平成22年村上市議会第2回定例会会議録(第4号) 〇議事日程 第4号 平成22年6月14日(月曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(26名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    19番   小  林  重  平  君   20番   小  田  信  人  君    22番   相  馬  エ  イ  君   23番   大  滝  国  吉  君    24番   瀬  賀  秀  雄  君   25番   小  野  七 五 三  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(3名)   16番   姫  路     敏  君    26番   石  嶋  修  平  君   29番   板  垣  一  徳  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    相   馬   正   喜   君        市 民 部 長    板   垣   純   一   君        市  民  部                   増   子   要   作   君        環境衛生課長        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        福 祉 保 健 部                   遠   山   た   つ   君        保健医療課長        福 祉 保 健 部                   斎   藤       勉   君        社会福祉課長        福 祉 保 健 部                   西   村       治   君        介護高齢課長        産業観光部長     瀬   賀       功   君        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        都 市 整 備 部                   船   山   三 喜 雄   君        都市計画課長        上下水道部長     渡   辺   成   一   君        会 計 管 理 者    吉   川       強   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農 業 委 員 会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    工   藤   泰   則   君        教 育 部 長    平   山       浩   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        教  育  部                   百   武   勇   一   君        生涯学習課長        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    田   村       豊   君        朝 日 支 所 長    小   田   政   秋   君        山 北 支 所 長    斎   藤       誠   君        消  防  長    小   川   利   栄   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        事 務 局 次 長    高   橋   邦   芳        書     記    伊   藤   良   子           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は25名です。欠席の届け出ある者3名です。定足数に 達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、12番、川崎健二君、22番、相馬エイさんを指名い たします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、11日に引き続き一般質問を行います。   最初に、18番、滝沢武司君の一般質問を許します。   滝沢武司君。           〔18番 滝沢武司君登壇〕 〇18番(滝沢武司君) おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、早速私の一般質 問を行いたいと思います。   私の一般質問は、通告書にありますように、都市計画区域の統合及び拡大についての経緯と今後 についてと市が直接管理する各種公園の管理や利活用の現状と今後のあり方についてであります。第 1の通告質問事項、都市計画区域の統合や拡大についての1点目は、都市計画区域の統合及び拡大に ついての必要性や決定までの経緯を伺います。   2点目は、昨年11月に行われた都市計画区域の変更に関する説明会及び公聴会では、市民からど のような意見、要望が出されたのか、その概要をお聞かせください。   3点目は、市報の5月号に一部掲載された都市計画指定区域の変更は、市民にとってどのような 負担が生ずるのか。また、今後理解と協力を得るための方策を伺います。   その4点目は、都市計画区域の決定の後に残された課題はどのようなものがあり、今後どのよう な予定と進め方になるのか、その概要をお聞かせ願います。   第2の通告質問事項、市が直接管理する各種公園の管理や利活用の現状と今後のあり方の1点目 は、市内各所にある各種公園のうち、市が直接管理している各種公園の所管課別の箇所数を伺います。   2点目は、この各種公園管理の所管課は、現状の公園の利活用の状況についてどのように把握し、 今後どのような活用の仕方を考えているか、お聞かせいただきます。   3点目は、市内各所に点在する各種公園のうち、城山児童公園と田端町児童公園を例に挙げなが ら、城山児童公園については、現状から見て利用や活用しやすい方策や今後の整備等の構想について 伺います。田端町児童公園については、その活用状況から見てのあり方や使用目的の変更あるいは使 用規制の緩和等が考えられないのか、市としての管理や活用の仕方などを伺いますので、よろしくお 願いします。   私の一般質問の通告事項と質問の要旨は以上でありますが、市長答弁の後、再質問をさせていた だきたいと思いますので、よろしくお願いをし、初発の質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、滝沢議員の2項目のご質問につい て順次お答えをいたします。   最初に1項目め、都市計画区域の統合及び拡大についての経緯と今後についての1点目、都市計 画区域の統合及び拡大についての必要性や決定までの経緯についてのお尋ねでございますが、区域拡 大の必要性につきましては、本市における合併や朝日までの高速道路延伸など、都市構造が新潟県の 都市計画区域再編に関する提言の指定要件を満たすという判断から、都市計画区域の統合及び朝日地 区の一部拡大に至ったものであります。   次に、都市計画決定までの経緯についてでありますが、本市では平成20年度に県との事前協議を 重ね、平成21年3月の第1回定例会の全員協議会において区域再編拡大の方針を説明したところであ ります。その後、関係機関等への説明を経て、同年11月4日、市総合文化会館において都市計画の変 更に関する住民説明会を開催し、本年1月26日に村上市都市計画審議会を開催をいたしました。そこ で原案どおりとする旨の答申をいただきましたので、県に対し原案のとおり異存なしとの回答をいた しました。その後、県では2月9日の新潟県都市計画審議会に諮り、原案どおりとする旨の答申を得、 国土交通大臣の同意をもって3月30日付で都市計画決定の告示がなされたところであります。   次に2点目、昨年11月に行われた都市計画区域の変更に関する説明会及び公聴会では、市民から どのような意見、要望が出されたのかとのお尋ねについてでございますが、説明会では3人の方から 区域の変更は新潟県が決定するということか、決定されるといつからの適用になるのか、車庫証明は 必要となるのかとの質問がありましたので、この区域再編は県が都市計画決定するものであること、 県の都市計画審議会後、大臣同意を得て県が告示した日から適用されること、車庫証明は都市計画区 域と連動しないことを説明し、ご理解をいただきました。   なお、公聴会については、申し出人がありませんでしたので、開催されておりません。   次に3点目、市報5月号に一部掲載された都市計画指定区域の変更は、市民にとってどのような 負担が生ずるのか。また、今後理解と協力を得るための方策はとのお尋ねについてでございますが、 市民の皆様にとっての負担につきましては、旧都市計画区域については今までどおりですので、負担 となるものはありません。新たに朝日地区の一部が計画区域となりましたので、建築物等の建築に際 して建築確認申請書の提出が義務づけられます。朝日地区の一部で区域編入がなされてから約2カ月 以上たちましたが、これまで混乱なく建築確認申請などの手続がなされております。また、今後の理 解と協力につきましては、引き続き建築士会や建築組合の協力を仰ぎながら、建築確認申請の提出が 本旨ではなく、良好な土地利用の住環境の保全が本旨であることのご理解をいただき、市民の皆様に この趣旨を浸透していくことを期待しているところであります。   次に4点目、都市計画区域の決定の後に残された課題はどのようなものがあり、今後どのような 予定でどう進めていくのかとのお尋ねについてでございますが、本市では昨年度並行して作業を進め てきました村上市都市計画マスタープランがこの3月に策定をいたしましたので、その具体化や実現 化に向け必要な都市計画事業や制度を活用できる仕組みづくりが必要と考えております。今後は出前 講座なども活用しながら、各地区のまちづくり指導者や団体の育成を進めながら、都市計画区域とな った恩恵を感じてもらうことが必要と考えております。   次に2項目め、市が直接管理する各種公園の管理や利活用の現状と今後のあり方についての1点 目、市内各所にある各種公園のうち、市が直接管理している公園の所管課別の箇所数はとのお尋ねに ついてでございますが、条例で定めているものでは児童公園が48カ所、農村公園が35カ所、森林公園 が9カ所、都市公園が16カ所、その他ふれあい広場など公園的要素のものが17カ所、合わせて合計12 5カ所であります。   次に2点目、所管課は、現状の公園の利活用の状況についてどのように把握し、今後どのような 活用の手だてを考えているかとのお尋ねについてでございますが、公園は不特定多数の方が利用する 施設となっておりますので、利活用状況の詳細は把握できないのが実情であります。また、今後の活 用の手だてにつきましては、基本的には公園の設置目的などと照らし合わせ、ふさわしくないものに ついては実態に合わせた検討が必要であると考えております。   次に、3点目の1つ目、城山児童公園の利用しやすい活用の方策や今後の整備等の構想はとのお 尋ねについてでございますが、この公園はご案内のとおり、昭和50年度に開設されたもので、当時の 都市公園法の位置づけでは近隣の子供たちが安心して利用できる児童公園という公園名としたもので すが、近年の少子化や社会情勢などから子供たちが遊ぶ姿はめっきり少なくなっているのが実態であ ります。ことし4月、当公園を会場として開催をされました観桜会などでも関係者からお城山と一体 となったイベントや公園の使われ方が望まれるというお話も伺っておりますので、先ほども申し述べ ましたように、今後は実態と目的との乖離を埋めていく必要も感じているところであります。   なお、この城山児童公園は、国指定史跡の区域内となっておりますので、構造物の構築や土地の 形質変更が伴う場合は厳しく制限をされております。   次に2つ目、田端町児童公園の活用状況から見ての利用のあり方や使用目的の変更、使用規制の 緩和等の考え方についてのお尋ねについてでございますが、この公園は平成元年に当時盛んだった ゲートボール愛好者からの要請に基づき設置したものであります。主要用途はゲートボール場ですが、 子供たちも遊べる児童公園という名称を使ってきたものであります。現在は、主にペタンク愛好者の 利用に変わってきていますので、これについても当初の設置目的と実態が大きく異なってきています ので、利用関係者等と協議しながら、実態に合わせた検討が必要と考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 大変ありがとうございました。   経過については、今答弁で理解できる部分が多かったのですが、関連して二、三お聞きしたいと 思います。   まず、今答弁にありましたように、11月の公聴会については、意見陳述人がいなくて中止になっ たというふうにお話があったのですが、せっかくの公聴会が中止になったということについて、市と してはどのようにそのことについて考えたか、お伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) お答えいたします。   市長の答弁のほうにございましたけれども、この経緯に至るまでは地域の方々の説明会というの はかなり回数を重ねて周知をしてきてございます。そういうことから公聴会で陳述するに至らずに説 明をご理解いただいたものというふうに理解しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今のように、どうしてもやらなければならぬ公聴会なのですけれども、都市 計画区域の指定というのは、非常にやっぱりかかわるところが大きいものですから、私は市報を見て 非常に残念だなと、せっかくなのになというふうに思ったものですからお聞きしました。   それで、昨年の11月とことしの5月に都市計画についての市報に掲載された事項がございました。 それを見まして、村上市はもちろん今の条例にあるような形で区域が指定され、荒川も都市計画で市 街化区域の関係であったというのはわかるのですが、この中間にある神林地区、これがいつの間にか 村上、神林、荒川と一体としてもう指定されているように表現されているのです。それはいつどのよ うにそのことがなされたのか、お伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 神林地区につきましては、村上都市計画区域の中に昭和29年に入 ってございます。あと荒川は荒川で荒川都市計画地域ということで、合併する前には2つの都市計画 区域があったということでございます。それが合併いたしましたので、1つの都市計画区域というこ とで、村上都市計画区域に統合したということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 特に今言ったように、神林地区の方々は今まで都市計画の区域に入っていな いのになぜ一緒になったのだというような疑問を持たれている方がいらっしゃるからなのです。その ことが抜かれたまま村上区域、それから荒川区域ということで、神林も一緒になって表現されている ものですから、その辺が恐らく疑問点なのだろうというふうに思います。それがもう既成事実のごと く、また書いてあるからなのです。今お聞きのように、私の一般質問は都市計画あるいは公園という ことで、右側の皆さん方にお聞きすることがあって、こっちの方は暇かもしれませんが、ひとつお聞 きいただきたいというふうに思っております。   これは、基本的な問題、この都市計画についての基本的な問題かと思いますが、改めて都市計画 の拡大あるいは統合、このことは行政にとってどんなメリットがあるのかという基本的なことを伺い たいと思いますが、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 先ほど私昭和29年とお話し申し上げましたが、昭和25年に旧村上 市と神林地区は1つになって村上都市計画区域というのを設定してございます。ちょっと訂正させて いただきます。   それで、まず合併いたしましたので、1つの市町村に2つの都市計画区域は存在してはちょっと まずいよという県の要綱等がございましたので、まず1つにまとめたということ、あと新市になりま したので、開発であるとかいろんな制限につきまして、当然朝日地区につきましても市街化なり、も うそういう形成されている地区でございましたので、開発及び規制のほうでやっていくことが一番こ れからの村上市にとっては適切だという判断から区域の拡大をしたということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 何か行政的には、実際はそう拡大あるいは統合というのはメリットはないの だけれども、やっぱり1つの市の中、2つも3つも点在するというのはうまくないという体面上の問 題みたいな私は聞きとめ方をしたのですが、やはり都市計画そのものについては非常にやっぱりさっ き市長が答弁のように、かかわるところが行政だけでなくて建築士会とかいろんなことであるもので すから、やはりその辺をきちんと押さえておかないと、ただ新しい市になったから、あるいは市の中 に2つもあるからということだけでは、私はこの問題が解決をしないのだろうというふうに思います。   そういったことから、先ほど言いましたように、村上市の場合は今条例での地域指定がされてい ます。国道7号以西の区域で門前川及び三面川左岸並びに神林村との境界の中にある地域だと。今度 特に朝日に拡大されて、しかも除外されている集落とか地域があるというような場合に、これから条 例を変えていくのだろうと思うのですが、この表現というのはどんなふうに、今のようにきちっと文 言で指定できないように思うのですが、どのような表現で都市計画条例、そこではなるのですか。ち ょっと心配だったものですから、お聞きします。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 今議員おっしゃるのは、用途地域の指定のことかと思います。そ れにつきましては、条例ではなくて法律で決められているという行為でございます。旧村上地区につ きましては、密集した市街地が重なっているということから、適切な保全と申しますか、そういうも の必要だということから建ぺい率等、それから用途の指定をしてございますし、朝日地区につきまし ては都市計画区域に入りましたけれども、用途地域の指定は無指定でございますので、かなり朝日地 区にいたしましては1つの宅地の区域が広うございます、区画として。ということで十分良好な環境 を保てるということで、用途の指定は考えていないところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 私の勘違いで、大変指定区域については失礼をしました。   今用途地域という言葉出ましたので、そこでお伺いしたいと思うのですが、市長も今答弁の中に 都市計画区域となったその恩恵を感じてもらうのだという表現がありました。ずっと答弁を聞いてい て、いろいろなところにかかわるということはわかるのですが、恩恵を感じてもらう、その恩恵とい うのは一体具体的にはどういうことなのかということです。よろしかったら答弁をお願いしたいと思 います。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市計画課長。 〇都市整備部都市計画課長(船山三喜雄君) 具体的な恩恵というふうな前に、都市計画区域に指定 したその辺のところから少し説明をさせていただきたいと思います。   先ほど市長、部長の答弁にもありましたとおり、村上市の構造が日沿道だとか、それから合併だ とかということで非常に大きく変わりました。そういったことで日沿道沿いにいろんなものが建つ要 素もあるだろうと、そういったところに規制がないままいくと、あるときに大きな施設が建ってみた りというようなことが考えられるというふうなことがありまして、まずそういった最低限のことをき ちっと土地利用を定めましょうというふうなものがひとつ大きな趣旨であろうかと思います。そうい ったことで、都市計画の変更されましたという手法にも、開発行為をする場合は3,000平方メートル 以上は市のほうに許可を申請してくださいだとか、取引を行う場合は1万平米を超えた場合は届け出 てくださいとかといろんな制限が出てきております。そういったことで最低限のルールをかけようと いうふうなのが一番の大きな趣旨であります。   それから、今議員のほうからのお尋ねの具体的な恩恵というふうなものにつきましては、今後、 今景観法だとかいろんなまた法律も出てきましたが、地域でまちづくり、いろんなことをやろうとす る場合に、ここにこういう公園があったほうがいいのではないかとか、ここにこういう道路があった ほうがいいのではないかとか、いろんなまちづくりが進展というか可能性があるわけです。そういっ たときに都市計画の法律に基づく区域になっておりますと、そういった事業を取り入れられるという ふうなこともありますので、今後はそういった具体的なものに結びついていければ一番いいかなとい うふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 拡大された、あるいは統合された区域全体にわたるのかどうか、今の答弁に ついて私は若干疑問ありますが、先ほど言いましたように、行政としてのメリット、それから市民に とっての恩恵、こういったことを考えると、私は若干今までの答弁に疑問を持つわけです。そうでな いのでないかと、むしろ市民にとってこれからの問題、この都市計画地域の拡大と統合ということで は、今後の課題としては都市計画区域の拡大あるいは統合、そういったものはむしろこれから、今ち ょっと出ましたように、市街化区域の用途地域の指定、そういったことによっての都市計画税がどこ にかかるのだろうかということ等の問題、それからもう一つは今答弁のように、村上と荒川に今まで その区域があったということで、いろいろな都市計画、道路でもあるいは建造物でもそうですけれど も、いろいろな規制がかかってきたと、それがどうなるのだろうという、私は掌握すると今度2つが 市民にとっては非常に大きな今後に残された問題なのだろうと、そこのところに触れていないもので すから、私が今後市街化区域の指定と、これはもう都市計画税にかかわりますので、やっぱり非常に 大きな市民にとっては問題だというふうに思うことと、それから今までの都市計画のいろいろな事柄 がどのように変更あるいは拡大されるのかというふうに、私は今までの答弁からお伺いして、ここに も今後問題がむしろあるのでないかなと思うのですが、こういう見方というのは、やっぱり今の答弁 の中に触れられていないものですから、違うのかなというふうに思わざるを得ないのですが、このこ とについてはこの2つのことについてはどうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今担当部局から説明ありましたように、都市計画区域を設定をいたしますと、 乱開発とかそういうようなのが防げるということでありますし、地域にとっていろいろな事業をやろ うとするときに、都市計画区域に指定をされていることによって、非常に事業がしやすいということ になってくるというようなことが非常に大きな私はメリットであると考えておりますし、また新しく 都市計画区域等になった都市計画税等については、ご案内のとおり今どうするかということで検討委 員会を設置いたしまして、今検討をしている最中ということでありますので、ご理解をいただきたい と思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今検討中ということではありますが、やはり都市計画税対象区域といいます か、用途地域の指定というのは非常にやっぱり大きな問題なのだろうと。あるいは拡大をする、ある いは変更する、統合するという私はその意味合いの中に、今言ったように都市計画税というのがやは りどのようになるかと、行政としてもそこには非常に大きな問題を持っているのだろうということで、 慎重に行ってもらう必要がありますけれども、今後用途地域の指定というのは、今もう5月の市報で 見ますと、統合、変更は決まりましたということなのですが、今後私が残されていると思う用途地域 の指定については、どのような手だてで指定がされるのか、あるいは今までと同じで特に変わりませ んよというのであれば、その手続も何も必要ないわけですけれども、手続というか、今後の予定見通 しについてはどのように考えておられますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 用途地域の指定につきましては、いろんな業種の建物が混在する ことを防止するために、ある程度地域を定めまして、住居であるとか、商業であるとかというような ことでまちづくりの基本をまず定めるのが用途地域でございます。今用途地域につきましては、村上 と岩船、それから荒川の一部用途地域の指定したのでございます。朝日につきましては、用途地域の 指定は今のところ考えてはございません。今都市計画の見直し等の作業にも入ってございますが、大 幅なまちづくりの変更がない限りは、ある程度現況を検証しながら、不適切な部分については変更等 の作業も出てくるかもしれませんが、大幅に拡大であるとか見直しであるとかということは、今のと ころ調査はこれから進めてまいりますけれども、大幅な変更はないというふうに考えてございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 大幅な拡大はそう考えていないようだということなのですが、もう一つ、旧 村上市の例をとりますと、昭和40年代、都市計画としての都市計画道路が何本も指定され、あるいは その後変更になった部分もありますけれども、この都市計画道路、この問題は私はもう何年か前にこ の問題についていろいろ聞いたことあるのですが、全然計画にはあるけれども、指定はされているけ れども、手つかずで、今も手つかずでただ指定道路ですよというそのことだけが残っているというよ うなこういった計画、これまでの計画、特に道路の計画は指定区域の変更等の関係ではどのように考 えておられますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市計画課長。 〇都市整備部都市計画課長(船山三喜雄君) 私ども今ほど部長のほうから話ありましたとおり、用 途地域、それから都市計画道路、この二、三年ぐらいの間にかけて見直しをかけようというふうにし ております。ですから、最終的には用途地域の変更だとか、都市計画道路の変更もあると思います。 ことしの作業といたしましては、都市計画道路につきましては、国のほうでも県のほうでも都市計画 決定をしてから20年以上未着手のものについて、もう一回精査しなさいというふうなことになってお りますので、県のほうでも都市計画道路の見直しのガイドラインというふうなものをつくっておりま す。そういったものに基づきまして、まずは客観的な整理をしてみようということでことしは考えて おります。その結果、この道路は必要なのかどうかとか、いろいろ住民に対して今度は説明をしなが らお話を聞いて、それで最終的な判断に持っていこうというふうなスタイルで進んでおります。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) やはりかかわるところが大きいものですから、いろいろお聞きしました。ま だ聞き足りない部分があるのですが、それはまた後ほど何らかの機会でお伺いしたいと思います。   2番目に公園の問題をお聞きしました。私も条例の書いてある例規集を……例規集ではない。条 例とか規則のあのつづりを見まして、公園というのこんなにいっぱいこと条例があるのかと、私が調 べたのでも今市長から答弁があったように、幾つかの所管課と、それから設置目的と内容、名称、そ ういったことであるのですが、特に私がこれどうなのだろうなと思ったのは、市の児童公園条例とい うのと、それから市都市公園条例と、ここのところを何か名称からいくと、公園の名称からいくと非 常に混在しているというふうに言えるのです。児童公園という条例がありながら、後で言いますお城 山あるいは田端町でもそうですけれども、児童公園という名称が都市公園のほうに入っているという ようなこと、これは合併によってそれぞれの地域の条例をあわせたからこういうような形になったの かもしれませんが、やっぱりもう少し整理される必要があると思うのですが、全体的に今お聞きして いるように、条例というのは今までどおりでいいのかどうか、まずお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 今議員おっしゃるように、児童公園につきましては合併に伴いま して、旧町村部の公園をまとめたものが児童公園というようなことで条例に一括してございます。あ と都市公園につきましては、旧村上で設置したもの、あと街区公園、要するに近隣の方が……その街 区に住む方が利用する公園、それから特殊公園、お幕場とかそういうような都市公園というようなこ とでくくりとして都市の公園と児童公園というようなことで、地域の児童が遊ぶところということで 区分けして条例を制定したものでございますけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今のように、どうしても寄せ集まるといろんな条例が必要になってくる、あ るいは文言の違いが出てくるということはわかるのですが、私お聞きしたのは市が直接管理している 公園と、先ほど市長の答弁では児童公園が48とか、あるいは都市公園16、ふれあい広場5カ所、農村 公園35カ所、森林公園9カ所など述べられたのですが、指定管理の関係で直接でなくても既に指定管 理者を決めて、あるいは集落にこのことは管理をお願いするというふうに決まっているものがあると 思うのですけれども、やっぱり相変わらず市が管理しているという意味合い、直接管理しているとい う意味合いがやはりまだ125カ所ですか、あるというふうに受けとめておられるわけですか。その辺 ちょっと聞きたいです。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 今回の行政改革大綱のほうにもお示ししてございますけれども、 児童公園につきましてはほぼ指定管理ということで、地域の俗に町内というところへ指定管理してご ざいますし、農村公園につきましても指定管理ということで地域のほうに管理のほうはお任せしてい るという実情でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 私は、答弁をお聞きして、「直接管理している公園は何カ所ですか」、「12 5カ所です」ということになると、指定管理されているところもやはり直接市が管理するというふう にまだ受けとめているのかなというふうに疑問を持ったからお伺いしたわけです。具体的に2つの例、 城山児童公園と田端町児童公園についてそれぞれ答弁についてお伺いしたいと思うのですが、城山児 童公園というのは、今市長が答弁のあったように、この4月観桜会があったり、あるいはいろんなこ とであの場所を使いたいなと思っても、なかなか使い勝手が悪いというのかな、しつらえがそのよう になっていないものだから大変容易でないという声を聞きます。私もあそこで、城下町村上ですから、 あそこでやはりいろんなイベントが行われれば本当にいいのだがなと思いながら、行ってみますと、 まさに木立がうっそうとしてなかなか公園、見方によってはそれでいいのだという人もいるかもしれ ませんが、やはり本当にお城山下の公園としてはふさわしいのかなというふうな部分が大変たくさん あるものですから、やはり今の答弁のような方向を本当に生かすようにはどうしたらいいのかという ことを考えざるを得ないと。また、せっかく村上に例えばおひな様とか、あるいは屏風まつりで来ら れて、村上はお城があったのだってねということで、お城山行ってみようか、できたら登ろうかとい うような方がおられても駐車場が整備されていない。今のところだと五、六台置けばもう満配だとい うような状況は、私は残念ながらいい状況ではないなというふうに思います。   そういったことで、今答弁で昭和50年度に児童公園として開設されたという答弁がありました。 ところが、その後の経過がやっぱり大事なのだと思うのです。今までのいろんな予算書とかあるいは 説明を振り返ってみますと、平成12年の予算の当初予算の説明のとき、この城山児童公園、当時はそ う言っていないで、前にあった桜ケ丘の畑だったところ、そういったことを今後買い取るのだという ことで説明がありました。平成12年ですから、若林市長さんの時代かと思いますが、私が議員になっ て間もなくなものですから、非常に鮮明に覚えているのですが、昭和50年に農水省から土地を借り受 けたと。ところが、平成になって国のほうから買い取ってほしいという強い要請があって、平成12年 から15年の4カ年計画でこれを購入すると。購入金額は約4,800万、5,000万近いのを市が単独事業と して購入をしたという経過があります。ですから、昭和50年に買い取った時点と平成12年からの…… 間違いました。昭和50年に借り受けたときと平成12年の今度は土地を買うという事業を起こしたとき では非常に違いがある、目的として違いがあると。特に目的としてちょうど今公園になっているとこ ろは、元お殿様の居館跡地あるいは門の痕跡のあるところだというようなことで、やはり総合的に城 下町村上としてあそこを公園として活用するのだという説明がそのときあったように記憶しているの です。そうすると、今の答弁ではちょっととらえ方が違うのでないかなと思うのですが、その当時の ことを、10年前ですから部長はまだ課長だったかどうかわかりませんけれども、そのように記憶して いるのですが、こういう説明と記憶というの違っているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 議員おっしゃることに間違いございません。もともと50年に開設 いたしました。開設当時は林業試験場の跡地ということで、林業試験場が朝日のほうに移転した後に あの土地を購入したいということで市の方で借り受けまして、当時農水省の用地だったものですから 格安な値段で借り受けられたということ。あと林業試験場でございますので、いろんな種類の木を植 えていたということから、お借りしている土地ですので、最小限の伐採にとどめなさいということか ら今の形態になってございます。市のほうでは、12年から予算化して購入してございます。ただ、う ちはかなり抵抗したのでございます。農水省としては、もっと以前から買い取るという話が来ていた のですけれども、当時財政難であるというような理由から延ばし延ばし来たのですが、どうしても12 年からは取得をしなければならないということで、4年間の計画で取得をしたものでございます。当 時はまだお城山の国指定がされていなかった時代でございましたので、まだいろんな利活用について は自由な発想ができたかと思いますが、今現在国指定されていますので、ちょっと厳しくなっている ……           〔「私がとらえているのは間違いでしょうかということだけを聞いた             んです」と呼ぶ者あり〕 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) はい、議員おっしゃるとおりでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そうすると、やはり児童公園のままでは大滝市長、ずっと以前の問題ですか ら、なかなかおわかりにならない部分があろうかと思います。市長としても責任執行の関係でお聞き いただければというふうに思って続けますが、条例は条例、並行したその管理することは別にして、 どんどん、どんどん離れて〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕いっているということから、私 は先ほど言ったように、やっぱり現状に合うような、合わせるような条例の改正というのは必要でな いかというのはそこにあったわけです。ですから、ぜひ私はもっともっと大事な市民の憩いの場であ る、あってほしい場所、総合的なやはり城下町村上にふさわしいような形で、せっかく都市公園条例 の中に児童公園という名称なのだけれども、入れてあるという意味合いをぜひ十分に把握し、これか らの手だてを考えていただきたいというのが私の質問あるいは要望の趣旨でありますので、その辺の ところをぜひくみ取っていただきたいと。   もう一つ、今のことにかかわっては、答弁に国の指定施設区域にあるからなかなかこの変更とい うのは、建物にしても用地の形態の変更にしても難しいのだというとらえ方をしていますが、先ほど 言ったように、この土地を購入した目的からいくと、もう既に違っているわけですから、総合的に開 発をするのだという目的で買い取った土地であればあるほど、私はあのままではうまくないというふ うに思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。   同じようなことが田端町児童公園、これは郵便局のもう少し山居山側のところにありますが、こ れも前に私質問した覚えがあるのですが、あそこにゲートボールのため、あるいはペタンクのために 雨しのぎ、寒さしのぎで自分たちで資材を持ち寄って、小屋と言うにはちょっとお粗末かもしれませ んが、建物をつくったと。ところが、市のほうからそういうものを建ててもらっては困るのだという ことで、何回もクレームをつけられて、壊したくないのだけれども、壊さざるを得ないのかなという ようなところまで話が行って、私も聞いて一般質問したのですが、今聞いてみるとゲートボールが盛 んになってきたので、そのゲートボールのためとは表現されなかったかもしれませんが、そういうた めに土地をしつらえた。名前は、児童公園なのだけれどもという。一貫性がないとか、あそこは児童 公園なのだから、そういう児童公園にふさわしくないものはつくってはいかぬという、これだったら わかるのだけれども、今のようにゲートボールやる人のために購入した、しつらえた場所なのだとい うことになると、クレームのつくことは何だったのだろうかというふうに思うのです。こういった点 についても、私はもう少し公園の所管が厚生関係であったり、建設関係であったり、産業経済の関係 での所管があるということに分かれているようですけれども、私はやっぱり現状としつらえの目的の 乖離しないことを十分に検討いただくようにお願いをしながら、私の一般質問を終わります。   ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで滝沢武司君の一般質問を終わります。   午前11時まで休憩します。           午前10時51分  休 憩                                                        午前11時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、19番、小林重平君の一般質問を許します。   小林重平君。           〔19番 小林重平君登壇〕 〇19番(小林重平君) ミスター自由民主党、小林重平でございます。それでは、3点ほど通告して ございます。   1点目でございますが、この村上病院の問題は、病院のエキスパート、ミセス鈴木いせ子議員が 質問して答弁をいただいているので、答弁は必要ないかなと思うのですが、そこをひとつよろしくお 願いいたしたいと思います。   2番目は、この介護の問題でございます。これは、本当に深刻な問題でございますので、対策に ついてのお考えをお伺いしたいと思います。   3番目でございます。この質問は、全く私にふさわしくない教育の問題でありますが、教育長の 答弁をお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、小林議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、村上総合病院の移転新築について、村上市民はじめ、粟島浦村、関川村の皆さ んも村上総合病院の移転、新築を待ち望んでいますが、話し合いは進んでいるかとのお尋ねについて でございますが、鈴木議員にもただいま小林議員からお話ありましたようにお答えをいたしておりま すけれども、再度お答えをさせていただきたい、そのように考えております。   去る5月31日、村上総合病院・瀬波病院合同運営審議委員会が開催をされました。席上、厚生連 から村上総合病院を新築したいとの意向が示され、村上総合病院・瀬波病院合同運営審議委員会で村 上総合病院の新築については了承をされました。これまでも医療懇談会等で村上総合病院は老朽化し ており、耐震性の問題や感染症の対応が難しいこと、医師不足の解消や救急医療体制の充実等の課題 が病院側から提起されておりましたので、本市にとりましてもこの圏域における医療の充実という意 味からも大変意義深いものがあると考えております。今後につきましては、村上総合病院・瀬波病院 合同運営審議委員会で議論を深めていくことが確認もされております。   次に2項目め、特別養護老人ホーム申込者(待機者)の対策についてのお尋ねでございますが、 村上市、岩船郡内の介護保険法による指定を受けた介護老人福祉施設の定員数は420床であり、5月 1日現在の待機者数は述べ825人、実人数で584人となっております。待機者解消のための施設整備に ついては、国で利用者数を一定の範囲に抑えるため、参酌標準と呼ぶ目標数値割合を定めており、こ のため待機者が相当数いるにもかかわらず整備を進めることができない状況にあります。待機者に対 する対応については、特に住宅で待機されている方においては、介護支援専門員が介護者の要望も取 り入れる中、介護サービス計画にデイサービスやショートステイの利用日数の確保も図りながら、で きるだけ介護家族の負担軽減に努めているところであります。また、地域密着型サービスの充実によ り、中重度者、認知症の高齢者への対応を進めていることとしております。今後の対応についてでご ざいますが、6月の12日の新聞報道に報道をされておりますが、介護施設の総量規制については12年 度をめどに撤廃をすると、そして自治体判断が可能となる旨の国の方策も出ているようでございます ので、今後は国の動向を見ながら、第5期介護保険事業計画の見直し等を基点で検討を進めてまいり たい、そのように考えております。   次に第3項目め、ゆとり教育については教育長に答弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、3項目めのゆとり教育の本市での影響についてのお尋ねでござ いますが、平成14年から施行された現在の学習指導要領を議員の指摘のとおり、ゆとり教育と表現さ れる方もおられます。学習内容の精選と総合的学習が導入され、学校週5日制が始まったことが特色 です。各学校では、教科学習で身につけた内容を総合的学習で生かし、自分で考え、問題を解決し、 生きる力をはぐくむためにさまざまな取り組みがなされてきました。例えば地域に出て地域の方々と ともに地域の特色から学ぶ学習、また机の上での進路指導を発展させ、実際に働く方々と触れ合い、 苦労と喜びをともにする職場体験学習を取り入れたキャリア教育などは、大きな成果を上げてきたと ころであります。   さらに、学校週5日制は学校教育のみならず、家庭、地域がそれぞれの教育力を発揮して、子供 の生きる力をはぐくむことをねらったものです。地域の指導者のもと、スポーツ少年団や県民少年団、 緑の少年団など、学校を超えたつながりで体力や技術力を磨いたり、地域貢献に励んだりした児童も たくさんいます。   また、部活動保護者会の協力で土日の活動に幅が広がり、スポーツ文化に打ち込む場と機会を提 供していただきました。これらの成果を基盤に、本市では中学校区単位に学校支援本部事業を立ち上 げ、コーディネーターの方を中心に保護者や地域の力を学校に取り組む工夫と努力を教育委員会が積 極的に支援してきております。特色のある活動がなされ、子供たちが着実に育ってきております。   このように、地域に根差した郷育を実践していただいた家庭や地域の皆様に感謝しているところ であります。教育の成果は、学校、家庭、地域の連携と信頼がうまく機能するかどうかにかかってお ります。今後とも地域の子供は地域のみんなで育てる体制の整備と支援を着実にしてまいりたいと考 えております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) どうも答弁ありがとうございました。   それでは、病院のほうから再質問をさせてもらいたいと思います。今市長から答弁ありましたよ うに、5月31日の村上・瀬波病院の合同運営委員会で新築が了承されたということでありました。こ れは、鈴木議員の一般質問でも明らかにされております。また、12日の日報にも下越版ですか、ここ に掲載されておりました。これは、村上市民はもとより、先ほど申し上げました粟島浦村さん、関川 村の皆さんも本当に待ちに待った知らせだったと思います。そこで、ちょっと訂正させて、通告の中 で私が「移転、新築」となっておりましたけれども、これは何か移転は市長はまだ決めていないとい うことなので、そこはカットさせていただきますが、市長も場所についてはまだ未定であると答弁な さっております。そういう発言をすると、やっぱりどこかなと知りたくなるのがこれ人間の心理であ りますが、やっぱりそこまでまだはっきりしていないのであればお聞きしませんが、ただ土地、面積、 これは相当必要になるのではなかろうかと思われるわけです。ちなみに、坂町病院は約2町歩ぐらい だそうです、高坪を入れて。それで県立新発田病院が約4.5町歩あるそうであります。そうすると、 この村上病院のことを考えると、やっぱり3町5反以上は必要になってくるのかなという私はそうい う気持ちでいるのですが、市長はその面積についてはどのようにお考えになっているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 面積ですけれども、何町歩、何町歩なんて言われたので、ちょっとぴんとこ ないのですけれども、いろいろなことが想定をされると思います。上に持っていって階数を余計にし て面積を少なくする方法もあろうと思っておりますし、これからこの前の話では病院の先生方あるい は厚生連の考え方、そして私ども市村の考え方等を持ち合わせて会議をしていくということでありま して、今例えばここで私が幾ら幾らの面積が必要だと思うと言えば、大体そうすると今の場所はうん ぬんという話になってきますので、それは避けさせていただきたいなと思っておりますけれども、い ずれにしても非常に大きな問題でありますので、慎重に対処していく必要があると、そのように考え ています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) いろいろな問題を含んで、駅前のはらみもございますし、いろいろあると思 いますので、深追いはしませんが、そこでもう一つちょっとお聞かせ願いたいと思いますが、これも また仮定の話になると思うのですが、この病院の規模とかベッド数についてはまだはっきりしており ませんが、村山新病院長が村上病院のインタビューでこういうようなことをおっしゃっております。 「3次医療を担う新発田病院が満床に近い状態であるので、当院も3次医療に準ずる体制を整備した い」、このようなことを話されております。そこで私は、準ずるではなくて、3次医療に取り組むよ うな病院を建設してもらいたいという思いがありますが、市長のお考えをお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今申し上げましたように、そこに勤めている院長をはじめ先生方は先生方の 考えがございます。先生方といいますのは、建築士あるいは面積等を考えないわけでありますので、 そういう発想が生まれてくると考えております。できる限り第3次救急救命医療センターを兼ね備え たのが県立新発田病院があるわけですので、少なくても2.5次くらいの医療ができるようなやはり病 院は必要ではないかなと、私自身もそう思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) なぜ市長が答弁しにくい質問をするかといいますと、今市長もご承知のとお り、この県北地域は勤務医が足りない、そして研修医も来てもらえないというのが現状であります。 また、こんなことを言う方もおられます。医療関係者であります。高い地位にある方であります。 「こんな田舎に、僻地に医者は来ませんよ」と言っているのです。これは、非公式の場であります。 私は、冗談であると思っておりますが、半分は本音でないかな。市長もこう言えば、だれが言ったか ほとんどもうわかっているのだろうと思っておりますが、ただ私はこの地域にやっぱり勤務医も大勢 来ていただきたい。そして、研修医も村上病院に研修に来てみたいと言われるような病院を建設すべ きだと思うのです。ですから、そのためには村上市、関川村さん、粟島浦村さんと力を合わせて最大 限の努力をすべきと思うのですが、市長のお考えをお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、勤務医ですけれども、確かに非常に不足している。来手がない現状で あります。しかしながら、今高速道路が開通をしたことによりまして、新潟から約1時間弱で村上病 院まで来れるというような好条件も整ってきましたので、非常に勤務医の先生方についてもそういう ような条件的には整ってきた地域の病院になってきているというようなことであろうと思っておりま すし、後段は何でしたか。           〔「市として最大限協力してもらいたい」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) これは、村上市と関川村、粟島浦村、3つの市と村で協力をしていくという ようなことであろうかと思っておりますが、しかしながらどなたが考えてもわかるとおり、大部分は 村上市が協力をしていかなければならないというようなことになろうかと思っておりますので、最大 限の努力はさせていただきますが、最大限の交渉もさせていただくということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 先ほど言いましたように、この村上病院は駅前再開発とも大きく関連してま いりますので、しっかりとした対応をしていただきたいと思います。   次に、介護に入ります。本当に待機者というのは、大変な問題でございます。今政府もいろいろ 整備を進めている計画を立てているそうでございますが、1月22日、もうちょっと大分前になります けれども、長妻厚生労働大臣が閣議後の記者会見で、いわゆるぶら下がり会見であります。次のよう なことを発言をしています。ちょっと読みますので。特別養護老人ホームの申込者というのが42万人 申し込んで、入れないということで大変苦労していると。施設に入ってもう一段別の施設に移ろうと 申し込みをして待っておられる方も深刻であるが、自宅で本当に施設を必要とされておられるけれど も、それに入れないという深刻な方も数万人おられるということであります。そこで、国は特別養護 老人ホーム、グループ、老健施設、それから認知症高齢者グループホーム、3年間で8万床、ベッド を増床するということでございましたが、倍の16万を今後3年間、23年までにやっていこうというこ とでありますと。それと、これ目新しいやつですけれども、それにプラスして、国交省とも今すり合 わせをしているところだが、ケアつき住宅、介護つき賃貸住宅というものも国交省の予算の範疇でご 協力いただいてやっていきたいということを記者会見で言っておられます。これは、この裏づけとい うのは、8日前の1月14日、厚労省の幹部が全国の都道府県の厚労者の担当部長に向けて会議を開い ております。それで、22年度の事業施策について説明をしております。それは、平成21年度、第1次 補正に計上した介護基盤の緊急整備については、介護施設や地域の介護拠点の緊急整備を推進するこ とを目標としたもので、平成23年までの3年間に特別養護老人ホーム、老人保健施設、認知症高齢者 グループホームなど16万人分整備することを目標に掲げていると、この会議を開いているのです。   そこで本県において昨年暮れからことしにかけて各県内の市町村の担当者を集めた会議が行われ ましたか。福祉部長。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 担当者会議というふうなことでありますので、担当の課長から答弁 させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 今議員のほうからお話ありましたとおり、1月だったか と思いますけれども、市町村の担当者を集めた県主催の会議がございました。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) その内容についてちょっとお聞かせいただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 介護に関しましては、今ほど申し上げた待機者が多いと、 特別養護老人ホームの待機者が多いということということで、地域密着型のサービスを国は推奨して いるので、その辺の整備についてと、今ほど申し上げましたけれども、介護の緊急のその整備という ようなことでのそういう分での交付金というか、その活用した整備ということの話もございました。   以上、趣旨はそういった点であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 私が聞いている中で、ちょっと聞いているのは、国も県もそうなのでしょう けれども、要介護4から5の方をやっぱりこれが深刻な問題だということで、かなりそちらのほうに ウエートを置いていると。とすれば、先般市長から答弁いただきました、我が村上市ではグループ ホーム、これ18床ということで、これだと追いつかないということなのですけれども、特養の問題は 財政からいろいろなものが含んでおりますので、そう簡単にはいかないと思いますが、そこでお聞き したいのは、それでは村上市はその計画あると、グループホームとして我が村上市はたしか県の7つ のエリア、県のほうが7つのエリアに分けておりますよね。その中で新発田エリアに入ると思うので すが、その新発田エリアのほうではそういう計画はございませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 議員言われるように、新発田圏域と申しますか、下越圏 域ということで、阿賀野市も含めまして当市までの市町村が構成しまして、その中で今後の整備分に つきましては国で縛りもありますので、その整備、枠の中で今調整する中で整備について調整してい るということになります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) この前この圏域の実質の待機者が584でしたか、その中でやっぱり230ぐらい でしたか、要介護4から5の方がいられるということは、これ本当にもう家族にとっては大変な問題 であり、どうしようもなく悩んでいるのですけれども、この前市長もこの特養の施設に関しては、今 後考えていくというような答弁があったのですけれども、もう一回その辺具体的にひとつ市長のほう から。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今課長から答弁ありましたように、今までは下越エリアで幾ら幾らという枠 があったわけでございますので、それを今後国がどういうふうに変更というか、決定していくのか、 その点も非常に注視をしていく必要があろうと思っておりますし、また私が先ほど申し上げましたよ うに、この前の新聞見ますと、総量規制を撤廃するというようなことも厚生労働省で発表しているみ たいでありますので、いずれにいたしましても国の動向を我々は注視しながら、解消に向けていく必 要があるなと、そのように考えているところでございます。   また一方、例えば総量規制が撤廃されたからといって、幾らつくってもいいというものではない。 すぐに保険料にはね返ってきますので、市の財政を圧迫する可能性もあるというようなことで、慎重 に適正な村上市の施設等を考えていく必要があると、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 今市長もおっしゃったように、施設の装いというのはみんなそれぞれ市町村 長考えていると思うのです。ところが、やっぱり一番のネックは介護保険料にはね返ってくるという のが一番の問題だと私は思っているのです。でも介護というのは、本来家族で見てやるのが一番介護 者にとっても望んでいることであり、幸せなことなのです。ですけれども、言うまでもなく、この地 域、全国的にそうですが、少子化、核家族ということで、現実的に無理な話なのです。とすればどう するのか。そうすれば、私は市長が進める協働のまちづくりだろうと、これがやっぱり田舎のよさで あります、協働のまちづくりというのは。地域のみんなが協力し合い、助け合って、お年寄りも若い 人も子供たちも生きていく力を合わせて生活をしていくということが一番大切なのだろうと思ってお ります。時間は、市長待ってくれません。どうかこの協働のまちづくり、より一層スピードをアップ して取り組んでもらいたいと思いますが、お考えをお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 小林議員おっしゃるとおりでありまして、協働のまちづくり、すなわち助け 合い、公助のまちづくりでありますので、できる限り早い時期にそういうような地域を構築していく 必要があると考えておりますので、取り組みを強化していきたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 教育長、お待たせいたしました。   ご答弁いただきまして、ありがとうございました。これからちょっと質問をさせていただきます が、30年前以上の話でありますが、ゆとり教育の原点とも言える議論が1977年、衆議院の予算委員会 で我が新潟県進出の木島喜平衞さんと当時海部文部大臣との間で議論された雪解け問答というものを 教育長はご存じですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) わかりません。教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) それは、木島さんが「もし雪が解けたらどうなるかという試験問題が出たら、 大臣はどう答えますか」とお聞きした。そしたら海部文部大臣は、「私は、水になると答える」、こ う答弁しました。木島さんは、そこで「一般的には、それは正解です。マルです。ですが、我がふる さと新潟の豪雪地帯の子供たちは、春の訪れを首を長くして待っている。だから雪が解けたらという 問題に対しては、春になると答える」と、こう言いました。「ですけれども、答えとしてはこれ間違 っているということなのです。そして雪が解けたら水になると答えるのは、理の世界である。春にな ると答えるのは、情の世界である」、この後いろいろやりとりがあったのでありますが、木島さんの 趣旨は、人の心を忘れたマル・バツ式の評価を改めるべきだと問うているのです。これは、この前私 は平山部長からいただいたゆとり教育の書いてあります、発想が似ているのです。豊かな人間性、社 会性。私は、もう30年前以上にこの原点があったと。すばらしいことだな。部長、どう思います、こ の雪解け問答。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 答えの点ですけれども、やっぱり子供の発想を大切にしながら、思考力 を育てていくということを大変示唆にしているというふうに受けとめております。ただし、そういっ た子供の思考力を大切に育てていくということは、基本的な知識とか理解が基盤にあるというふうな ことで思考力が育っていくというふうなことでありますので、大変先ほど申し上げたように示唆に富 んだ意見であるというふうに受けとめております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 部長、私はゆとり教育は決して失敗だと思っていないのです。これは、文科 省のお役人さんがちょっと説明の仕方悪かったと思うのです。本当は、今言ったように知識は必要で ありますが、本来の目的はゆとりイコール心の余裕なのです。余裕があれば知識もつくのです。だが お役所は、ゆとりイコール自由な時間、それのみを考えた。いかにも年間の授業時間を短縮すればゆ とりだと、この考えであったのではなかろうかと思うのです。それがちょっと現場と文科省とのすれ 違いがあったのではなかろうかなと思うのですが、部長いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) この平成14年から導入された今の指導要領は、教育長の答弁にもありま したけれども、学校週5日制というふうなものも一つ特色であります。これは、学校で学ぶ部分を大 切にしながらも、家庭や地域で過ごす時間が今まで以上にふえるというふうなことで、家庭や地域の 教育力の必要性も問うているというふうなところで動き始めたところなのでありますけれども、間も なく現行の指導要領が改正になるこの時期、総括の時期になっておりますけれども、家庭や地域との 連携の部分でどのような成果が上がったかというふうなことを評価して、改善しなければならない点 はぜひ改善をして、次の指導要領、小学校、来年度、23年度から実施になりますので、そちらに向け て動いていかなければならないというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) その中で、この前の失敗を指摘する関係者のあれというのは何を言っている かといえば、学力が落ちた、これを指摘しているのです。それは何かといえば、その結果を知り得た のは学力テストだったはずなのですが、今回その学力テストが政権交代によって方針が変わりました。 全国の小中学校の約3割値を抽出してテストを行う。しかし、全国もいろいろあるようでありますが、 本県においては外れた学校に対して市が独自でやるというのが新潟をはじめとする14の市町村であり ますし、学校の判断に任すというのが長岡など7市、しないのが村上市をはじめ8市町村、特に村上、 胎内、黒川、新発田、下越が多いのです。そこでなぜ村上市はこの学力テストを取り組まないのか、 ちょっとお考えをお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 村上市が受けなかったのは、村上市独自で各学校全部の学校やっているN RTの学力テストというものをやっているわけであります。そういうことから、村上市の子供たちの 学力は全国と比較してどうか、県としてどうかというようなことでわかるわけでありますので、あえ て2回も学力テストをする必要がないというようなことから希望はいたしませんでした。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) そういう事情があれば、それで結構だと思います。ただ、合併以前の話であ ります。十七、八年ごろのこの学力のあれを見ると、県北地域は全体的に学力が低いと言われたこと があると思うのですが、これ教育長、どうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 議員が言われますように、確かにそのようなことが言われていました。し かし、最近早寝早起き朝御飯に家庭学習というようなことを一生懸命に唱えておる関係上、各学校で 一生懸命に家庭学習を推進するようになってきましてから、子供たちの学力が向上してきました。実 際に学力テストをしてみますというと、子供たちは県平均あるいは全国平均を上回るようになってき ました。しかし、中学校のほうでこの前の答弁のときもお話ししたのでありますが、部活の成果、家 庭学習を全然していない子供たちがいるというような学校は、やはり学力が低いわけでありますが、 神林地区のある中学校は、子供たちが家庭に帰っての家庭学習が2時間以上していると、そういう学 校ははるかに県の平均点あるいは全国の平均点を上回って、立派な成績をとっている実態もあります。 そのようなことから、家庭学習の充実性というものをこれからも強く訴えていきたいと、そのように 思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) ぜひ学力テストを行わなくても独自のやつがあるということであれば、どう かそれをより一層強化して、この村上市の子供たちの教育の学力をアップのために頑張っていただき たいと思っております。   そこで次の問題に入ります。ちょっととてつもない質問をいたします。私は、ゆとり教育であれ、 教育の最高指導者、責任者というのは教育長でもないということなのです。それはだれか。文科大臣 か。私は、文科大臣でもないと思う。それは、内閣総理大臣だと思っていますが、教育長どうでしょ うか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 教育は、独立性がありまして、政治あるいは宗教、そういうふうなものか ら分離された独立、要するに独自の施策のもとで進めていくものだと、そのような考えに立っており ます。総理大臣となりますというと、やはり政治の世界がありますので、そういうことではなくて、 やはり教育基本法にのっとった独自の世界でもって子供たちの教育はすべきだと、私はそのように考 えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) それは、おのおのの考え方の相違ですからいいですけれども、私はやっぱり 内閣総理大臣というのはその国の全部総まとめの大将ですから、これは教育も関係あるのです、すべ て。私はそう思っています。それはそれでいいのですが、そこで昨年の総選挙で民主党が勝利しまし た。そして鳩山内閣も誕生しました。国民は、これで国が変わる、政治が変わる、恐らく教育も変わ るだろうと、こう思ったのです。ところが、総理大臣の支持率は徐々に下がり、信頼を失い、6月2 日に退陣するに至りました。これはなぜか。教育長、わかっているでしょう、教育長大体こう言えば。 これは、総理が国民との約束を守らなかったからなのです。うそをついたからなのです。裏切ったか ら、だましたからです。だから国民は怒ったのです。5月23日、教育に一番関係あることなのです。 5月23日、総理は普天間の問題で再度沖縄を訪れました。沖縄の皆さんは、「総理来るな。帰れ」の 大合唱です。そして、ここなのです、問題は。この中にけなげな子供たちがたくさんいたのです。そ して子供たちは、「総理、約束を守ってください。裏切らないでください」、大きな紙に大きな文字 を書いて、それを掲げて抗議をしている。ここに新聞に載っていますよ、ちゃんと、こういうふうに。 これを全国の皆さん見ている。子供も見ている。そうすれば、現場の教壇に立つ先生方、確かに日教 組は民主党支持です。ですけれども、これでは教育にならぬでしょうと私は思うのです。どうですか、 教育長。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 議員が言われるように、そういうことであってはなかなか大変だと思うの でありますが、しかし教育は先ほども言いましたように、教育の中立性というのをやはり堅持しなが ら、邁進していかなければならないということで、教育の中立性というものを非常に重要視した考え 方に私は立っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 教育長はそういう立場で当然立つべきであると思います。ただ私言いたいの は、その現場の先生方がやりづらいだろうということなのです。そこで教育長、私も孫いるのです、 孫。上は小学校4年生の女の子です。下は、保育園に通う4歳の男の子です。親がいますから、余計 な口出しは私はしませんが、ただこういうことを言っています。特に上の子が小学校4年生でありま すから、それはお父さん、お母さん、学校の先生、そして友達、この約束はきちんと守りなさい。う そをついてはだめですよ。裏切ってはだめですよ。だましてはいけませんよ、これを私はこの4つの ことは大切なことだからちゃんと覚えておきなさいと教えているのです。そして私は、教育の原点と いうのは家庭だろう。何でもかんでも学校に任すのが今の風潮でありますが、それではいけない。や はり家庭がしっかりしなければ、教育だってできるものではない、こう思っていますが、教育長のお 考え。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) そういう意味におきまして、教育基本法が書いたのはそこにもあるわけで あります。教育基本法の中に家庭教育の重要性というのをがんと打ち出されました。議員さんのおう ちのように、孫に、そしてそのようなことを語って聞かせるおじいちゃん、おばあちゃんがいるとい う家庭、そういうことが大切であります。しかし、現実問題といたしまして、核家族がふえている。 核家族がふえていることから、そういうことをなかなか子供たちに指導したり、話をしたりすること ができない地域がふえてきているわけであります。そういうことから地域でもって子供を育てよう、 地域みんなでもって子供を育てていこう、そういうことから発想が変わってきたわけであります。そ のようなことで、地域全体でもって子供を責任を感じながら、地域のために、あるいは子供のために 育てていこうというのが今の教育の原点になっているところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 今ちょっと話している間に、先般7月27日でしたか、教育長、それから部長、 課長と我々委員会で朝日みどり小学校にお邪魔しました。あのときに校長先生のお話、大変まだ覚え ているのですが、子供と一緒に給食を食べた後に校長先生のほうから給食の問題で、21分の5という ことをおっしゃいました。最初何を言っているのかなと思ったのですけれども、校長先生のお話によ れば、1週間に21回の食事をするのだと、だけれども学校では5回しか食べさせることができないの だと、だから学校で幾ら子供の体力や栄養のことを考えて昼食をつくっても、基本的には家庭できち んとした食事を食べさせていただかないといけませんよということをおっしゃっていましたが、本当 にこれも教育の一環であり、家庭の教育の一環であると私は思っております。   それでは、最後の質問に入ります。橋下大阪知事が文科省に要望していました教員の人事権、い わゆる採用権、これを市町村に移譲してもらいたいということを要望していましたが、4月15日の文 科省の定例記者会見で鈴木副大臣が都道府県が容認するのであればよろしいですよという〔質問終了 時間5分前の予告ブザーあり〕受け入れを表明いたしました。県では、まだ具体的な話はありません。 ただこれもいずれ国が言ってきておる地方への権限の移譲の一環なのかなと思っておりますが、教育 長、この文科省の方針に対しまして、どういうお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 人事権の移動についてでありますが、今は採用もそれから退職もすべて県 の教育委員会がやっております。その人事権を市町村に任せるというようなことだと思うのでありま すが、それにはプラスの面とマイナスの面があると私は考えております。例えばプラスの面では、村 上でいいますというと、県北のほうにはなかなか先生方が来手がないわけでありますけれども、村上 市でもって採用した教員であれば、そういうことはないわけであります。それから、今県でやってい る教員採用だというと、みんな都会志向で新潟へ行きたい、あるいは新発田へ行きたい、長岡へ行き たい、そういうことでありますけれども、市でもって採用した教員であれば、そこでその市でもって 落ちついてそこの実態に合わせながら教育がしていけるという利便もありますけれども、小さい市で あるというと、例えば関川村では小学校1つ、中学校1つしかありませんので、一生涯異動なくそこ の市町村で教員として勤務をしなければならない。そうなった場合には、新しい知識、新しい流れ、 そういうふうなものを持った人のことを異動でもって持ってくることができないというような難点も 出てきますし、また管理職の採用試験というようなことを小さな市町村はできるのかどうなのか、そ ういう問題点も出てきております。そのようなことから、プラスの面とマイナスの面があるのではな いかと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 確かにそれは大阪の場合は、部長に記事を送っておいたのですけれども、3 市と2町が連合で何かやると、取り組みたいというようなことを表明しております。やり方はいろい ろあると思うのですが、私は一番の問題はやっぱり財源だと思います。   それでは、教育長、私はこう思っています。村上の子供たちは、本当に大事な宝であります。財 産なのです。この子供たちの成長をしっかりと見守っていくのが我々大人の責任でもあると私は思っ ております。そして我が村上市の子供たちが日本の空に、世界の空に大きく羽ばたき、大きく舞うこ とをこいねがいながら、私の質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで小林重平君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時49分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、28番、山田勉君の一般質問を許します。   山田勉君。           〔28番 山田 勉君登壇〕 〇28番(山田 勉君) 議長のお許しをいただきましたので、これから一般質問をさせていただきま す。   突然の鳩山由紀夫首相と小沢幹事長の辞任が発表され、日本じゅうが震撼させられました。前日 までの強気発言がうそのようであります。歴史的な政権交代から8カ月、本来なら新しい政治がその 真価を発揮なすところでございます。現状は、全く逆でございました。思えば安倍、福田、麻生と短 命首相が続き、これに嫌気を差し、国民は昨年民主党に政権を与え、自公連立政権と決別した歴史を 変革した民主党は、国民に夢と希望を与え、マニフェスト、後にデビュー支持率70%を記録したわけ でございますが、20%を割り込み、鳩山・小沢政権は座礁しました。鳩山首相は、辞任の理由を普天 間問題と政治と金として、国民の心が離れてしまったと陳謝し、クリーンな政治をスローガンにス タートした鳩山民主党だったが、ツートップ、政治資金スキャンダルに即普天間問題が浮上し、5月 末決着、大見えを切って墓穴を掘ってしまったわけでございます。民主党が初めて政権の座に着いて 活躍、成果を上げようとする意気込みは理解できました。しかし、夢のマニフェスト実現には金がか かり過ぎてどうにもならなかったわけでございます。今までの4代の首相とも二世、三世、過去の大 政治家を孫に持って、しかしいずれもその精神のもろくて弱さが現在政治世界と事情には通用しなか ったと思うわけでございます。しかし、我が村上では市長も市民に対して夢と希望を与えて、マニフ ェストに従って、これからも長く長く市長として頑張ってほしいと思います。   そこで、日帰りの温泉施設を今年度に完成、いこいの家については市民は大変喜んでおります。 特に豊富な源泉かけ流しが多くの市民に受け入れられ、愛されているところでございます。また、そ の都度バスの運行もされ、足、車がない人には大変助かっております。そこで、多くの方が利用して、 ゆっくりと1日の疲れをとり、あすからの仕事に頑張ってほしいわけでありますが、いこいの家の入 浴時間が9時から4時半になると、会社に行っている方は5時まで働いていますので、入られません。 市長、そこで閉館時間を延長する考えはないか、お伺いいたします。   また、広くなった浴槽に見合う豊富な源泉かけ流しの湯量は確保されているのか。実際大きいお ふろ場がちょろちょろ流れているぐらいでは、どんどんと流して、市民の方にもゆっくり入れるとい うような考えはあるかどうか、お伺いします。   また、受け付けのとき、行くたびに氏名、住所、電話番号記載を口頭申し出に簡素化できないで しょうか。なぜならば、60、70、中には腰曲がっている方もいらっしゃいますでしょうが、行くたび に必ず記入しなければならないということで、できたらば口頭で入れないものかなという話がござい ましたので、お伺いします。   次の2点目、日本海沿岸東北自動車道の現状の状況についてお伺いします。中条インターから荒 川胎内インターまでは、東日本高速道路が工事を行い、通行料は有料であります。また、荒川胎内イ ンターから朝日まほろばインターまでは国土交通省が新直轄型方式で工事を行い、通行料は無料とな る予定であるが、山北までの日本海沿岸東北自動車道の現状と完成についてお伺いします。   答弁をいただいてから再質問させていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、山田議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、荒川いこいの家の運営についての1点目、閉館時間を延長する考えはないかと のお尋ねについてでございますが、本年4月の開所後の利用状況については、述べ利用者数で4月が 1,010人、利用者内訳では市内が931人、市外が79人、5月が783人、内訳では市内が678人、市外が10 5人となっております。閉館時間の延長については、これまで数件要望をお聞きしていますので、現 在地元と共同で使用している駐車場の問題もありますが、今後とも施設の利用状況等を見ながら、十 分に考慮しなければならない問題と考えております。   次に2点目、広くなった浴槽に見合う湯量は確保されているのかとのお尋ねについてでございま すが、現在源泉の管理者である関川村と毎分50リットルの湯量を供給することで契約を交わしており ます。このたびの改築工事に当たっては、この湯量を考慮した浴槽の大きさの設計をしてあることで、 浴槽に見合う湯量は確保されているものと考えております。なお、湯沢温泉には3本の源泉がありま すが、本施設を含めた旅館等への総配湯量については、現在量が限界との話を聞いております。   次に3点目、受付時の氏名、住所、電話番号等の記載を口頭による申し出に簡素化できないかと のお尋ねについてでございますが、現在使用料については条例で市民が利用する場合には12歳以上が 300円、12歳未満が150円、市民以外の人が利用する場合にはそれぞれ400円、200円となっており、ま た別に関川村の入湯税条例に基づき100円課税をされております。また、関川村民と村上市民の利用 者のうち60歳以上の方には入湯税を免除する規定があり、さらにそのほかの市町村からの利用もある ことで、料金設定が細分化されていることで、利用者に住所等の記載をお願いして確認をしていると ころであります。利用者からは、開館当初にこれらの記載が不要ではないかのご意見が若干ありまし たが、この趣旨を丁寧に説明してご理解をいただいているところでございますけれども、しかしなが らお説のように受付時の対応については今後改善することで検討をしてまいります。例えば丸をつけ るとか、そういうような簡単に記載ができる方法を考えたいと思っております。   次に2項目め、日本沿岸東北自動車道の朝日まほろばインターチェンジから山北地区までの現状 と完成についてのお尋ねでございますが、ご承知のとおり神林岩船港インターチェンジから朝日まほ ろばインターチェンジ間は無料区間として平成22年度末の完成に向け、新潟国道事務所、羽越河川国 道事務所で工事を進めております。お尋ねの朝日山北温海間の延長39キロ区間は、基本計画路線で整 備手法や時期については未定となっております。本市では、同盟会を通じ早期の整備路線への格上げ を要望してまいりましたが、政権交代により今年度は全国の高速道路で新規箇所の建設がほぼ停止し ている状況にあります。今後もあらゆる機会を通じて情報の収集に努めながら、朝日山北温海間の早 期事業化が図れるよう積極的に国に働きかけてまいりたいと考えております。今月の19日、日曜日に おきましても、村上の商工会青年部、未着手区間の山北の府屋駅から温海温泉駅まで歩いて早期実現 を訴えていくということでございますので、どうぞご参加をしていただきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) いこいの家についてですが、私が担当課長のところへ行きまして、日帰りの 温泉はどのぐらいあるのかねと言ったら、相当多くありました。その中で、私もわかるところだけを チェックしてきたわけですが、値段的にも結構400円とか500円とか、時間的には4時半に終わるとこ ろは幾ら探してもありませんでした。それは、4時半いいのか悪いのか別としまして、反対に言うと 冬期間といいましょうか、冬は大体9時ごろまでとか8時ごろまで、そんなのがほとんどでございま した。1つは、自然かけ流し温泉、湯処というところがあるのですが、これは十日町にあるのです。 300円で入れるのです。時間も4月から11月までは11時から9時まで、そういうふうに時間設定して、 12月から以降は朝の11時から20時まで。同じようなところも結構ありました。中には、千年の湯なん てありまして、十日町市ですが、これもやっぱり400円です。10時から午後10時までやっているみた いです。時間的には遅くやっているからいいのではなくて、できれば親子で、また反対に会社行って、 特にあそこのいこいの家というのは、皆さん本当にいこいの家でなければだめだという人が結構いら っしゃるのです。人気あるということです。なぜいいのか、私もこの前ちょっと入らせてもらいまし たけれども、温泉はぬるいのだけれども、少したってゆっくりするともう汗がだらだらと、何という かそれがいいのか悪いのかわかりませんが、そういう面でも担当課長にお伺いしたいのですが、この いこいの家というのは現に何がいいのでしょうか、健康にいいというから。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 今議員からもお話ありましたとおり、一応この泉質につ きましては、低張性、弱アルカリ性、単純泉でありますが、ちょっとぬるめではありますが、しんか ら温まるというようなことで、かけ流しの天然温泉ということで、議員からお話もありますように、 疲れをとるとか、五十肩にいいとか、そういった冷え症によいとか、一般的なそういう効能があるの ではないかというふうに考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 多くの方が近くにも、関川にも「ゆ〜む」ということで、9時から10時まで、 朝の9時から10時まで、それから「ざぶ〜ん」なんかもそうです。9時半から夜9時半まで。十日町 市も値段的には300円で入れるのです。そういう面で、値段的にも安いし、ゆっくり入れる場所が結 構あるのですが、その中でやっぱりいこいの家、今課長が言われたように、心筋梗塞とか五十肩にな んかいいそうです。そういう面では、いろんな面でやっぱり効くわけですが、そういう面では市長、 もう少し長くといいましょうか、最低会社へ行っていれば皆さん5時、残業あれば6時、7時になる かもしれませんけれども、8時ごろまでは延ばす必要があると思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 議員おっしゃるとおり、そのような意見も聞いておりますので、4時半とい うのは余り早いのでないかなと思っておりますので、状況を考慮しながら、これから考えていかなけ ればならないなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 反対に午前中を少し遅目にして、もし可能であれば、いつも9時からが一番 いいのですけれども、時間長いと職員の関係やらいろいろ出るのであれば、反対にちょこっと10時ご ろか11時ごろにして、少し8時ごろまでするとか、そんなことを考えたほういいと思いますが、いか がでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それも1つの方法ですので、そういう点を含めまして、これから検討に入ら せていただくということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) それから、お湯の量なのですが、反対におふろ場が大きくて、行くとちゃら ちゃら流れてはいるけれども、どおっと流して、やっぱり皆さんを、50リッター、限度があるみたい ですけれども、時間的に時間内でそのぐらい可能ではないのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 先ほどの市長の答弁にもありましたけれども、3本ある 源泉の分で今限度額いっぱいだということでありますし、平成16年に大規模なおふろ場等の改修をさ せていただいて、実は18年の7月からそれまで20リッターだったところを50リッターまで関川村にお 願いして拠出していただいていますので、これが一応限度ということで、おふろの浴槽の大きさにつ いてもこれに見合うだけの浴槽の大きさとさせていただいていますので、ちょうどよく湯量分だけの 湯量は確保されているのでないかというふうに見ています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) お湯の年間どのぐらい支払っているのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 1カ月当たり6万5,000円で、12カ月で78万円を支払っ ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 結果的には多く払っているわけですが、少しでも市長、大勢の方に、いっぱ いいると満員で入れないかもしれませんが、順次バスなんかも運行してくれるということなので、そ ういう面でも土曜日、日曜日とか大いに人を今以上に入ってもらうのがいいと思うのですが、市長は どんな考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もちろん入湯客は余計にこしたことないわけでございます。お湯の量につい ても、今課長から答弁がありましたように、これが限度であるというようなことであります。基本的 には、あそこはよその温泉場でありますので、本来であれば私どもが温泉場に無理言っていこいの家 という施設を建てさせていただいて、そしてお湯ももらっておふろに入らせていただいているという ような立場もありますので、その点についてもご理解をしていかなければならないなというところも あるということもご理解していただきたいなと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) それから、氏名、住所、電話番号と簡素化ということでお話ししたら、市長 は丸つけるような簡単にしたほうがというような話もありましたけれども、現にやっぱりそういう結 構いろんな温泉ありますけれども、そういう場所は結構あるのですか。いこいの家だけではないので すか。ほかにも。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 入るときに受け付けで住所を書いたりするところという意味でしょうか。           〔「はい、そうです」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 大体普通の温泉場行きますと、宿帳は当然書きますけれども、こういう施設 でも例えばさっき申し上げたとおり、年齢別あるいは地元か地元でないかというようなことを判断し なければならないわけですので、例えば議会でこういう質問されても、そういう資料がなければ私ど もは何も把握できないということになってきますので、最低限それはやっぱり必要なことではないか なと思っておりますので、その必要なことをいかに簡単に煩わしくないようにやっていただくような 方法をこれから工面をしていかなければならないなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 近くでも現に関川でも胎内市のお湯というかおふろ入るところでも、そうい うふうに一々やっていないのです、現に。だから反対に泊まるとき、私どもはホテルに泊まるときは 当然やっぱり記入しますけれども、そのときはもうロイヤルホテルであれ、どこであれ、そういう記 入はしないで、お金やって、券をもらってやるのです。それで胎内市のほうの塩の湯というか、あっ ちのほうは500円出せば何も言わないで入れるのです。どうしてもやっぱり書かなければならないと いうことですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 先ほど市長から答弁もありましたけれども、使用料の設 定につきまして、村上市民の方、それから関川村民、これは入湯税の関係もありまして、関川村のほ うで高齢者、60歳以上の方については村上市民の方も100円免除していただいているとか、それから 市外の方の利用も先ほど答弁しましたように結構な数上っていますので、その辺の確認、年齢等もあ るものですから、大変恐縮でありますが、その辺のことを確認のために記入をお願いしているという ところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 60、70、80前後の方が行くたびに書くとなると、やっぱり大変なのです。私 ども当たり前だといえばそれまでだけれども、そういうことがやっぱりおふろ好きな人は結構行かれ るみたいなので、いや、そうすると今言われるように、丸バツではないけれども、市内か市外ぐらい で、それで何とかできないものだかなと思うのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 受け付けのお話でございますが、冒頭市長からも答弁されましたよ うに、また今ほど課長からもお話ありましたように、料金設定をスムーズに進めるための最低限の受 け付け方法をこれから考慮しながら検討してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解い ただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) それでは、いこいの家につきましてはこの辺で終わって、2の日本海沿岸東 北自動車道の現状の状況についてお伺いします。   22年度に予定ですが、今後の受け皿というか、朝日村のみどりの里までインター入るわけですね。 それ今度入るとき、結果的には例えば駐車場の設置とか、地元の物産その他村上を売り出す絶好のチ ャンスであるわけです。村上の宣伝をしたり、圏外の人をいかに多くの人を呼ぶのか、それによって 村上全体が潤うと思うのですが、市長いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、高速道路が延伸することによって、その周辺、特にとり あえずは最終地点になります朝日まほろばインターチェンジ周辺は非常に多くのお客が、あるいは車 がおりるわけでございますので、絶好のチャンスであると考えているわけでございまして、朝日まほ ろばインターチェンジ周辺、みどりの里周辺のこれからの対応をこれから考えていく必要があると思 っております。   また、逆に手放しでは喜べない面もあるのです。お客が来ると同時に、便利になるわけでありま すので、新潟まで1時間弱で行きますので、逆に買い物とかレジャーとか、いろんな面で向こうに行 く可能性も、とられる可能性もありますので、十分にその点については魅力ある商店街づくりあるい は魅力ある地域づくりをしていかないと、逆の効果もあらわれてきますので、その点については商工 会議所あるいは商工会等にもいろいろと話をして、そういう魅力ある地域づくりに着手をしていかな ければならないということも考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 朝日村のみどりの里の駐車場は何台ぐらいで、今後ではどのぐらい見ている のですか。高速道路に従って確保といいましょうか、どんな考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 道の駅とそれからみどりの里の前の駐車場でありますので、そんなに台数は、 ちょっと今詳細の台数については把握しておりませんけれども、あれでは当然足りないと考えていま すので、どういう形であそこを改修といえばいいですか、つくり上げていくべきかということを民間 の人たちも含めて話ししていく必要があるなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) それから、今道の駅も出ましたが、道の駅やパーキングのエリアの建設の予 定はあるのですか、今後の。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) どこにですか。           〔「いや、そこ。そこというか高速道路の関係で」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 今現在は、朝日みどりの里が道の駅になっておりますし……           〔「その間にはパーキングというのはできないんですか」と呼ぶ者あ             り〕 〇市長(大滝平正君) できない。           〔「できないですか」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) はい、つくらない計画です。           〔「じゃ、道の駅も坂町のほうからインターできないということです             か」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 国交省では、そういう計画は持っていないということです。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 今後は、ではそのまま今の朝日村のみどりの里を拡大しながら、そこを道の 駅現在あるわけですから、そのパーキングとかそういうのはまず一切やらないということですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 国交省では、そういうような計画はないわけですけれども、例えば民間ベー スでやりたいと、あすも質問あるみたいですけれども、そういうことであるとするならば、それは話 し合いでなる可能性もあるというようなことではないかなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 22年度中に朝日まほろばで開通する予定でありますが、総事業費はどのくら いかかるのか、この事業費の概要とその財源はどういうふうになっているのだか教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) どこからどこまで、例えば今神林岩船港インターまで来ていますよね。そこ から朝日まほろばまでということですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) ですから、荒川から朝日まほろばまで全体的にどのぐらいかかるのかなと。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そうすると、荒川胎内インターから朝日まほろばインター間ということです ね。これは、新直轄事業でございまして、国がやっている事業でありますので、確かな数字ではない と思いますけれども、昨年度が100億くらいで今度が六十何億、160億くらいではないかなと思ってお りますけれども、ちょっとこの数字については後で詳細を報告させていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 次、クラインガルテンを実施するという温泉のある高速道路のオアシスとし て、また都市の交流促進のためにも朝日みどりの宿泊施設を活用し、クラインガルテンをつくった場 合、全国でも60カ所あると聞いていますが、募集するとすぐ満員になると聞いていますが、いつまで つくる予定なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 先般のクラインガルテンの質問ございましたが、正式には23年4月 オープンと、今年度中はでき次第、仮に植栽したりして畑の状況を見ていきたいということでござい ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 恒久的な定住者を考えているのだと思いますが、山北でも考えているという ことでこの前お話ありましたが、これはどのように考えていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉議員に申し上げます。   通告にない、関連でいきますと何でもありになりますので、通告にあるものだけを質問してくだ さい。   山田勉君。 〇28番(山田 勉君) これも高速道路に従って、ある面ではそういうのも付随しているのかなと思 いまして、質問しましたが。 〇議長(佐藤宮吉君) 続けてください。   山田勉君。 〇28番(山田 勉君) そうすると、高速道路、山北、温海までのあれは、今のところそういうあれ はなかなかないということで、これからでは市長はどういうふうな方法で、みんなでそういう総会開 いたり、特に商工会議所とかいろんな面からこれからどんどん持っていかないと、山北まではなかな か難しいような気もします。特に財政が厳しい、厳しいと言っているわけですが、どのように持って いく予定でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 議員もご承知かと思いますけれども、昨年民主党の政権が誕生いたしました。 そして小沢さんが幹事長になられたとき、山形県の酒田市において酒田市の団体の会長さんと会談を 要望を受けた記事が山形新聞と庄内日報に載っておりました。その内容はといいますと、4年間政権 が続くわけですけれども、4年間のうちに何とかめどをつくってやるというようなことで大々的に新 聞に載った経緯があるのですが、それからこういうような状態になったということでございますので、 今のところはさっき言ったとおり、話が前に進んでいない。さきの議会で申し上げましたけれども、 新潟県知事と私と山形県知事と鶴岡市長と4人で直接前原国土交通大臣、そして民主党の副幹事長に お会いしてまいりました。そのときも前原国土交通大臣は、「よくわかっている」という返事であり ましたので、引き続きまた前原国土交通大臣が大臣として就任いたしましたので、私どもも引き続き 要望してまいりたいと考えております。そしてありがたいことに新潟県の知事におきましては、県が 負担金を払ってもいいのだと、どうしてもミッシングリンクを解消するためにつながなければならな いというようなことをおっしゃっていただきましたので、再度また知事と一緒に要望に行ってきたい と、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 本当に市長はいろんな仕事で、またいろんな会議とか等あるわけですが、ど うかひとつこれからも頑張っていただいて、山北まで高速道路が速やかにできるようにひとつ頑張っ てほしいと思います。   これで一般質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで山田勉君の一般質問を終わります。   午後1時50分まで休憩します。           午後 1時33分  休 憩                                                        午後 1時50分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、17番、長谷川孝君の一般質問を許します。   長谷川孝君。           〔17番 長谷川 孝君登壇〕 〇17番(長谷川 孝君) 一般質問を行います。私の一般質問は2項目です。   1項目め、来年度からの組織機構再編計画について。平成23年4月から合併して導入された部長 制を廃止し、横断的でわかりやすい組織体制を整備するため、組織機構の再編が行われます。岩船地 区にある岩船連絡所の窓口業務についても、完結できないものや利用の少ないものを順次廃止する方 針が示されました。その危機感から6月1日付で岩船地区の多くの団体より市長、議長あてに岩船連 絡所の存続に関する要望書が提出されました。その要望事項には、岩船連絡所で行っている現在の機 能をこれ以上後退させることなく、さらに充実し、存続することが書き込まれています。このことか ら岩船地区住民が切望する岩船連絡所の存続についてお伺いいたします。   2項目めは、地球と共存する環境先進地として全国に発信できないか。政府が世界に約束した20 20年までに1990年対比で二酸化炭素排出量25%削減に取り組む日本。その環境先進地として村上市が 全国に発信できるとしたら、山間地の地域づくりは活気のあるものになるはずです。特にそのエネル ギー発電を小水力、木製ペレットで補えることができるとしたら、山間地の地域づくりに大きな役割 を果たすこととなります。村上市において地球環境産業づくりの一環として、次の2点について率先 して検討していただきたいがいかがかについてお伺いいたします。   @、将来の電動自動車リチウム電池充電のため、発電装置を小水力、木製ペレットで検証できな いか。   A、建設予定の生涯学習センターの冷暖房に木製ペレットの再生可能エネルギーを利用した新し い空調システムを導入して、循環型社会を発信してはどうか。   以上、2項目です。市長答弁の後、再質問をいたします。よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、長谷川議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、来年度からの組織機構再編計画についての岩船地区住民が切望する岩船連絡所 の存続についてのお尋ねでございますが、昨年11月に策定しました村上市行政改革大綱でお示しのと おり、岩船連絡所及び上海府連絡所で対応している住民票や戸籍関係の交付については、連絡所の サービスの範囲が限定されており、各支所でサービスが受けられることから、完結できないものや利 用の少ないものを見直し、その他の地域支援事業については新設する自治振興課の所管とすることに しております。具体的には、平成23年度からは各連絡所に協働のまちづくりを担当する職員と引き続 き窓口業務を担当する職員、合わせて2人の職員体制を考えております。このようなことから連絡所 においては、従前のように窓口業務を取り扱いながらも、地域の特性を効果的に活用しながら、地域 の活性化に重点を置いて推進していく方向に移行していきたいとの考えであり、このために連絡所は 協働のまちづくりの重要な活動拠点として位置づけ、新たな体制のもとに存続していくこととしてお ります。去る6月1日に岩船地区区長会長、岩船商工業会長並びに岩船地区青少年健全育成会長がお 見えになり、岩船連絡所で行っている現在の機能をこれ以上後退させることなく、さらに充実しつつ 存続するようとの要望を受けております。今日までの連絡所の役割も十分理解できます。地域のご要 望に十分おこたえできない面もあろうかと思いますが、連絡所で完結できない業務については、他地 区同様に本庁及び支所をご利用いただくことになりますが、より高齢化が進むこれからの社会の向け て、高齢者の足の確保を図るため、新たな公共交通体系の整備に向けて検討を進めているところでも あり、十分配慮してまいりたいと考えております。   次に2項目め、地球と共存する環境先進地として全国に発信できないかの1点目、将来の電動自 動車リチウム電池充電のため、発電装置を小水力、木質ペレットで検証できないかとのご提言につい てでございますが、小水力発電は小さい川や農業用水路でも設置でき、二酸化炭素排出量が極端に少 ないクリーンなエネルギー、貴重な準国産エネルギー、繰り返し利用できる再生可能なエネルギーと して地球温暖化防止対策のためのエネルギーとされております。さらに、建設時の環境負荷が少なく、 短時間で設置でき、地方分散の省電力需要に臨機応変な対応が可能であることも大きな特徴とされて おります。また、木質ペレットは、燃えると二酸化炭素を発生しますが、化石燃料とは異なり、炭素 循環の枠内でその総量を増加させるものでないため、統計上は排出しないものとして取り扱うことが できます。このため、二酸化炭素排出量削減の観点とコスト削減の点から注目されております。この ペレットを燃やし、蒸気タービンを稼働させることで発電が可能になります。二酸化炭素排出量の削 減と地球温暖化防止に資する本市の産業の発展には、積極的な取り組みが重要であると認識をしてお ります。ご提言のように、これらの発電によってエネルギーの供給を補うとしたら、環境に配慮した 循環型都市としてのアピール効果は大きいものがあると思います。   群馬県桐生市では、低炭素観光のまちづくりのための地域資源自立型新交通モデル実証試験で、 小水力と太陽電池パネルによる発電する電力をニッケル水素電池に蓄電し、この電力を電動アシスト 自転車や電気自動車の電力源に活用することを目指し、この1年をかけてシステムを導入した場合の 温室効果ガス削減効果から地域全体への再生可能エネルギー導入による削減を実証するということで あります。ご質問の検証については、小水力発電に必要な流量、落差などの自然的条件、木質ペレッ ト発電に必要な諸条件を整理し、桐生市のような先進事例を参考にしながら、これから研究をしてま いりたい、そのように考えております。   次に2点目、建設予定の生涯学習センターの冷暖房に木質ペレットの再生可能エネルギーを利用 して、循環型社会を発信してはどうかとのご提言でございますが、これまでも述べたように、太陽光 や水力、バイオマス等の再生可能エネルギーを利用することにつきましては、さまざまな面から検討 していかなければならないものと考えております。建設予定の仮称ではございますが、生涯学習セン ターにつきましては、講義室や研修室など、小さい空間の部屋の集合施設であることと部屋の使用時 間がおおむね2時間や3時間と比較的短時間であることなどを考慮し、維持管理及び経費の面から使 用の都度冷暖房を入れる個別設備について今現在考えておりますが、ご提言のありました循環型社会 を目指す再生可能エネルギーの導入については、他の地球温暖化防止対策とあわせて調査をしてまい りたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 答弁ありがとうございます。   2項目めのほうから先にやらせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。増子課 長さんが出てきていただいておりますので、ちょっとお聞きしたいのですけれども、日本のエネル ギーで自給率というのは、例えば食品とかも自給率というのあるのですけれども、エネルギー自給率 って何%だかわかりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境衛生課長。 〇市民部環境衛生課長(増子要作君) ただいまのご質問でございますけれども、エネルギーの自給 率という、そういう規模というのはちょっと把握はいたしておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 化石エネルギーとか、市長先ほどの答弁で言われているように、輸入しな ければだめなエネルギーではなくて、木質、つまり森林とかそういうようなもので国内の自給率とい うのは、そういうようなところしかないわけですから、国内のエネルギー自給率というのは4%と言 われているのです。4%ということは、もうほとんど後の部分は化石エネルギーとかに頼っていると いう現状なのですが、そこで私がさき通告したように、森林というものが村上市の場合には85%近く を占めていると、日本は75%が森林を占めているということなので、その森林のエネルギー、つまり 間伐材とかを使ったエネルギーを使って自給率を上げようではないかというのがきのうの新聞か何か に出ていましたけれども、国内産の材木を使って50%にまずしていきたいというのがきのうの新聞か 何かに出ていたのですけれども、産業観光部長、国内の国産の材木を使った自給率というのは、将来 は50%にするという予定なのですけれども、今現在は何%ぐらいだかご存じですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(瀬賀 功君) 把握しておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) なかなかわかりにくいと思うのですけれども、国産の材木を使っているの は24%で、あとはもう海外から材木も入ってきていると。ですから、国産の森林を利用したエネル ギーをこれから使っていって、そのエネルギー自給率も上げると、それから製材、材木の自給率も上 げていかなければだめなのでないかと、そうすることによって非常に環境に優しい日本がこれからで き上がっていくのでないかということを言われているのです。   それで、私ちょうど偶然だったのですけれども、先週の土曜日に新潟市の秋葉区でちょうど木質 ペレットのセミナーがありまして、丸一日かけてセミナー受けてきたのですけれども、北海道から広 島までいろいろな人が集まってそのセミナーに参加しておりました。その中で、一番これから必要と いうものは、この村上市の85%の森林を利用して、何とか環境に非常に意識を持った村上市にしてい く、そういうのを発信するには何が一番必要なのかなというふうにその場でセミナーでいろいろ私も 聞いてきたのですけれども、その中でオフセット・クレジット、J―VER制度というのですけれど も、市長、これ知っていますよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 知っています。まず、一番大事なのは85.4%が林野で占めている村上市であ ります。まず、住民一人一人が山の大切さ、木材の大切さ、森の大切さをしっかりと認識することか ら始まっていかなければならないと私は考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) いや、そうではなくて、私が聞いたのはオフセット・クレジットというの はどういうことだか知っていますかと聞いたのです。それで「知っています」と言ったから答弁して くれるのだと思ったら、別なこと今言ったのではないですか。オフセット・クレジット、つまりJ― VER制度というの知っていますかと聞いたのです。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 名前はよく聞きますけれども、詳細について説明しろと言われれば、ちょっ と今の段階では納得する説明はいたしかねます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) つまり例えば間伐材とかそういうのにここで省エネ的な形、環境に優しい ところで山とかの保全をしたものをある民間会社がクレジットで買ってくれると、それでだんだん、 だんだんそれが広まっていくということをやっていかなければだめなのだと、それが今国内のオフセ ット・クレジットというのもほとんど海外のほうに流れていて、国内でそれを循環させていくと、も っと国内が環境的なエネルギーの自給率が上がるのではないかというのがそのオフセット・クレジッ トという制度だということなのですけれども、それでオフセット・クレジットというの、お金でもっ て行ったり来たりするというのではない部分もありますので、あれなのですけれども、全国でカーボ ンオフセットプロバイダーというのが60とか70ぐらいの団体が今できていると、そういうような時代 なのだから、ある程度やはり村上市もそういうような面に力を入れて発信していければいいのでない かという意味で提案させていただいたのですけれども、もちろん山を知るとかそういうことも必要だ ということはもちろん知っていますけれども、今新潟市がこのセミナーをやった団体が新潟市の産業 振興課というところが主催してやっているのです。ですから、自治体でさえもそういうようなところ に力入れているのだから、村上市もやはりそういうところにこれからも目を向けていっていただきた いというつもりで申し上げたわけでございます。   それで確かに研究していくとか言われましたので、確かにこれから取り組んで検討していただけ れば一番いいのですけれども、今市長答弁では桐生市の話出ましたよね。2億円の単年度で補助金出 て、そういうようなので取り組むということなのですけれども、村上市がチャレンジ25というのには 応募とかはしなかったのですよね。しませんでしたでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境衛生課長。 〇市民部環境衛生課長(増子要作君) チャレンジ25地域づくり事業ですけれども、県のほうからこ れ通知をいただいて、内容は承知しておりましたけれども、村上市としては応募はしませんでした。 といいますのは、今地球温暖化の実行計画等策定中であり、二酸化炭素の排出量等も今調査中であり ますので、事業を特定できないというようなこともありまして、応募はいたしておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 何か今までの村上市の森林とかそういうのに関しては、私もいろいろきつ いこと言いましたけれども、何かスギトピア岩船とかに特化され過ぎて、誤解されているところも相 当あるのではないかと思うのです。ですから、そこで本当に親しまれる森林とか、山にみんなで行っ て体験するとか、そういうことをやりながら、だんだん、だんだん進んでいくという形にいければ一 番いいのでないかと、そういう取り組みをやはり新潟県は合併して新津の秋葉区が新潟市になったも のだから、そういう本当に新津秋葉区というところが新潟市の場合には森林の面積の42%を占めてい るということで、そういうところにやっぱり力を入れていくということにしているということなので、 そういうやはり朝日地区とか山北地区とか、そういうふうに我々にもわかりやすく森林のよさとかを アピールできる、市民の皆さんにアピールできるような手法があるのでないか思うのですけれども、 副市長、何か考えありましたらお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまの質問でございますけれども、当初から話ありましたように、 この圏域本当に森林面積が豊富だということで、やっぱり今後これを有効に活用する、また自然再生 可能な資源、木材でありますので、循環型社会には最適な資源であるということを認識をしていると ころであります。一連の取り組みといたしまして、私知っている範囲で高根のことしかわからないの ですけれども、企業が先般もあれですけれども、TOTOの森づくりということでその企業の皆さん がこの地域に入って植林をしたり、田植えをしたりして自然と触れ合う、また地域の皆さんと触れ合 う、そういう活動も行っていますし、今年度からキャノンマーケティングジャパンというキャノンの 営業の担当の部署なのですけれども、その人たちが60人ぐらい高根に民泊をしまして、田植え体験と か今後食住等通じて交流を深めて、そういう将来的にはカーボンオフセット、そういうオフセット・ クレジット、そういうことにもつながっていければ非常にありがたいなと思って、そういう活動も 徐々に取り組んでいる事例もございます。そういうことでどんどん都会のほうのそういう方をこの地 域に呼び込んでよさを売る、そういうことも今後必要ではないかな、一体として考えるべきではない かなと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そういう取り組みがやはり例えば今までですと、間伐材を整備して何にな るのだとかというようなことだったと思うのですけれども、そういう整備するとか、そういうことだ けでもオフセット・クレジットということで、例えば全日空さんが買ってくれるとか、そういう時代 なのです。ですから、企業が取り組みに対し、自治体の取り組みに対して応援しようではないかとい うことでオフセット・クレジットでもって応援するというようなことをやってくれるという時代なも のですから、なるべくこの環境のすばらしい森林を持った、そういうようなものをアピールできたら ということを考えた場合に、間伐材のものを木質ペレットにする、そういうことが連動して環境に優 しい、そういうようなまちづくりにつながるということを理解していただきたいというふうに思って おります。ぜひともなかなかこれは難しい面もあるけれども、どこかのところで研究していただけれ ばというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。   それと、A番目の木製ペレットというものは、生涯学習課長さん、百武課長にお尋ねしますが、 私が土曜日の日のセミナーで聞いていたら、集落の20軒ぐらいが1軒が木質ペレットの基地みたいの になっていて、あとの19軒はそれを分けてもらっているというやり方がこれから進めやすいというよ うなことを三菱研究所の方が言っていたのですけれども、そういうことからしたら小間切れになった ような部屋とかもやり方次第ではうまく利用できるのでないかと思うのですけれども、その辺は研究 してみる気はないでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 生涯学習課長。 〇教育部生涯学習課長(百武勇一君) 今お尋ねのありましたことにつきましては、いろいろこれか らも研究する必要性はあると思います。ただ、そういうふうに一極集中的なボイラー、そういうもの をつけるに当たって、24時間等そういうふうにずっと稼働していかなければならない部分もあるかと 思うのです。そうすると、使っていない部分の場合はどうするのかとか、あるいは常に火をたいてい る状態でペレットがどれくらい必要になってくるのかと、そういうようなコスト面等もやっぱりこれ からの研究課題だと思っています。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 確かにコスト的に若干高いとなっても、やはり環境とかそういうことでも って、その部分に関しても私がちょっと質問したのですけれども、そういう部分に関してもきちんと J―VER制度というものを適用できるのですかと言ったら、それを設置するときに3分の1ぐらい クレジットのほうから援助してくれるのだとか、そういうような話も聞きましたので、何とかいろい ろな形で研究していただければと思いますけれども、教育長、もしあれでしたらお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 今百武課長が言われましたように、木製を使っての暖房ということであり ますが、昔は各家庭でもだるまストーブを使って、だるまストーブで間伐したものあるいはそういう ふうな要らなくなった木などを使いながら各家庭でやったわけなのでありますが、その暖房のための だるまストーブもなくなり、今は全部石油というようなことになってきているわけなのでありますけ れども、公共的な施設設備だけではなくて、家庭でも昔のようなだるまストーブを使っての木材を使 っての暖房をというようなことを呼びかけていくことも重要なのではないかなと、そのように考えま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ありがとうございます。   では、1項目めの組織機構の再編計画に移らさせていただきますけれども、ここの中で今の市長 答弁ですと、サービスが限定されたものに関しては一応見直していかなければだめな部分もあるけれ ども、2人体制でまず連絡所という名称自体は残していくというような答弁の内容で理解していいの でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そのとおりです。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そうすると、この2人というのは協働のまちづくりでは公民館も中に入っ ていると思うのですけれども、公民館とまずそういう受け付け業務をするという2人体制のことを指 して2人というふうに理解していいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 自治振興室の1人の方は、そこに張りついているということではない。地域 のいろいろな活性化に携わる、そういうような業務等についてしっかりとやっていくということであ ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 要望書ですと、今よりも後退させないでさらに充実させてくださいといっ ても、なかなかそういうようなことは不可能かもしれないのですけれども、実際岩船の場合はまた上 海府も連絡所ありますけれども、また違うと私は思うのです。同じ連絡所でも連絡所自体の考え方も まず違うだろうし、今回の要望の中にはやっぱり一番心配しているのは岩船商工業会が中心になって この要望書を出したということであります。今OBも含めて岩船の将来のこと、今現在のこと、そし て何十年先のことと3つに分けて岩船の将来の活性化のことを考えている場合に、やはり連絡所とい うのは名称を含めまして残していただきたいと。それで協働のまちづくりというのには、私は前々か ら反対するものではないのですけれども、協働のまちづくりをするということ自体が住民サービスを 落とさないという条件の中に入っているのだというふうに私は理解しているのですけれども、総務部 長、もしその辺の考え方ありましたら教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 冒頭市長が答弁で申し上げましたように、岩船連絡所を中心とした職員 の数については、先ほど申し上げたような2名を中心のところで議論しております。それで、具体的 には今議員が言われるように、岩船地域においてはというよりも、この旧村上地区、この中心の村上 地区以外については、公民館の分館制度をこれまでしいていまして、それぞれの地域で公民館の生涯 教育、今はその範囲の中に入るのですけれども、どちらかというとまちづくりの部分もそこで担って いるというようなのが現状でございます。そんなことがありまして、今教育委員会等議論しているの は、分館でこれまで支えてきたものについて自治振興課の職員がまずそれを引き継ぐような形で移行 して、地域の皆さんが違和感なくその中で地域の活性化のあり方等を十分検討していくと、こんな体 制をイメージして今議論しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 確かに行財政改革の大綱の最初の案だと、「連絡所のサービスの範囲が限 定されており、各支所でサービスが受けられることから取り扱わないこととし」というものが訂正さ れて、「完結できないものや利用の少ないものを順次廃止し」というふうに書いてあるのですけれど も、廃止していくというのも利用していないというのもわかるのですけれども、でも実際岩船の連絡 所というのは1年間通して窓口業務というの6,000ぐらいあるわけでしょう。逆にもっと利用しやす いようにすれば、もっとふえるという可能性だってあるわけなわけですね。今だって利用できないも のもあるから、やむを得ないで本庁とかに行っている方もいるかもしれないし、だからそういうのを 考えた場合に、順次廃止しというのはなかなか抵抗があるというふうに思っているわけなのです。順 次廃止しといったら将来なくなるのでないかというふうな危惧が受けるという、危機感を持つという ふうになるのでないかと思うのですけれども。   それと、私がやっぱり今回いろいろなことを反省しなければだめだ、私も反省しなければだめだ と思っているのですけれども、今までこの行財政大綱の前の合併したときの事務事情の調整の中には、 連絡所をどうするなんていうのは一切書いていないのです。初めて合併してから改革大綱が民間の人 が中心になってつくったところに出てきたということをまず、合併の事務調整、事務事業の調整項目 の中にはなかったということは本当だと思うのですけれども、その辺はちょっと答弁してもらいたい のですけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 岩船連絡所と上海部連絡所については、いろいろな議論が合併前からありま したよ。しかし、非常に難しい問題であるということで、合併前の調整はできないというようなこと で先送りされたということです。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 先送りされたというのは、今初めて市長答弁でわかったわけですから、 我々合併の委員であったけれども、そういう話は一切なくて、事務事情の調整項目だけをこんな分厚 いやつをみんなで読んで協議したわけですけれども、そこの中には一項目としてなかったということ は、私調べて理解しているのですけれども、それはそれでいいです。   その中で行財政改革の大綱の案の中では、ちょっと余りにも上海府と岩船をばかにしているので ないかということで市長室に岩船の区長会長とかが押し寄せて、その後まず当面の間ということであ る程度修正させたということなのですけれども、一番まず心配しているのは、連絡所の名称というの は残すというふうに今市長言われましたから、それを信用していいということですよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 岩船の方々が来られたときは、こういうことで最初来られましたよ。「どな たかが岩船連絡所を廃止されるんだということを聞いたんで、驚いてきました」と、「本当にそうい うんですか」ということでお見えになったので、「そんなことはありませんよ」と、そういうことで あります。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) いや、それはここの案の中で、そういうふうに取り扱わないこととしとい うふうになれば、なくなるのでないかと思うのは当然ではないのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私ども市政を担当してから岩船の支所をなくするとかなんて一回も発言した ことございません。岩船支所は、非常に今回も言っているとおり……           〔「連絡所ね」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 岩船連絡所ですね。一回も言ったことございませんし、これからもそういう 役割を果たしていく重要な施設であるということは認識していると言っておりますように、最初は岩 船の人たちはだからどこからそういう話が出たのか知りませんけれども、それで驚いて来たというの が現実ではないかなと。しかし、そういうことはありませんから安心してくださいということであり ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 名称についてはまずそれでいいし、あと公民館も含めて2名でやってくだ さるということでまず理解しましたけれども、この行財政改革の案が出てからちょっとの間、22年の 4月の市長面談する間にいろいろな形で岩船区長会に来られて話をしたというのは、行革推進室長の 佐藤室長が1回だけで、余りにも行政とのコミュニケーションというのか、そういうようなのが不足 していたというようなことがあったのではないかと思います。それとあと相馬今部長ですけれども、 相馬課長が1回公民館の館長さんと公民館のこれからの活動の仕方とか、そういうことで1回やられ たということは聞いているのですけれども、もう少しやっぱり不安とかそういうようなことに対して はきちんと対応できるような形をこれから協働のまちづくりを進める上にはやっていかなければだめ な部分がやっぱりあるのではないかと思うので、その辺もし今までの進め方で何かもう少しこうした ほうがいいのでないかという部分がありましたら、相馬部長に教えていただきたいというふうに思い ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 岩船地区というよりも先ほどちょっとお話ししましたように、旧村上地 区が他の地区と違う職員配置をしております、現に。そんなことでよその地区よりも、では具体的に 23年に組織変えたときどうなるのだろうというようなのがまずもってぶら下がっており、また公民館 の分館長の任期のこともあり、先行して議論させていただきました。議員のほうからは1度あったよ うだがということなのですが、分館長または生涯学習の組織のほうとは何度か議論させていただきま した。その中でもまだ我々の方針が確定していないところで、余りにも早く地域の皆さんに言って、 こうだとさというような流れというようなのはちょっと考えなければならないというようなのがあっ て、遅れたというようなのは実際あろうかと思います。そんなことで連絡所のありようも含めまして、 実は今週末に分館長さんとの教育委員会も含めてやりとりをまた予定しておりますし、週明けにはそ れぞれの地域、荒川地区から山北地区までそれぞれの地区公民館長さんとの連携をとりながら、移行 がうまくいくように、また職員の配置どのようなことで行えば一番実を上げるかというようなところ を詰めていきたいというようなことで、それぞれの区長さん方についてもたしか今月末、全地区の会 長、副会長さんの集まりがあるというようなことで日程をいただく段取りにしておりまして、その辺 をスタートに十分連携をとっていきたいと、こんなふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 相馬部長が今言われたの、公民館の活動とかそういう部分ですよね。それ で公民館の活動の中に協働のまちづくりの大体中心になってもらいたいというのもわかりますけれど も、連絡所というのを残すといったら、連絡所というのはでは連絡所所長とかはなしの単なる連絡所 であって、窓口業務1人と公民館の中心になる方と2人のうちの中心になってまちづくりするという のは、公民館の人が中心になってやるという考え方で、そこに例えば地域まちづくり協議会の中でこ ういうふうにしてもらいたいとかいろいろな形が出てくると思います。それで、いや、もう少し人間 的に足りないのでないかとか、岩船の連絡所というのはいろいろな機能を有している、まず岩船の大 体の基地みたいな役割しているのです。それで協働のまちづくりもこの前いろいろこれから進めてい く協働のまちづくりということの市の考え方の中で、ほとんどが今実際のこと言って、岩船の場合に はやっているのです、はっきり言って。それでやっているのをまたそれ以上のものをやるとなると、 例えば人間的にやっぱり足りないのでないかとか、そういうことが出てきた場合に、そういうことを 説明の中できちんと把握して、フィードバックしてくれるのか、やっぱりスタートして地域まちづく り協議会の中で出なければ議論できないのか、それともできれば公民館の活動の部分と、それから窓 口業務とかの説明に来られている佐藤室長と一緒に来て岩船の連絡所全体の、連絡所という言葉使わ ないで組織全体の岩船の中で、こういうような公民館とそれから窓口業務とか、こういう一体感を持 ってやっていかなければだめだと思うのだというような説明をやっぱりやってもらわないと、いつに なってもこっちの考えとこっちの考えもばらばらになっていれば、やっぱり情報源が2つあるとまず いのでないかと思うので、1つに集約して説明するような機会を持っていただきたいと思うのですけ れども、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(相馬正喜君) 今ほど議員言われた室長の名前も挙げておりますけれども、その室長は 私どもの部分の担当でございますので、これと連絡所を今現在担当している〔質問終了時間5分前の 予告ブザーあり〕総務のほうとあり方について一度修正を加え今に至っているような経緯もございま すので、市長が先ほど申し上げた地域の皆さんが危機感を持っておいでのときも、できるだけ地域の 皆さんに情報はその段階で出すようにしたいというようなお話も申し上げていますので、先ほど申し 上げた区長会の周知も含めて検討していきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 協働のまちづくりというものが全部の地域、21地区で、一応今のところ21 地区にする予定だというふうに私は理解しているのですけれども、やっぱり全部が集落が点在として いるところもあるし、コンパクトにまとまっているところとかいろいろあるので、その現状をやっぱ り把握した中で住民の皆さんの声を集約して、きちんと行政の協働のまちづくりに生かしていただき たいというふうに私は切に思っているわけですから、その辺のことをやっぱり説明不足とかと誤解さ れないようにきちんとしていただきたいというふうに市長、思っておりますので、その辺よろしくお 願いします。答弁してくれます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その点については、岩船の方々からいろいろなご意見をいただいております ので、十分に私も理解をしておりますので、誤った発信をされると非常に困ったというようなことも ありますので、そういうことのこれからないように私ども注意しなければなりませんし、議員からも そういうようなことで十分に地域の人方とコミュニケーションとっていただければありがたいなと、 そのように思っています。 〇17番(長谷川 孝君) 私の一般質問終わります。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで長谷川孝君の一般質問を終わります。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   また、あしたも午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでした。           午後 2時38分  散 会