平成23年村上市議会第1回定例会会議録(第7号) 〇議事日程 第7号 平成23年3月25日(金曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  諸般の報告                                    第 3  請願第1号 高齢者・国民が安心して医療や介護が受けられるような施策推進の意見書を            国に提出することを求める請願                     第 4  議第27号 村上市地域まちづくり組織及び地域まちづくり交付金の交付に関する条例制 定について                                   議第28号 村上市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定について         議第29号 村上市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一 部を改正する条例制定について                          議第30号 朝日村情報連絡施設設置条例を廃止する条例制定について        議第31号 山北町広報放送施設等設置条例を廃止する条例制定について        議第32号 山北町広報放送事業の経費の分担金徴収条例を廃止する条例制定について       議第33号 村上市特別会計条例の一部を改正する条例制定について          第 5  議第34号 村上市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について       議第35号 村上市営あらかわゴルフ場施設整備基金条例を廃止する条例制定について       議第36号 朝日みどりの里条例の一部を改正する条例制定について          議第37号 朝日まほろばふれあいセンター条例の一部を改正する条例制定について   議第38号 朝日みどりの里屋根付き多目的広場条例の一部を改正する条例制定について      議第39号 朝日温泉活用健康増進施設条例の一部を改正する条例制定について          議第40号 村上市温泉給湯施設条例の一部を改正する条例制定について             議第41号 朝日みどりの里体験交流センター・休養施設条例の一部を改正する条例制定            について                                    議第42号 村上市農村公園条例の一部を改正する条例制定について               議第43号 公の施設に係る指定管理者の指定について                第 6  議第44号 村上市児童公園条例の一部を改正する条例制定について               議第45号 村上市長寿祝金等支給条例の一部を改正する条例制定について       議第46号 村上市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について             議第47号 村上市休日急患診療所条例の一部を改正する条例制定について            議第48号 村上市青少年健全育成センター条例の一部を改正する条例制定について        議第49号 村上市勤労青少年ホーム条例の一部を改正する条例制定について           議第50号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第51号 急患診療所に関する事務の委託について                 第 7  議第52号 市道路線の認定について                             議第53号 市道路線の変更について                             議第54号 村上市集落排水事業市債償還準備基金条例を廃止する条例制定について   第 8  議第55号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第8号)                  議第56号 平成22年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第3号)            議第57号 平成22年度村上市みどりの里特別会計補正予算(第4号)             議第58号 平成22年度村上市あらかわゴルフ場特別会計補正予算(第3号)          議第59号 平成22年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)            議第60号 平成22年度村上市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)           議第61号 平成22年度村上市介護保険特別会計補正予算(第3号)              議第62号 平成22年度村上市介護サービス事業特別会計補正予算(第4号)          議第63号 平成22年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第2号)             議第64号 平成22年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第2号)       第 9  議第13号 平成23年度村上市一般会計予算                         議第14号 平成23年度村上市土地取得特別会計予算                     議第15号 平成23年度村上市情報通信事業特別会計予算                   議第16号 平成23年度村上市みどりの里特別会計予算                    議第17号 平成23年度村上市蒲萄スキー場特別会計予算                   議第18号 平成23年度村上市国民健康保険特別会計予算                   議第19号 平成23年度村上市国民健康保険診療所特別会計予算                議第20号 平成23年度村上市後期高齢者医療特別会計予算                  議第21号 平成23年度村上市介護保険特別会計予算                     議第22号 平成23年度村上市介護サービス事業特別会計予算                 議第23号 平成23年度村上市下水道事業特別会計予算                    議第24号 平成23年度村上市集落排水事業特別会計予算                   議第25号 平成23年度村上市簡易水道事業特別会計予算                   議第26号 平成23年度村上市上水道事業会計予算                 第10  議第65号 村上市が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等 の手続に関する条例の一部を改正する条例制定について          第11  議第66号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第9号)             第12  議第67号 平成22年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第3号)        第13  議員定数等に関する調査について                          第14  議員発議第2号 村上市議会議員定数条例の制定について               第15  議員発議第3号 高齢者・国民が安心して医療や介護が受けられるような施策推進を求め る意見書の提出について                      第16  閉会中の継続調査について                             第17  議員派遣の件                                                                                〇本日の会議に付した事件 日程第 1  会議録署名議員の指名                             日程第 2  諸般の報告                                  日程第 3  請願第1号 高齢者・国民が安心して医療や介護が受けられるような施策推進の意見              書を国に提出することを求める請願                 日程第 4  議第27号 村上市地域まちづくり組織及び地域まちづくり交付金の交付に関する条              例制定について                                 議第28号 村上市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定について           議第29号 村上市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例              の一部を改正する条例制定について                        議第30号 朝日村情報連絡施設設置条例を廃止する条例制定について          議第31号 山北町広報放送施設等設置条例を廃止する条例制定について          議第32号 山北町広報放送事業の経費の分担金徴収条例を廃止する条例制定につい              て                                       議第33号 村上市特別会計条例の一部を改正する条例制定について        日程第 5  議第34号 村上市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について         議第35号 村上市営あらかわゴルフ場施設整備基金条例を廃止する条例制定につい              て                                       議第36号 朝日みどりの里条例の一部を改正する条例制定について          議第37号 朝日まほろばふれあいセンター条例の一部を改正する条例制定について   議第38号 朝日みどりの里屋根付き多目的広場条例の一部を改正する条例制定につ              いて                                      議第39号 朝日温泉活用健康増進施設条例の一部を改正する条例制定について          議第40号 村上市温泉給湯施設条例の一部を改正する条例制定について             議第41号 朝日みどりの里体験交流センター・休養施設条例の一部を改正する条例              制定について                                  議第42号 村上市農村公園条例の一部を改正する条例制定について               議第43号 公の施設に係る指定管理者の指定について              日程第 6  議第44号 村上市児童公園条例の一部を改正する条例制定について               議第45号 村上市長寿祝金等支給条例の一部を改正する条例制定について       議第46号 村上市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について             議第47号 村上市休日急患診療所条例の一部を改正する条例制定について            議第48号 村上市青少年健全育成センター条例の一部を改正する条例制定について        議第49号 村上市勤労青少年ホーム条例の一部を改正する条例制定について           議第50号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第51号 急患診療所に関する事務の委託について               日程第 7  議第52号 市道路線の認定について                             議第53号 市道路線の変更について                             議第54号 村上市集落排水事業市債償還準備基金条例を廃止する条例制定について 日程第 8  議第55号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第8号)                  議第56号 平成22年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第3号)            議第57号 平成22年度村上市みどりの里特別会計補正予算(第4号)             議第58号 平成22年度村上市あらかわゴルフ場特別会計補正予算(第3号)          議第59号 平成22年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)            議第60号 平成22年度村上市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)           議第61号 平成22年度村上市介護保険特別会計補正予算(第3号)              議第62号 平成22年度村上市介護サービス事業特別会計補正予算(第4号)          議第63号 平成22年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第2号)             議第64号 平成22年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第2号)     日程第 9  議第13号 平成23年度村上市一般会計予算                         議第14号 平成23年度村上市土地取得特別会計予算                     議第15号 平成23年度村上市情報通信事業特別会計予算                   議第16号 平成23年度村上市みどりの里特別会計予算                    議第17号 平成23年度村上市蒲萄スキー場特別会計予算                   議第18号 平成23年度村上市国民健康保険特別会計予算                   議第19号 平成23年度村上市国民健康保険診療所特別会計予算                議第20号 平成23年度村上市後期高齢者医療特別会計予算                  議第21号 平成23年度村上市介護保険特別会計予算                     議第22号 平成23年度村上市介護サービス事業特別会計予算                 議第23号 平成23年度村上市下水道事業特別会計予算                    議第24号 平成23年度村上市集落排水事業特別会計予算                   議第25号 平成23年度村上市簡易水道事業特別会計予算                   議第26号 平成23年度村上市上水道事業会計予算               日程第10  議第65号 村上市が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦              覧等の手続に関する条例の一部を改正する条例制定について      日程第11  議第66号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第9号)           日程第12  議第67号 平成22年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第3号)      日程第13  議員定数等に関する調査について                        日程第14  議員発議第2号 村上市議会議員定数条例の制定について             日程第15  議員発議第3号 高齢者・国民が安心して医療や介護が受けられるような施策推進を                求める意見書の提出について                  追加日程第1 議員発議第4号 東北地方太平洋沖地震に関する決議               日程第16  閉会中の継続調査について                           日程第17  議員派遣の件                                                                              〇出席議員(28名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    28番   山  田     勉  君   29番   板  垣  一  徳  君    30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(1名)   27番   大  滝  久  志  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    相   馬   正   喜   君        市 民 部 長    板   垣   純   一   君        市  民  部                   増   子   要   作   君        環境衛生課長        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        産業観光部長     瀬   賀       功   君        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        上 下 水 道 部                   中   村   則   彦   君        下 水 道 課 長        上 下 水 道 部                   川   内   信   一   君        水 道 局 長        会 計 管 理 者    吉   川       強   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農 業 委 員 会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    工   藤   泰   則   君        教 育 部 長    平   山       浩   君        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    田   村       豊   君        朝 日 支 所 長    小   田   政   秋   君        山 北 支 所 長    斎   藤       誠   君        消  防  長    小   川   利   栄   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    伊   藤   良   子           午前10時02分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は28名です。欠席の届け出ある者1名です。定足数に 達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いい たします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、5番、川村敏晴君、20番、小田信人君を指名いた します。ご了承願います。                                              日程第2 諸般の報告 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、諸般の報告を行います。   理事者から報告をお願いいたします。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。諸般の報告を申し上げます。   3月11日発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震は、日本観測史上最大の地震となり ました。地震発生時には、北海道から九州、沖縄にかけての広い範囲で津波警報、注意報が発令され、 太平洋側での大津波の猛威は想像を絶するものでありました。特に岩手、宮城、福島の各県では、町 並みそのものが壊滅状態になるなどの被害はまことに悲惨で、かつ甚大であります。この地震によっ て犠牲となられた方々は9,800人を超えており、深く哀悼の意を表しますとともに、今なお1万7,000 人以上の方の行方がわからない状況にあります。被災者の多くの方が、寒さの中心身の疲労に耐えな がら避難生活を送っております。未曾有の事態に直面されている被災者の皆様に対し、心よりお見舞 いを申し上げます。   また、三陸沖の地震のほか、12日には長野県北部を震源とする地震、中越地方を震源とする地震 も相次いで発生し、その後余震が断続的に続き、不安な日々を送っている状況でもあります。   新潟県内においても、特に上越市、十日町市及び津南町で多数の負傷者や住宅等の建物被害が生 じております。本市においては、11日の震度は4を観測しましたので、防災計画に基づく非常配備基 準による警戒態勢で対応したところでありますが、被害を受けた一部の公共施設での程度は軽く、幸 いにも人的な被害はありませんでした。本市では、地震発生後、早速被災地への支援として、DMA T隊や消防本部緊急援助隊の派遣、災害救助用毛布の提供と、十日町市には給水車を出動させました。 一方、15日には福島県知事から新潟県知事に対し、11日発生の地震が未曾有の被害を与え、原子力発 電所の事故とも相まって、10万人を超える福島県民が避難を余儀なくされていることから、避難者の 受け入れについての緊急要請がありました。   このような事態に対応するため、市では避難者の受け入れを行うべく、翌日の16日、100人を収 容人員とする神林農村環境改善センターを最初の避難所として開設をいたしております。しかしなが ら、福島第一原発が深刻な状態であったため、避難者が日々ふえる可能性が高い状況でありましたこ とから、受け入れのための全庁的な体制を整えるため、当日村上市被災者受け入れ対策本部を立ち上 げ、さらなる避難所の開設に向けての準備を進め、翌日の17日午後5時には荒川地区公民館、村上農 村環境改善センター、朝日保健センター及びさんぽく会館の4施設を避難所として開設し、それぞれ 100人、合わせて500人を受け入れることといたしております。   これら市内5施設での避難者の受け入れ状況でありますが、昨日の午後5時現在で申し上げます と、荒川地区公民館が13人、村上農村環境改善センターが15人、神林農村環境改善センターが46人、 朝日保健センターが11人、さんぽく会館はゼロで、合わせて85人であります。   また、新潟県内での避難所は78カ所開設しており、昨日の午後3時現在での避難所受け入れ者総 数は、7,224人であります。なお、支援の状況や避難者数などについては、本日配付をいたしました 資料をご参照願います。   市内5カ所の避難所の運営に当たっては、職員が24時間体制で対応しており、食事についてはお にぎりやみそ汁、あるいは炊き出しなどを、またおふろについてはそれぞれの避難所に近い市所有の 入浴施設まで送迎し、無料で提供をさせていただいております。   また、被災者救援のための物資の取り扱いについてでありますが、新潟県では被災地の要請に応 じて物資を提供したいとのことから、企業、団体から提供できる品物の情報を受け付けている段階で ありますので、市では市内に開設した避難所への救援物資として受け付けしておりますが、これまで に市民の皆様から多くの善意をいただいており、まことに感謝にたえません。厚くお礼を申し上げま す。さらには、避難所でのお手伝いをいただいておるためにボランティアの登録受け付けも行ってお り、早速避難所での活動をいただいておりますことに深く、深く感謝を申し上げます。   また、市内避難者に対する住宅等の提供についてでありますが、既に民間アパートへのあっせん もありましたが、市営住宅や雇用促進住宅への入居について、あわせて民間アパート等の情報もいた だいていますことから、相談体制も含めた対応を進めている段階であります。   現在福島第一原子力発電所では、建屋の損傷などの重大な事態が続いており、また放射能漏れが 農産物までにも影響を広げており、深刻な状況が続いております。今後この福島第一原発がどう推移 していくかによりますが、避難者への対応は長期化が予想されますので、市として可能な限り支援を 続けてまいりたいと考えております。   なお、避難所の運営等に要する経費については、本年度は予備費から支出しておりますが、平成 23年度については専決処分により対応してまいりたいと考えておりますので、議員各位のご理解をお 願いいたします。   一刻も早い被災者の皆様の生活再建、被災地の復旧、復興を心よりお祈りいたしまして、報告と いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 報告ありがとうございました。3つほどお伺いいたします。   まず1つは、市民のボランティアもこのように多くの方の登録があって、そして物資の支援も数 多くの物資が各センターに届けられております。報道等を見ますと、1,000人単位、何百人単位で避 難された方が入所している自治体もあるわけですけれども、村上の場合は100人ずつの体制がとられ て、職員も万全な体制をとっておりますが、地理的な問題があるのでしょうか、現在このような形で 5カ所、合わせても100人に満たないというのは、その辺ではどういうことなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この5カ所についてはご案内のとおり、まず1つには、畳の部屋があるとい うことであります。そして、暖房設備が完備をしている。そして、運動できるところがある。近くに 市所有の温泉があるというところで、体育館に500人あるいは1,000人を詰めるというよりは、非常に 心温まる対応をしたということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 今の質問は、本当に私もわかるのです、よその体育館よりも環境もいいし、 近くには温泉もあると。それなのにどうして避難者の方が、こういう環境のいいところにもっとふえ ないのだろうということでお聞きしたのです。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今現在はこういう状態ですけれども、場合によってはこれから長期化する傾 向がありますので、どんどん、どんどん来るものと考えておりますし、また先ほど申し上げました雇 用促進住宅についても、4月の中旬ころから入居可能なような体制をとっておりますので、それらに ついても長期的な観点から準備を進めているということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 2つ目です。   テレビで新潟県内の各自治体の、放射能のちょっと専門的な数値が出ますが、村上市の場合あの 数値が出ないのですが、数値が出る自治体は何か特別な自治体なのでしょうかという問い合わせがあ ったのですが、それはどういうことになっているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 放射能の測定につきましては、新潟県のほうが設置をしておりま して、現在7カ所、きょう配付いたしました資料に、新潟県の報道資料として放射線の測定状況お知 らせが各自治体に届いておりますが、これはいずれも新潟県が設置をしているところでございまして、 上越から、こちらでは新発田市までという範囲の中で、6カ所ほど設置をさせていただいていると。 その状況については、逐次各自治体のほうにこのような資料の提供をいただいて、数値的にも現在の ところは異常な数値ではないというようなことでお知らせをいただいているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 3つ目です。県内に、たしか3カ所、保健所の管轄で放射能の測定する場所 があるようですが、この一番近いところでは、阿賀野市の高校でしたでしょうか、新発田保健所管轄 で県内3カ所そのような場所があるという、受け付け場所になっているのでしょうか。とにかくテレ ビ回すと検査していますよね、数値を調べていますよね、そのような体制はこのごく、例えば村上に 避難してくださる方、来てくださる方の場合はどういう経緯があるのでしょうかというお尋ねがあっ たのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 福島県境に設けておりますのは、相談所というのが最初に設置を されていまして、それがふえて、いわゆる福島県から新潟県に入る際にいろんなご相談があるし、ま た避難所の開設状況とか、そういったものをお知らせするというのが第一の目的として開設されてお ります。   放射線についての測定につきましては、保健所単位で行っておりまして、こちらでは新発田保健 所で行っておりますので、そういった形でもしご心配な点がございましたら、そちらのほうでお受け いただきたいということでご案内をさせていただいております。 〇22番(相馬エイ君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 1点だけ教育長にお伺いします。   きょう配付された資料を見ますと、避難者の年齢構成の中で、就学対象年齢の子供が16名ほどお られます。小学校、中学校に入学している子供たちだと思うのですが、現地の様子から相当この避難 というのは長引くのだろうというふうに予想される部分がありますので、教育委員会として子供たち に対してどのような今後の見通した対応をしていくことに考えているかです、その辺をお伺いしたい と思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 子供たちのことは、温かく迎えるように指示しておりますが、問題は教科 書あるいは給食費などでございますけれども、教科書につきましては昨年度、新しい教科書を採択に 当たりまして、採択員のところに配ったような教科書を今集めたりしております。   なお、給食費につきましては、市長ともお話をし、市長のほうから市でもって全面的に応援して いくというようなお話を聞いております。このようなことで、子供たちのことは万全にこちらのほう で教育できるようにしていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 大変な配慮をいただくことになると思うのですが、そうするとこの子供たち はそれぞれの避難場所の関係する学校に、4月の始業から受け入れられるだけの態勢は組んでいると いうふうに理解していいわけですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それぞれ各学校、避難されている子供たちあるいは父兄には、保護者には、 何月何日入学式というようなことを指示しておりますし、それらのことをこれから便りやあるいは放 送などを通じながらお知らせしたいと、このように思っております。そういうふうなことを通しなが ら、子供たちに学校で受け入れる態勢ができているというようなことをお知らせすると同時に、各学 校長には温かく受け入れて、そして温かい教育を施すように指導しているところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今教育長おっしゃったとおりでございますが、そのほかに県から学校ごと疎 開をする場合、村上市で受け入れ態勢ができますかというような問い合わせもいただいておりまして、 村上市では3つの小学校と1つの中学校、高校を受け入れ可能であるというようなことで返事をいた しております。学校自体が全部疎開をしてくるということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今心温まるようなことを、ぜひ心配のない、温かい対応をお願いしたいと思 います。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 今市の施設、その5カ所で合計500人ぐらい受け入れ可能だということの数 字でありますけれども、推移を見ますと、ここ何日か85名でずっと維持しているようでありますが、 今後県、国のほうからその受け入れ態勢がまだ余裕あるということで、施設にまた別な、福島県以外 とか、そういった形で受け入れてくれというようなことで県のほうからは来ているのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 新潟県の知事に対しての要請は、福島県知事から要請をいただい て、県内で受け入れしましょうということで各自治体で受け入れております。それ以外の隣接する県 におきましても、要請はないのですが、避難所におきましては、そういう放射能ということで心配が されて、一時的に来られるという方がおりますので、市内の避難所におきましては基本的にどなたで も受け入れるという形でのスタンスで行っております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 今その放射能の関係で、福島県から隣県ということで新潟県にかなりの方が 今入ってきているわけでありますけれども、今仮設住宅が例えば宮城とか、岩手のほうに今もう建設 されているわけです。四十何万人の方が被災されているわけなのですけれども、それがその現地では なくて、例えばこういう村上のほうで雇用促進住宅やら、今空いている施設をその避難の方に提供し ようということではあるのですが、逆に仮設住宅をこういう新潟県等で建てて、それでその方々がこ ちらで生活をするなんていうようなことは県や国からは何か来ていらっしゃいますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど少し申し上げましたけれども、村上の松原町にあります雇用促進住宅 がございます、80世帯入居可能な住宅でございまして、今現在77世帯空いているというようなことで ございまして、中を見まして、手をかけなければ入れない状況でありまして、早速厚生労働省あるい は厚生労働省から独立法人の雇用促進協会に移管されておりますので、その人たちと何度も何度も渡 り合いまして、ようやく了解をいただきまして、今業者が全部畳をかえたり、あるいはふすまをかえ たり、カーペットをかえたりというような、あるいはまた洗面所、水回りを直したりという作業に入 っておりまして、1号棟、2号棟があるわけでございますけれども、1号棟については4月10日完成 予定でございまして、2号棟については4月17日に完成予定というようなことでございます。そうす ると、77世帯がそこに入れると。ご存じでしょうけれども、3LDKの非常に広いところであります ので、そこに入居をしていただくような態勢をとっていきたいと、そのように考えて今準備を進めて いる段階であります。   どういうような人たちを入居をしていただくかということになりますけれども、私ども考えてい ますのは、今避難所にいる方々で、例えばうちが流されてないとか、長期間住居が必要だという方等 をお聞きして、そういう方を入居させていただきたいと思っておりますし、また広報等で村上の住民 の方のご親戚あるいは知人等でそういう方々がいたら、そういう方々を優先してその雇用促進住宅に 入居をさせていただきたいと、そのように考えておりますし、またそれ以外であれば県と相談して、 どのような方々を入居、県が希望しているのかというようなことも連絡を取り合って、77世帯ありま すので入居をさせるような、していただくような準備を今進めているということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 新潟県の仮設住宅の状況というようなお尋ねもございましたが、 新潟県のほうから正式に仮設住宅をうんぬんというのは、まだ私どものほうには伝わっておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 被災地への支援ということで、人的支援で緊急援助隊の派遣ということで、 村上市消防署の職員の方、前回の救助に関しましても村上消防隊ということで全国テレビも出ていま したし、またその現地での活躍に関しまして敬意を表するところではございますけれども、今後もそ のDMAT隊というのでしょうか、そういった医療チームやら、また緊急派遣隊の数も多くなるので しょうけれども、今一般の市民ボランティアですとか、いろいろな団体の方が村上市からその現地に、 例えばボランティア活動に行こうというような形で市のほうに何か登録したり、市のほうに問い合わ せしたりという形で、現在も実際に行っている方とか、もしくはそういった何か、支援したいのだと いうような形ではどのくらいいらっしゃるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 被災地へのボランティアの派遣というのは、現在行っておりませ んし、現在村上市の市民の方が現地に行って活動されているという報告はいただいておりません。今 後そういうことがあるかもしれませんけれども、今時点としては被災地の状況から見ると、そういう 要請もございませんし、その辺のことにつきましては自治体の職員の派遣も含めて、県の対策本部の ほうで一括した要請が来るものと思っております。 〇3番(本間清人君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ご苦労さまです。ちょっとこの避難状況のデータというか、数字のやつなの ですが、さんぽく会館がずっとゼロのままですし、また村上の農村環境改善センターが23日、19名だ ったのが、24日に15名に減っているわけです。この辺のかかわりなのですが、避難者が場所を選んで いるのですか、それとも行政のほうで、村上市のほうで相談しながらやる、その辺ちょっと。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 避難所の開設については、県からのご案内を福島県の皆さんにも、 案内所でもご案内アナウンスをさせていただいておりますので、避難者のご自身が直接避難所におこ しをいただいているということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ということは、避難なされる方がその場所を選んで入ってくるという考え方 でよろしいのですね。   それと、もう一つなのですが、松原町の、ちょうどきのう松原町の区長さんからいろいろなお話 がありまして、ちょうどいい機会なので、それもちょっとお話ししたいのですが、聞きたいのですが、 77世帯というのは、3世帯現況入っている方がいるという状況だと思うのです、3世帯というのは。 だから受け入れ態勢としてみれば、残り77世帯を受け入れていくということなのでしょうけれども、 ここの自治コミュニティなのですが、長期間にわたっていくということになれば、恐らくあそこは松 原町二丁目住宅としての何々町内という形で自治体があったわけです、町内の組織が。そうやって考 えれば、先のほうに行って、これ市報の配付とか、あるいは自治、一つの町内組織としての今ある町 内とのやりとりとか、その辺のところ、今はそういうところまで頭が回らないと言えばそれまでなの でしょうけれども、その辺の形成の仕方というのはどんなふうに考えていられるのか、ちょっと教え ていただきたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 基本的にその雇用促進住宅は、最長6カ月の入居ということでございますし、 その後はどうなるかは、その時点においてまた独立行政法人と協議しますけれども、一番長くて6カ 月がいられるということであります。1カ月いる方もいらっしゃるでしょうし、2カ月で帰られる方 もいらっしゃるでしょうし、そういうような点については、これから町内の区長さんあるいは3世帯 入居している方々等とご相談をしながらやっていかなければならないなと、そのように考えておりま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 一応契約的にはというか、避難に契約も何もないのでしょうけれども、一応 6カ月、半年ということでのあり方で、区切り、区切りを決めて、その先を決めていくという考え方 でよろしいのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、あそこの住宅に関しましては、独立行政法人から市が借り受けたとい うような方法をとっております。ですから、入ってくる方、さっき言ったような、そういう方法で入 ってくる方を受け入れますけれども、何カ月希望するかというようなこと等も含めまして、例えばう ちのない方も恐らくいると思いますので、そういう方はでは6カ月でいいのかということになってき ますと、また再度それは独立行政法人と我々が交渉して延ばしていただくというようなことになろう かと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 最後に一つですけれども、公営住宅のほうの受け入れ態勢というのは、何世 帯ぐらいでやられておりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 公営住宅としては、県営が3戸、市営が1戸ということで、坂町 の堤下住宅に空きがございますので、それを報告してございます。 〇16番(姫路 敏君) 3戸と2戸…… 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 3戸と1戸です、合計4戸になります。 〇16番(姫路 敏君) どうもありがとうございます。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わり、諸般の報告を終わります。                                              日程第3 請願第1号 高齢者・国民が安心して医療や介護が受けられるような施策推進 の意見書を国に提出することを求める請願           〇議長(佐藤宮吉君) 日程第3、請願第1号 高齢者・国民が安心して医療や介護が受けられるよ うな施策推進の意見書を国に提出することを求める請願を議題といたします。   本件は、厚生文教常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、委員長から審査報告書 が議長あて提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   厚生文教常任委員長。           〔厚生文教常任委員長 川村敏晴君登壇〕 〇厚生文教常任委員長(川村敏晴君) おはようございます。ただいま全員で黙祷を捧げさせていた だきましたが、私からも、このたびの大災害において大勢の方がお亡くなりになり、被災されました、 このことに対しまして心からお悔やみとお見舞いを申し上げさせていただきたいと思います。   それでは、ただいま上程されました請願第1号 高齢者・国民が安心して医療や介護が受けられ るような施策推進の意見書を国に提出することを求める請願は、去る3月15日午前10時から厚生文教 常任委員会において審査を行いました。   初めに、紹介議員に補足説明を求めた後、審査に入りましたが、特に意見がなく、討論を求めま したが、討論もなく、起立採決の結果、起立全員により請願第1号は採択すべきものと決定いたしま したので、ご報告をいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから請願第1号を起立により採決いたします。   本件に対する委員長報告は採択です。本件は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、請願第1号は採択することに決定しました。                                              日程第4 議第27号 村上市地域まちづくり組織及び地域まちづくり交付金の交付に関 する条例制定について                         議第28号 村上市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定について        議第29号 村上市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関す る条例の一部を改正する条例制定について                議第30号 朝日村情報連絡施設設置条例を廃止する条例制定について         議第31号 山北町広報放送施設等設置条例を廃止する条例制定について        議第32号 山北町広報放送事業の経費の分担金徴収条例を廃止する条例制定 について                          議第33号 村上市特別会計条例の一部を改正する条例制定について     〇議長(佐藤宮吉君) 日程第4、議第27号から議第33号までの7議案を一括して議題といたします。   本案は、いずれも総務常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、委員長から議長あ て審査報告書が提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   総務常任委員長。           〔総務常任委員長 小池 晃君登壇〕 〇総務常任委員長(小池 晃君) おはようございます。このたびの大震災で大変多くの方が犠牲に なられました。犠牲になられた多くの皆様、そしてご遺族の皆様、被災された皆様方に心からお悔や みとお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧、復興を願わずにはいられません。   それでは、ただいま上程されました議第27号から議第33号の7議案について、その審査の概要と 経過についてご報告を申し上げます。   去る3月9日及び10日の両日、午前10時から第1委員会室において、委員6名、副市長、担当部 長、担当課長、担当職員、議会事務局長出席のもと、総務常任委員会を開会いたしました。   初めに、議第27号 村上市地域まちづくり組織及び地域まちづくり交付金の交付に関する条例制 定についてを議題とし、担当部長より、このたびの条例制定は、市民協働のまちづくりを積極的に推 進することを目的に、その土台となる地域まちづくり組織の設置、その組織に対する財政支援として の交付金の交付等についての条例を制定し、法的根拠のもとで市民と行政が地域の活性化と元気な地 域づくりを進めたいというものですとの説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、まちづくり組織の設置区域については別に定めるとなっているが、全員協議会での説 明では、山北地区では区域が確定していないとのことだったが、未確定のままでいくということなの かとの質疑に、設置区域についてはこれまで議論してきたが、最終的に確定していない。新年度の早 い段階で確定したいとの答弁でした。   委員より、組織の設置区域は、村上地区は別として、ほかは小学校区単位となっているようだが、 荒川地区は1組織となっているがとの質疑に、荒川地区については金屋、保内の2地区という議論も あったが、面積や今までの積み上げが地区一つで事業を行っていることから、一つの区域を想定して いるとの答弁でした。   委員より、神林、朝日が5組織、荒川が1組織と、地区によって組織の数が大きく違うことが 後々障害にならないのかとの質疑に、最初に組織の設定はするが、その後変更はないということでは なく、活動していく中で十分その内容を検討していくということを想定しているとの答弁でした。   委員より、相当数の申請、多額の金額の申請があったときに、どうやって申請を審査するのかの 条文がないが、独立した機関の審査は必要ないのかとの質疑に、それぞれの地域が将来の目標を立て て、地域で検討し、地域の発想を十分生かしてもらう立場から、申請されたものを審査するという考 えはないとの答弁でした。   また委員から、今回は予算が伴っていないこともあり、イメージしにくいところ、見えない部分 などいろいろ心配されるがとの質疑に、それぞれの地域組織でその仕組みをつくる規約には、懸念さ れる部分が十分整備できるように準備を進めているとの答弁でした。   委員より、交付された後の実績評価、実績報告等、規則なり規程を設けて、交付金がどのように 使われたのかを見る必要があると思うがとの質疑に、各地域に相当の支援をやりたいと考えていて、 当然交付金であるので、補助金等と同じで、実績等の項も盛り込んで、確実にそのことがわかるよう にしていくとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、賛成の立場での討論が1件ありました。起立採決の 結果、起立全員で議第27号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   続いて、議第28号 村上市附属機関設置条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担 当部長の説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑なく、討論なく、起立採決の結果、起立全員で 議第28号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   続いて、議第29号 村上市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一 部を改正する条例制定についてを議題とし、担当部長の説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑 なく、討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第29号は原案のとおり可決すべきものと決定しまし た。   続いて、議第30号 朝日村情報連絡施設設置条例を廃止する条例制定についてを議題とし、担当 部長の説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑なく、討論なく、起立採決の結果、起立全員で議 第30号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   続いて、議第31号 山北町広報放送施設等設置条例を廃止する条例制定についてを議題とし、担 当部長の説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑なく、討論なく、起立採決の結果、起立全員で 議第31号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   続いて、議第32号 山北町広報放送事業の経費の分担金徴収条例を廃止する条例制定についてを 議題とし、担当部長の説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑なく、討論なく、起立採決の結果、 起立全員で議第32号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   続いて、議第33号 村上市特別会計条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当部 長の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、特別会計廃止の際は、剰余金、債権、債務及び財産は一般会計に帰属するとあるが、 この内容はとの質疑に、平成22年度の決算が終わって出納閉鎖した後剰余金が出れば、一般会計に入 れるという事務処理になるとの答弁でした。   その他質疑なく、討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第33号は原案のとおり可決すべきも のと決定しました。   以上、報告いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決いたします。   最初に、議第27号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第27号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第28号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第28号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第29号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第29号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第30号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第30号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第31号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第31号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第32号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第32号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第33号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第33号は委員長報告のとおり可決されました。   午前11時10分まで休憩します。           午前10時52分  休 憩                                                        午前11時09分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              日程第5 議第34号 村上市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について       議第35号 村上市営あらかわゴルフ場施設整備基金条例を廃止する条例制定            について                               議第36号 朝日みどりの里条例の一部を改正する条例制定について          議第37号 朝日まほろばふれあいセンター条例の一部を改正する条例制定に            ついて                                議第38号 朝日みどりの里屋根付き多目的広場条例の一部を改正する条例制            定について                              議第39号 朝日温泉活用健康増進施設条例の一部を改正する条例制定につい            て                                  議第40号 村上市温泉給湯施設条例の一部を改正する条例制定について        議第41号 朝日みどりの里体験交流センター・休養施設条例の一部を改正す            る条例制定について                          議第42号 村上市農村公園条例の一部を改正する条例制定について          議第43号 公の施設に係る指定管理者の指定について           〇議長(佐藤宮吉君) 日程第5、議第34号から議第43号までの10議案を一括して議題といたします。   本案は、いずれも市民経済常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものですが、委員長から 議長あて審査報告書が提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   市民経済常任委員長。           〔市民経済常任委員長 大滝国吉君登壇〕 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) おはようございます。ただいま上程されております議第34号 から議第43号までの10議案について、その審査の概要と経過についてご報告いたします。   去る3月11日及び14日の午前10時から第1委員会室において、委員8名、副市長、担当部長、担 当課長及び議会事務局長出席のもと、市民経済常任委員会を開催いたしました。   初めに、議第34号 村上市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、 担当部長及び職員から資料をもとに説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、高額医療が国保財政を圧迫しているのは理解したが、その対策はとの質疑に、病気に ならないのが一番です。昨年の3月に「健康づくり村上21」を作成し、予防に努めておりますとの答 弁でした。   委員より、一般会計から繰り入れについては出産一時金や職員の人件費、または高齢化も対象に なることでしたが、高齢化率なども勘案されているのかとの質疑に、財政安定化支援事業などがその 対象になっておりますとの答弁でした。   委員から、平成25年以降の予測資料などはできないものなのかとの質疑に、現在の国の対応も不 確実なことから、お示しできる状況ではありませんとの答弁でした。   委員から、村上市の中で国保を占める割合はとの質疑に、平成23年1月31日現在では、人口6万 8,658人に対して、国保被保険者は1万8,764人との答弁でした。   委員から、本市は法定内の一般会計繰り入れだが、他市において法定外に繰り入れているところ はないのかとの質疑に、21年度では32市中、13市が繰り入れを行っておるとの答弁でした。   委員から、どのようなことから法定外繰り入れをしているのかとの質疑に、基金がなくなって繰 り上げ充用に相当分を繰り入れしているとの答弁でした。   委員から、詳しい資料で説明されておるので理解はされたが、今後市民に対しての広報はどのよ うに行うつもりなのかとの質疑に、この議会が終われば5月の広報でお知らせする予定でおりますと の答弁でした。   委員から、このような状況を国、県に訴え、要望していく考えはないのかとの質疑に、強く訴え てまいりたいと思いますとの答弁でした。   委員から、国民健康保険運営協議会がありますが、どんなときに開催され、どんな内容を協議さ れているのかとの質疑に、定例議会の前に開催されており、今回の改正においても協議がなされ、理 解を得ております。委員会からは、収納率を上げるようにとの意見もありましたとの答弁でした。   これで質疑を終結し、討論に入り、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第34号は原案の とおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第35号 村上市営あらかわゴルフ場施設整備基金条例を廃止する条例制定についてを議 題とし、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第35号は原案のとおり可決す べきものと決定いたしました。   次に、議第36号 朝日みどりの里条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当部長 から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、またぎの家の時間を変更したのはどのようなことからかとの質疑に、現在の利用状況 に合わせたところですとの答弁でした。   委員から、時間が延長されたのだが、管理体制は万全なのかとの質疑に、利用されるときは職員 もいて管理をしていきたいと思っておりますとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第36号は原案のとおり可決すべ きものと決定いたしました。   次に、議第37号 朝日まほろばふれあいセンター条例の一部を改正する条例制定についてを議題 とし、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、第1条に「ふれあいセンター」を「朝日まほろばふれあいセンター」としたのはとの 質疑に、本来つけなければならない条文をつけ加えたものですとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第37号は原案のとおり可決すべ きものと決定いたしました。   次に、議第38号 朝日みどりの里屋根付き多目的広場条例の一部を改正する条例制定についてを 議題とし、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、指定管理の予定もあるが、どんなふうに移行するつもりなのかとの質疑に、みどりの 里全体を一体としたものでお願いしたい。市内の業者による公募の予定ですが、地元で請けていただ ければと思っておりますとの答弁でした。   委員から、地元が請けられるような体制づくりを指導してもらいたい。その考えはとの質疑に、 十分考えて行っていきたいとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第38号は原案のとおり可決すべ きものと決定いたしました。   次に、議第39号 朝日温泉活用健康増進施設条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、 担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、全体での指定管理を考えているようだが、どのようなことからなのかとの質疑に、短 所、長所がある施設のことから、全体の中で運営を任せていきたいとの答弁でした。   委員から、料金の減免を行っておりますが、指定管理をされても引き続き行ってもらえるのかと の質疑に、今までどおりに行っていく予定でございますとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第39号は原案のとおり可決すべ きものと決定いたしました。   次に、議第40号 村上市温泉給湯施設条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、質疑 に入りました。   委員から、温泉スタンドの利用がふえても量については大丈夫なのかとの質疑に、今までの状況 などから見ても大丈夫だと思いますとの答弁でした。   委員から、これから利用がふえたときのことも想定して調査する考えはないのかとの質疑に、こ れから検討してまいりますとの答弁でした。   委員から、他の施設との料金の違いがあるが、統一の考えはないのかとの質疑に、建設当時のこ ともあり違っておりますが、これから検討してまいりたいとの答弁でした。   委員から、成分調査はどのくらいの間隔で行っているのかとの質疑に、年に1回の予定ですとの 答弁でした。   委員から、成分は当初と同じなのかとの質疑に、成分的なものは変化しておりませんとの答弁で した。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第40号は原案のとおり可決すべ きものと決定いたしました。   次に、議第41号 朝日みどりの里体験交流センター・休養施設条例の一部を改正する条例制定に ついてを議題とし、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、指定管理に移行することでどのような期待をしているのかとの質疑に、地元の協力を 得ながら、朝日まほろば農園などの利用により都市と農村との人口交流を目的にしていきたいとの答 弁でした。   委員から、時間をつけ加えたのはとの質疑に、今までは別表にて記載してあったのを条例化した ものですとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第41号は原案のとおり可決すべ きものと決定いたしました。   次に、議第42号 村上市農村公園条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当部長 から説明を受けた後、質疑に入りました。質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議 第42号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第43号 公の施設に係る指定管理者の指定についてを議題とし、担当部長より説明を受 けた後、質疑に入りました。   委員から、この施設は何年ころに建設されたのかとの質疑に、平成6年度に完成して、そのころ から管理をお願いしているところでございますとの答弁でした。   委員から、道の駅的なところもあり、指定管理されても大丈夫なのかとの質疑に、従来どおりの 案内等も行いながら、さらなる充実をお願いする旨でございますとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第43号は原案のとおり可決すべ きものと決定いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 委員長、ご苦労さまです。議第34号の村上市国民健康保険税条例の一部を改 正する条例制定について、これはまさに税を上げるということの内容だったとは思うのですが、市民 経済常任委員会の全会一致、いわゆる委員全員がそれに賛成するという異常事態に私は危惧を申し上 げて、委員長に状況をちょっとお聞きしたいと思います。   最初に、委員から収納率を上げるべきだというご発言があって、そういう意見も出されていたと いう報告もありました。収納率、たしか91%か91.5%だったと思うのですが、よくないです。よくな いというのは、つまりが会社を解雇されたり、あるいは先般も言いましたが、事業所倒産に追い込ま れたというか、倒産なさって、それで路頭に迷う人たちがすべて国民健康保険税のほうに入ってくる というこの現状から、収納率は上がらないということがバックにあると思うのです。これ以上また税 をそこに賦課していったら、上げていったら、これはもっと収納率が下がる要因につながってくるだ ろうと、私はもう単純にそういうふうに考えられるのですが、そういったような話は委員会の中では 全くされなかったのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 委員長。 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) 委員会の中ではそういう話も若干はありましたけれども、そ の前に多くの資料を執行部のほうで出されて、1時間くらいの説明を受けました。その中で、委員の 方々はほとんど理解をしたものと考え、私は思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ことし上げて、来年も上げるというのは、相当な異常事態だろうとは思いま すが、内容をもう少し分析したほうがよかろうかなと私はこのようには思っておりますが、それで2 つ目なのですが、法定外の繰り入れについてのお話も委員長から報告がございましたが、いわゆる一 般会計から入れるということ、そのものが、人件費、ある一部の事業費でしか使われない現状、つま り不足分の医療費に対して一般会計から入れようではないかと。私は、期限を設けて3年間なら3年 間、5年間なら5年間ということで医療費にも使えるようにとは思っておりますが、そんなような話 というのは全く皆無だったのですか、委員会の中では。それこそそういうふうなことをして、いわゆ る底上げをしてあげる、市長さんにも前に、いわゆる判断のするときですよと、市長のほうはあのと きはとぼけた返事だったのですが、そういうふうなことで私は思っているのですが、どうですか、そ ういう話一切なかったですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 委員長。 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) 先ほどの法定外のについては報告のとおりでございまして、 それ以外に一般会計から繰り入れたらいいのではないかというふうな意見もなかったですし、それは 説明をしている中である程度の国民健康保険税に対しての人口の割合などをいろいろと説明をされて おりましたので、その中で委員の方々はある程度理解したものと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ちょっと内容がよく私も理解できていないところも、委員長からの答弁わか らない部分もあるのですが、最後にです、前ちょっと私も最初の初日にですか、少しお話ここで質疑 いたしましたが、税を上げる前にやることがあるのではないかと。テレビのわきに飲まなくなった薬 が置いてあったり、1週間分でいい湿布を2週間分もらってきたり、そういうことをやっぱり患者さ んそのものも、先生も含めて考えて、そういうところでの医療費削減をまず1年間やってみようでは ないかと。50億の医療費を払う中で、5億円が足りなくなってくる、4億円から足りなくなってくる 現状を考えれば、50億あったら10%削減できれば何とかなるわけです。それを、まず1万8,000人の みんなで取りかかってみようではないかというキャンペーンをしようではないかというような声は委 員の中から全くなかったということですか。いわゆる上げる前にやるべきことというのは、もったい ない運動を少しして、1年間ちょっとやってみようではないかという声すらも上がらなかったという ことですか、委員の方々全会一致で、どうですか委員長、そういうのはありましたか。 〇議長(佐藤宮吉君) 委員長。 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) 医療費についての意見はございました。そして、その中で、 説明の中で、今その高額医療が国保を圧迫しているのだという説明もありまして、そのような説明を 受けて委員は理解をしたと私は思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そこのところがちょっと答弁になっていないです、私の言っていることの答 弁ではないのです。高額医療とかの話ではなくて、私は一般的にいただいてくる薬、湿布も含めてで す、そういったものがもらい過ぎることによって医療費が上がってくるという現実を考えてみたとき に、国民健康保険税に加入している皆さんでそういったところを少し、重々行政が先頭に立って、医 療費のそういう部分での削減をやろうではないかという声は議員の中にはなかったのですかというこ とを聞いているのです。 〇議長(佐藤宮吉君) 委員長。 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) それは先ほども言いましたから、実際にはありましたし、そ の中で執行部のほうでも、今でもそういう医療費、薬を少なく患者がもらうような努力はやっている という説明を受け、その中でいろいろな討議もありましたけれども、その中で私は委員の方々は説明 に理解をしたものと感じております。 〇16番(姫路 敏君) 終わりですが、反対します。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 委員長、お疲れさまでございます。私も今の姫路議員と同じような意見を持 っておりまして、委員長を責めてもしようがないことではありますが、ちょっと今確認しておきたい ことだけ質問させていただきます。   今同じ国保税に関しまして、各地方自治体でこの議案が提出されている議会多いわけですが、そ の中で三条市議会は、昨日国民健康保険税を10年度比で8%引き上げる議員発議の国保税条例改定修 正案を可決したのです。これは、市側から、理事者側からは当初14%引き上げ、赤字が1億8,000万 出るということで、14%引き上げを提出してきたのですが、それを議員が8%に引き下げる修正案を 提出して、それを可決しているのが、私はこれが議会だと思うのですが、委員長、その委員会の中で そういった議論、政治というのは苦しい人や貧しい人に光を与えようというのが政治だと思うのです が、その辺委員の中から本当に情けないというか、全会一致でという、その1人とも何で引き上げな ければいけないのだとか、引き上げずに済む方法はほかにないのかとか、そういった意見は何も出な かったのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 委員長。 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) ですから、先ほど言われましたけれども、その前に資料を十 分なくらい提出させていただきました。1時間以上の説明も我々は受けました。その中において、今 ほど本間委員が言われたようなことが全部説明の中において説明されたと思っております。そんなこ とから、そういう意見が私は出なかったものと感じております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それとです、今いわゆる法定の一般会計からの繰り入れが、法定外、法定外、 先ほどもちょっとそういう話をしていらっしゃいましたけれども、低所得者負担、能力補てん分に対 する支援措置というのがあるわけです。例えばその地域の一定の割合が、60歳以上の高齢化の割合が 一定以上に達した場合には、一般財源からも繰り入れできると、地方財源措置というのもあるわけで す。そういったことを委員会としては勉強して、きちっとその中で市の提案を例えばのむとか、今の その9.44%まず上がるわけです、昨年度比から比べますと。その9.44%上がる分が本当にそういった ことを把握して、勉強した上で9.44%では上げようと議会で決めたので、私も賛成します。   ただ、提出された資料を見て、説明を受けて、納得した、そうだから、ではいいだろうというよ うなのでは、おれはちょっと議会の委員会としてはおかしいのではないかなという部分が、その辺委 員長、何とも思いませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 委員長。 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) これは、委員会全会一致で決まっておりましたので、私がこ こで批判するとか、そういうことではなく、私は委員会で決まったことをここで皆さんにお願いして、 それをそうしていただけるように努力するものだと私は思っております。 〇3番(本間清人君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次討論の後、起立により採決いたします。   初めに、議第34号の討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第34号 村上市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について、 反対の立場で意見を述べさせていただきます。   国民健康保険法は、憲法第25条の理念を受け、第1条において、この法律は国民健康保険事業の 健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民健康の向上に寄与することを目的とするとし、社会保 障制度としての性格を明確にしております。今回村上市が提案してきました国民健康保険税引き上げ は、9.44%の引き上げであります。1世帯当たり平均14万1,422円から15万4,766円になり、1万3,34 4円の増になります。昨年3月議会に引き続いての引き上げであります。   2月17日木曜日、国保運営審議会が開かれました。国民健康保険法第11条、国民健康保険事業の 運営に関する重要事項を審議するために設置されております。つまり重要事項とは、税率の改定など を指します。2月21日月曜日、議会運営委員会、2月28日月曜日、3月議会初日と、スピーディーに 流れていきました。国保運営審議会は、被保険者代表、国保医、国保薬剤師代表及び公益代表委員で 構成されております。つまり市民の代表、国保加入者の代表も参加しております。しかし、村上の国 保運営審議会は非公開でした。市民の代表、国保の加入者の代表が参加して議論をしている審議会が 終わって、そして数日後には議会運営委員会が開かれるというこのありさまは、何をあらわしている のでしょうか。   今回の国民健康保険税の改定内容、所得割率、現行6.5%、改定後7.5%に、被保険者均等割額2 万円を2万6,000円に、世帯別平均割額、特定世帯以外は1万8,000円を1万2,400円と減額、特定世 帯は9,000円を6,200円に減額。次に、後期高齢者支援分は、所得割率2.5%、同じく2.5%、被保険者 均等割額9,900円を同じく9,900円、介護分、所得割率1.8%を2.2%、被保険者均等割額1万2,700円 を1万3,000円という形で改定がされております。ひとり暮らし40歳から60歳の100万円の所得額の方、 現在13万2,800円を、引き上げ後は14万2,900円、増加額は1万100円、40代夫婦子供2人で200万の所 得額、現行34万3,200円を、引き上げ後は38万5,600円と、4万2,400円の増になります。   国民健康保険税は、払いたくても払えないというのが実態の姿であります。応能割、所得に応じ てパーセントがかかります。応益割、1世帯及び1人当たり、そして同額を払う仕組みになっており ます。1人当たりというこのことは、生まれたばかりの赤ちゃんにも、収入のない18歳未満までの子 供たちにも均等割3万5,900円が重くのしかかってまいります。国民健康保険世帯と健康保険世帯と では計算方法が違い、年収300万円で4人家族の平均保険料は、健康保険世帯では8万から14万円、 子供が何人いても関係ない。しかし、国保世帯では20万から32万という形で非常に重い負担となって おります。   国民健康保険には事業者負担がなく、全額個人が負担します。国の負担金の削減も時の政権の社 会保障切り捨ての政治の責任から、どんどんとパーセントが下がっております。1977年、64.2%だっ たものが、1984年、49.8%に、そして2007年には25%にまで下がっております。つまり国の支出金が このように下がっているということは、国民健康保険の加入者にいかに負担が重くのしかかっている かのことであります。   しかし、平成21年度の実態数では、県内15の自治体では、一般会計から法定外繰り入れを行って おります。保険者の保険料軽減に努めています。しかし、村上市では法定外繰り入れは1円も行って おりません。2月15日現在、加入世帯1万1,012世帯のうち、滞納世帯は2,097世帯、短期証発行422 世帯、資格証発行165世帯、村上市は加入者の約48%がひとり暮らしの高齢者で、低所得者でありま す。所得200万円以下の方は、最近の数字によりますと、約83%となっております。引き上げ条例提 案に当たり、低所得者のひとり暮らしの高齢者への配慮が若干されたことに対してはありがたいと思 っております。   今回の引き上げは、昨年に引き続きの引き上げであり、今でも長引く不況で市民の暮らしは大変 になっております。市民生活を圧迫することは間違いございません。23年度の決算時で黒字が出たと きには、その分は引き下げのために使うべきと考えます。私は、一般質問でも質問いたしましたが、 今回の引き上げは余りにも短期間の決定であり、そしてもっともっと市民に熟知してからの引き上げ をするべきではないかと考えております。   以上をもちまして反対討論を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第34号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第34号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第35号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第35号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第36号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第36号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第37号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第37号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第38号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第38号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第39号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第39号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第40号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第40号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第41号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第41号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第42号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第42号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第43号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第43号は委員長報告のとおり可決されました。   ここで昼食のため休憩となりますが、午後零時30分から会派代表者会議などを開催するため、午 後の再開は午後1時30分といたします。   それでは、休憩します。           午前11時56分  休 憩                                                        午後 1時30分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              日程第6 議第44号 村上市児童公園条例の一部を改正する条例制定について          議第45号 村上市長寿祝金等支給条例の一部を改正する条例制定について       議第46号 村上市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について        議第47号 村上市休日急患診療所条例の一部を改正する条例制定について       議第48号 村上市青少年健全育成センター条例の一部を改正する条例制定に            ついて                                議第49号 村上市勤労青少年ホーム条例の一部を改正する条例制定について      議第50号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第51号 急患診療所に関する事務の委託について            〇議長(佐藤宮吉君) 日程第6、議第44号から議第51号までの8議案を一括して議題といたします。   本案は、いずれも厚生文教常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、委員長から議 長あて審査報告書が提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   厚生文教常任委員長。           〔厚生文教常任委員長 川村敏晴君登壇〕 〇厚生文教常任委員長(川村敏晴君) それでは、ご報告申し上げます。ただいま上程されておりま す議第44号から議第51号までの8議案は、去る3月15日と16日の両日、午前10時から本庁委員会室に おいて、委員6名、副市長、教育長をはじめ関係部課長及び関係職員、議会事務局長出席のもと委員 会を開催いたしました。その詳細については省略させていただきますが、その審査の概要と経過につ いて、主なものをご報告申し上げます。   まず、議第44号 村上市児童公園条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当部長 から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、児童公園と児童遊園地と2通りの呼び方があるが、違いはあるのかとの問いに、児童 公園も児童遊園地も同じ扱いであり、合併前にはそれぞれの地区によって呼び方が違っていたものを そのまま使っているということであるとの答弁でした。   委員から、村上地区も含めて市内全体でこの児童公園は幾つ存在するのかとの問いに、荒川地区 に33カ所、神林地区に14カ所、山北地区に1カ所の合計48カ所あるが、旧村上地区にある公園は都市 公園として都市整備課の扱いとなるとの答弁でした。   委員から、児童公園と遊園地の呼び方を統一することはできないのかとの問いに、今後検討して いきたいと思っているとの答弁でした。   委員から、赤松団地から公園敷地の寄附を受けたということだが、その公園の面積と団地の世帯 数と今の空き地面積はどのくらいあるのかとの問いに、寄附を受けた面積は228.31平米で、世帯数は 24世帯、空き地面積はおよそ半分程度空いていると思うとの答弁でした。   委員から、府屋の児童公園の跡地は今後どのような利用をするのかとの問いに、今総代さんが管 理をして、年3回ほど草刈りを行っているが、今後は市の一般財産に移行し、有効活用したいと思っ ているとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第44号 については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第45号 村上市長寿祝金等支給条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担 当部長から説明を受けた後、質疑に入りましたが、特に質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起 立全員で議第45号については原案のとおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第46号 村上市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当 部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、過去5年間でこの国保の出産祝金をもらって出産した人は何人いるかとの問いに、5 年前までの正確な人数は今手元にないが、今年度の2月末においては37人、前年度36人となっており、 それ以前も大体40人から50人程度の出産数であると思うとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第46号 については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第47号 村上市休日急患診療所条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担 当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、4月1日からの立ち上げに間に合うように臨時職員の募集がなされていたと思うが、 看護師さんは集まったのかとの問いに、この地域は看護師不足状況であるが、現在休日診療所の看護 師さんが4人いて、新たに1人の応募があったので、実質5人となっているとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第47号 については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第48号 村上市青少年健全育成センター条例の一部を改正する条例制定についてを議題 とし、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りましたが、特に質疑なく、討論もなく、起立採決の 結果、起立全員で議第48号については原案のとおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第49号 村上市勤労青少年ホーム条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、 担当部長から説明を求めた後、質疑に入りましたが、特に質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、 起立全員で議第49号については原案のとおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第50号 公の施設に係る指定管理者の指定についてを議題とし、担当部長から説明を受 けた後、質疑に入りましたが、特に質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第50号に ついては原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第51号 急患診療所に関する事務の委託についてを議題とし、担当部長から説明を受け た後、質疑に入りましたが、特に質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第51号につ いては原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次討論の後、起立により採決いたします。   最初に、議第44号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第44号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第45号の討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第45号 村上市長寿祝金等支給条例の一部を改正する条例制定について、 反対の意見を述べさせていただきます。   この条例は、第1条、多年にわたり社会に貢献された高齢者を敬愛し、長寿を祝うとともに、祝 金または祝品を贈り、高齢者の福祉推進を図ることを目的としております。説明では、町内の対象と 同じようにしたこと、県、国と同じように基準日9月15日にしたこと、市の現状を考慮して条例改正 をするという説明でありました。   今までは、対象者として第2条、村上市に住所を有し、かつ20年以上引き続き居住している人で、 前年の敬老日の翌日から当該年度の敬老の日までの間に満88歳、満99歳、満100歳、満100歳以上の満 年齢に達する方でありました。それを満100歳の方だけを基準日9月15日までに20年以上継続して市 内に居住されている方とし、満88歳、満99歳、満101歳以上に達する方で、基準日9月15日までに1 年以上継続して市内に居住している方に改正するものであります。20年以上という条件を満100歳だ けにしたことはよかったことと考えます。   第3条に、祝金等の額では、満88歳、5,000円を、対象者を5,000円相当の祝品等、満99歳、1万 円を、99歳対象者、5,000円相当の祝品等、満100歳、20万円を、100歳対象者、20万円に現金、満100 歳以上1万円を、100歳以上対象者、5,000円相当の祝品等に改正されるものであります。   対象人数は、99歳対象者、57人、101歳以上対象者、32人、この数字を見ましても、減額して浮 く数字は44万5,000円であります。年度によっては人数の関係で金額が変更するかもしれませんが、 戦前、戦中、戦後とご苦労しながら子育てに、地域の発展にご努力してくださったお年寄りのささや かな祝金が減額に、そして祝品にと改正されるということは、これでよかったのかなと考えさせられ ております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第45号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第45号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第46号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第46号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第47号の討論を行います。   通告のありました原案に賛成の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第47号 村上市休日急患診療所条例の一部を改正する条例制定について、 賛成の立場で意見を申し述べます。   これまで休日の急病患者に対して応急医療を行ってきましたが、平日夜間及び休日の急患診療所 になることになり、実施は6月1日からです。診療時間は、日曜祝日は午前9時30分から正午まで、 午後1時半から4時まで、月曜日から金曜日までは、午後7時から午後9時45分までです。   平成21年12月議会で、輪番群当番制の病院の深刻な現状を訴え、救急医療現場の深刻な状況から 病院群輪番制補助金の見直しについて質問いたしました。厚生文教常任委員会でも訴えてまいりまし た。他の議員さんも、平日夜間の1次医療の大切さを何人も取り上げていらっしゃいました。地域医 療調査研究特別委員会でも、議員の皆さんが大事な施策として意見を述べられておりました。日本共 産党村上市議会の2011年度予算要望でも、要望項目の一つとしてお願いいたしました。医師会のご努 力、ご協力のもと、関係部署のご努力により平日夜間の急患診療が実施されますことは、市民にとっ て大きな喜びであります。ありがとうございました。   以上、賛成の立場で意見を申し上げました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第47号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第47号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第48号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第48号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第49号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第49号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第50号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第50号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第51号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第51号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第7 議第52号 市道路線の認定について                        議第53号 市道路線の変更について                        議第54号 村上市集落排水事業市債償還準備基金条例を廃止する条例制定に            ついて                           〇議長(佐藤宮吉君) 日程第7、議第52号から議第54号までの3議案を一括して議題といたします。   本案は、いずれも建設企業常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、委員長から議 長あて審査報告書が提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   建設企業常任委員長。           〔建設企業常任委員長 平山 耕君登壇〕 〇建設企業常任委員長(平山 耕君) ただいま上程されております議第52号から議第54号までの3 議案について、その審査の概要と経過についてご報告申し上げます。   去る3月18日午前10時から、委員7名、副市長、担当部課長、議会事務局長出席のもとで審査を 行いました。   初めに、議第52号 市道路線の認定についてを議題とし、担当部長から説明を受けた後、質疑に 入りました。   委員からは、上助渕53号線のわきにトンネルになっている道路があるが、あれも市道ですかとい う質疑に対し、もともとある市道で、通り抜けできないためトンネルにしたものですという答弁でし た。   委員からは、山居町側からのアクセス道路の完成はいつごろになるかとの問いに、6月末をめど にしているが、今のところははっきりしていないという答弁でした。   その他質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第52号は原案のとおり可決すべき ものと決定しました。   次に、議第53号 市道路線の変更についてを議題といたしました。担当部長から説明を受けた後、 質疑に入りました。さしたる質疑はなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第53号は可決 すべきものと決定しました。   次に、議第54号 村上市集落排水事業市債償還準備基金条例を廃止する条例制定についてを議題 とし、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員からは、この基金残額は幾らですかとの問いに、1,392万3,977円ですとの答弁がありました。   また、なぜこの基金を廃止するのですかという問いに、農業集落排水事業は起債しながら償還を していくが、そこに県の補助金も入る。ところが、最初の5年間は利息だけの償還で元金は免除され ます。したがって、補助金のほうが償還額を上回り、基金を創設する必要がありました。この後にす る農集排事業は補助金の対象とならないので、この基金の必要性はなくなったということですとの答 弁でした。   そのほかさしたる質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第54号は原案のとおり 可決すべきものと決定しました。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決いたします。   最初に、議第52号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第52号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第53号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第53号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第54号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第54号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第8 議第55号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第8号)             議第56号 平成22年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第3号)       議第57号 平成22年度村上市みどりの里特別会計補正予算(第4号)        議第58号 平成22年度村上市あらかわゴルフ場特別会計補正予算(第3号)      議第59号 平成22年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)       議第60号 平成22年度村上市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)      議第61号 平成22年度村上市介護保険特別会計補正予算(第3号)         議第62号 平成22年度村上市介護サービス事業特別会計補正予算(第4号)      議第63号 平成22年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第2号)        議第64号 平成22年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第2号)  〇議長(佐藤宮吉君) 日程第8、議第55号から議第64号までの10議案を一括して議題といたします。   本案は、いずれも関係所管常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、各委員長から 審査報告書が議長あて提出されています。   最初に、総務常任委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   総務常任委員長。           〔総務常任委員長 小池 晃君登壇〕 〇総務常任委員長(小池 晃君) ただいま上程されております議案のうち当委員会分の議第55号  平成22年度村上市一般会計補正予算(第8号)のうち、当委員会所管分について及び議第56号 平成 22年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第3号)について、先ほど報告しました議案に引き続 き審査をいたしました。その審査の概要と経過についてご報告を申し上げます。   初めに、議第55号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第8号)の歳入全款について担当部課 長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、法人市民税が当初予算からすると約30%の増額補正だが、同一年度内に30%もの大幅 増となった理由はとの質疑に、当初予算で比較すると景気の低迷が続くとの予測から、22年度は21年 度より1億3,000万円程度ほど減額している。景気の回復もあるが、数千万単位の大幅な増額となっ た事業所もあり、予想を超える法人市民税の増額となったとの答弁でした。   委員より、内水面漁業資料館の入館料が680万円も減額されるが、何か理由はとの質疑に、今年 度4月から6月にエレベーターの工事をやったため、入館料を半額としたためですとの答弁でした。   委員より、消防防災施設整備費補助金が新規で500万あるが、この中身はとの質疑に、荒川地区 で坂町に、神林地区で松沢に貯水槽を設置したが、これまで補助対象とならなかったものが、今年度 から補助要件が緩和され、1基当たり250万円で2基分の補助を受けたものですとの答弁でした。   また委員より、消防管理運営費負担金で1,240万円の減額補正だが、当初計画されたものが変更 になったのかとの質疑に、大きな理由は消防職員の人勧による人件費の減によるものですとの答弁で した。   委員より、障害者自立支援寄附費負担金が国、県合わせて3,600万円余の減額となった理由はと の質疑に、障害者が利用するヘルパー、生活介護、短期入所等の各種サービスを精算したところ、当 初見積もりより少なかったため減額するものですとの答弁でした。   また委員より、安全・安心な学校づくり交付金で2,144万円減額となったが、その内容はとの質 疑に、南小学校の耐震補強分、空調分、山辺里小学校の調理場分が21年度は補助対象だったが、国の 制度変更により補助対象分が削減されたことによるもので、交付金が削減された分については一般財 源で賄いますとの答弁でした。   続いて、歳出に移り、担当部課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、職員研修委託料で30万円の減額補正だが、どの研修分かとの質疑に、接遇に関する研 修を予定したが、人事考課等の研修もあり、結果的に執行できなかった。今後計画していきたいとの 答弁でした。   委員より、生活交通確保対策の現状、実態はとの質疑に、かかった経費が2億600万円で、利用 者が支払った金額は4,500万円、差額の1億6,000万円のうち県からの補助金が1,025万円、関川村が7 66万円、村上市は1億4,284万円です。県補助分として6路線申請したが、3路線は該当しなかった との答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが、討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第55号の うち当委員会所管分については、原案のとおり可決すべきものと決定しました。   続いて、議第56号 平成22年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第3号)についてを議題 とし、担当部課長の説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑なく、討論なく、起立採決の結果、 起立全員で議第56号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   以上、報告いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   次に、市民経済常任委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   市民経済常任委員長。           〔市民経済常任委員長 大滝国吉君登壇〕 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) ただいま上程されております議第55号のうち、当委員会所管 分について及び議第57号、議第58号について、その審査の概要と経過についてご報告いたします。   初めに、議第55号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第8号)のうち、当委員会所管分につ いて担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   第2款では、委員から、現在防犯灯は幾つあるのかとの質疑に、市全体で8,180基ですとの答弁 でした。   委員から、今回行っている補正の内容はどのようなものかとの質疑に、修繕費が不足していたの でお願いするものであり、1基当たり3,200円くらいかかる予定でありますとの答弁でした。   委員から、管理体制はどうしているのかとの質疑に、各地区で異なってはいますが、各区長さん や防犯委員などからの連絡で修繕を行っているとの答弁でした。   第4款では、委員から、新ごみ処理場施設の土地購入費の減額はとの質疑に、当初予算では前回 の購入を参考に見込んで積算したもので、それが実績によって減額されたものですとの答弁でした。   委員から、価格はどのように決まったのかとの質疑に、前回の取引価格や不動産鑑定の価格の参 考や、ごみ処理場施設という特殊なものなどを考慮しながら決めさせていただきましたとの答弁でし た。   委員から、最終処分場の水質検査は年何回行っているのかとの質疑に、放流水については1カ所 で、地下水については2カ所、水質検査とダイオキシン検査をともに年1回行っていますとの答弁で した。   委員から、新ごみ処理場の進行状況はとの質疑に、処理方式の確定、事業方式確定など施設整備 の基本設計を固めているところですとの答弁でした。   第6款では、委員から、パイプハウス補助金の減額の内容はとの質疑に、本年度法人の立ち上げ が間に合わず、23年度に繰り越すことから減額するものですとの答弁でした。   委員から、松くい虫防除費の減額のわけはとの質疑に、計画面積の中にオオタカの巣があったの で、その周辺を除いたため減額となりましたとの答弁でした。   委員から、減額したところの防除にかわる対策はどのように考えているのかとの質疑に、特にか わる対策は行っていませんが、景観を守るために早期伐倒などで対応してまいりたいとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第55号のうち、市民経済常任委 員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第57号 平成22年度村上市みどりの里特別会計補正予算(第4号)を議題とし、担当部 長より説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、繰越明許費の内容はとの質疑に、トイレ改修の設計委託料と工事費及び簡易水道、地 下水の受水槽を分離する工事費ですとの答弁でした。   委員から、完成の予定はとの質疑に、トイレについては7月をめどに、受水槽については10月を めどに行っていきたいとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第57号は原案のとおり可決すべ きものと決定いたしました。   次に、議第58号 平成22年度村上市あらかわゴルフ場特別会計補正予算(第3号)を議題とし、 担当部長より説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、補助員の賃金が補正されていますが、12月で終わっているのにまだ支払っていないの かとの質疑に、3月12日からオープンの予定で、その賃金をお願いするものですとの答弁でした。   委員から、料金等はどのように指導しているのかとの質疑に、条例で定めているところではあり ますが、その範囲内であれば企業努力で下げることも可能です、管理者と協議してまいりたいとの答 弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第58号は原案のとおり可決すべ きものと決定いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   次に、厚生文教常任委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   厚生文教常任委員長。           〔厚生文教常任委員長 川村敏晴君登壇〕 〇厚生文教常任委員長(川村敏晴君) ただいま上程されております議第55号 平成22年度村上市一 般会計補正予算(第8号)のうち、当委員会所管分及び議第59号から議第62号までの5議案について は、先ほどご報告いたしました議案に引き続き審査をいたしました。その審査の概要と経過について、 主なものをご報告申し上げます。   まず、議第55号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第8号)のうち、厚生文教常任委員会所 管分を議題とし、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   初めに、第3款民生費について、委員から、介護基盤緊急整備等臨時特例補助金は、今年度計画 されたグループホーム2ユニットの補助金分なのかとの問いに、認知症グループホーム2ユニットと 小規模多機能居宅介護施設1カ所の分ですとの答弁でした。   委員から、23年度のグループホーム分として公募がなされ、既に4社の申し込みがあると聞いて いるが本当かとの問いに、2月1日から3月2日までの間に23年度計画分として2ユニット分の公募 を行い、その結果4事業所からの申し込みがあったとの答弁でした。   次に、第10款教育費について、委員から、公民館活動経費について運営委員には費用弁償は出て いるのかとの問いに、運営委員については非常勤特別職ということで報酬として出ており、費用弁償 はそれぞれの地区の会議には出ないが、大会等には出ているとの答弁でした。   委員から、運営委員長と運営委員の報酬額は幾らかとの問いに、運営委員長は1回当たり6,500 円で、委員は6,300円であるとの答弁でした。   委員から、市内全体で90人の運営委員がいるということだが、今後の機構改革で減らされていく のかとの問いに、23年度は任期中なのでそのままの人数で継続される。しかし、24年度以降は各地区 の分館がなくなるので、運営委員もなくなる。これらの運営委員の方々は、公民館活動のノウハウを お持ちですので、今後のまちづくり協議会立ち上げに伴い、いろいろな部門が出てくるので、運営委 員の方々には教育、スポーツ、文化部門のようなところに入っていただき、今までの経験を生かして いただきたいと思っているとの答弁でした。   委員から、来年からまちづくり委員会ができ、公民館運営委員がなくなり、補助金もなくなると いうことになると、今まで運営委員中心で行ってきたまちづくりのための事業、各地域単位で行って きている盆踊りだとかの身近な事業がスムーズに継続できるかが懸念されるが、それらに対する対策 はどう考えているのかとの問いに、各地区の公民館の運営委員がいなくなるということだが、各集落 の運営委員をなくすということではない。また、補助金については、まちづくり協議会が立ち上がっ てからは協議会からの交付となるので、それまでは今までどおりの扱いで補助金はなくならないとの 答弁でした。   委員から、山辺里小学校の工事請負金が5,500万円も減額されているが、その主な原因は何かと の問いに、山辺里小学校の工事については2カ年の継続事業で、今年度の予算額が10億300万円もの 高額であったので、財政課とも相談した上で予算の段階で若干の余裕を持たせた予算を組ませてもら っていたもので、その分が最終的に減額としてあらわれてきたものである。工事費を特別削減したと いうことではないが、確かに減額額が高額であるとのご指摘もあり、何分高額な大型事業であるため、 余裕を持った措置をとらせてもらったということでご理解をいただきたいとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、全員起立で議第55号 のうち、当委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第59号 平成22年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてを議題と し、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、国民健康保険連合の負担金の電算システムの補正だが、この電算システムによって村 上市が受ける恩恵とは何かとの問いに、国保連合が村上市民が県内で利用した医療費分を集計して請 求をしてくるための電算システムであるが、5年に1回更新契約となり、約8億円の経費がかかり、 国と県が負担するが、市町村にも800万円ずつの負担が来るもので、今回の補正はその分である。し かし、これも国に補助金の申請をしているとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第59号 については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第60号 平成22年度村上市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)についてを議題 とし、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りましたが、特に質疑もなく、討論もなく、起立採決 の結果、起立全員で議第60号については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第61号 平成22年度村上市介護保険特別会計補正予算(第3号)についてを議題とし、 担当部長から説明を受けた後、質疑に入りましたが、特に質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、 起立全員で議第61号については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第62号 平成22年度村上市介護サービス事業特別会計補正予算(第4号)についてを議 題とし、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りましたが、特に質疑もなく、討論もなく、起立採 決の結果、起立全員で議第62号については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   以上でご報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   最後に、建設企業常任委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   建設企業常任委員長。           〔建設企業常任委員長 平山 耕君登壇〕 〇建設企業常任委員長(平山 耕君) ただいま上程されております議第55号から議第65号までの審 査の概要をご説明申し上げます。   最初に、議第55号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第8号)を議題といたしました。担当 部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員からは、日東道アクセス道、歳出5,800万円が減額になった理由はとの質疑に対し、それは 昨年の6月議会で説明し、既に議決されているもので、当初の予定より村上市が負担する工事分が減 ったためですとの答弁がありました。   委員からは、河川改良費の減額1,852万4,000円の理由はとの質疑に対し、それは県工事である大 日川改修工事の市負担分が、堤防用地の買収が遅れているため工事が先送りになったためですとの答 弁がありました。   委員からは、アクセス道路の財源は道路特定財源ですかとの問いに、その財源は合併推進事業債 を使って起債した市の単独事業ですとの答弁がありました。   その後さしたる質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第55号は原案のとおり可 決すべきものと決定しました。   次に、議第63号 平成22年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたしまし た。担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員からは、総務管理費で従量制移行井戸メーター設置業務委託料が減額になっているが、今年 度は何カ所に設置したのかという質疑に対し、村上地区を除く4地区で316カ所に設置しており、未 設置は今のところ400カ所になりますとの答弁でした。   委員からは、下水道工事が終わると必ずカメラによる検査があり、現在施工業者と検査する業者 は切り離されているが、施工業者が指名されている検査業者を選ぶほうが合理性があるのではないか という質疑に対し、工事と検査業務を切り離しているのは、より客観的に工事状況を確認して判断で きるので、そのほうが公正であるとの答弁でした。   その他質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第63号は原案のとおり可決すべき ものと決定しました。   次に、議第64号 平成22年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第2号)を議題とし、担当 課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、合併浄化槽の維持管理費で、神林の河内地区は上水道のメーターで料金を換算する方 式で、神林の他集落と何ら変わりなく下水道料金が徴収されているが、その方式を山北地区や朝日地 区まで拡大できないかという質疑に対し、下水道事業はそれぞれ市町村単位でやり方も違うし、歴史 も異なるが、来年度あたり調査をして、再来年から実施できれば理想だと考えていますという答弁で した。   その後さしたる質疑がなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第64号は原案のとおり 可決すべきものと決定しました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決いたします。   最初に、議第55号を採決いたします。   本案に対する委員長報告はいずれも可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸 君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第55号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第56号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第56号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第57号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第57号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第58号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第58号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第59号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第59号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第60号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第60号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第61号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第61号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第62号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第62号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第63号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第63号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第64号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第64号は委員長報告のとおり可決されました。   午後2時40分まで休憩します。           午後 2時25分  休 憩                                                        午後 2時39分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              日程第9 議第13号 平成23年度村上市一般会計予算                    議第14号 平成23年度村上市土地取得特別会計予算                議第15号 平成23年度村上市情報通信事業特別会計予算              議第16号 平成23年度村上市みどりの里特別会計予算               議第17号 平成23年度村上市蒲萄スキー場特別会計予算              議第18号 平成23年度村上市国民健康保険特別会計予算              議第19号 平成23年度村上市国民健康保険診療所特別会計予算           議第20号 平成23年度村上市後期高齢者医療特別会計予算             議第21号 平成23年度村上市介護保険特別会計予算                議第22号 平成23年度村上市介護サービス事業特別会計予算            議第23号 平成23年度村上市下水道事業特別会計予算               議第24号 平成23年度村上市集落排水事業特別会計予算              議第25号 平成23年度村上市簡易水道事業特別会計予算              議第26号 平成23年度村上市上水道事業会計予算            〇議長(佐藤宮吉君) 日程第9、議第13号から議第26号までの14議案を一括して議題といたします。   本案は、いずれも関係所管常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、各委員長から 審査報告書が議長あて提出されております。   最初に、総務常任委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   総務常任委員長。           〔総務常任委員長 小池 晃君登壇〕 〇総務常任委員長(小池 晃君) ただいま上程されております議案のうち、当委員会分の議第13号 から議第15号の3議案について、先ほど報告しました議案に引き続き審査をいたしました。その審査 の概要と経過についてご報告申し上げます。   初めに、議第13号 平成23年度村上市一般会計予算の歳入全款について、担当部課長から説明を 受けた後、質疑に入りました。主なものをご報告いたします。   委員より、個人市民税の均等割対象人員が昨年より1,500人も減っているがとの質疑に、23年度 当初は22年度の実績で計上したものですとの答弁でした。   委員より、個人市民税の収納率が昨年は91.11%、23年度は97.12%、6%以上も高く見込んであ るが、収納率は何を基本に算出するのかとの質疑に、個人市民税には均等割と所得割があり、収納方 法も分割納入など複雑なことから、所得割の収納額をもとに積算して、そこから均等割分を調整して 収納率を見込んでいるとの答弁でした。   委員より、個人市民税の所得割課税標準額が昨年より45億円ほど下がっているが、法人税の伸び からしても大きな下がり幅となったのはどのような理由からかとの質疑に、法人税については企業に よっては大きな伸びを示しているものもあり、持ち直しているが、これが個人給与、個人市民税の伸 びまでにはもう少し時間がかかるのではないかとの見込みで積算したものですとの答弁でした。   委員より、法人市民税の税率は21、22年度は14.7%と12.3%の2本立てであったが、23年度は14. 7%1本となっている。税制改正があったのかとの質疑に、合併前は12.3%のところと14.7%のとこ ろがあったが、合併協議の中で一本化しようということで、昨年6月の申告から14.7%で全市統一し た税率で積算しているとの答弁でした。   委員より、県補助金の合併特別交付金が21年度、約2億円、22年度、3,830万円、23年度は1億6, 600万円、これは申請によって上下するのかとの質疑に、合併特別交付金は5年間で4億円の枠の中 で年度ごとに事業計画を提出するもので、23年度の主なものは、山北支所建設と生涯学習センター建 設を予定しているとの答弁でした。   続いて、歳出に移り、担当課長に説明を求めた後、質疑に入りました。その主なものは、第2款 総務費では、委員より、現在の地域審議会の実情と新たに発足する地域まちづくり組織のかかわりは との質疑に、地域審議会の性格は基本的には市長が諮問して、それにこたえるというものだが、まち づくりの組織とのかかわりについても内部的には議論しているし、新たなものが出てきたときには十 分整理していきたいとの答弁でした。   委員より、市の木、花、鳥が選定されたが、広く市民に、特に将来を担う子供たちに知らしめる ことが大切だと思うがとの質疑に、定めただけではなく、なるべく早く市民への周知ということで、 クリアファイルにカラー印刷したものを新学期早々に全児童に配付する、ポスターを作成して校内や 公共施設に張る、市報つづりの表紙を飾る、また絵だけではなく、現場へ行くような計画をしている との答弁でした。   委員より、山北支所庁舎建設事業で2億8,400万円計上されたが、金額だけで事業の詳細が見え ないがとの質疑に、昨年の12月、プロポーザルによる最終のプレゼンテーションがあり、ここで示さ れた図面については提出することができるが、このプレゼンを受けてこちらの要望等をまとめて、現 在実施設計をしている段階です。したがって、今回委員会に資料提出したものが変更になることもあ る。最終的なものができ次第、速やかに提示したいとの答弁でした。   第9款消防費では、委員より、防災基盤整備事業債で6,730万円発行するが、消防施設整備で多 額の計上が見当たらない、これの使途はとの質疑に、高規格救急車及び救命資機材、防火水槽、消防 小屋の新設、撤去、小型ポンプ積載車、小型ポンプ等の事業に充てる予定ですとの答弁でした。   委員より、今後の整備計画の中で、車両、機械器具等、特に救急車の買い替えや、新たに購入す る計画はとの質疑に、消防本部の5カ年計画、長期計画の中で、救急車は購入から10年経過で更新時 期が来る。関川分署の救急車が購入から13年目となり、整備を計画しているとの答弁でした。   委員より、5月末までに火災報知機の設置が義務づけられているが、設置状況の検証はとの質疑 に、4月に女性防火クラブの協力を得て普及率を調査し、5月末に検証する。消防団員も春の火災予 防運動で啓発活動を行い、その結果を見て5月末で市の設置促進計画の検証、見直しをすることにな っているとの答弁でした。   委員より、6月以降に不幸にして火災に遭ったとき、火災報知機未設置を理由に火災保険の適用 が除外されないかとの質疑に、火災保険ではそういう分類はないと聞いているとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが、討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第13号の うち、当委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   続いて、議第14号 平成23年度村上市土地取得特別会計予算についてを議題とし、担当部長の説 明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑なく、討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第14号は 原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   続いて、議第15号 平成23年度村上市情報通信事業特別会計予算についてを議題とし、担当部長 の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、神林地区の有線放送は3月末に終了するが、いまだに告知端末が設置されていない地 域がある。工期が遅れると両方使えないこととなるがとの質疑に、3月18日までを工期として神林基 盤整備事業、テレビ再送信事業を進めているが、1月の大雪で作業の進捗に影響が出た。現在作業班 をふやして、工期内に終えるよう進めているとの答弁でした。   また委員より、神林地区は現在農事放送、防災関係の情報は有線放送から流れているが、4月1 日以降は告知端末から流れるのかとの質疑に、4月1日以降の防災情報は、室内の告知端末と屋外の 拡声機から流れるとの答弁でした。   また委員より、無料お試し期間はいつまでかとの質疑に、2カ月間のお試し期間で、6月から料 金が発生するとの答弁でした。   委員より、神林農協の有線放送で使用していた電柱等を利用して整備をしたようだが、4月以降 はどのような契約になるのかとの質疑に、既に整備で電柱等を神林農協からお借りしているが、3月 末までは無償でお借りして、23年度に入って正式に財産を引き継ぐということで、今回施設整備費と して1,273万9,000円を計上したとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが、討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第15号は 原案のとおり可決すべきものと決定しました。   以上、報告いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   次に、市民経済常任委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   市民経済常任委員長。           〔市民経済常任委員長 大滝国吉君登壇〕 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) ただいま上程されております議第13号のうち、当所管分につ いて及び議第16号、議第17号の審査の概要と経過についてご報告いたします。   初めに、議第13号 平成23年度村上市一般会計予算のうち市民経済常任委員会所管分について、 担当部長並びに担当課長より説明を受けた後、質疑に入りました。   第2款では、委員から、交通安全対策会議委員報酬があるが、内容はとの質疑に、県警の策定方 針をもとに23年度から5カ年の計画を策定するものですとの答弁でした。   委員から、家屋等購入費の内容はとの質疑に、JAかみはやしの有線が廃止されることから、そ の柱を防犯灯やカーブミラーの支柱に購入するものですとの答弁でした。   第3款では、委員から、人権同和対策費で人権に関する意識調査分析検討委員会があるが、その 内容はとの質疑に、委員は8人ぐらいを予定しており、構成は人権同和関係、教育長、総務課長、人 権擁護委員などから選出するつもりですとの答弁でした。   委員から、委員会は何回くらいの予定で行うのかとの質疑に、調査の基準日を12月に設定いたし まして、調査前に2回、調査後に1回、計3回の予定で行うつもりですとの答弁でした。   第4款では、委員から、臭気測定検査委託料の事業があるが、それは何カ所くらい行うのかとの 質疑に、畜産関係の場所で8カ所を予定しておるとの答弁でした。   委員から、不法投棄については各地区で大変迷惑をしていますが、その対策はとの質疑に、見回 り等や看板設置などで強化していきたいとの答弁でした。   委員から、全国都市清掃会議負担金がありますが、これは新ごみ処理場建設に関係しているのか との質疑に、昨年から負担しております。このことは、技術支援のため必要なものです。このごみ処 理場に関係しておりますとの答弁でした。   委員から、23年度から公害防止条例が施行されることから、そのための事業費が盛り込まれてい るのかとの質疑に、水質検査、臭気測定検査などをしながら関係機関と協議しながら行ってまいりた いとの答弁でした。   第6款では、委員から、畜産費で村上牛ということで生産者が大変努力していますが、その支援 が弱いようですが、その対策はとの質疑に、協議会の中でもいろいろな要望がありますが、できる限 り支援してまいりたいとの答弁でした。   委員から、有害鳥獣駆除委託料の内訳はどのようになっているのかとの質疑に、市内の猟友会に 全額お願いしているところです。すべての有害鳥獣の駆除をしていただくことでお願いしています。 その中で地区ごとに人数で配分していると聞いておりますとの答弁でした。   委員から、集落ではおりを自分たちでつくって駆除したいということですが、1人のわなの免許 で幾つのわなが可能なのかとの質疑に、制限はないが、自分で管理する範囲で決めておりますとの答 弁でした。   委員から、森林地図情報システム整備委託料が新規事業であるが、その内容はとの質疑に、23年 度単独の国の補助事業であり、既に行っている地域もあることから、一元化を図るため今回お願いす るものですとの答弁でした。   委員から、23年度から農業委員会局長と農林水産課長が兼務と聞いているが、本市の広大な面積 を考えると大変だと思うがとの質疑に、行政改革の一環の中で行うことからご理解をお願いしたいと の答弁でした。   第7款では、委員から、町娘コンシェルジュ育成事業委託料がのっておるが、その内容はとの質 疑に、6名の女性を応募し、市内施設での観光案内、観光客との触れ合い、各種イベントの参加、県 外での市主催のイベントの参加など、各種の研修をしていただく予定です。翌年には地元に就職して いただくつもりですとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第13号当所管分については原案 のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第16号 平成23年度村上市みどりの里特別会計予算を議題とし、担当部長より説明を受 けた後、質疑に入りました。   委員から、調理師の賃金が安いのではとの質疑に、いろいろ工夫して努力していただいておりま すが、現状を考えると厳しいことから、このままでお願いしたいとの答弁でした。   委員から、高速道路も開通することから、売り上げが予想されるが、今年度と同じなのはなぜか との質疑に、予想は考えられますが、最低限度の計画で予定をいたしましたとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第16号は原案のとおり可決すべ きものと決定いたしました。   次に、議第17号 平成23年度村上市蒲萄スキー場特別会計予算を議題とし、担当部長の説明を経 た後、質疑に入りました。   委員から、ゲレンデ管理委託料はどこにされるのかとの質疑に、地元の事業者へお願いする予定 ですとの答弁でした。   委員から、ゲレンデの草刈り業務委託料はこれで間に合うのかとの質疑に、実績で補正をさせて いただきたいとの答弁でした。   委員から、オープン前に現場の現地調査を行って修繕整備を行っているのだがとの質疑に、今回 も調査しておりますが、修繕箇所もないようですとの答弁でした。   その他質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第17号は原案のとおり可決すべ きものと決定いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   次に、厚生文教常任委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   厚生文教常任委員長。           〔厚生文教常任委員長 川村敏晴君登壇〕 〇厚生文教常任委員長(川村敏晴君) ただいま上程されております議第13号のうち当委員会所管分、 議第18号から議第22号までの6議案は、先ほどご報告いたしました議案に引き続き審査いたしました。 その審査の概要と経過について、主なものをご報告申し上げます。   初めに、第3款民生費について、委員から、老人福祉費の中の各老人ホームの負担金について、 例えばいわくすの里などは当初20億円もかけてつくったわけだが、償還計画や負担金の残高などどの ような管理をしているのかとの問いに、これらの施設についてはすべて年次計画により管理されてい て、いわくすの里については29年度ですべて償還し終わる予定だが、残額については今詳細な数値が 手元にないので、後ほどご報告をさせていただきたいとの答弁でした。   委員から、介護施設の入所待機者が、最近居宅介護施設などショートステイをよく利用している とのことだが、これは包括支援センターがうまく調整してくれているからと思っている。ショートス テイなどが利用しやすくなった理由は何かとの問いに、1つは、市内業者の方たちからショートステ イの利用者枠の拡大をしていただいていることや、デイサービスの事業所においても定員の拡充や土 日の受け入れも平日同様にしてもらっていることなどが挙げられると思うとの答弁でした。   委員から、生活保護扶養費について、他県では高齢者の方が移住してきて生活保護費を受給して いるということがあるようだが、他県で生活保護費を受給していた人が村上市に移転してくる場合は、 生活保護費の受給についてどのような扱いになるのかとの問いに、実際村上市にも他県から来られて いる人がいますが、生活保護費については改めて申請していただき、審査させていただく必要がある との答弁でした。   次に、第5款労働費について、委員から、サポートステーションの件であるが、ここには厚労省 から幾ら入っているのかとの問いに、およそだが1,500万円ほどの委託料として入っており、専属の 職員4人分の委託料となっているとの答弁でした。   次に、第10款教育費について、委員から、生涯学習センター整備事業経費だが、これは合併基本 計画事業で2年にまたがった継続事業であるが、合併特別交付金というのはいつごろ入ってくるのか との問いに、継続費として計算されているので、それぞれの年度ごとに交付金として入ってきている との答弁でした。   委員から、土地の購入費には過疎債を利用していたのではないかとの問いに、土地の購入費には 過疎債も使用している。交付金は23年、24年度それぞれ1,000万円ずつ充当するが、もっと条件のよ い優良債である過疎債を優先充てんできるとのことで、今後は過疎債をメインとして活用する予定で あるとの答弁でした。   委員から、スポーツ振興基本計画はいつごろ結果が出てくるのかとの問いに、スポーツ基本計画 は平成22年から平成29年までの7年間の計画で、既に1年経過しているが、施設整備の関係について は、23年度から2カ年かけて計画に入る予定であるとの答弁でした。   委員から、笹川流れマラソンは4月3日に開催をされる予定であるが、今回の震災の影響はどう なっているのかとの問いに、3月14日に緊急実行委員会が開催され、今回の大災害の状況を考慮して、 今年度の開催は中止することを委員会の総意で決定し、関係者に対してはその旨通知作業に入ってい るとの答弁でした。   委員から、今のさんぽく南小学校には過去に寄贈された棟方志功の作品とされる版画が校長室に 飾られているが、本物としたら大変な存在であると思うが、市としてどのように扱うのかとの問いに、 本物かどうかの確認はされていないが、すばらしい作品であると思っている。現在校長室に飾られて いるものであるので、盗難等への配慮もしながら飾っておきたいとの思いがあるが、今後検討してま いりたいとの答弁でした。   委員から、学校給食費に関してであるが、学校給食費の未納費についての処理のあり方はどうし ているとの問いに、学校給食費の未納費は今年度12月末の段階で小中学校合わせて125万6,000円ほど あり、人数については64名となっている。これらの方に対しては、学校のほうから連絡をして支払い をお願いしているし、特に未納額の多い方には教育部の事務所に来ていただき、支払いの仕方の相談 にものっているとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第13号 のうち、当委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第18号 平成23年度村上市国民健康保険特別会計予算についてを議題とし、担当部長か ら説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、昨年12月の議員全員協議会の説明において1億5,000万円の形式収支に見合った引き 上げをするとの説明だったと思うのだが、23年度の予算では8,200万円の増額ということでよく理解 できないので、もう一度説明してもらえないかとの問いに、国保会計は私たちでも大変難しい制度で、 全協での説明でうまく伝わらなかったようで大変申しわけなく思っている。まず、今の話の8,200万 円とは、前年度の当初予算に対する比較が8,200万円であるということで、これは実際22年度に確保 できる税収なのかといえば、所得の落ち込みなどで5,200万円ほど減額となっており、この落ち込み については、昨年の9月の定例会で国民健康保険の補正予算ということで上程をさせていただいた。 そして、12月の全協の説明では、この補正予算後を想定した説明であり、実際義務的経費であり、決 算ベースの説明でしたので、1億5,000万円が足りないと説明したことは当初予算比較ではなく、9 月の補正後の予算比較での数字であり、その後の国の補助金が若干ふえたことと、医療費が少し減っ たことなどで1億3,200万円に減額した上で予算計上したものであるとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めたところ、反対討論が1件あり、その他討論はなく、討論を終 結し、起立採決の結果、起立多数で議第18号については原案のとおり可決すべきものと決定いたしま した。   次に、議第19号 平成23年度村上市国民健康保険診療所特別会計予算についてを議題とし、担当 部長から説明を受けた後、質疑に入りましたが、特に質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起 立全員で議第19号については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第20号 平成23年度村上市後期高齢者医療特別会計予算についてを議題とし、担当部長 から説明を受けた後、質疑に入りましたが、特に質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全 員で議第20号については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第21号 平成23年度村上市介護保険特別会計予算についてを議題とし、担当部長から説 明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、現在村上市内にはケアマネージャーの方は何人いるかを旧市町村別で教えてほしいと の問いに、旧市町村別での把握はしていないが、市内にはおおよそ50人くらいいると考えられるとの 答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第21号 については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第22号 平成23年度村上市介護サービス事業特別会計予算についてを議題とし、担当部 長から説明を求めた後、質疑に入りました。   委員から、上海府デイサービスセンターについてであるが、赤字は発生していないのかの問いに、 収入となる介護報酬で約2,800万円、利用者の1割負担分で440万円あり、運営経費がおおよそ3,500 万円ほどなので、差額はおよそ200万円の赤字となる見込みであるとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第22号 については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   以上で厚生文教常任委員会の報告を終了いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   最後に、建設企業常任委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   建設企業常任委員長。           〔建設企業常任委員長 平山 耕君登壇〕 〇建設企業常任委員長(平山 耕君) ただいま上程されております議第13号と議第23号から26号ま での4議案について、その審査の概要と経過についてご報告申し上げます。この議案については、先 ほど報告しました議案に引き続き審査を行いました。   最初に、議第13号 平成23年度村上市一般会計予算のうち、建設企業常任委員会所管分を議題と して担当部課長に説明を求めた後、審査を行いました。   委員からは、岩船港利用促進協議会として58万円あるが、最近その活動が停滞しているように感 じているがとの質疑に、協議会の活動は、以前には鮮魚センター等の地場産の物産を展示直売する施 設の先進事例を視察に行ったりしておりました。今後は、プレジャーボートの施設を有する先進地等 の勉強会を考えておりますという答弁でした。   委員からは、道路橋梁一般管理費のうち修繕料はという質疑に対し、それは道路照明灯の修繕料 ですとの答弁でした。また、道路対策費で、以前危険箇所でカラーコーンの置き方が悪く、事故があ り、市が損害賠償に応じたような事例があったが、今後そのようなことがないように管理してまいり たいがという質疑に対し、現在本庁では月2回、支所では月1回パトロールしているし、各支所担当 課長には月1回本庁において担当者会議を開催していますという答弁でした。   委員からは、除雪対策経費3億30万円計上されているが、22年度はどのくらいの稼働実績かとい う質疑に対し、市内の除雪車台数は67社に依頼しており、128台稼働していて、1時間ごとの契約に なっており、タコメーターで管理しているという答弁でした。   委員からは、今回のような豪雪には消雪パイプが有効であるが、地下水位の状況のこともあり、 これ以上の増設は困難であるとは認識しているが、井戸水を使わない消雪パイプは検討できないか、 瀬波では下水道処理した水が捨てられているが、あの水を活用して消雪パイプに使用することはでき ないかという質疑に対し、朝日の高根地区では、高根川の水を使った消雪パイプを試みているが、パ イプが凍るなどして余りうまくいかず、結局は機械除雪で対応しているという現状で、技術的には不 可能ではないものの、研究を要する課題があるという答弁でした。   その後さしたる質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立多数により議第13号のうち、建設 企業常任委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第23号 平成23年度村上市下水道事業特別会計予算を議題とし、担当課長から説明を受 けた後、審議に入りました。   委員からは、今年度整備する地区はという質疑に、村上地区、朝日地区で延長9.6キロメーター、 面積で換算すると15.6キロ平方メートルですとの答弁でした。   委員からは、村上市下水道事業で起債残高は幾らですか、それを今後どのようにして返済してい く計画なのかという質疑に対し、現在の起債残高は346億1,719万6,000円で、下水道事業には償還年 数と耐用年数に差があるので、資本費平準化債を活用して返済のピークを先送りしながら一般会計か らの繰り入れをできるだけ少なくして返済していく考えですという答弁でした。   委員からは、年間7億も利息を払うのであれば、もっと安い利息の公定資金の借り替えを検討し てはどうかという質疑に対し、起債するには一定のルールがあり、単純に借り替えができず、保証金 が発生する場合がある。今回借り替えできたのは、その保証金を出さなくてもよいという19年から22 年までの特例措置がありまして、それが今回2カ年延長になったので借り替えをしましたという答弁 でした。   その後さしたる質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立多数で原案のとおり可決すべきも のと決定しました。   続いて、議第24号 平成23年度村上市集落排水事業特別会計予算を議題として、担当課長から説 明を受けた後、審議に入りました。   委員からは、維持管理経費のうち修繕料は何の修繕ですかの質疑に対し、下水道マンホールの修 繕ですという答弁でした。   委員からは、水質検査について同じ業者がしているのかという質疑に対し、水質検査は民間での 11条検査と同様で、県で行う法定検査ですので、公的検査機関に委託しているとの答弁でした。   委員からは、漁業集落排水事業施設維持管理費経費にかかる地区はという質疑に対し、それは山 北の寝屋地区ですとの答弁でした。   その後さしたる質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立多数で原案のとおり可決すべきも のと決定しました。   次に、議第25号 平成23年度簡易水道事業特別会計予算を議題として、担当部課長に議案の説明 を受けた後、審議に入りました。   委員からは、簡易水道事業特別会計で基金とか預金残高はないですかの質疑に対し、この会計で は基金条例を廃止しているので、基金そのものはありませんとの答弁でした。   委員から、水質検査手数料が多く計上されているがという質疑に対し、簡易水道は旧村上、神林、 朝日、山北と検査箇所が多くあるし、検査内容も複雑であるので予算額は多いとの答弁でした。   委員からは、その検査は一業者が行うのかという質疑に対し、それは単価契約で入札によって決 まるので、水道法第20条による指定検査機関が入札に参加しますとの答弁でした。   その後さしたる質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第25号は原案のとおり可 決すべきものと決定しました。   次に、議第26号 平成23年度村上市上水道事業会計予算を議題として、担当部課長に議案の説明 を求めた後、審議に入りました。   委員からは、石綿管改良工事があるが、石綿管が入っているのはどの地区ですかという質問に対 し、そしていつごろまでに終わる見込みですかという質疑に対し、旧村上と荒川に残っていて、完全 に交換できるには時間がかかるとの答弁でした。   委員からは、工事請負費で浄水池、配水池建設工事の内訳はという質疑に対し、村上山辺里地内 で現在工事中の第2水源地建設工事でポンプ電気設備等の経費であり、もう一つは、荒川地内での配 水池増設工事で道路整備等の経費ですとの答弁でした。   委員からは、上水道統合認可申請書作成業務委託料は何ですかという質問に対して、これからは 上水道と簡易水道をできるだけ接続し、上水道にしなさいとの指導が国の省庁から来ています。市で もそれを受け、全部はできないまでも、できるところから統合する計画です。それには、まず簡易水 道の補助事業を受けながら施設整備を進め、統合を進める計画ですが、その補助事業を上水道会計に 組み込むことが条件になっているので、その申請業務を委託するものですとの答弁でした。   その後質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立多数で議第26号は原案のとおり可決すべき ものと決定しました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次討論の後、起立により採決いたします。   最初に、議第13号について、通告のありました原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第13号 平成23年度村上市一般会計予算に対して、反対の討論を行います。   一般会計総額で295億8,000万円、市税では65億5,319万円、22.2%を占めております。自主財源 としては97億2,801万円で、32.9%を占めております。依存財源は198億5,198万円、67.1%になって おります。市債は25億5,620万円を計上し、市債の平成23年度末見込額は345億1,278万円となり、一 般会計総額を大きく上回る見込みであります。ほかに継続費、債務負担行為による支出予定額も多額 になっており、市の財政は深刻な状況になることを心配しております。   このような厳しい現実から、地方自治体としての仕事をしなければなりません。いつも私、皆さ んも暗記されたかとは思いますが、「村上市は村上で最大の企業」という意識を全職員が持たなけれ ばなりません。人件費は、予算の性質別で63億6,489万円、全体の21.5%になっております。まさに こういう厳しい時代だからこそ、職員の政策能力向上、意識改革の姿勢が試されております。村上市 の自然、産業、文化など多くの宝物をより生かしながら、この地域がさらに発展するための努力、そ のための職員の姿を市民にもっともっと見せていくこと、市民要望にしっかりとこたえていく積極的 な姿勢がさらに求められております。市、そして市職員への信頼、期待を今こそ市民協働のまちづく りで発揮され、元気な地域づくりで生かされてほしいものです。   政策方針の中に、脆弱な財政基盤の本市は、地方交付税に大きく依存しており、合併に伴う財政 支援は平成28年度から段階的に縮減されることになりますと述べております。このことは、市職員一 丸となって、そして市民の協力も得て、しっかりと将来を見据えて考えていかなければならない重要 な財政的課題であります。   都市計画税の廃止がされました。このことは、よかったとは思っております。そして、説明では、 社会経済の不況等により税収の落ち込みが予想され、また大変厳しい財政状況にありますが、税の公 平を図るためと説明されました。その減収分については、内部経費の節減により対応し、予算も295 億8,000万円と計上したと述べておられます。   しかし、一言言わせていただきたいことは、都市計画税廃止に当たり、納税者1人ずつに郵便で ご丁寧に通知をしたことであります。固定資産税の納付案内でしょうか、そのときに一緒に同封して もよかったのではないでしょうか。ある家では、1軒で4通届いた、一人一人に届けておりますので、 4通も届いた家もあるということでありました。内部経費の節減によりという説明にしては、この点 では首をかしげることであります。市民からもどういうことだったのかということで抗議の電話も受 けております。   予算内の施策については、生活支援の充実で生活保護就労支援1人の配置、自然環境の保全で環 境基本計画の策定、水産業の振興で鮭の一括採捕施設改修事業の支援、商工業の振興で産業等の活性 化支援補助制度活用しやすく改正し、支援する、不況対策資金、信用保証料を昨年に続き全額補給、 道路の整備で村上地区牛沢線歩道新設工事や狭隘道路の舗装工事等の実施、そして学校教育の充実で、 特別支援教育の支援体制の整備充実、学校の環境整備など、市民のための多くの施策がありますこと は感謝申し上げます。   しかし、予算審議の中で、荒川いこいの家事業費がのっておりました。平成22年9月議会で指定 管理にしたいということの提案があり、私を含め数名の反対者がおりましたが、賛成多数で可決にな り、平成23年度からは社会福祉協議会に移行するはずでありました。しかし、数回にわたり社会福祉 協議会と協議を重ねたということでありますが、会長名で引き受けることはできないと文章で提出さ れたと報告がありました。多額の費用をかけ、施設の改修がされました。しかし、その後はシルバー に委託し、その後指定管理にと、短期間の間にこのような流れを考えるということは、行政としては 甘い考えなのではないでしょうか。   荒川地区統合保育園の実施設計に着手とあります。保育園建設完了後には、住民とさらに話し合 いをしていくとのことでありますが、保育園の指定管理の方向を持っております。子供たちの成長に 責任を持つ市として、この方向でよいのでしょうか。   また、村上牛の販売店が頑張り、PRし、村上牛は村上のブランドの一つになっておりますが、 村上牛生産者支援、今のような状態でいいのでしょうか。村上牛を育てる生産者が1軒1軒なくなっ ていけば、このブランドである村上牛はどうなるのでしょうか、もっと支援を強化すべきと考えます。   最後に、村上市のキャッチフレーズ「元気“eまち”村上市」、私はこのキャッチフレーズ反対 いたしました。ですから、「“eまち”」のこの英語の小文字の「e」がつくのが説明はできません。 全職員、全議員がすぐに市民から聞かれたときに、この「“eまち”」をすぐ説明することができる のでしょうか。人が輝き、集う、優しさのまちを目指して、言葉を述べることは非常に簡単なことで あります。しかし、東日本大震災後の惨状をテレビや新聞で見るたびに、暮らしを守り、防災のまち づくり、そして人口がふえ、まちが発展していく自治体づくりこそが、今まさにこの村上市にも問わ れているのではないのでしょうか。   いろいろと申し上げました。以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第13号を採決いたします。   本案に対する各委員長の報告はいずれも可決です。本案は各委員長報告のとおり決定することに 賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第13号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第14号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第14号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第15号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第15号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第16号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第16号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第17号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第17号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第18号の討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第18号 平成23年度国民健康保険特別会計に対する反対討論を行います。   今回の国民健康保険特別会計は、国民健康保険税引き上げを前提とした予算になっております。 社会保障及び国民保険の向上を目的として、住民に医療を保証するための制度である国民健康保険、 しかし現実は払いたくても払えない、多くの市民が苦しんでおります。村上市では、滞納者が非常に 多く、加入世帯1万1,012人、2月15日現在、そのうち2,097世帯が滞納世帯となっており、短期証は 422世帯、資格証は165世帯となっております。しかし、滞納者との納税相談を重視し、子供のいる家 庭、病人のいる家庭などへの配慮をされておりますことは非常にありがたいと思っております。全国 的に保険証を取り上げられた人が病院にかかれず、重症化、死亡する事件も発生しております。   このような事態を招いた理由は、歴代政権の社会保障切り捨てであります。その後も事務費や保 険料軽減措置などへの国の財政支出を廃止し、削減してまいりました。長引く不況のもと、大企業の 雇用破壊、失業者や正規労働者が大量に国保に入っております。自営業、農林漁業者の経営難もどん どんと悪化しております。義務的経費以外の一般会計繰り入れをぜひしていただきたい。   今回、国民健康保険税引き上げが提案され、賛成多数で可決となりました。平成23年度は、滞納 者がさらにふえること間違いございません。このことは、市民税全体にも大きな影響を与えるという ことを申し上げて、討論を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第18号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第18号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第19号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第19号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第20号の討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第20号 平成23年度村上市後期高齢者医療特別会計予算に対して、反対の 討論をいたします。   75歳以上が加入する後期高齢者医療制度では、原則として保険料の滞納が1年続くと保険証が取 り上げられ、医療費を窓口で一たん全額負担しなければならない資格証明書が発行されます。制度導 入前は、老人保健法により75歳以上の保険証取り上げはされておりませんでした。命と健康にかかわ ることだからであります。年金が月1万5,000円以下の人は、直接保険料を納めます。村上市の実態 はどのようになっているでしょうか。滞納額と人数、平成20年度、滞納額57万500円、28人、21年度、 151万7,700円、80人、22年度、261万6,700円、135人、合計で3年間で470万4,900円、実人数190人で あります。高額滞納者上位、一番多い方で53万5,600円、滞納期数は16カ月であります。そして、長 期滞納者一番多い方は、20年から22年、26カ月、7万1,800円となっております。   このように、年金が月1万5,000円以下の方がこのような実態になっているということ、このこ とは村上市が短期保険証、そして資格証を、私もたびたび議会で取り上げております、決して命にか かわることであるので、短期証、資格証を発行するべきではないと申し上げ、市もそのことをしっか りと受けとめていただき、発行しておりません。ありがたく思っております。しかし、後期高齢者医 療制度はいろいろな問題があり、高齢者にとって保険料負担は大きく、大変深刻なものになっている ということを申し上げ、討論を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第20号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第20号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第21号の討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第21号 平成23年度村上市介護保険特別会計予算に対して、反対の討論を 行います。   介護保険12年目を迎えますが、だれもが安心して利用でき、安心して使える介護制度とはほど遠 い介護保険の実態となっております。この間、介護サービスの数量はふえておりますが、社会保障切 り捨ての構造改革のもとで負担増、介護取り上げが進み、家族介護の負担は今も重く、家族の介護な どのために仕事をやめざるを得ない人は年々ふえております。また、老老介護での悲劇のニュースも 後を絶ちません。   介護保険制度で、国民の負担が重い最大の原因は、この制度が始まったときに、それまで介護費 用50%だった国庫負担割合が25%にされ、三位一体改革により22.8%になったことにもよります。村 上市の実態はどうでしょうか。介護保険料の過年度の滞納額733万4,418円、滞納者数186人、現年度7 01万1,869円、滞納者数255人、合計1,434万6,287円で、333人、実人数であります。高額滞納者、1 位は22万6,100円、18年から22年まで、長期滞納者上位、1位は滞納年度18年度から22年度、滞納期 数41カ月、滞納額22万6,100円となっております。保険料を取られて介護なし、このことは当初から 心配されておりました。   介護保険制度の充実のために、もっともっと国も市全体、そして関係部署のさらなるご努力、そ して施設を待っている方々が非常に多い実態を深刻に受けとめていただきまして、改善のための長期 の計画もしっかりとつくっていただきたいことを申し上げ、討論といたします。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第21号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第21号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第22号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第22号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第23号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第23号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第24号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第24号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第25号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第25号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第26号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第26号は委員長報告のとおり可決されました。   午後4時まで休憩します。           午後 3時48分  休 憩                                                        午後 3時59分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              日程第10 議第65号 村上市が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査             結果の縦覧等の手続に関する条例の一部を改正する条例制定に             ついて                          〇議長(佐藤宮吉君) 日程第10、議第65号 村上市が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境 影響調査結果の縦覧等の手続に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第65号について提案理由のご説明を申し上 げます。   本案は、村上市が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続に関 する条例の一部を改正する条例制定であります。廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正す る法律が公布され、このたび政令によりその施行期日が本年4月1日と定められました。改正内容に ついては、この法律改正により引用している規定の条項を改めるものであります。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議第65号を採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第65号は原案のとおり可決されました。                                              日程第11 議第66号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第9号)       〇議長(佐藤宮吉君) 日程第11、議第66号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第9号)を議題 といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第66号について提案理由のご説明を申し上 げます。   本案は、一般会計補正予算(第9号)であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ9,080万円を 追加し、予算の総額を327億6,410万円にしようというものであります。   補正内容でありますが、3月に入りまして除雪経費が不足する見込みとなりましたので、かかる 委託料を追加するとともに、防災行政無線管理経費について、落雷により諸上寺中継局及び本小須戸 拡声子局に障害が発生したため、これらの復旧に要する経費であります。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議第66号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第66号は原案のとおり可決されました。                                              日程第12 議第67号 平成22年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第3号)  〇議長(佐藤宮吉君) 日程第12、議第67号 平成22年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第3 号)を議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第67号について提案理由のご説明を申し上 げます。   本案は、下水道事業特別会計の補正予算(第3号)であります。3月11日に発生しました東北地 方太平洋沖地震の影響により、現在舗装の材料となるアスファルトの安定供給が受けられない状況に あります。このため影響を受ける工事を翌年度へ繰り越すため、公共下水道建設経費の繰越額に1,99 1万5,000円を追加し、3億200万円とする繰越明許費の額の変更を行うものであります。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議第67号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第67号は原案のとおり可決されました。                                              日程第13 議員定数等に関する調査について                    〇議長(佐藤宮吉君) 日程第13、議員定数等に関する調査についてを議題といたします。   議員定数等調査特別委員長の報告を求めます。   議員定数等調査特別委員長。           〔議員定数等調査特別委員長 石嶋修平君登壇〕 〇議員定数等調査特別委員長(石嶋修平君) それでは、議員定数等調査特別委員会の最終結果につ いてご報告を申し上げます。   本委員会は、議員定数、議員報酬、政務調査費、また行政視察研修費について調査研究を行うた め、平成22年3月定例会において、委員構成13名で設置され、同年5月17日に第1回の特別委員会を 開催し、以来数えて8回の委員会を開催いたしました。   まず、議論の進め方についてでございますが、去る1月7日開催の全員協議会における中間報告 でもご説明いたしましたが、本委員会が議員定数削減ありきでの委員会ではなく、その調査研究に当 たっては、地域性、人口規模をはじめ、面積等を考慮しながら、全国の類似自治体との比較などを参 考として行ったものでございます。   検討に当たっては、検討項目の議員定数、議員報酬及び政務調査費を一体としてとらえ、議論す べきということで進めてまいりました。また、調査研究費のほうでは、県下20市の議員定数、議員報 酬、行政視察旅費等の資料をもとに協議を重ね、検討事項に対する各会派の考え方を意見集約をし、 議員定数等調査についての検討事項に中間報告を行い、その結果を踏まえて委員会としての最終取り まとめを行うこととし、特に議員定数の最終案については、本委員会で決定することの確認を行った ところであります。   このような経緯を踏まえて、去る2月14日に第7回委員会を開催し、検討事項の最終取りまとめ について協議をいたしました。その結果に基づき、検討事項を項目ごとにご報告を申し上げます。   まず、議員定数についてでありますが、各会派の考え方、意見を拝聴し、議論を展開いたしまし た。その議論の中では、市民の声、市の財政状況、市の経済状況、類似している市を参考にしつつ、 4常任委員会から1名ずつ減じるとする案、また職員数も年々減じていることから、議員定数もまた 旧市町村地区から各1名減との考え方から、現行定数30名から削減を4名減、5名減、6名減とする 意見。一方、今結論を出すにはまだ委員会として勉強不足ではないか、住民の意識の反映やきめ細か い監視の低下となるのではないか。また、削減ありきの議論はおかしいとの考えから、現状維持との 意見もありました。   これらの意見を踏まえ、委員長の裁量をもって、委員会の会議運営としては全会一致が望ましい が、この検討項目についてはいつまでも議論しても堂々めぐりとなり、本委員会で確認した議員定数 の最終案は、委員会で決定するとの確認を得ていることから、採決により決定したい旨の提案を行い ました。その中で、最終的には少数意見を盛り込むことを確認の上、委員長により現行定数30名から 4名減の定数26名との削減案を示し、出席委員12名、欠席1名の挙手による採決の結果、賛成多数に より本委員会として議員定数案を決定いたしました。   次に、検討項目の議員報酬、政務調査費、行政視察旅費、またその他についてでありますが、委 員会では議員定数、議員報酬、政務調査費を一体としてとらえて議論をすべきという考えで調査研究 を進めてまいりました。現在、議会運営委員会において議会基本条例をはじめ、議会の活性化につい て鋭意検討しているところであり、議員定数と違い、委員会で結論を出すことが難しい点もあること から、このたびは各会派の意見や考え方を踏まえ、その方向性を示すことといたしました。何とぞ特 段のご理解をお願いいたします。   議員報酬についてでありますが、当市の議員報酬は、全国はもとより、県内の類似市との比較で も低額であり、また議員報酬は議員活動に専念できる最低限の水準を確保するべき、また議員年金も 廃止となることから、議員を目指す者が活動できる報酬という意見、また全国の類似市、今回の地震 による被災地であります岩手県宮古市の例に合わせたらどうか、県内南魚沼市の状況も加味して判断 という意見もございました。定数削減の現実にも理解をとの意見もありましたが、今現下の市民の生 活状況や市の財政事情など総合的な見地から、議会が報酬額を提案することは適切ではなく、市の特 別職報酬等審議会の審議にゆだねるのが妥当であるとの結論に達したわけであります。   次に、政務調査についてでありますが、当市の政務調査費は、全国、県内類似市との比較でも著 しく低く、交通費相当分を含め月額1万円で年額12万円を、一挙に増額をするのではなく、今回は年 額2万円程度の増額で、年額8万円、月額2万円とし、議員がきちんと活動できる費用が必要である。 年額24万円、県下20市でも低いほうであり、議員活動を十分に行うためには、年6万円では低過ぎる との意見がありましたが、現在議会運営委員会において議員個人への支給等について検討しているこ とから、今後支給額を並行した調査研究が必要との結論に達しました。   次に、行政視察経費についてでありますが、全国すべての地域に視察のできる研究費用との考え で、金額的には9万円から10万円程度とのご意見や、実施の効果等を検討した上で額を決定すべきと の意見がありましたが、現状維持の考えが多数であり、先進地での視察結果を市政に反映させる努力 が必要であり、ただし議会運営委員会、広報特別委員会の行政視察は不要ではないか、改めなければ ならないという意見もありました。今後の検討課題との結論に達しました。   最後に、その他についてでありますが、委員長手当の創設を、また現行の4常任委員会を3常任 委員会に、議員団で企業誘致やみずからセールスマンになって市に利益をもたらす、また予算、決算 の審査は特別委員会を設置し、審査をすべきではないか、1人会派にも代表質問をなどのご意見があ りました。   以上、本委員会の調査研究結果の最終報告をいたしましたが、本委員会の報告をもとに、さらに 議論を深めなければならない検討事項もあります。さまざまな議論の末、委員会としての結論を出す わけでありますので、本委員会としての役目はこれで終了させていただきます。今後とも議会活性化 について、さらに議論を深めていただくことをお願いを申し上げて、最終報告といたします。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   本件については、委員長報告をもってご了承いただいたものといたします。                                              日程第14 議員発議第2号 村上市議会議員定数条例の制定について         〇議長(佐藤宮吉君) 日程第14、議員発議第2号 村上市議会議員定数条例の制定についてを議題 といたします。   提出者に提案理由の説明をお願いいたします。   25番、小野七五三君。           〔25番 小野七五三君登壇〕 〇25番(小野七五三君) ただいま上程されました議員発議第2号 村上市議会議員定数条例の制定 についてを会議規則第14条の規定により提出するものであります。   この条例の制定に当たっては、昨年3月定例会において村上市議会議員の定数、議員報酬、政務 調査費及び行政視察研修費について調査研究することを目的として設置されたものであります、議員 定数等調査特別委員会において調査検討を重ねてきたものであり、特別委員会での協議経過につきま しては、先ほど石嶋特別委員長が最終報告をしたものであります。   なお、議会の議員定数は、地方自治法第91条第1項の規定において条例で定めることとされてお りますが、現在の議員定数30名は、合併時において市町村の議会議員の定数を規定している地方自治 法第91条第7項に定める市町村の設置を伴う市町村の廃置分合、これは合併であります、をしようと する場合は、設置関係市町村の協議、議会の議決を経て、新たに設置される市町村の議会の定数を定 めなければならないとの規定に基づき定められたものであります。   このたび村上市議会議員の定数を現行から4名減の26名とする条例を制定し、次の一般選挙から 施行するというものであります。   賛成議員は、小杉和也議員、山田昭夫議員、板垣栄一議員、大滝国吉議員、川村敏晴議員、板垣 千代子議員、小田信人議員、小林重平議員、山田勉議員、石嶋修平議員、そして提案者は私小野七五 三であります。   議員各位の賛同をお願いし、提案理由の説明といたします。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。   本間清人君。           〔3番 本間清人君登壇〕 〇3番(本間清人君) お疲れさまでございます。ただいま上程されました議員発議第2号に関しま して、反対の立場から討論をさせていただきます。   私もこの特別委員会の一員として協議に参加をしてまいりました。それで、今回賛成議員の中に 署名をすることができない理由といたしまして、三位一体の改革を小泉政権下で行ってきました。そ れで合併をして、当初この地域も7市町村合併から5市町村合併、そして今実現をした合併の中で、 合併をする前は100人近い議員さんがいたはずであります。その合併が第一の三位一体の改革で、議 員の定数もそれだけ減ったわけであります。総務省が示した30人という法定定数は、今やその法定定 数を意味なさなくなっております。各自治体にその定数を任せるという法律にかわっているわけであ りますが、今その30人を26にすることが、何にとっていいのか。経済にとっていいのか、財政にとっ ていいのか、市民にとっていいのか、議員にとっていいのか、行政にとっていいのか、その辺がいま いち私は今回の議論の中では不透明であります。   ただ、日本の今の風潮の中で、各議会が議員の定数を削減する、その風潮みたいなブームに乗っ て、村上市議会もそれに準じなければ笑われるぞという議員さんもいらっしゃいました。本当に果た してそうなのでしょうか。これから若い人たちが自分のチャンスを求め、自分の住むまちを自分たち の力で何とかしようと思うときに、その議員が少ない、本当にこの議会で自分たちのまちをつくって いこうという若い人のチャンスの芽をつぶすことにもなるのではないでしょうか。   議員としての一番の仕事は、行政のチェックでありますし、市長の施政方針に対して、議会人と してチェックしていくのが議員の私は務めだと考えております。そこに若い方の考え、また大先輩方 の考え方、またいろんな人の考え方をここで集約し、そのためにはやはり人間が多いほうがいいはず だと思います。でも、それが一般会計に占める議会の報酬が高過ぎるだとか、もしくは低過ぎるだと か、そういったものもどれを基準にしているのか全くわからない中で定数だけを削減する、そのこと について私はもっともっとこの議会が勉強しなければいけないのではないかなと思っております。   来年の改選に間に合わせるのであれば、私は議員を削減することがだめだとかということを絶対 的に言っているわけではありません。それがこの市にとって役立ち、また議員にとって役立つのであ れば、それはそれで結構だと思います。しかし、この1年の中でもっともっと議員が勉強して、この 村上市を発展するために削減をするのであれば、それは私も賛成いたしますが、私はそうとは限って いないのではないかなということで、今回の議員発議には反対をするものであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議員発議第2号 村上市議会議員定数条例の制定について、反対の立場で意 見を申し上げます。   先ほど小野七五三議員から、賛成者、そして提出者のお名前が報告されました。ここに私日本共 産党会派代表の相馬エイと民主むらかみ代表の本間清人さんは載っておりません。私と本間清人さん は、議員定数等に関する調査特別委員会に会派から出席していた議員でありました。いろいろと考え を委員会では述べさせていただきました。その中で、議員が多過ぎる、だから削減という声が多かっ たようであります。しかし、市民が私たち議員に求めているのは何なのでしょうか。私たち議員、生 意気にも壇上でこのように発言することができます。1人や2人の方の投票でここに送られたのでは ありません。何百、そして千以上取った方々もいられます。つまり1,000人以上の方々の本当に役に 立つ、その方々の生の声、要望をしっかりと議会に届けて働いてくれているかどうか、そのそのこと が市民が「議員が多過ぎる」という言葉と裏腹に隠されているのではないのでしょうか、私はそう思 います。   日本共産党は、議員定数につきまして、住民にとって大事な役割を果たしている議員を減少させ ることは、住民の意思の反映やきめ細かい監視の低下となる。特別委員会始まりに当たり、削減あり きで進めるべきではないという主張を持って参加してまいりました。   議会倫理条例が検討されております。残念ながら、今回条例提案にはならなかったようでありま すが、そこには市民の代表としての自覚、責務がしっかりと明記されております。そのことを本当に 実行する、そのために議員一人一人、そして議会が本来ならもっと生の声で話し合い、そして市民か ら立派な村上市議会だと言われるような努力が、本来なら今日までされるべきだったのではないかと 私は考えております。   合併により、村上市は広大な面積になりました。合併選挙で地域の代表として訴えて、当選され た方々が多くいらっしゃいます。しかし、選挙は魔物と言われます。旧自治体ごと均等に議員が選挙 によって分けられる保証はどこにもありません。この広大な面積を持つ村上市で空白になった地域が 出たとしたら、その地域の住民の方々の声はどのようになるのでしょうか。議員の本来の役割をしっ かりと自覚すること、行政の無駄遣いや市税が市民の暮らしを守るためにしっかりと公平、公正に使 われているかチェックをすることは、議員にとって、また議会にとって大事な仕事であります。行政 になれ合う議会であっては、いつか市民から見放されることになるのではないでしょうか。   私たちがこうして議員として務めておりますが、しかし将来、優秀な若者があのような人たちの 跡を継ぎたいと議員に立候補してくれるような、そんな若者から尊敬され、あのような議員になりた いと思われるような議員、議会にすることが私は本来の議員の役目だったのではないかと考えます。 議員定数削減に反対し、現状維持でももっともっと本来議員としてすることがあったのではないかと いうことを申し上げて、討論とさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本案に賛成の討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 本案に反対の討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議員発議第2号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議員発議第2号は原案のとおり可決されました。                                              日程第15 議員発議第3号 高齢者・国民が安心して医療や介護が受けられるような施               策推進を求める意見書の提出について          〇議長(佐藤宮吉君) 日程第15、議員発議第3号 高齢者・国民が安心して医療や介護が受けられ るような施策推進を求める意見書の提出についてを議題といたします。   提出者から提案理由の説明をお願いいたします。   1番、板垣千代子さん。           〔1番 板垣千代子君登壇〕 〇1番(板垣千代子君) ただいま上程されました議員発議第3号は、高齢者・国民が安心して医療 や介護が受けられるような施策推進を求める意見書の提出についてであります。会議規則第14条の規 定により提出するものであります。   本案は、去る3月15日に開催されました厚生文教常任委員会で審査され、採択すべきものと決定 された請願に基づく意見書の提出についてであります。   意見書の概要についてでありますが、資料の記載のとおり、国民の命と健康にかかわる事項につ いて、国は責任を持って施策の推進に当たるよう、高齢者の新たな医療制度について、国保制度につ いて及び介護保険制度についての3項目ごとに実現すべき施策を設定しているものであります。それ ぞれの内容については、資料をごらんいただきたいと思います。   なお、本意見書については、国等に提出することとなりますことから、字句の表記については 「です」「ます」調の調整をさせていただきましたので、その旨ご了承ください。   提出は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣及び厚生労働大臣であり ます。   賛成者は、板垣一徳議員、大滝久志議員、冨樫宇栄一議員、長谷川孝議員、川村敏晴議員、そし て提出者は私板垣千代子でございます。   ご審議の上、ご賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議員発議第3号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議員発議第3号は原案のとおり可決されました。                                              日程の追加 〇議長(佐藤宮吉君) ただいま三田敏秋君から8名の賛成者とともに議員発議第4号 東北地方太 平洋沖地震に関する決議が提出されました。   この際、お諮りします。ただいま提出されました議員発議第4号は、緊急事件と認め、この際日 程に追加し、審議することといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、議員発議第4号は緊急事件と認め、日程に追加し、審議することに決定しました。                                              追加日程第1 議員発議第4号 東北地方太平洋沖地震に関する決議 〇議長(佐藤宮吉君) 追加日程第1、議員発議第4号 東北地方太平洋沖地震に関する決議につい てを議題といたします。   事務局から議案を配付させます。           〔議案配付〕 〇議長(佐藤宮吉君) 提出者から提案理由の説明をお願いいたします。   14番、三田敏秋君。           〔14番 三田敏秋君登壇〕 〇14番(三田敏秋君) ただいま上程されております議員発議第4号は、さきの会派代表者会議で協 議がなされ、9会派の代表者が提出者となっておるものであります。   去る3月11日発生した東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9.0と想定をはるかに超える巨 大地震であり、その直後に襲った大津波は、東北地方太平洋側の沿岸部各市町村に壊滅的な被害をも たらすなど深刻な事態となっております。改めてここに亡くなられた方々とそのご遺族に対し、深く 哀悼の意を表し、ご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、避難生活を続けておられる方々に心 よりお見舞いを申し上げます。一日も早い復興を願うものであります。   村上市の対応は、11日の災害発生と同時に、村上病院DMAT災害派遣医療チームの派遣、消防 本部緊急援助隊の派遣など、人的支援と災害救助用毛布の提供などの物的支援を行い、その後も消火、 救急及び後方支援隊の各隊を緊急消防援助隊新潟県隊として被災地に派遣し、被災者の捜索、救助活 動に取り組むとともに、被災者受け入れ対策本部を設置し、市内5カ所に避難所を開設するなど、被 災者の受け入れに取り組んでおり、被災地での捜索、救助活動に携わられた消防隊員及び24時間体制 で避難所の被災者の対応に従事されておる市職員に深甚なる敬意と感謝の意を表するものであります。   しかしながら、その被害の甚大さを考えますと、被災地の復旧には相当の期間を要することが想 定されますので、市議会としても被災者の不安を和らげ、避難生活の一助となるよう被災者の救援活 動を継続して行うこと、今後の状況を踏まえ、市が実施する活動、対策について、市議会が積極的に 支援することを意思決定するため、このたび決議を行うものであります。   賛成者は、板垣一徳議員、中山悌一議員、滝沢武司議員、長谷川孝議員、小野七五三議員、小池 晃議員、相馬エイ議員、板垣千代子議員、そして提案者は私三田敏秋であります。   議員各位の賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議員発議第4号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議員発議第4号は原案のとおり可決されました。                                              日程第16 閉会中の継続調査について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第16、閉会中の継続調査についてを議題といたします。   各常任委員長から会議規則第104条の規定によって、お手元に配付の申出書が議長あて提出され ております。   お諮りいたします。各委員会にかかわる閉会中の継続調査については、各委員長申し出のとおり 決定することにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、閉会中の継続調査については、各常任委員長申し出のとおり決定いたしました。                                              日程第17 議員派遣の件 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第17、議員派遣の件を議題といたします。   お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第160条の規定により、お手元に配付 の議員派遣の件のとおり議員を派遣したいと思います。   なお、内容に変更が生じた場合は議長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございません か。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、議員派遣の件は別紙のとおり決定いたしました。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 以上で本日の日程はすべて終了しましたので、会議を閉じ、平成23年第1回 定例会を閉会いたします。   長期間にわたり大変ご苦労さまでした。   また、この3月をもって退職される職員の皆様には長い間大変ご苦労さまでした。議会を代表い たしまして、厚く御礼を申し上げます。           午後 4時46分  閉 会