平成22年村上市議会第1回定例会会議録(第2号) 〇議事日程 第2号 平成22年3月2日(火曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  平成22年度村上市施政方針並びに議第11号から議第26号までに対する代表質問       議第11号から議第26号まで委員会付託                                                                  〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(29名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長        市 民 部 長    阿   部   正   一   君        市民部税務課長    板   垣   純   一   君        市  民  部                   増   子   要   作   君        環境衛生課長        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        福 祉 保 健 部                   遠   山   た   つ   君        保健医療課長        福 祉 保 健 部                   西   村       治   君        介護高齢課長        福 祉 保 健 部                   斎   藤       勉   君        社会福祉課長        産業観光部長     増   子   太   平   君        産 業 観 光 部                   本   間   誠   一   君        農林水産課長        産 業 観 光 部                   瀬   賀       功   君        商工観光課長        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        上下水道部長     渡   辺   成   一   君        会 計 管 理 者    吉   川       強   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農 業 委 員 会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    工   藤   泰   則   君        教 育 部 長    平   山       浩   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        教  育  部                   百   武   勇   一   君        生涯学習課長        教  育  部                   斎   藤   敏   夫   君        スポーツ振興課長        教  育  部                   太   田       薫   君        文化行政課長        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    田   村       豊   君        朝 日 支 所 長    佐   藤   健   吉   君        山 北 支 所 長    富   樫   昌   平   君        消  防  長    佐   藤   秀   明   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    伊   藤   良   子           午前10時02分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は29名全員です。定足数に達しておりますので、これ から本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いし ます。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、2番、鈴木いせ子さん、25番、小野七五三君を指 名します。ご了承願います。                                              日程第2 平成22年度村上市施政方針並びに議第11号から議第26号までに対する代      表質問                                      議第11号から議第26号まで委員会付託                 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、これから平成22年度村上市施政方針並びに議第11号から議第26号 までの16議案に対する代表質問を行います。   代表質問は、配付してあります代表質問通告者一覧表の順に行います。   最初に、鷲ヶ巣会の代表質問を許します。   29番、板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 皆さん、おはようございます。私ども鷲ヶ巣会も、山田勉議員の会派入りに よりまして8名の会派に相なりました。8名を代表しまして、代表質問を行わせていただきます。   答弁者については、簡潔明瞭になるべくわかりやすく、短く説明していただきたい、こうお願い 申し上げます。   さて、平成22年度の予算編成に当たりまして、今年度、いわゆる21年度です。3億強の市税が減 収されているとお聞きしております。そのような中で、今年度予算を3.8%増の金額にして約11億、3 01億8,000万の予算を計上するに当たりまして、日夜努力をしていただきました課長さん、そして支 所長さん、部長さんあるいは教育長さん、副市長さん、市長に心から感謝を申し上げます。   早いもので、合併して3年目の予算議会であります。市長は、昨日の施政方針で本年度中に市の 木、市の花、市の鳥、市民憲章を制定し、市民の一体感の醸成に努めてまいりますと、本来であれば この議場に市民憲章はあるべき姿でありますが、少し遅いやにも考えておりますが、そこでどのよう な応募範囲、あるいはそういう選考委員会的なものをつくるのかどうか、市長にお伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お答えをいたします。   ご質問にあります市の木、市の花うんぬん、そして市民憲章等については、当然のことながら委 員会を設置いたしましてその委員会の中で決定をさせていただくと。その際には当然市の木、市の花 等については、鳥もそうでございますけれども、広く市民の皆様方に提案をしていただくというよう なことを考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 市民だけではなくて、私の希望ですが、いろいろな角度から意見をお聞きし、 するべきだと考えております。   この村上市は、日本海沿岸に50キロ、それから広大な農地、広大な山林、そして特にこの村上市 の中に一級河川、いわゆる鮭をとれる河川を持っているというのは日本でも珍しいのです。そういう ことを、しかも海の幸、山の幸、そして川の幸と豊富なすばらしい市でありますので、この市の木、 市の花、市民憲章を制定するときは、村上市がある限り、続く限りこれは永遠に市民と一緒に歩いて いかなければならない指標でございますので、十分検討し、市長、最善の努力をしていただきたいと 思いますが、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 昨日申し上げましたが、市民憲章につきましては、当然村上市の憲法と言っ てもおかしくないくらいのものでありますので、これにつきましては細心の注意を払って決めていき たい。   そして、ご説のとおり市の花、市の木、市の鳥等につきましても、これから検討させていただき ますが、果たして全国から応募していいものやら、新潟県内にするべきか、あるいは村上市内でいい のではないかというようなご意見がたくさんあろうかと思いますが、それらを総合しながら勘案して いきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) ひとつ私ども市民であることに誇りと責任を感じ、協力一致してあすの市づ くりになるような憲章制定に努力していただきたいとご要望申し上げます。   次に、介護についてお伺いをいたします。今現在の状況をちょっと私の範囲で知るべきところを 説明したいと思いますが、今県で特別老人ホームの待機者、県内で7,460人いるのです。では、この 我が村上市はどうかということになりますと、特別老人ホーム、定数420人、待機者何と驚くや794人 です。そのほかに、介護老人保健施設も4施設あるのです、この市内に。これは、4つ合わせて定数 350です。しかし、待機者がこれも170人待機している。それと、介護療養型医療施設、これも3施設 あります。これは、定数が177で、待機者71人なのです。市内のいわゆる入れる定員数が947名なのに、 1,035人が待機しているという、こういう状況なのです。そのほかに、いわゆる短期入所も11施設あ るのだ。この1,035人の方がいわゆる自宅介護を受けたり、苦痛な日々を暮らしていることは間違い ないのです。この感想、このことにかかわって責任者とも言われます佐藤部長さん、感触でいいです。 あなたの立場として、こういう数値を聞いたときにどういう感触受けましたか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 今ほど議員が申しました、介護の必要としている方で入所待機者非 常に多いということは、私も承知しております。   いろんな問題があるわけですけれども、実際に待機者が多い現実の中で保険料とのバランス、こ れを考慮しながらこれからどう運営していくか、市の大きな課題であるというふうに認識しておりま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 市長、今の質問と同じことを答弁しながら、加えてこれはどのような解決策 を市長として考えているか、答弁。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今すべて合わせて待機者が1,035人というお話がありました。これの数値に つきましては、ダブって恐らく申請している方があると思われますので、これが果たしてこのとおり であるとは言いがたいところもあります。しかしながら、待機者が多いというのは現実であります。   今部長がお話ししましたとおり、むやみやたらに今では待機者が多いからといって施設をつくる ということになってまいりますと、即保険料にはね返ってくるわけでございまして、ご承知のとおり 国、県においても規制をしているわけでございますので、私どもはその枠いっぱいいっぱいを利用さ せていただいて、まず施設を充実させていきたいと、そのように考えておりますし、またそれが十分 でないわけでありますので、デイサービスあるいは訪問介護等を充実させるようなことをこれからし っかりと考えていく必要があろうと。   同時に、やはり施設も必要でありますので、国、県に対してその施設の必要性も訴えてまいりた いと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 市長、デイサービスもいいのです。しかし、新聞見ますと、この特養に入っ ている年齢がもう80歳超えているのが90%近いのだそうです。ですから、そういう人は、デイサービ スとかこのケアとかなんていう状況ではないのです。   市長がおっしゃるように、これは村上市だけの問題ではないのです。国、県に大きな問題がある のです。全国で介護が必要な人口は42万1,300人いるのだそうです。そのうち約半分、19万8,000人が 自宅介護されているのです。東京都の練馬区でも、30人の定数に500人の待機者いるのです。そうい う状況の中で、今民主党が政権交代をいたしました。この前あれは何という人だったか、大臣……厚 生労働大臣がいわゆるこの3年間で介護の職員の養成、介護施設を4,000億円かけて24万人分を新設 をするのだと、こういうことをテレビで報道しているのです。市長の言っていることわかるのです。 国の許可がなければ、村上市で勝手につくるわけいかないのです、金がかかって。県もそうです。そ ういう中で、私の考えであれば、全国的に介護者がふえていることは間違いないわけですから、やは りいち早くこの政権与党に陳情して、村上市に早く予算を持ってくるということが私は早急に必要な のではないかというような気をするのですが、市長はどう考えていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今長妻大臣のお話が出ましたが、それをつくった場合、本当に保険料をどの ように考えているのかということが非常に心配になってまいります。   それはそれとして、いわゆる今課長から詳しく説明をいたさせますけれども、配分枠というのが ありまして、新潟県がそれを配分している。この地域であれば、下越地区で幾ら幾らというような配 分がなされてくるわけでありますので、私も直接国に行って村上市独自でその枠をくださいというわ けにはいかないような現状であるということだけを理解していただきたい。課長から今その件につい て詳しく説明させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 今ほど市長から説明しましたけれども、いわゆる国のほ うでは中、重度者の施設入所者の割合ということで、平成26年度の目標数値で施設入所者は37%に抑 えなさいということで、なおかつ圏域ごとに枠の縛りがありまして、その中で村上市の場合下越圏域 になるわけですが、この市町村で入所者数を調整するという中で、昨年度も調整して第4期の事業計 画を立てたところでありまして、先ほど来話が出ておりますように、国、県にもこういう地域の実態 を要望して、何とか政権も変わったことでありますので、特別養護老人ホームの整備枠の拡大につい て今後ともいろんな形で要望していきたいというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 市長、つい先日、新潟県内にも老夫婦が介護疲れで痛ましい命を夫婦して落 としているのです。これは、老人が悪いのではないのです。政治が悪いのです。行政が悪いのです。   私は、市長がきのうの施政方針で愛郷無限の市づくり、愛を大切にしてという施政方針、いい言 葉出しました。すばらしい言葉だと思っています。やはりその言葉どおり、この介護を今困っておる 千余名の待機者のために、今まで以上のこの介護に対する認識を深めて、そして解決をしていただき たいということをお願いを申し上げておきます。   次に、山北支所庁舎について市長にお伺いをいたします。つい先日、私ども、新生会の会報が私 どもの資料箱の中に入っておりまして、読ませていただきました。小野代表さんには厚く御礼を申し 上げます。22日の日です。新生会の小野議員、姫路議員から山北支所庁舎の建設に当たりまして新築 工事は行わず、旧村上高校山北分校を耐震工事を制してそこを利用するべきであるという要望書が市 長に提出されたという報道がいわふね新聞に記載をされておりました。私も、旧山北町の議員当時か ら町民の念願であることは、私から言うまでもないことでございますし、先般地域審議会というのが 各地域に12名ずつの委員をもってこの合併のいわゆる約束事、あるいは合併した村上市にいろいろご 要望あるいは提言をしていただくということで設置をされております。その会長さんと電話を入れま して、実はこういう文書が流れておるが、あなた方はご承知ですかというお話を申し上げましたら、 いや、見たけれども、私どもからすればとんでもない話だというお話でした。そこで、自分たち審議 会としては、現在の庁舎跡地に建設をしてもらいたい。そして、職員が減っていくのであれば、建物 は縮小するべきであるということは12人の委員が一致していますよと、こういうお答えでございまし た。   そこで、私としては、このアンケート調査を見る限りでは、非常に角度を変えて言えば、山北町 の九十数%が反対なのだというようなことになりますと、これは大変なことになりはしないかと心配 しております。そういうことで、市長にいわふね新聞では当初事業費6億3,500万の3分の2くらい で済む見込みであるということを市長がこの陳情者に、新生会の方々にお話をされたという文章でし た。この意味合い、ちょっと説明していただけますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お答えいたします。   ご案内のとおり、合併時でございますけれども、基本計画搭載事業に計画をされているわけでご ざいます。現在地に新庁舎を新築した場合には職員が100人規模、そして事業費が6億3,500万という ことで計上をされて約束をした事業でございます。しかしながら、ご案内のとおり私どもは機構組織 の改革を積極的に行っております。そして、山北支所におきましては、職員が50人規模の庁舎で十分 であると。職員が50人規模の職員体制で臨むわけでございます。それらを考えた場合において、庁舎 の新築の事業費においても、私どもが今試算をしておりますけれども、3分の2弱で十分に可能な庁 舎ができるというふうに考えておりますし、またそうあるべきだということで今取り組みをしている ということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) そうすると、6億3,500万のものが3分の2くらいということは、大体4億 くらいが目途であると、こういうふうに理解していいのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そのとおりでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 次に、山北分校、これは建築されてから30年有余たっていると思うのです。 それで、これをこれから支所に使うと、耐震措置はもちろんでありますが、工事をやって支所に使お うということになりますと、全体的ないわゆる耐用年数といいますか、強度の問題、これはコンク リートでも木造でもありますよね、制限が。これについてはどういうものなのですか、市長にお伺い します。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながらいろいろなご意見がある中で、旧村上高校山北分校の校舎 を改築して山北支所庁舎として利活用した場合についても、我々はそれなりの試算をいたしておりま す。   まず、この校舎につきましては、大規模な耐震改修を行わなければなりません。そして、当然の ことながら内外装修繕事業も必要であります。そして、最大のネックは学校という構造になっており ますので、非常に教室、教室の間仕切りが多い。柱も多い。そして、窓口業務等が当然支所は必要に なってきますので、それらをとる場合にこれが非常に大きな困難となってまいります。そして、その 間仕切り1つ外しても、柱1つ外しても、耐震強度が非常に落ちるということで、さらなる耐震補強 を施さなければならないというようなことになってまいります。また、バリアフリー化も当然されて おりませんので、バリアフリーも施さなければなりませんし、昇降機の設置等も考えていかなければ ならないと考えております。これらを総合的に判断をいたしますと、新築をする経費まではいかなく ても、それ相当の経費を要するということでありますし、もう一つは築30年たっておる校舎でござい ますので、今大規模改修をして手を加えたにしても、将来的な観点から見ますと、近い将来に再度手 を加えて大規模改修に取りかかる必要があると、そのように考えておりまして、これらについて総合 的な私ども判断をして、そして地域の皆さんと相談をしながらよりよい方向を見つけていきたい、そ のように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 私も、この山北分校を耐震工事をしたり改装工事をしたりすれば、それ相当 のものがかかるという認識はしているのです。このことについては、今定例会で議論すべきものでは ございませんので、後日こういうものもしっかりと調査して、そして精査して議員の皆さんに説明が できるような、そういう状況下にしていただきたいと、こう思います。   そこで、例えばそこを利用する場合、駐車場がないのです、あそこは。なぜ駐車場がないかとい いますと、いわゆる学校の教員の方々がとめるくらいしかない、生徒はほとんどバス通学、汽車通学 でしたから。だから、そういうこと考えますと、片側のグラウンドは保育所に建設されて今利用して いるわけですから、どうしてもあの付近で駐車場ということになりますと、体育館を解体しなければ いけない、そういう問題も私もつぶさに見てきたのですが、そういうことも市長、よく認識していた だきたいと思いますが、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 板垣議員おっしゃっるとおり、あくまでもあの施設は村上高校の山北分校の 機能を果たす校舎としてつくられたものでありますので、当然のことながら駐車場スペース等におい てもそれだけのものはとっていないということであります。   あそこを支所として活用する場合には、駐車場は下まで行って下の駐車場を利用するということ になりますけれども、そことて十分な駐車場用地は確保できないということになってまいりますし、 またもう一つは、これも合併の計画事業に搭載されておるわけでございますが、あの山北分校につき ましては、いわゆる教室など細かく間仕切りがしてありますので、その特性を生かしまして各種の講 座の開催やコミュニティ活動の場として小規模に使えるような当面は施設にしていくというような事 業計画も搭載をされていますので、それらについても総合的に支所と一緒に検討していく必要がある と、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 先ほども申しましたが、よく精査して、そしてこの市民の皆さんにも私ども 議会にも理解のいくようなことで立派な庁舎新築をされるように、私は一個人としては希望しておき ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 次に、雇用問題についてお伺いいたします。   昨日の説明で、緊急雇用創出事業で70人のいわゆる雇用を見込まれるということで説明でござい ましたが、担当課長、もうその募集は終わったのですか。それとも、これから70名を募集するのです か。説明できる方。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) それでは、説明申し上げます。   まず、雇用については、私ども市が直接雇用と、それから委託による雇用、二通り考えておりま す。市の雇用につきましては、3月1日から募集を始めまして3月中には内定したいと。本予算が通 った後、4月12日から正式採用していきたいというようなことで、現在募集に入っているところでご ざいます。   それから、民間に委託してやる事業でございますけれども、これらについてはハローワークへ要 請をしまして、議会通った後、ハローワークを通じた募集を各委託先からしていきたいということで、 70人の雇用は十分確保できる予算を計上しております。   以上ですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) このチラシが新聞に折り込みされたのです。これは、ほんの一部だと思うの です、70名の中の。   それで、これを見る限りでは、非常にパート的な雇用でして、1日働いても生活に達するという ような、また本業としている雇用対策ではない。これは、国の施策だと思うのですが、これはこれと しまして、私はこの村上市の雇用対策というものを全体的なものとしてそこを市長にお伺いしたいと 思うのですが、2001年に小泉総理が誕生しまして、そのとき16兆7,000億です、これ建設業に関して 私は今説明申し上げますから。それがちょうどことしが10年目なのです。民主党になってからまだ1 年に満たない。その中で、建設工事が今年度、今、国会で議論されている公共工事費が5兆8,000億 なのです。ちょうど3分の1なのです。それで、前年対比、昨年です。いわゆる21年度、これから今 できる予算との差が国の公共工事で18.4%減少するのです。県も同一なのです。市は、きょう見まし たらちょっとオーバーしているのです。ちょっと上ですが、ほとんど横並びにいっていると言っても 過言ではありません。このような状況の中で、私が推定するにはこの村上市全般の建設、建築、いわ ゆる建設業に携わっている労働者が4,000人から4,500人いるのではないかと私は推定しているのです。 これは、ことし国勢調査があります。そこではっきりするわけでありますが、あくまでも私の推定の 労働者の中で予測、掛け算をしますと、いわゆる18.4%、直に労働者に掛け算した場合700人から800 人の失業者が出るのです。大きなことなのです。ここ、この建設業だけではないです。こういう国の いわゆるひずみといいますか、政策のひずみによって雇用者が出ているから、さっき言う緊急雇用対 策というので国が70人ここへ、約8,000万村上市に今金来るのです。しかし、それだけでは不十分な のです。この地の雇用者を確実なものにしていくには、どうしても私は工場誘致なりあるいはいろん な面でこの雇用の場を早急につくらなければいけないと思いますが、市長、どうお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今板垣議員がおっしゃったとおり、建設土木関係におきましては、非常に公 共事業が削減されている。   しかしながら、新潟県もそうでございますが、この地域もそうなのです。公共事業が減少をされ ているにもかかわらず、業者の数は減っていないというのがこの地域の特徴であります。しかしなが ら、ご案内のとおり昨年、そしてことしの今まで非常に景気が悪い、悪いと言われているさなかでは ありますけれども、新潟県、そしてこの下越地域、この村上市においても倒産件数が17年ぶりにほと んどないと言っていいくらい倒産していないわけであります。それはなぜかと言いますと、昨年度実 施いたしました前政権の大型第2次補正、そして今民主党が行った2次補正、そしてそれに追随して 市が行ったプレミアム商品券によって商品の物流が活発になった。そして、一番大きかったのは、や はり制度資金の保証料100%市が補助して融資対策を行ったということで、今この厳しい時代を乗り 切っているなという感はいたしますが、まだまだ厳しい状況は続いているというようなことでありま して、まず1つにはまだまだこの地域は公共事業を多く発注をする必要がある地域であると私は考え ております。そういうことで、昨年も多くの投資的経費を計上したわけでございますが、今年度もさ らに1.7%プラスして投資的経費を計上して、何とか仕事を出して、そして会社の安定、そしてつい ては雇用の安定につながってまいりますので、そういう施策をとっていっているわけでございます。   第1次産業、農業、林業、漁業についてもそのとおりです。国の制度を十分に活用いたしまして、 何とかこの第1次産業がベースでありますので、しっかりとやっていただきたい。観光についても、 そのとおりであります。そのような中で、地元にある企業についてまず元気を出してもらわなければ ならない。つぶれないでもらいたい。そして、雇用を確保していただきたいということがまず第1に 考えていきたいと思っております。その上で、企業誘致、当然のことであります。非常に厳しい現状 であります。ないわけではありません。来たいという企業もあります。来たいという企業は、まずに おいがする、危ないという企業は、来たいという申し出があります。しかし、これはみんなに嫌われ ている企業でありますので、はい、わかりましたとは言いがたいわけでありますので、それらについ てこれから十分に調査をいたしまして、企業誘致にも力を入れていきたい、そのように考えていると ころでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 市長、企業の数が減らないから雇用者が減らないというのではないです。そ れは勘違いしないでください。企業は1人でも成り立つのです、雇用者は使う人がなければ働くこと できないのですから。   そこで、きのうのあれでもチャンスという言葉が出ていますよね。私もそう思うのです。今日本 の環境問題、いわゆるCO2の25%を鳩山総理は縮減するのだということは、大きく日本の産業構造 が変わるということはこれは否まれないわけです。そうなった場合、私は新しい企業をここに誘致す るチャンスだと思うのです。そのことを市長もチャンスという言葉使っているのではなかろうかなと 推測するのですが、私は全くそう思っていまして、これは1つの参考でありますが、つい先日テレビ で、私は欧州だけはわかりますが、その市の名称が今だんだん出てきます、これは世界的に有名なこ とでありますので。この市は、CO2削減を75%達成しているのです。これが今テレビで報道されま して、これはどういうことをしているかというと、木材を原料にして発電を起こしていると。電気を すべて木材なのです。そこで出たお湯を市の中に全部給湯しているわけです。そうすると、市はふろ のガスも要らない、いわゆる温熱機も要らない、そういうことで大成功をしているという報道でした。 それで、この市は、今度は世界のモデル市でありますから、金がどんどん入るのです。75%CO2を 削減していることになれば、日本もお願いしなければならない、何%になるかは別としても。農業で あれば減反のあれみたいなので、よそから買ってきてもやらなければならないわけですから、そうい う、市長、このチャンスの時代が到来していると私は判断しているわけ。   それで、市長は岩船港のこともきのう、これは前々から岩船港、岩船港と言っていますが、私は 非常にあの土地本当にすばらしい土地であり、海を利用した企業ということできのうもそういうこと を言っていましたが、何か市長としてその岩船港に工場誘致をこの企業にちょっと当たってみたとか、 あるいはまだ確信はとれないけれども、どういう企業にこれからお話ししていくのか、そういうこと がもしありましたら説明していただきたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今板垣議員からお話ありましたいわゆるスイスの話でございますが、私も聞 いております。これからは、当然のことながら25%削減ということになってきますと、当然森林、林 業が大きなウエートを締めてくるはずでありますし、また民間企業においてはカーボンセットをやっ ていかなければならないというようなことで、非常にこれから私ども地域にとっては、自然を有して おりますので、それらについて有効な手だてがあるのではないかなと、そのように考えているところ でございます。   岩船港につきましては、いろいろな角度で当たっています。1つにはいわゆる対国です。相対す る国、中国、それからソビエトあるわけですけれども、いわゆる北東アジアに輸出する場合、今現在 でありますと、やはり一番多いのが太平洋側から回っていくのが非常に多いわけでございまして、コ ストが非常にかかるというようなことで、何とかこの日本海から近いわけです、距離も。そこから行 けるようなメリットがありますので、何とかそれらについてならないかというようなことでお願いを している段階ではございます。いつか山田議員でありましたか、ロシアには無尽蔵に資源があると。 それを利用したらどうかというような話もありましたが、笑い話で聞いていたわけでございますが、 決して笑い話ではないというようなことです。それら極東アジアの何かがないかというようなことと、 やはり高速交通体系、高速道路はできましたけれども、陸路ではなくて海路のほうがよりベターだと いうようなものはないか。あるいは、ここから行って酒田等と連携をとりながらできるものがないか といろいろ探しておるわけでございますけれども、いかんせんこのような時世でありますので、これ といったものがまだ見つかっていないということで、引き続き努力をしていきたいと、そういうよう に考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 工場誘致は、全国で欲しがっているわけでありますから、なかなか難しい面 があろうかと思いますが、逆に言いますと、この地域に見合った地場産業です。これは、前から私の 持論でありますが、米を粉にしていいのかどうか。私が言ってから胎内市でもう製造始めています。 ですから、地場産業も含めてやはり検討して雇用の場をいち早くつくると。雇用者を働く場所がなけ れば人は住みませんから、幾ら人口を増にしたい、あるいは子ども手当を一生懸命にふやしても、働 く場所がなければ住めない。このことを十分理解して、ひとつ最大限の努力をご要望申し上げます。   そこで、次に林業についてお伺いいたします。この日本の森林から生み出す金、これは私が言う のではないのです。大学の専門的な分野から出ている話。いわゆる60兆から70兆円です。〔質問終了 時間5分前の予告ブザーあり〕議長、終わりですか。……どうも。これはでは市長、後でまた何らか の機会に質問したいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) あと5分でありますから。 〇29番(板垣一徳君) 5分あるのですか。では、せっかくでありますので。   これは、国土の自然環境を保全する、大気を浄化する、水資源の涵養、災害防止と、私ども国民 とは森林と切り離せないのです。そういう観点から考えますと、今回いわゆる再造林推進事業補助金 制度を創設したということは、まことに私はこれだけは本当に市長ほめてやっていいと思うのです、 この広大な村上市の山林を持つ市長として。……決してほめているのではないですから、甘くならな いように。そこで、観光部長さん、補助金の内容ちょっと簡単に説明願います。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 現在の補助金は国が30、県が10と40%でございます。そのほかに、 森林施行計画の区域内には1.7%加算すると。末端では68%でございます。それに今回市が22%つけ 足して、森林力の減退している荒廃地をつくらないのだと。造林跡地はみんな緑にするのだという方 針で新規に計画したものでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 大変部長、ありがとうございました。退職のお土産みたいな予算でございま すが、本当に感謝しています。   市長、伐採跡地に再造林するとか必要なことなのです。今部長さんがおっしゃるとおりでありま して、今山主が1石当たり、立米当たりでも構いませんけれども、立米にすれば3,600円です、山代 金が。それをもらったとしても再造林は難しいのです、今の制度であれば。これからまた民主党が政 権とりましたから、山林の手当についてはどういう行く末になるか。私どもまだ森林環境税の議員連 盟としても、積極的に来月要望会に行くつもりでございますので、私どもも努力してまいりますが、 この林道です。既存の林道、これは恐らく何百キロでしょう、村上市全体になりますと。もし間違っ たら失礼しますが、これを非常に改良するにも金かかる。そして、今新しい新設なんていったって国 の補助がなかなか該当させてくれない。そう言って、自動車が入って荷物を出すに当たりまして、危 険性きわまる林道たくさんあるのです。これをやはり旧朝日村は今の鈴木村長のときではなくて、そ の前の中山村長のとき林道ほとんど舗装されました、どこから金を持ってきたのかよくわかりません けれども。これをひとつ年次的計画立てて、あるいは将来計画を立てて、市長にです。将来計画を立 てて、そして悪いところから年計画で、予算があるからする、ないからしないではなくて、そういう 計画を立ててこれから補修、あるいはやむを得ないところは改良していくという考えはございません か。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 林道もこの圏域非常に多いわけでございます。その林道をすべからく舗装を したほうがいいというご意見でございますが、舗装まではいかなくても、当然伐採して材木を出すと きには支障のないような林道網の整備は必ず必要であります。そしてもう一つは、作業道の推進をや っていきたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 以上で私の代表質問終わらせていただきます。   大変ありがとうございました。(拍手) 〇議長(佐藤宮吉君) これで鷲ヶ巣会の代表質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。           午前10時52分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、清流会の代表質問を許します。   19番、小林重平君。 〇19番(小林重平君) それでは、清流会を代表いたしまして、ミスター自由民主党と言われました 小林重平が質問をさせていただきます。   私の心の師でもあります、政治の師でもあります今は亡き田中角栄先生が田中派の研修会、そし て目白に訪問したときによくこう言われておりました。政治家というものは、現実という足元をしっ かりと見詰めながら国民に夢と希望を与えることである。そして、その夢と希望をかなえるために 日々努力することが政治家の務めであるとおっしゃっておりました。今私はその言葉を思い出しなが ら、村上市会議員としてこの今日の日本の政治の現状を見たときに、何をすればいいのか、どうある べきなのかということを考えて質問をさせていただきます。   さて、予算についてでございますが、市長、予算に対しては大変ご苦労さまでございました。今、 国会では新年度の予算が審議中でございますし、また県会でも予算が会計されて審議されております。 そこで、自治体というものは、時の内閣によって予算のあり方が多少変わるのではないかなというよ うな気がいたします。しかしながら、今回は政権交代ということで、自由民主党から民主党へという ことで、政権が変わって今鳩山内閣が予算を編成して審議をしているわけでありますが、その中で大 きな変化があったのか、それともなかったのか。村上市の予算編成において多少苦労した点があった のかお聞かせをいただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ミスター自民党にお答えをいたします。   政権が変わって村上市の予算編成に大きな変化あるいは障害があったのかという質問でございま すが、私の今回の予算編成をやった限りにおいては、影響はほとんどないと言っていいと思っており ます。変わった点といいますと、要望の仕方が変わったわけでございます。前ですと、地元の国会議 員を同道でお願いしまして、各省庁あるいは各官僚等を回ったわけでございますが、それは一切まか りならぬというようなことで、それが大きく変わったといえば変わったわけでございまして、今まで どおりに他の市町村と比べましても、村上市には私どもが希望するだけの予算がついておりますし、 これも合併効果のあらわれというようなことでございまして、今現時点においては困ったということ はありません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) それでは、市の予算についてちょっと金について質問をさせていただきます。   医療問題についてでございますが、この医療問題、そして村上病院の問題については、鈴木いせ 子大先生がライフワークでございまして、やっておりまして、エキスパートでありますので、私はあ えてどちらかというと私も病気がちでございまして、病気の総合デパートと言われております。その 関係上、肴町病院に大変に大世話になっております。そこで、市長にお伺いいたしますが、今活性協 議会を通じて肴町病院にいろいろ支援をしているわけでありますが、医師を確保含めて支援をしてお るわけでありますが、今後それ以外にどのような支援を考えているかお聞かせ願いたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ご案内のとおり、この圏域の医療問題については、非常に深刻の度を増して いると私もとらえております。そのような中で、ご案内のとおり県立新発田病院、第3次救急救命セ ンターを兼ね備えた、鳴り物入りで開業したわけでございますが、もうすぐさま救急患者は満杯にな ったというようなことで、それがすべて肴町病院と村上病院、特に厚生連の村上病院に殺到している というようなことで、非常に悲鳴を上げている現状であるというようなことで、早急な対応をしてい かなければならないと考えておるところでございます。   厚生連村上病院につきましては、本当ミスター病院ともいう鈴木さんからいろいろ毎回、毎回… …今回はないようでございますけれども、ご意見をいただいておりますけれども、何もしていないわ けではございませんので、徐々にではありますが、交渉をしているということでございます。   県立肴町病院につきましても、小林議員ご承知のとおり今の鈴木院長、非常に一生懸命でござい まして、改善をしていると私は見ておりますし、また私もたまたま行くのですけれども、非常にその 対応もいいというようなことでございまして、患者数もふえているという現状を聞いております。幸 いにも今高速道路が延伸をされまして、ドクターの勤務範囲も非常にやりやすくなったというような ことでございまして、何とか新潟から常時ではなくてもできる限り時間を割いて来ていただきたいと いうようなことを県会議員を通じて要望をいたしておりますし、また事あるごとにそのような要望し ているというような現状でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) ご承知のようにこの病院というのは、神林、関川、荒川、胎内地域の大切な 病院でございます。これは、市長もご承知だと思います。そして、本当に我々住民の命のよりどころ でございます。   そこで、私の提案と申しますか、現在肴町病院にはCT、これは一昨年だと思うのですが、新し いやつが入りました。それで、より以上に高度であるMRIがないわけでありますけれども、こうい ったものももし市長のほうから病院局等に導入できるように働きかけるとか、もう一つは今大変に問 題になっております看護婦さん、特に若い看護婦さんが子供さんがいるということで退職なされる方 が大変多いと聞いております。そのために、今問題になっているのがいわゆる病院内に24時間の保育 所をつくるべきではないかという声が上がっておりますが、これらに対してもやはり市として病院局 に要請すべきではなかろうかと思うと同時に、市として補助金等を多少なりとも出すような考えはあ りませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) MRIあるいは保育士の院内保育等についてのご意見でございます。   県立病院に市が事業をやるときに補助金をやるからやっていただきたいというのはいかがなもの かとな考えておりますが、しかしそんなことを言っていられませんので、県会議員を通じて話をして みますが、私よりも小林重平議員のほうがもっと県会議員に近しい人がおいででありますので、それ らを通じて積極的に私も同行しますので、働きかけをしていただければありがたいなと、そのように お願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) それでは、そのようにしますので、よろしくお願いします。   それでは、次に昨年の定例会にも質問をさせていただきました。いわゆる村上市で奨学金を出し て、そしていわゆる村上市で医師を育てるべきではないかという提案をいたしました。市長のご答弁 もいただいております。私が今村上市でなぜ医師を育てるべきかということを考えたときに、もう時 間がないわけであります、この地域。医者を育てるには、最低限10年かかると言われておるわけであ ります。ですから、この医師不足の中でその医師不足を考えると、やはり今その時期ではなかろうか なと思っておるわけでございます。今回予算措置はとられておりませんが、今後また市長がいろいろ とお考えであると思いますが、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ご案内のとおり、村上市においてはいわゆる高校、短大、専門学校、大学に 奨学金制度を出しているわけでございますが、そのほかに医師育成のために村上市独自の奨学金とい うことになるわけでございますが、非常にそれは厳しいと考えています。   といいますのも、今県で大幅にこの医師対策をやっておるわけでございます。担当課長いますの で、詳しく今説明をいたさせますけれども、10年間で相当の数の医師が誕生するというふうに私ども 認識をいたしておるわけでございますので、今から10年過ぎますと、この村上にも何らかの形で恩恵 が来るのではないかなと、そのように考えておりますので、今県でそのような非常に優遇措置、医師 を育てるというようなところに力を入れた政策をとっておりまして、ことしも恐らく人数をふやした のではないかなと、そのように考えておりますので、どのような制度が今とっているのか、担当から 説明をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) それでは、私のほうから平成21年度新潟県医師養成奨学 金の貸与の制度についてご紹介させていただきます。   新潟県のほうでは、今度順天堂大学に入るお子さんにつきまして、新潟県の人が入った場合、月 額30万円を補助するということでございます。人数のほうは、余り多くはないのですが、今回は計3 人ということになっておりました。順次ふやしていくという予定というふうに聞いております。また、 新潟大学に入られる新潟県出身の方につきましても、補助をするというふうなことで枠を広げていく というふうに聞いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 市長、いずれにせよやはりこの地域に医師に来ていただく。そして、病院を 活性化するということは、市の対応ももちろんでありますし、我々住民がやはりそういうコンビニ医 療等を控えながら、お互いに協力しながら医療をやっていくということが一番大切だと思っておりま す。どうかそのように市長も今後行政指導を発揮していただきたいと思います。   それでは、次にまいります。高齢者の問題でございます。まずもって市長にお伺いしますが、先 月新潟日報に「奥阿賀越冬もよう、老いを見る」というあれが8回連載されましたが、お読みになり ましたか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) はい、読んでいます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 私もこれを読んで、日本の今日のために苦労しながら頑張ってくれた高齢者、 いわゆる老人の方々にこのようなことを平気でやっている国の政治の実態を見ると、本当に憤りを感 ずるわけでございます。そして、この地域の方々はひとり暮らし、そして老夫婦、その地域の方々が 本当に助け合って生きているわけであります。しかし、新聞の連載を見ると、いろいろな方々がこの 地域の方々を助けるために本当に頑張っておられる。そう思ったとき、本当にすばらしいなと思いま した。   そこで思うには、こういう時代が我が村上市にも来るのかな、もう来ているのかなと思ったとき に、大変に心配になってくるわけでありますが、その辺はいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) あの連載を読んで、日本の縮図を見ているような感がいたしたわけでござい ます。私どももそうならないように、今ご提案を申し上げておりますように、協働のまちづくりを主 眼としたこれからまちづくりをしていきたい。そして、地域が衰退しないような、特に中山間地等が 衰退しないように、いわゆる自治振興室等を設けながら、その自治振興室の職員は地域に入っていっ て、地域の皆さんと語り合ったり、そして地域に何が必要か。どうすればこの地域が活性化していく かというようなことをやらせていくというようなものを立ち上げまして、地域とそして行政が一体と なって問題解決をし、また活性化を目指していくと、そういう観点から協働のまちづくりというよう なものを大きな柱として取り組んでまいりたい、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 担当部長さん、課長さん、こういった点当市にも当てはまる地域があるのか、 その辺把握しておられますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 議員のほうから話のありましたとおり、本市においては 65歳以上の単身世帯、それから高齢者のみの世帯数というのが多うございまして、特に地区的には山 北地区とかいうような形で多くなってきておりまして、今後の対応については、今ほど市長も申し上 げましたけれども、やはり地域での関係機関との協働の中で見守り、行政でも一体となった形でそう いう方々に対する見守り支援が必要だというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) そこで、この新聞等にも掲載されておりますが、大事なことというのは、市 長も一生懸命にこの高齢者事業というのは取り組んでおられることに本当に感謝を申し上げますが、 これから村上市でもやはり市内の病院とか医院とか提携をしながら、巡回医療を行うとか、または訪 問看護を充実するとか、福祉バス等を、遠い地域の方々のお年寄りのために福祉バスを回すとか、そ ういったことも大事だと思うのですが、これは予算が莫大にかかるわけでありますけれども、その辺 はどのようにお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 小林議員がおっしゃいますように、非常にこの地域は高齢化が進んでいる地 域であります。その中において、いわゆる年寄りのひとり暮らしあるいは老人のみ世帯が非常に多く なってきているわけでございますので、その方々の安否等についても、非常に行政としてやらなけれ ばならないわけでございますが、幸いにして今告知端末によりましてテレビ電話等がついておりまし て、総合で通信ができますので、それらを通じてばあちゃん、元気ですか、じいちゃん、元気ですか というようなことも可能になってまいりますし、またいろいろな機会を通じて安否の確認等をやって いく必要があろうと。   そして、やっぱり問題なのは、老老介護等が始まってきておりますので、それらの対策もこれか ら必要になってくるだろうなと、そのように考えております。いずれにいたしましても、そういうよ うなお年寄りの世帯が非常にふえてくるというようなことでございますので、私どもは適切にそれに 対処していかなければならないなと、そのように考えているところでございますので、先ほど来申し 上げておりますように、協働のまちづくり等を活用しながら、そういう体制についても取り扱いをし ていきたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) ぜひそういった問題、NPO等もありますし、どうか取り組んでいただきた いと思います。   今本当に大変私嫌な言葉でありますが、限界集落という言葉がよくあります。今その限界集落を 超えて、何か知りませんけれども、消滅集落なんていう言葉さえも出てきている時代でございますの で、どうかその辺を考えながら市長には取り組んでいただきたいと思います。   次に、公共事業等についてお伺いいたします。まずもって、私は政権交代を決して否定するもの でもありませんし、国民のためにはよかったと思っている一人でもあります、ミスター自民党であれ ども。しかしながら、各種団体、市内の団体等を聞くと、民主党さんのほうにお願いに行くと、おま えら、民主党を応援せえよと。そうすれば、おまえらの言うことを聞くよというようなことがまこと しやかに伝わっておりますが、我が村上市ではそんなことはないと思いますけれども、どうでしょう か。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 民主党が政権をとってから6カ月くらいなりますか。もっとなりますか。そ して、その間に私も何度か東京に行っておりますけれども、私に対して民主党を応援したか、あるい は自民党を応援したか、民主党を応援しないのはなぜかというような質問は、一回も受けておりませ ん。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) それは、市長の力があるからやっぱり言わないのです。やっぱり力のない団 体というのは、実際言われています。何だと。おまえのところ、今まで自民党であったではないかと。 こういうのは、ちょっと私、我が市会議員の中で民主党の方もおられますけれども、決して悪口言う のではありません。ただ、それでは友愛を掲げる鳩山さんの意思とちょっと違うのではないかなと思 っている次第であります。そこは、余り言うと自民党もぼろを出しますので、余り言いませんが。   そこで、現内閣は公共事業が大幅に削減されました。しかし、県のほうでもかなりその分上乗せ してくれまして、予算を計上しているみたいでございますが、それでも前年比たしか投資的公共事業 というのは88%ぐらいになっているはずだと思うのです。その中で一番懸念されるのは、いわゆる国 道345、今旭橋架け替え工事をやっておりますが、あの工事が計画どおり進行できるのか、この辺は いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 345号全般にわたりまして、県が代行やっているわけでございますけれども、 旭橋は私の見方からすれば工期どおりに完成をさせるだろうと考えています。   そのかわり、そのしわ寄せがほかのところに全部行っています。例えば芦谷拡幅、あるいは塩谷 等に旭橋を最優先してつくるのですよと。そのかわり、この事業はもう少し待っていただきたい。あ るいは、3年で計画したものが5年、5年の計画が10年になるかもしれませんよということで、ほか にしわ寄せが行って、旭橋自体は私は期限どおりに完成をさせると思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) ご承知のとおり、あの橋危険な橋でございまして、本当にもう一日も早い完 成を我々地域の住民は望んでおるわけでございますので、どうかひとつ市長、政治手腕を発揮して、 たしか計画であれば21年でしたか、前の計画であれば。私も、もっと早くなるとは思っているのです が、どうかもっと早くなるようにひとつ市長のほうからも県当局、国当局に働きかけていただきたい と思います。   次に、これまた今大変困っておるというか、苦労しているのが土地改良事業でございます。予算 が整備事業とか適正化事業等含めて、ひどいのになると7割ぐらいカットされております。私は、荒 川土地改良区の総代をやっておりまして、この前会議がございました。理事長はじめ本当にもうどう すればいいのか見通しが立たないというようなことで、大変に悩んでおります。しかしながら、今ま でも村上市からは本当に大きな補助金もらってやってきたのだけれども、今言うようにとにかく国の 予算が大幅にカットされた。今ご承知のとおり、圃場整備をやってポンプ機場のポンプがもう既に入 れかえ状態に入っているわけであります。これ、1基地取りかえれば1,000万、2,000万単位なもので すから、それらのことはめどがつかないということなのですが、市長と部長にお伺いしますが、その 辺の予算の復活、これから補正等を含めてお願いをしてもらいたい。   それからもう一つあるのは、この改良区の予算はなぜこんなに減らされたのかといえば、皆さん、 新聞、テレビ等で見てご承知のとおりなのです。小沢幹事長と野中元幹事長の天敵同士の争いがあっ た、そのかたき取りをやっているようなことなのです。ですけれども、それは2人同士なら何をやっ てもいいですけれども、我々農家にとってそういう恨みつらみを我々のところに回ってくるようでは 困るなと思っているのですが、それを踏まえて市長と部長には、増子部長、ことし退職でしたっけ。 どうかその辺また国県等に働きをかけていただきたい。補正を含めてお願いしたいと思いますが、い かがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 確かに土地改良事業につきましては、政権が変わってから一番大きな打撃を 受けた団体、業種であると考えております。   今おっしゃいましたように、シーリングで30、70くらい減らされているわけでございまして、非 常に困っている現状があるというふうに聞いております。幸いにも村上市においては、すべからく予 算をつけさせていただいたわけでございまして、土地改良区自体が、県連自体がどうしようもない状 態に今陥っているのではないかなと、そのように感じておりまして、緊急事態ということでありとあ らゆる手段を使って今恐らく要望行動を活動しているというようなことではないかなと、そのように 考えておるところでございます。   野中広務と小沢一郎、何があったか知りませんけれども、そういうものを農政の場に持ってくる ということはけしからん話でありますので、私どもも一生懸命に努力して予算の復活に向けて頑張っ てまいりたいと、そのように考えております。 〇19番(小林重平君) 部長、何かあれば。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) それでは、今回の議案の請願にも出ていました農業・農村整備事業、 これについては50%を切るような国の方針、この金は恐らく所得補償にまわったのだろうと。まず、 農業関係の予算に回っているのだろうなというようなことでは考えているわけでございます。   ただ、国営造成施設の管理体制、これは荒川第一河川やっているわけでございますが、これらに ついての予算についてはほぼ要望どおりと。1割、2割減るかもしれませんけれども、県ではこの分 についてのつけ足しは十分やるというようなことで話あるわけでございますし、一番大きく影響して くるのが三面沿岸の改修工事だろうか。これらが計画年数をはるかに超えるような部分が出てくるの かなというようなことで考えているわけでございます。いずれにしても、土地改良団体等含めて県、 国のほうへ要請、陳情してまいる予定でございます。現実にも行っている状態でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) それでは、私も山北支所の建設について若干お伺いをいたします。   板垣一徳議員からもご質問がございました。私もあの報道等を見て、現地に行って分校を見てま いりました。築30年というようなことで、かなり傷みも激しく傷んでいるところも見えました。当然 これでは無理だろう。そして、私の友達と申しますか、知っている設計業者、また建設会社等聞いた ら、やはり市長のおっしゃるような3億近い金は最低限かかるだろうということをお聞きしておりま す。それを考えると、やはり建てかえるのが妥当だなと思っております。   ただ、市長にお聞きしたいのは、分校を利用すべきだというアンケートが特に山北の方が多かっ たというのを聞いて、おお、これどうなっているのか。地元の方がこんなに建てなくてもいいのか。 この辺をちょっとお聞きしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 姫路議員の一般質問にもお答えしようと思っておるわけでございますけれど も、アンケートにもいろいろあると思っております、アンケートのとり方。   正直言って、あのアンケートから正しい数値が出てくるかということになると、非常に私はそう ではないのではないかなと思っております。といいますのも、やはりアンケートといいますのは、例 えば山北庁舎の問題にしても、山北庁舎を今ここに建てた場合と山北分校を使った場合、比較をして すべてを比較してからアンケートをとるべきものではないかなと。それが本当のアンケートをとった ときの正確な数値として出てくるのではないかなと、そのように考えておりまして、ただあいている からそっちへ行ったほうがいいのではないかと言えば、ああ、そのほうがいいのではないかという方 もいらっしゃると思いますので、その辺については山北の方がどのくらいいたかという数値でありま すけれども、そういうようなことを考えれば、これからさっき私が板垣議員にも申し上げましたよう に、ここにつくればこうです。ここにつくればこうです。将来的にはこうですというようなことをし っかりと整理して、そして皆さんに相談をして、そして地域の方々の意見を聞いて最善の方法をとっ ていきたい、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 私も、そのアンケートを決して疑うわけではないのです。   ただ、当初示されておるのが6億何ぼかかるというのが言われておる。それが言い伝わっていっ ているわけです。ですが、人から人へ言葉は使っていくときには6億ではない。7億になるのです。 それから、8億になるのです。私の知っている方は、ほとんど山北支所で8億も9億もかかるから、 そんなばかな金かけて建てるべきではないと言うのです。ですけれども、それはちゃんとこういうの ですよと。かくかくしかじかですよと言えば、理解してくれるのです。   そして、もう一つ言いたいのは、村上市民7万、大滝平正市長全部つけたわけではありませんよ ね。よくて51%つけてあれば市長になれるのですから、49%は嫌いなはずです、はっきり言って。だ から、ああいうアンケートが出てくるのです、私からすれば。そういうことを余り言うと語弊がある ので、この辺でやめますが、そこで現在の市長が、地震等の災害等があった場合倒壊するおそれがあ るわけであります。そういった場合、発信する基地がなくなるのです。そして、ここにいる皆さん、 よく考えてください。山北地区であれ、荒川地区であれ、市役所の発信は本所ではないのです。それ ぞれの支所から発信されて、その支所の職員の方々を信じて我々は生活しているのです。何でもかん でも本所であればいいというような考え方は、改めてもらいたい。これを声を大にして言いたいと思 います。   そして、市長、私は今言ったように、いろんな方に200人、300人と言いません。いろいろ説明す ると、やはりそういうのであれば建てるべきだと。建てなさいよと。どうか市長さんにそうお伝えく ださいという方が多くありました。   それと、もう一つつけ加えておきますが、決して建設することに反対するものでもない。ただ、 現在の経済状況を見たときに、建設の着工時期を若干考えてもらいたいものだなということを市長に 伝えてくれということを申し上げておきたいと思います。答弁があればお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今山北支所の話がございました。   まず、私どもが考えなければならないのは、山北支所がなぜ改築が必要なのだということを私も 説明をこれからさせていただきたい。そして、山北支所庁舎、山北支所としての果たすべき役割と機 能〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕というものがあるわけでございますので、それらについ てもこれからしっかりと話をさせていただきたい、そのように考えておりますし、新築あるいは改築 する時期につきましては、きのうも申し上げましたように、まず合併いたしましてから搭載事業がか なりございます。山北支所、そして荒川保育園のこの3つの統合で新しい保育園をつくらなくてはな らない、これも非常に重要な大きな問題であります。そして、一番大きなのはごみ処理場、これもど のような規模で、どのような方法で、どのような処理方法でつくるか、これから検討していかなけれ ばならない問題がありますので、年次的に計画を立てながら財政を健全化を図りながらつくっていき たい、そのように考えているところでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 最後に、市長、答弁、簡単でよろしゅうございます。   支所の元気がないとか、活性化がないとかとよく言われましたけれども、私からちょっとご提案 を申し上げたいのですが、市長が新潟県の県知事さんも今度上越のほうに何カ月に1遍ぐらい常駐す るというようなことがございます。私も、市長もやはりそれぞれ山北から朝日、神林、荒川、ここに 1年に1回ぐらいは、半日程度で結構ですので、そこに行ってやはりそこに職員の方と一緒に仕事を する。また、その地域の方々と触れ合うということがやはりこの村上市が本当に一体化になったのだ なということが感じられると思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりだと思っております。   私も、2年を経過しましたので、これからは各支所に行って1日でも支所にいて、そして皆さん と顔を合わせたり、あるいはいろいろな意見を聞いていきたいなと。今でもやっておりますけれども、 これからなお一層そういうようなコミュニケーションをとっていきたい、そのように考えております し、またこの広さの中ではありますけれども、私のスケジュール見ればわかるとおり、毎日、毎日ど こかのだれかと会っています。この前の新聞で、行かなくてもいいようなところに人気取りに行って いるのではないかというような新聞もあったようでございますが、決してそうではありません。私が 行って地域の人たちと話をすることによって、地域の一体感が生まれてきますし、また新村上市を理 解していただくというようなことでありますので、積極的にこれからは活動してまいりたい、そのよ うに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) それでは、今定例会、そして3月いっぱいをもって退職なさる増子部長はじ め職員の皆さん方に大変ご苦労さまでございましたと感謝を申し上げたいと思います。   今公僕という言葉は、恐らく今の若い人はほとんど知らないのではなかろうかと思っております。 しかし、皆さんはその公僕という意味をもって、よく知って理解をし、役所に役場職員として、市役 所職員として勤めてくれたのだな、心からそう思っておる次第でございます。今後は、退職なされて も村上市のために、そして我々議会のためにもアドバイスいただくよう心からお願いを申し上げまし て、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) 〇議長(佐藤宮吉君) これで清流会の代表質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時46分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、かけはしの代表質問を許します。   5番、川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) お昼過ぎの眠い時間ですが、一生懸命質問させていただきますので、よろし くお願いいたします。   会派かけはしの川村敏晴でございます。今年度第1回目の定例会ですが、我が会派かけはしのメ ンバーからおまえが代表質問やれというふうなことで光栄なる依頼を受けましたので、会派を代表し まして質問させていただきます。   先ほど来お話が出ておりますとおり、昨年から自民党政権から民主党政権へと国政の指導権が移 り、農業者に対する戸別所得補償制度の取り組み、また子ども手当の支給や公立高校の授業料無料化、 はたまた高速道路の無料化の実験と、次々と新しい政策の実施が見込まれる22年度であります。これ がすぐ日本経済や我が村上市の財政好転になるとは考えにくく、まだまだ先が見えない状況が続くこ とと思われます。そんな中で組まれました本市の22年度予算から、収入からお伺いします。村上市の 22年度の予算は、前年度比10億増の規模となっております。この10億については、子ども手当に向け られる国庫支出金の増収が主なもののようでございますが、同じ収入で諸収入の中に中小企業振興資 金預託金元金収入という項目の中で、前年比3倍の9億円というふうな数字が出ておりましたが、こ の不況下の中で商工費貸付金元利収入というのが順調に徴収されるものなのかどうか、ちょっとこの 辺疑問に思ったので、お聞かせ願えればと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 予算書の36、37ページの貸付金元利収入でございますが、これにつ きましては商工費で1億3,210万5,000円というようなものになっておるわけでございます。   5款の労働費の中で支出をして同額計上……7款だか。           〔「商工費」と呼ぶ者あり〕 〇産業観光部長(増子太平君) すみませんです。   143ページの商工費の中で中小企業融資制度資金というようなことで支出されているわけでござ います。これは、一たん市が金融機関に預託しまして、3月末に銀行から元利収入と、市に返しても らうというような金でございます。ですから、市が予算化したものを一たん銀行へ預託して、それを 市にまた返還してもらうということで、これにつきましては融資残高に合わせたもので銀行へ預託し ていくと。銀行では、今2倍協調で銀行へお願いしているわけでございますけれども、22年度から額 が相当数貸し付け実行されていますので、銀行のほうへ3倍協調でお願いしたいというようなことで お願いしているものでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) ありがとうございました。勉強不足でお恥ずかしい限りでございます。   また、本年度の市税の落ち込みは1億7,700万円、昨年度から2年累計しますと約7億2,900万円 というふうな数字になります。特に市民税と法人税の落ち込みが大きいわけでありますが、いかにこ の地域の産業が疲弊しているか感じられます。今後国の財政を考えれば、交付金や子ども手当支給の みだけで村上市の財政を賄っていくには、とても大きな不安を感じるところであります。この子ども 手当について考えれば、来年度から2万6,000円の満額支給が実施されたとすれば、年間5.3兆円とな るそうです。これは、国の防衛費の4.8兆円を上回り、さらに建設費の5.8兆円に迫ろうとする金額に なるということで、その財源確保に国家財政もますます苦慮してくることは火を見るより明らかだと 思います。   そんな中で、村上市としても自主財源を生み出す工夫を積極的に取り入れる必要があるわけであ りますが、その試みの一つとして、市長の公約の一つでもありますクライングガルテンを活用しての 交流人口の拡大による既存施設の活用や定住化への促進事業がいよいよ23年度より本格スタートする 予定ということで、ことしその準備事業としての予算が組まれておりますが、この具体的な内容につ いてお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当初予算説明でもご説明をいたしましたが、クラインガルテン、いわゆる長 期滞在型の施設でございますけれども、朝日みどりの里を中心といたしまして、取り組みをやってい きたいということでございますので、詳細については担当部長、課長から説明をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 産観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) それでは、詳細につきまして説明申し上げます。   今実施しようとするのは、朝日村みどりの里の裏にある創設非農用地約3,300平方メートルの部 分を活用するものでございます。   区画につきましては、50平米を18区画つくりたいと。そういうことで、既存の宿泊施設を利用し たゾーンで対応したいということで、既に21年の4月に基本計画を策定済みでございます。22年度に は今の整備、工事関係では3,003万円ですか、これらで工事を進める予定にしておりまして、内容と しては農園の造成工事、あるいは倉庫、給水関係の施設ということで工事を進めながら18区画で展開 したいという考え方でございます。   なお、具体的には猿沢と維持管理の関係、農業ノウハウのわからない人が入ってくるわけでござ いますので、地域と十分連携をとりながら対応するということで、今年度から実証圃として整備をす るものでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) ありがとうございます。   昨年開催されましたトキめき新潟国体において、村上市への誘客人口の増加によりそのための経 済効果も数千万円に上ったというふうに聞き及んでおりますが、我が地域の特産であります風光明媚 な自然観光資源、そして良質な農産物、そして魚介類、また歴史、文化など私たちの持てる資源をど んどん活用しまして、村上市のよさをフルに宣伝していくことが重要であろうと考えられます。   そこでですが、我が村上市は、市の面積の85%ほど林野が占める面積となっていますが、今国は 強く地球温暖化防止対策や大気汚染、水質汚染防止対策に関連する計画を進めておるわけであります が、これに対して村上市もこれらの関連する事業を先取りした行動を起こすことは、これからの大き なビジネスチャンスにつながってくると、このように考えますが、この件についての市長のお考えを お聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お答えいたします。   今川村議員がおっしゃったように、環境、CO2削減で森林、林業の果たす役割が非常に大きく なってきているというようなことで、提案理由にも申し上げております。予算にもお願いしてあるわ けでございますけれども、まずこの地域の森林、林業を守って森をつくっていかなければならないと 考えています。そのために、1つには越後杉、岩船産材です。つくった杉を使った場合には、40万円 の奨励金を出すということが1つありますし、また先ほどもお答えいたしましたが、いわゆる再造林 につきまして市が22%つけ足しまして、全部で90%の補助を差し上げまして、10%を植林する人が払 うというようなことで、非常に再造林の意欲を増していただいて緑の山をつくっていただきたい、そ のようなこともありますし、国においても昨年度から……今年度ですね。まだ今年度ですので、活性 化対策等も取り入れて、林業、森林の整備に当たっているということでありますので、村上市といた しましても、積極的にこの林業、森林を大切にしながら森づくりをやっていきたい、そのように考え ているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 非常に先行き頼もしい姿勢だと思います。   市長もよくご存じだと思います。本日の質問のトップで質問されました会派鷲ヶ巣の板垣一徳会 長は、全国森林環境税創設促進議員連盟の会長を務めておられるわけですが、その事務局が我が村上 市議会の中に置かれております。そして、国に対しまして森林環境税の創設を認めてもらうことで、 地球温暖化の防止や地球環境保護のための日本全国の森林や、そしてまたこの地域の森林の環境整備 を促進するための財源確保を求めて長年活動、闘っているわけであります。村上市の今年度の予算に は、先ほど来板垣会長、そして小林議員からも出ておりました山北支所の庁舎建設の設計委託料が上 げられております。このように、我が村上市は、地球環境の保護のための活動の最先端を行く地であ る、このように私は自負しているいるわけでありますが、その上で我が地域の森林地帯を代表する山 北支所における支所の建設に当たっては、やはりこれら地球環境を守る、全国の森林を守るための活 動をしているという象徴的な、そしてまたそのための機能的なものをぜひともつくっていただきたい、 このように私念願するわけでありますが、この辺の地球環境に対しての支所のあり方について市長の お考えをお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほどもお答えしておりますが、まず山北支所の建設に当たっては、これか らいろんな角度から検討してまいりたいと考えておりますけれども、私ども今構想の中にありますの は、山北支所においてはコンパクトで効率のよい支所をつくっていきたい。そして木造平屋建てとい うことでつくっていきたい。一部2階があるかもしれませんけれども、基本的には木造平屋建てとい うような感じでつくっていきたい。   そして、先ほども申し上げましたけれども、その次に事業があります例えば生涯学習センター等 についても、木材をふんだんに使った施設をつくっていきたい。保育園にしても、そういうような感 じでつくっていきたいと考えておりまして、地球に優しい、そして木材というのは、何といっても人 に優しい施設でありますので、それをふんだんに使ってこの地域の林業、森林あるいは地球温暖化等 の対策に講じていきたい、そのように考えているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 木造平屋建てということで、私も実はこの庁舎の建築に当たっては、今言っ たように地球環境を守るための象徴的な形、機能、それにはやはり地元の木材、建築材をふんだんに 使いまして、しもか地元の大工さん、建築家の匠のわざを随所に結集をさせたものであるべき、この ように考えておりました。   そしてまた、CO2の削減のための森林整備活動としては、間伐作業や植林作業が大切になって きます。これらの地球温暖化を防止する活動そのものを我が村上市の観光事業として取り込んで、市 長のおっしゃるそのクラインガルテン、これらと絡ませながら、当村上市の新しい産業、誘客事業の 方向性として検討していっていただきたい、このように思っておるわけであります。これについては、 これから十分検討していただきたい、このように思います。   次の質問に入ります。我が会派かけはしとして重要な政策の一つとしてとらえております、そし て昨年行政視察の行ってまいりました当市の計画する公共交通の整備についてお伺いします。今年度 公共交通総合連携計画を策定し、市民、交通事業者、行政が共同でつくり育てる公共交通を目指すと しておりますが、言葉ではこの市民、交通事業者、行政が共同でつくり上げる、非常に簡単に言える のですが、具体的には、実質的には大変難しい作業になろうと思います。今の段階で具体的なこの形、 これについてはどのように考えられているかお聞かせ願いたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 公共交通の取り組みにつきましては、本年度、21年度国の支 援事業をいただきまして、今現在取り組みをし、2月の委員会で一定の方向性の検討結果をまとめて おります。   これは、22年から取り組みます、先ほど議員言われましたように、いろいろな分野の方でつくり 上げる仕組みというものが国のほうで法的につくり上げてありまして、例えば地元の行政、それから 交通事業者、それから交通管理者、それから地元の皆さん方等、さまざまな分野から必ず入れた形の 協議会でつくり上げなさいというようなものが定められておりまして、これを22年この母体でつくり 上げていくということで、その準備として本年度、先ほど申し上げました公共交通の活性化検討委員 会というものを立ち上げまして議論してきました。これは、22年度からの法定協議会を想定いたしま して、ほぼそれにひとしい構成で検討してきたものでありまして、そのまま若干の委員を加えまして 具体的に議論いたします。   議員言われるそれぞれの地域での新しい仕組みというのは、本当に大変な取り組みになるという ふうに我々も思っておりまして、昨年秋、山北地区をまずモデルといたしまして、それぞれの地域に お邪魔いたしまして、具体的な懇談をしております。これらのものを参考にし、22年度におきまして は残りの4地区におきましても同様の懇談会等を計画いたしまして、あったらいいねというスタイル でなくて、そのぐらいの負担なら、そういうことならというようなことで地域の皆さんとともに長く 使っていけるような仕組みをつくっていきたいというふうに思って今進めております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) この新しい公共交通のあり方については、各分野で切望され、期待されてい るわけでありますが、今年度の施政方針で述べられておりますところの高齢者支援の充実に老人クラ ブ活動支援で高齢者の社会参加の推進を図ること。そしてまた、文化芸能の振興、そしてスポーツ振 興に対する支援も述べられておりました。   それぞれの団体の活発な活動内容には、対外的な試合や交流会への遠方へ移動することが必要に なってきます。ことし立ち上がりました朝日地区の総合型地域スポーツクラブ愛ランドあさひ、そし て従来よりあります神林の希楽々、また村上ウェルネスの活動は、村上市民のスポーツ振興と健康促 進、そして地域コミュニティの促進などに大いに役立っていることだと感じております。   また、スポーツ少年団活動や体育協会の活動も、同様な効果があると思います。これら団体は、 もともとは行政が主導で各地域に創設をさせられてきたもの、このようにとらえております。これら の団体についても、それぞれに年間の事業計画に基づいて活動内容や大会運営、遠征試合などの計画 を組んで活動しているわけでありますが、今まで利用できた市のバスの利用についての行政側の考え 方がこのことし発表された施政方針とは全く逆の方向に向いているように伝わってきております。本 当の支援のあり方について、市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、本当にこの前は愛ランドあさひ、そしてウェルネス村上、希楽々、地 域の総合型スポーツクラブがこのようにできて、あとほかの地域もぜひともつくっていきたいなと、 そのように考えているところでございますが、今川村議員がおっしゃっておりました、行政がさせて きた、させられてきたという感覚ではなくて、これからは自分たちでやっていくのだというような感 覚を持っていただきたいなと思っておりますので、議員からもぜひそのことを指導していただければ ありがたいなと、そのようにお願いをいたします。   あいているバスの利用でございますけれども、全くおっしゃるとおりでございまして、今までは それぞれの地域で全く別な体制をとっていましたので、これを今度市として前向きに一本化するとい うようなことで今計画をつくっている段階でございますので、後退するのではなくて前向きに検討し て、一本化した運用規定等をつくり上げて、使いやすいような体制をとっていきたい、そのように考 えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 今の前向きという言葉に、私自身は今までの利用の後退はしないというふう なとらえ方で受けとめたいと、このように思います。   それで、1つ私からご提案があります。いろいろ担当課の皆さんとの協議の中で感じることなの ですが、行政側としてもこの車両の運行については、交通事故等も考えれば非常に行政として守らな ければならないスタンスがあることを強く感じているところであります。そこで、交通事業者もメン バーに入れた中で、NPO法人を立ち上げ、民間活用が期待される市の車両、これをこのNPO法人 で運行管理をすべて委託すると。そして、行政も民間団体も適切な使用料を支払い利用するシステム はご検討いただけないかと、このように思っております。   また、車両も大きくなると思いますので、運転手の人員についてはシルバー人材センター等の従 来運転を経験されている方たちからの募集も行い、さらにその運転研修や安全管理をしっかりさせる ものとし、万が一運転手や車両が不足するときには、このNPO法人に参加する運行事業者の本体か ら車両、運転手を借用すると、このような法人によって市の車両を運行管理してはどうかというふう に私考えておりますが、これはこれから検討に入って、今入っておりますコミュニティバスの運行主 体にとっても、大きな参考的なことになるのではないかなと、このように思っているのですが、この 件について市長のお考えをお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それらも含めまして、これから検討させていただきたいと思っておりますけ れども、ご案内のとおり総合型スポーツクラブだけではなくて、スポーツ少年団あるいは老人クラブ、 いろんな団体がありますので、それらを一括して網羅してできる体制ができれば、それに越したこと はないと考えております。   しかしながら、緑ナンバーと白ナンバーという規制もあるわけでございますので、それらもこれ から検討をしながら、いろいろなご意見をいただきながらよりよい方向で進んでいかなければならな いなと、そのように考えております。せっかく各種団体が一生懸命に物事やろうとしているときに、 足がなくて行けない、あるいは足がないために練習ができない、試合に行けないというようなことの ないように、取り組みをしていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) その白ナンバー、緑ナンバーの制約を払拭するにも、やはりこのNPO法人 に運行業者としての資格を持たせるというふうなことを前提として、この件については私一般質問で もまた取り上げさせて深掘りさせていただきたいと思いますので、ぜひその体制のあり方の法的な部 分だとか、検討入れて答弁を期待したいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。   次に、教育部のほうにお伺いしたいと、このように思います。学校教育の充実について今回の施 政方針について数々うたわれております。私の耳にするところによりますと、市内のとある小学校に おいて、日常的に授業を放棄し、他の教室等に顔を出したり、そのような授業妨害をしたり、またそ れを阻止しようとする先生方に対してけがを負わすなどの暴力行為をふるう、少人数でありますが、 そういう集団が常に存在して、全校的に落ちついた環境で勉強ができない、営まれていない学校があ ると、このように聞いております。この実態について教育部のほうではいかに把握されているか。学 校名は特に必要ございませんけれども、お聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) そのような事件、事故がありますと、教育部のほうにすぐ連絡が参って、 そして学校が破損された場合には管理主事が、児童生徒がけがをしたとか何か事故があったとかとい うときには指導主事を派遣して、実態を調べさせるようにしております。   そのようなことから、各小中学校で起きているそのような事件、事故につきましては、速やかに 把握できるようなシステムが構築されております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) ここで私が申し上げたいことは、我が村上市の施政方針に掲げられておりま す豊かな心と文化をはぐくむ触れ合いのまちづくり、このことに対する行政側のかかる姿勢をお聞き したいということであります。   昨今の学校教育の現場環境から見れば、今後もどこかの学校の中でさっき言ったような問題行動 を繰り返す生徒たちの集団が発生した場合に、今の学校の中の先生方の児童生徒を指導するいわゆる 権限といいますか、その状態の中では今回もそうですが、そのような生徒たちを野放しにしておく、 おかざるを得ない環境にあるのではないかな、このように強く危惧を感じているわけであります。こ の件については、一番困っているのは先生方でも授業妨害する児童やその保護者でもない。学校でま じめに一生懸命に勉強していこうとする大勢の生徒たちが一番の被害者であります。これらのまじめ な生徒たちの授業を受ける権利をしっかり守っていくことは行政として、学校教育としてとても重要 なことであると、このように感じております。この問題については、当該児童生徒が卒業すれば解決 するということではないと思います。昨今の環境においては、どこの学校でもこのような事態がいつ 発生しても不思議ではない、そのような世の中の環境になっているのではないかな、このように心配 しておりますが、いかに地域の子供は地域で育てることに有効な対策を実施していくかということは、 行政としてやはり大切なことであろうと思います。今回の問題を反省材料として、やはり不足してい た対応、今後どうしなければならないかというふうなところを具体的な手法として今考えられている ものがあったらお話し願いたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 善良な児童生徒の学習権を守らなければならないということについては大 賛成であります。   問題行動が多発している、あるいは継続的に起きている学校につきましては、県からも児童生徒 指導教諭というようなことで、特別配当をもらったり、市独自で指導助手を配置したり、そのような 手だてをしながらやっております。指導主事が行って実態を把握しながら私に報告しているわけであ りますが、私みずからもそういう継続的に行われているような暴力行為のあるような学校には、じか に足を運んでその実態を見てきております。そして、校長を通じながら指導の手だてをお互い考え合 っているところでありますが、教育委員会としては校長に学校の経営をゆだねている、そういうこと から、校長の学校経営の哲学を支援するという立場に立ちながら、教育委員会でできることを予算的 にあるいは人為的にやっているところであります。   今その学校のこれからの対策といたしましては、やはり保護者に呼びかけ、保護者が燃え上がり、 暴力は許さない、いじめは許さない、そういうふうな機運を盛り上げていくことが非常に重要でない かと考えております。そのようなことで、これから手を打っていきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) やはり学校の先生方の限界点を超えた状態というのが多々学校教育の中で、 子供たちの感性の中で発生してきております。それを防止するには家庭、そして学校間の信頼、そこ を結びつけるのは、やはり今行政が力をかさなければならないことだろうと、このように思います。   学校の責任は、校長の管理能力にすべてゆだねるというところでは、余りにも今先生方の用務が 多過ぎると、このように感じておりますので、これからやはり該当した教育部として行政の力を学校 の中にもっと、力といいますか、行政の協力するシステムを学校教育の中につくっていっていただき たい、このようにお願いをしたいと思います。   もう一点ございました。今年度の村上市の市政で発表されました公共下水道の完備率が84.5%、 20年度末で。このように記載されておりますが、我が村上市に〔質問終了時間5分前の予告ブザーあ り〕おきまして今後100%に達成するための期間、そしてまたそれに必要な資金はどの程度とお考え かお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 上下水道部長。 〇上下水道部長(渡辺成一君) 公共下水道につきましては、今現在旧村上市の市街地をやっており ます。それから、荒川のほうも今やってございます。   面整備につきましては、荒川のほうは24年、それから旧村上につきましては、30年をめどに実施 しているところでございます。   資金がどのくらいかと、ちょっとその数字は申し上げることができませんけれども、今そのよう な計画で進めております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川村敏晴君。 〇5番(川村敏晴君) 村上市が終わるのが30年ということですね。あと8年、9年というふうなこ とで、ある資料から言いますと、1人当たり公共下水でかかるのは1万、達成率からすると村上市の 場合80%達成した段階であと残る事業費が約180億くらい。これは、どこまで正確かというのはちょ っと微妙なところありますが、全県の市町村のレベルで出ている数字でございますが、下水道及びご み焼却場施設においても多額の税金が必要になり、ランニングコストが膨大にかかってくる事業であ ります。そういう事業であればこそ、やはりその計画が綿密な調査と将来を見据える力が必要になる と、このように感じているところでございます。   ちょっと時間がなくて突っ込めませんけれども、私の一般質問にもごみ処理場の今後の計画のタ イムスケジュール、これについての質問を予定しております。どうかこの辺について再度後日質問さ せていただきますので、細かい数値を入れた計画をご答弁いただきたい、このようにお願いをいたし まして、少し時間を残しますが、私の質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうござい ました。 〇議長(佐藤宮吉君) これでかけはしの代表質問を終わります。   午後1時50分まで休憩します。           午後 1時37分  休 憩                                                        午後 1時49分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、村上未来の代表質問を許します。   17番、長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 村上未来を代表いたしまして質問をさせていただきます。   まず最初に、村上市の施政方針の中に、はじめにという部分で新潟リハビリテーション大学、そ して神林岩船港インターチェンジと、岩船にかかわりのある2つが非常に大事な施策の一つとして取 り上げられているということで、特に私が期待しているのは、新潟リハビリテーション大学なのです が、何度も私も大学になるということで、全国から集まる各教授の皆さんとか、そういう方の研究室 等ができると思うのですが、それと地元の企業とが連携して、福祉関係の企業を立ち上げてもらいた いというふうに大学側のほうに行くたびごとにお願いをしております。そういうようなものができま すと、福祉の大学として全国的に非常に有名になるし、村上市も福祉の先端の企業があるというよう なことで、非常に将来が見込めるのではないかというふうに思うのですが、市長にお伺いしたいので すが、大学という開学のメリットというのはどのようにお考えかお聞きしたいと思う。よろしくお願 いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大学開学のメリットでございますが、1つには非常に対外的に村上市のいわ ゆる教育向上力が上がったというイメージが強くなると思っております。   そして、私いつも大学の理事長はじめ役員の方に申し上げております。4年制の大学になったか らって安心することではないですよと。あなた方の大学は、国家試験という資格を取得することが目 的なのですと。4年制大学になっても、国家試験の合格率が上がってこないと、それは大変な問題に なってきますよと。今専門学校のうちでも同じですけれども、そこに十分に配慮して優秀な教授陣を 呼ぶなり、あるいはそれなりのカリキュラムを組んで授業をして合格率を上げるような、そういう大 学にしてもらいたい。できれば、新潟リハビリテーション大学に入学した学生は、国家試験を80%以 上取得できる力があると、そういう大学にしていただきたいということをまず申し上げておりまして、 その意味においても非常に意義あることではないかなと。   もう一つ、後段でございますけれども、当然のことながら教授陣がやってまいります。これから 教授陣と話をいたしまして、どういうような形でどのようなことがこの教授陣と話した村上で福祉関 連、あるいは先端技術等で工場あるいはそれなりの組織等ができるかということを話をして、でき得 れば起業化に向けてやっていかなければならない、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) もう一つの日本海沿岸自動車道に関しては、私の一般質問でやる予定です ので、それは結構です。   それで、まず最初に言っておきますけれども、私2つだけに絞りました。1つは、税金の市民の 市税の徴収について、もう一つは福祉の介護予防の拠点について、この2つだけをやらせていただき ますので、最初から言っておきます。そのために税務課長にお越しいただきました。よろしくお願い します。   税務課長にお聞きしますが、固定資産税の償却資産含めてですけれども、法定申告期限というの はいつですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(板垣純一君) 毎年1月31日というふうに把握しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ことしは1月31日、日曜日なので、2月1日ということですから、通年で すと1月31日ということですね。   次に、固定資産税の賦課の期日はいつになりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(板垣純一君) これも、毎年4月15日というふうに承知していますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 賦課の期日は1月1日ではないですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(板垣純一君) すみません、訂正させてもらいます。   1月1日現在の資産の所有ということですので、1月1日ということに訂正させていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 市税は、この予算ですと2.6%減ということで、厳しいということですの で、固定資産税の申告はきちんとやってもらって、その中でもちろん法定申告期限を守らないなんて いうことはないとは思うのですけれども、もし法定申告期限を守らないとなると、どういうような罰 則がありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(板垣純一君) 私の把握している範囲では、法定期限を守らないというだけでは 罰則規定がないかと思いますが、ただ故意に申告の内容を偽って申告したとか、それから偽って申告 の中身を変えたとか、そういう中身の問題で罰則規定があるというふうに把握しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それは、虚偽申告ということになると思うのですが、村上市で法定申告期 限を守らない企業というのはありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(板垣純一君) 21年度の申告の状況を見ますと、1月31日まで出されたのが約8 割、あとの2割がいろんな事情で滑り込みをしたところもありますし、期限から外れて申告されてい るのが現状であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そこで、今何で課長にお聞きしたかというのは、3年にわたってスギトピ ア岩船に予算がつくわけです。それ、ことしも予算書の中で上がっております。   償却資産の申告、今回議会の委員会としていただいた資料ですと、村上市役所の受け付け、つま り申告の受け付けが21年3月29日でしたよね。それについては、それで間違いないでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(板垣純一君) 個別の申告の状況になりますと、ちょっと回答を控えさせていた だきたいと思いますけれども、先ほど申し上げたように、1月31日、2月1日まで出せないところも 約2割ほどありまして、3月ぎりぎり、3月の末に出されるところもあります。そういう状況にあり ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 個別、個別と言いますけれども、これは非常に大事なことだと私は思うの です。   ということは、普通の民間の企業がその1月31日まで申告しなかったとかというのは関係ないの ですが、村上市の予算が入っている上に、実際償却資産がこの平成21年度で3億ばかり減額された申 告が出ております。そうですよね。それを私ども委員会ではいただいたわけですけれども、その減額 されたうち、確かに12年の償却期限を8年にしたとかということは、私どもも承知しております。問 題は、用途廃止資産というのが2億ばかりあるわけです。それが一緒に申告されてくるわけです、償 却資産の中で。それを私が一番問題にしたいのは、税務課としては資産係等が現地に行って実地調査 をした結果、普通は許可されると。認可されるというのが私が調べた上ではそういうふうになってい るのです。それをきちんと税務課としてやったかどうかということをお聞きしたいわけ。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(板垣純一君) 固定資産の実地調査につきましては土地、家屋、償却資産ありま すので、非常に広範ということで、現状につきましては土地は土地の移動の分、それから家屋は新増 築、解体の調査は実施しておりますけれども、償却資産におきましては今現在申告の数が2,600前後 になっておりまして、これを全部実地調査をするということになりますと、現実的に不可能なところ もございますので、現在におきましては償却資産は実地調査はしてございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) では、今回の場合の申告、自己申告ということで何もしないで認可したと いうことで理解していいわけですよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(板垣純一君) 何もしないでというよりも、当たり前の話ですけれども、申告書 を受け取って申告の中身を当然確認をして、疑問の点につきましては聞き取りを行っておりますし、 一般的にすべてですけれども、そういう聞き取り、疑問な点は聞き取りを行っておりますし、また法 人の場合、法人税申告が出されておりますので、それらとの照合を行って申告制度の信頼性のもとに 基本的にはそういうもとに処理をしているという状況にあります。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 私、このことは実際産業観光部長に通告しているのです。   皆さんのところにも資料の訂正についてのおわびということで、償却資産申告推移というのが産 業観光部長名で来ていると思うのですけれども、実は最初我々がいただいたその申告に付随した資料 として来ているのは、機械及び装置というのが149カ所、19億3,412万ということで資料をいただきま した。それで、これは間違っているのではないですかというふうに産業観光部長にこの代表質問で私 が尋ねますからということで通告したのです。そうしましたら、27日の土曜日にわざわざ本間農水課 長が私の自宅に来て、いや、大変申しわけございませんでした。間違っておりまして、34の12億7,35 5万円でしたということで、資料の訂正についてというおわびを持って来てくれました。それはそれ で訂正したのですから、わざわざ来ていただいてありがたいということなのですけれども、この申告 に必要な資料が12億7,355万円が19億4,120万と、つまりは7億近く違っているのに、それを税務課が 申告されたとおりで、自己申告だからということで、指摘もしないでそのままそれでよろしいという ふうになるのどうかというのは、私は非常に疑義を感じるのです。言っていることわかりますよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) すみません。   この前訂正にうかがいまして訂正させていただいた資料は、先般スギトピアの申告状況の報告せ よと、そういうことで提出させていただいた資料です。うちで申告書をいただいて、申告書をもっと わかりやすく資料化しようということで、うち独自のものでつくり変えました。そのときの申告額が 間違っているのではなくて、私たちの皆様に配付した資料の合計がまたうちのほうで単純ミスで取得 価格が違っていたと、そういうことでございまして、申告の内容が間違っていたということではござ いません。   それからまた、用途廃止資産、これにつきましても、普通1段書きで横に1行で皆様に見やすく すればよかったのですが、途中でその一部分、生産工程の中の機械が3つ並んでいれば、その中の1 つが用途廃止となったとか、そういうものが申告されていましたので、その部分について三角で減っ たもの、取得価格を減らして、そして残の取得価格に対して21年の部分については課税標準となった と。そういうことで、申告書また税務課のほうでは課税標準額が変わるものでございませんし、取得 価格も変わるものではございません。うちのほうで見やすい表ということでくくりをつくったときに、 集計の数字を間違えたと、そういうことですので、ご了承ください。大変すみませんでした。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 私は、訂正したのですからそれはそれでいいのですけれども、実際ある資 料をもらいまして、これずっと前からもらったのですけれども、よく見たら取得価格がこの直す前の 誤りのほうの取得価格ではないですか、実際。   それが何で7億近くが最初から減った申告になるのですかと。当初は21億だったのでしょう、機 械とその全部の固定資産税というのは、取得価格は。そうでないと、話が合わないのではないですか。 それが何で14億になったのかというのが説明がなければわからないでしょうということ。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) 今のご質問ですが、議員の皆様に20年と21年の申告書の コピーをつけてございます。   ただ、21年の申告書については、出し直しがされていると思います。それで、うちでは最終的な 税金に合う21年の申告書を添付したつもりでございます。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで、まずそれは後でまたお願いがありますので、そのときに委員会等 で議長と委員長にお願いしたいことがありますので、それはそれでいいですけれども、償却資産が3 億円もこういうような形で用途廃止資産とかになると。   つまりは、900万円いただいていた固定資産が1年後に407万円になると。500万円も減るという ような申告、用途廃止資産並びに12年が8年になったと。それ合わせて3億も減額になったというも のに対しても、実施調査はしないというふうな税務課長の答弁でしたけれども、それでいいものかど うかというのが疑問なのです、実は。税務課資産係は、この件に関しては実施調査しないで認可した というふうに理解していいわけですね、税務課長。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(板垣純一君) 現に実地調査は行わなかったということは事実ですので、あれで すけれども、一応私どものできる範囲というのは、その中身のチェックと、それから法人税の申告が ございますので、その法人税の申告というのは、経費を申告するために申告しているわけですので、 それらとの整合性がどうなのか、違いがあるのかないのかということをチェックをした中で申告書が 妥当だという判断のもとで処理をしたということがございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) この申告、21年度の申告に応答するものというのは、私の知り合いでした。 残念ながら、みずからの命を最近断った方です。   私が会社やっていたときに、私の税務経理事務所の担当だった方で、非常にまじめな方です。決 してそれが原因で命を断ったとは言いません。言いませんが、非常に生前のときにいろいろな話があ りました。扮飾、虚偽の申告の可能性も否定できないのではないかというぐらい、調べれば調べるほ ど何となく疑問を感じないわけにはいかない部分があります。そこで、今回議長にお願いしたいので すけれども、委員会審査があります。今回は3年目の2年の今回の予算がやはり5,433万予算が計上 されております。私が一番危惧するのは、創業当初取得価格というものが国にちゃんと報告されてい ると思いますけれども、その報告した固定資産等の報告書と、それとできれば21年度のスギトピア岩 船の予算書をいただいて審査をしていただきたいというふうにお願いしたいのですけれども、それに ついては議長即答できないかもしれないので、一応考えていただきたいというふうに思います。余り こんなことばっかりやっていると、本当に代表質問の意義がないので、この件に関しては一応やめま すけれども、よろしくお願いします。   次に、介護予防の件なのですが、介護事業サービスの中にゆきわり荘の予算が今回も計上されて おります。3,000ちょっとです。ゆきわり荘は、今このままの運営のやり方、つまりは市がやるとい うことで理解していいのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) ゆきわり荘につきましては、平成22年度に指定管理事業 者を公募で事業者選定させていただいて、23年度から指定管理事業施設に移るという予定を立ててい ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 予定にしているというのはわかりましたけれども、我々厚生文教常任委員 会にはきちんと説明するのか。それとも、もう指定管理者が決まってから報告するのですか、その辺 について教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 一応事業者に指定するための公募要件を調えていますけ れども、そういうものである程度方針です、基本的な。指定管理に出す方針が固まりましたら、議員 の皆さんにも説明したいというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ゆきわり荘の介護予防というのは、必要性がないというふうに要するに所 管課では思っているというふうに理解していいわけですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) これまで特に平成18年の介護保健法の改正で、予防重視 型の施設サービスというか、その介護保険の事業運営というか、そういう法律の改正も伴う中で、そ ういうことで今ゆきわり荘については予防の重視ということで、特に回数の、希望すれば回数的な利 用の確保も図りながら、そういう面での効果は上げてきているというふうには認識しておりますが、 合併したことで今後の施設のあり方の全体的な見直しの中で指定管理者制度を導入するということに 方針決定したものであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 我々旧村上市のときも委員会で現地視察しましたし、今の厚生文教常任委 員会でも現地に赴いて視察したときには、やはり介護予防の必要性というのは大きいと。このままぜ ひとも、確かに施設等がふえていけばいいのですけれども、予備軍というのは必ずいるわけです。そ の予備軍に対して、逆にその湯ったり塾等にカムバックして戻っていってまた元気になるという方も いるというふうにお聞きしています。   そういう介護予防という1つのものを全部デイサービスを一緒くたにして指定管理に任せるとい うのは、おかしいのでないかということで、実は社会福祉協議会の形で指定管理者にやらないで数年 前に市が単独でやるということになったものが、採算性の問題なのか、それとも別な問題なのか、や はりきちんと我々委員会に、委員会の委員は皆さんが今のままのほうがいいと思っているわけ。それ を指定管理者制度にしなければだめな理由というものをやはり委員会できちんと説明していただかな いと、納得しないのではないかというふうに思うのですが、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 昨年の11月の厚生文教常任委員の視察の際にもその件が 出たわけで、話はさせていただきましたけれども、なお厚生文教常任委員会もありますので、その際 に重ねて指定管理に移行すべき事由についてお話しさせていただきたいというふうに考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 市長ももちろんこの件は知っていますよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もちろん知っています。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 理学療法士とか、そういう人たちがこの新潟リハビリテーション大学とか になると、地元の人たちも卒業して資格取って、働ければ働きたいというふうに思うでしょう。   介護予防というのの必要性と、介護施設、特別養護老人ホームをつくるのとは別問題なのです。 それぞれが自分たちの体力のある限り介護に陥らないように、軽度な人はなるべく重度にならないよ うにするという、そういう施策が旧村上市のときに大事だということで取り入れた施策なはずです。 それが〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕なくなるということは、私どもからすると非常にお かしいのでないかという部分が委員会の中であるのです。これは、委員会でまた議論になると思いま すけれども、どうしても必要性がないというのだったら委員の皆さん納得するのですけれども、その 辺について十分説明を市長のほうからも委員会でしていただきたいというふうに私どもはお願いした いのですけれども、その件に関してお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 指定管理することによって、事業が後退するということでは私はないと思い ます。   指定管理することによって、事業がもっともっといい方向に行く可能性もあるのです。それを私 どもは望んでいるのです。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 何で民間とかができない事業なのかというのは、市長もご存じだと思いま すけれども、軽度というのの介護予防なんていうのはお金にならないのです、はっきり言って。   ですから、そこに施設の中に特浴が欲しいとか、必ずなるのです。そうしますと、事業所が指定 管理を受けたとしても、軽度は嫌って全部重度を入れないと採算が合わないというふうになるのです。 介護予防のやっぱり前線に、私もNPOとかつくってやったことあるからわかるのですけれども、も うはっきり言って採算度外視してやらなければだめな介護予防というのは事業なのです。その辺につ いては、市長余り福祉詳しくないからいいですけれども、委員会でまず我々は議論させていただきま すので、介護高齢課長、十分説明をいただきたいというふうに思います。納得しなければ、やっぱり 委員会が修正動議出すかもしれないです。その辺まで覚悟してちゃんと対応していただきたいという ふうに思いますので、よろしくお願いします。   余り代表質問なのにくどい話になって大変申しわけなかったと思いますけれども、市長のその施 政方針は、私は読ませていただいて非常に夢があるし、はっきり言って非常に期待しています。本当 に期待している部分もあります。余りだから私を恨まないでもらいたいのですけれども、指摘したい ところはやっぱりあるのです、実際我々議員なのだから。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) さっきから福祉に私が苦手だとか、今度勉強させていただきたいと思ってお りますし、何も恨んだり憎んだりしていませんので、そのように誤解のないようにしていただきたい と思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ありがとうございます。   よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) これで村上未来の代表質問を終わります。   2時40分まで休憩します。           午後 2時26分  休 憩                                                        午後 2時40分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、つきさらクラブの代表質問を許します。   小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) つきさらクラブの小杉和也でございます。つきさらクラブを代表しまして質 問を行います。   まず最初に、会計の予算の関係なのですけれども、これは委員会のほうで細かくやりますので、 ちょっと聞いておきたいのが、市税収入が大幅に落ち込んで歳入減となります。硬直化した財政の中 にあって、今後大きな財政負担を招く箱物の建設につながるような測量設計等委託料というのがかな り見られますが、基金の取り崩しや市債の増発とともに今後の問題を残すような懸念があるとちょっ と心配があるのですけれども、それと基本計画説明いただきましたときに、市債の残高、新規公共事 業でふえる可能性ありと、そういうことの説明がありました。この辺については市長、どんなふうに 思われます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども申し上げておりますように、庁舎、いわゆる保育園、ごみ処理場、 これらについては規定されているものでありますので、これらに対応すべく予算編成あるいは将来的 な見通し等立てておりますので、しっかりと財政堅持、健全財政堅持の柱を崩さないようにやってい きたいと思っております。   また、箱物、箱物と言いますけれども、箱物の私は定義、では学校とか保育園あるいは庁舎等を 箱物というのかということになってくると、必要不可欠なものであると。ごみ処理場もそうです。そ のように考えておるところでありますので、しっかりと健全財政を堅持しながら合併前にお約束した ことを守りながらやっていきたい、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 先ほどの答弁でも、財政の健全化を図りながらというようなことがありまし た。   これは、建設時期とか返済の部分とか、あと維持管理費がかかってきますよね。その辺のところ もすべてトータルに含めて考えられているのかどうでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然これから建設に向かってあるいは建設をしていくわけでございますので、 その段階で当然のことながらランニングコスト等を計算しながら方向をつけていかなければならない、 そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) その辺のところしっかり見ていきたいと思いますし、あと委員会で多分活発 な議論になると思いますので、会計につきましてはこのくらいにしたいと思います。   次に、施政方針の中からちょっと質問させていただきたいと思います。まちづくりの基本目標の 1つであります支え合い安心して暮らせる思いやりのまちづくりのところから質問させていただきた いと思います。こちらのほうに、地域福祉の形成というのがございます。地域福祉を支える組織とし てNPO法人というのが上げられていますが、福祉関係だけでなくて協働のまちづくりのためにNP O法人の設立の支援とか活動の支援のあり方とかは考えておられるのでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 議員もご承知のとおり、これだけ高齢化社会あるいは少子化社会が進展して まいりますと、いわゆる行政の手だけでは福祉等を支えていくことはできない。地域社会を支えてい くことができない社会が到来をしつつあるということでありまして、どうしてもNPO法人とか協働 のまちづくりによって、地域はみんなでつくっていくのだ、村上市はみんなでつくっていくのだとい うような意識を持っていただくことが大切でありますので、それに伴う市としての指導あるいは行政 的な支援等をやっていきたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長の考える支援とかというのは、どんなようなことでしょうか、少し教え てください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、予算的な支援はもちろんでございますけれども、いわゆるどうしてそ ういうのが必要なのだというようなことをまず浸透させる必要があろうと思っておりますし、そこに 積極的に市が入っていって一緒になってつくり上げていくと、そういうような支援も必要であると、 そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続きまして、障害者支援の充実の部分ですけれども、市長もこう書かれるか らには、障害者支援の充実、充実させたいのだというような思いがあると思うのですが、この辺市長 の考え方を伺いたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 障害者支援につきましても、非常に議員もおわかりのとおり、子供さんを持 つ親御さん、非常に年をとってきています。自分が死んだら……死んだらはおかしいけれども、自分 がいなくなったらこの子供たちは一体だれが面倒見てくれるのだろう、ものすごく不安にかられてい るような状況で私のところに参ります。それらを一刻も早く解消して、安心して障害者が暮らせる、 生活できる、そういうような行政としての取り組みをしていきたい、そういうことであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 施政方針の中に各種制度の積極的な活用を図るというのがありますけれども、 具体的にはこれどんなような制度を指しているのか教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 地活支援の活動の事業の中に相談支援事業、あるいは日 常生活用具給付事業、それから地域活動支援センター事業、訪問入浴サービス事業、それから日中一 時支援事業と、それから自動車運転免許取得助成事業を考えてしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、今年度新しいような制度を活用するというものが何か考えられている のでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 新しい制度については考えていない。今までの事業を継 続させていただくということで考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 村上市では採用していないけれども、国のほうでいろんな制度があるという ことがあるでしょうか。   国でというか、今考えられるすべての制度を活用しているのでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 基本的には、国の制度に基づいた事業を実施しておりま すが、市の単独事業ということで助成を行っておるものがございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それは何でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 福祉タクシーの助成券、それから紙おむつの助成、それ から精神医療の一部助成を市の単独で実施しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) こういうのは、どんどん出てくると思いますので、常にアンテナを張って、 いい制度があればぜひ取り入れていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。   続きまして、子育て支援の充実につきまして、学童保育所及び子育て支援センターに児童文庫を 順次開設とあります。寄附をもとにというような説明がありましたけれども、市長はどのような効果 を期待しているのか、その辺のお考えをお聞かせ願います。児童文庫。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、今の子供たちに不足しているものの一つといたしまして 読書等があるわけでございまして、幸いにも篤志家がいらっしゃいまして、その篤志家の遺志を受け 継ぐ形で各児童館や児童図書館に図書を設備していきたいと、準備していきたいということでありま すので、どういう効果といいますと、やはり情操的な子供たちの発達に大いに寄与できるものである と考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) これ、担当課のほうでいろいろと考えられていると思うのですが、具体的に はどんなようなものを想定しているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 今ほど市長が申し上げましたように、各保育園、それか ら学童保育所、それから子育て支援センターにそれぞれ書棚と、それから絵本を配備させていただき たいということでを予定しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) この児童文庫順次開設とありますが、そのつくっていく過程というのは、ど ういうことで順次というのが入っているのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 保育園に絵本を配備、置かさせていただくということで ございますので、当然数年たつと絵本のほうも古くなるというふうなことも考えられますし、また今 後新たな設置に向けたことも予想されるということで、順次配備させていただきたいという考え方で ございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続きまして、活力に満ちた輝くにぎわいのまちづくりのところから少し質問 したいと思います。   水産業の振興の部分で、瀬波温泉等の宿泊施設と連携し、観光客をターゲットとした新鮮な地魚 の消費拡大の取り組みも継続していくとあります。よく市長、柳カレイとか言われていますけれども、 この辺ことしも継続するのだというようなことですが、これずっと継続というようなことで考えてお られるのでしょうか、どうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 柳カレイのブランド化ということですか。 〇8番(小杉和也君) いえ、地魚の。 〇市長(大滝平正君) もちろんそうです。ここの地域は、他に誇れるいわゆる魚、魚介類、海草、 非常においしいと思っております。   それはなぜかと言いますと、奥地に森林があって森ができるからだと私は考えています。森がで きると、森から優秀なミネラルが川を伝って海に流れていきます。そして、それをえさにしている魚、 魚介類、海草は非常においしいというようなことでございまして、これを瀬波温泉あるいはこの地域 の自慢できる一品として紹介をしながら誘客に努めていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 継続していくと書いてありますので、施政方針に。   お客様の反応とかはどうだったのかというのを含めて来年度もやるということだと思うのですが、 担当課のほう、この辺はどうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) お客様の反応なんかはどうなのかという部分を少し教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お客さんの反応等については、私のほうがより詳しく答弁できると思います ので、答弁させていただきますが、私もしょっちゅう瀬波とかいろいろな会合に出させていただいて おりますが、非常においしいというような評判でございまして、ほかに引けとらない、どこに行って も食べられない、非常にしゅんであるというようなお話を聞いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) この辺瀬波温泉等の市内宿泊施設との連携というのが大事になってくると思 うのですが、ことしやってみて連携という部分ではどうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 連携という部分では、非常に今うまく機能していると私は考えております。   瀬波温泉も一生懸命にやっておりますし、また観光協会も今一本化されてきておりますし、それ らの方々と市、そして生産者、漁協です。その方々とうまく横のつながりを保ちながらよりよい、新 鮮なものを提供しようと。そして、お客さんを誘客しようということで連携がうまくいっていると考 えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それと、こういう取り組みをやってやはり消費拡大というのにつながってい るのでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 商品拡大というのは、お客さんの商品ですか、それとも魚介類の商品。 〇8番(小杉和也君) 生産量というのでしょうか、使う分の。 〇市長(大滝平正君) 拡大していると思います。   地元商品が非常に多くなってきていると私どもは聞いています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) できればどのぐらい増しで、来年度はどんなふうな増しに持っていきたいと いうのがその辺検討されているでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 施政方針でも述べておりますように、この地域、胎内も含めてでございます が、300万人観光を目指しているというようなことでございまして、それに向けて今誘客をやってい るということであります。   幸いにしてきらきら羽越広域観光圏、非常に今それも効果を発揮してきていると。新潟、山形、 秋田、10の市町村で構成しているわけでございまして、特に今庄内の藤沢周平、作家を中心といたし まして、映画村等も脚光を浴びておりまして、そこへ行ったお客が瀬波へ泊まって、あるいは瀬波に 泊まったお客がそこへ行ってというふうに、1泊2日から2泊3日、3泊4日の行程を組むようにな ってきているというようなことでございますし、デスティネーションキャンペーン等も利用しながら また誘客に努めていきたい。どのくらい消費があって、どのくらいということは、目標はそういうふ うに立てているということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それと、すぐ下のところに三面川の観察護岸含めた種川全体の浄化計画及び 河床整備とありますけれども、市長は整備を進めたいという思いがあるのでしょうけれども、その辺 の経緯について、こういうふうに施政方針に出てきたという経緯についてお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 三面川といえば、鮭で全国的に有名な川でございます。   そんな中で、種川というのは開設以来、できてから一回も清掃とか大きなものはしていないとい うことで、中に当然泥あるいはよどみあるいは散策道歩いても、川の種川見えないというようなこと で、今回抜本的に計画づくりをしたいということで、一部は県で整備をした箇所もございますけれど も、まず川の下流から上流まで全部含めた中で整備計画立てて再整備をしたいということで計画した ものでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 調査とかこういう委託料とかちょっと計上されていますけれども、この辺と いうのは専門家の方なのでしょうか、どうなのでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 地元のコンサルを予定したいということで考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続きまして、商工業の振興についてお伺いしたいと思います。   物産振興の各種物産フェアというのがありますけれども、この開催の重要性を市長はどのように とらえているでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 各種物産販売ですけれども、埼玉行ったり新潟行ったりいろいろなところで この村上フェア、あるいは村上の特産物売っているわけでございますが、非常に好評であると私は思 っております。   小杉議員もご承知のとおり、最近村上市は非常にマスメディアに乗ってきている現状であるわけ でございますので、村上と言っただけでもわかっていただけるという感がいたしておりますし、また 村上という名前そのものがメジャーになりつつあるというような中で、非常にそういう物産展におい ても人気度が高いと、高くなってきていると、また高くしていかなければならない、そのように考え ています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 力強い言葉でありがたいのですけれども、負担金が90万と非常に少なくてち ょっと残念だなという思いもありますけれども、開催場所とかその辺、出店者の方と反省会等で出た ような意見をもとにして平成22年度は改善していくのかどうか、その辺のところお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 90万という予算が多い、少ないかは、それは判断をしていただくといたしま して、自分たちの物を売るのですから、自分たちでも努力しなければならない、そういう姿勢が一番 私は大切であるというふうに考えていますので、業者の皆さんにもそういうような意識を持って取り 組んでいただきたい。   そして、業者ができないことは市が手伝いしてやるというような、フォローしてやる……手伝い というかフォローです。してやるというような関係でいっていただきたいと、そのように話をしてい ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 開催場所の件で、反省会とかで出ているのかどうか、その辺のところ担当課 いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) 今の90万につきましては、村上フェアということで予算 化されてございますが、村上フェアの中心につきましては、さいたま市を中心にやってございます。   そのほかに、荒川地区であれば荒川川の手祭りとか、山北であれば山北町との交流とか、それぞ れその地区ごとにいろんな交流をしてございます。今ほど市長申し上げたように、やはり雪のない県 をターゲットにすべきということで、今3年目ぐらいになりましょうか。当初は、一番最初は大きな 祭りをやったわけでございますが、今は来年の予算でございますけれども、また90万を組ませていた だいたということでございまして、今年度は大宮駅の中央通路で物産販売をさせていただきました。 非常に評判よかったということでございますし、そのさいたま市の中でこの前先月の27、28、土日で す。岩槻区の街角ひなめぐりという1カ月間の大ロングランのそういう催し物がありまして、そこの 最初の開催セレモニーの中でまた物産を持っていきまして宣伝をしてきたと。そこには、さいたま市 の市長とか県議とかいろんな方も来まして激励していただいたということで、さらにそのターゲット を絞りながら、主にはさいたま市をターゲットにまずそのまま続けて誘客を図りたいということでご ざいます。   物産展に出た皆様には、反省会ではそんな悪いという評価は受けていませんし、ところどころで その売り上げについてはさまざまございますので、すべてがいいということはございませんが、長く 続けて宣伝を続けていきたいというふうには思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひとも民間の方との連携を強めて、さっき市長言われたように後方支援で いいと思うのです、行政は。   民間の方がやはりいろんなところ出て一番よくわかっているわけですから、業者の方はフォロー してあげると、そういう部分で。何かそういうような取り組みで、ぜひ平成22年度も活発にPRして、 それでまたそこでPRした方が市のほうに来てくだされば、それこそ市長が言われている交流人口の 増ということになるわけですから、こういう企画もすごく大事だと思うので、ぜひよろしくお願いし ます。   続きまして、観光の振興の部分なのですが、県では本年度ポスト大観光交流年として、官民共同 キャンペーンを行う予定であり、本市においてもその一環として振興事業を実施していくというふう に記載されていますけれども、市長が考えておられることはどんなことでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ポスト観光年ということですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ポスト観光年で、本市においてもその一環として振興事業を実施していくと 施政方針に書いてあるわけですよね。   ですから、市長はどんなふうに考えているのですかというの。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ことしは、大観光交流年ということで、非常にデスティネーションキャン ペーンをはじめ多くの事業やって、これを一過性に終わらせることなく、継続していこうというよう なことで、ポスト観光年と銘打ってこれからやろうとしていますので、私どももそれに追随いたしま して、今やっている事業を継続したり、あるいは新しい事業を取り入れながらこれから事業展開を図 っていくということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、具体的にどのようなことを考えているのか、担当課、お願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) 今ほど市長が申し上げたとおりでございまして、ことし デスティネーションキャンペーンが実施されまして、本村上市におきましても観光客がふえたという 状況はございました。   それで、これからどうしていくのだと。来年度も、ポストDCということで今今月の25日ですか、 新たに今のDCを開催しまして、新たなポストDCの立ち上げをするということで決まってございま す。そういうことで、事業内容につきましては、食を中心とした売り込みをしていきたいということ でございます。その中で、今まで培ってきましたいなかご馳走まつり、2週間のロングランでありま したけれども、これも各地区に今までは関川、それから朝日のみどりの里でやりましたし、山北地区 もやりました。大毎でもことしは取り組んでいただいたということで、さらに今までやっていただい たそれぞれごちそうつくっていただいたお母さん方に、それぞれのまた地域でおもてなしができれば ということで考えておりますので、さらにそういうのを充実しながら、食を全面的に売り出していき たいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 高速道路が延伸してきます。ですから、村上は非常に注目されていますし、 宣伝するいいチャンスだと思います。   私は、むしろこの施政方針の中に一貫としての振興事業でなくて、村上市がどんどんやるのだみ たいなことがちょっと欲しかったなという思いがあるのですけれども、市でオリジナルでそういう高 速道路関係の部分を絡めたようなPR方法というのは、何か市長とか考えておられますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 高速道路に絡めたということは、高速道路が開通することによって、イベン トか何かをやるということですか。それとも、高速道路が来ることによって何かをして誘客を図ると いうようなことでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) やっぱり延伸することによって注目されていますし、観光の部分で私聞いて いるので、その高速道路と観光の部分をセットしたような形のPRということで。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、PRするしないまでも、非常に大きな効果があると考えております。   この前までは、中条インター、そしてその後に荒川胎内、非常に瀬波温泉が遠い、あるいは村上 まで遠い、そういうようなイメージがあったのですが、それが解消されるということで、非常に期待 をしているというようなことでありまして、村上が近くなった、瀬波温泉が近くなった、この圏域が 近くなったというような感を抱いておりますので、その気持ちを私どもは察知して、そしていろいろ な事業展開をこれからやっていかなければならないなと。特に今瀬波温泉言いましたけれども、朝日 のまほろばインターがとりあえずは最終的なインターに、その先ももちろんやらなければならないの ですけれども、なりますので、非常に私は想像以上のお客さんがあそこにおりる可能性があるという ようなことでありますので、あの周辺についてもそれなりに民間の方々と協力して取り組みを強化し ていかなければならないなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひともチャンスですので、よろしくお願いいたします。   続きまして、豊かな心と文化をはぐくむ触れ合いのまちづくりについてをお伺いしたいと思いま す。まず最初に、学校教育の充実についてをお伺いいたします。施政方針のところに、子供の基礎、 基本学力の定着と活用力の育成を図るため、引き続き教材、教具、図書等の学習環境整備やALTを はじめ教育補助員、学習支援員の配置を行いとありますけれども、この辺教育補助員とか学習支援員 の配置はどのように考えておられるのかお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 一応予算では昨年並みのことを考えておりますが、細かいことにつきまし ては部課長に答弁させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) ただいまの教育長から話あったとおりでございますが、本年 度も予算をいただきまして、きめ細かな対応させていただいておりますし、次年度におきましても今 年度並みの配置をさせていただきたいと思います。   なお、ALTまた小学校の英語助手につきましても、今年度に引き続きまた配置をさせていただ きたいと考えておりますし、今年度予算にその部分についてお願いをしているところでございますの で、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) このように充実させていくということは、ある程度今年度の取り組みをもと に一応振り返って来年度の予算をということだと思うのですけれども、その辺の検証的な部分という のは、学校関係だと割に難しい感じもあると思うのですが、どのように反映しているのでしょうか、 次年度の政策に。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 今年度の成果の検証というふうな部分でありますけれども、今現在各学 校では学校の校長のもとで行った学校経営の経営の評価というふうなことで、学校評価というふうな ことを具体的にやっておりまして、その結果については数値等も含めて教育委員会のほうへ報告とい うふうなことでまとめております。   教育委員会としては、そこで挙げられた成果、それから今後の各学校の抱える課題等を勘案しな がら、次年度の施策に生かしていくというようなところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 当然各学校から上がってくるのですが、それを一たん教育委員会が集めて、 それをまた情報としてバックするような体制もとれているのでしょうか、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) その言われるとおりであります。   各学校から上げていただいた要望等一たん集めて、そしてそれを再度校長に提示をしながら予算 の範囲の中で人的な配置等考えていくというようなことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続きまして、生涯学習の充実についてをお伺いします。   村上警察署跡地とこれに隣接する既存の教育情報センターを一体ととらえた生涯学習ゾーンの形 成に向けて建設予定の(仮称)生涯学習センターはというようなことでありますけれども、これにつ いて効果というのでしょうか、どのような構想を持っておられるでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 大変失礼いたしました。   新しい新教育基本法には、生涯学習というようなものが載っており、その生涯学習の重要性がう たわれております。そのような精神にのっとりながら、村上市でも必要だと考えております。   なお、細かいことにつきましては〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕生涯学習課長に答弁 させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 生涯学習課長。 〇教育部生涯学習課長(百武勇一君) 新しい生涯学習センターの概念といたしましては、憩い、交 流、それから学び、活力のはぐくむ新しい生涯学習のゾーンということで考えております。   市民の方がみずからの意思でみずからの学習を深め、そして人格を高めながらその学んだことを 地域に還元してまちづくりに生かしていくということができるようなことを考えておりまして、そこ には生涯学習センター単独ではなくて、教育情報センターと連携した形での場所に設置し、そしてお 互いのその相乗効果をねらっていくということを思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) この施政方針に市民の意見を取り入れた施設の検討ということで、委員会と いうようなことですけれども、この辺どのように広く市民の意見を求めるようなつもりなのか、お考 えをお聞かせ願いたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 生涯学習課長。 〇教育部生涯学習課長(百武勇一君) 委員の構成として考えておりますのは、一応15名以内の委員 でもって考えております。   その内訳としましては市民の方、それから教育関係者、学識経験者、それから関係課の職員、そ れからその他教育委員会が認める者という形での構成を考えておりますが、まだ委員の選定にまでは 至っておりません。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続きまして、スポーツの振興の部分ですが、2009年に新潟国体ありました、 トキめき新潟国体。   大変多くの方も来られましたし、大変盛り上がった大会だったなと私個人的に思うのですけれど も、この辺の成果とか、国体の成果をどのように継承したり発展させていこうと考えているのか、そ の辺のところをお聞かせ願いたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) その点につきましては、スポーツ振興課長に答えさせますので、よろしく お願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) スポーツ振興課長。 〇教育部スポーツ振興課長(斎藤敏夫君) 国体でもいろいろな競技種目ありました。   野球とか銃剣とかいろいろありまして、朝日では3B体操、あるいはそのほかのこともありまし たし、例えば朝日地区でありました3B体操におきましては、先ほどもありましたように、朝日で総 合スポーツクラブ設立いたしまして、総合的にやっておくわけでございまして、総合スポーツクラブ 今3つあります。それらと連携して、やはり国体種目に限らず振興してまいりたいというふうに思い ますので、よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では最後に、市民と行政の協働による行政経営について1つ質問したいと思 います。   政策推進課に自治振興室を新たに設置するというようなことがありますけれども、いろいろと質 問されてお答えしているのですが、市長の思い描いているこんな形になっていったらいいなとか、何 年後にこうするのだとか、そういう思いがありましたら最後にお聞かせ願います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ご案内のとおり、この圏域非常に広い県域でありまして、中山間地あるいは 市街地、平野部、海岸部とあるわけでございまして、そして非常に高齢化しているという中において、 地域が衰退しているところもありますし、またこれから将来的にそういう可能性を持っているなとい うような地域もありますので、そういうところに積極的にその地域自治振興室の職員が入っていって、 そして皆さんとともにこの地域をどうしたらもっと元気になれるか。あるいは、この地域に活力を与 えるにはどうしたらいいかというようなことを専門的に取り組んでいって、そしてその地域を元気に していくというようなことをやっていくような、そういうような将来的には課と室にしていきたいな と、そのように考えております。   今なくなりましたけれども、例えば山北地区であれば、各集落に集落担当職員というものを1名 ずつ配置をいたして、いろんな課題あるいは行事等を取り持った経緯がありますので、できればそう いうところまで将来的には踏み込んでいく必要があるのではないかなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) この課は……この室ですか、できる室は大変重要だと思いますので、ぜひと もいい形で、もう今後の村上市を左右しかねないような大切な部署だと思います。ぜひともよろしく お願いいたしたいと思います。   以上で終わります。(拍手) 〇議長(佐藤宮吉君) これでつきさらクラブの代表質問を終わります。   3時30分まで休憩いたします。           午後 3時18分  休 憩                                                        午後 3時30分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、新生会の代表質問を許します。   姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ご苦労さまでございます。それでは、私の新生会の質問をいたしますので。   今回の予算に対して、村上新聞、いわふね新聞にも市長のコメントが載っております。市長も、 そこそこお話しなされた内容で、共通して言えることが1点ございますので、その点について少しお 伺いしたいのですが、今後この1年間というのですか、今後将来に向けてなのでしょうか、ちょっと わかりませんが、起債管理に留意したいということを市長は言われております。起債管理に留意した いというのは、どういうことなのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 起債管理といいますのは、それらの数値に対はして注意を払って、健全的な 数値を堅持していくということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 起債関係含めてそれを注意していきたいという思いがわかるのですが、そこ で一般会計というのが今地方債残高として368億4,186万円が見込まれております、今年度予算の中で。   それで、特別会計合わせると916億円の6,221万1,000円というのが見込まれてくるということで、 これ財政課長かだれか、これでよろしいですか、この考え方で。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 一般会計と特別会計を含めた地方債残高は、議員おっしゃるとお りでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長、この辺はご存じだったとは思うのですけれども、一般会計で31億9,31 0万円の起債を今年度起こす予定でおります。   特別会計と企業会計はどのぐらい起こすのか、市長は把握しておられますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 細かい数字的に把握していませんので、担当課から説明をいたさせます。 〇16番(姫路 敏君) 結構です。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 把握してなければ把握していないでいいです。細かい数字については、把握 していないという答弁でよろしいです。   私全部足し算してまいりました。そうしたら、特別会計と企業会計で起債が起こされる部分とい うのは、27億8,220万円なのです。2つ合わせると、一般会計と特別会計の企業会計も含めて、全部 合わせると59億7,530万円を借金するのです、ことしはこの村上市の予算上でいくと。この辺をしっ かりと市長に、いわゆる先ほど言ったように起債管理に留意したいというぐらいですから、そのぐら いのことは当然わかっていてもらいたいとは思いますが、市長、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然起債管理に際して注視をしていきたいと言っていますので、その足して 幾らとか、そういうことではなくて、そういうような数値はある程度はもちろん自分で把握していま す。つかんでおるつもりであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 約で申し上げますと、村上市は全部の会計含めて60億円の借金を今年度やる のだということを大体覚えておけば間違いはないのだろうなと、こういうふうに思います。   そして、なおかつ一般会計から特別会計に繰り出される部分がございます。当然です。いろんな 特別会計の中に一般会計からどんどん入っていく。この一般会計から特別会計に繰り出されていく金 額の合計、市長、ご存じですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今それぞれの特別会計の数値を言えと言ったって、今すぐ幾ら、幾らという ことはできません。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 参考までに、これもひとつ市長のほうで把握しておいてもらいたいのですが、 一般会計から特別会計に繰り出されていく部分が43億1,743万3,000円なのです。これが一般会計から 特別会計に繰り出されていく金額なのです。これも、予算書を足し算すれば出てくる金額です。   そして、なおかつ一般会計から特別会計の部分にその43億を引き算すると、全部で村上市の会計 479億6,629万9,000円なのです。純予算です、これ繰り込まれてきて繰り出したのを全部引き算して 全部足すと。その予算で村上市は成り立っていると。私、よく一般会計、一般会計と言いますが、一 般会計は一部、一般会計一部なの。半分一般会計で、もう半分は特別会計で出されているということ も、十分把握しなければいけない。そして、なおかつ借金した部分がどうなるのかわかりませんが、 特別会計に繰り出されていくということを考えれば、事業仕分けではございませんが、特別会計のあ り方を一点一点再度この行政側でも見詰めていく必要があるのだろうと思います。つまり一般会計か ら特別会計に湯水のごとくとは言いませんが、どんどん、どんどん繰り出されていったのでは困る。 ここら辺のところをどういうふうに思っているのか、これは市長というよりも財政含め、税務含め、 その辺ちょっと考え方聞きたいのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 議員おっしゃられるように、一般会計、特別会計どちらかといい ますと、私どもは個別に検討するものですから、全体を今ほど議員がおっしゃるようないわゆる加算 は余りしないわけでございますが、全体の公債費比率等、あるいは地方債残高ということで、先ほど 議員申しました平成21年末では922億円、平成22年度末では916億円ということで、地方債残高とすれ ば全体とすれば下がるという傾向は把握してございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それでは、一般会計の中で今年度山北の支庁舎の件は私は一般質問でさわる ことといたしますので。   ただ、ちょっとさっき残念だったのは、アンケートの信憑性のことを言われている議員さんが中 にいらっしゃいましたけれども、非常に残念だなと。いろんな切手張って一生懸命書いてきている住 民がいらっしゃいます。できたら、私の一覧表見ていただきたいなと。他の人にはどんどん見ていた だきました。本当思い余る気持ちがあそこに入っております。ぜひ参考にしていただきたいなとは思 いますが、とりあえずその件についてみれば一般質問で行いますので、ここでちょっとさわりません が、山北の支庁舎の建設、搭載事業の予定では6億3,500万円と書かれておりますので、6億3,500万 円と私は表現してきました。市長は、その件について見れば4億という話を先ほども出されておりま すが、一応6億3,500万の予定。それと、生涯学習センター7億円、それともう一つ荒川地区の総合 保育園6億5,500万円、これらはいろいろ測量関係も含めて調べ、設計関係に出すのでしょう、こと しそういう予算が上げられております。年度内にはこれ建てるのですか。建設に至るのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いずれも、年度内には建設には至らないと考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ありがとうございます。   こんなの、すぐ設計して年度にやったら大変なことになる。十分審査、審議する時間が欲しいな と思っていたので、ありがたいと思います。   それと、そういうことであれば、次の質問の中で生涯学習センター、工事請負費で200万円とあ りますけれども、これ一体何するのですか、工事請負費200万円。 〇議長(佐藤宮吉君) 生涯学習課長。 〇教育部生涯学習課長(百武勇一君) 取得しました警察跡地のところを情報センターの臨時駐車場 としまして、一部砂利敷きの整地をするということの工事費でございます。 〇16番(姫路 敏君) 舗装するのですか。 〇教育部生涯学習課長(百武勇一君) 砂利敷きです。砂利を敷きます。 〇16番(姫路 敏君) 聞こえないのです。聞こえない。 〇教育部生涯学習課長(百武勇一君) 砂利を敷く予定です。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 答弁は簡潔に、そして聞こえるようにお願いいたします。   それで、砂利を敷くというのもわからないでもないのですけれども、あそこを情報センターの駐 車場に200万かけてする必要性があるのだろうか。前私は、舗装なんていう計画あったので、舗装は ちょっとあれでしょうということは言ったのですけれども、市長、どう思います。建設する予定で市 長はいるわけだし、これは今年度はしないという、来年度になるのか再来年度になるのかわかりませ ん。今何も不便ではないと思いますが、そこに200万かけて砂利を敷く必要性どこにありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今生涯学習課長から答弁いたさせますが、その200万というのは、塀があっ たり、あれを恐らく取っ払ったり、あの辺整地をするための、砂利を敷いてそれだけではないと思い ますけれども、説明してください。それだけか。 〇議長(佐藤宮吉君) 生涯学習課長。 〇教育部生涯学習課長(百武勇一君) あの土地を使うということで、ブロック塀があります。その ブロック塀の撤去及び砂利敷き、それから転圧、それらの費用でございまして、今情報センターの駐 車場大体100台使えるようになっておりますが、常時職員等の駐車も含めまして使えるのは大体60台 ぐらいの分ということでございまして、常にそこでホールなんかで催し物なんかありますと、当然足 りないという状況で、地域振興局のほうの駐車場借りたりしておる状況でございます。   したがって、最小限必要だろうという範囲での臨時駐車場的なものを整備したいということでご ざいます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 必要だろうか。私は、今のまんまでいいと思います。すべて毎日のように困 っているわけではないのです。イベントあるときは、イベントあるときで今でも何とかなっているで はないですか。今目先に、生涯学習、市長が市長である限りやるわけですから、私はそれ反対してい ますけれども、やるのであれば、わかっているのであれば、そんなところにだれも金かけないです、 うち建てる人も。私は、そういうところも少しもうちょっと詳細に見ていただきたいということなの です。   次の話へ移ります。その辺含めて考えてもらいたいのですが、都市計画税について。本年度都市 計画税は1億6,753万9,000円となっております。これは、計画上それをはじけばそういう数字が出て くるのでしょう。3年をめどに見直しをかけるということは、もう合併前から言われていた話です。 それをまた私も取り除いてくれという主張はしてきました。ことしはありますけれども、来年はどう いうふうに変わっていくのか、検討委員会も含めて。撤廃という動きも、住民のほうからはしてくれ という願いもあります。撤廃は乱暴だから、見直しにしてくれというような方もいらしゃいますが、 見直しも撤廃も同じように考えれば、そのことについて見れば非常に皆さん目を見張っておりますが、 いかがですか、どういうふうに検討されていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまの都市計画税についてでございますけれども、庁内で昨年か ら鋭意検討をプロジェクトチームを立ち上げまして検討中でございます。   議員おっしゃるように、撤廃、そして見直しまた別な賦課というような、いろんなご意見があり ます。そんな中で、今まとめをしている段階でありまして、再来年度予算にはそういうことで3年以 内の見直しということでございますので、ある程度の方向性は来年、再来年度出てくるのかなと思っ ています。まだ精査いろいろ検討している段階であります。まだはっきりした方向性というのはござ いません。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 十分に検討していただきたいと思います。   例えば下水道事業であれば、荒川町も同じようなことをしています。しかしながら、荒川町はか かっておりません、旧荒川町も含めて。今でさえも不平等が生じている状態なのです。この不平等を なくすのが本当の合併の姿だろうと、こういうふうに私は思っております。いつまでも、いつまでも 不平等なままにいては困るのです。3年をめどに考え直すというのであれば、3年をめどに考え直し ていただきたい。市長、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、ごく当たり前の話ではないですか。3年をめどに何らかの結論を出 すということでありますし、水道料においては26年度中くらいにやると。そして、嘱託員手当等につ いては今年度、非常に大きな抵抗がありましたけれども、だから合併時の約束を守りながら、私たち は行政を遂行しているということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長、合併時の約束を守りながら、さっきの搭載事業もそうなのですが、合 併協議会の中でいろいろ協議されて搭載もしてきた。いろいろな建物も、事業も諮られてきた。これ は、もう合併協議会の中で当たり前です、やっていくのは。   今こうやって合併したときに、現状の姿とそれは合わないのであれば、変更は考えられるのです。 できるのです。だから、そこのところを……例えば人間にしてみましょう。婚約したから、それどう しても結婚しねばならないのか。男と女が婚約をした。そして、婚約をしたから結婚せねばならない のだと。結婚した。そうしたら、カード破綻の男性がいたら、そこに嫁嫁がせますか、親として。ち ょっと待てと言うでしょう。だから、計画はそれはあくまでも計画。そして、合併した後の今の現状 の財政状況というのは、厳しいと言っているのだから。厳しくないのであればいいです。ああ、余裕 だ、余裕だと言っているのであれば何ぼでもいいです。厳しいのだから、今。厳しいのだから、いろ いろな計画の変更もあり得るというのに、約束を守らなければならない。おかしい。どう思いますか、 市長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 合併時において、合併したら今合併する地域、町村、市が抱えている問題、 こういう問題ありますよと。合併することによって、こういうことを一つ一つ解決していきましょう といって合併しているわけです。   今おっしゃるように、村上市が非常に厳しい財政事情でにっちもさっちもいかない。変更しなけ ればならない、搭載事業です。そういうようなときに来たら、それはもちろん説明をして、非常に厳 しい現状でありますので、お約束した事業はできかねますというようなことになるのではないですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それは違うでしょう。そうなる前に、それの適宜対応できる状態を財政に求 めるのがトップの仕事です。そうなってきましたから、計画を変更させていただきますというのは私 でもできます。いいですか。そうなる前に適切な判断をするにがトップリーダーの仕事だ。   その次いきます。施政方針の中で、道路整備の中に今年度の言葉の中に、瀬波温泉の先線のトン ネル、先線の話が一個も出てきておりません。これは、もうしないということなのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 事業搭載につきましては、市道の部分の記載をさせていただきま して、国道、県道、それからそういうところについては例年県のほうに要望していますので、今回は あえて路線名までは載せなかったということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 非常に残念です。   いいですか、市長、搭載事業に載せている事業です、これこそ。そして、約束しているのです、 これこそ。県にどんどん要望立てていくと。裏切られた気持ちです、これは。いいですか、理事者の 皆さん、瀬波温泉先線は、市長はきっちりと搭載事業に入れて、そして要望していくということをう たっているのです。あきらめているのだ、これは。例えばメーター50万円ぐらいの、16メーター道路 の50万円ぐらいの整備をやったとすれば、1,200メーター、1.2キロ、6億か7億。6億、7億といっ たら、山北の支庁舎と一緒ではないですか。私は、それこそ先線の先の整備をやったほうが経済的に ぐんと効果が上がるような気がしてなりません。ぜひ要望活動継続して、どんどん行ってください。 市長、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もちろん要望活動は行ってまいりますし、しかし簡単に今できるような話し ていますけれども、そんな簡単なものではないです。   県に要望に行っていますけれども、非常にクリアしなければならないハードルが高い問題が数多 くある。それらを今県にお願いしながらやっていっている段階であるということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ハードルが高いから文章から抜けたでは困るのです。やり方だってさまざま あります。市単独でやればいいではないですか。市単独でつなげてしまえばいいのではないですか。 それだけのあそこには経済効果、そして土地の付加価値が求められるかと思います。そのぐらいやっ ても、十分足りるところだと思います。やっぱりそういう考え方のもとに立って物を進めていただき たい。   あと、しかしながら私こうは言いながら、市長にも奨学金制度、市長が市長になったときの公約 でやって、これは大変評価できるかなと思っております。ただ、こういう人がいたのです。これ、教 育長もちょっと聞いておいてもらいたいのですけれども、子供が大学に入学した。ところが、親が入 学金が払えなくて辞退した。それが後で私にも相談あった、辞退してから。辞退してしまえばもうど うしようもない。ぜひ、その奨学金というのは、通い始めてからのことでしょうけれども、その前に いろいろな準備の部分は学校との間の中にあろうかと思います。その辺も含めてフォローができる指 導含め、何かあればなと思いますけれども、この辺どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 入学金が払えなくて辞退したということですけれども、そのときに市は既に 奨学金は貸与できるという恐らく返事を出して……いなかったのですか。 〇16番(姫路 敏君) 奨学金の申請前です。 〇市長(大滝平正君) 前。 〇16番(姫路 敏君) 奨学金なんかしていないのだから。 〇市長(大滝平正君) 本来であれば、奨学金の観点からいきますと、いわゆる入学金まで何らかの 形で市が介入をして手当てをするべきところでありますけれども、奨学金すらものすごく今人気があ りまして、借りている状態でありますので、そこまで市が今できるかということになってきますと、 非常に難しい。奨学金で今まずはとりあえずは対応していきますので、大学の授業料及び入学金につ いては、何らかの形でご本人が準備していただきたいとお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 奨学金は、制度的に4月からあるいは5月から3万円、5万円、7万円とい うことで、これは大変後押しされていると。いいです、それは。入学金というのは、30万とか50万な のです、大体見ると。30万、50万を捻出できない。そして、それがゆえに子供が泣いて、もう涙出て きました、私もその話聞いて。来年またやるから、来年までそのお金をためると自分で言っている。 そして、チャレンジする、もう一回大学に。とってもかわいそうだ。   だから、親にもいろんな部分で落ち度、相談とかそういうところあるだろう、行政だけではなく。 何かそういうのを救ってあげられるようなことを、別に奨学金制度ではなくてもいろんな意味で考え ていただきたいなと、こういうふうに思います。もうちょっと相談が早ければ何とかなったのだろう けれども、断ってしまった。大学断ったのです。試験受かっているのです、子供。金ないと。それは、 最初から大学受けさせるなやと私は怒りました。だから、そこら辺なのです、本当に。そして、個人 事業主。個人事業主というのはどういうことかというと、有限会社とか株式会社なんて役員報酬で給 料加算されるので、市から出てくるのはその自分の給料の分で600万という上限を超えるか超えない かという部分あるのでしょうけれども、商売やっている人、例えば靴でも帽子でも服でも何でも売っ ている人、株式会社ではない個人商売の人というのは、当然1カ月例えば100万売り上げて、それで 支払いして支払いが120万だとか、赤字なのです。でも、所得はふえていくでしょう。年間で通して 見れば、ぽんとやった個人事業主の申告が1,000万だったと。ところが、200万ぐらいことし赤字出て いる。とてもではないが、子供いたらそれ払えない。しかし、600万超えているでしょう。だから、 こうやって考えてみると、その年収も含めてもう一度ちょっとその辺も練っていただければありがた いなと思います、個人事業主も含めて。   いろんな問題はあるのでしょうけれども、でも今やっていることは非常にいいことだと思います。 私は、うるさいだけではなくて、やっぱりいいことはいいと言いたい。本当、市長、工藤教育長が今 そこにいらっしゃいます。途中でかわられていらっしゃいます。本当、温かい気持ちで子供を見守っ て、そしてその過程の中でのものですから、ぜひその奨学金制度含め教育には熱心でいてもらいたい なと、こういうふうに思います。工藤教育長、何かありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) ただいまの言葉に励まされながら一生懸命頑張ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それと、もう二つあるのだけれども、最初に税務課長、スギトピアの一覧表 いただきましたですよね、先ほど。どこから出てきたのですか、あれは。税務課なの、あの委員会通 して。農林水産課なのですか。訂正のが…… 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) あの資料については、すべて訂正も最初の資料も農林水 産課から出ております。   事業主体にあの申告書をいただいて、それを整理してつくりました。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 納税のやっている税務課で扱っている金額にもう間違いないのですよね、あ れで。もう何か訂正あるなんていうことはないのですよね、あの資料の中で今後。税務課のほうでど うなのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) では、お尋ねの件でございますけれども、私のほうから資料出したもの ではございません。   そういうことで、どういう資料が議員さんのほうへ渡っているかすら私らは承知しておりません。 そういうことで、ご理解お願いしたいと思います。 〇16番(姫路 敏君) そんなの理解できるわけないでしょうが。   いいですか、委員会通してもらった資料が私どもは関与していないで済む、市長、どうなってい るのです、これ。議会提出用の書類が私どもの委員会で私ども関係ないということあり得ますか、そ れ。税務課長、どうなのですか、それ。見ていないのですか、あなたは。その資料をあなたは見てい ないですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(板垣純一君) 議会の皆さんに配付したことは聞いております。   農林水産課で作成したもの、それから申告書、償却資産の申告書の写し、これについて配付した ことはわかっておりますけれども、中身は見ておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 議長、どう思います。   議会提出用の資料を〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕税務課で上がってきている資料も あるわけでしょう、スギトピアから。理解していない、把握していない、見ていないということある のですか、市長、こんなこと。おかしいです、議長。ちょっと休憩してもうやってください、こんな の。どうなのですか、これ。把握していない。税務課の資料でしょうが。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(板垣純一君) 税務課から資料が出たわけではなくて、あれはその事業所、恐ら く事業所から農林水産課に行って、農林水産課のほうから資料作成して提出したということでござい ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) あの受け付け印はどうなっているのですか、あれ。   そんなでたらめな資料上げて、そして訂正をよこして確認していないと何なのですか、それ。確 認したということを教えてください。確認した資料よこしてください。当たり前でしょう。聞けば、 わからない、見ていない。議長、どうなのですか、これ。話にならない。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) 先ほども申しましたが、この資料については事業主体か ら申告書をいただいて、その申告書をもとにつくりました。そういう状況でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) とにかくまともな資料よこしてください。村上市です。村上市。市長、大滝 平正です。そうやって議会へ出す資料なのです。まともなのよこしてください。見ていないなんてい うのはおかしいでしょう、大体そもそも。あなたのところでも関係あるのでしょう、税務課だって。 関係あるのでしょう、税務課も。関係ないのですか。関係あるのでしょう。税務課長、答えてくださ い。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(板垣純一君) 償却資産の申告の関係ですので、当然関係はあります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 言いたいこと半分で終わってしまう。眠気も覚めてしまう、当たり前だけれ ども。   そんな資料、ちゃんとよこしてください。もう時間もない。あなたとやりとりして時間終わり。 これは、今度の定例会のときにがっちりその中身についても私は質問いたしますので、しっかりと把 握しておいてください。以上ですが、どうですか、最後に。部長、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 今申し上げましたのは、先般の委員会でもお話し姫路議員ありました。 動議かかりましたけれども、個人情報の件で私らのほうから資料は議会のほうに提示できないという ようなお話した。その経緯で、今農林水産課長がお話ししたように、そちらのほうから、事業主のほ うから資料が出たものと思われます。そういうことで、それについては承知していないというような 答弁で終わっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) では、出された議会に対して、自分のところの担当しているのもわからない で済むのですか。おかしいでしょう、あなた。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) やはり個人情報を私らは守るということで…… 〇16番(姫路 敏君) そんなこと言っているのではない。 〇市民部長(阿部正一君) そういうようなことで…… 〇16番(姫路 敏君) 議長。 〇市民部長(阿部正一君) 答弁させてもらいます。 〇議長(佐藤宮吉君) 興奮しないで。 〇16番(姫路 敏君) そういうことで言っているのではない、私の言っているのは。   出した資料ぐらいあなたのところ関係あるなら見ておきなさいというの。知らぬ存ぜぬではない ということを言っているのです。わかります。   終わり。 〇議長(佐藤宮吉君) これで新生会の代表質問を終わります。   4時15分まで休憩します。           午後 4時03分  休 憩                                                        午後 4時14分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 最後に、民主むらかみの代表質問を許します。   3番、本間清人君。 〇3番(本間清人君) 皆さん、ご苦労さまでございます。いよいよ最後でございます。   市長、ちょっとやりにくいので、あしたの朝一番に変えても結構です。いただいたお時間34分で ございますが、もう最後となりますと、かなり質問もダブってきますので、もし重複したようなこと があってもお許しいただきたいと思います。   民主むらかみ、小池晃代表と私2人を代表しまして代表質問させていただきたいと思います。ま た、冒頭午前中、私も自民党時代がございまして、そのときの大先輩であります小林重平議員さんよ り、民主党に対するご批判とご指摘をいただき、またご支援をいただいたことに、この場をおかりし まして感謝申し上げる次第でございます。ただ、中央と地方では大変民主党の議員としても格差がご ざいますので、その辺はご理解いただきたいなと思っております。   私、12月の定例会の時点で市長に対しましてこのたびの総合計画は賛成という立場で討論させて いただいておりますので、その内容につきましてとやかく言うつもりは全くございません。ただ、予 算書いろいろやっぱり細かい点、そういったものも指摘したいこともありますので、その辺について ちょっと市長にご確認をしていきたいなと。   今回村上市施政方針の22年度、市長が多分本人で書いたところと言われるのは、2ページの中段 ぐらいまでだと思われます。それを考えますと、昨年、一昨年よりは若干行数が減っているなと。何 かことしはお忙しいことがいっぱいあったのかなというような気がいたします。先ほど午前中の中で も、ものすごく愛というそういったものを中心とした村上市の施政方針に私も実は感銘しております。 実はこの愛郷無限、これを私家の中で愛妻無限にしようかなと思っているぐらい。そうすれば、多分 家庭内は円満なのだろうと。これ、本当は村上市政のこういった形で円満な市政運営をしていただき たいなと思っております。   それで、市長、このまず第1点目、1つの明るい点なのですが、新潟リハビリテーション大学に 関しましてでございますけれども、実際どの程度の人員が募集されて、またこの村上市によその生徒 さん、そういった方々が何名ぐらいこの村上市に移ってこれられるかというのは、数字としてはもう 既に出ていらっしゃるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 新潟リハビリテーション大学につきましては、私が聞き及んでいる範囲内で は、作業療法学科についてはもう定員を既にオーバーしているというようなことを聞いておりますし、 言語障害学科につきましては、もう少し足りない、定員まで達していないというような話を聞いてお ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それで、この予算書の中に新潟リハビリテーション大学のグラウンドです。 前神納地区の休校をグラウンドを無償で譲渡すると、21年間という形で議決したわけでございますが、 このたびそのグラウンドの整備予算ということで、400万ほどの計上が上がってきております。無償 で貸しているにもかかわらず、なおかつその400万をかけて改修というか、整備をする理由をお聞か せいただいなと思うのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまのグラウンド整備のことでございますけれども、リハビリ テーション大学を認定を受けるには、やはり専用のグラウンドが必要だ、そういう要件がございまし た。   その中で、ではあきのグラウンドはないかというような要請がございまして、ちょうど旧神納中 学校跡地のグラウンドが何も使っていない土地があったものですから、そこをどうですかということ で検討させていただいて、ああ、ここで結構です。大学からちょっと離れていますけれども、ある程 度の5,000平米ぐらいの面積がなければ認可も難しいというようなことで、とりあえずそこをどうで すかということで打診しましたら、それを大学のほうの文科省のほうに提出して、それでいいですよ ということで認められたということです。その条件として、ある程度整地をしてお貸しをしていただ きたい、またそういう再度要望がございました。そんな中で、やっぱりスポーツをできるような、そ ういうことのグラウンド整備、土を盛ってグラウンド整備をしていきたいということでございます。 要請があってこういうことに予算を組まさせていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) そうではなくて、議決を得たときには何か小屋だけが邪魔になるということ で、小屋を撤去するのはこちらで撤去をするという条件でそのグラウンドをお貸しするということで の議決だったはずです。整地も、村上市がやった上で無償譲渡という契約にはなっていないはずです、 21年の。   ですから、何でそれが今になってその400万という整備の計上予算額が上がってくるのかが不思 議でならないということを言っている。無償で貸しているのだから、相手側にやってもらえばいいで はないですか、相手方が勝手に使いたいのだから。その辺市長、どうでしょうか。私の言っているこ と間違っているのだろうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) あそこのグラウンドごらんになっているかと思いますが、基本的には4年制 の大学として村上市に開学していただけるというような中で、村上市としてやはりグラウンドを整地 して、そしてお貸しするというような協力体制、協力姿勢ということになると思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) こればかりやっていられないですけれども、最後。   そういうのが後になって出てくるということは、議会の議決とは何だったのかということになり ませんか。最初に、後ほどこのグラウンドが整地になります。その予算は幾らになりませんが、それ を見込んで21年無償でお貸しするという契約になりますというのだったらわかります。あのときの説 明は、単なる今小屋があります。その小屋だけがどうしてもグラウンドにするには邪魔になりますの で、その撤去費用は村上市で撤去します。あとは、無償で21年間の契約ということになっているはず です。そういう説明を受けています、我々も。議事録も回してもらっても結構です。なのに、何でそ の400万円を計上しているかが不思議でならない。   では、議会の議決もう一回戻したほうがいいのではないですか、そのグラウンド使わせるかどう か。そのぐらい問題です、たった400万ではなくて。では、こういうことがどんどん、どんどん事例 としてつくってしまえば、どんどんまた無償でお貸しする契約はもう本当に村上市に誘致したいので、 無償でお貸しします。でも、工場建てるのは村上市で建てますからなんていうのがどんどん出てきた ら、変な話になってきません。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いや、理屈的にはわかりますけれども、あのときグラウンドの段差があった りして、それを整地をしてお貸ししたいという話だったのではないかなと私は記憶していますが、も しそれ記憶違いであればですけれども、ただいずれにいたしましても、私ども村上市といたしまして、 4年制大学が来てそのグラウンドを整地して使わなければならない。そして、協力をしていただきた いというような要請がありましたので、わかりましたと。皆さんがこれだけ一生懸命にやって、初め て4年制の大学を開学していただくことにつきましては、そのくらいの協力はいたしますというよう なことで予算計上をさせていただいたと。   もし前段でそういうことで食い違いあるとすれば、それはおわびをしなければなりませんけれど も、その後そういうような整地等のお話がありまして、これは市として協力すべきことであるという 判断から計上させていただいたということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) これは、まだ今後委員会とかまたその中でもちょっと質問させていただきな がら進めたいと思います。   教育長、どうでしょうか、今の問題。400万円で大学に関しては整地をする。私も、PTAの今 役員をやっている。わかりますよね。いろんな学校から、もうグラウンドぼろぼろなのです、ぼろぼ ろ、どこの小学校も、中学校も。その整地の要望だって学校からいろいろ来ているはずです。でも、 その際には予算がないなのです。その際には予算がない。ところが、今は勝手に400万予算で上げて くる。教育長としてどう思われます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 大変困る質問でありますが、しかし大学が来て、今までなかった4年制の 大学が設立されるという、そういう意味合いを込めてやはり仕方のないことではないかな、私自身そ のように考えます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) では、進んでいきます。   市長の施政方針の2ページ目、今この中でまだ愛という一文字、この愛が本市の宝でありますと。 本当すばらしいと思います。その次に、合併の不安を解消しという言葉が入ってきました。市長、こ の合併の不安というのがずっと長年使われていますけれども、市長、その合併の不安はいつまでお使 いになるつもりでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 非常にメンタルな問題でありますので、いつまで使うか、使わないか、いつ になったらこの合併の不安が消えるのか、あなたは使わないのかということになってきますと、非常 に難しい判断を強いられますが、まだでも私が回って見る限りにおいては、合併して本当によかった のか。あるいは、まだまだ不安だなというような面がありますので、これらについてできる限り私が 出向いて行って、大丈夫なのだよと。何も心配しないで、みんなしてやっていきましょうというよう なことを今やっている最中でありますので、もうしばらくと言ったら語弊ありますけれども、また怒 られそうですけれども、まだ使わせていただきたいなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) だれとは申し上げられませんが、先ほど市長もいろいろな温泉での会合です とか、その料理は非常にうまいのだということをPRされていらっしゃいました。一緒に多分おられ た方、我々も市長と同席する会なんかもいろいろございます。そのとき言っていました。最近大滝平 正市長、笑顔がないのだよなと。何か悩みあるのか。いや、愛と言っているのであれば、もう少しど こでもにこにことした顔でいていただければいいのだけれども、ご自分と話して話しやすい議員さん とはそういう顔でにこにこしているのですが、姫路とかおれとかなんていうと、もうぶすっとしてし まうものですから、なかなか私も面と向かって話しづらく、いつも議長の顔を……それは冗談ですけ れども、本当はぜひ市を代表するお方ですので、そういう会合の席上では笑顔でいていただきたい。 県外からもいろいろなお客さんも来る。市長は、すごくすてきな笑顔だなと言われるような市長でい ていただいなと思いますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 本当にこのような笑顔でいたいのです。ところが、議会の皆さんの顔を思い 浮かべたりしますと、当然笑顔がさっと消えるときがありますので、ぜひとも私の笑顔を消さないよ うにひとつよろしくお願いをしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) では、にこやかにいきたいなと思います。   3ページのところに、私も子供が4人おります。おかげさまで1人はことしで成人になりました けれども、その中段ほどに入院、通院とも小学校卒業まで引き上げることとしと、大変このたびの施 政方針の中、また予算の中でも子供に対する支援というのは非常に今回盛り込まれているなというふ うに感謝をしているところではございますが、ただしこの入院、通院とも小学校卒業までということ で、財源のほう見ますと、予算書の中に1億2,040万7,000円という金額が出ておりますけれども、こ の財源というのはどういった財源ですか。交付金でくるとか、もしくは県支出費であるとか、もしく は全くそれは関係なくて市単独の一般財源なのだよと。どういった財源からくるのでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 詳しくは担当課長から説明させますが、上乗せ分については、恐らく単独で はないかなと思っておりますが、ちょっと間違ったら悪いので、課長に説明させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) この9月から制度改正を予定させていただいているとこ ろでありますが、今の議員のご質問の件につきましては、現行就学前までは県の助成で受けますが、 それ以外の部分、したがいまして4年生、5年生、6年生までにつきましては、市の持ち出しという ことになります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) いろいろこの私もその考え方の中に、本当にありがたいのですけれども、例 えば国民健康保険税の充当分を一般財源から、一般会計からの充当とかたまに出てきます。   この子供の手当に関しましても、一般会計からの充当ということになりますと、公平である税金 で集めたものを適用する方が一部しかない部分に適用していくことがいいことか悪いことか、それは 対象になっている、私も対象になっていますので、非常にありがたいことなのだけれども、その辺と いうのは今後どういうふうになるのかなという部分がちょっと私も今考えていることがあります。そ れを今結論ではなくて、ありがたいことなのですけれども、何かその使い方、財源的なものというの が今後論議されるべきなのではないかなと思っていますので、よろしくお願いしたいなと思います。   あと、5ページに移りますが、5ページのほうに核医学検査装置、ガンマカメラですか、それを 国県と協調し支援すると。こちらのほうで、どなたかの議員さんもおっしゃっていましたけれども、 予算書には市のほうで2,100万円をこのたび計上しております。こちらはもう既に決定をして当然入 れる予定で予算書に入ってきているとは思うのですけれども、これ総額幾らで、国、県の支出はどの くらいになるのか教えていただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) このガンマカメラでございますけれども、静脈のほうに 放射性の入った元素を注射しまして、それを外のほうから放射線を検地して、そしてそれを映像化し てどこに腫瘍があるとか、そういうことがわかるという装置でございまして、今村上病院のほうにも あるのですけれども、大変古くなっていて、映像も鮮明ではないというようなことでして、何とかこ れを病院のほうでは新しくしたいということで、要望書が参っておりまして、それでそういう病院の 中で必要な設備を買う場合、新潟県の医療施設等設備整備費助成補助金交付要綱というものがありま して、輪番の病院でそういうものを買う場合は、最大限で2,100万円までのものを国3分の1、県3 分の1、市町村3分の1が補助することができるというふうになっている要綱がございます。このそ のものは、予定としては6,400万円というふうになっておりますが、もっと安くなる可能性もありま す。   ただ、これは要望が上がったというところでして、これを国のほうでもし採用しなければ、村上 市も採用しませんということです。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 大変わかりやすい説明をありがとうございました。   ちょっともっと質問したいことがこの中にもあるのですが、時間の関係でずっと飛ばしていきま して、9ページに移ります。上から4行目の中に、本年度から具体的な被害防止策ということで、そ の農作物の被害防止計画に基づきというふうになっておりますが、具体的と書いてありますので、そ の具体的な防止策というのはどういった防止策なのか教えていただきたいと。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) 今年度鳥獣害被害防止計画というものをつくりまして、 来年度からそれの国の認定を受けて、今県に審査を出しております。   それで、それが認定されると、ソフト事業として約200万円ほど交付金が来ます。その中で被害 防止をしていくわけですけれども、サルの追い払いですか、モンキードッグ、それから電気さくの設 置、それからサルの行動調査のものとか、そういうものでいろいろ計画していますし、また集落の防 止の講演会とか、そういうものも随時実施していきたいと、そういうことで周知徹底して食べ物の残 渣や、それから果実の取り忘れとか、そういうものもないようにして、なるべくサルの近づきにくい 集落形成を周知していきたいと、そんなふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 続きまして、11ページの一番上段に途中から岩船港を利用した海路の可能性 をPRしながら積極的な企業誘致を図ります。そして、次のページにいきますと、次に港の活性化の 推進ということで書いてございます。特定地域振興重要港湾に指定されている岩船港とこう続くわけ でございますが、その岩船港の利用ということで、ここから企業誘致また岩船港を整備するのだと言 ってはいるのですが、その予算書の中に反映されております港湾費が本年度は58万2,000円、昨年度 は3,663万4,000円、パーセント的にいきますと、昨年度マイナスの98.4%と、去年の金額に比べると いわゆる実質1.6%しか計上されておりませんが、この理由はどういった理由なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 港湾事業の県負担金が22年度から廃止になったということ、その のの減額でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 市長も、今岩船港利用促進協議会の会長でいらっしゃいます。ぜひその岩船 港を利用しながらその観光、300万の中の一部をその岩船港で、例えば10万、20万という部分を岩船 港でもし補っていく、そのためにはどうすればいいのだというふうな、やはり岩船港でなければない のだというのは、何か特色を出す必要やっぱりあるのだろうと。せっかく岩船利用促進協議会という 正式な会もあるわけですし、そこに市からもある程度の補助金は行っているわけですから、ぜひそう いったものを活用されて、いろんな協議をされて機会をつくってその岩船港の利用促進に反映してい ただければと思います。   それと、これは15ページ、この上から8行目、その食育などについて地元産コシヒカリの学校給 食を市内全小中学校で継続実施してまいりますと。今その地元産コシヒカリを学校給食でお出しして いる割合という部分に関してはどのくらいの割合で出していらっしゃいますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 学校給食に詳しい学校教育課長に答弁させますので、よろしくお願いしま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 学校給食の地元産コシヒカリの割合でございますが、これは 100%でございます。   なお、量につきましては、1,260俵換算になります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それでは、施政方針終わりまして、予算書のほうにちょっと移りたいなと。   市長、理事者の皆様もこれだけの予算書300億ものものをつくっていくというのは、大変本当に ご苦労なことでありますし、市長もこの予算書を3回目つくるとはいえども、やはりその都度いろい ろ大変な思いはあるのだろうと思います。今回の予算書の中で、市長がこのことについてだけ私は例 えば一生懸命やった。もしくは、このことについては今までと違って何とか私自身も力を入れたいと いうような部分は、この予算書の中には反映されていらっしゃいますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、いつも申し上げておりますとおり、この圏域、まだまだ経済的に非常 に底上げがなっていない。経済が冷え切っているところは脱し切れない状況であるというようなこと から、何としても今の時期を乗り越えていただきたい。そして、やがて必ずいい時代がやってきます ので、それまでもちこたえていただきたいというような強い私の意思を反映いたしまして、それらの 予算を私の思いどおりに組ませていただいたというようなことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 歳入で見ますと、国庫支出金のほうが9億2,767万4,000円昨年度より増。こ れは7億数千万でしたか、子ども手当の分の金額が入っておりますので、この辺の増額になるのだろ うと。   市税に関しましては、1億7,767万2,000円減額と。そういった中で、大体その内容的には去年と さほど、10億とはいえども、その分が国庫支出金が多い分、ほかの内容的にはほとんど変わっていな いのだろうというような部分の予算計上になっているわけですが、大体その国から入ってくる合併の、 特例債は村上市の場合はないわけですけれども、推進事業債であるとか、過疎債がこの22年の3月31 日で期限立法ということになりますので、その後の交付金としては何か名前の変わった、今までこう いった形での交付金支給という名前だったけれども、例えばこういった形に22年度からは変わったと いうような交付金はございますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 歳入の欄を見ていただくと、道路譲与税、これが皆減、ゼロにな っています。   これは、一般財源化で揮発油の譲与税に組み込まれたというようなことで、政権の交代に伴って 組みかえ等ございますが、おおむねそれが減額につながるというような事態にはなっておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) その今まで入っていました道路特定財源の中の一つだと思うのですけれども、 その揮発油税とかが一般財源のほうに変わってきていると。   ということは、その交付金は例えば市の中でどういった事業に使っても別にいわゆるひもつき交 付金ではなくなったということは、教育に使おうが、例えば建設に使おうが、民生で使おうが、どこ に使ってもいいということの理解でよろしいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 以前よりは、そういった縛りは緩くなったというふうに理解して おります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 歳出のほうに移りますが、歳出のほうでは減額に大きく目立つのが総務費、 こちらが減額で2億6,900万、そして消防費、これが非常に5億8,717万〔質問終了時間5分前の予告 ブザーあり〕9,000円、これだけの減額になっている。その分商工費が大体その消防費の同じ同額分 ぐらい増額になって、5億7,000万ほどの増額。そして、民生費が7億1,000万の増額。この民生費も、 多分この分は子ども手当の分なのだろうというふうに思うのですけれども、この消防費という部分が なぜこんなに減額になっているのか教えていただきたいなと。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 消防費につきましては、防災行政無線のデジタル工事が20年、21 年度ということで継続でさせていただいておりますが、その予算が削減になるということで、これ大 幅な減額となっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 続いて、総務費が2億6,900万減額になっております。その総務費がこれだ け減額になっている理由は、どういった理由でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 総務費の大幅な金額につきましては、人件費の減額でございまし て、職員数の減少が続いておりますので、それに対するものでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) いわゆる市長の今人員削減の政策の中で、自然に退職された分を補充しない という部分の差額なのでしょうけれども、これからどんどん、どんどんこうなっていきますので、総 務費のほうは年々減額、減額、減額というふうになっていくのだろうというふうに思います。   時間もなくて、法人税とかいろいろやりたいかったのですが、最後もう二点だけ、この除雪費で す。土木費のこれが155ページなのですが、除雪対策経費が20年度には2億249万、21年度が2億2,22 7万4,000円、このたびが2億8,958万と、年々上がっていっております。やはりことしは非常に大雪 でした。そういうことを見込んで、この22年度の予算もこういうふうに増額しているということの理 解でよろしいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 12月補正でご説明しましたけれども、機械の固定費5,500万こと しの12月補充させていただきましたが、その分が加味されたというふうにお考えいただきたいと思い ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 最後になります。   180ページ、181ページなのですけれども、この小学校費、この20年度は10億6,828万9,000円、こ ちらが今回は18億6,427万6,000円という形で……20年度がそれで、21年度が13億九千五百何がし、そ れで今回が18億6,400万というふうになっております。こういうふうにどんどん、どんどん小学校が 上がっていただいて、教育に少しずつお金をかけて大変ありがたいことなのだろうと。今回2年前と 比べれば8億も増額になっているわけですが、そういった増額になった分はどういったところにお使 いになっているのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 小学校費につきましては、議員ご承知のように、耐震工事を はじめ今年度、来年度につきましては山辺里の統合小学校、また耐震のほうでは村上南小学校と非常 に大きな工事をお願いしております。ふえた要因につきましては、特にその部分が大きいものでござ います。 〇3番(本間清人君) 私の質問は時間もあれなので、この辺で終わりますが、市長、最後に何かこ の22年度に対して思いがあれば一言おっしゃっていただきたいなと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 何と言いましても、経済の浮揚、そして雇用の促進等をどんなことがあって もやっていきたいなと考えております。   日本の国自体、そんなに愚かな国ではありませんので、必ずやこの経済から脱して、必ず明るい 兆しが見えてくると思っております。それまでの間、皆さんとともに頑張っていただきたいというよ うなことで各会合に行ってもお願いしているところであります。みんなで頑張っていきたいなと、そ のような気持ちでいっぱいでございます。 〇3番(本間清人君) 理事者の方々も、22年度ぜひ頑張っていただきたいなと思います。   これで私の代表質問終わらせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) これで民主むらかみの代表質問を終わります。   以上で代表質問を終了します。   ただいま代表質問の対象となりました議第11号から議第26号までの16議案については、平成22年 度予算付託表のとおり、会議規則の規定によって各所管常任委員会に付託いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。   本日はこれで散会いたします。   なお、4日から本会議を開き、一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでした。           午後 4時50分  散 会