平成22年村上市議会第2回定例会会議録(第3号) 〇議事日程 第3号 平成22年6月11日(金曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(27名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    24番   瀬  賀  秀  雄  君   25番   小  野  七 五 三  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(2名)   23番   大  滝  国  吉  君    26番   石  嶋  修  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    相   馬   正   喜   君        市 民 部 長    板   垣   純   一   君        市  民  部                   増   子   要   作   君        環境衛生課長        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        福 祉 保 健 部                   斎   藤       勉   君        社会福祉課長        産業観光部長     瀬   賀       功   君        産 業 観 光 部                   本   間   誠   一   君        農林水産課長        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        上下水道部長     渡   辺   成   一   君        会 計 管 理 者    吉   川       強   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農 業 委 員 会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    工   藤   泰   則   君        教 育 部 長    平   山       浩   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        教  育  部                   高   田       晃   君        スポーツ振興課長        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    田   村       豊   君        朝 日 支 所 長    小   田   政   秋   君        朝 日 支 所                   遠   山   昭   一   君        産 業 課 長        山 北 支 所 長    斎   藤       誠   君        山 北 支 所                   斎   藤   寿   昭   君        産 業 課 長        消  防  長    小   川   利   栄   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    伊   藤   良   子           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は26名です。欠席の届け出のある者2名、遅参1名で す。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、11番、平山耕君、20番、小田信人君を指名いたし ます。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   最初に、24番、瀬賀秀雄君の一般質問を許します。   瀬賀秀雄君。           〔24番 瀬賀秀雄君登壇〕 〇24番(瀬賀秀雄君) 皆さん、おはようございます。それでは、私はきょう2点について一般質問 をさせていただきます。   まず、第1点目は、暮らしと環境についてお尋ねをいたします。我が村上市は、県内最大の面積 を有しております。そして、その大部分は森林が占めている状況であります。その森林は、地球温暖 化の元凶とも言われるCO2の削減に大きく寄与しております。その森林のもたらす効果、これにつ いて市長と議論を進めていきたいというふうに思っております。今、村上市の有する森林の面積はど れほどなのか。そして、その効果はいかほどのものか、お尋ねをいたします。   また、地球温暖化対策で、国、県及び各自治体ともさまざまな取り組みをしておりますが、その 対策の1つとして、太陽光発電システム、これが効果があるというふうに国でも上げられております。 今、国、県では、この太陽光発電システム導入に際しての補助金制度が発足しておりますが、当村上 市はいまだこのシステムに対する補助金というのはございません。この補助金制度を創設する意思は ありやなしや。お伺いをいたします。   そして、この森林の自然環境とクリーンなエネルギー、太陽光発電も含め、さまざまなエネル ギーシステムがあるというふうに思いますが、こういうものを融合したいわゆる新しい村上市の全体 像、申せば環境に優しい村上市、こういうのを今後アピールをして、今年度末には朝日地区まで全線 開通予定の高速道路の整備促進とあわせて、市外から人口の流入を図れるような、こういう施策を構 築してはどうかというふうに思いますが、いかがでしょう。   2点目ですが、2点目は市長が政策の目玉の1つとしておりますクラインガルテンについてお尋 ねをいたします。しばしば年度初めの施政方針でも、市長はこの点について取り上げをされておりま す。今現在のクラインガルテン計画の進捗状況はいかがなものか、お尋ねをいたします。   そして、全国には60近いこのクラインガルテンが開園をしております。今後は当市でも開園予定 ということですので、この他地区との差別化を図り、そして1点目にも申し上げました高速道路の開 通に伴う利用促進、そして利用者をいかにしてこの地域のクラインガルテンに引きつけるか、これら の施策についてもお尋ねをいたします。   一たん降壇をいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、瀬賀議員の2項目のご質問につい て順次お答えをいたします。   最初に1項目め、暮らしと環境についての1点目、本市の森林面積とCO2削減の効果について のお尋ねについてでございますが、本市の森林面積は10万270ヘクタールで、本市の総面積11万7,424 ヘクタールのうち、85.4%を占めております。森林は二酸化炭素の吸収や水源涵養機能など、さまざ まな機能を有しており、整備保全を図ることは、地球温暖化対策や国土保全の観点から重要な課題と なっております。林業分野では、京都議定書目標達成計画に盛り込まれた温室効果ガス6%削減目標 のうち、森林吸収目標である3.8%を達成するためには、間伐等の森林の整備が課題となっており、 平成20年5月には森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法が施行されました。本市においても、 この法律に基づき村上市特定間伐促進計画を策定し、平成20年度からの5年間に実施する間伐などの 計画を定め、地球温暖化防止に向けた森林による二酸化炭素吸収源の確保に努めております。   次に、2点目、太陽光発電システム導入に対する市独自の補助金制度を創設してはどうかとのお 尋ねについてでございますが、さきに触れました本年1月に、村上市環境基本計画策定のために、市 民、事業所、中学生を対象に行ったアンケート調査では、自然エネルギーと新エネルギーへの関心は あるが、太陽光パネルなどの機器が高価で手が出にくいため、補助をしてほしいという内容の意見や 要望も出されております。太陽光発電パネルの個人住宅への設置補助金制度を含め、本市に適した温 室効果ガス排出抑制対策のための補助制度を、国や先進自治体の例を参考にしながら、これから考え ていきたいと、そのように考えております。   次に、3点目、森林自然環境とクリーンなエネルギーの融合をメインにした環境に優しい村上市 をアピールし、高速網の整備促進とあわせた市外からの人口流入策を構築してはどうかとのお尋ねに ついてでございますが、本市の豊かな自然環境を生かした自然エネルギーの利用によるまちづくりは、 本市の魅力を発信するにふさわしい方法の1つであると考えております。本年度中には、日本海東北 自動車道が朝日まほろばインターチェンジまで延伸される予定であり、本市の産業や物流に大きな影 響をもたらし、交流人口や通勤圏の拡大が期待をされております。議員ご提案のとおりこの機会をと らえ、温室効果ガス削減の森林保全、クリーンエネルギーの利用促進、これらをメインにした環境都 市村上市を広くアピールし、市外から本市への定住人口を増加させる施策の構築を考えてまいります。   次に、2項目め、クラインガルテン計画とその後についての1点目、クラインガルテンの現在の 進捗状況とのお尋ねについてでございますが、クラインガルテンとは聞きなれない言葉かもしれませ んが、議員のおっしゃるとおり、ドイツ語で「小さな庭」という意味でございまして、日本では市民 農園と訳されているようでございますが、宿泊施設も併設されている滞在型と、都市近郊で開発され てきた日帰り型に大別されると考えております。施政方針でも述べましたが、今回モデルケースとし て朝日みどりの里周辺に計画するものは、新潟市等の都市部からの利用者を募り、地元住民からの手 厚い指導を受けて、畑に親しみながらあわせて市民とのさまざまな交流により、本市の魅力を感じて いただけるものを考えております。計画に当たりましては、これまで関係機関や開設予定地でありま す猿沢地区の皆様と数回にわたり意見交換を行ってまいりましたが、今後は朝日地区クラインガルテ ン事業運営検討委員会で詳細をご検討していただくものであります。   なお、事業運営検討委員会には、地元住民代表及び関係機関から8人の委員をお願いして、先般 1回目の委員会が開催され、秋をめどにご検討をいただく予定であります。また、施設整備といたし ましては、約50平方メートル、1区画として18区画を整備し、併設して休憩施設、トイレ、農機具置 き場等を設置し、多目的広場としても利用できるように計画をいたしております。畑地の造成につき ましては、現在工事の発注準備を進めており、8月末までには造成工事を完了し、試験栽培を実施し たいと考えております。また、休憩施設などの建築物については、当初造成工事と同時期の発注を予 定しておりましたが、都市計画区域への編入に伴い、建築確認の申請が必要となったことから、現在 詳細設計業務委託の発注準備を進めております。なお、業務委託完了後、速やかに建築工事を発注し、 10月には整備を終える予定であります。   次に2点目、今後はほかのクラインガルテンとの差別化を図り、高速交通網の整備とリンクさせ ながら利用者増を図るべきと考えるがのお尋ねについてでございますが、県内にも多くのクラインガ ルテンが開設されているわけでありますが、ほかとの差別化は必要ですので、第1には隣接する朝日 みどりの里との連携が不可欠と考えております。本計画は宿泊施設とセットではありませんが、ゆっ くり泊まって農作業を行いたいというときには、隣接する休養施設をご利用いただき、また心地よい 汗をまほろば温泉やきれい館での入浴で流していただくとともに、既存施設での見学、体験、買い物 等を願っているところであります。   あわせまして先ほども述べましたが、市民のおもてなしの心を持って、地域性を生かした独自性 のある利用者に喜ばれる方策等も検討し、都市部との交流拡大を考えております。また、私の就任当 時から申し上げておりますように、将来的には海の見えるところにも設置をしてまいりたい、そのよ うに考えているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) それでは、少しお伺いをしてまいります。   クラインガルテンのほうから先にお伺いをしましょうか。今、市長のほうから今後の計画、それ からもう委員会も立ち上げて云々という今話もありました。運営検討委員会8人、このメンバーちょ っと教えていただけますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 詳細については担当課から説明させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) 8人のメンバーにつきましては、地元住民ということで 猿沢区長さん以下6名、副区長さん2人とか、そういう方です。それから、もう一人、農業関係団体 ということでJAにいがた岩船北部営農センターから1人、それから8人目が都岐沙羅パートナーズ センターの事務局長ということで、事務所がまほろば温泉の敷地内にございますので、そこらからノ ウハウをいただくために、構成員に入っていただいております。以上、8名でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) クラインガルテンといういわゆるこの形態からいくと、どうしても農業とい うところに結びついてくると思うのですが、今回私のほうからのさまざま市長に提案をしている中で、 実際つくるのは外部から来られた方が土あるいは作物に携わって、いわゆる農園という、あるいは農 業というのを楽しんでいただくということなのですが、この本体自体というのは売り物ですよね。要 するにこの施設を売らなくてはいけないわけですね。お客様に施設というものを買っていただいて、 1年間そういう契約をしていただいて、そこにお客様が農業に携わっていただくというような格好な わけですけれども、そうするとまずこれは1つの商品であるという感覚も、当然これ必要になってく るというふうに思います。都岐沙羅の皆さん方のお話も伺いながらということで、検討委員会のほう に入っているのですけれども、実際行政サイドでは先進地域のほうはもう研修等はされたのでしょう か。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 先進地視察をしてございます。昨年の10月14日の日に、妙高のクラ インガルテン妙高、それから小千谷市のおぢやクラインガルテンふれあいの里に研修に行ってござい ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) クラインガルテンのいわゆる大きなくくりというのがある程度のものが決ま っていて、例えば平米数幾らぐらいの区画で、その区画の数とか、それから当然年会費等もいただく ことになろうかと思うのですが、その先進地でさまざまなレクチャーも受けてこられたというふうに 思います。   ちなみに私の手元にもクラインガルテン妙高のホームページからのちょっと引いた案内文がある のですが、ここの年間の利用金額は42万税込み、高いかどうかわかりませんよ。42万税込みというこ とで、あとここに諸経費、光熱水費がかかるわけですけれども、こういうのは当然別だということで、 こういうところから言って、当村上市で考えているこのクラインガルテンの大枠の中では、区画の広 さ、それから当然一時的な宿泊の施設が必要になってくるのですが、みどりの里のところにはありま すわね。8棟あると聞いております、建物が。そこを当然利用しながらということでいくわけですけ れども、今検討委員会でどれほど話が詰めているのかわかりませんが、次年度からこれを予算組みし てあげるということになると、ある程度の形というのは行政サイドで考えていると思うのですけれど も、概要を若干、農園の大きさ、それから利用料等、触れられるところをちょっと教えていただけま すか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) 農林水産課で施設整備のほうを担当していますので、施 設の概要について計画を述べさせていただきます。   畑につきましては、約1区画50平米で、18区画を予定しております。それから、そのほかに宿泊 施設の猿沢の下の段の創設非農用地の広場の部分にそれを設置するわけですが、そのほかに物置小屋 ということで、農具を置く格納庫、それから休憩施設といたしまして、あずまや1棟、それから便所 として水洗トイレを計画しております。あと、そのほかに駐車場といたしまして、その農園の一画に 駐車場を計画したいと、そのようなことで、今今月中に畑のほうについては、造成事業については発 注する見込みでございますし、それから建物につきましては、建築確認申請がことしの4月から朝日 地区が必要になったということで、今委託設計を今月中に発注しまして、8月中には工事設計を建築 工事として発注したいと、そういうふうなことで工事のほうは進んでおります。   なお、ソフトの来年度実施に向けての計画については、朝日の課長いますので、お願いしたいと 思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 朝日支所産業課長。 〇朝日支所産業課長(遠山昭一君) それでは、先ほどお話ありましたように、現在事業検討委員会 を立ち上げまして、今後につきましては、詳細につきましては、そこで検討していく予定でございま すが、これまで地区の方々、またNPOさんとの協議の中で、このような形でということでお話しし てきましたところを説明申し上げます。   貸し付け対象者につきましては、市外の方々ということで、貸し付け区画数等につきましては、 今ほど申し上げたように18区画、1区画が50平米程度と。貸し付け期間につきましては、4月1日か ら3月31日の単年度契約でございます。最長で5年間契約が可能となっております。貸し付け料金等 につきましては、今後の検討でございますが、他の施設等は1万円から3万円程度というようなこと で聞いております。あと農機具等の貸し出しにつきましては、無料で貸し出しを行うということです。 今後につきまして、農機具の貸し付け規定等につきましては、検討をしていきたいということで考え ております。   あと、みどりの里の連携というようなところで、温泉の無料入浴サービス、あと宿泊施設等の サービスの検討、あとは隣接します体験交流センターとか、またぎの家等の利用を図りながら、田舎 暮らしを幾らかでも体験していただきたいということでございます。なお、施設の管理等につきまし ては、あとは営農指導等につきましては、地域住民を主体として考えております。そういうようなこ とで、今後検討委員会で詰めていきたいと思っております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 市長、このクラインガルテンに関しては、非常に就任当初からお力を入れる ということで表明もされている取り組みの1つです。先ほどの私の質問の中のご答弁にもありました けれども、今後高速道路との連携ということも非常に重要になってきます。全国で私60近いクライン ガルテンという話をしました。ホームページ見ていくと、大体この特色があるというクラインガルテ ンは発表、いわゆる募集すると即埋まるのですね。区画数が大体うちの今計画している18区画に大体 ほぼ同じようなものですね。多くても30区画ぐらいでしょうから。そうすると、その売れているとこ ろというのは、どこがポイントなのかなというところを、非常にこれからやっぱり研究する必要があ ると思います。全部が全部売れているわけではないのですね。募集をかけてもなかなか埋まらないと いうクラインガルテンも全国には相当あるというふうにデータが出ております。うちがこれから始め るということは、それほど後発でもないでしょうけれども、先進地域を見てきた、それを生かして当 然のように売っていかなくてはいけない。高速道路、温泉、それから地元のご理解、さまざまなこと を含めた上で、もう一つプラスアルファするとして、何が必要だと思いますか、市長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もう一つは地域との触れ合い、一番大事だと思っております。今60クライン ガルテンが全国にあります。新潟県にも幾つかあります。今大きな問題となっておりますのは、いわ ゆる地域との乖離が目立ってきて、地域との触れ合いがない、あるいは地域との話し合いがない、地 域との交流がないということが非常に大きな問題となってきているところもありますので、やはりク ラインガルテンといいますのは、その地域の皆さんと触れ合い、そして楽しむことによってその地域 を理解してもらい、できれば将来的には定住まで結びつけていくのが私どものねらいでありますので、 これだけ立地が今そろってきております。おっしゃったように高速道路、温泉、そして施設等がそろ っておりますので、地域の皆さんがいま一歩踏み込んでいただいて、来ていただいた方々と地域にな じんでいただく。そういうものを積極的に取り入れていく必要が私はあると、そのように考えており ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) そうだと思います。一番最後に市長がおっしゃったいわゆる単年度のこうい う取り組み、クラインガルテンの入植される方というのは単年度ごとですから、最長でも5年という 縛りの中でしょうけれども、やはり市長の考えている、私もやっぱり恒久的ないわゆる定住を今後考 えていただく、その1つの取り組みの段階ではないかなというふうに思います。ぜひ地元のほうのご 理解も必要ですし、地元の農家の方々のご援助も必要です。さまざまなテクニカルの部分というのは 非常ですけれども、行政として十分フォローするところというのは必要になってきます。その恒久的 に住んでいただこうということを大きな目標に掲げてこれはやるべきだと私は思いますので、ぜひ来 年度の予算づけをされるわけでしょうから、これは注目をして見ていきたいというふうに思います。   それでは、最初の質問の暮らしと環境について、CO2の削減の問題からちょっと入っていきま す。村上市の森林、いわゆる林野の占める面積というのは85%、いわゆる林野率というのが85%ある というふうに先ほど市長からの話もありました。データから見ると確かに85.4%という数字が林野率 で出ております。村上市は再三再四市長の口からも出ますように、新潟県で一番広い面積を持ってい ますね。ヘクタールとかいう言い方するとなかなかごっちゃになるので、市の公式なホームページは 平方キロと出ていますよね。そうすると、1,174平方キロというのが公式に発表されている面積でし ょう。その中の林野の面積、85%ということになると、1,002平方キロ、ざっと掛け算するとそんな ぐらいになりますね。数字だけではわからないので、私ちょっと白地図を市の当局からいただいて、 村上市全体をちょっと地図をつくってやってみました。それで、手書きなのでちょっと汚いですけれ ども、黒い部分が林野でない部分ですね。残りが全部林野なのですよ。映像見えますかね。というこ とになりますと、当村上市はほとんど林野だということになります。絵でもわかります。ということ は、翻って考えると、どれだけCO2削減に当市は貢献をしているか。これは胸を張って県、国に申 し上げるべき大切な資源を持っているというふうに考えられます。今一番肝心なことは、この持って いる面積、この林野の面積を、ただこのまま手をこまねいていては山が荒れる一方ということになり ます。この山を守るため、林を守るために今村上市が取り組んでいることというのはどんなことをや っていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども申し上げましたが、当然のことではありますけれども、間伐を推進 していますし、また全部ではないのかな、いわゆる中山間地域総合整備事業は急傾斜、直接支払い制 度、農業版がそれでやっていますけれども、林業においては1ヘクタール1万円の補助を出して、そ して森林を荒廃させないようにというようなこともやっておりますし、そのほかもいろいろやってい るわけでございます。おっしゃるように85%が林野ということでありますので、本当に胸を張って、 私どもはかたくななまでに京都議定書、CO2削減にこの山を利用して守っているのですよというこ とを言っていきたいと思っております。   ご案内のとおり森林環境税を創設しようということで、全国の会長がこの地域から、旧山北です か、出て今一生懸命に運動を展開しておるわけでございます。この前も総会があったみたいですが、 そういうことで全国に発信をしておりますし、できることであれば森林環境税を創設していただいて、 そうやって林業を守り、山を守り、森を守っている。そして、環境に貢献している。そういう地域に こそ税をいただいて、山の荒廃を防ぐと、そういうことを私も一緒になって訴えているところでござ いますので、引き続き取り組みを強化していきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) そうですね。もうこれは胸を張って、県、国に村上市ここにありというふう にぜひ申し上げていただきたい、機会あるごとに。   森林というのは、今市長からもご案内ありましたけれども、当村上市議会の同僚議員の中で会長 されている板垣さんいらっしゃいます。ぜひその会を通じても、さまざまなところから働きをかけて いただいて、この林野、森林を守ろうと。そして、今の環境税というのもありました。ここら辺の話 もぜひ我々村上市にとって有意義なものになるような、ぜひそういうところに結びつけてもらいたい というふうに思います。   私も林野に関しては、どちらかというと素人ですので、少し勉強させてもらいましたが、その間 伐、いわゆる林を切るという、その間伐というのは本当素人目で考えたら、木を切っていったらかえ ってCO2削減どころかだんだん木がなくなるのではないかというようなことを最初思いました。そ うしたらいろいろ教えていただいて、そうではないのだと。間伐をしていくということは、その1本 1本の木にもっと力を与えて、もっと元気にするのだということだそうです。早い話がわんわんと木 が出てくると、もやしみたいにひょろひょろした役に立たない木ばっかりなので、そういうのをなく すためにも間伐というのは大事だというような話であります。その間伐の率、それからそういう量も ふやしていかなくてはいけないということで、資料もこの前いただきました。そういう自然から村上 市が与えられたこのCO2削減、こういうものとあわせて今私が話をしようとしているもう一つの自 然の力、エネルギー、これが太陽というものがあるのではないかというふうに考えます。   究極的には村上市を環境に優しい市だということをぜひ県内外にアピールしてもらう、あるいは 世界にアピールする、当然そういう場面も出てくるかもしれません。今環境ということは、非常に世 界的な取り組みですから、そういう意味からいって、環境に優しいエネルギーというもう一つの見方 も必要になってくるだろうというふうには思います。村上市には前から環境ということからいくと、 エネルギーとは若干別かもしれませんけれども、EM菌という、こういう触媒を使って水を浄化する というような取り組みがずっと続けられています。それに取り組んでいらっしゃるグルーブもいらっ しゃいます。こういうことも含めて、そのエネルギーという観点から見た場合、太陽光というのは国 が平成21年度、22年度、外郭団体を使って今一生懸命に促進をしようということで動いております。   国、県、それぞれ補助金を出す制度をつくっています。調べたところによると、国は7万円、こ れは何に対して7万円かというと、1キロワットアワーですから、その発電量ですね。その1キロワ ットに対する発電量の対価に対して7万円の補助だと。新潟県も同じように7万円、これは実は細か く見ていくと、さまざまな縛りが出てくるのですが、それはきょうは細かいことは申し上げません。 ということで、県と国はこの件に関しては非常に力を入れて取り組んでおります。これはCO2削減 もしかりです。それから、今問題になりつつあるいわゆる化石系の燃料といいますか、石炭というよ り化石系の燃料、石炭も含め、それからガス、石油、こういう燃料に対する反対の方向に進むべきだ ろうということが世界で唱えられています。その1つが太陽光発電。この太陽光発電に対して、今率 直なところ、市長のお考えになっているところ、何かありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 太陽光発電につきましては、非常にクリーンなエネルギーという認識を持っ ております。しかしながら、先ほど来議論しておりますように、この地域は85%が森林ということで、 そういう面からいくとちょっと興味というか、取り組みが遅かったなという感がいたしておりますけ れども、当然これからのクリーンエネルギーとして太陽光発電あるいはほかの発電等に力を入れてい かなければならない時代に入ってきましたので、これから力を入れていきたい。   ちなみにクリーンエネルギーということで、太陽光発電を利用した「ハロー」というあれなので すが、1台庁舎前に、街灯です。つけてみたいなということで、今取りつけをしようとしているとこ ろでございますので、こういうところにも太陽光を利用したクリーンなエネルギーの活用をこれから 順次図ってまいりたいと、そのように考えております。これはこのメーカーがお金要らないから使っ てみてくれと、つけてみてくれということでございますので、喜んでつけさせていただいて、その結 果を見たいなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 太陽光発電に関するこの設備というのは、いわゆる初期投資が相当かかるの ですね。その初期投資がかかるものですから、一般家庭にもなかなかぱっと広がっていかない。そこ で、国も県も補助をということを考えているわけです。   今の「ハロー」ですか、ちょっと初めて聞いたのですが、それは国内のメーカーさんのですか。 そのモデルになるようなものを市でぜひつけてくれと、無料でということなのでしょうから、これは ぜひ体験する1つのいい場面ですから、それは取り上げてもらって結構だと思うのですが、市長それ はどれくらいの出力なのですか。いわゆる画面、パネルというのが1つのモジュールとなるのだけれ ども、そのパネルというのはどのくらいの大きさのものなのですか。若干ちょっと教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 詳細については、担当課長から答弁させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) ただいま市長が申し上げました太陽光を利用した街灯につきまし ては、寄附をいただいたということで、初日に諸般の報告の中に記載されているものでございまして、 2キロワット程度の街灯でございますので、市の庁舎内の敷地の中につけていただきたいというご希 望でございますので、私どももそういうものをどのような形のもので、どういう光というか、どの程 度のものなのか、試験的にも業者さんの意向を踏まえて、試験的に1台設置をさせていただきたいと いうふうに今準備を進めているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 2キロワットぐらいだという話ですね。そうすると、その出力で街灯を賄お うということで、試験的にやろうということみたいですね。今一般家庭で太陽光発電、これ全部すべ ての熱量を賄うということになると、これ大変ですから、いわゆる補助的なものしかある程度考えら れないかもしれません。大体一般家庭で太陽光のパネルを取りつけると、大体3から4キロ、大きな おうちですと5キロワット、つまり平均的には3から4キロワットぐらいの出量のいわゆる熱を出す パネルを屋根に取りつけるという格好になるのだそうです。そうすると、それの設置料というのは幾 らぐらい、さっき言った初期投資ですね。ここは大体60万から70万ぐらい、これも幅があるでしょう から、これはおおよその話です。ぐらいだと。そうすると、さっき言ったように、国が1キロワット 当たり7万円の補助、4キロのをつけると四七、28万ですか。県が同じく7万と言ったとして四七、 二十八で、市がこれで取り組んでいただければ、7なのか5なのか、県内で取り組んでいる市が7つ あります。大体やっぱり7万ぐらいの1キロワット当たりの補助を出しています、新潟市は。糸魚川 も大体それぐらい出しております。   こういう各市の取り組みを見ていくと、今言った格好で足し算をしていくと、最初の初期投資の 部分はほとんど補助金を出していただけるのであれば、一般家庭ではある程度カバーしていけるので はないかというふうな気もしていきます。なおかつこれが恒久的に、これはずっと二酸化炭素を出し ませんから、こういうものに対しての取り組みというのはさっきの森林の村上市ということとあわせ て、自然エネルギーを活用した近代的な村上市と、こういうものを融合させて市内外へアピールでき るのではないか。そうすると、これから高速道路も開通し、そうか、村上市には高速道路で行けるの だねと。そうすると、そこは森もあるし、非常に自然もいい。なおかつこれからのエネルギーである 太陽光というのも積極的に補助を出し、取り組んでいると。では、村上市におうちを建てようか、あ るいは今ある、住んでいる方々はちょっと増改築をしようかというようなところまで踏み込んでいけ ると、さまざまなところにもいい意味で波及効果が見られるのではないかというふうに考えますが、 市長いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そのとおりでございます。昨日もお話ししましたが、2020年までに京都議定 書によりまして地球温暖化対策で25%削減すると、そういうところから末端の自治体一人一人がそう いうところに気配りをしていかないと、25%削減なんていうのは到底無理な話でありまして、それを いかに行政としてやっていくかという言葉がこれから大きな課題になってまいりますし、またこのく らいCO2あるいは環境、クリーンエネルギーが問題視されてきますと、そういうのをやっていない ところには人が住まないという可能性も出てまいりますので、十分にこれは検討をして考えていって いかなければならない大きな私は問題であると、そのように考えて取り組みを一層強化していきたい と、そんなふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 昨年度の村上市で、新築、増築、改築、どのくらいの数があったかと。これ は確認申請等の数値を見ての話ですけれども、新築で174件、増築が98件、改築が56件、合わせて328 件の件数があったというふうに市には届けが出ているということであります。これだけの数があるわ けですね。まして新築が174という数が出ているということであります。そうすると、今後この地元 における工務店さんも含めてですけれども、さまざまなここに携わる業種も含めて、こういう格好で 太陽光も含めて、あるいは家も含めて、非常に増改築も多くなっていく、新築も多くなっていくとい うことになりますと、非常にこの地域が活性化されるということです。   さっき市長も言われました。よそからの人口の流入、大変大事なことだと思います。こういうこ とをかんがみると、どうしてもクリーンなエネルギーということを自然の森林のCO2削減効果とあ わせて一緒に取り組んでいく必要がどうしてもあると。市長は先ほどこれは進めていかなくてはいけ ないという強いご決意が見られました。   自然のエネルギーの中には、ほかにご存じのとおり風力もあります。昔からある水力もあります。 等々ありますが、必ずそれを起こすときに熱が発せられるわけですね。太陽光パネルといえども、パ ネル自体を据えつけてしまうとCO2は出ませんけれども、パネルをつくるときには当然工場でつく っていますから、工場から熱等が出ますね。これはCO2のいわゆる放出には当然なっていますが、 それは数からいくと非常に少ないものだろうと。なおかつ太陽光パネルをつくるときに発せられたC O2を、いわゆるこれを換算していくと、3年から5年もかからないうちに、それはペイできると。 いわゆるチャラにできるのだという数値がもう出ているのだそうです。ということも踏まえると、こ のパネルの今後の取り組みというのは、いわゆる村上市をアピールするにも大きなものに私はなって いくのではないかなというふうに思います。   先ほどの話の中で、自然環境との融合ということを私何回も申し上げてきました。市長が〔質問 終了時間5分前の予告ブザーあり〕今考えていらっしゃるその自然環境というのは、私の議論したの は森林の話でしたけれども、あわせて村上市は海がありますね。そして清流、いわゆる清らかな川も あります。こういうものも踏まえた自然環境の中で、一体としてこの太陽光エネルギーも取り組んで いく。非常に大きな、グローバルな村上市という考え方になるのではないでしょうか。ぜひいま一度 市長の考えをお聞きします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 村上市は、本当に山、そして田畑、海、これは非常に大きな財産であると私 は考えております。そういうような自然環境の中で、自然エネルギーと融和させることは非常に快適 な市、快適な地域になる可能性が非常に高い地域であるということも認識をいたしております。恐ら く太陽光発電だけではなくて、それぞれの地域ではNEDOを使って調査をしている地域もあります。 風力がいいのか、あるいは水力がいいのか、あるいはバイオマスがいいのかと、太陽光も含めて、そ ういうような適した自然エネルギーがあるわけでございますので、それらをどういう形でどういう地 域に一番最適なクリーンエネルギー、自然エネルギーを使っていくかをこれから考えていく必要があ ると、そういうふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) ぜひ高速道路、来年3月末には朝日、まほろばまで開通します。この機を逃 さず、村上市をいい意味で県内外、そして全世界にアピールするチャンスだと思いますから、ぜひこ の機会をとらえて市長のご決断を促したいと思います。   これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。                                              動議の提出           〔「議長」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。動議ですか。 〇16番(姫路 敏君) 今の瀬賀議員の一般質問の市長答弁に疑義がございます。   市長たるもの、何人たるものからも太陽光の業者から、一部の業者からいただいた、ただだから いい、そして総務課長のほうは寄附をいただいた。しかしながら、それは大変重要なことなのです。 この件についてみれば、私はしっかりと市長の名誉挽回のためにも、業者さん、そしてまたそれにか かった費用、これを提示していただきたい。もし先いって太陽光の行政の取り入れがあったときに、 その業者さんを入れないという条件のもとならいいでしょう。そういうことも全部絡んでくるのです。 そこをしっかりと表示していただきたいことを動議いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 賛成者はおりますか。動議賛成者はおりませんか。           〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 賛成。   では、動議成立しましたので、暫時休憩します。           午前10時50分  休 憩                                                        午前11時15分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   休憩中に議会運営委員会を開催し、本動議の取り扱いについてご協議いただきましたので、議会 運営委員長からその協議の結果についてご報告願います。   議会運営委員長。           〔議会運営委員長 長谷川 孝君登壇〕 〇議会運営委員長(長谷川 孝君) ただいまの動議について、議会運営委員会の協議結果を報告い たします。   業者からの寄附については、善意な寄附であると認められることから、議会運営委員会として、 動議として取り上げないことに決定いたしました。   市においては、設置後、業者との関係が誤解が生じることのないよう、注意を払うことを要望す るということも議会運営委員会でつけ加えさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 委員長、ご苦労さまでございます。   私の言っているところの大きな1点だけですね。動議として出した1つの理由は、今太陽光のエ ネルギー等は、今瀬賀議員もおっしゃるように、いろんな形の中で業者さんがひしめき合って今後の 業界の中でも、いろんなことでアポイントをとってくるだろうと。そうすると、例えばの話、いいパ ソコンがあって、このパソコンはアイポッド、今あるのですね。アイポッドはすばらしいと、うちの あれはアップルですけれども、アイパッドがいいということでやるでしょう。そうすると、例えばパ ソコンでも何でもいいです。そうすると、これを寄附するから市長使ってくれということになると、 新しいものを入れたがる業者さんは寄附で、この行政、村上市に対して寄附をまずしてくるというこ とが安易に受け入れられる体制がとれるようになってしまうということが問題だということを私は市 長にもわかっていただきたいということも含めて動議したのです。いわゆる寄附行為が善意の行為だ けではなく、先につながる業者の1つの作戦、戦略的に使われたら大変なことになると、こういうこ とを一応議運の中でも今後お話ししていただければありがたいと思うのです。   以上です。ご苦労さまでした。ありがとうございます。 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   では、11時25分まで休憩します。           午前11時18分  休 憩                                                        午前11時22分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、8番、小杉和也君の一般質問を許します。   小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。私の一 般質問は3項目ございます。   まず、1項目めは、村上市における観光の方向性についてであります。昨年度は食をテーマとし た新潟デスティネーションキャンペーンや、新潟県も舞台となった大河ドラマ「天地人」の放送、45 年振りに開催されたトキめき新潟国体なとがあり、県では新潟県大観光交流年と位置づけて、新潟を 県内外に広く発信する取り組みを進めました。この流れをとめないためにも、県では今年度は「うま さぎっしり新潟」をテーマにPRをし、村上市でも県と連携をとりながらイベント等に取り組んでい くと思いますが、6月中には日本海東北自動車道の新潟中央ジャンクション、荒川胎内インター間の 高速料金無料化の社会実験が計画され、今年度中に日本海東北自動車道が朝日地区まで延伸すること から、大々的にこの地域をPRしていくことが大切だと考えます。市では観光客の受け入れ態勢や日 本海東北自動車道の高速料金無料化の社会実験延伸を受けて、観光の方向性をどのように考えている のかをお伺いいたします。   2項目めは、英語教育についてであります。平成23年度からは小学校高学年で週1回、年35時間、 外国語活動が必修化されます。市でも6名の外国語指導助手、ALTを配置し、国の緊急雇用創出事 業にて専任の小学校外国語活動の補助として、3人の臨時職員を雇用し、指導の充実が図られるよう に取り組んでいますが、その効果についてお伺いします。   また、昨年9月議会で次年度においても小学校専任の外国語指導助手を配置できるよう、検討を 進めていきたいと答弁されています。教育にはお金がかかり、将来への投資という意味からも充実さ せることは必要なことだと考えますが、今後の方向性についてお伺いいたします。   3項目めは、学校図書館の充実であります。学校図書館とは、学校図書館法によると図書、視聴 覚教材、その他学校教育に必要な資料を収集、整理、保存し、これを児童生徒及び教職員の利用に供 することによって、学校の教育課程の展開に寄与するとともに、児童生徒の健全な教養を育成すると いう目的があります。学校図書館を充実させるという意味から、交付税措置された金額はきちんと図 書購入費に充てられたのか。平成21年度の各学校における学校図書の購入数、蔵書数はどうなってい るのか。どのような基準で購入するのか。管理運営方法はどうなっているのかをお伺いいたします。   以上、3項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、小杉議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、村上市における観光の方向性についてのお尋ねでございますが、ご案内のよう に朝日まほろばインターチェンジまで供用開始されることは、本市の観光をPRする絶好の機会であ り、この機会をとらえ、市内の各観光関係団体に呼びかけ、(仮称)日東道供用開始に伴う観光振興 協議会を設置し、各イベント事業を実施していくことにしております。事業につきましては、単発の 事業ではPR効果が薄くなることから、数カ月にわたる事業を実施し、無料化及び朝日まほろばイン ターチェンジまでの供用開始を県内外に発信していきたいと考えております。事業内容はまだ未定で ありますが、より効果的な事業が実施できるよう、同協議会の中で検討してまいるところであります。   なお、同協議会の事業とは別に、一部報道によると、6月28日開始予定の無料化にあわせ、村上 市、新発田市、胎内市、聖籠町、関川村の5市町村と新潟県、新潟県観光協会、NEXCO東日本、 東日本高速道路株式会社を連携し、無料化を周知するため、関東方面の高速道路のサービスエリアで チラシ配布などのイベントを実施する予定であります。ほかにはホームページ上での広告宣伝を行い たいと思いますし、観光パンフレット等の冊子については、観光協会とも連携をしながら実施してま いります。   また、観光客の受け入れ態勢については、昨年度から実施している日本海きらきら羽越観光圏事 業である接客や観光案内に対応できる人材の育成と資質向上を目的としたお宿の旅のコンシェルジェ 育成研修会や、観光圏内の施設優待特典や観光情報をセットにした日本海きらきらパスポートを活用 しながら対応してまいりたいと考えております。さらに、昨年度の新潟デスティネーションキャン ペーンに引き続き、今年度もうまさぎっしり新潟観光キャンペーンが9月から12月まで実施されるこ とから、新たに山北丸ごと体験ツアーや山のおいしさ学校食堂IRORIなどを受け入れ企画に取り 入れ、県と連携しながら取り組んでまいります。   次に、2項目め、英語教育について及び3項目め、学校図書館の充実については、教育長に答弁 をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、2項目めの英語教育についての外国語指導助手についてのお尋 ねでございますが、本市では現在語学指導を行う外国青年招致事業からの派遣外国人6人、緊急雇用 創出事業による日本人指導者助手3人を配置しております。今年度、小学校5、6年生においては、 週1時間の外国語活動の試行的授業、中学校においては週3時間の英語授業があり、それぞれの担当 教員の指示のもと、指導助手が授業の補佐を行っています。各校においては、生きた英語に直接触れ る機会がふえ、児童生徒の英語に対する関心が高まり、英語学習への意欲を引き出す上で効果が上が っております。   改正学習指導要領は、小学校では平成23年度から、中学校では24年度から完全実施されます。小 学校外国語活動は、正式な位置づけとなり、中学校英語は時数が3割増加となり、生きた英語に直接 触れ、関心と意欲を高めながら表現力と英語に関する知識を一層定着させる必要があります。英語指 導助手の果たす役割の重要性は認識しておりますので、今後の配置について前向きに検討してまいり たいと考えております。   次に、3項目め、学校図書館の充実についてのお尋ねについてでございますが、平成21年度にお ける国からの交付税基準財政需要額上の算入額につきましては、小学校分が1,158万9,000円、中学校 分が1,107万5,000円となっております。しかし、実際にはこの算入額に対して、旧市町村の財政力に 応じた基準財政収入額を控除した額が地方交付税として市の歳入になっております。これに対し、平 成21年度の本市小中学校の図書整備にかかる決算及び蔵書数につきましては、小学校では決算額579 万2,000円、前年度比11.3%増、購入図書数は4,292冊、蔵書数は16万9,397冊で、標準冊数に対する 充足率129.2%、これは小学校でありますが、中学校では418万1,000円、前年度比49.6%増、購入図 書数は2,858冊、蔵書数は7万6,043冊で、標準冊数に対する充足率105.6%となっております。購入 図書の選定は、各校の実態に即したものになっていますが、多くの学校では教育の内容に照らし合わ せ、発達段階に応じた図書を教員の意見をもとにしつつ、児童生徒の意見を取り入れながら選定して おります。   学校図書の管理については、担当教員の指導管理と児童生徒の委員会活動を融合させながら、適 切な管理と図書の有効活用を行っております。本市の近年の特色として、郷育会議の組織を生かし、 図書館ボランティアや読み聞かせボランティアとして地域の方々から協力をいただき、多くの地域の 方々から読書活動を通じて学校とかかわっていただいております。さらに市図書館の図書貸し出し、 図書館職員の図書分類の助言など、市図書館との連携を行われている学校もあります。このような進 んだ取り組みを行っている学校の事例を紹介しながら、学校図書の整備と読書指導の充実を一層充実 してまいりたいと考えております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、再質問をいたします。   まず最初に、村上市における観光の方向性なのですが、5月の13日、村上に大野副知事がいらっ しゃいまして、意見交換会を行いました。私も同席させていただきまして、市長もいらしたのですが、 この意見交換会を通じて市長はどう思ったか、お伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大野副知事は運輸局等を経験をされている方でありまして、観光については いろんなところでお話をしている方でありますので、どう思ったか、当たり前のことを言っているな という感じであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 大野副知事いろいろ言われていまして、高速道路無料化で人は来ると言って おりましたよね。それと、あとがっかりさせないでほしいというのがまず一番最初に出てきたと思っ ていたのですが、がっかりさせないというのはもてなしとか、優しい誘導の部分なのかなと、私個人 的に判断したのですけれども、この辺やはり今までも何回も言っておりますが、案内表示板の整備、 やはり観光地に行ったけれども、どこに行っていいのかわからないというのが一番不親切なことです ので、この辺のところの整備の計画とかはどのように進んでいるのか、産業観光部長にお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 前にも小杉議員にお答えしたかと思うのですが、来年の3月までに は朝日まほろばまで高速道路が開通するということで、それまでに、今進捗状況としましては、現場 を、道路を全部確認しながら標識を確認し、今どのような案内標識が必要かということで、今調査中 でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) その今の調査というのは、庁内の内部でやっているのか、それとも外の方な んかも入れてやっているのか、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 今担当のほうで調べておりまして、調べがつきましたら全体的な会 議にしたいというということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) その全体的な会議はいつごろ開催する予定でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 9月予算に間に合うようにやりたいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) これは新設のやつだと思います。新設のやつですよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 高速道路関連をまず最初にやらせていただいて、全体の部分につい ては随時総合計画の中でも毎年整備していくというのもございますので、全体的なものを考えながら、 当初は高速道路関連の部分についてやっていきたいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 村上地内なのですが、どこまで何キロという案内柱というのが何カ所か立っ ているのご存じですか。何々町というような。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 案内柱。どこで設置したものですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 実は市街地の結構いろんなところに立っているのですね。目立たないほどだ というような理解を今得ましたけれども、実はうちの前にもあるのですよ。うちの前にもあるのです が、かなり傷んでいるのですね。その辺の整備について部長、どんななっていますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 目立たないと言われると、なかなか歩いてもらわないと気づかない 部分がございまして、色的にもけばけばしい色ではなくて、じっくりしたような落ちついた色という 部分もございまして、そんな感じでございます。   今小杉議員がおっしゃるように、少し傷んできたという部分もございます。車ぶつけられて倒れ たので補修したなんていうこともございますし、随時それも確認しながら修繕していきたいというふ うに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 高速道路でどんどん人が入ってきて、直す前の案内柱を見た方は、なんだ、 こんな整備なのかと思われないようにぜひトータルで整備していただきたい。   それから、余り何種類もあってもだめなのかなと思うのです。ある程度統一的な感じで考えてい ただければと思いますので、それもお願いしておきます。   あと観光地に行きますと、まずトイレとか案外皆さん気になさると思うのですが、市内には使え るようなトイレが市長、多いと思いますか、少ないと思いますか。ほかのところに市長が行かれたイ メージと比べて、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 多いか少ないかと言われれば、まち中だけを言わせてもらえば少ないのでは ないかなと思う感がいたします。トイレにつきましても、最近の観光客あるいは釣り人あるいは山に 行く人とか、いろいろな人が来ますけれども、やっぱりグレードの高いトイレではないとほとんど使 っていただけない。かえってイメージが悪くなるというようなこともありますので、トイレをつくる 際にはそういった点も十分に注意しながら、いわゆるリースで借りたトイレを、例えば三面川の釣り 場に置いたってだれも使ってくれないというような、かえってイメージが悪くなるというようなこと もありますので、十分に注意をしながら、これから少ないようなところにはそういうのを設置してい くようなことを考えていきたいと、そんなふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 設置の部分については、今市長言われたようにぜひ進めていただきたいと思 います。   ただ、私もトイレどうかなと思いまして、結構考えてみたのですが、割に例えば駅前のほうから 来て、公の施設も使えるとすれば、図書館とか、あとコミュニティーでもあります。あと情報館もあ ります。上町の町屋広場とかもありますし、公民館もあります。いろんなところで使えるのですが、 残念ながらマップへの落とし込みがないのですね。余りトイレというのはマップになじまないのかも しれませんけれども、やはり観光客の方というのはトイレどこだろうというようなことが気になると 思います。   私3月の人形様めぐりのときに、ある方から言われたのです。村上はすごいねと。行政もしっか り支援しているのだねと。なぜですかと聞きましたら、その公の、例えば体育館のことを言われてい たと思うのですね。トイレどうぞお使いくださいという捨て看を、イベント期間中ですが、立てさせ ていただいて使わせていただくのですけれども、普通の市ではしないよと。市を挙げて、そういった ことで協力して支援しているのだなというふうに言われました。   そういったことで、細かいことですけれども、地図に入っていたりとか、そういうような紹介が あれば少しいいのかなと思います。全体の部分で、日本海パークラインのカタログがあるのですが、 これは海岸線のほうのトイレとかもしっかり載っているのですね。やはりこういった感じのトイレも きっちりと載っているようなマップづくりをぜひ今後進めていただきたいと思っております。よろし くお願いします。   それから市長、まず知らないところに、観光地に行ったら情報を何か得たいと。そういうときに どちらのほうに行かれますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まずは観光案内所ですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぴったりの答えでありがとうございます。私も去年常任委員会の視察で長崎 のほうへ行きましたけれども、それも観光案内所がありましたので、ちょっと立ち寄らせていただき ました。あと私、福島のいわき市は人口とか産業の規模を除けば、面積とかいろんな地域が合併して、 あと温泉もある、海もある、山もある、割と似たようなところかなと思うのですね。いわきの湯本の ほうへ行きましたら、観光案内所があるのは大体駅前なのですよね、ほとんどのところ。観光案内所 の場所がわからなくても、大体駅か市役所に行く方が多いそうです。現在、駅前にあるあの観光案内 所は有効に機能していまして、JRともいい関係であります。   それから、先ほど答弁でちょっと日本海きらきら羽越観光圏のことがありましたけれども、日本 海きらきら羽越観光圏整備事業の中にある観光圏広域観光案内所にも指定されているというふうに出 ていました。ですが、しかしながら2カ所を持っているわけですので、かなりやはり家賃とかの部分 で経費的にきつい部分はあります。駅前の観光案内所ということで、いろいろと計画が出されていま して、こちらの村上市観光振興計画というのを私たちいただきました。こちらのほうにも受け入れ態 勢の整備ということで、総合案内所設置、平成24年とのっているのですね。ところが、こちらの総合 計画の前期実施計画のほうを見ましたら、平成25年になっているのですね。1年の違いがあるのです が、この辺のところはどうなっているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業課長部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) この村上市観光振興計画をつくる段階では、24年に案内所をつくり たいということで計画をさせていただきました。その後、村上市の総合計画の中でいろいろ経費の問 題がございまして、1年先送りというふうなことで25年になったということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今回陳情にも上がっていますので、地元の早期設置の要望は強いのだと思い ます。   それから、今観光協会に新潟県ふるさと雇用再生特別基金事業によりまして、こちらコピーいた だいたのですが、市の観光課から。村上市観光客誘致推進事業委託業務というのが平成23年までとな っております。そうすると、やはり平成25年度に設置する計画ということで、24年度はかなりこうい う人的な配置、金銭的な部分が切れてしまうのではないかと。経費を削減させて、一本立ちさせてい こうと思って平成24年の計画を練っていたのではないかと、そんなふうに思います。   観光案内所行ってみますと、非常に電話での問い合わせが多うございます。あらゆるところの問 い合わせが来るのですね。山北地区から荒川地区まで、いろんなイベントの部分で、かなり電話の対 応とかですごくまず大変なのですね。人形様、屏風まつりのときは駅前が非常に込みます。高速道路 が延伸してきますと、山居町のところにアクセス道路出てくるわけですよね。そうしますと、そこか ら出てきて真っすぐ村高の前を通ってきますと、すぐ駅です。やはり車の流れは駅前に行くだろうと。 平成21年の12月には、市長は観光協会のことをまだまだ一本立ちできないので、人的支援や一体的な 取り組みは欠かすことのできない問題と答弁されています。この辺1年間のブランク、市長はどう思 われますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、今国の緊急雇用で人的配置をしているわけでございます。一番問題な のはそこなのですね、補助事業の悪いところ。補助事業が終わったときにどうするかということが大 きな問題になってまいります。では、これで国の補助事業が終わって、県の補助事業が終わったので すから、市としては何もいたしませんよと言って、それまでの間に一本立ちしていればいいのですけ れども、一本立ちできない、まだまだ勉強をしなければならないというようなことであるとするなら ば、やはり市は何らかのお手伝いをしていかなければならない、そのように考えておりますし、観光 案内所につきましては、この前観光協会の人たちでお話いたしましたが、基本的には本当であれば駅 の構内にあるのが一番私はベターであると。そして、それが無理だとすれば、駅の駅前にあるのがベ ターであると、そのように考えておりますので、今協議を進めているというところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 前向きな答弁でありがとうございます。   それと、えてして私が思うに行政というのは予算がつきました、さあここをどうしましょうとい うような感じが多いですよね。もっともそれしか行動できないのかもしれませんけれども、やはりこ のタイミングというのがあると思うのですよね。その場所とか、いろいろな部分を探すときに。その 設置のときにですよ。予算がついた、さあさああれしましょう、もう1年早ければここの場所ででき たのにというようなことがないように、やはり市長は常にそうやって目を向けていろと、アンテナを 張っていろと。そのぐらいやっぱり指示していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ごもっともでございまして、いついかなるときもそういうことを考えながら、 いろいろなところに出席をいたしましたり、またいろんな人のご意見を拝聴しているということでご ざいます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひともそのタイミングを逃さないでいただきたい。これは私言っておきま すので、お願いします。   それから、延伸を受けての観光の方向性の中で、大野副知事は日東道の利用者にもっとアピール しろと言っておりました。私も何か前に案がないのかな、いろいろと取り組んでいるというような答 弁がありましたけれども、この地域の資源とかやはり食とか、自然豊かというようなことだと思いま す。   先ほど瀬賀議員が環境で村上をと言っておりました。私もすばらしい意見だと思います。私はす ばらしい景観もアピールしたらどうかというようなことを少し考えてみました。高速道路走ってくる と、すばらしい田園風景が見られますよね、神林岩船港インターまで走ってきますと。そこにいろい ろ引っ張って見ていましたら、秋にレンゲ草を植えて、春に高速道路が開通したころに花が咲いて景 観を楽しむことができると。花が咲いてから耕してまぜ込むことで、土を肥やして化学肥料の使用を 抑え、地力を向上させ、減農薬の栽培米もつくることができるのではないか。岩船産コシヒカリ、レ ンゲ米なんていうようなネーミングがいいのかどうかわかりませんけれども、そういった取り組みも できるのでないか。県内でも、佐渡市でトキ放鳥にあわせて化学肥料や除草剤を使用せず、米ぬかや おからで土を育てたトキ米というのが非常に高い評価を受けています。これからは差別化、ブランド 化だと思います。景観をアピールできて、他地域との差別化を図ることができる。   それと、私ちょっと調べましたら、水田農業構造改革交付金というのがありまして、産地づくり の事業の中で、地力増進作物として対象作物となっているのがこのレンゲ草だと。ただ、このレンゲ 米というのは、いろいろな地域で行われているようなのですが、このレンゲ米の難しさもあると。農 家の方の協力も要る。JAの協力も要る。ハードルは高いのですけれども、高速道路が延伸してきて、 走ってくるときの周りの景観ですね、そういったものも1つアピールできないかと思うのですけれど も、こういった発想、そういったものは市長、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 新潟から今は高速道路の話ですけれども、電車に乗っても道路を走ってきて も、非常にすばらしい田園風景があるわけでございます。そこを過ぎると、今度は海岸線にかえって、 これも全国に屈指の海岸線を有しているというようなことでありまして、それらを当然のことながら 大きな観光の財産として生かしていかなければならない。そのためにも担当課はもちろんでございま すけれども、ご案内のとおり来年度から自治振興室という課、室を設けまして、本庁は課ではありま すけれども、そこで徹底的にそういうところにも取り組んでいかなければならない、そんなふうに考 えております。   そして、先ほどから高速道路の延伸に伴いまして、こっちに入ってくる、お客が来る、人が流れ てくるということだけお話ししておりますけれども、私がいつも言っているのは、逆のこともよく考 えておかなければなりませんよと。高速道路が延伸することによって、新潟に、あるいは都市圏に行 くのに非常に便利になるということでありまして、ともすると何も手をこまねいていると、逆にこっ ちから流出する可能性がある。買い物等あるいはまたレジャー、そういうところも十分に気をつけて、 これから商店街づくり、あるいはいろいろな面で取り組みをしていかなければなりませんよと。取り 組みをしていきましょうというようなことを申し上げておりますので、十分にやはりそういう入って くるだけではなくて、出ていく可能性もあるということを私はどこへ行っても今言っていますので、 そういうところも十分に気をつけながら対応してまいりたいと、そんなふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今自治振興室というようなお話がありましたので、ぜひそういったところも 含めて、景観もキーワードになるということを私はすごく言いたいのですね。けさの新聞でしたか、 高根のてんがい牧場でいろいろな花の取り組みがあると。ヒマワリは以前からやっております。花で も人が呼べるのですよね。プラスいろんな土地改良につながるとか、単発ではもうどこでもやってい ますので、景観プラス、そこに何かプラスアルファのものを考えていただきたい。自治振興室、期待 しておりますので、企画の部長、よろしくお願いいたします。   続きまして、外国語教育についてですけれども、まずALTについてですが、補正予算で外国青 年招致事業負担金というのを計上されていますが、これは多分ALTの方がかわるための渡航とかの 経費だと思うのですけれども、6名のALTの方のうち、何名がかわるのか、課長お願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 村上市には6名配置されてございますが、このうち3名、そ れぞれの自己都合によりということで帰国されるということであります。村上事務所には2人いらっ しゃいますけれども、そのうちの1名、それと山北と朝日の方でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) その方は1年でかわられるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 昨年度6名全員が交代しておりまして、3名の方につきまし ても1年でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) このALTの制度は昭和62年に開始されたというふうに私見たのですけれど も、国際交流の進展を図ると。外国語教育の充実を図ると。諸外国との相互理解の増進というような ことで始まったように思うのですけれども、始まった当初は地方に行くと外国人を見たことがないと か、あと外国の情報も全くわからないと。今違いますよね。インターネットがある。もうすぐ情報入 れる。当初はすばらしい目的だったのでしょうけれども、今少し変わっているような気がするのです よ。この辺について教育長、どう思われますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) やはり具体的には外国人と接したりすることによって、習慣だとかものの 見方、考え方だとか、やはり違うところがありますので、外国人と本当に触れ合う、話し合う、そう いうことによって、ああ、人というのはいろいろのものを持っているのだなと。いろいろの人がこの 地球上に住んでいるのだなということをわかるような教育になるのではないかなと、そのように考え ています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 去年の9月にも聞いたのですけれども、優秀なALTの方がいても、村上市 としてはこの人をお願いします、この人をお願いしますというのは選べないというふうに聞いていま す。   それと、このALTに募集してくる方が資格要件、これは日本でいえば、学校に入るといえば大 体教育学部とか、教育学を学んでいる人だと思うのですけれども、この辺ALTの方に、そういう教 育学を学んでいなくても、熱意があればというようなことで書いてあったように思うのですが、部長、 この辺はいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 派遣を希望して日本へ来日するALTにつきましては、当然基本的な日 本に対する理解、そして主な目的が学校教育の中で子供たちと接しながら英語活動、外国語活動に親 しんでいくというふうな部分の目的が大きいわけですので、子供に対する情熱等は基礎的な要件とい うふうなことで、希望してALTに望んで来られる方については、そういった学歴等には反映されな いような、基礎的な資質がある方が派遣されているというふうに認識しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今緊急雇用創出事業で小学校に3名の外国語指導助手の方が配置されていま すが、この辺は今後どうなっていくのでしょうか。課長、答弁をお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 今議員がおっしゃられましたように、緊急雇用制度で昨年の 9月1日から原則的には年度内でありましたけれども、最大1年までできるということで、今学期い っぱいこの方々にお願いしております。また、それ以降につきましては、同じく緊急雇用制度でハ ローワークを通じてまた募集をさせていただいて、その任に当たっていくというようなことで予算も ちょうだいしてございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ALTにあわせているのかわかりませんけれども、私少し違うかなと思うの が、やはり年度で、学年でやるのが一番いいのかなと思うのですよ。なじんだころいなくなってしま うと。そういうようなことでは、少し違うのかなと。   あと新規でまた雇用だと言われましたよね。大変優秀な方がやっておられると聞いております。 各学校からの報告を私いただいたのですが、これには非常に助かっているというようなことが書いて あります。これから本格的に実施していくに当たって、やはりこれを充実させていくべきだと。今後 検討していくというのがありましたけれども、この中で3名では足りないと。かなりな学校を受け持 たなければならないと。1人の人は8校、1人の人は6校、1人の人は7校ですね。非常に人数がも う少しいてくれればいいなというような現場の声がありますが、教育長この辺についてはいかがでし ょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 財政ともかかわりがありますが、その辺は子供の教育のことでありますの で、粘り強く財政とも話し合いながら、増員の方向に持っていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長聞かれましたよね。きのう義務教育は国でやるべきだと明言されていま した。私もそう思います。国のほうでもう少し手当をするべきだと思うのですね。モデル校をつくっ て、加配して、それを見習いなさいよなんていうのは現場負担をふやすだけです。そういう時代遅れ なのかなと私は感じています。去年の9月の一般質問の答弁、市長は学校現場で本当に必要としてい るならば、市単独費でもやるべきだと答えています。この辺、今までのいろんなお話を聞いてどう考 えますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) きのうも答弁いたしましたが、基本的には義務教育の経費については、国が 責任を持って対応すべきことであると私は考えております。ADHD、子供たちが非常に最近ふえて きまして、それの事業をするために、市単独で多くの補助員を使ってやっております。本来であれば、 私は国が当然のことながら責任を持ってやるべきだと言って、何度も何度も国に訴えておりますけれ ども、何ら相手にしてくれないというようなことであります。   今のALTについても、果たして何人が適当なのかと言われますと、非常にその点が難しいとこ ろではないかなと。増員すれば、こういう候補があってこうなるのですよというところまでいかない と、はい、わかりました、では増員をしてくださいとは私どもはちょっと言いかねるということであ りますので、今現状では何人だけれども、もう2人ふやせばこういうような英語教育の効果があらわ れてきますよと。ですから、もう2人はどうしても必要なのだというような、強い教育委員会として の姿勢があるとするならば、当然それは市単独でも経費を出すべきと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 教育委員会の方々、よく聞かれましたよね。やはり私もらったの3部ですよ ね。本当は全学校からいただきたかったのですよ。そうすれば、もっと明確に出てくるはずなのです よ。そういったことをしっかり収集して、やはり市長部局にぶつけていただきたい。現場は絶対必要 なはずです。何人というのは少し、私もわかりませんけれども、今ALTが6人です。あと3名増員 できれば、かなりの効果があるのかなと思いますが、その辺の検証をしっかりしていただいて、持っ ていっていただきたいと思います。   それと、私が心配するのは人材なのですね。ここで、先ほど市長も言われましたけれども、せっ かく子供たちともつながりができたすばらしい方が地元にいる。ALTは1年で帰ってしまいますよ ね。こうやって教えてくれる方、地元にいらっしゃるわけですよ。この方々の人材が他に流出すると いうのは少し惜しいような気がしますので、ぜひともその辺の配慮もよろしくお願いします。   あと、県の教育行政の方と少しお話しする機会がございまして、教育という字はいろんな字が充 てられるのだと。村上の場合は郷育ですよね。大変いい言葉だと思っています。いろいろお伺いして いましたら、ともに育つ共育があると。教えて心に響く響育があると。ともに協力し合って育つ協力 の協の協育があるというふうに言っておりました。私が一番あっと思ったのは、協力の協ですね。力 が3つ並んでいますよね。これは、1つは保護者、1つは学校、1つは地域で、十というのがありま すよね。これはまとめるというような意味らしいのですが、私はこれが十分な行政の支援だと思うの です。その協育をぜひ考えていただきたい。将来の投資だというのは、そういうことで書いたのです。 ぜひともその辺のところ、新聞報道で見ましたら、やはり来年から完全実施になるので、英会話教室 に通う小学生が目立ってきているというふうな報道もありました。市内でも英語塾とかある地域、な い地域、いろいろありますよね。それと、村上市とほかの地域、生まれた場所、育った場所、地域に よって教育の格差というのはあってはならないと思います。やはり行政が支援していくべきところは 支援していっていただきたい。そういうようなことで、将来への投資というふうなことを考えました。   あと、市長にもう一つお伺いしたいのですが、県内の大学進学率を上げるよりも、専門学校へ進 学させたほうがいい〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕という考えの人もいますけれども、市 長はどんなふうに思われますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、私から専門学校がいい、短大がいい、4年制大学がいいということ は、答弁すべきことではないと、そのように考えておりますが、それぞれ子供たちにとって一番自分 でいい道、やりたい道は、あるいはやりたい勉強は何なのかということで、それぞれが選択するのが 一番いい方法であると考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私もそう思います。ただ、やはり大学進学というようなことを目指して、学 力を上げていけばどんな道でも進めるのかなと思います。   それと、専門的な知識でバイオとか森林とか外国語とか、この辺で学んだものをこの地域で生か せるものも結構あると思うのですね。そういう人材をやはり戻ってこれるような体制を私たち大人が つくっていかなければならない。農業とか、林業とか、観光とかで、いろいろなものを学んできて、 それを持ち帰ってこの地域の発展のため、将来を担ってほしいと私は思っております。ぜひそのため の支援を小さいうちからよろしくお願いいたします。   最後に学校図書館の充実なのですが、ちょっと時間がなくなってきたので、またこの辺はいろい ろ数字も挙げていただきましたので、数字を分析しながらまた考えたいと思いますが、前回の質問で、 私は蔵書数をふやしていけば充実していくだろうという思いが少しありました。現状を見ましたら、 結構図書館の本て傷んでいるのですよね。教育長、部長は当然ご存じでしょう。市長は学校図書館の 本がどんな状態かというのはわかりますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 29校村上市内にはありますので、それぞれの学校が図書館がどのような状況 になっているかはすべて把握しているわけではありませんけれども、それなりに十分に機能は果たし ていると、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) かなり傷んでいるのですよ。蔵書数はこれこれありますよというようなこと でカウントはされているのですが、今答弁でもありましたけれども、そのボランティアの方とかが入 って、いろいろ直してくださったりしています。図書館のほうにもそういうプロの方がいらっしゃい ます、中央図書館のほうにも。   それで、6月の25日金曜日、2時から4時まで、村上小学校でその中央図書館の方に来ていただ いて、そういう講習会があります。市長の予定を見ましたら、15時からは岩船港利用促進協議会総会 となっていますが、こちら2時からですので、10分でもいい、本の状態をぜひ見ていただきたい。こ れが遠いところに行けと言っているわけではございません。この市役所本庁舎から村上小学校です。 ぜひともその辺のところを、現状をつかんでいただきたいということで私申し上げたのですが、最後 に市長から一言いただければ。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ネットに入っているのはそれだけでございますけれども、それ以外にずっと 入っておりまして、その日行けなくても、機会をとらえてできればほとんどの学校をどのような状況 になっているか、自分の目で確かめてきたいと、そんなように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひとも現状を自分の目で見ていただきたい。時間があれば、5分でもいい ので6月25日2時から3時までの間、見れますのでよろしくお願いします。   これで私の一般質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。   午後1時20分まで休憩します。           午後 零時11分  休 憩                                                        午後 1時20分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、5番、川村敏晴君の一般質問を許します。   川村敏晴君。           〔5番 川村敏晴君登壇〕 〇5番(川村敏晴君) 温かい拍手ありがとうございます。一般質問も2日目、午後1番、川村でご ざいます。食後の大変眠い時間帯ではありますが、次に続くお2人は眠気も覚めるような質問になる と思いますが、私も負けないように頑張りたいと思いますので、理事者の皆様、しばらくおつき合い をお願いしたいと思います。   それでは、私の通告に従い質問をさせていただきます。まず、1問目ですが、村上市内における 空き家対策についてです。昨今、全国各地で行政が仲介をしたり、情報管理をしたりして、地域内の 空き家の有効活用を図り、地域への人口導入を図るなどの地域活性につなげる活動が盛んになってき ています。我が村上市においては、行政として地域内の空き家状況の把握やその活用について、どの ように考えているかをお伺いいたします。   そして、2問目は、閉校した学校と行政施設の今後の取り扱いについてです。村上市において閉 校、または老朽化や業務体系の変化などで、本来の施設活用がなされていない行政施設がかなりある と思いますが、それらの今までの管理体制と今後の管理体制についてどのように考えているかお伺い いたします。   そして、3問目です。村上市における子ども手当の支給体制の現状と、学校給食費未納対策につ いてです。今年度予算で約10億円強の予算が計上されています。子ども手当は子育て支援とともに地 域経済の活性化に大きな期待が寄せられています。対象者が満額受給するには、この制度の周知と申 請行動を適切に行う必要があります。当市の現状についてお聞かせください。   また、全国的にも学校給食費未納等の国民の義務的負担をこの手当から徴収できないかとの報道 がなされていますが、当市の考え方をお聞かせ願います。   答弁の後、関連について再質問させていただきます。よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、川村議員の3項目のご質問について、順次お答えをいたします。   最初に1項目め、村上市内における空き家対策について。行政として、地域内の空き家状況の把 握やその活用についてどのように考えているかとのお尋ねについてでございますが、合併前の旧村上 市では、平成17年度防災上から空き家状況を調査したとあり、また旧山北町では平成16年度に空き家 情報提供支援事業を制度化し、ホームページに掲載し、空き家情報を提供した結果、5軒の成約実績 がありましたが、新市において現在のところ、市内全域の空き家の実態については把握しておりませ ん。   近年、核家族化と高齢化の進展により、特に山間地では空き家がふえている状況にあることは認 識しております。中には長年放置され、住めないような状態の家屋も見受けられます。個人の財産と はいえ、防犯、防災上も問題があるわけですが、何らかの対策が必要と考えます。議員からは空き家 を有効に活用し、地域の活性化につなげたらとのご提言でありますが、まず市内の空き家の実態を把 握することが専決であります。しかしながら、現実的ニーズはどうなのか。必要かどうかも含めてこ れから研究し、検討してまいりたいと考えております。   次に、2項目め、閉校した学校等の行政施設の今後の取り扱いについては、教育長に答弁をいた させます。   次に、3項目め、村上市における子ども手当支給体制の現状と、学校給食費未納対策についての お尋ねでございますが、平成22年4月から、次代の社会を担う子供の健やかな育ちを社会全体で支援 するため、中学校終了前までの子供1人につき、今年度は月額1万3,000円の子ども手当を支給する 制度が創設をされました。この制度の周知につきましては、4月1日号、5月15日号の市報や市の ホームページに掲載し、周知いたしたところであります。また、申請手続として児童手当を受給して いない人で新規に対象となる人、また3月まで児童手当を受給していた人が、額の改定となる人には 個々に子ども手当に関するお知らせと認定請求書を郵送にて案内送付したところであります。その後、 認定請求書の提出を受け、その内容を審査し、受給資格が認められる人に子ども手当認定通知書、子 ども手当額認定通知書を6月1日に郵送で通知いたしたところであります。なお、受給対象者には4 月分、5月分の子ども手当を6月2日に支給をいたしました。また、児童手当から子ども手当に移行 になった人など、6月1日の現況届が必要な人にもあわせてお知らせをいたしたところであり、対象 者全員に支給されるよう進めております。   学校給食費の滞納分を子ども手当から徴収することにつきましては、子ども手当法では手当から 天引きすることはできないこととなっておりますが、新聞でもごらんになったかと思いますが、9日 に行われた全国市長会でもこの旨の要望の決議がなされておるところであります。   次に、学校給食費未納対策については、教育長に答弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、2項目め、閉校した学校等の行政施設の今後の取り扱いについ ての今までの管理体制と、今後の管理体制についてどのように考えているかとのお尋ねについてでご ざいますが、統合により廃校となった学校は22施設であります。地区別では、村上地区が6施設、神 林地区が1施設、朝日地区が4施設、山北地区が11施設で、荒川地区には該当する施設はありません。   このうち、現在市で管理している施設別の内訳につきましては、校舎が15施設、体育館が17施設、 グラウンドが13施設であります。このうち体育館及びグラウンドにつきましては、ほとんどが社会体 育施設として活用されており、利用している社会体育団体等のご協力をいただきながら維持管理を行 っております。校舎につきましては、デイサービスセンターや宿泊体験施設等の交流施設として5施 設が活用されており、残りにつきましては埋蔵文化財の保存施設に5施設、地域の触れ合いセンター 及び行政関係の倉庫として5施設が活用されており、管理につきましては、それぞれの担当部署及び 関係集落等で行っております。今後につきましても、利用される方々をはじめ関係集落の皆さんのご 協力をいただきながら有効活用を図るとともに、施設の維持管理に努めてまいりたいと考えておりま す。   次に、3項目め、学校給食費未納対策として、子ども手当からの徴収は考えられないか。市の考 え方についてのお尋ねでございますが、現在市内の学校における給食費の滞納につきましては、小中 学校合わせて滞納者115人、滞納額195万円となっております。教育委員会としても、学校と連携を図 りながら、滞納者に対しての働きかけを行っているところですが、新規の滞納者が出るなど、対応に 苦慮している状況であります。   ご承知のとおり給食費の滞納については、本市に限らず全国的な問題となっているところであり ます。今年度の子ども手当の支給に当たり、国及び県から示された事前通知では、子ども手当は次代 の社会を担う子供の健やかな育ちを支援するのが目的であり、学校給食費の滞納については、趣旨に そぐわないとされておりますが、教育委員会としては子ども手当の趣旨を踏まえつつ、関係する保護 者に対して再度学校給食の意義、役割、重要性と保護者の負担について理解をいただき、給食費の納 入に協力が得られるように努めてまいりたいと考えております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) ご答弁ありがとうございました。   それでは、1問目から再質問させていただきたいと思います。空き家に関してですが、これは私 の地区、荒島もそうなのですけれども、村上市5地区ある各集落の中に、必ずと言っていいほど1件 くらいは空き家状態になっているお宅があるのではないかなと思います。長く空き家になっている原 因については、やはりもうそこに住む方がいない、直接の所有者についても、やはり向こうのほうに ついの住みかを求めて、生家である家を売るにしても買い手がないことや、また先祖伝来の土地屋敷 についてはなかなか手放せないというふうないろんな状況がある中で、やはり完璧な塩漬け状態にな ってしまっているというふうなことが多いのだろうと思います。   そんな状況というのは、これからもますますふえていく、このように想定されるわけですが、や はり個人の財産とはいえ、この地域の活性を担う上でも、1軒でもそういう状況を改善し、人が住め る、住んでもらえる状況にしていくことが我々この村上地域の活性につなげる大きなかぎになる事業 だと、このように思っておりますが、この辺については、インターネットでざっと空き家情報で検索 すると、数え切れないほどの検索実績が出てきます。空き家情報バンクというふうなことで、積極的 に取り組んでいる行政においては、そのための専門のページをつくりまして、空き家の細かい情報を 提示し、そしてまた空き家を提供したい方、利用したい方のそれぞれ直接ほとんど行政なのですが、 行政の担当窓口にメール、電話等で連絡を入れて、条件を調査するというふうなことをやっておりま す。   先ほど市長もおっしゃられました村上市での状況、過去の平成16年の山北地区でのこの情報がい まだにホームページを検索すると出てまいります。村上市で検索されて出てくるのはこの当時の事業 のみというふうなことで、当市としてはこのことについて全く手当をしていないというのが現状だと 思います。ここで、やはり我々の貴重な地域の財産であるこれらの情報管理を今市長も管理からする 必要があるというふうなお話でしたので、それについてどのような形でその空き家の管理を進めてい こうというふうにお思いになっているか、お聞かせ願いたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、空き家については、本当に1年じゅうあるいは長年通して空き家にな っているのか、例えばお盆と正月には帰ってくるのでというような人も大勢いるわけですよね。   もう一つは、一番問題になるのは、空き家情報に掲載して知らせてもいいかというやっぱり許可 をいただかない、承諾をいただかないとできないという問題も非常にありますので、それらについて の対応をどうするかということが非常に大きな問題になってくるだろうと考えております。   しかし、いずれにしても田舎志向が強いような傾向にある昨今において、そういうところに住み たいと。あるいは滞在をしたいというような方もいるように見えますので、それらについては十分に これからどうすればいいか検討していきたいなと考えております。   つい最近大須戸にもひどこというような空き家を利用したいわゆる民宿、宿泊ができる施設等も できておりますので、そういうような形でできていくことが一番望ましいのでしょうけれども、何ら かの形で許可を得て、空き家情報というようなものをつくっていかなければならないなと、そのよう には考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) ホームページにのっているような情報は当然所有者の承諾を得て掲載されて いるものと私も思っておりますが、承諾なしの掲載というのは当然あり得ないことで、そこに持って いくために、やはり各集落単位で区長さん等にまた汗を流していただくことになるかもしれませんが、 行政職員が直接その空き家というのを見ればわかるわけなので、そういう情報収集をしていくという 活動から始めていかないと、これらの将来優良な情報につながっていけるものを開示していくと。民 間業者専門の不動産を商う専門業者さんもいらっしゃることはいらっしゃると思うのですけれども、 やはり直接すぐに売買につながらないようなものについては、早々自分のところの情報発信はされな いということのようですので、やはりそこは行政がしっかりとその情報管理をしていくのだと。むや みに情報開示するのではなくて、所有者の権利を損なわないようにしながら、その地域の将来の有益 な資産を県内外の方にオープンにしていこうというふうな明確な姿勢がないとなかなか進められない 事業だろうと、このように思いますが、これについては今の市長の答弁だと、そういう方向性を持っ てこれから調査に当たるというふうに理解してよろしいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そのとおりですけれども、なかなかこれは簡単ではない私は事業だと思って おります。相手の個人情報の面もありますので、幸いにして何でもかんでも自治振興室ということに なってきますけれども、そういうところもできますので、それらとリンクしながら、どうしたら的確 に、そして相手の了解を得て情報を提供できるかということを努めてまいりたいと、そんなように考 えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 今すぐに決定するということはできないことだと思いますので、いろいろ他 のこの事業を行っているもの、インターネット等で我々もそれなりの状況はつかめますので、ぜひ内 容確認を細かくしていただいて、当市に合った進め方を早急に始めていただきたい、このように申し 上げて2つ目の問題に入りたいと思います。   これも今の1番の空き家情報バンクと同じようなものです。行政版といえばそうなのかもしれま せんけれども、今教育長からお聞きしたとおり、教育部関連でも数多くの施設がある中で、今お聞き するところ、100%利用がなされているというふうにお聞きしましたが、これもいろんな情報誌だと かインターネット、テレビ等で得た知識で大変恐縮ではあるのですけれども、他の地域では校舎の空 き校舎を、これは秋田県の話だったと思うのですが、そういう情報を発信したことによって、生ハム をつくるのに非常に適していると。学校の両面に窓があって、風通しのいい校舎がそういうふうな施 設に非常に適しているということで、県外の業者があえて遠方の秋田県でしたか、ここの校舎を借り て、その地域に十数名の雇用も発生しながら、大きな生ハムを熟成させる工場として利用していると いうふうなことが出ておりましたし、またこれは東京都の話では恐縮ではありますけれども、空き校 舎を1階を保育園として、2階以上をひとり暮らしの高齢者の生活支援を含めた形で、1室1室に個 人の生活が賄えるような生活器具を整えたアパート形式の建物にして、時にはその下の保育園の子供 たちと高齢者がロビーで交流をするというふうな、これは民間業者が介在して運営に当たっていると いうふうなお話でした。   この地域にも、合併して本当にこういう校舎が、今聞けば倉庫になったり、いろいろしています が、ある程度整備をすればもっと県内外に活用を広めるための情報発信ができる施設を開放できるの ではないかなと、こんなふうに思っているところでありますが、我々が気づかない埋もれた財産、は やりの言葉で言えば村上市に眠る埋蔵金を本気になって行政のほうでも発掘していただくような、そ んな取り組みを期待しているわけであります。   1つはいい例といいますか、先回の臨時議会で承認されました新潟リハビリ大学、これの対する 運動施設と校舎を長期で無償貸与した、この辺の判断が非常に我々の村上市としても、地域の活性化 のためになる市有財産の有効活用の1つに当たると、このように感じております。   そこで、建物ばかりではないのですが、今ことしの新年度予算に計上されていました荒川地区の 保育園の統合予定地、これは更地になっていますけれども、ここが今測量調査中ということでありま すが、周辺地域の企業経営者の方たち等の話の中で、非常に宅地として適地であり、保育園としては 別な市有地もある中で、その辺宅地造成して市の財産として売却し、利益を上げることも大切なので ないかなというふうな意見も出ていたわけですが、この辺について、では保育園の代替地としてはど こかというと、私も保育園のわきに、隣接地に市有地としての土地が今地域の運動公園としてかつて は利用されていましたが、今はほとんど利用もなく、所有している部分もあったりしますので、この 辺市の財産として有効活用するという考え方から、まち場にある立地的にいいところは宅地として、 旧荒川町時代、金屋地区にクロッカス団地というふうなことで人口増を目指した宅地造成で成功した 例というふうに考えていますが、そのようなとらえ方をして、この坂町地区の保育園予定地を検討で きないものかと、こんなふうなことも考えていますが、これについて市長の考えをお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 基本的には県立坂町病院跡地につきましては、旧荒川町において保育所、統 合保育園の建設地ということで何か求めたというような経緯があるやに聞いておりまして、第一義的 にはやはりそういうような意向を尊重して私どもは調査をしなければならないと考えておりまして、 今調査をしているところでございます。   その調査結果によって、面積的にあるいはちょうど市街地でありますので、適切かどうかという ような判断を迫られるわけでございますけれども、そういうところを結果を見まして、これではちょ っと面積的にも足りないなというようなことであれば、今議員がおっしゃったようなところにも調査 をしていく必要があろうと、そのように考えております。第一義的にはやはり荒川町として求めたそ の場所を我々としては調査をし、そして検討していくのが妥当ではないかなと、そのように考えてお ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) とにかく場所は今のところであれ、荒島というところであれ、統合した場合、 2つの保育園が、時には3つになりますが、土地があくわけですけれども、これについての利用も今 ほどの考え方からして、やはり地域住民の憩いの場だとか、そういうスポーツの環境の場だとかつく ることは非常に大切なことであると、このように思いますが、ただやっぱりそれについても我々村上 市の全体の中で適切な数、適切な施設というふうなことを考えていけば、行政の空き施設はすべて何 だかんだ行政の目的に使わなければいけないという縛りは特にないところは大いに宅地として等、ま たは民間に払い下げるだとか、そういう地域の活性のために利用することは、今の時代大切なことで ないかなと、このように思うのですけれども、今の坂町の跡地も含めて、特に行政的な縛りがあるか ないか、その辺お聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 行政的な縛りはないわけでございますけれども、私どもとすればやはり先ほ ど申し上げたように、荒川町の意向を踏まえて、やはりそこから調査に入るのはごく自然な形であり ますし、またそこにもし可能であるとすれば、財政的にも楽なわけですよね。新しいところを求める よりも。そういう点も踏まえて、そこに限ったということではまだありませんので、それらも含めて これから総合的に判断をしていかなければならないということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 今後の調査のあり方ということになると思うのですけれども、やはり面積的 なものからいえば、今の荒川地区が将来的に子供の数がどうなのかとか、その辺の予測も立てる必要 があると思いますし、また地域住民の感情等の調査もでは必要になってくるのかというふうなことも あると思いますが、いずれにしても今ある3保育園の建物そのものもかなり20年以上たった、老朽化 したものでありますので、今後速やかな調査結果を出して、事業を進めていただく方向でお願いした いと思います。   それでは、3番目の質問に入りたいと思います。昨年の政権交代劇の立て役者の1つであります 民主党のマニフェストの中の子ども手当、これが6月からスタートして、今お聞きしたところ、該当 者すべてには案内は発送されてあるというふうに理解しましたが、ところで6月の受給に対しては10 0%対象者に対して受給する意思というのですか、その辺の確認はなされたのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 子ども手当の6月2日に支給いたしました件数ですけれども、4,35 9人に支給したのですが、6月の10日現在で102件のまだ申請がされていない方がおられます。   それと、今回6月2日に支給されましたのは、5月18日現在までの申請者に対してあるいは児童 手当から子ども手当に移行された方に対しての支給でございますので、4月、5月分を支給したわけ であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) これだけ子ども手当の報道が連日なされている中、102件のまだ未申請があ るというのはちょっと意外な気もするのですけれども、国家財政的に大変厳しい制度であるといいつ つも、やはりこれ全国的に支給される財源でありますので、我が村上市においても1人たりとも逃さ ず受給していただき、地域の子供たちの生活支援に充てていただきたいと、このように思ってのこと なのですが、やはり9月を過ぎると6月からの申請権利がさかのぼって受給できなくなるというふう なことだと思うのですが、これらの制度の落とし穴と言えばおかしいのですけれども、詳しい内容等、 再度未申請の方に行政から発信し、しっかりとした、要らないというのならやむを得ないですけれど も、受給の意思の確認をとっていただきたい。そのために何らかの手を打っていただきたいと思うの ですけれども、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 今ほど未申請者の件でございますが、申請の猶予期間と いたしまして、平成22年9月30日までの期間を設けているところではございますけれども、7月、そ れから8月、9月に文書で催告をする予定に考えておりますし、また8月1日号、それから9月15日 号の市報と、それからホームページにおいて周知をさせていただき、申請漏れのないよう努めてまい りたいというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) ぜひともいろんな手段を使いまして、100%受給をしていただきたいと、こ のように思います。そして、やはり権利は権利、義務は義務だと思います。   先ほど教育長からお示しいただきました給食費の未納者115人、これは21年度分というふうな理 解でよろしいでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) この数字については、5月末現在の数字でございますし、こ のうち人数で11名、金額で約36万でございますか、これについては前年度分の未納であります。これ も含んだ数字でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 数年前、テレビドラマにもなったりいろいろしていますが、学校給食費が未 納の場合、学校の先生が個別に集金に回るだと、場合によってはポケットマネーで補てんしたりと、 そういうことも過去あったと。現在もあるのかもしれませんが、そういうふうな状況についてはどの ように把握されていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 前はそのようなこともあったやにはお聞きしておりますが、 今現在につきましては、前も申し上げましたけれども、学校でご指導いただき、また多額の未納、滞 納がある方に対しましては私ども教育委員会のほうから文書を出したり、あるいは直接私のほうにお いでいただいて納入についてお願いしているということでございます。その結果として、かなりの多 額の未納があった学校についても改善されている部分もございます。   ただ逆に先ほど教育長の答弁にもありましたが、新たな未納が発生したというふうなことで、そ の分大きくなっているものもございます。これについては地域あるいは学校でかなり差があるようで ございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 学校給食費というふうなことで通告をしておいたので、ちょっとデータがな ければやむを得ないのですが、子ども手当の関連上、保育園の未納というふうな状況については、も し承知していれば教えていただけますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 21年度分でございますが、保育料の未納者は43名、未納 額でございますが、165万円となっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) これも両方にお聞きしますが、仮にこれが回収できなかったとした場合の最 終的な処理はどのような形で処理されますか。保育料と給食費、順に。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 最終的に保育料の未納が5年以上未納のままになります と、地方税法に準じて不納欠損という形になるかと思います。それ前に当然未納者の方には電話ある いは文書等々で催告をさせていただきながら、保育料の収納に努めてまいりたいというふうに考えて おりますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 学校給食費、最終的にということでございますが、今現在私 ども学校給食については、当然保護者が納入義務がございます。そのようなことで、最終的には公費 投入というようなことも協議なろうかと思いますが、今のところ保護者の方にお納め願いたいという ふうなことで考えておりますし、また今年度からでございますけれども、申請に当たりまして、一応 全員に公共口座に入れるというようなことで承諾を得るような形の申請にしてございます。そのよう なことで、学校と一体となって全額納入に向けて努めてまいりたいと考えているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) いずれにしても未納で残っていく分については、我々の税金で処理をしなけ ればならないと。結果的に納めている方たちが学校保育園に関係ない方もすべてその負担を応分の形 で負わなければならないというふうなことになるのだろうと思いますが、やはり子ども手当というの は非常にある一面とてもすばらしい制度であると、このように思っておりますが、そのすばらしい制 度を恩恵だけ受けるのでなくて、やはりきちっとした義務を果たした中で、制度を享受していかなけ れば、市の財政そのもの、国の財政も破綻してしまうというふうなところをやはり行政側からくどい ようではあるかもしれませんけれども、繰り返し繰り返し発信をしていただいて、やはり我々の基本 的な税制度だとか、義務と権利についてのご理解をいただけるような対応を続けていただきたいとい うことをお願いしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。   ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで川村敏晴君の一般質問を終わります。   午後2時15分まで休憩します。           午後 2時01分  休 憩                                                        午後 2時15分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、16番、姫路敏君の一般質問を許します。   姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) 姫路敏でございます。議長からお許しが出ましたので、これから私の一般質 問を行います。   私の一般質問は3点でございます。最初に、農業振興地域整備計画についてでございます。村上 市は農業振興地域整備計画を策定する作業を行っておりますが、その進捗状況をお聞きしたい。特に 山北地区の桑川、上野山についてどのような指導を行ってきているのかを聞かせていただきたいと思 います。   次に、村上情報ネットの有料化についてであります。村上情報ネットを有料化して、その売り上 げを市民サービスの向上のために活用してもよいと思いますが、どのように考えているかお聞きする ものでございます。   そして3点目、村上市奨学金貸し付け制度についてでございます。村上市は他の市町村に負けな い奨学金貸し付け制度を実施しておりますが、現況と、そして将来性について見通しを教えていただ きたいと思います。   以上、3点でございますが、市長並びに教育長の答弁の後、再質問を行います。よろしくお願い いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、姫路議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、農業振興地域整備計画についてのお尋ねについてでございますが、現在の旧5 市町村ごとに策定されている農振計画の統合、変更作業を平成21年、22年の2カ年の事業として進め ております。平成21年度は本市の現況及び将来の見通しについての基礎調査を実施し、3月に完了を しました。この基礎調査の結果は、5月の村上市農業振興地域整備計画審議会において報告したとこ ろであります。現在、この基礎調査に基づいて策定作業を行っており、今後農用地区域への編入案ま たは除外案を審議会へ提案し、審議していただいた後、本年の12月までに本市の農業振興整備計画案 を策定し、県と協議、同意により、農振計画の変更の告示をする予定であります。   また、山北地区の桑川地内、上野山についてどのような指導を行っているかとのことでございま すが、平成21年12月17日に地元工務店社長と桑川集落総代並びに役員が支所産業課を訪れ、過疎対策 の一環として、旧桑川小学校敷地西側の農用地を宅地造成し、道路を整備する開発行為についての事 前相談に来られました。その際、開発を行う予定地まで市有地が存在し、そこを車両等が通行するこ と。宅地造成を行う場合、上下水道などのインフラ整備も必要と考えられるので、これらについて担 当課との事前協議が必要であること。そして、本計画が農振区域内の開発であるため、農振法や農地 法の許可が必要であることを指導しました。また、現赤道の両側の農地の一部を所有者に提供しても らい、簡易な農道整備であれば農振法の手続をしなくても整備することが可能であること。あわせて この開発計画の必要性を農振以外の観点から理解を求めるために要望書を提出されてはとの提案をし たところであります。   その後、農道の拡幅と上野山の海側の1筆の農振除外の要望がありました。しかし、要望書提出 時点から集落内には除外を反対する意見と、自由な開発を希望する意見に分かれ、険悪な状態であっ たことから、集落の意見の統一に努力されるようお願いを続けていたところであります。また、当該 地を予定地に選択した理由が景色のよい高台であることなどの理由から、今回の件は農振除外の要件 には該当しないものと判断し、農用地外での計画実施を提案したものであります。その後、集落の要 望が変わり、最終的に上野山全区域の農振除外に変更されたものであります。本市としては、現在ま でこの件について関係機関のご指導を仰ぎながら対応してきたところであります。現在、当地の農用 地区域は虫食いの状態となっているため、市としては当区域を農振農用地から除外するよう審議会に 提案することで関係機関と調整中であります。   次に2項目め、村上情報ネットの有料化についてのお尋ねでございますが、議員からは平成20年 12月定例会一般質問で同様の提言をいただきました。村上防災防犯情報ネットの登録者数は、6月2 日現在9,977人で、平成20年12月には6,900人でありましたので、この1年半で約3,000人の方から登 録をしていただきました。情報ネットは現在緊急の防災情報、災害、防犯、交通情報など、防災、防 犯に限定した内容を配信しているものでありますが、限られた情報の提供でありますので、有料化と なりますと、これらの情報に加え、一般的な行政情報や観光、イベントなどの情報提供のあり方や新 たなニーズへの対応も必要なことから、現状では無料であるゆえに登録をいただいている方も多いと 思われますが、情報化の時代でありますので、ご提言の有料化つにいては今後十分に研究していく必 要があると考えております。   次に3項目め、村上市奨学金貸し付け制度については教育長に答弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、3項目め、村上市奨学金貸し付け制度についての現況と将来の 見通しについてのお尋ねでございますが、平成21年度の利用者数は33人で、内訳は大学生25人、短大 生3人、専修学校生5人。貸し付け金額別では7万円が17人、5万円が6人、3万円が10人でありま す。また、平成22年度につきましては、当制度が2年目を迎え、市民の方々に周知されたことに加え、 ご承知のとおり在籍する学校にこだわらず、利用される方が3万円、5万円、7万円のうち、希望す る金額で申請できるなど、制度を一部見直したことに伴い、利用者数は60人と前年と比べ大幅な増と なっております。内訳につきましては、大学生38人、短大生9人、専修学校生15人。貸し付け金額別 では7万円が48人、5万円が11人、3万円が3人であります。   なお、制度の今後の見直しにつきましては、人材育成という観点に立ち、制度の継続性など、将 来を見据えながら事業を展開してまいりたいと考えております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ありがとうございます。   それでは、逆のほうから、奨学金の今の教育長の答弁のほうから1つずつ再質問していきますが、 私はこの奨学金の貸し付け制度は、非常によい制度だと思っております。私は一般質問に立つたびに、 市長の政策の欠点の部分を根掘り葉掘りとつっついてまいりましたが、この貸付金制度についてみれ ば、非常によい判断の中でやられているのだと、こういうふうに私は思っております。   平成元年のときに、日本の労働人口からいって正規雇用が大体80%、非正規が20%。そのころは まだまだ所得の格差もなかったのだろうけれども、ここことしに入って、もうパートさん、臨時さん というのがもう全体の3割以上を占めているという状態に、これがまさにその家庭の所得の格差に広 がっているのかなと。そうした底辺のところで、本当に困っている人たち、でも子供には関係ない。 子供はもう勉強、大学行きたい。でも、家庭にお金がない。こういったところ、本当市長はよい判断 をして、そこに奨学金の貸し付け制度条例をつくったなと、私は感謝しているところですが、何かこ の辺で一言、市長何かございますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 在職以来2年を過ぎまして、今の意見をお聞きしまして、またやらなければ ならないなと。引き続き、もう少しありますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 教育長のほうはいかがですか。やっぱり采配していてどんな感触受けていま すか。 〇教育長(工藤泰則君) 質問の中身ちょっとわからなかったのでありますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 最初の答弁でお聞きしておりますので大体よろしいのですけれども、私きの う学校教育課のほうからの調べということで、このA3の中での見て左側のほうが、今教育長が申さ れた人員、そして金額の内容が書かれております。これは教育課のところから出どころがそこですが、 右側、きのうこれを持っていって、私計算式立てて、どうなったらどうなるのだろうというお金の動 きを自分なりに計算したものがございます。これでいいのかちょっと疑問な点もありますけれども、 これいかがですか。ちょっと見られて。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) このところで、大きな誤りがあります。それはなぜかといいますというと、 予算累計額であります。予算累計額、平成25年度まではこうなるのでありますが、26年度は21年度に 借りた子供は借りなくなるわけです、卒業しますので。それから、ところが姫路さんはそこにプラス しています。それから、26年度になりますというと、22年度に借りた9,000万はプラスされません、 卒業しますので。だから、このように累計額は増加していかないのであります。それで、私の試算で すと、こうならないおかげで、16年たつと返済金でもって有効に満ちていくという考え方であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 教育長、これいきなり見せられたので私のほうで累計額のところ、予算累計 額というのはふえる一方なのです、これは。見てください。年度予算あるでしょう。そして、返済さ れてくるお金というものはBあるでしょう。A引くBは実質出費額というところに入りまして、16年 目で、17年目からは返済されてくるお金の2億円で賄えますということを書かれていますね。もう一 度よく後でゆっくり読んでいただければわかるかと思いますが、これは私いつも予算の中では非常に いっぱい借りている。そして、5,000万円相当というのは大きなお金だということをして、そして1 年据え置いて、返済がだから6年目から始まってくるのですが、それを差しおいて、それをそこに想 定して入れる。そうすると、今教育長おっしゃるように、17年目から返済金額で賄えるようになるの です。そして、ここちょっと私間違っているのですが、出費の累計額が16億7,486万4,000円、これ間 違いなのです。その上のほうに13億8,956万円、これの現実の問題、これの約8割で、8割の中の7 割だろうと想定されると、7億5,000万ぐらいなのです、準備資金が。資金として7億5,000万円ぐら いだとは思うのですが、この辺教育課長、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 多少私どもと違っている部分もございますが、大筋はこのよ うな数字かと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ありがとうございます。いきなりの数字だったもので、恐らく累計額だけ目 いっちゃったかなと思うのですが、よくごらんいただきたいなと思います。   それで、条例には子供たちのことだけありますけれども、子供たちのことというか、これから社 会人としてもスキルアップのためにいろいろ勉強していきたいという人も中にいたりもしますので、 そういう方の道筋も立てられるような方向性もひとつ検討してもらえればなとは思います。私のこと ではなくて、今後のことすべて、市民のために、そんなのもあってもいいかなと思いますので、生涯 学習という観点から、この辺部長どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 貸付金制度の要綱等をまた検討しながら、そういった生涯学習の視点に 立った貸し付け制度の望ましいあり方等については、今後検討していくというようなことでございま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) いずれにしろ本当にこれは所得格差を十分埋めるだけの教育方針の中で思い 切った判断して市長はやられていると思います。ぜひ続けていっていただいて、17年目からは返済金 で賄えるようになるということを目指して頑張っていただきたいと、こういうふうに思います。   次に、情報ネットの有料化についてお伺いいたしますが、この情報ネットですが、6月11日、き ょうの朝私が検索してみてきたら1万と4人でした、ちょうど。恐らくここ1週間の間でも10人ぐら いふえているのかなとは思いますけれども、そういうことで、ちょうどたしか市長に去年、おととし にどうですかなんていって、登録いかがですかと言ったら、いや、登録するよなんて言って2年ぐら いたとうかと思いますけれども、いろんな情報ネットの中で、警察の取り締まりもあれば、あるいは クマが出てきたよという情報もあれば、何が一番多いかというと火災情報ですよね。この火災情報と いうのは、非常にありがたいなと。なぜありがたいかなと。   例えばの話、府屋出身の東京で働いている人がいたとします。ご両親が府屋に住んでいます。そ うして、その方は情報ネットに登録しておいたとします。そうすると、その人のところに府屋が火事 になった。府屋何々の近辺、火事というのが入るわけですよね。そうすると、東京にいながら村上の 情報の防災が入ってくる。地震情報も入ります。そうすると、おい、大丈夫か、親の人大丈夫かと電 話をかけてみたり、あるいはだれかに行ってきてもらったりということを考えると、この情報ネット というのは村上市岩船郡だけではなくて、県外にも有効です。だから、そういう観点からいうと、こ の情報ネットは今後ますます登録人数がふえてくるのだろうと私は思っております。市長も登録され ていて、見ながら何か感じるところはありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 一番感じるのは、今姫路議員がおっしゃったようないわゆる火災、あるいは 行方不明者、クマの出没状況、警察の取り締まりは私余り違反しませんので、そういうのが瞬時の間 にわかる。そして、どういう対応をしているかもわかるということで、非常にやはり役立っていると、 そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そこで、答弁の中では有料化ということに対しての答弁の中には、無料化だ から価値があって、そして登録もふえるのだろうというようなニュアンスの答弁もございましたし、 また有料化にすれば、ニーズをもっとふやさなければならないのかなというところでの検討もしてい かなくてはいけないというのもございますが、確かにそういうのもあるでしょう。商品を新発売で出 すときというのは、この商品はどれだけのニーズがあるのだろうか、どれだけ売れるのだろうか、市 場はどういうふうに反応するのだろうかというのはわからないのですよね、出してみなければ。ある 程度の予想はマーケティングの中でできますけれども、そういうものに限ると、値段の漬け方、何の やり方、付加価値も出して、試作を出しながらもまれていくというのもあります。これはもう既にこ のままの状態でどんどんふえております。ということになれば、あとは値段だけなのですよ。市場は もうこれはオーケーを出しているのです。ゼロ円で今のところ。   だから、私は私の知り合い何十人かに、これがもし月300円だったらどうすると聞いて、あなた だったらどうすると。300円ですよ。当然聞いている私だったら、300円であればそのまま持っておこ うと、この情報を。恐らく有料化にした途端にぐんと減ると思いますよ。でも、300円というのが1 万人と考えてみてください。300万です、1カ月。年間3,600万。恐らく電話会社のドコモとかauと かソフトバンクに手数料何ぼかやらなければならない、回収の手数料。そうすると、10%やったとし ても、3,000万以上はいくわけです。   ただ、ここで問題になるの使い道なのですよ。集めたお金の使い道がしっかりとすれば、逆に登 録者がふえる。例えば先ほど言った奨学金貸し付け制度、何だかんだと言ってもやっぱり7億からか かるわけですから、こういったところに使いましょうよとか、しっかりと目的を持って、あるいは今 回の定例会で、請願で上がっている子宮頸がんの、3月に小杉議員が一生懸命訴えておりました。中 学校の段階の1クラスの段階でもいいから、子宮頸がんのいわゆるワクチン接種をやれば、ずっとが んになる確率が減るのだと。300人です。5万円かかります。1,500万かかります。でも、この情報ネ ットの会員登録料をもとにして、そこに支払えるというものができれば、私はこれほどすばらしい財 政運営はないのだろうと。理解をしてくれる、そういうお子様を持っている親御さんは、親はどんど ん情報ネットに登録してくれるようになってきます。こういう加減ですよね。これがまさに私はこれ から考えられる財政の運営と、収支と経費のバランスだと思うのですが、ぜひその辺も検討しながら、 いきなりはい、有料化というのもなんでしょうけれども、その辺のところをよくよく理解できるよう な形でやっていけたらなと思います。課長、どうですか、その辺。答弁の内容を書いたの課長だと思 うのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) ただいまのご質問についての答弁につきましては、市長が申し上 げたとおりでございますので、それ以上のことはちょっとコメントができませんので、ご了承くださ い。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長どうですか。ちょっと前向きに検討していただいて、だから劇的に最初 は減ると思うのです、がががと。なんだや、無料だからつなげているのだぜみたいな形で。でも、有 料になったときの使い道を知った市民は逆にふえてくる。そして、多くの人のもっともっと情報ネッ トを知ってもらう。今のままでも十分ふえますよ。付加価値というよりも、ニーズをふやす必要はな いと思う。市長、ちょっと検討してもらいたいと思うのですが、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 発想としては、今現代風というか、現代の行政運営にマッチした発想である と私は思っております。どのような結果になるかは別といたしまして、やはりこれからはそういうこ とも考えながら、行財政の運営をしていく必要があるということでは理解をできます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ぜひ前向きに検討してもらって、携帯電話の普及率てどのぐらいあるかとい うと、日本国じゅうで1億万台突破して、1億1,000万台ぐらいいっているのですよ。日本の人口1 億3,000万でしょう、弱ですけれども。すると、もう携帯電話というのは9割の人から持っていると いうことになるのですよ。恐らく皆さん持っているでしょう。携帯電話の持っていない人を探すほう が容易でないというような状況だと思うのです。したがいまして、それを利用して中で、だから最近 のそれはいわゆる組み立て方だと思います。昔はそんなことはできないわけですから。メールもほと んどみんな持っています。それが9割方。そうすると、村上の人口が6万9,000人でしょう。そうす ると、6万人は携帯電話少なくとも持っているようなことになるではないですか。その方々全員とは 申し上げません。半分入って3万人入っていたら、大した財源ですよ。3万掛ける300円、三三が900 万、毎月900万、このお金を今言ったようなところで有効に使えるような行政運営をぜひ構築してい ただきたいなと、こういうふうに思います。副市長、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいま市長がおっしゃったとおりであります。今後いろいろな情報 を研究をしながら、今後の対応をしていきたいと考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 前向きによろしくお願いいたします。   それでは、農振法の件について移りたいと思います。特に私はこの桑川の部分について、ちょっ と集中してお聞きしていきたいのですが、桑川の上野山の開発というのが、農振法にかかってきてい るのが63年の3月だったと思います。もう22年ぐらいたっておりますが、その後桑川の整備、上野山 の整備が一向に進んでいないというか、いわゆる22年間の間に荒廃地のほうが多くなってきたと、こ ういうふうに私は感じておりますけれども、地元の人もそういうふうに思っているはずですが、これ は農林の水産課長あるいは山北の担当課長、斎藤さんきょういらっしゃっておりますけれども、見ら れてどう思いますか。20年前に見たわけではないのでしょうけれども、今の現状を見て、整備が進ん でいるとはとても言えない状況ですが、同じだとは思います、思いは。どうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所産業課長。 〇山北支所産業課長(斎藤寿昭君) 現状につきましては、私ども整備という観点からすれば、地権 者並びに行政等と相談した上で、財政等の負担のことも絡むので、相談しながら整備しなければなら なかったかと思いますが、現況では農業の価値あるいは農地の価値につきまして、若干変化があって、 その後開発等は行われてこなかったと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 課長、課長を責めようと思ってここに呼んでいるわけではないですから、思 い切って答弁していただきたいと思いますが、どういうことかというと農振法、市長も含めちょっと 目的を少し法律にのっとって一部、全部ではないですけれども、法律にのっていることを言わせても らいます。   第1条、その地域の整備に関し、必要な施策を計画的に推進するための措置を講ずることにより、 農業の健全な発展を図るとともに、国土資源の合理的な利用に寄与することを目的とする。整備促進 なのですよ、目的としてみれば。   第2条、農業の近代化のための必要な条件を備えた農業地域を保全し、及び形成すること並びに 当該農業地域について、農業に関する公共投資、その他農業振興に関する施策を計画的に推進するこ とを旨として行うものとする。   1つは、近代化なのです。農業を振興させ、近代化を促していこうというのが農振法の目的なの です。ところが、どうですか、ここ22年間。そうではなかった。たしか5年ごとに見直しはかけてい くはずだったのでしょうけれども、恐らくそれもされてこなかった。見直しと言っても、ただおいお い、おいおいおいと言って次に次に進んでいったような気配がございます。それも和気あいあいして いていいのでしょうけれども、それにしても整備が進んでこないというのが現実にあったわけでござ います。   そこで、このままではどうも荒廃が進んでいくという桑川集落の住民たちが、この1月に総会が ございまして、その総会の中の1つにどういうことを決議したかというと、上野山の農地をみんなで 整備していこうやということを大多数の賛成のもと、決議されたわけです。それは課長、ご存じです よね。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所産業課長。 〇山北支所産業課長(斎藤寿昭君) 存じております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ですから、集落では結局どういうことかというと、整備しよう、さあ整備し よう、自分の農地に道を通そうとしたら、今言う農振法が絡んできて、勝手に道だの何だのつけられ ないのだよということが1つ出てきたわけです。ここに頭が悩ますわけです。でも、しかしながら前 から農地の中で、農地の地権者の中で、農振法いいではないかという方も何人かいらっしゃったりし て、それでばんばん、ばんばんやり合って、ちょっと進まない状況になってきたというのが現実だと 思うのです。   そこで、私がつくってきたのは……これムサシにあったのそのまま、桑川、上野山……カメラそ っちですか。上野山、この緑のところが田んぼで、田んぼを想定されて、田んぼしているのではない のですよ。田んぼを想定させ、そして農振がかかっているところ。黄色いところ、これが農振かかっ ていて、それは畑というところ。これは何をもとにしてつくっているかというと、支所から出てきた 図面をもとにして、これ全部色塗っていっていますので間違いございません。それで、ピンク色のと ころは除外されていたところ、今現在除外されているところ、赤いところは除外してくれないかとい ったところ。恐らくこの状態だったら、農振法をやろうといったって、それに沿ってやっていこうと 言ってもなかなか難しいというのが目に見えてわかりますよね。これですったもんだするわけですよ。   それで、どういうことが出てくるかというと、皆さんのお手元に配付した資料をごらんいただき たいと思います。この資料ですね、手元に。さあ、こんなふうにすればいいのではないかというのは、 農振法を除外しようとしている方々がつくった絵です。それをもとにして、私が加工してつくったも のです、これ。いわゆる桑川小学校をはじめ、そして水田があって、その下のほうに畑があって、上 のほうは果樹園、さあ日本海の海側のほうには高台の景色のいいところ、海の見えるところ、ここは 住宅でいいのではないかと。   なぜそういう発想が出てくるかというと、桑川の上野山に住んでみたいという都会の人が数世帯 あるのですよ、もう既に。その方々には、当然団塊の世代なので、60歳超えてこっち来て家建てて住 まれる方です。住まれるのです。そして、農作も耕作もやろうよと。声かけて、いいねという話で進 んでいるのです、これが。したがいまして、私が何言いたいかというと、ここの住宅というのが何だ よ、農地ではなくて住宅ではないかよと言われるその発想そのものが、頭の中で切りかえていただき、 なんで住宅かという部分なのですよ。これだけすみ分けができ上がれば、非常によい、それもお金を ちょうだいと言っていないのよ、ここの住民たちは。自分たちの間で集めながら、道もつくっていく からやらせてくれないかというお願い事があるわけだ。私はこんなにいいチャンスはないだろうと、 こういうふうに思っているわけでございます。恐らくこのまま農振を除外せずに、そしてまた農業、 農業といいながらもやる人も減ってきている状況の中で、これを進めていったとしても、結果は見え ていると思います。どんどん荒廃が続くのだろうと思います。   この上野山の中では、その地権者にお借りしながら水田をやっている方もいらっしゃいます、一 生懸命。課長、ご存じですよね。水田やっていられる方いらっしゃいます、一生懸命。だから、そう いう方々もやっぱり見直ししながら、そして住宅というのを全然受け入れられないのではなくて、一 緒になってやっていこうよという、そういう気持ちでいらっしゃるわけです。この気持ちを大事にし てもらいたいなと私は思っているわけです。ただしかし、一部どうしても地権者の中で、どうしても 農振法だってきかない人も中にいらっしゃることはいらっしゃるのです。これを集落の中でまとめて から来いよというのはちょっと酷な話なのです、逆に言うと。ここで言うのが行政の主導なのだろう なと。市長の鶴の一声なのだろうなと。そうすれば、一気にまとまって動き出すのだろうなと、こん なふうに思ったりしているわけなのです。この絵も一生懸命書いたのですよ、みんなで集まって。果 樹園、水田、畑、住宅。どうでしょうか、市長。ちょっとここまでの話の中で、何か感じるものござ いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど提案理由で申し上げましたとおり、今見直しの策定作業中ということ でございまして、先ほどの提案理由で申し上げましたけれども、虫食い状態というようなことで十分 に検討する価値あるなということでございますし、また市といたしましては非常に桑川小学校跡地と いうのはロケーションのいい場所にあるということでございまして、将来的には何らかの活用方法を 考えているところであるということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 先ほど瀬賀議員とのやりとりの中で、クラインガルテンで市長も海の見える ところにそういうところあったらなと。そして、一番の問題がその都会から農業をしに来る人たちと 地元との一番の問題点が、このコミュニケーションが出るということなのだと。まさに私この場所ほ どもう唯一適当な適地ではないかなと私は思うのです。一生懸命なのだもの、とにかく。だから、ど うやってやればいいかがわからないで一生懸命な部分もあります。だから、逆に行政に食ってかかっ てしまって失敗しているような部分もあったりもします、中には。それでもやっぱりその思いを一緒 に行政主導の中でやっていくということは大事なことだなと、私はこのように思っております。   そして、よく言うではないですか。釣りが好きだという都会の人、では船に乗せて、釣りざおを 用意して、えさを用意して、えさをひっかけてやって、はい、釣りせいと。これでは意味がないと思 う。やっぱり釣りの情報から、さおも自分で見てきて、見立ててきてから始まった、やっと釣りがで きると。農業も一緒だと思うのです。ここに定住してもらうことを条件に来てもらおうではないです か。そして、その方々に農業をしてよと。今ここ大分、この辺随分としていないところが多いので、 この写真の中のこの辺かな。今これ大分前の写真なので。だから、ぜひそういう意味では行政のほう に一肌脱いでいただいて、山北の産業課長は、斎藤さんは一生懸命やられて、「百姓をやってみた い」でしたっけ、あれで何かテレビでも何度か私もお伺いしたこともございますし、まとめ役として は抜群なのだろうなと私は思いますけれども、この辺のところいかがですか、ひとつ。課長の判断と しても。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所産業課長。 〇山北支所産業課長(斎藤寿昭君) 関係法令等の中で、いかに違法にならない範囲でやれるかとい うふうなことを今後詰めながら、答弁にもございました調整を図っていきたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長、現実の問題として、あそこの高台の海側のほうに住宅を建てたいとい う人は待ったなしなのですよ、待ったなし。やっぱり退職後行きたい。それでは早く決めてくればと いう場所を探していたりする部分があるわけ。だから、早目にそこにではこうしようかということが わかれば、もっともっと人も持ってこられると思うのですよ。一生懸命都会のほうに行って、そこか ら反映される部分で住まれる方を連れてきて、そこで農業も一緒にやろうということができ上がると 思うのです。住宅もやっぱり建てるということ、意味ありますけれども。だから、思っている人がい つまでも答えが出ないままになっていれば逃げてしまうというか、ちょっと言葉に語弊ありますけれ ども、この辺もあるので、なるたけそこをこの絵の中での方向性で、よしではそういうふうな形で少 し考えてみようかという行政の発信があれば、ないとでは違いますので、あれば随分と違うと思うの ですが、市長いかがですか、その辺。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 何かきょうは褒め殺しにあっているような感じですけれども、先ほどから申 し上げているように、今課長申し上げましたように、あくまでも合法的に物事を処理していかなけれ ばならないということが1つあります。そして、やはり集落内の意思の統一、これも非常に大事なこ とでありますので、その辺についてもこれから行政として指導をしていかなければならない、話し合 いをしていかなければならない点だなと、そのように考えておりますし、先ほど本来申し上げており ますように、非常にロケーションのいい場所に桑川小学校という廃校した建物がありますので、それ らも含めた中でこの地域はどうあるべきかというようなことを判断をしていく必要があると、そのよ うに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 桑川小学校はまだ築……今閉校になっていますけれども、旧桑川小学校。ま だ建てて二十四、五年しかたっていないと思うのですよ。したがいまして、何言いたいかというと、 まだまだ立派だし、耐震も十分可能になっているのだろうと考えてみると、全国の心の病んだ子供た ちとか、あるいはそういうふうなところでの親御さん、教育機関関係と話し合いして、そういう子供 たちがそこで寮生活をしながら勉強できるような、そしてそこで畑で耕し、そして田んぼで米をつく り、自給自足にもなりながら、そんなことをもし描いたら、非常に私は桑川の上野山は生きてくるの だろうと、こういうふうに思っております。当然今現在の話の中では、住宅を早く建てて、そして来 てもらう人に来てもらって、農業を一緒にやっていきたいという気持ちが大いにあるのだろうと。た だ、住宅と言われると住宅のためかという、そういうふうに偏ってしまうというのも何だろうとは思 いますけれども、そうではなくて、全体的なスケールメリットの中でものを考えていただきたいなと 思います。   特にちょうどこの図の中の黒マジックでちょっと太く線を引いてあるところが、恐らく彼らが、 今その地権者の中の大多数が道を、軽トラ1台……この道というのはリヤカー通れないのです。一輪 車もやっと通れるぐらいの道なのです。これ道路ではないのです。道路になっていないのですよ。こ の太くなっているところが、ここ3メートルぐらいのは要るよなということで、軽トラ1台動くぐら いは要るよなということで計画を立てている場所でございます。ぜひそういうところが可能になるよ うに、行政としても後押しをしていってもらいたいと思います。だから、その辺については農林水産 課長も相当数もう理解はしているとは思いますが、私どもも相当やりとりも、わんわん言いながら担 当部署の中ではありましたが、農林水産課長はどうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) ただいまの農道の件、地元に行きまして要望も承っては おりました。   先日、県の振興局の農用地係の方に立ち会いをしていただいて、農地法の4条申請ですか、それ で申請すれば分筆とか、そういうものも必要のない道路もあるよということでご教授を受けたわけで すが、ただ今住宅とか、そういうものが出てくると、そういうものでは県の同意は得られないという ことですので、また別な方法で解除申請、また道路ができるような方法を模索していきたいと思いま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕そうなのですよね。住宅だけがひ とり歩きしてしまう。だから、ぜひ私書いたこの資料も見せたぐらいにして、その集落の方々は何を 考えているのか。そこがポイントなのですよ。住宅建てるために道か、住宅建てるために農振除外か というのは、これは違うのですよ。でも、住宅建てるためには道は必要です、当然。住宅ができると いうのは、なぜ住宅を急ぐかというと、都会で住みたいという人がいるという現状があるからなので す。そこを十分にわかっていただきながらやっていただきたいと、こういうふうに思います。市長、 最後に何かありますか、片づけていますけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただ短絡的に都会から住みたい人がいるから、そこにうち建てたいから今す ぐ何かをするということでは、私はこの地域はないと。やはり総合的に将来どうあるべきかというこ とから始まっていって、こういうふうな開発もあるよと、今おっしゃったようなことも、廃校を利用 してあるよと。全体的にこの地域をではそういう地域、クラインガルテンでもいいです、そういうよ うな地域にしていこうではないかということで話を進めていかないと、住宅をつくるのに必要だから、 道路が必要だから、あるいは下水道が必要だということになってくると、今おっしゃったように問題 が難しくなってくるということでありますので、地域全体をどうするかということからやはり始まっ ていく必要があるというふうにとらえております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) まず、第一歩をやるためには、一歩踏み出さなければならないのですよ。絵 ばっかかいていて、これこうだよ、ああだよと考えていても進まない。まず一歩踏み出して、そして 今ニーズがあるのであれば、そこから1つずつつくり上げていくという手法ではないと、恐らくそこ の要望が、はい、できたときには住む人ももういないよという状態になったのでは困る。だから、住 宅が先ではなくて、住宅がどれだけの効果をそこにもたらすのか。ここからやっぱり図っていかない と。ここなのです。多くの住民たちの要望がかなえるような、そういうことでの努力をプロフェッシ ョナルの行政マンとしてやっていただきたいなと、こういうふうに思いますが、山北支所長、どうで すか。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所長。 〇山北支所長(斎藤 誠君) ご承知のように私も4月から来まして、この話は聞いております。産 業課長、市長も申したとおりであります。今言えるのはそれだけでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 前向きにお願いしたいと思います。   きょうの一般質問はこの3項目でございます。よろしくお願いします。   以上で終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで姫路敏君の一般質問を終わります。   3時15分まで休憩します。           午後 3時04分  休 憩                                                        午後 3時15分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、3番、本間清人君の一般質問を許します。   本間清人君。           〔3番 本間清人君登壇〕 〇3番(本間清人君) 民主党の本間清人でございます。議長のお許しをいただきましたので、私の 一般質問をさせていただきたいと思います。   その前に、私ども政権与党であります民主党といたしまして、このたびの国政、昨年度行いまし た衆議院選挙により、国民の皆様から多大なる期待とご支持をいただきました。その結果、今政治と 金、そして民主党の掲げたマニフェストの不実行等で、大変国民の皆様にご心配をかけ、このたび菅 直人代表、そして新首相のもと、初心となって国民生活第一の党としてまた頑張る所存でございます。 私はこの地方、村上市の中で、国にいろいろな提言をする役割として、民主党をまた支えるつもりで ございます。何とぞ今後ともよろしくお願いを申し上げたいと思います。   それでは、私の一般質問通告のとおりさせていただきたいと思います。私の今回の質問事項は2 項目にあります。   まず第1番目、村上市が負担している負担金や補助金などについてでございます。民主党が政権 与党になり、事業仕分けを行っておりますが、市に対する影響、また各種団体に対する影響はどのよ うになりますでしょうか。また、村上市の補助金の使い方や国、県などを通して出ている補助金など の行き先などはどのようになっておりますでしょうか。そして、事業仕分けについては、国だけで行 ってもよくならない。地方の自治体、また公共団体なども取り組んでいく必要性が重要であると思い ますが、市長の考え方をお聞かせいただきたいと思います。   その@、市が負担している補助金はどのくらいで、どのような団体や組織に支払われていますで しょうか。   A、国、県などの負担金や補助金を市が交付しているのと、国、県が直接交付しているところな どを教えていただきたいと思います。   B、現在市としての考え方や取り組みについて教えていただきたいと思います。C、市長の考え はございますでしょうか。   質問項目2項目め、村上市の小中学校の教育についてであります。新市になり、学校数もふえ、 範囲も広大となり、教育にも地域格差などあると思いますが、前教育長は「早寝早起き朝御飯」と言 ってこられました。工藤教育長は、「早寝早起き朝御飯に家庭学習」となりました。指導方針や地域 の活動方針に対しての考え方などを教えていただきたいと思います。   教育は最重要なことと思います。日々の教育に携わる現場の教員の声などはどのようにして管理 されていらっしゃいますでしょうか。   また、教職員に対しての教育委員会などの指導はどのようにしておりますかをお尋ねしたいと思 います。   市長答弁の後、再質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、本間議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   国の事業仕分けは、地方自治体にどの程度の範囲で影響が及ぶのか。さしはかることの難しい状 況であり、今後の情報が入る過程で議会の皆様にお知らせすることになろうかと思います。   最初に1項目め、村上市が負担している負担金や補助金などについての1点目、市が負担してい る補助金はどのくらいで、どのような団体や組織に支払われているかとのお尋ねについてでございま すが、平成22年度当初予算におきまして、125件、8億431万5,000円となっております。支払い先は 主なものを申し上げますが、村上市社会福祉協議会、村上地域シルバー人材センター、観光協会など が主な団体でございますし、また今発売をいたしておりますプレミアムつき商品券発行事業等も対象 の補助事業となっております。   次、2点目、国県などの負担金や補助金を市が交付しているのと、国県が直接交付しているとこ ろなどを教えていただきたいとのお尋ねでございますが、県と市が主体となっている補助金の例とし ては、バイパス道路の運行維持のための生活交通確保対策補助金、森林林業木材産業づくり事業補助 金などがございます。国と市が行っている例としては、私立幼稚園就園奨励費補助金がございます。 県単独補助金ですと、介護事業所の工事費に対する介護基盤緊急整備等臨時特例補助金あるいは施設 開設準備経費臨時特例補助金などが挙げられます。   次に3点目、現在市としての考え方や取り組みについてのお尋ねでございますが、総合計画や行 政改革大綱に基づき、補助金や負担金を含め事業全般について精査を行い、今後のまちづくりの指針 として取り組みを進めております。特に補助金につきましては、平成20年11月に村上市補助金等に関 する基本指針及び村上市補助金等交付基準を制定し、昨年度公平性、公正性、透明性を確保しながら すべての補助金の見直しを行い、その結果に基づき本年度の予算編成を行ったところであります。ま た、情報開示による公平性、透明性の確保は重要であることから、この基本指針及び交付手順に基づ き、本年度から補助金等の使途について広く市民に周知するため、市報やホームページにより、補助 事業の内容や金額等について公表する準備を今進めております。   次に4点目、市長の考えはあるかとのお尋ねについてでございますが、さきの平成21年度第4回 定例会における小田信人議員からの一般質問の答弁でも申し上げましたとおり、市として国が行って いるような事業仕分け方法による事業の精査を行うことは、現在のところ考えておりません。しかし ながら、行政改革大綱及び第1次総合計画の進捗管理においては、行政評価を取り入れ、行政内部の 評価に加え、市民による外部評価を実施して、評価が取り組みへとつながるよう仕組みを検討してい るところでありますので、情報公開を徹底し、市民のための行財政経営の推進に努めてまいりますこ とが事業仕分けと考えております。   次に2項目め、村上市の小中学校の教育については、教育長に答弁をいたさせます。大変失礼を いたしました。訂正をさせていただきます。バイパス路線と申し上げましたが、バス路線の誤りでご ざいましたので訂正しておわびを申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、2項目めの村上市の小中学校の教育についてのお尋ねでござい ますが、教育とは将来の村上市を担う子供たちに生きる力をはぐくむことであります。生きる力とは たくましい体力、思いやる豊かな心、問題を解決する能力、この3つを総合した幅広い人間力と考え られます。これらは、家庭教育と地域社会での教育を土台として、学校教育が確実に行われることで 育成されます。このことの重要性を広く市民に意識してもらい、実践を進めるためのスローガン的な ものとして、「早寝早起き朝御飯に家庭学習」を掲げ、事あるたびに話をさせていただいております。 これは本市の教育基本構想の理念である郷育、すなわち教育、つまり地域の子供は地域のみんなで育 てる考えを具体化したものであります。市内の小中学校では、教員が研修を重ねながら、授業の改善 を行い、子供たちに基礎学力が確実に身につくような努力を重ねています。こうした学校教育の充実 と、家庭や地域の中でしっかりとした生活習慣を身につけた子供たちが、家庭での学習も大切にする ことで、生きる力が着実に生まれるものと確信しております。   次に、学校教職員の管理指導についてですが、各校の校長が経営者としての自覚と使命感、危機 管理意識を持って学校経営に当たることが肝要と考えております。毎月の校長会議には教育委員会事 務局からの伝達指導を丁寧に行うことはもちろんですが、校長同士の学校経営についての実践発表の 場を設け、情報交換を密接にし、お互いの実践から学び、新しい視点での学校経営について、切磋琢 磨し合う場を設けました。こうした取り組みが校長の力量を高め、保護者、地域から信頼をされる学 校づくりにつながるものと確信しています。   また、本市の管理主事、指導主事が定期的に学校訪問を行い、学力の向上を目指した具体的な指 導、さらに教職員指導、学校経営の評価と改善の指導に当たっています。生徒指導上の諸問題につい ては、学校との連絡を密接にとりながら、初期の対応と保護者や関係機関との連携した指導について、 複数の指導主事で迅速な対応と指導助言を行っておりますが、今後一層の充実を図ってまいりたいと 考えております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) どうもご答弁ありがとうございました。   それでは、順次再質問をさせていただきたいと思います。今その補助金の種類にもいろいろあろ うかと思います。それで、今22年度の補助金の金額は125件で8億431万円というご答弁をいただきま した。この中で、市単独事業、そしてまた国、県等の事業で、村上市が負担率で負担している部分、 また国が直接市に来る、県を除いてとか、いろいろそういった種類、先ほどあるということでござい ましたが、そのおのおのの補助金の金額というのはおわかりになりますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 今ご質問のそれぞれの区分はございませんが、8億の内訳といた しましては、国から1,500万ほど、それから県から2億3,000万ほど、市の持ち出しが5億4,000万、 その他1,000万というような、全体の区分で統計をとっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ちょっといろいろ調べてみました。それで、ことしのではなくて、平成21年 度の当初予算の編成方針の中に、行財政改革の推進に関する事項の(4)番目、この中に補助金等に ついては現在交付基準の作成中であるため、平成21年度予算の要求に当たっては、各課において対象 内容等について、要綱等との精査を進めること。なお、多額の繰越金がある場合には、被補助団体へ の指導を徹底し、補助金の減額に努めることと書いてあります。ところが、その補助金の21年度は14 3件で7億5,830万7,000円で、22年度は125件で先ほど言いましたように8億431万5,000円ですので、 比較をしてみますと件数は確かに18件減っています。これは、先ほど言いましたようにその減額に努 めるのだということなのだと思います。廃止にしたり、少額のところを削ったりということなのでし ょう。ところが、その補助金額は、逆に4,600万8,000円、ふえているのです。そうすると、先ほど言 った編成方針とは減額に努めることという部分に関して全くその編成方針と異なっている部分がある わけですね。その辺の理由、市長教えていただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 詳細については担当部長から答弁をいたさせますけれども、補助金等の見直 し等については、必ずしもすぐに減額がされるというようなものでないということもご承知おきいた だきたいなと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 確かに議員ご指摘のように削減はなってございません。今年度は 4,600万ほどふえておりますが、主な大きな理由を申し上げます。   これが1つだよというのがございませんので、21年と22年の状況が変化したということをご理解 いただきたいのですが、21年度の減額で一番大きなのが国体、これが1億5,000万ほどございます。 しかし、22年度になりますと、市長答弁でもございましたように介護関係で約1億の国の補助金が入 ってまいりました。それ以外でも、プレミアム商品券、これは昨年補正予算で組んだのですが、こと しは当初でございますから、これとか、それから森林の産業づくり事業補助金とかでもろもろ大きい ものがふえたということで、積み上げとして件数は減りましたが、結果として4,600万ほどふえたと いうことでご理解いただければと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 市長、私今補助金やその助成金に関して、反対とかもしくはそういったもの はもう全く必要ないのだというもとで話をしているのではないのですよ。必要性はある部分はあるの ですよ。やはり産業を育てたり、その地域活性化のために補助をすると。それで、これ利益性を求め るものでもないと思いますので、それをその団体に例えば1,000万補助したから、市にとってのメリ ットは5,000万もあるのだよとかというようなつもりで多分補助も出している部分というのはなかな かないと思いますので、その辺を私は言っているわけではないのです。   ところが、国の今やっております事業仕分けというのを当然やっています。これは今民主党が公 開として第2弾を終了し、国民の皆様の支持もこの事業仕分けに関しては圧倒的支持をいただいてお ります。この事業仕分けはどういった形で最初行われたかというのは市長、ご存じですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その手段ですか、それとも方法ですか。 〇3番(本間清人君) いや、どういうことでこういうのが始まってきたか。 〇市長(大滝平正君) もちろん無駄な補助金あるいは無駄なお金の使い方をなくすということから 始まったと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それがいつごろから始まって、どういった形で始まったかはご存じですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 民主党の私党員でもないし、そういう詳しいことはちょっと、民主党が昨年 の8月に選挙で勝って、それから鳩山総理が誕生をし、そしてその閣議の中で、恐らく国からのいわ ゆる天下りあるいは出先機関等が非常に多いのも1つの要因でありましょうし、無理無駄がないかと いうところから、これは徹底して仕分けをして、そして削減をしていかなければならないというよう なところから始まったのではないかなということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 全く違います。これが今民主党が行っておりました事業仕分けのいわゆる防 衛省のちょうど真裏にある市ヶ谷の体育館でやっていたこの事業仕分けの表本なのです。これは21年 11月26日木曜日午前分の資料ということで、実は私そこに行ってまいりました。直接その会場で見学 をして。この中に、その委員の中に厚木市の職員の方と小田原市の職員の方がいらっしゃるのです。 この事業仕分けが一番最初に手がけられたのは自由民主党さんなのですよ。民主党ではないのです。   そのときの、なんでこの事業仕分けが誕生したかといいますと、ちょっと読ませてもらいますね。 事業仕分けを考え出したのは、行政刷新会議事務局長の加藤秀樹氏と、県庁や市役所で働く有志の地 方公務員たちであると。そこから事業仕分けというのは始まったのです。この東京に官僚やマスコミ 記者らによる政策談義のグループができて、97年に財務官僚の加藤秀樹氏を代表とする政策シンクタ ンク、いわゆる構想日本ができたわけでございますが、それが2001年、小泉総理の三位一体改革の号 令を受け、全国で国から地方へ財源を移す論議が始まり、構想日本は自治体の首長らとどういう仕事 に関する権限、財源を地方に移すべきか研究を始めたのである。そして、加藤代表は和歌山県の職員 から自治体の予算書を見ながら、個々の事業を本当は国がやるべきか地方がやるべきかをチェック、 いわゆる仕分けをしてはどうかと言われ、そして2002年に岐阜県で実際にそういったことを行ってみ たと。これが事業仕分けの誕生であるということで、いわゆる初めの事業仕分けは政治家がやったの ではなくて、その地方公務員の職員さん、いわゆるここにいる皆様と同じ職員から、我々の財政の中 に無駄があるのではないかという発想のもとで仕分けが始まったのです。   今村上市として、市長としてはその仕分けについてどうですかという答弁の中に、今は国の動向 がなかなか難しい、後でまたそういったことを調査する、今はそういった仕分けをやるつもりはない とおっしゃっていましたが、そうではなくて、先ほど自治何とか推進課でしたか、できますね、新し いの。もしよろしければ、そういったところにそういった補助金がきちっと使われていて、きちっと した形でそのお金が使われているかどうかというチェックはさせるべきだと思いますが、いかがでし ょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然補助金のチェックとか、補助金が適正に使われているとかというのはチ ェックをしていかなければなりませんし、していきますけれども、その言葉みたいに事業仕分けとい うような形でやるかということではないと。同じようなことをやっておるわけでございますので、そ の点については理解をしていただきたいなと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) たまたま私本屋さんへ行って、こういった「実録事業仕分け」という、この 本をちょっと買ってきまして、その作者が若林亜紀さんという女性の方で、生まれも1965年ですから 私とほぼ同じような年なのですが、この方は慶應義塾大学の法学部政治学科を卒業して、大手建設会 社へ経て、厚生労働省の外郭団体である特殊法人日本労働研究機構に転職をして、2001年に課長代理 のときにこの特殊法人を退職されているのです。   その本をずっと見てみますと、おもしろいことが書かれているのは、私がここに入ったときに、 事務職として入っているはずなのに、名目上は研究員になっていると。研究員なのだけれども、研究 する私は別にそういった特技も何もないし、そういったものもないものだから、ほとんど毎日行くの はお茶くみとか、非常に単純な仕事ばかりなのだという。でも、お金は年収にして880万円ももらっ ております。そこに、自分が体験した無駄があるということでこの本を書かれているのですね。なん でそれ研究員ではないとだめだったというのは、国に対して研究員の分ということで、国にそういっ た予算づけをしてもらって補助をいただいているものだから、研究員ではないと人数が通らないので、 研究員なのだそうです。それで、そこの理事長や何かはもう海外旅行であるとか、やれ旅行というの かな、海外研修と題して行ったりとか、日中はほとんど来なかったり、1カ月に二、三回しか顔を見 なかったり、それでいてその方の年収が2,000万というような、そういったことが実際的に行われて いる、これが無駄なのですということでこういった本を書かれているのですね。私も別にその補助金 だとかそういった使い道に関してやっぱりきちっと見ろというのは、そういったことにあるのですよ。   例えば今まで村上市の議会の中でもいろいろその補助に対して議論をしてまいりまして、私も大 分反対した議論があります。例えばつい最近では400万円で補助を出して、グラウンド整備に使うの だというリハビリテーションの問題ですが、その後リハビリテーションのグラウンドというのはどう いうふうになっているのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 先般予算をつけていただきまして、ほぼグラウンド整備が終了し た段階でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それは予算範囲内であるとか、幾らというのは今言えます。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 予算づけをしていただいた範囲内でおさまるであろうということ ではありますが、今手元に資料ございませんので、ちょっと金額は定かでございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、一番村上市新聞等にも出ました新潟北部木材加工協同組合、こちら には県と市の補助金が多額に入りまして、再生計画の中にも3年間再生計画が続くことで議決も経て、 村上市も出したわけです。その中で、その補助金を出すのに賛成討論をされた方の中で、地元の雇用 も生まれるので補助金は出すべきだと。しかし、ことしの決算書を見ますと、9人も減少しているの ですよ、人。たしか15人ぐらい雇用をふやすような話をしていました。前期末で職員が21人、パート が6人だったのですが、当期の決算をしてみましたら、7人が職員減らして、パートも2人減らして、 当期末では21人だった職員が15人、パートも9人増加をして15人だったパートも2人減少させて13人 になっている。こういった多額の補助金がいっている先に関しまして、実際市はやってしまえばその 先というのはどうでもいいのか、それともこういったところが適正に我々に説明した、地元に対する 雇用もふやしますよ、地元の杉もふやしますよ、ですからこういった事業であるので補助金を出して くれということで申請してきたはずなのですが、農林水産課とかそういった担当は、こういったとこ ろはきちっと調べているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 今突然おっしゃられましたもので、比較してございませんでした。 ただ、総会の中では北部協の会長からは採用をふやしていきたいのだという話は伺っておりますので、 これも事業再生の前の人数なのかという、人数の部分の比較がちょっとわからないので、ちょっと比 較してございませんでした。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 市長、この間たまたまちょっとテレビを見て、そういった仕分けの、どの方 が言っていたか、その解説者とかそういった方が言ったこの言葉、ちょっと覚えているのがあったの で、他人のお金を他人のために使うには余り真剣に人というのは考えないのだそうですよ。いわゆる 他人のお金を他人、いわゆる税金は他人のお金だと思えば、税金をまた他人のために使うには真剣に 考えない。これが官や公の考え方だというのですね。ところが、民間のいわゆる会社経営者等は、市 長も会社の経営を経験されておりますけれども、自分のお金、自分で稼いだ自分のお金を自分のため に使うには、物すごく真剣に、またきちっとお金を使おうとすると。これがいわゆる民間の考え方。 その辺の考え方、市長はどう思われますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今は民間はもちろんですけれども、私ども行政においても税金だから何も考 えないで使っていいような今行政運営をしている行政自治体の状態ではないと。やはり真剣にお金の 使い道あるいは支出の先等については考えて、自分のお金だと思ってやっていかなければ行政運営は もっていかない時代であると私は思っておりますので、民間経営の感覚と同じような感覚を持ってや っていかなければならないと考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 別に職員さんを責めたりしているわけではないのですが、そういうのであれ ば、担当課に対してやはりきちっと税金が5,000万なり、市からもその分の5%、500万をいった先な のであれば、これはこのことについて使うのですよということで、市のお金を持っていっているわけ ですよね。であれば、そのことについて担当課は例えば半年に一遍でもいいですけれども、当時出し た補助金について、どの辺に使われているのですかぐらいのチェックは、職員としてもそれはさせる べきなのではないかなと思うのですが、その辺はどうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もちろんそのとおりでありますし、職員についてもそのように指示をいたし て、実行もさせているつもりであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) では、よろしくお願いして、またその辺の結果もぜひ議会にもあれだけ論争 を得た問題でありますので、随時何かの資料でこういった形になっています、今はこういった業績に なっていますというようなこと、また例えば今月採用して、この間15人に減らしましたけれども、今 月からは35人になりましたとか、そういった吉報をぜひとも議会にもお示しいただきたいと思います が、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その都度大きな変化があるというようなときにはおっしゃったようなことで、 何らかの方法でお知らせをしていきたいと、そんなふうに考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、この補助対象事業一覧という中で、22年度、補助金の申請者が村上 堆朱事業協同組合、成田屋菓子店、カイセイさん、はつめの会、松浦精機、またカイセイさん、村上 駅前通り商店街振興組合、こういった形で補助金の申請をされておりますけれども、金額がまだ出て いないのですが、ことしの補助事業の一覧の申請者に対しましてのまだ金額は決定されていないので すか、ことし。22年度。そんなことないですよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) この産業元気づくり事業の、村上市産業等活性化補助事業の中で今 取り組んでございまして、金額が22年度分でございますけれども、21年度に審査を終えまして、今順 次やってございます。   金額につきましては、ちょっと資料を持ってございません。すみません。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 先ほど編成方針の中に少額だとか、また見直しして廃止だとか、または減額 をしていくのだよというような村上市補助金等に関する基本指針などにも出ているわけでありますけ れども、補助金の今後の方針一覧表というものを引っ張り出しまして、そこに現行維持であるとか、 いわゆる国の仕分けと同じようなことを実際やっていたわけですよね。   私が出身が商工会議所の青年部出身でありまして、ちょっと「いいねっか村上」に対しては思い 入れがございます。というのは、私が会長をやっていた15年、16年度にその発端となるイヨボヤ会館 の前で市民による綱引き大会等、また芋汁とか、そういったものを振る舞ってやりました。そういっ たものがきっかけで、あれからずっと毎年「いいねっか村上」という名前を次の年に変えてずっとや っている事業でありますが、その事業に少額ではありますけれども、補助金が出ていました。ところ が、ことしこの資料を見ていますと、廃止というふうになっております。   あれだけ例えば新発田は今商工会議所の青年部さんが今全国的にも有名になりました雑煮合戦を 1月にやっておりまして、ことし念願の1月にはその村上商工会議所青年部の皆さんがつくった雑煮 が征夷大将軍をいただきまして、いわゆる全国で1位にことし選ばれたのですね。青年部の活動は、 今村上でもかなりいろいろ注目をされまして、あちこちでいろいろ活動もし、ここから県連の会長も 出ている。そして、またあすはその県連の20周年の記念大会が村上市で行われて、市長も多分あした は行かれると思いますし、私らもあしたは行くわけですが、なぜこういった事業が廃止になるのでし ょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 昨年度まで、当初市長交際費で出していたものを、やはりそれは交 際費ではなくて、商業関係ですからということで、うちのほうの予算で出していたのでありますけれ ども、それこそ見直しの中であります。落とされたということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) いろいろ要綱はありますよね。村上市商店街環境施設整備事業補助金交付要 綱とか、村上市観光イベント事業補助金交付要綱であるとか、村上市商店街にぎわい創出支援事業補 助金交付要綱とか、村上市産業人材育成支援事業補助金交付要綱とか、この中の観光イベント事業だ とか、もしくはこの村上市産業人材育成支援事業補助、この支援、この要綱に全く今の「いいねっか 村上」って合ってきません。年に1回の事業かもしれませんが、ことしは岩船港ではなくて、当然ご 存じの方いると思いますが、今まで余り目立たなかった天神岡の野球場をことしは会場にしてそれを やるわけですよ。そういって、この地元の若い方々が20代、30代を中心としたその青年部の方々が一 生懸命地元のためにやっているのですよ。全国の中でも3万人ですよね。いわゆる旧村上市のままで すから、商工会議所は。その中で、青年部の方は100名いるのですよ、メンバーが。3万人しかいな い人口で100人もメンバーいるって、全国でも珍しいぐらいなのです。なんでそこに対してそういっ た支援を打ち切るのかということに関してどうでしょうか。市長はどう思われます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 1つには、もう十分に自分たちがやっていけるというようなところまで「い いねっか村上」、青年部は成長を私はしたなと、そういうふうに思っておりますし、また今事業をや るに当たって、今おっしゃったようなそういうようなところに当てはまる事業もあるかもしれません ので、一般運営補助金についてはそういうことであるということでありますので、そのように理解を していただきたいなと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) では、そういうのであればスギトピアさんはあの補助金で建てた乾燥室、そ れがないと再生はできないのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは再生計画にのっとった事業ということで、それがなければ再生認可は 認められないというようなことでありますので、それも一人前になれば当然のことながらそれで打ち 切るということでなると思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、先般こういった掲載、新聞に出ておりました。これは障害者用の機 器で、新潟の業者が佐渡市から助成金を不正受給していたと。この金額が545万円に上ったという、 こういう記事が出ております。これは新潟市中央区の補聴器などの販売業者、新潟リオンメディカル が、佐渡市の助成金を不正受給していた問題で、不正受給の総額は約545万円に上ると発表したと。 同社は、障害者が日常生活に必要な機器を購入する際、価格の9割を佐渡市が助成する制度を悪用し、 市は2月、不正受給額は356万円と発表していたが、その後の調査で被害が拡大したと。村上市でも 当然その障害者の方ですとか、いろんな支援ということで、そういった障害者用の補聴器であるとか、 例えば身体障害者のそういう器具を、助成を多分村上市の何か条例であると思うのですけれども、そ ういった補聴器等に対する機器の補助、そういったものは村上市でもやっていらっしゃいますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 村上市でも障害者に対する機械器具の補助はやってございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それでは、今問題になっておりました新潟リオンメディカルというその業者 は、村上市とも取引はございますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 今資料を持っていませんが、その業者さんは村上市でも扱っており ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ということは、これ佐渡市ではなくても、ほかの市でもあり得ると思っても 当然いいわけですよね。そのことについて、村上市としてはこういった記事も出ておるのにもかかわ らず、その業者とまた村上市の状態を調べておりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) まことに申しわけございません。   そこまでちょっと確認できておりませんが、早速調査に入ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ぜひともこういった今確かに世の中も景気が悪い、いろんなこういった法の 裏をかいて不正に受給されたりということを、本当はやってはいけないのだろうけれども、なかなか そういった市の9割補助ですから、非常に補助率も高いので、そういうのをちょっと悪用してしまっ たということなのかもしれませんが、やはりそれにしても、これも人のお金なので、ぜひとも村上市 さんもこの業者との今取引があると言っているのでは、それが年間どのくらいで利用されていて、村 上の市としての補助がどのくらい新潟リオンメディカルにいっているか。その辺もきちっと調べた上 で、ぜひとも議会に対する資料提出をお願いしたいと思いますが、市長どうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然それは市として把握しておかなければなりませんし、調査をしておくべ きと思っておりますので、調査を終わった段階で、何らかの形で報告をさせていただくということで あります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 先ほど会議所青年部の活動等について、行き違いがあると悪いのでちょ っと整理をさせていただきますけれども、基準等をつくった大きなポイントは4つございまして、ま ずそれぞれの自治体のやり方が違っていたこと。または情報がお互いに通じていない面があるという ふうなこと。それから、今ほど議員がご指摘あったような産業等、地域の活性化等に仕掛けの補助が 必要でないかというふうな議論をして進めました。それで、移行して、制度が変わって、先ほどの件 につけば商工観光課、農水を中心に公募型の補助という形で、市報等を通じまして、それに手を挙げ てくれというふうな形で募集をし、その中で選定委員会で選定し、補助額を決定していくと、こんな 制度になっておりますので、毎年度このことは交渉して募集しておりますので、ご理解いただきたい と思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 補助金等につきまして、ぜひ今の問題に関しましても市長ぜひご指導いただ きたいと思いますし、今お約束されましたように議会に対しての提出はぜひともお願いしたいと思い ます。   ずっと教育長、お話し合いをしようと言っていましたがしていませんでしたので、あと残り5分 でありますけれども、ちょっとだけ教育に関しまして。今村上市の20年、21年、22年度、3年間の学 校支援地域本部事業という、ことしで3年間をもって終了する。そのモデル事業としていろいろ郷育 教育を、旧村上市内の一中学区と村上東中学区でしょうか、そういった形でやっておりまして、こう いった郷育プログラムの大綱というの、各学校がこういうふうにつくって出しておりますよね。村上 小学校はこういったカラーで非常にわかりやすく、ましてや厚くつくっているのもあれば、たった1 枚で終わっている学校もあると。国から〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕言われたから、上 から言われたから、文科省から言われたから、はい、どうしてもそういった組織的にやりました。結 果的には郷育会議を何回やって、こういったメンバーで、そしてこういった話し合いをしてという書 式に残して、いわゆる議会の議事録みたいに残して、上辺的にやっていましたという形でのこの3年 間でのこういった活動では、教育長どんなもので、本当にしなければいけない教育のプログラム的な ものというのは、この中で何をしたいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 根本的には子供は地域の力で、地域の中で育てていくと、そういうことが 基本にあります。そういう意味から郷育ということで、子供のことは地域のPTAやあるいはおじい ちゃん、おばあちゃん、そういうふうな人たちの力をかりながら、そしてやっていくという、そうい う意味合いでこの仕事を進めているわけであります。そういうことから、文科省がこうだから、県が こうだからということではなくて、村上市の子供たちを育てると、そういう意味合いからこの郷育教 育は重要だということで取り組んでいるところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 教育長、時間も余りないのですが、早寝早起き朝御飯と家庭学習、この4項 目どれをとってもいわゆる家庭内のことだけですよね。学校で早寝するわけでもないし、学校で早起 きするわけでもない。学校でましてや朝御飯食べるわけでもないでしょう。家庭の内部だけ。学校内 でのことに関しては、教育長としてまたそういった目的、目標みたいなものはないのですか、学校内 では。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 学力向上のテストを見てみますというと、小学校の子供たち、例えば1年 生は10分間、2年生は20分間というふうにして、各家庭で一生懸命になって勉強した子供たち、また 勉強させた学校、そういうところの学校は知識がきちんと定着して、学校で習ったことが定着して、 そして実力がついていると。それで、6年生までは小学校では全県の平均点あるいは全国の平均点を 上回っておりますが、中学校になると家庭学習がおろそかになって部活に走るためか、学力ががたん と落ちて、全県あるいは全国の学力のテストの結果よりも低くなるというようなことから、中学生も やはり1時間以上は学習しなければ定着はしないのだと、そういうことから早寝早起き朝御飯に家庭 学習というようなことで、学力をつけるためにそのようなことを言っているわけであります。 〇3番(本間清人君) 教育長、時間もないので。ことしまた私一中のPTAの会長でございます。 ぜひ今度教育長、一緒に現場を私と同行しながら、今問題となっている場所を見に行きましょうよ。 ひとつそのことを約束していただいて、私の一般質問を終わりにしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) これで本間清人君の一般質問を終わります。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   また、14日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでした。           午後 4時04分  散 会