平成22年村上市議会第1回定例会会議録(第3号) 〇議事日程 第3号 平成22年3月4日(木曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(29名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長        市 民 部 長    阿   部   正   一   君        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        福 祉 保 健 部                   遠   山   た   つ   君        保健医療課長        福 祉 保 健 部                   西   村       治   君        介護高齢課長        福 祉 保 健 部                   斎   藤       勉   君        社会福祉課長        産業観光部長     増   子   太   平   君        産 業 観 光 部                   本   間   誠   一   君        農林水産課長        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        上下水道部長     渡   辺   成   一   君        会 計 管 理 者    吉   川       強   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農 業 委 員 会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    工   藤   泰   則   君        教 育 部 長    平   山       浩   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        教  育  部                   百   武   勇   一   君        生涯学習課長        教  育  部                   斎   藤   敏   夫   君        スポーツ振興課長        教  育  部        教 育 情 報    伊 与 部   純   夫   君        セ ン タ ー 長        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    田   村       豊   君        朝 日 支 所 長    佐   藤   健   吉   君        山 北 支 所 長    富   樫   昌   平   君        消  防  長    佐   藤   秀   明   君        消 防 本 部                   伊   藤       功   君        警 防 課 長                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    伊   藤   良   子           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は全員です。定足数に達しておりますので、これから 本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、3番、本間清人君、26番、石嶋修平君を指名いた します。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、一般質問を行います。   質問の順序はお手元に配付の一般質問通告書のとおりに行います。   なお、今定例会の一般質問通告者は16名でしたので、本日の一般質問は5名を予定しております。 ご了承願います。   最初に、27番、大滝久志君の一般質問を許します。   大滝久志君。           〔27番 大滝久志君登壇〕 〇27番(大滝久志君) おはようございます。議長のお許しが出ましたので、一般質問をさせていた だきます。   今回は、旧村上市議会の先例によることなく、新しい議会が決めた一般質問の順序に従いまして 行うことになりました。私が最初の1番を引き当てましたので、この席に立たせていただいておりま す。まことに光栄に存じておる次第でございます。   私の質問事項は2項目であります。第1項目めとしまして、ディーマットの活動支援についてを お伺いいたします。一般的に普通の総合病院で組織されるディーマットは、1チームが平均だそうで あります。村上総合病院は大病院並みの2チームのディーマットが編成されております。市民にとっ ては大変ありがたく、心強く思いますし、同時に感謝をいたしているところでもあります。   自然災害から大災害まで市民を守るという目的には、それにふさわしい手段があって当然であろ うと思っております。人命救助を第一に組織、装備、訓練された消防レスキューには救助装備がいろ いろと搭載された救助工作車があろうかと思います。これとディーマットが共同参加することによっ て人命救助、それは大きく向上されていきますし、その力は強力に発揮されるものだと信じておりま す。幸いにも村上総合病院には2チームのディーマットがあります。必要と緊急度に応じた出動順番 が決められると思いますが、今現在では村上市の総合病院のディーマットチームは、にわか仕立ての 車両に少しばかりの医療機器を積み込み出動していると聞いております。いろんな災害が考えられる 中にあって、人命救助優先の立場からディーマット専用車を市で購入して、いつ起こるかわからない 災害のために備えるべきと思いますが、市長の考えをお伺いいたします。   次に、農業問題についてお伺いをいたします。私は、今まで農林漁業の第1次産業の発展なくし て村上市の発展はないと申し上げてまいりましたし、今でもその気持ちに変わりはありません。例え ば林業においては山林の取得は経営の面からおいても重要であり、欠かすことができません。しかし、 今は林業に関心を持つ人が大変少なくなりました。山林を取得して固定資産を支払うのは税金のむだ 払いとも陰口されるようになってきているのが今の林業の現況であり、どん底状態にあると言っても 過言ではないかと思っております。また、漁業においては魚価が低迷し、後継者は育たず、高齢化は 進むばかりであります。   農業においては従来の制度に対して民主党政権下における戸別所得補償モデル対策が示され、そ の政策が少しずつ見えてまいりました。昨日も農協との会合に出席をさせていただきましたが、その 戸別補償についていろいろと説明がなされ、まだはっきりしていない部分があるということもわかっ てまいりました。この政策は減反を継続しながら、農家への減反への参加を選択させるのが特徴だそ うでありますが、減反に参加するほとんどすべての農家に生産費と農家売買価格、その差を補償する ものとなっております。そうすると、農家にとって戸別所得補償制度を受ければ、現在の販売価格を 上回る所得が得られることになります。従来までは減反した面積に補助金が交付されてまいりました。 今回はこれに加えて減反に参加した農家には米の作付についても戸別所得補償が支払われますので、 減反すれば以前より所得がふえる。具体的に言いますと、主要食糧米への助成として主要米作付面積、 それから飯米用等贈答品を含めまして、一律に1反を引いた残りに反当たり1万5,000円を助成して、 米価が下落した場合は過去3年間の平均販売価格から22年産米の販売価格を差し引いた額をプラスし て支払うことになっているということであります。   私は、この制度によって利益を得るのは平野部の農家であって、私のような中山間地の農家には 余り恩恵がないというふうに思えてなりません。平野部では米生産と麦や大豆、いろいろな作物の生 産の収益性を比較して減反に参加するか否かを決めればいいことであって選択をすることができます が、麦や大豆を中山間地域でつくるということは全く非現実的で不可能に近いことであります。よっ て、中山間地域は減反に参加するより道はないように思えてなりません。私は、今の制度がいいとい うことは考えておりません。減反をして政府の言うことを聞くことも賢明策だとは思っておりません。 減反をしないからといってペナルティーがあるわけではありません。きちんと減反すれば補助金も出 てきます。きのう話がありましたが、日本の米価は国内需要の減少によって低下しているということ でございます。   しかし、日本が輸入している中国産の米はミニマムアクセス当時、初めは1俵当たり、60キログ ラムでございますが、3,000円ぐらいでしたが、現在は1万円以上となっております。私は、減反を やめれば米価は約9,500円、60キログラム当たりになると試算をしている人の書いたものを見たこと がございます。これは当たりなのだろうなと思っております。こうすれば中国から輸入される77万ト ン、およそ7.5%の米はなくなり、新聞、マスコミをにぎわせておりました汚染米の心配もなくなり ます。また、米価の低下によって兼業農家は耕作を放棄あるいはまた中止、そういうふうにして農地 は貸し出すようになるかと考えます。農地は専業農家に集まり、規模は拡大し、コストは下がるよう に思えてなりません。消費者はそれによって安い米を購入できるようになります。国際交渉にも対応 できるようになりますし、対象農家を限定することによってその必要額は抑制されますので、直接払 いを通じた規模拡大によってさらにコストが低下すれば米の生産量は拡大し、食糧自給率は向上する と考えます。このように市独自で専業農家を育てる施策を講ずれば、生産者、消費者とも両者とも思 いがかなう、このような考え方は私だけで無理なのでありましょうか。   答弁をお聞きした後、再質問をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、大滝議員の2項目のご質問につい て順次お答えをいたします。   最初に1項目め、ディーマットの活動支援について、人命救助優先の立場からディーマット専用 車を市で購入する考えはないかとのお尋ねについてでございますが、新潟ディーマット運営要綱では 移動手段は新潟ディーマットの各チームが確保することが原則となっており、村上総合病院で車両を 準備できれば理想であるわけですが、直近の対応可能な消防本部が要請を受け、緊急車両等の出動の 調整を行うこととされております。本市消防本部では、平成20年5月8日、村上総合病院長と消防長 との間で大規模災害等にかかわる村上病院ディーマット村上市消防本部出動協定書を締結し、村上デ ィーマットチーム医師1人、看護師2人、事務1人を緊急車両によって安全及び迅速に被災地に搬送 することとし、今日まで運用をしてきております。   過去の活動実績といたしましては、村上総合病院ディーマットの出動はこれまでに3回ありまし たが、1回目は平成19年7月16日、中越沖地震の際に柏崎市へ、2回目は平成20年6月14日、岩手・ 宮城内陸地震の際に宮城県栗原市へ、3回目は平成20年7月24日、岩手県沿岸北部地震の際に盛岡市 まで出動をいたしております。いずれの場合もまず新潟県知事から村上総合病院長に対し被災地にデ ィーマットチームの派遣の可否の要請があり、それを受けた村上総合病院長から本市消防本部にも移 送協力の可否の要請が来て出動となります。緊急走行に手なれた消防職員の運転により、被災地まで 迅速に移動搬送できることから、村上総合病院ディーマットチームからも好評でありますので、当分 の間は現在の方法で可能な限り協力対処してまいりたいと考えております。   次、2項目め、農業問題について、市独自で専業農家を育てる施策を講ずれば、生産者、消費者 両得と思うが、その考えはないかとのお尋ねについてでございますが、本市が活力あるまちづくりを 推進していくためには、多彩な地域資源を活用しながら第1次産業の高付加価値化や後継者の育成を 図っていくことが必要であり、総合計画においても主要課題として位置づけ、第1次産業の活性化に 取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。   さて、平成22年度から実施される米戸別所得補償モデル事業は、米の生産目標数量に従って生産 する販売農家、集落営農の皆さんに対しまして、主食用米の作付面積10アール当たり1万5,000円を 定額交付し、米の価格が下落した場合には追加の補てんを行うというものであります。大滝議員おっ しゃるとおりであります。小規模農家を含めてすべての販売農家を対象に支援することから、農業構 造を固定化するのではないかというご意見もあるようでありますが、国では交付金を全国一律の単位 とすることにより、規模拡大やコスト削減の努力をした農家や販売価格を高める努力を行った地域ほ ど所得がふえる仕組みであり、この事業の活用により規模拡大や集落営農など効率的な経営を行う意 欲が高まることから、現状の農業構造を固定化するものではないと説明をしているところであります。 また、この事業を恒常的に生産に要する費用が販売価格を上回る米に対して、一定水準まで所得を補 償する岩盤対策と位置づけ、専業農家や集落営農組織など担い手にとっては収入額の見通しが立つこ とで規模拡大に取り組める環境ができ、さらに兼業農家や小規模農家の中からも意欲を持って水田農 業に取り組む担い手が出現することが期待できるものとしております。   平成22年度についてはモデル対策であり、その効果を検証しながら平成23年度から本格的な戸別 所得補償制度が導入されることとなっております。本格実施に向けましては、担い手の育成が図られ、 十分な所得が補償される制度となるよう、私も国に対して要望してまいりたいと思っておりますし、 国の動向を注視しながら本市といたしましても対応を検討し、担い手育成や集落営農の組織化を推進 してまいりたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝久志君。 〇27番(大滝久志君) それでは、質問順序に従いましてディーマットについてお伺いをいたしたい と思いますが、まず初めに消防のレスキューのことについてお尋ねをいたします。消防レスキューに は大体どのような機材が詰まっているのか。私はつぶさには把握はしておりませんが、その価格ある いはまた出動回数等わかりましたらお尋ねしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) 詳細については警防課長が来ておりますので、説明をさせますけれども、 救助車には自動車事故、交通事故等々がございますので、中に閉じ込められている人を救助するため に油圧式カッター機だとか、そのほか持ち上げる機械等々あると思いますが、詳細は警防課長から説 明させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防本部警防課長。 〇消防本部警防課長(伊藤 功君) 積載されております資機材については、今ほど消防長から説明 ありましたけれども、エンジンカッター、あと油圧カッター、それとフロントのほうにウインチあり まして、ワイヤーで車を引っ張るとか、あとクレーンもついておりまして、クレーンでもってつると か、あとその他もろもろの資材がついております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝久志君。 〇27番(大滝久志君) それは大規模災害に備えたものではなくて、事故等によるものの対応だと考 えておりますが、例えば大規模災害、自然災害も含めまして、例えば今大地震が起きて、瓦れきの下 から人の声がするあるいはまたそういう気配があるというものを察知するスコープとか、そういうよ うなものまで今の消防では工作車の中に装備されているものかどうか、そこいら辺について。 〇議長(佐藤宮吉君) 警防課長。 〇消防本部警防課長(伊藤 功君) 今の工作車についての資材については、あくまでも交通事故等 の現場に対する資材しか積んでおりません。集団災害、その他についてはウエア、テントとかあとは 救助担架ストレッチャーとか、そういったのが常時倉庫のほうに備蓄してあります。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝久志君。 〇27番(大滝久志君) 消防レスキューとディーマットとの連携というのは大変重要な課題になって くるかと今後も思いますが、今1年間にディーマットと、村上市総合病院に2チームできております が、その訓練、レスキューとの訓練内容あるいは訓練等についてどのような形で行われているのか、 具体的に知っておりましたらお願いをいたしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) 訓練については2回ほどやっておりまして、消防本部の後ろに訓練棟がご ざいますが、あそこで今おっしゃる閉じ込められたあるいは落盤事故等々想定をして、地震による想 定等もございますが、閉じ込められるという想定のもとで本番さながらに病院から医師、チームに来 ていただく。そしてまたそれにあわせてうちのレスキュー隊が援助しながら救出するといった訓練。 それから、もう一つは病院内での、これは先般も行ったのですが、冬場に行っているわけですけれど も、病院内での訓練。病院に患者が収容されていくというふうな想定です。これも管内で事故が起き ていろんな患者が病院に運ばれてくると。もちろんレスキュー隊が運んで来るわけですが、救急車も 運んで来るわけですが、それを病院の医師、看護師が要するにトリアージといいまして、どの方が重 傷かいろいろ判別をしながら治療に当たる。場合によっては新潟市民病院にヘリコプターを要請して 運ぶと、そういった想定のもとにやります。   今回新発田病院にもディーマットチームができましたので、新発田病院のディーマットチームも 村上のほうに合流をして共同訓練をしたということでございます。   つけ加えがあれば警防課長から説明させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 警防課長。 〇消防本部警防課長(伊藤 功君) それでは、今回3月28日ですか、日沿道の開通ありますけれど も、それに伴いまして私ども消防本部と国土交通省、羽越工事事務所また新潟工事事務所、それと村 上総合病院ディーマット、あと高速警察隊と、開通に伴います3月24日14時から訓練を行う予定にな っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝久志君。 〇27番(大滝久志君) 今消防長のほうから県立新発田病院にディーマットチームができたと。これ は前から1つはあったのですが、ごく最近になってから2チームになったと聞いております。新潟県 の病院の中でディーマットチームが2つあるというのは新潟市民病院を含めて、村上総合病院を含め て県内6つだそうであります。この中にあってやはり先ほどの市長の答弁聞いていますと、専用車は ちょっと無理なのではないか、今のままで何とかというようなお話もありましたが、24年には県にド クターヘリが配備されるということはご存じのことと思いますし、そうしますと、一般人があるいは また緊急を要することが例えば起きたとして個人でドクターヘリを頼むあるいはまた防災ヘリを頼む、 いろいろなことはできないと思います。それにはやはり消防本部やあるいはまた 救急自動車からの 連絡によって出動される、そのように考えておりますが、今後の対応として私はどうしてもディーマ ットと協力する救急車ではないです、ドクターカーみたいなそういう専用車を配備して住民の要望に こたえるべきではないかなと。それがやはり新しい市になって合併に不安を感じるとかいろいろなこ とを申しますけれども、大規模な災害が発生した場合、いろいろ孤立集落ができる中で必要なのでは ないかと思いますが、市長の考え。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 緊急用のディーマットの専用車、否定するものでも何もないわけでございま して、必要性については大滝議員がおっしゃるとおり認識をいたしておるところでございます。しか しながら、今現在消防の職員と村上総合病院のディーマットチームとの連携がうまくいっているとい うようなことでありますので、当分の間はこれを使わせていただきたいなと、この制度を活用させて いただきたいということでありまして、ドクターカーというお話がありましたが、やはり広い村上市 地域を考えると、将来的にはそういうようなドクターカーというものを配備する必要性については十 分これから考えていかなければならないのではないかなと、そのような認識でおります。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝久志君。 〇27番(大滝久志君) 私もきのうの会合に少し遅れて出席したのでございますが、村上の総合病院 のディーマットのお話を少し伺っておったのでございますが、その中にあって村上市の総合病院のデ ィーマットチーム、これは3回出動したというふうに聞いておりますし、新潟の中越沖地震において は到達したのが3番目に早かったと。1番目はどこそこで、2番目はどこそこで、3番目はヘリコプ ターでやってきたチームであったというふうな話も聞いておりますけれども、それだけ一生懸命に人 命救助のためにやっておられるディーマットチーム、今新潟県に2チームあるのが6つでございまし て、県立新発田病院、ごく最近2チームになったと聞いています。村上は以前からそのような形でデ ィーマットについてはこれはもう自衛隊の救助隊あるいは消防レスキュー、その他と一緒になりまし て、4日間埼玉県の川口市だと聞いておりますが、訓練をしておると。それで初めて認可されるもの だと聞いておりますが、そのような中にあってやはりそれ専用の車でなくてもドクターカーみたいな 感じで、私さきの一般質問でも申し上げました。船橋市におけるドクターカーというのは非常に人命 救助力が高いと言われております。このような形でやはり村上総合病院に負担をかけることなく、村 上市でそういうものを所有し、いろんな救急の場合、私大変困ったことがありました。うちの前に救 急車がとまった話もいたしました。あるいはまた消防車がとまった話もしました。それは突然私の旧 友であった方が亡くなりまして、救急車が出動していていないと、朝日からお願いしなければいけな い、あるいはまた本部からお願いしなければならない、そんなような形の中で命を落とされた方がご ざいます。市長よくご存じだと思います。そういう中にあってやはりドクターカー、こういうものが 村上市に配備されて不思議はないと思いますし、また緊急事にも活躍しますし、いろんな形で利用で きるというふうに思いますが、いま一度市長の考え。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 必要性は十分に認識をいたしておりますので、今関川村からも私ども委託を 受けてやっておりますし、粟島もそのとおりでありますので、両村と何らかの形で検討するような機 会を設けてみたいなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝久志君。 〇27番(大滝久志君) それでは、この話ばかりやっておりましても時間が過ぎるばかりでございま すので。   農業問題について市長にちょっとお伺いしたいのですが、私の仮の提案でございますが、減反を なくすれば多分米は9,500円ぐらい、60キロなるであろうと。そうすると、今減反をすることによっ て戸別所得補償が得られると、そういう形になっておりますが、市独自としてそういうものをやめて 米価は下がっても結構ですよ、減反したらそれなりの収益はあるいはまた補助金は出ますよというふ うなことを申し上げてまいりました。そのような考えございませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全く農業政策については非常にやっぱり農家の方々は困惑し、あるいは怒っ て当然だと私は思っております。過去においては米をつくれ、つくれと言って、山田の奥まで全部つ くらせたのです。そして、米が余ってきたからつくるのをやめなさいと言ってやめさせた。そして自 民党政権でようやく減反がうまくいってきたと思ったら、今度は戸別補償制度、全く何をしていいか、 我々のことどう思っているのだと、農業をやっている方々思っていると私は思っております。   しかし、それに我々が逆らって市独自でやっていけますというようなことが果たして農家のため になるかどうかということを真剣にやっぱり考える必要があろうと思っておりますが、戸別補償制度 がどのように展開をされていくのか、やはりもう少し国の動向をつぶさに我々は注視していくべきだ なと、そのように今のところは考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝久志君。 〇27番(大滝久志君) 確かに市長の言うとおりだと私も思っておりますし、今の政策がいいという ふうにも思っておりません。ここで提案申し上げたのは、要するにきのうも話ししていましたけれど も、減反が続く、強化される、これはごく当たり前のことであって、なぜかと申しますと、どうして も今人口減少と老齢化によって、少子化、老齢化によって米の需給が非常に少なくなっている。もう 年々少なくなっていくことは明らかだというふうにお話をしておりましたし、農協さんのほうにおい ても今はモデル対策であるけれども、本格的に始まった場合、どういうふうな補償になるのか、負担 になるのか、全然わかりません、不透明です。これが続くかも、やめるかも含めて今のモデル対策で やっていることはこうですが、こういうふうですというお話がございました。そんな中にあってやは り私は市長としてこういう不透明な対策に対しては毅然として、いや減反の対策はいただきますよと、 これだけこういうふうですよと、それで今まで目指してきた構造改革、このもの、これは特に農業用 地持ち農家、サラリーマンがこの中にもおいでになりますし、そういう方々が戸別補償が始まるとど うしても減反するのです。そして農地を貸そうとしない、そうすると構造改革は進まない。そういう 中にあって私はやはりこういう農家の方々が減ると言えばおかしいのですが、少なくなって担い手対 策に示されている方々あるいはまた集落営農に参加されている方々、そういう方々に農地が集まって いくような方向を市として出すべきだというふうに思っておりましたが、その点については市長は無 理なのではないかなというふうにしか聞こえませんが、具体的にそういうふうなものを進めていくあ るいはまたやっていく方向があるのかどうか、その点について。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今大滝議員から米の消費が落ち込んでいるというお話がございました。振り 返ってみますと、やはり一つには食管制度という大きな制度によって守られていたわけでありまして、 そして大滝議員もそうでありましたが、私たちの小さいころ振り返るといわゆる米よりもパンを食っ たほうが健康にいいのだとか、成長が著しくいいのだとかということを言われて、米のコマーシャル というのは私は一回も見たことがないのですね、その当時。米がいいのだ、米を食べるとこういう効 果があるのだということをやはりもっともっとPRしておくべきだったのではないかなと。それはそ れといたしまして、市独自で国の政策とは別に何かをやったほうがいいのではないかというようなご 意見であろうかと思いますけれども、最終的に私どもが判断するのは、農業をやっている農家の皆さ んが何をやったら一番喜んで農業に意欲を持ってもらえるかというような点を第一に考えて、これか ら先ほども申し上げましたが、国の政策等を見ながら市としてのスタンスを決めていきたいと、その ように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝久志君。 〇27番(大滝久志君) それでは、最後に教育長に伺います。   今学校給食でパン食やっています。それできのうの資料の中に米粉を使ったパン、これについて 兵庫県というふうな表示がされておりました。その半額を補助して学校給食に出そうというような試 みもされておりますし、それに賛同する県も続々あらわれるのではないかというような新聞記事の資 料が載っておりましたが、そのような考え、例えばパンであると38円が米粉にすると48円になって10 円の差額が出ますよと、そういうようなものまで具体的に載っておりましたが、そのような考えある いはまた〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕県に要望していくような考え方はございますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝久志議員に申し上げます。   通告にございませんので、関連と言えば関連ですけれども、そういうことでひとつ進めてくださ い。 〇27番(大滝久志君) わかりました。終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで大滝久志君の一般質問を終わります。   午前11時まで休憩します。           午前10時47分  休 憩                                                        午前11時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、9番、山田昭夫君の一般質問を許します。   山田昭夫君。           〔9番 山田昭夫君登壇〕 〇9番(山田昭夫君) それでは、議長の許可をいただきましたので、私の一般質問をさせていただ きます。質問項目は3項目ございます。   その1項目め、(仮称)林道東部線についてであります。この事業は、平成23年度から24年度こ ろになれば始まるというふうに聞いておりましたが、現在どのようになっているかをお伺いするもの であります。   その1点目、現在の予定では何年度ころから調査に入るのか。2点目、関川村宮ノ前から朝日地 区笹平集落先にある瑞雲橋のところまでの路線と聞いているが、当初計画のこの路線に変更はないの か。3番目、現在道路の構造はどのように考えられているのか。例えば道路幅または舗装のありなし 等でございます。   質問事項の2番目、統合小学校の通学路についてであります。現在山辺里小学校と門前谷小学校 の統合小学校は、来春、23年の春の開校を目指して盛んに建設工事が行われていますが、これと同時 にここに通学する児童の安全な通学方法も一緒に検討されなければならないと思いますので、質問さ せていただきます。   その1点目、開校とともに今までと通学方法が変わってくるが、バス通学と徒歩通学の区別の基 準は何キロメートルなのか。2つ目、徒歩で通う児童の通学路は指定なされているのか。   次に、質問項目3項目め、市長選における7つの約束についてであります。2年前の市長選にお いて「大滝平正、7つの約束のパンフレット」を出されています。そして、選挙戦において見事当選 されました。その内容は、1つ、均衡ある地域づくり、2つ、緊急医療体制の整備、3つ、産業の振 興、4つ、健全財政の堅持、5つ、福祉の充実、6つ、教育と人づくり、7つ、交流人口の拡大であ ります。この中から数点について現在の取り組み状況や今後の計画等についてをお伺いするものであ ります。   その1点目、教育と人づくりの奨学金制度についてであります。平成21年の申し込み状況はどの ようであったか。   その2点目、均衡ある地域づくりについてであります。今年度から持続可能な公共交通体系を目 指して取り組んでおりますが、このことについてお伺いするものであります。1つ、23年度から山北 地域において実証実験を行うとしているが、検討委員会での進捗状況はいかがなものでしょうか。2 つ、アンケート調査が行われていますが、どのような結果であったか。また、山北地域における懇談 会は何回くらい行われ、どのような要望、意見が出されたのか。3つ、全市にわたっての運行は何年 ごろの予定か。   その3点目、交流人口の拡大についてであります。この6月からは試行として新潟中央インター から村上方面へは高速道路料金が無料になります。そしてまた来年3月末には朝日まほろばインター まで開通予定となっております。このことから交流人口の拡大が見込まれるわけでありますが、この ためにもこの施設の整備を急がなければならないと思います。そこでお伺いいたします。22年度予算 でクラインガルテンの事業経費3,100万ぐらい計上されていますが、その内容はどのようなものか。 2つ、今回みどりの里周辺はモデルケースとしているが、将来の規模や場所等の計画はどのように考 えるのか。   以上、3項目についてであります。よろしくお願いいたします。   なお、市長及び教育長より答弁をいただいた後、再質問をさせていただきます。よろしくお願い いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、山田議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、(仮称)林道東部線についての1点目、現在の予定では何年度ころからの調 査に入るのかとのお尋ねについてでございますが、ご承知のとおり岩船東部線は平成10年度に旧村上 市、旧朝日村、旧神林村及び関川村の関係市村の議員有志が県に対して要望書を提出したのを契機と いたしまして、以後新潟県と関係市村で意見交換会を重ね、平成13年度に岩船東部地域林業振興研究 会を発足し、事業採択に向けた意見交換等を行ってきました。その後平成17年に開催した同研究会に おいて、当時の議員の皆さんはご承知かと思いますが、関係市村間の事業申請に関する意思統一がで きなかったために活動も休止状態になり、頓挫した経緯があります。   現在村上市内における林道開設事業は、村上地区の海府南線、朝日地区と山北地区を結ぶ新保岳 線、山北地区の芦谷板屋沢線、三条山線及び大毎山熊田線の5路線を県営事業として開設しておりま すが、県からは今後の新規事業の採択は非常に厳しい状況にあり、今実施中のいずれかの路線の完了 が条件とお聞きをいたしておるところであります。現在のところ実施中の5路線のうち、三条山線が 平成24年度中に完成する見込みであることから、計画どおりに事業が進捗すれば平成23年度中に必要 な調査を開始できるものと想定をいたしております。今後は既存事業の進捗状況を注視し、事業の空 白期間をつくらないよう事業採択に向けた要望活動を進めてまいりたいと考えております。   次、2点目、当初計画の路線に変更はないかとのお尋ねについてでございますが、岩船東部線の 計画は以前の計画と比べ大きな変更はなく、朝日地区の笹平地内、天王橋付近を起点として村上地区 の門前地内、神林地区の南大平地内などの森林地帯を経由して関川村宮ノ前地内の国道290号に接続 する延長約19.2キロメートルの路線を計画しており、村上市管内が17.5キロメートル、関川村管内が 約1.7キロメートルとなっております。   次に、3点目、道路の構造はどのように考えているのかとのお尋ねについてでございますが、現 段階の計画は森林基幹道として幅員が5メートル、全線簡易舗装を計画しております。岩船東部線は 地区内の林道、公道と接続する幹線としての機能を期待する路線であるため、車両のすれ違い、森林 レクリエーションとしての利用、災害時の対応等を考慮して林道規定で区分しているところの1級自 動車道での開設を計画しているものであります。本路線の完成の後には、各集落から山間部に向けて 開設されている林道などと連結して、循環型の林内路網を形成するため、森林整備の促進による地球 温暖化防止に貢献するとともに、森林作業の効率化による地域林業振興、大災害時の迂回路としても 機能できるなど、大きな効果が期待できるものと考えております。今年度は岩船治山林業協会で事業 要望を積極的に展開するため、基礎資料パンフレットを作成いたしました。今後とも関係各機関と協 力を密にし、国、県へ岩船東部線の早期事業採択に向けて要望活動を進めてまいりたいと考えている ところであります。   次に、2項目め、統合小学校の通学路について及び3項目め、市長選における7つの約束につい ての1点目、教育と人づくりの奨学金制度については教育長に答弁をいたさせます。   次、2点目、均衡ある地域づくりについて、今年度から取り組んでいる持続可能な公共交通体系 についての1つ目、平成23年度から山北地域において実証実験を行うとしているが、検討委員会での 進捗状況はとのお尋ねについてでございますが、平成23年度からの実証実験のルートや手法内容、実 施時期等については、平成22年度に策定する村上市地域公共交通総合連携計画に基づき実施すること になると思います。去る2月9日に開催しました第4回村上市公共交通活性化検討委員会において、 村上市地域公共交通総合連携計画の策定母体となる法定協議会の設置をし、国等の支援制度を活用し 取り組んでいくことが決定されたところであります。   次に、2つ目、アンケート調査が行われているが、どのような結果であったか。また、山北地区 における懇談は何回行われ、どのような要望、意見が出されたのかとのお尋ねについてでございます が、アンケート調査は日常における公共交通の利用や外出行動、通学、家族による送迎の実態などの 把握を目的とし、市内全域の高齢者と高校生5,000人を対象に、またモデル地区として山北地区では 全世帯を対象に実施いたしました。アンケート調査からは過去1年間でバスや鉄道を利用した人の割 合が2割程度であることや、高齢者が通院や買い物で外出する際に自家用車を使用する割合が半数近 くを占めている実態などがわかりました。また、山北地域における懇談会の開催状況でありますが、 5地区7会場で開催し、140人に参加いただきました。懇談会では既存の公共交通の運行方法の工夫、 スクールバスの有効活用などさまざまなご意見、ご提案をいただくことができ、今後の計画づくりに 大いに参考となるものでありました。   次に、3つ目、全市にわたっての運行は何年ころの予定だかとのお尋ねについてでございますが、 平成22年度の村上市地域公共交通総合連携計画策定時に検討していくこととなりますので、現段階に おいては時期については未定でございます。   次に、3点目、交流人口の拡大についての1つ目、平成22年度予算でクラインガルテンの事業経 費約3,100万円が計上されているが、その計画はどのような内容かとのお尋ねについてでございます が、朝日みどりの里裏手にあります市有地約3,300平方メートルの中に農園を整備開設し、市外から 訪れる利用者と地域住民とが農業体験を通じて交流を図り、本市が持つ豊かな自然をはじめとする多 くの魅力を発信しようとするものであります。施設整備の内容につきましては、農園造成のほか、水 利環境の整備、休憩のためのあずまや、農機具収納庫などの建築となります。また、地元耕作者の利 便性向上のため、当該用地外周部分の農道整備もあわせて行うこととしております。   次に、2つ目、今回のみどりの里周辺はモデルケースとしているが、将来の規模や場所等の計画 はとのお尋ねについてでございますが、まず今回予定しておりますみどりの里周辺については、利用 者や利用希望者のニーズにより周辺農用地の活用を検討し、さらなる地域住民との交流とあわせまし て、耕作放棄地の有効活用によるコミュニティービジネスにつながればと考えておりますし、そうあ るべきと考えております。   また、私が公約としておりました海を活用したクラインガルテンにつきましても、今回開設予定 のクラインガルテンにおいて地域との交流や活性化について十分な検証を積み重ねた上で検討をして いくこととしております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、2項目め、統合小学校の通学路についての1点目、開校ととも に今までの通学方法が変わってくるが、バス通学と徒歩通学の区別の基準は何キロメートルかとのお 尋ねについてでございますが、スクールバスの運行につきましては、ご承知のとおり遠距離通学の児 童生徒の支援と登下校時における子供たちの安全確保を目的として実施しているもので、距離の目安 としては小学校ではおおむね4キロメートル以上、中学校では6キロメートル以上の子供たちを対象 としております。冬期間においては積雪などにより通学条件が悪くなることから、小学校ではおおむ ね2キロメートル以上、中学校では3キロメートル以上を目安に運行しております。また、子供たち の数が年々減少している中で、小さな集落等で低学年の児童だけとなり、集団登校が困難になってい るところもあることから、地域の皆様のご意見等も拝聴し、地域性も考慮しながら取り組んでまいり たいと考えております。統合山辺里小学校におきましても、開校に向けた準備委員会を立ち上げ、通 学方法等についても審議をお願いしているところであります。   スクールバスについては、マイナス面とプラス面があります。マイナス面としては玄関から校門 までスクールバスで移動するために自然の移り変わりがわからない、足腰が丈夫にならない、雨、風、 雪に対する防御の仕方が身につかない、上級生が下級生の面倒を見るというリーダー性が育たないな どがあります。教育は家を出てから学校で学び、家に帰るまでであり、一日一日が教育の場であるこ とから、安全性とマイナス面を考えながら通学方法を決めていきたいと考えております。   次に、二点目、徒歩で通う児童の通学路は指定されているのかというお尋ねについてでございま すが、各学校の通学路については学校ごとに保護者をはじめ地域の皆様方のご意見をお聞きし、指定 することになっております。現在各学校の通学路におきましては、ボランティアの方々をはじめ地域 の皆様のご協力を聞きながら、登下校時の安全確保に努めているところであります。   次に、3項目め、市長選における7つの約束についての1点目、教育と人づくりの奨学金制度に ついての1つ目、平成21年の申し込み状況についてのお尋ねでございますが、ご承知のように今年度 から新たな奨学金制度ということで昨年の1月から募集を行い、3月の末の選考委員会により採用者 を決定したところであります。41人の方が応募されましたが、選考委員会では保護者の収入、所得要 件につきまして、収入がおおむね600万円、所得でおおむね400万円のところ、大幅にオーバーしてい るため、6人の方を不採用と決定いたしました。その後2人の方が辞退されたため、採用者は33人と なりました。採用者の内訳は、大学生が25人、短大生が3人、専修学校生が5人であります。   なお、今年度分は今募集しておりますが、33名ほどの申し込みが今届いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) ありがとうございました。それでは、何点か再質問をさせていただきたいと 思います。   まず、最初に東部林道線でありますが、今やっている5路線の終わる見込みがついてからという ことでありますが、24年度完了見込みということで、早ければ23年度調査に入るということでありま すが、これはほぼ確定ではないかもしれませんけれども、そういう見込みがつけば23年度には調査に 入れるよということでいいですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) (仮称)でございますが、林道東部線につきましては先ほども申し上げまし たけれども、普通であればいわゆる5路線の1路線でも卒業した時点で採択を願っているわけでござ いますが、先ほど申し上げましたように、過去に17年に一度活動を停止した、休止したというような 経過もありますので、県も非常に厳しい見方をしているわけでございますので、それらについて治山 林道協会、私会長をしているのですが、そこで今パンフレットをつくってどうしても必要なのだとい うようなことで、何とかお願いをしてまいりたいというような運動を展開しているという段階であり まして、確実に24年に三条山線が完了して、その後にすぐにそこに入れるかということになってくる と、非常にまだまだハードルが高いものがあると、そのように私は認識をいたしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) なるべく早く工事に入れるようにひとつ頑張ってもらいたいと思います。   時間の関係もありますので、次に移らせていただきたいと思います。通学方法でございますが、 実は私ここで取り上げたのは1月の末ごろだったかちょっと会合がありまして、それで山田区内のよ うな、うちらの集落2キロくらいなのだろうけれども、今上がる1年生、保育園を卒園して今初めて 入る1年生なのだけれども、かばん担いて学校まで2キロも3キロも歩くのは、今までは近くにあっ てよかったのだけれども、今度遠くなるからバスはどういうものだろうなということを私聞かれたも のですから、私も完全に遠い場所、例えば門前とかそういう場所はバスというふうに思っていたので すが、2キロくらいなところというのはちょっと私も返答に困ったものですから、ここでお聞きした わけでありますが、教育長にお伺いしますが、例えば今のようなケース、具体的に言えば門前谷小学 校の場合は鋳物師集落です。門前谷小学校までは本当に500メーターか600メーター行けば学校に着く わけですが、今度は統合小学校になりますと、2キロちょっとぐらいなのか、私もはかってはみない のですが、そのぐらいな距離でありますが、例えば新1年生だけバスに乗せるというふうな柔軟な対 応というのは可能なものなのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) そのような意見につきましては、この前区長会議あるいはPTAの方々か らご意見を聞いたところでありますが、昔はということ、私たちが育つころは重いかばんを担きなが ら歩き、そして歩いたことが今このように丈夫になっているわけでありまして、そのようなことも多 く、教育的なことも考えながら、地域の方々と相談をし、そして結論を導いていきたいと、そのよう に考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) 区長さん方、それからPTAの方々いろいろ相談なされて、ひとついい方向 にお願いしたいと思います。   それと例えば今の関連ですけれども、上山田集落は恐らくバスになるのでしょうけれども、あの 路線には日下、それから下山田、上山田、この3集落があるわけですが、日下集落は当然に徒歩にな りますね。上山田からバスが出て、下山田通って学校に来るわけですが、途中バスは上山田で満杯に はならないはずですね。その中において例えば下山田集落、ひとつ山越せば学校かもしれませんが、 そうした場合柔軟に運用して、例えば1集落だけであるから下山田集落も一緒に乗せるというような、 そういう対応をしてくれというような地域の区長さん方々からそういう話はございませんでしたか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 安全性を考えて1人というようなことの場合には不審者等があるわけであ りますが、スクールバスのことにつきましては、先ほども述べましたように、すべてスクールバスと いうことになりますというと、自然の移り変わりあるいは雨風に遭ったときの防御の仕方あるいは リーダー性、そういうふうなものもありますので、その実情に応じながら地域の声を聞きながら、ま た学校長とも相談をしながら判断していきたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) よろしくひとつお願いしたいと思います。   それから、通学路の件なのですが、今の山辺里集落、学校は山辺里の集落内にあります。そして、 国道を挟んで山側のほう、天神岡、下相川、上相川の人は国道を横断して今の学校に来ます。今の学 校は門前川の近くにありますから、ずっと国道横断は今までは農協わきにありましたトンネルという か隧道、横断用隧道、それを通って国道を横断していたわけです。別段信号による横断歩道を通らな くても学校まで到達できたわけです。しかしながら、学校が今度日下に移ります。そうしますと、山 辺里集落の人は今までの通学路を利用するとなると、例えば児童の集合場所が山辺里の集落センター と仮定します。そうすると、集落センターから一たん門前川のほうへ出て、そして今の小学校の前を 通って国道を横断する隧道を通って、そしてまた農協のわきから国道7号の歩道を通って、そして山 辺里郵便局、もとの東京螺旋管、あの信号機でもって、今度は片側よりも歩道ありませんので、元の 東京螺旋管側のほうへ県道上山田村上線になるのですか、あそこを横断して来て学校へ行くというふ うに大回りになってしまうわけです。   例えば最短距離をとれということになりますと、今の集落センターから国道7号から今の東中学 校を通って山辺里バイパスまで新しい道路ができました。これは歩道ついていますので、通れという ことになれば集落センターから歩道を通って行けます。しかしながら、これだと国道7号を今度信号 で横断しなければならない。国道7号は今度高速道路が開通しますと、村上山辺里インターが県道上 山田村上線につくものですから、交通量も当然多くなります。そして、また現在でも朝は通勤ラッシ ュになっているわけです。そこを今度児童は信号機で横断しなければならないと。道路幅も右折車線 なんかありますので、かなり広くなっているわけですが、ここを安全に今度は通らなければならない というような格好になるわけですが、先ほど教育長言われたように、歩いて行くのは多少遠回りして も歩くことにはいいのかもしれませんけれども、ただ最短距離もあるわけですので、それを通らせた ほうが私はいいのではないかなというふうに思ったわけです。   しかしながら、国道を横断をしなければならないと、それを安全に横断させるにはどうするべき かというふうなことを考えた場合、そこに横断歩道橋ですかもしくは横断用隧道、これらをつけても らって、そしてそこを安全に通ってもらうのがいいのかなというふうに私は思ったものですから、ち ょっとお伺いするわけでありますが、そういうようなお考えはございませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 今7号を横断している学校は、平林小学校とかあるいは西神納小学校など あるわけでありまして、子供たちは保護者あるいは地域の方々のボランティア、そういう人たちに守 られながらきちんとした形でもって安全に学校へ登校しております。今郷育教育を私たちが推進して おりますが、子供たちは地域の宝であり、そして地域でもって全体でもって育てていくというような 取り組みを行っているところであります。それで螺旋管のところの横断歩道でありますが、そこのと ころはボランティア活動などを大いに活用しながら、子供たちが安全に渡れるような仕組みをつくっ て、協力を得ながら通学路の指定にしていくほうがよいのではないかなというようなことを考えてお りますが、その面ももう少し検討させていただきたいと、そのように思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) 余り前向きでないような感じを受けたわけですが、今統合小学校ができます と、10年や30年で閉校になるわけではないわけです。最低でも100年、150年恐らく続くでしょう。そ うした場合に、その間仮に100年だとするならば、100年間そこを横断しなければならないわけです。 世の中の状況もいろいろ違ってくるわけなのです。ぜひとも横断歩道橋のようなものをつけて安全に 渡れるように私はやっていただきたい、そういうふうに思うわけなのでありますが、地域のボランテ ィアの方に安全に渡れるように協力をいただくこともそれは大切なことかもしれませんけれども、そ れ以上にやはり児童の安全を守ることが私は一番だというふうに思うわけでありますが、市長いかが ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 山田議員のおっしゃることももっともなのです。私どももいろいろな角度か ら検討をいたしました。1回バックしてまた来るわけです。非常に不合理な点もありますし、そして 今新しい学校が建つところというのは、状況的には真っすぐ来れればいいのだけれども、歩道が反対 についていたり非常に状況が余りよくないところであります。今山田議員おっしゃっていますように、 未来永劫あそこに学校が今のところはあるわけでございますので、これから高速道路が開通をいたし まして、交通量等を十分に調査をいたしながら子供の安全がどうあるべきかというようなことを検討 してまいりたいと思っておりますが、歩道橋とかなってきますと、果たして国土交通省が許可を出す かというような点も非常に難しい面もありますので、今後それらも含めまして交通体系の変化もあろ うかと思っておりますので、それらも勘案した上で教育委員会と話し合いの上で最善の策を講じてい きたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) どうしてもお願いしたいと思います。これは市長言われるように国道ですか ら国土交通省、そしてまた県道ありますので県、そしてまたここへつくるとなると民地も恐らく影響 してくるでしょうし、いろいろ難しい面も出てくると思いますが、ひとつその辺は地域の方とまたお 話されて、ひとつ柔軟に考えていただきたいと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。   次に、質問項目3項目めでございます。私はここであえて市長選における7つの約束というふう に質問事項をつけたわけでありますが、私ちょっとパンフレット見てみました。市長大変つややかな 顔をしております。今の顔はもっといいですよ、市長、ちょっと白いのが二、三本ふえたかなという 程度でございますが。 この中で市長は7つの約束というこれを掲げて当選されたわけであります。それで私は約束が今 果たされているとか果たされていないとかというふうなことは申し上げるわけではないのです。市長 は市長選で戦っているころは本当に燃えて、立ち会い演説会または街頭演説いろいろ言われたと思い ます。街頭演説は5分か10分で終わるわけでありますが、例えば立ち会い演説会となりますと、20分 恐らく30分という時間を割いて市長の熱い思いを私は語られたのではないかというふうに推測するわ けであります。そうすると、私もそうなのですが、言った本人というのは案外忘れてしまうというふ うな、私はそういう傾向にあるのです。ところが、聞いた人というのはなかなか忘れない。そういう 観点から私はそう思って私自身いるものですから、そういう観点からあえて私は7項目を取り上げた わけであります。ですから、その辺のあれを了解していただきたいと思いますが、私は決して市長は やっていないとかやったとかというふうなことを申し上げるものではありません。   それで市長選に立たれたときの思い、ここに7つの項目の中にぎっしりと詰まっているわけであ りますが、ここでは具体名はいろいろ上げていないわけでありますけれども、総体的に見まして市長 はこの中で自分の思い、今やっているものまた走り出しているもの、これからやるもの、いろいろあ ると思いますが、今現在自分の思いというものは、何%なんていうのは悪いのかもしれませんけれど も、何割ぐらい今実施しているというふうにお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私は選挙戦に立つときに、こういう7つのお約束をしながら、この村上市を 行政運営していきたいというようなことでやったわけでございまして、一番思い入れの強かったのは やっぱり子供たちのことでありまして、それらについては議員の皆様のご理解をいただきまして奨学 金制度も発足をいたしておりますし、また学校現場におきましても学習ボランティア等も充実してき ているというようなことであります。そのほかのことにおきましても一生懸命にやっているつもりで はございますが、何しろまだ2年しか経過をしていないということでありまして、例えば民主党政権 におきましてもいろいろなマニフェストを出しておるわけでございますが、まだ6カ月か7カ月であ あいうようなことを言われておりますので、2年を経過して何点というようなことを私の口からは言 うべきものではないなと、そのように考えておりまして、それはどなたかが評価していただけると、 どなたかが採点していただけるものだと、そのように考えておりますが、4年という任期があります ので、精いっぱい自分が掲げた公約についてできないまでも足がかり等をつけていきたいなと、その ように考えておるところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) 確かに答え、今どうのこうのというあれは出ないと思います。ただ、今もう 2カ月ぐらいいきますと、ターニングポイントが見えてくるわけです。ですから、自分の選挙戦、当 初の思いというものを私はもう一回振り返っていただきたいと、そういう意味合いでここへ取り上げ たわけでございます。   それでは、一番市長が思いの深かった子供たちの思い、この中で本当に教育と人づくりというこ とで、この中で一番具体的にうたっているのは私は奨学金制度だというふうに解釈したわけでありま す。そして、また当選後すぐ取りかかったのが奨学金制度ということで、それだけ市長の思いも強か ったのだろうなというふうに思うわけであります。   そこで私ホームページで出して見てみました。ここに奨学金についてなのでありますが、奨学金 は毎月10日をめどとして口座に振り込みますというふうにホームページでうたっているわけでありま すが、この口座というのは当然かもしれませんけれども、子供の名前なのかな、奨学金ですから、当 然かもしれませんが、親か子供になるのか、ちょっとその辺聞かせてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 口座については議員おっしゃるように子供の口座であります し、その口座に振り込む形になっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) そうしますと、ここで毎月というのはこれはもう絶対条件なのですか。例え ば10日に振り込むというのはどうしても月々の振り込みでないといけないというふうなことになるわ けですか。それとも〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕例えばおとといですか、姫路議員も言 っていましたけれども、例えば大学なら大学受かってから一番金が要るのが要するに4月なのです。 入学金または授業料、そしてまた都会のほうに出るとなるとアパート、そしてまた生活用品一式そろ えなければならないということで、一番金の要るのが1学年目の4月なのです。この辺を柔軟に運用 してもらって、例えば4月はまず半年分いいですよとか1年分いいですよとかという、そういう運用 の柔軟性というものは対応できないものなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 貸し付けのほうですよね、返還ではないですよね。貸し付け につきましては、議員おっしゃるように毎月定まった額をお貸しするということでございますし、も う一つは一番金のかかる4月あたりに前渡しといいますか、そういう形でできないかというご質問で ございますけれども、これにつきましては前にもご説明したとおり、一定の金額を毎月お貸しすると いうようなことでお願いしたいと思いますし、なお毎月10日でなくてばらばらな日にちにはできない かということではございますが、ここらについては今現在定まった日にしております。ただ、会計処 理上とかその辺可能であればその辺についても今後検討してまいりたいと考えておりますので、よろ しくお願いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) 私としては例えば1学年目だけでもそういう柔軟な対応をしていただければ なというふうに思ったわけでありますが、この辺はいろいろあるでしょうからあれです。   次に移らせていただきます、ちょっと時間がありませんので。均衡ある地域づくりということで お伺いしましたが、私もアンケートをどこかで見たことがあるなと思っていろいろ探しましたら、市 報の1月号、ここに詳しく出ておりました。いろいろ懇談会で要望出されているわけでありますが、 週1回でよいとか、買い物に便利な場所がほしいとか集落の中まで入ってほしいとか、それから車の 運転をしないので路線バスを続けてほしいとか、いろいろ切実な願いが市報に載っておりました。こ れは本当にみんなせつない思いでいるのだなということを私はつくづく感じたわけでありますが、懇 談会のホームページを出しましたら、それ以上に懇談会に行く足がないというような意見が出されて いたようでありますが、本当に私は切実な願いだというふうに思っております。   それでアンケート調査、これ見ました。そしたら運転継続の意思という、こういうアンケート集 計が出ておりました。この中で65歳以上のあなた、それから65歳未満にアンケートしております。一 定の年齢になったら運転をやめたい、それから自分が運転する以外の移動手段があればやめたい、こ の人が65歳以上のあなたということで、ここで26%、それから65歳未満でも20%の人が思っているわ けです。そして、これが山北地区に入りますとぐっと上がります。65歳以上だと31%、それから65歳 未満でも25%の人がそう思っているわけです。そこでこの人たちの思いというのは私は今しようがな いから自分で運転しているのだよと。だけれども、65歳未満の人でもそれをある一定の年齢になった らやめたいのだよというふうに思っていると思うのです。それで〔質問時間終了のブザーあり〕提案 なのですが……。 〇議長(佐藤宮吉君) 時間です。 〇9番(山田昭夫君) 時間だそうですので、これで終わらせていただきます。   ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで山田昭夫君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時51分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、22番、相馬エイさんの一般質問を許します。   相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) これより私の一般質問をさせていただきます。   最初の質問事項は、不況の中での子供たちへの経済的支援についてであります。@、村上市奨学 金貸付資格の(1)、保護者が村上市の市民で市税を滞納していないこと、この部分を変えるべきで はないでしょうか。市長が奨学生のために役立ちたいと考えた思いがあったのではないのでしょうか。 この資格の(1)のこの条件をどのようにお考えでしょうか。   A、2月17日、新潟日報に県内の就学援助制度の比較が載っていました。村上市は他市で対象に している体育実技用具などは入っておりません。また、控除前の収入が算定基準となっています。生 活が苦しい家庭を助ける就学援助制度の立場から県内並みに見直しが必要なのではないのでしょうか、 どのようにお考えでしょうか。   2、国民健康保険の一部負担金減免についてであります。市は国のモデル事業として県立坂町病 院の協力を得て生活が苦しく、医療費の支払いに困っている方を対象に医療費一部負担金減額制度を 実施しました。今後の市の対応はどのようにお考えでしょうか。国の実施を待たずして実施すべきと 考えますが、どのようにお考えでしょうか。   3、岩船港の軍事利用についてであります。市長が昨年8月21日、岩船港漁協幹部に同行し、舞 鶴海上自衛隊に村上沖海域での常設的訓練を要望した後の動きはあるのでしょうか。観光で生きよう とする自然豊かなこの村上市にとって逆行するという思いは市長にはないのでしょうか。   答弁をお聞きした後、再質問をさせていただきます。終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、相馬議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、不況の中での子供たちへの経済的支援については教育長に答弁をいたさせま す。   次、2項目め、国民健康保険の一部負担金減免について今後の市の対応とのお尋ねについてでご ざいますが、現在本市が実施している国保加入者の一部負担金減免モデル事業は、この3月で終了い たしますが、2月までにこの制度による減免申請者はございませんでした。また、今回のモデル事業 実施により、一部負担金の減免については減免対象世帯において国保加入者の一部負担金を減免して も、同じ世帯に属する後期高齢者医療制度加入者及び介護保険利用者の一部負担金は減免されない問 題点がありました。生活困窮世帯の救済を目的とする一部負担金の減免でありますが、他制度も連携 して減免を行わない限り効果を上げることはできないと考えております。   後期高齢者医療制度は圏域を一元化した広域連合が運営しており、本市が単独で一部負担金の減 免を実施することは困難でありますので、県単位で生活困窮世帯の救済を検討する必要があると考え ております。これらのことについては、本市のモデル事業報告書として国に報告し、制度の改善を要 望いたしますので、その結果を待って今後の減免事業を検討したいと考えております。   次、3項目め、岩船港の軍事利用についてのお尋ねでございますが、ご質問のその後の動きにつ いては特にございません。岩船港については、あくまでも港を利用した工業誘致、そして災害時にお ける人命救助、緊急物資の搬入などの可能性を想定し、ポートセールスを行っているものでございま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、1項目め、不況の中での子供たちへの経済的支援についての1 点目、村上市奨学金貸付制度を変えるべきではないかとのお尋ねについてでございますが、新たな奨 学金制度の運用に際し、議員には昨年の第2回定例会におきましても同様のご質問を受けました。そ の後の定例教育委員会で各委員よりご意見もちょうだいした中で、現在募集を行っている来年度の奨 学生募集内容には、申し込み資格の欄の付記に、納税に際し、分納等で対応されている方はご相談く ださいと記載させていただき、納税が滞っている保護者であっても納税の意欲のある方につきまして は、税務課とも協議を行いながら前向きに向学心のある若者を支援してまいりたいと考えております。   次に、2点目、就学援助制度の見直しが必要と考えるがとのお尋ねについてでございますが、議 員ご指摘のように就学援助制度につきましては、学校教育法で経済的理由により就学困難と認める学 齢児童生徒の保護者に対して援助を行うものであり、対象費目は学用品費、体育実技用具品費、新入 学用品費、通学用品費、通学費、修学旅行費、校外活動費、医療費、学校給食費となっております。   本市が対象としていないのは、体育実技用具費と通学費でありますが、通学費につきましては遠 距離の児童生徒はスクールバスを運行し、スクールバス対応ができないところは定期券購入補助金の 貸し付けで対応しております。体育実技用具費の具体的品目は、小学校がスキー、スケート用具で、 中学校は武道、スキー、スケート用具が対象となっております。現在小学校でスキー授業を行ってい る学校は朝日、山北地区で対象者は朝日地区が35人、山北地区が15人です。また、現在中学校では武 道のみが行われていますが、用具類は学校で備えつけたものを使用していることから、保護者負担は 発生しておりません。   援助額の算定につきましては、生活保護世帯は要保護者として国で定められた金額が支給されま すが、準要保護者につきましては家族の総収入あるいは総所得が各市町村で決められた生活保護基準 額に一定の計数を乗じた額を下回る場合に支給されます。本市ではこれまで生活保護基準額の算定を 収入額で行ってきました。県内ではほかに3市が同様でありましたが、来年度からは所得額に変えた いと考えております。なお、その場合は先般報道されました計数はおおむね1.0倍となる見込みであ ります。今後学習指導要領の改定により、中学校において武道が必修となることなどから対象費目の 体育実技用具費と準要保護者の算定基準につきましては、関係機関とも協議を行いながら検討を行っ てまいりたいと考えております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ありがとうございました。   @の奨学金貸付資格の条件についてお伺いいたします。旧の村上市、山北町でこの制度は実施し ておりました。そこで旧の自治体の制度を見ますと、資格のところには非常に前向きな表現になって おります。村上市では市内に1年以上居住し、引き続き居住する世帯の子弟であること。1番だけ読 み上げますが。山北町では本町に1年以上住所を有する者の子弟であって、高等学校、大学に入学す る者及び在学中の者と、こういう形になっているのです。ところが、市長の公約でありました、特に 大きな目玉の公約でありましたのに、なぜ新市になってこのような表現、保護者が村上市の市民で市 税を滞納していないことという形で表現が後退したというか、これは市長はそういう点ではご自分が やっていた旧の山北町時代の資格条件よりも後退しているということに気づかれなかったのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 基本的には市税を納税しているのは基本的だと思います。しかしながら、い ろいろなご意見を拝聴した中で滞納をしていたとしても納税をする意思があると、そういう方にはご 相談に応じて奨学資金を貸与するというようなことに、今教育委員会と話し合って進めているという ことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 確かに私が問題点を指摘したらチラシには分納している方はご相談ください というただし書きがつきました。それはないよりはいいです。しかし、実施していた旧村上市と山北 町でやっていたのですから、その制度、設置要綱ですか、規則ですか、概要のところもありますし、 要綱ですか、それはそれぞれ規定していますが、なぜそれを参考にしていながら市税を滞納していな いことという形で、最初の条件から滞納している者受けるべからず、これは去年の議会でも私市長に 申しました。そういう点ではこの文書がどこで作成されて、そしてどういう形で決裁されていったの ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) これにつきましては、私ども事務局のほうで作成といいます か、検討させていただきまして、この部分につきましては当然納税義務を果たしている方々に対して していきたいということでありますけれども、先ほど市長申し上げましたように、これらについても 今滞納しているけれども、前向きに考えているという方については、その計画等をお聞きしながらお 貸ししていきたいというふうなことで、今回このようなことで募集をさせていただいたものでござい ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 選考委員会がありますね、学識経験者、学校関係者、教育委員会事務局の職 員、合計6人で選考委員会があります。そして、申請するときには所得とか家庭の現状がわかるよう なものも当然添付されます。そして連帯保証人、1人は親、1人は納税している人、連帯保証人2人、 親ともう一人つけていますよね。これだけ貸与するに当たって厳格というのでしょうか、しっかりし ている。にもかかわらず、最初の段階で滞納していない者という形で表現をしているという点で、私 はちょっと担当にお聞きいたします。   奨学生選考委員会、学識経験者等学生のいろんな状況を理解している方々、高校の校長先生、そ れから市の小中学校の校長先生たちも出ているわけですが、こういう方からご意見とか何かそういう のは出ないものなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) その部分については、特に大きなご意見はいただいておりま せんけれども、前にも議員からもご指摘がありましたけれども、兄弟で兄は大学へ行っていて、その 弟が入る場合、あるいは下に高校生がいる場合、この辺については金額的にもうちょっと考えたほう がいいのではないかというふうなことで、これにつきましても今回その部分について考慮させていた だきますというふうなことでお願いをしているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 現在親が市税を滞納している、つまりそうすればそういうところの子供は実 際貸与されても返済に滞るだろうという心配を関係の皆さんたちはしているからこういう文章を真っ 先に載せるわけです。現在何人の方が滞納していますか、滞納者は何人ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 新制度についてはまだ当然返済はございません。それで滞納 者につきましては旧山北でございますが、4名、それから旧村上で1名、これらについてはそれぞれ 期間を延ばすような形にはなりますけれども、納付していただくようにお願いをしているところでご ざいます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それとちょっとずれますが、たしか60人を想定しているということです。現 在33人ですが、間もなく締め切られますが、ことしは定員に対してどのような申し込みがあると想定 していますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 昨年度も締め切り間際になりましてどっと来ました。今年度 も今おっしゃいましたように33名でありますが、電話等あるいは来られた方、相談があった方が約75 件ほどございます。その方々が書類の整備なんかに手間取っていると思いますけれども、来られるの ではないかということで、50名から60名近くは申し込みがあるのではないかと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 伺います。今こういう不況下の中で有利な奨学制度をぜひ受けたいと、そう 願うご家庭、子供さんは多分多くなるのだろうと思うのです。そうした場合、60人を想定してそれな りの予算をかけているわけですが、希望者が多くなった場合の財政措置は市長、あなたの公約ですが、 そういう場合、前向きにきっちりと増額で対応していきますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 60人を想定いたしまして、今基金で対応しているわけですけれども、それが 70人あるいは100人というふうになった場合には、議会にお願いいたしまして、該当する方全部の 方々に貸与していきたいと、そのようなつもりでおります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そうでなければ公約にした意味がありませんよね。   ところで、前に戻ります。それだけ人数に対しては前向きに、とにかくふえたとしても、100人 になったとしても希望する方にはぜひ与えていきたいと。そこまでお気持ちがありながら、最初の一 般質問のときもしました。今親が滞納していたとしても子供が本当に学校へ行ってしっかりとした人 間になりたい、そして社会で働くことになったら自分が返したいという家庭だってあると思うのです。 選考委員会があるわけですから、最初からこういう滞納していない家庭というか、そういう表現をし ているところ、県内で市長どこにありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほどから答弁しておりますけれども、滞納している方におきましても納税 の意欲がある方、分納を計画している方については審査の段階でご相談くださいと、それでもお貸し しますよということではないですか。それ以上の私は何者でもないと考えております。基本的には納 税をしている方であると私は思っておりますが、いろいろなご意見等を拝聴した中で納税の意欲があ るとすればそれは分納している方もそれで結構ではないかということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 市長というより担当にお聞きいたします。   村上のような条件、他の市でありますか。きょうはいいです、時間ないからいいわ。よその市で あるかどうか。そしてあったらどういう形にしているか、多分参考にはされたのかもしれませんが、 ここだけ時間とって一般質問しているわけにはいきませんが、市長が公約にしたのだったら何と何と けちくさいと。この優秀な人たちを本当にするというのだったら、親が滞納しているしていない、と にかく村上市に在住の者というふうに旧の山北と村上でやっていたような表現になぜしなかったかと。 そこがこの奨学金にかける市長の思いに何と器の小さい市長だなと、私は率直に感想を申し上げまし て、このことは変える気持ちがないようでありますので、食いついた以上、何回も何回も食いつきま すよ。私はそれを申し上げまして、次の質問に移らせていただきます。   就学援助制度につきまして、丁寧にいろいろと細かく教育長からご報告がありました。それで新 潟市がちょっと数字が高い数字になっていますよね。それでたしか新潟市は制度を変えたのですよね。 簡単に新潟市の状況をちょっと報告していただけますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 新潟市については、定まった金額を支給するわけであります けれども、それを5段階に分けて支給しているような状況でありますが。これでよろしいでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) つまり細かく細分されたわけですよね。ですから、対象はふえているかもし れませんけれども、細分化されていると。つまりその背景には合併になって受ける人も多くなり、市 の財政も非常に厳しいという、国が補助金を数年前に廃止したためにという、そういう中からの策だ ったのだろうと思うのですが、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 言われるとおり、言ってみれば段階をつけて浅く広くという ことだと思いますけれども、逆に言えば完全な支援にはならない部分も出てくるのかなと、言い方は 悪いですけれども、そんなふうに感じております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 報告では検討していくという答弁でありました。これも時間はかけていられ ません。しかし、国が補助金を切ったからといってこの不況の中、どんどんこの村上市においても対 象の家庭はふえてくるのだろうと思うのです。ですから、基準を下げるようなことはしてはいけない と思いますし、国に対して国がある程度もとのようにしっかりとこの部分で財政的な支えをつくると いうのがこの就学援助金制度の趣旨なのだろうと思うのです。そういう点では教育部長、どのように お考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 今の件、議員のおっしやるとおりでございます。やはり経済的に困窮し ている家庭については十分な教育的な支援ができるように、教育活動が円滑にいけるような支援を行 っていくというのが責務だと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ぜひこの制度の趣旨に添うような形でいろいろと他市を参考にしながら、い い点ではぜひ参考にしていただきたいし、本当に趣旨が生きるような取り組みを期待して終わります。   次に、市は国のモデル事業として坂町病院の協力を得て実施いたしました。それで申請がなかっ たということでありますが、たしか私前に担当に聞きましたら、2人該当する方がいたというのです が、それが実質的には、数字的に申請がなかったという経緯は具体的にはどういうことなのでしょう か。担当課長にお聞きします。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) それでは、私のほうからお答えさせていただきます。   この件につきましては、病院のほうに周知いたしまして、そして3人の方が相談に見えておられ ます。それで該当するかもしれないと思われる方につきましてこちらのほうで相談しました結果で、 まず生活保護のほうの相談を先に受けられたほうがいいのではないかということで、そちらのほうに ご案内をしております。お一人の方は生活保護の対象になりましたし、一人の方はちょっと調査の部 分を拒否なさいましたので、ちょっとできなかったと。今3人いらっしゃいまして、もう一人の方、 今相談中というところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) モデル事業を受けるに当たって、モデル事業の実施要綱をつくりました。し かし、この制度は国民健康保険法第44条に書いてある国保の一部負担金減免制度でありまして、この 法律は要綱あるいはそういう規則とかなくても、国民健康保険法の44条に基づいて実施できるのでは ありませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 答弁私でよろしいでしょうか。 〇22番(相馬エイ君) はい。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 国民健康保険法第44条は、今議員がおっしゃるように一部負担金の 減額あるいは免除を行うことができるというふうなことで規定されておりまして、保険者の考え方が ここでやるべきかやらぬべきか判断ができるわけです。確かに法では減額や免除を行うことができる のでありますが、その減額あるいは免除された医療費、これにつきましてはご承知のとおり保険者が 医療機関に支払うことになります。したがって、医療費につきましては加入者の国民健康保険税で賄 うことになりますので、増税につながるというふうなこともありまして、なかなか各自治体では44条 を適用した減免あるいは免除を実施していないのが実態でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 実際モデル事業のときにつくった実施要綱を見ますと、税務課の仕事のよう な資産とかそういうのを調査することができるみたいな内容があるわけですが、そうしますと、実質 的には非常にそこに矛盾があると、そんなふうに感じるのですが、担当課としてはその点ではどのよ うにお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) このモデル事業でございますけれども、60万円以上の未 納がある方が対象というようなことになっております。それから、この対象になる方は生活保護基準 より10%から20%程度の収入の方というようなことにもなっておりまして、なかなか対象者は厳しい 状況となっております。国のほうでは今後モデル事業の意見を参考にして、そして一定の基準を設け るという予定というふうに聞いておりますが、私どもでは今回いろいろ感じましたことを国のほうに 率直に上げて検討をしていただきたいというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 市長の先ほどの答弁の中で後期高齢者医療制度、それから介護保険との関連 等でいろいろと課題があるというようなご報告でありました。その点具体的にもう少し教えていただ きたいのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 一つの家庭の中には国保の人だけではなくて、後期高齢 者の方もいる場合もあると思います。それで国保の人だけを対象にするこの制度につきましては、や はり運営するときにちょっと困難が生じるというふうに考えます。それから、退職者の減免というふ うな場合につきましても支払い基金での対応がなかなか困難ではないかというように思う部分もあり まして、このような部分をモデル事業の意見として上げさせていただいて、県での対応も考えていた だかなければならないのではないかと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 国保の一部減免制度、たしか県内でも幾つかの自治体でやっていますよね。 そういうところでは国保の対象者をどのように対応しているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 21年8月28日現在で新潟県下でこれをやっているところ と申しましては、長岡市と柏崎市がございますが、いずれも災害被害者の減免についてのみというこ とになっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 県内たった一つのモデル事業に担当課が前向きに手を挙げて、そして容易で ない中事務的な仕事もやりながら、坂町病院との協力を得て県のモデル事業に対応したということは、 忙しい仕事の合間にご苦労さまと申し上げます。   それでこのモデル事業に取り組んでの課題もしっかりと国のほうに意見として添えてあるという ことであります。会議等のときにもしっかりと、今度は部長にお願いします。県の会議等あるいはさ まざまな会議の中でモデル事業をやった中での矛盾点等はやっぱりきっちりと勇気を持って提案して いただきたいし、そのために努力をするというお考えはございますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 新潟県下でこの事業の委託を受けたのが私ども村上市だけでござい ますので、これにつきましては責任を持って県に報告し、改善を求めていきたいと、こんなふうに考 えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それで今後モデル事業はこの3月31日で終わりますが、病院の窓口で現実的 に60万円以上の未納が発生した場合、そういう方に対してはモデル事業が終わったからということで 知らん顔するのでしょうか。それはどのような対応をしていかなければならないと考えていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) この件につきまして、国のほうでもモデル事業を参考に してこれから検討会なども多分開かれると思いますので、一定の基準をつくるということになってお ります。22年度中にできるかあるいは来年度になるかわかりませんが、そのようなものができました ら、やっぱり取り組んでいくことになるかというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ひとつだけ言わせていただきたいのですが、本当にご苦労さまでした。しか し、国が一定の基準を出す。今の国の状況ですと、果たして方向がいつまでどのような形で出るかは まだはっきりしません。ですから、それを待つという姿勢では、担当課としてはやっぱり受け身の姿 勢になるのではないかと思います。こういう法律があるわけですので、しっかりとした要綱がなくと もできるという精神はあるのです。そして減免することができる、免除することができるという関係 する皆さんは、この44条を目にしているのだろうと思うのです。ですから、ここを村上市独自でも国 の制度を待つのではなく、独自に何かできないのかという点で前向きな考えを持って検討するという 考えは部長ございませんでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 先ほども申し上げましたように、これにつきましては保険税の増税 につながるというふうなことがありますので、慎重に考えていかなければならない、そういうふうに 考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 次に、岩船港の問題につきまして再質問をさせていただきます。   私は、この問題を昨年の9月議会で取り上げました。そこで大分エキサイトして市長とやり合っ た記憶が今懐かしく思い出しております。そこで市長にお伺いします。8月21日、会うことができな い群司令が会っていただけるというようなことで私も同席いたしました。会うことができないという のは、つまり最高トップだからなかなかだれもが会うことができないのだろうと思うのですが、その 方が岩船の漁協関係者、そして村上市のトップの市長が行くと、そのときに多忙な中、会って時間を つくりましょうという、その設定をしたというのは相当な有力者が中に入らないと多分できないので はないかなと思いますが、このセッティングはこの地元においてはどなたがされたのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、日本の国では総理大臣、舞鶴では総監でありますので、 非常に忙しい方で時間がとれない。有力者が時間をとったということは私どもに連絡が何日の何時か ら何時までだったらお会いできますよというのが私どもに連絡が入ったと、そういうことでございま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そんな簡単な、単純なことを聞いているのではないのです。舞鶴海上自衛隊 の最高トップと会うためには、岩船漁協関係者の幹部と村上市長がお伺いしたいので時間とってくだ さい、はい何日に設定いたしましょうなんて、そう簡単なものではないでしょうと。つまりは村上の それなりの舞鶴海上自衛隊と関係のある方かどなたかが仲介をしなければ、会うことのできない司令 官が会っていただけるというような場面はつくられないのではないかと想定したから、どなたが中に 入りましたかと聞いたのです。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 前にも述べたと思いますけれども、村上の祭りにいらしたときにぜひお会い したいと、お礼方々と言ったときに、それを総監が心にとめていただいて、村上市のほうに連絡があ ったと。私有力者ではないかもしれませんけれども、そういうことであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 最高海将、群司令部というのでしょうか、最高幹部の海将がたびたびいろん な方が村上においでになっていますが、これまでに何人の方が、固有名詞はよろしいので、副市長、 何人の方がこの村上においでになっていますか、お祭り等に。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 2名です。再任された方を含めて3名ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 村上は観光のまちで本当に食べ物もおいしいからそういう形で退職された海 将も含めて村上においでになると、本当に観光のまちというか、いいまちだという、それでいらっし ゃるのではないと思うのです。   そこで9月議会の市長の答弁の中に、岩船の方たちが掃海艇に来ていただきたい。そして海と子 供たちにも親しんでみていただきたいというような強い要請があるのですというふうに言っています が、親しんでいただきたいという要請はどこの声ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ちょっと質問の趣旨がよくわからないのですけれども、掃海艇を岩船港に寄 っていただきたい、寄航していただきたいと言ったのは、どこでだれにしたかということを私に聞い ているのですか。 〇22番(相馬エイ君) はい。 〇市長(大滝平正君) それはそのときのも掃海艇とかもし寄れるものであれば岩船港に寄っていた だいて、そして子供たちにも見せていただきたいし、また地域の皆さんにも乗船していただいたり見 学をさせていただければありがたいなと、そういうお願いはしてあります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そんな簡単なものではないのです。20年の3月31日、元旧村上市議会議長、 片野鉄雄さんと県議会議員の片野猛さんが2人独自に、あしたから新市が誕生するという3月31日に 舞鶴の海上自衛隊に陳情書を出しております。そこの中に現在新潟県出身の若者たちが国防の任に当 たるべく、陸海空の自衛隊に入隊しており、1,000名が海上自衛官として活躍しているが、新潟県下 に所在する海上自衛隊は小規模なため、第一線の艦艇を目に触れる機会が少ない上に、近年少子化な どの問題で子供たちの地元志向が強く、海上自衛隊入隊希望者が減少傾向である。海上自衛官が退職 後に新潟県内に再就職する際、新潟県下の企業主に海上自衛隊の任務内容や活動内容を理解させるこ とは、退職後の海上自衛官を積極的に有利に再就職させる機会を多くするにつながる。新潟県内に居 住する若者が海上自衛隊に魅力を感じ、海上自衛隊を目指すことになるので、広く新潟県民に海上自 衛隊と接する機会を今まで以上にふやすことが肝要である。そして、最後に岩船港に海上自衛隊新潟 基地分遣隊が設置され、自衛隊艦船が配備されることはこの地域を中心とした広範囲の地域の海上自 衛隊の存在意義の認識がさらに深まり、このことにより市民の、特に若者の国防意識の高揚が進み、 多くの若者が海上自衛隊員を志望することが期待されるという、このお二人が極秘に出した陳情書の 文章であります。   市長は簡単に子供たち、そしてより多くの人が掃海艇とかそういうのに親しんでいただきたいと いうような表現をしていますが、しかしバックにはこのような陳情書が提出されているのです。そこ で伺います。9月の答弁の中で工場的な誘致ができないか、海を利用した工場誘致はできないかとい う点で私はポートセールスに行ってまいりましたと言いました。岩船港利用の声はどこから出ていま すか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 質問の趣旨がちょっとわからない。岩船港の利用の趣旨というのはどういう ことですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 市長は市民の生活と暮らしを守るわけですので、議場で答弁したことはしっ かりと、前に言ったから忘れましたではだめなのですよ。 〇市長(大滝平正君) 忘れてない。 〇22番(相馬エイ君) 忘れてませんよね。それで岩船港の工場誘致等をお願いに行ってまいりまし たと、舞鶴の海上自衛隊何しに行ったと私が聞いたら、そうあなたは答えたのです。ですから、その バックがあるわけですよね。1人で考えて、私もセールスに行きたいからあなたたち岩船港の関係者 についていきますなんていったのではないでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 議会あるたびに雇用の確保あるいは工業誘致等にこれだけいっぱいの議員の 皆さんが、そして岩船港もあるのだからポートセールスを市長したほうがいいですよという質問がど んどん、どんどん出ていますでしょう。それを受けて私は何とかしてせっかく岩船港があるのですか ら、商業港です。あそこを利用して何とか、今高速交通体系が確立しましたけれども、高速道路では なくて、海路を利用してより一層ここの地域にメリットがある工場誘致ができないものかどうか絶え ず考えているのです。それでお願いをしているということです。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 〇22番(相馬エイ君) 今市長が述べたようなことを本気で考えていくのだったら、行き先が違うの ではありませんか、そうでしょう。国の省庁に行って港を利用した優秀な活性化のための施策を持っ ているまちはどこですかとか、県庁の関係のところに職員と一緒に聞きに行くとか、口では立派なこ とをおっしゃっていますけれども、行き先が間違っています。舞鶴の海上自衛隊に何の工場誘致をす るためにお願いに行ったのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔「時間がありませんので、よろしいです」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 私は、20年の11月28日、岩船の区長、それから漁協関係者、商工関係者等、 あすの岩船を考える会等の要望が市長のところに出ていますね。表題は岩船港の利活用を積極的に推 進する施策を求める要望であります。しかし、その内容は1、岩船港を海上自衛隊掃海艇などの補給 基地として利活用できないか、調査研究をしていただきたい。2、海上自衛隊新潟基地分遣隊の岩船 港移転を研究し、可能性があれば積極的に推進していただきたい、こういう要望書が出ているのです。 ですから、市長が本当にあの岩船の港を商業港として有効活用するのだったら、何で舞鶴の海上自衛 隊の海将に会いに行くのか。それも村上沖の海で掃海艇の訓練をしてくださいという要望書を持った 漁協関係者と一緒に同席するというのは、口で何ぼ商業の活性化のためなんて言ったとしても、こう いう背景が市長のもとに出ているではありませんか。市長の行動は口では簡単なこと言えますよ。し かし、この村上が何を目指して、どんなまちを目指しているのか、住んでいいまち、村上の目標なの ではありませんか。それが毎年岩船沖で米軍と一緒に掃海艇艦船が10日間ぐらい魚雷の訓練をするよ うなのをお願いに行く漁協関係者と一緒に同席するというのは、村上市の市長として余りにも軽率な 行動だということを、私は9月議会で最後に述べました。そのことを市長はしっかりと自分がした行 動が本当に正しかったのか、正しかったと言うのだったら、つまりこの要望書に基づいてあなたは舞 鶴の海将と会ったということを裏づけることになりますよ。最後にどうです。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 意見が全然合わないのです。前の議長と県会議員が出した要望書だって、そ れはかつて村上市の時代の話であって、それは直接私はその方々ともお会いしていないし、そして ポートセールス、そこだけ行っているのではありませんよ、もちろん県の港ですから県の管理ですか ら、国にも国会議員にも同じようなことでお願いに行っているのです。私は、岩船港を今おっしゃっ たような形で利用するために行っているのではありません。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 軍事港にする考えはありませんと、この9月議会でも答えております。本音 としてはないでしょう。しかし、あなたがともに舞鶴に行ったということは、岩船港を軍事利用した い人たちの思惑に乗っているということに気づかねばなりません。2人が出した文章が行っているか 行っていないかわからないなんて、行っていますよ。それだけ2人が判こもついて、それが一番の出 発点になっているのです。ですから、私はそんなこと考えていませんと言っても、利用されてはいけ ませんよということを私は声を大きくしてあなたに教えているのです。〔質問時間終了のブザーあり 〕終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで相馬エイさんの一般質問を終わります。   午後2時まで休憩します。           午後 1時51分  休 憩                                                        午後 2時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、28番、山田勉君の一般質問を許します。   山田勉君。           〔28番 山田 勉君登壇〕 〇28番(山田 勉君) お疲れさまでございます。議長のお許しがありましたので、一般質問をさせ ていただきます。   施設に入っている人は皆私どもの先輩で、ゆっくり休んで老後を送っていただきたいと思います。 特にこのたびは荒川町の憩いの家を改築して、子供から老人まで大変喜んでおります。また、荒川町 の旧荒川テニスコートも2面追加して8面になります。楽しめるスポーツです。全国ミニ国体も開か れるかもしれません。スポーツを通して体を鍛え、ゆっくりと温泉に入っていただき、少しでも長生 きしてもらいたいと思います。何をいっても健康が第一であります。健康であることはお医者さんに かからなくてもよく、村上市もそのうちに長寿日本一も夢ではありません。このたびは本当に市長に 感謝を申し上げます。これからもよいことは積極的に頑張ってもらいたいと思います。   介護老人福祉施設についてお伺いします。施設に入所したくても満員で順番待ち、家庭の事情で 早くお願いしたいと思っても施設が足りない状態ですが、今後どのような対策を考えているかお伺い します。   次に、障害者福祉、身体障害、知的障害、精神障害、難病について。身体障害、知的障害、精神 障害、難病などさまざまな障害がある人たちがいろいろな福祉サービスを利用して生活しています。 利用できる人は最大限に利用している人もあれば、ほとんど利用できない人も少なくありません。そ こで次の点についてお伺いします。障害者自立支援法の留意すべきこと。2、利用者のニーズと相談、 援助の窓口について。3、身体障害者、知的障害者、精神障害者、難病に対する市の制度と内容につ いて。4、障害者と就労の状況についてお伺いします。   次に、体育協会、スポーツ少年団の大会会場までの送迎についてお伺いします。学校では冬期間 バスを運行していますが、体育協会、スポーツ少年団についても大会会場まで子供たちの送迎ができ ないかお伺いします。   4、高齢者のための循環バス運行についてお伺いします。高齢者には車の運転ができない人が多 いため、通院や買い物に大変困っています。市で高齢者のための循環バスを運行できないかお伺いし ます。   答弁いただいた後に再質問をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、山田議員の4項目のご質問に順次お答えをいたします。   最初に1項目め、介護老人福祉施設について。施設が足りない状態であるが、今後どのような対 策を考えているかとのお尋ねについてでございますが、村上市、岩船郡内の介護保険法による指定を 受けた介護老人福祉施設の定員数は420床であり、また2月に各施設に聞き取りして把握した入所申 請後の待機者数は延べ794人となっております。待機者に対する対応については、特に在宅で待機さ れている方においては、介護支援専門員が介護者の要望も取り入れる中、デイサービスの利用やシ ョートステイサービスの利用日数の確保を図りながら、できるだけ介護家族の負担軽減に努めている ところでもあります。また、地域密着型サービスの充実により中重度者、認知症の高齢者への対応を 進めることにしております。今後の対応については国の政策の動向を見ながら、第5期介護保険事業 計画の見直し時点で検討を進めてまいりたいと考えております。   次、2項目め、障害者福祉、身体障害、知的障害、精神障害、難病についての1点目、障害者自 立支援法の留意すべきことはとのお尋ねについてでございますが、平成18年10月に完全施行に伴い、 障害者施設事業体系は障害者の状態やニーズに応じた適切な支援が効率的に行われるように、障害の 種別ごとに分かれていた既存施設を、日中活動の場と住まいの場に分けて再編をされております。こ れに伴いまして、日中活動支援と施設入所支援、居住支援の選択が可能になることから、24時間を通 じた施設での生活から地域と交わる暮らしへの移行を目指しております。既存施設は平成23年度末ま でを経過措置期間として新体系へ移行しなければならないため、本市として移行が円滑に行われるよ う対応を図ってまいりたいと考えております。   次、2点目、利用者のニーズと相談、援助の窓口についてのお尋ねでございますが、障害のある 方の相談窓口としては本庁と各支所のほか、障害者相談支援事業として医療法人責善会と社会福祉法 人村上岩船福祉会の2事業所に委託して行っており、この相談を通して利用者が必要としているニー ズの把握を行っております。   次に、3点目、身体障害、知的障害、精神障害、難病に対する市の制度と内容についてのお尋ね でございますが、本市の制度として実施しておりますのは、福祉タクシー利用助成、障害者紙おむつ 等購入費助成、心身障害者福祉金助成、特殊障害者器具装着費助成、そして精神障害者医療費助成が ありますが、難病につきましては対象者を把握するのが困難なため、本市の助成制度は行っておりま せん。制度内容として福祉タクシー利用助成につきましては、心身障害者の社会参加意欲の向上及び 経済的負担の軽減を図るために、身体障害者手帳1級から3級、知的障害者で療育手帳A、精神障害 者で精神障害者保健福祉手帳1級の交付を受けている人に、小型タクシー基本料金分の利用券を年24 枚交付しております。   障害者紙おむつ等購入費助成につきましては、在宅で65歳未満の常時紙おむつが必要な方に対し、 紙おむつそのほかの介護用品の購入に係る費用の一部を助成するもので、身体障害者手帳1級と2級、 知的障害者で療育手帳Aの交付を受けている人に交付をしております。   心身障害者福祉金助成につきましては、心身障害者に心身障害者福祉金を支給し、障害者がみず から生きがいを求める生きる喜びと、将来にわたり有意義な日々を送ることを支援するもので、年金、 手当等を受給していない身体障害者手帳1級から3級、知的障害者で療育手帳A、精神障害者で精神 障害者保健福祉手帳1級から3級の交付を受けている在宅の方に支給をいたしております。   特殊障害者器具装着費助成につきましては、人工肛門等装着時に対して装着費の一部を助成する ものであります。   精神障害者医療費助成につきましては、入院した場合の医療費の一部助成、自立支援医療費支給 認定申請に必要な診断書作成費用の助成を行っております。   次、4点目、障害者と就労の状況についてのお尋ねでございますが、就労の状況につきましては ハローワーク村上管内の民間企業で障害者の雇用義務のある従業員56人以上の企業数が30社で、障害 者の雇用総数が57人、平均雇用率は1.37%となっており、0.43%法定雇用率を下回る結果となってお ります。景気の状況が厳しい中ではありますが、今後も引き続き雇用の促進を働きかけてまいりたい と考えております。   次に、3項目め、体育協会、スポーツ少年団の大会会場までの送迎については教育長に答弁をい たさせます。   次に、4項目め、高齢者のための循環バス運行についてのお尋ねでございますが、市内には鉄道 と路線バスが運行されていますが、利用ニーズへの対応や広い市域をカバーできないのが現状であり ます。車の運転ができない高齢者は家族の送迎などに頼らざるを得ないのが現状であり、移動手段が 確保できなければ日常生活に支障が生じることになります。高齢者に限らず、学生、生徒を含め、多 くの市民が通院、買い物、通学などの移動手段として利用できる循環バスなど新たな交通手段につい ては今後さらに必要となりますので、平成22年度の村上市地域公共交通総合連携計画策定時に検討し、 計画に基づき平成23年度から実施する実証実験を踏まえて導入していけるように進めてまいります。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、3項目め、体育大会、スポーツ少年団の大会会場までの送迎に ついてのお尋ねでございますが、市所有のマイクロバスの使用は国の通達では、市がみずから主催、 共催する行事や事業以外での使用は控えるように指導されています。しかしながら、市スポーツ少年 団の大会などにスクールバスを使用した回数が相当数ある現状で、スクールバスが使用できなくなれ ば保護者の負担がふえ、また保護者が休みでない場合、大会会場までの送迎の手段が確保できないな ど、スポーツ少年団活動に影響が出ることが懸念されます。発育発達期にある子供たちにとってス ポーツを継続的に行うことは非常に大切であり、スポーツを正しく実践することにより精神的にも身 体的にも望ましい効果が期待できます。将来に向かって伸びていこうとする子供たちが、みずからの 力を育てるための場は生活と結びついた地域社会の中で子供たちの集団による社会活動の場が必要で あります。その一翼を担っているのがスポーツ少年団であることを認識しております。   なお、県教育委員会のスクールバスの使い方についての指導では、市教育委員会所管のスクール バスの使用は、使用目的が市教育委員会の施策等に合致するスポーツ少年団、緑の少年団などは活動 を促進する上から大いに活用してほしいという参考意見をいただいておりますので、有効な利用方法 を関係機関とともに検討してまいりたいと思っております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 待機者が794名という、まだまだふえてくると思うのです。恐らくいろんな 分野であちこち何回も出している方もいらっしゃると思いますが、市長これからやっぱり施設を市の ほうで考える気はございませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 山田議員もおわかりのとおり、こういう施設につきましては規制がございま して、国、県の規制のもとに私どもはやっているというようなことでございまして、無造作に市が勝 手に待機者がいるからどんどん、どんどん施設をふやしてつくっていいということではないので、そ の点をご理解いただきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 村上市で要介護5というのは大変なことだと思うのですが、こういう場合は 優先的に入れるのですか。それでまた何人ぐらい要介護5の方がいらっしゃるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 要介護5の認定を受けている人数につきましては、平成 21年12月該当分で526名おります。それで要介護5の方が優先的に特別養護老人ホーム、介護老人福 祉施設に入所できるかについてですが、それぞれの介護老人福祉施設ごとに入所調整会議が年一、二 回持たれておりまして、その入所調整の場合に介護度あるいは家族の状況、本人の状態等を勘案させ ていただいて、入所順位を決定させていただいて順次入所していただくというようなことになってお ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) そこで地域密着型特別養護老人ホーム、認知症高齢者や独居高齢者の増加等 を踏まえ、高齢者が要介護状態になってもできる限り住みなれた自宅や地域などでの生活を継続でき るようにする観点から、平成18年度に創設されたのですが、村上市でも募集していましたが、その状 況を教えてもらえば。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 平成22年度整備分ということで、この3月1日から3月 31日までの期間において小規模多機能型居宅介護1施設、認知症共同型いわゆるグループホームです が、18人分につきましては現在3月31日までの期間で事業主を公募している最中であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) これで今募集しているわけですが、今約800人、5ではないのですけれども、 いっぱいいるわけですが、それで何とかやっていけるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 市長のほうからも先般も話申し上げましたけれども、特 別養護老人ホームの施設整備につきましては、国の給付費の抑制等もありまして、その整備、こちら もいろいろ要望はしておりますが、なかなか整備割合ということで、平成26年度の介護2から介護5 までの中重度者の施設入所の割合については37%以下というようなことで、しかも圏域ごとに、ここ であれば下越圏域ごとに調整するということで動かざるを得ない状況でありまして、それがために国 あるいは県においてもできるだけ住みなれた地域で継続した生活が維持できるようにということで、 地域密着型の今ほど申し上げた小規模多機能型居宅介護あるいは認知症対応型グループホーム、こう いったものの整備を進めていただきたいというようなことのご指導もありまして、整備を進めていく ということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) こういう方法も、サテライト型も効果的と聞きますが、どうなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) サテライト型というのは既存施設活用型日帰り介護というのでしょ うか、中核となる施設からそれぞれの地域の集会場等に出向いて介護支援を行うというふうなことだ と思うのですが、それをすることによって家族の方への介護指導とかいろいろできるわけですので、 利点はいろいろあると思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) それと同時に、先ほど市長が言っておられましたように、自宅で要介護の人 を面倒を見るのは本当にこれ大変なことなのですが、村上市のほうでは何らかの形で援助されている のですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 援助と申しますか、先ほども答弁に申し上げましたとお り、短期入所ショートステイの利用の限度日数、通常ですと介護認定の有効期間の半分以内という規 定がございますが、本人の状態等を勘案して、今ほど申し上げた日数の拡大利用ができるということ で、私どもの保険所のほうにもそういう該当して、在宅での介護が困難な方については相談を受ける 中で、必要と認める方についてはショートステイの拡大日数の対応を認めているということでござい ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 施設がいろんな施設あるわけですが、今現在働いている方が出入りが大変多 いということを聞きますが、要するに今までいた人が1年後に行くとまたかわっているというのを結 構聞くのですが、なぜやめる方が多いのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 詳しい移動の実態につきましては、私行政のほうではち ょっと把握し得ない分もありますが、先般来いろいろ報道でもされておりますように、介護従事者の 待遇の問題がありまして、少しでもよりよいところを求めて移動するとか、そういう形で結構そうい うことでの移動が多いということは話は聞いておるところです。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) そこで一番心配しているのが資格者が突然やめた場合、どのように対応して いるのか、1点。   それから、よく施設で働く人から電話で資格がないのに資格が必要な仕事をしている人があると 聞きますが、大変な事態になったら本当にこれ大変だと思うのですが、そういう場合はどういうふう な対処をしているのでしょうか、対応というのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 資格のない方の中で事業運営をした場合には当然介護報 酬で減算とされる取り扱いがされておりますし、実際よく私ども聞きますのは、有資格者、特にグ ループホームの場合、研修を受けた方の配置でないと施設運営ができないというふうなことで、その 間研修を受けるまでの資格を持つまでの間、減算という形で対応となっているということの話は聞い たことありますが、具体的にどういう資格の方がいなくてどうなっているという、ちょっと質問の具 体的な実態もちょっと承知し得ないので詳しくは申しませんが、私聞いておるのはそういうふうなこ とがこれまであったということで回答させてもらいます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 簡単に言うと相手の体に触れる、無資格の人は触れられないわけですよね。 ヘルパー2級持っていたり、そのほかの資格持っていないと触れられない。ただし、臨時アルバイト、 人が足らないからといって、現にいらっしゃる方もいるみたいなのですが、それは何かあっても支障 ないのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) やはりきちんと資格のある人の配置というか、なおかつ 今の介護の場合は当然身体介護できる方はヘルパー2級以上とかそういう規定もございますので、そ ういうことが発覚した場合には当然に事業者指定を受けている、新潟県のほうに報告をしてしかるべ き指導を受けるとか、そのような対応になろうかと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) それでは、障害者のほうに入りますが、これは実際どのぐらいいて、現に施 設、何カ所かに分けられて入所していると思うのですが、施設とそれから人数も、村上市ではこのぐ らいどこどこ行っているというのがわかったら教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 今新しく障害者の自立支援法に基づく施設でございます が、実は平成18年の4月に施行されたわけで、10月に完全施行されたということでございますけれど も、今ちょうどその経過措置期間というふうなこともございまして、今施設が完全にされておるとこ ろは市内ではないのですが、この7月から2カ所予定されておるということで、一つがいわくす里の 療護園、それから浦田の里の通所更生施設、これがこの7月から移行予定と。それからもう一つはは まなすホームでございますが、これは10月から移行する予定でございます。   人数につきましては、きょうちょっと資料お持ちしなかったので大変申しわけございませんが、 お願いしますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) これ身体障害者、知的障害者、精神障害者、難病の方は村上市でどのくらい いらっしゃるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 身体障害者の手帳をお持ちの方が2月1日現在で3,194 人ございます。それから、知的障害、療育手帳をお持ちの方でございますが、この方がやはり2月1 日現在で463人でございます。それから、精神障害者の保健福祉手帳をお持ちの方が、これも2月1 日現在で285人持っておるということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) それでは、3番の体育協会のスポーツ少年団の大会会場までの送迎というこ とで教育長から説明ございました。本当に前向きのお話でございました。村上市の代表としていろん な大会に出場し、指導者の方はボランティアで立派な成人になることを期待してスポーツを通してみ んな頑張って指導しております。時には大会あるたびに自分の車で送迎している人も少なくありませ ん。学校の大会であれば送迎は可能なのですか、学校独自の大会であれば。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) もちろん可能であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) ありがとうございました。今後いろんな大会があり、かつまた特に遠い会場 になると駐車場が狭いもので、なかなか団体で行くと本当にいろんな面で便利なのですが、今後ひと つバスのほうもひとつよろしくお願いしたいと思います。   次に、高齢者のための循環バス運行についてお伺いします。なかなか年とると昼間は皆さん仕事 して、おじいちゃん、おばあちゃんが車の運転免許がないものだから病院へ行くにも、特に遠い山の 向こうに住んでいる人はなかなか大変だと思うのですが、今現在冬期間のバス、学校の運行していま すが、たまにがらがらで行っているが、そういうところへはたまたま用事があってちょうど近くへ行 きたいとなれば乗せてもらえないものですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 学校のバスについては原則スクールバスということでござい ますので、補助で購入したものについては当然乗れません。がらがらと言われましたけれども、たま たまそのときはどこかへ迎えに行くときだと思いますので、スクールバスがらがらというのは余りな いかと思います。   そんなことでございます。よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 公共交通活性化委員会ということで、この前新聞にちょうど見ましたのです が、市報には路線バス見直しやスクールバスの温情化、コミュニティバスや予約制のオンデマンドバ ス、オンデマンドバスというのはどういう、中身ちょっと教えてもらえないですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 公共交通には一般的に走っているバスをイメージされるかと 思いますが、今いろいろ多様な方法がございまして、例えばコミュニティバスの総称で言われている ように、地域にとっては使い勝手のいい、大きさもさまざまなコミュニティに活用できるバス。また、 今議員言われたデマンドというようなやり方で、予約したところへ向かうというふうなやり方でござ います。ですから、一定のルールを決めておきまして、登録したりしている人がいついつこの場所で 待っているのでどうだろうというふうな話をすると、その時間に来ていただけるというような方法と かいろんな手法があります。それらをこの地域ではどれが一番合うのだろうというような形をいろい ろ地域の皆さんと相談してつくっていきたいというものでございまして、今言われた検討委員会はそ のもとになるいろいろなデータ集め、また方向性について本年度、21年度議論してきたということで ございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) これ2011年にまず3年間路線バスの再編や実証実験を実施、国土交通省の評 価を仰ぎながら本格実施へと展開するということで、それこそ来年ですか、予定しているのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 数年前から地域の活性化には足の確保がとても大事だという ことで法律の施行がございまして、そこには一定のルールがございます。例えば行政だけでつくり上 げた計画ではうまくないと。もちろん交通事業者、それから地域の皆さん方、それから道路管理者等 さまざまな分野の方が参加する法律に基づいた協議会というものをつくって、そこでつくり上げた計 画を国に認めていただくというようなのがまず前提でございます。これを22年度本市においてはやり たいというようなことでございまして、それの認定を受けますと、その計画に基づいたものを実証し たいのだというような申請をいたします。これが上限3年の制度でございまして、いろいろ条件はあ りますが、2分の1国で支援しますよということでございますので、今ほど議員言われた22年度計画 をつくり、23年から3年間はぜひともこの制度を使って実証でいろいろな長続きする仕組みをつくり たいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 活性化委員会ですが、メンバーはどういう方が入っていらっしゃるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 活性化検討委員会というのは、正式には村上市公共交通活性 化検討委員会という名前でございまして、委員が22名で進めてまいりました。まず、地域の代表とい たしまして、それぞれの地区のいわゆる区長さんの代表の方、荒川地区、神林地区という地区から代 表に出ていただきました。それから、高等学校のPTAの代表の方にも出ていただきました。それか ら、先ほども申し上げましたように交通事業者といたしまして、バスそれからハイヤー、タクシー関 係の代表の方、それからJR、それから道路管理者といたしまして、国の国土工事事務所または県の 地域振興局、それから本市の担当部署、それから警察等、そのほか座長には公共交通を専門に議論し、 いろいろな地域で同じような協議会の指導をしておられる長岡技術科学大の先生に委員長を務めてい ただき、このほかに商工会とか観光協会、老人クラブの代表の方もおられて、計22名で運営してきた ところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) これから本当に学生や高齢者が使いやすいような、最終的には来年準備する みたいですが、どうかひとつよろしくお願いしまして、一般質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで山田勉君の一般質問を終わります。   午後2時55分まで休憩します。           午後 2時37分  休 憩                                                        午後 2時55分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、8番、小杉和也君の一般質問を許します。   小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。私の 一般質問は3項目ございます。   まず、1項目めは図書についてであります。読書活動がもたらすものとして言葉を学び、物事を 深くとらえるようになり、表現力を高めます。また、長い間に培われてきた文化を継承し、さまざま な価値観に触れることもでき、自立した個人としてよりよい生き方を考える機会を与えてくれます。 特に子供にとっての読書は未知なる世界との出会いの場となり、想像力を豊かなものとし、大きな喜 びとなります。そのような喜びは子供の成長を助け、人間形成に大きな影響を与えていきます。この ように読書は人が人としてよりよく生きるために大切なことであり、子供にとって欠かすことのでき ない営みでありますと言われています。   国民読書年に関する決議が平成20年6月6日に衆参両院全会一致で採択され、この国会決議では 文字、活字文化振興法の制定施行5周年に当たる2010年を国民読書年に制定し、政官民協力のもとで 国を挙げてあらゆる努力を重ねることが盛り込まれています。子供のときから読書の習慣がつけば、 みずから終身を教育する生涯学習へとつながると思います。そのためにも図書館、図書室や学校図書 を充実すべきだと考えますが、市ではどのように取り組んでいくのかをお伺いいたします。   2項目めは、子宮頸がん予防ワクチン接種についてであります。子宮頸がんは20歳代後半から40 歳代前半の女性が多く発病するがんで、ヒトパピローマウイルスが原因で発病し、日本でも毎年約1 万5,000人の方が発症して、約3,500人の方が亡くなっている病気です。最近ヒトパピローマウイルス に対するワクチンが国内で発売されましたが、3回接種で費用が約5万円かかることから定期接種と して公費負担で行うべきだとの意見も出ており、一部の市町村では公費負担を考える動きもあります。 ワクチン接種が普及することにより発病が70%減少するとも言われ、病気になる人が減るとがん治療 にかかる医療費が減らせること、結婚や子育てという大切な世代の発病を防ぐという意味から公費で 負担してでもワクチン接種を進めるべきだと思いますが、市ではどのように考えているのかをお伺い いたします。   3項目めは、高齢者の元気づくりについてであります。村上市は、平成21年4月に65歳以上の人 口が2万1,099人、高齢化率は30.5%で人口の3割以上が65歳以上の高齢者となりました。市では高 齢者が住みなれた地域で安心して暮らすことができるように支援していくため、健康寿命を延ばす保 健、介護予防対策の促進、高齢者の社会参加の促進、高齢者の自立を支える福祉事業の充実、だれも が過ごしやすい安全、安心の環境づくりなどの施策を考えていますが、平成20年度村上市スポーツ実 態調査によると、高齢者は健康への不安が大きいものの体力には自信を持っている傾向があり、生活 にも生きがいを感じているとの報告がありました。スポーツをすることによる元気づくりや荒川いこ いの家、神林いこいの家、寿山荘を利用しての楽しみづくり、地域の茶の間の利用など、この地域に あわせた独自のやり方も考えられますが、今後はどのように取り組んでいくのかをお伺いいたします。   以上、3項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、小杉議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、図書については教育長に答弁をいたさせます。   次、2項目め、子宮頸がん予防ワクチン接種についてのお尋ねでございますが、昨年10月に国は 子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスの感染を防ぐことが期待される子宮頸がん予防ワク チンを承認いたしました。このワクチンは100種類以上の形のあるヒトパピローマウイルスのうち、 特に子宮頸がんに関係があると思われる2種類を標的にしてつくられたもので、11歳から14歳の女子 に接種することが推奨され、初回接種の1カ月後と6カ月後の3回接種するもので5万円程度の費用 がかかるとされております。日本人の子宮頸がんの原因の6割をこの形が占めると考えられておりま すが、ワクチンを接種しても100%予防することは難しく、子宮がん検診の受診が欠かせないことと されております。このワクチンは2006年にアメリカで承認されてから、現在は世界101カ国で承認さ れ、26カ国が公費支援をしています。日本でも日本産科婦人科学会などが国に対して接種費用の公費 負担化を要望しております。このワクチンの重篤な副作用は少ないとされていますが、国の予防接種 法上の補償もない状況ですので、今後の国の動向を注視してまいりたいと考えております。   次に、3項目め、高齢者の元気づくりについての1点目、スポーツをすることによる元気づくり のお尋ねについてでございますが、村上地区、神林地区では総合型地域スポーツクラブが中心となり、 高齢者を対象とした各種スポーツ活動の実施機会を提供することによって健康体力づくり、生きがい づくりを図っております。村上地区では総合型地域スポーツクラブウェルネスむらかみが市から事業 委託を受け、老人クラブと連携しながらシニア健康づくり教室や転倒予防運動を主とした介護予防教 室を実施しており、日常生活での運動の習慣化による健康づくりを図っております。また、神林地区 でも総合型地域スポーツクラブ希楽々が本市からの事業委託を受けて、健康づくりを目的とした寿健 康教室を実施しており、毎回多くの高齢者が参加をいたしております。さらに、本年2月に朝日地区 で設立した総合型地域スポーツクラブ愛ランドあさひでは、プレ事業として軽運動やニュースポーツ を中心とした健康体力づくり教室を実施しているほか、平成22年度には高齢者を対象とした健康生き がいづくり事業を開催する予定であります。この他ゲートボールクラブやグラウンドゴルフの愛好者 が多く、スポーツを通した交流や健康づくりに取り組んでおります。   また、荒川地区、山北地区でも社会福祉協議会や地域包括支援センターが主体となって高齢者対 象のスポーツ事業、健康づくりの事業を行っているほか、各地区の体育協会などが主催してゲート ボール大会やグラウンドゴルフ大会等の事業を開催し、スポーツ活動を通した高齢者の仲間づくり、 生きがいづくりを図っております。   次に、2点目、荒川いこいの家、神林いこいの家、寿山荘を利用した楽しみづくり、地域の茶の 間の利用等、この地域にあわせた独自のやり方も考えられるが、今後どのように取り組んでいくのか についてでございますが、本市には高齢者の閉じこもり防止と健康増進や生きがいづくりを図るため に通所で利用できる拠点施設として老人福祉センターあかまつ荘、老人いこいの家寿山荘、荒川いこ いの家、神林いこいの家、福祉センターゆり花会館があり、多くの人に利用されております。また、 高齢になってもだれでも身近なところでゆっくりとくつろげる場所として地域の茶の間が町内や集落 単位に84カ所設置されてきており、高齢者の交流の場となり、生きがいづくり等の効果も見られてい るところであります。   さらに、本市ではあかまつ荘、神林いこいの家、ゆり花会館を利用してひとり暮らしや介護保険 の認定外の高齢者に対して軽度の運動やレクリエーションを通じて利用者相互の親睦を図り、要介護 状態にならないよう、生きがい活動支援通所者事業や湯ったり塾を実施しているところでございます。   今後の取り組みについては、さきに述べた高齢者福祉関係施設においては施設面積や設備内容、 これまでの利用内容も異なることで、全体で統一した健康づくり、生きがいづくり事業の取り組みが 難しいと考えられますが、より多くの人の利用につなげられますよう、新たな事業の導入検討もして いきたいと考えております。また、地域の茶の間についても、高齢者が身近な地域で気軽に寄れる場 所として継続して活動ができるよう、必要な支援をしてまいりたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、1項目め、図書について、図書館、図書室や学校図書を充実す べきと考えるが、市ではどのように取り組んでいくのかとのお尋ねについてでございますが、私は小 杉議員が言われた読書は未知なる世界との出会いとなるとのご意見に、まさにそのとおりだと考えて おります。そこで本市といたしましては、子供から大人までみずから学ぶ生涯学習推進のために、図 書館事業につきましては中央図書館を拠点にした地区図書館、図書室、移動図書館の機能を連携させ て、全地域でだれもが均等な図書館サービスが受けられることを目標として取り組んでいるところで あります。そのための一般図書、児童図書、参考図書などの資料の充実につきましては、今後とも予 算の確保に努め、地域住民のニーズに反映させながら、村上市立図書館選書基準に基づき計画的に購 入し、図書館ネットワークシステムの運用により、図書の相互利用を推進してまいります。   また、移動図書館車の更新を行い、安全できめ細かな巡回を実施することで、遠隔地の方々も利 用しやすいサービスに努め、利用者の声に耳を傾けながらサービス向上や運営の改善に努めてまいり ます。   なお、幼児や児童を対象とした読書活動の支援といたしましては、児童館に図書棚を設置して本 に興味、関心を持たせるような試みを来年度からいたします。ボランティアの読み聞かせやブック トーク、団体貸し出しなどを通じて読書の楽しさや本との出会いの場を提供いたします。   学校教育における読書活動につきましては、各学校において朝の読書運動を推進しているほか、 読書週間を年2回から3回実施し、地域の読み聞かせボランティアの協力をいただきながら行ってお ります。また、読書マラソンというような名称で1人が30冊から50冊の努力目標を掲げ、実施してい る学校など、すべての学校がさまざまな創意工夫をして活発に取り組んでおり、子供たちの読書活動 の推進を図っております。今後とも子供たちが無理なく、楽しく積極的に取り組めるような指導を行 い、活字により親しむような読書活動を推進してまいりたいと考えております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、再質問いたします。   ちょっと順番をかえて子宮頸がんの予防ワクチンのほうから先にやりたいと思います。子宮頸が んの負担については、国の様子を見ながらというふうなことの答弁があったのですけれども、ほとん どヒトパピローマウイルスの感染が原因で引き起こされるというふうに解明されておりまして、村上 市でもこの病気で亡くなった方がいるのです。最近ワクチンが発売されましたけれども、私も通告の 中で書きましたし、市長も答弁の中で言われたように、3回接種で5万くらいかかるのです。安くは ないなという感触はあるのですけれども、26カ国が公費支援ということでしたけれども、ほとんどの 先進国は皆公費負担になっているのです、私が調べたところによりますと。百幾つのうち26と言いま したけれども、ほとんどの先進国では公費負担をしていると。日本での公費費用負担は未定というこ とですけれども、各国で優先対象年齢ということで出しておりまして、オーストラリアでは12歳から 13歳、アメリカでは11歳から12歳、イギリスでは12歳から13歳の女性ということになっていますから、 村上市の小学校6年生の女子児童の数を調べてみましたら303名今おられるそうでございます。そう しますと、単純に5万円掛けますと、300人ですから、3回接種をしますと、全児童を対象にします と、約1,500万公費が必要になるというふうな計算になります。1,500万という数字を聞きまして、市 長どんなふうに思われますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 決して効果から言えば高い金額ではない、そのようにとらえておりますが、 私ども一番注意しなければならないのは、国の予防接種法上の補償がないということでありまして、 この点を私ども一番考慮していかなければならないなというようなことでありまして、国もここまで 来ると何らかの方針を打ち出してくるのではないかというふうに期待をいたしておりますので、それ らを見ながら市の対応を考えていきたい。金額的にはそんな無理な金額ではないと考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) いろいろといろんな動きがありまして、公費負担にしたほうがいいだろうと ういうふうな動きがありまして、国立がんセンターの中央病院病院長を中心として予防ワクチン接種 の公費助成の電子署名、インターネットで簡単に署名できるやつがあるのですけれども、そういうの で呼びかけているのです。そうしますと、そこの欄には子宮頸がんというのはどういうようなものか というところから詳しく書いてあるのです。今現状がどうなっているかとか、このような取り組みを ぜひ村上市においても市民にPRしたほうがいいと思うのですけれども、その辺について市長はいか がでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども言いましたとおり、行政を運営していく中で一番考慮しなければな らないというのは、副作用の問題だと私は考えております。それらについてまだ先ほども言いました とおり、予防接種法上の国としての補償が確立されていないというようなことでありますので、再度 申し上げますけれども、恐らく国においてもこれだけ101カ国ですか、承認されておりますので、何 らかの結論を出してくるのではないかというようなことでございまして、副作用の懸念、それから予 防接種法上の措置というようなことを市としても国の出方を見ていきたいと、そういうことでござい ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私が調べたところによりますと、副作用はそんなに多くないと、市長も答弁 の中で言われましたけれども。ただ、本当に何か事故があったときとか、それが最大270万程度しか ないということで十分でないというようなことの新聞報道もありましたけれども、もう少しこの辺が 整備されればこういうのが普及していくのかなと思いますが、きのうの新聞に湯沢町も助成方針を決 定したと。県内では魚沼市、南魚沼市、きのうの新聞で湯沢町が助成する方針を決定したというふう に報道されています。ほかにいろいろ見ましたら、県内の魚沼市長は子供たちの将来に必要な事業だ と、ほかの県では岐阜県の大垣市長、子育ては日本一ということを重点施策にしてそういった公費負 担をしていくと。それから、和歌山の御坊市というのがあるのですが、御坊市長、これは世界的な動 きや国内の許可の情報をいち早くキャッチして予防体質の強化を図ると。予防接種の副作用の部分の 心配もあるのですが、やはり先行しておるところがありますので、どんなふうにしてほかの町村でそ の辺をクリアしていったかというのもひとつ考えるのが、考えを進めていったらいいのかなと思うの です。国の出方を見るというのも一つですが、せめて村上市としても検討していくとかいろんな他市 を参考にというようなことの答弁が欲しかったのですが、市長いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 新潟県の魚沼市長は女性の市長で大平悦子さん、やはり女性の観点からいち 早く気づいたなと思っておりますが、当然村上市としても検討をしていかなければならない問題では あるととらえています。とらえていますが、リスクもやはり市を預かる者としては考えていかなけれ ばならないわけでありますので、そんなむやみやたらに食いつくわけにもいかないという感じであり ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 答弁の文字としては慎重に進めるということですが、気持ちとしてはぜひ検 討して前向きに取り組みたいというふうなことでよろしいですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) できればどこよりも先にしたいくらいな気持ちです。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それから、またいろいろと質問するに当たりまして、ヒトパピローマウイル スというのも最初うまく言えなかったのですが、大分読みましたらうまく言えるようになったのです けれども、このワクチンの接種とともに子宮頸がんの検診というのを村上はやっております。その検 診とあわせていくのがやはり重要なのだなということがいろいろわかってきまして、村上市の場合は 20歳以上の偶数年数、ホームページから引っ張りましたら、車での検診は6月から9月に900円、施 設の検診では5月から11月まで2,000円ということになっていますけれども、この辺受診率というの はどうなっていますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 受診率についてでございますが、20年度は16.2%という ことで余り高い数字ではございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長、聞かれました、16.2なのです、かなり低いですよね。子宮頸がんとい うものもやはりどういうものか、私たちは特に男性のほうはちょっとイメージとしてわかなかったり なかなかわからないので、女性の受診が16.2ということですから、女性もわかっていないのかなとい う気がします。この辺はやはりどう思われますか、16.2ですよ。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 16.2%の受診率ということでございまして、非常に低いとは考えております が、何で低いのかなと言われると何とも答えようがないですね。恥ずかしいのかあるいはまた安心し ているのか、自分だけはかからないと思っているのか、その辺についてなぜ低いのかということもこ れから調査をしていく必要があると考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 正直私もよくわからなくて、数字を今聞いたらすごく低いなと思いましたけ れども、やはり受診率を上げるということがどうしても必要なのだろうなと思います。   それで担当課長に聞きますけれども、これは必ず実費かかるわけですか、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) これは実費でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 例えば受診率を上げる方法の一つとしまして、偶数年齢ということなのです が、例えば25歳になったときに助成して無料で受診できるなどの方法をとれば、25歳になったら無料 なのですよ、ぜひ受けてくださいというようなやり方をすれば、その辺が可能なのかなと思うのです が、市長いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今保健課長から答弁させますけれども、その後の板垣千代子議員からも同じ 質問が出ておりますが、ことしは国費が50%で市町村は50%となって対応しているわけなので、費用 的にはそんなに本人がかかるのはないと。答弁してください。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 済みません、先ほど実費と言ったのはワクチンのつもり でございまして、子宮がんのほうは3分の1程度が自己負担でございまして、残り3分の2は市のほ うで負担しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 3分の1でも負担かかるわけですよね、自己負担がかかるわけですよね。で すから、それをある年齢のときに、25歳のときがいいのかわかりません。1回若いうちに全額市で自 己負担部分も出しますよと、そういうことはできないのでしょうか、いかがでしょう。市の施策で、 例えば自己負担の分を25歳のとき1回だけ全額補助するということはできないのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 子宮がん検診につきましては、市町村の責任ということ になっておりますので、それをできないというか、していけないということではありません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ですから、受診率をぜひ上げるような方法を考えていただきたいということ をひとつ提案したいと思います。よろしいでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私も余り、ちょっと承知していないのですけれども、子宮頸がん検診という ことで、それ1回やればいいのかどうかもちょっと私もわかりませんので、課長、どうなのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 子宮頸がん検診は大変有効ながん検診でございますので、 特に昔は割と40代ぐらいの方が多かったのですが、今若い方が多くなっているということがあります ので、若い世代に対してのPRに力を入れてまいりたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ということですので、よろしくお願いします。   次に、図書についてですけれども、ことし2010年は国民読書年ということで、キャッチフレーズ が「じゃあ読もう」ということだそうです。図書館のホームページの情報のところにも載っていまし て、国民読書年ということです。私の通告でちょっと難しく書いてあったものをちょっと書いたので すけれども、読書の大切さをどのように市長は認識されているか、自分の言葉で自分の考えを少しい ただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 小杉議員は非常に難しく的を得て書いてありますけれども、私は何といって も情操的なものに非常に効果があると考えております。自分の小さいころを思い出しても眠るときは 母親から本を読んでもらって睡眠に入っていったと。また、何かあれば母親から本を読んでもらった 記憶がありますので、非常に精神情緒の安定にもつながっていたと思っておりますし、情操的な面か らしても非常に大切なものだなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続きまして、図書館の役割、重要性なんかを市長はどんなふうに認識してお られますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今言ったようなことを自宅ではそんなに蔵書があるわけではないし、それを 図書館に行けばいろいろな本、いろいろな自分が好きなジャンルの本があって、そしてそこで本を読 むことができる、そういう場であると考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私も市長と同じような考えだったのです。ところが、この質問をするに当た りまして、図書館というようなジャンルのものはどういうものかという本をいろいろ読んだのです、 それこそ図書館から借りてきて。そうしましたら、図書館はかなり奥が深くて、一つには差別のない 世界だと、だれでも借りられるということです。それから、サービス機関だということです。利用者 のために最優先して貸し出しとかすると。それから、絶えず発展していくのだと、蔵書がどんどんふ えていきますので、絶えず発展する。それから、公的な施設であって財産なのだと。特にアメリカな んかは自分で切り開いていかなければならないので、貧富の差にかかわらず図書館に行けば何差別な く借りることができて、知識を得ることができると、重要な文化として育ててきたのだというような ことまで出ていました。また、図書館、本だけではありません。資料的なもの、その地域の文献や歴 史書、大切な資料を収集してきちっと保存している、それも図書館なのだと思います。永久に保存さ れて、後世につないでいくという役目もある。   それから、私この質問をするに当たりまして、いろんな市に議会事務局を通しまして依頼しまし ていただいたのですが、それでまた質問のデータを補足してもらったりしたのです。これをレファレ ンスサービスというらしいのですけれども、いろいろ調べたりしてくれるというようなことらしいの ですけれども、本を貸し出すというだけにちょっと目がいきがちなのですが、図書館というのはすご く重要な場所なのだなとちょっと再認識した次第なのですけれども、第1次村上市総合基本計画によ りますと、図書館の利用者数は現在のところ約5万6,000人ぐらいと。平成24年の目標値が5万9,000、 平成28年の目標値が6万3,000とありますけれども、情報センター長にお伺いしますが、どのような 手法でふやしていこうと考えておられるのか質問します。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育情報センター長。 〇教育部教育情報センター長(伊与部純夫君) 今ほどの質問でございますけれども、基本的に考え るに当たりましては、低年齢層、児童生徒を主体として底辺の拡大を一番に考えたいというふうに考 えております。   以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そのほかのことは考えていなかったですか。それが1番でしょうけれども、 2番、3番、4番ぐらいまで教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育情報センター長。 〇教育部教育情報センター長(伊与部純夫君) あと蔵書の充実でございます。やはり市民が求めて いるレファレンス、今ほど議員が言われましたとおりレファレンスに対しまして、調べもの学習等に 対しまして資料が十分に備わることがまず大事だろうと思います。あとまた図書館の環境でございま す。環境が市民の要望にこたえるような環境整備というのも必要であろうかと考えるところでござい ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それが代表的なものだと思いますけれども、ここに県立図書館もかなり減っ ているのだという新聞記事がありました。年に18日程度ふやすのだと、開館日それをふやしていくと いうような方法もあるというふうに出ていますし、県では実際こんなふうにやっています。それから、 あと障害者の方へのサービスも充実させていったらいいのではないかと。理想をいえば切りがありま せんけれども、いろんな手法が考えられますので、その辺のところをぜひ検討していただきたいと思 います。   それから、市民1人当たりの貸し出し数というのがありますけれども、村上市の場合は貸し出し 数を人口で割ったのですが2.8冊。佐渡市は3.6冊、これ同じ平成20年の統計なのです。かなり開きが ありますよね。この辺のところもやはり蔵書の充実とかでふえていくものでしょうか、どうでしょう か。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育情報センター長。 〇教育部教育情報センター長(伊与部純夫君) 蔵書の充実をすることによって多少はふえると思い ますけれども、それが佐渡市のような数値に直接上がっていくということはそれだけではないと思い ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 一つには今1人5冊までですよね。それを10冊がいいのかちょっとわかりま せんけれども、そうやって枠を拡大するのも一つだと思います。それから今、私余りわからなかった のですが、団体貸し出しというのもあるのですね。そういった団体貸し出しというのもふやしていく のが一つの手だと思います。   2000年の生徒の学習到達度調査というのがありまして、これは15歳の生徒のことなのですが、フ ィンランドでは18.8冊だそうです。日本はこのとき3.6になっているのです。かなりの開きがありま す。学習のいろんな数値も北欧の国はすごく高いということは、本を読んでいるからというだけでは ないと思いますが、そういう本を読む環境にあるところはやはり学習の到達度が高いのだなというこ とが、私的にはそんなふうに分析しております。   あと蔵書数ですが、村上市19万7,088冊、オーディオビジュアルを除いた部分です。佐渡市29万2, 270冊、十日町市人口6万1,000ぐらいですけれども、22万2,981冊、村上市は見劣りしているのです、 人口が多いのですけれども。予算、図書購入費、平成21年度880万プラス地区館とか分室が100万ぐら いですので、合わせますと980万。ことしは820万と90万、910万。読書年なのにむしろ減っているの ですよ、予算的には。やはりセンター長も言われました蔵書をふやしていくのが一つのまず利用者の 増なのだと、基本計画にも上がっていますよね。この辺他市に比べて少ないです。市長、どう思われ ますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 小杉議員も村上市の議会議員として長く活躍しているわけでございますので、 今まではそうだったかもしれませんが、これからは蔵書をふやしながら、図書の人口もふやしていく ような施策を講じていくというような施策をとってまいりたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 力強いお言葉をいただきましたし、私たちも今ここですぐ賛成しますなんて 言えませんけれども、委員会で十分審議しながら、その効果を見ながらふやしていく方向性には賛成 でございます。   それから、もう一つ調査してもらったのですが、人的な配置も、他市と比べて悪いのですが、大 体人口同じぐらいの他市で比較するのが一番いいのかなと思ってちょっと比較なのですが、村上市の 場合は図書館長がいないのです。センター長が兼務されています。図書館長が兼務しているのですが、 その方は司書ではありません。佐渡市、図書館長もいます。その方は司書です。図書の専門家なので す。ですから、利用が多いというのと因果関係があるかまではちょっとわからなかったのですが、や はり専門的な方がいるといろんな図書サービスもできると。あと兼務していますと、いろいろな部分 で忙しくて仕事も割かれるというのもあると思います。ぜひとも人的な配置もちょっと残念だなと思 うのですが、その辺について市長いかが思われますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 図書館という性格上、やはりこれだけの7万人を抱える市の図書館には、や はり本来であれば司書がいてしかるべきではないかなとは思っておりますので、今後そういう方向に やはり持っていく必要があるだろうなとは思っています。ただ単に職員がいっぱいいればいいという ものでもないということでありますので、比較出されましたけれども、いいところだけ出して、その 下にも恐らく相当あるはずでありますので、私どもも努力してまいりたいと、そのように考えており ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) またまた力強いお言葉いただきましてありがとうございます。   職員を減らしていくというのが一つの流れですけれども、やはりいろいろな適正な配置をやっぱ りしていっていただきたいなと。あと一つに、図書館が地域を支える情報拠点だというような位置づ けをやはりとっていただければいいと思います。やはり司書というのはプロのサービスでございます。 将来を担う子供たちが地域で充実した図書サービスを受けることによって、将来地域への多大な貢献 が期待される可能性もありまして、図書館職員の人件費が重要な教育投資なのかなというふうなこと もあります。   それから、また他市で申しわけないのですが、千葉県の浦安市臨時職員の方です。図書館の職員 は長期の雇用を制度化しているのです。今の村上の現状では多分難しいと思うのですが、そんなふう にころころかわったりしてしまうとやはりうまくないのかな。何で図書館長がいればいいかというの も、やはり行政の方ですと、兼務していると異動とかがありますよね。そんなことを私は懸念するの ですけれども、どうでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まずその前に司書の話をしましたが、大変失礼いたしました。今村上の図書 館には司書の資格を持った方が2名いらっしゃるということでございますので、訂正をさせていただ きたいと思っております。その頭であとこの質問は。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 司書はいるのはわかっています。図書館長がいなくてその方が司書でないと いうのをまず言いたいのです。司書の方います。それで正規の方もいるかもしれません。あと臨時職 員の方も司書の方いるのです。ただし、浦安みたいに長期雇用という形が今のところとれていないと 思いますので、そういったのも一つの手ですよと、図書館を地域を支える情報拠点にしていくために、 そんなやり方もひとつ考えていただきたいということで、この件終わります。   最後に、元気づくりについてですけれども、村上市のスポーツ実態調査によりますと、調査表も らったのですが、ウオーキングというのがトップです。どのような運動をやっているか。特に70歳以 上の人は断トツに多うございます。施政方針にも歩きやすく高齢者に優しい道路整備とあるのですが、 この辺のところの整備というのはどんなふうに考えておられるのでしょうか、部長でしょうか。施政 方針の中の歩きやすく高齢者に優しい道路整備という部分でお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) お答えします。   これ海府地区の細い道路ございます。お年寄りの方が手押し車で通っているというところなので すが、そこを舗装して歩きやすくする、段差をなくするというようなことを考えてございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今海府地区ということですけれども、いろんな地区で段差がいろいろあって、 北線でしょうか、あそこもフラットになっていますよね、歩くのに随分よくなかったというような評 判も聞きますので、予算のかかることですから、すぐに全部やりなさいとまでは言いませんけれども、 そういうスポーツの部分とあわせて考えていったらいいのかなと。   神林のパルパーク、ウオーキングの部分、現在有料になりましたけれども、その後どうでしょう か、ウオーキングする方々。 〇議長(佐藤宮吉君) スポーツ振興課長。 〇教育部スポーツ振興課長(斎藤敏夫君) 今小杉議員おっしゃいますのは、数的なものでしょうか。 〇8番(小杉和也君) 全体の雰囲気でも結構です。 〇教育部スポーツ振興課長(斎藤敏夫君) 去年の4月の1日から1回当たり100円に設定したわけ でございますけれども、ただ皆さん歩行訓練されておるわけでございますので、やはり健康志向が今 増しておりまして、ただ100円を出したからといって人数的にはそんなには遜色はしてございません。 ただ、村民の方で今まで使っていた方がいつから利用料金を設定したのかという問い合わせは多数ご ざいました。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ウオーキングがトップだというアンケートがあるわけですから、そういうも のを伸ばせるような整備、今海府と言いましたけれども、いろんなところでお金をかけないでいろん な整備もできると思うのです。例えばこっからここまで何キロだよという目標なんかをつくるもの一 つです。コースをつくるのも一つです、まちの中もですよ。ですから、いろんな形でスポーツ、ウ オーキングを特にしやすいというのでしょうか、それによる健康づくりを少し考えていただきたいな と思います。   それから、地域の茶の間というのが84カ所というようなことで言われていましたけれども、私も 村上地区の地域の茶の間は何回かのぞかせていただいて雰囲気はわかるのですけれども、やはり町内 とか集落単位で開催しているので、非常に来やすいというのがあります。ただ、私ひとつ考えたのが、 集落からすぐ来れます。施政方針の中でも市長が自治振興室を設置して、積極的に地域に入ってもら うというようなことを言われています。これから取り組んでいかれると思うのですけれども、そうい う地域の茶の間の開催日を目がけて自治振興室の方が行くと。地域の茶の間というのは今いろいろ集 落によってやり方とかいろんな形は違うと思うのですが、それをお年寄りの方だけの集まりではなく て、集落の方全員で出てきていただくような何かそういう形にできないかなと思うのです。そこに自 治振興室の方を派遣して地域の要望を知る機会だったり、あした一般質問で出てくると思いますけれ ども、職員の集落派出所的な考え方というのでしょうか、そういったものをセットできないかなと思 うのですけれども、市長いかがでしょう。〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この地域の茶の間ですけれども、非常に私も有効な活用の場だなと思ってお ります。しかし、反面小さい集まりでありますので、同じ人だけ固まってしまうとほかの人が入れな いという雰囲気もつくられている傾向もありますので、そういうことをなくしていかなければならな いなと思っておりますし、ただいまおっしゃったように自治振興室の方々がもちろん入っていって、 そこに老若男女集って、そしていろいろなことを話し合ったり、いろんなことというのは地域の活性 化とか地域づくり等をそこで話し合ったり、健康づくりもそうでございますけれども、そういうよう な役割を持った地域の茶の間というものはこれから必要になってくるだろうなと、そのように考えて おります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私欲張りですから、自治振興室の方も行く、できればそのときに移動図書室 もその日目がけて行くとか、今土日で借りやすいようにはしているのですが、人的な部分をもう少し 考えていただければできるのかなと思うのです。その日を目がけて移動図書車を動かすと。本という のは脳を活性化したり、読み聞かせがうまい方もいればお孫さんとかひ孫さんとかにも読んでくれた り、それが生きがいになったりもするのかなと。いろんな形のこういう地域の茶の間というものを通 じて、いろいろ縦割りではなくて複合的にいろんな要素を組み重ねていけば、地域が活性化していく のかなと、そういう気がしますので、その辺は有効に活用していただければと思います。   きょうはまとめてみると、子育て支援の面からワクチン公費助成の件とか検診を上げる件、それ をひとつ提案させていただきましたし、あとは地域を支える情報拠点としての図書館の位置づけの部 分から人的とか予算的な部分、ぜひとも図書を充実してほしい。あとちょっときょうは時間がなくて 学校図書とか図書室できませんけれども、図書室というのは9時までやっているのですよね。神林や 荒川は9時まで。山北に至っては9時半までやっているわけです。そういうことを有効にやってもら ったらどうかなと。今言ったようなことは地域の茶の間の要素も生かして自治振興室が出向いて地域 を活性化してほしいという部分は、きっとこれ企画部の方がとにかくいろいろな複合的なことを考え て今あるシステムを生かしながら、移動図書だって新しくするわけですから、そういったものを生か しながら地域を元気にできる方法をやはりひとつ考えていただきたい。最後に企画部長にその私の思 い、どんなふうに受け取ったかお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(小田貞明君) 議員のお考え伺っておりまして、地域協働を進める見本みたいなものだ なというふうに感じております。平成22年度から政策推進課の中に自治振興室を設置いたしまして、 地域協働に関する仕組みづくりの準備に入ります。地域協働を支えるいわゆる地域まちづくり協議会 の考え方に、議員言われた内容というのはまさにそのとおりなのではないかなというふうに考えてお ります。22年度からの自治振興室の中でそれらを関係各部局とも協議をしながら取り組んでまいりた い、そのように考えております。 〇8番(小杉和也君) これで私の一般質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   また、明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでした。           午後 3時45分  散 会