平成23年村上市議会第1回定例会会議録(第1号) 〇議事日程 第1号 平成23年2月28日(月曜日) 午前10時開会 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  会期の決定                                    第 3  諸般の報告                                    第 4  議会報第1号 定期監査結果報告について                      第 5  議会報第2号 財政援助団体監査結果報告について                  第 6  議員発議第1号 村上市議会委員会条例の一部を改正する条例制定について       第 7  請願第1号 高齢者・国民が安心して医療や介護が受けられるような施策推進の意見書を 国に提出することを求める請願                     第 8  報第 1号 専決処分の報告について                        第 9  議第 7号 村上市固定資産評価審査委員会委員の選任について                 議第 8号 村上市固定資産評価審査委員会委員の選任について                 議第 9号 村上市固定資産評価審査委員会委員の選任について                 議第10号 村上市固定資産評価審査委員会委員の選任について                 議第11号 村上市固定資産評価審査委員会委員の選任について            第10  議第12号 村上市教育委員会委員の任命について                  第11  平成23年度村上市施政方針                            第12  議第13号 平成23年度村上市一般会計予算                         議第14号 平成23年度村上市土地取得特別会計予算                     議第15号 平成23年度村上市情報通信事業特別会計予算                   議第16号 平成23年度村上市みどりの里特別会計予算                    議第17号 平成23年度村上市蒲萄スキー場特別会計予算                   議第18号 平成23年度村上市国民健康保険特別会計予算                   議第19号 平成23年度村上市国民健康保険診療所特別会計予算                議第20号 平成23年度村上市後期高齢者医療特別会計予算                  議第21号 平成23年度村上市介護保険特別会計予算                     議第22号 平成23年度村上市介護サービス事業特別会計予算                 議第23号 平成23年度村上市下水道事業特別会計予算                    議第24号 平成23年度村上市集落排水事業特別会計予算                   議第25号 平成23年度村上市簡易水道事業特別会計予算                   議第26号 平成23年度村上市上水道事業会計予算                 第13  議第27号 村上市地域まちづくり組織及び地域まちづくり交付金の交付に関する条例制 定について                                   議第28号 村上市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定について             議第29号 村上市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一            部を改正する条例制定について                          議第30号 朝日村情報連絡施設設置条例を廃止する条例制定について              議第31号 山北町広報放送施設等設置条例を廃止する条例制定について             議第32号 山北町広報放送事業の経費の分担金徴収条例を廃止する条例制定について       議第33号 村上市特別会計条例の一部を改正する条例制定について               議第34号 村上市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について            議第35号 村上市営あらかわゴルフ場施設整備基金条例を廃止する条例制定について       議第36号 朝日みどりの里条例の一部を改正する条例制定について               議第37号 朝日まほろばふれあいセンター条例の一部を改正する条例制定について        議第38号 朝日みどりの里屋根付き多目的広場条例の一部を改正する条例制定について      議第39号 朝日温泉活用健康増進施設条例の一部を改正する条例制定について          議第40号 村上市温泉給湯施設条例の一部を改正する条例制定について             議第41号 朝日みどりの里体験交流センター・休養施設条例の一部を改正する条例制定            について                                    議第42号 村上市農村公園条例の一部を改正する条例制定について               議第43号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第44号 村上市児童公園条例の一部を改正する条例制定について               議第45号 村上市長寿祝金等支給条例の一部を改正する条例制定について            議第46号 村上市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について             議第47号 村上市休日急患診療所条例の一部を改正する条例制定について            議第48号 村上市青少年健全育成センター条例の一部を改正する条例制定について        議第49号 村上市勤労青少年ホーム条例の一部を改正する条例制定について           議第50号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第51号 急患診療所に関する事務の委託について                      議第52号 市道路線の認定について                             議第53号 市道路線の変更について                             議第54号 村上市集落排水事業市債償還準備基金条例を廃止する条例制定について   第14  議第55号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第8号)                  議第56号 平成22年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第3号)            議第57号 平成22年度村上市みどりの里特別会計補正予算(第4号)             議第58号 平成22年度村上市あらかわゴルフ場特別会計補正予算(第3号)          議第59号 平成22年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)            議第60号 平成22年度村上市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)           議第61号 平成22年度村上市介護保険特別会計補正予算(第3号)              議第62号 平成22年度村上市介護サービス事業特別会計補正予算(第4号)          議第63号 平成22年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第2号)             議第64号 平成22年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第2号)                                                    〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(29名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    相   馬   正   喜   君        企  画  部                   菅   井   晋   一   君        情報政策課長        市 民 部 長    板   垣   純   一   君        市民部税務課長    渡   邉   欽   也   君        市  民  部                   増   子   要   作   君        環境衛生課長        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        福 祉 保 健 部                   遠   山   た   つ   君        保健医療課長        福 祉 保 健 部                   斎   藤       勉   君        社会福祉課長        福 祉 保 健 部                   西   村       治   君        介護高齢課長        産業観光部長     瀬   賀       功   君        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        上 下 水 道 部                   中   村   則   彦   君        下 水 道 課 長        上 下 水 道 部                   川   内   信   一   君        水 道 局 長        会 計 管 理 者    吉   川       強   君        監 査 委 員    種   部   義   秋   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農 業 委 員 会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    工   藤   泰   則   君        教 育 部 長    平   山       浩   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        教  育  部                   百   武   勇   一   君        生涯学習課長        教  育  部                   高   田       晃   君        スポーツ振興課長        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    田   村       豊   君        朝 日 支 所 長    小   田   政   秋   君        山 北 支 所 長    斎   藤       誠   君        消防本部次長     小   田   幸   男   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 会 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は全員です。定足数に達しておりますので、これから 平成23年第1回定例会を開会いたします。   市長から招集のごあいさつをお願いいたします。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。本日、平成23年村上市議会第1回定例会を招 集いたしましたところ、議員皆様には公私ともお忙しい中ご出席いただきまして、まことにありがと うございます。   さて、本日提出いたしました議案は、専決処分の報告1件、人事案件6件、平成23年度村上市各 会計当初予算14件、条例制定1件、条例改正17件、条例廃止5件、指定管理者の指定2件、事務の委 託1件、市道路線の認定1件、市道路線の変更1件、平成22年度補正予算10件の合わせて59件であり ます。よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げまして、招集のあいさつ といたします。 〇議長(佐藤宮吉君) これから本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いい たします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、14番、三田敏秋君、27番、大滝久志君を指名いた します。ご了承願います。                                              日程第2 会期の決定 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。   最初に、議会運営委員長から本定例会の会期日程案及び議案の取り扱いについて報告をお願いし ます。   議会運営委員長。           〔議会運営委員長 長谷川 孝君登壇〕 〇議会運営委員長(長谷川 孝君) おはようございます。平成23年村上市議会第1回定例会の会期 日程及び議案の取り扱いを協議するため、去る2月21日午前10時から市役所第1委員会室において、 委員全員、正副議長、4常任委員長、総務部長、課長、議会事務局長出席のもと議会運営委員会を開 催いたしました。その協議内容と結果について報告いたします。   会期については、本日2月28日から3月25日までの26日間といたします。   審議日程については、本日の本会議で会期の決定の後、諸般の報告、報告事件及び即決議案の審 議、採決を行った後、市長より平成23年度村上市施政方針について所信表明が行われます。続いて、 議第13号から議第26号までの平成23年度村上市各会計予算については、一括上程とし、本日は提案理 由の説明を受けるにとどめます。   また、今定例会から一般会計当初予算については、残る議第27号から議第64号までの38議案の上 程、提案理由の説明、質疑、委員会付託を終了した後、協議会に切りかえ、平成23年度一般会計予算 の概要について財政課長から補足説明を受けることといたします。なお、説明についての質疑はでき ませんので、よろしくお願いします。   あす3月1日の本会議では、施政方針及び議第13号から議第26号までの提出議案に対して、各派 代表から代表質問を行い、その後提出議案について各常任委員会へ付託いたします。代表質問の順序 及び質問時間は、1番、鷲ヶ巣会、48分、2番、清流会、41分、3番、かけはし、39分、4番、つき さらクラブ、37分、5番、村上未来、37分、6番、民主むらかみ、34分、7番、新生会、34分となっ ています。   3月3日、4日、7日、8日の4日間は一般質問を行います。   3月9日、10日は総務常任委員会、11日、14日は市民経済常任委員会、15日、16日は厚生文教常 任委員会、そして18日、22日は建設企業常任委員会を開催、付託議案の審査をお願いいたします。   なお、市民経済常任委員会では、11日に農業委員会を含む産業観光部、14日に市民部、厚生文教 常任委員会では、15日に福祉保健部、16日に教育部の審査をお願いすることといたしましたので、理 事者側も準備のほどよろしくお願いいたします。   3月25日の本会議最終日は、各常任委員会から委員会審査報告を受けた後、採決を行います。   なお、追加議案が上程された場合は、当日審査による即決といたします。   次に、議案の取り扱いについて申し上げます。最初に、議会関係議案についてですが、議会報第 1号、第2号については、それぞれ単独上程とし、質疑の後、報告を終了します。   議員発議第1号については、単独上程、質疑、討論の後、起立による即決とします。   請願第1号については、単独上程、紹介議員の補足説明の後、厚生文教常任委員会へ付託いたし ます。   次に、理事者関係議案についてでありますが、報第1号の専決処分の報告については、単独上程、 質疑の後、報告を終了します。   議第7号から議第11号までの固定資産評価審議会委員の選任については、一括上程、一括質疑の 後、討論を省略、起立による即決とします。   議第12号 教育委員会委員の任命については、単独上程、質疑の後、討論を省略、無記名投票に よる即決といたします。その後、市長による平成23年度村上市施政方針の所信表明が行われます。   続いて、議第13号から議第26号までの平成23年度村上市一般会計予算、特別会計予算の14議案に ついて一括上程とし、本日は提案理由の説明を受けるにとどめ、あす3月1日の本会議において、施 政方針及びこの14議案に対して代表質問を行い、それぞれ各常任委員会へ付託いたします。   議第27号から議第54号までの条例制定などの28議案については、一括上程、一括質疑の後、各常 任委員会へ付託いたします。議第55号から議第64号までの平成22年度各会計補正予算10議案について は、一括上程、一括質疑の後、各常任委員会へ付託いたします。   次に、議案の付託について申し上げます。議第13号から議第26号までの14議案、平成23年度各会 計予算に関する議案についてでありますが、議第13号は4常任委員会へ分割付託、審査をお願いいた します。議第14号、15号については総務常任委員会へ、議第16号、第17号については市民経済常任委 員会へ、議第18号から議第22号までの5議案については厚生文教常任委員会へ、議第23号から議第26 号までの4議案については建設企業常任委員会へそれぞれ付託いたします。   続いて、議第27号から議第54号までの条例制定などの28議案について申し上げます。議第27号か ら議第33号までの7議案については総務常任委員会へ、議第34号から議第43号までの10議案について は市民経済常任委員会へ、議第44号から議第51号までの8議案については厚生文教常任委員会へ、議 第52号から議第54号までの3議案については建設企業常任委員会へそれぞれ付託いたします。最後に、 議第55号から議第64号までの平成22年度各会計補正予算10議案についてですが、議第55号の一般会計 補正予算については4常任委員会へ分割付託いたします。議第56号については総務常任委員会へ、議 第57号、58号については市民経済常任委員会へ、議第59号から議第62号までの4議案については厚生 文教常任委員会へ、議第63号、64号については建設企業常任委員会へそれぞれ付託いたします。   次に、会派の代表質問の通告期限は、本日の正午までとなっております。一般質問の通告は、2 月23日の正午で締め切ったところ、15名の通告がありました。7日は、午前中に市内各中学校の卒業 式が行われるため、本会議の開会を午後1時とし、3日、4日、各5名、7日、3名、8日、2名が 一般質問を行うことといたします。   討論及び請願に伴う意見書の提出期限は3月23日、その他の意見書提出期限は3月28日のそれぞ れ正午となっておりますので、よろしくお願いいたします。   以上で議会運営委員会の協議内容と結果について報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   お諮りします。本定例会の会期は、議会運営委員長報告のとおり、お手元に配付の日程表により、 本日から3月25日までの26日間としたいと思います。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、本定例会の会期は本日から3月25日までの26日間と決定いたしました。                                              日程第3 諸般の報告 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第3、諸般の報告を行います。   理事者から報告をお願いします。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 諸般の報告を申し上げます。 最初に、災害の発生状況であります。昨年の12月定例会でご報告申し上げた以後、配付報告書の とおり、火災は建物火災4件であります。   次に、本市における雪による被害についてでありますが、2月4日開催の第2回臨時会でご報告 申し上げた以降に、住家の軒先や車庫、物置等の建物被害が14件発生しております。   次に、寄附の申し出についてであります。寄附につきましては配付報告書のとおりであり、多く の善意が寄せられました。深く感謝を申し上げるとともに、有効に活用させていただきます。   また、1月24日、郵政事業株式会社村上支店長様から、同社設置の市内郵便ポストに投函してあ った封筒に入っていた現金2万円を市に寄附したいとの申し出がありました。この封筒の中には現金 と手紙が入っており、手紙には「今の生活は幸せと思って暮らしております。年金の残りですが、何 かに使ってください。よろくより」と書かれてありました。市では、善意ある寄附として感謝をいた すものであり、使途については福祉事業に役立ててもらうこととし、2月4日に村上市社会福祉協議 会に全額寄附させていただきました。   1月25日、市内砂山小学校の玄関ポストに、「村上市立砂山小学校、小学校長様」と書かれ、裏 には「ヒノエイジ」とあった封書が投函されており、現金5,000円と手紙が添えられておりました。 手紙には、「こんにちは。私は、10年以上前にこの学校を卒業した者です。私もタイガーマスク運動 に参加したく、このたびこのような行動をとらせていただきました」とのことで始まっており、丁寧 に気持ちのこもった文章が便せんにつづってありましたが、学校では「みんなで遊べそうなスポーツ 用品を買うお金として使ってほしいです」とも書かれておりましたので、寄贈者のご意志に沿うよう ミニドッジボールを購入いたしました。なお、この行為について、2月1日発行の学校だよりでお知 らせをしております。   さらには、2月14日、村上市長あての封書が郵送され、開封したところ、現金2万円と手紙が添 えられておりました。差出人は一市民となっており、手紙には「村上市長様、最近のタイガーマスク の二番煎じのようで恐縮ですが、同封の金子を市内の精神に障害のある方々の福祉のためにお使いく ださい。わずかで済みません」と書かれておりました。大変ありがたいことであり、寄贈者のご意志 の総意を精神障害を持つ家族会として活動されております村上市精神障害者家族会に活用していただ くよう2月22日、同家族会の菅会長さんに全額お渡しをさせていただきました。   次に、新潟県厚生農業協同組合連合会経営管理委員会会長、萬歳章氏より村上市に対し、村上総 合病院新築に伴う支援についての要請がありましたので、本日その要請文の写しを配付させていただ きました。ご承知のとおり厚生連では、村上総合病院新築の方針を表明しております。市といたしま しては、この要請内容を十分に検討いたし、議会ともご相談をさせていただきながら対応をしてまい りたいと考えております。   以上でご報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。ございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わり、諸般の報告を終わります。                                              日程第4 議会報第1号 定期監査結果報告について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第4、議会報第1号 定期監査結果報告についてを議題といたします。   直ちに質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わり、報告を終わります。                                              日程第5 議会報第2号 財政援助団体監査結果報告について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第5、議会報第2号 財政援助団体監査結果報告についてを議題といた します。   直ちに質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わり、報告を終わります。                                              日程第6 議員発議第1号 村上市議会委員会条例の一部を改正する条例制定について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第6、議員発議第1号 村上市議会委員会条例の一部を改正する条例制 定についてを議題といたします。   提出者に提案理由の説明をお願いします。   7番、中山悌一君。           〔7番 中山悌一君登壇〕 〇7番(中山悌一君) おはようございます。ただいま上程されました議員発議第1号についてであ りますが、ご承知のとおり市の組織については、平成23年4月1日より部制から課制へと組織再編さ れます。これにより、村上市議会委員会条例第2条に規定する常任委員会の所管については、現在各 常任委員会の所管をそれぞれ「部」として規定されておりますが、これを「課」に改める必要があり ます。そのため、所要の改正を行うこととし、施行期日を平成23年4月1日といたしたいことから、 会議規則第14条の規定により提出するものであります。   賛成者は、石嶋修平議員、本間清人議員、小杉和也議員、小野七五三議員、板垣一徳議員、木村 貞雄議員、長谷川孝議員、そして提出者は私中山悌一でございます。   以上、提案理由の説明を申し上げました。ご審議の上、ご決定賜りますようよろしくお願いを申 し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議員発議第1号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議員発議第1号は原案のとおり可決されました。                                              日程第7 請願第1号 高齢者・国民が安心して医療や介護が受けられるような施策推進 の意見書を国に提出することを求める請願 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第7、請願第1号 高齢者・国民が安心して医療や介護が受けられるよ うな施策推進の意見書を国に提出することを求める請願を議題といたします。   紹介議員から特に補足して説明することがありましたら発言を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) ただいま上程されました請願第1号 高齢者・国民が安心して医療や介護が 受けられるような施策推進の意見書を国に提出することを求める請願です。   請願者は、新潟県社会保障推進協議会会長、坪谷誠さんです。   日本国憲法には、生存権及び国民生活の社会的進歩、向上に努める国の義務とあり、第25条「す べての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。2項、国は、すべての生活部面 において、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」とあります。 しかし、現実はどうでしょうか。高齢者、国民も、金がなければ医療や介護が安心して受けられない 状態となっております。新しい高齢者医療制度については、高齢者の医療費は別会計、保険料の自動 的な上昇、医療費が保険料に直接反映する仕組みになっております。75歳以上の高齢者を分断する新 差別であり、医療費を抑制する仕組みであり、ふえる患者負担、減る国庫負担、医療費抑制を都道府 県単位で競わせようとしております。国庫負担を削減したまま、高齢者に高い負担を押しつけること は許されません。高齢者が病気がちになるのは当然のこと、国の責任で、お金の心配がなくてもかか れる医療にすべきではないでしょうか。   国民健康保険は、国民健康保険法第1条に「社会保障と国民保健の向上に寄与するもの」と書い てあります。国民の健康を守る制度であり、村上市でも約45%の世帯が加入しています。今日の経済 情勢の中、市民生活には非正規雇用、解雇、貸借など、年々国民健康保険加入者がふえております。 短期証、資格証の発行になってからは、全国的にもぎりぎりまで病院に行かず、命を縮めている悲劇 があちこちで起きております。国民健康保険税が生活を圧迫しているのは、国保会計における国庫負 担率を大幅に削減したからであります。1984年、49.8%だったのが、2007年には25%に、このように なっていることが原因であります。   介護保険が導入された当時、在宅で安心して介護が受けられる制度にということで始まりました。 しかし、当時保険料を取られて介護なしになるのではないかと心配されたものです。老老介護の悲惨 な悲劇、親を介護しなければならず、やむなく介護退職、そして施設に入れたくても施設が足りない などいろいろな問題も起きております。そして、介護保険におきましても、保険料を滞納しますと保 険証発行がされなくて、窓口10割負担という実態もございます。村上市におきましては、配慮されて おりまして、資格証は発行されておりません。このように、お金がなければ安心して医療や介護が受 けられないような社会でいいのでしょうか。   請願事項は、皆さんのお手元にありますように、1から3まで詳しく書いてございます。ぜひ十 分な審議をお願いいたしまして、紹介議員、私相馬エイでございますが、どうぞよろしくお願いをい たします。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいま議題となっています請願第1号については、会議規則の規定により 請願文書表のとおり厚生文教常任委員会に付託いたします。                                              日程第8 報第1号 専決処分の報告について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第8、報第1号 専決処分の報告について。   理事者から発言を求められておりますので、これを許します。 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました報第1号についてご報告を申し上げます。   本件は、平成23年3月31日限りで刈谷田川水防事務組合が解散するため、市長の専決処分事項の 指定に基づき、新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数を減少し、これに伴って同事 務組合の規約の変更について、2月10日付で専決処分を行ったものであります。   なお、共同処理していた刈谷田川等の左、右岸区域の水防事務については、平成16年7月の水害 を契機に、気象、水位等の情報が取得しやすくなったことと、各市の防災体制が向上したことから、 構成団体である見附市、長岡市及び三条市が引き継ぐこととしたものであります。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わり、報告を終わります。                                              日程第9 議第 7号 村上市固定資産評価審査委員会委員の選任について            議第 8号 村上市固定資産評価審査委員会委員の選任について            議第 9号 村上市固定資産評価審査委員会委員の選任について            議第10号 村上市固定資産評価審査委員会委員の選任について            議第11号 村上市固定資産評価審査委員会委員の選任について       〇議長(佐藤宮吉君) 日程第9、議第7号から議第11号までの5議案は、いずれも村上市固定資産 評価審査委員会委員の選任についてであります。これを一括して議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第7号から議第11号までの5議案について 提案理由のご説明を申し上げます。   これら5議案は、いずれも村上市固定資産評価審査委員会委員の選任について、地方税法第423 条第3項の規定により議会の同意を求めるものであります。   現在選任されております村上市固定資産評価審査委員会委員5名については、ともに5月19日を もって任期満了となりますことから、議第7号では村山誠氏を、議第8号では武士俣馨氏を、議第9 号では八藤後泰二氏を、議第10号では大滝達夫氏を、議第11号では齋藤武氏をそれぞれ適任と認め、 5名全員を引き続き固定資産評価審査委員会委員に選任したいので提案するものであります。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから一括質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   本件は人事案件ですので、委員会付託を省略し、討論を用いないで直ちに採決したいと思います。 これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、本件は委員会付託を省略し、討論を用いないで起立により採決いたします。   初めに、議第7号について採決いたします。   本件は原案のとおり同意することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第7号は原案のとおり同意することに決定しました。   次に、議第8号について採決いたします。   本件は原案のとおり同意することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第8号は原案のとおり同意することに決定しました。   次に、議第9号について採決いたします。   本件は原案のとおり同意することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第9号は原案のとおり同意することに決定しました。   次に、議第10号について採決いたします。   本件は原案のとおり同意することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第10号は原案のとおり同意することに決定しました。   最後に、議第11号について採決いたします。   本件は原案のとおり同意することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第11号は原案のとおり同意することに決定しました。                                              日程第10 議第12号 村上市教育委員会委員の任命について            〇議長(佐藤宮吉君) 日程第10、議第12号 村上市教育委員会委員の任命についてを議題といたし ます。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第12号について提案理由のご説明を申し上 げます。   本案は、村上市教育委員会委員の任命について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4 条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。   5月20日で任期満了となる村上市教育委員会委員、鈴木信雄氏の後任についてでありますが、同 氏を適任と認め、引き続き教育委員会委員に任命したいので、提案するものであります。   なお、任期については、同法第5条の規定により4年となります。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 伺います。   鈴木氏は、今まで教育委員長の任についておられました。それで、教育委員会がなかなか見えな いというか、そういうような声が実際あるわけですが、長の立場からご努力された点なんか存じてい ましたらお知らせしていただけるとありがたいのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ご質問の内容がよく把握できないのですけれども、もう一度お願いできます か。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 委員長としての任についていられましたね、ですから一般の委員の方とはま た違う立場がございます。実際の仕事は教育長がするにしても、教育委員会の中身がなかなか見えな いという声があるわけですが、そういう点でのご努力されている点等が、どういう点で努力されたか というような点が、もしわかりましたら、わからなかったらわかりませんで結構です。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 教育委員会の教育委員長に任命してから、非常に精力的に教育行政を行って いるというふうに私は見ておりますし、開かれた教育行政についても努力をされているなと思ってお ります。 〇22番(相馬エイ君) これから5年間の任命になりますので、そういう点ではさらにますます重要 な任を負うことになります。教育界の現場が実際荒れているというのが父兄から耳にしますので、そ ういう点でもどんな点で精力的に取り組んでおられたかなと、もしわかったらお聞きしたかったのが この質問の原因であります。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   本件は人事案件ですので、委員会付託を省略し、討論を用いないで直ちに採決したいと思います。 これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、本件は委員会付託を省略し、討論を用いないで無記名投票により採決いたします。   議場を閉鎖します。           〔議場閉鎖〕 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は議長を除き28名です。   投票用紙を配付します。           〔投票用紙配付〕 〇議長(佐藤宮吉君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 配付漏れなしと認めます。   投票箱を改めます。           〔投票箱点検〕 〇議長(佐藤宮吉君) 異状なしと認めます。   念のため申し上げます。投票は本案を可とする者は賛成と、本案を否とする者は反対と記載の上、 点呼に応じて順次投票願います。   なお、会議規則第73条第2項の規定により、賛否の表明しない投票及び賛否が明らかでない投票 は否とみなすことになっておりますので、その点特にご注意願います。   点呼を行います。           〔点呼により順次投票〕 〇議長(佐藤宮吉君) 投票漏れはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 投票漏れなしと認めます。   投票を終わります。   議場の閉鎖を解きます。           〔議場開鎖〕 〇議長(佐藤宮吉君) 開票を行います。   開票立会人は、議会が行う選挙の方法に準じ、会議規則第31条第2項の規定によって、14番、三 田敏秋君、27番、大滝久志君を指名します。   両君の立ち会いをお願いします。           〔開  票〕 〇議長(佐藤宮吉君) 開票の結果を報告します。   投票総数28票。これは、先ほどの出席議員数に符合しています。   そのうち、賛成27票、反対1票、以上のとおりであります。   よって、議第12号は原案のとおり同意することに決定しました。   午前11時まで休憩します。           午前10時47分  休 憩                                                        午前10時59分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開します。                                              日程第11 平成23年度村上市施政方針 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第11、平成23年度村上市施政方針について、市長の発言を許します。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 平成23年村上市議会第1回定例会の開催にあたり、新年度の市政運営につい て、私の所信を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。   昨年は、これまでに類を見ない記録的な異常高温により、本市の基幹産業であります農業、特に 水稲に大きな被害を受け、多くの農家の皆様にとりましては、大変ご苦労された年となりました。   国の経済対策の遅れは、地域経済及び産業の冷え込みに拍車をかけ、また、環太平洋戦略的経済 協定、いわゆるTPPへの参加検討の表明、消費税の増税議論により、国民は将来に対する「不安」 を感じざるを得ない状況となっております。   また、今春卒業予定の大学生の就職内定率が、調査を始めた1996年以降最低となり、「超氷河 期」とまで言われる、大変厳しい雇用状況となっております。   そのような中、昨年は村上桜ケ丘高校が全国高等学校駅伝競走大会に出場するなど、「村上」の 名が、多くのメディアで、広く全国に紹介される場面を見ることができました。また、本年度は、民 間FM放送で毎週月曜日、年間を通し「村上」の魅力を発信していくこととなり、大いに期待してい るところであります。   私たちが暮らす地域のことを、多くの皆様に知っていただくことは、大変喜ばしいことであり、 この喜びが私たちの「ふるさと」への「想い」、「誇り」につながり、「自信」へと発展していくこ とが、今後のまちづくりに向けて貴重な財産になるものと確信いたしております。   振り返りますと、私は平成20年4月の新村上市の誕生にあたり、市民の皆様に「新たなまちづく り」に向けた公約を唱え、ご信任をいただき、その負託に応えるべく全力を尽くしてまいりました。   主なものを申し上げます。   私が最も力を入れて取り組んでまいりましたのが、「行財政改革の徹底と健全財政の堅持」であ り、将来の本市の姿を見据え実行してまいりました。中でも、職員数につきましては、行政サービス の維持を図りながら、合併時と比較し110人を超える数の削減を実現するとともに、健全財政堅持の 基盤となります各種基金につきましても、着実に造成を図ってまいりました。   そして、「未来を担う人づくり」であります。   地域づくりには、心豊かな人づくりが大切であり、より多くの教育に触れる機会を創出するため、 他自治体に誇れる「奨学基金制度」を創設いたしました。本市教育の柱となります「教育基本計画」 の着実な推進とともに、「ふるさと」を心から愛する人材の育成に大きく寄与するものと期待してお ります。   このほか、市民の皆様の安全な生活の実現と、元気で均衡ある地域づくりのため、まちの将来像 を「元気“eまち”村上市」とした、第1次村上市総合計画を策定いたしました。   また、本年1月20日には、豊かな自然に恵まれ、その恩恵を大いに受けている本市に相応しいシ ンボルとして、市の木に「ブナ」を、市の花に「ハマナス」を、そして市の鳥として「クマタカ」を 制定いたしましたので、自然を守り、環境に配慮した施策を、市民の皆様とともに推し進めていく所 存であります。   さらに、まちづくりに向けての行動目標となる「市民憲章制定に向けての提言」をいただきまし たので、準備を進めてまいります。   合併後3年間は、どちらかと言えば、「行政の基盤づくり」を中心に、まちづくりを進めてまい りましたが、合併4年目である本年は、地域のあり方を地域の皆様と一緒に考えていく、「地域の基 盤づくり」に取り組んでまいります。   まさしく、「まちづくりは第2ステージへ」とステップアップする年と位置づけております。   本市総合計画の重点施策である「定住の里づくり」に向けた「産業元気」、「交流・体験」、 「健やか・子育て応援」、「人づくり」、そして「暮らし応援」の5つのプロジェクトを中心に事 業・施策を積極的に展開してまいりますが、その実現に向けて、特に力を入れていく視点についてご 説明申し上げます。   はじめに、「行政改革のさらなる推進と健全財政の維持」であります。   脆弱な財政基盤の本市は、地方交付税に大きく依存しており、合併に伴う財政支援は、平成28年 度から段階的に縮減されることとなりますので、平成21年11月に策定いたしました「村上市行政改革 大綱前期実施計画」に則り、さらなる行政改革の推進と、強固な財政基盤の確立に取り組んでまいり ます。   次に、「魅力ある地域づくり」であります。   日本海東北自動車道が、3月27日に「朝日まほろばインターチェンジ」まで開通し、本市を取り 巻く社会環境に、大きな変化をもたらします。   これは、地域や経済の活性化に大きく寄与するものと確信いたしますが、反面、この地域の魅力 をより一層高める必要性を強く感じております。   また、2014年には北陸新幹線が金沢まで延伸する予定であり、観光面での対応が大きな課題とな りますので、村上の魅力を磨き上げるとともに、2泊3日以上の滞在型観光の確立を目指した「日本 海きらきら羽越観光圏」での取組を強化してまいります。   さらに、念願であります日本海東北自動車道の「朝日まほろばインターチェンジ」から山形県温 海までの整備促進を強く要望してまいります。   次に、「市民協働のまちづくりによる元気な地域づくり」であります。   本年4月に実施いたします機構改革により、本庁に自治振興課、支所には自治振興室を設置し、 元気な地域づくりの主役となる、地域まちづくり組織の設立を支援してまいります。この取組は、地 域づくり推進の基本部分の改革であり、この組織を中心に、地域が抱える課題解決への議論を深めな がら、元気な地域、元気な集落づくりを計画的・継続的に推進してまいります。   また、地域における公共交通の確保も、元気な地域づくりに欠かせない要素でありますので、市 民協働のまちづくりと併せ持続可能な仕組みづくりを、地域の皆様と協議し実施してまいります。   さらに、「産業の活性化」も大切な視点であります。   「農商工の連携」、「農林漁業の6次産業化」など国の政策が展開する中、本市では地産地消推 進協議会におきまして、新たな付加価値づくりを中心に、官民一体となり協議を進めてまいりました。   今後、「地域ブランドの確立」、「本市に適した地域認証制度の研究」など、地域産業活性化に 向けた他の課題を含め、本市の目指す農商工業について議論を深めるとともに、「産業等の活性化支 援補助制度」を活用していただき、事業化を積極的に支援してまいります。   また、雇用の確保も喫緊の課題でありますので、企業訪問活動により現況把握に努めるとともに、 支援を強化いたしました企業設置奨励条例のPRを行い、岩船郡村上市雇用対策協議会との連携を強 化しながら、若者の地元就職をサポートしてまいります。   そして最後に、「安心して暮らせる地域づくり」であります。   地域医療体制の確保や充実は、老若男女、全ての市民の願いであり、安心して暮らせる地域づく りに欠かせない環境整備であります。   本市の医療を中核的医療機関として支えていただいている、厚生連村上総合病院の新築に関する 議論には、私も行政の立場で、また市民の代表として参加しておりますが、地域医療体制の確保への 想いは誰もが同じであり、市民の皆様にご納得いただけるよう、全力を挙げ協議してまいります。   また、地元医師会並びに各医療機関のご協力、ご支援をいただき、現在の村上市休日急患診療所 における平日夜間診療を開始できる運びとなり、感謝の念に堪えません。   この場をお借りいたしまして、厚く御礼申し上げます。   どちらも、安心して暮らせる地域医療の確保には欠かせない、両輪とも言える存在でありますの で、本市といたしましても、行政の役割を充分認識し、地域医療体制の環境整備に努めてまいります。   以上の視点を中心に各施策、事業を進めてまいりますが、すでにご承知のとおり、昨年実施され ました国勢調査における本市の人口は、速報数値ではありますが、6万6,445人で、平成17年の前回 調査数値と比較し、人口で4,260人、率にして6.0%の大幅な減少となりました。厳しい結果とは言え、 現実を直視していかなければなりません。   そのため、本年度から総合計画後期実施計画の見直し作業に着手し、「定住の里づくり」に向け た「産業・元気」、「交流・体験」、「健やか・子育て応援」、「人づくり」、そして「暮らし応 援」の5つのプロジェクトを特化したアクションプランの策定を進めるとともに、手始めといたしま して、空き家調査事業を実施し、今後の定住・交流人口の拡大手法の検討を進めてまいります。   すぐに解決できる課題ではありませんが、将来を展望した施策を推進していくことが行政の使命 でありますので、気概を持ち、粘り強く取り組んでまいります。   次に、本年度の一般会計予算の概要と主要事業の取組につきまして申し上げます。   予算編成にあたり、実施する事業につきましては、総合計画における事業計画を精査し、市民の 生命財産を守り、活力あるまちづくりの創造のため、メリハリのある編成を行ったところであります。   社会経済の不況等により、税収の落ち込みが予想され、また、大変厳しい財政状況にありますが、 税の公平を図るため都市計画税の廃止を決断いたしました。   その減収分につきましては、内部経費の節減により対応し、本年度の予算規模を一般会計総額で 295億8,000万円とし計上いたしました。   主要財源につきましては、市税で65億5,320万円、地方交付税で118億7,000万円、国県支出金で4 1億758万円、市債25億5,620万円を見積もりました。   次に、主要事業の取組につきましては、市総合計画の基本目標に沿ってご説明を申し上げます。   はじめに、支え合い安心して暮らせる思いやりのまちづくりであります。   まず、保健・医療の充実につきましては、地域での健康教育、健康相談等を通じた健康づくり、 各種がん検診、特定健診・特定保健指導、高齢者のインフルエンザ予防接種の助成等による成人・高 齢者への健康支援を継続実施するとともに、中学生と高校1年生を対象に子宮頸がんワクチン接種費 用を助成し、子宮頸がんの発症予防を図ってまいります。   また、「村上市食育推進計画」に基づく事業を実施し、食育の推進を図るとともに、幼児歯科健 診や成人歯科健診、歯科医師会と連携した口腔内の健康教育等により、市民の歯科保健の充実を図っ てまいります。   さらに、市民が安心できる地域医療体制を構築するため、地元医師会や各医療機関からご協力を いただき、現在の休日急患診療所の診療体制を拡充して平日夜間の診療を6月1日から開始する予定 です。   国民健康保険につきましては、医療費の増加や所得の落ち込みによる税収の減少により、大幅な 歳出超過が予想されます。今後、医療費抑制のための保健事業等を強化してまいりますが、加入者の 方へ負担増をお願いせざるを得ない状況にあることをご理解いただきたいと思います。   地域福祉の形成につきましては、各種福祉団体への支援を行うとともに、地域住民や民間組織等 とも連携し、「地域の支え合いによる福祉」を目指した総合的な地域福祉の推進を図ってまいります。   また、市民のボランティア意識の醸成を図り、人材の育成と各種活動や事業への参加により、地 域福祉の形成に努めてまいります。   次に、高齢者支援の充実についてであります。   本市の高齢化率は30%を超え、また、一人暮らし高齢者及び高齢者のみの世帯の割合も約25%に 達する状況です。   地域で安心して健やかに暮らすことができるよう、関係団体等とも連携し見守り体制を強化する とともに、在宅生活を支援する「軽度生活援助サービス事業」や「配食サービス事業」等の福祉サー ビスを引き続き実施してまいります。   また、健康寿命を伸ばすための健康づくり・介護予防事業を進めるとともに、シルバー人材セン ターや老人クラブが行う各種事業に対する助成を行い、高齢者の生きがいづくりと社会参加の促進を 図ってまいります。   介護保険につきましては、必要な介護サービス量と事業費を推計し、提供体制の確保も検討しな がら、本年度に「第5期介護保険事業計画」を策定いたします。   また、近年増加している認知症対策として、「認知症予防教室」の事業を推進するとともに、 「出前講座」等により認知症に対する理解を深め、防止策の普及を図ってまいります。   障がい者支援の充実につきましては、障がいを持たれている方が、住みなれた地域で自立した日 常生活や社会生活を営むことができるよう、地域自立支援協議会を中心に、関連する保健、医療、福 祉、労働機関等と連携し、日中一時支援事業の定員拡大や相談支援事業、地域生活支援事業の充実を 図ってまいります。   また、障害者自立支援法に基づき、各事業所が新しいサービス体系に移行することから、円滑に サービスを受けられるよう利用者へ周知してまいります。   子育て支援の充実につきましては、「子育てをみんなで支えるまちづくり」を基本理念とする 「次世代育成支援行動計画後期計画」に基づく施策を推進してまいります。   まず、安心して妊娠・出産・育児ができるよう、妊婦健康診査費用の助成を実施するとともに、 子どもの医療費につきましても引き続き拡充し支援してまいります。   また、両親学級、乳幼児健診・育児相談等を実施し、母親と乳幼児の健康づくりを推進するとと もに、子育て支援センター等での相談体制の充実や保育園での各種事業を通じて、家庭と地域の子育 て力の向上に努めてまいります。   さらに、小児の細菌性髄膜炎による死亡や障がいの発症を予防するため、乳児から4歳までの乳 幼児を持つ保護者を対象に、ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンの予防接種費用を助成いたしま す。   施設整備においては、山辺里地区統合小学校建設事業と同時に整備を進めてまいりました、新山 辺里学童保育所を山辺里小学校内に開所いたしますとともに、荒川地区統合保育園の実施設計に着手 いたします。   生活支援の充実につきましては、経済・雇用情勢の厳しい状況の中で、生活保護受給者数は増加 傾向にあります。   このような状況に対応するために、関係機関との連携強化と生活相談機能の充実を図るとともに、 生活保護就労支援員1人を新たに配置し、生活保護受給者等の自立・就労支援を図ってまいります。   平等社会の推進につきましては、今後の本市に適した人権擁護施策推進の基礎資料とするため、 「住民意識調査」を実施するとともに、村上人権擁護委員協議会及び本市教育委員会との連携を深め、 人権啓発活動地方委託事業等を実施し、広く市民の人権意識の高揚を図ってまいります。   また、男女共同参画社会の形成を目指し、「第1次村上市男女共同参画計画」を策定いたします。   次に、自然と景観を守る環境に優しいまちづくりについてであります。   まず、自然環境の保全についてであります。   本市のかけがえのない環境を将来にわたって、守り、育み、さらに将来の世代へ引き継いでいく ために平成21年度から策定を進めてまいりました「環境基本計画」及び「地球温暖化防止地方公共団 体実行計画」につきましては、関係各位のご協力をいただきながら、このほどまとめることができま した。   「環境基本計画」では、本市が目指す望ましい環境像を、「山、川、海、豊かな自然が育む歴史 と伝統を継承するまち」といたしました。   また、「地球温暖化防止地方公共団体実行計画」では、本市から排出される温室効果ガスを削減 するため、省資源、省エネルギーの推進、循環型社会の構築、自動車に依存した交通体系の見直しな ど、地球に優しい行動を掲げております。   これらの計画に基づき、環境問題への意識を高めるための「環境フェスタ」などのイベントや学 習会、環境美化活動の支援や海岸、河川等のクリーン作戦を、市民、事業者、行政等の協働により実 施してまいります。   次に、生活環境衛生の確保についてであります。   新ごみ処理場建設事業につきましては、本年度も引き続き環境影響調査を実施し、調査結果を取 りまとめるとともに、施設整備方針に基づき処理方式及び事業方式を決定した後、実施業者の公募、 選定を行い、平成26年度稼働を目標に事業を推進してまいります。   また、環境負荷の少ない、持続可能な循環型社会の実現を目指し、プラスチック製容器包装の分 別収集を全地区で月2回に統一するなど、ごみの減量化とリサイクルの推進を図ってまいります。さ らに、広報紙やホームページ、イベントなどで意識啓発を進め、ごみの発生抑制、再使用、再資源化 を推進してまいります。   依然として後を絶たない不法投棄につきましては、巡回パトロールの実施、環境美化活動や看板 設置、広報紙等による意識の高揚を、地域や県などの関係機関と連携しながら引き続き行ってまいり ます。   また、し尿処理場につきましては、本年度から指定管理者制度による管理運営を行うことから、 民間活力によりサービスの向上が図られるだけでなく、雇用の確保や経済活性化につながるものと期 待しております。   次に、上水道整備の推進についてであります。   上水道事業につきましては、安全で良質な水の安定供給ができるよう施設の拡充と機能強化を進 めており、村上地区においては「第4次拡張事業」に取り組み、本年度は「第2水源地」の設備工事 と導水管の整備を行ってまいります。荒川地区においては「第3次拡張事業」に取り組み、本年度は 「第3水源地」の築造と配水池取付道路の建設を実施してまいります。建設改良事業では、村上地区 及び荒川地区における下水道事業の進捗に合わせた老朽配水管の改良を進め、安定した水の供給と有 収率の向上を図ってまいります。   簡易水道事業では、村上地区において、最終年度となる「上海府瀬波統合事業」を引き続き行う とともに、朝日地区及び山北地区においては、老朽化した施設の改良事業に取り組み、安全で良質な 水の安定供給に努めてまいります。   なお、水道事業における経営の効率化・健全化を図るためには、上水道事業と簡易水道事業の経 営統合が必要です。平成28年度末までの統合に備え、計画的に施設整備を進めるため、統合認可申請 書の作成業務に着手いたします。   次に、汚水処理対策の推進についてであります。   下水道は、本市の海や川などの豊かな自然環境の保全や快適な生活を支える重要な役割を果たし ており、近年では、村上市街地を流れる大竜寺川に鮭が遡上し、鮎が群れをなして泳ぐ姿が甦るなど、 少しずつではありますが、整備効果が身近に感じられるようになりました。   公共下水道事業で整備を進めている村上処理区及び荒川処理区においては、約16キロメートルの 管渠布設工事を実施し処理区域の拡大を図るとともに、集落排水事業区域を含め、水洗化を推進する ため普及啓発活動を積極的に進め、良好な水環境の創造と、暮らしやすい生活環境づくりに努めてま いります。   また、施設の適正な維持管理に努めるとともに、機能維持のため、昨年度に引き続いて調査及び 機能診断を実施し、改築更新の長期的な計画を策定してまいります。   なお、下水道整備予定区域外での合併処理浄化槽の普及につきまして、新たな設置支援制度の検 討を進めてまいります。   次に、活気に満ちた輝くにぎわいのまちづくりであります。   はじめに、農業の振興についてであります。   農業につきましては、食料自給率向上と農村地域再生を目指す「戸別所得補償制度」が本年度よ り本格実施されますので、昨年度に引き続き、農家の皆様に混乱なく同制度に加入していただけるよ う、関係機関と連携しながら支援してまいります。また、中山間地の農業生産活動への支援と耕作放 棄地の発生防止を図るための「中山間地域等直接支払制度」に、本年度から新たに8集落が参加する ことから、これらの集落協定を支援してまいります。   近年、農作物への深刻な被害を及ぼしている有害鳥獣対策につきましては、有害鳥獣被害防止対 策協議会と連携を図り、テレメトリーによる猿の行動調査を実施し、具体的な被害防止の対策を確立 してまいります。   農業生産基盤整備につきましては、三面川左岸1期地区の県営かんがい排水事業をはじめとする 各県営事業の促進や、農業用施設の長寿命化を図るため、ストックマネージメント事業などによる支 援を継続実施いたします。また、昨年度まで調査を進めてまいりました県営岩沢地区区画整備事業の 工事に着手いたします。   林業の振興につきましては、「越後杉」、「岩船杉」等の地域産材の利用拡大と森林の持つ多面 的かつ公益的機能を強化するため、引き続き再造林や間伐などの森林施業の支援、市行分収林の適正 な管理による森林整備を推進するとともに、治山事業や森林病害虫防除の実施による森林環境の保全 を図ってまいります。特に村上市産材利用住宅等建築奨励事業につきましては、利用しやすい制度へ と改め、地域産材の需要拡大を図ってまいります。   また、国が平成21年12月に公表いたしました「森林・林業再生プラン」を踏まえ、森林整備の推 進と集約化施業による林業採算性向上のため、間伐作業路開設事業による支援を推進し、林業の活性 化と良好な森林循環サイクルの構築を進めるとともに、開設中の森林基幹道等5路線の事業促進及び 既存林道の改良や維持管理により、地域の活性化を図ってまいります。   水産業の振興については、海面・内水面における放流事業の継続等により、「つくり・育て・管 理する」漁業のさらなる推進を図り、豊かな水産資源の確保に努めてまいります。   また、桑川漁港整備事業の推進により、港内静穏度の向上を図るとともに、本市の貴重な観光資 源でもあります鮭の一括採捕施設改修事業を支援し、漁業の振興を図ってまいります。   さらに、本市の漁業協同組合等関係機関と連携し、「さかなまつり」に代表される産直イベント の開催や、漁港・直売所における加工・販売を支援するとともに、瀬波温泉等の市内宿泊施設と連携 し、観光においでの皆様への新鮮な地魚の提供や情報発信の取組も継続してまいります。   次に、商工業の振興についてであります。   低迷する経済状況や消費者ニーズの多様化などの要因により、商工業は依然として厳しい経済環 境が続いております。このため、商店会等が開催するイベント事業や空き店舗対策事業を継続して支 援し、地域商店街や中心市街地のにぎわいを創出してまいります。また昨年、村上商工会議所、各商 工会が実施し、成果が得られたプレミアム商品券につきましても、地域購買力を促進するため、引き 続き実施してまいります。   販路拡大や人材育成事業等に意欲的に取り組む企業に対しましては、産業等の活性化支援補助制 度を活用しやすく改正し支援するとともに、村上商工会議所・商工会が行う経営支援事業や地域活性 化事業を支援してまいります。   市制度融資につきましては、特に利用の多い不況対策資金の信用保証料を昨年度に引き続き全額 補給するなど、中小企業者の負担軽減を図ってまいります。   次に、観光の振興についてであります。   いよいよ、日本海東北自動車道が「朝日まほろばインターチェンジ」まで供用開始になり、県内 外からアクセスが格段に向上いたします。これまで「日東道供用開始に伴う観光振興協議会」で開通 をPRしてまいりましたが、引き続き関係団体と連携しながら、交通の利便性や割安感を広くアピー ルし、本市の魅力の発信に努めてまいります。   受け入れ態勢につきましては、今年3月から6月まで「うまさぎっしり新潟」平成23年上期観光 キャンペーンが行われることから、花見とセットにした「お城山トレッキング」や地元食材を活かし た「村上どんぶり合戦」などの各種受入企画を新たに取り入れ、県と連携しながら実施してまいりま すとともに、緊急雇用創出事業を活用した地域人材育成事業により、本市観光の案内役となる「町娘、 町衆コンシェルジュ」を育成し、魅力ある観光地づくりを進めます。   また、村上市の観光の顔となり、イメージアップにつながる「観光キャラクター」を制定し、関 係団体とともに、広く全国へ発信してまいります。   物産の振興につきましては、地元で生産、製造されたこだわりの特産品の販売、提供に努め、地 域ブランドを高める取組を実施している越後村上物産会を支援するとともに、新規物産フェアへの参 加、販路拡大を図ってまいります。   また、本年度から指定管理者制度を活用する市営あらかわゴルフ場については、民間の能力やノ ウハウを活かした管理運営を行い、よりよいサービスを提供し、入場者数の増加を目指してまいりま す。   就業・雇用支援につきましては、市内の雇用状況が依然として厳しいことから、今後とも関係機 関と連携し、各種雇用助成金制度の普及、相談活動等を行い、就労支援に努めてまいります。   さらに、昨年に引き続き「ふるさと雇用再生特別基金事業」、「緊急雇用創出事業」合わせて18 事業を実施し、約80人の雇用創出を図ってまいりますとともに、勤労青少年ホームを活動拠点とする 「地域若者サポートステーション事業」を継続実施し、若者の自立を支援してまいります。   次に、安全で快適な住みよいまちづくりについてであります。   まず、道路の整備であります。   高速交通体系の整備につきましては、日本海東北自動車道の開通に伴い、高速道路の利用促進を 図るため、(仮称)荒川高速バスストップの整備を行ってまいります。   また、基本計画区間の「朝日まほろばインターチェンジ」から山形県温海間の早期事業化に向け、 地域とともに県・国へ強く要望してまいります。   幹線市道の整備につきましては、荒川地区長政坂町線、神林地区桃川牧目線、朝日地区布部高南 線の道路改良工事を実施し、国道・県道とのアクセス向上と機能性及び安全性に配慮した幹線市道の 整備に努めてまいります。   また、村上地区牛沢線歩道新設工事や狭あい道路の舗装工事等を実施し、人にやさしい歩行空間 づくりを進めてまいります。   道路の適正な維持管理につきましては、老朽化が進む橋梁の安全性の確保と延命化を図るため、 修繕計画の策定を行うとともに、冬季間の交通確保をするため、きめ細かな除雪対応を実施してまい ります。   次に、河川・排水路の整備促進についてであります。   河川整備では、継続事業で神林地区滝矢川の改修工事を行うとともに、山北地区稲耕地沢川の整 備に着手いたします。   排水路整備では、引き続き村上地区岩船備前屋排水路の詳細設計と荒川地区烏川排水路の改修工 事を進めてまいります。   山北地区向川の砂防事業の推進、一級河川荒川の浸透に対する堤防強化、局所洗掘からの堤防保 護と水衝部対策、乙大日川総合流域防災事業の促進、二級河川三面川広域河川改修事業、石川広域河 川改修事業の整備促進を、引き続き国・県へ強く要望してまいります。   次に、港の活性化の推進についてであります。   特定地域振興重要港湾に指定されております岩船港につきましては、船舶の安全航路確保のため、 冬季間の漂砂による航路埋没の防止対策を国・県に要望してまいります。   また、海岸保全施設の整備促進につきましては、瀬波海岸、岩ケ崎海岸及び桑川海岸の侵食対策 事業の整備促進を国・県に要望してまいります。   にぎわいのある港湾・海岸の利用促進につきましては、岩船港の港湾緑地と隣接する荷さばき所、 魚介・地場産農産物の直売所の有効利用を促進するため、地域の皆様や港湾関係団体と連携し各種イ ベントを開催するなど、多くの市民と観光客でにぎわう港湾・海浜の利用促進を図るとともに、物流 拠点施設としてのPRを進めてまいります。   次に、安全なまちづくりの推進についてであります。   交通安全対策の推進につきましては、交通事故の減少に向け、高齢者などの交通弱者を中心とし た事故防止対策を強化していく必要があります。   今後5年間の「村上市交通安全計画」を策定し、交通安全指導及び交通安全思想の普及に努める とともに、安全で安心して通行できる交通環境づくりのため、交通安全施設の整備を推進してまいり ます。   防犯対策の推進につきましては、安全確保と犯罪のない、安全で安心なまちづくりを目指し、自 主ボランティア団体等への支援を行い、防犯連絡組織等との連携強化を図るとともに、地域と一体と なり、防犯灯の整備・管理を進めてまいります。   防災対策の推進につきましては、災害に強いまちづくりを目指し、自主防災組織の組織化をさら に進めるとともに、防災訓練や防災セミナーの開催などを通じて、防災意識の高揚と自主防災組織の 育成・支援を行います。   常備消防につきましては、消防救急無線デジタル化の基本計画策定に着手するとともに、消防救 急機能の充実を図るため、高規格救急車を更新し、隣接県の災害時に応援出動する消防庁緊急消防援 助隊登録車として追加するなど、消防・救急隊の出動体制を強化してまいります。   また、「村上市住宅用火災警報器設置推進計画」を推進して、市民の防火意識向上に努めてまい ります。   非常備消防につきましては、引き続き消防水利や消防資機材の整備・充実を図るとともに、消防 団員の確保に努めてまいります。   消費者の自立支援につきましては、消費者を取り巻く環境が大きく変化する中で、業者と消費者 間のトラブルが増加し、その内容も複雑化、多様化する傾向にあります。安全で安心な消費生活が送 れるよう、消費生活センターにおける相談活動の強化を目指すとともに、関係団体等との連携を図り ながら、広報活動や研修会、講座の開催により、消費者情報を提供してまいります。   次に、高度情報化の推進についてであります。   地域情報化の推進につきましては、「村上市情報化基本計画」に基づいた取り組みを進め、昨年 度、市内全地域の居住地における携帯電話の不感地帯が解消されました。   今後は、公共施設の内部や居住地域から離れた観光施設など、人の集まる場所における不感地域 の確認と対策を事業者とともに図ってまいります。   また、本年7月にはテレビ放送がアナログ放送からデジタル放送へ完全移行となりますが、難視 聴地域として残る一部地域において、解消のための支援を行い、市内全ての難視聴地域の解消を目指 します。   さらに、本年度は神林地区で情報基盤施設が供用開始されることから、施設の有効活用を推進し、 適正な運用に努めてまいりますとともに、高速ブロードバンドサービスの提供が遅れている一部地域 におきましても、早期にサービスが開始されるよう、事業者に強く働きかけてまいります。   行政情報化の推進につきましては、情報資産の管理を徹底し、行政情報システムを適正に維持す るほか、本年度から財務会計に電子決裁を取り入れ、事務処理の迅速化を図ってまいります。   次に、良好なまちづくりの推進についてであります。   昨年度は、都市計画マスタープランに基づき、都市計画道路及び用途地域の見直し作業を、村上 駅周辺の活性化に向けた検討を含め進めてまいりました。本年度は、これらをもとに市民の合意を形 成しながら、魅力的でコンパクトな市街地の形成と潤いのある環境形成を目指し、都市計画の変更を 進めてまいります。   良好な住環境の形成につきましては、災害に強い住宅づくりに向け、耐震強化の重要性を広く普 及させながら、昨年度に引き続き、木造一戸建て住宅の耐震診断、耐震設計及び改修工事の支援を行 ってまいります。   景観の保全・活用の推進につきましては、昨年度景観行政団体となり、景観行政の策定準備を進 めてまいりました。本年度は、これらをもとに地域や関係団体等の声を聴きながら、市民が共有する 景観の保全、活用の推進につながる計画策定に取り組んでまいります。   次に、公共交通の充実についてであります。   昨年度策定いたしました「村上市地域公共交通総合連携計画」に基づき、路線バスの運行改善と 新たな公共交通として、予約に応じ乗り合って運行する、いわゆるデマンド型交通の実証運行に着手 し、本市に適した公共交通づくりを市民・交通事業者・行政が一体となり、段階的に進めてまいりま す。   次に、豊かな心と文化を育むふれあいのまちづくりについてであります。   まず、学校教育の充実についてであります。   少子化や社会構造の変化の中で、子どもたちが意欲を持って、豊かな人間性や社会性を育んでい くためには、地域に開かれた学校づくりをさらに支援し、地域の力を活かした学校運営と、地域に信 頼される学校づくりを推進していくことが重要であります。このため、「郷育会議」を核として、学 校、家庭、地域が連携して一体となった取組を推進し、「地域の子どもは地域みんなで育てる」協働 体制の強化を図るとともに、家庭でのしつけ、早寝・早起き、朝ごはん・家庭学習などの基本的な生 活習慣の改善や定着が図られるよう努めてまいります。   さらに、児童・生徒の基礎学力の徹底と学力の向上を図るため、引き続き教育補助員や外国語指 導助手の配置を行い、個を伸ばし、きめ細やかな指導体制を整えてまいります。また、教材や図書の 充実に努めるとともに、今年度から全面実施となる小学校の新学習指導要領に対応した指導書等の整 備や外国語活動への対応についても、スムーズな導入がなされるよう努めてまいります。   生徒が主体的に自己の進路を選択・決定できる能力と、しっかりとした勤労観・職業観を育むた めの地域支援活動「キャリア・スタート・ウィーク事業」を市内企業や事業所のご理解をいただきな がら、引き続き実施してまいります。   また、いじめ、不登校対策につきましては、市内全地区に設置した「適応指導教室」に専門的な 知識を有する指導員を配置し、個に応じたきめ細やかな支援・指導を行うとともに、関係機関と連携 を図りながら、児童・生徒の抱える諸問題の対応に取り組んでまいります。   特別支援教育につきましては、引き続き介助員を配置し、児童・生徒の個に応じた支援体制の整 備、充実を図ってまいります。   安全で豊かな教育環境づくりの推進につきましては、本年度も各地区にスクールガードリーダー を配置し、地域のボランティアと連携しながら、通学時の安全確保を図るとともに、冬期間における スクールバスの運行、通学時のヘルメット及び防犯ベルの購入補助についても、引き続き実施してま いります。   また、学校施設につきましては、子どもたちが安全で快適な学校生活が送れるよう環境整備に努 めるとともに、災害時における避難所としての機能も十分に果たせるよう、小学校においては岩船小 学校及び塩野町小学校、中学校においては村上第一中学校及び岩船中学校の工事に着手いたします。   子どもたちの豊かな人間性を育み、生きる力の育成の基礎となる「食育」につきましては、地域 における食文化の継承や感謝の気持ちを育てる取組を工夫しながら実施してまいります。また、学校 給食につきましては、岩船産コシヒカリをはじめ、可能な限り地元の食材を活用してまいります。   次に、生涯学習の充実についてであります。   生涯にわたって、「いつでも、どこでも、誰でも学ぶことができ」、「その成果を適切に地域社 会の発展に生かす」ことを目指す生涯学習の基本理念に基づき、「第1次村上市生涯学習推進計画」 を昨年度策定いたしました。   本計画により、市民の豊かな心を育み、市民と行政が連携し、学びでつながる社会の実現に向け、 学習機会の整備、充実を推進してまいります。   また、市の生涯学習の中核を担う生涯学習センターの整備につきましては、本年度から実施設計 及び工事に着手し、平成24年度中の完成を目指し、隣接する教育情報センターと有効的な利活用を図 る生涯学習ゾーンの形成に努めてまいります。   子どもから高齢者まで、多くの市民に利用されている図書館・図書室につきましては、引き続き 利用者ニーズの把握に努め、きめ細かなサービスの向上を図ってまいります。   青少年の健全育成につきましては、青少年健全育成センターと村上市青少年健全育成市民会議と が連携し、官民共同で青少年の健全育成に向けた取組を推進してまいります。   次に、文化・芸術の振興であります。   本市には、優れた魅力ある文化・芸術が数多くあり、これら地域の宝を大切に継承し、さらに育 んでいく必要があります。   さまざまな文化施設での展示公開や、教育機関と連携した歴史学習教材としての活用を通し、郷 土の歴史と文化を伝えていくとともに、文化・芸術に接する機会や発表の機会を積極的に提供するた め、「伝統芸能祭」、「村上市美術展覧会」を継続開催するほか、本年度は「新潟県立近代美術館巡 回展」を、本市で初めて開催をいたします。   埋蔵文化財関係では、国指定史跡村上城跡・平林城跡の調査・整備・保存を計画的に進め、一般 に広く公開し、情報の発信に努めてまいりますとともに、山元遺跡を代表とする出土品や調査成果に つきましても、展示公開や各種歴史講座等の教材に活用し、市民の文化財に対する理解と保護意識の 高揚、愛郷心の醸成を図ってまいります。   次に、スポーツの振興であります。   本市の恵まれた自然環境と優れた人材等を最大限に活かしながら、市民の誰もが、いつでも、ど こでも、いつまでもスポーツ活動に親しむことができる「生涯スポーツのまち村上」を実現するため、 村上市スポーツ振興基本計画を着実に実行してまいります。   健康志向や生活の質を高める意識が高まる中、年齢や体力、目的、ライフスタイルに応じて、子 どもの体力向上や中高年層の健康・体力づくりを推進する魅力ある事業の開発を積極的に進めてまい りますとともに、地域の推進役となる体育指導員のスキルアップやスポーツリーダーの養成等を行っ てまいります。   競技スポーツの振興につきましては、体育協会や学校等と連携して、一貫した指導ができる体制 を整備するほか、統合した競技団体の活動を支援しながら、競技力の向上を図ってまいります。   なお、総合型地域スポーツクラブ未設置地区の解消や既存クラブのネットワーク化、地区スポー ツ団体の組織再編など、生涯スポーツと競技スポーツの一体的な振興を図ることができる新たな推進 体制を整えてまいります。   また、スポーツイベント事業につきましては、記録への挑戦や市民の健康、体力づくりへの意識 高揚が図られるほか、交流人口の拡大や地域の活性化、本市のPRに大きな効果が期待できることか ら、市民との協働事業として引き続き全市的な取り組みを推進してまいります。   次に、簡素で効率の良い行政運営についてであります。   平成21年11月に策定いたしました「村上市行政改革大綱前期実施計画」に基づき、行財政の健全 経営に向け、各種取組を進めてまいりましたが、財政力の脆弱な本市におきましては、より着実に推 進していく必要性を強く感じております。   まず、本年4月からの組織機構の再編では、「部制」を廃止して「課制」とし、また「係」から 「室」への体制整備を推進することで、市民に分かりやすく、効率の良い組織といたします。   また、職員定員適正化計画の着実な実践により、職員数を削減し、人件費の抑制に努めるととも に、市民サービスの維持・向上のため計画的・効率的な研修などを実施してまいります。   なお、昨年度、行政改革推進委員会からいただきました評価制度に関する答申に基づき、評価の 仕組みづくりや外部評価の制度設計に向けた取組を進めてまいります。さらに指定管理者制度の計画 的な導入により、経費の縮減とサービスの向上を目指すとともに、市が所有する集落集会施設につき まして、平成24年度からの移譲に向け、諸条件の整備を進めてまいります。   いずれも推進にあたっては、市民の皆様に制度の趣旨と取組についての理解をいただきながら進 めてまいります。   また、山北支所庁舎につきましては、昨年、ご議論をいただきました建設検討委員会の意見を取 り入れながら、行政サービスの提供施設としての機能だけでなく、地域の防災・安全及び地域コミュ ニティづくりの拠点施設として建築工事に着手いたします。   最後に、市民と行政の協働による行政経営についてであります。   本市の市民協働のまちづくりは、「地域活性化支援」を柱として推進するもので、この推進組織 として「地域まちづくり組織」を設置し、地域課題への対応や元気あふれる地域づくりを行っていこ うというものであります。   このため、本庁と各支所に新たに担当部署を設け、支援体制を整えるとともに、使用目的の制限 を緩和した交付金の性格を持つ「財政支援」を考えております。   本年度は、地域の実情を十分考慮しながら、地域の皆様に納得いただける「地域まちづくり組 織」の設立を目指したいと考えておりますので、議員各位におかれましても特段のご理解とご協力を お願い申し上げる次第であります。   また、町内・集落の活動の拠点となっております集会施設につきましては、コミュニティ活動拠 点施設としての重要性が一層高まることから、建築、修繕等の経費に対し支援を行ってまいります。   以上が私の市政運営にあたっての所信と平成23年度の主要な事業概要であります。「元気“eま ち”村上市」の実現を目指し、「愛郷無限」の「想い」を大切にし、新たなる決意で取り組んでまい ります。   市民の皆様と議員各位におかれましては、特段のご理解とご協力、そしてご支援を賜りますよう お願いを申し上げます。   ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) 以上で平成23年度村上市施政方針を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時54分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              日程第12 議第13号 平成23年度村上市一般会計予算                    議第14号 平成23年度村上市土地取得特別会計予算                議第15号 平成23年度村上市情報通信事業特別会計予算              議第16号 平成23年度村上市みどりの里特別会計予算               議第17号 平成23年度村上市蒲萄スキー場特別会計予算              議第18号 平成23年度村上市国民健康保険特別会計予算              議第19号 平成23年度村上市国民健康保険診療所特別会計予算           議第20号 平成23年度村上市後期高齢者医療特別会計予算             議第21号 平成23年度村上市介護保険特別会計予算                議第22号 平成23年度村上市介護サービス事業特別会計予算            議第23号 平成23年度村上市下水道事業特別会計予算               議第24号 平成23年度村上市集落排水事業特別会計予算              議第25号 平成23年度村上市簡易水道事業特別会計予算              議第26号 平成23年度村上市上水道事業会計予算           〇議長(佐藤宮吉君) 日程第12、議第13号から議第26号までの14議案を一括して議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第13号から議第26号までの14議案について 提案理由のご説明を申し上げます。   これらの議案は、平成23年度の村上市各会計予算案であります。施政方針で申し上げましたよう に、本市総合計画の重点戦略である定住の里づくりに向けた「産業元気」、「交流・体験」、「健や か・子育て応援」、「人づくり」、そして「暮らしの応援」の5つのプロジェクトを中心に事業施策 を積極的に展開してまいります。厳しい財政事情の中ではありますが、重要施策及び主要事業の実現 に向けて通年予算を編成いたしましたので、ご理解とご協力をお願いするものであります。   それでは、各会計の予算案の内容について順次申し上げます。議第13号は、一般会計の予算案で あります。予算の総額を295億8,000万円とし、前年度比マイナス2.0%、6億円の減となります。第 2条では継続費、第3条では債務負担行為、第4条では地方債の目的及び限度額等を、第5条では一 時借入金の借り入れ最高額を30億円と定めたところであります。   それでは、予算の概要から主なものを前年度と比較して申し上げます。歳入では、第1款市税を マイナス2.7%、65億5,319万7,000円を見込みました。これは、都市計画税の廃止や景気動向を踏ま えて積算いたしました。第10款地方交付税は、1月に示されました地方財政計画に基づいて、プラス 2.2%、118億7,000万円を計上いたしました。第18款繰入金では、財政調整基金繰入金として5億円 をはじめ、マイナス3.8%、6億3,000万2,000円を計上いたしました。第21款市債は、地方交付税と 同様に、国の地方財政計画により臨時財政対策債の減額を主に、マイナス20%、25億5,620万円を計 上いたしました。   次に、歳出について、増減の大きい費目について申し上げます。第2款総務費は、27億7,362万5, 000円、プラス19.4%、4億4,973万2,000円の増額といたしました。主な内容は、山北支所の建設及 び生活交通安全対策などであります。第3款民生費は、79億9,551万6,000円、プラス2.1%、1億6,6 35万8,000円の増額といたしました。子ども手当、生活保護及び障害者経費の増額によるものであり ます。第4款衛生費は、21億1,044万9,000円、マイナス7.3%、1億6,512万円の減額といたしました。 これは、新ごみ処理場建設のうち、土地購入費の減によるものであります。第8款土木費は、32億7, 720万4,000円、マイナス7.8%、2億7,819万5,000円の減額といたしました。主な内容は、高速アク セス道路の完成に伴う経費の減額によるものであります。第10款教育費は、山辺里地区統合小学校の 建設終了などで、35億6,784万1,000円、マイナス14.9%、6億2,279万8,000円の減額といたしました。 第12款公債費は、平成初期の起債が償還終了となりましたことから、43億8,121万1,000円、マイナス 4.0%、1億8,042万2,000円を減額といたしました。歳出を性質別に見ますと、投資的経費でマイナ ス26.4%、27億6,242万1,000円となります。これは、第10款の教育費でご説明いたしました、山辺里 地区統合小学校の建設終了が主な要因であります。また、職員人件費はマイナス3.7%、63億6,489万 6,000円となり、2億4,324万1,000円の減であります。職員数の削減が大きな要因であります。   続きまして、特別会計の予算案について申し上げます。議第14号は、土地取得特別会計の予算案 であります。予算の総額は11万4,000円とし、前年度比31万8,000円の大幅な減であります。歳入では、 第1款財産収入をはじめとして、11万4,000円、歳出で第2款諸支出金などを同額計上いたしました。   議第15号は、情報通信事業特別会計の予算案であります。予算の総額は2億5,650万円とし、前 年度比1億1,620万円の増であります。歳入では、第1款分担金及び負担金で、情報通信施設負担金 として70万円を、第2款使用料及び手数料で、情報通信施設使用料として4,758万6,000円を、第4款 繰入金で1億8,303万4,000円を、第6款諸収入で2,517万8,000円をそれぞれ計上いたしました。歳出 では、第1款総務費で9,248万3,000円を、第2款事業費で1,273万9,000円を、第4款公債費で1億5, 027万6,000円を計上いたしました。   議第16号は、みどりの里特別会計の予算案であります。予算の総額は2億3,630万円とし、歳入 の主なものは、第1款売上金で6,895万円を、第2款使用料及び手数料で9,731万円を、第3款繰入金 で6,476万3,000円を、また第5款諸収入で517万7,000円をそれぞれ計上いたしました。歳出では、第 1款総務費で7,494万4,000円を計上し、第2款事業費で主なものとして物産会館事業費で1,747万3,0 00円を、食堂事業費で4,288万9,000円を、保養センター事業費で3,335万6,000円を、体験交流施設事 業費で976万3,000円を、温泉活用健康増進施設事業費で5,650万5,000円をそれぞれ計上いたしました。   議第17号は、蒲萄スキー場特別会計の予算案であります。予算の総額は2,460万円とし、歳入の 主なものは、第2款使用料及び手数料で1,000万円を、第3款繰入金で1,341万3,000円を、第5款諸 収入で115万6,000円を計上いたしました。歳出では、蒲萄スキー場運営経費を含んだ第1款総務費で 2,450万円を計上いたしました。   議第18号は、国民健康保険特別会計の予算案であります。予算の総額は77億2,800万円とし、前 年度比4億700万、5.6%の増であります。主なものといたしましては、第1款国民健康保険税で、高 額な先進医療等の保険適用や介護納付費の負担増により、医療分及び介護納付金分の税率改定を前提 として積算し、前年度比5.48%、8,228万2,000円の増とし、15億8,336万9,000円計上いたしました。 第4款国庫支出金では、医療費の大幅な増嵩や介護納付金の増加による影響を考慮し、19億6,552万5, 000円計上いたしました。第6款前期高齢者交付金では、前年度に減額された平成20年度の精算返還 金分が回復することにより、18億3,525万9,000円計上いたしました。第7款県支出金では、医療費の 大幅な増嵩や介護納付金の増加による影響を考慮し、3億1,552万2,000円を、第8款共同事業交付金 では9億8,294万4,000円計上いたしました。歳出では、第2款保険給付費で、高額な先進医療の保険 適用などによる医療費の増加により、保険給付に関する費用を前年度比5.73%、2億8,872万円増額 し、53億3,033万2,000円を計上いたしました。第3款後期高齢者支援金等では8億2,818万8,000円を、 第6款介護納付金では、税率改正を想定し、3億7,061万3,000円計上いたしました。第7款共同事業 拠出金では、先進高度医療の保険適用により、高額医療の給付が増加していることにより共同事業の 負担金が増加するため、9億7,972万9,000円計上いたしました。   議第19号は、国民健康保険診療所特別会計の予算案であります。予算の総額は2,000万円とし、 歳入の主たるものは、第1款診療収入の924万円及び第3款繰入金の1,074万8,000円であります。歳 出では、第1款総務費の1,985万6,000円であります。診療委託料1,014万円と職員人件費750万円が主 な支出となっております。   議第20号は、後期高齢者医療特別会計の予算案であります。予算の総額は6億3,000万円とし、 歳入では第1款後期高齢者医療保険料で4億1,888万4,000円、第3款繰入金で2億1,027万9,000円を 計上いたしました。歳出では、第1款総務費で2,717万4,000円、第2款後期高齢者医療広域連合納付 金で5億9,943万8,000円を計上いたしました。   議第21号は、介護保険特別会計の予算案であります。予算の総額は63億2,300万円とし、歳入で は第1款保険料に10億3,530万円を計上いたしました。また、保険給付費、地域支援事業費の歳出見 込額により負担割合に応じて、第4款国庫支出金に15億1,601万2,000円、第5款支払基金交付金に18 億489万円、第6款県支出金に9億2,041万9,000円及び第8款繰入金に事務費等繰入金を含め10億3,6 90万1,000円を計上いたしました。歳出では、平成22年度決算見込額及び第4期介護保険事業計画を 反映させ、2款保険給付費に59億5,390万6,000円を、第3款地域支援事業費に1億5,892万7,000円を それぞれ計上いたしました。   議第22号は、介護サービス事業特別会計の予算案であります。予算の総額は5,330万円とし、歳 入では、第1款サービス収入に4,910万3,000円を、第2款繰入金に一般会計からの繰入金419万5,000 円を計上いたしました。歳出では、第2款のサービス事業費の居宅介護サービス事業経費に187万8,0 00円、上海府デイサービスセンター運営事業費に3,474万4,000円を、介護予防サービス計画費に1,56 0万7,000円を、合わせて5,222万9,000円計上いたしました。   議第23号は、下水道事業特別会計の予算案であります。予算の総額は54億3,480万円とし、歳入 では、第1款分担金及び負担金で、受益者負担金など6,900万2,000円を、第2款使用料及び手数料で、 下水道使用料などとして5億3,800万3,000円をそれぞれ計上いたしました。第3款国庫支出金で、社 会資本整備総合交付金として11億2,420万円を、第4款繰入金で、一般会計からの繰入金として18億1, 426万9,000円を、第7款市債で18億1,790万円をそれぞれ計上いたしました。歳出では、第1款下水 道費として29億9,575万6,000円を、第2款公債費に24億3,654万4,000円を計上いたしました。   議第24号は、集落排水事業特別会計の予算案であります。予算の総額は8億9,330万円とし、歳 入の主なものでは、第2款使用料及び手数料で1億6,315万9,000円を、第4款繰入金では一般会計か らの繰入金4億5,785万5,000円を、第7款市債で1億8,090万円をそれぞれ計上いたしました。歳出 では、第1款集落排水費で2億7,119万3,000円を、第2款公債費で6億1,960万7,000円を計上いたし ました。   議第25号は、簡易水道事業特別会計の予算案であります。簡易水道事業の業務予定量は、給水戸 数4,552戸、年間総給水量118万6,000立方メートルを予定しております。予算の総額は7億1,100万円 とし、歳入の主なものでは、第2款使用料及び手数料で水道使用料など2億2,501万8,000円を、第3 款国庫支出金の国庫補助金で7,830万円を、第4款繰入金では、一般会計からの繰入金2億374万3,00 0円を、第7款市債を1億9,510万円それぞれ計上いたしました。歳出では、第2款施設費で施設建設 費3億586万3,000円を、第3款公債費では2億7,342万5,000円を計上いたしました。   議第26号は、上水道事業会計の予算案であります。業務の予定量は、給水戸数2万152戸、年間 総給水量を653万8,000立方メートルと定めました。収益的収支予算では、水道事業収益を9億9,339 万7,000円、水道事業費用を8億7,766万円とし、当年度純利益は1億1,573万7,000円を見込んでおり ます。資本的収支予算では、資本的収入を10億6,850万1,000円、資本的支出を13億5,595万9,000円と し、主な事業として、村上地区の第4次拡張事業で第2水源地の施設整備及び各地区で下水道道路改 良工事に伴う配水管布設替えなど約2,660メートルを予定しております。また、荒川地区では、第3 次拡張事業で配水池取りつけ道路の建設、水源地の改修等を予定しております。収支差し引き不足額 2億8,745万8,000円を当年度消費税等資本収支調整額5,057万1,000円、建設改良積立金2億3,688万7, 000円で補てんしようとするものであります。   以上、平成23年度一般会計及び特別会計の予算案について一括してご説明を申し上げました。よ ろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) 以上で議第13号から議第26号までの提案理由の説明を終わります。                                              日程第13 議第27号 村上市地域まちづくり組織及び地域まちづくり交付金の交付に             関する条例制定について                        議第28号 村上市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定について        議第29号 村上市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関             する条例の一部を改正する条例制定について               議第30号 朝日村情報連絡施設設置条例を廃止する条例制定について         議第31号 山北町広報放送施設等設置条例を廃止する条例制定について        議第32号 山北町広報放送事業の経費の分担金徴収条例を廃止する条例制             定について                              議第33号 村上市特別会計条例の一部を改正する条例制定について          議第34号 村上市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について       議第35号 村上市営あらかわゴルフ場施設整備基金条例を廃止する条例制             定について                              議第36号 朝日みどりの里条例の一部を改正する条例制定について          議第37号 朝日まほろばふれあいセンター条例の一部を改正する条例制定             について                               議第38号 朝日みどりの里屋根付き多目的広場条例の一部を改正する条例             制定について                             議第39号 朝日温泉活用健康増進施設条例の一部を改正する条例制定につ             いて                                 議第40号 村上市温泉給湯施設条例の一部を改正する条例制定について        議第41号 朝日みどりの里体験交流センター・休養施設条例の一部を改正             する条例制定について                         議第42号 村上市農村公園条例の一部を改正する条例制定について          議第43号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第44号 村上市児童公園条例の一部を改正する条例制定について          議第45号 村上市長寿祝金等支給条例の一部を改正する条例制定について       議第46号 村上市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について        議第47号 村上市休日急患診療所条例の一部を改正する条例制定について       議第48号 村上市青少年健全育成センター条例の一部を改正する条例制定             について                               議第49号 村上市勤労青少年ホーム条例の一部を改正する条例制定につい             て                                  議第50号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第51号 急患診療所に関する事務の委託について                 議第52号 市道路線の認定について                        議第53号 市道路線の変更について                        議第54号 村上市集落排水事業市債償還準備基金条例を廃止する条例制定             について                         〇議長(佐藤宮吉君) 日程第13、議第27号から議第54号までの28議案についてを一括して議題とい たします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第27号から議第54号までの28議案について 一括して提案理由のご説明を申し上げます。   議第27号は、村上市地域まちづくり組織及び地域まちづくり交付金の交付に関する条例制定につ いてであります。本市は、県下一の広大な市域面積を有し、50キロメートルにも及ぶ海岸線と、新潟 県の総面積の約9.3%を占めております。しかも、各地域とも豊かな資源と特色ある文化に恵まれた 豊かな郷土であります。しかしながら、少子高齢化の波は本市の町内や集落といった最も基礎となる コミュニティの活動や事業の存続に大きな影を落とそうとしております。また、公正で公平な運営を 旨とする行政施策だけではなく、特色ある地域づくり支援に必ずしも対応し切れない状況にもありま す。このため、地域のすぐれた伝統文化や資源をその地域に合った特色ある地域づくりを地域住民と 行政が協働で汗を流し、活性化することが何よりも重要であり、本市の目指す市民協働のまちづくり の姿であると同時に、「元気“eまち”村上市」の創造につながるものであると考えております。   そこで、市民協働のまちづくりを積極的に推進することを目的に、地域まちづくり組織の設置と その組織に対する財政支援としての交付金の交付に関する条例を制定し、法的根拠のもとで市民と行 政が地域の活性化と元気な郷土の建設に向けて邁進しようとするものであります。   次に、議第28号は、村上市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定についてであります。本 年6月1日から平日夜間の救急診療の実施を予定しておりますことから、議第47号の診療所の名称変 更に係る条例改正の提案に伴い、本案は附属機関である運営委員会の名称を「村上市急患診療所運営 委員会」に改めるものであります。   次に、議第29号は、村上市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一 部を改正する条例制定についてであります。本案は、村上市休日急患診療所が平日夜間診療を実施す るに当たり、医師当番管理委託料として医師会へ一括支払いし、医師会から派遣医師に報酬等を支払 っていただいているため、市の条例から当該事業を削除するものであります。また、医師報酬の額に ついては、市が医師会等と交わす村上市急患診療所の運営に係る覚書において定め、医師会は医師の 報酬に交通費の費用弁償等を加算して支払うことになります。   なお、医療管理者の報酬については、医師会長がその職務に当たることから、現行どおり市が直 接報酬を支払うことにしております。   次に、議第30号は、朝日村情報連絡施設設置条例を廃止する条例制定についてであります。平成 元年に旧朝日村で設置しました朝日村情報連絡施設については、平成20年からは光ファイバーを利用 した情報伝達手段の構築により、各家庭の宅内及び公共施設、さらには集落の集会施設に設置した告 知端末から各種情報を提供しており、従前の放送施設が不要になりましたので、本条例を廃止するも のであります。   次に、議第31号は、山北町広報放送施設等設置条例を廃止する条例制定についてでありますが、 関連がありますので、議第32号の山北町広報放送事業の経費の分担金徴収条例の廃止についてもあわ せて申し上げます。旧山北町では、昭和51年に行政情報及び防災情報を広くかつ迅速に住民にお知ら せすることを目的として、電波と有線を利用した広報放送施設を整備し、各家庭の宅内及び公共施設、 さらには集落の集会施設に戸別受信機を設置して活用してきました。その後、朝日地区と同様に光フ ァイバーを利用した情報伝達手段を構築し、現在に至っております。このことから、従前の旧広報施 設が不要となったことから、本条例の廃止とあわせて山北町広報事業の経費の分担金徴収条例につい ても廃止するものであります。   次に、議第33号は、村上市特別会計条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、 平成23年4月1日から村上市あらかわゴルフ場を指定管理者制度に移行することに伴い、村上市あら かわゴルフ場特別会計を廃止するものであります。   次に、議第34号は、村上市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定についてであります。 国民健康保険税には、すべての加入者についていただく医療給付費分と、後期高齢者医療支援金分及 び介護2号被保険者からいただく介護納付金分がありますが、このたび提案しておりますのは医療給 付費分と介護納付金分となっております。国民健康保険特別会計の実質単年度収支は、合併以後赤字 が続いており、平成22年度におきましては、基金から約2億円を繰り入れて財源不足を補うこととし ておりますが、現行の税率を継続した場合、平成23年度には財源不足が避けられない状況となります。 この背景には、歳入面では所得の落ち込みによる税収の低下があります。そして、歳出面では、従来 の保険医療の診療報酬が10年ぶりに増額改定されたことに加え、高額な先進医療の新たな保険適用に より医療費が予想以上に増加していること、また介護従事者の待遇改善のための報酬改定により、介 護納付金の負担金額が大幅に増加していることなどが主な要因となっております。   こういった大幅な歳出超過に対応し、国民健康保険の健全財政を確保するため、1世帯当たり平 均9.44%、税額で1万3,344円の引き上げ改定を提案するものであります。この改定に当たっては、 医療費の支出見込額の十分な精査を行うとともに、国庫支出金等の歳入を可能な限り見込み、そして 納税義務者の負担にも配慮したものであります。特に国保加入者の約半数近くが1人世帯であり、所 得の低いひとり暮らしの高齢者世帯の加入率が高いことなどを考慮し、世帯平均割を減額して改定す るものであります。   次に、議第35号は、村上市営あらかわゴルフ場施設整備基金条例を廃止する条例制定についてで あります。本案は、あらかわゴルフ場が平成23年4月1日から指定管理者制度に移行するため、積み 立てをするための決算剰余金が生じないことから、本条例を廃止するものであります。   次に、議第36号は、朝日みどりの里条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、関連 がありますので、議第37号の朝日まほろばふれあいセンター条例の一部改正、議第38号の朝日みどり の里屋根付き多目的広場条例の一部改正、議第39号の朝日温泉活用健康増進施設条例の一部改正、議 第40号の村上市温泉給湯施設条例の一部改正及び議第41号の朝日みどりの里体験交流センター・休養 施設条例の一部改正までの6議案についてあわせて申し上げます。これらの議案は、朝日みどりの里 の各種施設について、平成24年度から指定管理者制度への移行を予定しておりますことから、指定管 理者導入に向け、関係条例に条文の追加等を行うものであります。   次に、議第42号は、村上市農村公園条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、 圃場整備事業に伴う換地処分登録が完了したことにより、門前せせらぎ公園及び海老江農村公園の所 在地番を改めるものであります。   次に、議第43号は、公の施設に係る指定管理者の指定についてであります。本案は、笹川流れ夕 日会館並びに桑川駅前広場駐車場の2施設について、平成23年4月1日から新たに指定管理者を指定 するものであります。指定に当たっては、公募によらないで指定するもので、指定期間は3年間であ ります。   なお、選定の経過、指定管理者となる団体の概要、施設管理及び運営の提案要旨等につきまして は、指定管理者の指定に係る資料をお示しいたしましたので、ご参照をお願いいたします。   次に、議第44号は、村上市児童公園条例の一部を改正する条例制定についてであります。山北地 区にあります府屋児童公園は、昭和43年に整備されたものでありますが、その後同地区に児童遊園広 場が設置されたため、現在は児童公園としての利用がされていないことから、このたび削除するもの であります。また、神林地区に赤松の森ニュータウンとして開発行為が行われ、この開発行為に伴い、 赤松集落内にある公園用地としての寄附を受けましたので、児童に健全な遊び場と地域住民の利用に 供するため、新たに赤松児童公園を追加するものであります。   次に、議第45号は、村上市長寿祝金等支給条例の一部を改正する条例制定についてであります。 本案は、敬老祝い品等の支給対象となる満88歳、満99歳及び満101歳以上の者の適用については、こ れまで前年の敬老の日の翌日から当該年度の敬老の日までの間に該当する年齢に到達した人としてき ましたが、敬老の日を境に当該年度に該当する人と、翌年度に該当する人が生じており、地区や町内 で行う敬老会行事等での該当年齢の適用と異なることで、この取り扱いをそろえるために、当該年度 に該当する人に改めるものであります。また、さきの支給対象者の市内への居住要件を、これまで20 年以上としていましたが、これを1年以上に緩和するなどの改正を行っております。   次に、議第46号は、村上市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定についてであります。本 案は、健康保険出産育児一時金の額の改定に係るものであります。子育て支援に係る国の時限政策に より、平成23年3月31日までは出産育児一時金35万円を39万円と読み替えいたしましたが、平成23年 4月以降はこの制度を恒久化することに定められますので、条例の表記を「39万円」と改めるもので あります。   なお、産科医療補償制度に加入している医療機関で出産した場合は、さらに3万円加算して支給 するため、支給額は42万円となります。   次に、議第47号は、村上市休日急患診療所条例の一部を改正する条例制定についてであります。 本案は、村上市休日急患診療所において現在の休日急患診療に加え、平日夜間診療を実施するための 改正であります。これに伴い、診療所の名称及び診療日、診療時間等を改めるものであります。また、 条例改正条文中、第6条で定める診療日については、1月2日及び1月3日を国民の祝日に関する法 律に規定する休日に加え、12月30日及び12月31日を平日夜間診療対象日から除外するものであります。   なお、平日夜間診療は、平成23年6月1日の開設を予定しております。   次に、議第48号は、村上市青少年健全育成センター条例の一部を改正する条例制定についてであ ります。本案は、青少年健全育成センターについては、所管の生涯学習課と事務所が離れているとの ことで不都合が生じているため、平成23年度から同センターの事務所を生涯学習課内に置くことにす るほか、青少年問題協議会専門部会での検討により、育成委員の任期を3年から2年に見直すととも に、育成委員に欠員が生じた場合の任期は、前任者の在任期間とすることを明記するため改正を行う ものであります。   次に、議第49号は、村上市勤労青少年ホーム条例の一部を改正する条例制定についてであります。 本案は、本年4月1日の機構改革に伴う所掌事務の見直しにより、村上市勤労青少年ホーム所管を生 涯学習課から商工観光課に移管することとし、関連する条文を改めるとともに、施行の前日までの使 用許可などの手続についての経過措置を定めるものであります。   次に、議第50号は、公の施設に係る指定管理者の指定についてであります。本案は、山北やまゆ り学童保育所及び山北はまゆり学童保育所の2施設について、平成23年4月1日から新たに指定管理 者を指定するものであります。指定に当たっては、公募によらないで指定するもので、指定期間は3 年間であります。   なお、選定の経過、指定管理となる団体の概要、施設管理及び運営の提案要旨等につきましては、 指定管理者の指定に係る資料をお示ししましたので、ご参照をお願いいたします。   次に、議第51号は、村上市と関川村との急患診療所に関する事務の委託についてであります。こ の事務委託については、予定しております村上市急患診療所において、関川村住民に係る急患診療業 務を村上市が受託することに関する規約を定めるもので、診療所に収支に不足が生じた場合、関川村 に対し利用者割により経費を負担していただくことなどの内容であります。   なお、これにより新潟県小児救急医療整備事業の一環として認められ、同事業の助成金の対象と なります。   次に、議第52号は、市道路線の認定についてであります。本道は、県道岩船港線道路改良事業の 村上インターチェンジアクセス工区でつけかえ等により設置された道路で、新潟県から譲渡を受ける 2路線について新たに市道を認定するものであります。   次に、議第53号は、市道路線の変更についてであります。本案は、一般国道290号道路改良事業 に伴い、1路線の路線延長の変更及び起点を変更するものであります。   次に、議第54号は、村上市集落排水事業市債償還準備基金条例を廃止する条例制定についてであ ります。この集落排水事業市債償還準備基金は、農業集落排水事業及び漁業集落排水事業に係る市債 償還資金に充てるための基金でありますが、本年度で基金を基金残額すべてを取り崩し、市債の償還 に充当することとしております。このため、今後において基金の積み立てが見込まれないことから、 本条例を廃止するものであります。   以上、一括してご説明申し上げました。よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお 願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから一括質疑を行います。   相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 伺います。議第27号の村上地域まちづくり組織及び地域まちづくり交付金の 交付に関する条例制定、ここのところでちょっとお伺いいたします。   これは、交付金の中身になりますが、この地域まちづくり組織は地域の住民と行政が一体にとい うことで、支所には室、本庁には課をつくって、協働のまちづくりを進めるという対象の交付金だと 思うのですが、目的、定義と1条、2条とございますが、これらの目的、定義、第2条等有効実現さ せていく上での職員の役割というか、その辺はどんな形になるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 職員の役割でございますけれども、地域を元気にする、そしてその地域の活 性をするために、地域の皆さんとともに考え、そしてともに将来をつくり上げていくと、そういうも のであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 次に、議第34号 国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定についてと いうことで、今回一部改正提案されております。そこでお伺いしたいのですが、この議会にかかる前 に、市民の代表も含めて国民健康保険の運営審議委員会が行われて、そして議会にかかるわけですが、 その日にちが2月17日に行われました。そして、2月21日に議運に提案されたわけですが、国保運営 審議委員会が非常に議会前に接近した時期に運営審議委員会を開かなければならなかった特別な事情 というのはあるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) お答えいたします。   なるべく正確な数字、どれくらいの医療費がかかるのかというような正確な数字、それから療養 給付費、負担金でございますけれども、これが国のほうからある程度正確な数字が示されるのが大体 2月の上旬でございまして、このような数字をきちんと把握した上で税率を決めて、そして提案した いということから、2月のこのような時期になりました。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 条例の改正で、資料として難しい表現で書いてございますよね。それで、市 長の説明では、約半分近い方がひとり暮らし世帯だということで、その部分には考慮したということ でありますが、当然もう試算はされているのだろうと思うのですが、1世帯当たりの試算数字では、 改定後と改定前はどのぐらいになるものなのでしょうか。それから、1人当たりの試算も当然されて いると思いますが、その点ではどうなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 税率の改定前に1世帯当たり14万1,422円でございますが、これ を今回の改定をいたしました結果、15万4,766円、差額で1万3,344円の増額になります。1人当たり についてでございますが、1人当たり現行が7万8,214円でございますが、今回の改定によりまして 8万5,595円、7,381円の増になります。 〇22番(相馬エイ君) 条例改正と予算の予算書と同時に提出されるという、ちょっと当然議会が通 るものという予想のもとに、条例改定と予算書が条例改定されたものとして組まれているという点で は、非常にこれでいいのかなという疑問を持ちます。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   ただいま議題となっております議第27号から議第54号までの28議案については、議案付託表のと おり、会議規則の規定によって各所管常任委員会に付託いたします。                                              日程第14 議第55号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第8号)             議第56号 平成22年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第3号)       議第57号 平成22年度村上市みどりの里特別会計補正予算(第4号)        議第58号 平成22年度村上市あらかわゴルフ場特別会計補正予算(第3             号)                                 議第59号 平成22年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)       議第60号 平成22年度村上市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)       議第61号 平成22年度村上市介護保険特別会計補正予算(第3号)         議第62号 平成22年度村上市介護サービス事業特別会計補正予算(第4             号)                                 議第63号 平成22年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第2号)        議第64号 平成22年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第2号) 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第14、議第55号から議第64号までの10議案についてを一括して議題とい たします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第55号から議第64号までの10議案について、 一括して提案理由のご説明を申し上げます。   これらの議案は、平成22年度の村上市一般会計及び特別会計の補正予算であります。議第55号は、 一般会計補正予算(第8号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億3,400万円を追加し、 予算規模を326億7,330万円にしようとするものであります。   歳入の主なものは、第1款市税で、法人市民税及び市たばこ税の伸びにより1億2,800万円を追 加し、69億2,568万円を計上いたしました。第10款地方交付税では、普通地方交付税が確定いたしま したので7億9,904万4,000円を追加し、125億4,691万8,000円計上いたしました。そのほか各款にお いて決算見込みにより主要な調整を行いました。   なお、地域活性化住民生活に光を注ぐ交付金のうち、休日急患診療所整備390万円は、交付金対 象外となりましたので減額するとともに、一般財源に振り替えさせていただき、歳出で改めて計上い たしました。   歳出の主なものは、第2款総務費では、生活交通確保対策補助金など560万3,000円を追加し、26 億2,368万8,000円といたしました。また、民生費、衛生費、農林水産費、土木費、教育費で予算確定 による主要の調整を行いました。第13款諸支出金では、ごみ処理場建設基金に4億3,500万円を追加 いたしました。   第2条の継続費の補正は、山辺里小学童保育所、村上南小学校山辺里地区統合小学校の精算のた め計上いたしました。   第3条繰越明許費は、翌年度に繰り越しして使用できる経費を計上いたしました。   第4条債務負担行為の補正は、指定管理料の追加であります。   第5条の地方債の補正は、総務費の追加と小学校債の変更であります。   議第56号は、情報通信事業特別会計補正予算(第3号)であります。歳入歳出予算の総額からそ れぞれ318万円を減額し、予算の総額を1億6,254万2,000円にしようとするものであります。   歳入では、第1款分担金及び負担金を85万円、第3款財産収入を1万円追加し、第6款諸収入を 404万円減額いたしました。   歳出では、第1款総務費を481万円、第2款事業費を30万円減額し、第3款基金積立金を193万円 増額いたしました。   第2条繰越明許費の補正は、羽黒町難視聴解消事業費517万7,000円を翌年度に繰り越すものであ ります。   議第57号は、みどりの里特別会計補正予算(第4号)であります。歳入歳出予算の総額は変更せ ず、繰越明許費の地域活性化きめ細かな交付金事業を翌年度に繰り越すものであります。   議第58号は、あらかわゴルフ場特別会計補正予算(第3号)であります。歳入歳出予算の総額に それぞれ200万円を追加し、予算の規模を6,050万円にしようとするものであります。   補正の主なものは、歳入では、第1款使用料及び手数料を720万円減額し、第3款繰入金を920万 円追加いたしました。   歳出では、第1款ゴルフ場管理費200万円を追加いたしました。   議第59号は、国民健康保険特別会計補正予算(第3号)であります。歳入歳出予算の総額にそれ ぞれ5,250万円を追加し、予算規模を74億7,920万円にしようとするものであります。   補正の主なものは、歳入では、第4款国庫支出金で、医療費給付額の額に伴う国庫負担分の増加 見込み及び前年度分追加交付額の確定に基づく追加交付等により3,871万7,000円追加いたしました。 第8款共同事業交付金では、国保連合会の交付通知により平成22年度分の交付額が確定したため、1, 341万2,000円追加いたしました。第9款財産収入では、給付準備基金の利息収入増により37万1,000 円追加いたしました。   歳出では、第1款総務費では、国民健康保険団体連合会の新システム開発負担金の確定などによ り817万9,000円計上いたしました。第2款被保険給付費では、退職者に係る医療費の大幅な増加によ り4,917万5,000円追加いたしました。第7款共同事業拠出金では、国保連合会からの確定通知により 平成22年度分の拠出金額が確定したため、247万2,000円減額いたしました。第8款保健事業費では、 保健事業の一部を後期高齢者医療の事業として広域連合に負担していただくことなどにより288万2,0 00円減額いたしました。第9款基金積立金では、給付準備基金及び繰り替え運用の利息収入をそのま ま積み立てるため、34万4,000円追加いたしました。第11款諸支出金では、前年度療養給付費負担金 において精算返還金が生じたため、15万6,000円追加いたしました。   議第60号は、後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)であります。歳入歳出予算の総額にそ れぞれ366万円を追加し、予算規模を6億1,537万円にしようとするものであります。   補正の主なものは、歳入では、第3款繰入金で精算を行い、55万1,000円を、第5款諸収入では、 特別対策補助金を310万9,000円計上いたしました。   歳出では、第1款総務費で、委託料など293万8,000円計上いたしました。   議第61号は、介護保険特別会計補正予算(第3号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ 1億3,950万円を追加し、予算規模を64億9,150万円にしようとするものであります。   補正の主なものは、歳入では、第2款の分担金及び負担金について、配食サービス事業の利用者 負担金の見込額等により175万2,000円減額いたしました。また、保険給付費と地域支援事業費の見込 額等により、第4款国庫支出金に3,729万円、第5款支払基金交付金に4,384万3,000円、第6款県支 出金に1,771万8,000円をそれぞれ追加いたしました。第9款の繰越金には4,264万8,000円を追加いた しました。   歳出では、支出見込額により第2款の保険給付費に1億4,600万円を追加し、第3款の地域支援 事業費では618万6,000円を減額いたしました。   議第62号は、介護サービス事業特別会計補正予算(第4号)であります。歳入歳出予算の総額に それぞれ50万円を追加し、予算の規模を8,518万6,000円にしようとするものであります。   歳入では、第2款繰入金の一般会計繰入金を50万円追加いたしました。   歳出では、第2款のサービス事業費の居宅介護サービス事業費について、上海府デイサービスセ ンター運営事業経費に50万円を追加いたしました。   議第63号は、下水道事業特別会計の補正予算(第2号)であります。歳入歳出予算の総額からそ れぞれ2,350万円を減額し、予算の規模を52億9,100万円にしようとするものであります。   補正の主な内容は、歳入では、補助金額の確定により、第3款国庫支出金を92万2,000円減額い たしました。第6款諸収入は、受託事業収入を2,257万8,000円減額いたしました。   歳出では、第1款下水道費を1,680万円減額し、その内訳は、事業費の精算見込みにより、下水 道管理費で委託料を1,679万9,000円減額し、下水道建設費では補償金を2,000万1,000円減額して、工 事請負費への組み替えを行いました。また、繰越明許費は公共下水道建設費の工事請負費2億6,465 万1,000円と、補償金1,734万円の合わせて2億8,208万5,000円について翌年度へ繰り越しを行うもの であります。   議第64号は、集落排水事業特別会計の補正予算(第2号)であります。歳入歳出予算の総額から それぞれ2,000万円を減額し、予算規模を11億1,400万円にしようとするものであります。   補正の主な内容は、歳入では、第3款の県支出金を額の確定により52万6,000円減額し、第5款 繰入金では、一般会計からの繰入金を1,383万8,000円減額いたしました。また、第7款諸収入では、 移設補償金額の確定により563万6,000円減額いたしました。   歳出では、第1款集落排水費の集落排水管理費で、事業費の精算見込みにより委託料を1,195万7, 000円減額し、集落排水建設費においても工事請負費を639万3,000円、合わせて1,835万円を減額いた しました。また、第3款公債費では、農業集落排水事業債の借入額の確定により165万円を減額いた しました。   以上でありますので、よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   本間清人君。 〇3番(本間清人君) 議第55号の一般会計補正予算案なのですが、歳入で市税が1億2,800万の補 正額で出てきております。昨年の3月の補正予算を見てみますと、市税の補正というのが出てきてい ないわけです。この内訳を見ますと、法人税のほうで1億1,000万ですか、それが今回この3月に補 正になってきているわけですが、この理由を教えていただきたいのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 申し上げます。   法人市民税につきましては、各事業所さんの決算ごとに申告がなされまして、それによって税額 として納めていただくわけでございますが、年度途中でかなりふえているという状況はあったのでご ざいますが、昨年の例もございましたものですから、ある程度年度末近くまで状況を見きわめた上で、 ある程度確定した上での補正とさせていただこうということで、今回の計上とさせていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) そうすると、3月末決算という会社が当然多いわけですよね、そうするとそ の決算額というのが、6月もしくはまた9月の決算時点で出てくるわけです、当然。それと何で一緒 にしないのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 決算につきましては3月、年度内に収納される税額ということで の締めがございますので、3月決算ですと次の年度の1カ月、また延長法人などもございますので、 年度を越えて収納になるということになります。 〇3番(本間清人君) はい、わかりました。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   ただいま議題となっております議第55号から議第64号までの10議案については、平成23年度予算 付託表のとおり、会議規則の規定によって各所管常任委員会に付託いたします。   午後2時15分まで休憩します。           午後 1時57分  休 憩                                                        午後 2時14分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。   本日はこれで散会いたします。   なお、明日は午前10時から施政方針並びに議第13号から議第26号までの平成23年度一般会計及び 各特別会計予算に対する代表質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでした。           午後 2時44分  散 会