平成24年村上市議会第2回臨時会会議録(第1号) 〇議事日程 第1号 平成24年4月5日(木曜日) 午前10時開会 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  会期の決定 第 3  諸般の報告 第 4  議第95号 平成24年度村上市一般会計補正予算(第1号)                                                          〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(27名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    8番   小  杉  和  也  君     9番   山  田  昭  夫  君   10番   齋  藤  信 一 郎  君    11番   平  山     耕  君   12番   川  崎  健  二  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 課 長    大   滝   和   春   君        財 政 課 長    佐   藤   昭   一   君        政策推進課長     齋   藤   甲   三   君        自治振興課長     佐   藤   憲   昭   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    本   間   誠   一   君        環境課補佐 (ごみ処理場  東 海 林       豊   君        建設準備室長)        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     田   嶋   雄   洋   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        農業委員会 遠   山   昭   一   君        事務局長        選管委書記長        監 査 委 員    加   藤   正   志   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        教  育  長    工   藤   泰   則   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    板   垣       裕   君        朝 日 支 所 長    増   子   要   作   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    菅   井   晋   一        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    樋   木   義   昭           午前10時06分  開 会 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は全員です。定足数に達しておりますので、これから 平成24年第2回臨時会を開会いたします。   市長から招集のごあいさつをお願いいたします。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。議員の皆様方には告示前の大変お忙しい時期 を迎えられているところ、本日平成24年第2回臨時会を招集いたしまして、まことに恐縮に存じてお ります。ご出席に深く感謝を申し上げます。   さて、本日提出いたしました議案は、平成24年度一般会計補正予算1件であります。よろしくご 審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願いを申し上げまして、招集のごあいさつといたします。 〇議長(佐藤宮吉君) これから本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いい たします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、9番、山田昭夫君、28番、山田勉君を指名いたし ます。ご了承願います。                                              日程第2 会期の決定 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。   お諮りいたします。本臨時会の会期は、議会運営委員会を開き、協議した結果、本日1日間とし たいと思います。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、本臨時会の会期は本日1日間と決定いたしました。   なお、質疑については議会運営委員会で協議の結果、審査を尽くすために平成21年第3回臨時会 の例により、1人5回までといたしますので、ご了承願います。                                              日程第3 諸般の報告 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第3、諸般の報告を行います。   理事者から報告をお願いします。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 諸般の報告を申し上げます。   日本海で急速に発達した低気圧の影響により、新潟県では去る3日昼前から急速に風が強まり、 当日の夜遅くから4日未明にかけて猛烈な風が吹き、海上は大しけとなりました。この暴風、高波に より、市内において個人住宅、倉庫等の建物をはじめ各種公共施設においても屋根がわらの飛散、ガ ラス戸の破損など、多くの被害が発生をいたしました。また、この影響により、沿岸部の国道では土 砂山積や倒木により通行が不能となり、国道345号と国道7号の一部区間において通行どめとなりま したが、昨日の午後4時5分までにすべての区間が解除されております。   市内公共施設における被害状況でありますが、被害の程度は大小さまざまであり、本日主なもの を資料として配付をいたしましたが、まだ調査を継続中であり、全力を挙げて被害状況の把握に努め ているところであります。   これら被災した施設の復旧については、取り急ぎ可能な範囲で既決予算により対応しております が、全体の復旧経費の額については、まだ把握ができていないことから、今後全体の被害状況が判明 されるに伴い、既決予算では不足が見込まれることも想定をされます。つきましては、これらの復旧 に要する経費について、新たに予算を講じる必要がありますので、この予算措置については、専決処 分により対応させていただきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 皆さん、おはようございます。きのうは本当に近年にない、私がであれば見 たことがないような突風被害が出ておりまして、そのことについて質問をさせていただきます。   まず、ただいま資料をいただきましたが、山北の支所長、これは一部1枚載っていますが、山北 地区の被害も、私はきょう345号をずっと通ってきたわけでありますが、この被害状況、なぜこれに 間に合わなかったのですか。こういう写真をつけて、なぜ私どもの資料に間に合わなかったのか。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所長。 〇山北支所長(斎藤寿昭君) 昨日、連絡調整会議等に12時までの被害状況を取りまとめたものを提 出して、その後詳細な海岸線、345号線がまだ入れない状況でございましたので、解除の後もその漁 港施設等の確認をしているということで、本日大変申しわけございませんが、間に合いませんでござ いました。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) きのう環境課長、国の分野、いわゆる国道の分野、それから県の分野、そし て市の分野と被害をこうむっておりますよね、海岸線一帯。この処理を、今ほど市長の説明であれば 予算が既決では足りないから、専決しても復旧に当たりたいと、こういうごあいさつございました。   そこで、きょう海岸一帯、345をずっと見てきますと、相当の方々、漁協の方々、一般の集落の 皆さんが出て、ごみの処理に当たっています。あるいは国は国で、国土交通省関係でしょう。あるい は県なのかわかりませんが、業者を使ってこのごみといいますか、砂といいますか、そういうものを 全部撤去していますね。この市の分野、市でいわゆるこれからこれを、被害ではなくて、建物を復興 するとかそういうことではなくて、今現在出ているごみの処理について、どんな考え持っているので すか。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 各集落の区長さんからごみを集積する場所を設定して集積するので、そ れを市のほうで片づけてほしいと、そういう要請がありましたので、きのうは通行どめでしたけれど も、本日からそういう作業に入らせていただいております。   また、道路とかそういうものは別なほうの国の管轄とか、そういうところで処理していると思わ れますので、そういう集落から要請あった生活部分については、きょうから処理させていただいてお ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 市長、市長も恐らくきのう7号、345号の交通どめ、そしてきょうあいたわ けですね、どちらも。この被害状況は市長は特別見なくてもいいのですが、早く情報を集めて、この ごみの処理、海岸一帯にとられる場所と、道路に上がったものは、あるいは丘に上がったものはとり ますけれども、海岸に付着しているごみも相当のものですよ。ですから、その辺のことを県がなすべ きものなのか、それとも市がこれを手を加えなければならぬのか、この辺はよく調査をさせて、早急 にやはり何らかの手を差し伸べて復興させろと。そして、ごみを清掃させろということが私は急務だ と思っているのですが、市長はいかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 市役所も30日の夜、担当部局あるいは支所もそうでございますけれども、徹 夜で警備に当たったり、あるいは情報収集に当たっているわけでございます。その後、いろいろ被害 状況が判明をいたしておりまして、特に今おっしゃっているようないわゆる道路のごみあるいは倒木、 流木等については、県と協力をいたしながら、即座に撤去をしていくと、そういうような方針で臨み たいと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 〇29番(板垣一徳君) よろしくお願いします。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 今同僚議員がおっしゃったとおりだとは思います。それで、この写真の状況、 そういったものを見ますと、当然民家もしくは私有地に高波による流木等などが入り込んでいる状況 も多分あろうかと思うのですが、今県、国との被害状況うんぬんという、その早急にやるのは第一前 提ではあるのでしょうけれども、正直今仕事も正直余りない状況の中で、できれば市の今公共事業を している業者さんたち、それこそ災害協定を結んでいる業者さんがあるわけですから、そこに何とか 要請をして、速急にその区民、その集落の住民だけで今やっているというような話で、それをまとめ た分のごみ処理だけをというような話ではありますけれども、そういった作業協力もそういった方々 に要請をして、それに対する予算計上は、国や県と協議する前に財政調整基金などを取り崩してでも、 村上市独自としてその地域の方々に私は救済するべきではないのかなというふうに考えますが、市長 の考えをお聞きしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど課長が申し上げたのは、道路に打ち上がったいわゆる軽微なものにつ いての話でありまして、場合によっては非常に大きな流木等あるいは倒木等もありますので、当然そ うなりますと業者の方でなければ手がつけられない状態でありますので、そういうところは業者にお 願いをしながらスムーズに連携のもとに復旧していくと、そういうことでございます。 〇3番(本間清人君) ぜひ困っている住民の方のために、使えるそういった資金を最大限ご利用さ れて、ぜひご協力していきたいなというふうに考えますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ご苦労さまです。泊まりがけで職員の方たちが、本当に関係する課の方たち が対応され、朝からいろいろご奮闘されたということを私も市役所に参りましたので知っております が、先ほどの板垣議員の質問で、市長がお答えになったの、30日のというふうに言いましたけれども、 議事録に残りますので、日にちは違いますよね。3日の夜ではありませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 申しわけございません。30日というのは朝日支所長のことが頭にありまして、 ついついうっかりとそれが出ましたので、3日、4日の誤りでございますので、訂正をさせていただ きます。 〇22番(相馬エイ君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わり、諸般の報告を終わります。                                              日程第4 議第95号 平成24年度村上市一般会計補正予算(第1号)        〇議長(佐藤宮吉君) 日程第4、議第95号 平成24年度村上市一般会計補正予算(第1号)を議題 といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第95号について提案理由のご説明を申し上 げます。   本案は、平成24年度一般会計補正予算(第1号)であり、新ごみ処理場の整備運営事業について、 平成25年度から平成46年度までの事業費限度額を112億4,550万円から平成24年度新ごみ処理場整備運 営事業工事請負費を差し引いた額とする債務負担行為を措置するものであります。   新ごみ処理場の整備運営事業については、昨年7月改正の第5回臨時会において債務負担行為の 措置をいただき、その後入札手続を進め、本年3月に落札者を決定し、村上市新ごみ処理場整備運営 事業基本協定書を締結したところであります。   このたび本件にかかる債務負担行為の再設定をお願いすることに至った理由でありますが、債務 負担行為の効力は債務負担行為を措置した年度において本契約の締結まで至らない場合には、その年 度末をもって失効するとの考えによるものであります。債務負担行為の措置については、2つの考え 方がありますが、市といたしましては単項議決であり、措置年度経過後も契約は可能とするものとし て事務を進めてきたところであります。しかしながら、債務負担行為は予算の一部であり、設定年度 において支出の原因となる契約を行わない場合、予算の単項年度主義の原則から、再度設定すること が望ましいとの考えもあることから、この取り扱いについて県からの指導をいただき、提案させてい ただくものであります。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   本間清人君。 〇3番(本間清人君) まず、入札が3月の3日に、そのタクマグループさんと日立造船グループさ んの2社によって選定がされて、このたび日立造船グループさんに決定したということを全員協議会 で我々が聞かされまして、その金額決定に基づいた契約が年度またぎ24年度ということになりました ものですから、今回の議案提案ということになったわけでありますが、当初議会側に説明された予算 金額が150億でありました。それがいろいろ詰めることによって、141億というような説明があり、そ れで今回決定した金額が107億1,000万という金額になっております。非常にその差額が多いなという 感じがするわけでありますが、その当初が150億だ、141億だといってきたその金額が、このような低 い金額で入札されたというのは、それだけ業者さんが頑張ったと言えばそれまでなのでしょうけれど も、その辺の金額の把握が市のほうでは初めの150億やらという金額はどうしてそういうふうになっ ていたのか、もう一度経緯を説明していただきたいなと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 落札金額が大きく下がった予定価格の設定が適正だったかという、そう いうことかと思いますが、予定価格については、直営で実施する場合の事業費について、メーカーか らの見積もりやヒアリング、これまでの契約実績とか、そういう事例を参考にして金額の精査を行い、 全国都市清掃会議との協議も進めながら、直営施設における金額を設定しているということで、今ま でも説明したところでございます。この金額に対して、DBOで一括して発注することによるコスト の削減率を先行事例から設定し、減額したものであり、適正であるということで判断しているもので ございます。結果として、落札業者については19.6%ほど下がっておりますが、もう一方の入札業者 に対しては2.5%となっておりますので、この競争性から言っても設計金額についても、適正であっ たと、そういうふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 3月3日に行われました事業者選定、その委員会の委員長、荒井さんという 方のお名前で今書類が来ているわけでありますが、この委員会の委員というのは、どういった方々で、 何名ぐらいの委員会だったのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 学識経験者が3名、それから……名前ではなくてよろしいでしょうか、 そういう大まかなもので。学識経験者、大学関係の先生とか、それから全国都市清掃会議の技術部長 とか、その方々が3名でございます。それから、市役所で総務課長、それから都市整備課長、お2人 を入れた5名でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 今その5名プラス6名ということは11名ですかね。 〇環境課長(本間誠一君) 全部で5名でございます。 〇3番(本間清人君) では、すみません。もしよろしければ、後で私行きますのでその名簿をでき ればお貸しいただきたいなと思います。   それと、その選定委員会の中で、いろいろな採点やらということで、その評価点数が日立造船グ ループさんのほうに評価が上がって今回決定したわけでありますが、ただ日立造船さんという会社そ のものが、今ところどころ問題があるき会社であるという部分があるのですよ。   まず、第1点目には、昨年の8月に富山県のゴンドラ転落事故等を起こして、安全衛生法違反に 当たるということで、業務上過失致死の立件をされた、その工事を請け負っていた会社が日立造船で あったというような案件が、昨年の8月にはその北陸地建の管内で起きているわけであります。   それと、このたび一番近くでは、長岡市のごみ焼却炉、村上と案件が同じなのでありますが、こ の長岡市のごみ焼却炉の談合問題というのが起きておりました。これは5社、官製談合ではなくて、 業者同士の談合で、5社による談合ということで、日立造船さんが長岡市内の2社とこういった形で 落札をしたわけでありますが、その談合問題で、長岡市と4億5,000万円の解決金を支払い和解をし たという報道が先月の3月9日の新聞などにも出ていたわけであります。そういった問題を今起きて いる業者、それに関して採点とか評価点数、またその入札の金額等はいいのですが、そういったもの はその委員会等の中で何も協議とかないものなのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) きょうその点に関しては、協議はなかったと聞いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 市長にお尋ねしますが、こういったような問題が今起きているわけでありま す。そこに今村上市のかなりの金額でありますそのごみ焼却場の決定をしたといえども、その業者に はい、金額が安い、評価点数も上がっています、なのでお宅に村上市の焼却炉を任せますということ が果たしていいものかどうか。その辺市長はどういうふうに考えていらっしゃいますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいま2つの事例についてご質問がございました。   1つの富山県の県でございますけれども、私どもも情報は収集をいたしておりますが、今回の入 札には問題ないと判断をいたしております。   もう一つでございますが、長岡市のいわゆる業者による談合の和解金ですか、それについても大 手のプラントメーカー、このほかにほとんど入っているというようなことでありますので、これにつ いても和解しているということで、私どもの今回の入札には何ら問題ないのではないかなと、そのよ うに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 今そういった問題が、では何も村上市には問題ないので、日立造船さんに今 回その入札結果ででは村上市としてはもう任せると、そういった事例は一切もう関係なく、村上市の ごみ焼却場に関しましては、その入札どおりやるのだということでよろしいわけですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私どもは議員の皆さんもご承知のとおり、慎重にこれはいかなければならな いということで、学識経験者、先ほど課長が述べられましたような専門的な分野の方々も検討委員会 に入れまして検討をして、そしてその結果、私のところに答申が来ました。それに従って私はやりた いと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 環境課のほうにちょっとお聞きしたいのですが、こういった入札案件で、例 えばこのグループ化になって運営を今後されていくわけですよね。例えば今回構成グループの協力会 社も地元業者を含む県内業者というような条件つきで今回発注したわけでありますが、そのタクマグ ループさんが今回入札では落選されたと。そのタクマグループと協力した企業は、その運営企業にま た参加するようなことというのは別に可能なのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 入札に参加した時点のタクマグループに参加した協力企業、それから日 立造船に構成員になっている企業がありますけれども、下請はよろしいかと思いますが、参入してい く、そういうことはこの入札に参加しておりますのでうまくないと、そういうふうに考えております。 〇3番(本間清人君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 伺います。   まず最初に、この日立造船グループの今回村上のこの事業に手を挙げて入札をしたということは、 それなりの経験があってのことだと思うのですが、村上市がやろうとしている焼却方式、そして発電 を同時にするというその施設、つまり村上がやろうとするその中身、それのこの日立造船グループさ んがリーダー、グループの代表としてやった実績がどこかにあるものなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 日立造船グループで発電、それからストーカー方式で実施したごみ処理 場は20件以上あると聞いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 聞いていますではなくて、今すぐどことどこというのも大変でしょうけれど も、それはでは後でいいですから、どういう評価がされているかということも含めて、後でいいです から報告してください。いいですね。 〇環境課長(本間誠一君) わかりました。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それで、資料の中に技術面に関しては、両方のグループが37点と42.25と、 どっこいどっこいの点数なのですが、入札価格で差が大きく開いているのですね。   そこで伺います。まず最初に、入札価格が約ですが、22億の差があるのですね。いろんな金額の 差はあるというのはわからぬわけではないのですけれども、22億の差があるという点で、ここまで差 が開く、ちょっと素人としてはちょっと差が開き過ぎているのではないかなというような気もするの ですが、その辺は市長はどのようにお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) こういう種の工事については、そんなに驚くべきことではないのではないか なと、そのようにとらえています。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それで、市から購入する金属類の金額が1億700万と5,000万の違いがあるの ですね。市から購入する金属類の金額という表現になっておりますが、具体的にはこれはどのような ものを指すのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 鉄とかの資源ごみでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) なるほど。   それと、最後になりますが、伺います。今回こういう形で議決の対象になりますが、工事が始ま りますと、どっちかといいますと今までの村上市の建物工事は、工事が始まってから土壌調査が必要 ですとか、ボーリング調査が必要ですとかといって、後追いで予算が追加になったり、設計の変更に なったりという、そういうケースが多々ございました。情報センターの土壌の調査とか、それから山 北支所のボーリング調査とか、本来そういうものは最初の設計からちゃんとした設計、コンサルタン トも入っての公共事業の建物工事ですので、あり得なかったはずでありますが、経過としてはそうい うものがございました。大きな建物、金のかかるごみ処理場を今度建設するわけですが、そういうこ とはあり得ないと思いますが、そういうことのないように市としてしっかりと最初の段階でご指導し ていくというか、その辺の契約等はどのようになっているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいま質問ですけれども、隣接地内に今のごみ処理場が建設されて おりますので、地盤はそこの土地にすぐ隣でありますので、そう変わらないというようなことで確認 をしておりますので、大丈夫かと思います。また、遺跡調査についても試掘をさせていただいて、そ こには出ないということも確認をされております。そんなことで今後進めてまいりたいと思っており ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) わかりました。   そうしますと、最後と言いましたのに申しわけありません。今の副市長の答弁ですと、そういう ことは出てきませんという、断定しているということと受けとめてよろしいでしょうか。本当に断定 できるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 今そういう場所に現在のごみ処理場が建っておりますので、想定はさ れないということで、断言はちょっとできないのかなと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 最後、最後と言いながら5つ目になりました。ちゃんとした資料をしっかり 提示して、このようなものですので大丈夫ですという説明がされれば、それのなるほどと私たち理解 しますが、言葉でわきに今の現の建物がございますので、土壌調査等そういうものはしなくても大丈 夫ですという言い方は、金をかけて大きな建物を建てる責任者としては、ちょっとやっぱりあいまい な議場での答弁になるのではないかと思います。その点では、もっとしっかりとした、ここで言って もちょっとかわったばっかの課長さんで気の毒ですので、こういう臨時議会を開いての議決ですので、 しっかりとした資料を議会に提出する、こういうしっかりした土壌ですと。ですから、こういう改め て予算外のこういう調査とか費用はかかりませんということをしっかりと資料をもとにして、行政の 責任で議会に出していただきたいということをお願いいたしまして、確約してください。質問を終わ ります。いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境課長。 〇環境課長(本間誠一君) 土壌、地質調査については、前ごみ処理場のほかに今回2カ所調査をし ております。そういうことで、万全を期しているわけですが、何が出てくるかわからないのが自然で ございますので、一応設計では万全を期しているつもりでございます。 〇22番(相馬エイ君) 資料の提出はしっかりとできますか。 〇環境課長(本間誠一君) その調査、2点の資料は出せます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 私は1点についてお伺いします。   私はこれまで新ごみ処理場の建設にかかわっては、約140億円相当かかるのだと。随分かかるも のだねということで、いろいろ市民の皆さんと話をしてきました。ここで、先ほど提案にあったよう に、約20%のダウンで再度この債務負担行為を審議をするという、この経過と、なぜそうなったのか ということのやっぱり非常に大きな説明が要るのだろうと思うのですね。ここ一、二年の様子を見ま すと、例えば山北の庁舎の設計あるいは金額の変更、それから指定管理者制度の指定の内容及び審査 の変更、そういった契約にかかわる金額あるいは内容についての変更が非常に多く出てきていると思 うのですよ。こういう状況が続くと、本当に契約とは何だと。議会は何を審査しているのだというこ とを問われかねない状況に私はこの件は含んでいると思うのですね。そういったことから、この契約 にかかわる非常に市民の大事なお金をどうやって使うかということについてのきちんとした契約の今 後について、市長の見解を伺いたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今回の件につきましては、先ほど提案理由でも申し上げましたとおりでござ いますが、金額の19.何%の差額については、入札の結果であるということにほかならないわけでご ざいます。入札した結果、それだけの差額が出たということでございますので、それ以外は何も私ど もは申し上げることがございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今ののは入札の結果ですからということであっても、前にこの件については 140億の債務負担行為ということは、一応議会でもいろいろ審査をしたわけです。説明も受けました。 それが、入札されていないのだけれどもということを前提であれば、私は今のはいいと思うのですね。 そういったことの説明が非常に不足なまま、これまでも先ほど言った指定管理者の関係では議案の撤 回とか、変更とか、いろんなことがこれまで契約にかかわるような状況について、これまで幾つも変 わってきたものですから、これがこれだけいわゆる新ごみ処理場の入札の関係だけの問題としては、 私はとらえられないと。入札の行為そのものについての信頼性を私はお伺いをしたのですが、そうい ったことについてのもう一度見解を伺います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 入札に付する場合は設計をつくりまして、そして予定価格を設定して入札に かかるわけです。今回の場合も、詳細な設計をいたしまして、そして妥当な設計金額を提示をいたし まして、我々業者には提示いたしませんけれども、そして入札に付したわけでございます。入札に付 した結果、競争原理が働いて、それでもできますよと。そして、内容を検討委員会の人たちが見たと きに、非常に内容的にも高いものが評価をされているというような結果が私のところに届きましたの で、それでは私はその委員会の答申を尊重をして決済をしているというようなことでございます。ほ かの入札でございますけれども、ほかの入札につきましても、予定価格を設定をいたしまして、場合 によっては制限価格を設定し、そして入札に付しているというようなことでございますので、それ以 外は何も申し上げることがございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そうすると、やっぱり前の140億幾らの債務負担行為の説明あるいは議会で の審査というのは一体何だったのだということになりますわね。そういうように私は非常に金額の大 きいこともあります。しかも、このことについて今までずっとこれまでの経過から見ますと、財政か らの説明は、そういう点では非常に、もう140億で決まったのだな、だから建設とあとの20年間で約9 0億ですか、そういったことでいくのだなと、こうとらえてきたわけですよね。そういったこともあ りますから、今の件については、私は特に安ければいいということにはなりませんけれども、そうや って立派なものができるのであれば、私は反対するものではないのですけれども、契約、この金額の 大きさから見ても、契約の道筋といいますか、そういったものがやっぱりきちっとした説明がないと、 先ほど言いましたように市が行うあるいは議会が審査をする、契約に関する内容及び金額に信頼性が 持てなくなるとい心配をするものですから、今のようにお伺いしました。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども申し上げましたけれども、設計額は私は妥当な設計であると、その ように考えておりますし、ただこういう種の入札、他の案件を見ましても、19%あるいは20%の差が 出るというのはまれなことではないというような案件も非常に多く見られるというようなことでござ います。 〇18番(滝沢武司君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議第95号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり承認することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第95号は原案のとおり承認されました。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 以上で本日の日程はすべて終了しましたので、会議を閉じ、平成24年第2回 臨時会を閉会いたします。   大変ご苦労さまでした。           午前10時49分  閉 会