平成24年村上市議会第2回定例会会議録(第6号) 〇議事日程 第6号 平成24年6月20日(水曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  請願第 2号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見書             の採択を求める請願                         第 3  議第114号 村上市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の             一部を改正する条例制定について                        議第115号 村上市火災予防条例の一部を改正する条例制定について              議第116号 村上市消防団消防用ポンプ積載車の購入契約の締結について            議第117号 山北支所庁舎建設工事(建築工事)の工事請負変更契約の締結について       議第118号 村上第一中学校校舎耐震補強・大規模改造(建築)工事の工事請負変更契             約の締結について                          第 4  議第119号 村上市手数料条例の一部を改正する条例制定について          議第120号 村上市印鑑条例の一部を改正する条例制定について                議第121号 村上市子どもの医療費助成に関する条例の一部を改正する条例制定につい             て                                      議第122号 村上市新ごみ処理場整備・運営事業に関する契約の締結について     第 5  議第123号 平成24年度村上市一般会計補正予算(第3号)        議第124号 平成24年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第1号)      第 6  議員発議第 9号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意               見書の提出について                       第 7  議員発議第10号 水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法の申請               期限延長等を求める意見書の提出について             第 8  本会議場における議員の発言の取扱いについて                    第 9  議員派遣の件                                                                                〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(26名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   佐  藤  重  陽  君   21番   相  馬  エ  イ  君    22番   大  滝  国  吉  君   23番   大  滝  久  志  君    24番   山  田     勉  君   25番   片  野  鉄  雄  君    26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 課 長    大   滝   和   春   君        財 政 課 長    佐   藤   昭   一   君        政策推進課長     斎   藤   甲   三   君        自治振興課長     佐   藤   憲   昭   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    本   間   誠   一   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     田   嶋   雄   洋   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        農 業 委 員 会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選管委書記長        監 査 委 員    加   藤   正   志   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        教  育  長    工   藤   泰   則   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    板   垣       裕   君        朝 日 支 所 長    増   子   要   作   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    菅   井   晋   一        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    樋   木   義   昭           午前10時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は全員です。定足数に達しておりますので、これから 本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願い申 し上げます。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、7番、冨樫宇栄一君、20番、佐藤重陽君を指名を いたします。ご了承願います。                                              日程第2 請願第2号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係 る意見書の採択を求める請願 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、請願第2号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の 1復元に係る意見書の採択を求める請願を議題といたします。   本件は、総務文教常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、委員長から審査報告書 が議長あて提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いします。   総務文教常任委員長、木村貞雄君。           〔総務文教常任委員長 木村貞雄君登壇〕 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) おはようございます。それでは、請願第2号についてご報告 申し上げます。   ただいま上程されております請願第2号について、去る6月13日の総務文教常任委員会において 審査を行いました。その審査の概要と経過についてをご報告申し上げます。   請願第2号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見書の採択を求 める請願を議題とし、紹介議員に補足説明を求めた後、審議に入りました。   委員より、請願に係る趣旨について、教育費の割合がOECD加盟国中、日本は最下位であると いうことに対して、GDPの使い方が違うのではないか。村上流には変えられないものかとの意見が あり、また委員より、日本だけのことを考えると教育費はある程度高いけれども、世界的に見ると、 教育費の割合は低いのではないか。また、この請願は市長に提出するものではなく、内閣総理大臣に 提出するものであり、全国的な意味で村上がこうだからということではなく、この請願に賛同してい ただきたいとの意見がありました。   また、委員より、賛成であるが、紹介議員より参考資料をいただくこととし、以上で審査を終結 し、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で請願第2号は採択すべきものと 決定いたしました。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから請願第2号を起立により採決をいたします。   本件に対する委員長報告は採択です。本件は委員長報告のとおり決することに賛成諸君の起立を 求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、請願第2号は採択することに決定をいたしました。                                              日程第3 議第114号 村上市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関             する条例の一部を改正する条例制定について              議第115号 村上市火災予防条例の一部を改正する条例制定について         議第116号 村上市消防団消防用ポンプ積載車の購入契約の締結について       議第117号 山北支所庁舎建設工事(建築工事)の工事請負変更契約の締結             について                              議第118号 村上第一中学校校舎耐震補強・大規模改造(建築)工事の工事             請負変更契約の締結について                〇議長(板垣一徳君) 日程第3、議第114号から議第118号までの5議案を一括して議題といたしま す。   本案は、総務文教常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものですが、委員長から審査報告 書が議長あて提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いします。   総務文教常任委員会委員長、木村貞雄君。           〔総務文教常任委員長 木村貞雄君登壇〕 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) ただいま上程されております議第114号から議第118号までの 5議案について、その審査の概要と経過についてご報告申し上げます。   去る6月13日午前10時から第1委員会室において、委員9名、副市長、教育長をはじめ関係課長 及び関係職員、議会事務局長出席のもと総務文教常任委員会を開会いたしました。   初めに、議第114号 村上市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の 一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当課長より説明を受けた後、質疑に入りました。   質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第114号は原案のとおり可決すべきもの と決定しました。   続いて、議第115号 村上市火災予防条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、消防 長の説明を受けた後、質疑に入り、委員より、急速充電設備が村上市において設置されている箇所は あるかとの質疑に、ある自動車会社のディーラーで稼働中との答弁でした。また、条例の施行日、12 月1日以前のものは除外となり、12月1日から新たに設置したものにこの条例を生かせるとの答弁で した。   質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第115号は原案のとおり可決すべき ものと決定しました。   続いて、議第116号 村上市消防団消防用ポンプ積載車の購入契約の締結についてを議題とし、 消防長の説明を受けた後、質疑に入り、委員から、指名競争入札で2番目との金額の差はとの質疑に、 指名6社で2番目との差は5万円との答弁でした。   委員より、購入の年次計画をお示しできないかとの質疑に、耐用年数でポンプが25年、車両が20 年で、年次計画どおりにはいかなくとも、ある程度の年次計画はお示しすることは可能ですとの答弁 でした。   質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第116号は原案のとおり可決すべき ものと決定しました。   続いて、議第117号 山北支所庁舎建設工事(建築工事)の工事請負変更契約の締結についてを 議題とし、山北支所長の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、今まで変更が二、三回あったのに、今回また委員会に諮る際に、これまでの経過と今 回の提案の試みがあったのかの質疑に、この契約は12月議会で承認したもので、変更は今回初めてで すとの答弁でした。   また、委員より、前議会と今の議会をまたいで変更議案を提出するに当たり、これまでの変更等、 経過の説明をすべきではなかったかの質疑に、これまでの設計からの3回の変更を説明しました。   委員より、解体終了はいつごろなのかの質疑に、解体終了は3月末で、瓦れきの処分は5月終了 との答弁でした。   委員より、瓦れきの処分は業者の責任であるのでは。安く入札でとって、変更するのでは、とっ た者勝ちではないかとの質疑に、当初設計書の中で数量を示して、単価を組んで、金額が出ているの で、そのようなことにはならないとの答弁でした。   委員より、地中から出てきた瓦れきは、既存の施設と関係あるものなのかとの質疑に、建物と関 係ないものもあるとの答弁でした。   また、委員より、解体工事増の変更の責任は解体業者の責任ではなく、当初設計の業者の積算の 甘さからなのかとの質疑に、見えないところでもあり、そのような部分もあるかと思いますとの答弁 でした。   委員より、本館と分館の瓦れきの単価の違いはとの質疑に、単価の高いのは木質瓦れきが入って いる関係ですとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、賛成討論1件、反対討論1件あり、起立採決の結果、 起立多数で議第117号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   続いて、議第118号 村上第一中学校校舎耐震補強・大規模改造(建築)工事の工事請負変更契 約の締結についてを議題とし、担当課長の説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑なく、討論な く、起立採決の結果、起立全員で議第118号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   以上で終わります。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   本間清人君。 〇5番(本間清人君) お疲れさまです。おはようございます。議第117号の山北支所建設について、 ちょっと委員長にご質問させていただきたいのですが、次の議案にあります第一中学校の建設追加工 事等も、全くやっている中で違う部分の追加工事ということできているわけです。   あと、2年ぐらい前に南小学校の耐震のときも、夏休み中にどうしてもやらなければいけないの で、塩ビシートの床工事を追加でやってきたと。四百数十万だっかと思いますが、それを9月に、仕 事を終わってから、また議会の議決を求めるというようなやり方をしたのが2年前にありましたよね。 あれと同じように、今回は途中で全く設計とは違うものが出てきたという場合は、普通の一般建設業 界でありますと、建設業者は設計業者に確認をして、その設計業者は今度お施主さんに確認をして、 その分の金額は出ますか、もしくはその分変更しますかという確認をとりながら仕事は進めるわけで す。   今回は、お施主は当然村上市であります。そして、その分に関しては議決を得なければ追加の契 約はできないわけです。ということは、仕事は途中でストップしなければいけない。ですけれども、 既に車庫棟や分館は解体作業は今終了している。その辺については委員長、何か協議もしくは委員長 のほうはどう思われますか。 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) 委員長のほうはどう思われますかということは差し控えてお ります。というのは、あくまでも委員長報告は委員会で決まったことを報告するわけでございますの で。   今の質問の中で変更という話が出たのですけれども、説明書の中で、例えば階段1カ所増とか、 転倒防止のフェンスとか、自転車置き場とか、そういうのがふえているわけですけれども、あくまで も今回の議論のポイントというものは、解体工事の中の説明欄にありますけれども、分館及び車庫の 瓦れきの発生量、それが500立米から750立米になった。また、本館のほうも883.7立米から1,325.5立 米になったということで、その量に対しても土の中の見えないところにあり、また今ほどの報告にも ありますように、施設そのものと別のものも入っているということで、そういうような状況で委員会 のほうでは決定したわけでございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) そうすれば、普通は見えない部分は設計書にないわけです。図面にもないわ けです。そうすることになれば、せっかく片や副市長を中心としている入札契約手続運営委員会等も あるわけですから、そういう案件が出た場合は建設業者、もしくは設計業者、そして入札契約手続運 営委員会等を含めて、どうするかという協議があるまでは、決定するまでは工事は普通はストップす るはずなのです。そういう入札契約手続運営委員会等審議した上でこの議会に上程してきたかどうか というご協議ありましたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務文教常任委員長。 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) あくまでも委員会の結果の報告でございますので、中身につ いては私のほうでどうのこうの、控えさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) そうすれば、議会というのは議決を経て、あくまで契約案件にいくわけです が、ここに上がっている議題は、終わってしまっている工事の追加予算を認めてくれというような議 題で今上がってきているわけです。普通はこういうものがなりそうなので、その前に議決をいただい て、議決を経た後にその工事はしましょうというふうになるのに、その辺についても委員会としては 何の協議もございませんでしたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務文教常任委員長。 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) 同じようなことを言いますけれども、今私のところで委員会 のあったこと、すべて頭の中に記憶しているわけでもございませんので、その辺は差し控えさせてい ただきます。 〇5番(本間清人君) 終わります。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 議第117号の件でちょっと確認したいのですが、こういう契約条件の変更と いうことになりますと、今ちょっと議論ありましたように、不可抗力で台風が来た大水だとかという 場合は、これは変更とか追加、当然なのでしょうけれども、やる前に約5割ですか、余計瓦れきが出 そうだということだと思うのですが、先ほど委員長の報告で解体工事これから、工期が昨年の12月23 日からことしの末までになっていますけれども、全体の工事。   それで、委員長報告の中で瓦れきの量がもうふえそうだということで追加予算を認めてほしいと いう、そういうニュアンスの委員長報告だったのですが、そういう理解でよろしいのですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務文教常任委員長。 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) ちょっともう一回内容を。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 1回分、議長お願いします。 〇議長(板垣一徳君) はい。 〇25番(片野鉄雄君) 先ほど委員長の表現で、このたびの契約変更の締結の議案というのは、こう いった部分が変更になるので、これから工事をするので、議会に認めてほしいという、そういうニュ アンスの委員長報告に私受けとめたのですが、そういう理解でよろしいでしょうかということです。 〇議長(板垣一徳君) 総務文教常任委員長。 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) いいえ、工事は終わったのです。解体のほうは。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) その場合に委員会で、私午後からちょっと番外で、所用でいなかったのです が、附帯決議ですね、普通。法的な拘束力というのはないのだけれども、今後そういうことのないよ うにとか、条件変更の場合には必ず現地を確認して発注者、それから施工者、設計者、それに議会も 確認した上で、これはこういう形で工事やっていたけれども、どうも最初の当初設計、あるいは仕様 書と大幅に違うという場合には確認をとって、そして追加工事ということになるのが、村上市のほか の契約条項見てもそういうふうになっているのです。ですから、そういったことがあってしかるべき だというような意見、それでそれによって附帯決議をするとか、委員長報告に附帯事項を設けるとか という議論はなさいませんでしたか。 〇議長(板垣一徳君) 総務文教常任委員長。 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) そういうことはなかったです。 〇25番(片野鉄雄君) 終わります。 〇議長(板垣一徳君) ほかにございませんか。   相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 委員長に伺います。   最初の質問ですけれども、工事は終わりましたと委員長、答弁していますけれども、私も委員会 の最初の説明では、両方とも終わっての提案なのかなと思いましたけれども、委員会の質疑の中で分 館の工事は終わって、瓦れき等搬出いたしましたが、本館は今建設中の建物ができてから移転して、 それから壊しますということでしたので、本館の瓦れきの処理はまだ終わっていないのではありませ んか。委員会では、両方とも終わりましたとは行政、答えていません。確認してください。 〇議長(板垣一徳君) 総務文教常任委員長。 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) 失礼しました。分館のほうの瓦れきの処分が3月に解体し、 5月に処分を終わったという、その報告でした。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) それと、委員長にお伺いいたします。   先ほどそこでご答弁なさいましたけれども、分館及び車庫瓦れき発生処分量の増、500立方メー トルから750立方メートル、そして金額がついておりますが、これは、私きのう山北に調査に行って きました。しかし、違うのですよね、実態は。   それで、たしか委員会のときに、この根拠になる数値を出してくださいということで質問、委員 会でして、中断しましたよね。そして、その後資料は出されませんでしたね。資料を出してほしいと 委員が要求をして、休憩になったにもかかわらず、資料が出されませんでした。おかしいなと思って、 私もきのう山北支所、調査に行ったのですけれども、この500立方メートルから750立方メートルとい うのはコンクリートくずだけの数字でありまして、実際積算に載っていて、そして実際運ばれたのは 木くず、石こうボード、ガラス、陶器くず、廃プラ、石綿、金属くず等、いろんなのがあって、その 合計は500立方メートルではなくて、当初の積算は609.5立方メートル、そして実際の運んだその後の 数値は924.68立方メートルということで、金額は確かに合っておりました。しかし、この報告されて いる、議案として提出されているこの数値は全く内容的にはいいかげんな数字だったのです。ですか ら、休憩をとったにもかかわらず、資料提出ができなかった。そして、副市長が言葉で謝って、何か 言いわけをしたようでありますが、なぜ資料が出ないのかと思っていました。そして、資料があった ら、なぜ出さなかったのかと聞きましたら、当時委員会のときには資料持ち合わせておりませんでし たと。そして、委員会が終わってから、この資料になるあれをつくりましたと、支所長の説明でござ いました。   そういう余りにも工事変更の議決をもらうには、お粗末過ぎる議案の提案だったということを私 は調査によって確認したのですが、そのような委員会の審査だったということを今私申し上げました が、委員長はどのようにお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務文教常任委員長。 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) どのように思いますかということはあれですけれども、その 細かい資料についてはきょう配付しているはずであります、委員のほうには。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 委員会のときに説明する資料持ち合わせておらないで、委員会終わってから 説明の資料を出したとしても、委員会と議会、そこに出した数字がまるっきりいいかげんな数字だっ たという、それを村上市長の名前で村上市議会に提案しているという、その実態、これは反省すべき 点だと思います。   3つ目の質問に入ります。   それで、当時工事をしたところがどこなのだという質問を委員が何回もしますけれども、わかり ませんということでありました。しかし、山北の住民は知っておりました。   それで、山北支所長さん。3日かかって議会の議事録を探し出したそうです。そうしましたら、 今工事を請け負っている富樫組さんが旧の山北本館、分館の工事をしていたということが明らかにな りました。言えないわけであります。当時の建物の建設工事がわかりませんというような答弁で委員 会に臨んでくるという、行政の余りにも無責任さにびっくりいたしました。   そこで、分館から出てきたいろんなこの数値、500から750立方メートルはコンクリートくずだけ の数値であります。しかし、実際はいろんなものが出てきて、そして609.5立方メートルから924.68 立方メートルにふえていたと。つまり分館は既に解体をしていますので、分館と車庫の下には今申し 上げましたようなものが埋まっていたということでよね。当時の工事をした人たちは、それを自分た ちが工事をしたものを引き上げて、そして量が多くなったから変更をお認めいただきたいというよう なことを行政に言ってくるという、こういうことは普通業界の常識では通らないそうであります。   それが今回委員会では何ら明らかにならず、そしてそれを委員長として、そこで答弁してお認め くださいという立場におりますが、委員長としてはどのような、今私がいろいろと調査をしまして、 明らかになったことを申し上げました。つまり提出資料の根拠になる数値も、建設工事の業者も、住 民でさえ知っているのに、副市長も山北支所長も当時建設した業者はわかりませんと委員会では答弁 しております。そのような行政の姿勢のあり方を委員長はどのようにお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務文教常任委員長。 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) 委員長はどのようにという、あくまでも委員長報告でありま すので、なかったことは報告できませんので、ただ知っている範囲の中で報告したわけでございます。 〇21番(相馬エイ君) 終わります。 〇議長(板垣一徳君) ほかにございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから順次討論の後、起立により採決をいたします。   最初に、議第114号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第114号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第115号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第115号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第116号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第116号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第117号の討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   10番、竹内喜代嗣君。           〔10番 竹内喜代嗣君登壇〕 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは、反対討論のお許しをいただきましたので、発言をさせていただ きます。   反対理由であります。   1点目、常任委員会での解体工事の工事費増額説明で、旧庁舎等の設計図面を紛失していたこと により、正確な解体工事設計ができなかったことを変更理由として説明がありました。   1つ目、図面紛失への結果の対応が以下3点の理由で不適切であることを指摘いたします。   1点目、図面は村上市文書規程による永久保存の指定を受けた書類であること。   2つ目、村上市文書規程から見ても、他市の文書紛失による懲戒処分の規程、監督責任の規程を 参考に考えても、全く不適切な処理がまかり通っており、全く納得ができません。   3つ目、責任の所在も事故防止策も語られず、紛失に対する対応が不適切であることからして、 私は審議入りする前提条件すらもないと考えております。   さらに、先ほど来の質疑の中で、審議資料が不正確であることも判明いたしました。   反対理由の2つ目であります。委員会の討論でも訴えましたが、解体工事の瓦れき処理量が当初 設計より処理量が多かったという説明がありました。実際に工事を請け負った会社に支払われること をただしましたが、回答がなかったので納得できません。これでは、建設工事関連の下請会社の倒産 や廃業が相次いでいる中で、到底了承できるものではありません。   以上、2つの理由で私は反対を表明いたします。 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告のありました原案に賛成の討論を許します。   16番、姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) 賛成の立場から討論をいたします。   この契約の変更は、現行の契約金額2億1,630万円に569万5,200円をプラスするものでございま す。   言うまでもなく、この工事の発注者は大滝平正村上市長でございます。請負業者は、株式会社富 樫組、株式会社カエツハウス工業、株式会社又助組の特定共同企業体でございます。構成員を見てお わかりのように、旧山北町出身の企業が3社中2社を占めております。この山北市庁舎の建設工事に 至っては皆様もご存じのように、昨年度からさまざまな問題が指摘されております。今回の契約変更 の審査は、私は番外議員でございましたが、常任委員会内でも議論が紛糾したところでございます。 議案審査をするに当たり、常任委員会の委員にはまたかという重たい雰囲気が漂っておりました。   そこで、私はこの議案に対しての行政側の問題点を指摘させていただきます。その後に、これら について改善する点を提言いたしますので、今後行政側はこれから話す指摘事項並びに改善点を真摯 に受けとめていただき、今後の契約業務に生かしていただきたく、強く要望するものでございます。   それでは、具体的な指摘事項を言わせていただきます。今回の契約変更の増額分は、多くが瓦れ き処理に伴うものでございますが、行政側によると、解体作業時において、当初計画した以上のコン クリートの塊、鉄くずなどの障害物が地中から発見されたため、その分処分量がふえたことが原因で あるとの説明でございましたが、ここで問題点を探ってみます。   その1つに、瓦れき処理は3月末で既に終了していることからも、契約変更そのものが事後報告 となっていることです。つまり瓦れき処分の増額に至っては、今回の議案上程に至るまでの過程で、 行政側も当時の処分時にしっかりとした事実確認をとらないまま、請負業者から言われたままの増額 に対して簡単に契約変更に応じていることが大きな問題でございます。なぜ請負業者は、解体作業時 に設計契約以上の障害物が発見された時点で作業をとめて、行政側に確認をとらなかったのかが疑問 でなりません。どのような理由があろうと、契約以外の出来事が発生した場合は、直ちに工事をとめ て、発注者側である村上市に伺いを立てて、確認をとるのが筋でございます。このような筋の通らな い契約変更がまかり通っていること自体が不思議でなりません。これからは、言えば何とかしてくれ るという、いわゆる請負業者の甘えもあろうし、そしてまた行政側のなれ合いがそこにあったのでは ないでしょうか。つまり緊張感のない契約履行が指摘されることを受けとめていただきたい。   さらに、行政側が地方自治では市長も選挙で選ばれる立場にあり、議会も構成員である議員が選 挙で選ばれる立場にあるという、市長と議会は常に平等であるとの基本、つまり二元代表制をとって いることをしっかりと認識できていれば、今回のような状況を行政側が把握すると同時に、現場確認 を含めた報告を議会にいち早く行うべきだったのではないでしょうか。これら一連の流れを整理する と、1つ目は請負業者と行政との間でなれ合いがあり、工事契約の緊張感のない契約履行が実施され ていること。このことは、行政に多くの問題点を投げかけております。   その1つの例には、公共事業を発注する立場にある村上市の担当職員の机の前に、簡単に請負業 者が出入りしている現実があります。名刺を置きに来る業者さんさえも課長の机に向かって入り込ん できます。このような光景は、合併して新市が誕生してから、どの部署でも当たり前のように行われ るところに疑問を感じます。村上市としてのコンプライアンスの確立に努める必要性を深く感じてお ります。   2つ目は、契約変更などの行為は、後で必ず議会採決が必要になってくることを行政側はわかっ ていながら、簡単に考えているのではないでしょうか。つまりこのままでは議会で否決されるかもし れないという緊張感さえ全くなく、議案を出せば通るという甘い考えが行政側に存在しているのでは ないでしょうか。これこそ議会軽視の何物でもございません。このことについては、議会にも問題が あるように思います。先ほども言いましたが、二元代表制をとっている地方自治においては、与党も 野党もありません。どの方向が市民にとってベストなのか、その議案を見て、市民目線で考えること が基本にあります。それなのに、市長が提案した議案だから可決しなければならないなどという理屈 の通らない採決を断行したり、やたら市長派だの、反市長派だなどというお粗末な派閥があり、あげ くの果てにオールイエスマン議会に成り下がってしまったりすると、今後は困ります。議案上程にし っかりとした一つ一つ見解を示すことが議員には求められてくると思います。議会は、市長のための 議会ではなく、市民のための議会であることを認識し、是々非々を前提に、おかしいものはおかしい と、時には突っぱねてやることも大事な議会としての役割でもあります。そこが行政側に緊張感のあ る議案上程を実施させることにつながると思います。   最後に、今回の契約変更では、今まで述べたような多くの指摘事項を含みながら、行政側にも瑕 疵があると、大きな責任があると思います。したがって、契約以上の仕事を手がけた業者への支払い についてみては、村上市が責任を持って行う必要性があるというそのことから、議案そのものには賛 成しております。今後このような劣悪な議案が上程されてきた場合は、徹底して真意を議会として追 及すべきであると私は思っております。   賛成はいたしますが、非常に苦しい中での賛成でございます。そういうことで行政側にはもう一 度今後のことを検討していただき、正しいルールの中での議案上程をお願いするものでございます。   以上、賛成討論といたします。 〇議長(板垣一徳君) これで討論を終わります。   これから議第117号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議第117号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第118号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第118号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第4 議第119号 村上市手数料条例の一部を改正する条例制定について          議第120号 村上市印鑑条例の一部を改正する条例制定について           議第121号 村上市子どもの医療費助成に関する条例の一部を改正する条例             制定について                            議第122号 村上市新ごみ処理場整備・運営事業に関する契約の締結につい             て                            〇議長(板垣一徳君) 日程第4、議第119号から議第122号までの4議案を一括して議題といたしま す。   本案は、市民厚生常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、委員長から議長あて審 査報告書が提出されております。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いします。   市民厚生常任委員会委員長、山田勉君。           〔市民厚生常任委員長 山田 勉君登壇〕 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) おはようございます。ただいま上程されております議第119 号から議第122号、合計4議案について、審査の概要と経過についてご報告を申し上げます。   去る6月14日、第1委員会室におきまして、委員8名、副市長、担当課長及び担当職員、議会事 務局長の出席のもと委員会を開会いたしました。   議第119号 村上市手数料条例の一部を改正する条例制定について、担当課長から説明を求めた 後、審査を行いました。   委員から、村上市に居住する外国人はどのぐらいいますか。また、個別に国別に教えてください との問いに、234人、内訳は中国人115人、韓国人45人、フィリピン人40人などですとの答弁でした。   以上、質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員にて議第119号は原案のとおり可 決すべきものと決定しました。   次に、議第120号 村上市印鑑条例の一部を改正する条例制定について、担当課長から説明を求 めた後、審査を行いました。   委員からは、日本国籍である加藤茶の村上市の住民登録をいただいた場合、茶でも大丈夫ですね という問いに対して、日本人は戸籍の名前だけになりますとの答弁でした。   以上、質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員にて議第120号は原案のとおり可 決すべきものと決定しました。   次に、議第121号 村上市子どもの医療費助成に関する条例の一部を改正する条例制定について、 担当課長から説明を求めた後に審査を行いました。   委員から、3人の子供のうち、成人されている方がいる場合は対象となる。不平等がある。1人 でも2人でも助成してもらいたいという問いに対して、今後見直しをして検討したいと思っています との答弁でした。   また、子供も3人以上あって、18歳以上になっても3人以上としてとらえてもよろしいのですか という問いに対して、社会人は対象外となりますが、中学生が卒業するまでは対象となりますという 答弁でした。   また、村上市子どもの医療費助成に対しては、県と同じ考えで、村上市でも右倣えしたのですか との問いに対して、そのとおりですという答弁でした。   以上で質疑を終結して、討論を求めたところ、賛成の討論が1名ありました。   起立採決の結果、起立全員にて議第121号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第122号 村上市新ごみ処理場整備・運営事業に関する契約の締結について、担当課長 に説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、今回の入札に参加資格のあった会社は全国にどのぐらいあるかとの問いに対して、市 の提案に合った業者は7社でありますとの答弁でした。   また、その7社すべてが入札に参加したいとの希望があったかの問いに対しては、すべてが参加 したことはなく、入札参加は2社でありましたとの答弁でした。   また、設計、施工、運営の契約を一括して行うDBO方式では、問題が発生した場合の責任の所 在はどこにあるのかの問いに対して、JVで契約となっているので、JVで責任をとるとの答弁でし た。   また、実例がないことは大変不安である。問題があったとき、情報公開はどこまで可能かとの問 いに対して、SPCも一つの会社であるので、相手の了承があれば公開可能である。市の施設であり、 最終責任は市にある。モニタリングを行い、きちんと監視していくとの答弁でした。   また、今後人口減少となって、ごみの量が減った場合はどうなるのかとの問いに対して、2炉あ るので1炉の運転などにより調整し、効率的に稼働を図るとの答弁でした。   また、地元への経済効果として地元業者が下請に入る保証はあるのかとの問いに対して、一定の 配慮をしてもらうよう提案している。建設が終了した時点で市内と市外の業者がそれぞれ建設にかか わった金額を議会に報告するとの答弁でした。   地元集落との交渉において、何か条件はつけられたかとの問いに対して、迷惑料の名目で1世帯 当たり16万5,000円を建設後に集落に支払うことになっているとの答弁でした。   また、発電施設が施設に設置されるが、その規模や能力を知るためにも費用の詳細な内容の資料 を提出できないかという問いに対して、企業の持つノウハウもあり、内訳の部分は提出できないとの 答弁でした。   また、施設に入る保険の中に地震が入っていないが、被害が出た場合はとの問いに対して、地震 の保険については協議していない。想定される地震の1.25倍の強度の建物であるとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、反対討論が1名ありましたが、起立採決を求めたところ、起立多数で議第 122号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   以上です。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 質疑なしと認めます。   ただいまの委員長報告に対する質疑を終わります。   これから順次討論の後、起立により採決をいたします。   最初に、議第119号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第119号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第120号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第120号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第121号の討論を行います。   通告のありました原案に賛成の討論を許します。   21番、相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) 議第121号 村上市子どもの医療費助成に関する条例の一部を改正する条例 制定について、賛成討論いたします。若干の意見を申し述べます。   今回の改正は、県が9月より、保護者が3人以上の子を有する世帯の入院、通院を中学卒業まで 助成するためのものであります。村上市も条例の一部を県に倣って改正するものであります。現在村 上市は、入院、通院とも子供の人数に関係なく、小学卒業まで対象となっております。   委員会の審議の中でも、私の一般質問の中でも申し上げましたが、3人子供がいて、上2人は社 会人、3人目が中学生はその子は対象に、子供2人で、2人とも中学校の世帯は対象にはならないと いう矛盾がございます。   市長に温かい心があるならば、子供は地域の宝です。人数に関係なく、すべての中学卒業までの 子供を医療費助成、入院も通院も対象にすべきと考えます。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) これで討論を終わります。   これから議第121号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第121号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第122号の討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   10番、竹内喜代嗣君。           〔10番 竹内喜代嗣君登壇〕 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは、お許しをいただきましたので、反対の意見を述べさせていただ きます。   理由のその1、10年後の村上市のあるべき姿を思い、今やるべきことは2つあると考えます。   1つ目、10年後にはごみを焼却する埋め立てる行政からゼロ・ウェイストへ、廃棄物を無駄にし ないで資源化しよう、焼却埋め立て処分をしない処理をしようという循環型ごみ処理へ考え方の転換 が必要になるときがくるという認識を持つことであります。   2つ目、今必要な処理施設は、ごみ焼却から早期撤退を展望する直営施設こそ必要です。契約に 縛られての不安定なごみ焼却発電には大きな問題があります。他市でごみ量が減り、ペットボトルを 燃やして発電を維持する。夏のスイカの皮などが大量に出る時期には、油を使い、安定発電を維持す るなど、本末転倒の事態が起きており、不安定で未完の技術であります。高効率発電設備は、不用施 設と考えられます。   反対理由の2つ目、結論としてはDBO方式により、20年間も高効率発電を伴うごみ処理焼却を 契約することは、村上市民の財産である美しい環境を守ることにつながらない。したがって、村上市 新ごみ処理場建設運営でのDBO方式がVFM、支払った税金に対する市民の満足度の最大化と、民 間企業の原理、利潤の最大化は根本的に矛盾することが証明されていると私は考えます。   以上、2つの理由で承認すべきではないと考えます。終わります。 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告のありました原案に反対の討論を許します。   21番、相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) 議第122号 村上市新ごみ処理場整備・運営事業に関する契約の締結につい て、反対討論いたします。   老朽化したごみ焼却場の建てかえは当然としても、最大の特徴は最新鋭のごみ発電施設でありま す。専門技術が必要として、建設と20年間の運営、維持管理業務を特別目的会社に任せる事業であり ます。   発電効率を上げるには、より高温、高圧の水蒸気が不可欠。しかし、燃やすごみの種類、品質は 多様で複雑です。この矛盾から、高効率ごみ発電施設はまだ未知の分野の技術と言われております。 専門家は、高温による予期しない事故が起こり、修繕費がかさむ。施設の維持管理が困難と指摘して おります。高温、高圧を維持する施設では、燃やすごみをかき集める。リサイクルに回しているペッ トボトルや紙など、カロリーの高いものを焼却する。資源回収の分別をやめるなどが全国で起きてお ります。   ごみ問題で重要なのは、1つはごみをもとから減らすことです。2つ目には、可能な限り再利用 することです。焼却の熱利用は、発生抑制や再利用をし尽くしてから出てくる課題ではないでしょう か。PFI等事業として実施される村上市新ごみ処理場整備・運営事業では、次の点で問題点がある のではないでしょうか。   1つ、民間事業への配慮が強調され、住民の安全や権利の保証など、公共施設に求められる大切 な要請が民間事業者が利益を追求する中で確保できるのでしょうか。   2つ目、公共施設について、主人公である住民の意思や地方議会での議論を尊重して、主体性を 確保することは果たして可能なのでしょうか。   3つ目、地方自治体と住民の立場の後退になり、結局長期的には高くつき、将来の市民が支払い のツケを負わされるのではないでしょうか。 4つ目、対外的に損害を及ぼしたり、事業に支障が生じたときは、損失の負担は地方自治体と住 民になるのではないでしょうか。目的会社の運営について、20年間の契約は余りにも長過ぎます。20 年後だれがこの事業の責任を問うことができるのでしょうか。   終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで討論を終わります。   これから議第122号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議第122号は委員長報告のとおり可決されました。   午前11時20分まで休憩します。           午前11時01分  休 憩                                                        午前11時20分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   先ほど相馬議員さんから、資料を議員の皆さんに配付したいという旨のお願いがございまして、 皆さんのところへ配付された資料は議員発議第10号の参考資料でございますので、ご了承していただ きたいと思います。                                              日程第5 議第123号 平成24年度村上市一般会計補正予算(第3号)            議第124号 平成24年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第1号) 〇議長(板垣一徳君) 日程第5、議第123号及び議第124号の2議案を一括して議題といたします。   本案は、いずれも関係所管常任委員会に付託した休会中ご審査を願ったものでありますが、各常 任委員長から審査報告書が議長あて提出されています。   最初に、総務文教常任委員会委員長から審査の概要について報告をお願いをいたします。   総務文教常任委員会委員長、木村貞雄君。           〔総務文教常任委員長 木村貞雄君登壇〕 〇総務文教常任委員長(木村貞雄君) ただいま上程されております議第123号 平成24年度村上市 一般会計補正予算(第3号)のうち、当委員会所管分について及び議第124号 平成24年度村上市情 報通信事業特別会計補正予算(第1号)について、さきに報告しました議案に引き続き審査をいたし ました。その審査の概要と経過についてご報告申し上げます。   初めに、議第123号のうち、当委員会所管分を款ごとに担当課長から説明を受けた後、質疑に入 りました。   歳入については、質疑なく、続いて歳出に移り、委員より、教育費の小学校費で平林小学校の防 水工事について、今後の統合をも考えた工事ですかとの質疑に、平林小学校については今後大規模改 修も視野に入れながら工事に入りたいとの答弁でした。   また、委員より、統合は考えていないということですかとの質疑に、今のところ統合は考えてい ませんとの答弁でした。   ほかにさしたる質疑なく、質疑を終結し、討論を求めたが、討論もなく、起立採決の結果、起立 全員で議第123号のうち、当委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決定しました。   続いて、議第124号 平成24年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第1号)についてを議 題とし、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、歳出、一般管理費の消費税は平成24年から26年、27年と、上がっていくのではとの質 疑に、歳入掛ける消費税、物品の購入に当たって消費税納付、市が支払う消費税が多い場合は還付、 少ない場合は納付と算出されますとの答弁でした。   その他質疑なく、討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第124号は原案のとおり可決すべき ものと決定しました。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   次に、市民厚生常任委員会委員長から審査の概要について報告をお願いします。   山田勉君。           〔市民厚生常任委員長 山田 勉君登壇〕 〇市民厚生常任委員長(山田 勉君) ただいま上程されております議第123号 平成24年度村上市 一般会計補正予算(第3号)について、担当課長から説明を受けた後、先ほど報告いたしました議案 に引き続き審査いたしました。その審査の概要と経過についてご報告申し上げます。   委員から、83万2,000円、児童福祉18万5,000円、差が出るのはどういうことなのかとの問いに対 し、6月から所得制限120万減額ということから、補正をしなければならないとの答弁でした。   また、臨時保育士9名分、年度途中契約ですかとの問いに対して、年度末の契約は3月31日まで との答弁をいただきました。   現在の職員は、何人いるのかとの問いに対して、24年4月から12名で、23年度より3名少なくな ったとの答弁でした。   また、社会福祉施設長の研修はどこの施設か教えてくださいとの問いに対して、老人ホームやま ゆり荘との答弁でした。   社会福祉主事、そのことについて資格が必要だと思うのですが、今何人いますかとの問いに対し て、手元にないのでわからないとの答弁でした。   やまゆり荘の社会福祉主事になった人は、退職まで二、三年あると思うのですがとの問いに対し て、60歳を定年とした場合2年ありますとの答弁でした。   また、保育士の5名はどの保育園に行くのですかとの問いに対して、荒川、荒島保育園、神林、 向ケ丘保育園、村上、山辺里保育園、朝日、館腰保育園、山北、おおぞら保育園との答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第123号は原案のとおり可決 すべきものと決しました。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   次に、経済建設常任委員会委員長から審査の概要について報告をお願いします。   経済建設常任委員会委員長、川崎健二君。           〔経済建設常任委員長 川崎健二君登壇〕 〇経済建設常任委員長(川崎健二君) ご苦労さまです。ただいま上程されております議第123号の うち、当委員会所管分の1議案について、審査の概要と経過についてご報告申し上げます。   去る6月15日午前10時から第1委員会室において、委員8名、副市長、担当課長及び担当職員、 議長、議会事務局長出席のもと、委員会を開会しました。   初めに、議第123号 平成24年度村上市一般会計補正予算(第3号)のうち、経済建設常任委員 会所管分について、担当課長より説明を受けた後、質疑に入りました。   最初に、歳入の15款から審議しました。   委員より、この事業は24年度単独の事業かとの質疑に、そのとおりですとの答弁でした。   次に、歳出に入り、第5款労働費について、委員より、クリエート村上の自動ドアの何が壊れた のかの質疑に、ガラス部分は使えるが、モーターやセンサー部分が壊れ、現在手動であけ閉めをして いる状態ですとの答弁でした。   次に、第6款農林水産業費について、委員より、4月の爆弾低気圧の影響と思われる岩船漁協裏 の残骸の処理についての質疑に、漂流物を処理するための予算もないので、環境課に相談し、何とか 処理したいと思っていますとの答弁でした。   次に、第7款商工費について、委員より、多岐神社から岩ケ崎にかけてコンクリート道が破損し たのは、4月の爆弾低気圧により壊れたものだから、災害復旧にならないのかとの質疑に、財政と相 談していますが、今のところ市の単費ということでした。   委員より、結果的から言えば、あの大波で壊れたのだから、災害でないのかとの質疑に、災害救 助法の指定に該当すれば国、県でやってくれるのだが、今回は該当しないとの答弁でした。   次に、第8款土木費については質疑ございませんでした。   その他さしたる質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第123号のうち、当委 員会の所管分は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   以上で報告を終わります。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決をいたします。   最初に、議第123号を採決をいたします。   本案に対する委員長報告はいずれも可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸 君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第123号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第124号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議第124号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第6 議員発議第9号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元              に係る意見書の提出について               〇議長(板垣一徳君) 日程第6、議員発議第9号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2 分の1復元に係る意見書の提出についてを議題といたします。   提出者に提案理由の説明をお願いをいたします。   6番、川村敏晴君。           〔6番 川村敏晴君登壇〕 〇6番(川村敏晴君) ただいま上程されました議員発議第9号 30人以下学級実現、義務教育費国 庫負担制度2分の1復元に係る意見書の提出については、去る6月13日に開催されました総務文教常 任委員会で審査され、採択され、請願に基づく意見書の提出でございます。会議規則第14条の規定に より提出するものでございます。   本文は、皆様に配付してあります資料のとおりでございますので、説明を省略させていただきま す。   提出先は、内閣総理大臣、内閣官房長官、財務大臣、文部科学大臣及び総務大臣でございます。   賛成者は、平山耕議員、滝沢武司議員、冨樫宇栄一議員、竹内喜代嗣議員、大滝久志議員、佐藤 重陽議員、木村貞雄議員、そして提出者は私川村敏晴でございます。   ご審議の上、ご賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 〇議長(板垣一徳君) これから質疑を行います。ございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。   これから議員発議第9号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立全員です。   よって、議員発議第9号は原案のとおり可決されました。                                              日程第7 議員発議第10号 水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措               置法の申請期限延長等を求める意見書の提出について   〇議長(板垣一徳君) 日程第7、議員発議第10号 水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関 する特別措置法の申請期限延長等を求める意見書の提出についてを議題といたします。   提出者に提案理由の説明をお願いをいたします。   21番、相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) ただいま上程されました議員発議第10号 水俣病特措法の申請期限延長等を 求める意見書案についてでありますが、本案は去る6月14日に開催されました市民厚生常任委員会の 協議会で審査され、採択された意見書案の提出についてであります。村上市議会会議規則第14条の規 定により提出するものです。   意見書の中身につきましては、新潟県における水俣病は、第2の水俣病として阿賀野川の環境を 汚染したばかりではなく、人々の健康を損ない、地域社会の分断という深刻な問題を引き起こしまし た。   そして、今もなお、いわれのない偏見や差別を恐れ、被害の声を上げることのできない方がおら れます。   国は、申請受け付けの期限を7月31日とすることを決定いたしました。特措法は、救済を受ける べき人々があたう限りすべて救済されることを解決の原則としており、特措法受け付けの期限を設け て、被害者救済の道を閉ざすことは、将来に禍根を残すことになるという内容でございます。   そして、1つ、特措法の申請期限を延長し、恒久的な救済システムを確立すること。   2、すべての被害者を救済するために、阿賀野川流域の住民健康調査の実施及び民間の医療機関 が行う住民検診に協力し、潜在患者の発掘に努めることを求めるものであります。   提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣、経済 産業大臣、環境大臣でございます。   賛成者は、小林重平議員、板垣千代子議員、長谷川孝議員、齋藤信一郎議員、渡辺昌議員、山田 勉議員、そして提出者、私相馬エイでございます。   以上、提案理由の説明を申し上げました。   ご審議の上、ご決定賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 〇議長(板垣一徳君) これから質疑を行います。ございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。   これから議員発議第10号を起立により採決をいたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(板垣一徳君) 起立多数です。   よって、議員発議第10号は原案のとおり可決されました。                                              日程第8 本会議場における議員の発言の取扱いについて 〇議長(板垣一徳君) 日程第8、本会議場における議員の発言の取扱いについてを議題といたしま す。   議会運営委員会委員長から報告を求めます。   議会運営委員会委員長。           〔議会運営委員長 大滝久志君登壇〕 〇議会運営委員長(大滝久志君) それでは、平成24年第2回定例会における本会議場での議員の質 疑に対する取り扱いについて、議長の審議命令に対する議会運営委員長報告を申し上げます。   去る6月1日、今定例会初日の本会議場において、私が今定例会の会期日程及び議案の取り扱い について報告した際、議第96号及び議第97号に関連して、事前に一部の議員により当該議案の提案内 容について協議がなされたのではないかとの質疑があり、これに対して私から、風評に基づく発言で あり、この発言に対する取り扱いについてはどうするかといった議員からの発言を受け、議長から後 日議会運営委員会で協議するとした件について、6月4日、市役所第1委員会室において、委員全員、 議長、議会事務局長出席のもと、議会運営委員会を開会いたしました。   その内容については、議員個人のイデオロギーやメンタルな部分が多く含まれることから、要点 のみ簡略に報告いたします。   当日の委員会では、この発言に至った経緯を本人から確認し、議会運営委員会としては匿名の手 紙に基づく発言であり、記載されている事実関係も不正確であることから、定例会初日の発言につい ては、みずから取り消しをされたらどうかと提案いたしました。   しかしながら、たび重なる説得にもかかわらず、本人からは発言を取り消すとの了承を得ること はできませんでした。まことに遺憾でありますが、議会運営委員会としてこれ以上の手だてを講ずる ことはできないと判断しました。   ただし、本会議場において、対象となるものを特定するような発言であり、場合によってはその 方の名誉にかかわることであるから、議会運営委員会としては、少なくともその発言の根拠は明らか にすることが必要であると判断しました。   そこで、今定例会中にこのことについて、書面により議会運営委員長に提出するよう指示し、そ の提出がありました。先ほど私が席についたときに置いてございました。   このたびの提出のあった発言の根拠を明らかにするとした内容については、残念ながら根拠とな る事実関係を明らかにするものではありませんでした。   議会運営委員会としては、このたびのことは議会における言論の品位の確保を規定した、地方自 治法の本旨にもとる発言であり、まことに遺憾であると言わざるを得ません。今後このような風評に 基づいた不適切な発言をすることのないよう希望して報告といたします。 〇議長(板垣一徳君) これから質疑を行います。           〔「はい」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 相馬議員、あなたのことですよ、質疑は。あなた、そこへ出席しているので すよ。 〇21番(相馬エイ君) 間違っていますから。議運の委員長が議運に諮りますと言ったのはテープに 入っているかわかりませんが、議運の委員長の報告のときでありません。それを相知らぬという答弁 して、そのまま流れたのです。   そして、市長の副市長の提案のときに私が再度同じような質問したときに、20番議員から議長と 言って、中断の意見があって、そして議運でお諮りいたしますと、議長が議運に流したのでありまし て、今の議運の委員長は、私が初日の日程について説明をしたとき、確かにそのときも説明しました。 しましたけれども、議長が議運で協議してくださいと諮ったのは、副市長の提案について市長に私が 質問したときなのです。違うではありませんか、今報告したの。 そして、もう一つ、私が書いた文書はどうするのですかと言ったら、議場で読み上げますという 答弁を議運でしているのです。それにもかかわらず、私が書いた文書は読み上げますと議運で委員長 が発言しているにもかかわらず、そのまま読み上げることもなく、自分の感想を述べられました。私 はおかしいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 相馬議員の質疑は取り上げません。 〇21番(相馬エイ君) 結構です。今皆さんにお話ししましたから。 〇議長(板垣一徳君) ほかに質疑はございませんか。   佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) それでは、委員長にお尋ねします。   メモが、取りそびれているのでちょっとおかしなこと聞くかもしれませんけれども、私が6月1 日の本会議の質疑の途中に異議を申し上げて、議会運営委員会で後日相談するということになったわ けであります。   その内容について、どういう委員会の中での審議がされたのかということは、今ほど議会運営委 員長から議運の流れみたいなことお話しいただいたのですが、私はやはり、特に人事案件を前にした ときの質疑であり、しかも風評、風聞を取り上げた質疑で、そこに個人名が出てきているわけであり ますので、そういうことは非常に問題があるということで異議を申し上げたわけでありますが、その ことについての議会運営委員会での審査といいますか、審議の内容をもう少しお聞かせいただけたら と思うのでありますが。 〇議長(板垣一徳君) 議会運営委員長。 〇議会運営委員長(大滝久志君) ただいまの質疑でございますが、先ほども私申し上げましたけれ ども、今定例会の会期日程及び議案の取り扱いについて報告した際、議第96号及び第97号について、 関連して事前に一部の議員より当該議案の提案内容について協議がなされていたのではないかとの質 疑があり、これに対しては風評に基づく発言であると。これでこのものについて、先ほども申し上げ ましたが、みずから取り下げてはいかがかと申し上げましたけれども、そのようなこともなく、また 私が申し上げました根拠を示し、内容を確認した上で私は質問に答えたいというふうに答えておりま す。   議第96号の質疑、この中で、これは委員の発言でございますが、先ほど議運の委員長に市民から 手紙が来ました。そのようなことを聞いたら、知りません。出ていませんとの話でありましたし、16 名の議員の名前もはっきり載っている、あるいは名前が載っていない議員もいるかもしれないという ような発言があり、きょう採決される前に、談合というのでしょうか、一部の議員で副市長の選任を 話をしたというようなことを云々と申し上げております。このことが文書で言うならば、私に発言し たことが序論であり、今私が言いましたことが本論であろうかと思います。これをどうして切り離し てやることができるのか、私は理解に苦しみます。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 先ほどご本人から議会運営委員長あてに書面で、発言の根拠を文書で示して いただきたいということに対しての文書が届いたということであります。そのことに対して、委員長 あえて内容について発言はされておりません。これは、やはり委員長の判断があるからなのかもしれ ませんが、それはそれで仕方のないことでありますが、私が6月1日に一番申し上げたかったことと いうのは、やはり本会議場で発言するからには、それだけの裏づけ、根拠がないものについて、何で もかんでも発言していいのかと、そういうことの問いかけと確認をさせていただきたくて異議を申し 上げたものであります。私は、特に当日の6月1日のその質疑というものは、やはり人事案件であり、 先ほどもも委員長からも出ましたが、ある意味では個人の名誉にかかわる問題も重なってくるわけで あります。   そういうことを考えたときには、より慎重な発言を今後お願いしたいと、そういう意味での異議 であり、また今回委員長からそのことに対しての今ご報告をいただいたわけでありますが、わかるよ うなわからないような集約をせざるを得ないのが今の議会運営委員長の立場なのかなというふうにと るしかないのかなというふうに感じて質疑を終わらせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) ほかにございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 質疑を終わります。   私も一言申し上げます。   今後は、議員の発言の重要性を十分認識するとともに、議会基本条例の本旨にのっとっり、公平、 公正、透明な議会運営に取り組まれるよう私からも要請をいたします。                                              日程第9 議員派遣の件 〇議長(板垣一徳君) 日程第9、議員派遣の件を議題といたします。   お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第160条の規定により、お手元に配付 の議員派遣の件のとおり議員を派遣したいと思います。   なお、内容に変更が生じた場合は、議長にご一任をお願いしたいと思います。これにご異議はご ざいませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) ご異議なしと認めます。   よって、議員派遣の件は別紙のとおり決定し、その内容の変更については議長に一任をされまし た。                                              〇議長(板垣一徳君) 以上で本日の日程はすべて終了しましたので、会議を閉じ、平成24年第2回 定例会を閉会いたします。   長期間にわたりまして大変ご苦労さまでございました。           午前11時56分  閉 会