸別受信機、平成17年の5月にデジタル無線機は荒川町 当時2,500台入れました、平成17年5月、株式会社富士通ゼネラル、3万4,440円で入れているのです。 何でこれだけの違いが出るのか、副市長どう思いますか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) そのときの単価もそうですし、競争原理が働いてこういう結果になっ たということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 競争原理が働かないから4万7,250円になったのかということになりますよ。 今副市長は、荒川町の当時のは競争原理が働いて3万4,440円になったのだと、おめでとうございま す。村上市で入れるのは、競争原理が働かないから4万7,250円になりましたと、裏を返せばそうい う言い方になってしまうではないですか。私は、やっぱり市内業者を指名して、そこで競争させれば いいと思いますよ。わざわざよそから事業所引っ張ってきて、わざわざ営業所あんなわからないとこ ろに、住宅みたいなところに持ってきて、そこが取るというのは甚だおかしい、これを言いたいので す。市長どうですか、これ。 〇議長(板垣一徳君) 市長。〔質問時間終了のブザーあり〕 〇市長(大滝平正君) これの場合、指名競争入札と書いてありますけれども、その点において競争 原理を働かせるために、そういうような方法をとったのかどうかということもちょっと今検証してい ないのでわかりませんけれども、基本的には先ほども申し上げましたように、市内優先でやっていき たいと考えておりますし、先ほど来お話ありますような、いわゆる市外の業者については、非常に厳 しくやっているつもりでございます。例えば、姫路さんは恐らく村上市にある、A級の業者ですけれ ども、その業者を言っているのだと思いますけれども、何十年もここにいて、そして地域貢献度も非 常に高く、あるいは地域の雇用もやっている、あるいは消防団員も抱えて防災の面でも協力している ということになってくると、やはりそれは入札の資格があるのではないかというような、私どもはと らえ方をしております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それは、市長の考え方いろいろあります。しかし、そこの業者さんもしっか りとまず地域貢献もしているのだということになれば、なるほどなということもございます。言える ことは、本当に入札にかかわって、偏りのない発注方式、いわゆる競争で入札していく、それにして も、その後がどうだこうだといろいろ変に聞こえてくる部分もございます。これはうわさでしかない ので、ここで言っていてもしようがないですけれども、でもそんなことの話が絶たない状況の中で、 工事の発注、そしてまた契約等を行っていただきたいというのがございます。副市長いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 姫路さんおっしゃるとおり、公平公正に発注をしているところであり ます。最近の状況を見ますと、談合情報等いろいろ今年度に入りましても1件もそういうあれがござ いません。スムーズに執行されているなということでございます。また、入札監視委員会も設置をさ せていただきました。その中で不備等、また問題があれば指摘があると思うのですけれども、そうい う指摘もございますので、スムーズに円滑に施行されているものと感じております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 入札関係、私も業界よくわかりませんが、とりあえずは公平、公明、正大で あってほしいなと。そしてまた、最初に言っていた、きょうは環状3号線の瀬波トンネルの先線、こ れ都市整備課長、しっかりとプラン立てて市長と話しして、市長もよくそれと話しして進めていただ きたいのです。全く今の状態では進まないという状態です。市長、何とか頼みますよ。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど来申し上げておりますように、必要ない道路とは全然認識していませ ん。必要で、かつ重要な路線であるという認識のもとに、ただ残念なのは、県がああいう回答をした ということでありますので、今度私どもが何らかの形で県を動かしていかなければならない、冒頭に も申し上げましたけれども、村上市だけの力でやれるかというとやれません。やはり村上市が主導権 を握りながら、県の補助事業採択に向けて努力をしていく事業の一つであると、そういうとらえ方を していますので、検討をしていくということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ぜひ期待しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。   これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで姫路敏君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩をします。           午前11時44分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、7番、冨樫宇栄一君の一般質問を許します。    7番、冨樫宇栄一君。           〔7番 冨樫宇栄一君登壇〕 〇7番(冨樫宇栄一君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。私の 質問は、今回は1項目ということでございますが、よろしくお願いいたします。   先日、政府は東海沖から四国沖の南海トラフ沿いで巨大地震が発生した場合、最大32万人以上の 死者が出るという被害想定を発表いたしました。ちょっと信じがたい数字ではありますけれども、科 学的知見に基づいて出されたものであり、これをしっかりと受けとめて対策を考えていかなければな らないというふうに思うわけでありますが、この想定自体が真冬に、深夜に最大級の地震が起きたと いうことの想定でありまして、早期の避難だとか、対策を徹底することによって、その被害を8割ぐ らいは減らすことができるのだというふうに想定をしておるわけであります。そのために、官民一体 となって地震、津波対策を強化する、そのために特別措置法の制定も目指しているということなどが 報道されておりました。   新潟県でも昨年の東日本大震災を経て、津波浸水想定図の見直しを行い、この6月に新しい想定 図を公表をしたところであります。これを受けて、各関係市町村ではさまざまな取り組みが行われて いるようでございます。また、この防災期間中に、この猛暑の中、各地で防災訓練も行われており、 当村上市でも8月26日に多くの市民の参加のもとに、山北地区の山北多目的グラウンドをメイン会場 に総合防災訓練が実施をされました。また、その少し前の8月には、県の消防大会が荒川の総合運動 公園で開催をされ、ポンプ操法競技が開催をされ、見事当村上消防団の山北方面隊がポンプ車操法の 部で優勝し、10月の全国大会に出場というふうなことになりました。これは、我が村上市の消防団の 士気の高さのあらわれであり、日ごろの訓練のたまものであると心から敬意を表するところでござい ます。   こうした今のこの時期に、市の防災体制について、先日開催された総合防災訓練の点検をしなが ら、そして市の防災体制の万全を期すために、幾つかの点について市長にお伺いするものでございま す。   1点目は、現在の市の防災対策の課題と、これから強化していくべき点は何かお伺いいたします。   2つ目は、津波対策でございますが、昨年の東日本大震災を受けて見直しを進めてきた津波対策 は、どの程度進んでいるのかお伺いいたします。   3つ目が、各地域での自主防災組織もかなり活発に活動をしているようでもありますが、現状は どうなっているのか。そして、これに対する育成策はどのように考えておられるのかお伺いするもの であります。   4つ目には、住宅用火災報知機の関係につきまして、私も何回か質問してきたわけでありますが、 現在の普及状況とその未設置対策についてお伺いいたします。   では、市長答弁後、また再質問いたしますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、冨樫議員のご質問について順次お答えいたします。   最初に、村上市の防災対策についての1点目、現在市の防災対策の課題と今後の強化すべき点は 何かとのお尋ねについてでございますが、本市は広大な土地を有し、約50キロメートルにも及ぶ海岸 部や、災害時に孤立するおそれのある集落も想定されることから、有事の際に被害の遭ったすべての 集落に対して、迅速に対応することが困難な状況となることも考えられます。今後防災対策の課題と しては、現在取り組んでいる津波ハザードマップ、津波避難計画の早期完成、避難所や避難路、誘導 看板の整備、そして津波災害時に情報伝達を確実に行うための防災行政無線屋外拡声子局の整備など が挙げられます。また、ふだんからの災害予防活動と災害の被害を軽減するために、自主防災組織の 結成及び強化育成が重点策であると考えます。   次、2点目、津波対策はどこまで進んでいるかとのお尋ねについてでございますが、津波対策と いたしましては、昨年から津波ハザードマップの作成業務を行っておりますが、本年6月26日に新潟 県の津波浸水想定が示されましたので、現在この震源データ等をもとに本市の津波ハザードマップを 作成するための詳細分析を始めておるところであります。今後、作業の進捗にあわせて関係地区と避 難路、及び避難場所等の協議を行い、年度内の完成を見込んでおります。   次に、3点目、各地区の自主防災組織の現状とその育成策はどのようになっているかとのお尋ね についてでございますが、村上市の自主防災組織の現状については、9月4日現在で、村上市が70.5 %、荒川地区が93.7%、神林地区が85.9%、朝日地区が77.2%、山北地区が48.8%で、市全体の平均 では74.8%となっております。また、各地区では防災出前講座などの開催により、組織の育成を図っ ておりますし、毎年開催している自主防災セミナーですが、本年は10月13日に消防庁、新潟県と共催 した消防団・自主防災組織の理解促進シンポジウムを開催予定であり、多数の参加を図るべくPR活 動を実施しております。   次、4点目、住宅用火災報知機の普及状況と、未設置対策のお尋ねについてでございますが、本 年4月に行われた県下消防本部による一斉住宅用火災警報器設置促進キャンペーンにおいて、婦人防 火クラブ員のご協力を得て、市内スーパーで聞き取り調査をいたしました結果、本市消防本部管内の 推定設置率は77%という結果になっております。昨年11月の調査から約6%上昇いたしておりました。 なお、県の平均推定設置率は80.8%、全国平均では77.5%となっております。   未設置対策でございますが、引き続き消防団及び婦人防火クラブ等のご協力をいただきながら、 自主防災訓練、消防・防災フェスティバル、出前講座等において設置促進活動に努めるとともに、市 報、ホームページ等による設置啓発活動を行い、市民の安心安全のため、今後も設置率の向上を図っ てまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) では、防災対策の課題について若干再質問いたします。   言われているように、当村上市は広大な面積と長い海岸線を有するところ、さらに中山間地を点 在する集落ということで、防災体制を市としてまとめるというのは大変な作業だろうというふうに思 うわけでありますけれども、しかし、当村上市の地形だとか考えれば重要なことでありますので、早 急に取りまとめをしていくことが必要であろうというふうに思いますが、その前に今回の総合防災訓 練に参加をして、市長の感想をまずお伺いしたいと思いますが。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 8月26日に防災訓練を行ったわけでございますけれども、メイン会場の山北 から出まして、ヘリコプターに乗りまして山辺里小学校に着陸しました。そこで報告を受けまして、 荒川までずっと回ったわけでございますが、参加人数等もそうでございますけれども、やはり3.11の 東日本大震災が起きてから、防災に対する意識が非常に高くなっているなというようなことを感じて おりますし、またいわゆる「釜石の奇跡」という言葉がございますが、それらもやはり耳にしていた り、また映像を見たりしているのでしょう、訓練の大切さ、日ごろの防災訓練の重要性を認識してい るような感がいたしたと、そのような感じを持っております。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 全体的にそういうことであろうというふうに思います。特に私は、今回は 荒川会場におりましたので、全体的な今回の訓練の動きはわからないわけでありますけれども、逆に そうであるがゆえに、本当の地域に必要なものは何かというふうなことを感じたというのが、今回の 防災訓練に対する私の感想であるわけですけれども、指揮命令系統あるいは計画と実践の点検という 意味では、非常に大きな成果があったのだというふうに思うわけでありますが、しかし、幾ら立派な 組織体制ができていて、指揮命令系統ができていても、特に地震だとか、それに伴う津波あるいは洪 水における各地区の孤立化だとかいうことを想定した場合に、やはり大事になってくるのは各地区に おける実践部隊というのですか、それが最も大事になってくるのではないか。それをいかに連携をと りながら、指導しながらやっていくかということになるわけでありますけれども、地方の、いわゆる 地域自主防災センターの強化ということが極めて大きな課題だろうし、大事になってくるのだろうと いうふうに思いますので、こういう点について、ここをどうやって強化していくのかという観点から、 若干また質問をしたいというふうに思うわけでありますが、今回の活動の中で、全体の計画はちゃん とつくられてあるのですけれども、各集落ですか、地域に対する指導というのがちょっと不十分では ないのかなという気がするわけであります。というのは、各地区ごとに集落からの報告を、避難状況 の報告を受けながら点検をしているわけでありますけれども、現実的には何人集まったかという報告 を受けるだけのように見受けられました。せっかくあの猛暑の中、大勢の皆さんを動かすのだったら、 もうちょっと有効な訓練も各地区に指示をしてやるべきではなかったのかなという感じがするのです が、その辺についてはどのように指導されたのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) お答え申し上げます。   8月26日、各地区非常に多くの皆さんに参加していただきまして、防災訓練をさせていただきま した。今ご指摘のもうちょっと工夫した、あるいは指導したような形の防災訓練をということでござ いますけれども、防災訓練については、各地区で特色のある取り組みというふうなことで、議員出席 いただきました荒川地区あるいは朝日、村上、それぞれやり方が異なっております。例えばある地区 においては、当然避難をするわけでありますが、そこで消防団の方が消火訓練でありますとか、ある いは火災の注意事項とか、地域の方に実践していただきながら指導するというようなことも含めまし てやってございます。ですから、先ほど議員おっしゃいましたように、単に集まって何人だというよ うな部分だけではなくて、いろいろ地域に合ったような形で、そういう工夫しながらしているもので ございます。   なお、ただいまご指摘いただいた件につきましても、次年度の訓練に生かしていきたいと、そん なふうに考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 総合防災訓練でそんな各地区に細かい指導というのは無理なのかもしれま せんけれども、しかし、日常的な自主防災訓練の組織を強化をしていく、そのことがこういう全体の 訓練の中で有効に機能する、あるいは機能させる、そういう指導をぜひ強化をしていただきたいとい うふうに思います。   それで、次に津波対策についてご質問いたします。ハザードマップの作成を今進めているという ことでありましたけれども、昨年の3月の東日本大震災を受けて、県はハザードマップ・津波想定図 の見直しというふうなのを検討に入るということで、当村上市でも見直しをするということが、この 議会の中でも市長の答弁もされておりましたけれども、この6月26日でしたか、27日でしたか、県が 新しい想定図を発表したわけでありますが、それまでの間の市の取り組みはどのようにされたのでし ょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 県の想定については、当初3月の末で、4月1日にはデータをいただけ るというようなことでまいったわけでありますけれども、県のほうの想定のほうが手間取りまして、 今おっしゃいましたように6月にいただいたと。6月に県のほうから公表され、7月に入ってから私 もデータをいただいたということであります。では、その間どんなことをしていたのかということで ありますけれども、当然専門的な部分については業者の方にお願いしておりますし、県のほうのどん なようなデータが来るのかというようなことで、県のほうでも都合8回にわたりまして検討委員会を 実施しております。それらの検討の内容を踏まえながら業者のほうに指示をしまして、こんなような 形でデータが来そうだと、来た場合にはできるだけ短時間で対応できるような形で準備してほしいと いうようなことで指導しておりますし、また私どものいただいた後の、例えば各集落に出向いての説 明とか、それらについての検討、よりいただいた後の期間を短縮するべくさまざまな観点から検討し てまいりました。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) この間そんなことがありまして、ちょっとあちこちの津波の想定されるよ うなところを現地見に行ったりしたのでありますが、かなり各地区に津波の海抜標示ですか、があち こちに目につくようになったなというふうには感じておりましたけれども、その前にあったのか、私 が気がつかなかったのかわかりませんけれども、その海抜標示をどこに設定して、どれだけ設定した のかというふうなことが、検討した結果として今の標示箇所があるのか、あるいはあれは昔からあっ たのか、ちょっとその辺についてお伺いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 海抜の関係の標示については、6月の定例会で補正予算をちょうだいし まして、今現在進めております。それで、まだ実際には、電柱に標示する予定でありますけれども、 まだついておらないはずでございます。議員さん目にされたのは、前の施設に係る海抜標示かと思い ます。それで、これについては今作業を進めておりますけれども、10月の末までには何とか測量を終 えて、海抜標示については12月に入るかなというところでありますけれども、できるだけ12月の上旬 あたりまでには全部設置を終えたいというようなことで、今進めているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) そうすれば、私のほうがやっぱり今まで余り見なかったということなのか もしれませんけれども、海抜標示はそれらしき場所にはあるなという感じはしているのですが、さら に検討して、もうどれくらい必要だというふうにしているのか、あるいはまだこの10月までにそうい うことを含めて決めるということなのですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 大変舌足らずで申しわけございませんでした。議員ごらんになったのは、 避難場所に前に設置をしていただいたものだと思います。今回6月定例会で予算をちょうだいした部 分については、そのときご説明申し上げましたけれども、一応100カ所を予定してございます。その ほか避難経路となる部分について、目安として50カ所設置したいというようなことであります。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) これからどれだけするのか、さらに検討をしていただくということは、そ れはそれで結構なのですけれども、現在ある海抜標示はこんな小さな板のようで、しかし統一した マークが特徴あるマークなので、小さい割には目につくのですけれども、あの看板、標示板というの はある規格があるのか、あるいはそれぞれに各市町村で勝手につくるということになっているのか、 その辺はどういうことなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) その標示板の大きさについては、特に規定はございません。私どものほ うは電柱に巻く予定でございますので、それなりの大きさに考えてございます。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) それに関連をしまして、避難場所なんかも学校だとか、でかいところには 1メーター20ぐらいですか、幅、縦が90センチだか、ちょっとはかったときそんな感じでしたけれど も、そういうのが学校だとか、公民館だとかのグラウンドあるいは広場、駐車場に指定しているとこ ろが多いようでありますが、そこについてはこんなでかい板のところに青色の地に白文字で、「村上 市指定避難場所」とかというふうに書いてあるのですけれども、各地区ごとにあるような避難場所は、 これ色何か緑に書いてあるような感じだったのですけれども、それよりは小さいし、書いてあること もただ避難場所と、集落の例えばどこどこ地区避難場所と書いたような標示板も大分あるようでした。 その辺についての避難場所の標示の規定というのですか、規格というのか、そういうものは全くなく てあれなのでしょうか、それぞれのそのとき、そのときによってつくっているということなのでしょ うか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 議員最初におっしゃいました白い大きなもの、あれについては村上市の 避難場所の標示であります。それと、この看板の大きさに規定はあるのかということでありますが、 これについては特に大きさには指定はございません。要するに、市民の方が見ておわかりになる、わ かっていただける大きさというようなことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) はい、わかりました。   それから、これもこの前の議会のときに答弁の中では、避難経路の指定だとか、避難道路の整備 だとかということも改めてやるというふうな答弁でありましたのですが、その辺について新しく場所 を検討、指定したり、あるいはその整備をしたようなところもあるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 先ほど申し上げましたように、7月にデータをいただきまして、その データを解析しまして、そうすると例えば村上市の桑川であれば、津波の高さが幾ら幾らというよう なことで、それぞれの場所によって津波の来る高さが異なってまいります。それが出てまいりますと、 私どものほうで各集落あるいは町内のほうにお邪魔をさせていただきまして、例えば桑川であれば何 メートルですよということで、では何メートルの津波が来た場合はどこに一番避難したらいいかとい うようなことで、私どものほうでもご提案申し上げますし、集落のほうでも当然地形一番よくわかり ますので、あそこのところを通ってこの場所に行けばいいというようなことで、個々にご相談、協議 をさせていただく予定でございます。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 避難場所の標示のほかに、またそれも今まで余り気がつかなかったのです けれども、避難経路というのですか、標示をした板もありますよね、避難経路について赤い矢印つい ていて、方向、上向いたり、横向いたり、斜め向いているのもあったようですが、そういう標示板も ありました。そういう面では、さまざまのその地形だとか、場所によってさまざまのことをするとい うことは、それ大事なことなのだろうと思いますけれども、何か標示板がそれぞれ地域によって違っ たりしているようにも見受けられるのですが、その辺については市でつくるのと、地元でつくるのだ とかもあるのかもしれませんけれども、その辺のことどうなっているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 避難経路の案内板、現在あるものについてはまちまちかと思います。こ れらについては、各集落でつけたものもあれば、またこの自主防災組織等で対応されたものもあると 思います。それで、色も大きさも全部異なると思います。今後につきましては、当然地域の方々のお 力をおかりしながらでございますけれども、先ほど議員のほうから話ありましたように、例えば急傾 斜地には階段が必要だ、あるいはロープをつけたほうがいい、あるいは明かりがあったほうがいいと いうような部分もそれぞれお聞きしながら、すぐには一斉にはできないわけでありますけれども、順 次その辺についても案内板を含めて検討していく必要があろうかと、そんなふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) そういう面では、それぞれ自主防災組織での自主的な検討をしたものなど があって、それはそれとしていいのでしょうけれども、大事なことなのかもしれませんけれども、し かし標示板あるところには、それ以外の別なさまざまの標示板だとかあるわけですよね、同じ近くの ところに幾つもこういう板があるような場所も見受けられるのです。そういう意味では、この色した もの、あるいはこういう形のものは災害避難用なのだと、場所の指定だとか、経路の指定だとかをし ているのだと一目でわかるような標示の方法を、ぜひ検討すべきではないのかというふうに感じてき ましたので、その辺についてもぜひご検討をお願いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。   それからです、ハザードマップをこれから作成に入るということなのですが、ハザードマップそ れ自体はまず基本ですから、あれですけれども、それをつくればそれでオーケーということにはなら ないわけでありまして、それをいかに活用するかと、それが各地域において十分生かされるような指 導というのですか、あるいは自主防災組織でのそういうハザードマップなんかを活用した訓練だとか、 こういうこともぜひこれからは強化していく必要があるのだろうというふうに思いますが、その辺に ついてはいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) ハザードマップにつきましても、できますればどういう形になるか、ま だあれですけれども、市内全戸に配布させていただいて、まずはそれを市民の皆さんにご理解をいた だくと、そのようなことが大切かと思いますし、今議員ご指摘のように、それをどう生かすかという 部分が一番大切でございますので、その辺の部分についてもこの先集落、町内会回らせていただくわ けでありますけれども、十分にその辺についてもご説明を申し上げていきたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) これも日報の報道なのですけれども、新潟市では、県の想定図の見直しを 受けて市の防災会議の津波対策専門会議を開いたと。そして、そこで津波ハザードマップを来年2月 までに完成することを確認をしたということが載っていました。それから、上越市では、この新しい 県の津波浸水想定図の作成による津波対策について住民説明会を行い、住民全体で対策を検討する取 り組みを進めているというようなことが報道をされておりますが、当村上市ではハザードマップはど ういうふうにして検討してつくっていく考えなのか、お伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) ハザードマップの作成あるいはそれらの運用につきましては、当然のこ とながら浸水の深さについては業者のほうから出てまいります、それらの運用的な面につきましては、 先ほど申し上げましたけれども、各ご家庭に配布して、まずは知っていただくということが大事であ りますし、そのほかどういう形になるかはこれから検討してまいりますけれども、それぞれの自主防 災組織あるいは消防団等につきましても、それを十分に説明しながら対策、避難路等についてもご理 解をしていただくというようなことに努めたいと思います。まだ今、現在どんな形でというのはこれ から検討してまいりたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) そういう面では、専門的なその知識だとか、そういうものも必要なのかも しれませんので、さまざまな観点からの検討が必要だろうというふうに思いますけれども、しかし先 ほど申し上げましたように、それを活用するのが一般市民なわけでありますから、市民の皆さんがそ のハザードマップを手にしたら、それを見て自分たちの災害に合わせて頭の中で構成できるような、 あるいは全体として各地区ごとに、それにあわせて、では、この地域はどういうふうにやろうかだと か、こういうふうなことに活用できるように、あるいは非常に多くの人の関心を持ってもらえるよう な、つくる過程においてもそういうことを想定しながら、やはりちゃんと生きたハザードマップがで きるようなことをぜひ検討をしてほしいと思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 先ほど来申し上げておりますけれども、ハザードマップの作成につきま しては、各集落、町内会の皆さんのご意見をいただきながらつくっていきたいと考えておりますし、 またそれらの運用等についても区長様方、あるいはその消防団の方等のご意見を聞きながら周知に努 めてまいりたい。事は人命にかかわることでございますので、そんなことで慎重に進めてまいりたい と考えております。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) それでは、そういうことで、ぜひ立派なハザードマップを作成をしていた だきたいというふうに思います。   それで、自主防災組織のことについて若干質問をしたいというふうに思いますけれども、先ほど 何回も申し上げておりますように、特に地震だとか、大災害の場合については、本当に道路だとか通 信網が遮断されて、その現地での活動が被害をどう食いとめることができるか、大きくなるか大きく 左右するだろうというふうに思うわけでありますので、自主防災組織の強化をぜひ今後の大事な大き な課題として市としても取り組んでいただきたいというふうに思います。各地区によって大分アンバ ラがあるようでありますが、それはそういう事情だとか、地形だとかによって、その必要性を感じて いるところと、感じ方が違うところといろいろあるのかもしれませんが、いずれにしたところで、や はりこの組織は極めて大切な、重要な組織だろうというふうに思いますので、その強化をぜひお願い をしたいと思うのであります。   今回の23年度の決算報告によれば、自主防災組織に対する財政支援は38組織で、合計91万9,000 円ということになっておるわけでありますが、村上市には、これ前の数字なのですけれども、172の 自主防災組織があって、そのうち組織に対する財政支援というのは38ということのようでありますが、 当然財政支援を受けたところについては、市に取り組みについて報告がされるのでありましょうが、 ほかのそれ以外のところについては、自主防災組織の年間の活動というのは、取り組みについて市は どのように把握をされているのかお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 今現在173の自主防災組織を結成いただいておりますけれども、そのう ちの全部ではないというようなことで、そのほかはどうしているのかというお尋ねかと思いますけれ ども、自主防災組織そのものについては、全部の組織で活動いただいているものと認識しております。 そのほかで備品等について、必要なものが補助を出させていただいた団体、組織であろうかと思いま す。備品の内容については、必要となるヘルメットとか、その辺の部分でございますけれども、そう いうことで、全組織に活動はいただいておりますけれども、必要となるその備品、あるいは消耗品に ついての補助申請があったものについて、私どものほうから補助をさせていただいているというよう な認識でございます。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) この件に関しては、以前に私が自主防災組織に対する助成については、資 機材の購入に限定をしないで、もっと自由に使えるようにしたほういいのではないかということを申 し上げたことがあるのですけれども、自主的な活動でありますか、その地区によってやり方をそれぞ れ考えるということであって、それはそれでいいのでしょうけれども、何人かの区長だとか、そうい う人たちにちょっとお聞きしたのですが、自主防災組織に対する援助というのは結成時に5万円、そ れ以降については2万円を限度というふうになっているわけですよね。各地区にしてみれば、たかが 2万円や3万円、わざわざ市に補助をお願いしますなんて、そんなことを言わないということなので すよね、別に金が要らないからでもないし、だけれども、あえて最高で2万円の活動をするために市 に助成をしてくださいというふうなことは、それは言えないというか、言わないということなのです よね。そういう意味では、確かに各地区からそういう要望はないと思います。市長の答弁も、そうい う話は私のところに上がってきていませんので検討は考えておりませんでしたというふうに答弁され たと思うのですが、そういう意味では、地区から申請あったから出すとかいうことではなくて、自主 防災組織をいかに活性化するのか、あるいは組織づくりをきちっと進めてもらうのか、それを奨励を する意味での活動助成的な意味で、むしろ市のほうからそういう、金も多少であるけれども出すから、 各地区で精いっぱい活動を強化してくださいという観点からの自主防災組織の活動支援というような 形での支出を検討する考えはございませんでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) 今のご質問は、要はその金額的な面をおっしゃっているわけでしょうか、 ちょっと…… 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 補助金を出せとかということを言っているのではないのですけれども、結 果的にはそういうことになるにしても、自主防災組織を活発化させるために、お金も出してやっても らうというふうな考えはないのかということなのです。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(大滝和春君) しっかりやってもらうといいますか、各町内会あるいは組織の方にいろ いろ地域を守っていただく、そのお手伝いといいますか、そのような気持ちで、行政と地域と一緒に やりましょうというような意味合いのものではなかろうかと思います。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 時間もありませんのであれですけれども、その辺については、助成金を出 すかどうかは別として、自主防災組織を強化をするための取り組みというのをぜひ力を入れてやって いただきたいということをお願いをしておきたいと思います。   それから、住宅用火災警報機について若干お伺いしたいと思います。この間、8月5日の消防大 会の中で、村上市消防本部の板垣さんの意見発表がありましたけれども、この中でもちょっと触れて おりましたけれども、初めて自分が火災に出動したときに、気がついたら部屋の隅で亡くなっていた 人を見たというようなことで、消防士の大変厳しい職務内容が紹介されておりましたけれども、そう いう事故を二度と再び出さないために、火事を防ぐことはできないでしょうけれども、しかし火事に よる犠牲者をこの市から、あるいは全国からなくしていく。このために、やはりこの住宅用火災報知 機をぜひ設置をしてほしいというのを板垣さんも言われていましたけれども、私もそういうふうに、 特にまた感じましたので、この前にも質問したときの答弁の中でも、さまざまの機会で自主防災、住 宅用火災警報器のPRをやって、全世帯に、全戸に取りつけるように努力しますというような答弁で ありましたけれども、その後の取り組み状況についてはどうなっているのですか、以上お伺いいたし ます。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 先ほど市長の答弁の中でもあったのですけれども、前回、昨年と比べて、 パーセントで大変恐縮なのですけれども、約6%ほど上昇していると。これも消防団、婦人消防クラ ブ等の自主防災組織、それらの方々のお力によりましてPRのほうがだんだん行き届いているのでは ないかということで私は感じております。   また、今後もこの組織を使って、使ってと言えば大変恐縮なのですけれども、ご協力いただきな がら設置率の向上に努めていきたいと、そう思っております。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 6%ふえたということでありますが、まだまだそういう意味では普及率は 低いというふうに言えると思います。それを普及しないのが、この火災警報器自体が余り周知されて いないからではないかというようなのが前の市長の答弁でしたけれども、やはりまだまだそういう面 が多いのではないのかという気が私もするわけでありますが、やはり自主防災組織でやったり、うち の集落なんかもそういうことでやったのですが、やはり一番有効なのは、消防団の皆さんにご苦労し ていただくのが一番いいのかなと私は感じを持っているのですけれども、そういう面では消防団の皆 さんの努力を期待をしたいというふうに思うのですが、消防本部はもちろんでありますが、いろいろ の市民感情だとかを考えて、普及にどういうふうにしたほうが一番いいのか、その辺についても十分 検討されて、もっと力をいれて普及率を上げていただきたいということをお願いをしたいと思います が、よろしくお願いいたします。   それでは、そういうことをお願いいたしまして、今後の取り組みを期待して、私の一般質問を終 わります。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで冨樫宇栄一君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。           午後 1時48分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、21番、相馬エイさん一般質問を許します。    相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) これより私の一般質問をさせていただきます。質問事項は、1つ、救急・地 域医療について。2つ目、オスプレイ配備撤回の声をでございます。   2006年に新潟県の2次医療圏域が、かつての13圏域から7圏域に広域化されました。医療体制は、 2次医療圏域の中で対応するよう指示していると、広域の枠組みの中で対応すればよいとする県は考 え方であります。下越医療圏の面積は2,320平方キロメートルで、神奈川県(1,460平方キロメート ル)の1.6倍、村上・岩船地域(1,484平方キロメートル)は、神奈川県の面積に匹敵します。村上・ 岩船地域の救急輪番担当病院は、3病院から2病院になり、県立坂町病院は内科のみで、村上総合病 院が唯一の頼みの綱という現状にあります。医師も新発田病院に集中するため、この地域からは40人 から30人に減らされました。特に常勤の整形外科医は、かつては11人いましたが、06年9人、06年11 月はゼロに、07年7月から1人確保され、現在に至っています。深刻な救急・地域医療の現状をどの ように受けとめ、医師の確保、病院の増床、これからの課題をどのようにお考えでしょうか。   2つ目、オスプレイ配備撤回の声を。米軍の垂直離着陸機MV―22オスプレイの普天間基地配備 がされようとしています。米軍の環境レビュー(報告書)で示した訓練ルートは、日本全土をオスプ レイの低空飛行訓練場にする計画です。赤旗は、米軍が示したルート(航法経路)を、地球儀ソフト 「グーグルアース」や目撃証言に基づいて分析し、ルート直下の自治体や推定されるポイント(進路 切りかえ地点)を割り出しました。ピンクルートは、北俣山、猿田ダム、ブルールートは、粟島浦村、 村上市、阿賀町等の上空を飛行します。騒音、墜落の危険が全土にあるため、日本各地から反対、中 止を求める声が上がっています。住民の安全、健康、暮らしを守る自治体の長として、訓練の中止を 国に訴えるべきです。ルートの訓練計画の公開を求めるべきです。市長のお考えをお伺いいたします。   答弁をいただきました後、再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、相馬議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、救急医療・地域医療について、深刻な救急・地域医療の現状をどのように受 けとめ、医師の確保、病院の増床について、これからの課題をどのようにお考えかとのお尋ねについ てでございますが、現在、第5次新潟県地域医療計画によりますと、保健医療サービスの水準により 1次保健医療圏から3次保健医療圏までを設定して、保健・医療資源の適正な配置や保健・医療機能 相互の役割分担・連携等におけるシステム化のための地域単位として保健医療圏が設定をされており ます。   また、新潟県地域医療再生計画においては、救急医療ネットワークの構築で救急救命センターの 整備や、本年10月から運航を開始するドクターヘリの運用体制の確立に向けて進めております。   さらに、医療人材の確保・育成では、本県においては研修病院で組織する良医育成新潟県コン ソーシアムを通じて支援しているところであります。   2次保健医療圏は、新発田市以北から村上市まで3市1町2村の人口22万人と広大な面積を有す る下越医療圏となっております。その中で、下越圏内における下越地域救急医療懇談会を今年度から 救急医療連絡会と位置づけ、住民への啓発強化、1次救急医療から3次救急医療の役割分担と連携等 について調査、研究を行う予定でおります。   現在、3次医療機関に位置づけられた県立新発田病院は、常時満床の状況で、2次医療の患者の 入院が受け入れ困難な状況となっていることから、本年7月2日から一部の診療科目を除いて、完全 紹介制を実施することになりました。また、輪番制病院の医師の負担軽減解消のため、昨年6月には 平日夜間診療を行う村上市急患診療所を開設することができました。   さらに、この地域における病院の医師不足は深刻な状況になってきており、医師の負担が増して きておることは事実であります。この地域の医療を後退させないために、村上・岩船地域医療懇談会 や県立坂町病院活性化協議会では、地域医療のあり方や医師の確保、診療機能の充実などを県当局に 訴えているところであります。おかげさまで、本年4月に県立坂町病院に内科医1名を確保していた だくことができました。今後も県、病院当局へさらに強く要望をお願いしてまいりたいと考えており ます。   次に、2項目め、オスプレイ配備撤回の声をとのお尋ねについてでございますが、米軍の垂直離 着陸機、MV―22オスプレイの訓練飛行につきましては、安全性と低空飛行に伴う騒音に対して不安 視する声があることは十分に承知いたしておりますし、一刻も早く情報を提供するよう新潟県市長会 を通じて県にお願いしているところであります。   訓練飛行ルートにつきましては、先ほどお話ありましたように、ブルールートとピンクルートの 一部に村上市が含まれていると思われることから、安全で安心な市民生活を守るという視点を第一に、 正確な情報収集に努めるとともに、ルート上の関係市町村とも連携を取りながら対応してまいりたい と考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) ご答弁ありがとうございました。   では、まず最初にお伺いいたします。6月27日、市長は坂町病院の1日院長に就任をしてきまし たですね。坂町病院は、新発田病院が新築された折、県が医師を新発田病院に引き揚げたというか、 異動したという点でちょっと深刻な状況が出ております。先ほどお話がありましたように、内科医1 人補充されたということでありますが、1日院長を就任して、坂町病院も関川、胎内と荒川の住民に とっては大事な病院でありますので、感想いかがお持ちになりましたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、非常に重要な役割を担っている病院であるというような認識をいたし ました。といいますのは、県立坂町病院、3次救急救命センターでございますけれども、そこで緊急 な処置をして、そしてそれの受け皿になっているような役割も果たしている病院、いわゆる新発田病 院のサテライト的な病院の役目を果たしているというようなことでありますし、また関川、荒川、い わゆるこの辺の南部地方においては非常に重要な役割を果たしている病院でありますし、また救急医 療も一生懸命にやっておりますし、非常に大きな役割を果たしている病院だなと、そのように感じて おります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 新潟県は、全国的によくいろんなところで比較されるのですが、全国並みに なるには1,000人近い医師の増員が必要だと。それぐらい他の県に比べて医師が少ないのです。新潟 県の2000年の医師の全国的な順位は40位です。それが2010年には44位に後退しています。外科医は47 位と最下位の状況だそうです。そういう点では、新潟県の医療というものの方針、政策が全国的な他 の県に非常に遅れているのだということが、この数字からもはっきりわかるのではないかと考えられ ます。   それで、下越圏域の医師の数が、2004年から2008年までに44人ふえているのですが、村上市では、 この圏域というのでしょうか、ここでは4人しかふえておりません。ところが、新発田は新発田病院 ができたということで40人の増になっています。いかに新発田病院に集中されているかということが この数字でもわかると思います。しかし、では新しくなった高度医療の最新鋭の技術もあるというこ とですが、消防長にお伺いいたします。救急隊の皆さんが、例えば交通事故に遭った方を車で手当て をしますよね、手当てというか、そのときにいろいろ病院先を問い合わせますが、新発田病院から受 け付けできませんというようなのは最近の傾向としてどのような傾向になっておりますか。受け入れ られませんというメールが来ると思うのですけれども。 〇消防長(本間善和君) 確かに、この辺では最高の救急病院なのですけれども、やはりかなりの患 者数が入るということで、新発田病院でも救急を受け付けないという事例もあります。その場合につ いては、私たちのほうでは新潟まで一気に飛ぶという格好で、新潟まで搬送するという格好になりま す。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) この背景には、阿賀野市の水原郷病院、この水原郷病院は、医療圏は新潟な のですが、水原郷病院が医師不足のために、救急告知病院の指定から外れたこと、そして患者さんを 県立新発田病院に搬送するという、その点で非常に新発田病院が満床になるというのも一つの特徴で あります。それと、村上岩船地域で県立坂町病院をはじめ、外科系救急搬送受け入れ体制が弱まって いる、この点につきましては消防長、外科系の救急搬送というか、交通事故でも高度な事故です、大 変な事故の患者さんの場合、この地域では受け入れが十分できるのでしょうか、その点教えていただ きたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 今限定して整形外科の手術とかうんぬんなると、往々にして交通事故が想 定されます。村上病院においては、整形外科の医師が1名ということで、例えば夜間起きた場合は、 今のところオペをするような配置はなっておりません。だから、村上病院では不可能という格好にな ります。それから、県立坂町病院においては、整形外科の医師いません。それから、交通事故の患者 は受け付けないということが、私たちのところへ通告来ていますので、当然新発田、新潟、近いとこ ろは新発田という格好で、新発田の救急センターに連れていくというのが普通でございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 病院の院長先生お尋ねしたときにいただきましたこの資料の中で、村上総合 病院と坂町病院の救急の患者さんの割合がちょっと年度で比較されております。村上総合病院救急患 者割合、平成18年度6.1%、22年度7.3%、救急車搬送、11.3%から8.9%に、それから坂町病院は、 救急患者割合が、18年度11.3%、22年度6.5%、救急車搬送、14%から6.8%と、この数字が物語って いますね、そういうことです。   それと、村上病院のお医者さんもかつてより現実に減っているという、輪番担当病院の主な常勤 医師の推移ということで、内科がマイナス3、外科がマイナス2、整形がマイナス1、眼科がマイナ ス1、産婦人科がマイナス1、研修医がマイナス1、神経内科がプラス1、合計41人から33人、8人 の減ということで、毎年12月31日この数字を出すのだそうですが、輪番担当ということですので、両 方の病院だと思うのですけれども、このように医師不足という点では、市長今数字をいろいろ述べま したけれども、深刻なこの地域の現状になっているという点、医師も少ない、そして受け入れるベッ ドもない、そうすれば遠くに運ばなければならないという、この現実をどのように受けとめられます か。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この圏域に医師が少ないというのは、以前から言われていることでありまし て、それが今日また顕著になってきたということではないかなと。その背景等については、相馬議員 もご承知のとおり、新潟県には医科系の大学が1つしかない、あるいはこの地域に研修医が来ていた だけないというようなこともあるということでございますけれども、病床数については、私この前1 日院長をして、驚いて聞いたきたのですが、村上病院もそうだというようなことでありますけれども、 入院患者のベッドはあいている状況が続いているというようなことでございます。何でですかと聞き ましたら、お年寄りの方々は医療費の関係で、間際まで入院をしない傾向が出てきているのではない かというような話でございまして、びっくりして聞いてきたわけでございますけれども、そのような ことで、医師不足は深刻な状態と受けとめていかなければならないと考えております。そして、新潟 大学の医局においては、新潟大学の医局からなかなかこっちのほうに派遣をしていただけないような 状況になってきている傾向があるというようなことで、早急な対策をお願いしたいというようなこと でありました。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 新潟県内、特にこの下越、この村上地域の医療問題というのは深刻でありま す。その背景には、小泉内閣のときに1兆8,000億円の医療費削減の方針を出しました。毎年2,000億 円の医療費削減が続けられました。世界一長寿国の医療がこのようにお年寄り、そして医療には金が かかるということで、予算を削っていくという国のあり方が背景にあるということが、皆さんおわか りいただけたと思います。   そこで、市長にお伺いいたします。片野県議から私どもにお手紙をいただきました。そこの中で ちょっとわからないこと、疑問に思うことがありますので、市長にお伺いいたします。「厚生連から は、地元自治会に対し、建設費のおおむね3割の補助、移転先の土地の提供の要望が提出されてきま した」とございますけれども、建設費の3割という言葉は載っておりますけれども、建設費はどのぐ らいかかるという、その具体的なそういうものは提示されているのでしょうか、いないのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然どのくらいの規模の病院建てるかによって建設費が違ってきますので、 そういう提示は今までいただいたことがございません。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 土地の面積はどのぐらいという、ある程度の数字は示されているのでしょう か。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その件に関しましても、恐らく病床数が確定しますと、必然的に利用する土 地の面積が出てきますので、その時点でどのくらいの面積が必要だというようなことではないかなと 思っています。いずれにいたしましても、今議会で説明させていただく予定でありますけれども、村 上市の支援体制を見てから早急に恐らく話が進むものと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 残念ながらジャスコ跡地は、最初希望したわけですよね、厚生連は。ですけ れども、土壌汚染で断念したというのが今までの経緯でありますけれども、あの土地と後ろの県の車 庫を含めて、あそこを最初希望したということは、あそこの希望した土地の面積はどのぐらいなので しょうか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 振興局の土地も含めて1万2,000平米でございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 伺います。   そこで、私ども議員の特別委員会が病院の院長さんと意見交換をしたときには、佐渡並みを望み ますというお話でした。土地の提供と、佐渡並みということで、佐渡は30億、たしかだったと思うの ですけれども、市長にお伺いいたします。長谷川議員もたしか質問しましたけれども、一般会計の総 予算約300億円、30億ということではないでしょうけれども、建設費が若干もう少し安くなれば、も っともっとなると思うのですけれども、それにしても1桁では多分ないのだろうと思うのです、10あ るいは20ぐらいの間できっと市は考えているのかなと想定されるのですが、約300億の予算に対して1 0あるいは20の支援をするという、そのことは市の財政をあずかる市長としてどのような気持ちなの でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 佐渡の例をいつも出しますけれども、佐渡はご承知のとおり合併特例債を使 えるというような非常に優位な立場にあるわけでございまして、村上市はそれが使えない、生のお金 を出すということでございまして、今お話ありました、幾ら出したらどうなのだというようなことも 当然のことながら我々は今準備を進めて、説明をできるように整えていますので、今ここで金額を表 示したり、それらに類したことは差し控えさせていただきたい、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 私は、今市長に質問しましたのは、幾らを市として支援しますということを 求めたのではなくて、1桁で多分ないのだろうと予想するわけですよね。そうした場合、国の制度を 利用できないわけです。そうしますと、財政課長に伺いますが、幾らでもいいですよ、例えば幾らと、 それが村上市の一般会計から出されるということになるのですよね、国の制度を利用できないという ことになりますと、全額。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 通常は一般会計になります。 〇21番(相馬エイ君) そうですよね。そういう点で、ちょっと市長、方向避けましたけれども、支 援するなと言っているのではなくて、市の予算の中で相当な金額を病院に支援することになるから、 病院も新しくなった、そして本当に病院が充実した、地域にとっても、村上市にとってもよかったと いう結果が生まれるような今後の話し合い、あるいは進め方が当然大事だろうと思いますので、今申 し上げました。   そこで伺います。新潟県にかけ合って、そして国、県の補助金を使うならば、現状維持でという 働きかけを県議はされましたですね。そこでお伺いいたします。これは、林課長にお伺いいたします。 この補助金は、県は1銭も出さないで、国のトンネルの事業だと思っておりますが、間違いありませ んか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 県の確認では、国から県を通して交付される補助金だと聞いてい ます。 〇21番(相馬エイ君) ですから、県の持ち出しは何もないのですよね、トンネルなのですよね。 〇保健医療課長(林 与市次君) はい、そうです。 〇21番(相馬エイ君) それで、市長にお伺いいたします。   国、県の補助金を使って、一歩でも前進というような形で県議は動かれたようでありますけれど も、この補助金、金額おわかりでしょうか、幾らの金額が出るか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、前段の財政の面からお話ししますと、さきの長谷川議員の質問にも答 えましたとおり、村上市が将来的に健全財政を維持できる範囲内、見通しのもとに、今計画をしてい るということをまずご理解いただきたいと思っております。病床数と金額等については、私どもは一 切そういうような運動をした覚えはありません。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 今国、県の補助金をという文章が載っておりますので、それをもらうという ことで、ベッド数を現状維持ということで軌道修正されたわけですよね、今まで議会に対しても説明 されてきた263から300というのを、現状のベッド数263というふうに軌道修正されたわけですが、そ の補助金の金額は幾らだかわかりますかと聞いているのです。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 市で軌道修正をしたとか、そういうことは一切ございませんし、何度も申し 上げますけれども、私どもは病床数について、村上病院に対しましてどのくらいしていただきたいと か、そういうようなことも一切申し上げたことがございません。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 失礼いたしました。主語を言わなかったので、市長は市がと受けとめました けれども、病院が片野県議の働きかけによって軌道修正をしたわけです。今まで私たち議員には、医 師の確保も含め、病院の中身を充実させるという点で300床を目指すということでずっとしてきたわ けです。それで、伺います。この国、県の補助金というのは、共産党の竹島県議が県の職員に調べさ せましたら4億だそうです、4億、頭に入れておいていただきたいと思います。   そこで伺いますが、この方の県議の私どもに送ってきた手紙によりますと、7月26日、村上総合 病院を訪ね、林委員長に増床計画についていま一度考えてもらうことはできないでしょうかとお願い しました。院長からは、移転新築計画の早期進展を強く望みます。病床数の問題については、厚生連 本部と協議しますという回答をいただきました。8月1日、村上総合病院高橋事務長から厚生連理事 長と協議しました。移転新築計画の早期推進の観点から、病床数については現行維持の方向で検討す ることになりました。村上市とも協議に入りますという連絡がありましたとあります。1週間の間に です、現状維持ということは263でいいという方向になったということ、この文章から見ますとなっ たということでありますが、そこでお伺いいたします。片野県議は、市長あるいは市の幹部の人たち と懇談、あるいは訪ねられて、この村上総合病院の件に関して話し合いがされたことはありますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 片野県議さんと、村上病院の病床数について懇談したこともございませんし、 何床がいいとかです、そういうことも話したこともございませんし、村上病院のほうから263でいい という話も私は伺っておりません。そして、3分の1の補助ですけれども、単純に3分の1と言いま すけれども、いろいろな計算方式があって、今おっしゃったように、今4億とおっしゃいましたけれ ども、もうちょっと来るのではないかなと思いますけれども、そんなに単純に建設費の3分の1と思 ったら、それは違うと思います。やはり今おっしゃったように、いろいろなものが差し引かれまして その程度ではないかなと思っている。いずれにいたしましても、村上市としては、厚生連村上総合病 院に対して病床数についてそういうような話し合いを持ったことはございません。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 村上、この地域の医療問題、それから救急医療体制を充実させていくという ことは、そしてその新築に当たって財政的な面で市が相当な支援をする、つまりそこに住民不在であ ってはいけないと思うのです。やっぱり住民不在ではない、本当に将来のことを考えれば急ぐことは ないのであります。何が一番いいのかという点では、急ぐことではなくて、慎重に関係者と協議を重 ねる、そのことが何よりも大事なのではないかと思います。   そこで、国、県の補助金、県の職員が計算しましたので間違いはないと思います、4億ですよ。 この県の補助金を使うがゆえに、ベッド数を現状維持、300と言ってきたのを263でもいいという、そ こに住民が望んでいる村上病院に救急で入れない、受け入れができなくて遠いところまで行かなけれ ばいけない、骨折した高齢者が2カ月で、本当は3カ月いられるのに2カ月で出されるというような、 いろんな点での問題が出てきますので、ベッド数にしても、お医者さんの充実にしてもです、その点 では、それは病院自身が真剣に考えることでありますが、そこで村上総合病院から未来図というので しょうか、将来の予想図というのでしょうか、未来図というか、そういうのは話されたことはありま すか、市長。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 未来図というと、どういうことをおっしゃっているのでしょうか。 〇21番(相馬エイ君) ベッド幾らとかというのではなくて、ある程度中身についても、その場所に よってもそれはいろいろ変化があるでしょうけれども、新築をするとなれば、ある程度の設計という のでしょうか、場所にもよりますけれども、ある程度の中身の体制とかというのを、例えば個人がう ちを建てる場合、部屋を幾つにするとか、そういうようなある程度の未来図というか、医師の確保は この科は何人を確保するとか、そういうことも含めて病院からはお話しされたことはございますかと 聞きました。 〇市長(大滝平正君) このような病院が建つと医師の確保、診療科目等が可能になる、そして医師 の確保もできる可能性があるというような話はいたしております、聞いておりますけれども、病床数 を幾らにしたとか、減らしたとか、ふやしたとかという話は、私どもには正式には来ておりません。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 最後にです、今のこの地域の深刻な医療問題は、県なのです、県が医師不足 に対しても何の対応もしてこない。そして、新発田病院を充実させればそれで済むのだという、そう いう流れの中でこの地域が大変な状況が生まれたということでありますので、市長はですね、住民の それこそ命、健康を守る立場から、県に財政的支援も含めてしっかりとこの地域の医療問題を本気で 考えていただきたい。そして、県が補助金4億なんていうのではなくて、県が1円も出さないなんて いうことはあり得ないだろう、ぜひ県でも財政的支援をというようなことで、市長から機会がありま したら県に申し入れるお気持ちはございますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 事あるごとにです、県のほうでも心配していただいています。そして、ヘリ ポート、10月からドクターヘリが運航しますので、村上にも県費でヘリポートをつくっていただくよ うな方向で今話をしているわけでございますので、ご了承いただきたいと思っています。   病床数、さっきからお話ありますけれども、正式に話をしたということではないけれども、話の 中には、やはりふやしながら行けばというような話も当然のことながらあります。そういうようなこ とでありますので、これから具体的に村上市の支援が決まって、用地が決まってくれば、必然的に何 床の病院がつくつて、どのような施設指定、診療科目をどのようにしてというような具体的なものが 示されてくると、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 市長、私はそのことを聞いたのではなくて、最後に県にしっかりと財政支援 も含めて、もっとしっかりとこの地域の救急体制の深刻さを受けとめて、問題解決に力をかしていた だきたいということを機会があったら、機会があったらというより、言っていただきたいと、そうい う質問したのですけれども。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 事あるごとにお願いをしております。財政支援は非常に難しいのではないか なと思っておりますが、そのほかの支援もありますので、どういう支援ができるかも含めて、これか ら具体的にお願いをしていきたい、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 次に、オスプレイについて質問いたします。時間が余りありませんので、ち ょっと早口になりますが、勘弁してください。   市長にお伺いいたします。「オスプレイ」という聞いたことのない名前でありますが、これはど ういう言葉なのでしょうか、わかりますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 機体は見たことありますけれども、オスプレイとはどういうような語源か、 どういうような意味を持っているかはわかりません。 〇21番(相馬エイ君) 日本語では「ミサゴ」という鳥の名前です。ミサゴは、海辺に住むタカ科の 猛禽類で、海の上空から魚を探し、見つけると上空で翼を羽ばたかせてホバリングし、急降下して魚 を足で捕獲するという習性を持つ鳥で、まさに海兵隊の敵国への攻撃能力を象徴する名前だそうであ ります。   それで、このオスプレイが日本で配備、沖縄に岩国から移され、そして米軍の戦闘機の低空飛行 のルートを訓練に使おうということであります。そこで、このオスプレイ日本配備は、重大な危険を 持っております。1つは、世界一危険な普天間基地、世界一危険な欠陥機オスプレイを配備する危険、 オスプレイは米国内では「ウィドーメーカー」、未亡人製造機と呼ばれています。開発段階から事故 を多発し、多くの若い米兵の命を奪ってきたからであります。2つ目には、海兵隊の侵略力を強化し、 他国への殴り込みのための在日米軍基地の役割を一層拡大することです。3つ目には、この危険な欠 陥機を日米安保条約を盾に民意を無視して強行する危険性です。   それで、問題なのは、日米安保条約といえども、日本国民の命や暮らしを脅かす欠陥機の配備を アメリカ言いなりで強行できる理由にはなりません。オスプレイは、緊急事態の際の安全装置もない 航空機です。この安全性を欠いた航空機が、日本の航空法上、日本の空を飛ぶことはできません。し かし、日米地位協定に基づく航空法特例法は、この条項を米軍には適用除外としています。地位協定 によって、米軍にはさまざまな特権が供与されていますが、安保は国民に危害を加える欠陥機の飛行 をも特権として認めているのです。全国に制定された低空飛行訓練ルートも安保条約の特権です。こ のルートは、安保条約上、米軍の訓練区域として提供された区域ではありません。米軍は、地位協定 に基づいて日米合同委員会で訓練区域の提供を受けています。しかし、全国7つのルートは、米軍が 勝手に引いたルートにほかなりません。これまで日本政府は、これらのルートを米軍が認めていても、 米軍の勝手にやっていることで知らないと説明してきました。今回、初めてこれらのルートの全容が 明らかとなりましたが、政府は安保条約上、何の問題もないとしています。アメリカ言いなりの日本 の政治害悪を国民の前に露呈されております。   先ほど市長が答弁されました、この圏域にはブルールートというルートとピンクルートという ルートがあるのです。ピンクルートは三沢を発つ、それからブルールートは岐阜のどこかから出発し て、山合いをぬって、そして小国、北俣山、そして朝日、三面、猿田ダム、粟島というふうにして海 に出ていくという、その逆も飛んできます。   そこで、私は今回この一般質問をしましたのは、今から何年か前の平成10年に、朝日村野営場で 三面川原生林の守る会のシタール演奏会の途中、ものすごい爆音で、その演奏が中断し、みんなで本 当に耳を押さえた体験を持っております。それで、次の11年の年、日本共産党新潟県会で政府交渉が ございました。外務省の北米局日米安全保障条約課の課長補佐の方と対応いたしました。そのときに いただきましたのが、在日米軍による低空飛行訓練についてという日米合同委員会の協定合意書をい ただきました。そこには低空飛行の間、在日米軍の航空機は原子力エネルギー施設や民間空港などの 場所を安全、かつ実際的な形で回避し、人口密集地域や公共の安全に係る他の構造物、学校や病院等 に妥当な考慮を払うというような、ほかにもいろいろ中身がございますが、そういう中身になってい るということでお話をいたしますということでございました。   そして、その後関心を持っていろいろといろんな人と話をしてきますと、11年の8月でした。三 面ダムの管理所で働いている方が、3年前ぐらい、ダムとすれすれにジェット機が飛んできて、ぶつ かると思った瞬間、急上昇して飛んでいった。あのときは大事故が起きるのではないかと本当に心配 したということでした。また、11年の2月ごろでしょうか、三面小学校のお勤めの方からお聞きいた しました。2時40分ごろ、突然の爆音で学校じゅう大騒ぎに、学校裏の林に何かどんと落ちたのでは ないかと思うようなすごい音というようなことで、週2回ぐらい、10時40分、2時40分ぐらいに飛ん でくる。北の方向から黒い機体が突然飛んできたと。子供たちは、戦車だと窓に駆け寄った。それで、 学校の先生方は自衛隊か米軍の訓練のルートではないかと話をしていたということであります。また、 小川小学校でも、夏休み前に突然の爆音、学校じゅう大騒ぎに、窓にみんなで駆け寄ったら、目の前 に機体が見えた。学校の裏にある下渡山にぶつかるかと思った瞬間に、空高くのぼっていったという 話でありました。   そういうことで、私はこれは大変なことだということで、秋田県の平和委員会の理事長をしてい ます佐藤裕二さんという方とご連絡をとりまして、いろいろとその方から資料等をいただきまして勉 強してきました。それで、平成12年の11月にも新潟県の共産党の政府交渉で、外務省にまた要望をい たしました。日米合同委員会の合意には、学校や病院等の上空は配慮するとあるにもかかわらず、現 に学校の上を飛んで迷惑をかけている。事故がないからいいようなものの、もし事故があったら本当 にどのようにお考えになるのですかというようなことで訴えてまいりました。   そういうことで、早口で話いたしましたが〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕、この地域 でも実際見たり、怖い思いをしている人がいるということであります。そこで、市長にお願いいたし ます。新潟県の市長会長さん、それから新潟県の町村会長さん、両名のお名前で県知事あてにMV― 22オスプレイの安全性に関する情報提供等についてという申し入れを出しております。ご存じでしょ うか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もちろん知っています。 〇21番(相馬エイ君) そこで、井上哲士参議院議員が、22日参議院決算委員会に続いた予算委員会、 27日にオスプレイの配備問題を取り上げました。井上議員が、ルート下の市町村には何の連絡もない。 住民や自治体は不安を感じている。政府は、ルートの下の市町村名を明らかにし、説明すべきと追及 しました。森本防衛大臣は、説明していくことを表明いたしましたということです。   そこで、日本共産党の長野県議会議員団、県議団のご努力で、村上で言えば新潟県を通さず、直 接防衛省に市町村への説明を要請することが可能であるということがわかりました。その説明連絡先 は、北関東防衛局前橋防衛事務所、担当小渕次長さんだそうであります。そこで市長に、県を通じる のではなく、どなたかと一緒にここに行って、ルートを明らかにしていただきたい。大臣が説明をい たしますと国会で答弁しておりますので、今すぐとは言いませんが、ここに行ってルートの公開をと いうことで訪問して要請をしてくるお気持ちはございますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、日本全体がこのオスプレイの、いわゆる配備にまず反対しているわけ でございまして、ましてやいわゆる飛行訓練になりますと、もっともっと大きな反対運動が起きると 考えております。当然私も反対をしていきたい、そのように考えておりますが、今の前橋の話ですけ れども、そこに行ったら飛行ルートを、国を除いて、県を除いて教えてくれるというのはどうかと思 いますけれども、後でそれ教えていただければ、私なりに確認をさせていただきたいと思っています。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) きのう沖縄で10万人が集まって、配備反対の大集会がございました。それで、 ごく最近事故があったのですよね。南南部のノースカロライナ州で緊急着陸がございました。このよ うに、あちらこちらで事故が起きているのです。それをこの日本の上空を、美しい平和な海の上、そ して日本の緑豊かな自然の上を我が物顔にオスプレイが飛び回るという、絶対許してはならないと思 います。アメリカでは、米軍の低空飛行のルートを決めるには、いろんな環境評価、そして歴史的建 造物の影響から野生動物への影響まで、大変な慎重に決めている。にもかかわらず、日本では人間へ の影響も調査しないという、アメリカでは野生生物への影響まで調査しているというのに、日本国民 に対しては余りにも傲慢なアメリカの態度だと思っております。市長は、この点ではどのようにお考 えでしょうか。ハワイでも住民が反対をして中止させましたですよね、どのようにお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この本をいただきましたので、これを読ませていただきまして、しっかりと 勉強し、そして決して日本にはふさわしくない練習機であるというふうに考えていますので、それな りの措置を講じていきたい、そのように考えています。 〇21番(相馬エイ君) 時間ぎりぎりですが、これで終わらせていただきます。〔質問時間終了のブ ザーあり〕 〇議長(板垣一徳君) これで相馬エイさんの一般質問を終わります。   午後3時10分まで休憩します。           午後 2時55分  休 憩                                                        午後 3時10分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、5番、本間清人君の一般質問を許します。   本間清人君。           〔5番 本間清人君登壇〕 〇5番(本間清人君) 市民クラブの本間清人でございます。議長のお許しをいただきましたので、 私の一般質問をこれから行いたいと思いますが、その前に皆様に1件ご報告申し上げたいことがござ います。私、市会議員、今回7年目、6年前に民主党に入党して以来、公認候補2回、そして民主党 員として頑張ってまいりましたが、私の所属する民主党新潟選挙区参議院第一総支部が、皆様ご存じ のとおり森ゆうこ参議院議員総支部長のもと、解散ということになりました。これに伴い、私もこの たび民主党を離れることになりましたので、今後は無所属として村上市政のため、また尽力したいと 思います。これまで民主党として皆様にご支援いただきまして、ご支持いただきましたことに感謝申 し上げ、これからはますます無所属でありますが、村上市のため微力でありますけれども、尽力する 所存でございますので、ますますのご支援をいただきたいと思います。一言ご報告で申し上げました。   それでは、私の一般質問、3項目にわたってこのたび通告をさせていただいております。まず、 第1点目、指定管理者制度についてであります。行政改革の一つとして指定管理者制度が導入され、 村上市でも各所管において指定管理運用ガイドラインに基づき指定管理を行っていますが、本年6月 にガイドラインの一部が改正されているようです。その内容を教えてください。また、次に挙げる項 目についてもお答えください。   @、業務の報告などの義務づけはどのようになっておりますでしょうか。   A、各指定管理者との協議は定期的に行うものですか。   B、条例などの改正など必要に応じて対応しなければならない施設などもあると思いますが、管 理者側から何かしらの要望はどのような内容ですか。   C、営利的企業が指定管理者となった場合、その施設のみの決算書などを提出させるのですか。   大きい項目2番、各地区、区長会、住民要望などについてであります。各団体や住民からの要望 などについては、どのような流れで協議されているか教えてください。また、次に挙げる項目につい てもお答えください。   @、道路改良や街灯設置、信号機の設置などは区長からの要望でないと受け付けしないのですか。   A、各地区の集落には農村公園などがありますが、旧村上市内では各町内に公園などは特にござ いません。市民の憩いの場的施設は必要だと考えますが、市長の考えをお聞かせいただきたいと思い ます。   B、特に住民の要望が多い事例は、どのようなものがあるかも教えていただきたいと思います。   大きい項目3番、学校教育における携帯電話についてであります。私がPTAの代表をしており ます村上第一中学校では、子供の携帯電話の問題をPTAの事業として今考えている取り組みを行っ ております。先日、京都で開催されました日本PTA全国研究大会の分科会でも、そのことについて 研修をしてまいりましたが、村上市の教育委員会や校長会などでは、このことについてどのように対 応することとしているのか、その考え方についてお伺いしたいと思います。   以上、3項目でございます。市長答弁の後、再質問させていただきますので、よろしくお願いい たします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、本間議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、指定管理者制度についての本年6月に行った指定管理者制度運用ガイドライ ンの一部改正の内容は何かとのお尋ねについてでございますが、1つ目は、指定管理者に関する評価 の実施の義務づけであります。これまでも毎年度終了後には事業報告書の提出を受けて、担当課によ る評価を行っているところでありますが、このたび指定管理者制度管理運営評価シートとして様式を 定め、統一した評価を行うとともに、この評価結果を公表することにしております。   2つ目としては、施設賠償責任保険の付保区分の変更であります。これは、本市が加入する総合 賠償補償保険において、昨年度に制度改正があり、指定管理者を被保険者とみなすこととされたため、 業務仕様書及び基本協定書の様式における規定を変更したものであります。以上がガイドラインを改 正した主な点であります。   また、1点目、業務の報告などの義務づけはどのようになっているかとのお尋ねについてでござ いますが、地方自治法第244条の2第7項及び村上市公の施設に関する指定管理者の指定の手続等に 関する条例第10条の規定により、指定管理者は毎年度終了後に事業報告書の作成及び提出が義務づけ られております。なお、平成15年7月の総務省自治行政局長通知において、事業報告書においては管 理業務の実施状況、料金収入の実績や管理経費等の収支状況等、指定管理者による管理の実態を把握 するために必要な事項が記載されるものであることとされております。   次、2点目、各指定管理者との協議は定期的に行うものかとのお尋ねについてでございますが、 それぞれの施設においては、業務仕様書に月ごとに利用状況などの報告を義務づけているとともに、 必要の都度、指定管理者との協議、確認を行っているところであります。   次に、3点目、条例の改正など必要に応じて対応しなければならない施設などもあると思うが、 管理者側からの要望はどのような内容かとのお尋ねについてでございますが、現時点で指定管理者か らの要望による条例改正は予定しておりません。今後必要となるようなことが出てきた場合には、指 定管理者との協定に基づき、双方での協議を行い、対応を考えていくことになるものと考えます。   次、4点目、営利的企業が指定管理者となった場合、その施設のみの決算書などを提出させてい るかとのお尋ねについてでございますが、すべての指定管理者には、1点目でお答えしたとおり、毎 年度終了後に事業報告書の作成、提出が義務づけられております。よって、事業報告書において指定 管理者業務に係る収支状況を提出していただいているものであります。   次、2項目め、各地区、区長会、住民要望などについての冒頭、各団体や住民からの要望はどの ような流れで協議されるかとのお尋ねについてでございますが、例えば村上地域では、各地区区長会 からの要望事項につきましては、総務課で受け付け、要望内容によって担当課に振り分け、それを内 部で協議、検討した結果を取りまとめた上で、区長会に対し、文書で回答いたしております。   また、住民個人からの要望事項につきましては、一般的には要望内容の担当課が受け付け、内部 での協議、検討の結果について、担当課から口頭または文書による回答をいたしております。   次に、1点目、道路改良や街灯、信号機の設置などは区長からの要望でないと受け付けしないの かとのお尋ねについてでございますが、原則的に地域の代表である立場の方が、知らないうちに事が 運ぶということは望ましくないと考えております。したがいまして、特に個人や企業からの要望につ いては、公平性を保って対処すべきという意味で、区長さん等を通じて要望していただくこととして います。もちろん、個別であっても特に緊急性のあるもの、必要性の高いものについては、対応しな いということではなく、現地の状況等を見て、逆にこちらから区長さん等にお知らせした上で対処す ることとしております。   防犯灯の設置につきましても、同じく基本的に個人の要望ではなく、区長さんを通じて市に要望 を上げていただく取り扱いをしております。これは、防犯灯の設置に当たっては、区域内での適正な 配置も考慮する必要があることや、設置後には維持管理を各町内、集落にお願いしている関係もあり、 このような受け付け方法をとっているものであります。   また、信号機の設置につきましても、基本的に区長会や学校、交通安全協会の各支部等から出さ れた要望を受け付けし、これを要望書として整理の上、村上警察署に提出をいたしております。信号 機の設置につきましては、公共性が高く、設置する場合には多くの人に影響することであり、地域で 合意された設置要望でなければ取り上げてもらうことは難しいものと考えております。   なお、個人からの要望につきましては、区長さんにご相談されるようお願いをしているところで あります。   次、2点目、旧村上市内の各町内に市民の憩いの場的な施設が必要ではないかとのお尋ねについ てでございますが、旧村上市内には、お城山児童公園、鮭公園、いこいの森児童公園など10カ所、約 23万6,000平方メートルの都市公園がございます。このほか中州公園や町屋広場、飯野ふれあい広場、 田端町ふれあい広場などの都市公園以外のものもございます。現在のところ、公園設置についてのご 要望は特にいただいておりませんので、新たな設置については考えておりません。   次に、3点目、特に住民から要望が多い事例はどのようなものかとのお尋ねについてでございま すが、各地区の区長会及び個別区長からの要望事項を見ますと、まず道路の新設あるいは改修、歩道 の整備、そして排水路の整備などが多くなっております。   次に、3項目め、学校教育における携帯電話については、教育長に答弁をいたさせます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、本間議員の3項目め、学校教育における携帯電話についてのお 尋ねでございますが、本市では、携帯電話の取り扱いについての各学校の対応としては、文部科学省 の通知に基づきまして、学校への持ち込みは禁止にしております。ただし、保護者から正当な理由に より持ち込みの願いがあった場合には、例外的に持ち込みを認めている場合があります。   持ち込みの禁止の理由については、言うまでもありませんが、ネット上のいじめが大きな問題と なっています。平成20年にはそのネット上のいじめで、さいたま市の女子中学生が自殺したケースが ありました。それ以外にも、自己紹介サイト、いわゆるプロフでの悪口の書き込み、有害サイトへの 接続など、負の要素が余りにも大きいことがその理由です。   これら携帯電話をめぐる問題に対して、学校では小学校6年生児童に対して、子供向け啓発リー フレット「ちょっと待って、ケータイ」を配布し、指導をしています。また、新学習指導要領では、 情報モラルを身につけることを規定し、違法有害情報に適切に対応する能力を含む情報教育を推進す るよう学校に求め、これを受け、各学校では教育課程にも位置づけて指導しているところであります。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) どうもご答弁ありがとうございました。市長もご存じのように、指定管理者 制度というのはまだこの国にとりまして歴史はそんなに深いわけではないものであります。指定管理 者制度、それまで地方公共団体やその外郭団体に限定していた公の施設の管理運営を株式会社をはじ めとした営利企業、財団法人、NPO法人、市民グループなど、法人、その他の団体に包括的に代行 させることができる制度であります。地方自治法の一部改正で、2003年6月13日公布、同年9月2日 に施行された小泉内閣発足後の日本において急速に進行した公営組織の法人化、民営化の一環とみな すことができるという制度でスタートしたわけであります。ですから、まだこの指定管理者制度を導 入してから10年もたっていない、この制度でありますが、前指定管理、私も何度か質問させていただ きまして、前の政策推進課長の答弁に、村上市には市の施設として六百数十の場所がある。そういっ たお話の中で、今現行その施設の指定管理、まだされていない施設、また今後指定管理をしようとす る施設はどのくらいございますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 現在、古い資料になりますが、これから私どもで考えているのは数十単 位の施設を指定管理に出したいというふうに思っておりますし、更新の施設が今以上に出てくるとい うふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 先ほどその運用ガイドラインの一部改正の中に、各運営評価シートというの でしょうか、それを統一して各課でというような今お話がありました。ちょっとその内容がいまいち 私わからないのですが、その評価シートというのは統一した評価ということで、だれがどのように評 価するものなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 市長が評価するわけでございますが、実際に記入をするのは所管課で記 入する形になります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 評価でありますから、その評価に対しては、よし、悪しとかという評価の判 断が出てくるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) そのとおりでございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) そうすると、今の現行、3年ないしは5年とかというスパンで指定管理、ま た再入札、公募するわけでありますが、そのときには当然評価シートが利用されて、例えば市長の判 断でここの管理は不適切であると、不適合であるというような例えば評価を受けた場合には、当然そ の入札には参加させないという判断になるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 個々具体的な評価のシートの評価といいますか、そういったものはまだ 具体的に議論してございませんが、そういう可能性も含んでおります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 私が調べた指定管理の中のいろいろその意義、指定管理をすることの意義で あるとか、当然財政改革の一環としてなってきたわけですから、経費の削減というのが、まず一番第 一で、指定管理者制度というのが導入されてきました。そのほかにもその意義という中で、予期する すべき点の中で、市が管理をするのではなくて、外部の方にその管理をお願いした場合、民間の経営 手法というのですか、そういったものが反映されて、例えば利用時間の延長など、施設運営面での サービス向上による利用者の利便性の向上であったり、管理運営経費の削減による施設を所有する地 方公共団体負担の軽減、こういったものが大きな理由になろうかと思います。   そのような理由の中で、例えば指定管理をして、今そういった評価シートを市長が判断していく、 行政が公募でお願いをして、経費を削減して任せているのにもかかわらず、そこを評価して、悪かっ たから、またその公募には参加させない、企業努力をしても企業努力にならないような施設だって当 然あるわけです。会社のように、例えば売り上げを何ぼに伸ばせばいいのだとかという単なる施設で はないわけであります。その辺の判断はどのように、基準というのがなかなか難しい判断になろうか と思いますが、市長はその辺どのように思われますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然私の判断ということでありますけれども、今おっしゃったように、指定 管理の中には非常に難しい施設もあるわけでございますし、また企業によっては、指定管理を受けた 側によっては、非常に努力してすばらしいものを出してきているというようなこともありますので、 そういうのは一概にこれはだめだとか、これはいいとかと、入札に参加させるとかさせないとかとい う判断にはならないと考えております。やはり評価すべきところは評価いたしますし、あるいはまた どうしても努力したけれども、これが最善ですというようなことも出てくるかもしれませんので、そ れはそれとして受けとめていかなければならないと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) それと、先ほどの留意すべき意義のある部分なのですが、利用者の利便性の 向上という面で考えますと、例えばある施設を例に出して言えば一番わかりやすいので、例えばまほ ろばのきれい館、今プールなんかですと10時から夜9時で営業時間になっていると思います。ところ が、もう一つ、スポーツクラブアファスなんかありますけれども、あそこですと夜10時まで営業をや っているわけで、1時間のずれがあります。そうすると、仕事帰りの社会人の方がおふろ入りに行っ たり、プールを利用したりと思っても、やはり9時に閉まるとなりますと、例えば7時に会社を出て、 向こうに着くので7時半、8時だと、どうしてもそこ行くよりもアファスのほうの会員になってしま うという傾向もあるのではないかなというふうに思うのです。料金的には絶対にまほろばの施設のほ うが安いのです、会員になるのにも。私も3カ月単位で、7,500円ずつの会員入っていたことがあり ます。そういったものをどんどん市の施設として利用していくには、やはりその利便性向上として、 例えばほかにあわせてまほろばのプールも1時間延長して10時までにするとかという利便性が一番メ リットとしてあるはずなのに、多分まだプール時間の延長等もなっていないと思いますが、その辺は 市はもう向こうに管理委託してしまったものだから、そういった営業時間とかに関して、行政として 口出しはもうできないのですか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 決してそんなことはございませんので、利便性の向上ということで、指 定管理者のほうでそういった顧客ニーズと申しますか、そういったものがあれば条例改正はやぷさか ではございません。現に今回の条例改正の中に、温泉の配湯の時間の変更がございますので、そうい った実例もございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) そうすれば、ぜひご協議されて、片や10時、片や9時となりますと、なかな かお仕事帰りの方が、そこで本当に私も使っていますと、近所の方、自分のところでおふろを沸かし て使われるよりも、あそこで一家そろっておふろに入ってという、それだけで使っているのも本当に うちで入るより全然経費も安上がりだし、そしていろんな方とそこで一緒のおふろに入って裸のつき 合いというのですか、そこでいろんなお話もさせてもらったり、私もプールで泳いだり、あとサウナ に入っているとき、いろんな方といろんなお話をそういうところでさせてもらいました。本当にいい 情報交換にもなるし、そういった市の施設を多く使っていただくためには、そういった営業時間等も ぜひ考慮に入れて、これからお話を進めていただきたいなというふうに思うわけであります。   それと、管理運営経費の軽減というものに関しまして言いますと、私はその入札の際、結局委託 料をお支払いして、それで3年間ないし5年間の今売上高でありますとか、その状況を必ず報告させ ているわけです。そうすると、何か私は、今まで公の施設として、いわゆる市の職員がやっていた、 その市の職員の、いわゆる報酬分が、ただ一般の企業、一般のそういったNPO法人や団体の方々の 管理になる、その給与分の削減分しか私はどうもなっていないのかなという気がするのですけれども、 その辺はいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 先ほど議員のほうからもお話がございましたように、利益を生む施設、 そうではない施設、混在してございますので、一概には言えないというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) この指定管理の中に問題点も数多くありまして、その問題点の中の例をちょ っと挙げさせていただきますと、特に地方では職員人事により、以前に管理者選定の段階から既に出 来レースとなっている場合が極めて多く、適切な管理者が見当たらないという理由だけで、自治体幹 部職員の天下り先となっている外郭団体などに管理委託を継続してゆだねる事例が見られる、これは 多分村上市もよく考えてみますと何個かあるような気がいたします。また、弾力性や柔軟性のある施 設運営という建前がありながら、実際には地方公共団体担当者の理解不足や、条例施行規則等に拒ま れることで、民間の実力が十分に発揮できない。本当にそういった部分も中にはあるのではないかな と。また、指定期間の満了後も同じ団体が管理者として継続して指定を受けられる保障はなく、選考 に漏れるなどによって管理者が変更した場合は、その都度職員が入れかわってしまうことも考えられ る。また、指定期間が3年から5年程度と短期間であれば、正規職員を雇用して配置することが困難 となるなど、人材育成は極めて難しくなり、職員自身にも公共施設職員としての自覚や専門性が身に つかない。そしてまた、指定管理、指定期間の短さは、人材育成と同時に、設備投資や運営面での長 期的計画も拒んでいる。特に教育娯楽関連の施設では、経費節減のために場当たり的な運営しかでき なくなることが集客力が減少し、それに伴う収益の減少によって、必要経費も十分捻出できなくなり、 結果としてはさらに客足が遠のくといった悪循環に陥る可能性が高い。こういった問題点も指摘して いるわけですが、そういった問題点とかも何か内部では協議されていらっしゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 指定管理制度は、平成15年の自治法の改正でやったということで、先ほ ど議員のほうからありましたように歴史が浅いということで、今ほど挙げていただいたような問題点 を私どもの委員会で議論をする場を設けております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) それと、指定管理受ける際には、いろいろな資格もあるみたいなのです。施 設を管理する上で、資格者の配置が求められる場合がある、防火管理者というのはすべての施設、あ とは建築物循環衛生管理技術者、これは延べ面積が3,000平方メートル以上の特定建築物に該当する 施設、そのほかに体育施設管理士、体育施設運営士、上級体育施設管理士、公園管理運営士とか学芸 員、司書、医師、看護師、社会福祉士、介護福祉士、幼稚園とか、そのほかに保育士とか、当然これ は資格要るわけですが、当然今指定管理を受けている村上市の指定業者は、すべてこのような防火管 理者、建物の循環衛生管理技術者等の資格を得て管理をさせているわけですね。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 資格要件については、すべて満たしているというふうに認識しておりま す。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 先ほど3年にわたって、もしくは5年にわたって、今までの評価シートをつ ける前に、各指定管理者には業務報告を義務づけていると。今ちょうどやられているのが、村上市の 場合ですと、火葬場の公募を今ちょうど行っておりますね、村上市の無相院と、あと山北火葬場、 ホームページから全部アクセスしますと、その21年度の経費、収入、そして支出の合計、どういうも のに何がかかってというようなもの、あとは何体焼いているかとかです、そういったものが全部この 収支報告出てきているわけです。そうすると、入札ですから、こういった資料は当然、運用ガイドラ インにもそれを提出するのが義務づけられていますから、必要なのです、必要だと思うのですが、各 入札の場合に、数十年前、例えばコピー機の入札で、コピー機そのもの自体は1円の入札とか、そう いった時代がございました。今でも例えばテレビなんか買いますとものすごく安い。でも、安いと思 った裏側には、2年間は当社指定のブロードバンドを使えとか、パソコンの場合とか、あとはテレビ が安い場合には光ケーブルをつないでくれとか、そういった裏があるわけです。携帯も10円だとかゼ ロ円だとかという、その時代は何かというと、当社指定のiモードを例えば継続して何年間につけて くれ、そういうことで安くなるわけですね。コピー機も1円で入札しても、その後のトナーのメンテ ナンスやら紙の補充やらを何年間か保証つきというのがあるものですから、本体そのものは安くたっ て別に何の問題もないというような形での入札になっていったわけです。   車も、今例えば10万キロまで保証、もしくは3年まで、ですから営業車であれば、当然10万キロ なんかすぐ走ってしまいますので、3年の保証にしたほうがいい。でも、個人ですと10万キロを3年 間というと、なかなか年間3万3,000も走る方はそうそういないわけです、家庭から例えば会社まで の通勤ぐらいですと。そういった車は、当然10万キロの保証にする。そういった形でいきますと、こ のような内容がきめ細やかに出されるのは結構なのですが、村上火葬場の場合ですと、3年目のこの 23年度の報告でいきますと、指定管理料をもらっていて、そして火葬件数もふえてはいるのです。と ころが、結局今灯油の高騰だとか、違う部分の需要がものすごくその年度によって違うわけです。普 通であれば、1万5,000円の埋葬する件数が多ければ、それだけ当然収入もふえるから、前の年より もいいはずだと思うのですが、前の年よりも件数はふえているのに、38万4,141円という赤字の収支 報告が出ている。これをもとに、例えば入札を行った場合に、例えば先ほどのコピーのような会社、 ここも会津屋さんですから、自分のところで葬儀の会場を持っていたり、仏具も売っていたり、石材 も売っていますので、そういう関連の業者です。また、そういう関連の業者がたたき合いで入札にな った場合に、以前の競争入札の、一般競争入札でいう建築の入札のような指定管理の入札になりはし ないかなというのが私は心配なのですが、その辺いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 私のほうでお答えをさせていただきます。   実は、この指定管理につきましては、指定管理選定委員会ということで組織をしております。単 なる入札でその低いほうに落札している、指定をしているということではございません。私を含めて、 有識者7名の指定で、私が委員長ということで会議を持ってやっているわけであります。その前段と して各指定管理者の、原則として公募ということでしてございます。その中で出てきた業者につきま して、選定前にそのいろんな自分のPR、どういう経営をしていくか、またどういうコンセプトで運 営をしていくか、それら、またその収支報告、収支計画書、それらも含めて提案をされてしておりま す。だから、安いからその方にということではございません。全体のサービスとかいろんな経験、ま たいろんな関連施設を持って、非常に利便性があるとか、そういうものも含めて、その委員会で総合 的に判断をして選定をしているところでありますので、ご理解をいただきたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) その委員会なのですが、私はぜひその委員会を第三者組織にしていただきた い。副市長がその委員長を務める委員会組織というのは、先ほどの問題点にありました出来レースに なりやすいという、その理由の一つは何かといいますと、この指定管理というのは行政処分なのです。 ということは、市長の例えば関連する企業であろうが、副市長の例えば兄弟だろうが、自分が経営さ れている会社だろうが、私が経営している会社だろうが、その入札には参加できるのです。だから、 すべて内容も把握されている方々が、全部その入札に参加できるというのが、この指定管理の方法な のです。そうすると、今委員長をされている副市長が、例えばまほろばにどうしてもしたいのだとな ればなってしまうというのが、今回のシステムなのです。その辺を変えるには、あなたが務めている 委員長を別な方にしていただいて、第三者組織にしない限り、この出来レースは直りません。その辺 どう考えられますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 現在のそういう指定管理選定の規約ではそういうことに決定をされて、 私が委員長ということで指名をされております。その中で、有識者6名いるわけであります。私のそ の権限がそういうことで反映されるということはございません。全体の中でいろんな各分野から人選 をさせていただいておりますので、そういうことで公平に判断をされているということでございます ので、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ちょっとそればっかりでもう少し質問したいのですけれども、その辺にして おきます。   次に進みますが、今その指定管理の公募予定施設のお知らせということで、村上市のホームペー ジの中に、通うデイサービス、あと火葬場のことも出ておりました。その中で驚きましたのが、坂町 に予定されております大津保育園、坂町保育園、荒島保育園の3保育園が統合される、これはわかり ました。そうしたら、第一保育園、第二保育園、山居町保育園も、この3保育園は通園区域を見直し て2園に統廃合するのだと。後期に統廃合とあわせて、公募による指定管理とする、これ私も、これ 引っ張らなかったら全然わからなかったのですが、こんなのいつ決まったのですか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) この指定管理の今後の予定の中に、整備計画とあわせた形での今後の施 設の管理運営ということで載せさせていただいたというところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 市長の前の答弁ですと、坂町統合保育園に関しましては、議員さんの中から 賛成、反対とかいろんな一般質問をなされていて、それをぜひとも成功させたいのだと。その統廃合 を指定管理者制度を成功させた後には、今後いろいろな保育園の統廃合をして、全部それも指定管理 制度に移行できるものは移行していきたいということまでは、おれ聞いたのですが、まだ坂町も具体 化されて、まだ建設もされていなくて、指定管理者の先も決まっていない中で、もう既にその村上市 内の第一、第二、そして山居の保育園の話が出てきているのは、おれおかしいのではないかなと。今 議員さんの一部からそれはもう決まっているのだという話もありましたが、初めて私は聞いたのでち ょっと質問させていただきました。   ちょっと松戸市の例でいきますと、松戸市というのは東京のベッドタウンで、千葉の住宅街でも ありますので、村上とは全然対象になりません。人口も48万人いる、村上市からいえば約7倍も多い 都市でありますが、ここの保育園は、市内全部で49の保育園あります。そして、そこの社会福祉法人 に充てている指定管理をしている保育園は保育園、そして私立の保育園は保育所、だから「園」とつ いているのが指定管理のところ、そして「所」が私立の保育園というふうに呼び名でわかっているよ うなところがあります。村上市ももし坂町統合保育園という形になりましたら、例えば名称を指定管 理のところは保育園、例えばほかのここは今保育所、でも今村上は保育園になっていますから、それ を逆にして、指定管理のところを保育所とか、そういうことに今何か考えていらっしゃいますでしょ うか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) そこまで具体的なことに関しましては、まだ話は詰めておらないところ でございますが、そういう方法論もあるというようなことも含めて、今後の検討とさせていただきた いというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 時間もあれなので、もう一点、その指定管理についてちょっと、先ほど今条 例の改正等余り必要ないのだというお話をしておりました。また、そういった要望もないのだと。確 認のためにお聞きしますが、去年、おととしぐらいまでですと、小学校の夏休みというのは、ゆとり 教育の中で期日が休みの期間ずれていましたよね、その学校によって。でも、ことしはすべての村上 市の小学校は、多分始業式と終業式、すべて統一したと思うのですが、ことしの夏休み期間、小学校 7月何日から8月何日までだったでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 平成24年度の夏休みは、7月25日から8月28日までの間でございま す。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) これは、一部の施設なのですけれども、神林プールありますね、これ今指定 管理しているのがNPO法人さんでしょうか、希楽々さんが指定管理をしています。ところが、その 条例の中に、期日は神林プール、7月中旬から8月31日まで、そして午前10時から12時まで、午後1 時から3時半まで。それで休みの期間が9月1日から翌年の7月中旬までという条例になっている。 ですので、今おっしゃられたようにこのプール、そうそう一般の方が、大の大人が泳ぎに行くような 例えばプールだというと、そうではないと思うのです。多分利用者で多いのは、やっぱりその周辺の 方とか、子供を連れていって、料金も安いですよね、50円だったり、幼児は無料だったり、そういっ たプールでありますから、学校が当時我々のときみたいに、例えば7月21日から8月31日までの休み だったら、この条例でもいいのです。ところが、今言われたように、28日からもうなるということに なりますと、28、29、30、31日の4日間というのは、この3時半まで営業してあけておいてもそうそ うお客さんは来ない。でも、指定管理者としてはそこにちゃんと管理者を、監視員を置いて、電気代 かけて、消毒して、シャワー流して設備を整えている。この条例も、この条例改正に関しては、私市 長なのかなと思ったら、これを管理しているのは教育委員会なのですね。ここの第2条の2項にある のです。体育施設の条例の中に、体育施設の利用期間、利用時間及び休業日は、別紙第2表のとおり と、この表です、そのとおり、ただし村上市教育委員会が特に必要と認めるときはこれを変更するこ とができる。教育長、例えばここにはテニスコート、野球場、すべて8時半からの営業になっていま す。私が若いころって村上市長杯朝起き野球なんていうのがあって、5時半とかぐらいからやってい ましたよね。でも、この条例からいくと8時半からなのです。今でも例えば高校や中学校の部活が、 朝連で瀬波コートを使わせてくれ、荒川コートを使わせてくれ、今使っていますよね。でも、条例は 8時半になっているのです。改正の必要がないのですか、本当に。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 今お話を聞いて、そういう問題もあったのだなというようなこと、私初め てわかりました。そのようなことで、今のご質問を受けながら、よく検討して、そして管理指定の人 たちも、あるいは使う人たちも都合いいような、使いやすいような方向に持っていきたいと、そのよ うに思います。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひそういうようにしていただきたい、もしくは管理者に、指定して管理者 制度で今移行している体育施設がほとんどなのです。そうしたら、条文の中に「その期日は、指定管 理者と例えば協議した上で決定することができる」とかの一言を入れるとか、例えば学校にしたって、 今31日まで休みではないわけですから。小学校の夏休みの期間に終了日を合わせるとか、そういった ものをつけ加えてくれればいいわけです。例えば体育、そのグラウンドやテニスコートにしても、そ ういった教育上使うものに関しては、この例外ではないとか、その辺の条例改正は絶対これは必要で すので、ぜひともこの条例がある以上、当然条例違反になってしまう。だから管理者側としても31日 までやらなければいけないと私言っているのです。その4日間だれも来ないのにあけなければいけな い、だれも来ないのに。その辺教育長の管理の、教育委員会が管理ですから、ぜひともその辺よろし くお願いしたいなと思います。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) すばらしいご指摘、本当にありがとうございました。そのように努めてい きます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ちょっと時間オーバーして、私の配分があれで、2番目のほうに移りますが、 市長とは個人的にいろいろ私もご相談させていただいている住民要望等もございまして、いろいろお 願いをしているところであります。都市整備課長もご存じのように、片や大関の例の市道の問題、門 前の市道の問題、また山屋の信号機の問題等、細かな問題はいっぱいあるのですが、私は例えば今回 の議案に出ております生涯学習センターの追加工事に、今必要だと言われたのでやっているときにぼ んと1,400万出すような金額があるのであれば、そういったきめ細やかな交付金のようなときには、 側溝のふたでも1つでも調べて全部つけていく。そういった交付金が出ないときは、いや、予算があ りませんので、区長から要望を通してください、そういった言い方では、おれはおかしいのではない かなと。行政の仕事は、市民の暮らしがよくなるようにするのが仕事ではないですか。そうしたら、 そういった要望、どんな要望でもやれる方向に考えるのが、私は行政の仕事だと思いますが、市長そ の辺どう思われますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど申し上げましたように、要望はどなたでも要望しても構いませんし、 私どももそれに対応させていただいているというような現状でございます。その要望について、緊急 を要するものについては、当然のことながらやらせていただくというような方向で行っています。今 おっしゃったように、門前払いするというようなことは決してしてはいけないと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) あと区長さんからの要望と、私も何度か除雪の要望行くと、「区長さんを通 じて」と言われます。でも、議員さんも住民から選ばれた代表の一人であります。ましてこちらにい る26人は、すべて村上市にお住まいの、住民票も村上市に持っている方なのです。残念ながら、行政 の方には胎内市から通っている方〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕、例えば関川から通って いる方もいらっしゃいますので、100%村上市の住民ではないわけです。ところが、議員さんは全部1 00%村上、その方々の言うことですら、区長さんは区長さん、でも議員は数減らしてばっかりです、 こんな議論はおかしい。議員の言うことというのは、どの程度のご理解、どの程度のレベルで議員の 言うことって通るのか、その辺市長お聞かせいただけませんか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然、議員は公選で選ばれた住民の代表として来ているわけでありますので、 議員の皆さんが要望をされた事項については、ものすごく重要な問題だというふうなとらえ方をして おります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひ区長さん同等の扱いをしていただければと。   それと、時間もないのですが、私今うちの周辺のことでわかりやすく言いますと、せっかくこの 間開通式をしまして、村上インターから山居町交差点まで、すばらしいアクセス道路ができました。 あそこは歩道も広くて、直線のコースがなかなかなくて、こういうふうな道路になっておりますけれ ども、非常に道路幅もあり、歩道も広いので、あそこ私も犬の散歩毎朝しているので、犬の散歩して いる人、ランニングしている人、夫婦で散歩している人、いろいろいます。夕方になりますと、桜や 村高の方々が部活であそこをランニングしている方もいらっしゃる。ところが、よく見てみますと、 あそこの通りだけは一本も街灯がないのです、防犯灯が一本もない。あれは県道ですから、でも県道 というのは、県というのはおかしくて、県道としてつくった後には、もう市に全部管理をお願いする というのが道路ですよね。では、あの街灯、今一本もないのですが、あそこは設置する予定も何もな いのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 県道につきましては、管理も県でございます。その街路灯の話な のですが、恐らく県のほうでは道路照明というふうなことでは、交差点だとか、そういったところに は設置すると思います。あと街路灯の話になりますと、ちょっと私ども市民課のほうが担当になるの ですが。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(西村 治君) 私どもの市民課で管理している防犯灯という、いわゆる防犯上必要な防 犯灯につきまして、設置が必要ということでそういう話があるのであれば、実際にどの場所なのか状 況を見させていただいて、確認させていただいて、その上で設置が必要となれば、私どもで対応を検 討したいというふうに考えています。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 以前防犯灯、街灯に関しては、例えばここ暗い通りなのでつけてくれと言っ たときに、そのつける前の住宅の方が、そんな明かりつけられたら困るというようなお話もあったり して、なかなかいろいろな場合があるというのは何年か前に私一般質問でお聞きしました。ところが、 あの県道のアクセス道路は全部直線ではなくて、ああやって本当に曲がっているのです。それで、上 って、下ってという、そこに通学路、いわゆる小中学校の通学路では当然ないのですが、高校生が自 転車で通学してきたりする道路でもあるのです。ましてや買い物に、うちらなんかもあたりの人もそ うですけれども、健康のために原信まで歩いていってちょうどいい距離なのです。そこに何も街灯が ないというのは、道路を守るのではなくて、歩道があれだけのものがあるので、その歩行者を守ると いう意味では、私はあそこ絶対街灯が必要だと思います。せめてそのコーナーに1カ所ぐらいずつで も、ぜひその辺はこれからの検討の中に置いていただければありがたいなと思います。   時間も残り少ないのですが、あと公園の要望がないとおっしゃっていました。村上市内の、特に 山居町、南町、私の住んでいる住宅街は公園はございません。できれば今村上警察署の前にある、ち ょうど一画今あいている土地があります。その土地の権利者の方の了解もなくてこんなこと言うの何 ですが、本当に小学校、そういった警察がある、その真ん前に、今山居町保育園もあり、そしてあの 周辺には学童保育もある。あそこに公園があれば、そういった子育ての方々が集まったりしながら世 間話もできる、そういった広場をぜひとも私はつくってもらいたいなと思うのですが、市長どんなも のでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今の話ですけれども、それだけ広い町内に一つの公園もないということを知 りましたので、調査をいたしまして〔質問時間終了のブザーあり〕検討させていただくということで ございます。 〇5番(本間清人君) ありがとうございます。これで一般質問を終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで本間清人君の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会をいたします。   また、明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでございました。           午後 4時00分  散 会