平成23年村上市議会第1回定例会会議録(第6号) 〇議事日程 第6号 平成23年3月8日(火曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(27名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(2名)   15番   小  池     晃  君    19番   小  林  重  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    相   馬   正   喜   君        市 民 部 長    板   垣   純   一   君        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        福 祉 保 健 部                   遠   山   た   つ   君        保健医療課長        福 祉 保 健 部                   西   村       治   君        介護高齢課長        産業観光部長     瀬   賀       功   君        産 業 観 光 部                   田   嶋   雄   洋   君        商工観光課参事        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        上 下 水 道 部                   川   内   信   一   君        水 道 局 長        会 計 管 理 者    吉   川       強   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農 業 委 員 会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    工   藤   泰   則   君        教 育 部 長    平   山       浩   君        教  育  部                   高   田       晃   君        スポーツ振興課長        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    田   村       豊   君        朝 日 支 所 長    小   田   政   秋   君        山 北 支 所 長    斎   藤       誠   君        消  防  長    小   川   利   栄   君        消 防 本 部                   小   川       剛   君        総 務 課 長                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 改めまして、おはようございます。ただいまの出席議員数は27名です。欠席 の届け出のある者2名です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、4番、板垣栄一君、22番、相馬エイさんを指名い たします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   最初に、16番、姫路敏君の一般質問を許します。   姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) おはようございます。姫路敏でございます。議長のお許しを得られましたの で、これから一般質問を行います。皆様もご存じのとおり、私は4月の統一選挙に向けて準備中でご ざいます。したがいまして、今回の市議会議員としての一般質問が最後の一般質問になります。今ま で議員の皆様、そして議長にいろいろとお世話になってきました。そしてまた、市長をはじめ職員の 皆様にも大変お世話になりました。特に傍聴に来られている皆様、そしてまた市民の皆様には大変お 世話になりました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。   それでは、私の一般質問3点ございますので、そこから質問いたします。高速道路の延伸につい てなのですが、この3月27日に日本海沿岸東北自動車道が神林岩船港インターから朝日まほろばイン ターまで開通いたします。この高速道路の延伸に伴うメリット、デメリットをどのようにとらえてま ちづくりを考えていくのか、聞かせていただきたいと思います。   2番目、トライアスロン大会についてです。村上・笹川流れ国際トライアスロン大会は、民間が 主体となってこれまで継続して開催してきた成果として、新潟国体の際にはトライアスロン競技をこ の村上市で開催することができた原動力にもなったことと思われます。そこで今後の大会運営につい て村上市はどのようにかかわっていくのか、教えていただきたいと思います。   次に、村上茶に対する考え方でございます。村上市の名産でもある村上茶に対する村上市の考え 方を聞かせてください。平成23年度の産業元気づくり事業で、2つの村上茶の企業がお茶の生産に対 して新しい取り組みを申請しましたが、それが却下されてしまいました。それはなぜなのか、聞かせ ていただきたいと思います。   この3点でございます。市長答弁の後に再質問いたしますが、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、姫路議員の3項目のご質問につい て順次お答えをいたします。   最初に1項目め、高速道路延伸についての延伸に伴うメリット、デメリットをどのようにとらえ てまちづくりを考えていくのかとのお尋ねについてでございますが、日本海東北自動車道がいよいよ 3月27日に朝日まほろばインターチェンジまで開通をいたします。このことは、これまでも申し上げ てきましたように、本市のさまざまな面で大きな変化をもたらすと思っております。救急医療への対 応や交通渋滞の緩和などをはじめとした安全、安心面。移動時間の短縮、しかも無料区間の延伸によ る遠方からも来やすくなる物流、観光面。通勤圏のエリア拡大による就業条件の改善など、暮らし全 般に波及すると思っております。何としてもこの機会をプラスにしなければなりません。しかし、注 意をしなければならない点もあると思っております。非常に新潟市あるいは都市部との距離が短くな ります。地元でしっかりとした魅力ある地域をつくって、あるいは商店街をつくっていかなければ、 逆にストロー現象になる傾向があることも懸念をされております。それを防ぐには、まず村上市がこ こで暮らす私たちにとって最も暮らしやすく、活気があり、誇れるまちづくりでなければなりません。 私たちの元気に暮らす姿があり、大切にしている豊かな資源環境などがあって、初めて魅力ある地域 として発信できるものだと思っております。総合計画にこれらの思いを「元気eまち村上市」として まとめ、実現に向けた重点戦略として「定住の里づくり」を掲げており、市民の笑顔とともに交流、 定住につなげていきたいと思っております。   次に2項目め、トライアスロン大会については、教育長に答弁をいたさせます。   次に3項目め、村上茶に対する考え方についてのお尋ねでございますが、村上茶については、古 くから培われてきた伝統的な産業であり、全国に誇れる北限の茶どころとして維持していくことが必 要と考えております。その取り組みとして、市や茶業組合等では、村上茶生産量の維持拡大のため、 茶畑団地を造成する取り組みや、茶業者と農業が連携して生産体制を構築する取り組み、新品種の実 証や栽培などを行ってきました。また、村上茶を観光資源として活用した観光茶畑の造成や茶摘み体 験等を行っており、引き続き関係団体との連携を深め、村上茶の振興に努めてまいりたいと考えてお ります。   また、平成23年度の産業元気づくり事業で2つの企業がお茶の生産に対して新しい取り組みを申 請したが、却下された理由についてのお尋ねでございますが、産業元気づくり事業は公募型の事業と なっており、補助対象事業として認定されるための申請が必要となります。このたびのお茶に関する 申請内容は、在来種から品質、収量ともにすぐれている新品種に植えかえを行う事業であります。ま た、植えかえする品種は、ヤブキタなど日本茶の代表品種で、既に普及されているものであり、北限 とされる村上地域でも温暖化による植栽が可能であることから本申請に至ったものであります。その 審査は、商工会等の代表や観光、農林水産関係団体の代表、学識経験者等で構成される産業等の活性 化事業審査委員会が行っております。審査委員会では、審査選考基準である新規性、独自性、発展性、 実現性、社会貢献性の5項目を評価点により審査することにしておりますが、本件については市場に 同様の商品の有無などが問われる新規性、独自の発想などが問われる独自性において評価に及ばず、 審査結果が不認定となったものであります。   なお、審査委員会では、このたびの申請事業内容は長期的な視点による茶の振興について、市と して検討し、その中で支援をすべきではないかとの意見が出されております。これらを踏まえ、個々 の地域産物の振興につながる支援策について、補助制度の見直しも含め検討をしてまいりたいと考え ております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、2項目め、トライアスロン大会についての今後の大会運営に本 市はどのようにかかわっていくのかとのお尋ねについてでございますが、村上・笹川流れ国際トライ アスロン大会は、18回の伝統を誇る大会であり、市民参加型イベントとして本市に定着してきた事業 であります。また、大会の実施に当たりましては、これまで市民が中心となった実行委員会が主体的 に進めてきた事業であり、民間活力を傾注したまちづくりイベントとして注目を集めている大会でも あります。平成17年大会から本市が再び主催団体となって運営にかかわっており、今大会においても 実行委員会の一員となり、職員の協力や公用車の提供など、大会運営に対して支援を行ってきたとこ ろであります。今後も実行委員会の自主性を尊重しながら、責任ある主催団体としてのスタンスを明 確にするとともに、本大会の独自性を継承し、さらに安全で効果的な市民との共同事業に発展してい くことができるよう、積極的に取り組んでいく考えであります。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ご苦労さまでございます。そうすれば、再質問にさせていただきます。   高速道路の件なのですが、今市長のほうから答弁いただきましたが、最終的には定住の里という ことで、そこを目指していきたいということにまとめられていくのだろうと。私去年同じ質問をした わけですが、市長のほうからの答弁、去年、昨年の答弁、これは後でちょっと読ませてもらいますが、 市長最初に高速道路を延伸されてきて、経済発展で一番大事なこと、市長が思うところの経済が発展 するために一番必要なもの、基本ですよね。何だと思いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 物流が非常にやりやすくなったということでありますし、地方と都市部との 距離が非常に短くなったということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それはそうなのですけれども、やっぱり経済の基本は個人消費を伸ばしてい くことです。つまりこの地における消費をどれだけ伸ばせれるか、ここなのです、勝負は。それが観 光の人口で人がこちらに来れる状況が生まれてくる、その方々がここでお金を落としてくれる、つま り消費してくれる。もう一つは、先ほど定住の人口をふやすということであれば、個人消費を伸ばす ためには人口減が非常に厳しい。代表質問でも私言いましたが、先般観光協会の会長と観光協会の 方々と市議会との意見交換あった席では、国のデータによると1人1年間に消費する金額というのが 平均121万円であると。村上では、もう少し低くなるかもしれません。思い切って100万円はどうして も1人が生きていくためには使う金額だとすれば、消費を100万円にしていくわけです、1人の方が。 そうすれば、1,000人がいなくなれば、1,000人減少すれば10億円の個人消費がこの村上から失われる と、こういうことになります。それを補うために、今、ためにというか、それを補う一つの手法とし て、手段として高速道路の延伸もついて回ってくるのだろうとは思いますが、市長、そう言われて考 えてみればどうやって個人消費を伸ばしていくのか、この辺が市長の器量のあり方だと思うのです。 市長のリーダーシップのあり方だと思うのですが、どうですか、その辺は。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども申し上げましたけれども、個人消費あるいは地域の消費を伸ばして いくためには、まず魅力ある地域をつくることであると。魅力ある商店街あるいは魅力ある業種をつ くって、そのまちに行ってみたい、そのインターでおりて買い物をしてみたい、そういうような地域 をつくることによって消費拡大がなされる。逆にさっきも言いましたけれども、そういうようなこと がなければ、逆にストロー減少で向こうにとられる可能性もあるということを十分に注意をして、こ れから地域をつくっていかなければならない、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) その抽象的なことを行っていたってしようがないのです。だからこういう政 策をする。魅力あるまちをつくるのだというのは十分みんなわかっているわけです。そんなことを市 長の口から言っていたってしようがない。市長がそうするために、どういう政策をするかを具体的に 言わないと。昨年私がこの減少、人口の減少について皆様にも、行政の皆様にも言いました。つまり 新潟まで近くなるのであれば、就業も新潟までできるようになるのであれば、住宅建設、思い切って 固定資産税を減免するとか、免除するとかという形を取り入れた住宅建設いかがですかと。ベッドタ ウン化、これだって一つの手法だと。また、市長は昨年私も全く同じ意見でございますと答えている のです。働くところは新潟だと。住むところこっちへ持ってこれるような、行政でそれだけのことを 全力を挙げてやっていかないかということを投げかけたら、市長は私もそう思いますと答えている。 その後何かやりましたか、この1年の間に。私にそれを言っただけで、何にもやっていないのではな いですか。副市長、どうですか。昨年市長は、全く同じだと答えているのです。定住人口をふやすた めに、住宅建設を伸ばすためにもいいアイデアだと言っているのです、ここで。やったかというので す、この1年のうちに。いかがですか。副市長、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) そのような答弁をしたかと思っております。ただ、いろんなベッドタ ウン化につきましては、非常に住宅適地がどこであるかとか、いろいろ農地であればまた転用の申請 があるとか、いろいろ場所的な地形的なもの、そんなこともいろいろ調査検討をしていかなければい けないということでございますので、そのことでどこが適地であるかがありますし、今のところ駅前 の宅地造成したところにつきましては、非常に売れ行きが好調であるというようなことをお聞きをし ております。ただ、西のほうがまだもう少しなかなか定着できないと、売れていないというのが現状 だということでお聞きをしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そんなこと言っているのでないのです。私の言っているのは、昨年どうです かと言った中で、市長はそういう考え方にはやっぱり賛同できる部分があったのでしょう、私が言っ て。その後、ではどうしていこうやということを取り組みを少しでも庁内の会議でもやったかという ことを聞いているのです。駅前の今住宅地がどうだだの、そんなこと答弁になっていない、それは。 だから私の言いたいのは、いいですか。人口が減っていく自治体には何も残らない。消費、個人消費 がどんどん減っていくということを言いたいのです。それを歯どめかけるための政策を具体的に提示 していこうというのが市長のリーダーシップだということを言っているのです。5つのプランが上げ られていますね、政策の中でも。しかし、それが本当にすぐに実効性があるかというと、非常に疑問 な点もある、頑張るのだけれども。だからここで言ったことを検討します、それはそう思いますとい うように言ったのであれば、検討してもらわなければならないし、そうであってもらわなければなら ないのです。ここでしゃべるということは、私にも一人一人の支援者がおりますので、その人たちの 声の代弁者でここで立ってしゃべっているのだから、ちゃんとそれをしっかりととらえて、答えをし っかりとそういうふうになるように努力する、そういうことは必要だと思いますが、どうですか、市 長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 姫路議員が代表であるとおり、私も代表でありますので、誤解のないように していただきたいと思っております。   前から言っております少子化対策につきましては、短絡な政策では私はだめだということは、何 回も何回も言っております。総合的な政策を打ち出していくことによって、少子化に歯どめがかかり、 そして人口減につながっていく可能性があるということでありまして、最初にはまずいつも言ってい るとおり、まず結婚をしていただくような環境づくり、その前には雇用の面で働く場を確保して、そ して結婚していただいて、子供が産まれて、そして子育てが安心してできる地域、そして子供が大き くなったときに教育費がかかります。そういうような教育費がかかる問題を市で何とかお手伝いしな がら頑張っていけるような地域をつくっていく、そういうことをトータル的にやることによって、こ の地域は住みやすい、安全で安心な地域、医療もそうです。医療も安心して受けられる、教育もある 程度の水準までいっていると、そういうような地域、総合的な地域をつくることによって、そういう ようなこの地域は住みやすい地域に若い人たちは思って住んでいただくような地域をつくっていくこ とが必要であるということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) だからそういう地域をつくるために、市長は具体的な政策をどんどん出して 頑張ってもらいたい、そういうことなのです。だからそれが具体的にどうだということが提案してい るのだけれども、とんざされると困るねという話をここでやっているわけ。とにかく人口減が歯どめ がかかりません。直近のものであれでしょう。6万5,500ですか、6万4,500ですか、国勢調査で。そ うすると、6万7,500ですか。そうすると、相当な人口が減っていっているわけです、現実に。これ をいかにして本気に考えていかないといけないと、こういうふうに思っております。とにかく個人消 費が減っていくような、人口が減っていくようなあり方では、相当なやっぱりここに企業を営む人も 売れないです、物が。物が売れないし、だからそういう部分を考えてみると、この高速道路でまたス トロー現象にならないように、先ほども市長もならないように頑張りたいと言っていますから、そう いうことで頑張ってもらいたいとは思っております。   では、ちょっと次にいきますが、トライアスロン大会なのですが、市長、トライアスロン大会ど れだけの予算かけているかわかりますか、トライアスロン。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 詳細については……           〔「いや、いい。わかりますかと聞いている」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) いや、具体的な数字は存じておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) トライアスロン大会は、予算ゼロ円なのです。いいですか。村上市の予算書 見てください。トライアスロン大会補助金負担金なんてないです。ゼロ円なのです。笹川流れマラソ ン大会、これ350万、元旦マラソン大会、これ70万、神林穀菜マラソン大会、21万5,000円、これで運 営されている。トライアスロン大会、ゼロ円なのです。これは、シドニーオリンピックが2000年にご ざいましたが、それまで行政の負担も補助金もありながらやってきたのですが、そこで一たんけじめ をつけるという約束のもとでやってきましたので、その2001年から予算がゼロ。ただ、運営するには やっぱり村上市という主催がどうしても必要だということで、実行委員会のほうから村上市に申し入 れて、それでそこから主催者としてもやってきているとは思うのです。こういう中で、本当に民間が 主体性を持ってやっている大会というのは、恐らく全国見回しても少ないだろうと、ないだろうと思 いますが、高田課長どうですか、その辺。 〇議長(佐藤宮吉君) スポーツ振興課長。 〇教育部スポーツ振興課長(高田 晃君) 議員おっしゃるとおり、全国のいろんなスポーツ大会に おいても、本当に民間が主体的に民間活力を傾注してやっていっているという大会は、本市のトライ アスロン大会、ほかにもあると思うのですが、そういうふうな認識をしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それで実行委員会、私もいろいろお手伝いさせていただいたりはしているの ですが、予算が切れてから一生懸命に動いて、協賛金の企業の広告協賛金の集めもやって、それで多 くは賄い業やっていくという形で今があるわけです。市長、どうですか、それ。ものすごいと思いま せん。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) とてもすばらしいことでありますし、それが地域の住んでいる人たちの大き な力になっているなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) その原動力が恐らくこの新潟国体に対してトライアスロン競技がこの村上市 でできたことにつながっているのだと、これをわかっていただきたいのですが、高田課長、そう思い ません。 〇議長(佐藤宮吉君) スポーツ振興課長。 〇教育部スポーツ振興課長(高田 晃君) 平成17年から市が主催になって、皆さんが本当に一生懸 命努力なされてこの21年の2巡目の国体を迎えたというふうなことは、私も同じように皆さんのご努 力に対しては認識しておるところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そういう実行委員会でもただ一つ欠点はあるのです。どういう欠点があるか と。どうしても実行委員の皆さんが手弁当、100%ボランティアで参加しておりますので、会議とな れば夜にやらなければいけない。仕事終わってから夜、あるいは土日かけて皆さんがお仕事なさって いるときは皆さんも仕事一緒にやっていますから、それで積み立てていく、組み立てていく。そうす ると、どうしても事務局体制が端から見ると軟弱なところに見えてきます。そうすると、主催をして いる村上市にしてみれば、やっぱりきちんとした予算、資金の管理をしていただきたいという思いが どうしてもそこに出てくるだろうと。こういうことで恐らく先般いろいろお話もした中で、スポーツ 振興課の高田課長ともお話しした上で、ウエルネスに委託されたらですかという話が出てきましたが、 高田課長わかるとおり、トライアスロン実行委員会、自分たちで立ち上げてきた自負がありますので、 なかなかそこのやっぱり事務局を人に任せてというところまで到達していかないというのはあります。 その辺いかがお思いですか。 〇議長(佐藤宮吉君) スポーツ振興課長。 〇教育部スポーツ振興課長(高田 晃君) 平成22年、今年度の大会から私ども国体が終わった後、 どういった市がかかわっていけばいいのかというふうな方向をいろいろ検討してきました。それで22 年度からは責任ある主催団体として、本格的に実行委員会組織にお手伝いをしようということで取り 組んできましたが、その中でこの大会、さまざまな面で確かに議員おっしゃるとおり実行委員会、皆 さん昼お仕事なさって、夜会議を開いているということで、大変なご努力はなさっているということ は私どもも承知しているのですが、そういった中でどうしてもやはりいろんな問題点、その事務局体 制の問題もしかりですが、全体的な運営体制が多少やはり不備があるのではないかと。そういった部 分を改善するために、市として市ができることは最大限支援していきたいというふうなことで、その 1つとして事務局をきちっとした組織立ったNPO法人に事務委託したらどうかとか、あるいは実行 委員会組織をもう少し改善したらどうかとか、あるいは今まで全くなかったマニュアル化あるいは データの不足も少し調整したらどうかとかいうふうな案を提案させていただいたところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それで市長、先ほども言ったように、それだけ原動力になって、国体も引っ 張って、国体の経済効果というのはすごかったと思いますが、山北の支所長、どうですか。国体すご かったでしょう、経済効果。いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所長。 〇山北支所長(斎藤 誠君) 直接かかわってはいませんけれども、人口の交流はかなりあったとい うふうに認識しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) トライアスロンの開催だけでも相当なやっぱりそれにあわせての維持管理も 必要だったことだし、さまざまな部分で国の支援が受けられたと、そういうふうに私市長も思ってい るかと思いますが、私はこの実行委員会そのものが今岐路に来ているなと。もうやっぱり手弁当でも 随分とぎりぎりの線まで来ているので、ぜひこの実行委員会がウェルネスむらかみとかではなくて、 NPO法人として、トライアスロン実行委員会のNPO法人として立ち上がっていくというのが本来 あってもよかろうということで、そういう声も実行委員会の中にはあるのです。ぜひそういうふうな 形になったときには後押しをしていただいて、トライアスロン大会、村上国際トライアスロン大会の NPO法人、トライアスロン大会事務局とか、そういうふうに心がけていこうという声が上がってき たら、市長、どうですか。後押しできるものでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) このトライアスロン大会については、18回という回数を重ねておりまして、 その中にはいろいろな変遷があったということも十分に聞いております。村上市にとっては非常に大 切な大会でありますし、またこれから大きく大きく伸びていく大会でもあると私は思っておりますの で、市ができる最大限の努力を関係者と話し合いながら進めていきたいと、そのような認識を持って おりますし、そのようにしていきたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) あれだけの経済効果を考えれば、NPO法人としてやっぱりきちんと受け皿 を考えて、そしてウェルネスむらかみはウェルネスむらかみでしっかりとやっているわけで、いろん な大会のイベントやっていますので、恐らく大きいトライアスロンの事務局全部とか、そういうこと ではなくて、トライアスロン実行委員会として今立ち上がるべき、NPO法人を立ち上げて、そして 例えば冬場であればトライアスロンを通じてのスポーツ講演とか、休んでいるときにそういうような イベントをやっていく、やっぱりこれも市のバックアップがないとなかなかうまくいかない。そうす れば、やっぱり幾分かのNPO法人に対して負担金を出していただきながら、そういうスポーツイベ ント、トライアスロンにかんがみたスポーツイベントをこなしていけるような、そういう市の体制が 欲しいと、私はこのように思っておりますが、高田課長どうですか、スポーツ振興の立場からいって。 〇議長(佐藤宮吉君) スポーツ振興課長。 〇教育部スポーツ振興課長(高田 晃君) トライアスロン大会に限らず、さまざまなスポーツ大会 については、参加される方が安心、安全でそして最高のパフォーマンスが発揮できるような環境を整 えるということが一番大事なことだと思います。このトライアスロン大会がさまざまな改善を加えて、 本当に全国で今オリンピックディスタンス50ほどの大会があります。そういった地方の全国の大会に 勝ち残っていくためには、よりよい大会に改善していくというその一つの方法に例えば今議員がおっ しゃったような運営体制をNPO法人にしていくというふうな考え方は一つの選択肢だというふうに 考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) どうですか、教育長。ぜひやっぱり教育の部分からも非常に大切な部分がご ざいます。後押ししていただきたいと思いますが、よろしくお願いしたいと思いますが、いかがです か。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 選手の皆さんは、参加費として1万5,000円あるいは1万7,000円というふ うなお金を、多額なお金を出してまでもこのトライアスロン大会に参加してくると。しかも600人か ら700人が参加するというようなすばらしい大会なわけであります。そのようなことで、この村上市 のトライアスロン大会が全国的に発展していくように、それからこの活力を村上市に生きるように、 ぜひとも総力を挙げてやっていきたいと。今議員から新しくNPO法人というようなアイデアも聞き ましたが、いろいろな面から考えて、このトライアスロンが発展していくように尽くしていきたいと、 このように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ほかと比べるわけではないですけれども、ほかはほかのやり方というか、例 えば笹川流れマラソン310万円かけています。それはそれでいいでしょう。そうやって盛り上がって いくわけですから。元旦マラソンも70万かけております。それはそれでいいでしょう。そうやって盛 り上がっていくわけです。トライアスロンもやっぱりゼロ円ではなくて、少しやっぱり心がけていた だければ、このようには思います。でも民間が主体性持って、ゼロ円でやってきたからこそ意義があ るという部分もございますが、NPO法人立ち上げあるいはそうなった際には、いろんな意味でご協 力願いたいと思います。   それでは、次に村上茶についてお聞きしたいと思いますが、先ほど産業元気づくり事業として申 請したけれども、2つの事業所が却下されてしまった、不認定になってしまったということなのです が、ここの元気づくりの産業元気づくりの目的の部分ですけれども、「本制度は、地域の特色ある産 業資源を活用した新品種・新製品開発、地域ブランドの構築、開発初期の販売促進及び新事業に挑戦 しようとする市内の農林水産業を営む団体や中小企業に対して、市が補助することにより、市内産業 の活性化を図ることを目的とします」、こういう目的の中に組まれていっているわけなのですが、さ っき不認定になった要因というのが言っておりましたけれども、あと6つのところ、8つあって2つ だめで6つが了承されたわけですけれども、そこに補助金、幾ら、全部でそこに払うことになるので すか、ちょっとそれからお聞きしたいのですが。   では、その辺探しておいてください。時間ない。瀬賀部長、私この前、金曜日の日にお茶の、い いですか。お茶の10アール当たり、1反当たりの収量が減ってくるというのがよく理解できないので すが、その答えを月曜日に出すと私に言っていて、あなた私に電話くれないですよね。金曜日に私と 約束して、あなたが私に電話よこしていないのです。どういうのですか、それは。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 姫路議員、帰りに寄られると言ったものですから、それでお待ちし ていたのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 私は、来られるなんて言っていないです。その答えは、では月曜日まで待っ てくれということであなたは私に答弁したはずなのですが、その辺やっぱり先ほど市長にもちょっと 触れましたけれども、言った責任をしっかりと確認して、それを遂行してもらいたいと思います。は い、わかりましたと言って、何にもわかっていないと一緒ではないですか、それは。やっぱりそこら 辺、大変申しわけないですけれども、しっかりとしてもらいたいと思います。総額幾らですか、補助 金の。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 224万です。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そして平成22年度は5万円の予算ですよね、22年度の予算は。どうなってい るのですか、これ。   ごめんなさい。平成23年度の予算では、6万円の予算ですか、5万円ではなくて。6万円の予算 しか出てきていないのだけれども、今だと60万だということになれば、それどうなっているのですか ということを聞いている。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 今足してみないとちょっと22年度分についてはわからないのですが、 もっと額は余計であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それで、審査の件なのですが、私思うのですが、この声をかけたのは元気づ くりプランというのがあるのだよと、産業元気づくり事業というのがあるからどうかやってみないか と、声かけたのは行政から声かけているのではないですか、違うのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 企業者のほうからこれに対する補助事業が市としてなかったもので すから、市としての今の補助事業として考えられるのは、産業元気づくり事業が補助事業の中では該 当するのではないかということで、市としましてもその内容につきましてはその植えかえという部分 だったのですが、品種の改良部分で何とか委員会で該当するのでないかということで、一応上げてく ださいということでお願いした形になります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) こういう事業がある、こういう補助金制度があるということで、市から事業 者に対してどうだ、やってみないかと声かけておいて、上げたら却下だ、これおかしいと思いません か。これよくあるパターン。銀行の融資。こんないい融資制度があります、使ってみませんかと。申 請者が申請したら融資できませんと言われているのと一緒です、これ。だからそこまでやっぱりこう いうプランがある、申請くださいというのであれば、もっともっとその事業者に接触して、そして指 導して、その申請が合う申請になるように、その支援、サポートしていくというのも行政サービスの 一つではないですか。どうですか、その辺。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 姫路議員のおっしゃるとおりでございまして、できる限りのことは したつもりでございまして、審査委員会がございましてそこで却下されたということで、市長が先ほ ど申し上げたように、今後市としても別な形で支援していきたいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長、これ大事なことなのです。いろんな制度がある。そして使わないか。 それで業者さんは一生懸命書くではないですか、いろんなプランをそれに合うように。やっぱりその 時点でそんな何百社もいるわけではないのだし、ちょっと申請する前に見せてみたと、ああ、これち ょっとここがまずいからこういうふうに変えたらいかがとか、申請書類も含め。そのぐらいのサポー トあっても当然だと思いますが、市長どうですか、それ。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、サポートはあってしかるべきでありますし、市もそうい う指導をしていくということであります。しかしながら、今回の件で言いますと、やはり審査委員会 というものがあるわけでございまして、その審査委員会の意見の中で審査委員が判断した結果であり ますので、それは私どもはその審査意見を取り入れなければならない。しかし……           〔「いいです」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 私は、そんなこと言っているのでないのです。申請書類を上げてくれと言っ ている、その行政側で申請書類を持ってくるではないですか、企業が。ああ、これだと通らないよと、 ここの部分がもう少しこういうふうに表現していかないとなかなか難しいですよと。プレゼンテーシ ョン、あなたたちの力量でやってもということを残しながらも、そういう指導をして当たり前でしょ うということを言っているのです。どういうことかというと、却下される要素が全く審査前の要素な のです。審査して却下される要素ではない、見ると却下されているのが、内容が。在来種の改良に関 する事業は、失敗も含めた先駆的な事業を想定している。数年前に改良の実績があり、その効果も実 証されている事業については、新規性、独自性に乏しい。事業の申請書書いてきたときに、これはわ かるのではないですか。瀬賀部長、私が言っているのわかりますよね。そこなのです。審査をどうし てくれ、こうしてくれということを言っているのではない。申請書を上げてくる段階で、もうこれは 通らぬだろうというのがわかるわけでしょう、こうやって、内容から言うと。それをちゃんと指導で きないのかということを言っているの。どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 議員のおっしゃるとおりなのですが、担当としては一生懸命努力し てお手伝いしたということでご理解いただきたいというふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それは、努力が足りない。   それともう一つ言いますけれども、ちょっと不思議なのは、不思議というか、審査委員の方々10 名いらっしゃいますよね。部長さんもそこに入っておられます。委員さん、商工会議所さんや荒川の 商工会さんやらいろいろありますが、委員の中に、審査の委員の中に、今回申請している方がいるわ けです。わかります。おかしいと思いません。私が審査する人間で、私の事業プランを出したらおか しいでしょう。おかしいと思いませんか、それ。審査委員が自分が申請して自分が審査しているのだ。 おかしいでしょう、それ。どう思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 姫路議員言われる部分につきましては、どちらの部分でございまし ょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 1つは、瀬波温泉花火大会実行委員会実行委員長、佐藤さん。商工会議所の 会頭さんです。その方が審査委員しているわけだ。言っている意味わかりますか。その事業が悪いと かという問題〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕ではないのだ、私の言っているのは。おかし いでしょう。だから私思うのだけれども、このプランそのものの審査委員も例えば胎内市あたりと協 力して、村上の元気づくりプランで上がってきたのは、では審査してもらうのであれば、村上の事業 所関係の人でやるとやりにくいでしょう、却下したりなんなり。それは、胎内市あたりと協力し合っ て、うちの審査を胎内市の商工会の会議所の方に審査してもらうとか、そういう行き来はあって当然 だと思うのです。そういうことをやればうまくいくような気がするのです。どうですか、それ。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 姫路議員のおっしゃるのも一理ありますが、地元のそれぞれの責任 ある委員の皆様に審査してもらうことも十分な審査内容になろうかというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) この元気づくりプラン事業についてはもう一度考えて、考え方、審査も含め て考えたほうがいいと思います。   市長、お茶についてなのですが、非常に今みんなお茶の業者さん一生懸命やってはいます。そこ でやっぱりこれが例えば、はい、だめですというのではなくて、やっぱり違うプラン、こういったこ とで後押しできるというようなプランも同時にやっぱりそこに表現していかないと、例えば今出てい るので農林水産省の生産局でいろんな支援手段、自治体の皆様へとかいろいろ出ています、これ。見 たことありますか。改植を20アール行った場合24万交付されますとか、支援の水準がこうですとかと、 いいですか。農林水産省の生産局でやっているこういうのを引き出してきて、こういうのを使ったら どうだとか、これまさに今申請しているものと同じものですよ、これ。内容のもの。そこまでやっぱ り言ってもらわないと、お茶で観光していくのであれば、お茶もやっぱり後押しできるような形をし っかりととってもらうと、大事なことだと思いますが、市長、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もちろんお茶については、非常に重要な産業の一つであるととらえておりま す。今回の審査会から漏れたというようなことでありますが、しかし審査会の意見として長期的な視 点に立って茶の振興について市として検討し、そのことを支援すべきであるというようなことを申し 添えてありますので、これを私どもはしっかりと受けとめて、村上のお茶に対して長期的な視点に立 ってやはり支援をしていくべきと考えておりますので、支援をしていくつもりでおります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 茶業組合への年間の15万円です、負担金。どんどん、どんどん今12社参加し ております。ぜひ後押ししていただいて、村上茶が全国に誇れる北限の茶としてできるように頑張っ てもらわなければならない。部長、どうですか。あなたそういうところ仕切っているわけでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 肝に命じて一生懸命支援してまいりたいというふうに思っておりま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長、お願いします。お茶の組合さん一生懸命なのだから。どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 十分にわかっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) これで一般質問を終わります。   ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで姫路敏君の一般質問を終わります。   11時10分まで休憩します。           午前10時51分  休 憩                                                        午前11時10分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、2番、鈴木いせ子さんの一般質問を許します。   鈴木いせ子さん。           〔2番 鈴木いせ子君登壇〕 〇2番(鈴木いせ子君) 議長のお許しをいただきましたので、これより一般質問させていただきま す。   本定例会の初めに、市長から村上総合病院新築に伴う支援要請書が配付されました。私は、毎回 のようにこのことについて繰り返し、繰り返し一般質問してきましたが、今回は初めて通告しません でした。今が一番大事なとき、何かにつけて言うよりは静かに見守るときではないかと思い、出しま せんでした。厚生連から村上市に要請書のお願いに来るには、もう少し時間がかかると思いました。 でもこの早い時期にお願いに来れたのは、市長の水面下での絶大なるご苦労があったのではないかと 私は察します。でも今このことが新聞報道されたということは、村上市にとって最善の策であったと 私は考えております。   それでは、これより私の一般質問をさせていただきます。一般質問は、3項目についてでありま す。1項目めは、日本海沿岸自動車道の朝日まほろばインターまでの開通による村上市の効果につい てであります。国土交通省で建設を進めてきた日本海沿岸東北自動車道が神林インターから朝日まほ ろばインターまで完成し、3月27日に開通式が行われます。開通に伴う村上市の経済効果、また朝日 みどりの里周辺の新たな取り組みについてお伺いいたします。   @、村上市の経済効果はどのくらいとお考えでしょうか。   A、高速道路開通による交通量はどのくらいと見込んでいるのでしょうか。また、安全対策は万 全ですか。   B、朝日みどりの里での開通に伴うイベントとしてどのようなことを計画しているのでしょうか。   C、朝日みどりの里では、展示場の配置や新しいブース、例えば村上の物産コーナー等は検討し ているでしょうか。   D、朝日みどりの里の食堂で新メニューは考えているのでしょうか。   E、信号機や看板の設置は万全ですか。   F、朝日みどりの里の駐車場の白線が薄くなっております。食堂にもすごく入りにくい状況のよ うですが、改修、改善は検討されたのでしょうか。   G、今ここにしかないもの、ここでしか買えないものが集客につながると思いますが、それはど のようなものとお考えでしょうか。また、その商品はどのようにアピールしていく予定でしょうか。   2項目め、女性部防火クラブの設立についてであります。家庭、例えばホースで水を消すとかと いうのではなく、火災予防や初期消火の普及活動を進めるため、当管内のJAにいがた岩船女性部で 消防本部指導のもと防火クラブが設立されました。この内容についてお伺いいたします。   @、活動内容について。   A、県内の設立状況について。   B、消防本部とのかかわりについてであります。   次3項目め、介護と医療問題について。1、介護認定を受けたが、介護用品を購入したり、住宅 の一部をバリアフリー化するリフォームを行う際に、業者に支払いをした場合、その後9割が介護給 付されます。利用している方が初めから1割を支払う方法はできないものでしょうか。   2、週3回程度透析治療を行っている人がふえていると聞いています。このうちほかに病気があ る場合は、入院しながら透析治療も受けることができますが、病気が回復した後、日常生活に介護を 要するような場合でも、病気を発症していないので退院せざるを得ないことになります。介護老人保 健施設などを利用できる方は、それらの施設を利用しながら透析治療を行うことも可能なケースがあ ると思いますが、特に若い人であればそういった施設を利用することもできず、非常に苦しい日常生 活を強いられることになります。このような若い人のケースに対応した施策などはないのでしょうか。 また、対応する施設などの状況についてお伺いいたします。   以上です。よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、鈴木議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、日本海沿岸東北自動車道の朝日まほろばインターチェンジまでの開通による本 市への効果についての1点目、本市の経済効果はどのくらいと考えるかとのお尋ねについてでござい ますが、高速道路延伸による村上市全体の経済効果の把握は非常に難しいところもありますが、観光 面から見ますと、平成22年12月の観光庁共通基準による全国観光入り込み客統計を参考にした1人当 たりの平均観光消費額は、県内日帰り客で6,908円、県内宿泊客で2万9,666円、県外日帰り客で1万 4,577円、県外宿泊客で1万7,786円となっており、市内の平成21年度の観光客数222万7,230人で算出 した場合、242億7,515万ほどになります。延伸によるさらなる誘客増に努め、経済効果を上げてまい りたいと考えております。   次2点目、高速道路開通による交通量の見込みと安全対策は万全かとのお尋ねについてでござい ますが、昨年6月28日から実施された高速道路無料化社会実験後、日東道の観測地点の聖籠新発田イ ンターチェンジから中条インターチェンジ間では、実験前に比べ半年間の平均でも平日で約3倍の交 通量となっております。朝日まほろばインターチェンジまでの開通では、途中荒川胎内インターチェ ンジと村上瀬波温泉インターチェンジを通過するため、交通量が多少減少すると予測されますが、ほ ぼ同程度の交通量になるものと推測をしております。また、安全対策では供用されている日東道と同 様の暫定2車線構造を採用しており、当面の需要に対し必要な安全性を確保するため、最高速度を70 キロメートルに制限し、樹脂製ポール等で視線誘導と注意喚起を促しております。   次3点目、朝日みどりの里での開通に伴うイベントはどのようなことを計画しているかとのお尋 ねについてでございますが、高速道路の開通を地元朝日地区の皆さんでお祝いし、お客様をおもてな ししようと計画をいたしております。具体的には、開通日の3月27日、日曜日でありますが、と翌日、 28日月曜日の2日間イベントを計画しており、両日実施する企画としては、お祝いなべやもち、紅白 まんじゅうの振る舞いを行うほか、特産品等の特別販売なども行う予定であります。また、舞台イベ ントとして、地元小中学生等の演奏披露や地元歌手による歌謡ショー、飛び入り歓迎のカラオケ大会 等を行って、高速道路の開通をお祝いしようと計画をいたしております。   次4点目、朝日みどりの里では、展示場の配置や新しいブースは検討しているかとのお尋ねにつ いてでございますが、新たなコーナーをつくろうと計画しております。これについては、相手業者も あることから、作業を進めている段階であります。また、物産会館のトイレ増築と現在のトイレの場 所を改修し、模様がえをする予定であり、その際に展示場の配置をさらに変えることも考えておりま す。これについては、具体的な設計を行っていない段階であり、今後増築等の設計をつくる段階で検 討をしてまいります。   次に5点目、朝日みどりの里食堂で新メニューはあるかとのお尋ねについてでございますが、2 月にあさひダチョウ園のダチョウ肉を利用したイベントを開催したところで、参加者からは好評をい ただいております。このイベントを企画した時点で、新メニューとして通年で提供できるよう依頼し ており、地元の特色ある食材の提供ができるものと期待をしているところであります。食材の供給の 関係があることから、当面は随時提供になる予定であります。なお、この点についてはさきの一般質 問についてもお答えをしているところでございます。   次に6点目、信号機や看板の設置は万全かとのお尋ねについてでございますが、信号機について は、朝日まほろばインターチェンジと県道小揚猿沢線との丁字路交差点に設置をされております。ま た、看板については、朝日まほろばインターチェンジをおりた交差点に市で看板を3月中に設置をし ますし、猿沢交差点には県の道路案内標識に道の駅朝日の追記を依頼しております。   次7点目、朝日みどりの里の駐車場の改修や改善について検討はなされたかとのお尋ねについて でございますが、今年度予算で物産会館前の駐車場の白線を引き直したところであります。朝日みど りの里敷地内には、約250台程度の駐車場の白線を引いており、除雪後に白線が薄くなることもあり ますので、改修や改善について随時検討してまいります。   次に8点目、今ここにしかないもの、ここでしか買えないものはどのようなものと考えるか、ま たその商品はどのようにアピールするかとのお尋ねについてでございますが、ここにしかない限定の 商品は、それを買う目的で訪ねてくるお客様を獲得することができ、集客につながるものと考えてお ります。基本的にこうした商品となるものは、この地域で育てられ、あるいはとれる農林水産物や最 終加工がこの地域内の工場でつくられたものであると考えております。この地域の自然環境、歴史、 文化や先人の努力等の背景があって、今現在この地域に根づいているものが本物として魅力を放って いると考えております。本市といたしましても、魅力ある商品については引き続きマスコミなど、関 係方面へ宣伝し、ご購入いただけるよう働きかけをしていくつもりであります。   次に2項目め、女性部防火クラブの設立についての1点目、活動内容についてのお尋ねでござい ますが、女性防火クラブは日ごろ家庭において火気使用機器を扱う機会の比較的多い女性に対し、家 庭防火の知識、技術を習得し、家庭の安全対策推進者として、また地域防災リーダーとして地域の協 力体制と連携意識の高揚を図り、安全、安心な地域づくりを目指すことを目的としております。   次に2点目、県内の設立状況についてのお尋ねでございますが、平成23年2月1日現在で、県内 19消防本部中、14消防本部管内で82クラブが設立され、会員総数3,917人となっております。当消防 本部管内では、3月1日号の市報でも紹介いたしましたが、本年1月30日に設立されたJAにいがた 岩船女性部防火クラブの1クラブのみで、会員数は現在624人であります。   次3点目、消防本部とのかかわりについてのお尋ねでございますが、女性防火クラブは火災予防 行政の一環として、住宅用火災警報器普及などの防火啓発活動、救命講習や初期消火訓練の実施を通 じて災害対応能力の向上を図るなど、消防本部と密接な関係を維持していただくことになります。   次に3項目め、介護と医療問題についての1点目、介護サービスを利用している方が初めから1 割を支払う方法はできないのかとのお尋ねについてでございますが、介護認定を受けた人が介護保険 を利用して福祉用具の購入や住宅改修を行った場合に、市が福祉用具販売事業所や住宅改修施工事業 者に費用の9割分を保険給付することで、利用者の一時的な経済的負担を軽減する受領委任払いの取 り扱いのことと考えられます。この対応については、今後受領委任払いをする場合の取り扱い等を支 所も含めて庁内で検討するとともに、福祉用具販売事業者や建築関係事業者等とも十分に協議しなが ら、実施の検討を行うとともに、実施する場合には市民等への周知も図りながら、導入を進めてまい りたいと考えております。   次2点目、透析治療を行っている人で日常生活に介護を要する状況の若い人に対応した施策、ま た施設はないのかとのお尋ねについてでございますが、現在本市には更生医療制度を利用して治療を 続けている人工透析患者が112人おりますが、ほとんどの人は外来で治療していることから、病状の 安定している人が透析治療のみで入所できる特定の施設は現在のところございません。施設について は、40歳から64歳までの介護2号被保険者であっても、介護保険の17特定疾病に該当する人であれば、 介護認定審査の結果、要介護者と認定された場合、各種の介護サービスが受けられるようになります。 身体障害者等の場合は、障害程度区分認定審査の結果によって、各種の障害福祉サービスが受けられ るようになります。いずれの場合も申請によって調査をして、障害等の程度によってサービス内容を 相談してまいりますので、担当課に相談していただきますようお願いを申し上げます。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 市長にお伺いします。今ほど村上市の経済効果は242億円というお話でし たが、それは。224億円とおっしゃいましたよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど申し上げましたけれども、村上市全体の経済効果を数値で今あらわせ と言われましても非常に難しい面があるということであります。242億7,515万円といいますのは、観 光面での効果ということでありまして、これも一般的に言われている数値を見た場合、このくらいに なるということでご理解をしていただきたいと。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) わかりました。   数字のことは、そんなに問題にはしていないのですけれども、私が言いたいことは、この予想を 上回れば村上市の予算が292億円ですので、そのぐらいの大きな効果を試算ではあるけれども、村上 市にとっては大事な高速道路であるということを言いたいわけなのですが、本当にこの数字、全体の 予算に匹敵するぐらいの効果があるということについて、市長のお考えをお伺いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) これは、先ほど来申し上げているように、観光面でこのくらいありますので、 全体的なものを見ますと、これからいろいろな角度から調査できるかできないかも含めて検討しなけ ればなりませんけれども、もっともっと大きな効果があるものと期待をいたしておりますし、金額だ けではなくていろいろな面、先ほど来申し上げておりますように、救急医療あるいは通勤通学等にも 非常に大きなメリットが考えられるということでありますので、これはあくまでも観光面であります ので、そういう面から考えると、高速道路、高速交通体系ができ上がったと、朝日まほろばまでです けれども、それだけでも非常に大きな私はメリットがあってチャンスがあるということであります。 しかしながら、先ほども申し上げたように、うかつにうっかりしているとストロー現象という現象も 起きかねないということもありますので、しっかりとその点を見きわめていかなければ、そのように 考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) そういう市長のお考えですので、それにつきましてとにかく村上市総力を 挙げて取り組むに値する出来事と思いますが、みどりの里の現状は今大変そんなに経済効果があると いう割には動いた様子がさっぱり見られないのが現状でないかと私は思うのですが、神林岩船イン ターチェンジが開通した後のみどりの里の土日のにぎわいを産業観光部長さんはどのぐらいごらんに なりましたでしょうか、お伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 私も日曜日とか土曜日とかも、平日もたまに行きますけれども、そ れほど変わった、どんどんとふえているという状況では現在としてはないというのが現状だというふ うに認識しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 私が見に行ったときと部長さんが行ったときと日にちが違うのだろうと思 いますけれども、私は朝日の出身ですので何回もまほろば行きますけれども、ああ、やっぱり開通と いうのは違うのだなと思います。駐車場、今まで本当に閑古鳥鳴くかというのは変な言い方ですけれ ども、そのぐらいしか車とまっていなかったのが、岩船港インターになってくると日曜日に行ったり すると満杯なのです。私も入ろうと思ったけれども、入れなかったのです。だから自分で見ているか らわかるのですけれども、食堂にはネエゴトなんて言えば朝日村弁ですけれども、ネエゴト人が並ん で食堂に入るのを待っているというような状況、私もそんなに毎日行っているわけではないけれども、 たまに行ったときばかりそこにぶつかるのです。それで今市長があれするには、交通量が3倍になる ということでしたので、部長、どう思いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 大変失礼しまして、お客様はおっしゃるとおりに入っております。 土日は特に入っておりますし、私も朝行ったり昼行ったりさまざま、余りお昼どきそんなに行ってい ないものですから、お昼の入り込み状況は余り確認できませんが、おっしゃるとおりお休みのときと かそれについては駐車場は車が入っております。閑古鳥鳴いているという状況でございませんで、お 客様は入っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 副市長さんは地元ですけれども、どのように思いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) やっぱり高速道路の無料化が非常にきいているのではないかなという ことで、新潟市内あたりからやっぱり日帰りでちょっと遠出をして、ドライブがてら来るという方が ふえているのではないかな。私もたまに行きますけれども、やっぱり土日なんかは本当に今までなか った行列ができて待っているというような状況も私も見させていただきました。かなりふえているの ではないかなと私も認識をしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) それと、先ほども前からも言われているのですけれども、トイレの問題な のですけれども、私もこの一般質問をするに当たって、5日の日にみどりの里を調査に行ってきまし た。全部隅から隅まで見てきたのですけれども、トイレという割にはまだ全然影も形もないようです けれども、高速開通までは間に合うのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 高速、今のきめ細の予算をつけていただきまして、繰り越しで予算 つけさせてもらいましたので、新年度になってからの早々の工事にかかりたいということで予定して おりまして、3月27日には間に合わない状況でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) そして開通と同時にたくさんの人が来たら、人が来て一番あれなのは食堂 とトイレだと思うのですけれども、大変なことになると思うのですが、どのようにするのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課参事。 〇産業観光部商工観光課参事(田嶋雄洋君) 現在道の駅の俗に下の駐車場と言っておりますが、下 の広い駐車場のトイレは国土交通省のほうの仕事で利便性がよくなるように内容を改善していただき まして、シャワーつきのトイレなどに改善をしていただきました。当面新しいトイレができるまでは、 下のトイレを優先的に使っていただくよう宣伝をさせていただきたいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) そしたら現在のトイレの場所は、どのようなことに活用する予定でしょう か。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課参事。 〇産業観光部商工観光課参事(田嶋雄洋君) 物産会館の新しいトイレができましたら、現在の物産 会館のトイレは展示販売あるいは休憩のコーナーとして構想しているところです。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 何かあそこでフード的なものをやりたいような話もちらっと聞こえたので すが、展示場にするということでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課参事。 〇産業観光部商工観光課参事(田嶋雄洋君) 物産販売をするということで、フードの販売等も考え ているところでございますが、これも備品等の関係も出てきますので、構想は持っているという段階 でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 次になりますけれども、みどりの里の入り口の看板は、まず全国から来る と思うと、一番大きな文字は「ようこそ村上市」とか、そういう看板が大きいのがあっていいのでは ないかと思うのですけれども、何か計画によると、また去年と同じように三条の金物屋さんをお金を 入る、定期的にきちんと入るということで考えているそうなのですけれども、去年までのことを言え ば一番の看板は三条の金物というのがメインになっていますよね、あの看板は。まず、入ってくると 三条の金物だけが目立つ看板になっていますよね。だから高速でおりたときに村上市に来たのだか三 条市に来たのだかちょっと私でさえも、あれ、ここ三条市だかなと思うぐらいの大きい看板になって いたのですけれども、あれでいいと参事はお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課参事。 〇産業観光部商工観光課参事(田嶋雄洋君) 今議員がおっしゃるのは、物産会館内の展示販売コー ナーの部分なのでありますが、この窓ガラスに三条の金物屋さんが店を張ったときだけに張りつける、 お店を紹介する窓ガラスに張る看板のことを言っているのだろうと思いますが、今のところあの場所 を料金を取ってお貸しする、また新年度もそんなことを考えておりますので、三条の金物屋さんにあ の場所をお貸しするという予定で今考えておりまして、今のご意見をお聞きしまして、もう少し看板 等について、窓ガラスに張る看板について相談をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) あの窓ガラスを本当に定期的に金物屋さんからはお金が入ってくるので、 経営上どうしても必要なのだと言っていましたけれども、それは高速道が開通する前の話であって、 まず部長さんもその現状を見たことあるでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 見ておりまして、おっしゃるとおりでありまして、それ以外のとき はまゆの里の展示をしたり、さまざまイベントを三条の金物屋がやっていないときにはやっておりま すけれども、現状よく見ておりますので、いろいろとまた検討してまいりたいというふうに思ってお ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 私も5日の日行ってきたけれども、高速道路開通に対する並べかえとか、 そういうのも一切見なかったのですけれども、今市長が最初におっしゃるように、二百何億の経済効 果があるというのに、どこも一カ所もいじらないでこれどのくらいの効果あるのかなというふうに私 は思ってきたのですけれども、本当に村上市の大事なものを売るにはいい機会だと思うのですけれど も、私は特に米なんかは産物として売り出すにいい機会だと思うのですけれども、市長、どう思いま すでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然どういうような契約になっているか、ちょっと私わかりませんけれども、 内部的にも恐らくそれなりに計画をしていると思いますので、詳細はきょう参事が来ておりますので、 参事のほうからどういうような配置、あるいはどういうような展示をする予定かということを答弁を いたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課参事。 〇産業観光部商工観光課参事(田嶋雄洋君) 先ほども市長が答弁しましたように、新しいコーナー を考えておりまして、これは先ほど言いましたように相手業者がございまして、私のほうとしては今 地元の業者さんに声をかけておりまして、地元の特産品の新たなコーナーを設けることができないか ということで、今順次申し込みを集めているところでございまして、これが整い次第、なるべく入り 口に近いところに地元の特産品を販売するコーナーをまた1コーナー用意したいというふうに計画し て進めているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 次ですが、食堂の新メニューを考えているのかという質問をしましたが、 四季折々にとれる地元の山菜、山のものとかそういうの、地元でとれたものを使うのがここで来た食 堂のメニューだというふうにおっしゃって、そしてメインはといえば時々来るダチョウの肉というよ うなお話でしたけれども、そういうことではなくて、何か今いろんなどんぶりでも地元のどんぶりを 生かすためにやっているというので、そういう名前だけでもせめて交通のどん詰まりどんとか、例え ばだよ。そういうメニューのものを私は、そう思いませんか、みんな。そういうふうに私は思ったの です。ただ地元のものを使って、地元のを提供するというのは、これは当たり前の話であって、何か 変わった名前のあるから入るかなというので、そういうのを考えているかと。それも食堂の人だけに 任せてはだめだし、瀬賀部長を中心としたメンバーでやっぱり真剣にメインとなる食事を考えるべき だと思うのですけれども、部長、どうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 昨日板垣議員からもお話がありまして、新たなメニュー、地元でと れるものを先ほど申し上げましたように、時々に山菜でも出すようにしたいと思っておりますし、き のうちょうどたまたま板長電話したら休みだったものですから、これからさらに板長と相談しながら、 新メニューをまたどんどんと考えていきたいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) それと、たまたまこの前NHKさんに無料で全国放送されましたし、県内 各地にも放送された、あれをただの宣伝料で生かす、工面したほうがいいと思うのですけれども、山 もちについてなのですけれども、あれ全国から来た人、ああ、これNHKで言っていた山もちだなと いうふうに思うかなと私は思っていたのです。それで恐らくゴールデンウイークになれば座敷も開放 するぐらいに人が来るのでないかと思うのです。思いませんか、参事は。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課参事。 〇産業観光部商工観光課参事(田嶋雄洋君) 開通した暁には、大勢のお客様で食堂がにぎわうこと を期待しているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) いや、期待しているのでなくて、来ると思うのですけれども、期待してい るという言葉では物足りないぐらい人が来ると思うのですけれども、今からその手だてをしていたと きに、あれであればつくり置きもできるし、朝日の特産といえば山もちと大海に決まっているので、 そういうのをメインに出してあそこを開放したら、また皆さんに目が違うのでないかなと私が考える のですけれども、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 私先ほど板長に電話したという話は、それを何とかできないかと板 垣議員から言われたものですから、それを相談しようと思って、きょう聞かれたらそういうふうに答 えたいなと思ったのですが、なるべくご希望に添えるような形でしたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) あの味は、板長でなくて地元の人でなくては出ない味だと思うのですけれ ども、ぜひ地元の人を活用していけば、いい味でみんなに喜ばれるのではないかなと思っています。   それと、8番目に言いました、ここしかないものというのがやはり私もいろんなところに勉強に 行っているのですけれども、そこで朝日のみどりの里に来なければないもの、日本じゅう探してもそ こしかないもの、日本じゅう探してもここでしか体験できないものは、自分やっているわけではない けれども、私は繭だと思うのです。私は、市民経済常任委員会でも去年三重県のほうに研修に行って きたのですけれども、そこ、モクモクファームさんが成功したのは、1人の女性の声で、ハムをつく っていたそうなのですけれども、そこで1人の女性が私このハム自分でつくりたいわというところか ら発想して、今はもう韓国からも観光客を受け入れるというような研修をしてきましたけれども、今 は体験、そこでしか体験できないこと、そこにある素材でそこでしか体験できないことが人を呼んで いるのだなということを勉強してきたのですが、それをするためには繭が、私も繭と聞けば全国どこ でも歩きました。ここしか、朝日しかないです。日本じゅう歩いてもできるのは、繭です。あれだけ の施設をやって、あのことをやっているのは日本じゅうどこを歩いてもないです。それを私はもうち ょっと力を入れて、あれがここしかないものになると考えますが、部長さんでも参事さんでも。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課参事。 〇産業観光部商工観光課参事(田嶋雄洋君) みどりの里の敷地内にあるシルクフラワー製作工房に つきましては、最近はブライダルのブーケだとかコサージュなどを自分の結婚される娘さんのために お母さんがつくって、何回も通っているということで、今月の中旬から物産会館でシルクフラワーの ブライダルを中心とした作品展なども展示しまして、またご紹介していきたいというふうに考えてお りますし、5月の下旬に桑の葉を食べるイベントをみどりの里のほうで計画しておりまして、桑の葉 ごぜんの集いというのを今考えているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 私もちょっと聞いたのですけれども、村上市のおしゃぎりの絵とかを使っ たモールを今ちょっと観光課行ったら考えているということだったのですけれども、そういうモール も繭を使った、繭でモールをなんていったら非常にいいことになるのではないかと思いますので、そ の機会には、ただ村上市のおしゃぎりとかおしゃぎりの輪とかの紙を切るだけだったのですけれども、 それを繭で使ったらすごい繭でモールというのは、みどりの里の一つのメインになるのではないかな と私は考えておりますので、今返事は要らないのですけれども、ぜひ検討していただきたいと思いま す。   それでは、次に移りたいと思います。女性の防火クラブの設立についてでありますが、本当に消 防団になる人がないと、今までの一般質問でもありましたけれども、本当にそれをただ地元にいる主 婦がその役目を果たすのは大変いいことだと思うのですが、その設立の会場に私もいたので多少はわ かるのですが、差し当たって消防長ではどのようなことをしてもらいたいのか、またどのようにして 動きたいのかをお伺いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(小川利栄君) 議員おっしゃられた3点につきましては、先ほど市長のほうから答弁した とおりでありますが、まず女性クラブの必要性というものについてちょっとお話ししたいと思います が、全国で火災の統計が建物火災が6割、そのうちの半数以上が住宅火災であるということが言われ ております。その住宅火災の死者は減少しておりますけれども、依然として1,000名を超えていると いうことで、住宅火災の減少、これが一番大きな目的でもあります。それでまず女性クラブの設立に ついて一番初めにやってもらいたいということは、まず住宅から火災を出さないようにということで、 家庭で火を使っている主婦の皆さんにそういう専門的な知識をまず持ってもらって、自宅の防火をま ずしてもらおうということでございます。それから、さらにまたそれを知識等を得まして、今度は地 域のために活動してもらおうということで今考えておりますが、その辺のところ今消防の総務課長が 来ておりますので、これから春の火災予防週間の始まりますが、そういったキャンペーン活動してち ょっと説明してもらいますので。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防本部総務課長。 〇消防本部総務課長(小川 剛君) それでは、私のほうから今設立されておりますJAにいがた岩 船女性部防火クラブの活動についてご説明させていただきます。   先日役員会がありまして、私のほうから出向きまして、役員と新年度の活動計画などを協議させ ていただきました。まず、4月には新潟県の火災予防運動が1日から7日まで実施されます。その間、 新潟県では住宅火災警報器普及率促進一斉キャンペーンというのが張られます。そこで女性部の方に もそのキャンペーンにのっとった住宅火災警報器普及のためのアンケート調査などをしながら啓発し ていただきたいというお願いをしております。また、JA女性部のほうでは、収穫祭などがございま す。そのときに住宅火災警報器の啓発ブースなどを設けていただく、そんなことをお願いしておりま す。また、各支部単位ではございますが、支部単位では救急救命講習会、または初期消火訓練なども 実施することをお願いしております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 男性が半分いれば半分が女性ですので、やはり消防はというか、火の元は 女性が預かるところですので、こういう啓蒙活動をするということは、大変よかったなと私も考えて おります。しかし、何でもそうですが、最初は出だしはいいのですけれども、絵にかいたもちとなら ないように消防長さんに改めてお願いしたいと思います。いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(小川利栄君) 今住宅用火災警報器の話も出ましたけれども、本当にこれが死者減少につ ながっていくと我々も確信しておりますので、そういった我々もこれまでも非常に会場に〔質問終了 時間5分前の予告ブザーあり〕行ってやっておるのですけれども、女性部の皆さんのお力をかりまし て、これからも我々もともにやっていきたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) 女性はまじめでございますので、しっかりと育てていただきますように改 めてお願いして、これについては終わります。   次に、介護と医療問題についてお伺いします。最近の経済状況は、本当に厳しく、生活も厳しく なってきております。福祉用具や住宅改修でも初めから1割負担であれば出されるものも、全額出す となるとそれは大変な状況となる方も多くいらっしゃいます。既に新発田市では、住宅の改善に関し ては、大工さんを登録する等によって最初から1割で負担すればいいというような方法を取り組んで いるようですので、今市長のお話からいけば、早急に検討ということになっておりましたけれども、 いつごろどのように検討するのかをお伺いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 新年度に入りましてから本庁、それから支所の職員も交 えて、というのは支所のほうにも関係する建築業者あるいは福祉関係の業者もありますし、その関係 と、それから市全体でそういう建築関係に要する事業者、それから福祉業者との取り扱う上でのいろ いろご相談をさせていただいて、その上でいろいろ必要な帳票等もありますし、その辺のところを進 めながら、できるだけ沿うように、今議員言われたような形で沿うような形で検討を進めていきたい というふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) では、村上市も早い時期にそれが取り組まれて、見通しが立つということ でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 今1つ私言い忘れましたけれども、制度ができた場合に、 やはり当然市民とかあるいは業者へのまた周知、こんなふうにやらせていただきますということのお 知らせは、やはりある程度期間を設けてやらないとうまくないと思いますので、その辺のことも考え ていきたいということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 鈴木いせ子さん。 〇2番(鈴木いせ子君) そういうことで、この問題についても、そして若い人たちの透析の方につ いても、ぜひその道がもし、相談口を設けるということですので、ぜひお願いしたいと思います。   一応これで私の一般質問は終わらせていただきますが、最初に申しました村上病院のことについ て、通告はしなかったのですけれども、改めて市長さん、一生懸命頑張ってもらうように今までどお りお願いしたいと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。   では、これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで鈴木いせ子さんの一般質問を終わります。   以上で今定例会の一般質問を終わります。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   なお、明日から各常任委員会が開催されますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでした。           午前11時59分  散 会