平成26年村上市議会第4回定例会会議録(第2号) 〇議事日程 第2号 平成26年12月4日(木曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(1名)   19番   小  林  重  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    高   田       晃   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     大   滝   一   芳   君        税 務 課 長    板   垣   喜 美 男   君        市 民 課 長    佐   藤   勝   則   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     佐   藤   憲   昭   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    東 海 林   則   雄   君        会 計 管 理 者    忠       芳   夫   君        農業委員会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   米   山       聡   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は24名です。欠席の届け出のある者1名、遅参1名 です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              福祉課長の発言 〇議長(板垣一徳君) ここで福祉課長から発言を求められておりますので、これを許します。   福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) それでは、2日の本会議のときなのですけれども、尾形議員のほうから 質問いただきましたが、お答えできませんでしたので、答えさせていただきます。   11月1日現在の生活保護受給者の世帯数でございますが、374世帯、人数として510人になっ ております。これ、一昨年、昨年というような比較からいきますと、一昨年、昨年からいきますと、 大体倍増というような計算になっております。ただ、それのほかに医療費のほうも入院患者のほうが 人数ふえておりまして、医療扶助のほうがふえております関係で、その辺は計算しまして補正の金額 となった次第でございます。 〇議長(板垣一徳君) ご了承願います。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、10番、竹内喜代嗣君、23番、大滝久志君を指名 をいたします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、一般質問を行います。   質問の順序は、お手元に配付の一般質問通告書のとおり行います。   なお、今定例会の一般質問通告者は17名でしたので、本日の一般質問は5名を予定しておりま す。ご了承願います。   最初に、5番、本間清人君の一般質問を許します。   5番、本間清人君。           〔5番 本間清人一君登壇〕 〇5番(本間清人君) 皆様、改めましておはようございます。それでは、議長のお許しをいただき ましたので、私の一般質問を始めさせていただきたいと思います。このたびの一般質問は3項目でご ざいます。   まず、1点目でありますが、市職員の接遇について。10月に会派の視察において福岡県筑後市 に行ってまいりました。筑後市では、職員みずから接遇向上委員会を設置して、おもてなし、言葉遣 い、態度、身だしなみなどを向上させるべく職員の間で日ごろ協議しているようですが、村上市役所 では職員教育や接遇に対してのマニュアルなどはあるのでしょうか。   2番目でございます。市民サービスの充実について。佐賀県武雄市には、市民に対するサービス を充実させる施策がありました。例えば市報やSNSを利用した情報発信、図書館はレンタルチェー ンのTSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社を指定管理者にして、 中ではスターバックスコーヒー店があり、利用者も大勢おりました。施設の雰囲気もよく、利用者の 方々が楽しんでいるような様子もうかがえました。   そこで、村上市の現状についてお伺いいたします。@、市報については、製作担当課もご苦労し ていると思いますし、改良されてもきております。他自治体などを参考にしておりますでしょうか。   A、今後、SNSなどの導入などは考えておりますでしょうか。   B、図書館の利用状況はどのようになっておりますか、お尋ね申し上げます。   3項目め、市所有バスの運行についてであります。法律の改正があり、観光バスやレンタカーの 料金が値上がりしております。以前にスポーツ振興のバスについて運行マニュアルの改正を検討する と言っておりましたが、その後どのようになりましたかをお尋ねしたいと思います。   以上、3項目であります。市長答弁の後、再質問させていただきます。よろしくお願いいたしま す。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、本間議員の3項目のご質問につい て順次お答えをいたします。   最初に1項目め、市職員の接遇についてのお尋ねでございますが、接遇の職員教育につきまして は、本市独自の研修としておおむね35歳以下の職員約180人を対象に、平成24年度は外部講師を 招き電話での応対を中心にした接遇研修を、平成25年度には苦情対応研修を実施いたしました。係 長、課長補佐、課長等の階層別の研修においても、職場の危機管理にかかわるものとして接遇につい て研修する機会があります。また、県内市町村職員の合同研修でも、基本的な接遇についての研修を 行っております。これらの研修に加え、市民等から接遇についてのご意見をいただいた際には苦情で あれ、好意的な内容であれ、職員に周知し、接遇の参考事例として共有することとしております。   接遇のマニュアルについては、本市独自に作成したものはなく、接遇研修のテキストを共有する ことにとどまっております。職員全員が同じ内容の研修を受けることがないため、同じ意識を持つま でには至っていないのが現状であることから、本市が現状に即した独自の接遇マニュアルを作成して いく必要があると考えております。これまでの各種取り組みを継続することとともに、マニュアルの 作成などを進め、職員の接遇能力向上につなげるよう努めてまいります。   次2項目め、市民サービスの充実についての1点目、市報の製作に当って他の自治体などを参考 にしているかとのお尋ねについてでございますが、製作、編集に当っては、全国広報コンクールの入 選自治体や県内他市町村の広報紙などを参考にしております。   次2点目、今後、SNSなどの導入などは考えているかとのお尋ねについてでございますが、S NS、いわゆるソーシャル・ネットワーク・サービスにつきましては、現在検討しているところであ ります。本間議員ご承知のとおり、SNSは基本的に登録している人に対して、簡単に情報発信でき るというものでありますが、その反面、誤った情報や不適切な発言がネット上から全世界に向けて発 信された場合、大きな問題となるというリスクがあります。情報伝達も早く、拡散性が高いなどの大 きなメリットもございますが、導入につきましては、リスクも含め、今後十分見きわめてまいりたい と考えております。   次に3点目、図書館の利用状況と3項目め、市所有バスの運行については、教育長に答弁をいた させます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、本間議員の2項目め、市民サービスの充実についての3点目、 図書館の利用状況のお尋ねについてでございますが、市立図書館の昨年度の利用実績は、個人利用者 が中央図書館4万5,136人、移動図書館2,639人、朝日館を含む4地区館を合わせて7,488人で、 市内全図書館での貸出数は16万8,559冊となっております。団体利用者は、市内全図書館で788団 体に1万2,219冊の本を貸し出しております。中央図書館では、入館者が13万1,547人で、新聞閲 覧や調べ物等を目的に来館される方も多くおられます。近年の図書館利用状況は、ほぼ横ばいで推移 しています。   次に3項目め、村上地区体育協会等で所有するスポーツ振興車の運行の見直しと、その後の状況 のお尋ねについてでございますが、このことにつきましては、平成25年第3回定例会で、本間議員 からご質問いただき、車両の運行を管理しております運営委員会が、運行規定の改正を検討している 旨お答えしていたところであります。スポーツ振興車につきましては、村上地区体育協会、村上地区 スポーツ少年団及びNPO法人総合型スポーツクラブ「ウェルネスむらかみ」が、各団体の活動とス ポーツ振興のために運用している車両で、これまで日帰りを原則として運行しておりましたが、今年 度からは片道300キロの距離を超える場合、複数の運転者を配置するなど安全を確保し、宿泊を伴 う遠征等にも利用いただけるよう運用規定の見直しを行い、運行されていると伺っております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) どうもありがとうございました。それでは、再質問させていただきたいと思 います。   その前に、市長と教育長に関しましては、先月行われました私どものPTAの研究大会にご出席 いただきまして、まことにありがとうございます。大変私としてはすばらしい会ではなかったかなと いうふうに感じております。   まず、1点目から再質問させていただきますが、例えば学校とか企業内にはそういったいろいろ な委員会またそのグループがございまして、例えば学校ですとその学校内の風紀委員会などがありま す。そして、そのいわゆる生徒、会社の職員、みずから自分たちの職場もしくはその学校をよくして いくための委員会活動があるわけでありますが、今市長の先ほどの答弁からいきますと、独自のそう いった接遇マニュアルを村上市ではお持ちでない。これから作成する必要はあるのだろうというお話 でありました。外部講師を呼んだりしている研修、またその県内でやっている基本マニュアル的なも のに関しての研修は行っておりますが、村上市単体としての独自のやつはないという今ご答弁であり ましたが、今後そういった向上委員会というような、ゴルフ場へ行きましてもマナー向上員会という のがございます。そういうものを職員みずからそういった形で自分たちの職場を、また自分たちの接 遇に対して自分たちが意識を向上するためにどうするのだということをやはり職員みずからつくり上 げていくべきなのではないかなというふうに考えているのですが、その辺いかがにお考えでいらっし ゃいますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 議員おっしゃるとおり、本市には独自の接遇マニュアルは作成していな いわけですが、人材育成の基本方針、それにのっとって職員の研修等行っているところであります。   市長答弁にもありましたとおり、次年度に向けて村上市に合ったような接遇マニュアルを作成し たいと考えております。その中で、当然庁内においてもそういった職員同士の研修ができる、そうい った機会を盛り込んでいきたいなというふうに考えております。 〇5番(本間清人君) 私ども市民クラブで10月に九州方面に視察を行った際に、その福岡県筑後 市さん、非常にコンパクトシティで、人口も村上より若干少ない。5万台だったかと思うのですが、 山もなく、海もなくというようなところで、福岡ダイエーホークスが今度ファームのチームですけれ ども、その筑後市さんのほうに市制60周年ということで、何か今度はそのファームの本拠地が筑後 市さんに決まったらしいのです。   その筑後市に行ってきますと、ちょっと遠くて見えないかもしれませんが、筑後市接遇マニュア ルというそのおもてなしの5つの原則ということで、明るい挨拶、表情(スマイル)、あと言葉遣い、 謙虚な態度、身だしなみということで、市長室長だったか、その方がその委員長となって、各課から 何人かがその向上委員会に出席をして、みずからいろいろやっているそのマニュアルをこういうふう な作成していて、やはりいろいろな業者の方とか議員さんのその視察には、大分そのことで勉強に来 られている方多いのだそうです。私も、実は議員になった当初、市の税金を使って視察に行くことと いうのが本当にどうなのだろうということをずっと思っていたのですが、実際議員としてこの9年近 くやらせていただいた中で、毎年その視察へ行きますと考え方が変わってきまして、やっぱりいろい ろな市に行きますと、いろんな自治体の考え方も違いますし、またその地域によっても当然産業もい ろいろ違いますので、考え方も違ってくるわけですが、我々議員としてのやはり見聞を広める部分、 そしてまた我々議員同士として例えば夜食事のときなんかも、普段は話しできないことがその視察の 中で村上市の市政に対してでも、いろんな個人の考え方でも、いろいろ聞く機会ができる部分で、非 常に私としてはやはり視察というのは無駄遣いではない、大切なものなのだというふうに考えており ます。それをどういうふうにでは村上市に反映していくかということに関しては、やはり我々が学ん だこと、こうやって勉強したことを執行部の方に伝えて、少しでもそのいいところは取り入れていた だくしかないわけでありますが、例えば我々議員の視察ではなくて行政の視察なんかでは、どのよう なふうに今なっているか教えていただけますか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 先ほど申し上げました研修、これはあくまでも階層別、専門別、県内で の研修であります。   今職員が議員の皆さんのように県外に出て研修するというのは、業務上の研修以外には本市では 今実施しておりません。以前各旧町村ごとに職員での研修というふうな場面があったと思いますが、 今現在はそういった研修は実施しておりません。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 今その筑後市さんのほうの取り組みをちょっとご紹介いたしますと、我々中 学校、小学校等でも年に今4回ほどですかやっておりますあいさつ運動、我々PTAも玄関先に時間 がある方は行ったり、地域の区長さんとか民生委員さんの方も、毎回参加していただいている方もお りまして、村上第一中学校校区ではその村上第一中学校に入ってくるいわゆる校区内の小学校にも交 換で村上第一中学校の生徒が生徒会として村上南小学校に行ったり、上海府小学校に行ったり、瀬波 小学校に行ったりしてあいさつ運動を今展開して、地域の方々も一緒になってやっています。   非常に挨拶に関しては、大分よくなってきたねということを言われて本当にありがたいことなの ですが、この筑後市さんは、その構造委員会を中心として、きょうは例えば環境課、きょうは税務課、 きょうは市民課とかという形で順番を決めて週間であいさつ運動をしているのだそうです。玄関先に その課の職員の方が立って、おはようございます。いらっしゃいませ、おはようございますというの をやっているのだそうですが、そういうのもまたひとつ職員の向上とか、またそういった中で声を朝 出して挨拶をするというのは非常にすばらしいことだと思うし、そんな幼稚なこと、それは小学校、 中学校の時代で、我々もうこんないい大人になってそんなことやっている必要ないよなんていう方も いるのかもしれませんが、でもそういうことも何かしらの一つのきっかけとした取り組みとして、そ の職員の意識を向上するという意味ではどんなものかなということを私はすばらしいことではないの かなと思うのですが、その辺は総務としてどのようにお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 議員おっしゃる筑後市についても調べさせていただきましたが、やはり 人口5万でコンパクトシティですが、市民協働のまちづくりを目指すという意味では、本市と同じよ うなまちづくりをビジョンに示している市だというふうに感じております。   今お話しされたあいさつ運動ですが、小中学校で盛んにやっております。非常に人と人との出会 いの中で挨拶というものは大切なものだというふうに思っていますし、接遇の基本だというふうに考 えております。来年度その本市独自の接遇マニュアルをつくる際にも、職員がそういった形であいさ つ運動が展開できるように参考にしていきたいなというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 筑後市さんのほうで私会派の視察で行った際に、その接遇に対する職員アン ケート、いわゆる職員の中にも今どういうふうに思っているのだとかといういろんな項目、例えば簡 単に言いますと、あなたは仕事をする上で接遇は大切だと思いますかとか、自分の接遇についてどう 思いますか。あとは、日ごろから意識して実践しているのはどのようなことですか。そのほかいろい ろ何項目だろう、30項目にわたってこういうのを職員に配布して、定期的にこういう調査を職員同 士でやっている。それを向上委員会が中心となってそのことをまとめたやつをまた職員に結果として 配布をする。それで一人一人の意識を高めていく。非常にそういったことは初歩的なのかもしれませ んが、何かしらの取り組みとしてやるべきなのだろう。   残念ながらこのたび市の職員の不祥事がありまして、懲戒解雇という形になりました。そういっ た部分にもやはり向上ではありますけれども、接遇でありますけれども、そういった職員の意識を高 めることによって、またそういったことにもつながっていくのではないかなと。公務員としての規律 だとか立場、また常識、いろんなものが公務員にはあるわけですから、そういったものを含めながら 職員教育として誰に教育されるのではなくて、自分たちが自分たちで勉強していく、そういった部分 の向上委員会というのは大変必要性があるというふうに感じますが、その辺市長いかが感じますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 接遇、いわゆる挨拶につきましては、これはもう基本中の基本であると私は 考えております。   事あるごとに職員におはようございます、あるいはまたこんにちは、そしてどこに行けばいいか わからない来庁者がいたら、お聞きして案内しなさいと口が酸っぱくなるほど申し上げております。 おっしゃるとおり、挨拶ができない、挨拶をしない職員は、やはり資質も高くない職員であると、そ のように認識をいたしておりますので、徹底してあいさつ運動をこれからもやっていきたいと思って おりますし、職員全体がモチベーションを高くその挨拶ということに対して持っていただきたいとい うようなことも強く要請をしてまいりたい。いずれにいたしましても、おっしゃるとおり子供のころ から挨拶は基本の基本でありますので、しっかりと身につけるようにというような教育をしてまいり たい、指導してまいりたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ありがとうございました。   この資料私持ってきたやつは、後ほど総務課長のほうに私差し上げますので、ぜひこの接遇マニ ュアルというのも非常にいいのです。この内容も、もし参考にしていただいて、全てまねするという わけではないのですけれども、それはやっぱり村上市は村上市独自のやり方でやっていただきたいと 思いますが、何かしらの参考になると思います。例えば簡単に言いますと、言葉遣いというところで、 突然ですが、問題ですなんていうのこの接遇マニュアルに入ってくるのです。こちらでよろしいでし ょうか。課長の何々様おられますか。こちらを拝見してください。担当のほうから説明します。こち らに回られますか。あちらの受け付けで伺ってください。ただいま係長が見えるので、少々お待ちく ださい。申しわけありません。お声が小さくて聞き取りづらいのですが、本日〇〇はお休みをいただ いております。おたくはどちら様ですか、こういった10項目の中で、この言葉遣いで正しい文章は 何番でしょうかとか書いてあるのです。答えは、正しい文章なんていうのはないと。それは、例えば こちらでよろしいですか。最近よく耳にしますが、なぜ過去形にしてしまうのかとか、そういったこ とをいろいろ詳しく書いてあるのです。このとおりに全ての職員がやれというわけではないのでしょ うけれども、でもちょっとしたきっかけで、こういうときのきのうの例えばお客さんにこういったこ とを言ってしまったけれども、あの言葉遣いどうなのだろうかなとかというのも書いてあるわけです。 そういうの非常に参考にしていただければ、私は本当にありがたいなというふうに考えております。   そこで、現在の村上市の職員のそういった接遇マニュアル、また身だしなみ、言葉遣い、謙虚な 態度、そういったものについての市長、副市長から見た、今村上市の職員のその評価をいただきたい と思うのですが、いかがなものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 難しい質問でございますけれども、確かに合併した当初非常に私は挨拶に対 しては粗悪だなと、そのように感じておりました。   ですから、先ほど申し上げましたように、事あるごとに挨拶は徹底しなさいと。徹底していただ きたいというようなことを申し上げておりまして、最近非常にお褒めの言葉もいただくようになって まいりましたので、点数はつけられませんけれども、だんだん、だんだん本間議員がおっしゃるよう なところまで到達しつつあるのではないかなと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) なかなか難しい質問でございますけれども、市長も本当に事あるごと に挨拶、またどこか迷っている方は声かけて、ちゃんと接遇するようにというような話をしておりま す。   最近非常に挨拶もよくなった。私は声かけなくても、相手から先に声かけてくる職員も大分ふえ てきました。まだまだやはりおとなしいといいますか、やっぱりそういう職員もおりますけれども、 これからも庁内全体で声かけをしながら接遇に対してやっていきたいと考えています。また、接遇に ついては、自分個人といいますか、本人のそういう資質といいますか、気持ちでありますので、やは り我々から命令するのではなくて自然に出てくるような、そういう職場環境にしていければまたいい のかなと考えているところであります。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) いや、ありがとうございました。   本当に大変市長、副市長の立場から職員の評価というのは、なかなか難しいのかとは思います。 でも、本当にどなたから見ても、前任の市民課長でありました西村課長、大分窓口に関しては力を入 れていらっしゃいまして、以前私も一般質問で言ったときに、市民の方から大分窓口の女性の方々の 挨拶とか、またにこやかな顔が見れて非常に窓口さわやかになってきたというようなこともいただき ました。本当にそういったことが、市の窓口というのは、来庁する方にとっては初めにいるところで すので、そういった部分ももっともっと向上させていくために、やっぱり職員みずから向上させてい くという部分では非常に勉強になりますので、ぜひともこの部分に関してはやっていただければ非常 にありがたいなというふうに感じております。接遇に関しましては、その程度にさせていただきます。   あと、2番目の項目に移りますが、市民サービスの充実についてということであります。サービ スの充実の中で、今回その視察の際に佐賀県武雄市さんのほうに行ってまいりました。ここは、結構 いろんな視察の方もいらっしゃいまして、図書館も非常に見た目図書館というような雰囲気ではない。 ちょっとアール状の、中入ってももう天井が高くて、その中にはスターバックスコーヒーが入ってい て、それで管理しているのが指定管理でTSUTAYAさんが入っていてという形で、バルコニーと かというのでしょうか、そこにコーヒーを飲みながら普通に本を読んでいたりする人がたくさんいて、 本当に市民の方にしてみれば、何か憩いの場的な場所だったのです。そういったものを村上市につく ってくれというわけではないのですが、ただ市民が集える場としては非常に雰囲気的によかったので す。そういったものを今度村上市ではどういうふうに活用していくというか、どういうふうに村上市 では、図書館も今聞くとかなりの利用者もいるわけですけれども、その中で例えばああいうところに スターバックスコーヒーなんかを入れたり、例えばそういったものが入ったりすると、今中央図書館 なんかに中にはございますよね。あそこなんかを例えばそういう傘のバルコニーというか、テラスと いうのでしょうか、あんなふうにして例えばコーヒーを傾け、飲みながら本を読んでいくというと、 結構憩いの場としてもいいのかななんていうふうな感じして、村上市ではあそこなんか利用できるな んていうような感じもしたのですが、皆さんその課、その課ごとにやっぱり自分の課に関していろい ろご努力をされて、一生懸命もっとよくしよう、もっとよくしようと考えていただいているのは当然 だとは思うのですが、その辺生涯学習課長なんかは、その図書館利用について今何かご自分の考えお 持ちですか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 今ほど議員がおっしゃられたような感覚での考えは今持っておりま せん。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 私は、考え持っていませんということでしたけれども、そういうこと、課長 独自の考えはどういった考えをお持ちなのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 今図書館につきましては、ロビーの部分で弁当を広げる人がおりま したり、ジュースなど飲んでいる方々がおられます、高校生を含めてですが。   施設が古くなっておりまして、少し明るさがない。暗いなという印象を持っておりまして、何と かもう少し明るく、それから人が行き交うような仕掛けができたらいいなというふうには思っており ます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) その明るさの面なのですが、築後市のその図書館というのは、ちょっとアー ル状になっていまして、その前面が全部ガラス張りなのです。   ですから、本当に先ほど言いました、今課長が建物が古いので、暗いと。もう全部光が入ってく るので、物すごく中は明るい場所なのです。本当に入ると、図書館なんだか、何か青山通りのファッ ション館に来ているのかわからないようなぐらい、恐らく著名な方の設計でやったのでしょうけれど も、非常にすばらしいものでした。それは、村上市にではつくってどうなのだということを私言って いるわけではなくて、市民のそのサービスの一環とした中で、ましてやその本と親しむという上では 非常に場所的にも、またその空間的にも本当に気持ちよく過ごせるような空間だったのです。もし何 か九州に行かれる機会があったり、また何か近くにお伺いの際には、ぜひお勧めしますので、武雄市 の図書館寄っていただければいいなというふうに考えています。   あと、その武雄市さんというところは非常に、何でここ私行こうかなと思ったのが、日本PTA のことし研究大会が長崎大会でありまして、その長崎大会の私の分科会の席上に講演していただいた 方は、ジャパネットたかたの高田社長だったのですが、その方と一緒にパネルディスカッションをや った方がその武雄市の広報部の方だったのです。それで、そのSNSを利用した情報発信だとか、そ の手法についてとかいろいろご講演をいただきました。それで、ぜひその武雄市一回行ってみたいな ということで今回そういう機会で行ったわけですが、市報も非常に村上市の市報最近よくなってきま したですよね。ホームページも、きのうちょっと私久々に見たのですが、サケリンの動画が入ってい たり、非常にホームページも昔と比べて大分明るくなっている。市長の部屋も、市長の顔が顔はにこ やかな顔で映っていましたけれども、にこやかな顔で映っている市長がいたり、本当に最近のホーム ページ、大分村上市はよくなっています。ところが、武雄市さんのこれ1つ参考なのです。いっぱい お持ちできれば、皆さんで配付できるぐらい持ってこれればよかったのですが、これが武雄市さんの 市報なのです。この後でまたちょっと紹介します。この武雄市の市長さんと、全国で一番若い市長に なられた、年が36だったか、当時です。日本で一番若い市長となった方なのですけれども、樋渡さ んという市長おります。その方は、「AERA」の取材なども受けて、日本のそれの100人に選ば れた、それ後でちょっとあれしますけれども、そのちょっとやっぱり見ると「AERA」っぽい、い わゆる市報なのだけれども、雑誌っぽいのです。非常にかた苦しくない。中も、村上の市報と違って もう全面こんななのです、写真。だから、何かJALとか全日空で空の旅に行くと、こういう雑誌入 っていますよね。本当にあれに全く近いような雑誌なのです。それで、広告も載せて、ほとんどこう いった写真ばっかりです。余り文章的なものはなく、これでいいのだか悪いのだかというと、私も何 とも言えませんが、非常にそういった意味ではいろんな方々がいろんな情報としてこの辺も目にして いただけるのだろうと。市に関係ない合唱団員募集のご案内とか、そういうものをこういった形で載 せているのです。非常にこの市報として本当にすばらしいというわけではないのですが、本当に雑誌 感覚の市報でありました。   それで、議会の議会だより下さいと言ったら、議会だよりはつくっていないというのです。議会 だよりは、全てSNSやそういったもので同時発信しているし、いつでも録画中継とかも見れるので、 一々議員さんの文を文章に書いて市民には配っていないという話でした。そういう考え方もあるのだ なということで思ってきたわけですが、前もいろんな議員さんとか、私も1回言ったことあります。 村上市は、今1日と15日とお知らせ版も含めて月2回発行しているわけですけれども、それを何と か別に1カ月1回でいいのではないのという意見もいろいろな議員さんからもあったと思うのですが、 その辺については今あれどこの課なのでしたか、政策推進課ですか。今どんなふうな考え方でしょう。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 市の広報紙につきましては、1日号は本体とそれからお知らせ版、 15日号がお知らせ版のみの発行ということで、市のほうからお知らせしたい催しですとか制度の改 正だとか、そういったものがございますものですから、月1回ではちょっと間に合わないものも出て くるということで、現在お知らせ版の中で2回に分けてお知らせしているということで、現在2回発 行ということでやっております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 政策推進課のほうにも、ぜひこの市報差し上げますので、ちょっと参考にし てみてください。本当に市報とは思えません。その辺にもしこうやって置いておいたら、誰しもが絶 対に市報なんていうふうな感覚の雑誌、本当に雑誌です。そんなのも、またひとつ参考にしていただ ければなというふうに感じております。   また、ちょっと今回財政とかいろんなもの私通告するつもりだったのですが、ちょっと通告しな いで通告外になってしまうので、その辺は言いませんが、今回総まとめとして村上市のその視察に来 ている方々、平成20年度から平成25年度まで議員さんのしか今ここに資料はないのですけれども、 行政のほうは何かそういったものはまとめていないということでした。いろいろな方々が県外から、 ましてや県内からも村上市に関して視察に来ています。平成20年度では、市町村合併に至るまでの 経過についてというのがやはり一番多くて、長井市さんとか山形の南陽市さんとか、埼玉県桶川市さ んの市議会議員の方々がそのような勉強に来ていらっしゃいます。最近多いのは、やはり町屋のその まちづくりとか景観とか、そういったものが最近の視察では多いようでありますが、ちょっとその中 で気になったのがやはり執行部の方も一緒に来られているという市議会の方多いのです。市長さんで あったり、教育長さんであったり、もしくは総務課長さんであったり、もしくはその勉強する課の担 当の課長であったりという方々が一緒に同行している。前も一般質問のとき、私議員の行政視察の際 に例えば私が今担当している市民厚生常任委員会というのは、担当の課長さんももし一緒に来られた ら、そのことしか勉強できないわけですから、一緒に来られたらいいのではないかというようなお話 をさせていただきました。議員さん方で、実は旧村上市の中で行政と議会側との線引きがいろいろあ るので、なかなかそういった意見もあったのだけれども、行政の方と一緒にその視察に行くのはやめ ようということで、旧村上市ではそういう話も1回出たのだが、やめたのだということもお聞きしま して、ああ、そうなのだというふうに感じておりましたが、でもお互いこの村上市をよくするための 勉強をしに行くのに、やっぱり執行側の方がどういった形で見ていただかないと、我々としてもこう やって口伝えでしかないわけですよね。だから、ほかの市では市長さんも一緒に来られて、一緒にな って勉強していってもらっているし、またその担当課の課長も一緒に来られて勉強されている。そう いったのも、またひとついいのではないかなというふうに私は思っているのです。その辺市長どうい うふうにお思いですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 議員の皆さんと視察を同行するのは、非常に私は意義があることだと、その ように理解をしているところでございますが、例えば私が同行いたしますと、非常に日程的なものも ありますし、市長みずからはそういう視察ではなくても、いろいろな場面でいろいろなところの視察 みたいなものはありますので、それらを利用させていただいているというのが現状でございます。   ただ、担当の職員については、やはり所管の委員会の皆さんが研修に行くということであれば、 行くべきが本来の姿ではないかなと。そして、一緒に勉強してどうやってその勉強の成果を村上市に 貢献していくかということではないかなと、そのように考えております。 〇5番(本間清人君) 同じ質問で、行政の方々も視察もあるわけですよね、議員の視察以外にも。   例えばどこかの市役所の職員の方々が村上市役所に勉強に来る、そういったことは総務課長ない ですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) ちょっと詳細は把握しておりませんが、各所管の課、業務上の視察とい うものはあると思います。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 例えばでは議員の視察にちょっと置きますけれども、例えばよその自治体の 議員さんが村上市にその町屋だとかまちづくりだとか、いろんな項目にわたって視察に来ます。そう すると、窓口は議会事務局でありますので、セッティングしたり日にちの調整したり、段取りは当然 議会事務局でするのです。   ところが、そのことについての今度説明は、当然各所管のその課長さん、もしくは担当の係長さ んなんかが来て、いろいろここはこうしました。いや、議員さんからこういうことが出ましたとかと いろいろ説明していきますよね。そうすると、我々もそうなのですが、帰ってきて自分たちの所感を 書きます。ある市に行ってこのことについて勉強してきたのだけれども、このことについて村上市も こういうふうにしたらいいのではないか。こういうふうにつくれば、もっと村上市も活用できること いっぱいあるのではないかなというのを各議員がまた所感として書きます。ほかの市も、多分恐らく ただ行きっ放しではなくて、そのことについてではうちの市としてはどうすればいいのだとか、では うちの市としてどのことについてどういうふうにすればこの市がよくなるのだということを議員で当 然所感すると思うのですが、それを逆に村上市さん側に例えば向こうにご連絡をして、先日の視察は どうもありがとうございました。できれば、その議員さん方がお持ちいただいて帰ったそのご意見を、 我々も今後の勉強にさせていただきたいので、そのような内容をぜひともこちらにいただけませんか なんていうことはございますか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 私の承知している範囲では、そういった視察を終えて帰ったところの市 町村にまた意見をフィードバックしてもらうということはないというふうに考えておりますが。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 逆に、どうでしょう、我々常に村上市に〔質問終了時間10分前の予告ブザ ーあり〕いる側ではなくて、こうやって初めて来た方もいらっしゃるだろうし、いろんな新鮮なご意 見も聞けるわけですよね。テレビや何かで紹介されているよりは、来てみたらまちの中汚かったとか、 トイレも何もなかったとか、いろんな意見あると思うのです。   すばらしい、本当にテレビに紹介されているとおりに村上のまちはすばらしい町屋だったとか、 その視察のことをやはり我々の意見よりは、その違う自治体の議員さんの方の目で見た村上市という のを非常に逆に私勉強になるのではないか。だから、ぜひとも今後その視察に来られてきた議会に対 して、いろんな議員さんの意見を逆に我々のほうとしても、今後また自分たちのまちづくりに向上し ていくためにもヒントになるので、教えていただきたいというフィードバックをさせるべきだと思う のですが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 非常にいいことだと思いますし、やはりさまざまな方々からの意見をい ただくというのには、お金にかえがたいものだと思いますので、参考にしてみたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。本当にいいことはやっぱり前向きに 向上していきたいなと私も思います。   それと、全くちょっと違う話なのですが、実はこの武雄市の市長さん、先月辞職されまして、佐 賀県の県知事が古川さんだったか、今回の衆議院選に出馬されて県知事を辞職しましたので、今度そ の県知事選に出馬するために先月市長をやめられて、今度はその佐賀県の県知事に立候補いたします。 ちょっとだけ紹介しますと、その樋渡啓祐さんというこの武雄市の市長さん、昭和44年生まれで現 在45歳、37歳で市長になりまして、当時日本で一番若い市長でありました。東京大学経済学部を出 て、総務庁の人事局、そして総務庁長官官房総務課、沖縄開発庁振興局調整係長、内閣官房主査、そ ういった経験を踏まえて、それで地元であります武雄市の市長に平成18年に立候補しまして1期目、 それで今現在2期目の途中でありますが、今度は県知事選に出馬するということでやられていました。 やはりすごく頭もいいのでしょう。それで、日本経済新聞なんかでは、飛べ、日本人に選ばれたり、 朝日新聞社の「AERA」、それには2012年1月号でありますが、日本を立て直す100人にも選ば れている、その市長でありました。その視察に際しても、初めは我々事務局を通してこちらのほうの 視察をお願いしたのですが、実は市長に私もお会いしたくてそういったお願いをしました。ここの視 察に関しましては、こういう規則がありまして、視察には5人以上でないと受け付けません。そして、 なおかつ5人以上でお一人様2,000円いただきますと。そして、視察の際には我々の武雄市内に県 外の方は宿泊を伴っていただきたい、こういう条件つきなのです。だから、3人では受け付けません。 3人で例えば1万払うから頼むよと言ったってだめ。それで、その説明にも、市長がもしそのときの 時間が都合つければ、市長みずからご説明に上がりますというスタイルの市だったのです。非常にそ ういうことで、私この市長の話聞きたいなと思って行ったのですが、なかなかちょっと我々では相手 にされませんでした。   ただ、今視察に関して、村上市では当然お金取ってはいないとは思うのですが、でもこの市長の ように本当に自分の施策だったり、自分の市に関してとか、その図書館やいろんなまちづくり、その 市報に関して勉強にしたこと、自信持って自分が説明しに行っているということになれば、お金取っ ていいのではないかなと私は逆に思うのですけれども、その辺はこれどこに、市長に聞けばいいでし ょうか。市長、どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私も、何度か説明をさせていただきましたが、視察された方々からお金を取 るまでの私はそういうような人物ではないなと、そのように考えていますので、これからも取らない。   ただ、宿泊は瀬波温泉が多いようでございますので、積極的に地元の宿泊施設を利用していただ きたいと、そういうことは申し添えていきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 本当いろいろな考え方があって、その市長の考え方が悪いわけでもないし、 その考え方でいいのだろうけれども、私思ったのは、向こうも勉強しには来ていますけれども、こち らの例えば〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕担当課の方にしたって、自分たちの時間を割い て他市の方々にご説明して時間を割くわけですよね。だったら、そういったのも一つなのかとなとま た思いました。   条件として、今市長が言われたように、もし県外の方で宿泊を伴った視察に来られるのでしたら、 ぜひその宿泊地には地元瀬波温泉に宿泊をしていただきたい、これを条件としますとかという条件つ きの、逆に私はいいのではないのかなというふうに考えております。ぜひそのようなことを今後も考 えていただければありがたいなというふうに考えております。   あと、時間もないので、最後になりますが、3点目のほうに移ります。このことにつきましては、 今回の一般質問の一番最後であります川村議員さんもバスについて1本集中的にやっておりますので、 私のほうからはさらっと前回質問した内容のことだけを聞きます。先ほど教育長のほうから、運行マ ニュアルの改正は、片道300キロ以上、複数の運転手さんをつけた場合には、宿泊も伴ったもので いいというふうに改正されたということでありました。前回のときには、県外はだめだということだ ったのだが、今回県外はよくなったということでご理解してよろしいですか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) そのとおりでございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) あと、その貸し出すことに関しての何か団体に対する規定あります。   先ほど例えばスポーツ少年団、あとは今リトルリーグの方が結構使っていらっしゃると思うので すが、普通の例えば村上第一中学校サッカー部だとか、そういったものが使うことというのはできま せんか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) いろんな団体の調整を今管理しているウェルネスむらかみのほうで やっておりまして、あいているときはお貸ししているというふうに聞いております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) あいているときにはお貸しはしているということは、例えば我々保護者の立 場として、うちのせがれも今村上第一中学校のサッカー部やっていて遠征行ったり、この間も鶴岡の 遠征のときにちょっとバス代が高く今なったのです。レンタルも高くなったものですから、ちょっと 私の知り合いのほうにレンタルちょっと安くしてもらって、私が運転すればただなので、私が運転し て往復して行ったりするわけです。   ただ、そのときにもレンタル代の分も、そういうバスを例えば2日間のちょっと今回遠征に村上 第一中学校のサッカー部として申し込みして、ただで貸していただけるわけですから、運転は私がす ればいいだけなので、その辺が使えればなというふうに今考えている。では、あいていれば村上第一 中学校サッカー部としても使ってもいいというご理解でよろしいですか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 主に体育協会やスポーツ少年団が優先されているという状況はわか っておりますが、定期的に何回も使っている団体があった折に、学校のほうが今回だけ譲っていただ けないかというような交渉をして、その団体から譲っていただいたという事例を聞いておりますので、 今議員がおっしゃることは可能なのだろうというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ありがとうございました。あとは、川村議員さんのほうがいろいろあるみた いなので、私はこの辺でバスのほう終わります。   最後、あと通告がしておりませんので、市長や各課の答弁は当然結構でありますが、たまたま最 近の新聞に出たものを参考にちょっと出しましたので、皆さんに紹介したいなと。読んでいる方もい らっしゃると思いますが、副市長のご出身であります高根、この間NPO法人のスタッフであります 能登谷さんという埼玉から来ている方、このように田舎に輝く仕掛け必要だというこういう記事出て いましたよね。だんなさんも同級生で、埼玉から2年ぐらい前ですか、二、三年前に移住されてきた。 非常にいい取り組みですよね。高根もこのまちづくりに関してとか、いろいろ盛んなところでありま すので、非常にそういった部分では、いろんな県外の方々が村上を愛して村上に来られている、非常 にいいことだなというふうに考えています。   あと、第3子以降出産費の助成ということで、新発田市のほうは出産育児一時金を除いた自己負 担分15万円を上限に補助する。対象者は市内に住み、住民基本台帳に記録されている親。村上市も 調べてみますと、そういったものは何もないみたいです。子育て支援、そしてこれからも子供は市の 財産だと常々市長言っているわけですから、こういった子供に対する出生の費用〔質問時間終了のブ ザーあり〕そういったものも面倒見ていただければありがたいなというふうに考えております。   以上で一般質問終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで本間清人君の一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。           午前10時53分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、25番、片野鉄雄君の一般質問を許します。   25番、片野鉄雄君。(拍手)           〔25番 片野鉄雄君登壇〕 〇25番(片野鉄雄君) 議長のお許しをいただきましたので、鷲ヶ巣会の片野でございます。一般 質問をさせていただきます。   1番目に、市職員の接遇マナーについてであります。読ませていただきます。民間の多くは、倒 産もなくボーナスも保障されている公務員をうらやましく思っています。特に夫婦で市役所に勤めて いる人に、私は市民から「あの職員がいるので、本当に助かる」と感謝される職員になっていただき たいと思っています。郵便局では、朝全員が起立して「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」 とおじぎをする訓練をしています。市民から市の職員は「親切でない」とか「対応が遅い」とか「無 愛想だ」とか「まちで会っても挨拶しない」などと私どものほうへ苦情が来ないように心がけていた だきたいと思います。以下お伺いいたします。   先般市職員が飲酒運転で現行犯逮捕され、懲戒免職となりましたが、市全体としても職員の指導 と現場の教育に問題はなかったでしょうか。諸般の報告でも若干説明ありましたが、いま一度お伺い させていただきます。   2番目、観光に力を入れている村上市でもありますので、職員が率先して「行政サービスの向上」 と「おもてなしの心」を大切に実践すべきと考えますが、そのような「職員研修」を実施する考えは ないでしようか。   3番、昨年6月の一般質問でお聞きしたとき、市長は「質の高い行政サービスをするために民間 企業などの外部研修を検討したい」また、総務課長は「民間の研修という部分についても、ぜひとも 今年度取り組んでまいりたいというふうに考えております」と答弁されましたが、その後の経過と予 定についてお伺いいたします。   大きい2番目、合併以前からの未解決の問題について。1番、種川の改良について、三面川の種 川観察護岸部の川幅を狭めることと、新たな地下水を鮭公園のほうから塩ビパイプ250ミリ、80メ ートルで引き込み、注水することについて、新潟県村上地域振興局治水課、三面川鮭産漁協、イヨボ ヤ会館、水質浄化対策の設計者など、これはコンサルです。関係者と協議し実践する考えはないでし ょうか。   2番目、大町小町の道路問題について、都市計画道路泉町羽黒町線の地権者、沿線住民全戸の同 意が得られる「妥協拡幅案」は、例えば幅員を16メートルでなく12メートルにして県の街路事業 認可の申請をすることを検討してはいかがでしょうか。   B、都市計画道路環状3号線瀬波トンネル先線は、瀬波小学校のところまで残り約1,350メー トルが未完成のままストップしています。道路がよくなり、時間も短縮されれば、人、物、お金、情 報の流れよくなり、地域経済の活性化につながります。ぜひ「地方創生推進の道路整備事業」、これ は仮称でありますが、過疎債、合併推進債などを活用し、県と協力して進めることはできないでしょ うか、前向きのご答弁をお願いします。   大きい3番目、政教分離の問題について。憲法第89条には、「公金その他の公の財産は、宗教 上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しく は博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない」とあります。このことを踏 まえて、以下について伺います。   1、旧村上町の町内では、用地の関係からも町内の集会所がその町内に昔からある無住のお寺や 神社や地蔵様などを使用している町内がかなりありますが、村上市の集会施設整備事業の補助金の申 請をしたら、「政教分離のため該当しない」と言われたとの話を聞きました。私は、おかしいと思い ます。憲法第20条では、信教の自由が認められ、最高裁の判例を見ても「目的効果基準」の観点か ら、「その行為の目的が、世俗的なものであって宗教的なものでないこと」と「その主要な効果が宗 教を援助、助長する、また抑圧するものでないこと」の基準がクリアできれば、その行為は政教分離 の原則に違反しない。合憲ということになっています。市の見解をお伺いします。   2、村上大祭本祭りの朝、3基のおみこしが巡行する際の「発輿祭」に市長に、玉串奉奠をお願 いしていますが、毎年参加していただけないでいます。調べますと、「玉串奉奠とは玉串に自分の心 をのせ、神にささげるという意味で、仏式の焼香にあたる」とあります。三重県津市で体育館を建設 するとき、地鎮祭の玉串料として公金を支出した件は、「社会通念」からも「目的効果基準」の観点 からも最高裁の判例は合憲、いわゆる違法ではないということでした。村上の祭り行事は民俗伝統行 事であり、市長が個人的にお参りすることは何ら政教分離に違反するものではないと私は思いますが、 市長の考えをお聞きします。   4番目、市域経済の活性化について。1、10月13日、日本海スケートボード協会が建設中であ りました上級者用のスノーボード練習施設が完成しました。6月に私が「日本海スケートパークを改 修し、バグジャンプ(エアマット施設)などオフシーズンにも利用し、トレーニングできるようにし たらどうか」という日本海スケートボード協会事務局長の平野氏の提案について質問したところ、市 長から「庁内に検討委員会を設置し、検討を進めている」と答弁いただきました。その後の状況と今 後の予定についてお伺いいたします。   2、交流人口の増加拡大をさせることは、村上市にとって重要な施策であると思います。鯖江市 とは姉妹都市として交流をしていますが、合併前の各自治体の有効……これ友、好きと、「友好」訂 正してお願いします。友好町村との関係や民間団体などの交流がさらに活発になるように積極的に支 援する考えはないでしょうか。山北町、清瀬市、荒川区、八王子市、福島市、白鷹町、棚倉町など。   3、11月11日、羽黒神社で関係者が集まり、鮭の魂と産土神、そして事代主之神、恵比寿様の ことです。に感謝する鮭魂祭が厳かに行われました。古来より大和朝廷に越後の国村上から鮭が献上 されてきました。約300年前、村上藩士、青砥武平治が世界で最初に鮭の回帰性を発見し、種川の 制を発案し、自然ふ化増殖……これは「自然保護増殖」に済みません、訂正お願いします。自然保護 増殖に成功しました。村上市の先人はすばらしいと思います。長い間村上は鮭を大切にし、鮭ととも に生きてきました。他に例を見ない居繰り網漁法や多彩な鮭料理に鮭文化、これからのまちづくりも 観光も、世界一を目指さなければなりません。「世界一の鮭のまち村上市」を目指すプロジェクトチ ームを庁内に立ち上げる考えはないでしょうか。以上、ご答弁をいただきたいと思います。   なお、再質問させていただきます。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、片野議員の4項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、市職員の接遇マナーについての1点目、職員が飲酒運転で現行犯逮捕され、懲 戒免職となったが、市全体としても職員に指導と現場の教育に問題はなかったかとのお尋ねについて でございますが、職員に対しては、時機を捉え年間5回程度、交通法規の遵守及び交通安全の徹底に ついて注意喚起を全職員に通知いたしております。庁議は、各支所衛生委員会、各職場の朝礼におい ても再三交通法規の遵守及び交通安全の徹底の注意喚起をしており、特に機械操作等の伴う職場にお いては、指導や教育を行っているところであります。職員への交通安全に関する研修会については、 定期的な開催はしていませんが、近年では平成24年5月に、本庁・各支所で全職員を対象に開催い たしました。また、交通安全運動期間中には、職員が名札や衣服に「交通安全運動実施中」のリボン を着用するとともに、交代で通学路の街頭保護活動に立ち、交通法規の遵守と交通事故防止の意識向 上を図っております。また、本年7月からは違反等を起こした場合、再発防止策として始末書、いわ ゆる反省文の提出と村上警察署での安全運転講習の受講を課しております。このように、日ごろ全職 員を挙げて交通法規の遵守及び交通安全の徹底に取り組んでいる中、また職員一丸となって綱紀粛正 に取り組んでいるさなかにあって今回の事案が発生したことから、今後さらなる指導と教育が必要で あると認識をいたしております。   次2点目、職員が率先して、行政サービスの向上とおもてなしの心を大切に実践すべきと考える が、そのような職員研修を実施する考えはないかとのお尋ねについてでございますが、職員研修につ いては、行政サービスの向上を目的に取り組んでいるところですが、さらにおもてなしの心の醸成に 結びつくよう研修内容の改善に努めてまいります。   続いて3点目、民間企業などの外部研修の取り組みのその後の経過と予定についてのお尋ねでご ざいますが、今年度は民間企業等への外部研修については実施しておりませんが、外部の専門講師を 招き、去る11月に35歳以下の職員約160人を対象に「民間経営に学ぶ」と題した研修を実施いた しております。内容は、直接接遇に関するものではありませんが「地方自治体を取り巻く環境変化」、 「民間企業の置かれた環境と対応」、「民間企業の経営」等を学び、そこから自分の職場の改善策を 考えるものでありました。実際に企業等の現場での実地研修とは異なりますが、限られた数の職員で はなく、広く若手職員全員が同じ内容の研修を同じ時期に受講したことで、今後の外部研修に向けた 職員の意識改革に効果があったものと考えております。   次2項目め、合併以前からの未解決問題についての1点目、種川の改良についてのお尋ねでござ いますが、種川の改修については、今までも河床掘削や堆積物の除去などを行ってきており、川の流 れは徐々に改善されてきております。今回の提案の件でございますが、まず川幅を狭めることにつき ましては、先般、三面川・種川視察の際、河川工学・河川環境専門の九州大学大学院、島谷教授から の提案もあり、観察自然館前の川の流れをよくするためには有効であると考えますので、ぜひ検討し たいと思っております。また、新たな地下水を注水する方法については、コスト面や本来「生息する 生物を自然のまま観察させる施設」との趣旨からも、現在のところ取り組む考えはございません。今 後も、関係者のご意見を伺いながら種川の整備に努めてまいります。   次2点目、大町小町の道路問題について。「妥協拡幅案」では、県の街路事業認可の申請を検討 したらどうかとのお尋ねについてでございますが、ご承知のとおり、事業採択に当たりましては、費 用対効果が重要視されるとともに、まちづくりの観点が欠かせない要素となっております。したがい まして、仮に「妥協拡幅案」によって住民の合意がなされたとしても、事業化に先だって行われます 事業評価委員会等に対しましての説得力には不十分と思われます。本市では、本年度の施政方針にも お示しいたしましたとおり、「歴史まちづくり法」によるまちづくりのあり方や整備手法等をきちん と整理した上で進めてまいりたいと考えております。   次に3点目、都市計画道路環状3号線、瀬波トンネル・瀬波小学校間について、地方創生推進の 道路整備事業として進めることができないかとのお尋ねについてでございますが、地方創生の推進に とって必要な道路という位置づけで整備してまいりますにも、片野議員ご指摘のとおり財政的な問題 もありますが、それ以前に事業採択のための条件や理由として確たるものが重要となります。本市で は現在、駅周辺まちづくりプラン等をまとめているさなかでありますので、その内容等を踏まえなが ら関係機関と協議してまいりたいと考えております。   次に3項目め、政教分離の問題についての1点目、集会施設補助金の取り扱いについてのお尋ね でございますが、最高裁の判例では公金支出の効果が「宗教に対する援助、助長、促進または圧迫、 干渉等になるか」という観点での判断基準を示したものであることはご承知のことと思われます。地 域住民の集会のためという目的に対しての市補助金の効果は、政教分離の原則に反しないことは確か でありますが、対象となる施設が宗教関連となるとその限りではなく、原則として、宗教関連施設設 備の維持等が主目的とみなされる場合においては、前述の目的効果基準にある「宗教に対する援助」 に該当となり、憲法第89条に抵触することから補助対象とはしておりません。   次2点目、市長が個人的に村上の祭り行事に参加することは、政教分離に違反するものではない のではとのお尋ねについてでございますが、政教分離に対する考え方については統一されていない部 分もあり、個人的にということでありますが、私事ではなく、村上市長としてかかわることで誤解を 与えるような行為はすべきものでないと考えております。今後も、政教分離で宗教活動に当たるか否 かについては、その目的が宗教的意義を持つものか、慣習化した社会的活動かなどを個別に判断し、 適切な方法で対応してまいりたいと考えております。   次に4項目め、地域経済の活性化についての1点目につきましては、教育長から答弁をいたさせ ます。   次2点目、合併前の各自治体の友好町村との関係や民間団体などの交流がさらに活発になるよう、 積極的に支援をする考えはないかとのお尋ねについてでございますが、合併前に正式に姉妹都市提携 を結んでいたのが旧村上市と福井県鯖江市、旧朝日村と東京都清瀬市の2市で、このうち鯖江市につ いては、合併後も継続しておりますが、清瀬市については解消されております。他の地区では姉妹都 市提携はありませんが、交流自体は、現在も幾つかの自治体と行われております。荒川地区では東京 都荒川区及び八王子市と、山北地区では神奈川県山北町との交流が続いており、お互いの物産の紹介 や親睦交流などを行っております。また、城主、本庄繁長の縁で民間団体が福島市や山形県白鷹町と 交流しているほか、福島県棚倉町からは旧村上藩主、内藤家の縁から町議会議員や文化財関係者が本 市に視察に訪れるなどとしております。主に地名や城主のつながりから交流が始まったものでありま すが、きっかけがどのようなものであっても、交流が続いている自治体とは互いの交流人口の拡大や 物産品販売促進などとともに、地域的な課題解決について知恵を出し合うことも期待されております。 今後も必要に応じた方法、方策で本市として可能な限り支援をしてまいります。   次3点目、「世界一の鮭のまち村上市」を目指すプロジェクトチームを庁内に立ち上げる考えは ないかとのお尋ねについてでございますが、鮭に関しては現在でも漁協、商工観光課、観光関係者で 鮭に関するイベント、体験など取り組みを行っているところであり、その各種取り組みは市観光協会 で「越後村上鮭ものがたり」として広くPRをしております。この動きは今後も広がっていく傾向で あることからも、現在のところ庁内のプロジェクトチームの立ち上げについては考えておりません。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、片野議員の4項目め、市域経済の活性化についての1点目のお 尋ねでございますが、最初に「サマースノーボードキッカーアプローチ」の利用状況でございますが、 現在、一般開放はしておりませんが、土曜日、日曜日に平野歩夢選手など地元選手が空中技の練習に 利用しており、充実した練習ができているとのお話をいただいているところであります。   今後は、平野選手が所属する開志国際高校のスノーボード部などの使用も検討されており、 2018年の韓国・平昌冬季オリンピックで金メダルを目指す平野選手を初め、多くのトップアスリー トにご利用いただき、国際大会などで活躍されることを願うとともに、合宿等を通して地域経済の活 性化に寄与していただけるよう期待しているところであります。   また、スケートボードの施設である「日本海スケートパーク」につきましては、建物の老朽化が 進み、傷みが激しくなっていることから、庁内に検討委員会を設置し、検討委員会を2回、作業部会 を4回行い、改修や建てかえを含めて検討しているところであります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 一通りご答弁ありがとうございました。順次ご質問させていただきます。   まず最初に、接遇マナーでございます。マナーということを、マナーはマナーなのですけれども、 市長どんなふうに捉えていらっしゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) マナーの意味ですか。 〇25番(片野鉄雄君) そうです。 〇市長(大滝平正君) マナーとは、一般的な常識な節度ある態度ということであります。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ここに「マナーの鉄則」という、ベストセラーにはなっていないですけれ ども、あるのですけれども、これはマナーの専門書、「一生、恥をかかない!マナーの鉄則」とある のですけれども、これによりますとマナーとは礼儀のことなのです。でも、そうだと思います。   相手の立場に立って考え、形式にのっとった言動をし、相手と自分にプラスを与えると。だから、 朝の挨拶、相手の立場になってそれで一応挨拶交わす。それで、相手も自分もプラスになる、こうい うこと。マナーの基本7原則とあるのです。だから、いろいろ指導、研修をやった、あるいはいろい ろ改善していきたいと。車の運転含めてやっぱり交通マナーです。一応大変僣越ですけれども、7原 則でありまして、1つは表情なのです、表情。相手の気持ちを考えて、人、場所、場合においた表情 する。TPOです。表情が大事だ。それから、態度です。長靴で市庁舎に乗り込むようなやからもい るみたいですけれども、泥のついた長靴でです。相手を不快にさせない態度をとる、これもマナーで す。それから、先手の挨拶、心を開いた先手な挨拶をきちんとする、これもマナーなのです。それか ら、身だしなみ、清潔感と機能性、品のある装い、身だしなみ。言葉遣い、これもやっぱり乱雑な、 乱暴な言葉ではなくて、相手をうやまう気持ちから成る言葉遣いと。その返事、返事のない人もいる みたいですけれども、わかったのかわからないかわからぬけれども、会社あたりで返事しろとかと言 われてもさっぱり返事来ない。感じよいはいという返事、これはマナーなのです。それから、コミュ ニケーション交わすときは相手の名前を呼びながらすると、こういう7つの原則があるのだそうです が、市長、これひとつ参考に1冊どうですか。ごらんになられる気はありませんか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お貸しいただけるのであれば、後ほど読ませていただきたいと思います。 〇25番(片野鉄雄君) 前向きにひとつありがとうございます。   総務課長もあれですか、みんなご承知だと思いますけれども、どうですか、参考に。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) そのマナーの本は存じ上げませんが、先ほどの本間清人議員の答弁にも お答えしたとおり、平成24年にやった接遇研修の折にいただいております資料、それも同じような 内容のものでありますので、できれば参考にしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 課長、今言う民間の経営に学ぶとか改善したいということですけれども、 私どもも冒頭申し上げましたようにいろんな雑音が入ってくるわけです。   特にボーナスのシーズンなんかなると、そういったこともどんどん入ってきて、ではこんなの市 役所に夫婦でいる、何組いるのですかなんて、いや、聞いたけれども、市役所教えてくれませんから、 いたっていいのですけれども、だから感謝されるようなやり方してもらいたいと思うのです。そうす れば、そんなのなくなる。そういうことで、マナーもきちんとまずしてもらいたいと思います。   次行きます。種川ですが、川幅を狭めるのは検討するけれども、水を引っ張るのはちょっと待っ てくれと、こういうことですが、それもこの種川水質浄化計画というのがたしか平成22年、増子部 長のころだと思います。できました。ここに水質浄化させる3つの方法ありまして、3番目に新たな 地下水の注入ということで、鮭公園のほうから塩ビパイプ引き込むと。これは、予算310万と設計 されていますが、これらの今の段階考えていないということですが、一応頭に入れておいてもらいた いなと思っています。   それから、ことしの5月20日ごろですか、種川の吸い込むところに再生ブロックというのです。 岩盤ブロックといいますが、小さい中バケツぐらいの大きさの、これ100個入れたそうですね。そ れで、二、三日前若葉町のあの辺散歩している方から、種川よく見ている人なのですけれども、ちょ っとお聞きしたのですけれども、いや、片野さん、種川水の流れよくなってきれいになりましたねと いうお話。議長からは、随分鮭が上ってすごいというお話もお聞きしました。鮭は、時期になると鮭 産漁協から100から150ぐらいはあるとき種川入れるのですけれども、それででは確かに堰どめと か、たまりとかああいうところを改良しまして水の流れよくした、そのせいもあるのでしょうけれど も、いや、非常にきれいになったということで、その人率直に喜んでいました。そういう効果はある のですが、課長これは、市長でもいいですけれども、岩盤ブロック100個入れたその成果、それら はどんなふうに分析していますか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) その見られた方がきれいになったねとおっしゃったということでご ざいますけれども、私のほうとしましては、その都度写真を撮るなりして現場を確認している状況で ございますし、今のところ特に流れの改良した部分ございまして、それによって効果があったかどう かというのは、ちょっと判明いたしておりません。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) その効果があったかどうかということは、なかなか客観的に前の状況も違 うでしょうし、やっぱりその辺は第三者にこういうふうに倍になってきたとか、1.5倍になったとか、 鮭産漁協から入れなくても今の状態になったとか、それらはよく注意しておいていただきたいと思い ます。   次の大町小町の道路問題は、これちょっと長くなりますので、最後にさせてもらって、環状3号 線、瀬波トンネル先線につきまして、先ほどのご答弁で今後事業採択の条件を整えるために関係機関 と協議していきたいということでございました。ぜひ前向きにと思うのですが、先般議会に示されま した駅周辺まちづくりプランです。ここにも出ております。説明ありました。駅西地区を南北方向に 連絡するその地区幹線道路、これはやっぱり検討しなければならぬということで、マスタープランに もこれはもう笹川流れのほうにもアクセスを改善するため、都市計画、産業計画、環状3号線、その 本線と先線を整備を目指したいというようなことは載っておるようでございます。十分検討して、で きれば約7億か8億ぐらいかかるのでしょうか、今アベノミクスの石破創生担当大臣の新しい地方創 生法ですか、そういった自由のきく交付金制度も設けるようでございますので、それも検討してもら ってぜひ前向きにお取り組み願いたいと思いますが、課長いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) この件につきましては、地元からの要望も強いということは十分 認識しておりますし、私もぜひこれはそんなふうな形で実現できるものであればというふうなことで は思っております。   それで、ただ今その地方で使いやすい方向でということで、地方創生のそういった事業費みたい なものがありますけれども、実際にはいろんなパッケージでやっておりまして、国、県の道路と一緒 になった考え方でどうなのだとかという、そういう議論の中でこういった道路が入ってきますので、 私どもだけでこれができれば便利だとか何かというだけでは、なかなか事業化になりにくいという点 もありますので、その点も踏まえながら駅西の今周辺のプランだとかということであわせながらまた 関係機関と協議してまいりたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ぜひ前向きに知恵を絞っていただきたいと思います。   次に、政教分離の問題ですが、先ほどご答弁でいずれも市長はこれはだめだと。しかし、補助金 交付要綱見ますと、地域住民の福祉と向上とコミュニティ活動推進の目的だと、そういう施設。会議 あるいは集会、現実には久保多町の秋葉神社、それから大町の十輪寺、ほかにもあるわけですが、集 会場所、公会堂です。そういった町内に空き地があって、そこにではすぐ建てるという、それは物す ごくお金もかかる話で、従来そういうふうな大事な地域のコミュニティ活動の場としてやってきた、 それがほかの地区は400万までの補助金が出る。町のほうは全然出ないと。非常に差がついて、差 別ではないかもしれませんけれども、それは甚だ私は不満です。政教分離だから、政教分離だからと、 市長は何もつつかれないように、憲法違反ですなんて言われてはとびくびくして、そういうことをで はうまくないと思います。地域住民の福祉向上、幸せのために行政はあるべきであって、それはむし ろ村上独自でそういうふうな解釈をして、裁判に訴えるなら訴えてもいいよというぐらいの考え方で やるべきだと私は思っていますが、玉串奉奠もそうです。これも、前の市長さんのときはやっていた ことあるのです。産土神というのは、もう当然市長が出て玉串奉奠するのは、これは常識なのですけ れども、それもできないというのでは甚だ困るのでありまして、今の段階ではその域を出ないようで すので、これはやめます。   次、スノーボードです。スノーボードは、この検討委員会のメンバーはどんなメンバーになって いますか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 関係する総務課、財政課、政策推進課、それから私どものほうの生 涯学習課、都市整備課などの関係課とその係長クラスが作業部員としてかかわっております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) このあえて経済活性化ということでここに載せたのですが、外来から来る 方、村上市全体もそうですけれども、瀬波温泉が控えているということでありますので、やはりハー ドの面、それからソフトの面、いい方向に進めてまいりたいと思うのですが、そうするとまだ現在の 市民会館跡の建物、あそこ使っているわけですけれども、あれをどうするか、こうするかなんて、そ んなことはまだ話し合われていないのですか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 事務方としては、こんなふうにしてはどうかというアイデアを出し ているというような状況でございます。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ぜひ県ともその辺は協議もして、いい方向ひとつアイデア出してもらいた いと思っております。   次に、交流人口でございますが、これにつきましても先ほどのご答弁で可能な限りお示ししたい ということでございますので、大いに進めていきたいと思うのですが、先ほど市長のご答弁でありま したように、その内藤の棚倉町からぜひ議会のほうにも議長が対応してくれて、非常に前向きに今進 めてくださっておりますので、大変ありがたいと思っていますが、内藤の3代、4代、5代、5代目 に村上に来たわけですけれども、これが棚倉の2代、3代、4代となって、城主だったのです。です から、内藤の現在の17代当主、内藤信行様ですか、この前もお見えになりましたし、ぜひこういっ たきずなは大事にして、しかも向こうのほうで村上と友好を深めたいと、交友を深めたいと言ってい るわけですので、ぜひ行政のほうとしても前向きに進めてもらえばありがたいと思っております。   それから、世界一の鮭のまちは現在市でもやっているので、特には考えていないと、そういうこ とでございますね。「越後村上鮭ものがたり」ということでございますが、きのうでしたか、テレビ でNHKで居繰り網漁の何かちょっと出ていまして、私非常にこれは要するにひっかけたり、やり突 いたり、それは普通なのですけれども、この3そうの川舟でもって網でとる、非常にやっぱり技術も 要りますし、先人の知恵といいますか、しかもそれだけ容易でないわけです、詳しいことわからない のだけれども、船を上流まで運んで。揚げるときは、非常に鮭に優しいとり方して、それは独特の村 上人の気風といいますか、自然の贈り物といいますか、捧げ物といいますか、そうするとそういう気 持ちがやっぱりあらわれているのではないかなと思っておりますし、鮭料理を味わう会ということも この前出ておりました。インターネットなんか見ますと、そのほか鮭のレシピとかと随分載っていま すので、市長、どうですか、この世界一の鮭のまち村上であるために、鮭料理を鮭料理コンテストみ たいな何か全国に呼びかけて、そんなようなこともたまにやったらどうですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この前新聞で鮭料理100というようなことも出ておりますし、またいろい ろな団体、先ほど申し上げましたが、観光協会等も鮭のいわゆる料理とか、そういうのを宣伝してい るところでございますので、今おっしゃったようにコンテストということになってきますと、民間で もやっていると思われますが、これ以上にやれということであるようでございますので、検討の余地 があると、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 所管でイヨボヤ会館、イヨボヤの里公社教えてもらったのですが、やはり イヨボヤ会館の入館者がずっと10万人台ぐらいできていたのがここへ来て5万人を切ってしまった と。いわゆるマンネリ化したり、魅力なくなれば、やっぱり一回来てリピーターあと来なくなるとい うことでは困りますので、絶えず新しい情報発信、新しいことをやっていくと。   先ほど職場の改善というお話ございましたけれども、行政が一番苦手なのは改善なのです。現状 維持が一番楽できるから現状維持はする。新しいものを発案するとか、新しいやり方取り込むという のは一番行政が苦手で、そんなことしないでも退職間近だからしないでくれやということまさかない と思いますけれども、やっぱり新しいものに挑戦するような、そういうことをぜひ心がけてもらえれ ばありがたいなと思っております。   時間もありませんので、最後に道路の問題をお聞きさせていただきます、資料いっぱいあるので。 先ほど街路事業は、いろいろ費用対効果の問題もあって考えていないと。施政方針にもあったように、 歴史まちづくり法をもとに進めるということでございますが、議会に対してはそうすると市長の施政 方針、ことしの新年度方針で表明したという受けとめ方でよろしいのですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 平成26年度の施政方針ですね。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 私は、平成15年に発足した中心市街地における道路のあり方研究会、その 提言を受けて意見調査委員会の経過を踏まえてこういうふうに持ってきたという説明でしたけれども、 できますけれども、ところが市長は見たかどうかわかりませんが、平成17年に……合併前ですけれ ども、平成17年11月にその一覧表にちょっと載っているかもしれませんが、こういう大町区長、 小町区長、大町地区代表、嘆願書です。小町地区代表、中央商店街、これだけの署名集めて現行どお り推進してくれと、これ嘆願書です。これ平成17年です。平成15年に中心市街地における道路の あり方研究会があって、その提言受けて進んできたというけれども、その後こういうもの出ている。   その要望書、稲葉大和衆議院議員、泉田県知事、市長、両県会議員、議長、両県議、それから各 市会議員、全員、平成17年11月にその後こういう要望書が出ておる。この中身、これは大町、小 町嘆願書。それから、平成18年に泉町羽黒町線の都市計画道路大町小町間を現行計画どおり早期整 備促進に関する要望書、これも上町区長、大町区長、小町区長、まちづくり推進会、上町、大町、小 町、早期整備対策委員会、ここにこういう要望が出ているのです。だから、市のほうではまちづくり 委員会をつくって歴まち計画策定委員会でその経緯踏まえて早期に実現可能な案として提案している と。ところが、したというけれども、本当いかがですか〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕 早期に実現できる可能性、自信ありますか。課長に、市長でもいいです。時間がないから、早くお願 いします。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) もう一度ちょっと説明していただきたいのですけれども。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 時代が変わったから見直しするという、そういうことでなくて、関係住民 の人が納得できる形で進めなければ、いつまでも問題解決しないと思うのです。   早く歴史的まちづくりの指定受けて観光づくりにつなげたいという気持ちはあるのでしょうけれ ども、やっぱりもう少し過去をある意味で清算するというか、相手を理解するというか、そういうこ と絶対必要だと私思っていますが、歴史的風致維持向上計画です。これ、重点地区はどこなのですか。 それから、その核となる歴史上価値のある高い建物、これはどこですか、お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) まさにそういったところを具体的に詰めなければならない段階な のですけれども、今まで過去にいろんな調査報告書、それから計画書が出ております。その中に寺町 町屋、それから城下町ですか、それと武家町、それからお城山と、それが4点セットでここは構成さ れていて非常にいいところだということになりますので、その辺は重点地区になるというふうに考え ております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) この指定受けるに都市計画では道路10.5メートルにするのであれば、16 メートルを変更しなければならぬでしょう。変更しなくてもやれるのですか。変更するにどのぐらい かかるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) そういったところを私どもも大町地区さんと小町区さんのほうに ちょっと意見交換というような形でやってまいりました。   泉町から羽黒町までが1つの路線として都市計画決定されているわけですけれども、そういった ものは都市計画道路としては今外すような形になろうかと思います。全体のネット網でいくと変更と いう形になろうかと思いますが、1つの路線は廃止ということになると。   それで、そういった作業に都市計画の法的な手続を踏まえますと、大体今までのケースで2年ぐ らいかかっております。   それと、その歴まち法に適用するような歴まち計画、いわゆる歴史的風致維持向上計画をつくる 必要ありますけれども、そういったものも単純に2年ぐらいはかかるのではないかと思っております。 それを両方並行作業でやっていって、2年、3年かかるのではないかなというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 課長はご承知かと思いますが、その中心市街地における道路のあり方研究 会に対して、全く地元の意向を無視したということをはっきり表明しているわけです、その関係者。   それで、その上町も現在進行中で完成間近になって、いよいよ大町、小町という悲願が間近だっ たところが、わずか9回の研究会、15カ月かけて、しかも地元の意見を反映されない委員構成、委 員のメンバーこれに載っていますが、これでやって地元の意向を無視した形の提言がなされたと、そ ういうことを強く述べているのです。こういった嘆願書みんなそうです、みんな。これも、ぜひ後で また見てもらいたいのですけれども、これは過ぎた話ではなくて、問題を解決するには住民の合意、 それから行政は地域福祉の向上、住民を幸せにとあるのでしょう。それは、一部の牛耳って反対ねじ 込んで戻されて事を進めるというのは、まことに不公平きわまりない。私は、ですからもう一度原点 に立ち返って、街路事業3つのホームページ出ています。歩行者、自動車が安心して通行できる道路 を整備する。だから、これ大町、小町です。居住者、観光客、銀行、商店などに来る自動車が安心し て通行できる道路に整備すると。災害時に支障がなく通行できる避難路とする。2つ目です。これ、 火災など緊急時に消防車両が支障なく通行できるようにする。3番目、歴史的町並み保存、再生など、 地域に根差したまちづくりを支援すると、これは上町が市と提携してまちづくり協定を結んであるか ら、これを手本にすればいいではないですか。国の登録文化財に指定されている建物については〔質 問終了時間5分前の予告ブザーあり〕継続できるように保存して移動すると、そういったことです。   それで、この歴史まちづくり法によるいわゆる支援事業、認定歴史的風致維持向上計画支援事業、 これ民間の営業補償です。どこから出るのですか、営業補償。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 現在は、歴史まちづくり法に基づいた地元との合意形成を行うべく今努力を している段階でございます。   補償が幾ら出るかという話でございますけれども、まだその段階ではないということでございま す。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 時間もないからあれですけれども、みんなやっぱり補償の問題皆さん気に なっているわけです。   アーケード、ここにもう亡くなったけれども、ある方の遺言も出ています。今まで市に協力して やってきたのに、一人の人のおかげでおかしくなったとはっきり書いてある。余り公にしませんけれ ども、それで何回も私お話し聞いて、非常にやるせない気持ちでお亡くなりになった、そういう怨念 がずっとあるのだ。だから、その問題を清算しないと、それで皆さん早くできないか、できないかな んて、そんな簡単にいかない。そのさっき補償の問題もこれから詰めるなんていうけれども、街路事 業の場合は営業補償出るのですか、何%ぐらい出るのですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 街路事業にいたしましても、そういう細かい調査まで入っていま せんので、そういう補償費が幾らになるとかというふうなものは出せないと思っております。   ただ、前回今片野議員ご指摘のこういった街路調査、平成18年にまとめたやつですけれども、 こういった中で3パターンほどモデルとしてこんなぐらいの補償になるのでないかというふうなもの は出ていたかと思います。そういう段階でありまして、そういうことを踏まえまして今地区のほうに 行きまして、事業としてはこれからは歴まち法が一番適するのではないかと。それでないと、なかな か道路一つだけを改良していくというふうなことが非常に難しいですというふうなことで、やっとそ ういう補償の話まで出てきたということは、私は今やっとキャッチボールができましたので、大きな 進歩だと思っております。そういったことを踏まえながら、今後また地元と合意形成を図りながら何 とか事業化に向けていきたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 先ほど申し上げましたように過去の清算をしなければ、幾ら立派な提案し てもこれは私はだめだと思うのです。   過去私は何十年も知っていますから、ざっとしか知らない方もいますけれども、私は前からのい きさつ知っているからどれほどせつない思いしてやってきたかです。それを無視する形で、時代が変 わったからと、そんなものでないです。街路事業、これなぜ街路事業が適さないか。例えば状況が変 わった。費用対効果、具体的にもっと示してもらわなければならないです。なぜ街路事業ではだめな のか。   それで、市の負担、これ今歴まち法だと市は3分の1負担しなければならないのです、2分の1 から3分の1。街路事業のほうは今まで100%県で持っていましたけれども、とにかく今のやり方に 対して私は甚だ不本意であります。   終わります。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで片野鉄雄君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時55分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、24番、山田勉君の一般質問を許します。   山田勉君。(拍手)           〔24番 山田 勉君登壇〕 〇24番(山田 勉君) 鷲ヶ巣会の山田勉です。議長のお許しをいただきましたので、ただいまか ら一般質問させていただきます。   1項目め、洋上風力発電について。洋上風力発電については、岩船沖洋上風力発電推進委員会が 組織され、大勢の関係者が岩船沖洋上風力発電の導入を積極的に推進していくべきとの研究結果を公 表しています。これからの村上市全体の活性化につながるものであり、起爆剤であり、大きく村上市 が変わってくると思われます。10月15日、経済建設常任委員会で千葉県銚子市に行政視察で訪問し た際、洋上風力発電設置に伴う効果と課題について調査を行いました。新エネルギー・産業技術総合 開発機構(NEDO)と東京電力が実証実験として日本で初めて沖合に設置した洋上風力発電設備は、 「着床式」で水深約12メートルの岩盤に鉄筋コンクリート製の基礎で支えられています。「魚が逃 げないか」「海鳥が風車に巻き込まれないか」設置前には銚子市の漁業者や観光関係者に不安が渦巻 いていたが、発電施設の運用が始まると、洋上風力発電施設自体が漁礁となる効果が確認されたとい うことでした。日本で初めての大規模洋上風力発電で、しかも50基となると、商工業の振興、観光、 そして若者の雇用の場にもつながります。そこで、市長には市民に大きな夢を提供してもらいたいと 思いますが、市長のお考えを伺います。   2項目め、これから冬に向かっての除雪体制について。昨年は、余り雪が降りませんでしたが、 ことしはどのようになるかわかりません。特にひとり暮らしの高齢者世帯や障がいのある方など世帯 への対応が非常に困難をきわめている状況にあると思います。また、特に小学校、中学校の通学など の前には除雪しないと大変です。そこで、消雪パイプの点検などこれからの大雪に対してどのように しているのか伺います。   答弁の後再質問させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、山田議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、洋上風力発電についてのお尋ねでございますが、山田議員ご指摘のとおり、再 生可能エネルギーの促進は、地球温暖化が進んでいる現在、どうしてもやらなければならないものと 考えております。この洋上風力発電の実現は、地球温暖化対策に極めて有効な発電であることから、 新しい産業として他の地域の模範となるものと考えております。   また、日本で初めて、一般海域での大規模な洋上風力発電となれば知名度も上がり、集客効果も 高く、地域経済の振興及び観光に大きく結びつくものと捉えております。さらには、洋上風力発電の 変電所及びメンテナンス会社や関連する企業を本市に誘致することができれば、新たな雇用の創出が 図られるものと期待しているところであります。このことから、「岩船沖洋上風力発電に関する研究 会」が示した配慮事項を十分に踏まえて、関係各位のご理解とご協力のもと、事業実現に向けて推進 していきたいと考えているところであります。   次2項目め、これから冬に向かっての除雪体制についてのお尋ねでございますが、ひとり暮らし の高齢者世帯や障がいのある方などの世帯への対応につきましては、老齢、病弱などにより除雪作業 ができず、除雪の援助が受けられない、除雪費用の調達が困難な世帯の方を対象に屋根の雪おろし費 用の援助を昨年同様、実施することとしております。また、通学路に対する除雪につきましては、通 学時に支障を来さないよう、例年どおり冬期道路交通確保計画によって行うこととしております。特 に冬期歩行者空間の確保に関しましては、本市が主体となって国・県道を含めた歩道を中心としたネ ットワークによる雪道計画を策定しており、その中で主に学校周辺の通学路となっている歩道につい ては、早期除雪路線として除雪を行ってまいります。   また、消雪パイプの点検等につきましても、散水消雪施設設計施工・維持管理マニュアルに従っ て点検・管理をし、万全を期しておるところでございます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   関連企業の誘致や地元企業の活用について、中小企業にとってもこれから研究や開発を進めて絶 好のチャンスと思うが、周辺にかかわる経済的な効果はどのぐらい見ておられますか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 今ほど市長が答弁したとおりに、いろいろな形での企業誘致、特にナセ ルについては羽根のところに大きな箱みたいなのがついておりますけれども、あそこには1万点以上 の部品があるということであります。   それらのメンテナンスの会社、またそれらの製造の会社を誘致することができれば、それに伴う 経済効果は非常に大きなものと思われます。残念ながらまだその試算はできておりません。また、海 に並ぶ、一般海域に並ぶ大規模な風車というのは、日本では初めてでありますので、それらで大きな 観光につながるものと思いますので、そこに泊まる方々等の岩船、瀬波、その辺の観光産業が非常に 潤うのではないかと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) これから本当に期待するわけでございますが、また電力各社が再生エネル ギーの受け入れ先はどのように考えているか。   また、再生エネルギーの買い取り価格はどのぐらい見ておられますか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 洋上風力発電につきましては、FIT価格といいまして、今再生買い取 り価格が固定価格で定まっております。   今現在1キロワット当たり36円であります。また、系統につきましては、東北電力等で今大規 模な形での系統の連系を保有しておりますけれども、最近の新聞報道によりますと、国のほうも挙げ てCO2の削減に取り組んでいるというようなことでありますので、近々連系につきましても解除さ れていくのでなかろうかと。また、国におきましても、そのような形での方向で研究開発がなされる ものと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 二酸化炭素の削減にとっても有効であると思いますが、どのように考えて おられますか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 二酸化炭素の問題については、我が国ばかりでなくて世界的な問題であ ると考えております。   国連によりますと、今世紀末には20世紀末よりもおおむね4.8度ほど温度が上がるのでないか と。また、海水面も、82センチほど上がるというふうな形での予想がなされております。ですから、 CO2、二酸化炭素の削減は、日本ばかりでなく世界的な課題としてやっていかなければならないも のと思います。再生可能エネルギーの一つである洋上風力発電は、二酸化炭素の削減に非常に有効な ものであるので、ぜひ推進していかなければならないものではないかと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) どうぞひとつ一日も早くできるように頑張ってもらいたいと思います。   それでは、2項目めに入らせていただきます。毎年委託業者との会議はやっているわけですが、 どのような会議だったでしょうか教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 毎年同じような話になるわけですけれども、特に前年度との変更 点などを中心に除雪の業者、行う方々と会議を持っております。   村上の場合は、11月13日にその会議は開かせていただきました。荒川も、11月7日には終わ ったと聞いております。神林支所も11月14日、朝日も11月20日、山北も同じく11月20日にそ ういった会議をしてございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 村上市何業者いるのですか。   旧市町村に分けてどの程度業者がいらっしゃるのかなと思いますが。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 9月の議員さんの質問にもたしかこういったのがあったと思うの ですが、村上地区で18の業者さんにお願いしております。   それから、荒川におきましては14、神林が12、朝日が17、山北が12でございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それと、消雪パイプなど全部の点検終わりましたか。   また、それを管理する村上市の担当課で確認していますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 基本的に11月1日に電気を通しまして、それから点検作業を行 っております。   業者にそういったことを委託しておりますので、その検査につきましては当然支所ごとに担当の 者が行って確認をしてございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 荒川の保育園の前で消雪パイプはこれからの仕様でできると思いますが、 これは坂町の前まではこれからどのような考えで、消雪パイプ継続するのか。駅前の方は、何でそこ まででなくて駅をずっと、一番通るのは駅前でないかというようなお話ありますから、消雪パイプは どのように考えておられますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 地元のほうからのご要望もありまして、ことし調査やったり、そ れから工事も一部入っておるかと思います。   あと、ことしできない部分は来年、もしくは再来年にかけまして行って、その坂町の駅前までに 終わらせるというふうなことで予定しているはずでございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ということは、駅前までは来年度やるということでよろしいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 国の補助を受けてやっている関係もありまして、その事業費のつ きぐあいにもよるかと思いますが、来年もしくは再来年にまたがるかもしれません。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それと、雪降ると当然パトロール体制はどのように回っているのか教えて ください。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 近年は、パトロールにつきましても中心になっていただくのは業 者さんのほうにお願いしております。   それで、業者さんのほうが雪の降りあんばい、あるいは天候、予報等を見ましてそれぞれの担当 地区を回っていると。それで、その状況に応じて除雪に入っていくというふうなことになっておりま す。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 特にことしはそんなに降らないとは思うのですけれども、運転の指導者、 特に新しい運転する方の指導なんかどのような方法でやっておられますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 基本的に私ども業者さんのほうに委託をして除雪をしていただき たいておる関係で、そういったところにつきましては業者さんのほうにお任せしている部分もござい ますけれども、ただ昨年、おととしあたりの大雪のときにいろいろとオペレーターの不手際というこ とではないのでしょうけれども、雪が非常に多くなると、その対応に非常に困った部分がございまし た。   そういったようなことを含めて、オペレーターの方にもいろいろと除雪に当たっては運転技術だ けではなくて、そういったような雪のあんばいも考慮して事前に拡幅をするとか、そのようなことを 業者さんのほうには伝えております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 除雪出て、広報では10センチ以上になっていましたが、出動する命令とい いましょうか、本社から各支所に命令するのですか。それとも、各支所独自でやっているのですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 基本的に村上市の場合は、出動基準は車道の場合は10センチを めどに出るということになっております。   それから、歩道除雪につきましては、20センチをというふうな基準を持っておりますので、そ の基準をめどに各支所ごとに判断をするというふうなことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ひとり暮らしの高齢者世帯や障がいのある方など、屋根の雪おろしにその 前の前の年でしたか大変なことあったわけですが、どのような方法で考えておられますか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 昨年と同様に今回も、広報で皆さん方にこの10月お知らせを行い ました。   それで、希望ある方については、社会福祉協議会なりに申し込んでいただいて、それで年3回ま で1万円を限度に除雪するということであります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ということで、補助金などは毎年同じような方法で、同じですか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 昨年は、件数的には45件でありました。   ことしは、300件ほど予定しておりますので、その中で昨年同様補助金を出していきたいという ことであります。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 最後に、住民として気をつけなければならない点は何でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 除雪に関して住民の方が気をつけるべきことというふうなことだ と思いますけれども、実は12月1日号の市報にも載せてございますけれども、雪をのけた後の各自 の前は自分のところで後は処理お願いしたいというふうなことだとか、あと敷き鉄板だとかそういう ずれやすいものは、雪降る前に撤去しておいてくださいとか、そういったふうなことがたしか載って いたと思いますので、そういったことをまず気をつけていただければと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 一般質問これで終わります。   ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 午後1時35分まで休憩します。           午後 1時19分  休 憩                                                        午後 1時35分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、2番、尾形修平君の一般質問を許します。   2番、尾形修平君。           〔2番 尾形修平君登壇〕 〇2番(尾形修平君) 高志会の尾形修平であります。私の一般質問は2項目であります。   1項目め、都市計画道路泉町羽黒町線の状況について。本年、第1回定例会における施政方針で、 市長から整備手法は「歴史まちづくり法」によるとされ、それにより大町・小町地区に対して説明会 を開催されたとお聞きしましたが、その後どのような状況になっているのかをお尋ねします。   また、以前の一般質問でもお尋ねしましたが、「歴史まちづくり法」の認定を受けるには歴史的 風致維持向上計画を策定しなければならないと認識しておりますが、作業は進んでいるのでしょうか、 お尋ねします。   2項目め、空き家・空き地の現状について。本市において「空き家等の適正管理に関する条例」 が昨年の7月1日に施行され、1年以上が経過しています。条例施行後どのような取り組みがなされ たのでしょうか、お尋ねいたします。   また、定住人口の拡大を狙い取り組まれてきた「空き家バンク」に関してもあわせてお尋ねいた します。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、尾形議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、都市計画道路泉町羽黒町線の状況についてのお尋ねでございますが、本年度の 施政方針でお示しいたしましたとおり、「歴史まちづくり法」による整備手法等を活用しようと、ま ずはその区域の中でも道路整備等において中心的となります大町と小町の両地区住民に対しまして、 説明会及び意見交換会を開催をさせていただいたところであります。そこでは、これまで懸案となっ てきました都市計画道路泉町羽黒町線の経緯等振り返りをしながら、「歴史まちづくり法」の位置づ けに必須となります、本市の歴史的風致維持向上計画の考え方やイメージなどを説明させていただい たところであります。現在は、住民の皆様からの意見や要望を踏まえながら、庁内において次のステ ップのための検討をいたしております。   また、歴史的風致維持向上計画の策定につきましては、焦点となっております大町と小町の両地 区住民の合意形成を図りながら、平成27年度からは仮称ではありますが、「歴史的風致維持向上計 画策定委員会」を設置いたしまして、計画策定に向けて作業を進めていく予定といたしております。   次2項目め、空き家・空き地の現状についての1点目、本市で「空き家等の適正管理に関する条 例」が昨年の7月1日に施行され1年以上が経過しているが、条例施行後どのような取り組みがなさ れたのかとのお尋ねについてでございますが、条例施行による空き家等の適正管理のお願いについて、 広報やホームページを通して市民に周知を行ったり、税務課とタイアップして市外へ発送する固定資 産税納税通知書にチラシを同封し、呼びかけを行っております。また、昨年は区長会や民生委員の総 会時、危険と思われる空き家等の情報提供をお願いしたところ、集落区長さんなどからたくさんの情 報提供をいただいたところであります。本市では、現地確認を行い、空き家等が危険な状態にならな いよう、所有者に対し改善や危険回避の対応をお願いしておるところであります。この結果、11月 末現在で113件の情報提供いただいたうち、37件について所有者などに対処していただいたところ であります。   なお、37件のうち空き家、空き地などの除草等の対応が26件、建物の取り壊しについては11 件となっております。   2点目、空き家バンクの現状についてのお尋ねでございますが、空き家バンクにつきましては、 11月の末現在11件の成約があり、22人の方がおいでになっております。   物件登録につきましては、同じく11月末までの累計で34件登録され、成約及び取消しがあっ た物件を除き、現在9件の物件をホームページでご案内いたしております。12月中にさらに2件の 新たな登録を予定しております。これまでの物件登録に関する取り組みが市報及びホームページによ る募集、町内・集落へのポスター掲示のほか、市外納税義務者に対する固定資産税納税通知書封筒へ の空き家バンク制度のお知らせ文の印刷や、ダイレクトメールによる募集を行ってまいりました。購 入希望者の方へは、ホームページによる募集のほか、関連情報誌への物件掲載、県外の関連イベント への参加及びパンフレット配布などの取り組みを実施いたしております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ありがとうございました。午前中の片野議員との質問に若干重複する部分が あるかと思いますが、ご容赦願いたいと思います。   まず、市長からの答弁で、次のステップに進むというふうに説明がありましたけれども、具体的 に次のステップというのはどういうことを指しておられるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) まず、この歴史的なまちづくりを進めるという形の中で、市長の ほうから歴史まちづくり法を活用した事業というふうなことで、その前提にどうしても道路の問題が 出てきていますので、まずその住民のコンセンサスを得る段階が最初のステップかなと思っておりま す。   それで、私ども4月からずっとこの間、大町と小町にその道路に関係する方々のほうに出向いて いろいろ説明をしてきた中で、ようやく地元の本音の部分もいろいろ確認できてきましたし、ようや く今までよりも一歩前進したかなと思っております。そういったものをもとに今後は事業主体がまだ はっきりいたしませんので、そういったようなことを含めまして県だとか、それからどんなことをや れば住民の要望に応えられるかとかというようなことで、具体的に国の補助金の制度だとか、そうい ったことを詰めていく段階に入ってきているのではないかなというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) この道路に関しては、一応県道になっているわけです。   道路管理者である県と今回村上市が方針を示しました歴まち計画に関しての意見交換、また国と のそういうやりとりなんかは行っておるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 当然県道でありますので、私どものほうで勝手にどうのこうのと いうふうなわけにもいきませんので、県ともいろいろ話はしてきたところでございますけれども、ま ず住民が本当に同意できることなのかどうか、それから村上市のまちづくりとしてどうあることなの か、はっきりそういったことを方針を示しながら来てくださいというふうなことで言われていますの で、私どももまず庁舎内で検討した結果を住民のほうに投げかけて、それでいろいろと具体的な要望、 意見も出てきましたので、そういったことを今度は具体的に県のほうと協議をしていく段階に入って きたと思っております。   国のほうといたしましては、もともと村上市さん、非常に歴史的な雰囲気もいいところだし、ぜ ひ歴まち計画みたいなものをやってはいかがですかというふうな声がけといいますか、そういうふう なことも言われていたところもありますので、国のほうは好意的に思っているのではないかというふ うに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 先ほど市長の答弁の中で、検討委員会を来年度から立ち上げるというような お話でしたけれども、私以前の一般質問でもさせていただきましたが、この歴史まちづくり法におけ る整備区域、それはいわゆる景観計画で示されているこの重点区域、今回であれば旧武家町及び寺町 を含む町人町地区というふうに理解してもよろしいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 先ほどの片野議員のときにもちょっとお話ししましたけれども、 寺町、それから町人町、武家町、それからお城山の史跡、そういったものを含めて村上市では4点セ ットということで非常に歴史的な面影を残すというふうなことを言われていますので、それは当然核 となると思います。   歴まち計画につきましては、区域をどのくらいにするかというふうなものはまだはっきりいたし ておりませんけれども、広く捉えてその中に幾つか重点地区を配置するというふうなケースもありま すし、割と狭い範囲を区域にいたしまして、さらに事業を投入するようなところを重点地区とするよ うなところもありますので、その自治体にいろいろよって違うのですが、私どもといたしましては、 景観計画で重点区域になっているようなところが基本的にこの歴まちの区域に設定できるのではない かというふうには思っております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) そうしますと、景観計画の範囲が今課長言われたようにお城山からいわゆる 上片町、そして塩町、そして肴町の角銀さんの交差点あたりまでがいわゆるその武家町、町人町とい うエリアで選定されているわけです。   そうすると、村上地区の約半分ぐらいをエリアにしているのですけれども、そうなると今回問題 になっています泉町羽黒町線と同じ年、すなわち昭和36年に都市計画道路として指定されている塩 町護魔堂線及び肴町安良町線のエリアの中に含まれているのですけれども、その辺の考え方はどのよ うになっているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) そこら辺についても、都市計画道路がもう何十年来手つかずの状 態であるというふうなことを国、県のほうでも重要視いたしまして、見直しをしなさいというふうな ことで、私どももここ数年そういった作業をしてきています。   今後の方向といたしましては、やっぱりその景観計画の中の重点地区に掲げてあるようなところ につきましては、都市計画道路を縮小するといいますか、廃止の方向に向けていろいろデータ整理を しておるというふうな段階でございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今課長おっしゃいましたように、この都市計画道路の見直しは議会でも数多 く発言されていると思うのです。   その中で、今ほど言ったその例えば肴町安良町線なんかは、大町交差点から50メートルぐらい は改良してありますけれども、その先をいわゆる私は将来的にこの村上市のまちづくりにとって拡幅 が必要なのかどうかと問われたときに、私個人的な判断としては必要ないだろうというふうに思って おりますし、先ほど言った塩町護魔堂線に関しても、関根自動車さんの北西の交差点から今のNTT の脇を抜ける道路ですけれども、あそこをでは16メートル道路に広げる必要が村上市にとってはあ るのかと言われたときには、ほとんどの村上市民の方は、費用対効果も含めてないのだろうというふ うに答えると思うのです。その辺の作業の進め方が本当に昭和36年に指定されてもう50年以上た っているわけです。その50年の歴史の中でいろんな社会的情勢の変化を含めて、私は一刻も早く今 の泉町羽黒町線も含めて都市計画の見直しが必要なのでないかというふうに考えますけれども、課長 いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 全く議員のおっしゃるとおりかと思っております。   今計画されています都市計画道路というのは、昭和30年代あるいは40年代前半に計画された ものでございまして、当時の高度成長期でずっと右肩上がりで行く流れの中で大型車、そういったも のがどんどん通るような、そういうことを前提でつくられているというようなところもありますし、 今の社会情勢といたしましては、なかなかその右肩上がりというふうなわけにもいきませんし、それ からもう一度立ちどまっていいものを見直そうというふうなことで、歴史的な景観だとかそういうふ うなことも重要視されることになってきていますので、そういうふうな観点で都市計画道路も今見直 していくというふうなことで作業しているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) この先ほどから言っています歴史まちづくり法、平成20年に制定をされま して現在まで全国で46の自治体が認定されております。   残念ながら新潟県ではゼロなのですが、この認定された46の自治体のその認定計画を私調べて みましたところ、村上市に非常によく似ている自治体がありました。それは、本年6月に認定された 大分県の竹田市というところでありました。ハード事業はもちろんですけれども、この竹田市の認定 計画なのですが、ソフト事業に対してもこの認定を受けることによりさまざまな団体に支援できるよ うなメニューが数多く載っております。村上市は、一刻も早く所管官庁に対して申請手続に入るべき だと私は思っているのですけれども、市長のお考えを伺います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今お話ありました大分の竹田市長さんのお話も私も伺いました。   おっしゃるとおり急いで、先ほど来申し上げておりますように、歴史まちづくり法で行くのだと 方針が定まりましたので、積極的に県のご指導仰ぎながら、また北陸地方整備局の指導を受けながら やっていきたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 先般大町区さんのほうから市の市長宛てに質問書が出されたと思うのですけ れども、私もその質問書、また市のほうから回答した回答書を見せていただきました。   この大町区さんのやっぱり思いというのは、先ほど片野議員がおっしゃったようにもう長年来の その思いがあると思うのです。自分たちで自分たちの敷地を削って歩道に提供し、さらにアーケード をつけて公共のために尽くしてきたというような思い、その思いを酌んでも、私はやっぱり今市長お っしゃったように歴史まちづくり法による整備を早急にすることが村上市の責務であるのでないかな というふうに思っております。   また、前回も一般質問でさせていただきましたけれども、このアーケードがかなり老朽化してき ております。先般の風吹いたときでも、私たまたま夜通りかかったら、お年寄り夫婦がはしごをかけ てアーケードを修繕しておりました。そのアーケードは、当然所有者は当該地主の方が所有者になっ ているのですけれども、仮にそのアーケードが飛散または倒壊した場合の責任に関してはどのような ふうになるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 私も、法的なことからちょっとそういう観点でいきますと、詳し いことはわからないですけれども、今のところ民地になっているところに建っているものですので、 その所有者の方が責任を負うというふうなことになるのではないかと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 私も、たしか法的な立場からいけばそうなるのではないかなと思っておりま す。   ただ、アーケードに関しても、本当に村上小学校の学区の生徒はそこを通るなというふうに学校 からの指導もあるようであります。それだけ緊急性を要しているものだと思いますので、もしできる のであれば県との協議の中でアーケードの修繕とかその撤去とかというものが可能なのであれば、私 はしていただきたいなと。もちろん当該住民の承諾が必要ですけれども、その辺はいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) これから事業を起こす前提の前に、そういうことができるのかど うかも含めて、ちょっとその関係機関とも話ししてみたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ぜひ積極的に取り組んでいただきたいなというふうに思います。   また、先ほど市長の答弁の中に、答弁もそうですし、私のかつての一般質問でもしましたけれど も、そこで都市整備課が来年度都市建設課と都市計画課に分かれるということになっているようであ りますが、やっぱり生涯学習、文化行政のほうとの絡みが非常に重要になってくるのではないかと思 いますけれども、このまちづくり法を推進していく中で市としての組織体制をどのように考えておら れるのか、市長のほうにお伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然生涯学習課にも関係してくるわけでございますが、お互いに連携をとり ながらやっていく必要があると、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) それでは、この1番目の項目については終わりたいと思います。   次に、空き家・空き地等の現状について。先ほど答弁いただきましたけれども、現在までに空き 家バンクに関しては登録されている件数が36件、成約されたのが11件というふうにお聞きしまし た。これ、全国的な問題なのですけれども、実家が本市にあるけれども、将来的にも帰郷する目的が ないために、土地、建物を村上市に寄附したいというような申し出をされた方が合併からどのぐらい おられましたか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) 私ども市民課なのですけれども、所有者や相続人からのお話の中で市へ 寄附したいとの申し出を相談いただくことがあります。   その中で、昨年相談受けた際、ちょっとはっきりしていないのですが、二、三件ありました。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) この二、三件の中で、寄附いただいた物件もありますし、そうでない物件も あったというふうに私理解しておるのですけれども、市としてその寄附を受けるか受けないかの基準 が明確になっているのか、その辺いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) この点について、寄附受けるとなれば、市の財産になりますので、財政 課に相談、確認したところ、今後市の事業で必要となるところか否かによって、所在地によっても異 なってきて、原則として寄附は受けていないということでお話を伺っていたため、相談者のほうには 売買等を考えてほしいというところ、また空き家バンクのほうの登録のほうに勧めております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 以前の報告で、空き家調査をした2年か3年ぐらい前だと思うのですけれど も、時点で1,500件ぐらいの空き家があるというふうにお聞きしました。   それは、あくまでも目視でこのぐらいの空き家であれば人が住めるなというようなということで 判断された件数が1,500件ぐらいだというふうにお伺いしましたけれども、その後調査はなされて おりますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 前回は、平成23年の6月に実施しておりますが、その後の調査は 行っておりません。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) この空き家バンクなのですけれども、この空き家バンクの登録に関しては、 事業実施要綱でうたわれていると思うのです。   その中で、第4条でうたわれておりますけれども、要綱では登録できる物件と登録できない物件 の明確な定めがないように私は思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 利用される方が売買して住まわれるときに、当初は余り大きなお金 がかかるようなものについては、なかなか難しいのではないかというような発想で、これだったら何 とかちょっと手をかければ大丈夫かなということで制度をスタートしたわけでございます。   あくまでも目視でございますが、今宅建協会の方にもご協力いただいておりますので、そういっ た面も含め持ち主の方とのご相談の上で判断しております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今までは、今課長言ったように手つかずのまま入れるのが条件だったという ふうに私はお聞きしているのですけれども、現状村上市の空き家が1,500件あるわけです。   先ほど報告いただいた中で、登録されている案件が36件しかないということになると、ほぼ手 つかずの状態でそのまま残っているのではないかというふうに私は思っているのです。その要件をも っと緩和して、例えば村上市に来ようと思っている方が自分の思いで修復とか修繕とかできるような システムにするというのも、私は門戸を広げるべきだというふうに思っているのですけれども、その 辺課長はいかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 門戸を広げるほうがそういった登録の件数はふえるかと思います。   余りにお金がかかりそうなものについては当然だめですが、もう完璧にすぐ入れるのだけでいい のかという議論も内部でもしておりまして、そこら辺につきましてはある程度素人ではありますが、 見た目の中で少しばかりの手をかければ大丈夫だというものについても、ある程度考えていきたいと いうふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) だから、ある程度手をかければという部分で、登録したいけれども、その登 録するのに必要な資金がないためにできないという方がいっぱいいるのです。実際そういう方の声も 何件も聞いているわけです。   だから、それは使う方の考え方によって、こんなところ直してもらわなくてもよかったのにと後 から言う可能性もあるわけです。ですから、そういう意味で仮に現状のままでもいいからしてくださ いというような申し込み、登録の仕方ができないのかというふうに私はお聞きしているのです。いか がですか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 実際先般も登録バンクを利用され、空き家バンクを利用されて村上 のほうに越されてきた方のお話も伺う機会があったのですが、大なり小なりご自分がお使いやすいよ うな手はかけていらっしゃるようですので、そのどの程度というのはなかなか難しいところではあり ますが、手つかずでなければだめだかという部分については、考える必要あるかなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 考える必要があるかというと、余り前向きに捉えられないけれども、それや りましょう、そういうふうに。   それで、選択するのは当然買う方または借りる方が選択権を持っていればいいので、登録物件は そんな36件ばかりでなくて、やっぱり1,500件もあるのだから、せめて半分とは言わないけれども、 20%、30%ぐらいまでに数字を上げていくというふうに私はするべきだなというふうに思っており ます。   また、隣の新発田市さんの場合は、成約されるとお祝金ということで買った方、売った方に5万 円ずつのお祝金を支出しているというふうにも伺っておりますけれども、村上市はそういうのはお考 えはありませんか。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 新発田市さんの状況は把握しております。   そういった補助金についてまだ検討してはおりません。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 市民課長にお伺いしますけれども、先ほど条例ができてから113件の市民 からの連絡があったということでありますけれども、その113件の中で対処されて草刈りをしたと か家屋をほごしたとかというのはわかるのですけれども、実際130件ばかりでは私はないなという ふうに思っているのです。   やっぱり市民の方にこの空き家条例がいまいち浸透していないのではないかというふうに思いま すし、今職員体制1人でやっていますけれども、その助言、指導を行った件数が113件ですよね。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) 指導、助言まで行っていなくて、まだ所有者と空き家との所有管理者等 へお知らせして今やりとりした段階で対応していただいたのが37件ということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) では、先ほど言われたこの113件というのは何なのですか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) 113件とは、情報提供を受けた件数。 〇2番(尾形修平君) ですから、情報を提供を受けたのに対して対応したのが37件しかないとい うことですよね。   だから、それはまだ条例でいうところの助言また指導には至っていないということなのです。本 人と所有者との連絡をとれたのが37件ということなのですかということ。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) 対処していただいて処理されたのが37件で、所有者、法定相続人と関 係者に通知また連絡できたものというのは108件ありまして、108件ということです。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 108件のうちでは37件は対応できたけれども、残りは対応できていないと いうことですよね。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) そのとおりでございます。   連絡をやりとりしたり、高齢の方とかであれば、今危険であっても取り壊しするのに高齢であっ てお金がなくて、やりたいのだけれども、できないという方もたくさんいらっしゃいます。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 私が言いたいのは、この条例ができて市民の皆さんから113件の情報提供 があったと。そのうち108件の方には連絡とれたと。   1年たっているわけです。1年以上たっているわけです。その情報提供のしていただいて連絡と り合ったのはいいけれども、次のステップに進む。例えば助言または指導、その先の勧告、その先の 命令、その先の公表までどれだけの時間がかかるのですかということをお聞きしたいのです。課長、 いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) その点については、全国的に空き家等この危険になっている建物、それ についての対応の仕方が全国的になっておりまして、これから国、県の方針等出てくるかと思います ので、そちらのほうを見て対処していきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) それは、ではこの条例つくった意味がないではないですか。市単独の条例な のです。   その間、例えば次のステップに進むのに1年、その次のステップに進むのに1年かかっていれば、 迷惑している方はこれ最終的に代執行まで行くかどうかは別にしても、そのままの状態で5年、10 年過ぎてしまうわけです。それでいいのですかということを聞いている。市長がもしあれでしたら市 長でもいいですけれども。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いずれにいたしましても、この空き家等については何らかの問題があって空 き家になっているわけでありますので、尾形議員がおっしゃるようにすぐに解決する問題ではない空 き家もいっぱいあるということをまずご理解いただきたいなと思っております。   その中で、どういう対処の仕方をしていったらいいかということが問われているわけでございま すので、全てにおいて何が隘路になって事業ができないのか、進まないのかということをやはり調査 し、調べる必要があると、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) それでは、違う観点からちょっと質問させていただきたいと思いますけれど も、これ税務課長のほうにお伺いしたいのですけれども、以前も私お聞きしたことがあるのですが、 固定資産税の現年度収入未済額、昨年の決算でいうと6,837万のうち長年空き家、空き地等で収納 されていない金額、またそれの対象件数はどのぐらいになっていますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 税務課長。 〇税務課長(板垣喜美男君) 税務課のほうでは、空き家という区分では家屋を一応区分されており ません。   それで、類似の、そのほかに漏れもたくさんあると思いますけれども、一応公示送達、行方不明 とかそれから相続人がまだ決まっていなくて郵便が送れない、納税書送れないとか、それからあと本 当にもういろいろ探したのだけれども、相続人が皆さん放棄されて誰も相続する人がいないというよ うなもの、それから会社でいいますと、倒産して清算が一時的に終わって、清算人、破産管財人等も いなくて、ただ会社として残っていると。その会社がたまたま債務の残債等を持っておって、財産を 持っているため固定資産税が課税される等のものがありまして、それらが合計でいいますと90件、 うち法人が21件で個人が69件です。金額でいいますと、これ先ほど議員おっしゃいました平成25 年度決算で6,837万4,000円と申しましたが、平成26年度の免税額ベースですけれども、土地、家 屋合わせまして2,007万2,500円になります。うち家屋分が1,518万7,400円という内訳になって おりますけれども、このほかにも実際の空き家という部分では家屋の免税点が20万ですので、古い 家屋につきましてはこの土俵に乗ってこないものも多々あると思います。ただ、税務課のほうでは空 き家という区分では家屋を管理しておりませんので、実際の実数等については不明であります。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) これ、決算でも指摘されることなのですけれども、滞納繰越分を含めると毎 年2億4,000万ぐらいが未収未済になっております。そのうち不納欠損額が毎年2,000万ぐらいず つ出ているわけです。今課長からお話し聞くその2,000万が毎年そのまま私は繰り越されていって いるのかなというふうに思うのです。   さきのというか、今の衆議院の解散の前に、国会のほうで19日に空き家等対策特別措置法が成 立されていますけれども、課長はご存じですか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) 特別措置法が成立されているのを知っております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) これあれするわけではないのですけれども、特別措置法ができたことによっ て村上市どう変わりますか。 〇議長(板垣一徳君) 市民課長。 〇市民課長(佐藤勝則君) これから土地所有者等、家屋とか所有者等が今まで税情報、固定資産税 の情報が私ども同じ市役所の中だったのですけれども、個人情報とかいろんな関係でつかむことでき ないのですが、この特別措置法ができたことによって固定資産税、税情報の内部利用が可能になって おります。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今課長言われたその情報の部分ではそうなのです。固定資産税の納税情報を 利用できる。今まで利用できなかったために、市民課は市民課で単独で調査しなければならなかった わけです。その手間が省けるというので、私は非常に待ちに待っていた制度だというふうに思ってお ります。   また、この法律によって要件が緩和され、行政代執行による強制的な取り壊し等も要件が非常に 緩和されるということで、空き家対策に対しては本当に加速化するのではないかというふうに思って おります。そして、何よりこの特別措置法ができたおかげで〔質問終了時間10分前の予告ブザーあ り〕市町村が行う空き家等の円滑な実施のために、費用の補助また地方交付税制度の拡充、必要な税 制上の措置などがこれまで以上に市として積極的に取り組むことができるようになってくるというふ うに私思うのですけれども、市長いかがお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この特別措置法が成立したことによりまして、私どもがやりやすくなったと、 それはもう間違いないと考えておりますし、また権限もついたということでありますので、より一層 スムーズに空き家対策が処理できるということであります。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) そうすると、今私が質問していたその空き家バンク、また空き家バンクは政 策推進課、空き家対策は市民課というのではなくて、窓口を1つにして強化するべきだというふうに 私は思うのですけれども、市長お考えをお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この特別措置法が施行されることによりまして、窓口が二元化になっていた り三元化になっているということは、非常にいいことではないと考えておりますので、できる限り一 本化して、そして1つの窓口で対応をするような体制をとっていく必要があると、そのように認識を いたしております。 〇議長(板垣一徳君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 放置された空き家が隣近所にあると、その地域当該住民の方は、何十年来迷 惑しているのです。それをやっぱり一刻も早く解決してやるのが私は行政の役割でないかというふう に思っていますので、ぜひひとつ今市長おっしゃいましたように体制を強化して、一刻も早い解決が できることをお願い申し上げまして、私の一般質問を終わります。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで尾形修平君の一般質問を終わります。   午後2時35分まで休憩します。           午後 2時17分  休 憩                                                        午後 2時35分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、1番、渡辺昌君の一般質問を許します。   1番、渡辺昌君。(拍手)           〔1番 渡辺 昌君登壇〕 〇1番(渡辺 昌君) 鷲ヶ巣会の渡辺昌です。議長よりお許しをいただきましたので、私の一般質 問をいたします。   大きい項目1つ目、小・中学校と保育園の今後のあり方について。@、児童生徒数の減少により 小中学校の小規模化が進む現状に対して、将来を見据えた教育環境について検討するため、「村上市 立小・中学校望ましい教育環境整備検討委員会」が設置されました。同委員会での答申に向けた今後 のスケジュールや検討される具体的な事項はどのようなものですか。   A、本市初の公設民営化の保育園である「あらかわ保育園」が開園して8カ月が経過しましたが、 保護者や地域からどのように評価されていますか。   B、昨年度策定された保育園等施設整備計画の中で、早急な統合が迫られている施設として、上 海府保育園と朝日地区の保育園が挙げられていますが、その後の進捗状況はどのようになっています か。   C、子育ての環境整備への要求や多様な保育ニーズに対応するためにも、施設整備のテンポを速 めるべきではないですか。   大きい項目の2つ目、子供議会について。近年、地方自治体による模擬議会としての「子供議会」 の開催がふえています。全国市議会議長会の調査によれば、平成24年には約140市で開催されてお り、また別の調査によれば、子供議会を実施している、もしくは実施経験がある自治体は、全国の自 治体のほぼ半数になっています。名称や開催の目的・方法などはさまざまですが、本市におきまして も、未来を担う子供たちが郷土への愛着を持ち、市民としての意識を育むための取り組みの一つとし て、「子供議会」の開催を提案しますが、市長のお考えを伺います。   市長のご答弁の後、再質問させていただきます。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、渡辺議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、小中学校と保育園の今後のあり方についての1点目につきましては、教育長に 答弁をいたさせます。   2点目、あらかわ保育園は、保護者や地域からどのように評価されているかとのお尋ねについて でございますが、本年4月に本市で初となる指定管理者制度を導入してスタートしたあらかわ保育園 でありますが、選定された社会福祉法人颯和会には民間活力を最大限に発揮していただき、大変活気 があり、かつ特色のある保育が実現され、特に問題も発生することなく8カ月が経過しております。 本年7月に、あらかわ保育園保護者会との意見交換を実施し、保育園利用者として日ごろ思っている ことや感じていることなど、率直なご意見をいただきました。そこで出た意見の大半は、入園児童、 保護者ともに大変満足している、最初は心配していたが、よくやっているとの高い評価をいただいて いるところであります。まだ、正式な評価を下す時期には至っておりませんが、今回の指定管理によ る公立保育園の運営は、今後の保育運営のあり方に向けてよいモデルとなるものと期待をいたしてい るところであります。   次に3点目、上海府保育園と朝日地区の保育園の統廃合の進捗状況はどうなっているかとのお尋 ねについてでございますが、上海府保育園については、児童の急激な減少が見られ、年々入園児童数 も減少している状況にあります。このため、発達段階に合わせた保育環境の確保のため、昨年7月に 策定した村上市保育園等施設整備計画において、当該保育園は瀬波保育園への早急な統廃合が迫られ ている施設として位置づけたところであります。この統廃合計画の内容について、上海府地区区長会 や保護者への説明をし、意見交換を行ってまいりました。また、朝日地区の5カ所ある保育園のうち、 園児数が減少し、定員を大きく下回っているために混合保育を行わざるを得ない保育園については、 今後関係者及び地域住民の皆さんに説明をさせていただき、段階的に統廃合を行う方向で検討を行っ てまいりたいと考えております。   次4点目、子育て環境整備への要求や多様な保育ニーズに対応するためにも、施設整備のテンポ を速めるべきではないかとのお尋ねについてでございますが、3点目でもお答えしたとおり、村上市 保育園等施設整備計画にのっとり、現関係者及び地域住民の理解を得ながら保育園の統廃合を進めて まいりたいと考えております。   次2項目め、子供議会についてのお尋ねでございますが、合併後の本市では、平成21年度及び 平成24年度「市長とのふれあいトーク(市政懇談会)」で市内中学生と意見交換をしており、平成 21年度の際は神林地区及び朝日地区で両支所の旧議場をお借りして実施いたしたところであります。 子供議会として開催した実績はございません。全国では、議会や行政の仕組みを理解してもらうこと や、まちづくりの目的で、児童生徒に通常の議会と同じ形式で首長や教育委員会に質問するといった 形が多く、所管も議会、教育委員会、政策担当、広報広聴担当など、目的によって各自治体で異なっ ております。記念行事的に実施する例、定例的に実施する例など、取り組みもさまざまであります。 ご提案の子供たちが郷土への愛着を持ち、市民としての意識を育むための取り組みという観点から、 子供たちの声を聞く機会を設けることには賛同いたしますが、ふれあいトーク(市政懇談会)等類似 事業との差別化を図る必要があります。いずれにいたしましても、子供議会として実施するには、明 確な目的と具体的なテーマを設定して、議会、教育委員会、市長部局が共同で取り組む必要があると 考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、渡辺議員の1項目め、小中学校と保育園の今後のあり方につい ての1点目、村上市立小・中学校望ましい教育環境整備検討委員会の今後のスケジュールや、検討さ れる具体的な事項はとのお尋ねについてでございますが、前回の9月定例会の一般質問でも答弁いた しましたが、7月28日に第1回の検討委員会を開催いたしました。   ここでは、本市における児童生徒数の現状と今後の推移、平成20年に出された、県の望ましい 教育環境整備検討会議の報告書、また、国の教育再生実行会議の第5次提言等を提示し、今後の検討 委員会の検討、審議の資料としていただくよう説明させていただいたところでございます。この時点 で、国において、ことしの秋をめどに学校統廃合に関する指針を約60年ぶりに見直すという情報も ありました。その見直しされた指針がこの検討委員会において重要なものになるということの認識の もと、次回の検討委員会からこの指針の内容を確認しながら審議をしていくことといたしております。   なお、答申については重要な案件ではありますが、平成27年度中には答申が可能となるよう審 議を進めていくことを確認しております。検討される具体的な事項につきましては、答申のために必 要な事項となりますので、検討委員会で定めていくものになるものと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) ありがとうございました。   それでは、再質問させていただきます。今回の一般質問は、私が議員になりまして10回目の一 般質問となります。今回初めて少子化にかかわる質問をさせていただきます。どこかの議会のように、 早く結婚しろというようなやじが飛ばないように願っておりますので、ご答弁のほうも大変どきどき しておりますが、丁寧なご答弁をよろしくお願いいたします。   それでは、先ほど答弁の中にもありましたように、県の望ましい教育環境整備検討委員会の報告 書、これによりますと望ましい教育環境というのはどの程度のことを言っているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 平成20年の1月に県のほうで新潟県市町村立小・中学校望ましい 教育環境整備検討会議というのがございました。そのときの最終のまとめということで、望ましい教 育環境の実現に向けてということで、最終のまとめがされております。   その中に、新潟県における望ましい学校規模という項目がございます。この中には、学校の適正 規模としては小学校、中学校の学級数は12学級から18学級を基準とすると。それから、通学距離 につきましては、小学校ではおおむね4キロメートル以内、それから中学校においては6キロメート ル以内というようなことが記載されております。ただ、ここにはあとは地域の特性を考慮した柔軟な 学校の適正規模というようなことも記述されております。数字的にはうたわれておりませんが、その ようなものが県のほうから出されております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 1学級における人数というのは、特には示されていないのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 学級の数字的なものについては、そのところでは述べられておりま せんが、議論の検討の中で20人程度以上の規模というのが記載されておりますので、それら多様な 考え方や意見の交流が可能になる数、それから複数グループで学習が可能になる数、それから集団球 技や2部合唱などが可能になる数ということで、20人程度以上の規模というのが数字が出ておりま すので、その辺も考慮されているものと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 今述べられました基準に対して、村上市の学校の現状というのはどういうふ うに認識されていますか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 確かに1学級しかない学校もございますし、それから複式になって いる学級もございまして、かなり少子化によりまして学校の小規模化が進んでいるものと認識してお ります。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) そのような現状を受けて、今回というかことし検討委員会が設置されたもの と思いますけれども、例えば教育関係だけではないいろんな市の事業におきましては、何かする場合 に審議会をつくって市長が諮問して、そして答申して、そして整備計画を立ててその計画のもとに事 業が進められていくと思いますけれども、例えば答申に2年、計画策定に2年、そして計画の期間が 仮に5年とすれば9年ぐらいかかるわけです。今回この委員会では、会議録見ますと委員の方の任期 定められていないようですけれども、もう少しテンポを上げて取り組む必要があるのではないでしょ うか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今お話しのとおり期間を長くするということは、今目の前の子供たちにと ってむしろ好ましいか好ましくないかということが一番の問題だと思います。   平成27年度中に答申をまとめていただけるように話し合いは進めるということで確認しており ます。その後のスケジュールについては、教育委員会が今諮問しているわけでありますので、その諮 問内容について教育委員会で検討し、そして教育委員会としての考えを提示するというような流れに なると思っております。   ただ、小中学校というのはそれぞれの学校、地域、保護者の未来のともしびであることは間違い ございません。その合意形成については、丁寧な合意形成が必要であるということも認識しておりま す。この諮問検討委員会で話されている内容を教育委員会ではしっかり受けとめ、保護者、地域の 方々へ説明責任を果たせるような形で取り組みを進めていきたい、このように考えております。年間 的には何年のいつということは現時点については答えることできませんが、なるべく速やかに進めて いきたい。ただ、合意形成を図るには十分な時間が必要であろうと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 先ほど国の学校統合に関する考えが60年ぶりに見直される。それを待って 検討委員会で話し合っていこうという説明がありましたけれども、例えば総務文教常任委員会ではこ とし10月の行政視察で小中一貫校を導入しています広島県の大竹市、そして鷲ヶ巣会では11月に 県内湯沢町のことし4月に開校しました湯沢学園、この湯沢学園は、町内にあります4つの保育園を 統合して認定保育園にして、その小中学校の施設と同じ敷地内に現在建設中でありました。このよう に、例えば少子化問題と施設の老朽化の問題等が重なった、いろんな条件が重なった場合にこういう 小中の一貫教育取り組んでいる自治体もありますけれども、それと比べて村上市、今検討委員会やっ とつくったような状況というのは、かなり取り組み方に格差あるように考えますが、その辺はどのよ うに考えますか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) これについては、前議会で答弁してきたとおり平成20年度合併したとき には、合併当初ということで統合問題についての話し合いをすることは好ましいのではないというよ うに当時の教育委員会は捉えていた。そして、小規模の児童生徒の教育、よさを生かした教育を取り 組みを進めてきたという経緯がございます。   ただ、先ほど課長が申し上げましたように少子化がかなり進んできており、小規模ではなくてご く小規模校が散在するような学校がふえてくるという状況において当委員会を開いたわけであります。 当委員会は、統廃合だけではなく、先ほど議員がおっしゃった小中一貫教育のあり方等についても検 討されるものと認識しております。   ただ、国が先ほど示された第5次提言の中に大切な中身が2つありまして、学校が地域社会の核 として総括感を発揮しつつ、教育効果を高めていく観点から、国は学校規模の適正に向けて指針を示 すとともに、地域の実情を適切に踏まえた学校統廃合に対し、教職員配置や施設整備などの財政的な 支援において十分な配慮を行う。国及び地方公共団体は、学校統廃合によって生じた財源の活用等に よって教育環境の充実に努める。   4つあるうちのもう一つあるのですが、国は小学校段階から中学校段階までの教育を一貫として 行うことができる小中一貫教育学校(仮称)を整備し、9年間の中で教育課程の区分を4、3、2や 5、4のように弾力的に設定するなど、柔軟かつ効果的な教育が行うことができるようにする。小中 一貫教育学校の設置を促進するため、国、地方公共団体は教職員の配置、施設整備についての条件整 備や私立学校に対する支援を行う、このような中身でございます。そうすると、この中身がはっきり とどのように具体的に支援してくれるのか、これがわからないとこれからの中身は十分な討議ができ ないと、このように考えております。このような中身をしっかりと捉えながら、望ましい教育環境に ついて検討していっていただきたい、このように私は考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 検討委員会での問題もありますけれども、具体的なことを聞いてもなかなか 答えられないと思いますけれども、一般論として小中一貫教育について教育長どのように考えますか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 教育委員会として、この望ましい教育環境検討委員会をどうする、設置す るかどうかの前に勉強会を開きました。その段階で、三条市の小中一貫校についても見学、そして内 容等についてお話を伺い機会を得ました。   確かに議員のほうから前の議会等で中一ギャップ解消、これについて非常に効果がある。それか ら、不登校について激減がしてきている、このことについては確かにそのとおりであろうと。一貫に することによって、教職員の交流が図られ、児童生徒への教育が適切に行われている、この点につい ての効果は認識いたしました。ただ、今三条市もまだ小中一貫9カ年で見通した教育課程を作成まで は至っていないようであります。この9カ年の教育課程がきちんとできることがやはり私は小中一貫 教育の大切なポイントであろうと。   後ほどの小杉議員の中身にかなり入っていく中身でありますけれども、この教育課程で必要なこ とは、例えば前どりをすることもできますし、それから後でその教育課程の例えば後どりといって、 後で大事な部分を進めていくと、かなりそれぞれの学校で地域の実態に応じた教育課程が編成するこ とが可能であろうと。そういう面では、小中一貫教育は大変すばらしいと思っておりますが、現時点 ではそれは特例地区だけで認められております。今後国がそれをどのような形で一般校に認めてくる のか、そこのところを踏まえながらこの点については検討していかねばならぬと、このように考えて おります。 〇1番(渡辺 昌君) ありがとうございました。   それでは、次の項目に移ります。本市初の公設民営化の保育園でありますあらかわ保育園の評価 につきましては、先ほど伺いまして大変高い評価をいただいているということでありました。私も、 市民厚生常任委員会にいましたので、あらかわ保育園、開園するまでその都度審査かかわりましたの で、大変そのようなよい結果になってよかったと思います。ただ、まだ1年経過しておりませんので、 これからまた別な評価出てくるかもしれませんので、今回は大変よかったということで、また次の質 問に移ります。   保育園の問題であります。今現在多くの保育園で混合保育が行われていますけれども、それにつ いて担当課ではその状況についてどのように考えておられますか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 混合保育の実施保育園につきましては、今現在市内の保育園で5つの保 育園混合保育を行っているところでございます。   未満児につきましては、まだ小さいこともありまして、通常分けておった場合でもともに活動す る時間のほうも多くなっておりますので、そんなに大きな問題ではないかとは思っておるところであ りますけれども、3歳以上児ということになってきますと、年齢ごとの精神面、身体面の発達にどう してもいろいろ1年たちますと開きが出てくるわけでございますので、この辺でやはりきちんと分け られるような体制が一番好ましいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 今回の一般質問に当たり、担当課より混合保育の実施条件について資料を出 していただきました。   それによりますと、上海府保育園では3歳から5歳児の6名、朝日地区では三面保育園、3歳か ら5歳児14名、猿沢保育園、4歳から5歳児20名、塩野町保育園、3歳から5歳児19名、山北に じいろ保育園、3歳から4歳児26名、これが混合保育ということになっています。今回質問するに 当たり、保護者の方とも何人かお話し伺いましたけれども、かなりこの混合保育については改善を求 めるような意見ありましたけれども、そういうふうに福祉課のほうでは認識されていませんか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 市長答弁にもありましたとおり、私どものほうとしましても村上市保育 園等施設整備計画というのを策定しておりまして、これにのっとった形で順次進めてまいりたいと考 えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 保育園の施設整備の計画書の中には、保育園の統廃合に当たってはその上の 小学校の統廃合との関係を見ながら統合を進めていくような一文がありましたけれども、教育委員会 のほうではどのように考えていますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 保育園の統合計画につきましては、今市長答弁にもありましたが、 平成25年の7月に計画ができ上がっております。   この時点では、私どものほうの望ましい教育環境整備検討委員会というのは、まだスタートライ ンにもついていなかったわけですが、かなり保育園の統合計画のほうが進捗が早い、進んでいるかと 認識しております。当然まだ私どもは、ようやく平成26年度にスタートしたわけですので、そのよ うな状況になっております。   今後私どものほうの委員会が回を重ねるごとに、保育園の整備状況計画がどうなっているのだと いうようなことの委員さんからの当然資料の提供、質問のほうもあるかと思います。ただ、先ほど教 育長が申されたように、今後委員会が重ねて答申が出て、その後のスケジュールも当然ございますの で、私どもの学校の統廃合の結論を保育園が待っているということになると、かなり遅くなるのでは ないかなと思っております。平成25年の7月の保育園の統合計画にのっとった形で進んでいくもの と認識はしております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 先ほどこの混合保育の状況を見ましても、その小学校の統合を考えていたの では大変遅い。   確かに5年、10年後の市全体の状況というのは、計画しなければならないと思いますけれども、 今実際混合保育を受けている子供たち、小学校に上がればそのまんまとはいかないまでも大部分が複 式学級になると思いますので、保育園の統合については答申を受けて計画を策定してその時期に入っ ておりますので、すぐにでも、少しでも進めていただきたいと思いますけれども、市長はどのように お考えになりますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 保育園の統合と学校の統合に関しまして質問でございます。   保育園の統合イコール学校の統合とはなり得ない現状になってきているということをまずご理解 していただきたいと思っております。保育園については、今すぐにでもということでございますけれ ども、やはり保護者、地域の方々の理解が非常に大切になってまいります。その中においても、上海 府保育園については非常に児童の減少が顕著にあらわれてきているというようなことでありまして、 この保育園については早急なる対応をしていく必要が私はある、そのように考えておりますので、早 急な取り組みを担当課のほうにするようにというようなことで、早急な取り組みといいますのは、保 護者と話し合ったりあるいは地域の方々と話し合ったりというような結果を、プロセスを経て、そし てどういう結果にしていくかということを決定していきたいと、そのように考えております。   また、問題は朝日でございます。朝日は5つありまして、いずれの保育園にしても非常に児童数 が減少しているというようなことで、先ほど説明がありましたが、混合保育をやっていると、現状で ありますので、これについても保護者あるいは地域の方々との話し合いがもちろん必要でありますの で、それも早急に話し合いを進めながら、朝日の全体的な保育園がどうあるべきかというようなこと の大義に立って議論する必要があると、そのように考えておるところでございます。   とりあえず、高南保育園にあります調理場非常に古くなっているというようなことでございまし て、それは新しく保育園調理場を建設いたしまして、そこから配送をしていくというような形をとっ ていきたいなと、そのように考えているところでございます。いずれにいたしましても、朝日地区と 上海府地区、この地区においては早急なる対応をとる必要があると、そのような認識でいます。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) よろしくお願いします。   それと、朝日地区の保育園というのは、鉄筋コンクリートづくりでありまして、かなり丈夫であ りまして、例えば統合を考えた場合に新しい施設をつくらなくても統合できるわけです。先ほど市長 がおっしゃいましたように、今やっていただきたいのは、今朝日地区の保育園が置かれている現状を きちんと住民に説明して対話をしていただき、統合はそうすればいずれは統合の時期が見えてくると 思いますので、すぐにでも状況を保護者や地域の方々、確かに保護者、実際子供さんのいる方とは集 落とか地区を運営されている区長さん方の考え方には差があるかとは思いますけれども、十分に行政 のほうで熱意を持って説明していただければ不可能ではないと思いますので、まずは地域住民の方と 話をしていただきたいと思います。   それともう一つ、話多少戻りますが、混合保育について。保護者の方からは、今の状況はもう保 育園の正職員の方と臨時の職員の方の比率を見れば圧倒的に臨時の方が多い。そして、混合保育され ている。そういう状況というのは、まるで保育園でなくて託児所ではないかという意見をいただきま したので、市長のほうに伝えておきます。済みません、では答弁お願いします。そういう意見につい てどのように思いますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 意見は意見としてお聞きしておきたいと。   いろんな意見がございますので、そういう意見もあったということ、現実的にもそうなっている 可能性もありますので、真摯に受けとめてそれらを解消するべく対応をとるのが私どもの仕事であり ますので、対応していきたい、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) この1項目めのまとめとなりますけれども、今現在では少子高齢化の問題に つきまして市ではいろんな対策をとっております。   ただ、今回一般質問しましたように、今まで述べましたようにこういう今現在いる、未来のこと ももちろん大事ですけれども、こうやって課題となっている混合保育とか、その統合とか、今現在通 っている子供に対する対策も十分にとって、少子化問題として捉えて取り組んでいただきたいと思い ます。   次に、大きい項目2項目めの子供議会についてであります。このことを一般質問にするに当たっ て最初のきっかけとなりましたのは、毎年夏休みに県の振興局主催で行っております私たちの主張で すか、それは私議員になりましてまだ自分が一般質問していないうちに8月にやりましたので、会場 に行って話聞いてきましたけれども、何か自分まだ一般質問していないので、大変子供たちの発表の 立派さにびっくりして帰ってきました。ことしは、その県大会が村上市のふれあいセンターでありま したけれども、市長はそこに出席されたと思いますけれども、感想をお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私は、別公務、業務のためにいわゆる教育長か副市長……教育長さんがして おりますので、教育長にお聞きください。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) ことし村上市で初めて県大会が実施されました。   大変すばらしい主張であったというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 私が子供議会について取り上げた理由についてはほかにもあります。   現在市議会の議員の状況でありますけれども、市長にお尋ねします。議員の中で一番若い方は何 歳かわかりますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 渡辺昌議員、年齢はわかりませんけれども、だと思います。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 一番若いのは本間清人議員で、50歳であります。私は51歳であります。2 番目であります。   ということは、村上市議会には40代の議員いません。ちなみに、昨年選挙ありました隣の鶴岡 市では、昨年の選挙でもともと30代の議員の方1人いらっしゃいましたけれども、去年の選挙で定 員たしか議員定数32名のうち約3分の1は40代の議員であります。別に若ければいいというもの ではないですけれども、やはり村上市のほうにも若い議員がもっといてもいいのかなと思います。こ れも、全部子供議会に結びつく話なので、ちょっと聞いていただきたいと思います。   それと、選挙の投票率、かなり20代の方の投票率が全国的に問題となっておりますけれども、 今選挙の真っただ中でありますけれども、市の選挙管理委員会として20代の方の投票率を上げるた めの何か取り組みなり、そういうのはありますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 選挙管理委員会事務局長。 〇選管・監査事務局長(米山 聡君) 市の選挙管理委員会の中で明るい選挙推進協議会というもの がございます。   今回の衆議院選挙におきましては、大型店等の街頭啓発、それから若者向けといたしましては、 DVD等の販売店等に物品を置きまして投票日の周知、投票率の〔質問終了時間10分前の予告ブザ ーあり〕向上等を周知しているということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) そして、今全国的に問題となっておりますが、多くの自治体で議員選挙、首 長選挙の無投票が大変増加しております。このようなことを考えた中で、私はこの子供議会の開催を 一般質問で取り上げました。   一般質問通告の中に、その子供議会の目的として、未来を担う子供たちが郷土への愛着を持ち、 市民としての意識を育むための取り組みの一つとして子供議会の開催を提案しましたけれども、今述 べましたような事柄も、今回提案した理由であります。そしてまた、千葉大学のある教育関係の研究 室の論文の中にこういうものがありました。若者の政治関心の向上のための方策として、子供議会を 取り上げるというものです。子供のうちから政治についての教育に注目し、この若者の政治関心を高 めるための一つの手段として、子供のときから行政のかかわりを持つ場を設けて、加えてそこで子供 に意見表明をさせることが必要ではないかと述べています。そして、子供たちが自分たちで課題を発 見し、それを解決するためにはみずから考えて行動し、子供たち同士で意見を交換し、行政側とも意 見のぶつけ合いをするという子供の意見の発表する機会として、教育の場でそういうものを育てる必 要があるのではないだろうか。そういうことで、この子供議会の主催は、教育委員会がふさわしいと 述べられていますが、教育長はどのように考えますか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今ほどの千葉大学の先生のお話は、ごもっともだなというふうに考えてお ります。   今学校教育の中においては、小学校6年の政治単元の中で議会見学を行うというようなことも実 質的には行っておりますし、また新潟のある学校では、この議会を使って特別活動の中で自分たちの 議案をつくり、それを理事者側と議会側に分かれて話し合いをする。そして、そのことを通して1つ のことを決めるというのは非常に大変なのだし、いろんな意見を聞きながら進めていくことが大切だ というような議会の活用のあり方も知っております。今後どのように進めていくかはわかりませんけ れども、一つのご意見として承りながら研究してまいりたい、このように考えます。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 子供議会のその構成員を小学生にするか中学生にするか、それはいろいろあ りますけれども、例えば仮に子供議会で発表する人が中学3年生であれば、5年後には選挙権を得ま す。   10年後には被選挙権を得ます。中には、市長や議員をその中から志す人が出てくる可能性もあ ります。選挙に出るのは大変だから、市職員となって市民のために働こうという人も出てくると思い ます。そういう面からも、子供議会を提案しますけれども、市長の最初の答弁ではさほど子供議会に 興味がなさそうな感じを受けましたけれども、私一生懸命しゃべりました。多少開催を考えるような 気持ちにはなりましたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 子供議会に否定するものでは決してございません。   先ほど申し上げましたように、中学生の全中学校とは私とタウンミーティングをさせていただい ております。非常にすばらしい意見を持っている中学生が多いなと改めて感心したところでございま す。子供議会につきましては、先ほど教育長が答弁いたしましたように、やり方が問題だと思います。 こういうような感じで子供たちが私ども市長初め執行部に対して質問する形式では私はだめだと。や はり教育長がさっきおっしゃったように、自分たちで理事者側になったり、議員になったり、そして 交互にやりとりすると〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕そして、村上の将来を語り合う。あ るいは、自分たちが今の生活を話し合う、そういうようなものであれば、すばらしい議会になるので はないかなと。それは行政側ではなくても、議会提案でも私は一向に差し支えはないと考えています ので、ぜひとも議会でも考えていただいてご提案をしていただきたい、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) ぜひ来年には子供議会開催されるよう期待しております。   将来の村上市を担う人材を育てる観点から、ぜひ子供議会の実施を検討していただきたいと思い ます。   以上で私の一般質問終わります。ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで渡辺昌君の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会をいたします。   また、明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでございました。           午後 3時21分  散 会