平成23年村上市議会第1回定例会会議録(第2号) 〇議事日程 第2号 平成23年3月1日(火曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                              第 2  平成23年度村上市施政方針及び議第13号から議第26号までに対する代表質問        議第13号から議第26号まで委員会付託                                                                  〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(28名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    19番   小  林  重  平  君   20番   小  田  信  人  君    22番   相  馬  エ  イ  君   23番   大  滝  国  吉  君    24番   瀬  賀  秀  雄  君   25番   小  野  七 五 三  君    26番   石  嶋  修  平  君   27番   大  滝  久  志  君    28番   山  田     勉  君   29番   板  垣  一  徳  君    30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(1名)   12番   川  崎  健  二  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    相   馬   正   喜   君        企  画  部                   菅   井   晋   一   君        情報政策課長        市 民 部 長    板   垣   純   一   君        市民部税務課長    渡   邉   欽   也   君        市  民  部                   増   子   要   作   君        環境衛生課長        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        福 祉 保 健 部                   遠   山   た   つ   君        保健医療課長        福 祉 保 健 部                   斎   藤       勉   君        社会福祉課長        福 祉 保 健 部                   西   村       治   君        介護高齢課長        産業観光部長     瀬   賀       功   君        産 業 観 光 部                   本   間   誠   一   君        農林水産課長        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        上 下 水 道 部                   中   村   則   彦   君        下 水 道 課 長        上 下 水 道 部                   川   内   信   一   君        水 道 局 長        会 計 管 理 者    吉   川       強   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農 業 委 員 会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    工   藤   泰   則   君        教 育 部 長    平   山       浩   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        教  育  部                   百   武   勇   一   君        生涯学習課長        教  育  部                   高   田       晃   君        スポーツ振興課長        教  育  部                   太   田       薫   君        文化行政課長        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    田   村       豊   君        朝 日 支 所 長    小   田   政   秋   君        山 北 支 所 長    斎   藤       誠   君        消  防  長    小   川   利   栄   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は28名、欠席の届け出ある者1名です。定足数に達し ておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いし ます。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、15番、小池晃君、28番、山田勉君を指名します。 ご了承願います。                                              日程第2 平成23年度村上市施政方針及び議第13号から議第26号までに対する代表      質問                                       議第13号から議第26号まで委員会付託                 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、これから平成23年度村上市施政方針及び議第13号から議第26号ま での14議案に対する代表質問を行います。   代表質問は、配付してあります代表質問通告者一覧表の順に行います。   最初に、鷲ヶ巣会の代表質問を許します。   29番、板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 皆さん、おはようございます。鷲ヶ巣会を代表いたしまして質問をさせてい ただきます。答弁者の皆さん方には、なるべく簡潔明瞭にお答えしていただければありがたいと思っ ております。   昨日から今予算議会が開会をしたわけでありますが、きのうの市長の施政方針をお聞きいたしま して、私もこの代表質問をするがゆえに1度全部読み終わらせたわけでありますが、非常に施政方針 の内容については立派なものだなと思いました。   しかし、まだことし計画段階の協働のまちづくりあるいは等々財政に絡む要件の方針もあるがに 私は受け取っておりますが、この施政方針を実行していくには、まず1つは市民の理解、協力、そし て議会の同意、そして財政が伴わなければできないわけであります。いわゆる絵にかいたもちになる 可能性が十分私はあると考えます。そのためには、市長、副市長、そして教育長、そしてきょうここ に出席されております行政の部課長さんが日夜を問わず、いわゆる英知を結集し、市民のためにどれ だけ努力するかということがこの点数にかかわってくるわけです。そういうことで、まず冒頭に皆さ ん方にぜひ市民の負託にこたえられるよう最大限の努力をしていただきますことを私から強くお願い を申し上げておきたいと思います。   今国会中でございまして、けさほどいわゆる国家予算、23年度予算が衆議院を通過をいたしまし た。しかし、きょうのテレビ、新聞の報道範囲で見ている限りでは、いわゆるこの関連法案、子ども 手当法案あるいは特例公債法等々が参議院で可決をしなかった場合、私どもが村上市の23年度予算を 審議しておるわけでありますが、どのような影響がこの予算の中にあらわれてくるのか。まず、財政 課長に子ども手当のことからお聞きしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 現在の子ども手当は、平成22年の暫定の措置でございますので、 関係法令が成立しない場合は児童手当に戻るということで、支給の年齢構成あるいは支給額が減額さ れるということが想定されております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) それでは、いわゆる国庫補助金、今の予算内にのっておりますけれども、例 えば桑川の漁港問題、漁港整備の1億数千万という金等々につきまして、どういう影響出てくるので すか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 現在個々の国庫補助金等の影響については、県とすり合わせをし ておるところで、個別の補助金についての影響はまだ把握し切っておりませんが、支給が遅れるとい うことは想定されるかと思います。   ただ、1つだけ非常に私どもが関心持っているのは、地方交付税でございます。関連法案が通ら ないと約3分の2に減額されるということで、これが一番大きいのでないかというふうには想定して おります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 市長、そこでこれは私どもが決定することではなくて、国会議員が決定をさ れるわけです。それで、この予算が通らないと我が村上市の市民はもちろんでありますが、国全体が 影響を私は及ぼすと見るのです。   そこで、この児童手当になりますと、子ども手当の1つにすれば、いわゆる金額が1万3,000円 まで下がるわけです。子供を養育している人々は、子ども手当をもらわれるぞという考えの中でプラ ンを設計している方もいられるでしょう。これを速やかに児童手当にもし予算が通らなかった場合に やるべきだと思いますし、まず予算が通すような努力、地方六団体国にはあります。市長には市長会 があります。議長には議長会があります。この組織は、国家に物を言う最も大切な6団体なのです。 この市長の市長会でこういうことを早く提案をして、そして与党、野党を問わず、これから声をかけ ようとする市長として気持ちはありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ご承知のとおり今全国の市長会は、新潟県長岡市出身の森市長がやっており まして、東奔西走をして今その対策に励んでいるところであります。どうしてもこの子ども手当等に ついては、いかなる場合でも通していただきたいというようなことであります。これが通らないと、 今財政課長が答弁いたしましたとおり、今度児童手当に戻るわけでございます。児童手当に戻ります と、もらうほうだけではなくて、私ども内部においてもシステムを変更したりあるいはまたそれに伴 った所得制限もありますので、事務事業がものすごくふえてくるというようなことで、どこの自治体 も大変な思いをしなければならないというようなことでございまして、何としても通していただきた い。暫定でもやっぱりやっていただきたいというのは私どもの要望でありまして、全国の市長会を通 じて国に要望している段階であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 今ほど財政課長からいわゆるこの特例公債法が可決をしなければ、これはも う交付金まで影響してきます。この特例公債法を40兆の借金をしようという法なのです。ですから、 ぜひ市長、早目に、しかも新潟県に市長会の会長、森さんがいるのですから、これを通じて強い声を 上げていただきたいということをまずご要望申し上げておきます。   次に、市長が今のこの施政方針でも訴えておりましたが、今新聞でも国でも大きな課題になって おるTPPの問題です。これは、非常に私はこの村上市にとっては重要な問題だと思っております。 私ども議会は、昨年の12月定例会におきまして、いわゆる反対、全員ではなかったですが、TPP反 対を可決し、意見書を中央に送付しております。今県議会では、まだ継続調査なのです。それで、中 央会は、この地方選挙、県議選には自由投票というようなことも新聞に載っております。さらには、 きのうのこの県議会の一般質問の中で、泉田県知事は、いわゆる米を除けばTPPは参加するのだと、 こういうことを言っておられます。市長はどう考えておりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 基本的に今のTPPの枠組みの中に無条件で入っていくということは、私は 反対であります。   なぜかといいますと、新潟県は稲作地帯でありますし、また全国屈指の米の生産基地でもあるわ けでございまして、日本の国民の主食である米をほかの製品と一緒に考える、そのこと自体が私は間 違っていると、そう考えておりますし、国の言っていることは、その反面、今度自給率を50%まで持 っていくのだというようなことを裏腹なことを言っていますので、どうしてもこの米の問題をどうや って農政をやっていくのだと。そういうような明白な方針を出して参加すべきであると、私はそう考 えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) きょうの新聞で全国の新潟日報の世論調査の中で反対50%です。賛成三十何 %でしたかなのです。この地は、農業地、1次産業の村上市。   1つの例に挙げますと、日本のいわゆる農業者の平均面積の作付面積、これは畜産も入れてです。 1.9ヘクタールなのです、日本は。アメリカは200ヘクタールです。さらに、TPPに参加するオース トラリアは3,000ヘクタールなのです。1人の耕作面積です。とても農業だけ考えますと、これはと てもとても話にならない。これは、もう走りがっこのスタートラインに立つ前から負けることわかっ ておるのです。   ですから、市長が今おっしゃるように、十分村上市の利になるような考え方のもとをしっかりと 意見集約して、そしてこのTPP問題に、今6月まで菅総理は結果を出すなどと言っているのですか ら、これもいっときの猶予もないわけです。ですから、いい意見をこれも市長会で出していただいて、 そして大きな組織で意見を具申を私は国の政府に持っていってもらいたい。これは、ご要望にしてお きますので、ひとつよろしくお願いします。   次に、合併して3年になります。市長が施政方針の第1ページの下段に私が最も取り入れて努力 してきたことは何かということを自負してあります。いわゆる行財政改革の徹底と健全財政の堅持、 そしてさらには合併時と比較し110人の職員を減らしたと。これは立派なのだ。私もこの行政改革、 財政改革、これはだれもが必要としていると思います。   しかし、先ほども申したように、合併して3年、この合併するまでに一番最初は7市町村、さら にそれが半月で6市町村、さらにそれが壊れて5市町村。この間6年もかけて研究会から任意の協議 会、そして法定協議会と進めて、何度も何度も繰り返し、どうすればこの合併がよくなるということ を議論したことは、私が言うまでもないのです。市長も副市長もみんなこれ知っているのだ。   ところが、今中心地は別としましても、やっぱり中心から離れた集落、地域は、疲弊しています。 余りにも合併のこの変革が早く来たとショックを受けている方々たくさんあります。私も批判をいた だいております。これは、市長、いわゆる行政改革、財政改革と地域とのバランスが悪いから冷えた のです。行政改革もやり、財政改革もやりながら、地方もよく見てやっていかなければ、これは大変 なことになります。その辺市長どう思いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くお説のとおりでございまして、均衡ある地域の発展あるいは地域の活性 化は当然必要であるわけでありますので、その点十分に気をつけていかなければならないなと。これ までもやってきたつもりでありますけれども、これからより一層そういう均衡ある地域をつくるとい うことが一番大事になってまいりますので、取り組みを強化していきたい。そのように考えていると ころでございます。   そのためにも、今年度から組織改正といたしまして、本庁には自治振興課あるいは支所には自治 振興室を設けまして、地域の問題点あるいは地域をどうしたら元気をつけられるかというようなこと を地域の皆さんと話し合いながらその地域をつくり上げていくというようなことに取り組みをやって いきたい。そのように考えておるところでございます。   いずれにいたしましても、さきの新潟日報にも出ておりました。50年後になりますと、全国の20 %の集落が無人化するだろうというような統計も出ておりますので、そのようなことにならないよう な施策をこれから講じていかなければならないなと、そのように考えております。行政改革あるいは 財政改革、組織改革、健全財政の堅持、それはもう当然のことでありますので、それを踏まえながら 隅々まで光の当たる、そして元気のある、そういう村上市をつくっていかなければならないと肝に銘 じて頑張ってまいります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 例えば嘱託手当の減額あるいは来年、再来年からですか、公民館の補助金制 度の廃止とか、今肝に銘じてやるということですから、またこの後私のほうからまたそれに似通った 質問もありますけれども、とにかくバランスをよく見ながら、全体を。よくなるつもりの合併が悪く してはいけないのです、市長。市長の強いて言えば責任になるのです。ですから、しっかりかかって いただきたい。お願い申し上げます。   それから、先ほど市長が言われておりますこの協働のまちづくり、非常にこれはいいと私は思っ ておりますし、ただ今条例も載っております。いわゆる11条にいろいろなことが書かれていますが、 このまず組織、この組織が大切なのです。まだどういう組織をつくるとか、どういう人々を集めると か、この組織のあり方というものは、まだ具体化できていないのですか。まだできていないのであれ ばいいのです。これは、担当課長でいいです。部長。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 今議会に条例を上程しております。その中でいろいろご議論いただきま すけれども、この中に盛ってある最大のポイントといいますか、これはその母体となる地域での協議 会をつくってもらいたいというもので、今議員がご質問の協議会については、前回も協議会で申し上 げましたように、それぞれの地域で一番いい枠組みをつくっていただこうというようなことで、その あり方についても担当の職員と一緒になって、どういうメンバーでどんなふうにしていこうというよ うなことを決めていくというようなことで、こちらのほうで枠を押しつけるつもりはありません。   ただ、もう既に動いて実を上げているような事例等たくさんございますので、この中ではこうい うところの参画で実を結んでいるというような事例もたくさんございますので、十分にそのメンバー、 それから仕組みづくりについては意を用いていきたいと、こんなふうに思っています。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 組織の中、これ重要なのです。例えば場所の選定もそうです、区域選定。例 えば山北を1つの例にとりますと、海岸の人と山奥の人と一緒にペア組んでもなかなか地域づくりに は難しいと私見るのです。やはりその地その地でやるべきだと私は考えておりますし、さらにはこの 組織の中に、これはもちろん老人も入るべきだと思います。公民館制、いわゆる若者が本気になって そのところに入れるのか、入ってくるのか。それでは、あなた方から今押しつけないとか何とか言う けれども、村上市全体の中でこっちはこう、こっちはこう、自由にはいいけれども、一つのやっぱり 私は行政としての考え方を出さないと、これ組織できないのではないですか。   それからもう一点、いわゆるこの交付金、交付金制度でくれるということです、補助金。そして、 それは自由にやってくださいということですが、この交付金のいわゆるこの範囲は、例えば1事業と して幾らなのかあるいは年間市でこのところに予算化する総額の金額はどのくらいを考えているのか。 これはどうですか、部長。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) それぞれの地域で十分にご議論いただいてというのは、当然基本的な ベースをこうあるべきでないかという土台に立ってという意味でございます。その上でそれぞれの地 域に合った仕組みをつくっていただくというような議論でございます。   それから、今回提案している中に交付金の制度をお願いしてございます。これについては、何々 をするものに特化している補助金と違いまして、それぞれの地域がそれぞれのやり方で十分対応でき るようなものを、こちらについても当然ベースはありますが、やり方を十分に活用できると。例えば 議員の当該山北地区等においては、集落の活動というようなものをすごく大事にしておりますし、そ ういうものが母体で、急激な変化というようなのが難しいと。それも支援をしていくような制度であ るべきだということ。それから、地域単位で十分に動いて、今現在もやっている地域もございます。 そういうところはそういうものが生きるような仕組みというようなことで検討を今進めております。   それと、予算の額についてでございますけれども、議員言われるように、ことしはこういうつも りだったけれども、来年になったら予算が厳しいので半分になるというような制度ではなかなか地域 の将来ビジョンを持てないし、計画が立てられないというようなことで、これはある程度私どもその 制度をつくる段階である程度先が見えるような額が想定できるような形で動かなければ、それぞれの 地域がどういうビジョンでどういう計画をというようなものが難しいのではないかということで細部 について今詰めております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 市長、なかなか部長はっきり言えないのだと思いますが、1年間に総枠でど れだけの金を投資して、そしてこのことをやらせるのか。期間的には、5年なら5年、10年なら10年 の目標に今は考えているのだというそういう大きな枠組みというものは発表できないのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) とりあえず今回は、いわゆる組織づくりの交付金を計上させていただいたわ けでございますが、地域づくりというものは最初に金ありきでは私はないと考えております。どのよ うなことをやって、どのようなものを使って、何をつくり上げていくのかというような積み上げてい って初めてこの地域は、私たちの地域はこのくらい金が必要ですよと、この地域をあるいはこの集落 を元気にするにはこれだけのものが必要なのだと、そういうものを出していただいて私どもは予算を つくっていきたいと、そのように考えております。   その中では、当然莫大な予算を計上するわけにもいきませんので、話し合いをしながら地域づく りをしていきたいと、そのように考えていますので、予算面に関しては特段の私は配慮をして地域の 活性を図っていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 1点だけ聞きますが、今市長の施政方針にも6次産業に触れていますが、6 次産業を地域で、集落でやりたいという場合、そういうものも取り入れていくのですか。1点だけ。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、その地域の皆さんが6次産業、1、2、3を足して6次産業をどの ようにしてやっていきたいのだということであれば、当然結構な話でありますので、私どもも応援し ていきたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) これだけ詰めているわけにはいませんので、ぜひこれはいい事業であります ので、私は組織づくりが最も最初重要だと思います。   そして、市長立派なこと言って、金がなくてもやるなどという話はございません、もう地方は冷 えているのですから。ですから、その辺も十分この内容を精査して、そして応援していくと。ただ金 だけの応援ではなくて、職員もです、みずからそこに参画して、地域の集落の中でやっていくという ことが重要だと思います。これはご要望にしておきます。   次に、消防団についてお伺いをいたします。総務課長、まず自主防災、この前も私一般質問した のですが、最も遅れている箇所が旧山北町です。この自主防災、今村上市全体でどのくらいになって いるのか。   それから、火災警報装置、これは消防法でことしの5月の31日までには各家庭につけなさいとい う法なのです。しかし、これはどの程度になっているのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 市内の自主防災組織の結成状況につきましてのお尋ねでございま すが、今現在は2月25日現在で市内164の自主防災組織が結成をされております。結成率は、世帯に 準じまして、世帯数で言いますと72%ということで、ようやく70%台に達したということで、今後さ らに進めてまいりたいというふうに考えております。           〔「このあれ、警報器、続けて」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(小川利栄君) 住宅用火災警報器の現在の設置状況でありますけれども、昨年7月から10 月にかけて消防団の一斉的に設置率の調査及び普及啓発についてお願いしてきたところでございます が、その旨を総務省の消防庁のほうに報告をいたしました。それで、消防庁のほうでは、推計結果を 出しておりますけれども、その統計につきますと、村上市においては現在41.6%の設置率でございま す。ちょうど昨年の6月末で調査をしたところによりますと35.8%でありますので、功を奏している のではないかと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) では、総務課長、この自主防災、これはきのう、おとといの新潟日報、これ だけの紙面を使って県では一生懸命に宣伝している。やりなさいと言っているのです。これは1面で すよ。村上市もインターネットで出ています、私どものところには、加入してくださいと。   ただ、それだけでは年寄りの人は見えないのです。新聞も読めない。ですから、これは消防団を、 消防署はなかなかこの人員の面からいっても容易でないと思います。やっぱり地区に消防団いるので すから、これらにやっぱり強制ということはないけれども、半強制にこれしていただかないと、ひと り暮らしの人が助かる命を失います、警報置がつかなければ。国の法もこれ決まっているのです、5 月31日までにつけなさいと。なぜ行政主導しないのだ、これ。消防団をもっと活用して早急にやって もらえますか、課長。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 今回の住宅警報器につきましては、消防団についても幹部会議を 持ちまして積極的に各家庭に設置をしていただこうということで、消防団でできる範囲で各家庭を回 ったり広報活動をしたりということでこれまでも携わってまいっておりますし、なお今後も各家庭に 消防団がお邪魔する機会があるわけでありますので、呼びかけを積極的にさせていただきたいという ふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 課長、積極的にやるということは、積極的にやらなければだめなのです。こ れは、今消防長から自主防災70%、村上市で。こんなことして、これはいつできたと思いますか。20 年にできているのです、消防法で、平成20年。そういう……ただここいっぺん通りではなくて、積極 的におまえさん方が消防団といろいろ接する事態があるわけですから、これ積極的にやってください。 ひとり暮らしが多いのですから、今。   では、時間がないので次に移りますが、これも総務課長、消防団員、署ではなくて消防団、これ は非常に村上市全体が団員が減っています。それで、私の調べている範囲では、神林がもう100%で す、定数に対して431に対して401であります。一番悪いところがまた山北町なのです。これが420の 定数に対して334人、マイナス86人なのです。それで、私は地元ですから、山北を一応調べてもらい ました。そうしたら、消防団のいない集落が出てきた。ゼロです。1人の集落がたくさん出てきた。 こういう大きな問題が出ているのです。   そこで、いわゆる自動車ポンプは、集落に大体1台ずつ配備されています、自動車ポンプではな くて可搬式も小型も含めまして。これとかみ合う、いわゆる消防関係のことをあなた方今何か検討し ていますか、課長。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 旧山北方面隊のほうでは、旧山北町時代にこのような団員の減少 が顕著にあらわれておりましたので、団組織、旧山北町消防団の団組織の統配合ということで、今議 員ご指摘のあったような団員の少ない集落をいかにカバーするかということで集落、いわゆる旧班の 統合をして包括をして、団員がお互いにそういう少ないところをカバーしようではないかという組織 再編をして現在に至っているところでございますので、さらにそういった協力関係を進めていくとい うことで活動を団のほうにさらにお願いをしていきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 総務課長、これ団にお願いしていっても、いわゆる私の心配するのは、これ はあなた方組織改革したこと私よく知っています。ないところにあるところから、いわゆる今までは 集落で管理したけれども、3つも4つものクラブを1つにして、いわゆる部制にして、そして組織改 革して、それが連携してやっているということはわかっているのです。   しかし、ポンプがあっても消防団がいないなどということにはもうすぐなるのです、これ。そう いうことをもうすぐです、これ。山北町は、もうこの名簿ではないけれども、部落に何人か入ってい ないところがあるのです。1人のところたくさんあります。ゼロのところあります。ポンプとあるい はこの自主防災、このいわゆる防災装置、この消防のポンプ、団員、このバランスをよく検討してく ださい。これきょう課長と話してもだめですので、これ市長にでもどうしようもないのです。総務で これ管理しているのですから、しっかりこれ管理。後でまた私時期があればこれについて質問します ので、きょう時間がないので、これはこれで終わります。   次に、きのう市長から村上病院の建築につきましてのこの新要望書を拝見いたしました。施政方 針でも村上病院を一市長として、一住民として精いっぱい努力したいということも言明しております。   そこで、私ども鷲ヶ巣会は、この病院問題は非常に必要性があるということで、合併された当時 から私ども会派であります鈴木いせ子議員が毎回のようにこれを取り上げて、いわゆる一般質問をさ れていた経過があります。私どももここまで来たということにつきましては、市長の努力に本当に感 謝を申し上げますし、また私ども鷲ヶ巣会としても大変進んでよかったなと、こう今話をしていると ころでございます。   そこで、きのうのこの新要望のお願いにつきまして、随分詳しくなってきましたね。@の中の上 位に位置づけたジャスト跡地及び連携する村上振興局の一部利用して、そこがなるのではないかとい ううわさもそろそろ出てきているようです。これについて、市長、県との話し合いというものは今ま でありましたか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この病院の建設予定地につきましては、さきに皆さんにお話ししたとおり、 4つの候補地があるというようなことで進んできたわけであります。その4つの候補地について、私 どもはすべからく可能かどうかというようなことも含めましてあるいはまた相手があることでありま すので、水面下で接触をやってきているということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 市長の感触として、水面下でやっていただくのは結構でありますが、大体い つころまでにこの土地をここまで来ますとこれだけのお願い事が出てきている、市へのお願いが来て いるわけですから、その土地が一番問題です。これについて、いつころまで市長は県とあるいは今の 別な参考地も含めて決めていくのかという考えありましたら教えていただけますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 厚生連のほうから正式にこういう形でジャスコ跡地、そして新潟県村上地域 振興局の一部を使って新築をしたいと市に要請をお願いしたいというようなことでありますので、一 日も早くこれが解決できますように最善の努力をしてまいりたいと、そのように考えております。   しかし、相手があることでありますので、軽々にここでいつまでということはできませんけれど も、私の責任においてどうしてもなし遂げていきたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 3番目に……2番目はいわゆるその土地を提供していただきたいと。これは、 今のものに関連しますから、ぜひ市長、これもそんなに、病院自体が困っている状況です。患者が多 くなって、新発田病院はもう受け入れ態勢がゼロ、送ってくれるなと言っているそうですから、何と してもこれを一日も早く村上病院がいい新病院になるように、これは市長、市長としてこれは絶対な る私は責任だと思います。   ですから、この3番目、経費の財政の問題ですが、これもどれだけ要求されているという話はま だないのでしょう。話してよかったらどうぞ。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この財政支援ということでありますけれども、幾ら幾ら……幾らかかるかも まだわからないわけでありますので、その総体的な経費あるいは建築本体の経費が幾らかかって、そ ういうような具体的な数値が出てきた段階で村上市、関川村、粟島浦村あるわけでありますので、ど のくらいの支援をしていただきたいという話が出てくるというわけでありますので、今現在その建築 規模等あるいは建築金額等についてもまだはっきりしておりませんので、その段階ではまだないとい うことであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) これは、村上市だけではなくて、この圏域、いわゆる関川村、粟島入れて、 従来からあった私ども広域事務組合のときに基金に積んだ金もそのままになっているはずです。多少 は関川に戻した例もありますから減ってはいるものの、しかもちょっとまとまった金があると思いま す。ですから、やっぱりそういうことも含め、それからどれだけの要望をされるかは別としても、国 の補助あるいは県の補助、こういう圏域ですから、やっぱりお願いを根強くして、補助金あるいはそ ういういい制度にのせていただくような努力をしていただきたいと思いますが、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今厚生連と話しているのは、その制度、国の制度あるいは県の制度、いい制 度が使えないかというようなことで今折衝をしているという段階でありますので、それを推し進めな がら、村上市として最少の経費で最大の効果を上げるようなそういうような病院にできるように最善 の努力をしていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 市長が政治生命かけてやるというまでここで表明したのですから、ぜひ完成 に向けて努力していただきたいとお願いを申し上げます。   次に、これはどこが担当になる、軽自動車関係は総務ですか、軽自動車の税のほう、税。そっち ですか。今軽自動車税を1億五千七百七十数万の金を徴収していますね。それで、今日本の市町村の 中で125tのバイクのいわゆるこのナンバープレート、これを利用して市の宣伝しているところたく さんあるのです。知っていましたか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 承知しておりました。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) これ125t以下ですと、村上市が約5,000台でありますよね。これ5,000台が この地域でバイクのあのナンバープレートにやはり何をつけるかはこれから研究段階です。   私は一つの例で言いますと、この地の例えばお茶とか人形さま巡りでもいいしあるいは先般の12 月に議決しました市の木、市の鳥、市の花でも結構です。あるいはきのうあれした、私どもにも配付 されましたどんぶり合戦とか、ああいうものを無駄にしないで、5,000台も走ってもらっているので すから、やっぱり何らか私は利用するべきだということを考えているのです。これについて、まず担 当課長からどう思いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 新たに地域固有のナンバープレートに改められた市町村につきま しては、その都度連絡が入っておりまして、地域を代表するキャラクターですとか、それから地場産 品のものをあしらったものをデザインして地域を活性化しようということでございますので、議員お っしゃるような形での地域のPRについても検討の必要があるかなと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) これ市長、今課長から答弁ありましたが、やはりただにそれしておくのでは なくて、それをつけたから金がたくさんかかるという品物でもないのです、よく聞いてみれば。です から、これ大いに利用するべきだと私思うのですが、市長としてどうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりでありまして、やるように指示をいたしまして、取り組みを していきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) もう一点だけ、これ私どもの会派の中からどうしてもこれだけを聞けという ことでありますのですが、林業振興について、今きのうの市長の説明の中で、この村上市産材利用の 住宅建築奨励事業がありますよね。   しかし、聞くところによると、これを改めるというようなことをきのう何とかかんとかで言って いました。それで、これ何か去年の予算が余っているというような話もありますが、それは本当です か、担当部長さん。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) 45棟の申請がありまして棟数はふえているのですが、限 度額に達しない補助が余計だったために余っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) いや、県にも制度ありまして、いろいろ県も見直しています。いわゆる新し い新住宅ではなくて、改築にも、もっとそして和らげればこれはもっとなるのです。和らげるという ことは、いわゆる金額を下げれば該当していきます。そういうことを十分。これは、だって、この市 産材の活用につきましては……。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) そういうこと、先ほどうちの課長が申し上げましたように、そうい うことで利用が少しふえていないということで、最低限度額を100万の10%だったのでありますが、1 0万円でありますが、それを50万分の下限を下げまして、50万の10%ですから5万円から出しますよ と。出す基準については、建てかえとかリフォームとか市内から入れた木材については出しますよと いう形で緩やかにしようということで来年度から計画してございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) これは、市長が山北の町長時代からずっと引き継いできて、非常に評判がい いのです。それで、県が私どものまねをしたのです、本当は。県が早くやったのではないのです。山 北町がやったから県の泉田知事時代になりましてから副知事が来て私どももやりましょうということ でやった事業ですので、ぜひ県北からそういう声を、ここは山の産地ですから、ぜひもう少し和らげ て活用しやすいように、そして住宅が建つように、住宅建つということは住民もふえます。ひとつそ ういうことで頑張っていただきたいということをお願い申し上げまして、時間になりましたので、私 の代表質問を終わらせていただきます。   大変ありがとうございました。(拍手) 〇議長(佐藤宮吉君) これで鷲ヶ巣会の代表質問を終わります。   午前11時まで休憩します。           午前10時48分  休 憩                                                        午前11時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、清流会の代表質問を許します。   19番、小林重平君。 〇19番(小林重平君) 水を補給させていただきます。   それでは、清流会を代表いたしまして、ミスター自由民主党、小林重平が質問をいたします。   昭和8年3月、二田尋常高等小学校の卒業式が行われました。卒業生を代表して答辞が述べられ ました。「残雪はなお軒下にうずたかく、いまだ冬の名残りも去りがたけれど、わが二田の里にも、 好晴の春が訪れようとしています」。この代表者、6年生の格調の高い答辞は今でも語り継がれてい ます。だれあろうこの答辞は、今は亡き田中角栄先生が述べた一説であります。   そして、我が村上市も例年にない降雪に見舞われ、苦しみましたが、今日春の訪れが、足音が一 歩一歩近づいているのではないかと思っているきょうこのごろであります。   さて、市長にお伺いいたします。いろいろな難題を乗り越え、課題を乗り越えまして、紆余曲折 もありました。そして、それを乗り越えて新市村上が誕生いたしたわけであります。4月には、はや 4年目を迎えるわけでありますが、3年間を振り返って市政に対しての思いをお聞かせいただきたい と思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 合併して村上市が誕生したわけでございますが、まず非常に広い地域にある 村上市だなということを実感をいたしました。当然広い地域でありますので、そこには歴史、文化あ るいは生活習慣の違いがあるわけでございます。あるいはまた、政治的にも非常に大きな差異があっ たわけでございます。それらを1つの市としての行政をやっていく段階で非常に大変なことがあるな というのが第一の実感であります。   しかし、この広大な村上市には、50キロの海岸線を有しておりまして、そこには北前船が寄港し た地域、そして町屋に行きますと城下町としての風情、そして中山間地域に行きますと、いわゆる出 羽街道で宿場町で栄えた地域あるいは松尾芭蕉の足跡をたどった地域等がありまして、広い分バラエ ティーに富んだ、そしてすばらしい財産がある村上市だなと、そのように感じております。これをど うしても生かしながらこの村上をさらに発展をさせていかなければならない。そして、他に負けない ものを持っているというのが実感であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 一、二点伺いたいと思います。   市長の答弁は最後にいただきますが、市民協働のまちづくりの点についてでございます。以前私 は、各支所が元気がない、やる気がない、このようなことではどうかと思うが、もっと支所が元気を 出すには予算と権限を与えたらいかがですかと質問をいたしたことがございます。市長のお答えは、 そんなことはないと、各支所長をはじめ職員も頑張っていてくれていますと。元気がないというのは、 合併以前であれば村長がいました。町長がいました。職員も大勢いたわけであります。当然そこに役 場にかかわる業者と申しますか、企業の方が大勢訪れてにぎわっていたわけであります。それが合併 したことによって、全部ではありませんが、機能が本庁に移ったことによって各支所のにぎわいがな くなった。このことも大きな原因の一つであると述べられております。私も市長のおっしゃるとおり だと思っております。   ただ、違う点がございます。山北、朝日、神林、荒川の元気がないのは、職員だけではないので す。それぞれの地域に住む住民の方が元気がないのです。各支所に行って用事を頼みに行っても、返 ってくる言葉は「本庁に聞いてみなければわかりません」、「本庁に問い合わせてみます」と。全部 の職員ではないです、部署によるのでしょうけれども。そういう答えしか返ってこないのです。そう すると、その地域の住民は「何なんだ」と、「こんなことも聞いてもらえないのか、答えてもらえな いのか」と大変大きな不満を持っているのです。そして、「何やねん」と、「合併前の説明ではこん なはずではなかったのだ」と、そういう声がだんだん大きくなってきているのです。そして、大きく なってきたのはいいけれども、最近はもう仕方がないと、こんなものかと悲鳴にも近いあきらめのよ うであります。   そこで、まず総務部長、あなたに伺います。あなたは、いつも私はあなたに言いますが、あなた は本庁、各支所の職員の総隊長であります。あなたは、このことを事実を知っていましたか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務部長。 〇総務部長(小田吉雄君) 職員が元気がないというような話は聞いておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 聞いていないということですか。そういうのであれば、あなた職務怠慢です、 はっきり言いますが。総務部長の仕事は、多種多様にわたって大変だと思っています。それは私も認 めます。   しかし、今回のあなたの総務部長という立場は、合併した新市村上を7万市民をどうやって友愛 をするか、そのことについて取り組むのがあなたの仕事です。それを知らないということはどういう ことですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務部長。 〇総務部長(小田吉雄君) 元気がないということを承知していないということでありまして、それ ぞれの職員は最大限努力しているというふうに私は考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) どうもあなた方の答えというものは、我々をちょろまかすような答えをする のです、はっきり言って。それはいいでしょう。   それでは、いろいろな意味、支所の、職員ではないです、それぞれの4つの地域の住民の声をこ ういう声があるということを各支所長にどうなっているのかということを聞いたことがございますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務部長。 〇総務部長(小田吉雄君) 個別にそういう話はしたことはございませんけれども、そういう話は庁 議で伺うことになっておりますので、庁議ではそういう話は個々には多少はあるとも思いますけれど も、全体的な面ではそういう部分ではございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) そういう庁議の中でそういう話が出たとするならば、市長もいたのでしょう、 副市長もいたのでしょう。その中で、まずあなたのすることは、それをやっぱりいろいろ考えて各支 所長に指示を出すのがあなたの仕事でしょう。どう思いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務部長。 〇総務部長(小田吉雄君) 私の職務として、指示を出すとかということではなくて、協議をすると いうことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) はい、わかりました。まあいいでしょう。   それでは、各支所長に伺います。また、あなた方に嫌なことを聞くようでありますが、嫌だった ら控えさせていただきますということでも結構でございますが、お答えを願いたいと思います。   あなた方は、支所長は、まず支所の職員の不満、悩みを知っていたはずです。そして、住民の声 もいろいろ聞いていたはずであります。それにその苦しみは想像を絶するものが私はあったのだろう と、支所長は。   しかし、それに耐えてきたことに対して、私はまず感謝を申し上げたい。支所長に対して感謝を 申し上げたい。こういうことであります。   その上で、上司である市長、副市長等にそういう事実を庁議を通じて総務部長からお話があった ということでありますが、正確にうそ偽りなく伝えたことがありますか。荒川からお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(平野俊之君) お答えをさせていただきます。   私のほうから特に市長、副市長に申し上げたことはございません。ただ、さっき議員がおっしゃ るように、首長がいないわけでございますし、業者等の出入りも少なくなってきているのはこれは事 実でございます。そうした面で寂しくなったなということは実感いたしております。           〔「次、神林さんお願いします」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 神林支所長。 〇神林支所長(田村 豊君) 議員のおっしゃる支所の職員あるいは住民の皆さんの苦情的なもの、 内面的なものは私どものほうにも来ております。   ただ、それが庁議の場で全部出せるものかどうか、全体的なものも、個々のものもございますの で、個人的なものもございますので、庁議の場では余りそういうふうなことはありませんけれども、 私ども支所長の直接の上司であります副市長にはこういう話もありますよ的なものは若干申し上げた ような記憶はございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(小田政秋君) 朝日支所長でございます。私、着任をしまして1年になろうとしてお りますが、その間に特に市長、副市長に報告をしなければならないような事情はございませんでした。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所長。 〇山北支所長(斎藤 誠君) 私どもでは、週1回課長会議を極力やっておりまして、横断的にいろ いろ住民の皆さんからお声が上がったものについては、解決できるものは支所内で解決しております。   そういうことから、市長、副市長に大きな問題、小さな問題も含めてお話しした経緯はございま せん。何とか支所内で解決していこうと、そういうふうな姿勢で取り組んでおります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 涙ぐましい努力をしておるのです、皆さん。本庁にいる皆さん。各支所長は、 まだ言いたいこといっぱいあるはずなのです。だけれども、ぐっとこらえているのです。これが公僕 というものです。よく覚えておいてください。   そこで、これらの事実を市長に、副市長に正確に伝えることがなかったとすれば、これは大変不 幸なことであると私は思っております。そして、その一番の不幸者は、それぞれ山北、朝日、神林、 荒川の地域の住民の方であります。職員でもあるかもしれませんが、住民であります。そして、その ことを正確につかんでいない市長もより大変不幸であると、私はそう思っております。おれは職員が 多いのではないかと、そこにいるひな壇の皆さんは、私はそう思っているのです。正確に伝わってい ないのですから、市長に、我々地域のことを。市長、その点でどうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほどから熱弁を振るって話をしていただきまして、納得いく点もあります けれども、しかし合併をしたというのは事実であります。職員は、既に発想の転換を図って職務に当 たっていかなければならない。そういう村上市に入ったということもしっかりと自覚をしなければ私 はならないと考えております。   支所に行って、本庁に聞かなければわからない、そういうことは言ってはいけませんと私はいつ も言っております。例えばそういう問題があったとしても、その場で本庁との連絡はいつでもとれま す。そして、できるものはできる、できないものはできないというような返答もできるはずでありま すので、それは職員の資質を変えていかなければならないと考えております。後には戻れないわけで ありますので、職員一人一人が、本庁も含めて、特に支所の職員はしっかりとした変わったのだと、 そういうような考えを持ちながらしっかりと住民とのコミュニケーションをより一層とることによっ て、合併して少なくなったとかあるいは合併しても支所に行っても用事が足りなくなったというよう なことを払拭するようなそういう生きがいを持った職員をこれからやはりみんなで育てていかなけれ ばならない。そして、それが私どもの責務であると考えておりますので、いつまでもそんな消極的な ことばかり言っていないで、もっと前に一歩出て、そして地域づくりあるいは支所づくりをして、そ して地域の皆さんに安全、安心を与えていく必要があると、そのように考えておりますので、私も精 いっぱい努力をさせていただくということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 今まで私の話を聞いたとおり、私は今市長、副市長をはじめ、ひな壇にいる 皆さんをあなた方をはっきり言って批判をしております。なぜか。市長、副市長は別として、本庁の 職員、支所の職員の風通しが全くなっていない。そして、一丸となって、今市長が言っているように 新しい村上市をつくるのだと、本庁も支所もないのだという共通した思いがないのです。見えてこな いのです。私も市長、副市長以上に批判は、こんな人間ですからいっぱいあります。   しかし、私はそれを真摯に受けとめております。そして、その批判を生きざまある糧として、自 分の政治活動に生かしていく、そのように考えております。職員の皆さんも批判に対しておじけるこ となく、それを真摯に受けとめて仕事に取り組むべきであります。   そして、市長に対する市民の批判は、職員を通じて必ずあるはずであります。それを市長にスト レートに伝えていただきたい。我が村上市、大滝平正市長、部下に物言われて腹を立てるようなそん な肝っ玉の小さい市長ではないのです。新潟県でも有数の市長であります。大政治家なのです。もっ と市長にいろいろなことを提言、進言をしていただきたい。私はそう思っておるわけでございますが、 市長の考えをいま一度お伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 座っているのがちょっとこそばゆいような感じになってまいりました。   当然のことながら、先ほど言ったとおり、このいわゆる変わった事実というものを受けとめなけ ればまずならない。そして、変わったときというのは、必ずいろいろな問題が起きてくる。いろいろ な意見が出てきて、いろいろな苦情が出てくるのは当たり前なのです。それをどうやって受けとめて、 そして私どもと一緒になって、職員と一緒になって考えて、そして改善していくか、そして地域の皆 さんに合併してこうなったけれども大丈夫なのだよと、安心してもらいたい、安心してください、将 来的にはこうなるのですよというようなことをしっかりと説明をするようなこれから職員体制を私は とっていく必要があると、そのように考えております。そのためにも、今の自治振興課、自治振興室 と職員というものは、非常に大きな役割を持っているということでとらえておりますので、私はじめ そのような考えのもとにやっていきたいと、そのように考えております。また、何かありましたらい つでもご意見をいただきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) それでは、市民の協働のまちづくりを見てみますと、平成23年度は人的支援、 平成24年度からは財政的支援ということであるそうでありますが、まず先ほど板垣一徳議員さんもお っしゃいましたが、財政的支援、市長はお金ばかりではないとおっしゃっておりましたが、大体規模 としては、また同じようなことを聞きますが、市長はどのように考えているのかお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) さっき申し上げましたけれども、私は金ありきではないと。地域づくりは、 金ありきではないと考えております。地域の人たちが何を望み、何をやることによってその地域が光 輝いて、そして元気になるかというようなことを積み重ねていってこのくらいの経費が必要だという ようなところに到達していくべきではないかなと。ただ、無尽蔵に幾ら幾らということではない。あ る程度のやはり規定は必要ですけれども、そういうのが本当の地域づくりであると。上からこの予算 でやってくれというようなことではないのではないかなと。あくまでも地域の自主的な、そこには先 ほど言ったように職員も入りますので、下から積み上げていって、この事業をやりたい、この地域を こうやってやればこうなりますよと。だから、このくらいの経費がかかるのですよというようなこと でやっていくような、そういうような地域づくりを目指していきたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) それでは、企画部長に伺いますが、先ほども答弁しておられましたが、企画 部長としては先ほど申したとおりだと思うのですが、いま一度もうちょっと地域のことに踏み込んだ お考えをお聞かせいただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) この取り組みにつきましては、先ほども申し上げました。また、市長の ほうからも申し上げたとおりでありますけれども、まず今上程しております条例を十分ご議論いただ いて決定していただいたというようなのがまずベースになりまして、何としてもこの地域の活性化の ためにそれぞれの地域にまちづくりの組織をつくらせていただきたいというようなのがまずスタート であろうというふうに思っております。このために、今まで地域の振興のためにいる仕事と兼ねなが ら、この組織の結成に向けまして4月から新たにその担当部署を設けていただけるということで、そ れを進めてまいります。   先ほど市長のほうからも申し上げましたように、それぞれの地域でそれぞれの地域の将来ビジョ ンをつくって、こういう地域にしていこうと、自分たちでできるのはどういうことなのだろうという ようなところ、今までこういうことをやってきたと、それを広げていこうかというようなこととかい ろいろあろうと思います。これらをベースにしていろいろなアイデアを出しながらやっていくと。   条例の中身ではないのですけれども、この交付金のほかに、その事業を展開する中でいろんな補 助制度とかいろんな仕組みを取り入れられるものであれば大いに取り入れようというようなことで計 画をつくっていきたいというふうに思っております。   なお、今地域づくりは、いろいろな物づくりのハードへの支援、それも大切でありますけれども、 それぞれの地域でこれからその地域を担っていく人への人材を育てる支援というようなのが最も大事 なのではないかというようなふうに言われております。このことについても十分意を配していきたい というふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) どうも本音のことを言っているのか教科書どおりのことを言っているのかち ょっと私には理解しにくい部分があります。   というのは、私のひがみなのでしょうけれども、やっぱり本庁と支所の格差がある中で、私は今 企画部長に期待したのは、その辺のことをもっと考えているのだという答えを、答弁をいただきたか ったわけであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 全体の話をさせていただきました。今のご質問は、組織としては全体を 見る本庁に自治振興課、それと各支所に自治振興室、村上地区においても村上担当の係を設けて、同 じような、村上地区も含めまして各支所同じように組織体制で支援をしていくというような中で、そ れぞれの地域振興課、支所長が兼務しておりますので、これを核にしてそれぞれの地域で地域づくり の先ほど言ったような地域の皆さんとともにつくり上げていくというふうに進めさせていただきたい というふうに思っております。   まず23年度は、何といっても地域で組織を皆さんと相談しながらつくり上げるということであろ うと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) だんだん時間もなくなったきましたので、ちょっとスピードアップしてお聞 きします。   それ本当に思っているのでしょうね。本当にそう思っているのでしょうね。答えはいいです。何 か私のほうに風の便りでは、担当部長なのか課長なのかわかりませんが、市長の考えていることと全 く相反することを考えているのではないか、ない人がいるという風の便りが届きました。新潟日報で はありません。そのことを聞いたときに、私はこれは市長に対する反逆行為だろうと、うわさです。 本当であれば困りますけれども、うわさなので、それは後からよく確かめますけれども、そういうこ とが言われているのです。   そして、その人たちは、はっきり申し上げますと、山北や朝日や神林、荒川なんてそんなもの支 所なんか要らないのだと、本庁さえあればいいのだというような考えらしいのです。こんな我々の地 域のことを馬鹿にした考えありますか。だから、今のはうわさです。うわさですけれども、これはき ちんと私は確かめます。答弁は結構です。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 風の便りは風の便りでありまして、そんなことは決してございません。行政 政治というのは、光の当たらないところ、不便なところ、苦労しているところ、そういうところに手 を差し伸べてやるのが真の行政であり、政治であると。そのように考えておりますので、決してその ようなことを忘れることなく取り組んでいきたい。職員もそのとおりであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 私も村上に親類もあります。友人も大勢います。職員の方にも親しくしても らっております。市民の多くは、旧村上市の市民の多くはいい人です。   しかし、今ここでまたこんな変なこと言いますが、市長の言うことを聞かないような幹部のほう 本庁の中にいるのだと私は思っていると。そんなことはないと思えばないのでょうけれども、私はそ う思っています。   そこで、市長に伺いしたいのは、今村上市民が望んでいるのは、大市長、大滝平正、あなたに強 いリーダーシップを求めているのです。市長、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、これだけの5つの市町村が合併して市長を任せられ、そ してこの広い圏域、7万人弱の人口でありますが、その行政を携わっている者といたしまして、しっ かりと職員とともどもやっていきたい、やっていく、そういう覚悟でおります。   反逆したとかそうことではなくて、意見はそれは食い違いあるいは当然けんけんがくがくの意見 はいたしますけれども、最終的に決断するのは私でありますので、しっかりと統率をとっていきたい。 そのように考えておりますので、ご安心してください。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 今市長の答弁を聞いて、これでもう選挙は大丈夫だなと、そういうふうに感 じたわけであります。   ちょっとその消防のことについて伺いいたします。安全、安心ということで市民から大変に信頼 を受けている消防署でありますが、いわゆる全国的に消防署、消防署下においての大量の退職者がい るそうであります。我が村上市の消防本部でも昭和49年ですか、旧岩船郡広域事務組合消防本部が設 立時に大量に採用した職員が平成27年から8年にかけて2年間で25人から30人もの定年を迎えるそう であります。これは補充すればいいことでありますけれども、問題はベテランが退職するわけで、新 しい方が入った場合、現場経験が少ない、緊急の場合に対応ができないというようなことが考えられ ますが、このようなことについて消防長はどのようにお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(小川利栄君) 議員ご指摘のとおり、27年、8年には25人の定年退職がございます。この 件に関しては、全国的にも大量退職者の消防職員が失われるということで、当然長年培ってきたその 経験、技術が一気に失われるということで、全国的にも大変問題となっておりまして、実は総務省消 防庁のほうからこの大量退職者に関しては、各消防本部で対策を検討しておくようにということをそ ういう通知があります。この対策について、既に昨年の12月ですか来ておりますので、消防次長、署 長のほうには対策を講ずるように既にもう指示はしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) それでは、新任職員が入った場合は、たしか1年間は消防学校ですか行くは ずであります。その後において現場につくということになっていると思いますが、その職員の育成を 指導するために、図るために、職場内での取り組みについてお伺いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(小川利栄君) 次長、署長のほうに対策の計画をお願いしたものの中に、早急に〔質問時 間5分前の予告ブザーあり〕係長クラスを中心にプロジェクトチームをつくれと。それをもとに今現 在中堅幹部の消防司令補、これに対して徹底した教育をするということ1つ。   それから、今まで消防学校あるいはいろんな事例がありますけれども、それに対しての再度検証 し、対策を検討していくというそういうフィードバック的な取り組みをしようではないかということ で指示しておりますし、もう一点は、やはり指導的なそういう人材育成が非常に必要だということで、 今後消防学校あるいは消防大学校のほうにこれから派遣をしてもらうような計画に取り組んでおりま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 最後に市長にお伺いしますが、この村上市行政改革大綱職員定員適正化計画 の中では、消防署員もその中に入っておりますけれども、このようなこれから災害等いつ来るかわか らない。そこで、毎年来るというようなことも考えられますが、その辺の消防署の体制についてお伺 いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 消防職員は、救急業務あるいは災害業務がありますので、普通の一般職員等 については退職者の3分の1補充をしておりますけれども、消防署員についてはその限りでないとい うことでありますので、退職者に対して十分なる補充をこれからもやっていかなければならない職場 でありますので、そういうふうにやっていく所存であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 今国会は、大変混乱をしております。簡単に混乱するのはいいのですけれど も、迷惑するのは地方自治体でございます。私はいつも思っているのです。12月末から伊達直人が、 タイガーマスクがかばんを配って現金を配った。大変拍手喝采国民から浴びたわけであります。同じ 直人でも菅直人ではもうあきません、これははっきり言いますが。その辺の方が民主党の方がいます けれども、恐らくそう思っているのです。さりとて我が自民党もまだはっきり言ってよくないなと思 うのですけれども、とにかく一日も早い国会の正常化を望み、私の質問を終わります。ありがとうご ざいました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで清流会の代表質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時38分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、かけはしの代表質問を許します。   7番、中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、会派かけはしを代表し、市 長にお伺いするものであります。   市長の施政方針の中に行財政改革の徹底と健全財政の堅持とあります。このことは、いつの時代 でも行財政改革や健全財政は当然のことというふうに思っておりますし、行財政改革には終わりはな いものというふうに思っておりますが、改めてこのことを最上段に掲げた根拠をお伺いいたします。   そしてまた、それに基づいて、今後も市民の方々が市の全体が見えるような、そういった会計シ ステムの構築などを含めて、各種基金の着実に造成を行っていただきたいと思いますが、いかがでし ょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 中山議員おっしゃるとおり、行政改革あるいは財政改革等は、大きい自治体、 小さい自治体あるいはいかなる場合においても当然やるべきものであると認識をいたしております。   しかしながら、特に私どものこの村上市は3年前に合併をいたしました。そして、職員の数ある いは行政内部組織のあり方等について、非常にやはり多くの改善点があるというような認識のもとに、 痛みを伴いますけれども、行政改革と財政改革をあるいは組織改革を思い切ってやっていかないと将 来のいわゆる健全財政の維持に困難を来すだろうというようなことで当初から取り組んだというよう なことであります。また、さらに取り組みを強化する必要があると、そのように認識をいたしておる ところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) そして、その中に行政サービスの維持を図るという言葉はあるのであります が、職員が110名減員したと。どうもこのことだけがひとり歩きしているような感じがしてなりませ ん。確かにこれだけの減員するには、いろいろな状況やらあるいはご苦労もあったのだろうというふ うに思いますが、そのことを前提に話をしていかないと、職員を減らすあるいはサービスを減らすと いうことは一番簡単な方法であります。したがいまして、そこに至るまでの経緯というものをやはり 前段に掲げていただきたいなというふうな思うのでありますが、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もちろん職員数を減らしていって行政サービスが低下する、低下させないよ うにしなければならないわけであります。そのために組織改革をやりまして、係制から室制に持って いって横断的な職員のフットワークのよさをやっていかなければならないと、そのようなことを考え ているわけでありまして、そういうような一連の動きの中で行政改革というものはできるものだと、 そのように考えていますので、その点についても事細かにやはり機会をとらえて説明をしていく必要 があると、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) はい、ありがとうございました。ぜひそういった形で対応していただきたい というふうに思います。   しかしながら、まだまだ合併3年であります。これだけ広い地域、そしてまたこれだけ人口密度 の違う地域が合併したわけでありますから、まだまだその地域間の格差というものがあるように感じ ております。ぜひとも、先ほど来お話ございますけれども、職員は市長の代弁者であります。そんな ことも含めて、これだけの広い地域でありますが、全域に光を与えるようなそういったさらなる努力 を職員にもお願いしたいと思います。いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然であると思っております。先ほど来申し上げていますように、行政ある いは政治というものは、光の当たりにくい下位になった部分あるいは地域が苦しんでいるようなとこ ろ、そういうところに手を差し伸べてやってこそ初めて行政であり、政治であると、そのように考え ておるわけでございますので、そのことを忘れないで運営に取り組んでまいりたいと、そのように考 えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) それでは、さらに伺いたいと思います。   行政として、たしか昨年の11月ぐらいでしたでしょうか、それぞれの地域から行政に対する要望 事項ということで取りまとめてあるやに伺っておりますが、大変な数になると思うのでありますが、 それどのような状況か教えていただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 各地域の全体的な要望事項ですか、それとも各集落ごと、300近い集落があ りますので、それぞれの集落からいろいろな要望が事項が上がってきております。今までできなかっ たこと等も全部上がってきていますので、それらを全部網羅するわけにいきませんし、実行するわけ にもいきませんので、十分に精査をいたしまして、各課等と連絡をとりながら、やらなければならな いものから順次やっているというようなのが現状であります。非常に多くの問題点あるいは要望が入 っておりますので、場合によってはわがままだなと思うようなものもありますので、それらを精査し ながら今取り組んでいる状況であるということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 確かにかなりの件数が出ているようでありますけれども、中には10年も15年 も同じような要望が出ているといったような話も聞くわけでありますけれども、今それぞれの課で精 査をするというお話がございました。そのいわゆる集落に対する返答といいますか、そういったもの はどのような形でされているのでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいま申し上げましたように、それぞれの質問事項に対しましては、各課 で精査をいたし、私どもも含めて精査をいたしまして、後で文書によって回答を差し上げている現状 であります。文章によらない口頭でいいということには口頭で差し上げているというようなことでご ざいまして、返答は差し上げている現状であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) にもかかわらず10年、15年と同じような要望が後を絶たないというのが現状 だろうと思うのでありますが、そういったことを踏まえて、それぞれの地域との懇談するような機会 を設けるといったようなことは考えられませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大きくはタウンミーティングというような形をとってやったこともあるわけ でございます。あるいはまた、集落によっては私どもあるいは担当課の方々に来ていただきたい、出 向いて来ていただきたいというようなことで、そこに行っていろいろな問題を話し合いをしていると いうようなこともございます。10年、20年同じような問題があると言いますけれども、例えば高速道 路の県境部分などというものはもう40年近くも同じようなことを毎年毎年やっているわけでございま すので、それと似たようなものも中にはなきにしもあらずというようなことでございまして、それら についても懇切丁寧に話を聞いて、そして私どもも考え方を示しているというような現状であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ぜひそういったものを精査をすると。いわゆる緊急性あるいは危険性等々考 慮しながら対応していただきたいと、こんなふうに思うわけであります。   次に、市長の方針の中でもあるのでありますが、この村上市の人口6万6,000人余りに激減した ということであります。このことは、いろいろな原因もあろうかと思いますが、若い人たちが働く場 がないということも大きな理由の1つだろうというふうに思うわけであります。特に今春卒業される 方々については、氷河期と言われる雇用状況にあるわけでありますが、まずこの施政方針の中でも企 業訪問あるいは企業設置奨励条例といったものを示しながらあるいは中小企業等に対する信用保証料 の全額負担という大変ありがたい事業もあるわけでありますが、もっともっとやっぱり地場産業の育 成にあるいは強化に目を向けていただきたいと、こんなふうに思うのでありますが、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことではありますが、このような経済状況の中で新たな企業をこの地 域に誘致をするということになりますと、非常に難しい問題があります。来る企業も中にはあります。   しかし、非常に危険が伴うとかあるいは汚いとかというようなことがありますので、そういう企 業はご遠慮願っているわけでございますけれども、それ以外の企業については非常に今誘致するには 難しい時代に入っているというようなことでありまして、今ある企業、今進出している企業の皆さん にもう少し力を出していただいて雇用の拡大あるいは生産の増産に踏み切っていただいたりあるいは 地場の企業の皆さんには、非常に厳しい現況下ではありますが、今踏ん張っていただいてこの厳しい 現状を乗り切って、そして明るい兆しが見えてくるまで頑張っていただきたいと、そういうような行 政としての施策を講じていく必要があるということはひしひしと感じておりますので、企業の皆さん あるいは商工団体の皆さんあるいはハローワーク等とも綿密に連携をとりながら進めてまいりたいと、 このように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) はい、ありがとうございました。ぜひそういった形で地場産業の強化に努め ていただきたいと思うわけであります。   そしてまた、ありがたいことに22年と23年にふるさと雇用再生特別事業あるいは緊急雇用創出事 業ということで実施されたわけでありますが、23年度については約80名の雇用創出を図るということ であります。22年度については、どのくらいの数の雇用ができたのでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 今22年度のちょっと数字持ってきませんでしたが、100近くは雇用 に結びついているというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) そういった100名近いという数字があるわけでありますし、そういった方々、 その期間中、例えば6カ月あるいは1年雇用というものもあるかと思いますが、そういった間の中で 新たな仕事を手に入れるといいますか、言葉は悪いのでありますが、仕事を見つけるという行為も当 然としてされているかと思いますが、その辺の追跡調査というものはやっていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) しっかりした追跡調査はしておりませんが、今であれば私どものほ うにいる職員が今本当は8日までの就職だったのですが、次の場所見つけましてあさってから就職す るということでございまして、私のほうとしましては、今の雇用期間中に次の働き場所をしっかりし たところを見つけてくれということでいろいろ指導しておりまして、随時見つけたらそちらのほうに 行ってくれということでお願いしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) こういった事業、今6カ月契約とかあるわけでありますけれども、何か先ほ どの言葉ではありませんが、風の便りで再雇用は難しいといったようなことがあるのでありますか。 いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 失業した者に対しての雇用ということでありまして、緊急雇用の場 合は一たん終わりましたら次に継続して採用はないということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) そういう形であればあるほどやっぱりその後の仕事というサポートが大事だ と思いますし、ぜひそういった対応をしていただければというふうに思います。   次に、高齢者の支援の事実についてお伺いをいたします。関係団体と連携して、見守り体制の強 化というようにうたわれております。今現在そういった見守り体制というものはどういう形でやられ ているのでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉健康部介護高齢課長(西村 治君) 地域に民生委員の方々おりますし、その方々にもお願い しまして、ひとり暮らしあるいは高齢者のみ世帯に対する声かけ、見守りと。それから、市の事業で 配食サービス等の事業を実施しておりまして、安否確認も含めて対応をとっているところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) よく民生委員なり嘱託員の方、ひとり暮らしあるいは障害者等々の情報が提 供されていないというような、プライバシーの関係から話を聞くのでありますが、その辺は大丈夫で すか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉健康部介護高齢課長(西村 治君) 私ども民生委員、児童委員については、守秘義務がござ いますので、私どもで見守りをお願いしている方の名簿は提供しまして、こういう方々に見守りをお 願いしたいということをお願いしているところです。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) なかなかそういった姿が見えてこないというのがそれぞれの地域での実態だ ろうというふうに思っておりますが、これは昔から向こう三軒両隣といったような対応もあるわけで ありますので、ぜひともそういった精神も普及していただくということでお願いしたいと思います。   また、今それぞれの地域に地域の茶の間と言われるような組織がかなりできているわけです。そ ういった方々の協力も得るということで、そういった団体を助成、育成しながら協力を得るような体 制づくりというものは考えられませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉健康部介護高齢課長(西村 治君) 地域の茶の間につきましては、現在97町内ほど立ち上げ ていただきまして、社会福祉協議会のほうで事業についての補助等を行っていただいています。議員 言われるように、特に今後ひとり暮らし、高齢者世帯のそういう見守り体制の強化というものが昨年 の高齢者所在不明の問題もありまして、大きく取り上げられまして、行政としても今後老人クラブ、 それから民生委員あるいは地域の茶の間とか立ち上がっております団体などとも組織化して体制強化 に取り組んでいきたいというふうに考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ぜひそういったものを順次組織していただくということでお願いをしたいと 思います。   次に、私どもかけはしの大事なテーマでもございました公共交通について若干お伺いをしたいと 思います。本年10月からデマンド型交通の実証運行ということでご説明いただきました。私どもかけ はしでも近隣胎内市やあるいは新発田市あるいは東京羽村市、立川市といったことを視察研修をさせ ていただきました。その他直接それぞれの市民の声を聞くこともできたわけであります。いずれの地 域におきましても、市民の方々はその便利さを痛感しておりましたし、またありがたさを口にしてお ったわけであります。また、うちの会派の同志からも数回にわたってこのことは一般質問をさせてい ただきました。特にこの村上市でも山間地域におきまして大変大きな期待をしている事業であります。 早急に本格実施ができるように強く要望するものでありますが、昨年までそれぞれ試験運行される地 域の説明会なりアンケート調査を実施してきたようでありますけれども、またその状況についてお聞 かせいただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 21年度から前段の検討を始めまして、本年度22年度法律に基づく協議会 で議論してきたことは以前も申し上げたとおりであります。   今ほどご質問のように、まず21年度におきまして一番高齢化等の進んでおる山北地区等に集落の 懇談会またはアンケート、全市的にもアンケートをとらせていただいたりしながら状況を把握し、22 年度法定協議会でこの市の公共交通のあり方について議論をしてきました。2月の中にこれから進む べきこの村上の公共交通のあり方についての計画を法定協議会において決定をいただきました。この 決定をいただいたものを国のほうに上げまして、それを認めていただければその計画の中で盛ってあ る事業等について実証を支援いただけるというような運びになっております。23年度、来る23年度に おきましては、デマンド交通を含めた実証に入りたいというようなことで、現在は交通の空白、いわ ゆるバス等の公共交通のない地域で集落または地域単位で懇談会を実施しております。特に朝日、そ れから神林、荒川、この辺を中心に懇談会を進めております。23年度の実証につきましては、デマン ド型の交通を検討しておるのが荒川地区、神林地区、それから市内の循環の交通を考えようというの が中心部の村上地区、それと山北地区におきましても海岸部でのデマンド交通のあり方を実証したい というもの、それと一部路線バスの延長でカバーしたいというようなことを23年度取り組みたいとい うようなことで、この計画は10年間の計画でありますので、まず3年間いろんな実証を積み重ねて、 これを全市的にどんな形でしたら長続きするのだろうというようなところにまずもって23年からかか りたいというふうに準備を進めております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) なかなか中山間地において高齢者も多いということで、大変期待されている 事業でありますから、10年間の猶予はあると言いますけれども、3年と言わず、2年あるいは1年で の研修といいますか、検証を終えて本格実施をされるようにお願いを申し上げておきたいと思います。   次に、前段もございました消防団の関係についてお伺いをいたします。先ほどの説明の中で、神 林については100%団員確保はされているというお話ございました。山北ではなかなか団員になり手 がないというお話もございました。   ただ、この施政方針の中で、団員の確保をすると。地域にとっては、消防団はなくてはならない 頼もしい存在にあるわけでありますし、また団員はそれぞれ仕事を持ちながら活動をされております。 しかも、ほとんどが勤め人ということで、勤め先の理解がなければ団員としての活動も制限されてし まうわけでありますが、このような中で先般JAの女性防火クラブというものが立ち上がりまして、 このことも含めて消防団員の確保に向けて具体的にはどのような施策を講じようとするのか、お伺い をいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 議員ご承知のとおり、消防団の確保につきましては、少子高齢化 の影響もございまして、なかなか確保がままならないというのが現状でございます。市といたしまし ても、消防団幹部を通じまして広報紙、また地域の方々に消防団への加入をお願いをしているという ところでございまして、本当にこの確保のための効果的な施策というのは現在意識を自主防災組織の 結成も含めて消防団への協力参加をお願いするしか手だてがないというところでございます。   また一方、平成21年度から消防団員、事業所今勤務されている方、サラリーマン化が大変多くな っておりますので、事業所に対する協力制度というものも発足させていただいて、現在76の事業所か ら認証をさせていただいておりますが、そういった事業所のご理解も大変大きいものと思っておりま すので、消防団員のみならず、地域を挙げて消防団確保へのお願いをさらにさせていただくというこ とでご理解をいただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 1つは、団員のあるいは団員となれるような意識の醸成と、そういうものが やっぱり大事なのだろうなというふうに思いますし、ただそれぞれの職場にやっぱり団員を抱えてい るといったようなメリットも大事なものかなというように思いますが、その辺いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 事業所の認証、認定制度につきましては、入札におきましての地 域貢献度へのプラスポイントということでさせていただいておりますので、そういった面もございま すので、それも含めまして事業所も地域に対する、防災に対する協力をそれ以外にもお願いをせざる を得ないということでございますので、現在はそういった形での地域貢献度へのプラス加算という形 をとらせていただいております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 先ほど触れましたように、団員としての意識の醸成といいますか、そういっ たことも大事なのだろうというふうに思いますし、その醸成に大きく効果があると思われる出初め式、 この予算化が皆減されましたね。その辺の意図はどうでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 出初め式につきましては、各方面隊、旧市町村の流れに従いまし て、それぞれ方面隊ごとに実施をしているという形でございます。本団といたしましては、1本の消 防団でございますので、1月に実施をさせていただいている。その中で、改正させていただいたとい う、出初め式に対する1日の日当の支払いにつきましては、式典でございますので、災害時の出動と か警戒体制ではありませんので、その分の1日1,000円の日当は省かせていただいたという改めをさ せていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 趣旨はわかるのでありますが、このことについては合併前、旧神林ですか、 それとまた旧朝日はそれぞれ必要経費の予算計上をし、対応してまいりました。そんな形で、ぜひこ の出初め式をやっぱり市民にも頑張っている姿が見えるわけでありますし、あるいはまた団員の意識 も向上するわけでありますから、ぜひそういったものも復活をしていただきたいなと思うのでありま すが、市長どうでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 出初め式のその出動手当等については、消防の方々と話し合いをした上で士 気が低下しないというようなもとにそういうような結論を出したということでありますので、それを また復活、わずかな金額でありますけれども、それでもやるというようなことでありますので、決し てそれがなくなったから士気が低下するというようなものではないというような意欲を持っておりま すので、私どももそのようにさせていただきたいなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) そう言われている方もあるかと思いますが、それぞれ市民から見ても一番姿 が見える事業なのです、出初め式。それぞれ方面隊でやられているわけでありますけれども、23年に も朝日と神林のみといったような状況にあるわけでありますが、ぜひこれについては復活をしていた だきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。   それとまた、先ほどの質問にもございました自主防災組織、今現在164団体ということで、72% の組織率ということになっているようでありますが、これらについてもなかなか年1回の防災事業で すか、そういったことの対応しかされていないようでありますので、ぜひこれの指導とあわせて、10 0%になれるように努力をしていただきたいなと思うのでありますが、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 議員おっしゃるとおりだと思って、その目標を立てて進めさせて いただいております。また、毎年実施しております防災セミナーにつきましても、特に重点的に地域 防災組織、また未結成の町内会、集落等のご賛同をいただきまして、ご出席いただいて、自主防災組 織のあり方、結成の方法等々について研修をさせていただいて、意識の高揚を上げていただいて結成 をしていただくよう呼びかけておりますし、防災訓練もその一端としてそういった組織の役割を担っ ていただくよう常々組織の結成についてこれからも努めてまいりたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ぜひそういった防災組織に対しての指導強化もお願いしとうございます。   次に、これもまた重複することもあろうかと思いますが、村上市産材の利用住宅の奨励事業とい うことで事業化をしていただきました。その改める内容ということでは、50万円の10%を助成すると いうところまで使いやすくなったというお話がございました。   ただ、いかにも50万、10%は5万円になります。業者の値引きに相当する部分以下の金額という ふうにもとらえられるわけであります。そういったことで、その程度であれば申請しないという業者 もかなりあるようでありますが、こういったもの思い切って、限度額をたしか400万でしたか、400万 の住宅ですと相当な住宅になるわけでありますが、使い勝手の悪い限度額ということになりますし、 この限度額を200万程度に下げていただきまして、あるいはそのパーセントを20%にすると、最高40 万ですね。そういった形での対応は考えられませんか。〔質問時間5分前の予告ブザーあり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この岩船産材、地元産材の補助事業に関しましては、市内の製材業者あるい はそれに関連する業者から要望がありまして、こういうふうにすると使い勝手がいいのだがというよ うなことで50万まで下げた経緯がありますので、再度また使っている方々あるいはそれを製品として 搬出している方々と話し合いを持ちまして、どうしたら一番使い勝手がいい、そして使っていただけ るような制度であるかということを話して決めていきたいなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) そういった形でお願いしたいと思いますし、先ほどの説明では改築にも該当 するというお話をいただきました。そしてまた、従来は住宅のみということでありましたけれども、 いわゆる附属の建物についても拡大という方向では決まっていますよね。そういう形でお願いしてあ りますよね。では、ぜひお願いしとうございます。   それからもう一点、この中で施政方針の中で、空き家対策といいますか、空き家を調査するとい う事業がございました。具体的に教えていただきたいと思いますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 施政方針といいますか、新市になってまとめました総合計画、いいまち を進めていく中で、やはり定住の里を目指すべきだというようなところに収れんをさせていただきま した。この定住の里を目指すために、幾つかといいますか、それぞれのところが機能しなければ住ん でいいまちとしてはならないというようなことで、例えば子育てであったり、地域の活性化であった りと、職場であったりというようなことなわけでありますけれども、その1つとして、今現在もあい ているところあったら活用したいと、外から来てみたいというようなこと等も実際聞いております。 それらに向けまして、まず市民と外からの交流を拡大するような意味から、まずもって調査をして現 状を把握したいというようなところから取りかかりたいというようなことで、今回23年度取り組みを 始めたいというようなことで提案申し上げたところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) そういったものをぜひとも活用していただきたいというふうに思います。   それでまたもう一点は、私も定かではないのでありますが、朝日地域の大場沢から関川に至る仮 称でありますけれども、東部森林道路のお話があったやに記憶しておりますが、この状況もしわかり ましたらお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) 東部線につきましては、一応今県営林道が5路線着手し ております。それが県のほうで枠が手いっぱいということで、その中で三条山線、それがもう二、三 年で完了するということで、その完了に向けて代替で東部線の着手をお願いしていきたいと、そうい うふうに動いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) わかりました。   時間もありませんが、最後に不法投棄についてお伺いをいたします。これについては、住民の意 識の問題であるのでありましょうが、近年陰湿化する不法投棄であるというふうに思っております。 行政として、本年66万円の予算措置がされておりますが、もっと積極的な対応ができないものか、お 伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境衛生課長。 〇市民部環境衛生課長(増子要作君) 〔質問時間終了のブザーあり〕不法投棄につきましては、確 かにイタチごっこ的なところがありまして、なかなか対策に苦慮しているところでありますけれども、 捨てられているものが一般廃棄物であったり、産業廃棄物であったりするわけですけれども、産業廃 棄物だと県の対応というようなことにもなったりして、やはり県と市町村、その辺が連携してパト ロールをしたり、あと住民からの通報とか、あと立て看板を立てたり啓発したりとか、そんなことで、 そういうことを積極的に取り組んでいきたい、そんなふうに考えております。 〇7番(中山悌一君) はい、ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) 終わりでございます。 〇7番(中山悌一君) はい、ありがとうございました。これで終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これでかけはしの代表質問を終わります。   午後1時50分まで休憩します。           午後 1時40分  休 憩                                                        午後 1時50分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、つきさらクラブの代表質問を許します。   18番、滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 議長のお許しをいただきましたので、つきさらクラブ3名を代表して市長提 案について質疑事項や考え方をまとめながら代表質問を行います。持ち時間は37分のようですので、 できるだけ簡潔に質問をしたいと思います。   3年前私は、新市初議会の最初の代表質疑でつきさらクラブを代表して市の発足に当たっての施 政方針あるいは予算案について13項目にわたって質疑を行いました。今回は、代表質疑が代表質問に 変わりましたので、そのことを加味しながら、若干の意見を交え、焦点を絞って質問をしたいと思い ます。   まず、質問に当たって、市長の23年度施政方針で述べられている合併4年目である今年は、地域 のあり方を地域の皆さんと一緒に考えるまちづくりの第2ステップとステップアップする年と位置づ けているという表現がありました。私は、この考え方には基本的に賛成であります。これまでの合併 協定に基づく枠の中での制度設定や方向づけが多かった中から、その制度や方策の具体的な運用に一 歩踏み出す年であると思うからです。   しかし、23年度施政方針の特徴を受けとめながら、幾つかの点について与えられた時間の中で質 問をしたいと思います。およそ次の3項目についてお伺いします。まず第1は、市民生活に直結する 国保税増税の問題、次に今後の上下水道事業の整備の問題、そして本市教育の充実にかかわる問題を 中心にして順次お伺いいたします。   まず、国保税の問題についてでありますが、予算案あるいは議34号との関連で6点ほどお伺いい たします。まず第1点目は、施政方針の5ページに医療費抑制のための保健事業等を強化してまいり ますが、加入者の方への負担増をお願いせざるを得ない状況にあるとあります。きのう市長でしたか 予算の説明がありましたが、若干早口で聞き取れない部分がありましたので、再度お聞きする部分も ありますので、お許しください。   まず、今回の改定では、基礎控除後の総所得金額等の医療費で所得割が6.5%から7.5%に1%上 げると。均等割で6,000円アップすると。それから、介護分の介護納付金の部分で所得割で0.4%のア ップ、均等割で300円のアップということの提案になっていますが、これによって増収すると見込ま れる金額を再度お伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 当初予算比でありますが、約8,200万でございます。 〇18番(滝沢武司君) ちょっと今聞き取れなかったのだけれども、この全体で34号で提案されてい る内容によっての健康保険税がどれだけアップするかと。金額は幾らと予定しているかということで す。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 今申し上げましたのは、当初予算比ということで8,200万ほどで ございますが、22年度の決算見込みと、それから23年度の見込みの中では約1億3,000万ほどの金額 になります。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 1億3,000万を捻出するために今回改定をしたいという趣旨と受けとめてい いわけですね。   それで、私は20年度から今回の23年度の予算までずっと一連のこれまでの経過について予算書あ るいは決算書を調べてみた関係から言いますと、特に収納率の関係が一番大きな問題なのだろうと思 います。国保税全体で75%の収納率あるいはそのうち現年度分については91%何がしですが、滞納分 の収納率が20%から30%くらいということで、非常に国保税の全体的な収納率が毎年非常に厳しい数 字が出ていると。これに対する対応はどのように考えているか。対応ですね、対応はどのように考え ているか、お伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 保険税に限らず、滞納者の中には保険税だけでなく、ほかの税に ついても滞納されている方がいらっしゃるわけですが、これまでの対応といたしまして、滞納者への 催告といいまして、文章ですとか電話等でのお願い、それから個別に訪問しての納税のお願いという ようなこともやっております。   それから、場合によっては夜間の納税相談を設けまして、おいでいただいたり、またこちらのほ うで足を運んで納税についてのご相談をお受けしたりということもあります。   それから、なかなか納めていただけないけれども、ある程度の財産をお持ちの方につきましては、 財産調査を行った上で預金ですとか生命保険等の差し押さえ等の実施も行っております。また、非常 に対応が困難な納税者につきましては、21年度から発足しました新潟県地方税徴収機構という県の組 織のほうに移管をしまして、対応をお願いしたりということもしております。   それから、収納機会の向上拡大ということで、利便性の向上ということで、昨年22年の4月から は郵便振替、郵便局での収納ができるようにさせていただきました。それから、再振替ということで、 たまたまその預金の残高が足りなくて口座振替できない方については、再度の振り替えということも 実施をして、なるべく滞納につながらないようにするようにしております。   それから、どうしても初期の滞納者の方が長くなる滞納者につながっていくケースが多いもので すから、1年目といいますか、最初に納め忘れ等があった方について丹念に納税のお願いをすること によって、それが長引かないような対応をしております。   以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 私の質問の趣旨は、今言うように増税をするあるいは金額を改定するという ことで、1億3,000万ということですから、その1億3,000万が仮に21年度決算あるいは22年度、今年 度あるいは今組んでいる予算、ここで解決されれば何も上げる必要ないのでないかなということの趣 旨でお伺いしていますので、今の税務課長のあるいは税務課としての対応というのは、非常に私は感 謝し、またそのご苦労は多とするものです。ですから、端的に言えば、今おっしゃられたいろいろな 対応は、22年度決算あるいは23年度の実際で相当、先ほど言いましたように75%の収納率ですから、 現年度分は91%くらいなのですけれども、そのことが解決できるのかどうかというやっぱり見通しを 持たないと、今回のこの市長の言う負担をお願いしたいということと34条での予算の組み方に問題が 残るということでありますが、今の努力を多としながら、こういう20年度決算、21年度の決算、22年 度は今やっていますから、恐らくそのうち9月議会に提案されるのだと思うのですけれども、この状 況が続くということになると、いわゆる国保税を納める市民の皆さんにとっては一体何なんだという ことになりかねないものですから、特に私は滞納分が非常に20%から25%、予算の、やるものですか ら、非常に大きな問題だと感じます。また、今回の施政方針でも非常に問題になる点だろうというふ うに思うものですからお聞きしました。   それで、今のように努力を認めながら、これまでの20年度予算、決算、21年度の予算、決算、22 年の予算、そしてことしの23年の予算を見ますと、繰入金があります。一般会計からの繰入金という のが年々減っていると。端的に言えば、ことしの予算では繰入金全体で1億4,600万の減額になって いるわけです。そうすると、足りないのは1億3,000万ですと。ところが、予算書で見ると1億4,000 万も削っているわけ。こういう現象を私はどのように見たらいいのかということなのです。特に一般 会計では約5,000万減らしている、一般会計からの繰り入れ。それから、基金から、準備基金からの 繰り入れが約1億減らしていると。こういったことが私はどうしても理解できないものですから、そ の辺の関係を繰入金を減額しなければならないという背景、これはもう全体、予算全体が非常に厳し いということからわかるのだけれども、国保税を改定しなければならない、改定して出るのは1億3, 000万と。ところが、基金等からの繰り入れが1億4,000万減っていると、前年度から比べて。この辺 の整合性を簡単に説明していただけますか、時間の関係もありますから。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) まず初めに、一般会計のほうからの繰り入れのお金が減 っているのではないかという議員のご指摘でございます。私どものほうでは、法定内に繰り入れてい ただけるものはこれこれのものというふうに法で決まっております。それにつきましては、繰り入れ ていただいていると。ただ、法定外の繰り入れにつきましては、村上市の場合は繰り入れはしていた だいておりません。   そして、今回減りましたものの一番大きなところは、職員の配置でございますが、従来各支所に 2人ずつ配置していた職員につきまして、1人ずつということにしまして、その業務を本庁のほうに 引き取ったということで、その分の人件費分が大きく繰り入れが減っているという状況がございます。   それから次に、基金があるのであれば基金を活用すればいいではないかと。ちょっと言い方が違 うかもしれませんが、そのようなことになるかと思います。村上市の医療費は、議員ご存じのように 51億円ほどかかります。それで、医療費が仮に1%ずれたと、見込みよりずれたといたしますと、5, 000万円お金が不足するということになります。例えばインフルエンザがはやったりしますと、3% から4%ぐらいのそのずれというものが生じます。そうしますと、1億5,000万から2億円のお金が 予算以上に必要になってくるわけでございます。これに対応するために、国保のほうでは保険給付等 準備基金というものを設置しなさいということになっております。その基金が設置されているわけで すが、やっぱり円滑に運営するためには、少なくとも2億円ぐらいのものが欲しいというところでご ざいまして、これに対応するために、私どものほうでは今12月に1億おろしまして、3月にまた1億 おろして、3億円が残るわけですけれども、それを活用して、そしてできれば23年、24年の国保の運 営の見通しを立てたいというふうに考えているところです。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 担当部課としては、先ほども言ったようにご苦労は大変よくわかるのです。   財政課長に今の点、やっぱり編成をした大もとですから、この辺のところ。特に今保健医療課長 がお話ししたような点はわからぬでもないのです。   ところが、20年の決算、21年の決算を見ますと、20年度は準備基金からの繰り入れ、これは準備 基金は新市になって約5億円あるというふうに資料に残っていますけれども、そのうち2億円を20年 度予算案に計上して、決算はゼロ。21年は、3億円予算書にのせて、決算はゼロと、こうなってきて いるわけです。そうすると、先ほど言ったように、22年の決算は出ていませんからわかりませんけれ ども、どうしてそこの分を使えないのか。21年の予算では2億8,000万くらい計上しています。どう なるかわかりません。今回も恐らく使ったとすれば残り1億8,700万ということになると、先ほど言 ったように1億3,000万削る理由がここから見ても出てこない。出てきますか。その辺のこれまでの 予算、決算とこの1億3,000万についての見解を財政課長に伺います。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 国保会計の繰入金の件でございますが、一般会計からの繰り入れ につきましては、先ほど保健医療課長が申したように人件費の減でございますし、基金の繰り入れの 額につきましては、財政課では調整してございません。すべて特別会計の所管の課でやっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 国保会計の基金からの繰り入れでございますが、当初予算を編成す る段階は、前年の大体11月ころから始まります。そのころの予算編成になりますので、そうしますと 次年度の保険者の関係あるいは国からの補助金の関係、支払基金からの交付金の関係、こういったも のが確実に見込めるというふうなことについては非常に難しいのであります。したがって、その年度 内になってある程度の財政がめどが立った時点で基金を減少しているというのが実態でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) やはり説明がわからぬのです。というのは、この国保税の特別会計のうち、 村上市が本当に手を加えられる部分は、いわゆる国保税の徴収と、それから繰入金、あともう全体の 七十何%は国県にかかわるあるいは制度にかかわる部分ですから、差し引きやれるのは国保税と繰入 金ということしか私はないのだろうと思うのです、大きな金額で。だから聞くのです。   今のように例えば一般会計からの繰り入れ、21年には8億円も計上した。ところが、今回は3億 7,000万と。なぜ足りないからどうしても税を上げてくれと言いながら、もう片方ではどんどん減ら している。このところがわからぬので今まで説明を聞いているのですけれども、納得ができません。 もしコメントがあったらお願いをします。   財政課長、いかがです。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 繰り返しになりますが、財政課で調整しておるのは一般会計から の繰入金のみでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) だから、こうやって国保会計が、特別会計が窮屈で上げなければならないと いうときに、財政課としてはそのことにどのように対応をしたのかということに詰まるところになる のではないのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 国保会計の財政事情については、承知してございますが、その作 成等については所管課で行っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 収納率が上がらない。これは、いろいろな努力の結果やむを得ないという部 分があるのでしょうし、けれどもその基金の繰り入れ等の関係、いわゆる一般会計と特別会計の関係 でのところについては、やはり片方で減らしていて、片方では税金を上げますよというのはどうして もこれは説明がつかないのです。ですから、その辺のところについて、やはりこれから十分説明をし ていただきたいと。恐らくこのことについては、市民の皆さんにも今度は国民健康保険税は所得割で 1%上がりますよ、そのほか上がりますよというときに、これこれこうなので、市全体の予算の中で こうなので上げざるを得ないのですということ、要するに国県のかかわりは別にして説明をしていた だきたいと。   これだけやっていられませんので、次いきますが、上下水道の関係でお伺いします。ここ数年大 体管渠布設に18億円くらいの予算として上げられています。それなりにこの地域のいわゆる工事をす る方々にいろんな形でかかわっているのだろうと思うのですけれども、それは十分とは言えなくても やむを得ない部分があるのでしょうと、18億円。   ところが、下水道の使用料というものがあります、予算の中に。これは、前年度、22年度から23 年度までの間に1,800万円上がります。収益が上がりますということですね。18億円かけて、そして 布設しました。恐らくつなぎ込みがパーセンテージが低いものですから使用料がなかなか上がらない のだろうというふうに思うのですが、このつなぎ込みへの努力、これまでと今後どのようにやってい くか、お伺いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 下水道課長。 〇上下水道部下水道課長(中村則彦君) 私どものほう新たに整備をしたところ、そのほかに過去に 整備したところにつきまして、つなぎ込みをしてほしいというふうなことの促進活動をしてございま す。   このやり方といたしましては、市報とか回覧による接続の啓蒙活動、それと新規の地区につきま しては説明会あるいは区長さんのほうにお願いして加入促進してございます。   それとあと未接続の方、これ長期未接続、下水道法で3年以内には水洗化にしなさいというふう な法律がございますが、3年以上も経過して、なおかつ地区単位で、集落単位と申しますか、ここで 60%以上に接続率が上がっていない集落につきましては、個別に訪問させていただきまして、お願い をいたしておるところでございます。それでもなかなかその普及率が上がらないこともあります。   今年度の取り組みといたしまして、下水道が供用開始しましてからもう村上ですと十数年たちま す。これだけ事業費を投資して、ではどれだけ自然環境が回復しているのかというふうな効果の検証 をいたしまして、水は緩やかですがきれいになっているというふうなこと、より魚も以前とは違って ふえていると、こういうようなことをまとめまして市報あるいはホームページに公開するなど自然を 大切にするためにも接続をしてほしいというふうなお願い、これらの取り組みもしてございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) やっぱりこれも市全体の収入にかかわる問題ですから、ぜひ供用できるとい う状況になったら、やっぱりその地区の皆さんに丁寧な、しかもきちんとした説明をしないと、隣も やっていないのだからうちもいいやというようなことに恐らくなるのだろうというふうに思いますの で、さらにご努力をお願いをしたいというふうに思います。   もう一点お聞きしようと思ったのですが、ちょっと時間の関係がありますので、学校教育につい てお伺いします。学校教育の充実という施政方針の中に、家庭のしつけ、早寝早起き朝御飯、家庭学 習という文言があります。私は、これは前からもそうなのですけれども、これが本当に学校教育の柱 というかキャッチフレーズになるのかどうかということを疑問に思っていました。当初は、家庭学習 というものがありませんでしたので、なおさらそういう感じを持っていたのですけれども、工藤教育 長になってから家庭学習というものがつけ加わったという経過がありますが、学校教育の充実の中で、 早寝早起き朝御飯、これがどうもわからぬのです。背景としてはわかります。これが非常に大事だと いうことはわかります。   だけれども、学校教育のキャッチフレーズとしてこれを前面に出しているというあたりはちょっ とわからぬのですけれども、これを郷育教育の一つのポイントなのだろうというふうには思いますけ れども、もうちょっと説明をお願いできますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 教育の中で大切なのは、豊かな心を育てるということと学力の向上あるい は体力のあるいはスポーツ振興というようなものを通じながら競技の振興を図っていくということは、 学校教育の中で非常に重要なことなのでありますが、その前提になるためには、今研究が盛んに行わ れて、その結果が出てきているところでありますが、やはり子供たちがよく寝ない子供、夜更かしを する子供、そういう子供は学校へ来て切れるあるいは暴れる……           〔「教育長、それはわかるんですよ」と呼ぶ者あり〕 〇教育長(工藤泰則君) そういうふうなことがあるものですから、それから朝御飯を食べてこない 子供は学習時間にエネルギーが切れてしまうというようなことがあって、文科省も非常に強く早寝早 起き朝御飯というものは非常に重要なのだというようなことで進めているところでありまして、村上 市だけではなく、全国的にこのことはやられているところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) いろいろその点については若干見解を異にする部分がありますが、やはり学 校教育は本当に学校教育の目当て、それに向かって充実策を講じていくというのが本来の姿なのだろ うと、方針なのだろうというふうに思うから今お聞きしました。   その点については、また教育長とお話をする機会があろうかと思いますので、そのところに譲り ますが、もう一つ、23年度の大きな目玉としては、生涯学習センターの建設というものがあります。 生涯学習センターの建設については、議会でもいろいろ説明をいただきました。〔質問時間5分前の 予告ブザーあり〕そこの中で、やっぱりちょっとわからないなというのは、あの今の情報センターと 一体化した生涯学習ゾーンを形成するというふうに思うのですが、今の情報センターから前の警察署 の跡地、警察署の跡地のところに今の生涯学習センターをつくると。その間非常に、あの図面では駐 車場になっていますけれども、本当にこれで一体化というような活動ができるのかどうかというのが 非常に市民サイドから見ても難しい部分があると思うのです。そういったことについて、再度何らか の機会でご説明いただくようにお願いをしたいというふうに教育長にお願いをしておきます。   このほか一番今年度の特徴ということではしょりながら聞きましたけれども、まだまだ財政健全 化の問題あるいは地域活性化支援の問題、地域産業の観光の問題、安心、安全のまちづくりというよ うなことでお伺いしたいことはたくさんありますけれども、総括的な質問は以上ですが、最後に日沿 道の朝日まほろばインターチェンジまでの開通という、今年度末にありますが、その先のほう、市長 の提案では日沿道の延伸を整備促進を強く要請していくという文言になっていますけれども、何か心 配なのは、朝日まで通って、皆さんが一服感といいますか、「ああ、あそこまで行ったな」というこ とで、意識がどんと落ちてしまいはしないかなというところが非常に心配される部分です。そういっ たことどのように今後具体的にその日沿道の延伸を考えて、この強く要請するその中身について市長 のお考えあったらお伺いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 朝日まほろばインターチェンジまでは3月27日供用開始ということでありま す。その先についてでございますが、昨日も新潟国道事務所の羽越河川事務所所長と懇談をいたしま して、対策等を検討をいたしております。   1つには、非常に私は希望が持てると考えております。国の予算を見ましても、道路予算は10% 削減されておりますけれども、このいわゆるミッシングリンク、日本の全国の道路で高速道路つなが っていない部分というのはわずかしかないのです。その予算を5.7%の上乗せして計上してあります。 そういう面からいきますと、このミッシングリンクになっている部分については、必ずネットワーク 化をするのだなというような国の強い意思があらわれているというようなことでございます。でき得 れば3月27日に開通しますので、その後いろいろな周辺の道路整備とかありますので、1年くらいは かかるでしょうけれども、それに遅れることなく、何らかの形で新しいまだ開通をしていないところ に足がかりをつけて、弾みをつけて道路建設に向かっていきたいと、そのようなことを考えておりま す。   新潟県の幸い泉田知事もここは金がかかってもやるのだというような強い意思のもとに私どもと 行動をともにして国のほうに出向いていっていただいておりますので、その先について積極的な取り 組みをしていきたいと、そのように考えているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今のような予定と意気込みでぜひ進めていただきたいと。議会としてご協力 できる部分については、議会としても皆さんで一生懸命考えていきますので、お申しつけいただけれ ばというふうに思います。   以上で代表しての質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これでつきさらクラブの代表質問を終わります。   午後2時40分まで休憩します。           午後 2時27分  休 憩                                                        午後 2時40分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、村上未来の代表質問を許します。   17番、長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 会派村上未来を代表いたしまして代表質問を行わせていただきます。   最初に、先ほどつきさらクラブさんのほうからもありましたが、国民健康保険税、これについて は非常に私も疑問を持って実はいるのです。というのは、先ほど市長のほうから地域が苦しんでいる ところ、光の当たらないところに光を当てるというのが行政の一番の務めであるというようなことは 言われました。光の当たらない人というのもやはり非常に困難な方というのはいっぱいいるのです。 その中で、この国民健康保険税を今回改定することが本当にいいことなのかどうかということと、そ れからその中身について、若干我々が委員会で、協議会で聞いたことと非常に違いがあり過ぎますの で、ちょっとその辺について質問させていただきます。   基金についてですけれども、基金は先ほど遠山課長の説明ですと現在3億円あるということを言 われたと思うのですけれども、その辺どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 基金でございますけれども、22年の4月のときは5億ご ざいましたが、12月に1億取り崩しまして4億になっておりまして、さらに3月に1億取り崩す予定 で、4月の時点では3億になる予定です。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ということは、現在は4億あるということですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 現在4億ですが、支払いがありますので、1億3月中に 取り崩す予定です。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ここで非常に重要なことがあるのです、実は。我々の委員会で協議会の中 で木村補佐が説明してくれた財政の現状についてというものを説明されていただきました。この中で は、保険税の改定については、1億5,500万の不足、つまり基金は1億9,000万ぐらいしかないと。そ の中で1億9,000万円を基金を繰り入れ、そして保険税については1億5,500万円の不足に見合った保 険税の改定をするのだという説明だったはずなのです。3億あればこの改定を1年間見送ってもいい のではないかと思うのです。   それで、今遠山課長に答弁もらいますけれども、この説明の中では昨年度後期高齢者納付金分の 値上げしましたよね。これは、私がこの値上げをすることによって何年間は大丈夫なのかということ で言ったときに、2年間は大丈夫ですという話だったのだ。それで、今回何で1年もたないでまたや るのかという話をしましたら、平成20年度支払基金の水増し申請があったため、見込み違いをしてい ましたという答弁がありました。この数字を私もずっとこの代表質問に当たりいろいろ精査してみま したけれども、見込み違いとかその場しのぎなどという言葉を課長補佐とかが使った中の説明で、資 料をいただいた中で、これはもう信憑性がないとなれば、この値上げというものは一番苦しんでいる 市民にとっては非常に憤慨するような材料だと思いますが、その辺について説明をお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 12月の全員協議会のときは、長谷川議員さんおっしゃる ような説明をいたしました。   しかし、11月の予算を組むときと申しますのは、5月から9月までの支払いの状況を見て、そし てその後の状況を推測してこれぐらいの医療費がかかるであろうというふうな医療費の見込みのとこ ろで計算をしております。その後2月の国保運営協議会のところまで来ますと、大体11月、12月ぐら いの支払いの状況が見えてきますので、正確性が出てまいります。当初4月からの部分では結構医療 費がかかっておりましたので、この分でいくと冬になるともう少しかかるだろうということで、大体 お示ししたような医療費がかかるという見込みをしておりましたが、その後割とインフルエンザもも っとかかるかと思ったのですが、上がらなかったりしましたので、医療費が51億円ちょっとぐらいに なって、7,000万円ぐらい少なくなるような見込みというふうになりましたのが1つ。   それから、国のほうに療養給付費の負担金というものを申請することになっておりますが、これ が1月ぐらいにこちらのほうで計算できて、大体2月の上旬ぐらいにこれぐらいの国のほうから負担 金を上げますよという数字が来ます。それから、調整交付金のほうは、4月の頭ぐらいになってから ようやくこのぐらい村上市に上げますよという連絡が来るということになっております。私どもでは、 最大限その近いところまでの医療費と、それから国から来るお金を換算しまして、それで当初はこれ ぐらい、例えば3億基金を取り崩さなければできないと思ったけれども、2億取り崩すことでやって いけそうだというような状況になったということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 何か説明が全然なっていないような気がするのですけれども、ということ は基金を全部入れるというのです、平成22年度に残った基金を。それで、全部入れて経常収支が1億 5,500万円の赤になるから、24年度には繰り上げ充用処理をしなければだめだという説明を受けてい るのに、3億があるということは、このでは経常収支というものはどういうふうになるのですか、23 年度の見込みとしては。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 22年度の時点で3億の基金を残すということになります。 経常収支としましては、3億残して、そして4月に支払いを終えた時点で1,800万円ぐらいのお金が 残るのではないかと。それを23年度のほうに繰り越して、そしてかかると見込まれる予算で何とか乗 り切れるのではないかと。何とか23年と24年を今9.44%上げていただくことによって何とか乗り切れ るのではないかというふうな見込みを立てております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) その今までのいきさつはいろいろ、インフルエンザがはやるかもしれない とか何とか、それは予想のあれであって、我々がこのいただいたというのは、やっぱり信憑性がある 数字だと思っているわけです。その中で基金が22年度の見込みが1億9,000万円、それが3億あれば、 結局平成23年度にそれを全部入れるという説明だったわけでしょう。入れて赤の分をなるべく少なく するのだという話だったのに、それを入れて残るのがマイナス2,000万円ぐらい。2,000万円ぐらい残 るというのでしょう、今のあれですと。マイナスではなくて残るのでしょう、経常収支で。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 調整交付金などがまだはっきりしませんけれども、今の 計算では1,800万円ぐらいを何とか残るのではないかと考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そこで、残るぐらいだったら、平成23年度に4月1日から改定しないで、 1年間じっくり待ってみたって赤字にならないのだったらそのほうが市民にとってはありがたいので はないですか。   だって、平成23年度からもう赤字になって繰り上げ充用処理しなければだめだと言うから大変だ、 大変だと我々も同調しなければだめだと思ったのだけれども、説明した内容が全く違うのだったら、 1年間じっくり待って、それで25年度からもしかすると一元化なる可能性だってあるわけだから、そ の辺をやはりもう一回きちんと精査しなければだめなのではないかというふうに私は思うのですけれ ども、これは所管委員会に付託するので、後については委員の皆さんに任せるということにします。   遠山課長もなかなか答弁しにくいところもあるかもしれないけれども、非常にこの国民健康保険 税、特に特別会計についてはわかりにくいところがいっぱいあるうちから説明してしまうからこんが らがるところがあるのです。これは、だって12月の委員会での説明の資料でしょう。そうしたら、そ れ以後こういうふうな形になるというのを何で今まで委員会等に説明しないで、我々が疑問に思うこ とをここで聞かなければだめになるかと言ったら、やはりその間にいろいろ変わるという情報を委員 会等で説明してもらわなければだめだと思うのですけれども、その辺について教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 大変言いわけがましい言い方になるとは存じますけれど も、全員協議会のときもこの数字は変わりますということはたしかお話ししたつもりでございます。 療養給付費とかそういうものが確定するのが2月あるいは4月ということになりますので、数字は変 わりますということをお話ししたつもりですが、きめ細かい説明がなかったということにつきまして は、そうだったのかもしれないということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それともう一つ聞きたいのですけれども、これは税務課長にお聞きします けれども、その積算根拠というものが、例えば市民税だと何号の方が何人とかというふうにきちんと 階層別みたいな形で分かれますよね。それで、今回の場合には、この積算根拠というものは、階層別 に行っているのですか、どうなのですか、その辺。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 何号というものは、法人市民税のほうだと思うのですが、個人市 民税につきましては何号といった区別はございません。   今回の積算に当たっては、21年度の決算をもとに所得の増減を加味した上で課税標準額を算定し、 計算しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) では、所得割とか均等割というものもちゃんと出た中での先ほどの税収と いうものは8,200万ぐらいというものの予算を組んだというふうに理解していいわけですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) このたびの改定に当たりましては、市長の提案理由にもございま したように、とにかく2けた以上、十何%というようなあれが本当に困難だろうというようなことで、 10%以内におさめて、なおかつ昨年上げさせていただいている後期高齢の支援分につきましては抑え つつ所得割と、それから介護支援分のほうにお願いしようということでございますし、その内容につ きましても平等割を安くすることによりまして保険者の大半を占めますひとり暮らしの、または低所 得の高齢者の世帯に少しでも負担が軽くなるように配慮した形での提案とさせていただいております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) その辺については、付託された委員会できちんと精査していただきたいと いうふうに思います。   それと次に、第5期介護保険事業計画について、どういうふうな考え方で臨むのかということを お聞きしたいと思います。   新潟県の新潟市では、今回の市長答弁の中で、会派代表者、代表質問の中では、特別養護老人 ホームの待機者が5,000人以上いると。そのうち1,200人が施設の必要性があると、入居させなければ だめだということで、11年度からの4年間で1,000人分を前倒しして整備するというような答弁を市 長がされています。   村上市では、現在聞くところによると、施設待機者が1,000人を超えているということになって いますけれども、今の現在の数字はどのぐらいですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉健康部介護高齢課長(西村 治君) 2月中に押さえた数字ですと、延べ人数で垂水の里、関 川村の、これも含めまして延べ975人であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 前答弁したときは1,000人を超えていたというのですけれども、少なくな ったというのはどういう理由ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉健康部介護高齢課長(西村 治君) 前お答えした分には、大変申しわけなかったのですが、 ほかの、いわゆる関川村とかそういう方も入っていた人数だったということで、大変申しわけなかっ たのですが、今は村上市分だけの数字でございますので。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) この待機者のうち、本当に必要なのだと、家庭の事情とか老老介護とかい ろいろな事情とか、そういうようなことでどうしてもその人を入所させなければだめだという必要性 のある人数とかというものは把握していますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉健康部介護高齢課長(西村 治君) 直接的な施設、特別養護老人ホームの申し込みは施設ご とになっておりまして、私どもで考えれば、当然に要介護4、5の方が緊急度が高いというふうに考 えはしておりますけれども、具体的な数字は把握できておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そこで、市長にお聞きしますけれども、この待機者の人数、それとあと今 後どうするかということについて、これは特別養護老人ホームというものは村上市が社会福祉協議会、 つまり村上岩船福祉会というような、民間とかというものは今のところ参入されない施設なものです から、村上市が要するにこうするのだということを考えていかないとどうしようもない部分なのです。 ですから、その辺についてどう考えているかお聞きします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今議論をしておりますように、非常に待機者が多い現状であるということは 当然のことながら認識をいたしております。   それと同時にその中でどのくらいの方々が本当に必要としているのかあるいはどのくらいの施設 をつくったら市の財政に影響を及ぼすのかというようなことをこれから検討をしながら精査をして計 画をつくる必要があると、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) これ、私ずっと毎年、毎回この第4期とか第3期のときにその事業計画を 立てるきに具体的な形でどういうふうに対応するのだということをやっぱりきちんと計画に乗せなけ ればだめなのでないかというふうに毎回毎回言うのだけれども、実質的にはその部分に関しては今後 考えていきますというふうになってしまうのです。   ですから、その待機者にとってみれば、私も相談受けると、待機者にとってみればやはりこの問 題に関しては非常に重要な問題としてとらえているという方がやっぱり多いものですから、特にグ ループホームとかどんどんできても、まず特別養護老人ホームの3倍近くかかるとなると、普通の無 年金者を含めて、最低の年金受給者にとってみれば、やはり最後のとりでと言うのですか、そこはや はり特別養護老人ホーム以外にないわけなのです。ですから、その辺をやっぱり十分考えてもらって、 できればこの第5期介護保険事業計画の中に若干でもいいから将来に向けた展望について具体的な計 画を立てていただきたいと思いますが、その辺どうでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉健康部介護高齢課長(西村 治君) 議員の質問の中に、いわゆる介護度、重度の方が特に緊 急性あろうかと思いますが、この2月に実数人数県のほうから調査指導がありまして、実人数の調査、 待機者と、それから恐らく介護度別も求められるのかなとは思っておりますが、そういう数字的な中 身も精査する中で、今後どういうふうに整備をしていくべきなのか、介護保険料もにらみながら検討 していく必要があるというふうに考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) はい、よろしくお願いします。   余りこの介護とか国民健康保険税とかということももちろん大切なのですけれども、これからの 村上市にとっての交流人口とかもふやしていくという施策というものもものすごく重要な部分ですの で、観光の振興と産業の育成等に関してのことでちょっとお聞きしたいと思います。   市長は、瀬波温泉の汐美荘か何かで森副知事とお会いして、何かいろいろお話しされたことがあ りますよね。ありましたでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 森副知事とはたびたび会っているので、どこで会って、どういう話をしたか、 今思い出せと言ってもちょっと思い出せません。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 中国の領事か何かが来られて一緒に会ったというそういうときありました ら、もし。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私も同席して、森副知事も同席して、隣の席だったかどうかはちょっとあれ ですけれども、あります。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 実は、私どもの議会も胎内市で阿賀北4市の交流会のときに森副知事に講 演をいただきました。そのときに、この村上市、そしてきらきら羽越圏、山形、秋田、この辺の観光 というものの考え方、県としての考え方、そして今観光協会が中心になって外国人観光客を誘致する というような中で、何とか中国領事官等のその利用と言うのですか、そういうようなもので中国に発 信できないかというような話を私がお聞きしましたら、この村上市周辺の観光の素材は非常に大きく、 期待しているということを言われました。   そして、まず中国の領事官を利用して今いろいろやっているのだと。その中で、先回材木、材木 を中国が欲しいと言ったときに、ここの森林組合だかどうかはちょっと聞かなかったのですけれども、 森林組合を通して中国に輸出する、そういうような話をしたときに、何か速効戦かかったというので すか、すぐその商談にならなくて、長崎県に取られてしまったのだというような話をしておりました。   ですから、中国も広いですけれども、地域のやはり産業とかが積極的にアプローチしていかなけ ればだめなのだと。勝ち組、負け組というものは、これからどんどんはっきりしていきますよという ような話を伺いました。その中で、観光関係を外国、特に中国の中では富裕層というものが結構おら れますので、その人たちをこちらのほうに誘致するときに、やはり中国の領事官というものの役割が 非常に大きいと思うのですが、その辺について村上市はどういうような中国領事官に対してアピール をしていくのか、その辺もし考えておられることがありましたらお聞きいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 汐美荘に来たのも数多い中からこの村上の地を選んでいただいたわけであり ます。そして、今領事官と私もあれから3度くらいお会いをいたしまして、何とかこの村上をPRし ているということでありますし、また今今度森副知事から大野副知事にいわゆる観光とかそういう交 流の問題はかわりましたので、大野副知事、前の運輸局長、信越運輸局長でありますので、この村上 の地も随分よく知っていますので、その大野副知事ともお話をしながら、いわゆる中国の富裕層とま でいかなくても、中間層をこの村上の地あるいは瀬波温泉においでいただこうというような取り組み は今現在緒についたと言っても過言ではないくらい今取り組みをしているということであります。   先ほど魅力のある地だとおっしゃいましたけれども、非常にそういう面では私もそう思って売り 込みをしていると。スキー場がありますし、温泉がある、そしてゴルフ場があるというようなことで、 非常に中国のそういう人たちが喜ぶような地域の一つではないかなと、そのように考えているところ でございます。そういうふうに進んでいるわけですけれども、今そんなに余り仲がよくない日中関係 でありますので、これからも領事官等を通じましてお話を進めさせていただいていきたいなと、その ように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 政治的には仲いいような状態ではないですけれども、民間のその交流等は 政治と直接関係ない部分もありますので、何とかうまくいけばいいのではないかというふうに考えて おります。よろしくお願いします。   それで、産業観光課長にお聞きしますけれども、今中国語で看板つくる、高速道路周辺に、ハン グル語なのかわからないですけれども、その辺の外国人の受け入れに対して、瀬波温泉等村上市の観 光施設等の受け入れは状況はどのような状態になっていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 今ほど市長から申し上げた昨年の8月ごろに森副知事と江陰市とい う120万の都市の副市長クラスの人が来られまして、そのときに大岡総領事と私も一緒に出ろという ことで出させていただきました。その江陰市の副市長さんも非常に喜ばれて帰られましたし、これか らそういう手だてでつき合っていければいいかなというふうに思っておりますし、その総領事を大事 にしていきたいというふうには思っております。   市としては、先ほど長谷川議員が申し上げられたように、看板等につきましては外国語表記も併 記しながらやっていきたいと思いますし、1つは今温泉の人たちが今市長申し上げた大野副知事が積 極的に中国のほうに向かっております。その中で、地元の温泉のそれぞれの人たちが一緒に行って宣 伝をしておりますので、インバウンドの受け入れ態勢も徐々にというか、していかなければならない ですし、今先ほど汐美荘の話出ましたけれども、汐美荘も中国のほうにいろいろ宣伝に行った際に副 知事の話の中で自分のところもその受け入れ態勢を整えたいということで、露天ぶろつきの和室を4 部屋、シャワーつきの部屋を3部屋リニューアルしまして、あさって、そのためだけではないですけ れども、社長がそう申し上げていましたけれども、そんな形でこれから瀬波温泉もそういう外国客を 大いに受け入れていきたいというふうな受け入れ態勢もしておりますので、市としましても一緒に行 動してまいりたいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 国土交通省の観光局の考え方だと、将来にわたって外国観光客受け入れの 5位でありますイタリアを追い越すというぐらいの今観光に関しては外国観光客の受け入れを必死に やっていこうというふうになりますと、現在のその外国人観光客の5.5倍から6倍の人たち、外国人 が国内に入ってくるということになります。それもしこの地域がそういうので潤うということになれ ば、企業誘致以上の波及効果があるというふうに私は思っておりますので、議会も積極的に一緒に行 動していかなければだめだと。それぐらい今地域が疲弊している中で、明るい材料があるのだったら、 それに向かってみんなで取り組んでいこうということが大事なのではないかというふうに思っており ますので、よろしくお願いしたいと思います。   それで、最後に1つだけちょっと聞き忘れたことありますので、お聞かせいただきたいと思いま す。高齢者の方が無年金とか、それから今最低年金というものは月4万6,000円だったと思うのです が、〔質問時間5分前の予告ブザーあり〕その高齢者の方が単身または夫婦で生活されている世帯と いうのはどのぐらいあるのか把握しておりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(板垣純一君) 無年金者の数というものは、私ちょっと手元にきょう持ってきておりま せんので、調べればわかると思いますので、後で報告させてもらいたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今わからなければあと話が進まないのですけれども、非常に今生活保護世 帯というものの申請も多くなってきている、予算から見れば多くなってきているということを考えた 場合に、私にも相談よく来るのは、お母さんと子供さんが暮らされていると。お母さんの年金と、そ れからその子供さんが障害者のために寝たきりだということになると、生活保護を受ければいいのか 年金だけで暮らしていけばいいのかとなると、その自分たちがもらう年金のほうが月1,000円多いと いうことで、もうどうしようもならないというような人も中にはいるのです。   でも、その人たちも必死になってやっぱり暮らされているということを考えれば、年間にして百 二、三十万で暮らしているということになりますよね。そういう人たちが雨漏りしたとかガラスが割 れたとかいろいろなことを考えた場合に、非常にうちを直すとかというお金もないぐらい困っている 方がいっぱいいるのです、中に。そういう人たちを考えた場合に、先ほど言いました国民健康保険税 を簡単に、安直にとは言いません、いろいろ考えて担当者も悩んだ上に上げなければだめなのだろう というふうには思います。   でも、やはりそういう人たちの、日に当たらないと言えば語弊ありますけれども、そういう人た ちが一番影響があるのです。そういうことを考えた中で、きちんとしたやはり村上の行政の運営をし ていただきたいというふうに最後にお願いいたしまして、私の代表質問を終わります。   ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで村上未来の代表質問を終わります。   次に、民主むらかみの代表質問を許します。   3番、本間清人君。 〇3番(本間清人君) 休憩だと思いまして、すみませんでした。   議長のお許しをいただきましたので、私の民主むらかみを代表いたしまして質問させていただき ます。   ミスター自由民主党さんに大変申しわけなく思っております。私も今民主党という公党を名乗っ ておりますが、なかなか民主党を名乗ると石投げられそうな雰囲気でございまして、非常に国民の生 活を第一として考えた党でありましたが、なぜかこのような結果になっております。そのことに関し てましては、非常に地方議員としては何もできませんので、腹立たしさを感じているきょうこのごろ でありますが、村上市に関しましては全くそれとは関係ございませんので、市長に何点かご質問させ ていただきたいというふうに思います。   市長当選されて新しい市を運営されて丸3年がたち、あともう一年で市長の任期1期目が今終わ ろうとしておるわけでございますけれども、市長が当初その施政方針にうたわれていたこと、また最 近その施政方針、今回出されたことに関しまして、いろいろな中身の違いや、それとまたずっと継続 していることなどにつきましては、私一般質問でもそのことに関して通告しておりますので、また一 般質問でゆっくり聞かせていただきたいとは思うのですが、昨年市長の施政方針の中で1番目に出て きたことが新潟リハビリテーション大学。この圏域で大学ができることに関しては、非常にいいこと だと私ども思っております。ましてそのことが議会で審議されて、大学申請に当たり、旧神納中学校 の校舎跡地を整備いたしまして大学の用地にしました。それを無償で貸し付ける。21年間という議決 もいただきました。その後、あの土地がどういうふうに利用されているかというようなことを市長は リハビリテーション大学、そのことに関しまして力を入れているのだと、いいことなのだということ を言っておりましたが、その後あのグラウンドがどういうふうに使われているかなどはごらんになっ ておられますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 見てもおりますし、また文科省のほうからいろいろなことを注意を受けてい るのも知っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) リハビリテーション大学に申請するに当たりまして、昨年度そのリハビリ テーション大学の募集人員が80名でありました。   そこで、実際に開校いたしましてどの程度の入学数だったかと申しますと54名。充足率といたし まして68%。これがいいとか悪いとかという問題を私は言っているわけではない。それを市として本 当に後押しするのであれば、最後まで面倒見なければいけないのではないかなということを私は言い たいのですが、この充足率68%、入学者54人。市長、それだけ自信持ってリハビリテーション、この 大学によって力入れるのだと。その54人が今どうなっているかとかも調査は市でしていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その54人といいますのは、昨年度の数値だと思っております。昨年度は、ご 案内のとおり、学生の募集期間が非常に短くて、何カ月もないところでの募集の数値と認識をいたし ております。ことしでありますけれども、1つの学部はもう既に定員オーバーをしている状態である と聞いておりますし、またもう一つの学部はまだ足りないような状況でありますけれども、非常に4 年制大学になってから生徒の応募がふえてきているというのは現実であると、そのように伺っており ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ちょっとアクセスしてそのホームページ等を見てみますと、確かに5年連続 この学校に関しましては就職率が100%だったり、いいところもいっぱいあります。   ただ、そのホームページに出ている、何か引っ張ってすぐそこをアクセスしたら、村上市の高齢 者保健福祉計画だとか介護保険事業計画なども一緒にそのホームページに掲載されておりまして、そ れで新市誕生に当たってということで、まだ市長が誕生する前の加藤全一市長職務執行者のこういう 記事が載ってあったり、結構引っ張って古いものが出てくるのです、いまだに。もし本当にこの地域 でこの大学が非常に市も協力してやるということであれば、全国どこから引っ張ってもこの市は魅力 的な市なのだと。だから、その生徒さんが村上に来ても、この大学に行って、この地域で、この場所 で勉強してみたいというようなホームページ上にしないと、これは市のホームページもそうだという のは何か前一般質問でどなたか言っていましたけれども、そういうことからまず始まるのではないか なと思うのです。その辺市長どのような、せっかく協力しているのだから、指導も当然してやらねば ならないわけでしょうし、その辺どう思われますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もしそういうことであれば、非常に学校としての対応といいますか、姿勢と いうところに問題があると言わざるを得ませんので、私もそれを引っ張ってみまして、注意と言えば おかしいけれども、意見を申し述べたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) せっかくこれだけの海があったり、自然があったり、そういったところもメ インに出しながら、そこで伸び伸びと勉強してほしいというようなことも訴えるべきではないかなと いうふうに考えています。   ちょっと話戻ります。先ほどのグラウンドの件でありますが、学校側からいろいろ昨年も要望出 ました。バスで送れだとかいろいろ多分出ていると思うのです。しかし、今現在あのグラウンドは余 り使われておりません、正直。多分ゼロに近い。その辺につきまして、今後あのグラウンドはどうさ れるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) どうされるというか、私直接の大学側ではありませんので、恐らくこれから 学校の生徒数がふえるあるいは学校が進むにつれて、やはりグラウンドはあそこしかありませんので、 活用をしていくのではないかと。何か7号線にも看板が出ているようでありますし、そこしかないグ ラウンドでありますので、活用をしていくと、そんなふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) リハビリの件はその辺にいたしまして、次に移ります。   施政方針に関しましては、先ほど言いましたように一般質問でさせていただきますので、当初予 算等の概要等につきましてちょっとご質問をさせていただきたいなと。内容について二、三ご質問さ せていただきますが、多くは市税について質問させていただきます。   市税の本年度予算、その分に関しまして1億8,448万3,000円減というふうな数字になっておりま す。その減の一番の要因は、どういった要因ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 一番大きいのは、都市計画税を今年度から廃止したということで、 22年度予算では1億6,000万ほど計上しておりますので、その分がまずなくなることが大きい数字と なっております。   それから、個人市民税につきまして、所得の低迷が続いておりますものですから、そちらが影響 しての数字ということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 市税の内訳でちょっと質問しますけれども、均等割の市税でありますが、納 税義務者数が昨年度に比べますと1,510人減となっているようであります。その減の内訳というか、 その内容は把握していらっしゃいますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) この1,510名減少しておりますのは、昨年の当初賦課の段階で個 人市民税の均等割の課税人数が減ったということを反映させていただいております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ちょっと重複したりして大変申しわけないのですが、自分なりにもうこの質 問する内容を決めているものですから、それなりに質問します。   先ほど滝沢議員のほうからも収納率の問題ちょっと取り上げておりました。私もそこにちょっと 今視点を置いた部分があるのですが、その収納率が昨年度よりも6.01%も今回その均等割がふえてい るのです。収納率が例えば先ほど言いました1%ふやしたり減らしたりするだけでも金額が相当ぶれ てくるわけです。にもかかわらず、今回の場合ですと昨年度から6.01%もその収納率をふやしている のです。その理由をお聞かせいただきたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 個人市民税の均等割、それから所得割につきまして、これまでの 積算では前年度の予算計上の比率、均等割と所得割の比率によって最終的な収納見込額を案分して計 上してまいりました。ご存じのとおり、市民税といいましても2つの区分けがございまして、特に滞 納されている方、それから分納といいまして分けて納期とは別に納めていただいている方がおられた り、それから県民税と一緒に集めていただいているところなどもありまして、厳密にその均等割の収 納が何%、所得割は何%という形での最終的な集計を非常に困難なものですから、今年度から実はそ の収納率の算出方法を改めまして、より現実に近い形での予算計上の収納率を策定したというのがご ざいます。1番には、所得割を中心に収納率を算定しまして、そこから前年度の均等割の収納率の分 を調整をした上でこの数字を出させていただいたということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) より現実その数字がきちっとした形で当初予算のときからきっちりその数字 を出したのだということであれば、後々の補正予算に関しましてはそんなに金額がずれてくることは ない、市税で全くこの金額なのだということの理解でいいわけですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 今申し上げましたとおり、均等割の例えば納めに来ましたという 人と所得割を納めますという人が明確に区分できない部分が、今申し上げました滞納の関係ですとか 分納の関係がございますので、これがより近い形での収納率でないかということでの計上でございま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) あとはまた一般質問等でもやります。   所得割のほうに移りますが、差し引き調定額に対しましてのこちらの収納率の件なのです。これ が昨年度よりも0.1%下げた理由は、どういった理由ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 所得の低迷というのが1つございますし、それから国民健康保険 税の中でも非自発的失業者といいまして、会社が倒産したり、それから工場の閉鎖等によりまして職 を失った方につきまして、現在の算定で所得割を軽減する措置が講じられているわけでございますが、 2月15日現在で約270名ほどの申請がございます。その方が非常に、きょうも申請があったりしてふ えているような状況があること、それから昨年の猛暑によります農業関係の所得の低下が予想される のではないかということでの算定でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) そうすると、滞納繰越金などが逆に非常に苦しい、納めるのも困難だという ふうな形で多分なるのだろうということになりますと、滞納繰越金は当然ことしは上がるはずですね。   それから、去年よりもその税収が下がっている、税収の収入が下がっているのにかかわらず、滞 納金は同じレベルで算出した理由は、どういった理由ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 滞納につきましては、極力減らす努力をしてまいりたいというこ とでございます。目標としては20%ということで掲げているわけでございますが、滞納分がどうして も、国民健康保険税なんかもそうですが、税収全体の落ち込みにつながっているものですから、そち らを特に力も入れてやっていきたいということでの計上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 法人税のほうに移りたいと思うのですが、法人税の均等割でいかれますと、 昨年度に比べると2号法人が27件減ということでありますけれども、多額納税企業が少しふえている ように思います。420万3,000円増になっているようでありますけれども、どんな企業がふえたのでし ょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 企業名は申し上げられませんが、均等割でございますので、製造 業の関係の企業が多かったということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 続きまして、法人税割のほうに移ります。昨年度に比べますと8,781万4,000 円増という計上になっております。景気動向が上がるという考え方なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 平成22年度につきましては、平成21年度に比べましてまだ景気が 低下していくのではないかということで計上をかなり落としたのでございますが、今年度の動向を見 きわめた段階でほぼ21年度並みまで持ち返すのではないかということもありまして、今回の計上にさ せていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 固定資産税のほうなのですけれども、こちら昨年よりも収納率が0.26%減な のですけれども、収納見込額が9,070万2,000円増というふうになっているのです。こちらの課税率も 同じで、なぜこれだけふえるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 課税減免、それから軽減特例、それから減免等につきまして、平 成22年度の予算で計上したものをより精査いたしまして、現状に近い形での軽減、それから特例等の 金額を算定したことによるものでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) すみません、議長、私スタート何時でしたですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 残り16分。 〇3番(本間清人君) あと16分。そうしたら、ちょっと飛ばしていきます。税のほうは、ちょっと また1回お休みさせてください。   全体の数字からご質問させていただきたいのですが、平成20年度に一般会計の当初予算は298億8, 000万で、市税が74億6,716万6,000円、地方交付税が113億7,700万、国県支出金が33億7,111万3,000 円、市債が29億1,920万円という内訳になっているわけであります。それがこの23年度は、一般会計2 95億8,000万円で3億の減、市税が65億5,320万円で9億1,396万6,000円の減、地方交付税が118億7,0 00万円で4億9,300万円増、国県支出金が41億758万円で7億3,646万7,000円の増、市債が25億5,620 万円で3億6,300万円の減という、この数字で多分間違いないというか、間違いないですね。   この数字でありますが、一般会計及び市税がこれだけ減収、減額になっておりますが、地方交付 税と国県の支出金はそれに見合った算定方法がいろいろあって、少なくなっているから、ではそれに 対して国や県がその支出金、そして地方交付税を算定率で村上市さんに対してはこれだけ出しましょ うということでこれだけの増になっているということで考えてもいいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) まず、1つ目の国庫支出金でございますが、これにつきましては 大型の事業をやったときにふえるという、例えば昨年であれば山辺里小学校の建設というようなこと で国庫支出金がふえたり、やらなければ減るということがございます。   ここ数年の合併後の村上市の財政の上で大きなウエートを占めています地方交付税でございます が、地方財政計画によりますと、やはり地方に手厚く過分に配分されておるようでございます。今年 度につきましても120億を超える金額が配分されておりますので、順調にこれらの伸びが市の財政を 支えているというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ことしそうすると国県の支出金が7億3,646万7,000円も伸びているというこ とは、いわゆる国県の支出金は、例えば教育、例えば中学校の建設費であるとか、あとは道路工事で あるとか、いわゆる特定財源もこの中に入ってくるはずなのですけれども、その物件そういった建築 投資材料に関しまして支出するということで私は理解しているのですが、そうするとこれだけ去年よ りふえているということに関しては、投資事業もそれだけふえているという考え方でいいのでしょう か。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 議員のお話でふえているということでございますが、20年度と比 べてということだと思うのですが、今手元で比較するのが平成22年度と23年度で私見ておりますので、 それで比較しますと6,100万円の減になりますので、それがきのうもお話し申し上げましたが、山辺 里小学校の建設が終了したことによる減でありますという説明をいたしました。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) そうでした、すみません。私の資料が20年で比べていましたので、大変申し わけなかった。去年と比べなければいけないわけですね。大変すみません。   それと、今現在調整基金というか、市の調整基金は現在残高どのくらいございますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 22年度の末で約32億3,600万ほどになろうかと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) わかりました。   ちょっと飛ばせていただきます。この予算書の24ページの市営住宅の使用料の滞納繰り越し分が 83万1,000円という金額が昨年と全く同額なのです。それがずっと継続して滞納になっているものな のか、それとも昨年の滞納並みでことしもこれだけ滞納があるということなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 滞納につきましては、分納等の催促で減らすようには努力はして いるのですけれども、一応見込みということで計上させていただいた金額でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) そして、今その市営住宅等、これは私の所管なので、本当は委員会でもいい のですが、中川原団地などはもう大変老朽化になっているわけですよね。今後その建設計画などはも う既に今いろいろ多分練っていたりしているとは思うのですが、大体青写真等はできてきているので しょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 平成24年度に長寿命化とかそういうのを含めた計画の策定という ことで考えておりますので、今の段階ではまだ把握してございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 最後にというか、私今回一般質問で教育長に3月にということでしたが、今 回はまたちょっと教育のほう一般質問入れられませんでしたので、ここで聞きたいのです。   実は、南小学校で一中学区のいわゆる郷育のメンバーがきのう集まりました。それで、あれは今 年度、20、21、22年度、3年間にわたる文科省の推奨事業ということで、予算も文科省から出てやっ ている事業であります。コーディネーターをつけて、その学校ごとにいろいろなものに関して、地域 住民やら区長さんやら民生委員さんやら我々PTAがどのように教育に携わっていくかということを 研究したり勉強したりしていったわけでありますが、これがことしで終わりまして、来年23年度から どうしますというような話になったので、我々は我々で、ほかの学区は別としても、一中学区として は継続しましょうと。   それで、私の今担当しているのが、一中のPTAを今会長をさせていただいているわけですが、 今うちの校長が非常にきのういいことを言っておりました。幼稚園、保育園、小学校、中学校、この 一体化で全部で何か一緒に勉強する必要があるのではないかと。それで、今一中学区の小学校と中学 校の校長先生方4名が毎月1回集まって、それでいろんな情報交換をしたり、いろいろ同じことをや ろうではないかと。例えば一中学区であいさつ運動をこの1週間やるのであれば、その1週間は一中 学区の小学校もやっていただきたいというようなことで、全部で、そうすれば、その地域住民の方も、 一中もやっていれば南もやっている、瀬波もやっている、海府もやっているということで、一過性だ って、かえってこの地域わかりやすいのではないかというような話。それ本当に私も非常にそのこと に関してはいいことだなというふうに思っておりますが、ただいかんせん予算はなくなります。その 辺、教育部を所管する教育長としましては、その辺どのようにお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) ただいま本間議員が言われていますように、村上南小学校、それから村上 第一中学校、子供たちの学習に対する姿勢、生活態度がごろりと変わってきたということで、非常に 市民の方々が喜んでおられます。それは、要するに市民と学校とが一体となって郷育教育をやってく れたおかげだと、こういうふうに考えているところでありますが、予算面におきましては、継続とい うようなことで、国が3分の1、県が3分の1、市が3分の1というようなことで、去年は900万か な、だったのですけれども、ことしは700万というようなことで、継続をしながらやっていくという ような方向であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、ある委員の方からそのあいさつ運動に関して、地域の民生委員の方、 区長様、あとはJCの方、商工会議所、いろいろなその方に出ていただいて、非常にいいあいさつ運 動が一中ではできたのです。   ところが、私も会長として2週間近くの間全部出ますということで言ったのですけれども、当然 と言えば失礼ですが、出られず、結局私1日しか出られなかった。それは、仕事もあるし、いろいろ な予定もある。例えば仕事もない無職の方であれば、それは当然時間もあったり余裕もあればできる。   そこで、きのうある委員の方から、PTAの出席率が非常に少なかったのが残念だと言われまし た。そこに反論をきのうちょっとしたかったのだけれども、その委員会では私しませんでした。小学 校の場合ですと、児童が親に対して、授業参観へ来てくれ、父ちゃん、見に来てくれ、運動会も来て くれと小学校は言います。   ところが、中学校になりますと、子供もちょっと思春期になってきたり、恋したり、あとは〔質 問終了時間5分前の予告ブザーあり〕体つきも違ってきますから、来てくれるなというほうが逆に多 いのです、学校には来ないでくれと。お父さん、頼むから学校なんか顔出さないでくれと、何でおま えさんPTA会長なんかやっているんだというようなことにだんだんなってくるわけです。そうする と、やっぱりその分が地域の方々に頼らざるを得ないというような、本当にそこの部分はPTAをま とめる私としては、何とかPTAはでは違う部分できちっとしたPTAの形ができないと、全く一中 に関しては非常に難しいなと。   今一中の先生と、また校長先生と約束していることが、携帯の問題です。一中は携帯は、当然ど この学校もそうですが、学校に持ち込み禁止ということになっていますが、当然持ち込みしている生 徒もいっぱいいます。その辺をどうするかということに考えまして、教育長もしくは教育課所管とし てはどのような考えをお持ちですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) この携帯の問題につきましては、校長会ともよく相談をしながら、校長会 でもって持ち込みは禁止ということになっているわけなのでありますが、その辺まだ徹底しない部面 もありますので、やはりこの点は禁止ということを徹底するように教育委員会としては指導していき たいと、このように思っておりますし、校長会ともいろいろと話し合いを持ちながら、正常な学校運 営ができるように子供たちのしつけに力を入れていきたいと、このように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 校長先生と私約束したのは、それはPTAのほうの問題にさせてくださいと、 私に問題を下さいと。というのは、それを与える親がいるわけです。子供だけでは今絶対契約できま せんから、親が絶対に同行したりして買わせているわけですね、買っているわけ。ということは、親 が一番責任があるのだから、これはPTAの問題にさせていただいて、PTAで何とかしない限り、 先生が幾ら持ってくるなと言ったって、家で持たせる親がいるわけですから、これはどうにもならな いわけです。その辺はPTAでしっかりしようということで決めていますので、いろいろまたこれか ら教育長に対しても部長に対しても、私もそっちの立場で相談することも今後いろいろあろうかと思 いますので、何かとよろしくお願いしたいなというふうに思います。   それと、市長に最後1点、来年度の計画で学校計画で一中はチャレンジ50を計画しております。 本年度は、PTAの行事ということでやりましたので、希望生徒ということでやったのですが、校長 先生の考えは、来年は全校生徒でやる予定です。そのルートなのです。そのルートをちょっと変えて、 まだ開通していないあの山居のアクセス道路、インターチェンジまで行くあの山居の山を今削ってい る。あそこが6月まで延びるということですが、何とか5月にその計画を実行しております。あの道 路を、朝6時に学校を出発しますので、大体7時ぐらいには全部通過するので、何とかその道路を通 行できるような段取りをしていただきたいなというふうに思っているのですが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) あれは県の事業でございまして、ご案内のとおり非常に山がずっているとい うようなことで危険性があるということで様子を見るということで、今その経過措置をやっているわ けでございまして、そこを通るというのは非常に難しい話ではないかなと、そのように考えておりま すけれども、私も羽越あるいは新国の所長にお話をしてみます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ぜひそういうことでひとつよろしくお願いしたいなと思います。   教育長、何かあとありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) PTAから携帯のことについてそのような応援を得ることができるという ことで、よろしくお願いいたします。 〇3番(本間清人君) 私の代表質問、これにて終わらせていただきます。どうもありがとうござい ました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで民主むらかみの代表質問を終わります。   午後4時まで休憩します。           午後 3時49分  休 憩                                                        午後 4時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 最後に、新生会の代表質問を許します。   16番、姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 新生会を代表して、姫路が代表質問をいたします。   毎日ご苦労さまでございます。4月に向けて、私も一生懸命やっている途中でございますが、最 後の代表質問になりますが、ひとつよろしくお願いいたします。   最初に、先ほどから国民健康保険の件でちょっといろいろ理事者ともやりとりございましたが、 なかなかこの景気の悪いところですべてが国民健康保険のほうにしわ寄せが寄ってくるという現状で ございます。私は、健保協会の中小企業の協会のほうでの保険に加入しております。皆さんは恐らく 共済組合で、大企業のほうは大企業の組合のほうに加入していますので、恐らく国民健康保険とは余 りそこには入っていないとは思いますので、ただ企業を解雇されたりあるいは事業主が事業に失敗し た、それら全部が国民健康保険に来る。そうすると、恐らく収納率も上がらないのだろうと、こうい うふうに思っております。   そしてまた、国民健康保険は単独で運営しておりますので、一般会計からその税が本来は保険料 等の支払い等に入れるために繰り入れすることは、国のほうではやめておきなさいというふうに言わ れております。したがいまして、今のところ職員さんの人件費にしか充てられない。ただ一つ充てら れる方法がございます。市長が判断すればいいのです。市長が、いわゆる国民健康保険の繰り入れる お金は医療にも使えるということを前提に繰り入れてくれたら大きく改善されるのではないかなと思 います。   ただし、これは一般会計ですので、国民健康保険に入っていないいわゆる方々の市民の了解を得 てということを前提にありますが、市長どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 基本的には、国民健康保険というのは、その加入者の責任のもとに払うのが 普通のやり方であると、そのように考えておりますし、またこの国民健康保険には国民健康保険運営 審議委員会という審議委員会がございまして、そこで過日審議をいたしております。その審議の結果 をやっぱり私どもは尊重をしていかなければならないと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ぜひこれだけ景気低迷の中で、本当にいやが応でも国民健康保険のほうに入 ってくる方々もたくさんいらっしゃいます。その方々を本当に救える意味では、一般会計からの繰り 入れが医療に使えるということにしていただければと、私はこのように思っております。   それともう一つ、国民健康保険税の税を上げる前に、やっぱり医療費で課長言われたように51億 流れていくわけです。一生懸命節約して、テレビのわきに残った薬があったり、湿布を多くもらった り、全部それが響いてくるわけです。まずはもったいない運動も少ししてみてはいかがでしょうか。 その辺いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 本当に何とか医療費を下げたいということでございまし て、例えば今ジェネリック医薬品というようなことで、もう数年前に特許が切れたと、けれども成分 は同じだというようなお薬がございます。そのような薬を先生と相談の上で、価格が安いですので、 そちらのほうを使うという方法もどうだろうというようなことで、健康保険証のケースのところに、 ジェネリック医薬品についても相談してくださいというようなものを刷り込んだものもお渡ししたり しております。今後もさらにそのようなことについてもPRをしてまいりたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 医療もやっぱり高度な医療になってくれば医療費もかさむ。   しかしながら、お薬等をもらうときに1週間分を4日分でという、患者さんのほうでもそのぐら いの発言をなされれば、みんなでそういうことで医療費、いい意味での削減を心がければ、その税を 上げる前にやるべきことはあるのではないかなと思います。また、本当に払いたくても払えない方々、 いわゆる解雇されてお金がない。お金がないのに保険税が来る。そうすれば、収納率も91%ですか、 91.5%ですか、もう8%、8.5%の人は、11人に1人の人は払えないのです。その内容を本当に市長 は判断していただいて、明るくないところというか、光の届かないところを助けるという意味では、 医療費にもやっぱり一般会計を使って繰り入れていただきたい、私はこのように思います。これがや っぱり行政の方向性なのだろうと、救えるのはそこしかないのだろうと、こういうふうに思っており ます。   次に、施政方針の2ページ目に奨学金制度、これは市長も言われるように、新市になってからす ばらしい村上市が誇る奨学金制度でございます。ここで1つ問題があるのです。子供がいわゆるその 教育資金の申請者になりますよね。それは、親が保証人になる。もう一つ保証人の人が要る。これが 市内に在住する生計立てられている方から1人。ここにいつもひっかかる方が私にも相談にも来ます。 相当いらっしゃいます。この辺のところを、例えば村上市出身で新潟市に住まれている方とか、そう いう出身でという言葉をひとつ残した上で保証人に加わるということができるようにしてもらえれば、 非常に親兄弟の中で今村上に住んでいないけれども村上出身でという方がいらっしゃると思いますが、 その辺の方向性はいかがなものでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 行政と議会と一体となってすばらしい奨学金制度をつくり、子供たちに夢 を与えることができるようになったということについて、本当に感謝しているところであります。   今姫路議員が言われましたように、村上出身で保証人になる人が新潟あるいは村上市でないとこ ろに住んでいるということにつきましてでありますが、ここでそのようにいたしますというようなこ とは答弁はできないわけでありますけれども、検討する余地はあるのではないかなと、そのように考 えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ぜひ市長、保証人というのは、やっぱり頼みづらい。でも、保証人なければ、 お金を貸すわけですから、なかなか難しいとは思いますが、同じ村上出身で兄弟が新潟に住んでいる とかという部分では、それは今はだめなのです。村上に住んでいなければいけないと。だから、そう いうところを少し大きな目で見てあげて、そしてやられていくのも1つかなと思いますが、ぜひ前向 きに検討していただきたいとは思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この問題につきましては、私のところにも何件かご相談に来ております。一 考を要する必要があるなと考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それと、4ページ目に人口減少についてうたっております。いわゆる国勢調 査によると6万6,445人。17年度と比較して4,260人の6%も減少しているとうたっております。それ で、合併して当初7万人が1年目でもう1,000人、6万9,000人と。だんだん、だんだん1,000人ずつ 毎年減っていくような状態で、このデータから追っていくと、3年間というか、1年間に1,300人も 減っている。3年間に2,555人減っていく、こんなような状態です。これは何とか本当に歯どめをか けないといけないなと。まずそこに専念するべきだろうと私は思っております。そのために5つのプ ロジェクト、すこやか子育て応援とか産業元気、交流体験、人づくり、暮らし応援、これらをやって いくのだと、定住交流人口を高めていくのだと、こういうふうにうたっておりますが、市長、先般新 しい観光協会できまして、そこで合併しまして、そこで吉田会長さんが言われていましたけれども、 人口1人が1年間に消費する金額、いわゆる使うお金というのをご存じですか、1人が。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 存じておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 実を言うと私もわからなかったので、そこで聞いて、なるほどなと。121万 円使うのですって、国民で割ると。平均ですよ、121万円年間使うのですって。1人が生きて1年間 いると。平均ですから、もっと使う人もいるかもしれません。電気代、食べ物、服、ガソリン代、計 算すると121万が平均なのですって。この地区で1,000人減るということは、12億1,000万円消費が減 るということですよね、経済の。大変なことだと思うのです。これを一生懸命言われておりました。 ここはしっかりと村上市でも把握した上で、ぜひ人口減少の歯どめになるような思い切った作戦、政 策をとらないと難しいのだろうなと。   先ほど最初に板垣議員のほうからも言われておりました。鷲ヶ巣の板垣さんからも、消防団の数 も減ってきている。ポンプはあるけれども、隊員がいない。どんどん、どんどん人口減ってきている から、もうどうしようもない。これをいかにして歯どめをかけるかが行政のトップの仕事だと思うの です。やっぱりそうやって考えてみると、そのような政策が本当に今回のこの施策の中に思い切って 打ち出されているかというと、そうも見えない、そんな気がいたしますけれども、いかがですか、市 長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この少子高齢化というのは、うちだけではないという言い方は言いたくない のですけれども、日本あるいは県もそうであります。短絡的な施策をとっても、これは解消するもの ではないと私は考えております。   まず、社会減と自然減があるわけでございまして、この社会減等については、いわゆる総合的な 施策、継続性のある施策をとっていくことが一番必要であると考えております。まず、それには結婚 をしていただかなければならないということであります。その前に仕事、職場が必要です。そして、 結婚をして子供を産み育てなければならない。結婚しなくても子供いる人もいますけれども、普通は 結婚をして子供を産んで、そして育てる。そして、育てる段階において、いかに安心して子育てがで きる環境をそこでまずつくらなければならない。そして、子供が成長するに従ってお金がかかる。そ して、その教育費をどういうふうにして行政としてお手伝いできるか。そういうふうにしていって ローテーションを組んでいって初めて安心して子供を産み育てる地域、まち、市ができるということ でありますので、総合的な観点からそういうような施策を取り入れているということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) だから、それを市長がやらなければならないのです。今私に延々述べられた その政策を、市長が具体的に1つずつ組んでいかなければならない。市長の言っていることは十分わ かっている。わかっているから、それを具体的に指導して、事業プランを立ててやってもらうのが市 長の役目なのだ。そこを1つ思っていただきたい。   今だって国勢調査だと6万6,500人、合併当初からでは3,500人減っているというこういうものが 出てくれば、掛けることの121万円、42億3,500万円の消費が減っていくわけです。こういう状態でな っていれば、事業所も倒産もしてふえていく。何ぼ努力しても消費が上がらないのだもの、この村上 市の。そうすれば、国民健康保険にまたずっと流れ込む。事業主さんが倒産して国民健康保険のほう へ入る。その人から税金です、お金下さいと言っても、なかなか払えない。悪循環なのだ。   だから、何を言いたいか。村上市の人口減少を食いとめる1つの方法として、それを補うために 1つの部屋をつくって、プロジェクトチームをつくってください。どうしたら人口を減るのを抑える ことができるか、この観点で事業プランを立てることが私は第一だと思うのです。人口減った。人が いなくなれば何もならない。振り向いたらみんな行政の職員だったらどうしますか。おかしいでしょ う、それ。だから、そうならないように頑張っていただきたい。   その中で1つ、交流人口、定住人口の1つのプランで昨年度やってきたのがクラインガルテンと いうのをやってきましたね、3,000万円を整備に使って。ことしもそこにお金が337万8,000円管理委 託料として支払うわけですか。それは毎年つながっていくのかわからないですけれども、それの状況 どうですか、18区画。今応募している状況です。どういう状況ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) 今現在18区画の中で17区画まで埋まっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) あと1つですね。頑張って入れてもらいたいと思います。せっかく市長が唱 えてやってきたこの事業プラン、何とか成功させなければいけないわけです。交流人口もふやして、 そういう形で頑張ってもらわなければならない。3,000万かけて整備してだれも入らなかったなんて いうと大変な騒ぎ。あと1つですから、どうですか、農林水産課長。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) 努力させていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長、桑川の上の山の整備計画の件、耳にしているかと思いますが、今あそ こがこの3月いっぱいで農振法が除外になって、そして自分たちのお金で3メートルの道をずっとつ くって、自分たちのお金ですよ、つくって、そして今5世帯の方々が村上市外から、新潟とか東京と か、そこからそこに移って農業をしたいと。そして、荒れ果てているところ、3反歩の畑を利用しな いか、それが条件で来ないかということをやっているのです。行政に大きなお金は3,000万も4,000万 もなんてもらわなくてもやっているのです。私は、これこそが先ほど企画部長が言う自治組織として すばらしい活性化の一つだと思いますが、部長どう思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 先ほどのご質問にもお答えしたように、今議員言われるそれぞれの地域 の取り組み、今ほど例示挙げていただいた集落のみならず、いろんなところで頑張っているところあ ります。そういうところと我々職員が出て一緒にタッグを組んでと言えばあれですけれども、そんな ことで元気出る地域をぜひつくっていきたいと、こんなふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ぜひクラインガルテンも成功して、多くの交流人口をふやしていただきたい と思います。また、その先ほど言った桑川の上の山の件ですが、非常に前向きに、また住宅もそこに 建てるということです。こんなすばらしいことないと思います。そして、農業をすることということ を条件づけて来てもらう。行政で後押しできること、本当にそこにはいろんな支援を入れていただき たいと思います。   ただ、農業委員会のほうも何かありますけれども、水路が今土砂崩れでふさがっているというこ とで、ことしの米もちょっと難しいような状況だというのを聞いておりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農業委員会事務局長。 〇農業委員会事務局長(渡辺正信君) 水路の状況については、この前お話ししたときの話の中でこ としの状況についてはまだ聞いておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 何か水路が土砂崩れでなっているということなので、ちょっと見ておいたほ うがいいと思います。いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農業委員会事務局長。 〇農業委員会事務局長(渡辺正信君) 水路につきましては、農業委員会というよりは山北支所の産 業課のほうと連携しながら、毎年毎年その水路についても産業課のほうで見ているという話がありま すので、そちらのほうと連携しながらやっていくのが一番正解だと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) では、そのようにして、そういう何か災害的なところもありますよね、土砂 崩れなんていって水路がとまっているのであれば。その辺はちょっとよく相談してかかっていっても らいたいと思います。   次に、プレミアム商品券の件。プレミアム商品券、これはいい事業だと思うのです。かなりやっ ぱり活性化のために資金、お金が回る。その中でちょっとお聞きしたいのですが、1人が購入できる 上限というのは10万円なのですか。その辺ちょっとお聞きしたいのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) おっしゃるとおりでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そのプレミアム商品券で車を購入なさった方がいると私は聞きましたが、こ れは事実なのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 直接私確認はしていませんけれども、それは聞こえてきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そういうのですか。1人10万円ですよね。その人買うのは、10万円の車を買 ったのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 買い方としましては、1人何回も行くという可能性もありますし、 1人ずつ確認していないものですから、家族5人ずつ2回行けば100万になるということもあります ので、やり方は確認していない部分もございますので、今の状況ではちょっとわかりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それで、プレミアム商品券を扱ってもらった事業所さんは、よそに回すなよ と、規定ではよそに回すなよと、あなたが持ってきて換金してくださいと、換金のときは2%いただ きますよというの、これでいいのですか。これでいいの。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) おっしゃるとおりでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) せっかくですから、商品券はやっぱり回ったほうがいいと思うのです。いわ ゆる例えば食事する、かっぽう屋さんで御飯食べて、扱っていればお客が払いますよね、それを使っ て。かっぽうさんそれいただく。かっぽうさんは、それもらったら、今の規定でいくと、それもらっ て会議所かどこかへ行って換金する、2%取られて。それよりも、やっぱりかっぽうはでは燃料代に 払おうかな、仕入れ代に払おうかなと思う気持ちがあるではないですか。でも、それはやるなよと行 政が言っているわけですから、できないと言いながらやっている方も中にいるという話も聞いていま す。だから、大いに回ればいいのです。そのかわり、換金するときに2%なんて言わずに、1万円で あれば今1万1,000円分来ますけれども、その時点で1万円であれば1万と800円、いわゆる2%は先 に800円だけ上乗せしてやれば、2%先に取ってしまえば、その換金のときにお金払わぬでもいいか ら換金しやすくなるでしょう。その辺のところをもう少し商工会議所の方々とよくよくお話ししてい ただいて、商品券回るのであればどんどん回して、裏判というか、裏に名前ついて、何々商店から 何々会社、何々会社から何々燃料屋さん、何々燃料屋さんから何々店というふうに回って、その商品 券がどのように動いていったかをやっぱり行政でもちょっととらえておくと、力の入れるところ、改 善するところが見えてくると思うのです。世の中にお金を流すことは結構なのです。でも、もう少し その辺のところを把握すると、よりよい資金の使い方に変わってくるはずですが、どうですか部長。 ちょっとことしいろいろ考えてみませんか、その辺のところも含めて。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 非常に手間がかかる仕事がございまして、私どものほうでやるので あればあれなのですけれども、おっしゃるように商工会議所、商工会の皆様にお願いしている状況も ございます。その辺も相談させていただきたいというふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) いや、手間なんか何もかからないですよ。1万円のものを1万800円にすれ ばいい。切れ目を800円にすれば、それで200円納めてしまうわけですよね、今現状から言えば。それ を流せばいいのだ。どこにも使ってくださいと、期日までの間はどう使おうが勝手ですと。そのかわ り、換金された券は、すべて行政に戻してください。それは、どういうルートをたどってきたか大事 なものです、逆に言えば。宝です。そこから見えてくるものはいっぱいあるということを私言ってい るのです。手間かかるとか、そういうことを言っているのではない。もっともっと分析して、よりよ い格好でお金を流す方法を考えていただきたいということなのです。そういうことで、どうですか部 長。よろしくお願いしたいのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 私一存でそれはなかなか決められませんので、先ほどから申し上げ ていますが、ご相談させていただきたいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 私の言っていることわかりますよね。何も難しいこと言っていないのですけ れども。だから、本当に資金をそれだけ投入するのであれば、よりよい、より効果的な方法をみんな で見きわめて、もう一度どうすればいいかも考えてやっていける。3,000万ではなくて、今度5,000万 でもいいではないですか、うまく回るのであれば。そういうことを考えていただきたいと、こういう ことでございます。   それではもう一つ、都市計画税の件なのですが、都市計画税が撤廃になって、それでそれのお知 らせ版でお正月号、ここのところに出てまいりました。平成23年度から都市計画税を撤廃いたします、 これ出したわけ。これ税務課で出したですか。これは、どこの課が担当して出したですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 4月から税が廃止になるということで、税務担当として出させて いただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ちなみに私のところのを持ってきました。これ1月の下旬、中旬過ぎかな、 下旬ぐらいに私の住所のところに、うちと私のおふくろと、そして会社と、合わせて3通届いていま す。中身見たら同じ文句なのです、全部、ほら。都市計画税廃止します、大滝平正と市長の名前で。   私、町内の新年会に行ったら、しかられました。4通、5通来ている家もあります。それはそう でしょう。その人の名前で土地、建物買っていれば、そこの住所同じであれば、父ちゃんの名前、母 ちゃんの名前、息子の名前であれば皆来るのだから、納税者なのだから、そこに。これ1通出すの幾 らですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(渡邉欽也君) 通常郵便ですと80円ということでございますが、枚数が結構ござ いますので、幾らか安くなっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 通常郵便で80円、1万500世帯に出せば幾ら。80万でしょう。都市計画税が 撤廃になりますよというお知らせを80万かけて市民に知らせて〔質問終了時間5分前の予告ブザーあ り〕納税者1人ずつに。   私は、これから税をかけるよというのであれば、一人一人に丁寧にやらなければならないです。 ある意味では、廃止しますここにもう市報に載った。もし引かれていなかったら、市民からもし問い 合わせが来ても、それは1月の市報で知らせたとおりでございます、廃止になったのですと。怒る人 余りいないと思うのです、私は。   だから、市長、考えてもらいたいのです、そこを。タイガーマスクさんが10万円持ってこられて、 福祉のために使ってくれと言っているのです。知らせる版に80万からかけているのです、これ。袋代 とか紙代とか皆です。その辺をどうか少し見きわめて、改めていただきたい。そのお金があればもっ と救えるところに流してもらいたい。今の場合、今回の場合に都市計画税の廃止の問題であれば、税 をかける場合とはまた違うわけですから。市長、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) おっしゃることはよくわかりますが、都市計画税何年も何年もいただいてい る税でありまして、市とすればその税を廃止するというようなことで、大変ありがとうございました というような意味も含めてそういうのを出させていただいたと。   姫路さんのところは3通行って無駄だとおっしゃいますけれども、それを1つの封筒にいわゆる 地目が違って納税している方の3人分を入れてあったら、それでまた何でおれのところにそんな、家 族でありながらというような意見もあるということで、私どもは固定資産税の課税によって差し出し たということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) おっしゃっていることよくわかっていない。私は市民の声、電話かかってき たの5件、この件で私に。何でこんなもったいないことしているのだと。そこを真摯に受けとめても らいたい、市長には。そうだよねと、考えてみれば。80万かかるのだもの。やっぱり都市計画税廃止 になる。もううれしいと思います、書かれているところは。ありがとうございましたと、これだけ市 報に一面出ているのだもの、それでみんなに大きくあいさつするべきだと思うのです、市報は1軒1 軒行っているわけですから。ぜひそういうところを税の使い方をいま一度無駄を、そして改めていっ てもらいたいと思います。   私は、市議会議員として、これ新生会の代表のこの代表質問ですが、これで最後でございますが、 ぜひそういうふうな目でやっていってもらいたいと、こういうふうに思います。よろしくお願いしま す。   これで質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで新生会の代表質問を終わります。   以上で代表質問を終了します。   ただいま代表質問の対象となりました議第13号から議第26号までの14議案については、平成23年 度予算付託表のとおり、会議規則の規定によって各所管常任委員会に付託いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。   本日はこれで散会いたします。   なお、3日から本会議を開き、一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでした。           午後 4時33分  散 会