平成26年村上市議会第4回定例会会議録(第3号) 〇議事日程 第3号 平成26年12月5日(金曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(1名)   19番   小  林  重  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    高   田       晃   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     大   滝   一   芳   君        税 務 課 長    板   垣   喜 美 男   君        市 民 課 長    佐   藤   勝   則   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     佐   藤   憲   昭   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    東 海 林   則   雄   君        会 計 管 理 者    忠       芳   夫   君        農業委員会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   米   山       聡   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時01分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は24名です。欠席の届け出のある者1名です。遅参 1名です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、11番、平山耕君、24番、山田勉君を指名をいた します。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は、5名を予定しております。ご了承願います。   最初に、3番、板垣千代子さんの一般質問を許します。   3番、板垣千代子さん。           〔3番 板垣千代子君登壇〕 〇3番(板垣千代子君) 皆様、おはようございます。公明党の板垣千代子でございます。議長のお 許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。   私の質問は、2項目となっております。1項目め、仕事と介護の両立のための施策について。厚 生労働省は、育児・介護休業法のうち介護休業の規定を見直す検討を始めたと聞いています。家族の 介護をしながら働く人や、介護のために離職をした経験を持つ30歳以上の男女を対象に実態調査を することを決めました。   同法は、介護が必要な家族1人に対し、通算93日までの介護休業を労働者に保障しています。 しかし、在宅介護をする場合、介護や通院の付き添いのために仕事を休める介護休暇(年5日)を加 えてもこの日数で十分なのでしょうか。家族を介護するために、仕事をやめる人は急増しています。 厚生労働省の調査によりますと、2013年の介護離職者は前年比41%増の9万3,000人に上っていま す。離職を防ぐためにも、支援制度の改善は欠かせません。介護休業や介護休暇の取得率は極めて低 く、ある調査では長期的な休業よりも有給休暇や半日、または時間単位などの休暇制度を利用して介 護の時間を確保しているケースが多いという結果が出ています。利用しやすい制度への見直しが必要 と思います。   また、休業に伴う社員(職員)の収入減少も取得率低迷の要因の一つと指摘されています。仕事 と介護の両立は、会社(職場)の理解と支援が不可欠です。要介護の家族を抱える世代では、働き盛 りの40から50歳代が中心です。経験豊富な人材を失うことは、企業にとっても痛手と思います。 積極に社員(職員)の状況に目配りと適切な支援策を進めていただきたいと思います。今後老親の介 護をする社員(職員)がさらにふえていくと予想されている今、官民一体で支援策の充実に取り組ん でいきたいと考えますが、これからの市の対応について伺います。   2項目め、高齢者の難聴対策について。第3回定例会で同じ事項で質問いたしましたが、その後、 市では対策・対応について現在までに何か協議されましたか。協議が行われていましたら、その内容 を教えていただきたいと思います。   以上、市長答弁の後、再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、板垣議員の2項目のご質問につい て順次お答えいたします。   最初に、1項目め、仕事と介護の両立のための施策について、今後の市の対応はとのお尋ねにつ いてでございますが、板垣議員ご指摘のとおり、全国で介護をしている雇用者に占める介護休業の取 得者割合は、平成24年度の数値で3.2%と低いものになっております。今後、介護をする雇用者が ふえていくことが想定されますので、さらに使いやすい制度となるよう見直しが必要であると私も認 識いたしておるところであります。しかしながら、一自治体で解決できる問題ではありませんので、 全国市長会などを通して国に働きかけてまいりたいと考えております。   次、2項目め、高齢者の難聴対策についてのお尋ねでございますが、本市の対応といたしまして は、健康診査や保健師の家庭訪問の際などに相談があった場合は対応しております。また、聴覚障害 ということとなれば、補聴器の費用を支給することも行っておりますので、ご利用いただきたいと思 っております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございました。それでは、再質問をさせていただきます。   市の職員の方で自宅介護をしている方は何人ぐらいいらっしゃるか、お聞きしたいと思います。 総務課長、お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 自宅介護をしている職員の数でありますが、その前に板垣議員のご質問 で厚生労働省の育児介護休業法と私ども市の職員の勤務時間休暇に関する条例、その中で若干制度、 名称が違いますので、ちょっと整理させていただきますが、国の民間の介護休業、先ほど93日間限 度と言われておりましたが、市の条例に照らし合わせますと、私どものほうでは介護休暇6カ月、 180日ということになっております。それと、介護休暇でありますが、市のほうでは介護休暇という ことではなくて特別休暇、短期の看護休暇というふうになっておりますが、これは同じく国と同じ5 日間、有給でありますが、この特別休暇を取得している職員は今現在8名おります。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 今のご説明なのですけれども、介護休暇をとっている方は8名ということ でしたけれども……           〔「特別」と呼ぶ者あり〕 〇3番(板垣千代子君) 特別ですか。8名の方がとられているということですけれども、介護をさ れている職員の数はもっと多いかと思いますが、この点はいかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 特別休暇を取得する段階で、その職員の理由等が明確になりますので、 今言った8人というのはそういった正確な数字ですが、議員おっしゃるように介護している職員は多 分もっと多いと思いますが、その辺は今総務課のほうでは把握はしておりません。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 本当にこの8名という方たちは、毎日大変な思いをされていると思います。 仕事と介護の両立は、本当に大変なものと思います。それは、私もホームヘルパーをしていたときの ことを思い出しますけれども、本当に休む暇もなく、夜も寝ることができないというような状況で介 護をしている方たちが多くいらっしゃったということを痛感しております。協力をしてくださる家族 の方がいらっしゃる場合は、本当に助かると思いますけれども、介護はお母さんの仕事というような 見方をされているということもありまして、本当に家庭の主婦は大変ということを感じております。   また、家族のほかにホームヘルパーの方たちもいると思いますが、やはり職場の理解というもの が大切になってくると思います。その職場の理解ということに対して、市のほうではどのような対策 をとっているか。見方、個人、職員の方をどんなふうに見ているかということについてお聞きしたい と思います。これは、総務課長、各課長にも考えていただきたいと思いますし、各支所長にも考えて いただきたい。それを網羅するのが市長ですので、市長のお考えをお聞きしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然介護をする職員がいた場合には、市としても介護する人に障害のないよ うに協力してやるのが私どもの務めではないかと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) この介護休暇につきまして、正職員の方はもちろんあると思いますけれど も、パートですとかの職員の方たちには同じように与えられているものでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) ちょっと今詳細把握しておりませんが、臨時、パートについてはこうい った制度はないというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ないのですね。では、そのあたりこれからまた考えていっていただきたい というふうに思っております。   また、市長は施設に入っていただくより、やはり自宅介護を進めていたように記憶をしておりま すけれども、この点につきましては市長、どのようにお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 前から申し上げておりますように、介護というのは基本的には自宅介護、在 宅介護が基本であるという姿勢には変わっておりません。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。   近年村上市もひとり暮らしの高齢者の方が多くなっているというふうに感じておりますし、病院 等でお会いする方にお話を聞きますと、やはりひとり暮らしなのですというような言葉が本当に多く 返ってきております。その点につきまして、やはり地域の協力が大切になってくると思いますけれど も、その点について各支所長のほうはどんなふうに考えて、またご存じの点をお聞かせいただきたい と思います。 〇議長(板垣一徳君) 各支所長、全員ですか。 〇3番(板垣千代子君) はい、お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) では、どなたから。挙手してください。   山北支所長。 〇山北支所長(斎藤寿昭君) ひとり暮らしの世帯等での地域の協力、当然従来どおりの隣近所のお つき合いを濃厚にして、お互いが見守り合う、できたらまだまだ地域のほうは、親戚づき合いのほう が濃厚でございますので、その方々を中心に見ていくしかないのかなと考えております。先般の防災 セミナーでも非常に農村の濃厚なつき合いが人命等を救うということもお話を聞いておりますので、 従来どおりのおつき合いを続けていくことが必要と考えております。 〇議長(板垣一徳君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(本間誠一君) 朝日支所管内では、防災等の発生のときには、そういう要援護者の名 簿を区長さん方にも配付いたしまして、見守り隊、また当然区長さん、民生委員の方、常に気にして おりますし、また周囲のうちの方々、そういう方がいろいろコミュニケーションをとって、常にわか るようにということでおつき合いをするような、そういうことを率先してやっていただいているとい うことでございます。情報端末もございますので、その辺安否確認とかそういうものもありますが、 やはりひとり暮らしになるとかなり生活がきつくなるというか、容易でないのかなというような、そ ういうところをやはり援護していかなければ、集落で皆さんが協力し合わなければならないのかなと 思っております。そういうことで区長さん方とかそういう集まりがあったときにはいろいろお願いし ていると、そういうことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 神林支所長。 〇神林支所長(鈴木芳晴君) 今まで山北、朝日支所長の言ったとおりでございますが、先月11月 でございますけれども、私どもの地区のほうでひとり暮らし等のお年寄りの方のふれあい昼食会が改 善センターでございまして、そちらのほうで私も一緒に昼食会のほうに参加させていただきまして、 その中でちょうど長野県の北部の地震がございまして、そのときの被害のときに死亡者が一人も出な かったことを例に例えまして、地域の方々との交流を進めてくださいということで、積極的に近所の 方とおつき合いをしていただきたいというような旨のお話をさせていただいた次第でございますので、 そしてまたいろんな方との交流を深めてくださいということのお話をさせていただいております。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(渡辺正信君) 同じなのですけれども、災害と防災については自主防災組織、これが ほとんど区とイコールですので、区長さんが中心になって動くというのが通常ですし、普通の日常の 社会生活においては、やはり民生委員、それから区長さんとの連携といいますかでひとり暮らしの皆 さんの訪問とかやっておられるし、気にかけていただいておられますので、そういう形での高齢者の 見守りをしているのだろうと。それから、支所としてはやはり保健師が中心になってそういう訪問を しているというようなことでの見守りをしているということになります。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございました。   本当にどんどんひとり暮らしが多くなってきておりまして、各支所の支所長の皆さんも心配をさ れている点だと思います。いざとなりますと、ひとり暮らしの方はもう腰が抜けて動けないというよ うなことも聞かれているというか、聞いております。本当に心細いというようなことを言われていま す。ひとり暮らしでも、やはり女性の方が多いのではないかと思っております。その点やはりヘルパ ーさん、また地域の防災の方たちといっても日中であればなかなか駆けつけるということが難しい時 間帯もありますので、それこそ山北、朝日、それと神林、荒川のほうは地域性がまだまだ濃密ですの で、安心できるかなというようなことも思っておりますけれども、いざとなるとなかなか行動に出せ ないということもありますので、その点本当に保健師さんの方たち、また民生委員の方たちに大変ご 苦労をおかけしますけれども、くれぐれもよろしくお伝えいただきたいと思います。なかなか高齢に なりますと、きのうまでは元気だったのですけれども、きょう急に足が痛い、腰が痛いといって歩け ない、立てないというようなこともありますので、この点もお含みおきいただいて、皆さんの健康ま たは安全に気を配っていただきたいというふうに感じておりますので、よろしくお願いいたします。   質問要旨については、長々と書きましたけれども、市長のほうからの答弁が至って簡単でした。 この点につきましては、国の政策が一応来年の7月にそれなりの成果というか、項目が決まってくる ということで、市としてはそれを待ってからいろいろ政策に入っていくというふうに考えております。 そういうこともありますけれども、村上市にとって介護を職業としている業者がそれなりにあります けれども、その中でやはり新聞の折り込みチラシなんかを見ますと、よくヘルパー募集ということの 折り込みチラシが入ってきておりますけれども、介護高齢課長、村上市のヘルパーについては、人数 ですとか需要に対して全然足りないのか、とんとんなのか、十分足りていますというのか、その点を お聞きしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 実際には、私のほうでは人員のほうは把握しておりません。ただ、 これから在宅に移行する関係もありまして、やはり新聞の広告、チラシですか、そういったのも出て いますので、やはり足りないのかなということは認識しております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) その対策につきまして、課長はどのようにお考えになりますか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) シルバー人材センターさんのほうでも年に1遍、ヘルパーさんの研 修といいますか、そういった事業をやっていますので、そういったところに大勢の皆さんが参加して 資格を取られるような、そういった支援ができればなというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) シルバー人材となりますと、60からですか、65からですか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) ほぼ60歳だと思います。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) シルバー人材ですと、男性の方が多かったように私は感じているのですけ れども、その点はいかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) その男性、女性の割合については、承知しておりません。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) それでは、このシルバー人材さんで介護の研修を行って、ヘルパーの資格 を取ったという人数は把握されていますか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 済みません。把握しておりません。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 本当にヘルパーの研修に取り組んでいらっしゃるということで、前向きに 考えていらっしゃるというふうには思いますけれども、やはり言ってみれば老老介護みたいな形にな りますし、ぜひ介護のほうでも1人と、男性1人が女性の介護のために介護を要望しているお宅に入 っていくというような形ではなくて、このシルバー人材の方たちに関しては2名で行くというような、 複数で介護訪問するというような考えはありますか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 制度上、介護保険の適用になると思いますので、それが可能なのか どうか、私のほうではそこまでちょっと承知しておりませんので。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ぜひそのあたり課長のほうで調べていただいて、それが可能であれば、な かなか私もホームヘルパーをやっていたときに、誰もいないお宅に1人で入っていくというのは勇気 の要ることなのです。その中で、やはり亡くなった人にお会いしたことはないですけれども、同僚の ヘルパーであれば、そういうお宅に訪問したときに亡くなっていたというようなこともゼロではない ので、そのあたりもお考えいただいて、ヘルパー派遣に関してシルバー人材さんが少しずつヘルパー のお仕事をしていくような形になるのであれば、ぜひ複数で訪問するような形をとっていけれるよう なことができればありがたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 検討してみます。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。ぜひ検討していただきたいと思います。   それでは、2項目めの高齢者の難聴対策についてに移らせていただきたいと思います。このチョ ウチョマークの資料が皆さんのお手元に届いていると思います。難聴で、それこそ補聴器を使ってい る方たちのためにもこういうマークがあるというふうなことなのですけれども、私の質問が始まる前 に、これは何というマークだねという質問もありました。なかなかこの村上でこのチョウチョマーク を見ることというのは少ないと思います。警察に行って聞いてきましたら、一応自動車免許の更新の ときに、ここに書いてありますけれども、10メートルの距離で90デシベルの警報音鳴らしてちょっ と聞きづらいというような方には、補聴器をつくるような形で指導したり、このチョウチョマークを つけていただくというようなことを言われておりました。警察のほうでもそういうことをしていると 言っていましたけれども、この村上市ではこれに該当する方は一人もいないと、今現在いないという ことでした。   ただ、私が見ていますと、なかなか正面向かって話ししても、ええ、ええと聞き直す方がかなり たくさんいらっしゃいまして、ああ、これはこのまま運転してもいいものかどうかということで心配 をしたこともありました。また、病院に行きまして、新潟大学医歯学総合病院の耳鼻科の先生にその 話をしました。年に1度ぐらいは健診を受けるということは必要でしょうかということを新潟大学医 歯学総合病院の先生にお聞きしましたところ、いや、それは必要ないのではないかなと。自分で、も し何かおかしいなというふうに感じたときに、私のところに来てくださいと。それでいろいろ審査を して、それで判断をさせていただきますということでした。この聴力ということに関しても、個人差 が大変大きくて、耳鼻科の先生であってもはっきりと言えない部分があって難しいのですよねという ようなお話を聞いてまいりました。   また、この補聴器に関して業者さん、補聴器を取り扱っている業者さんのほうも2カ所訪ねまし て、それで話を聞いてきました。今の補聴器というのはどういうものが主流ですかというふうなこと でお聞ききしてきました。そうしますと、今はデジタルという補聴器が主流で、本当に周りの雑音が 入ってこないそうなのです。入ってこなくて、それですっきりと聞こえるようになっていると。丸い ボタン電池というのですか、それを入れると1週間は持ちますというようなお話もしていただきまし た。ただ、お値段のほうですよね。片耳で30万から80万というふうにお聞きしました。それで高 齢者となりますと、65歳からというふうに、何歳でも構わないのですけれども、ちょっと耳の聞こ えが悪いなと感じて、ああ、年とったから補聴器も考えようかということにもなるのでしょうけれど も、それが65歳以上になってきまして、今主流のデジタル補聴器となりますと、30万、80万とい うことになりまして、では欲しいから分割で買いたいとなると、分割は70歳までというふうなこと を聞いてまいりました。分割であれば子供さんの名前で買うというようなことをお薦めしていますと いうことも聞いてきましたけれども、ひとり暮らし、また核家族になりまして、なかなか老親者の面 倒を見るのも大変となると、ではだめだなということで補聴器を諦めるということを聞いてきました。   または、従来の補聴器二、三万で売っているというふうな話も聞いていましたけれども、やはり その器具のものであると、何か隣に座っていてもピーピーピーという補聴器の音が聞こえるのもあり ますけれども、補聴器を使っていらっしゃる方たちは、もう雑音がひどくて使っていれない。頭が痛 くなるというようなことを言っていました。また、病院で診察終えた方とちょっとお話しすることが できまして、そこで聞きましたら片耳だけでも十分聞こえるので、両方の耳に補聴器を入れなくても 大丈夫なのだけれども、高くて高くてというような話をされていました。   その点につきまして、私が9月の議会で難聴の問題に対しまして一般質問をさせていただいたと きに、傍聴にいらっしゃっていた方から電話をいただきまして、本当にいいことを質問してくれたと いうお電話をいただきました。何とか助成金がつくような形にしてもらえないかというようなお電話 をいただきまして、それででは12月に継続質問をさせていただきますというようなことをお電話で お約束したこともありましたので、今回継続質問をさせていただいていますけれども、議会だよりの ほうに私のこの一般質問が掲載されましたら、また反響が多くて、ぜひ補聴器に関して何とか助成金 を出していただくようなことはできないものかということで、お電話、または直接まちで会った方に も言われてきました。その点につきまして、助成金となると本当に大変なものがあると思いますけれ ども、これからどんどん高齢化が進んでいきますし、かといって耳がちょっと不自由なのだけれども、 車の免許証を返還するというわけにはいかない。車がなければ足がもがれたのと同じで何もできなく なるから、このまま運転をしていくというような話も聞いておりますし、できればこのものに対して 助成金を考えていくようなことをぜひ要望したいと思いますし、市長のほうでもお考えいただければ というふうに思っておりますので、その点市長はどうお考えになりますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども答弁させていただきましたが、聴覚障害ある方においては、今でも 補聴器に対しまして市として補助金を出しているということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 今ほど長々と話をしましたけれども、本当に障害者がお医者さんが診断し て、この方にはこの障害というようなことで診察結果を出していただいたときに、補聴器を買うとき に助成がありますけれども、これは国の助成ですよね。どちらに伺えばいいのかな。福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) そちらから回ってくるほうの補助金ということになりますので、直接私 どものほうの窓口でそちらの手続をとらさせていただいております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) これは、耳鼻科に行って耳の検査をして、この方は何十デシベルというよ うな診断をいただいて障害になるわけですよね。でいいのですか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 医師の診断書が身体障害手帳を申請していただくときに必要な書類とな りますので、それら必要な手続となります。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ですから、これは国の政策なわけですよね。市の政策ではないですよね。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 国の政策でございます。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) そうしますと、この障害者の手帳をいただいて買うとしても、まずデジタ ル補聴器を買うとなっても補助金はわずかだったように思いますけれども、その点は最高お幾らぐら いでしたか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 補助金の部分につきましては、〔質問終了時間10分前の予告ブザーあ り〕医師の診断によりまして、こういうタイプの補聴器必要だということになれば、その補聴器の分、 その方の所得の状況に応じまして私どものほうで支給しておる状態になっております。それで例えば 市民税非課税という方であれば負担は要らなくなっておりますし、それ以外の方ですと大体1割負担 という形になっております。1割の負担お願いしています。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。   65歳過ぎた方がそんなに収入があるとは考えられませんし、ぜひこの制度を知っていただきた いというふうに思いますし、この制度は普通の方知っているというふうに思われますか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 今まで例えば耳に問題がない方とかそういう方は、なかなか私どもの市 のホームページですとか障害福祉の部分とかごらんにならないかと思いますので、ご存じないかとも 思います。ただちょっとぐあい悪いということで、補聴器の業者さんとか行かれましたときですとか、 また私どものホームページあるいは私どものほうの福祉のほうのしおりですとか、こういう形のもの を保健師さんとか、あと介護の施設関係の方とかいろいろ渡してございますので、その辺から情報は 伝わっていくものかと思っておりますし、一番はやはり聞こえにくい、それで補聴器というようなこ とで業者さんのほうも十分その点は承知しておるものと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 何か優しくないですね。優しくないように感じます。やはりひとり暮らし で70歳前後の方ですと、本当にかみ砕いて説明するようなことをしていただかないと納得はしてい ただけないのかなというふうに思います。その点でやはりヘルパーさんですとか、それこそ保健師さ んですとか、まず感じたときにあそこの、この方はちょっと難聴ですよねというような把握の仕方を して、皆さんが共有していくような形をとっていただきたいと思います。本当に高齢社会ですので、 高齢に伴う疾患というのがどんどんふえていきますし、それであっても何とか明るい生活、環境を皆 さんに提供していくのが私たちの仕事だと思いますので、ぜひその点細かい配慮をお願いしたいと思 います。そういうことで課長、よろしくお願いします。   では、私の一般質問はここまでとさせていただきます。本日は大変ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで板垣千代子さんの一般質問を終わります。   午前11時まで休憩します。            午前10時46分  休 憩                                                        午前11時01分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開をいたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、17番、長谷川孝君の一般質問を許します。   17番、長谷川孝君。           〔17番 長谷川 孝君登壇〕 〇17番(長谷川 孝君) 一般質問を行います。   私の質問事項は、2項目です。1項目め、村上駅周辺まちづくりプラン基本構想(案)について。 去る11月4日、第7回村上駅周辺まちづくりプラン等策定委員会が開催され、検討を進めてきまし た村上総合病院移転後の跡地利用、具体的な取り組み等まちづくりプランを審議し、基本構想の内容 が承認されました。今後、パブリックコメントを実施し、内容の調整、修正を経て、まちづくりプラ ンを策定、今年度末ごろに市長に答申される予定となっております。   基本構想(案)では、病院跡地は、子ども・子育て総合支援施設をメーンに、村上駅では橋上駅 舎、駅東西連絡通路も計画されています。   そこで、次の点についてお聞きいたします。@、村上駅周辺まちづくりプラン基本構想(案)に ついては、駅西に村上総合病院の移転が決定したことで進めてきたことなのでしょうか。A、整備ス ケジュールについては、計画期間を10年と想定しているとのことですが、財政状況を考慮した中で 優先順位を決定していかなければなりません。駅東西の連絡通路整備については、どのようなお考え でしょうか。   2項目め、定住自立圏構想についてです。去る10月27日の第3回臨時会において、市長は本 市・関川村・粟島浦村の1市2村で定住自立圏構想を積極的に進めていくと述べられました。人口減 少対策として極めて重要な施策の一つと考えますが、今後の進め方についてお伺いいたします。   以上、2項目について市長答弁の後、再質問いたします。   よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、長谷川議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、村上駅周辺まちづくりプラン基本構想(案)についての1点目、村上駅周辺 まちづくりプラン基本構想(案)については、駅西に村上総合病院の移転が決定したことで進めてき たのかとのお尋ねについてでございますが、村上駅周辺まちづくりプランにつきましては、村上総合 病院の村上駅西側への移転計画が契機となっておりますが、第1次総合計画及び村上市都市計画マス タープランの方針にのっとりまして、村上駅西口の開発も考慮した駅東西間の移動に係る整備や市民 の利便性向上を図る駅の西側整備、及び村上総合病院移転後の跡地利用を柱としたハード面の整備と 活性化のためのソフト事業について計画づくりを行うものであります。   次、2点目、整備スケジュールの中で、駅東西の連絡通路の整備についてはどのような考えかと のお尋ねについてでございますが、このまちづくりプランに掲載された施策につきましては、村上駅 周辺のまちづくりの基本方針実現のための構想でありますので、今後答申をいただいた後に、東西の 連絡通路に限らず、各施策の実施については、その時点での本市の財政状況、社会情勢を考慮し、実 施の可否、実施時期、施設の詳細部分、活用できる国、県の支援事業等を改めて検討することとして おります。   2項目め、定住自立圏構想についての今後の進め方についてのお尋ねについてでございますが、 定住自立圏構想の具体的な取り組みの実施に当たっては、まず本市が「中心市宣言」を行った後、関 川村及び粟島浦村とそれぞれ定住自立圏形成協定を締結をいたします。その後、3市村の住民及び関 係団体の代表で構成する定住自立圏共生ビジョン懇談会を設置し、圏域の将来像や協定に基づき推進 する具体的な取り組みをまとめた定住自立圏共生ビジョンを策定する必要があります。なお、定住自 立圏形成協定の締結に当たっては、村上市議会の議決に付する条例の改正や協定締結についての議会 議決が必要となります。現在、その準備作業として、3市村で連携できる分野の具体的な取り組みに ついて、各担当レベルでの抽出作業を終え、具体的なスケジュールを含めた調整作業に着手している 段階であります。定住自立圏については、「まち・ひと・しごと創生」に関する基本方針に基づいて、 その必要性が明確に位置づけられ、ご質問の人口減少対策としての施策の展開に結びつくものと考え ているところであります。できるだけ早期の事業実施が肝要と考えておりますので、具体的な協議や 手続きに取り組めるよう、関連する条例改正(案)及び予算(案)につきまして、平成27年第1回 定例会に提案する準備を進めている段階であります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 一通り答弁をいただきました。再質問を行わせていただきます。   1項目めの村上駅周辺まちづくりプラン基本構想(案)については、先回の全員協議会で説明を いただきました。その席で副市長から、本来ですとこの秋に村上総合病院の移転新築にかかわるある 程度の具体的なお話が示されるということで、以前に市長から答弁をいただいていたのですが、末武 理事長等が10月31日に来られて、非常に調整段階で、まだお示しするお話は前回と何も変わりが ないというようなお話でございましたが、その中で対応には市長と副市長、そして村上総合病院の新 築支援検討プロジェクトのメンバーが同席したとありますが、村上総合病院の新築支援検討プロジェ クトというのは、どの所管の課長がなられているのか、以前にもちょっと聞いたのですが、ちょっと もう一度お話願いたいのですが。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) このプロジェクトにつきましては、副市長が座長になっておりまし て、総務課長、財政課長、それから都市整備課長、保健医療課長、そして私政策推進課長がメンバー となっております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 5人の課長がなられているということですよね。それで私が一番先にお 聞きしたいのは、ほかの候補地だったところ、例えば旧ジャスコ跡地のところに建てるという話もあ りました。それから、ほ場整備の山辺里の場所を使うという話もありました。そのときには、ある程 度、旧ジャスコのところに関しては、やっぱり村上市が買うような形が当たり前なのでないかという ようなことで我々も理解していたのですが、ほ場整備の場所、山辺里地区の場合についても、村上市 が用地を持っているわけですので問題はないのですが、今の駅西口というものは、民間業者とそれか ら場所としては2区域、民間業者の土地だけでは足りないということで、2区域の場所を必要として いるということの説明を受けました。その中で、2区域については、耕作地で今畑やられている方と かというのが所有している土地だというふうに思うのですが、都市整備課長にちょっとお聞きします。 その場所は、今用途地域としては、どういう形になっておりますか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 一部都市計画区域が入って、都市計画区域内でありますけれども、 用途地域が指定されている部分は、旧工場跡地といいますか、そこら辺までになっていたかと思いま す。若干農地の部分についてはありますけれども、そちらのほうについては未指定ということになっ ております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 未指定ということは、今その場所が村上総合病院の移転地の場所として なっているわけですけれども、村上総合病院がそちらのほうに来るということがもうはっきり言って 確定しているのですよね。2013年の5月3日の新潟日報ですと、建設地は駅西に決定というふうに 新聞に載っているわけですし、そこではもうはっきり言って1年半も前の話だから、皆さんも忘れて いる方もいるかもしれない。そのときに大滝市長は、駅西側の連絡通路などを含め、周辺整備を早急 に検討したいというふうに述べられているのですから、建設地は駅西に決定ということを踏まえて私 は今質問しているわけですけれども、今言われた、私が都市整備課長に聞いた場所というのは、村上 総合病院がその場所に来たらすぐさま売買契約等を結べるような状況にあるというふうに理解してい いわけですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 農地もありますので、そういった転用だとかいろんな手続は必要 だと思いますけれども、売買は可能だと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そこで今言いましたように、ほ場整備のところとかというのは、村上市 の土地なわけです。それについては、問題私はないのですが、駅西の場合の移転地となりますと、民 間業者が持っているとか、それから耕作者が持っている土地なので、これについて今までの流れの中 で私が知っている中では、2013年の5月にこの建設、駅西に決まったということを踏まえて、5月 にたしか住民説明会があって、それから11月に2回ばかり話をしたというふうに聞いております。 その中で耕作者に対しては、すぐ土地は買えないけれども、2013年の11月にそのまま耕作地とし て利用してくださいというような文面がたしか村上総合病院と村上市から通知したような書類がある というところまでは私も知っているつもりなのですが、その後1年半も何にもそういう用地等に関し ての話が村上市が中に入っていて話がなされないというのは、議会の中でもどうも何かおかしいので ないかという議員も中にはいますし、場所として無理なのでないかという方もおられるような状況に あります。ですから、私どもが例えば佐久総合病院とかに視察等に行った場合に、やはり移転すると いうことになれば3万坪ぐらいに自分の厚生連の佐久総合病院がもう土地を買ってあると、そこに移 るのだということで計画が進められるというのが私としては常識な考え方だと思います。今の形から いったら、その土地を全然念書等もとっていない中で跡地利用についてをまちづくりプランとして、 案として基本構想等をつくり上げていると、そのメーンになっているのが村上総合病院の跡地の話だ というふうなことを考えますと、どうも本当に実現するのかどうかというのが非常に難しいようなと ころも見えられるものですから、どうなのかなというふうに危惧しているのですけれども、今回の村 上総合病院の末武理事長からお話があったのが今後どのような形で話が煮詰まっていくのか。期限と かは設定はされていないのでしょうか、その辺についてお話いただければというふうに思います。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 末武理事長来たときに同席いたしましたのは、私と副市長ということでござ いましたけれども、ほか課長何人か。 〇17番(長谷川 孝君) いや、課長とかも同席したというふうに理解しています。 〇市長(大滝平正君) そのときのお話ですけど、本当に西のほうに建てるのだと、移転するのだと 言ってから大分なりますので、非常に私どもも心苦しい思いをしているわけでございますが、そのき の末武理事長のお話ですと、非常に社会情勢の変化が激しかったというようなことでございまして、 農協自体、厚生連自体が非常に苦慮しているということでございまして、3月の末までには何年度に 開院するか、開業するかをはっきりさせていきたい。何で3月なのですかということをお聞きしまし たら、3月までの間に例えば農協組合長会議を開いたり、経営計画会議を開いたり、あるいはいろい ろな手続をとったりということでありますので、3月31日までの間には何年度に開業をしたいとい うようなことをおっしゃっておりました。そして、私がまさかできないということではないのでしょ うねと言ったら、いや、そんなことは絶対ありませんというようなことでありまして、いろいろな要 因があったということは私ども理解できます。例えば建設部会の了承あるいは厚生連自体の病院の経 営が全て余りうまくいっていないということもありますし、また政府によります農協に対します改革 を要請しているというようなこと、総合的に判断いたしますと理解もできますところありますけれど も、いち早くそういうような計画をつくって、何年度開院をするというようなことを発表していただ きたいということを申し上げたらそういう返答でありましたので、間違いないと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今市長答弁で、私もまず安心いたしました。また3月まで待ってくれと 言われてまた何も話ないとなると、最低でも開院する時期等に関しては、やっぱり来年の3月末まで に明確にしていただけるということですので、この話の土地等に関する不安はある程度取り除けるの ではないかというふうに思います。   そこで私は、まちづくりの中で何年になるかわからない可能性も含めていた中で質問させていた だくわけなのですが、村上総合病院の駅西に移転するのよりも先に連絡通路と、私は橋上駅化という のに関しては、余りどうしてもしなければだめなのかなというふうにちょっと疑問もあるのですが、 今の形の駅を例えば連絡通路をつくる場合には、JRとしては橋上駅をつくらないとだめなのだとい う話をよく聞きます。やっぱりJRの東日本としては、連絡通路だけですと半分ぐらいの値段で、予 算で済むのですが、橋上駅にするとその倍ぐらいかかるというふうに理解しているのですけれども、 橋上駅にしなければ村上駅の連絡、東西連絡通路はつくれないというふうに理解していいのでしょう か。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) JRとの協議の中で、当初私どもとしても経費的な部分も考えて連 絡通路ということでお話をしていたのですが、JRと協議を進める中では、JRとしては連絡通路で はなくて橋上駅ということで相談させていただきたいというお話でございました。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ということは、セットでなければだめだと、副市長今うなずいていまし たけれども、セットでなければやっぱりだめなのですよね。ちょっと答弁してください。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 今ほど政策推進課長からおっしゃられたとおり、JRとの協議の中で 連絡通路単独ではだめだということで、橋上駅がセットでなければできないということで、それはこ ちらとしても受け入れざるを得ないということで考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで橋上駅もつくらなければだめだということなのですが、大体村上 市のこの予算のシミュレーションですと約十五、六億ということなのですが、今合併の当時の建設計 画等では、旧村上市議会では連絡通路は要らないという話も確かに出ました。それでなければ建設計 画を承認しないということで、私も建設計画の委員だったものですから、取り除いてもらった中で合 併の建設計画を承認してもらったということがあるのですが、今考えますと、やはり社会情勢等も含 めた中で、東西の連絡通路、橋上駅も含めるということになるのですが、の必要性は大分社会情勢が 違ってきたように思うのですが、その辺について村上総合病院よりも先に計画を立てるということは できないものかどうかということを私は考えているのです。というのは、スーパーが残念ながら、東 口にジャスコさんがあったときには非常に便利だったのですが、今、田端町の高齢化率とかいろいろ 調べてみますと、駅周辺の住民の高齢化率は非常に高いのです。それでやはり駅西のほうのスーパー を利用するとか、そういうようなことを含めてやはり社会情勢の変化等を含んだ中で、駅の連絡通路 は先駆けて整備すべきだと私は考えているのですが、その辺についてはどのような考え方でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども申し上げましたが、今回のまちづくりプランについてでございます けれども、これは村上総合病院の移転が契機になったことは間違いございません。しかしながら、村 上総合病院の移転がなくてもやはり私ども村上市としては、そういう計画を持っていなければならな いと考えております。例えば瀬波のトンネル先線、3号、それを開通を延伸をするにしても、県に話 を持っていったとき、ではあなた方はこの地域、西側ですね。この地域をどういう地域にしたいのだ、 どういうプランを持っているのですかということを必ず聞かれるのです。そのときに何もありません と言ったら、それで終わりなのです。ですから、瀬波の3号を延伸するにも何らかの形で、これから は東と西を結んで、そしてこういうものをつくって、将来的にはこれだけの人口が、あるいは家屋が、 あるいは工場が、商店が来るのですよというようなことをしっかりとやはり私どもは把握していなけ ればならない、持っていなければならないと考えております。そういう点から考えますと、今長谷川 議員がおっしゃったような、先行してやるべきではないかというようなご意見もごもっともでござい ますけれども、確定というのおかしいですけれども、村上厚生連が3月ということでありますので、 それをしっかりと確認をし、見きわめてから取りかかりたいと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 皆さんに資料の写真があるのですが、村上市の基本駅西まちづくりプラ ンの一番の参考にしたいという信越線の矢代田駅に先日行ってきて写真を撮ってきたのですが、その 中で秋葉区役所に行きまして、矢代田駅周辺整備ということで資料もいただいてきました。新津周辺 は、やはり合併しまして、秋葉区役所も非常に立派な建物になっておりました。矢代田駅は、確かに 新潟駅から26分ということで、新潟のベッドタウンになる可能性は物すごく秘めているわけなので すが、このような橋上駅にすると、我々の会派でも糸魚川のほうの新幹線と在来線と一緒になった糸 魚川駅の橋上駅とか連絡通路とかも見せてもらったのですけれども、大体似たような形にならざるを 得ないのです。橋上駅の駅舎をつくる、そして連絡通路をつくるとなると、大体同じような形になら ざるを得ないというところであります。でも一番やっぱり非常になるほどなと思ったのは、駐輪場と かは非常に多くとってあります。今の村上駅の東口と西口にこのような形ができるかどうかというの は、難しいところもあるのですが、大体橋上駅のイメージはこのような形になるのではないかという ふうに思います。   そこで一番心配しているのは、JRのここですと東日本旅客鉄道株式会社と協定締結して、ほと んどが地元の業者に関係なく、この橋上駅と東西連絡通路はJR東日本の関係ある会社が全部受け持 つということになって、地元の還元はほとんどないのですが、その辺については少しやっぱりJRと ちょっと話し合いすべきなのではないかなというふうな気がするのですが、その辺についてまで一応 話し合い等はしてございますか、今のところ。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) おっしゃるような危惧は当然あろうかと思います。ある程度決まっ た業者さんが担当しているということはお聞きしておりますが、実際村上市のほうで行う大きな事業 でございますので、できるだけ地元の業者さんが参入できるような形でお願いしたいと思っておりま すので、今後具体的な事業の計画が進む中でそういった協議は行っていきたいというふうに思ってお ります。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それと、糸魚川の職員と話聞いてきたときに、糸魚川の場合は最終的に は橋上駅と連絡通路が28億円ぐらいでできたのですが、協定最初結んだときは45億円だと言われ た。議会もびっくりしてしまって、もう議会に呼びつけて、何でこんな高いなんて物すごく問題にな ったということがありますので、やはりきちんとした試算設計をお互いにやってもらわないととんで もない数字出てくる可能性もありますので、15億円か16億円ぐらいというのは大体相場だと私は思 っているのですけれども、その辺についてもよくお互いに協議しながらやってほしいというふうに考 えておりますので、よろしくお願いします。   次に、定住自立圏構想について移らせていただきます。現在、市長は一番ご存知だと思うのです けれども、人口減少問題検討分科会というのが消滅可能性の全896自治体のうちなんていうのが出 ました。その中で、県内は、この数字は2010年から30年間の中で20歳から35歳の女性人口の予 想減少率というので、村上市は県内10市がそれに該当するのですが、61.1%と、20歳から39歳の 女性が6割以上減るという数字が出ております。県内10市の中で一番該当する10市の中で一番高 い数字であります。それで関川村とももちろん60.9%、粟島浦村ですと83.2%ということを踏まえ ますと、非常にやはり1市2村については、お互いに協力関係を構築していかなければだめだという ことはたしかだというふうに考えております。   でも残念ながら、合併を2つの村は拒否した中で、村上市と一緒に、今までの我々が今合併した ところのほかのところの2つの村として拒否した中で、もう一度こういう形で定住自立圏構想を結ば なくてはだめだということもちょっと私には納得できないところもあるのですが、でもやはり村上市 が中心地になって、これから定住自立圏構想の中で何とか生き残りを図っていかなければだめだとい うことももちろん知っております。今現在、定住自立圏構想で中心宣言市済みの市が全国で97市、 それで新潟県ですと、糸魚川、長岡市、燕市。燕市は、平成26年1月29日に宣言したばかりで、 糸魚川市と長岡市はビジョンまで作成している状況にあります。その中で、協定の内容としてこれか ら煮詰めていくということになるわけなのですが、この1市と2村がお互いに協力し合うということ は、一番メリットというのはどのようなところにあるというふうに考えているか、政策推進課長にお 伺いします。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) 定住自立圏構想自体は、新しいものではございませんが、この圏域 の1市2村が一緒になっていろんなこれからの人口減少問題初め直面するいろんな事業に一緒にやっ ていこうということで行うわけでございますが、財政的な部分を申し上げれば、特別交付税措置とし て、中心地につきましては8,500万円、近隣の町村、市町村については1,500万円という金額の財 政措置がございます。加えまして、今まで例えば福祉だとか保健だとか教育の部分で新たに物事をや るというよりも、先般鶴岡市さんなども視察に行ってまいりましたが、今までやっているものについ て再度この自立圏構想に沿ったような形で整理をし、国のほうに申請をした上でそういった支援を受 けていくということをお考えになってまいりますし、国の今のまち・ひと・しごとの創生本部の基本 方針の中にも定住自立圏構想を活用した人口減対策というようなことの捉え方もしておりますので、 非常に有意義な方策だというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 政策推進課長が一番先にお金の話をしましたよね。確かに交付税もらえ るというようなのは、一つの大切なものだと私は思うのですが、この1市2村というのは、今までで すと広域事務組合とかいろいろな形で、今もやっている部分はいろいろありますよね。そういうよう な中で、例えば協定内容の特徴としては、課長もご存じのように生活機能の強化にかかわる政策分野 と、結びつきやネットワーク機能の強化にかかわる政策分野と、圏域マネジメント、能力の強化にか かわる政策分野、この3つが中心になって、大体同じことを考えてやるのだったら、平成20年に 我々が合併したときにこの定住自立圏構想というのは国が示したものなのだから、逆に言えばみんな 一緒に合併したほうがよかったということになるわけなのだけれども、だけれども残念ながら今の状 況の中で5万都市の中にある程度近郷のものがくっついて、そういう定住自立圏構想ということを唱 えているということだと思います。   ですから、これから国としても全国1億人以下にはしないのだというふうな考え方なのだから、 では定住自立圏構想もそれなりに生き残りをかけた政策というものがきちんと明確にならなければ私 はおかしいのではないかというふうに思います。その中で私が一番強調したいことをちょっとお話し させていただきたいのですが、〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕この圏域はやはり1次産 業という生命維持産業、要するに命を維持する産業、生命維持産業というものをしっかり守るという ことを考えなければだめなのではないかというふうに思います。ほかのところの部分も加えた中で、 やはりこの地域というのは1次産業を生命維持産業としてしっかり守っていくのだということを考え なければだめだと。その中には、水源保安林を管理する、つまりはここは総面積で村上市は1割占め ていましたが、この3つが一緒になりますと11.8%、新潟県の面積で11.8%、その中で木材の生産 額というのは42.4%、それで林野等が85.2%ぐらい占めています。ということは、やはりCO2と かの問題とかを含めた中で水源保安林などを管理するような、そういうようなことを中心にして環境 に優しい地域なのだということを考えた場合に、非常にやっぱりアピールする部分というのは、面積 が広くて人口が減れば非常に里山とかの管理も大変なことはわかるのですけれども、それを逆手にと るようなやっぱり考え方も考えていければいいのでないかと思います。というのは、本当は全国森林 環境税創設促進議員連盟の会長であります議長に答弁してもらいたいぐらいなのですが、やっぱりこ の水源とかを守るためには、間伐とか等に関して、やはりきちんとした森林組合の職員とかが必要な わけですが、先日新聞にも高校生が3人ぐらい森林組合に就職すると、来年就職するというような明 るい話題もあります。できればそういう保安林等を管理する人たちを私は国家公務員にしてもいいぐ らいのやり方を今後していかなければだめなのではないかというふうに考えているのですが、その辺 について一番明るい副市長にちょっと答弁してもらえますか。今森林とか林野とかを守るというこの 地域の特性を生かしたやり方を考えた場合にどのように思われるか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 長谷川議員のいろいろおっしゃることは、本当に真摯に受けとめたい と思います。参考にさせていただきたいと思います。   具体的ないろいろメニュー、大きなあれはありますけれども、その中で自然また1次産業等、そ ういうメニューもいろいろございます。これからいろんな面でどういうのが対象になるか、また全体 的にどういう形で計画を立てるか、その辺まだ具体的なものが見えておりません。その中で森林資源 を中心としたということは、非常にいいこの地域にとっての財産、資産でありますので、それらも含 めて十分検討した中で、またこれから定住できるような対策をしていきたいと考えています。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ありがとうございました。   さっき協定内容の話というのが3つぐらいあるということで、ほかのところの自治体の事例を見 ますと、例えば私どもの定住自立圏構想に関しては、医療と福祉と教育を該当するのだか、それから 結びつきネットワークだと交通インフラや地域公共交通〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕を 中心にするのだとかと、そういうような形でしかなくて、本当のこの地域だったらこの地域の資源と かを生かした政策とか人口を本当に減らさないために何をすべきなのだかというようなものがほかの ところの事例見るとなかなか見えてこないのです。だから私は、確かに交付金ありきのやり方ではな くて、やっぱりこういうことをいろんな形で市長も一生懸命にやられて、いろいろなアイデアを考え ていると思うのだけれども、やっぱり一番大事なのは人口減少とかを何とか歯どめをかけるために、 必要性のあることを本気になってやらなければだめなのでないかというふうに考えているわけなので す。ですから、広大な面積とか、これは人口減ればやっぱり里山の維持も大変だしというふうに考え ると後ろ向きになってしまうのだけれども、例えばこの契機をやっぱり地球に優しいとか、自然エネ ルギーのメッカにしようではないかとかというふうに考えれば、今言われるようなバイオマス発電、 関川村でも今やられていますよね。それから、岩船沖の洋上風力発電とか、それから朝日村とかを中 心にやっているエコストーブとか、それから荒川で今取り組んだり、神林村の工業団地を利用したり している太陽光発電とか、いろんな要素というのはこの地域をうまく利用したやり方で、いろいろな 要素というのは出てくるような気がするのです。それをほかのところがやってしまうよりも、先にも うともかくやろうではないかというぐらいの気持ちを持って取り組むというぐらいの気持ちをその村 上市が2村と一緒になってやるのだったら、それぐらいの気持ちを持った中で取り組んでいただきた いと思うのですが、その辺の気持ちというものの持ち方というのはどのように持っているのかをお伺 いしたいのですが。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほどから申し上げておりますように、定住自立圏構想は村上市が中心市宣 言をいたします。当然のことながら、村上市が中心となって関川村、粟島浦村と一体となった取り組 みの中で、おっしゃったような最終的には人口減対策にいくかもしれませんし、またこの地域をどう いう地域にしていくかというようなことになってくるわけでございます。究極的には、さっきおっし ゃったように合併から外れております粟島浦村と関川村、このままではどうしようもないのではない かと言っても過言でないと私は思っております。そういうところを手助けをしながら、そして一緒に 今おっしゃったような事業を取り組む中において、お互いに生きていく道を考えていただきたいとい うのが政府の本来の姿ではないかと。そこに交付税が先に来たのおかしいのではないかという話もあ りますけれども、そういうことをやることによって地域の再生を創生をしていくというようなことで あるのではないかなと。そのためには、幾ら幾らの交付金を差し上げますよというようなことではな いかなと、そのように考えています。しかしながら、最終的には合併ありきではないということは間 違いないと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) はい、わかりました。   それで市長に1つお願いしたいのですが、人口減少というものをどの辺で歯どめ村上市はかけよ うとしているのか。例えば5万なのか、5万5,000人なのか、その辺を最終的に決めた中できちん としたまちづくりをお願いしたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。   ありがとうございました。〔質問時間終了のブザーあり〕 〇議長(板垣一徳君) これで長谷川孝君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時52分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              発言の訂正 〇議長(板垣一徳君) ここで総務課長から発言を求められておりますので、これを許します。   総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 先ほど板垣千代子議員の一般質問の答弁の中で、介護休暇の件で臨時職 員、パートについてはどうかというふうなことで、私臨時職員、パートについてはないというふうに お答えしましたが、正しくはそういった制度はございます。臨時職員の規則の中で入っておりまして、 具体的には介護休暇が93日間、そして短期の介護休暇が5日間ということで、民間に倣ったような 形でやったのをとられている制度でございます。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) ご了承願います。   次に、都市整備課長から発言を求められておりますので、これを許します。   都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 午前中の長谷川議員の質問の中で、私駅西のほうに建設予定をし ております病院の予定地の件で、用途地域の外に農地があってというふうな言い方をいたしましたけ れども、病院側との今までのやりとりの中では用途地域の中だけでやりとりをしていると、そこで病 院を建設を予定するというふうなことで今まで進んできているということでありましたので、そうい うことで訂正をさせていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) ご了承願います。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、8番、小杉和也君の一般質問を許します。   8番、小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。   私の質問は、3項目ございます。1項目めは、外国人観光客への対応についてであります。人口 減少、高齢化の進行により、国内観光需要の低迷や地域の活力低下が予想される中、交流人口をふや すこと、特に外国人観光客数をふやすことは大変重要なこれからの施策だと考えます。10月に市政 クラブで行政視察に行った岐阜県高山市では、10カ国語以上の外国語表記の観光パンフレットを用 意して、入り込み数をふやす努力をしていますし、岐阜県飛騨市ではホームページで外国へ飛騨の魅 力を発信し、里山サイクリングなどで外国人観光客を誘致していました。市では、外国人観光客誘致 についてどのように捉え、今後はどのように取り組んでいくのかをお伺いいたします。   2項目めは、小中一貫教育についてであります。10月に総務文教常任委員会で行政視察に行っ た広島県大竹市では、平成25年度より小中一貫校である小方学園(総称)を開校させ、9年間のカ リキュラムで学びをつなぐことや、小中共通の取り組みで指導をつなぐことなど、円滑に小学校から 中学校に接続することで児童生徒が安定して学校生活を送れるように取り組んでいます。新潟県では、 まだ小中一貫教育の取り組みが少ないですが、広島県では小中一貫教育の取り組みが進んでおり、広 島県内10市町でネットワーク会議も開いています。中1ギャップ問題、子供の成長が早期化してい る現状や、学習内容が小学校高学年から難しくなっていることを受け、文部科学省では学校教育法な どの改正案を検討していますが、村上市においては小中一貫教育をどのように捉え、今後はどのよう に取り組んでいこうと考えているのかをお伺いいたします。   3項目めは、バリアフリーについてであります。バリアフリーとは、障がい者を含む高齢者等の 社会的弱者が社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や精神的な障壁を取り除くため の施策、もしくは具体的に障害を取り除いた事物及び状態を指すと言われています。具体的には、段 差の解消などを行う物理的なバリアフリー化、手話通訳などのコミュニケーションのバリアフリー化、 スロープ設置などの人に優しいまちづくり事業、交通機関の掲示板を多数の言語で表示しようとする 言語バリアフリーなど多岐にわたっています。村上市の公共施設・観光施設でのバリアフリー化、市 主催イベント時のバリアフリー化などに現在どのような対応をし、今後はどのように取り組んでいく のかをお伺いいたします。   以上、3項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、小杉議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、外国人観光客への対応について。市では、外国人観光客誘致についてどのよう に捉え、今後どのように取り組んでいくかとのお尋ねについてでございますが、小杉議員ご指摘のと おり、人口減少、高齢化の進行により、将来的に旅行需要の低迷が予想されることから、交流人口を ふやすために外国人観光客の誘客を進めることは有効な手段であると考えております。現在、本市の 対応といたしましては、新潟県国際観光テーマ地区推進協議会が誘致する海外メディアやテレビ局を 通して観光PRを行っており、昨年度は韓国新聞社、今年度は本市の食文化に対する台湾のテレビ局 の取材を受けており、本市のPRに大いに貢献しております。また、外国人向けに英語版、韓国語版、 中国語版のマップを作成し、外国人観光客に配付しておりますが、さらなる誘客促進のための多言語 パンフレットや表記等の検討を進めてまいります。   なお、国土交通省では「道の駅」による地方創生拠点の形成を進めるために、サインや無料公衆 無線LAN環境の整備計画があることから、本市施設についても検討を進めてまいります。   次、2項目め、小中一貫教育については、教育長に答弁をいたさせます。   次、3項目め、バリアフリーについてのお尋ねでございますが、バリアフリーについては物理的、 心理的、社会的な対策まで多岐にわたりますので、初めにハード面の対応策について述べさせていた だきます。公共施設として最も身近な道路や公園におきましては、近年バリアフリー化が進められて 求められておりますので、新設する道路や公園では、歩車道の段差のない構造や身障者用トイレの設 置など、福祉インフラの整備に努めているところであります。また、公共建築物等におきましても、 新潟県福祉のまちづくり条例に基づいた建設をしております。必ずしも十分とは言いませんが、少し ずつ確実に福祉インフラの整備をしてまいりますので、ご理解を賜りますようお願いをいたします。   なお、ソフト面の対応といたしましては、本市主催のイベント時などに手話通訳が必要との判断 があった場合は、手話奉仕員の派遣を行っております。この事業は、社会福祉協議会に業務を委託し ており、今後も継続して取り組みをしてまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、小杉議員の2項目め、小中一貫教育についてのお尋ねでござい ますが、現在、中央教育審議会は、中央教育審議会初等中等教育分科会、小中一貫教育特別部会が検 討した「審議のまとめ」をパブリックコメントを経て中央教育審議会総会で議論し、年内にも答申と してまとめる予定であり、国においてはそれを受け、来年の次期通常国会で関連法案の提出を目指す という状況にあると私は認識しております。答申案に当たる審議のまとめでは、まず、小中一貫教育 の基本形として、単一の学校として1人の校長のもとで一つの教職員組織が9年間一貫した教育課程 を編成・実施する「小中一貫教育学校」を新たな学校種として位置づけるように提言するとともに、 加えて、既存の多様な事例を踏まえ、それぞれ独立した小学校と中学校が小中一貫教育学校に準じた 形で取り組む「小中一貫型小学校・中学校」についても制度化を求めております。さきに国が小中学 校の統廃合に関する指針を約60年ぶりに見直し、再編による規模拡大を積極的に後押しするという 発表もありましたが、これとあわせて非常に大きな改革が行われるものと捉えております。教育委員 会といたしましては、これらの流れを注視するとともに、情報収集に努めてまいりたいと考えており ます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、再質問いたします。   交流人口をふやすこと、まだまだ国内にもアピールして、村上に訪れたことのない人にも村上に 来てもらう必要もあると思いますけれども、市長が答弁されたように外国人観光客をふやすというこ とは、交流人口をふやす意味ですごく有効な手段であると私も思っております。並行してやっていか なければならないのかなと思っておりますけれども、外国人観光客の訪日客数が平成25年は1,036 万人と1,000万人の大台を超えまして、日本政府観光局が発表しました、ことし1月から9月の訪 日外国人観光客の累計は、前年比26%増、約974万人、1月から10月までの累計は、前年比 27.1%増の1,100万9,000人、もう1,000万人の大台を超えております。それでことしは、1,200万 人後半に達するのではないかという見通しも示しております。現に台湾からのお客様は、日本のリピ ーターになっておりまして、そういった数回来られる台湾の方々は、東京とか京都、そういった定番 に飽き足らなくなって、村上へも台湾からのお客様は結構来られて、瀬波温泉なんかにも宿泊してお ります。10月に市政クラブの行政視察で行った岐阜県高山市では、さっき通告でも述べましたけれ ども、10カ国以上の外国語表記の観光パンフレットがありまして、大変びっくりしまして、普通外 国語の表記といいますと、多くても4から5だったわけですので、10カ国以上あったというのは本 当に私驚きました。市長の答弁の中で、外国語のマップがあるというような答弁がありましたけれど も、商工観光課長に伺いますけれども、今お見せしているこちらのパンフレットではないですか。ど うでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) そのパンフレットではなくて、私手元にありますが、これ平成25 年の4月に作成したものでございますが、マップなのです。観光パンフでなくて、マップでございま す。先ほど市長答弁のあったように、今後多言語用の観光パンフレットを作成したいというふうに思 っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、作成したいと今おっしゃいましたけれども、それはいつ準備にかかっ て、どんなふうな流れで作成していくのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 平成27年度も当初予算に盛り込みたいなというふうに思っており まして、作成主体は当然市になるわけでございますが、観光協会と連携した格好でつくり上げていき たいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) できれば来年というようなことで、平成27年度、当初ですね。来年度、で は取り組むということでいいわけですね。高山市は、高山市観光課というところが主に窓口になって おりまして、ホームページもその観光課から請求できるようになっています。いろんな言語のやつを 何部要りますかというような形で資料請求ができますので、ただ単に資料請求できますではなくて、 それを画像を載せて、こういう言語があります、この言語が何部請求できますということもぜひPR していただきたいと思うのですけれども、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) おっしゃるとおり、大変重要なことでございますので、そのように 検討していきたいと思います。なお、国におきましては観光立国実現に向けた表示方法等のガイドラ インがございますので、そのガイドラインに準拠した形でつくり上げていきたいというふうに思って おります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それと、高山に行ってもう一つ驚きましたのが、まちの中のサイン、看板、 大変有効的に、道路標識的に高さが3メートルから4メートルぐらいのところにあるもの、それから 目の高さにあるもの、すごく充実しておりました。この辺のサイン、看板の整備というのでしょうか、 その辺はどんなになっていますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 国及び県の道路標識につきましては、ガイドラインに沿って、例え ば今まで瀬波温泉であれば「瀬波スパ」というふうな明記であったものを瀬波温泉、「温泉」という 表示に統一するということで決まっておりますので、それにあわせて本市としましてもできるものか ら実施していきたいというふうに思っています。今現在先ほど議員がおっしゃいました目の高さ、こ れは雅子様の記念公園の入り口、それから木柱で方向指示したもの、これございますが、これは以前、 合併前の地域住宅計画のサイン計画に基づいて設置したものでございます。   なお、壊れているのもございますので、その辺の改修も含めて検討してまいりたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長は、いろんなところ行かれていると思いますけれども、その辺でやっぱ り外国語表記の目にすることが多いと思うのですけれども、その辺村上市にとってのこういう表記の 必要性とか重要性なんかどのようにお考えでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 小杉議員ご承知のとおり、今インバウンド観光が非常に脚光を浴びてきまし たので、当然のことながら多くの国のサインを取り入れて観光客に優しい市をつくっていく必要があ ると、そのように考えておりますし、またこの前テレビでやっていましたけれども、今のインバウン ド観光客は、温泉、日本の食、そして文化、それらを求めてやってくるということでありますので、 そういうような必要性に迫られてきたと、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 高山が10カ国以上ということを申し上げましたけれども、私たち実際に行 きましたら、そういう国の方々がやっぱり結構いらっしゃるのです。それで必要に応じてだと思いま す。いきなり村上において10カ国語以上のというふうになると、やはりなかなか難しいだろうと。 ある程度ターゲットを絞ったようなパンフレットづくりをまず最初に取り込んでいって、その先にい ろんな方が誘致したとき、必要になってきたときにつくっていければいいかなとは思っていますけれ ども、もう一つ高山市でよく見かけましたのが、外国人観光客の人がスマートフォンを手にとって、 スマートフォンで情報収集しているのです。村上市の観光協会に村上旅なびというアプリがあります けれども、課長これご存じでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 存じております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それでは、知っているということは見ているということだと思いますので、 それを見てどんな感想をお持ちですか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) このアプリは、平成23年度に観光戦略会議の中で観光協会のホー ムページを作成したときにつくっていただいたアプリで、経費は5万2,000円ということで、試作 品ということでつくったわけでございますが、実際使ってみて非常に場合によっては使い勝手のいい ものでございますが、ただお年を召された方はどうしてもスマートフォンの画像でカメラを通して見 ていきますので、施設案内が重複したりして非常に見にくい場面もございます。また、これはホーム ページとリンクしていますので、今のところ外国語表示はされておりません。その辺も今後課題かな というふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) これいろんなカテゴリーがあって、イベントとか施設とか、施設だけではな いのです。イベントの紹介もありますので、大変有効かなと思うのですけれども、パンフレットづく りが一つの柱ですけれども、こういったページと連携させて、外国語の部分のところにリンクしてと いうのでしょうか、例えば一つのページがあったときにここをクリックすると英語の表記が出ると、 また別なバナーがあって、この言語に飛ぶとか、そうしていけば紙ベースでつくるよりも、そういっ たことの情報発信で早く多言語ってできると思うのです。観光協会のほうに聞きましたら、この英語 版をつくったりとか、その辺のところは観光協会のほうでどこかに委託しないで可能だということで、 そのデータさえあればですけれども、その辺の取り組みをやっぱりしていくべきだろうなと思うので すけれども、そういうネットを使ったようなPRも必要かと思うのですけれども、市長いかがでしょ う。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) これもテレビでやっていましたけれども、そういうようなスマートフォンを 使った案内やっていまして、非常に外国人が重宝がっているというような番組をしていましたので、 当然これからはそういうような方法も一つの手段であると、そのように捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 一つの手段ということですけれども、ぜひ取り組んでいただきたいと思うの ですけれども、どうですか、市長。有効な手段わかりました。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 有効な手段でありますので、取り組みをするようにしていきたいと、そのよ うに考えます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) また、商工会議所が各お祭りのある、村上大祭の屋台がある町内のところに 町内の由来とかを書いたご起源板というのがあるのですけれども、そこにはQRコードがついていて 読み取ることができます。それでも情報が手に入ると。村上市の観光協会と長岡造形大学と連携して 立ち上げました村上広域観光ブランディング・デザイン研究会というのがございまして、それが6月 ころに今までにないガイドブックをつくろうというのでしょうか、研究しようということで研究発表 を受けました。さまざまお土産型のクッキーなのだけれども、それがお土産をいただいた方にまた村 上のPRできるというようなものとか、いろいろ斬新なアイデアが出されていました。その中でもQ Rコードの有効利用が言われていました。外国人の方もアプリ使いながら、スマートフォン使いなが らなので、そういうのはもうすごく当たり前なのでしょうけれども、若い人にもこういうのは有効な のかなと私は思いましたけれども、市長、QRコードの読み取りとかというのはご存じでしょうか。 ちょっとお伺いしたいのですけれども。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 存じておりません。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 何か四角でごにょごにょごにょとなったようなのをかざすと読み取れて情報 が入るとか、そのページに飛ぶというものなのですけれども、そういった観光施設にナンバリングを つけて、QRコードも一緒につけたものを、例えば本当に簡単なちっちゃな看板でいいと思うのです。 この施設はこうですよと一つ一つに大きな看板をつけなくても、ちっちゃい看板でナンバリングを振 ってQRコードをつけておけば、それでスマートフォンで読み取って情報として手に入れられると。 また、パンフレットをつくり込むのですよね、来年度以降。またその中で、高山もちょっとそういう のがついているのですけれども、一つ一つの例えば施設とかイベントなんかにQRコードをつけてそ うやって読み取ることなんかも必要だし、またパンフレットを事前にもらえば予習的な感じで、こん な分厚いパンフレットを見なくても村上市であえて分厚くつくらなくてもそういったものができると 思うのですけれども、この辺の考え方は商工観光課長いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 参考にさせていただきたいと思います。   なお、外国人が我が国に求めているものとしましては、Wi―Fiがございますが、日本におい てのWi―Fiについてはセキュリティー重視でございまして、パスワードを入力する必要があった りとかいろいろ制約がございます。それで京都市もそうなのですが、全くオールフリーのWi―Fi を導入している自治体もございますので、その辺のことも検討していきたいというふうに考えていま す。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そうですね。そういったことも大事だと思います。現に石川県の山中温泉の 道の駅には、これは今言われた京都のオールフリーではありませんけれども、メールアドレスを打ち 込むと60分間フリーになると。Wi―Fiというのでしょうか、無線LANというのでしょうか、 そういうシステムがありますので、こういった取り組みもやはり必要になってくるのだろうと。その QRコードと合わせて連動して、そういった整備もぜひ進めていっていただければと思います。   飛騨市の里山サイクリングは、まさにそのネットを使った情報発信なのです。外国人観光客を呼 び込んでいます。私たち飛騨市現に行っても、さほど村上と変わらないような感じがありました。事 務所も空き店舗を利用したような、そんなに立派な大きなところでもありませんでした。発進力とか 情報力が今後多分交流人口の獲得に打ち勝つための一つの大きな要因というのでしょうか、ツールに なっていくと思いますので、村上市全域の観光ガイドやインストラクター、なりわい体験の団体、個 人、あと先進的な活動の集落などによる村上なびっ人会、ムラカミが漢字で、ナビ、ちっちゃい「ツ」 まで平仮名で、トは「人」で、カイが漢字、村上なびっ人会というのが11月18日に発足しました。 これは、横の連携ということもあるのですけれども、それぞれの方はすごく細かい、いろんなうんち くも含めて情報を持っておるのですけれども、それがちょっとばらばらだったということで、一つの 連携をつくろうということで村上なびっ人会というのが発足したわけですけれども、そういったパン フレットづくりとかのときの情報を観光協会もいろいろ情報をとれると思うのですけれども、もっと そういった方々ですともっと詳しい情報も入れられると思うのです。そういった情報収集をこの村上 なびっ人会の方々にもお願いして、村上市独自の村上市の魅力を満載したガイドブックづくりに取り 組んではどうかと思うのですけれども、市長いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上なびっと会が発足したのは知っておりますので、その方々と連携をとら せていただきまして、よりよい方向に進んでいくべきだと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今市長から力強い言葉ありましたけれども、商工観光課長いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) そのように検討してまいりたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、次に小中一貫教育についてお伺いしたいと思います。   村上には、公立校として全国で2番目に平成14年4月に開校しました村上中等教育学校がござ いますけれども、私は平成12年から平成14年まで村上市岩船郡、俗に郡市PTAという会があり ましたけれども、そこの会長を務めていましたので、まだ開校準備室だったときによく地域説明会と いうのをやっていまして、全ての会に参加させていただいたというのでしょうか、来てくれというよ うな形で全部行きました。とにかく最初は、中等教育学校って何と、どういうシステムなの、すごく 保護者の方も不安でわからなかったというのが現状です。特に1期生に当たる保護者の方というのは すごく不安がいっぱいでしたし、いろんな質問がいっぱい出ていました。   中高一貫教育については、平成9年6月に中央教育審議会第2次答申の提言を受けて、学校教育 法等の一部を改正する法律が平成10年6月に成立して、平成11年4月から中高一貫教育を選択的 に導入することは可能になりました。これによっても、平成11年からの取り組み、法が整備されて 可能になりましたので、一番早かったのが公立校で、宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校でございます。そ れにおくれること3年、村上は全国で2番目、あくまでも公立の中等ですけれども、それができまし た。   一方、小中一貫教育、先ほど教育長の答弁のように、中央教育審議会が平成26年10月の31日 に小中一貫教育についての議論を取りまとめて、これを受けて文部科学省では学校教育法の改正案を 来年の通常国会に提出して、最速で平成28年度の開校を目指すと言われております、今のところ。 広島県では、本当にきのうの教育長の答弁でも特例的な部分で今やっているのだと、それは私の通告 書にもありましたように、小方学園(総称)というような書き方でないと書けないところにあるのか な、今特例だということは。だと思うのですけれども、広島県内に本当に10市町でネットワーク会 議を開いています。特例的とはいえ、それだけ広域的に広島の場合は研究されているのです。   視察に行った広島県の大竹市では、平成25年4月に開校していますけれども、そこで大竹市の 職員の方から伺ったところによりますと、小学生というのでしょうか、1年生から6年生に当たる児 童は中学生、7年生から9年生というのでしょうかに憧れを持つのだと。ふだんですと同じ校舎にい ませんので、なかなか中学生の活動というのは直接見ることができないと。それを直接見ることによ って、憧れを持つと。中学生は、小学校に対して、中学生体が大きいですので、小学校1年生なんて いえば本当にかわいい感じなので、思いやりを持って接することでの成長があって、誇りを持つこと でお互いの自己存在感がアップしているそうです。ただ、大竹市の場合もその辺苦労がないわけでは ないと。授業終わりのチャイム、例えば小学校と中学校では授業時間違いますので、授業終わりのチ ャイムを苦慮していたりとか、あとやはりきのう教育長も述べられていましたけれども、教員同士の 共通認識がまだなかなか高まっていないというのでしょうか、そういうようなことだそうでございま す。   それぞれの中高一貫の場合も中等教育学校もあれば連携型もいろいろあるわけですけれども、併 設型もいろいろあるわけですけれども、この小中一貫教育については2パターンありますけれども、 まだきのうも国がどのような支援をしてくれるのか、教育課程9年間しっかりしていませんよという ような答弁ありましたけれども、教育長が考える村上の姿がどんなものがよいのかなと言えばちょっ とあれですが、その辺のところのお考えをお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 小中一貫教育については、研究を進めているということは事実であります。 私自身の受けとめとすれば、確かに小中一貫校として同一の学校に9カ年の、1人校長を置き、教職 員が同一教育職員で9カ年教育を行う。その中で教育課程を独自に編成し、学年の前倒しとか、村上 中等教育学校が行っているように先取りとか、いろんな教育課程のカリキュラム編成が可能となるで あろうと。非常に魅力的な学校であろうとは認識しております。ただし、村上市でそれを行えるかど うかということについては、かなり難しさがあるであろうと。小中一貫校をつくるということについ て、これから国がどのような補助を行ってくださるかどうか不安定なところありますけれども、全て これを賄うことは難しいであろうと。小中学校併設型一貫校も施設を分離した一貫校も認めるという 方針で国は取り組みを進めているようでありますけれども、その中身ですと先ほど申し上げた9カ年 のカリキュラムをどのように進めていくかというところについては不透明であります。小中一貫教育 のよさは十分理解できますが、逆にいろんな問題点があるということも事実であります。転校してい った場合、小中一貫教育を取り入れていない市町村に行った場合はどうなるのか、それから中等教育 学校との兼ね合いもあります。小学校の段階で中等行った場合、カリキュラムがどのような形になる のかとか、いろんな問題点があると思っております。先ほど申し上げたように、しっかり注視をし、 そして内容を研究し、取り入れるものは取り入れていきたいと、このように考えておりますし、今現 在幼保小中連携事業を行っております、中学校区で。私は、この中身は小中の施設分離型の中身と大 きく変更はしていないと思っております。この中身を生かしながら、その小中一貫教育の取り組みを 進めながら、その中に取り入れることがあれば取り入れていきたいと、このように考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 大竹市は、そういう小中一貫の教育に先進的に取り組んでいる部分と学校の 統廃合という部分も兼ね備えていまして、一貫校をつくったり、併設型でもわざわざすごく便のいい 大きな道路の脇にあった小中学校をほかに移転させて一貫校をつくってみたり、耐震工事をしなけれ ばならない学校、小学校をその場所から別の中学校の脇に持ってきて取り組んだりというのをしてい たわけです。ある程度そういったことも柔軟に考えていかなければならないのかなと思うのですけれ ども、教育長、この辺についてはいかがでしょう。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 昨日の渡辺議員の答弁の中にもありましたけれども、今現在小中学校の児 童・生徒の教育環境整備検討委員会がございます。その中で児童・生徒の望ましい教育環境のあり方 ということを今検討していただいております。その中には、統合問題も含まれている中身であります。 その中で検討していただきたいと思っております。そのためには、先ほど申し上げた小中一貫教育学 校の取り組みの中身、それから国のそれに対する補助、それから先ほど60年ぶりに見直されます統 合の指針のあり方等についても情報提供を行いながら、その中で検討していただきたいと、このよう に考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) その小中一貫教育についてですけれども、副市長、どんなふうにお考えでし ょうか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 私は、小中一貫校の出身であります。高根小中学校併設でした。6年 間の義務教育の中で本当に一体的にその中で知った人がずっといられる、またいろんな本当に体力の 違う、また本当に小さい子から大きい子、いろいろやっぱりそういう面倒を見るという、そういう上 下関係が非常によくできていたのかな。私自身も楽しくさせていただきました。これからやはり時代 がこういう状況になりましたので、どういうことが可能かどうか、その辺も含めてこれから教育委員 会がしっかりとしたこの地域のビジョンをもってやっていただけるのではないかなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 中高一貫校、村上中等教育学校できるときに、すごく丁寧に本当に説明され たのです。仮にまだ計画段階で、小中一貫というのがどんなふうに進むかわかりませんけれども、も しそういうような方向で進むのであれば、ぜひとも丁寧な説明というのでしょうか、その辺のところ をしっかりしていただきたいなと思うのですけれども、学校教育課長、その辺のところ引き継ぎもお 願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 心して引き継ぎたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 最後に、バリアフリーについてですけれども、本当にバリアフリーは結構幅 が広くて、なかなかいろんなことがあります。ただ、このバリアフリーを取り上げようと思ったのは、 また1項目めに関連しますけれども、市政クラブの会派で行った、行政視察で行った高山市。高山市 は、誰にも優しいまちづくり、住みよいまちは行きよいまちの一環としてバリアフリーのまちづくり を推進しております。平成18年12月20日にバリアフリー新法というのが施行されまして、バリア フリーに対しての意識も上がってきていると思います。バリアフリーというと、本当に多岐にわたる のですけれども、高山市の観光パンフレットには観光施設のトイレ表示、このバリアフリーのトイレ 表示がすごく充実していました。そこでちょっと市の施設のトイレ、バリアフリーというと障害者が 使うような車椅子で入れるような大きなトイレというのもイメージされがちですけれども、私は和式 から洋式にするだけでも足腰が弱くなったお年寄りの方が利用するときにすごく有効なのではないか ということで、市の施設のトイレの洋式の導入率みたいなのをちょっと調べてみて、市役所とか体育 館、クリエート、生涯学習センター、図書館とかいろいろ調べてみました。残念ながら男子用しか入 れないので、それだけしかわからないのですけれども、あとやっぱり体育館というのは結構生涯学習 か何かでもいろいろ使うと思うので、その辺のところ荒川の体育館は建てかえの計画がありますので、 次に使うとなるとパルパークの神林の体育館とか結構皆さん使う方が多いと思うのですが、支所長、 これ洋式かなんてちょっとわかったら教えてください。 〇議長(板垣一徳君) 神林支所長。 〇神林支所長(鈴木芳晴君) パルパーク総合体育館の〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕 トイレがございますけれども、施設内に3カ所ございまして、全部で33個の便器がございます。う ちバリアフリーに関係するのは、小便器を除きまして大便器が20個ございます。内訳といたしまし て、男性用が6個のうち和式が5個、洋式が1個、女性用が私入ったわけではございませんけれども、 14個のうち和式が13個、洋式1個でございます。ただし、現在女性用の和式トイレ2個を改修中で ございまして、来年の1月半ばまでには女性用が14個のうち和式11個、そして洋式が3個になる 予定でございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ありがとうございます。   村上の体育館も男性用が2階に大のほうが4基ございまして、その中の洋式が1つ、和式が3と いうことです、村上体育館の場合。1階のところには1つあるのですが、これは洋式でなくて、あと 車椅子用のトイレが1階に1つございます。女性用のトイレ私入れませんので、利用している方に聞 きましたら、これも2階のところに8つあるのですが、1つしか洋式ではないと。今神林の支所長か らお伺いしまして、女性の場合も14個のうち1つが洋式で2個は変わるとはお伺いしましたけれど も、やはりかなり少ないのかなと思います。この辺パルパークのほうは2個を変えるということです けれども、村上体育館のほうはこういった計画というのはあるのでしょうか。いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 今現在のところは、予定してございません。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、ちょっと施設管理の面から総務課長に伺いますけれども、スポーツ施 設の整備計画の中で村上の体育館は平成28年にトイレ洋式化というのがちっちゃい文字ですけれど も、載っているのですけれども、この辺はさっきの和式から洋式にかえるのと違うのでしょうか。い かがですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 体育施設については、今ほど議員おっしゃるとおり、体育施設の整備基 本計画、こちらに載っていますので、順次取りかかっているところだろうというふうに、私去年まで いましたので、いろんな施設、洋式化、これは先ほど申し上げたとおり高齢者の方が使う頻度が高く なったということで、そういった部分を年次計画でやっているということを私行ったときにはやって おりましたし、施設全般としてもそういう動きにならざるを得ないのではないかなというふうに考え ております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市内の体育施設は、日中でもさまざまな方が使われています。特にただ結構 中高年の方が多くて、多分社会参加であったり、生きがいづくりであったりとか生涯学習も含めてそ うやって使っておられると思いますので、そういうところに出てこられると元気にもなりますし、反 対に体を動かしていると、自分で体を動かしていると元気にもなりますよね。遠いところから見れば 医療費の削減なんかにもつながっていくのかなと思うのですけれども、この辺体育館のトイレの洋式 化というのはやはり必要なのかなと思うのですけれども、市長いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、体育館に限らず洋式化というのは必要不可欠なものでな ってきているというような認識を持っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) このスポーツ施設整備計画に生涯学習課長、教育長、細かい数字ですけれど も、13ページに載っておりますので、ただ計画は計画ですからぜひともきちっと予算化して、その 辺のところ生涯学習を進める意味でもやはり洋式化というのは、足腰がだんだん弱くなってきますの で、それと何かあったときに体育館というのは一番大きな防災の〔質問終了時間5分前の予告ブザー あり〕施設になるのだろうなと思いますので、そういったことも含めてぜひとも整備していただきた いと思いますけれども、副市長いかがですか、この辺は。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 先ほど市長がおっしゃったとおりで、トイレも含めていろいろ観光施 設、そういうところも順次計画的に洋式化を進めていきたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それで結構幾らぐらいかかるのかなと思って、私ほかの市町村の探していま したら、1つ当たり約40万から50万くらいだったでしょうか、それでもそういうふうに投資する 効果はあるのだろうなと思いますので、きちっと年次計画を立てて整備していただければと思います。   ただ、1つ気になるのは、洋式トイレだと便座の衛生面を気にして使わない方も中にはいらっし ゃるのかな。今回いろんな施設を私男子トイレだけですけれども、見せていただいたのですけれども、 そういう便座クリーナー的なものがなかったと。高速道路とか行きますと、もっとも高速道路有料で すので、サービスエリア、パーキングエリアのトイレには必ずそういったものが設置されています。 こういったものをやはり設置していくべきなのかなと思うのですけれども、多くの人が使いますので、 庁舎でも体育館でもやはりそういったこと、これから整備する部分には必要でしょうし、今あるのも ぜひともそういった心遣いと言えばちょっと変ですけれども、そういったことも大事なのかなと思う のですけれども、市長いかがでしょうか、この辺については。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、トイレ、便座というのは清潔でなければならないという イメージでありますので、必要だと、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長が必要だと言いましたので、これからそういう方向に進むのだと思うの ですけれども、財政課長、この辺のところ幾らかかるのだろうと何か心配になりそうな感じですけれ ども、固定式のやつで液を補充するタイプですと、それも私ちょっとさっと調べたら、簡易なもので ちっちゃいものですと3,000円から4,000円ぐらいでありますし、そういった大量に整備するとき には、あととれないのです、これ固定式なので。あと紙ですと、いつの間にかなくなったとか割高に つくので、こういう補充式で固定式のやつで、何か鍵かかるのもあるらしいですから、中身も持って いかれることはないと思いますので、そういったことも含めて財政的な面も含めてぜひともその辺の 充実をお願いしたいと思います。   村上市は、駐車場、第四銀行も最近障害者の方の駐車スペース、幅を広くとったスペースを銀行 の裏につくりました。村上市の本庁舎は、クリエート側のほうに障害者用のと、あとマタニティーの 方のマークがかなり大きく両方使えるように、近いところに2区画ございます。そういったぜひとも 高山市ではありませんけれども、誰にでも優しいまちづくり、そして住みよいまちは来たいまちだと いうような観点から、そういった公共施設のバリアフリーもぜひ進めていただきたいと思いますので、 市長、最後によろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今小杉議員が申し上げたことは、今の社会では本当必要不可欠な大きな課題 になってきておりますので、村上市としても先進的な事例に倣いまして取り組みを強化していきたい、 そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 力強い言葉をいただきましたので、これで私の一般質問を終わります。   ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。            午後 1時51分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、16番、姫路敏君の一般質問を許します。   16番、姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) 一般質問を行います姫路敏でございます。私の今回の一般質問は、3項目 でございます。   最初に、予防医療などについて。予防医療の最たるものに各種検診がございます。また、それ以 外にも村上市として「健康づくり」をテーマにさまざまな活動をされておりますが、その活動全般に ついてお伺いします。特に腎臓病予防のための対応や人工透析の実態などについてお聞かせください。   2番目、村上市の経済と観光について。村上市は、300万人観光を目指すとして、さまざまな取 り組みをして交流人口増加策を考えておりますが、特に目玉とするものは何でしょうか。また、第一 次産業とコラボできるグリーンツーリズムなどについてはどのような政策を考えておりますか、聞か せてください。   3番目、村上総合病院の新築移転について。現状を聞かせてください。また、村上駅周辺まちづ くりプランとのかかわりについてもお聞かせください。   以上、3項目でございます。よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、姫路議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、予防医療などについてのお尋ねでございますが、まず、「健康づくり」につ いては、「健康むらかみ21・食育推進計画」に基づいて、健康増進事業を展開しております。健康 づくりを推進するためには、一人ひとりが積極的に健診を受診するなど、みずから健康に関心を持つ とともに、病気の発生を未然に予防するために、食事や運動など生活習慣を改善する一次予防対策が 重要であると考えております。生活習慣病予防のために、健幸バン菜運動、食育フェア、野菜e通信 の発信などを行っております。また、各種講演会などを開催して、生活習慣病予防の意識を高めてい るところであります。歩こうむらかみプロジェクトでは、手軽にできるウオーキングを生活に取り入 れ、運動習慣のある人をふやす政策を実施しております。   腎臓病の予防対策といたしましては、保健師や栄養士活動の中で糖尿病予防教室、高血圧予防教 室や糖尿病相談会、健康ダイエット教室、特定保健指導では腎機能の低下を防ぐための生活指導や主 治医、専門医の受診勧奨などを行っております。人工透析の実態につきましては、本市の平成25年 度人工透析患者数は136名であり、そのうち国保受療者が56人おられます。今後も生活習慣病の重 症化予防対策を進めるために、さまざまな事業を展開してまいりたいと考えております。   次、2項目め、村上市の経済と観光について。交流人口の増加策で特に目玉とするものは何かと のお尋ねについてでございますが、観光における交流人口の増加策につきましては、村上市観光振興 計画に基づき関係者のご尽力をいただきながら、各種施策を行っておりますが、目玉、すなわち強み といたしましては、本市の豊かな自然、歴史、文化、温泉、食、そしておもてなしの心であり、これ らの魅力を最大限に発揮していくことが大切と考えております。   また、グリーンツーリズムなどにつきましてはどのような政策を考えているかとのお尋ねについ てでございますが、村上地域グリーンツーリズム協議会と協力して、体験旅行の誘致を目的とした首 都圏旅行会社へのセールスや、首都圏において人々が行き交う場所でのイベントなどを実施し、本市 の魅力をPRしているところであります。   次に、3項目め、村上総合病院の新築移転についてのお尋ねでございますが、現状についてご説 明をいたします。11月27日の市議会全員協議会において副市長から説明させていただきましたとお り、10月31日に新潟県厚生連の末武理事長が来庁し、村上総合病院の進捗状況について説明をされ ました。その中で、ことし2月に訪問したときには、秋ごろには村上総合病院の新築移転に係る3カ 年計画や財務計画についてお示しすることができると思うとお伝えしたが、現在も調整段階であり、 計画等の決定時期が当初予定していたよりもおくれるため、もうしばらく時間をいただきたいとの報 告でございました。したがいまして、村上総合病院の新築移転に関する事項につきましては、厚生連 内部の機関決定の時間を考えますと、公表は来年3月下旬ころになるものと思われます。   次、2点目、村上総合病院の新築移転と村上駅周辺まちづくりプランとのかかわりはとのお尋ね についてでございますが、村上駅周辺まちづくりプランは、村上総合病院が村上駅西側を移転候補地 に決定したことを契機といたしまして、村上駅周辺の将来像や跡地利用、そして地域の活性化を目的 に策定する計画であります。また、第1次村上市総合計画や村上市都市計画マスタープランにも基本 方針や推進手法を定めておりますので、事業の実施に当たってはその時点での本市の財政状況、社会 状況を考慮し、実施の可否、実施時期、施策の詳細部分、活用できる国・県の支援事業等を改めて検 討することとなりますので、よろしくお願いをいたします。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ありがとうございます。   それでは、予防医療などについてから再質問いたしますが、私は6月の一般質問で市長のほうに 人間ドックの話、私のほうでしました。人間ドックを助成をしてくださいと。市長から「以前はです ね、やってきた経緯があるんですね。それが合併を機にやめてしまうということでございます。検診 をして、そして病気を早期に発見し、そして健康で医療費を減らし、そして健康寿命を上げていくと、 そういう観点から到底必要な事業であると、そのように認識しておりますので、保健医療課と打ち合 わせをしながら、そういう体制にできるようにしていきたいと思っています」という答弁をいただき ました。市長、そうすると阿賀野市、新発田市も一日人間ドックの助成やっておりますが、関川村も やっておりますが、村上市でも来年度あたりから実施できるという考え方でよろしいですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) できれば今協議しておりますけれども、新年度の予算に反映させていきたい と思っておりますけれども、それが無理であるとしてもその趣旨は十分に理解できますので、何らか の形でこれから善処してまいりたい、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) これは、前からさまざまそういう関連の方々から質疑等をいただいている 案件でございますので、ぜひ前向きに捉えて、来年度予算から執行できるようにしていただきたいで すが、保健医療課長、どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 私どもの保健医療課としても、ぜひ人間ドック助成を取り入れて いただければと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ありがとうございます。   それでは、人工透析関係にちょっと入らせていただきたいのですが、私ことしの7月に元村上総 合病院の腎友会の会長さんの石田栄一さん、そして今は腎友会の会計の監査やられています。その方 にお誘いを受けて、新発田の生涯学習センターのほうに行って、そのセミナーを受けてまいりました。 非常によかったです、中身も。ただ、腎友会の腎臓病を患っている人の人数のほうが多かったなと。 その以前の健康な方の人数は、逆に少ないのかなというふうに感じました。それを機に、ちょっと村 上市の状況も調べさせていただきました。その調べたものが資料1のグラフにしてみました。平成 20年度から平成25年度までの新しく人工透析をなされた方、患者になられてしまった方が平成20 年度から12名とずっといって、平成25年度には21名、合計先ほどご答弁いただきましたが136 名ということでございますが、ここやっぱり五、六年で15名ふえております。ということは、やっ ぱり徐々に徐々に人口は減っているのですが、そういう患者がふえている実態があるのだろうなとい うことで、全体的にふえているかなということでございまして、この人工透析をなさっている方、病 気の特徴、ほかの病気の方もたくさんいらっしゃいますが、その特徴として何かこれだというのわか るのございますか。副市長、ほかの病気とここが違うというところわかったら。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 私よくちょっとそういう医学的なことはわかりませんけれども、本当 に人工透析される方、血液の病気ということであります。常に新しいのに変えていかないと、なかな か生命が脅かされるということであります。そんなことで本当に、週3日、何時間も半日もかけて人 工透析をするというのは大変だなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そのとおりでございます。週に3回、決まった曜日に決まった時間に必ず 行かぬといけないのです。例えば月水金とか、火木土とか、何時からということでみんな設定してあ りますので、そこの時間帯にその日に行かなければならない。でないと命が脅かされる。逆に言わせ れば、何泊もの旅行なんて行けない状態です。本当に容易でないと思います。そういうやっぱり病気 の中で一生懸命生活なさっているわけでございますが、この村上市に人工透析を行っている病院何件 かございますが、教育長わかりますか。4つあります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 申しわけありません。勉強不足でわかりませんが、私の知っている方が瀬 波のところにありますね。記念病院ですか、そちらに入院しておりますので、そちらにはあると。あ と村上総合病院にもあるというふうに認識はしておりますが、あと2つ私勉強不足であります。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) いきなりかけて申しわけなかったのですが、本当に人工透析に関係ないと いうか、という健康な人は余りわからないとは思うのですが、山北の徳洲会病院、そして村上の記念 病院、それと村上の総合病院、それと坂町病院。それで坂町病院のほうは、腎友会というかそういう のはないのですが、病院ごとに腎友会というかそういうものがございまして、あとその後、県のほう へ行くと県の腎友会、そして国のほうでは全部の協議会というのがございます。そういう中で、患者 さんサイドの人工透析の環境をよくしていこうということから発足されたことなのですが、治療費を ちょっと私資料1の下のほうにつけています。治療費の診療費というのです。左側のほうが、これは ある人のをお借りして、オーケーもらって載せているわけですけれども、52万3,610円、1カ月、 これことしの5月、14回行かれたそうです。そのときの合計金額。右のほうは、自己負担ではなく て自費のやつなので、ある人、ない人いますので、これは無視したとしても、やっぱり50万から55 万、45万から60万ぐらいの間に推移するのですか、そのぐらいのお金がかかります。ただし、これ みんな国のほうの負担、そしてまた国保税から負担されていきますので、本人のこの場合、この人の 場合は1カ月530円で済んでいるということなのですが、私はこれだけやっぱり人工透析の患者さ んが1人ふえると、それだけ税的にもやっぱり負担も大きくなってくる。それはいいのです。負担し て支援していくということの観点からはいいのですが、ただ税からそれだけ負担されるということに なれば、もう少し予防のほうに力を入れていってもいいのかな。年間大体五、六百万、600万ぐらい かかってしまいます。どうしても税から押していくお金が。そうやって考えてみると、その金額を予 防のほうに使っていっていきたいなというのがあるのですが、これ資料1の「あなたの腎臓大丈夫で すか」というところございますが、これ昨年のやつです。ことしはちょっとできなかったということ なので、昨年度のやつですが、はがき見ればわかるのですが、中外製薬さんが非常にこのことについ てみれば後押ししてくれますが、ここで村上市はどういう立場でいるかというと、後援に入っている のです。聞くと会場費を無料にしてくれるとか、減免してくれるとかという部分なのですが、この部 分で言うとやっぱり市が主催してもう少しバックアップしていくべきだろうなと、私はこのように思 いますけれども、市長いかがですか、その辺。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 腎臓病については、生活習慣病の糖尿から来る可能性が非常に高いわけでご ざいますので、非常に糖尿病患者がご承知のとおりうなぎ登りに登っているという現状において、市 としても腎臓病に対しましては真剣に考えていく必要があると、予防対策。今おっしゃったように、 何らかの形でタイアップして、市主催でもやれるような体制をとっていくべき事業であると、そのよ うに捉えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 先ほどのちょっとご答弁にもありましたけれども、村上市の食生活改善推 進委員会というのございます。福祉の本を見ると出てくるのですが、会員数が296名いらっしゃい まして、生活習慣病などにいろいろと携わりながら後援したり、後押ししたりしている段階ございま す。この人たちも一生懸命やっておりますけれども、恐らく手が回らないという状況もあるかもしれ ませんが、とりあえずは市が窓口になって主催して、そしてもう少し細かく、細かくというのは山北 地区とか5市町村ございましたので、その辺を渡り歩けたらなと思うのです。そうすると、恐らく今 までと違った形でもう少し区長さんとかにもお願いして動員できるようになればよろしいかなと思う のです。ぜひ今市長も言われているように、村上市が主体性を持ってやっていただきたいと。来年度 は、何かまた考えているらしいのですけれども、そのときにちょっと保健医療課あわせてその辺とタ イアップしながら、市のほうの入り込みも大きくしていただきたいと思いますけれども、どうですか 副市長。そこでこそこそしていないで。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) この後援会につきましては、医療フォーラム等が毎年1回研修会ある わけでありますので、いろんなテーマを決めて、地方から講師を呼んでそういうのをやっております。 その中でまたそういう機会があればぜひ開催をしたいなと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そのとおりなのです。生活習慣病のいろいろなフォーラム、いろいろとあ るのです。そうやって一生懸命やっているのです。私それは否定しないので、それはいいと思うので す、それはそれで。私は、特に腎臓病を持ってきてどうかというのもひとつ考えてみてはいかがかと いうことなのです。いろんな部分で皆さん頑張ってやっているわけですけれども、この腎臓病に限っ ては、限ってはというかは、いつも市が後援とかでやっておりますけれども、それを今度主体性をと ってということなのです。市長、どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 腎臓病にターゲットを絞ってというようなことでございますが、それも当然 必要でありますし、ことし坂町病院の医療を考える会におきましても腎臓病のあれをやっております し、このくらいふえてくるとやはり何らかの形でピンポイントでやっていく必要が迫ってきたという 感じを持っております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) あと市長、この資料のところに、1の通院交通費助成についての請願、こ れを見たことあると思うのですが、平成21年度、このまま要望、申請はしたのですが、まだ確立さ れていないという状況なのですが、保健医療課長、この辺のところはおたくさんはどういうふうにお 考えですか。これ見たことありますか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) この通院交通費の助成については、私どもではちょっと見ており ません。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長、これは新発田市もこの通院時のガソリン代助成というのをやってお ります。胎内市もやっております。胎内市は4,000円、新発田市では3,500円の月額でやっており ます。うちの村上市はないのよ。要望書が上がってきて、平成21年度に上がって5年たちますが、 何ら動きがないということで、やっぱり何とかしてもらいたいという思いがあるのです。いかがです か、この辺。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 通院の補助金は、合併前にやっていた市町村もありますけれども、合併した 後はやっていないということなのだな。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 福祉タクシー券とは違いますよ、これ。ガソリン代助成ですから。ぜひち ょっともう一回担当とお話しして詰めて、前向きに考えてもらいたいのですが、副市長どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 今ほどおっしゃいましたとおり、タクシー券というか、そういうのが 助成をしているということでございます。その辺も含めてまた実態を把握をしながら、ぜひそういう 方向で検討をさせていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ぜひ前向きに考えていただきたいなと。新発田市、胎内市でもやっており ますガソリン代助成、月額限度額決めていますけれども、それでもやっぱり本当に高齢になって人工 透析して、足腰が弱い状態でも、はってでも病院に行かなければならないのです。その思いをぜひわ かっていただきたいなと思います。腎臓病の人工透析している患者さんがよく言われます。まさか自 分がこうなると思わなかった。でもなってみれば何とかしなければならないということで、生きてい こうということでやっているわけです。その辺を踏まえて後押ししていただきたいなと、こういうふ うに思っております。   腎臓病のほうはこの辺で終わって次に移りますが、経済と観光について。300万人観光を目指す ということですが、今どのぐらいまでいっていますか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 230万人前後で推移しております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 頑張っていただいて。   資料2、ここにバッグと名刺入れがあります。市長、何か気づきませんか、このバッグと名刺入 れ。見て何か感じませんか。これきのうの新聞にも出ていましたが、碁石の加藤光也さんという方、 国内の最大級革コンテストでジャパンレザーアワード2014を受賞した方でございます。エコレザー 部門の受賞ということです。きのう新潟日報にも出ておりましたけれども、アバッリという自分でブ ランドを立ち上げてやっている。碁石で今2人ぐらいかな、雇用されて製造に入っておりますが、彼 が10月の末にちょっと私のほうに訪ねてきて、いろんなことを言ってくれます。大変スマートで、 身長が185センチぐらいある長身なのですが、私よりもちょっと高いのですが、自転車が好きでい ろいろと山北を回ったそうです。非常にいい感じで、自然を観光に相手にできるということで、この あばりというのは魚の網の針のことを言う。魚の針。イタリア語をまじってアバッリというのですけ れども、そのブランドを立ち上げた彼が埼玉県で彼女と出会いまして、そして自転車で出会って、ヨ ーロッパとかを旅していたのですけれども、碁石で今度住むということで、2月の8日、大毎のスノ ーマンで結婚式をするそうです。議長のお膝元でございますので、ぜひお願いしたいのですけれども、 彼が言っているのは山北を自転車で回れるような観光にしたい。どうでしょうか。それで10人ぐら いでやっぱり仲間を呼んで回ったそうです。大変よくて、そこでおいしいものを食べて、そしてお土 産を買ってみたいな、お土産屋があれば、そういうような企画があればなということで言っていまし たけれども、市長どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いい発想ですね。私も賛成です。加藤さんではないけれども、やはりそうい うような原風景が残っているところを今求めてくる世代が非常に多いということでありますので、こ れからはそういうところにも着目をしていくべきであると、そのように、そんなに金がかからないイ ベントでありますので、大いに結構だと思います。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) この資料2の下のほうに3枚の写真ございますが、これどこの何の写真か というと、これ月岡温泉のわくわくファームというところなのですが、地産地消で有名で、一生懸命 すてきなレストランで御飯を食べてもらう。すてきなレストランですよ。ねじり鉢巻きではないと。 野菜とかをふんだんに使って、そして1,480円で90分食べ放題というところでございます。若い人 たちがいっぱい集まってくる、そこに。私も平日3回ぐらい行きましたけれども、とても感じがいい し、それで何かおいしいし、私はやっぱりこういうようなのを田舎向けにつくって、月岡の山の奥の ほうなのでちょっとわかりにくいところあるのですが、商工観光課長どうですか。そういうの行って きましたか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 直接は行きませんでしたが、うわさはかねがね聞いております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 一度行ってみてください。農林水産課長、瀬賀さん、あなた行ったことあ りますか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 私は、何度か村杉のほう行って、帰りちょうど寄って、おっしゃる ように新鮮な野菜も売っていますし、安いし、土産物屋もあるので非常にいいなと思って寄ってきて います。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ぜひそういうのを参考にして、何か行政で後押しできるところあれば、ま た仕掛けてもいいわけですけれども、ただこのグリーンツーリズムで一生懸命やっているところ、高 根、副市長のお膝元で高根のフロンティア、高根フロンティアクラブは平成19年、副市長が村長時 代に総務大臣賞を受賞したところでございますが、すばらしい。そこでどぶろくつくっている鈴木信 之さん、私の同級生、村上高校のとき同じクラスで。一生懸命彼とちょっときのうあたり1時間も電 話で話ししたのですけれども、とてもいい。それでTOTOの社員さんとかキャノンの社員さんが来 て、それで田植えとか草刈り、そして稲刈りして収穫祭とか、そういうこともやられているそうです。 副市長ご存じですか。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 私も実はフロンティアクラブの一員でありまして、そこには公務もご ざいますので、なるだけ参加しているところであります。特に夜の会には参加をして、いろいろ親交 を深めております。その中で、本当に高根が好きで、やはり人が好きで毎年来る方も、常連といいま すか、高根の人間みたいな形で溶け込んでやっております。その中で本当に地域を、それも地域の活 性化にもつながっていくのではないかな。キャノンの皆さんは、カメラの撮り方とか、そういうのを カメラを貸していただいて、私も参加しましたけれども、いい写真を1枚撮って、これはこうだああ だというようなことでいろいろ撮り方等も指導して、本当に地域の宝、自分の宝を撮ってくださいと いうようなことで、そういう取り組みもしております。よそからもいろいろ訪れてきておりますので、 非常にそういう輪が広がっていく現状であります。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それで、そこでひとつ高根のフロンティアクラブのもう少し力を支援をい ただきたいという部分なのですが、グリーンツーリズムの目的の一つとして滞在型というのがあるの です。ところが、高根のほうに滞在型というのは民家の古民家みたいにして貸すところはあるのです が、人数も限られているので、ぜひそういう部分でいうとちょっと行政で何かちょっとその辺支援で きるような形で、高根の中に宿泊施設をつくってくれというわけではないのですが、それらしきもの の中でお手伝いできてやれば、もう少し人数もリピーターもふえてくるのではないかということです が、副市長どうですか、その辺。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 宿泊施設は、ざいごもんという民宿もございますし、公民館が結構広 いので、学生等が来た場合には20人ぐらい寝袋で寝て二、三日泊まっていくというのが今現状であ ります。その中で高根もかなり空き家もふえております。ただ、やはりまだ個人に貸せるような状況 の空き家が見当たりませんので、その辺も今後の課題かなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それで学校の中に雑魚寝すると言ったら失礼ですけれども、それは余りよ ろしくないというか、いろいろな消防法とかそういうのを照らし合わせていくと、そこに泊まるとい うこと自体を考えると余りよろしくないと。そこにちょっと避難のために寝たりするのはいいのでし ょうけれども、そこを宿泊の施設として構えていくということになるとまた別の問題が生じますので、 ですからそういうふうな意味合いで少し整備に力をかしてあげてやってもらいたいと、こういうこと なのです。私思うのですが、せっかく来たのだから、そこで婚活ではないですけれども、山北にも週 末百姓やってみ隊とかありましたけれども、もう少しその辺のところにも今度、今後は力を入れてい ってあげればいいなというのはあるのです、実は言うと。結婚式挙げたりもしていますよね、あそこ の天蓋高原のところで。ですから、その辺も考えながら後押しができればなと思いますが、市長どう ですか、その辺。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今おっしゃったような施設とすれば、山北には交流の館「八幡」というのが あるわけでございますけれども、それと同等、学校ですので学校をどういうふうに利活用していった らいいかなということでありますので、今までそういう話がないということはフロンティアクラブが 一生懸命やっているわけでございますので、何らかの問題あるのかどうかフロンティアクラブとよく もう一回話をしてみます。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それで、この資料2の右側のページのところに、これお城山の上にお城が ありますが、これ上のほうが堀氏時代のと下が松平氏の時代のと。堀氏時代よりも松平氏の時代にな ると、少しこれ15万石だったのです、当時。15万石で三条ぐらいまで全部村上領のころでした。非 常にいいころ。下のほうにこれ七曲があってお城がありますけれども、私さっき目玉で聞いたのは自 然を云々という答弁ございましたけれども、ぜひ村上市でお金を出してとは言いませんが、寄附行為 も含めてぜひお城山の上にお城を建てようみたいな何か目標を持って考えていただけるとすごくいい なと。この下のほうの写真の後ろが山があって、後ろ側のところに今高速道路走っていますよね。高 速道路からもよくお城山見えるのです。ですから、もしここにお城があれば、よし、おりてちょっと 見てみようかという気分を誘うということにもつながってこようかと思いますが、商工観光課長どう ですか、その辺。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) この下の写真は、竹下内閣のときのふるさと創生事業でお城のその 周辺整備事業の計画書をつくったときの挿絵でございます。この計画の中では、下の居館跡の復元を 含めて計画を練ってありますので、今現在その計画がとんざしてございますが、本当にお城山を愛す る市民にしてみれば、一つの大きな目標だろうというふうに考えていますので、今後市民の皆様方の ご協力を得ながら何とか建てていければ本当にいいことかなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そこでちょっと心配なのが、この観光の部分から言うとちょっとだけ心配 で、後どうなるか、北陸新幹線です。北陸新幹線の問題、県議会でもちょっと話題になったりしてい ますけれども、やっぱり来年の3月開通。首都圏からの人たちは、まず観光だったらこっちに来る前 に北陸に行ってしまう、金沢に行ってしまうというのが非常に心配だなと。それに負けず劣らずこち らに引っ張ってこれるような、何か目玉を設けていってもらいたいなと。さっきの山北もそうです。 あるいはフロンティアクラブもそうです。そういった加減で引きつけるような魅力のあるものをやっ てもらいたいのですが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) おっしゃるとおり、2014年、来年の3月、4月ですか、いよいよ北陸新幹 線が開通すると。これは、私どもにとっては非常に脅威であります。高崎まで出てしまうわけですか ら、こっち、以北をどうして観光を伸ばしていくかということで、きらきら羽越観光圏、新潟、山形、 秋田あるわけでございますけれども、その中でもこの圏域をどうやって誘客を図っていくかというの が一番の課題ではないかなと。どちらかというと、JRにおいても足は向こうにもう全部出るのです。 北陸新幹線が当然。それをどうやって引っ張ってくるかということになってきますと、何を売りにし ていったらいいか、非常にこれから3県で考えていく必要、あるいはまた我々の圏域でも考えていく と、そういうようなことをやっていかないと、しいては上越新幹線の減便あるいは羽越線の「いなほ」 の減便につながっていく可能性ありますので、それだけはどうしても食いとめていかなければならな い、そのように考えています。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) その必要性がわかっているということで十分なのですが、そしたらもう少 しアイデアを出して、ぱっとうまくやってもらいたいなと、こういうふうに思っております。   市長、経済の部分言うと、これから忘年会、新年会シーズンですから、ぜひ職員さんの忘年会、 新年会はぜひ地元の村上市で開催していただいて、大いにハッスルしてもらいたいと思いますが、市 長どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いや、そういうような方向で行っていると思いますけれども、極力というか 絶対とまではちょっと言いませんけれども、当然のことながら忘年会あるいは新年会、あるいは課内 の懇談会等は当然のことながら市内の飲食店を使うというようなことで徹底をしていきたいと、その ように考えています。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ぜひお願いしたいと思います。   次に、村上総合病院の新築移転についてなのですが、私が6月の一般質問でどうなっているのだ ろうということだったら、秋になったら厚生連のほうで3カ年計画方向性出るのでということで待っ ていたら、先般副市長の説明で少し遠くなるということで、遠くってちょっと〔質問終了時間10分 前の予告ブザーあり〕延期になるということで、それで出てきて、先ほど長谷川議員の質問にもござ いましたが、私資料3にありましたけれども、これ一応平成25年5月の協議会で出てきた文書です、 これ。「駅西に決定します」、決定なのです。それを受けて村上市は、2,800万かけて周辺のプラン を立てようということで動いてきた。動いてきて、この前に資料3の裏側見るとわかりますが、少し 延期になると。先ほど長谷川議員との市長との答弁のやりとりで、来年の3月の末までにどうなるか がはっきりと出てくるだろうと。まさか建てないということはないでしょうねということで市長が言 ったら、いや、そんなことありませんよという答弁もいただいているということでございますので、 そうすればプランはプランで進めていったらいいとは思うのですが、ただ私も今瀬波のほうでこの9 月から1カ月かけて18会場でミニ集会しました。いろんな市政報告会でいろんな地域、どこの会場 でも出てくるのがこの村上総合病院いつになるのだ、おいという話です。私も聞いている限りしか言 えないので、ちょっと今足踏み状態ですよとしか言っておりません。   また心配なのは、西のところ持っている。村上総合病院は、そこに3万5,000から4万平方メ ートル、1万坪から1万5,000坪ぐらい欲しい。そこにやっていくということですが、その半分は 企業体が持っている土地だと思います。でも企業体が持っている土地、土地の今の価格の評価額で固 定資産税を逆算すると、年間700万からお支払いしていると思います、村上市のほうに。想像です よ、これ。逆算しての考えですよ、固定資産税を。そしたらいつまでも待っていないのではないかな と。村上総合病院来るぞと、来年にでも来るぞ、もしくは再来年にでも来るぞというめどが立てば固 定資産税も納めながら待ってはいるけれども、これいつになるかわからないのにいつまでも待ってい ないで売ったらどうなのですか、これ。もしそこの企業体がそんな村上総合病院なんかいつ来るかわ からない。もう住宅であれだし、もうどんどんやりましょうやといってどおんと売れていったらどう なるのですか。この計画パアではないですか。西駅パア。副市長、どうします。パアになるのです、 その土地がなくなれば。どうなります、そうなったら。 〇議長(板垣一徳君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) そういう土地とかそういうことにはまだ交渉しておりませんし、そう いう売るとかそういう情報も入っておりません。まだ私どももやはり厚生連のほうの出方を今待って いる段階でありますし、土地については我々は協力しますけれども、あくまでも厚生連側、村上総合 病院側が取得するものということで考えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 私は、ですからどういうことを言いたいかと。もし西のほうに決まってそ こから出発するのだということになれば、やっぱり村上市がちゃんと土地を購入して、そして駅前の 村上総合病院の土地との例えば等価交換とかして、そこまでアイデアを出して計画を練って、そして ただ村上総合病院が跡地になれば、跡地のところを村上市のものになれば、移転した後にほぐす代金、 解体代金は折半しようねとか、そういうところまで話を十分煮詰めていかないと、やっぱり財政的に 厳しいと言っているわけですから、もしかすると3月まで待って答え待っていたら、申しわけない、 もう5年待ってくださいという話に変わるかもしれない。どうなるかわからない。でも来年の3月の 末にその答えを聞きながら、そういうことも頭に考えなければいけないなと思っているのです。本気 でそこにやる気があるのであれば。だからいつまでもいつまでももどかしいようなことではなくて、 自分からもあえていろんな提案をしながら進んでいくことも大事だなと思っております。いかがです か、市長。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いずれにしても、先ほどほかの議員のご質問にもお答えいたしておりますよ うに、社会〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕状況の変化によっておくれていると、そのよう なことで3月までには開院時期を明確にしたいということでありますので、それを見て善後策を講じ る必要があると。土地については、恐らく厚生連のほうでもお願いしているはずでございますので、 それは私どもわかりませんけれども、持っていってくれるのではないかと、そのように考えています。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それで今私買って等価交換というのですが、駅の西のほうの今の評価額と 合わせると約8億円ぐらい。それで今ある村上総合病院のところの面積と評価額を掛け算すると、同 じぐらいになる。金額的には、そんなに大差ない。ちょっと駅前のほうが安いかもしれない、少し。 でも私は、そこまで踏み込んで物を考えないといけないなと、何か最近そういうふうに思ってきまし た。   それともう一つ、もし駅西で決まってどうなるかわかりませんけれども、できれば駅のホームか ら車椅子でも入れるような村上総合病院、JRの土地との関連もあるかもしれませんが、今バスとか 電車で村上総合病院来られる人いるのですが、やっぱり一回おりて歩かなければならないのです。や っぱりそうやって考えてみると、せっかくだからもうホームから入れるような病院形成をすればすご くいいなと思っております。これもひとつ考え方ですよね、どうせやるのであれば。そういう意味合 いも含めていかがですか、市長。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然新しい病院をつくるということではあるわけでございますので、より機 能性があって、より利用者にとって利用しやすい、そういう病院を目指すということでありますので、 私どもも提言をし、あるいはまたそういうことも考えているかもしれませんので、協力をしていきた い、そのように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 私も秋田の横手駅とか、あるいは先ほど長谷川議員言いましたけれども、 糸魚川の駅とかちょっと視察行ってきたりしているのですが、JRのほうはどうしてもやっぱり東西、 こっちが改札口、あっち改札口というのはだめだと、つなげるのであれば橋上化してくれというのが 条件につけてくるのです。それをやっぱりどうしても真摯に受け入れるならばそうせざるを得ない。 どうせするのであれば、そこから車椅子でも入れるというぐらいのやってもらえば本当にありがたい なと思っております。   それと、最後にプラン立てましたね、村上周辺プラン。あれは、私余り賛同できないのです。と いうのは、当初やり始めのころにいっぱい言われましたアンケート、5,000通のアンケートのうち回 収率見ると半分以下ではないですか。個々に行った、自宅に行ったもののあれを見ると、半分以下、 それも返ってきているの。そして、駅に置いたままになっていたとか、アンケートの取り扱いの信憑 性、この辺が私は非常に欠落していると思うのです。それをもとにしてやっぱり策定委員会というの はつくっていくわけですから、どこかそうして恣意的に誘導的になっているような部分もあります。 統合保育園はまず置いておいて、あとほか何かありますかというような問い方をしていること自体が 私はどうかなと思うのです。統合保育園に賛成ですか、反対ですかを解いてから、その次に、では何 いいですかというのであればわからぬでもないですけれども、ありきのようなアンケート調査をして、 しかもそれをもとにして策定委員会が動いているのであれば、これはもう一度やり直しというふうに 私は思っています。いかがですか、政策推進課長。短く15秒で話。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡邉欽也君) このアンケートをするに当たりましても予算計上しまして、専門の コンサルさんにも相談をし、取りまとめをしたものでございますし、あとそれをもとに市議会、それ から座談会等で練り上げてきたものでございますので、大丈夫かなと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市議会では問題あったのですよね、あなたわかるように。我々が言ってい ることは、何もしないままに発信したアンケートです。だから私は、信憑性に欠けると言っているの です。   以上ですが、とりあえずもう少し、これで一般質問を終わりますけれども、腎臓病も含めてぜひ 〔質問時間終了のブザーあり〕いい方向性を出していただきたいと思います。   終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで姫路敏君の一般質問を終わります。   午後3時10分まで休憩します。           午後 2時57分  休 憩                                                        午後 3時10分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              発言の訂正 〇議長(板垣一徳君) ここで生涯学習課長から発言を求められておりますので、これを許します。   生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 先ほど小杉議員の質問のときに、村上体育館のトイレの改修予定が ないかということで、私予定がないというふうに答弁をいたしましたが、勘違いでございまして、今 年度は神林地区のトイレ改修でパルパークと西神納の体育館、それから神納体育館のこの3カ所の契 約終わったものですから、今年度これだけだというふうに判断しておったのですが、まだ村上体育館 の洋式化に向けて2カ所改修する予定を計画しているということでございましたので、訂正をさせて いただきます。   それから、あわせてですが、昨年は朝日と山北の体育館のトイレの洋式化に着手して終わってお ります。このように年次計画で進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い いたします。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) ご了承ください。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、20番、佐藤重陽君の一般質問を許します。   20番、佐藤重陽君。           〔20番 佐藤重陽君登壇〕 〇20番(佐藤重陽君) 高志会の佐藤重陽でございます。本日最後の一般質問を務めさせていただ きたいと思います。ちょっと目が負傷しておりまして、ピントがよく合わないものですから、通告書 ちょっと読み間違いもあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。   私の質問事項は、1点でございます。市内の商店、商店街の振興策についてということでありま す。市内の商店数がここ30年くらいの間に激減しています。残念なことに町内・集落で営んでいた 小売店を中心に閉店・廃業がふえたものと考えます。郊外に進出した商業施設や市街地に開店したコ ンビニなどのあおりを受け、また商店主が高齢化し、後継者がいないことが大きな要因であると思わ れます。さらに、消費者の購買行動の変化も要因の一つになっていると認識します。ある意味、時代 の中で商店が淘汰されることは仕方のないことかもしれません。車を自由に使える方たちは、高速道 路など道路整備が進み、買い物や食事などに出かける範囲が遠方まで広がりました。若い人たちは、 インターネット通販などにより、自宅にいながら買い物の距離、幅を広げています。しかし、近所に 小売店がなくなることで、お年寄りを初めとした交通弱者やITを活用できない方々の日常生活に不 便を来すことになっています。市内に空き店舗・空き家がふえ、多く点在するのもこれらが原因にな っていると考えます。お店を閉店・廃業したことで市外へ住む子供たちのところへ移住せざるを得な い方々。高齢を迎えたことで市外へ住む子供たちのところへ移住せざるを得ない方々。人口減少が地 域の存続にまで影響すると心配される昨今です。人口減少をいかに食いとめるかという観点から、商 業振興に対する村上市として独自の施策を導入すべきと考え、市長にお尋ねします。   @、制度融資以外で現在、市が力を入れる商店や商店街に対する施策があればお聞かせください。   A、今後、市が取り組みを考えている商店や商店街への振興策があればお聞かせください。   B、現在、市や関係する施設で購入する用度品などの購入方法はどのようにしているのかお聞か せください。   C、国も県も起業に係る支援策については、ソフト・ハード両面からの支援に力を入れています。 しかし、既存商店の継続や後継のための支援策は、後継者育成事業としての研修などソフト事業が中 心のようです。国が地方創生を唱える今こそ、例えば店舗改装などハード面に係る事業に対し、市が 独自の支援策を打ち出すことができないか、お尋ねします。   D、村上市で生まれ、義務教育を経て進学、就職を機に市外へ移住した人たちが毎年数多くいま す。購買力のあるその方たちが定年を迎え、あるいは定年を間近に控え、家業や両親の老後を支える ため、故郷村上に戻り、地元に住み続けることが人口減少を起因とした商業衰退への有効な対策の一 つになると考えることから、このような方たちが故郷村上に転入するための支援や後押しを行政の取 り組みとしてできないか、お尋ねします。   以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、佐藤議員のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、市内の商店や商店街の振興育成についての1点目、制度融資以外で現在、市が力を入れ ている商店や商店街に対する施策のお尋ねについてでございますが、商店においては新商品・新製品 の開発や販路拡大を目的とした「産業元気づくり支援事業補助金」、商店街においては、商店街の賑 わい創出や観光事業と連携し、誘客促進等を目的とした「商店街賑わい創出支援事業補助金」制度に より、その活性化を図っております。   次、2点目、今後市が取り組みを考えている商店や商店街への振興策についてのお尋ねでござい ますが、1点目でも申し上げました補助金制度の拡充に加え、商店に対しましては、小規模企業振興 法に基づいた施策の検討や、新年度に制定予定の中小企業振興基本条例に基づく振興策を検討してま いりたいと考えております。また、商店街の活性化のためには、空き家や空き店舗の有効活用が重要 であることから、定住人口拡大も視野に入れながら、積極的に検討をしてまいります。   次に3点目、現在市や関係する施設で購入する用度品などの購入方法はどのようにしているかと のお尋ねについてでございますが、財政課で発注する貯蔵物品や印刷物等の購入は、地元業者による 随意契約となっております。また、所管課で発注する小規模な物品購入においても、できる限り市内 業者から購入するよう指示、指導をいたしております。   次に4点目、店舗改装などのハード面に係る事業に対し、独自の支援策を打ち出すことができな いかとのお尋ねについてでございますが、本市の町屋における商店及び商店街の保全や再生は、重要 な観光資源でもあると認識をいたしております。このため、商店街の活性化を図り、加えて歴史的景 観形成のためにも支援策は必要と考えておりますが、財源の確保が課題でありますので、国等の補助 事業を研究しながら検討してまいります。   次、5点目、定年を迎えた、または定年間近の方の転入に対し、商店等の活性化策の一つとして 行政で支援できないかとのお尋ねについてでございますが、佐藤議員が想定されている比較的高齢で 購買力のある年代層をターゲットとした事業として、現在、空き家バンク制度を実施しており、本市 で転入される方がふえること自体は、商業に限らず市全体の活性化にもつながるものと考えておりま す。しかしながら、佐藤議員がご提案される視点での支援を行政が取り組む場合には、商店及び商店 街が衰退に至った主な原因について、ご指摘の部分も含め、さらに分析を行うとともに、今取り組む べき施策の優先度等を十分に検証した上で、制度導入について検討する必要があると考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ご答弁ありがとうございます。   実は、私のこのたびの一般質問というのは、極力今年行っている一般質問はそうなのですが、村 上市の人口減少を食いとめるにはと、いろんな角度でいろんなことを考えてみたいと、そんなような ところからご質問をさせていただいているもので、その辺を1点まず最初にご理解していただきたい というふうに思います。特に私のほうで順番というよりは、質問の中で行ったり来たりするかもしれ ませんが、また質問を続けさせていただきたいと思います。   今ほど市長が@、Aにお答えいただいた答弁というのは、やはりある程度、Cもそうですね。現 在商店街の構成員であり、また商店をどうであれ後継者、まだそれでも現役で十分やれる方々が後継 者として、または起業して事業を行っている方々にとっては非常にいい支援事業であり、また多く使 えるものがあるのかなと。商店街の中でお話を聞く限り、いろんな制度、また商店街組合の中でいろ んな事業を市を初め国、県の事業を取り入れて一生懸命やっておられる商店街があります。しかし、 なかなか、とはいっても、ではそれがすぐ日の目を見るような、要するに成長につながるような、ま た発展につながるようなものかというとなかなか難しく、地道に苦慮して皆さん継続しているなとい うことが聞かせていただいて、見させていただいて、実感しております。そういう方々に対しては、 もちろん今ほど市長の答弁があったことをさらに進めるような支援を行政と民間のそういう商工業者 の方々一体となってやっていただきたいなというふうに思っているわけであります。   そして、Bのところなのでありますが、私なぜ、意図はわかっていただいていると思いますが、 市の用度品などの購入は、今言われるように極力市内の小売店の皆様から求めていただいて、少しで も行政もお手伝い、直接的なお手伝いをするということは、やはり物品であれば購入するということ が一番なわけでありますので、そんなことを心がけていただきたいというふうに思うわけであります。 とはいえ、私も拝見していると、やはりまとめて買い物というのはどうしても見積もり合わせとはい うものの、やはり何点かの中での価格競争であったりするものがあるわけであります。本当に単品で、 例えばボールペンを一つください、例えば消しゴムを持ってきてくださいなんていうのは、まさかそ れまで見積もり合わせということはないでしょうけれども、ただ少し数がまとまったり、まとめて庁 内で使うものを買うとなると、やはり何店かの見積もり合わせの中で安いところから選ぶと、そうい うふうになっているのではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 市の通常の事務用品とかそういうのについては、総括的には財政課のほ うである程度数をまとめて購入しているという状況でございます。その際に、数をまとめてやはり単 価を下げていただいて、より安く購入したいという考え方でございますので、その節は見積もり合わ せで進めているという状況でございます。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 入札にも関係するというか、影響するようなことなので、どれではないか ということは言えないのでありますけれども、やはりそういうところは私は適正な利益が得られるこ とで商売というのは継続していると思うのです。そして、ある程度やはり市の使う用度品というのは、 今課長が言われましたように、ある程度まとめて購入すると。そういうことになると、どうしてもや はり価格的には、私ももともと過去にそういう商売をやっていてわかるのですが、やはり売りたいと、 商売やっている以上は売りたいと、何とか自分の店が選ばれるようにしていきたいとなると、やはり どうしても価格競争というものが見積もり合わせとはいいながら、通常に競争がなされるわけであり ます。ただ、ではその競争をなくしていいのかというと、その辺が私も大切な市の財政ですので、高 かろう、安かろうではいけないなと、これは思うわけでありますが、しかし困るのは利益を無視した ような形の中で競争されることによって、商売をやっている皆さんが自分たちの首を絞めるようなこ とになっては困るなと。私前にも、かなり前になるのですが、コピー用紙のことでお話をしたことが あります。業者の方とたまたま話をしたときに、一生懸命コピー用紙を納めているので、「いや、よ かったですね、いい商売して」と、こういう話をしたら、「いや、100万からの売り上げで利益は1 万だよ」と、そういう話でありました。うちは、日当、運賃出るか出ないかだみたいなこと、そして もっと大変なのは、それでコピー用紙の市の使う用度品としては、コピー用紙はそれはまとめて買う ことになると、入れないわけです、きっと。そうしたときに、その紙の商売というのはもうそれで終 わってしまうと。そして、ではその方たちの生活1万円でできるわけない。1年分の例えば紙を売っ てしまったと、そうなったときにやはりそれはその自分たちの商売やっている方々の後を考えると、 そのときはとれた、しかしその後の商売はどうなるのだと、こういうことが起きてくるのだと思うの です。競争原理ですので、これはもうどうしたらいいかと、私にも答えはありません。しかし、そう いうものを使う部署、部署、または細かく買うことで、それは高くなるかもしれませんが、そういう 形で少しでも商売を、村上の中に商店を残す方法を行政として考えていくことが必要なのでないかな というふうにも思うのです。それ痛しかゆし、また最終的に私はこうすべきだという決定的なものは 持たないまでにも、でもこのままいったらこの商売もいずれ商店としては残る商売なのかなみたいな ことを思うことがたびたびあります。そんなことを考えたときに、市の用度品、大切な市民からいた だいた税金の中で求めるものだと、それは確かにそうなのでありますが、その税金を払ってくださる 方たちが市に対して商売している方々もおられるわけですので、その辺の購入方法というのをもう少 し研究していただけないものかなというふうに思うのでありますが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 今の購入方法につきましては、先ほど申し上げたとおりでございます。 特定の業者に偏っているとも思われませんし、公正、平等な購入方法であるというふうに認識してお ります。それから、特に今の購入方法について問題があるというご指摘もいただいておりませんし、 ただ議員のおっしゃるさまざまなご意見もございますので、他市のそういうような購入契約の形態と か、さまざま研究をさせていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) こんな質問失礼なのですけれども、私もこうするべきだというのを持たな いままに質問しているところもあるのです。どうしたらいいのかなと考えなければいけない。しかも、 私の今回の一般質問の主たるところというのは、やはりどうやることによってこのまちで、小さい商 売でいいけれども、続けていかれるのか、そしてそこに人が住み続けてもらえるのかみたいなところ から来ているものですから、ちょっとおかしな質問になるのかもしれませんけれども、私たち考えて みて、皆さんも小学校、中学校へ通う中で、ここにおられる方はそういう時代に辛うじていたのでな いかなと思うのでお話をしたいと思うのですけれども、私たちが少なくとも中学校、高校近いぐらい までには、大体学校のそばとか小中学校のそばなどは特に雑貨屋さんがあったり、文房具屋さんがあ ったりしたものだと思うのです。何でも屋みたいなところが必ずあったのでないかなと。そういうも のが成り立たなくなってきていると。これは、もう時代の流れの中で仕方ないのだと私も思っている のでありますけれども、でもそういうところにヒントを得て、もう一度何か市の用度品の購買方法、 例えば学校で買うのは学校にある程度の権限を与え、また保育園で使うものは保育園にある程度の権 限を与え、その年、その地区の例えば雑貨屋さん、文房具屋さん、今文房具屋さんと言っても実はほ とんど集落、町の中にも少なくなってきたので、今さら新たにということになってしまうのでちょっ と違うのですが、今少なくても残っている商店や何かを活用するようなこと、行政としても本庁だけ に限らず、今この本庁から離れたところにある施設、支所初めいろいろあるわけですので、そういう ところで何やらその地区を少しでも小売店ないし商店が残れるような、そういう守るという、そこの 生活している人たちを少しでも支援するというような気持ちで購入することも必要なのかなというふ うに思っているのであります。   非常に難しい話だなというふうには思っていますし、なくなったものを再生するのは大変なわけ であります。今新たに、ここにも私も言いましたが、これから新たに何かしようという方たちにはい ろんな支援制度があるわけです。そして、その支援制度も幅が広く、勇気とアイデアがあれば新たな 仕事に挑戦ができると、そういうときでもあるのかなというふうには思っているのでありますが、し かしそれもやはり分野、業種的にいくと、ある程度私が今見ている中では偏ってきているのかなと、 大体6次産業または観光、物産にかかわるような形のものが多くなってきているかなと、それはそれ で大変結構なことなので頑張っていただきたいのですが、私はできたらこのたびの視点は高齢者の 方々が今続けているお店をもう少し続けたい、またはそこの息子さんが、その5番目に書いてありま すけれども、離れていたけれども、もう都心、中央にいる、我々同世代の人間もいよいよ子供さんも 自立して、そして自分たちの求めたマンション、一軒家が自分たちの子供さんとそのお孫さんがそこ で暮らすような年代に入ってきています。そういう世代の我々同世代、また我々より少し上の方々が 大体今までのケースだと、私の今近隣でもありますが、子供さんのところにお年を召したお年寄りの 皆さんを呼び寄せるというケースが多いのです。そういう中でもまれにいるのが、やはり逆に今まで 都会暮らしに30年、40年やってきて、やっぱりふるさと村上に帰りたいという方も数は少なくても おられるわけであります。そういう方たちをもっと今までみたいにたまたまではなくて、もっと意思 を持って、いや、今の村上に戻って自分も親の面倒を見ながら、村上でこの後暮らしてみたいなと、 もう一度村上で最後、一生懸命元気出してみたいなというような方々を何とか支援できるようなこと を支援できるような、今回は商店というところに視点を当てて質問させていただいたのですけれども、 そんなことを考えている方たち、そんなことを考えられるような行政として提案をしていけないかな というふうに思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) おっしゃるとおり、正直なところ何を言いたいのかとれないのです。1つ言 えることは、物品購入に関して、同じ品質のものであれば、当然のことながら市内の業者の方々に競 争原理を働かせていただいて、同じ品質のものであれば安い単価で仕入れる、そして使うというのが 原理原則、それを破るわけにはいかないということであります。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 済みません。私途中で切ればよかったですね。今市長の言われた市の使う 用度品に関しては、それが本当だと思うのです。私もそう思っているのです。ところが、それだとど んどん、どんどんまちのそれこそ零細中小店が今もうかなり淘汰されているわけですけれども、まだ まだこれから淘汰されてしまうのでないかなという危機感の中から、少し市の使う用度品に関しては、 今後考えを少し方向をもう一度検討してみることはできないのかなと、こういうことをまず1点聞き たいなということが1点です。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいま申し上げましたとおり、同じ品質のものを購入する場合には、競争 原理を働かせて、これ市外から業者入れるとは別ですよ。そういうことは絶対ないと思いますけれど も、同じ市内の業者の競争原理を働かせて購入するのが私は市役所としての務めであると思っており ますし、またそういう人たちを助けるために、高いのものを買って高い買い物をするということはあ ってはならないことだと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) わかりました。いや、わかりましたというよりも、言われることはごもっ ともだと思います。そして、私もより高い買い物をしろと、こういうことは言われませんので、適正 な価格の中で求めるようなことを考えなければいけない。その適正というところをどうやって判断す るかということがなかなか導き出せないので、はっきり強く言えないところなのだなというのがひと つ私の持つジレンマでありますので、それはわかりました。   続けて言ったのがDを言ってしまったのでおかしくなったのでありますが、私はその村上で育っ た方々のIターン、Uターンというのは、どうしても若い世代のところに目が行きやすいのですけれ ども、それをもう少し上の年代、要するにここにも書いてありますように、もう定年を機に、または 定年を間近に控えた方々を村上に呼び寄せるようなことで、村上市の人口減少に貢献できないだろう かと、またそういう方が来ることによって生活するということは、そこで当然消費行動から始まり、 食べたり、着たり、楽しんだりと、こういうことがあるわけですので、そういうことの生活の営みの 中で、逆に新たなまちの元気が出てくるのでないかなということを考えた上で、そういう若い方はも ちろんでありますけれども、それはそれとして今いろんな施策を市も県も国も一緒になって検討して いるわけでありますので、それを少し年齢的に上げた、60代前後をターゲットにしたような支援制 度というか支援事業を少し検討できないものかなというふうなことをお尋ねしたいわけであります。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 発想的には理解できるわけでございますけれども、お年寄りと言っては失礼 ですけれども、そういう方々を多く呼び入れるということは、一つには生産性が上がってこない市に なってしまう。そして、人口減少対策には、一時的にはそれはなるかもしれませんけれども、次、次、 次と考えていった場合には、子供は生まれてこないわけですし、また結婚もできないわけであります ので、そういう観点からすると、昔シルバータウン構想というものが数唱えられましたけれども、そ ういう非常に難しい面がある、そして老後になってきますと当然のことながら病気がちになると、そ して医療費の増大につながってくるというようなことで、一概にそういう人たちだけを呼び寄せると いうことは余りいい方策ではないのではないかなと思っております。いずれにしても頭数はふえるわ けですので、それは考える必要はありますけれども、そういうような問題点も非常に多いということ も理解をしていただきたいなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 前にも市長からシルバータウン構想の話をいただいたことがあるのですけ れども、言われることはよくわかります。私もここしばらく高齢の方々の招致事業みたいな、提案み たいなことを言っているようでありますが、決してそういうわけではありません。当然やはり若い人 たちがここに住んでくれて、そして当たり前の夫婦の営みができて、子供たちがふえてと、そういう ことが一番の期待であります。しかし、それだけを考えてもやはり時間がかかるわけであります。そ して、そのことについては、今一生懸命私は市も県も国も取り組んでいると思うのです。だから逆に 言えば、その目線の中から少しそれている、逆に少しある程度高齢になられた方のところにもスポッ トを当てるべきなのかなと。決して高齢者だけを考えろと、人口減対策のために高齢者だけを考えて くださいと、こう言っているわけではなくて、高齢者も大切な人口減少を食いとめるための一つの施 策になり得るし、そしてそこでふえることによって必ず生活されるわけであります。生活する営みが あるわけですので、そこでまた新たな産業、商業の成長が見込まれるのでないかというふうに思って お話をさせていただいているわけであります。   これについて、市長の言われることで私は間違っているとは思っておりません。ただ、私がお願 いしたいのは、このたび特にお願いしたいのは、そういういろんな分野またはいろんな仕事をしてき た方、村上にも農業もあれば工業もある、商業もあると、そういう中でいろんな分野の成長、または ことを考えることによって、人口減対策または人口減少を食いとめる方策がいろんな分野に少しずつ あるのでないかなと、その少しずつを合わせることによって大きな効果が得られるのでないかなとい うふうなことを思ってご提案をさせていただいたつもりであります。   特に私の質問というのは、今回特にこれだけであります。そして、もう一度最後にお聞きしたい のですが、まず市長に一番理解していただきたいのは、決してシルバータウン構想のそこに私は執着 して高齢者の招致運動ではないですけれども、村上に招聘するような行政としての施策だけをやって くれと、こう言っているわけでありません。施策の人口減少を食いとめる施策の一つとして、こうい う高齢者といいますか現役、引退する前後の方々に対する行政としての今後施策も考えてみないかと いうことをご提案したいのであります。   最後にそれをもう一度市長からお聞きしたいと思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ご承知かと思いますけれども、東京都はこれから高齢者であふれると、その 対策をどうしたらいいかともいうことで悩んでいるということでありますが、高齢者、元気な高齢者 でそういう方々が来ていただけるということであれば、非常にそういう面ではあるかもしれませんけ れども、やはりでき得れば一家のうちであれば働き盛りの長男夫婦が帰ってくるとか、帰ってきて働 く、そういうような村上市を目指していくべきではないかなと。その伏線として、都会生活に飽き飽 きしたそういうお年寄りの方々がそういうような自分たちの最後の生地というようなものを求めて村 上に来ていただくのが大いに結構なことだと。何も私もそれを否定しているものではありませんので、 そういう方々を来ていただけるような村上市にしていくことも必要であるというふうに理解をしてい ます。 〇議長(板垣一徳君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ありがとうございます。   何となく市長が最後にまとめてくれたので、これで終わりたいと思うのですが、とにかく私は今 庁内でプロジェクトをつくって、この村上市の人口減少をいかに食いとめるかということを全庁挙げ て取り組んでいるわけであります。それをいろんな視点、いろんな角度からそのことを考えて、しか も一つで大きな効果はないと私は思っておりますので、それをいろんなものを合わせた中で、それを 少しずつの効果が合わさることによって大きな効果になるのだろうというふうに思っておりますので、 そんなことを考え、皆様にそのことに検討していただくような期待を申し上げて終わりたいと思いま す。   私の一般質問をこれで終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで佐藤重陽君の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会をいたします。   また、来週、8日月曜日午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでございました。           午後 3時46分  散 会