平成23年村上市議会第4回定例会会議録(第5号) 〇議事日程 第5号 平成23年12月13日(火曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                              第 2  一般質問                                    第 3  議第158号 公の施設に係る指定管理者の指定についての撤回の件         議第186号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第9号)の訂正の件                                                   〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(27名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    8番   小  杉  和  也  君     9番   山  田  昭  夫  君   10番   齋  藤  信 一 郎  君    11番   平  山     耕  君   12番   川  崎  健  二  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 課 長    齋   藤   甲   三   君        財 政 課 長    佐   藤   昭   一   君        政策推進課長     相   馬   正   喜   君        自治振興課長     板   垣   純   一   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    増   子   要   作   君        保健医療課長     遠   山   た   つ   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     本   間   誠   一   君        商工観光課長     瀬   賀       功   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下水道課長補佐    中   村   豊   昭   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        選管委                   川   内       靖   君        事務局次長        消  防  長    本   間   善   和   君        教  育  長    工   藤   泰   則   君        学校教育課長     大   滝   和   春   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    斎   藤   敏   夫   君        朝 日 支 所 長    小   田   政   秋   君        山 北 支 所 長    斎   藤       誠   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    菅   井   晋   一        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は27名全員です。定足数に達しておりますので、これ から本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、13番、木村貞雄君、17番、長谷川孝君を指名いた します。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は2名を予定しております。ご了承願います。   最初に、8番、小杉和也君の一般質問を許します。   小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、一般質 問させていただきます。   私の一般質問は3項目ございます。まず1項目めは、予防できる医療についてであります。だれ もが病気にならず、健康に過ごせることを願っています。病気を予防できる方法として予防接種があ りますが、17世紀から18世紀にかけて流行した天然痘に対して、イギリスの医学者エドワード・ジェ ンナーが天然痘のワクチンを開発し、急速に流行が消失していったという歴史があります。1909年に 種痘法が制定されたのが日本の予防接種の始まりで、1948年に予防接種法ができました。現在、予防 接種法に基づいて接種されるジフテリア・百日ぜき・破傷風、麻疹、風疹、日本脳炎、ポリオ、結核 などは、対象年齢の接種費用を公費で負担しています。また、ワクチン接種緊急促進事業により、子 宮頸がん予防ワクチンやHibワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンも公費負担で接種できるようにな りましたが、高齢者の肺炎球菌ワクチンや乳幼児の胃腸炎の重症化を予防するロタウイルスワクチン などは、まだ任意接種のため公費負担がありません。今後は、予防接種の充実が必要だと考えます。   さらに、予防のために医療としては、健康診査の受診率の向上や生活習慣病の予防、介護予防な どの健康支援も大切になってくると思います。これらのことについて、市ではどのようにとらえ、今 後どのように進めていこうと考えているのかお伺いいたします。   2項目めは、公共交通の社会化実験についてであります。市では、平成23年10月から高齢者の生 活交通の確保と利用者に優しい使い勝手のよい公共交通を目指すため、新たな公共交通の実証運行を 開始しました。実証運行は、平成22年度に策定した村上市地域公共交通総合連携計画に基づき、公共 交通空白地域・不便地域の解消と、高齢者等の通院対応を目的として、市内の4地区を対象に運行し ています。運行開始からまだ2カ月しかたっていませんが、この2カ月間の運行状況や実証運行で見 えてきた課題などはありますか。また、今後はどのように進めていこうと考えているのかお伺いいた します。   3項目めは、職員体制と意識・能力向上についてであります。村上市行政改革大綱に掲げる職員 定数改革において、中長期的な視野に立ち、効率的に職員数の削減を進めていくために、職員定数適 正化計画を策定して適正な職員数を目指していることと思います。職員の数ばかり減らせばよいとい うものではなく、新たな行政課題や多様化する市民ニーズに対応できるかということも必要であり、 職員の意識・能力向上は急務と考えます。事務事業の整理・統廃合や職員の研修制度をどのように進 めており、今後はどのように考えていくのかお伺いいたします。   以上、3項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、小杉議員の3項目のご質問につい て順次お答えいたします。   最初に1項目め、病気を予防するために、今後は予防接種や健康診査の受診率向上、生活習慣病 の予防などが大切となってくると思うが、市ではどのように考えているかとのお尋ねについてでござ いますが、予防接種については、効果や副反応に関して専門的な判断が必要であり、健康被害が発生 した場合の補償も大切でありますので、国の予防接種法、ワクチン接種緊急促進事業等の指針を踏ま え、実施に当たっては医師会等のご意見を伺いながら、対象者の利便性も勘案して円滑に実施できる ように取り組んでいるところであります。   健康診査受診率の向上や生活習慣病の予防、介護予防などの健康支援について、本市では健康村 上21計画に目指す姿として、「自分の健康に関心を持ち、よい生活習慣を身につけよう」を掲げ、健 康づくりに取り組んでまいりました。健康診査の受診率向上や生活習慣病の予防については、今後も 健康診査、健康教育、健康相談等の保健事業の充実に力を入れ、関係機関と連携を図り、市民の食生 活の改善や運動習慣の充実等に努めてまいります。   次、2項目め、公共交通の実証運行を10月から開始し、2カ月経過したが、運行状況や見えてき た課題はあるか。また、今後はどのように進めていこうと考えているかとのお尋ねについてでござい ますが、今年度は社会化実験の第1段階として、公共交通空白地域や不便地域の解消と、高齢者等の 通院対応を目的に、路線バスを活用したまちなか循環バスの運行や、馬下から板貝間の延伸運行と新 たな交通システムとして、乗り合い型タクシーの実証運行を行っておるところであります。この2カ 月間の運行状況につきましては、冨樫議員の質問にもお答えいたしておりますが、評価の目安として 設定した基準を下回っているのが現状であります。利用者の中心が高齢者層であることから、きめ細 かなPRと、気軽に利用できる環境づくりが課題として挙げられると思っております。今後は、利用 状況等を踏まえ、運行方法を改善し、できる限り早い時期に実証運行を行っていない地域への展開や、 他の手法の検討などを行っていくこととしております。   いずれにいたしましても、公共交通の実証運行は十分な検証を重ね、地域の実情に適した持続可 能な運行体系と、身近で手軽な市民の足となり得る交通手段を目指していきたいと考えております。   次に3項目め、職員体制と意識・能力向上についてのお尋ねについてでございますが、平成21年 11月に策定いたしました村上市行政改革大綱の職員定員適正化計画では、計画の終期である平成29年 4月1日において、職員総数を733人とし、計画策定時における職員数945人に対し、212人、22.4% の純減を目標としております。このため、毎年度の職員採用者数を退職者数の3割以内とし、計画の 着実な実践を図るとともに、組織再編計画により住民サービスの維持と効率のよい行政組織を目指す ため、本年度大幅な組織改編と、それに伴う事務事業の整理、統廃合を行ったところであります。   議員ご指摘のとおり、減少する職員数の中で新たな行政課題や多様化する市民ニーズに対応する ためには、職員個人の意識、能力向上を図ることは大変重要なことと私も十分に認識をいたしている ところであります。新市誕生以来、職員には改めて合併の事実を踏まえ、さらなる意識の転換を促し、 多様化する市民ニーズの負託にこたえるよう日々の業務に当たってほしいと指示したところでもあり ます。このため、限られた職員数の中で職員個々の能力向上を図っていくことは欠かせないことであ りますから、まず職員が自分の能力レベルを知り、みずから能力開発に努めること。また、組織は適 材適所の人材配置を実現し、職員が能力を最大限発揮できるよう組織力を高めていかなければなりま せん。   このような考え方により、平成21年度から能力開発と事務事業マネジメント改革を目標とした人 事考課制度の構築を進めているところであり、現在職員に対する制度の周知と試行を重ねているとこ ろであります。また、同制度を軸として、従来から行っております新採用から課長級までの職員を対 象とした階層別研修、日々の業務に必要な専門知識や技能の習得を図るための専門研修などの有効活 用を図り、今後とも職務遂行能力の向上と、職務に対する意欲向上を図っていきたいと考えておりま す。これからも職員数の削減を進めていくこととなりますが、職員定員適正化計画の前期計画が終わ ります平成24年度には、これまでの取り組み内容等を検証し、後期計画をお示しすることとしており ます。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、再質問いたします。   まず、市長に伺いますが、予防接種に対する市長自身の思いとか考え方をちょっと教えていただ きたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 予防接種は、先ほど申し上げましたように、やはり当然必要なことでありま すし、いわゆる予防接種をすることによって、罹患したとしてもそんなに重症にならないというよう なこともありますし、当然これからインフルエンザ等があるわけでございますけれども、それらをや ることによって軽症で過ぎるというようなことでありまして、非常に予防接種は大切な病気予防の一 つでありますし、また健康保険にも大きく影響してくるわけでございますので、積極的に取り組んで いく必要があると、そのような認識を持っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 国の予防接種法では、「疾病に対して免疫を得させるため、疾病の予防に有 効であることが確認されているワクチンを体内に注射し、または接種すること」と定義されておりま す。ワクチンによって病原体の感染の影響を防いだり、やわらげたりすることができて、市長も今大 切なものであると、重症にならないというような答弁がありましたけれども、伝染病の抑止にも最も 効果的というようなことが言われております。あと健康保険にもということで、行政とか、私たち議 員はどうしても健康保険の決算とか見ますので、その辺コストパフォーマンスが高いというのでしょ うか、その病気になったときに重症が予防できれば医療費が下がるだろうというようなことも、私た ちはどうしてもその辺考えてしまうのですけれども、やっぱり病気にかかった本人です、特に子供と かの場合は大変です、つらくて。ましてうまく話せない子供に至っては、もうどうしていいのかわか らないと。それを見ている親もすごく大変だというようなことがございます。   麻疹というのでしょうか、はしかは2012年までに排除することを厚生労働省が麻疹に関する特定 感染症予防指針で示しております。高熱が出て、合併症の肺炎や脳炎で死亡することもあり、予防接 種を忘れないようにと、市報のほうに出ていますよね、12月号の、やはりこういったこともPRの中 で大事なのかなと。あと過去の市報もひいてみましたら、2009年の1月にもです、麻疹の危険性とい うのでしょうか、そんなこともPRされていました。   子宮頸がんの予防ワクチンや乳幼児の細菌性髄膜炎を防ぐHibワクチン、小児用肺炎球菌ワク チンも、平成24年3月31日まで公費負担で接種できるようになりましたけれども、今子宮頸がんの予 防ワクチンの取り組みがあるのですけれども、この接種率についてちょっとお伺いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(遠山たつ君) お答えいたします。   今中学1年生、中学2年生、中学3年生、高校1年生ということで、子宮頸がんワクチンの接種 をしているところでございます。6月、7月、8月、9月までのところで、中学1年生につきまして は83.2%が1回目の接種をしたと。中学2年生につきましては70.1%、中学3年生につきましては70 %、高校1年生につきましては50.3%が接種をいたしました。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私は、もう少し高いのかなと思っていたのですが、思ったよりもいっていな いのかなと思います。3月31日まで国の助成が決まっておりますけれども、来年度以降の方向性につ いては何か出ているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(遠山たつ君) 国のほうからは、その後どうするということの連絡が全く来ており ません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) もう一つ伺いますけれども、県外で乳幼児の死亡例を受けまして、一時中止 して、死亡との因果関係が確認されずに、安全上問題がないとして再開されたHibワクチン、小児 用の肺炎球菌ワクチンの接種率はどんなになっていますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(遠山たつ君) Hibワクチンにつきましては、一時死亡例がありました関係で、 接種率がどうなるかということだったのですが、6月、7月、8月、9月までの分で今のところ対象 者の人につきまして、2カ月から7カ月までの子供につきましては51.7%が受けたと。それから、7 カ月から12カ月までの子供さんにつきましては、48%が受けましたということです。1歳以上の子供 につきましては、1回の接種でいいということになっておりまして、こちらのほうはちょっと低くて 22.6%という状況です。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今課長から答弁あったのが、6月から9月ですよね、両方とも。9月以降、 10月、11月の動向みたいなのはどんなになっているかちょっと教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(遠山たつ君) お医者さんのほうから接種受けましたということで請求が来るのが ちょっと次の月というか、おくれて来るものですから、はっきり把握しているのがそこまでというこ とですけれども、赤ちゃん健診などで状況を見ておりますと、結構積極的にその後受けているようで ございますので、かなり率は上がるのではないかというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長、今数字出てきていましたけれども、これ聞いていかがお思いでしょう か。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いかが思うかということでございますけれども、私も全国でどのくらいの 方々が接種しているのか、あるいは新潟県でどのくらい接種しているのかというようなことを把握し ておりませんので、それに比べて村上市はどうなのだというようなことは、今答弁できませんけれど も、子宮頸がんワクチン等については、中学校1年生で80%というのはかなりの高い率でやっている のではないかなと。恐らく予防接種といいますのは、自分みずからが進んでいくということではなく て、家族あるいは保護者がこういう予防接種があるから受けなさいと、受けに行こうというようなこ とではないのかなと、そのように考えておりますので、やはり保護者に対してのPRということでは ないですけれども、連絡等をこれからやはりもう少しやっていく必要があるのではないかなと、その ように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 先ほど課長から、来年国の動向が子宮頸がんのワクチンについては定まって いないということですけれども、今中学校1年生まではそういった制度があるのですけれども、例え ば今の小学校6年生になって、来年から全くありませんよという形で考えるのか、市長としてはこの 辺どうお思いですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今、ワクチンのお話でございますけれども、補助事業というのは何でもそう なのです、一番私どもが頭を悩めるところなのです。国は5年間なら5年間、3年間なら3年間の補 助事業やりますよと、補助をつけますよと、その後は知りませんよということになっているわけです。 話違いますけれども、例えば農地・水もそうです、5年終わったからどうなるかという、まだわから ないわけですけれども、そういうようなことになってきますと、その補助の分を自治体負担でやらざ るを得ないというようなことになってきますと、非常に財政負担が大きいというようなことでありま すので、まず第一義的には、当然のことながら継続をお願いしていくのが私どもの一番の第一義的な 仕事であると。もしどうしても国、県が受け入れないというようなことであれば、その次に、では市 はどうするのだというようなことを考えていかなければならないなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今言われましたように、いろいろな手法と順番あると思いますけれども、や はり今の小学校6年生以下の女の子のお子さんをお持ちの保護者の方にしてみれば、何で自分の子供 だけというようなことがありますので、ぜひともそういったことを考えていただきたい。あと国のほ うにもぜひ言っていただきたいと思います。よろしくお願いします。   それから、高齢者の肺炎球菌ワクチンについてです。私の3月の定例会で市長の答弁が、1,700 万ぐらいの助成ならば、金額的にはさほど苦にならない、苦になるような金額ではないと。これから 担当部局と検討してまいらなければならないというふうに答弁をされています。どんなふうに担当部 局と検討されましたでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) これから予算編成に入りますので、できればお年寄りに対する肺炎ワクチン については非常に効果的であるというようなことも言われておりますので、できる限りできるように、 そういうような話し合いを進めてまいりたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 前向きな答弁で、ぜひ進めていただきたいなと思います。   それからです、乳幼児の胃腸炎の重症化を予防するロタウイルスワクチン、これ答弁書に書いて あるのですが、市長どんなワクチンかあれでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 詳細については、詳しき知識は持っておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 乳幼児の激しい吐き気や下痢の原因として、最も頻度が高いのがロタウイル ス胃腸炎だということです。重症化すると極度の脱水症状や脳炎などを起こし、重症化すると命にか かわることもあるという病気を予防するワクチンだと。ことしの7月にです、国内初の認証を受け、 この11月21日から発売されています、日本では。ただし、世界では120カ国でもう実績があるのです。 注射ではなくて、口の中に含ませる内溶液ということなので接種しやすいと。それから、日を改めて やらなければいけないかということも私ちょっと調べてみたのですが、小児用の肺炎球菌などのワク チンとも同時に接種できるということです。ロタウイルス胃腸炎は、5歳までにほぼ100%の子供が かかり、多くは3歳前の目の離せない時期にかかると。家族がつきっきりで看病しなければないと、 保護者の負担も大きいのだというようなことが言われております。また、岡山大学の森島教授のデー タによりますと、小児の脳炎、脳症の発生原因の4%がロタウイルスによるものだと。かなりこうい った意味では重症化になると大変だと。また、このワクチンで92%以上の人が重症化を防ぐ効果があ ると、国内の臨床試験のデータから言われておりまして、大変効果のあるワクチンだと思います。た だし、任意接種なのです。生後6週から24週で2回接種して、この費用が2万数千円かかるそうなの です。   村上市、今生まれる子供の数400人ぐらいです、それを仮に公費で負担するとすると約1,000万か ら1,200万。市長、前の一般質問の答弁でも、定住のまちづくり、若い人が住みたいまちづくりにす るためには、医療、教育、安全に力を入れていかなければならないというようなことを言われていま す。課長の答弁でも、単年度10億の赤字があると。こういったものは政策的なもので、医療に優しい というのでしょうか、子育てに優しいというのでしょうか、そういったことも一つの政策の一つにな り得るのではないかと私は思います。こういった制度をぜひつくっていただきたいと、そういうこと を提案したいと思いますけれども、市長は今の説明を聞いてどんなふうに考えますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 非常に少子化が進行する中で、生まれてきていただいた子供は宝です。それ を大事にしなければならない、その気持ちは私は感じております。しかしながら、反面幼児虐待とか 小児虐待なんていうのも起きているわけでございますけれども、いずれにいたしましても、生まれて くる子供に対して、やはり手厚い保護、手厚い助成を、それは国がするべきことで私はあると、その ように考えておりますし、また国、県、そして自治体が三者一体となってそういう取り組みをしてい くことによって、いわゆる少子化対策の一環にもつながってくるというようなことでありますし、ま た生み、育てる意欲もわいてくるというようなことでありますので、心情的には当然のことながらや っていくべき事業であると、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 先ほど副作用という部分がありましたけれども、国の承認を得たものであれ ば、予防接種法に指定されている補償とはちょっと違いますけれども、予防接種健康被害救済制度と いうものもございます。ぜひ前向きなお考えをしていただきたいと思いますけれども、では確認です けれども、市長としてはこういう制度は国がするのが当然だと思うけれども、つくりたいと、つくる べきだと、そんなふうにお思いだということでよろしいですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そこまではいっていないです。そこまではいっていなくて、いわゆる国が積 極的に推進をすべきであるし、またいわゆる副作用が出たときには、だれがどうやって、どこで面倒 を見て補償するのだというようなところをしっかりと制度化した上で予防接種に取り組むべきだと、 そのように考えておりますので、そういう点で私も前向きに取り組んでいきたいと、そういうことで あります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 前向きにというのは、いろいろ取り方ありますけれども、気持ち的にはどう なのだということを聞いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 気持ち的にはです、先ほど来申し上げておりますように、生まれてくる子供、 非常に大切であります。心情的には、何でもやってやりたいというのが心情的な気持ちでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それとです、健康診査の受診率の向上も予防医療にとっては有効であるとい うようなことを思います。第1次村上総合計画の中のデータからちょっと引いたのですけれども、胃 がんの検診の受診率、平成22年で21.5%、肺がんが65.2%と私読み取ったのですけれども、違います、 その資料は春にいただいたこれですね、青い、すみません、ここから引いたのですけれども、第1次 村上総合計画の中では平成24年度の目標値、これ胃がんが26%、肺がんが70%という数字に出ていま す。受けやすい検診の整備を進めていくというようなことも言われていましたけれども、目標値に近 づけるため、どのようなことを今考えておられるのか。平成22年で21.5、24年で26まで上げなければ ならないわけです、胃がん検診でいけば。その辺はどんなふうにお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(遠山たつ君) 私どもも何とかこの受診率を上げたいというふうに考えておりまし て、今年度でございますと、春の受診状況を見まして、もう少し何とか上げたいということで、秋に 土日も含めて4日間ほど申し込んだのだけれども、受けなかった人に個別に案内を差し上げて、もれ 者検診をさせていただきました。約300人ほどの方が受けていただきまして、その分を補正させてい ただきたいというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 大変いい取り組みだと思います。ぜひともいろいろ数字が上がっていくと、 自分の健康は自分で守るのが普通なのですけれども、市としてもそういった取り組みをすることによ って、皆さん元気で生き生き暮らせるような村上市にしたいと。市長も、ぜひそういった支援の部分 が出てきましたら前向きに考えていただいたり、ぜひ市長みずからPRするような形で取り組んでい ただければなと思います。   次に、公共交通について伺います。市長に伺いますけれども、公共交通にとって何が一番大切で しょうか、市長が考えるのは。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 交通弱者と言われているような人がより使いやすい、より自分の行きたいと ころまで身近なところから行ける、そういうようなものが一番大事だと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 日本の公共交通は、本当に時間が正確だと、外国に比べてです、というよう なことも言われています。その辺課長に伺いますけれども、こちらチラシが出ています、時刻表も入 っております。この時刻表どおり、このコースどおりに、まちなか循環バスの件ですけれども、ちゃ んと運行されていますでしょうか、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(板垣純一君) 私も何回か乗っておりますし、時間どおりに動いているというふう に認識しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 課長の認識はそういう認識ですね。うちの前通るのです、まちなか循環バス。 時間がちょっとばらばらな、日によってばらばらなときもあります。大体時間どおりいってです、遅 いというのはまだわかるのです、5分も早いと乗りたくても乗れなかったという場合があるのです。 そのドライバーさんによるのかわかりません。ちゃんとバス停で待ってです、時間調整している日も あるのです。やっぱりこういった時間を見て乗っていくと思うのです。そういうこともきっちりと、 またさらに検証していただきたいと思います。   それと、運行方法等改善していくというようなことをいろいろ言われていましたけれども、いつ ごろ、どんなふうな形でデータとかを収集して改善していくのか、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(板垣純一君) 今現段階でもかなり利用者、また市民、交通事業者等から意見、要 望をいただいております。そういったのを整理をしながら、また今後、来年入りまして2月に協議会 ございますので、中間的に、23年度の中間検証という形で評価基準に照らし合わせた数値とか、総合 的な検証を行って、今後の改善点、課題を検討し、24年度につなげていきたいと。それから6カ月後 の、新年度入りまして23年度の検証を総合的に行って、24年度の改善につなげていくという形をとり たいなというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今いろんな声があるというふうに答弁ありましたけれども、例えば具体例と して、今ここで挙げることできないのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(板垣純一君) たくさんあるのですけれども、1つは、細かいところで言えば、予 約制度があるわけですけれども、予約を当日できないかとか、それからまちなか循環バスのバスがワ ンステップバス、いわゆる床の低いバスにできないかとか、それから両回り、今時計回りしています けれども、そういった両回りはできないかとか、それからいわゆる利用しやすいフリーパス、そうい ったものもできないかとか、それから買い物支援の拡大ができないかとか、いろんなそういう要望、 意見がございますので、それらを整理をして、できるものから、急ぐものからやはり改善をしていか なければならないというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私もいろいろ市民の方からお話を伺うのですけれども、これについてどうか ということではなくて、私が聞いた話をちょっとお知らせしておきます。まず、まちなか循環バスの 件でちょっといきたいと思いますので、月曜から金曜の運行ですよね、それがやっぱり観光の時期に なると、土日というような声があって、何で土日に運行していないのだというような声も中にはあり ます。まちなか循環バスというような、こういうのが張ってあると、余り見ないのです、月曜日から 金曜日というのは。こういうのがあるものだというようなことで考える人も中にはいるようです。金 沢とか、ああいった大観光地になりますと、毎日循環でやっていますよね、そういったイメージで思 われるのかもしれません。そういう土日の運行の要望もあると。特に市街から来られた方です、そう いったものもあります。   それから時間が、ちょっと聞いた話だとわかりやすいようにということで8時半、9時半、30分 の出発になっているようですけれども、やはり今後考えていく上で、どうしても利便性を考えるべき だと思います。覚えてもらうというのも一つだと思うのですが、例えば8時半のに乗っていきますと、 村上駅8時49分発の新潟行きがあるのです。例えば新発田病院に行っている方、こういったバスがあ ってよかったなと思っても、出てしまうのです、着くと同時に。それから8時30分、これも9時53分 に各駅停車が出ます。間に合わないことはないですけれども、4分違いですので、高齢者の方なかな か難しいと。例えばこれが8時15分、9時15分とかに出るのであれば、瀬波病院行くのにも間に合う のです。そういった声もあります。   それから、先ほど課長言われましたけれども、一方通行の方向なので、両回りだといいという意 見もあります。ただ、私終点はこれ村上駅になっているのですが、回っていった人、病院行く人も多 いわけです。回っていって、駅まで行ってしまうのです、村上病院とまらないで。私、その後どうさ れるのかなと思って見ていましたら、営業所に帰るのです、バスが、時間がいっぱいありますから。 どうせだったら通るのであれば、駅に寄って、終点が村上病院というような形もとれると、そしたら 乗れるのになというような声もあります。   それから、これも市外の方からなのですが、前ルネッサンス号があったときに、イヨボヤ会館の ほうまで行っていたのです、こういうルネッサンス号。何でイヨボヤ会館のほうまで回らないのだと いう声もあります。それから、高齢者の生活実態ということですが、二之町、三之町のほうってわか りますよね、課長、結構高齢の方が多いのですよ。このときには通っていたのです、乗っていた方も いらっしゃる。だけれども、何で通らないのだと、公共でやっているのに、高齢者のためと聞いてい るのに何で通らないのだというようなことの意見が来ています。そういったこと、まずいろんな声が あったということで聞いていただければと思います。   1つ質問ですが、ルネッサンス号とかばかり出してあれですけれども、こういった車両です、結 構目立っていたのです、ボンネットバスで。周知するというような意味では、ああいった車両が使え るのであれば、そういったものも使ってあわせてPRしていくという方法もあるのですけれども、ワ ンステップバスではないですけれども、市民の方に理解してもらうという部分では、そういったルネ ッサンス号の車両とかの利用もしたらどうかと思いますけれども、その辺については何か検討されて いますでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(板垣純一君) ルネッサンス号については、今あいていると、NPOの所有という ことは知っておりましたけれども、この総合連携計画の策定をして、その後にそういうルネッサンス 号の運行を休止したということですので、一応今段階ではその計画に基づいてやっていますので、ル ネッサンス号の活用については、そういう今後のいわゆる観光との連携等についての中で検討してい きたいなというふうには考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひPRという部分で、そういったのは皆さんに注目していただけると思い ますので。先ほど苦情的な部分の意見を治といろいろ挙げましたけれども、ただ空白地域の解消とい うことで、南町、山居町のほうのお年寄りの方は、例えば市役所に来たときに、市役所から乗ってい くとか、結構今までコースがなかったのだけれども、ありがたいという声も中には聞いております。 それから、多分神林便だと思うのですけれども、私もちょっと病院行ったときに、11時半ごろでしょ うか、そっちの方面行く方ということでタクシーの運転手さんがロビーの中まで入ってきてPRして いたのです、わざわざ。そういった取り組みというのは非常に大切なのだなと思いますので、ぜひそ ういった部分を続けていただきたい。悪いことばっかりでもないので、そういったこともいろいろ含 めてやっていただきたい。   今4地区ですけれども、朝日地区、平成24年からやるというようなことで話は出ておりますけれ ども、その辺きちっとやるのか、どこまで朝日地区の準備が進んでいるのかお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(板垣純一君) 9月の協議会の中で方針を出しました。4月から朝日地区において 病院の帰宅の対応をしていきたいと、今神林地区でやっていますけれども、それをモデルにして、神 林のものをモデルにしながら朝日地区でやっていきたいと。ただ、具体的に何便、時間、そういった ことについては、今2月の協議会の中で再度確認をしてPRをしていきたいというふうに思っていま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そうしますと、朝日地区の運行は4月1日ということでよろしいのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(板垣純一君) 1日になるか、そこも確認して、4月早々にということで、4月か らということでいますので、その辺も2月の協議会で決定をさせていただきたいなと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 4月早々にと1日では全然意味が違いますので、その辺のところ準備できる 部分は今準備して、協議会で承認をいただいて、4月1日からぜひとも運行できるように、その辺の ところは進めていただきたいなと思っております。しっかりと検証して、使い勝手のいい公共交通に していただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。   次に、職員研修等について伺います。市長は、市の職員の方にどういうことを求めておりますで しょうか。市長が考える市の職員の方ということで、先ほどちょっと答弁ありましたけれども、どう いうことを一番求めておりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、職員にはいろいろな場面で、この地域において職員の皆さんは頭脳集 団であるということを言っております。頭脳集団であるわけでありますので、やれないことはない、 積極果敢に職務に取り組んでいただきたい、そしてモチベーションを上げていただきたい、そういう ことを常日ごろ言っておりますし、綱紀粛正はもちろんでございますけれども、そういうことを申し 上げております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 3月の平山議員の答弁にも「頭脳集団である」と、それとあとオピニオン リーダーになってほしいというようなことも述べられております。ほかの市の市長さんのいろんなコ メントを見ますと、サービス業の従業員でもあるのだと、市民サービスの従業員でもあるのだと、そ ういうようなことを言っておられる方がいらっしゃいます。   ここに23年度の市町村職員研修実施計画というのがございます。先ほど階層別研修、専門研修と いうようなことの答弁がありましたけれども、こちらのほうに研修に行かれているのでしょうか、総 務課長いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務課長(齋藤甲三君) 階層別専門研修につきましては、市町村総合事務組合が主催するものと、 新潟県自治研修所が主催するものとございまして、そちらのほうに計画的に新採用から課長級におけ る職責に関する研修、また能力開発のための政策、それから法制執務、税務、そういったものの専門 的な研修、そういったものに毎年受講させていただいております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) こちらの最後のほうに、新潟県市町村総合事務組合でやっている研修のやつ です、この最後のほうに市町村別の参加人数が載っているのです。一概には言えないかもしれません けれども、新発田市なんかすごく多いですよね、意識の差なのかどうなのかわかりません。村上市が 少ないのかどうかというのはちょっとわかりませんけれども、新発田と比較したらすごく村上は少な い。この研修は強制でしょうか、希望者でしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務課長(齋藤甲三君) 階層別の研修につきましては、その立場になった、係長に昇格とか、課 長に昇格とかというような方には必ず受講していただくということで、私どものほうで指名をさせて いただいております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 専門別はどうなのですか。 〇総務課長(齋藤甲三君) 専門別の研修につきましても、その年々の配置におきまして、税務課の ほうに配置があった場合については税務の研修を受けていただくとか、また今中心に考えているのは、 特に法制執務、条例規則等の改正に伴う研修については〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕非 常に不足しておりましたので、そこらについては全般的なところに受講させるよう心がけております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 研修してきた成果とか、その報告書みたいなのはつくるのかもしれませんけ れども、その辺研修してきたものをどういうふうに生かしているのか、そういうシステムがあるのか。 例えば報告書のようなのは市長まで上がるのか、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務課長(齋藤甲三君) 議員おっしゃるとおり、報告書を作成していただきまして、市長まで見 ていただいております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 研修してきたものを生かすシステムがあるのかどうかというのを聞いたので すが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務課長(齋藤甲三君) その具体的なものについては、昨日もありましたように、職員からのみ ずからの業務に対する改善、対する取り組み、また提案制度もございますので、そういったところに 効果が出ていただければと思いますが、残念ながら日々の改善につきましては、それぞれ業務の中で 進めておりますので、まだ目に見えた形ではなっておりませんが、業務の改善の一案には職員の提案 も取り入れられていると、そういうふうに認識しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 11月のごちそう祭りのときに、おもてなし講座というのをやったのです。そ ういうのを受けることによって、応対の統一性がとれるというのでしょうか、そういったものを私も 感じたものですから、民間のとイベントのでは違うかもしれませんけれども、その辺市役所の中の本 庁、支所、課を問わずです、統一した応対の訓練なんかも必要なのではないかと思うのです。民間で はそういうことは当たり前です。   それと、村上市の人材育成基本方針にも職場外研修の推進というのが載っています。民間企業に 派遣して実施する研修というようなことが書いてありました。私は、民間での研修なんかも必要だと 思うのです。その辺はいかがでしょうか、市長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然民間のノウハウ、非常にすばらしいものがありますので、派遣はもちろ ん必要だと考えております。さっき言うのを忘れましたけれども、もう一つ、いつも職員に口酸っぱ くなるほど言っているのは、サービス業であるということも忘れるなと。朝あるいは日中、来庁者と 会ったら「おはようございます」「こんにちは」、もしどこ行くかわからないような人がいたら案内 してやりなさい、それはもう年がら年じゅう言っておることなので、そういうことを身につけること はごく当たり前のことであるというふうに考えておりますし、また先ほど来お話しありますように、 職員が研修行った場合には、私のところに報告書が来まして、私も見させていただいておりますが、 非常によく頑張っているということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 課長に伺いますけれども、現在のところはそういう民間の研修があるのでし ょうか。今市長は、どうしても大事だというような考え方ですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務課長(齋藤甲三君) 現在は実施をしておりません。ただ、その必要性につきましては、市長 が答弁いたしておりますので、今後どのような形が実現可能か、研究、検討させていただきたいと思 います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 組織をいじるだけが行革でもないと思います。意識の向上、市長も大事だと 言われていますけれども、そういった向上も大事だと思います。民間での研修というのは、多分こう いう専門的なところでの研修は、ギアを磨くような研修だと思うのです。民間での研修というのは、 ちっちゃいかもしれないけれども、一つそこにはギアをつくると。そうすると、いろんな対応ができ るようになると、私はそんなふうに考えるのです。ぜひともその辺、民間での研修というものも取り 入れていただきたいと思いますが、最後に市長、お願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然民間の研修になりますと、新しい感覚、新しい発想が生まれてくるはず であります。当然行政と違った組織体制をやっているのが民間でありますので、それらを感じ取って いくには一番いい機会であると、そのようにとらえています。 〇8番(小杉和也君) 以上で一般質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。           午前10時52分  休 憩                                                        午前11時04分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、1番、板垣千代子さんの一般質問を許します。   板垣千代子さん。           〔1番 板垣千代子君登壇〕 〇1番(板垣千代子君) おはようございます。公明党の板垣千代子でございます。議長のお許しを いただきましたので、私の一般質問をさせていただきます。第4回定例会の一般質問の最終日、最後 の一般質問でございます。お疲れのことと思いますが、おつき合いのほどよろしくお願いいたします。   私の一般質問は3項目となっております。1項目め、ヘルパーの養成講座について。現在、介護 を必要とする方が年々ふえており、市民からもこの件の相談が多くなっています。高齢者の気持ちや 介護をする際のコツなど多くの市民に知っていただくため、市ではヘルパーの養成講座を開催する考 えはありませんか。   2項目め、買い物弱者について。このことについて以前にも質問をさせていただき、今回で2度 目の一般質問となります。ことし8月に市内のスーパー6店舗閉店したことから、市内でも買い物弱 者がふえています。このことについて、市ではどのような対策をお考えかお伺いいたします。   3項目め、冬期間における通学路の除雪について。冬期間の通学路の除雪について、父兄や地域 の方々から相談を受ける季節となりました。冬期間における通学路の除雪については、歩道があって も除雪がされていないため歩くことができず、やむなく車道を歩いている子供たちの姿を見かけます。 このことについて、学校での対策や指導、考えをお伺いいたします。   以上です。市長答弁の後、再質問をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、板垣議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、市ではホームヘルパー養成講座を開催する考えはないかとのお尋ねについてで ございますが、ホームヘルパーの養成講座を開くには、県の指定事業所となることが条件となってお り、専門の養成機関、介護関連事業所が年に数回実施しているのが現状であります。ホームヘルパー 2級の資格は、講座を受講するだけで取得可能ではありますが、本市が養成事業所の指定を受けるの は難しいことから、養成講座を今のところ開く考えはございません。   次に2項目め、買い物弱者への対応について。市ではどのような対策を考えているかとのお尋ね についてでございますが、板垣議員のご指摘のように、8月の地元スーパーの閉店については、地元 や近隣の消費者、生産者にとって大きな影響を受けた大変残念な出来事でありました。特にスーパー 等の店舗が少ない地域においては、日用雑貨、生鮮食料品の購買については、遠くの店舗まで足を運 ばなくてはならず、車の運転ができない高齢者にとっては非常に重大な問題となっておりました。全 国的にも買い物に支障を来している、いわゆる買い物弱者や、東日本大震災被災者への対応のため、 大手コンビニエンスストア等による移動販売や、インターネットを利用した販売を展開しているとこ ろではありますが、残念ながら本市や高齢者にとっての利便は期待できそうにない状況でございます。   このため本市といたしましては、イオン村上東店、村上プラザ無料シャトルバスのバス停増設を お願いいたしたところ、早速9月12日から肴町に1カ所バス停が増設され、市民の利便が図られてい るところであります。また、あわせて当初商工会等を通じまして、何とか出店依頼をお願いしたとこ ろでありますが、関係者のご尽力にもよりまして、閉店した4店舗において新たな経営に向けた動き があるやに聞いておりますので、期待をいたしておるところでございます。   さらに、10月から実証運行しております乗り合い型タクシーに対し、店舗等への行き先要望もご ざいますので、各タクシー会社との協議を進め、できる限り早く運行が可能となるよう詰めてまいり たいと考えております。   なお、現在各地区で協議を重ねております市民協働のまちづくり組織についても、各地区の状況 に即したまちづくりが進められると確信しているところであり、事業の中においては高齢者への支援 や、買い物弱者への対応など、地域で支え合う地域づくりに大きく貢献できるものと期待しておりま す。   いずれにいたしましても、買い物弱者だけではなく、本市の少子高齢化対策は喫緊の課題であり ますので、市民と行政がお互い知恵を出し合い、共同により問題解決に当たっていく所存でございま す。   次に3項目め、冬期間における通学路の除雪については、教育長に答弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは3項目め、冬期間における通学路の除雪についてのお尋ねについ てでございますが、通学路の除雪作業につきましては、国、県市道のそれぞれの管理者が実施してい ることから、教育委員会といたしましても市の担当課等を通じて通学路の安全確保については万全を 期していただくようお願いしているところであります。また、各学校に対しては、これまで校長会を はじめ、さまざまな機会をとらえて降雪後の通学路についても随時安全点検を行い、登下校の安全確 保を含め、冬期間の事故防止に一層努めるように指導の徹底を図っているところであります。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ご答弁ありがとうございました。   それでは、1項目めのヘルパーの養成講座についてから再質問をさせていただきます。このヘル パーの講座、介護をなさっている方の講座ということになるかと思いますが、私も実家の父が脳梗塞 で倒れましたときに、実家は父と兄の男2人暮らしでした。それでまた、実家のほうでは農家でした ので、稲刈り時期になったときに、では私が父を稲刈りが終わるまで預かりますよということで預か ったのですけれども、本当にそのとき介護の知識が何もなかったので、おむつ交換、また入浴、食事、 どのような食事をつくればいいのかも本当に皆無でした。そのとき、おむつ交換をしたときにも私も 力づく、汗だくになって交換をしたわけですけれども、ふと父の顔を見ると、父も苦しそうな顔をさ れているのです。いかに私がおむつ交換が下手だったかということを痛感いたしました。これでは大 変だと思いまして、なるべく早目にと思いまして、介護の養成講座を受けて、それから少しずつ介護 にもやはり専門用語というものですか、そういう言葉もありまして、その後父は施設のほうに入所を したわけですけれども、その施設に入所した後、また介護の専門用語的なもので説明をされてもちん ぷんかんぷんなところもございまして、また私のころは3級の講座を受け、2級の講座を受けるとい う時代でしたので、2級講座もどうしても必要だなと思いまして、受け、また父の介護を通していろ いろな勉強をさせていただいたわけですけれども、その講座の中で高齢者の気持ち、体の動きという ものを勉強させていただいて、それまでの自分が感じていた高齢者に対する気持ちが目からうろこが 落ちるというような形で、なるほどというものを得ることができました。   また、父が入所した後、いろいろな手続がありますけれども、説明をしてくださる施設の職員の 方の説明もそれなりにわかって、次に進めることができたというものがありました。私がこの2級ヘ ルパーを取ったのが10年前のことです。この10年前に取った、講習を受けたところが朝日地区の医療 法人佐藤医院のほうで受けました。山北の徳州会さんのほうでも1度ヘルパー講習をなさったという ことを聞いておりますが、それ以来講習はされていないというふうにお聞きしております。なぜかと いいますと、やはりこの講習には職員の時間を割いて、また講習される方のことを考えて夜の時間に 講習会を設けるので、その赤字に等しい施設のほうの取り組みをされているということも伺っており ます。この朝日地区の佐藤医院さんのほうでも、平成10年から講習を春と秋、2回行っていらっしゃ います。この2回で募集される人数は25人、多いときは30名というときもあるというふうにお聞きし ております。料金として6万3,000円がかかると。2級ヘルパー、今は3級がなくなりましたので、 2級ヘルパーを取るためには、やはり2カ月、3カ月近い期間が必要になってきます。   そういう時間とお金がかかるという部分もありますけれども、この佐藤医院さんのほうでは、今 現在、平成10年の3月26日の日から講習を始められて現在まで、23年の6月までで701名の講習の方 を送り出したというお話を聞いております。佐藤医院の院長先生は、とにかく1,000名になるまで頑 張ろうという気概で、職員たちにも話をしていらっしゃるということをお聞きしております。本当に これから先、また5年先、10年先を考えたときに、高齢者が多くなる、その中でいつも市長がおっし ゃっているように、新しい施設をつくると、その分介護保険のほうに負担が回っていくというお話も あります。また、高齢者の方たちが施設に入りたいのかというと、そうではないのです。自宅で介護 していただきたい、自宅で、一日も長い期間、自宅にいたいという思いが多いのです。その中で、私 としてはやはり自宅介護をするおうちの方たちの負担を少しでも軽減する、それこそ介護される高齢 者の方たちも、一日も長く自宅で介護をしていただきたいという、その気持ちを大事にしたいという ことで、この介護養成講座というものを何とかできないものかということにつきまして、介護高齢課 長のほうにご相談に伺いました。   その中で、やはりただいま市長が答弁されたように、市としては無理があるというお話も聞いて きましたけれども、でも無理があるのですけれども、ではどんなことをすれば可能になるのかという ことをやはり探っていかなければいけないものと思っております。その中で、朝日地区のほうではこ の佐藤医院さんのほうで年に2回講習をされているということで、これからも続けていくというお話 でしたので、何とかこちらのほうで講習を受けたいという市民の方たちの養成を市としてバックアッ プをしていただきたい。基本的には、1万円でも2万円でも助成をしていただけないかということに なっていくかと思うのですが、そのことについて市長、ご答弁お願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいまのホームヘルパーの2級講座ということでございまして、本当に佐 藤医院さんには頭の下がる思いでございます。私も開講式には必ず行って、頑張っていただきたいと いうようなことを申し上げております。行きますと、高校卒業見込みの方あるいは板垣さんみたいな、 大変失礼ですけれども、ちょっと高齢な方もいます。そういう中で非常に頑張っているなという意識 を持って帰ってまいります。基本的に介護というのは、私は在宅介護が基本であるという姿勢には大 賛成でございます。そうできないから、今施設介護にいっているわけでございますので、基本的には やはり自分の家族が在宅で介護しながら見届けるというのが一番理想であります。そのようなことか ら、ホームヘルパーをいっぱい養成して、在宅で派遣をして、いわゆる家族の労働というか、家族の 介護を軽くしてやるということが非常に重要であります。ただ、そこに介護の2級ヘルパーとるとこ ろに市が補助金を出すということになりますと、ちょっとこれから調べてみないと何とも言えません ので、それは今答弁を差し控えさせていただきますが、心情とすれば、そういうことをやってでもや っぱりいっぱいヘルパーをふやして、そして在宅介護をやっていただくというのが一番いいのではな いかなと、そのようには考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) この市役所の玄関口に、毎たびハローワークのほうの求人募集の用紙が置 いてありまして、私も毎たびいただいて、どのような求人があるかを調べております。その中で、ほ とんど毎たびのように求人募集があるかというのは介護士さん、看護師さんの2種類の募集は毎たび のようについております。この中でやはり施設のほう、またデイサービス、またホームヘルパーの方 たちをたくさん募集をしていても、なかなか来ていただけないという施設のほうの苦しい事情もあり ます。   また、自分のところで介護なんていうのはまだまだというお考えも市民の中にはあるのかもしれ ませんけれども、実際私の父のように、脳梗塞で突然ある日倒れて必要になるということが多々ある かと思います。その中で、では倒れたからすぐに講習受けられるかといえば、そうではないのです。 しばらくの間、本人、家族、大変な思いをしながら介護の生活が始まるというようなことがあります。 脳梗塞で倒れますと、病院のほうでしばらく一、二カ月は病院の生活をしますけれども、結局自宅に 帰ってくるということになりますし、そのときにこの介護の知識があるとないとでは大きな違いが出 てくるかと思います。   また、私が介護の資格、勉強させていただくときには、高校生の方も、高校生の男の子も一緒に 勉強させていただいたり、定年をされた男性の方も一緒に勉強させていただいたということもありま す。本当に年齢を問わず、この介護の知識というのは必要になってきます。   また、佐藤医院さんのほうでは、高校生の夏休み、高校生に対しての就職、または進学の一助と なればということで、この講習会を開いているということなのですけれども、状況的に介護の仕事と いうのは3Kと言われているほどなかなか仕事として大変な仕事なのですけれども、生活に見合わな いお給料ということで、なかなか仕事に入ってもやめざるを得ない人が多いというふうに聞いており ます。   その中で、この給料体系については、国の施策がこれからは大切になっていくかと思いますが、 その中でも実際自宅介護をするとなりますと、そのお宅の主婦の方がすることになっていきますので、 その方たちに少しでも知識を得ていただきたい、介護のコツを覚えると本当に楽にできます。また、 介護をされている方に対しての思いやりも出てきます。声かけ、言葉遣いなども大きく変わってくる のではないかと考えておりますが、その点について介護高齢課長、よろしくお願いいたします、ご答 弁を。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) ヘルパーさんの重要性等については、議員おっしゃるまでもなく私 のほうでも十分考えておるところでございます。   それで、今ほどの講座に関しましてはいろんな問題がありまして、市で取り組むにはやっぱり無 理があるというところでございます。では、しからばどうするかということになりますが、やっぱり 一番のところは、議員もおっしゃっていましたが、高齢者の気持ちを理解し、またその介護のコツを 覚えるということが一番の出発点といいますか、そういったところだと思います。それで、議員もお っしゃっていましたが、ある日突然介護が必要になったときにということになってまいります。そう しますと、やはりまずは身近な方との相談といいますか、そういったところが一番重要なところにな ってくるのではないかなと思っております。   それで、市のほうとしましては、毎年介護者の方同士の情報交換みたいな形で介護者の集いとい うようなものも、ついせんだっても行っておりました。その中では、今回は34名ほどの参加があった ようでございます。その中には男性の方も五、六人おられたというようなことです。そんな中では、 やっぱりそれぞれの家族構成とか状態で違う部分があるのですけれども、やっぱり共通しているとこ ろは、どうしても怒ってしまったりとか、けんかになったりとかというようなことが共通をしている ところだというようなことでのそれぞれの悩み的な部分、それから先ほど出ましたおむつ交換一つに ついても、力の入れ方とか、そういったところの情報交換をやっておるところです。それらについて は、今後もできればもう少し細かくといいますか、大人数を集めるとかということではなくて、小さ いグループ単位での方法なんかも取り入れていきながら、そういったところを少しでも軽く、気持ち 的にです、介護をする方の気持ちが軽くなるような、そんなところを考えていかなければならぬかな と、まずは思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。私の質問に対して大変細かく酌み取っていただい たことに感謝申し上げます。   本当に自宅介護となると、施設介護とは違いまして一つ一つ、段差があったり、おふろに入れる にしても、それこそ温かくしないといけないとか、さまざまな注意点があります。本当に自分一人で、 家庭のご婦人一人でおふろに入れるなんていうと、もう汗だくになって必死な思いをして入浴をして いただくわけなのですけれども、介護をされている方より汗だくになって、その後しばらく何もでき ないような疲れ、疲れてしまって何もできないような状態ということが、皆さん介護をしたことのな い方であれば、思いもよらないことなのですけれども、それが現状です。その中で一緒に暮らしてい らっしゃるご主人ですとか、さまざまな方が優しい言葉を一つかけてくれるだけで、その介護をして いる方の気持ちを楽にしてくれる、またあしたも頑張ろうという気にもなれるということが大きなこ となのではないかと考えております。なかなかご主人のほうから、それこそ優しい励ましの言葉とい うのがかけられるかどうかということも大きな点になるのではないかなと。実際自分の手にかけて介 護をするわけではないかもしれませんけれども、そのあたり介護に関しての知識を市として大きく広 げていただければと思います。市長、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 残念ながら、私介護まだやったことないので、これからやるような時代が来 るかもしれませんけれども、今板垣議員がおっしゃったようなことを肝に銘じて、どういうことが市 としてできるかというようなことをこれから担当課と研究をしていきたいなと。今のところはそうい う民間の養成講座にお願いしているわけでございますので、それらも含めてこれから検討してまいり たいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。それでは、ただいま市長の答弁がございましたよ うに、市としてどのようなことができるかをこれから協議をしていただければというふうに思います。 ぜひ前向きに、一日も早くこの講座をできるようなことを考えていただければと思います。   それでは2項目め、買い物弱者についてに移らせていただきます。前回買い物弱者ということに 関して一般質問させていただきましたときには、山間部のほうに対しての買い物弱者ということであ りました。今回は、市内の方もスーパーがいきなり閉店ということで困っているというお話がたくさ ん入ってきました。先ほどもお話がありましたが、とにかくデマンドバスですか、それを村上のエノ モトさん、カッパヤさんの前にある、向こうのほうまで路線を変更させていただいて買い物をしてい ただけるようにした部分もあると聞いております。   私も、ではどうすればいいのだと悩みまして、ふとテレビを見ていましたときに、大手のコンビ ニさんで、これは県外でしたけれども、移動販売車を仕立てて、その買い物弱者のための販売、また は見守りというような形で頑張っていらっしゃるというテレビ放映を見まして、なるほどここのコン ビニさんでこういうことをやっていらっしゃるのだと、村上にもこのコンビニさんはたくさんありま すけれども、どんな様子なのかということを早速調べに行ってまいりました。そういたしましたら、 お名前出させていただきますけれども、セブンイレブンさんですね、これはセブンイレブンの会社と して、「セブンミール」というようなカタログを出していらっしゃいます。これ1週間のお弁当メニ ューです。1週間とらなくてもいいのです。この中の1日だけ、1食だけでも届けてくださいます。 また、この後ろのほうを見ていまきすと、買い物、1,000円以上の買い物をしてくださいますと配達 をしてくださいます。卵1個、牛乳1本、またお刺身もあります、野菜もあります。本当に何でも、 スーパーに行ったと同じような形でお買い物ができる。もちろん出かけられない方のものですので、 いや、出かけられる方もいいのです、電話でこれとこれ欲しいと、1,000円以上のお買い物であれば 配達をしてくださいます。配達料金は200円ということですので、デマンドタクシー、デマンドバス に乗っていくよりも安いということも言えるかなというふうなことも考えております。   また、こういうものに対して、ではジャスコさん、イオンさんのほうで今村上市内のほう、お買 い物バスが通っておりますが、この方たちのためにワオンカードというものをつくっていただくと、 こちらは3,000円以上のお買い物なのですけれども、100円で配達をしてくださるというものです。10 0円と、ふだんは200円配達料がかかるのですけれども、65歳以上の方であれば、このワオンカード、 100円で配達をしてくださる。一番多い買い物はどんなものですかとお聞きしましたところ、やはり 重いということもありますけれども、かさばってなかなか買い物バスに乗ったりおりたりするのも大 変という方たちが、トイレットペーパーですとかティッシュペーパーですとかお買いになって、サー ビスカウンターに寄って頼んでいけば、12時までであればその日に届けていただけるというような サービスをされていらっしゃいました。原信さんのほうでも、一応配達というものはありましたけれ ども、なかなかインターネットで頼んでくださいですとか、まだまだジャスコさんほど細かいサービ スがなされていなかったという部分がありました。また、これはセブンイレブンさんの会社はこうい うカタログを出していますけれども、セブンイレブンさんでは独自にオーナーさんがいらっしゃいま すので、そのオーナーさんのほうで配達に関してどのようなことをされているのかお聞きしました。 まだまだ数は少ないのですけれども、身障者の方、また高齢者でお買い物に来れない方のところは何 千円のお買い物というような形はとっていませんで、1個でもお届けさせていただいておりますと、 今現在お客様はさほど多くないのでさせていただいていますというお話を聞いてきました。   また、山間部に関しては、商工会の傘下に入っていらっしゃるお店のほうで移動販売をされてい らっしゃる方が何人かいらっしゃいますけれども、その中でまた朝日地区のお店のほうで1件移動販 売を始められたという話も伺ってまいりました。この点につきまして、商工観光課の課長にお伺いし たいのですけれども、商工観光課のほうではプレミアム商品券というものを販売されておりますが、 この方がお買い物されたときに、何とか配達もできるような特典をつけていただくとか、またこのデ マンドバスに乗ってお買い物に行くときには、バス停外でもおりさせて、お店の前でおりたいという ときにおろしていただけるとか、胎内市では、手を挙げれば乗せていただけるというようなことも聞 いておりますので、そういうデマンドバスに関して、これからまた3カ月過ぎますと協議をされると いう話も伺っておりますので、そのあたりタイアップしながら、市民の皆さんの生活を楽にできるよ うな形を協議していただけないかというふうに考えておりますが、商工観光課長、お願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(瀬賀 功君) デマンドバスについては、担当の課長のほうからお願いしたいと思 いますが、プレミアム商品券につきましては、配達を利用したときに特典が、プレミアム商品券を使 って、そのプレミアム商品券を扱う店かどうかというのもございますし、それから特典の方法という のがちょっと、どんなことができるのかというのもちょっとまだわからないものですから、商工会 等々、商工会議所ありますので、そんなことができるようであればあれですけれども、そんな話があ ったということで相談はしてみたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(板垣純一君) デマンド、乗り合いタクシーのことだと思うのですけれども、今現 在実証運行しているのは、公共交通が空白・不便地域、それから通院対応というのを主眼に置いてや っております。次のステップとして、買い物支援対応も今検討しておりますので、その中で買い物が どのような形でやればいいのかを今検討中ですので、議員おっしゃるようなことになるかどうかあれ ですけれども、ともかく買い物支援をしていくような乗り合いタクシー等を今検討しておりますので、 2月の協議会にはそういったこともテーブルにのせていきたいなと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。課題が山積みですけれども、何とか協議のほうを していただいて、市民の方が喜ばれるような行政をしていただきたいと考えております。   それでは、3項目めに入らせていただきます。この通学路、冬の通学路について質問をさせてい ただいておりますが、今回通学路、ふだんであれば何の差し支えもない学校に近いところなので、通 学に関しては大したことがないのですけれども、冬になりまして車道の除雪をすると、その除雪の雪 がすべて歩道に上がってくると。それで、なかなか小学校の低学年の子供たちが歩くのが大変、そう なるときれいに除雪をされている車道を通らざるを得ないというような形をよく見ると。私も見てお りますけれども、そのあたりで私も中原で、その当時は小学校、今はみどり小学校になっております けれども、子供がスクールバスに乗っておりましたけれども、何でこんなに近い場所なのにスクール バスに乗るのですかと質問したことがあります。そのときに言われたことは、とにかく朝のしばれて いるとき、凍っているときです、出社をしている大人の方が猛スピードで車道を走っていく、そうな ったときに、もしも子供たちに事故でもあると大変、その子供たちが事故に遭うことを考えれば、ス クールバスに乗っていただいて、安全に登校をしていただくほうが望ましいというお話を聞いて、そ のときは納得したのですけれども、またどちらの学校の通学路もそのような形になっているのかなと 思っておりましたら、今回父兄の方からご相談を受けまして、何とかしてもらいたい、来年には小学 校1年になる子供たちも数人いると。そうなったときに、この歩道を歩くことが〔質問終了時間5分 前の予告ブザーあり〕できないのだというご相談を受けました。また、そのことに関して、課長のほ うにご相談に行きましたら、そういう相談はいっぱい来ているというふうに説明をされましたが、私 が今質問をしたような通学路はいっぱいあると、いっぱいと言うとあれですけれども、どれくらいの ものがあるのかお聞きしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(大滝和春君) 冬期間については、小学校は2キロ、それから中学校は3キロ、こ れ原則、これ以内については徒歩での登下校をお願いしているところであります。どのくらいあるか と、箇所数についてはかなりございます。歩道のあるところもございますし、歩道のないところもご ざいます。それで、先ほど教育長のほうからも話したわけでありますけれども、これらについては学 校のほうで点検をしながら、危険な箇所については当然指導するということでありますし、昨年度の ような形で、どか雪の場合については、必要に応じては先生方がついて登下校の見回りをお願いする と同時に、地域の方々にもお願いするというようなことであります。   それと、もう一点については、登校時については集団登校、ほとんどが集団登校でありますので、 上級生の児童が指導してくれますけれども、下校時について、特に低学年1人、2人で下校したりす る部分、あるいは風が非常に強い道路を歩くような部分については配慮をお願いしたいというような ことで、その辺については学校のほうからご相談いただいて、特に下校時でありますけれども、1人 で帰るような児童については、できればスクールバスというようなことで、乗れる部分についてはそ んなことで対応しているところでありますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) それでは、登校時というのは、まず時間帯が重なりますのでスクールバス をなかなか回せないという事例もあると思いますが、そういうところはかなりありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(大滝和春君) 登校時についても、バスかなりの台数走っておりますけれども、当 然始業の時間決まっております。出発も早いもので7時ころから動き出しておりますし、フルにその バスが回転して、今やっと始業時に間に合うような形であります。また、下校時におきましても、原 則2回運行しております。時間帯については、それぞれバスほとんどフル稼働しているというような 状況であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) この登下校に関して、父兄のほうからはどのようなご相談が入っているの でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(大滝和春君) 先ほど質問あったような形で、うちの子供帰り1人、2人だと、特 に低学年なので何とか乗せてもらえないかというような相談はちょうだいしております。   それと、先ほど議員おっしゃいましたように、去年あたりは、早期の除雪をお願いしているので ありますが、どかっと降ると間に合わないということで、何とか早目に除雪をお願いしたいというよ うなお願いは参っております。それについては、全部所管する道路管理者のほうにお願いをしている ところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。とにかく低学年です、1年生、2年生を中心に事 故のない通学路の確保をお願いいたしたいと思います。   以上で私の一般質問を終わらせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) これで板垣千代子さんの一般質問を終わります。   午後1時から議長室におきまして議会運営委員会を開催します。よって、本会議は午後1時15分 から行いますので、よろしくお願いします。           午前11時55分  休 憩                                                        午後 1時14分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              日程第3 議第158号 公の施設に係る指定管理者の指定についての撤回の件 議第186号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第9号)の訂正の件 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第3、議第158号 公の施設に係る指定管理者の指定についての撤回の 件及び議第186号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第9号)の訂正の件については、去る12月 8日に議第158号の撤回請求が理事者から提出され、その後昨日12日には議第158号の撤回の件と関連 があることから、議第186号の補正予算について訂正の請求があった件についてであります。いずれ も関連がありますことから、これを一括議題といたします。   なお、本件については、十分その審査を尽くす必要があることから、質問の回数をそれぞれの議 題ごとに3問といたしますので、ご了承ください。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第158号 公の施設に係る指定管理者の指 定についての議案撤回の件及び議第186号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第9号)の訂正の 件について一括して提案理由のご説明を申し上げます。   最初に、議第158号の議案撤回についてでありますが、本案はみどりの里関連施設の指定管理者 の指定について、指定期間を平成24年4月1日から平成27年3月31日までとし、新たな指定管理者を 指定することを内容とする議案でありましたが、指定管理者の候補者である株式会社まほろばを設立 する会より、12月7日付で株式会社としての法人登記が完了した旨の届け出がありました。このため、 当該指定管理者候補者については、改めて村上市指定管理者選定委員会での協議が必要になりますこ とから、このたび議案の撤回をお願いするものであります。   また、議第186号には、議第158号のみどりの里関連施設の指定管理に係る債務負担行為も追加し ておりますので、係る議案を撤回させていただくことから、議第186号 平成23年度村上市一般会計 補正予算(第9号)の第2表債務負担行為補正において、みどりの里関連施設に係る部分を削除する 旨の訂正をあわせてお願いするものであります。   議員各位には大変なご迷惑をおかけし、まことに申しわけなく、深くおわびをいたします。今後 議案の提出に当たっては、心して事に当たる所存でありますので、ご理解を賜りたいと存じます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから一括質疑を行います。   本間清人君。 〇3番(本間清人君) お疲れさまです。   まず、158号の撤回の件からご質問させていただきたいと思いますが、今回配られました議案の 資料の指定管理者の指定にかかわる資料という中で、今回の指定管理者のところで8番の村上市の判 断なのですが、こちらその委員会の結果を受けて、「村上市としても同委員会の選定結果を適当と認 め、第1位の指定管理者候補者とされた株式会社まほろばを設立する会を朝日みどりの里関連施設の 指定管理者として指定するものであります」という文言がございました。そこで、これ副市長になる のか、財政課長になるのか、ちょっとどちらかに答弁お願いしたいのですが、今回の公募に関しまし て2社あったということでありますけれども、ここでこの第1位の指定管理業者にしたということで ありますので、落選されましたもう一社に関しましては、どういった扱いになるのでしょうか。次点 になるのか、それとも選考漏れという形になるのか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 次点ということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 次点ということであれば、ちょっとそれまず後に置いておきまして、副市長、 先般議会運営委員会で説明されたときに、きょうの1時半からまた選定委員会を開いて、今度は株式 会社まほろばが定款されたので、その名称で1月23日の臨時議会に再提出をさせていただくという説 明を議運でしました。きょう1時半を多分時間変更したのか、委員長が行けなかったら多分開かれな いでしょうから、3時になったのかわかりませんが、また後日になったのかわかりませんけれども、 その選定委員会では何について選定をするのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまの話、やっているとおりであります。選考した会社名が株式 会社まほろばということで設置されたという、当初の我々選考したときの名称が変更になった、そう いうことの、それで再度確認をして選定をしたいということでお願いをしたところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) では、先ほどの件に戻ります。   副市長、今次点扱いだという答弁をされましたけれども、実はホームページずっと開いていまし たら、ことしの6月に村上市の指定管理者制度運用ガイドラインというのがありました。こんなのい つできたかもわからないうちにホームページに掲載されていて、議運の議会の皆さん、うちの会派の 皆さんとも確認したのですが、こんなできていることすらわからなかったということでありました。 その内容にこういう文章がございます。17ページだったのですが、(6)、再度の選定という部分な のですけれども、指定候補者の選定を行った後、議会の議決を得るまでの間に当該候補者を指定管理 者に指定することが著しく不適当と認められる事情が生じたときは、審査において次点となった団体 から順に指定候補者に選定する。ただし、当初提案のあった指定管理料の金額の範囲内で選定を行う と。これは行政、あなた方がつくったガイドラインなのです。この文言からいきますと、今はっきり 副市長が、もう一社は次点ということをおっしゃいました。そうすると、再度の選定にかかる場合に は、この文言が当てはまってくるわけです。そうすると、今株式会社まほろばには指定はできないと いうことになるのです。次点となった業者から順にと、自分たちが決めたことではないですか。副市 長、答弁お願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ちょっと解釈については、制定をした担当課長に答弁いたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) ガイドラインの17ページに、確かにそのように記載してございます。次 点が繰り上がる要件といたしまして、著しく不適当と認められる事情が生じたときという要件がござ います。これに該当するかどうかというのを選定委員会でまず審議をいただきます。その後にこれに 該当するようであれば次点が、今議員がおっしゃったように次点が繰り上がり選定ということになり ますが、著しく不適当と認められる事情ではないという場合には、今度同一性が、名称の変更でござ いますので、同一性が認められるかという要件で審査をいたしまして、承認できるようであればこれ を承認して、次点の繰り上がりはしないという手順をする予定でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 3問終わったのですが、次の議案のも続けてやっていいのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) どうぞ。 〇3番(本間清人君) そうすると、その158号については3問終わってしまいましたので、その件 はもうあと質問できませんから、もっと本当は質問したいこといっぱいあるのだけれども、やめます。   債務負担の今回取り下げというか、変更というか、今の議案なのですけれども、この部分のガイ ドラインの18ページ、次のページに入っているわけです、「債務負担行為の設定、指定管理者の設定 については、指定期間に係る管理運営経費が選定要件の項目の一つであり、それを指定期間年数で外 した額を年度管理経費として支出するものである。このことから、将来的な管理経費の支出額を担保 するため、指定管理者の承認を求める議案提出にあわせて債務負担行為の設定議案を提出する」と書 いてあるのです。指定管理をするのは別にいいのですが、こういう皆さん、行政がつくったガイドラ イン、制度の手引をもとに皆さん行政やられているわけでしょう。今回の158号の議案もそうですけ れども、これあわせて提出してきているのに、そのときに全く債務負担行為の金額が同時に上程され ているということを何で気づけないのかなと。まして所管の担当課にしたって、副市長にしたって、 きちっと管理している立場で、何でそう怠慢な仕事になってしまうのか説明してください。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまのご指摘がありましたけれども、私どもはこのガイドライン に沿って事務を進めてきたところであります。そんなことで、今回2つの議案、同時に上程をさせて いただきました。本当にその件についてのご指摘については真摯に受けとめまして、今後このような 不手際のないようなことで反省をしてまいりたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 副市長も総務課長も、議会側に提案する際に、もっと真剣にその裏とかも考 えながら提案してきてください、今度。何か一般質問にしたって、資料は持って、こういうことが多 分聞かれるだろうと想定して、もっと真剣に考えてもらえませんか。物すごく今議会を軽視し過ぎて いる、うちら議員のことばかにしているのではないか、どうせこんなの出したって、だれもこんな指 摘なんかしてこないよなんていう考えを持っているのではないですか。自分たちが決めた指定管理者 のガイドライン、つくったのはあなた方なのですよ、議会がつくったのではない、これは。そのこと をきちっともう一度、庁内、課長も考えて、このガイドラインをつくったとき、どうしてつくったの か、文言によれば、全然今のことが当てはまらなくなってくるということもきちっと考えて、きょう の選定委員会、いつやるのかわかりませんけれども、きちっとした選定委員会をしていただきたいな ということを要望します。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいまの本間議員のご意見でございますが、ごもっともな意見でございま す。決して議会を軽視しているということではないです。最高責任は私でありますけれども、これか らはしっかりと、職員はもちろんでございますが、副市長にもその旨をしっかりと教育していきたい、 そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 伺います。   今まで何回かいろんなことがございました。それで、そういう後にです、その課だけの問題とし ているのではないか。上司が議場で頭を下げれば、それはそれで終わったというふうに、職員の人た ち全体が受けとめているのではないかという気がするのです。その課だけの問題ではなくて、こうい うことを今後自分の課でも繰り返さないためには、こういう間違いが起きたのはどこに原因があった のかということを我が身というか、直接自分の課は関係ないのだけれども、今後こういうことを繰り 返さないためにどういうところに注意しなければないかということで、その関係する課ではない課の 課長、そして職員がしっかりと認識をするというようなことはされているのかどうか、そこを伺いま す。市長です。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 管理職の全体の会議を持っておりますし、その中でも何度も、いわゆる議案 を出す場合には慎重に、そしてなおかつ不手際がないか、しっかりとやるようにというようなことは 申し上げております。また、こういうようなことが出ましたので、再度それについて徹底をしてまい りたい、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 今回こういう形で、12月議会の提案される場合です、当然議運の前、何日か 前には文書が出てきて、この資料が作成されるわけですよね。それで、急いだのではないかという気 がしているのです。急いだ結果、やっぱり慎重に関係者との打ち合わせが手薄になったのではないか と思うのですが、その点は余りにも急ぎ過ぎたというような感を免れないのですが、どうだったので しょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 決して急いだということではありませんし、例えば急いで出す議案であって も、このようなことはあってはならないわけでございますので、急ごうが急ぐまいが、こういうこと はあってはならないということを職員に十分にこれからも徹底してまいりたい、そのように考えてお ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それと、今回の議会は、自分の課の関係する議案はこういうものが提出され ているという、課長が当然この本会議場に出席して答弁されますが、課長以下の職員にはこの議案書 というのでしょうか、そういうのはどんな形で認識させておりますか。最高責任者というか、市役所 全体の指導リーダーは市長ですから、市長にお伺いしましょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども申し上げましたように、連絡会議等で周知をするようにしています。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) その辺は不徹底なのだと思うのです。課の職員は、やっぱり課長が出ればそ れでいいというような認識がまだまだある。ですから、そういう点では今後大いに今回のことを契機 に生かしていただきたいと思います。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 齋藤信一郎君。 〇10番(齋藤信一郎君) 私、この議案の提出については、どういう手順になるのか不案内でござい ますが、まず第1点は、この公文書の中に12月7日付で登記が完了したと、これ必ずその12月7日な のでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(瀬賀 功君) 12月7日付で完了したという届け出でございます。株式会社の登記 は12月1日に、申請した日がその登記の日にちだそうであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 齋藤信一郎君。 〇10番(齋藤信一郎君) 私の考え方は、7日以前、つまり本会議が開会になる日、その以前に登記 したものであれば、同日この名称の差しかえで済んだ問題ではなかろうかと思うのですが、厳格にこ の7日であるということか、6日なのか、5日なのか、その辺はっきりしなければ公文書に間違いが 出るということになるのではないですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(瀬賀 功君) この株式会社まほろばから市長あてに出たのが7日でありまして、 7日に認可がおりたと。認可がおりたのですけれども、その認可をおりた日が株式会社になった日で はなくて、登記は申請した12月1日なのだということなのです。 〇議長(佐藤宮吉君) 齋藤信一郎君。 〇10番(齋藤信一郎君) 朝日村に関係した議案であるものですから、非常にこういう結果になった のは残念なのですが、私も7日の日、商工会に問い合わせて、この法務局の謄本の写しをいただいた のです。その謄本には、6日の日付で証明が出ていると。そうすると、6日かあるいはその前に登記 が終わっているのではないかというふうに思うのですが、それだけやはり確実な日にちを押さえて、 こういう議案の差しかえがあるべきではなかろうかと思うのです。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(瀬賀 功君) 私ども6日の日も確認して、事務局のほうに聞いた、いつになるの だという話で、おり次第連絡くださいということで、7日の日にこの文書を持ってこられたというこ とであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 齋藤信一郎君。 〇10番(齋藤信一郎君) 3問終わりますので、これで終わりますが、後ほど課長までその謄本の写 しを提出させていただきたいと思います。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次討論の後、起立により採決いたします。   討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   最初にお諮りいたします。ただいま議題となっております議第158号 公の施設に係る指定管理 者の指定についての撤回の件を承認することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第158号 公の施設に係る指定管理者の指定についての撤回の件を承認することに決 定いたしました。   次にお諮りいたします。ただいま議題となっております議第186号 平成23年度村上市一般会計 補正予算(第9号)の訂正の件を承認することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第186号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第9号)の訂正の件を承認すること に決定いたしました。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   なお、あすからは各支所において各常任委員会が開催されますので、定刻までにご参集くださる ようお願いいたします。   大変お疲れさまでした。           午後 1時38分  散 会