平成23年村上市議会第2回定例会会議録(第3号) 〇議事日程 第3号 平成23年6月6日(月曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    8番   小  杉  和  也  君     9番   山  田  昭  夫  君   10番   齋  藤  信 一 郎  君    11番   平  山     耕  君   12番   川  崎  健  二  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   20番   小  田  信  人  君    22番   相  馬  エ  イ  君   23番   大  滝  国  吉  君    24番   瀬  賀  秀  雄  君   25番   小  野  七 五 三  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(2名)   19番   小  林  重  平  君    26番   石  嶋  修  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 課 長    齋   藤   甲   三   君        財 政 課 長    佐   藤   昭   一   君        政策推進課長     相   馬   正   喜   君        自治振興課長     板   垣   純   一   君        税 務 課 長    伊 与 部   純   夫   君        市 民 課 長    西   村       治   君        環 境 課 長    増   子   要   作   君        保健医療課長     遠   山   た   つ   君        介護高齢課長     川   内   信   一   君        福 祉 課 長    斎   藤       勉   君        農林水産課長     本   間   誠   一   君        商工観光課長     瀬   賀       功   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    太   田       薫   君        会 計 管 理 者    百   武   勇   一   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        消  防  長    本   間   善   和   君        教  育  長    工   藤   泰   則   君        学校教育課長     大   滝   和   春   君        生涯学習課長     高   田       晃   君        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    斎   藤   敏   夫   君        朝 日 支 所 長    小   田   政   秋   君        山 北 支 所 長    斎   藤       誠   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    菅   井   晋   一        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は25名です。欠席の届け出のある者2名です。定足数 に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、11番、平山耕君、27番、大滝久志君を指名いたし ます。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、3日に引き続き一般質問を行います。   最初に、3番、本間清人君の一般質問を許します。   本間清人君。           〔3番 本間清人君登壇〕 〇3番(本間清人君) 改めまして、おはようございます。民主党の本間清人でございます。きょう は6月6日、そして私質問順が6番目ということで、6、6、6、オーメンのようでございますが、 市長には嫌われても市民には好かれる議員でいたいと思います。よろしくお願いいたしたいと思いま す。   私の今回一般質問は3項目でございます。1点目、指定管理に指定した施設についてであります。 市の公の施設を各団体や企業などに指定管理者として指定し、管理を行わせておりますが、改めて市 の公の施設を指定管理することによる利用者や市にとっての利点についてお聞かせください。   また、その施設の運営や維持にかかわる経費、指定管理者が行う管理の基準や業務の範囲等につ いて、所管課との関係はどのようになっているのかお伺いいたします。   特に施設の修繕等に対応する場合は、どのようにされているのかお伺いいたします。   質問項目2点目、東日本大震災の影響についてであります。このたびの東日本大震災により発生 した原子力発電所の事故により、ことしの夏を含めて今後大幅な電力量不足が見込まれることから、 国を挙げて節電の取り組みを進めることは当然のことと考えますが、市として今後どのような取り組 みを考えているのかお聞かせください。   質問項目3点目、入札制度についてであります。その@、本年度より建設コンサルタント業務の 入札においても、最低制限価格を導入されたようですが、その理由をお伺いいたします。   また、最低制限価格を設けたことによる効果についてもお聞かせください。   A、市が業務委託をしている業者の数をお聞かせください。   また、業務委託をしている請負業者を決定するに当たり、一般競争入札並びに指名競争入札等に 参加した業者の数についてもお伺いいたします。   B、入札に参加申請のあった業者の選定、指名入札の際の業者の選定に当たっての基準等につい てお聞かせいただきたい。   また、今後は新たな業者の参入などに関しては、どのような考えがありますかお聞かせください。   以上、3項目でございます。市長答弁の後、再質問させていただきますので、よろしくお願いい たします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、本間議員の3項目のご質問につい て順次お答えいたします。   最初に1項目め、指定管理に指定した施設について、利用者や市にとっての利点はとのお尋ねに ついてでございますが、平成15年の地方自治法改正により、地方公共団体が指定する法人、その他の 団体を指定して公の施設の管理運営をゆだねる指定管理者制度が導入されたものであり、利用者にと っては民間のノウハウを活用したサービスの向上と、本市としては管理運営の効率化、経費節減等に よる行政コストの縮減等が期待されるものであります。   また、経費や管理等における指定管理者と所管課との関係はどうなっているかとのお尋ねについ てでございますが、指定管理者の導入に当たっては、当該施設の設置条例において管理の基準や業務 の範囲等を定めるとともに、協定書及び業務仕様書において具体的内容等を取り決めているものであ ります。したがいまして、当該施設の目的や性質、管理形態により違いはあるものの、基本的には指 定管理者に管理運営をゆだねるものでありますので、所管課との関係としては指定管理料を必要とす る場合の支払いや、定期的に施設の管理運営が適切に行われているかどうかの報告及び確認を行い、 必要に応じて改善を求めることなどになります。   なお、特に施設の修繕等に対応する場合は、どのようにしているかとのお尋ねについてでござい ますが、協定書及び業務仕様書において責任分担、経費分担内容を規定しており、施設によって異な ることがありますが、経常的に見込まれるものについては、施設に係る収入や指定管理料の中で指定 管理者が対応するものであり、大規模修繕に当たるものや市の所有施設であることから、市が緊急性 や必要性の判断を行って対応しているものであります。   次2項目め、東日本大震災の影響により今夏を含めて今後必要となる節電について、市としての どのような取り組みを考えているかとのお尋ねについてでございますが、今回の東日本大震災を受け、 国のエネルギー対策における原子力発電のあり方が問われており、国際的にも非常に大きな問題にな ってきております。国は先月25日、東京電力と東北電力管内で7月に発動する電力使用制限令の具体 案を発表いたしました。電力制限の例外施設もありますが、原則昨年夏に比べピーク時の電力使用量 15%の削減を義務づけておりますので、ご指摘のとおりそれこそ国挙げての取り組みを進めていかな ければならないと考えております。本市といたしましては、これまで市報を通じて市民の皆様に節電 へのご理解、ご協力をお願いしてきたところでありますし、本市としても次のような点について取り 組んでまいります。   この取り組みは、ことしの夏の対応も含めますが、恒常的な取り組みも視野に入れ、各公共施設 においては、空調の温度をこれまでより1度C上げ、29度Cとすることとし、自動設定ができない部 屋等では常に温度管理を徹底をいたします。照明については、すべての公共施設を対象に建物の向き や時間帯に応じ効率的な間引きを行い、20%消灯をいたします。また、毎週水曜日をノー残業デーと し、職員が夜間時間外勤務を行わなければならない場合は、極力午前7時から午前8時30分の早朝の 時間帯を最大限活用することや、夏季休暇の取得に当たり、年休を加えて5日程度の連続した休暇の 取得に努めるようにしてまいります。このほか、電気消費量のピーク時である午後2時から午後3時 までの1時間は、窓口等の業務を除きパソコンを使用しないこととし、その間は書類の整理や打ち合 わせなどを行う時間とするとともに、パソコンのモニターの明るさを少し落とすなどして、事務機器 の節電にも努めてまいります。また、クールビズについては、エアコン設定温度の変更に伴い、その 期間中ポロシャツの着用、庁舎内のみのサンダル履きを認めることといたしておりますが、社会常識 を逸脱しないよう節度を保つようにいたしてまいります。また、新エネルギーへの取り組みも大変重 要なことであり、昨年度策定した村上市観光環境基本計画及び村上市地球温暖化対策実行計画におき ましても、本市の目指すべき施設を省エネルギーの取り組みも含め提唱させていただいておりますの で、できることから実施してまいりたいと考えているところであります。   次に3項目め、入札制度についての1点目、建設コンサルタント業務においても、最低制限価格 を導入した理由とその効果はとのお尋ねについてでございますが、公共工事の品質確保の促進に関す る法律等の趣旨に基づき、ダンピング受注の排除を図る観点から、既に建設工事で制度を導入し、適 切な入札、契約、受注に努めているところであります。ご質問の建設コンサルタント業務における最 低制限価格制度収入につきましても、建設工事と同様の趣旨によるものでありますが、国、県からの 通知、通達等による指導があることや、ここ数年の建設コンサルタント業務の入札執行において、低 価格での受注傾向が見られることなどから、本年度よりこの制度を導入することといたしたものであ ります。   なお、この最低制限価格制度導入による効果につきましては、法律の趣旨同様ダンピング受注の 排除とともに、受注者側の適切な利益の確保と、受注者側における適正な履行確保につながるものと 考えております。   次に3点目、市が業務委託をしている業者の数、また業務行委託の一般競争入札並びに指名競争 入札等に参加した業者の数はとのお尋ねについてでございますが、平成22年度の建設コンサルタント 業務での実績でお答えをさせていただきます。   まず、受注件数でありますが、随意契約を除く入札での執行件数が68件、複数案件の受注もある ことから、実質での受託業者数は28社となっております。また、すべて指名競争入札により執行して おり、延べ指名業者数は400社、実質指名業者数で71社となっております。   なお、建設コンサルタント業務における一般競争入札は行っておりません。   次に3点目、入札に参加申請のあった業者の選定指名入札の際の業者の選定に当たっての基準に ついてのお尋ねでございますが、2年に1度の入札参加登録制度により、申請のあったものについて 資格審査規定等による資格の審査をやった上、適正と認める場合には入札参加資格者として業者登録 を行っております。指名競争入札における指名業者にあっては、入札参加資格者であることを前提と し、指名業者選定要綱による履行の実績、市内業者の優先、適正業種、地理的条件などを考慮して選 定を行っているところでございます。  以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) どうもご答弁ありがとうございました。   それでは、早速再質問させていただきたいと思いますが、1点目の指定管理の指定についてでご ざいますけれども、先ほどその答弁の中に指定管理、これ今まで何度か私のほうでも質問させていた だきました。そのサービスの向上であるとか、コストの削減であるのはとにかく当たり前の話なのだ ろうとは思います。このたびの議会初日にも、その市の施設であり、また市の財産でもあるというこ とで、市長のほうの答弁ではしっかりと市のほうで管理をするというご答弁をいただきました。しか しながら、その指定管理を選定し、指定管理に委託する業者に関しては、やはり当然市内の業者であ ること、また特別な場合除いては、ほとんどが当然市内の業者を優するというのが条件だとは思うの ですが、若い方々、今そういった職業難のこの時代にもっといろいろな意味で一般公募を広くして、 若い方にチャンスを与える、またその村上の定住促進を進める意味でも、そういった市の指定管理に 市内在住のそういった若い方々を対象に進めるというようなそういった取り組み、そういったものは 何かされていらっしゃいますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら指定管理については、市の業者を最優先に考えているとい う先ほども答弁をいたしておりますし、また若い方でそういう資格を持っている方であれば、当然の ことながら参加資格がありますので、それらの参加資格を審査をいたしまして、委託をお願いしてい きたいと、そのように考えております。   いずれにいたしましても、公平に一般に広く応募しているというのが現状であります。詳しくは、 担当課長から答弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 市内の指定管理につきましては、153施設現在行っております。   ただ、その中でいわゆる一般公募というのは、まだ少ない割合になっております。やはりまだ制 度として新しいものですから、限定でお願いするというのが一般的でございます。議員のご指摘のよ うな若い方とか、市内の業者の育成という視点をこれからも研究させていただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 例えば固有名詞を挙げると大変失礼かもしれませんが、ふれあいセンターの センター長になられている方は、旧村上市の収入役をやられていた方だと思います。   結局その指定というか管理、これはちょっと指定管理とは違うかもしれませんが、その市の採用 する臨時雇用、もしくはそういった事務局長やら事務局にもっともっとこれからの年代の方であると か、今後村上を、あすの村上を築くというか、やはりそういう若い世代の方にもう世代交代すべきな のだろうと。例えば定年なられて退職されて、その経験は確かに予期する部分はいっぱいあるのでし ょうけれども、今後ということを考えますと、そういう人選的なものも今後は考える必要があると思 いますが、その辺市長いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今例に挙げていた施設につきましても、これからは当然のことながら若い人 たちから内部登用をやっていきたい、そういうような方針で理事会あるいは評議委員会でお話をさせ ていただいております。   その間、まだ育つまでの間、そういうような経験豊富な方にいろいろなものを教わっていって、 そしてその結果若い人たちにバトンタッチをして、若い人の力を十分に発揮できるような体制につく っていくということで取り組んでおります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ここに指定管理者制度の現状と今後の課題ということで、これは財団法人地 方自治総合研究所、全国地方自治研究センター研究所、共同研究による指定管理者制度というのがご ざいます。   この中に、今いうその人件費という部分に関しての研究なのですが、先ほど市長、サービスの向 上やらコストの削減、そういった部分が一応その指定管理のメインであるというような話をされまし た。この人件費の抑制の政策とその影響という部分がちょっとありまして、例えばここに書いてある のが勤続年数が長い自治体の正規職員を中心に管理運営に従事している公の施設の場合、人件費の大 幅な削減が可能であると考えられる。いわゆる今まで長い間自治体を勤めて、課長クラス、今廃止さ れました部長クラスになりますと、職員の給料は当然高いわけです。そういった方々をまたそういっ た配置をしますと、当然人件費の抑制にはならない。であれば、若い方々を採用して、その方にその 人材として、今後の村上市の人材として育てていくというのも、また1つの政策であろうと。市長が ご自分の施政方針等にいつもおっしゃられていますその人材、人を育てる、人をつくるという部分に 関しては、やはりこういった部分も大切なのだろうと思いますが、その点いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 人材育成というのは、一朝一夕にいくものではありません。   当然のことながら、そういうような経験者のもとに勉強をしていただいて、一日も早く優位な人 材になるよう、そういうように努めてまいりたいと思っておりますし、そういうような体制づくりを していかなければならない、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) その私の質問の項目の中に、重点的に施設の修繕費ということについて今回 質問させていただいておりますけれども、この中で修繕費というものの取り扱いがどのようになって いるかといいますと、指定管理者の修繕費用の負担上限額は、おおむね設定されていますけれども、 実際にはその都度自治体との協議を行い、修繕費用の負担者を決定しているケースが多かったようで あります。   例えば10万円以上は自治体、10万円未満は指定管理者の負担と定められていても、10万円が1件 の金額を示すのか、累計の金額を示すのかがあいまいになっているということであります。結局協議 が必要となるということは確かであると。このことは、多額の修繕を要する状況に至るまで放置され るというケースも生じる一因となっているというようなことが書いてあります。実は、こういう例が 先日ございました。焼き場ですね、火葬場。火葬場の車寄せになっておりますキャノピーというか軒 天の部分が先般の大雨のときに天井が落っこちたのだそうです。その指定管理を受けているところか ら市のほうに連絡をして、天井が落っこちたので、すぐ見てほしいと。当然利用者、市民の方々なん かも来ていますし、例えばそれが落っこちてそういった市民の方に当たった場合には、また損害賠償 いろいろな問題にもなってくるので、指定管理を受けている側としては、早急に見ていただきたいと いうことで連絡をしたそうですが、市の対応は午後一番にお伺いしますという対応だったそうです、 今すぐ行きますという対応ではなくて。その辺、市長はそんなことは報告は受けていないと思います が、その担当課の答弁でも結構ですけれども、どうしてそういうふうになるのか、ちょっと教えてい ただきたいなと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 市長は受けていないといいますけれども、ちゃんと事実は掌握をしておりま すので、詳細については担当課長から答弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境課長。 〇環境課長(増子要作君) ただいまの村上火葬場、無相院でありますけれども、車寄せ部分の天井 が5月10日、指定管理の方が出勤する前に落ちたということで報告を受けました。   現場に行ったのは、お昼前だと私報告を受けているのですけれども、そのときいろいろなものが 重なって、午前中に行って現地を見て、そしてとりあえずまずその危険対策、コーンなんかで囲って 危険対策をとって、指定管理者と協議をして、そして戻ってきたというものであります。その修繕の 計画については、昨年秋終わりころですけれども、どうも車寄せ部分が天井から雨が少し漏るようだ、 そういうような報告を受けて指定管理者と協議をして、まず時期も時期だったものですから、当面の 対策、屋根の掃除だとか防水加工の少し膨らんでいるようなところの点検をお願いして、新年度予算 でその修繕を、全体的な屋上含めた修繕ということで計画しております。そんなことで、新年度に入 って準備しているところ落ちてしまった、そういうような状況であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 今この書類に書いてあります10万円以上は自治体、10万円未満は指定管理者 の負担と定めているところも多いというふうに書いてありますが、現在の村上市はそういった修繕費 用、今協議をされてというお話をしましたけれども、何か村上市の中では10万円以上、10万円以下と か、そういったような金額、またこの辺の修繕は市、この辺の修繕は管理者というような規定はあり ますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 無相院の場合は、30万円以上が市の負担というふうに規定されておりま す。   153施設それぞれ修繕費の基準が違いまして、数万円、3万円程度から10万とかというふうな、 施設によって違いを持っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ほとんど今公の施設、指定管理している建物というのは、老朽化も進んでい る建物の結構多いかと思うのです。   そうすると、今この研究所のまとめによりますと、結局その建物を今例に挙げますと、30万以上 が市の負担だと。30万以下が管理者負担なのだよと。それがさっきの例に挙げますように、その30万 になるまでではためなければいけないのか。結局すぐ早急的に直さなければいけない場合は、その指 定管理者のほうで直すのでしょうけれども、やはり例えばドアがちょっと壊れている、たてつけが悪 い、じゅうたんが破けている、例えば障子戸が破けている、そういったものに関しては、全部重なっ て、重なって業者見積もりをして、何とか30万以上になるまで待とうというような、そういった傾向 になってくるのではないかなという気がするのです、そういったものを考えますと。何が一番大事か というと、市民に対するサービスの向上ということを市長も言っていますように、そういった建物を 放置する、そういった部分に関しては、やはり最終的には市の施設でありますから、市が責任になる のでしょうけれども、その辺はどういったような考えお持ちでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、今財政課長が答弁したように、例えば今の施設であれば 30万円以上は相談の上市がやるということでありますけれども、小さいものを拾い集めて30万円まで 待とうというような、そういう体質の指定管理者では困るということでありますので、それらについ ては、日々やはり市が指定管理者を管理する必要があるということでありますので、市民にご迷惑の かからないように、また市民からサービスがよくなったなと言われるような指定管理者制度に持って いく必要があると、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 最終的に、ちょっとこの指定管理者そろそろ終わりたいと思いますが、結局 指定管理者に導入することによって、市の施設をそういった外部の外郭団体であるとか、いろんな企 業、団体等に指定管理をすることのメリットはわかります。   しかしながら、その最終的な責任は市にあり、市長が言っていますように、市の大切な財産なの で、市がきちっと関与していくというお話になりますと、本当にその指定管理の制度というのが必要 なのかどうか。また、例えば阿賀の里のように、結局は直営に戻るというような、直轄的な市が介入 をして直轄になるというようなことにもなり得るのではないかなと。ほとんどこの指定管理というの は、本当にその指定管理を受けている業者にとってメリットがあるのか。市に取ってメリットがある のかということにつきましては、いささかちょっと疑問符な部分もあろうかと思うのですが、その辺 市長のお考えいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今市がやっている153施設でありますけれども、準公共的なような施設もい っぱいありますし、実質的に民間企業等との指定管理等については、やはりある意味においてしっか りと市が管理をいたしながら、業者と話し合いながら、指定管理して品質が落ちたり、あるいはサー ビスが落ちていったら何もならないわけでありますので、その点についてはしっかりとそのようなこ とのないようにやっていくのが指定管理のいわゆるいいところでありますので、そのようにしっかり と取り組みをやっていきたい、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) しっかりその指定管理について、今後ともいろいろ協議を進め、頑張ってい ただきたいなというふうに考えます。指定管理、この辺で終わりますが。   2番目の項目であります、その今回の大震災の影響に応じまして、先ほどの答弁の中に7時半か ら8時半までの早朝に時間帯を利用するのだ。あとは、空調を1度上げて29度にするのだ。これは、 ピーク時15%削減というのは、国の指針でもありますし、そのようにするのは当たり前でありますが、 私のこの質問の文章が下手くそだったがために、どうしてもその節電ということだけの意味にちょっ となりがちな文章になってしまいましたけれども、私本当は言いたいのは、節電もそうなのだけれど も、この機会にいろんなことの見直しをする必要があるのではないかなということを感じているので すが、例えば経費の削減という意味で。電力だけではなくて、いろんな部分の経費削減を今後考える べきなのだろうというふうに思うのですが、その辺市長いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もちろん先ほど申し上げましたように、庁舎内あるいは職員等についても、 いろいろな対応をとりながら経費の削減を図っていって節電に努めていく、それが第一義の趣旨であ りますし、またこのような電力事情になりますと、いわゆるこの地域にどのようなこれから電力エネ ルギーが適しているのかというようなことについても、本格的にやはり調査、検討していく必要があ ろう。例えば風力はどうか、あるいは木質バイオはどうか、太陽光はどうかというようなことに取り 組んでいくもう時期に来ているというようなことでありますので、早急に私どももその対策を講じて いく必要があると、そのような認識でおります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 例えばその関連として、電力の節減だけではなくて、いろいろな資源の削減 という意味で、23年度の6月1日現在の村上市のこの世帯数やら人口の比をちょっと調べてみたので すが、6月1日現在で世帯数が2万2,788、男性が3万2,267、女性が3万5,028、合計でいきますと 6万7,295というのが今村上市の全体の世帯数、人口であります。   今市のほうで毎月1日と15日に市報を配布しておりますが、その市報はこの世帯数2万2,788、 全戸配布になるのでしょうけれども、例えば本当にその1日と15日、月2回の市報が必要なのかどう か。例えば1日は全戸配布にして、15日は回覧で一部を各町内の回覧にするとか、そういったことを してもかなりの節減になるとは思うのですけれども、市報というのは年にどのくらいの予算で今つく っていらっしゃいますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(相馬正喜君) 議員言われる世帯数のほかに、事業所等に配布しているのもござい まして、年間1,000万から1,500万程度で推移しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 今後のあり方について、その1,000万から1,500万の推移、例えばそれを月1 に考えた場合には当然その半分になるわけです。   そういった部分の削減やら、そういったことは何か協議されていらっしゃいますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(相馬正喜君) 仮に15日の分をやめるとしても、半分までにはいきません。   なぜかといいますと、1日に本体版、それと1日、15日にお知らせ版という形態をとっておりま す。15日は、今のところお知らせ版の形態でございますので、割合からすれば別単価で落としていく ことになろうかと思いますので、半額までにはいきません。   なお、その可能性について、今現在それをなくす議論というのはしておりません。お知らせ版で 周知する内容についても、市民の皆さん相当お持ちになっているということと、それによってどうい う催し、またはどういう活動というものをこれから計画しているというような部分を担っております ので、今のところは本体とお知らせのパターンを継続すべきだというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間議員に申し上げますが、通告とちょっとずれておりますので、修正お願 いします。   本間清人君。 〇3番(本間清人君) 東日本のこの大震災の影響に応じて節電、そのほかに当然原子力発電所の事 故におきまして、市のほうでも毎週水道の検査等はしているようであります。   今のところ適正、適合だというようなことで結果は出ているわけでありますが、前回その協議会 やら議会の中で議員の間からも、ちゃんと村上市にもそういったものを設置して放射能の測定をする べきだというような話も受けてあります。その辺、もう一度市長のお考えをお聞きしたいなと思いま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) モニタリングということでございますけれども、今回の原発等については、 非常に福島県から距離がある、あるいは放射能は山脈を越えてこないというようなことでありまして、 どうすればいいかということで私ども専門機関に聞いたことがありますが、村上の場合はそこまです る必要ないのではないかというようなご意見もありますが、しかし市民の安全、安心を考えた場合に はやはりモニタリングがないよりもあったほうがいいということになってきますので、再三再四にわ たりまして県を通じてお願いをしているということでありますが、今モニタリングカーでこの地域に も何回かやってきているというような現状でありますので、そういうような機器を村上で専門的に購 入して設置をするだけのものが必要かどうかということも含めて今後検討をしていきたいと、そのよ うに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 通告から確かに若干ずれそうな部分は私もわかっておりましたので、このこ とについてはちょっと答弁は結構ですが、例えば市長もクレジットカード等お持ちになっているかと 思います。   例えばJCB、DC、VIS、アメリカンエクスプレス、いろんなそういったクレジットカード ございます。そちらは、今大体使いますと、メールでその明細が届いたり、領収書なんかもメールで 届いて、それを自分でダウンロードすると、領収書の控えが自分でとれるというようなシステム化が 多くて、毎月毎月わざわざその明細書が自宅に郵便で届いたりということが今ほとんどないようにな っています。前も、議会の中でその領収書の発行やら何かのお知らせを全世帯にやる分には、ものす ごく経費がかかるのだから、それを何とか考えるべきだというような指摘された議員さんもいらっし ゃいました。公共料金の自動引き落としをされている方には、例えばその領収書を自動引き落としの 通帳で記載されるわけですから、希望者には送る。希望しなくていい、もうそんなのは必要ないのだ という部分に関しては送らないとかということでも、かなりの節減になっていくと思うので、そうい ったものも今後庁内の中で考えてみてはいかがかなということも思います。   また、人事院勧告によって2%の給与削減等、ただ人事院勧告、県のほうの指導でそういうのが 来たから人件費を削減するのだということではなくて、今企業なんかでの経費削減やらそういったも のの取り組みの中に、余り給与には手をつけずに、ほかの部分で削減をしていこうという動きが非常 にあります。3泊で出張行くのを2泊分出して、その1泊分に関しては例えば3,000円でそれを給料 分として支給するとか、いろいろなやり方で、職員の方がもっとやる気になって頑張れるようなもの をとっていくというのも、リーダーとしての役割だと思いますので、ただ上から言われて勧告があっ たので、削減だ、やれそういうのだということではなく、やっぱり市は市として独自の、また村上市 は村上市として独自のやり方を今後進めるべきだろうなということを考えますので、これは通告と全 く違うので、答弁結構ですけれども、ぜひ市長にはその辺頑張っていただきたいなというふうに感じ ます。   3点目の入札制度について移ります。先ほど建設コンサルタント業務の入札においても、ことし からその最低制限価格、これはいわゆるダンピング受注の廃止だとか、建設工事業務と同等にいわゆ る低入札を防ぐという意味で、ことしから最低制限価格というのを導入されたということでございま したけれども、そういうのであれば、今その22年度の業務で400社のうち、実質その指名競争入札に なっているのが、参加しているのが71社だと。それで、受注が68件、そしてその受注を受けている会 社が28社というような数字を先ほど答弁の中にいただきましたけれども、400社も登録があって、実 質入札に指名として参加できているのが71社ということになりますと、非常にほかの業者に関しては どうなのだろうと。せっかく村上市の指定を受けているのに、そんなに少ないというのはおかしいの ではないかなと。最低制限価格を設けたのであれば、指名競争入札ではなくてすべてを一般競争入札 に変えてもいいのではないかなというふうに思うのですが、これは副市長のほうがいいか。副市長、 入札関連、その委員会の委員長をやっていますので、副市長、どのような考えお持ちですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 400社というのは、延べ指名業者数でございますので、実際の登録者 のあれは違います。   今の件でありますけれども、参加資格につきましては、指名業者選定要綱によりまして、履行の 実績、また市内業者を優先的にやっているということでありますし、適正な業種、また地理的条件な どを考慮して選定をしているということであります。いろいろな、いっぱいあるものですから、100 社も一緒にやるというのは、なかなか難しい面もあります。今まで旧市町村でいろいろ指名してきた、 そういう流れ、またそういうことになりますと、いろいろ地域の事情も精通しているというようなこ ともございます。そんなことで現在のところやっておりますし、今後につきましては、全体的な一般 競争入札も視野に入れて今後検討をしていきたいということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) すみません、その400社が延べということは、今実質71社という、その71社 が登録業者な数なわけですね。   そこで、今22年度その現状把握しますと、受注が68件で、28社がその68件をとり合っているとい うことになりますと、ほかの68件といいますと、実質71社からまた1社が1個ずつ例えばとったにし たって、同じような似たような数になるわけです。前も、その建設コンサルタント業務に関しまして は、何で村上の建物なのに村上の業者を選定しないのだという質問をしたときに、実績がないから、 過去の前例がないからというようなご答弁をいただきました。過去の前例がないから、過去の経歴が ないからというと、初めてその産みの苦しみというのでしょうか、初めてやる方々はいつになったっ て初めてなわけです。そうすると、いつになっても指名の業者に入ってこれないというふうになるわ けですが、その辺副市長どう考えます。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 我々としては、市内業者を優先的にそういう指名はしているところで あります。   それが適正な業種であるか、それらもしっかりと選定をしてやっているところでありますし、一 般競争入札については、今後の課題として検討してまいります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 建設コンサルタントも、今回その最低制限価格を導入したということは、い ろいろな今入札方式が各公共団体に、自治体によって変わってきているようでありますけれども、村 上も今後はその業務コンサル、こういった委託に関しての入札も、評価制というのですか、最低な価 格をただ入れれば入札がとれるというのではなくて、その総合評価式みたいな形に移行する予定なの ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 建設コンサルタントにつきましての22年度の実績でありますけれども、 落札率で60%以下を低入札ということで計算した場合、30.9%ということで、60%以下が3割が入っ ていたという実績であります。   そういう意味で、本当にその契約が適正か、またいろんな面でのその適正な履行が確保できるか というようなことで、このようにしているところであります。ダンピング受注の排除ということでや っているところでありますし、今後につきましては、先ほど言われましたとおり、一般競争入札でや っていきたい。そんなこともありますし、JVで市内業者とJVを組ませて実績をつくって、それで やっていることも今後進めておりますので、そんなことで市内業者の発注機会をつくっていきたいと いうふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 新たな業者を参入する。村上市のその業務コンサルタントでも建設工事でも いいのですが、ぜひとのその入札権をいただきたい。〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕その 規定、基準などに沿っていれば、当然どういった業者も入札権をいただく、取得することはできるわ けであります。   今その71社のうち28社が受注をしている。そのほかのいわゆる43社というのは、市に登録はして いるけれども、お呼びがかからないというわけです、結局。声もかからない。指名にも入らない。で も、市の業務委託指名権は持っている。何かその辺がちょっとおかしいなと。その選定、何で指名の 選定には、私もちょっときょう忘れてきてしまったのですが、過去の業務委託の入札の公開の紙を見 ますと、大体その七、八社が同じ名前なのです。それが順番こに、前回はこんなに安くとっているの に、今回はこんなに高くなっている。何かあるのかなという部分を非常に感じるのです。その辺副市 長は、ぜひその71社にかかわらず、今後村上市に参入してきたいという新規業者に関しましても、も うちょっとオープンに、同等に、公平に、公正に参加をさせるほうが私はいいのではないかなという ふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 指名入札の選定基準によりますと、大体10社から6社程度が一般的に やっているところであります。   また、今後につきましては、先ほど申し上げたとおり、一般競争入札での履行を今後検討してま いりますということで答弁をさせていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ぜひでは一般競争入札になるように本当に頑張っていただきたい。   何かいつも市長、副市長の答弁はごもっともであります。議員の言うとおりであります。私もそ う思いますと言いながら、何もやっていないではないですか。本当にそうなるのだったら、その入札 の委員会をきちっと集めて、こういった指摘を議員から受けました。今後は、そのように移行します というようなことをきちっと明言して、その委員会の中でも選定していただきたいと思いますが、本 当にそうするのですか。そういうふうにしていきたいと思いますなんていう答弁、いつもそうではな いですか。それでも、やらないでしょう。本当にではやってください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今のご意見でございますけれども、議会からあるいはまた議員の皆さんから いただいた意見を貴重な意見として私ども受け取って、いろいろなその部署、分野で検討し、どうあ るべきかというようなことを精査をいたしておりますので、しっかりと受けとめてやっているという ことでありますので、ご理解をいただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 市長、今後その一般競争入札に本当にこれが移行されるのであれば、71社に かかわらずほかの業者も村上の指定に指名入札権をいただくことは可能になってくるわけです、いろ んな業者が。   その辺を考えて、では新規参入、先ほどの指定管理ではありませんが、今頑張ろうとする人たち に何でもうちょっと市側も応援をして、公平な立場でその仕事を受注していかないのか。今本当に仕 事が少ない。中でも、その業界で一生懸命頑張ろうという人だっているわけです。そういった人に応 援をしてあげるというの、これやっぱり市としての一つの仕事なのではないかなというふうに思うの で、副市長、そのような答弁をされたのですから、ほかの新規参入、これから市に参加をしたいのだ という業者についても、もう少し広い面でやっていただきたいなと。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 一般競争入札の場合、地域限定の一般競争入札を私どもはやっておりますの で、一般競争入札だからといって新潟から来てもいい、新発田から来てもいい、胎内から来てもいい、 新潟県どこから来てもいいというような一般競争入札の体質はとりたくない。やはり一般競争入札で あっても、市内にある業種の皆さん、業者の皆さんがとれるような一般競争入札を考えていくべきで はないか。そのことが地域の経済を活性化させていく道である、そのように考えて取り組んでまいり ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ですから、市内業者の中でもその指名にも全然、22年度にも一回もお呼びも かからないとかという業者だっていっぱいいるわけです、同じその市内の中でも。別に我々東京から 呼んでこいだとか新潟から呼んでこいとか、そういうことを言っているわけではないのです。もっと もっとその市内業者にだっていい人もいっぱいいるし、いい仕事をする人もいるのだから〔質問時間 終了のブザーあり〕公平にそのちゃんかを与えれということを言っているので、ひとつよろしくお願 いしたいなと思います。   ここで一般質問終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで本間清人君の一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。           午前10時51分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、20番、小田信人君の一般質問を許します。   小田信人君。           〔20番 小田信人君登壇〕 〇20番(小田信人君) おはようございます。さきに通告したとおり、3点について伺います。   まず最初に、みどりの里の運営方針について伺います。昨年の6月から始まりました日東道の無 料化実験で、みどりの里に来訪する方が多くなったと伺っております。さらに、ことし3月末に朝日 まほろばインターまで開通して2カ月が過ぎておりますが、入り込み客にどのような変化があったの か伺います。   次に、食堂について伺いますが、経営的な観点から従業員数から割り出した客席の数というもの があるものと思います。私は素人ですが、少し少ないような気がしてなりません。また、昭和60年に 開業以来25年間、一度も改装していない施設であります。指定管理として出す前に、改装する考えは ないのか伺います。   次に、きれい館における小学校の水泳大会について伺います。平成21年度からきれい館で行われ るようになったと伺っておりますが、天候に左右されず、施設の整ったきれい館で大会を運営される ことには喜ばしいことと思います。また、大会に向けた練習についても、学校単位で無料で開放して いただけるとのことで感謝しているものですが、体育の時間で送迎時間の制約があり、なかなか利用 できない学校もあります。それらを解消するため、その期間中夏休みの全般も含め、小学生を対象に 無料開放する考えはないか伺うものであります。   次に、みどりの里の指定管理者制度への移行について伺います。ご承知のとおり、平成24年度か ら指定管理者制度への移行が村上市の総合計画により決まっているわけですが、東日本大震災を含め 6月19日から日東道の無料化実験の取りやめなど、今日の情勢から1年先送りして正確なデータを分 析してから指定管理者に出すほうが、出す側も受ける側も万全で臨めると思いますが、いかがでしょ うか。   2点目といたしまして、小学校教育について教育長に伺います。最初に、小学校の統廃合につい て伺います。この問題は、合併前にある程度の統廃合が行われた地区と、小規模学校のまま合併した 地区に分かれるものと思います。その当時の思いがあり、現在に至っているわけですが、少子化の波 は予想を超えております。統廃合をしてこなかった旧神林地区と旧朝日地区の今後の方針について、 教育長はどのような考えを持っているのか伺います。   また、複式学級の現状はどうなっているのか伺います。   また、複式学級を解消するため、学級数の多い学校から複式学級のある学校へは無条件で入学で きるなど、学校区を柔軟に選択できるような特別区はつくれないものか伺います。   最後に、小学校の耐震工事の現状について伺います。東日本大震災でおわかりのように、子供た ちの安全のため、あるいは災害時の避難場所としての重要な役割を持った耐震工事については、急を 要するものと考えます。総合計画では、平成26年度で耐震工事が終了することになっていますが、順 調に進んでいるのか伺います。   3点目といたしまして、経済交流の国際化について伺います。以前にも同じ質問をさせていただ きましたが、民間の交流を見守る趣旨の答弁でありました。合併して日が浅い今日、海外に目を向け るのは時期尚早なのかもしれません。姉妹都市交流ともなれば経費もかかり、費用対効果の面からも メリットが出てくるのが遅い施策になるものと思います。しかしながら、合併いたしまして7万人近 い人口の新しい村上市が誕生したわけですので、職員の皆様方にも国際的な感覚を身につけていただ きたいと思います。村上総合病院が新しくなれば、瀬波温泉とタイアップした医療ツーリズムや岩船 産コシヒカリの輸出など、さまざまな可能性が考えられます。大滝市長の2期目への課題として、ぜ ひとも姉妹都市交流に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。   以上、3点についてお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、小田議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、朝日みどりの里運営についての1点目、日東道朝日まほろばインターの開通に より、入り込み客に変化はあったかとのお尋ねについてでございますが、本年3月27日に開通してお り、各期間の入り込み客数は平成22年3月27日から3月31日までが5,090人、同年4月分が2万5,401 人、同年5月分は3万3,711人で、この期間を合計すると6万4,202人でありました。開通後の入り込 み客数は、本年3月27日から3月31日分が7,631人、本年4月分は3万4,759人、本年5月分は4万2, 109人で、この期間を合計すると、8万4,499人でありました。昨年比で131.6%増となっております。   次2点目、食堂について、従業員数から考えると、客席数が不足しているように思うが、改装は 考えられないかとのお尋ねについてでございますが、食堂の従業員は登録は厨房担当5人と、ホール 係4人がおりますが、週休2日制で、毎日早番や遅番、休みの職員等勤務シフトを組んで運営してお ります。また、予約の状況等に応じて時間パート職員も入れております。平均すると、厨房には毎日 3人程度、ホールは2人程度いることになります。時間によっては、厨房、ホールとも各1人で対応 することもあります。客席数は、机、いす席が5テーブルあり、各4人席で20人分あります。座卓席 が6ターブルあり、各4人席で24人分、合計定員44名となっております。お客様の注文に応じて各種 の食事を提供することから、できる限り短時間で提供できるよう調理の時間を有効に使い、常に数種 類の調理を同時に行いながら努力をしているところであります。   日東道朝日まほろばインターチェンジが開通してからは、平日のお昼も予約なしで来られるお客 様で満席となり、席待ちの状態が続くことがあり、午前11時の開店から午後2時ころまでは、忙しい 状況になっております。土曜日や日曜日は、さらに大勢のお客様が訪れ、午前11時から3時過ぎまで 忙しい状況になります。必要に応じて、奥の座敷にお客様を入れて対応する場合もあります。これら の状況から、現在の食堂従業員の数に対して、客席数が不足しているということは考えてはおりませ ん。しかし、高齢者でひざを悪くされておる方や、車いすで来られるお客様もふえており、机、いす 席を希望される方が多く、机、いす席が不足してきているように感じられますので、指定管理者が決 まった段階で検討をしてまいりたいと考えております。   次に3点目、朝日きれい館を夏休み期間中小学校を対象に無料開放する考えはないかとのお尋ね についてでございますが、平成21年度から毎年7月下旬に行われる朝日地区小学校親善水泳大会を朝 日きれい館を会場に開催をいたしております。この大会に向けて各学校とも会場になれるために、日 程を調整してスクールバスで練習に来ておりましたが、学校行事であることから無料で利用していた だいているものであります。夏休み期間中は、小学生も多く利用しており、学校行事以外については、 無料開放する考えは考えておりません。   次4点目、指定管理者制度への移行は予定どおり行うのかとのお尋ねについてでございますが、 村上市行政改革大綱どおり、市内限定の条件を付して公募を行い、平成24年4月からの指定管理を行 う予定であります。   次2項目め、小学校教育については、教育長に答弁をいたさせます。   次に3項目め、経済交流の国際化について、民間企業が安心して取引できるような環境づくりの ためにも、中国をはじめとする諸外国との姉妹都市交流等を進める考えはないかとのお尋ねについて でございますが、現在の経済活動においては、いろいろな分野において国際化が進んできておるのは ご承知のとおりであります。また、中国富裕層に代表される国外からの購売需要は、日本経済にとっ て大変魅力のあるものになっております。市内でも、中国などへの海外進出を検討する企業が出てき たり、民間レベルで研修生の受け入れを行っている企業もあるなど、経済交流も盛んに行われており ます。また、山北地区では従来から台湾との地域交流が行われてきておりますし、神林地区でも中国 黒竜江省との農業交流を行ってきておる経緯もございます。その反面、国際化により国外企業との競 争が激化し、市内の部品製造会社からは、外国の安い人件費や円高の影響を受け国外へ仕事が流れる、 または採算がとれなくなってしまっているといった情報も聞かれております。このようなさまざまな 動きがある中、本市としても民間企業を支援していく必要がありますので、議員ご提案の姉妹都市交 流も含めていろいろな角度から検討をしていかなければならない時期に来ていると考えております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは2項目め、小学校教育についての1点目、神林地区、朝日地区に おいて少子化に対応した今後の統廃合はあり得るかとのお尋ねについてでございますが、神林地区の 5校、朝日地区の5校においては、それぞれの特色を生かし、地域の方々のご協力を得ながら教育活 動を推進しております。   各学校とも、県教育委員会が毎月実施する学力テストでは、県平均を上回る結果を出し、不登校 やいじめの発生もほとんど見られません。少人数だからこそできるきめ細かな指導の成果だと考えて います。今後とも、住民の意向を聞きながら、特色を生かした小学校教育を進めてまいりたいと考え ております。   次に2点目、複式学級の現状はどうなっているのかとのお尋ねについてでございますが、現在上 海府小学校で3、4年生と5、6年生が複式学級編成となっております。今後とも市内各学校の児童 数の推移と複式学級編成の状況を想定し、適切な環境の整備を進めてまいりたいと思っています。   次に3点目、複式学級を解消するため、学校区を柔軟に選択できるといった特別区はつくれない ものかとのお尋ねについてでございますが、学校教育法施行令では教育委員会は就学する学校を指定 することとなっており、教育委員会規則で就学する学校指定を行っています。現制度では、区域外の 学校への就学を希望する場合は、保護者から書面による申請を提出していただき、その理由と内容を 審査し、許可しております。また、他市町村の学校へ就学を希望する場合は、市町村教育委員会同士 で協議し、その理由と内容を審査し、許可することになっております。議員お尋ねの複式学級解消の ための特別区について導入した場合、現行の就学指定校の制度を変更することになることなど、児童 生徒数の先の見通しが立たず、学級編成と教職員配当に前年度の変更が生じる可能性が高く、安定し た学校運営に支障が生じます。そのような理由から、特別区の設置には課題が多くあります。今後他 市町村の先行事例などを調査しながら、設置の効果について考えてみたいと思っております。   次に4点目、校舎の耐震工事は順調に進んでいるかとのお尋ねについてでございますが、学校の 耐震化につきましては、これまでも国、県の補助制度を活用しながら、旧耐震基準によって設置され た市内小中学校の耐震化工事を行ってきたところであります。今年度は、小学校が岩船小学校体育館、 中学校はいずれも2カ年継続工事として村上第一中学校校舎と岩船中学校校舎について耐震補強工事 を実施する予定であります。平成26年度までに共同調理場を除いたすべての学校施設について耐震化 工事を完了する計画で、平成23年度末における耐震化率は小学校では80%、中学校では84.7%として おりましたが、実績見込みでは小学校で72%、中学校では81%になる予定であります。次年度以降に つきましても、国、県の動向を見据えながら、可能な限り早期の耐震化に向けた取り組みに努めてま いりたいと考えております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) どうもありがとうございます。それでは、再質問をさせていただきます。   最初に、みどりの里のほうからお願いいたします。今ほど入り込み客の人数のほうは理解したの でありますが、朝日まほろばインターが開通いたしまして、4月、5月、前年比にして売り上げはど ういうふうになっているのか伺います。物産館と食堂についてお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(瀬賀 功君) それでは、お答えいたします。   物産館につきましては、前年比4月が260.4で、5月が183.1%の売り上げ増でございます。食堂 につきましては、4月が139.7%、5月が116.6%の売り上げということになってございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) 今物産館260%ということ、2.6倍ということですよね。大変な売り上げの伸 びでございます。   この不景気の中で売り上げが伸びているということは、大変喜ばしいことでございます。私も、 何回か行って見ておるわけですが、従業員の方大変汗をかいて頑張っております。市長、あれでしょ うか、職員の方と臨時職員が一緒になってお仕事をされているわけですが、このくらい頑張っている のであれば、特別な手当を若干考えてもよさそうな気がしますが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、今開通して2カ月のデータしかありませんので、全体的な収支バラ ンスを見て、その時点において考えるべきものであると、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) 食堂についてお伺いしますが、市長もこの間消防でご一緒させてもらって、 食堂の玄関が混雑しているのは拝見していると思います。   今までに考えられない現象でありまして、想定外と言ってもいいものと思っております。あの玄 関がああいうふうに込んでいるのを見ますと、ちょっと私なんかは入るのが嫌になってしまうよう、 そのぐらい込んでおりました。あそこの玄関を改修する考えはありませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ご案内のとおり、竣工してからかなりの年数がたつというようなことで、こ のくらいの入り込み客がありますと、改修をして、そしてお客さんに満足して喜んでいただくには、 いろいろな角度から検討をし、改装し、改築をしていかなければならないのではないかなと、そのよ うなことも考えておりますし、その1つとして食堂に入る、あるいはまた物産館に入るいわゆる段差 も、バリアフリーになっていないというようなところもネックになっているのではないかなと、その ように考えておりますし、いっぱいありますので、それらについては順次先ほど申し上げましたよう に、指定管理者と相談をしながら、その下も駐車場もものすごく人が入っていますし、食堂あるいは 物産館もこれからも期待できると思っておりますので、あの辺にしては本当に銀座並みの込み合いし ているなというふうに驚いて私もこの前消防のときに見てきましたが、それらに対応すべく対処をし ていかなければならないというのは私も考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) もう一つ提案なのですけれども、私なんかは食事をするのに待って御飯を食 べるなんていうのは余り好きなほうではないのですけれども、席を待っている人に足湯を体験しても らうような格好で、待つという嫌な時間を解消し、気持ちよく食堂を利用していただけるようになれ ば、ますますリピーターもふえるような気がしているのですが、市長の考えお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その1つの解消策として、足湯というのもあろうかと思いますし、また足湯 もブームでありますので、そういうことを別にしても、あの施設内にそういうものがあっても不思議 ではない施設でありますので、それらについても非常に大きな関心を持っているということでありま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) 食堂の改修については、指定管理者が決まってからというような答弁であり ましたが、私に言わせますと、指定管理に出すということは、一般家庭で言わせれば私の娘を嫁に出 すのと同じだと思います。きれいに着飾って嫁に出すのが市としての立場ではないかと思うのですが、 いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) きれいに着飾らせて嫁に出すのも1つの方法であろうと思っておりますし、 嫁にもらってからきれいに着飾るようにしていくのも1つの方法であると、そのように考えておりま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) もう一点、3月議会で私どもの同僚議員が質問されたトイレの増設について ですが、順調に進んでおりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(瀬賀 功君) 今設計書ができ上がりまして、これから入札にかけるという段階に 来てございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) 私の聞き及ぶところによりますと、東日本の大震災の影響でそういう設備関 係の品物が入荷するのがしにくくなっていると伺っております。早急な発注をお願いしたいと思いま す。いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(瀬賀 功君) できるだけ早い時期に発注したいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) 次に、指定管理についてお伺いいたします。   今ほどの答弁では、条件つきの公募ということで、市内の業者ということになっているとお伺い しましたが、地元と市外のアドバイザー的な企業、コンサルタント的な企業とJVを組むのはいかが なものでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 言っている意味がちょっと理解できない…… 〇20番(小田信人君) ジョイントで、要は条件つき公募ということで、市内の業者に限定されてい るわけですけれども、市外の業者と地元の業者がJVを組んで公募に参加するということは可能なも のかどうか。 〇市長(大滝平正君) 例えば代表者が市内の方で、そしてそこに付随していわゆるコンサルティン グみたいな人が一緒に構成員になると、そういうことですか。 〇20番(小田信人君) そうです。 〇市長(大滝平正君) それも、地元の代表者の方でありますので、どのような形になるかは別とし て、可能だと私は理解をしていきたいなと思っておりますけれども、できれば市内の方々だけでやる 気のある方々がよし、やってみようというようなことであれば一番いいのではないかと思っています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) 地元が一番だと私も思っておりますが、指定管理に出す場合、管理経費とい うのはつけてやるのかどうかお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(瀬賀 功君) 公募で応募された中で、提案された内容につきまして現在相当みど りの里に市から繰出金をみどりの里会計に出してございますので、そこから考えれば当然委託料部分 については必要かなというふうに考えてございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) 委託料の部分は必要かということはどういうことでしょうか。   要するに、一般会計から繰り出し、今多分上程されている一般会計の繰り出し、あれが最後にな ると思うのですけれども、8,000万ちょっとになっていますよね。あれを引き揚げるわけですよね、 指定管理に出すときは。引き揚げて、そのかわりに管理経費を幾らか出すというように受けとめてい いわけでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(瀬賀 功君) 4月から、来年の4月仮に指定管理者が決まりますと、今の特別会 計が要らなくなりますので、廃止になります。一般会計のほうから今度みどりの里指定管理者に対し て委託料という形でお金が出される形になります。それは、公募して指定管理業者が市のほうに提案 してきた金額を精査した上で、必要な部分について市から委託料として出さなければならないという ふうな形になろうと思います。管理料としてです、指定管理料として。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) それでは、お伺いしますけれども、私朝日地区から出ておりますが、私ども の地元商工会の皆様がこのたびこのみどりの里の指定管理に向け組織づくりに動き始めたと聞いてお ります。   5月25日に行われました総会の後で、このみどりの里の指定管理についてお話をしたところ、1 口200万円、合計20人の募集だったのですが、たった2日間で応募の意思を確認されたと伺っており ます。この不景気の中で、底力があるものと感心をいたしておりますが、副市長、それなりのアドバ イスをされたのか伺います。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 私も、旧朝日村長時代からずっと村営ということで、愛される、また 村内の業者が潤うような形で今までしてきたわけであります。   大分老朽化しておりますし、市の職員についても、なかなか人員不足というようなこともあるし、 また経営能力という面でも、なかなか厳しいということでありますし、今回指定管理に出すというの は、本当に断腸の思いでありますけれども、よりよい地域の活性化につながるものと期待をしており ますし、事あるごとに、市長も言われていますけれども、地元の業界で何とかならないかというよう なことでいろいろ話をさせていただいて、ようやくそういう機運が盛り上がったということでありま す。それらも含めて、今後指導をしていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) どうもありがとうございます。   厳正なる審査のもとで指定管理者を決めていただきたいと思います。ありがとうございます。   次に、小学校教育に移りますが、今ほど複式学級は上海府地区ということをお伺いしましたが、 私は子供たちがひとしく教育を受ける権利があるわけですから、生まれた住所によって格差が生じる この複式学級については、正常な教育現場ではないと思っておるのですが、教育長さんのお考えを伺 います。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 上海府小学校は複式でありますが、村上市において一番今県で行っている 学力テストの高い学校は、上海府小学校なのであります。   なぜ高いのかということを見てみますというと、普通の学級においては、単式のところにおいて は教師がしゃべり過ぎる。ところが、複式学級においては、半分の時間は自学、自習しなければなら ない。ところが、その自学、自習によって子供は本当の力がついていく。そのようなことから、上海 府小学校の子供たちは力があるのだと、このように思っております。学校教育で一番重要なのは、知 的な能力をつけてやるということが最も重要なのでありますが、そのことを小規模で複式ではあるけ れども、上海府小学校ではきちんと行われているというようなことであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) そうでしょうか。   私は、分母が小さいからたまたまそういう水準が高い子供さんがおったということで水準が上が ったのではないかなと思うのですが、違いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 私は、雷中学校、蒲萄中学校、粟島浦村で5年間教育長をしながら僻地教 育に挺身しましたが、その複式の子供たちはそういう面において非常に熱心に勉強いたします。   そのようなことで、その勤めたところの学校の子供たちは、すべて村上市一の成績を上げるよう な成果を上げてきております。現在の粟島は、人数は少なかったのでありますが、学力テストをやる というと、新潟市くらいの学力の成果を上げておりました。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) わかりました。   それでは、この学級編成というのは、文科省の基準で決定されているものと思いますが、これ教 育長さんの権限で複式学級を解消できるような、そういう権限は持っていらっしゃらないわけでしょ うか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 持っておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) なぜ私この質問したかといいますと、昨年の新潟市長選挙の篠田市長さんの 公約の中に、学校区の全面撤廃というのがありました。   あれと思ったのですけれども、各自治体で市長、教育長の判断でそういうことができるものかな と思っておったのですが、そういうことできるのでしょうか、教育長さん。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 新潟市は、政令指定都市でありますので、村上市と異なるところがござい ます。   そのようなことで、例えば校長にしても、新潟県においては教員上がりでないというと、教頭や 校長になることできませんが、新潟市は民間人から校長を採用したりというようなことでやっており ます。そのようなことで、村上市と政令指定都市の新潟市は異なるところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) 私ども、私の地区の三面小学校も、平成26年度かになりますと、残念ながら 複式になると思っております。教育長さん、ご理解しておりますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) よく理解しております。   人数など考えながらやっておりますが、先ほどの災害との関係もそうなのでありますが、この前 のこの議会のときも、津波等のハザードマップ等の問題が出ましたが、例えば平林小学校、校舎も古 くなっておりますし、人数もだんだん減ってきているわけでございますけれども、あそこには1,200 人の住民が住んでおります。以前の羽越大水害のときには、あそこの1,200人の人たちが平林小学校 の2階、3階に逃げて、そして命を救ったわけであります。そのようなことで、学校は災害等が起き たときに避難場所として役立つわけであります。   また、上海府は今複式学級でありますが、いざ津波が来たときに早川、大月の人たちが津波に遭 った。しかし、山に逃げていて、そして津波が去った後上海府小学校に戻ればあの学校は鉄筋で頑と しておりますから、残っているわけであります。そうすると、3週間、4週間の生活は上海府小学校 でもってすることができるというようなことから、防災だとか、そういうような観点からも学校統合 は考えなければならないというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) 最後の質問ですが、教育長さんはこれからしばらくの間は旧朝日地区、旧神 林地区の統廃合は考えておらないと理解してもよろしいでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) そのとおりであります。〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 小田信人君。 〇20番(小田信人君) 私には、南小学校と三面小学校に1年生と2年生の孫がおります。低学年に 毎日宿題が出ております。これ、大変いいことだなと思っております。毎日10分でも20分でも机に向 かうという習慣づけのためには、大変いいことだなと思っております。   教育長さんの方針であります早寝、早起き、朝御飯、プラス家庭学習、各小学校に的確に受け入 れられているものと思って感銘いたしております。ぜひ小学校の統合はなさらないようにお願いを申 し上げまして、私の一般質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで小田信人君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時51分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、24番、瀬賀秀雄君の一般質問を許します。   瀬賀秀雄君。           〔24番 瀬賀秀雄君登壇〕 〇24番(瀬賀秀雄君) 瀬賀でございます。   さて、去る3月11日、東日本大震災が発生をいたしました。亡くなられた方々、いまだに行方の わからない方々、そして被災をされた多くの方々に衷心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。こ の未曾有の大災害の発災を受け、当村上市の防災計画も見直しせざるを得ません。当市の地域防災計 画の現状はどのようになっているのでしょうか、これをまず第1項目としてお伺いをします。   そして、1項目めの2点として、常備消防、いわゆる消防本部、そして非常備消防、いわゆる消 防団、この2つの組織の現状はどのようになっているでしょうかお尋ねをいたします。   質問事項2点目、当村上市が所有をしております公有財産、いわゆる公の財産についてお伺いを いたします。合併によって土地や建物など使用されないまま残されている貴重な市の公有財産は、今 後どのように利用あるいは処分をされるのかお聞かせください。   そして2点目、この公有財産を地域へ有効的に還元されるようなことは考えていらっしゃいませ んでしょうか、この2点についてお伺いをいたします。   一たん降壇します。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、瀬賀議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、村上市地域防災計画についての1点目、計画の現状はどのようになっているか とのお尋ねについてでありますが、本市の地域防災計画につきましては、市町村合併に伴い本市の地 域や災害の特性、過去に発生した災害の教訓を踏まえて、新市の防災計画として平成21年8月19日、 県知事の承認を受け策定したものであります。その計画作成に当たっては、自助、公助、公の公助と いう観点を取り入れ、みずからの命はみずから守るという自己責任の原則を防災の基本として、市民、 事業者、関係機関、そして行政が責任と役割を明確にし、さらには相互に連携し合うネットワークを 形成して災害に強いまちづくりを進めていこうという考えを反映させるものであります。   また、減災という目的のため、ハード面によりも、自主防災活動の促進などソフト面に重点を置 いた助け合いによるまちづくりを目指す計画といたしております。特に新潟豪雨水害、中越地震、中 越沖地震を踏まえ、被災者の視点に立ったものを取り入れ、災害時要援護者支援対策やプライバシー に配慮した避難所開設と運営などに配慮をいたしております。このようなことから、計画の基本方針 といたしましては、1つには災害時に即応できる体制の確立、2つには災害時要援護者への支援の強 化、3つには地域や個人の防災力の向上、4つには情報連絡体制の整備であります。この中で市民の ご理解とご協力をいただきながら、自主防災組織も順次結成していただいており、また要援護者に係 る災害時見守りカードの作成も順次進めているところであります。さらには、市民への情報提供手段 として、Jアラートの設置をはじめ防災行政無線の整備も完了いたしておるところでもあります。   しかしながら、今回の東日本大震災は、防災のあり方について考えさせられることばかりであり、 ご指摘のように市の地域防災計画について見直しを行う機会と考えております。特に津波対策につい ては、地域防災計画に記述してあることを具現化していかなければならないと考えており、そのため には沿岸部の総点検を行い、津波に対する避難計画や津波ハザードマップを策定し、より具体的なも のを提示していく必要があると痛感をいたしておりますので、取り組んでまいる所存であります。   次2点目、常備消防及び非常備消防の現状どのようになっているかとのお尋ねについてでござい ますが、消防本部では村上市地域防災計画に基づいた消防大規模地震災害活動要綱を策定し、震度4 以上の地震を覚知した場合は、幹部職員が最寄りの署々に自主参集し、体制の強化を図り、必要に応 じて非番員を収集することとなっております。震度5以上の地震を覚知した場合は、非番及び週休の 全職員が最寄りまたは指示のあった部署に参集することになっており、救助、消火及び救急活動など の体制の強化を図ることとなっております。消防団員は、村上市地域防災計画に基づき、震度4以上 の地震を覚知した場合には、管轄内の危険箇所などの監視に当たることとなっております。震度5以 上の地震を覚知した場合には、全団員が火災の防御、救助、救出、避難誘導、給水などの災害応急対 応に従事することとなっております。   しかし、今回の東日本大震災を踏まえて、津波注意報が発令されたときには、海岸、河口付近の 警戒活動を行っておりますが、津波警報が発令されたときは、いち早く地域住民の避難誘導に当たる ことを消防団の幹部会議において改めて確認をいたしたところであります。   次2項目め、村上市公有財産についての1点目、合併により使用されないまま残っている公有財 産は、今後どのように利用あるいは処分されるかとのお尋ねについてでございますが、平成22年度末 における公有財産のうち、土地及び建物の保有状況は、公用または公共の用に供する行政財産として、 土地が約4,000ヘクタール、建物が約40万8,800平方メートル、行政財産以外の財産である普通財産と して、土地が2,479ヘクタール、建物が約1万2,200平方メートルとなっております。普通財産につい ては、公用または公共用に供していない財産であるため、その一部は地方自治法の規定に基づき貸し 付けや売り払いを行い、その経済的価値を保全、発揮することにより行政運営に貢献しております。 今後も、貸し付けや売り払いなどを求める求めがあるものについては、管理及び処分を進めてまいり たいと考えております。   次に2点目、地域へ有効的に還元させるようなことは考えられないかとのお尋ねについてでござ いますが、地域や自治組織などに活用していただくことで有効活用が期待される財産については、貸 し付けや売り払いなど、あるいは行政財産への移管など、より積極的に対処したいと考えております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) それでは、再質問をさせていただきます。   まず、1項目めのいわゆる村上市の防災計画等々についてお伺いをいたします。先ほど市長のほ うからも、いわゆるその沿岸部、特に津波に対するというお話がありました。私も、今回の一般質問 では災害というと非常に意味的には広くなりますので、これを全体的にきょうの私の持ち時間でやる ことは不可能ですから、特にやはり今回の東日本大震災で津波という大規模なこういう災害に見舞わ れたわけですから、これについて当村上市の取り組みと今後についてということでお伺いをしていき たいというふうに思っております。   まず、沿岸部というお話がありました。村上市のホームページを見ても、あるいはさまざまな席 上等々で市長の口からも、村上市は約50キロの海岸部を持っているというお話があります。私以前ど こで見たのでしょう、新聞紙上だったと思うのですが、村上市は50キロではなくて47キロぐらいだと か、あるいはどこかのまた紙面では五十何キロだというような見た覚えがあります。村上市のホーム ページで市を概要的にとらえた説明は、約50キロということでこれは結構だと思うのですが、防災上 きちっととらえておく必要私は今回あると思いますので、果たして村上市は海岸というのは何十キロ あるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務課長(齋藤甲三君) これまでの計画の中では、合併当初から50キロという表現をさせていた だいております。   議員からもご指摘が事前にございまして、新潟県のほうにそのキロ数についての確認をさせてい ただいております。若干所管が農林水産省と国土交通省という所管がありまして、港湾、漁港、海岸 保全区域、それらにおける数字が少し違っているようでありますので、現在県のほうとちょっと調整 をさせていただいているというところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 総務課長、今県と調整中だということで、所管がこれがいわゆる行政の縦割 りで、非常にまずい面が出ているのですが、港湾とか河川とかいわゆる海岸部とかという、こういう ところでそれぞれの所管が変わっているということで、実際今村上市は海岸線が防災上何キロあるの かということは、ではつかめていないと、こういうことなのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務課長(齋藤甲三君) 正確な形での把握がされていないというのが現実でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 県との協議ということも必要でしょうけれども、これは非常に防災上問題が あると思います。   ホームページで村上市の概要を他府県の方々におおよそでお知らせする場合とこれは違いますか ら、早急に村上市は海岸線が何キロあるのかということを把握する必要があろうかと思います。災害 というのは、いつ何どき来るかわかりません。今こんなふうに私がやっているときに、ぐらっと来る かもしれません。これは、早急にやってください。   海岸線から今回の大震災見ても、津波という非常に大きなああいうふうな災害がありました。私 なんかも、生まれて初めてテレビの画面であのような津波というものを見ました。本当に恐ろしいと いうふうに思います。いわゆる津波というのは、その海岸部の形状によって高さが違うのだと、盛ん にテレビでも専門家の大学の先生等々がおっしゃっています。そういうことはあろうかと思います。 特に話が出ていたのは、みんな想定外の津波だった、想定外の津波だった。それは、想定しなかった から想定外であって、これは想定は災害というのはするべきだという観点に立たなくてはいけないと いうふうにまず思います。そこで、村上市というのは今ハザードマップ、先ほど話がありました。私 も、手元にハザードマップを今持っています。例えばこれは山北地区ですけれども、特に海岸部が迫 っています。それから、神林地区もあります。村上地区ももちろんあります。朝日等もあります。荒 川等もあります。こういうハザードマップは、これは特に洪水、土砂災害ハザードマップということ で手元に印刷物があるのですが、今回の大災害であったような津波、津波災害のハザードマップとい うのは、村上市は持っていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務課長(齋藤甲三君) 現在保有をしておりませんので、今回の補正の中で早急に策定に着手し たいということでご提案をさせていただいております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 実際これは、村上市だけではなくて海岸を持つ各自治体、市町村等々も恐ら く、特に日本海側はこのような大きな津波というのは、当然さっき言った想定外の話だというふうに 思いますし、この津波ハザードマップというのは、どこも遅れているようです。そのためにも、村上 市はこのことを契機にして、ぜひ早急にまずハザードマップをつくり上げるべきだろうというふうに 思います。   では、そのマップを待っていたら、また災害なんていつ何どき来るかわかりません。まず、とら えておかなくてはいけないのは、私ども村上市というのは、海岸を今回の話は50キロにしましょう。 まだ正式に県との協議が終わっていないということなので、私もまず50キロととらえて話をしましょ う。50キロの中で、海岸線から内陸部に向けて、津波の大きさというのはさっき冒頭言いました。さ まざまあります、形状によって、海岸の。それをまずいろんな意味でチャラにして、海岸部から4キ ロ内陸に入った場合、村上市で小学校、中学校、それから保育園、それから公民館、いわゆるこれは 集会施設と言えばいいですか、あとは特養の老人ホーム、これはそれぞれ数をつかんでいらっしゃい ますか。そして、4キロまでの数がわかったら、今度はその中で2キロまでの中で幾つあるのか。各 部署には、私のほうから事前に数字を押さえておいてくださいと申し上げておりましたので、教えて いただけますか。どちらからでも結構です、順番に。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(大滝和春君) 市内の小中学校で4キロメートルに相当するのが小学校では20校の うち11校であります。それから、中学校では8校のうち5校であります。   また、その中で2キロ以内ということになりますと、小学校では6校、それから中学校では3校 でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉課長。 〇福祉課長(斎藤 勉君) お答えいたします。   保育園では4キロ以内の保育園の数につきましては、20保育園のうち10保育園でございます。   それから、海岸線2キロ以内の保育園の数でございますが、7保育園となっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(川内信一君) 特養ホームについてお答えいたします。   市内5カ所ございますが、そのうち4キロメートル以内3カ所でございますし、いずれも2キロ メートル以内にも入っております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 集会施設等に関しては、先ほど総務課長から書面でいただきました。非常に 数が多いので、恐らく口頭でという説明もしたかったのでしょうけれども、いただきました。これを 私のほうで見ながらまた話を進めます。   これだけの、4キロと私が今仮定しましたけれども、4キロの中で数が相当あります。そして、 このハザードマップ、今回は洪水と土砂災害のハザードマップですけれども、このハザードマップの 中に記されているいわゆる拠点となる避難場所というのは、小学校、中学校等、公のこの非常にがっ ちりした建物が多いわけです。こういう建物が実は4キロ内で今各課長がおっしゃられましたけれど も、数が11小学校、中学校が5つ、保育園に関しましては10、そしてもっと狭めて2キロ、これはま だ小学校が6つ、中学校が3つ、保育園が7つ、これだけあるのです。特養の老人ホームは、4キロ が3、そして2キロも含めて3という、つまり私キロを今4キロと2キロと言ったのは、津波の速さ も当然のようにあります。3月11日発災したこの大震災というのは、先ほど言ったように津波の災害 が大変大きかったわけです。あの津波のスピードというものも、もう私どもが知り得る範囲外のス ピードであれだけの猛威を振るってきたということを考えると、これだけの距離の中にある施設とい うのは、あっという間に津波のいわゆる災害の中にのみ込まれる場所にあるということは、まず認識 をしておかなくてはいけないというふうに思います。   そこでお尋ねをしますが、これまた非常に1つの特定の名前を申し上げると私も涙が出るのです が、宮城県の石巻市の大川小学校という学校が本当にニュースでも挙げられます。全校生徒108人の うち相当数のお子さんが亡くなられて、先生方も亡くなっています。そして、まだ行方不明の方もい らっしゃいます。マスコミ等で報じられているあのニュース等見ると、あの学校での一時避難に問題 があったのではないかというような話が今出ています。お子さんを亡くされた保護者の方は、人災だ というふうに大きな声でおっしゃっている保護者の方もいらっしゃいます。本当にあのニュースを聞 くたびに涙が出ます。これは、あの場所がやはり避難場所だったのです。ということは、地域の方々 もあの学校に来られたわけです、避難されて。学校の先生がその対応に追われていたと。子供たちは、 校庭に全員避難させて、校庭で何と40分待っていたと。行政からのさまざまなニュース、指示の中で、 大きな津波が来るから、これから早く避難しなさいという話があって、それではと学校の先生が決断 をされて、土手のほうに行こうと。歩き出したところにあの津波が来た。これは、学校という大きな 場所が本当にその避難民のためであると同時に、場所によっては津波をまともに受ける場所にもある というものをよくここはあらわしていると思います。   学校を挙げた場合、それから集会所等挙げた場合、今私が地域それぞれ聞きました、この防災計 画の中で。市長、市長も以前町長されておられた山北地区、ここは地形的には海岸部から即山が迫っ ています。万が一あのような災害があった場合、それ、津波だから避難せよということになった場合 は、裏山と言っていいのか、いわゆる後ろのほうの山の高台のほうに避難する経路というのは、先ほ どの自主防災組織の皆さん方との話し合い、連携の中で確立はされているのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 山北地区の海岸線は、今おっしゃったようにすぐ裏が山手でありまして、山 手のところにはその中腹あたりに神社があるところもありますので、その集落によってはそういうと ころ、あるいは空き地等を利用してそこに逃げるのだというようなことを計画的に行っている、計画 しているところもありますし、またそうでないところもありますので、これからやはり精査をしてい く必要があるだろうと考えておりますし、また海抜何メートル地帯がどこの地域で、どのようなもの かというようなことも、詳細に今調査をお願いする議案を提案しているということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) そのとおりだと思います。   海抜というのが実はこれから当村上市においても注目されるポイントだと思います。いわゆるそ の避難拠点、特に小中学校と限定した場合、それぞれの小中学校の今建っているグラウンドの面とい うのは、海抜何メートルなのか。少なくとも、この4キロ以内、それから2キロ以内の学校が建って いる場所の海抜というのは、学校教育課長、つかんでいらっしゃいますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(大滝和春君) 私どもで全部の部分にはつかんでおりませんけれども、市内の小中 学校で先ほど申し上げました4キロ以内の学校につきましては、それぞれ学校の管理マニュアルによ りまして、津波を想定した訓練についてこれまでも実施しております。その中で、私一部の資料しか 持ってきておりませんけれども、その学校の標高について記載はございます。   ただ、これについては、実際に測量したものではございません。地図上から落としたものという ふうに聞いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 各学校の、少なくとも今申し上げた4キロ以内、この学校の地震に対する、 特に津波に対する避難マニュアル、先ほど総務課長との話の中で、まだ村上市全体でも津波に対する いわゆるマニュアルというのは、これからだというような話がありましたから、恐らく学校教育課と してもこれからなのでしょうけれども、いわゆる学校に対して今現在津波というものに対する避難マ ニュアルというのは、どういうふうな格好で今確立されていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(大滝和春君) 各学校の危機管理マニュアルにつきましては、当然それぞれの学校 が学校のつくりも違いますし、また地形も違っております。   そんな中で、各学校のほうでどれが一番いいのかというようなことで避難経路、あるいは標高の 低い学校については、とりあえず3階あるいは屋上に上がるというような部分で組んで、マニュアル のほうを設定してございます。特にきのうも話出ましたけれども、低い部分だけで山、裏山等のない 部分については、そのようなことで今現在はマニュアルをつくり、またそれを子供たちに訓練という ような形で周知をしているところでございます。   なお、今年度につきましては、子供たちの周知とあわせまして、地域の方々あるいは保護者の 方々にもそれらをお示しして、有事の際には地区全体で取り組むような形というようなことで現在は 取り組んでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 私の手元に今私の地区の神林地区ですが、砂山小学校の砂山だよりという学 校だよりがあります。一番直近のやつです。   ここで、この校長先生一面を書いておられると思うのですが、ここで学校の海抜ということを取 り上げていました。紹介しますと、この砂山小学校というのは、どちらかというと高台と言われてい る場所なのですが、学校が建っているその地面、いわゆるグラウンド面は7.2メーターなのです、海 抜が。我々住んでいる地域の者でも、あそこの学校は高いところにあるよと言われている学校でさえ、 海抜は7.2メーターなのです。あの学校は、新しくできて間もない学校ですから、建物自体は頑とし ています。相当の地震でも大丈夫でしょう。しかしながら、場所は7.2です、高いと思っていても。 避難する最高の場所というのは、あの地区の方はいわゆるそこの学校になっているわかります3階建 てですから、3階まで皆さんで駆け上ってあそこへ避難をしたとしても、その高さが8.9メーター、 つまりグラウンド面から8.9、足し算すると16.1です、16メーター。太平洋側の今回の大震災、大津 波等々の比較はできませんけれども、16.1メーターなのです、あの高い学校のそれでも高い3階まで 上ったとしても。ということは、海岸部にあるそれぞれの小中学校、2キロ圏内を含めると、果たし てこの高さがいいのかどうか。そうすると、今さらこの学校をそれぞれ高くするということも、これ はなかなかできません。そうすると、やはり避難ということになろうかと思います。   先ほど申し上げた大川小学校の事例を挙げましたけれども、本当に何回あのニュース見ても涙が 出ます。その初動においてのあの40分というのが本当に悔やんでならないというふうに思われるわけ です。ですから、今課長からのお話もありました。マニュアルというのは、実はつくってそれを実行 し、周知徹底しないとマニュアルの意味がないわけですから、ぜひ今回の震災を受けた大津波、これ を想定した上で、何事も想定外なんていう今の国が答弁するようなあんな答弁はないように、ひとつ 想定外というのは、あくまでも想定しなかったからということが想定外ですから、想定した上で避難 経路等求めていく必要があろうかと思います。市長、今の学校の現状、市長から見てどんなふうに感 じますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) きょうの朝も、夕べもそうでございますけれども、震災の問題の中で大川小 学校、本当も私も見ておりました。いたし方ないのかなということも考えられますけれども、何でも っと早く避難できなかったのかなと。逃げるということです。できなかったのかなと思っておるとこ ろでございます。   今のご意見でございますけれども、確かに砂山小学校一つとりましても、あそこには今度河口部 がありますので、津波が河口部を伝ってきますので、非常に危険の度が増すというようなことであり ますし、あれよりも高いところをということになりますと、非常にあの近辺では探すのが難しいと考 えていますので、それらも含めてより高くて安全な場所等をこれからしっかりと津波が来たときには そこなのだよというようなことを想定しておく必要があるし、訓練をしておく必要があると、そのよ うに考えております。   また、今の震災において、いわゆる高速道路の果たした役割も非常に大きい。高速道路ある程度 高いところにありますので、あるいはまた盛り土されておりますので、それを波を防ぐというような 効果もあるというようなことも報道されておりますので、それらも含めて先ほど来課長申し上げてい るように、抜本的に津波対策としてマニュアルを策定しておく必要があると、そのような認識でいま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 先ほど自主防災組織という話もありました。   消防長、常備消防の中でいわゆる消防本部の果たす役割というのは、これはもちろん災害におい ては重要かつ大切な場所であることは確かです。その中で、非常備消防、いわゆる消防団、この連携 というのも、これは切っても切れない。今回の大震災でも、多くの消防団の尊い命が奪われました。 この消防団のいわゆる活動に対して、消防本部としていざ災害があったと。実は、消防団の方々とい うのは、屈強の方々はほとんど日中はお勤めになっている方も多いわけです。あるいは、仕事でどこ かへ行っている。そうすると、残された場合、いわゆるその方々がいない場合は、各集落、各自治体 というのは、女性の方々あるいはお年寄りを含めた、要は消防のホースさえなかなか持ったことのな い方が多いわけです。ここら辺とあわせて、消防本部の果たす役割、そして消防団との絡み、これを どういうふうにして、災害が起きた場合、いざ鎌倉という場合にどういうふうに結んでいくのか、こ の3者をどういうふうにしてつないでいって1つの防災ラインをつくるのか、ここら辺の消防長のお 考えをお聞きします。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 今この3点の仕組みという格好でお話しなされたと思います。   確かにプロとしての消防本部、この役割というのは、こういう災害時、私のこれは考えですけれ ども、消防長としての考えですけれども、多種多様な災害が一斉に広い範囲で、広範囲で発生すると、 多分そういう事態になると思います。それから、各集落においては、失礼ですけれども、消防団員が いたりいなかったりという格好が想定されます。そういうことから、私これ日中、それから夜間とい うことの違いもあると思いますが、例えば日中起きたと。津波のことにちょっと限定させてもらいま すが、津波が起きるということは地震も起きると、これ当然のことでございます。火災も発生すると いう格好で、消防本部とすればやはり多方面の災害場所から救出、人の命を助けるというのがやっぱ り一番だと、私はそう思っています。ただし、まさか先ほど市長が述べましたとおり、規定では消防 署に集まるという格好ですけれども、その途中で災害があった場合、それを見逃してくれというよう なことはないという格好で、それは当然のことだと思います。   それから、やはり消防団のこの威力、それから自主防災の威力というのは、一番最初の消防署も 行かないというときの初歩的な活動の役割だと思います。その中で、やはり自主防災にすれば、隣近 所の方々と常日ごろの連携というのですか、確認、私のうちの隣にはこういうおばあちゃんが寝てい るのだぜという格好で、日中は消防団員はいないのだというぐらいの覚悟で、常にもう逃げろと、海 岸であれば。そういう格好の常の訓練だと私はそう思います。ことわざの中に、津波てんでんことい う言葉もありますが、非常に酷な言葉と私は思っております。ただし、そういうことでもしなければ、 子孫を残していかれないというぐらい津波が怖いのだと、そう思っておりますので、常日ごろのやは り訓練だと、そう思っております。   それから、消防の組織というのは、確かに今ことしの4月から往々にして私非常に消防本部のと ころと一緒になった連携ということで、事務局をこちらのほうによこしていただきましたので、災害 時の場合の対応は、今まで以上に私はスムーズにいくのではないかと。目的は同じと。その中で、顔 の見える隊員方が同じ現場で作業できるという体制をとれますので、今後はそういうところを大いに 生かして、消防団、消防署連携をとって災害に対応したいと、そう思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 今ほどの消防長のお話の中にも、やはり初期のいわゆる動作、初期のどうい う動きをするかというのは、消防団とか、それから自主防災の組織とか、このいわゆる住民と身近な こういう組織というのが非常に大事になってくるのだろうという今お話、そのとおりだと私も思いま す。   あとは、どんなふうになってくるのか、災害の大きさにもよりますけれども、プロ集団の消防本 部という、こういう組織のいわゆる活動というのがそれからということになるかもしれません。そう すると、その自主防災組織というのは、実は大事なのです。市長が今進めようとしている例のまちづ くり、協働のまちづくりです。ことしから本庁も含めて自治振興課長、新しい課ということで課長も おいでです。そして、各支所には自治振興室というのができました。そこに職員も全部配置されまし た。協働のまちづくりというまちづくりは、さあ、これからどんなイベントやりましょうか、どんな ことしていきましょうかということもそうでしょうけれども、実はこの災害に対する強い地域づくり というのは、この自治組織のいわゆる自治振興課、振興室の職員の役割というのも、大変大きなもの になってくるのではないかというふうに私は思います。そこで、自治振興課長、職員が各所に配置さ れています。その配置されている職員に対して今後のその取り組みは、いわゆる新しいまちづくりと 同時に、この防災にかかわるようなまちづくりも考え方の中には入っているのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(板垣純一君) この協働のまちづくりの目的というのが地域の活性化と同時に元気 づくりということで、その元気づくりというのは、安心、安全、楽しさ、生きがい、豊かさというよ うな要素いっぱいあるわけなので、その中で特にその安心、安全というのも大きなその地域づくりの テーマだと思いますので、特に少子高齢化の中で具体的にそういう災害が起きたときにどうするのか ということは、やはり大事なその地域づくりの取り組みになってくると思いますので、具体的な検討 については、それぞれの地域まちづくり組織の中で検討されていくということになりますし、また消 防との連携とか、いろんなその連携策が考えられると思いますので、今後の検討になると思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) ということで、今後の検討ということではなく、今後各支所に配置されてい る職員も含めて、その地域の自主防災組織との連携もとりながら、また自主防災組織のない集落等々 もあるわけです。   ここら辺も踏まえた中で、災害、いわゆるこの防災ということも念頭に入れた地域づくりをぜひ 検討ではなくてやっていただきたい、こういうふうに思います。   ハザードマップが手元にさっきありますと申し上げましたが、こういうハザードマップなのです が、なかなか一般の方が果たして見ているかどうか。このハザードマップは、総務課長、全戸に配布 されているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務課長(齋藤甲三君) 作成の時点に当たりまして、大きなハザードマップの改定は、荒川水系 の横川ダムによって国の浸水区域が見直しをされたこと。あわせて、山北地区の2級河川の大川に初 めて浸水区域が想定されたこと。これに伴いまして、各山北を除く旧市町村では、そういう洪水マッ プは作成されてございました。   新市におきまして、改めてその国の見直しを含めて作成をさせていただきました。作成されてお りませんでした山北地区におきましては、全戸配布させていただきました。その他の地区につきまし ては、近々の年度におきましてつくられたものでありますので、全戸配布といたさず、各組回覧とい うことで区長さん等にお願いして、場合によっては集会施設のほうに保存、管理していただくようお 願いをさせていただきまして、そのような地区ごとによって異なった対応をさせていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) ハザードマップというのは、見てすぐこれが毎日のように頭の中に入ってい ますが、実はそうでなくて、こういうものをつくって、行政としてもまずつくったわということで、 恐らくどこかで一安心されているという部分も、正直言ってあるのではないか。   住民のほうも、いただければぱっと来たなといって地図を一瞥しただけで、実はよく見ていない というところもあるかもしれません。村上市のホームページの中で、このハザードマップはホーム ページの中でアップされているということなので、先ほど確認したら大丈夫だということでしたから、 パソコン等々でこれを操作できる方は、村上市のホームページでぜひご自分の地域のハザードマップ を見ていただきたい。   提案なのですが、ハザードマップ等々をパソコン等でごらんになれない方、昨年度神林地区も整 備させていただいた情報端末というのがあります。朝日地区、山北地区は、もう既に供用開始されて いて、この3つは地区はこの情報端末という画面上に出てくるテレビの小型みたいのが今各家庭にほ とんど入っています。この情報端末でハザードマップもぜひ各地域ごとに、地区ごとに流していただ きたい。神林であれば、神林地区の情報端末のエリアの中でこのハザードマップを流していただきた い。押せばマップが出てくるというふうにぜひしていただければ、あの端末も有効にまた活用できる のではないか。1日1回でもいいからこのマップをみれば、いざというときにああ、どこどこに逃げ ればどんなふうになっているのだということがわかるのではないかというふうに思います。なれとい うのはいい意味で、だんだん惰性の意味もありますけれども、実はこういう災害におけるハザードと いうのは、危険あるいは障害物という意味ですから、このハザードマップというのは、なれることが 大事なのです、なれることが。ということは、常に住民の目に触れるということが大事であって、印 刷物をこれだけお金をかけて刷って各戸に配っても、実際見てもらえなかったら何の価値にもならな い。そういうことで、ぜひなれていただく。この避難地域の避難経路等々は、なれていただくという ことをぜひお願いをしたいというふうに、これは私のほうからお願いですから、各3地区の支所長、 端末の使い方も含めてお取り上げいただければというふうに思います。   ちょっと残り5分ですから、2項目めの再質問は次回のときにさせていただきます。この災害防 災等にもう少し聞きたい部分がありますので、次回にさせていただきます。また、一般質問の機会が あるときに私の2項目めは改めてもう一回やりたいというふうに思います。   先ほどの防災の中で、その消防団の役割ということは、消防長述べられました。津波のときはて んでんこという、本当にこういう言葉が実際あるのですってね。それぞれ逃げてくださいという、端 的に言えばそういうことなのです。これは、本当に〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕太平洋 側の東北の方々、ああいう入り組んだ湾に住んでいらっしゃる方は、もう昔からそういう言葉が本当 に伝わっているということだそうです。そこで、自主防災組織の中といわゆるその消防団との役割の 中で、ここでジレンマが生じるわけです、消防団がてんでんこ逃げるわけいきませんから。大事なこ とは、市としてその避難経路を確立すると同時に、各地区の方面隊、いわゆる消防団の方面隊にぜひ 周知徹底していただきたいのは、避難経路だと私思うのです。建物に頼っても、結局屋上上がっても あのような津波が来るわけです。ですから、まずはどこか逃げようと。逃げようということは、山が 遠くてもいいから、その山に向かって走れということだそうです。そういうことも含めて、避難経路 というのは非常に大事になってきます。消防長、今の避難経路の中で、山北地区私挙げましたけれど も、すぐ後ろに山が迫っている場合は、何とかあの山を駆け上れということでいいでしょう。しかし ながら、海岸部にある集落で山まで行くのに4キロ以上もある場合があるのです。4キロ、我々だっ てもうこの体で4キロ走ったら大変なことになるぐらい。ですから、お年寄りの方なんて4キロ走れ ません。こういう場合、避難経路をどういうふうにとるか。例えば私の住んでいる場所であれば、す ぐ近くが松林なのです。松林だと、恐らく津波は来るでしょうけれども、少しは緩衝材になって波を 和らげてくれるのではないかというふうに思います。こういう避難経路に関して、いま一度私は見直 す必要があろうと思うのですが、消防長の目から見てこの村上市の避難経路の体制というのは、どん なふうに思っていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(本間善和君) 確かに多分先生がお持ちのマップも、津波に対しての避難場所ではないは ずです。   それで、今担当の総務課長のほうからも、今回その標高、確かにこれが一番私大切だと思います。 それで、自分の住んでいるところは何メーターなのだと。この近くだと、どの場所が何メーターある のだと。 〇24番(瀬賀秀雄君) 海抜ね。 〇消防長(本間善和君) 海抜。   海抜何メーターあるのだということをやはり集落の中で、自主防災の皆さんの組織の中で常日ご ろそれをお話しして話し合うと。あそこの畑に行くと何メーターある、ここの高台のうちは何メー ターあるぞという格好で、わざわざ私にすれば1カ所に皆さんが集まる必要ないと思うのです。その 近いところ、近いところ、そこに逃げるべきだと、私はそう思います。よろしいでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) そうですね。   そうすると、いわゆる各地区でやっている避難訓練等々の1回見直しというのも必要になってく るかもしれません。うちの集落でも、各個別なグループが集まっては、必ず砂山小学校というところ に集まるわけです。そういうふうになっているのです。果たしてこれがいいのかどうかということを 今消防長いみじくもおっしゃいました。そういう時期に今来ているというふうに思います。これは、 ぜひ避難経路も含めて総務課長のほうでも検討なさるべきだというふうに思います。   市長、今までの議論の中で、防災というのは話してもまだ尽きないのです。私自身だって、これ 50分で尽きないぐらいです。大事なことは、やるつもりですとか、やりますとか、今検討中というの は、この防災に関してはタブーなのです。いつ何どき、今ぐらっと来るかもしれませんとさっき言い ました。ということは、早急にということは、すぐという意味ですから、これやらないとだめだと思 うのです。   先ほどの津波のハザードマップ等も含めて、村上市はほかの市町村から遅れているとは言いませ んけれども、海岸線を約50キロ持っている。これをまず何キロあるのかを的確にとらえるということ。 それから、今言った避難経路も含めた津波対策のハザードマップをきちっと市としてつくるというこ とが大事だというふうに思うので、残りちょっとですけれども、市長の気持ちをお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら津波に対する対策、重要課題の一つでありますので、今議 会に提案しております予算が議決をいただいて後に、すぐにでもそれを発注いたしまして、私どもそ の資料をもとに、50キロと言っておりますけれども、それらについての津波対策をしっかりとやって いきたい、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 私の一般質問これで終わりますが、2項目めに挙げていた公有財産について 資料いただきましたけれども、ちょっとできなかったので、まことに担当課長に対しては申しわけな かったというふうに思います。次回〔質問時間終了のブザーあり〕必ずやります。   では、これで一般質問終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで瀬賀秀雄君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。           午後 1時50分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、2番、鈴木いせ子さんの一般質問を許します。   鈴木いせ子さん。           〔2番 鈴木いせ子君登壇〕 〇2番(鈴木いせ子君) 皆様、大変多くの方に傍聴いただきまして、大変ありがとうございます。 張り切って一般質問していきたいと思います。   議長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。私の項目は、3項目であり ます。初めに、村上総合病院新築の進捗はについてであります。私は、議員になったときから毎回の ように一貫して村上市の医療の充実を訴えてきました。それが今一つずつ着実に形になってあらわれ ていることに感激しております。2月25日、市長あてにJA厚生連農業協同組合の萬歳会長より村上 総合病院新築に伴う新要請が届きました。また、3月11日の新潟日報には大滝市長が泉田知事に対し、 病院の新築場所について要望書を提出している写真が載っておりました。市長が多くの関係者と会談 し、何度も何度も県庁に足を運び、この結果が生まれたことに感謝しております。新築場所は、おお むね旧ジャスコ跡地を中心とし、地域振興局の一部をお借りすることで計画は進められると思います が、これまでの経過と今後の対応についてお伺いいたします。   @、新病院建設予定地は4カ所に絞られた中で、どのような理由から現在の旧ジャスコ跡地に決 まったのかお伺いします。   A、村上地域振興局の敷地の一部を利用しなければ、新病院の建設は不可能ということで、市長 の政治努力により知事へ要望書を提出する運びとなりました。しかし、村上地域振興局の敷地の一部 を利用するとなると、村上地域振興局にご不便をかけることになるのではないかと思われますが、そ の辺の対応についてお伺いいたします。   B、旧ジャスコ跡地への交渉は順調でしょうか。   C、新潟県厚生連では、新病院建設費の財政支援を村上市に要望しておりますが、今後の財政支 援についてどのようにお考えでしょうか。   D、市として建設にかかわる窓口の立ち上げをどのように考えておりますでしょうか。   E、敷地が決まったわけですので、工事の着工はいつごろになるとお考えでしょうか。   F、市の平日、夜間診療所は開院しましたが、この病院の敷地内に併設することが望ましいと思 いますが、どのようにお考えでしょうか。   2項目め、学校給食における地産地消の割合、及び老朽化施設の運用についてであります。国の 食育推進基本計画では、平成22年度までに学校給食での地元食材利用割合を30%以上にすると定めて いましたが、このことについて伺います。   また、施設の老朽化が目立ちますが、これらの施設について市では今後どのような対応をするの でしょうか、その取り組みについて伺います。   @、給食の施設数と運営について、合併時から変わってはいませんか。   A、地産地消の割合はふえましたか。   B、生産者と栄養士の意見交換の場は持たれたのでしょうか。   C、月別の生産マップ、村上市のどこで何がとれるかの図はありますか。   D、一番施設の老朽化が危惧されているのはどこの調理場でしょうか。また、その施設をどのよ うにお考えでしょうか。   3項目め、保育園臨時職員への待遇改善は図られましたか。保育士を夢見て仕事についた若い臨 時職員が生活できずに、優秀な職員が職場を離れていく状況が続いているようです。待遇の改善はさ れたのでしょうか。   また、ことしは例年になく多くの保育士職員の退職がありました。今後の運営について伺います。   @、保育士の職員と臨時職員の割合はどれぐらいでしょうか。   A、職員より臨時職員が担任となっているケースが多いと聞きますが、現状はどうなっているの でしょうか。   B、保育園は子育て支援の中でも重要な役割を果たすと思いますが、今のままでよいとお考えで しょうか。   以上、よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、鈴木議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、村上総合病院新築の進捗状況についての1点目、新病院建設予定候補地が旧ジ ャスコ跡地に決まった理由はとのお尋ねについてでございますが、私も村上総合病院運営審議委員会 のメンバーとして携わっておりますので、最終的な候補地決定までの課程につきましては承知してい るところでございます。この委員会では、まず患者の利便性、3次医療との連携、公共交通機関、建 設費用、建設期間の5項目を中心に候補地決定の判断材料として総合的に判断をされております。具 体的には、旧ジャスコ跡地はJR村上駅近くにあることから、電車や路線バスなど交通の利便性にす ぐれていること。間もなく開通予定の日本海東北自動車道の村上瀬波温泉インターの田端町側からの アクセスが良好なことから、救急患者の搬送時間の短縮にもつながること。また、この場所は上下水 道を完備しており、新たなインフラ整備が不要なことから、建設費の低減や建設期間が短縮できるこ とも大きな判断材料でありました。   次2点目、知事へ要望書を提出する運びとなった村上地域振興局敷地の一部利用への対応とのお 尋ねについてでございますが、現在のところ厚生連から具体的にどのような形での建設計画が示され ておりませんが、必要な用地の提供にご協力をいただきますよう私からも知事にお願いをし、また要 請をしているところでございます。今後具体的な計画が示された段階で、これから県に具体的にお願 いをしてまいる所存であります。   次3点目、旧ジャスコ跡地への交渉は順調かとのお尋ねについてでございますが、土地の提供に ついてはご理解をいただいておりますが、同跡地の土質等について市として調査をさせていただきた くお願いを今申し上げているところでございます。   次に4点目、新病院建設費の財政支援についてはどう考えているかとのお尋ねについてでござい ますが、3月議会において議員各位には厚生連からの支援要請書をお示しをいたしておりますが、今 後厚生連側との協議を重ねながら、関川村、粟島浦村ともに適切に進めていきたいと考えております。   次に5点目、市として建設にかかわる窓口の立ち上げをどのように考えているかとのお尋ねにつ いてでございますが、本市としての支援のあり方を検討するため、本市内部に副市長を座長とし、総 務課長、財政課長、政策推進課長、保健医療課長、都市整備課長を構成員とする村上総合病院新築支 援検討プロジェクトを5月18日に立ち上げましたので、関係機関等との協議を具体的に進めていると ころであります。   次に6点目、工事の着工はいつごろかとお考えかとのお尋ねについてでございますが、これらに つきましても現在厚生連の計画の提示を待ちながらということになりますので、今現在でいつの段階 で工事に着工するかということは、私からお答えすることはできません。   次7点目、村上市の急患診療所については、この敷地内に併設することが望ましいと思うが、ど う考えているかとのお尋ねについてでございますが、本年6月1日、待望の医師会のご協力をいただ きまして、平日、夜間の一時急患診療所が開設をされております。平日の夜間7時から9時45分まで 診療を行うことにしております。市民の安心のために大きな進歩であると思っております。今後にお ける急患診療所については、医師会や地域の医療機関との協議を重ね、どの場所が一番いいのか検討 してまいりたいと考えております。   次2項目め、学校給食における地産地消の割合及び老朽化施設の運用については、教育長に答弁 をいたさせます。   次に3項目め、保育園の臨時職員への待遇改善についての1点目、保育士の正職員と臨時職員の 割合はどのくらいかとのお尋ねについてでございますが、本年4月1日現在の保育士の職員数の合計 は179人で、そのうち正規保育士が89人、臨時保育士90人となっており、正規保育士の割合は49.7% となっております。そのほか、障害児保育や配慮を必要とする保育の加配、延長保育などの保育ニー ズに対応するため、6時間のパート保育士40人、6時間未満のパート保育士34人を雇用して対応をい たしております。   次2点目、正職員よりも臨時職員が担任のケースが多いと聞くが、現状はどうかとのお尋ねにつ いてでございますが、平成23年4月1日現在、市内20保育園のクラス数は102クラスであり、そのう ち臨時保育士のみが担任となっているクラスは50クラスとなっております。園長及びフリーの主任保 育士を除いた正規保育士と臨時保育士の受け持ち人数は142人で、内訳としては正規保育士が52人、 臨時保育士が90人で、割合にしますと63.4%となっております。   なお、臨時保育士のクラス担任については、勤務年数や経験年数等を配慮しながら配置をいたし ておる現状であります。   次に3点目、保育園は子育て支援の中で最も重要な役割を果たすと思うが、今のままでよいと考 えるかとのお尋ねについてでございますが、本市の保育士数は児童福祉施設最低基準に定められてい る配置基準により、入園児童数に対して適正に配置をされております。このため、将来の出生数の減 少、入園数の推移や特別保育の需要等も見据えながら、保育士体制を確立していく必要があると考え ております。また、退職に伴い年々保育士等が減少しており、正職率は下がる一方で、正規保育士の 平均年齢も高くなってきているのも現状であります。こうしたとから、今後既存の保育園について施 設整備計画等を策定して統合、廃合及び指定管理者制度導入も含めた計画的な施設整備や運営方法等、 保育園施設のあり方を十分検討し、あわせて臨時保育士の確保にも大変苦慮しているところでありま すので、臨時保育士の待遇改善の見直しを検討してまいりたいと考えています。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、2項目めの学校教育における地産地消の割合及び老朽化施設の 運用についての1点目、給食の施設数と運営について合併時から変わっていないかとのお尋ねについ てでございますが、現在の施設は単独調理場が小学校11校、中学校4校の計15施設で、共同調理場は 5施設あります。合併時からは、旧門前谷小学校1施設が減となっております。運営につきましては、 直営が単独調理場で小学校2校、中学校1校の3施設で、共同調理場は3施設であります。合併時か らは、共同調理場2施設が民間委託になりました。   次に2点目、地産地消の利用割合はふえたかとのお尋ねについてでございますが、地元産コシヒ カリを全量使用しております米飯につきましては、合併後は徐々にふやし、今年度からは市内全地区 で週当たり4回実施しており、コシヒカリは100%使用しております。その他の作物については、ご 承知のとおり収穫後のある期間を過ぎますと端境期があり、特に野菜類の地元産につきましては、冬 期間の供給が難しくなるわけでありますが、合併後の使用割合につきましては、ほぼ横ばいであると 考えております。   次に3点目、生産者と栄養士との意見交換の場は持たれているかとのお尋ねについてでございま すが、各地区におきまして生産者、学校栄養士など関係者会議を年に1から2回定期的に開催してお ります。生産者の苦労や愛情を理解しながら食事する方向で教育を進めることを、先日板垣栄一議員 にお答えいたしましたが、そのような方向で進める所存であります。   次に4点目、月別の生産マップはありますかとのお尋ねについてでございますが、村上市地産地 消推進協議会で昨年より検討され、今年度作成予定の村上市農林水産物カレンダーにおいて、各品目 ごとの収穫時期と生産地が示されておりますので、今後はこれを有効活用させていただきたいと考え ております。   次に5点目、施設の老朽化が危惧されている調理場はどこか。また、その施設の今後をどう考え ているかとのお尋ねについてでございますが、施設及び設備の不備なもの、高南と塩野町であります が、それに対しては随時改修などを行い、調理業務に支障を来さないように留意しております。今後 につきましては、民間活力の活用も考慮しながら、地域、学校と協議し、十分に検討していきたいと 考えております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 市長に伺います。   4カ所に絞られた中で、ジャスコ跡地が一番の候補に残ったということで、さっき市長、便利性 とか利便性とか救急の問題でジャスコ跡地がベストである。その理由から、インフラもいいしという ことだったのですが、私たち全員協議会にお話になったような、そういうジャスコ跡地がジャスコ建 築をやめたわけなのですけれども、そういうことは選ぶときの問題にはなかったのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然そのことは委員の皆さんも承知をいたしております。   どの程度のものなのかというところまでは把握をしていないと思いますが、それを今市でしっか りと把握していきたいと、そのようなことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) それは、もう22年度9月に土壌汚染法が施行され、3,000平米ぐらいの土 地は必ずそれをしなければならないという法に基づいてその調査を始めなければならないということ だったのですが、5メーターぐらいということだったのですが、実際にああいう大きな建物を建てる ときは、もっと深く深く掘って土を出してからそこに建物を建てるというような方式がとられると思 うのですけれども、でも村上はあの辺は岩盤がすごく強いと思うのです。だから、岩盤までも行って いないとなると、土のその汚染土というのは、調査しなければわからないことですけれども、それを 捨てるにしてもやはり調査は必要ですよね。   それで、大体市長としては、まずいつごろからそのボーリングをやろうかなと思っていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今定例会に予算をお願いしてありますので、議決をいただき次第対処してま いりたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) それは、たくさんのところを調べるということですね。   調べ方もいろいろあると思うのですが、隅から隅までとはおかしいですけれども、そこまではっ きりと調べるということですよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇財政課長(佐藤昭一君) 旧ジャスコ跡地が約1万平米ございますが、現在考えておるのが10カ所 から12カ所程度どうかなということで考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) やはり病院はいっときも早く建てた方がいいと思いますので、その調査を なるべく早くしないと、着工も遅れると思いますので、ぜひ早い対処をお願いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど議案提案していると申し上げましたけれども、最終日にお願いする予 定でしたので、訂正させていただきたいと思っております。   早く早くという気持ちは、本当非常によくわかります。しかし、早くやって安全、安心なところ でなければならないというわけでありますので、しっかりとした私は調査が必要であるというような 観点から、極力調査をして早くやるように努力をしていきたい。その調査結果等についても、なるべ く早く出せるように努力をしていきたい、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) ぜひお願いしたいと思います。   そして、一番の問題は支援についてであると思うのですが、私最初のころの質問から考えれば、 推進室を担当を決めて立ち上げたというのは、もう今ここで言うのも本当に何ですが、よくここまで 来たなという思いがいっぱいで話ししているわけなのですけれども、市長の手には市民の命がかかっ ております、殺すも生かすも市長の手次第でございますので。それで、先回の全員協議会の中でも優 秀な総務課長さん、優秀な財政課長さんを説明がありましたので、ぜひ大変難しい問題ではあると思 うのですけれども、頑張っていただきたいと思いますが、これについてのもし……。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ここまで来れたのも、議会当初から一貫して病院の新しい建て直しが必要だ という鈴木いせ子議員の非常に力強いご支援等があったればこそ、私どもも頑張ってこれたと本当に 感謝いたしているところでございます。   そのようなことで、スタッフも非常に優秀なスタッフばかりでございます。副市長のこと余り言 いませんでしたけれども、副市長も優秀ですので、メンバーの座長をしておりますので、よろしくお 願いをしたいと思っております。そのメンバーでしっかりとその部署、部署の対応をとらせていただ きまして、後でああ、失敗したとか、こんなはずではなかったというようなことのないような対処を していくつもりでおりますので、またこれからもよろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 座長の副市長さんを言わなくてすみませんでした。   今までこの質問を私もずっと毎回毎回やってきたのですが、副市長さんにお気持ちを聞いたこと なかったのですが、副市長さんのお気持ちをぜひお聞きしておきたいと思います、座長さんでは一番 重要な役目でありますので。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 私を含めて、私以外は非常に優秀な課長であります。総務課長、財政 課長、政策推進課長、保健医療課長、都市整備課長ということで、それぞれの担当分野を決めまして、 総合病院新築支援検討プロジェクトということで、5月18日に立ち上げさせていただきました。   5月30日には村上総合病院事務長も異動でかわりましたので、初会合を持たせていろいろ情報交 換をしたところであります。今の現状と、またいろんなお互いの自己紹介を含めた、そんなことで第 1回の会合を開きました。           〔「村上総合病院準備室長」と呼ぶ者あり〕 〇副市長(鈴木源左衛門君) 今ほど事務長かわりましたけれども、準備室長も新しく配置されたと いうことで、病院の側も非常に力を入れております。   そんなことで、対応して協議をしながら進めていきたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 私も、病院に行って見てきたのですけれども、移転新築準備室が4階に立 ち上げられておりました。今のところ、室長1人でやっていましたけれども、徐々にふえていくので はないと思います。   本当に何回も言いますが、よくここまで来たなと私も思っています。市も窓口を立ち上げ、病院 も窓口を立ち上げてこそ、初めてこのスタートができるのだと思います。どうぞ会合、まだ顔合わせ しただけでしょうけれども、村上になじみのある室長さんでもありますので、密に話し合いできるの ではないかと思いますので、ぜひ市長さんに副市長さん、よろしくお願いしたいと思います。   それでは、消防長さんにちょっとお伺いしたいのですが、今回の東日本大震災では災害地に赴き、 今まで考えもしなかったこと、これがあればいいのになとか、これがあったら命が助かったのになと いうようなことに何回も遭ったのではないかと思いますが…… 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さんに申し上げます。通告にございませんので、別の機会にお願 いいたします。 〇2番(鈴木いせ子君) 消防長さんいくと悪いのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 通告にございません。 〇2番(鈴木いせ子君) そうですか。はい、わかりました。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) それでは、通告にしなかったようなのですけれども、大変な経験をしたの で、今回の病院建設に役立つかなと思ってお聞きしておきたかったのですけれども、いいです、しな かったのが悪いのですから。   ここまで両方の病院でも市でも窓口を推進室を、準備室が立ち上げられたということは、あと前 に進むだけですので、また市長のお力でどうぞ一刻も早くこの病院が新築に向かうようによろしくお 願いいたします。   それでは次に、教育長さんにお伺いします。今回は、地産地消のパーセントがちょっと、先回は 出たのですけれども、今回出なかったようなのですけれども、一番多いのが高南調理場に間違いはな いと思うのですが、自給率の多いのは高南調理場だと思うのですが、あそこは直売所につながってい るのですが、そういうことも私は原因しているのではないかなとは思っておりますが、教育長さんの お考えをお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 数字につきましては、課長のほうが詳しいので、課長に答弁させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(大滝和春君) 地場産のものの使用率についてでございますけれども、これにつき ましては合併当初におきましては県のほうの指導がございまして、一品一品量等について統計をとる ようにというようなことで細かくとっておりました。   それ以降については、県のほうでそれらについては不要であるということでありましたので、私 どものほうで大きなもの、主なものについて統計をとらせていただきまして、今現在ですと、8%前 後で推移しているということであります。   なお、各調理場のその数字等につきましては、それぞれまちまちでありますが、いまほど鈴木議 員おっしゃましたように、朝日地区につきましては、すぐそばに直売所があるというようなことで、 比較的数字的にはいいような数字となってございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 板垣議員のほうの質問にも聞いておりましたのですが、郷土料理や地場産 を使った研修を栄養士さんや担当者で一生懸命やっているというお話だったのですが、それだけ熱心 にやっているのですけれども、パーセントは平行状態であるということなのですが、生産者の高齢化、 広い面積という課長さんのお答えでしたのですが、このほかにもっと何か考えられることがあるので はないかと思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(大滝和春君) 3日の板垣議員さんのご質問にもお答えしたとおりでありますが、 学校給食費については、ご承知のように単価が決められてございます。   その中で、少しでも多くの地場産の食材を使うということで取り組んでおりますけれども、ご承 知のとおり新潟、雪国でありますし、地場産の、しかも露地物ということになりますと、期間的にも 限られてございます。その期間内に年間を通してのパーセンテージを挙げるというのは、なかなか難 しい部分ではありますけれども、その辺については各栄養士さんのほうでいろんな方法でやっていた だきまして、今現在でできる部分についてお願いをしているところでありますし、また先ほど話あり ましたように、給食月間等におきましても、できるだけ地元の大海でありますとか、のっぺでありま すとか、その土地、土地の料理を少しでも子供たちに味わっていただくような取り組みをしていると ころでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 私も、このさっき教育長さんがおっしゃった村上市農林水産物カレンダー というこういうのをちょっといただいたのですけれども、この中を見ると、35項目ありまして、35項 目載っているのですが、この14項目というのは、全部全域、全域と書いてあるのです。   そして、バレイショ、ジャガイモ。ジャガイモのしゅんは7月と書いてありますので、栄養士さ んはジャガイモは7月しか使えないのではないかなと思うようなこのカレンダー、私は思ったのです けれども、それに持ってきて玉ねぎは6月なっていましたね。玉ねぎは6月がしゅんであると。緑の 棒線引いてあるのですけれども、そうすると、わからないということはないけれども、その栄養士さ んは、ああ、玉ねぎは6月しかとれないのかな、ジャガイモは7月しかとれないのかなというふうな 感じを受けると思うのですが、実際村上市では玉ねぎとジャガイモなんていうのは、年じゅう計画栽 培すればとれるものだと思うのです。それで、一番使うのがバレイショ、玉ねぎ類だと思うのですけ れども、その辺から何とか生産者と契約してできるなんてことはやれるものですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(大滝和春君) これを見ますと、確かにそのような錯覚にも陥りますけれども、前 にもお話し申し上げましたけれども、献立については栄養職員のほうでつくりまして、その前にその 段階で生産者の方といつごろ何がとれるのかという全体の打ち合わせの中で献立を決めてまいります。   ちなみに、朝日地区のジャガイモでありますけれども、これは前は直売施設のほうで何人かの方 にお願いしていたわけでありますけれども、なかなか年がとっていて、年齢が高くなりまして、ちょ っとジャガイモつくれないというような経緯もございまして、昨年度だったでしょうか、岩沢の方に 大面積のほうお願いして、その方にお願いしているということで、ジャガイモに限らずほかの食品に ついても、直売所の方の年齢が上がってきたというようなことで、なかなか確保は難しい状況であり ますけれども、先ほど申し上げましたように、献立つくる際には前もって生産者の方と打ち合わせを して、献立を立てさせていただいております。そんなことで、今後についてもより多くの地場産のも のを使うような形で取り組んでまいりたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 私も、ことしで市議会4年目迎えるわけなのですから、4年前から今日ま で全然この数字は伸びていないですよね。   それで、あれなのですけれども、うちらの集落も、若い人たちがブロッコリーつくったりネギつ くったりして一生懸命やっています。あの人たちがやっぱり農業として生きていくためにも、そうい う品目、いっぱいつくらせてもだめだから、ジャガイモと玉ねぎぐらいはできそうな感じがするので、 もし課長さんのところに相談に行きますので、ぜひ乗ってもらいたいと思います。まず、ニンジンは 1人の人に頼んでいると思うのですけれども、最初から全部やるといったら大変だけれども、やはり 近くでできる、若い人たちが特に一生懸命頑張っている、そういう農業を支えるためにも、こういう できるものを年間計画していけば、この自給率というのはもっと上がると思うのです。だから、ぜひ 課長さんに行きますので、よろしくお願いしますが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 今のご意見、本当にありがとうございます。   私も、今度生産者と、それから栄養士との会合に出まして、そういうふうな議員のお話をして、 そして今8%くらいでありますが、まず目標の15%を目指して今年度いくような方向でもって努力さ せていきたいと、そのように思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) ちょっとくどいかもしれませんけれども、板垣議員の答えのときに、優良 事例を勉強したというふうにおっしゃったかと思うのですけれども、どういう優良事例を勉強したの でしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(大滝和春君) 板垣議員さんのご質問の中で、優良事例等に学んだような形で研修 等は考えられないかというような部分でご質問いただきました。   それで、私どものほうとしましては、県のほうの研修会あるいは市独自で夏休み期間であります けれども、テーマを定めまして料理講習会あるいは講師を招いての講演会等も実施してございます。 その中で、昨年度五泉市の小学校が文部科学大臣賞をとられたというようなことであります。またあ わせまして、私どもの各調理場においても、料理コンクール等にも出ております。この辺について、 また栄養士と相談しながらその辺の取り組みについても私どもも積極的に取り組んでまいりたいと考 えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 若い農業者のことと一緒に組んでいけば、問題は広大な面積がないから、 高齢化しているからという、いつのたびも同じ理由だったような気がするので、ぜひ違う目で皆さん 学校給食を取り組んでいただければと思います。   それから、老朽化ということなのですが、今建てますの、ぼっこしますなんては言われないと思 いますけれども、大変調理場の方は苦労していると思いますので、ぜひそこも見てやってほしいと思 います。もしできれば、高南中学校跡地なども、そのまんま残っていますので、あの辺も何かするに は大変いいところかと思いますので、ぜひ検討いただきたいと思います。   それでは、副市長さん、この地域、地産地消の協議会の会長でいらっしゃいますが、今までのや りとりの中でどのようにお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 地産地消の推進協議会の会長を仰せつかっております。   その中で、学校給食についても、推進についていろいろやっております。ちょっと古い資料で恐 縮なのですけれども、19年度では村上地域では7.7%の地産であります。それで、旧朝日村は13.8% ということで、大変断トツで多い数字が出ています。これは、やはり直売所が近くにあるということ で、そのいろいろ配達等そういうシステムが非常によく機能しているというようなことであります。   ただ、やっぱり冬場の端境期にやはりそろったものが出ないというようなのが非常にあれがある のかなと思います。それで、県内産で見ますと、大体25%から30%が県内産で占めているというよう なデータもあります。そして、ネギについては、19年度の段階で全体で28%がこの村上産ということ で、その品種によっては非常に高い数字も出ております。それから、そんなに使われないというとこ ろもありますので、その辺計画的にいろいろ生産者の皆さんとの対応の中で確保をしていければ、い いシステムができれば、有効に伸びてくるのではないかなと思っています。   ちなみに、8%から一応今年度の目標としては、15%に上げようという目標は掲げて推進をして いる段階であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 今8%を15%にするというのは、どのような考えを持ってそれをしたので しょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 一応目標でありますので、その詳細については、米は100%でありま すし、全体で上げていくということで一応計画にはのせてあります。   いろいろ目標は、本当にいろんな面で高く設定しております。そんなことで、計画生産また安定 供給の支援というようなことで計画をしていろいろやっているということでございます。   また、学校との給食センターとの生産者とのそういう調整もひとつ今後の課題かなと思っており ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) どうか自給率が上がりますようによろしくお願いいたします。   それでは、最後になりますが、保育園の待遇改善についてであります。私も、今回2回目のこの 問題なのですけれども、保育園の方から何人もこの問題を〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 議会で取り上げてくれないかと言われて、この問題を取り上げたので、ああ、それではということな のですが、保育園の臨時職員の割合がさっき聞いたとおり大変多いようです。正職員、臨時職員で臨 時職員のほうがクラスを持っている人が多いという現実があるようです。臨時職員でクラスを持って いる人は、何が不満であるかというと、仕事は同じで正職員と臨時職員の差が余りにもあり過ぎる、 そこにあると思うのですが、どうか今までの待遇をもうちょっと改善してやりたいと思うのですが、 市長、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど申し上げましたように、今村上市内の保育園については整備計画を行 っておりまして、先ほど申し上げたとおりでありまして、その場合においてやはりおっしゃるとおり 臨時の保育士の待遇を改善をしていかないと、ここに残ってくれる保育士、臨時にしろいなくなるよ うな状況が来るかとも思われますので、係に、担当に命じまして、部署に命じまして、どのような待 遇をしたほうがいいか。ここに残っていただくには、どのような待遇改善が必要かというようなこと で今検討に入ったというようなことでございますので、待遇改善については、おっしゃるとおり改善 を目指していきたい、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) ぜひお願いしたいと思います。   では、これで私の一般質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで鈴木いせ子さんの一般質問を終わります。   午後3時5分まで休憩します。           午後 2時53分  休 憩                                                        午後 3時05分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、28番、山田勉君の一般質問を許します。   山田勉君。           〔28番 山田 勉君登壇〕 〇28番(山田 勉君) 大変お疲れのところ最後の質問になりましたが、よろしくお願いします。議 長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。   まず、このたびの東日本大震災によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます とともに、被害を受けられた皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。私どもスポーツの指導者として も、被害地の皆さんに元気を与えられるように一丸となってご支援していきたいと思います。   2年前にリーマンショックで冷え込んでいた雇用環境が今回の東日本大震災でさらに悪化しまし た。新卒者の内定、そして取り消しや事業所閉鎖による失業など、大きな問題でございます。また、 東日本大震災の影響で東北電力の供給量が低下したことで、電力の需要がピークを迎える夏場の電力 の使用が大きな問題になっています。電力不足は、東日本大震災と大津波に見舞われた東京電力福島 第1原子力発電所事故によって引き起こされたものです。東北電力管内のこの夏の節電目標として、 大企業契約電力500キロ以上は、また中小企業500キロ未満、家庭はそれぞれ15%の電力使用のカット を目指し、夏季の電力対策を決定しました。各企業でクールビズやノー残業デーや工場の操業を週末 や早期、夜間の移行や夏季休暇の大型化や分散化など打ち出しています。また、家庭ではエアコンの かわりに扇風機、またはすだれなどの対策を考えていますが、村上市でもこれから対策を考えていか なければなりません。   そこで、2項目についてお尋ねいたします。各少年団活動に対する市の支援について、村上市で はスポーツ少年団をはじめ健民少年団、緑の少年団等の各種少年団が活発な行動を行っています。し かし、最近の子供たちの生活スタイルの変化、加えて少子化の影響により団員数が減少傾向にありま す。また、各種少年団の活動を支える指導者不足も危惧されているところです。将来を担う子供たち をたくましく、健全に育成するためには、これからの少年団活動は非常に重要な役割を担っていると 考えますが、今後市ではこれらの少年団及びその活動をどのように支援していくのかお尋ねします。   2項目め、自然エネルギーを活用したエネルギー施策について、東日本大震災により発生した原 子力発電の事故により、大量の放射性物質が排出されたことから、これまで国が進めてきた原子力発 電によるエネルギー政策のあり方が議論されているところです。また、当面は電力の発電量不足に対 応した節電が国レベルで進められますが、当市においても可能な限り節電に努めなければならないと 考えます。発電に関しては、原子力発電、火力発電、水力発電、風力発電や太陽光発電など、現在さ まざまな方法がありますが、今後市においても特に自然エネルギーを活用したエネルギー施策につい て、どのように進めていくのか伺います。   また、日本海の岩船沖にはシャーベット状のメタンガスの塊であるメタンハイドレートが無尽蔵 に存在するといった報道がありました。今後新たなエネルギー源として注目を浴びていますが、市と してこのことに積極的に対応する考えないかお伺いいたします。   市長の答弁の後、再質問させていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、山田議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、各少年団活動に対する市の支援については、教育長に答弁をいたさせます。   次2項目め、自然エネルギーを活用したエネルギー施策についてのお尋ねについてでございます が、今回の東日本大震災による福島原子力発電所の事故は、さまざまな面で全国に波及し、電力不足 に対する取り組みが急がれるとともに、国のエネルギー政策の大転換が求められております。議員ご 質問の自然エネルギーの活用は、震災発生以前より国、地方団体、民間とも地球温暖化防止に不可欠 な課題として風力や太陽光等を活用した取り組みを進めてきたところであります。本市におきまして は、市町村合併前のことでありますけれども、旧村上市及び旧荒川町、旧山北町で民間を中心に風力 発電導入に向けた調査、研究を進めてまいりましたが、実現には至らなかった経緯もございます。ま た、神林地区の砂山小学校では、平成15年度からハイブリッド型の風力発電を導入し、環境教育にも 大きく役立っております。合併後には、瀬波温泉地内において新エネルギーに分類されます温泉熱及 びバイオマスエネルギー利用への民間企業の取り組みを支援してきておるところであります。   いずれにいたしましても、エネルギー施策、特に自然エネルギー、新エネルギーへの取り組みは 大変重要であり、昨年度策定した村上市環境基本計画及び村上市地球温暖化対策実行計画におきまし ても、本市の目指すべき施策を省エネルギーの取り組みを含め提唱させていただいておりますので、 できることから始めてまいりたいと思っておりますし、当市において一番適切なエネルギーは何かと いうところも検討してまいりたい、そのように考えております。   なお、山田議員が言われるメタンハイドレートにつきましては、従来の化石燃料と比較いたしま しても、温室効果ガス排出量が大きく削減されるとお聞きしております。世界が注目し、また期待で きる自然資源といたしまして、国が主導し、平成30年度の商業化の発言に向けて取り組んでいるとこ ろでありますので、その検証結果に大いに着目してまいりたいと考えているところでございます。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、1項目め、各種少年団活動に対する市の支援についてのお尋ね でございますが、現在市内には青少年の健全育成等を目的とする少年団は、健民少年団やスポーツ少 年団、緑の少年団の3種類の団体があり、本年度は1,015人の子供たちが入団し、各団で活発な活動 を行っております。   それぞれの少年団では、野外活動やスポーツ活動あるいは森林での学習活動を通して、健康で心 豊かな青少年の育成に取り組んでいただいております。本市といたしましても、青少年を取り巻く環 境が大きく変化していることから、村上市教育基本計画に基づき家庭、学校、地域がさらに協調を図 り、相互の役割を十分に認識しながら、地域社会全体で青少年をはぐくむ郷育のまち村上の実現を積 極的に推進しているところであります。   このようなことから、さまざまな活動や体験を通じて将来に夢や希望を持ち、人間性豊かな青少 年を育成することは、活力ある村上市を想像する上で極めて重要な施策でありますので、今後も各少 年団の良好な活動環境を確保するため、事務局体制への支援をはじめ活動の中心的な役割を担う指導 者の養成、支援、さらには少年団の運営を側面的に支える育成組織等の充実を図るため、積極的に支 援してまいりたいと考えております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) ありがとうございました。   最初、2項目めの自然エネルギーをご質問したいと思いますが、全部の支所に今LEDという10 年もつ電球の球ということで、蛍光灯なんかも特にかえればそれなりの効果あるみたいですが、6分 の1から10分の1ぐらいのそれなりの結果が出るということでよく宣伝していますが、全部の支所に LEDを使用した場合、どのくらいの経費が節電できるのか調べたことありますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務課長(齋藤甲三君) 現在のところ調べたことはございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 今テレビ等でいろいろ宣伝しているわけですが、実際問題私もそれなりに部 屋あるものだから、全部LEDにかえたのです。そうしたら、当然やっぱりお店の方が10年間使えて それなりに経費が相当削減できるということで、当然皆さんもテレビ見るわけですから、そのぐらい の知識はあると思いますが、今後はそんな考えありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど申し上げましたが、村上市の地球温暖化対策実行計画、冊子ございま すけれども、その中にもLED照明機器というようなことを書いてございますし、これから検討して いく必要があるエネルギーの一つ、節電の一つであるという認識をいたしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 6分の1から10分の1ということで、ただその電球の球は減になるけれども、 蛍光灯に関してはそれなりにお金がかかるそうなのですが、そういう点はわかりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それをつけるときに非常に多くの経費がかかると、そういうことは十分に承 知をいたしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 全体的に全部やるとなると、相当経費もかかりますけれども、10年を据え置 いた場合、相当削減できるのではないかと思いますが、前向きに検討するということで1回調べて前 向きで考えてはいかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 庁舎内あるいは行政施設の経費の節約はもちろんでございますけれども、い わゆるエネルギーに対する姿勢として、そういうのは必要であると考えていますので、担当部署に命 じまして施設を導入した場合の経費あるいは維持費等について当然掌握している必要がありますので、 検討をさせたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 市長、マイクロ発電を知っていますか、マイクロ発電。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) マイクロ発電、いや、ちょっとわかりませんけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) いろんな議員の中でそういう話も出まして、現に1メートルの格差があれば 電気が起こせるという、そういう新しい電気です。           〔「水力」と呼ぶ者あり〕 〇28番(山田 勉君) はい、電気。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 何が1メーター落差あればいいのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 大体落差が1メートルくらいあれば、そこで電気が出るという、そういう新 しい……           〔「水を使う」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、水でも空気でも何でもいいということですか。1メートルの段差さ えあればということ。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) そういうことなのです。   新たにまた勉強を私もしなければなりませんけれども、そういう話が出たものだから、知ってい るかどうかなと思ってお聞きしたのです。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 水力であれば落差あるいは水量等ありますけれども、では空気中で1メート ルの段差があって、そこから抵抗力が、空気抵抗があって、そこから発電ができるということがマイ クロというのかどうかわかりませんけれども、それは聞いたことがないです。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) はい、わかりました。   節電と今東北電力では9時から8時まで節電要請がありますが、この市役所でも8時半から出勤 ですよね。そうすると、反対に9時からだから、9時から遅くして30分という相当電気の節約になる と思いますが、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 9時から8時というのは、どういう……午前9時から午後8時という意味で すか。 〇28番(山田 勉君) そういうことです。ごめんなさい。 〇市長(大滝平正君) その間に…… 〇28番(山田 勉君) 東北電力でその枠間を節電しなさいよという。 〇市長(大滝平正君) そうすると、23時間ということですか。 〇28番(山田 勉君) だから、朝の9時から夜の8時まで、それが東北電力で節電してくださいよ と皆さんに口頭で言っている。 〇市長(大滝平正君) そうすると、23時間の……23時間ですよね。           〔「いやいや、11時間」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 11時間か。   11時間のうちに、その間に自分たちにできるものをしなさいよというようなことなので、出勤時 間を9時からしたらどうかと。 〇28番(山田 勉君) ええ、それが可能ですかということで。 〇市長(大滝平正君) 非常に効果が大きいということになれば、それも考えざるを得ませんけれど も、大体庁舎内の勤務時間帯を考慮して節電するというのは、大抵朝例えば7時半から8時まで出て こいという、早朝に大体出勤させて時差出勤して、そしてエネルギー電力を消費を抑えるというのが 普通でありますので、それを今8時半から出ているのを9時からにやったら、かえって逆効果になる 可能性が私はあるのではないかなと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) いや、私も今東北電力でこういった、皆さんにお願いしたいのは8時から。 8時は、皆さんが相当使うので、その区間を反対にいうと節電しながらやれば相当効果あるのかなと いうことでお尋ねしたのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 余り言っていることがちょっとわからないのですけれども、要は時間差で勤 務させるのであれば、やはり早朝に勤務をして夕方早く退社をしていただくというのが普通でありま して、例えば9時から勤務をさせて6時までいろよということになりますと、冬になりますと、電気 つけなければならないです、当然。   そういうことで、そういう効果がどこにあるのかなと思っていますけれども、そういう点も含め てでは検討させていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) たまたま今東北電力さんと連絡とって、何時から何時まであれなのですかと いったらその時間を言ったので、私のほうではそうすれば、その時間でも少しでも節電になるのであ ればということで私質問したので、自分から勝手にやっているのではなくて。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務課長(齋藤甲三君) フレックスタイムの導入も大変効果のあるところだと思っております。   確かにすべてがそうでいいかというところはないと思いますが、いろいろな節電の仕方がござい ますし、さっきの関連する議員の方にもお答えをさせていただいていますが、与えられた勤務時間の 中でいかに節電をしていくかという方策をとりあえず私どものほうとして、市として取り組んでいき たい。特に夏場の節電になりますと、いわゆる冷房の問題が一番大きく影響いたします。特に2時、 3時という時間帯になりますと、非常に温度も上がります。外気温も上がりますので、その時間帯の 節電の仕方、いろいろ申し上げました。いろんな面で取り組んでいきたいと思っておりますので、今 ご提案のあった点については、多少ちょっと無理なところも現在ありますので、勤務時間の中でいか に節約をしていくか、節電をしていくか、そういう取り組みをまず市として先にやっていきたい。そ の中で、自治体でも事業所でもいろいろ取り組んでおりますので、いい事例があったら私どもも途中 とはいいながらも、導入できるものは導入していきたい、そういう考え方で進めてまいりたいと思っ ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) あなたのお宅も太陽光発電でCO2削減、余った電気を売るということで、 新聞、テレビでよく見ますが、村上市では節電対策を考えればこれから支援する考えはございますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 太陽光発電も、自然エネルギーの代表的なものでありますし、また節電効果 等も期待できるというようなことでありますので、十分に検討する値のあるものであるというふうに とらえております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 今市長が風力発電の、神林現にやっているということで、今後やっぱり特に 山北なんか山があります。それで、秋田あたりに何台も、何基も風力発電でやっていますが、特に山 北、荒川、あの近辺では風力発電をやることによって、電力は相当起こせると思うのですが、検討す る余地ありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども申し上げましたように、もう既に旧村上市、旧荒川町、旧山北町で は調査をして、恐らく資料を持っていると思います。   旧山北町であれば、NEDOにお願いをして全部風力調査等をやらせていただいております。風 力発電というのは、風が強ければいいというものではないのです。適度な風が必要だというようなこ とでございまして、さほど驚いたような適地はそんなになかったということでありまして、荒川と旧 村上市はどういう調査したかわかりませんけれども、多分NEDOでやったのではないかなと思って おりますけれども、再度そういう資料をひもときながら、風力発電に適したような地形があるかどう かも含めてやはり検討をすべきであると、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 粟島浦なんかは、火力発電でみんな賄っているわけですが……           〔「粟島……」と呼ぶ者あり〕 〇28番(山田 勉君) 粟島浦村。   火力でやっているわけですけれども、いろんな今先ほど言いましたように、現に研究する余地が あると思うのですが、今後やっぱり村上市は村上市で賄うというか、そういう意味ではこれから大い に勉強しなければならないのですが、そういう反対に言うと、先ほど言いましたように日本海の沖で そういう現に電力になる量があると。無尽蔵にあるということで、こういうのを特別やっぱり大いに 前向きで市長のほうで考えて、いろんな面で調べて頑張ってほしいと思いますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 山田議員が先ほど言われた化石燃料のうちメタンハイドレートの塊がいっぱ いあるということですよね、さっき何かちょっと違ったようなこと言っていましたけれども。   それは、岩船沖よりずっと向こうのほうではないかと思うので、それをいわゆる新しい新化石エ ネルギーとして使えるかどうかということになりますと、我々のレベルではもうないわけでございま すので、国のレベルに入ってきますので、国がどういうような新エネルギー対策をとって、その中で メタンハイドレートをどのように位置づけていくかというようなことを私どもも注視をしていかなけ ればならないと思っております。   村上に適したエネルギー等もあろうかと思っております。例えば木材のまちでありますので、い わゆる木質を使ったバイオマスのエネルギー等も考えられますので、それら等も含めて村上市に適し た、地域に適したエネルギーは何かということも含めて検討していきたい。また、村上市には発電ダ ムも持っておりますので、それらについても非常に優位な立場にあると、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) ありがとうございました。   それでは、2項目めにつきましてはこれで終わりますが、1項目めの少年団活動に対する市の支 援ということで、各3団体あるわけですが、年間どのぐらいの予算を提供しているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) ちょっと聞き取れなかったのですが、補助金でしょうか。 〇28番(山田 勉君) 補助金です。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 補助金ですか。   補助金につきましては、本年度健民少年団ですと22万6,000円、スポーツ少年団、5地区合計で2 00万4,000円、緑の少年団につきましては、2団体ありますが、43万であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) ありがとうございました。   それから、指導者の待遇改善についてということで、今現在指導者もなかなか仕事をしながら家 族を犠牲にしてまでいろんな大会に行ったり、いろんな面で指導者さんの待遇について今後どんなふ うに考えておられますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 少年団の活動を発展させるのも、また停滞させるのも、そのかぎを 握るのは指導者だというふうに私自身も思っております。   3団体の指導者、合計で350名おります。本当に日夜子供たちのその健全育成のために日々努力 されていると思います。特に議員、県のスポーツ少年団の評議員なさっていますので、スポーツ少年 団の指導者の活動につきましてはご承知のことと思いますが、スポーツ少年団で大体年間でいきます と、少ないところで大体50日、50回、多いところですと週2回で100回以上の活動をしております。 さらに、その上に各種大会あるいは遠征等で、本当に生活を一部犠牲にしてまで献身的な努力をされ ているというふうに思っております。   合併前にこの指導者に対する支援については、それぞれの地区あるいは少年団、いろんな不整合 な部分がありましたので、今その整理をしているところでありますが、手弁当でボランティアという ふうな時代、あるいは限界が来ているのではないかなというふうに考えていますので、指導者に対す るその対価ということではないのですが、何らかの形でその経費の軽減をしたいと。   それともう一つは、指導者の方々が本当に努力なさっている、それを社会全体で認めてくれるよ うなそういった身分保障の制度の確立等を今考えながら進めているところでありますので、指導者の 皆さんが本当に良好な環境で活動できるように、今後も支援していきたいというふうに考えておりま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) ありがとうございました。   市長、今言われたように指導者はそれなりに大変厳しい現実で、運動が好きだから、やっぱりそ の会に入っていれば大会あれば当然ついていく。たまには、それこそ行った先で反対に言うと何かを いや、食べれとかどうのこうのと経費は相当負担あるわけですが、今後市長、やっぱりその指導者に 対してはどんな考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今課長が答弁したとおりでありまして、本当に自分の仕事を持ちながら、あ るいは家庭を持ちながら、子供たちを指導している姿に敬意を表しているところでございます。   そのことによって、非常に子供たちがスポーツであれば強くなっている、精神的にも技量的にも。 そういう点がありますので、できる限りのことはしてやりたい、その気持ちは十分に持っているとこ ろであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) どうかひとつ今後いろんな指導者があらわれるでしょうけれども、だんだん 縮小されて指導者も大変ですが、その面に関しても今後どうかひとつ十分検討していただきたいと思 います。   今後活動を活発化させることは、どのような施策がありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) この3少年団の入団式等に私も必ず出て子供たちのことを励ましたりして おりますが、その姿を見てルールを守る、あるいはあいさつをする、先輩、後輩の上下関係、そのよ うなことについてきちんとやっている。そのようなことは、なかなか学校教育ではできない部分があ りまして、この健民少年団あるいはスポーツ少年団、緑の少年団でなければ、なかなか育てることが できないものがあるということを私は強く認識して、この少年団の育成には全力を尽くして傾けてい かなければならないと考えているところであります。   そこで、各小学校の校長には、そういう団体に子供たちが入るようにというようなことで指導し ておりますし、また健民少年団、ある学校がゼロだった、ことしの入団者がゼロだったところの学校 があったわけでありますが、すぐ次の日校長に連絡をとりまして、健民少年団のところに入るという と、ルールを守ったり、礼儀を守ったり、すばらしい子供たちが育っていくので、ぜひ子供たちに働 きかけてほしいというようなことを校長に話しました。現実、昨年度村上小学校が非常に少なかった ので、校長に働きかけたところ、今年度はたくさんの子供たちが入団したというようなこともありま すので、各学校あるいは先生方に呼びかけながら、このよさを伝えていきたいと。そして、入団者が 出るようにしていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 教育長並びに高田課長には本当に敬意を表しますが、これからやっぱりジュ ニア指導員、要するに小中学生は、中学生になると、結構やめる人も現にいらっしゃるのですが、高 校とクラブといろいろ合致するでしょうけれども、今後やっぱり指導員はその上でしょうけれども、 ちっちゃい指導員の方を今後どんどんふやしてほしいのですが、そういう面はどんな考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(高田 晃君) 今少年団活動非常に少子化の影響で団員数が減っていると。5年前 から比べますと、健民少年団で約35%、スポーツ少年団では40%ほど減少しております。   各少年団ともに、その団員数の確保に苦慮しているというところでありまして、市といたしまし ても、今ほど教育長が答弁したとおり、学校あるいは地域、家庭等に少年団活動のよさを啓発しなが ら、より多くの子供たちに入団していただくためにPR活動を充実させているところでありますが、 さらにこの団員数の減少を自然減ということと同時に、今ほど議員からもおっしゃったとおり、途中 でやめていっていると。それは、活動に対しての魅力がなくなった。あるいは、自分個人としての目 的意識が低下したというふうないろんな理由があると思いますが、その歯どめをかけるためにも、や はり活動自体の充実を図っていかなければならない。その活動充実を図るための一番の手段とすれば、 やはり指導者のレベルアップ、いわゆるスキルアップを図っていく。そういった段階では、やはり指 導者の拡大の1つの手段として、その下のサブリーダー、ジュニアリーダー等の育成も必要ではない かというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 本当に大変でしょうけれども、今後もどうかひとついろんな面で少年団の活 動を大いに見ていただいて、どうか市長のほうもいろんな面でひとつ支援していただきたいと思いま す。   これで終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで山田勉君の一般質問を終わります。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   また、9日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   本日は大変ご苦労さまでした。           午後 3時41分  散 会