平成24年村上市議会第2回定例会会議録(第2号) 〇議事日程 第2号 平成24年6月7日(木曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                              第 2  一般質問                                                                                 〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(26名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   佐  藤  重  陽  君   21番   相  馬  エ  イ  君    22番   大  滝  国  吉  君   23番   大  滝  久  志  君    24番   山  田     勉  君   25番   片  野  鉄  雄  君    26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 課 長    大   滝   和   春   君        財 政 課 長    佐   藤   昭   一   君        政策推進課長     斎   藤   甲   三   君        自治振興課長     佐   藤   憲   昭   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    本   間   誠   一   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     田   嶋   雄   洋   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        農 業 委 員 会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選挙管理委員会                   磯   部   康   次   君        委  員  長        選管委書記長        監 査 委 員    加   藤   正   志   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        教  育  長    工   藤   泰   則   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    板   垣       裕   君        朝 日 支 所 長    増   子   要   作   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    菅   井   晋   一        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    樋   木   義   昭           午前10時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は全員です。定足数に達しておりますので、これから 本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 い申し上げます。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、3番、板垣千代子さん、16番、姫路敏君を指名を いたします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、一般質問を行います。   今定例会の一般質問通告者は17名でした。質問の順序は、お手元に配付の一般質問通告書のとお りに行います。本日の一般質問は5名を予定しておりますので、ご了承を願います。   最初に、13番、木村貞雄君の一般質問を許します。   木村貞雄君。           〔13番 木村貞雄君登壇〕 〇13番(木村貞雄君) 皆さん、おはようございます。鷲ヶ巣会の木村貞雄でございます。私も一般 質問、4年ぶりでございますので緊張していますけれども、またきょうは傍聴席の皆さん、大変ご苦 労さまでございます。   一般質問に入る前に、2期目の一番最初でございますので、私なりの感想を述べたいと思います が、この村上市も合併協議会の中で議論しながら合併に入って、行政、議会とも村上方式で運営して きたわけでございますが、その4年間を振り返ってみて、やはりいいものは残すべき、また反省すべ きことは今後見直していかなければならないと、そのように考えて、この本会議場もいろいろと議論 したり、また理事者側と少しだけぎくしゃくした面もありましたけれども、その中において、やはり 議会人である我々議員ですので、相手の立場、人権を尊重しながら、理事者側とも車の両輪のごとく かみ合って、今後の村上市の発展につなげたいなと、そんなふうに考えております。   また、職員の皆さんも非常にかたくなになって、守りの体制に入っているように見受けられます けれども、これだけのスタミナ、パワーを使って、1年間に4回定例会ありますけれども、そういっ たエネルギーを余り無駄に使ってほしくない。要するに常日ごろ大いに仕事にその分を費やしてほし いと思っております。今後は、そういったことを踏まえて、先ほども言ったように車の両輪のごとく かみ合って、そして村上市の発展につなげたいなと、こんなふうに思っております。   それでは、私の質問に入りますけれども、私の質問、3項目であります。通告書の1番と2番は、 関連性がありますし、私の思いは、現在少子化が進んでいく中において、一人でも多くのお子さんが 心身ともに健やかに成長してほしい。そういった意味で、特別に配慮しなくとも健全に成長していく お子さんはいいのですが、そうでない、少しだけ手を加えてやらないと、一人前に成長していけない、 そういったお子さんを一人でも多く一人前にしてあげたい。子育ての基本は家庭にありますが、その 人間形成の最も重要な時期に子供たちを育てる保育園、学校と、ひいては人材育成へとつながること になります。その思いを込めて質問に入らせていただきます。   3番目は、合併後4年間を振り返り、これだけはどうしてもやっていただきたい。活力ある支所 庁舎の運営を進めていきたい一心で質問をさせていただきます。   それでは、順次質問に入りますけれども、最初に1番の保育園の現状について、@、本市保育園 の職員構成は、正規保育士よりも臨時保育士が多い現状であり、その中で心身ともに健全な保育がな されているのでしょうか。現在少子化の影響で小中学校の生徒数が減少傾向であります。そのうち心 身ともに健全とは言いがたい児童生徒がふえているようであります。子育ての基本は家庭にあります が、人間形成の最も重要な時期に子供たちを育てる保育園の運営に問題はないのか伺います。   A、臨時保育士がクラスを担当している場合もありますが、その担当保育士、また園児に支障な どはないのでしょうか。   B、財政改革の観点から保育園も今後公設民営型に移行することとなりますが、人件費削減だけ でなく、所期の目的、子育て、そして人材育成とつながる保育行政にあって、保育士の人数の関係、 特に配慮が必要な園児に対する接し方で、小学校入学前の支援や介助の関係は、民営の保育士との間 でうまくやっていけるのでしょうか。   2番目、学校教育の現状について、@、本市の特別支援学級における支援員、介助員、補助員等 の職員数は、合併前の各地区の配置状況のまま現在に引き継がれてきているようですが、各地区に格 差はないものか。どのようにして各学校の職員数が決められるのでしょうか。   A、本市では教育支援センター嘱託指導主事を多く配置しておりますが、財政改革の観点からな のか、またそれ以外の目的があってのことなのか伺います。   B、教育長は起業するような郷土愛を持った子供たちを育てたいと考えておりますが、現在企業、 学校、地域とどのように連携した取り組みを行っていますか。その際、企業または学校において、学 習の場の提供についてどのような協議がなされているのでしょうか。   3、支所庁舎の運営について。合併後、各支所の機能が低下しつつ、活力がないように見受けら れます。また、合併前のように庁舎へ行く住民も少なくなりました。合併後4年間の反省点を踏まえ て、支所にある程度の権限を与えるお考えはないか。これにより、各支所の機能を充実させてはいか がでしょうか。   以上、3項目について質問いたします。まずは降壇し、再質問に入らせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。大変ご苦労さまでございます。それでは、木 村議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、保育園の現状についての1点目、正規保育士よりも臨時保育士が多い現状で、 心身ともに健全な保育がなされるのか。保育園運営に問題はないのかとのお尋ねについてでございま すが、保育園は子供の養護と教育を一体となって行う役割を担っているとともに、子育ての基本とな る家庭、保護者への支援を行うことも重要な役割となっております。本市の保育目標である心身とも に健康な子供は、正規保育士及び臨時保育士を問わず、保育行政に携わるすべての人の願いでありま す。このため昨年度から正規保育士、臨時保育士を含めて、保育園長を中心として乳児保育部会、障 害児保育部会、初任者研修部会等11の部会を構成し、経験豊かな園長、主任保育士がリーダー性を発 揮し、関係機関と連携を図り、研修を積み重ねているところであります。   次2点目、臨時保育士がクラス担当の場合、その担当保育士、園児に支障などはないのかとのお 尋ねについてでございますが、今年度4月1日現在、臨時保育士1人、また複数の臨時保育士だけで クラスを担任しているのは95クラス中53クラスという状況であり、臨時保育士88人中82人は国家資格 の保育士資格または幼稚園教諭資格を有しております。クラス担当は、正規保育士と臨時保育士のこ れまでの経験等を十分に考慮して、保育が円滑に行われるように配置しており、クラスを担当する臨 時保育士や園児には支障はないと考えております。また、臨時保育士の生活が安定し、仕事に意欲と 満足感を持てるよう待遇改善に努めてまいりたいと考えております。   次3点目、公設民営型に移行した場合、保育士の人数の関係、特に配慮が必要な園児に対する支 援や介助の関係が公設民営型の保育士との間でうまくやっていけるのかとのお尋ねについてでござい ますが、指定管理者制度を導入した場合の保育士等の職員配置は、公立の保育園と同様の職員配置基 準で配置をするように仕様書に明記いたします。その中には、特に配慮が必要な児童に支援を行う加 配保育士についても含まれております。子供が乳幼児期から学童期へと連続していく育ちを関係機関 が連携して支援していく必要があり、指定管理者の事業者にも同じ方針のもとで支援していただくこ とを考えております。   次2項目め、学校教育の現状については教育長に答弁をいたさせます。   次に3項目め、支所庁舎のお尋ねでございますが、平成21年度に策定した組織再編計画(前期計 画)において支所機能の見直しとして、利用しやすい窓口サービス部門と地域に根差した自治振興部 門に重点を置き、行政内部事務などの集約できるものについては本庁への集約を進め、地域課題や地 域自治活動などについては支所が中心となり完結できるよう組織再編を行うとしております。   議員ご指摘のとおり、合併前と比較して支所庁舎に来庁される方の数は減少しました。しかし、 これらは各支所庁舎の機能が低下したものではなく、分散されていた業務が集約化されたものであり、 来庁者の利便性の向上と行政のスリム化が実現されたものであると認識いたしております。   また、各支所の活力が低下しているのではないかとのご指摘でございますが、ご存じのとおり各 支所庁舎は建設当時において、その行政機能を網羅する規模を想定しております。しかし、前述のと おり業務が集約化され、不要となるスペースが発生したことにより、活力が低下していると受けとめ られているのではないかと感じております。そのため各支所における事務室体制の見直しと不要ス ペースの積極的活用を図り、来庁される方に活気があることを感じてもらえるよう努力してまいりた いと考えております。   なお、支所機能の充実と権限付与についてでありますが、前段で述べましたとおり、支所機能の あり方として地域に根差した自治振興部門に重点を置くこととしていることから、各部署の従来業務 と自治振興部門の連携を進めていくことで地域に密着した支所機能の活性化と自治振興部門における 住民みずからの自由意思決定の範囲を広げられるよう検討してまいります。   これらを踏まえ、本年度において組織再編計画の後期計画を策定し、前期計画にて掲げた目的の 達成とともに、さらなる行政のスリム化を図り、各支所の運営に当たりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、木村議員の2項目め、学校教育の現状についての1点目、特別 支援学級での介助員等についてのお尋ねでございますが、小中学校の特別支援に当たる介助員につい ては、各学校の対象人数や介助の度合い、学校要望も踏まえ、総合的に判断し、配置しております。 判断材料といたしましては、前年秋ごろから各小学校で新1年生を対象とする就学時健診に始まり、 各地区就学指導委員会連絡会、本市全体の就学指導委員会を経て、対象児童生徒の協議結果、あるい は個別審査した結果などを考慮しているところであります。本年度の介助員数は小学校55名、前年比 2人増、中学校13人、前年比4人増、計68人であります。前年比6人増を配置しているところであり ます。おのおのの学校がしっかり運営できることを最優先に、ほぼ希望に沿った形で配置しておりま す。よって、ご質問の各地区の格差ということはないと考えております。また、教育補助員、学習支 援員については学力向上を目的として、全体で26人配置しております。   次に2点目、嘱託指導主事の配置についてのお尋ねでございますが、合併前は村上市のみ指導主 事が1人から2人、それぞれの年によって人数は違いますが、配置してまいりました。しかし、荒川、 神林、朝日、山北の4町村には配置されていませんでした。合併に伴い、少ない人数では対応が不可 能であると判断し、合併当初は5人の嘱託指導主事を配置いたしました。   しかし、各教育事務所内には適応指導教室があり、その指導員、非常勤の支援、指導に当たった り、23年度からは合併に伴う本市教育委員会に配置されていた県派遣の指導主事がいなくなったりし たことによって、本庁での業務処理には一定の人数が必要であることから、8人を配置させていただ きました。その結果、各学校への指導をきめ細かく行えるようになり、学力が高まったり、いじめ、 不登校児童生徒が減少したりするなど、その効果は具体的にあらわれてきております。   次に3点目、教育活動と地域や企業との連携した取り組みについてのお尋ねでございますが、本 市ではすべての学校で郷育プログラムを作成しています。それに基づいて総合的な学習の時間、小学 校3年生以上の指導計画を作成しています。地域学習を中核に据えた活動内容がその中心となってい ます。例えば村上小学校では、地域の特性に触れる活動として地域の特産物取扱店、商店、工場、料 理屋、温泉施設等に児童が出向いたり、また経営者、店主の方々に学校に来ていただいてお話を伺っ たりしております。そのとき嘱託指導主事は、学校と地域を結ぶ重要な役割を果たしています。他校 においても村上小学校同様な活動を行っていますが、中学校区ごとに地域コーディネーターが配置さ れており、嘱託指導主事と協力して各学校の活動に応じた人材、ボランティアなどを対応してくれて おります。地域学習が円滑に行われているのもその大きな要因になっているところであります。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 順次再質問させていただきます。   まず初めに、1番の@の関係ですけれども、今村上市の職員採用の関係ですけれども、確かに消 防関係はそれこそ生命と財産を守るという重要な役割ですので、一番優先しているかと思われますけ れども、保育園の関係も臨時職員が確かに多くいるわけでございますが、その中でただ、確かに人件 費削減はいいのですが、先ほども言ったように、クラスを担当している職員、それがやはり大変な、 現場へ行って、保育園の話、聞いたりするのですけれども、目的は保育、子供たちをよく育てたい、 それが目的でありますので、正職員であれ、臨時職員であれ、おろそかにはできない、そういう観点 から、本当に苦労して正職員と同じように努力しながらやっているという話を伺っているわけでござ いますが、そういったことでその決め方もそこの保育園の中で、園長先生を含めた中で決めていくと いうような格好をとっておりますが、本当に精神的にも苦労しているわけで、その辺の、給料になれ ばそれだけのかなりの差があるというようなことで、市長にお伺いしますけれども、そういったこと はどういうふうにお考えなのか、市長の考え方を。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど申し上げましたように、臨時保育士たりとも国家試験の保育士免許を 取得しておりますし、また幼稚園教諭免許を取得している方々ばかりでございますので、当然のこと ながら仕事の内容、保育の内容を見ますと、何ら遜色のない方々ばかりでございますので、待遇改善 等をやる必要は痛切に感じておりますので、待遇改善については早急に取り組みをさせていただきた いと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 市長の前向きな答弁いただきましたので、ありがとうございました。   先ほどから配慮が必要な子供たち、その関係でお伺いしますけれども、福祉課長にお伺いします けれども、就園前にあらゆる項目があろうかと思いますけれども、チェックするというか、そういっ たする方はクラスを担当している職員なのか、あるいは全体的な指導を受けてやっているのか、その 辺お伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 配慮の必要な園児につきましては、就園前につきましては保健師さん等 の情報を得ながら対応させていただいておりますし、また事前に、例えば障害を持っておられる方々 があった場合は、その対象を把握させていただいておりますし、またその後において保育する中で、 やはり加配が必要だということは現場の保育士のほうから情報を得ながら対応させていただいている ということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) この点については、なかなか個人情報の関係やら、余り詳しいことも調べら れない状況でございますけれども、とにかく私も当初から言っていますように、一人でも多く健全な 子供たちを育てたいと、そういう一心で言っているわけでございますけれども、3番に入りますけれ ども、今後荒川統合保育園もそういった指定管理者制度の中で、また今までと変わった運営になりま すが、答弁の中では今までと同じように連携をしていくのだと、そういうふうに伺っておりますが、 その点について、職員構成も変わると思いますけれども、そういったチェックしたり、またそういっ た配慮しなければならないお子さんについての対処といいますか、そういった関係から、この指定管 理者制度の場合は聞くところによりますと、3カ月間合同保育ですか、そういうようなならし運転み たいなことをするように聞いておりますけれども、その辺もう一度福祉課長にお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 指定管理者制度導入後ということでございますけれども、やはり新しく、 職員もかわるというふうなことではございますので、そういう引き継ぎに関しましてはすべてにおい て円滑に進めたいというふうに考えておりますし、また保育園の園児の関係につきましてもやはり3 カ月間の期間を有しながら、子供の実態の把握等々を新しい事業者のほうに引き継ぎできるようきめ 細かく対応してまいりたいというふうに考えております。   また、指定管理の業者が決まった段階で保育園の運営に当たる場合、やはり保護者の方、あるい は事業所、あるいは市と、3者による引き継ぎのできる体制を敷きながら、保育の運営に当たってま いりたいというふうに実は考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 2番目に入りますけれども、教育長にお伺いしますけれども、今ほどは答弁 の中で就学の支援員、介助員というものはその対象人数、そういった関連で配置していると言われて おりますが、嘱託主事等の学校の見回りというのが年に2回ぐらいあるそうですけれども、その中で 回ってみて、この学校は例えば介助員が足りないとか、あるいはまた逆に、余裕のある学校があると か、そういう関係はないのでしょうか。各学校見回りした中で。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 嘱託指導主事は、地域との関係を非常に強める意味で配置しております。 年2回ということではなくて、その必要に応じて何回でも学校を訪問し、相談に乗ったり、指導した りというようなことができるシステムになっております。そのようなことから、その学校で生じてい る問題点、あるいは地域で生じているような問題点は、すぐに把握して教育長のところに上がってく るようなシステムになっております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) その嘱託主事の関係でお伺いしますけれども、8人嘱託、学校長を退職した ような方が携わっているわけですけれども、8人いて、新発田あたりと比較しますと、学校関係やら 人口関係も含めても、本市のほうが倍ぐらいの人数置くわけなのですが、そういった関係できめ細か に動いていると言えば、ああ、なるほどとうなずくわけでございますが、例えば夏休みとかも本市の 嘱託主事は仕事に出ておるというような格好なのですけれども、その辺はやはり夏休みにおいてもど うしても出なければならないというような形でおるのですか。その辺お伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 夏休みといえども、郷育教育と言いまして、地域と結びついた活動が行わ れているわけであります。そのようなことで学校教育ばかりでなくて、地域との結びつき、そのよう なことも仕事としてやっておる関係上、いろいろの仕事が嘱託指導主事には舞い込んでまいります。   なおかつ教職員の研修に当たりましては、夏休みでなけければ研修ができないというようなとこ ろもありますので、夏休みを中心にした教職員の研修というようなことも行われており、そういうと きに嘱託指導主事を使って研修をさせるようにしておるところであります。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 確かに非常勤の主事でありますので、8人にしても人件費はそうかからない かもしれませんけれども、例えば極端な話、私言うのですけれども、こういった非常勤を廃止して専 門職を置くとか、そういったことは考えてみたことないですか。教育長、お伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 8人と、多いというようなお話でありますが、教育の機会均等法によりま して、先ほどから議員が言われていますように、障害を持っている子供たちでも普通学校へ上がりた いということを親が望めば、その子供のことを普通学校に入れなければならないというような事態に なっております。そのようなことから、各学校の教職員のそういうふうな指導負担、そういうような ものがいろいろと絡まってきております。そういうときに支援に当たったり、相談に当たったりする ことのできるような人のことを嘱託指導主事として採用しております。そのようなことから、各学校 では非常に助かっていると、各校長からありがたがられている制度でありますので、多く採用してい るからというようなことで無駄だというような考え方は一切しておりません。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) ありがとうございました。   それでは、Bに入りまして、教育長が2期目の抱負の中に、起業するような郷土を愛する子供た ちを育てたいと。相当教育長はその思いがあると思いますので、その辺のことについてお伺いしたい と思います。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 村上市の特色といたしましては、おいしい米がある。おいしい水がある。 おいしい魚がある。そこに付加価値をつけて、そして売り出していかなければ、今後村上市でもって 生きる道はないのではないかというふうに私は考えております。ただ単に学力をつけるばかりではな くて、やはり村上市にある、そのような豊かな自然のものを利用し、活用し、そして生きる力を身に つけるような子供づくりを一生懸命にやっていかなければならない。そういうことではないかなと考 えて、そのような点に力を注ぐような教育を各校長や先生方に話をしているところであります。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) その中において、いろいろな職業の関係で協議するわけですけれども、今の ところは学校側の話とか、協議する場合はどんなふうになっていますか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 郷育会議というようなものが年に数回持たれますが、各企業の人たちにお いで願いまして、自分たちの企業の宣伝をしていただいたり、それからその宣伝に基づいて教職員が そこの場に参加しておりますので、これはおもしろいな、こういうふうなことを子供たちに話をして 聞かせたいなと、あるいは訪問させたいなというような機会が年に数回あります。そのような機会を 通して学校の教職員と企業とが一緒になったり、あるいはまたはコーディネーターと嘱託指導主事が 計画を立てて企業訪問をしたり、あるいは学校によっては電話のかけ方、それから礼の仕方、そうい うようなものが今の中学生には足りないと、そういうふうなことから企業の人たちに来ていただいて、 実際に企業の人たちから、企業ではこのようにあいさつや礼や電話のかけ方などをしているというよ うなことを指導してもらうというような機会を今年度は荒川中学校などはするというようなお話を聞 いております。そのようなことから企業と学校が具体的に結びついていくというような活動を行って おります。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 教育長のすばらしい考えで、本当に人口減少、とにかく郷土を愛する、将来 そういった子供たちを育てることによって、やはり地域が発展していくのだろうなと思っております が、これからも大いに進めていってもらいたいと思います。   それでは、時間もあれですので、3番目に入らせていただきますが、支所庁舎の運営についてで すけれども、都市整備課長にお伺いしますけれども、現在は次年度の都市整備ですので、例えば道路 関係とか河川、それらの次年度の予算編成に当たり前年度の、私も区長の経験ありますので、秋ごろ に申請書を提出、遅くとも12月末までというような形をとっているわけでございますけれども、その 際、支所の関係でお聞きしますけれども、支所でそういった現場確認とか、そういうものやっている のでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 次年度の予算要望につきましては基本的には総合計画、そういっ たものにのっとってやっていくことになっておりますが、細かい修繕的なものにつきましては支所の ほうで管理しておりますので、そういった部分につきましては支所のほうで現場を確認して優先順位 を決めて、それで要望を本庁のほうでまとめるというふうな形をとっております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) そうして総合計画やら、そういった計画以外のものについては、そういった 細かに支所で確認するというようなあれでございますが、本庁には実際ペーパーで上がってくると思 いますけれども、その際はもう支所から、例えばこれはどうしてもやらなくてはいけないとか、そう いった関係外のものは、ただペーパーだけで上がってきて、見るというような格好はとっていないで すか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) ペーパーだけではなくて、当然予算要望時期にはヒアリングとい うような形で支所の方と本庁の者で一緒に話をしながら、そこで現場を見たりしながら優先順位とい うふうなものを決めていきます。特に緊急性のある危険な場所については、次年度ということではな くて、補正予算等で対応したりというふうなこともやっております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 簡単な例えばの話ですけれども、これから梅雨に入り、大雨が想定されます けれども、例えばどこかの集落に水がはんらんして、緊急で土のうづくりしなければならないという ことで砂とか、そういうものの手配して、そういった段取りというか、そういうものは各支所には通 じているのですか、常にそういった災害の場合に。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 当然支所のほうが地元のことにつきましては、詳細に把握してお りますので、そういう危険性があるところについては、例えば麻袋をすぐ用意できるような体制だと か、そういったことは支所ごとに対応はとっております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 支所の関係で、特に神林地区においては今回、前年度もそうですけれども、 一番住民の関係する課、建設課、今産業建設課でありますけれども、人事構成の関係で地元の職員で ない、特に集落もわからない、そういった道路関係やら河川、あらゆる、覚えるにも大変なわけでご ざいますけれども、先ほどから支所機能ということを重点に話ししていますけれども、やっぱり地元 の一番わかる、今現在ですと本庁舎の見えないところで指示しているような形をとっていますけれど も、やはりそういった内容の詳しい、また一番地元の知っている方がそういったことに関して手配す るなり段取りするなり、そういったほうが支所の活性化にもつながるわけでございますけれども、そ の点について市長にお伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上市、合併して4年を経過いたしました。5つの市町村が合併して、5つ の市町村には職員がおるわけで〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕ございまして、その職員、 例えば神林支所の職員が年がら年じゅうずっと神林職員でいた場合どうなるか、活性化がそこに生ま れてくるのかというと、決して活性化は生まれてこない。逆に悪い点が出てくる可能性があると。村 上市全体の職員としての意識を持って、モラルを持ってやることによってそこに活性化が生まれてき、 職員のやる気が生まれてくるというような観点から、私どもは5年目に入りましたので、全体の職員 をシャッフルして、そしていかなる地域、いかなる部署に行っても対応できる、そういうような知識 を兼ね備えた職員を育て上げていきたいというようなことでございまして、今順次そういうような方 向で進んでおります。職員も1年目はどうか知りませんけれども、1年たたないうちに、恐らく勉強 して、その地域になれ親しんで、そしてその風土等を研究しながら活性化、自分をレベルアップして いくものと、そのように考えております。そのことがとりもなおさずその地域の活性化につながって いくと、そのように信じておりますので、これからも職員のシャッフルをしていきたいと、そのよう に考えております。 〇議長(板垣一徳君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 時間も最後でございますので、この件については私も選挙の一つの公約の一 番頭にしているものですから、これは私だけでなくて、区長会、あるいはまた一般市民の大勢の方の 声でありますので、どうしてもこれは支所の機能を充実させてほしいということでございますので、 答弁は要りませんけれども、よろしくお願いしたいと思います。   以上で私の質問を終わります。   どうもありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで木村貞雄君の一般質問を終わります。    午前11時まで休憩します。           午前10時48分  休 憩                                                        午前11時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、6番、川村敏晴君の一般質問を許します。   川村敏晴君。           〔6番 川村敏晴君登壇〕 〇6番(川村敏晴君) 皆さん、おはようございます。村上市議会6月定例会一般質問の初日2番手 に登場しました、会派、市政クラブの川村敏晴でございます。早速通告に従い、私の質問させていた だきます。私の質問は、3項目でございます。   1項目め、生活保護費や児童扶養手当等の不適切受給についてでございますが、芸能人の母親の 生活保護費の不適切受給が問題視されておりますが、当市においても同様なケースが存在するとの市 民からの指摘があるとお聞きしております。村上市における生活保護費、児童扶養手当等の支給に関 して行政側の審査のあり方や、支給を開始したその後の支給条件の調査のあり方及び現状把握につい てお伺いします。   また、これら受給者が受けられる減免措置のあらましをお聞かせ願います。   2項目めでございますが、認定こども園に対する補助金制度についてでありますが、24年度予算 において認定こども園運営費補助金として3,272万6,000円が計上されております。この補助金は、民 間が経営する認定こども園に対しての国の補助金と聞いております。26年度開園予定の仮称荒川統合 保育園も指定管理者制度活用による民間経営を計画しているわけでございますが、この保育園を認定 こども園として民間に経営させることで、国の補助金の活用を利用することができるのではないでし ょうか。これにより市内の既存幼稚園事業者が認定こども園の認可を取得するまで指定管理での運営 を延期し、市内事業者の指定管理による認定こども園として運営することができれば、市内業者育成 と当市の郷育行政の推進にもつながることと考えられますが、市長及び教育長のお考えをお伺いしま す。   3項目めでございますが、市報等の市の配布物同様に、各議員の活動報告を配布することについ てでございます。市民の議員活動に対する知る権利と議員の報告をする義務をより顕著に実践するた めに、市報等を配布する際に、各議員の発行する活動報告書を同封することはできないでしょうか。 市報等に同封することにより、議員の活動内容を全世帯に対して漏れなく報告することが可能であり、 市民から議員の活動内容が全く見えてこないとの指摘に対して、議員の活動内容や考え方をしっかり と知らせることが可能となることから、開かれた議会の実現にも寄与することとなり、議員の活動の 活性につながることになるのではないかと考えます。公職選挙法や行政の事務のあり方などの視点か ら、選挙管理委員長と市長の考え方をお伺いいたします。   ご答弁の後、関連について再質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、川村議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、生活保護費や児童扶養手当等の不適切受給についてのお尋ねでございますが、 生活保護費の支給については本人の申し出内容のほか、年金調査や財産調査、扶養義務調査及び住宅 を訪問しての実態調査の結果をもとに審査し、保護の決定を行っております。   支給開始後の調査については、課税状況を照会するなど、収入の有無や、毎月社会福祉事務所長 に申告する収入に誤りがないかの調査とあわせ、定期的に訪問を行い、生活の実態を確認しておりま す。   生活保護受給者の減免措置といたしましては、市民税、固定資産税、火葬場使用料、ごみ指定袋 代、NHK受信料、保育料、学童保育利用料、手数料条例に規定する手数料などであります。   児童扶養手当の審査については、本人の認定請求書、戸籍謄本等の提出により、本人や同一世帯 の扶養義務者の所得を調査し決定しております。   毎年8月1日から8月31日までに現況届を提出していただくことになっており、前年の所得状況 と対象児童の監護状況を確認しております。児童扶養手当を受けている方が受けられる制度としては、 ひとり親家庭等医療費助成制度、特定者に対する旅客鉄道会社の通勤定期乗車券の特別割引制度など があります。母子家庭のみが対象となる制度としては、母子家庭自立支援教育訓練給付金制度、新潟 県が行う母子福祉資金貸付金制度があります。   次2項目め、認定こども園に対する補助金制度についてのお尋ねでございますが、認定こども園 は就学前の子供に幼児教育・保育を提供する施設であり、保護者が働いている、いないにかかわらず 受け入れて、教育・保育を一体的に行う機能を持つ、すべての子育て家庭を対象に子育て不安に対応 した相談活動や親子の集いの場の提供などを行う機能を備えた施設として県知事が認定した施設であ ります。   このことから、県知事に認定申請手続が必要となりますが、仮称荒川統合保育園は認定こども園 として施設に対する基準は満たしており、幼児保育を取り入れる方針とするのであれば、認定こども 園として民間委託することは可能であります。しかし、認定こども園として民間委託すれば国庫補助 金を活用できるというものではなく、運営費に対する2分の1の国庫負担が児童福祉法により定めら れているものであります。仮に認定こども園として運営する場合であっても、指定管理者制度導入を 延期することは考えておりません。市内業者育成の必要性は十分に理解しておりますが、大切な子供 を安心して預けてもらえる保育園とするため、市内業者に限らず、公募の際は窓口を広げる必要があ ることをご理解をいただきたいと思っております。   次3項目め、市報等の市の配布物同様に、各議員の活動報告を配布することについてのお尋ねで ございますが、毎月1日、15日の市報とあわせて配布、回覧される文書やチラシは、本市が主催、共 催する事業、公共性のある事業事業及び公共機関からの文書等であり、市民に提供されるべき情報等、 公共性の高いものとして本市が各町内及び集落に配布や回覧をお願いしているものであります。   各議員が発行する活動報告書は、議会活動の結果として市民に情報提供される議会だよりとは異 なり、議員個人としての活動状況等を広く市民に知らしめるために作成されているものであり、市が 各町内及び集落にその配布をお願いすることは、特定の議員個人の政治活動のために公の業務を利用 することとなるため、適切ではないものと考えております。   なお、公職選挙法の観点からについては選挙管理委員長に答弁をいたさせます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 選挙管理委員長。 〇選挙管理委員会委員長(磯部康次君) 皆様、おはようございます。このたび村上市選挙管理委員 会委員長を拝命いたしました坂町駅前、磯部康次と申します。もとより浅学非才の身でありますが、 与えられた職責に対し全力を傾け、取り組んでまいりたいと存じます。何とぞご指導とご協力のほど をよろしくお願いを申し上げます。   それでは、川村議員の3項目め、市報等の市の配布物同様に各議員の活動報告の配布についての お尋ねにお答えいたします。   川村議員のご提案は、毎月定例日に配布している市報に議員個人の議会報告書を挟み込みで全世 帯に配布することはできないかというご提案と、この行為自体が公職選挙法に抵触しないかという趣 旨のご質問と承りました。   事務局のアドバイスのもと、関係法令等を参照しますと、個人による政治活動は公職選挙法第14 7条の2、「あいさつ状の禁止」、ほかの第143条に規定する「文書図画の掲示」にかかる第16項から 第19項まで規定する「立て札及び看板のたぐい」や「ポスター」などの規制にかかるもの以外は、原 則自由となっております。以上のことから、議員のお尋ねの報告書を各世帯に配布する行為自体は公 職選挙法上、議員個人の政治活動として認められるものと認識をいたしております。   なお、配布に対する考え方につきましては、ただいま市長答弁のとおりです。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 通告には、認定こども園の件について、郷育との絡みで教育長のお考えもお 願いしていたのですけれども、ご答弁の用意なければ構いませんが。 〇議長(板垣一徳君) 大変失礼しました。   教育長、答弁お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 特にございませんが。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) わかりました。   それでは、1項目めから再質問させていただきたいと思います。生活保護費の不正受給疑惑、こ れがテレビ報道を通して全国的に今話題となっておりますが、当市においても市民の方から、それ以 前からこのような話を私も耳にしておりましたので、あえてこの時期に一般質問させていただいたわ けでございます。   そこで、改めてお聞かせ願いますが、今市長からご答弁ありました生活保護費及び児童扶養手当 にかかわる支給の中で、これは生活保護費は国からの税金として市に入ってくる部分が多いかと思い ますが、村上市としてそこに補てんされる額についてはどのくらいになるか、もし把握されているの であればお聞かせ願いたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 生活保護費については約350名くらいと聞いておりますし、また児童扶養手 当の支給は600名強と聞いております。市が負担する金額等については、私詳細はちょっと把握して いませんので、担当課長が把握していれば、担当課長から答弁をいたさせます。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 生活保護費の国からの負担金につきましては、4分の3が国から負担金 として補助されております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) この24年度の予算で生活保護扶助費は6億2,500万強というふうな数字で上 がっていたと思うのですが、このほかに、先ほども出ました児童扶養手当等々の合わせたもので、実 際村上市が負担する金額という数字については押さえられていませんか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 申しわけありませんが、そこまではちょっと把握しておりませんでした。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) わかりました。   それでは、テレビ報道でいろいろ出ておりますが、当村上市においてこのような住民の方から行 政、市に対して、少し不適当でないか等々の意見や苦情は入っているものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) そういうお話は、市には来ておりません。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 職員側から見て、当市における資金については全く問題がないという認識で いるという理解でよろしいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) そのとおりでございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) いわゆる個人のプライバシーにかかわる問題でございますので、個人情報の 遵守等で職員の方から細かい発言は非常に厳しいものがあるだろうと、このように考えておりますが、 我々一般市民の方からいろんなお話を聞く中で、ご本人が生活保護を受けているというふうな方のと ころに、やはり近所にしっかりとした生活をされているお子さんたちが何世帯かあるというふうな世 帯もあると。   また、母子家庭というふうな状況の中で支給を受けているよというふうな話を聞いているご家族 においても、離婚をされただんな様がしょっちゅう宿泊等で、通常の家族生活を送っているように見 えるというふうなお話を耳にすることがあるものですから、村上市の現状についていかがなものかと いうふうなことで市民の方からのご意見もあり、質問をさせていただいたわけであります。   社会保障の観点から生活困窮者、そしてまた病気等、身体障害等で仕事につけない、そのような 方に対する生活保護、社会福祉としての制度としては大切な制度であると、このように考えておりま す。しかしながら、昨今日本の世の中の風潮の中で、一回手に入れた権利はなかなか手放しづらいと、 そんなような風潮が多々見受けられるようになってまいりました。非常に微妙な問題でありますが、 今後市の職員の方にはやはりそういう上で、優しさと正義感を持ってこの社会福祉の事務処理に対応 していっていただきたいと、こんなふうにお願いをして次の質問に移らさせていただきますが、2項 目めの認定こども園の補助金に対してでございます。今の市長さんのご答弁を聞く限りにおいては、 26年度開園予定の、仮称ですが、荒川統合保育園、これについても認定こども園としての申請をすれ ば、県知事の認可を受ければその認定こども園として運営は可能であるよというふうに受け取ったの ですが、これで間違いないでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そのとおりです。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) これもいろいろインターネット等で調べてはいるのですが、まだ認定こども 園に対して、これ自民党政権下の制度だったのでしょうけれども、民主党政権でも補助金制度をその まま引き継いでいるというふうな状況のようですが、今年度村上市内においても1つの幼稚園がこど も園を申請して認可がおり、補助金を受けられることになった。非常にこれは、市にとってもありが たいことだなというに感じておりますが、この制度を利用する利点は村上市にとって、荒川統合保育 園についてですが、ありませんか。これは、担当課長のほうがよろしいでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 今既存の幼稚園を認定こども園ということで考えていると理解してよろ しいでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 質問にあったように、今荒川の3保育園を統合するわけですよね。そこに保 育園というふうな、公設公営保育園であるわけで、そのままだと認定こども園にはなれないわけです ので、民間の幼稚園経営の方が認定こども園と申請をして、この荒川統合園の運営のいわゆる指定管 理を受けるという前提で認定こども園に対する運営費補助を申請して得ることはできないのかなとい う質問でございます。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) 今の仮称荒川統合保育園を認定こども園として申請することはできない かということかと思いますけれども、当然先ほど市長答弁にもありましたように、私どものほう、市 として仮称荒川統合保育園を認定こども園として幼児教育を取り入れていくという方針になれば、そ の認定こども園としての申請が必要だというふうに考えておりますけれども、私どもの考え方として はこれまでどおり、議会でもご説明させていただいたとおり、統合保育園につきましては指定管理の 方向でこの事業を進めてまいりたいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 指定管理はわかるのですが、だからその保育園事業だけでなくて、ここに幼 稚園としての機能も併用していくことによって認定こども園としての認可をとれる方向になるという ふうに私は理解しているのですが、やはり幼児教育というふうな今これから、村上市内には公設の幼 稚園というのはないわけですが、指定管理を出すということは民間経営にゆだねるという方向性を持 っているわけですから、民間にゆだねるのに、せっかくなので幼稚園経営の方に3つの統合保育園の 保育業務も一緒にやっていただくと、そういう方向性で事業化をして申請を上げていくと。器につい ては、公設の荒川統合保育園を利用させてもらうというふうな方向づけで指定管理で認定こども園を 運営するというふうなことは考えられないのか。もしくは、そういう制度活用はできないのかという 質問ですが。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この幼保一元化等については、私は将来的には非常に村上市としても考えて いかなければならない大きな問題の一つだなと、そのようにとらえておりますが、今指定管理を受け るためにそれをやるというようなことになってきますと、それは私どもは今の段階ではまだまだ任せ るわけにはいかないというのが現実であります。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 先ほど市長答弁で26年の指定管理の期限を延長する気はないとくぎを刺され ましたが、村上市の行財政改革大綱によれば、荒川の統合保育園の後はこの大綱の後期、要は平成25 年以降の4年間のうちに、村上地区の3保育園も統合し、やはり同じように指定管理にしていくと明 記されております。荒川統合保育園から今の認定こども園としての制度を活用できるのであれば、そ ういう方向に方向転換をしていくことが市の財政的にも今後の保育園と幼稚園を統合するという国の 方針を考えれば、私自身的には多少指定管理の時期がずれたとしても、そういう方向づけがベストで ないかなと。しかもその上で、次にくる村上地区の統合する3つの保育園についても、やはりそれを 手本にして、市内の新しい認定こども園を運営する事業者の育成につながっていくのでないかなと、 こんなふうに思えるのですが、どうしてもそういうメリットがある制度があるにもかかわらず、今の 形に固執する、子育て、大切な子供を育てると、市長が常におっしゃっている愛郷無限の精神を子供 たちに持って育っていってもらいたい。これをまさに地元でしっかりと根づかせていくためには、そ れを発信する事業体そのものがこの地域の中から育っていくことがやっぱり大きな愛郷無限を実現す る大きな原動力になると、このように私は考えるのですが、市長にはそういう考えには至らないもの でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 非常に大切なことだと思っております。少子化が進む中で、本当に生まれて くるお子さん、そして今いるお子さんについては村上市の宝的存在でありますので、何とかすくすく と元気に、そして心豊かに育っていただきたい、それは私どもが願っているところであります。その ような方向にいくということは間違いないわけでございますが、今ここでこれをやれというようなこ とについては、いささか市としては取り上げることはできないということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 最近市のある幼稚園運営業者の理事長さんと会う機会があってお話を聞いた のですが、この認定こども園の今期の予算を知ったせいなのかもしれませんが、について意欲をお持 ちでしたし、そういう方向性を今検討しているという中で、この荒川の統合保育園についての指定管 理の受け皿としても、ぜひそういう指定を受けられる要件が整えば受けたいのだという話をされてい ました。   しかし、これも私も何度も言いますが、村上市在住には保育園の経営経験を持っている社会福祉 法人というのがないのですよね。幼稚園経営者はいますが。だから、市長が縛りをかけている運営経 験のある社会福祉法人、この縛りに合致するには、少なくとも社会福祉法人として保育園運営を、実 績を持つためには県に申請上げて認可とって、申請を上げるにしても保育園の場所がないと県のほう は、紙だけでは認可とれないというふうなことでございますので、園児を抱えてという、非常に時間 的にも、経費的にも大きな出費がかかる事業でございます。そんなことで新規参入を見合わせている 方たちがいらっしゃいます。私もいろんなところに声はかけてきてはいるのですが、やはりそのリス クが大き過ぎるというふうなことで、今公設民営をうたって指定管理を進めているわけですから、受 け皿、建物は公設、これはどなたが指定管理をされても使えるわけですので、そこを前提として市内 業者に育成を進めていけば、やはり意欲のある事業者さんは私はかなりいるというふうに考えていま すので、ぜひともさらにそこに認定こども園として国の助成、補助金をうまく活用しながら、市の財 政にもメリットを与えながら、今後の保育園制度をさらに充実させていくべきだろうと思います。   先ほどの木村議員の一般質問の中でも、市長は臨時保育士の対応を改善していかなければならな い、そういう前向きなお話でした。改善するということは、とりもなおさず賃金を上げる、そこに直 結するわけですよね。やはり財政的な裏づけをしっかりつくっていく必要があるわけですので、ここ は新しい制度をしっかりと担当課の皆さんに研究していただいて、大いにそれを活用する。荒川の3 つの統合保育園は建物が古いので、新しいところに早く移してあげたいという気持ちはあります。た だ、器ができて、そこに公設保育園として運営してからでも指定管理に移行することは十分可能なわ けですから、そこをやっぱり現実と将来の村上市にとってのメリットをしっかりとお考えいただいて、 今後善処していっていただきたいなと。答弁は要りませんが、私は強く今後も働きかけてまいりたい、 こんなふうに思っております。   それでは、3番目の項目について再質問をさせていただきたいと思います。職員の方からも首を かしげられている質問のようですが、その前に磯部選挙管理委員長にはきょうは私の質問のために、 わざわざ議場のほうにおいでいただきまして、本当にありがとうございました。今ご答弁いただきま した、もう一度確認のためにお聞きしますが、市報に我々議員個人の活動報告を折り込んで配布して もらう行為そのものは公職選挙法の違反ではないということでよろしいですか。 〇選挙管理委員会委員長(磯部康次君) はい。 〇6番(川村敏晴君) これも私インターネットを見まして、全国のあちこちにこういう案件をいろ いろ見てまいりました。やはり違反ではないということは私も認識はしてきたのですが、ただ議員の 個人の活動に対して市の公益的な配布制度を利用すること自体がいかがなものかというふうなところ で、反対だけではなく、賛成論のようなものも載っていました。これは、ある大学生の論文に載って いたのですが、議員が税金をちょうだいして議員の賃金、そして政務調査費等を活用して議員活動及 びそれを市民の皆さんに報告する、これは義務であると。その義務に対して、できるだけ1人の議員 の支持者でない市民に対しても公平にその情報を伝えることが議員としての義務なのではないかとい うふうなことで、その方法論としてはいろんなこういう市報だとか回覧板の活用というのはあっても いいのではないかなという、数少ない賛成論でありました。   反対については、市長おっしゃるように、やはり選挙管理委員長がおっしゃるように、議員個人 の活動が公益性を重視する市の配布物に混在することがいかがなものかということに尽きるというふ うな問題でありますが、私が考えるに、この問題については公職選挙法で選挙違反としてはとらえて いないということに対して、では行政のとらえ方、村上市については今の答弁をお聞きする限り、議 員個人の配布物については公益性ではないと、だからだめよというふうに受け取りました。   ただ、12月定例会で政務調査費の条例改正が可決されましたが、それを受けて私のところにもイ ンターネット、携帯電話、自宅の電話等を通じて何名かの方からご意見をちょうだいしておりますが、 やはり議員の活動が見えてこないのだと、それに対して政務調査費が4倍になるということは何たる ことかというご意見が多かったです。ただ、しっかりとした議員の活動が見えてくることで、やはり 政務調査費の部分については理解が得られるのではないかなというふうなのが私のその皆さんとの会 話しての感想でございます。   そんなことで今我々が選挙活動を目的とした配布物、これはやはり市報等に同封するということ はあってはならないことだと思いますが、純然たる議員活動として税金を使わせてもらって議員活動 したものについて、その税金の使途を市民の皆さんにお伝えする、これは義務だと思いますが、それ を確認するのが市民の皆さんの権利だとすれば、行政としてはそのものについて配布の便宜を図るこ とは何ら公益性に反するものではないと私は思っております。そういうとらえ方はできないでしょう か、市長。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そういう考え方は、私はできません。といいますのも、議員26名いらっしゃ るわけなので、その全部の方々が配布をするというようなことであるとするならば、配布する区長さ ん方と相談をしながらやっていく方法もあろうかと思っておりますけれども、議員個人の活動、特定 の議員個人の活動について、そういうような議員活動報告を市の嘱託員に配布をいたさせるのは私は 適正ではないと。であるとするならば、議員皆さんで全員配布するような方々をお願いして、そして その方に村上市内を全部配布させたらいかがですか。1部幾らというようなことで契約して、多分幾 らでもやってくれる方がいると思います。それも恐らく政務調査費に該当されるのではないかなと、 そのように思っておりますので、できれば議員の皆さんがそういうような人を雇って、そして全戸に 配布をできるような、そういうような組織をつくっていただくことを希望いたします。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 全員ならいい、1人だからだめという理屈はどうなのだろうなと私は思うの です。政務調査費を使う使わないも今回ばらけていますが、本来議員は自分の意思で議員活動し、活 動報告出す出さないも自分の意思です。出さない人が1人いるからといって、25人がみんな出すのだ けれども、全員出すのだったらいいよと。区長さんと相談することは次の段階ですから、行政側が認 める認めないの中での話ですが。   議員は、やはり議員間の話し合いも必要なのかもしれませんが、出さない人は出さないで、出す 人は市の配布物を利用することができる。出さない人は出さないのだから、それでいいのではないか と。これは、市民に対してはやはりそういう情報を発信する議員の情報を知る権利として、インター ネットもない、新聞もとっていない、そんな方のところには市報であれば回ってくる。そういう方も 大勢いらっしゃると思うのです。そこのところを私はお聞きしているのですが、市民の税金をいただ いて活動していることに対する報告です。それが議員の個人の選挙活動につながるという見方がゼロ だとは言いませんが、しかし今市民の方から、議員の活動が見えない云々ということが強く言われる 中で、やはりでは見えるようにするために市のそういう市民の要請にこたえる形での配布協力はあっ てしかるべきではないかなと私は思っていますが、市長のほうから思っていないと。これ以上問答し ても結果は同じだろうと思いますが、このような視点で、今後村上市でも議会基本条例にのっとって 議会報告のあり方を今議運で協議しておりますが、多分これについても市報等で議会報告がいついつ ありますよ等のを使わせてくださいというお願いをすることになるのではないかなと思いますが、こ れは全体のことなのでノーとはおっしゃらないのだろうと思いますが、そんなことで我々も議会活性、 議員の個人の議員活動の活性化のために努力していく必要はございますが、行政側としてもやはり時 代が変わっております。柔軟なとらえ方、考え方は必要ではないかなと思っております。どうかそう いう観点で、またいろんな場所で同様の質問なりお願いをすることもあるかと思いますが、どうです か。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 恐らく川村議員さんのおっしゃることもよくわかるのです。3万世帯以上あ る村上市において、新聞折り込みすれば1万ちょっと世帯くらいですか、ほかの2万世帯には配布で きないのではないかというようなことからかと思いますけれども、一つにはそのために議会だよりの 発行を全世帯にしているわけでございますので、その点についてもご理解をいただきたいなと思って おりますし、各個人の議会だより、あるいは議会報告という形になろうかと思いますが、それを各全 世帯に区長さん、嘱託員を通じて配布をするというのは、私どもとすれば考えられないというような ことでございますので、先ほど申し上げたような方法であれば、議員みずからが配布ができるのでは ないかなと考えておりますので、一考をいただければありがたいなというふうに思います。 〇議長(板垣一徳君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 例えば今のご答弁だとすると、各区長さん及び嘱託員の皆様がいいよという ふうな判断をされれば検討はできるというふうにはとれるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 決してそういう意味ではございません。全員が発行をしますよといった場合 に、やはりそれを配布する嘱託員の方々に全員の議員が〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕議 会だよりのほかにこれを発行したいと言っているが、発行をしていただけませんかというようなこと をお願いをして、了承を得る必要があるのではないかなと、そのように考えております。そういうこ とでございます。 〇6番(川村敏晴君) 全議員であれば検討の余地はあると。 〇市長(大滝平正君) そういうことですね。 〇6番(川村敏晴君) はい、わかりました。   それでは、私の質問はこれで終わりとさせていただきます。   ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで川村敏晴君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時46分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、7番、冨樫宇栄一君の一般質問を許します。   冨樫宇栄一君。           〔7番 冨樫宇栄一君登壇〕 〇7番(冨樫宇栄一君) 6月定例会一般質問3番目でありますが、前質問者と重複するものもあり ますので、私なりに質問をさせていただきたいというふうに思っております。   まずは、村上小学校の児童の皆さん、本日はようこそおいでいただきまして、ありがとうござい ました。皆さんの教材になるような形で質問できるかどうか、大変心配でありますが、よろしくお願 いいたします。   それでは、私の質問項目は3項目でございます。   第1点目が大滝市政第2期目に当たっての市長の基本姿勢についてお伺いをするものであります。 新村上市が発足をいたしまして4年が経過いたしましたが、市民からは合併してよかったという声は 余り聞こえてこないようであります。2期目に入った大滝市政には、市民に合併のメリットが見える ような施策、きめ細かな行政運営を望む声が強いように感じますが、市長のご認識をお伺いするもの であります。   2項目め、市役所の各支所の活性化について。さきの質問者からもありましたけれども、各支所 にもっと権限を移譲して、支所で決裁できる範囲をもっと広げ、迅速な行政運営と市民サービスの向 上を図り、もって支所の活性化を図る必要があると思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。   3項目めであります。仮称荒川統合保育園についてでございますが、保育問題については保育園 施設整備検討委員会に諮問し、検討中とのことでありますが、委員会の開催スケジュールによれば施 設の統合、指定管理者制度導入が前提となっているようであります。この問題については、前にも質 問をいたしましたのですが、もっともっと広く市民の意見を聴取する機会を持つべきではないかとい うふうに考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。   以上、3項目について質問いたしますが、市長答弁の後、再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 村上小学校の6年生の皆さん、公民の勉強にお越しいただきまして、ありが とうございます。しっかりと勉強してください。今ネクタイしていないのは、クールビズの時期に入 りましたのでネクタイしていないので、ご了承願いたいと思います。   それでは、冨樫議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、大滝市政2期目に当たっての市長の基本姿勢についてのお尋ねでございますが、 本市の大きな財産である海、山、川といった恵まれた豊かな自然と伝統・文化などを最大限に生かし ながら、行政と市民が一体となったまちづくりのさらなる推進に向けて、積極的に取り組んでまいる 所存であります。   2期目となる今後の施策につきましては、これまでの取り組みを検証しながら、引き続き行財政 改革の推進を図るとともに、将来の本市のあるべき姿を見据え、総合計画を基本とし、後期実施計画 の策定を行い、施策を展開してまいります。   そして、村上市の将来像である元気“eまち”村上市の実現に向け、行政改革のさらなる推進と 健全財政の維持、魅力ある地域づくり、市民協働のまちづくりによる元気な地域づくり、産業の活性 化、そして安心して暮らせる地域づくりを5つの主要施策として掲げ、それらの具現化のため各種施 策の実施に誠心誠意取り組んでまいる所存であります。   早いもので合併してから5年目になります。ご指摘の合併のメリットが見える施策、きめ細かな 行政運営を望む、こうした市民の声については真摯に受けとめ、市政の運営に当たらなければならな いと思っております。本年度は、協働のまちづくりによる元気な地域づくりがスタートします。市 民・地域、行政がより一層連携を深め、しっかり声をお聞きし、ともにまちづくりを進めていきたい と考えております。   次2項目め、市役所各支所の活性化についてのお尋ねでございますが、ご承知のとおり平成21年 に策定した組織再編計画(前期計画)における支所機能の見直しについて、利用しやすい窓口サービ ス部門と地域に根差した自治振興部門を重点に置くとしております。   広大な地域面積を有する本市にとって、支所機能はそれぞれの地域に暮らす住民にとって重要な 拠点であることは十分認識しており、各支所の活性化は地域の活性化に直結するものであると考えて おります。そのため行政サービスの安定提供と地域の特性を効果的に活用した地域活性化を図るため、 行政改革の推進による行政のスリム化と市民協働のまちづくりの推進に努めているところであります。   具体的には、財務会計事務をはじめとして電子決裁システムを導入するなど、行政内部事務の効 率化により、庁舎間を超えた各種事務の迅速な完結が図られております。また、市民協働のまちづく りにおいては、各地区において市民によるまちづくり協議会が設立されるなど、その歩みは着々と進 んでおります。   今後は、計画にあるとおり、地域自治振興拠点としての支所の活性化をさらに推進していくこと はもちろんでありますが、一方で永続的な行政運営のためには行政改革の推進が必要とされているこ とから、定員適正化計画終期における職員数を見据えた支所体制の早期確立を図り、業務集約を図っ た上での行政のさらなるスリム化を進めていく必要があると考えております。   次に、3項目め、仮称荒川統合保育園について、公聴会等住民の意見聴取を早目に行うべきとの お尋ねについてでございますが、村上市保育園等施設整備計画検討委員会において検討していただい ております保育園の適正な規模及び配置、保育園運営のあり方等について、本年10月ころには報告書 をいただくこととなっておりますので、その報告書をもとに市民の皆様に説明会を開催してまいりた いと考えております。   仮称荒川統合保育園の指定管理者制度導入に向けた説明会については、これまで保護者、地域区 長会、住民説明会を開催し、周知を図ってきたところでありますが、保育園等施設整備検討委員会か らの報告書の説明とあわせて説明をしてまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) ご答弁ありがとうございました。   市長の基本認識についてはお伺いいたしました。よく聞こえてくる声とすれば、何か合併してよ くなったって何だろうねという声が多いというふうに思うわけです。それら具体的に、ああ、合併し たから今までとは変わったのだなというようなものがなかなか見えないというのですか、そういうこ とからくる。あるいは場合によってはむしろ旧市町村のほうがよかったものももちろんあるわけです よね。統一することによって下がった部分もあるわけですから、そういうところは非常に目につくの だけれども、よくなったことについてはなかなか目に見えないということは確かに言えると思います ので、そういうことが声として出てくるということは、これは当然のことだというふうに思うのです が、合併してよかったなということを市民の皆さんに感じてもらえるようなことを、やはり施策とし て目に見えるようなことをやることが今大事なのではないかというふうに思います。   市長は、この3月の議会のときにも24年度の施政方針の中で5つの大きな柱を述べておりました し、選挙に臨んでも市民に対する5つの約束ということで施政方針で打ち出したものについて訴えて 当選をされてこられたわけでありますし、それ自体とすれば適切なというのですか、今の村上市が目 指さなければならない課題を網羅をしているというふうに言えるとは思います。しかし、そのことに ついて異議はもちろん挟むものではないのですが、ではしからば具体的にどういう、その方針からい けば、今やっている市の政策が、訴えられたような5項目の具体化なのだというふうに感じてもらえ るようなきめ細かな政策というのが今必要なのではないかと。そのことによって初めて市民全体があ あ、合併してよかったのだなということになるのではないかというふうに思うところであります。   この市長の5つの約束の中でも元気な地域づくり、あるいは魅力ある地域づくり、安心して暮ら せる地域づくりと、5つのうち3つについて地域づくりのことを訴えているわけですけれども、まさ にそのことが大事だと思うのですが、しからば地域の皆さんがそれを具体的に感じてもらえるような 取り組みをする必要があるというふうに言えると思いますが、その辺について具体的にどのようなこ と、何か考えられているのかお伺いをしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 合併のメリットが見えない、合併してよかったのか悪かったのかわからない といったような意見は、それは確かにそのとおりだと思います。しかし、合併することによって大き な大きなスケールメリットがあるということを忘れてはならない。私たちが今従前にもまして日々の 生活が営まれている。このことが私は合併の最大のメリットではないかなと、そのように考えており ます。これだけの行政改革ができて、職員の数もこれだけ削減ができた。それは、とりもなおさず合 併のスケールメリットなのです。そして、将来に向かってこの村上市を確固たる基盤整備をつくって いく。単独の一つ一つの自治体がこれに取り組んだら、到底できるものではない。ふだん気づかない、 そういうことが私は合併のメリットであると思う。ふだん何げなく考えていること、考えることがで きる、それが合併の大きなメリットであると考えております。   協働のまちづくりをはじめいろいろな政策を上げておりますが、それがでは地域の人たちとどう いうふうにかかわっていくのかということでございますけれども、一つは少子高齢化が進んでいく中 で、ともすると地域の元気力、あるいは集落の元気力が衰退をし、祭り、あるいはそれぞれの地域、 集落の行事すらできなくなってくる時代がこようとしておる中で、それを何とか元気のある地域、元 気のある集落、そして自分たちの住んでいる地域に誇りを持ち、自分たちの住んでいる集落の光、い いところを見出し、そしてみんなでそれをつくり上げていこう。そして、住んでいる人たちと市役所 の職員が一緒になってその地域づくりをやって地域を活性化させていこう、地域を盛り上げていこう、 地域の元気を発信していこうというのがこの協働のまちづくりであり、これから少子高齢化の時代に 私は一番の大事な地域づくりではないかなと、そのように考えております。   今スタートしたばかりでありますので、これから非常に多くの課題はありますけれども、これを 進めていくことによってそれぞれの地域の元気づくりができると、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 市長おっしゃるとおりであるとは思います。しかし、なかなか目に見える ようにするということは難しいことではあろうかとは思いますが、ではもうちょっと、今その合併の メリットを訴えるというのですか、あるいは感じられるようなことを特にやはり心がけることが必要 ではないかというふうに思うのです。   協働のまちづくりが動き出しました。総額で5,000万の予算も計上し、そして本庁並びに各支所 に専門職員を派遣をするというのは画期的な取り組みだというふうに思いますが、しかし一般の皆さ んになかなかそこが、そういうことの意義というのがまだまだ理解されていないという気が非常にす るわけであります。各区長さんや、あるいはメンバーの人たちが大変努力をしていることについては 十分承知しております。だけれども、一般市民の皆さんにはなかなかわかってもらえないという、そ ういう現状もあるわけです。これはこれとして非常に力を入れてやっていく必要があるというふうに 思いますけれども、その前にその根本の原点は何かというと、やはり各集落だと。一番小さい最小コ ミュニティーとしての集落をいかに元気にするか。その人たちが、小さな集落の人たちでも、その 個々の集落が元気を出すことによって、それが寄り集まってその地域が活性化していく。それで、こ の協働のまちづくりに参加をしていって、市民全体としての大きな運動が展開できれば、これはすば らしいことだなというふうに思うのですが、どうも見ていると、市民協働のまちづくりについては非 常に予算も人も張りつけてあれなのですが、各集落の、あるいは各地域の小さなグループの活動に対 する支援だとか、こういうものについてどうも不十分でないかというふうに私は思っているのですが、 その辺については市長の認識はいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 協働のまちづくりは、先ほど申し上げましたように、今始まったばかりでご ざいます。終局的にはコミュニティーの確立なのです。いかにして小さいコミュニティーを多く確立 していくか。そして、でき得ればそこからコミュニティーのビジネスが多く生まれ、そして地域が元 気になる。それが最終的な到達点であると考えています。冨樫宇栄一議員がおっしゃる、いわゆる合 併の効果ということで、恐らく施設面のことも言っているのでしょうけれども、例えば荒川いこいの 家、これもすぐ新築をいたしました。そして、一本橋、寺橋、これもすぐに改築に向かっていきまし た。そして、野球場の改築もやらせていただきました。テニスコートも荒川時代には恐らく要望を受 けたのでしょうけれども、これもかなわなかったのが2面増設いたしまして、施設もきれいになった と。あるいはまた下水道事業についても、予定どおりの進捗を見ている。これらはやはり私は合併し た財政のスケールメリットにあると。これ一つとってみても、これだけの事業は単独の自治体では私 はできる事業ではない。合併して財政規模が大きくなって、そしてスケールメリットが活用できたか ら、これだけの地域にこれだけの事業が投入できたと私は思っております。こんなことは、ふだんは 余り言わないようにしていますけれども、見えないと言うから、あえてきょう言わせていただきます が、こういうこと一つとっても、やはり大きな大きな合併に対しての私はメリットがあるのだなと、 そのように考えております。合併してまだまだきめ細かな点については、これから細部にわたって 我々行政として取り組むべき課題は非常に多くありますが、こういうこと、あるいは協働のまちづく りは最終的にはそういうようなところまで継続をしてやっていく必要があると、そのように考えてお ります。   非常に協働のまちづくりというのは、一口で言いますけれども、なかなか難しい事業なのです。 長い間やって初めて効果が出てくる事業の一つでありますので、継続をしながら、そして問題点を洗 い出して解決をしながら取り組んで地域の確立を目指していくと、それが協働のまちづくりでありま す。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 合併のメリットを市民の皆さんに理解してもらうという仕事は、これは市 長だけの仕事ではないというふうに言えると思います。我々議員にもその責任の一端はあるというふ うに思いますけれども、しかし今言われたようなことがやはりもっともっとあらゆる場で市民に訴え ていくと、そういうことが必要なのではないのかと。   例えば具体的に、この大きな二百何十の集落がある中ですから、集落座談会に市長、みんな回れ るなんていうことは不可能ではありますけれども、そういうところに行って、今村上市はこういうこ とです。こういうことをやっているのです。こういうことを今なのですというようなものを、旧市町 村の5地区単位ではなかなか市民に徹底するというのは不可能だというふうに思いますのでもうちょ っと、範囲をどの程度の範囲にするかわかりませんけれども、行政懇談会のような形を商工会だとか だけではなくて、集落の一般市民の皆さんにも訴えるような、そういう取り組みも必要ではないのか と感じているということなのです。その辺はいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 合併してからどこの地域に何をやったかというようなことを事細かに言えば いいのでしょうけれども、やって当たり前のことをやっていると私は認識しておりますので、あえて これとこれとこれとやったということは、そういところに行っては言わないようにしていますけれど も、ただ協働のまちづくり、これからやる事業については積極的にこうしていくのですよと、将来的 にはこうなるのですよというようなことを言っていきたいなと思っておりますが、やった事業に対し ては、質問されれば言いますけれども、あえて自分からこういうことをやりましたよとか、そういう ことは差し控えているのが現状でありますが、それを言って効果があるとかないとかは別にいたしま して、これからもあえてそういうことは言わなくてもいいのではないかなと。多分わかっているので はないですか。そういうことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 非常に市長の謙虚な姿勢には感服しますけれども、やはりそれは市民がや っぱりああよかったなと、みんなで感じてもらうためには、そういう努力をもっとしてもいいのでは ないかというふうに思うものですから申し上げました。   それから、もう一つ、一般の方から簡単に目につく合併のメリット、スケールメリットというこ との観点から言いますと、補助金の交付について、やはり見直すことも必要ではないかと感じるわけ です。例えば集落施設の施設整備事業補助金については、24年度はまだ交付のあれが公表されており ませんけれども、23年度の補助金も支出の公表したものによりますと、集会施設整備事業補助金、費 用の3分の1、上限、新築、改築が400万、増築、移転が300万、大規模修繕200万、環境改善が50万 から120万という基準でされております。   この問題としては、前にも私質問したことありますけれども、例えば今の相場からすれば、集落 センターを一つちょっとしたのをつくるとしても約2,000万円はかかるというふうに聞いております。 そういう状況を踏まえ、ましや今日の経済情勢の中で、市の財政も大変ですけれども、地元の人たち がこんな状況の中で集落センター、自力でつくるというのはなかなか困難になっている状況の中で、 しかしやはり建てかえたい、あるいは建てかえしなければならないところにきている集落センターも あるわけです。そういう面では合併して多少は、全体の財布が大きくなったわけですから、補助金に ついても多少の上乗せは可能な財政状況にあると思うので、そういうときについて、少なくとも2,00 0万の3分の1ぐらいは補助できるような支出をするべきではないかと。あるいは各地域で、きょう の新聞でも山北地域で大毎で地域活性化事業として活躍していることが報道されていましたけれども、 そこに対するどれだけの補助行っているのか、ちょっと私もそこまで調べていませんでしたのであれ ですけれども、そういう活動だとか、あるいは市全体ではないけれども、各地域地域における文化活 動だ、サークル活動だとか、こういうものについてもあちこちいっぱいやられているわけですよね。 そういうものがどんどん、どんどん活発化することによって地域が元気になっていくのではないかと。 そういう人たちに、元気を出した人たちに、それこそ協働のまちづくりに参加をもらう。こういうこ とを考えるならば、地域の集落センターの新築、増築ばかりではなくて、改築、修繕も含めて、もう ちょっと市の補助金をふやしていこう、援助してやって、地元の人たちのたまり場というのですか、 活動の拠点を整備をしながら後押ししてやると、こういうことが必要ではないのかと。そのことが一 般の市民の方々は、ああ、合併するとそういうときの補助金もやっぱり出るようになるのだなという ことを一番感じてもらえるのではないかなというふうに感じているものですから、申し上げているの ですが、その辺については、補助金の交付についてもう少しめり張りをつけることを検討するべきで ないかと思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今冨樫議員がおっしゃったことがまさに協働のまちづくりについておっしゃ っているのだなと、そのようにお聞きをいたしておりました。補助金の多い少ないについてはさほど、 例えば集落センター、公民館等についていろいろな意見をいただいているとか、そういうようなこと は私自身聞いておりませんので、そんなに少ない金額ではないなと、そのように考えておりますので、 当面は今の規定によって補助をしていきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 個々の事業に対する補助金については、私も調べていませんのであれです けれども、集会施設の補助金については、これは合併3年後で最高400万に統一をしたのですよね。 そのことについて、旧荒川のときですと600万だったのです。それがいいかどうかわかりませんけれ ども、でも小さな町のときでもその地域の集まる拠点というものの整備にはかなり力入れた援助をし てきたわけですけれども、村上市になってから集落施設の新築や改築がそんなにいっぱい要望出てい るというふうには思いませんけれども、そういう観点からすれば、ただ3分の1は、まあこれはやむ を得ないはやむを得ないにしても、上限400万というのは今の現状としては全くマッチしていないの ではないかと。これでは、余り地元の人たちはありがたみを感じないのではないかという気がずっと しているものですから、そういうことも、そこだけか、ほかのものについてももう少し補助金の問題 については、3年間で統一しましょうということでやってきたわけですから、上のもの下げたり、あ るいは下の低いもの上げたりしたわけですけれども、一応そこで統一をしたのですよね。統一したば かりで、すぐ見直せというのもどうかとは思いますけれども、しかし現実にはなかなか余りマッチし ていないと思うので、その辺について、ぜひその補助金の問題については見直しをお願いしたいとい うふうに思うのですが、今すぐことしやるかどうかわかりませんけれども、そういうことを要望をす るのですが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいまの補助金につきましては、いろいろの角度から、またいろいろな委 員会でいろいろな方々からご意見等いただきながら検討した結果でありますので、今すぐその補助金 を増額するとか、あるいは引き下げるとか、そういうようなことは毛頭考えておりません。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 今すぐ見直すというのは、今までのあれがあって難しいというふうにそれ はあるのでしょうけれども、でももう少し実情に応じてめり張りをつける、今の市の政策の重点はこ うなのだということでそのことについて、ああ、なるほどやっぱり市長はこういうことを重点として いるには、ちゃんと裏づけもしてくれているのだなということを感じるような補助金の支出について、 ぜひご検討をお願いしたいというふうに思います。   それでは、2項目めの関係でありますが、これは前の質問者がいろいろ質問いたしましたので、 重複しない程度でやりたいというふうに思いますが、権限を移譲するというのは、なかなか本庁があ って、支所があって、最終的には本庁の決裁が必要なわけですから、権限を移譲するというのは、口 では言うけれども、実際は難しいというふうな面はあるかもしれませんけれども、実は何であえてま た取り上げたのかといいますと、この間私ある補助金の申請に支所へ行ったわけです。それもそんな 難しい問題ではなくて、ある意味では機械的に、基準にはまっていれば、はい、いいですよ、どうぞ というふうなこと、進めてくださいというふうにやってもいいような程度の補助金の申請に行ったわ けですけれども、それももうちゃんと支所へ行ったら、金額までもう書かれて、それと同じのを、見 本どおりに書いてぱっと出せばいいような、そんなものであったのですが、しかしそれはそこへ行っ て、その場で書いて、そこへ置いてきて、本庁へ上げてあって、それからまた後日郵送で送られてき て、それからやっと動き出せると。こういうことにたまたま当たったのです。   それを見て、ちょっとこんな効率の悪いことこんなことと非常に感じたのです。その場で支所で、 はい、照らし合わせて、判こ一つもらって、すっと進められれば、終わった後、報告に行けばいいの ですけれども、そういうところに遭遇したものですから言うのですけれども、それはほかのところに もやっぱりあるのではないかという感じがいたしました。   今職員の皆さんは1人に1台ずつパソコン持っているわけです。本庁と直結できるわけですから、 その範囲で、ではその補助金の項目による分けるのは今の現時点、どれくらいになっているのか。累 計などは全部すぐつながればわかるのではないかという気がするのですけれども、そういうシステム がまだ残っていたと。支所に言えば、いや、それはめったにないことなのでねというふうなことを言 っていました。確かにしっちゅうあれば、支所からもいや、これはこうしてほしいというふうに上げ るのですけれども、たまにしかないことだから、そういうところはまだ自分たちからはしていません でしたということでしたから、それはそれなのかもしれませんけれども、それはやっぱりもう一度事 務の進め方というのは見直すことが必要ではないかと。   本庁全体、市全体としての行革としての業務の遂行の見直しももちろんですけれども、支所、本 庁の関係については、もうちょっと検討をする余地があるのではないかという気がするのですが、い かかでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら本庁と支所のあり方については、今後とも検討をしていく 必要があると、そのように考えております。   その中で行政改革、あるいは組織改革進めておりますので、それらと整合性を保ちながら、より よい行政運営をしていくというようなことで取り組みをやっていきたいと、そのように考えておりま す。   先ほども言いましたように、今決裁も電子決裁の時代に入ってまいりまして、それが非常に多く なってまいりましたので、決裁にそんなに時間がかかるというようなことはないかなと、そのように 思っておりますが、今例を挙げておっしゃっていただきましたけれども、どういうような補助金かわ かりませんけれども、何日かかかったというようなことであれば、かかるような補助金であったのか、 あるいはまたすぐその場で決裁ができたのか。本庁と電話連絡でもとって決裁できたのか、あるいは 電子決裁でできたのかというようなことも含めまして検証をさせていただきたい。そのように考えて おります。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 時間的にはそんなにかかったということではないわけですけれども、私ら 一般の市民として支所へ行ったときには、これだったら、そこで一応ぽんと手続終わって、すぐ進め られるのかなと、こういう感じを持っているのですが、やっぱり書類を全部そこへ置いてきて、それ から翌日今度本庁へ書類が行って、それからそこで検討して、後ほど郵送で許可がおりてくると。こ ういうことの一番時間かかったというより手間、そこへ行って、その場で、こんな簡単なもので、す ぐその場で判こもらえないのかと。こういう感じがするわけです。一般の人たちが支所へ行ってもな かなか用事足りないという感じはそこにあるのではないかというふうに思うのです。そういう面では もちろん担当課長、本庁の課長の決裁が必要、金が絡めば必要なのでしょうけれども、その辺につい てはさっき言ったように、パソコンでこの項目について入れれば、今まで累計でどれくらいの申請が あってどうだと、まだまだ枠、これから見ればこれくらいあるから、これは大丈夫ですねというふう なことで、まずはやってくださいというふうに、そういうふうにできないのかどうか。それは、でき るかできないかわかりませんけれども、そういうことも検討をぜひしていただきたいということなの です。これが支所機能のということを言っているということなのです。それはそれであれです。   それと、あとは特に災害時の問題だとか防災の関係だとかについては、その都度都度、その場で 対処しなければならないことがいっぱい出てくるわけです。そのときに、金の絡む問題は本庁の決裁 というふうに言って、どの程度回っているのかよくわかりませんけれども、そういうのにある程度の 範囲については支所で、ああ、これはマルだ、それは、これやれやというような業務の進め方はでき ないのかどうか、この辺についてちょっとお伺いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今おっしゃったのは、災害時か何かに、例えば道路決壊とか土砂災害とか河 川災害起きたときに、本庁に聞かなければわからないというような、そういうことはないです。もう それは道路決壊したら、それは電話連絡しようが何しようが、すぐに対応をすべきだと、対応してい ると思いますし、それ以外で、先ほど前段の方でしたか、いわゆる通常の工事、あるいは通常の修繕、 あるいは改築等については、区長の皆さんから上がってきたもの等を検討しながら、支所で検討した ものを本庁でももう一回検討して、そして再度重要性を、あるいはどの工事が必要かというようなこ とを総合的に判断をして、そして事業採択をしていくと、そういうようになっていますので、そうい うふうに理解をしていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) わかりました。その辺について、もうちょっと支所と本庁の関係について はいろいろ検討を深めていただきたいということを申し上げて終わりたいと思います。   3項目めの荒川統合保育園の関係については、これも前質問者とちょっと視点は違うのですが、 指定管理について前にも私もまだまだ理解が十分されていないのではないかと、もうちょっと検討を 十分するべきではないかということを質問でやってきた経緯があるわけですけれども、今検討委員会 で10月ころには答申を出してもらってというふうな、それから説明会というふうに市長の答弁であり ますが、それを出てからでいいのかどうか、それはあれですけれども、この間荒川の保育園の関係に ついて土壌調査だとか設計の関係についての住民説明会がありましたのですが、それについてはかな り詳しい説明がされていましたので、理解はされたように思うのですが、やはり今回の、特に選挙で いろいろあちこち回ってみた中では、やはり指定管理に移行というには非常に問題が含んでいるなと いうふうに言う声が非常に大きいわけでありまして、荒川統合保育園だけが俎上に上がっているので あれば、まだまだあれなのですが、その後、村上市街部3園の統合を、それも指定管理にというふう に計画されているわけでありますから、そうしますと、村上市の保育園関係については主要なところ は皆民間に、指定管理にされていって、あと指定管理者を受け入れるところがないところというので すか、あるいは周辺部の統合が難しいところしか公立保育園が村上市は残らなくなってしまうと。こ こに関して非常に先を考えると、今のこの荒川の保育園の統合については慎重に検討するべきではな いかというふうに私も思いますし、そういう声が非常に強いのです。そういう意味ではもうちょっと、 今いる保育園児の保護者だけではなくて、市民全体の声を聞く。児童福祉法24条によって保育は行政 の義務として責任持ってやらなければならないというふうに規定をされているわけです。今児童福祉 法の改正についても提案されているようでありますけれども〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり 〕そういうことからすると、非常に保育行政の今大転換点に立っているということですので、そうい う面ではもっともっと市民の理解をいただく、あるいは声を聞いて十分検討すると、こういうことの 必要性を非常に感じているのですが、その辺についてはまた同じ答弁かもしれませんけれども、お伺 いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど答弁でも申し上げましたけれども、荒川統合保育園の指定管理者制度 導入に向けた説明会については、これまでに保護者、地域の区長会、そして住民説明会を開催をいた して周知を図ってきたということでありますので、10月にできます整備計画については、これだけを 報告するということではないので、誤解のないようにしていただきたいと思っております。   もう既に指定管理については、今申し上げたような説明会も終わっておりますので、村上市とし て、何度も言っておりますけれども、大切な子供たちでありますので、しっかりと保育をしていくと いう見解には変わりありませんので、そのように理解をしていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) 保護者説明会だとか、あるいは各区長さんに対する説明、あるいは地元の 議員に対する説明だとか、いろいろありました。だけれども、市民全体としての説明会はあったよう な気はしますけれども、十分な議論はほとんどされてこなかったという感じがするのですけれども、 あれでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それが住民説明会にかわるものであると私は思っております。今冨樫議員お っしゃるのは、荒川地区全部を呼びかけてという意味でおっしゃっているのでしょうけれども、我々 はそうではなくて、もっともっと細かくやったということでありますので、ご理解していただきたい と思います。 〇議長(板垣一徳君) 冨樫宇栄一君。 〇7番(冨樫宇栄一君) わかりました。まだまだこれについては、さまざま意見はあるようであり ますので、十分検討をしていただきたいというふうに思います。指定管理そのものについても来年度 からはもう募集始まるわけですから、その個々の問題についてだとかも明らかにされているわけです けれども、これは慎重に検討をしていただきたいというふうに思います。これは要望として申し上げ ておきたいというふうに思います。   特に今さら、市政の方針ですから、そうなっているわけですから、これからどうするこうすると いうことではないというふうに思いますけれども、でもこの中身について、議会の中には一定の管理 者についての概要の説明もされましたけれども、一般市民の皆さんについてはもう少し詳しいことを して、こういうことでやるのだということを説明する機会をぜひ設定していただきたいということを 申し上げまして、私の一般質問終わります。   ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで冨樫宇栄一君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。           午後 1時51分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、8番、小杉和也君の一般質問を許します。   小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。私の質 問は、3項目ございます。   まず1項目めは、市民の安心、安全についてであります。ことし4月、集団登校中の通学路にお いて、児童が死傷する痛ましい交通事故が起き、通学路の安全性が危惧されています。市では、通学 路の安全性についてどのように対応し、今後はどのように進めていこうと考えていますか。   また、消防本部、消防団においては、日ごろより市民の安心、安全のため活動していますが、体 制、装備はきちんと整っているのかをお伺いいたします。   2項目めは、地域の活性化についてであります。地域の活性化を図るにはさまざまな方法があり ますが、今回は物産について質問いたします。   この地域の物産についてですが、5月15日から20日まで新潟三越において村上市・県北の観光と 物産まつりが開催されました。現在では、新潟のデパートにて物産展を開催している市町村は村上市、 県北地域しかなく、村上市・県北の観光と物産まつりは31回も続いているということは、この地域の 物産が豊富で、多くのファンがいるという証拠だと考えます。市長は、この地域の物産をどのように とらえ、今後はどのようにしていこうと考えていますか。   また、物産を販売、PRする拠点として朝日みどりの里があります。4月から指定管理方式に移 行していますが、順調に推移しているのかをお伺いいたします。   3項目めは、予防ワクチンについてであります。今年度より高齢者の肺炎球菌ワクチン接種の助 成制度がスタートしました。現在までの状況はどうなっていますか。厚生労働省では、子宮頸がん予 防ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンの3ワクチンを来年度から原則無料で受けられ る定期予防接種の対象とする方向で調整しているようですし、不活化ポリオワクチンの製造販売を承 認しましたので、市ではこの方向性についてどのようにとらえているのかをお伺いいたします。   以上、3項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、小杉議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、市民の安心、安全についての1点目、通学路の安全性への対応と今後の取り組 みについては、教育長に答弁をいたさせます。   2点目、消防本部、消防団の体制、装備はきちんと整っていますかとのお尋ねについてでござい ますが、議員もご承知のように、消防本部と消防団は市民の安心、安全のために日ごろより連携して 多種多様な災害発生時を想定した訓練等を実施しているところであります。その中で消防本部の体制、 装備品については、広範囲な面積を管轄する消防本部として、出動に支障を来すことのないよう計画 的な消防職員数の確保と地域の特性に合った資機材の配備を図っております。   また、消防団におきましても主な装備品としてのポンプ積載車等の配備と機器の更新を消防団の 意向を尊重しながら、計画的な装備品等の整備を図っております。   なお、消防団員の確保については、一部の方面隊で欠員も出ていることから、本市としても今ま で以上に団員確保のため、事業主の皆様へ消防団協力事業所へのご理解とご協力に努めてまいりたい と考えております。   次2項目め、地域の活性化についての1点目、地域の物産をどのようにとらえ、今後どのように していこうと考えているのかとのお尋ねについてでございますが、議員が言われるとおり、本市は海、 山、川など自然環境に恵まれた地域であり、鮭に代表される水産物や加工品、岩船産コシヒカリや地 酒、村上茶、村上牛、農林産物や加工品、工芸品など、種類が豊富で品質が高いことから、観光客は じめ多くの皆様からご購入いただいておるところであります。   私は、これらの物産品も貴重な観光資源の一つとしてとらえており、今後も関係の皆様の努力に よって安全で安心でき、しかもおいしく、高品質で付加価値の高いものをつくり続けて、消費者の皆 様からファンになっていただき、何度もご購入いただけるよう企業努力を継続していただきたいと願 っております。   本市としては、物産品については越後村上物産会や観光協会等と連携を深めて、今後も新潟市や さいたま市など、県内外で開催される物産展や観光宣伝活動などへ支援して、本市の物産品を全国各 地へPRし、販路拡大を進めてまいりたいと考えております。   次、2点目の朝日みどりの里が指定管理となり、順調に推移しているかとのお尋ねについてでご ざいますが、本年4月から朝日みどりの里が指定管理となりました。朝日商工会に加盟する会員16人 で設立した鰍ワほろばが指定管理者として管理運営を始めたところでございます。   朝日地区の観光拠点である朝日みどりの里を民間発想を取り入れながら、市民や観光客からも親 しまれ、ご利用いただけるよう鋭意努力をしており、順調に滑り出したものと判断しております。   体制が新しくなったばかりで、職員の間では戸惑いもあるように聞いておりますが、朝日商工会 の会員として培ってきた民間の能力やノウハウ等を活用していただき、お客様に対するおもてなしを 高め、物産販売の増加や利用者の拡大、ひいては地域の観光振興等を図ってくださるよう期待をいた しておるところであります。   次に3項目め、予防ワクチンについてのお尋ねでございますが、本年4月から新たに接種費用の 一部を助成しております。高齢者の肺炎球菌ワクチン接種助成については、75歳以上の高齢者を対象 に、生涯1人1回3,000円の助成を行っております。5月末までに28人の方が申請しており、住民周 知については市報むらかみ4月1日号に掲載させていただき、各医療機関へ助成制度について周知さ せていただきました。   また、厚生労働省では来年度から子宮頸がんワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチン について、定期予防接種にする方針とのことでありますので、これまでどおりの個別接種で対応し、 啓発に努めてまいりたいと考えております。   ポリオワクチンにつきましては、国では本年9月1日から不活化ワクチンを定期接種として導入 する方向でありますので、本市といたしましては今後集団接種から個別接種で対応していく予定でお ります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、小杉議員の1項目め、市民の安心、安全についての1点目、通 学路の安全性への対応と今後の取り組みについてのお尋ねでございますが、年度初めに県外で立て続 けに起こった集団登校中の悲惨な事故を受け、この地であってはならない、起こしてはならないとい う意を強くしたところであります。   では、通学路の安全対策に関して本市教育委員会としての考えや取り組みについて申し上げます。   1つ目は、通学路の安全性を確保し、維持していくことは責務と考えております。そのためにも これまで以上に各地区教育事務所を中心に、学校、保護者、地域、関係各課、関係機関等と連携をし ながら、必要に応じた対策を講じていきたいと考えております。   2つ目は、悲惨な事故発生を受け、県教育委員会保健体育課からの通知、学校通学路の安全確保 についてを各校に配布し、通学路の安全点検及び児童生徒への安全指導の徹底を期すよう指導いたし ました。学校における安全管理状況点検をもとに、市内すべての小中学校が通学路の点検、安全指導 を実施したところであります。   また、市校長会議の中でも取り上げ、児童生徒の危険を予知し、危険を回避する力の育成の重要 性を確認いたしました。なお、この内容については、今後も繰り返し注意喚起してまいりたいと思っ ております。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、再質問させていただきます。   ことし4月、本当に登下校時の児童が犠牲となる痛ましい事故が起きています。具体的には、4 月23日に京都府亀岡市で軽自動車が集団登校中の児童と保護者の10人の列に突っ込み、保護者1名、 児童2名が死亡し、7名が重軽傷を負うという事故でございました。4月27日には、千葉県館山市で 路線バスを停留所で待っていた6人の列に軽自動車が突っ込み、児童1名が死亡しております。同じ く27日に、愛知県岡崎市では小学生4人に軽自動車が突っ込み、2人がけがをしております。警察庁 の統計によれば2011年、平成23年1年間で登下校中の交通事故で死傷した全国の児童数、小学生の数 は2,485人と、かなり多くなっていますが、これでも少なくなってきたというような報告がございま した。   市の対応で、県から来たものを各学校にということですけれども、こちら5月1日の日報の社説 にも通学路の安全対策を早くすべきだと載っておりました。この辺、県からいつ市に文書が来て、市 からは各学校にいつそういうふうに指導したのかお伺いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 県のほうからは、今小杉議員が言われた3件の事故を踏まえまして、 通知が5月7日に来てございます。その日の日付で私どものほうも各学校のほうに通知をしてござい ます。その後、5月16日に市の校長会議がございまして、その時点でも今教育長が申されたように、 その通知の内容、それから市としての対応についてのことについても校長会議でお話をしております。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 5月7日付で県から文書が来たと。ゴールデンウイーク、連休も入りました ので、そのぐらいになったのかなと思うのですけれども、この事故が起きまして、4月23日が最初で したけれども、これは村上市でも対策を何とかとらなければいけないということで教育委員会の内部 では何か動きはなかったのでしょうか。教育長に伺います。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 常に登下校のときには、そういうふうなものが起きないようにというふう なことで、例えば事前に板屋越は高速がおりてから事故になりやすい道路でありますので、冬の間は スクールバスに乗せて、子供たちのことを通わせるとか、あるいは西神納小学校は高速道路、要する に松喜和の子供たちが横断歩道を通っていかなければならないというような事態がありましたので、 危ないのでスクールバスに変更するとかというようなことを具体的にしながら、子供たちが登下校の ときに事故に遭わないような施策を練ってまいっております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、課長に伺います。   今言った趣旨は、4月23日で事故が起きた後、教育委員会とか庁内内部で何か動きがなかったの かということをお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) その件につきましては、4月23、4月27と、立て続けに起こったわ けでございますけれども、私のほうでも、部内でも、こういうことは先ほど教育長がおっしゃられた ように、起こしてはいけないことだということで認識を新たにし、部内でも当然いずれの時間には何 らかの学校への通知等々、指導はしなければならないなという話はしてございました。   すぐ連休等に入って、先ほど申し上げた4月7日の県からの通知が入ったというような流れでご ざいます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) こちらに各学校でつくった、これは村上小学校の通学路点検マップというも のが2005年につくっているのです。あと、こちらは山辺里小学校も平成20年につくったのがあります。 あと、門前谷小学校です、合併の前の。こういうふうにして何年か前はつくったことがあるのでしょ うけれども、こういったマップづくりというものは現在のところやられていないのでしょうか、いか がでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 最新のものについては、各学校で一番新しいものとしてということ で持っていると思います。   ただ、学校教育課のほうから年度版、いわゆる毎年度そういうものを作成せよというようなこと を指導しているかどうかにつきましては、若干私まだ日が浅いものですから、ちょっと確認はしてご ざいませんけれども、今後の高速道路等が開通したりして交通体系が変わりつつあるのだと思います。 そのようなことを踏まえましても、今後そういう通学路の方法がこれでいいのかというようなことも 検討しなければならないと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 一度つくり込んでしまえば、その年によってちょっと道路が開通したとか、 状況が少し変わったのを微調整するだけでいいと思うのです。ですから、それをきちっと教育委員会 のほうでも把握しておいて、各学校の通学路、その辺のところはやはりきっちりと把握しておく必要 があるのかなと。今改めてつくれというのではなくて、多分あると思います、各学校に。私がこれだ け持っているのですから。そういったものをまた少し手直しして、教育委員会のほうでぜひとも把握 していただきたい。それを全部各学校から上げてもらって、そういう形で取り組んでもらいたいと思 っております。   地域の方と連携して対策を講じると、さっき教育長言われましたけれども、地域の方への発信の 方法はどんなふうにされているのか。また、これからのようにしていこうと考えているのかお伺いい たします。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 地域の方々からは、いろんな意味で通学ボランティアだとか、それ から防犯パトロールだとか、さまざまな協力を得ております。   今回の3市の事故起きたことによっての通学路の安全確保というようなことでこのパトロール、 もしくは通学ボランティアの方等には今回のことについて、学校の校長先生等に発信したようなこと についてはしてございません。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) やはり地域の方との連携が必要ですので、どうやったら地域の方にわかって もらえるか。やはり保護者、学校では限界がありますので、地域の目というものは非常に大切でござ います。各学校区におきましては、個別の対応をしているところもありますけれども、なかなか、例 えば村上地区で言いますと、山辺里小学校区というのは登下校時は皆さん、畑とかで忙しい時間帯に なるとか、各地域によっても違いますので、その辺地域の方にその地域に合ったお知らせの仕方、協 力の仕方というものをぜひとも検討していただきたい、そんなふうに思っております。   村上市は、スクールガードリーダーという制度がありまして、こちらはこういう事故が起きる前 はどちらかというと不審者のチェックとか防犯面の指導とか、指摘なんかが中心だったと思うのです が、この辺のところも少し加味してやっていただけたらいいのかなと思っております。   県が5月7日に指示していたということですけれども、5月28日、国でも登下校中の児童らが巻 き込まれる交通事故を防ぐため文部科学省、国土交通省と警察庁でつくる対策会議を開き、全国の公 立小学校の通学路で緊急安全点検を実施することを決めたと報道されております。   指導とか地域の方への協力で解決できる部分もあるのですけれども、それだけではなかなか改善 できないところもあると思います。この辺について、教育長はどのようにお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) やはり学校だよりなどを通しながら、地域にそのことを各校長が呼びかけ て、協力を得ながらやっていくということであります。各校長、一生懸命に学校だよりを出しており ますので、それらに感銘を受けて住民の人たちがいろいろとボランティアとして活動してくれて、子 供たちのことを守っていると私は信じております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 教育長言われるのは、どっちかというとソフトの部分ですよね。ハードでそ ういうのが予防できる面もあると思いますが、そういったことを受けまして市長、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 痛ましい事故が起きてから、私も教育長に通学路について徹底的に検証する ようにと命じていたところでございます。特に高速交通体系時代にこの地域も入りましてから、先ほ ど教育長からもお話しありましたように、今までの通学路と様子が変わっているというようなところ もありますので、通学路は当然のことではありますが、安全でなければならない、安心でなければな らない道でありますので、徹底してやっていただきたいと、その旨を申し伝えてあります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) いろいろ調べていましたら、北海道の函館市、各学校から通学路の安全確保 に多数の改善要望が出ていると。しかし、実施されたのはわずかだったという実態だそうでございま す。   しかしながら、兵庫県の加西市では、6月の定例市議会に市立小学校全11校区で道路修繕事業費、 これを1校当たり300万、一般会計の補正予算として計上しております。お金をかけて直せば危険が ぬぐい去れると。全部にガードレールつけなさいと言っているわけではございませんが、簡単な整備 でそういう危険性がかなり減るというものもあるのかなと思っております。   具体的に私が感じているところで、市内広いですから、いろいろ危険なところがあるのかもしれ ません。私が身近に感じているところで、私も通って、具体的に危ないと感じているようなところは、 まず三之町の、村上小学校通り越して奥村酒店あるのですが、そこから阿部写真館の間です。狭くて、 電柱が出ています。それから、堀片の工藤酒店さんの先の三差路、国道に出ていくほうと庚申堂に行 くほうです。こういったところがすごく危ないのかなと。   それから、山居町、ローソンからセブンイレブンまでの間、あそこはかなりアクセス道路が開通 しましてから通行量がふえまして、私も実際朝見に行ったのですけれども、かなり通行量があります。 そして、信号と押しボタン信号の間のところ、あそこが南小学校の通学路になっているのです。セブ ンイレブンのほうから来ても、あそこの道を通っていくと正門のほうに真っすぐ出るものですから、 あそこが通学路になっていました。あと、ローソンのほうから来ても、あそこの細い道を入っていく のです。あそこがやはり通学路として重要なところなのかなと。   具体的に三之町のところ、よく車がスピードを落とすのにカラー舗装とか、または矢印のこんな ので運転者の注意を喚起できるマークみたいなのを見たことがあるのですが、都市整備課長、この辺 の対応というのはできないものでしょうか。いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 今後そういう狭い通りにつきましては、いろんなハンプだとかと いう、車の速度を抑えるような、そういうものとか、考えていく必要はあると思いますが、具体的に 今そこをどうするとかというふうなものにはなっておりません。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それから、先ほど工藤酒店先の三差路というふうに言いましたけれども、横 断歩道が1カ所しかないのですね。   それで、村上小学校では地域の方々にもお知らせしていますが、登校は右側通行で、下校は左側 通行で統一していると。同じ側を歩くのですが、行きと帰り、同じところ通るのですが、向きが全然 違うのです。右側を歩けば、対向車がわかります。人のことも発見できます。ところが左側ですと、 車が後ろから来るような形になりますので、なかなか子供たちが認識できない。何かふざけて、ちょ っと飛び出したりしたときに車のことがわからないとか、そういったことがございますので、こちら も今工藤酒屋さん側のほうにしか横断歩道ないのですが、例えば堀片寄りのほう、国道出るほうのほ うに横断歩道もう一本つけるとか、そういったことで改善できると思うのですが、その辺は都市整備 課長、いかがでしょう。横断歩道というのは難しいのですか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(西村 治君) 今ほど来話あります。通学路に関する安全確保のための横断歩道等、あ るいは交通規制、押しボタン式の信号等については、毎年度秋に各学校からも、学校教育課通じまし て、通学路の安全点検の結果、こういうところにこういうふうなもの、横断歩道を設置してもらいた いとか、そういった要望を受ける中で、私ども各安全協会の支部等から、あるいは区長会からいただ いているそういう要望も含めまして、まとめまして、翌年の1月末までに警察署を通じて県の公安委 員会に要望を上げておりまして、そういった必要なことがあれば、また要望を受ける中で取りまとめ て要望を上げていきたいというふうには考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 神林の牧目地区、最近横断歩道がつきまして、あと止まれの表示がつきまし たので、まずかなり安全性が増したというのでしょうか、以前は道路が広がってから何もなかったの で、結構怖かったというような声がありますので、たかが横断歩道一本なのですが、やはり予算的に もそんなに、軽微なものでしょうし、本当に安全確保できるのであれば、その辺のところはしっかり と県に上げていただきたい。   市道であれば、市が横断歩道とか管轄できるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) いずれにしましても公安委員会のほうの絡みになりまして、そう いったことにつきましては市民課のほうがまとめて今やっているところであります。道路の整備に伴 って私ども協議する場合もございますけれども。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 山居のところですが、市民課長、場所、認識していますよね。   平成23年度の村上地区の区長会からも、これ要望事項として出されて、市民課では早目の設置が 必要と思われますので、村上警察署に対して信号設置を要望していくと。これ23年度の話ですね。そ の後どうなりましたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(西村 治君) 今議員のご指摘のとおり、23年度の要望として私どものほうで本年1月 末までに警察署のほうに設置要望として上げてございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長、この辺も強く、やはり要望が出ているので、しっかりとその辺のとこ ろ、対応していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 信号の設置ということになりますと、そんな簡単ではないわけでありますの で危険度、あるいはそれらを十分に勘案をいたしまして、また公安委員会のほうにお願いをしてまい りたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 村上桜ケ丘のところ、それから南小学校のところ、何年もかかりましたけれ ども、信号が設置されまして、本当に安全が確保できたと。一度朝、あそこに行ってみてください、 皆さん。本当に通行量が多いです。子供たちは、車がとまってくれるのを待つか、車が切れるのを待 って横断しているような状態なのです。朝7時半過ぎぐらいでしょうか、通勤の車も多いです。です から、ぜひともその危険度というのを言うのであれば確認していただきたい。そんなふうに思ってお ります。   それから、東京消防庁のほうに勤務の経験のある方に聞いたのですけれども、東京消防庁と東京 の消防団がきちんと現場の役割分担ができているというようなことです。さっきの答弁では、日ごろ より連携しているというようなことがありましたけれども、この辺のところ、市での対応という部分 はいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) おかげさまで消防団のほうもご存じのとおり消防署のほうで事務管轄して おります。そのことから消防団と消防署の職員の連携した訓練というのが非常に多くなりました。実 際のところ現場、火災現場を想定しますけれども、火災現場での第一線、先鋒に立つのは消防署員、 はっきり言えば給水を担当するのが消防団と。大きく分けると、そういう連携を今基本としてやって おります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それから、装備的なことですが、出動に支障を来さないように手当てしてい るというような答弁がございました。この辺消防本部、消防団のほうではある程度毎年、こんなのが どうしても必要なのだということを上げると思うのですけれども、それは100%予算化はされないだ ろうと今思うのですけれども、大体どのくらいのものが予算化されるかなんていうのはご存じでしょ うか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 正直言って実際数字的な数字は出せないのですけれども、団のほうとして みれば、計画的な配備という格好で更新、それから新設という格好での配備の仕方やっております。   団の皆さんから、もう一年これは待ってもいいのではないかというような話を私のほうからしま すと、その辺のところは納得していただいているという格好で、私の考えとすればほぼ満足な予算確 保はご理解いただいていると、そう思っております。消防署についても同様でございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長もいろいろ消防団のところへ行くことあると思いますので、そういった 部分まで少しきっちりと意見を聞いてほしいと。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私のところに上がってくるには100%要望にかなえています。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 100%ということですので、何も言うことありませんけれども、ただこうい ったものもあったらいいなと。いろんなところへ行かれるわけですから、他市も。いろんなところへ 行かれて、そういったアンテナをぜひ張っておいていただきたい。こういったものが村上市にあった ら、もっと効率的に働くと。こちらから要望上がってこなくても、反対に、どうだというようなこと もあってもいいのかなと思いますので、いろいろアンテナを張っておいていただきたいと思います。   次に、この地域の物産は豊かだということで、村上地区に限って言えば、人形さま巡りとかで来 た人が長井町から小町までずっと通りありますけれども、あそこでほとんどの物産がそろうねなんて 言われる方もいらっしゃいます。新潟の三越での物産展は31回も続いています。市長もオープニング のときにいらしていましたように、本当に楽しみに、あの後、お客さんがいっぱい来られていますの で、そういったことをぜひとも支援していっていただきたいと思います。   先ほどさいたま市というような答弁がありましたけれども、今回物産のPRの部分、それからこ の辺の産物の部分で村上フェア、あと農商工連携フェア、これ9月というようなことの説明がありま した。あと、産業見本市というようなことがございましたが、この辺のところは具体的に何か進んで いった部分はございますでしょうか、課長。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 村上フェアにつきましてもただいま準備を進めているところでござ いまして、ことしもまた大宮駅等に物産販売に参りたいというふうに考えているところでございます。   それから、農産物連携フェアにつきましては事務担当のほうと打合会、実行委員会を開催しまし たところ、9月ではちょっと早いのではないかというようなことで、今原案を11月23日ということで 一部修正をして準備に取りかかったところでございます。   以上です。           〔「産業見本市」と呼ぶ者あり〕 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 産業見本市につきましては、今のところ市内の業者さんが出展する ことで申請に向けて今準備を進んでおりますので、少しずつこれから出展に向けた補助金の、うちの ほうからの助成なども申請をいただいているところでございまして、また産業見本市にどんどんと出 展されるものと期待しているところです。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) いろいろな物産が豊富にございます。村上というと鮭というようなことが一 番全国区なのでしょうけれども、課長が思う村上の物産をもう少し、このような物産、このようにも う少しPRしていきたいというような抱負的なことがありましたら、ぜひお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 今現在鮭のまち村上は、大分周知されているものだというふうに判 断しておりまして、これからもう少し、ことしは特にお茶のまち村上と堆朱のまち村上というのを力 を入れていきたいということで、先般茶業組合の皆さんとは、もう少しお茶の苗木を市民の皆さんに 植えていただくような運動ができないものかということで、今の新発田市の紫雲寺地区のれんぎょう のまちのような形で村上のまちなかに、もう少しお茶の木を各家庭に植えていただくように進めると いうことで茶業組合の皆さんからもご了解いただいたところでございます。   それから、堆朱のまち村上をもう少し目に見える形で表現できないかということで、現在職員と アイデア出しをしまして、準備を進めているところでございますが、これについては今具体的にお話 しできる段階でございません。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 担当者は本当に一生懸命で、外に出て情報収集しているようですので、そう いったことはぜひ伸ばしていただきたいなと思っております。   あと、物産の拠点としてみどりの里ということを挙げましたけれども、私も管理運営委員をやら せていただいていましたので、本当に順調にいってほしいと思っております。そして、あそこが成功 するかしないかというのは、今後の村上市において大きくかかわってくるのかなと。   2月に朝日みどりの里の活性化計画の基本理念ということでいろいろと詰められまして、ある資 源、さらに磨いて人を呼ぶと。そういうような理念を出されておりました、管理運営委員会のときに。 いろいろと全国の観光施設に対する指定管理者制度の導入に当たっての問題点というようなことでレ ポートが出ていまして、それを読んだのですが、経営のノウハウがやはり成功のかぎになるのだとい うようなことが出ておりました。残念ながら現在の指定管理先の会社の方とか、新しく入ったスタッ フの方は、私が認識しているのは、そんなに観光に携わっていた方でないのかなと。専門的でない方 なのかなというふうな思いがあるのですが、その辺のところはいかがでしょうか、課長。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(田嶋雄洋君) 今現在新たに鰍ワほろばの職員として採用された、特に朝日みどり の里の経営に携わる中心的な役割をする従業員、館長とか管理主任でございますが、こういった職員 は今議員がご指摘のように、今まで観光産業等に携わった職員ではないというふうに判断しておりま すが、今まで臨時職員として3月末までいたスタッフが約20名ほど引き続きみどりの里に残っており ますので、今まで培ってきた知識や技術を生かして、これからもお客様に対しておもてなしをもって 進めていってくれるというふうに期待しているところです。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長の答弁の中で戸惑いもあるというようなことがちょっと出ていましたけ れども、全国の多くの施設の場合、今までと違う環境であって、今までいる仕事のわかるスタッフの 方と、新しく来られた方とうまくいかない例もあると。お互いが一生懸命やろうとして空回りしてし まう例があると。それがちょっと戸惑いという言葉に出されていたのかなと思うのですけれども、市 長は副市長を選任されるときに、ごみ処理への対応とか村上総合病院のことを言っておりましたけれ ども、あのときはたしか言っていなかったとは思うのですけれども、私はみどりの里の成功もやはり かかっているので、あそこをつくられたときの当時の村長で、今の副市長に担わせたいと思っている のかなと思っております。村上市の方向性があそこによって本当に大きく変わるのだろうなと思いま すが、この辺のところ、副市長のお考えをお伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまのご指摘、心配をしていただいて、大変ありがとうございま す。   まだ4月から移行したばかりでありますので、結果としてはなかなか難しいなというのが認識だ と思います。   ただ、5月の連休の後半、ちょっと天気が悪かったものですから、なかなか入り込みが少なかっ たというような報告を受けております。まだまだ努力をして、役員の皆さん、本当にしょっちゅう集 まっていろいろ相談をして今鋭意取り組んでおります。社長に言わせると、やっぱりいろいろイベン トを開催をしながら、誘客をもう少し図ったほうがいいのではないかというようなことでいろいろ今 後新たな提案をして、活性化に向けて頑張っていきたいと思っております。私も本当に責任ある立場 でありますので、しっかりと経営には携わりながら、また皆さんにも本当に利用していただくように、 私からもお願いをしたいと思っております。   ただ、ダチョウのお肉で活性化というのが非常に評判でありまして、行くたびにお刺身が出たり、 最近は心臓のお刺身とかレバーのお刺身とか、そういうのも出て、非常においしくいただいておりま す。それらでまたいろんな面で呼び込めればいいのかなと思っております。私もしっかりと努力をさ せていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 指定管理出したわけですから、売り上げも当然なのですが、やはりまた来て もらえるというようなおもてなしの心、そういって村上のファンをあそこを拠点にしてつくっていた だきたい。副市長、国道回って帰れば通り道ですので、ぜひともよく気にかけて、しょっちゅう行っ ていただきたい。そんなふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。   最後に、高齢者の肺炎球菌のことですが、5月末で28人という報告がありました。こちらは、4 月号の市報のところに載っておりました。お知らせ版のところ。ただ、これ手続のことだけなのです よね。どういう効果があるというの、私が一般質問でいろいろ言って、議会だよりとかにもいろいろ 書いたのですが、やはり市のほうもこの辺、ちなみに日本人の死亡原因の第4位が肺炎で、そのうち 65歳以上の方が95%を占めていると。肺炎球菌ワクチンを接種しますと、5年間は肺炎球菌による肺 炎を高い確率で防ぐことができるのだと。ですから、市長も予算をつけて今年度から新しい事業をス タートさせたと思うのですけれども、何かPRが不足しているような気がするのですが、この辺につ いてはいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 今小杉議員がご指摘のとおり、当初のこの4月の広報ではすべて 網羅したような文書表現でないものですから、今28人の方、申請しておりますが、少ないと思ってお ります。今後市報等でまたさらに詳しく記載して説明にしたいと思っております。〔質問終了時間5 分前の予告ブザーあり〕 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私もこれだけ言うからには、うちの母にも勧めまして、ぜひやったらどうだ と。   電話で申し込んで、1週間くらい薬が来るのにかかったのですけれども、非常に簡単だったと。 それで、今市のほうで申請手続をやっていますけれども、これも書類、その医院からワクチンの接種 済書と領収書をいただいてきて、それを提示して、市のほうで窓口で申請できますので、3,000円で はありますけれども、それが5年ぐらい効果があるとなれば、自分で出す分というのは約1,000円近 くですので、それで自分の健康がある程度守られるのであれば、やはりそういったことも十分PRし ていけたらなと思います。   28人では、私はかなり少ないなと。予算額見ましても予算の計上の人数はもっと多いはずですよ ね。これからいっぱい伸びていけばいいなと思いますけれども、その辺のところ、PRとかがやはり 重要かなと思いますけれども、この辺敬老会とかでのPRなんかは考えていないのでしょうか。いか がでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) ご指摘のように、私も昨年教育事務所のほうに勤務しておりまし たけれども、長寿大学とか、こういう場面の中では、保健師さんが来られて若干、10分、20分程度話 ししていくということもやっておりますし、またいろんな健康づくりの場面でもそのようなPRはし ておるところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひともPRをしていただいて、多くの方に健康になっていただきたいと、 そんなふうに思っております。   市長が協働のまちづくりというのを言っております。ぜひとも75歳以上の方も病気をしないで、 元気でいていただいて、協働のまちづくりの一員としてその一翼を担ってほしいと私は思っているの ですが、最後に市長の見解を伺います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 75歳の方が元気でいること、そのこと自体が協働まちづくりに参加している ということであります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 最後と言いましたけれども、もう少し詳しく述べられませんか。高齢者の方 が元気で協働のまちづくりを一緒にやってほしいと思うわけですよね。その辺のところはいかがでし ょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今端的にお答えしたわけでございますけれども、やはりお年寄りが地域で元 気にいるという地域は非常に活気があります。地域の茶の間等、あるいはそういうようなところで活 動をしながら、地域の子供たち、あるいは地域の皆さんと一緒になって活動している姿が非常に多く 見られるところには笑顔がありますし、笑い声が絶えない。そういうところがとりもなおさず地域が 活性化して地域が元気になっていく地域であると、そのように考えておりますので、お年寄りが元気 でいるということは非常にすばらしいことであると、そのようにとらえて、お年寄りの健康管理に行 政も積極的にかかわっていきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) いい施策だと思いますので、市長みずからもやはりPRしていただきたい、 そんなふうに思いまして、私の一般質問、終わらせていただきます。   ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。   午後3時10分まで休憩します。           午後 2時54分  休 憩                                                        午後 3時10分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、17番、長谷川孝君の一般質問を許します。   17番、長谷川孝君。           〔17番 長谷川 孝君登壇〕 〇17番(長谷川 孝君) 本日最後の一般質問ですが、皆さんお疲れでしょうけれども、最後我慢し てください。私の一般質問は、3項目であります。   1項目めは、岩船港の利活用について。昨年岩船のある団体が新しい岩船の出帆をタイトルとす る映画を製作いたしました。   その後半には、岩船全体で取り組むべき工程表が示されてあり、非常に具体的な内容も含まれて おります。その中には、岩船港利活用の重要性が最も指摘されており、その実現に向けて総力を挙げ て考えていかなければなりません。   市長も海路を活用した企業誘致を積極的に推進していくとの考えをお持ちであることから、岩船 港の利活用についてお伺いいたします。   @、企業誘致の話があるとのことでしたが、具体的に進んでおりますか。   A、塩谷側の港整備が県予算で進められるとのことですが、その状況をお尋ねいたします。   B、マリーナ建設計画は進んでいますか。   C、地元雇用につながる海洋再生可能エネルギー(海洋風力発電)に取り組む考えはありません か。   2項目めは、岩船体育館の建設についてであります。選挙期間中に岩船の街頭演説で市長は、岩 船体育館建設の約束をしておりました。後期実施計画においてどのように取り組んでいただけるのか をお尋ねいたします。   3項目めは、備前屋排水路の整備についてであります。昨年度までに実施設計を終え、今年度か ら工事に入るわけですが、工事期間、総工事費、工事内容、事前説明会の開催予定についてお伺いい たします。   市長答弁の後、再質問を行います。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、長谷川議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、岩船港の利活用についての1点目、企業誘致についてのお尋ねでございますが、 このことにつきましては、地域の合意や港湾施設の管理者である新潟県との調整等を図る必要もある ことから、現在鋭意努力をしているところであります。今後将来展望等も含めて調整を行いながら、 具体的に示せるようにしたいと考えております。   次2点目、塩谷側の港整備の状況についてのお尋ねでございますが、現在県では岩船港港湾振興 ビジョンに沿って、セメントサイロのある5号岸壁から第2東防砂堤側に向かって、地方港湾改修事 業による泊地護岸を工事中であります。この工事は、26年度で終了の予定と聞いております。   次に3点目、マリーナ建設計画は進んでいますかとのお尋ねについてでございますが、現在本市 と岩船港利用促進協議会事務局が課題を整理しながら、県の施設整備に当たっての考え方などと調整 を図っているところであります。現在行われております泊地護岸の工事とあわせて進められるよう、 早急に調整を図ってまいりますので、地域の皆様からご支援をいただきますようよろしくお願いをい たしたいと思っております。   次に4点目、地元雇用につながる海洋風力発電に取り組む考えはとのお尋ねについてでございま すが、この事業は国が狭い国土に設置するより、風を有効に利用しながら風切音などの低周波音や振 動の影響も少ない海面に設置する風力発電施設で、海外では施工実績が多く、近年日本でも実証段階 での事業が始まっております。   本市が直接事業主体や構成員となって取り組んでいくことは、現時点では考えておりませんが、 海洋風力発電等の再生可能エネルギーに限らず、本市内で再生可能エネルギーに参入する事業者への 協力や支援等を検討しながら、事業の普及促進に取り組んでまいります。   次に2項目め、岩船体育館の建設についてのお尋ねでございますが、岩船体育館の建設につきま しては、昨年の一般質問での答弁や岩船地区区長会要望事項の回答でも申し上げておりますとおり、 現在準備を進めている体育施設整備基本計画を策定する中で、地域の実情や市民ニーズなど、現状把 握を行いながら、地域に合った体育施設整備のあり方を示す予定でありますので、この中で検討をし ていきたいと考えております。   なお、総合計画の後期実施計画につきましては、現在担当課レベルで事業計画素案の検討に入っ ておりますので、今後はスポーツ振興基本計画や運動・スポーツに関する市民アンケートの調査結果、 地域の現状などを踏まえながら検討してまいります。   次に3項目め、備前屋排水路の整備についてのお尋ねについてでございますが、昨年度行った詳 細設計に従い、今年度から5カ年事業で、総事業費2億5,000万円の予定で工事を進めてまいります。   この工事は、2つの事業を入れて進めることとしており、その1つは社会資本整備総合交付金効 果促進岩船地区冠水対策事業として、港湾道路内に計画する排水路整備であります。もう一つの事業 は、同じく社会資本整備総合交付金事業ですが、市道海員学校線ほか3路線の側溝等の改修とあわせ た排水路の整備としています。   前者の工事としましては、岩船港の造船団地付近からいわくすの里付近までの延長約700メート ルで、最下流部の断面で幅1.7メートル、深さ1.5メートルのボックスカルバート、その上流部に幅1. 6メートル、深さ0.8メートルのボックスカルバート、さらに上流部に内径0.8メートルのヒューム管 を埋設する計画となっております。   後者の工事といたしましては、前者で工事した排水路に接続するもので、通称長者屋敷周辺の市 道側溝等の改修とあわせた延長約700メートルの整備であります。   市道岩船田中線には幅1.3メートル、深さ0.8メートルのボックスカルバートを、その上流部であ る市道上の山2号線には幅0.8メートルで、深さ0.7メートルから0.6メートルの自由勾配側溝を予定 しております。   また、市道海員学校線には幅0.7メートルで、深さ1.6メートルから0.8メートルの自由勾配側溝 を、県道新潟新発田村上線から流入する改修の最上流部にははば0.6メートル、深さ0.6メートルの水 路を予定しております。   最後に、事業説明の開催予定でございますが、本年度は下水道や水道の工事にあわせて施工する 予定でありますので、それらとの調整の上で行いたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) では、1項目めから再質問を行わせていただきますけれども、@の企業誘 致の話というのは、市長の答弁ですと、地元の合意とか、県との調整が必要だということなので、具 体的な話がどこまで進んでいるのかというのが全くわからないし、実際本当に企業誘致の話があるの かどうかも何かわかりにくいところがあるのですけれども、これはいつぐらいに調整に入って、地元 の合意をとるというような、そういうような具体的な計画とかというのはあるような企業誘致の話な のでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先方は、積極的にお願いしたいというようなことでありまして、一部岩船の 方々も現地を見に行ったりしております。そして、来る企業においても、いわゆる使う部分について 県有地がありますので、県で舗装をお願いしたいとかという話でありまして、そのときに地元の合意 が最優先されるというようなことでありますので、岩船港利用促進協議会、あるいはいろいろな団体 を通じて来ていただきたいのだと、歓迎するのだというような取りつけをして、そしてスタートをし ていくべき事業だなと、そのようにとらえておりますので、まず最優先でそれからかかっていきたい と、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで、業種、業態とか、例えば危険性があるとか汚いとか、そういうよ うな、少しは具体的な話はきょうしてくれるような感じはないのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず相手がありますので、具体的に会社名とか、そういうのは差し控えたい と思っておりますけれども、岩船港を利用して、そして岩船港から船舶でいろいろなところに持って いって、そしてそれを足がかりにして、できれば私としてはほかの、それに付随した何らかの雇用の 場の確保、あるいは工場も建設していただきたいなと、そのような思いで取り組みをしていきたいと。 いい会社です。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ぜひとも具体的な話を進めて、地元のほうにも説明をお願いしたいという ふうに思っております。   2番目の塩谷側のというの、これ第2東防波堤というのだと思うのですが、港の整備、ことした しか24年度3,500万円というような県の予算……           〔「防砂堤」と呼ぶ者あり〕 〇17番(長谷川 孝君) 防砂堤に3,500万円かけてということで、26年度までということの市長答 弁でしたけれども、24年度、25年度で終わりというわけではないのですか。26年度になると、マリー ナの開設ができるという話聞いていたのですけれども、24年度、25年度の2年間ではない。市長は、 今答弁ですと3年間、26年度までと言われましたけれども、具体的な話は都市整備課長、わかりませ んか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 今進めています護岸と、それからマリーナ構想の部分とあわせて 26年度ぐらいになるのかなというふうな話で聞いております。   その26年度に入りますと、当然マリーナ構想の部分と合致してきますので、その辺までに何とか 調整を図ってまいりたいということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) これは、マリーナ建設をにらんだ部分もあるわけなのですよね。護岸もも ちろんそうなのでしょうけれども。国から県が借りて、県が市から借りて、そのマリーナ建設、整備 をしようというような話はもう相当、8年前ぐらいから出ているわけですから、今ようやくその事業 者が決まりかけているような状態なので、この東防砂堤というのはマリーナ建設もにらんだ部分も相 当あるというふうに理解していいわけでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 東防砂堤というのは、今既にでき上がっているところであります。 その中の港湾の内側というのですか、その中にマリーナの建設予定地もあるということでございます。 今そちらのほうに向かって5号岸壁のほうから泊地の護岸工事が進められているということでござい ます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 結局そのマリーナ建設には、斜路というのか、海から斜めに上げていくよ うな整備もしなければだめだということなので、そういう部分も含んだ中で今県の予算がついたとい うふうに理解していいわけですよね。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) ことしの予算につきましては、まだマリーナの予定地までいって おりませんので、当然泊地護岸ということで矢板を打ってという工事の予算であります。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 市長は、この新しい岩船の出帆という映画、何百万もかけてつくったので、 私も何回か見せてもらったのですけれども、市長、ごらんになりましたか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 1回だけ見ました。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そこの中で、これから工程表とかというのも第2部に掲げられてある中で、 マリーナ建設というのも事業計画の中にあるわけなのですが、実際このマリーナ建設計画に関しては、 もう都市整備課長が何回も、部長のときもありましたけれども、3人ぐらいかわっている間にやろう としたのだけれども、4人ぐらいかわって、それでようやくここにきて落ちついて、やりたいという 人が見つかったというような現状にあります。   その中で、今この方の話をいろいろ聞いてきましたら、岩船の活性化にとっては交流人口も延べ にして1万人、このマリーナが整備されることによって海の駅というようなものにも登録できる。今 全国で何か135カ所ぐらいあって、新潟県には3カ所の海の駅というのがあるそうなのですが、佐渡 市と上越市と柏崎かな、あるのですけれども、できればマリーナがあることによって海の駅に立候補 できるのだということなので、今市長が言われているように、交流人口をふやすという意味からいっ たら、岩船に年間、延べで1万人も港周辺に来ていただければ、岩船商工業界の方も非常にこれから の将来が見込めるということなので、何とかしてもらいたいというところまでいって、きょうの6時 から岩船商工業界の方がこの場所の現地の視察と、それからやる方の説明を受けるということも聞い ております。   その中で、これが場所の建設が決まっても、一番問題なのは環境整備なのですよね。その環境整 備で一番大事なのは、道路がきちんとそこまでつながるかどうかということと、それから水回りとい うものの2つなのですが、これを全部個人負担でそこまでつなげてもらいたいということはできない ことだと思いますので、敷地の外まで水回り、水道を引っ張っていただければ、自分のところで全部 やるからということなのですが、その辺の環境整備はできれば26年度にマリーナが開設するまでに市 として支援していただけるのかどうかということをお聞きしたいということであります。市長、どう でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この問題につきましては、当然のことながらその方と協議をしながら進めて いく必要があるということでありますので、この場で、それは市でやります、これは市でやりません というようなお答えはできません。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) できないというのは、確かに中身も聞いていないのでわからないとは思う のですけれども、これはやっぱり市としてマリーナを運営してもらいたいという人を探していたとい ういきさつもあるのですよね。それで、今回ようやく決まったというようなところもありますし、そ こに商工業界の人たちが仲間として絡んでいって、何とか岩船のこれからの観光とか港の利活用につ いて一生懸命に頑張ろうとしているところがあるので、その辺について、やっぱり市としても何とか 支援していただければというふうに思っておりますので、ぜひとも考えていただければというふうに 思います。   それから、4番目の地元雇用につながる海洋再生可能エネルギーのことなのですが、これ前に岩 船の上の浜というところなのですけれども、そこで風力発電について調査したことがあるのですが、 その辺のいきさつ。   それで、結局何でその風力発電に取り組めなかったのかというのを知っている政策推進課長でし ょうか、わかりませんか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 岩船港付近の風況調査、これがNEDOと建設業者で調査しまして、平 成15年の12月に報告書が出ております。構想といたしましては、村上市と第三セクター方式でやると いうことで、風力発電が1,400キロワット、太陽光発電が10キロワットということで、設置費用がそ のころで3億9,000万円の事業を計画したと聞いております。   また、今申された見送った理由につきましては、既設の送電設備では対応できないということで 送電設備を事業者負担で整備しなければならなかったということで採算性がとれなかったということ で、当時の買電価格が1キロワット当たり11円ということで採算がとれないということで見送られた と聞いております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 環境課長の今の話ですと、その当時と今とではもう大分条件とかも違って きているし、原子力発電等もこれからどうなるかわからないということで、非常に有効な一つの再生 エネルギーだというふうに思いますので、ぜひとも検討していただきたいというのは、今回市長の答 弁の中にもありましたけれども、5月28日に海洋エネルギーの実証フィールド整備を年度内に候補地 を今公募しているというのは、課長ご存じですよね。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 総合海洋政策本部、本部長が野田首相で25日に会議が開かれたというこ とで、電気新聞でわかっております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) これは、自治体が公募しなければだめなのですけれども、環境課長のとこ ろに今エネルギー推進室なるものがあるのですけれども、思い切って公募に応じるという気持ちはな いですか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) それで、一応国の本部、また県のほうにどういう事業か、事業内容を問 い合わせしてみました。そのところ、まだ事業の要綱、要領、内容等についてはこれから出るという ことでございますし、議員おっしゃるとおり、24年にその申請を受け付けて、25年からそういう実証 事業を行っていくと、そういうことだそうでございます。   ただ、その事業の内容を聞いた内容ですが、活性化が期待される、そういう海洋エネルギーの種 別とか種類の選定をどこにするか、どういうものにするか。風力だけではなくて、波力とか、そうい うものも含めて、そういう選定をする。それから、地域の利便性、経済性を分析していくとか。それ から、そういう事業だけではなくて、そのエネルギーを使った関連の製造、施工、販売等のそういう 地域の活性化とか、そういうものの経済効果とか相乗効果とかも検証しなさいとか、そういうことで すし、1番には地元の漁協、それから住民との合意形成をとらなければならないと。そういうことで ございまして、それなりに費用と時間がかかるのかなということでございますし、その要綱が出てき た段階で、どういうものを準備しなければならないのか、また間に合うのか、その辺を検討してまい りたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 確かに地元合意とか、いろいろなことで必要な面はありますけれども、酒 田港に、サミットウインドパワーという会社ご存じですよね。そこのところの立地をいろいろイン ターネットで調べてみたら、今の岩船港から塩谷につながっている海岸線と全くうり二つで、そこに 520台も駐車できるような海水浴場があって、そのすぐそばに風力発電があるということで、観光と かのために非常に注目されているところなのですが、その背後地がやっぱりお幕場のように、酒田港 のところも防風林が一帯に連なっているということで、非常に条件としては似ているし、例えばの話、 では酒田港と岩船港の風力が相当違うのかといったら、調べてみたら、大体同じような条件だという ことですし、そういうようなことで新しい岩船の出帆という映画は、やはり歴史から学びながら、新 しい岩船をどういうふうに構築していくかという話なのです。ですから、できれば岩船の人たちがみ んなまとまって、岩船の発展にこれからみんなで頑張って全力尽くそうという話なので、できれば岩 船の港の利活用を含めた中でその背後地、そしてできれば塩谷まで連なる海岸線を利用して、何とか 岩船の将来のためにみんな力を合わせようではないかというようなことを今考えつつあるので、その 中で今の再生エネルギーのこの海洋風力発電というのが意外と岩船の今の環境立地からいったら向い ているのではないかということで、ぜひとも今回がまず候補地を探しているということで、それも応 募する団体はそれぞれの地方公共団体だということなので、今再生エネルギー、エネルギー推進に取 り組んでいる環境課としては、ぜひとも一発取り組んでみようというような意気込みみたいなのは聞 かれませんでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) その要綱を見なければ何とも言えないわけでございますが、県では別な 観点から海洋調査等をやっていると。そういうことで、聞いた話ですと、粟島浦村の調査は今県費で 実施していると。そういうことでございますし、県の方の言うには、ある程度この申請が出てという か、要綱が出た時点で青写真とか、そういうものが既にでき上がっていることが条件になるのではな いですか。それから、村上市が手を上げる分にはゼロから始まる事業になりますので、かなり時間と 費用がかかりますが、それでも受け付けは拒みませんと、そういうことを言っておりました。   洋上のメリット、先ほど市長が言いましたとおり、陸上ですと400メーター以内に人家があると できないとか、そういうものをすべてクリアしているわけですし、コストが約1.5倍から2倍はかか りますが、今買電価格が固定買い取り制度でキロワット当たり22円で、20年保証されます。そういう ことでこの事業にのらなくとも、まず企業が参入してくる、そういう可能性もございますので、そう いう場合にはなるべく設置できるように配慮していきたいと、そんなふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) この見学申込書というのを、すぐ見学できると思って私申し込んだのです が、何か二、三週間のうちに向こうが言ってくる日にちの3日ぐらいのうちから選んでくれみたいな、 まだ本当に非常に、何か逆に言えば生意気なというのか、それだけ視察の方もいっぱい来ているのか もしれないですけれども、私も一回行って、いろいろ調べてきて、またもう一度お話しさせてもらい ますので、ぜひとも考えていただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。   それと、マリーナが整備されますと、海の駅というのに、前岩船港のところにある直売所周辺を 海の駅に登録してもらいたいという話ししていたこともあるのですけれども、マリーナがあれば海か らもその目的地に来れますし、車でも陸からも目的地に来れると。両方、海と陸から来れるような条 件でないと、海の駅には登録できないのだということなので、今回マリーナが建設されますと、海の 駅に登録できるのですけれども、そういうような考えでもって岩船港をもう少しレベルアップすると いうようなことを考えるとしたら、そういうようなのに村上市としても一緒に協力していただけるも のかどうかお尋ねいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、そういうような事業を取り入れてマリーナをつくること によって条件が満たされるというようなことによって海の駅というようなことに登録をされますよと いうようなこと。海の駅に登録されますと、地域がものすごく活性化していきますよということであ れば、何ら市は拒むものでも何でもないと、積極的に協力をしていきたいと、そのように考えており ます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) わかりました。では、この問題に関してはもう一度私も現地に行って調査 してきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。   2項目めの岩船体育館の建設については、先ほど前と同じことを言われたのですよね。前も一般 質問したときも体育館の整備基本計画を今考えているから、その後どういうふうにするかというのを 考えますというふうな答弁だったのですけれども、市長は選挙期間中に街頭演説で岩船体育館つくる のだという話はしませんでしたか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 岩船で2回くらい街頭演説しましたけれども、長谷川さんも私の前で聞いて いましたよね。 〇17番(長谷川 孝君) はい、聞いていました。 〇市長(大滝平正君) そのときは、体育館をつくるとかつくらないとかという話ではなかったと私 は記憶しています。長年岩船の皆さんは、体育館の建設に非常に大きな力を注いできましたが、いま だできていません。これらは、岩船にとって非常に大きな課題でありますので、今後市としてもどう いうふうな形で持っていったほうがいいのかというようなことを考えながら、つくる方向で検討をせ ざるを得ない事業の一つとしてとらえていますと。そういうような街頭演説したと思いますけれども。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それは、つくるということと変わりないのではないですか。それとももし、 ではつくると言っていないのだったら、反問権というのを通告してください。せっかく反問権できた のだもの、言っていないというのだったら、そういうふうに言ってくれないと。何のために反問権つ くったというのかということは、もし答弁が言っていないというのだったら、反問権を行使するとい うことを議会基本条例ではそういうふうなのをつくったわけでしょう。だから、これは私は約束して おりましたということは、市長が反問権行使しないのだったら、約束したというふうに思ってもいい のではないのですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、長谷川さんが聞いた聞き方と、私が演説したのと、それは聞いたほ うと話しするほうと意見の相違というか、聞き方の相違ではないですか。拡大解釈をすればそうかも しれませんけれども、内容的にはそういうようなことで私はお話をしたと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 確認してきのう私と一緒に岩船区長会長である、うちの町内の区長さんに、 市長そう言いましたよねと言ったら、確かにそう言ったと言うのだから、私は自分一人で、私の町内 で市長が街頭演説して、私の選挙事務所の近くでやったのだから、私も聞かざるを得ないということ で一緒になって聞いたときには、私どもの岩船の下浜町で聞かれた方はみんなそういうふうに思った のではないかということで、私はあえて約束をしておりましたというふうな質問にしたわけです。そ れは、リップサービスと言えばそれまでなのだけれども、まずわかりました。いいです。   それで、生涯学習課長にお聞きしますけれども、前も一般質問の中の答弁では体育館の整備基本 計画というのをつくるのだということ言いましたよね。あれから半年ぐらいたつと思うのですけれど も、今どこまでいっていて、例えば岩船に限定すると、岩船だとどういうような形で、今聞き取り調 査とか、例えばアンケートとっているとか、どこまで現に今いっているのですか。その辺ちょっと教 えてください。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 村上市の体育施設整備計画につきましては、23、24、2カ年で今策 定作業進めているわけですが、昨年は議員のご質問にお答えしたあの時点から今現在までの進捗をお 話ししますと、23年度中には今52ほどの市内に屋内、屋外の体育施設があります。その体育施設の現 状調査をしまして、いわゆるどういう状態であるのか、どういう活用がされているのか、あるいはど の程度の建築の傷みぐあいがあるのか、修繕にどのぐらいかかっているのか。それを1年かけて、す べて現地調査を行いました。   昨年度末に、いわゆるこの整備計画の策定委員になる方々のメンバーを募りまして、スポーツ推 進審議会の中で議論をいたしました。今年度からその策定委員の方がいわゆる出されたデータ、それ と22年のスポーツ振興基本計画の前年にやった市民アンケート、これらのアンケート調査の結果を踏 まえて、今各地区でいろんな要望も出ています。それらを踏まえて、現状を踏まえながら、その地区 に合った体育施設はどうあるべきかというふうな検討に入っているところであります。   岩船地区につきましては、これはもう平成11年から、合併前からいろいろ岩船地区からの要望が 得られていますので、岩船地区に体育施設をつくる場合にはどんな施設がいいかというふうな具体的 な検討に、今この7月に第1回の策定委員会やりますので、テーブルの上にのっていくというふうに 考えていますし、同時に総合計画の後期計画もいわゆる整合性をとりながら進めていくというふうな 状況であります。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今高田課長言われた52というのは、学校体育館とか社会体育館、全部含ん だ数ということですか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 社会体育施設、学校は含まれておりません。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ということは、社会体育施設で52もあるのですか、村上市で。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇17番(長谷川 孝君) 随分あるのですね。そうすると岩船に一つぐらいつくってもらっても罰当 たらないのでないかなと思うのですけれども、またことしも岩船地区の要望の上位の一番には岩船体 育館建設になるのです。ですから、今高田課長言われたように、7月にテーブルにつくということは、 どの場所がいいのかということは、調査費ぐらいはつけるという解釈でいいのですか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 調査費をつけるかどうかという部分までは、多分議論が進まないと 思いますが、今その岩船体育館だけでなくて、村上市内には先ほど言いました52の施設、これは今市 民の皆さんに利用されていますが、なかなかご不便をかけているような施設が多くあります。それら の施設もどうやっていこうか。   それと、さらにもう昭和の50年後半あたりから、村上市には武道館が欲しいというふうな要望も 出されておりますし、陸上競技協会からは陸上競技場が欲しい、あるいはサッカー協会からはサッ カー場が欲しいというふうな、さまざまな団体からいろんな要望も出されておりますので、それらを 勘案して、その実情に合った場所に、しかるべき体育施設をつくっていきたいというふうに、我々ス ポーツ振興する立場の課とすれば、そういった計画に盛り込んでいきたいというふうな気持ちはあり ます。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) もう一回確認させてもらいますが、この策定委員というのは全市の中で策 定委員会というのをつくるというのか、今あるのですか、現に。あるわけですね。そこの中で7月と いうのは来年の7月ということですか。ことしの7月にテーブルにのせて、岩船の場所についてもこ の策定委員会の中で協議していくというふうな形で考えていいということですか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 策定委員会の中でいろいろ議論を重ねてはいますが、その前に議員 もおっしゃったとおり各地元、5地区あるわけですので、地元でのそういった体育施設を利用されて いる方々、あるいは関係団体の方々とのいろいろな意見調整も進めていきますし、それを踏まえて、 いわゆる策定委員会の中で議論をしていきたいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そうすると、この岩船地区の地元にその話が来るのは7月以降に、岩船の 聞き取り調査とかもしていくという考え方ですよね。7月以降に。それでいいわけですか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 7月に策定委員会は行いますが、多分その地区によってはその前に いろいろな関係者の方々と意見調整をするという地区もあるかと思います。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 高田課長には、市長を含めて、先回も岩船の区長会とかがお邪魔させても らって、ぜひとも要望をかなえていただきたいということで、さっきは市長には意地悪を言いました けれども、すぐ、約束したのだから早くつくれなんていう気持ちは毛頭ないのですが、やはりここま で毎年毎年要望が上がっているということは、今の岩船地区のまちづくり協議会の中でもこの問題を 一番重要視しているということを理解していただいて、何とか協力をお願いしたいというふうに思い ますので。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その後、岩船の区長さん、あるいは一般の方々、私の会合を持ちまして、そ の席でも申し上げました。長谷川さんが前に言った、いわゆる避難所を兼ねた体育館ということを言 っておりますけれども、それは不可能であるということを申し上げておりますし、今高田課長が言っ たようなことを申し上げましたし、あるいはまた岩船の小学校の体育館、中学校の体育館、あるいは リハビリテーション大学の体育館、どうなっているか、それらもみんな精査をしながら検討をしてい く事業の一つであるというようなことを申し上げております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 市長言われたように、避難所を兼ねたというのは、社会体育館としてつく っていただければ、一番今までの目的はそこにあるものですから、それでよろしくお願いしたいと。   場所については、地元でももう一度いろいろ考えなければだめだねというような話も出ています し、その辺をお互いに協力しながらやっていければというふうに思いますので、よろしくお願いしま す。   それと、あと最後になりますけれども、3項目めの備前屋排水路の整備ということに関しては、 一つだけお聞きしますけれども、今までリハビリ大学のところの駐車場がアスファルト舗装されてい ないときには、大雨が降ってもあそこでみんな浸透していたと。ですけれども、あそこがアスファル ト舗装したためにみんなもうどっと流れてきて、非常に今までそこの近所にある住宅の中にまで浸水 してきたということは、今回のこの備前屋排水路、通称なのでしょうから、備前屋さんというのはも っと向こうにあるので、総称として言っているのではないかと思いますが、この整備をすることによ ってそういう浸水した住宅の解消はパーフェクトになるというふうに理解してよろしいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 私ども昨年調査入れた中には、そのリハビリテーション大学だと かいわくすの里だとか上の山団地、それから今言っている備前屋というのはかなり遠く離れておりま すけれども、そちらのほうにみんな水が行っていたわけなのです。備前屋排水路というところに行っ ています。そういった区域を全部どんなふうな水の流れであるかというふうなことを調査しまして〔 質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕足りない部分を今港湾道路側に回すというふうな計画ですの で、今のところは100%の計画でつくっていこうということで考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今の長者屋敷の場所が農振から撤廃されて、あそこに住宅が建ちつつあり ますよね。あそこ仮に全部が住宅になっても、今のこの排水のキャパで間に合うというふうな、将来 のことも考えた中で整備するというふうに理解していいわけですね。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 用途に応じた雨水の流出係数とかというふうなことで計算してお りますので、その地区につきましては住宅地並みのものを用いているというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) よろしくお願いしたいと思います。   ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで長谷川孝君の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会いたします。   また、明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   ご苦労さまでございました。           午後 3時56分  散 会