平成22年村上市議会第3回定例会会議録(第5号) 〇議事日程 第5号 平成22年9月29日(水曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  議第 98号 水槽付消防ポンプ自動車の購入契約の締結について                議第 99号 消防用ポンプ積載車等消防物品の購入契約の締結について             議第100号 村上市過疎地域自立促進計画の策定について                   議第101号 村上市辺地に係る総合整備計画の策定について             議第102号 村上市火災予防条例の一部を改正する条例制定について   第 3  議第103号 村上市ごみ処理場建設基金条例制定について        議第104号 村上市企業設置奨励条例の一部を改正する条例制定について   議第105号 村上市民ふれあいセンター条例の一部を改正する条例制定について   議第106号 村上市蒲萄スキー場条例の一部を改正する条例制定について   議第107号 村上市営あらかわゴルフ場条例の一部を改正する条例制定について        議第108号 朝日まほろば夢農園条例制定について   第 4  議第109号 荒川いこいの家条例の一部を改正する条例制定について        議第110号 老人いこいの家寿山荘条例の一部を改正する条例制定について   第 5  議第111号 村上市営住宅条例の一部を改正する条例制定について        議第112号 市道路線の認定について        議第113号 市道路線の変更について        議第114号 市道路線の廃止について   第 6  議第115号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第2号)                 議第116号 平成22年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第1号)           議第117号 平成22年度村上市みどりの里特別会計補正予算(第1号)            議第118号 平成22年度村上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第1号)        議第119号 平成22年度村上市あらかわゴルフ場特別会計補正予算(第1号)        議第120号 平成22年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)           議第121号 平成22年度村上市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)        議第122号 平成22年度村上市老人保健特別会計補正予算(第1号)             議第123号 平成22年度村上市介護保険特別会計補正予算(第1号)             議第124号 平成22年度村上市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)    第 7  議第125号 平成21年度村上市一般会計歳入歳出決算認定について              議第126号 平成21年度村上市土地取得特別会計歳入歳出決算認定について          議第127号 平成21年度村上市情報通信事業特別会計歳入歳出決算認定について        議第128号 平成21年度村上市みどりの里特別会計歳入歳出決算認定について         議第129号 平成21年度村上市蒲萄スキー場特別会計歳入歳出決算認定について        議第130号 平成21年度村上市あらかわゴルフ場特別会計歳入歳出決算認定について      議第131号 平成21年度村上市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について        議第132号 平成21年度村上市国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算認定につい             て                                      議第133号 平成21年度村上市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について       議第134号 平成21年度村上市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について          議第135号 平成21年度村上市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について          議第136号 平成21年度村上市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定について      議第137号 平成21年度村上市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について         議第138号 平成21年度村上市集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について        議第139号 平成21年度村上市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について        議第140号 平成21年度村上市上水道事業会計決算認定について          第 8  議第141号 村上南小学校校舎耐震補強・大規模改造工事(建築工事)の工事請負変更             契約の締結について              第 9  議員発議第12号 私立高校生が学費を心配せず学べるように、学費軽減制度の抜本的拡               充など私学助成の増額・拡充を求める意見書の提出について          議員発議第13号 私立高校生が学費を心配せず学べるように、学費軽減制度の抜本的拡               充など私学助成の増額・拡充を求める意見書の提出について     第10  議員発議第14号 村上市補助金交付団体等への適切な指導強化を求める決議      第11  議員派遣の件                                                                                〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(27名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    19番   小  林  重  平  君   20番   小  田  信  人  君    22番   相  馬  エ  イ  君   23番   大  滝  国  吉  君    24番   瀬  賀  秀  雄  君   25番   小  野  七 五 三  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(2名)   13番   木  村  貞  雄  君    26番   石  嶋  修  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    相   馬   正   喜   君        市 民 部 長    板   垣   純   一   君        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        産業観光部長     瀬   賀       功   君        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        上下水道部長     渡   辺   成   一   君        会 計 管 理 者    吉   川       強   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農 業 委 員 会                   大   滝   清   考   君        事 務 局 次 長        教  育  長    工   藤   泰   則   君        教 育 部 長    平   山       浩   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    田   村       豊   君        朝 日 支 所 長    小   田   政   秋   君        山 北 支 所 長    斎   藤       誠   君        消  防  長    小   川   利   栄   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は27名です。欠席の届け出のある者2名です。定足数 に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いい たします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、4番、板垣栄一君、16番、姫路敏君を指名いたし ます。ご了承願います。                                              日程第2 議第 98号 水槽付消防ポンプ自動車の購入契約の締結について           議第 99号 消防用ポンプ積載車等消防物品の購入契約の締結について        議第100号 村上市過疎地域自立促進計画の策定について              議第101号 村上市辺地に係る総合整備計画の策定について        議第102号 村上市火災予防条例の一部を改正する条例制定について    〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、議第98号から議第102号までの5議案を一括議題といたします。   本案は、総務常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものでありますが、委員長から審査報 告書が議長あて提出されております。   委員長から審査の概要について報告をお願いします。   総務常任委員長。           〔総務常任委員長 小池 晃君登壇〕 〇総務常任委員長(小池 晃君) おはようございます。ただいま上程されました議第98号から議第 102号について、その審査の概要と経過についてご報告申し上げます。   去る9月の13日及び14日の両日午前10時から第1委員会室において、委員6名、副市長、担当部 長、担当課長、担当職員、議会事務局長出席のもと総務常任委員会を開会いたしました。   初めに、議第98号 水槽付消防ポンプ自動車の購入契約の締結についてを議題とし、消防長より 議案の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、契約先が胎内市の業者となっているが、村上市にはこの入札に参加できる業者はない のかとの質疑に、業者選定については、緊急自動車という特殊性に加えて動力ポンプ等の調整等があ り、市内業者では対応が難しいということで、消防機器の取り扱い専門業者5社を入札委員会で選定 させていただきましたとの答弁でした。   委員より、今後も消防ポンプ自動車の購入については、市内に対応できる業者がいないことから、 このような傾向が続くということかとの質疑に、消防自動車に関しては、物品登録等があり、それら を勘案して業者選定するが、現在市内業者に該当する業者はありません。市内業者が優先的に参加で きるような状況は、これからも続けていきたいとの答弁でした。   委員から、昨年度荒川分署に配備された水槽付消防自動車と今回購入する水槽付消防自動車との 能力の差はあるのかとの質疑に、消防自動車に水槽がついているのは、高速道路などの水利がなくて も初期の消火活動ができるなど、大変有効で能力的消防戦術上差はありませんが、荒川分署は高速道 路に直結していることから、ポンプ車の前にウィンチが装備されているなど救助資機材が装備されて いますが、本署においては救助工作車が同時出動となるので、救助資機材はつけていませんとの答弁 でした。   また、委員から、酸欠に対する資格を持っている職員は何人いるかとの質疑に、第2種酸欠作業 主任者は3名ほどいますとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第98号は原 案のとおり可決すべきものと決定しました。   続いて、議第99号 消防用ポンプ積載車等消防物品の購入契約の締結についてを議題とし、担当 部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、更新時期は車両においては20年、ポンプは15年となっているが、今後の更新予定はと の質疑に、更新の目安はそのとおりだが、各消防団で整備点検を丁寧にやってもらっている関係で、 実際の更新は目安より四、五年経過したものを更新している。今後の更新に当たっては、目安として いる更新時期の来たものについて、状況がどうかということを相談しながら更新するかどうかを判断 しているとの答弁でした。   委員から、実際の更新時期が遅れ遅れになっているようだが、海岸地区のポンプは損耗が激しい のではないかとの質疑に、海岸地区については、さびの問題などもあり、すべて同じ管理ということ でなく、支障のないように計画的に整備していくことを心がけていますとの答弁でした。   委員から、神林地区だけ指令車、照明車が配備されていないが、支障はないかとの質疑に、各地 区方面隊の指令車、照明車については、旧町村単位に配備されたものを引き継いだものであって、あ ったにこしたことはないが、現状支障なく消火活動がなされていると認識しているとの答弁でした。   また、委員から、方面隊からは指令車、照明車の要望は出ていないかとの質疑に、現在は出てい ないとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第99号は原 案のとおり可決すべきものと決定しました。   続いて、議第100号 村上市過疎地域自立促進計画の策定についてを議題とし、担当部長から説 明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、自立促進計画については、村上市の特に過疎地域に光を当てていくには大事な計画だ と思うが、計画策定に当たってこの点はなかなか難しいと感じたところはどのようなところかとの質 疑に、今までは10年延長の時限立法でしたが、今回は6年の計画でした。切りかわりの時期は今まで もそうだったと思うが、早急に計画をまとめなければならないことに苦慮しました。ソフト事業など についても、新たに見れるということですが、内容がはっきりしない点もあり、苦慮したところです。 計画策定に当たっては、総合計画との整合性が大前提でありますので、そのように提示していますと の答弁でした。   委員から、促進計画を策定するメリット、優位性は財政面から見てどのようなものかとの質疑に、 大きなメリットは何といっても過疎債で、元利償還金の70%が普通交付税の基準財政需要額に算入さ れる有利な起債であり、今回の改正でソフト事業にも使えるということであれば、有利な起債であり ますので、活用していきたいと考えていますとの答弁でした。   委員から、今回6年間の時限立法だが、その後の見通しはとの質疑に、過疎地域の活性化のため に、時限立法ではなく、国の施策として恒久法であるべきだと上のほうには申し上げていますとの答 弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第100号は 原案のとおり可決すべきものと決定しました。   続いて、議第101号 村上市辺地に係る総合整備計画の策定についてを議題とし、担当部長から 説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、今回策定の6地区を加えると20地区が策定されるが、このほかに辺地に該当する地区 はあるのかとの質疑に、市内には全部で45地区が辺地の条件に当てはまりますとの答弁でした。   委員から、今回新たに策定される辺地は、これまで策定されたものと条件の違いはあるかとの質 疑に、計画期間はおおむね3年ぐらいとするとの目安があるが、新たに22年度から24年度の3カ年で 上水の整備計画があることから今回作成したものですとの答弁でした。   委員から、策定されていない25地区の中で、また22年度で期限が切れる地区で23年度以降もこの ように整備計画をつくらなければならない地区が出てくるのかとの質疑に、今後該当する地区での事 業でこの有利なものを使うべきだという事業があれば、その可能性はありますとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第101号は 原案のとおり可決すべきものと決定しました。   続いて、議第102号 村上市火災予防条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、消防 長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、37条の3に個室型店舗としてカラオケボックス、インターネットカフェ、漫画喫茶、 テレフォンクラブ、個室ビデオ、その他これに類するものとあるが、これに該当する事業所は村上市 に何軒あるかとの質疑に、すべてカラオケボックスで現在4施設あると聞いていますとの答弁でした。   委員から、インターネットカフェという名前で店舗を張っているところが見受けられるが、消防 上はインターネットカフェではないのかとの質疑に、個室型店舗の中にはインターネットカフェは入 っているが、同じ施設内にある複合施設としてカラオケボックスとして管理しているとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第102号は 原案のとおり可決すべきものと決定しました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決いたします。   最初に、議第98号を起立により採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第98号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第99号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第99号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第100号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第100号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第101号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第101号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第102号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第102号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第3 議第103号 村上市ごみ処理場建設基金条例制定について              議第104号 村上市企業設置奨励条例の一部を改正する条例制定について  議第105号 村上市民ふれあいセンター条例の一部を改正する条例制定につ             いて   議第106号 村上市蒲萄スキー場条例の一部を改正する条例制定について  議第107号 村上市営あらかわゴルフ場条例の一部を改正する条例制定につ             いて        議第108号 朝日まほろば夢農園条例制定について   〇議長(佐藤宮吉君) 日程第3、議第103号から議第108号までの6議案を一括議題といたします。   本案は、市民経済常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものでありますが、委員長から審 査報告書が議長あて提出されております。   委員長から審査の概要について報告をお願いします。   市民経済常任委員長。           〔市民経済常任委員長 大滝国吉君登壇〕 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) ただいま上程されております議第103号から議第108号までの 6議案について、その審査の概要と経過について報告いたします。   去る9月15日及び16日の両日午前10時より第1委員会室において、委員8名、副市長、担当部長、 担当課長、担当職員及び議会事務局長の出席のもと、市民経済常任委員会を開会いたしました。   議第103号 村上市ごみ処理場建設基金条例制定についてを議題とし、担当部長から説明を受け た後、質疑に入りました。   委員より、第3条の2項有利な有価証券にかえることができるとあるが、どのようなものがある かとの質疑に、国債とかいろいろ考えられますが、今のところ指定機関の積み立てを考えているとこ ろでありますとの答弁でした。   委員より、この条例が通れば基金をする予定なのかとの質疑に、今の補正に5億円の予定をして いるところです。また、23年度とあわせて10億円くらいの予定をするつもりですとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第103号は原案のとおり可決 すべきものと決定いたしました。   次に、議第104号 村上市企業設置奨励条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担 当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、数字が減っていますが、1万円補正にした根拠はとの質疑に、他市の状況も勘案し、 今ある企業も援助できることを考慮いたしましたとの答弁でした。   委員から、このことによって市内へ来てくれそうな企業はあるのかとの質疑に、今のところは聞 いていませんが、これから売り出しに行くときに誘致を進めていきたいとの答弁でした。   委員から、他市と同等なのか、それよりも条件をよくして企業誘致に努めたほうがよいのではと の質疑に、今回は半分を減額し、お願いしているところではございませんが、今後状況を見ながら考 えていきたいと思いますとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第104号は原案のとおり可決 すべきものと決定いたしました。   次に、議第105号 村上市民ふれあいセンター条例の一部を改正する条例制定についてを議題と し、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、冷暖房の使用がありますが、期間はどうなっているのかとの質疑に、冷房は6月から 9月まで、暖房は10月から5月までとの答弁でした。   改正前は、冷暖房の使用料は取っていたのかとの質疑に、改正前は管内使用料の3分の1をいた だいていましたとの答弁でした。   委員から、時間を1時間にしたのは利用者からの要望があったのかとの質疑に、今まででは使い 勝手が悪いとの要望もあり、変更いたしましたとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第105号は原案のとおり可決 すべきものと決定いたしました。   次に、議第106号 村上市蒲萄スキー場条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担 当部長の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、ロッジ使用料を4分の1に減らした根拠はとの質疑に、当初の入場者数が4分の1、 ロッジの売り上げも4分の1程度に減少していることから改正するものでありますとの答弁でした。   委員から、この金額であればやっていけそうなのかとの質疑に、降雪のぐあいもありますが、何 とかやっていけるのではないかとの答弁でした。   委員から、シーズン券で正月前から利用できないときや期間が短かったときの苦情などはあるの かとの質疑に、苦情は聞いていますが、今のところ対処はしていませんとの答弁でした。   委員から、毎年入場者数が減少しているが、さまざまな角度から分析をして対策を考える必要が あるのではないかとの質疑に、ご指摘のとおりです。いろいろな方々からお知恵をいただいて対処し てまいりたいとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第106号は原案のとおり可決 すべきものと決定いたしました。   次に、議第107号 村上市営あらかわゴルフ場条例の一部を改正する条例制定についてを議題と し、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、使用料は指定管理者が独自で決められるのかとの質疑に、定めている上限以内であれ ば構わないと思いますとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第107号は原案のとおり可決 すべきものと決定いたしました。   次に、議第108号 朝日まほろば夢農園条例制定についてを議題とし、担当部長から説明を受け た後、質疑に入りました。   委員から、使用料年間3万円は他の施設より高いのではとの質疑に、使用者の特典ということで、 みどりの里の利用権1万円と宿泊施設の割引券1回1,000円などを入れた使用料となっているとの答 弁でした。   委員から、7月、8月など宿泊施設が大変込み合うが、他の施設を利用したときの割引はどうす るのかとの質疑に、他の民宿などの利用されることは大変喜ばしいことではありますが、今のところ 考えてはいませんとの答弁でした。   委員から、5年を超えて契約ができないのはなぜかとの質疑に、特定農地貸付法という法律で定 められているところからとの答弁でした。   委員から、管理組合はどうなっているかとの質疑に、猿沢集落の方々にお願いしているところで す。ほぼ固まりつつあるところと答弁しております。   以上、質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第108号は原案のとおり可決 すべきものと決定いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決いたします。   最初に、議第103号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第103号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第104号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第104号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第105号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第105号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第106号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第106号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第107号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第107号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第108号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第108号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第4 議第109号 荒川いこいの家条例の一部を改正する条例制定について         議第110号 老人いこいの家寿山荘条例の一部を改正する条例制定について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第4、議第109号及び議第110号の2議案を一括して議題といたします。   本案は、厚生文教常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものでありますが、委員長から審 査報告書が議長あて提出されております。   委員長から審査の概要について報告をお願いします。   厚生文教常任委員長。           〔厚生文教常任委員長 川村敏晴君登壇〕 〇厚生文教常任委員長(川村敏晴君) ただいま上程されております議第109号と議第110号について、 去る9月17日午前10時から本庁委員会室において、委員6名、副市長はじめ関係部課長及び関係職員、 議会事務局長出席のもと厚生文教常任委員会を開催いたしました。その詳細については省略させてい ただきますが、その審査の概要と経過について主なものをご報告申し上げます。   まず、議第109号 荒川いこいの家条例の一部を改正する条例制定について、委員から、開館、 閉館時間について延長してもらいたいとの声が多いと聞きますが、例えば料金型にした場合、閉館時 間は指定管理者に任せるということで理解してよいのでしょうかとの問いに、開館の時間について条 例上は規制ありませんが、規則のほうで時間の規定があり、午前9時半から午後4時半までとなって います。今回この条例改正にあわせて規則のほうも改正を予定しておりまして、現状は市長が管理者 となっていまして、市長の認める範囲内で臨時で営業時間を変更することができるとの条項がつけ加 えられており、この条例が可決いただければ、それと同時にこの内容で施行されることとなっており ますとの答弁でした。   委員から、各集落をバスで回って利用者を乗せていると聞いていますが、今でもそのようにやっ ているのですかとの問いに、今も各地区月1回、9コースに分けて送迎を行っていますが、これは介 護支援事業としてバス運行していますので、いこいの家の経営とは違う考えで行っており、引き続き 予算の中で事業を継続していく予定ですとの答弁でした。   委員から、公募についてですが、通常の公募でやるのか、またはあらかじめ社会福祉協議会に指 定してやるのかどちらですかとの問いに、行政改革大綱実施予定で、この施設は社会福祉協議会に限 定して指定管理をお願いするということになっていますので、可決いただきましたら社会福祉協議会 のほうにも正式なお願いをして検討してもらう予定ですとの答弁でした。   委員から、今の社会福祉協議会の人員体制からすると、公募を受けるのは大変厳しいとの意見も あると聞いていますが、その辺は大丈夫なのですかとの問いに、部内にはいろんな話があると聞いて いますが、これまで内々に口頭でお願いしてまいりましたが、今ほども申し上げましたが、可決後に 正式な形でご検討いただくことをお願いしたいと考えていますとの答弁でした。   委員から、指定管理制度の導入とは、民間でできるものは民間に任せようというのが本来の考え 方だと思うのですが、今までの村上市の流れから見ると、社会福祉協議会に任せる形が非常に多いの ですが、現実的に民間も含めた公募の中に民間参入がなくて社会福祉協議会しか公募がなかったとい うのであれば仕方ないと言えますが、民間が育たないような指定管理者制度のあり方はいかがなもの かと思いますが、その辺についてはどのような考えでいますかとの問いに、指定管理のやり方にはい ろいろな方法があるわけです。今のような施設の場合は、営利を目的とできないような状況でござい ますので、それらも勘案しながら今後は十分検討しながら、それぞれの事例によって対応してまいり たいと考えていますとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論もなく、起立採決の結果、起立多数で議第109号 については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第110号 老人いこいの家寿山荘条例の一部を改正する条例制定について、委員から、 社会福祉協議会に指定することによって、介護予防のようなこともこれらの施設の中に取り入れて、 今まで以上に充実していくことを考えて社会福祉協議会に指定管理すると理解していますが、今まで はどのような形でやっていたのですかとの問いに、今までは市主導で老人クラブの方たちが利用した い形でそのまま利用してもらっていたので、福祉活動や健診や健康相談などの活動はやっていません でしたとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論もなく、起立採決の結果、起立多数で議第110号 については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決いたします。   最初に、議第109号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第109号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第110号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第110号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第5 議第111号 村上市営住宅条例の一部を改正する条例制定について          議第112号 市道路線の認定について        議第113号 市道路線の変更について        議第114号 市道路線の廃止について   〇議長(佐藤宮吉君) 日程第5、議第111号から議第114号までの4議案を一括して議題といたしま す。   本案は、建設企業常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものでありますが、委員長から審 査報告書が議長あて提出されております。   委員長から審査の概要について報告をお願いします。   建設企業常任委員長。           〔建設企業常任委員長 平山 耕君登壇〕 〇建設企業常任委員長(平山 耕君) ただいま上程されております議第111号から114号までは、去 る9月の22日、建設企業常任委員会において、委員7名、副市長、担当部課長及び担当職員、議会事 務局長のもとで審査を行いました。その審査の概要と結果について報告いたします。   最初に、村上市営住宅条例の一部を改正する条例制定についてを審査の議題としました。初めに、 担当部長より、今回の改正は荒川地区にある市営坂町住宅で1軒空き家が出たため、それを用途廃止 して管理戸数を9戸から8戸に改めるものですとの説明があり、質疑に入りました。   委員からは、この住宅はいつごろから空き家が出始めたかの質疑に対し、この住宅は昭和37年に 建築され、木造平家づくり、建築面積30.2平米で、建築当初は20戸ありましたが、平成8年から順次 空き家が出始め、新たに入居者は募集せず、退去者が出るたびに用途廃止され、合併時では9戸にな っていて、今回さらに1軒の退去者が出たため用途廃止したもので、今後もそうしていく方針ですと の答弁がありました。   以上、質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員にて議第111号は原案のとおり可 決すべきものと決定しました。   次に、議第112号 市道路線の認定についての審査を行いました。初めに、担当部長より、今回 の変更は日東道荒川胎内インターから神林岩船港インターまで高速道路が開通して、側道となる金屋 57号線や国道113号、通称荒川道路の開通に伴い分断された道路の認定4路線のほか、荒川ショッピ ングセンター付近で宅造された地区で業者より道路用地として寄附していただいた1路線、合計6路 線の認定を行うものですとの説明があり、質疑に入りました。   さしたる質疑、討論もなく、起立採決の結果、起立全員にて議第112号は可決すべきものと決定 しました。   次に、議第113号 市道路線の変更についての審査を行いました。担当部長より、今回の変更は 国道113号、荒川道路の開通により分断される荒川地内の市道7路線についての起点、終点の変更及 び幅員や延長の変更を行うものですとの説明があり、質疑に入りました。   委員からは、さしたる質疑もなく、討論もなく、採決に入りました。起立採決の結果、起立全員 にて議第113号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第114号 市道路線の廃止を議題として審査に入りました。担当部長より、今回の廃止 は国道113号、荒川道路の開通で分断される荒川地区坂町8号線の市道を廃止して、今後は里道とし て市が管理していく計画ですとの説明があり、質疑に入りました。   委員会からは、さしたる質疑、討論もなく、起立採決の結果、起立全員にて議第114号は原案の とおり可決すべきものと決定しました。   以上で報告終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決いたします。   最初に、議第111号を起立により採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第111号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第112号を起立により採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第112号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第113号を起立により採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第113号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第114号を起立により採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第114号は委員長報告のとおり可決されました。   午前11時まで休憩します。           午前10時45分  休 憩                                                        午前11時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              日程第6 議第115号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第2号)             議第116号 平成22年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第1号)       議第117号 平成22年度村上市みどりの里特別会計補正予算(第1号)        議第118号 平成22年度村上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第1号)       議第119号 平成22年度村上市あらかわゴルフ場特別会計補正予算(第1             号)        議第120号 平成22年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)       議第121号 平成22年度村上市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)      議第122号 平成22年度村上市老人保健特別会計補正予算(第1号)         議第123号 平成22年度村上市介護保険特別会計補正予算(第1号)         議第124号 平成22年度村上市介護サービス事業特別会計補正予算(第1             号)   〇議長(佐藤宮吉君) 日程第6、議第115号から議第124号までの10議案を一括して議題といたしま す。   本案は、いずれも関係所管常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものでありますが、各委 員長から審査報告書が議長あて提出されております。   最初に、総務常任委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   総務常任委員長。           〔総務常任委員長 小池 晃君登壇〕 〇総務常任委員長(小池 晃君) ただいま上程されました議第115号及び議第116号について、先ほ ど報告しました議案に引き続き審査をいたしました。その審査の概要と経過についてご報告申し上げ ます。   初めに、議第115号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第2号)の歳入全款について担当部 長より議案の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、県支出金で鳥獣被害防止総合対策交付金が200万円減額されたが、猿などの被害が多 くなっている今、減額されたのはなぜかとの質疑に、当初市のほうに交付金が来ることで予算計上し たが、直接協議会に交付されることになったため減額するものですが、200万円全額ではなく、94万 円ほどを減額され、106万円ほどとなりました。どうしても必要なもの、24万円については、歳出で 市の負担金として補てんさせてもらっているとの答弁でした。   委員より、農地制度実施円滑化事業費補助金として590万円計上されているが、この事業の内容 はとの質疑に、農地を買いやすくするとか、農地の減少を食いとめるなど、新しい農地制度を円滑に 実施できるようにということで、農業委員会を対象に助成している。今回は、農地法改正によるシス テムの改修に充当するものですとの答弁でした。   委員から、繰越金残高が1億7,600万円ほどあるが、今回臨時財政対策債5,000万円発行するのは 繰越金を多く残したいとの考えからかとの質疑に、臨時財政対策債は交付税に対して不足するものを 計上するもので、当初19億円計上したが、不足額が確定したため今回5,000万円増額計上するもので す。地方債を発行する金額は、交付税の代替財源ですので、計上できるこの時期に計上させてもらっ たもので、繰越金よりも優先させたものではないとの答弁でした。   続いて、歳出に移り、担当課長に説明を求めた後、質疑に入りました。総務費では、委員より、 荒川支所庁舎管理費で空調設備のLPガス安全弁の交換等で15万5,000円の修繕料との説明であった が、一般的にはLPガスの貯槽から機器までは業者負担ではないかとの質疑に、平成18年に空調機器 の交換をした際、一括町の財産となったもので、今回それを修繕するものですとの答弁でした。   諸支出金では、委員より、新ごみ処理場建設のための基金積み立てとして5億円積み立てられる が、今後の積み上げ計画があったら伺いたいとの質疑に、新ごみ処理場の総事業費は76億円ほどで計 画されているが、そのうち一般財源は14億4,000万円ほどを予定している。その中で今回5億円積み 立てるもので、何とか2けたまでいければと考えているとの答弁でした。   また、委員から、今後の大型公共事業についても基金の積み立てを考えているかとの質疑に、現 在検討している段階ですが、大型の投資を控えているので相応の資金繰りについて念頭においていく つもりですとの答弁でした。   債務負担行為補正では、委員から、村上市の負担率が88%台から99%台まであるが、その負担率 は合併後に新たに設定したものかとの質疑に、合併前に旧市町村がそれぞれ負担率を持っていて、そ れを足し込んだもので、新たに設定したものではないとの答弁でした。   地方債の補正では、委員から、今後村上市ではごみ処理場をはじめとして多額の負債を抱えてい くが、地方債に対する基本姿勢を伺いたいとの質疑に、地方債の残高も360億、370億円ほどで多額に なっている。これからも大型投資も控えて低利のものへの借りかえや繰上償還等、下水道などの特別 会計も含めてなるべく有利な借り入れをしていく考えですとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第115号の 当委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決定しました。   続いて、議第116号 平成22年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第1号)を議題とし、 担当部長から議案の説明を受けた後、質疑に入りましたが質疑なく、討論を求めましたが討論なく、 起立採決の結果、起立全員で議第116号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   以上で報告終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   次に、市民経済常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   市民経済常任委員長。           〔市民経済常任委員長 大滝国吉君登壇〕 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) ただいま上程されております議第115号 平成22年度村上市 一般会計補正予算のうち、当委員会所管部分について及び議第117号から議第119号の4議案について、 先ほど報告いたしました議案に引き続き審査をいたしました。その審査の概要と経過について報告い たします。   議第115号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第2号)のうち、当委員会所属分を議題とし、 担当部長及び担当職員から説明を受けた後、質疑に入りました。   4款では、委員会から、環境衛生費、一般経費の中で研修会負担金と旅費があるが何人かとの質 疑に、担当係長1名分の東京までの旅費ですとの答弁でした。   6款では、委員から、取り下げは23年度計画までのクリアができたため取り下げたのかとの質疑 に、事業主が自前で修繕や中古品などの整備し、クリアしたもののためとの答弁でした。   委員から、高温乾燥機から中温乾燥機に変更したのはとの質疑に、当初経営者がこの地域の木材 の特性を誤審していたことから変更になったとの答弁でした。   委員から、規格品番の数字が提出される資料ごとに違うのはとの質疑に、大変申しわけありませ んが、単純な記載ミスですとの答弁でした。   委員から、取り下げが市に上がったのと市から県に取り下げ申請した日付が同じですが、どうい うことかとの質疑に、事前に県との連絡をとりながら行っていました。一刻も早く意思表示が欲しい との県からの要望もありましたので、大変厳しいところではありましたが、そのように進めさせてい ただきました。   委員から、資料の数字等が大変ずさんだが、どう考えているのか、また国などに今後の影響はな いのかとの質疑に、大変申しわけなく思っております。十分に審査し、万全を期して今後努めたいと 思います。国については、事前に相談をし、了解を得ているところから今後の影響はないと理解して おりますとの答弁でした。   7款では、日沿道の看板は何カ所くらいかとの質疑に、一番のメインはみどりの里のおりたとこ ろですが、その他村上瀬波温泉インター、神林岩船港インターについても決まり次第予算を計上させ、 計画しているところでございますとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立多数で議第115号の当委員会所管分は 原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、第117号 平成22年度村上市みどりの里特別会計補正予算(第1号)を議題とし、担当部 長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、組み替えはどういうことから行ったのかとの質疑に、当初予算を作成する際に初歩的 なミスによるもので、今組み替えを行ったとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第117号は原案のとおり可決 すべきものと決定いたしました。   次に、議第118号を議題とし、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。平成22年度村 上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第1号)を議題とし、担当部長から説明を受けた後、質疑に入 りました。委員から、斜面の修繕工事は雨によるものとのことですが、地元から出たのかとの質疑に、 担当者が地元に行った際にわかったとの答弁でした。   以上で質疑も終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第118号は原案のとおり可決 すべきものと決定いたしました。   次に、議第119号 平成22年度村上市あらかわゴルフ場特別会計補正予算を議題とし、担当部長 から説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で 議第119号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ご苦労さまです。委員長にお伺いさせていただきます。   平成22年度の一般会計の補正予算の報告の中で、ちょっと触れられなかったような気がするので すが、6款の農林水産業費、委員会の質疑の中で番外議員からだったでしょうか、スギトピアから平 成22年度の事業取り下げの市に対して出された文書は、なぜか平成22年の6月11日のゴム印になって いるけれども、こういう文書は余り見たことないというようなちょっと質疑がありましたが、それに 対しての答弁はどのような答弁だったでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 委員長。 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) 6月19日の決裁のことについては、委員から質疑はありまし たけれども、そのゴム印については番外議員からの答弁だったと私記憶しておりましたので、ここに 記載しませんでした。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 今委員長報告、番外議員からの質疑だということで議場での報告はよろしい かと思いますが、答弁はあったでしょうか、なかったでしょうか、私もちょっと。 〇議長(佐藤宮吉君) 委員長。 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) 番外議員の答弁ですか。それは、そのときに担当職員からあ りました。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ですから、普通市に対してのそういう報告文書がゴム印というのはあり得る のですか。それだけ。あり得るという答弁だったのでしょうか、ちょっとその辺記憶ございませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 委員長。 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) 大変申しわけありませんが、私も記憶してございませんで。 〇22番(相馬エイ君) よろしいです。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   次に、厚生文教常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   厚生文教常任委員長。           〔厚生文教常任委員長 川村敏晴君登壇〕 〇厚生文教常任委員長(川村敏晴君) ただいま上程されております議第115号のうち、当委員会所 管分及び議第120号から議第124号までの議案については、去る9月17、18日の両日午前10時から本庁 委員会室において、委員6名、副市長はじめ教育長、関係部課長及び関係職員、議会事務局長出席の もと委員会を開催いたしました。その詳細については省略をさせていただきますが、審査の概要と経 過について主なものをご報告申し上げます。   まず、議第115号 平成22年度村上市一般会計補正予算(第2号)のうち、当委員会所管部分の 第3款民生費について、委員から、老人福祉費の特別養護老人ホームの負担金に関してですが、認知 症の方が介護認定者の3分の2いるということでございますが、特別養護老人ホームは認知症の方は 入れないと思うのですが、その辺はどのようになっていますかとの問いに、委員のおっしゃるとおり でございますが、特別養護老人ホームは身体的及び知的のレベルが重度の方の介護のお世話をするス タッフもおりますので、重度の方をお預かりする施設でございますとの答弁でした。   委員から、老老介護がふえているとのことですが、そんな中第5期介護計画の中できちんと対応 してもらいたいと思いますが、今の特別養護老人ホームの待機者は何人になっていますかとの問いに、 5月1日現在ではありますが、780人くらいおります。老老介護などの方たちのために人数分の対応 ができればよいのですが、国の考え方もはっきりしないことも踏まえながらではございますが、検討 してまいりたいと考えていますとの答弁でした。   次に、第4款衛生費については、特に質疑はございませんでした。   次、第10款教育費について、委員から、三面小学校の特別支援教室の改修経費の図書室を利用す る計画について、従来から図書室は独立したものであると考えますが、今は図書室を利用することが できるのですかとの問いに、三面小学校の教室には余裕教室がなく、急遽図書室を2つに分けて特別 支援教室を設置することになり、分割した図書室と教務室の前の廊下に今までの半分の本を置く本棚 を設置する予定です。本来図書室は独立したものでありまして、必要なものですが、この1年は我慢 していただき、財務とも相談して次年度早々には今の校舎の外になると思いますが、図書室の建設を 計画したいと考えていますとの答弁でした。   委員から、体育指導員の経費について、現在体育指導員は何人いてどのような仕事をしているか との問いに、現在5地区合わせて65人います。定員は70人ですが、合併時に減少してから各地区で少 しずつふやしてきています。仕事は、毎月1回定例会を開催し、毎月開催される各地区ごとの事業の 企画立案、その検討を行っています。また、市全体で体育指導員の協議会が設立され、2カ月に1回 専門部会を開催していますとの答弁でした。   委員から、村上市では複式学級は幾つありますかとの問いに、門前谷小学校が1、2年のクラス 1クラス、上海府小学校は1年から6年まですべて複式で、当市ではこの2校ですとの答弁でした。   委員から、上海府小学校の将来像はどのように考えていますかとの問いに、学校は地域文化の原 点であり、その地域で育つことが一番であると考えます。また、村上市には大きな工場などがなく、 大学を出ても就職先が見つかりにくいですが、学校は大学を出た人のよい働き場となっており、村上 市では500人が勤務しており、国と県から年間30億円のお金が入ってきます。これは、市には一切迷 惑がかかっていません。そして中学校では1校1,000万円、小学校では900万円、1学級、中学校では 100万円、小学校では90万円と10億円の交付金が入ってきており、合計年間40億円のお金が国と県か ら入ってきています。また、瀬波から山北間は約50キロメートルありますが、その中に上海府小学校 もあり、海岸文化を受け継いでおり、大切にしたいと考えています。過去に上海府中学校が統合され たとき、急に生徒が荒れ出したことがあり、そのとき統合は子供たちの心に不安を見いだしたりする こともあるのだということを感じました。このことから児童の人数のことだけでなく、村上市の生活 だとか職場のこと、経済的なことなどを全体的に考え合わせていく必要があると考えていますとの答 弁でした。   委員から、まいづる公園の建物にシロアリの被害があるとのことですが、シロアリの被害は放置 しておくとひどい損害になることがあるというが、早期発見するために早目の調査が必要と思うが、 どのような対策をとっているのかとの問いに、まいづる公園にある武家屋敷の1つにある見せかけの トイレの床下の柱にシロアリとおぼしき跡があり、調査しましたが、他の建物には問題は発生してい なく、このトイレについては対処しましたとの答弁でした。   委員から、スポーツ奨励金についてですが、該当者は何人でその内訳は幾らになっていますかと の問いに、平成21年度で65名です。内訳ですが、スポーツ少年団や一般社会人の全国大会出場者に個 人で1人5,000円、6名以内の団体で2万円、7名以上の団体で3万円を支給していますとの答弁で した。   委員から、山北地区の中学生がことし柔道で全国大会に出場し、山北地区の連盟や地域の人たち で激励会を盛大に開催し、奨励金も支給している。選手の親御さんは、遠征等に当たり大変な出費を しているが、今後当地域で優秀な選手を育てていくために村上市としてどのような手だてを考えるべ きか聞かせてほしいとの問いに、今回の中学生の激励会では、山北地区では開催されたが、他の地区 では開催されなかったと聞いていますので、生徒の平等性も考えて今後検討させていただきたいと考 えていますとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第115号 のうち当委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   続きまして、議第120号 平成22年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)から第121 号平成22年度村上市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、続き議第122号 平成22年度村上 市老人保健特別会計補正予算(第1号)及び議第123号 平成22年度村上市介護保険特別会計補正予 算(第1号)については、さしたる質疑もありませんでしたので、質疑を終結し、それぞれ討論を求 めましたが討論もなく、起立採決の結果、全員起立で以上の議案については原案のとおり可決すべき ものと決定をいたしました。   続きまして、議第124号 平成22年度村上市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)につ いて、委員から、上海府デイサービスの件ですが、条例は1度撤回し、認知症の通所については第5 次介護計画の中で検討していくことはわかりましたが、ゆきわり荘は市で運営しておりますが、こち らは指定管理に回すということは考えていないのかとの問いに、この件については内部でも検討しま したが、来年度に事業計画の見直しもあり、現在7施設を社会福祉協議会に指定管理をしてお願いし ていることもあり、今後の認知症のデイサービスをどのように取り入れていくかは全体の中でゆきわ り荘も含めて23年度事業として検討していくことの方針を決定いたしましたとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第124号 については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   報告は以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   最後に、建設企業常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   建設企業常任委員長。           〔建設企業常任委員長 平山 耕君登壇〕 〇建設企業常任委員長(平山 耕君) 議第115号 一般会計補正予算、平成22年度村上市一般会計 補正予算(第2号)のうち、当委員会所管分を議題として、先ほど報告しました議第114号に引き続 き審査を行いました。その審査の概要と結果について報告いたします。   初めに、担当部長より説明を受けた後、審査を行いました。委員からの質疑では、農地費、地籍 調査経費のうち現場作業員賃金が減額されたのはなぜか、その対象は何人になるかとの問いに、4人 分で16日間くらい必要なくなる。現場経費の中で精査の結果、減額したものです。   委員からは、土木費で道路対策経費の増額はどこの地区が対象か、答弁で、350万の増額は市全 域での修繕料ではあるが、支所によっては必要ないところもあるので、今回は村上、山北、朝日地区 に配分する考えですとの答えでした。   委員からは、排水路新設改良経費はどこの工事か、答弁、荒川地区にある烏川の導水路にU字溝 を布設する工事です。   以上で質疑を終結し、討論に入りました。討論はなく、起立採決の結果、起立全員により議第11 5号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決いたします。   最初に、議第115号を採決いたします。   本案に対する委員長報告はいずれも可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸 君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第115号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第116号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第116号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第117号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第117号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第118号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第118号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第119号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第119号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第120号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第120号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第121号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第121号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第122号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第122号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第123号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第123号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第124号を採決いたします。   本件に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第124号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第7 議第125号 平成21年度村上市一般会計歳入歳出決算認定について         議第126号 平成21年度村上市土地取得特別会計歳入歳出決算認定につい             て        議第127号 平成21年度村上市情報通信事業特別会計歳入歳出決算認定に             ついて          議第128号 平成21年度村上市みどりの里特別会計歳入歳出決算認定につ             いて           議第129号 平成21年度村上市蒲萄スキー場特別会計歳入歳出決算認定に             ついて          議第130号 平成21年度村上市あらかわゴルフ場特別会計歳入歳出決算認             定について        議第131号 平成21年度村上市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定に             ついて            議第132号 平成21年度村上市国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算             認定について                            議第133号 平成21年度村上市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定             について         議第134号 平成21年度村上市老人保健特別会計歳入歳出決算認定につい             て      議第135号 平成21年度村上市介護保険特別会計歳入歳出決算認定につい             て        議第136号 平成21年度村上市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認             定について        議第137号 平成21年度村上市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につ             いて           議第138号 平成21年度村上市集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定に             ついて          議第139号 平成21年度村上市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定に             ついて          議第140号 平成21年度村上市上水道事業会計決算認定について     〇議長(佐藤宮吉君) 日程第7、議第125号から議第140号までの16議案は、平成21年度各会計の決 算認定についてであります。これを一括して議題といたします。   本案は、いずれも関係所管常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものでありますが、各委 員長から審査報告書が議長あて提出されております。   最初に、総務常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   総務常任委員長。           〔総務常任委員長 小池 晃君登壇〕 〇総務常任委員長(小池 晃君) ただいま上程されました議第125号から議第127号について、先ほ ど報告しました議案に引き続き審査をいたしました。その審査の概要と経過についてご報告申し上げ ます。   初めに、議第125号 平成21年度村上市一般会計歳入歳出決算認定についての歳入全款について 担当課長より議案の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、平成21年度決算を指数から見てどうだったのかとの質疑に、公債費比率、将来負担比 率などは数字が下がっている。これは、大きな投資がこれらの数字に反映されていないこともあるが、 国からの交付金が全体で27億円ほど入っている。このように恩恵を受けたことで、前倒しでやれるこ とができた。国からの財源でやることができたことが大きな理由だと分析しているとの答弁でした。   委員から、財政担当として幾つか重要な指数を見ていると思うが、これらの数字は健全な財政運 営だと見ているのかとの質疑に、単年度で見れば危機的な数字ではないと見ている。その理由の1つ に歳出の削減として人件費の削減ができている。合併時の歳出の膨らみを早期に健全化の方向で取り 組んでいる結果ではないかと考えているとの答弁でした。   委員から、基金の中では出し入れ自由な普通預金的な性格を持つ財政調整基金の残高は満足いく ものだったのかとの質疑に、積み増しができたことはよかったと思っているが、この残高で足りるか と言われればまだ少し心もとない感じはあるとの答弁でした。   委員より、収入未済額が個人市民税だけで1億5,000万円、市税全体では4億5,000万円以上もあ るが、収納率をいかに上げるかが課題だ。市民の納税に対する認識の希薄さや経済状況など要因はい ろいろあると思うが、スタッフがふえれば収納率が上がるのではないかとの質疑に、全庁的な職員削 減の中でいかに効率的に業務を遂行するか、現在の人数でいかに効率的にやるかでさまざま取り組ん でいる。そんな中で、収納しやすい環境づくりとして、ことし4月から郵便局でも収納が可能となっ た。また、コンビニやクレジットでの収納もやっているところがあるので、そのことも可能かどうか 今検討しているとの答弁でした。   委員から、差し押さえ物件の売却により収納された金額はどれくらいかとの質疑に、差し押さえ 処分では債権、動産、不動産、電話加入権などがあるが、21年度は269件で1億4,000万円ほどですと の答弁でした。   委員より、市営住宅使用料が3,260万円のうち収入未済額が488万円と未済の率としては高いが、 どのようにして徴収するのかとの質疑に、市営住宅の使用料は市税と違い民事訴訟と同じ手続が必要 で、裁判所の判決をもらって強制執行するなど複雑な手続がある。現在13世帯ほどの滞納金の積み重 ねが488万円となっていて、分割で納めてもらっているのが現状ですとの答弁でした。   これで歳入全款の質疑を終結し、次に歳出のうち当委員会所管分について担当部課長の説明を受 けた後、質疑に入りました。質疑は、款ごとに行いました。   第2款総務費では、委員より、緊急雇用創出事業の名目で今回の定例会にも補正で上がっている が、備品台帳等整理が昨年終了しなかったということかとの質疑に、昨年の緊急雇用創出事業は会社 に委託して、主に公有財産のうち土地についての台帳を作成したもので、今回の定例会の補正は学校、 保育園、本庁等の物品、備品台帳の作成ですとの答弁でした。   委員より、昨年8月の総選挙の際には、市内各投票所の終了時間はどのようなものだったのかと の質疑に、前回の市長選、市議選、知事選、県知事選と同様ですとの答弁でした。   また、委員より、前にも指摘したが、国政レベル、県レベルは別として、身近な市長選や市議選 で投票終了時間が旧村上市は午後8時、旧郡部は午後7時では選挙に対する公平性の観点から問題で はないかとの質疑に、来年春の県議選まで、統一地方選まで一定の結論を出すということで現在協議 検討しているとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論なく、起立採決の結果、起立全員で議第125号の うち当委員会所管分については認定すべきものと決定しました。   続いて、議第126号 平成21年度村上市土地取得特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、 担当部長から説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑なく、討論なく、起立採決の結果、起立全 員で議第126号は認定すべきものと決定しました。   続いて、議第127号 平成21年度村上市情報通信事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題 とし、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りましたが質疑なく、討論を求めましたが討論なく、 起立採決の結果、起立全員で議第127号は認定すべきものと決定しました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   次に、市民経済常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   市民経済常任委員長。           〔市民経済常任委員長 大滝国吉君登壇〕 〇市民経済常任委員長(大滝国吉君) ただいま上程されております議第125号 平成21年度村上市 一般会計歳入歳出決算の認定のうち、当委員会所管分及び議第128号から議第130号までの4議案につ いて審査いたしました概要と経過について報告いたします。   議第125号のうち当委員会所管分を議題とし、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   2款では、委員から、地域活性化・きめ細やかな臨時交付金事業の(防犯灯整備)で21年度設置 した分と繰り越した分はどれくらいあるのかとの質疑に、18基が21年度分で38基が繰り越した分です との答弁でした。   委員から、当初より過誤納還付金がふえているが、これらの分析はしているのかとの質疑に、法 人税は予定納税で前の年の納税額の半分を納めていただくわけですが、景気の低迷もあるかと思いま すとの答弁でした。   委員から、市でパスポートを申請している方は21年度どのくらいいたのかとの質疑に、村上市の 方々で867名、関川村の方で79名ですとの答弁でした。   3款では、国民年金事務費、職員人件費が当初より600万円くらいふえているのはとの質疑に、 4月の職員の異動で今までの役職より上の方が配属されたためとの答弁でした。   4款では、委員から、排水路清掃経費はどの地域かとの質疑に、村上地区、荒川地区との答弁で した。   委員から、他の地区でも同じような場所はないのか、不公平感のないようにしなければならない が、その辺の考えはとの質疑に、今後いろいろな会議等で意見を聞いたりして調整をしていきたいと の答弁でした。   委員から、市有墓地樹木伐採処理業務委託料について、これで十分できたのかとの質疑に、今回 は羽黒町、岩船三日市、岩船上町の3カ所を行っており、このところについては十分かと思いますと の答弁でした。   6款では、委員から、観光茶園整備業務委託料が当初より大分減額されていますがとの質疑に、 茶園組合に委託しておりますが、維持管理が困難なため、予定の面積よりも減ったためによるものと の答弁でした。   委員から、林道開設事業の各路線はどのくらい進んでいるのかとの質疑に、林道芦谷板屋沢線55. 9%、林道海府南線55.4%、林道三条山線86.8%、林道新保岳線76.1%、林道大毎山熊田線27.2%で すとの答弁でした。   7款では、委員から、プレミアム商品の内容で共通券と専用券があるが、大型店と地元商店との 割合はどのくらいかとの質疑に、大型店での利用は18%、地元商店が82%でしたとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第125号のうち当委員会所管 分は認定すべきものと決定いたしました。   次に、議第128号 平成21年度村上市みどりの里特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、 担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、人件費で当初と変更があるが、異動があったのかとの質疑に、当初は10名分で予定し ていましたが、人事異動で9名になったことからとの答弁でした。   委員から、その体制で十分だったのかとの質疑に、8月から臨時職員で対応していたところであ りますとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第128号は認定すべきものと 決定いたしました。   次に、議第129号 平成21年度村上市蒲萄スキー場特別会計歳入歳出決算認定についてを議題と し、担当部長の説明を受けた後、質疑に入りましたが質疑もなく、討論もなく、起立採決の結果、起 立全員で議第129号は認定すべきものと決定いたしました。   次に、議第130号 平成21年度村上市あらかわゴルフ場特別会計歳入歳出決算認定についてを議 題とし、担当部長の説明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、当初自動車税が計上されていたがとの質疑に、軽トラックの自動車税を予定していま したが、廃車したためですとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第130号は認定すべきものと 決定いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時53分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、厚生文教常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   厚生文教常任委員長。           〔厚生文教常任委員長 川村敏晴君登壇〕 〇厚生文教常任委員長(川村敏晴君) 午前中に引き続き、午後からいましばらくおつき合い願いた いと思います。ただいま上程されております議第125号のうち当委員会所管分及び議第131号から議第 136号の6議案について、去る9月17、18の両日午前10時から本庁委員会室において、委員6名、副 市長、教育長はじめ関係部課長及び関係職員、議会事務局長出席のもと委員会を開催いたしました。 その詳細については省略させていただきますが、その審査の概要と経過について主なものをご報告申 し上げます。   まず初めに、議第125号 平成21年度村上市一般会計歳入歳出決算認定について、当委員会分を 担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   第3款民生費について、委員から、命の電話運営補助金について、自殺者がふえているそうです が、この命の電話での自殺防止の効果と相談件数は何件でどのようなやり方を行っているのかとの問 いに、新潟県の自殺者は全国で6位と大変に多く、村上地区保健所管内においても年間20人とか30人 という状況ですので、自殺問題に対して力を入れていく必要を感じています。命の電話の効果につい ては直接把握していませんが、広報等で自殺予防についての周知を図っています。また、相談件数に ついては把握しておりませんが、電話は新発田のほうの相談窓口につながり、24時間365日体制で行 っているということですとの答弁でした。   委員から、緊急雇用創出事業の災害時の要介護者データ整理について質問あり、これは各地区で 緊急事の寝たきりの方の調査をやるための事業だと思うが、現在どの程度進んでいるのかとの問いに、 災害時に本当に助けが必要かどうかということを区長さんや民生委員さんに調査をしてもらい、本当 にその方を助ける必要がある場合、助けることのできる人はいるのかなどを相談していただき、個人 情報の保護の関係もありますので、助けられる方、助ける方、双方の合意ができた段階で登録をして カードに記録されます。そこには連絡先だとか介護度の状態であるとかを記録し、市と民生委員と地 区自治会の3者で共有するものです。現段階での達成率を申し上げれば、村上地区で大体70%です。 また、他の地区では3割から4割というところですが、もともと隣組組織だとか自主防災や地域コミ ュニティーの活動段階で隣近所の顔が見える範囲での生活が根づいている地域でもありますので、名 簿を共有する以前にそれに類似する組織づくりというものができていると感じておりますとの答弁で した。   委員から、生活保護扶助費ですが、272世帯、348人いる現状では大変厳しい経済状態になってい るということだと思うのですが、低所得者よりも生活保護費が高いことも社会問題となっていますし、 全国的には不正受給が問題になっている都市もありますが、村上市の受給の実態について教えていた だきたいとの問いに、村上市としては保護申請の相談がありますと、職員が一度相談をお聞きし、そ の後保護申請に至った場合は、部課長と担当係を含めて適正会議を開き決定します。また、保護費の 決定となった後も定期的な訪問をし、本人と面接しながら確認や指導をしており、適正な保護と認識 していますとの答弁でした。   続いて、第4款民生費について、委員から、診療所費についてですが、村上地区の診療所は若葉 町にあるのですが、なかなかわかりにくい場所にあるので、周知徹底を何回かお願いしているわけで すが、夜間診療のあり方について教えてくださいとの問いに、21年度は新型インフルエンザが猛威を 振るった関係で、受診者も大変ふえて黒字だったとのことですが、その意味でも何回か広報をいたし ました。今後もそのように努めてまいりたいと思います。また、平日夜間診療については、ぜひ取り 組んでいただきたいということから、このほど第3回地域医療懇談会で医療分科会を開催させていた だき、医師会のほうでも次年度から取り組んでいただけるか否かのアンケートなどを実施していただ き、何人かの先生方に協力いただけるようなことなので、今検討中でございますとの答弁でした。   次に、第10款教育費について、委員から、スクールバスの運行基準はどうなっているのかとの問 いに、夏場は小学校では4キロ以上、中学校では6キロ以上、冬場は小学校2キロ以上、中学校3キ ロ以上の通学距離のある児童生徒に対して運行している。荒川中学校については、一昨年度まで冬場 の運行がなかったので、昨年度から運行を始めました。運行に際しては、法律の面から小中の児童生 徒が同乗しての運行区間もありますとの答弁でした。   委員から、保内小学校では道路もバスの回転場所も狭く、常に学校の先生が立ち会ってバスの方 向転換をしなくてはならず、交通安全にも問題があると聞くが、もう少し小型のバスの運行はできな いものかとの問いに、それぞれの地区においても狭い道路に大型バスの運行をお願いしているところ もあり、地域の皆様にご理解や交通ボランティアの方々等のご協力をいただきながら運行していると ころです。保内小学校についても報告をいただいていますので、地元事務所と協議しながら、できる だけ交通安全には配慮してまいりたいと考えていますとの答弁でした。   委員から、金屋小学校の耐震工事において事故があったと聞くがどうだったのかとの問いに、水 道管伏せかえ工事において水道管端末のドレーンの締め忘れがあり、翌日通水検査をしたところ、端 末から水が噴出し、下の階まで水漏れが発生したため壁紙等がぬれたもので、これについては施工業 者の責任において張りかえをしてもらいましたとの答弁でした。   委員から、耐震調査をした結果の耐震工事に対してのランクづけのような結果は出ないものかと の問いに、調査の結果についてのランクは出ます。業者によれば耐震強度が極端に少なければ改築が 必要となるが、そのようなケースはめったになく、大方は耐震補強工事を行えば問題が解消するし、 当地区においても今のところは改築を必要とするものは一件も発生していませんとの答弁でした。   委員から、この夏休みで耐震工事が終了したと思うが、現段階での耐震工事率はどのくらいにな るかとの問いに、平成21年度4月で58.5%、平成22年4月では61.7%で3.2%の増加です。また、平 成22年度の耐震工事が完了したとすると66.4%となり、4.7%の増加となります。ちなみに、小学校 では68.6%、中学校では63.5%となりますとの答弁でした。   委員から、耐震工事の残り率が約37%となっているが、全部終わるのにいつまでかかるのか、年 次計画はどうなっているのかとの問いに、村上市総合計画の事業化計画で各学校ごとに計画が示され ていますが、その計画どおりに進んだとすれば、全部終了するのは平成28年度までとなっていますと の答弁でした。   委員から、現在の教員住宅の数とその利用状況はどうなっているかとの問いに、朝日地区の長津 に4世帯分、村上地区に大欠1世帯分、山北地区、大川谷と勝木にあります。利用状況は、長津は老 朽化が厳しく、2つは利用できず、残り2つは満室です。大欠も利用しておりますし、大川谷は4室 すべて満室で、勝木は老朽化が激しいので教員住宅としては利用していませんが、週末百姓やってみ 隊で利用していますとの答弁でした。   委員から、村上生涯学習センターの契約状況はどうなっているのかとの問いに、プロポーザル方 式で入札すると、実施設計の随意契約をしなければならないことが判明し、そのための予算措置がな されていなかったため、8月3日に当常任委員会において補修を一時中断したことを報告させてもら いました。今後はコンサルタントに基本計画の策定を依頼することになっていますとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第125号 のうち当委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   引き続き議第131号 平成21年度村上市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、そし て議第132号 平成21年度村上市国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算認定について、そして議 第133号 平成21年度後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について及び議第134号 平成21年度 村上市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について、それぞれ担当部長に説明を求めた後、質疑を行 いましたが、特別の質疑もなく質疑を終結し、討論もなく、それぞれ起立採決の結果、起立全員で可 決すべきものと決定いたしました。   続きまして、議第135号 平成21年度村上市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、委員 から、福祉保健部から出されました「村上市の福祉と保健」という冊子によると、平成21年度3月末 で介護認定者の施設利用が老人福祉施設379人、介護老人福祉施設297人、介護療養医療施設150人と 合計826人になっていますが、平成20年度3月末の3施設の合計は853人で27人くらい利用者が多いと いうことになりますが、実際の合計でベッド数は幾つですかとの問いに、3施設合計で947床ありま す。ここには、関川村や胎内市の方の入所もありますので、その辺の兼ね合いもあり、稼働人数も毎 月稼働いたしますし、月末で押さえます関係で何十人単位での人数的な変動があったのではないかと 考えますとの答弁でした。   以上で質疑を終結し、討論を求めましたが討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第135号 については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   最後に、議第136号 平成21年度村上市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定についてで ありますが、特に質疑はございませんでしたので質疑を終結し、討論を求めましたが討論もなく、起 立採決の結果、起立全員で議第136号については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   以上で当委員会の委員長報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   最後に、建設企業常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   建設企業常任委員長。           〔建設企業常任委員長 平山 耕君登壇〕 〇建設企業常任委員長(平山 耕君) それでは、建設企業常任委員会の決算認定を朗読します。   議第125号 平成21年度村上市一般会計歳入歳出決算認定のうち当委員会所管分を議題として、 先ほどの議第115号から引き続いて審査を行いました。最初に、第4款衛生費から決算付託表記載順 に担当部長に説明を求めた後、審査に入りました。   委員からの質疑では、地籍調査経費の中で何カ所調査発注したのか、それに対して10カ所の発注 で6件の入札でした。すべて市内の業者が受注しておりますという答えでした。   委員からは、神林、朝日、山北、道の駅管理経費はそれぞれ違いがありますが、一堂に会した会 議はあるのですかという問いに対して、道の駅を全国で組織している会議に年に1回参加していると いう答弁でした。   次に、委員からは、道路維持費の委託料で道路除雪等の委託先は主に市内の業者ですか。答弁で は、市内の業者に委託しています。   除雪対策経費で3億8,000万出ているが、それはすべて市全体の経費で国や県から委託されてい る道路もありますかという問いに対し、答弁では、国道、県道の除雪も行う場合もあるが、金銭の授 受はないということでした。ちなみに、平成21年度の除雪経費は、旧村上管内で6,000万、神林で5,4 00万、朝日で1億4,600万、山北で5,700万、荒川で6,100万円で前年より1億3,700万の増額でしたと いう答えでした。   地域活性化臨時対策でのきめ細やかな事業では、支所ごとでどのように危険箇所や道路の点検を しているのかという問いに対し、答弁では、集落の区長や地域の方々から要望が上がってくる場合も あるし、職員も月に一、二回巡回パトロールをしている。さらに、年1回地区からの要望書を取りま とめているという答えでした。   委員からは、耐震改修促進事業で耐震診断士に認定されている建築士は何人くらいいますかとい う問いに対し、答弁では、市全体で33人が登録しているという答えでした。   以上、質疑を終結し、討論もなく、起立全員で議第125号建設企業常任委員会所管分については 認定すべきものと決定しました。   次に、議第137号 平成21年度村上市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、 担当部長から説明を受けた後、審査に入りました。   委員からの質疑では、岩船地域の下水道事業進捗状況はという問いに対し、来年度で工事は完了 する予定ですという答えでした。   岩船地域の世帯人数は何名で、水洗化率は何%になりますかという問いに対し、4,379人で1,505 軒があり、下水道普及率は81.3%、そのうち水洗化率は28%ですという答えでした。   工事については問題点がなかったのかという問いに対し、これまでは特別な問題はないが、負担 金については問題点があるということです。   負担金の未済額があるが、何人くらい未済者がいるのかという問いに対し、平成21年度で327名、 滞納繰り越し者は829名いますという答えでした。   公共下水道事業での公債費残高は幾らくらいあるのか、できれば条件の悪い融資は借りかえして、 率のよいのに切りかえるべきではないのかという問いに対し、現在で調整残高は345億6,000万になり ます。繰上償還や借換債にはさまざまな制約があり、容易にはできない問題ですという答えでした。   瀬波浄化センターの請負業者はどこですかという問いに対し、福田組、加藤組の共同企業体です という答えでした。   歳入で不納欠損額とはどういうことかという問いに対し、負担金の支払う必要ある人で、何らか の理由でどうしても支払うことができない方の金額ですという答えでした。8年後市内全域で工事が 完了するが、負担金も払えない人がこんなにいる状態で料金の統一なんてできないと考えるがという 問いに対して、合併して2年、私どもも努力して負担金の徴収に努めているが、なかなか成果が上が らないのが現状ですという答えでした。   以上で質疑を終結して、討論に入りました。委員から、下水道事業は市民の暮らしで環境問題や 都市化で重要ではあるが、地方債の残高が多額にあったり、負担金の未納欠損者が多数いることから 容易に賛成できないという理由で反対討論があり、起立採決の結果、賛成多数で議第137号は原案の とおり認定すべきものと決定しました。   次に、議第138号 平成21年度村上市集落排水事業特別会計の決算認定を議題とし、担当部長よ り説明を受けた後、審査を行いました。   委員からの質疑では、公共下水道と同様の問題で、分担金と使用料金の未済額はどうなっている かとの問いに対し、前年度収入未済者は31名、滞納繰越分は41名ですという答えでした。   委員から、神林河内地区の個別浄化槽の維持管理費と使用料金はどうなっていますかという問い に対し、維持管理費と使用料金はほぼ同額ですという答えでした。   委員からは、集落排水事業でも地区ごとに料金が違いますが、料金の統一を目指さずにそれぞれ 違う料金をこれからも徴収したほうがよいのではという問いに対し、料金の統一では不公平感のない よう努めていく考えですという答えでした。   委員からは、集落排水事業での起債現在高は幾らかという問いに対し、農集排事業と漁業集落排 水事業合わせて100億8,900万ですという答えでした。   委員からは、今後の事業予定はあるのかという問いに対し、答弁としては、門前・鋳物師地区、 神林地区が供用開始されると新規事業はないという答えでした。   以上で質疑を終結し、討論はなく、起立採決の結果、起立多数により議第138号は認定すべきも のと決定しました。   次に、議第139号 平成21年度村上市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定を議題とし、担当 部長より説明を受けた後、審査に入りました。   委員からの質疑では、施設建設費の主な用途は老朽化施設の更新と慢性的な水不足の解消に努め るための建設です。簡易水道は、山北地区に多いのですが、これらの問題は毎年逐次出てくるものと 思われますという答えでした。   収納率と収納未済額はという問いに対し、21年分収納率は99.63%、収納未済額は21年度分で209 件、過年度分も含めると681件ですという答えでした。   委員からは、21年度末での起債残高は幾らですかという問いに対し、2億9,029万7,000円ですと いう答えでした。   以上で質疑を終結して、討論に入りました。討論はなく、起立採決の結果、起立多数により議第 139号は認定すべきものと決定しました。   次に、議第140号 平成21年度村上市上水道事業会計決算認定についてを議題とし、担当部長よ り説明を受けた後、審査に入りました。   委員からの質疑では、企業債の明細書があるが、その債務は53億4,000万ほどある。事業当初の 借り入れ利率は7%から8%台で借りているが、近年は利率も下がり、2%台あるいは1%台のもの もある。水道事業は、企業会計なので利益が出ている現在、高い利息で借りている企業債は早期に返 してしまうべきだと考えるがという問いに対し、繰上償還は条件が容易にはできないという答えでし た。利益は、また投資的経費として内部留保していかなければならないという考えの答えでした。   委員からは、何で借りかえができないのか疑問であり、納得できない。借りた当時の条件はどう なっていますかという問いに対し、わからない部分もあるが、借りかえに応じてもらえるよう国に要 請する考えです。   委員からは、水道料金の収納状況は20年度より料金の未済額が減ったのは何が原因かという問い に対し、継続して滞納している人が減ったものと考えられる。   委員からは、水道事業の内部留保はどのくらいありますかという問いに対し、21年末の純利益分 も含めて10億490万ほどの内部留保があるという答えでした。   以上で質疑を終結して、討論に入りました。討論はなく、起立採決の結果、起立多数により議第 140号は認定すべきものと決定しました。   以上で当委員会の報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次討論の後、起立により採決いたします。   最初に、議第125号について、通告のありました原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第125号 平成21年度村上市一般会計歳入歳出決算認定について、反対の 立場で意見を申し上げます。   平成21年度の決算では、歳入済み額の構成費で市税は21.4%を占めております。市税は、前年度 より収入済額は4億2,730万1,000円で、前年度より5.7%減少しております。収入率は、前年度94.4 %から93.5%となり、0.9ポイント低下しています。収入未済額は、前年度4億352万5,000円から4 億5,788万6,000円となり、5,436万円増加しています。不納欠損額は、計で1,293件、金額で3,465万2, 000円となっております。   歳出についてでありますが、まず最初に当初予算で元村上警察署跡地に生涯学習センター整備事 業費として……すみません。元村上警察署跡地に今の教育情報センターと旧村上の公民館を建てかえ して生涯学習センターをつくるということで整備事業費がのりました。準備は、着々と進んでいるよ うであります。予算のときにも申し上げましたが、元村上警察署と現在の教育情報センターをつなぐ 土地は複雑で細長く、形が余りよくありません。あのような土地で、本当に村上地区公民館の機能を 持った生涯学習センターとして、しっかりとした建物ができるのでしょうか。村上地区公民館利用者 の団体からなぜ声を聞いてくれないのですかと村上市民ネットワークからの要望を受けて、第1回懇 談会を開催したようであります。今後もさらにやっていく計画とのことで、その方向性も話しておら れました。公共施設建設に当たっては、その施設を利用する団体等の声を十分聞いて設計に生かして こそ、苦情も少なく、喜んでもらえるのではないでしょうか。私が議員になった当時、ちょっと忘れ ましたが、ある町の福祉センターをつくるに当たって、関係する団体からいろいろと要望を聞き、設 計書は7回も書きかえたと。その分本当に利用する団体から、そして市民からは喜んでいただいてい るというお話を聞いたことがあります。公共施設建設に当たっては、当たり前のことであり、決して 忘れてはならないことではないでしょうか。   次に、1月21日、22日と2日間かけて臨時会が開かれました。そこでスギトピア岩船への補助金 が激論の末、審議されました。計画書は、抜粋で議員に渡されましたが、3カ年計画の平成21年度3 億、22年、23年度と1億ずつの5億の事業予算でございました。今回21年度の決算の中には、それが 含まれております。私が一般質問を通告いたしました。それまでは、何にもわかっておりませんでし た。しかし、仕事の流れをいろいろと調べる中から、次に申し上げますように本当に税金である補助 金を出す仕事のやり方、あり方、こんなことでいいのだろうかという非常に大きな疑問を持ちました。   一般質問のときの市長の答弁書の中には、22年度の事業の取り下げ、なぜ取り下げたかのお尋ね でございますが、平成22年6月に同組合から22年度、23年度の事業を実施しないと申し出がありまし た。理由を聞き調査したところ、事業計画を再検討した結果、22年度と23年度に予定した施設整備に ついては、21年度事業の計画変更、既存施設の修繕により生産性の向上ができたこと、また同様の機 能を有する中古機械が見つかったことによって、補助対象とはなりませんが、自助努力により2カ年 計画の前倒しにより早期の生産性の向上と経費節減をできる見込みとなりましたという説明でしたと いう市長の答弁がございました。しかし、確かに私たち8月20日の全員協議会には、6月17日付の報 告書が市に出された形になっております。しかし、私は非常に大きな疑問を持っております。一般質 問をするに当たりまして、とにかく足で調べました。そして流れを見てみますと、第1回臨時議会後、 3月議会にも22年度がかけられたわけです。それで年度がわりの3月29日にスギトピアから市長に変 更の話がございました。次の日、本庁においてスギトピアさんと支所、本庁との打ち合わせがあり、 同日市の検査が行われ、3月31日市から組合に補助金と交付額確定通知書が出されております。しか し、村上市の補助金交付規則第5条(3)には、市補助金変更は市長の決裁が必要であるとはっきり と載っております。そして4月1日、市から県に県の様式によって市長名で事業変更報告書が出され ております。そして補助金は、4月21日に2,593万3,000円、7月30日に繰越明許となりました分、1 億5,360万円支払われております。そして8月20日の全員協議会において、私ども議員は初めてこの ような事業の変更等を知ったわけであります。   このように補助金の扱い、非常に公務員としてあるべき仕事の仕方をしていない。それも年度が わりの3月末にだれが責任をとることができるのでしょうか。それで、議会にはほんの抜粋だけで数 ページの報告書が出ましたが、スギトピアさんから市に出された再生計画書は、約100ページにも及 ぶ分厚い資料でございます。その計画を数日の臨時議会後、そして3月26日後に今申し上げましたよ うな形で変更の協議がされたということは、だれかが知っていなければこんな手品のような仕事の流 れは決してできないと思っております。   最後に申し上げます。人件費、性質別分類表によりますと、20.9%、66億9,255万5,000円となっ ています。市民サービスへの対応、心構え、意識改革、政策能力向上、数年後には交付税が合併によ って一本算定になり、数億しっかりと減ってまいります。村上市も厳しい財政状況になり、頭を使っ た行財政改革が本当に求められております。市民の暮らしを守り、自然環境を生かし、産業を発展さ せ、安心して子供を産み育てることができるまち、これまで地域の発展に頑張ってこられたお年寄り が安心して暮らせる村上市になるかどうかは、壇上に並んで座っていらっしゃいます市の幹部の方々 の職員の指導力と、そして市職員の市民に奉仕する地方公務員としての自覚、努力、責任感にかかっ ていると思っています。   以上述べました。反対討論を申し上げました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   最初に、議第125号について採決いたします。   本案は各常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第125号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第126号を採決いたします。   本案は総務常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第126号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第127号を採決いたします。   本案は総務常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第127号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第128号を採決いたします。   本案は市民経済常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第128号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第129号を採決いたします。   本案は市民経済常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第129号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第130号を採決いたします。   本案は市民経済常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第130号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第131号についての討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第131号 平成21年度村上市国民健康保険特別会計に対する反対の立場で 意見を申し上げます。   国民健康保険は、日本の人口の3割以上、3,900万人以上が加入する日本で一番大きな保険医療 です。日本国憲法25条を具体化し、日本の誇るべき皆保険制度の土台をなしているのが国保です。こ の国民皆保険の最大のポイントは、日本国民に安心して医療を提供するということであります。国保 加入世帯は、年々毎年増加しています。この要因は、第1に高齢退職者が退職に伴って、それまでの 健康保険から国保に加入すること。しかし、それだけではなく、リストラや倒産などによる失業者、 またパートやアルバイトなどの非常勤社員の国保加入がふえていることも要因です。さらには、窓口 負担が3割で統一されたこともあって、事業者の違法、脱法的な保険料逃れなどのために正社員であ っても国保というところもふえています。   国保制度は、退職者、無職者、低所得者の加入が多く、事業主の負担を予定しない制度であり、 もともと加入者が支払う保険料だけでは成り立たないものとして制度がつくられています。そこで国 の責任として国保に対する国庫負担が行われているのです。ところが、84年以来この国保負担がどん どん削減されてきました。05年、06年度にも三位一体改革と称して国庫負担が減らされ、かつては国 保財政の全体の半分を占めていた国庫負担が08年度には24.1%前後にまで切り下げられています。   低所得者ほど負担率が高いというこの国民健康保険税、村上市の決算では、収入済額75.5%で4 億7,087万2,000円、収入未済額は……ごめんなさい。失礼しました。決算では、平成21年度、収入済 額は75.5%で、収入未済額は約4億7,087万2,000円となっております。不納欠損額は1,058件、約2,6 32万9,000円となっております。地方税法第18条第1項(時効消滅)は1,006件となり、前年度よりも 多くなっています。8月更新時で短期証460世帯、1,062人、資格証2,008世帯、311人となっておりま す。払いたくても払えない国民健康保険税、これからは国の負担割合をふやすこと、都道府県の負担 をふやすこと、市区町村の負担のふやす、これらが当然求められてまいります。政令軽減をもっとき め細かく拡充させることも大事です。市区町村の条例減免を拡充すること、そして44条、減免(医療 費窓口負担の減免)をすべての自治体で行うように、そのことが払いたくても払えない国民健康保険 税の深刻な現状を解決する道ではないでしょうか。   最後に、今政府は各自治体が国民健康保険税の運営が非常に厳しい。そこで後期高齢者医療制度 のように、国保の広域化を県単位での統合が急速に進められようとしています。このことは、地域の 滞納者に対して非常に深刻な対応が迫られることになりますし、憲法25条の精神に基づいても決して いいことではないと考えます。村上市は、納税の納入相談を重視しておりまして、子供のいるところ、 病気のいる家庭等に対しては非常に配慮してもらっております。そして収納員も予算的には年々ふや していただいて、収納率を上げるための努力もされていることは十分わかりつつも反対の立場で意見 を申し上げました。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第131号を採決いたします。   本案は厚生文教常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第131号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第132号を採決いたします。   本案は厚生文教常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第132号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第133号についての討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第133号 平成21年度後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、 反対の討論で意見を申し上げます。   この制度は、75歳以上が加入する後期高齢者医療制度で、原則として保険料の滞納が1年続くと 保険証が取り上げられます。医療費を窓口で一たん全額負担しなければならない資格証明書が発行さ れます。制度導入前は、老人保健法により75歳以上の保険証取り上げはされておりませんでした。命 と健康にかかわることだからであります。年金が月1万5,000円以下の人は、直接保険料を納めます、 このような仕組みになっております。決算の結果は、歳入の67.3%が保険料で占めています。約4億 359万円、滞納の状況は現年度135人、過年度60人、実人数で158人、383万8,000円となっております。 3月31日現在で最多の滞納期18期になっている人は、6人いるそうであります。   この1年間で全国的には、短期証発行がふえています。新潟県では、173人となっているようで す。村上市では、生活が苦しいお年寄りの暮らしと命を守る立場から、短期証は発行しておりません。 本当にお年寄りの立場に立ちまして、ありがたいことだと感謝を申し上げます。   以上でいろいろと申し上げましたが、反対の意見を申し上げました。終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第133号を採決いたします。   本案は厚生文教常任委員長報告どおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第133号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第134号を採決いたします。   本案は厚生文教常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第134号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第135号についての討論を行います。   通告のありました原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第135号 介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、反対の立場で意 見を述べさせていただきます。   介護保険法は、保険あって介護なしとの多くの国民の反対を押し切って、1997年12月に成立いた しました。そして2000年4月から始まりました。介護保険制度は、保険料収入で5割、税金で5割、 国25%、自治体25%を負担するという仕組みになっております。介護保険の導入前の介護にかかわる 支援や施設への入所は措置制度として行われ、公費と利用者の所得に応じた一部負担金で賄われてお りました。介護保険は、医療保険に加入している40歳以上64までの人と65歳以上のすべての国民から 保険料を取り、さらに1割の保険料負担を強いています。   介護保険の主な問題点、それは高い保険料、利用料の重い負担、サービスや施設の不足、実態に そぐわない介護認定、寝たきりを防ぐ予防給付などの内容が貧弱、導入後の……すみません。これら がいろいろと問題視されています。課題は多く、要介護認定が厳しくなって介護度が下がり、今まで と同じサービスを受けようとすると、倍近い費用がかかるようになった事例もございます。サービス 制限があること、高齢者の生活問題の深刻化、労働者の低賃金と人材確保など、介護保険はまだまだ 深刻な問題がたくさんございます。   村上市では、介護保険料収入未済額は、普通徴収の方で現年度229人、過年度180人、実人数で30 6人、1,227万6,000円となっております。不納欠損額は、210万2,000となっております。だれもが安 心して利用でき、安心して働くことのできる介護保険制度につくりかえていかなければなりません。 これは、自治体だけの問題ではなく、国が本気で介護保険制度をどのようにしたいかは、まさに国の 施策にかかっていると思っております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第135号を採決いたします。   本案は厚生文教常任委員長報告どおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第135号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第136号を採決いたします。   本案は厚生文教常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第136号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第137号を採決いたします。   本案は建設企業常任委員長報告どおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第137号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第138号を採決いたします。   本案は建設企業常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第138号は原案のとおり認定することに決定しました。   次に、議第139号を採決いたします。   本案は建設企業常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第139号は原案のとおり認定することに決定しました。   最後に、議第140号を採決いたします。   本案は建設企業常任委員長報告のとおり認定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第140号は原案のとおり認定することに決定しました。   午後2時10分まで休憩します。           午後 1時58分  休 憩                                                        午後 2時10分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              日程第8 議第141号 村上南小学校校舎耐震補強・大規模改造工事(建築工事)の工             事請負変更契約の締結について   〇議長(佐藤宮吉君) 日程第8、議第141号 村上南小学校校舎耐震補強・大規模改造工事(建築 工事)の工事請負変更契約の締結についてを議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 大変ご苦労さまでございます。ただいま上程をいただきました議第141号に ついて提案理由のご説明を申し上げます。   本案は、村上南小学校校舎耐震補強・大規模改造工事(建築工事)の工事請負変更契約の締結に ついてであります。   本工事に関する契約については、平成21年7月17日の第3回臨時会において議決をいただき、株 式会社福田組村上営業所と工事請負契約を締結したものであります。   本工事では、村上南小学校の耐震化及び学習環境の改善を進めてきたところでありますが、工事 仕様等について一部設計変更を行うものであります。   主な変更内容といたしましては、玄関前の昇降口階段を部分改修から全面改修に、老朽化に伴う 理科室床の張りかえの追加、窓からの転落事故防止のための落下防止さくの設置などであります。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、お伺いします。   まだ工事中ですが、玄関でのタイルとか非常によくなったと、子供たちもきれいになった玄関で 気持ちよく元気に登校しているというふうに聞いております。今回の件ですが、落下防止さくの設置 工事は他県で起きた転落事故を受けてということですので、こちらはちょっと問題がないと思います が、スロープの増設、昇降口階段の改修工事と理科室の床の張りかえという部分については、これは 事前に確認できなかったのかどうかをお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) それでは、1点目でありますが、スロープ増設、それから昇 降口の階段改修工事となってございますが、これは工事の工種の名称でございまして、変更した部分 については昇降口の階段の改修をさせていただいたと。これにつきましては、当初角の部分でありま すとか傷んでいる部分のみの計上でございましたけれども、実際に工事に当たりまして、その部分を はいでみましたら、雨季といいますか、中に雨水が入って浮いている部分もあると、また長年何回か 修繕をしているというようなことで、物自体が色もかなり変わっているというような部分もございま して、全面改修をさせていただきたいというものでございます。   それから、理科室の床張りかえでございますけれども、これは2階部分の理科室と理科準備室の 間に耐震機を設けまして、当初それを設けるために最小限度の床を壊して張りかえをさせていただく というようなことで計画をさせていただいたところでありますけれども、再度現場調査させていただ きました結果、凹凸あるいは断面が切れているというようなことで非常に劣化していると、ある意味 では危険な部分があるというようなことで、理科室、第1理科室と第2理科室、2つ教室あるわけで ございますが、これについてもあわせて床の張りかえ、それと下地の生成とあわせてお願いするもの でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今説明がありまして、凹凸とか切れているというようなことが確認されたと いうことですが、こういったことというのは学校の現場から多分上がっていたと思うのですけれども、 その辺がどうだったのかというのと、あとほかに直すようなところがないのかどうか、その辺辺どう でしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 学校現場からは、細かな部分についていろいろな補修あるい は直してもらいたいというような部分でご意見をちょうだいしております。その中で限られた事業費 の中でどれをしたら一番有効に、また子供たちのためになるのかというようなことで設計の段階で学 校側と協議をさせていただいているところであります。残った部分については、一番大きい部分はサ ッシ関係でありますけれども、南小学校についても築後かなりの年数がたっているということで、一 部サッシがあかないとか、そういう部分もございます。本来であれば全部取りかえをすれば一番いい わけでありますけれども、非常に莫大な金額かかるというようなことで、これにつきましては今回の 戸車交換とあるいは腐食が激しい部分については枠ごとサッシ取りかえというようなことで最小限度 の手当てをさせていただいているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) これ理科室の張りかえがあるのですけれども、この辺工事は授業に支障がな いのかどうなのか、いつごろを考えているのか、その辺のところはいかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 議員ご承知のように、学校現場の工事につきましては、夏休 み期間中にできるだけお願いしたいという部分でございまして、これにつきましては夏休み中に工事 については、全部ではないのですけれども、施工させていただいているところでございます。 〇8番(小杉和也君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 伺います。   今回の工事の増額のこの内容は、決して悪いことではないというのを前提にお聞きいたします。 工期は、21年7月18日から始まりましたよね。それで説明聞きますと、できるだけなるべくお金をか けないで、一番傷みの激しいところをより改善みたいな、学校教育課長のそんなようなとらえ方をし ていましたので、こういう部分で改善の追加が出てまいりましたみたいに受けとめたのですが、この 変更を業者がここはこういうふうにしたほうがいいのではないですかみたいに話があったのはいつで すか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 今回の理科室あるいは落下防止さく等についてでございます が、これについては毎週現場のそれぞれの担当と私どもと打ち合わせをしてございます。施工する前 に現場を確認して、この部分については設計はこうだけれども、こうしたらどうだろうかというよう なことで私ども、それから業者設計業者、それと学校の先生方にもおいでいただいて、より使いやす いような形で工事を進めるようなことで打ち合わせをしております。その中で検討されたものでござ います。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) この南小学校の校舎耐震補強・大規模改造工事をするに当たって、行政の案 を出して、そして最初の段階で一応打ち合わせしますよね。打ち合わせというか、最初の請負という か何というか、最初のここをこういうふうに直しますとかというのは、もちろん入札で今回の業者が 入札したのでしょうけれども、そうしますとここをこのように直すというのは、市の職員だけの判断 で最初の計画がつくられた、改修計画がつくられたと受けとめていいのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) すみません。請負業者が決まって、現場の中でしょうか、そ れともその以前、一番最初の話でしょうか。 〇22番(相馬エイ君) はいはい、一番最初。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 一番最初につきましては、一番大事なのが学校現場の意見を 聞くということでありますし、耐震についてはいかにしてより有効な工法で耐震を図るかということ でございますけれども、この大規模改修の部分については、私どもだけではなくて、当然学校、現場 の声を聞きながら、それを生かした形でしておりますし、またそれらのするためにはどうしたらいい かという部分については、当然設計屋さんのほうでどんな資材を使ってどんな形でしたほうが一番有 効なのかということで、その辺を総合的に判断して設計をいただいております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 何でいろいろ聞いていったかというと、現場を見れば設計の人は、ここは全 面張りかえたほうがいいとか、ここは市は部分的内容ですから、やっぱり最初にそんなようなアドバ イスはなかったのかという疑問があるのですよね。今こういう形でいろんな部分が改修とか、いろい ろ出ておりますよね。悪いことではないのですよ。悪いことではないのですけれども、今この時期に 来て、なぜこのようなことが出てくるのかと。もっと最初からこういうことはお互い現場を見たり、 いろいろ設計の人と話をするような段階で出てくるのが本来なのではないかなと思ったものですから、 いろいろお聞きしました。その点ではどうなのでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) おっしゃるとおりでございますけれども、私どももできるだ け学校の要望かなりあるものですから、部分補修で我慢できる部分については我慢していただいて、 そのほかの部分で何とかほかの工事もしていきたいというような思いもありまして、部分補修という ことでありますけれども、実際に現場に入ってその一部分をはがしてみると、やっぱりその隣につい ても剥離している、あるいは物自体が変色しているというようなことで、この部面については表玄関 になりますので、その辺も考慮して今回変更したというようなことでございますので、ご理解をいた だきたいと思います。 〇22番(相馬エイ君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 私も子供をその学校に通わせる親として、大変きれいになっていただきまし てありがとうございました。ただ1点、今小杉議員の答弁の中で、床張りの工事、追加になった部分 を今あの現場を見ますと、ほとんどもう仕事も終わっておりまして、来年の3月までですかの工期が 一応大体いいところ片づいているみたいで、現場もほとんど今事務所も大分撤退するような格好をと っているみたいです。今課長の答弁ですと、夏休みじゅうに床を張りかえということになりますと、 もう終わったということの答弁になりますけれども、そんなことあり得るのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) おっしゃるとおりであります。議決をいただいて、当然仕事 をすべきところでございます。ただ、工事自体が教室の中というようなことで、前倒しでさせていた だいた格好になっておりますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) そうすると、この議決は何のためにとるのでしょう。専決でやって、そんな そこに通わせる者としては大変きれいになってありがたいことではありますが、そういう議会上の ルールとしては、議長、これどういうものなのでしょうか。私も何て、課長に責めることもできない のでしょうし、副市長、市長、執行者側としてこんなことがあっていいものなのですか。専決、追加 の今議案を、締結の議案を求めているのに、その締結も済まないうちに工事は完了しているわけです。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 常識からいったらあってはならないことであると私は考えております。しか しながら、苦しい答弁をしているわけでございますけれども、夏休み中に子供たちが使う教室なので、 張りかえさせていただいたと、事前執行させていただいたということでありますので、そういうとき にはやはり議会に対しまして何らかのお願いをして、それからやるのが当然の筋でありますので、ま ことに遺憾であるということでございまして、私からもおわびを申し上げながら、お願いをいたした ところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 私も実は苦しい立場でして、その学校の昨年度までは会長をしているときに この工事も始まっているわけでありますし、また我が子も通っている学校がきれいになることに関し て反対はできないわけです。私その工事自体とかのことを当然反対しているわけではなくて、ルール、 決められたルール、その議会に対しての理事者側に対する対応、その議会での議決というものがなお そのルール曲げられているので、何かでは議会は何のために今この提案を議決するのだろうと。では、 これが否決になった場合には、福田組さんに対してもどうなるのだろうと、その辺のことがちょっと 私もどういうふうに解釈していいのか、またどういうふうに今後これを解決すればいいのかよくわか りませんので、議運の委員長か議長に後でまたご相談しながら、そうするとこの今議決は今とるべき なのかということも議長、ちょっと議運のほうか何かするべきなのでしょうか、その辺ちょっと私わ かりませんが、一応提案させていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 今本間議員からお話ございましたが、議長としては学校の夏休み中というよ うなこともあって、これは議長から市長に厳重注意という形で処理したいと思いますが。以上です。   姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ご苦労さまです。今本間清人議員が言われたとおり、もう一回私も質問しよ うかと思いましたけれども、今議長のほうで言われたので、それはそれでまず了解しました。   テクニックの問題だと思うのです。学校の夏休みで、またその議案の上程の仕方、このテクニッ クをもう少しうまくやっていただければなと思います。わかっていることであれば、事前に議会に徹 底して説明しておくとか、行ったり来たりありますけれども、その辺うまく今後考えていただきたい なと思います。   ちょっと1点聞きたいのですけれども、耐震補強関係、耐震の補強工事というのは、国、県から の何か補助金とかそういったようなものはその中に入っているわけですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 耐震に関しましては、数字上でありますと3分の1の交付金 をちょうだいするところでありますけれども、議員ご承知のように、平成18年から22年までは特例措 置ということでかさ上げがされておりまして、2分の1相当額が交付金で入ってまいります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それで耐震補強というのは、金額が交付金として2分の1と今言われたとお りなのですけれども、これの契約そのものは耐震補強以外の部分も含まれていますよね。ということ になってきた場合は、この契約すべてが2分の1交付金の対象になってくるという判定はできないと は思いますが、その辺はいかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 平成21年度につきましては、耐震関連ということで、耐震工 事と大規模の部分が一緒になりまして、2分の1相当額が交付金として入ってまいります。22年度分 につきましては、政党が変わったということで、事業の見直しが行われまして、耐震工事分について は2分の1相当額、それから大規模に相当する部分については、こういった先ほど申し上げました関 連部分というのが除かれたものですから、該当する工事については、具体的に言うと暖房の設置工事 3,000万程度でありますが、これの3分の1が助成されるというものでございます。                                              動議の提出 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ということになれば、22年度までのうちは耐震の補強と同じふうにそれに関 連した補強工事、大規模改修関係の、も対象に入ってくるということであれば、逆にその辺壊れてい るようなところはどんどん、どんどん意見を出していただいて、学校側からも、それで組んでいった ほうが非常に地方自治体からしてみれば、国県の交付金対象となるならば、そういう考え方もひとつ あってもいいのかなと思います。   それで、先ほど本間議員の件で議長からもご指導願いましたけれども、私もちょっと納得のいか ない部分も若干ありまして、一度ちょっと議会運営委員会を開いていただきたいとここで動議いたし ます。どうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路議員に申し上げますが、私が先ほど申し上げましたように、「市長に厳 重注意」という言葉を使いましたので、今後についてはまた次の機会に議会運営委員会でご協議をい ただきたいと、このように考えております。 〇16番(姫路 敏君) 議長、動議ですから、賛成者いらっしゃれば私のは一応は取り上げられると いうことなので、申しわけないですが、それだけちょっと聞いていただけますか、賛成者いらっしゃ るかどうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 賛成者おりますか。           〔「はい」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) では、一応動議成立しましたので、暫時休憩します。           午後 2時32分  休 憩                                                        午後 2時54分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   休憩中に議会運営委員会を開催し、動議の取り扱いについてご協議いただきましたので、議会運 営委員長からその協議の結果についてご報告をお願いします。   議会運営委員長。           〔議会運営委員長 長谷川 孝君登壇〕 〇議会運営委員長(長谷川 孝君) ただいまの動議について議会運営委員会で協議した結果、議長 の裁量権として市長に厳重注意することを踏まえ、今後二度とこのようなことのないよう理事者側に 喚起注意を促すことと決定いたしました。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ご苦労さまでした。伺います。   今議運で話し合いされた中で、結果的には工事をこういうふうに変えなければならないというこ とがわかった、そして夏休み中にその工事を先取りしてしなければならないという判断をした段階で 議会に、議員の全員ではないにしても、議長、議会事務局長に相談をしなければならないということ がなぜされなかったのかみたいな話し合いは、今の議運ではされたのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 委員長。 〇議会運営委員長(長谷川 孝君) そういうようなのも踏まえて、今後二度とないようにしてもら いたいということを含めた今の私の報告だったというふうに理解してください。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 故意にやったのではないのだろうという気はします。しかし、合併になって 2年たって、仕事の流れがやっぱり気が緩んできているのではないかなというような気がしてなりま せん。議長、市長に厳重注意をするということで議運の委員長からご報告がありましたが、その点で はしっかりと市長に、そして関係の方々にもしっかりと申し伝えていただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 議運の委員長、どうぞ帰ってください。   そのほか質疑ございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議第141号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第141号は原案のとおり可決されました。                                              日程第9 議員発議第12号 私立高校生が学費を心配せず学べるように、学費軽減制度               の抜本的拡充など私学助成の増額・拡充を求める意見書の               提出について          議員発議第13号 私立高校生が学費を心配せず学べるように、学費軽減制度               の抜本的拡充など私学助成の増額・拡充を求める意見書の               提出について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第9、議員発議第12号及び議員発議第13号の2議案についてを一括して 議題といたします。   提出者から提案理由の説明をお願いします。   1番、板垣千代子さん。           〔1番 板垣千代子君登壇〕 〇1番(板垣千代子君) ただいま上程されました議員発議12号及び第13号は、いずれも私立高校生 が学費を心配せず学べるように、学費軽減制度の抜本的拡充など私学助成の増額・拡充を求める意見 書の提出についてであり、会議規則第14条の規定により提出いたしました。   本案は、去る9月21日に開催されました厚生文教常任委員会協議会で審査され、願意了承された 陳情に基づく意見書の提出についてであります。   賛成者は、いずれも板垣一徳議員、大滝久志議員、小林重平議員、長谷川孝議員、冨樫宇栄一議 員、川村敏晴議員、そして提出者は私板垣千代子でございます。   意見書(案)は、お手元に配付のとおりでありますので、説明は省略させていただきます。   議員発議第12号の提出先は、内閣総理大臣、文部科学大臣、財務大臣、総務大臣、衆議院議長、 参議院議長、議員発議13号の提出先は新潟県知事であります。   ご審議の上、ご賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) これから一括質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次討論の後、起立により採決いたします。   最初に、議員発議第12号について討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議員発議第12号を採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議員発議第12号は原案のとおり可決されました。   次に、議員発議第13号について討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議員発議第13号を採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議員発議第13号は原案のとおり可決されました。                                              日程第10 議員発議第14号 村上市補助金交付団体等への適切な指導強化を求める決                議                         〇議長(佐藤宮吉君) 日程第10、議員発議第14号 村上市補助金交付団体等への適切な指導強化を 求める決議についてを議題といたします。   提出者から提案理由の説明をお願いします。   18番、滝沢武司君。           〔18番 滝沢武司君登壇〕 〇18番(滝沢武司君) 大変お疲れさまです。ただいま上程いただきました議員発議第14号 市補助 金交付団体等への適切な指導強化を求める決議案は、会議規則第14条の規定により提出したものであ ります。   賛成者は、本間清人議員、小池晃議員、小杉和也議員、冨樫宇栄一議員、姫路敏議員、そして提 出者は私滝沢でございます。   提案理由及びその内容は、配付されているとおりでありますが、案文を朗読して提案とさせてい ただきます。   市補助金交付団体等への適切な指導強化を求める決議案   市は、先に行財政改革の一環として補助金交付に関わる公平性、公正性、透明性を確保するため に「村上市補助金等に関する基本指針」及び「村上市補助金等交付基準」を策定し、実施してきてお ります。   しかしながら、今定例会において市補助金の申請・交付に関して、議会として十分理解できない 例が表出したことは、まだまだその指針や基準の意図が、十分達成できていないと感じられ、誠に残 念なことであります。   市補助金等の交付は、貴重な市財政の執行であり、市民の誤解を招くことなく、十分納得できる ものでなければならないと考えます。   本市議会は、「村上市補助金等に関する基本指針」及び「村上市補助金等交付基準」による補助 金申請・交付にあたって、今後とも公平性、公正性、透明性が一層確保され、十分な市民の理解が得 られるよう、適切な市補助金申請・交付団体への指導の強化を求めることを決議します。   案文は以上であります。全議員の賛同をもちまして決議されるようお願いして、提案を終わらせ てもらいます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ご苦労さまです。提出者の滝沢議員にちょっとお聞きいたします。   大事なことの提案をされたと思っております。そこでこの中にあります下から3行目の「今後と も公平性、公正性、透明性が一層確保され」という文章がございます。つまり税金であるということ、 大事な市民の税金がもとにあるということからこの言葉は当然出てきているのだと思うのですけれど も、この公平性、公正性、透明性が一層確保されるためには、行政でどういうことがされることがこ の言葉がさらに生きるというふうに提案者の立場からお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 提出者。 〇18番(滝沢武司君) 一つ一つについて、これがどうということ、この3項目とも非常に大事な言 葉であり、これまでことしの第1回定例会あるいは第2回の定例会で補助金等についていろいろ議論 のあったところであります。その中で市長からも、また質問された議員の方々からもこの3つの項目 についてはぜひ今後ともしっかりと守ってほしいということできたかと思いますので、それをまとめ てこの3項目の文言にしているということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) この3つの言葉の背景には、市民が求める、たとえ1人であろうとも情報公 開制度があって、その税金を扱う当然補助金も対象になるわけですので、情報公開制度で自分がした 仕事はしっかりと公平性、公正性、透明性がしっかりと後で求められる仕事が対象になっているとい うような、そういう位置づけもここにはあるのだろうと思うのですが、その点ではどのようにお考え ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 提出者。 〇18番(滝沢武司君) 具体的にどうこうというよりも、その趣旨をきちんと守ってもらいたいとい う意味であります。 〇22番(相馬エイ君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。   小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 村上市補助金交付団体等への適切な指導強化を求める決議に賛成の立場で討 論いたします。   村上市補助金等に関する基本指針によりますと、補助金はその効果が広く住民の福祉の向上に寄 与するものであり、その公平性、公正性、透明性を確保しなければなりませんとされています。また、 厳しい財源の中で特定の事業や活動を助長するため、公益上必要があると認め、支出する補助金等は 有効に活用する必要があるともなっています。   村上市補助金等交付基準では、補助金等の効果的、効率的な運用を図るとともに、補助事業者に 対しても補助金等の交付基準を明らかにすることにより、公平性、公正性、透明性を確保し、より適 正な補助金等の交付及び執行を図るため、策定するものであるとなっています。   国が交付する補助金等の手続は、補助金適正化法によって処理されており、補助金等に係る予算 の執行に当たっては、補助金等が国民から徴収された税金その他の貴重な財源で賄われるものである ことに特に留意し、補助金等が法令及び予算で定めるところに従って、公正かつ効率的に使用される ように努めなければならないとされています。国が地方公共団体に交付する補助金等については、地 方財政法に規定があり、国の責務、額の算定に当たっての原則等を定めるとなっています。   地方公共団体については、地方自治法において普通地方公共団体は、その公益上必要がある場合 においては、寄附または補助することができるとされており、これを根拠に他の地方公共団体または 民間等への補助が行われています。支出については、補助金適正化法の規定に準じた各地方公共団体 の規則要綱などによっています。事業をやりたくても自己資金だけでは資金が不足し、事業ができな い場合もあり、それを補てんし、実際に事業ができることになる補助金は大変ありがたいものです。 しかし、補助金は税金であります。それゆえ村上市補助金等に関する基本指針では、補助金はその効 果が広く住民の福祉に寄与するものであり、その公平性、公正性、透明性を確保しなければなりませ んとされているのだと思います。   私が所属する市民経済常任委員会では、今定例会で事業を実施しないために申請を取り下げたこ とにより、一般会計予算から減額補正する案件が審議されました。この補助金は、平成21年度から平 成23年度の3カ年の事業計画で、平成21年度事業総額3億1,500万円、村上市補助金が1,500万円、平 成22年度事業総額が1億500万円、村上市補助金が500万円、平成23年度事業総額が1億500万円、村 上市補助金が500万円と高額な補助金にて市場ニーズに合わせて機械の能力を1万5,000に引き上げる 必要などからこの事業が進められました。平成21年度予算の一部が平成21年度中に支出を終わらない ことから、繰越明許費として3月26日、3月議会最終日に議決されましたが、議決後すぐの3月29日 には支所に事業変更の協議があり、3月30日には本庁で打ち合わせ、4月1日には軽微な変更という ことで部長決裁、報告書が4月1日に市から県に上げられています。これが果たして軽微な変更でし ょうか。   事業計画によると、平成21年度には機械の能力を1万に上げる計画でした。それが金額の数値に は変更がないものの、この事業変更により機械の能力は1万5,000に上げられ、この3カ年の事業計 画で機械の能力を1万5,000に上げるといった当初目的は達成されたことになり、当然今後予算に絡 む変更が出てくるのはわかり切っていたはずです。ここに気づかなかったのであれば、行政としてし っかりと補助事業というものを把握してほしいと思います。私は、軽微な変更でなく、重要な変更で あり、所管の委員会にも説明があってしかるべきだったと考えます。4月12日には、事業体から工事 着手届が市に出されており、余りにも早い工事着手には違和感さえ覚えます。平成22年度事業に対し ては、補助事業として設備整備を計画していたものが自社努力と既存施設の整備修繕により事業取り 下げが事業体から6月17日付で市に提出され、同日市から県に提出されています。   まず常識で考えられない点は、申請の取り下げ書に添付されていた計画変更内容の数字が2カ所 も間違っている点で、事業体がこれを作成し、市に提出したものですが、このように間違った資料を もとに12個の決裁印を押しているのかという点です。間違いを確認もせずに決裁しているとしたら、 指導が行き届いていないということです。そして1日のうちに市長、副市長の決裁印を含め、12個の 決裁印が押されていること、この日は神林支所で6月定例会、市民経済常任委員会が開催され、副市 長はじめ部長、課長も委員会に出席しておりました。その日のうちに機械的に押して決裁したという ことになります。9月15日の市民経済常任委員会では、事前に県と打ち合わせをして、取り下げを了 解してもらい、文書が欲しいと言われていたとの答弁がありました。事前に県と協議し、了解を得て いたことになり、6月17日以前にこの情報を知り得ていて、予算が減額になることもわかっているの ですから、市民経済常任委員会終了後の協議会等でこの件に触れるべきだったのではないでしょうか。   さらに、支所での受付印ですが、ここに他の課の文書がありますが、普通の文書は第何号として 通し番号が記載され、そのコピーが私たちに渡されますが、この申請書の取り下げ書の印には全くこ の通し番号がありません。これは、どうしたことなのでしょうか。自治体から間違った資料が出され、 それをもとにして取り下げ申請書に12個の決裁印を押し、その資料をもとに9月議会の常任委員会で 審査しろというのは、余りにもお粗末過ぎるのではないでしょうか。市民経済常任委員会で事前から 十分に完璧でなかった、チェックも甘かった、今後こういうことがないようにチェック機能を万全に するという答弁がありましたが、市民経済常任委員会だけの問題ではないのではないでしょうか。た だし、補助金自体を否定するものではなく、補助金は公平性、公正性、透明性を確保しつつも地域づ くりや産業等の活性化に有効なものはどんどん取り入れていくべきと考えます。補助金を出した自治 体には、きちんとした指導を徹底し、指導を強化することを求め、賛成の討論といたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) 賛成の立場で討論をいたします。   今小杉議員からすばらしい討論のあった後で、私ながら本当にすばらしいなと思っております。 我が国の地方自治体は、二元代表制をとっております。まず、知事や市長などの首長を住民の直接選 挙で選びます。同じく議会の議員も住民の直接選挙で選出します。長が独任制であるのに対して、議 会は複数の代表で構成された合議制の機関でもあります。したがって、議会の審議の場にはそれぞれ の議員が多様に持ち合わせている住民の意見を反映させ、課題や論点を明らかにさせながら合意形成 を行い、議案の賛否を決定してまいります。今回の特に補助金のあり方は、対象事業が専門的な領域 まで広がることが多々あります。そのようなときに、議会としてその補助金の必要性を確認するため には、しっかりとした事業計画書、明確な収支予算書などの添付資料を議会は要求し、内容の説明も 求めていきます。   今定例会の補正予算では、森林・林業・木材産業づくり事業経費として5,433万円の減額補正が ありました。これは、新潟北部木材加工協同組合からの補助金取り下げ要請に応じて行ったものでご ざいます。この補助金取り下げに対するものでございますが、この補助金の事業承認には2日間の臨 時議会を経て、賛否両論で白熱した議論の末に決定されたものでございます。補助金対象事業所とな っている、いわゆるスギトピア岩船の努力の否定はいたすものではありませんが、この補助事業が必 要でなくなる企業努力をしていることを事前に議会にきちんと説明するべきではなかったでしょうか。 行政も絡みながら再建を行っている事業所として、再建が完了するまではその進捗状況を知らせて、 今回のように事業が大きく変わる場合は、特に自主的な説明会を理事者側も説明会を開催するべきだ ったと思っております。   あわせて村上市に対しても、今回このことを教訓として、具体的には補助金交付団体へはしっか りとした事業計画書、予算書、その部門ごとの担当責任者などの明確にされるようなことを再度指導 をお願いするものでございます。補助金もそうですが、行政が行う事業には、我々住民の血税が入っ ております。そのことを十分認識した上で、公平、公正、透明、これらを確保して事業を行ってもら いたいと思っております。私は、村上市行政のチェック機能を有する村上市議会の一兵卒として、こ の議決案を支持するものでございます。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 村上市補助金交付団体等への適切な指導強化を求める決議、提案者の滝沢議 員、賛成者の本間議員、小池議員、小杉議員、富樫議員、姫路議員、敬意を表します。賛成の立場で 意見を申し上げます。   先ほども質疑でお聞きいたしましたが、公平性、公正性、透明性という言葉では簡単であります が、これを本当の地方公務員の立場から実施をしていくという点では、非常に難しいというか、当た り前のことなのですが、非常に大事なことであり、難しいことだということを今回改めて市の職員、 そして幹部の皆さんは肝に命じていただきたい。   それと、補助金の申請者でありますスギトピア岩船からの相談があったときに、市長の答弁の中 に「聞き取りをして」ということがありました。聞き取りをしてメモをしたのだったら、そのときの メモ、それはしっかりと残っていなければなりませんが、そのメモもないという、つまりそのような 仕事の仕方がまかり通っているという点では、今回村上市としてしっかりと反省しなければならない と思います。   補助金申請者とのなれ合いがあってはいけません。補助金申請者の新年会でしょうか、忘年会で しょうか、市から3人出席していたという話も聞こえております。監査のあり方も忙しいでしょうけ れども、このことをきっかけにして、監査は議員からも出ております。そして市民の経理経験ある方 も担当していらっしゃいますが、監査というものがしっかりしていただくということもこのことを今 回も契機に役目を果たしていただきたいと思っております。   以上、賛成の立場から意見を言わせていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議員発議第14号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立少数です。   よって、議員発議第14号は否決されました。                                              日程第11 議員派遣の件 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第11、議員派遣の件を議題といたします。   お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第160条の規定により、お手元に配付 の議員派遣の件のとおり議員を派遣したいと思います。   なお、内容に変更が生じた場合は、議長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませ んか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、議員派遣の件は別紙のとおり決定し、その内容の変更については議長に一任されました。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 以上で本日の日程はすべて終了しましたので、会議を閉じ、平成22年第3回 定例会を閉会いたします。   長い期間にわたり、大変ご苦労さまでございました。           午後 3時27分  閉 会