s 平成24年村上市議会第1回定例会会議録(第1号) 〇議事日程 第1号 平成24年2月28日(火曜日) 午前10時開会 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  会期の決定                                    第 3  諸般の報告                                    第 4  議会報第1号 定期監査結果報告について                      第 5  議会報第2号 財政援助団体監査結果報告について                  第 6  請願第1号 公的年金の改悪に反対する意見書の採択を求める請願           第 7  報第 1号 岩船地域土地開発公社解散に伴う平成23事業年度岩船地域土地開発公社決 算の報告について                           第 8  報第 2号 専決処分の報告について                        第 9  議第 5号 村上市監査委員の選任について                     第10  議第 6号 村上市教育委員会の任命について                         議第 7号 村上市教育委員会の任命について                    第11  議第 8号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて           第12  議第 9号 下越障害福祉事務組合規約の変更について                第13  議第10号 専決処分の承認を求めることについて                  第14  平成24年度村上市施政方針                            第15  議第11号 平成24年度村上市一般会計予算                         議第12号 平成24年度村上市土地取得特別会計予算                     議第13号 平成24年度村上市情報通信事業特別会計予算                   議第14号 平成24年度村上市蒲萄スキー場特別会計予算                   議第15号 平成24年度村上市国民健康保険特別会計予算                   議第16号 平成24年度村上市国民健康保険診療所特別会計予算                議第17号 平成24年度村上市後期高齢者医療特別会計予算                  議第18号 平成24年度村上市介護保険特別会計予算                     議第19号 平成24年度村上市介護サービス事業特別会計予算                 議第20号 平成24年度村上市下水道事業特別会計予算                    議第21号 平成24年度村上市集落排水事業特別会計予算                   議第22号 平成24年度村上市簡易水道事業特別会計予算                   議第23号 平成24年度村上市上水道事業会計予算                 第16  議第24号 損害賠償の額を決定し和解することについて               議第25号 村上市辺地に係る総合整備計画の策定について                   議第26号 村上市地域コミュニティセンター条例制定について                 議第27号 村上市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一            部を改正する条例制定について                          議第28号 村上市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について          議第29号 村上市特別会計条例の一部を改正する条例制定について               議第30号 村上市火災予防条例の一部を改正する条例制定について               議第31号 村上市消防手数料条例の一部を改正する条例制定について              議第32号 多目的研修集会施設設置事業分担金徴収条例を廃止する条例制定について       議第33号 山北町集落集会施設建設事業の分担金徴収条例を廃止する条例制定について      議第34号 市有財産の譲与について                             議第35号 市有財産の譲与について                             議第36号 市有財産の譲与について                             議第37号 市有財産の譲与について                             議第38号 市有財産の譲与について                             議第39号 市有財産の譲与について                             議第40号 市有財産の譲与について                             議第41号 市有財産の譲与について                             議第42号 市有財産の譲与について                             議第43号 市有財産の譲与について                             議第44号 市有財産の譲与について                             議第45号 市有財産の譲与について                        議第46号 市有財産の譲与について                             議第47号 市有財産の譲与について                             議第48号 市有財産の譲与について                             議第49号 市有財産の譲与について                             議第50号 市有財産の譲与について                             議第51号 市有財産の譲与について                             議第52号 市有財産の譲与について                             議第53号 市有財産の譲与について                             議第54号 市有財産の譲与について                             議第55号 市有財産の譲与について                        議第56号 市有財産の譲与について                        議第57号 市有財産の譲与について                        議第58号 市有財産の譲与について                        議第59号 市有財産の譲与について                        議第60号 村上市墓地等の設置場所及び構造設備の基準に関する条例制定について        議第61号 村上市税条例の一部を改正する条例制定について                  議第62号 村上市集落集会施設条例の一部を改正する条例制定について             議第63号 村上市勤労青少年ホーム条例の一部を改正する条例制定について           議第64号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第65号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第66号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第67号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第68号 村上市精神障害者地域活動支援センター条例制定について         議第69号 村上市介護保険条例の一部を改正する条例制定について          議第70号 村上市教職員住宅条例の一部を改正する条例制定について         議第71号 村上市公民館条例の一部を改正する条例制定について                議第72号 村上市立図書館条例の一部を改正する条例制定について               議第73号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第74号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第75号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第76号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第77号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第78号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第79号 市道路線の認定について                             議第80号 市道路線の変更について                             議第81号 市道路線の廃止について                             議第82号 村上市営住宅条例の一部を改正する条例制定について                議第83号 村上市簡易水道条例の一部を改正する条例制定について          第17  議第84号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第14号)                 議第85号 平成23年度村上市土地取得特別会計補正予算(第1号)         議第86号 平成23年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第2号)            議第87号 平成23年度村上市みどりの里特別会計補正予算(第4号)             議第88号 平成23年度村上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第3号)       議第89号 平成23年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)            議第90号 平成23年度村上市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)           議第91号 平成23年度村上市介護保険特別会計補正予算(第3号)              議第92号 平成23年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第3号)                                                     〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(27名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    8番   小  杉  和  也  君     9番   山  田  昭  夫  君   10番   齋  藤  信 一 郎  君    11番   平  山     耕  君   12番   川  崎  健  二  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 課 長    齋   藤   甲   三   君        財 政 課 長    佐   藤   昭   一   君        政策推進課長     相   馬   正   喜   君        自治振興課長     板   垣   純   一   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    増   子   要   作   君        保健医療課長     遠   山   た   つ   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     本   間   誠   一   君        商工観光課長     瀬   賀       功   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        監 査 委 員    種   部   義   秋   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        教  育  長    工   藤   泰   則   君        学校教育課長     大   滝   和   春   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    斎   藤   敏   夫   君        朝 日 支 所 長    小   田   政   秋   君        山 北 支 所 長    斎   藤       誠   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    菅   井   晋   一        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 会 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は全員です。定足数に達しておりますので、これから 平成24年第1回定例会を開会いたします。   市長から招集のごあいさつをお願いいたします。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。本日、平成24年村上市議会第1回定例会を招 集いたしましたところ、議員皆様には公私ともお忙しい中ご出席いただきまして、まことにありがと うございます。   さて、本日提出いたしました議案は、土地開発公社決算の報告1件、専決処分の報告1件、人事 案件4件、規約の変更1件、専決処分の承認1件、平成24年度村上市各会計当初予算13件、損害賠償 の額の決定1件、辺地計画の策定1件、条例の制定2件、条例の全部改正1件、条例の改正14件、条 例の廃止2件、財産の譲与26件、指定管理者の指定10件、市道路線の認定1件、市道路線の変更1件、 市道路線の廃止1件、平成23年度補正予算9件の合わせて90件であります。よろしくご審議の上、原 案どおりご決定賜りますようお願いを申し上げまして、招集のあいさつといたします。 〇議長(佐藤宮吉君) これから本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いい たします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、2番、鈴木いせ子さん、22番、相馬エイさんを指 名いたします。ご了承願います。                                              日程第2 会期の決定 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。   最初に、議会運営委員長から本定例会の会期日程案及び議案の取り扱いについて報告をお願いし ます。   議会運営委員長。           〔議会運営委員長 長谷川 孝君登壇〕 〇議会運営委員長(長谷川 孝君) おはようございます。平成24年村上市議会第1回定例会の会期 日程及び議案の取り扱いを協議するため、去る2月21日午前10時から市役所第1委員会室において、 委員全員、議長、4常任委員長、総務課長、総務課参事、議会事務局長出席のもと議会運営委員会を 開催いたしました。その協議内容と結果について報告いたします。   会期については、本日2月28日から3月22日までの24日間といたします。   審議日程については、本日の本会議で会期の決定の後、諸般の報告、報告事件及び即決議案の審 議、採決を行い、その後市長より平成24年度村上市施政方針について所信表明が行われます。続いて、 議第11号から議第23号までの平成24年度村上市各会計予算について、一括上程とし、本日は提案理由 の説明を受けるにとどめます。   また、昨年と同様に、平成24年度村上市一般会計予算については、残る議第24号から議第92号ま での69議案の上程、提案理由の説明、質疑、委員会付託を終了した後、協議会に切りかえ、予算概要 について財政課長から補足説明を受けることといたします。なお、説明については質疑はできません ので、ご承知ください。   あす29日の本会議では、施政方針及び議第11号から議第23号までの13議案に対して、各会派代表 から代表質問を行い、その後この13議案について各常任委員会へ付託いたします。代表質問の順序及 び質問時間については、1番、鷲ヶ巣会、60分、2番、市民クラブ、53分、3番、清流会、49分、4 番、かけはし、42分、5番、村上未来、42分といたしました。   3月2日、5日、6日の3日間は一般質問を行います。   3月8日、9日は総務常任委員会、12日、13日は市民経済常任委員会、14日、15日は厚生文教常 任委員会、そして16日、19日は建設企業常任委員会を開催し、付託議案の審査をお願いいたします。   なお、市民経済常任委員会では、12日に農林水産課、農業委員会、商工観光課、13日に税務課、 市民課、環境課、厚生文教常任委員会では、14日に保健医療課、介護高齢課、福祉課、15日に教育委 員会の審査をお願いすることといたしましたので、理事者側も準備のほどよろしくお願いいたします。   3月22日の本会議最終日は、各常任委員長から委員会審査報告を受けた後、採決を行います。   次に、議案の取り扱いについて申し上げます。最初に、議会関係議案についてですが、議会報第 1号、第2号については、それぞれ単独上程、質疑の後、報告を終了します。   請願第1号については、単独上程、紹介議員の補足説明の後、市民経済常任委員会へ付託いたし ます。   次に、理事者関係議案についてでありますが、報第1号、第2号については、それぞれ単独上程、 質疑の後、報告を終了します。   議第5号については、単独上程、質疑の後、討論を省略、起立による即決とします。   議第6号、議第7号については、一括上程、一括質疑の後、討論を省略、無記名投票による即決 といたします。   議第8号については、単独上程、質疑の後、討論を省略、起立による即決といたします。   議第9号及び議第10号については、それぞれ単独上程、質疑、討論の後、起立による即決といた します。   その後、市長による平成24年度村上市施政方針の所信表明が行われます。   続いて、議第11号から議第23号までの平成24年度村上市一般会計予算及び特別会計予算の13議案 について一括上程し、本日は提案理由の説明を受けるにとどめ、あす29日の本会議において、施政方 針とこの13議案に対して代表質問を行った後、13議案については、各常任委員会へ付託いたします。   議第24号から議第83号までの60議案については、一括上程、一括質疑の後、各常任委員会へ付託 いたします。議第84号から議第92号までの9議案については、一括上程、一括質疑の後、各常任委員 会へ付託いたします。   次に、議案の付託について申し上げます。議第11号から議第23号までの13議案、平成24年度各会 計予算に関する議案についてですが、議第11号については4常任委員会へ分割付託、議第12号、議第 13号については総務常任委員会へ、議第14号については市民経済常任委員会へ、議第15号から議第19 号までの5議案については厚生文教常任委員会へ、議第20号から議第23号までの4議案については建 設企業常任委員会へそれぞれ付託し、審査をお願いいたします。   続いて、議第24号から議第83号までの60議案については一括上程、一括質疑の後、議第24号から 議第59号までの36議案については総務常任委員会へ、議第60号から議第67号までの8議案については 市民経済常任委員会へ、議第68号から議第78号までの11議案については厚生文教常任委員会へ、議第 79号から議第83号までの5議案については建設企業常任委員会へそれぞれ付託し、審査をお願いいた します。最後に、議第84号から議第92号までの9議案については、一括上程、一括質疑の後、議第84 号については4常任委員会へ分割付託、議第85号、議第86号については総務常任委員会へ、議第87号、 議第88号については市民経済常任委員会へ、議第89号、議第90号、議第91号については厚生文教常任 委員会へ、議第92号については建設企業常任委員会へそれぞれ付託し、審査をお願いいたします。   最後に、代表質問の通告については、全会派から通告がありましたので、ご承知ください。一般 質問の通告は、2月23日の正午で締め切ったところ、13名の通告がありました。3月5日は、午前中 に市内各中学校の卒業式が行われるため、本会議の開会を午後1時とし、3月2日、5名、5日、3 名、6日、5名が一般質問を行うことといたします。   討論及び請願、陳情に伴う意見書の提出期限は3月19日、その他の意見書提出期限は3月7日の それぞれ正午となっておりますので、よろしくお願いいたします。   以上で議会運営委員会の協議内容と結果について報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   お諮りします。本定例会の会期は、議会運営委員長報告のとおり、お手元に配付の日程表により、 本日から3月22日までの24日間としたいと思います。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、本定例会の会期は本日から3月22日までの24日間と決定いたしました。                                              日程第3 諸般の報告 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第3、諸般の報告を行います。   理事者から報告をお願いします。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 諸般の報告を申し上げます。 最初に、災害の発生状況であります。昨年の12月定例会でご報告申し上げた以後、配付報告書の とおり、火災は建物火災4件、車両火災2件の合わせて6件であります。   次に、大雪に対する対応状況についてでありますが、冬型の気圧配置の日が続いたため、昨年に 劣らず降雪量が多くなり、2年連続の大雪となりました。市では去る2月6日、関係課による大雪に 関する情報連絡会議を開き、現況や除排雪状況などについての情報を共有し、各課においては所管業 務のより一層の強化に取り組むこととし、生活道路の確保に全力を挙げてまいりました。また、大雪 による被害状況については、配付資料のとおり、2月20日現在、寺院等、建物被害が2棟、雪処理作 業中の死傷者が3人であります。   次に、寄附の申し出についてであります。寄附につきましては、配付報告書のとおりであり、多 くの善意が寄せられました。深く感謝を申し上げるとともに、有効に活用させていただきます。   次に、市内学校施設において、窓ガラスを壊される被害が発生をいたしております。発生時期は 昨年1月9日から1月27日までの間であり、被害に遭った学校は村上地区の小中学校の5校と旧山辺 里小学校で、合わせて7件の発生となります。すべてが雪玉と思われるものによって窓ガラスが破損 されたものであり、被害額は5,000円弱から2万4,000円弱で、合計で12万660円であります。発見後、 直ちに警察に被害届を提出し、現場も確認いただきましたが、犯人の特定には至っておりません。ま た、すべての施設が警備保障会社による見回り対象となっておりますが、ガラスの破損については感 知が難しいということでありました。対応策として、警備保障会社及び警察による見回り強化を依頼 し、地域住民にも協力を願い、またおそれのある箇所に注意喚起の張り紙等を設置をいたしておりま す。今後とも施設の管理につきましては、関係機関と連携をとりながら万全を期してまいりたいと考 えております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。ございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わり、諸般の報告を終わります。                                              日程第4 議会報第1号 定期監査結果報告について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第4、議会報第1号 定期監査結果報告についてを議題といたします。   直ちに質疑を行います。   相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ご苦労さまです。伺います。5ページの福祉課の報告のところでお伺いさせ ていただきます。   現年度分が98.19%、滞納繰り越し分が15%、そして滞納者には納付計画を立てさせる等、個別 に対応し、対応記録等の情報を担当者間で共有化し、活用していたというふうに文章が載っておりま すが、ちょっと大変なお仕事をしているなというふうに、担当課でご苦労しているというふうに感じ たのですが、これは具体的にもう少しご報告をお願いしたいと思いますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 代表監査委員。 〇代表監査委員(種部義秋君) 日ごろから対応に当たっているわけでございますけれども、いわゆ る対応に当たって、職員によって差が出ないように、台帳等にその対応を記録いたしまして、だれが 見てもどういう経過で来ているのかわかるというようなことで書かせていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 伺います。   相手は親ですよね。それで、その納付計画を立てさせ、対応記録をしっかりと記録するというこ とで、何を言いたいかといいますと、親の教育そのものも何かやっているよう、親というか、教育と いいますか、保育料を納めるに当たっての、非常に担当課がご苦労しているという点で、それでこう いうことで向上というか、納付率はやっぱり進んでいるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 代表監査委員。 〇代表監査委員(種部義秋君) 納付率のお話だと思うのですけれども、上がっているというふうに 考えております。詳しくは担当課のほうにお尋ねいただければと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) よろしいです。後でちょっと教えてください、その辺は。大変ご苦労してい るというふうにちょっと感じたものですから、その辺は少ししつこく聞かせていただきました。   次に、6ページ、下水道課のところで、現年度分の収納率が低いのは、納期が9月と3月の2回 に分かれているためであるというふうに書いてあります。この分かれているためということで、これ を引き上げるために改善しようというようなお考えがあるのでしょうか。それとも低い原因がわかっ ているけれども、9月と3月と、今までどおりに納付月をこのままいこうというふうにされているの でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 代表監査委員。 〇代表監査委員(種部義秋君) 現在分担金等につきましては、9月と3月の2回に分かれておりま す。それで、監査資料が12月末現在の収納状況であるために、3月納期が未到来であるということで ございます。   それから、お尋ねの点につきまして、さらに担当課のほうへお尋ねいただければと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 監査委員に対するあれですので、その程度にとどめていただきたいと思いま す。 〇22番(相馬エイ君) ちょっとすっきりしませんけれども、やっぱりこういう言葉を出したからに はどうこれを改善していこうとするのかという方向性が見えなければ、単なる報告だけでは済まない のではないかと思いましたので、お聞きいたしました。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わり、報告を終わります。                                              日程第5 議会報第2号 財政援助団体監査結果報告について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第5、議会報第2号 財政援助団体監査結果報告についてを議題といた します。   直ちに質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わり、報告を終わります。                                              日程第6 請願第1号 公的年金の改悪に反対する意見書の採択を求める請願 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第6 請願第1号 公的年金の改悪に反対する意見書の採択を求める請 願を議題といたします。   紹介議員から特に補足して説明することがありましたら、発言を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) ただいま上程されております請願につきまして、若干の説明をさせていただ きます。   請願の内容は、公的年金の改悪に反対する意見書の採択を求める請願でございます。   提出者は、全日本年金者組合村上・岩船支部支部長、佐藤啓氏であります。   基礎年金の国庫負担2分の1は、昨年に引き続き今年度も維持されることとなりました。ただし、 そのやり方は極めて変則的で、基礎年金給付に必要な経費の36.5%は一般会計から繰り入れられるも のの、残りの13.5%は年金交付国債を年金積立金管理運用独立行政法人に交付し、同国債相当分を現 金化することによって実現します。税制抜本改革により、確保される財源(消費税収)を充てること としています。決定どころか法案も示されていない消費税増税を先取りするものです。   全国消費者物価指数が前年度より下落したため、年金は4月より物価スライドにより0.3%減額 されます。また、2000年以降の物価下落時に行われた物価スライドの凍結、抑制の累計が2.5%に達 しています。これを世代間の公平を図ることを理由に、今後3年間で解消します。初年度となること しは、10月に0.9%、それ以降は13年4月、0.8%、14年4月、0.8%の年金の引き下げが行われます。 単年度でこれほど年金水準を引き下げるのは今回が初めてです。   この特例水準の解消の影響は年金にとどまらず、児童扶養手当、特別児童扶養手当、被爆者に対 する健康管理手当なども同様の改定が行われます。これらも年金と同様に4月支給分から0.3%、10 月支給分からさらに0.9%の支給額が引き下げられます。税金や国保、介護保険の保険料の負担増、 石油や食料など生活必需品の上昇が続く中、年金等の引き下げが高齢者やシングル世帯の生活に与え る影響は深刻です。   今高齢者は政府の資料でも単身世帯で年収50から100万円未満が最も多く、150万円未満が半数以 上であり、税や社会保障の増額で、使える金は減少の一途をたどっています。老齢基礎年金のみの受 給者860万人の、実に43.9%は65歳を待たずに前倒しで減額受給しており、支給開始年齢の引き上げ も、年金額の引き下げもできる状況にありません。消費不況を加速し、ますます経済を冷え込ませる ことになりかねません。このようなやり方ではなく、低年金や無年金を解消し、高齢者の生活の底上 げを図ることがどうしても必要です。   国民年金の保険料は物価、賃金が下落したため、今年度に引き続き1万5,020円から1万4,980円 に引き下げられます。また、厚生年金保険料率は12年9月分保険料から現在の16.412%が16.766%に 引き上げられます。以上、若干の説明をさせていただきました。   請願事項は、1つ、年金2.5%の引き下げ反対。デフレ経済下の「マクロ経済スライド」の発動 をやめること。   2、年金支給開始年齢のさらなる「引き上げ」をしないこと。   3、低年金者への加算は生活できる十分な額にすること。また、無年金者にも給付すること。   4、受給期間を短縮した場合、現在の無年金者にも必ず適用すること。   5、消費税の大増税、消費税の社会保障目的税化は絶対に行わないことであります。   以上、議員の皆さんの賛同をお願いいたしまして、説明をさせていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいま議題となっています請願第1号については、会議規則の規定により 請願文書表のとおり市民経済常任委員会に付託いたします。                                              日程第7 報第1号 岩船地域土地開発公社解散に伴う平成23事業年度岩船地域土地開 発公社決算の報告について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第7、報第1号 岩船地域土地開発公社解散に伴う平成23事業年度岩船 地域土地開発公社決算の報告について。   理事者から発言を求められていますので、これを許します。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました報第1号についてご報告申し上げます。   平成23年第4回定例会で議決をいただきました岩船地域土地開発公社の解散については、去る1 月5日付で新潟県知事より認可されましたので、解散日での決算について、地方自治法第243条の3 第2項の規定により報告するものであります。   なお、平成23事業年度の実績については、実施事業では実施事業はなく、法人県市民税のみの支 出となっております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   本間清人君。 〇3番(本間清人君) これ解散ということになりまして、このところがなくなるわけでありますが、 今決算書の報告を見ますと、当期に関しましては6万ほどの損失ということで、それを準備金から充 てるというような説明になっております。定期預金と合わせまして、今2,300万ぐらいのお金がある わけですが、その資金については、今後はどのように振り分けることになるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(相馬正喜君) 今ほど市長のほうから説明ありましたように、この1月5日で解散 の承認をいただきましたので、まず事業について報告しております。この後この諸手続を済ませまし て、3月末にそれぞれ出資割等に応じまして、村上、関川、粟島浦村の3市村で構成しておりました ので、今ほどの2,300万ほどの金額につきましては、出資金の割合、それから残余財産の分配等につ いてそれぞれ計算してございまして、それぞれの構成市村にお返しするということになります。   したがいまして、今今議会に補正で市のほうの歳入のほうに計上してございますが、村上市分に ついては、一般会計の歳入に見込ませていただいて、関川、粟島についても同じ処理を今現在進めて おります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わり、報告を終わります。                                              日程第8 報第2号 専決処分の報告について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第8、報第2号 専決処分の報告について。   理事者から発言を求められていますので、これを許します。 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました報第2号についてご報告を申し上げます。   本件は、平成22年度の蒲萄スキー場特別会計歳出予算執行において、レンタル用スキー等借り上 げ経費25万4,000円を市が約定の支払い期限内に支払いを完了していないことが判明したことによる ものであります。   その後、発注内容が履行されていることや請求がされていること、市からの支払いがされていな いことの確認ができたため、速やかに支払いを行ったものでありますが、契約書では市が支払いを怠 ったときは年14%の遅延損害金を支払うことになっていることから、支払い期限経過後について支払 いを完了したことにより生じた損害について、賠償するものであります。このため、損害賠償の額の 決定について、去る1月26日付で専決処分したものであります。   相手方には大変なご迷惑をおかけし、まことに申しわけなく、おわびを申し上げます。市側のチ ェック体制の甘さにより生じたものでありますので、二度と起きないよう改めて職員に対し指導を徹 底したいと考えております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   本間清人君。 〇3番(本間清人君) 先ほどは土地開発公社に関しましては、地方自治法の第243条の3第2項と いう規定に基づいてというふうになっております。今回の損害賠償については、第180条の第1項と いうわけでありますが、その243条の2という、職員の賠償責任という地方自治法がありました。こ の中で、今まで損害賠償ですと、例えば事故ですとか、交通事故で相手に対しての損害賠償は、保険 金等で出ております。今回の損害賠償につきましては、先般我々も全員協議会で説明があった際に、 全くもって本人の処理ミスだというお話でございました。   そうしますと、今回の自治法の規定に当てはまるのは、第243条の2、そのうちの3項、この部 分に該当するのではないかなというふうに思われます。その内容をちょっと読みますと、普通地方公 共団体の長は、第1項の職員が同項に規定する行為によって、当該普通地方公共団体に損害を与えた と認めるときは、監査委員に対しその事実があるかどうかを監査し、賠償責任の有無及び賠償額を決 定することを求め、その決定に基づき期限を定めて賠償を命じなければならない。いわゆるこの賠償 は、市で一般会計を崩してまで賠償をするのではなくて、大変申しわけないのですが、職員にこの賠 償額を市長が支払いを命じなさいという規定になっているのです。   なおかつこの8項にいきますと、その第3項の規定により、監査委員が賠償責任があると決定し た場合において、普通地方公共団体の長は当該職員からなされた当該損害が避けることのできない事 故、その他やむを得ない事情によるものであることの証明を相当と認めるときは、議会の同意を経て、 賠償責任の全部または一部を免除することができる。この場合においては、あらかじめ監査委員の意 見を聞き、その意見をつけて議会に付議しなければならない、こういうふうにうたわれているのです よ。   そうしますと、今回のこの賠償責任に関しましては、専決処分で一般会計から勝手に手つけては ならないというふうに私は思うのですが、その辺監査委員、どうなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 代表監査委員。 〇代表監査委員(種部義秋君) 今そういう条文をお読みいただいたところでございまして、詳しく はまだ私自身検討をしておりませんので、まことに申しわけございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 検討、申しわけございませんではなくて、もう既に専決で払っているわけで すよね。そのことについて、こういう皆さん、今提出してくるのには地方自治法何条の規定によりと、 全部そういう規定で議案は提案してくるわけですよ。ちょっと私は今回はこの243条の2項のこの地 方自治法を採用しなければならないのではないのですかと言っているのだ。総務課長、その辺どうな のですか。この損害賠償は一般の損害賠償とは違うわけでしょう。職員の怠慢なのでしょう。そうこ の間ご説明されましたよね。その職員が責任を負うべき問題であって、一般会計である税金から損害 賠償を支払うことはまかりならないわけでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 代表監査委員に申し上げます。   暫時休憩して、なお精査した上でまた答弁いただきたいと思います。   暫時休憩します。           午前10時39分  休 憩                                                        午前11時04分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   総務課長。 〇総務課長(齋藤甲三君) それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。   まず、今回の件につきましての遅延損害金の発生の形でございますが、市に対する損害賠償とい うのはいろんなケースがあるわけでありますが、今回におきましては市と業者とのレンタルリース契 約書に基づく遅延損害金第7条の規定によって、年14%の遅延金を支払うということの約束の契約に なっておりますので、この契約に基づく履行を果たすために市が支払いをするということがまず第1 点だと思います。   その後に、先ほど本間議員がおっしゃられました地方自治法の規定に基づき、その損害賠償の有 無について、市長が監査委員に対して審査を求め、その必要があった場合については、関係する職員 に対して損害賠償を求めるというようなことになっておりますので、現時点におきましては、まだ市 長から監査委員についての損害賠償の有無の審査はお願いをしておりませんので、今後お願いする形 になります。   したがいまして、先ほどの繰り返しになりますけれども、市が支払ったのはあくまでもこの契約 書に基づく遅延金ということでありますので、一たん市が支払うのが相当だという判断でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 契約書からいけばそのとおりだと思うのですね。ところが、総務課長が今 我々議会に上程しております自治法に基づく規定でありますが、第180条でありますと、その軽易な 事項で、その議決により特に指定したものは普通地方公共団体の長においてこれを専決処分すること ができるという、ただそれだけなのですよ。だから、これを軽易なものと思うのか、それとも重大な 故意による過失なのか。その243条の2というのは故意によるものというふうになっているわけです よ。この間全員協議会で説明されたのは、職員の単なる過失なのだと。もう2年も3年もその請求書 をほったらかしにしていたと。そういうことになりますと、契約をして、本人が個人で契約している わけではないですから、今総務課長がおっしゃられたとおりだとは思うのですが、やはりこの案件に 関しては、243条の2というこの規定どおりにものは進めないと私はいけないのではないかなという ふうに思うわけですね。   専決で払ったものですから、もうこれは予備費から執行したわけでしょう。もう払ってしまった ものを今さらどうのこうのというわけにいかないので、それを今後そこに充当する際に、本人から賠 償責任をいただいて、そこに充当しなければいけない。また、補正に補正を起こしていかねばならな い。その辺の事務処理的なものが、何かずさん過ぎるのではないかなと。もっともっと監査委員がち ゃんといるのだから、この法律的なもの、自治法、そして監査委員にこれは意見を付して、それを徴 収して、それを議会に付してというふうになっているわけですから、やっぱりその辺もう少し勉強な されたらいいのではないかなというふうに思うのですが、その辺はいかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務課長(齋藤甲三君) 地方自治法の180条の規定につきましては、いわゆる市長が専決行為と して損害賠償の額を決定するという委任事項でありますので、確かに中身については、私は金額の問 題ではなくて、重大な問題だという認識は持っておりますが、損害賠償の額を決める手続上として、 50万以下の専決を市長が委任を受けているわけでありますので、180の規定によって提案をさせてい ただいたということには、手続上問題はないと思っております。   しかしながら、中身については金額の差異ではなくて、非常にこれは大きな問題だという認識は 十分承知しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それでは、その243条の2に基づきということで、今定例会には上程できな いわけですが、後ほど臨時議会ないしはもう6月定例会となりますと、私もここにいるかわかりませ んので、その辺はきちっとまたやるのですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今総務課長からお話ありましたように、市との契約でありますので、当然市 が支払いをしなければならないということであります。この後、監査委員に私から意見を付して、ご 意見を拝聴して、そして適切に対応していくと、そういうことであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 伺います。   相手方の会社にはご迷惑をおかけしたということは事実でありますが、ちょっと伺いますが、今 回のこういう事案が発生した……私は発生したことそのものも悪いのですけれども、仕事のチーム ワーク、その課の、それから上司とのチームワーク、それから事務上の常に上司あるいは課長、そし て決算に当たって不用額が出た場合、しっかりと見直しするという、それで監査にも行ったわけです が、監査でもしっかりとそれをチェックできなかったという、その辺の今回のこの出来事をどのよう な点の改善しようとして、こういうことの再発を防ごうとしているのでしょうか。その辺お聞きいた します。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど提案理由でも申し上げました。非常に職員について失念をしたと。あ ってはならない、忘れたということですが、それがもう第一です。職員に対して事務の怠慢であると いうことでありますし、それをチェックできなかった上司についてもやはりチェック体制をこれから 十分に検討をする必要があるというようなことで、これから指導をしていく必要があると思っており ますし、また一人一人のモチベーションを高くしていく必要があるというようなことで、職員教育を 徹底していかなければならない事案の1つであると考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 業者の方が催促されたのでしょうか。余裕があるから遅れているかなぐらい に思っていて、そしてばたばたして、年度越しても普通は年度間際になるとまだもらっていないよと いうようなことを、業者が役所に来てどうなっているのだというふうにするのが私は普通なのではな いかと思ったのですが、こういう形で次の次年度にいって発見、わかったというようなことは、大層 余裕のある会社なのだなとしか思わないのですよね。ですから、業者からは催促されなかったのです か。その辺はどうだったのでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(瀬賀 功君) この事例につきましては、昨年度の話でございまして、業者からは 契約書が変更がありまして、4月に参ったという話でありました。その後、書類がそのままになって いたという話でございまして、業者からは10月ころに異動後の本人のほうに催促の電話がいったとい う話でありまして、その後見つかったという話でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 本人が異動した後に催促いくなんていうのもちょっとおかしいなというよう な気がします。   そこで、最後伺いますが、市長に伺います。課長は、私何回もこの場で申し上げていますが、他 の課でのいろんな不祥事とか、いろんなことがあった場合、直接は関係ない自分の課の職員に対して、 しっかりと教育をしていく、指導していくというのが、こういうことがあってするのではなくて、常 日ごろこういう事務的な間違いがないように、市民に対してサービスをしっかりとするようにと。そ れが地方公務員、村上市の職員としての大事な仕事なのだよということを各課の課長が、そして支所 長をはじめしっかりと、自分の課に関係ないことがあったとしても、それをしっかりと学ばせるとい う、そこがやっぱり手抜きされているのではないですか。私は市長の職員教育にかかっている、今ま でそういう点で、こういうことが繰り返されてきたのもやっぱり末端の職員一人一人に対して、市長 がしっかりと言い聞かせるという点ではちょっと手緩かったのではないかなという気がします。いか がでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 何とも言いわけもございません。そのとおりでございまして、長くなったと いうこともあるでしょうし、なれ合いになっているということもあるでしょうし、常日ごろ忘れたと か、本当に恥ずかしい話なのですけれども、そういうことがあってはならないわけなので、今八百何 十人いますけれども、一人一人にその点については十分に、事あるごとに言っておるわけでございま すけれども、忘れたということでございますので、そういうことのないようにしっかりとやっていた だきたいということをこれからも教育をしていく必要があるなと、そのように考えておりますし、ま た副市長に命じまして各支所を回ったり、あるいは各部署を回って、私の考えを伝えなさいというよ うなことも十分に申しつけてございます。 〇22番(相馬エイ君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わり、報告を終わります。                                              日程第9 議第 5号 村上市監査委員の選任について                〇議長(佐藤宮吉君) 日程第9、議第5号 村上市監査委員の選任についてを議題といたします。   種部義秋君は退席願います。           〔代表監査委員 種部義秋君退席〕 〇議長(佐藤宮吉君) 理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第5号について提案理由のご説明を申し上 げます。   本案は、村上市監査委員の選任について、地方自治法第196条第1項の規定により議会の同意を 求めるものであります。   本年6月4日をもって任期満了となります村上市監査委員、種部義秋氏の後任についてでありま すが、同氏を適任と認め、引き続き監査委員に選任したいので提案するものであります。   よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願いを申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。ございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   本件は人事案件ですので、委員会付託を省略し、討論を用いないで直ちに採決したいと思います。 これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、本件は委員会付託を省略し、討論を用いないで起立により採決いたします。   本件は原案のとおり同意することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第5号は原案のとおり同意することに決定しました。   種部義秋君を入場させてください。           〔代表監査委員 種部義秋君入場〕 〇議長(佐藤宮吉君) 種部義秋君に申し上げます。   村上市監査委員の選任については、同意することに決定いたしましたので、お知らせします。                                              日程第10 議第6号 村上市教育委員会委員の任命について                   議第7号 村上市教育委員会委員の任命について             〇議長(佐藤宮吉君) 日程第10、議第6号及び議第7号は、いずれも村上市教育委員会委員の任命 についてであります。   これを一括して議題といたします。   工藤泰則君は退席願います。           〔教育長 工藤泰則君退席〕 〇議長(佐藤宮吉君) 理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程いただきました議第6号及び議第7号の2議案について提案理 由のご説明を申し上げます。   これら2議案は、村上市教育委員会委員の任命について、地方教育行政の組織及び運営に関する 法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。   現在任命されております村上市教育委員会委員のうち、お二人が本年5月20日をもって任期満了 となりますので、議第6号では工藤泰則氏を、議第7号では信田栄太郎氏をそれぞれ適任と認め、引 き続き教育委員会委員に任命したいので提案するものであります。   よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから一括質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   本件は人事案件ですので、委員会付託を省略し、討論を用いないで直ちに採決したいと思います。 これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、本件は委員会付託を省略し、討論を用いないで、最初に議第6号について無記名投票に より採決いたします。   議場を閉鎖します。           〔議場閉鎖〕 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は議長を除き26名です。   投票用紙を配付します。           〔投票用紙配付〕 〇議長(佐藤宮吉君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 配付漏れなしと認めます。   投票箱を改めさせます。           〔投票箱点検〕 〇議長(佐藤宮吉君) 異状なしと認めます。   念のため申し上げます。投票は本案を可とする者は賛成と、本案を否とする者は反対と記載の上、 点呼に応じて順次投票願います。   なお、会議規則第73条第2項の規定により、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票 は否とみなすことになっておりますので、その点特にご注意願います。   点呼を行います。           〔点呼により順次投票〕 〇議長(佐藤宮吉君) 投票漏れはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 投票漏れなしと認めます。   投票を終わります。   議場の閉鎖を解きます。           〔議場開鎖〕 〇議長(佐藤宮吉君) 開票を行います。   開票立会人は、議会が行う選挙の方法に準じ、会議規則第31条第2項の規定によって、2番、鈴 木いせ子さん、22番、相馬エイさんを指名します。   両人の立ち会いを願います。           〔開  票〕 〇議長(佐藤宮吉君) 開票の結果を報告します。   投票総数26票。これは、先ほどの出席議員数に符合しています。   そのうち、賛成20票、反対6票、以上のとおりであります。   よって、議第6号は原案のとおり同意することに決定しました。   工藤泰則君を入場させてください。           〔教育長 工藤泰則君入場〕 〇議長(佐藤宮吉君) 工藤泰則君に申し上げます。   村上市教育委員会委員の任命については、同意することに決定いたしましたので、お知らせしま す。   次に、議第7号について無記名投票により採決いたします。   議場を閉鎖します。           〔議場閉鎖〕 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は議長を除き26名です。   投票用紙を配付します。           〔投票用紙配付〕 〇議長(佐藤宮吉君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 配付漏れなしと認めます。   投票箱を改めさせます。           〔投票箱点検〕 〇議長(佐藤宮吉君) 異状なしと認めます。   念のため申し上げます。投票は本案を可とする者は賛成と、本案を否とする者は反対と記載の上、 点呼に応じて順次投票願います。   なお、会議規則第73条第2項の規定により、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票 は否とみなすことになっておりますので、その点特にご注意願います。   点呼を行います。           〔点呼により順次投票〕 〇議長(佐藤宮吉君) 投票漏れはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 投票漏れなしと認めます。   投票を終わります。   議場の閉鎖を解きます。           〔議場開鎖〕 〇議長(佐藤宮吉君) 開票を行います。   開票立会人は、議会が行う選挙の方法に準じ、会議規則第31条第2項の規定によって、2番、鈴 木いせ子さん、22番、相馬エイさんを指名します。   両人の立ち会いを願います。           〔開  票〕 〇議長(佐藤宮吉君) 開票の結果を報告します。   投票総数26票。これは、先ほどの出席議員数に符合しています。   そのうち、賛成23票、反対3票、以上のとおりであります。   よって、議第7号は原案のとおり同意することに決定しました。                                              日程第11 議第8号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて      〇議長(佐藤宮吉君) 日程第11、議第8号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて を議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第8号について、提案理由のご説明を申し 上げます。   本市区域に置かれております人権擁護委員のうち、川村千賀子氏につきましては、本年6月30日 をもって任期満了となることから、その後任として稲葉眞知子氏を人権擁護委員に推薦しようとする ものであります。   新任の方の略歴につきましては、お示しのとおりであり、人権擁護委員として適任と考えており ます。   よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   本件は人事案件ですので、委員会付託を省略し、討論を用いないで直ちに採決したいと思います。 これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、本件は委員会付託を省略し、討論を用いないで起立により採決いたします。   本件は同意することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第8号は原案のとおり同意することに決定しました。                                              日程第12 議第9号 下越障害福祉事務組合規約の変更について           〇議長(佐藤宮吉君) 日程第12、議第9号 下越障害福祉事務組合規約の変更についてを議題とい たします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第9号について提案理由のご説明を申し上 げます。   本案は、下越障害福祉事務組合の規約第3条に、同組合の共同処理をする業務を定義、規定して おりますが、児童福祉法の一部改正に伴い、引用法令等の変更の必要が生じ、それに伴う知的障害児 施設の施設名称が、福祉型障害児入所施設に改められたことから、規約を変更しようとするものでご ざいます。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願いを申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議第9号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第9号は原案のとおり可決されました。                                              日程第13 議第10号 専決処分の承認を求めることについて            〇議長(佐藤宮吉君) 日程第13、議第10号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたし ます。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第10号について提案理由のご説明を申し上 げます。   平成23年度一般会計補正予算(第13号)について、地方自治法第179条第1項の規定に基づき専 決処分を行いましたので、同法同条第3項の規定により、議会の承認を求めるものであります。   歳入歳出にそれぞれ3億2,000万円を追加し、予算の総額を312億2,160万円としたものでありま す。   補正の内容は、除雪経費に大幅な不足が見込まれましたので、除雪対策経費を追加したものであ ります。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 伺います。   ことしは大雪で、大変な年になりました。そこで伺いますが、今回3億2,000万補正が出ますが、 除雪対策費の残はあとどのぐらいなのでしょうか。それとも、補正がされたということは当然残がな くなったと思うのですが、今後の雪の降り方にもよると思うのですが、これで終わろうとしているの か。それとも今後の雪次第ではさらなる補正が必要な現状なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 2月1日現在で専決をさせていただいたわけですが、その時点に おきましては、昨年の12月の実績と1月の見込みなのですが、実績に近い見込みでございます。そう いったものを精査しまして、昨年の2月、3月分を比較、予測いたしまして、計上させていただいた わけですが、ご承知のとおりまた2月の雪は去年にも増して降っておりまして、今の見込みですとさ らに追加をお願いしなければならないという状況でございます。   以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこで伺いますが、今回3月議会で24年度の予算が出ていますよね。予算は 予算として出てもいいのですが、こういう除雪の対策のいろんな課題といいますか、そういうのは最 終的には問題点、それから課題等がある程度はっきりと次の年度に引き継ぐ体制がとれるのは大体い つごろなのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 前年度の実績あるいは反省点が出てくるのは、やっぱり雪が消え てから精査してまいりますので、4月、5月ぐらいが一番反省点が出てくる時期だと思っております。 そういったことを次年度のまた予算要求の時点で、その4月、5月に出た反省点を踏まえましてやっ ていくというような状況になっております。特にいつごろにどうするというふうなことではないので すが、最終的には予算編成時期が一番頭をひねる時期だと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) この3月末で異動がありますよね。全員がそのまま同じ部署で、だれも一人 も異動しないということではないと思いますので、そういう点ではお一人お一人の職員が感じたよう なことも含めて、しっかりとやっぱり記録を残しておくと。次年度に生かすというふうなことをぜひ やっていただきたいと思います。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) お尋ねします。   2月1日に専決になっているわけですけれども、この入りのほうの部分で、交付税の関係につい てもう少し詳しく聞かせていただければと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 今回の専決につきましての歳入の財源につきまして、地方交付税を充て てございますが、現在のところ普通交付税の交付決定額が124億円ほどになってございます。精算は まだでございますが、そういう意味ではまだ少し余裕がございますので、それにつきましては3月の 補正でほぼ使い切るような形に、予算化するという形になろうかと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そうしますと、何か特に大雪だったので働きかけがあって国からというよう なことではないということですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 除雪の特別の交付があったということではなくて、一般財源として措置 する内容でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 2億707万ですよね。それで繰越金を充てているわけですけれども、ここに 交付税を投入できる割合とかが決まっていてこの金額になっていったのか。かなり大雪、2月の1日 というとかなり降っていましたので、そのときにもう少し計上できなかったのかという部分がちょっ と気になるのですけれども、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 今回の補正、2億707万補正してございますが、残りが現在のところ未 計上が6億7,600万ございます。   それで、後ほど出てまいりますが、14号の3月補正で5億9,000万ほど計上させていただいて、 予算現額が123億2,100万ほどになります。したがいまして、未計上が残り8,299万ほどになりますの で、これらを財源として充当するということの内容になっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 即決ですので、ちょっと参考までにお聞きしたいのですが、現在3億2,000 万の補正を行った上で、除雪費の総額は幾らになりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 主にこの委託料でいきますと、当初予算の1億9,000万にこの補 正予算を追加させていただいて、専決分ですね、追加させていただいて、4億8,900万でございます。 委託料だけでいきますと。そのほか修繕料で、補正後、専決後、4,200万ほどになっております。よ ろしいでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、今当然市は一本化されてはおりますが、5地区今あるわけですが、 その地区別ごとの予算化というか、予算の明細なんていうのはあるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 地区別にきちっと出してもらっていますので、予算の中ではあり ます。今ここにはちょっと持ってきていないのですけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) では、すみません。ちょっと後で、また委員会のときで結構なので、教えて いただければと思います。   それと、今民主党の中で豪雪対策委員会というのが立ち上がっているわけですが、今回この補正 だけでもし済まない場合の、また例えばこの先もわからないわけですね、雪。自然のことですから。 そういった場合の交付金措置は、除雪費というのは後々今のところ全額交付金措置ということで考え てよろしいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 全額は来ませんが、かなりの、8割、9割は交付税措置されてまいるか と思います。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから議第10号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり承認することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第10号は原案のとおり承認することに決定しました。   午後1時まで休憩します。           午前11時55分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              日程第14 平成24年度村上市施政方針 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第14、平成24年度村上市施政方針について、市長の発言を許します。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 平成24年村上市議会第1回定例会の開催にあたり、新年度の市政運営につい て、私の所信を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。   昨年発生しました東日本大震災により、私たちはかつて経験したことのない大きな衝撃を受けま した。   多くの被災された皆様が、悲しみに耐えながら、そして大きな課題を抱えながらも、復興に向け て一歩一歩前進されていることは、心から敬意を表するものであります。   一方、本市におきましては、念願でありました日本海東北自動車道の全線開通に向け大きく前進 した年でありました。開通を見据えた今後のまちづくりを検討していく大きな転換期を迎えることと なります。   時あたかも、ギリシャの財政悪化に端を発したヨーロッパにおける経済危機、円高の進行による 日本経済の低迷が生み出す雇用不安、交渉参加への協議が進む環太平洋パートナーシップ協定、いわ ゆるTPPによる先行きの不透明感、社会保障と税の一体改革の行方等、我が国全体に大きな課題が 存在することも事実であります。   幸いなことに本市には恵まれた自然、豊かな文化・風土があり、そして何より、温かい「おもて なし」の心を持った多くの市民の皆様がおられます。   これら他自治体に誇れる貴重な財産を最大限に活かすためにも、「元気な地域」、「元気な人づ くり」が必要であり、今こそ、未来を担う子どもたちのために本市まちづくりの展望をしっかりと捉 え、できることから着実に実行に移していく必要があります。   私たちが生活することに誇りを持てるまちこそが「定住の里」でありますので、「元気“eまち ”村上市」の実現に向け各種施策を展開してまいります。   その柱となる5つの主な施策についてご説明申し上げます。   はじめに、「行政改革のさらなる推進と健全財政の維持」であります。   平成20年4月1日の新市誕生以来、行財政改革を最重点課題とし、平成21年11月に策定いたしま した「村上市行政改革大綱前期実施計画」に則り、着実に実行し成果を上げてまいりました。本年度 は、後期実施計画を策定し健全財政の維持に向け、より一層の行財政の改革を進めてまいります。   2点目といたしまして、「魅力ある地域づくり」であります。   日本海東北自動車道の朝日まほろばICから山形県温海までの整備促進を強く要望してまいりま すが、全線開通を視野に入れた通過都市とならない、魅力ある地域づくりに向けた戦略の構築が喫緊 の課題でありますので、地域・民間・行政が一体となった体制づくりに取り組んでまいりますととも に、観光施策及び空き家バンクの利用促進等による総合的な定住支援策の研究を進め、定住・交流人 口の拡大を図ってまいります。   3点目は、「市民協働のまちづくりによる元気な地域づくり」であります。   元気な地域づくりのため、そして、市民協働のまちづくりの推進母体としての役割を担う「地域 まちづくり組織」を立ち上げるべく、各地区においてその準備会が組織されてまいりました。   現段階で、村上地区において既に2組織が設立されており、3月末までに村上地区の残り3組織 が、荒川地区と山北地区では1組織、神林及び朝日地区ではそれぞれ5組織が産声を上げようとして おり、計17の組織により市民協働のまちづくりをスタートすることとなります。   これまで、組織の立ち上げに際し、昼夜を惜しまず熱心にご検討いただきました区長・総代各位 をはじめ関係者の皆様に、厚くお礼を申し上げます。   今後は、この地域まちづくり組織の基盤固めを推進するとともに、行政も一体となって元気な地 域づくりに邁進してまいります。   また、2年目に入ります「村上市地域公共交通総合連携計画」に基づく実証運行事業につきまし ても、地域に見合った公共交通体系の構築に向けて推進してまいります。   4点目は、「産業の活性化」であります。   産業の活性化は、経済のみならず地域全体の活性化の面からも大切な視点であります。   昨年度、村上市地産地消推進協議会で検討してまいりました地域認証制度が、栽培基準を満たし た農産物や、地産地消を実践している店舗を認証する制度としてスタートいたしますので、制度の普 及を図りながら本市ならではの認証制度の研究を進め、村上ブランドの確立を目指してまいります。   また、農商工連携及び農林漁業の6次産業化への取組といたしまして、産業等の活性化支援補助 制度による支援をはじめ、「農商工連携フェア2012」を開催し、ビジネスチャンスの拡大を図ってま いりますとともに、市内立地企業の関連企業や、取引先企業への誘致活動を粘り強く進めるほか、陸 路及び海路を活用した取組や市内企業における事業拡張の情報収集活動を展開し、雇用の確保に努め てまいります。   最後に、「安心して暮らせる地域づくり」であります。   災害に強く、私たちが安心して定住できる生活基盤整備のため、災害時における体制を設備・ネ ットワークの両面から整備してまいります。また、厚生連村上総合病院の新築につきましては、建設 に早期着手できるよう、建設場所の確定に向け協議を進めてまいります。   また、再生可能エネルギー普及への取組といたしまして、本年度、環境課に新エネルギー推進室 を設置し環境保全への取組を強化いたします。   以上の施策・事業を中心に今後のまちづくりを進めてまいりますが、本年度は平成25年度から28 年度を計画期間とする第1次村上市総合計画後期実施計画を策定いたします。   策定にあたり、特に力を入れて取り組むべき施策の方向性につきまして、「(仮)定住の里づく りアクションプラン」として行政案をまとめ、昨年度、各地区地域審議会に諮問し、本年2月15日に 様々な意見を答申いただきましたので、これらの意見をできる限り反映した計画づくりを進めてまい ります。   次に、本年度の一般会計予算の概要と主要事業の取組につきまして申し上げます。   予算編成にあたり実施する事業は、本市総合計画における事業計画を精査し、市民の生命財産を 守り、活力あるまちづくりの創造のため、メリハリのある編成を行ったところであります。   自主財源比率が低い本市におきまして、一般財源の確保が厳しさを増す大変厳しい財政状況にあ りますが、本年度の予算規模を一般会計総額で301億1,000万円とし計上いたしております。   主要財源につきましては、市税で66億4,046万円、地方交付税で120億4,000万円、国県支出金39 億3,160万円、市債31億770万円を見積もりました。   次に、主要事業の取組につきましては、本市総合計画の基本目標に沿ってご説明申し上げます。   はじめに、支え合い安心して暮らせる思いやりのまちづくりであります。   まず、保健・医療の充実につきましては、本市の健康づくりの指針となります「健康むらかみ21 計画」及び「村上市食育推進計画」に基づき、各種健診やがん検診、健康教育・健康相談等を実施し、 健康増進を図ってまいります。   特に、野菜の摂取量を増やす「健幸バン菜運動」を地域で展開し、生活習慣病の予防を推進する とともに、若い世代へ食育の大切さを、県・関係団体と連携を図りながら普及してまいります。   また、中学1年生から高校1年生までを対象とした子宮頸がんワクチン接種費用の助成を継続実 施するとともに、75歳以上の方への肺炎球菌ワクチン接種費用の一部助成を新たに実施し、予防接種 事業の拡充を図ってまいります。   昨年6月から地元医師会のご協力により平日夜間診療を開始した村上市急患診療所につきまして は、市民の安心感を高める上で効果を上げておりますので、今後も診療所と病院、関係機関との連携 を図りながら、地域全体としての医療体制の確保を目指してまいります。   国民健康保険につきましては、引き続き訪問支援活動を継続するとともに、中学3年生相当年齢 以下を対象としたインフルエンザ予防接種費用の一部助成や、特定健診時に眼底検査と心電図検査を 追加で選択できるなど、保健及び健診事業の充実を図り、健康管理と医療費抑制に努め安定した運営 を目指してまいります。   地域福祉の形成につきましては、引き続き各種団体への支援を行うとともに、誰もが地域で自立 し安心して生活できるよう、地域住民の主体的な支え合いによる福祉活動を機軸として、民間組織等 とも連携しながら、地域福祉の推進を図ってまいります。   また、昨年の東日本大震災におきましては、たくさんのボランティアの方にご活躍いただきまし た。今後も、市民のボランティア意識の醸成を図るとともに、人材育成と各種活動や事業への参加に より、地域福祉の形成に努めてまいります。   次に、高齢者支援の充実についてであります。   平成24年度から26年度までを計画期間とする高齢者保健福祉計画及び第5期介護保険事業計画に よる取組がスタートします。   広大な面積と高齢化の著しい地域を有する本市にとりまして、高齢者が住み慣れた地域で安心し た暮らしを送り、自分らしい生き方を選択しながら生活していくために、本計画では、医療、介護、 予防、住まい、生活支援を総合的に効率よく提供するという仕組み、すなわち「地域包括ケアシステ ム」の構築を重点目標に位置付けております。   本年度はシステム構築に不可欠な、行政各部局や介護施設、医療機関、地域の商店や事業所、関 係機関、自治会、地域団体などとのネットワークづくりに着手し、第一弾といたしまして各事業所の ご協力をいただき、高齢者のコミュニティースペースの提供や緊急時の関係機関への連絡援助を行う 「街中お年寄り愛所」の設置事業を実施し、高齢者を地域で見守り・支え合う体制づくりを目指して まいります。   また、要介護・要支援者となる前段階での介護予防事業の推進も重要な課題であり、とりわけ認 知症への対策は急務となっております。要介護・要支援認定者のうち、認知症の症状を有している高 齢者は約7割を占め、潜在的には更に多くなると思われるため、物忘れ相談会や脳の健康教室等の予 防事業を充実するとともに、家族を支援する体制づくりに取り組んでまいります。   入所待機者の解消に向けた基盤整備も大きな課題であります。   本計画では、施設系サービス2事業所、居住系サービス2事業所を3か年度で整備することとし ており、平成24年度は、施設系サービスに類する定員29人の「地域密着型介護老人福祉施設」、いわ ゆる小規模特養1施設を準備いたします。   今後も介護予防に力を入れ取り組んでまいりますが、このような介護サービス事業を展開するに は、被保険者の方に負担増をお願いせざるを得ない状況であることもご理解いただきたいと思います。   また、老人クラブ団体活動等への支援を継続実施し、高齢者が地域で元気に活躍できる場づくり に取り組んでまいります。   障がい者支援の充実につきましては、平成23年度に策定した「第2次障がい者計画」、「第3期 障がい福祉計画」に基づき、支え合い安心して暮らせる思いやりのまちづくりを目指し、障がい者福 祉施策及び各種障がい福祉サービスの充実を図ってまいります。   また、障がいのある方が自立した日常生活や社会生活を営むことができるよう、相談員の増員や 相談内容の充実を図り、ニーズに沿った適切な支援に努めてまいります。   子育て支援の充実につきましては、地域の宝である子どもたちの健やかな成長を願って、きめ細 やかな子育て支援を実施してまいります。   安心して妊娠・出産・育児ができるように、妊婦健診・7か月児健診の費用助成や両親学級、4 か月・10か月・1歳6か月・2歳・3歳児の乳幼児健診、育児相談、家庭訪問等を実施するとともに、 ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチン接種費用を助成し、小児の細菌性髄膜炎の発症予防に努めて まいります。   施設整備につきましては、平成26年4月の開園を目標に、(仮称)荒川統合保育園建設工事に着 手するとともに、昨年度設置した村上市保育園等施設整備計画検討委員会からのご意見をいただきな がら、公立保育園や学童保育所等の施設整備計画を策定いたします。   また、多様な保育ニーズに対応するため、本年4月に新たに民間で開園する認定子ども園「(仮 称)村上こひつじ保育園」を支援するとともに、連携を図りながら、保育サービスの拡充を図ってま いります。   生活支援の充実につきましては、雇用情勢の悪化等により生活保護受給者数は増加傾向にありま す。   このような状況に対応するため、関係機関との連携強化により生活相談機能のより一層の充実を 図るとともに、各種制度を活用しながら生活保護受給者等の自立・就労支援を図ってまいります。   平等社会の推進につきましては、昨年度に実施した人権に関する市民意識調査の集計結果をもと に、検討委員会で分析作業を行い、今後の人権施策及び人権教育・人権啓発推進計画策定に向けて準 備を進めてまいりますとともに、引き続き村上人権擁護委員協議会及び教育委員会との連携を図り、 広く市民の人権意識の高揚に努めてまいります。   また、昨年度委員会を設置し、議論いただいております「第1次村上市男女共同参画計画」を策 定し、性別にとらわれず、個性と能力を発揮できる社会の実現を目指してまいります。   次に、自然と景観を守る環境に優しいまちづくりについてであります。   まず、自然環境の保全についてであります。   本市の貴重な財産であります豊かな自然環境の保全には、平成23年3月に策定した「村上市環境 基本計画」及び「村上市地球温暖化対策実行計画」の着実な実行が欠かせません。   これらの計画に基づき、環境フェスタなど意識高揚のためのイベント等の開催や環境美化活動へ の支援、海岸、河川等のクリーン作戦等を、市民、事業者、市民団体、行政等が協働して取り組みま す。なお、環境基本計画進捗管理委員会を設置して、取組に対しての点検、評価を実施してまいりま す。   また、昨年の東日本大震災により、改めてエネルギーの大切さを実感することとなり、再生可能 エネルギーの必要性を強く認識したところです。   市民の皆様が活用しやすい、また本市の地域特性を生かした再生可能エネルギー導入制度の構築 に向け、研究を進めてまいります。   次に、生活環境衛生の確保についてであります。   環境負荷の少ない持続可能な循環型社会の実現を目指し、ごみの発生抑制、再使用、再資源化の 普及促進に努めてまいります。   依然として後を絶たないごみの不法投棄や犬のフンの不始末への対策といたしましては、各地域 や県及び関係機関と連携し、巡回パトロールの実施、環境美化活動や注意看板の設置、広報紙等によ る継続的な意識高揚を図ってまいります。   新ごみ処理場建設事業につきましては、実施設計を行い、造成工事、本体工事に着手いたします。 市始まって以来の大型建設事業となりますので、設計及び施工の進捗管理に十分留意しながら、平成 26年度末の稼働を目標に事業を推進してまいります。   次に、上水道整備の推進についてであります。   上水道事業につきましては、将来に向けて安定した水道水の確保を図るため、村上地区第4次拡 張事業と荒川地区第3次拡張事業を継続してまいります。   村上地区第4次拡張においては、第2水源地稼働に向け、導水管工事と村上浄水場の電気・計装 設備工事を実施するとともに、荒川地区第3次拡張においては、配水池建設工事と第2水源地改修工 事を実施いたします。また、建設改良事業では、神林地区において配水管建設工事を、村上及び荒川 地区においては公共下水道事業に伴う老朽配水管改良工事を実施し、安定した供給基盤の整備と有収 率の向上に努めてまいります。   簡易水道事業では、本年度から朝日地区において、上水道事業との統合に向けた蒲萄地区簡易水 道統合整備事業に着手するとともに、山北地区においては、北中地区簡易水道と大毎・大沢地区簡易 水道の統合事業に着手いたします。   また、今後も経営統合に向け、配水管・配水池の更新と施設の統廃合による事業経営の健全化、 効率化を図るため、簡易水道再編推進事業を実施してまいります。   次に、汚水処理対策の推進についてであります。   下水道事業は、快適で住みよい生活環境への改善、公共用水域の水質保全・改善を図り、豊かな 自然環境を守る重要な社会資本整備であります。   汚水処理人口普及率もようやく90パーセントを超え、下水道整備の進捗と呼応して市街地を流れ る川がきれいになるにつれ、魚の群れが見られるようになるなど、下水道の役割や大切さを実感でき るようになってきました。   公共下水道事業では、整備を進めている村上処理区及び荒川処理区において、新たに拡大した事 業認可区域を含め、約13キロメートルの管渠布設工事を実施し、59ヘクタールの処理区域の拡大を進 め、更なる普及率の向上を図ってまいります。   また、下水道施設を計画的かつ効率的に管理するための公共下水道と集落排水との処理区統合計 画の策定と、処理場などの老朽化が進む施設の機能強化と長期的に維持していくための改築更新計画 を策定してまいります。特に改築更新が急がれる瀬波地区羽下ケ渕処理場の工事に着手いたします。   併せて、加入促進のためのPR活動を強化するなど普及啓発活動を推進し、より一層の水洗化率 の向上に努めてまいりますとともに、下水道整備予定区域外の地区につきましては、合併処理浄化槽 の普及を促進してまいります。   次に、活気に満ちた輝くにぎわいのまちづくりであります。   はじめに、農業の振興についてであります。   農業施策は、「我が国の食と農林漁業再生のための基本方針」で示された、農家の経営規模の拡 大と若い世代への就農促進を中心とした施策へと展開しています。本年度は、昨年度から本格実施さ れた戸別所得補償制度に加え、農地集積協力者への協力金や新規就農給付金等に取り組む、「人・農 地プラン」を新たに作成し、農業経営の更なる安定を図ってまいりますとともに、中山間地域等直接 支払制度につきましても引き続き支援してまいります。   鳥獣被害防止対策としましては、試験的に設置したニホンザル防除用電気柵設置事業の成果が実 証されたことから、小規模区画での柵の設置につきましても新たに補助対象といたします。また、テ レメトリー発信器による生態調査結果を追い払いに活用する等、被害防止に取り組んでまいります。   平成19年度より実施してきた農地・水・環境保全向上対策につきましては、日常の保全管理活動 に加え、水路等施設の長寿命化活動への追加支援による見直しで、「農地・水保全管理支払交付金」 と名称変更した上で継続実施してまいります。また、農地基盤整備の推進のため、地域農業水利施設 ストックマネジメント事業、土地改良施設維持管理適正化事業による老朽化した農業用施設の適切な 維持管理を進めてまいります。   林業の振興につきましては、木材価格の低迷等により森林所有者の林業への意欲が薄れ、森林の 適正な管理に支障をきたすことも危惧される中、強い林業の再生に向け国が定めた「森林・林業再生 プラン」により、森林・林業政策は大きく変わろうとしております。   本市におきましても、林業採算性の向上と森林の持つ多面的機能発揮に向けた森林整備推進のた め、更なる集約化により作業コストの縮減と生産ロットの大型化を可能にする提案型集約化施業の普 及に努めてまいります。   また、面的なまとまりを持った森林経営を具現化するための森林経営計画の作成支援を行いなが ら、再造林、間伐等の森林施業と、効率的な森林経営に欠かすことのできない林内路網の整備を推進 してまいりますとともに、村上市産材利用住宅等建築奨励事業の拡充を行い、地域産材の需要拡大を 図ってまいります。   森林環境の保全につきましても、市行分収林の適切な整備や治山事業、松くい虫などの森林病害 虫防除事業を引き続き実施してまいりますとともに、林道開設事業の促進及び既存林道の改良舗装事 業や適切な維持管理による効率的な森林路網整備を実施し、山村地域の活性化を図ってまいります。   水産業の振興につきましては、海面・内水面における稚魚放流等の事業を継続し、今後も「つく り・育て・管理する漁業」の推進を図り、豊かな水産資源の確保に努めてまいります。   また、桑川漁港整備では北防波堤の改良工事を実施するとともに、漁獲物鮮度の保持を図るため、 滅菌設備の整備に着手いたします。   さらに、本市の漁業協同組合等関係機関と連携し、さかなまつり等の産直イベントの開催や、漁 港・直売所における加工・販売を支援するとともに、瀬波温泉等の市内宿泊施設とも連携し、観光に おいでの皆様への新鮮な地魚の提供や情報発信の取組も継続してまいります。   なお、全国的に漁業就業者の高齢化、担い手不足が問題となっている中、昨年、当地域において も漁業者で構成する岩船地域担い手確保検討委員会を設立しましたので、その取組を支援してまいり ます。   次に、商工業の振興についてであります。   市内の景況は、持ち直し感があるものの、震災の影響により動きに足踏みが見られ、加えて円高 の進行等により依然として厳しい状況が続いています。   このため、地域資源を活用した新品種、新製品の開発、地域ブランドの構築、取引先の開拓等に よる販路拡大、にぎわいを創出する商店街の取組等、多くのメニューを揃えた産業等の活性化支援補 助制度の活用を積極的にPRし、地域産業の活性化に結び付くよう努めてまいります。   また、商工会議所、各商工会が実施する経営支援事業や地域活性化事業について支援を続けてま いりますとともに、成果が得られたプレミアム商品券につきましても、地域購買を促進するため、引 き続き実施してまいります。特に利用の多い企業対策資金の信用補償料を昨年度に引き続き全額補給 するなど中小企業者の負担軽減を図ってまいります。   市制度融資につきましては、企業誘致につきましては全国的に厳しい状況ではありますが、企業 設置奨励条例をPRしながら、市内外の企業訪問活動を継続的に実施してまいりますとともに、岩船 港を利用した誘致活動も進めてまいります。   次に、観光の振興についてであります。   村上瀬波温泉ICから市街地への連絡道路がようやく開通いたしました。これにより、市内の主 要観光スポットであります、瀬波温泉や笹川流れ等へのアクセスが向上しましたので、交通の利便性 をアピールしながら本市の観光の魅力を発信してまいります。   また、市民の皆様のこれまでの取組により、イベント開催期間を中心に大勢のお客様がパンフレ ットを片手に町歩きをするようになりましたので、おもてなしや観光案内をするため、また県内外の 各種観光イベントで村上を幅広くPRするため、昨年度に引き続き「町娘コンシェルジュ」事業を実 施いたします。   村上駅は市観光の玄関口であります。   多様なお客様ニーズへの対応や、大祭・人形さま巡りなどで利用者数が増加していることから、 新たな観光案内所の設置を検討してまいりましたが、駅前交番用地を購入し、設計業務に着手いたし ます。   2014年度末の北陸新幹線全線開通は、新潟以北への人の流れに大きな影響を及ぼすことが予想さ れます。これらの対応を含め、新潟・山形・秋田県の10市町村で構成する日本海きらきら羽越観光圏 では、地域資源を活用した旅行商品造成事業や連泊プレゼント、首都圏等のマスコミや旅行業者への 宣伝活動などを実施してまいりました。今後も、滞在・周遊を促進するために観光圏の取組を進める とともに、豊富な観光資源を有する市内の観光ネットワークづくりを進め、昨年誕生しました村上市 の観光キャラクター「サケリン」にも活躍してもらい、地域の魅力を発信してまいります。   豊かな自然・風土が育む豊かな特産品が数多くある物産の振興につきましては、これまでの取組 をベースに各種団体、事業者と連携しながら全国にアピールし地域活性化に結び付けていく必要があ ります。昨年、埼玉県大宮駅で物産フェアを開催し大変好評でありましたので、今後も首都圏でのイ ベントへ引き続き参加するなど、販路拡大を図ってまいります。   次に、就業・雇用支援についてであります。   市内の雇用情勢は持ち直しの動きが見られるものの、依然として厳しい状況が続いております。 ハローワーク村上や岩船郡村上市雇用対策協議会と連携しながら、市内企業へ雇用拡大を働きかける など、雇用の安定に努めてまいりますとともに、県の緊急雇用創出基金を活用した8事業を実施し、 27人の雇用創出を図ってまいります。   また、勤労青少年ホームを活動拠点とする地域若者サポートステーション事業を継続実施し、若 者の自立を支援してまいります。   次に、安全で快適な住みよいまちづくりについてであります。   まず、道路の整備であります。   高速交通体系の整備につきましては、朝日まほろばICから山形県温海までのルートが先の計画 段階評価におきまして、「国道7号沿いに全線新設」することとなりました。   いよいよ、具体的な法線決定の作業に入ることになりますので、地域とともに運動を展開し、滞 ることなく事業着手につながるよう、国や県へ要望してまいります。   また、高速道路の利用促進を図るため、引き続き(仮称)荒川高速バスストップの整備及び市道 金屋49号線の道路改良工事を進めてまいります。   幹線交通網の整備につきましては、神林地区桃川牧目線、朝日地区布部高南線、下新保1512号線、 山北地区真佳木丸倉線の道路改良工事を実施し、国道・県道とのアクセス向上と機能性及び安全性に 配慮した整備を進めてまいりますとともに、安全・快適な生活道路の整備のため、狭あい道路の解消 に努めてまいります。   道路の適正な維持管理につきましては、老朽化が進む橋梁の安全性確保と長寿命化を図るととも に、冬期間の交通を確保するため、きめ細やかな除雪対応を実施してまいります。   次に、河川・排水路の整備推進についてであります。   河川整備では、継続事業である神林地区滝矢川及び山北地区稲耕地沢川の改修工事を進めてまい りますとともに、荒川地区烏川の橋梁架け替え工事を県と連携し実施いたします。   また、排水路整備では、村上地区岩船備前屋排水路改修工事に着手いたします。   次に、港の活性化の推進についてであります。   特定地域振興重要港湾に指定されている岩船港につきましては、船舶の安全航路確保のため、冬 期間の漂砂による航路埋没防止の根本的解決策を見いだし、その対策が図られるよう国・県に要望し てまいります。   また、海岸保全施設の整備促進につきましても、桑川海岸、岩ヶ崎海岸、瀬波海岸、岩船港から 塩谷海岸にかけての浸食対策事業の整備促進を県・国に要望してまいります。   にぎわいある港湾・海岸の利用促進につきましては、港湾関係団体と連携しながらポートセール スに努めるとともに、まちづくり協議会などとも連携しながら、多くの市民と観光客でにぎわう港 湾・海岸の利用促進を図ってまいります。   次に、安全なまちづくりの推進についてであります。   交通安全対策の推進につきましては、依然として交通事故は多発しており、急速に進む高齢化の 中、とりわけ高齢者の交通事故防止対策の充実が必要となっていますので、昨年度に策定した「第9 次村上市交通安全計画」に基づき、行政機関や地域の関係団体等とも連携しながら、高齢者交通安全 教室等を開催し、安全の確保と事故防止対策等を総合的に推進してまいります。   防犯対策の整備の促進につきましては、市及び関係機関・団体が連携・協力し、地域の防犯意識 の高揚を図るとともに、地域と一体となり、防犯灯の管理と整備に努めるなど、犯罪を未然に防ぐ環 境を整備する体制を構築し、より一層、安全で安心して暮らせるまちづくりの実現に向けた取組を進 めてまいります。   防災対策の推進につきましては、東日本大震災を教訓といたしまして、現在策定中の津波避難計 画に基づき、避難路の整備や表示板の設置などを計画的に進めてまいりますとともに、津波ハザード マップを全世帯に配布し、津波災害時の行動の心得として強く周知してまいります。   また、福島第一原発からの放射能について監視するため、学校、保育園等の市内公共施設の敷地 57箇所において、引き続き空間放射線量の測定を実施してまいりますとともに、この度の震災により 自主防災組織の重要性を再認識することとなりましたので、未結成地域での組織化の推進、及びその 支援・育成に努めてまいります。併せて、出前講座や防災フェスティバルなどの防災意識啓発事業の 実施により、災害に強いまちづくりを進めてまいります。   常備消防につきましては、消防救急無線デジタル化の実施設計に着手するとともに、消防救急機 能の充実を図るため、救急救命士の養成や消防職員の大量退職に備えて中級幹部の高度教育を実施し、 人材育成に努めてまいります。   非常備消防につきましては、引き続き消防水利や消防資機材の整備・充実を図るとともに、女性 の入団を促進するなど団員の確保に努めてまいります。   また、幼年消防クラブや女性防火クラブの育成を強化し、防火意識の向上に努めてまいります。   消費者の自立支援につきましては、業者とのトラブル、悪質な販売方法による被害や特に高齢者 を狙った悪徳商法が増加しているため、県消費生活センターや地域包括支援センター等とも連携・協 力し、講座の開催や広報等による啓発及び情報の提供により被害の未然防止に努めてまいりますとと もに、相談員による被害救済や苦情等にかかる相談業務を実施してまいります。   次に、高度情報化の推進についてであります。   地域情報化の推進につきましては、「村上市情報化基本計画」をもとに、高度情報化社会に対応 した環境づくりと市民生活の利便向上を目指し取り組んでまいりましたが、一部の地域で超高速ブ ロードバンドサービスの提供が遅れている現状にありますので、格差解消に向けより具体的な計画づ くりに着手いたします。   次に、良好なまちづくりの推進についてであります。   計画的な土地利用の誘導や良好な市街地の形成のため、本年度も引き続き、都市計画マスタープ ランに基づいた都市計画の変更を進めてまいります。   良好な住環境の形成につきましても、引き続き木造一戸建て住宅の耐震診断、耐震設計及び耐震 改修工事の支援を図ってまいりますとともに、これまでの実績を踏まえ、同補助制度のあり方を検証 してまいります。また、住宅リフォーム補助制度の導入について検討してまいりますとともに、公営 住宅の適正な維持・保全のため、市営住宅の長寿命化計画を策定いたします。   景観の保全・活用の推進につきましては、昨年度立ち上げました景観計画策定委員会や地域懇談 会の意見を集約し、地域や関係団体等の声をお聞きしながら、市民が共有できる景観計画を目指して まいります。   なお、村上地区の旧町人町につきまして、これまで伝統的建造物群保存地区指定に向けた調査事 業の進め方等について協議してまいりましたが、景観行政全体の中での位置付けを明確にしてから事 業着手することが望ましいことから、国の動向を踏まえながら事業化についての準備作業を進めてい くことといたしました。   次に、公共交通の充実についてであります。   昨年度から公共交通空白地域や不便地域の解消と高齢者等の通院対応を目的に、路線バスを活用 した「まちなか循環バス」の運行や、新たな交通システムとして乗合型タクシーの実証運行を開始い たしました。   本年度は新たに朝日地区においても、通院対応の乗合型タクシーの実証運行を開始いたしますが、 十分な検証を重ねながら、地域の実情に適した持続可能な運行体系と身近で手軽な市民の足となり得 る交通手段を目指してまいります。   次に、豊かな心と文化をはぐくむふれあいのまちづくりについてであります。   本市の教育行政は、平成22年3月に策定しました村上市教育基本計画に基づき、各施策を展開し てまいりましたが、本年度は教育関係者のご意見をお聞きしながら、「郷育のまち・村上」の実現に 向け、平成25年度から平成28年度までの「後期実施計画」を策定いたします。   まず、学校教育の充実についてであります。   グローバル化や情報通信技術の進展などの急激な社会変化の中、子どもたちが豊かな人間性や社 会性を育んでいくためには、これまでと同様に、地域に開かれ、信頼される学校づくりの推進が重要 であります。このため「郷育会議」を核として、学校、家庭、地域が連携・協力した取組を推進し、 「地域の子どもは地域みんなで育てる」という、協働体制の一層の強化を図るとともに、地域コーデ ィネーターや各種ボランティアの支援をいただきながら、学校のマネジメント力の向上につながる施 策を進めてまいります。   知識基盤社会の時代において「生きる力」を育むという理念のもと、新学習指導要領が小学校は 昨年度から、中学校は本年度から全面実施されることに伴い、指導書をはじめ教材の整備充実に努め、 児童生徒の基礎学力の徹底と学力の向上を図るため、引き続き教育補助員や外国語指導助手の配置を 行うなど、きめ細やかな指導体制を整えてまいります。さらに、家庭との連携を一層深め、早寝・早 起き・朝ごはん・家庭学習などの基本的な生活習慣の改善や、定着が図られるよう努めてまいります。   また引き続き、中学校生徒が自己の進路を選択・決定できるように、しっかりとした勤労観・職 業観を育むため、キャリア・スタート・ウィーク事業を市内企業や事業所のご理解をいただきながら 実施してまいります。   いじめ、不登校対策につきましては、市内全地区に設置した適応指導教室において、専門的な知 識を有する指導員が個に応じたきめ細やかな支援・指導を行うとともに、関係機関とも連携を図りな がら、児童生徒の抱える諸問題の対応に取り組んでまいります。   特別支援教育につきましては、引き続き介助員を配置し、児童生徒の個に応じた支援体制の整備、 充実を図ってまいりますとともに、様々な障がいや問題を抱える子どもたちへは、療育指導員による 専門的な指導・助言を行ってまいります。   なお、児童生徒の登下校時の安全につきましては、引き続き各地区にスクールガードリーダーを 配置し、地域のボランティアと連携しながら安全確保を図るとともに、冬期間におけるスクールバス の運行、通学時のヘルメット及び防犯ベルの購入補助についても引き続き実施してまいります。   また、学校施設につきましては、子どもたちが安全で快適な学校生活を送れるように環境整備に 努めるとともに、災害時の指定避難場所としての機能も十分に果たせるよう、小学校においては、さ んぽく北小学校体育館耐震補強工事の実施設計、中学校においては、昨年度に引き続き、村上第一中 学校校舎の耐震補強工事を、また岩船中学校校舎の改修工事を実施してまいります。   食育につきましても、学校として様々な活動や工夫をしながら「食」を見直し、その必要性や重 要性を啓発・指導するとともに、地域における食文化の継承や、感謝の気持ちを育てる取組を実施し てまいります。   次に、生涯学習の充実についてであります。   生涯学習については、「第1次村上市生涯学習推進計画」に基づき、市民が主役となる学習を推 進するため、本年度から取り組む「市民協働のまちづくり」との連携を図りながら、各地区公民館で の学習講座の充実とサークル活動の支援を推進し、地域での学習活動や学校での体験活動が市民の学 習成果に活かされる学習スタイルの構築を目指してまいります。   現在2か年計画で進められております(仮称)村上市生涯学習センターにつきましては、本年度 中に完成し、隣接する教育情報センターと一体的な利活用を図る生涯学習ゾーンとして整備を進めて まいります。   また、多くの市民に利活用されている図書館、図書室につきましては、蔵書の充実を図るととも に、市民ニーズに合ったサービス向上に努めてまいります。   青少年健全育成につきましては、青少年健全育成センターと村上市青少年健全育成市民会議とが 連携し、市民と協働で青少年の健全育成に向けた取組を推進してまいります。   次に、文化・芸術の振興であります。   地域の伝統文化の継承や文化財の保存、芸術を育むことは、人づくりや地域活性化につながるだ けでなく、地域間交流の促進や経済的効果も期待することができます。これらの展示公開や歴史教材 としての活用を通し、郷土の歴史・文化の継承を促進するとともに、村上市美術展覧会や伝統芸能祭 を開催し、文化・芸術に接する機会や発表の機会を積極的に提供してまいります。   特に、本年度の「夏の音楽祭」は、大勢の市民の皆様に参画していただく創作オペラを企画して おり、より芸術性の高い音楽文化活動とふれあうことができるものと期待しております。   埋蔵文化財関係では、国指定史跡である村上城跡及び平林城跡の調査・整備を継続実施し、適切 に保全を行ってまいります。村上城跡においては石垣修復及び石垣危険度調査を実施し、平林城跡に おいては発掘調査と樹木伐採による遺構の顕在化を行います。これらの調査成果や他の遺跡からの出 土品については、展示公開や各種歴史講座等の教材に供し、市民の文化財に対する関心と保護意識の 高揚、愛郷心の醸成を図ってまいります。   次に、スポーツの振興であります。   健康志向や生活の質を求める意識が高まる中、昨年、「スポーツ基本法」が施行され、スポーツ の価値や意義、果たす役割の重要性が改めて問われることとなりましたので、本市のスポーツ施策を 再検証しながら、指導者の養成や環境整備等を計画的に推進し、明るく豊かな市民生活の形成や活力 ある村上市の実現に向けて、多様なスポーツ施策を積極的に推進してまいります。   生涯スポーツ推進の中核的組織となる総合型地域スポーツクラブにつきましては、未設置地区の 設立準備を進めるとともに、既存クラブの支援及びネットワークの強化を図ってまいります。   競技スポーツの振興につきましては、体育協会や学校等と連携して、一貫した指導体制を整備す るほか、競技団体の活動を支援しながら競技力の向上を図ってまいります。   また、スポーツイベント事業につきましては、記録への挑戦や市民の健康・体力づくりへの意識 高揚が図られるほか、交流人口の拡大や地域の活性化、本市のPRに大きな効果が期待できます。市 民との協働事業として、引き続き全市的な取組を推進してまいりますほか、国内トップレベルの選手 とのふれあいの場も提供してまいります。   なお、旧山辺里小学校のグラウンドにつきましては、ゲートボール等の屋外スポーツや子どもた ちの遊び場として利用できる多目的グラウンドとして整備し、有効活用を図ってまいります。   次に、簡素で効率の良い行政経営についてであります。   平成21年度に策定し、行財政の健全運営に向け進めてまいりました「村上市行政改革大綱前期実 施計画」が最終年度を迎えます。   本年度は後期実施計画を策定いたしますが、前期実施計画で積み上げてまいりました各種取組を 十分に検証し、「行政は市民に対するサービス業である」という理念のもとに、より実効性の高い計 画としてまいります。   職員数の定員管理につきましては、「職員定員適正化計画」の改定作業を並行し進めてまいりま すが、今後も高度な行政サービス需要の高まりが想定されますので、人事考課制度の試行を継続する とともに、研修には民間研修の導入も検討しながら職員の資質及び技術の向上を図り、市民サービス が維持・向上できる体制づくりに努めてまいります。   また、昨年度、行政改革推進委員会で実施した外部評価模擬形態をもとに、外部評価を取り入れ た行政評価制度の試行運用に取り組み、事務事業の見直し、業務改善を進めるとともに、新潟県地方 税徴収機構との連携等による税収の向上及び市報等への有料広告掲載により歳入の確保に努めてまい ります。   なお、平成22年度から公表しております補助金の交付状況につきましては、その必要性、公平性、 公益性を広く市民に知っていただくため、引き続き公表してまいります。   指定管理者制度につきましては、本年度も計画的に導入を行い、サービスの向上、経費の節減に 努めますとともに、市が所有する集落集会施設につきましては、地域における効率的な運営が図られ るように本年度から当該集落へ移譲することとしており、今後とも条件整備の整ったところから順次 進めてまいりたいと考えております。   また、本年7月から実施される外国人の方への住民票交付にかかるシステム改修に合わせ、効率 的な住民情報システムの更新を実施するとともに、職員の出退勤管理や休暇管理等のシステムを導入 し、事務改善を図ってまいります。   最後に、市民と行政の協働による行政経営についてであります。   本年度は、地域の特色を最大限に活かし、元気ある地域づくりのため、市民と行政がともに手を 取り合い進める「市民協働のまちづくり元年」であります。   このため、その推進母体となります「地域まちづくり組織」の基盤づくりと活動支援のため、 「地域まちづくり交付金」を交付し財政支援してまいりますとともに、地域担当職員制度を継続する ほか、行政組織内部に設置済みの市民協働推進員をはじめ、全市職員に対しては、地域の一員として 積極的に地域行事への参画や活動支援に汗を流していくことを常とするよう周知徹底を図り、行政全 体として取り組んでまいります。   本市のような地域担当職員制度を採用している自治体は、県内においては初めてでありますが、 市民の皆様とともに本当の豊かさを感じ、元気あふれる郷土を築いていく決意を新たにしているとこ ろであります。   さらに、これら地域行事やコミュニティ活動の拠点として、また、市民協働のまちづくりの活動 及びふれあいの場として重要な役割を担う集会施設の整備につきましても、引き続き支援してまいり ます。   また、山北支所の新庁舎につきましては本年度完成いたしますので、行政サービス機能の向上を 図るとともに、地域コミュニティづくり、協働のまちづくりの拠点施設としての機能を十分発揮でき るよう努めてまいります。   以上が私の市政運営にあたっての所信と平成24年度の主要な事業概要であります。   結びに、先ごろ、将来推計人口が公表され、国・県とも大幅に減少すると予想されております。   本市におきましても、平成20年に人口7万人の新村上市誕生以降、様々な要因から、現在、住民 基本台帳人口が6万7千人を割り込みました。   これら現実に目を背けることなく、「愛郷無限」の想いを大切に、「元気“eまち”村上市」の 実現を目指し、誠心誠意取り組んでまいります。   市民の皆様と議員各位におかれましては、特段のご理解とご協力、ご支援を賜りますようお願い を申し上げます。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 以上で平成24年度村上市施政方針を終わります。   午後2時10分まで休憩します。           午後 1時58分  休 憩                                                        午後 2時10分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              日程第15 議第11号 平成24年度村上市一般会計予算                    議第12号 平成24年度村上市土地取得特別会計予算                議第13号 平成24年度村上市情報通信事業特別会計予算              議第14号 平成24年度村上市蒲萄スキー場特別会計予算              議第15号 平成24年度村上市国民健康保険特別会計予算              議第16号 平成24年度村上市国民健康保険診療所特別会計予算           議第17号 平成24年度村上市後期高齢者医療特別会計予算             議第18号 平成24年度村上市介護保険特別会計予算                議第19号 平成24年度村上市介護サービス事業特別会計予算            議第20号 平成24年度村上市下水道事業特別会計予算               議第21号 平成24年度村上市集落排水事業特別会計予算              議第22号 平成24年度村上市簡易水道事業特別会計予算              議第23号 平成24年度村上市上水道事業会計予算           〇議長(佐藤宮吉君) 日程第15、議第11号から議第23号までの13議案を一括して議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第11号から議第23号までの13議案について 一括して提案理由のご説明を申し上げます。   これらの議案は、平成24年度村上市各会計予算案であります。合併5年目となる平成24年度は、 施政方針の冒頭にも触れましたように、元気な地域、元気な人づくりに向け、具体的に動き出す年と 位置づけております。   昨年、この場でまちづくりは第2ステージへ向かうと表明いたしました。それぞれの地域の皆さ んが担当職員とも何度となく議論を重ね、地域の特性や課題を整理し、元気な地域づくりをみずから 進めていこうと、その活動母体となる地域まちづくり組織を今立ち上げております。地域まちづくり 組織の活動には、平成24年度から交付金を支出するとともに、人的支援も引き続き行い、地域と行政 が協働で元気な地域、元気な人づくりを進めてまいります。この市民協働のまちづくりによる元気な 地域づくりをはじめ、行政改革のさらなる推進と健全財政の維持、魅力ある地域づくり、産業の活性 化、安心して暮らせる地域づくりの5つの施策を柱に、定住の里づくりの実現に向け、取り組んでま いります。厳しい財政事情の中ではありますが、重要施策及び主要事業の実現に向けて、通年予算を 編成いたしましたので、ご理解とご協力をお願いするものであります。   それでは、各会計の予算案の内容について順次申し上げます。議第11号は、一般会計の予算案で あります。予算の総額は301億1,000万円とし、前年度比プラス1.8%、5億3,000万円増の予算であり ます。第2条では継続費、第3条では債務負担行為、第4条では地方債の目的及び限度額等を、第5 条では一時借入金の借り入れ最高額を30億円と定めたところであります。   それでは、予算の概要から主なものを前年度と比較して申し上げます。歳入では、第1款市税を プラス1.3%、66億4,046万6,000円見込みました。これは、市民税の扶養控除廃止及び固定資産税の 評価替えを踏まえて積算をいたしました。第10款地方交付税では、地方財政計画に基づいてプラス1. 4%、120億4,000万円を計上いたしました。第18款繰入金では、財政調整基金繰入金として5億円を はじめ、プラス6.3%、6億7,000万2,000円を計上いたしました。第21款市債は、ごみ処理施設建設 事業債6億4,960万円など、プラス21.6%、31億770万円を計上いたしました。   次に、歳出については、増減の大きい費目について申し上げます。第3款民生費では、77億8,44 2万6,000円、マイナス2.6%、2億1,109万円の減額といたしました。子ども手当などの減額によるも のであります。第4款衛生費では、32億2,238万9,000円、プラス52.7%、11億1,194万円の増額とい たしました。これは新ごみ処理場建設事業によるものであります。第8款土木費では、34億3,374万2, 000円、プラス4.8%、1億5,653万8,000円の増額といたしました。主な要因は、下水道事業特別会計 への繰出金の増によるものであります。第10款教育費は、学校耐震化の昨年度前倒し実施などに伴い、 33億8,041万円、マイナス5.3%、1億8,743万1,000円の減額といたしました。第12款公債費は、起債 の一部が償還終了となりましたことから、41億8,599万3,000円、マイナス4.5%、1億9,521万8,000 円の減額といたしました。   続きまして、特別会計の予算案について申し上げます。議第12号は、土地取得特別会計の予算案 であります。予算の総額は37万6,000円とし、前年度比プラス229.8%、26万2,000円の増であります。 歳入では、財産収入など37万6,000円、歳出で諸支出金などと同額計上いたしました。   議第13号は、情報通信事業特別会計の予算案であります。予算の総額は3億1,500万円とし、前 年度比プラス22.8%、5,850万円の増であります。歳入では、第1款分担金及び負担金で、情報通信 施設負担金として60万円を、第2款使用料及び手数料で、情報通信施設使用料として5,318万2,000円 を、第4款繰入金では2億3,686万6,000円を、第6款諸収入では2,427万5,000円をそれぞれ計上いた しました。歳出では、第1款総務費で9,883万2,000円を、第2款事業費で210万円を、第4款公債費 で2億1,206万6,000円をそれぞれ計上いたしております。   議第14号は、蒲萄スキー場特別会計の予算案であります。予算の総額は2,820万円とし、前年度 比プラス14.6%、306万円の増であります。歳入では、使用料及び手数料で800万円を、繰入金で1,90 5万6,000円を、諸収入で112万円をそれぞれ計上いたしております。歳出では、蒲萄スキー場運営経 費を含んだ第1款総務費で2,810万円計上いたしました。   議第15号は、国民健康保険特別会計の予算案であります。予算の総額は78億4,600万円で、前年 度比プラス1.5%、1億1,800万円の増であります。歳入では、第1款国民健康保険税において所得の 低水準状況が継続しており、加入者の減少に伴う均等割の減少とあわせ、若干減少傾向になると想定 し、15億4,667万4,000円を計上し、マイナス2.3%、3,669万5,000円の減といたしました。第4款国 庫支出金では、若年加入者医療費比例分の国庫支出金が減少することを想定し、19億2,935万2,000円 を計上いたしました。第5款療養給付費等交付金では、後期高齢者納付金や前期高齢者にかかる退職 被保険者の調整額の増加などにより、4億8,721万4,000円を、第6款前期高齢者交付金では、19億7, 634万5,000円を計上いたしました。第8款共同事業交付金では、保険財政共同安定化事業交付金が増 額される見込みになり、10億7,923万4,000円を計上いたしました。第10款繰入金では、基金繰入金を 23年度決算見込みにあわせたことにより、4億9,531万9,000円を計上し、マイナス12.4%、7,007万6, 000円の減額といたしました。歳出では、第2款保険給付費では、加入者総数が減少傾向にあること、 高額な先進医療の保険適用が一定水準で飽和したことなどを考慮し、52億6,145万8,000円を計上し、 マイナス1.3%、6,887万4,000円の減額といたしました。第3款後期高齢者支援金では9億246万1,00 0円を、第6款介護納付金では4億3,356万4,000円を、第7款共同事業拠出金では共同事業の負担金 が増加するため10億2,610万5,000円を計上いたしました。   議第16号は、国民健康保険診療所特別会計の予算案であります。予算の総額は1,740万円とし、 前年度比マイナス13%、260万円の減額であります。歳入では、第1款診療収入で656万4,000円を、 第3款繰入金で1,082万4,000円を計上いたしました。歳出では、第1款総務費で1,725万6,000円を計 上いたしましたが、診療委託料746万4,000円と職員人件費754万7,000円が主な支出内容となります。   議第17号は、後期高齢者医療特別会計の予算案であります。予算の総額は6億4,200万円とし、 前年度比プラス1.9%、1,200万円の増であります。歳入では、第1款後期高齢者医療保険料で4億2, 658万8,000円を、繰入金で2億1,457万1,000円を計上いたしました。歳出では、第1款総務費で2,98 2万9,000円を、第2款後期高齢者医療広域連合納付金で6億893万円を計上いたしました。   議第18号は、介護保険特別会計の予算案であります。予算の総額は68億4,800万円とし、前年度 比プラス8.3%、5億2,500万円の増であります。歳入では、第1款保険料に13億1,634万1,000円を計 上いたしました。また、保険給付費、地域支援事業費の歳出見込額により負担割合に応じて、第4款 国庫支出金に16億1,876万5,000円を、第5款支払基金交付金に19億2,100万3,000円を、第6款県支出 金に9億6,785万円を、第8款繰入金に事務費等繰入金を含め10億1,073万3,000円をそれぞれ計上い たしました。歳出では、平成23年度決算見込額及び第5期介護保険事業計画を反映させ、第2款の保 険給付費に64億17万2,000円を、第3款地域支援事業費に1億5,621万円を、第4款基金積立金に9,07 0万円をそれぞれ計上をいたしました。   議第19号は、介護サービス事業特別会計の予算案であります。予算の総額は5,350万円とし、前 年度比プラス0.4%、20万円の増であります。歳入では、第1款サービス収入に4,508万1,000円を、 第2款繰入金に一般会計からの繰入金841万7,000円をそれぞれ計上いたしました。歳出では、第2款 サービス事業費の居宅介護サービス事業経費に52万3,000円を、上海府デイサービスセンター運営事 業経費に3,686万2,000円を、介護予防サービス計画費に1,504万4,000円を、合わせて5,242万9,000円 を計上いたしました。   議第20号は、下水道事業特別会計の予算案であります。予算総額は53億3,510万円とし、前年度 比マイナス1.8%、9,970万円の減であります。歳入の主なものは、受益者負担金、下水道使用料、国 庫補助金等で15億7,050万5,000円を、他会計からの繰入金21億1,037万8,000円を、そして市債を15億 8,700万円計上いたしました。歳出につきましては、下水道費の下水道管理費に6億4,297万1,000円 を、下水道建設費には20億7,385万6,000円を、公債費は26億1,577万3,000円を計上いたしました。こ れらの予算のもとに、村上、岩船、荒川地区において約13キロメートルの管渠整備により、59ヘク タールの処理区域の拡大を予定するとともに、瀬波温泉での幹線管渠の改築工事を、また村上や桑川、 寒川の各浄化センターの耐震実施計画及び長寿命化計画の策定を進めてまいります。今後とも下水道 施設の適正な管理運営を進めるとともに、引き続いて水洗化率の向上にも努め、使用料収入の確保を 図ってまいります。   議第21号は、集落排水事業特別会計の予算案であります。予算総額は10億4,090万円とし、前年 度比プラス16.5%、1億4,760万円の増であります。歳入の主なものとしては、受益者負担金、使用 料、県補助金等で2億8,337万6,000円、他会計からの繰入金4億6,462万6,000円を、市債2億6,940 万円をそれぞれ計上いたしております。歳出につきましては、集落排水管理費に2億2,457万2,000円 を、集落排水建設費として1億4,650万2,000円を、公債費に6億6,732万6,000円をそれぞれ計上いた しております。これら予算のもと、瀬波地区羽下ケ渕処理場の改築更新工事を進めるとともに、集落 排水事業につきましても施設の適正な管理運営を図り、引き続いて水洗化率の向上にも努めてまいり ます。   議第22号は、簡易水道事業特別会計の予算案であります。簡易水道事業の業務予定量は、給水戸 数4,543戸、年間総給水量121万1,000立方メートルを予定しております。予算の総額は7億6,840万円 とし、前年度比プラス8.1%、5,740万円の増であります。歳入の主なものでは、第2款使用料及び手 数料で水道使用料など2億2,692万7,000円を、第3款国庫支出金の国庫補助金で8,891万1,000円、第 4款繰入金では、一般会計からの繰入金2億1,746万3,000円、第7款市債2億2,180万円をそれぞれ 計上をいたしております。歳出では、第2款施設費で施設建設費3億5,138万6,000円を、第3款公債 費で2億8,867万8,000円を計上いたしました。   議第23号は、上水道事業会計の予算案であります。業務の予定量は、給水戸数2万184戸、年間 総給水量を658万8,342立方メートルと定めました。収益的収支予算では、事業収益を9億8,983万5,0 00円、事業費用を8億7,430万4,000円とし、税引き後純利益は7,655万7,000円を見込んでおります。 資本的収支予算では、資本的収入を5億2,275万9,000円、資本的支出を12億1,427万6,000円とし、主 な事業といたしましては、拡張事業として村上地区の第4次拡張事業で第2水源地の施設整備及び導 水管の布設、そして荒川地区の第3次拡張事業で配水池の築造及び管理道路の建設等を実施いたしま す。また、各地区において下水道及び道路改良工事に伴う配水管布設替えなど、約9,109メートルを 実施いたします。収支差し引き不足額6億9,151万7,000円は当年度消費税等資本的収支調整額3,952 万9,000円、当年度分損益勘定留保資金3億5,123万6,000円、減債積立金2億9,000万円及び建設改良 積立金1,075万2,000円で補てんしようとするものであります。   以上、平成24年度一般会計及び特別会計の予算案について一括してご説明を申し上げました。よ ろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願いを申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) 以上で議第11号から議第23号までの提案理由の説明を終わります。                                              日程第16 議第24号 損害賠償の額を決定し和解することについて          議第25号 村上市辺地に係る総合整備計画の策定について              議第26号 村上市地域コミュニティセンター条例制定について            議第27号 村上市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関             する条例の一部を改正する条例制定について               議第28号 村上市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定につ             いて                                 議第29号 村上市特別会計条例の一部を改正する条例制定について          議第30号 村上市火災予防条例の一部を改正する条例制定について          議第31号 村上市消防手数料条例の一部を改正する条例制定について         議第32号 多目的研修集会施設設置事業分担金徴収条例を廃止する条例制             定について                              議第33号 山北町集落集会施設建設事業の分担金徴収条例を廃止する条例             制定について                             議第34号 市有財産の譲与について                        議第35号 市有財産の譲与について                        議第36号 市有財産の譲与について                        議第37号 市有財産の譲与について                        議第38号 市有財産の譲与について                        議第39号 市有財産の譲与について                        議第40号 市有財産の譲与について                        議第41号 市有財産の譲与について                        議第42号 市有財産の譲与について                        議第43号 市有財産の譲与について                        議第44号 市有財産の譲与について                        議第45号 市有財産の譲与について                   議第46号 市有財産の譲与について                        議第47号 市有財産の譲与について                        議第48号 市有財産の譲与について                        議第49号 市有財産の譲与について                        議第50号 市有財産の譲与について                        議第51号 市有財産の譲与について                        議第52号 市有財産の譲与について                        議第53号 市有財産の譲与について                        議第54号 市有財産の譲与について                        議第55号 市有財産の譲与について                   議第56号 市有財産の譲与について                   議第57号 市有財産の譲与について                   議第58号 市有財産の譲与について                   議第59号 市有財産の譲与について                   議第60号 村上市墓地等の設置場所及び構造設備の基準に関する条例制定             について                               議第61号 村上市税条例の一部を改正する条例制定について             議第62号 村上市集落集会施設条例の一部を改正する条例制定について        議第63号 村上市勤労青少年ホーム条例の一部を改正する条例制定につい             て                                  議第64号 公の施設に係る指定管理者の指定について           議第65号 公の施設に係る指定管理者の指定について           議第66号 公の施設に係る指定管理者の指定について           議第67号 公の施設に係る指定管理者の指定について           議第68号 村上市精神障害者地域活動支援センター条例制定について    議第69号 村上市介護保険条例の一部を改正する条例制定について     議第70号 村上市教職員住宅条例の一部を改正する条例制定について    議第71号 村上市公民館条例の一部を改正する条例制定について           議第72号 村上市立図書館条例の一部を改正する条例制定について          議第73号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第74号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第75号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第76号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第77号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第78号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第79号 市道路線の認定について                        議第80号 市道路線の変更について                        議第81号 市道路線の廃止について                        議第82号 村上市営住宅条例の一部を改正する条例制定について           議第83号 村上市簡易水道条例の一部を改正する条例制定について    〇議長(佐藤宮吉君) 日程第16、議第24号から議第83号までの60議案についてを一括して議題とい たします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第24号から議第83号までの60議案について 一括して提案理由のご説明を申し上げます。   最初に、議第24号は、損害賠償の額を決定し和解することについてであります。本案は、平成23 年2月19日、上海府デイサービスセンターゆきわり荘において、85歳の女性利用者が転倒し、左大腿 骨頸部を骨折する事故が発生したため、治療費等を賠償するものであります。本件事故につきまして は、サービス利用時間中の発生でありましたので、施設設置者の村上市がその責任を負うこととし、 相手方との示談が成立いたしましたので、治療関係費85万7,000円と慰謝料40万円、合わせて125万7, 000円を賠償しようとするものであります。   次に、議第25号は、村上市辺地に係る総合整備計画の策定についてであります。辺地総合整備計 画は、辺地に係る公共施設総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律の適用を受け、優良債 であります辺地債を活用するために必要となる計画であり、現在同計画の期間中であるものが9地区 あります。今回提案しております3地区は、いずれも簡易水道施設整備事業を実施するもので、平成 24年度から整備を行う予定であります。ついては、同法第3条第1項に基づき、新たに当該3地区の 辺地総合整備計画の策定を行うものであり、計画策定に当たっては事前に県との協議を行い、同意を 得ております。   次に、議第26号は、村上市地域コミュニティセンター条例制定についてであります。本市行政改 革大綱に基づく組織再編に伴い、平成23年度末には村上地区公民館分館制度の廃止を予定しておりま す。このため本案は岩船分館及び上海府分館の施設について、魅力ある元気な地域づくりを目的に、 地域の課題解決や活性化に取り組むコミュニティ活動の拠点施設として設置するため、地方自治法第 244条の2第1項の規定に基づき、本条例を制定するものであります。   なお、条例の構成は今後とも地域の各種活動の拠点として市民の皆様に利用していただき、現状 の利用者の皆様への配慮と、市内の施設との均衡を図るため、村上市公民館条例を踏まえたものとし ております。   次に、議第27号は、村上市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一 部を改正する条例制定についてであります。本案は、議第71号に関連しており、本市行政改革大綱に 基づく組織再編に伴い、村上地区公民館の4分館の廃止を予定しており、本条例の別表中の公民館分 館長の項を削除するものであります。   次に、議第28号は、村上市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定についてでありま す。平成22年度の市職員の給与については、新潟県人事委員会の勧告に準拠し、関係条例の改正を行 い、給料、手当ともに引き下げる改正を行ったところであります。その中で、期末手当については年 間支給月数で0.15月分引き下げたため、改正時において期末手当の年間支給月数は勧告どおりに行っ たものでありますが、6月と12月のそれぞれの支給割合が国庫準拠となっていないことが昨年8月、 県の給与実態調査ヒアリングの際に指摘を受けましたので、このたびその是正を行うものであります。   また、平成23年度の市職員の給与改定については、昨年の12月定例会にご報告したとおり、新潟 県人事委員会での勧告は官民格差がおおむね均衡しているとの判断されたため、県職員給与改定がな かったことから、本市においてもこれに準じ、同様の対応を行ったものでありますが、勧告には給与 以外に高速自動車国道、新幹線鉄道の利用にかかる通勤手当の引き上げも含まれております。その内 容は、これらの利用による通勤手当の上限について、現行2万円を4万円に引き上げるもので、勧告 どおりに本条例を改正するものであります。   なお、現時点において該当する市職員はおりません。   次に、議第29号は、村上市特別会計条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、 4月1日からみどりの里関連施設が指定管理者制度に移行することに伴い、村上市みどりの里特別会 計を廃止するものであります。   次に、議第30号は、村上市火災予防条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、 昨年12月21日交付の危険物の規制に関する政令の一部を改正する政令に基づき、予定危険物の品名が 追加されたことにより、その貯蔵及び取り扱いにかかる技術上の基準等について経過措置を講じるた め、改正するものであります。   次に、議第31号は、村上市消防手数料の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、 昨年12月21日交付の地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部を改正する政令に基づき、浮き ふたについて特定屋外タンク貯蔵所の審査にかかる手数料を加えられたために改正するものでありま す。   次に、議第32号は、多目的研修集会施設設置事業分担金徴収条例を廃止する条例制定についてで あります。本条例は、旧朝日村において集会施設の建設に当たって、受益者から分担金を徴収するた めのものでありましたが、平成23年度からは村上市集会施設整備事業補助金交付要領に基づき、統一 して取り扱っておりますので、このたび廃止するものであります。   次に、議第33号も旧山北町において同様の条例を定めておりましたが、議第32号の朝日村と同様 の理由により、廃止するものであります。   次に、議第34号は、市有財産の譲与についてでありますが、議第59号までの26議案はいずれも集 落集会施設を地元に譲与するものでありますので、一括して申し上げます。集落集会施設については、 村上市行政改革大綱に基づき、補助金等にかかる予算の執行の適正化に関する法律の処分制限期間の 経過した施設から、順次移譲事務を進めており、移譲先との協議が整い、地縁団体の認可手続が完了 したところから移譲するものであります。移譲予定の施設は山北地区が5施設、朝日地区が17施設、 荒川地区が4施設、合わせて26施設となります。   次に、議第60号は、村上市墓地等の設置場所及び構造設備の基準に関する条例制定についてであ ります。墓地等の経営許可等の事務については、新潟県ではこれまで県知事の権限に属する事務の処 理の特例に関する条例により、各市において事務を行ってきましたが、地域の自主性及び自立性を高 めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、いわゆる第2次一括法の成立によ り、墓地・埋葬等に関する法律が一部改正され、これらの事務が来年4月1日から、県知事から市に 移譲されることになったため、これに伴う新たな条例制定を行うものであります。   次に、議第61号は、村上市税条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、東日 本大震災にかかる個人住民税の適用対象となる災害に関連する支出の範囲を拡充するため、地方税法 の一部を改正する法律、地方税法施行令の一部を改正する政令及び地方税法施行規則の一部を改正す る省令の交付に伴い、東日本大震災にかかる雑損控除額等の特例にかかる規定を整備するための改正 であります。   次に、議第62号は、村上市集落集会施設条例の一部を改正する条例制定についてであります。議 第34号から議第59号において、地元に集落集会施設の移譲を行うため、市有財産の譲与を提案してお りますが、これに関連して、本案は移譲予定の26施設について、本条例から削除するための改正であ ります。   次に、議第63号は、村上市勤労青少年ホーム条例の一部を改正する条例制定についてであります。 本案は、村上地区公民館瀬波分館の廃止を提案していることから、同分館の和室1室を勤労青少年 ホームに所管がえすることに伴う改正であります。   次に、議第64号は、公の施設に係る指定管理者の指定についてでありますが、議第67号までの4 議案はいずれも指定管理者の指定にかかる議案でありますので、一括して申し上げます。これらの議 案は、平成24年度から指定しようとする4施設にかかる指定管理者を指定しようとするものでありま す。指定については、いずれも公募によらず指定しようとするものであり、指定期間については、朝 日グリーン・ツーリズム推進施設、朝日シルクフラワー製作工房及び朝日有機センターがそれぞれ5 年、二子島森林公園が3年となります。なお、選定の経過、指定管理者となる団体の概要、施設管理 及び運営の提案要旨等につきましては、指定管理者の指定にかかる資料をお示しいたしましたので、 あわせてご参照をお願いいたします。   次に、議第68号は、村上市精神障害者地域活動支援センター条例制定についてであります。現在、 村上市精神障害者通所授産施設やまびこの家については、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律 の規定に基づき、運営管理を行ってまいりましたが、このたび障害者自立支援法の規定により、事業 形態を村上市精神障害者地域活動支援センターに移行することから、全部改正するものであります。   なお、本年4月から移行予定の地域活動支援センターについては、現行の事業内容と大きな変更 はなく、障害者自立支援法に基づく地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準に準拠するこ とになっておりますが、施設名称変更や指定管理制度の条項を加えるなどの改正点も多くありますこ とから、全部改正としたものであります。   次に、議第69号は、村上市介護保険条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、 平成24年度から平成26年度までの第5期介護保険事業計画作成に伴い、同期にかかわる介護保険料を 改正するものであります。   次に、議第70号は、村上市教職員住宅条例の一部を改正する条例制定についてであります。教職 員住宅は、現在朝日地区の長津と山北地区の大川谷の2施設となります。このうち長津については、 昨年春から現在まで利用がなく、今後も利用が見込めず、施設も老朽化しております。村上市行政改 革大綱の施設見直し計画では、入居者の退去後には廃止する方針としているため、このたび長津教員 住宅を廃止するものであります。   次に、議第71号は、村上市公民館条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、 本市行政改革大綱に基づく組織再編により、村上地区公民館の4分館制度が廃止すること及び第2次 一括法の施行に伴い、社会教育法の一部改正が行われ、これまで法律で定めていた公民館運営審議会 委員の委嘱等の基準が削除されるとともに、文部科学省令で定める基準を参酌して、条例でこれを定 めることとされたための改正であります。   次に、議第72号は、村上市立図書館条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、 さきの議第71号と同様に、第2次一括法の施行に伴って、図書館法の一部改正が行われ、これまで法 律で定められていた図書館協議会委員の委嘱等の基準が削除され、文部科学省令で定める基準を参酌 して、条例でこれを定めるとされたための改正であります。   次に、議第73号は、公の施設に係る指定管理者の指定についてでありますが、議第78号までの6 議案は、いずれも指定管理者の指定にかかる議案でありますので、一括して申し上げます。これらの 議案は、平成24年度から指定しようとする23施設にかかる指定管理者の指定をしようというものであ ります。指定については、いずれも公募によらず指定しようとするものであり、指定期間については 福祉センターゆり花会館及びデイサービスセンター7施設が1年、村上体育館ほか11施設が2年、神 林いこいの家及び村上市コミュニティデイホームが3年、高齢者生活福祉センターふれあい羽衣園が 5年となります。   なお、選定の経過、指定管理者となる団体の概要、施設管理及び運営の提案要旨等につきまして は、指定管理者の指定にかかる資料をお示しいたしましたので、あわせてご参照をお願いいたします。   次に、議第79号は、市道路線の認定についてであります。本案は、荒川地区の近江新地区圃場整 備事業完了による胎内市との境界変更に伴うもの13路線、村上地区における宅地開発によって帰属を 受けた4路線及び村上地区と荒川地区における道路用地の寄附によるものを5路線、合わせて22路線 を新たに認定するものであります。   次に、議第80号は、市道路線の変更についてであります。本案は、胎内市との境界変更に伴い、 終点の変更を行うもの1路線、県道岩船港線の開通に伴い、県道から市道に引き継がれたことなどに よるもの3路線、その他市道と広域農道の管理境の整理によるものなど6路線、合わせて10路線を変 更するものであります。   次に、議第81号は、市道路線の廃止についてであります。本案は、胎内市との境界変更に伴うも の8路線、県道岩船港線の開通に伴うもの1路線、合わせて9路線を廃止するものであります。   次に、議第82号は、村上市営住宅条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、 第2次一括法の制定に伴い、公営住宅法及び公営住宅法施行令が改正され、これらの法令に定められ ている同居親族要件と高齢者等の単身入居の例外規定が廃止されることになり、その取り扱いについ ては、各自治体の判断にゆだねられることになりました。本市では、世帯向けの市営住宅が大半であ り、単身者向けの住宅は限られております。高齢者等の市営住宅への応募率は高い状況が続いている ことから、単身入居については、今までどおり一定の制限が必要であると考え、引き続き同居親族要 件と高齢者等の単身入居制度を維持することとし、改正するものであります。   次に、議第83号は、村上市簡易水道条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、 経営統合に向け、簡易水道再編推進事業として山北地区における簡易水道事業経営の健全化、効率化 を図るために、北中地区簡易水道事業と、大毎・大沢地区簡易水道事業を統合することに伴う改正で あります。   以上、一括してご説明を申し上げました。よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますよう お願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから一括質疑を行います。   小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 議第24号について伺いたいと思います。   まず、けがをされた方には本当にお見舞いを申し上げたいと思います。所管が総務ですので、詳 しくは総務のほうで審議していただければいいのですけれども、この慰謝料の考え方についてちょっ とお伺いしたいのですが、村上市の場合はこの慰謝料についてというのは、金額も含めてどのような 考え方で当たってきているのかお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) ご質問の慰謝料の部分につきましては、はっきりした基準がないと いうことで、私どもも保険会社さん等ともちょっと協議をさせてもらいましたのですが、はっきりし たものはないのだということで、当事者と市との間で取り決めをしていただくということでございま した。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 総務課長に伺いますけれども、今後こういったものが出てきたときに、今み たいな感じで、あいまいな感じで当事者同士で決めていくのか、それとも今後何か基準的なものとい うのは、何かほかの市ではないのでしょうかね。いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務課長(齋藤甲三君) 慰謝料の扱いにつきましては、さまざまなケースが想定をされますし、 現にこのようなことがあってはならないことが前提でありますけれども、なかなか数字的にこういう 場合については、この程度というのはなかなか示しにくいというのが現実であります。今介護高齢課 長が申し上げましたとおり、事案に沿って双方が合意するというのが適正な額ではないかというふう に判断をいたしておりますので、今後想定をした中での慰謝料の定めというのは、非常に難しいと判 断をしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 最後、ではこの40という数字ですけれども、この辺何かほかの事例を参考に してとかいうことなのか、それともだれかが間に入って、そういったのが妥当だろうというふうに出 てきたのか、その辺はいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 今回の決め方につきましては、先ほど申し上げましたように何もな いということで、ではどうしようかということで、課内でも相談をいたしまして、治療費等にかかる 部分の半分程度でまずご提示しようということで決めさせていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 議第25号 村上市辺地に係る総合整備計画策定についてという部分なのであ りますけれども、考え方として確かにこの中身を見ますと、その辺地債を利用することによって、市 持ち出し分がかなりというか、ほとんどゼロに近いぐらいになるわけで、本当にいいのだろうとは思 うのですが、私もその辺地債というのが余りよくわからなくて、国や県から各地方自治体に対して割 合を充てて、その中で各地方自治体が事業をつくり出すのか。それとも逆に村上市がその事業をする 際に当たって、辺地債を申請するのか、その辺どちらの仕組みになっていますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(相馬正喜君) 先ほど市長提案理由でも申し上げましたように、条件の悪いところ で公共施設等を整備をするときに、一定のルールのもとでその条件を満たすれば、こういう計画をつ くりまして、有利な起債を起こしていいというふうな例でございますので、各市町村が県と相談して 定めていくというようなことであります。ですので、今現在この村上市に47の辺地がございます。こ の辺地の取り扱いは、一定の面積あるのですが、そこに50人以上の住民の方がおられるというくくり の条件のもとで、いろいろ積算したルールがございまして、例えば駅から何キロ離れているとかいう ふうなものを点数化して、100点以上であれば該当するというような地区を定めて、それが47あると。 その中でいろいろ事業を行うときに、有利な財源をもらおうというふうなときはこの計画を定めなけ ればならないという仕組みでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) その財源の内訳が特定財源と一般財源というふうになって、その一般財源分 が有利な事業債ということになるわけでありますが、これに関しましての何か上限というのはあるの ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(相馬正喜君) 幾らまでですよというのはございませんが、いろいろな起債の関係 等整理をし、県と相談する中で、この事業であればそういう今回の場合は簡易水道でありますから、 そちらのほうの補助金とか、いろいろなのを見て、この一般会計の額は適当だというような設定をし ております。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   ただいま議題となっております議第24号から議第83号までの60議案については、議案付託表のと おり、会議規則の規定によって各所管常任委員会に付託いたします。   午後3時10分まで休憩します。           午後 2時55分  休 憩                                                        午後 3時10分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開します。   ここで、理事者より発言を求められておりますので、これを許します。   政策推進課長。 〇政策推進課長(相馬正喜君) 休憩前に辺地の計画で、本間議員から質問に対し、辺地の数を申し 上げたとき、47と申し上げましたが、複数の集落で1つの辺地として数えているのもありますので、 正確には50集落42辺地でございます。   よろしくお願いいたします。                                              日程第17 議第84号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第14号)            議第85号 平成23年度村上市土地取得特別会計補正予算(第1号)         議第86号 平成23年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第2号)       議第87号 平成23年度村上市みどりの里特別会計補正予算(第4号)        議第88号 平成23年度村上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第3号)       議第89号 平成23年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)       議第90号 平成23年度村上市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)       議第91号 平成23年度村上市介護保険特別会計補正予算(第3号)         議第92号 平成23年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第3号)  〇議長(佐藤宮吉君) 日程第17、議第84号から議第92号までの9議案についてを一括して議題とい たします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第84号から議第92号までの9議案について、 一括して提案理由のご説明を申し上げます。   これらの議案は、平成23年度の村上市一般会計及び特別会計の補正予算であります。議第84号は、 一般会計補正予算(第14号)であります。歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2,150万円を減 額し、予算の規模を312億10万円にしようとするものであります。   補正の主なものは、歳入では、第1款市税では、法人市民税の伸びがありましたので7,000万円 を、第10款地方交付税では普通交付税として5億9,399万8,000円をそれぞれ追加いたしました。第14 款国庫支出金では、学校耐震化にかかる交付金の精算で3,259万4,000円を、第15款県支出金では、山 北支所庁舎建設事業に充当する予定の交付金など1億5,610万8,000円を、第16款財産収入では、岩船 地域土地開発公社出資金等返還金などで3,277万円を追加いたしました。また、第18款繰入金では、 基金繰入金5億8,150万1,000円を、第21款市債では、それぞれ臨時財政対策債などで3億2,700万円 をそれぞれ減額いたしました。   歳出では、第6款農林水産業費では、三面川左岸用水路改修負担金など1,445万1,000円を追加い たしました。第10款教育費では、パソコンリースなど3,108万1,000円を、第11款災害復旧費では1,19 7万円をそれぞれ減額いたしました。   第2条繰越明許費では、翌年度に繰り越して使用できる経費を計上しております。   第3条債務負担行為の補正は、指定管理料の追加であります。   第4条の地方債の補正は、総務債などの限度額の変更であります。   次に、議第85号は、土地取得特別会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出の総額にそれぞ れ26万2,000円を追加し、予算の規模を37万6,000円にしようとするものであります。   補正の内容は、定期預金利息によるものであります。   次に、第86号は、情報通信事業特別会計補正予算(第2号)であります。歳入歳出予算の総額か らそれぞれ390万円を減額し、予算の規模を2億6,270万円にしようとするものであります。   補正の主なものは、歳入では第4款繰入金で141万9,000円減額し、第6款諸収入では工事補償料 285万2,000円減額、新規に弁償金として36万7,000円を計上いたしました。   歳出では、第1款総務費のうち、朝日地区施設維持管理経費の工事請負費を396万4,000円減額い たしました。   次に、議第87号は、みどりの里特別会計補正予算(第4号)であります。歳入歳出予算の総額を 変更せずに、歳出予算の組み替えをしようとするものであります。   主な組み替え内容は、第1款総務費で1万4,000円を追加し、第2款事業費では第1項物産会館 事業費で23万7,000円を減額するとともに、第2項食堂事業費の16万8,000円を減額いたしました。第 5項保養センター事業費では9万8,000円減額し、第6項体験交流施設事業費では9万5,000円を減額 いたしました。第7項多目的広場事業費では10万円を、第8項温泉活用健康増進施設事業費でも45万 4,000円をそれぞれ追加いたしました。また、第2款事業費では4万4,000円減額し、第3款予備費で は3万円を追加いたしました。   次に、議第88号は、蒲萄スキー場特別会計補正予算(第3号)であります。歳入歳出予算の総額 にそれぞれ220万円を追加し、予算の規模を3,480万円にしようとするものであります。   補正の主なものは、歳入では第2款使用料及び手数料を200万円減額し、第3款繰入金を420万円 追加いたしました。   歳出では、蒲萄スキー場運営経費を含んだ第1款総務費で220万円を追加いたしました。   次に、議第89号は、国民健康保険特別会計補正予算(第3号)であります。歳入歳出予算の総額 からそれぞれ6,700万円を減額し、予算の規模を78億260万円にしようとするものであります。   補正の主な内容は、歳入では第4款国庫支出金で、交付予定通知により306万5,000円追加いたし ました。第5款療養給付費交付金では、追加交付金として735万5,000円追加し、第8款共同事業交付 金では、確定通知により5,948万2,000円減額いたしました。第10款繰入金では、一般会計繰入金を1, 948万5,000円追加し、歳出の減により、保険給付等準備基金繰入金は3,790万円減額いたしました。   歳出では、第1款総務管理費において国保連合会負担金として306万5,000円追加し、第7款共同 事業拠出金では、平成23年度交付金の確定通知により、8,198万9,000円減額いたしました。第11款諸 支出金では、過年度分療養給付費等負担金の返還金分1,187万1,000円追加いたしました。   次に、第90号は、後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)であります。歳入歳出予算の総額 に110万円を追加し、予算の規模を6億1,930万円にしようとするものであります。   歳入では、第3款繰入金の職員給与等繰入金から179万4,000円減額し、後期高齢者医療広域連合 からの歳入として、第5款諸収入で特別対策補助金を289万4,000円追加いたしました。   歳出では、第1款総務費で、市報広報経費として印刷製本費を8万円追加いたしました。また、 第6款保健事業費では、ゆったり塾業務委託料101万円を健康診査事業委託料1万円をそれぞれ追加 いたしました。   次に、議第91号は、介護保険特別会計補正予算(第3号)であります。歳入歳出予算の総額にそ れぞれ2億2,300万円を追加し、予算の規模を65億8,350万円にしようとするものであります。   補正の主なものは、歳入では介護給付費負担金等の見込みにより、第4款国庫支出金では4,385 万円を、第5款支払基金交付金では6,870万円を、第6款県支出金では2,922万5,000円をそれぞれ追 加いたしました。第8款繰入金では8,122万5,000円を追加いたしました。   歳出では、第1款総務費では認定審査会経費の実績見込み等により431万4,000円を減額し、第2 款保険給付費では給付実績の見込みにより2億3,220万円を追加いたしました。第3款地域支援事業 費では対象事業経費の実績見込みにより500万円を減額いたしました。   次に、議第92号は、下水道事業特別会計の補正予算(第3号)であります。歳入歳出予算の総額 にそれぞれ2,240万円を追加し、予算の規模を50億8,520万円にしようとするとともに、繰越明許費の 補正を行いました。   補正の主な内容でありますが、歳入では、第2款使用料及び手数料で、決算見込みにより540万 円、第6款諸収入でも、県事業に伴う下水道管移設補償金1,700万円をそれぞれ追加いたしました。   歳出では、第1款下水道費で、決算見込みにより総務管理費で410万円を、施設管理費で1,250万 円をそれぞれ減額いたしました。下水道建設費では、公共下水道建設経費で上水道管等の移設補償金 700万円を工事請負費への組み替えを行い、特定環境保全公共下水道改築更新経費では、県事業の歩 道橋改修工事に伴う補償工事費3,900万円を工事請負費に追加いたしました。また、繰越明許費では、 公共下水道建設経費の工事請負費7,046万1,000円と、補償金403万9,000円、特定環境保全公共下水道 改築更新経費の工事請負費5,500万円の合わせて1億2,950万円を翌年度への繰り越しするものであり ます。   以上でありますので、よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   本間清人君。 〇3番(本間清人君) 一般会計の補正のほうでちょっとお聞きしたいのですが、総務の関係で、私 も委員会ではないものですからちょっとお聞きします。   歳入の関係で、県補助金の中で市町村合併特別交付金で3,100万というふうに出ているわけであ りますが、この市町村合併特別交付金、これ県から来るやつはたしか8年間ぐらいにわたって、総額 4億だか来るやつだと思うのですね。そして、今3,100万円が今回補正になっていますけれども、そ うしますと今現在で幾らもう交付金がついているのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 市町村合併特別交付金につきましては、来年度が最終年度でございます。 それで、当初充当先を山北支所ということでおったわけでございますが、その後繰り越し事業の財源 として充てるのが、山北支所では木材の交付金ということで県のほうと協議いたしまして、その結果、 塩野町小学校の改修事業を追加して充当をこちらにあわせたため、3,100万円を追加して、その分を 最終年度を減らしたという内容で、全体は4億ということで変わりございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、その同じページの一番下なのですが、財政調整基金の繰入金という のは、通常予算で上げておいて、最終にはそれを使わないで、こういうふうな減額にずっと今までも 来ているわけでありますけれども、歳出のほうにいきますと、その分138万2,000円ですか、基金の利 子積立金ということで、財政調整基金の積み立てにもなっているわけですね。まだ今決算ベースでは なくて、補正ですから、最終見込みではまた今年度に関しましても、財政調整基金の積み立てはでき そうな予想なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) これが最後の補正ということで、財政調整基金最終残高32億ほどござい ますが、この補正で減額したものと、利息がふえた分で最終の財政調整基金の金額というふうになり ます。 〇3番(本間清人君) ありがとうございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 伺います。国民健康保険特別会計のところでお伺いいたします。7ページ、 8ページで伺います。   先ほど説明があったのですが、ちょっとよく理解できませんので、もう少し丁寧にご説明をお願 いしたいのですが、準備基金繰入金3,790万の減になっております。この時点で、基金繰入金の減、 発生した理由、もう少し丁寧にお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(遠山たつ君) それでは、説明させていただきます。   私どものほうでは、当初医療費のほうが診療報酬の改定もございましたし、かなり上がるだろう というふうに予測を立てておりましたのですが、思ったよりも小幅におさまったということが1つ。   それで、その中の8款のところに共同事業交付金というのがございますが、こちらのほうが減っ ている状況になっています。これは各新潟県内のすべての保険者が共同でお金を出し合いまして、1 番の高額医療費のほうにつきましては、80万円以上の医療費がかかった分につきまして、出し合った お金の中から該当する保険者のほうに一定の割合で補助するというか、交付するものでございますし、 その下のほうは30万円以上80万円未満のものにつきまして、同じようにそうするというものでござい ます。当初これは国保連合会のほうから、実績に基づいてこれぐらいのお金が必要ですということで その予算額が来ているわけですけれども、実際今の時点で見込みますと、これぐらい少なくて済みそ うだというようなことで連絡が来ていますので、このたび補正させていただくものでございます。出 が減って入が減っているという状況になっています。   そういうことになりますと、基金で本当は予算上は1億8,708万5,000円を見込んでおりましたけ れども、それだけ取り崩さなくても3,790万ぐらいは取り崩さなくてもいいのではないかということ で補正させていただくというものです。 〇22番(相馬エイ君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   ただいま議題となっております議第84号から議第92号までの9議案については、平成24年度予算 付託表のとおり、会議規則の規定によって各所管常任委員会に付託いたします。   これから議第11号から議第23号までの各会計予算の補足説明を受けるため、暫時休憩し、直ちに 協議会に切りかえます。           午後 3時28分  休 憩                                                        午後 3時44分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。   本日はこれで散会いたします。   なお、明日は午前10時から施政方針並びに議第11号から議第23号までの平成24年度一般会計及び 各特別会計予算に対する代表質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでした。           午後 3時45分  散 会