平成24年村上市議会第1回定例会会議録(第3号) 〇議事日程 第3号 平成24年3月2日(金曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                              第 2  一般質問                                                                                 〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(27名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    8番   小  杉  和  也  君     9番   山  田  昭  夫  君   10番   齋  藤  信 一 郎  君    11番   平  山     耕  君   12番   川  崎  健  二  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門   君        総 務 課 長    齋   藤   甲   三   君        財 政 課 長    佐   藤   昭   一   君        政策推進課長     相   馬   正   喜   君        自治振興課長     板   垣   純   一   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    増   子   要   作   君        保健医療課長     遠   山   た   つ   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     本   間   誠   一   君        商工観光課長     瀬   賀       功   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下水道課長      中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        選挙管理委員長    岡   村   和   子   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        教  育  長    工   藤   泰   則   君        学校教育課長     大   滝   和   春   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    斎   藤   敏   夫   君        朝 日 支 所 長    小   田   政   秋   君        山 北 支 所 長    斎   藤       誠   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    菅   井   晋   一        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は全員です。定足数に達しておりますので、これから 本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、4番、板垣栄一君、24番、瀬賀秀雄君を指名いた します。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、一般質問を行います。   質問の順序は、お手元に配付の一般質問通告書のとおり行います。   なお、本定例会の一般質問通告者は13名でしたので、本日の一般質問は5名を予定しております。 ご了承願います。   最初に、8番、小杉和也君の一般質問を許します。   小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、一般質 問させていただきます。3月議会の一般質問のトップバッターとして質問していきますので、どうぞ よろしくお願いいたします。   私の質問は3項目ございます。まず1項目めは、日本海東北自動車道延伸の影響についてであり ます。平成23年3月27日に日本海東北自動車道が朝日まほろばインターまで延伸、開通いたしました。 開通後約1年が経過し、この地域への影響も大きいものがあったと思いますが、市ではどのようにと らえていますか。インターチェンジ付近やアクセス道路など、交通量の変化により改善点などは出て きたのかをお伺いいたします。   2項目めは、市の除雪体制についてであります。今年度の冬は、例年になく低温傾向で、雪の降 り方もまとまって降るパターンが多く、道路除雪の必要性が集中し、なかなか手が回らなかったと感 じます。多くの市民は、消雪パイプや機械による除雪、排雪が行き届き、路面の整備をきちんとして ほしいと願っています。除雪は、村上市にとって福祉そのものであろうと思われ、まちの中の除雪の 不備は、多くのお年寄りや市民の活動を抑制しかねません。きちんと除雪計画を立てて準備し、道路 や公共施設の除雪に対応してきたこととは思いますが、どのような点が思うようにいかなかったのか。 また、今年度の状態を見て、来年度以降の改善点などはあったのかをお伺いいたします。   3項目めは、再生可能エネルギーについてであります。市では、平成24年度に太陽光などの再生 可能エネルギーの普及を目指して担当部署の新設を予定し、一般家庭や事業所が再生可能エネルギー を導入する際の支援策や、公共施設への導入などを検討しているようですが、今後はどのように進め ていこうと考えているのかをお伺いいたします。   以上、3項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、小杉議員の3項目のご質問につい て順次お答えいたします。   最初に1項目め、日本海東北自動車道延伸の影響についてのお尋ねについてでございますが、村 上瀬波温泉インターチェンジから朝日まほろばインターチェンジまで開通してから約1年経過をしま した。供用開始後の影響について観光の面でとらえますと、昨年3月11日に発生した東日本大震災以 後、特に昨年のゴールデンウイークまでは瀬波温泉の宿泊予約のキャンセルが相次ぎ、前年と比べお 客様の数が大幅に減少するなど、市内の観光は大変な影響を受けました。ご承知のとおり現在も株価 の低迷、さらには欧州の財政金融危機や円高による景気悪化により、観光客数は伸び悩んでおります。   このような中で、平成22年度と平成23年度を4月から12月までの半年間で比較しますと、朝日み どりの里は、朝日まほろばインターチェンジ開通の影響で4割近くふえておりますし、瀬波温泉海水 浴場は9万8,010人から12万2,800人と約25%増加しております。このことは、日本海東北自動車道開 通による影響が大きいものと考えております。高速道路のアクセスが格段に向上したことから、県内 外への観光誘客もさらにアピールできるものととらえております。   また、待望久しい一般県道岩船港線村上瀬波温泉インターチェンジアクセス道路が開通したこと により、瀬波温泉はもとより、市街地や笹川流れまでのアクセスが向上したことから、このことをア ピールしながら観光誘客を図ってまいりたいと考えております。   また、後段のインターチェンジ付近やアクセス道路など、交通量の変化による改善点などは出て きたかについてでございますが、村上瀬波温泉インターチェンジに直結するアクセス道路、一般県道 岩船港線の供用後、データによりますと、上助渕丸山交差点で1.23倍、山居町二丁目交差点で1.18倍 という結果になっており、旧県道の羽黒町への交通量は約半分程度に減っております。そのほかのイ ンターチェンジ付近では、交通量調査等のデータがありませんので、変化を正確にとらえることはで きませんが、いずれにしてもアクセス道路等においては交通の安全確保ができていると考えておりま すので、現時点で交通量の変化に伴う新たな改善点は生じていないと考えております。   次、2項目め、除雪体制についてのお尋ねについてでございますが、小杉議員のご指摘のとおり この冬は低温傾向で、雪が消える間もなく降雪が続き、しかも朝方にまとまって降るというケースが 多かったため、一部の路線においては通勤通学時間に間に合わない状況となった日もありました。ご 不便をおかけした皆様には深くおわびを申し上げます。今年度の除雪計画においては、昨年度の反省 点や地域からの要望等を踏まえ、特に村上地域では委託区域の見直しや除雪車の変更なども行いまし た。また、問題となりそうな雪押し場や除雪路線についても確認を行い、スタートをいたしました。   しかし、この冬の特徴は、先ほど申し上げましたとおり、明け方の降雪が多かったことから、除 雪前に通勤車両等の通行が始まり、圧雪やわだちとなるケースが多く発生をしました。さらには、低 温続きで雪消えが悪いことに加え、間断なく雪も積もったことから、除雪がうまくいかない日もあり ました。また、圧雪が緩むと、その処理も一斉に行う必要がありました。このような状況が繰り返し 続きましたので、除雪委託業者には懸命に作業に取り組んでいただきましたが、なかなか思うに任せ なかったところであります。特に幅員の狭い道路においては雪のやり場がなく、このような事態が顕 著でありました。道路除雪では、あくまでも道路を優先に行っているので、玄関先などは個人での対 応となっておりますが、近年は高齢者世帯等の増加に伴い、これら雪のけの課題等も浮上してきてお ります。   いずれにしても、小杉議員がご指摘のとおり、除雪の問題は道路除雪に限らず、福祉そのもので ありますので、助成制度等の見直しも含めて、本庁支所の関係課が集まって検討会議を開催している ところであります。今後は、次年度に向け、地域との連携、協働のまちづくりなどさまざまな観点か ら、そのような幅員の狭い道路の雪対策に向けて検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解 を賜りたいと思います。   次に3項目め、再生可能エネルギーについて、市では今後どのように進めていこうと考えている のかとのお尋ねについてでございますが、昨年3月の大震災及び原発事故を契機に、太陽光、風力、 小規模水力、地熱、バイオマス等の再生可能エネルギーを普及させることを目的とした再生エネル ギー特別措置法が昨年8月に成立し、ことし4月からこれら電力の全量買い取り制度がスタートいた しております。本市においても、再生可能エネルギー普及の重要性は強く認識しており、4月から環 境課に新エネルギー推進室を設置し、同エネルギーの普及と環境保全への取り組みを強化していくこ とといたしております。具体的には、国の動向を注視しながら同推進室が中心となり、進めてまいり ます。多様な資源を有する本市の特性を生かした取り組みや、支援制度を早急に検討し、実施してい きたいと考えております。また、本市の公共施設につきましても、環境基本計画に基づき新エネル ギーの率先導入を進めてまいります。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、再質問させていただきます。   きのう3月1日、第13回城下町村上町屋の人形さま巡りが開幕しまして、3月1日の新潟日報の 「窓」という投稿欄にも、「また会いたい、町屋の人形さま」というタイトルで、新潟市の方がまた 村上へ足を運びたくなったと書いておりまして、紙面に載っておりました。また、きのうの夕方の民 放では、開幕式の様子とかが放送されまして、あすの土日、これETC使いますと、新潟から日東道 使っても無料ですので、きっと多くのお客様が来られると思いますし、そういったことを期待してお ります。   今月の24、25日には、こちらにチラシがあるのですけれども、SL村上ひな街道号が運行されま して、25日には全国しばた雑煮合戦で3連覇中の雑煮が一挙終結する雑煮合戦・村上の陣というのが 午前11時から旧ジャスコ村上店跡地、村上総合病院の駐車場ですけれども、そちらのほうで開催され ます。この日もまだ3月中の土日ですので、ETC利用で日東道が無料でございますので、きっと大 勢の方が、PRの仕方にもよるかもしれませんけれども、きっと多くのお客様でにぎわうことだと思 います。   また、村上地区だけではなく、2月25日に山北地区で開催されました冬の出羽街道大沢峠を歩く かんじきトレッキングという企画がございまして、こちらも新聞報道されていましたけれども、田上 町から夫婦で参加したと載っていましたので、きっと多分高速道路をこのご夫婦も利用して、日東道 を利用して来られたのではないかと思われます。   9月議会で私、これからの観光のあり方という点から市長に日東道延伸が村上にもたらしたもの は何かということで質問しましたら、市長は「人、もの、情報が非常に多く入り込んで、村上市が近 くなった。救急医療機関までの搬送時間が短縮されて、命の道としての役割を果たしている面も非常 に大きい」と答弁されております。先ほど答弁されましたけれども、半年前と1年たった今では、市 長の思いというのでしょうか、その辺はどんなふうに変わったというのでしょうか、どんなふうな感 じでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 昨年の3月27日に朝日まほろばインターチェンジが開通したわけでございま すが、その当時と今と、開通したらこうなるだろうなと思っていたとおりに推移しているというよう なことでございまして、私どもにとっては想定内の非常にいい結果が出ているなと、そのように考え ているところでございます。   また、あすです、アメリカ大使館の書記官というのか、ちょっとわかりませんけれども、偉い人 が村上のまちを散策したいというようなことで、同行を願いたいということでありますが、私は余り 英語ができませんので、英語の堪能な方にうちの課長と案内をいたさせることにしておりますので、 そういうようなひとつ例をとりましても、非常に国内を問わず、国外にもある意味において非常にイ ンパクトを与えている地域の一つになってきているというようなことでございます。   また、村上の人形さま巡りに限らず、例えば塩谷のイベントとか、あるいはおっしゃったように 冬の山を利用したもの、あるいはスノースキー等を利用したもの、スノージェットを利用したもの等 もありますし、またさきの二十何日でしたか、スノーマンがやってきたと、あの非常に人気の高いイ ベントでございまして、そのようなことで各地でそういうようなイベントを盛り上げて地域をアピー ルし、地域力を発信しているというようなことでは、すばらしい地域になってきているなというよう なことでございまして、そこに今協働のまちづくりで、行政と一体となった取り組みをやっていくこ とによって、さらに磨きがかかっていくと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) この地域、元気になってきていますけれども、やはり高速道路のインパクト というのは大きいのかなと私も思っております。   先ほどみどりの里、4割くらいというふうに言われましたけれども、人が入り込んでくることに よって経済効果もあるのだろうと思います。実際にみどりの里の関連施設の収支ベースでは2割増し ぐらいでございます。物産会館とか食堂のほうはもっと高いのですけれども、あの辺全部を合わせま すと約2割、かなり人がやはり流れてきて経済効果も出ているのだろうと思います。   それで、これも新聞報道でありましたけれども、今月の24日には鶴岡ジャンクションとあつみ温 泉インターチェンジの区間が開通しますけれども、市長はこれについてどのように思うか、期待する ことは何でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今の日東道については、私どものほうから攻めて、そして向こうは山形のほ うから攻めてきているわけでございまして、鶴岡ジャンクションとあつみ温泉インターチェンジが開 通するということによりまして、山形県のほうはあと9キロしか残っていないというところまで来て いるというようなことでございまして、本当にそうやって両方から攻めてきたというようなことの効 果もありまして、もう本当にわずかのところまで来たなと感無量の感がいたしておるわけでございま して、そうしますと、いわゆる私たちが計画をしているきらきら羽越、新潟、山形、秋田、この3県 によります連携した広域観光が実現できる可能性が非常に高くなってきたというようなことで、非常 に大きな期待を寄せているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今言われましたように、連携というのは大切だと思います。今、山形県、新 潟県が主体となりまして、庄内・村上岩船地域広域推進会議というのが開かれております。官民一体 となった交流をしているのですけれども、実は3月6日に村上でフェイスブックの講習会が開かれて、 両地域での交流を進めます。まだまだ知らない地域をフェイスブックを利用して情報交換を進めるた めでございます。初日でしたか、市長は3月14日、国土交通省にお会いすると言っていましたけれど も、一刻も早く未整備区間の用地買収とか、さらに早期着工、完成をぜひともお願いしてきていただ きたいと、そんなふうに思っております。   あとそんなに大きな影響は、改善点はないというようなことを言われていましたけれども、私は 何点か改善すべきところがあるなと思ってちょっと提案したいのですけれども、皆さんも気づいてい ると思いますけれども、国道7号線の村上瀬波温泉インターチェンジ入り口交差点、原信マーケット のところです、インターチェンジからおりてきて右折して、その国道と交差する交差点ですけれども、 ここのところインターチェンジ方面や山屋、殿岡のほうから来ますと、右折レーンはあるのですけれ ども、右折の矢印が出ないのですごくつながるのです。その辺のところ、やはり右折の増設をお願い すべきかなと思うのですけれども、この辺について市長はいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりでございまして、岩船港線が開通をいたしましてから非常に 290号線が真っすぐ行きますので、あそこについて右折帯がまずないということ……           〔「右折帯あります」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 右折信号がないということで、警察にもお願いをしてございます。非常に朝 の通勤ラッシュ等においては、あるいはまた夕方の買い物等においてもそうでございますけれども、 非常に待っている方々も多く見られますし、また渋滞もあるというようなことで、この前も警察署長 に何とか右折信号をつけていただけませんかというようなことでお願いをしているところでございま して、警察自体も十分に状況を把握している地点であるということをおっしゃっていましたので、何 らかの形で解決をできるのではないかなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 警察署長、神田警察署長でしょうか、も認識しているということでございま すけれども、その辺のところもう少し市から強く言ってほしいと思いますが、何かあれでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 警察署長にもちろんでございますけれども、羽越河川にも当然強力に話をし ておりますので、それが私どもの仕事でございますので、一生懸命にやらせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それと、羽黒町の新丁の丁字路の交差点がありますけれども、あそこも二之 町側から来て羽黒町のほうに右折しようとしますと、インターチェンジのほうから真っすぐ来る直進 車とか、国道から入ってくる車が多くて、ここは今度右折レーン自体がないのです。ここもかなり混 むのです。右折できないがために、後続の直進車が抜けていけない、そういう事情がありますけれど も、この辺のところについて市長はどんなふうにお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 羽黒町のあの道路につきましても、羽黒町のほうから行って右折する場合で しょう…… 〇8番(小杉和也君) 二之町のほうから坂上がって、羽黒町のほうに右折する…… 〇市長(大滝平正君) あそこも何度も通っていますけれども、やっぱりその危険性は感じておりま すし、車の合間を見て行かなければならないというような状況でございますので、非常にあそこも改 良を要する地点の一つだなと、そのように考えておりますので、何らかの形でそれについても要望し て、解決できるように努力をしてまいりたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) インターが開通してから特にひどいのです、この辺課長、何か改善できるよ うな方向性みたいなのはないでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 今小杉議員のおっしゃるところにつきましては、区のほうからだ とか、村上地区の区長会のほうからも要望の出ているところであります。私どもは、一般県道の岩船 港線がインターチェンジから山居町のほうに向けて開通をしますので、その交通量いかんによっては 右折レーンをつくったりしなくてもいいのではないかということで、しばらく様子を見させてくださ いというところで、今来ております。   それで、先ほども市長答弁にありましたとおり、アクセス道路、山居に抜ける道路ができまして、 新丁の坂につきましては、約半分ぐらいに減ってきております、交通量が。そういったこともありま して、これから少しどの程度やっぱり右折の影響に及ぼすところがあるのか調べさせていただきたい と思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) その辺のところよく見ていただければと思います。通行量が半分に減ったと いっても、右折があると直進できないのです。すごく待っていなければならない。それで、直進の3 台目くらいになると、本当にまたもう一つ信号を待たなければならないとか、いろんな事例がありま すので、特に注視して見ていただきたいと思います。   インターチェンジの付近です、いろいろと交通の流れが変わってくると思いますけれども、神林 岩船港インターから牧目のほう、国道に出るアクセス道路、今建設中だと思いますけれども、この辺 の進捗状況はいかがなっていますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 市道牧目線と申しますが、そこにつきましては今のところ25年の 開通をめどに事業を進めております。ただ、7号にタッチするには羽越線の横断、それから7号との 接続、そういったところで少しまた時間要するかもしれませんが、今鋭意努力中であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) あそこも開通しますと、かなり車の流れが変わって、あとあそこに穂波の里 とかございますので、観光等に及ぼす影響も大きいのだろうと。あと狭い道路でございますので、牧 目地内は。割に大型は通れませんけれども、小型が通れますので、結構交通量があると思いますので、 その辺のところはできるだけ早く問題点を解決しながら進めていただきたいと思っております。   あと各インターチェンジができたことによって、通学路の安全性は大丈夫かということをちょっ と気になるのですが、学校教育課長、この辺のところ、インターチェンジ付近の通学路の安全性につ いてはどんなふうなお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(大滝和春君) 特に大きな問題は出ておりませんけれども、神林地区の松喜和集落 のほうについては、あそこは非常に信号機が複雑だというようなことで、地元の方とも協議をさせて いただいて、今現在はスクールバスの運行ということで対応させていただいております。   また、そのほかの部分については、それぞれ私どものほうでも確認させていただきまして、注意 点等については各学校のほうにお願いしたということで、今のところ特に大きな問題は生じておりま せん。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) その辺のところ注視していただきたいと思います。   学校側に聞く、保護者に聞くもいいのですけれども、その交差点の近くの地域の方とか、その 方々というのは常に見ているわけですから、そういった方にもぜひとも聞き取りをして、子供の通学 路の状態がどうなのだというようなことを、ぜひともその辺までちょっと深く掘り下げて情報収集し ていただければと思います。よろしくお願いいたします。   今後車の流れに注目して、改善すべきところはぜひとも早期に改善していっていただきたいと思 います。よろしくお願いします。   次に、除雪体制についてちょっと伺います。まず、ちょっと具体的なことを課長に確認させても らいたいのですけれども、この冬は、昨年度もそうでしたけれども、本当に雪が多くて大変だったと 思うのですけれども、請負の業者さんが、特に枝線とかの市道のあたりをきちんと把握しているのか どうかちょっとお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) ことしの除雪計画を立てまして、業者さんと打ち合わせをするわ けですけれども、その段階では受け持つ区域を事前に現場を見て、ここだったら雪を押せるとか、そ ういったことを確認しながらやり出したというところでありまして、現場については把握しているも のと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 会社自体は把握しているかもしれませんけれども、一人一人の方まで、それ は会社のほうの側だというようなこともあるかもしれませんけれども、その辺一人一人の方まで徹底 してほしいというようなことも業者の方との打ち合わせの中でやってほしい、色つけとか、そういっ た形でもやってほしい。私道と勘違いして除雪しないで帰ってしまったなんていう事例もあったよう にも聞いていますので、その辺のところをきちっとよろしくお願いします。   それから、人数の対応は大丈夫だったかという部分についてお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 村上地区の部分を私中心に述べさせていただくような形になりま すけれども、業者数につきましては前年度と1社ふえたでしょうか、その程度であります。なかなか 業者数が減っていく中で、冬期間のこの除雪を請け負っていただく方なかなか大変な状況であります が、各事業所におかれましても、そんなに多くの作業員をつけておくわけにはいかないということで、 ほとんど1社専門的に除雪する機械に従事する方が1名ないし2名というようなところが現状だと思 っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長も言われていましたよね、人も重機も減っているのだというようなこと で、業者の方24時間、48時間寝ないでやれというのも無理な話ですので、その辺のところきちっとし た詰めをもう少しできればよかったのかなと思っております。   それから、除雪の進行状態、路面状態というのは、市の側ではきちっと把握できていたのでしょ うか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 私どもも職員パトロールを何班か編成して、雪の降った日にはパ トロールに出ております。ただ、なかなか全部を回り切れないというようなところもあるかもしれま せんけれども、苦情のあったところについては見て回って、状況は確認をしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続きまして、公共施設について伺います。各学校の除雪の部分は大丈夫だっ たでしょうか、どんなような対応をされているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(大滝和春君) ことし非常に積雪が多かったわけでありますけれども、各学校から、 例えば体育館から落ちた雪の除雪、あるいはバスの回転場所の除雪というようなことで要望をいただ いておりまして、その部分については担当課のほうにお願いしています。すぐやっていただいたとい うようなことで、これについても特に支障はなかったように感じております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続いて観光施設とか、今結構指定管理になっているわけですけれども、指定 管理の施設の除雪の部分についてはどうなっているのでしょうか。どなたに聞けばいいのでしょうか。 例えばおしゃぎりとかふれあいセンターとかの除雪の部分はどうなっていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(瀬賀 功君) その部分につきましては、市の道路除雪の合間というのでしょうか、 それにお願いしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 道路も大事です。あと観光で来られた方に迷惑をかけても悪いという部分も ありますので、特に大雪でしたので、特に地域医療調査研究特別委員会が村上地区の区長様への中間 報告ということでふれあいセンターでやったのですが、あのときも職員の方が一生懸命除雪していた のですね。その日開催というのはわかっていたわけですから、事前にどういうルートできちっと確認 して駐車場をということを言っておけばよかったのか、こちらから言えばよかったのか、その辺のと ころ少し反省点でございますが、かなりあの状態では大変でしたし、おしゃぎりなんかも私大雪の降 ったときにちょっと文書届けたりするのがあったのですけれども、前のほうしか入れない、後ろのほ う全然もう手つかず、そんなときに来られたら、道路も大事なのですけれども、その辺のところ一体 となった除雪の計画というのでしょうか、そういうのが必要なのかなと思っております。   もう一つお伺いしますが、除雪の部分で市道と県道とかがありまして、市でやる部分、県でやる 部分というのがありますけれども、その辺の連携というのはうまくできているものでしょうか、いか がでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 冬期間の前に、事前に相互乗り入れというふうな協定を交わして おりまして、市道が県道を除雪をしたりとか、県のほうの除雪車が市道を回るというふうなことで、 そんなふうなところをやっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) スムーズに連携できているということでいいわけですよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) ことしの大雪でかけ方云々のことを別にすれば、連携はうまくと れていたと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今回議案に上がっています上助渕羽黒町線というのがございますよね、市道 路線の変更ということですけれども、あそこ新丁の坂を上り切って、インターのほうに向かって下っ ていくところです、あそここれ今変更なので、県道なのか、市道なのかちょっと私つかめていません が、すごく幅が狭くなって、大型同士がすれ違えないような状態だったと。インターへのアクセス道 路にもなっていたわけですよね、あそこは。これについてはいかがでしょうか、ちゃんと把握してい ましたでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 当日は、たしか休みの日だったと思うのですけれども、私も出て きておりまして苦情の処理に当たっておりました。今おっしゃる路線につきましては、県道だったも のが一般県道の岩船港線が開通したことに伴いまして市のほうに移管されて、この冬は市のほうで除 雪をするという形になっておりました。たまたま除雪、その当時雪の降ったこともありますけれども、 旧神林地内だったものですから、神林支所のほうの対応というようなことで考えておりまして、そち らのほうとちょっと連携がうまくいかなかった部分があったかもしれません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ここに昨年度、島根県でもいっぱい雪が降ったのです、山陰のほう、それの いろいろ反省点等が出ています。行政の対応が遅れたのは、国は国道だけ、県は県道だけの所管外の 道路は除雪しない縦割りが一つの原因だ、さっき課長は、県との連携、県と市の連携はうまくいって いると言っていました。もう一つが、情報不足が問題となったと書いてあるのです。職員がパトロー ルに出ているというようなことで、さっき答弁ありましたけれども、全部本当に回り切れないですよ ね、苦情あったところということですけれども、特に学校も問題なかったとはいうものの、かなりや はり雪は多かったです、駐車場のところ。それで、1つの提案なのですけれども、やはり情報も一元 化した情報を得るために、例えば各学校から朝8時に画像を撮ってもらって、それをメールで市に送 ってもらうと、そういう状態を常に把握するというようなこともできないものかなと思っております。 この辺、全部学校教育課、都市整備で管理しなさいということではなくて、情報のプロの部署であり ます政策推進のほうで処理をして、いつでも都市整備が見れるというようなことを構築していったら どうかなと。島根県では、コンビニなんかと協力して情報提供してもらっているのです。この辺のと ころちょっと提案したいと思うのですが、市長いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、その情報提供も非常に大事なことでありまして、今8時というお話が ありましたが、8時に情報提供もらったって何もならないわけでございまして、朝の5時ころ情報提 供いただかないと出動ができないというような状況であると思っておりますので、その時間帯にどう いう情報収集が可能かということも研究をしなければなりませんし、また国交省あるいは県の除雪体 制との連携はもちろん大事でございます。当然国の除雪機あるいは県の除雪機は大型なわけでござい まして、今私ども一番困っているのは、小路の除雪体制が一番困っているのです。業者の方々が小さ い除雪機を持っていないというようなことでありますので、その点をこれからどうしていくか。当然 業者の方々持てないわけです、公共事業が減っておりまして、そういうところの工事がないわけです ので、除雪のためにその機械を持っているということは不可能でありますので、そういうような小路 に入って除雪をする重機をどうやって確保し、そしてどうやって除雪をしていくかというような、小 路ですので、今度排雪も当然必要になってきますので、その点についてこれから検討を加えていく必 要があると、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私が言ったのは、公共施設とか学校関係の部分の情報提供という部分言った ので、道路が終わってからの対応になると思いますから、その辺で例えばの話で8時と言ったのです が、そういった情報提供の部分です、何かうまいシステムができればいいなと思っております。   次に、消雪パイプについてですけれども、村上市地域防災計画風水害対策編第3章、災害予防計 画の中に、消雪施設の設備の拡充というのがございまして、道路の消雪施設は今後は地下水への影響、 地盤沈下等の問題を十分考慮して、機械除雪との組み合わせを考えながら施設整備を図るというのが ございますけれども、現在のところ消雪パイプの新設というのは難しいのでしょうか、いかがでしょ うか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 村上地区の場合でございますけれども、平成17年だったでしょう か、ちょっと年度忘れましたけれども、当時に一度調査をいたしまして、地下水に及ぼす影響を調べ たことがあります。それで、またその後、では今どうなのだというふうなことで今年度また調査をし ておりますので、その結果におきましてはなかなかやっぱり前と状況は変わっていないというふうな ことであります。もう少し詳細な結果が出てくれば、またお話できるかと思いますが、そういう状況 であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 消雪パイプです、秋も大分深まってくると、穴とか掘って水の流れとかチェ ックしていると思うのですけれども、冬期間の水の量とか流れとか、その辺のところもしっかり確認 されているのでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 実際に使った量をはかるということはなかなか難しいと思います が、計算の上ではくみ上げる量とかというのは出てくると思います。ちょっとデータ持っておりませ んけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 消雪パイプ出てはいるのですけれども、具体例を挙げますと、庄内町とか、 あそこは県道ですけれども、あと小町坂の益田書店の前とかです、消雪パイプは出ているのだけれど も、流れが悪くて凍っているとか、車乗っているとぼこぼこ、ぼこぼこするような感じで、そんな道 路もございます。市民の方ですと、どこが県道で、どこが市道なのかとなかなかつかみづらいと思い ますので、そういった市民の声があったときに県に伝えるとか、その辺の消雪パイプが出ているのだ けれどもというようなところもしっかりと情報把握をしておいていただきたいと思います。多分飯野 桜ケ丘から九重園さんのほうに出てくる丁字路のところございますけれども、職員の方雪割っていた ので、多分そういったことでいろんな連絡があったのか、自分たちで把握していたのか、そういう部 分もあるのでしょうけれども、できるだけそういう体制をとっていただければと思います。ただ、あ る地区では消雪パイプがうまく流れずに、ポンプが壊れて、にもかかわらず予算がないので、もうす ぐ春になるだろうと言われたところもあるそうでございます。村上市にとっては冬場の福祉そのもの でございますので、そういったことは絶対許されないことだと思うのですが、市長いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 消雪パイプも、1つには消雪パイプの効力といいますのは、いわゆる消雪パ イプを出して、そして交通量がなければ効果があらわれてこないわけで、消雪パイプを出して、車が どんどん、どんどん通らないと、その効果が十分に発揮できないということもありますし、また消雪 パイプを年がら年じゅうじょんじょん、じょんじょんと出しておけばいいというようなお考えの方も いらっしゃいますけれども、そうしますと今言ったように非常に地盤沈下で困る状態になるというよ うなことであります。ただ、消雪パイプのタンクが壊れたから春になるというようなことは、そんな こと言ったかどうか知りませんけれども、とんでもないことでありますので、そういうような答えは 慎まなければならない、あくまでも私どもは、地域の皆さん、住民の皆さんが生活に困らないような 道路管理をしていく必要があるというようなことを大前提に、除雪、消雪パイプ等を管理していきた いと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 昨年度も大雪でしたので、3月の議会で一般質問の答弁で、昨年の話ですよ、 来年度以降の除雪計画に反映されるように努めてまいりますというような答弁があったのです。昨年 度と今年度と、その除雪の計画とか、何が変わったというような部分がありますでしょうか、その一 般質問の答弁を受けて。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 昨年度そういうふうな話を伺っておりまして、ことしは早目に計 画づくりに着手したというふうに思っております。それで、先ほど申しましたとおり、村上地区にお きましては区域を少し見直させていただきました。狭いところについては、狭い通りがあるところは なるべく狭いところに入れるような機械を持った業者さんにというようなこともありまして、いろい ろと区域の見直し、それから朝日地区のほうの業者さんでありますけれども、その方にも村上におい て除雪をしていただくというふうなことで1業者ふえたりもしております。ちょっと今のところ思い 浮かぶのはその程度で申しわけないのですけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 改善されてそんなふうにしたと。ただ、ことしはことしでやはりうまくない 部分もあったということですので、またことしの反省を生かしながら計画づくりを進めていただきた いと思います。   代表質問の中で、除雪計画区域に入っていないから除雪できないと言っていたというようなこと がございましたが、これだけ大雪が続いていますので、例えば雪が多く降ったときの場合の〔質問終 了時間5分前の予告ブザーあり〕ちょっと言葉うまく思い浮かばないですけれども、準除雪区域とか です、そんな形で、普通の体制はこうだけれども、大雪が降ったときにはこういう体制をとるよとい うようなことはできないものなのか、市長のお考えをお伺いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 恐らくその除雪ができないというところは、市道認定をされていない私道等 が主なところではないかなと思っておりますので、そういうところはやっぱり私道ということになり ますと、私どもが市で除雪するのは非常に難しい問題になってきますので、それ以外の市道認定をさ れている地域において除雪がされない、除雪をしない区域ということはあり得ないと考えていますの で、もしそういうところがあるとするならば改善をしなければならない、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 代表質疑のときには、歩道というようなことで言われていたと思うのですが、 その辺私ももう少し詳しく調べてみたいと思いますので、よろしくお願いします。   最後に、再生可能エネルギーについてですけれども、これも代表質問の中で市長の答弁が、「村 上市に合ったエネルギーは何かということを調べていくのが最初で、すべてを調査し、村上でなけれ ばできない新エネルギーをつくり出していく、他市よりも先んじてやる、村上が優位に立つエネル ギー」と言っておりました。その後で、「村上市には森林が多い」とも言われていました。そこから 推測しますと、市長の頭の中には木質バイオマスエネルギーが有望だともとれるのですけれども、そ の辺のところを考えておられるのでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 自然エネルギーには太陽光発電あるいは風力、太陽熱あるいは雪氷熱がある わけでございまして、自然エネルギーで、かつリサイクルエネルギーといたしましてはバイオマス発 電、バイオマス熱利用、バイオマスの燃料製造、そのようなものがあるわけでございますので、それ らを全部複合的に考えていきますと、最初から木質バイオマスありということではないですよ。本当 に低コストで、将来的にも安定的に供給できる、自然にクリーンなエネルギー、村上に合ったエネル ギーは何かというようなことをこれから調査研究をして、そして村上市内に導入をしていくと、そう いうことでご理解していただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今度山北支所が新しくなりますけれども、ここにペレットストーブ置くとい うことですので、ここはテストケースみたいにするのかなと思うのですね。いろいろ検討していくと いうものの、資源が何かといったときに、やはり森林が多いので木質のバイオマスというのは有望な のかなと、村上市にとって、そんなふうに思います。   ここに新潟県の再生可能エネルギーの供給状況というのがございまして、新潟県で多いのはやは り小水力発電なのです、これが73.1%、バイオマスが15.2%となっています、これ2010年の調査なの ですけれども、その中で糸魚川は自給率が133.45%で1位なのです。村上市は15位、2.75%、やはり この辺は市長が今言われましたように、力を入れていかなければならない。糸魚川市は、太陽光発電 の設備、上限28万円で補助を出しております。平成15年から73棟、これ住宅促進だけではなくて、経 済的な効果もあるだろうと思います。先を見通した投資とか、思い切った施策が必要なのかなと思っ ております。こういった再生エネルギーというのは、自然に対してもそうですけれども、地域を活性 化させる部分も出てくるのかなと。あと小水力とか、いろんな部分考えていかなければないと思いま すけれども、最後に市長にこの辺のところの見解を伺います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 例えば木質バイオでやった場合、1つにはエネルギーのほかに産業が生まれ てきます。非常に多くの産業が生まれてきますので、それにも経済波及効果もありますし、雇用波及 効果もあるというような特異な地域で私はあると、そのように考えておりますので、今おっしゃった ようなことも含めながら、総合的に判断をしていくということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 以上で終わります。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。   午前11時まで休憩します。           午前10時51分  休 憩                                                        午前11時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、22番、相馬エイさんの一般質問を許します。   相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) これより私の一般質問をさせていただきます。質問事項は、1つ、安心でき る介護保険制度に、2つ目、国民健康保険税についてです。3つ目は、豪雪対策について、4つ目は、 消費税増税についてであります。   1番目、安心できる介護保険制度に。介護保険が始まり12年、保険料を取られて、サービスなし になるのではと心配されておりました。このたび市の第5期介護保険事業計画が決まりましたが、次 の点について伺います。1つ、待機者が502人(平成23年2月現在)にもなりますが、3年間で58床 の特別養護老人ホーム増設で問題は解消されると考えたのでしょうか。   1つ、保険料改定により基準月額4,200円から5,300円になりますが、保険料引き下げのための努 力はされたのでしょうか。   1つ、利用料の負担軽減の対応について検討されましたでしょうか。   1つ、法改正によりどのような問題が出てくるのでしょうか。   1つ、公費5割(国庫負担2割)では制度がもたないことはもはや明瞭です。国庫負担増を国に 強く求めるべきと考えますが、市長のお考えを伺います。   2番目、国民健康保険税について。平成22年、平成23年と2年連続で国民健康保険税が値上げさ れました。市民の暮らしは大変になっています。このことを踏まえ、次の点について伺います。   1つ、滞納者の状況はどのようになっていますか。   1つ、平成23年3月議会での値上げの説明時と現在の国民健康保険特別会計の現状はどうなって いますでしょうか。   1つ、準備基金の残高は幾らになっていますか。   1つ、値上げのための安易な値上げではなかったと言えますか、市長の考えを伺います。   3つ目、豪雪対策について。日夜を問わず、除雪対応で担当課も業者も区長さんも大変なご苦労 がありました。何が課題なのか伺います。道路の安全確保のための除雪だけではなく、高齢者や要支 援世帯への対応が求められてきています。問題解決のために何が必要か検討されていますか、市長の 考えをお伺いいたします。   4、消費税増税について。野田政権は「社会保障と税の一体改革」と称して、消費税を2014年に 8%、2015年に10%に増税する大増税法案を成立させようとしています。暮らしも経済も財政も壊す 消費税の大増税は、自治体にどのような影響を与えると予想されますか、市長の考えをお伺いいたし ます。   答弁をいただきました後、再質問をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、相馬議員の4項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、安心できる介護保険制度の1点目と2点目、待機者502人に対し、58床の特別 養護老人ホーム増設で問題は解決されると考えたのか。また、保険料改定において保険料引き下げの ための努力はしたのかとのお尋ねについてでございますが、第5期介護保険事業計画作成に当たって は、入所待機者の解消に向けた施設整備を中心に検討をいたしております。整備計画につきましては、 施政方針でもお示ししたとおりでありますが、計画期間の3カ年で見込まれる給付費が保険料にどう 影響するかを考えながら施設整備を計画しねばなりません。また、このような介護サービス事業を展 開するには、被保険者の方に負担増をお願いせざるを得ない状況であることもご理解をしていただか なければならないと思っております。   次、3点目、利用料の負担軽減の対応について検討したかとのお尋ねについてでございますが、 自治体独自の介護サービス利用料の負担軽減について他市の状況等を検討したところ、内容等もそれ ぞれ違いがあり、保険料にも影響が出る場合もあることから、整理すべき点が多いようでありますの で、第5期介護保険事業計画を実行していく中で、本市に合った制度を十分研究しなければならない と考えているところであります。   次、4点目、法改正によりどのような問題点が出てくるのかとのお尋ねについてでございますが、 平成24年度の介護保険法の改正につきましては、高齢者が地域で自立した生活を営めるよう、医療、 介護、住まい、生活支援サービスが切れ目なく提供される地域包括ケアシステムの実現に向けた取り 組みを進めるということが柱となっておる中でも、地方公共団体の責務、認知症対策の推進、新たな サービスの創設などが強調されております。こうした国の基本指針を受け、第5期介護保険事業計画 がそのスタートの段階として位置づけられているものであります。地域包括ケアを構築していくため には、地域包括支援センターの機能強化のみならず、新たなサービスの創設には介護サービス事業者 の活力にも期待していかなければならないことから、本市においては介護サービスに従事する人材確 保が課題であるととらえているところであります。   次、5点目、国庫負担増を国に強く求めるべきと考えているが、いかがですかとのお尋ねについ てでございますが、12月議会でもお答えいたしましたように、介護保険料、利用料の増嵩など、利用 者負担が大きくなっていることについては重大な問題であると認識しているところであります。ご質 問の国庫負担増を国に求めることにつきましては、国の根本的な制度にも関係することから、今後の 国の動向を踏まえて必要な対応を検討してまいりたいと考えております。   次、2項目め、国民健康保険税についての1点目、滞納者の状況はとのお尋ねについてでござい ますが、平成24年1月31日現在の滞納世帯数は1,365世帯で、本年度に滞納繰り越しとなりました世 帯からは330世帯減少しております。なお、収納率は現年課税分で70.91%、滞納繰り越し分17.42% となっております。   次、2点目、平成23年3月議会での値上げの説明時に、現在の国民健康保険税の現状はどうなっ ているかとのお尋ねについてでございますが、平成23年度の当初予算には納税義務者数は1万350世 帯で、被保険者数は1万9,050人、予算額は15億8,336万9,000円を計上いたしたところであります。 その後の当初賦課の時点におきましては、納税義務者数は1万773世帯で432世帯の増、被保険者数は 1万9,312人で262人の増、予算額は15億6,595万7,000円で1,741万2,000円の減となりましたので、第 3回定例会におきまして補正をお願いしたところでございます。   次、3点目、準備基金の残高は幾らかとのお尋ねについてでございますが、平成24年2月末現在 で2億179万8,248円であります。   次、4点目、平成23年度の国保税改定が安易な値上げではなかったかとのお尋ねについてでござ いますが、前回もお答えいたしましたが、国民健康保険特別会計は赤字が続いております。平成23年 度の医療費が当初の予測より少なくおさまる見込みとなりますが、その分国庫支援金等が減額されま すので、単年度実質収支が赤字であることには変わりがありません。今後も基金の活用を図ってぎり ぎりの運用をしてまいりたいことをご理解をしていただきたいと思っております。   次に、3項目め、豪雪対策についてのお尋ねについてでございますが、先ほど小杉議員のご質問 にもお答えいたしましたとおり、道路除雪に関する課題は狭い道路における雪の置き場がないという ことが挙げられます。特にこの冬のように、低温が続き、雪の消える間もなく降雪があったことから、 雪のやり場の確保が大きな問題となりました。また、道路除雪では、あくまでも道路を優先に行って いますので、玄関先などは個人での対応となっておりますが、近年は高齢者世帯等の増加に伴い、こ れら雪のけの課題等も浮上してきておるところであります。そこで、高齢者や要援護世帯への対応に ついては、屋根の雪おろし経費に対する助成や雪おろし等をお願いできる事業者の情報提供、区長や 民生委員を通じ、自治会などに玄関先の雪のけの協力をお願いしているところであります。除排雪の 問題は、本市全体で解決しなければならないことであり、助成制度等の見直しも含めて本庁、支所の 関係課が集まって検討会議を開催しているところでもあります。   次、4項目め、消費税増税による自治体への影響についてのお尋ねについてでございますが、政 府のホームページによりますと、昨年12月29日に開かれた国と地方の協議の場において、2015年10月 に消費税率を10%引き上げた場合の増税率5%分の国と地方の配分について協議が調った旨、報告を されております。自治体に与える影響としては、地方消費税交付金、地方交付税等への影響が予想さ れますが、その具体的な影響額、その他の財源や景気全般に与える影響など現段階でははかり知れな いことから、法案の成立も含め、今後の動向を注視していかなければならないと考えております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ありがとうございました。   では最初に、介護保険からお伺いをいたします。利用料の負担軽減にどのように努力されたかと いう質問をいたしましたが、現在の介護保険給付費等準備基金の残、現在幾らになっておりますでし ょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 今回また補正予算もお願いしているところですが、それを含めて予 算上の残としては約1億3,000万ほど残る予定になっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 平成24年の予算書を見ますと、介護保険料引き上げ条例改正を前提とした予 算の編成になっておりますよね。そこで、介護保険料は引き上げされた計算で当然介護保険料として 組み入れられているわけですけれども、準備基金からの繰り入れはたしか1,000円でしたか、ゼロで したか、ちょっと繰り入れがそこにはされておりませんが、なぜされなかったのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 保険料につきましては、今回上程、提案させていただいています保 険料の額をもとにして入を計算しております。給付基金につきましては、この後3カ年の計画になり ますので、初年度ではなるべく基金を残す形で保有をしていって、2年度目、3年度目になりますと、 今度施設整備のほうの影響といいますか、給付費の増が出てまいりますので、そういったところで基 金繰り入れをしていくということになります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 前回の12月議会で保険料をできるだけ抑えるために、引き上げを抑えるため に、基金の取り崩しを考えてほしいという私質問をいたしましたら、課長は基金の取り崩しも考えて 決めていきたいという前向きな答弁をされたのです。しかし、24年度の当初予算では、当然条例引き 上げを前提として介護保険料が入りになっていますけれども、その準備基金からは繰り入れがされて いないという、その姿勢は12月議会でこのように前向きに答弁している割にはちょっとおかしいので はないかなと考えるのですが、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 準備基金につきましては、必要なときに繰り入れをしていくという ことですので、24年度初年度からそういう状況になるということは、この後の2年度目、3年度目に なると今度基金が不足していくということにもなりますので、この第5期の事業計画の初年度に当た っては、なるべく基金を残す形での予算組みをしたということになります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 2年目、3年目に施設に金がかかるから保険料は引き上げだけをさせていた だきましたという受けとめてよろしいですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) その辺になりますと、その保険料の改定を考えるときには、やはり 市長答弁にもありましたように、今回は特に入所待機者の少しでも解消ということとあわせて、やは り保険料の増の部分も検討しながらということでございますので、ですから施設整備によって上がる からどうこうという、議員おっしゃる部分も当てはまる部分もあるかと思いますけれども、考え方と しては市長答弁のとおりということでご理解いただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこで、次に伺います。   保険料の減免制度がございますが、平成22年の実績は2人で、減免額は1万7,000円でした。平 成23年度の見込みも、23年度の4月1日現在で同じ数字に、私が持っていますこの資料はなっており ますが、実際は23年度は保険料減免の対象は何人で、金額は幾らだったのでしょうか、わかりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇税務課長(伊与部純夫君) 今その数値は手元にございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) この数字がもし見込みの22年度の実績と同じであったとしたらです、やっぱ りこの保険料減免についての周知が非常に弱いという結果になると思うのです。そういう点では、12 月議会にも私申し上げましたが、他の自治体ではもう少し対象者がふえているのです。せっかく介護 保険料の減免制度があるのですから、関係する住民にあらゆる機会を通じて、こういう制度があると いうことをしっかりと周知する必要があると思うのです。その点では担当課長として、たしか12月議 会にもこの点は話ししたと思うのですが、数字が同じだったとしたらです、やっぱりそれは前向きな 努力をしていないということになりますが、いかがなさいますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇税務課長(伊与部純夫君) 今ほどの減免の関係につきましては、減免要項に基づきまして納付書 を発行するときお知らせ版とかにも記載しておりますし、そのほかホームページ等でも記載して周知 を図っているところでございます。なお、問い合わせ等については職員がそれについては丁寧に説明 しているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 行政の皆さん、よくホームページとおっしゃいます。しかし、介護保険料を 払っている方たちとかの何割がホームページを見て、減免制度があるとわかるでしょうか。そういう 意味では、やっぱりしっかりと市報にある程度のスペースをとってお知らせする、それから回覧板で ほかのお知らせと一緒にお知らせするというような配慮が必要なのではないかなと思います。そうい う点では、この対象になる人数が少しでも多くなることを期待して、次の質問に移ります。   利用料の減免について、他市の例を幾つか12月議会で申し上げました。利用料について、利用料 の減免について、関係部署では前向きな他市の研究をされたでしょうか。村上市では利用料の減免を 持っていないのです。それで、12月議会に他市のこういう利用料についての助成を私ここで述べまし た。そのことについて関係する課で担当職員と研究等されましたでしょうか。したかしないかで結構 ですので、よろしくお願いいたします。利用料の減免ですよ。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 関係課を交えての検討はしておりません。 〇22番(相馬エイ君) していない。やっぱり議員がこういう形で質問しましたら、する、しないは 当然いろんな財政的な面とか市長の考えもあると思うのです。ですけれども、村上ではない、他市に そういう制度がある場合、やっぱり職員がしっかりと研究する、勉強するという前向きな姿勢が当然 大事なことだと思うのです。   そこで、市長に伺います。介護保険の利用料の減免制度が村上市にないと、他市にはあるという ことで、私12月議会にここで質問いたしました。そうしたら、そのことも含めて前向きに検討して、 今後検討していきたいと市長は答えています。その点では、職員が勉強するという、そういう姿勢が 私は大事だと思いますが、市長はこの点についてしていないと答弁されましたが、いかがお考えにな っていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今課長がおっしゃったのは、他課とのそういうようなあれはしていないけれ ども、課内では十分に検討しているということでありますので、何もしていないということではない と、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そうだったらそうだなりにしっかりと課長が答えればいいのであって、課長 の答弁を市長がフォローするということは間違いですよ。   とにかくことし引き上げになるわけです。そうしますと、保険料はどんどんと第5期で、現在月 平均5,300円。しかし、利用したくても利用料が払えない人たち、そして今介護保険が改悪されまし て、いろいろと問題点が浮上しております。12月議会でも申し上げましたが、要支援の1、2の人は 介護の対象ではなく、自治体の判断でいろんな安上がりの事業にかえることができるのです。それを 課長に聞きましたら、中身がまだはっきり見えていないので、村上市では今すぐはやりませんとおっ しゃいました。その答弁に現在も変わりございませんね、総合事業です。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 12月から答弁をしているのは、議員のご質問のとおり補助事業とし て取り組むかどうかのご質問でしたので、その部分では取り組まないということで、事業自体をしな いということではございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そうしますと、総合事業としてやっていくということですね、村上市では。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) その補助事業うんぬんの話が出たときに、担当のほうと確認をしま したら、事業そのものについてはこれまで行っている事業とほぼ同じなのだということでございまし たので、ただ今の時点では補助事業としては村上市は考えませんでしたということです。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それと、生活援助縮小等の内容が出てきております。ヘルパーさんの時間に 対しての単位が変わってきているのです。そうしますと、いろいろと短い時間の中で今までヘルパー さんがやってきた生活援助をしなければないという点では、非常に受ける人もヘルパーさんも大変な 状況になってきている、その点ではどう受けとめていらっしゃいますか。この時間の縮小と単位の縮 小。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 今のお尋ねの部分につきましても、今後どうなっていくかというと ころでは、ちょっとまだ今のところ何とも言われないところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それから、介護保険の内容が、今施設から患者を追い出すという方向性が出 ております。それで、特養など施設介護の基本報酬を引き下げ、重度の人が多いほど報酬がふえる仕 組みをつくり、老健施設は在宅復帰やベッドの回転数の高い施設を評価し、ベッド回転率の低い施設 と格差をつける、退所を迫る仕組みとなっていると。それから、医療から介護へということで、介護 職員がたんの吸入を行うことや、グループホームや老健施設などで見とりをした場合、加算として評 価するという形で、介護保険の精神が、今国は法律をかえて非常に改悪の方向になっているという、 そういう点では村上市介護保険を実施しているわけですので、「保険取られてサービスなし」となら ないように、今時間がありませんので、もっとしゃべりませんが、市長はその介護保険の責任者です ので、そういう点ではできることから、利用料の軽減とかです、できるところからしっかりと村上市 として考えて実施していくという姿勢をぜひ持っていただきたいと思います。   次に、国民健康保険税について伺います。2年連続の引き上げでした。それで伺いますが、村上 市保険税の減免実施がございますが、減免についての見直しはその後されましたでしょうか、市長。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇税務課長(伊与部純夫君) 減免についてでございますが、減免については先般の議会のときにも 申し上げましたが、要綱に基づいて減免しているところでございます。ただ、課内におきましては、 その減免要綱の取り扱いにつきまして、納税相談等を踏まえて、その方々の実態を詳細に把握しなが ら対応していくという方針で対応しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこで伺います。   補正の第3号で準備基金繰入金の減額が3,790万ございました。そのときの説明では、当初医療 費が上がるだろうと考えたけれども、小幅にしか上がらなかったということで、準備基金の繰り入れ の減がございました。そこで伺います。健康保険税の基金の残は現在幾らになっておりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(遠山たつ君) 先ほど市長のほうでも答弁させていただきましたが、12月に1億円 おろしましたので、繰り入れしましたので、今の残は2億179万8,248円でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 12月におろした…… 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(遠山たつ君) 医療費は払わないでおくというわけにはいきませんので、12月に1 億円を、今まで3億幾らあったわけですけれども、1億円を繰り入れさせていただきましたので、今 の残は約2億ということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 私の調べでは、平成24年の3月31日現在、3億203万の国保の準備基金の残 がございます。これはどういうことでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(遠山たつ君) 23年の4月の時点では3億幾らの基金がありましたが、医療費を支 払っていかなければなりませんので、このままでは医療費の支払いが滞る可能性があるということで、 1億円を基金を取り崩して国保の会計のほうに入れたということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 確かに平成23年の4月現在、3億179万ございました。しかし、基金の運用 状況を見てみますと、利子が23万5,228円繰り入れて、そして24年の本年度末の見込みですけれども、 見込みというか、そうしたら、なぜ12月の出たのが基金の運用状況のところから支出で出ていないの ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(遠山たつ君) 私どものほうでは、3月に3億ございまして、そして予算に1億8, 000万ほど、これから医療費がかかれば取り崩すかもしれないということで予算に1億8,000万ほど上 げてあるわけでございます。それを12月の時点でこれから1月、2月、3月、4月と払うときにお金 がないと困るので、1億円を取り崩して入れて、現在の残高は2億179万8,248円があるという状況で して、ことしの3月の見込みというのは、まだちょっと私どもでは理解できないところでございます。 今後ももしか医療費が足りなくなれば、もう数千万円取り崩さなければならないかもしれないという ふうに思っているところです。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) では、平成23年の医療費は53億3,033万でした。しかし、今回24年度の医療 費予算、24年度の予算の医療費は52億6,145万で、約6,887万の減額の予算書でつくられていますね。 そこで、23年の3月議会、市長は医療費が高騰すると、そして財政は非常に厳しくなるということで 引き上げをさせていただきたいということでした。それなのに、実際の平成24年のこの予算では医療 費が減額となっていると、そこはどう受けとめればよろしいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) さっきの提案理由でもご説明をさせていただいておりますけれども、決して 国民健康保険の特別会計が黒字になって大丈夫であるということではないのです、赤字になっている のです。そして、国民健康保険というのは、相馬議員がいつもおっしゃいますけれども、準備基金条 例というのがございまして、でき得れば国民健康保険医療費の2カ月分くらいは持っていなさいとい うのが本来の姿なのです。払えないと悪いからということでございまして、何か相馬議員の話を聞い ていると、国民健康保険の特別会計が黒字になっているのに、なぜ保険料を上げるのだというような 言い方にしか聞こえないのですけれども、決して黒字ではないのです、赤字になっているのです。そ れを理解していただきたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 基金の繰り入れ、そして繰入金、前年度の残を入れなければ、確かに赤字に なるでしょう。しかし、会計は基金の繰り入れ、そして前年度の繰り越し算を入れた会計の明細にな っているわけです。ですから、そのことを考えれば、医療費が平成23年度よりも減っている、基金の 繰り入れが23年度よりも24年度減っているという、この現状を考えますと、値上げしない場合、平成 24年度基金はゼロになりますという行政が出した資料があったのです。ですから、9.44%引き上げを お認めくださいという説明でした。しかし、今課長の話からしますと、約2億、ゼロになります、値 上げしなければということでしたけれども、現在引き上げ2年連続されております。そして、ことし の会計も引き上げを、当然引き上げされた分の保険料が入っているわけですよね。そして、残は何億 もあるという、こういう現状は、無理して去年の3月議会に引き上げをする必要はなかったのだろう と思うのです。もう少し様子を見て、そしてこの3月議会に引き上げをお願いするということでもよ かったのではないか。それなのに2年連続、去年無理に引き上げをしたというこの実態はなぜか、市 長の政治姿勢が問われるのではないかと考えます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇22番(相馬エイ君) よろしいです。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 次に、除雪対策について伺います。   笑って済まさないでください。大変なのですよ、国民健康保険税の滞納額、毎年決算で5億もあ るではないですか。それだけ払う人たちは大変だという実態を、市長はもっと心から受けとめなけれ ばだめですよということを私は申し上げております。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇22番(相馬エイ君) よろしい。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 時間も迫っておりますので、豪雪対策について伺います。   高齢者の除雪費助成事業、2月末で村上21、荒川5、神林2、朝日108、山北74、合計210件だそ うです。23年度の実績は248件だったそうです。もう少しふえると思いますが、そこでです、代表質 疑でどなたかも言いましたけれども、周知が非常に民生委員さんや区長さんを通じて知らせるという 体制、そしてもっともっとお年寄りに親切な周知をしていないのではないかと、その点ではどう考え ますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 地域の方に、やっぱり一番近いところの方に様子を見ていただくと いうことが一番ですので、毎年シーズン前には民生委員さん、それから各地区の区長さん方にもお願 いをしているところです。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 区長さんによっては増す刷りして、回覧板でお知らせしている区長さんもい らっしゃいますが、しかしそういうことをしなければ、市報の隅っこに小さくお知らせがあっても、 意外と見つけない場合もあるわけですし、こういう制度があること自体も知らないお年寄りはたくさ んいらっしゃいます。それと、申請して審査があるわけでしょう、書類を出した人すべて対象ではな いわけですよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 定められた要綱によりまして、原則市民税が非課税の方と、世帯と いうことですので、その辺の審査はしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そうしますと、審査があるのですから、民生委員を通じて申請するという、 そのやり方が果たして住民サービスの姿勢に立っているかどうか、そこは研究していただきたい。審 査があるわけですから、しっかりと用紙をだれもがわかりやすいところに設置して、そして審査をし て、それで外れれば、対象外になれば、それでいいではないですか。それが民生委員を通すと、たし か昔の就学援助でしたか、それから生活保護も民生委員がいろいろご意見を書くみたいな欄がありま したけれども、そういう点では改善されてきていると思います。この民生委員を通じて、区長を通じ てというやり方は、私は時代遅れだと思います。   そこで、副市長に伺います。対策会議を関係する課で開いたそうですが、そういう点で民生委員 や区長しかその申請書を持っていないというようなやり方はやっぱり時代遅れだと。もっともっとこ ういういい制度をより多くのお年寄りに利用してもらうという前向きな姿勢が必要なのだと思います が、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまご質問にありました、民生委員の関与ということであります けれども、私どもも除雪対策、2年続きの豪雪というようなことで、3回にわたりまして関係課長会 議を開催をさせていただきました。その中で、県下の状況を把握しなければというようなことで、こ の補助制度についても資料を取り寄せて検討を重ねております。   民生委員の関与につきましては、ほとんどのところが、市町村が関与をしていただいて助成をし ているのが現状であります。というのは、やはり高齢者とか母子家庭、また障害者につきましては、 民生委員が一番詳しいということで、そのことの申請には民生委員が関与してやっていくのが一番そ のニーズに合ったやり方ではないかなというようなことで、ほとんどのところがやっております。ま た、金額も大分多いところもございますし、それらを今後検討して、来年度に反映して、どういう形 でやるかというのを今後検討していきたいということで、今会議を持っているところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ちょっと古い資料なのですけれども、合併前の村上市では雪おろし援助事業、 これが1件当たり上限1万円だったのです。それが、今現在合併になって6,000円になっていますが、 合併の協議の中で6,000円になったのでしょう、きっと。そうしますと、旧の村上は上限が1万円だ ったという点では、サービスを金額的には後退させて6,000円で合併になって出発したという点です。 それで、やっぱり他市、雪の量もあるとは思いますけれども、特に朝日の地域の人たちの雪の量、そ れから山北の山奥のほうの方々の量というのは大変なものですので、金額の検討、それもぜひやって いただきたいと思います。お願い、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) この件につきましても、回数、また金額等も検討をさせていただいて おります。合併時、旧朝日村で6,000円というようなことで、これは回数が何回でも制限なしという ようなことの規定でありました。また、旧村上市においては上限1万円、1回切りで1万円上限とい うような制限だと思います。ちょっとその辺資料持ち合わせていないのであれですけれども、そうい うことでやっておりますし、他県、他市町村の場合は非常にもう少し高い数字になっておりますので、 その辺どれぐらいに設定をして、使いやすい今後、今高齢者等ということで規定していますけれども、 母子家庭とか障害者についても範囲を広げるべきではないかというようなご意見もございますので、 その辺整理をして来年度実施に向けて協議をしているということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこで、先ほどの答弁で、細い、狭い道路の小型の除雪機を業者がなかなか 所有していないと、そのことが一つの課題だというような答弁がございましたが、県がたしか除雪の 重機を貸し出しの制度があるように聞いていますが、それは小型なのですか、それとも大型なのでし ょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 県のほうで〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕言っている のは小型の機械になろうかと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 新潟日報の記事にもなりましたけれども、三之町の区長さんを中心とした除 雪の支援体制はすばらしいものだと思います。そういう点で、これからは交通安全対策だけではなく て、高齢者、障害のある方等、協働のまちづくりの精神が本当に生かされなければない時代だと思い ます。そこで、三之町のすばらしい実践を他の地域にどのように普及していこうとお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) では、許可をいただきましたので答弁をさせていただきます。   今おっしゃったように、非常に今歩道、そして小さい小路の除雪あるいは排雪が非常に大きな問 題になってきているわけでございまして、三之町で国交省の事業を取り入れましてやったわけでござ います。中浜地区においても、かなり前からやっておるわけでございまして、これからはそういうよ うな機械を何らかの形で準備して、そして地域の人たちがそれを使っていただいて除雪あるいは排雪 をしていくというような体制づくりをしていくことによって、地域の除雪体制ができていくのではな いかなと。また、そうしないと非常に行政だけで手が回らない時代になってきておりますので、そう いう点を重視しながら、これからのそういうような小路、歩道等の除雪体制を整備していかなければ ならないと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこで、最後に伺います。伺いますというよりも、消費税が引き上げが今議 論されております。今でも景気は大変な状況で、リストラされ、そして職を失い、生活保護の方もふ えております。それで、消費税が増税されますと、当然市の、国から来るお金もあることはあります が、市民の暮らしが大変になれば税収も減ってくるわけです。そこで、日本共産党は消費税10%の3 つの問題があるという点で指摘をしております。1つ、無駄遣いを続けながら大増税、なぜコンク リートから人への目玉政策として公約で中止を約束した八ッ場ダム建設復活、それから1兆円もの税 金を投じながら、事故続きでとまったままの「もんじゅ」を含め、原子力推進予算4,200万円も計上、 欠陥が指摘され、完成してもいない1基100億円もの次期戦闘機42機も買い入れようとしている。320 億の政党助成金、一切手をつけようとしない。庶民には大増税を押しつけながら、富裕層と大企業に は年間1.7兆円もの新たな減税をばらまこうとしている。   第2に、一体改革というが、社会保障は切り捨てばかり、年金では、まず総額2兆円に及ぶ年金 支給額の大幅削減を進め、続いて支給開始年齢をさらに引き上げるとしており、医療ではお年寄りを うば捨て山に追いやる後期高齢者医療制度を形だけ変えて温存、2013年度には70から74歳までの医療 費窓口負担の2割への引き上げをしようとしています。保育所探しを保護者の自己責任にするなど、 保育への公的責任を投げ捨てようとしています。   3つ目には、国民生活に壊滅的打撃、経済も財政も共倒れになろうとしています。今回の負担増 の規模は、消費税増税だけでも13兆円、年金支給額の切り下げなどを含めると総額16兆円にも上りま す。日本経済の長期低迷と大不況のさなかの大増税で、サラリーマンの年間給与は97年と比べて55万 円も下がっています。働く貧困層と言われる年収200万円以下の勤労者は1,000万人を超え、赤字に苦 しむ中小企業の役割は73%にも達しています。社会保障拡充と財政危機打開のために、日本共産党は 暮らしも経済も財政も壊す消費税大増税に断固として反対を貫きます〔質問時間終了のブザーあり〕 市民の暮らしを踏みつけにする政治から、大企業、財界に、もうけにふさわしい社会的責任と負担を 求め…… 〇議長(佐藤宮吉君) 時間です。 〇22番(相馬エイ君) 以上、消費税10%を許しません。この立場を市民を代表して申し上げて、質 問を終わらせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) これで相馬エイさんの一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時51分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、5番、川村敏晴君の一般質問を許します。   川村敏晴君。           〔5番 川村敏晴君登壇〕 〇5番(川村敏晴君) 皆さん、こんにちは。ただいま議長より一般質問のお許しをいただきました 川村敏晴でございます。私の通告は4項目でございますので、早速質問に入らせていただきたいと思 います。   項目の1番、今年度の市内の除雪体制の反省点と次年度以降の取り組み姿勢についてでございま す。昨年に引き続き想定外の豪雪となってしまい、2年続いての除雪対策において行政の担当職員や 除雪作業の方々のご苦労に対しまして、まずもってねぎらいの意を表させていただきます。しかし、 予想はしていても突然のどか雪のため、機械での除雪ができない道路が唯一の出入り口で、日常的な 生活道路となっている方々には大変なご苦労となっておりました。市内各所のこのような環境にある 市民への今後の対応策について、市の取り組み対策を伺います。   2項目め、国の地域農業マスタープランの制定を受けて、村上市の取り組み姿勢についてでござ いますが、農林水産省は地域農業のあり方や今後の地域の中心となる経営体等を定めた人・農地プラ ン、いわゆる地域農業マスタープランの作成に必要な集落の合意形成活動の支援を各自治体が担うこ ととし、事業を進めておりますが、当市は行政改革の推進により市職員が減少しているわけでござい ますが、このプランの遂行に十分な職員体制を維持できるのかを伺います。   3項目め、指定管理者制度活用施設に今まで勤務していた職員の雇用対応についてでございます。 行政施設が次々と指定管理されていく中で、その施設に長年にわたり臨時や委託職員として勤務して いる方々の、指定管理後の雇用の維持を心配する声が聞かれております。このことについての市の考 え方についてをお伺いします。   4項目め、今年度から当市で取り組んでいる空き家バンク事業の現在の進捗状況についてでござ いますが、この件については昨年度の6月定例会の一般質問で私も質問させていただきましたが、そ の後担当を配置し、取り組みをスタートされていることには大いに評価をさせていただきます。地元 の不動産事業者さんとの連携状況や、他市、他県に対する情報発信状況などを含め、取り組み全体の 状況についてをお伺いいたします。   市長答弁の後、関連についての再質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、川村議員の4項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、今年度の除雪体制の反省点と次年度以降の取り組み姿勢についてのお尋ねにつ いてでございますが、ご指摘のとおり市道でも幅員が狭く、機械除雪が困難な路線が幾つかあります。 今冬のような大雪の場合、それら沿線の方々には大変ご不便をおかけしたと思っております。本市が 保有する小型の除雪機械や民間借り上げ台数には限りがあるため、狭い道路につきましては地域のご 協力により除雪をしていただいている路線も一部ございます。先ほど来申し上げておりますとおり、 除雪の問題は道路除雪に限らず、福祉そのものでありますので、助成制度等の見直しも含め、本庁、 支所の関係課が集まって検討会議を開催しているところであります。次年度に向け、地域との連携、 協働のまちづくりなど、さまざまな観点からそのような狭い道路の雪対策に向けて検討してまいりた いと考えております。   次、2項目め、国の地域農業マスタープランの制定を受けて、村上市の取り組み姿勢についての お尋ねについてでございますが、本市も高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加などにより、5年後、 10年後の展望が開けていない地域がふえつつあります。そこで、集落、地域の皆さんで農業の将来、 特にどのような経営体が中心となって地域農業を引っ張っていくのか、どうやって中心となる経営体 に農地を集めていくのかといった人と農地の問題について、地域の合意形成により解決策を見出して いくために、平成24年度より人・農地プランを作成し、就農者の増加や農地の集積などの支援策を実 施していくものであります。人・農地プランは、市町村が関係機関や農業代表者等で審査検討を行い、 定めることになっております。関係機関とは、農業協同組合や農業委員会、土地改良区などで構成を されている地域農業再生協議会となっていることから、本市が事務局を務めてる村上市農業再生協議 会のメンバーを中心にプラン作成に当たってまいります。プラン作成の内容としましては、計画書に 伴う集積計画図面も必要となることから、図面作成等の支援システムを委託することにより、事務量 の軽減を図ってまいります。   次に、3項目め、指定管理者制度活用施設に今まで勤務していた職員の今後の雇用対応について のお尋ねについてでございますが、指定管理者制度は地方自治法第244条の2の規定により、公の施 設の管理運営を法人、その他団体にゆだねるものであり、一般的に公募により指定管理者を募集し、 応募された団体から指定管理者の候補者を選定した後、指定管理者の指定の議決を受け、制度の運用 を行っているところであります。指定管理者制度を導入する前の公の施設については、本市が直営に より正規職員及び臨時職員等で議論を行っているところでありますが、指定管理者制度移行への公募 に際しては、指定管理者募集要項で臨時職員等は本人の意向を確認し、継続勤務を希望する場合は引 き続き優先的に雇用するよう要件を付記して、継続的に雇用されるよう努めているところであります。   なお、管理業務を行うための新たな雇用についても、市内在住者の採用を積極的に図るようあわ せて条件付記しているものであります。   次に、4項目め、空き家バンク事業の現在の進捗状況についてのお尋ねについてでございますが、 昨年10月28日に開設した村上市空き家バンクには4棟の登録があり、うち2棟の契約が成立し、関東 方面から2世帯の方が転入し、居住されております。制度発足時から社団法人新潟県宅地建物取引業 協会村上支部と不動産取引に関する指導、助言をいただく協定を結び、密接な連絡のもと事業を進め ているところであります。   他市、他県に対する情報発信状況につきましては、ホームページやパンフレットのほか、定住に 関する専門誌への掲載等により、県内外より問い合わせをいただいているところであります。現在利 用可能な物件は2棟でありますが、今後とも登録物件数をふやし、定住、交流人口の拡大を図ってま いります。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) ご答弁ありがとうございました。   まず、1項目めから再質問させていただきます。この件については、代表質問、またきょうの午 前中も各議員がそれぞれ質問をされておりましたが、特に今市長もご答弁ございましたが、市道にお いて機械除雪ができない小道、狭い道についての除雪については、福祉の観点からもそれなりの対応 が必要であるというふうなご答弁でございますので、この部分についてご質問させていただきたいと 思いますが、今回のこのどか雪において私のところにも何とかしてほしいというふうなせっぱ詰まっ た問い合わせが来ておりましたので、現場を訪れ、その状況を確認しますと、やはり大型の機械、市 で持っている除雪機械が入れない狭さでありました。そこについて、従来であれば雪の降らないうち に手押しの除雪機械等で近隣の方が、四、五件の方が通行する道路でありましたが、そんなことで例 年対応しているということでしたが、今回一気に三、四センチ降ってしまったということで、それが 積もり積もって車も通れない、その中には高齢者がお一人で住んでいるところ、または高齢の介護施 設に通所している方を抱える世帯等ございまして、非常に日々の生活に逼迫をしているというふうな 状況でございまして、荒川地区でございましたので、支所のほうにも確認しましたが、一応市道除雪 路線には入っているところなのですが、対応する機械がないということで、最終的には放置状態にな ってしまっていたということで、これも優先順位等あって、機械も入れないということであればやむ を得ないことではありますが、次年度についてはやはりここに住む方たちの生活圏、もしくは生命の 危険を排除するためにも、やはりそれなりの対応をとっていく必要があると思いますが、基本的な対 策としては、機械除雪ができる道路改良をすることが一番であると思いますが、この辺については担 当課長さん、どうお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 除雪車が入れる幅員、除雪車に限らずです、救急車両だとか、そ ういった観点で、基本的には4メーター以上の道路というふうなものが家を建てるときなんかは義務 づけられていると思うので、できればそういう道路にはすべきだと考えておりますが、なかなか所有 者の同意等も必要となってきますので、その辺のことが得られれば順次計画に沿って、そういったよ うなことは必要になってくるだろうと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) なかなか今のご答弁のとおり、予算や個人所有の権利の関係で進まないとい うことも現実だと思いますが、1つは、そういう方向性を見据えた上で、やはりこのような環境にあ るところを行政側としては常に箇所的なところで把握をしておく必要があると思いますが、この辺の ところは、そういう場所についての把握はしているものでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 先ほどのご質問の中でもありましたとおり、除雪前に除雪計画を 立てますので、その段階で重機の入れるところ、入れなければ、小型車を歩道除雪に基本的には当て ているわけですけれども、そちらのほうが終わってから、時間は遅くなるかもしれませんけれども、 機会を見て入れるというふうなことで、順次そういったような予定では考えていたわけでございます。   それで、今議員おっしゃるようなところを一つ一つ把握しているかどうかという点につきまして は、基本的には受け持つ業者さんのほうに一緒に回っていただいたということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) やはり雪がなくなってしまうと、その状況を忘れてしまうというのが本音だ と思いますが、ここのところの大雪傾向を見ると、やはり暖冬、暖冬とは言いつつ、降雪量が年々ふ えてきているような状況でございますので、これについても予想外と言えない状況になってきている というふうなことでございますので、それなりの対応策を早目にとっていく必要があろうかと思いま す。先ほども午前中の質問で出ていましたが、三之町さんでの地域で小型除雪機を、これ県費の補助 があったということでございますが、こういう補助がすべてのところに対応できるということではな いと思いますが、このような機械等を使ってです、地域の方たちの協力を得ながら除雪体制を、こう いう生命等にかかわるところについて、きちっと整備しておくということは大切なことと思いますが、 その方法の一つとして、私らの地域の中にも専業農家の方で大きなトラクターを持っている方がいら っしゃいまして、作業の関係でそこの方についてはバケットではなくて、いわゆるロータリー除雪の アタッチメントを別購入をして、かなり歩道除雪機以上というか、並みといいますか、の威力を発揮 して除雪作業をしているのをちょっと私も拝見して、聞いてみたのですが、それなりの経費はかかる ようです、アタッチメントについては。大きさによって金額も100万前後というふうなことは話しま したが、購入の仕方によればもっと安く、中古であれば買えるよなんていう話も聞いたところでござ いますが、要は行政の取り組みとして、協働のまちづくりというふうなことにもかんがみて、地域の こういう専業農家の方で、こういう機械を持っている方、そしてまたあってもいいと思っているよう な方、そういうような情報を集約して、そこに行政が何がしかの補助を与え、緊急時に、これは降っ た朝に行く必要はないのです、雪が踏み固められる、人力でどうにもならなくなったときに、降りよ うによりますが、1週間に数遍とかという回数で、多分今回の私が連絡を受けたところも対応できた のだろうと、こんなふうに考えていますが、そういう体制づくりを行政側としてしっかり状況確認を し、条件を整え、ルールづくりを整備して、市民の方に協力要請をしていくというふうな取り組みを ぜひ考えてほしいなと思いますが、これについてはどうでしょう、市長、どんなお考えかお聞かせく ださい。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほどの答弁にもお答えいたしました。先ほどの答弁の中で、歩道除雪で中 浜は国交省でしたが、三之町は県の福祉のほうの補助事業でありましたので、訂正をさせていただき たいと思っていますが、今川村議員がおっしゃったようなことは、非常にこの村上市にとりましても 重要な問題であるととらえております。ことしの雪の状況を見まして、いわゆる今問題になっており ます、小路あるいは除雪機の入らないところをではどうするかというようなことがクローズアップさ れてまいりましたので、それらの対応について、今おっしゃったような面も含めまして、あるいは市 の補助、あるいは市が機械を購入しておいて貸与するというようなことも含めまして、抜本的に組織 をつくるというようなことを検討する必要があると、そのように感じておりますので、そのような方 向で進むようにしたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) やはり機器の購入等を含むことですので、これについては次年度の除雪会議 では当然間に合わないことであります。市長も私どもも改選を控えている時期でございますので、こ の3月期にすべての計画を練ろというのも無理な話でありますが、現市長として、大滝市政がまた継 続するものと考えてです、4月以降、新年度早々やはり今市長がおっしゃられた喫緊の課題であると いう認識のもとで取り組みを指示し、動いていただくことを強くお願いをいたしまして、次の2項目 めの質問に入らせていただきたい、こんなふうに考えます。   農林水産省の制度ということで、人・農地プランについての質問でございますが、現状では農家 ではない私がこのような農林水産省の政策についての質問をするのは若干おこがましいところもある と思いますが、そこはお許しをいただきたいと思います。   実を申せば、私もおよそ25年前になりますが、米づくり農家を完全に離農した口でございまして、 そのときの記憶を少しお話ししますが、離農する際の一番のネックとなったのが、やはり私の親との 意見の一致を見るというふうなところが非常に年数、期間を食ったところでございます。農業を完全 に委託しようというふうな私の考えと、やはり長年米づくりをしてきた親の世代とでは、なかなかそ れが踏ん切りがつかないというふうなことで何年も意見の一致を見ないできましたが、当時国のほう でも離農促進事業というのがございまして、これに後押しをされた関係で地元の専業農家の方に完全 に委託をするに至りました。もともと1町歩足らずの農家でございましたので、その辺については完 全委託をしてしまえば、あとはもう非常に気軽なものでございましたが、当時からそうでしたが、農 政については「猫の目農政」というふうな言葉があったように、毎年政府がどんどん変わるというふ うな状況でございましたが、その辺の環境については今全く、政権がかわったとはいえ、変わってい ないなというふうに感じているところでございます。   今回のこの人・農地プランについても、私の浅はかな知識でとってみても、戸別所得補償を温存 しながら、この人・農地プランというものが発動されているというふうなことで、若干矛盾する点も あるのかなと思いながら見ているわけでございますが、しかし今取りざたされていますTPP問題に かかわらず、日本の農業の担い手づくりを考えても、農業者の農地の集約、そして集積を進めていく ことについては時間の問題であったのではないかと、こんなふうに私は考えております。そして、私 の回りにいる農業者からも、今回のこの農水省の人・農地プランが自分たちの将来のあり方に直結す るものである、そして重大であるが、非常に微妙な問題なのだということで、その出先業務をつかさ どる市の取り組みが非常に心配である、どうやって進めていくのだろうという疑問の声も聞かれてき ましたので、あえて私のほうから質問をさせていただく流れとなりました。   これは、先ほどの代表質問等でも出ていましたが、空き家の問題と同様に、個人の土地の所有権 の問題がそこにベースにございますので、非常に丁寧に、慎重に進めなくてはならない問題でありま すが、そこで担当課長にお伺いいたします。村上市としてこの微妙な問題について、今後職員の体制 を整えて4月以降ということになるでしょうけれども、整えていくことになるわけですが、これにつ いては、この問題専従に取り組む人を各支所に配置するような考えで進められているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(本間誠一君) この人・農地プランの作成、平成24年度から取りかかり、また集落 数では村上市で196集落、世帯数では2,700世帯、これの意向調査等、そういうものをまとめて聞いて プランをつくっていくということなのでございますが、今市長も言われたとおり、うちの市には再生 協議会がございます。農協、また農業委員会、それから土地改良と、そういう方々のお力をおかりし て、その再生協議会でそういう対応をしていきたいと、そういうふうに考えておりますので、専属と か、そういうことではなく、農地係が一丸となって取り組んでいかなければならない事業だと思って おります。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) おととい代表質問で、清流会の三田会長のほうから農業委員会の件で質問さ れていました。局長は専任制に戻すということですが、各支所には専属職員は置かないというふうな ご答弁をされていましたが、間違いないと思いますが、今課長のお話によりましても、この問題につ いて特に専従職員を置くことなく、再生協議会、これは農業委員会も入ってございますが、の協力を 仰ぐというふうなお話でございましたが、先ほどから申し上げていますが、この個人所有地を含んだ、 そしてまた今農業の担い手となっている世代は年齢的にさまざまな年齢層を構成していると私は見て おりますが、高齢になればうちの親の世代と同年齢、70前後の方が一家の農業を担っているところも たくさんございます。はたまた20代、30代の農業者も出ているところもありますが、基本的には面積 の少ない兼業農家としての担い手という方が多いわけでございますが、そこを地域にどの程度のエリ アで中心となる形態を求めていくのか、非常に微妙なところだと思います。   あとは土地の所有に対して委託をどうなるのかなとか、これは国の政策によるところが多いとは 思いますが、そこに対応するやはり職員の対応というのは、事務的な意見交換ではなかなか前に進ま ないだろう、やっぱり人と人と顔を突き合わせながら進めていく、熟練の事情通の方が専属的な対応 をしていくことが望ましいのではないかなと私自身は思います。というのも、やはり先ほども言いま したが、猫の目農政、これの感はいまだに変わっていませんが、ただ今日本の農業が迎えていること は、今までの小規模農家の数合わせ的なものでは、やはり日本の食の安定化というものには耐えてい けない時代になっている、これについては大方の方がそう思っていらっしゃると思いますが、ただそ れをどう集約し、形づけていくかということについては、やはり行政の出方を見ながら考えていこう という考え方が大方なのだろうと思います。ですからこそ、まずは国の政策うんぬんというよりも、 村上市として将来にわたりこの問題についてしっかりと取り組むのだというやはり体制が、地元の方 たちの意識を一つにまとめる大きな原動力になっていくのではないかなと、こんなふうに私は考えま すが、そういう意味で24年度の人員体制をつくる上で、そういう長い目で村上市がしっかりとこの問 題に腰を落ちつけて取り組んでいくという姿勢を見せていただく必要があると思いますが、その上で この専従に対する考え方を、これは市長にぜひお伺いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いつもお話ししているとおり、この地域は農業が非常に大切であるというこ とは言ってあるわけでございまして、その中で私どもは行政改革をやり、財政改革をやり、そして組 織改革をやっているわけでございます。その一環として、当初いわゆる兼務でやってきたわけでござ いますが、やってみていろいろな農業委員会等から、やはり専従の局長を配置していただきたいとい うようなことがございます。そうしないと、やはり不都合が生じてくるというようなことでありまし て、新年度から農業委員会の事務局長を新たに設置をするというようなことで取り組みをさせていた だきたいなと思っているところでございます。改革を進めておりますが、何が何でも今までどおりの ことで進んでいくということではありません。改革して悪いところは直していかなければならないし、 またこうしたほうがいいというようなことは改善していくというようなことでありますけれども、今 おっしゃったように、人・農地プランが今できるから、そのために専従の職員を配置したらどうかと いうことになってきますと、本当に配置して、ではいいのかということも考えられますし、また先ほ ど課長が答弁したように、私どものところにはいろいろの団体で協議しながら進めるということであ りますので、まず推移を見なければならないと考えております。そのようなことで、当面は担当課で 対応をさせていただくと。そして、その中でどうしてもこれは専従の職員を配置して取り組む必要が あると、取り組まなければ成就しないというようなことであれば、その時点でやはり考えていく必要 があると、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 市長の今のご答弁で、当市の進む方向性というものを若干理解させていただ きました。何度も申し上げます。微妙な問題が絡んだ問題でございますので、慎重な取り組みを時間 をかけてもやっていただきたい、その上で腰を据えた体制を長期的にとらえて進んでいただきたいと いうことをお願いしまして、次の3項目めについて再質問をさせていただきたいと思います。   23年度も数多くの指定管理制度に移行された施設があります。その中にも、先ほども申し上げた とおりそこに長年勤務する方がいた指定管理施設もございます。そして、市の直営であったとしても、 指定管理の更新であったとしても、その仕事を十数年以上、長年何の落ち度もなく勤めてきている方 たちが何人もいらっしゃるわけでありますが、その人たちが指定管理を受けた企業の方針によって、 自分たちのその後の勤務体制についてどうなるのだろうという不安を募らせておるところでございま す。先ほど市長から、やはりその指定管理を受けた企業に継続の雇用を強く依頼をして、指定管理の 条件としているというふうなお話をしておりますが、必ずしもそのような希望に沿わないケースも 多々出てきているように聞いておりますが、仮に希望をしたとしてもその職を、指定管理を受けた業 者によって得ることができなかったというふうな場合について、市としてはどのような対応を今まで してきたか、これからそういうものに対して発生してきたらどうすべきと考えているのか、担当課長 さんでも構いませんが、お聞かせ願いたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 私ども指定管理の全体の取りまとめをやってございますが、現在のとこ ろ雇用できなかったという、そういう雇用されている方の苦情というのは聞いておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 個々の契約においてはなかったのでしょうけれども、荒川のほうではシル バーさんが担っている部分が外れたとかということは聞いてございますが、それは別として、ここで ではもう一つお聞きしますが、例えば今後指定管理が多く制度的に活用されていくわけでありますが、 大きなところで平成26年の荒川統合保育園、そしてまた、これは同じころになるのかな、新しいごみ 処理施設も、これはDBO方式というふうなことで、雇用についてはどうなるのかわからないけれど も、システムが今のシステムと違う関係で、新たな人材が必要になってくるのかもしれませんが、こ こでお伺いしますが、指定管理になった場合、そこに正職員もいれば臨時等の雇用をされている方た ちも混在している、特に保育園なんかもそういう状況になっているわけですが、これについて指定管 理体制後の、先ほどの答弁とダブるかもしれませんが、改めてお聞きしますが、市側として雇用の、 正職員は雇用の場がなくなった場合どうなるのか、臨時等の方たちはどうなるのかというふうなこと についての市の方針をお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、荒川統合保育園の保育士等については、当然のことながら、保育園が そこだけではございませんので、近隣のあるいは村上市内の保育園に当然異動をしていただくという ようなことで、きのうも申し上げましたように、いわゆるそういう観点から正職員の方、保育士を… … 〇5番(川村敏晴君) それは正職ですね。 〇市長(大滝平正君) 正職です。臨時保育園については、いわゆる新しく指定管理になるだろうと 言われる方々にお願いをして、当然そこで勤務をさせていただくというようなことになろうかと思っ ておりますし、またごみ処理場の職員も正職がかなりいますので、それは全部村上市役所の職員とし て配置替えをして勤務をしていただくと、そういうことになります。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 正職については、その雇用権利が確保されているので、最悪業態が変わろう が市の部署で勤務が可能だと。臨時の方については、指定管理を受けるところに希望があったらその まましてもらうようにということで、受け手の指定管理業者に頼むよと、これはあくまでも頼むよと いうことなのだろうと理解いたしますが、それでこれ見方を変えていきますと、指定管理を受ける側 からすると、行政に継続雇用を頼まれることについての疑問符もちょっと聞かれてくるのであります が、指定管理側としては、やはり慈善事業ではない、ビジネスとして指定管理を受けているという前 提で、やはりその指定管理後、指定管理条項の規定の範囲ではありますが、その後の景気動向だとか いろんなものの影響によって、雇用のした人との条件変更だとかいろんなものが出てきて、生涯にわ たって継続雇用を約束する等についてはなかなかできないというふうなことをおっしゃっているとこ ろもございました。   それで、私の聞き及ぶところ、4月1日から指定管理を受けることになった施設で従来から勤務 している方が、3月入ってもいまだ雇用が継続可能なのかだめなのかという返事がもらえないのだと いうふうなことで、4月からの生活のありようについてどうすればいいのか非常に困惑しているとい うふうな話が聞こえてきました。これについては、やはりその方の生活圏、大きな問題でございます。 指定管理を発注する市として、長年何の落ち度もなく勤めていた方たちを継続雇用を依頼するという スタンスだけで、その方の生活圏が大きく脅かされるという状況に陥っているということについては、 非常に行政としては大きな問題があるのではないかなと、私はこのようにとらえているわけでありま すが、ここについてはこれから指定管理が出る中で、やはり指定管理を発注する市と、それを受けよ うとする業者間に行政がしっかり中に入って、雇用、その勤務を継続することを望む方に対する雇用 のありようについて、それなりのルールをつくっていく必要は絶対あるのではないかと、こんなふう に考えておりますが、このことについては市長、担当課長、どなたでも構いませんが、市としての考 えをお聞かせ願いたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど財政課長が申し上げましたように、私も今まで指定管理をして、いわ ゆる指定管理をする前に雇用されて、臨時職員として雇用された方々が、指定管理になってから外さ れて困ったというような話は聞いたことがございません。そして、今川村議員がおっしゃるように、 たがをはめて何が何でもそこに生涯雇用というようなことを市がやるべきでは、私はないと考えてい ます。そして、いろんな例がありますけれども、例えば指定管理に移って、その指定管理者が頼まな かったというのは、私の調べたところによりますと、やはり何らかの問題があって、その働く人にで す、働いている人に何らかの問題があって頼めなかったというようなことでございまして、それは市 が、あるいは指定管理者がうんぬんという私はべきものではないなと、やはり適さなかったというよ うなことであるわけでございますので、それはいたし方ないのではないかなと、そのように考えてお りまして、そういう人も無理やり何が何でもそこに入れるのが筋だというのは当てはまらないのでは ないかなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) そこが一番肝心なところだと思うのです。市長は、どこのルートからそうい う話をお聞きになったのかわからないですが、財政課長にお聞きしますが、現段階市として指定管理 をする場合、その職員の雇用についての意思の確認だとか、指定管理を受けた業者に対して、では雇 用についてどうするのだとかとしっかり両者をきちっと呼んで、個別でもいいかもしれませんけれど も、そういう意思の確認、もしくはその後について何年という区切りをつくるなり、継続するしない の判断をいつまで出せだとか、そういうものの取り決めというのはありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 募集要項で雇用の基準というのは、具体的な定めというのは、現在作成 してございません。ただ、雇用されておられた方の雇用というのは非常に大事でございますので、継 続雇用をしていただけるようにということで強くお願いしておりますし、実際指定管理を行った施設 をそれぞれ、全部ではございませんが、見ましたところ、ほぼ継続雇用をされておりました。ただ、 数名の方については自己都合ということで退職されている例が二、三人ほどおられたという結果でご ざいます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 今までは大きなトラブルがなかったということで、行政側として明文化した ものではないという理解をしていいですよね。これから、さっきも言いましたが、保育園の指定管理、 焼却場等の指定管理出てまいります。まだもろもろあります、これから、介護施設等も含めれば。こ れは、明確なルールづくりが必要な時期ではないでしょうか、私はそう考えますが、これについてい かがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 基本的に市の臨時職員というのは、1年雇用が原則になっていることはご承 知のとおりでありまして、それに対して指定管理を受けた人に市がたがをはめて終身雇用を義務づけ るとか、そうなってくると、指定管理を受ける業者が前もってそういうことを市としてやるというこ とになってきますと、条件自体に付記するということになってきますので、それは非常にやはり私は やるべきものではないなと、そのように考えて、市がいわゆる今市の臨時職員を指定管理を受けた人 が終身雇用を条件とするというような、そういうような条件をつくっておくということはするべきで はないと考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 市長の理解がちょっと私の言っていることとずれているなと思うので、これ は私の言い方が悪かったのかなと思います。終身雇用を条件づけろということではございません。あ くまでも指定管理を移行するときに、そこに長年勤務している方が、この仕事をもっと続けたいのだ という場合について、指定管理を受ける側と勤務する側のやはり意見を聞いて、では何で雇用ができ ないのかという場合は別な労働力を有しているのだとかあるわけです。それでも継続雇用を行政側は お願いしてきたわけです、今まで。それをお願いとかうんぬんの世界ではなくて、きちっとしたルー ルです。勤務する側には勤務する側の当然の資質、姿勢があります。それをやっぱりきちっと明らか にした上で、指定管理の同じ仕事を継続するに足りるものであれば、それは継続勤務を擁護していく のが行政側の私は責務てはないかと、責務だと、そういうふうに、永久雇用をしろということを約束 づけろというのではないですよ。その後人間というのはどう変わるかわかりません、それについては 責任を持てということではありません。ただ、少なくても1年とか、その後継続雇用が可能なのかど うかの、そこはきちっとやりとりしてくれよという、そこを発注した行政がしっかり確認をとる、こ ういうルールはなくていいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) あくまでも指定管理者が雇用するわけでございますので、当然雇用する場合 には面接試験、あるいはそれなりの試験を受けるわけでございますので、そのところで、この方はど うしても雇用が難しいというようなことになる場合もあるのではないかと思います。そのときに、い やそうではなくて、どうしても雇用をしなければならないのだというようなことを市として…… 〇5番(川村敏晴君) 市長、もう一点だけ言わせてください。 〇市長(大滝平正君) はい。 〇5番(川村敏晴君) だから、保育園等考えると、継続雇用をお願いすると言っているわけです。 今の理屈だと、もう半年後君たちはうちの方針に合わないから、別の職員入れると言われたら、それ はそれで納得せざるを得ない、行政としたら承知するよというふうにおっしゃっているのだろうとい うふうに私取ってしますのですが、そういうことですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いや、決してそういうことではないですよ、そういうことではない。市が何 もしないということではなくて、そういうようなものを文書化してとかです、ある程度条文化してと か、そうなってくるとそれは別の話ではないかなと、そう思っておりますし、当然のことながら今働 いている人を指定管理者にお願いして、継続して雇用していただけませんかというようなことは当然 私どもも付記してありますし、口頭でもお願いしていますので、今まではそういう例がほとんどなか ったということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 時間もなくなりますが、この件についてはちょっとかみ合いません。私もい ろいろともっと勉強させていただいて、ぜひ市長ともども次の改選後も、この場でこの問題も含めい ろいろと市の行政発展のために、市民の生活向上のためにです、議論をさせていただきたい、こんな ふうに願っておりますし、また最後になりますが、今年を限りにご勇退される理事者の皆様には、本 当に長い間ご苦労さまでございました。これからも市民の一員として、ぜひ村上市の発展のために〔 質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕ご尽力をいただくことをお願いして、私の一般質問を終わら せていただきます。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで川村敏晴君の一般質問を終わります。   午後2時まで休憩します。           午後 1時50分  休 憩                                                        午後 2時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、19番、小林重平君の一般質問を許します。   小林重平君。           〔19番 小林重平君登壇〕 〇19番(小林重平君) 4月15日の選挙には自由民主党から公認候補をいただきました。まさしく名 実ともにミスター自由民主党、小林重平が質問を行いたいと思います。   考えられないような巨大な地震が、そして津波が、東京電力の福島原発が日本じゅうを震撼させ ました。その3月11日が間もなくやってまいります。芸能人、ボランティア、マスコミ、この方々は 我先にと、被災地の皆さんに元気をと、元気を与えるのだということで被災地を訪れ、活躍をいたし ました。そして、連日マスコミにも報道され、そのことが全国の注目を浴びたわけでありますが、あ る程度落ちついてきましたら、最近はめったに報道がされなくなりました。私が思うには、これはや はり日本人の熱しやすく冷めやすい資質を見たような気がいたしております。本当は違うとは思いま すが、そういうところが残念でならないと思っております。   それでは、早速一般質問に入らせていただきます。1点目でございます。合併来でありますが、 特に最近職員のモチベーション、いわゆる士気と申しましょうか、大変私は低くなっているのではな いかなと感じております。全職員とは申しませんが、あいさつもできない方がいます。私は、仕事の 手を休めて市民の方に、住民の方に「おはようございます」「こんにちは」と言えとは言いませんが、 このぐらいは、例えば通路や玄関で会ったら、やはり一言あいさつするぐらいは職員の務めであろう と、そういうふうに感じております。ところが、きょう私が朝来ました、このことを私が一般質問す るということを職員の皆さんが聞きつけたのでしょう、会う職員、職員が皆さん「おはようございま す」「おはようございます」、すごいものです。やはりたまにはこういう質問もするべきだなという ことを考えた次第であります。   さて、元気のある、そしてそのあいさつの一言が市民の皆さんに与える印象は、「ああ、いい市 役所だな、職員も一生懸命頑張っているのだな」ということにつながるのではなかろうかなと思って おります。しかしながら、聞こえてくるのは、市民の方は市役所に行ってもどの職員も下を向いて顔 も上げない、あいさつもしない、暗い感じがするということが私の耳に入ってまいります。市長、こ のことが市長のところに届いているかは知りませんが、この現実を市長はどう考えているのかお伺い したいと思います。   2点目というのでしょうか、本庁と支所、この問題でありますが、これは合併以来いろいろ言わ れた問題であります。特にことしは平成18年以来の豪雪であったため、除雪または消雪パイプ等の故 障の修理について、本庁と支所の連絡が取れていなかった。ある支所のあるところの区長さんにお会 いしましたら、消雪パイプは壊れておった、支所に行ってお願いをしたら、最終的にはお金がないか らできませんと、そう言ったのが区長さんが訴えてから10日目だったそうであります。これらのこと が二、三件あったそうであります。支所の方に言わせれば、本庁にお願いしてもいい答えがすぐ連絡 くれない、ですから最終的にはお金がないと言うしかないのだというようなことを申し上げますし、 本庁の人に聞いてみれば、そんなことは一言も言っていない、もっと丁寧な返事をしていただきたい ということをお願いしているのだということでありますが、これは都市整備課長、この辺の連絡はど うなっているのかお伺いしたいと思います。   それと、工事を今現在やっていることでありますが、工期の問題であります。これだけの大雪で ありますので、業者は除雪で精いっぱいであります。何とか住民の足を守るために、社員が一丸とな って除雪に取り組んでおる。ですけれども、工期があるから仕事も頭から離れない、大変苦慮してい ると、困っていると私に訴えてきた方もありました。都市整備課長に伺いますが、これだけの大雪で あれば、一言です、工期延長、そして繰り越し、これは国も県も認めているのです。このことを各業 者の方々に一言伝えれば、安心して除雪に、そして仕事に励むことができるだろうと思いますが、都 市整備課長の考えを伺いたいと思います。   高速オアシスの問題でありますが、この質問は昨年12月の定例会で、我が清流会の大先輩であり ます石嶋議員さんが質問をいたしましたが、私なりに質問をいたしたいと思います。日東道も朝日ま ほろばから温海までの間、整備計画を進めるために計画段階評価になり、ルートもBルートにほぼ決 まったようであります。村上市、そして山北地区の方には希望の光が見えてきたのではないかと思っ ております。そして、これからは官民一体となって、一日も早く着工していただくために運動を展開 していくことが大事だと思います。そんな中で、現在の日東道はご承知のとおりトイレは豊栄、ガソ リンスタンドは黒崎以北にはありません。今後村上市を通過する日東道に休憩する場所はみどりの里 を大幅にリニューアルし、そして既存の7号線からも利用できる施設にすべきと考えます。そして、 現在ございます新潟の新井パーキングですか、ハイウエーオアシスのように整備すべきと思いますが、 市長の考えをお伺いしたいと思います。   教育委員会について伺います。教育委員会の会議は、原則公開と聞いていますが、実態は非公開 になっていますが、どちらが本当なのかお伺いをいたしたいと思います。   次に、岡村委員長には申しわけないのですが、連続3回でもう嫌になるでしょう、嫌になると思 いますが、もう一回やらせてもらいます。投票所と投票時間について再度お伺いします。そして、お 願いしたいのは、前回と同じような答弁ではなく、前向きな答弁を求めたいと思います。   それでは、1回目の質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、小林議員の4項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、職員の勤務に取り組む姿勢についてのお尋ねについてでございますが、議員か らは職員のモチベーションが低く、あいさつもまともにできない職員も見られるとのご指摘をいただ きました。合併当初、職員はなれない組織体制のもとに、本庁、支所に限らず、すべての職員が戸惑 いを感じながらも合併の意義を十分認識し、日々職務の遂行に努めておりましたが、他の議員からも 類似のご指摘を受けることも多々ございました。私は、就任以来職員には、ある意味において職員は 住民に対してのサービス業であるということを忘れてはならないというふうに訓示をいたしておりま す。そして、職員にはさらなる意識の転換を促し、多様化する市民ニーズの負託にこたえて日々の業 務に当たるよう訓示を重ねてきたところであります。特にあいさつについては、私が市長就任以来 「おはようございます」「こんにちは」、そして市役所に訪れる市民の方々がどこに行けばいいかわ からないというような姿を見たら、「どちらにご用にいらっしゃいましたか」と声をかけてやってい ただきたい、そのように強く指示をしてまいったところでございます。あいさつに限らず、電話の応 対もそうでございます。そして、窓口での応対に対しても、さらに指導を強めてまいる、そういう所 存でございます。きょう小林議員が質問するために、「おはようございます」と言った職員がいたと いうことではない、改善をされてきているというふうに受けとめていただきたいなと思っております。   一方で、職員の資質の向上を図るため、平成21年度から職員の能力開発と事務事業マネジメント 改革を目標とした人事考課制度の導入を進めているところであり、現在制度の周知と試行を重ねてい るところであります。この制度では、職場内における職員同士の面談を通じて、上司と部下のコミュ ニケーションを深めるとともに、日々の業務の進め方、問題点などを話し合い、改善していくことと なります。この制度の円滑な運用により、職員の適性や潜在能力を見出し、課題に積極的に取り組む よう使命感や達成感が得られるような職場環境をつくっていきたいと期待をいたしておるところでも ございます。このほか従来から行っております新採用から課長級までを対象とした階層別研修、日々 の業務に必要な専門知識や技能の習得を図るための専門研修などを計画的に受講させ、職員としての 資質の向上も目指してまいります。今後とも職務遂行能力の向上と職務に対する意欲向上を図ってま いりたいと考えております。   本庁と支所の職員間に壁があるとのご指摘でありますが、市民へのサービス低下を招かないよう、 その連携を密にし、また事務の合理化が図られるよう一致協力して行政運営に当たらなければならな いと考えております。全職員に対して、この点を十分理解し、与えられた業務の遂行により一層努め ていくよう改めて指示をいたしていくつもりでおります。   いずれにいたしましても、職員一人一人は常に市民の視点に立ち、効率的な行政運営に参画する 意識をより高めることが、これまで以上に求められている現状を十分認識するよう強く指導してまい る所存であります。   また、本庁、支所等の出先機関の機能のあり方を十分検証し、職員の意識改革のためにも本庁か ら支所及び支所間の人事異動について、平成24年度からはこれまで以上に旧市町村の垣根を越え、管 理職級も含め人事交流を深めていくことで職員意識を変えることにもつながると考えておりまして、 この点にも積極的に4月1日から取り組んでまいる所存でございます。   そして、大雪の中での工事の工期についてのご質問もございました。これについては、私もお聞 きしておりましたので、担当課に命じまして調査をいたさせました。そして、どうしても大雪で間に 合わない工事があるかというようなことでございましたけれども、今のところそういうのはないとい うような回答でございました。   次に、2項目め、朝日まほろばインターチェンジに隣接する朝日みどりの里をハイウエーオアシ スに整備すべきと考えるがいかがかとのお尋ねについてでございますが、さきの12月議会における石 嶋議員からも同様のご意見をいただいております。私も朝日みどりの里につきましては、日東道の整 備計画に合わせた地域の活性化、地域の発展につながるような対策が必要と考えております。そこで、 計画段階評価における国土交通省からの意見紹介にも、本市の意見として一日も早い日東道の開通と あわせ、休憩施設設置の検討に際しては、地域に産業振興や観光振興の促進が図られるよう、地元と 情報を共有していただけるように意見を付してきたところであります。現在国土交通省において、法 線決定作業や事業手法についての準備が進められているところでありますので、新潟県などとも連携 を図りながら、朝日みどりの里がサービスエリアやハイウエーオアシスのような役割を果たすことが できるよう働きかけてまいりますし、またほかの施設においても同様のことを考えていきたいと、そ のように考えているところでございます。   次、3項目め、教育委員会の会議については、教育長に答弁をいたさせますし、次に4項目め、 投票所及び投票時間については、選挙管理委員長に答弁をいたさせます。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、小林議員の3項目め、教育委員会の会議についてのお尋ねにつ いてでございますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第13条第6項により、教育委員会の 会議は原則公開となっております。なお、内容等は村上市議会傍聴規則とほぼ同様なものとなってお ります。議員のご質問にもありますように、教育委員会は議会に比べ住民から見えにくいというご意 見があることから、以前は市報のお知らせ版に傍聴ができる趣旨を載せ、教育委員会本庁と各事務所 に開催予定日、場所を記載した張り紙を掲示した経緯もありました。また、昨年の4月定例会からは、 議事録を市のホームページで公開しているところであります。今後は、より市民に会議の公開を徹底 するために、本市ホームページに開催予定期日、場所を記載し、あわせて教育委員会本庁と各事務所 に開催案内の掲示を行うなど、積極的に広報に努めてまいりたいと考えております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 選挙管理委員長。 〇選挙管理委員長(岡村和子君) 村上市選管委員長の岡村和子であります。どうぞよろしくお願い いたします。小林重平議員にはたびたびのご質問をいただきまして、感謝申し上げます。   それでは、4項目め、投票所及び投票時間について選管の考えを再度お伺いしますのお尋ねにつ いてお答えいたします。今までと同様のお答えとなりますが、小林議員からのご質問やこれまでの答 弁につきましては、他の委員にもお伝えし、その都度委員会としての考え方の再確認をしております。 その結果としまして、現在の村上市における投票所の配置、投票時間の設定につきましては、公選法 等の法令や国から示されている基準範囲内におおむねおさまっておりますし、今現在の配置や設定は、 市全体のバランスからいっても、現状から判断しても、著しく不均衡があるとは考えておりません。 合併前の旧市町村選管の決定を踏襲することとするというのがこれまで何回か申し上げておりますが、 委員会としての考え方であります。その考え方を基本に、今までの選挙と同様、またはそれ以上しっ かりと4月の市長、市議選の管理執行に当たってまいりたいと思っております。   以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 選管の委員長の答弁は、全く期待していたとおりでございます。感謝をして おります。それはいいでしょう。   ちょっと、それでは各支所長に伺います。嫌なことを聞くようでございますが、村上市、市民の ためを思ってお伺いしますので、気を悪くしないでひとつお答えを願いたいと思います。昨年の会派 代表の質問でも、私が各支所の抱える問題点を伺いました。荒川、朝日の支所長は、特に問題はそん なにないと。それから、山北の支所長は、問題点があれば各課長、職員で相談して問題解決に当たる とたしか述べたはずでございます。そして、もうこの席にはいませんが、神林の支所長は問題がある と、職員の中にも不満もある、住民の中にも不満の声があると述べております。   そこで、改めて伺いますが、職員の不満はいいでしょう、本当はよくないですけれども、それは こっちへ置いて、住民の不満は皆さん聞いているはずです。相当の声があるはずです。特に平野荒川 支所長、朝日の支所長、どなたに気を遣ったのかわかりませんが、特に問題はないと答弁をしており ますが、私から言わせれば、全く違ったことを言っているのではなかろうかと。支所長というのは、 その地域の地を、お城を守る殿様ですよ、住民のそういった、100%とは言いませんが、相当の声が あるはずであります。それに対して、本当のことをやはり市長に、副市長に私は届けるべきだろう、 上司に伝えるべきだろうと思うのです。それが村上市の発展につながり、村上市の市民が住んでよか った、生まれてよかったと、市長が言う住み続けてよかったというまちづくりにつながるのです。ど うかきょうはそのことを、特にお二方は退職なさるそうでございますから、思い切ってひとつ答弁を していただきたいと思います。荒川からお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(平野俊之君) では、お答えさせていただきます。   職員間については、私余り不満はないのかなというふうには思っていますが、確かに市民の方か らはいろんなご批判、ご意見等はいただいております。その都度副市長がその窓口に、支所長会議あ りますので、お話はしておるつもりであります。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(小田政秋君) お答え申し上げます。   一般市民の方、朝日地区の市民の方からは、職員の人数が少なくなって寂しくなったというよう な声は今も時々聞かれます。ただ、合併をして職員の応対が悪くなったというようなことは、私はこ れまで聞いてはおりません。また、支所と本庁の職員間の壁とか、そういうことは特に感じてはおり ません。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 神林支所長。 〇神林支所長(斎藤敏夫君) 答弁いたしますけれども、やはり市民の皆様方、神林地区の住民の皆 様から電話なり、それからファクスなりいろいろいただくわけでございますけれども、それはすべて 不平不満ではありません。特にやはり要望のような形で文書というような形で私のところへ来ますし、 電話でも来ますけれども、その都度です、月曜日連絡調整会議というのがありまして、各課長が集ま っているわけです。そこで、どんなところに住民の皆さんからあったとか、いろいろ議論する場があ るわけです。支所の意見を携えて本庁のほうに持っていくという段取りを組んでいまして、その都度 解決するわけではございませんけれども、やはり本庁とはコンタクトをとって対処しているというこ とが事実でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所長。 〇山北支所長(斎藤 誠君) 2年間支所長をやらせていただきまして、合併以来いろんなことがご ざいましたけれども、正直なところ市長、副市長に申し上げるような大きな市民からの要望、不平不 満、そういったことはございません。今ほど神林の支所長が申し上げましたように、小さいこと、そ ういったことについてはその都度支所の中で解決をしていきたいというふうなことで考えておりまし たし、ただ1つだけ申し上げたいのは、やはり40キロ、50分という、本庁までです、その距離、時間 については非常に市民も不平ではないのですけれども、本庁が遠くなったというふうなお話は聞いて おります。しかしながら、何とか私どもも努力しまして、遠いところでも手が届くように、耳が届く ようにしてまいったつもりでおりますし、今後もそうしたことで対応していきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) どうも答弁ありがとうございました。   余り聞こえてこない、それはそうですよ、直接言う人いないのですから。陰で言っているのです、 陰で。市長の悪口だって言っているのですよ、皆さん、職員の中で、陰では。面と言わないだけです よ。公務員の出世の方法はわかりますか、どうすれば出世するか。頭がいいか、ごますりかですよ、 この2つしかないのです。だから、市長のこと悪く思っても、いや市長さん、いい人ですねと、こう やっていれば、市長はかわいいやつだ、ちょっと位上げてやれと、こうなるのです。ですから、この 辺のことを職員の気持ちをやっぱりしっかりとつかまないと、支所であれ、本庁であれ、人事のあれ はできないということですよ、その辺をしっかりと、ほかの課長の皆さん方も腹に据えてやってもら いたい、そう思っております。   ただ、時間もなくなってきましたけれども、市長、もう一点伺いますが、壁の問題です。この問 題というのは、決して都市整備課ばかりでもないし、市長もおっしゃっているように、そういうこと はないようにしているのだということであります。しかし、実際支所の担当する職員が、自分たちで 判断できないという問題もございます。先ほど述べたように、今回のこの大雪のような場合です、故 障、充実の問題いろいろございますが、即決できない、自分たちで、どうしても本庁のほうにお伺い を立てなければならない、その分どうしても時間がかかるというのが住民からの不満になっているの ではなかろうかと思っております。   そこで、私も以前から申し上げてきましたが、各支所に権限、多少の予算を与えるべきではない かと申し上げてきましたが、市長はそういうことは必要ないというようなことも、全然ということで はないですけれども、必要ないと申し上げてきました。しかし、人間だれでもそうですが、やはり多 少の張り合いがないと、やりがいがないとやはり仕事に精を出せないのではなかろうかと思っており ます。そこで、私も決してその権限、予算の問題ばかりではないと思いますが、ぜひこういうときに 備えて、維持管理費ぐらいは支所に持ってもらってもいいのではないかと、そのように考えておりま す。ちなみに、長岡市ではたしかことしから緊急災害等に備えて各支所に2,500万ですか、予算をつ けたというようなお話も伺っておりますが、市長はその辺どのようにお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、私どもは合併をいたしまして、いつも申し上げているとおり、行政改 革、財政改革、組織改革に取り組んで、財政の安定化を図ってきたわけでございます。4年間で百五 十数名という職員を削減できたというのも、これは合併したからできたのでありまして、合併しない もとの5つの市町村であればできようはずもなかったことでございます。その中にあって、本庁と支 所、壁がないかと言えば、それは壁があると言っても過言ではないと考えております。予算の話をし ましたが、維持管理費は当然持っているわけでございます。私いつも申し上げているのは、住民から 支所に行って、これをやっていただきたいといったときに、本庁に聞かなければわからないという返 事はしないでいただきたいということを言っております。本当に支所でこの仕事が必要で、この事業 をやらなければならない、これを対応しなければならないといったときには、すぐに本庁とかけ合う、 そしてどうしても予算化をしていただきたいというようなことを言っていただきたいと。そうすれば、 そんなに壁とかそういうものはなくなるはずでありますし、またそういうような体制もとれているわ けでございますので、そんなに目くじら立てて言うべきものでもないのではないかなと、そのように 考えているところでございます。そんなに小林議員がおっしゃるほど、そんなにあつれきもないし、 壁もない、本当に支所の方々には大きな予算は、それは当然ないわけでございますので、今言ったと おり、本当にこの事業が必要なのだといったときには、もう何が何でもこれはやっていただきたいと いうことでかけ合っていただければ、幾らでも対応は簡単にできる体制になっているということでご ざいますので、ご理解をいただきたい、維持管理費は持っているということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 大変いいご答弁をいただきまして、ありがとうございました。私も思うのは、 この壁と申しますか、それはやはりもうちょっと、今市長が人事交流をすると言いましたけれども、 やはり本庁、各4つの支所との職員間のコミュニケーションが足りないのではなかろうかと。お互い に文句というか、愚痴を言い合っているというのが現状ではなかろうかと私は思っております。   それでは、次に入ります。先ほどハイウエーオアシス、全国で何カ所かございますが、お隣の長 野では小布施、また山形では櫛引、それぞれ特徴を生かしてドライバーや観光客に好評をいただいて いると聞いております。私もみどりの里は温泉もあり、宿泊施設もあり、温水プールもあり、直売所 もありと、全国に自慢のできる施設であると思います。ここをさらに、今村上市で売り出しておる海 鮮丼、山ブドウを使ったワイン、農産物、海産物等々まだまだたくさんあります。しかし、こういう 施設というのは、よその物まねでは私は成功しないと思うのです。お金を出してでも、プロの方にお 願いすべきだと考えております。そこに純粋な心を持った子供たちの意見を取り入れて、こういう施 設を建設すべきだと思います。そして、村上市が全国に向けての発信基地にするべきだと思いますが、 市長はいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上の、いわゆる今の日東道の、今現在は終点になっているわけでございま すが、朝日まほろばの施設でございますが、十分にハイウエーオアシスになる要素は私は兼ね備えて いると、そのように考えております。法線が決まりましたので、これから整備施工等に入るわけでご ざいますが、また今14日も行ってきますけれども、高速道路がどこを通っていくか、7号線のどれく らい離れたところを通っていくかということも非常に大きな問題になってくるわけです。朝日まほろ ばからかなり離れたところを通っていくようになると、要するにアクセス道路で結ぶわけですけれど も、そうなると入りづらいというような面もありますので、極力そういうことのないようにしていた だきたいというようなことも要望してまいりますし、あそこはハイウエーオアシスとしては十分にな り得るだけの魅力のあるところであるというようなことも考えておりますし、またご案内のとおり、 あそこをクラインガルテンの第一歩として踏み出しておりますので、それらも含めながらあそこを、 いわゆる情報の発信あるいは地場産物等のものを考えていきたいなと思っております。あそこだけで はなくて、神林にもございますし、今のところ荒川地区には何もないということでございますので、 それらも含めて何らかの形でそういうような地域の活力になるような、あるいは地域の皆さんが元気 になるような、そういう施設をつくっていくようなことを考えていかなければならないなと。それは 国交省でやるのか、あるいはまた地域の人と私どもが共同でやるのかというようなことも含めまして、 これから取り組む必要があるなと、そのように十分認識をいたしておるところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) ぜひ大滝市長、その政治力を持って、やはり日東道が温海まで開通した後に は、大滝平正の銅像が建つような施設をつくっていただきたいと、そのように思っております。   それでは、教育長に伺います。この教育委員会法というのは、いつできたのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(大滝和春君) 先ほど申し上げました地方教育行政の組織及び運営に関する法律で ありますが、この中の13条に書いております。ちょっと今全文持ってきていないので、できた年月日 については今資料を持ち合わせておりません。なお、これに基づきまして、私ども村上市でもこれに 関する傍聴人規則、それから教育委員会規則と…… 〇19番(小林重平君) いつできたか、わからなければいいです。 〇学校教育課長(大滝和春君) 法律のほうについては、ちょっと今資料を持ち合わせておりません。 〇19番(小林重平君) これは、1948年に成立しているのです、戦後です。その以前というのは、戦 後の日本を占領したアメリカが、アメリカで実施されていた制度を日本に導入したものだそうであり ます。その考え方は、我らがまちの学校が我らの子供たちに教える内容は、我らの代表が監視すると いうものであるそうであります。地方自治法そのものの発想だそうでございます。そして、教育委員 会というのは、地元の住民が選挙で選ぶ、素人の健全な常識で学校の教育を監視する、専門家として の知識が欠けている部分は、専門家集団が事務職を支えていく、これがこの1948年にスタートした教 育委員会法だそうでございます。   ところが、このやり方だと、時の政権、私の自由民主党でありますが、嫌がって直したのです。 というのは、教育委員を住民の選挙で選ぶと、学校の教育経験者や特定の政党色の強い人ばかりが選 ばれるという不満を持って、自民党は教育委員会の公選は教育の政治的中立にふさわしくないという ことで、教育委員会法にかわって地方教育行政法を成立をされたそうでございます。そして、私が申 し上げましたように、会議は原則公開。ところが、このことがずっと、非公開というのがずっと引き ずってきて、今でもそれがまだ地方に多く残っているのが現状だそうでございます。そこで私は、教 育長も答弁ございました。どうかホームページには載っております、そして私、県の教育委員会にも 聞いたみたのです。そうしたら、全部公開していると、原則。ただ、やはり公開できないものもある ので、それは非公開だそうでございますけれども、原則は公開だということだそうでありますので、 やはりホームページそのものも結構でございますが、教育委員の皆さんの生の声を住民、市民の方が 聞きたいといったときには、ぜひ公開できるように努力をしていただきたいと思いますが、教育長、 お考えはいかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) ありがたいご意見、本当に感謝申し上げます。ただ、非公開のときは、例 えば教職員の校長あるいは教頭の人事等は非公開でありますが、あとはすべて公開をできる中身に、 ほぼそうでありますので、ぜひ住民の皆さんが来てくれて、そして私たちの意見を聞いていただけれ ばありがたいなと、こういうふうに思っておりますが、今まで来てくれたのは相馬議員、ただ1人で ありました。残念に思っておりますが、住民の方々が本当に来ていただけると、この市議会のように 活発になるのだがなと、このように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) どうもありがとうございます。ぜひその会議を開く前、事前でも市民の皆さ んにもっとよく知っていただくようにPRをしていただきたい。それがやはり開かれた教育委員会に つながるのではなかろうかと私は思っております。   それでは、お待たせいたしました〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕岡村委員長、合併の ことを踏襲していくということでございますが、それではお伺いしますが、今日本の現状はどうなっ ているかどうお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 選挙管理委員長。 〇選挙管理委員長(岡村和子君) 現状というのは、選挙に関する現状ということでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) すべてを含めてです。 〇選挙管理委員長(岡村和子君) すべてを含めてということでありますので、それでは私の感想と いうことになりますが、現状をどう考えるかということでありますが、まず第1番に、先ほど小林議 員もおっしゃいましたように、東日本大震災からやがて1年を間もなく迎えます。そして、福島原発 問題もあります。まずは、これが一番重要な課題ではないかなというふうに私は思っております。日 本を復興して、そしてさらに世界へ日本が羽ばたいていくにはさまざまな経済問題、輸出入問題等、 これから考えていかなければならないのではないかというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) どうも私の聞いていることが伝わっていないみたいで、日本の選挙を含めて 現状ということを申したのですけれども、今確かに総務省は、投票所を減らそうとしていますよね、 はっきり言って、これは事実なのです、将来的に、考えていることは。だけれども、私言いたかった のは、日本の現状というのは、少子高齢化、高齢化ということですよ、岡村委員長。90歳のおじいち ゃん、おばあちゃんに3キロ離れたところに投票に行けと、行けますか、どうして行くのですか、不 可能でしょう。私は、そのことを選挙管理委員の方々は考えているのかな、そう思っているのです。 全くただ、ただ合併時のあれを踏襲するのだと、いろいろ意見を、私からの意見があったので、それ を会議を開いて検討したと、何も検討していないではないですか、はっきり言って。高齢化はわかる でしょう、岡村委員長、私ももう4年たてば高齢化になるのです。そこをどうすれば投票率が上がる のか、これ民主主義の原点ですよ、選挙というのは。あなた方、それを全然わかっていないですよ、 答えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 選挙管理委員長。 〇選挙管理委員長(岡村和子君) ただいま小林議員がおっしゃるように、確かに村上市でも高齢化 が進んでいることは、これは紛れもない事実であります。そして、ひとり暮らしのお年寄り、高齢者 も現在そういう世帯もあることも私も十分承知しております。しかし、高齢者のひとり暮らしであっ ても、それなりにご親戚の方とか子供、あるいはご兄弟と連絡をとり合って、暮らしやすい集落、そ ういうことをつくっているということがきょうの新潟日報で村上市の方の投書で私は読みました。今 まで数回このような合併後の、このような形で各種の選挙を行ってまいりました。したがいまして、 このような現状については有権者の方々の、これは高齢者のみならず、その周囲を取り巻く住民の皆 様方、有権者のご理解もある程度得ているのではないかと〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 いわゆる地域のきずなとでも申しますか、そのような形で行ってまいりたい。そして、これからもそ の4月の選挙に向かって、先ほども申し上げましたような形で全力を挙げて取り組んでまいりたいと 思っておりますが、例えば地域の社会情勢や産業構造に今後大きな変化があらわれたときには考慮す べきことではないかなというふうに考えております。貴重な小林議員のご意見は、大変ありがたく承 りましたので、委員会の他の委員にもこのことについてお伝えしたいと思っております。どうぞよろ しくお願いいたします。   以上であります。 〇19番(小林重平君) この問題は、私がまた当選させていただければ、引き続きやっていきたいと 思います。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで小林重平君の一般質問を終わります。   午後3時5分まで休憩します。           午後 2時52分  休 憩                                                        午後 3時05分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、11番、平山耕君の一般質問を許します。   平山耕君。           〔11番 平山 耕君登壇〕 〇11番(平山 耕君) 本日の最後の一般質問で、皆さんお疲れでしょうけれども、しばらくの間我 慢してください。通告に基づいて3項目の質問をします。   最初に、地域認証制度について。このことについては、一昨日の代表質問でお二方から質問あり ました。だけれども、私は私なりに質問しますので、よろしくご答弁ください。施政方針にあるよう に、昨年村上市地産地消推進協議会で検討してきた地域認証制度については、栽培基準を満たした農 産物や地産地消を実践している店舗を認証する制度として、新年度よりスタートします。具体的には、 どのような形で村上ブランドを確立していくのか伺います。   2点目、農林漁業再生の基本方針について。現在国は、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定) への参加交渉をめぐる事前協議に入っていますが、その参加のためには多大な影響を及ぼすと思われ る農業の競争力を高める目的で、農地の大規模化を集中実施する方策として、農地集約に向け離農奨 励金を新設し、新年度から5年間で農家1戸当たり20から30ヘクタールに広げる方針を打ち出しまし た。市でも農地集積協力者への協力金や、新規就農給付金に取り組む考えのようですが、その国の方 針に対してはいささか疑問な点もあります。市長の考えをお聞かせください。   3点目、上下水道整備の推進について。市では、将来に向けて安定した水道水の確保を図るため、 村上地区第4次拡張事業と荒川地区第3次拡張事業を継続していくとありますが、水道施設の維持に はさまざまな課題があると思われます。現在どのような問題が顕在化しているのかを伺います。   以上、3点を伺って、答弁の後、また再質問します。よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、平山議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、地域認証制度についてのお尋ねについてでございますが、昨年より村上市地産 地消推進協議会で検討を進めてまいりました地域認証制度でありますが、2月15日より申請受け付け を開始し、第1回目の認定を4月末に行いました。おおむね5月から「村上を食す」と書かれた本協 議会発行のシール及びのぼり旗を使用し、市内生産の農産物等を取り扱っている店や、認証基準を満 たした農産物であるということをわかりやすく周知して、市民に地場産農産物等の消費拡大を目的に 実施してまいります。   今回の認証制度の内容については、市内生産の農産物と飲食店等での認証基準を設けております。 まず、市内生産の農産物についてでありますが、市内で製造され、成分分析されている堆肥を施用し て生産された環境に優しい農産物であることが基準になっております。   次に、飲食店等ですが、小売店については、1年のうちおおむね8カ月以上、市内生産の農産物 等を販売していること。直売所については、これらの取り扱いがおおむね8割以上であること。また、 飲食店等においては、提供する料理等の原材料からおおむね5割以上が市内生産の農産物等であるこ とが基準となっております。幅広く認証制度に取り組めるような制度として制定しております。今後 は、畜産物や水産物、加工品等についても調査検討し、認証制度を拡充してまいります。   また、どのように村上ブランドを確立していくのかとのお尋ねについてでございますが、本市の 地域ブランドとして確立しているものは、岩船米や村上牛などがあり、本地域では定着しております が、全国ではまだまだ認知度が低いのが現状であります。また、地域ブランドとなる商品が本市には 多数あると考えております。地域ブランドとなる特産品の認知度を上げるため、またブランドとなる 特産品を発掘していくためにも、本協議会で実施している逸品発掘交流会でのアドバイスや消費者 ニーズを活用しながら、認証制度を地元に浸透させていきたいと考えております。そして、将来は市 外や県外の消費者にPRするため、認証店舗等のマップなどを作成し、広域的にPRして認証制度を 有効に活用し、村上ブランドを確立してまいりたいと考えております。   次、2項目め、農林水産業の再生の基本方針についてのお尋ねについてでございますが、国の食 と農林水産業の再生のための基本方針、行動計画は、TPP交渉参加の判断いかんにかかわらず進め るべきものであるとして取りまとめられたものであります。この中で、新規就農の増加と農地集積に よる規模拡大を推進する戦略が打ち出されたものであります。農地集積協力金は、離農を促すもので はなく、中心経営体へ農地を貸し出すことへの決断を支援するという考え方であります。今後地域の 話し合いの中で作成する人・農地プランにより、人と農地の問題について解決策を見出していくこと を目的としております。したがいまして、規模拡大の数字自体が要件ではなく、生産費の縮減、農作 業の効率化、6次産業の取り組み等により所得の向上を図ることが重要となります。   また、プラン作成により、青年就農給付金等のメリットもあることから、新年度より農業者戸別 所得補償制度の関連対策としても実施してまいります。   次、3項目め、上水道整備の推進について、水道施設の維持で現在どのような問題が顕在化して いるかとのお尋ねについてでございますが、本市の水道は、昭和30年の簡易水道事業の開始、昭和34 年の上水道事業の開始以来、現在も村上第4次拡張、荒川第3次拡張をはじめ、各地区での建設、改 良工事を行う中で、水道の普及率は平成22年度末で95.6%であります。これまでも施設や管路の更新 工事、耐震化工事を行ってまいりましたが、浄水場や配水池、配水管路などがかなり老朽化している のが現状で、現在は村上市総合計画及び平成20年度に策定した村上市水道ビジョンに基づき事業を進 めているところであります。   また、コストの縮減では、施設の包括的な管理委託の推進を図るとともに、簡易水道事業におい ては上水道事業への統合や、簡易水道事業同士の統合により施設の効率化を進め、水源の確保に努め ております。今後も拡張、統合事業や建設、改良事業を通して、施設、管路の整備を進め、将来にわ たって安定した水道水の供給を図ってまいります。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 地域認証制度については、以前にも私一般質問したことがあるのですけれど も、佐渡市では、8年産米から「朱鷺と暮らす郷づくり」認証制度を始めています。農薬や化学肥料 を基準の5割以下に減らした米で、冬にも水を張るなどして自然放鳥された朱鷺の生育する田で栽培 することが認証の条件となっています。その米は、魚沼産コシヒカリに迫る高値で販売されていると 聞いています。将来的には、佐渡市全体で生産する15%を認証米とする計画になっているそうです。 また、新潟市では、平成9年度から農薬や化学肥料を5割以上減らして、1等米比率が100%の農業 者をマイスターに認定し、認定者には助成金を出す事業を始めています。初年度は300件程度を認定 していますし、安全性の高い米の比率を高め、地元産米のブランド化につなげています。   しかしながら、こうした米がおいしいのかと問われれば、残念ながら必ずしもそうではないよう な気がします。時代のキーワードは、あくまでも「安心・安全な米」です。野菜でもそうです。それ と、イメージづくりだと思います。それが市できる一番の支援策ではないかと思われます。幸い村上 には「鮭・酒、それに情けの人情」という有名なキャッチフレーズがあります。そこに減農薬、減化 学肥料で生産された農産物を抱き合わせてイメージづくりを図る、こうした取り組みこそが行政の仕 事ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。農林水産課長、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(本間誠一君) 議員おっしゃるとおり、大変ありがとうございます。魚沼、岩船、 佐渡とブランドを築いているわけですが、その岩船米にも特栽米として5割減減の特栽米がございま す。ただ、農協のほうでもこれの出荷について付加価値が思うようにつかないと、そんな状況でござ いますので、今提案にありましたように、なるべく本当にそういう手間をかけた生産物が高付加価値 で売れるような、そういう方策を考えていきたいと、こんなふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 先ほどの答弁の中で、堆肥を使った米というのが出ましたけれども、現在こ の村上市には神林堆肥センターと朝日堆肥センターがあります。いずれも利用率が低迷しておりまし て、その経営には苦慮しています。というのは、なかなか堆肥を施用してくれる農家がいないのです、 少ないのです。それも、例えば堆肥をやった米が高く、少しでも高く売れればもっと進むと思うので すけれども、ただ単に地力の改良だけで堆肥を使うのであれば、やっぱりそうはなかなか利用頻度は 進まないというふうに考えます。こうした認証制度があればと、以前から考えられていたことでした。 この制度を何とかしてものにして、そうした堆肥センターの活用につながればいいなと私自身思うの ですけれども、もう一度お願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(本間誠一君) 今おっしゃったとおり、管内には神林のリサイクルセンター、それ から朝日の有機センターがございます。朝日の有機センターの堆肥については、ほとんど100%田ん ぼに施用しているということで、経営状況は大変よいと。ただ、神林のリサイクルセンターの堆肥に ついてが、土壌の成分とか、そういうものもありましょうが、利用が若干少ないと。そういうことで、 そういうもの、また個人の堆肥とか、そういうものもこの認証制度では成分分析すれば施用して、こ のシールを張ることができるということで認証する基準になっておりますが、そういう堆肥を多く使 っていただいて、環境に優しい、安全・安心な化学肥料の少ない、そういうお米をつくっていただき まして、シールを張ったものが高付加価値で売れるような、そういうシステムづくりができればと考 えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) もう既にこの制度そのものは発足していて、何名かのそういう申し込みがあ ると聞いたのですけれども、答弁にありましたけれども、今現在どのくらいの申し込み者がいるわけ ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(本間誠一君) 申し込みが3月末までで、施行が5月からということでございまし て、今申請した方はまだございませんが、問い合わせは多数ございます。また、問い合わせのほうに つきましては、飲食店、そちらのほうからの問い合わせが多く入っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) このことについては、生産者と消費者と、さらにはその生産されたものを使 ってくれるお店がなければできない制度だと思います。そのことをどうか、その真ん中に入るのはや はり市だと、市当局だと思うのです。このことについては、農協とかの協力とかも必要だと思うので すけれども、その点についていかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(本間誠一君) 認証の委員についても、各種別の業者というか、そういう方々にお 願いしておりますし、当然そういう生産に関しては農協の指導とか、そういうものも必要でございま すので、すべての団体とスクラムを組んで実施していきたいと思いますし、これによりまして地場産 の農産物の消費拡大になればなと、こんなふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) ありがとうございました。   次に進みます。大規模化の担い手として、集落ごとに農業法人を設立し、地域の農家が共同で農 地を購入したり、耕作しやすくしたりする、例えば耕作が難しくなった高齢農家が農地を法人に貸し て賃業収入を得る一方、就農意欲がある若年層を法人に集めて生産する、農家の世代交代の仕組みを 後押しする農地の所有と利用を分類して、複雑な権利関係の手続を減らし、短期間での規模拡大をし ているという、先ほどの私の答弁の続きなのですけれども、質問は続きなのですけれども、このこと についてどう思われますか、農林水産課長どうぞ。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(本間誠一君) 人・農地プラン、これにつきましては国の施策でございまして、高 齢化が昭和60年には65歳以上の農家が19%に対して、23年には60%になっております。それから、農 業者の減少でございますが、60年には国で346万人いたのが、23年で187万人と、これは2分の1、激 減しているわけでございます。これを受けまして、自給率50%を保っていくためにはどういうふうに したらいいかということで国が試算したところ、水稲、それから麦等の土地利用型作物で必要な農業 者が約30万人、それから野菜、果樹で60万人の農家の方々が必要だと、そういうことでございまして、 今現在186万人いるわけですが、これが高齢化によって10年後には激減してしまうと。それを危惧し て、最低限90万人の農業者を育成すると、そういうことでこの人・農地プランが策定されるものでご ざいます。そういうことで、このプランにつきましては、各農家の将来的な担い手、そういうものを 確立しまして、老齢化の農家が農業をやめた場合に、それを引き継ぐ受け口を確実につくっておくと、 そういうようなことで村上市の第1次産業を守るためにも絶対必要な施策と思って、24年度から取り 組みさせていただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) このことは、確かに村上市全体を当てはめて考えると、平野部である荒川地 区とか神林、朝日の平野部は現にです、今既にもうその規模に見合う農家がたくさんいます。農家が いるし、農業法人もあります。そして、これからもそういった流れというのは、これからますます加 速していくのではないかと思われます。そのくらい確かに農家の高齢化は進んでいます。黙っていて も農地は集まってくるでしょう。だけれども、先ほどでも答弁ありましたように、農地を集めるだけ ではなかなか農業収入はふえないということにもなりますので、そこにさらに収入がふえるような方 策、そういうものを考える必要があるのではないかと思います。先ほど人・農地プランと言いました けれども、当然農業をするのは人ですから、そのことに対する支援、特に若年層の農業就農者への支 援というのは必要だと思いますけれども、そのことについての支援策はありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(本間誠一君) 青年農業者の支援ということで、この人・農地プランをつくります と、年間150万、5年間の補助が出ると、そういうシステムがございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) それに向かって、申し込み者は現在何人くらいいますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(本間誠一君) 申し込み者というか、24年度の予算で計上しているのは、24年度に 就農するというか、今農業大学校の2年生のお二人がおるということで、2名の予算計上をしており ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 確かに、私も農家なのですけれども、どんどん農家人口の高齢化は進んでい ます、加速的です、怖いくらいです。そこにどういうふうなやり方をもってすれば続けることができ るかというのが非常に困難な状況にもあります。それでも、平野部はまだよっぽどいいのではないか と思います。同じようなことを山間地域でやるには余りにもハンディーがあり過ぎるような気がしま す。今までの厳しい耕作条件の中で、農業を続けている人も例外なく高齢化は進んでいるわけですし、 耕作放棄地もふえていくと思われます。一体その農地をだれが守り、だれが担っていくのかというの が地域全体の課題ではないかと思いますけれども、市長、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりでありまして、今おっしゃるとおり、平場はまだいいとして も、中山間地域の農地をいかにして守るかということになってくると非常に難しい面があると考えて おります。それをやはり農地の放棄を防ぐのだというような名目で何らかの私は援助をしてやる必要 があるのではないかなと、そうしないとほとんど中山間地の農業をやっている人たちは離農して、田 んぼ荒れ放題になってしまう可能性があるのではないかなと、そのように考えておりまして、やはり 国土を守る、国土保全を守っているのだと、自然を守っているのだというような観点から何らかのや っぱり支援策を新しくつくるべきではないかなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 中山間地域直接支払交付金というのがありますけれども、それについて今年 度8,636万円くらいの予定しているみたいですけれども、それについては、その条件というのはどう いう条件ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(本間誠一君) 中山間地の直接支払い条件、当初は急傾斜、それから緩傾斜という ことで、急傾斜地を持っているところについては10アール当たり2万1,000円、緩傾斜地100分の1の 傾斜の耕作地については8,000円ということでございましたが、今高齢化率とか、そういう判定も出 てきております。それで、合併当初中山間地の直接支払いに集落が取り組んでいたものが22協定あっ たわけですが、第2期の終了で山北地区で3地域がやめました。それで、19協定になったわけですが、 23年度新たに取り組むところがないかということで皆さんに調査したところ、新たに9集落が取り組 むということで手を挙げていただきまして、28協定にふえて、今実施しているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 中越地震で被害のあった地方に出稼ぎに行った方に聞いたのですけれども、 あちらの棚田というのは、冬水をためているそうなのです。なぜかというと、雪を解かすためだそう です。水をためておいて、雪を解かすために、そうした田んぼが地震のために崩落して、そこに水が 入ってしみ込んでいって凍ってしまって、田んぼが崩れたというような状況なのだそうです。だから 大変です、今山北のそうした棚田でそうした地震とかがあって崩れるようなことがあったら、大した まず復旧費用がかかると思うのです。だから、日ごろやっぱり手入れできるような方策、支援という のは欠かせないべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(本間誠一君) 議員のおっしゃるとおりでございます。高齢化でつくりたくても手 間がなくてつくれないとか、そういうところがふえておりますので、それを有効活用できるような、 そういう事業体ができるかできないかはあれですけれども、そういうふうな事業体ができるよういろ いろ今の制度、また農地・水の取り組みですか、そういうものも使いまして、なるべく耕作放棄が出 ないような対策をとっていくと、そういうことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 確かにことし農地・水・環境保全の事業も継続されるような見通しになりま したので、それの予算等も使いながら、ぜひともそうした棚田が守られるような環境づくりをしても らいたいと思います。   次に進みます。水道事業です。全国の水道資産40兆円のうち、高度成長期に整備された多くの水 道施設が更新期を迎えた。ピークを迎える2020年度までには毎年7,500万円程度の投資が必要になる と試算されています。しかし、自治体の水道局はどの事業者でも財政的に余力があるところは少ない です。加えて工事をやる業者の高齢化や不足で、必要な更新が行われず、先送りされている。費用は 現状の試算より大きくなると考えられています。耐用年数を迎える水道の管路に対し、更新を行わな ければどうなるかというと、アメリカでは水道管路の老朽化が社会問題になっており、2009年には延 べ20万回を超える漏水を記録しています。今の状態が続けば、日本でも老朽化した管路の問題が顕在 化することになると言われています。   そして、管路の更新を着実に実施するための方策は2つあるとしています。1つは、更新費用の 調達方法を多様化すること。現在の起債収入は、過去の元利償還に充てられることが多く、必要な建 設費に結びついていないという現状があります。事業の証券化までは難しいとしても、公的資金以外 での資金を調達する方法を取り入れることが必要になるでしょうと記者は述べております。また、財 務が健全なうちに将来の更新費用を積み立て、基金を組成することも一案ですとも言っています。   2つ目は、事業の効率化です。水道事業者の業務は、現在市役所職員が行っておりますが、徐々 にではあるけれども、業務そのものは効率化されてきているし、それほど管理に手間がかかったり、 お金がかかったりしているのではないとは思いますけれども、その効率化をさらに進めるためには、 やはり地元の水道事業者の手助けをかりるなどして、それを施行管理に生かすなどして民間活力を導 入することも肝要になると述べております。将来水道事業は、指定管理に移行する可能性はあるので しょうか、水道局長、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 水道局長。 〇水道局長(太田 薫君) 将来といいますと、長い将来あるいはまた中短期的な将来とございます。 ただ、私の今現在の認識としましては、まず水道自体を指定管理に移行するという考えは持ってござ いません。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 確かに、まだ村上市では早いような気もします。水道水そのものが人の命に 直接かかわることですので、簡単にはできない問題ではあるとよく認識しています。だけれども、大 きな自治体の中では、それに移行する自治体も出てくると、必ず出てきます。もう出てきているとこ ろもあります。だから、そうしたことも考えながら進めていく必要があるのではないかと思います。   もう一つは、総務省では病院や交通など地方公営企業の会計原則を抜本的に見直し、2014年から 上場企業並みの基準に全面移行すると決めています。借入金の負債計上や減損会計の導入などで、隠 れ債務や含み損を明確にし、財務の実態を的確にあらわすようにする、まず全国300事業を対象とし て事業整理や民間譲渡などの判断につなげるとしています。公営企業会計の抜本的見直しは、1966年 以来実に46年ぶりになるそうです。当然そのことは知っていますよね、当然水道会計もそこの中に入 るのですけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 水道局長。 〇水道局長(太田 薫君) これ上水道事業会計、公営企業会計でございまして、2週間ほど前に東 京でその話が説明会が初めてございました。うちのほうの管理担当ですが、2人出席してございます。 私としては出席はしなかったのですが、大まかな構想としましては、上水道事業会計の第4条予算、 これが固定資産にかかわる予定でございますが、それあたりを明確な形の位置づけにしてお金を、簡 単に言えばあらわすと、金額をあらわすということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 私も所管の委員会ですからよくわかっているのですけれども、水道事業には 資本的収益とか収益的収入とか非常にわかりづらい、一本化されていませんよね。例えば市課の財務 介入する場合、資本的収入になりますよね、これなるのですけれども、今度はそれが負債になると言 われているのですけれども、そのことについていかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 水道局長。 〇水道局長(太田 薫君) 借り入れを起こして、今のところ、例えば上水道事業ですと、当然これ 建設改良事業費になのですが、起債、借金して今建設改良工事に充ててございます。それが今後につ きましては、今現在については決算で若干の黒字、数千万の黒字という報告をさせていただいていま すが、今度それが借り入れについては負債の形に見えるような形の会計処理の仕方ということになり ますので、それが2年後という形でございます。まだまだ今のところ、先ほども説明させていただい たとおり、説明会が始まったばかりなものですから、それ以上ちょっと詳細については私この程度し か承知しておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) それは、当然2月に説明会始まったばかりですから何とも言えないというの は事実でしょうけれども、その新制度を導入するとなると、その柱の一つとして減損会計の導入とい うのがあるのです。そうすると、固定資産の時価評価を徹底させるため、長期に保有している土地の 含み損とかあるわけです、当然。単価も下がっているし、そういうのが今度マイナスになると、健全 化してくるとどうしても会計そのものはまずマイナスになると、負債が多くなるというふうに考えら れます。   もう一つは、キャッシュ・フローの計算書の作成義務を義務づけられるというようなことがあり ます。公営企業の会計は、借入金は自治体の一般会計からの借り入れが多く、企業債と表されますし、 いかにも借入金ないような感じは受けるのですけれども、実際は借り入れなのです、これは銀行から 受ければ当然負債になるわけです。そうしたものの借り入れたお金はどうしたって返さなければいけ ないわけです。とすれば、やはりもっと明確な会計基準が必要になると思いますけれども、いかがで しょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 水道局長。 〇水道局長(太田 薫君) ちょっと最後がよく私把握できなかったのですが、明確な借り入れとい いますと、例えば先ほど議員前段でおっしゃられました、銀行、民間からの借り入れとかいうところ へ結びつくのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) あくまでも会計上のことで、民間から、どうしたってお金は銀行から借りま すよね、そういうのが資本と負債の部に分かれれば、今まで資本としてきたのが負債になるというこ とです、そのことです。 〇議長(佐藤宮吉君) 水道局長。 〇水道局長(太田 薫君) 現在ですが、うちのほうでこれ上水道関係なのですが、借り入れている ところは民間ではなくて、財務省の財政融資基金だとか地方公共団体金融機構とか、いってみて完全 な民間からの借り入れは今のところしておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) それはわかります。それはわかるのですけれども、そうではなくて、それは 計算上のことであって、でも借金には変わりないわけです、借金には変わりないのですよ。だけれど も、そうしたものの明確さが求められるでしょうということなのです。総務省は、新基準の意向でも って、各事業の財務体質を民間企業と比較しやすくするというふうにしています。各自治体がこれに よって早目にその事業からの撤退や民間譲渡の判断を下すようになり、赤字事業でも存続の必要があ れば住民に負担増を求めるなど、経営体質を改善しなければならないとしています。これがさっき私 が言った、もしかして指定管理に移行する一つの原因になるのではないかと。そうしたもの、いつま でもいつまでもそうした赤字を引きずるわけにはいかないわけですし、そうしたものが赤字であれば、 当然住民からの負担増を求めなければならない。ということは、水道料金の値上げにつながるわけで す。そうしたことを一般住民がより安くその水道水、より安全な水道水を飲めるようにするにはどう したらいいかというのは今後考えなければならないのではないですかということなのですけれども、 いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 水道局長。 〇水道局長(太田 薫君) 議員のおっしゃるとおりだと思います。また、先ほど市長答弁でもさせ ていただきましたが、やはり財政難であることは確かなわけで、またではそれについてどのように対 応するかということでございますが、先ほど市長から答弁させていただきましたが、コスト縮減、こ のあたりにつきましてはひとつ24年度を例に挙げますと、蒲萄の簡易水道事業を村上上水道事業へ統 合するということでございますので、現在の蒲萄地区の浄水場、それが必要なくなりますので、そう いうことで各施設を統合しながら、要らない施設については削減し、コスト縮減に結びつけていくと いう考えをしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) もちろん水道事業は、市民にとってはなくてはならない事業だと思います。 命の糧と言っても過言ではないです。しかし、それに甘んじて営業努力や経営努力を忘れてはならな いのだと、そういうことを言っているのです。今後全国の自治体の中では、水道事業の指定管理者の 移行は必ず進むと思います。そして、そうはならないかもしれないけれども、そうした思いを持ちな がら水道事業を進めてまいりたいと思いますけれども、どうぞ。 〇議長(佐藤宮吉君) 水道局長。 〇水道局長(太田 薫君) 「指定管理」という言葉が先ほど本来出ているのですが、私もちょっと 前に調べたところによりますと、やはり大都市では指定管理をやっているところがあるらしいみたい な私は認識は持ってございます。ただ、それを今村上市に当てはめた場合です、ではいつごろとかい う形で、では指定管理に移行するというふうには考えておりませんし、まだまだ今、では指定管理ど うするのという、まだ入り口にも立っていないというのが私の今現在の頭にあるところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 当然そうだと思いますけれども、指定管理まではいかないとは思いますけれ ども、そうしたあくまでも民間のそうした考え方を頭に持ちながら、今後の水道の経営を進めてまい りたいと、そうした願いです。よろしくお願いします。   最後に、ことしで退職される皆さんには、本当にご苦労さまでした。改めて次の人生が幸せであ りますようにお祈りして、私の一般質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで平山耕君の一般質問を終わります。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   また、3月5日は午後1時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでした。           午後 3時49分  散 会