平成24年村上市議会第1回臨時会会議録(第2号) 〇議事日程 第2号 平成24年1月24日(火曜日) 午後1時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  議第2号 公の施設に係る指定管理者の指定について 第 3  議第4号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第12号)                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(27名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    8番   小  杉  和  也  君     9番   山  田  昭  夫  君   10番   齋  藤  信 一 郎  君    11番   平  山     耕  君   12番   川  崎  健  二  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 課 長    齋   藤   甲   三   君        財 政 課 長    佐   藤   昭   一   君        政策推進課長     相   馬   正   喜   君        自治振興課長     板   垣   純   一   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    増   子   要   作   君        保健医療課長     遠   山   た   つ   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     本   間   誠   一   君        商工観光課長     瀬   賀       功   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        教  育  長    工   藤   泰   則   君        学校教育課長     大   滝   和   春   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    斎   藤   敏   夫   君        朝 日 支 所 長    小   田   政   秋   君        山 北 支 所 長    斎   藤       誠   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    菅   井   晋   一        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    石   井   美   紀           午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は全員です。定足数に達しておりますので、これから 本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いい たします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、1番、板垣千代子さん、20番、小田信人君を指名 いたします。ご了承願います。                                              日程第2 議第2号 公の施設に係る指定管理者の指定について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、議第2号 公の施設に係る指定管理者の指定についてを議題とい たします。   本案は、市民経済常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものですが、委員長から審査報告 書が議長あて提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いします。   市民経済常任委員長。           〔市民経済常任委員長 大滝国吉君登壇〕 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) 皆さん、ご苦労さまでございます。ただいま上程されており ます議第2号 公の施設に係る指定管理者の指定について、我が委員会に付託されまして、昨日我が 委員会で審査をいたしました。その審査の概要について報告をいたします。   まず最初に、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、選定委員会の議事録は公開できるのかとの質疑に、非公開でありますとの答弁でした。   また、委員から、選定理由の中で同一性については審査した結果認められないとのことであるが、 当初からこれらの項目が規則の中に盛り込まれていたのかとの質疑に、今回の件があったので、簡易 なもの、また同一性が認められるものなどの項目が事務処理要領の中に処理計画がなかったため、こ れらを加える修正を行った後、審査に入りましたとの答弁でした。   委員から、選定理由の中に商工会の各種団体との連携をしながら取り組むとあるが、どのような 団体があるのかとの質疑に、朝日地区内の山菜料理、郷土料理などを提供する団体やこの地域内に活 力を与えるような団体と連携して取り組むとの答弁でした。   委員から、館長の選定方法はとの質疑に、求人により選定していきたいとの答弁でした。   委員から、当初は1月から3月までの間に事務引き継ぎを行う予定であったが、1カ月短くなっ ており、準備期間に問題はないのかとの質疑に、この2カ月間で引き継ぎが完了するよう密な連携を とっていき、万全を期したいとの答弁でした。   委員から、職員の待遇や配置人員など今までとは異なるのかとの質疑に、今までの臨時職員につ いても継続してもらうようお願いしており、配置人員にも同程度を考えているようですとの答弁でし た。   委員から、これから予定される施設の修繕、修理はどのようなものがあるのかとの質疑に、24年 度に源泉ポンプ、井戸の大規模修繕をお願いしているところですとの答弁でした。   以上、質疑を終結し、討論もなく、採決の結果、起立全員で議第2号は原案のとおり可決すべき ものと決定いたしました。   以上、会議規則第103条の規定により報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。   本間清人君。賛成ですか、反対ですか。           〔「反対」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 反対の討論を許します。           〔3番 本間清人君登壇〕 〇3番(本間清人君) お疲れさまでございます。議第2号につきまして、反対の立場から討論をさ せていただきます。   たびたび反対の討論をいたしますと、大滝市長はじめ鈴木副市長に対し、憎たらしいから反対討 論しているのだというふうに思われがちですが、全然それとは全く違って、私は市政ですとか行政の 運営、また今回問題となっています指定管理のその進め方につきまして、いささか疑問を感じる点が ございます。その辺で今回の反対討論をさせていただきたいと思っております。   今回の指定管理につきましては、今までの指定管理と違いまして、ただその場所、その建物に関 しまして何かしらの従事している方々がそのまま指定を受け、そこを継続して使っていくというよう な指定管理とは違い、やはりそこに損得もかかわる、いわゆる利益が出たり、もしくは損失があった りという施設であります。この施設に関しましては、8月15日から公募開始をいたしまして、9月に 説明会、そして10月にその公募決定をしたわけでありますが、私の聞いた話によりますと、もう5月 からその朝日商工会のメンバーの方々で公募を募り、出資者を募り、そういった株式会社まほろばを 設立する会というのを設立しているようであります。公募がなされる前から事前にそのためのみの準 備をしているこの団体につきまして、私はとやかく言うつもりは全くございませんが、公募が8月に 出ているにもかかわらず、その準備をもう5月の連休後から着々と進めている。そういうことであれ ば、事前にもう市の情報、市のやり方がそういった団体には伝わっているということの事実がござい ます。もう公募が出ても、どういった団体がその公募に応募をしても、この団体がすべてその指定管 理を受けるのだと初めから決めつけられているようなこういった指定管理の方法は、私はいかがなも のかというふうに感じます。   確かに決算ベースで見ますと、平成22年度六千数百万の赤字補てんを一般財源から行っているよ うでありますが、ではその六千数百万の赤字補てんを今回年間六百数十万の指定管理料で本当に運営 できていけるのかという一抹の不安は、皆さん議会もしくは委員会で論議されているとおりご承知の はずでありますが、それでできるという理由は、恐らく今後はその高速の道路延伸に伴いまして、こ としの景気状況また利用状況からさらなる利益がそこに生まれるものだという確信のもと、私は指定 管理を受けているのだというふうに感じております。今までこれだけの一般財源からその補てんをさ れている施設に関しまして、歴代の館長さん、またそこに従事された職員の皆さんは、大変なる思い でこの施設を何とかいい方向にということで頑張ってきたはずであります。それをちょっと上向きに なった、先行きが明るくなったということで指定管理をし、そこに企業に対しての利益を公の場所で 提供していくような市のそういう姿勢に関して私は反対をしたいのであります。あくまで行政の施設、 公の施設は、利益を第一に考える施設ではないはずであります。税金を投入しようが、幾ら財源を投 入しようが、市民にとって大切な建物、大切な施設は、やはり市が私は直接管理するべきだと考えて おります。   また、指定管理のやり方につきましても、もう一度指定管理そのもの自体がどういったものかと いうものを行政が考え直し、せっかくああいった指定管理のやり方、そういったつくり方、考え方と いうプログラムもつくっているわけですから、そのことをもう一度再度原点に帰り、この指定管理の 方法、指定管理のやり方、そして指名の方法、選考の仕方、そういったものも考えるべきではないの かなというふうに感じます。   もう最初からできているレース、もう最初からそこに指定を受けられるレース、こんなことの繰 り返しでは、本当にこの村上市の将来がよくなるものか、私は一抹の不安をそこに感じるわけでござ います。よって、私はこの施設を指定管理にすること自体反対であります。どこの業者になろうが、 どこの人になろうが、せっかくいい方向に向かっているのであれば、その利益をぜひ別な方向性に、 別な市民に還元するべき私は施設と考え、今回この第2号の議案には反対をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、賛成の討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、反対の討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議第2号を起立により採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第2号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第3 議第4号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第12号) 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第3、議第4号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第12号)を議題 といたします。   本案は、総務常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものですが、委員長から審査報告書が 議長あて提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いします。   総務常任委員長。           〔総務常任委員長 小池 晃君登壇〕 〇総務常任委員長(小池 晃君) ただいま上程されております議第4号 平成23年度村上市一般会 計補正予算(第12号)について、その審査の概要と経過についてご報告申し上げます。   本日、1月24日午前10時から第1委員会室において委員6名、副市長、総務課長、財政課長、商 工観光課長、商工観光課参事及び担当職員、議会事務局長出席のもと委員会を開会いたしました。   初めに、議第4号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第12号)を議題として、担当課長から 説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、今回提案されている協定予定額2,049万6,000円は妥当なものかとの質疑に、高速道の 延伸により売り上げが伸びている関係もあり、積算しにくい施設ではありますが、歳入1億9,400万 円、歳出は2億円ちょうど、差し引きして今回683万2,000円掛ける3年間を計上したものです。今回 の債務負担行為は、あくまでも限度額ですので、今現在の現実に近い数字ということで提案をしてい ますとの答弁でした。   また、委員より、今までも限度額といってもほぼ機械的に支払われているのが実態ではないのか との質疑に、あくまでも現段階での予測であり、変動は避けられないと考えているとの答弁でした。   委員より、事業をやって利益が出ても、決められた金額は支払うという例が前にもあったがとの 質疑に、あくまでもこの金額は上限額であり、指定管理者の募集要綱の中にその利益が若干的に過大 と認められる場合は、指定管理料の減額など指定管理者との協議により適切に対応するものとすると なっており、その中で適切に処理するとの答弁でした。   また、委員より、現在協定書や協議の中で変動することも含めた内容になっているものはあるの かとの質疑に、利益の出るような施設については、今年度の更新から同様の文言を追加していくよう に指導しているとの答弁でした。   委員より、指定の期間が5年でなく3年とした理由はとの質疑に、指定管理制度がいまだ歴史が 浅いこと、事業の先行きが不透明なこと、また7施設もある大型の施設であること、環境も変化しや すいことなどから、最初から期間5年は難しいのではないかということから、今回3年で設定をさせ てもらったとの答弁でした。   委員より、修繕費についての協定はどのようになっているのかとの質疑に、修繕費については、 50万円を超えるものについては市で修繕するという協定の中身になっているとの答弁でした。   その他、さしたる質疑なく、討論を求めたところ、賛成の立場での討論が1件ありました。   続いて、起立採決を求めたところ、起立全員で原案のとおり可決すべきものと決定しました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。   冨樫宇栄一君。反対ですか、賛成ですか。           〔「反対」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 反対の討論を許します。           〔6番 冨樫宇栄一君登壇〕 〇6番(冨樫宇栄一君) では、本議案に反対の立場から討論を行いたいと思います。   先ほど本間議員のほうからもお話がありましたけれども、この問題は確かに22年度一般会計から の繰り入れが6,700万円ほどされておるわけでありますが、この間館長はじめとして職員が一生懸命 頑張って、そしてインターの開通等もありまして集客がふえている。やり方によっては、もっともっ と状態が改善できるのではないかというふうに期待をされるところまで来ているわけであります。   指定管理の募集の中で、申請者は約2億円ほどの収益というふうに予想されているということの お話がありましたけれども、実際決算ベースとすれば2億5,000万というふうに決算ベースではなっ ておりますが、申請者は2億円程度の収益を見込んでおるということであります。確かにその差額は、 指定管理料との比較から見れば大きなものはありますけれども、これからのインターの状況、関係者 の努力いかんによっては、まだまだ改善の余地はあるというふうに考えるわけであります。関係者の 努力をどこに問題があってどうするのかという議論がされないまま指定管理に移行することについて、 やはり問題があるというふうに思うわけであります。   指定管理料年間660万ほどを入れれば、収支採算がとれるという申請者の目算でありますが、そ の根拠がどうなのかということが明らかにされていないわけでありまして、指定管理料そのものの算 定根拠が明確でないということがやはり問題だというふうに思うわけであります。そういう意味で、 もう少しはっきりとしたその根拠を持って指定管理にするのだということなしには、やはり今回の指 定管理の管理料の債務負担については疑問が残りますので、私は反対の立場で意見を述べさせていた だきました。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、賛成の討論を許します。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、反対の討論を許します。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議第4号を起立により採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。   本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第4号は委員長報告のとおり可決されました。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしましたので、会議を閉じ、平成24年第 1回臨時会を閉会いたします。   大変ご苦労さまでした。           午後 1時23分  閉 会