平成22年村上市議会第3回定例会会議録(第2号) 〇議事日程 第2号 平成22年9月6日(月曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(28名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   27番   大  滝  久  志  君    28番   山  田     勉  君   29番   板  垣  一  徳  君    30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(1名)   26番   石  嶋  修  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    相   馬   正   喜   君        市 民 部 長    板   垣   純   一   君        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        福 祉 保 健 部                   斎   藤       勉   君        社会福祉課長        福 祉 保 健 部                   西   村       治   君        介護高齢課長        産業観光部長     瀬   賀       功   君        産 業 観 光 部                   本   間   誠   一   君        農林水産課長        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        上下水道部長     渡   辺   成   一   君        会 計 管 理 者    吉   川       強   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農 業 委 員 会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    工   藤   泰   則   君        教 育 部 長    平   山       浩   君        教  育  部                   百   武   勇   一   君        生涯学習課長        教  育  部                   高   田       晃   君        スポーツ振興課長        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    田   村       豊   君        朝 日 支 所 長    小   田   政   秋   君        山 北 支 所 長    斎   藤       誠   君        山 北 支 所                   斎   藤   寿   昭   君        産 業 課 長        消  防  長    小   川   利   栄   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は28名です。欠席の届け出ある者1名です。定足数に 達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、1番、板垣千代子さん、27番、大滝久志君を指名 いたします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、一般質問を行います。   今定例会の一般質問通告者は14名でした。質問の順序はお手元に配付の一般質問通告書のとおり 通告順に行います。本日の一般質問は5名を予定しております。ご了承願います。   最初に、17番、長谷川孝君の一般質問を許します。   長谷川孝君。           〔17番 長谷川 孝君登壇〕 〇17番(長谷川 孝君) おはようございます。私の一般質問の事項は、3項目であります。   1項目め、ゆきわり荘の運営について。6月議会で厚生文教常任委員会に付託、審査されたデイ サービスセンターの一部を改正する条例制定については、委員会において不備を指摘され、理事者側 で撤回し、現在に至っています。今後介護予防施設としてゆきわり荘の運営をどのように考えている かお伺いいたします。   2項目め、今後の岩船連絡所体制について。7月27日に今後の岩船連絡所体制について、企画部 長、総務部長、自治振興室長と岩船地区各団体の代表者14名と意見交換会を開催しました。今後の連 絡所体制について各団体から連絡所長を含む現体制の堅持を強く要望されたことは、ご存じのとおり です。持ち帰って検討するとのことでしたが、もし検討されたのであればどのように検討されたかに ついてお伺いいたします。   3項目め、スギトピア岩船の補助金取り下げについて。市は、今年度各団体への補助金の見直し を行い、減額、廃止となった団体もあると聞いております。行財政改革の一環としてこれらの補助金 の公平性、公正性、透明性を確保するため、村上市補助金交付基準に基づき、公表したことに対して は一定の評価をいたしますが、このたびのスギトピア岩船のように事業体からの補助金取り下げは、 いまだ聞いたことがありません。今後国、県への補助金申請にも影響することが懸念され、行政とし てスギトピア岩船の補助金申請にも関与してきたことから、責任があるのではと思いますが、市長は どのように感じているのかお伺いいたします。   以上、3項目について市長答弁の後、再質問をいたします。よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、長谷川議員の3項目のご質問につ いて順次お答えをいたします。   最初に1項目め、今後介護予防施設としてのゆきわり荘の運営をどのように考えているのかとの お尋ねでございますが、ゆきわり荘は平成23年度から指定管理者制度を導入し、現行の一般型通所介 護事業に加えて、認知症対応型通所介護事業を行いたいとのことで、さきの6月定例会に関係する条 例の一部改正をする条例を提案いたしましたが、改正内容に不備がある指摘を受けて議案を撤回させ ていただいたところであります。撤回後に今後の対応について再度内部で検討した結果、認知症対応 型通所介護の事業導入については、ゆきわり荘及び本市のほかのデイサービスセンターを含めた施設 全体の中で検討を行うこととし、この検討は平成23年度の第5期介護保険事業計画策定の際に行い、 実施する場合にはこれを事業計画に位置づけてから事業導入を進めたいと考えております。   次、2項目め、今後の岩船連絡所体制についてどのような検討がなされたかとのお尋ねについて でございますが、議員からはさきの6月定例会で岩船連絡所の存続についてのご質問をいただき、連 絡所については新たな体制のもとに存続していくこととし、平成23年度からは協働のまちづくりを担 当する職員と引き続き窓口業務を担当する職員、合わせて2人の職員体制を考えているとお答えした ところであります。その後、岩船地区の各種団体から岩船連絡所の体制について意見交換をしたいと の申し入れがあり、7月27日、岩船連絡所において意見交換会が開かれ、出席者からは連絡所の現体 制堅持を強く要望されたと聞いております。市といたしましては、職員の定年、勧奨退職と新採用の 状況を踏まえ、組織再編計画による平成23年度各部署における職員の配置人数を決めるため、これか ら最終的な調整作業を進めることとしており、ご要望の点についてはこの調整作業の中で検討をして まいる所存であります。   次に3項目め、スギトピア岩船の補助金取り下げについてどのように感じているかとのお尋ねに ついてでございますが、今回取り下げを受けました平成22年度森林、林業、木材産業づくり事業は、 新潟北部木材加工協同組合が設備投資のために計画したものであります。平成22年1月の第1回臨時 会で説明資料としてお示しした3カ年事業計画の平成22年度分であります。平成22年6月に同組合か ら平成22年度事業及び平成23年度事業を実施しないこととしたいとの申し出があり、理由を聞き取り 調査したところ、事業計画を再検討した結果、平成22年度、23年度に予定していた施設整備について は、平成21年度事業において既存施設の修繕等により生産性の向上ができたこと、また同様の機能を 有する中古機械が見つかったことによって補助対象とはなりませんが、自社努力による2カ年計画の 前倒しにより早期の生産性の向上と経費節減をできる見込みとなったことから、平成22年度、23年度 補助事業を申請しないこととしたいとの説明でありました。本市としましては、同組合が状況を的確 に把握した上での経費削減に取り組んだ結果であり、また民事再生計画に関連しても弁済計画に変更 がなければ、裁判所等に対して特段手続は必要ないとのことでしたので、事業取り下げの文書を受理 し、県に対し、同内容の文書を提出いたしました。取り下げによって国県補助事業への影響を県に確 認したところ、影響はないとの回答でありました。同組合は、平成20年度に株式会社トーセンの参画 後、山を元気に、人を元気に、地域を元気にを基本理念として、地域に密着した事業を展開しながら 再生に取り組んでおり、雇用も平成19年度末に比べて5人増加するなど、地域にとって必要不可欠な 施設となっております。今回については、自社努力を行ったことにより、補助事業を実施しなくても 早期の生産性の向上と経費削減をできた結果であり、同組合は最善の判断をしたものと考えておりま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 答弁いただきまして、ありがとうございます。再質問をさせていただきま す。   1番目の1項目めについて、ゆきわり荘の運営についてですが、今市長の答弁ですと、事業導入 については第5期介護保険計画において行うというふうに言ったと思うのです。行うことには間違い ないということで理解していいわけですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) まず最初に、6月議会におきまして条例の一部改正について提案し、 内容の不備から撤回しなければならなかったことにつきまして、行政事務を担当する者にとりまして 初歩的なミスでありまして、また大きなミスでありまして、深く反省をいたしました。大変申しわけ ございませんでした。   今ほどのご質問で第5期介護保険事業計画で取り入れるかというふうなことなのですが、策定の 際に事業を実施する場合については、事業計画に位置づけてしっかりした村上市の方向づけを定めて いきたいというふうなことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) まず最初に、市長答弁では、今部長が謝罪みたいな形をしたのですが、市 長からは謝罪の気持ちは全然伝わってこなかったのです。それで、まず撤回して、また今回上げてく るのだったらいいのですけれども、一応ことしじゅうには指定管理のほうには、まず公募の要項とか も我々に示しておきながら、公募もしないというふうになれば、やはり市長の答弁の中でいささか謝 罪の意思をあらわしてもらわないと、これは職員が発案するわけです、最初こういうふうにしたいと。 それがずっと係長、課長、そして部長、そして副市長、それで市長、最後は市長の権限で市長が判こ を押して、初めて議会に提案されるわけです。市長が全然さっきの答弁の中で謝罪らしき気持ちがな かったというのは、私は憤慨しているのですが、市長、その辺どのように考えていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) さっきのご答弁で申し上げましたが、平成23年度の第5期介護保険事業計画 のときに策定の際に行いたいということでございまして、6月議会の議案撤回については本当に遺憾 なことであり、申しわけないということで、議案を撤回させていただいたところでありますというと ころで私の意をお酌み取りいただきたいと思っております。本当に職員にもこのようなことのないよ うにと申し伝えてありますので、よろしくお願いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 職員には厳重注意とかされたというのは、副市長に先回聞きました。でも、 議会に対してはちょっといささか私は不満です、はっきり言って。やはり議案を提案するということ は、相当な覚悟でなければ議会に持ってきてはだめだということです。私は、そう思います。もう少 し行政の長として、一番の責任者としてやっぱり責任を感じてもらわないといけないのではないかと いうふうに思います。   それで、聞きたいのは今まで認知症対応型通所介護というのは、この事業自体はやっていなかっ たのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 市のデイサービスでは、実施してございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) では、ほかの民間でやっているということですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 荒川地区にある民間事業所で1カ所、事業を実施してご ざいます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) この前の条例がゆきわり荘の条例改正ということで、ゆきわり荘だけが認 知症対応型通所介護にするというふうに私は理解したのですけれども。ということは、社協とか村上 岩船福祉会というのの話は、やっぱりしていなければ全部のデイサービス、つまり市の場合には社会 福祉協議会に指定管理を任せているわけですから、そことの話し合いがきちんとできない段階で条例 改正が上がってきたというふうに理解せざるを得ないのですが、その辺はどうなのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 議員ご指摘のとおり、本来市のデイサービス施設全体に ついて、ゆきわり荘も含めて今後認知症の対応の分をどうするかということについて検討すべきで、 結果的にその関係先である社協との相談はちょっとしてこなかったわけで、それがゆえに来年度社協 の指定管理期間も終えますので、その際にあわせて第5期の介護保険事業計画見直しとあわせて、こ の件についても全体の中で検討してまいりたいということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 確かにゆきわり荘の条例改正のことはわかるのです。ですけれども、今西 村課長が言われたように、全体的に村上市の認知症は、今介護認定者の3分の1が認知症だという話 ししていましたよね、今まで。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 約3分の2であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 3分の2だったら、なお多いではないですか。その人たちのデイサービス をただ単に1カ所の民間の場所にだけ頼って、それ市全体で認知症の人たちの対応を考えないで、た だ単に臨時職員だけが詰まっているゆきわり荘に全部押し込むというような、そういうような条例の 制定の仕方というのは、やっぱり木を見て森を見ずという言葉のとおりなのです。やり方がおかしい、 はっきり言って。もう少しきちんと全体的に村上市がどういうふうにするのかということを考えた中 で、それで認知症についてはこういうような考え方を持っているから、今ゆきわり荘についてはこう いうふうな考え方を条例改正とかでお願いしますと、そういうのだったら我々だってそういう状況な のだねとわかるのですけれども、それをただ単にゆきわり荘だけの問題にしてしまっているところに やっぱり問題があったのではないかと私は思います。その辺どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 議員のご指摘のとおり、その辺の考え方、全体的な考察 というか、それが欠けていたというふうに反省してございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) いや、反省しているというのだったら、余り言ってもしようがないですけ れども。でも、ちょっとうわさでは、10月あたりにもう一回条例改正の臨時議会か何かでやるという ことで、ある民間の名前はちょっとわかるのですけれども、言わないですけれども、そこにゆきわり 荘に特浴を設けて、それで指定管理を公募するからあなたのところにやってくれないかという話が実 際あったという話がうわさで聞いてきているのです。それで、すぐにでもゆきわり荘を指定管理に回 すのだというような話まで聞いてきているということ自体が大体私はおかしいのでないかと思う。そ ういう話なかったですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 上海府デイサービスセンターを指定公募に出すことにつ いては、ホームページで公表してございまして、それでこれまでも春先来、事業者のほうから照会と いうか、お尋ねがありました。先般も8月ころでしたか、業者の方が来られまして、公募に出すよう だがというようなことで一応話というか、照会という形でお話に来たことはありました。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今課長、重要なことを言ったのです。我々にゆきわり荘の条例改正が、要 するに通るか通らないかわからないうちにゆきわり荘の指定管理の要項まで我々に示しました。それ で、要項というのは条例改正の議案が通ってからの要項なのでしょう。普通我々は、そういうふうに 理解します。それがホームページにもはや指定管理の公募をしていたなんていうのはとんでもないこ とです、これもし本当なのだったら。どうなのですか。市長にお願いします。そんなことできるので すか、実際。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その点については、担当課長から詳しくご説明をさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) ホームページに出したものは、条例が一部改正をした後の条件で出 すというふうなことではなかったと思っております。現段階で23年度から指定管理に出す計画である というふうなことでありますので、現段階の事業内容でまず指定管理に出したいというふうなことの 内容だと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ということは、我々議員が条例改正しようが、しまいが、指定管理になる ということは既成の事実だということではないですか。そうすればまだまだ23年度にまでしなくて、 今公募していたのだったら今応募してきたところに指定管理したって、議会とけんかしてもできると いうことではないですか。それを何で23年度にまた戻してしまうのですか。その辺教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 一つには、先ほど申しましたとおり全体的な見直しがな かったのではないかという議員の指摘の中で、ゆきわり荘を含めた市のデイ施設の全体の中での計画 の検討が必要ということと、それから国のほうから第5期介護保険事業計画の関係で、増加する認知 症の高齢者に対する支援の充実というようなことの情報もいただいておりまして、このこともどんな 内容なのか今後示された中でこの点も考慮しながら、なおかつほかのデイ施設とあわせ、全体の中で 第5期介護保険事業計画の見直しの際に導入の検討を図りたいというような考え方でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 何言っているのだかわからないですけれども。私が一番言いたいのは、市 の直営のゆきわり荘だけが指定管理にする、しないは、まずそれは別です。それは、したいというの だから、そういうふうな形で議会にこういうふうになったということでいいのだったら、それはそれ でいいです。でも、社会福祉協議会のデイサービスというのは、村上市から指定管理でもって受けて いるわけでしょう。そっちのほうが大体メインなわけですわ。それで、村上市が何でゆきわり荘を今 のまんま市で直営でやろうということにしたのかというのは、西村課長、一番知っているのではない の。どうして直営にしたか教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 平成18年度の介護保険法の改正で介護予防の重視という ことがうたわれまして、その先端というか、先駆的な考えを持って、ゆきわり荘については今ほど申 し上げた介護予防重視ということで、機能訓練、それから脳トレも含めまして、地域包括支援セン ターの所管施設としての位置づけで、取り組みをほかの事業所よりも先んじて進めてきたというもの であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで、介護予防の必要性というのは、どういうふうに思っているのです か、課長、これからも。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 介護予防の重視ということは当然変わりありませんが、 ただ介護、民間事業所が多く出てきておりまして、先駆的に取り組みをしてきたゆきわり荘の事業内 容についてもほかの民間事業所でも介護予防のいろんな運動を取り入れたり、あるいは脳トレにつき ましてもいろいろな方法を使いまして事業の取り組みを展開しておりまして、それに加えて事業メニ ューというよりも、むしろ時間を長く預かるとか通所とあわせて預かりも行うというサービス、そう いう介護サービスの分でのよりそういうほうに利用者も向かって、利用者家族もそういうふうに向か っている傾向にはあります。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 認定者の3分の2が認知症だと先ほど西村課長が言ったように、これは本 当に大きい問題なのです、実際。だけれども、全体的な像を説明しないで、そういうゆきわり荘だけ に限定したというのは、非常に問題があったというふうに指摘しているわけです。ですから、認知症 の人たちだって本当に困っている人もいっぱいいるし、本来は治るかもしれない人も認知症の中にい るのです。でも、暴れたりしたり、いろいろな形で家族の人たちが面倒を見れないと。どなり声出し て、それでかわいそうに、だんだん、だんだん重くなるというのもあるわけですから、そういうのを これを反省に全体的な介護保険の認知症を含めたあり方をやっぱり議員の皆さんに示してもらわない と。今みたいに部分的なことばっかりでは、我々にだってやっぱり感情的なところがあるわけ。だか ら、その辺をよくこれから検討してやってほしいと思います。お願いします。こればっかりやってい られないので。   岩船連絡所の体制については、7月の27日に企画部長、総務部長、そして推進室長、3人で来て もらいましたが、このときに23年は今までどおりの3人体制でいくという約束したのでなかったです か。24年から再度検討していただきますという話をたしかあの場所でしたはずなのだけれども、私の 勘違いか、それとも本当に23年から2人体制なのか、その辺ちょっともう一回教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 当日は、私も出席させていただきまして、その時点で3人体制を 2人体制というご説明を申し上げました。今議員のご指摘のように3人体制をお約束したということ ではございませんで、検討をさせていただきますと、こういうご回答をさせていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) というか、23年に関しても3人体制は検討事項なのだというふうに理解し ていいということですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 市長がただいま答弁を申し上げましたように、これから23年度の 人員配置についての調整作業を最終的に行う予定でありますので、検討させていただくということで ございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 私は、山北地区の方も議員でいらっしゃるので、余り言いたくないのです けれども、岩船地区の人たちはこういうふうなことを言っているのです。今大体山北地区が6,700人 ぐらい。確かに岩船は、4,500人で少ないです。でも、今本当に何億かけるのかわからないですが、 半分で3億5,000万円ぐらいで支所をつくるのかもしれないですけれども。25年後、たしかあれは50 年後を見据えてというふうに説明されました。山北支所長、そのように言いましたよね、あの全員協 議会のところで。25年後の山北地区の人口の推移は、2,670人ぐらいになるのですよね、予定として は、市全圏でいくと。そういうふうなデータがあるのです。そうすると、岩船は4,500人よりも減ら すなんていう気はないし、減ったとしても1,000人ぐらい減るかもしれないけれども。そうした場合 にちょっと不合理なのでないかということが1つ。そしてもう一つ、各地区商工業会、500万とか400 万とかの補助金もらっています。任意団体でもそうです。岩船商工業会、一銭も今までもらったこと ないです。これは、支所と連携とって、事務所を支所とかで使って、なるべく自分たちで会費1万2, 000円ずつ、その中でいろいろな活性化に努めているのです。そういうような中も含めた中で、私は やっぱりきちんと検討していただきたいというふうに思いますが、企画部長、どう思いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 先ほど市長が答弁いたしましたように、この春においても方向性を出し ましたけれども、退職のこと、それから新しい職員の採用計画のこと、これらが固まってくるのがこ の秋でございますので、それらのときに全体を整理しようというようなことで望んでおりますので、 市長の答弁のとおりでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 確かに市長答弁は、前の私にたしか6月議会にしてくれた答弁といささか も変わっていない、非常に同じ答弁だったので、そういうふうに理解しますけれども、でもやはりい ろいろな団体の人たちが岩船の実情をあれだけ皆さんが意見を言った中で、やっぱり参加された部長、 課長も考えるところがあるのではないかというふうに私は思います。これが、いや、あきらめたとか、 いや、もうどうでもいいねっかというようなのにならないと。岩船は、やっぱり昔の支所がまだある と思っているのです。連絡所なんていうふうに会報で出したって、連絡所って何なんだという人が多 いのです。だから、旧支所のことなのですといって初めてわかるというぐらいやっぱり連絡所よりも 支所という機能があったということを前々から感じている人がいっぱいいるので、その辺についてや はり岩船の人たちの気持ちを逆なでしないような形で結論を出していただきたい。確かに人が減ると いうこともわかります。本当は、2人でやれれば一番いいのですけれども、でも中にはやっぱり連絡 所という長がついているのが敬老会とかいろいろな場所に出ていくわけです、商工業会とかいろいろ な場所でその人が来賓として呼ばれる立場の、きのうの運動会でもやっぱりきちんと来ていますし。 だから、そういうような中でやっぱり連絡所の所長というのは、地域の中の代表者の一人なのだとい うふうに思っている住民が多いので、その辺についてもう少しやっぱりきちんと検討をお願いしたい と思いますので、まずよろしくお願いします。   スギトピアの件なのですが、これは本当にわからないのです、はっきり言って。調べていけば調 べていくほどわからない問題にぶつかるという不思議なことが多い事業体だと私は認識しているので すが、今ことしから始めました補助金の125、たしかことしの125の公表、8億余りの補助金の対象事 業というものを公表しました。市民も皆さん見ていますよね。その中の5,000万円以上、3件ありま す。その3件のうちの1つ、それがスギトピア岩船の補助金なのです。単年度からいったらこの補助 金がどうなったのだというふうに市民は思います。公表して、公正に公平に透明性のある補助金の公 表をしましたということで載っているのです。それが1年目の3億5,000万ぐらいで、それは事業努 力とかいろいろなことを言われれば、そうですねというふうになるかもしれない。部長は、ことしの 4月1日から部長ですよね。前部長とは、この辺についてはちゃんと引き継ぎ等はしているのでしょ う。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) ちゃんと引き継ぎしているかと言われますと、引き継ぎ文書でこう いうことがありますからということで文書を引き継いでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 何だか前の21年度は、市長が2人いるような感じだね。よっしゃ、よっし ゃいって、最後の自分の有終の美を飾るためにいろいろな補助金とかやったのでないかという、部長 が何か市長の役割しているような、勘違いするようなところが見受けられるのです。それで、同じ県 の補助金、21年度なのですけれども、これは今回の公表でないのですけれども、これ21年度の予算に 入っていますから、宿田の開成さんの補助金ありますね。これ今回の決算は、21年度の決算で500万 余り減額になっていますね。これ調べると、歳入だと新潟県の農林水産業総合振興事業ということで 2,500万ぐらい一発でぼおんと来ているのね。課長、そうですよね。ところが、歳出になると何に幾 ら使ったかというのが21年度のわからない、仕訳が。全然出てこない。それで、私もこれ調べてみた のです。補助金がビニールハウスつくるのです、パッションフルーツという温泉熱を使う。事業費が 4,740万円、補助金が50%。ところが、これつくり始めたら県が仕様書どおりになっていないから減 額しますとなった。減額になったのだ、500万円。何を言いたいかといいますと、県が検査する、つ まり今回のスギトピア岩船についても県はちゃんと現地調査していますよね。そのときにやっぱり何 か言われたのではないかというふうに私どもが推測するわけ。その結果、取り下げにいったのでない かというふうに勘ぐらざるを得ないようなところがあるのです、実際のことを言って。だから、その 辺に関して、まず今部長になっておられます瀬賀部長と農林水産課長が全く引き継ぎなしで、いや、 自分たちやったことでないので、前任さんがやったことだからわかりませんとか、そういう言える立 場ではないということをやっぱり肝に銘じてもらわなければだめですが、その辺についてはそういう 覚悟はありますよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 質問を聞いていますと、推測で物事をお話ししているようですけれども、推 測の域は脱していないと私は感じております。県からも何も言われておりませんし、先ほど来申し上 げているように自助努力でやって非常に効率的に事業が推進したということで、申請書の段階でした けれども、21年は事業を終了しました、22、23年度においては補助事業は行わず、自助努力でやって いきますと、そういう結論であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 推測と言いますけれども、実際市として22年度の125事業の中の一つに3 番目の大きさで載っているわけでしょう。それが幾ら向こうが勝手に取り下げたのだから、この補助 金は全く市には関係ないですというのでは済まされないのではないかと私は言いたいのです。なぜな らやっぱり議会にも提案したのだし、そのいきさつについて正々堂々と事業所の皆さん、事業体の皆 さんに来てもらって、聞いて結構ですというぐらいの市長のあれだったらいいのだけれども、市長が 推測の域を脱しない。私全員協議会のときに言ったのです。1年、2年、3年の事業なのに1年で終 わったのだったら、2年目、3年目、全部補助金要らないのでしょうと。それなのに何で23年度だけ 取り下げなのですかといったときに、部長は単年度予算ですからと言いました。でも、県からの回答 書、農林水産何とか課の補佐からある人を通してもらいました。その中には、23年度、24年度の事業 に関しては実施しませんといって、そういうふうな形で事業体のほうから言ってきたというふうに言 っていますよ。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 24年度事業ということでございますけれども、24年度事業については計画は 一切最初からございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) すみません。21年度事業、22年度、23年度で、21年度事業の約3億5,000 万に関しては終わったと。それで、その事業で事業主、事業体は自助努力で全部終わったので、それ で22年度、23年度については要するに取り下げだというのだったらわかるの、回答書で。そうではな くて、向こうからのトーセンさんだと、22年度の分に関しては取り下げいたしますと来ているから、 23年度もどっちみち21年度で全部終わったのだったら、22年度、23年度の事業は両方とも取り下げで いいのでないですかという話をしたところ、そういう話が出た。だから、1年ちょっと違っていまし た。申しわけございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 前回の全協のときに長谷川議員からそのとおりに質問いただきまし て、22、23、一緒に取り下げの文書でなければならないのかということで言われましたが、事業承認 申請につきましては、22年度分について承認申請を上げたということでございまして、全体計画とし ては21、22、23を県のほうに上げてございますのですけれども、今年度事業に係る事業承認申請を上 げてございますので、22年度分のみで取り下げ申請をしましたということで説明させていただきまし た。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 私が本当に今までこのスギトピア岩船に関しては、固定資産税の滞納から、 それから用途資産の廃止、用途廃止資産とかいろいろな形で各議会において一般質問とかやらせてい ただいている中で、やっぱりなかなか説明不足のところが今までずっと出てきているのです、結果的 に、はっきり言って。用途廃止資産だって、委員会で本当に調査したのかどうかというのもわからな いし、実際どうなったのだかというのも実際のこと、あのときの今の市民部長の税務課長に聞きまし たら、現地調査は自分たちの税務課ではやっていないと言えば、では本当に信用していいのかという 問題もあるし。ですから、今回の取り下げに関しても正々堂々と取り下げたのだったら取り下げたの で、代表理事にでも来てもらってちゃんと説明してもらって、今までいろいろもやもやしていたのを 全部解消してもらったほうがいいと思うのですけれども、部長、その辺どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 私どもでどうしても説明が足りないということになれば、スギトピ アの新潟北部木材のほうに連絡させていただいて、そっちの社長に来ていただくなりして説明してい ただくようなお願いしたいというふうには思いますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 簡単に例えば県の検査があった、市の検査があったとか、それから事務検 査で例えば何日後お金払ったとか、そういうのがこの前の全員協議会でいろいろ聞いたのですけれど も、この前の開成さんの今までのずっといきさつというのを農林水産課長に資料としてもらいました ら、こんなにもう何回も検査、審査、変更交付申請とか変更交付決定とか補助金まで戻してもらった りしているのだね、1回払ったやつを。市が立てかえたのだか県のやつを立てかえたのだか知らない けれども、全部払っておいて、後でその差額の減額になった分戻してもらったりしている。こういう のを見ると、簡単にこうだから、市長が言われるように向こうの自助努力だけで解決できるような問 題なのかというふうに非常に疑心暗鬼になってしまうのだね。だから、私がさっき言ったように、や っぱりいろいろ今までいわくつきとは言わないけれども、誤解を招いているようなところも多分ある と思います。ですから、委員会に出てきてもらって、正々堂々と聞いてもらって、それでもし不足の 部分に関しては委員会でちゃんと調査して、議員がみんな納得するような〔質問終了時間5分前の予 告ブザーあり〕方法というのが私は一番ベターだと思いますが、市長、どうですか、その辺。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) さっきから開成ですか、補助金のことについていろいろお述べになっている ようでございますけれども、今お話ししているのは事業計画承認の申請をしないのですよということ なのです。認可を受けたということではまだ承認認可が来ていない事業でありますので、事業申請を しませんというようなことでありますので、今おっしゃっている開成の問題とは性質が違う問題であ ると私は考えておりますし、幾らでも新潟北部の社長は来ていただきたいということであれば、いつ でもというわけにはいかないでしょうけれども、日程調整をしていただければいつでも来ると、その ように私は思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今いきさついろいろ言いましたけれども、私は一番向こうが取り下げに至 ったのだけれども、実際市がずっとトーセンさんと一緒に県の補助金の申請とか初年度からかかわっ ていたわけでしょう。かかわっていないで、初めて今回初年度で全く事業しないで終わったというの だったらそれはいいです。でも、これは5億にまたがるお金で、臨時議会まで開いて委員会付託まで やった事業なのです。それ忘れないでください。これやっぱり議員にとってみれば3年計画で、ある 程度きちんと計画を述べられた前部長であったかもしれないけれども、でも事業の2年目からは当事 者、ここにいる部長、課長がちゃんとやっぱり事業を進めてきたいきさつがあるわけでしょう。だか ら、そういうのを踏まえた中で、やっぱり公平、公正、透明性があるという補助金のこれから見直し していって公表してきた中に、取り下げた補助金の項目が3番目に大きい項目があったという事実は、 これあるわけなのです、実際。ですから、それは自助努力で中古も入れてきちんと賄ったという人も いるし、中には銀行から22年、23年度借りられなかったのだという人もいる、それはうわさかもしれ ないけれども、市長言うように。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そういう一つの企業に対して銀行から借り入れができなかったとかそういう ようなことは、この場で私から答弁することはいたしかねる、そういうことを言うべきことではない と、企業の存続にかかわるあるいは信用にかかわる問題であると、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 私今非常に言い過ぎた面もあるかもしれないけれども、でもその件に関し ては訂正させてもらいますが、非常にやはり議会に提案した、先ほどもずっと言っていますけれども、 提案したことに対しては責任を持ってもらいたいということがやっぱり議員としての一番の、それを ちゃんと精査して可否を明らかにするのが議員の務めだと思いますので、その辺についてはきちんと やっぱり説明をこれからもしていっていただきたいということをお願いいたしまして、私の一般質問 を終わります。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで長谷川孝君の一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。           午前10時51分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、18番、滝沢武司君の一般質問を許します。   滝沢武司君。           〔18番 滝沢武司君登壇〕 〇18番(滝沢武司君) 議長のお許しをいただきましたので、早速一般質問を通告書に従いまして申 し上げたいと思います。私の一般質問通告は、3項目であります。   第1項目は、来年度予算編成にかかわる財政環境についてお伺いします。その1は、平成23年度 予算編成を目前にして、来年度予算にかかわる財政環境を現在どのようにとらえているかということ であります。   2点目は、議員ご承知のようにあるいは理事者の皆様方も苦慮しているように、厳しい財政環境 を進んでいるという中で、それをどのように克服していこうとしているのか、その手だてを伺いたい と思います。   2項目めは、市の慣行審議会の審議の経過と今後について伺います。第1点は、慣行審議委員会 で審議している内容は、どのようなものなのかということを改めてお伺いいたします。   2点目は、同委員会のこれまでの審議経過と今後の審議内容の概略をお聞かせいただきたいと思 います。   3点目は、審議内容の市の木、花及び鳥の選定と市民憲章制定への提言を同時に同じ委員会で審 議することは無理があるのではないかという声を聞きます。この2つの問題をどのように一致させよ うと考えているか、また考えてきたかということを伺います。   4点目は、市民憲章はどのような今後タイムスケジュールで進めようと考えているかであります。   3項目めは、(仮称)村上市生涯学習センター建設検討委員会の答申内容と今後の取り組みにつ いて伺います。その1点目は、平成22年度第2回定例会の厚生文教常任委員会では、7月初旬に建設 検討委員会答申を予定しているというように説明があったようですが、この答申内容の概略について お示しいただきたいと思います。   2点目は、答申後の整備に向けた取り組みの概要は、どのように進められていく予定か伺います。   3点目は、(仮称)市生涯学習センターの果たす役割や機能などを考えるに当たって、市民から この機会に市教育委員会を同施設に移行させることが市教育行政全体の施設管理や連携、機能強化に 必要ではないかという声を聞きます。これらのことについて検討なされたか伺います。もし検討され なかったということでしたら、その理由は何かを伺います。   4点目は、村上地区公民館の村上地区教育事務所の所在や機能は、この建設によってどのように 変わるのか伺います。   答弁をいただいた後、関連した質問をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、滝沢議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、来年度予算編成にかかわる財政環境についての1点目、平成23年度予算編成を 目前にして、来年度予算にかかわる財政環境をどのようにとらえているかとのお尋ねについてでござ いますが、本市の財政状況は平成21年度決算において財政力指数は0.407、地方債残高は360億1,946 万円となっており、財政に余裕がある状態ではないと考えなければなりません。歳入においては、市 税が経済状況の低迷の影響を受けていることから、法人市民税を中心に減収となる見込みであります。 とりわけ地方交付税などに大きく依存している本市は、自主財源の割合が低いため、国県の経済対策 に大いに期待をしているところでもあります。こうした事情を抱えた中での来年度の予算においては、 厳しい編成を強いられると予想をしております。また、歳出では新ごみ処理場建設をはじめとする大 型公共投資を控えていることから、大幅な歳出増加が見込まれるところであります。   次2点目、厳しい財政環境を克服するためにどのような手だてを考えているかとのお尋ねでござ いますが、当然のことながら歳入の確保と歳出の削減が基本になるものと考えております。最近国県 の補助金、交付金もさまざまなメニューが出され、職員一人一人の政策立案により、これらを有効に 利用することが求められてきております。また、税収の歳入に占める割合が大きいことから、徴収対 策がさらに重要だとも思っております。歳出では、経常経費の削減に取り組んでまいりたいと考えて おります。こうした厳しい財政環境ではありますが、健全で持続性ある財政運営となるよう来年度の 予算編成に臨みたいと考えております。   次2項目め、市慣行審議委員会の審議の経過と今後についての1点目、慣行審議委員会で審議を している内容は、どのようなものかとのお尋ねについてでございますが、本審議委員会は合併3年目 を迎えた市のイメージアップや市民の一体感の醸成を図るため、シンボルとしての市の木、市の花、 市の鳥を選定し、市長に提案することと、また市民憲章制定に向けての提言を行うことを目的とし、 16人の方を委員に委嘱し、審議をお願いしているものであります。   次2点目、これまでの審議経過と今後の審議内容の概略についてのお尋ねでございますが、5月 31日に第1回、7月29日に第2回目の会議を開催させていただいております。第1回目の会議におき ましては、市の木、市の花、市の鳥の選定方針及び選定方法について審議し、2回目は同委員会とし ての選定候補を定め、市民の皆さんにご意見をお聞きしようと9月1日号の市報でお知らせをしたと ころであります。今後同委員会では、市民の皆様からの意見を参考に市の木、市の花及び市の鳥を選 定し、また市民憲章制定に向けての提言につきましては、2月をめどにそれぞれ市への提言を予定し ております。   次3点目、審議内容の市の木、市の花、市の鳥の選定と市民憲章制定への提言を同時に審議する ことは無理があるという声を聞くが、どのように一致させようという考えているのかとのお尋ねにつ いてでございますが、審議委員会では市の木、市の花、市の鳥の選定を先行し、議論をしていただい ております。市民憲章制定への提言の具体的審議内容につきましては、合併前の5市町村ともそれぞ れの憲章がありましたので、新市総合計画のまちづくりの基本理念等との調和を図りながら共通項目 を整理し、翌年度以降の制定に向けてのキーワードを提言として取りまとめる予定であり、短期間で の審議となりますが、委員の皆様にはご負担をかけないよう効率的審議を進めてまいりたいと考えて おるところであります。   第4点目、市民憲章制定は、どのようなタイムスケジュールで考えているのかとのお尋ねについ てでございますが、3点目でお答えいたしましたとおり、審議委員からの提言を参考に平成23年度以 降に制定作業に着手をしてまいりたいと考えております。タイムスケジュールにつきましては、制定 の体制や市民の意見をいかに取り入れるかなどを含め、今後検討してまいりたいと考えております。   次に3項目め、仮称ではありますが、市生涯学習センター建設検討委員会の答申内容と今後の取 り組みについては、教育長に答弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、3項目め、(仮称)市生涯学習センター建設検討委員会の答申 内容と今後の取り組みについての1点目、答申内容の概略についてのお尋ねでございますが、市内各 団体等から推薦された15人の委員で構成する(仮称)村上市生涯学習センター建設検討委員会では、 教育委員会委員長から諮問を受け、本年4月17日から6月26日まで5回にわたり集中的に検討し、去 る7月5日に教育委員長に対して答申されたところであります。その答申内容の概略についてであり ますが、基本計画の策定について大きく4つの項目についてまとめてあります。   1項目めには、建設に当たり現村上地区公民館の老朽化に伴う機能移設、教育情報センター、中 央図書館との機能の補完や有効な活用を図る生涯学習ゾーンの形成を目的とすることについて述べて あります。   2項目めには、憩い、交流、学び、活力をはぐくむ生涯学習の拠点とするという理念と基本コン セプトについて述べてあります。   3項目めには、人づくり、地域づくり、まちづくりの拠点としてのセンターの持つべき機能につ いて述べてあります。その主な内容として、エントランスホール、研修室や講義室、事業実施時の保 育や親子の集える場としての保育ルームの設置、100人規模の会議やダンスなどにも対応できる可動 式間仕切りによる多目的ルームの設置、インターネットに対応できる学習室、美術や創作活動に対応 できる創作室、調理実習室、音楽室、和室の設置についてなど、各部屋の概要についてまとめてあり ます。   4項目めには、施設配慮点として社会性について、機能性について、安全性について、環境保全 についての基本的な考えのまとめとなっております。なお、この答申文は市ホームページに掲載する 予定であります。   次に2点目、答申後の整備に向けた取り組みの概要は、どのように進められるのかとのお尋ねに ついてでございますが、今後はこのたびの答申及び村上地区公民館利用者からお寄せいただいたご意 見やご要望を参考に、より具体的で詳細な基本計画を速やかに作成するものとし、建設について関係 各課と協議を進めてまいりたいと存じております。   次に3点目、(仮称)市生涯学習センター整備の機会に市教育委員会を同施設に移行させること を検討したか、またしなければその理由は何かとのお尋ねについてでございますが、合併して3年を 経過している中で、市教育委員会が朝日支所にあることに対して、事務処理上で若干の不便さはある ものの、教育行政運営上、特に大きな支障となることはございません。したがいまして、今の段階で は生涯学習センターの中に市教育委員会を移転するということについての検討はしておりません。た だし、教育の機会均等から障害児や健常児が一緒になって勉強できるように教職員の再教育の場、小 学校教員の英語教育のための教育の場として教育センター的な機能の充実が今後最も必要なことにな ってくると考えられますので、そういう検討をして加えているところであります。   次に4点目、村上地区公民館内の村上地区教育事務所の所在や機能は、どのように変わるのかと のお尋ねについてでございますが、現在行政改革による来年度の組織機構改革に向けて、各地区教育 課も含めた人員の配置などの検討がなされているところですので、事務所の機能や配置につきまして は、(仮称)市生涯学習センター建設の推移を見きわめながら、総合的に検討していく所存でありま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 大変ありがとうございました。項目ごとに質問をしていきたいと思いますが、 今市長から話があったように、来年度の財政環境というのは非常に厳しいと。これは、もうどなたも おわかりになっていることなのだろうというふうに思います。入るほうがともかくどんどんと減って いると。端的な例は、21年の当初予算の法人市民税が5億1,300万あったと。それが22年、ことしの 当初予算では3億8,000万と。26%も当初の段階で落とさなければならないという非常に厳しい環境 があります。今市長から話あったように財源をやはり国、県に頼らざるを得ないという傾向が一層強 くなるのではないかというふうに心配をします。加えて答弁にもありましたけれども、ごみ処理場の 建設の準備とかあるいは今教育長から話のあった生涯学習センター、あるいは山北支所の建設と。大 型のプロジェクトがもう次々に予定されている中では、本当に今言葉で言う非常に厳しいものがある のだろうというふうに私も予想します。ともかく入るのが減っていくということになると、どうして も出るを制すということが非常に大きな問題になっていますが、出るを制するという、いろいろなこ れまでも毎年のように財政の厳しさが訴えられた中で、市として来年度はこういうふうな形で、一律 にとかあるいはポイントを絞ってとかいろんな出るを制するやり方があろうかと思いますが、今の段 階でこんなふうにしたいというのは、まだ予算編成の基本的方針とかそういったものが恐らく決まっ ていないのだろうと思いますが、こうしなければとっても入出のバランスがとれないのだがというよ うなことで考えていることはございますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、非常に景気が上向いてこないというところでありまして、よって税収 が思うように回収できないというようなことでありまして、今国では民主党の代表選挙が華々しく行 われておりますけれども、でき得れば大型経済対策をとっていただいて、そして地域に元気を与えて いただきたいと同時に非常に円高不況でありますので、非常に経済対策を早急にやっていただいて、 私ども地域に元気を与えるような、そういうような補正予算を組んでいただきたい、そのように考え ているところでございます。幸いにして今県会も開催されますが、県会におきましてもそれらを考慮 して非常に大きな補正予算を組んでいただけるやに聞いておりますので、期待をいたしておるところ でございます。いずれにいたしましても、国、そして県の経済対策の大型補正に私どもは期待をして いるというところでございます。当然滝沢議員おっしゃるように、出るを制しなければなりませんの で、どこをどうするかということはこれからの話になりますが、先ほど来申し上げているように、ま ず当然のことながら経常経費の削減を徹底して図っていかなければならない。そして、無理、無駄の ないような、そういう事業選定に取り組んでいかなければならないと考えて予算編成に臨みたいと、 そのように考えて、詳細につきましては担当課長から説明をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) ただいま市長が答弁いたしたとおりでございます。私どもとすれ ば、やはり歳出をどれだけ経常経費で削減できるかというのに力を注ぎたいというふうに考えており ます。それらの手段につきましては、今内部で検討しておりますが、例えばことしは100あるものを9 8%に抑えていただきたいというような一定のめどのあるものを考えたいというふうに考えておりま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今話したように経常経費の削減というところが非常に一般市民にかかわる部 分も大きいものですから、その点についてはひとつきっちりとした納得のできるような説明を今後と もお願いをしたいと。12月の定例会までには、基本方針なり財政運営の方向なりが恐らく出てくると 思いますので、その機会でもあるいはそれまでの間にひとつお示しいただきたいと思います。ともか くこうやって今市長が言うように民主党の代表選挙が行われております。代表選挙イコール首相を決 めるというような非常に大きな問題で、どなたになるのかによってあるいは自治体の財政環境という のは、いろいろな形で変わってくるのでないかということも予想されますので、その辺の見きわめを よろしくお願いしたいと一緒に、なかなか景気あるいは雇用、それから大型の公共事業への投資、そ ういったことについての明らかな部分といいますか、はっきりした部分がない中ですので、やはり先 ほど言いましたように大型プロジェクトを組むに当たっては、やはり数年間の財政運営の方針といい ますか、財政運営計画といいますか、そういったものがやはり示されないと毎回同じような苦しみを 聞かなければならないということもありますので、その辺もひとつよろしくお願いしたいと一緒に、 今申し上げましたように削減に当たっては、ぜひ市民生活あるいは市民の要望を本当に大事にして、 いろいろな方向あるいは計画をつくっていただきたいということをお願いして、この件については終 了して、次の市の慣行審議委員会の関係に移らせてもらいます。   はっきり言いまして、私この慣行審議委員会、最初ぱっと聞いたとき、お客様を呼ぶあの観光か というふうに受けとめたのです。それで、一体かんこうってどんな字を書いてということで聞かせて もらいました。慣行というのは、従来からならわしとして行われていることなのだというふうに辞典 なんかには書いてあります。いわゆる習慣とかしきたりとかそういったことのようですけれども、市 の木、花、鳥を選考するというのが本当に慣行なのかどうか。慣行であれば、私はどの市町村もなべ てやらなければならないことだと、自治体として。ところが、どうもそうでもなさそうだと。木と花 は、決まっているけれども、鳥は決まっていないとかいろいろなばらつきを聞くわけです。まず、木、 花、鳥を選定するというのは、自治体としてはならわしなのですかということをまずお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 端的に言いまして、それぞれの自治体の思いで制定するところ、しない ところあってしかるべきだと思いますけれども、今回慣行審議としてまとめたものについては、新し い合併した市において合併協定の中で、このことについては慣行の取り扱いとして合併市に持ってい くというくくりで市民憲章、市の木、市の花等をくくってございますので、これらを審議する委員会 としてそのような名称を冠としていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そうすると、合併前の5市町村ともそれぞれ木、花、鳥というのは決めてき ていると。だから、今回まとめて慣行としてつくるのですよと、こういう受けとめ方でいいのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 象徴とする木、花、鳥等については、それぞれまちまちでございました。 ただし、合併のとき木、花、鳥等については、周年記念に合わせて定めていこうと、こういう方針で ございましたので、今回市の木、花、鳥を選ぼうというふうにしたものでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そういうことであれば、必ずしも旧5市町村とも3つの要件をすべて満たし ているということではないということのようですが、審議委員会、20名という設置要綱の中に、20名 ですよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 要綱では、20名以内としておりますけれども、先ほど市長申し上げまし たように16名の委員を委嘱してございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 市長の答弁書はこっちないものですから、ここに設置要綱にあるように20人 だったかななんて聞き逃すのです。こういったことはよくありますので、皆さん方はいいですけれど も、私らは市長の答弁を中途半端に聞くわけではないのですけれども、聞き逃したり聞き間違えたり するということがありますから、答弁書があってそうだなということがわかるようなやっぱり今後の 方向の一般質問の審議には必要なのだろうなというふうに今ちょっと感じました。それは、さておい て、委員の選考です。これは、その後の市民憲章と一緒にしたことともかかわるのだろうと思うので すけれども、非常に市の木、鳥、花を制定するというのは、専門的な分野の方が携わらないと、なか なか決まらないのだろうと思います。例えば私に村上市の木の、花をなんて言われても、村上市全体 の状況についてはわかりませんから。そこで、専門性ということについて審議委員会を立ち上げるに 当たって、どのように考えられたのか。村上市には、木でも花でも鳥でも専門家とかあるいは団体と かサークルとか幾つもあるように私は受け取っているのですが、その中からどのように委員を選考さ れたのか、選考の経緯について伺います。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 設置要綱をお持ちであるようでございますので、その中に組織について は委員会の構成人数、それと選出のこういうところから選ぼうというものがございまして、一つは自 治組織に属する人から代表を選ぶ。それから、各種産業団体等に属する方からというようなこと。そ れから、教育、文化等の分野に属しておられる方。その他市長が認める方というようなことで、議員 ご承知のとおり5つの市町村が1つになりまして、新しいまちの象徴として市の木、市の花等、どれ がいいのだろうというふうな議論をいただくには、それぞれの地域のこれまでの思いもございますの で、今ほど言ったような委員構成で議論すべきだというようなところと、あわせましてその他市長が 必要と認める者という項目がございますので、今ほど言いました、議員も言われたように、花、鳥、 植物等、それから動物等に造詣の深い人にも入っていただくというようなことで、いろんなところに お聞きし、その中で適任だという方にご委嘱をしたところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今の答弁わからないでもないのです。なるべくそういうふうなことで4項目、 設置要綱の4つの分野からということなのですけれども、決まった後の木でも鳥でも花でも、ただこ う決めましたよだけではないと思うのです。やっぱり経緯を持たせないと。こういった種類のものは、 非常にどこでどのように決まったのかわからない、だれがどうやって決めたのかわからないというよ うな経過をたどると、往々にして経緯そのものがないものになってしまうという心配をするからなの です。例えば今の設置要綱の4つの部分でもいいでしょう。やはり専門家のご意見を集中して審議を すると。例えば花だったら花の選考部会とか鳥の選考部会とか、そういったことで少しでも専門家が 本当に汗を出して一生懸命になって決めたのですという経緯を持たせないと、せっかく決めても余り 市民からは納得されない部分があるのではないかと思うから、今のような質問をするわけです。そう いった経過もないようですから、しかも相当審議も進んでいるようですから、私はそのことをあえて、 もしこれから今アンケートをとっていますけれども、私はむしろアンケートが先だったのではないか と。今までこういうふうに町村でやってきましたよと、こんなのがありますよ、村上市はこういうよ うな、ここにありますように候補になるものがありますよということをやって、それを今の14人の方 ですか、その人たちがまとめていくという、その中で専門性をきちんと1つずつ押さえていくという やり方のほうが私は今後のためにもよかったのではないだろうかなというふうに思います。   そこで、やっぱり市民憲章への提言というのがひっかかるわけです。木、鳥、花、これは制定す るための相当大きなファクターになる委員会だと。それと市民憲章とがどのようにドッキングさせる のか。非常に専門性の高い分野と本当に市民全体が、市長の答弁でいけば一体化を醸成するようなも のにするためのものとは、私は質的に相当違うものがあるのではないかと思うものですから、ここの ところが私はわかりません。ただ、ここの慣行審議委員会の提言、市民憲章への提言が非常に大きな キーワードになって、次の実際に市民憲章をつくるときの委員会に大きな負担をかけるのではないか と。それでないと、ここで審議する意味がありませんので。その辺のところをもう少しご説明いただ けますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) まず、前段議員質問された市の木、市の花、市の鳥の選定の手順等につ いては、この委員会の中でも相当議論をいたしました。どういう形でまとめ上げるかということにつ いては、相当議論いたしました。その結果、やはり委員会が責任持って、ある程度のものをこういう 形で市の木、市の花、鳥というものを選んでいくべきだというものを、私たちはこう思うというもの を提示する中で、市民に意見を聞くべきだという方向を出したものですので、その点はご理解いただ きたいと思います。   それから、この委員会が先ほど申し上げましたように慣行のいろいろなくくりの中で委員会を立 ち上げたものですから、まず象徴となる市の木、市の花、市の鳥を選考し、選定いただいて、これに ついてもこの委員会が決めたということでなく、この委員会の要綱にあるように定めたものを市長に 提言すると。その後市では、中間報告、議会に申し上げながら、でき得れば議決をいただく形でこれ を決めていきたいと、こんなふうに思っているところであります。   それから、市民憲章についてでございますけれども、先ほど議員質問にあるように確かに私ども 憲章としていただく新しいまちの憲章でございますので、十分な審議、議論の上、定めるべきだろう というふうに思っておりますが、それぞれの旧市町村でそれぞれの思いを持ってこれまでもつくって きました。その中から選出されている委員の皆さんに新しいまちでは、こういうものを柱として考え ていくべきだというものをいただこうとするものでありますので、その点については市長答弁にもあ りましたように十分整理をしてご議論をいただくような手順を踏んでいきたいと、こんなふうに思っ ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) その辺に一番最初慣行というあたりが非常にひっかかってきて、どうせここ でいろんなことをやるのだから市民憲章についても聞いておこうやというような、そんな気持ちはな いのだろうとは思うのですけれども、そう受け取らざるを得ない部分が感じられるものですからお聞 きしました。   教育長にお伺いします。生涯学習センター建設委員会答申について今ほど話がありました。議会 に対しては、用地の取得の途中経過について話がありましたけれども、今聞きますと、7月中に答申 を終えながら、議会にはそのことについてのレクチャーは全然ないというような経過なものですから、 こうやって聞かなければならないということであります。センター建設委員会の設置要綱を見てちょ っと驚いたのですが、これが普通なのでしょうか。訓令という形で、訓令第6号という形で設置がさ れています。訓令というのはわかるでしょうね。上級官庁が下級官庁に対していろんなことを指示、 命令をするという言葉なのです、訓令というのは。非常に戦後は余り聞かない言葉がまだ残っている ということでちょっとびっくりしたのですが、その中で訓令第6号、5回ほど委員会をやられている ようです。4月から7月まで約3カ月、非常に大きなスピードだと思うのです。しかも、これで本当 にこれから市の財政厳しい中でこの問題、建設をやっていこうというときには、もっともっと慎重な 姿勢と対応が必要なのではないかと思うのですけれども、その辺十分なのかなというふうに思いまし た。その辺は、端的に言って十分だというふうに考えて、7月の答申を受けるスケジュールを組んだ わけですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 答申をする会議には、私も5回ほどすべて出て皆さんのご意見を聞きなが ら作成していったわけでありますが、大変熱心に、しかも先進地の現場へ行って見学したり、そこの 人たちから説明を受けたり、そうしながら答申案が作成されました。私としては、大変丁寧な答申案 だったなと、このように思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 私は、小川委員長さんをはじめ、15名ですか、14名の皆さん方のご苦労に本 当に感謝をしたいと思うのです。ところが、学習センターあるいは今教育長の答弁で生涯学習ゾーン をつくるというような計画の一環としてこの問題をとらえると、今の時点でこういうふうにしたい、 こうありたいということ以上に、教育施設としては20年後、30年後の将来に向けた分もきちんと織り 込みながらやっていかなければならない非常に大きな問題なのだろうと、課題なのだろうと思うので す。ですから、1回目に諮問をして今後のスケジュールについてお話をしたと。2回目は、今教育長 の言うように参考施設の視察を行いましたと。3回と4回でセンター機能及び建設等の概要について の検討を行った。そして、5回目は答申だと。こういう5回の進め方。〔質問終了時間5分前の予告 ブザーあり〕実際にそのことについて、建設のことについて十分話し合っているというふうに教育委 員会では思っているかもしれませんが、これだけの今ある課題を、しかも今後を見通して検討をした というには余りにも拙速でないのだろうかなというふうに感じざるを得ないのです。そういった点で、 これからまだまだ答申は受けたけれども、答申についての今度は教育委員会内部としての検討を恐ら くやっていくのだろうというふうに思いますので、その辺についてはやはり利用者のご意見を聞くと いうことも非常に大事なのですけれども、教育委員会が村上市の教育に対してどんなスタンスで、ど んなことを重点に思いながらこの建設をやっていくのだという意気込みが感じられるようなものにし ていただきたいというふうに思います。   一番最後のほうに村上地区教育事務所の位置について、今のところ機構改革の関係もあるのでと いう、検討をするということなのですが、それと一緒に今村上地区公民館には幾つかの団体が事務所 として部屋を貸してもらっているというのがあるのですが、学習センターが建設されると、そういう ような団体は、その前にできて、公民館機能をセンターに移すということになると、あの今の地区公 民館というのはどんな形、空き家にするのですか、それともなおこういうことで使うという方向を持 ちながら検討しているのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 今の建物は、50年以上たっておりますので、非常に耐震構造にもなってい ませんし、危険な建物であるというようなことから、そういうことを考えて何か方法、使うとすれば お金をかけた施設にしなければならないし、もしそれでも使えないのであれば処分しなければならな いし、その辺は今後の問題だと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) その辺が今入っている団体の皆さん、心配しているのです。公民館が移った ら我々どこへ行くのだろうと、こういう心配です。これは、もっともだと思うのです。自分たちがそ うやって生涯学習あるいは市のいろいろな協働のまちづくりの関係で協力をしていると。そういった ところにまで本当に目を向けた検討なのかどうかということも含めて非常に心配されています。ぜひ 地区教育事務所にかかわることかもしれませんが、教育委員会全体としてその辺のところ、引っ越し た後はどうするのだというようなことにまでやっぱり考えを持ちながら進めていただきたいと。村上 の言葉で言うと、さんじょっぱらいにならないようにひとつ十分な検討をお願いをしたいということ で、非常に走り走りで質問がまとまらない部分があるかもしれませんが、以上で私の質問を終わらせ てもらいます。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで滝沢武司君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時55分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、5番、川村敏晴君の一般質問を許します。   川村敏晴君。           〔5番 川村敏晴君登壇〕 〇5番(川村敏晴君) 皆さん、ごめんください、川村敏晴でございます。今議長のお許しをちょう だいいたしましたので、早速通告に従い、質問をさせていただきます。   まず、第1項目め、荒川右岸河川敷公園の今後の利活用について。あらかわ大祭でのメインイベ ントとして開催される大花火大会も荒川河川敷に移ってから9年目になります。特に尺玉100連発の 見ごたえは大変すばらしく、花火大会を一層にぎやかで華やかなものにしております。さらに、国土 交通省羽越河川事務所の河川整備に伴い、花火の見物客も年々ふえてきております。また、この河川 敷公園のもう一つの特徴がサッカーグラウンドを3面そろえていることが上げられます。県下でもサ ッカーグラウンドを3面そろえているところは非常に珍しいと聞いております。しかしながら、残念 ながら水道施設とトイレの設備がなく、大きな大会を計画する際にブレーキがかかるとのことでござ います。今後花火大会だけでなく、サッカーやジョギング等のスポーツでの利用も期待される場所で あり、トイレを含めた水回りの整備が必要と思いますが、市長のお考えをお聞かせください。   2つ目でございますが、荒川統合保育園の建設計画のあり方についてお伺いします。今年度予算 に荒川統合保育園建設計画の調査、設計が盛り込まれ、平成24年開園に向けた保護者説明会が8月中 旬、3回に分けて開催されました。私も参加いたしましたが、参加者が3日とも非常に少なく、説明 会の目的を達成していなかったと考えられます。説明会の開催時期や広報の仕方に問題があったとも 考えられますし、このたび説明会対象者が完成時には卒園する保護者であることも問題があると考え られます。生活しやすい地域づくりには、子育て支援の拠点でもある保育園のあり方はとても重要で あると考えられますが、今回の説明会を受けて今後の計画のあり方についての市長のお考えをお伺い いたします。   ご答弁の後、再質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、川村議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、荒川右岸河川敷広場の今後の利活用について、トイレを含めた水回りの設備 が必要ではないかとのお尋ねでございますが、荒川河川広場は平成19年度に国土交通省が行った荒川 水防訓練の会場として整備されたもので、その後多目的広場として整備され、平成21年度から工作物 としてはサッカーゴール4基を常設することで占用を受けております。施設としては、サッカーゴー ルを置いている広場が2面、多目的広場として1面を備えており、平成21年度では約1,000人の利用 がありました。また、管理をサッカー場としての使用を要望しておりましたサッカー団体のトライ パーク荒川を育む会に管理委託をお願いしております。今後の水回り等の施設整備につきましては、 水源となる一番近い水道管まで約700メートルほど離れており、この施設専用の水道の布設となると 多額の費用が生じます。また、この付近は大雨による水位上昇により水が流れ込むことも想定され、 設備整備を行っても存続できるかが懸念されるところでありますので、今後につきましては国交省は もとより、主な利用者であるサッカー団体とどのような方法が一番よいのかを検討し、対応してまい りたいと考えております。   次2項目め、荒川統合保育園の建設計画のあり方についてのお尋ねでございますが、荒川統合保 育園建設計画につきましては、合併前の旧荒川町当時からの計画を新村上市が引き継ぎ、計画を進め ているところであります。引き継ぎを受けました旧坂町病院跡地について計画しようとしている規模 の保育園を建設するには面積の不足が懸念されることから、業者に測量、基本計画作成業務委託をし、 7月30日に調査報告書を受けたところであります。報告内容は、建設計画を予定している200人定員、 建築面積2,400平方メートル程度の駐車場の確保、園児送迎バスの動線の確保、屋外遊技場等の建設 要件が可能であるというものでありました。この報告を受け、8月9日には荒川地域区長の皆様、8 月18日から20日までの3日間は荒島保育園、坂町保育園、そして大津保育園の保護者を対象に荒川統 合保育園基本計画の概要について説明会を開催したところであります。保護者説明会では、ご指摘の とおり参加者が少なく、大勢の方からご意見を聞くことができませんでしたが、区長会、保護者の皆 様からは園児の送迎の問題、交通の利便性の問題等の貴重なご意見をいただきましたので、これらを 十分踏まえた上で、今後の建設計画を考えてまいります。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) それでは、再質問をさせていただきます。   まず、第1の項目から再質問をさせていただきたいと思います。今市長のほうから国交省、そし てまたグラウンドを主に利用しているトライパーク荒川ですか、サッカー団体ですけれども、この 方々と協議をしたいのだというふうなご答弁でございましたので、前向きに考えてくださっているか なというふうに感じ取っているところでございますが、私も実は先般羽越河川国道事務所の特に河川 担当である副所長さんにお会いして、運動公園の管理状況、国交省の考え方や今後の進め方について お話を聞いてまいりましたが、国交省側としてはやはりこのエリア、荒川河川敷全体を含めて地域、 村上市民の皆様に親しんでもらえる環境をつくっていきたいのだというふうなお話でございまして、 水辺の学校も含めてグラウンドのエリアについても国交省でできることはどんどんやっていきたい。 そのかわりやっぱり地域の利用団体、そしてまた市の皆さんにも応分のご協力をしていただければ、 なおありがたいというふうな考え方で、単刀直入にトイレと水道の設置についてお考え聞いてきたの ですが、昔よりも非常に設置要件が緩くなっているといえばあれなのですが、新しいトイレも出てき ている中で、河川敷の中に上部を取り外すことのできるようなトイレを設置することは問題ないと。 場所だとか形については、取りつける人たちと協議はしてほしいということでありましたけれども、 仮に市のほうで取りつけていただけるのであれば、幾らでも相談に乗れますと。また、水道について は今市長がおっしゃったように水源地から水道水を引っ張ってくることも布設については幾らでも了 解出せますよというふうなことで、経費面については非常にかかるでしょうけれどもねというふうな お話の中で、河川敷ですから飲料には適さないにしても、井戸を掘ってくみ上げ式の布設については どうでしょうかというふうなことに対しては、それも特に大きな障害があるというふうな認識は持っ ていないというふうなことで、いずれにしても相談を受けながらお互いに河川利用を市民の皆さんに 開放していける、そういう環境をつくっていくためにぜひとも力を合わせて協議をしていただきたい というふうなお返事でした。これを受けて、やはり花火であれだけ人が集まるようになった、そして またサッカー等で市民の憩いの場、そしてまたアユだとか鮭の釣りに対しても鉄橋下等を含めて利用 者が涼をとったり、またそこで寝泊まりをするような方もいらっしゃいますが、非常に河川敷として あの場所を利用する方が年々ふえていっているというふうなことで、荒川河川上の一つの市の顔にな りつつあるのかなと、こんなふうにとらえていますが、トイレと水場の確保、これがやはり一番必要 な施設になってくるのではないかなと思いますが、この辺について市長の国交省の考え方を聞いた上 で、どのようなお考えをお持ちになったかお聞かせ願いたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいま川村議員からおっしゃったように、国交省においては永久構築物は 許されませんよということでございます。といいますのは、当然大水が出ますので、そのときには撤 去できるようなものでなければだめだというようなことでありますので、当然今の施設を見ますと、 トイレ等は必要な施設であると私どももとらえておりますので、どのような形でどのようなところに 敷設したらいいかというようなことを利用者等も含めて、あるいはまた国交省にご意見等をいただき ながら進めなければならないなと、そのように考えているところでございます。   水道水についてでございますが、飲料水が必要なのかあるいは飲料水ではなくても、例えば足を 洗ったり手を洗ったりするのでもいいのか、その点についても利用されている方々あるいはそのほか にも今おっしゃったように花火大会等で多くのお客さんが来ますので、それらにどうやって対応して いったらいいかというようなものを含めまして、これから検討をしていきたいと、そのように考えて おります。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 今の市長のご質問、利用者側のお話を聞いたところによりますと、やはり飲 料水については今自分で持ってくるというふうなのがいろんなスポーツもそういうふうな流れになっ てきているので、大きな問題は感じないのだけれどもということで、サッカーというスポーツ柄、雨 であれ、好天であれ、競技が開催されるという関係上、やはり汗をかいて汗を流すだとか泥を洗い落 としてから車に乗るだとか、そういう意味では体とかユニホームをざっと洗い流す、そういう水の施 設が非常に切望されるというふうな話をされていました。また、国交省の副所長さんの話ですと、当 初は芝を張ってみたいなというふうなことで芝の計画があったのだそうですが、やはり張った後の管 理というものについてちょっとネックになって実現はしなかったのだけれどもというようなことで、 意欲はまだ持っているなというふうなことは感じてきましたので、やはり利用団体である中心になる のはサッカーの方たちということになると思いますが、そこに市のほうからもやっぱり手を差し伸べ てもらい、また体育協会等もそこにお手伝いをしながら、一つの市民の憩いの場をもう一つ広げてい っていただきたいと、こんな思いを持っているのでありますが、花火大会で芝生の上で寝そべって花 火を見る環境も非常にいいのではないかなと、こんなふうに感じますが、いかがですか、市長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) トイレと水道、水道といいますか、水洗い場といいますか、それについては 川村議員が国交省とお話ししたり、トライパーク荒川育てる会とお話ししていますので、私どもはお 話ししなくていいかというと、そうではございませんので、私どもがお声をかけさせていただいてお 話を聞いて、それから考え方を進めていきたいと、そのように考えておりますし、芝生の張るという ことに関しましては、その後の管理を考えると私は大変だなと考えております。例えばことしなんか は猛暑でほとんど芝生が枯れている、溶けているような状態でありますし、またあそこは河川敷とい う非常にいつ水がかぶるかわからないというような状況でありますので、それらを十分に考慮してか ら結論を出さなければならないなと、そのように考えているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) もちろん私が全面的に交渉役になるわけではございませんけれども、やはり 国交省としては市に腰を上げてもらいたいというふうな感じを十分感じ取ってきましたので、芝生に 関して管理はかなりのところまでやれるのだよというふうなこと、ニュアンスをにじませておられた と、私はそういうふうに感じていますので、ぜひとも早急に窓口を開設して取り組んでいただきたい、 このようにお願いをして、次の荒川保育園の統合のほうの再質問をさせていただきたいと思います。   まず、この問題については、ことしの6月の定例会に市有地の村上市の土地の有効活用というふ うな側面から市長に質問をさせていただいたこともございますが、やはり坂町病院の跡地に対して今 計画をされている保育園のありようというものが地域住民の方や、また現場の保育士からもいろいろ と意見をいただいております。特にこの中で一番懸念されるのがやはり150人からマックス200人体制 で計画をされている統合保育園。これが果たしてこの敷地面積の中で十分な保育園、将来何十年もわ たって利用する保育園として本当に問題なく運営できるのかというふうなことが非常に心配で、いろ んな不都合が考えられるのではないかなと。そういう部分を細かく検証した計画に果たしてなってい るのかというふうな部分が非常に問題視されているわけで、私のほうもあえて今月計画が進む前に行 政当局にもっときちっとした調査をお願いしたいという意味で質問をさせていただいておりますが、 まずは先ほどの保護者説明会、これは非常に人数少なかったというふうな話ですが、実際何人参加さ れたというのが市長のほうに報告が入っていると思うのですが、ご承知でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 報告はいただいておりますので、詳細につきましては担当課長から説明いた します。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 8月18日から20日まで開催させていただきましたが、保 護者数の数は3日間で21名の参加でございました。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 21名ですが、全体の数の何割くらいになりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 全体の約1割の数です。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 保護者総数の1割ということです。では、市長、この説明会という趣旨を考 えて、保護者に対して1割の方が説明を聞いてくれたということでございますが、この辺について十 分な説明がなされたというふうにお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 出席された数からいきますと十分ではないと、そのように考えていますが、 その背景には保護者の方々に新しい場所については、坂町病院跡地につくるものだという概念が私は あって、さほどそんなに聞かなくてもいいのではないかなと、そういうようなものがあったのではな いかなと、そのように考えておりますが、しかしながら関心の低さには驚いておるところでございま すので、今後何らかの形で再度計画をするべきかあるいは別の角度から何らかの方法を考えるべきか というようなことを考えていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 今保護者サイドの認識の低さというふうなお話が出ていましたが、保育園の 統合計画の発端、スタートからことしの説明会に至るまでの経緯についてどなたかご説明できる方が いたらお願いしたいのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(平野俊之君) 荒川支所長であります。議員の今、今まで計画までの経緯というお話 がございました。議員ご承知のように3園の統合保育園の計画につきましては、6市町村の合併協議 会時の建設計画の登載事業ということで、旧荒川町時代にも議員の皆様にもご報告をさせていただい た経緯がございます。保護者からの意見をとったかということになれば、そこまではやっておりませ んが、いわゆる3園の合併するちょうど中心地だということで利便性もいいだろうと。また、町有地 でございますので、新たに土地を求める必要もないだろうと、経費もかける必要はないだろうという ことから、当時荒川町が計画したものでございます。こういった計画で今まで進めてきたということ でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 今支所長のほうからお話があったとおりなのでございますが、計画について は合併前の合併に絡んでの登載計画にのったと、のせるというふうな話は、我々議員としても承知は しているのですが、ただこれが地域住民の方に周知されていたかどうかというのについては、全く地 域住民に対する説明等もなされたという経緯は、まず私は記憶にないのであります。それで、先般6 月の一般質問で予算にのったもので、私が市有地の土地に絡んで質問をさせてもらったのですが、そ れ以前は荒川地区において統合保育園の話というのは全く出ていなかったのも現実であります。その 中でやはり唐突に建設の話が保護者と区長会になされ、利便性の細かい説明等は多分、多分というか、 私は説明会にお邪魔しているので、説明の内容も承知しているのですけれども、区長会のほうには顔 を出していませんけれども、やはり地域の皆様、保護者にだけ説明すればいいのか、区長様だけに説 明すれば、それで説明責任が全うできたかということについては非常に疑問でありますが、説明を受 けたのは今言った保護者の約1割、そして区長様というふうな中で、保育園の計画について合意がな されていたというふうに考えるのは非常に問題があるだろうと、このように考えております。ここで その問題点で一番大きなのは、やっぱり広さです。マックス200人に対して実際は200人になることは ないと。子育て支援センターを踏まえてもだんだん少子化なので、そんなにならないで十分広さは確 保できますよという説明会だったのですが、荒川統合保育園の敷地面積に対して建物の面積、これを 割ると0.28くらいになるのです。これが村上市の全体の保育園の中で同じような計算をしてみたとこ ろ、三面保育園が0.3、岩船保育園が0.27というふうなことで、割合的には比率的には似通っている ので、現場を見てまいりました。三面保育園については、全体数が40人規模の保育園ということであ りましたけれども、やはり建物の大きさの割には園庭が小さいのだというふうに感じてきました。こ こは、建物の玄関まで保育園バスが入る構造になっていますので、その分が園庭の面積を侵害してい るというふうな状況であります。岩船保育園については、比率が0.27と荒川と三面保育園に同じよう な数値ではあるのですが、建物が2階建て、それから玄関前に保育園バスが入らなくてもいい立地条 件になっていますので、園庭については非常に広くとれているなという感じを受けます。この辺を比 較して、あと神林で一番直近にできているみのり保育園ともう一つ何ですか、向ケ丘保育園ですか、 ここについては同じような比率計算すると0.11、0.12、非常に敷地面積が広くとられております。見 るからに駐車場スペースも十分とられていますし、保育園バスの送迎するスペースについても一般道 と隔離されていますので、そういう意味ではスペースと安全面が十分確保されているというふうに感 じてきました。それに比べて統合保育園については、数値的には0.28でありますけれども、その中に 保育園バスを一方通行で保育園の玄関に入れて車を流し出すと。そこに職員と子育て支援の方たちの 車の駐車スペースが約40台。これを割り引くと、園庭の広さというのは全体の敷地面積の約4割。こ の面積の中に日々200人はならないとはいえ、150人以上には十分なりますので、子育て支援の方も入 れれば。この人たち、子供たちの保育環境として果たして十分なのか。今コンパクトな保育園がはや っていますよというふうなコンサルタントの説明があったというふうに前お聞きしましたが、につけ ても我々の子育て支援の中心となるべき保育園として本当に適したものなのか、この部分の検証が非 常に保護者等に対する説明の中で大きく欠けている、区長さんに対しての説明も非常に欠けていたの ではないかなというふうに感じます。保護者説明会は、私も聞いていますので、わかりますが、区長 説明会の中でこういう問題点に対する説明はなされたのかどうか、これ支所長、同席されていたと思 うので、お聞かせ願いたい、課長ですか、お聞かせ願いたいと思いますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 区長さん方のほうにご説明させていただきましたのは、 保護者会の説明会と同様の基本計画の概要について説明をさせていただきました。したがいまして、 そういう細かい部分等々のことについては、説明しなかったわけですが、区長さん方からのほうもそ ういうふうなご質問等は受けておらなかったということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) もっと踏み込んで考えると、冬場の送迎を考えますと、車道が狭くなります。 今予定されている坂町病院跡地というのは、国道7号から坂町駅に少し入った場所にあります。とい うことは、通勤のために坂町本村、そして藤沢駅前地区から7号に向けて走る車、また高校生通学、 通勤のために坂町駅に向かって通り抜ける車が朝のラッシュ時は、かなりの台数が行き来する場所で あります。また、保内小学校の児童、そしてまた中学生、高校生等も自転車、徒歩で行き来をする場 所でございます。ここが冬場除雪等で歩道が除雪されない場合は、車道を子供たちが歩く状態になり ます。そこに保育園通園バスが3保育園の部分のほうに1カ所に集中しますと、保育園バスの台数だ けでも3台ですか、ここに個々で送り迎えをする個人の保護者の車が50台相当くらいは送り迎えに走 ってくるのではないかなと思います。時間をずらすのですが、9時過ぎになると子育て支援の方たち が来ますが、これは時間がずれているにしても、ラッシュ時に仮に一方通行とはいえ、入って保育園 から出るときに必ず車をとめて出入りしなければならない。非常に交通の面でも危険が倍増する場所 になっているというふうな、こういう部分の説明が保護者会もしくはまた区長会のときにも全くなさ れていなかった、これは事実だろうと思います。なされていないということについては、なかなか想 定しづらいものでありまして、ここに十分保育園として機能できるよという図面が示されて、いかが ですかというふうな説明であると、なかなか本質的なところの判断がしづらいのだろうと、このよう に。そんなことで代替地として同じ市有地のある荒島という地域を私出していますが、基本的には荒 島がいいとか悪いとかではないのです。将来の保育園として適地であるかどうか、ここをやっぱり地 域住民にしっかりと説明がなされた上で理解を、建設されたのであれば、この場所で全く私は異論は ないのです。ただ、そのプロセスが全くないまま計画が進むことに非常に危惧を感じているわけであ りますので、今後の市のこの計画について進め方を改めて市長にお伺いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今旧県立坂町病院跡地ということで、私どもの感覚でいきますと、あそこの 場所は保育園の建設用地として求めてあるのだよというような概念で進めてまいりました。そこで、 何とかならないか、市有地でありますということでありまして、そのほかに可能性があるとすれば、 3つ保育園が統合しますので、大津保育園も私も見に行ってまいりました。荒島保育園も見に行って まいりました。大津保育園は、到底無理だと。可能性が考えられるなというのは、荒島保育園のとこ ろでありますけれども、ご案内のとおりあそこには農村公園等がありまして、あそこにもし同規模の ものをつくるといたしましても、用地買収をしなければならないわけであります。そして、もう一つ は土壌、地質です、本当に建てても大丈夫か、軟弱な地質ではないのかというようなことも懸念をさ れております。事実図面もつくってございます。川村議員おっしゃるように十分に用地を取得すると いうことになりますと、相当な面積を買収をしていかなければならないと。そして、買収地、隣接す る買収地は、果たして土壌的に大丈夫かというようなことも検討していかなければならないというこ とであります。それらについてもこれからどうするかということをまだ県立病院跡地に決まったとい うことではありませんので、それらも含めて検討をしていく必要があるなということでありますが、 しかしながら今はコンパクトシティを標榜しているのです。至るところで要は、小さいまち、にぎや か、にぎわいのあるまちをつくっていこうではないか。そして、コンパクトなシティをつくるために そこに集約していこうではないかというようなことも考えておりますので、そういう点も含めてもう 一回というか、まだ結論が出たわけではありませんので、再度検討を加えていきたいなと、そのよう に考えているところでございます。例えばいろいろな今ご意見をいただきました。県立坂町病院は、 面積的に少ないのではないか。雪が降ったらどうしようとか雨が降ったらどうしようかという問題が あります。駐車場の問題もありますけれども、そんなに心配をしたものではないなというようなこと を私は感じておるところでございます。いずれにいたしましても、一番より子供たちにとって環境が よくあるいはまた利用する保護者にとって利便性の高い、そして子供たちが伸び伸びと保育ができる 環境のところを立地条件の最適地としてこれから選定をしていきたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 最終決定ではないということに安堵はしておりますが、今言うコンパクトシ ティという論法からすれば、どんな狭いところにも押し込んでいけるというふうなことでございまし て、要は園庭で十分な活動ができる広さというふうなものが保育園としての大きな要点になっている のだろうなと思います。財政的なものだとか立地条件的に広い土地がないところに関しては、市長の おっしゃるコンパクトシティ、どこのコンサルタントのご紹介かわかりませんが、そういう表現もや むなしというふうなことも考えなくてはいけないのかなと思いますが、いかに荒川地区、狭い地域と はいえ、まだまだ土地はあるわけであります。ある人のお話でありますが、荒島だとか坂町病院跡地 だとかというよりも、やはり荒川の運動公園の入り口あたりにぼんと民地がありますので、そこに3 園ある保育園を将来的に民間売却した経費があれば、十分土地も買えるのではないかというふうな部 分で、そういうところに広々としたみのり保育園、向ケ丘保育園等のものを建設することによって、 そこにも新たな宅地化が自然に進んでいく、そんな考えも持ってもいいのではないかというふうな意 見もございます。これ実際私にどうしてもこれで通してくれというふうに強く言ってこられた方がい らっしゃったので、ご紹介しますが。また、保護者説明会においてわずか1割の方でしたけれども、 数名の方が何で3つに統合しなければいけないのかというふうな意見もありました。要は、今の3つ の保育園のそれぞれの環境が非常に悪くないのよと。では、それを何で今統合しなければいけないの だろうねというふうなことで、施設の老朽化が一番、あとは財政的な問題ですよというようなのが行 政側の説明でしたけれども、質問された方は当然納得はしていませんでしたが、そういう意味では経 費面だとかいろいろ考えれば、3園をテレビではやっているビフォーアフター的なことでリフォーム ということだって、全く保育園の機能だとかを考えれば問題ないことでないかなと、選択肢としては ありではないかなというふうに私考えますが、いずれにしてもこの保育園の統合の中には、地域住民 の皆さんの思いだとか現場の保育士の意見だとか、我々議員の意見もそうですけれども、全く介在し ていない。行政からのトップダウン式なものでしかないというのがいろいろ異議を唱える方たちが感 じている意見でございます。そんな中で、部長、課長、支所長にお伺いしたいのですけれども、この 計画が合併登載事業として上がってきているので、これをどうしても進めなければいけない、行政マ ンからしてみればそれは当然の責務なのかもしれませんが、今私等が指摘することを聞いて、今の率 直なお気持ちをお聞かせ願いたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 率直なご意見というふうなお話でございますが、私どもは先ほど市 長からもお話ありましたように、この統合保育園の建設計画、以前旧荒川町から引き継ぎまして、建 設用地も当然ながら坂町病院跡地ということで引き継ぎを受けているわけでありますので、これを受 けた私どもとしてみれば、地域の方々に今現在どういう形で建設の計画をしているかというようなこ とについては、説明する必要があるだろうというふうなことで今回説明会を設けたわけであります。 確かに面積的にはぎりぎりなのか、また施設そのものも国の基準よりもちょっとオーバーぎみに見て いますよというふうなことで承っておりますので、その点は安心しているのですが、そうスペース的 に余裕のあるものではないというふうには受けとめておりますが、いずれにしましても先ほど市長か ら申し上げましたように、今現在建設が決まったわけではないわけですので、これから具体化するた めにいろんなご意見等も伺うことがあればきちんと伺って、結論に向けて進めたいというふうに思っ ているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 今ほど部長のほうから答弁したとおりでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(平野俊之君) 今ほどのご質問でありますが、荒川町が計画した3保育園の統合であ りますけれども、住民の声をできるだけ反映して、今後計画に進めていきたいというふうに思ってお ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 非常に大事な発言をなさっておりますので、私から答弁をさせていただきま す。議員という立場で、いわゆるまだ統合を必要としないのだよという意見でありますので、それを 私ども非常に重く今受けとめて聞かせていただいております。そうであるとするならば、私どもも再 度また検討を加えていかなければならない。議員たりとも地域の代表でございますので、それらの点 について本当にリニューアルしながらでも統合する必要ないのだよと、これで十分なのだよというよ うなご意見であるとするならば、非常に貴重な意見でありますので、私どもはそれらについてもこれ から検討をしていきたいなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) あくまでも説明会を私が傍聴して、そのときに数名の方、2人だったか3人 だったか、同じような意見として今ある保育園をなぜ統合するのか、このままで十分だよということ をおっしゃっていた方がいたことに強く印象が残っているということと、議員として統合保育園の今 打ち出されている坂町病院跡地の計画で進むのであれば、これは私の議員としてのやはり立場を表に 出して再検討をお願いする〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕計画であると、このように考え る中で、先ほども申し上げましたが、別な広い土地に計画をし直すまたはその計画案の一つとして、 今ある3つの保育園を安全に快適に過ごせるようにリフォームすることも選択肢としては、私は否定 できないのではないかなというふうにあります。その根底には、合併登載事業としてのったものであ りますけれども、この説明会においてはやはり計画のプロセスの中で旧荒川町の庁議の中で計画され、 表に出ないで進んできたという経緯があるというふうな、やっぱり行政側からの説明があり、保護者 もなかなか納得が得られなかったのかなというふうな思いがあります。そういうものを踏まえて、や はり今の計画の基本的な調査、これをしっかり地域の皆様にご理解得られるような広報をした上で、 その判断を私は議員として尊重したいと、このように思っておりますので、これについて行政のトッ プとして市長に改めてやはりこの計画のありようについて最後に一言お答えいただきたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど来申し上げていますように、保育園の統合が必要かどうかもまだ住民 に、保護者にあるいは議員の皆さんも把握していないというようなご意見みたいに聞こえますけれど も、そういうようなことであれば、私どもは再度今までの既成概念をもう一回考え直しまして取り組 む必要があるなと、そのように考えて。私どもは、荒川町から引き継いだ段階で、もう保育園の統合 はするのだよというような概念で事業を進めてまいりましたので、今改めて聞いてびっくりしておる ところでございますけれども、それらについていま一度私どもなりにどう対処すべきかを検討をして いかなければならないなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) ありがとうございました。これで私の一般質問を終わらせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) これで川村敏晴君の一般質問を終わります。   午後2時まで休憩します。           午後 1時49分  休 憩                                                        午後 2時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、28番、山田勉君の一般質問を許します。   山田勉君。           〔28番 山田 勉君登壇〕 〇28番(山田 勉君) 議長のお許しをいただきましたので、ただいまから一般質問をさせていただ きます。   若者雇用対策についてお伺いします。厚生労働省の2011年度予算の概算要求は、新卒者の就職支 援など若者の雇用対策に472億円を盛り込んだ内容となっています。就職できない新卒者を一定的期 間採用した企業へ奨励金拡充やハローワークと大学の協力によって、来年新卒者の就職先を広げる予 定でありますが、村上市独自の対策はどのようなものがありますか。   次に、テニスコートについてお伺いします。先般荒川テニスコートにコート2面が増設されまし た。大変皆さん喜んでおります。ありがとうございました。平成25年度に開催が見込まれるミニ国体 に向けて新潟県で開催する際には、テニス競技の会場となることも期待できると思います。また、本 部席があればより多くの方々が見学に来られるとともに、市としても自信を持って接待できると思い ますが、市長のお考えをお伺いします。   次に、嫁婿対策についてお伺いします。家の跡取りなど後継者がおらず、大変困っているとの相 談が多くあり、この件の対応等についてこれまでも一般質問でお聞きしました。その後の対策につい て市ではどのように対応されていたか伺います。また、今後の対策についてもお伺いします。   答弁の後、再質問をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、山田議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、若者雇用対策について村上市独自の対策はあるかとのお尋ねでございますが、 5月に各高等学校の就職担当教員、商工会議所や商工会、企業の代表の方々、村上公共職業安定所な どの関係機関が集まり、企業情報及び雇用情勢懇談会を開催しました。学校側からは、今年度の新規 学卒者の就職希望状況、企業側からは求める人材の条件など、参加者同士活発な意見が交わされまし た。景気低迷の折、企業においては雇用枠の抑制が予想されるため、6月には村上市、村上公共職業 安定所、下越北地区校長会との連名で、岩船郡村上市雇用対策協議会に加盟する事業主に対して、新 規学卒者の採用枠拡大の要請を行っております。また、7月に村上公共職業安定所、岩船郡村上市雇 用対策協議会とともに、アクセス2011就職ガイダンスを開催いたしました。参加した新規学卒予定者 は97人、企業数は11社となり、参加した学生からは大変参考になったと多数の意見をいただきました。 いずれにいたしましても、若者就職支援に関する機関が一致協力して取り組んでいくネットワークが 大事であると考えますので、今後も各機関と連携、協力しながら、若者の雇用対策を進めてまいりま す。   次2項目め、テニスコートについては教育長に答弁をいたさせます。   次3項目め、嫁婿対策について市ではどのように対応してきたか、また今後の対策はとのお尋ね でございますが、これまでもお答えしてきたように、このことは行政の取り組みだけで解決できるも のではないことは、議員もご承知のとおりだと思っております。本市では、旧市町村時代から出会い の場づくりや農業体験等を通じての取り組みを行ってきたところであります。その中でも先回お答え した週末百姓やってみ隊は、旧山北町において平成13年度から配偶者対策として取り組みを始めた事 業で、平成18年度からは独身女性だけでなく、帰農、帰村定住を希望する個人、家族なども対象とし、 交流体験を中心とした定住対策としての目的もあわせた事業で、今年度で10年目を迎えています。今 年度は、隊員が8組、11人、サポート隊員、応援隊員が11人参加しております。新潟市からの参加が 主でありますが、福島県からも参加をいただいております。活動は年10回で、土曜日、日曜日の1泊 2日での活動を基本としており、参加者の農業体験が長期化、連続する形をとり、毎月自分の労働の 結果を見に来ることで農業への理解を深めるとともに、交流を密にするという効果を発揮しておりま す。また、勤労青少年ホームでは、若者の出会いの場、触れ合いの場、学び合いの場として、本年も 各種講座やサークルに延べ290人ほどの若者が登録して、資格の取得や交流の場に利用しています。   いずれにいたしましても、若者をはじめ、すべての市民やUJIターン者にとっても住みやすく、 魅力あるまちづくりを進めるために村上市総合計画において定住の里づくりを市の重点戦略として位 置づけて、施策を展開することにしておるところであります。これらの市の取り組みにより、交流人 口の拡大、定住化を促進し、地域の活性化に結びつけていくことが嫁婿対策にもつながっていくもの と考えており、今後も定住の里づくりに向けた効果的な施策を検討しながら取り組んでまいります。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、2項目め、テニスコートについての荒川テニスコートの増設に 伴うミニ国体開催の期待と本部席の設置要望についてのお尋ねでございますが、荒川テニスコートに ついては本年度2面の増設工事を行い、8面のコートになりました。これにより北信越規模の大会開 催が可能となりました。平成25年に本県で開催される北信越国体のソフトテニス競技会場としての要 望を既に出しており、先般新潟県ソフトテニス連盟理事会において、荒川テニスコートを会場として 使用することの内定をいただいているところであります。なお、大会を開催する場合、コート間に仮 設テントによる本部席を設置すると思われますが、この場合は大会役員や審判員、記録員等が配置さ れる大会本部になりますので、競技の進行上、一般の参観者の入場は難しいものと考えます。大会見 学に来られる一般参観者につきましては、コート周囲に仮設スタンドを設置するなど、見学者へ十分 配慮した大会運営を行ってまいりたいと考えております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 大学や専門学校を卒業しても就職ができなく困っている人が多くいると思い ますが、来年度の企業からの求人は、村上市ではどのぐらいの人数があるか教えていただけますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 平成22年の7月末現在でございますが、求人といたしましては管内 の求人が72名、他管内が15名、県外が33名、計120名の現在求人がございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 反対に地元で就職を希望している人は、どのぐらいいるものですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 先ほど市長が答弁して、5月12日に企業情報及び雇用情勢懇談会と いうことで各高等学校です、就職担当の先生方と先ほど市長から答弁ありましたが、お話をさせてい ただきました。ちょっとトータルは出しておりませんが、その時点では各学校の就職希望、その時点 でありますので、5月の時点ですから人数が変わってきているかとは思うのですが、中条高校が68名、 荒川高校が90名の予定ということです。すみません、荒川が54名になるのでしょうか。それから、中 等はまだ希望がないということだったですし、桜ケ丘が40名ということでございました。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 参考になのですけれども、柏崎市では昨年は高校生1人採用につきまして、 企業に対して奨励金を出しています。また、新卒者が就職が決まるまでの間の市の臨時職員として面 倒を見ているそうでございます。また、景気が悪いわけですので、解雇されている方につきましては、 市から18万円上げて助成金を差し上げたということでございます。また、ことしは企業に対して高校 生1人に対して15万円を5人分、限度額75万を予定しているそうでございます。市としても今人数、 要するに就職を希望している人が相当いるわけですが、村上市でも独自の対策を考えてはいかがでし ょうか、市長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 非常に学校を卒業しても働く場がない、きょうの朝のニュースでもやってお りました、本当に困ったなと、困ったなというか、切実な問題であるととらえなければならないと考 えております。一にも雇用、二にも雇用、三にも雇用なんていって大きな声を上げている人もいます けれども、雇用をするには企業自体が景気がよくなってこなければ雇用はしないわけです。根本的に まず、何をしなければならないかということになってきますと、経済の底上げをしていかないと、ど うしてもそこから雇用が生まれてこないと私は思っているのです。景気の悪いところに幾ら働かせて いただきたい、働かせるようにしてもらいたい、補助金上げますと言ったって、到底無理な話である と私は思っております。このままいきますと、日本の経済は二番底を通り越してどん底に落ちる可能 性があると考えていますので、先ほど申し上げましたが、喫緊たる経済の対策を望むものであります。 そうしますと、当然のことながらそこには雇用が生まれてくるわけでありますので、まず経済を活況 にすることによって雇用の拡充を図っていく必要が私はあるのではないかなと。その上に立って、新 卒者を雇用した場合には助成金を上げますよあるいは離職した人には補助を出しますよというような 施策が必要なのではないかなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 今先ほど就職決まるまでの間、市で臨時職員として柏崎では現に使っていた ということなのですが、村上市はどのように考えられますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上市でも議員ご承知のとおり、相当に緊急雇用制度によりまして、臨時職 員を採用をいたしております。これは、緊急雇用制度という制度を使ってやっているわけなので。た だ、就職が決まるまでの間、ずっと臨時職員で雇用できるかというと、それだけの体力は村上市は持 っていないということでありますし、それもする必要があるかというようなことになってくるのでは ないかなと。短期間です。その間に就職先を自分で見つけるとかあるいはスキルアップをしながら技 術の向上を目指していくというようなことではないかなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 恐らく新卒者で本来であれば学校とか専門学校に当然就職を依頼して決まる 人が多いと思う。これだけ先ほど産業部長が言われましたように、人数を言っただけでももう雇用の 120名を超えているわけです。必ず仕事できない人が相当出るような、それは5月現在ですから、今 であれば相当出ると思うのですが、これ市長、何とかやっぱり市独自の思い切った対策が必要と思い ますが、市長、どのようにお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 申し上げているようにこの圏域の経済状況でありますけれども、今この圏域 の企業が生き延びていると言ったほうがいいと思いますが、それは私はこう考察しているのです。自 民党時代に2回の大型補正をやりました。そして、民主党になりましてから1回大型補正をやりまし た。それによりまして多くの事業が発注できた。そして、多くの企業の皆さんがそれによって食いつ なぐことができた。そして、村上市としてはそのほかに金融政策をとりました。どういう政策かとい いますと、議員ご承知のとおり信用保証料を100%市が補助して、金融機関から運転資金あるいは設 備資金を借りやすいようにしたわけです。それを多くの企業の人たちが利用していただいて、今やっ と我慢して生き延びているというのが現状ではないかなと、そのように考えております。それも限度 に来ている状況ではないかなと。ですから、先ほど来申し上げているように、国としては一日も早い 経済対策、補正対策をやっていただきたいなと思っております。そういうことに追随いたしまして、 市としての対応もしていかなければならないわけでございますけれども、今市が雇用対策として働く 場のない人に何をしてやればいいかということだと思うのですけれども、それらについては短絡的に 補助金を出したりするのも一つの方法かもしれませんけれども、まずやはり地域経済の活性を図りな がら、雇用の場の拡充を図っていくというのが私は一番政策としてはいいのではないかなと、そのよ うに考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 本当に大変な時代だというのは、皆さんご承知のとおりであるわけでござい ますが、新卒の方がなかなかどこへ行っても、私なんかも会社で1人募集すると10人ぐらい集まって きます。もう本当にかわいそうなぐらいな現実です。それもまた新しい方が、新卒の方がまた就職な いで専門学校へ行ったり、大学へ行ったりして、やっと4年制大学卒業してきても、なかなか思うよ うな就職がないということで本当に困っているわけですが、今後どこかひとつ市のほうでもいろんな 面で対策を考えてもらえばと思いますが、どうかひとつよろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 山田議員の心情は十分にわかっておりますし、また現状の厳しさも十分認識 しておりますので、市としても最善の努力をしていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 次に、テニスコートでございますが、昨年はトキめき新潟国体が開催されま した。全国から大勢の選手や役員、関係者を迎え、大成功のうちに終わることができました。村上市、 全国的に知っていただいたでしょう。特に瀬波温泉やおいしい米、岩船米など大いに売れたことであ りましょう。商工業の発展に大変よくなったと思います。そこで、市長、テニスミニ国体を積極的に 誘致するお考えはありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど教育長から答弁があったと思いますが、北信越国体についてはもう内 定済みということで答弁があったかと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) これから恐らくそれらに向けて今教育長が言われたように本部席を設置して、 本当に大会を盛り上げて、昨年の国体ではないけれども、ミニ国体だけれども、相当大勢来るみたい なのですが、特に泊まるところやら駐車場やら、その他もろもろあると思うのですが、今度25年です から、まだ何年もありますけれども、そういう委員会とか何か企画して成功に向けていくのでしょう か。 〇議長(佐藤宮吉君) スポーツ振興課長。 〇教育部スポーツ振興課長(高田 晃君) それでは、お答えします。   平成25年北信越の国体、第34回の国体になりますが、本年度県のソフトテニス連盟の理事会にお いて内定をされたということですので、今開催地である村上市、それと村上市の競技団体、それと県、 そして日本ソフトテニス連盟等でこれから準備に入っていくというふうなことになっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 今までここまで国体まで内定したということで本当に喜んで、大変お疲れさ までございました。今後もどうかひとついろんな面で頑張っていただきたいと思います。   次に、花嫁花婿対策についてお伺いします。今いろんな面で独身者が結構ふえているということ で、これから市長もなかなか大変だと思いますが、特に山北でまだ相談員というか、そういう方がい ると聞いているのですが、旧山北ではそういう方がいらっしゃるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 以前から結婚相談員という方を配置して取り組みをしているということでご ざいます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 今こういうふうに30過ぎると、なかなか結婚できない方が相当いらっしゃる と思うのですが、30以上の独身者は何人ぐらいいらっしゃるのですか、男女。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) これは、ちょっと何人くらいいるかと言われても非常に把握しづらい、プラ イバシーもありますので、何人くらいいるかと聞かれてもちょっと答えようがないというのが現実で あります。周りを見ていただければおわかりになるのではないかなと、そのように。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 専門の担当部署を設置するお考えはありませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど申し上げましたようになかなか縁結びというのは難しい、非常に難し い、メンタルな面がありますので。例えば山北町でやっております嫁婿対策からいわゆる週末百姓や ってみ隊、13年度からやったわけでございますけれども、ここでは多分11組だったと思います。11組 の方々が成婚までこぎつけました。そして、2地域、居住している方もいます。定住をしている方も いるというようなことで、短絡的にお見合いパーティーをしたり、出会いの場を設けたりしてもだめ だったのです。来るのです、来ることは。来るけれども、来る女性の方々というのは、料理食べに来 たり、お酒を飲みに来たり、そして男性の方はどちらかというと、傾向です、どういう傾向かという と、しゃべらない方が多い。会場の隅にいて黙っているというようなことで、非常に1回の見合い パーティーあるいは1回の出会いのパーティーをしても成婚はなかなか難しいということで始めたの が年間を通じてあるいは長い期間を通じてそういう取り組みをしていくことによってお互いを知り、 そして地域を知り、よさを知り、そして成婚まで結びついていくというようなことなのです。なぜ成 婚する方があるかというと、そういうパーティーに行ってしゃべらない男の人でも、いざ農業とか林 業とか畑をやらせると得意なのです。猛烈にやります。そうすると、それを見ている女性は、たくま しさを感じるのです。そして、自分も田んぼをやりたいあるいは畑をやりたいといって、そしてそこ にサポートをしてやっているうちに恋愛感情が生まれてきて成婚まで結びついていったという例が 多々あります。そういうことをやりながら、長い目でこれは取り組む事業だなと考えておりますし、 クラインガルテンとはまた一種別なものがあるわけでございますが、議員おっしゃるように何々課に 縁結び係を設けて、その方々にやりなさいと言っても非常に難しい問題であるということだけを理解 していただければありがたいなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 今や国際結婚は多くあるような気がしますが、村上市全体で外国人と一緒に なっている方は、どのぐらいいるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) だれも静かにしているところを見ると、非常にこれもまた難しい問題である と思っております。把握できるかどうかは別といたしまして、後ほど担当部、課と話をしまして、把 握できればお知らせしますし、把握できない場合もありますので、そのときには勘弁していただきた い、そのように思っています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 市長は、国際結婚についてどう思われますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 国際結婚につきましては、私がいいとか悪いとかという……           〔「いや、そうじゃないです。どういうふうな考えですかという」             と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) だから、私が国際結婚を推奨するとか国際結婚は余りいいことではないです よという立場にはないということでありますが、それは本人が国際結婚でも私は一番いいですよとい う人もいると思いますので、それは個人で判断するべきものであると考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 私も村上市全体的に見ると、意外と多いのです。だから、アジア関係、顔を 見ると本当日本人だか外人だかわからないのが結構いらっしゃるものだから、反対に相当、特に東京 のほうも行くと、もうしゃべっているのがみんな外国語で、日本人だと思ったのがそれが反対に、相 当この辺にも大勢いらっしゃるような気もするので、聞きましたが。今まで旧荒川では、中国の方が 大勢いた関係で、中国の方を学校の先生にして小学校のときやって、中国の方が先生になって中国人 を教えていますが、そういう考えはありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 国際結婚につきましては、先ほど申し上げたように私どものまち、昔の山北 町ですけれども、縁結び係を設けたときに私も現地に嫁さんをもらいに中国のハルピンまで行ってき たことがございます。11組の中にそういう方々もいるわけでございますけれども、非常に今も一生懸 命に頑張っているということでございますが、学校で中国語を教えるというようなことにつきまして は、先生にはなれない、資格があれば当然なれますけれども、中国語をどういうようなときに教える か、後で教育長に答弁してもらいますけれども、例えばギョーザの料理をつくって皆さんと宴会とい うか、パーティーをしたり、あるいは韓国の人であればキムチをつくって、そういうのを持ち寄って やっているようなことを積極的に取り組みをいたして、そして仲よくするというような、横のつなが りを連携を保ちながら地域になじんでいくと、そういうような取り組みはしてずっと来ているという ことであります。あと、学校の中国語については、教育長からどうぞ、部長でもよろしいございます が。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 国際化というようなことで、各学校では各国の文化を広めるあるいは理解 するというようなことで進んでおりますが、どちらかというと日本はまだ英語が主体であります。し かし、中国あるいは韓国の方々が日本にたくさん来ておられますので、言葉というようなことではな くて、中国あるいは韓国の料理、あるいは習慣、そのようなことを中心にしながら理解を深めている のが現状であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 言葉が知らないで結果的には子供が中国のことしかわからないので、旧荒川 のときは中国の方が小学校まで行って、そこで教えた経緯があったのですが、反対に言うと、それ数 年前ですから、今以上に中国の方も相当ふえるのではないかなと思われるのです。だから、子供が日 本で育ったのであればいいけれども、たまたま向こうの方が何人かいたので、中国のそこに住んでい る方を講師にしながら中国語と日本語の会話をしていたような経緯があったものですから、それ以上 に中国人もふえていると思いますが、子供さんに対して。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、どこでもやっていると思います。例えば日本で子供さんが生まれた 場合は、日本語はわかってくるかもしれませんけれども、中国に子供がいる人と一緒になって子供さ んがこっちのほうに連れてきた場合にはわからないわけです。そうすると、そこの自治体あるいは学 校では、当然のことながらどなたかを付き添わせて、そして日本語をわかるように勉強を一緒にさせ ているということは、どこの自治体あるいはどこの地域でもやっていると、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで山田勉君の一般質問を終わります。   午後2時50分まで休憩します。           午後 2時34分  休 憩                                                        午後 2時50分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、8番、小杉和也君の一般質問を許します。   小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。私の 質問は、2項目ございます。   まず1項目めは、定住人口増加のための施策についてであります。どの市町村も定住人口の減少 を食いとめ、交流人口の増加を図る施策を展開していますが、本市における少子高齢化の現状は、町 内、集落の自治会運営や後継者不足といった根幹的なことへも影響しています。この課題は、最優先 に取り組まなければならないと思いますが、当市では市ホームページサイトの中の平成21年度ふるさ と村上応援寄附金活用報告で、都市部参加者との農業体験交流を目的に週末百姓やってみ隊を行って います。この事業は、農業に興味のある独身女性や団塊世代などから参加を募り、年間を通じて地域 住民との交流の中で農業や地域のなりわいを体験するものです。この週末百姓やってみ隊は、各種メ ディアでも紹介され、心温まるおつき合いから地域ファンが拡大し、移住や2地域居住、婚姻に至っ たカップルなど、大きな成果を上げていますと載せています。また、平成22年度施政方針では、山北 地区での魅力ある集落づくり事業や週末百姓やってみ隊などを参考に、各地区にあった協働のまちづ くり事業や地域間交流事業などを検討すると述べています。モデルケースにもなっている週末百姓や ってみ隊は、現在どのような状況ですか。ほかに定住人口増加のために取り組んでいることや今後取 り組みたいと考えていることをお伺いいたします。   2項目めは、母子、父子家庭への支援についてであります。全国で年間の就労収入が300万円未 満の父子家庭が4割近くに上るなど、父子家庭の貧困も問題になっていたことから、低所得の母子家 庭に支給される児童扶養手当を父子家庭に拡大する改正児童扶養手当法が8月1日施行されました。 児童扶養手当の支給額は、親の所得や18歳以下の子供の人数によって異なり、子供が1人の場合、支 給の対象となるのは、年間収入が365万円未満の世帯で、収入に応じて月額4万1,720円から9,850円 を受け取れることになり、全国では新たに父子家庭約10万世帯が対象に加わると言われています。母 子、父子家庭は、いろいろと悩みを抱えていると思いますが、市ではどのような対応をしていますか。 また、市独自の支援策は考えていますか。   以上、2項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、小杉議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、定住人口増加のための施策についてのお尋ねでございますが、昨年度議決いた だきました村上市総合計画においても定住の里づくりを重点戦略と位置づけ、実現に向けた具体的な 5つの戦略プロジェクトにより、産業の振興、交流、体験事業の拡大など、さまざまな分野での施策 を展開していくことにしております。ご質問の週末百姓やってみ隊は、先ほどの山田議員にもお答え いたしましたが、旧山北町において平成13年度から配偶者対策として取り組みを始めた事業で、平成 18年度からは独身女性だけでなく、帰農、農村定住を希望する個人、家族なども対象とし、交流、体 験を中心として、定住対策としての目的もあわせた事業で、今年度で10年目を迎えようとしておりま す。今年度は、隊員が8組、11人、サポート隊員、応援隊員が11人参加しております。新潟市からの 参加が主でありますが、福島県からも参加をいただいております。活動は年10回で、土曜日、日曜日 の1泊2日での体験活動を基本としており、参加者の農業体験が長期化、連続する形をとり、毎月自 分の労働の結果を見に来ることで農業への理解を深めるとともに、交流を密にするという効果を発揮 しております。そのほか交流、体験事業として、平成23年4月のオープンに向けて、みどりの里周辺 でクラインガルテンの整備を進めております。地域の資源を活用した交流、体験事業を通じて交流人 口を拡大し、そこから定住あるいは2地域居住につなげていきたいと考えております。今後も定住の 受け皿となる空き家対策等も含め、効果的な手法を検討し、取り組んでまいります。   次に2項目め、母子、父子家庭への支援について市はどのような対応をしているか。また、市独 自の支援策は考えているかとのお尋ねでございますが、平成22年8月1日から児童扶養手当の一部を 改正する法律が施行され、ひとり親家庭に対する自立を支援するため、母子家庭のみに支給されてい た児童扶養手当が父子家庭にも支給されることになりました。支給要件としては、父母が婚姻を解消 した児童、母が死亡した児童、母の生死が明らかでない児童等に該当する児童を父が監護し、かつ生 計を同じくしている場合、支給されるものであります。離婚や配偶者との死別など、さまざまな理由 によって母親または父親が一人で子供を育てているひとり親家庭は少なくありません。ひとり親家庭 は、両親がいる家庭に比べ、経済的、精神的に不安定なケースが多いことから、経済的に困難な状態 にある家庭に対しましては、民生委員児童委員の方や心配事相談を通じての生活相談や所管する課に おいて福祉制度の説明を行い、医療費に対しても入院、通院費用に助成を行っているところでありま す。今年度から新規事業として母子家庭自立支援給付金事業を活用して、高等技能訓練促進費等事業、 自立支援教育訓練給付金事業を行い、就労支援の拡充を図ることにより、子供を安心して育てること ができるよう整備を図ったところであります。市独自支援策につきましては現在行っておりませんが、 今後国、県の動向を見ながら市としても対応してまいりたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、再質問をさせていただきます。   百姓やってみ隊は、山田議員にも答弁されましたし、今言われたように当初は配偶者対策という ことで、平成18年からは定住対策ということでやられていると。先ほど説明ありましたように、カッ プルのイベントをやっても男性に元気がなくてというようなことで、ふだんやっている仕事であれば 本当にたくましく見えて、女性も魅力を感じるのかもしれません。私も9月の4日、土曜日、これ第 6回の活動となるのですが、まだ見たことがなかったものですから、実際に山北地区に行きまして、 その様子を見させていただきました。その中でちっちゃいトラクターというのでしょうか、マメトラ というのでしょうか、そういうのを初めて扱う女の人だったり、あとそれから村上に前に転勤で来て いて、ほかのところへもう転勤したのですが、もうすっかりファンになってしまってずっと通い詰め ている人、それから2年前に百姓やってみ隊を経験して、定住もしたくて空き家を探している人とか いろんな方がいらっしゃいました。山北地区で始まったことですので、市長もよくわかると思うので すが、こういう方々と今年度は市長は、交流されたりしたのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大抵私との交流、私ももっと行けばいいのでしょうけれども、大体収穫をし たときに最後の打ち上げのときにみんなと収穫話あるいは苦労話等を聞きながら、一献を交わしてい るというのが現状であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 行きましたら、本当に土曜日も大変暑かったのですが、もう生き生きと活動 されていまして、スタッフの方も余り熱中するものだから、1時間くらいで区切って休憩をとったり してやっていると、本当に楽しそうに収穫されていました。では、昨年あたりはもう交流されている わけですよね。昨年の参加者の方とは、打ち上げのあたりで交流されているわけだと思うのですが、 その中の話でどんな話がいっぱい出てきますか。市長が交流されていて、この参加者の方と。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大抵は、続けてほしいというような意見が非常に多いです。やめないでいた だきたいというようなことあるいはやはり非常に親切にしていただいてありがたいというような意見 が多いです。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 施政方針にもありましたけれども、こういった取り組みを各地区にも広げて いきたいというようなことで、地域間交流事業として広げていきたいというようなことがあるのです が、各地区にどんなように広げていきたいと思われているのか市長の思いを教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それの手始めがクラインガルテンであると認識してください。今朝日地区で 来年から募集を始めまして、同じようなものです。週末百姓やってみ隊と同じようなものであります ので、クラインガルテンを朝日でやって、そしてそれを順次、順次波及をしていきたいなと、そのよ うに考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 朝日のクラインガルテンは、猿沢地区の集落の方とも協力しながら今進めら れていると思うのですけれども、ただやっぱり畑をつくったからすぐ来てくれるというものでもあり ませんし、すぐにも交流できるというものでもないと思うのですけれども、非常にサポート隊の方で すか、そういった方々と親しくというのでしょうか、信頼関係もあって、教えてくださる方のやり方 もあるのでしょうけれども、そういうサポートする人の人的な面の教育と言ったら変なのですけれど も、そういうふうにしてスムーズに交流できるような人的な部分の配慮も必要だと思うのですが、部 長、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 始めてから10年目と言いましたけれども、非常に苦労したのです。サポート 隊になってくれる人がいなかったり、あるいはまたサポート隊になってもなじめなかったり、非常に 苦労して10年間を経過して、今そういうふうな形で実を結んでいるわけでございますので、何が一番 必要かというと、やはり地域の方々がいかに問題意識を共有して協力をしていただいて、事業をやっ ていただけるかということではないかなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、産業観光部長に伺いますが、この辺のところはどんなふうに進んでい るのでしょうか。畑の造成は、いろいろ見させていただいたのですが、企画の部長でしょうか、どっ ちでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) クラインガルテンのお話でございますか。           〔「はい」と呼ぶ者あり〕 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 今工事やっておりまして、今月中に芝張りを、8月中にでかすとい うことだったのですけれども、暑くて芝が張っても枯れるという状況でございまして、1カ月工期延 長しまして、芝を張るという今状況になっておりますし、区画もできまして、腐葉土も入れまして準 備はできておるのですが、暑くて試験的にまだ植栽ができないという状況がございまして、もう少し 天候が変わればこれから試験植栽をやりたいということにしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 人的な部分はどうでしょうか、サポート体制について。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 大変申しわけありません。人的な部分につきましては、猿沢地区の 有志の皆様にお願いしまして、サポート体制をとっていただくということにしてございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今市長も言われましたけれども、その辺のところが一番やはり重要だと思い ますので、最初は大変でしょうけれども、出だしから余りうまくいかないと、そういうのが評判にな ったりもしますので、じっくりとその辺はサポート隊の部分も参考にしながら、猿沢の方に百姓やっ てみ隊のところへ行っていただくというのも一つのやり方なのかなと思いますので、その辺のところ の十分配慮をよろしくお願いします。   それから、8月9日に市民経済常任委員会で現地のほうを視察させていただきました。そのとき にも出ていたのですが、みどりの里の宿泊施設に泊めると。その中で委員の中から近くの空き家も紹 介したらどうだと、そういうようなことも出ていたのですが、市長、この辺についてはいかがお考え でしょうか。クラインガルテンを成功させるために宿泊施設だけではなくて、空き家という部分も少 し考えていったらというのはいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大変いいことだと思っています。周辺の空き家を利用して、そして農作業あ るいは自分の趣味等を生かしていただくということも非常に大切なことであると、そのように考えて います。空き家というのは、ご承知かと思いますけれども、各集落にあるわけでございますが、そこ に定住をするために来ると、やっぱり途中で嫌になるのです、過去を見ていると。なぜかといいます と、集落には集落のいわゆる決まりとか縛られるのがありまして、そういうのが合わないといって帰 るケースがあるので、それがないのがクラインガルテンのいいところであるわけなので、それらもあ わせて取り組みをしていきたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ほかの地区のクラインガルテンであれば宿泊施設がありますので、村上の場 合はちょっと特殊な形ですので、そういった空き家の部分もぜひ紹介していただければと思うのです が、市内に例えば岩船地区であればリハビリの専門学校の学生がいっぱいいましたよね。その人たち のためにアパートをかなり建てたりしていると思いまして、割にあいているところがあるのだという ようなことも聞いております。例えばそういったものも、ここにちょっと移住とかの部分で私がすご く進んでいるなと思うのは、北海道の室蘭なのですが、そんなことを言うと、市長がおまえはいいと ころばかり持ってきてと常に言うのですが、やっぱりいいところはまねろと。村上風に加工して取り 組んでいければいいと思うのですが、室蘭は最初、3年か4年くらい前にちょっと視察に行ったとき にお試しの宿泊というのがあったのです、長期ステイというのでしょうか。それのときには市営住宅 を利用していたのです。ところが、またちょっとしばらくしない間に見ましたら、不動産会社と市が どのようなちょっと組み方をしているのかまではわからなかったのですが、不動産会社が窓口になっ て、市の企画部のほうでふるさとの暮らし創出協議会というところの事務局をやっております。それ で、いろんな発信をしているのです。Uターン、Iターンの就職情報であったり、移住の先駆者の方 のものを載せたり、あと医療機関とかの暮らしの施設なんかも載せたりしているのです。あと、相談 窓口とか、そういったことでいろいろとPRしているのですが、中には今市長が言われたように集落 の中にはちょっとどっぷりつかりたくないと。かといって、みどりの里の宿泊施設をずっと泊まると いうわけにもなかなかいかないと思います。例えば市と何かうまい形の提携をして、そういったもの を用意して情報として載せると、そういったこともできると思うのですが、この辺については市長、 いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) クラインガルテンというのは、それを除いてですか。クラインガルテンは、 やはり自分が宿泊して、そして自分の宿泊したすぐ近くに耕作地があるというところにいいところが あるわけなので、例えば車で自分が宿泊したところから二、三十分かけていくということではないの ではないかなと、そのように考えておりますが、しかし今のお話も一考をする必要がありますので、 それはそれとしてクラインガルテンは別として受けとめさせていただきたいと。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、産業観光部長に伺いますが、この定例会で条例が通ったらホームペー ジで募集するというようなお話もあったと思いますけれども、そういったところに私は空き家の情報 とかいろんな市の情報もリンクさせて載せたらいいのかなと思うのですが、それはどんなふうに考え て進めておられるのかお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 先般の質問の中で、どういうふうに宣伝していくのだという話の中 でホームページ、それからチラシをつくって情報を流して募集していこうという話ししました。その 中でホームページの立ち上げは、市のほうで立ち上げるわけですけれども、具体的にどうするという 部分はまだ10月以降になろうかということで、具体的な中身についてはまだ検討、担当のほうではや っていると思うのですけれども、こちらのほうで話が来ておりませんので、これから今の話も含めな がら検討してまいりたいというふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 担当というのは企画部でしょうか。もし企画で少し進んでいたら教えてくだ さい。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) クラインガルテンの整備についての関連については、今担当部長が申し 上げたとおりでありますけれども、先ほど市長の答弁にもありましたように、定住の里づくりについ ては市を挙げていろんな施策を進める中で、確実に実現していこうというような大目標を持ったとこ ろであります。その中で定住の受け皿となり得る空き家の対策、いろんな面から空き家対策は必要だ と思います。例えば防犯とかいろんな面からありますけれども、定住の観点からも空き家の対策を進 めるため、当面23年度、調査をしたいというようなことを、今現在その手法をどうあればいいかとい うことで、これから具体的に検討に入るというようなことで検討しております。ただ、市長申された ように室蘭もそうなのでしょうけれども、我々受けの体制が整わないうちにあいているからどうぞと いうような話をすると、結果として地元の集落と折り合いがつかなかったりとかというようなことが ありますので、その辺の整理を十分に進めて検討したいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 空き家の部分については、じっくり詰めていただいてということも必要だと いうふうに理解しましたけれども、ただ募集しますだけではなくて、例えば医療機関がここにあると かこんなところに何があるというような市内のやっぱりそういう情報もほかのページを見ればわかる のですが、そこで一つそこに行けば結構外から来た人がわかると。お医者さんがどこにあるとかそう いったこともぜひリンクでいいと思いますので、そういったものを載せていただきたいと思っており ます。   それから、やっぱり若者に対しての人口増とか定住人口増、山田議員のところの答弁でもいろい ろありましたけれども、やっぱり減らないようにすることも大事でございますので、市長が言われた ように出会いの強化というのもやはり必要なのかなと思います。昔は、世話好きな方がいて、割に結 びつけたりというような例もあったと思うのですが、結婚仲介報奨金なんていうのを設けているよう なところもあるのですが、この辺については市長のお考えはいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 結婚報奨金等についても以前に私も検討をいたしました。効果が私はないと、 効果がないというよりも、現金を上げるということ自体、そんなに余り望んでいないというようなこ とでありますし、またどこでどうやって結びつけた、どこからがその人がやったかということもあり ます。最初の出会いからやって、そしてゴールまで、成婚までいったということであればいいですけ れども、結婚式のちょっと前あたりに、まとまるちょっと前あたりに私がやりましたから、では報奨 金いただきますというようなことも考えられたわけでありまして、余り効果が期待できないし、そう いう問題があるなということであります。非常に難しいのです。メンタルの面が非常に強く働いてき ますので、難しい面もありますので、やはり結婚対策というのは長い目でやっていかなければならな いのではないかなと。先ほど来申し上げているように1回のパーティーでぱたぱたっといくというの は、余り期待できないと考えていますので、やっぱり地道な取り組みから仲間づくりになっていって、 そして恋愛感情が生まれて成婚するというのが一番理想的ではないかなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私たちの世代ですと、青少年ホームの講座やサークルの活動で知り合って結 婚したというカップルが結構いるのです、私たちの年代ですと。まず、参加してもらうことが大事だ と思うのですけれども、先ほどの答弁で青少年ホーム290人くらい入っているというようなことなの ですが、ただどんなことをしているのか、ホームページの話ばかりして申しわけないのですが、市の ホームページを見てもさっぱりわからない。青少年ホームがありますよ、あとこんな講座があります よという程度なのです。どんなような活動をしているのか、写真を載せれば活動の様子なんて結構わ かりますし、あとどんな感想を持ったというのでしょうか、結構参加している人は楽しいと思うので す。そういうようなものをホームページに載せて発信していくことも必要だと思うのですが、その辺 についてはいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 貴重な提言というふうに受けとめております。積極的に勤労青少年ホー ムの内容等を周知しながら、そこで集う若者をふやしながら、そして出会いの場を広げ、そして集い の輪を深めていくというふうなことが大切だと考えております。具体化に向けてまた持ち帰って検討 していきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今部長は、検討されると言いましたが、こういうの簡単なことだと思うので す、市長、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いや、簡単なといえば簡単なことです。どういう活動をしているかホーム ページに載せるということはやればできますので、今教育部長が答弁されましたけれども、センター 長もいますので、その点については教育部のほうからセンター長を通じてそういうふうな指導をして いただきたいと私からもお願いをしておきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、お願いするという答弁をいただきましたので、ぜひやってください。 生涯学習のほうだけ任せておくのではなくて、企画部長、情報のほうありますので、プロの方いっぱ いいらっしゃいますよね。その辺ぜひ応援していただいて早く立ち上げていただきたいと思うのです が、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 今教育委員会のほうから話あったとおりだと思います。資格、教養の講 座につきましては、約十数種類、それからサークルについても10種類以上の各取り組みをして多くの 若者が参加し、いろいろそれぞれの講座、サークルでいい汗を流したり、また勉強しながらいろんな 機会をとらえているというようなことで、先ほど議員も言われましたようにそれぞれの趣味またはそ ういう活動を通して、市長が先ほど申しましたように1回の出会いだけでありませんので、いい話が いろいろ聞こえてくるということだと思います。いろいろ情報の発信については検討いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 進めるということですので、私これから毎日拝見させていただきたいと思い ます。   それから、ブログ形式というのもあるのですが、ただ書き込みがすぐ、その活動を通しての感想 とかブログ形式というのがあるのですが、すぐ書き込みができると、なかなか誹謗中傷とかが入った りする場合がございます。例えばメールでそういったものをいただいて、次の日にアップするとかあ る程度こちらで判断させていただいて載せるとか、活動の写真だけではなく、生の声をぜひ載せてい ただきたいと思います。百姓やってみ隊に参加する方、どんなふうにして参加してくるのかちょっと 私聞きましたら、やっぱりホームページとかを見てくる人が多いらしいのです。百姓やってみ隊の ホームページは、すごく充実しているのです。いろんな活動の写真も載っています。サポート隊の人 の写真も載っています。ぜひあそこまでとは言えませんけれども、ああいったものの情報提供をぜひ できるようにやっていただきたいと思います。青少年ホームでの交流を活発にする、強いては定住人 口とかそういった部分につながっていくのは、いろいろ施策はあるのでしょうけれども、まず第一歩 は知ってもらう、参加してもらうのが大事なので、そういったものの充実をぜひよろしくお願いいた します。   続きまして、母子、父子家庭への支援でございますが、私も小学校2年のときに父を病気で亡く しまして、母子家庭で育ったのですが、できるだけ支援はしていきたいな、今そういう状態の方に支 援はしていきたいなと思っております。8月1日から改正されまして施行されたのですけれども、こ の制度を父子の家庭の方、初めてですよね。どんなふうに認知したのか、どんなふうなことを取り組 んだのかお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 父子家庭の制度の把握につきましては、一つはひとり親 家庭、医療費助成があるわけですが、その対象の方と、それから7月1日に市報で周知させていただ きまして、そこから電話とかあるいは窓口でご相談に来られる方が多いというようなことで把握させ ていただいております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) すみません、またまたホームページで申しわけないのですが、ちゃんとチェ ックされていますか、自分のところのページ。村上市、載っていませんよね、一切そういうこと。ほ かのところ載っているところいっぱいあるのです、もう既にこういう制度が施行されているわけです から。郵送した、市報で周知した、もう一つの方法としてこういうことだってあるわけです。あと、 直っていないということは間違った情報だということです、極端に言えば。ですから、各課もそうで しょうけれども、もう一度見てください。青少年ホーム、ホームページの中は軽運動場があることに なっています。条例は、改正されたので、消えています。そういった細かいことですけれども、やっ ぱりそういったものの発信の仕方もぜひ考えていただきたい。よろしくお願いします。   それから、いろいろと悩みがあってと、民生委員児童委員というようなものも相談に乗っている のだというようなものがありますけれども、この辺母子世帯とか父子世帯についての実態調査的なも のは、今まで取り組んだことはございますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 実態調査というのは、実施したことはございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ある市では、実態調査が行われて、ひとり親世帯の課題をまとめたものがご ざいました。それは、やはり就業支援、養育費の確保、保育園の利用とかというのは当然のことなの ですが、これはどうしてもやっていかなければならないと思うのですけれども、総合的相談窓口の充 実というものも課題として上がっておりました。民生委員児童委員の方に相談するというのもあれで すが、やはりどうしても面と向かってという形になりますので、相談しづらいようなこともあるかも しれません。例えば電話であれば匿名性があるので、ある程度そういったこともできるかもしれませ ん。あと、メールでの相談とかそういったこともできると思うのです。それから、父子家庭では半数 近くの世帯が相談相手がいないと。なかなかやはり父子自体の数も少ないですし、なかなか相談する 人がいないと。そういったことでページ見てもお問い合わせになっているのです。お問い合わせでは ないだろうと。相談という部分もあってもいいのではないかと私は思いますが、課長、いかがでしょ うか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 議員ご指摘のとおり、相談ということも今後はちょっと 検討させていただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 先ほど議長からお許しをいただきましたので、携帯をちょっと使用はしない のですが、開くと村上市のモバイルサイトというのが私出しておきました。市長は、ごらんになった ことございますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) あります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) これを見られてどう思われますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) どう思われますかと言われても答えようがないです。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 村上市のを見ているので、私他市、他市と言うと、本当に笑われるのですが、 新発田市、大変充実しています。村上市の場合、図書館の部分は充実しているのですが、項目が防災、 防犯情報で3つ、あと選挙速報、情報とかが1つ、あと図書館です。新発田は、18項目あります。 ホームページの充実というのも言っていたのですが、若い世代は案外こういう携帯サイトを見る場合 も多いと思うのです。その辺のところ企画部長、携帯のサイトの部分については、どんなになってい るのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 情報の発信につきましては、市のホームページ、それから市報等を中心 にやって、携帯の部分についても今議員言われたとおりでありますけれども、基本的に顔の部分を担 当といいますか、企画が担当し、それぞれの中身については所管課でというようなつくりをしており ますけれども、今後もこの方法がいいのかというところを今議論しておりまして、今ほど言われた携 帯等についてもその中で検討していくということに今後なろうかと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私は、全然足りないと思います。検討するのはいいのですが、いろんなとこ ろのをまずのぞいたり参考にしてみてください。活用する人、若い世代の人がわかりやすいように、 見やすいように、そういったもの、情報をここで得られるようにというようなこともぜひ考えていた だきたい。あと、登録制でメールの配信とかというのはちょっと難しいのでしょうか、こういう情報 みたいなのは。子育て情報みたいな感じののを配信。今は防災のはありますけれども、登録制でそう いったものは難しいでしょうか。どうでしょう。企画部長。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 出す情報の種類にもよると思いますので、今議員言われたものについて はいろいろ検討させていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) もう一つちょっと確認なのですが、父子家庭の方に郵送もされたのですよね、 ちょっと確認でお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 郵送であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そこは、ただの父子の部分のお知らせだけだったのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 父子世帯に関しましては、先ほど申し上げましたひとり 親の医療費助成の方に父子家庭のお知らせというようなことで、あわせて郵送でお送りさせていただ いたということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私は、せっかく送るのであれば、グラム数の関係もあるかもしれませんけれ ども、市役所の窓口が延長されていますよね。大体働いている方が多いと思うので、そういったもの 紙1枚かもしれませんけれども、あと窓口がいついつあいていますよとかこういった日にこういうも のがありますよとか、その辺少し横断的な形で送料が変わらない程度にもう少し情報を入れてやると いうのも一つの市民サービスかと思うのですが、その辺についてはいかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 市報等でも夜間窓口の延長というようなことで実は周知 をさせていただいたところでありますし、また父子家庭あるいは母子家庭の該当される方には、添付 書類等々もあわせ、なおかつ窓口の関係についても一緒にお知らせをしたところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今までのところを聞いていまして、市長、どんなふうな思いがありますでし ょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 確かに今おっしゃったようないわゆる携帯サイトあるいはネットサイト等の 取り扱い等については、ちょっともう少しやはり努力をしていく必要があるなというようなことは 常々思っておりまして、それらについて庁議等あたりで話をしまして、よりよい方向で取り組みがで きるようにやっていかなければならないなとは常々思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 若い世代は、どっちかというと紙ベースも大事ですけれども、電子ベースと いうのも大事だと思いますので、今携帯電話の請求書でも紙のを送ってもらうと有料だというのも出 てきています。資源の削減というのもあるのかもしれません。あと、やはり電子のほうが簡単に管理 できるとかそういうのがあるのかもしれません。そういったこともぜひ進めていただきたいと思って おります。埼玉の志木とか本当に支援が手厚いところは、近隣のところからでも入ってくると。でき るだけ先ほどの1番の定住人口というのもあるのですけれども、外に行かないようにというのも一つ の施策であると思います。今私がいろいろ言っている部分は、本当の入り口なのです。いろんな施策 が大事です。それで、積み上げていってこういうふうにやろうというのも大事だと思います。ただ、 まずそういったものをするときには、ある程度予算的な部分もかかりますので、まず知ってもらう、 情報提供というのが一つ大事になってくるのかなと。それから、先ほどの封筒に時間延長とか、もし 入ってきたらこんなことまでしてくれるのだと、そんなふうにも思うと思うのです、もらった人は。 市報に載せたでしょう、わかるでしょうではないと思う。どうせ送る、同じ手間ですよね。少し入れ てやるだけ。だから、そういったことも住民の目線に立ってと言うと、ちょっと違うかもしれません けれども、やはりいろんなサービスをどうやったら提供できるかというようなことをひとつ考えてい ただければなと思います。本当の入り口のところの知ってもらうための情報の提供の部分で今回はち ょっと質問をさせていただいたのですが、これからじっくりともっとこういうのがあるのではないか ということはおいおいと提案していきたいと思いますけれども、まずクラインガルテンのホームペー ジに対して、見た方が村上市のことをわかるようにページをつくってほしいと。それから、青少年 ホームのページにつきましても活動の様子がわかる、参加者の声がわかる、こういった楽しいことが あるのだよというようなことをぜひPRしていただいて、どんどん若い方に参加してもらえると。今 定員が10名とか何かそこらになっていますが、もう少しふやせる場合もあるかもしれません。そうす れば知り合う機会だってふえるかもしれません。そういったこと。あとは、若者向けにぜひ携帯とか のサイトも充実させていただきたいということ。それから、母子、父子家庭の相談の窓口というので しょうか、そういったものをぜひ充実させていただきたいというようなことをいろいろと提案させて いただきますが、最後に市長、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 最後にということですけれども、ごもっともな提案だなと、そのように考え ておりますので、できるところから、できないところはないような感じするのです。努力さえすれば できそうなものばかりでありますので、これから叱咤激励をしながら、私を含め努力をしていくとい うことであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今市長言われましたように本当に余り予算はかからないと。えてしてできな いという理由は、予算がないというような部分が出てくると思います。本当にこれから大型のプロジ ェクトが出てきて、新規のものをどれだけ取り組んでいけるのだろうという少し不安がありますけれ ども、すぐにでもできそうなものがあります。生涯学習だけで〔質問終了時間5分前の予告ブザーあ り〕取り組むのではなくて、企画のほうで応援してくれるとか本当に横断的にそういった取り組みを やってほしいと思いますので、その辺のところはよろしくお願いいたします。   以上で私の一般質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   また、明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでした。           午後 3時36分  散 会