平成23年村上市議会第3回定例会会議録(第5号) 〇議事日程 第5号 平成23年9月27日(火曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  諸般の報告                                    第 3  議第107号 朝日有機センター条例の一部を改正する条例制定について撤回の件    第 4  請願第 4号 自然エネルギーの開発と普及、プログラムを決めた原発からの撤退を求め             る意見書提出に関する請願                      第 5  請願第 5号 「社会保障と税の一体改革」による消費税の増税は行わないことをもとめ             る請願                               第 6  請願第 6号 30人以下学級の実現、義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書の提出 を求める請願                            第 7  議第101号 村上市税条例等の一部を改正する条例制定について              議第102号 村上市山北ゆり花温泉・交流の館「八幡」条例の一部を改正する条例制定             について          議第103号 山熊田長期滞在施設条例の一部を改正する条例制定について        議第104号 朝日グリーン・ツーリズム推進施設条例の一部を改正する条例制定につい             て          議第105号 朝日シルクフラワー製作工房施設条例の一部を改正する条例制定について      議第106号 朝日みどりの里農産物直売施設条例の一部を改正する条例制定について  第 8  議第108号 神林いこいの家条例の一部を改正する条例制定について     第 9  議第109号 市道路線の認定について          議第110号 市道路線の変更について               議第111号 市道路線の廃止について          第10  議第112号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第6号)        議第113号 平成23年度村上市みどりの里特別会計補正予算(第2号)        議第114号 平成23年度村上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第1号)        議第115号 平成23年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)        議第116号 平成23年度村上市介護保険特別会計補正予算(第1号)        議第117号 平成23年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第1号)        議第118号 平成23年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第1号)        議第119号 平成23年度村上市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)   第11  議第120号 平成22年度村上市一般会計歳入歳出決算認定について        議第121号 平成22年度村上市土地取得特別会計歳入歳出決算認定について        議第122号 平成22年度村上市情報通信事業特別会計歳入歳出決算認定について        議第123号 平成22年度村上市みどりの里特別会計歳入歳出決算認定について        議第124号 平成22年度村上市蒲萄スキー場特別会計歳入歳出決算認定について        議第125号 平成22年度村上市あらかわゴルフ場特別会計歳入歳出決算認定について      議第126号 平成22年度村上市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について        議第127号 平成22年度村上市国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算認定につい             て        議第128号 平成22年度村上市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について       議第129号 平成22年度村上市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について        議第130号 平成22年度村上市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について        議第131号 平成22年度村上市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定について      議第132号 平成22年度村上市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について        議第133号 平成22年度村上市集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について        議第134号 平成22年度村上市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について        議第135号 平成22年度村上市上水道事業会計決算認定について   第12  議第136号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第7号)   第13  議員発議第 6号 拡大生産者責任(EPR)とデポジット制度の法制化を求める意見書               の提出について                    議員発議第 7号 軽油引取税の免税措置の継続等を求める意見書の提出について    第14  議員発議第 8号 30人以下学級の実現、義務教育費国庫負担制度拡充を求める意見書               の提出について                    議員発議第 9号 私立高校生が学費を心配せず学べるように、学費軽減助成と経常費助               成の増額・拡充を求める意見書の提出について        議員発議第10号 私立高校生が学費を心配せず学べるように、学費軽減助成と経常費助               成の増額・拡充を求める意見書の提出について   第15  議員発議第11号 村上市議会基本条例の制定について                第16  議員派遣の件                                                                                〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(27名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    8番   小  杉  和  也  君     9番   山  田  昭  夫  君   10番   齋  藤  信 一 郎  君    11番   平  山     耕  君   12番   川  崎  健  二  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 課 長    齋   藤   甲   三   君        財 政 課 長    佐   藤   昭   一   君        政策推進課長     相   馬   正   喜   君        自治振興課長     板   垣   純   一   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    増   子   要   作   君        保健医療課長     遠   山   た   つ   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     本   間   誠   一   君        農林水産課長                   山   田   広   良   君        補     佐        商工観光課長     瀬   賀       功   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        教  育  長    工   藤   泰   則   君        学校教育課長     大   滝   和   春   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    斎   藤   敏   夫   君        朝 日 支 所 長    小   田   政   秋   君        山 北 支 所 長    斎   藤       誠   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    菅   井   晋   一        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は全員です。定足数に達しておりますので、これから 本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いい たします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、6番、冨樫宇栄一君、25番、小野七五三君を指名 いたします。ご了承願います。                                              日程第2 諸般の報告 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、諸般の報告を行います。   理事者から報告をお願いします。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。諸般の報告について申し上げます。   最初に、窃盗事件で逮捕された市職員に対する処分でありますが、本日付で懲戒免職処分といた しましたので、ご報告をいたします。   逮捕後、その事実確認のため総務課長が2回にわたり本人と面談し、この面談においては本人は 報道内容が事実であると返答しており、さらには取り調べを行った胎内警察署に出向き、市が行った 2回の面談記録を見ていただきましたが、警察で供述した内容と相違はないと確認され、警察での取 り調べにおいても本人はその事実を認めております。現在本人は釈放されており、検察では任意捜査 に切りかえておりますが、検察の処分時期は未定とのことであります。しかしながら、市では事実関 係の確認がとれたこと、本人が容疑を認めていること、社会的影響が極めて大きい事件であることな どを考慮し、できるだけ早く対応したいと考えたものであります。このため、私から当該職員の処分 について職員懲戒審査委員会に諮問し、委員会では村上市懲戒処分の指針をもとに2回にわたる審議 を重ねた結果を踏まえ、処分を決定したものであります。公務外非行とはいえ、市の職員として、ま た管理職にある立場の者としてこのような事件を起こしたことは、まことに遺憾なことでありますの で、今後とも職員の綱紀粛正により一層努めてまいります。本件を含め、職員による不祥事等につい て、管理監督の責任者である市長として、深く責任を感じているところであります。私と副市長の処 遇については、時期をとらえて議会提案をさせていただきたいと考えていますので、よろしくお願い をいたします。   次に、7月発生の新潟・福島豪雨災害により被災した施設の復旧のため、本市の職員を派遣する ことにいたしました。先般被災した県内6つの市から、県市長会を通じて職員の派遣依頼があり、要 請内容等を検討した結果、本市でも現在大雨による被災箇所の復旧を努めているところでありますが、 さきに締結をいたしました村上市、見附市、妙高市災害時相互応援協定に基づき、要請のあった見附 市に職員を派遣することにいたしました。派遣する職員は、都市整備課職員3人で、派遣期間は11月 1日から来年の3月31日までの6カ月間を、1人2カ月間とし、3交代による派遣となります。   以上、ご報告をいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   本間清人君。 〇3番(本間清人君) おはようございます。今市長のほうから職員の処遇につきましてお話がござ いましたけれども、過去にもいろいろな不祥事、これは公務員の不祥事ということで、あってはなら ないことでありますけれども、この合併した新市になりましても、飲酒等での不祥事等もありまして、 その職員は聞くところ半年の停職ということで済んでいるようでありますし、今回は一番重い懲戒免 職ということになっておりますが、その辺の線引きみたいな、ここからここまではとかというのは、 なかなかこういう事件等では難しいと思うのですが、その辺はどのように考えていらっしゃるのでし ょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど申し上げましたように、職員の懲戒審査委員会というものがございま して、そこに2回くらい審議をいたしております。   1つには、刑事事件であるかどうかというのが大きな問題だろうと思っておりますし、また犯罪 がどのようなものであるかというような、その犯罪の種類等にも関係してくるわけでございますし、 また公金をどう扱ったかというようなことについても、判断材料になろうと思っておりますが、非常 に判断が分かれるところであります。いろいろな案件を見ますと、訴訟に持ち込まれる場合もあると いうようなことでございますが、私どもは私なりに審査委員会を設けてそこに審議をしていただいて、 その結果私が判断をいたしたところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、先般その問題につきまして市長のほうに私のほうから市の公金につ いてはどうなのだというようなご質問させていただきました。   その際、市長は徹底して市のほうも調べるというお話をしておりましたが、そのことについての 報告はなされていないようですが、その辺はいかがなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 市の公金についても、徹底して調査をさせていただきました。   何ら問題はなかったということでございます。 〇3番(本間清人君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで諸般の報告を終わります。                                              日程第3 議第107号 朝日有機センター条例の一部を改正する条例制定について撤回の件 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第3、議第107号 朝日有機センター条例の一部を改正する条例制定に ついて撤回の件を議題といたします。   理事者から撤回の理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第107号 朝日有機センター条例の一部を 改正する条例の議案についてでありますが、この議案は本施設の指定管理者の更新に当たり、現条例 の規定内容に不備があり、あわせて神林有機資源リサイクルセンター条例との整合性を図るため、一 部改正を提案したものであります。   提案に当たっては、現行より細部にわたる事項を規定したものでありましたが、その中で第7条 のセンター使用料において、堆肥処理に係る1トン当たりの使用料の金額に誤りがありましたので、 精査の上、改めて提案させていただきたく、このたび議案の撤回を承認賜りたくお願いをいたすもの であります。   議員各位にはまことに申しわけないことであり、深くおわびをいたしますとともに、特に所管の 市民経済常任委員会には大変なご迷惑をおかけいたしました。まことに申しわけなく思っております。 担当の本庁及び支所課長には、文書による厳重注意を行ったところでありますが、議案を議会に提出 することの重みを改めて十分に認識するよう、さらには再度の確認を怠らないよう職員全員にしっか り指導してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 〇議長(佐藤宮吉君) お諮りいたします。   ただいま議題となっています議第107号 朝日有機センター条例の一部を改正する条例制定につ いて撤回の件を承認することにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、議第107号 朝日有機センター条例の一部を改正する条例制定について撤回の件を承認 することに決定いたしました。   議長から申し上げます。ただいまの議案撤回の件については承認したわけですが、このたびの件 を含め、昨年の第2回においても同様の事案があり、先般は契約に関する議案を失念していたといっ た事例、またただいま市長から職員の不祥事件処分の報告など、以上のことから、市長には職員の指 導徹底について議長から強く注意喚起を促すものである。   以上であります。                                              日程第4 請願第4号 自然エネルギーの開発と普及、プログラムを決めた原発からの撤 退を求める意見書提出に関する請願              〇議長(佐藤宮吉君) 日程第4、請願第4号 自然エネルギーの開発と普及、プログラムを決めた 原発からの撤退を求める意見書提出に関する請願を議題といたします。   本件は、総務常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、委員長から審査報告書が議 長あて提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いします。   総務常任委員長。           〔総務常任委員長 小池 晃君登壇〕 〇総務常任委員長(小池 晃君) おはようございます。ただいま上程されました請願第4号 自然 エネルギーの開発と普及、プログラムを決めた原発からの撤退を求める意見書提出に関する請願は、 去る9月9日の総務常任委員会において審査を行いました。   紹介議員に補足説明を求めましたが特になく、審査に入りましたが特に意見がなく、討論を求め たところ、反対の立場から請願の趣旨は理解しながらも、エネルギー確保の観点から完全撤退の方向 にいくべきではない。安全性を担保した上で、原子力発電を守っていくべきだ。   また、賛成の立場から、原発にかわる代替エネルギーの導入など、今後進めていかなければなら ない課題であり、請願の趣旨は生かすべきだ。   また、同じく賛成の立場から、今すぐ完全撤退ではなく、撤退するプログラムを策定することと 理解して賛成するとの討論がありました。   起立採決の結果、起立少数で請願第4号は不採択とすべきものと決定いたしました。   以上、報告いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   次に、請願第4号についての討論を行います。   反対の討論の通告がありませんので、通告のありました原案に賛成の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 請願第4号について賛成の意見を申し上げます。   残念ながら委員会では否決となりました。しかし、3月11日に発生した東日本大震災によって、 そして福島第一原発が重大な事故を起こしてから半年以上にもなりますのに、事態はいまだ収束のめ どが立っていない。そして、福島県以外からも、各分野におきまして大きな被害が出ております。請 願第4号の請願の内容は、自然エネルギーの開発と普及、プログラムを決めた原発からの撤退を求め る意見書提出に関する請願でございます。原発事故、完全な収束はなっておりません。そして、作物、 子供、妊婦への被曝被害等毎日のように報道されております。   去る19日、明治公園でさよなら原発5万人集会がノーベル賞作家大江健三郎さんら8人の呼びか けによって行われました。集まったのは、5万人を超える6万人の人たちであります。その呼びかけ 人の一人、大江健三郎さんは、その会場で次のように集まった人々に訴えました。恩師渡辺一夫先生 の文章の凶器を原子力エネルギーにかえると、次のように言えると思います。原子力エネルギーなし では、偉大な事業はなし遂げられないという人々もおられます。それはうそであります。原子力エネ ルギーは、必ず荒廃と犠牲を伴います。私たちは、原発に抵抗する意思を持っていることを想像力を 持たない政党幹部や経団連の実力者に思い知らせる必要があります。そのためにできることは、民主 主義の集会、市民のデモしかないのですとおっしゃいました。   そして、作家の落合恵子さんは、ビートルズの「イマジン」は、想像してくださいという歌詞か ら始まる歌です。想像してください。福島のこの国の子供たちの今を、平仮名しか知らない小さな子 供たちが夜中に突然起きて、放射能の来ない……           〔「議長」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 何ですか。討論ですか。           〔「議事進行について」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 今討論中でありますので、討論終わった……           〔「討論できないでしょう、紹介議員だもん」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) いや、これは法的に問題ございません。   続けてください。 〇22番(相馬エイ君) 作家落合恵子さんは、ビートルズの「イマジン」は、想像してくださいとい う歌詞から始まる歌です。想像してください、福島のこの国の子供たちの今を。平仮名しか知らない 小さな子供が夜中に突然起きて、「放射能来ないで」と泣き叫ぶような社会をこれ以上続けてはいけ ないはずです。放射性廃棄物の処理能力も持たない人間が原発を持つことの罪深さ、それは命への国 家の犯罪です。世界から原発と核が消えるゴールに向かって進みましょうと呼びかけました。   妊婦、そして小さな子供たちを守れと母親、そして若いお父さんも立ち上がっております。私は、 毎日のように報道されますせつないこの事実をしっかりと受けとめ、請願第4号に対して賛成の討論 をさせていただきました。   紹介議員は、賛成討論できないのではないかと今議場から声があったようですが、議会事務局で しっかりと調べていただきまして、できるという確認をいただきまして私はさせていただいておりま す。   終わります。           〔「議長」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 動議ですか。           〔「議事運営です」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) どうぞ。 〇18番(滝沢武司君) まず、議長にお伺いしますが、今回私は十何年間やっている中で、紹介議員 が討論に参加するということは今までなかったものですから、その紹介議員が討論に参加できる根拠 をやっぱりはっきりさせておいていただきたいということで、説明をお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) それでは、暫時休憩します。           午前10時19分  休 憩                                                        午前10時40分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   ただいま議運を開きまして協議した結果につきまして、議会運営委員長から内容を報告いたしま す。   議会運営委員長。           〔議会運営委員長 長谷川 孝君登壇〕 〇議会運営委員長(長谷川 孝君) ただいま議会運営委員会で協議した結果について申し上げます。   この問題につきましては、実務事例で本会議で議題となった場合、請願に対して討論を行うこと ができるか。または、当該請願の紹介議員が討論を行うことができるかということについてでござい ますが、討論は議決の対象となる事件について行うことができるものであり、請願も当然その対象と なる。また、請願の紹介議員が討論を行うことができるという結果でございました。   また、この件に関しては、議会運営委員会で今後協議をしていきたいというふうに思いますので、 よろしくお願いします。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 今の議運の委員長の質疑ございましたら。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) では、これで質疑を終わります。   これから請願第4号を起立により採決いたします。   本案の委員長報告は不採択です。よって、原案について採決します。本案を原案のとおり採択す ることに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立少数です。   よって、請願第4号は不採択とすることに決定しました。                                              日程第5 請願第5号 「社会保障と税の一体改革」による消費税の増税は行わないこと            をもとめる請願                       〇議長(佐藤宮吉君) 日程第5、請願第5号 「社会保障と税の一体改革」による消費税の増税は 行わないことをもとめる請願を議題といたします。   本件は、市民経済常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、委員長から審査報告書 が議長あて提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いします。   市民経済常任委員長。           〔市民経済常任委員長 大滝国吉君登壇〕 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) ご苦労さまでございます。ただいま上程されました請願第5 号 「社会保障と税の一体改革」による消費税の増税は行わないことをもとめる請願は、去る9月13 日の市民経済常任委員会において審査を行いました。   直ちに暫時休憩をして協議会を行った中で、委員の皆様の意見を取りまとめました。その中で、 国民の心情を考えると理解するところではありますが、今の社会状況を考えたとき、全部を賛成する ことはできないという全員の意見がありました。   会議を再開し、その全員の意見を踏まえ、趣旨には賛同しますが、意見書は出さないということ で、全会一致で趣旨採択と決定いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ご苦労さまでございます。委員長にお伺いいたします。   趣旨採択ということでありますが、請願者のこの文書ございますよね、皆さんのお手元にありま す。趣旨採択ということは、この文書の中身は理解します。しかし、国に対して意見書の提出は行い ません。この消費税の増税は行わないことの意見書を提出してくださいという、こちらは村上市議会 としていたしませんと、そういう理解でよろしいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民経済常任委員長。 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) そのとおりです。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 二つ目お伺いいたします。   私も、番外でそれなりには聞いておりましたが、ちょっと理解に苦しむところもありましたので、 委員長報告に対して質疑をさせていただいております。趣旨はわかるとほとんどの皆さんがおっしゃ います。しかし、大きな問題で、市議会の判断としては難しいというようなご意見を、それから理解 がしにくい。みんなの意見を聞いてから私は意見を述べたいみたいな、そういう委員の皆さんの意見 がございました。趣旨はわかるということだったら、この政府が考えている社会保障と税の一体改革 の成案の中身が社会保障のためとしながら、医療費の窓口負担の引き上げ、年金の支給開始年齢の引 き上げなど、社会保障の切り下げと一体として考えられていますという文章が載っているわけですが、 そして消費税は所得の低い人ほど負担が重い不公平な税です。東日本大震災で被災された方々にも、 容赦なくのしかかり、家や工場などを失った被災者の生活再建に大きな負担を強いることになります。 弱い者に負担を強いる消費税は、社会保障の財源として最もふさわしくありませんというふうにこの 中身の文章は載っているわけです。ですから、趣旨はわかりますというのだったら、ここに書いてあ る文言は理解いたしますということですよね。そう思いませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民経済常任委員長。 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) この意見書にも書いてあります。請願の趣旨には同意してお りますが、これを採択して意見書を出すというところまでは皆さんの意見が一致しなかったと、私は そういうふうに理解しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 趣旨は理解する。しかし、村上市議会として国に消費税の増税は行わないこ とという意見書は出さないという、この私は矛盾した採決というのですか、趣旨採択というのだそう ですね。   反対だったら反対で、それなりにわかります。賛成だったら、少し疑問もわかるけれども、賛成 というのだったら、それはそれでわかります。しかし、趣旨は理解するけれども、意見書は出さない という趣旨採択を委員会で全会一致で決められたということに対して、委員長にお伺いしますが、私 ども議員は住民のこれから予想されるであろう負担増に対しては、やっぱりそれはまずいと考えて国 に意見を述べるのが当然の議員としての、どういう考えを持っていようとも役目だと思っています。 そこで、村上の一地方議会から消費税の増税は行わないことという国に意見書を出したとして、村上 市長、大滝平正議長に村上市議会あいならぬ。村上市議会議長、佐藤宮吉議長に村上市議会あいなら ぬと、国から圧力がかかるわけはありません。そのことを考えますと、地方議会、そして議員の役割 は、しっかりと国の政策に問題があるのだったら、やっぱりそれはおかしいよという意見を述べるこ と、こういうことはしてもらっては困るという、その住民の立場に立って意見書を提出することがい かに議員として大事な役目であるかということを考えすと、私は委員会が趣旨採択をしたということ は、どうしても疑問に思うし、不思議に思うし、納得がいかないのであります。その点では、地方議 会の役目としては、今回の趣旨採択に対してどのようにお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民経済常任委員長。 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) 私は、その委員会を取りまとめ、委員会の意向を沿って皆さ んにこうやってお願いしているつもりでございます。   委員会が皆さん全会一致で決めたことでありますので、それを私は皆さんにお願いし、それを通 していくのが私の務めだと思っております。 〇22番(相馬エイ君) 終わります。   私は、趣旨採択という非常にあいまいなこの考え方に対しては、疑問を持っております。反対と いたします。原案には当然賛成したいのですが、原案に対しての採決がございませんので、ここで考 えを申し上げました。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 委員長、ご苦労さまでございます。   なかなか税金の問題というのは、我々も市民から選ばれる立場でありますので、非常に決定する にはなかなか難しい部分があるのだろうということはお察し申し上げますが、委員会の中でこの意見 書に対して明確的に反対だというような意見はございましたでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民経済常任委員長。 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) そこまでは特にはありませんでした。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 今3月の東日本大震災を受けて、政府のほうでは時限立法であるとか、やは りその財源を、復興財源をどうするかということを今一番大事に考えているわけでありまして、その 中では消費税もその一つであろうし、たばこ税もそうであろうし、所得税も今後2013年から上がると いうようなことも今話し合われているわけです。   そういった真っ最中の中で、私もその村上市議会としてその増税をしないでほしい。消費税を上 げないでほしいという意見書に対しては、いかがかなというふうなものでありますが、そういったよ うな意見もございませんでしたでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民経済常任委員長。 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) 協議会の中では、そのようなことも意見もありましたので、 それを集約しましてこのような結果を出させていただきました。 〇3番(本間清人君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから請願第5号を起立により採決いたします。   本案の委員長報告は趣旨採択です。本件は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立を 求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、請願第5号は趣旨採択することに決定しました。                                              日程第6 請願第6号 30人以下学級の実現、義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見  書の提出を求める請願                    〇議長(佐藤宮吉君) 日程第6、請願第6号 30人以下学級の実現、義務教育費国庫負担制度拡充 に係る意見書の提出を求める請願を議題といたします。   本件は厚生文教常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、委員長から審査報告書が 議長あて提出されております。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いします。   厚生文教常任委員長。           〔厚生文教常任委員長 川村敏晴君登壇〕 〇厚生文教常任委員長(川村敏晴君) おはようございます。ただいま上程されております請願第6 号 30人以下学級の実現、義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書の提出を求める請願は、去る9 月16日、厚生文教常任委員会において審査を行いました。初めに、紹介議員に補足説明を求めた後、 審査に入りました。   意見を求めたところ、委員から、現在の村上市の30人以下学級の現状は、教育委員会にお聞きし たところ、小学校が99.8%、中学校が50%となっているとのことで、30人以下学級はほぼ実現してい ると言えますし、学級人数以上に重大なのは、先生方がモンスターペアレンツなどの保護者対策に追 われ、よい教育が行われない環境を改善することであり、請願もこのことを取り上げるべきであると 考えるとの反対意見がありました。   また、委員から、前回当市に提出された請願は、県内17市の中では当市だけ3項目となっており、 今回1項目が削除され提出されているが、その意見書の内容についても村上市提出の文書だけが文言 だけが違っていることはおかしいことであり、反対であるとの意見がありました。   ほかに意見がなく、討論を求めたところ、反対、そして賛成の討論がそれぞれ2名ずつなされ、 その後起立採決の結果、起立多数により請願第6号は採択すべきものと決定いたしました。   以上で報告終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   次に、請願第6号についての討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   19番、小林重平君。           〔19番 小林重平君登壇〕 〇19番(小林重平君) 私は、請願6号に対し、反対の立場で申し上げたいと思います。   まずもって初めに、この請願の紹介議員が補足説明において、今まで賛成してきたにもかかわら ず、6月議会においては委員会、本会議可否同数、それを委員長、議長が否としたことはいかがなも のかという批判ともとれる発言がありました。それは、紹介議員の思いであるとは思います。しかし、 政治、経済情勢は日々動き、変わっています。否とした議員も、それぞれの時代を考え判断したもの であり、私は大変この発言に対して不愉快な気持ちでありました。   さて、外交、教育、防衛、この3点は、日本国の基本であります。この3点は、この3つの基本 は世界に示すべき最も重要な国策であると考えておるわけであります。まして、資源のない我が国に とって教育は日本の宝であり、最も誇る大切にする財産であることは言うまでもありません。その教 育の見直しが先般40年ぶりに見直され、小学校1年生においては35人学級以下が実現をいたしたこと は、保護者をはじめ国民の願いにこたえたことは喜ばしい限りであり、私もその一人であります。そ して、この施策がすべての小中学校の学級に取り組んでもらえるよう望んでいるものであります。   しかし、今回も提出されました請願は、子供たちに理想の教育、指導ができるには30人学級以下 でなければならないという教職員組合の役員の考えの繰り返しであります。なぜ学級人数が30人以下 でなければならないか。それは、クラスの人間が多いがゆえに、教師の皆さんが悲惨な現場で苦労し ている。だから、30人学級以下にすべきことが理想であると述べてすりかえているにすぎません。し からば、日教組は、村上市岩船郡の執行役員はどのような対策を行政側に、保護者側に、そして一番 大切な地域住民の方と真剣に話し合い、考えたことがあるでしょうか。現場に立つ教師は、苦労も不 満もあると言っております。しかし、その教師たちは、日本の大切な財産である子供たちのためにし っかりと教育をし、指導して頑張ってくれているのが現状であります。そして、言葉に言えない苦労 もあるが、今日本の教育を考えるときに何が必要か。問題点は何か。それは、家庭、地域、日本社会 がしつけを放棄したからであります。それが原因の一つであると言う教師の方もおられます。今回も 請願をした執行役員の方、あなた方は、最もやるべきことがあるはずであります。   繰り返しますが、子供たちは、日本の大切な財産であり、宝であります。世界でトップでいなけ ればならない子供たちであります。教育も、環境をはじめとして地域一体となって取り組んでいくと は、当たり前のことであろうと思います。しかし、執行役員の方がいう30人学級以下にすることが教 育の向上につながるという訴えは、私にとっては詭弁であり、ただただ執行役員の傲慢としか思えま せん。もっと子供たち、保護者、現場の教師たちに思いやりを大切にすることが何よりも今求められ ているのが現状であろうと思い、私は反対するものであります。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから請願第6号を起立により採決いたします。   本件は委員長報告のとおり採択することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、請願第6号は採択することに決定しました。   午前11時20分まで。           午前11時05分  休 憩                                                        午前11時20分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              日程第7 議第101号 村上市税条例等の一部を改正する条例制定について         議第102号 村上市山北ゆり花温泉・交流の館「八幡」条例の一部を改正す             る条例制定について          議第103号 山熊田長期滞在施設条例の一部を改正する条例制定について       議第104号 朝日グリーン・ツーリズム推進施設条例の一部を改正する条例             制定について          議第105号 朝日シルクフラワー製作工房施設条例の一部を改正する条例制             定について          議第106号 朝日みどりの里農産物直売施設条例の一部を改正する条例制定             について     〇議長(佐藤宮吉君) 日程第7、議第101号から議第106号までの6議案を一括して議題といたしま す。   本案は、市民経済常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものですが、委員長から審査報告 書が議長あて提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いします。   市民経済常任委員長。           〔市民経済常任委員長 大滝国吉君登壇〕 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) ただいま上程されております議第101号から議第106号までの 6議案について、その審査の概要と経過についてご報告いたします。   去る9月の13日及び14日の午前10時から第1委員会室において、委員7名、副市長、担当課長及 び議会事務局長出席のもと市民経済常任委員会を開催いたしました。   初めに、議第101号 村上市税条例等の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当課長 から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、国の改正に伴い市も改正するとのことですが、なぜ今国は行わなければならなかった のかとの質疑に、今の経済状況を勘案して改正となったと理解しておりますとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第101号は原案のとおり可決す べきものと決定いたしました。   次に、議第102号 村上市山北ゆり花温泉・交流の館「八幡」条例の一部を改正する条例制定に ついてを議題とし、担当課長からの説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、民宿組合の宿泊料金改正によるものと説明ですが、幾ら値上げしたのかとの質疑に、 組合との協議で500円の値上げですとの答弁でした。   委員から、今回の値上げによって今後の経営やお客様の宣伝などをどのように考えていくのかと の質疑に、24年の4月を改正日としており、それまで周知をしながら施策を考えてまいりたいとの答 弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第102号は原案のとおり可決す べきものと決定いたしました。   次に、議第103号 山熊田長期滞在施設条例の一部を改正する条例制定を議題とし、担当課長か ら説明を受けた後、質疑に入りました。   質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第103号は原案のとおり可決すべきも のと決定いたしました。   次に、議第104号 朝日グリーン・ツーリズム推進施設条例の一部を改正する条例制定について を議題とし、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、開館時間定めていないをつけ加えるとのことでしたが、現状はどうなっているのかと の質疑に、今もこの時間で行っていますとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第104号は原案のとおり可決す べきものと決定いたしました。   次に、議第105号 朝日シルクフラワー製作工房施設条例の一部を改正する条例制定についてを 議題とし、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、指定管理するために改正するとのことですが、修繕等はどうなっているのかとの質疑 に、他の指定管理施設を同じ扱いをするものですとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第105号は原案のとおり可決す べきものと決定いたしました。   次に、議第106号 朝日みどりの里農産物直売施設条例の一部を改正する条例制定についてを議 題とし、担当課長からの説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、指定管理者は現在運営している組合なのかとの質疑に、そのつもりで協議を進めてい ますとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第106号は原案のとおり可決す べきものと決定いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決いたします。   最初に、議第101号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第101号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第102号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第102号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第103号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第103号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第104号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第104号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第105号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第105号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第106号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第106号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第8 議第108号 神林いこいの家条例の一部を改正する条例制定について    〇議長(佐藤宮吉君) 日程第8、議第108号 神林いこいの家条例の一部を改正する条例制定につ いて議題といたします。   本案は、厚生文教常任委員会に付託して休会中にご審査願ったものですが、委員長から議長あて 審査報告書が提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   厚生文教常任委員長。           〔厚生文教常任委員長 川村敏晴君登壇〕 〇厚生文教常任委員長(川村敏晴君) ただいま上程されております議第108は、去る9月15日午前1 0時から本庁委員会室において、委員6名、副市長、教育はじめ関係課長及び関係職員、議会事務局 長出席のもと委員会を開催いたしました。   その詳細については省略をさせていただきますが、その審査の概要と経過について主なものをご 報告申し上げます。   まず、議第108号 神林いこいの家条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当課 長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、この施設はあかまつ荘や寿山荘、荒川いこいの家同様の高齢者福祉施設であり、3つ の施設は既に指定管理者に伴う条例改正が進んでいるのになぜここだけ遅れているのかとの問いに、 この神林いこいの家の利用者のほとんどが生きがい活動の支援通所サービスの方々で、委託事業とな っており、この事業も指定管理の事業に含められないか検討してまいりましたが、最終的に委託事業 のままとしていくこととなり、時間がかかってしまいましたが、今回条例改正とすることとなったも のでありますとの答弁でした。   また、委員から、条例の13条の4項目めであるが、利用料金をその収入として授受することがで きるとなっているが、今までの指定管理では市のほうに入ることになっているのではなかったのかと の問いに、指定管理の形態はいろいろあると思いますが、他の施設のものも利用料があるものに関し ては、これと同様になっているとの答弁でございました。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第108号 については原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。   以上報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから議第108号を起立により採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第108号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第9 議第109号 市道路線の認定について      議第110号 市道路線の変更について      議第111号 市道路線の廃止について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第9、議第109号から議第111号までの3議案を一括して議題といたしま す。   本案は、建設企業常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものですが、委員長から審査報告 書が議長あて提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いします。   建設企業常任委員長。           〔建設企業常任委員長 平山 耕君登壇〕 〇建設企業常任委員長(平山 耕君) ただいま上程されております議第109号から議第111号までの 3議案について、その審査の概要と経過についてご報告申し上げます。   去る9月20日午前10時から第1委員会室において、委員6名、副市長、担当課長及び担当職員、 議会事務局長出席のもとで建設企業常任委員会を開催し、審査を行いました。   初めに、議第109号 市道路線の認定についてを議題とし、担当課長から説明を受けた後、審査 に入りました。   委員より、松喜和20号線について伺うが、この道路の地図を見ると、どう考えても解せない位置 どりになっているし、家が建ってもいないのに市道認定するのかとの質疑に、ここは新たに宅地開発 されたところで、住宅建築に適するように区画が整備され、道路設計がされたもので、条件が整って いれば家が建築されていなくても市道認定はされますとの答弁でした。   委員より、市道認定されれば、除雪等で市の責任はの質疑に対し、家が建ち並んでくれば区長を 通じて要請があると思うし、その責任はありますとの答弁でした。   そのほかさしたる質疑はなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第109号は原案のと おり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第110号 市道路線の変更についてを議題とし、担当課長から説明を受けた後、審査に 入りました。   委員より、変更以前の道路がなくなったわけではないと思うが、今後どういう扱いになるのです かとの質疑に対し、道路そのものは存在するが、日東道の完成により新設された道路があるので、そ の路線名が入れかわったものであるし、今回の変更については14路線すべて日東道の開通に関連する ものですとの答弁でした。   その他質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第110号は原案のとおり可決すべ きものと決定しました。   続いて、議第111号 市道路線の廃止についてを議題とし、審査に入りました。さしたる質疑が なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第111号は可決すべきものと決定しました。   以上、報告します。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決いたします。   最初に、議第109号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第109号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第110号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第110号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第111号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第111号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第10 議第112号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第6号)       議第113号 平成23年度村上市みどりの里特別会計補正予算(第2号)       議第114号 平成23年度村上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第1号)       議第115号 平成23年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)       議第116号 平成23年度村上市介護保険特別会計補正予算(第1号)       議第117号 平成23年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第1号)       議第118号 平成23年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第1号)       議第119号 平成23年度村上市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号) 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第10、議第112号から議第119号までの8議案を一括して議題といたしま す。   本案は、いずれも関係所管常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものでありますが、各委 員長から審査報告書が議長あて提出されています。   最初に、総務常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   総務常任委員長。           〔総務常任委員長 小池 晃君登壇〕 〇総務常任委員長(小池 晃君) ただいま上程されております議第112号 平成23年度村上市一般 会計補正予算(第6号)のうち当委員会所管分について、その審査の概要と経過についてご報告申し 上げます。   去る9月9日午前10時から第1委員会室において、委員6名、副市長、担当課長、担当職員、議 会事務局長出席のもと総務常任委員会かを開会いたしました。   初めに、歳入全款について担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。質疑の主なものは、 委員より、震災関連で国庫補助金が3割削減されて社会資本整備総合交付金が6,270万円の減額補正 との説明であったが、今後も震災関連での減額補正はあるのかとの質疑に、今回の減額は土木関係の ものだが、下水関係でも同様に3割減との通知が来ていて、今後国の方針がどの程度のものかは定か でないが、削減の影響は少なからずあるのではないかと推測しているとの答弁でした。   委員より、消防費国庫補助金1,100万円が全額減額されたが、これの使途は何だったのかとの質 疑に、国の補助金で救急車を購入予定であったが、申請が不採択となったための減額補正ですとの答 弁でした。   また、委員より、不採択になったことで予定した救急車は購入できないのかとの質疑に、国の補 助金が不採択となったため、消防債1,090万円を計上して予定した救急車を購入するとの答弁でした。   委員より、総合型地域スポーツクラブ支援事業補助金で770万円減額されたが、年度途中での補 助金減額の理由はとの質疑に、宝くじのtotoからの補助金を見込んでいたが、年度に入ってから 補助金の不採択の通知が来たための減額で、スポーツクラブ活動に支障のないように一般財源で補う ものですとの答弁でした。   続いて、歳出関係について担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。委員より、防災対 総務費の120万円は、サーベイメータ2台分との説明であったが、来年度に向けて放射能線量計を配 備したいとのことだが、それに伴う必要経費はどれくらい見込んでいるのかとの質疑に、サーベイ メータ2台については、今まで県から借りて職員がそれぞれのグラウンドで測定していたが、貸し出 し期間が9月までで、10月以降も継続して放射線量を監視するためのものです。来年度購入したいと しているのは、これも現在県から借りているもので、日々の放射線量の推移を見るポケット線量計で、 1台3万円程度のものを消防署の本部と各分署に計5台、約15万円を来年度当初予算で配備し、継続 して測定していきたいとの答弁でした。   その他さしたる質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第112号のうち当委員会 所管分については原案のとおり可決すべきものと決定しました。   以上、報告いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   次に、市民経済常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   市民経済常任委員長。           〔市民経済常任委員長 大滝国吉君登壇〕 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) ただいま上程されております議第112号 平成23年度村上市 一般会計補正予算のうち当委員会所管分から議第114号までの3議案について報告いたします。   初めに、議第112号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第6号)のうち当委員会所属分を議 題として担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   第2款では、委員から、確定申告補助118日分の内容はとの質疑に、1月から3月までの8人分 を予定していますとの答弁でした。   委員から、戸籍住民基本台帳費で総合案内臨時職員が10月から3月までの賃金補正があるが、今 までは9月で終わっていたのかとの質疑に、総務課の方針で9月までの実績を見ながら10月以降は計 画することなので、今回お願いするものですとの答弁でした。   第3款では、委員から、人権啓発活動地方委託事業費は、新発田、村上地域の回り番で行ってい るとのことですが、今回村上で行う事業を他市に提供や呼びかけはするのかとの質疑に、ネットワー ク協議会がありますので、その中で行ってまいりたいと思いますとの答弁でした。   第6款では、委員から、新規の事業が多くあるが、そのわけはとの質疑に、この事業は県の補助 事業で、3月ころに計画されたものです。当初予算には計上できなかったものです。県の事業が確定 になり、お願いするものでありますとの答弁でした。   委員から、せっかく補助事業が来ているのに農家には周知しているのかとの質疑に、振興局の 方々と連絡をとりながら説明をしているところですとの答弁でした。   第7款では、委員から、プレミアム商品券の内容は前回と同じなのかとの質疑に、今回も変わっ ておりませんとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第112号のうち当所管分につい ては原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、第113号 平成23年度村上市みどりの里特別会計補正予算(第2号)を議題とし、担当課 長より説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、山ブドウワインを買い取りにしたのはとの質疑に、高根ブドウ組合が自立していくよ うな仕組みをしていただくようとの答弁でした。   委員から、本数は1,500本にしたのはとの質疑に、過去の実績を見ながら計画いたしましたとの 答弁でした。   委員から、自立を支援するのであれば、直接組合が販売したほうが利益につながるのではないか との質疑に、販売の権利の関係でできないので、当館で行っていますとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第113号は原案のとおり可決す べきものと決定いたしました。   次に、議第114号 平成23年度村上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第1号)を議題とし、担 当課長の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、今回修繕する機械は、数年も古くなっており、今回修繕しても大丈夫なのかとの質疑 に、専門に扱っている修理工場で行っていますので、心配ないと思いますとの答弁でした。   委員から、もう一台あるが、そちらのケアはどうなのかとの質疑に、今のところは心配ありませ んとの答弁でした。   委員から、2台とも古くなっていますが、今後の対応をどう考えているのかとの質疑に、今後は リース等も考えながら検討してまいりたいとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第114号は原案のとおり可決す べきものと決定いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   次に、厚生文教常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   厚生文教常任委員長。           〔厚生文教常任委員長 川村敏晴君登壇〕 〇厚生文教常任委員長(川村敏晴君) ただいま上程されております議第112号のうち、当委員会所 管分及び議第115号から議第116号までの2議案は、先ほど報告させていただきました議第108号に引 き続き審査させていただきました。その詳細については、省略をさせていただきますが、審査の概要 と経過について主なものをご報告申し上げます。   まず、議第112号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第6号)のうち、厚生文教常任委員会 所管分を議題とし、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   まず、第3款民生費について、委員から、老人福祉費の生きがい活動支援経費で計上されている 経費は、鍛冶町コミュニティデイホームのことだと思うが、この施設の利用者の状況を教えてほしい との問いに、平成22年度の人形さま巡り、町屋めぐりや屏風まつりなどでこの施設を利用した人数も 含めた数字ですが、延べ人数は2,896人となっていますとの答弁でした。   委員から、介護基盤緊急整備特別対策経費ですが、小規模多機能型居宅施設にスプリンクラーを つけたということですが、すべての施設に対してですかとの問いに、小規模多機能居宅型施設には消 防上の設置義務はありませんが、施設のほうから県のほうに設置の希望を出すと、補助率100分の100 の補助事業として設置が認められます。今回計上された金額については、1つの施設分でございます との答弁でした。   委員から、聞くところによると、新発田市では来年の3月初めての小規模多機能居宅型施設が運 営されるということですが、我が村上市では小規模多機能居宅型施設が既に4施設あり、普及状況は 他市よりもとても進んでいると思うが、さきの市長の答弁ではもっとこの小規模多機能居宅型施設を ふやしていくと言っていましたが、実際の計画はどのようになっていますかとの問いに、確かに市長 答弁でもそのように触れていましたが、各施設の利用状況を聞くところによると、余り利用状況が上 がっていないということであり、またよその地域の話を聞いてみても、同様な状況であるということ で、現段階では検討段階ということでありますとの答弁でした。   委員から、緊急雇用創出事業で、この経費で保育士をふやしたようですが、これによって入園待 ちの園児はないのですかとの問いに、10月からの乳児の入園希望者のための補正で計上させていただ いたもので、毎月入園協議を開催しているが、9月時点で入園できなかった入園希望者が2名いて、 その方が引き続いて入園を希望していましたので、この緊急雇用事業を活用させていただき、対応し ていきたいと思っていますとの答弁でした。   次に、第4款衛生費について、委員から、予防費の乳幼児児童生徒予防接種委託料返還金ですが、 このように多額の返還金があったということは、日本脳炎の予防接種を取りやめたということですか との問いに、返還された分は新型インフルエンザと子宮頸がんワクチンの予防接種の分であり、当初 の実績よりも交付額が下回ったので、返還となったということでございます。また、日本脳炎につい ては、平成17年に副作用があって差し控えられていましたが、いいワクチンができたので、22年度か ら接種してもよいということになり、22年度は3歳児のみ積極的に接種を進めるというようになり、 ことしの5月20日に国のほうから文書が来て、小学校3年、4年、いわゆる9歳、10歳の人には積極 的に勧奨しなさいということで、また17年以降21年度まで接種をしていない人に対しても、もし希望 があれば接種するよう通達があり、今回の補正で計上をお願いいたしましたとの答弁でした。   次に、第10款教育費について、奨学金制度について98人の申請があり、そのうち87人が採用され ているということですが、残り11人の方たちはなぜ採用されなかったのかとの問いに、いずれの方々 も所得要件が大幅に上回っていたことから、審査委員会で不採用となりましたとの答弁でした。   委員から、スポーツ団体育成費の愛ランドあさひの予算で、サッカーくじのtoto補助金が該 当しなくなったことで大きく減額となった件だが、これだけ減額されれば活動にも大きく響くことと となり、通常は一般会計から繰り入れることも考えられるが、なぜそうはならなかったのかとの問い に、この愛ランドあさひの育成支援補助事業はtotoの事業ですが、例えば事業が1,000万円とす ると、1,000万円がtotoから補助されますが、その10分の1の100万円を市がtotoに負担金と して支払うもので、原資はtotoから市に入り、市の支出として愛ランドあさひに委託料として支 出されます。totoに事業助成する段階で幾分か事業を過大的に申請したこともあり、現状の予算 でできるものとして若干事業を縮小して予算を減額させていただきましたとの答弁でした。   委員から、小中学校の特別教育支援経費ですが、昨年度よりもふえているように思うのですが、 そのような傾向が続くようであれば、この経費も年々増額していくことになるのかとの問いに、全国 的に支援を必要とする子供がふえている傾向にあるということで、当地域においてもやはり年々ふえ ています。それに対応した形で対応していかなくてはならないと思っていますが、人数がふえたとし ても、限られた予算の中できめ細やかな対応をしていくために、学校ともいろいろと協議をしながら 進めてまいりたいと思っているとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第112号 のうち当委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第115号 平成23年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてを議題 とし、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、国の返還金が決まらないと予算が立てられないというおかしなシステムであるとは思 うが、市民にとっては今後の国保がどうなるのかということは重大な問題なので、今後2年間は値上 げをしなくていいのか。その先はどうなのか見通しをしめしてほしいとの問いに、本当に私どもはは っきりした説明ができればよいと思うのですが、今ははっきりしていることは医療費が年々上がって いるということであり、そして全国では3.9%上がったと速報が入っております。これをもとに村上 市の医療費が50億円だとして、例えば4%上がると2億円医療費が上がるというわけですが、これを 全額税金で賄うわけにもまいりませんので、2年間大丈夫だといいますのは、あくまでも基金がある うちは大丈夫だということでございまして、基金がなくなればそれからどうするのかということの対 策を講じなければならなくなるということでございます。この先は大丈夫なのかと聞かれても、私ど もに対しても大丈夫と言い切ることではないということをご理解いただきたいとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第115号 については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第116号 平成23年度村上市介護保険特別会計補正予算(第1号)についてを議題とし、 担当課長から説明を受けた後、質疑に入りましたが特に質疑もなく、討論を求めましたが討論もなく、 起立採決の結果、起立全員で議第116号については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   報告は以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   午後1時まで休憩します。           午後 零時01分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続いて会議を再開いたします。   最後に、建設企業常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   建設企業常任委員長。           〔建設企業常任委員長 平山 耕君登壇〕 〇建設企業常任委員長(平山 耕君) ただいま上程されております議第112号、平成23年度村上市 一般会計補正予算のうち当委員会所管分及び議第117号から119号までの4議案につきましては、先ほ ど報告しました議案に引き続き審査を行いました。その審査の概要と結果についてご報告申し上げま す。   最初に、議第112号のうち当委員会所管分を議題として担当課長から説明を受けた後、質疑に入 りました。   委員より、道路維持費で消雪パイプの井戸を掘るとの説明だが、それはどこの井戸ですかの質疑 に対し、村上塩町の井戸が1基老朽化して中のケーシングが腐れたため使えなくなり、今回新たに掘 り直すものですとの答弁でした。   委員より、災害復旧費のうち7月28日の水害で被災された市内は何カ所があったのかと質疑に対 し、村上地区で13カ所、神林で5カ所、荒川で2カ所の計20カ所で、荒川の1カ所が被害甚大でした との答弁でした。   委員より、今回の災害で後から国のほうから災害復旧費の補助対象にならないのかの質疑に対し、 荒川坂町区の烏川にかけられている市道橋が1,200万円の被害額が試算され、災害対象の査定に入っ ているとの答弁でした。   そのほかさしたる質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第112号のうち当委員 会所管分は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第117号、平成23年度村上市下水道事業特別会計補正予算を議題とし、担当課長より説 明を受けた後、審査に入りました。   委員より、下水道整備の予算が東日本大震災の影響に伴い3割削減され、村上市全体で5.4キロ メートルの工事ができなくなったわけですが、これはことし1年限りのものですかとの質疑に対し、 下水道事業では毎年6月に次年度の予算要望があるが、来年度は例年どおりの予算で、3割カットは しないとの要望でよいとの答えをもらっているとの答弁でした。   委員より、移設補償金1,799万9,000円があるが、これは何カ所分かの質疑に対し、山北地区府屋 の大川にかかる歩道橋が老朽化して、これを県がかけかえ工事を進めているが、それに伴い下水道管 の補償工事もあります。これについて、県から補助金が入ってくるとの答弁でした。   委員より、下水道汚泥の放射性物質については、問題ないのかの質疑に対し、公共下水道につい ては6月21日各地区5カ所で検査し、検出されませんでした。今月もう一度検査する予定で準備をし ています。今度は、農業集落排水についても検査をする予定ですとの答弁でした。   その他質疑なく、討論もなく、起立採決を求めたところ、起立全員で原案のとおり可決すべきも のと決定しました。   次に、議第118号、平成23年度村上市集落排水事業特別会計補正予算を議題とし、担当課長より 説明を受けた後、審査に入りました。   さしたる質疑はなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第118号は原案のとおり可決 すべきものと決定しました。   次に、議第119号、平成23年度村上市簡易水道事業特別会計補正予算を議題とし、担当課長に議 案の説明を求めた後、審査に入りました。   委員よりはさしたる質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第119号は原案のと おり可決すべきものと決定しました。   以上で報告終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決いたします。   最初に、議第112号を採決いたします。   本案に対する委員長報告はいずれも可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸 君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第112号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第113号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第113号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第114号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第114号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第115号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第115号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第116号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第116号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第117号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第117号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第118号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第118号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第119号を採決いたします。   本件に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第119号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第11 議第120号 平成22年度村上市一般会計歳入歳出決算認定について         議第121号 平成22年度村上市土地取得特別会計歳入歳出決算認定につ              いて         議第122号 平成22年度村上市情報通信事業特別会計歳入歳出決算認定              について         議第123号 平成22年度村上市みどりの里特別会計歳入歳出決算認定に              ついて         議第124号 平成22年度村上市蒲萄スキー場特別会計歳入歳出決算認定              について         議第125号 平成22年度村上市あらかわゴルフ場特別会計歳入歳出決算              認定について         議第126号 平成22年度村上市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定              について         議第127号 平成22年度村上市国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決              算認定について         議第128号 平成22年度村上市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認              定について         議第129号 平成22年度村上市老人保健特別会計歳入歳出決算認定につ              いて         議第130号 平成22年度村上市介護保険特別会計歳入歳出決算認定につ              いて         議第131号 平成22年度村上市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算              認定について         議第132号 平成22年度村上市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定に              ついて         議第133号 平成22年度村上市集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定              について         議第134号 平成22年度村上市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定              について         議第135号 平成22年度村上市上水道事業会計決算認定について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第11、議第120号から議第135号までの16議案は、平成22年度各会計の決 算認定についてであります。これを一括して議題といたします。   本案は、いずれも関係所管常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものでありますが、各委 員長から審査報告書が議長あて提出されております。   最初に、総務常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   総務常任委員長。           〔総務常任委員長 小池 晃君登壇〕 〇総務常任委員長(小池 晃君) ただいま上程されております議第120号から議第122号までの3議 案は、去る9月9日さきに報告しました議案に引き続き審査を行いました。その概要についてご報告 いたします。   議第120号 平成22年度村上市一般会計歳入歳出決算認定についてのうち、当委員会所管分を議 題とし、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   歳入では、委員より、市民税の収入未済額が年々ふえているが、これが解消のためどのような対 策を考えているのかとの質疑に、多い人で年に2回から3回の納税相談を行い、滞納者の実情を把握 しながら分納誓約をとらせていただいている。また、新たな滞納者が出ないような取り組みとして、 督促状を出した後、催告の前に未納となっていますというお知らせを発送して滞納となっていること を認識してもらい、納税相談を行い、納税計画を立てていただいているとの答弁でした。   また、委員より、督促や納税相談等きめ細かな取り組みによって、支払い能力があるにもかかわ らず滞納となっているケースもあると思うが、その対策はとの質疑に、分納誓約を受けても、計画ど おりならないことも多く、中でも悪質だと思われるものは料金や所得税の還付などの差し押さえで対 応する。また、県の徴収機構に引き継ぎ、より厳格な滞納処理をやっているとの答弁でした。   委員より、市税の収入未済額が5億円に迫っていて徴税体制を強化しないと滞納額を減らすこと は難しいと思うがとの質疑に、職員数も減っていて県の徴収機構にも1人出向して県税徴収のお手伝 いをしている。人がふえれば徴収率が上がるとは考えにくく、現在の人数で最大限の努力をしている のが現状ですとの答弁でした。   続いて、歳出では、各支所には不要となった共用備品が多くあると思うが、管理や処分はどのよ うにされているのかとの質疑に、合併して備品の管理も把握できていなかったことから、平成22年度 に緊急雇用を使って備品台帳を整備した。不要物品の処分については、本庁も含めて各支所から廃棄 処分の伺いを出してもらい、使えるもの、公売に適しているものを判断して廃棄、公売等の手続をし ていますとの答弁でした。   その他さしたる質疑なく、討論を求めましたが討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第120 号のうち当委員会所管分については認定すべきものと決定しました。   次に、議第121号 平成22年度村上市土地取得特別会計歳入歳出決算認定について、議第122号  平成22年度村上市情報通信事業特別会計歳入歳出決算認定についての審査は、いずれも担当課長から 説明を受けた後、審査に入りましたが、いずれも質疑なく、討論を求めましたが討論なく、起立採決 の結果、議第121号、議第122号いずれも起立全員で認定すべきものと決定いたしました。   以上、報告いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   次に、市民経済常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   市民経済常任委員長。           〔市民経済常任委員長 大滝国吉君登壇〕 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) ただいま上程されております議第120号のうち当所管分及び 議第123号から議第125号までの4議案について、審査の概要について報告いたします。   議第120号、平成22年度一般会計歳入歳出決算認定についてのうち当委員会所管分を議題として、 担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   第4款では、委員から、水質検査委託料が当初とかなり違っているのはどういうことかとの質疑 に、その差額については、入札結果の額ですとの答弁でした。   委員から、水質検査の内容は毎年同じなのかとの質疑に、大体毎年同じやり方で行っていますと の答弁でした。   第5款では、委員から、職業相談業務委託料が当初より減額されているのはとの質疑に、当初よ り相談費用や時間外が減額されたことや、保護者懇談会などの件数も減ったことからですとの答弁で した。   第6款では、委員から、村上牛生産振興対策事業補助金や素牛導入資金利子補給金などの執行率 が低いとの説明だが、どんなところに原因があるのかとの質疑に、繁殖牛が3頭、飼育牛が14頭など 対象になるものが少ないと他の補助枠なども模索していることからですとの答弁でした。   委員から、市行分収林事業の伐木時期は何年を予定しているのかとの質疑に、村上、山北、朝日 地区で計画しているもので、その地域で違いがあり、また現在は価格の低迷により伐木を延長してい るところですとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第120号のうち当所管分につい ては原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。   次に、議第123号 平成22年度村上市みどりの里特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、 担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第123号は原案のとおり認定すべきも のと決定いたしました。   次に、議第124号 平成22年度村上市蒲萄スキー場特別会計歳入歳出決算認定についてを議題と し、担当課長の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、予算を立てるとき開業日はいつからいつまでの予定なのかとの質疑に、当初は12月23 日から3月13日までの予定でしたが、実際は12月31日から3月13日までですとの答弁でした。   委員から、予算的に減額したところがあるが、日数が減っていることも原因なのかとの質疑に、 日数が減った分燃料費などが減額していますとの答弁でした。   委員から、稼働日数が少ないにもかかわらず賃金がふえているのはなぜなのかとの質疑に、降雪 が多い日があり、その稼働しなければならない日が多かったためですとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第124号は原案のとおり認定す べきものと決定いたしました。   次に、議第125号 平成22年度村上市あらかわゴルフ場特別会計歳入歳出決算認定についてを議 題とし、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、可動日数と開業の日数はとの質疑に、予算的には4月から10月までの予定となってお ります。   委員から、ゴルフコースの整備用機械のリースが当初と違っているのはどうしてかとの質疑に、 納入時期が当初と違ったためですとの答弁でした。   委員から、指定管理になっても水質検査手数料、浄化槽法定検査料、保険料、施設維持費、経理 業務委託料などそっくり同じに扱われているのはとの質疑に、本年度から指定管理にしましたので、 その条件の中で踏み込ませていただいておりますとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第125号は原案のとおり認定す べきものと決定いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   次に、厚生文教常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   厚生文教常任委員長。           〔厚生文教常任委員長 川村敏晴君登壇〕 〇厚生文教常任委員長(川村敏晴君) ただいま上程されております議第120号のうち当委員会所管 分及び議第126号から議第131号の6議案は、先ほど報告いたしました議案に引き続き審査いたしまし た。その審査の概要と経過について主なものをご報告申し上げます。   まず、議第120号 平成22年度村上市一般会計歳入歳出決算認定のうち当委員会所管分について 担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   まず、第3款民生費について、委員から、当市の保育園の保育士の約半分が臨時、パート職員と なっており、今後予定されている荒川統合保育園においては、これら臨時職員の方たちが指定管理業 者に雇用される方向にあるとのことですが、先般我が委員会で視察させていただいた南魚沼市保育園 の指定管理を任されている保育園業者に聞いたところ、そこにおいてもやはり正職員保育士と臨時保 育士やパート職員の数は半々くらいであると言っていましたが、村上市において正職員保育士と臨時 職員保育士との間に大きな溝ができていくのではないかと心配されます。今後臨時保育士の扱いにつ いてどのように対処していくつもりなのかとの問いに、正規職員率がほぼ半々となっていることは、 行政の責任で対応すべきことであると思います。旧朝日村当時は、人材派遣会社を通じて月20万円前 後で人材の派遣を受けていましだか、合併をしてから経費的なことから臨時を採用しているわけであ りますが、今後は統合等指定管理など子供の数などの問題を含めて委員会を立ち上げていろいろな問 題について検討していくつもりですとの答弁でした。   委員から、通園バスを業者委託している件ですが、従来からシルバー人材センターで請け負って いたと思いますが、安全面などを考慮して青ナンバーの業者に委託したのでしょうかの問いに、21年 度までは運転と添乗業務を別々に委託していましたが、添乗業務の方が休んだ場合の対処の問題など から、運転と添乗業務を一体として業者に委託することとしましたとの答弁でした。   委員から、ゆり花会館の運営経費の中の指定管理料について、利用者が支払う部屋の使用料など の売上金はこの指定管理料に含んでいるのかとの問いに、指定管理料の試算においては、直営で運営 していたときの入湯税や利用料などの収入を見て不足分を積算して指定管理料の上限を決めて決定を していますとの答弁でした。   委員から、聞いたところ、ゆり花会館の入湯税も含めた入浴売り上げが1,442万6,150円と部屋代 が84万7,560円ということであるが、指定管理料より黒字になっていると言えます。他の社会福祉法 人が指定管理している施設では、そうでないところもあるようだが、本来指定管理は民間活力を求め ているわけであるので、社会福祉法人ばかりに委託せず、もっと競争力を持たせるために民間企業参 入も考える必要があるのではないかとの問いに、指定管理料の決定については、今までの実績をもと にその赤字部分を補てんするという考え方から決定していますが、ご指摘の企業努力を加味した中で 基準づくりが平等にやれるかということは、大変難しい判断であると思いますが、今後民間企業の参 入もふえてくると思いますので、民間活力の導入が指定管理の趣旨ですので、どんどんやってほしい と思っています。また、荒川いこいの家と寿山荘については、社会福祉法人では利益につながらない 指定管理は受けないということでありますので、民間の参入により指定管理の公募を進めていくこと となっています。今後は、いろいろな面で基準づくりを検討しながら民間参入を進めてまいりたいと 思っていますとの答弁でした。   委員から、社会福祉協議会助成経費が昨年よりもふえているのはどのような業務を委託してふえ たのかとの問いに、社会福祉協議会には運営費助成と事業費助成の支出を行っていますが、今のご質 問の運営費補助ですが、要因としては社会福祉協議会の事務局長に市の職員を派遣させていただいた ということと、神林支所長がデイサービスの所長から福祉協議会の事務局長に異動したということも ありますし、また朝日地区で人件費を運営費に組み替えたことが増額の要因ですとの答弁でした。   次に、第4款衛生費については、委員から、在宅医療についてですが、以前村上市の高齢者の1 人当たりの医療費は約70万円で、新潟県では77万円くらいで、県平均よりよいというふうに聞いたこ とがありますが、長野県では45万円くらいの町もあるということで、その町はモデル地区に指定して 医療費軽減に取り組んでいるということです。村上市としても、保健師さんがいるわけですので、病 院から退院後、病院とタッグを組んで病後の対応をすることで医療費の削減を図るということはでき ないのでしょうかとの問いに、委員のおっしゃっているのは、長野県の佐久病院のことと思いますが、 佐久病院では往診による在宅医療システムをつくり上げているところで、医師、看護師と家庭の事情 がよくわかっている保健師との連携がとれているもので、新潟県ではまだそのような体制が整ってい ない状況であり、当市での取り組みも大変難しい状況であると言えますとの答弁でした。   次に、第10款教育費について、委員から、保健体育施設費について、5地区にそれぞれ施設があ りますが、荒川総合体育館は岩船広域で建てたもので、かなり年数がたっていて雨漏りがひどく、修 繕するだけでも何千万円もかかると聞いていますが、これらの各施設にある施設の維持管理費も膨大 な経費がかかっています。これら施設は、いずれ老朽化するわけであり、荒川、神林を1つにし、体 育館を神林地区に置いたら運動場を荒川地区に置くなどのような再編が必要と考えるが、どのような 認識を持っているかとの問いに、確かに各地区にある施設も老朽化してきていて、それに対する要望 もいろいろ出てきているわけで、今後一体化した取り組みを検討してまいりたいと思っていますとの 答弁でした。   委員から、教育委員会費について、教育委員会で行われている会議について開催日程や会議内容 が全く見えてこない状況であると考えているが、せめて年1回くらいは議会に出席し、村上市の教育 委員会の方針を発表してもらうことはできないものかとの問いに、教育委員会は月1回委員会を開催 していろいろと市の教育実態についてや設備、施設に関することを話し合い、激論を交わしています。 また、月1回勉強会を開き、今の市の教育のあり方や村上市の現状についての話し合いをしたり、県 や文科省の教育方針について理解をし合うよう努めています。地方教育法の改定によって教育委員会 のやったことを皆様に報告しなければならないと二、三年前に法律が変わりましたので、村上の教育 というものをまとめて冊子にして皆様に配付していますが、その冊子について配付するだけではなく、 今後は配付の都度皆様に冊子について説明をしてまいりたいと考えていますし、次回の厚生文教常任 委員会には教育委員長にも出席をしてもらう方向で話を進めたいと思っていますとの答弁でした。   委員から、小学校費と中学校費の中で今耐震工事が進められているが、完成すると村上市の耐震 化率はどのくらいになるかとの問いに、昭和56年以降に建設された校舎は、耐震工事が施されていま すので、耐震化工事は必要ありませんが、それ以外で今回の耐震化工事が完了時点の耐震化率は小学 校で72%、中学校で81%、総計で75.9%となります。また、未耐震の残り校舎数は棟数で39棟、学校 数で12学校が残っていることになりますとの答弁でした。   委員から、公民館活動経費について、来年4月から協働のまちづくりで運営委員会がなくなると いうことですが、本年以降の予算に必要なくなる部分はどの部分ですかとの問いに、運営委員の方は 任期が終わりますので、その委員の方々の報酬部分が来年度からなくなりますとの答弁でした。   委員から、岩船地区でいえば運営委員は敬老会や文化祭の準備などいろいろと活動しているが、 それらができなくなるということは、地域活動にとってマイナスとなるのではないかとの問いに、合 併当初から公民館の分館は廃止されると聞いていましたが、廃止後の事業をどうするかということと、 今まで支援いただいた運営委員会組織をどうするかということを協議してまいりました。まだ明確な ものではないのですが、大方は新しい組織で引き継ぐとの内々の仕分けはできています。今までの運 営委員の方々の蓄積されたノウハウを今後も生かしてまいりたいと考えており、今後運営委員の方々 に対して新たなステージでご協力いただくためのお願いをさせていただきたいと考えていますとの答 弁でした。   委員から、集落集会施設整備補助金について、集落センターの修繕、改築や新築に対する補助金 の割合についてはどのようになっているのかとの問いに、新築または改築に対しては3分の1で上限 は400万円、増築、移転については3分の1で上限は300万円、大規模改修、大規模模様がえは3分の 1で上限は200万円、バリアフリー改修は3分の1で上限は100万円となっていますが、これは合併前 の各地区のものをベースにしたもので、平成22年までのものであり、23年度からは新しい要綱が示さ れていますとの答弁でした。   委員から、小学校特別教育支援経費について、介助支援に53人の介助士が配置されていますが、 以前小学校の訪問で、多動性の児童の介助に女性の方がその動きになかなかついていけない状況であ ったところを拝見しましたが、普通の児童の教育に支障が出るのではないかと感じられ、今後もっと 強化していく必要があると感じますがとの問いに、この多動性やED、HDの問題は、妊娠中にアル コールを飲酒すると胎児の脳の発育に影響が出てきて多動性になる子供が非常に多くなってきている と言われていて、アメリカやヨーロッパでは妊娠中のアルコール飲酒は法律で禁止されているようで すが、日本ではまだそこまでいっていません。この妊娠中のアルコール飲酒の問題がクローズアップ されてきていますので、先日保健師さんの会合でも妊娠中のアルコール飲酒は控えるように指導して ほしいとお願いをしてきましたが、このような状況であり、多動性はますますふえる状況であると思 っていますとの答弁でした。   委員から、奨学基金積立金について、この制度の設立時には4,000万円の繰出金が出され、年々 ふえていくわけですが、近年の経済状況において今後返済できない方も出てくると考えられますが、 返済されない方に対する対策はどのように考えているのかとの問いに、この奨学金制度の返済計画は、 卒業後1年据え置き、後10年間均等払いで返済していただくことになっています。山北時代の貸し付 けは終了し、返済のみとなっていますが、現在5人の方で約120万円ほどございます。これらの方々 とは、話し合いを通じて返済をお願いしております。今後も、返済できない方には丁寧な対応をしな がら支払いをお願いしてまいりたいと思っていますとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第120号 のうち当委員会所管分については原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。   次に、議第126号 平成22年度村上市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてを議題と し、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りましたが特に質疑もなく、討論を求めましたが討論も なく、起立採決の結果、起立全員で議第126号については原案のとおり認定すべきものと決定いたし ました。   次に、議第127号 平成22年度村上市国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算認定についてを 議題とし、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りましたが特に質疑もなく、討論を求めましたが 討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第127号については原案のとおり認定すべきものと決定 いたしました。   次に、議第128号 平成22年度村上市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを議題 とし、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、温泉活用健康事業について、この湯ったりチケットが大分余っていると聞いています が、個人利用だけでなく家族利用してもよいことにしたらもっと効果が出るのではないかと思うが、 そのような活用はできないものかとの問いに、この事業の対象となる被保険者数は1万1,969人で、 発行冊数は1,983冊発行されており、申請率は16.57%となります。そして、利用枚数ですが、1人に 8枚ずつつづりで1冊発行されていますが、利用枚数は6,524枚となっており、利用率は41.1%です。 このチケットの利用者が国保加入者の1割にも満たない現状であり、利用状況が低いということや、 健康づくりにどれだけの効果があるかということも検証が必要であると考えていますし、それ以外に も人間ドックの助成や市長とのふれあいトークでも新たな要望も出てきていますので、それらを勘案 させていただき、検討してまいりたいと考えていますとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第128号 については原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。   次に、議第129号 平成22年度村上市老人保健特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、 担当課長から説明を受けた後、質疑に入りましたが特に質疑もなく、討論を求めましたが討論もなく、 起立採決の結果、起立全員で議第129号については原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。   次に、議第130号 平成22年度村上市介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、 担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、村上市には要支援から介護度5までの人が約3,400人いると聞いていますが、特別養 護老人施設やグループホームの利用率は100%となっているわけですが、第5次介護計画でも重要な ところだと思いますが、例えば今後これらの施設を50床ふやしたとして、1人当たりの介護保険料が どれだけ上がるかというようなシミュレーションはできているのですかとの問いに、そのシミュレー ションが一番大切であると考えていますが、国から示されたワークシートに必要なデータを入れます と、給付の自然増や施設をどうするかというようなことが示され、最終的な保険料が出されますが、 今のところまだ必要なデータが出ていないもので、明確な答弁することができませんとの答弁でした。   委員から、特別養護老人ホーム施設に入所希望された待機状態の方が大勢いるわけですが、入所 を希望する方々たちは、だれがいつ入所したかとても敏感であり、入所に対する審査について強い不 信感を持っている方が大勢います。入所審査についてもっとオープンにすべきではないかとの問いに、 施設への入所については各施設ごとの入所判定委員会で決定されているもので、市が直接関係するこ とではありませんが、市としても入所の平等性の確保について各施設に対して申し入れをしてまいり たいと思っていますとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第130号 については原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。   次に、議第131号 平成22年度村上市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議 題とし、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、かつてはゆきわり荘に理学療法士を派遣していたこともありましたが、今はなくなっ ています。せっかく村上市に理学療法士を養成する科のある大学があるのに、2人くらい採用するこ とは考えられないかとの問いに、現在包括支援センターのほうに理学療法士が1名おりますが、ゆき わり荘にも専属に1名配置できないかと財政と折衝したことがありましたが、現在は現状維持の1名 のみにとどまっていますとの答弁でした。   委員から、病院から退院してからのリハビリが大切であると考えるが、村上市として理学療法士 を雇用して活用していくことに対して本当に必要性を感じているのかとの問いに、理学療法士はゆき わり荘だけではなく地域全体として必要であると考えているが、今後必要性についていろんな面で考 慮し、財政との調整をしていきたいと考えているとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第131号 については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   以上で厚生文教常任委員会の報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   最後に、建設企業常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   建設企業常任委員長。           〔建設企業常任委員長 平山 耕君登壇〕 〇建設企業常任委員長(平山 耕君) ただいま上程されています議第120号 平成22年度村上市一 般会計歳入歳出決算認定についてのうち当委員会所管分及び議第132号から議第135号までの5議案に つきまして、先ほどの報告しました議案に引き続き審査を行いました。その詳細については省略させ ていただきますが、その概要と結果について報告いたします。   最初に、議第120号のうち当委員会所管分を議題とし、担当課長に説明を求めた後、審査を行い ました。   委員からは、土木費のうち土木管理費の合計が前年度より7,100万円減少していますがとの質疑 に対し、工事請負費が6,100万円ほど減になっている。これが最大の理由ですとの答弁でした。   委員より、衛生費の繰出金1億9,861万円が出ていますが、どこに使われるかの質疑に対し、前 年度より1,090万5,000円が増額になっていて、その内訳は水道事業債の元利償還分の半分と管理費分 ですとの答弁でした。   委員より、道路橋梁費の借地料50万7,000円があるが、これは何件分かの質疑に対し、これは道 路敷等の必要量が主なもので、件数は後ほど調べて報告するとの答弁でした。   委員より、港湾管理費で一般経費が少ないかとの質疑に対し、港湾の事業が少なく、県のほうへ の負担金も現在はない。事業に関しては県単独でやっているため、市は協議会の負担金しか支出して いないとの答弁でした。   そのほかさしたる質疑はなく、討論もなく、起立採決を求めたところ、起立全員にて議第120号 当委員会所管分は認定すべきものと決定しました。   次に、議第132号 平成22年度村上市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定を議題として、担当 課長に説明を受けた後、審査を行いました。   委員より、不納欠損額が143万1,000円もあるが、回収できないかの質疑に対し、市では5年間の 回収期間があるわけですが、現在欠損者は43名おります。その主な理由は、滞納者が死亡したとか失 業して生活困窮者となったりしたとか、生活保護の給付を受けているとの理由があります。また、企 業でも倒産や事業不振で未納になっている会社もあるわけです。職員には、時効にならないように粘 り強く徴収するように働きかけていますが、なるべく分納確約をとるようにしています。前年度より は、欠損額は減ってきているとの答弁でした。   委員より、下水道会計は実質どのくらいの赤字があるのかの質疑に対し、下水道会計は公営企業 会計であり、維持的経費と投資的経費がある。維持的経費に関しては、過去2年間5,000万ぐらいず つ一般会計より繰り出してきている。投資的経費に関しては、一般会計から繰り入れしているが、一 般的には借入額の半分くらいは後ほど国からの交付税算入がされますとの答弁でした。   いずれにしても、料金の統一が急務ですし、加入率を上げていかなければならないとの答弁でし た。   委員より、公共下水道債の残高は幾らかとの質疑に対し、決算ベースで343億9,719万円との答弁 でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決を求めたところ起立多数により議第132号は認定す べきものと決定しました。   次に、議第133号 平成22年度村上市集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定を議題とし、担当 課長に説明を受けた後、審査を行いました。   委員より、集落排水受益者分担金で不納欠損額や収入未済額がかなりあるが、それらは何件かと いう質疑に対し、現年度分で22件で、繰越欠損額が34件です。使用料については、農業集落排水で13 6件、漁業集落排水で4件です。なお、過年度分については26件、漁業集落排水が6件ですとの答弁 でした。   委員より、現在の農業集落排水事業における市債残高は幾らですかの質疑に対し、平成22年度末 現在で99億7,376万円ですとの答弁でした。   委員より、 農業集落排水事業債償還利子が2億100万円もあるが、5%以上の利息のついている 事業債はなるべく繰上償還ができないものかとの質疑に対し、繰上償還をする場合、規則で保証金に 3%の利息を付さなければならないという決まりがある。したがって、保証金で3%の利息を払って も借りかえしたほうが得な場合に限られるという答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決を求めたところ、起立多数により議第133号は認定 すべきものと決定しました。   続いて、議第134号 平成22年度村上市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題 として、担当課長に説明を求めた後、審査を行いました。   委員より、簡易水道における市債残高は幾らですかとの質疑に対し、28億886万円ですとの答弁 でした。   委員より、東日本大震災で被災した福島原発の放射能漏れによる放射性物質の検査はしていませ んかとの質疑に、3月24日から9月14日まで計24回、1週間に1回検査していますが、ヨウ素、セシ ウムとも検出されませんでしたの答弁でした。   委員より、過誤納還付金があるが、これは何ですかとの質疑に、納付書の期限まで納付できなか った方が2重に納めている場合のことです。市では、口座振替でない使用者に納付書を送付しますが、 払わない場合督促状を発送します。その際、納付書により納付して、さらに督促状で納付してしまう 方がいます。それらには当然過誤納者として受益者には返納するわけですが、年度にまたがってしま うと、このような状況が生じますとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決を求めたところ、起立全員により議第134号は認定 すべきものと決定しました。   続いて、議第135号 平成22年度村上市上水道事業会計決算認定についてを議題として、担当局 長に説明を求めたた後、審査を行いました。   委員より、22年度の給水人口が前年度と比較して1,346人減少したが、これは何が原因かの質疑 に対し、今年度からカウントの仕方が変わり、住民基本台帳をもとにして給水人口を計算している。 実際には前年度とそれほど変わってはいないとの答弁でした。   委員より、22年度の水道料金未納者は何人ですかとの質疑に、当年度で2,127人、3,593件で、過 年度では258人、1,174件ですとの答弁でした。   委員からは、料金統一に向けて今後の考え方はという質疑に、昨年の6月上水道検討委員会から 答申を受けていますが、それによると平成23年度までに基本料金を、平成26年度までに従量料金を統 一してくださいとの答申を受けています。その他、使用料との整合性を考慮して検討している段階で すとの答弁でした。   委員より、平成5年度以前に借り上げた利息5%以上の企業債は、下水道会計と同じように繰上 償還ができないかの質疑に対し、このほど県の市町村課より達しがあったが、7月より平成5年度以 前に5%以上の利息で借りた公的資金を保証金を免除して繰上償還できるようになり、村上市でも繰 上償還をするために県とのヒアリングを終えているが、さまざまな条件があり、改善効果があり、保 証金の免除額を超えること、償還期間中企業債の目標額が増加しないこと等、クリアしなければなら ない条件がありますとの答弁でした。   そのほかさしたる質疑はなく、討論もなく、起立採決を求めたところ、起立多数により議第130 号は認定すべきものと決定しました。   以上で報告終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   午後2時10分まで休憩します。           午後 1時58分  休 憩                                                        午後 2時10分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   これから順次討論の後、起立により採決いたします。   最初に、議第120号について、通告のありました原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第120号 平成22年度村上市一般会計歳入歳出決算認定について、反対の 立場で意見を申し上げます。   決算額は、歳入352億8,151万7,624円、歳出総額339億7,329万8,826円、差し引き残額13億821万8, 798円でありました。市税は、歳入済額69億6,396万2,514円で、平成21年度と比較して1.8%の減であ りました。収入未済額は4億9,322万7,616円となっております。不納欠損額は3,454万5,953円です。 市債残高は約350億円となっております。今後数年後に交付税が一本算定になりますので、村上市の 財政運営は厳しくなることは間違ございません。   政策面では、瀬波学童保育所の新築移転をはじめ、通院の医療費助成、子供の数に関係なく小学 校卒業まで拡充、そして学校における耐震補強工事など、環境や子供たちへのありがたい事業はたく さんございました。   決算書の中の歳入の農林水産業費県補助金、当初予算より7,487万1,000円の減額補正が年度中に ございました。これは、スギトピアへの補助金であります。このスギトピアの補助金は、21年度から 3カ年計画で総事業費5億2,500万円の補助金、ことしの22年度の臨時議会で激しい議論の末賛成多 数で採決されたものでありました。22年度の施政方針にも載り、予算にも計上された補助金が突然9 月議会に補助金減額として上程されました。その中身は、6月にスギトピア岩船より22年度、23年度 補助事業の申請を取り下げるとの申し出がありました。中身は、計画の再検討により21年度事業を計 画変更し、既存施設の修繕や中古機械を利用することで生産性の向上と経費削減が可能となったと説 明がありましたと当局は答弁しております。市の補助金交付には公平性、透明性が求められておりま す。補助金交付規則には、補助事業等の内容の変更する場合には、市長の承認を受けるということで ありましたが、3月29日に山北支所に事業変更の相談があり、30日に本庁で協議、4月1日に県へ事 業変更報告書を提出、しかし議会には8月20日の協議会で報告、6月11日付の事業取り下げ文書とし て報告されました。しかし、中身は平成21年度分の補助金は、議会には9月に報告されたにもかかわ らず、4月21日と7月30日に支払い済みでありました。こういう中身がございました。しかし、平成 21年度分の補助金の金額は変更なく、当初計画のまま支払われておりました。   9月議会後に私は、次の件で情報公開を求めました。内容としては、平成21年11月27日付のスギ トピアから提出の再生計画書、森林林業木材産業づくり交付金、21年から23年度に関する申請から支 払いまでの一切の書類、添付書類も含むと私は情報公開を求めました。しかし、補助金が既に支払わ れているにもかかわらず、墨塗りの部分が非常に多く、こんなにも多くの部分が黒塗りされるのかと 疑問に思い、12月7日付で不服申し立てを行いました。そして、その後22年12月28日に村上市情報公 開個人情報保護審査会に諮問され、審査会は数回開催され、答申されております。しかし、私のとこ ろにその答申はまだ届いておりません。市政の情報公開がまだまだ不十分なのではないでしょうか。 市民に開かれた市政、つまり情報公開の徹底こそが市民から信頼され、市民と協働のまちづくりの土 台になるものではないのでしょうか。   また次に、住民サービスへの第一歩は、どういう立場にある人であろうともあいさつからです。 そして、人と人の触れ合いもあいさつからであります。回り廊下で、ロビーで市民と会っても、特に 朝などあいさつもせず知らん顔している職員が非常にまだ多いようであります。決算で人件費63億2, 904万8,000円は、決して小さい数字ではありません。構成比の18.6%を占めております。職員も採用 3割減で、これからさらに少なくなっていきます。市民との協働のまちづくりも、大きく実るまでに は年数がかかります。何度も何度も述べていて申しわけございませんが、職員の政策能力向上、資質 向上、地方公務員としての教育は、はっきり言わせてもらいますが、まだまだ努力不足と言わせてい ただきます。例えば県内18の自治体で実施されている住宅リフォーム助成制度は住民にも喜ばれ、あ らゆる業種の方に恩恵が行き、地域経済活性化になる制度ですが、市長の顔色をうかがっているので しょうか。実施の是非は別として、研究してみようという姿勢が職員の中にないことは残念でありま した。何事にも自分を向上させることは安全、安心の福祉、防災に強いまちづくりのための大きな財 産になるということを申し上げ、そしてこのことを職員一同市長はじめとして職員の皆さん自覚して いただきたいということを申し上げ、反対討論終わらせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第120号について採決いたします。   本案は各常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第120号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第121号を採決いたします。   本案は総務常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第121号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第122号を採決いたします。   本案は総務常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第122号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第123号を採決いたします。   本案は市民経済常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第123号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第124号を採決いたします。   本案は市民経済常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第124号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第125号を採決いたします。   本案は市民経済常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第125号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第126号についての討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第126号 平成22年度村上市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定につ いて、反対の立場で意見を申し上げます。   平成22年12月9日、国保税引き上げをさせていただきたいと全員協議会での説明がございました。 危機的状況の中での国保の財政の説明がございました。そして、医療費負担金等に係る合併前予測と 平成20年から22年度の支出額の相違、入院医療費の大幅な増加、高度医療の中でも抗がん剤をはじめ とする先進医療の増加、医療費や介護報酬の改定による影響、所得の落ち込みによる保険税の減税な どということで説明がございました。基金を3億751万円繰り入れたいという中身となっております。 そして、その表によりますと、形式収支はゼロと見込んでおりますと説明されました。しかし、平成 22年度の決算では、2億の基金繰り入れで終わっております。   平成22年度の決算の差し引き残高は、1億2,143万5,958円となりました。国民健康保険給付と準 備基金残は、3億179万8,248円あります。平成22年度は、後期高齢者支援金に係る保険税の引き上げ がされました。23年度当初では、平均9.44%引き上げられて23年度に入っております。平成23年度5 月26日現在の滞納世帯は1,671世帯、平成23年の8月1日現在資格証192世帯、短期証472世帯、分納 相談は約510件あるそうであります。村上市の国保加入世帯の約48%がひとり暮らしの高齢者で、所 得の低い方です。約80%が所得200万円以下の方です。各自治体の国保会計が深刻な状態になってい る大きな原因は、国庫負担金の削減であります。1977年64.2%から2007年25%と削られております。 途中1984年49.8%となっております。これは、これまでの政権の社会保障切り捨て政治の責任であり ます。国民健康保険税の仕組みは医療費の増大、そして国庫負担金の削減等がありますと、すべてそ れが国民健康保険税の保険料にはね返る仕組みとなっております。そして、生まれたばかりの赤ちゃ んにも均等割が重くのしかかるという非常に厳しい内容を持った保険制度でございます。   平成21年度の資料で、県内15自治体9市4町2村では、一般会計から国保税軽減のために法定外 繰り入れを行っております。しかし、村上市は、法定外繰り入れはゼロとなっております。憲法25条 の精神に基づき、社会保障制度として国民の健康を守る国民健康保険税の会計は、どこの自治体も深 刻になっております。市長はじめ行政の幹部の皆さん、機会あるたびに国に、県に国庫負担金の引き 上げを強く訴えていただきたい、そのことを申し上げ、反対討論を幾つか述べさせていただきました。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第126号を採決いたします。   本案は厚生文教常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第126号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第127号を採決いたします。   本案は厚生文教常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第127号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第128号についての討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第128号 平成22年度村上市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定に ついて、意見を申し述べます。   75歳以上のお年寄りを医療で差別するというこの後期高齢者医療制度は、全国的にも大きな反対 の動きがございました。そして、現にこの決算が終わりまして、村上市の決算の中身を見てみますと、 月額1万5,000円未満の年金の方は普通徴収として納付書、口座振り込み等で納める方ですが、滞納 で現年度分70人、滞納繰り越し分85人と、そして収入未済額は413万4,000円となっております。1年 間後期高齢者医療保険の保険税を滞納すれば、保険証を発行しなくてもよいという制度がございます が、これに関しましては関係各位のご努力により、村上市では実施されておりません。その点ではあ りがたく思っております。しかし、さらなる国民健康保険税と一緒にしたいろいろな制度の改悪が考 えられております。70から74歳の窓口負担を現在の2倍、保険料は全世帯で増加、所得の少ない方の 保険料は2倍、3倍に、国保の保険料、税は各地で大幅カット、その上消費税の大幅増も考えられて おります。   このように、これまで地域で頑張ってこれられました、子育てに頑張ってきました、戦後厳しい 中を生抜き、そして町の発展に今日までご努力された高齢の方々をこのような制度で苦しませるとい う国の制度、一日も早くなくしていただきたい、そのように考えております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第128号を採決いたします。   本案は厚生文教常任委員長報告どおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第128号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第129号を採決いたします。   本案は厚生文教常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第129号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第130号についての討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第130号 平成22年度村上市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、 意見を申し述べます。   歳入決算額は、前年と比較しますと、保険料で第1号被保険者65歳以上保険料の特別徴収で1,73 5万4,000円、1.6%減少しております。収入未済額は、普通徴収で約1,300万5,000円となっておりま す。滞納者の現年度人数216人、滞納繰り越し分172人となっております。不納欠損額は115万8,000円 です。普通徴収とは、年金が月額1万5,000円に満たない人で、口座振替や納付書で直接納付する方 であります。制度改正で要支援1、2と軽度判定された高齢者は、市町村の判定で介護保険制度の枠 組みから外し、市町村の裁量に任され、財源も限られる地域支援事業に移すことができるようになり ました。多くの高齢者が保険料利用料の負担を理由として利用抑制を強いられております。   合併後、特別養護老人ホームのベッド数は40床しかふえておらず、特養の待機者は実人数で502 人、要介護4及び5の方は258人で、全体の51.4%となっております。家族介護が限界になっても施 設入所ができず、全国的には介護離職は増加しております。介護を苦にした悲惨な事件も後を絶って おりません。村上市にとりましても、介護基盤の整備は大きな課題となっております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第130号を採決いたします。   本案は厚生文教常任委員長報告どおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第130号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第131号を採決いたします。   本案は厚生文教常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第131号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第132号を採決いたします。   本案は建設企業常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第132号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第133号を採決いたします。   本案は建設企業常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第133号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第134号を採決いたします。   本案は建設企業常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第134号は原案のとおり認定することに決定しました。   最後に、議第135号を採決いたします。   本案は建設企業常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第135号は原案のとおり認定することに決定しました。                                              日程第12 議第136号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第7号) 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第12、議第136号 平成23年度村上市一般会計補正予算(第7号)につ いてを議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第136号について提案理由のご説明を申し 上げます。   本案は、平成23年度村上市一般会計補正予算(第7号)であります。歳入歳出予算の総額にそれ ぞれ3,400万円を追加し、予算規模を305億4,350万円にしようとするものであります。   歳入の主なものは、第12款分担金及び負担金で、農地農業用施設災害復旧事業費分担金として65 万9,000円を追加し、第15款県支出金では災害復旧費補助金などで1,816万6,000円追加して18億2,622 万4,000円といたしました。   第19款繰越金では、前年度繰越金817万5,000円追加し、10億9,758万5,000円といたしました。   第21款市債では、災害復旧事業債700万円を追加し、25億7,590万円といたしました。   歳出の主なものは、第6款農林水産費では荒川漁業協同組合が事業主体となり、内水面漁業近代 化機械設備事業としてサケ新魚及び稚魚運搬用トラック購入に要する県補助金141万3,000円を追加し、 第8款土木費では道路対策事業経費として、8月18日の大雨による長浜18号線法面復旧費540万円を 追加いたしました。   第10款教育費では、遺跡埋蔵文化財発掘事業経費で7月29日の豪雨による村上城跡遊歩道のり面 復旧費99万8,000円を追加いたしました。   第11款災害復旧費では、6月23日の豪雨による農地農業用施設及び林業施設の復旧経費2,621万8, 000円を追加いたしました。   第2条の地方債の補正は、災害復旧事業債の補正であります。   以上でありますので、よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 9ページ伺いたいと思います。   災害復旧費の補助金で1,675万、これ補助金新規で来ているわけですけれども、歳出のほう、11 ページのほう見ますと、工事費が約2,600万近くかかっているのですが、この辺の補助金の補助率と いうものを教えていただきたいのですが、いろんなケースによってその災害復旧の場合は補助金等が 現状に見合わせて変わってくるのかどうなのかという部分もあわせてお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 今回の災害復旧につきましては、日にちが違うということと、それと公 共土木の施設あるいは農地、農林の施設等でさまざま混在してございます。したがいまして、議員今 ほど申しましたように、補助率がそれぞれ違っております。   ざっくりしたところのお話を申し上げますと、災害復旧につきましては、補助災害と単独災害と いうふうな分類をしまして、補助災害の場合は事業費補助として3分の2の工事のうちが補助対象と なります。そのうちで、公共土木施設の事業債でございますが、これにつきましては充当率100%の 交付税95%、農地、農林施設につきましては、充当率80%の交付税95%、それから単独災害の場合で ございますが、公共土木施設についてはおおむねでございますが、50%、農地、農林につきましても 50%というふうにそれぞれ補助率が違いまして、今回の場合例えば埋蔵文化財の復旧等ございますが、 これは災害復旧に該当しない部分として一般財源を充当しているというような内容になっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そうしますと、この地方債の補正が700万とありますよね。この辺の絡みと この繰越金的な絡みというのは何か金額的な部分で……。   なぜ700というものが上がってきたというのは、今言った補助率とかの部分も関係しているのか、 繰越金のこの金額的な部分が関係しているか、その辺のところはいかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 地方債の補正につきましての700万につきましても、先ほど申しました ように補助災害、単独災害等混在しておりまして、700万の補正になっておるわけでございますが、 全体の災害復旧で足りないものにつきましては、繰越金817万円を最終的に繰越金から一般財源とし て出したという結果でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そうしますと、確認ですが、例えばもう少し補助率とか上がっていれば、繰 越金が少なくても済んだというような理解でよろしいのでしょうか、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) そのとおりでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議第136号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第136号は原案のとおり可決されました。                                              日程第13 議員発議第6号 拡大生産者責任(EPR)とデポジット制度の法制化を求               める意見書の提出について                     議員発議第7号 軽油引取税の免税措置の継続等を求める意見書の提出につ               いて   〇議長(佐藤宮吉君) 日程第13、議員発議第6号及び議員発議第7号の2議案についてを一括して 議題といたします。   提出者から提案理由の説明をお願いいたします。   4番、板垣栄一君。           〔4番 板垣栄一君登壇〕 〇4番(板垣栄一君) ご苦労さまです。それでは、ただいま上程されました議員発議6号及び議員 発議第7号の2議案は、いずれも去る9月14日に開催されました市民経済常任委員会閉会後の市民経 済常任委員会協議会において了承された意見書の提出についてでありますので、会議規則第14条の規 定により提出するものであります。   最初に、議員発議第6号、拡大生産者責任とデポジット制度の法制化を求める意見書の提出につ いてであります。本文は、皆さんにお配りしてありますので、その資料のとおりであります。説明を 省略させていただきます。   提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、環境大臣、経済産業大臣、農林水産大臣、 厚生労働大臣、財務大臣並びに消費者行政担当大臣であります。   次に、議員発議第7号 軽油引取税の免税措置の継続等を求める意見書の提出についてでありま す。これもまた、本文は皆様にお配りしてあります資料のとおりでありますので、説明を省略させて いただきます。   提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣並びに農林水産大臣で あります。   以上、2議案について説明を申し上げました。いずれも賛成者は鈴木いせ子議員、小杉和也議員、 山田昭夫議員、齋藤信一郎議員、三田敏秋議員、大滝国吉議員、そして提出者は私板垣栄一でござい ます。   ご審議の上、ご賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) これから一括質疑を行います。   本間清人君。 〇3番(本間清人君) どうもお疲れさまでございます。軽油引取税のそっちのちょっと意見書につ いてご質問させていただきたいのですが、この意見書に関して別に反対だとかということではござい ません。   ただ、ちょっと私勉強不足なのか、道路特定財源と道路に使う財源に関しましてその税が入って いた。ただ、ちょっと私前これ今農林水産全部一緒にしておりますけれども、漁業の船、そういった ものに入れる燃料に関しましては、当然道路の財源は入っていない。その分を抜かれた金額で漁業者 は入れているというか、そのガソリンを購入しているというような話を聞いたのですが、今その辺は これの文章を見ますと、何か農林水産全部一緒くたになっていますけれども、全部価格的には一緒な のですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) それは、過去に今回ご案内のとおりこの道路特定財源が一般財源化したとい うのは、平成21年度の話でありますが、この一般財源化した後に全国各地区からいろいろと意見書等 も出ております。その中の内容を精査していきますと、漁業も一緒になって意見書を提出されており ます。   そういった意味では、詳細についてはまだまだ勉強不足のところもあるのだろうとは思いますが、 同じく例えばA重油だとか、ああいったものについても、漁業についてはいろいろと免税措置があっ たのだけれども、一般財源化されたということで、その分を含めてこういった形で意見書を出させて ……。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 今まで特定財源として税金かけていた分、その分は結局目的税としてその部 分でしか使えなかったがための税金だったわけですよね。   それを一般財源化したということは、その集まった税金を今後は道路やそういったものだけでは なくて、いわゆる教育費であろうが、介護費であろうが、そういうところにも使えるよということで 一般財源化したはずなのです。それが今この文面でいきますと、どういうふうな、その一般財源化し たものがだめだというようなことなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) 一般財源化がどうのこうのという以前の問題だと思うわけでありますが、特 定財源として道路にかかわる分については税を課してきた。   ただ、道路を通行あるいは利用しない部分、農林水については、その部分を免除してきたという のがありますが、先ほども申し上げましたとおり、本間議員もご存じかと思いますが、21年に一般財 源化されました。それで、平成24年の3月31日をもちましてこの制度は廃止になるということであり ます。それで、現在ご案内のとおり日本の農林水産業につきましては、非常に低迷をしていることは 皆様ごらんのとおりでありますが、これは現在国の中でいろいろと進めておられますTPP、日本海 環太平洋経済連携協定ですか、あるいはEPA、FTA等の非常に大きな対外的な問題を抱えている 中で、この日本の1次産業を守っていくためにはどうしてもこの制度を存続させていただきたいとい うことの意味でこの意見書を提出したわけであります。   以上です。 〇3番(本間清人君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございません。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次討論の後、起立により採決いたします。   最初に、議員発議第6号について討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議員発議第6号を採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議員発議第6号は原案のとおり可決されました。   次に、議員発議第7号について討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議員発議第7号を採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議員発議第7号は原案のとおり可決されました。                                              日程第14 議員発議第 8号 30人以下学級の実現、義務教育費国庫負担制度拡充を                求める意見書の提出について                   議員発議第 9号 私立高校生が学費を心配せず学べるように、学費軽減助                成と経常費助成の増額・拡充を求める意見書の提出につ                いて                              議員発議第10号 私立高校生が学費を心配せず学べるように、学費軽減助                成と経常費助成の増額・拡充を求める意見書の提出につ                いて   〇議長(佐藤宮吉君) 日程第14、議員発議第8号から議員発議第10号までの3議案についてを一括 して議題といたします。   提出者から提案理由の説明をお願いいたします。   1番、板垣千代子さん。           〔1番 板垣千代子君登壇〕 〇1番(板垣千代子君) ただいま上程されました議員発議第8号から議員発議第10号までの3議案 は、いずれも去る9月16日に開催されました厚生文教常任委員会で審査され、採択された請願に基づ く意見書の提出及び厚生文教常任委員会閉会後の協議会において願意了承された陳情に基づき、了承 された意見書の提出についてでありますので、会議規則第14条の規定により提出するものです。   最初に、議員発議第8号 30人以下学級の実現、義務教育費国庫負担制度拡充を求める意見書の 提出についてであります。本文は、皆様にお配りしてありますので、資料のとおりでありますので、 説明を省略させていただきます。   提出先は、内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣及び総務大臣であります。   賛成者は、冨樫宇栄一議員、板垣一徳議員、大滝久志議員、川村敏晴議員であります。   次に、議員発議第9号及び議員発議第10号でありますが、この2議案はいずれも私立高校生が学 費を心配せずに学べるように、学費軽減助成と経常費助成の増額・拡充を求める意見書の提出につい てであります。   議員発議第9号については、内閣総理大臣、文部科学大臣、財務大臣、総務大臣、衆議院議長及 び参議院議長あてに提出するものでありますし、議員発議第10号は、新潟県知事あて提出するもので あります。   本件につきましても、本文は皆様にお配りしてありますので、資料のとおりでありますので、説 明を省略させていただきます。   議員発議第9号及び議員発議第10号の賛成者は、いずれも冨樫宇栄一議員、長谷川孝議員、板垣 一徳議員、大滝久志議員、小林重平議員、川村敏晴議員であります。   以上、3議案について説明を申し上げましたが、いずれの議案も提出者は私板垣千代子でござい ます。   ご審議の上、ご賛同賜りますようお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) これから一括質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次討論の後、起立により採決いたします。   最初に、議員発議第8号について討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議員発議第8号を採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議員発議第8号は原案のとおり可決されました。   次に、議員発議第9号について討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議員発議第9号を採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議員発議第9号は原案のとおり可決されました。   最後に、議員発議第10号について討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議員発議第10号を採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議員発議第10号は原案のとおり可決されました。                                              日程第15 議員発議第11号 村上市議会基本条例の制定について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第15、議員発議第11号 村上市議会基本条例の制定についてを議題とい たします。   提出者から提案理由の説明をお願いいたします。   19番、小林重平君。           〔19番 小林重平君登壇〕 〇19番(小林重平君) ただいま上程されました議員発議第11号について提案理由の説明を申し上げ ます。   このたびの村上市議会基本条例の提案につきましては、去る平成20年6月に議長から合併後の議 会運営のあり方についてを問題提起するとして議会運営委員会に諮問があり、その後これまでもこの 間議会運営委員会において調査、研究を進めてきたものでございます。調査、研究の過程においては、 各会派に対する意見の聴取、先進的な議会運営を行っている市議会への視察等、議会関係条例及び議 会先例などに対する全議員へのアンケート調査を実施する中で、これまで以上に率先して市民の信頼 にこたえる議会となるため、またより透明で開かれた議会とあるためには、不断の議会改革を進めて いくことが何よりも重要であり、このためには議会及び議員の活動原則などの基本事項を定めた活動 規範である議会基本条例の制定が唯一最良の選択であると結論づけたところであります。これにより、 議会基本条例制定に向けて議会運営委員会内部に議会基本条例プロジェクトチームを組織し、既に議 会基本条例を制定している各市議会の条例及びその運用にかかわる取り組みについて調査、研究を進 めるとともに、各会派への意見聴取を行いながら、議会基本条例の作成に努めてきたところでありま す。   この議会基本条例については、本年5月11日に開催した議会運営委員会において委員全員の賛同 を得て議会基本条例としての取りまとめを終え、議員各位にその内容についてお知らせをしたところ であります。その後、市民のご意見をお聞きする機会を設けることとして、6月に山北地区を皮切り にそれぞれの5地区の地域審議会開催の機会をとらえ、各分野における市民の代表者の皆様にこの議 会基本条例をご説明申し上げ、多くの意見をちょうだいしたところでありますし、その後法制執行上 の整理を行い、去る8月11日に議長の合併後の議会運営のあり方についての問題について答申し、本 日条例の提案となったところであります。   本議会基本条例の概要についてでありますが、本条例を制定するに当たり、本則の前に前文を置 くことといたしました。その前文では、議会基本条例を制定するに至った経緯及び当市議会として市 民の負託に確実にこたえるべく、何物にも優先して議会及び議員がその活動を率先垂範していくとい ったかたい決意をあらわすため、本則に先立ち本条例が議会の最高規範となるものであることを高ら かにうたい上げ、当市議会の基本的な姿勢を市民の皆様に示すと同時に、議会及び議員の確たる決意 を証明することとしたものであります。   初めに、市民との関係については、議会の保有する情報を積極的に提供しながら、市民の知る権 利を最大限保障することに努めながら、多様な手法を用いて議会からの情報発信を積極的に行い、市 民との意見交換の場の創出や、市民が議会へ参画する機会を設けるなど、市民との協働を積極的に進 めることを規定いたしました。   また、市長との関係においては、市長が提案する政策等について、審議における論点整理や審議 を深めるためその形成過程における情報提供を求めることとしたほか、議員の政策提言に対して議長 または委員長の許可を得て反問することができるとする新たな仕組みを設けました。この反問権につ いては、議員の質問や政策提言に対して市長等がその趣旨の確認や逆質問できる仕組みを規定したも ので、議会と執行機関のより活発な議論を図ることを目的として定めたものであります。この具体的 な運用方法については、今後議会運営委員会で定めることになります。   議員同士の関係においては、議会は民主的かつ合理的に議会運営を行わなければならないとする 基本原則に基づき、議会の意思決定の際に議員間における自由な討議の機会を設けることや、市民に とってわかりやすい言葉や表現を用いた議会運営を行い、より市民に開かれた議会を実現するといっ た趣旨での規定を盛り込んだところであります。   いずれにしても、これらを実効性のあるものとしていくためには、議会及び議員の活動原則を明 確に定め、ここに係ってそれぞれ積極的、効果的に活動することが真に求められることから、議会及 び議員の活動を原則として規定したものであります。   これとあわせて、議会が市の意思決定機関としての機能を十分果たすためには、条例の制定や議 案の修正または議決権を通じて積極的に政策立案や政策提言を行う能力の養成が必要なことから、こ れらを実現するための議員研修のあり方や、それらを補完する体制の整備についての規定をそれぞれ 設けたところであります。   本条例の制定によって、合併以後進めてまいりました合併後の議会運営のあり方についての諮問 に当たる当市議会のあり方については、一定の結論を得ることにあります。しかしながら、本条例の 制定が終着点ではありません。本条例にうたい込んだ議会としてのありよう、また議員一人一人の活 動のありよう等、議会の最高規範として定める本条例の本旨に諮り、我々一人一人が確たる信念のも と市民に信頼される議会人であらんとする取り組みをより一層進めることが真の意味での議会改革に つながるものと信じているところであります。   議員各位には、本条例を提案するに至った経緯は、またこれまで調査、研究の経緯並びに本条例 の果たす役割の重要性について十分ご理解をいただき、ご審査をいただくとをお願いしながら、会議 規則第14条の規定により提出するものであります。   賛成者は板垣栄一議員、板垣一徳議員、木村貞雄議員、石嶋修平議員、本間清人議員、冨樫宇栄 一議員、長谷川孝議員、そして提出者は私小林重平でございます。   以上、提案理由の説明を申し上げました。   重ねて議員各位には、本条例に至った当市議会の確固たる理念にご理解をいただくとともに、本 条例の制定により議会と市民が協働した取り組みを進める中で、市民一人一人の福祉向上が図られる といったことを思いはせながら、慎重なる審議の上、何とぞご決定賜りますようよろしくお願いを申 し上げます。   以上で終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これから提出者に対する質疑を行います。   板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ご苦労さまです。それでは、伺います。   現在会派について、この第5条になっておりますが、現在会派については、旧村上市の条例で公 党であれば1人でも1人会派を認めるという文言があったと思いますが、今回はこの文言がなくなっ ておりますが、これについて審議されたという経過はございますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) まずもって私は、この審議委員会に最初から参加をしていませんでした。   副委員長であります方が一身上の都合で辞職されたために、本年の4月からですか、今回のこの 基本条例に参加をしたわけでございます。その中で、いろいろ議論をされたことは聞いております。 板垣議員のおっしゃることも、よくわかっております。要は、ここに書かれてあるとおり、会派とい うあれをどうするか。この第5条においては、今までと変わりまして同一の理念を共有する議員をも って会派を結成することができるということに相なったわけでございます。このことは、いろいろ異 論もあることは十分承知でございますが、やはりこのことについても賛否両論ありましたけれども、 このような結果に至ったということに私は思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) お話の会派代表者会議のほうで、議論はなかったというような話を聞いて おりまして、今副委員長のほうから賛否あったということをお伺いして、少しほっとしたような気持 ちもいたします。   この議会運営委員会のほうで8名ですか出席されておりまして、その中で私たち1人会派は当事 者ですけれども、その場に一度も出席できなかったということもあります。どうして私たち当事者が 出席させたらどうだというような意見がなかったのかと思いますが、その点お伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) その点についても、決して私は逃げるわけではございません。   私がこの議運の副委員長としてなったころには、今言ったように公党である共産党さん、公明党 さんをどう扱うのかということが議論されておりました。その結果がこういう結果になったというこ とであります。決して私は、私がなってからは公明党さん、共産党さんに対して出席していただかな いとかいいとかという議論はなかったと思っております。 〇1番(板垣千代子君) はい、わかりました。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ご苦労さまでございました。まず、伺います。   平成23年1月7日、全員協議会で出されました議会の基本条例の案です。案の中の第何条なのか、 市民の積極的な参加を求めていく必要がある。議会報告の開催に努めるとございました。しかし、平 成23年5月24日の全員協議会の資料の前文では、議会は……前文でしたね、言葉。市民との対話を積 極的な参加を求めていく必要がある。そして、結果としては市民への議会の情報の提供に努めるもの とするという形で、当初は議会報告会を積極的に開催するとうたわれていたものがなぜ市民への議会 の情報の提供に努めるものとする、議会として情報を提供する、情報を提供するという理由。非常に 市民と直接対話して、そしてきちんと議員として議会終わった後議会報告をするという姿勢は、もの すごく後退しているのです。ここを途中で議運のメンバーになられて、そして議会基本条例を検討さ れて今副委員長の立場から報告されて、小林議員に聞くのも気の毒だと言えば気の毒なのですが、し かし提案した責任がございますので、そこはどのように聞いて、そしてどのように提案者としては、 なぜこのように後退したか、そこをちょっとお聞きしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 今ほど申しましたように、途中から参加したということでございますが、そ の議会報告等については、いろいろ議論があった中で、やはりちょっと言葉がかたいのではないか。 市民に対して、ちょっと距離があるのではないかというようなことで、こういう文言になったと私は 聞いております。それがかえって私はよかったのではないかなというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それと、私ども、先ほど公明党の板垣千代子議員も申しましたが、5月16日 に突然会派代表者会議の招集がされました。   そのときに、そのときの内容報告としましては、5月11日に行われた議運、そこで基本条例の最 終的な案が決まったと。それは、それで会派代表者会議の2のただし、公党にあっては1人でも会派 とみなすというところを削りたいということで、議会事務局から出されたその文書は、改正文(案) 平成23年村上市議会第〇〇号、村上市議会代表者会議申し合わせ事項の一部改正ということで、附則、 この一部改正は23年5月16日に決定し、平成24年4月1日から適用するとまで書いてあります。その ように、当事者であります公明党さん、そして日本共産党が議運の正式メンバーでありませんので、 基本条例の協議にはまるきり参加していないわけです。そこで、こういう結論を出して、そして5月 16日の会派代表者会議に認めていただきたいと突然出されたわけです。そういう点では今提案した方 として、進め方が民主的ではないのでないかと私は思うわけです。   当事者のことが問題になったら、当然会派代表者会議を開いてくださいと。こういうことで議論 になっております。そして、会派代表者会議が開かれて、会派代表者会議の中で議論がされて、そし てある程度仕方ないねとか、ある程度の方向性が出て、それをまた議運に持ち帰ってこういう形で決 めていくのだったら、それはそれなりに進め方に丁寧さがあるということで、私はそれなりに理解し ますが、しかし今私が申し上げましたような決め方は、さあ、議運で決まったから、公明党さん、共 産党さん、認めていただきたいという、そういう流れ、方向でありました。しかし、会派代表者会議 の中で私ども2つの会派、そしてもう一つの会派の代表の方がやっぱりおかしいのではないかと。そ して、急ぐべきでないということで、そのときの結論は持ち越しになったのです。そういう中で、非 常にこの前文の中に議会はその使命を達成するために、これまで以上に公平、公正、透明な議会運営、 開かれた議会の推進に努めると前文でうたってあるのです。しかし、この基本条例をつくるというそ の進め方、決め方は、この前文に書いてあるようなことが大事にされていない。少数会派、1人会派 をつまりは結果として会派代表者会議の正式メンバーから外すという、そういう結論をとったのです。 そのことに対しては、前文でうたっているこの精神に違反していると思いませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 確かにおっしゃることはよくわかっております。それは、相馬議員のご意見、 主張であると私は思います、はっきり申し上げまして。   決して我々は、強行にこの決定をしたわけではありません。最終的には、私は私の考えは議論を 重ねて、確かにまだ早いという言葉も発言もありましたが、私は民主主義というのは、最終的に多数 決で決めるものだと、そう考えております。決してそれが他の会派を否定するものであるとは私は考 えておりません。   それから、もう一つつけ加えておきます。最初の質問でございました。議会報告のあれが変わっ たと相馬議員さんおっしゃいましたね。あれは、私がいろいろ調べたところ、各議員の皆さんと会派 からご意見を聞いた中で、そのようにしたほうがいいと言ったのが相馬議員の意見でございました。 それをつけ加えておきます。 〇22番(相馬エイ君) ちょっと私聞き漏らしましたが、何か私と小林議員のバトルになってきたよ うで、条例の提案者がそういうようなことをおっしゃいますが、そこで伺います。   会派代表者会議は、各会派の代表がきちんと会議をする、そして議長が会長として会議をする1 つのしっかりとしたものがあるのです。しかし、そこで協議されるべきことが議運で会派とはという 位置づけ、会派とは共通の理念を共有する者が会派をつくることができるという、この言葉からただ し公党の1人会派を認めるという、ここに一気に飛んだというその強引さ、つまり会派代表者会議を まるきり認めていない。そして、結論を押しつけてさあ、認めなさいというこの流れは、非常に私は、 公明党の板垣千代子さんも私も、皆さんと同じぐらい多くの方から選ばれて、この議場で議員として 活動しております。ですから、1人で議員になったのではないという。ですから、こういう扱いをさ れるということは、非常に1人会派の排除は民主主義の否定であるということを繰り返し私は提案者 にお聞きいたします。会派代表者会議というのは飾りなのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 説明の中にもございますように、これが決してベストとは言っておりません。 来年4月以降、また問題点があれば当然考えていかなければならないと述べてもおります。   今相馬議員が言うように、あたかも強引に進めた、進めたと申し上げますが、それはこのあれを 見ていただければわかるのです。33回にわたっていろいろ会議を開いたり、全員協議会説明をしたり してやっているわけでございます。その中で、確かに皆さんが相馬議員さん、板垣議員さんが入って いない会もございました。ですけれども、決してそれを抜きにして我々が議論をしたわけではなくて、 議論出尽くした中で最終的にこうあるべきだろうという素案をつくったわけでございます。ですから、 今私は申し上げます。私の考えは、最終的には意見というのはどうするのか。一人一人の意見を尊重 したら成り立ちません。確かに一人一人選ばれた議員でありますけれども、議会というものは、民主 主義というものは、最終的には私は多数決であろう、それで決めるべきだろう。全会一致なんてこと が今の議会がおかしいと私は思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 3回ですから、終わりますけれども、最終的には議場の採決です。それは、 議長である会長も言いました。   しかし、その過程が大事なのではないですか。過程が丁寧に、丁寧にされてこそ、全会一致で基 本条例は認められ、そしてつくった次の2年後、3年後にまた改正されるような基本条例を提出する というのは、急ぎ過ぎだと私は思います。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論ございますか。   何のあれですか。賛成、反対。           〔「反対」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 反対。では、反対討論許します。   板垣千代子さん。           〔1番 板垣千代子君登壇〕 〇1番(板垣千代子君) それでは、反対討論をさせていただきます。   公党は、この村上市には要らない。公党だからといって、1人会派を認めるのはおかしい。政務 調査費は今までどおりやるのだから、このような意見が会派代表者会議で出ました。村上市は、合併 して3年と5カ月、全議員が力を合わせ、市民のため諸問題に取り組んでいかなければならない重要 なときだと考えます。村上市には、公党を名乗る議員はほかにもいらっしゃいます。民主党、自称ミ スター自民党、共産党です。皆さんもご存じのとおり、政策、主義、方針などを世間に公に発表し、 社会的に認められている政党でございます。公明党は、国会議員から地方議員まで合わせると3,000 名を超える議員のネットワークがございます。旧村上市の議会では、1人会派を尊重してまいりまし た。新村上市議会においても、引き続き1人会派を認めることを強く要望し、反対討論といたします。 何とぞ皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、賛成の討論を許します。   滝沢武司君。           〔18番 滝沢武司君登壇〕 〇18番(滝沢武司君) ただいま上程されました議員発議第11号 村上市議会基本条例制定案につい て、賛成の立場から討論を行いたいと思います。   反対があって賛成がないと、余りにも最高の規範となる基本条例の制定にはいささか寂しさがあ りますので、その点も含めながら討論に参加したいと思います。   この基本条例案につきましては、先ほど提出者からお話のありましたように、平成20年4月に新 市議会が発足して間もない6月に議長から合併後の議会運営のあり方についての問題提起があり、検 討が開始されたものでありますが、私自身新市発足に当たっての新市議会運営を旧村上市議会の例を もとに行われることになった当初から、新市議会の運営は一日も早く旧5市町村で行われてきた議会 運営にかかわる歴史と伝統、そのよさをすり合わせ、新市議会にふさわしい運営の具体的な内容と方 向をつくり出すことの必要性があると考え、条例化に対しては急ぐ必要はない。時期尚早ではないか という態度で臨んできました。しかし、この条例案提出のもととなる議長への答申にもあるとおり、 今はやめられた中山悌一さんをはじめ、当市議会の議会運営委員会のメンバーがこれまで提出のため に努力をされてきた経緯と、そのご苦労を振り返ったときに、ただいま議員発議として提出されまし たことを寿とし、その基本条例がより具体的に、そしてより現実的に今後の議会活性化と議会運営の 公平、公正、透明性の高い開かれた議会運営のために大きな役割を果たすことを祈念し、若干の私見 と会派市民クラブでの意見交換の結果を述べ、本条例案の今後に期待しながら制定趣旨などを補強し、 発展させる意味合いをもって賛成討論に参加するものであります。   まず、前文にもありますように、市民の信頼にこたえるため、不断の議会改革を積み上げるため の議会の最高規範となるものであるということは、非常に重要なことと考えます。この精神や理念を 貫くために、新市議会の第1期議員として、今後にも大きな責任を持って臨むことが大切であり、こ れを忘れることは許されません。この条例を忘れては、この条例は死文化し、飾りものになってしま うことになります。ぜひこの条例を議決する一人一人の皆さんがその責任において村上市及び村上市 議会がより発展し、より高いものを目指し、村上市及び村上市議会がさらに大きく、広く、そして深 いものをつくり上げていくことを期待し、全員が協力をしていく決意を改めて持つことが必要である と考えます。   先ほどの反対討論にもありましたように、公党の1人会派の問題など、まだまだ条例が現状から 考えて完全無欠、パーフェクトであるとは考えにくい部分もあると思いますが、基本条例ありきでな く、基本条例の制定の趣旨と条例に示されている高い理念をもとに、議員の総意を十分に酌み取り、 個々の議員の改革への意欲に基づく英知と判断を積み重ねることによって、よりよい方向性と全力で 市民の負託にこたえる道を探すことの重要さをお互いに確認したいと思います。   今後の大きな指針となる本条例案の提案に当たって、村上市議会に席を置く一人として、以上の ようなことを今後への期待とあるいは願いを持ちながら賛意を表し、全議員の皆さんがともにご賛同 くださるよう市民クラブを代表して賛成討論をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、反対の討論を許します。   相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議員発議第11号 村上市議会基本条例の制定について、反対の立場で意見を 述べさせていただきます。   まず最初に、合併後から今日まで長い期間の間、議会運営委員会として村上市議会基本条例策定 のためにご努力されてきた議員の皆さんに対しては敬意を表します。このことは、本当にご苦労さま、 そしてないよりはあったほうがいいという気持ちというだけは、全面的に反対という立場でないとい うことだけをまず最初に表明しておきます。   しかし、質疑でも申し上げましたように、決め方と進め方などに異議がございます。議運には1 人会派であります公明党さん、日本共産党は出席できません。定例会の前の議運には、オブザーバー として出席が可能です。5月16日、会派代表者会議が招集されました。資料として、村上市議会会派 代表者会議申し合わせ事項の2のただし、公党にあっては1人でも会派とみなすを削るというもので した。その理由は、5月11日議運の資料から、会派第5条、議員は議会活動を行うため同一の理念を 共有する議員をもって会派を結成することができるからという説明でありました。1人会派の取り扱 いをどうするのか、議運の中で協議されたようであります。しかし、ただし書きは削るという結論で 会派代表者会議に提案されました。   しかし、5月11日の議事録を読みますと、5月11日午前中に正副議長と議運委員長と……副も参 加したのでしょうか、ちょっとそこがはっきりしません。との協議で、ただし、公党にあっては1人 会派でも会派とみなすは削るという方向性を確認したようであります。議運にも、会派代表者会議に もオブザーバーとして参加できるし、委員長、会長の許可を得れば意見を述べることはできるからと いう結論に至ったという内容で議運に提案されております。しかし、オブザーバーとして参加できる からといって、議運には先ほど述べましたように1人会派でありますので、代表質疑もできませんし、 議運の正式メンバーにもなれません。しかし、会派代表者会議、ここの正式メンバーとしても認めな いという結論で会派代表者会議の議題になったわけであります。   私が疑問に思うのは、議運でこのことを協議されたときに、なぜ会派代表者会議に振らなかった のかということであります。当事者であります公党の1人会派の公明党さんと日本共産党は、議運の 正式メンバーでありませんので、基本条例をつくる正式メンバーではなかったわけです。ですから、 肝心の関係ある私ども2人が外されて、そしてこのことが結論が出されたという、途中で会派代表者 会議を開いて意見を聞こう、そしてそれを議運に戻してもう一回審議をしようというやり方がなぜで きなかったかということであります。   ここに多摩市の議会基本条例がございます。そこは、多摩市議会は前文の中にこのように書いて ございます。多摩市議会は、市民の皆さんにもっとよく見え、わかりやすく市民が参画できる議会に、 そして合議機関として市民と一緒に考えながら、さらにしっかりと議論ができる議会に改革していき たいと決意いたしました。途中省略いたします。議論を進める過程では、まず議員や議会内だけの議 論にしないことを念頭に、議会に対する市民の意識調査の実施、市民の意見や提案を収集するために、 出前議会を開催してきました。この中で、さまざまな主張を重ね、経験を積み上げ、多摩市議会がよ りよい機能を発揮し、役割を果たすことのできる方策を探ってきました。この過程こそが私たちの議 会改革の精神そのものですというふうにうたっております。私は、本当にそうだと思います。村上市 議会が皆さんが努力して決めてくださいました基本条例、議会で決め、そして方向性が出たものを各 支所管内にあります協議会で報告をされております。こういう過程をいかに大事にしてつくり上げて きたかということは、大事なことなのだったのではないかと考えます。   長くなりますので、結論にいたしますが、たまたま公党の1人会派2人が対象になっております。 しかし、来年選挙もございます。共通の理念で一致できなければ、1人の議員として、公党の議員で なくても1人で会派を名乗りたいという人も、もしかしたら出てくるかもしれません。そうしますと、 その1人で会派をつくりたいという人も、結果的には会派を名乗れないし、そして会派代表者会議の 正式なメンバーにもなれない、その矛盾が出てまいります。私は、前文でうたってありますように公 平、公正、透明な議会運営、開かれた議会の推進、このことは本当の意味では本当に言葉だけだった のではないかという疑問を持たざるを得ません。それで、いろいろと会議の中で説明をされます。そ うしますと、まず最初に議員が決まり、会派がつくられます。そうしますと、市報で何々会派、この 方、この方、この方という名前がお知らせされます。そして、今までは公明党、板垣千代子議員、日 本共産党、相馬エイ議員という形で公党の1人会派でも会派として認められましたので、その名前が 出たわけです。しかし、市報でお知らせする会派の紹介には、結果として1人であれば公明党の板垣 千代子議員も、日本共産党の相馬エイも1人では会派をつくられない。会派代表者会議の正式メン バーにもなれないということなら、つまりそこで紹介はされないという事実になるのであります。そ こは、どのように説明されるのでしょうか。   長くなりますので、ここでやめますが、本当に全会一致でこの基本条例を採択したかったのです、 本当は。しかし、途中でこういう、そして時間をかけてもっともっと他の自治体で今問題になってい るこのことは、どのような扱いになっているのか、それは議会事務局は調べましたと言いました。し かし、最初から排除ありきだから、どうすればここの部分を解決できるのかと時間をかけての創意工 夫に努力をするという姿勢が私は足りなかったと、そのことを訴えて反対討論を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、賛成の討論を許します。   山田昭夫君。           〔9番 山田昭夫君登壇〕 〇9番(山田昭夫君) ただいま上程されております議員発議第11号 村上市議会基本条例の制定に ついて、賛成の立場で討論させていただきます。   私は、議会の最も基本となるルールを定めているものであると思い、ここに討論に参加させてい ただきます。   平成20年4月の5市町村合併後間もなく、意思決定機関である議会が市民の皆様方により以上に 信頼され、確固たる理念を持った村上市議会となるために、議会運営委員会において3年以上の歳月 をかけ調査、研究を重ねてつくり上げられたものであります。この間、20回にも及ぶ議会運営委員会、 そしてまたプロジェクトチームによる会議、全員協議会、中間報告等含めますと、実に三十数回の会 議を経てまとめ上げられたものであります。この基本条例の中には、先ほど提案者よりも説明があり ましたが、議会活動の原則、議員としての活動、市民と議会の関係、議会と市長等の関係、そしてま た議員の政治倫理等々を定められているものであります。この条例を議会に反映させ、信念を持った 議会人として市民の皆様方に信頼されるようルールを定めたものであります。村上市議会の最高規範 となるものであります。合併後の新しい村上市議会が早急に取り組んだことは、議会改革の第一歩を 踏み出すものであると思います。市議会のさらなる向上を期待するものであります。よって、私はこ の村上市議会基本条例に賛成するものであります。   以上で討論終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、反対の討論を許します。   瀬賀秀雄君。           〔24番 瀬賀秀雄君登壇〕 〇24番(瀬賀秀雄君) 反対の立場から意見を申し述べます。   まずもって、先ほど反対の立場から討論されたお二方とは考え方が全く違う反対討論であります。 冒頭申し上げておきます。   まず、今大きな声で問題になっている会派というのは何でしょうか。議会議員というのは、それ ぞれの市民の負託を得て一人一人がこの議場に集まっているのです。会派というのは同じ志、同じ考 え方を同一にする人間が集まって行動を起こすというグループであります。これが果たして市民にど れだけ認知されているか、どれだけ市民にとって大事なことか、各議員というのはおわかりでしょう か。大事なことは、会派ということではありません。今ここで議論されているこの基本条例というの は、議員たるものかくあるべしということを今うたっているわけです。ここを議論しなくてはいけま せん。   私は、当選してから2年間議会運営委員会の副委員長をさせていただいて、当初から2年間この 議論には加わっております。今委員長されている現職の議会運営委員の委員長さんともさまざま意見 はぶつかりました、この問題に関しては。まず、私自身は議会基本条例というのは、議会議員の憲法 であると思っております。今憲法をみんなで決めようとしているわけです。私の考え方は、これは先 進地へ3年前、4年前に行ったときに感じたことでありますし、私も全くそのとおりだと思ったこと は、この議会基本条例をつくるときに、あの市は、かの市はまず住民基本条例というのを制定しまし た。この住民基本条例というのは、その市民に対してのやはり憲法であろうという考え方です。この 住民基本条例と議会基本条例というのは、市を運営するための両輪だと私は思っています。まずもっ て、この住民基本条例がまだ定かでない当市において、今ここで議会基本条例を果たして制定すべき かどうか、これにまず一番の疑問を持っております。   前文の中にあります市民と協働しながら公平、公正、公明な議会運営をしていかなくてはいけな いという大変立派な前文だと思います。このとおりです。何ら否定するものではありません。しかし ながら、今言ったように、私はその両輪のうちの今1つだけ回ろうとしていても、決してこれは市民 の中には浸透していかない。自分たちの規範を自分で縛るのはいいです。しかしながら、大事なこと は、2つのわっかとして推進していかなければ、村上市だって何らプラスになることは私はないとい うふうに思います。   もう一回最初に戻ります。会派で話をもめても、何ら市民のためにはなりません。こんな議論は 不毛です。   もう一回最後に締めますが、両輪の中の1つのわっかだけの今話を進めようとしているこの問題 に対しては、私は基本的な考え方は理解したとしても、今は同意できません。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 賛成の討論ございますか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 反対の討論ございますか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議員発議第11号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議員発議第11号は原案のとおり可決されました。                                              日程第16 議員派遣の件 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第16、議員派遣の件を議題といたします。   お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第160条の規定により、お手元に配付 の議員派遣の件のとおり議員を派遣したいと思います。   なお、内容に変更が生じた場合は、議長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませ んか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、議員派遣の件は別紙のとおり決定し、その内容の変更については議長に一任されました。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 以上で本日の日程はすべて終了しましたので、会議を閉じ、平成23年第3回 定例会を閉会いたします。   長時間にわたり大変ご苦労さまでした。           午後 3時58分  閉 会